行別ここすき者数
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履歴はこちら。
(0)「資源はだいたいそろった。次は食糧を簡単に手に入れるようにするぞ!」
(0)「どゆこと?」
(0)「・・・農耕だ!」
(0)「・・・の、のうこう!?・・・なにが濃いの?」
(0)「そっちの濃厚じゃない、農耕だ!」
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(0)「えぇ~?農耕ってあの無精ひげと麦藁帽のおじさんが
(0)『今年はキャベツがよくとれる年だっぺ!』
(0)『んだ、んだ、んだす!』
(0)とかやってるあれでしょ!なんか格好悪いよ・・・」
(0)※Minecraftにキャベツはありません
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(0)「えっと・・・とりあえず田舎の人たちに謝れ。そして農耕は以外に楽しいぞ!
(0)・・・さあさあ、百聞は一見にしかず、百見は一行にしかず。やってみるぞ!」
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(0)「おー・・・」
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(0)はじめは気に乗らなかった少年も、日がたっていくうちに農業の
(0)面白さにのめりこんでいった。
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(0)水をやり、骨粉をまき、収穫し・・・
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(0)10日がたったある日・・・
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(0)「あはははははは!あはははははは!農業っていいねー!」
(0)「そうだなー!俺たちのおかげでこの世界が救われているって感じだなー!」
(0)「「 あははははははははははは! 」」
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(0)ビュッ! バスッ!
(0)「あぁん!!」
(0)ライモンは[お察しください]のような叫び声で叫んだ。
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(0)「どうした!?セクスィーな声でさけんで!?」
(0)「俺のケツ♂に・・・」
(0)「!!・・・これは・・・スケルトンの矢だ!」
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(0)「やっと見つけたよ~君が隣の洞窟を制覇した勇者かい?」
(0)やや皮肉そうな口調で近づいてきたのは一匹のスケルトンだった。
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(0)「農業ごくろう!いい小麦じゃないか~おいしいパンが焼けそうだ~
(0)でも自分の仲間の粉を使って育てるなんて、許せなく思うな~」
(0)「「ごめんなさい。」」
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(0)「いいっていいって!Don't worry!自然の摂理だからね~」
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(0)「でも、僕が君と勝負して、勝ったらその小麦を全て僕が貰うよ~」
(0)ライモンはワン、ワンとほえながら、
(0)「ほほう・・・いい度胸じゃねぇか・・・うちの相棒をなめるなよ!」
(0)「ぼくが思うに、君のほうがその子の相棒だと思うな~・・・飼う方向性で。」
(0)「ムキキーーー!こいつむかつく!おい!やっちまえ!」
(0)「ま、まじで!?俺、絶対無理だよ~!!」
(0)「大丈夫だ、」
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(0)「俺はおまえを信じてる。」
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(0)少年はハッとした。
(0)ライモンはあっちから俺のことを「相棒」と呼んでくれた・・・
(0)俺は信頼されている、信じられているんだ!
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(0)「・・・よし!」少年はソードを構えた。
(0)「やるのかい?君はソードで戦うんだねぇ・・・ただし」
(0)スケルトンは鋭い目を見せた。
(0)「・・・手加減はないからねぇ!」
(0)ビュビュビュビュ!!
(0)次々と矢が少年に向かってくる。
(0)「ぐっ!!」
(0)少年は肩に2本矢を受けた。
(0)「ハハハハ!それで終わるなんて、つまらないね~
(0)よくそんなんで冒険家になろうと思ったねぇ!」
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(0)「ここで終わる?」
(0)ザザザザッ!
(0)「おおっあれは・・・!」
(0)「何!?2本の矢を受けてあんなに走れるはずはない!倒れるぞ!」
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(0)ザクッ!シャッ!
(0)「ぐっ!」
(0)スケルトンの体は後ろに飛ばされた。そして倒れた。
(0)それと同時に、少年も倒れた。
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(0)「おまえもThe Endにいったのか!?」
(0)ライモンは驚きの声をあげる。
(0)「・・・ああ、俺は昔、村では名高い、弓の名手だったんだ・・・
(0)異名もつくほどだった。狙ったものは逃さない、『蜜蜂のジョー』ってな。」
(0)「でもさぁ、なんでスケルトンと仲良くしてんだよ。」
(0)「自然の摂理、だ。廃坑のなかではモンスターに従うしかない体だ。」
(0)スケルトンは涙をこぼした。
(0)「・・・自分の冒険家という信念を馬鹿にしてもな・・・!」
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(0)犬もつられて涙が出た。
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(0)信念を捻じ曲げられたものたちは泣く。
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(0)少年はいい言葉が見つからず、黙り込むだけであった。
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(0)夕方、スケルトンは廃坑に帰っていった。
(0)ライモンももう涙を流していない。
(0)帰り際のジョーの言葉が聞こえてくる。
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(0)「よし・・・充分ないた。・・・今日はありがとよ!」
(0)「・・・ああ、いいんだ。俺も話し合える仲間と出会えて嬉しい。」
(0)ライモンは涙を拭いた。
(0)「君も本当にありがとう。俺を倒してくれた。こんな奴は初めてだ!」
(0)「ああ、もうお別れだね。」
(0)「俺は口下手でね・・・自分の気持ちが言えないんだ・・・最後は嘘で別れよう・・・」
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(0)「もう絶対!絶対こねぇからな!」
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(0)「ああくんな!絶対何回もくるな!」
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(0)ジョーは愛情のたくさんこもった嘘で別れた。
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(0)「お前らなんて!大嫌いだぁあああ!」
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(0)少年とライモンはこれに答えた。
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(0)「「俺もだぁああ!」」