※この作品はR-18です。

新そっくりなアイツ   作:もっち~!

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悪意*

 

---羽川翼---

 

デコちゃんから、生前の亜樹君についてを話してもらった。

 

「う~ん、表の亜樹君しか知らないんですよ」

 

困惑しているデコちゃん。ネットで検索をしてみたが、「鳥井亜樹」という名前はヒットしなかった。実在した証拠は無いそうだ。

 

「生家はもう無いし、戸籍も無いしなぁ」

 

亜樹君は養子になり、鳥井亜樹という名前は、戸籍から消滅したそうだ。

 

「生きていた証拠が無いんですよ」

 

唯一の生きていた証…彼を死に至らしめた証拠があったらしいが、盗まれて消えたそうだ。

 

「これって、神様の嫌がらせですかね?」

 

『僕は関与していないよ~』

 

って、脳裏で亘君達の師匠の声がした気がする。

 

「人間の持つ悪意で、亜樹君は消されたのかもね」

 

神の嫌がらせではなく、人間の持つ悪意が、亜樹君の敵なのであろう。今も、人間の悪意がもたらした事件に対峙しているし。

 

「で、デコちゃんは今後どうするの?」

 

「えっ…どうしようかな。亜樹君の傍にいたいけど…今、高校1年生ですよね?う~ん…」

 

デコちゃんは高校3年生である。

 

「編入試験とかあるかな?」

 

『問題無い。そっちの方向で準備はしておく』

 

エロ賢者様は、私のこともモニタリングしているようだ。

 

 

---鳥井亜樹---

 

目の前で紅髪の悪魔が悶えている。

 

「お願い…もう止めて…」

 

オナニーを見せてと命じたのだ。俺は媚薬で援護している。

 

「ダメ…もう…いきそう…」

 

涙目の悪魔。では、

 

「紅髪の悪魔に命じる。達するなよ。もっと醜態を見せてくれ」

 

俺の命令に逆らえない悪魔。見開いた目で、何かを訴えようとしているが、スルーした。

 

「あぁ…」

 

口と鼻、目から体液が溢れ落ちていく。勿論、下の口は既に濡れ濡れである。

 

「ほら、これで、いたぶれ!」

 

紅髪の悪魔に巨大バイブを渡した。それを受け取り、自ら体内に取り込み、スイッチを入れた。

 

「いやぁぁぁぁぁ~!」

 

バイブの先端からは媚薬のミスト噴射がなされ、更なる奥深くへと、効果を広げて行く。

 

「助けて…」

 

「これを、後の穴へ」

 

手にしたものの一瞬固まるが、命令には逆らえず、後から体内へ入れ、スイッチを入れた。

 

「うわぁぁぁぁぁ~!」

 

新たな刺激で、完全に淫乱化したようで…放置だな。俺は調教部屋から出た。

 

 

 

---リアス・グレモリー---

 

うぅぅぅぅ…彼の怒りは収まらない。醜態を毎日晒しているが、最後まで見ないで、出て行ってしまう。悶悶とし、全身がバラバラになりそうな刺激を受けても、達することを許されない。頭の中が真っ白になっても、色々な体液が溢れ出ても、彼の表情は崩れない。

 

腰が勝手に動く。電動アイテムの刺激ばかりであるが、身体は更に刺激を欲しがり、更に奥へと入れていく。体内から崩壊しそうな恐怖。股間の内部が痙攣している。

 

「リアス、無様なものね」

 

ライオンの喰い滓を狙うハイエナ達が集まってきた。エスプレイヤーの朱乃とグレイフィアだ。

 

「今宵は何をされたのかな?」

 

興味深そうに、私の醜い身体を見ている二人。

 

「巨大バイブ2本か…まだ聖水の洗礼は受けていないの?」

 

聖水?死んでしまう。彼は私を簡単には殺さないと思う。

 

彼女達は見ているだけだ。手は出せない。私はライオンのエサであり、まだハイエナ達に引き渡されてはいないから。

 

「魔王の妹もこうなると、憐れよねぇ」

 

グレイフィアの目には、憎しみの炎が見えるようだ。私との交換要員で、ここへ送り込まれて来たからだ。

 

「何をしているんだ?」

 

彼が戻って来た。何?アーシアをここに連れ込んだのか…

 

「お願い…アーシアは手を出さないで…」

 

アーシアは元聖女で、自慰すらした事の無い、ウブな子である。

 

「お前、お願い出来る立場か?」

 

それは…でも…彼の愛した女性である。護らないと…

 

「口で奉仕をしろ!」

 

「え!」

 

いきなりのフェラを要求する命令…戸惑うアーシア。

 

「ヤリ方が分からないのか…では、朱乃、手本を見せてやれ」

 

「はい…失礼します」

 

朱乃はアイツのモノを舌で舐め回し、ある程度の大きさになると口に含み、舌で転がしているようだ。

 

「グレイフィア、朝が早いのだろ?寝ろ!」

 

「はい…」

 

アイツの前では私達は従順な下僕であり、性の奴隷である。グレイフィアは部屋から出て行った。朱乃の口では頬張りきれなくなったのか、口からモノを出した。

 

「アーシア、おいで」

 

おそるおそるアーシアがアイツに近づき、アイツと抱き合った。すんなりと入るモノ。ひっかりも無く、根元まで入った。アーシアは腰をグラインドしていく。いつ、経験したんだ?アイツを見つめるアーシア。背中に腕を回し、抱きつき、胸をアイツの胸板に押し付けていく。腰の動きは加速していく。

 

「あぁぁぁぁぁ~」、

 

アーシアは達したようだ。アイツに身を委ねている。

 

「朱乃、寝るぞ!」

 

「はい…」

 

私を残して、部屋を出て行くアイツと朱乃、アーシア…

 

 

 

---鳥井亜樹---

 

久しぶりに、ゆらぎ荘の男湯である。腕の中ではアーシアが気持ち良さそうに寝ていた。

 

「その子が、先輩のお気に入りですか?」

 

小町に訊かれた。

 

「あぁ…彼女はヒーラーなんだ。回復能力持ちだよ」

 

「で、先輩が回復させているんですか?」

 

って、いろは。

 

「そういうこと。自分への回復能力って、難しいからね。自分への回復って、再生能力のことだから。で、どうだ、自由研究の進み具合は?」

 

「先輩と同じ所で、蹴躓いています。旧白浪神社の成り立ちが分からないと、この街の成り立ちに、辿り着けない気がします」

 

って、いろは。俺もそう思う。

 

「白浪って付くから湖には白浪が立ったんだろうな」

 

「風が吹いていたってことかな」

 

「だけど、今は風が吹かない。そこが分からないんだよ。神社の方も、まだ風が吹き込まないし…」

 

「あっ!おはようございます…って、ずっと抱いていてくれたんですか?」

 

アーシアが目覚めた。

 

「手を離すと、溺れちゃうよ」

 

「ありがとうございます」

 

「確かに、かわいい子ですね」

 

って、小町。

 

「アーシアって言うんだ。仲良くしてくれ。普段は神社勤務だよ」

 

「巫女さん?」

 

「うん。金髪の巫女さんって、目玉になるだろ?」

 

「萌え萌えですね♪」

 

って、いろは。

 

「今日も山の整備だな。まだ、何か有るのかもしれない」

 

「じゃ、私達は、神原家の蔵で、古文書を調べてみます。羽川先輩を借りていいですか?」

 

あぁ、古文書かぁ。翼の能力は必要だな。

 

「あぁ、必要な人材は連れて行ってくれ。駿河対策にひたぎを連れて行けよ」

 

「了解です」

 

 

 

---羽川翼---

 

幽奈さんと筆談で会話中である。私の質問に筆記で答えて貰っている。

 

「で、なんで、賢者様って呼ばれているの?」

 

これは疑問である。彼らの師匠は、賢者様のイメージとかけ離れているから。

 

『あぁ、全知全能なる者に、1つ足らない程度なんで…』

 

全知全能って…彼は神なのか?

 

「何が足り無いの?」

 

『足り無いというか、拒否というか…全知の拒否理由は、女体の神秘を探ることは、ライフワークだから…』

 

うっ!なんだ、その理由は…女体が好きなだけな気がする…

 

『全能の拒否理由は、一人で子作り出来ても、つまらないから…』

 

女体好き…それが、全知全能を拒否する理由って…いいのか、それで。

 

『まぁ、そもそも、上に立つのが嫌いだから…』

 

エラくなるのがイヤなのか…

 

「賢者様は、どの位エライの?」

 

『現状では、上から3番目です』

 

「現状では?」

 

言い回しに、含みがありそうだ。

 

『全知全能になるのに、足り無い部分は、師匠のお姉様に丸投げなんです』

 

まぁ、女性であるならば、本来持っているモノであるからね。

 

『ですから、お二人が融合して完全体になると一番エラくなります』

 

二柱一対の神なのか…

 

「そもそも、何の神様なの?」

 

『自称はエロ神様です。実際は、第13宇宙を統べる絶対神様です』

 

うっ!知識の範疇を抜け出た。宇宙を統べる?

 

「宇宙って13こもあるの?」

 

『正確には14こです。師匠は13をメインで統べていて、7,8,12を手伝っています』

 

4つの宇宙を統べているって…エラすぎるのでは?

 

『あぁ、師匠は神であることを否定していますので、直接的に言わないでくださいね。キレると大変ですから…』

 

はぁ?正体がバレると暴れるのか…

 

『暴れる程度で済まないですよ。宇宙そのモノを消し去り、1からやり直しさせます』

 

宇宙を消し去る…それはそれで、スゴい能力であると思う…

 

『過去に3つ宇宙を消し去っていますから』

 

既に実績があるのか…

 

「彼の年齢は?」

 

『歳の話はタブーですよ。自称永遠の17歳ですから…実際には既に魂を得てから2兆年くらいだっけ…』

 

年齢が2兆年って…この星はまだ50億歳に届かないのに…桁違いの神のようだ。

 

『あぁ、これ以上はダメです。師匠がモニタリングしているようです』

 

『正座しても許さない。やらせろ!』

 

彼は、部屋にいるようだ。おいおい…

 

 

 

---鳥井亜樹---

 

山で芝刈りである。山といっても、滝ツボのあった面である。雑草を抜いて、植樹の計画を立てる。夏美は、参道である階段から、ここへ降りる小径を製作中である。真琴が献花しやすくなるようにだ。

 

「狭霧、夏凜、火憐、怪しい物があったら、触らないで呼んでくれ!」

 

「わかったよ」

 

「了解」

 

「まかせて」

 

雑草や藪を掃除していくと地面が見えて来た。土でなくて岩盤のようだ。植樹は無理かな…

 

「特に無いようだぞ」

 

って、狭霧。無いなぁ。って、おかしい。ここから物見の丘を見上げて気づいた。

 

「物見の丘って岩盤剥き出しだよなぁ」

 

「だよねぇ」

 

「絵図では草原だったんだが…」

 

「あぁ、それはおかしいな。岩盤剥き出しの地面で草原は無いだろう」

 

って、夏凜。

 

「そうなると、実際の物見の丘って、もっと上なんじゃ無いのか。そうなると、滝ももっと上になるなぁ。まさか、滝ツボが深すぎたのか?」

 

滝ツボの底を調べる為に、横方向から削ったとしたら…削り取った岩盤は金が混じっている可能性があるから、運び出し、残骸を湖に捨てたとしたら…

 

「可能性はあるな。縦から掘るより、横から削る方が楽な場合がある」

 

と夏凜。上に昇っていき、物見の丘を探す。10年の歳月が、地形を変えているのか?広めの棚地形が無い。

 

「亜樹!草刈りをして、崩落や削った痕を見つけるしか無いぞ」

 

それはそれで大変な作業である。斜面が相手だしなぁ。いや待て…俺はとんでも無い誤解をしていたのか。

 

「そうか、稲荷のある場所が物見の丘なんだ…」

 

「神木の位置が違うぞ」

 

それがネックだが…

 

「あの場所の2メートル下にコンクリートがあり、その下は岩盤だった。そうなると土の地面は、アソコしか無いんだよ」

 

「あ!言われて見れば…」

 

狭霧が、見上げた。

 

「じゃ、滝は?」

 

「あの湧き水だよ。あそこが台形状に盛り上がっていて、月見の台なんだ。そして、月見の台の麓に、ご神木があった」

 

まさに、稲荷の祠の部分が月見の台だった部分なのだろう。

 

「ほら穴は、月見の台に開いていたんだよ」

 

 

祠の裏手に行く。そこの地面に輪郭を描いていく。あゆはもっと高い位置から見ていたんだ。月見の台に生えたご神木から…物見の丘に生えた木では無く。だから、祐一の死体を運び出すのが見えた。

 

「鳥居がここにあるから、神木がここに生えていたと思っていたけど、もっと奥のもっと高い位置にあったんだよ」

 

地下2メートルの地面では無く、もっと深く根が張れたはず。想像したよりも大きな樹だったのかもしれない。

 

「で、神木を退かすのに、月見の台も撤去し、ここを月見の台だと思い込んだんだよ」

 

木々が生い茂っていた山だ。現地の人も滅多に昇らなかったであろう。まして、相沢家の持ち山だったし。相沢祐一の関係者だけが昇っていたのかもしれない。両親は山に興味はなかった。もしかすると、祐一とあゆ、真琴だけの秘密の場所だったのかもしれない。それを、雪ノ下家の大人達のエゴで…山は汚され、自然は壊されて、多くの命が奪われたのだろうか。

 

「そうなると風のない原因が問題だな。草原だったのであれば、風で種が飛び交ったはずだ。昔は風があったはず」

 

「あっ!マンション…」

 

夏美が何かに気づいた。

 

「マンションだよ。新興住宅地の…風の流れを変えてしまったんだ…」

 

ビル風か…ここに来るまでの間に、ビル風で攪拌され…

 

「そして、あの白浪公園のマンション群が、風を消しているんだ…」

 

ここに対して、逆流弁のように立ち並ぶマンション群。山から吹き下ろされた風は、ここへ戻されていく。それは吹き上がる要素の無い風である。それがジャマして、階段を駆け上がるような風を防いでいるとしたら…空気は澱み、薄気味悪さに変わり、人々を遠ざけるであろう。

 

考えられた都市計画なのだろう。ここに人を寄せ付けない工夫が為されているようだ。

 

山から吹き降りた風は、湖の水に白浪を起こさせていたのか?さすがに、そこまでの威力はないか…では、何が白浪を立てたんだ?湖が埋め立てられて、調査すら出来ない。

 

 

今日の作業が終わり、ゆらぎ荘へ帰宅した。いろは達は先に帰宅したようだ。

 

「何か、わかったか?」

 

「昔、何かが湖に落下したみたいだよ」

 

って、翼。何か?

 

「って、何が?隕石?それだと、湖が消えちゃうか」

 

「神様みたい…」

 

「まさか、師匠か?」

 

『そんなヘマはしないよ』

 

って、幽奈。そうだな。

 

「落下の衝撃で、日照り続きの田畑に、恵みの水をもたらしたそうなの。それで、あそこに神様を祀る祠が出来、神社になったみたい」

 

「で、何が落下したの?」

 

封印するように埋め立てたってことは、良く無い者の予感はする。

 

「色々な古文書を調べてんだけど…パンドラの箱みたいな…」

 

マズいじゃん…

 

「転移門だな」

 

師匠が転移してきた。転移門?

 

「うん。ここって人外が多いだろ?それを統率する為に、ここへ聖域の入口を設けたんだよ。そうか、多い理由はそれだな。で、封印したとなると、いずれ溜まったパワーで爆発して、うじゃうじゃ出て来そうだな。あぁ~、仕事が増える…亘、どうにかしろ。どうにもならなくなったら、手を貸す」

 

って、師匠は逃げ帰るように転移した。仕事は嫌いだものなぁ…

 

「人外のオンパレードが始まるのか?」

 

狭霧が震えている。武者震いか?

 

「調べる方針を変える。このエリアにいる人外に、どうやって来たかを調査しよう。夏凜は?」

 

「私か?雪姫様に付いて来ただけだ」

 

「雪姫先生は?どう考えても、この地には不釣り合いだろ?」

 

「お前だよ。お前を追って来たんだ。神代亘をな」

 

あぁ、ヨルダの関係者だっけ?昔の記憶が曖昧だからな。

 

 

 

 

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