推薦作品:白色のスナッパーを震わせて 原作:BanG Dream!
公式ストーリーでは、戸山香澄という星のカリスマが高校に入学しギターに出合う事により物語が始まります。しかし、もし彼女が別の高校を選んだら? そうなれば、戸山香澄はランダムスターで出合わずPopp... (全文表示)
公式ストーリーでは、戸山香澄という星のカリスマが高校に入学しギターに出合う事により物語が始まります。しかし、もし彼女が別の高校を選んだら? そうなれば、戸山香澄はランダムスターで出合わずPoppin'Partyというバンドは生まれる事は無いです。でも、本来の彼女達には過去の出来事があり、約束がある。『白色のスナッパーを震わせて』は、幼少から音楽が大好きでギターを続けていた、花園たえがPoppin'Partyという出会いを失い、過去の約束を果たしていくバンドストーリーになります。特徴として、大きく3つがあります。1.曲と物語のシンクロ2.バンド物としてのクオリティ3.IFとしての設定の深さこの3つです。1.曲と物語のシンクロバンドリというコンテンツの特性として、物語と通してのキャラの心情の変化等は楽曲で表現されます。リアルライブでも、曲の背景を意識した表現や魅せ方をしファンを楽しませる。それが、バンドリコンテンツの魅力ですが、この作品は実際のある曲の詞を元に、彼女達の物語を再構成しています。お持ちの楽曲、作品で使われている歌詞を元に、物語とキャラの心情を見比べて下さい。彼女達の心(こえ)が聞こえてきます。2.バンド物としてのクオリティ作品のタイトルにもなっている「白色のスナッパー」これは、ギターの事になります。花園たえのライブ使いしているギターの一つなのですが、作中ではRASの楽曲の音数を表現するために多弦ギターとして、新しいスナッパーを使う事になります。これだけでしたら、楽器の種類程度の知識ですが、スナッパーの多弦は近年発売されたばかりの物となり「白色」も本来発売されていません。そういった現実の知識と作品を合わせることにより、リアリティと解像度が上がっていっています。他にも、音楽知識やバンド知識が加えられており、作品世界に厚みをもたらしています。きっと、何処かにいそう。そんなバンドの話になっています。3.IFとしての設定の深さ作中にオリジナルキャラは出てきません。あくまでこの作品は「戸山香澄」がいなかったら。そのIFが丁寧に描かれています。公式を壊さず、設定を壊さず丁寧に丁寧に作られていることを感じさせてくれます。▼読む際の注意事項などあくまで、バンドリの二次創作になっています。恋愛等を行うキャラ等の読者のアバターは存在しません。
推薦:大里野上 評価:★ (参考になった:4/ならなかった:1)
推薦作品:ウルトラマン煌[キラメキ] 原作:ウルトラマン
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ウルトラマンダイナの最終回から20年後のネオフロンティアスペース、スーパーガッツが火星にその本部を移した後の地球を舞台に新しい光、ウルトラマンキラメキとネオスーパーガッツが地球の平和を守る! そんなお話。平成3部作と呼ばれるティガ、ダイナ、ガイアの特徴である「人間ウルトラマン」になった主人公とそれを取り巻く防衛チームのメンバーのやり取りが丁寧に描かれており、最近のウルトラマンでは中々お目に掛かれない描写など、懐かしいと思わさせてくれる作品です。特にライドメカの描写には力が入っており、劇中未使用に終わったガッツイーグルαスペリオルの「スパークボンバー」や隊員の名前など、ウルトラマンオタクの心をくすぐられるネタも多数仕込まれています。ティガ、ダイナ世代の読者にはそれぞれ監督になったつもりで脳内撮影をするとより楽しめること請け合いです。▼読む際の注意事項など公式怪獣以外にもオリジナルの怪獣が出現するので、これが苦手な方にはオススメしかねます。また、人間の本編描写に力が入っているため、特撮描写である怪獣とウルトラマンの戦いはあっさり目だが回数を重ねるごとにそれも上達してると個人的に感じているので其処も楽しみにしたらどうかと思います。
推薦:Mak 評価:☆ (参考になった:0/ならなかった:0)
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