---湯ノ花幽奈---
夜中、師匠に呼び出された。エロ目的かな?不安である。
「おぉ、待っていたぞ」
私の予想は外れたいた。九重様もいらっしゃるし、エロ行為は無いだろう。
「そんなに、いつもいつもエロ行為はしていないよ」
って、私の心を読んでいる師匠。
「お前にして欲しいことがある。亘には頼めないことなんだよ」
「どういうことですか?」
「夏美の魂を使って、月宮あゆの魂を作るんだよ」
それは…夏美ちゃんがロストしてしまうってこと…
「ロストはしないよ。まだ、その時期では無いし」
それは時期が来れば、ロストしちゃうのか…
「亜樹がロストするまで、夏美の意識と記憶は、月宮あゆの深層記憶に収まる。亜樹に亘がいるのと同じ感じだよ」
だけど…
「それに、夏美の姿は九重が担当している現状を考えると、九重があゆに代わるだけだよ」
それならいいけど…なんで、私がするの?
「たまに、天狐としての能力を使わないと、天狐の記憶の封印が解けなくなるぞ」
って、マジなのか?脅しなのか?ハッタリなのか?
「師匠の言葉を信じられないのか?」
「だって、魂の操作って、師匠の担当じゃないですか。なんで、私なんですか?」
「僕がやったら、僕に抗議するだろ?天狐なら、抗議出来ないだろ?天狐の存在に気づいていないんだし」
うっ!逃げを打つのか…
「わかった。いやならいいよ。その代わり、アレコレするよ。まず、死体に戻して屍姦かな?」
うっ!酷い…もっと、イヤだよ~。わかりました。やればいいんですね
「うん。物わかりの良い弟子がいると助かるなぁ」
屍姦がイヤなの…まったく、師匠と来たら、女心が理解できていないな。私も感じたいんだよ~。
「男の僕には女の気持ちは理解出来ないよ」
しくしく…
「じゃ、始めるか。九重は天狐のアシストを頼む」
「はい、お兄様」
並行世界のあゆちゃんのコピー体を取り出して、なにやら細工を始めた師匠。私は九重様の指導の元、夏美ちゃんの魂を魂と意識体に分離していく。
「こっちはいいぞ」
「私も準備出来ました」
先ず、夏美ちゃんの意識体をあゆちゃんの身体の芯に入れていく。その後、魂をあゆちゃんへ入魂して、心臓を再起動させた。
「よし、完璧だ。さすがは天狐だな。だが、問題は1つ有るんだよ。さっき、言い忘れたけど…」
言い忘れた?それは方便でしょう?!
「なんですか?」
「あゆの身体では、亜樹の背中に貼り付けないことだよ。いくら、夏美がコアラ娘でも物理的に無理なんだ」
うっ!夏美ちゃんに恨まれそうですね。私…師匠!
「小学生で、この胸は無いだろう?」
「え?!私よりも大きい胸。形も良い…」
「小学3年生でこれは無いよね?」
師匠の視線を胸で感じる。身長は小学生である。私と同じ身長になると…あぁ、考えたくも無い…
「まぁ、高校生として学校へ通ってもらうよ。授業とテストは夏美にチェンジして貰うように、さっき細工をしたから」
「高校生なら、有りのサイズであるが、そうなると身長が低すぎないか?」
「う~ん…高校生のあゆも仲間にいるんだが、問題が発生するんだよ。あぁ、胸のサイズは高校生になっても変わらないよ」
「うん?問題って?学力ですか?」
「違うよ、女の子の日だよ。いきなり、小学3年生には無理だろ?それも毎月さぁ」
あぁ…そういう問題は有りますね。私には無いんですけど…
「天狐には無いよ。だって、内臓が無いし」
まぁ、内臓のある地縛霊は恐いよな。飲み喰いしたら、出る物が出るし…
「そういうことだ。じゃ、あゆを頼むよ、天狐」
師匠は出向先へと戻って行った。