※この作品はR-18です。

新そっくりなアイツ   作:もっち~!

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反省すべきコト*

 

---遠山和葉---

 

『どないしたんや?』

 

スマホのスピーカーから平次の声が聞こえている。

 

「どないしたんや、やない!このアフォンダラがぁぁぁぁ~!」

 

『ほんま…どないしたんや、和葉』

 

興奮気味のウチに対して、平次は冷静な声だ。

 

「亜樹君のことや!」

 

『うっ!』

 

平次の声から動揺した感じが…

 

「胸に手を置いて、何したんか、ゆうてみ!」

 

『ダレに訊いたんや?』

 

「蘭ちゃんに会いに行って、毛利探偵に聞いたでぇ~。おのれ、何してんのや!」

 

『それは…』

 

言葉に詰まりよる平次。

 

「お前…しでかしたことに、反省せいや」

 

『あぁ、わかってる』

 

平次にしては、素直な返答である。

 

 

 

---鳥井亜樹---

 

少女を観察する。まだ、美味しそうな裸体では無い…そうじゃなくて、思考の主導権を僕にした。蛇の様子を観察しないと…まだ、蠢き絞めている。これ、リターンじゃないなぁ。

 

『フルカウンター3倍返し』を発動して、彼女に掛かっている術を術者へ返品した。彼女の身体から2匹の蛇が飛び出て、神社から去って行く。

 

「何をしたんだ?」

 

龍さんに訊かれた。

 

「相手を呪い殺そうとしている子だよ。この子も恨みを買っているってことだ。あれ、リターンじゃなくて、彼女を狙った呪術だよ」

 

「神社から出て行った蛇は?」

 

「術者を襲いに向かっているよ。いい?全てを救うのは難しいんだからね」

 

僕もそうだった。みんなを救ったはずが、僕自身だけは救えなかったから…もしかすると、お姉ちゃんも…

 

「それはそうなんだが…」

 

龍さんが蛇を追おうとする。

 

「まだ、やることがある。逃げないでくれ。関わった以上、最後まで関わってくれないか。途中で別のことをするって、失礼だぞ」

 

「それはそうだが…」

 

蛇の行方が気になっている龍さん。だけど、僕達は目の前の問題に当たらないとダメだ。

 

「まず。このご神木だけど、霊力を感じ無い。これ、本当にご神木か?単なる巨木じゃないのか?」

 

神木っぽい装飾は為されてはいるけど…

 

「うん…そうだな。これは違うな。どうして、これを神木にしたんだ?」

 

周囲を見回すが、それらしい木は見当たらない。

 

「次に、白蛇だよ。この辺りには白蛇が大量にいるのか?」

 

「う~ん、聞いた事は無いなぁ、そうなると…」

 

そうなると、これは白蛇では無い。今さっき磔られた蛇を観察した。

 

「なるほど…その少女は罪深き行いをした。蛇の皮を剥いでから磔にしたんだ」

 

白く見えるのは、蛇の筋肉である。生きたまま皮を剥かれ、生きたまま磔にされた蛇達。

 

「なんだって…あぁ、そうだな。これは蛇の筋肉だ…酷い…」

 

「そして、あの崩れた本殿…あれ?壊されているよね?御神体も無いようだ」

 

龍さんも心眼で崩れた本殿を探査した。

 

「確かに御神体が無くなっている。どういうことだ?」

 

「考えられるのは、元々無かった。そして、元々崩れた状態だったってことだな。ここはたぶん、移築先だ。組み上げてみたはいいが、柱が足り無かったんじゃないかな?」

 

「まさか…」

 

その日の調査はそこまでだ。少女を緊急搬送って形にして、月野木病院へ入院させた。

 

 

翌日、田代貴子の容体が快方に向かったそうだ。僕と九郎丸、夏美、狭霧、夏凜で、あの白蛇神社へ向かった。雪乃、結衣は、危険なので、連れていかない。

 

「酷い状態だね」

 

って、九郎丸。まず、偽ご神木の掃除。蛇の死骸を丁重に剥がし、聖なる炎で荼毘に付し、鎮魂の祝詞を上げた。次に綺麗になった偽神木を浄化して、普通の巨木にした。

 

「これで、ここで儀式をする者はいなくなるな」

 

って、狭霧。

 

「問題は、あの本殿だ。一旦、土台から、木材を全て退かす。夏美、頼む」

 

「あい。やぁ!」

 

掛け声と共に、木材が次々を平地に並べられていく。全て退けてみたが、やはり御神体は無かった。

 

「そうなると、ここは偽神社ってことだな。いや、誰かが持ち去ったか?でもご神木は持ち去れないよな…」

 

石段の手前に見える鳥居が目に入った。そうか…

 

「これがご神木なんだ…」

 

鳥居に手を翳す。微かではあるが霊力が残留していた。

 

「まさか、ご神木を切り倒して、鳥居にしたのか?そうか、神木だけでは足り無いから、本殿の柱を流用したのかもな」

 

夏凜に訊かれ、頷く俺。

 

「作法を知らない奴が。ここへ建立したのだろう。何の為に?う~ん…そもそも、元々、どこにあったんだ?この神社は?」

 

「ちょっと、待ってね」

 

夏美が探査してくれた。

 

「これかな?白浪公園って場所みたい」

 

狭霧が地図を広げた。巨大な団地群の入口にある公園のようだ。

 

「都市開発の為の移築か…そうなると作法を知らない土建屋がやったことか…で、白浪神社だったのに、間違えて白蛇神社って名前にした可能性はあるな。ここには白蛇は生息していないから」

 

「なるほど…」

 

って、九郎丸。

 

「で、どうするの?」

 

「神社では無く祠にするか。鳥居は立派だけど、ご神木も無いし…結界力も無い。周囲も鎮守の杜では無く、ただの森だしなぁ」

 

「お兄ちゃん、稲荷様にしよう♪」

 

って、目の前にある木材で、稲荷様の祠を瞬時に作り上げ、御神体を置いた夏美。

 

「こんな広い場所に稲荷様か?」

 

って、狭霧。

 

「うん?稲荷様なら、ご神木はいらいよ。お供えに油揚げがあれば、サイコーだよ♪」

 

九尾の狐様目線のようだ。って、夜な夜な喰いに来るつもりでは…

 

「夏美、摘まみ食いは禁止だよ」

 

「ガーーーーン!」

 

涙目になる夏美。やはり、そういう作戦か。

 

「るり子さんの稲荷寿司を食え。いいな」

 

「うん♪」

 

仲居さんは稲荷寿司作れるかな?旅館向きの料理では無いし…

 

 

古文書のある旧家に行きたいと、いろはと小町から依頼を受けた俺。仲居さんに紹介され、神原家という旧家のお屋敷に、夏美と共に4人で向かった。そのお屋敷はデカかった。門構えがデカい。大名屋敷のような大きさだし。

 

家人の人と会い、紹介状を手渡すと、

 

「あれ?駿河?」

 

「うん?いろはす?小町も…」

 

この家の家人の一人、神原駿河と小町といろははクラスメイトだったらしい。俺の手助けは要らなかったのでは?

 

小町といろはと夏美は、駿河の祖父と古文書を見に蔵へ。俺は駿河に持ち逃げされ、駿河の部屋に連れ込まれた。その部屋は、所謂BL本で溢れかえっていた。なんだ、この量は…大広間に山積みされているBL本の数々。

 

「まぁ、狭いが、ごゆるりとしてくれ」

 

駿河の右手には包帯が巻かれていた。何やら、気になる。怪我にしては、巻いてあるだけのようだし。

 

「それって、怪我か?」

 

「あぁ、これか?まぁ、そんな類いだよ」

 

神原駿河はボーイッシュであるが、出る処は出ている。う~ん…

 

「なんだい、亜樹先輩は、私の身体に興味でもあるのか?」

 

「まぁ、健全な男の子だからな。エロ女体の前では、立つ物は立つ!」

 

俺の股間に視線を向けた駿河。

 

「なるほど…亜樹先輩は、正直なんだな。いいよ、幾らでも見てくれ」

 

って、俺の前で全裸になる駿河…引き締まりながらも、豊満なバスト。中学生にしては大きい気がする。

 

「おい!見るだけだって…ダメだって…うぅぅぅ~ん…」

 

辛抱溜まらん俺は、駿河の股間に顔埋めた。これが中学生の香りか…少しション便臭い。まだ、フェロモンが出ていないようだ。

 

「ダメ…先輩…ダメだよ…」

 

下半身の力が抜けたのか、俺に身を委ねた駿河。畳の上に静かに寝かせ、大量のBL本を載せ、腕の自由を奪った。

 

「先輩…ダメだって…え!うそっ!」

 

ダメダメな男です。中学生の刺激に興味を持ってしまった俺は、駿河と交わった。すこぶる気持ちがいい。締まりがいい…それほど発達していないのか、膣壁は絡んで来ない。これはこれで新鮮である。未発達な分、フェロモンの発散量も少ない気がする。

 

「いい…もっと突いて…壊すように…もっと壊して…」

 

腹筋を鍛えているのか、下にいる駿河のピストン運動が力強い。パシ!パシ!と、いつもと肉の叩き合う音まで鋭い気がする。

 

「いい…」

 

駿河が電池切れをしたかの如く、静かになった。ふと、右手の包帯が目に付いた。怪我をしているには、痛いって言わなかったなぁ。包帯を解くと、右手には悪魔の手が生えていた。何かの呪いか。亘が、その場で札を作り、浄化していく。2、3回繰り返すが、頑丈であり、変化が少ない。では、亘の陰陽師としての術を発動して、浄化をすると、駿河の右手はしなやかな腕に戻った。

 

俺だけ、服を着ておく。突然、いろはが乱入するかもしれない。この状況を結衣に言えば、またケダモノ呼びされそうであるから。いや、実際ケダモノであるけど。

 

「うぅん…あれ?先輩…一人で服を着るなんて…」

 

右腕を見た駿河が固まっていた。

 

「どうして…元に戻っている。先輩がしてくれたんですか?」

 

全裸で抱きつく駿河。

 

「先輩、何をしているんですか?」

 

いろはの声…

 

「あれ?駿河…右腕、どうしたの?」

 

「先輩が治してくれたんだよ…」

 

「あぁ、治療するのに全裸にしたんですね。ケダモノに戻ったのかと心配しましたよ」

 

いや、戻ってました…

 

「駿河、良かったね。先輩、こう見えても、高名な陰陽師なんだよ」

 

そんなに持ち上げないで…俺は、巧妙なケダモノです…

 

「陰陽師…だから、治せたのか…スゴい、スゴいよ先輩♪」

 

全裸で抱きつく駿河。気持ちはいいのだが、ひやひやである。いつ、いろはが事実に気づくのか…

 

 

翌日、ホームルームの時間…

 

「亜樹!奉仕部では、大活躍らしいじゃないか。だが、いい気になるなよ。放課後、部屋に来い!」

 

雪姫先生の呼び出しだ。駿河の件がバレたのか…マズいなぁ。結衣との関係性が改善してきたのに…う~ん…

 

 

 

放課後、雪姫先生の部屋。

 

「お前に頼みがある」

 

頼み?駿河の件では無いんだな。セーフだ。

 

「どんな?」

 

「同じクラスにいる羽川翼を救え!」

 

救え?

 

「状況は?」

 

「アイツは闇を持っている。暴発をする前に、どうにかしろ!」

 

闇を見極める力は、俺より上の先生。闇かぁ…漠然としているなぁ。

 

「どんな闇?」

 

「それは、お前が見極めろ…おい!学校では止めろって、言ってあるだろ…」

 

あぁ、しまった。先生の股間に顔を埋めていた。香りに誘われた事にしよう。

 

部屋を出ると、夏美、九郎丸、千紗希、雪乃、何故か結衣が待っていた。

 

「今回は何をやらかしたの?」

 

千紗希に訊かれた。

 

「羽川翼が暴走する前に止めろって…羽川翼ってどんな子?」

 

「クラスメイトの名前を覚えていないの?」

 

結衣が怒り心頭である。どうして?

 

「黒髪ロングで見た目はグラマラスよ。後、眼鏡を掛けている」

 

って、雪乃。

 

「暴走しそうな子なのか?」

 

「成績は優秀だけど…ぼっち系女子かな」

 

って、九郎丸。ぼっち系か…苦手だ。俺もそうだから…どう、アプローチするかな?人間相手は苦手である。

 

 

翌日、羽川翼ウォッチを始めた。九郎丸にどの子か教えて貰い。取り敢えず、香りを覚え込む。顔を覚えるのは苦手であるから。見た目、印象に残りにくいガリ勉タイプの女子。暴走するようには見えない。どんな闇を抱えているのだろうか。

 

そして、放課後…男子トイレに行ってから、部室へ…その時、上から女が振ってきた。紙切れのようにフワフワと…咄嗟に落下地点に走り込み、その女をキャッチした。軽い…人間の体重とは思えない軽さである。

 

「おい!何をしているのよ!」

 

あぁ、咄嗟に胸の谷間に顔を埋めていた。ケダモノとしての習性かもしれない。

 

「あぁ~!お前は鳥井かぁぁぁぁぁ~!」

 

キラりと光る物が見えたので、手刀で叩き落とした。

 

カチン!

 

うん?ハサミ?殺す気か?『催淫』を発動して、女を無力化する。

 

「え!何…イヤ…ここで犯すの?」

 

身体をノッキングしている女。学校内でそんなことは出来ない。雪姫先生と結衣に何を言われるか、分かったものでは無いから。取り敢えず、女を抱えて部室へ連れ込む。コイツ、おかしい。なんで、こんなにも軽いのだ?

 

 

「どうして、トイレに行って、戦場ヶ原さんを拉致したのかな?」

 

結衣の冷たい視線。どうやら、この女はクラスメイトの戦場ヶ原ひたぎって奴らしい。

 

「だから、上から降ってきたんだよ~!」

 

「ここに連れ込んだってことは、彼女に何らかの異変を感じたのよね?」

 

雪乃は俺善説である。結衣は俺悪説であるが…

 

「軽いんだよ。こいつ…人間とは思えない程にね」

 

絶頂に達して意識をとばしているひたぎ。結衣が抱えた。

 

「あれ?本当だ軽い…片手でも持てる…どうして?ねぇ、アッキー!」

 

結衣の俺の呼び方が日々変化しているような…まぁ、いいか。

 

「う~ん、こういう現象を起こす怪異となると、重し蟹かな…」

 

俺の思考は亘が主導権を得た。

 

「アイツかぁ♪」

 

夏美が喜んでいる。

 

「そうなると、ここで抜けないよね?持って帰れないし」

 

「どういうこと?」

 

夏美の独り言に結衣が反応した。

 

「重し蟹は、取り憑いた相手の重さを、奪い取る怪異なんだよ。体重は勿論、重責や重荷なんかをね。で、重さをエサにしているので、身がしっかりと詰まっているんだよ」

 

うっ、ヨダレが出て来た。

 

「まさか、怪異を食べるの?」

 

「「勿論♪」」

 

俺と夏美が同時に飛び上がった。

 

「お兄ちゃん、ゆらぎ荘で抜こうよ」

 

「そうだな。デカいから、持ち帰りは無理だものな。って、ことで、帰るよ雪乃」

 

三人で転移をした。そして、仲居さんの前で重し蟹を剥離させて、夏美が活き締めにして、仲居さんにバトンを託した。

 

俺は、意識が飛んだままのひたぎを全裸にして、身体を洗い、女湯の湯船に入れて上げた。溺れないように、浮き輪付きである。

 

疲れたし…寝るかな。部屋に戻り、幽奈の膝枕でしばしのお昼寝タイム…

 

 

ドンドンドン…誰かの階段を昇ってくる音で目が覚めた。

 

ガチャ!

 

「おい!置いて行くなよ!」

 

結衣の声だ。

 

「はぁ?お前はここの住民で無いだろ?」

 

「同じ奉仕部の部員だよ~!え!どうして…」

 

うん?あぁ、結衣には幽奈が見えない。だから、俺の体勢が不自然に見えたようだ。

 

「俺の彼女の幽奈だ。見えないだろうがな」

 

「彼女が…幽奈さん…う~、悔しいけど見えないよ~」

 

ズルっ!ドン!

 

結衣が俺の足首を引っ張ったせいで、俺の頭部は幽奈の腿から滑り落ち、畳に激突した。星が見えた。花火か?線香花火の最後の奴かな…

 

「てめぇ~!何をするんだよ。この暴力女め!」

 

「はぁ?元ケダモノに言われてく無いわ」

 

幽奈はクスクスと笑ってみている。まぁ、こういうタイプの女は、ここにいないからな。

 

ドンドンドン!

 

「おい!お前!私の裸を見たのか?見ただけなのか!」

 

全裸のひたぎがやって来た。仮に見ていなくても、今見せられていると思うが…

 

「汚れていたから、洗っておいたよ。汚れたまま温泉に入れるのはルール違反だからな」

 

「触ったのか…触れたのか…なんてことを…」

 

「あぁ、お前のパンティは汚れていたから、手洗いをして、脱衣所に干してあるぞ」

 

顔を真っ赤にしたひたぎ。

 

「お前…下着まで洗ったのか?なんてマネを…」

 

「それより、脱衣所においておいたスエットの上下を着ておけ。洗い立てだから、臭いは付いていないから」

 

「なんで、お前は…そんなに優しいんだ…初めて口を利いた相手だぞ!」

 

結衣はあっけに取られて固まっている。

 

「なんで?愚問だ。そこに困っている人がいるからだ。で、結衣!てめぇ~なぁ!昼寝のジャマするんじゃねぇぞ~!」

 

え!結衣が固まったまま。石化したのか?

 

「へぇ~意外だな。元ケダモノの分際で、困っている女の子を助けるとは」

 

石化が溶けて、毒舌が復活した。その時、階下からカニに美味しそうな香りが漂い始めた。これはカニ飯か?

 

「ひたぎ、服を着てこい。飯を食っていけ」

 

頷くひたぎは。風呂場へと走り去ったようだ。

 

 

 

 

 

 




PCを入れ替えたら、入力環境が激変…orz
今迄使っていたtexteditorが対応せず、新しいのにしたら、入力しにくい…
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