（あとがき）「BARグラズヘイムへようこそ」＋αを振り返って

「BARグラズヘイムへようこそ」
ついでに
「もしパンドラズ・アクターが獣殿であったのなら（連載版）」
が完結いたしました。

　あとがきとして、いろいろ書いていきたいとおもいます。
　また２０１８年１月１３日１２時までの感想に書かれていた質問については、本稿で回答させていただきます。
　それ以降のものや本活動報告へのコメントは別途回答させていただきますので、
　なにかございましたらコメントをお願いいたします。

【はじめに】
　作品を読んでいただいた皆様。本当にありがとうございます。その上で感想をいただけた方。あなた方の一言は作品の推進力になっています。感想がなければ完結できた！と自信をもって言えるかわからないほどに、助けられております。



【作品のキッカケ】
　祝DiesIreaアニメ放送


【テーマ探し】
　夏ぐらいから放送時期の情報もはいっていたので考えていた作品。
　最初は主人公である蓮達にフォーカスをあてたものを考えましたが、どうもしっくりくるシーンが浮かびませんでした。

　そんな時、「Dies irae & WORLD BOX ～Masada Premium～　ディエス・イレ アンド ワールドボックス」
が発売されたので、Diesをやり直しました。まあ、１ルートでもやればアイディアも浮かぶかなとおもってプレイしたのですが、プロローグのベルリン陥落のところでアイディアはまとまってしまいました。


テーマ：黒円卓を中心に据えて掘り下げたい。できるかぎり素顔に近い場所で


【資料探し】
　こんなテーマができました。この時点で作品のメインに蓮やマリーが出てこないこと決定。
　そんなわけで、当時のドイツの資料を探し始めたのですが案外少ない。
　やはりメインは第二次世界大戦なのでそっちにフォーカスされ、その背景の文化はどうなのか。

　戦争時とはいえ日本とはぜんぜん違うはず。
　どんな食事をしているのか？
　町に物資はあるのか？
　そんななか軍人はどんな生活をしていたのか。

　幸い住んでいる街の図書館がすばらしく、さまざまな資料を集めることができました。

　ドイツというキーワードでジビエ専門書（各種鳥、鹿、ウサギ、いのししなどの解体写真付き）とか、修道院ハーブレシピ。あと実際のドイツ語のレストランメニューのサンプル（あと注文方法などなど）。１９００年から戦後までのドイツ史にあわせた人々の暮らしを示した本などもありました。

　加えてネットで情報を補完し、最低限の下地ができた頃。

――アニメ０話を見ました。



【アニメ０話】
　自分はDiesのファンですが、同時にアニメ好きでもあります。
　偉そうに指摘しだせば切りがないので、正直にひとこと「これはもったいなすぎる。しかし３人娘の掛け合いは良い」


【最初にできたイメージは第三話の女子会】
　酒の席を中心にすえたキャラの掘り下げ決定。
　まっさきに出たのは０話の三人娘の掛け合いから、あの三人が仲良く飲みながら会話しているイメージが浮かぶ。


【Diesらしさは？】
　ここでDiesらしさを考える。
　やはり外せないのは永劫回帰

　どのルートのどの時点なのか。まったく気にせずIFで書いてもよいが、やはり好きなのだから位置付けをしっかりきめたい。

　酒の席＝BARナザリックのバーテンダー＝転生者のイメージがうかぶ。


メリクリウス
　・女神に贈る首飾りの試行錯誤中
　・可能性世界の先に自分が関与していない転生した魂「BARナザリックのバーテンダーを見つける」
　・こいつを使って因果に波紋を産めば、また新しいルートが開拓できるか？　失敗したらそれはそれ
　・どうせ観測するならある程度操作しやすいタイミングが良いだろう
　・こいつの特技は酒と料理か。なら友に楽しんでもらうのも良い
　・こいつ黒円卓のメンバーとナチュラルに縁を結んでいくぞ？
　・お、このイケ魂（ロートス　ロックオン）は良いものだ。
　・なんだかんだとよく働いたし、良い息抜きにもなった。
　・褒美をやろう。そうだ女神の治世になったら再度放流してやろう。

という謎電波を受信。



【BARにきそうな人、こなさそうな人】
　ベイ　　　　：一人飲みも女の尻を追っかけてもあり。今回は一人飲み採用
　シュピーネ様：一人で優雅に。脳内でゴローちゃん（孤独のグルメ）
　神父　　　　：神父がBARはないな。当時、ふっきれてなさっそうだし。
　　　　　　　　むしろ吹っ切れたあとだと酔っぱらいながらテレジアと管を巻くイメージで退場
　三人娘：普通に飲んでそう
　アンナ：女子会も一人飲みもあり。しかし個人的にはロートスｘルサルカ（アンナ）派なのでルート決定
　シュライバー：普通には来ないだろう。獣殿に連れてこられればくるか？
　ラインハルト：覚醒前だと仕事の鬼。任務で社交界に出たとしても、BARにくるとは思えない。
　　　　　　　　だけどメリクリウスが煽るとくるだろうな
　メリクリウス：外で飲むぐらいなが引きこもってそう。そこで役目（叔父）が付く
　ロートス　　：普通に飲んでそう
　ミハエル　　：一人は無理だろうけど、同僚とか戦友によばれれば普通に飲んでそう

ってことで、いろいろ考えた結果は作品の通りになりました。



【もうひとひねりエンディングはそれなりに盛り上げましょう】
　第９話までのプロット完成。
　しかし物足りない。
　放流された後、ただあとがきのように描画してはつまらない。

　そこで浮かんだのがDIesの最高のエンディングは？　やはりロートスとラインハルトの邂逅。

　そこで１０話が追加。

　ループであり、ループとの違い。立場の違い、時点での考えの違い。どうせならアンナもまざってもらいましょう


【完成】
　そんなわけでプロットとある程度の肉付けが完成。あとは書きあげながら投稿しておりました。


【９話の選択肢】
　コミケ前日の時点でここまで書きあがっていました。
　まあばればれですが、ここから選択１を選んでノーマルエンド、ベアトリスといちゃいちゃルートを考えてました。どうせこの周回はメリクリウス的に実験なのでそれも有りぐらいの感覚で。

しかし
コミケ１日目：子供と提督＋川内のコスであいさつ回り
コミケ２日目：アインズ・ウール・ゴウンの恰好。子供にシャルティアをさせサークル参加
コミケ３日目：挨拶周りのあと、オバロ合わせでアインズ・ウール・ゴウンの恰好で立ち続ける
　※写真はTwitterのほうにあがっております

　そこで体力切れ、とどめは初詣で風邪をもらったらしくボロボロ。
　Diesのアニメも１段落していることから、一区切りつけるのが先と考えました。


【ちなみに■話ってどのルート】　
　先輩ルートの向こう側。でもメリクリウスもこっそり女神の治世を謳歌している。そんなルートです。


【そういえばバーテンダーが可能性の世界ってことは】
　私の脳内では、オバロのリアル世界も、オバロ本編の世界もメリクリウスの永劫回帰の内となっています。ちなみにパン獣殿の世界と、BARナザは近い世界線ですが、永劫回帰の内です。どんだけ放置すればあの世界まで進むのでしょうね～。


【この後どうすんのよ？】
　時間があれば、書きたいシーンはあります。BARナザのようにサプリメント追加するかもしれません。
　ノーマルエンドとか、この世界線が進んで蓮たちのルートとか。
でも１００才こえてるBARとなるとアレなのでそれこそ４回目にGOしてもらわないといかんのか。


【なんでロートスｘアンナ好きなの】
　もともと好きでしたがGユースケ氏の同人誌のアンナがかわいかったから（ぉ

【なんでシュピーネ様……】
　シュピーネ様最高！　数少ない頭脳派だよ。チンピラとはちがうのだよチンピラとは

【でもチンピラが第一話じゃないか】
　チンピラは夜の街にくわしく遊んでそうですし。おすし

【あの二人の常連は……】
　触ってはいけない。同じ存在かもしれないし、記憶も継承しているのかもしれない。
　でも触ってはいけない。
　なぜなら、描画されないということは、自由にできるということだから。

日時：2018年01月13日(土) 14:19