憑依天龍が行く!   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「はい、今回はタイトル通りで最後等辺でなんと!?」

ゆっくり魔理沙「何を釣り上げたとか霊夢の言うのが何なのかを確かめてくれなんだぜ☆」


8話:釣りをし~の釣り上げ~の

大和の妹である信濃が着任してから翌日、天龍は朝早くから釣りをしていた。

 

天龍もとい提督本人は魚が嫌いで食べないが他の皆の食費的な意味でも浮かばせればと考えてやっているのだ。

 

「とは言っても…やっぱ忍耐必要でこんな朝早くの此処で釣れるかな…」

 

釣り竿を手に当たりが来るのを待ちながら天龍はふうーと息を吐く。

 

「あ、天龍さん此処にいたんですか」

 

「何をしとるのじゃ?」

 

そこに天龍を探しに来ただろう吹雪と珍しく早起きしたのか利根が来る。

 

「ん?ああ、食費を浮かす的な意味で魚を釣ろうと思って」

 

「そうだったんですか~」

 

「まぁ、その様子じゃあ釣れておらんようじゃのう」

 

答える天龍に吹雪は納得する隣で利根はバケツを見てそう言う。

 

「ああ、まだボーズなんだよな…大物じゃなくても、加賀とか大和が満足できそうな数を釣れたらって高望みしてる」

 

「それは高望みしすぎじゃろ。特に大和;」

 

「確かに大和さんは沢山食べますからね…後、信濃提督も;」

 

苦笑して言う天龍に利根は呆れ、吹雪は昨日の食事風景を思い出して言う。

 

信濃は大和と同じ様にか結構大食漢で赤城がいたらすっごく減るだろうなと天龍は思った程であった。

 

「けどな~んか違和感あるんだよな…」

 

「違和感…ですか?」

 

その後にそう言う天龍に吹雪は首を傾げる。

 

「いやな…戦艦なんだけどどこか引っかかる感じがしてさ…」

 

「引っかかるか…そう言えば吾輩達は提督の艤装を全然見てなかったのう…」

 

そう返す天龍に利根は思い出して言う。

 

確かに昨日の内は案内するだけのと大和と姉妹談義していたので詳しいのは全然聞いていなかった。

 

「どうせなら明石や大淀もいるから3対3の変則的な演習のを提案して信濃提督の艤装を見せて貰うのも良いかもな」

 

「確かにありじゃのう!」

 

「それに私達と違って明石さんと大淀さんは私達より長いからきっと良い訓練になりますよ!」

 

そう言う天龍に利根も賛成して吹雪も嬉しそうに言う。

 

「んじゃあ何匹でも良いから連れたら帰って提案して見るか」

 

そう言って天龍は釣り竿を構え直した時…

 

ぐいーん!!

 

「うお!?」

 

「天龍さん!?」

 

いきなり強く引っ張られて天龍が落ちそうになったのを吹雪と利根は慌てて引っ張る。

 

その間も釣り糸の先はグイングインと動く。

 

なお、天龍が使っている釣り竿と釣り糸は妖精特注ので釣り竿はしなやかで艦娘の力では折れない一品、釣り糸も蟹の鋏や引っ張られても千切れない繊維で出来ている。

 

ちなみに餌は間宮さんに頼んで作って貰った普通に食べても美味い特製団子である。

 

「な、なんちゅう強さじゃ!」

 

「ぐぎぎ…これは大物だ!!」

 

「が、ガンバですよ!!」

 

「ど、どうしたんですか!?」

 

3人とも踏ん張る中でそこに大和と共に信濃が来る。

 

「あ、提督に大和、丁度良かった!手伝ってくれ!」

 

「かなりの大物なのじゃ!」

 

「あ、はい!姉さん!」

 

「ええ!」

 

呼びかけられて2人は天龍の手にある釣り竿を握りしめる。

 

「「「「「せーーーーーーのーーーーー!!!!」」」」」

 

ドパーーーーーーン!!!!

 

「「「「わーーーーーーー(でちー)(なのね~)!!?」」」」

 

勢いよく引っ張ると凄い水しぶきと共に何かが釣れて龍達の後ろに落ちた。

 

尻もち付いた後に天龍達は振り返ると目が点になる。

 

「痛いのね~」

 

「尻が痛い…」

 

「でちー」

 

「auu…」

 

そこにいたのは魚ではなく…潜水艦の艦娘4人であった。

 

「あれって…伊19と伊58に伊168にU-511だよな?」

 

「確かにそうですね」

 

名前を言う天龍に自分以外の艦娘のは勉強していて知ってたのか信濃が肯定する。

 

するとお尻を抑えていた伊58は天龍達に気付く。

 

「………お」

 

「「「「「お?」」」」」

 

怯えだす伊58に5人は首を傾げると…

 

「オリョクルはいやでちーーーーーーー!!!」

 

「あ、待てよ!」

 

叫ぶと共に逃げ出そうとするのを天龍が咄嗟に飛びついて地面に抑える。

 

「放すでちー!!!ゴーヤはオリョクルに行きたくないでち!!」

 

「お、落ち着け!どう言う事か分からなねえよ!」

 

「でっ、でっちー落ち着いて」

 

ジタバタする伊58に天龍はそう言うとU-511も一緒に宥めにかかる。

 

 

数分後、その場にいなかった五月雨と加賀、大淀を加えたメンバーは潜水艦メンバーの事情聴取を行った。

 

「えっと……つまりあなた達、特にゴーヤちゃんは無所属なんだけど風の噂や見かけたオリョクルに向かったり帰還している別の自分の状態を見て今まで逃げていたと?」

 

「そうなのね!だからイク達お腹ペコペコだったのね!」

 

「私達は別に所属するのは構わなかったけどゴーヤが本当に嫌がってて補給とかままならなかったんだよね」

 

「うう…」

 

「良し良し」

 

先ほど聞いて纏めたのを確認する信濃に伊19はお腹を撫でながら頷き、伊168も困った顔で言う隣で怯える伊58の頭をU-511は撫でる。

 

それに天龍はあーと理解する。

 

二次創作で伊58がオリョクル、つまりオリョールクルージングに対して苦情・愚痴・毒を吐いては強引に出撃させられるのが多いと言うのを耳にしていて、この世界では伊58の証言からしてブラック鎮守府と呼ばれる場所でこき使われていた同艦娘のを見ていたからだろう。

 

「あー、信用して貰えるか分からないけど俺達はまだ1回しか出撃してなくて信濃提督も昨日着任したばかりなんだ。後、信濃提督はそんな事をしないから…な?」

 

「そ、そうです!酷使するなんてひどい事はしませんよ!」

 

「………ホントでちか?」

 

頭を掻きながらそう言う天龍に信濃は頷きながらそう言い、伊58のに当然ですよと返す。

 

「まぁ、所属するのが増えたら遠征に何回も行かせたりするかもしれないけど、それは潜水艦とは別の艦種の奴らが主だからな…」

 

これは実際天龍もとい提督がやっていた事だ。

 

デイリー的な意味でだが短いのを主にやったり、寝る前に朝の内に終わる様な長いのに行かせたりしていた。

 

その中でオリョクル関係での潜水艦の運用は全然やってない。

 

「んじゃあイク達こそこそしなくてもいいのね?お腹いっぱいに食べても良いのね!?」

 

「そうですね」

 

五月雨の頷きに伊19と伊168は喜ぶ。

 

やはり長く食べてなかったのが辛かったのだろう。

 

それに信濃は笑う。

 

 

1時間後の食堂にてメンバーは潜水艦メンバーと共に朝食を食べていた。

 

「げふ、お腹いっぱいなのね」

 

「はぁ~大満足」

 

「美味しいでち!!」

 

「ホントだね!」

 

「ホントお前等、食べてなかったんだな」

 

満足そうにしているメンバーにゴマ昆布が入った塩むすびを食べながら天龍は呆れる。

 

「ホントこんなに食べたのは久しぶりね!」

 

「確かにそうだね」

 

「それについてはごめんでち」

 

「でっちーは悪くないよ」

 

2人の反応に落ち込む伊58にU-511は慰める。

 

そんな潜水艦メンバーを見た後に信濃はあ、そうそうと切り出す。

 

「そう言えば皆さん。皆さんに良い話があります」

 

「良い話…ですか?」

 

代表で言う吹雪にはいと答えた後に信濃は言う。

 

「実は先ほど刈牛羅司令から電話があったんですけど…知り合いの提督さんを通して…なんと他の所の艦娘と演習が出来ると言うのです」

 

「ホントか!?」

 

「おお、それはどこなんじゃ?」

 

そう言って発表する信濃に天龍は反応して利根が興味津々に聞く。

 

「私達と演習してくれる所はね………最近になって見つかった綾波のいる所よ」

 

 

 

 

 

次回を待て




ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」

ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」

ゆっくり霊夢「はい、強引だけど伊8やまる㋴に大鯨を除いた潜水艦メンバーが加わりました~」

ゆっくり魔理沙「強引過ぎだろ;」

ゆっくり霊夢「んで最後等辺で書いた様にななななんと!世界観を貸してくれた刹那・F・セイエイさんの作品『特型駆逐艦、綾波(偽)と申します。』の綾波がいる所にメンバーが行く事になりました~~~」

ゆっくり魔理沙「マジで話を持ちかけられた時は驚いたよな…刹那・F・セイエイさん!マジ感謝なんだぜ」

ゆっくり霊夢「どう言う感じになるかマジでワクワクしておりますm(_ _)m」

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