翌週…一人で買い物。姉妹と蘭は空手の大会に行ったようだ。あぁ、朱美もだな。買い物に連れ回すのは悪いので、紅子には付き添わないで良いって伝えたのだった。しかし、一人で歩くと危険が舞い降りることを、僕は忘れていた。そう、彼に顔がソックリだから。
「工藤君!工藤君だよね?」
知らない女性に声を掛けられた。
「人違いですよ」
一言言い残してスルーした。が、
「どうしたの?記憶でも失ったの?」
肩を掴まれたので、咄嗟に投げ飛ばして、チョークスリーパーで意識を狩り取ってしまった。しまった…朱美達と同じ対応じゃダメだよな。周囲を見回すと、目撃者はいないようなので、オンブをして紅子に宿を取ってもらった。
「また、誰かに間違えられたんですか?」
苦笑いしている紅子に、理由を読まれていた。
「姉妹と蘭には内緒で頼む。事がデカくなるから」
「わかりました。また困り事がありましたら、ご連絡してくださいね♪」
通話は終わった。紅子が予約を入れてくれた部屋へ向かう。う~ん…またスィートだよ。ダブルでいいって言ったのに…意識の無い女性をベッドルームへと運び、ベッドに横たえた。意識が戻って騒がれると、問題があるので、視界を奪い、舌を拘束…護身用セットを夏美から渡されていたのだが、何故護身用に拘束具が入っているんだ?
腕は後ろ手で手首で拘束。足首はベッドの足に拘束でいいかな?
次に女性の持ち物を調べる。ガンホルダーにピストル…実弾実装済み…警察手帳…佐藤美和子と言う女刑事さんか…マズいなぁ。スマホとGPSの電源を切っておく。既に、ここの場所は特定されているんだろうか。
「うぅ~」
意識が戻ったみたいだ。
「騒がないなら、舌の拘束を外すけど…」
銃を手にして、銃口をこめかみに当てる。
「うん」
首を縦に振る。なので、舌の拘束を外した。
「工藤君…どうして?」
まずは謝罪しておくか。
「いきなり肩を掴まれたから、投げ落として、頸動脈を極めて堕としてしまいました。ごめんなさい。後、よく間違えられるんですけど、僕は工藤新一ではありません」
「えっ?工藤君では無いの?」
うん?佐藤さんの腰が微妙に動いている。シチュエーションで感じているのか?
「ねぇ、佐藤さん…感じているの?」
無言だったけど、耳が真っ赤になっていく。
「大人しくしてくれるのであれば、気持ち良くしてあげられるかも知れないけど、どうしますか?」
大人の女性は鈴木さんで経験しているので、どうにかなるかな?佐藤さんの耳は更に真っ赤になっていく。同意なのかな?足と手の拘束を外して、服を脱がして全裸にした。その間、佐藤さんは抵抗をまるでしなかった。僕も全裸になり、佐藤さんを僕の上に載せて、お互いの下腹部に舌が行く用に、位置取りをした。
「えっ…いい…あぁぁぁぁぁ…あっあっあっ…」
佐藤さんの感度が良いのか、直ぐに唄い出した。彼女の声だけで、僕のアレは興奮していく。これって、大人の色香ってものか?
「うっうぅぅ~ちゅぱちゅぱ…うぅ~ん…」
口に含み、そして吸うとは…大人のテクニックは凄い。そして正常位。
「あ…初めてだから…ゆっ…くりね」
恥ずかしそうに言う彼女。ゆっくり挿入して、ゆっくり動いて、徐々に奥を目指していく。
「ダメだったら言ってください。止めますから」
「ダメでも止めないで…悶悶として…痛っ…大丈夫だよ。続けて…ありがとう」
肉と肉とがぶつかりあう音が部屋に響き渡る。
「あ…佐藤さんの中って、気持ちが良すぎる…出ちゃう」
彼女の身体から僕の物を引き出そうとすると、僕の手首が掴まれた。目が見えないのに、凄い…
「抜かないで続けて…中で出していいから…」
彼女の言葉で肉のぶつかり合いを再開して、しばらくすると、何時もよりも大量に彼女の中に噴出してしまった。ゆっくりと彼女の上に載る。余韻に浸っている彼女が、僕の手を自分の胸に誘導して、
「こっちも虐めて…工藤君…」
彼女の乳首は小さめだ。遊んでいないのかもしれない。きれいなピンク色だし。舌先で乳首の周囲を舐めて行く。なぞっていく。
「あぁぁ…いい…天に浮かんでいるみたい…」
視界を自由にしてあげた。
「あなたは誰?」
「工藤新一もどきでいいですよ」
「そう?」
僕の後頭部を手の平でホールドをして、僕の唇を奪いに来た彼女。うっ、逃げられない。彼女の舌が僕の口の中に侵入して、僕の口の中をまさぐっていく。肉食系女子?主導権を奪われた気がする。
しかも、彼女はタフだった。既に何ラウンドしたかがわからない。今は後ろから責めている。
「もっと激しく…もっと早く…そう、そうよ。もっと…」
激しいのが好きな彼女。上体を海老反りして、僕とキスをする。身体が柔らかい…腰に手の平を当て、筋肉の動きを見る。
「ダメ…くすぐったいよ…工藤君」
彼女が一段落着いたようなので、風呂場へと二人で向かう。
「あれ…ここって、スィート?君は何者?」
あぁ、スィートルームってわからなかったようだ。ベッドルームにずっといたから。
「僕は工藤新一もどきでいいでよ。佐藤さん」
「ねぇ、美和子って呼んで♪私はなんて呼べばいいかな?」
「新一でいいですよ、美和子さん」
「わかったわ、新一君♪」
そして、風呂場で洗い流しながら、立ったまま交わる。先程とは違う刺激で、また大噴火…
風呂場から出ると…
「ほぉ~、亜樹。やるなぁ~」
って、姉ちゃんと夏美、朱美、そして…蘭がいた。
「えっ!蘭ちゃん?」
「あぁ、佐藤刑事、お久しぶりです」
蘭は笑顔で対応している。紅子…通報したのか…美和子さんがボコられると困るので、いきさつを話した。
「もう、お前は一人で出歩くなよ!出る度に、工藤新一に間違われているじゃないか」
って、姉ちゃん。おっしゃる通りです。
「佐藤刑事、今後も亜樹君をよろしくお願いしますね。私だと、テクニックが…教えて貰えると助かります」
蘭は大人のテクニックを習いたいみたいだ。
「えぇっと…テクニックと言われても…」
顔を赤く染めて俯く美和子さん。
「私も聞きたい。亜樹を活火山にするなんて、凄いです」
って、朱美。美和子さんは、初めてだったとは言えない雰囲気のようだ。
そして、蘭と1ラウンドプレイ。その間に姉ちゃん達が美和子さんに、僕の説明したようだった。
「鈴木財閥と佐田財閥が後ろ盾って…凄い…亜樹君。それにしても、中学生ってことにも驚きだわ。タフすぎるでしょ?」
「だから、亜樹とは恋愛していることにしておいた方が良いのよ。刑事が条例違反はマズイでしょ?」
と姉ちゃん。条例とは、18歳未満との恋愛以外での性行為は禁止ってヤツかな。
「そうですね…亜樹君、それでいい?」
「蘭が良ければ…美和子さんの身体、気持ち良すぎます」
蘭を見ながら言った。
「佐藤刑事なら大歓迎です。相談しやすいし」
蘭もオーケーのようだ。
「私は亜樹君に1つだけお願い。私を堕としたアレを教えて♪」
チョークスリーパーか?朱美で実演。数秒で制圧完了。
「そんな短時間で…」
美和子さんが驚いている。
◇
服を着てから、ルームサービスで食事会。
「亜樹君、何か武術でもしていたの?」
「してないです。姉ちゃんと妹と幼なじみのケンカの仲裁をしていたら…あと、プロレスごっこで遊んでいたからかな?」
チョークスリーパーと言えば、アントンの得意技だし。
「そうか…私も土曜日の自主トレに、参加しようかな。仕事が無ければね」
スマホを確認した美和子さん。
「あっ、電源が切れている。まぁ、非番だから問題無いか♪」
電源を入れると直ぐに着信音が響いた。通話モードして耳に当てた美和子さん。
「あっ、高木君?どうしたの?…だって、非番だよ、今日はさぁ。事件?…違うのか、驚かさないでよ…うん?あぁ、工藤君に出逢ってね。で、ちょっと近況を聞いたりして…じゃぁねぇ♪」
通話を切る美和子さん。
「同僚の刑事から。何度も掛けたのに、出ないから心配していたって」
「彼?」
美和子さんに訊いてみた。
「違うわ。彼氏がいたら、あんなこと…しないわよ…」
真っ赤な顔して、かわいらしく言う。
「とっても気持ち良かったよ、亜樹君。って、蘭ちゃんの前で言うべきことで無いかな」
「いえ、問題無いです。亜樹君が誉められるのは嬉しいです」
蘭の思考がたまに読めない。いや、これが普通なのか?小説で読む女性像が頭にあるだけで、リアルは違うのかもしれない。
「そうか、亜樹君は小説家なのか」
「栗井鳥栖って作家名です」
蘭が嬉しそうに、説明をしてくれている。紅子もそうだけど、なんで僕の為に何かをすると嬉しそうなんだろうか?
「あぁ、あの推理小説界の新星か?私も二作とも買ったわ」
「今はトリックが浮かばず、ジャンル変え中です」
現状を教える。新作の推理小説待ちだと悪いので。
「スランプ?」
「そうそう、オリジナルなトリックは浮かびません」
「工藤君や毛利さんを題材で行けば?」
「それよりも美和子さんをモデルに、クライムサスペンスもいいかなって」
「毎回、女刑事が弄ばれてから犯人逮捕?」
笑顔で美和子さんに訊かれた。バレバレかもしれない。
「いいんじゃない。協力するわよ。但し、非番の日にね♪」
美和子さんはエムなのか?エスに見えるのがだ。僕には女性を見る目が無いのだろうか。
「美和子さんが非番でなければ、私がモデルする♪」
朱美が立候補した。
「朱美じゃダメだ。お前はエムだし。蘭には乱暴なこと出来無いし、夏美だと…問題外だろ?姉ちゃんは後が恐いし…」
「心外だ。私のどこが恐いの?」
「え?僕の家出の原因…忘れたの?」
「いや、あれは…若気な至りだよ」
って、中学三年生の言う台詞では無い。
「何をしたの?」
美和子さんが訊いてきた。蘭も興味があるみたいだし。
「6年程前、夏美と仲良くしていたら、姉ちゃんに胸倉掴まれて、背後にあるブロック塀を拳固で破壊した後、いい加減にしないと殺すぞ、ガキって…焼き餅以前の問題だと思わない?」
「え…春美…小学生でブロック塀を破壊って…」
蘭が引いている。
「え?えん罪だって。心優しい私が、そんなことをするはずないでしょ?ほほほ」
「いや、アレはマジで亜樹は死んだと思ったよ」
って、朱美。目撃者である。
「朱美…庇え!」
「えっ?今は実力伯仲だけど、あの当時の春美は恐かったよ。亜樹を助けに行けないくらい」
引きつった笑い顔で話す朱美。アイツも恐かったと思う。
「そんな訳で夏美には手は出せない。で、春美は恐怖の対象なので無理…」
「あぁ、夏美はスーパーブラコンだものね。春美はスーパーツンデレだし」
蘭が良い読みをしている。あの姉妹の問題点、適度という単語が無いことだ。
「亜樹君の姉妹を補導したくないから、自重してくれよ」
って、美和子さん。