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(0) ビバ、夏休み!!
(0) と言うわけで勉強会である。
(0) 3バカはなんで夏休みそうそう勉強なんてしないといけないと文句を垂れている。
(0) それを、堀北さんが、あなたたちが夏休みが終わるまでに終わらせない可能性が高いからよと言い一蹴した。夏休みの課題を出さないのもクラスポイントには影響が出るので当然である。
(0) クラスのためとは言え、こんな奴らのためにわざわざ勉強会に参加してくれる堀北さんは根は優しいのではないだろうか。あの会長に歪な形で憧れていただけで。
(0) 自分も勉強会グループとしてそこに参加しているが、教えてもらうこともせず、教えることもしない程度の学力なのでもくもくと1人勉強を進めていた。今世の脳性能はそこそこに良いらしく、そこそこのスピードで解けている。なお、そんな脳性能をフル活用するほどに頑張っていないので学力としてはDクラス上位には入るが、学校全体で見れば平凡な学力をしている。
(0) しかし、今回はいつも以上に本気を出しており学校上位にも入るのではないかというくらい頑張っている。それには理由があり、端的に言えば負けられない戦いがそこにあるからである。
(1) ヒィコラ言いながらやっている3バカを尻目に、自分は綾小路とどちらの方が早く終わらせられ、そしてどちらの方が正答率が高いかを競い合っていた。
(1) ルールとして、まずは競い合う範囲を決める。そして、解き終わるまでのタイムを計測する。その後、互いの正答率を相手のタイムにかけることで、タイムが少ない方が勝ちというルールだ。
(1) 例をあげれば、Aのタイム100正答率100 Bのタイム80正答率50の場合。AのタイムにBの正答率をかけ、Aの数値は5000。BのタイムにAの正答率をかけBの数値は8000。
(1) よって、Aの数値の方が少ないのでAの勝ち。こういったルールだ。なお、無回答にはペナルティがあるので解かずに最速で終わらせると負ける。
(1) ちなみに、負けたら全員が所望するものを買いに行かされる。自腹ではないが、この炎天下に行かないと行かないなので地獄である。
(1) 自分が負けた方がコンビニ行くルールでやろうぜと言ったことをきっかけに、なぜか全員分のを買ってくることになっていたのだ。ちなみに、自分と綾小路は勝った方は相手に好きなアイスを奢らせることができる。
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(2) しかし、今回負ける気はない。本気綾小路相手ならどれだけ全力を出そうが負けるが、手加減綾小路にならば勝てるだろうと自分は挑む。普通の学力なら自分には勝てないだろうな、と、過去チェスで綾小路に普通以上の実力を出させるために使った言葉を使い、普通を目指す綾小路の性質を利用して姑息にも勝ちを狙った。
(3) 自分は無駄に良い脳性能と前世の知識などをフル活用して普段の学校生活では見せないレベルで頑張ったのだが、しかし結果は20の数値の差で敗北。こいつ、自分に勝つために事勿れ主義捨てたな?
(1) 本気を出されていれば100の差はついただろうし加減はしていたのだろうが、明らかに普段とやる気が違った。明らかに普通の実力ではない。
(1) 堀北さんや櫛田さんが3バカに苦戦していなければ、確実に普段の綾小路の実力を超えた所業に気づいて堀北さんが口を挟んできただろう。
(3) 鬼畜にも、綾小路はコンビニの300ポイントくらいするソフトクリームをご所望らしい。他のメンバーはポテチポッチー2リットルコーラその他を頼んできた。2リットルコーラを頼んだ山内はいつか殺す。
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(1) 自分は渋々ながらもみなに送り出されながらコンビニへと向かった。
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(1) 近くにコンビニがあったのはありがたい。できれば、高層マンションみたいに寮内にあってくれれば楽なのだがと内心呟く。
(1) 炎天下に晒され、少しの移動でも体に熱がこもり汗が出る。そんな苦労をしながらコンビニに向かっていると、佐倉さんを見かけるが、自分と彼女の間にはクラスメイトという関わりしかないので挨拶はせずにすれ違う。自分はクラスメイト全員に対して挨拶をしたりする性格でやっていないのだ。
(0)
(0) しかし、歩いていればコンビニに向かう自分の跡をついてきていた。なんの真似だ、佐倉さんもコンビニへの予定を思い出して戻っているのかと思いながらもコンビニに入る。コンビニで頼まれたものをカゴに入れて行き、レジに向かう。
(0) そして、その足でそのまま寮に行こうとしたのだが。
(0)「あ、あの」
(0) と呼び止められる。何かと振り向けば、佐倉さんは次の言葉を悩んでいる様子。何か用?と聞けば、佐倉さんは勇気を振り絞ったようで口に出した。
(0)「あの、紙袋の、人って、もしかして、佐原くん、ですか?」
(1)「?紙袋の人?紙袋持ってる人のこと?……自分持ってるのレジ袋だけど」
(2)「ぁ、ち、ちがうなら。すみませんでした。」
(2)「?よくわからないけど、わかった。」
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(1) 危ない。事前に紙袋マンの身長などから佐倉さんにバレていた場合のシュミレーションをしていて助かった。グラビアアイドルだから人の骨格とかに対しての目がいいんじゃないかと思い、一応考えていたが、まさか本当にバレていたとは。
(0) しかし、否定した風に聞こえるように言ったので強く聞いてくることはないだろう。騙すようで彼女には申し訳ないが、この事実を知られるわけにはいかない。
(1) 紙袋マン=理解特別棟にあの夜いた人物=よう実ラジオの証拠を確保した人物である可能性が高い。という流れで自分が色々していることがバレたらたまったものではないのだ。
(1) しかし、どこか心なしかしょんぼりした様子の佐倉さんを見ていればどこか罪悪感が湧いてきていた。自分はそんな思いを消化するためにも声をかける。
(1) このあと用事があるか、ないのなら、今、綾小路や櫛田さんたちと夏休みの勉強会をしているのだけど、綾小路とかと交流があるのなら来てみないかと誘う。彼女は少し悩んだ様子を見せ、迷惑じゃないのならと了承した。彼女は荷物を寮に取りに行ってから行くと言ったので、自分は了承して皆が待つ勉強場所へと向かう。
(1) 電話で綾小路に、道端であった佐倉さん勉強会に誘ったよーと言っておく。
(0) あのイベントを謎の紙袋マンが奪ってしまい、綾小路と佐倉さんの仲を進展させるためにも綾小路と佐倉さんの仲を深める時間も用意できるので、今遭遇したのは良いタイミングだったのかもしれない。
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(1) なお、勉強会で佐倉さんは、露骨な視線を向けてくる山内から綾小路を盾にしつつ隠れながら勉強していた。ちょくちょく綾小路のことを見ている。
(2) 今なら、人も見ているので普通の実力しかだせない綾小路に勝てると思い、同じ勝負を仕掛けた。しかし、佐倉さんが見ているのにまた自分に勝つように調整したようでまた負けた。佐倉さんは綾小路が予想以上に頭が良いことに驚いている。佐倉さんに実力の一端を明かしてまで自分に勝ちたかったのか。