オリキャラでおくる幻想郷縁起part1

タイトル通り、作者の『東方紅転録』オリキャラの幻想郷縁起です。The Grimoire of Marisaのスペカ紹介はありません。
なお、オリキャラといっても全員ではなく、レナータ、ルナ、ミアのみとなります。ルネや朱童達は次回(日は未定)となります。





『血に染まった吸血鬼 レナータ・スカーレット』
能力 ありとあらゆるものを有耶無耶にする程度の能力
危険度 極高
人間友好度 普通
主な活動場所 紅魔館



紅魔館の主人、レミリア・スカーレットの妹。血に染まった吸血鬼(*1)、レナータはスカーレット三姉妹(*2)の次女だ。
レナータは吸血鬼の中でも比較的、人間に対して友好的な態度を示す。しかしあくまでも妖怪であって人間を捕食する側なので、むやみに近付くのは危険だ。出会ったとしても下手に話しかけず、素通りするのが一番よい。

まるで血のように紅い翼を持ち、髪も同様の色をしていて、背丈や年齢は姉のレミリアと同程度に見える。右手の中指には指輪をしているが、これは魔法で作ったものらしい。顔はレミリアに似ているため、見分ける際は髪の色を見るのがよい。間違っても嬉しそうにするため注意する必要はないが。

常に礼儀正しく物腰の柔らかい態度で接してくるが、家族、特に姉のことを悪く言うと性格が一変する。あからさまに機嫌が悪くなり、敵意を見せるのだ。逆に姉のことを良く言うと機嫌も良くなるというので、機嫌が悪くなれば姉を褒めることで危険を回避できる。しかし幾ら褒めようと、完全に心を許すわけではないので、警戒は怠ってはならない。

能力の有耶無耶にする事は、自身、もしくは触れている対象の存在を曖昧にすることで、それ以外の存在から認知できなくさせることができるという。ただし存在が認知できなくとも、曖昧なだけで有るも無いも変わらないため実際に触れたり干渉することはできる(*3)。
この能力を応用し、能力等の効果を有耶無耶にすることで、一時的にそれを無効化することも可能。なお、この時だけ有ることを無いことにできる(*4)。彼女の血も同じ効果を持っているらしく、飲むと意識、感情、理性、能力等のうち、どれか一つが有耶無耶になる。

姉妹の中では最も身体能力は低いものの、魔力に関してはダントツに高い。武器等の召喚を得意とし、それを使って戦うが、武器の腕前は素人に毛が生えた程度である。それでも吸血鬼の身体能力としての基礎が高いため、人間が勝つことはまず不可能に近い。


❅ 目撃報告例 ❅

・よく妹達と一緒にいるのを見るんだよなぁ。仲良さそうなのはいいが、面白い魔法でも教えてもらうと思っても、あまり話を聞いてくれないんだ。全く困ったものだぜ(霧雨魔理沙)

妹と一緒にいると話は聞いてくれないものの、機嫌はいいらしい。しかし妹の方も危険なため注意は必要だ。

・あの娘、お酒が苦手なんだよ。昔飲ませたことがあったけど、そのときはすぐ昏睡しちゃってたよ(匿名)

まず飲ませることが難しい。それにしても鬼の所業である。

・たまに人里で妹を連れているのを見るが、フードをしている以外は人間にしか見えなかった(匿名)

恐ろしいことに人間の姿になれるらしい。しかし弱点の日光は消せないため、見分ける際はフードや傘を持ってないことを確認することだ。


❅ 対策 ❅

この妖怪が人間を襲ったという報告はない。だからといってむやみに近付いてはいけない。
彼女にとって人間と妖怪の違いはないらしく、分け隔てなく友好的に接してくる。だが彼女の前で家族のことを悪く言ってはいけない。前述の通り、殺されはしなくても悪夢を見ることになるだろう。そして家族に下手に手を出そうものなら、彼女が黙っていない。
もしも完全に家族を無力化し、人質にできるなら彼女を殺すことは容易いだろう。その家族の方がレナータよりも危険な者が多いので、おすすめはしないが。

魔導に精通し、詠唱無しでの武器の召喚を得意とする。さらには能力による気配遮断も相まって、倒すことは容易ではない。何故なら倒せそうになっても気配を有耶無耶にし、逃げることが可能だからである。この妖怪を倒す場合は前述の方法、もしくは彼女の能力を無力化することが一番である。武器だけでの戦いになれば、人間にも少なからず勝機はある。しかし武器の召喚以外にも魔導に精通しているため、相手が武器だけだからといって油断してはならない。

また、下手に手を出さなければ人間を襲うことはないので、やっぱり何もしないのが一番である。


*1 本人はこの呼び名を嫌い、魔法少女の吸血鬼を名乗っている。
*2 三姉妹とは言うが、姉妹は全員で五人いる。わけがわからない。
*3 しかし干渉しても認知はできない。
*4 実際はできておらず、本当はその能力等を誤認させる、もしくはごまかしているだけらしい。意外と恐ろしい能力である。





『狂気の側面 ルナシィ・スカーレット』
能力 ありとあらゆるものを破壊する程度の能力
危険度 極高
人間友好度 極低
主な活動場所 紅魔館



フランドール・スカーレット(前述)の双子、もしくはもう1人のフランドール。詳しい情報は分かっていないが、元はフランドールの別側面の人格だったという。彼女もフランドールと同じく、外に出てくる事は少なく、たまに紅魔館近くの森や人里で買い物をしている姿を見るのみである。

フランドールとよく似た容姿を持ち、容姿での違いは髪の色のみ(*1)。フランドールとよく一緒にいる姿を目撃されるので、一緒にいるなら間違って話しても訂正してくれるだろう。彼女一人で外にいる場合は機嫌が悪いときが多いらしく、話しかけない方がよい。

容姿と同等程度の精神年齢のようだが、恥ずかしがり屋なのか自分から話しかけることは滅多にない。姉と仲がよく、いずれかの姉と一緒にいる姿をよく目撃される。自分が知らない人と話すのを止められているのか、誰かと一緒にいないときに初対面の人と話すことはない(*2)。しかし悪魔らしく、その性格は無邪気で残忍。近付く際には彼女の他に誰かいることを確認することだ。

彼女の能力はフランドールと同じものなので、前述を参考されたし。しかし能力を使う瞬間は見られず、そもそも戦う姿もあまり目撃されていない為、能力の詳細は不明なままである。


❅ 目撃報告例 ❅

・フランよりも子どもっぽいな。だがその分危険度はフランよりも高いぜ(霧雨魔理沙)

その性格も子どもゆえの無邪気さ、ということだろうか。

・あの姉妹、見分けがつかないから何とかしてほしい(博麗霊夢)

巫女も無茶を言うほど似ているのだ。

・よく似た子どもと森にいるのを見かけたが、翼が無ければ普通の子どもにしか見えなかった(匿名)

触らぬ悪魔に祟りなし、ということだろう。


❅ 対策 ❅

フランドールと同様に危険な能力を持ち、吸血鬼特有の超人的な身体能力も持っているため、間違いなく勝負にならないだろう。彼女と出会った場合は下手に刺激せず、声をかけられても丁寧に返してやるのが最善だ(*3)。無愛想に返して怒らせるのは、命が危険に晒される。もしも敵対した場合は彼女の姉に制止してもらうか、彼女よりも強い力で無理矢理抑えることでしか回避できないだろう。


*1 フランドールは金色。ルナシィは銀色の髪を持つ。
*2 道を聞くなど、困ったときには初対面の人でも話しかけるらしい。
*3 丁寧に返しても機嫌や返答次第では怒らせてしまうので注意が必要。





『お人好しな吸血鬼 ミア・スカーレット』
能力 ありとあらゆるものを有耶無耶にする程度の能力
危険度 極高
人間友好度 高
主な活動場所 色々



レナータ・スカーレット(前述)の双子の妹。放浪癖があるのか至るところでその姿が目撃されている。比較的妖怪、人間を問わず友好的な態度を示す為、出会っても危険は少ない。しかしその力は本物なので、注意を怠ってはいけない。

レナータと容姿が似ている(*1)。しかしレナータよりも人間に対してとても友好的で、その翼の無い容姿からも人間から警戒されることは無い。吸血鬼の中では比較的安全な者と言えよう。しかし彼女の姉妹は全員似た容姿な為、呼びかける場合はしっかりと本人かどうか確認することだ(*2)。

前述のとおり危険は少なく、逆に人を襲う妖怪から守ってくれるなど、人間に対して友好度だ。しかし、そんな彼女も家族の悪口には敏感に反応し、敵対はしなくとも悪い印象を与える。呪術的な魔導にも精通しているため、あとで地味な呪いを受けることもある。

能力はレナータと同じなため、前述のレナータ・スカーレットの項目を参照すること。しかしレナータと同じく魔導に精通しているといっても、種類が違うらしい。彼女の場合、概念そのものを武器として具現化することを得意とする。武器の腕前はいまいちだが、その武器によっては、かなりの脅威になると言えよう。


❅ 目撃報告例 ❅

・魔法を教えてくれるのはいいが、レナよりも気まぐれだからな。あいつの気分次第では教えてくれないこともあるんだ(霧雨魔理沙)

意外と気分屋らしい。機嫌が悪そうなときは注意した方がいいだろう。

・よく飯屋で奢ってくれる。妖怪だと聞いたときは驚いたが、それでもいい奴だ(匿名)

外面をよくしているのだろうか。それとも気分がよかったのだろうか。

・魔法を教えてほしいと頼んだら、簡単に教えてくれた。だがあんま使えない魔法だった(匿名)

人が魔法を持つ脅威を危惧しているのか、むやみに教えたくないのかもしれない。


❅ 対策 ❅

この妖怪が人を襲ったという報告はない。逆に助けたという報告が多い。
人間、妖怪に分け隔てなく友好的な態度を見せ、何か困ったことがあれば進んで協力してくれる妖怪である。だからといって心を許していいわけではないが、必要以上に恐れることはないだろう。
ただし、それも彼女、もしくは彼女と交友関係のある妖怪や人間に手を出さない場合のみだ。もし手を出そうものなら、まさしく鬼のような力で圧倒し、加減することも正々堂々と戦うことも(*3)しないだろう。


*1 違いは翼が有るか無いか。吸血鬼なのに翼が無いのは突然変異だろうか。
*2 間違ったとしても紳士的な者が多いが、危険な者も多いため注意が必要。それにしても全員似すぎである。
*3 正々堂々でない勝負だと、能力を使って自分を認識させなくするらしい。


日時:2018年02月03日(土) 22:46

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