ワンシーン抜粋ー
―――初めて見た“戦車道”は、それはそれは興味深いものだったのーでございますわ!
―――ピッチングマシンみたいですの!どかーん!どかーん!って!それはそれは矢継ぎ早に撃っては次の砲弾、また次の砲弾!
―――ですがそれをぜぇんぶ防ぎきるダージリン様!!マジパネぇですの!!
―――ですがですがそれよりも!
―――【止まらなければ狙えない!狙えなければ当たらない!故に足を止めなければやられない!】至言極まりないでございますですの!!!
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「―――お断りいたしますでございますですわ!」
現隊長ダージリン、及び副隊長アッサムを目の前にして、きっぱりと言い切った少女は、ピンクの癖ッ毛を揺らして大きく胸を張った。
「そもそも、最初に足切りを行うと名言されていた以上、わたくしは失格なのでございますですの。お紅茶の淹れ方もわかりませんでしたし、生徒会のお仕事も失敗してしまいましたし。それで合格と言われても
―――スジが通らねぇ、でございますですのよ」
むふん、と鼻息荒く言い切った少女は背を向けて
「それでは失礼いたしますわ!」
そう言って講堂を立ち去ったのだった。
日時:2020年03月24日(火) 06:16
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