俺ガイルを久々に思い出した人に読んでほしい
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
~ストーリー~
主人公は九条影虎という男子大学生で、雪ノ下陽乃と同窓生。そんな彼はふとした切っ掛けで雪ノ下陽乃に目をつけられる。
これはそんな二人のかなり変わった歪な関係の物語。
(14行省略されています)
~感想・推薦理由~
この小説が面白いと思うのはまず、登場人物(特に上述の二人)の心情の描き方がとても上手い。内面の吐露や表情の表現、口調の表現などがとても丁寧で、リアルに伝わってくる。
基本主人公の九条影虎視点で話が展開されるが、時折雪ノ下陽乃視点を入れることで互いがどう思い合っているのかが分かりやすく、すれ違いなどは非常に読んでいて胸がムカムカする。
次に、原作で大事なテーマとなる『本物』についてもこの小説は大切に扱っている。この二人(特に雪ノ下陽乃)が原作では八幡達が悩むこのテーマにどう向き合ってどう答えを出すのかを読んで欲しい。
正直、上述した理由や見所等は自分が読んで感じた膨大な感情の一部分を言語化しただけで、言葉にした分陳腐なものに過ぎない。だから、一度、読んで経験して欲しい。自分がこの小説に感じたことを。読まなければ分からないことが絶対にある。
そして、この小説がもっと多くの人に届くことを願う。
最後にひとつだけ、自分はこの小説を読んで、雪ノ下陽乃と九条影虎は最高だった、そう心の底から断言します。
▼読む際の注意事項など
・原作キャラとオリ主の絡みが嫌いな人は避けた方が良いかも
・おそらく登場人物に自己解釈が入っているため少し原作とは性格が違うかも
・この作品に浸かりすぎると他の雪ノ下陽乃関係の登場人物に違和感を持つかも
▲短縮する
ユウ—/2019年05月31日(金) 23:59/★ (参考になった:4/ならなかった:3)