取材旅行が終わり、一息吐いた頃、紅子にホテルのペアチケットを貰った。なので、蘭とデート気分でホテルへと向かうと…そこは高級ホテルだった。
「亜樹君…大丈夫?ここでいいの?」
チケットに書かれているホテル名はここである。フロントでチケットを差し出すと、ルームキーを渡してくれた。ここでいいらしい。
ルームキーに刻まれたナンバーの部屋へと向かうと…スィートルームだった。中学3年生と高校1年生のカップルには不釣り合いな部屋だ。ドアを開けて入ると目の前の窓から絶景が見渡せた。そして、ベッドルームが複数あり、シャワールームの奥に風呂場がある。湯船はジェットバスだし…室内を見回すと、テーブルの上にメモが載っていた。
『ルームサービスもお使い下さい。ご用の際はご連絡をしてください 紅子』
とある。速効で紅子に連絡をした。部屋を間違えていないかどうかの確認である。すると、ここで良いそうだ。このホテルは紅子の親が経営しているホテルなので、気遣い無用だと言う。
だが、しかし、場違いである。
紅子に伝えると、慣れてくださいと言われた。どう慣れろと言うのだ?更に訊くと、紅子の自宅は2フロア上だそうで、問題は無いって…
「紅子ちゃん…お金持ちなんだねぇ」
って、蘭。そのようだ。
どうするかな…
「亜樹君のしたいようにしていいのよ」
って、蘭。
「調教プレイは?」
「いいよ」
って。では、蘭の意識を狩り、全裸にして、首には首をし、視覚、聴覚を奪い、口に拘束具を嵌めた。そして、蘭の全身にオイルを塗り込んでいく。
「うっ…うぅぅぅぅぅ~」
意識を取り戻した蘭が、喘いでいるようだ。手足の拘束はしていないが、悶えている。指先に催淫用途のクリームを取り、蘭の股間に指を這わせていく。直ぐに濡れていき、指は自然と蘭の中に入ってしまった。蘭の姿を見ているだけで、ムクムクしていく。股を力一杯閉じようとしたり、自分で胸を揉んだり、乳首を捏ねている姿に、興奮する僕。そして、準備の出来た僕は蘭の中に入っていった。入れただけで、蘭が僕を接待してくれているようだ。蘭の内臓は蠢き、僕の肉体へ何とも言えない刺激を供給してくれている。
蘭は自ら、口の拘束具を外し、上体を起こして、僕の唇を奪った。蘭の口の中に溜まっている、蘭の体液が一気に僕の口の中に流し込まれ、ソレを飲み込む。
「ねぇ、もっと虐めていいのよ。遠慮しないで…」
蘭の手と僕の手で、蘭の乳房と乳首を捏ねくり回す。
「いい…もっと…」
蘭は貪欲に刺激を求めてきた。
「何が欲しいの?」
「亜樹君…どの穴でもいいよ。もっと突いて…」
では、後の穴に…催淫クリームをタップリと塗り込み…
「あっ…やめて…そこはダメ…ねぇ、やめてよ~」
やめてといいながら、気持ち良さそうに腰を振る蘭。演技かな?女性は皆女優って、何かの資料に書いてあったっけ。蘭の肘が僕の肩に抱きついて来た。この体勢は痛いだろうな。チキンウィング状態の蘭。エムなのか?その状態で、蘭の乳房を力一杯揉んでみた。
「痛気持ちいい…もっと、虐めて…亜樹君」
どう虐めていいのか、分からない僕。傷つける行為はしたくない。そう言うのは姉ちゃんか朱美ですれば良いし。
ただ蘭のと交わり、蘭の感触を愉しむ僕
◇
蘭の声で目覚めた。姉妹が蘭に調教をしているようだ。あれ?朱美と紅子もいる。なんでだ?蘭は十字架に磔にされ、身体中に選択バサミを装着されていた。これは痛いだろう。いくら何でも。蘭は悲鳴を上げない。蘭の頭部には黒い袋が被せられている。表情がまるで見ない。これって、拷問じゃないのか?
「おい!何をやっているんだ?」
ビクッとした姉ちゃんと朱美。夏美は僕の背中の定位置に貼り付いてきた。
「いや、蘭丸をねぇ…ちょっと」
って、朱美。コイツはスルーだ。
「姉ちゃん、蘭に何をしているんだ?」
「え…」
固まる姉ちゃん。黒い袋を外すと、蘭の意識は狩られていた。
「なぁ、これって、拷問だよな?」
「いや…調教だよ…」
蘭を十字架から降ろし、洗濯バサミをゆっくりと外し、代わりに姉ちゃんに付けていく。
「痛いって…亜樹!」
そう言いながら抵抗はしない姉ちゃん。
「蘭にしたんだ。姉ちゃんも経験しろよ!」
「うっ!」
紅子に消毒薬を持って来てもらい、蘭の傷つけられた身体を消毒していく。
「で、朱美は何をしていたんだ?」
「蘭丸への折檻に参加しているんだ」
あれ?調教でなくて折檻なのか?コイツら…これが女の嫉妬って奴か?
「蘭に今度酷いマネをしたら、ゼッコウだからな」
「「「えっ!」」」
三人が声を上げた。共犯者の一人は、僕の背中に隠れているようだ。
「で、紅子は?」
「私は亜樹さんのお世話係ですよ♪お目覚めのコーヒーをお持ちしますね」
「熱い!やめて…お願い…」
目の前に灯されていた蝋燭の蝋を朱美に垂らしていく。これって、蘭にしようとしていたのか?
「おい!股を開け!」
朱美に命令した。
「ダメだって、そこは…」
そう…では、頭頂部に垂らした。
「バカ!止めろ…ハゲたらどうするんだよ!」
「姉ちゃんみたいに、カツラにすれば?」
朱美の注意が頭頂部に向かったので、股間に垂らして上げた。
「うごっ!」
1滴で床を転が回る朱美。
「ねえちゃんはケツを出せ!」
「おい…お前…そこはダメだ」
問答無用にケツの穴へ滴下。
「うっ!これは…」
うん?気持ちいいのか?拷問にならない…姉ちゃんの強度がわからない。どこをどう責めれば、躾になるんだ?
考えながら、紅子の淹れてくれたコーヒーを口にした。
「紅子、美味しいよ」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
姉ちゃんの前後の穴に電動バイブを差し込み、電源のオンオフを繰り返してみた。これも気持ちが良いようだ。じゃ、朱美と同様に股間に蝋を垂らしてみた。
姉ちゃんが一瞬固まった。効いたのか?いや、喘ぎ声が…鍛え上げた身体には効果無いようだ。そうか。何もしないのが苦痛だったなぁ。想い出したよ。完全無視をしてみた。
僕からの責めが終わったことに、安堵している姉ちゃんと朱美。だけど、僕が二人を完全無視している事に気づくと、僕に対して土下座をしてきた。これはスルーだな。
紅子が肩をマッサージしてくれた。これはこれで気持ちが良い。僕の世話係を目指す紅子は、色々な資格を取ることに目覚めたらしい。マッサージもその通過点の1つだと言う。
「なぁ、彼女って、紅子じゃダメなのか?」
こんなに尽くしてくれるなら…
「「ダメ」」
姉妹が揃って、即答拒否。なんで?
「紅子は巨乳だ。私達姉妹より、巨乳娘は認めない!」
って、姉ちゃん。いびり出されても困るなぁ。
「なら、私はオーケーだな?」
朱美が名乗りを上げるも、
「朱美は、私と同様にがさつだからダメだ」
「なんだ?その理由は!!」
姉ちゃんと朱美のバトルが始まった。はぁ~、しょうがないなぁ。
「おい、そこの二人。これ以上の殴り合い、蹴り合いをしたら、一週間スルーするからな」
固まる二人。
「あと、紅子に失礼な言い方は止めろ。いいな、姉ちゃん」
「はい…」
凹んだ姉ちゃん。スルーが一番、極刑って言うのは、なんだけど。姉ちゃんは姉ちゃんなり、心が空転しているんだろうか?失った時間を埋めようと必死なのかもしれない。不器用なりに…
◇
姉妹的には、蘭ならオーケーらしい。体型が姉ちゃんと夏美の中間だかららしい。
「亜樹君…」
蘭の意識が戻った。
「すまない。姉と妹が無茶をして」
「亜樹…無視しないで…」
朱美が僕に縋り付くが、払い除けた。
「うん…亜樹君がいてくれれば、耐えられるよ」
蘭はエムなのか…テク不足は僕のような気がしてきた。責めあぐねたらから、姉妹が乱入したのか?って、姉妹のは責めプレイでは無く、折檻に近いのだが。
「亜樹君…おいで…」
蘭が誘ってきた。痛々しい身体の蘭。恐る恐る身体を合わせていく。
「恐くないよ。優しくするから…」
蘭と一体になった。
「ねぇ、私…考えたの…亜樹君のプロポーズを受けるわ」
って…へ?プロポーズ?何で?蘭の予測不能な発言で固まる、僕を含む蘭以外の者達。
「だから、ず~っと傍にいてね。亜樹君♪」
あれ?混乱する僕の背中に腕を回し、僕の下にいるのに、主導権を握り、僕を別世界へと連れて行ってくれた。
プロポーズした覚えが無いのですが…蘭の夢世界で、したのだろうか?そんなことは、僕には分からないのだが。
◇
「ねぇ、亜樹君。お父さんとお母さんに会ってくれないかな?」
一緒にお風呂に入っている蘭に言われた。
「え?僕はまだ中学生だよ」
「気にしない♪「そうだ、亜樹君達のお父さんって何をしているの?」
蘭はどこで覚えたのか?姉ちゃんが仕込んだのか?乳房を使って、僕の背中を洗ってくれている。乳首のコリコリ感が気持ちいい。僕のアレは反応しっぱなしだ。
「僕の父さんは…小説家だよ。母さんは…女優だ」
僕の本当の母さんは絵師だった。女優なのは姉妹の母親だ。
「ふ~ん、新一の両親と一緒なんだね。私の父は探偵で、母は弁護士よ」
「僕なんかでいいの?」
「うん…夏美に言われたの。亜樹君なら、泣きたい時、笑いたい時に一緒にいてくれるって。それは私の望んでいたことだから。元カレは尻切れトンボで、私とは一緒にはいてくれないし」
折檻しながら、刷り込みをしたのか?あの姉妹は…
◇
風呂から出ると、姉妹と朱美にサイダーを掛けられる。シャンパンシャワーの代わりらしい。
「なぁ、姉ちゃん。風呂上がりに、何のマネだ?」
事態に気づいたような姉妹と朱美。シャンパンと違い、砂糖を含有する為、なんか、ネト付いているし。、
「「「ごめんんさ~い」」」
土下座状態の三人。それを笑顔で見る蘭と紅子。楽しいならいいかな?
今度は蘭と二人でシャワーを浴びる。
「ねぇ、ビビって逃げないでよ」
って、蘭が耳元で囁く。
「逃げないよ。僕には逃げ込める場所は無いから」
蘭の中に逃げ込む僕のアレ…
「おい!今度は、掛けるなよ!皮膚がふやけるだろ?」
「ごめん…お兄ちゃん…」
「亜樹…すまない…配慮が足り無かった」
「春美に同じだ」
「ったく…」
ガウンを着て、ソファに腰掛ける。夏美が指定席に貼り付いた。
「そうだ!蘭、姉ちゃんと夏美と朱美に、酷い目に遭わせられなかったか?」
「うん?う~ん、遭ったような無かったような…まぁ、もういいの。亜樹君がいてくれるから♪」
遭ったんだね?三人を見るとピースサインを送ってきた。お前ら~!
◇
蘭の親に会うことになった。逃げられない状況である。自分の親にすら接した記憶があまり無いのに、どう蘭の親に接すればいいんだ?バイトの企画書以上に難問な気がする。そして、悩んでいる間に放課後を迎えた。
「なぁ、紅子。親とどう接しているんだ?」
キョトンとしている紅子。
「どうって…どうでしょうね」
「デコは?」
「う~ん…普通にかな」
その普通が分からないのだが。どうするかな。
「鳥井君、もしかして、ぼっち生活が長いから、わからないの?」
「デコ、ビンゴだよ。蘭の両親に会う羽目になったんだけど、どう接すればいいんだ?」
「蘭さんのご両親に?それって…」
目を見開いて僕を見るデコ。
「プロポーズなんかしていないのに、返事はオーケーだと言うんだよ」
「はぁい?」
デコが驚いている。現場にいた紅子は、笑顔で僕を見つめている。
「それって、プロポーズしたら、即、婚約?」
「した者負け?」
「どうなんだろう。普通はプロポーズしてから、返事をするんだけど…」
たぶん、僕の周囲でデコが一番、一般人で常識人だと思う。そのデコが、う~んって、唸っている。やはり、蘭の行動に問題があるんだな。
ふと、疑問が湧いてきた。彼女の条件が、姉ちゃんと夏美のバストサイズが範囲であるならば、夏美よりも小さいデコだと、あの姉妹は却下するのだろうか?姉ちゃんにスマホで訊いてみた。
『デコちゃん?妹枠だよ。夏美よりも発育悪い子はダメだよ。虐められないし』
って…なんだ、その理由は。虐められる女性ならオーケーなのか?あの姉妹はやはり、おかしいんだな。
「デコの家で練習かな?」
「はぁい?何の練習ですか?うちの親が誤解するじゃないですか」
「こういうのは、既成事実が大事なんだよ、きっと」
「なんの既成事実かな?私と結婚してくれるんですか?」
「僕的には、デコなら問題無いよ」
デコの顔が茹で上がっていく。あれ?地雷を踏んで、怒らしたのか…
「すまん、そんなに怒るなよ」
「えっ!怒っていないよ。ねぇ、鳥井くん!少し、考えさせて…ねぇ」
デコで練習はダメか。後誰がいる?紅子の家は普通では無いしなぁ。かと、言って鈴木さんも普通ではなさそうだし。
「鳥井君!ねぇ、鳥井君!」
デコが、怒っているのか。僕の名前を連呼している。ここは、逃げるに限るかな。一人帰宅部を開始した僕。デコと紅子を学校に置いて、家に帰宅したはずが、家にデコと紅子が待っていた。あれ?
「亜樹さんは、ここしか帰れる場所が無いからねぇ」
って、紅子が笑顔で僕を出迎えてくれた。あぁ、行動範囲が狭いすぎるのか…