※新規の推薦投稿は各小説の上部メニューにある「推薦」から可能です
ダイの大冒険推薦一覧(5件)
原作って奇跡だったんだな・・・
推薦作品:暗黒の勇者姫/竜眼姫 原作:ダイの大冒険
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
ソアラの妹。
ただし、特にダイ大でよくある「天秤の敵側の皿にオリ主と同じ強さの増援、同じ苦戦で原作と同じ話」ではない、原作前のアバン~ハドラー戦からじっくり描かれている。
それによって、原作がどれほど奇跡の連続かはっきりわかるというのがこの作品のすごさ。
(11行省略されています)
原作、「史実」であったであろうアバンパーティのある戦いに、アバンと同等以上の力を持つ主人公が入ることで単純戦闘力は倍近く。その結果……完全に詰む。
なぜパーティ戦闘力は「史実」以上で、「史実」では勝てた敵に?それは読んでのお楽しみ。
同様のことが繰り返される、相性と偶然がわずかに違えば「原作」ではあっさり勝てた敵も、どうしても勝てない難敵と化すことが。
原作での、また原作以前のアバン~ハドラー戦も、まさに偶然の連続で人間が勝利したのであり、紙一重違えば負けるとはっきりわかってしまう。
さらに面白いのが主人公の奇妙な性格と、それによって変化する様々なキャラクターの心。
アクションシーンの水準も非常に高く、原作を忘れて読んでも十分面白い。
▼読む際の注意事項など
バラン編に胸糞あり。ただし説得力はとても高いし、最高にかっこいいシーンでクライマックスとなる。
▲短縮する
ケット/2019年10月26日(土) 00:25/★ (参考になった:32/ならなかった:3)
勇者姫/龍眼姫は、救われて良い
推薦作品:暗黒の勇者姫/竜眼姫 原作:ダイの大冒険
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
国のために尽くした勇者姫
魔王を倒した勇者姫
龍眼を得た勇者姫
人を超え、竜騎士とも互角に戦える力を得た勇者姫
(18行省略されています)
その結果、その力と龍眼の為、人々から恐れらた勇者姫
実の父である国王からは化け物扱いを受け勇者姫
火焙りにされた勇者姫
そして、
己の倒した魔王に命を救われた龍眼姫
魔王に心の居場所を与えられた龍眼姫
恩を返すために魔王軍に入った龍眼姫
魔王のためなら大魔王だって対立する龍眼姫
彼女は自身は善でも無く、悪でも無いが、
自己の利益に走らず、生まれた国のため、
救ってくれた魔王のために行動する勇者姫/龍眼姫は
善でもあり、悪でもあった
彼女の介入でこの後の物語がどのような変化していくか
見ものです
▼読む際の注意事項など
最初になぜ生まれた国に尽くすのかとか
前世ではどのようにしてきたとかの描写が少なかったりなかったりで
主人公の行動原理の把握に混乱するかも?
▲短縮する
チャイナドレス先輩/2019年10月02日(水) 01:37/★ (参考になった:4/ならなかった:2)
ダイ大しか知らない人にも読んで欲しい
推薦作品:ゴルゴナの大冒険 原作:ダイの大冒険
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
有名なドラクエ漫画の二作品の読者ならタイトルだけで察せるだろうが、
「ダイの大冒険」の世界を舞台にした「ロトの紋章」とのクロスオーバー。
四大魔王の1人、作中最も悪辣で残虐だった異形の大蜘蛛、復活した「冥王ゴルゴナ」が主人公となり、
大魔王バーンの下で研究したり暗躍したり卑怯な戦闘をするお話。
(11行省略されています)
ダイの大冒険しか知らない人でも、原作キャラが全く違和感のないレベルで
活きたキャラとして動いているので充分楽しめる内容になっている。
ゴルゴナのキャラについても、原作を知らない人でも割と早い段階で掴めると思う。
またゴルゴナが起点となりロトの紋章の魔王軍サイドの人物も何人か登場している。
ゴルゴナは勿論のこと、ムーの技術によって原作より超強化された魔王軍にご満悦なバーン様も多々見られ、
チョイ役のヴェルザーや、名前でしか登場しなかった雷竜ボリクスといったキャラも存分に活かしており、
原作ファンでもニヤリとするような展開が多々盛り込まれている。
▼読む際の注意事項など
注意書きにもある通り登場人物が本来より不幸になる展開が多く、原作終盤の主要登場人物で死者はまだ出ていないが、
主人公サイドが悪役なだけに今後の展開がどうなるかも全く予想が出来ない。長所とも言える部分だが。
▲短縮する
イルイル/2016年06月28日(火) 17:19/★ (参考になった:43/ならなかった:8)
戦略的・政治的視点から見たダイの大冒険
推薦作品:ダイの大冒険異伝―竜の系譜― 原作:ダイの大冒険
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
現代日本の官僚だった人物がダイの大冒険のアルキード王国の平民として生まれ
そこから死なないためにバラン処刑の場面に介入し、結果として大きなバタフライエフェクトが生じて
原作通りの展開はもはや到底いかなくなった状態から、なんとか大魔王バーン相手に勝利を収めようとする話。
(13行省略されています)
主人公の武器は原作登場人物たち為人やバーンの戦略の把握、自らも官僚として働いていた手腕と現代知識、
上記の処刑介入によって得たバランやソアラとのコネクションと言ったもので戦士としての才はほとんどない。
原作のダイの大冒険での人類の勝利はわずかでもボタンが掛け違えば全てが狂う奇跡の連発の薄氷の上の勝利で
敵であるバーンも無能とは程遠い、圧倒的な強さと叡智、軍勢を有している存在である。
そのために主人公の人類の強化の策や警戒する竜の騎士であるバランが人類の味方についている事に対して
原作とは地上破壊計画を修正してくる事が予想されるために原作の頃にはどう展開していくのがか全く読めなくなっている。
戦略的・政治的思考を持った主人公視点から見る事で大魔王バーンのただ強いだけではない
魔界の神を名乗る指導者としての叡智の底しれなさやスケールのデカさ等が実感できる作品である。
▼読む際の注意事項など
・少年漫画を戦略や政治の観点から見た作品であるため、アンチやヘイト要素はないが
作中では描かれていなかった事に対する作者様独自の設定や解釈がある。
▲短縮する
ライアン/2015年06月21日(日) 11:13/★ (参考になった:56/ならなかった:13)
『幸せに生きたい』という強欲の物語
推薦作品:でろりんの大冒険 原作:ダイの大冒険
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
悪役に転生した。それだけならよくある話で、要は悪役にならなければ言いだけの話。けれど、主人公が役を全うしなければ原作の主人公は勇者になれない。そんな結論が出てしまったら?
原作に沿って主人公を強くしなければならない。だが、その過程で死ぬはずの家族、知り合いを見捨てる事はできず、原作からの乖離が起きていく。
長生きしたい。幸せになりたい。そのために家族を助けないなんてできない。知り合いを見捨てるなんてできない。強欲に己の望む生を欲した主人公は、それを成す為に命を懸けた戦いへと身を投じていく。
(8行省略されています)
原作を知っているがためにそれに縛られ、世界の平和を成しながらも家族や友好のある人たちを守りたいと願う主人公が、己の行動による影響と見えない未来に苦悩しながらも諦めずもがき続ける。そんな物語です。
人に理解されずともやらなければならない事をする。簡単なようでとても難しい事を当たり前に行う主人公の意思力には感嘆とさせられます。
最強でもなければ天才でもない。転生者としてのアドバンテージだけで最強でもなければ天才でもないというのに、諦める事も無ければ立ち止まる事も無い。力ではない本当の『強さ』の見える作品だと思います。
▼読む際の注意事項など
多少のご都合と取れる場面があるので、ちょっとでもご都合主義が許せない、という方は受け付けないかもしれません。また、オリ設定も存在しており、それを許せないという方も読まない事を推奨します。
俺TUEEEとかハーレムとか昨今のよくある最強モテモテ設定は存在しませんので、そこを踏まえてご一読ください。
▲短縮する
神榛 紡/2014年04月23日(水) 21:10/★ (参考になった:55/ならなかった:6)