要 結城の日常 (テンツク)
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1話

pipipi

 

「ん!ふわーあ、朝か、飯食うか・・・ん?」

 

 

どうもこんにちは、俺の名前は要です。要 結城と言います。

ごくごく普通の大学生です。今日は土曜日なので、講義もないので、グダグダしようかと考えています。

まぁそんなことは置いておいて、朝になったので布団から体を起こすと、隣に何やら膨らみが出来てるんですよね、なので

 

バサッ!

 

「またお前か、いつもそれやって面白いか?」

 

布団を捲ると、そこには一人の女の子が居ている。

 

「もちろん、私の楽しみの一つだからね」

 

「こんなことを楽しみにするなよ、ったく」

 

今話している子は花園たえ、花咲川女子高校に通う女子高生だ。

彼女との関係は、まぁ簡単に言えばご近所さんだ。家族同士が仲が良く、昔からよく遊び相手になってやっていた。最近同じ学校の生徒と一緒にガールズバンドなるものを組んでやっている。たしかPoppin'Partyって言う名前だったはず。

ちなみに、たえ以外のバンドメンバー達とも面識がある。というよりたえが、彼女たちを紹介したいと言って家にまで押しかけて来たからな。

 

「それより、なんか用でもあったのか?」

 

「ううん、ないよ。私がしたいからしてるだけ」

 

「それを聞いてはいそうですかーとは毎回言ってはいるが、ならないからな」

 

そう、こいつは毎日ではないにしろ頻繁に同じように布団に潜り込んでくる。昔はこんなことはなかったんだがな。

 

「それより、どうやって家に入りこんでるんだよ?」

 

「???普通に窓からだけど?」

 

「なんで、何かおかしいみたいな顔をするなつーの、俺じゃなかったらアウトだからな、いや俺でもアウトか」

 

この子のこのマイペースは昔から変わらん・・・。それが良いのか悪いのかは分らんが。

 

「そういや、確かそこにはミユがいたはずだが、どうした?」

 

たえがいた場所には、家で飼っている猫のミユがいるはずなのだがいなかったので、たえに聞いた。

 

「ミユなら下で香澄達とあそんでるよ?」

 

「はい?え?なに、お前だけじゃなくて他の子たちもいんの?」

 

「うん、みんなもお兄さんに会いたいって言ってたから、一緒に来たんだよ?」

 

「そのドヤ顔をやめろばかちんが。なにをやってやったみたいな顔してんだよお前は」

 

なに人の家に勝手にあげちゃってるのかね、この子は。しかもドヤ顔で言ってきやがったよ。

あ!ちなみに他の子達とも面識があり、普通に話したりする仲だ。

 

「てことは下で待たしてるのか。なら早く下に行かねーとな。たえも行くだろ?」

 

「うん。満足したからあたしも行く」

 

そう言って、俺はたえと共に下で待たしている子達のもとに向かった。



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2話

布団から出た結城はたえと下の階に降りていき、リビングの扉を開けた。

するとそこには見知った顔のやつが何人かいた。

 

「おいたえ、一つ聞きたい事があるんだが?」

 

「??どうかした?」

 

「お前確かポピパのメンバーを入れたって言ってなかったか?」

 

「うん、言ったよ?」

 

「ならその4人以外の人物が見えるのはいったいどういう事なんだ?」

 

「そりゃ一緒に来たからね」

 

それを聞いた俺は深く溜め息をついた。

 

「はぁ、まぁ良いや、これ以上言ってもきりがないしな」

 

俺はそう言って諦めると、部屋にいる子達に挨拶をした。

 

「みんなおはよう」

 

「「「おはようございます」」」

 

「「おはよう」」

 

「「おはようございます!」」

 

「おはよーうございまーーすー」

 

今挨拶を返してくれた子達は、たえと同じバンドメンバーの山吹沙綾ちゃんと牛込りみちゃん、市ヶ谷有咲ちゃん。

それとAfterglowの美竹蘭ちゃん、宇田川巴ちゃん、青葉モカちゃん、上原ひまりちゃん、羽沢つぐみちゃんだ。

あ!ちなみにここではちゃんで呼んでいるけど、普段は普通に下の名前だけで呼んでいる。

 

「それで、いきなり質問で悪いんだけど、香澄のあれはいったい」

 

「「「「「あはは・・・・」」」」

 

そう、いつもいの一番に絡んでくるはずの香澄、戸山香澄がなぜかは知れないが

OTZこんな体制でいて、明らかにテンション低めですって感じなんだよな。

 

「あれはほっといて良いですよ、自業自得なんで」

 

「自業自得?」

 

「えっと、最初はおたえちゃんが結城さんを起こしに行ってる間にミユちゃんと遊んでいようって、話になって遊んでいたんですけど」

 

「香澄のテンションが上がり過ぎて、ミユちゃんにちょっと乱暴に抱き着いてたりして、あまりにもあれだったんで、ミユちゃんが怒っちゃって、香澄の事を嫌っちゃったみたいで」

 

「それからはずっとあの調子なんですよ」

 

「なるほどねーー」

 

なんか前にもこんなことがあったような気がする、あれは確か、たえが初めて俺にポピパのメンバーを紹介しに来た時だったな。

そん時も確か同じような内容だったはず。

 

「まぁしばらくしたら治ると思いますよ」

 

「だな、それよりも」

 

俺はもう一つのアフターグロウのメンバーの方を見た。

 

「君たちもいたんだな」

 

「ええ、沙綾に誘われて一緒に来たんです」

 

「そうなんだ」

 

俺はそう言って沙綾の方を見た、それに気づいた沙綾が。

 

「巴がうちの店にパンを買いに来てたんで、一緒に行かない?って誘ったんです」

 

「沙綾から話を聞いて全員に言ったら、全員行くってなったんで」

 

「みんなで来たと」

 

俺がそう言うと、全員が頷いたのだった。

 



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3話

アフターグロウのメンバーから訳を聞いた結城はある疑問を思い出した。

 

「まぁ来たことに関してはもう良いんだが、よく蘭やつぐみはこれたな、いろいろ大丈夫なのか?」

 

「うん、そこは大丈夫、友達と遊びに行くとしか言ってないから」

 

「私も!お店の方はそこまで忙しい訳じゃないから、行ってきても良いって」

 

「あら、そうなのかい」

 

そんなことを話していると、ふと気が付いた。

 

「そういや、香澄をこうした張本人どこにいるんだ?」

 

そう、香澄をOTL状態にした犯人のミユが見当たらないのだ。

 

「ミユならここにいるよ」

 

「ここって、どこに入ってんだよお前さんは」

 

そう、なぜかは知らんがミユは巴の服の中にいたのだ、服の中から顔をだして「ミャー」なんて気持ちよさそうにしていたのだ。

 

「まぁいいや、それより今から朝飯食うんだけど、君たちは食べてきたのかい?」

 

「はい!さっきみんなで私のお店のパンを分けて食べました!結城さんの分もあるので食べてください。」

 

「そうかい?それはありがたいといいたいところなんだが・・・」

 

俺が歯切れの悪い感じで言うとみんな首を傾げ。

 

「どうかしましたか?」

 

「あぁ、たぶんそれってあれのことだよね?」

 

俺がそう言って指を指すと、そこには。

 

「~~~♪~~~♪~~~」

 

楽しそうに、沙綾が持ってきてくれたものであろうパンを食べているモカがいたのだ。

 

「はぁ~」

 

「「モカ・・」」

 

「モカちゃん」

 

「ん~?みんなどうしたの~?」

 

「モカ、それ山吹さんが結城さんに持ってきたパンじゃない?」

 

「ん?あ~そういや~そうだった。いや~ついついおいしそうで食べちゃった~」

 

っと、何も悪びれることもなく、パンを食べ終えたのだ。

それを見て、アフターグロウの他のメンバーは頭を抱えていた。

 

「まぁ、食べちゃったことに関しては、俺は気にしてないから、君たちも気にしなさんな」

 

「まぁ、結城さんがそう言うなら」

 

「だな」

 

「もーー、モカあれほどダメだって言ったじゃん!」

 

「ごめんなさい結城さん」

 

俺はメンバーの子達に気にしてないことを伝え、安心するように言った。

 

「沙綾も悪いな。せっかく持ってきてもらったのに」

 

「いえ、まぁ結城さんが良いなら私もそれで・・・でも」

 

そう言って沙綾はモカの方に近づいていき、モカの前に立って何かを言っていた。何かを言われたであろうモカはなぜか顔を真っ青にしていた。

そして話を終えた沙綾はこっちに振り向き、

 

「結城さん、すみませんがどこかの部屋を借りても良いですか?ちょっとだけモカと話がしたいので」

 

っと、笑顔で言ってきたので、隣が空いてることを伝えると、二人で出て行った。

 

「なぁみんなに聞きたいんだが、沙綾の目が笑ってないように見えたんだが」

 

俺が残っている子達に聞いてみると、

 

 

「「「「「「「・・・・ですね」」」」」」

 

うん、やっぱりそうだったかと、一人で納得したのだった。



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4話

 

ーーーー数分後ーーーー

 

沙綾とモカが出ていき、数分したら二人が戻ってきた。かたやなにかスッキリしたような顔になり、かたや先ほどまでとは違い明らかに目に光がない状態で戻ってきて、「ゴメンナサイ」を連発していた。

 

「まぁ何をしたかは知らんが、やりすぎることは無いようにな」

 

「ええ、もちろんです、モカも反省したみたいなので、大丈夫ですよ」

 

そう笑顔で返してきたので、まぁモカのやつも同じことはやらねーだろと思った。

 

「山吹さんのパンが無くなっちゃったけど、結城さんご飯あるの?」

 

「そりゃああるよ、元々君らが来ること自体が予想外なんだから」

 

「確かにそうだよな、私たちもおたえから連絡来るまでは行く予定はなかったからな」

 

「あたしらも、沙綾から行かないかって言われるまでは5人で喋ってただけだしな」

 

「てことは元々の原因はたえの奴なのか」

 

はぁ~と深いため息をついた後に周りを見ると、たえの奴がいなくなっていた。

 

「あれ?たえの奴はどこいった?」

 

「「「「え?」」」

 

俺の質問にみんなが見渡すがいなかった、すると上から誰かが下りてくる音がし、勢いよく扉が開き。

 

「みんなでこれをやろう!!!!」

 

っと、たえの奴がおれの部屋あるゲーム機を持ってきた、しかも無断で。

とりあえず俺はたえに近づき、腕を振り上げて、

 

 

ゴツン!!

 

 

たえの頭にゲンコツをかました。

 

「お前なー、せめて一言ぐらい言えよ」

 

「「「おたえ(ちゃん)・・・」」」

 

そう後頭部を抑え、悶えているたえにそう言うと、みんなが苦笑いをしていた。

 

「ゲーム!?やろうやろう!みんなでやろう!」

 

と、さっきまでOTL状態だった香澄が勢いよく飛びあがって言ってきた。

 

「「「香澄(ちゃん)・・・」」」

 

「はぁ、なんか君らを見ていたら、なんかこっちが、ねえ~」

 

何とも言えない感情になってくるね。

 

「まぁやるのは構わないよ、誰かこの子たちの相手してやってよ」

 

「じゃああたしもやろうかな」

 

「巴がやるならあたしも!」

 

そう言って巴とひまりが二人の相手をしてくれるらしい。あれ?

 

「巴、ミユはどした?」

 

「ん?ああミユなら、つぐの所に」

 

それを聞いてつぐみの方をみると、つぐみの足の上で気持ちよさそうに寝ているミユがいた。

 

「そんなところにいたのか」

 

「私は全然気にしないので大丈夫ですよ」

 

「そう言ってくれると助かるよ」

 

そんなことを話しているとゲーム組が始まったようだ。

俺はとりあえず朝飯用の作り置きしてあるカレーを温めることにした。

ちなみにゲームはマ〇〇パーティーだ。

 

「カレーですか?」

 

「うん、そ、作り置きしてたからね」

 

「「おいしそう」」

 

「食べるかい?」

 

「「「「良いんですか!?」」」」

 

「なぜか増えたが、まぁかまわないよ。つぐみはどうする?」

 

「え?私ももらっちゃって良いんですか?」

 

「ああいいよ」

 

「それならお言葉に甘えさせていただきます」

 

「あいよ、じゃあみんなはそこの棚にお椀があるからごはんをよそいな。蘭はつぐみの分も入れてあげな」

 

「「「「分かりました!」」」」

 

それからみんなで準備をし、ゲーム組以外でカレーを食べた。

ちなみにいつの間にか復活していたモカも一緒に食べた。

 

 

 

 

 

 

 



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5話

あの後しばらくゲーム組が白熱しているのをカレーを食べながら見学していた。

 

結果を言えば巴の圧勝だった。その次にたえとひまりが同点で2位となり、最下位は香澄だった。なんであれだけクッ〇マスを何回も踏めるのだろうかと思いながら見ていた。最初の方はみんなで笑い話に出来ていたのだが、あまりの多さに後半からはなんかかわいそうに見えてきていた。当の本人はと言うと最初は踏んだらダメだと知って落ち込んでいたがなぜか最後にはマスを踏むたびに喜んでいたのだ。まぁ本人がよさそうだから良いのか?

 

その後は昼食を食べながらみんなで交代しながら遊んでいたのだが、なぜか最後の方ではクッ〇マスを多く踏んだ人の勝ちというなんか斬新な感じになっていた。

 

ちなみに昼食は簡単にサンドウィッチやおにぎりを作り、ゲームしている子もつまめるようにした。

 

しばらく遊んでいてふと時計を見ると、そこそこ良い時間になっていた。

 

「もうこんな時間か、君たち帰らなくても大丈夫なのかい?」

 

俺のその声にみんなが時計を確認し。

 

「もうこんな時間か、ばあちゃんが心配するだろうし私は帰ろっかな」

 

「私も、さっきお姉ちゃんから連絡があって、もうすぐご飯だからって言ってたから私も帰るね」

 

「うちも、同じ感じかな」

 

「私も!妹からそろそろ帰ってきなさいって連絡が来てた」

 

ポピパの子達はみんな帰るようだ。

 

「私たちもそろそろ帰ります」

 

アフターグロウの子達もどうやら帰るようだ。

 

「私はもちろんここでご飯食べてから帰るね」

 

「「「「「はい?」」」」

 

この子はまたいったい何を言っているのか、とんでもないこと言ってるよ。

 

「いや、お前も一緒に帰れよ」

 

「??ダメなの??」

 

「ダメに決まってんだろ、ったく、お前昨日食わしてやったろうが」

 

「「「昨日?」」」

 

「ああ、こいついきなり家に来て」

 

『ごはん食べに来た!!』

 

「って、玄関開けた瞬間そんなこと言いだすんだぜ?」

 

「それでおたえにごはんを作ってあげたんですか?」

 

「いや、最初は頭ひっぱたいて家に帰したんだが、そのあとも何回も何回もきて」

 

『ご飯食べるまでは私は帰れない!!』

 

「って、決め顔で言って来てな、そろそろ近所迷惑になる可能性もあったから仕方なく食わしてやったんだよ」

 

そう説明すると、アフターグロウの子達はなんとも言えない表情になり、ポピパではりみが苦笑いをし、沙綾と有咲は頭を押さえて深いため息をし、香澄はなぜか目をキラキラさせていた。

なんでお前はそんな顔をしてるよ。

 

「昨日こっち食ったんだから、自分家で食べなさい」

 

「ダメ、今日も食べ「「はいはーいそこまでね(な)帰るよ(ぞ)ー」」あーーーご飯ーーー」

 

たえのやつがわがままを言い始めたところで沙綾と有咲が引きずって行ってくれた。

それに続いてりみと香澄も挨拶をして出て行った。

 

「いつもこんな感じなんですか?」

 

「あいつがいるときはそうじゃねぇかな」

 

そう苦笑いをしながら言うと、アフターグロウの子達も苦笑いをしていた。

 

「そ、それじゃあ私らもそろそろ帰るか」

 

「そうだね、それじゃあ結城さん、今日はありがとうございました」

 

「「「「ありがとうございました」」」」

 

つぐみがお礼を言うと、それに続いてみんなもお礼を言ってくれた。

 

「ああ、また暇なときにでも来ると良いよ」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

そう言ってアフターグロウの子達は帰って行った。

 

 

みんなが帰った後にある程度片づけをして、風呂に入り寝るために自分の部屋に向かった。

ちなみに食器とかの洗い物はみんなが手伝ってくれて終わってある。

 

部屋につき、扉を開けた。

 

ガチャ・・

 

「待ってたよ、お兄さん!」

 

なんと部屋に連れて行かれたはずのたえが俺のベットに寝転んでいたのであった。

 

~~終~~





次は誰を出そうかまだ決まってないから決めねーとなー。


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6話

「最近商店街を抜けたところに大型のショッピングセンターが出来たって、大学内で噂になってたから、暇つぶしに行ってみるか」この日結城は大学が休みなので、時間があったため、暇つぶしに最近新しく出来た大型ショッピングセンターに向かって歩いていた。

 

 

 

そのショッピングセンターは街の商店街を抜けた先にあるので、結城は商店街を歩いていた。すると後ろから声をかけられた。

 

「あれ?もしかして結城さんですか?」

 

後ろから聞き覚えのある声がして、振り向く。

 

「ん?あぁ君らか。こんにちは」

 

っと挨拶をすると。

 

「「こんにちは」」

 

と、挨拶を返してくれた。

今声をかけてきたのは、たえもやっているガールズバンドのグループの一つで、ハローハッピーワールド通称ハロハピのメンバーの、奥沢美咲と松原花音の二人だ。

 

「どうかしたのか?」

 

俺がそう言うと、

 

「いえ、いま花音さんと二人で出かけているんですけど、たまたま結城さんを見つけたんで声をかけたんです」

 

「そうだったのか」

 

「あの・・・結城さんは何を・・・されてるんですか?」

 

「ああ俺?俺はこの先にあるっていう新しく出来たって噂のショッピングセンターにでも行こうかって思って向かってる途中」

 

「ふぇぇ、そうだったんですか。お邪魔してごめんなさい」

 

「いやいや、ただの暇つぶしだから別に気にすることじゃねーよ」

 

「そうなんですね・・・よかった」

 

「それより今日は二人なんだな。あの三バカは居ねーのか?」

 

「ああはい、こころは家族で過ごすみたいで、薫さんは演劇部の予定があって、はぐみはソフトボールの練習なんです」

 

「そうなのか。まぁ平和だから良いんじゃねーか?」

 

「あはは、まあそうかもしれないですね」

 

「だはは、じゃあ俺は行くわ」

 

俺がそう言うと、二人は何かを話し始めた。

 

「花音さん、一緒に行きませんか?って聞いてみませんか?」

 

「ふええぇ・・・いやそれは悪いんじゃないかな?ほら、結城さんも誰かと待ち合わせてるかもしれないしさ・・・」

 

「花音さんは一緒に買い物をしたくないんですか?これはチャンスですよ?」

 

「いや、それは私だって一緒にお買い物出来たらうれしいけどね・・・」

 

「だったら聞いてみるしかないですよ!」

 

「そうだね、そうかも!」

 

なにやら二人での話が終わったらしく、こちらに向き直し、

 

「結城さん、あの、もしよければなんですけど、私たちも一緒に行っても良いですか?」

 

「ダメ・・・ですか?」

 

「え?俺についてくんの?特になんもないよ?」

 

「はい大丈夫です、私たちも同じ感じなので、お互いに一緒に行ったほうが楽しいとおもいますよ」

 

「私も・・・そう・・・思い・・・ます・・・」

 

「まぁ君らが良いんだったら別にかまわんけど」

 

「「ほんとですか!?」

 

「ああ」

 

「「やった!」」

 

こうして二人も一緒に行くこととなった。

 

「それじゃあ行こっか?」

 

「「はい!」」

 

俺らは三人はショッピングセンターに向かって、再び歩き始めた。

 



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7話

美咲と花音と一緒に散歩に行くことになった結城は、二人と一緒に商店街を歩いていた。

そこで結城は二人にある質問をした。

 

「そういや君ら二人はいまから行く所にはもう行ったのか?」

 

「あーと、結果だけ言えば行きましたね」

 

「??結果だけ?」

 

「はい、あのショッピングセンターが出来て、ハロハピのメンバーでその話をしたんですよ」

 

「あのメンバーでか?」

 

「まあ言いたいことはわかるので、省かせてもらいますね。そしたらこころがいきなり」

 

『おもしろそうね!そうだわ、そこでライブをやりましょう!』

 

「とかいきなり言い出しまして」

 

「相変わらずぶっとんでるな・・」

 

「まあいつもの事ですからね、んで、私は言ったんですけど」

 

『はい?あんたいきなりなに言ってるのよ。そんないきなりでライブなんてさせてもらえないわよ』

 

「って言ったら」

 

『大丈夫よ!私達はみんなを笑顔にしたいのだから!』

 

『いや、それ理由になってないから』

 

『そうかしら?それでも聞いてみないと分からないじゃない』

 

「って言われてその日はその話は終わって、次の日にまた集められて」

 

『ライブの許可がとれたわ!やっていいって!』

 

「それってやっぱりあれか?・・・」

 

「はい、お察しの通りだと思います」

 

そこまで聞いた俺はなんとなく察しがついた、つまりあの人たちが動いたのだろう。

 

「それで結果的にはライブは盛り上がったんですけど、いきなり予定してなかったことが起こったので、お客さんは最初みんな戸惑ってましたけどね」

 

「まぁそりゃそうだろうな」

 

「それでライブが終わった後にそこで買い物とかするのかと思ってたら」

 

「そのまま終わって帰っちゃったんだよね・・」

 

「そうなのか?」

 

「ええ、終わって控え室で」

 

『大満足だわ!さあ早く帰ってお家でパーティーをしましょう』

 

「てなことで、終わってすぐに何をするわけでもなく、帰ったんです」

 

「なるほど、確かにそれは結果だけだな」

 

「ええ、それで花音さんと話をして、今度二人で行きましょうって話になって、今に至るというわけです」

 

「なるほどな、それはなんというか災難?だったな」

 

「でも・・そのおかげで・・結城さんと一緒に行けるから、私はよかったかな」

 

「まぁそうですね、私も花音さんと一緒ですね」

 

「んあ?俺と行きたかったん?」

 

「ええ、いつもあの三バカの事で愚痴とかを聞いてくれるのが結城さんなので、結城さんならなんかのんびり出来そうかな?っと思っていたので・・・まあ、私も花音さんも他の理由もあるんだけどね」

 

最後らへんはなにを言ってるのか聞こえなかったがまあ悪くは言われてないだろう。

 

「まあ信頼されてるってことでいいのか?」

 

「「はい!もちろんです!」

 

なんてこと話ながら歩いていると、目的地に到着した。

 

 



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8話

話をしながら目的地に着いた三人はその大きさに少し驚いた。

 

「はー、噂を聞いて来てみたが、思ってた以上の大きさだなこりゃ」

 

「そうですね、前の時はあんまりじっくりとは見てなかったから、改めてしっかりみると大きいですね」

 

「そう・・だね・・・確かに大きいかも」

 

三人で感想を言い合った後に、美咲が結城にある質問をした。

 

「あの、結城さん」

 

「んん?どうした?」

 

「いえ、さっきまであえてツッコまなかったんですけど、その猫ずっと頭に乗せて歩いてましたね」

 

「ああ、ミユの事か。こいつはうちの飼い猫のミユ。いつも散歩するときは頭に乗ってくるんだよな。まぁもう慣れたけど」

 

「そうなんですね、猫飼ってたんですね」

 

「そ、あーもしかしてさっきから花音の視線が気になるのはもしかしてこいつを見てたのか?」

 

「ふぇぇ!?・・えっと・・あのー・・そうです」

 

花音がなぜか泣きそうな顔をしながら俯いてしまった。

 

「あーあ、泣かせちゃいましたね」

 

「うん、なんとなく言われることは察してはいた。別に悪いとは言ってないんだがな」

 

「まぁ花音さんですし」

 

「だな」

 

「ええ!それってどういう事!?」

 

「まぁそれは置いておいて中に入るか、ご丁寧にペット同伴可能らしいしな」

 

「あ!ほんとだ、ペット同伴大歓迎って書いたある」

 

「あ!ホントだね・・」

 

「そんなに触りたいのなら口で言わんかい」バシッ

 

「あう・・ごめんなさい・・」

 

「ちょうど起きたみたいだしな。ミユ。あのお姉ちゃんのとこに行ってあげな」

 

そう言うとミユは俺の頭から降りて花音のもとに行き、そのまま花音に飛びついた。

 

「あ・・かわいい・・」

 

「ミユちゃん大丈夫なんですか?」

 

「ああ、あいつ基本的にはおとなしいからな。乱暴に扱わなければどうってことはねーよ。その証拠に見てみ」

 

「え?あ、ほんとだ。気持ちよさそうにしてる」

 

花音はすでにミユに慣れて、楽しそうにじゃれあっていた。

 

「なんなら美咲も行ってみれば?」

 

「え?私もですか?私は今日のところは遠慮しておきますよ」

 

「そうか?まぁお前が良いならそれでも良いが」

 

そんなことを話していると、後ろから

 

「あれ?美咲に花音?それに結城さん!?」

 

その声に俺と美咲は振り返った。ちなみに花音はミユに夢中で気づいていない。

 

「あれ?リサさんと友希那さん」

 

「おお、リサと友希那じゃねーか」

 

そこにいたのは、ガールズバンドのRoseliaの湊 友希那ちゃんと今井 リサちゃんがいた。

 

「三人でどうしたの?買い物?」

 

「いや、俺はただの散歩だ。まぁここが噂になってたから、どんなんかと思って見に来たんだよ」

 

「私は花音さんと二人で買い物しようかと思ってたところに、結城さんと会ったのでご一緒してたところです」

 

「そういうお前らは買い物か?」

 

「正解!、です。友希那の息抜きにと思って来たんだ・・です」

 

「別に気にしねーから普通に喋りな。なんか違和感あり過ぎだからよ」

 

「そう?ならそうさせてもらうね。ほら友希那も挨拶して」

 

そう言って友希那の方を見ると、そこにはすでにおらず、よく見るとミユのとこにいて、撫でまわしていた。

それを見たリサは「友希那・・」と苦笑いしていた。

 

「あれは長くなりそうだな。どうするよ?」

 

「どうするって言われても、もうあのまま入るかもしくはミユちゃんを呼び戻すかですかね」

 

「ならそうするか。ミユー、こっちこい」

 

俺がそう言うと、ミユは俺の方に来てそのまま俺の肩に乗った。さっきまで触っていた二人は物欲しそうにこっちを見ていた。

 

「あのままだと入れなくなりそうだったからな、呼び戻した。見終わったらまた触れていいからそれまでは我慢しろ」

 

「「はい(ええ)」」

 

「それじゃあ行くか」

 

「ですね」

「はい!」

「ええ」

「だね!」

 

そう言ってみんなでショッピングセンターに入っていった。

 



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9話

中に入った俺らは、その大きさに驚いていた。

 

「はぁーー、しかしすげーな」

 

「ですね、外観もすごかったですけど、中も相当ですね」

 

「そうだね、なんだか見入っちゃうね」

 

「確かにすごいね」

 

「そうね」

 

「なんだ?お前らも初めてなのか?」

 

「うん、そう、開店したから、友希那と一緒に来たかったんだ」

 

「そうなのか、しかしこんだけ広いとどこに行こうか迷うな」

 

「ですね、あ!あそこに案内板がありますよ」

 

「じゃあとりあえずはそれを見て決めるか」

 

そう言って俺らは案内板を見に行った。

 

「えーと、1階はスーパーで、2階は飲食、3階は家具やペットショップか、そんで4階は衣服関係で、5階はゲーセンとボウリング場か」

 

「こう見るとホントにすごいよね」

 

「だな、それじゃあここからはばらけて行動すっか」

 

「「「「え?」」」」

 

「いやだってみんな買うもんとかバラバラだろ?だったらばらけて行動したほうが良いんじゃねーか?」

 

「確かにそうかもしれないけどさぁ」

 

「ですね」

「だね」

「そうね」

 

「???」

 

「やっぱりみんなで行ったほうがいろいろ楽しいじゃん!?だからさ、結城さんも私達と一緒に行こ?」

 

「そうか?まぁお前らがそれで良いのなら別にかまわんが」

 

「私達はむしろそっちの方を歓迎するよ、ね?」

 

「「「はい(ええ)」」」

 

「そうか、ならどこに行くか決めてくれ」

 

俺がそう言うと四人は集まって話を始めた、その間俺はミユで遊んでいることにした。

 

 

「ねぇみんな、どうする?」

 

「そうですね、と言っても特にこれと言って思い浮ばないですね」

 

「そうだね」

 

「ならさ、結城さんに服を選んでもらおうよ!もしかしたら好みとか分かるかもよ?」

 

「「「!!」」」

 

「ね?いい案じゃない?私的にも新しい服買おうと思ってたしさ」

 

「良いですね、それで良いんじゃないですかね」

 

「「賛成!」」

 

「それじゃ決定、じゃあ結城さんのとこ戻ろっか」

 

 

 

話し合いを終えたようで、四人はこっちに来た。

 

「決まったか?」

 

「うん!服見に行こって事で決まったよ」

 

「そうか、なら行くか」

 

俺らは服関係の4階に向かった。

 

 

 

「ここなんてよさそうじゃない?」

 

そう言ってリサは店を決めたようだ。

 

「それでね、もし良かったらさ、私達に合いそうな服を結城さんに選んでもらいたいんだけど、どうかな?」

 

「俺に?俺そんなセンスねーぞ?」

 

「大丈夫、大丈夫、結城さんが見て良さそうなのを選んでくれるだけで良いからさ」

 

リサがそう言うと他の三人も頷いた。

 

「まぁそれで良いんなら、別にかまわんが」

 

「マジ!?やった、それじゃあ早速行こ」

 

そう言ってリサは俺の手を引いて店に入って行った、それに続て三人も入って来た。

 

 

 

俺は店の商品を見て、四人に合いそうな服を探していた、すこし探してみると、ある一つのワンピースを見つけ。

 

「これは花音に似合いそうだな」

 

そう言って俺は水色のワンピースを手に取り、花音に渡した。

 

「これ・・ですか?」

 

「ああ、あ、別に髪の色と似てるからとかそういう理由じゃないから心配すんな」

 

一応そう言っておかないと勘違いされそうだしな。

 

「あの・・これ、試着してみても・・良いですか?」

 

「別に俺に聞かなくても、するしないは花音が決めることだぜ?」

 

「そうですね、じゃあ着てきます!」

 

そう言って花音は試着室に入り、俺がさっき選んだ服に着替えた。

 

「どう・・かな?・・」

 

「花音メッチャ似合ってんじゃん!」

「うん、花音さんとても似合ってるよ」

「ええ、とても似合っているは」

「おお、似合ってんじゃん」

 

「エヘヘそうかな?」

 

「まぁそれを買うか買わないかはお前が決めな」

 

「買います!もちろん買います!」

 

「お、おう(^_^;)そうか」

 

「それじゃあ私達の分もお願いね(^_-)-☆」

 

「はいはい、お任せあれ」

 

 

 

その後も残りの三人の分も選んでやって、買い物は終了となった。

 



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10話

あれから1時間ぐらいかけて服を物色し、良いものがあればカゴに入れてを繰り返し、四人は満足したようにして、店から出てきた。

ちなみに俺は三十分前ぐらいにミユと一緒に店から出ていた。なんか俺の好みの服装を聞かれて答えた後に、ミユと一緒に出といてくれって言われたから、そのまま店を出てミユで遊んで暇をつぶしていた。

 

 

「もう良いのか?」

 

「OK!完璧、良い買い物出来たよ」

 

「ええ、そうね。こういうのもたまには悪くないものね」

 

「たしかに、私も服買うのは久々だったな」

 

「私もだなー」

 

「それはそれは、次はどうすっか?」

 

「んーー、ならさゲームセンターに行かない?」

 

「俺は別に良いぞ」

 

「私も」

「私もいいかな」

 

「友希那はどうする?」

 

「みんな行くのに私だけ行かないなんて言わないわよ」

 

「なら決定だね」

 

次の行き場が決まりゲーセンに行くことになった。

 

 

ゲーセンに着いた俺らはなにで遊ぶかを探していた。すると友希那の奴がある一台のUFOキャッチャーの前で止まった。よく見ると猫のぬいぐるみや抱き枕がそこにはあった。

 

「なんだ、これ欲しいのか?」

 

「え?いや、えっと・・」

 

「友希那ー、素直に言っちゃいなよー?」

 

「リサ、えっと、ええ、そうね」

 

「そうかい。なら取ってやるよ。どれが欲しいんだ?」

 

「こっちの」

 

そう言って友希那は猫のぬいぐるみを指さした。

 

「はいよ」

 

そう言って俺は小銭を入れて開始し、アームを移動してぬいぐるみのとこまで持っていき、そして

 

ガコン

 

一発でぬいぐるみを取ってやった。

 

「「すご!?」」

 

「ほらよ」

 

「あ、ありがとう」

 

「どういたしまして、次なにやるか?」

 

「あれなんてどうですか?」

 

そう言って美咲が言ってきたのは某ドラムゲームだった。

 

「なんだ、これがやりたいのか?」

 

「いえ、どっちかと言えば結城さんがやってるのを見てみたいってだけなんですけどね」

 

「俺の?」

 

「はい、なんか勝手にですけど、出来そうかもと思いまして」

 

「あ!それは私も見たいかも」

 

「「うん」」

 

「まぁ良いけどよ」

 

そう言って俺はゲームを開始した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

あれからしばらくゲーセンで遊んで、今はみんなで昼飯を食っている。

 

「いやーしかしさっきのにはびっくりしたよね」

 

「ですね、現役でやっているはずの花音さんより上手でしたもんね」

 

「そうだね。私も最後のやつは目では終えてはいたんだけどね。体が全然ついていけなかったよ」

 

「そうか?まぁ昔からちょくちょくはやってたりしたからな」

 

昼飯を食べながら、ゲーセンでのことを喋っていた。

ちなみに友希那はと言うと、ミユを眺めながら、なぜかうっとりした表情で昼飯を食べていた。

 

「それにしても、リサも結構はっちゃけてたじゃねーか?」

 

「まぁ、楽しかったしね」

 

「花音と美咲は楽しめたか?」

 

「「はい!とても!」」

 

「そうか、ならよかったな」

 

 

 

そんな談笑しながら飯を食べ、その後も館内を見て回り、時間的にも良い時間になったので

 

「そろそろ良い時間だから帰るとしますか?」

 

「そだねー」

「そうね」

「ですね」

「そうだね」

 

みんなも満足したみたいなのでショッピングセンターにを出て、お開きとなった。

 

帰る際に美咲以外の三人が今度うちに来たいって言ってきたので、連絡先交換して交換して今回はお開きとなって、終わりを告げた。

 

 

 

 

 



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11話

〇月〇日

 

俺は今大学もなく家でゴロゴロとしていた。すると、

 

♪~~♪~~

 

ふいに携帯が鳴り始めた。俺は相手を確認すると、

 

「ただいま電話に出ることが出来ません。ピーという発信音の後にご用件をお話しください・・・」

 

ブツ

 

俺はそう言って電話を切った。するとすぐさままた電話が鳴った。

 

「はい、もしもし?」

 

『彩ちゃん?それはいくら待ってもその先にはいかないわよ』

 

『ええ!?あ、ホントだ!!切れてる!』

 

「おう、もういいか?」

 

『あ、はい、大丈夫です』

 

「それで、なんか用なのか?」

 

『はい、実は私と彩ちゃんとイヴちゃんの三人でお買い物に行こうかと思っているんです」

 

「そうなのか?じゃあ気を付けて行って来いよ。じゃ」

 

『ちょっと待ってください!!話を!』

 

「話って、買い物行くだけだろ?」

 

『そうなんですけど・・・』

 

「ああ、なんとなく察した」

 

『そうですか?』

 

「荷物持ちか、もしくは護衛的なもんだろ?」

 

『はい、そうです。こないだ出来た〇〇っていうショッピングセンターに行こうかと思っているんですけど、なにかあってはダメなので、安心できる人にお願いしたいなと思って、お電話したのですが、ダメでしょうか?』

 

「ああ、そこか」

 

『ご存知ですか?』

 

「ああ、一回だけ行ったぞ。お前の知り合いだと花音と一緒に行ったな」

 

『・・・・花音と行ったのですか?』

 

「まぁ他にも美咲と友希那とリサがいたがな」

 

『・・・・そうですか・・これは負けてられないわね・・』

 

「おーーい、白鷺?どうした?」

 

最後らへん聞こえなかったが。

 

『いえ、こちらの話なのでお気になさらないでください。それで、いかがでしょうか?』

 

「ああ、別にかまわんぞ」

 

『ホントですか!?』

 

「ああ、それで?いつ行くんだよ?」

 

『えっと、これからなんですが』

 

「・・・・・そうか・・・まぁ暇だからかまわんが、そのまま〇〇に行けば良いのか?」

 

『いえ、いま羽沢喫茶に居るんです。なのでここに寄ってもらって、それから一緒に行こうかと』

 

「まぁ通り道だからな。了解、いまから向かうよ」

 

『はい!お待ちしてます』

 

 

俺は電話を切り、出かけるために着替えた。

 

ちなみに今の奴は白鷺 千聖ちゃん。アイドル?らしい。ちょっとした訳があり、知り合うようになった奴だが、なんでもPastel Palettesっていうアイドルガールズバンド?とかいうアイドルなのにバンドしているグループの一人だ。他にも二人、丸山 彩ちゃんと若宮 イヴちゃんが一緒にいるらしい。 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~~羽沢喫茶店~~

 

「千聖ちゃん。結城さんどうだった?」

 

「大丈夫よ。一緒に来てくれるって言ってくれたわ」

 

「ホントに!?やったねイヴちゃん!」

 

「はい!ユウキさんとのお買い物、楽しみです!」

 

「そうだね!それにしても中々会えなかったね?」

 

「それは仕方ないわよ。私達もお仕事が忙しくなってきたのだから」

 

「そうだよね。それは嬉しいんだけど、結城さんに会えないのが、ちょっとね」

 

「そうですね。私も中々会えなくて寂しかったです」

 

「でも、今日会えるのだから、思う存分楽しみましょう」

 

「「うん!(はい!)」」

 

私達は談笑しながら、結城さんを待つことにした。



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12話

電話を受けた俺は、私服に着替えて、あいつらがいる羽沢喫茶に向かった。

 

 

しばらくすると、目的地の羽沢喫茶に着いた。

 

 

カランッ

 

「いらっしゃいませ!あ、結城さん!こんにちは!」

 

「おう、つぐ、こんにちは。ここに千聖たちが来てると思うんだが」

 

「千聖さんたちはいま私の部屋にいますので、ご案内しますね」

 

「こっちにいねーのか?」

 

「時間がかかるかもしれなかったので、私の部屋で待ってもらっていたんです」

 

「そうか。なら呼んできてもらえるか?」

 

「いえ、結城さんも一緒に行きましょう。そのほうが皆さん嬉しいですから・・・それに私の部屋も見てもらいたいし」

 

「?つぐ、どうかしたか?」

 

「!いえ、なんでもないですよ。それじゃあ行きましょう」

 

「あいよ」

 

そう言って俺はつぐについていった。

 

目的のつぐの部屋に着くと、中から楽しそうに談笑している声が聞こえてきた。

つぐはノックをし、扉を開けた。

 

「みなさん、結城さんが来られましたよ」

 

つぐがそう言うと、三人はこちらを向いた。向いたと同時にそのうちの一人が俺を見つけるなり、俺に抱きついてきた。

 

「ユウキさん!こんにちはです!」

 

「挨拶同時に抱きついて来てんじゃねーよ」

 

俺はそう言って、腰らへんに抱き着いている、イヴを引きはがした。

 

「イヴちゃん、いきなりそんなことしちゃ結城さんが困っちゃうわよ」

 

「そうだぞ。お前らはアイドルなんだから、そんな簡単に抱き着いちゃいかんぞ」

 

「そうだよイヴちゃん!抱き着くなんてずるいよ!私もする!」

 

「このポンコツアイドル、今さっき言ったばかりだろうが。はなせこら、イヴお前またか、おい千聖、っておいこら千聖、お前はこっち側だろうが!なに一人じゃないから大丈夫だ?んなわけあるかーーー、つぐ!こいつら剥がすの手伝ってくれ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

しばらくして、ようやく剥がすことが出来た。

ちなみに今三人は正座中だ。つぐにお礼としてなにかしてほしいかと聞くと、頭を撫でてほしいとのことだったので、撫でてやった。

 

 

「たく、お前ら、もうちょっとアイドルとしての自覚を持たんかい。こんなんが外に出たらどうなることやら」

 

「結城さん!」

 

「ん?どうした千聖?」

 

「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ!」

 

「・・・・・何をそんなドヤ顔で意味不明なこと言ってんだ」

 

「あはは、でもみなさん反省してると思いますし、この辺で許してあげてはどうですか?」

 

「まぁそうだな、次からは気をつけろよ」

 

「「「はい、次からは場所を選んでから抱き着きます」」」

 

「こいつらホントに反省してるのか?」

 

「あはは・・・・たぶん・・」

 

 

俺とつぐはこいつらの態度に苦笑いをして、この騒ぎは終わりとなった。

 



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13話

あの後、しばらくすると、三人は落ち着きを取り戻し、買い物に行く準備を始めた、俺は先に外に出て待つことにした。

 

「つぐ、ありがとな」

 

そう言って俺はつぐの頭を撫でた。

 

「あ////いえ、お役に立ててよかったです」

 

そんなことを話していると、身支度を終えた三人が下りてきた。

 

「おう、もう大丈夫か?」

 

「はい!お待たせしました!」

 

「そんじゃ行くか」

 

「「「はい!」」」

 

「んじゃあ行くわ」

 

「はい!またお越しください!」

 

「ほら、お前らも」

 

「「「ありがとうございました!」」」

 

こうしてつぐに挨拶をすませ、俺たちは目的地へと歩き出した。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

あれからしばらく談笑しながら歩くと、目的地に着いた。

 

 

「そういや、今日はなにを買いに来たんだ?」

 

「今日は私服を買いに、後はイヴちゃんがなぜかボウリングしたいらしくて、それもかねてここにしたんです」

 

「なるほどな。確かにここは両方あるから、別々に行くよりかは楽だわな」

 

「そうなんです!ここの中のお店にかわいい小物のアクセサリーが売ってあるお店もあるんですよ!」

 

「はいはいそうかい。それよかイヴよ、なんでボウリングしようと思ったんだ?」

 

「はい!学校でみなさんがお話しているのを聞いてやってみたくなりました!」

 

「そうかい、そんで?先にどこから行くんだ?」

 

「最初は私が行きたいと思っていたお店に行こうかと思います」

 

「最初は彩が選んだ店か」

 

「その次に服を見て、最後にボウリングっていう順番で行こうかと思ってるんです」

 

「良いんじゃねーか?んじゃ行くか」

 

そう言って、俺たちは店に向かった。

 

 

少し歩いたところに、彩の目的であるアクセサリー屋が見えた。

 

「ここなんです!行きましょう!」

 

そう言って彩は店に入っていったので、俺らも入ることにした。

 

店の中は女の子向けって感じの店だった、俺は特に気にすることもなく、商品を見ながら歩いていた。

 

「ほんと、いろいろあるな。ん?これは」

 

俺はあるものを見つけ手に取った。

 

 

しばらく見て回ると彩は満足した笑顔でこっちを見てきた、欲しいものは買えたみたいだな。

 

「満足したか?」

 

「はい!」

 

「なら次行くか」

 

「「「はい!」」」

 

次は千聖の目的の服屋だ。ここではある程度千聖たちがワイワイしながら服を選んでいると、千聖がこっちに来た。

 

「そういえば、花音を尋も・・花音に聞いたのだけど、服を選んだあげたそうですね」

 

「おい、隠しきれてねーぞ。確かに選んでやったぞ。金は払ってないがな」

 

「それでは、私達のも選んでいただけます?」

 

そう言ってきて、よく見ると、後の二人も期待のまなざしをしてこっちを見ていた。

 

「はいはいわーったよ」

 

俺は断っても無駄だと判断し、選んでやることにした。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

二人の買い物を終え、イヴの目的であるボウリング場へと来ていた。

 

♪~~♪~~

 

「ここがボウリング場ですか!すごいです!」

 

「とりあえず受付に行くか」

 

やるために、受付に行き、登録用の用紙をもらい記入をはじめた。

 

「ほんじゃあ誰からにするか?」

 

「はい!私が良いです!」

 

「それじゃあ次は私ね」

 

「なんでそうなるかは知らんが、イヴは3番目でもいいか?」

 

「はい!大丈夫です!」

 

「ほんじゃ、俺は最後っと。よし、じゃあ行くか」

 

そう言って登録用紙を出し、靴を借りて、エレベータに乗ってボウリング場に向かった。

 

エレベータがついて扉が開くと、イヴのテンションがさらに上がっていた。

 

「えっとここだな。んじゃ始めるか」

 

「「「はい!」」」

 

こうして、ボウリングが始まった。

 

彩、千聖と投げ、イヴの番なのだが。

 

「えっとユウキさん。これはどうすれば」

 

そう言ってきた。そういや初めてだったな。

 

俺はイヴに近づいて

 

 

「ここの穴にこうやって指をはめるんだよ、んでこうして」

 

そう言いながら俺はイヴに手取り足取り教えてやった。

 

「「・・・・・・・」」

 

なんか変なオーラをかもしだしてる二人がいるがこの際無視だ。

 

 

そしてある程度教えたところで

 

「ハイ!」

 

という掛け声とともに球を投げ7本倒した。

 

「倒れました!」

 

「イヴちゃんすごい!」

 

「ええ、初めてなのにすごいわ」

 

彩と千聖に言われ、イヴは嬉しそうにしていた。

 

 

 

ーーーーーーーー

 

「今日は満足できたか?」

 

あの後楽しみながらボウリングをし、今は帰り道を歩いている。

 

「はい!とても楽しかったです」

 

「ええ、とても有意義に過ごせました

 

「とっても楽しかったです!」

 

三人も満足したみたいで良かったわ。

 

「「「結城さん!今日はありがとうございました!」

 

「どういたしまして、それじゃあ俺はこっちだから気を付けて帰りなよ?」

 

「「「はい!」」」

 

「あ、そうそうこれやるよ」

 

そう言って俺は一つの袋を渡した。

 

「これは?」

 

「シュシュっつうんだっけかな?髪留めみたいなやつだ。あのアクセ店見つけてな。お前らに合いそうだったから買ってみた。まあそれをどうするかはご自由に」

 

「もらっちゃっていいんですか?」

 

「そのために買ったからな」

 

俺がそう言うと三人は嬉しそうな表情をして。

 

「「「ありがとうございます!!」」

 

「どういたしまして。んじゃな」

 

「「「はい!さようなら!」」」

 

そう言って俺は家へと向かった。

 

ーーーーーーー

 

私達は結城さんからもらったものを見ていた。

 

「千聖ちゃん、イヴちゃん、今日本当に結城さんを誘ってよかったね」

 

「ええ本当に、一緒にいてくれるだけでも、私達からしたらありがたいのに、こんなものまでもらえるなんてね」

 

「はい!とても嬉しいです!」

 

「これはさらにパスパレの活動を頑張っていかないといけないわね」

 

「「うん(ハイ)!」」

 

私達はこれからさらに頑張っていこうと決意したのでした。



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14話

ある日の事、結城が家の用事を済ませ、ソファーに座りながら、テレビを見ていた時の事である。だらだらとくつろいでいると

 

ピンポーン

 

家のチャイムがなった。結城は立ち上がり、玄関に向かい

 

「はいはいーどちらさまですかっと」

 

そう言って玄関を開けると、そこには一人の女性と一人の子供がいた。

 

「姉貴じゃん。急にどうしたんだよ?」

 

そう、家を訪ねてきたのは俺の姉である豊川(旧姓要)京香と娘の風(ふう)だったのだ。

 

「結城お願い!今日一日で良いから風の面倒見て!」

 

「いきなりだな・・・。なんかあるのか?」

 

「急遽仕事が入っちゃったのよ。んでこれから行かなくちゃいけないの!」

 

「それだったら拓さんに面倒見てもらえばいいんじゃねーの?」

 

そう、それだったら姉貴の旦那である豊川 拓さんに子供の風を預ければいいのになぜか俺に言ってきた。

 

「それが拓君、風邪ひいちゃって、今ダウンしてるの、それで風がなついてる

結城にお願いしたいのよ」

 

「ほーんなるへそ、ん?]

 

誰かが足元を引っ張って来た。よく見ると風がズボンを引っ張っていた。

 

「どうしたよ?」

 

そう言って俺は風を抱っこした。

 

「・・・にちゃ・・・・一緒・・」

 

「なんだ一緒にいたいのか?」

 

「・・・・・・・」コクッ

 

「なるほど。まあかまわねーよ。今日は特になにもないから」

 

「ホント!?マジで?助かる!」

 

「おう。それより時間はいいのか?」

 

「あ!ホントだ!それじゃあよろしくね。風も結城に迷惑かけないようにね」

 

「心配するな」

「・・・・・」コクッ

 

「そう、なら行ってくるわね」

 

「おう、頑張ってこい」

 

「じゃあ行ってきます!」

 

そう言って姉貴は仕事に向かった。

 

ちなみに姉貴の仕事はモデルをしていて、結構人気があるらしい。

 

 

こうしておれは豊川 風の面倒を見ることとなった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

その後、風とリビングに戻り、今は風を俺の上で抱き着く形で、過ごしていた。

 

「にちゃ・・・・」

 

「どうした?」

 

「おなか・・・・」

 

「腹減ったか」

 

俺は姉貴から預かってたカバンからおやつを取り出し、食べさせてやった。

 

すると風は嬉しそうにそれを食べはじめた。

 

そして風は満足したようで、食べ終わった

風は満足して寝ている。

 

再びソファーでゆっくりしていると

 

 

バンッ!

 

扉が開き。

 

「お兄さん遊びに来たよ!」

 

そう言ってたえのやつが勝手に上がり込んでいた。いやどうやって入ったよ。

 

「またお前は勝手に入りやがって」

 

俺がそう言うと。

 

「鍵かかってなかったよ?」

 

「いや、うん、そだな」

 

考えるのを諦め

 

「今日はお前一人なのか?」

 

「ううん、みんなで来たよ!みんなこっちだよ!」

 

たえがそう言うと、ぞろぞろと入って来た。いや何人いるんだよ。てか知ってる顔がいるな。

 

「多すぎだろ」

 

「ここにいる全員でライブをするの!その練習の帰りだよ」

 

「「「「「おじゃまします!」」」」

 

「はい、いらっしゃい」

 

俺が挨拶を返すと、急に騒がしくなったからか寝ていた風が目を覚ました。そして、寝ぼけていたためか

 

「パパ・・・」

 

と言ってきた。

 

「「「「「パパ!?」」」」」

 

たえを含めたみんなが驚き、中にはなんかうつろな表情をしていて、今にも倒れそうになっている子もいた。

 

 

そして。

 

 

 

「「「「ああ・・・」」」」

 

どうやら耐えられなかったみたいだった。

 

「「おたえ、沙綾、有咲(ちゃん)!?」」

「みんな~!?」

「彩さん、千聖さん、イヴさん!?」

「あはは、なんだか大変だねー」

「湊さん、今井さん、白金さん!?」

「友希那さん、リサ姉、りんりん!?」

「みーくん、かのちゃん先輩!?」

 






V.Sさん☆9評価をしていただきありがとうございます!!


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15話

あれから倒れた奴らを寝かせ、休ますことにした。

 

「ったく、いきなり家に来たと思ったら、いきなり倒れだすわ・・・。一体なんなんだ?」

 

「それは、結城さんのせいだと思いますよ~~?」

 

「俺のせい?」

 

「正確にはその子の事だと自分は思うっす」

 

「ああ、こいつか」

 

「その子は誰なんですか?」

 

「ああ、儚いな」

 

「意味が分からねーよ。使いみち間違いすぎだろ。こいつに関してはこいつらが起きた後に説明してやるよ、二度手間は勘弁だからな。ほら香澄、りみと一緒に沙綾を寝かせてやれ、日菜お前も手伝え」

 

そう言いながら俺らは空いてる部屋に連れて行き、寝かせていった。

 

「これで終わりっと、そんじゃあ下行くか」

 

「「「「はい!」」」」

 

俺らはとりあえず下に降りることにした。

 

 

ガチャ

 

「ほら、あいつらが起きるまでゆっくりしていきな」

 

「「「「やったー!」」」」

 

「おいそこの4バカ、ゆっくりするのは良いがあちこち動いて暴れるんじゃねーぞ」

 

「「「「はーい!」」」」

 

「こいつらホントにわかってんのか?」

 

とりあえず忠告はしておいたが。

ちなみに今言った奴らは、香澄、日菜、こころ、はぐみの4バカだ、香澄は知っているだろう。日菜は、氷川 日菜。彩や千聖と同じバンドでやっている奴だ。一言で言えば天才かな、たぶん。次に弦巻 こころ。こいつは美咲と花音と同じバンドで、天真爛漫、自由奔放、お金持ちのお嬢様って感じじゃねーかな。最後に北沢 はぐみ。元気印的な感じじゃね?、こいつの家は商店街にある、北沢精肉店っていう肉屋で、コロッケがなんか有名らしいぞ。食ったことねーけど。

この4人が暴れたら止めるのに苦労するからな、忠告はしておかねーと。

 

「あの、よろしければで良いのですが、なにか飲み物をいただいてもよろしいでしょうか?」

 

「ああ、冷蔵庫に飲み物あるから飲んじゃっていいよ」

 

「ありがとうございます」

 

「あ!自分もいただきたいです」

 

「あこも!」

 

今言って来たのは、日菜の双子の姉、氷川 紗夜。日菜と違って常識があるからこっちとしてはありがたく、友希那やリサと同じバンドでやっている。

その後に言って来たのが大和 麻弥。こいつも日菜と同じバンドメンバーで、今は眼鏡をかけているが、演奏の時は外すらしい。

最後のは宇田川 あこ。名前で分かるかと思うが、巴の妹で、紗夜と同じバンドメンバーだ。たまにというか、時折何言ってんだこいつ?ってなる時があるやつだ。中二病っつうんだったかな?でも根はいい子だ。

あと一人、なぜか決めポーズをとりながらソファーに座っているのは瀬田 薫。こいつは

こころやはぐみと一緒のバンドを組む3バカの1人だ。なんか演劇部に入っているらしく、なんでもこいつが行っている学校では王子様キャラで人気らしい。素のこいつを知らねーんだろうな。素のこいつは・・・まぁそれはいいとして、こいつもあこと同じでよく訳の分からんことを言い出す奴だ。言っていることの意味は分かっていないだろう。

 

「それより、こんな大人数で来るとはな」

 

「みなさんとの合同の練習が終わったら、おたえちゃんが『よし!これからお兄さんのとこに行こう!』て言い出して」

 

「そのみんなっていうのはポピパに言ったのか?」

 

「は、はい、そうです。そしたら香澄ちゃんが『結城さんのとこだね!?行こう行こう!』って言ったんです。それをひまりちゃんや巴ちゃんが聞いていて、一緒に行くってことにことになって」

 

「そこから増えていったって事か」

 

「は、はいそうです」

 

「なるほどね、ん?風、どうした?」

 

「にちゃ・・・・だっこ・・・」

 

「ほらよっと」

 

りみに状況を聞いていたところに風が来て抱っこをねだって来たので、抱っこをしてやり、俺もソファーに座って起きてる奴らと話をしていた。

 

するとどうやら目を覚ましたらしく、上から降りてくる音が聞こえてき、扉が開いた。

 






synchroさん、プロスペシャルさん☆9評価をしていただきましてありがとうございました!!


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16話

バンッ!!

 

「「「「結城さん!!」」」」」

 

休んでいた奴らが二階から勢いよく降りてきて、そのままの勢いで扉を開けた。

 

「壊れるから静かに開けろよー」

 

「「「「「あ、ごめんなさい」」」」」

 

俺が注意すると、おとなしく謝ってきた。

 

「じゃなくて、あの子供はなんなの?もしかして結城さんのだったりするの?」

 

リサが出てきて聞いてきた。

 

「さっきパパって言ってましたけど」

 

次に沙綾が言って来た。

 

「ご説明しもらえないでしょうか?」

 

っと千聖が言って来た。

 

「わーたわーた、説明してやるからその辺どっか座れ」

 

そう言って俺は降りてきた奴らを座らせた。

ちなみにこの騒ぎの張本人はミユとじゃれあっていた。

 

「んで、あいつの事だな。たえは知ってんじゃねーのか?」

 

俺がそう言うとみんながたえの方を見た。

 

「ううん、私は知らないよ。初めて見た」

 

「ありゃ、そうだったか?」

 

「うん」

 

会ってるかと思ってたが、どうやら知らんらしい。

 

「それで、あの子はいったい誰の子供なんですか?」

 

「あたしも気になる」

 

そう蘭と巴が言って来たので、

 

「いんや、こいつは俺の子供じゃねーよ」

 

そう言って俺は近づいてきた風を抱き上げて膝の上に乗せた。

 

「それじゃあいったい誰のなんですか?」

 

彩がそう質問してきた。

 

「こいつは俺の姉貴の子供だ」

 

「「「「「おねえさん?」」」」」

 

「そ、俺の姉貴」

 

「でも、なんで結城さんがお姉さんの子供を?」

 

「まぁ、つぐみが言いたいことはよくわかる、まぁ説明するとだな。姉貴が急遽仕事が入ったもんでな、俺がこいつの面倒見ることになったんだよ」

 

「あれ?でもそれなら旦那さんに頼めば良いのでは?」

 

「美咲の言いたいことはよくわかる。俺も言ったからな。でもどうやら旦那さんが風邪をひいたらしくてな。それで一番こいつに懐かれてる俺が今日一日面倒見ることになったんだよ」

 

「そうだったんですね!私はてっきり結城さんの子供かと思っちゃいましたよ」

 

ひまりが安心したようにそう言って来た。

 

「俺に子供?ありえねーだろ」

 

俺は爆笑しながら否定をした。

 

「なんならお前らも仲良くしてやんな。おとなしいからすぐに懐くだろう」

 

そう言って俺らは風とこいつらを遊ばすように言った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

数時間後

 

 

あれからしばらく風とミユも入れながら、俺達は一緒に遊んだ。

 

ちなみに風がなついたのは、リサ、燐子、沙綾、有咲、りみ、蘭、つぐみ、巴、千聖、麻弥、美咲、花音だ。逆になつかれなかったのが、香澄、あこ、日菜、こころ、はぐみ、薫だった。めんどくさいってのがどうやら分かったのか?いや、そうではないだろうな。

 

と言っても大体察している。懐かれんかった組は最初に絡みすぎたってのが原因だろう。

 

前者の奴らは特に何事もなく風にも接していたからだろうな。

 

「そういや、もうこんな時間だが、まだ帰らねーのか?」

 

「もちろん!結城さんのお姉さんを見るまでは帰れないよ!」

 

「そうかい、なら出前かな」

 

そう言って出前をとろうとしたらこころが

 

「それなら私に任せてちょうだい!!」

 

そう言ってこころはお付きの黒服さんに何かを話しだし、なにかを言われた黒服さんがこっちにきて、「お食事の方はこちらでご用意いたしますので、要様はごゆるりとしておいでくださいませ」

 

 

俺は言われた通りにした。

 

 

 

その後、俺達は用意してもらった料理を食べ、姉貴が帰ってくるのを待った。

すると飯を食っている時に

 

 

ガチャッ

 

「ただいまー、結城いる?」

 

姉貴が仕事を終えて帰ってきたのだった。

 




デッドホーンさん☆10評価をありがとうございます!

酒狐仁さん、アテヌさん☆9評価をありがとうございます!

神埼遼哉さん☆7評価をありがとうございます!


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17話

「ただいまー、結城いる?」

 

そう言って姉貴が帰って来た。どうやら仕事を終えたようだ。

 

「おう、お帰り。仕事の方はもう大丈夫だったのか?」

 

「ええ、無事に終わったわ。風の事、ありがとね」

 

「ああ、気にすんな、特に大変でもなかったしな」

 

「あらそう?それよりもこの子達は?」

 

「うーーん、知り合いかな?たえは姉貴も知ってるだろうがな」

 

「あら、たえちゃん来てるのね、それに私が知っている子もちらほらいるみたいね」

 

「??そうなのか?」

 

「ええ、あの子達は同じ事務所なのよ。まぁ部署は違うけどね」

 

そう言った姉貴が指す方を見てみると、パスパレを指していた。

 

「ああ、そっか、こいつらそういやアイドルだったな。忘れてた」

 

「忘れてたって、あなたね・・・」

 

そんな感じで姉貴と喋っていると、他の奴らがなんかあわあわしだした。

 

「お前らどうした?そんな顔して」

 

俺がそう言うと

 

「「「「「お姉さんって、豊川京香さんなの!?」」」」

「「「「??????」」」」

 

なぜか知らんがやたらと驚かれたが、数名は頭に?を浮かべていた。

 

「そうだが・・・、それがどうかしたのか?」

 

「いや、だって、京香さんだよ!あの!」

 

「なんだ、そんなにすごいのか?」

 

「すごいなんてもんじゃないですよ!豊川京香さんって言ったら、今のモデル業界でトップに立っている人なんですよ?今、世界で注目を集めている人なんですよ!!」

 

そう言って彩が力説してきて、それに賛同するように、リサ、千聖、沙綾、花音、ひまりがものすごい勢いで頷いていた。

 

「そうなのか。興味ないから気にもしたことないからな。モデルやってるってのは聞いたことあったがな」

 

「あんたホントに芸能とかに興味ないわよね」

 

「まぁな、そういやイヴもモデルやってるんじゃなかったか?」

 

「は、はい!覚えていてくれたんですか?」

 

「ああ、まぁ今思い出したがな」

 

そんな会話をしていると、リサがおずおずと手を挙げて

 

「あの、すみません・・・もしよかったらサインとか頂けないでしょうか?」

 

と、姉貴にサインを求めた。

 

「サイン?良いわよ!じゃんじゃん書いちゃうわよー!」

 

そういやこの人こういう事は大好きだからな。

 

 

その後しばらくは姉貴のサイン会が行われた。俺はずっとソファーに座っていた、なんせ風とミユが膝の上で寝ているからな。

 

「それ終わったら一緒に飯食っていけば?」

 

「そう?ならご一緒させてもらっちゃおうかな」

 

そうして姉貴も加えて、飯を再開した。

 

「そう言えば彩ちゃんって自分なりの挨拶あったわよね?やってみてよ!」

 

「え!ここでですか!?えっと・・・あ!そう言えば結城さんは覚えてもらえてますか!?」

 

「彩ちゃん逃げたわね」

 

「逃げたね」

「逃げたっすね」

 

「は?俺?・・・・・ああ、覚えてるぞ」

 

「「「「「「今の間は一体」」」」」」

 

「えっとたしか、まんまるお山に彩を、脳内ピンクの丸山彩でーす!だったか?」

 

俺が少しおふざけを入れて言ってみると、みんなが。

 

 

「「「「「「「ブフッ!!」」」」」」」

 

口に含んでいる飲み物を噴出した。

 

「そんなこと言ったこと一度もありませんよ!!」

 

「ははは、わーってるよ。わざとだよわざと。ちょっとしたおふざけだよ」

 

「もう、やめてくださいね。みんなに変なイメージ着いちゃうじゃないですか」

 

「悪かったって、それよりそこで声に出さないで笑いを我慢してるやつらはいいのか?」

 

そう言って指を指すと、千聖、麻弥、有咲、蘭、ひまり、花音が笑うのをこらえている状態だった。

りみ、沙綾、友希那、燐子、紗夜、薫、美咲、つぐみ、巴は苦笑いをしていた。

 

ちなみに香澄、たえ、こころ、はぐみ、あこ、イヴはなんでこうなっているのかがわかっていないようだった。

 

「ははははは!あんたそれはないわよ!!あははははは」

 

っと、約一名は大爆笑していた。

 

 

こんな感じでわちゃもちゃしながら楽しく食事をし、時間も良い時間になったので、終わりにし、おのおので家へと帰って行った。

 

 

ちなみに後片付けはこころの所の黒服さんたちがやってくれた。別に大丈夫だったのだが、『こころ様があれだけ楽しそうにされていらしたのは要様のおかげですので、こちらの方は我々が』と言われたので、おまかせすることにした。

当のこころ本人はというと、『今日はとても楽しかったわ!またやりましょう!今度は私のお家で!』と言って、満足そうに帰って行った。

 

姉貴も風を連れて帰って行った、帰り際に『またこんな感じでやりたいわね!』と言って帰って行った。

 

 

 

こうしてハチャメチャな一日は幕を閉じたのだった。

 




GMAXさん、くろのすさん☆10評価ありがとうございます!

餡饅さん☆9評価ありがとうございます!

石幻果さん☆8評価ありがとうございます!


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18話

ある日少年は休日の自由な時間を使い、街へと繰り出していた。見られない街に戸惑いながら街を歩いていると、ドンッ!っと誰かにぶつかってしまったのだ。少年は急いでぶつかった人に謝ろうとして、ぶつかった人の方を見ると、そこにはなんとも綺麗な女性がいたのだった。少年は少しの間その女性に見とれていたのだが、すぐにぶつかったことを思い出し、謝りながら女性に手を指し伸ばした。女性もその手を取り起き上がり、お互いに見つめ合う形となって、改めてその女性の顔をみて、その少年の心の中の何かが爆発し、少年は恋に落ちたのだった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「ていうのはどうかな?」

 

「おまえは一体何を言ってるんだよ・・・いきなり家に来たと思えば」

 

「??やっぱりインパクトが無いかな」

 

「そんな話は一切してないからな」

 

今俺の前にはたえがいる。いきなり家に来たと思ったら『こんなこと思いついた!』とか言い出してきたのだ。無視して家に帰らそうとしたのだが、それを無視していきなり話をし始め、今に至る。

 

「いきなり家に来て問答無用で訳の分からん話をし始めやがって。てかお前今日家族でどっか行くんじゃねーのかよ?」

 

「あ!そうだった!戻らなきゃ!」

 

そう言ってたえの奴は急ぎ足で戻って行った。

 

 

「一体何がしたかったんだ、あいつは」

そんなことを思いながら朝食を用意し、食べた。そして買い物に出かけるために着替えを始めた。

 

「買い物に行くがミユはどうする?」

 

着替え終わり、ミユにそう聞いた。するとすっと起き上がり、俺の肩に乗ってきた。

 

「んじゃあ行くか」

 

俺がそう言うとミユが『ミャー』と返事してくれたので買い物に出かけた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

あの後に買い物に出かけた俺らは、肉屋、八百屋、魚屋といろいろ行き買い物をして、最後にスーパーに立ち寄った。

 

「ミユは入れないからここで待っててくれな。」

 

俺がミユにそう言うと、ミユは大人しく店の入り口の端っこで、丸くなって待機を始めた。

 

 

 

それからスーパーで買い物を終え、外に出てミユを呼ぶ。

 

「お待ちどうさん、んじゃ帰るか」

 

俺はスーパーで買ったミユのおやつをミユにあげながら帰るために歩きはじめた。しばらく歩いた後に

 

「あ、そういやこれ貰ったんだった」

 

そう言って俺はポケットから一枚の紙を出した。その紙はスーパーでもらった福引券だ。俺はその福引券を手に、福引場に向かった。

 

 

そして、目的のとこに着いた俺らは福引をやるこにした。俺が回そうと思ったのだが、なんとミユが自分が回すと言わんばかりにガラガラのとこに行き、全身を使って、ガラガラを回し始めた。すると

 

カランッ

 

球が一つ出てきた。出てきた球は青色だった。

 

 

 




暁美ほむらさん☆10評価ありがとうございます!

駄目さん☆9評価ありがとうございます!

ビエンさん☆1評価ありがとうございます!


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19話

俺は今某所に来ている、なぜ来ているのかと言うと・・・なぜなんだ?しかし。

 

「有咲!お花見だよ!お花見!」

 

「うるせー!じっとしてろってーの!」

 

「香澄、どっか行っちゃダメだよ」

 

「はーーーい!あ!あの桜きれい!」

 

「言ったそばからどっか行くんじゃねー!」

 

こちらはこちらで香澄が暴走をし、あっちはあっちで。

 

「彩ちゃん~また可愛くなっちゃんじゃないの~、千聖ちゃんもこんなに綺麗になっちゃって~」

 

と、俺が今ここにいる原因である、姉貴が酔っぱらてパスパレのメンバーにからんでいた。

ちなみに俺はと言うと

 

「あの、結城さん。なにされてるんですか?」

 

「ん?あー、動画撮ってんの」

 

「いや、それは見れば分かるんですけど、なんで撮ってるんですか?」

 

「ああこれ?これはある人に見せる用に撮ってんの」

 

「「ある人?」」

 

美咲と花音がそのことで聞いてきたので答えた。そう、俺はからんでいる姉貴を携帯で動画を撮っていた。あ、別にいやらしい事では撮ってないからな。ちょっとした脅しに使うだけだ。さてと・・・。

 

「ちょっと行ってくるな」

 

「「はい」」

 

俺は姉貴の方に行き。

 

「姉貴、その辺にしとけよ、からみがうぜぇからみんな迷惑してんだろ」

 

「な~によ~結城~もしかして妬いてんの?私がかわい子ちゃんといちゃいちゃしてんのを妬いてんのね~まったく~そんなこと言われても私は離れませ~んよ~だ」

 

「ったく、べろんべろんに酔いやがって、彩も千聖も大丈夫か?」

 

「「は、はい、なんとか」」

 

「今からこいつの酔い醒ますからちょっと待っててな」

 

「「はい」」

 

「おい、姉貴これ見ろ」

 

俺はそう言ってさっき撮った動画を見せた。

 

「ん~?こんな動画がどうしたって言うのよ~?」

 

「これは姉貴がこいつらに酔って絡んでいる動画だ」

 

「それが~?」

 

「これを今から拓さんに送ろうと思う」

 

「え?・・・」

 

そう、俺はこの動画を姉貴の旦那さんである、拓さんに送ろうとしている。それを知った姉貴は酔いが醒めていき、しまいにはどんどん顔が青ざめていった。

 

「マジでそれだけは勘弁してくだーさい、いや、ホントマジで」

 

と、土下座をしながらお願いしてきた、なぜ姉貴がこんな感じになっているかと言うと、一度酔った勢いで事務所のいろんな人に絡んでいったらしく、何人かは迷惑してたらしい。それを見ていた拓さんに、本気で別れようみたいな事を言われたらしくその後大号泣したらしい。んで、その後に同じことはやらないようにな、って言われたらしい。んで俺は今回その拓さんに、こんな感じになるかもしれないから、その時用に動画を撮っといてくれって言われたんだよ。言っても酔ってるから聞かねーだろうからって。んで今に至る。

 

「たく、拓さんに言われたんじゃなかったのかよ?」

 

「いや、そうなんだけどね、久しぶりの休みで、しかもお花見じゃん?テンション上がっちゃって」

 

「んな事はどうでもいいから、先に謝らなきゃいけねー奴らがいるだろ?」

 

「みんな、ごめんなさい」

 

「「「「「「いえ!私たちは大丈夫ですから、顔を上げてください」」」」」

 

「まぁ許してくれてるんだか良いんじゃねの」

 

「そうかしら?それで動画は・・・」

 

「送っちゃいねーよ、みんなが許したんだから」

 

「みんなありがとー!!」

 

「「「「「うわー!」」」」」

 

まぁしばらくは大丈夫だろう、そうそう俺がなぜここにいるのかと言うと、福引の後の話だ。いきなり姉貴から電話が来たと思ったらいきなり『結城!お花見するわよ!』とか言ってきやがったんだよ、最初はこいつなに言ってるんだ?と思って拒否したのだが、その後に拓さんから連絡が来て姉貴の事を見ておいてくれって言われたんだよ。自分が急な仕事で行けなくなったからって。まぁ拓さんのお願いだから、断るわけにもいかねーと思ったから今回ここにいるったわけよ。

 

 



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20話

さて、ここの場所の説明がまだだったな。今ここは弦巻家の庭?広場?みたいな所だなぜ弦巻家かと言うと、どうやら日菜がこころに頼んだらしい。こころ自身も軽く了承し、喜んでいたらしい。それで花見の事をこころがハロハピのメンバーに言い、沙綾と仲がいいはぐみが沙綾に花見に誘い、んで、その時一緒にいたポピパのメンバーにも伝わり、特に香澄が大はしゃぎしていたらしい。まぁそんなこんなで今は俺、姉貴、ポピパ、パスパレ、ハロハピのメンバーで花見をしている。

 

 

「しかしこの弁当上手いな。買って来たのか?」

 

「いえ、これは私と花音先輩、山吹さんと市ヶ谷さんとで作ったんですよ。こころのいきなりの提案で」

 

「へー、そうなのか?しかし君らだけでこの量を?」

 

「いえ、さすがに私達だけだと無理なんで、こころの所の人たちに多少は手伝ってもらいました」

 

「最初はポピパとハロハピのみんなで作ろうと思ってたんですけど」

 

「こころちゃんと香澄ちゃんが暴れだして」

 

「おたえと薫先輩が訳の分からん味にしようとしたりしたんですよ」

 

「それで、これは花見までに間に合わないと思ったんで、私達4人と使用人の方たちとで作ったんです」

 

「有咲おかえり。そうなのか、てか有咲と花音は料理出来たんだな?」

 

「私はおばあちゃんに教わりながら覚えたんです」

 

「私はたまに美咲ちゃんや千聖ちゃんとかとお泊り会したときとかに一緒にやって覚えました」

 

「そうだったんだな。えらいじゃん」

 

俺はそう言って二人の頭を撫でた。すると沙綾と美咲がもの欲しそうにこちらを見ていたので。

 

「お前らも今回はお疲れさん。ありがとな」

 

そう言って二人の頭も撫でた。

 

「んじゃあ向こうの事はほっておいてこっちはこっちでゆっくり食おうぜ」

 

「「「「はい!」」」」

 

「あのー自分たちもご一緒しても大丈夫っすかね?」

 

そう言われたので、見てみると、彩、千聖、麻弥、りみがいた。

 

「おうお疲れさん、なんとか抜け出せたんだな」

 

「はい、あの後こころちゃんとかが来て、京香さんがそっちで盛り上がったので、その隙に」

 

「そうかい、俺はかまわんがお前らは?」

 

「私は全然良いですよ」

 

「「「私も」」」

 

「だそうだ、こっちに座ってゆっくりしな」

 

「「「「はい!」」」」

 

こうして俺、沙綾、有咲、りみ、美咲、花音、彩、千聖、麻弥で桜を見て花見を楽しんだ。

ちなみにもう一方の姉貴、香澄、たえ、イヴ、日菜、こころ、はぐみ、薫の方はと言うと、まぁメンバーを見てわかる通り、花見そっちのけでハチャメチャしていた、それを黒服さんがせわしなく動きまわって、いろいろ対処していた。

 

そん感じで花見をしていると、俺たちの方に二人の男女が来た。

 

「こんにちは。花見は楽しんでおられるかな?」

 

「ええ、それなりに、えっと」

 

「ああ、自己紹介まだだったね。私はこころの父の弦巻 厳だ。それでこちらが」

 

「こころの母の由愛です」

 

「これはこれは、俺は要 結城です。んで、あそこで娘さんと遊んでいるのが姉の豊川 京香です」

 

「君が要君だったか、娘と使用人からいろいろ聞いているよ。娘からは良くしてもらっていると、使用人からはいろいろ助けて貰っていると」

 

「あれは助けているで良いのかな?」

 

「えっと、良いんじゃないでしょうか・・・あはは」

 

「というと?」

 

「いえ、基本うるさいので、頭にチョップか、音だけすごいハリセンで引っぱたいてる黙らしてるんですよね。まぁなんか知らないですが、当の本人は何故か喜んでますけど」

 

「確かにこころと言い戸山さんと言い、あのハリセンで叩かれた後にもう一回されたがりますよね」

 

「でも確かにあのハリセンって音はすごいけど全然痛くないよな」

 

「そうだね」

 

「まぁでも基本的にはやりませんよ。どうしようもない時だけですので、ご心配なく、基本的にそちらの使用人さんがそれまでに抑えてくれているので」

 

「そうだったのか」

 

「ええ、まぁ基本的には楽しくわいわいやってますよ」

 

「そうか、それを聞けて安心したよ」

 

「あのー、一つよろしいでしょうか?」

 

そう言ってこころの母親の由愛さんが俺を見て。

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「要さんはさっき京香さんのお姉さんだと言ったおられたのですが」

 

「ええ、、あんなんでも一応姉ですよ」

 

「もしよろしければあのですが京香さんのサインをいただけないかと思いまして」

 

「妻が彼女のファンでね。彼女がここに来てから何度か頼もうかと思っていたらしいのだが、恥ずかしがって中々言えずにいたのだ」

 

「そうなんですね、いいですよ、姉貴に言ってみますよ、まぁ一発でOKするでしょうけどね、なんならお二人も話してみますか?」

 

「「え?」」

 

「こんな機会ですしね、俺らとだけじゃなくてお二人とも話をした方がいいと思いましてね、どうでしょうか?」

 

「ホントに大丈夫なのかね?」

「大丈夫なのですか?」

 

「ええ、大丈夫ですよ」

 

「それならお願いしようかしら」

 

「分かりました、それじゃあ言ってきますね」

 

俺はそう言って姉貴の元に行って。

 

「姉貴ちょっと良いか?」

 

「ええ、良いわよ。どうかした?」

 

「ああ、こころの母親が姉貴のファンらしくてな、サインが欲しいんだとよ。んでその後にお二人とも姉貴と喋りたいらしい」

 

「あらそうなの!?あれがここちゃんのご両親なのね、そんなことで良いなら喜んでやらしてもらうわよー」

 

そう言って姉貴は二人のもとに行き、何かを話した後に三人で屋敷の中へと入って行った。その事をこころに言うと、『私も混ざりたいわ!』と言ってダッシュで屋敷の中へと入って行った。俺はさっきの場所に戻り。

 

「ただいま」

 

「「「「「「「「おかえりなさい!」」」」」」」」

 

「んじゃ再開しようか」

 

「「「「「「「「はい!」」」」」」」」

 

 

再び花見を再開しみんなと花見を楽しんだのだった。

 





黒の太刀さん☆9評価ありがとうございます!

小嶺 幸さん☆8評価ありがとうございます!

人には人の乳酸菌さん☆1評価ありがとうございます!





みなさんいろんな評価をしていただきありがとうございます!感謝いたします!


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21話

花見が終わって数日が過ぎた日の事、俺は一枚の紙を眺めていた。

 

 

「そういやこれ、前に福引で当たったんだったな」

 

そう言って俺は一枚の紙を見ている。その紙は、この前買い物の帰りにミユが引いた福引の景品だ。内容はここから電車で少し行ったところに新しく出来た温水プールの割引券だ。

 

「温水プールか。確かネットで載ってたっけかな」

 

そう言って俺はパソコンで調べた。

 

「ああ、これか。ふーーん、そこそこでかい感じなんだな」

 

調べてみたがそこそこでかい感じの所みたいだ。普通のプールのほかに流れるプールやちょっとしたウォータースライダー的なやつもあるみたいだ。

 

「せっかく当たったわけだし行ってみっか」

 

そう決めた俺であったが、あることに気が付いた。

 

「あ、そういや俺、水着持ってねーや」

 

そう水着がねーんだった。あるにはあるのだが、ガキの頃のやつだからな。

 

「しゃーねー、買いに行くか」

 

そう言って俺は水着を買いに行く準備をして出かけた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

俺は今前にリサや美咲や彩達と行ったショッピングセンターに向かうため、今は商店街を歩いている、そこである店に立ち寄った。

 

「よう、はぐみ。元気にやってるかー?」

 

「あ!結城くん!いらっしゃい!今日はどうしたの?」

 

「どうしたのって、買いに来たからいるんだろうが」

 

「あ!そう言えばそうだね!今日は何を買っていくの?」

 

「んじゃあ、コロッケ2個と、からあげ100gくれるか」

 

「うん、分かった!ちょっと待ってね!」

 

そう応対して、はぐみは注文されたものを紙袋に入れていった。そして詰め終わると、

 

「はい!どうぞ!」

 

「サンキュー、ほいよお代」

 

「ちょうどだね。ありがとうね!」

 

「たまには食いに来ねーとなって思ってたからな。それより今日はソフトはないのか?」

 

「うん!今日はお休みなんだ!」

 

「そうか、それで手伝ってるんだな」

 

「うん!」

 

「じゃあ、お手伝い頑張ってな」

 

「うん!また買いに来てね結城くん!」

 

「おう、また来るよ」

 

そう言って俺は再び歩き出した。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

あれからしばらく歩いた後、途中で公園に寄って、先ほど買ったコロッケとからあげを自販機で買った飲み物と一緒に食べた。その後、目的であるショッピングセンターに着いた。俺は中に入り、水着が売っていそうなところを案内板で確認した。

 

「えっと、水着がありそうなのはっと・・・お、スポーツ店があるな。そこで見てみっか」

 

俺は水着が置いていそうなスポーツ店に向かうことにした。

 

「しかし、この時期にプールか・・・なんか変な感じではあるな」

 

そんなことを思いつつも、目的の店に向かった歩いていた。その途中で、

 

「あれ?結城さん?」

 

そう言われたような気がしたので、声の方を向いてみると

 

「やっぱりそうじゃん!結城さんじゃん!」

 

そこには声の主であるリサと、沙綾、ひまり、巴、美咲、花音がいたのであった。

 

 

 






櫛菜さん、元天パさん☆9評価ありがとうございます!


タグを少し追加しました、後、あらすじのところも少し変えました。


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22話

「ほら!やっぱり結城さんじゃん!こんにちは!」

 

「リサか、こんにちは。それに沙綾、ひまりに巴、美咲と花音か、なんか珍しい組み合わせだな」

 

「そう?よく遊んだりしたりするよ?」

 

「そうなのか?」

 

リサがそう言うので、他の奴に聞いてみた。

 

「私はよくリサさんと遊びますよ!」

 

「あたしはそれにあこと一緒に行ったりしますね」

 

「私はそこまでですね、なかなか機会が合わなかったんで」

 

「あたしは花音さんがよくリサさんと遊ぶみたいなので、たまにそれに一緒に行ったりしたりはしますね」

 

「私はひまりちゃん程ではないけど、よくリサちゃんと遊んだりしますよ」

 

各々で遊んだりしてるみたいだ。

 

「そんなに意外?」

 

「まぁな、お前は基本的に友希那といるイメージがあるからな」

 

「まぁ確かにそうかもね」

 

そう言ってリサは苦笑いをしていた。

 

「それに沙綾は香澄関係で、美咲と花音はこころ関係で、いろいろ振り回されてる感じだったからな」

 

「「「あーーー、確かに・・・」」」

 

「ひまりは遊んでそうだが、巴とリサかって感じなんだよな」

 

「まぁ言いたいことは分かるかも」

 

 

「あたしも、基本的にはあこの付き添いでって感じですから、あながち間違いではないのか?」

 

「まぁその話はどっちでもいいじゃん!」

 

「確かにそうだな。今日は全員で遊びに来たのか?」

 

「ううん、私は一人で来てたんだ。そしたら、美咲と花音がいてね、一緒に見回ってたんだ」

 

「私は家族で来てたんですけど、ひまりと巴を見かけたら、両親が『もう私達は帰るだけだし、遊んできたら?』って言われたので、そのまま二人に合流してそこから遊んでました」

 

「あたしはひまりに引き連れられてきました」ジトッ

 

「あはは・・はい、勢いのまま巴を連れてきちゃいました。一人だとなんだか寂しかったんで」

 

「あたしは花音さんが行きたかったらしくて、迷子になりかねないので一緒に来ました。途中までは千聖さんもいたんですけど、お仕事で帰っちゃいました」

 

「そんでお互いに店を見回っていていたら偶然ばったりと、って訳か」

 

「はい、そんな感じです」

 

「買いたいものは買えたのか?」

 

「バッチシ!後は帰るだけだね。それで、帰ろうと思ったら、結城さんが見えたって訳」

 

「なるほどな」

 

「結城さんは今日は何を買いに?」

 

そう言って沙綾が聞いてきたので、答える。

 

「俺は水着を買いに来たんだよ」

 

「「「「「「水着?」」」」」」

 

「そ」

 

「え、でもまだそんな時期じゃないような」

 

「ああ、そうだぞ」

 

「ならなんで水着なんかを?」

 

「まぁ花音の言いたいことは分かる」

 

「ならなんで?」

 

「ああ、これだよ」

 

俺はそう言って割引の紙を見せた。

 

「「「「「「温水プールの割引券?」」」」」」

 

「そ。このまえ、買い物帰りに商店街の福引でミユが当てたやつ」

 

「へぇ~~すごいね巴!」

 

「だな!」

 

「これに行こうと思って水着を買いに?」

 

「そう言うこと。ガキの頃のやつしか持ってなくてな」

 

「そうなんですね、あ、ここって確か電車で少し行ったところにある新しく出来たところですね」

 

「お、美咲は知ってんのか?」

 

「はい、うちの学校でも噂になってますね」

 

「へー、そうなのか」

 

「これに一人で行かれるんですか?」

 

 

「花音よ、答えはもちろん!!」

 

「そんな自信満々に言われても」

 

俺が答えるとみんなが苦笑いしていた。

 

「どうせ一人だしな。なんならお前らも一緒に行くか?」

 

少しふざけた感じに言ってみたら、

 

「「「「「「ホントですか!?」」」」」」

 

「お、おう・・・。まぁ、ある程度人いた方が割り引かれるしな。あんまり多すぎるのはあれだが、お前たちぐらいなら大丈夫だろうしな。あと人選的にも安心だしな」

 

俺がそう言うとみんなが苦笑いをした。

 

「それで?ホントに行くのか?」

 

俺が改めて聞くと。

 

「「「「「「行きます!!」」」」」」

 

っと、すごい勢いで答えた。

 

「んじゃあ、日時等はまた連絡するわ。俺は今から水着買いに行くしな。お前らは帰るんだろ?」

 

「そうだねー、今日は帰ろっかなー」

 

リサがそう言うと他の五人が帰んの?みたいな感じでリサを見ていたが、リサがその五人に何かを言うと。

 

「「「「「そうですね!今日は帰りましょう」」」」」

 

と言って俺に挨拶をして帰って行った。

 

「なんだったんだ?まぁいっか、買いに行こ」

 

俺は特に気にすることもなく、水着を買いに行った。



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23話

あれから数日が経ち、今俺は最寄りの駅に来ていた。前にリサ達と約束をしたプールに行くためだ。んで駅に集まってから行こうって話になったんで今こうして駅に来ているわけだ。少し待っていると

 

「結城さんこんにちは」

 

「おお紗綾か、こんにちは。一人か?」

 

「はい、最初は巴と行こうかと思ったんですけど。巴はひまりを迎えに行ってから行くから、先に行っててって言われたんですよ」

 

「そうなのか。しかしプールに行くだけなのに気合入った感じだな」

 

「そうでしょう?ハハハ、変でしょうか?」

 

「いんや、よく似合ってんぞ」

 

「!、ホントですか!?」

 

「ああ、可愛らしい感じで良い感じじゃん」

 

「ありがとうございます!」

 

沙綾とそんな感じで話していると、美咲と花音が来たみたいだ。

 

「おう二人ともこんにちは」

 

「「こんにちは」」

 

「お前らは二人で来たんだな」

 

「はい、そうじゃないと花音さんが着けないと思ったんで」

 

「そ、そんなこと・・・・あるかも」

 

「あるのかよ」

 

「あはは」

 

「結城さんは山吹さんと?」

 

「いや、紗綾はついさっき来たとこだ」

 

「そうなんですね。後はリサさんと、宇田川さんと上原さんですね」

 

「だな。少し待てば来るだろ」

 

「ですね」

 

「しかし、紗綾もそうだが、花音もおしゃれしてきたんだな」

 

「ふえ!?え、えっと、変でしょうか?」

 

「いや、良いんじゃねーの。なあ?」

 

「はい!とっても似合ってますよ」

 

「だとよ。美咲はいつも通りだな、なんか安心した」

 

「安心したって、まぁ別にプールに行くだけですしね。それに私がいま花音さんや山吹さんが着ている感じの服を着てたらなんか変じゃありません?」

 

「うーーーん、変かどうかはわからんが、多分どこかしら違和感がありそうかもな。そんな感じの服しか俺は見たことねーからな」

 

「まぁ私としてもこう言った感じの方が良いですからね」

 

「まぁ人それぞれって感じだよな」

 

「そう言う結城さんはおしゃれとかするんですか?」

 

「俺か?俺は・・・・あると思う?」

 

 

「「「・・・・・ないですね」」」

 

俺があるかと聞いてみると、三人は少し考えたが満場一致でないにいきついた。だよな、あんまりおしゃれとか気にした事ねーもんな。ダサくなければ良いかって感じで服も買ってるし、シンプルイズベスト的な感じかな。

 

そんな感じで四人で話していたら、

 

「なになに?なんの話ししてんの?」

 

どうやらリサが来たみたいだ。んで、その横に巴とひまりも一緒にいた。

 

「おう、お疲れさん、三人で来たのか?」

 

「うん、向かってる途中で二人と会ってね。一緒に来たんだ」

 

「それより、さっきみんなで何の話をしてたんですか?」

 

「・・・おしゃれについて?」

 

「いや、間違ってはないかもしれないですけど・・・多分その言い方は違うかと思いますよ?」

 

ひまりの質問に俺が答えると、美咲が違うんじゃねーかって言って来た。

 

「えっと、結城さんがおしゃれをするかしないかって話をしてたんです」

 

「結城さんがか・・・・ないね」

 

「「ないですね」」

 

「やっぱりそう?」

 

「うん、なんか結城さんってダサくなければなんでも良いやってって感じのイメージかな」

 

「「「「「あ、それ分かります」」」」」

 

「全員で一致かいな、まぁ合ってるからなんも言い返せんがな」

 

「「「「「「アハハハ」」」」」

 

俺の返しにみんなは苦笑いした。

 

「しかし、まぁリサはともかく、ひまりもおしゃれしてきたのか」

 

「えへへ、どうでしょうか?」

 

「似合ってんぞ。沙綾とはなんか違った感じで可愛い感じだな」

 

「そうですか?えへへ、よかったです」

 

「ちょっとー、私はともかくっていうのはー?」

 

「お前は基本的にどこに行くにも気合い入れて来るだろーがよ」

 

「まぁそうだけどさー」

 

俺の言ったことがどうやら気に食わなかったらしい。んなこと言われてもな・・・こいつってどんな簡単な用事の時でも、なんか気合入れてきましたって感じの服で来るからな。今回もそうじゃねーかと思ったからな、てか・・・ん?

 

「なあリサ、間違ってたらすまんが、その服ってまさか」

 

「あ!気づいてくれた!?そうだよ!この前、結城さんに買ってもらった服だよ!」

 

そう言ってリサは嬉しそうに服を見せてきた。

 

「まさかこのタイミングで着て来るとはな」

 

「このタイミングしかないと思ったからね!」

 

「まぁ変な感じじゃないからこっちとしても良かったわ」

 

「へへー、そうでしょ?私的にも結構気に入ってるんだよね」

 

「そうかい、それなら選んだかいがあったよ」

 

リサとそんな会話をしていたら、美咲と花音はどうやら同じように着てくれば良かったと、なんか少しテンションが下がってた。んで他の三人は

 

「あの、結城さん・・・服を選んだって言うのは?」

 

「ああ、ほら、商店街の先にショッピングセンターが出来ただろ?俺が初めて行った時に、この三人と後友希那と会ってな。んで、どうせなら一緒に見て回らねーかって感じになってな」

 

「その時に?」

 

「そういうこと」

 

「「「いいなー」」」

 

「まぁ俺は選んだだけだからな。買ったのはあいつらだしな」

 

「じゃあもし私たちが選んでくださいって言ったらどうですか?」

 

「ん? まぁ、選ぶだけならかまわんがな」

 

「「「ホントですか!」」」

 

「まぁ機会があればな」

 

「「「それじゃあその時はお願いしますね!」」」

 

「ああ、良いぞ」

 

そんな感じで話をしていた。

 

「そういや、巴の私服はそんな感じなんだな」

 

「ええ、私がひまりみたいな服着ても似合わないですからね」

 

「確かに、なんかボーイッシュ?的な感じが似合いそうだよな、巴って」

 

「まぁ何回かひまりに着せられそうになりましたけどね」

 

そう言って巴は前にあったことを思い出して苦笑いを浮かべていた。

 

そんな感じみんなで話していたらどうやら電車が来たみたいなので、乗り込んで目的のプールに向かった。

 





今回は少し長めに出来たかもしれません。

ご感想なども受け付けておりますので、もし良かったら書いてやってください。


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24話

あれから俺達は電車に乗り、目的地であるプールのある隣街まで来ていた。

 

「はー、ここが○○か、結構栄えたとこなんだな」

 

電車を降りて改札を出た俺は一言目に感想を述べた。

 

「結城さんこっちに来たことないんですか?」

 

「ああ、基本的にあっちで事は済ませられるからな、わざわざこっちまで来る必要がないからな」

 

そう、俺はここに来るのは初めてなのだ。

 

「そういうお前らは来たことあんの?」

 

「私はポピパのライブで何回か」

 

「あたしとひまりもライブで」

 

「私はリサさんと遊びでも何回か」

 

「そうだね、ひまりと彩と花音とかと来たことあったね、それとライブだね」

 

「私はライブもありますけど、何回かこころに振り回されて」

 

「確かにそんなこと何回かあったね」

 

「へーー、そうなのか。それじゃ、来たことないのは俺だけか・・・まぁいっか、んじゃあ行くか」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

俺達は話をしながら目的地へと向かった。

 

 

ーーーーーーーー

 

それから十分ぐらい歩いたところで目的であるプールに着いた。

 

「ここだな。しかし、確かにでかいよな」

 

「確かに大きいですね」

 

「これは想像以上だね」

 

「だな。入るか」

 

俺達は入口から中に入り、受付に向かった。

 

入って受付に行った。

 

「いらっしゃいませ!プールをご利用ですか?」

 

 

「あ、はい」

 

「何名様でしょうか?」

 

「7人です」

 

「7名ですね。それでは2800円になります」

 

「えっとこれを」

 

そう言って俺は割引の紙を見せた。

 

「確認致しますね・・・はい!分かりました。えっと5名以上ですので、半額の1400円になります!」

 

「1400円ね。はい」

 

「ちょうどですね!それではこちらが男性用で、こちらが女性用のロッカーの鍵となります。無くさないよう、ご注意くださいね」

 

俺は受付の人から鍵を受け取り、みんなに渡した。

 

「それでは更衣室が男性が左、女性が右となっております」

 

「分かりました」

 

「それではお楽しみくださいませ!」

 

「んじゃ、後でな」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

俺達は水着に着替えるために別々の更衣室へと入って行った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

それから水着に着替えた俺は更衣室を出てプールへと出た。

 

「ほーーー、これまたすごいなしかし」

 

俺はその広さに驚いていた。俺は入口を入ってすぐのところに案内板があったので、それを見ていた。

 

「へーー、普通の温水プールかと思ってたが、いろいろあるみたいだな」

 

案内板を見てみると、普通のプールの他に、流れるプール、子供用の浅いプールにスライダー的なやつなど、さまざまな施設があった。

 

「こりゃすげーな」

 

そう言って感心していると

 

「お待たせしました」

 

後ろからそう言われたので振り向くと、美咲と沙綾と巴が着替え終わってこっちに来たみたいだ。

 

「おう、お前らだけか?」

 

「はい。なんかいろいろ準備があるみたいで、先に終わった私たちは先に来ました」

 

「そうか。なら少ししたら来るだろうし、ここで待ってるか」

 

「そうですね。それより何を見てたんですか?」

 

「ん?ああ、案内板だよ。どんなんがあるんか気になってな」

 

「へーー、いろいろあるな・・・お!これとか面白そうだな!な!沙綾」

 

「ウォータースライダー的なのもあるんだ。確かに面白そうだね」

 

「私はこの流れるプールかな。ゆっくり出来そう」

 

「ゆっくりするのは良いが、他の人の邪魔になるなよ?」

 

そんな感じで話していると、着替え終わったリサ達が来たみたいだ。

 

「お待たせぇ、待った?」

「「お待たせしました!」」

 

「いんや、これ見てたからそこまでだったぞ」

 

「案内板だね。なにか面白そうなのあった?」

 

「まぁいろいろとな。じゃあ、揃ったわけだし泳ぐとするか」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

俺達はとりあえず普通のプールに入った。

 

「そういや、お前らって泳げんの?」

 

「私は人並みには」

 

「私も!」

 

「あたしも泳げますよ!」

 

「あたしも泳げるよ!」

 

「私もそこそこなら」

 

「私はあんまり」

 

どうやら花音以外は泳げるみたいだな。

 

「なら花音が泳ぐときは、俺か美咲、巴が補助に着くか」

 

「そうですね。その方がいいかもしれませんね」

 

「巴もいいか?」

 

「ええ!」

 

「ならとりあえず楽しもうか」

 

それを合図に俺達はプールを楽しんだ。潜水勝負をしたり、巴と25m勝負したり、花音に泳ぎを教えたりと、各々楽しんでいた。

 

ある程度遊んだら、次に流れるプールに入って、そこではみんなでまったりしながら楽しんだ。そして今はウォータースライダーの所に来ている。

 

「えっと、二人一組みたいだな。どうする?お前たちだけで行くか?」

 

俺がそう言うと、六人は集まって何かを話し始めた。すると

 

「結城さん。みんなで話し合った結果、全員、結城さんと組もうってことになったんだけど、どうかな?」

 

「俺とか?まぁお前らが自分の番まで待てるんならかまわんが、良いのか?」

 

「「「「「大丈夫です!」」」」」

 

「ならそうするか」

 

そう言うと、六人は順番決めのためにじゃんけんを始めた。

結果としては美咲→沙綾→リサ→ひまり→花音→巴の順番となった。

 

「んじゃあ最初は美咲だな。行くか」

 

「はい」

 

そう言って俺と美咲はスタート地点へと向かった。

 

「いらっしゃいませ!初めてでしょうか?」

 

「「はい」」

 

「それでは・・・・・・・」

 

俺と美咲は係員さんの説明を聞いて、とうとう俺達の番が来た。

 

「んじゃあ行くか」

 

「そうですね」

 

「怖いか?」

 

「いえ、寧ろワクワクしてます」

 

「そうかい、ならいくぞ!」

 

「はい」

 

そう言って俺達は滑って行った。

 

バシャ!

 

「ぷはー!結構スピードあったな、大丈夫か?」

 

「ええ、全然平気です」

 

「なら良かった」

 

それから俺は他の五人と順番に滑って楽しんだ。花音は少しビビッていたが、それ以外はノリノリだった。

 

全員と滑り終わると良い時間になっていた。

 

「もうこんな時間か。そろそろ帰るか」

 

「あ、ホントだそろそろ帰りましょうか」

 

「ですね」

「だな」

「だね」

「ですね」

「そうだね」

 

「んじゃあ着替えに行くか」

 

「ああ!ちょっと」

 

「??どうかしたか?」

 

「いやぁ、そういえば水着の感想を聞いてなかったからさ」

 

「ああ、そう言う事。そうだな、全員似合ってんぞ。それぞれ色や柄がマッチしていて」

 

俺が正直な感想を述べると、各々嬉しそうにしたり、恥ずかしそうにしたりしていた。

 

「そうかな?えへへ、選んだかいがあったね」

 

「「「「「ですね!」」」」」

 

「なんか言ったか?」

 

「なんでもないよ」

 

「そうか、じゃあ着替えて帰るか」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

そして俺達は水着から私服に着替え、電車で地元まで戻ってきた。

 

「今日は楽しめたか?」

 

「「「「「「とっても楽しかったです!」」」」」」

 

「なら誘って良かったよ、てかホントに送らなくて良いのか?」

 

「「「「「「「はい!大丈夫です!」」」」」」

 

「そうか、それじゃあ俺はこっちだから。またなんかあれば声かけるよ」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

地元に戻ってきて、みんなを家まで送ろうかと思ったが、なんでもこれからまた六人で遊びに行くみたいだ。元気だね君たち。

 

「それじゃあ帰るわ」

 

「「「「「「さようなら!」」」」」

 

 

 

俺は返事を聞いて家へと帰って行った。

 



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25話

あのプールからしばらく日がたった今、俺は弦巻家にいる。

 

「こころん!それ、はぐみのお肉!」

「はぐー、それ私のだよ!」

「京香さん、それ私のお肉だよ!」

「甘いわね日菜ちゃん!」

「あはは、楽しいわね!」

 

とまあ、この会話で気づく人もいるかもしれないが、そう、今俺達は弦巻家の庭でバーベキューをしている。何故こんな事をしているのかというと、昨日の事だ。姉貴から連絡がきて

 

『結城!あなた明日暇?暇よね?こころちゃんの家でバーベキューするから来なさい!』

 

と言う一方的な発言で今ここにいる。まぁ行かない手もあったんだが、その後に拓さんからも連絡が来たため、仕方なく参加することにした。あと風も俺に来いとの事らしい。

 

それで今こうしてバーベキューをやっている訳だ。

 

ちなみに三グループに分かれて食べている。メンバーは、

 

1.俺、りみ、蘭、つぐみ、紗夜、燐子、イヴ、麻弥、美咲

2.沙綾、有咲、ひまり、友希那、リサ、彩、千聖、花音、拓さん(風)

3.香澄、たえ、巴、モカ、あこ、日菜、こころ、はぐみ、薫、姉貴

 

こんな感じの振り分けだ。一グループはカオスだな。ちなみにこれはくじ引きで決めた結果だ。割り箸の先に色を塗って引いた同じ色の人がグループって感じの簡単な感じで決まった。さてと。

 

「俺達はゆっくりと食おうぜ」

 

「「「「「「「「賛成!」」」」」」」」

 

ちなみに肉とかは俺が焼いている。たまにつぐみや紗夜、美咲が手伝ってくれながら楽しくやっている。

 

「おーい、肉焼けたぞー」

 

「「「ください!」」」

 

「焦んな、焦んな」

 

焼けたのが分かると、蘭とイヴ、麻弥がすごい勢いで食らいついた。

 

「ほらよ。まだまだ用意してくれてるから、そんなに焦んなよ」

 

俺が三人に肉を渡し終えると、つぐみがこちらに来た。

 

「つぐみも肉か?」

 

「いえ、結城さんがあまり食べてないようで」

 

「俺か?俺は焼きながら、手が空いたら食ってるぞ」

 

「でもあまりお肉は食べれてないですよね?」

 

「・・・・・ばれてたか?」

 

「はい。私が見た時とかほとんどお野菜食べてましたから」

 

「そんなところ見てたのかよ」

 

そう、基本的に肉は焼けると、蘭、イヴ、麻弥がすぐに食べてしまうため、俺の手元に来ないのである。そのため、ほとんど野菜しか食べれていないのだ。

 

「えっと、なので、その・・・」

 

「??どした?」

 

「えっと・・・・は、はい!どうぞ!」

 

「それはつぐみのじゃねーのか?」

 

「わ、私は食べれてるので!」

 

「そうか?まぁくれるって言うなら頂くよ。せっかくつぐみからくれるんだからな」

 

「は、はい!どうぞ!」

 

「あーーーんっと、うん、やっぱうめぇな。サンキューな」

 

「いえ!こんなことならいつでも!」

 

「はは、それはありがたいが、つぐみも食わねーとな」

 

「どれ、お返しに食わしてやるよ」

 

「あ、え、え!?」

 

俺はそう言って、つぐみの皿から肉を取って、つぐみの口の近くに持っていく。

 

「ほれ、あーーーん」

 

「あ、あーーーん////」

 

「どうだ?うめぇだろ?」

 

「は、はいとてもおいしかったです///」

 

「そうだろ」

 

そんな感じでつぐみと食わせあいをしていると、

 

「結城君ちょっといいかな?」

 

拓さんが俺の事を呼んできた。

 

「紗夜、美咲、悪いけどここ任せていいか?」

 

「ええ、おまかせください」

「はい、大丈夫ですよ」

 

「つぐみがなんかダメそうだからな。お前らなら安心できるから、頼んだ」

 

 

俺は二人に焼くのを任せて、拓さんのもとに向かった。

 



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26話

拓さんに呼ばれた俺は、紗夜と美咲に焼くのをまかせて、拓さんのもとに行った。

 

「拓さん、どうかしましたか?」

 

俺がそう聞くと、拓さんの腕にいた風が腕から降りて、トテトテと歩いて俺の所に来た。

 

ポフッ

 

そんな音が聞こえそうな感じで俺の足に風が抱きついてきたので、俺は風を持ち上げる。

 

「どうした?風よ」

 

「にちゃ・・・・だこ」

 

「今してるがな」

 

「結城君を見つけた風が、どうしても抱っこしてほしいみたいでね。申し訳ないとは思ったんだけど」

 

「全然かまいませんよ。うちのとこは優秀な子達なんでね。・・・あそこと比べて」

 

「あはは・・・・」

 

俺はそう言って問題児グループを見た。拓さんも分かったみたいで、苦笑いしていた。

 

 

「結城さん、ちゃんと食べてる?」

 

そう言って来たのはリサだった。他にも有咲と友希那、千聖がいた。

 

「ああ、食ってるぞ」

 

「ホント?見てたけど、焼いてばっかだったじゃん?」

 

「お前も見てたのかよ」

 

「ちなみにこっちのグループは、羽沢さんと食べさせ合いしてたところまで全員で見てました」

 

「え?マジ?」

 

「「「「「「「「はい」」」」」」

 

「まぁ、だから何だって話だがな。気にしねーし。それより有咲」

 

「え、あ、はい。なんでしょうか?」

 

「あっちじゃなくて良いのか?」

 

俺はそう言って香澄達の方を指さした。

 

「・・・逆にあそこに入りたい人いるんですか?」

 

「まぁいねーわな」

 

「ここで良かったですよ。こんな時まであいつらの面倒とか勘弁ですよ」

 

「あはは・・・お前も、いや、お前らも大変だな」

 

「「あはは・・・・」」

 

「まぁそれに関しては頑張れとしか言いようがないな。あいつらだし」

 

「「ですね」」

 

有咲と沙綾は苦笑いをして、納得するしかなかったみたいだ。

 

 

「てか、千聖よ。お前は何をしてんだ?」

 

そう、なんか千聖が肉を掴んで俺の方に差し出している。

 

「いえ。結城さん、風ちゃんを抱えているから、食べれてないので食べさしてあげようかと」

 

その千聖の行動に何人かは「あーーー!」と言って叫んでいた。

 

「おいおい。ったく、まぁくれるんなら頂くよ」

 

そう言って、俺は差し出された肉を食った。

 

「ふふふ、どうです?」

 

「ああ、うまいぞ」

 

「そうですか♪」

 

そう言って千聖はルンルン気分で去って行った。去った後にリサ、沙綾、ひまり、彩、花音が、俺のところに来た。

 

「「「「「私も!!」」」」」

 

と言って肉を差し出してきた。

 

「そんな一気に食えねーよ」

 

俺が苦笑いをしてると、

 

「「大変ですね」」

 

有咲と友希那が二人でそんな事を言って来た。

 

「てめーら、半笑いで言っても説得力ねーんだよ!」

 

 

そんな感じでこっちでは楽しんでいた。

それより風さんや、あんたよくこの感じのとこで寝れるな。

 

 

ちなみにあの後ジャンケンで順番を決めて、俺は肉を食べていった。

 




お気に入り登録や、しおりをしていただいて、ありがとうございます。


何か要望やリクエストなどがあれば言ってきて下さい!





これを読んでいただいている方はどんな感じで読んでいただいてるんだろうか?
面白いと思ってくれてるのか、それともつまらんと思っているのか。

まぁどちらにして、読んでいただいたことはありがたいです。


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27話

あれからリサ達に食いもんを食わせてもらっていたら、友希那がこっちに来た。

 

「あの、結城さん」

 

「ん?友希那か。どうした?」

 

「えっと、今日ミユちゃんは?」

 

       ・・・・

「ミユ?ミユはここにはいないぞ」

 

「そうですか・・・・使えないですね」ボソッ

 

友希那が言った言葉を、俺とリサ、それに千聖が聞いたので、三人で顔を見合わせた。

 

「今井さん、今の言葉聞きました?使えないですって」

 

「聞いた聞いた。まったくやんなっちゃうよねー」

 

「白鷺さんもお聞きに?」

 

「ええーばっちりとーお聞きに」

 

俺がおふざけでアドリブを振ると、二人が乗ってくれた。

 

「あたしってそんな感じに見られてたなんて」

 

「ひどいよねー。ミユちゃんだけだなんて」

 

「そうねーこれはなにか対処しないといけないんじゃないかしら?」

 

「そーだねー。それじゃあこれは」

 

そう言って俺は二人を見て

 

「せーの」

 

「「「出禁だね/ね」」」

 

三人で声を合わせて言うと、友希那は今までに見たことないような感じに震えていた。

 

「え、え?出禁?出禁・・・結城さんの家に入れない→ミユちゃんに会えない→ミユちゃんに触れられない・・・・ダメ!そんなのダメ!ごめんなさい、使えないとか言ってごめんなさい!出禁だけは、出禁だけはーーーーー!!」

 

これがホントにあの友希那なのかってぐらいにキャラ崩壊してるな。ちらっとリサの方を見ると、顔を手で隠して笑いを必死に堪えていた。千聖の方も見てみると、リサと同じだった。

 

 

そんな感じで友希那をいじっていると、屋敷の方から。

 

「結城さん」

                ・・・・

と言ってこころの母親の由愛さんが一匹の猫を抱えながらこちらにやってきた。ちなみになんで下の名前で呼んでもらってるかと言うと、俺が頼んだからだ。

 

「由愛さん、どうかしましたか?」

 

「いえ、ミユちゃんをお返ししようかと思いまして」

 

「まだ全然平気ですけど・・・もう良いんですか?」

 

「ええ、十分堪能させてもらったので」

 

「まぁ由愛さんが良いのなら。ミユ、おいで」

 

俺がミユを呼ぶと、ミユはこちらに歩いてきて俺の肩に飛び乗った。

 

「良い子にしてたか?」

 

「ミャー」

 

「そうかい、ならいいや」

 

「ミユちゃんじゃん!いないんじゃなかったの?」

 

「ええ、そうね、さっきここには・・・・あ!そうゆうこと」

 

「え、なに?千聖分かったの?」

 

「ええ、さっきの結城さんの発言を思いだして」

 

「えっと、友希那に言った事だよね?確かここにはいないだっけ?・・・あ!そういう事か」

 

どうやら二人は分かったみたいだな。

 

「結城さん、どうゆうことなんですか?」

 

彩が分かっていないみたいで聞いてきた。そこには有咲とひまりが一緒にいた。

 

「簡単な事だ、俺はここにはいないと言ったんだ。誰も”連れてきてない”なんて事は一言も言ってないからな」

 

「「「ああーーーーなるほど!」」」

 

「そういう事、ミユは最初っからいたんだよ。まぁすぐに由愛さんがミユを持って行ったがな」

 

そう、ここにはミユも一緒に連れてきていた。そんで来てすぐに由愛さんがミユを見て『猫ちゃんですか、かわいいですね』と言って来たので、触ってみるかと聞いてみると、子供のように目を輝かせて、『ホントですか!?』と言って来たのだ。良いと伝えると、『お借りします!』と言ってそのままミユを抱きかかえながら屋敷へと入って行ったのだ。まぁ由愛さんだし変なことはしねーだろと思ってたので、そのままにしておいた。

 

「それより、さっきの芝居って何かしたんですか?」

 

「いんや、なんも、即興でアドリブ振ったら、二人とも乗ってくれたって訳」

 

「それはそれですごいな」

 

なんて話をみんなとして和気あいあいとしていた。ちなみにその間友希那はと言うと、OTL状態で相変わらずキャラが崩壊していた。

 



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28話

あれから何とか友希那を元に戻し、ミユを渡すと、さっきまでのキャラ崩壊とは別にキャラ崩壊をした。まぁさっきよりましか。

 

それから友希那をリサに任せて、俺は問題児グループのとこに向かった。

 

「よう、ちゃんと食えてっか?」

 

「「結城さん!」」

 

俺は巴とあこに飯を食えてるのか聞いた。

 

「肉はあまり食べれてないですね・・・。あれが・・・」

 

と言って巴は問題児五人の方を見た。

 

「あこ達も食べたいね・・・」

 

「ちょっと待ってな」

 

そう言って俺は問題児のもとに行き、

 

「おーいお前ら、勝手に取り合いすんのは構わんが、肉食えてねーやつもいるんだから、分けてやれよ」

 

「結城じゃない、そんなの関係ないわ!これは戦争なのよ!食うか食われるかなのよ!」

 

「「「「「そうだそうだ!」」」」」

 

「あぁ!?なんか言ったか?聞こえなかったが?」

 

「え、えーと・・そのー・・」

 

「香澄?なんか言ったー?」

 

「いや!・・・そのーー」

 

「たえ・・・は良いや、めんどいし」

 

「え!!!」

 

「こころ?はぐみ?」

 

「「え、えーーーーと・・・」

 

「そうかそうか・・・・てめーら全員説教じゃーー!」

 

「まずいわ!結城がキレた!みんな逃げるわよ!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

そう言って問題児達は屋敷の中に逃げて行った!それを見た俺は二人のもとに戻り。

 

「さーて、これで食えるだろう」

 

「「あはは・・・」」

 

「じゃ、俺はあいつらを追いかけるから食っちまいな」

 

「「はい!」」

 

「ちなみにお前もな、薫」

 

「なに、私ならお肉など食べなくとも平気だぞ」

 

「横目に肉を見ながら言っても説得力ねーからな」

 

「ああ、なんて儚いんだ」

 

「お前の頭の中がすでに儚く散ってるんだろうが、ったく」

 

そう言って俺はあと一人のもとに行き。

 

「焼くのはこいつに任せて、食っちまいな」

 

そう言って俺はモカの首根っこを持ち上げて言った。

 

「ふふふー、私は食べる専門なのだー」

 

「そうかそうか、ならすこし俺と、お・は・な・し、しようじゃないか」

 

笑顔でそう言うと、モカは何故か震えあがっていた。・・・はて?なんでそんなにビビッているのかな。

 

「で?どうする?」

 

「焼きます焼きます!ぜひ焼かせていただきます!」

 

「よろしい、んじゃ後は頼んだぞー」

 

そう言って俺は屋敷の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今私とはぐみは怒った結城から逃げるために屋敷の中にいるわ。

 

「こころん、さっきの結城くん怖かったね」

 

「そうね、見つからないようにしないといけないわね」

 

「あ!こころん!ここに隠れよっか?」

 

「良いわね!ここにしましょう!」

 

そう言って私達はご飯を食べる大きなテーブルの下に隠れたわ。

 

「ここなら大丈夫じゃないかな?」

 

「そうね!きっと大丈夫よ!」

 

「そうか、なにが大丈夫なんだ?」

 

「それは結城くんから隠れることだよ!」

 

「そうよ!見つかったら怒られちゃうわ」

 

「そうかそうか、ここなら大丈夫そうか?」

 

「「うん!/ええ!・・・・え?」

 

私達は恐る恐る声の聞こえる方を見るとそこには。

 

「ハーーーイ!」

 

結城が手を挙げながら後ろに立っていたわ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

キャーーーーーーー!

 

 

 

今私とおたえは二人で結城さんから逃げている。その途中で誰かの悲鳴が聞こえてきた。

 

「おたえ、さっきのって?」

 

「うん、こころとはぐみだね」

 

「こころんとはぐーだよね。やっぱり。それよりなんでおたえまで逃げてるの?なんか飽きれられてたのに」

 

「なんとなく?」

 

「いや、私に聞かれても」

 

そんな話をしながらこころんのお屋敷の中を歩いていると、曲がり角に着いたので、その角を曲がると

 

 

ドンッ!

 

誰かにぶつかってしまった。

 

「うわ!っと、大丈夫で・・す・・か・・」

 

「・・・・・・・・」

 

「ああ、今大丈夫になったよ」

 

そう言ってぶつかった人物、結城さんは私とおたえの頭を鷲掴みにして。

 

「それじゃあ、O・HA・NA・SI・しようじゃないか」

 

そう言っている結城さんの顔は笑っていなかった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

今私と日菜ちゃんで激おこの結城から逃げてる。

 

「さっきの結城さんすごかったですね!」

 

「あれはガチギレてたわね。捕まったらなにされるか」

 

そうみんなは知れないかもしれないけど、あの状態の結城は本気で怖いのよね。

 

「とりあえず、私達は捕まらないようにしないといけないわ」

 

そうさっき何人かの悲鳴が聞こえたのよね、多分捕まったんだと思うわ。

 

そんな感じで逃げていると、お屋敷の使用人らしき人がいた。

 

「おや?これはこれは、こころ様のご友人の方ですか、どうかなされましたか?」

 

「いえ、すこし鬼ごっこをしておりまして」

 

「そうですか、ちなみにどなたが鬼で?」

 

「私の弟なんです」

 

「そうですか」

 

「うん!なんかるん!って感じの顔なんだ?」

 

「そうですか・・・・それはこんな顔かなーー?」

 

そう言って使用人さんは眼鏡と帽子を外した。するとそこにいたのは

 

「結・・・城・・」

「結城・・・・さん」

 

「さてとこれで最後だな」

 

そう言って結城は私と日菜ちゃんの頭に、

 

ゴツン!

 

 

ゲンコツをお見舞いしたのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

あれから逃げた全員を捕まえ、たえ以外を説教した・・・・なんでたえはしないのか?そんなの決まってんじゃん・・・こいつ寝てんだもん、怒る気も失せたんだよ。

 

 

 

 

そんな感じでハチャメチャな焼肉大会は終わりを迎えましたとさ。

 






お気に入りをしてくれた方が200人にいきました!


みなさんありがとうございます!


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29話

ある日の金曜日の夕方、講義も終わり、家でくつろいでいると携帯が鳴った。誰からか確認をすると、巴からの電話だった。

 

「はいー?巴か?どしたよ?」

 

『あ、結城さん!こんばんは、今時間大丈夫ですか?』

 

「ああ、良いぞ、どうした?」

 

『実は明後日になるんですが、バンドメンバーで井ノ島に行こうって話になったんですよ。でも、つぐの所と蘭の所の両親が大人同伴なら良いって言われたんです』

 

「まぁそこそこ遠いとこだからな。それで?」

 

『それで、良かったらその同伴を結城さんに頼みたいと思って連絡をしたんです』

 

「それはあいつらには言ってるのか?」

 

『いえ、まだ言ってないです。サプライズ的な感じにしようかと思いまして』

 

「それは俺だからか?」

 

『ええ、あたし達の親だと、みんな知ってますからね』

 

「まぁそりゃそうだろうな。井ノ島か、なるほどな」

 

『どうです?』

 

「良いぞ。ついて行ってやるよ」

 

『ホントですか!?』

 

「ああ、ちなみになにで行くんだ?」

 

『電車で行こうかと思ってます』

 

「電車か・・・少し待ってな」

 

そう言って俺はパソコンであることを調べた。

 

「なるほどな」

 

『??どうかしましたか?』

 

「お前ら、それは自腹で行くんだよな?」

 

『まぁそう言う事になりますね』

 

「そうか。なら車出してやるよ」

 

『ええ!ホントですか!?』

 

「ああ、その方が早く着くし、金もそんなにかからんだろうしな」

 

『こっちとしてはありがたいんですけど、ホントに良いんですか?』

 

「気にすんな、それに電車で寝過ごしたりしたら厄介だろ?」

 

『まぁそうですけど』

 

「それに俺が同伴で行くって事だからな。こっちの方が見やすい。モカとひまりがある意味怖いからな」

 

『まぁ確かにそれはあるかもしれないですね』

 

「そう言う訳だ。気にすんな」

 

『分かりました。それじゃあお願いします』

 

「お願いされた」

 

『それじゃあ、時間と場所はメールしときますね』

 

「おう頼んだ」

 

『それじゃあ当日に』

 

「おう」

 

そう言って俺は電話を切った。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

二日後

 

あたしは今駅前でみんなを待っていた、と言ってもまだ集合の二十分前なんだけどな、そうして待っているとひまりがこっちに来た。

 

「巴~!おはよう!早いね」

 

「そう言うひまりも早いじゃんか?」

 

「えへへ、楽しみ過ぎてね!」」

 

「あたしもなんだ!」

 

ひまりと挨拶を交わしていると、次につぐが来た。

 

「巴ちゃん!ひまりちゃん!おはよう!」

 

「ようつぐ!おはよう」

 

「つぐおはよー!」

 

「二人とも早いね」

 

「楽しみだからねー、私より巴の方が早かったけどね」

 

「お、おいーーひまりーー」

 

「「あははは」」

 

「たく、後は蘭とモカだな」

 

「来たみたいだよ」

 

「蘭~~モカ~~遅いよーー!」

 

「時間には間に合ってるじゃん」

 

「そうだけどさーー!!

 

「「ふあーーあ」」

 

「二人とも眠そうだな」

 

「そりゃあこんなに朝早いからね」

 

「う~~~~眠い~~~~」

 

「モーーカ、こんなところで寝ないでよ」

 

「じゃあみんな揃ったし行こっか?」

 

「ああ、ちょっと待ってくれ。もう一人呼んでるんだよ」

 

「「「「もう一人?」」」」

 

「ほら、らんのとことつぐのとこの両親が言ってたじゃん?」

 

「ああ、大人同伴でならってやつね。それがなに?」

 

「あと一人の人がそれだと」

 

「そう、二日前に頼んだんだよ」

 

「あれ?それ私達聞いてないけど」

 

「まぁサプライズって訳で」

 

「「「「もーーーう」」」」

 

そんな感じで話していると、

 

ププーー!

 

というクラクションが聞こえたので、そちらを見るとそこにいたのは、

 

「「「「結城さん!?」」」」

 

そう!金曜日に連絡をした結城さんが、車に乗って来てくれたのだった。

 





ランキングに載る作品ってすごいよね、一度でも良いから載ってみたいよね(下~~~の方でも良いから)


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30話

ーー井ノ島に行く当日ーー

 

今日はアフロのメンバーと井ノ島に行く日だ、しかし朝早いな、今日のために親父に連絡を入れたら二つ返事で車を貸してくれたのには驚いたが、ありがたいことだ、そろそろ家を出る時間になったため、家を出て車へと乗り込んだ、ちなみにワンボックスカーの車だ。

 

俺は車のエンジンをかけ、あいつらがいるであろう駅へと向かった。

 

 

 

 

~~数十分後~~

 

あれからしばらく車を走らせ、駅へと着いた、そこであいつらを少し探すと、ちょうど五人組で話をしているグループを見つけたので、軽くクラクションを鳴らした、するとあいつらはそれに気づいてこちらに来た。

 

「よう、待たせたか?」

 

「いえ、まだ時間までは少しありますから、全然ですよ」

 

「のわりにはそちらの二人はお眠のようだが」

 

「「「あはは・・・」」」

 

巴、ひまり、つぐみの三人は元気なのだが、蘭とモカが明らかに眠そうだ。

 

「お前らは後ろに座りな、二人だから少しは寝転べるだろうから寝てな」

 

「「はーーーい」」

 

「あとの三人は自由に決めてくれ」

 

俺がそう言うと三人でジャンケンを始めた。

 

どうやら勝ったのはつぐみのようだ、つぐみは助手席に乗り、その後ろに巴、その後ろに蘭、んで、俺の後ろにひまりが座り、その後ろにモカが座る形となった。

 

「全員乗ったな、んじゃあ出すぞ」

 

「「「「「お願いしまーす!!」」」」」

 

俺は車を出し、井ノ島に向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

駅からしばらく走らせたところで、俺は一つの質問をした。

 

「そういやなんで井ノ島なんだ?」

 

「前に雑誌で井ノ島の夕日がめちゃくちゃ綺麗だって載っていて、見に行きたかったんです、それでどうせだったらみんなで行きたかったんです」

 

「なるほど、それでみんなは行くことで一致したが、蘭のとこと、つぐみのとこの両親が心配をしてこうなったと」

 

「そうなんです、ごめんなさい」

 

「別に気にしちゃいねーよ、てかひまりは夕日より○○って言う店だろ」

 

「えええ!?なんでですか!?」

 

「いやな、行くことになったから、少し有名どころを調べてたらなそこを見つけてな、あ・・・・・って感じになったわけだ」

 

「そこのお店はなんのお店なんですか?」

 

「なんでも全国的に有名なパンケーキ屋らしいぞ」

 

「「あーーーなるほど」」

 

「ちょっとーー!二人も納得しないでよ!!」

 

「違うのか?」

 

「違わないです・・・」

 

「「あはは・・・」」

 

「でもでも!それだけじゃないですからね!」

 

「わーたわーた、あんま大声出すなってーの」

 

「あう//////」

 

「あはは・・それより結城さん、どうやって行くんですか?」

 

「ああ、高速使うんだよ、その方が電車で行くより確実に早いからな」

 

「「「なるほど」」」

 

そんな感じで話していると高速の入り口に着いた、俺は入り口で金を渡して、通行券を受け取り、高速道路へと入って行った、それと同時に蘭とモカが起きた。

 

 

「おう、起きたか」

 

「うん、ここって高速道路?」

 

「そうだぞ」

 

「おーーそれじゃあ途中でサービスエリアに寄って行きましょーー」

 

「お前のはただ食いもんを食いたいだけだろーがよ、ったく」

 

「そーとも言うーー」

 

「そうとしか言わねーよ、食うのわかまわんが金無くなっても知らねーからな、向こうに行って『さっき買い過ぎたー』とか言っても俺は知らねーからな」

 

「その辺はモカちゃんにおまかせあれー」

 

「・・・・・蘭、頼んだぞ」

 

「・・・・・善処します」

 

「まぁお前らもトイレとか行きたくなったら行ってくれよ、一応途中で寄る所は決めてるが、それ以外でも行ってくれれば、パーキングとかに寄るからな」

 

「「「「「分かりました!」」」」」

 

 

 

 

こうして井ノ島へと向けた高速道路での移動が始まったのだった。

 

 




蒼風 啓夜さん☆9評価ありがとうございます!




あと、あらすじの少し変更と、タグの追加を行いました。



最後に、なんと、ランキングにこれが載っちゃってました!(上の方とは言っていない)

読んでいただいている方、本当にありがとうございます!


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31話

 

あれから1時間半ぐらい高速を走っている。それにしても喉が渇いたな、飲み物買っとけば良かった。まぁもうすぐで休憩のために寄るサービスエリアに着くからそこで買うとするか。

ちなみに車内では後ろで熟睡している蘭とモカを除いた、俺を含めた4人で話をしたり、しりとりをしながら楽しく移動していた。

 

「もうちょいでサービスエリアに着くが、お前らまだ平気か?」

 

「「「大丈夫です!」」」

 

「なら良かった、もう少しだから辛抱な」

 

「「「はーーい!」」」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

それから数十分走らせ、今は目的のサービスエリアにいる。人はそこそこだが、そこまで多いと言う訳ではない感じだ。

 

「それじゃあ蘭とモカを起こして休憩にしようか。あんまり長くいても、向こうで遊ぶ時間が無くなっちまうから、10分、15分ぐらいで良いか?」

 

「「「はい!」」」

 

「「・・・・・はい」」

 

「それじゃあ各々解散。時間になったら車に集合な」

 

そうして各々で休憩をすることにした。俺はとりあえず飲み物と何かつまめるものを買いに建物内に入った。

 

「えっと、エナドリと黒烏龍と、後はパンでいっかな」

 

そうして買うものをカゴに入れて、レジに行くと、つぐみが一人で並んでいた。

 

「あれ?つぐみ、一人か?」

 

「あ!はい!みんなのために飲み物を買おうかと思いまして」

 

「それは別々で良いような気がせんこともないが、そう言う事なら一緒に入れな。金は払ってやるから」

 

「え!?そんな、ご迷惑じゃ」

 

「お前は前から少し気にしすぎだ。甘えられるときに甘えときんしゃい」

 

俺はつぐみの頭を撫でながら、促すように言った。

 

「そ、そうですか?なら、お願いします////」

 

「おう、お願いされた」

 

そうして買い物を済ませた俺とつぐみは、外に出て他の奴らを探した。すると、

 

「あ!あそこに巴ちゃんとひまりちゃんがいますよ!」

 

「ホンマやな。なら行くか」

 

「はい!」

 

俺とつぐみは二人に近づき。

 

「なんかいいもんは見つかったか?」

 

「あ!結城さんとつぐ!」

 

「これを見てたんですよ」

 

そう言われて見たのは、このサービスエリア限定と書いてあるソフトクリームだった。

 

「このサービスエリア限定って書いてありますね」

 

「だな。買うのか?」

 

「はい!今、蘭とモカを待ってるんです!」

 

「あいつらは?」

 

「今、トイレに行ってます、これを買うと分かったらなんか行きたくなったらしいですよ」

 

「そうか」

 

少し待つと二人が来て、みんなで味選びを始めた。

 

「私は抹茶かな」

「私は~バニラ~」

「あたしチョコ!」

「あたしはミックスかな」

「私はこのチョコチップって言うのにしてみようかな」

 

「決まったか?」

 

「あ、はい!決まりました」

 

「なら、注文してしまいな、奢ってやるから」

 

「「「「「ホントですか!?」」」」」

 

それを聞いて五人は注文をして、最後に俺も注文をしたすると次々に渡って行き、最後に俺のが来た。ちなみに受付と受け取るところは別々みたいだ。

 

「合計七点で2100円になります」

 

・・・・・・ん?

 

「あれ?一つ多くないですか?」

 

「いえ、ご注文は全部で七点ですね」

 

なぜ一つ多いのかが気になったが、俺はちょうどで支払い、アイスを受け取り、みんなの元へと戻った。

 

「おう、おまたせ」

 

「「「「「あ!ごちそうさまです!」」」」」

 

「おう、気にすん・・・・な?」

 

俺は返事をする途中で一つ気がかりな物を見た。それはモカの手にあるものだ。何故かあいつの手にはアイスが二つあるのだ。

 

「おいモカ、なんでお前二つ持ってるんだ?」

 

「「「あはは・・・」」」

 

「だからあれほど言ったのに」

 

「これですか~?これは結城さんがごちそうしてくれので~二つ頼んじゃいました~」

 

こいつはいったい何をほざいてやがるんだ。一言言えってーの。俺はすこしブチッときたので、モカの耳元に行き、

 

「・・・・・・・・・」

 

小声であることを伝えて離れた。

 

「さて、買うもん買ったし。出発するか」

 

「「「「・・・・はい!」」」」

 

俺達は車へと歩き始めた、モカはと言うと。

 

「え?あ、え、えっと、待って、待って~~!それだけは!それだけは~~ご勘弁を!ごめんなさい!ごめんなさーーーーーーーーい!!」

 

俺の先ほどの言葉に、普段のモカでは出さねーような声を這いつくばって、手を指し伸ばしている体制で、出していたのだった。

 






零やKさん☆9評価ありがとうございます!


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32話

あれからは特にイベントはなく、渋滞にも捕まらずに井ノ島へと着いた。まぁ何かあったかと言うと、モカがアイスの食い過ぎで・・・って感じだな。

 

今、俺達はみんなが目的地としている街の駐車場に車を停めて、話をしている。

 

「んで?どこから行くのかは決めてんのか?」

 

「あ、いえ、あたしは夕日が目的だったんで、その他は考えてなかったですね」

 

「お前らは?」

 

「私も別に」

 

「あたしも~」

 

「私はあるんですけど、後で大丈夫です」

 

「そうか、ならひまりが行きたいところに行くか」

 

「え!いいんですか!?」

 

「お前だけ目の輝き方が違うからな。てかそんなに食いたかったのか」

 

俺は苦笑いしながら、ひまりに言う。さっきからこいつだけ、一人でうずうずしてるからな。

 

「お前らも良いか?」

 

「「「「大丈夫です」」」」

 

「それじゃあ行こーー!」

 

俺達はひまりの後をついて行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

それから十数分歩いた所で、ひまりが止まり。

 

「ここに行きたかったんだー!」

 

そう言ってきたので、店を見てみると、予想通りのパンケーキ屋だった。

 

「さーさーみんな行こ!?」

 

「だね」

「だな」

「だね~」

「うん!」

 

ひまりに急かされて店の中へと入って行った。

店の中は雑誌に載ってるだけあって、人が多かった。特に女性客が、俺達は列に並んで数分待つこととなった。

 

ーーーーーーーーーー

 

それから少しして俺達の番になったので、各々順番に注文をしていった。そして全員が料理を受け取ると、ひまりが、

 

「みんなで外で食べようよ!」

 

と言って来た。が、

 

「外って、寒いから私はパス」

「私も~」

「中じゃダメなのか?」

 

「ええーーー!なんでー!?外の景色見ながら食べたほうが絶対良いって!」

 

ひまりがそう言ってはいるが、みんなはどうやら嫌みたいだ。

 

「まぁとりあえず外で食ってみれば良いじゃねーか。一応ストーブやストール?だっけ?膝掛けみたいなやつも貸してくれるみたいだしよ」

 

「結城さんがそう言うなら」

 

「それにホントに無理なら、中で食えば良いしな」

 

俺の言葉にみんなも渋々納得をして、外で食べることにした。

 

 

ひまりを先頭に、みんなでテラスに出ていった、出たのは良いが、やっぱり少し肌寒いな。他のみんなもそんな感じだ。と言うかひまりさんや、あんたがそんな感じになっちゃいかんでしょうよ。まぁとりあえず二つに分けて座ることにした。

 

蘭、モカ、ひまり

巴、つぐみ、俺と言う感じに分かれた。

 

「それじゃあまずは写真を・・ってなんでもう食べちゃってんのさ!」

 

「え?だってこういうのはあったかいうちに食べないとダメじゃん」

 

「そうだけどさー!こういう映えるやつは写真に撮らないとさー!」

 

などとひまりが力説していたが、俺達はお構いなしに食べていた、あ、上手いなこれ。

 

ひまりも写真を撮り終え、みんなで食べている、俺は食べながらみんなを見てみるが、全員寒いみたいだな、どうやらひまりも寒いみたいだ。

 

「もうダメ!私は中に行くよ」

「私も~~」

「あたしも」

「私も」

 

どうやら限界が来たみたいで、蘭の言葉をかわきりに、みんな中に入ろうとした、するとひまりが。

 

「ちょっと待って!風景をバックにみんなで写真撮ろうよ!」

 

「「「・・・・」」」

「ま、まぁ写真ぐらいなら良いんじゃないかな、ね?」

 

「つぐみがそう言うなら」

 

「俺が撮ってやるか、並びな」

 

「「「「「結城さんも一緒に撮んの!!!」」」」」

 

「お、おう」

 

そう言われたため、俺も一緒に撮ることとなった。

 

「あれ?えっと、こうかな?」

 

「ひまり、早くしてよ」

「ひ~ちゃん早く~」

「ちょっと待ってーー!」

 

と、ひまりが写真を撮るのに四苦八苦していた。見かねた俺は、

 

「ほれ貸しな、俺がやった方が良いだろ」

 

そう言って俺はひまりから携帯を取り、写真を撮った。

 

「ほれ、これで良いだろ」

 

「結城さんありがとーーー!」

 

「じゃあ中行こうぜ」

 

「「「「「賛成!!」」」」」

 

そうして俺達は中に戻り、再度パンケーキを食べてのだった。

 



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33話

パンケーキを食べ終えた俺達は外に出て、次にどこに行くかを決めていた。

 

「次はどこに行くよ」

 

「あ、それなら私行きたいとこが」

 

「つぐみか、お前らは?」

 

「私は良いよ」

「私も~~」

「私も!」

「あたしも」

 

「んじゃあ次はつぐみが行きたいとこ行くか、場所は分かるのか?」

 

「あ!はい、大丈夫です!」

 

「なら行くか」

 

そう言って俺達はつぐみの後をついて行った。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

さっきのとこから十分ぐらいかな、そんぐらい歩いて俺達は今、目的地に着いた。着いたところはどうやら水族館みたいだ。

 

「ここか?」

 

「はい!そうです!」

 

「水族館なんだ」

 

「どうした蘭?意外だったか?」

 

「ううん、そうじゃないよ」

 

「そうか?」

 

「これが気になってたんです」

 

そう言ってつぐみが俺達に見せてきたのは、この水族館のパンフレットだった。

 

「へーーパンフか、ほー、いろいろ居るみたいだな・・・ん?」

 

パンフレットを見ていたら、最後のページにこんなことが書いてあった。

 

【期間限定!〇月〇日~〇月〇日、〇〇時から、イルカショー開催!】

 

「つぐみ?もしかしてこれか?」

 

そう言って俺はそのイルカショーのページを指して、つぐみに聞いた。

 

「あ、はいそうです!あ、でもそれだけじゃないですからね」

 

「まぁそうだろうな。なら時間まで中見て行くか」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

俺達は中へと入って行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

中をゆっくり見て回り、今は時間になったため、イルカショーの会場に来ていた。

 

「お前ら、そんな前でホントに良いのか?」

 

「「「「はい!」」」」

 

「さようで。蘭はこっちで良いのか?」

 

「うん。なんか濡れそうな気がするから」

 

「そうか。なら良いか」

 

つぐみやモカ達は最前列で見ていて、俺と蘭は少し離れたところで見ている。

 

少しすると時間が来て、ショーが始まった。つぐみたちは年相応な感じに盛り上がっていた。ショーが終盤に来たところで、イルカの大ジャンプ的なのが始まった。俺達はそれを見ていたが、

 

バシャーン!

 

イルカの大ジャンプ後に水に入ると同時に水しぶきがこちらに飛んできた。幸い離れていた俺と蘭は濡れずに済んで、前に居た四人は濡れるはめになった。

ショーが終わり、外に出た俺達は。

 

「ううー、濡れちゃった」

「これ~どうしよ~」

「びしょびしょだな」

「そうだね、このままでいたら風邪ひいちゃうかも」

 

「お前ら着替えは?」

 

「「「「ないです・・・」」」」」

 

「もちろん蘭もないよな?」

 

「ないですね」

 

「しゃーねー、一旦車に戻るか」

 

「「「「「はーい」」」」」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

車に戻ってきた俺は後ろのトランクを開け、

 

「ほれ、ここに服入ってるから車の中で着替えな」

 

そう言って大きめのカバンをつぐみ達に渡した。

 

「ああ、巴はこっちで頼むわ」

 

俺はもう一つのカバンを巴に渡した。

 

「んじゃあ俺らはどいてっから、着替えちまいな」

 

「「「「わかりました」」」」

 

そう言って四人は車に入って行った。残った俺と蘭はというと、

 

「着替えなんて持って来てたんですか?」

 

「ああ、姉貴がどこで知ったか知らんが、俺らがここに来ることを知ったみてーでな。なんかここに行くんならこれを持っていきなさいって言って、あのデカめのカバンを渡されたんだよ」

 

「それじゃあもう一つは?」

 

「あれは俺服だ」

 

「結城さんの!?」

 

「ああ、巴は姉貴より身長がたけーからな。サイズが小さいかも知れんから、俺のを貸してやれってさ」

 

「そうなんだ。確かにそうかも」

 

そんな会話をしていると、着替え終わった四人が出てきた。

 

「おう、もう良いのか?」

 

「「「「はい、ありがとうございます!」」」」

 

「なら良かったよ」

 

「しかしこの服って、誰のなんですか?」

 

「三人が来てるのは姉貴の服だ」

 

「「「京香さんの服!?」」」

 

「ああ、でも気にしなくて良いからな」

 

「なんで京香さんの服を?」

 

「その辺は後々、蘭に聞いてくれ」

 

「あの、あたしのは?」

 

「ああ、それは俺の服だ」

 

「「「結城さんの!?」」」

 

「サイズ的な問題で、俺のを貸してるんだよ」

 

「そ、そうですか/////お借りします///」

 

「おう、んじゃあ着替え終わったし、行くか」

 

「「「「「????」」」」」

 

「いや、なんでお前らどこ行くみたいな感じに見てんだよ?夕日見に行くって言ったのはお前らだろ?」

 

「「「「「あ!」」」」

 

「忘れてたのかよ」

 

「「「「「あはは・・・」」」」」

 

「まぁ良いや、行きますかね」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

そう言って、俺達はその夕日が見れるという場所に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

時間も良い時間になり、俺達は目的の場所に着いた。

 

「ここなのか?」

 

「はい、雑誌にはここって書いてありますね」

 

「そうみたいだね。ほらあそこ」

 

そう言った蘭が言う方を見ると、多くの人が集まっていた。

 

「ホントみてーだな。あそこに行くか?」

 

「ここでも良いんじゃい?巴は?」

 

「あたしもここで良いと思う。みんなは?」

 

「「「賛成!」」」

 

「じゃあここで待つか」

 

そいって、待つこと数分で夕日が出てき。

 

「「「「「「おお!」」」」」

 

夕日を見た俺達は素直に感動した。

 

「こりゃあすげーな」

 

「うん、これはすごいね」

 

「そ~だね~」

 

「綺麗ーー!」

 

「わぁーーー!」

 

「すごいな!」

 

各々感想を述べたところで。

 

「んじゃあ俺は少し席外すから、お前らで話をしな。こんな時にでも一回話し合っときな」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「なら俺は先に車に戻ってるから。話が終わったら戻ってきな」

 

「あ!それなら!」

 

と言ってひまりが携帯を取り出し。

 

「写真!撮りましょう!」

 

「了解、ほれ、貸しな」

 

そう言って俺はひまりから携帯を受け取り。

 

「じゃあ撮るぞ、ハイ、チーズっと」

 

”カシャ‟

 

と音とともに写真が撮られた。

 

「んじゃあ俺は行くな?」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

俺はその言葉を聞いて、車へと戻った。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

車に戻った俺は車内で音楽を聴いて待つことにした。

 

それから数十分が過ぎたところで、みんなが戻ってきた。

 

「おう、もう良いのか?」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「そうか、なら帰るとするか」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

夕日を見終えた俺達は家に帰るため、車を走りだした。

 

ーーーーーーーーーー

 

今は来た道を帰ってきて、今は地元の道路を走っている。

 

「巴は寝なくて良いのか?」

 

「はい、興奮してなんだか眠れないんです」

 

今車の中は巴が助手席に座り、他の四人は後ろの席で疲れて眠っている。

 

「そうか、なら良いが。眠かったら寝て良いからな?」

 

「はい、そうさせてもらいます」

 

「おう!そうしろ!」

 

「・・・・・あの、結城さん」

 

「ん?どうした?」

 

「今日はありがとうございました、運転といい、この服といい、いろいろしてもらって」

 

「つぐみにも言ったが、俺の方が年上なんだ。お前らは甘えときゃ良いんだよ」

 

そう言って俺は巴の頭を撫でた、すると巴は顔を赤らめて素直に撫でられていた、信号が変わったので、手を離すと「あ」と言って名残惜しそうにしていたが、仕方ない。片手運転は危険だからな。

 

そんな感じで巴と話をしていたら、指示された場所に着いた。

 

「ここで良いのか?」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

「おう。ならこちら起こすとしますかね」

 

そう言って寝ている奴らを起こし、車から降ろした。

 

「それじゃあ気をつけて帰りなよ」

 

「「「「「はい!ありがとうございました!」」」」」

 

「おう、じゃあな」

 

こうして井ノ島への小旅行は終わったのだった。

 

 

 

ちなみに次の日にお礼のお土産を持って、何事もなく車は親父に返しました。

 




masa ハーメルンさん、紫外線放射装置さん☆9評価ありがとうございます。


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34話

とある日の某芸能事務所

 

ここの事務所には色々な部署がある。モデル、女優、俳優、アイドルなどがあるが、とある一室に五人のアイドルがなにやら話し合いを行っているみたいだ。

 

「それで、今日はどうしたのかしら?」

 

「そうだね。なんか麻弥ちゃん関係って聞いたんだけど、なにかるんってすることなのかな?」

 

「どうなんだろうね?麻弥ちゃんもそうだけど、イヴちゃんとマネージャーさんもいないもんね」

 

今この部屋に居るのは、パステルパレットの丸山彩と白鷺千聖、氷川日菜の三人がいる。

彼女たちがしばらく待っていると、扉が開き三人の人が入って来た。

 

「みんなごめんね、おまたせ」

 

「あ、マネージャーさん。それにイヴちゃんと麻弥ちゃん」

 

「待ったかしら?」

 

「少しですけど、気にするほどではないですよ」

 

「そう言ってもらえるとありがたいわ」

 

「今日はどうかされたんですか?」

 

「うん、ちょっと三人に、いや、イヴちゃんも入れた四人に相談があってね」

 

「「「相談?」」」

 

「うん、そうなのよ」

 

「それはお仕事のお話ですか?」

 

「ええ、と言っても、今回のはパスパレでって訳じゃないのよ」

 

「と言いますと?」

 

「ほら、あなた達ってね、今結構テレビや雑誌に出だしたじゃない?千聖ちゃんは前から女優をやってたし、イヴちゃんもモデルをやってるし、最近だと彩ちゃんと日菜ちゃんもいろんなジャンルのテレビに出だしたじゃない?」

 

「そうですね。グループもそこそこ認知されてきて、いろんな所で呼ばれることが増えましたね」

 

「でしょ?でもね、ただ一人・・・」

 

「「「あ!」」」

 

「そうなのよ、麻弥ちゃんだけ恥ずかしがってやってくれないのよ」

 

「うっ!」

 

「確かに。よく裏方のお仕事をしてる事はあるらしいですけど、表立っては出てないですね」

 

「そうなのよ!なので今回!麻弥ちゃんにはモデルとして雑誌に出てもらおうと思っているの!」

 

「自分がモデルっすか!?」

 

「そ!今度イヴちゃんが撮る予定の、デートしてる風の写真を撮るんだけど、麻弥ちゃんにもこれに参加してもらいます!」

 

「デ、デート?」

 

「あの、それって大丈夫なの?」

 

「大丈夫よ日菜ちゃん。してる風だから、写真に写るのはイヴちゃんと麻弥ちゃんだけだから」

 

「それなら大丈夫なのかな?」

 

「まぁ、それなら大丈夫だと思うわよ。それで相談というのは?」

 

「ええ、それは麻弥ちゃんの相手役の人の事なの」

 

「「「相手役?」」」

 

「そ、一応デート風だから相手がいないといけないじゃない?イヴちゃんの方の相手役の人は決まってるんだけど、麻弥ちゃんの方がね」

 

「なるほど。初めての人だと、緊張してしまうと」

 

「そうなのよ。だからなにか良い案がないか聞きたくてね」

 

「「「うーーん」」」

 

「だ、大丈夫っすよ。自分がそんな事しなくても・・・」

 

「「「「「それはダメ!!」」」」」

 

「ヒッ!」

 

「そうだね・・・千聖ちゃんはなにかある?」

 

「そうね・・・業界の人だと緊張してしまうから、誰か仲のいい人かしらね」

 

「家族、兄弟とか?」

 

「それだとただのお出かけになっちゃうわ」

 

「そうだよね・・・どうしようか?」

 

「麻弥ちゃんは誰か親しい男の人はいないの?」

 

「そ、そんな人いませんよ・・・自分なんかとなんか」

 

「どうしましょう、このままだと?」

 

「イブちゃんの言う通りね」

 

「「「「「うーーーーーん」」」」」

 

相手役が決まらず、麻弥以外の五人は頭を捻りながら、考えていた。その時麻弥が何かを思い出したようにして、

 

「あ!一人だけならいるっす!」

 

「「「「「それホント!?」」」」」

 

「は、はい、あ!でも引き受けてもらえるかは分んないっすけど」

 

「なんだって良いわ!早速その人に連絡をしましょう!」

 

「は、はい!分かったっす!」

 

そう言って麻弥は携帯を持って部屋を出て行った。

 

「いやー良かったわ。一時はどうなるかと思ったわ」

 

「ですね。それにしても麻弥ちゃんと仲のいい人か」

 

「彩ちゃんは気になるの?」

 

「え!?そ、そりゃあ気になるかな?」

 

「私も気になるなーー!」

 

「はい!気になります!」

 

そんな話を本人のいない所で盛り上がっていると、電話を終えた麻弥が戻ってきた。

 

「どうだった!?」

 

「は、はい、大丈夫との事っす」

 

「「「「「やったー!」」」」」

 

「それで!?どんな人なの!?」

「どんな感じの人なの!?」

「どんな人!?」

「気になります!」

 

「え、あ、えっと」

 

「ほらほら、そんなに一気に聞いちゃ、麻弥ちゃんも困っちゃうわよ」

 

「「「「はーーい」」」」

 

「助かったっす」

 

「それで、お相手の方は一般の方なの?」

 

「はい、そうっす。パスパレの皆さんもよく知ってる方っすね」

 

「そうなの?名前聞いても良いかしら?」

 

「あ、はい。名前は要さんっす」

 

「あ!それって結城さん!?」

 

「はい、そうっす!?」

 

「「「・・・・は!?」」」

 

「え?今アイドルが出しちゃいけないような声が聞こえたんだけど・・・」

 

マネージャーが驚いていると、彩、千聖、イヴがふらふらと麻弥に近づき、肩に手をやり、光のない瞳で麻弥を見つめた。

 

「麻弥ちゃん、聞き間違いだと思うのだけども、今相手役が結城さんと言ったかしら?言ってないわよね?まさか私をさしおいて先に結城さんとデートだなんて何の冗談かしら?あはは、あはははは!!」ハイライトオフ

 

「麻弥ちゃん、そんな嘘ついちゃだめだよ?結城さんが麻弥ちゃんとデートだなんて、しないんだからさ。あ!分かった同じ苗字の人なんだね?そうだよね?そうなんだよね?ね?ね?まさかホントに結城さんとデートだなんて言わないよね?私もまだしたことないんだよ?それを二人きりでデートだなんてね・・・あはははは!!」ハイライトオフ

 

「・・・・・・・・・麻弥さん、結城さんとデートだなんて、嘘、ですよね?・・・・・・・・・・・」ハイライトオフ

 

 

「ええ!な、なんで自分が責められてるんっすか!?それになんで三人は目に生気がないんっすか!?ちょっと日菜さん!マネージャーさん!助けてくださいっす!!」

 

「あはは、さすがに今の状態では私は無理かなー、ごめんね?」

 

「・・・・・」ブルブルブル

 

「「「麻弥ちゃん/さん?」」」

 

「なんでこうなるんっすかーーーーーーーーーー!!!」

 

 

 

某芸能事務所の一室では、その日事務所全域に聞こえるほどの叫び声が響いたらしい。

 






那須屋 高雄さん☆9評価ありがとうございます!


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35話

 

ー撮影日当日ー

 

俺は今麻弥に言わてあいつのいるであろう芸能事務所へと向かっている、事の発端は二日前になる、家でくつろいでいると、麻弥から電話がかかってきて。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『あ!要さんっすか?』

 

「おう、麻弥か。どうしたよ?」

 

『実は困ったことがありまして』

 

「困ったこと?どうしたよ?」

 

「えっと実は・・・・」

 

ー麻弥が結城に説明中ー

 

『てな事がありまして』

 

「ほーー、なるほどな、んで?俺にどうしろと?」

 

『えっと、その相手役を要さんにお願いしたいと思いまして』

 

「俺?」

 

『はい、自分そのー、あのー』

 

「まぁ何となく察しはつくが、それは俺で良いのかよ?雑誌なんだろ?」

 

『そこのところは心配ないっす。雑誌に使うのは自分の部分だけみたいなので、要さんがそれに写ることはないっす』

 

「なるほどな。それなら心配ないと」

 

『ダメでしょうか?』

 

「まぁそこまで乗り気ではないが、俺じゃないと、麻弥が無理で、そうすると撮影にもならねーんだろ」

 

『そうっすね』

 

「ならしかたねーじゃん、やってやるよ」

 

『ホントっすか!?』

 

「だが断る!」

 

『ええ!?どっちっすか!?」

 

「いや、良いぞ、やっても」

 

『えーーー!ならさっきのはなんだったんっすか!?』

 

「いや、何となく言いたかった」

 

『そうっすか。それじゃあ大丈夫と言う事で良いっすか?」

 

「ああ、それより、どこでそれをやるんだ?」

 

『えっと、それが指定とかが無くて、自由にして良いみたいっす』

 

「そうか、お前さんはどこか行きたいとことかあんのかい?」

 

『自分っすか?自分は・・・あ、一つ行ってみたいとこが』

 

「あるのか。ならそこにするかな」

 

『え?でも、良いんっすか?』

 

「良いも悪いも、お前さんがメインなんだから、そこで遠慮しちゃいかんでしょうよ」

 

『そうっすか?ならそこに行きましょう!』

 

「了解。あ、そうだ。そこは外なのか?」

 

『あ、はい、そうっす』

 

「外か、時間は何時からなんだ?」

 

『一応自分達は十時からっす』

 

「十時か、ならそこに行ったら、ちょうど昼飯の時間ぐらいか・・よし」

 

『どうしたっすか?』

 

「いんや、気にしなさんな。お楽しみっつうことで」

 

『はぁ・・』

 

「直接そこに行くのか?」

 

『いえ、一旦要さんに事務所に来ていただいて、軽く説明を受けてから、撮影を開始っすね』

 

「なるほどな、了解」

 

『時間は九時半ぐらいには来てもらえれば』

 

「OK、それじゃあまた当日に」

 

『はい!よろしくお願いしますっす!』

 

「おう」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

てな事があったもんで、今こうして歩いている。おっと、そんな事を考えているうちにどうやら着いたようだ。

 

「えっと、確かここだったな。えっと確か入り口にいるって言ってたが、何処にいんだ?」

 

俺は目的地に着いたが、入り口にいるはずの麻弥を探したがいなかったので、周りを探すことにした。すると一人の女性がこちらに近づいてきたのだ。この人誰だ?なんて考えていたら、

 

「あの、もしかして、あなたが要さんでしょうか?」

 

「え?あ、はい、そうです」

 

「あ!よかった!私パステルパレットのマネージャーをしているものです」

 

「あ、これはどうも、要 結城です。それでいったい?」

 

「あ、そうでしたね。あなたをお迎えに来たんです」

 

「あれ?麻弥が来るって聞いてたんですが?」

 

「そうだったんですけど、まだ撮影じゃないので、変にスクープみたいに撮られても困りますので、それを避けるために私が来ました」

 

「ああ、なるほど、そうですか」

 

「それじゃあ中に行きましょうか」

 

「ええ、お願いします」

 

 

俺はマネージャーさんの後を追い、事務所へと入っていった。

 






いたんじさん、テュールさん☆9評価ありがとうございます!


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36話

俺はマネージャーさんの後について行き、事務所を歩いていた。その時後ろから、

 

「あれ?結城じゃない?」

 

と、そんな声をかけられたので、後ろを振り向くと、そこにはなぜか決め顔で佇んでいる姉貴がいた。

 

「え?豊、豊川京香さん!?」

 

「あ、確かパステルパレットのマネージャーさんだっけ?やっほー」

 

「こ、こんにちは!豊川さんは何故ここに?」

 

「暇だから遊びに来ちゃったんだ。さっきまでパスパレの子達と話をしてたんだー」

 

「そ、そうなんですか!?」

 

「そうそう、それよりなんで結城がここに?」

 

「ああ、簡単に言えば、麻弥の仕事の手伝いだ」

 

「麻弥ちゃんの?確か雑誌の撮影だっけ?」

 

「ああ、なんでもデート風景を撮りたいらしくてな。それの相手役にお願いされたんだよ」

 

「そうなの。まぁあんたなら大丈夫でしょう。あ!そうだ!何なら私と一緒にモデル撮影しない?」

 

「馬鹿言ってんじゃねーよ。今回のは俺がその雑誌に載らねーから受けただけだってーの」

 

「ちぇー、結城のいけず」

 

「うるせー、てか断るの分かってただろーが」

 

「ですよねー」

 

「ほら、俺達は行かねーといけねーから。しっし」

 

「あー、ひどーい・・・まぁそう言う事なら仕方ないね。私もこれから仕事だし、バイバーイ!」

 

「おう、頑張れよ」

 

「もちろん!」

 

そう言って姉貴は去って行った。

 

「あ、あの?大丈夫なんですか?」

 

「?どうかしましたか?」

 

「いや、だって、あの豊川京香さんにあんなため口で話すなんて・・・」

 

「ああ、そう言うことかそれならなんも心配ないですよ。あれ、俺の姉なんで」

 

「・・・・・・・・え?ええええええ!?」

 

「ちょ、声」

 

「あ、ごめんなさい・・・お姉さんって本当なんですか?」

 

「ええ、何なら後であいつらに聞いてみてはどうです?あいつら知ってますから」

 

「そ、そうなんですか?それじゃあ聞いてみます」

 

そんな会話をしていたら、いきなりドンッって感じに後ろから誰かに抱きつかれた。

 

「うおっと、なんだ?」

 

倒れそうになったのを何とか踏ん張り、後ろを見ると、そこにはくっついている彩がいた。

 

「彩か、どうしたいきなり」

 

「えへへ、結城さんが見えたので来ちゃいました!」

 

「そうかい。でも外ではこんな事すんなよ?」

 

「分かってますよ!ちゃんとそこのところはわきまえてます!」

 

「えらいえらい」ナデナデ

 

俺は彩の頭を撫でながらそう言った。すると彩は気持ちよさそうに目を細めて甘えていた。

 

「あの、そろそろお時間が」

 

「あ、そうですね、行きます、彩も行くのか?」

 

「はい!みんな一緒にいるので、私もご一緒します」

 

「そうか、行きましょうか?」

 

「はい。それではこちらです」

 

彩を一旦引きはがし、俺達はマネージャーさんの後をついて行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

それから少し歩いた所で、マネージャーさんが止まり、

 

「ここにみんながいらっしゃいますので、入りましょうか」

 

「ですね」

 

マネージャーさんが扉を開け中に入ると、そこにはニコニコしている日菜と何故か正座をしている麻弥、そしてその前にいかにも怒ってますオーラを醸し出してる千聖とイヴがいた。なにこの地獄絵図は。

 

「あれ?まだやってたんだ?」

 

「なんだ?お前さん知ってんの?」

 

「まぁなんと言うか、嫉妬ですかね?」

 

「嫉妬?あいつらが麻弥に?」

 

「ちなみに私も嫉妬してますよ?」

 

「いや、そんな笑顔で言われてもな・・・しかし、あれ止めねーと話にならんな」

 

「そうですね、ほら二人とも。お客さんが来ているんだから、その辺にしときなさい」

 

「「ああ?」」ハイライトオフ

 

「おお、すげー迫力・・・マネージャーさんビビってんじゃん。てかあの声はアイドルとして大丈夫か?」

 

「ま、まぁ演技だと思えば大丈夫じゃないでしょうか」

 

「割とガチのトーンだったがな。ほらお前ら、その辺にしとけ」

 

俺がそう言うと二人の目に生気が戻り。

 

「あらやだわ、結城さんにこんな所を見せてしまうなんて・・・恥ずかしいわ」

 

「結城さん!こんにちは」

 

「お二人さんずいぶん切り替え早いね・・・まぁ良いや。ほら麻弥、大丈夫か?」

 

「か、要さん、ありがとうございます!」

 

そう言って麻弥勢いよく俺に抱きついてきた。すると日菜以外の三人から負のオーラって言うのかな?みたいなのが見えないにしても、感じられた。

 

「麻弥ちゃん?私たちの目の前で結城さんに抱きつくなんて良い度胸してるわね」ハイライトオフ

 

「そうだね、私も我慢してたのにね」ハイライトオフ

 

「麻弥さんずるいです」ハイライトオフ

 

と、麻弥に向けての言葉が各々発せられた。

 

「いや、彩、お前さっきここに来る前に俺に抱きついて来ただろーが」

 

俺がそう言うと、彩は知らぬふりをし、千聖とイヴは彩にじりじりと詰め寄った。

 

「「彩ちゃん/さん?」」

 

「あはは、逃げるが勝ち!」

 

「「あ!こら!待ちなさい」」

 

そう言って三人は外に飛び出して行った。

 

「たく、あいつらは」

 

「大丈夫かな?あれ」

 

「ああ、大丈夫でしょう・・・それよりお話の方をしましょうか?」

 

「あ、そうですねそれでは」

 

「日菜、あいつらの方に行ってきな」

 

「はいはーーい、待て待てー」

 

そう言って日菜は楽しそうに出て行った。

 

「麻弥、座れるか?」

 

「あ、はい、大丈夫っす」

 

そう言って麻弥はイス座った。

 

「それでは・・・・・・・」

 

 

そうして、俺達はマネージャーさんから今日の雑誌の説明を受けた。

 



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37話

あれからマネージャーさんの話を少し聞いて、その後に雑誌のプロデューサーさんから今日の撮影の話を聞き終え、今俺と麻弥は外に来ている。

 

「さてと、こっからスタートだな」

 

「そうっすね、今日はありがとうございます」

 

「気にしなさんな。困ったときはお互いさまってな。そんじゃ、行きますか?案内頼むな」

 

「任せてくださいっす!それじゃあ行きましょう!」

 

そう言って俺達は歩き出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

しばらく歩いた所で麻弥の方を見ると、ガチガチなうえに、さっきから顔が百面相している。やっぱり初めての雑誌の撮影で緊張してんのか?

 

「やっぱり恥ずかしいっすね・・・要さんだからまだましっすけど、さすがに・・・・・」

 

などとさっきからぶつぶつと何やら嘆いている。俺はそんな麻弥の脇腹を指で。

 

"ちょん"

 

と小突いた。すると麻弥は、

 

「うひゃー!?なな、なんっすか!?」

 

「うひゃーって、ププ」

 

「ちょっと結城さん!?なんなんっすか!?」

 

「いやーさっきからアイドルとしてはやってはいけない顔をしてるからさ。このまんまだと撮影にもならんと思って」

 

「だからって」

 

「隙を見せる方が悪い!」

 

「ええ!いや、そうかもしれないっすけど」

 

「それに、そんだけ騒げれば大丈夫だろ」

 

「ううー、納得できないっすが、仕方ないっすね」

 

「そうそう仕方ないの」

 

この後は麻弥の緊張も少しほぐれたようで、よく笑うようにもなり、百面相もなくなっていった。そんな感じで目的地へ向けて、俺達は歩いていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それからしばらく歩いた所で麻弥が。

 

「ここっす!自分が行ってみたかった所は!」

 

「ほう、ここねー」

 

麻弥が行きたかった場所、それはドッグランドだった。

 

「犬好きなのか?」

 

「はい!なので一度来てみたかったんっすよ」

 

「へーー意外だな。まぁいいや、入るか」

 

「はいっす!」

 

俺達は入り口で金を払い中へと入って行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

中に入った俺達はまず案内板の所に来ていた。

 

「へー、いろいろあるんだな。鑑賞、ふれあい、ドッグレースなどなどってか」

 

「確かにいろいろありますね。どこから行きましょうか?」

 

「それはお前さんが決めなさい。主役はお前さんだしな」

 

「良いっすか?それならここからで」

 

「了解、んじゃあ行くか」

 

そう言って俺達は歩き出した。

 

 

それからしばらく中を見て回った。麻弥も大満足らしく、鑑賞用?って言い方はおかしいかも知れんが、まぁそんな感じにゲージの中に入れられている子犬を見て大はしゃぎをしていた。そしてそれを終えてドッグレースを見て盛り上がり、今はふれあい体験の所に来ている。

 

「ここで最後だな、楽しめてるか?」

 

「はい!めちゃくちゃ楽しいっす!」

 

「それは何よりで、確かに最初に比べれば別人だもんな」

 

「な!そ、それは言わないでください!」

 

そう言って麻弥はポカポカと俺の事を叩いてきた。

 

「まぁまぁ落ち着きんしゃい。これからまだ楽しむんだからさ」

 

「うう、仕方ないっすね」

 

少し不満げではあるが、何とか納得させ、ふれあい体験のコーナーの所に入って行った。するとまぁ見るからに大量の犬がいた。俺達は一匹ずつ抱きかかえ、互いに触れ合っていた。麻弥は立ちながら、俺は座りながら、しばらく触れ合っていると、俺の方に違う犬達が寄ってきて、押し倒される形になった。

 

「うわーー!要さん!かわいいっすねこの子!ってあれ?要さん?」

 

そう言って麻弥は結城を探すが、辺りを見渡しても見えず、下を見た。するとそこには犬に埋もれている結城が居たのだった。

 

「わーー要さん!大丈夫っすか!?」

 

そう言って結城に声をかけると、結城は右手を挙げてOKサインを出した。そんな感じに子犬と触れ合った二人は満足したように外に出た。

 

「いやー楽しかったな」

 

「そうっすね!でもあれはホントにビックリしましたよ」

 

「なはは、俺もあんなに来るとは思わなかったわ」

 

「次どうしましょうか?」

 

「良い時間だし、昼飯にするか」

 

「あ!良いっすね!どこ行きましょうか?」

 

「ふっふー、今回はなんと!作ってきましたー!」

 

「え!?要さんが作って来てくれたんっすか?」

 

「まぁな。こんな時はと思ってな。まぁ幸い近くに食べれそうな所あるし、そこで食うか」

 

「了解っす!」

 

そう言って二人は歩き出し、近くの公園に着いた。

 

「よし、ここで良いだろ」

 

そう言って結城は持ってきたブルーシートを引き、その上にカバンを置き、自分も座った。それにつられて、麻弥も座った。

 

「んじゃあ食べますか!オープンっと」

 

そう言って結城は弁当の蓋を開けた。

 

「うわーーすごいっすね!」

 

「今回のために少し気合いれてみました!」

 

「そうなんっすね!あれ?これって」

 

「気が付いた?そ、お前さんが好きなものを今回ご用意しましたー」

 

「あ!あの時聞いたのって」

 

「そう言う事。それじゃあ食べるか」

 

「はいっす!」

 

そう言って俺達は食事を始めた。麻弥も満足してくれたみたいで、黙々と食っていた。

 

「麻弥、ほれ、あーん」

 

「え!?ちょ、自分で食べられっすよ!」

 

「それは分かってんだけどさ。ほら、一応デート風って言う撮影の設定じゃん?それらしいことしねーとさ」

 

「あ!そうでした、これ撮影でしたね!そうですね、なら、あーん」

 

「どうよ?」

 

「あ、これも美味しいっすね!ならお返しの、あーん」

 

「あーんっと、うん、上出来」

 

そんな感じに和気あいあいとした雰囲気で昼食を二人で楽しんだのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それから昼食を取り終えた二人は来た道を戻り、事務所へと戻って行った。

 

事務所に着くと、プロデューサーが二人に良い画が撮れたと、満足していたそうだ、それから撮影も終わり、マネージャーが二人に近寄り。

 

「二人ともどうでした?」

 

「楽しくさせていただきましたよ」

 

「自分もっす!」

 

「そう?なら良かったです」

 

「今日はもうこれで終わりっすかね?」

 

「ええ、これでお終いです。ありがとうございました」

 

「そうですか、なら俺はここらで」

 

「帰っちゃうっすか?」

 

「ああ、仕事ではないのに、一般人が芸能事務所に入って行くのは行かんしな」

 

「それもそうっすね。要さん、今日はありがとうございました」

 

「おう、気にすんな。俺も楽しめたしな。それじゃあ俺はこれで」

 

「「はい!さようなら」」

 

こうして雑誌の撮影を終えた結城は家に帰り、麻弥はマネージャーと一緒に事務所に入って行った、その後麻弥はパスパレのメンバーに詰め寄られ、いろいろ聞かれたのであった。

 

 



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38話

麻弥との雑誌撮影から数日後の事、俺は日課であるミユの散歩兼買い物に出ていた。今日はいつも行っている道に加えて、少し遠めに散歩をしていた。すると、見慣れない建物があったので近づいてみることにした。

 

「こんなところにこんな建物があったんだな。知らなかったわ」

 

「ミャ~」

 

「だな」

 

その建物に近くで見てみると、CiRCLEと書いてある看板があった。

 

「CiRCLEか・・・なんの店なんだろうな」

 

そんな事を考えていると、後ろから声をかけられた。

 

「あの、お店に何か御用でしょうか?」

 

と声をかけられたので、振り返ってみると、そこには俺と同じぐらいの見た目の女の人がいた。

 

「あ、すいません。ちょっとこの辺を通りかかった時にこのお店を見つけたもんで、気になって近くまで来てみたんです」

 

「そうなんですか。あ!自己紹介してませんでしたね。私は月島まりなっていいます。ここのお店のスタッフをしてるんです」

 

「月島さんですか、俺は要 結城といいます。そんで頭にいる猫がミユといいます」

 

「ミャー」

 

「要さんとミユちゃんですね」

 

「それで月島さん、このお店ってなんのお店なんですか?」

 

「あ、そう言えば初めてでしたね。ここはライブハウスなんです」

 

「ライブハウス?」

 

「はい、ここではいろいろなバンドがライブを行ったっりしているんです」

 

「へーー、こんな店があったんだな」

 

「要さんは音楽の方は?」

 

「あ、好きな方ですよ。いろいろ聞いたりしたりしてます」

 

「そうなんですか、あ!それなら一度聞いて行きませんか?これから六組のバンドがライブをやるんですよ」

 

「今からですか?」

 

「まだお時間はありますが、あ、ご都合とかありましたね」

 

「いえ、時間の方は大丈夫なんですけど、こいつがいたらダメなんじゃないかと思いまして」

 

「ミユちゃんですか、それならご一緒でも大丈夫ですよ。あ、でも結構お客さんが入るのではぐれないようにしてもらえれば」

 

「そうですか。それなら大丈夫かな」

 

「大丈夫そうならライブまで中を見てみますか?」

 

「そうですね。ならお言葉に甘えて」

 

「はい!それじゃあ行きましょう」

 

そう言って月島さんが入って行ったので俺達もその後を追って行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

中に入った俺は、入り口でいろいろ見渡していた。

 

「はーー、やっぱりライブする会場だけあって、いろいろな楽器が飾られているな」

 

そうしていろいろ見ていると、月島さんんがこちらに来て。

 

「何か気になる物とかありましたか?」

 

「そうですね・・・いろいろあるので、見ていられますね」

 

「そうです?それなら良かったです」

 

そんな会話をしていると、月島さんの携帯が鳴りだした。

 

「あ、少し失礼します」

 

謝りいれると、月島さんは電話に出て誰かと話を始めた。

 

「え!?そうなの!?今は何処に?・・・そう、少しかかりそう?ええ、そっか・・・確かにそれだと間に合わないかもしれないわね・・・ええ、そうなのよ、お客さんがもう少しで来ちゃうから・・・分かったわ、何か考えてみるわ」

 

なにやらトラブルがあったようだ。

 

「あ、ごめんなさい」

 

「いえいえ、それより何かトラブルがあったみたいですけど」

 

「ええ、今日一番最初に出る予定のバンドの子達が電車で来るのだけど、何やらトラブルがあって、電車が動かなくなっちゃったんです」

 

「なるほど。それで移動手段がなくて間に合いそうにないと」

 

「ええ、一応車はあるんですけど、これからお客さんが入って来ちゃって、私もそっちの対応をしなきゃいけないんです」

 

「なるほど・・・ちなみにその子達は今どこに?」

 

「えっと、ここから三駅ほど離れたところにいるみたいなんです。車だとそこまでなんですけど、歩いて来るとなると、時間がかかっちゃうんです」

 

「なるほど、車だと時間までには間に合うと」

 

「ええ、そうですね」

 

「そうですか、なら俺が行きましょうか?」

 

「え!?そ、そんな、要さんにご迷惑はかけられませんよ」

 

「でも、それだと月島さんも、それにその子達を楽しみにしているお客さん達も、他のバンドの人達も困惑してしまいますよ?」

 

「そ、それはそうかもしれないですけど」

 

「俺が動けばいい感じになるみたいですからね。困ったときはお互いさまって言うじゃないですか。車を貸してもらえれば俺が行きますよ」

 

「そ、そうですね・・・それならご迷惑を承知の上で、お願いできますでしょうか?」

 

「お任せを」

 

「それでは・・・これが車のキーです。裏口の方にありますので、お願いします」

 

「ええ、了解です」

 

そう言って車の鍵を受け取った俺は裏口へと歩き出した。歩き始めた所で月島さんが、

 

「あ!要さん!」

 

「はい?」

 

「これを」

 

そう言って月島さんは携帯の番号を俺に見せてきた。

 

「これは?」

 

「迎えに行ってもらうバンドのリーダーの子の番号です。駅に着いたら電話してあげてください」

 

「良いんですか?勝手に教えちゃって」

 

「普通ならダメですけど、今は緊急事態なので、この事は私の方から伝えておきますのでご心配なく」

 

「そうですか、それなら」

 

そう言って俺はその番号を自分の携帯に登録をした。

 

「良しっと、それでは今度こそ行ってきます」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

その言葉を聞いて俺は車へと向かい、彼女たちを向かえに向かった。

 





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39話

あれから月島さんから車を借り、待っているであろうバンドの子達の所へ車を走らせていた。

 

「えっと、確かここだから・・・もうすぐだな」

 

俺は月島さんに言われた駅への道を信号待ちの間に確認していた。車の通りもそこまでなく、混むことなく来れたことで、言われていた時間より早く着きそうだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それからしばらく走らせると、目的である駅へと着いたので俺は教えてもらった番号へ電話をかけることにした。するとかけた早々に出てくれた。

 

『はい、牛込です』

 

「あ、月島さんから連絡が行ってるかもしれないけど、君たちを迎えに来た要と言います」

 

『あ!はい!まりなさんから聞いてます」

 

「それは良かった。今どこにいるかな?」

 

『今、みんなで駅の前にいます』

 

「了解。えっと、あ、あれかな。君たちの右斜め前ぐらいで手を挙げてるんだけど、分かるかな?」

 

『えっと・・・あ!いました!』

 

「それじゃあ悪いけど、こっちに来てもらっても良いかな?」

 

『分かりました!』

 

それを聞いた俺は電話を切った。するとさっき電話していた子達、女の子四人組がこちらへと来た。

 

「すみません!」

 

「かまわないよ。さ、車に乗って、話は中でやろう。あまり遅くなると月島さんが心配しちゃうからね」

 

 

「「「「はい!」」」」

 

そう言って彼女達は車に乗ったので、俺も運転席に座った。

 

「それじゃあ行くよ」

 

「「「「お願いします!」」」」

 

そうして車をCiRCLEへと向けて発車した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

CiRCLE向かっている途中で、改めて挨拶をする事にした。

 

「えっと、改めまして、月島さんの代役で来た、要 結城です」

 

「あ、私は牛込ゆりです。私たちのバンド、Glitter*Greenでギターボーカルをやってます」

 

「牛込さんね、よろしく」

 

「次は私ですね。私は鰐部七菜と言います。キーボードを担当してます。この度はありがとうございます」

 

「鰐部さんね、気にしなくて大丈夫だよ。簡単な送迎だけだしね」

 

「それじゃあ次私だね。私は鵜沢リィです。ちなみにベースでーす!それで、この子がデベコです」

 

「あ、ああ、よろしく」

 

「はいはーい次は私ー!私二十騎ひなこって言いまーす!ドラム担当でーす!よろしくお願いしまーす!」

 

「お、おう、よろしく」

 

四人と車内で挨拶を交わしたが、なんとなくだがあの鰐部って子、苦労してそうな気がする。

そんなことを考えていると牛込さんが、

 

「今日は本当にありがとうございます。一時はどうしようかと思っていたんです」

 

「気にする事はないよ。ただの暇人だったしね。困っているんなら助けないとね」

 

「ミャ~」

 

「こいつもそうだとよ」

 

「「「「猫/ちゃん!?」」」」

 

「こいつはミユって言うんだ。てかお前さんいつの間に乗ったよ・・・CiRCLEに預けてきたはずだが」

 

そう、CiRCLEに預けてきたはずのミユがなぜか車の一番後ろの所にいたのだ。

 

「あの、この子って、要さんの飼い猫ですか?」

 

「鰐部さんの言う通り、うちの飼い猫だよ。こっちに来る前にCiRCLEの方に預けてきたはずだったんだがな」

 

「「猫ちゃん触っても良いですか!?」」

 

「ちょっとあんた達、そんないきなり」

 

「ははは、かまわないよ。でも乱暴に触らないようにね、ミユが怒っちゃうから」

 

「「分かりました!」」

 

そう言って鵜沢さんと二十騎さんは楽しそうにミユを触り始めた。

 

「全く、あなた達は・・・すみません、いきなりあんな事言い出して」

 

「気にする事はないよ。それでリラックス出来るんだったら、良い演奏も出来るだろうしね」

 

「ミユちゃん・・・・・」

 

「ゆり?」

 

「あの、一つお伺いしても良いでしょうか?」

 

「ん?ああ、俺が答えられる範囲でなら良いよ」

 

「ありがとうございます。あの、牛込りみって知ってますか?」

 

「ああ、知ってるよ。たまに家にバンドメンバーと一緒に来たりしたりするしね。もしかしてとは思っていたけど、姉妹とか?」

 

「はい!妹なんです!」

 

「なるほど、だから似てるわけだ」

 

「りみちゃんのお知り合いの方?」

 

「うん。ほら、よくポピパの子達が話してくれる人だよ」

 

「ああ、なるほど」

 

「なにか話してるのかい?あいつら」

 

「ええ。でも良い事ばかりですから、ご心配しなくても大丈夫ですよ」

 

「それは良かったよ。おっと、もう着くよ」

 

そんな話をしていると、どうやらCiRCLEに着いたようだ。時間的には全然大丈夫だな。

 

「さて到着っと。忘れ物ないようにね」

 

「「「「はい!ありがとうございました!」」」」

 

「はい、どうも。あと・・・二十騎さん、ミユは置いていこうね?」

 

車を降りた四人はCiRCLEの中に行こうとしたのだが、二十騎さんがミユを抱えたままそのまま行こうとしていたので、さすがに止めた。

 

「「「あんたは・・・・・」」」

 

「えへへへへ」

 

ミユを返してもらってから彼女達は中へと走って行った。俺はそれを確認して、車の鍵を閉めてから中へと入った。入ってからまずは月島さんがいるはずの受付へと向かった。

 

「あ!要さん、おかえりなさい!どうでしたか?」

 

「特に何事もなく行けましたよ。運よく渋滞になりませんでしたからね」

 

「そうですか、良かったです。今回は本当にありがとうございました!」

 

「いえいえ、お気になさらず。それとこれ、車の鍵です」

 

「はい、確かに受け取りました。これからどうしますか?もうすぐライブ始まっちゃいますけど」

 

「そうですね・・・それならついでに見て行きましょうかね。確か最初ってGlitter☆Greenでしたっけ?」

 

「はい、そうです!なんならパンフレットありますけど、見ますか?」

 

「んーーー、いえ、今回は見ないでどんなバンドがいるのか見てみたいので、見ずに行きますよ」

 

「そうですか・・・それなら、お飲み物はどうしましょうか?」

 

「飲み物か・・・それじゃ、アイスコーヒーで」

 

「アイスコーヒーですね!お砂糖とかはあちらにありますんで、ご自由にお使いください」

 

俺はアイスコーヒーを受け取ると、砂糖とかが置いてあるところに行き、砂糖などを入れて、月島さんの元へ戻った。

 

「あれ?そう言えばお金は?」

 

「今回は助けていただいたので、お代は結構ですよ」

 

「そうですか、それならお言葉に甘えて」

 

「それでは行きましょうか」

 

そう言って月島さんは奥へと入って行ったので、俺も後について行った。

 

少し歩いた所で月島さんが止まり。

 

「ここがライブ会場になります。場所などはご自由ですので、あ、でも今はもうお客さんが結構入っているので、あまり前の方は行けないかもしれないですが」

 

「分かりました。まぁ後ろの方でも全然かまいませんよ」

 

「そうですか、それならライブの方をお楽しみください」

 

そう言って月島さんが扉を開けてくれたので、俺は中へと入っていった。

 




リンドさん☆9評価ありがとうございます!

黒と影さん☆8評価ありがとうございます!


Glitter☆Greenのメンバーの口調が違う!みたいな感じに思うかもしれませんが、そこは優しい目でお願いいたします。


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40話

あの後ライブ会場に入った俺はミユを肩に乗せて、他の客の邪魔にならないように、人のいない後ろの方で待機した。

 

「しかし、結構お客さんいるんだな。何か有名なバンドでも出るのか?」

 

そんなことを考えていると、急に会場が暗くなる。すると、次の瞬間ステージのライトが点き、そこには先ほど一緒にいたGlitter☆Greenのメンバーがいた。

 

「みなさんこんにちはー!Glitter☆Greenです!今日は楽しんでいってねー!」

 

牛込さんが観客に向けてそう言うと、

 

「「「「「「ワァァーーーー!!」」」」」」

 

観客らはテンションを上げていった。

 

「それでは聞いてください! don't be afraid 」

 

そしてライブが開始された。

 

彼女たちの曲は今日初めて聞いたが、これはすごいな。

 

「♪~~♪~~♪~~」

 

上手いのも分かるが、みんな楽しそうにやってる。曲も良い感じで俺は好きだな。そんな事を考えて聞いていたら、どうやら終ったみたいだ。

 

「「「「ありがとうございましたーー!」」」」

 

彼女達は全員で挨拶をすると、ステージ外へと引っ込んで行った。

 

彼女達がいなくなった事が分かると、再びライトが消えた。少しするとライトが点き、次のバンドが出てきた。・・・出てきたのは良いのだが。

 

「え?あいつら、こんなとこで何やってんだ?」

 

そう、次出てきたのはなんとポピパの奴らだった。俺は驚きを隠せずにいたが、逆にここでやってたのかと、一人で納得もした。

 

「みなさん!こんにちは!Poppin`Partyです!よろしくお願い致します!」

 

へー香澄がまともな事言ってるな。何て考えていると、

 

「それでは聞いてください!STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」

 

曲が始まった。俺はとりあえず、聞いてみることにした。

 

「♪~♪~~♪~~」

 

しかし香澄の奴は牛込さんとは違った楽しみ方で楽しんでいる感じかな?それでもアイツも楽しそうに歌うんだな。

 

「へー香澄って結構歌上手いんだな・・ん?」

 

感心していると、沙綾がこちらに気がついたようだ。こちらに向けてなのかは分からんが、ウインクをしてきたが、りみと有咲、香澄は演奏に夢中で、こちらには気づいてないみたいだ。でも、

 

「なんでたえの奴はこちらをガン見してんだよ・・・てかよくあれで弾けるな」

 

そう、たえの奴、曲の開始と同時ぐらいにこちらに気づき、そのままずっとこちらをガン見しているのだ。

ちなみに俺のいる位置は、会場の一番後ろの一番端っこだ。

 

「♪~~♪~~!」

 

どうやら演奏が終わったようだ。香澄はやりきった表情をして、

 

「ありがとうございましたーー!!」

 

香澄が挨拶をすると、お客さんも再び盛り上がった。すると香澄が全体を見渡して、嬉しそうな表情を浮かべていた。そして、

 

「あ!結城さんだ!おー、ん!?」

 

「「え!?」」

 

あのバカ声でけーよ!とっさに沙綾が止めてくれたから、なんとか俺の事はお客さんにバレることはなかった。でも、危うく混乱を招くところだったかも知れなかった・・・

 

「たく、アイツは・・・気づくのは良いが、大声で叫ぶなってーの」

 

「香澄ちゃんだから仕方ないんじゃないですかね?」

 

「ん?ああ、月島さん。どうかされました?」

 

月島さんが納得出来る事を言って、こちらに近づいてきた。

 

「いえ、私もこちらで彼女たちの演奏を聴いてみようと思いまして」

 

「そうなんですか」

 

「ええ、それより、彼女達とはお知り合いなんですか?」

 

「ええ、たえ・・・花園たえとは、昔からの知り合いでしてね、アイツ経由で他の奴らとも知り合ったって感じです」

 

「そうなんですか!それなら他のバンドとかにもお知り合いとかいたりして」

 

「ありえそうです・・・と言うか何か嫌な予感が」

 

「嫌な予感ですか?」

 

「いや、何かこの後に出てくるバンドがみんな知り合いみたいな」

 

「そ、そんな事がですか?」

 

「まぁ気のせいだと良いんですけどね・・・さっきの香澄みたいなことにならなければ良いんですけど」

 

「さっき香澄ちゃん、要さんを見つけて、叫びそうになってましたもんね」

 

「ええ、変な混乱は勘弁ですからね」

 

「あはは、あ!次のバンドの演奏が始まりますね」

 

どうやら次の準備が出来たみたいで、次のバンドの演奏が始まった。

 



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41話

次に出てきたのはアフターグロウだった。蘭とモカはいつも見るような感じの表情なのだが、ひまりと巴は何故かすんごい笑顔でいる。なんでアンタ方はまだ演奏もしてないのにそんなに笑顔何だい?あとそれと、

 

「あの、月島さん」

 

「はい?何でしょうか?」

 

「つぐみの奴、大丈夫なんですかね?」

 

「あはは、ガチガチですよね」

 

そう、他の四人と比べて、つぐみは一人だけガッチガチなのだ。そんなにライブ馴れしてないのか?

 

「でも彼女達なら大丈夫だと思いますよ」

 

「だと良いんですけど」

 

そんな事を思っていると、演奏開始前にモカがつぐみの所に行き、何かを言い始めた。

言い終えたモカは元の位置に戻って行った。つぐみはというと、さっきと違って、真剣な表情になっていた。

 

「あれなら大丈夫そうだな」

 

「そうですね」

 

蘭がみんなの事を見渡し、正面を向くと、

 

「聞いてください!Y.O.L.O!!!!!」

 

そしてアフターグロウの演奏が始まった。

 

「♪~~♪~~♪~~」

 

こいつらの演奏も聞くのは初めてだな。しかし、

 

「上手いな。ポピパの奴らとはなんか違う感じの上手さだ」

 

「そうですね、幼馴染ならではですかね」

 

「ああ、ありえそうですね」

 

しかし、蘭は牛込さんや香澄と違って、楽しむと言うよりは・・・

 

「なんと言うか・・・蘭の歌い方って楽しませると言うより・・・聞かせるって感じですかね?」

 

「確かにそうかもしれないですね。でもそれが良いって言うお客さんも少なくないんですよ?」

 

「確かに一長一短かもしれないですけど、好きな人は好きって感じですかね・・・」

 

そうして月島さんとあいつらの演奏を聴きながら話していたら、

 

「♪~~♪~~!!」」

 

どうやら終わったようだ。五人は片づけをしてステージの端にさがって行った。こら巴、こっちに向かって手を振るんじゃない・・・・ひまり、お前も。

 

 

「いつもこんな感じに一バンド、二、三曲って感じなんですか?」

 

「そうですね。今回みたいに長時間やる場合はこんな感じですね」

 

「なるほど」

 

おっと、次の準備が完了したようだ。ライトが点き、次のバンドが出てきた。出てきたのは良いのだが・・・

 

「あれ・・・あいつらもなんでいんの?てか出て大丈夫なのか?」

 

そう、次に出てきたのはパスパレだったのだ、いや、お前さん達アイドルでしょうが、ここじゃなくてテレビに出なさいよ。

 

「彼女達はまだ出来立ての頃に、ここにお誘いしたんです」

 

「なるほど、それなら大丈夫・・・なのか?」

 

と思ったが、気にしない方向で行こうと思ったので、考えるのをやめた。どうやら準備が

終わったようだ。

自己紹介をしていたが・・・・スルーでいっか。

 

「それでは聞いてください!SURVIVORねばーぎぶあっぷ!」

 

そしてパスパレの演奏が始まった。

 

「♪~~♪~~♪~~」

 

演奏が聴いて思ったのは、日菜と麻弥は上手い方だなーと思った。千聖も上手い方なのだが、まだ少し粗いって言うのかな?たまにぎこちなくなる印象だな。後の二人は・・・・

 

「なんであの二人はあんなに緊張してんだ?」

 

そう、イヴと彩は緊張しているせいで、たまに音がずれていたりするのだ。イヴの方は何とかなっているが・・・彩さーーーん、自分で音程外したのに気づいて顔を赤くしないの。こら千聖、お前さんそれに気付いて、若干体がプルプルしてるぞ。笑いかけてんじゃないの。

 

「♪~~♪~~♪~~」

 

お、彩の奴、調子を戻してきたのか?ずれがなくなって来たじゃんか。

 

「♪~~♪~~♪~~!!」

 

そんなこんなで何とかパスパレの演奏も終わり再び準備のために一時休憩となった。

といっても、俺はずーーっとイスに座っていただけなのだがな。

 

 

次のバンドの準備が終わり、ステージのライトが点いた。







だいこんの丸さん☆9評価ありがとうございます!


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42話

次にステージに出てきたのは問題j・・・ハロハピのメンバーだった。ステージの中央には、こころがいる。

 

「みんな、元気にしていたかしら!?次は私達ハローハッピーワールドの演奏よ!みんなで笑顔になりましょう!」

 

なーんて言いながら観客席にダイブしたよ・・・・・ダイブ!?

 

「えっと、あれ大丈夫なんですか?」

 

「あはは・・・えっと、本当はダメなんですけど、こころちゃんを含め、お客さんも慣れちゃいまして、今では」

 

そう言って月島さんが見る方を見ると、何故かこころが胴上げされていた。

 

「・・・・・・・」

 

正直声が出せなかった・・・・・よし諦めよう。このグループに常識は通用しない。

そう思い込み、他も見てみると、テンションMAXなはぐみに、女性客に囲まれている薫・・・・おい待て、なんでお客さんがステージに上がってるんだ?

 

「あれもいつもですか?」

 

「はい・・・いつもです」

 

なるほど、諦めだな。次にあわあわしている花音がいて、後は・・・・・・。

 

「クマ?」

 

「ああ、ミッシェルの事ですか」

 

「ミッシェルていうのか・・・あれ?」

 

「どうかしましたか?」

 

「あ、いえ、知りあいが一人いないもんで・・・・・ってまさか」

 

「あーー・・・多分、要さんが思ってる事、あってるかもしれません」

 

今の月島さんの返事で、あのミッシェルが何者なのか判明した。俺はミッシェルに向けて両手を合わせて、

 

「ご愁傷さま」

 

と言っておいた。もちろん本人には聞こえてはいないが・・・いないはずなのだが、何故かこちらに向けて敬礼している。

 

っと、そんな感じになっていると、こころの奴も満足げに演奏を始めようとする。

 

「それじゃあいくわ!せかいのっびのびトレジャー!」

 

そうして演奏が開始された。

 

 

 

 

「♪~~♪~~」

 

ハロハピの演奏を聴いているが。

 

「これは演奏なのか?」

 

「まぁ一応演奏はしているので、大丈夫だと思います」

 

何故俺がこう思うのかと言うと、今ステージにいるのは花音と美s・・・ミッシェルのふt・・・1人と1体だけなのだ。他の3人はというと、

 

「さあ!あなたも一緒に盛り上がりましょう!」

「ああ、なんて美しいんだ・・・儚い・・・」

「はぐみはまだまだ大丈夫だよーー!」

 

と言う風に曲と曲の間で、観客席に乱入しているのだ。

 

「「あははは・・・」」

 

俺と月島さんは互いに苦笑いをしていた。

 

「♪~~♪~~!」

 

そうして、何とか演奏が終わったみたいだ。挨拶を済ませてはけて行くと、最後のグループ用に準備が開始された。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の準備が終わり、次のグループが出てきた。それを見た俺は、ああ、って感じになった。それにしても、

 

「あいつらが出てきたら・・・今までと違うな、盛り上がり方が」

 

「そうですね。多分、お客さんの多くは彼女達の演奏を聴きに来たんだと思いますね」

 

「へー、あいつらってそんなに上手いんですね」

 

そう、最後に出てきたのはロゼリアの奴らだった。真ん中に友希那がいて、その周りに、紗夜、リサ、燐子、あこがいる・・・・こらリサとあこ、こっちに手を振っていないで集中しなさい。紗夜、注意を・・・・お前もか・・・。燐子は・・・分かってたよこんちきしょう・・・友希那は、お前もこっちを見るな・・・ってあれ?ああ、なるほど。

 

「友希那ちゃん、固まっちゃいましたね?」

 

「ああ、こいつでしょうね」

 

「ミユちゃんですか?」

 

「ええ、あいつ、ミユの事好きですからね」

 

「そうなんですか?」

 

「なんなら試してみますか?」

 

「試す、ですか?」

 

「ええ」

 

そう言って、俺は肩に乗っているミユを頭の上まで抱き上げ、あいつらに見えるように見せた。すると、友希那の顔がみるみる輝きだしていき、若干前のめりになった。俺はそれを確認するとミユを足元に下ろした。ちょうどこの位置はあいつらからは見えていない。

すると友希那の顔が明らかにテンション下がりっていき、なんか絶望した顔になっていった。それを見えていたリサと紗夜が顔を伏せて笑うのを堪えていた。

 

ちょっとの間これを繰り返し遊んでいたが、演奏が始まらないと思って、ミユを頭の上に乗せた。友希那も真剣な表情に戻り、他のメンバーも表情が変わった。

 

「それでは聞いてください。BLACK SHOUT」

 

友希那が曲名を言うと、演奏が始まった。

 

「♪~~♪~~♪~~」

 

初めて聞くが、確かに上手いな。

 

「確かに聴く価値がありますね」

 

「そうなんですよ、彼女達はとても上手なんで、結構いろんな所でライブをやったりしてるんですよ」

 

「へーー、なーーる」

 

「要さんも彼女達のファンに?」

 

「うーーん・・・俺はならないですねー」

 

「え?そうなんですか?」

 

「うーん、確かに上手いのは分かってるんですけど、何か一回聞ければ良いかなって感じですかね」

 

「それはなぜですか?」

 

「うーん何て言うか・・・重いって感じですかね」

 

「重い・・・ですか?」

 

「ええ、まぁこいつなに言ってんだぐらいに聞いてもらえれば良いんですけど・・・何となくあいつら、特に友希那と紗夜は、他の事を取り入れないような気がするんですよね。自分らのバンドだけですべてやる、みたいな感じで、俺はどちらかと言うと、音楽はテンションが曲って言えば良いんですかね?そう言ったのをどっちかというと聞く方なんですよ。そんな感じなんでね、こんな感じで聞いてもあいつらに失礼かなっと思っていまして」

 

「なるほど、確かに好きな感じの曲は、人それぞれですね。でも友希那ちゃん、グリグリ以外の子達と、合同で一曲作ってあるんですよ?」

 

「へー、あいつがねー」

 

そんな感じに月島さんと演奏を聴いているが、

 

「♪~~♪~~」チラッ

 

さっきから友希那とリサがちょくちょくこっちをちらちら見てきている。君たちは演奏に集中しなさい、まったく。

 

「♪~~♪~~」

 

しかし、他のバンドも上手いが、確かに他とは違うな・・・なんか、お偉いさんが好きそうって感じのあれだな。

 

「♪~~♪~~!」

 

おっと、どうやら終わったみたいだ。ロゼリアのメンバーはステージからいなくなり、ステージの幕が下りた。それを確認した俺は椅子から立ち上がった。

 

「おかえりになるんですか?」

 

「ええ、終わったみたいなので」

 

「まだ最後の曲が残ってますよ」

 

「最後の曲?」

 

 

 

どうやらまだあったみたいだ。

 

 






師匠@EDF隊員さん☆9評価ありがとうございます!



後、みなさんのおかげで、、お気に入り登録の数が300人を超えました!


ありがとうございます!


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43話

最後の曲があると言われた俺は改めてイスに座った。

 

「もう六組の演奏は終わったみたいですけど、まだあるんですね」

 

「ええ、あ、始まりますよ」

 

そう言われたので、前を向いてみると、ステージの幕が上がる。そこに居たのは、

 

「香澄に蘭、それに友希那に彩に、こころ?」

 

そう、ステージに立っていたのはグリグリ以外のバンドのボーカル達だった。

 

「まさかとは思いますけど」

 

「はい、そのまさかです」

 

「なるほど」

 

へー、なるどねー、蘭と友希那がねー、そんな事を考えていると、香澄が

 

「それでは最後の曲です!クインティプル☆すまいる!」

 

と、タイトルを言うと、曲が開始された。

 

「♪~~♪~~」

 

「♪~~♪~~」

 

「♪~~♪~~」

 

へー、意外といけるんだな。なんて考えていると、横から、

 

「意外ですか?彼女達がみんなで歌うのは?」

 

「え・・・ああ、そうですね。まぁ香澄とこころと彩はまぁ分かるんですけどね・・・蘭と友希那が一緒にやるのは意外だなと思いまして」

 

「確かにそうですね。最初は彼女達は反対してましたからね」

 

「やっぱりですか」

 

だろーなーとか考えながら聴いていた。

 

「♪~~♪~~」

 

「♪~~♪~~」

 

「♪~~♪~~!」

 

おっと、どうやら終わったようだな。しかし良い感じにできてんじゃんか。意外だけど。すごく意外だけど。なーんて考えていたら、最後にすべてのバンドが出てきて、

 

「今日はみなさんありがとうございました!」

 

そう香澄が言い。

 

「最高の演奏が出来ました」

 

次いで蘭。

 

「失敗もしちゃいましたけど」

 

彩が言い。

 

「それでも、みんな笑顔に出来たわ!」

 

こころも続く。

 

「私達はまだまだ進化できる」

 

と、友希那が言う。

 

「なのでまたライブに来てくださいね!」

 

最後に牛込さんが言い終えると、

 

 

「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」

 

と、最後は全員で挨拶をして、ステージの幕が下ろされていった。

 

「どうでしたか?」

 

「面白かったですね」

 

「そうですか、それは良かったです」

 

そんな感じに月島さんと話していると、お客さんがぞろぞろとライブ会場から出て行っていた。

 

「それでは私は受付の方に戻りますね」

 

「ええ、頑張ってください」

 

そう言って月島さんは出て行った。俺はお客さんが出終わるまで待っていた。すると携帯が鳴ったので確認してみると、どうやらたえからだった。とりあえず出てみることにした。

 

「もしもし、どうした?たえ?」

 

『お兄さんまだいる!?いるよね!?帰ってないよね!?帰ったりしてないよね!?』

 

「声でけーよ・・・そんな大声出さんでも聞こえてるってーの」

 

『あ、そうだね、うっかり』

 

「うっかりじゃねーよ、ったく。それで?どうしたんだ?」

 

『あ、そうだった!この後みんなでライブの打ち上げをやるんだけど、お兄さんもどうかなーと思って?』

 

「いやいや、そんなんはお前らで楽しめよ。こっちは一応知り合いだが、今は部外者なんだからよ」

 

『うーーん、別に気にしなくてもいいんじゃないかな?それにほら』

 

『結城さんくるの!』

『ちょ!まだ決まってねーから落ち着け香澄!おたえも先に着替えろってーの』

『結城さんくるかな?』

『どうだろうね』

『友希那ー、何をそんなにうずうずしてんの?』

『え、いや・・・なんでもないわ』

『千聖ちゃん、結城さん来てくれるかな?』

『どうかしらね、分からないわ、でも・・・・』

『結城が来るのね!』

『いや、まだ決まってないから・・・落ち着きなって、こころ』

 

『と言う感じになってるの、どう?』

 

「いや、聞き方よ、はいはい、わーたよ、行きますよ」

 

『ホント!?それじゃあ入り口で待っててね!』

 

「はいはい、わーたから先に着替えてこい、待っててやるから」

 

『うん!わかった!』

 

そう言ってたえの奴は電話を切った。

 

「さてと、俺達も行くか」

 

「ミャ~」

 

俺達は待ち合わせである、入り口に向かって歩きだした。

 



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44話

あの後お客さんが全員会場を出て行ってから、俺もたえに言われた通りに入り口へと向かった。

 

「あ、要さん。おかえりになられますか?」

 

「いえ、たえの奴から連絡が来て、打ち上げやるから来いって感じで言われまして。入り口で待ち合わせなんで、ここで待ってます」

 

「そうなんですね、あの子達も喜びますよ」

 

「そうですかね?月島さんも打ち上げに?」

 

「はい、私も彼女達に呼ばれたので」

 

「そうですか」

 

こんな感じで話をしていたら携帯が鳴った。確認すると、たえからだった。

 

「はい、どうした?」

 

『あ、お兄さん?準備できたから会議室に来てもらえる?』

 

「了解」

 

『あ!あと、まりなさんいるかな?』

 

「月島さんか?ああ、いるぞ」

 

『それじゃあまりなさんも一緒に来てね』

 

「あいよ」

 

そう言って俺は通話を切った。

 

「どうかされましたか?」

 

「準備出来たから月島さんと一緒に会議室に来てくれって言う電話でした」

 

「そうですか、それでは行きましょうか」

 

「そうですね、行きましょうか」

 

俺と月島さんは会議室へと向かって歩きだした。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

少し歩いた所で会議室へと着いた。

 

「ここですか」

 

「はい、そうです」

 

「じゃあ入りますね」

 

そう言って俺は扉を開けた。

 

ガチャ

 

バタン

 

俺は開けて中を確認した瞬間に、扉を閉めた。すると、

 

ゴンッ!

 

という音が聞こえた。

 

「えっと、今の音は?」

 

「四バカですね」

 

「四バカ?」

 

「まぁ見てみればわかりますよ」

 

俺はそう言って扉を開けた、すると、すぐ下で。

 

「「「「!!!!!」」」」

 

四人ほどが顔を押さえて悶絶していた、ちなみにこの四人は香澄、こころ、日菜、あこだ。

 

「たく、いきなり飛び込んでくるバカがいるとはな」

 

「えっと、彼女達が」

 

「ええ、開けた瞬間に飛び込んできたので、閉めたんです」

 

「あはは」

 

月島さんも苦笑いしていた。

 

「お兄さん、おつかれ」

 

「おう、てか、疲れたのはお前らだろ?」

 

「?私そこまで疲れてないよ?」

 

「いや、それはお前だからだろ・・・てかお前、演奏中俺の事ガン見してただろ?」

 

「うん、お兄さん見つけたからね。見るしかないでしょ」

 

「いや、そこは演奏に集中しろよ」

 

なんて馬鹿げた話をたえとしていると。

 

「結城さん、来られてたんですね」

 

「沙綾か。ああ、ミユの散歩を少し長めにしたら、たまたまここに着いてな。月島さんがどうせなら見て行ったらどうだって言ってくれてな」

 

「そうだったんですね。どうでしたか?私たちの演奏は?」

 

「良かったぞ。頑張ってるみたいで安心したわ」

 

そう言って俺は沙綾の頭を撫でた。

 

「♪~」

 

すると沙綾は目を細めて嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

「結城さん!」

 

「おう、リサ。お疲れさん」

 

「へへー、余裕余裕!私たちの演奏もちゃんと聞いてくれたんでしょ?」

 

「ああ、お前らのもこいつらと違った上手さがあって良かったぞ」

 

「そう?へへ、そう言ってくれるのは嬉しいな・・ハイ」

 

そう言ってリサは俺に向かって頭を出してきた。

 

「はいはい」

 

俺は右手で沙綾の頭を撫で、左手でリサの頭を撫でた。

 

「うーーん!気持ちいい!」

 

リサも沙綾と同じ感じになっていた。

 

「「「「「「ああああああああ!」」」」」」

 

すると周りが大声をあげて、俺に詰め寄ってきた。

 

「どうした、お前ら」

 

「「「「「「私もやってほしいです!!」」」」」」

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

どうやら後何人かの頭を撫でる事になりそうだ。






天草シノさん☆9評価ありがとうございます!


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45話

あの後何人かがなぜか一列に並んで、俺に頭を撫でられた後に嬉しそうにバンドメンバーのもとに戻って行った。

 

「お前らまだ痛がってんのか?」

 

「いや、これめちゃくちゃ痛いんですよ!」

 

「そうか、それは残念だったな」

 

「「「「それだけ!?」」」」

 

「そりゃあ自業自得だからな、しかない」

 

「「「「・・・・・」」」」OTZ

 

四人が落ち込んでいるところに薫が来て、

 

「ああ、なんてかわいそうなんだ、どれ、私が治してあげようじゃないか!」

 

「まずはお前のその性格から直したほうが良いんじゃないか?"かおちゃん"?」チラッ

 

「う////」

 

「そうね。もうちょっと昔みたいに甘えても良いんじゃないかしら?"かおちゃん"?」チラッ

 

「ちーちゃん!?////」

 

「そーだね、学校の生徒にキザな事言って、その後誰もいない所で恥ずかしがってるのも良いんじゃない?"かおちゃん"?」チラッ

 

「リサまで!?////」

 

「演劇部のみんなの前では余裕そうにかっこつけていたのに、いざ部員がいなくなった後に一人で黙々と練習して、恥ずかしくないように頑張っていても良いんじゃないですか?"かおちゃん"?」チラッ

 

「美咲!?君まで!////」

 

「ブライダルの雑誌撮影の時に、巴に向かってかっこをつけたのは良かったけど、その後その事を思い出して顔を赤くして恥ずかしがってても良いんじゃないですか?"かおちゃん"」チラッ

 

「沙綾ちゃん!?////」

 

「学校の生徒にはフォンダンショコラが好きって言っていて、いざ私が誰もいない所で聞いていると、筑前煮が好きって言ってても良いんじゃないですか!"かおちゃん"!」チラッ

 

「つぐみちゃんまで!?////」

 

「え、えっと、ほら、みんな薫ちゃんの事をホメてるんだよ!だから気にしないで行こう!」

 

「「「「「「・・・・・・・」」」」」」

 

彩の言葉にその場がシンっとなり。

 

「え?え?え?私なにか変な事言ったかな!?」

 

 

「集合!!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

俺の号令とともにさっきまでノリに乗ってくれていた、千聖、リサ、美咲、沙綾、つぐみが、俺のもとに来た。

 

「これは緊急事態じゃないのかね?白鷺君」

 

「そうですね…これは由々しき事態ですね、要さん」

 

「うむ、まず山吹君。あれはどう思うかね?」

 

「もう少しノって欲しかったです!」

 

「羽沢君は?」

 

「同意見です!」

 

「うむ、今じゃ彼女は立派なアイドルだ。いろんなテレビにも出て、いろんなアドリブを振られることがある!、だがしかし!あのアドリブへの対応の出来なさが目立ってしまった…今井君、これはどうしたものか」

 

「これは特訓が必要なんじゃないかな?」

 

「その通り!奥沢君、その相手には誰がふさわしいと思う!?」

 

「あそこで悶絶している四人と、はぐみと薫さんです!」

 

「正解だ!と言う訳で千聖、まぁ後頼むわ」

 

「ええ、任されました」

 

「良し、じゃあ解散!」

 

「「「「「はーい」」」」」

 

そう言ってみんなは戻って行った。

 

 

ちなみに他の連中はというと、友希那、紗夜、巴、りみ、花音、イヴ、麻弥、ゆりちゃん、リィちゃんがミユと戯れており、その他はみんな話をしながらご飯を食べており、薫はさっきのネタの後から、顔を赤くしながらあわあわしていた。

 




シルバークロウさん! ユダキさん!☆10評価ありがとうございます!


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46話



白猫プロジェクトでガチャ全く当たらないのほぼほぼ飽きています。





皆さんからしたらどうでも良いわって話ですね。






あの後、みんなで打ち上げを楽しんでいると、月島さんがこちらに来た。

 

「あの、要さん…一つご相談があるのですが」

 

「相談ですか?俺に?」

 

「はい。実は、新しい企画がないか検討していまして」

 

「新しい企画ですか?今日ライブが終わったばかりですけど…」

 

「ええ、そうなんですけど、彼女達にもっといろいろ経験させてあげられないかと思ってまして」

 

「まぁ確かにいろいろ意見を聞いた方が、今後の彼女達にとってプラスになるかもしれないですね」

 

「そうなんです。なので何かいい企画がないかと思っていまして…もう五バンド合同はやっていますし」

 

「うーん、なるほどね」

 

俺は月島さんに言われて少し考えた。すると前の方から。

 

「要さん、どうかされましたか?」

 

「紗夜か。まぁ少し考え事をな」

 

「そうですか。それはまりなさんとのお話で、ですか?」

 

「ああ、次の企画みたいなもんだ。お前らをもっといろいろ経験させてやれねーかなーと思ってな」

 

「そうですか…私達のためと」

 

「そう言う事。いろいろ経験した方がその後のバンドにも活かせるだろ?」

 

「確かにそうですね」

 

「あ!一個思いついた」

 

「何か良い案が出ましたか?」

 

「ええ。でも、それにはこいつらの意見も聞かないといけないですけど」

 

「ならここで聞いちゃいますか?」

 

「それもそうですね。紗夜、悪いけど、全バンドを集めてくれないか?」

 

「はい、分かりました」

 

そう言って紗夜は打ち上げを楽しんでいるみんなの元に向かった。

 

「あの、どんな案が」

 

「ああ、それはですね・・・・・・ってな感じです」

 

「ああ!確かに、それは良いですね!」

 

「まぁやるかやらないかは、あいつら次第ですけどね」

 

「要さん、みなさんを集めました」

 

「ああ、あんがと」

 

「それで。何かしら、私達を集めて」

 

「さっき月島さんと話をしててな、次のライブの企画をな」

 

「ライブの企画?そんなの今まで通り、普通にやれば」

 

「まぁ蘭が言いたいことも分かるが、ずっと同じにやってても、お客さんが飽きちまう可能性もあるだろ?」

 

「確かに、なくもないかも」

 

「だろ?だから考えたんだが、これにはお前らの意見が必要でな」

 

「私達の?」

 

「そ。まぁ、企画案を出したのはこっちなんだが、やるのはお前らだからな。こっちで勝手には決められんからよ」

 

「確かに」

 

「だろ?」

 

「それで、次は何をやるのかしら!?」

 

「こころ落ち着きなって」

 

「はいはい、それじゃあ言うな、次の企画はこれ」

 

そう言って俺はホワイトボードを裏返した。

 

「「「「「バンドのごちゃ混ぜ?」」」」」」

 

「まぁ内容的にはそうなんだが…いまいち良い名前が出てこんから、とりあえずこれで」

 

「それで、バンドのごちゃ混ぜって?」

 

「ああ、まぁ簡単な話だ。一時的にバンドを解散して、すべてのバンドを混ぜちまおうかと思ってな」

 

「それはどうやって決めるんですか?」

 

「ああ、それはこれで」

 

そう言って俺は割り箸を取った。

 

「割り箸、ですか」

 

「まぁ簡単に言っちまうと、各パートに分かれて、くじ引きで決めようかと思ってな。その方が被ることもないし、自然に決められるかと思ってな」

 

「確かにそうですね」

 

「てな訳で、この案をやっても良いって言う人は挙手!」

 

すると、みんな手を挙げてくれたのだが、蘭と友希那だけが挙げていなかった。

 

「お前さんらは嫌か?」

 

「私は嫌かな…いちいち別々に分けてやる必要ないし」

 

「美竹さんの言う通りだわ。私達は、私達のバンドで上に上がるの。いちいちそんな事していられないは」

 

「そうかい…なら仕方ないな。なら諦めるか」

 

「え?諦めちゃうんですか!?」

 

「仕方ねーよ、ひまり」

 

「でもーー」

 

「だって蘭と友希那は"恐れてる"んだからさ」

 

「「!?」」

 

「恐れてる?」

 

「そう、自分達にはそんな事をやる自信や腕前がないから、失敗することを恐れてるんだよ」

 

「「!?」」

 

「だから自分達はやりたくないって言って、それから逃げようとしてるんだよ」

 

「「そこまで言うならやってやろうじゃない!!」」

 

「ちょろい」

 

「「何か言った?/かしら?」」

 

「いや、何も。さて、二人の了承もいただいた所で、みんなもこれで良いかー?」

 

「「「「「はーーい!!」」」」」」

 

 

 

こうして新たな企画が出来たのであった。

 

 






ひならびさん!☆10評価ありがとうございます!


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47話

あの後一通り説明をして、今はくじ引きを引くときに来た。

 

「全員持ったな、そんじゃあいくぞ、せーの!」

 

俺の掛け声とともに一斉にくじを引いた。

 

「全員引いたな?そんじゃあ番号ごとに分かれてくれ」

 

俺がそう言うと番ごとに分かれて行った。

 

ちなみにグループはこうなった。

 

1.香澄、あこ、日菜、イヴ、はぐみ

2.蘭、紗夜、千聖、有咲、花音

3.友希那、巴、リサ、つぐみ、薫

4.彩、燐子、沙綾、りみ、モカ

5.こころ、麻弥、たえ、ひまり、美咲

 

と言うような組み合わせになった。おい1番大丈夫かよ、ひでー組み合わせだな…俺はあのグループを見ろとか言われたら速攻で拒否するな…

 

2番はこれまたすごいメンツだな…蘭、紗夜、千聖が引っ張って行って、有咲と花音がついて行くって感じなんかな。

 

3番は少し固まった感があるな。まぁくじ引きだから仕方ないけどな…ここは友希那と巴がいろいろ言い合って、リサとつぐみで押さえて、薫の発言で場が冷めるって感じかな…まぁ薫の奴はやる時はやるから、発言だけしなければ大丈夫だろう。

 

4番はなんていうか、仲良し五人組みたいな感じだな… ここは…沙綾と彩?かモカ?が案を言って、燐子とりみが意見を言うって感じかな?モカがやる気を出すかどうかだな。まぁここは言い争いとかはなさそうだな

 

5番はここも一応危険グループかな。こころにたえか…美咲が苦労しそうだ。何となくだが、こころが訳の分からない案を出す→それを美咲が解釈して、みんなに言う→それを聞いた麻弥とひまりが、それについて考える…そんな流れの中、たえの奴は自由にやるんだろーなー、ってな感じかな。

 

俺が一目見て感じたのはこんな感じだな、まぁどこのグループもやり始めたらいけるんだろうが、1,3,5が心配と言えば心配かな?2,4はあまり心配はいらないだろう。

 

ちなみにグリグリのみんなは辞退するみたいだ。

 

「よーし、そんじゃあ次のライブはそのグループでやってみてくれ。自分達にいい刺激になるかもしれんからな」

 

「「「「「はーーい」」」」」」

 

「それで、次のライブっていつなんですっか?」

 

「えっと、〇月の〇日ですね」

 

「らしいから、みんな、頑張るように」

 

「何かご褒美とかありますか!?」

 

と彩が言って来た。

 

「そうだな、まぁこの企画は俺が考えたから、次のライブでお客さんから一番票を貰ったグループには、そうだな・・・じゃあ俺の手料理をご馳走しよう。それが嫌なら、どこかに食いに連れて行ってやるよ」

 

「「「「「結城さんの手料理!!??」」」」」」

 

「まぁ一番になったグループがどちらか選べば良いよ。それで良いか?」

 

「「「「「もちろん!!」」」」」」

 

「お、おう、月島さんもそれでいいですかね?」

 

「はい、それで大丈夫だと思います。彼女達もそれで納得していますしね。あ、あと私の呼び方はまりなで良いですよ。そっちの方が言いやすいでしょうし、あと敬語も大丈夫ですよ」

 

「そうか。なら、そうするよ。まりなも俺の事、結城でいいよ。あ、あとこっちも敬語じゃなくていいよ」

 

「わかったわ。これからそうするね」

 

「おう!、てな訳で、みんなは次のライブを成功させるようにこれから頑張ること!」

 

「「「「「はい!」」」」」」

 

こうして、次のライブの事が決定した。

 

 

 

その後打ち上げを楽しみつつも、次のライブのためのグループに分かれて話し合いも行われたのであった。

 



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48話


一昨日ぐらいに、日間のランキングで7位になっていて驚いていた自分です。


後UAが5万を超えました!みなさん読んでいただいてありがとうございます!


 

CiRCLEの件から数日が過ぎた今、俺はある建物の前に来ている、何故ここにいるかと言うと、昨日の夜の一本の電話からなのだ。

 

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【前日の夜】

 

この日、俺は昼にまりなに呼ばれ、CiRCLEに手伝いに行っていた。なんでも一人体調不良者が出たみたいで、人手が足りないから、暇なら手伝ってくれないかと頼まれたからだ。お助けのために、さっきまでCiRCLEで肉体労働をして、家に帰ってきて、やることやって、今はソファーでゆっくりしているところだ。

 

 

「♪~~♪~~」

 

 

 

「ん?電話?こんな時間に?誰だ?」

 

携帯を取り、画面を見てみると、姉貴からだった。

 

「はい、姉貴か、どうしたよ?」

 

『あ、結城、明日暇?』

 

「まぁ特に用はないが」

 

『それじゃあさ、明日私の仕事手伝ってほしいんだけど』

 

「姉貴の仕事?俺が?」

 

『そ、何でもカップルの写真を雑誌に載せたいらしくてね。それの相手を結城にお願いしたいのよ』

 

「それ拓さんで良いじゃねーか」

 

『やだなー!たっくんは彼氏じゃなくて夫じゃないのよ』

 

「いや、知ってるからな。だから言ってんじゃねーか」

 

『でも、たっくんだと、カップルって感じに撮れないのよね。一回やってみたんだけどさ』

 

「やったのかよ。てかそれ俺でも一緒じゃね?」

 

『まぁそうなんだけどね、変な人と組まされるよりは結城の方がそれっぽく出来そうだしさ』

 

「そんなもんか?」

 

『そんなもんよ!それで?どう?』

 

「まぁ別にかまわねーよ」

 

『お、マジ?それじゃあ後で詳細は送るね』

 

「あいよ」

 

『それじゃあ明日よろしく!』

 

そう言って姉貴は電話を切った。

 

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ってな事があったので、今ここにいる。

 

 

「あれ?要さん?」

 

名前を呼ばれたので、振り返ってみると、そこにはパスパレのマネージャーの人と麻弥がいた。

 

「あ、どうも。麻弥も、よう!」

 

「どうもっす。それで、なぜここに?」

 

「ああ、姉貴に呼ばれたんだよ」

 

「京香さんにっすか?」

 

「そ、なんでも仕事を手伝ってくれって話だ」

 

「それはすごいっすね!」

 

「すごいかどうかは分からんが…まぁそう言うこった、俺は行くわ」

 

「あ!自分達も途中まで一緒に行っても良いっすか?」

 

「ん?ああ、別にかまわねーよ」

 

「それじゃあ行きましょう!」

 

「あいよ」

 

そうして俺達は建物の中に入って行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

入って少し歩いた所で、前から誰かが走ってきた。よく見るとイヴで、その後ろに千聖と彩がいる。

 

そして走ってきたイヴは勢いそのままに、俺に抱きついて来た。結構痛い。

 

「こらこら、危ないだろーが」ビシッ

 

「あう、ごめんなさい…結城さんを見つけたので、居ても立っても居られませんでした!」

 

「そうかい、でもさっきの勢いで抱き着くのはやめような。危ないし、君アイドルだからね」

 

「はい!分かりました!」

 

「ホントに分かってるのかは、まぁこの際置いておこうか」

 

「イヴちゃん・・・早・・・すぎ・・・よ」

 

「ハァハァハァ、しんどい」

 

「こっちに比べて二人はがっつりと疲れてるな、大丈夫か?」

 

「スーー、ハーー、はい、大丈夫です」

 

「私も・・なんとか・・いけます・・」

 

「そうかい、無理はしないようにな」

 

「はい・・」

 

「それで、何故結城さんがここに?」

 

「姉貴の手伝いでな」

 

「「「京香さんのお手伝い?」」」

 

「そ、それで今向かっているところだ」

 

「そうだったんですか!」

 

「そうだったんです」

 

「あの、それは見る事とか出来ないんでしょうか?」

 

「さあ?聞いてみるか?」

 

「「「はい!!」」」

 

「仕事はないのかよ?」

 

「今日の分の仕事は終わっていますので、ご心配なく」

 

「そうですか、なら掛けるな」

 

そうして俺は姉貴へと電話を掛けて、詳細を伝えた。すると、二つ返事でOKが出た。

俺は携帯をポケットに入れて、

 

「良いってよ」

 

「「「ありがとうございます!」」」

 

「それは後で姉貴に言ってやんな」

 

「「「はい!!」」」

 

「それじゃあ行きましょうかね」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

こうして、パスパレの奴らと一緒に行くこととなったのだった。



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49話



お気に入り登録をしていただいている方が400人を超えました!みなさんありがとうございます!


パスパレのメンバーと一緒に移動している最中に一つの疑問が浮かんだ。

 

「そういや、日菜は?」

 

「日菜ちゃんは他でお仕事です」

 

「日菜だけで?」

 

「ええ、元々私と彩ちゃんはお休みだったんです。それで、イヴちゃんがここでお仕事をするって聞いたので、一度見てみようと思って来たんです」

 

「なるへそ。それじゃあ麻弥も別か」

 

「そうっす」

 

「それで今に至ると…おっとここだな」

 

そんな会話をしていたら目的の場所に着いた。

 

「ここだな。んじゃあ開けるな」

 

そう言って俺は扉を開けた。

 

ギィィィ

 

扉を開けて、俺達が見たものは。

 

「あら、あなた可愛いわね。食べちゃいそう」

 

「あ、ありがとうございます!豊川さんにそんな事言ってもらえるなんて」

 

「あら、こんなことでいいならいつでも言ってあげるわよ。それより、このあとみんなでご飯とか行かなーい?」

 

「「「「「行きます!」」」」」

 

「ああん!みんな可愛いいーー!」

 

 

俺はそっと扉を閉めた。

ちなみにさっきの光景は携帯のムービーでばっちり撮影済み。

 

「さて、みんなは何も見てない。いいね?」

 

「「「「「は、はい」」」」」

 

「それじゃあ良い画を撮れたから帰ろうか」

 

すると、扉が勢いよく開き。

 

「ちょっとまったーーー!」

 

「うるせぇよ、なんだよ大声出して」

 

「帰ろうとしてたでしょうが」

 

「そりゃあな、こんな面白いもんが撮れたんだ。拡散しない手はないだろ」

 

そう言って俺はさっき撮った動画を見せた。すると。

 

「いやあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

と、今世紀最大であろう絶叫を叫んだのであった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それからしばらくして姉貴は落ち着きを取り戻し、今は仕事モードに戻っている。

 

「それで、手伝いって、何をやるんだよ」

 

「あ、そうそう、撮影なんだけど、こっちで衣装を用意してるから、着替えてみて」

 

「へいへい、あそこにあるのか?」

 

「ええそうよ」

 

俺は言われたところの部屋に入った、そこにあった物は。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~十分後~

 

あれから十分が過ぎたところで結城が入って行った部屋の扉が開き、結城が出てきた・・・が、その姿にパスパレのメンバーは絶句した。

 

それもそのはず、今結城が着ている服はなんと女物の服、つまり、女装している感じなのだ。それを見た面々は

 

「やっぱりバッチリね♪」

「あ、あ、あれが・・・結城さん////」

「すっごく似合ってます!可愛いです!」

「確かに、似合ってるっすね・・」

「なんか、すごく負けた気になっちゃった」

 

っと、各々思うところがあるようだ。しかし当の本人はと言うと、殺気ムンムンで姉を睨みつけて一言。

 

「姉貴、すこし俺とO・HA・NA・SIしようじゃないか…なーーに仕事には影響しないように短くするから心配しなくて良いぞ」ゴゴゴゴ

 

「ゆ、結城、ま、待って、少し、いや、ちょっと落ち着こ、ね?」

 

「何言ってんだ?俺はいたって落ち着いてるぞ?姉貴こそどうした?少しOHANASIするだけなのにそんなに怯えて」

 

「いや、だ、だってね」

 

「まぁ良いや、これ以上はカメラマンさんにご迷惑かかっちまうから、撮影をやろうじゃないか」

 

「え、ええ、そ、そうね」

 

何とか一難を去った京香であった。

 

 

その後撮影は順当に行われ、結城もなんやかんや言いながらも、要望に応えて、ポーズをとってお手伝いをしていたのであった。

 

 

あ、ちなみに撮影後に無事に京香さんは結城君とOHANASIをしたのでした。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~それから数日~

 

今CiRCLEには五組のバンドメンバー全員が集まっていた、その目的はと言うと。

 

 

「みんな、持って来たわよ」

 

「「「「「待ってました!」」」」」

 

千聖が持ってきたそれこそがみんなが待ちわびていたものだった、それは一冊の雑誌だった。

 

「いやー千聖、ごめんね、無理言っちゃって」

 

「大丈夫よ、気にしないで」

 

「早く見ましょう!」

 

「こころ落ち着きな」

 

「ふふ、そうね、それじゃあ開けるわね」

 

そう言って千聖が雑誌を開くと、そこには。

 

『豊川京香!再び!』と言う見出しがデカデカと見出しが出されていた。

 

「京香さんだ!かっこいい!」

 

「香澄うるせぇ・・・まぁ確かにな」

 

「だね、すごいね」

 

など、各々に感想を述べていた。

 

「それじゃあ次行くわね」

                    ・・・・・

そう言って千聖がページを捲ると、そこには二人の女性が写って、それを見た日菜以外のパスパレのメンバー以外は。

 

「この人可愛い!」

「綺麗」

「すごい」

 

などと口々に喋っていた、千聖、彩、麻弥は苦笑いを、イヴは目をキラキラさせていた。

 

「こんな人いたんだね。千聖は知ってたの?」

 

「いいえ、最近知ったわ」

 

「千聖でも最近なんだ。イヴは?同じモデルじゃん?」

 

「この格好を見たのは初めてですけど、みなさん知っていますよ?」

 

「「「「「え?」」」」」

 

「イヴちゃん、ここにいる誰も、見たのは初めてよ」

 

「「確かに」」

 

「彩先輩、この方ご存じなんですか?」

 

「う、うん、これ言っちゃって良いのかな?」

 

「まぁ別に隠すなとは言われてないから、大丈夫じゃないかしら」

 

「え、誰!?この人誰なの!?」

 

リサが彩に迫ると、彩は観念したように。

 

「えっとね、この京香さんの隣にいる人はね」

 

「「「「「いる人は?」」」」」

 

「みんなが知ってる、結城さんなんだ」

 

「「「「「・・・・・・・え?ええええええ!?」」」」」

 

「ちょ、ちょっと彩、冗談きついよ、え?これが結城さん!?」

 

「う、うん、そうなんだ。私も未だに信じたくないけど、この目で見ちゃってるから」

 

それを聞いた大半は肩を落とし、OTZ状態になり、蘭、友希那、リサ、美咲、花音、沙綾は再度確認したうえで、顔を赤らめていた。

 

 

ちなみに香澄、こころ、はぐみ、あこは。

 

「「「「結城さん??」」」」

 

っと、頭をコテンと傾けて、誰だか分かっていないという事態になっており、CiRCLE内は一種の地獄絵図になっていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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50話

あの女装事件から日付が変わった今日、俺は今ミユの散歩に出ていた。まぁ散歩と言っても、俺の暇つぶしも兼ねている。しばらく歩いていると、どこぞの有名ハンバーガーチェーン店の前に着いた。

 

「そういや、全然こういうのも食ってねーな、久しぶりに買ってみるか。ミユ、少し待っててくれ」

 

「ミャ~」

 

ミユの返事を聞いた俺は中に入った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

中に入ってみると、お客さんも結構入っていた。まだ時間的にも早い方なんだがな。

俺は列になっているところに並び、自分の番を待った。その間に何を買うかを見ていると横から。

 

「良かったらこちらをご覧になられますか?」

 

そう言われて見てみると、そこに居たのは

 

「って、え、結城さん!?・・・失礼しましたーー!!」

 

いや、人の顔見ていきなり逃げ出すのはやめようね?知りあいではあるけど、一応お客さんだからね?彩ちゃん?しかし、よく見ると、レジにも知りあいがいるじゃん、こら花音、こっちを見てないで接客に集中しなさい・・・あら、良い笑顔。けどね、それは目の前にお客さんにしてあげなさい。

その隣でしっちゃかめっちゃかしているのはひまりだった。頑張ってるね。

彩は涙目でこちらを見ていた。

 

そうしてついに俺の番へと順番が来た。ちなみに花音の方のレジだ。

 

「いらっしゃいませ。こちらでお召し上がりでしょうか?お召し上がりですね。分かりました」

 

「こらこら、勝手に決めないの、持ち帰りだよ」

 

「え?」

 

俺が持ち帰りと伝えると、何故か花音は絶望した表情をしていた。いや、ダメなの?っておい、ひまり、彩、お前らもか。

 

「ごごごごご注文は、ななななにになさいいますか?」

 

「うん、一旦落ち着こうか」

 

花音を一旦落ち着かせた俺は注文をして、商品を受け取り店を出た。いや、君たちなんでそんな悲しそうな顔をしているんだい?ほらほら、まだまだお客さんいるんだからしっかりしなさいな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あの三人の悲しそうな顔が何度も頭をよぎるも、再び散歩を再開した。

 

あの店から少し歩いた所で俺は足を止めた。止まった場所は羽沢喫茶店の前だ。

 

「そういや最近、つぐみの店もあんまり行ってなかったな…行ってみるか。ここならミユも、もしかしたら入れるかもしれないからな」

 

そう言って俺は入り口を開け

 

「お邪魔しまーー・・・・したー」

 

俺はそっと入り口を閉めた。すると、

 

「「「ちょっと待った!」」」

 

中から勢いよく出てきたのは、そう、ひまりとモカ以外の三人だった。

 

「ゆ、結城さん、うちに用があって来たんですよね?どうぞどうぞ!ゆっくりしていってください!!」

 

「え?でも、俺、お邪魔だろ?俺の事は良いから、続きやってていいよ」

 

「「「もうやりませんよ!!」」」

 

「あ、そう?ならお邪魔しようかな、ミユも良い?」

 

「あ、はい!大丈夫ですよ!ミユちゃんもどうぞ!」

 

そう言われた俺は中に入り、席に着いた。

 

「ご注文は何にしましょうか?」

 

「そうだなーー、じゃあ、チーズケーキとコーヒーで」

 

「チーズケーキとコーヒーですね。少々お待ちくださいね」

 

そう言ってつぐみはカウンターの方に向かって行った。それを確認した俺は、残りの三人にさっきの事を聞いた。

 

「それで、さっきのは一体全体なんなんだ?」

 

「あれはですね、えっと、あはは」

 

「俺に言えないこと?」

 

「言えなくもないんだけど恥ずかしくて、な?蘭」

 

「うん」

 

「もう見ちゃってるから、今更じゃね?」

 

「「う!」」

 

そう、この子達が何をしていたのかと言うと、四人でお互いに胸を触りあっていたのだ。

 

「しっかし、お前らがあんな事するとは思わんかったな」

 

「「/////」」

 

「しかし、なんであんな事を?」

 

「もう良いか」

 

「巴?」

 

「もう打ち明けちまおうぜ、その方が後々楽だしさ」

 

「それもそうだね」

 

「なぜか、だったよね?」

 

「うん」

 

「それは、ひまりなんだ」

 

「ひまり?」

 

「ほらー、ひーちゃんって大きいじゃないですか?それで、その次に大きいのは誰だろー?って話になりましてー」

 

「それを確認するために、わざわざあんな事を?」

 

「「「「はい・・・・」」」」

 

「あはは、まぁ君たちもそういうの気にするんだな、あ、つぐみありがとう」

 

「そりゃあ、気にはなりますよ。ひまりのあれを見てると、ゆ、結城さんはど、どうなんですか?」

 

「俺?まぁ俺も男だからね、見るのは見るな」

 

「それじゃあ、ひまりみたいに大きいのが良いんだ」

 

「まぁ好きか嫌いかで聞かれれば、好きだが、俺自身はあんまり気にはしないぞ」

 

「それじゃーどこをー見てるんですかー?」

 

「そうだな、中身かな?性格、んで、顔の順番かな。胸はそこまでだな」

 

「じゃあ結城さんは胸の大きさはあんまり気にはしないんだ」

 

「ああ、蘭の言う通りだ」

 

それを聞いた四人は小さくガッツポーズをしていた。

 

「しかし、やるならつぐみの部屋でも良かったんじゃねーの?」

 

「「「「あ」」」」

 

「いや、気づいてなかったんかい」

 

「お客さんがいなかったから、考えてもなかった」

 

「て言うか、モカのせいだからな!?」

 

「えーー?あたしーー?」

 

「モカちゃんが、結城さんは胸の大きい人が好きって言ったから」

 

「あーー、確かに言ったかもー」

 

「おいこら」

 

「まったく、私達はただただ恥ずかしい思いをしただけだったな」

 

「「だね」」

 

「えーー?モカちゃん的には楽しかったよ~~?」

 

「「「モカ!/ちゃん!」」」

 

 

モカはあまり反省をしていない様子で、他の三人に言い詰め寄られていたのだった。

 

 






羽乃 秦御さん☆9評価ありがとうございます!


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51話

あの後羽沢喫茶でチーズケーキとコーヒーを堪能した俺は、店を出て再び散歩を再開した。

 

店を出る際につぐみにまた来ると伝えると、嬉しそうに飛び跳ねていたのは素直に可愛いと思ってしまった。ちなみにそれを見た他の三人はつぐみにまたやってくれと言って詰め寄っていた。

 

 

再び散歩を再開したしばらく歩くと、CiRCLEが見えてきた。俺は挨拶ついでに寄ってみることにした。

 

「おいーーっす」

 

「あ、結城君、今日はどうしたの?」

 

「散歩ついでに近くに寄ったから、少し覗きに来た」

 

「そうなんだ。今はハロハピの子達が練習してるよ。見て行く?」

 

「あいつらか、練習になんのか?まぁいいや、せっかくだから見て行くよ」

 

「そう?一番奥の部屋だから」

 

「了解」

 

俺はそう言ってその部屋に向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

部屋の前に着いた俺は扉を開けようとしたその時

 

「うわーーーーーー!!」

 

と言う叫び声が聞こえてきた。

 

「一体なにやってんだ?練習に叫び声って」

 

俺はとりあえず扉を開けて中を確認した。確認して一言。

 

「どうしてそうなった」

 

と言わずにいられない光景が目の前で起きていた。

 

こころとはぐみは「ここでバーンって感じにするの!」「いいね!バーンってやっちゃおー!」とよく分からない会話をしており、花音はどうしたらいいか分からずあわあわしていた、まぁそこまでは良いのだが、後の二人、薫と美咲はと言うと

 

「薫さん、私何度も言いましたよね?恥ずかしいからやりたくないって何度も言いましたよね?ねえ?聞いてます?私の言ってることが理解出来ないんですか?そうですか、そうなんですか、だったら実力行使で分からせるしかないですね」ハイライトオフ

 

「わ、わかった。私が悪かったから、ど、どうかゆ、ゆるしてくれ、ない、か?」

 

と言う会話が行われているのだが、何故かその会話を薫が美咲から逆エビ固めを食らいながら、そんな話が行われていたのだ。ちなみに美咲の目には光がなく、真っ黒だったよ。

 

「おいおい。これは一体全体どうしたんだ?」

 

「あ!結城じゃない!どうしたのかしら?」

「あ!結城君だ!やっほー!」

 

「はいはい、お前らは後回しね。先にこっちから対処しないとな」

 

「結城さん、こんにちは」

 

「こんにちは花音。それで?なんで薫は美咲に逆エビを食らってるんだ?とりあえず美咲、その辺で許してやりな」

 

「結城さんがそう言うなら、やめますね」

 

「良い子だ」

 

俺はそう言って美咲の頭を撫でた、するとさっきまでの表情が嘘のように変わっていき、最初恥ずかしそうにしていたが、徐々に目を細めて、嬉しそうになっていった。

 

「ゆ、結城さん、助かったよ」

 

「またどうせお前が変な事言ったんだろ?」

 

「う!ま、まぁそうかもしれないかもしれないな」

 

「どっちだよ…ったく、それで事の真相はなんなんだ?」

 

「えっとですね・・・・・・」

 

「なるほど」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

事の発端はやっぱり薫らしい。花音の説明を聞くと、どうやら練習の間の休憩の時に薫が花音に、なんかキザな感じの事を言って、その後、そんな事を美咲に言ってみたらどうだって言ったらしい。

それで、最初美咲は恥ずかしいから嫌だって言ったらしい。何でも前にこんな感じの事があったらしく、その時に美咲が少し恥をかいたからだそうだ。そんな事があって美咲は断っていたのだが、薫が意地悪のごとく、何度も何度もやってみたらどうだって言ってくるもんだから、ついに限界に達した美咲がキレて、さっきの事になったらしい。

 

薫、それはお前の自業自得だ。

 

「ったく、お前もしつこすぎるんだよ」

 

「いやー、どうしても美咲の口から聞きたくてね」

 

「無理にやらせたって、意味ないだろうに」

 

「仕方がない…ならば結城さん!あなたが言ってみてくれ!」

 

「よーーし美咲、今度は止めねーからさっきの続きやって良いぞー」

 

「そうですね。全然反省してないみたいですね。やっぱりこれは口じゃなくて、その体に染み込ませるしかないようですね」

 

「ま、待ってくれ!じょ、冗談じゃないか、は、はははは…」

 

「ったく、次はないからな」

 

そう言って俺は薫に近づくと、顎をクイッと持ち上げ

 

「俺の物になっちまいなよ」

 

っと、おふざけで真顔で言ってみたら

 

「!!!!////////」

 

顔を真っ赤っかにして、「あ、え、あ、あ、あ、あ」みたいな感じな事を言って壊れた。

 

「薫さんが壊れた! あ!結城さん!私にも良いですか!?」

 

美咲にそう言われたので、今度は壁ドンをして、何も思いつかないので、薫と同じセリフを言った。すると

 

「あっ//////」

 

こちらは顔を赤くしながら、口をパクパクさせていた。

 

俺は二人をやった後に思いついたので、残りの三人にも同じ感じの事をやった。

 

結果はと言うと

 

 

こころ、「いいわね!とても良かったわ!」なんて言いながら大はしゃぎ。

はぐみ、「やったー!結城君から良い事言われたーー!」っとこちらも大はしゃぎしてこころと一緒に走り回っていた。

花音、最初は何を言われたのかが理解できず、じょじょに理解していくと、最終的に顔を茹蛸みたいに赤くして、目を回しながら倒れた。

 

意外に面白いかもな。でももうやりたくねーな…めんどくさいし。

 

 

その後こころに、練習は良いのかと聞くと

 

「大丈夫よ!これでみんなハッピーになったんだもの!」

 

なんて言って来た。おいおい、大丈夫かよ、なんて思ったが、まぁなんやかんや大丈夫だと思っている俺がいる。

 

 

 

その後俺はこころとはぐみにそろそろ行くわと伝え、部屋を出て、まりなにももう行くと伝えて、CiRCLEを出て行った。

 






晴明さん!Moritaさん!☆10評価ありがとうございます!


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52話

CiRCLEを出た俺は再びミユとの散歩のために歩き出した。しばらく歩いた所でミユが腹をすかせたみたいなので、何か買ってやろうかと思ったのだが、近くにはそれらしき店がなかったため、近くのコンビニに何かないか見てみることにした。

 

 

「いらっしゃいませー」

 

店に入った俺はとりあえずミユのエサを探して、何個か見繕って買うことにした。ついでに俺も自分の食うもんと、飲み物をカゴに入れてレジへと向かった。するとレジに居たのは

 

「あれ?リサじゃん、ここでバイトか?」

 

「あ!結城さんじゃん!そうだよ、ここでバイトしてるんだ。今日は休みだけどモカも一緒だよ」

 

「へー、モカもか、意外だな。まぁ、あいつ、今日つぐみの店に居たからな」

 

「あれ?モカに会ったんだ。てかどうしたの?なんか苦い笑みを浮かべて?」

 

「まぁその店でいろいろあったんだよ」

 

「何それ、気になる」

 

「聞きたい?」

 

「聞きたい!」

 

「えっとだな・・・・・」

 

俺は羽沢珈琲店での事をリサに話した。するとリサも次第に苦い笑みに変わっていった。

 

「・・・・てな事があったんだよ」

 

「あはは、それはなんと言うか…モカらしいね…」

 

「それで済むからすごいよな…」

 

「しかし、蘭とかもそう言う事気にするんだね」

 

「お前らはそんな事ないのか?」

 

「うちら?うーーん、私はそこまでかな?紗夜もそれほど気にしないかも…あ、でもたまにあこと友希那が燐子に迫ってるときあるね」

 

「燐子に?」

 

「うん。燐子ってああ見えて、実はスタイル良いんだよ?」

 

「まぁ確かに良さそうではあるかもな。まぁリサが見てそう言ってるんだと思うからそうなんだろうな」

 

「そうそう、前に海行った時に見たんだ」

 

「へーさようで」

 

「結城さんも見たい?」

 

「見たい、って言ったらただの変態だろうが」

 

「あはは!確かに」

 

「ったく、それにしても、お客さんいないけど大丈夫なのか?」

 

「平気平気、結城さんが来る前までは結構いたから忙しかったよ」

 

「そうなのか、それはラッキーだったわ」

 

「そだね、私的にもラッキーだったかも。てかこれミユちゃんの?」

 

「ああ、散歩の途中でな、この辺まで来たのは良かったんだが、ここしかなさそうでな、それで立ち寄ったんだよ。ミユは入り口で待たせてあるよ」

 

「そうだったんだ。それじゃあ早くご飯あげないとね。はい、ちょうど1000円だよ」

 

「はい、ちょうどっと。それじゃあ行くわ」

 

「毎度あり!あ!ミユちゃん見たいから私も入り口まで」

 

そう言ってリサと一緒に店を出ると、そこには一人の女の子がミユと居た。そこに居たのは

 

「あら、ミユちゃんじゃないの、どうしたのかなー?こんな所で一人で居て、あ!分かったわ。ほったらかしにされて仕方なくここに居るのね。そうね、そうよ、絶対そうに決まってるわ。あの人の事だもの、絶対にそうよね。そう言う事だから私があなたをも貰って行っても良いのよね?良いわよね?そうと決まれば早速行きましょう。大丈夫よ、私はあなたを一人に何かしないから。そうよ、最初からこうしてれば良かったんだわ。ハァハァ、それじゃあ早速行きましょう!」

 

 

すごいねこの子、今の発言、一切かまずに言い切ったよ。しかも軽く人の事ディスってきてるし、さてと、これを見たリサの様子はっと、・・・・・うん、なんて言うんだろ、そうだね、一言で言えば般若?もしくは阿修羅?みたいな感じかな?あ、こっち見た。え?良いのかって?いや、今から声かけるところだ。一緒に?分かった。じゃあ、せーの。

 

 

 

そう言って俺とリサはその女の子の肩を掴んだ、すると彼女はこちらに振り向いたので、一言。

 

「「ギルティ!(有罪)」」

 

すると彼女はこの世の終わりのような顔をして、次第に顔が青ざめていった。そんな彼女を見てリサが一言。

 

「友希那、一体何し・て・ん・の?」

 

「リ、リサ!?な、なんでリサがここに!?」

 

「そりゃあここでバイトしてるからね。そんな事より今は友希那の話だよね?」

 

「わ、私が、何をしたと言うのかしら」

 

「へー、白を切るんだ、さっきここで起きていたこと分かってるんだからね」

 

「な、なんの事かしら」

 

「へー、それはこれを見ても言えるんだよね?」

 

 

 

はい!女の子の正体は友希那でした!そして今はリサが友希那に詰め寄っていろいろ聞いていますが、どうやら友希那は知らないと言い切るみたいだ。するとリサは携帯のある動画を友希那に見せた。

 

『あら、ミユちゃんじゃないの、どうしたのかなー?こんな所で一人で居て、あ!分かったわ。ほったらかしにされて仕方なくここに居るのね。そうね、・・・・・・』

 

っと言うように、その動画は先ほど行われていた友希那の一人芝居?の動画だった。それを見た友希那はさらに青ざめて行き、反対にリサはさらに凄みが増していった。

 

「まぁ良いや、ここで話するのもあれだから中に行こうか?」

 

「え、いや、これから「い・い・よ・ね?」・・・はい」

 

そう言ってリサは友希那を引っ張って中に入って行った。その際に、

 

「せめて、せめてミユちゃ・・・・」

 

と、友希那が何か言っていたが、途中で入り口の自動扉がしまったため、その声はかき消されたのだった。

 

それを見送った俺は再び散歩を再開した。

 

 

 

ちなみにあの二人が話をしている間、俺はミユに買った食べ物を食わせていたのでした!ちゃんちゃん。

 






黒い阿修羅さん!☆10評価ありがとうございます!



これで☆10評価が10人
   ☆9評価が20人
   総合評価が1000になりました!


え?少ないだろうって?俺からしたら多いんですよ、こんなに評価を貰えるとは思ってなかったので、ありがたいんです。

ホント、みなさんありがとうございます!


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53話

あの後散歩を再開し、特に何も無かったため、今は来た道を引き返して、商店街の方へと戻ってきた。途中はぐみの所の店でコロッケと、晩飯用の肉を買い、いつもと違う道で帰っているところなんだが、ある店で何やら行列が出来ていたため、並んでみることにした。

えーっと、ベーカリー…パン屋か。こんだけ行列が出来てるってことは、人気なんだろーな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~数十分後~

 

 

 

あれからしばらく並んでようやく店に入れるようになった。俺から後ろの客はみんな帰って行ったわ、入れるようになったので、入ってみる。

 

 

「いらっしゃいませー!」

 

っと元気よく挨拶をしてきたのは、沙綾だった。

 

「あ!結城さん!いらっしゃい!」

 

「ああ、沙綾ここでバイト?」

 

「あ、言ってませんでしたっけ?ここの店、私の家なんですよ」

 

「沙綾の家?」

 

俺は外に出て看板をよーーく見た。するとそこには、山吹ベーカリーと看板があった。

 

「ホントなんだな」

 

「知らないで来たんですか?」

 

「ああ、何か行列が出来ていたから、並んでみた」

 

「あはは、それだけでですか」

 

「しかし、よーく売れたんだな。すっからかんだな」

 

「あ、そうですね、もうほとんど残ってないですね」

 

「いつもこんな?」

 

「今日は特にですね、これのおかげだと」

 

そう言って沙綾は一枚の紙を見せてくれた、そこには『この日限りの限定パン!』と言う言葉がデカデカと載っていた。

 

「なるほど、そいつは残念だったな」

 

「ごめんなさい」

 

「なんでお前さんが落ち込んでるんだよ。別に気にしちゃいねーよ」

 

「でも」

 

「でもじゃないの。ったく、お前はホントに優しい奴だな」

 

そう言って俺は沙綾の頭を撫でてやった。すると「ん」っと目を細めて、気持ちよさそうにしていた。

 

「今日がダメなら明日があるだろ?明日また来るよ」

 

「ホントですか!?」

 

「ああ、そう言う事だかもう気にすんなよ」

 

「はい、分かりました」

 

「それじゃあ俺はこれで帰るわ」

 

「はい!明日お待ちしてます!」

 

「あいよ」

 

そう言って俺は店を出た。

 

 

その後は特に何もなく帰って飯食ったり、なんなりやって、この日は寝た。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~次の日~

 

俺は昨日の沙綾との約束のために再び店へと出向いた。

 

「おいーーっす」

 

「あ!結城さん、こんにちは!」

 

「おう、約束通り来たぞー」

 

「待ってました」

 

そう言って沙綾が笑顔でこちらに挨拶をしてきた。

 

「そんじゃあ選びますかね」

 

そう言って俺は買うパンを選んだ。

しかしいろいろあるな…お、これうまそ、お、こっちも、買い過ぎないようにしないとな。

 

俺はある程度見繕って、レジへと持って行った。

 

「じゃあよろしく」

 

「あ、はい!」

 

そう言って沙綾は会計を始めた。

会計を終え、商品を受け取っていると、ぞろぞろとお客さんが入って来た。

 

「結構お客さん入って来たな」

 

「ですね、奥で休んで行かれますか?」

 

「良いのか?」

 

「ええ、一応飲食スペースみたいなものですから」

 

「なら、お言葉に甘えようかね」

 

「はい!」

 

そう言って俺は言われたスペースへと移動し、パンを食べながら、沙綾の働きぶりを見ていた・・・しかし美味いなここのパン。

 

しばらくすると、お客さんも結構入って来て、沙綾も、沙綾の親父さん?も忙しそうだった。時間も良い感じの時間帯になって、多分沙綾の弟と妹かな?が腹減ったって、沙綾に言っているみたいだ。でも沙綾もまだ飯の準備は出来ないから待ってくれって言ってるみたいだ。すると女の子の方が泣き出しちまった。何とか沙綾と男の子であやしてはいるが中々泣き止まないみたいだ。

 

「まだ、手伝いあるのか?」

 

「はい、もう少しなんですけど」

 

「飯は沙綾が?」

 

「そうですね、私かお母さんが作ってるんですけど、お母さんが風邪で」

 

「なるほどな、そっか・・・・」

 

「結城さん?」

 

「なら俺が作ろうか?」

 

「え!?いや、そんな事させられませんよ!?」

 

「でもそれじゃあこの子達が我慢の限界来るかもよ?」

 

「でも・・・・」

 

沙綾は少し考えてから、二人を見て、さらに悩んだ後に親父さん?のとこに行き、何かを

話している。少し話すとこちらに戻ってきて。

 

「お父さんに聞いたら、お願いしようって言われたので、お願いできますか?」

 

「ああ任せときんさい」

 

「それじゃあお願いします」

 

「あいよ」

 

そう言って俺はキッチンへと上がらせてもらった。行く前に沙綾の親父さんに軽くだが、頭を下げられた。



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54話

沙綾の家のキッチンに上がらせてもらった俺はとりあえず謝りを入れてから、冷蔵庫を見させてもらった。

 

「えっと・・・・なるほど、この材料ならあれかな、あ、後ついでにあれも作り置きしておこう」

 

冷蔵庫の中身を見て、今夜の晩飯の献立を決めて、いざ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~数十分後~

 

 

「良し!完成っと!」

 

何とか料理を作り終えた俺は、人数分器に料理を盛りつけ、飯を食うであろう場所へと持って行った行こうとした。すると服の袖を引っ張られたので見てみると、そこには、沙綾の弟妹がいた。

 

「どうかしたかい?」

 

「「なにかお手伝いしたい!」」

 

「・・・・・そうか。なら弟君はこれを、妹ちゃんはこれを持って行って貰って良いかな?」

 

「「分かった!」」

 

二人は俺から物を受け取ると、そのまま運んで行った。

 

「さてと、俺も」

 

そう言って運ぼうとした時だった。

 

「あ、あの!?」

 

っと声をかけられたので見てみると、そこにはりみと有咲がいた。

 

「お前ら、何でここに?」

 

「沙綾のお母さんが風邪だと聞いたんで、大変だろうと思って、来たんです」

 

「沙綾ちゃん、お店の方で忙しいと思って」

 

「そうなのか」

 

「結城さんはどうしてここに?」

 

「俺はお前さんらとは少し違うが、まぁ似たようなもんだ」

 

「そうなんですか、それは結城さんが料理を?」

 

「そ、まさかお前らが来るとは思わなかったから作ってないぞ?」

 

「それなら大丈夫ですよ。私もりみも済ませて来てるので」

 

「そうか、なら良かったわ、それで?何か用なのか?」

 

「いえ、手伝おうかと思って」

 

「そうか、なら有咲はこいつを沙綾のお袋さんに持って行ってやってくれるか?」

 

「分かりました」

 

「りみはこいつを食卓に」

 

「は、はい!」

 

そう言って俺は二人に運んでもらうものを渡し、

 

「なら、頼むわ」

 

「「はい!」

 

そう言って運びに行ったのを見て、俺も残りを運ぶこととした。

 

 

料理を運ぶと、そこには手伝いを終えた沙綾がいた。

 

「もう良いのか?」

 

「はい!後はお父さんがやっておくから大丈夫だって」

 

「そうか、さてと、こいつが今日の晩飯だ」

 

そう言って料理をテーブルに置くと。

 

「「「うわーーーーーー!!美味しそう!!」」」

 

っと、目を輝かせていた。それにしても…

 

「おい、そこのバカ二人」

 

「「????」」

 

「お前らだよ、てかお前らしかいねーだろーが!」

 

「「あ!私達だったんだ!」」

 

「こいつら」

 

俺は顔を手で覆い、あきれたように首を振った。沙綾もそれを見て苦笑いをしていた。

 

「それで?お前らは何をやってんっだ?」

 

「「結城さん/お兄さんの料理が食べれると聞いて!」」

 

「ある訳ねーだろ!このカスども」

 

「「ええええええ!?」」

 

「どこに驚く要素があったのか分らんのだが…てか何で俺が居るって知ってるんだよ?」

 

「沙綾に教えてもらいました!」

 

「そうなのか?」

 

「え、ええ、でも手伝ってもらってるって言っただけなので、料理の事は一言も」

 

「逆にそれだけでここまでの発想に思いつくこいつらは一体…」

 

「あはは」

 

こんなバカげた感じの会話をしていると、

 

「結城さん、渡してきました」

 

「おう、ありがとさん。どうだった?」

 

「もうすっかり良くなったみたいです。この後ゆっくり休めばもう大丈夫って言ってました」

 

「そうか、お粥の方はどうだった?」

 

「バッチリみたいです。美味しいって言って黙々と食べてました」

 

「そうか、それは良かった」

 

「それで、あそこの二人は何であんな驚愕の顔をしてるんですか?」

 

「ああ、実はな」

 

俺は有咲が戻ってくるまでの話をした。

 

「・・・・はぁ!?」

 

「うん、いや、そうなるよな普通」

 

「「あはは」」

 

「とりあえず、沙綾は飯食っちまいな、あの子達も待ってるからさ」

 

「あ、はい!、あれ?結城さんの分は?」

 

「俺?いやいや、これは君ら用に作ったものだから、俺の分なんて用意してないよ」

 

「え、でも、そんな」

 

「まぁ一人分ならあまりはあるけどね」

 

「「ホントに!?」」

 

「いや、だから、お前ら用じゃねーってーの」

 

「もしかしてお父さんですか?」

 

「いや、親父さんの分を含めて、後一食だよ」

 

「それじゃあ・・・・」

 

「「お母さん!!」」

 

「え?お母さん?そうなんですか?」

 

「まぁね、もし食えそうならと思って、お粥と両方を一応作っておいたんだよ」

 

そう言って俺は弟君と妹ちゃんの頭を撫でた、弟君は恥ずかしそうに、妹ちゃんは嬉しそうにしていた。

 

「それだったら、君も一緒に食べないかい?」

 

そう言って来たのは仕事を終えた、沙綾の親父さんだった。

 

「え、でも」

 

「それに、その方がこの子達も喜ぶだろうしね」

 

そう言って弟君と妹ちゃんの頭を撫でながら俺に話しかけてきた。

 

「お兄ちゃんも一緒に食べよ?」

 

そう言って俺の服を引っ張ってきたので。

 

「分かったよ。一緒に食べよっか」

 

「うん!」

 

「と言う訳で、お世話になるよ」

 

そう言って沙綾に言うと。

 

「は!はい!」

 

あら良い笑顔。

 

「あ、あの、私達のは・・・」

 

「すまないんだけど、どうにかならないかな?」

 

「はぁ、分かりました、一応作り置きしたものがあるので、それを出しますよ」

 

「すまないね」

 

「親父さんが謝ることではないですよ」

 

「「ご飯!!」」

 

「お前らちょっとあっちに行こうか?悪いけど沙綾、すこし隣の部屋借りる、少しこいつらとO・HA・NA・SIしたいから」

 

「ど、どうぞ」

 

「悪いな、それじゃあ行こうか?」

 

「「は、はい」」

 

「あ、りみと有咲、キッチンにさっき言ってたやつあるから、こいつらの分よそってやってくれねーか?あ、もし食べられそうなら、二人の分も入れてきなよ」

 

「「あ、はい!」」

 

そう言って俺は香澄とたえを引きずって、りみと有咲は仲良く話しながら別々の所へ行った。

 

 

 

その後全員揃ったところで、少し遅めの晩飯をわいわいしながら食べて、お開きとなり、各々解散して家へと帰って行った。

 

 

 






鵺絇さん!クラフター!雨宮 リンドウ!☆10評価ありがとうございます!

白クロエさん!紫電のゼロさん!江戸川シューズさん!☆9評価ありがとうございます!


後UA数が60000を超えました!
 総合評価が1000を超えました!

ありがとうございます!


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55話



若干風邪になりかけそうなテンツクです


 

さて皆さんに問題です。今俺は何処にいるでしょーーか?考えてみよーー。

 

 

 

・・・・・・はい、終了ーー!正解はこちら!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

はいその通り、みなさん分かりましたね?そう!今俺が居るところはと言うとここ!

弦巻家のリムジンの中でしたー!みなさん分かりましたかー?え?んなもん分かるかって?まぁそうだよな!なんせ俺ですらなんでここに居るのか分かんねーもん!それじゃあなんでそんな事分かるかって?そりゃー。

 

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

と言う風に、弦巻家の黒服さんたちが俺の前に居るんだもん。まぁ後は聞いたってのもあるけどな。さて、何故俺自身がここに居るのかが分かんないのかと言うと、目が覚めたらここに居たんだもん。普通にびっくりするよね?ちゃっかりミユまで連れて来てるし…まぁ良いんだけど、せめて一言言ってからにしてほしかったな。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さて、ようやく弦巻家へと着いたのだが、何か雰囲気が違うんだよな…え?こっちじゃない?あ、そっちなんだ、はいはい行きますよー。

 

 

別館に着いた俺は扉を開けた。すると中にはポピパ、アフグロ、ロゼリア、ハロハピのメンバーが揃いも揃っていた。

 

「あ!結城!来たわね、いらっしゃい!」

 

「正確には連れてこられたが正解だがな」

 

「細かいことはいいじゃない、楽しくいきましょ!」

 

「あ、うん、そだねー」

 

「結城さん大丈夫だったんですか?」

 

「ああ、美咲、それに花音か。まぁ大丈夫と言えば大丈夫だけど、大丈夫じゃないと言えば大丈夫じゃないかな」

 

「「あはは」」

 

「それで、弦巻さん、私達をここに呼んで、何をしようと言うのかしら?」

 

「そうね!みんな揃ったから発表するわ!」

 

そう言ってこころが取り出した大きめの紙に書かれていたのは…

 

 

「「「「肝試し大会?」」」」

 

そう、何故かは知らんが、肝試し大会と書かれていたのだ。

 

「ちょっとこころ、これは一体なんなのよ?」

 

「何って、そのままの意味よ」

 

「いや、私が言いたいのはそう言う事じゃなくて…」

 

「なんで肝試し大会何かやろうとしてんだって事だろ?」

 

「はいそうです」

 

「だそうだが、説明してもらえるか?」

 

「ええ!簡単な事よ!この肝試しでみんな仲良くなりましょう!」

 

「肝試しで?」

 

「ええ!なんでも肝試しで二人二組で行くと、その二人はたちまち仲が良くなると聞いたわ!」

 

「何処情報だよ」

 

こころの答えを聞いて俺は苦笑いをせざるおえなかった。

 

「「「「肝試し楽しそう!」」」」

 

若干名はワクワクしているが、大半は困惑していた。

 

「やるのは良いけどよ?場所とか決めてんのか?」

 

「ええ、ここの隣にある建物よ!」

 

さっきの所のやつか。

 

「私はパス」

「私もよ」

「私もですね」

「私も遠慮しておこう」

 

っと、蘭、友希那、紗夜、薫がやらない宣言をした。

 

「あら、そう?まぁ良いわ!無理にするのも良くないわ!」

 

「他はどうなんだ?良いなら挙手を」

 

俺がそう言うと、先ほどの4人以外みんな手を挙げた。有咲は香澄に無理やりやられてるな…

 

「よし、じゃあ四人以外のメンバーでやるか」

 

「「「はーーい」」」

 

「それじゃあ臆病な君たちはお帰りで良いかな?」

 

俺が煽るように言うと、四人は体をピクつかせた。

 

「それは、一体どういう事かしら」

 

「え?怖いからやりたくないんだろ?」

 

「何を根拠にそんな事言ってるのかしら?」

 

「そうですね、別に怖いなんて全く思っていません。馬鹿馬鹿しいだけです。肝試しなどに怖がるはずがありません」

 

「・・・君たち言ってる事はかっこいいかも知れないけどさ・・・お互いに抱きつきながら足をガクガクさせてるから台無しだよ?」

 

「そ、そうですよ、肝試しごときにビビってるんじゃないんですか?湊さん?」

 

「そ、そうだね、紗夜もきっと怖いのだろう?ま、まぁ私は平気だけどね・・・」

 

「そうか、なら、二人も参加って事でいいね?それに君たちは一人でも大丈夫みたいだし、一人で行って貰おうか」

 

「「え?」」

 

「だって一人でも余裕みたいだしさ、良いんじゃないか?」

 

俺がそう言うと、二人は体をプルプルさせた。次の瞬間、二人は俺の方に勢いよく頭を下げて、

 

「「ごめんなさい!ごめんなさい!無理です無理です!一人なんて無理無理!無理だよーーーー!うわぁーーーーーん!」」

 

と言う感じにガチ泣きしました、いや、まぁね、言った俺が悪いけどさ・・・流石に泣き過ぎじゃね?なに?そんなに怖かったの?この二人がここまで取り乱すのはすこし意外だったな・・・ほら見てみ?他の子達も、ハトが豆鉄砲食らったような顔しちゃってるよ・・・こらモカ、写真を撮らないの。え?ムービーだって?どっちでも良いわそんなもん。

香澄、こころ、はぐみ、あこ、お前らはすこし落ち着け、始まってからにしろ、ワイワイするのは。

 

「それじゃあ四人も参加で良いよね?」

 

「「「「はい」」」」

 

「よーーし、決まったところで、どんな感じに分けるんだ?」

 

「これを使うわ!」

 

「割り箸、何となく察しはつくな」

 

「これに番号を書いてあるから、みんなで一斉に引きましょう!」

 

こころの発言とともに、全員が割り箸を掴み、引き抜いた。

 

 

さて、どんな組み合わせになるのかね、いろんな意味で楽しみだ。

 






ヤギさん!、夜の帳さん!☆10評価ありがとうございます!

イマジネさん!、ゴンザレスさん!☆9評価ありがとうございます!


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56話

あれからみんなでくじ引きを引き、二人二組で別れて肝試しが開始されたのだが・・・

 

 

キャーーー!

キャーーー

あはは、待て待てー

香澄、逃げたわ!追いかけましょー

あ、おっちゃんに似てる

おたえちゃん・・・

 

 

などなど、様々な声が聞こえてくるのだが、若干名なんか違う感じになってやがる・・・やっぱり香澄とこころを組ませたのは失敗だったか。

 

え?お前は誰といるのかって?そんなんの決まってるじゃないですかー、一人ですよ一人!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺は館の中を探して、何やらこころが用意したものを見つけ出して持ってくるってものらしいが、一体なんなんだ?どうやら黒服さんがいるらしいのだが。

 

 

そんな事を考えながら歩いていると、何処かから、誰かがすすり泣く声が聞こえた。俺は周りを見渡して探してみると、そこにいたのは、

 

 

「そんなところで何やってるんだ?蘭」

 

そう、そこにいたのは確か薫と組んでいたはずの蘭がいた。

 

「ん、ゆう、ぎ、ざん?」

 

「ああ、俺だが」

 

「ゆ”う”ぎざーーーん!!!」

 

と言いながら俺に抱きついてきた。

 

「おいおいどうした?そんなガチ泣きして」

 

「ぐす、最初は、薫さんと、一緒に、行ってたんだけど、誰かが後ろからいきなり来て、それで、薫さんと、はぐれて、暗いし、自分が今どこにいるのか分かんないし、おばけは怖いしで、それで、それで」

 

「恐怖のあまり泣いちまったと」

 

「ぐす、・・・うん」

 

「それは災難だったな・・・それでどうするよ?黒服さん呼んで入り口まで送ってもらうか?」

 

「ううん、結城さんと一緒に行く・・・薫さんも心配だし」

 

「あいあい、そんじゃあ行くか、立てるか?」

 

「それが・・・・・」

 

「どうした?腰でも抜かしたか?」

 

「・・・・・・・うん」

 

「・・・マジか」

 

仕方なく俺は蘭をおんぶして再び歩き始めた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

蘭と出くわして、しばらくいろんな部屋に入っては見たが、いっこうにそれらしき物が見当たらん・・・蘭もなんとかだが探してはいるが全くだ。

 

「しっかし、本当にあるのかね?」

 

「どうだろう、でも弦巻さんの事だから何もないというのはないかもしれない」

 

「確かにな、無駄に豪華なもんとかあったりして」

 

「まさか」

 

「だよなー、・・・・ん?」

 

「結城さん?どうかした?」

 

「いや、人影らしきものが」

 

「薫さん?」

 

「さあ?行ってみるか」

 

「うん」

 

俺達は見えた人影のもとに向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そしてその場所に着いたのだが、着いたのは良いのだが。

 

「うえーーーん!怖いよーー!暗いよーー!、みんなどこに居るのー!?パパー!ママー!誰か助けてー!!」

 

なんと人影の正体は蘭とはぐれた薫だった。しかも蘭以上のガチ泣き込みの・・・そんな薫を見た俺は、

 

pi!

 

とりあえずその場面を携帯で録画することにした。

 

「結城さん!?」

 

「いや、こんなもん滅多に見れないだろ?だから記念にと思って、あと薫ファンに売りつけ・・・見せてあげるためにさ」

 

「今売りつけるって言おうとしませんでしたか!?」

 

「そうですよ!そうですけど何か問題ありますか!?」

 

「逆ギレ!?」

 

「まぁそれは嘘として、そろそろ元に戻すか」

 

「戻るんですか?」

 

「まぁ見てなって、そんじゃあ行こうか」

 

そう言って俺達は薫のもとに近寄って。

 

「おい、うるせーぞ」

 

「うわーーー、・・・・・やぁ結城さんと蘭ちゃんじゃないか?どうしたんだい?こんな所で?ああそうか、私に会いたかったんだね?仕方ないなー、二人とも寂しかったんだね?安心して良いよ、これからは私がいss」

 

『うえーーーん、怖いよーー!、暗いよーー!、みん』

 

「何か言ったかい?かおちゃん?」

 

「ごめんなさい、すみません、失礼しました、どうか、どうかそれだけは」

 

「良いんだよ?この動画ネットにアップしても?」

 

「誠に、誠に申し訳ございませんでしたーー!」

 

「結城さん、もうそろそろ」

 

「ん、そだね、それで?これからどうする?俺らと一緒」

 

「一緒に行かせていただきます!」

 

「お、おう」

 

こうして薫を仲間に加え、再び歩き出した俺達だった。

 

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再び歩き出したのは良かったんだが・・・

 

「なあ、聞いても良いか?」

 

「いや、聞かなくても、合ってるので大丈夫ですよ」

 

「そうか、そうだよな」

 

「ま、まぁ良かったじゃないかのか」

 

「確かにそうかもな、んじゃ出るか」

 

「「はい」」

 

そう、なんか知らないが、出口に着いてしまった、何故分かるかって?だって扉にデッカク『出口!』なんて書かれてんだもん・・・とりあえず俺達は出ることにした。

 

 

出口を出た俺達が見たものは

 

 

「あ!出てきた!」

「あ、ホントだね」

「ら~~ん、大丈夫だった~?」

「蘭ちゃん大丈夫!?」

「薫くんおかえり!」

「薫さんなんとか出てこれたんですね」

 

などなど言ってきている先に行った奴らだった。出てきた蘭と薫のもとに向かって集まって行っていた。

 

「結城さんご苦労様」

 

「薫さんのお世話してたんじゃないですか?」

 

「まぁいろいろあったな、それにしても」

 

「「??」」

 

「リサ声変わったか?」

 

「あはは、騒ぎ過ぎたかもね」

 

「確かにリサちゃん、楽しそうだったもんね」

 

「え?いや、中のひ」

 

「「それ以上はいけない!!騒ぎ過ぎたの!!」」

 

「あ、そう?でもやっぱりCぶ」

 

「「ストーーーーーーーーーーープ!!!この話はお終い!良い!?」」

 

「あ、ああ、分かった、そうだよな、騒ぎ過ぎたんだよな」

 

「そうそう、ふざけて叫び過ぎたせいだね」

 

「そうか、お前らは楽しんだ方なのか?」

 

「うん!めっちゃ楽しんだよ」

 

「でも、こころちゃんや香澄ちゃん程ではなかったけど」

 

「あいつらと一緒じゃダメだろ?肝試しじゃなかったしな、聞こえてきた声だけ聞いてると」

 

「「あはは、確かに」」

 

「でも意外だな、花音が楽しんだとは」

 

「まぁ最初はビクビクしてたけどね」

 

「い、言わなくていいから!」

 

「まぁいろいろあったんだな、それで?この後は解散なのか?」

 

「そうみたい、なんでも黒服さんがみんなを家まで送ってくれるんだって」

 

「そうなのか、そんじゃあとっとと帰りますかね」

 

「「そうだね」」

 

 

あれそういや、用意したものって何だったんだ?・・・・・まぁいっか、終わったし忘れよう。

 

 

 

こうして肝試し大会は無事?に終わり、俺達は黒服さんに家まで送ってもらい帰路へと着いたのっだった。

 

 

 

 

 

 





蜂語りさん!黒き辻斬りさん!☆10評価ありがとうございます!




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57話

〇月〇日

 

 

今俺は家から少し遠めの駅の前に来ている、何故ここ居るのかは後々分かる、今俺はある人物を待ってるところだ、何て言ってると。

 

「結城君お待たせ、待った?」

 

「いんや、俺もちょっと前に来たからそんなにだ」

 

「そう?良かったー」

 

俺が待っていた人物はこいつ、大学の友達の曽我 雪音(そが ゆきね)だ、少し女みたいな名前だがれっきとした男だ、いや、こいつの場合は男の娘になるのかも知れんな、顔が整ってる分女みたいな感じでもある、だがれっきとした男だ。

 

「さて、そんじゃあ行くか」

 

「うん!あ」

 

「?どうした?」

 

「いや、今日はこんなことに付き合ってくれてありがとうね」

 

「気にすんなよ、それに、お前も相当行きたかったんだろ?」

 

「うん!だってこんな機会滅多にないからね!」

 

「そりゃあよかったな」

 

何故こんな感じの会話をしているのかと言うと、実は雪音は少し人ごみが苦手なのだ、だがそんな奴がこんなにやる気になってるのかと言うと。

 

「そんなに行きたかったんだな、パスパレの握手会」

 

そう、今日雪音に呼ばれた理由はこれだ、何でも今回の握手会は応募式?みたいな感じだったらしい、それで奇跡的に二枚あたったらしい、そんで、一緒に来てくれないかと俺に頼んできたのだ。

 

「うん!すっごく楽しみなんだ!」

 

「そうかい、そんじゃあ早く行って色々買わないとな」

 

「うん!そうだね!行こー!」

 

そうして俺達は会場へと向かった。

 

 

 

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さて、今俺は会場の端っこでコーヒーを飲んで一人で携帯をいじっている、何故一人かって?雪音の奴が会場に売っているグッズを買っているので、それを待っていいるところだ、そうしていると。

 

「結城くん、お待たせ、ごめんね、いきなりいなくなっちゃって」

 

「気にすんなよ、それで?買いたいもんはもんは買えたのか?」

 

「うん!バッチリだよ!」

 

「そうか、なら良かったな」

 

そんな会話をしていると。

 

 

『後五分後に握手会を行います、整理券をお持ちの方は整理券に書かれている番号順にお並びください』

 

なんてアナウンスが流れたのだ。

 

「もうすぐみたいだな、そんじゃあ行きますか」

 

「うん、行こう!」

 

そうして俺達はその握手会の会場へと向かうことにした。

 

 

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~五分後~

 

あれから特に何もなく、定刻の時間になった、すると。

 

「ただいまよりパステルパレットの握手会を行います!!」

 

っと、司会者?なのか分らんが、まぁそんな感じの人が声高らかに宣言をした、ちなみに俺達は一番後ろとその前だ、ちなみに一番後ろは俺だ、ゆきねの奴に前良いよと言われたのだが、どっちでも一緒だから良いと答えた、なぜ一緒かと言うと、何でも二人ずつ、なんか部屋に入っていって行うらしい、あ、言い忘れていたが、俺がパスパレの奴らと知りあいって事は雪音には言っていない。

 

そんな事を考えていると。

 

「最後の方々どうぞ」

 

どうやら俺達の番になったみたいだ、俺と雪音は案内されて、握手会の部屋へと入った、すると、そこで待っていたのは。

 

「「「「「こんにちは!パステルパレットです!今日はお越しくださいありがとうございます!」」」」」

 

っと、パスパレの五人が元気よく挨拶をしてきた。

 

「ほら、行って来いよ」

 

俺がそう背中を押してやると。

 

「う、うん」

 

恐る恐るだが五人の前へと向かった、どんだけ緊張してんだこいつは、っと苦笑いをした。

 

「こ、こんちは!」

 

「「「「「こんにちは!」」」」」

 

そう言って雪音は千聖の前に立ち、握手を始めた、なので俺は麻弥の前に立ち。

 

「こんにちは」

 

「!!こんにちはです」

 

「頑張ってくださいね」

 

「!は、はいっす!」

 

少し驚いた表情をしたが、仕事モードを崩さずに挨拶を返してくれた、ちなみに麻弥は千聖とは逆の位置にいる、すると。

 

「だ、大好きです!頑張ってください!」

 

「ありがとうございます」

 

なーんて会話が行われていた、あ、ちなみにこの握手会は順番とかは関係なく、好きな順番で握手をしに行って良いらしい、どうやら雪音は千聖との握手を終えて、次は彩の所に行ったみたいだ、、なので俺は千聖の所に向かった、あ、言い忘れていたが、今日俺は帽子をかぶっている。

 

千聖の前に行き、おふざけで。

 

「結婚してください!」

 

っとふざけて言ってみると。

 

「喜んで!」

 

なんて事を返された、すると。

 

「「千聖ちゃん/さん!?」」

 

っと、彩と麻弥が慌てていた、それを見た千聖は。

 

「でもごめんなさい、それは出来ないの」

 

っと、演技たっぷりな芝居を行ってきた、なので俺も。

 

「そんな!」

 

っと言い、OTZの体制をとってみた、その後すぐに起き上がり。

 

「まぁ当たり前ですね」

 

「ええ、そうですね、残念ですけど」

 

っと、お互いにふざけるのをやめて、互いに素に戻った、てかこいつ何時から俺だって気づいてたんだ?え?最初から気づいてたって?それは残念だ、もう良いのかって?ああ、満足したよ、お前さんもかい?なら良かったよ、そんじゃあね。

 

次に来たのはイヴの所だ。

 

「こんにちは」

 

「こんにちは!結k」

 

「しー!ストップ!」

 

と言って俺はイヴの口を手で防いだ、この子普通に挨拶しようとしちゃってるよ、俺は小声で。

 

「今回はお前らとの知り合いではなくて、一般で来てるから、それで頼むな」

 

「はい、分かりました!」

 

っと小声で言い合うと、互いに戻り。

 

「お仕事頑張ってくださいね」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

っと軽く済ませ、次は日菜の所に行くと。

 

「お兄さんかっこいいね!なんかるんっときたよ!」

 

「そうですか、それは良かったです」

 

すると日菜はこちらに近づき、小声で。

 

「千聖ちゃんにしたみたいに、彩ちゃんにもやっちゃうの?」

 

「それはもちろん」

 

「悪ですなー」

 

「お代官ほどでは」

 

「あっはははは」

 

なんておふざけを二人でし、し終わると最後に彩の所に行き。

 

「大好きです!付き合ってください!」

 

っと、手を差し出すと。

 

「こちらこそ!」

 

っと言って手を掴んできた、これを見た他の奴は。

 

「「「「彩ちゃん/さん??」」」」

 

「あはは、冗談ですよ?やだなーみんな」

 

なんて言いながらも若干その声には焦りが見えた。

 

なんてふざけていたら。

 

「お時間になりましたので、こちらからご退場してください」

 

そう言われたので、俺達は出ることにした。

 

 

 

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握手会を終えた俺達は会場の外に出て。

 

「満足出来たか?」

 

「うん!」

 

「なら良かった」

 

「今日は本当にありがとね!」

 

「気にすんな、こっちも良い暇つb、んん、楽しめたからよ」

 

「うん!!!」

 

「そんじゃあ俺は帰るとするわ」

 

「わかった、じゃーね」

 

そう言って雪音と別れて、俺は家へと帰ったのだった。

 

 

 

 

余談だが、家に着くと同時に日菜からメールがきて、開いてみると、一つの動画だったので、見てみると、そこに映し出されていたのは、麻弥と千聖に説教を受けている彩と、呑気にお菓子を食べているイヴと言う映像だった。

 



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58話


最近このまま投稿をしても良いのだろうかと思っているテンツクです。


見てくれる人も、楽しめないんじゃないかと思い始めているこの頃です。



ある日の事、家でミユといちゃいちゃしていると。

 

ピンポーン

 

っとチャイムが鳴った、チャイムが鳴ったので出てみるとそこに居たのは。

 

 

「「「「「こんにちは!」」」」」

 

「おう」

 

そこに居たのは、沙綾、つぐみ、リサ、千聖(変装)、美咲の五人だった、また珍しい組み合わせだなと思った、とりあえず俺は何で来たのかを聞くことにした。

 

「今日はどうしたんだ?」

 

俺がそう聞くと。

 

「「「「「結城さんのお世話をしに来ました!」」」」」

 

と言って来た、俺のお世話?はて、俺なんかしたっけかな?なんて考えていると。

 

「いつもお世話になっている結城さんに私達が感謝の意を込めて今日一日結城さんをお世話しようと思ったんですよ」

 

「俺そんな感謝されるようなことしたっけ?」

 

「してるしてる!私に関しては友希那関連かな、まぁロゼリア込みだけどね」

 

「私は主に香澄とおたえですね」

 

「私はこの前井ノ島に連れていってもらったお礼をまだ出来ていませんので!」

 

「私はどちらかと言えばパスパレみんなって感じかしらね」

 

「私は主にあの三バカに関してですね、ホントに結城さんが居る時は楽と言えば良いのか分からないですけど、結城さんが居る時はあの人達も大人しいので、助かってるんですよ」

 

各々理由はバラバラだが、何かしら各バンドに感謝されるような事をしていたらしい。

 

「まぁここで話すのもあれだから、中に入りなよ」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

俺はとりあえず彼女達を家に上げることにした。

 

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とりあえず彼女達を家に招きいれた俺はリビングに着くと。

 

「とりあえず何か飲みもん入れるから、座ってていいよ」

 

と言って、用意しようとすると。

 

「あ!それなら私がやりますので結城さんは座っていてもらって大丈夫ですよ!」

 

と、つぐみが自分が用意すると言って来たのだ、そういや俺のお世話しに来たって言ってたっけかな。

 

「ならお願いしようかな」

 

「はい!コーヒーで大丈夫ですか?」

 

「うん、それで頼むわ」

 

「はい!」

 

そう言ってつぐみは他の子の確認を取って奥へと行った残った俺達はとりあえずリビングのソファーに座ることにした。

 

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それから数分して、つぐみがコーヒーを入れて来てくれたので、とりあえずつぐみも座らせて、話を聞くことにした。

 

「それで?理由は分かったけど、具体的にはどんな感じにすんの?」

 

「結城さんはミユちゃんとゴロゴロしててくれるだけで大丈夫だよ」

 

「後の事は私達がやりますんで」

 

「任せてもらえないかしら」

 

「まあ君たちがそんなにやりたいって言うのならお願いしようかな」

 

「「「「「はい!お任せください!」」」」」

 

「あ、そう言えば君らは今日いきなり集まったのかい?」

 

「いえ、最初私がこの前家に晩御飯をご馳走になったので、それのお返しをしようと思って、有咲と話をしてたんです、そこに」

 

「私が声をかけたんです、私もあの三バカの事でお世話になってるから、何かお礼が出来ないかなって」

 

「それを学校の中庭で話していたところを」

 

「私が声をかけたの、私もパスパレ全体でいろいろ助けになっているから」

 

「それで三人で話し合った結果、だったら三人で何かお礼をしようって話になったんです」

 

「なるほどね、つぐみとリサは?」

 

「私はさっきも言いましたけど、井ノ島に連れて行ってもらったので、それのお礼をと思いまして」

 

「私はつぐみがそんな事をやるって言うのをモカから聞いてね、だったら私もやりたいなって思って、つぐみに話したんだ、それで、だったら二人でやろう、って感じになってね」

 

「なーるへそ、それで何で五人集まったんだ?」

 

「ちょっと前にCiRCLEでポピパ、ロゼリア、アフグロ、パスパレ、ハロハピの五バンド合同で練習やったときあってね、そこで私とつぐみが、今回の事を話している三人を見つけてね、どうせやるんだったら、五人でやらない?って聞いて、この五人になったって訳だよ」

 

「なるほどな、そんな事があったのか」

 

「そうですね、なので結城さんは今日一日ごゆっくりしてください」

 

「まぁ君らがそこまで言うならお願いするよ」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

こうして今日一日限定のニート生活が幕を開けるのであった。

 



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59話


この作品の更新を楽しみにしてくれている人はいるのかと、なんか思ってしまったりもしています。


五人が俺の家でいろいろやってくれている時に俺はと言うと。

 

「暇だなーミユよ」

 

「ミャー」

 

「お前さんもそう思うか」

 

「ミャー」

 

「え?違うって?」

 

「ミャー」

 

「そうかいそうかい」

 

なーんて感じでミユで遊んでいたら俺の部屋の方からなにやら騒ぎ声が聞こえてきた、気になった俺は部屋に行ってみる事にした。

 

 

 

部屋に着いた俺は、扉を開けると、中では。

 

「だーから、結城さんの洗濯は私がやるからみんなは他をお願いって言ってるじゃん!」

 

「いいえ、それは私が責任をもってやるからリサちゃんが他の事をお願いするわ」

 

と言う風にリサと千聖が俺の服をどちらが洗濯するかを言い争っており、一方では。

 

「ここは私に任せて山吹さんは下の階をお願い」

 

「いやいや、ここは私がやるから奥沢さんが下の階をお願い」

 

「「・・・・・」」

 

と言う感じにこっちはこっちで沙綾と美咲がどちらが俺の部屋を掃除するかを言い争っていた。

 

「お前さんら、あんまり騒ぎすぎるなよ、近所迷惑になっちまうからな」

 

「「「「はーい・・・・ふふふふ」」」」

 

分かったのか分かってないのかは知らんが、まぁそこまで煩くしないだろうから大丈夫だろう。

 

「じゃあ俺は下に行くから、ジャンケンか何かで決めてくれな」

 

「「「「はーい」」」」

 

俺は返事を聞いて部屋を出た。

 

 

下に降りた俺は、さっきいなかったつぐみを探すことにしたら洗面所を通り過ぎる時にチラッと見えたので。

 

「つぐみはここをやってくれてるんだな」

 

「あ!結城さん、はい!トイレ掃除とお風呂掃除は私が引き受けました!」

 

「つぐみはあの争いの中に入らなくて良かったのか?」

 

「はい!どうせなら誰もやらなさそうなとこをやろうかと思いまして」

 

ええ子や、あの四人はそんな事考えてないみたいだったがな、まあ俺はやってもらってる側だからな、何も言えんがな、とりあえず俺は。

 

「そうか、ありがとうな」

 

そう言ってつぐみの頭を撫でた。

 

「あう///(やっぱり結城さんに撫でて貰うと安心するなー)」

 

つぐみがそんな事を思っていることは、頭を撫でている当の本人は気づいていないのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

風呂場等をつぐみにお願いし、俺はリビングに戻ってみると。

 

「「あ!結城さん!」」

 

「リサと沙綾、お前ら・・・負けたのか」

 

俺がそう言うと。

 

「「・・・・・・・」」

 

明らかにテンションが下がるのが目に見えた。

 

「ま、まぁジャンケンには負けたけど、私らには料理で結城さんの手伝いが出来るしね」

 

「そ、そうですね、私達にしか出来ないですもんね」

 

何とも焦ったような感じに話していて、何となくだがかわいそうに思えてきてしまったので、二人の近くによって、つぐみ同様に頭を撫でてやった。

 

「あ////(やっぱり、気持ちいなーこれ)」

 

「あ(なんだろこれ、結城さんに頭を撫でられると気持ちが安らぐ)」

 

俺は少しの間頭を撫でると、料理の邪魔をする訳にもいかないので、リビングへと戻ることにした、手を離すとつぐみもそうだったが、残念そうな声が聞こえてきたがまぁ気のせいだろうと思う・・・・・・いや、そんな顔されても、わーったわーった完成したらまたやってやるから・・・・・・急に元気になったね君ら、まぁ良いけど。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

リビングに戻った俺はふと後の二人の事を思い出し、再び自分の部屋へ行くことにした。

 

 

 

自分の部屋に着いた俺は再び扉を開けると。

 

「「スーハースーハー////」」

 

俺は静かに扉を閉めて。

 

「あれ?疲れて幻覚でも見てるんかな?千聖が俺の服を、美咲が俺のベットのニオイを嗅いでるように見えたが・・・・うん、気のせいだな」

 

俺は自分にそう言い聞かせ、再び扉を開けた。

 

「あ、結城さん、どうかされましたか?」

 

「いや、どんな感じか見に来たんだよ」

 

「そうなんですか、大丈夫ですよ、私と千聖さんがじゃんけんで勝ってこれから私が部屋の掃除を、千聖さんが洗濯をやりますので」

 

「そうか、それなら頼むな」

 

「「分かりました!」」

 

俺はさっきのを勘違いだと思い込み、リビングへと戻った。

 

 

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「危なかったわね、危うく二人して変態に思われそうになるとこだったわ」

 

「そうですね、これからは気をつけないといけないかも知れませんね」

 

「(ホント、なんで結城さんの服ってこんなにいい匂いがするのかしら、危うくトリップするところだったわ)」

 

「(結城さんのベットっていい匂いするなー、枕に顔をうずめてみたけど、やばかった、気をつけよ)」

 

 

 

 

二人とも結城にその場を見られていると露知らず、あの場面を見られてないと思い、何かの決意をするのであった。

 



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60話

UA数が70000を超えました!ありがたい。


タグの方を少しだけ変更しました、よろしくお願いいたします。


扉を閉めて、下に降りると、どうやらつぐみが掃除を終えてリビングに来たみたいだ。

 

「つぐみ、終わったのか」

 

「あ、はい!綺麗になりましたよ!」

 

と、笑顔で俺に言って来たので。

 

「そうか、ありがとうな」

 

俺はお礼を言ってつぐみの頭を撫でた、すると奥から。

 

「「ああ!ずるーーい!」」

 

などと沙綾とリサがすごい勢いでこちらに来た。

 

「お前らさっきやってやっただろうが、それに飯作り終えたらやってやるって言っただろうが」

 

「「そうだっけ?」」

 

「お前らボケてんのか、つい数分前の事だぞ」

 

「「あはははは・・・」」

 

「お二人はお昼ご飯を作られたんですか」

 

「うん、そうだよ、まぁいろいろあってね」

 

「いろいろ?」

 

「沙綾は美咲と俺の洗濯をどちらがやるか、リサは千聖とどちらが俺の部屋を掃除するかって話し、てかそれ知っててあっこの掃除してくれたんじゃなかったのか?」

 

「いえ、何やら言い合いしていたのは知っては居ましたけど、内容までは、それに、あそこをしたのはさっき言った通りですよ」

 

まぁなんてイイ子なんでしょ。

 

「お前らも見習わな」

 

「「・・・・はい」」

 

「まぁ、あの変t・・・まぁ良いだろう」

 

「「「今なに言おうとしました!?」」」

 

「まぁまぁ気にすんな、それよりもう終わりそうか?」

 

「あ、うん、出来てはいるよ。後は盛りつけるだけだね」

 

「そうか、ならやっちまおうか」

 

「「「そうですね、三人でやりますね!!」」」

 

「・・・・はい」

 

え?お前はやらないのかって?やりますかって言って来た三人の顔見たら若干恐怖を覚えちゃうよ、まぁそんな訳で俺は出来ませんのよ。

 

 

それから三人で料理を盛りつけ、テーブルに置くと、二人はこちらに来て。

 

「「終わりました!!」」

 

「はいはい、分かりましたよ」

 

そう言って俺は二人の頭を撫でた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺達はソファーに座って残りの二人を待つこと数分で二人もリビングにやって来た、その第一声が。

 

「「なんで結城さんの隣を陣取ってるの!?」」

 

いや、来て第一声がそれかよ。

 

「二人があまりにも遅かったから三人でじゃんけんして決めたんだよー」

 

「「ぐぬぬ・・」」

 

「そんなことより早く飯食おうぜ」

 

「「「「「はーい」」」」」

 

みんなが席に着いた所で。

 

「いただきます」

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

こうして少し遅めの昼食をとることとなった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

みんなで昼食をとっている時にリサが。

 

「そういや二人は結構遅かったけど、そんなにかかったの?」

 

「「えーーと・・」」

 

「「「???」」」

 

「ニオイは臭くなかったか?」

 

「「いい匂いでした!!・・・あ」」

 

俺が少し罠を仕掛けると、ものの見事に引っかかった、いやね、こんなんで言うとは思わなかったけどね。

 

「ねえ?二人とも?どうゆう事かな?かな?」

 

「そうですよね、私達は渋々料理の方に来ましたのに」

 

「私は皆さんが嫌だろうと思って、洗面所をやったいたと言うのに」

 

「「「なのに二人は何をやってたのかな?かな?かな?かな?」」」

 

「「ごめんなさーーーーい!!」」

 

と言って二人は三人に土下座をするのであった。

 

 

 

あ、この肉上手いな・・・・・・うん、今日も平和だなー・・・・

 





Neo-aspectさん!でぃれさん!☆9評価ありがとうございます!


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61話

あれからリサと沙綾が作ってくれた昼飯を食べて、今はみんなでリビングでス〇ッ〇版のマ〇オ〇ートをしているところだ。

 

「結城さん待てー!」

 

「ちょっと、千聖、それはずるいって!」

 

「ふふふ、使えるものは使わないとね」

 

「あ!美咲ちゃん発見!」

 

「やば!逃げないと」

 

っと言う風に楽しくわいわいしながら遊んでいた、もちろん近所迷惑にならない程度に声は抑え気味にしている。

 

 

 

 

そしてすべてのレースが終わり、結果はと言うと。

 

「俺の圧勝だったね」

 

「結城さん強かったね」

 

「いや、君ら最後らへんレースそっちのけでただただつぶし合いしてただけじゃんか」

 

「そうだったね、最後何てレースじゃなくて結城さん抜きでバトルモードでしてたもんね」

 

「でも、意外でしたね、白鷺先輩があんなんになるなんて」

 

「千聖で良いわよ美咲ちゃん、私だって楽しい時は楽しむわ」

 

「沙綾ちゃんも上手だったね」

 

「下の子達と遊んだりしてたりしてたからねー」

 

 

 

ゲーム中は凄まじかったのに、終わったら仲良くなってるね、まぁいっか。

 

「俺は昼寝するからみんなは好きにしてていいよ」

 

「「「「「それじゃあ一緒にねますね」」」」」

 

「・・・・・・え?」

 

「結城さんが寝るなら私らも一緒に寝るの」

 

「この人数で?」

 

「「「「「もちろん!」」」」」

 

「おいこらそこのアイドル」

 

「誰かしら?」

 

「おめーだよおめー」

 

「あら、私だったんですね?」

 

「バレたらスキャンダルになるだろうが」

 

「大丈夫ですよ、みんなで寝れば怖くない!・・・ですよ」

 

「・・・・・・そうかい」

 

俺は諦めて寝る事にした。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それから自室に戻りベットに寝転ぶと、すかさずリサと千聖が俺の横に寝転び、それについでつぐみが俺の腹辺りにポスッって感じに乗ってきた、沙綾と美咲は何故か俺の足に抱きついて来た。

 

つぐみのやつは気持ちいいのか、顔がだらけ顔になっていき、「フニャ~」なんて言いながら顔を俺の胸の所にうずめてきた、なんかこうしてみると。

 

「なんか今のつぐみってあれに似てね?」

 

「「あれ?」」

 

「ほらこんな感じのパンダみたいなのいなかった?」

 

「あ、それってた〇パ〇ダですか?」

 

「そうそうそれそれ、美咲よく知ってたな」

 

「前に妹に羊毛フェルトで作ってって言われたことあったんですよ」

 

「作ったのか?」

 

「はい、結構たのしかったですよ」

 

「出来るもんなんだな」

 

「はい、でも結構時間もかかりましたけど」

 

「なるほどなー」

 

「んみゅ~」

 

「「「「「え?あの短時間で寝てたの?」」」」」

 

「んん~・・・・んふふ~」

 

「一体どんな夢見てるんだ?」

 

「んふふ、えへへ~」

 

「「「「「かわいい」」」」」

 

俺はつぐみの頭を撫で、腕を引かれたので、見てみると、頬を膨らませたリサがいた、俺は反対の手で撫でてやると、最初嬉しそうにして、しだいに眠りについた、それから他の三人も同じようにしてやると、三人もリサと同じようになっていった。

 

 

俺の撫でって睡眠効果でもあんのかな?今度誰かに試してみようかな。

 

 

 

なんてことを考えながら俺も眠りについたのだった。

 



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62話

~数時間後~

 

昼寝から目が覚めた俺は、体を動かそうとしたが動かなかった、原因は分かってはいる。

 

「えへへ//」

「zzz・・・」

「・・・・」

「えへ・・・えへ・・」

「クゥー、クゥー」

 

原因である彼女達は良くも悪くも気持ちよさそうに眠っている、そのおかげで動けないのだ、え?退かせばいいじゃないかって?そうしたいのはやまやまなんだが、いかんせん彼女らの抱き着く力が強いもんで、腕も足もしびれて動かなんだわ・・・・どうしよ。

 

そんな事を思っていると。

 

「ん、んー、あれ?結城さん?」

 

「おきたか?つぐみ」

 

「これは夢だよね、結城さんが私の部屋に居るはずないもんね・・・zzz」

 

「いや、ここ俺の部屋って聞いてないや」

 

一瞬つぐみが起きたかと思ったがすぐに寝てしまった、それにしても千聖のやつやけに静かだな。

そう思った俺は顔を千聖の方に向けると。

 

「・・・・・」ドンッ!

 

無言で目の前で目を開けている千聖がいた、それに驚いた俺は頭を勢いよく後ろに倒してしまい、その結果。

 

 

ゴンッ!

 

鈍い音を立てて、リサの顔に俺の後頭部が直撃した。

 

「痛った~、何々?」

 

「すまん、俺の後頭部が直撃した」

 

「結城さんの後頭部?また何で?」

 

「逆側を見れば分かるよ」

 

「逆側?よっと。って、うわ!」

 

「横向いたらこの顔があるんだぜ、ビックリしてさ」

 

「確かにこれはビックリするかも」

 

「それより大丈夫か?」

 

「うん、痛くはあったけど、大丈夫」

 

「そっか、しっかし、こいつ寝てんのか?」

 

「起きてると思うけど、千聖?」

 

「・・・・・zzzz」

 

「「寝てる!?」」

 

「こいつ目開けたまま寝てるぞ」

 

「なんか怖いね」

 

「一種のホラーになりそうかもな」

 

「確かに、目覚めていきなりこれを見たらやばいかも」

 

「それより、時間も時間だからさ、こいつら起こしてくんねえ?」

 

「了解!」

 

こうしてリサにより全員が起こされ、下へと行くのであった・・・俺?俺はしびれて動けないから先に降りといてくれって言っておいた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~数十分後~

ようやく動けるようになった俺は起き上がり、体の動作確認を行った、しびれもだいぶ取れて、元に戻ってきた、すると扉が開き。

 

「「「「「結城さん、晩御飯出来ました!」」」」」

 

と言われたので、一緒にリビングに降りると、そこには一人の人が俺らの晩飯であろう肉を食べていた、その正体はと言うと。

 

「なんでお前がここに居るんだ?・・・たえ」

 

そう、そこに居たのは不法侵入の常習犯である、たえの奴が、黙々と肉をほうばっている光景がそこにはあった、俺らに気がついた、たえの一言目は。

 

「お肉おかわり!!」

 

という何とも場違いな発言だった。

 

「おい、ちげーだろ」

 

「あ!そうだったね、ごはんおかわり!」

 

「「「「「「もっとちげーよ!/違うよ!」」」」」」

 

 

さらにバカ発言を言うもんだから、全員で突っ込んだ。

 

「???みんなどうしたの?早く食べないとなくなっちゃうよ?」

 

「なんでお前は無くす前提で話しをしてんだよお前は」

 

「??それはお兄さんのお家だからだよ?」

 

「なんか、会話のキャッチボールが出来てないような気がするんだが?」

 

「「「「「出来てないですね」」」」」

 

「それで?あとどれくらい残ってるんだ?」

 

「えっとね、これ!」

 

そう言って俺に見せてきたもは、皿半分ぐらいしか残っていない、肉の皿だった。

 

「他はどうした?」

 

と、俺が聞くと。

 

「??全部食べたよ?」

 

自信満々に言って来たのだ、それを見た五人はと言うと。

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

ハイライトが何処かに行った目でたえの方を見てから一言。

 

「「「「「ちょっとO・HA・NA・Siしようか?」」」」」

 

「え?あ、え?、うん、分かった」

 

そう言って、六人はリビングから出て行ったのであった。

 

その後、何が行われ、どうなったかは分からないが、俺は予備の肉の準備することにしたのであった。

 

 





アクアランスさん☆9評価ありがとうございます!


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63話

あの五人のお世話から数週間が過ぎ、今日は前に言っていた、バンドをごちゃ混ぜにしてのライブの日だ、俺は今CiRCLEに来ている。

 

「まりな、おっす」

 

「あ、結城君、こんにちは」

 

「いよいよ今日だな」

 

「そうだね、あの子達もやる気満々だったよ」

 

「そうなのか?今日はまだ誰にも会ってないから分かんねーや」

 

「そうなんだ、でもみんな生き生きしてたよ、絶対優勝して結城君の手料理を食べるんだって」

 

「ん?なんか違うような」

 

「あはは、確かにそうかもしれないけど、でもそれが原動力になってるのも事実だしね」

 

「なんか複雑な気がするのはなんなんだろうか」

 

「まぁやる気がある事は良い事だよ」

 

「まぁそりゃあないよりかは良いけどな」

 

「そうそう、彼女達に会って行く?」

 

「そうだな、顔だけでも出して行くかな」

 

「奥の待機室でバンドごとに分かれてるから、行ってあげてよ、ちなみにどこにどのバンドが居るのかはないしょね」

 

「へいへい、そんじゃあ行ってくるよ」

 

そう言って俺は奥へと歩いて行った。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

奥に着いた俺はとりあえず一番手前の部屋の扉を開けた。

 

「おいーーっす」

 

「結城さん!」

 

そう言って部屋に入ると、俺に気づいたひまりが勢いよく俺に抱きついて来た、こいつって相変わらずでk・・元気だな。

 

「あら、結城じゃない!」

「あ、お兄さんだ」

 

ひまりに次いでこころとたえも俺に気づきこちらにやって来た。

 

「おう、様子を見に来た、調子はどうだ?」

 

「バッチリよ!今日も何だか楽しい事が起こりそうだわ!」

 

「そうかい、お前はそれで良いんじゃねーか」

 

「あ、お兄さんからオっちゃんのニオイが」

 

「しねーからな」

 

「そっか、残念」

 

「してたまるかってーの」

 

そんな感じで馬鹿げた会話をしていると、麻弥と美咲がどこかに行ってたみたいで、部屋に戻って来た。

 

「「あ、結城さん」」

 

「おう二人とも、様子見に来た」

 

「そうだったんですか」

 

「それで?二人から見て完成度的にはどんな感じだ?」

 

「まぁある程度は形にはなってるっすよ、後は自分たちがどこまでこころちゃんについて行けるかっすかね」

 

「まぁ確かにそうかもな」

 

「まぁこころが暴走することはいつもの事なので、大丈夫だと思いますけどね」

 

「確かにな、まぁ大丈夫そうで安心した」

 

「「ありがとうございます」」

 

「そんじゃあ他のとこにも行くとするわ、ほらひまり、離れんしゃい」

 

「はーーい」

 

ひまりが離れたので、俺は他のとこに行くことにした。

 

「頑張れよ」

 

「「「「「ええ!/はい!」」」」」

 

俺は次へと向かった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次に隣の部屋を開けると。

 

「こーらモカ、これからライブするんだから、そんなに食べたら動けなくなるよ」

 

「だーいじょーぶ、モカちゃんはいつもの事だから」

 

「まったく」

 

開けて目にしたのは、パンをほうばっているモカと、それを注意している沙綾だった、その光景を見ていると、燐子がこちらに気づき、こっちにやって来た。

 

「結城さん・・どうかされましたか?」

 

「ああ、ちょっと様子見にな」

 

「そうなんですか」

 

「燐子は大丈夫そうか?」

 

「わ、私は・・・たぶん」

 

「まぁあんまり気負い過ぎんなよ、ロゼリアでやるんじゃないんだし、気楽にやんな」

 

「は、はい!」

 

「あ!結城さんだ!こんにちは!」

 

「おう彩、今日も元気そうだな」

 

「はい!もちろん元気ですよ!」

 

「そうかい、元気良すぎて空回りしないようにな」

 

「う!わ、分かってますよ・・・あはははは」

 

「大丈夫かよ、お前さんもだぞ?りみ」

 

「は、ひゃい!だ、大丈夫です!」

 

「ダメだこりゃ、緊張しすぎだ落ち着け」

 

そう言って俺はりみの頭を撫でてやった、こうした方が落ち着くかも知れんからな。

 

「あ・・・・えへへ」

 

「どうだ?」

 

「はい!バッチリです!」

 

「そりゃあ良かった、あんまり気負い過ぎないようにな」

 

「はい!」

 

「りみりん良かったね」

 

「沙綾ちゃん」

 

「もうモカへの説教は良いのか?」

 

「あ、はい、言う事聞かなくて、ダメだった場合、家への出禁を言い渡しましたので」

 

「そうか、だからさっきからあいつはあんな絶望したような顔をしているのか」

 

「あはは、まぁちょっと言い過ぎたかもしれないですけど、こうでも言わないと、モカが聞きそうになかったんで」

 

「まぁそれがせいかもしれんな、それより、曲の方の出来栄えは?」

 

「バッチリですよ、一番とりたいですしね」

 

「沙綾がそんなこと言うなんて珍しいな」

 

「「「「「だって優勝したら結城さんの手料理が食べられるじゃないですか!」」」」」

 

「お、おう」

 

「まぁそんな訳で、結城さんの美味しい料理が食べたいって感じで私達全員頑張って行きますよ」

 

「まぁ頑張る理由がちょっとあれかも知れんが、まぁ頑張れ」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「そんじゃあ俺は他のとこの様子を見に行くよ」

 

「はい!私達のライブ、楽しみにしててくださいね」

 

「そうだな、彩がてんぱるところを楽しみにしとこうかな」

 

「も、もう!そんなことなりませんよ!」

 

「ははは!冗談冗談、ライブ、楽しみにしてるよ」

 

「「「「「「「「はい!」」」」」

 

 

そう言って俺は部屋を出た。

 

 

 

 



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64話

ぴーまん。さん!☆10評価ありがとうございます!

夜月乃さん!☆9評価ありがとうございます!

UA数が80000を超えました!ありがとうございます!


次の部屋に着いた俺は扉を開けて、中を確認した、するとそこに写りだした光景とは。

 

「このクッキー貰った!」

 

「あ!それ私の!香澄ちん返して!」

 

「あはは!こっちもいただき!」

 

「あー!それも私の!えーい、それならこうだー!」

 

「「あー!ずるい!」」

 

「みんな仲良くねー」

 

「そう言って私のお菓子を食べないでください、日菜さん!」

 

「あれ?そうだっけ?」

 

「うう!それならこうです!」

 

「ああ!」

 

「・・・・・・・・」

 

何このカオス、とりあえず。

 

「お前ら一旦落ち着けーー!!」

 

「「「「「はいーーー!」」」」」

 

とりあえず全員黙らすことにした。

 

「それで?なんでこんなことに?」

 

「「「「「えっと・・・・」」」」」

 

この状況の説明を受けた俺は。

 

「・・・・・・バカじゃね?くだらね」

 

「「「「「ぐはっ!」」」」」

 

っと俺の一言で、ダメージを受け、OTZの体制になり、テンションが落ちていた。

 

「まぁそんなに元気ならライブの方のも大丈夫だろ、様子見に来ただけだし、俺は行くな」

 

「「「「「あ、はーい!」」」」」

 

「立ち直り早いね君ら、まぁ良いや、ライブ頑張んなよ」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

そうして俺は部屋を出て次に行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の部屋に来た俺は扉を開け、中を見た、すると。

 

「美竹さん、ここはこれで」

 

「うん、それで大丈夫、こっちもこれで良い?」

 

「ええ、、それで大丈夫です」

 

「こっちは大丈夫かしら?花音も良いかしら?」

 

「う、うん、大丈夫だよ、有咲ちゃんは大丈夫?」

 

「は、はい、大丈夫です」

 

さっきと違ってこっちはバンドとしてまとまってるな、まぁ最初から心配はしてなかったがな。

 

「おっす、どうだ?」

 

「「「「「結城さん!」」」」」

 

「順調そうだな」

 

「うん、結構いい感じだよ」

 

「そうですね、良い感じに仕上がりました」

 

「そうね、後はどれだけ緊張せずに出来るかね」

 

「「うう!」」

 

「千聖さんや、そう言ってやんなさいな、そこの二人がやばい事になってるから」

 

「あらそうかしら?ふふ、冗談よ」

 

「「うう・・」」

 

「ふふ、そんなに気を張らなくても、楽しんでやれば大丈夫よ」

 

「そうですね、失敗しても誰も攻めはしませんので、大丈夫ですよ」

 

「そうだね、楽しんでやろう」

 

「「うん!」」

 

大丈夫そうだな。

 

「いけそうみたいだから俺は他のとこに行くな、ライブ頑張ってな」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

俺は最後のバンドの所に向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

最後のとこに来た俺は扉を開け、中を確認した。

 

「おーーっす」

 

そう言って中に入ってみると。

 

「・・・・・・何してんだ?」

 

そこには何故か猫耳をつけた友希那とリサとつぐみがいた。

 

「えへへ、これ良いでしょ?友希那に似合うと思って買ってみたんだ?でも人数分は無かったんだよね」

 

「別にそれは良い気がするがな」

 

「まぁ実際つけて出る訳じゃないしね」

 

「そりゃそうだろ、な?かおちゃん」

 

「つけてみても面白そうだけどね、ね?かおちゃん」

 

「なんでその呼び方で呼ぶんだい!?」

 

「「だってね?」」

 

「「「かおちゃんはかおちゃんですし」」

 

「君たちもかい!?」

 

「「「「「あはははは!!」」」」」

 

「様子見に来たんだが、大丈夫そうだな」

 

「ええ、心配ないは」

 

「そうそう、私達は全然大丈夫だよ」

 

「そうだな、あれだけやったもんな」

 

「そうだね、いっぱい練習したもんね!」

 

「ああ、心配ないさ、必ず成功させてみせるよ」

 

「ああそうかい、心配なさそうで安心した」

 

「「「「成功させようね、かーおちゃん」」」」

 

「だからその呼び方はやめてくれーー!!」

 

「「「「あはははは!」」」」

 

「仲良きで何よりだ、そんじゃあ俺は行くな」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~1時間後~

 

あれから1時間が過ぎたところで、全バンドを呼び集めた。

 

「結城さん、みんな集まりましたけど、何かされるんですか?」

 

千聖がそう言って来たので俺は。

 

「ああ、順番とか決めてなかったからな、順番決めをしようと思ってな」

 

「あ、確かにそうですね」

 

「そう言う事だから、リーダーは出て来てくれ」

 

そう言うと香澄、蘭、友希那、彩、こころが出てきた。

 

「そんじゃあ例のごとくこの割り箸に番号を書いてるからなー、んじゃあ行くぞ、せーの」

 

俺の掛け声とともに一斉にくじが引かれ。

 

「あ、一番だ!」

「三番だね」

「私達が最後ね」

「四番目だね」

「私達は二番目ね!」

 

「よーし、決まったな、そんじゃあバンド名を教えてくれ」

 

「「バンド名?」」

 

「いや、何それみたいな感じで聞いてくんなよ、バンドやるんだからバンド名ぐらいあるだろうよ、なあ?」

 

そう言って俺が周りを見渡すと。

 

「「「「「・・・・・・・」」」」」

 

全員が全員黙り込んでそっぽ向いて、知らん顔しやがった。

 

「まじかお前ら」

 

俺はそう言ってまりなの方を見ると、まりなも予想外だったのか、苦笑いをしていた。

 

そしてこいつらの次の言葉は。

 

「「「「「結城さんが考えて!!」」」」」

 

と言う言葉だった、マジか・・・・。

 

 

 

こうして急遽五つのバンドの名前を考える事となってしまったのであった。

 




「あとがきのコーナー!こんにちは、おはようございます、こんばんは、うP主のテンツクです、そしてゲストはこの方」

「どうもー!今井リサだよ、よろしくね!」

「はい、と言う訳で、初回のゲストはロゼリアの今井リサさんです」

「というか何で今回こんな事したの?」

「んー何となく、一度試しにやってみよーかなーと思ってやってみた」

「そうなんだ、これは続けるの?」

「さあ、どうだろうね、好評なら続けるし、不評なら即ボツにするしって感じだね」

「そうなんだ、でもこんな事するのって、それだけじゃないんでしょ?」

「正解!今回こういうのをしたのは、アンケート?になるのかな?を取ろうと思ってやりました!」

「今回の話を読んでくれた人は察しがつくかもしれないけどね」

「はい、そうです!今回はバンド名を募集しようと思って、今回こんな感じでやらさせていただきました!」

「詳細は活動報告の方でいたしますので、良ければどんどんお送りくださいませ」

「来なかった場合はどうなるの?」

「そりゃあ・・・・俺が考えるしかないよね?」

「大丈夫なの?」

「リサちゃんよ、大丈夫だったら、わざわざこんな事しないよ?」

「あはは、確かに」

「もし来なかった場合は、ネーミングセンスのないうP主の自分が考える事になってしまうので、どうか!彼女達のためにも!お願いいたします!」

「じゃんじゃん募集してるからねー!」

「っという感じでお送りいたしました、あとがきのコーナーでした!以上、テンツクと!」

「今井リサでした!」

「「それではさよーならー!」」


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65話

空街ホープさん☆9評価ありがとうございます!

ディーンさん!名前のアイデアを頂き、ありがとうごさいました!


五つのバンドの名前を決める事となった俺はとりあえず。

 

「ホントに俺が決めて良いのか?どんな名前つけるか分かんねーぞ?」

 

俺が確認のために聞く。

 

「「「「はい!大丈夫です!」」」」」

 

「そうか、ならそうだな・・・・・」

 

俺は少し考えて。

 

「そうだな、そんじゃあ香澄のとこは」

 

「「「「「・・・・・」」」」」

 

 

「そうだな、星空天下なんてどうだ?」

 

「「「「「星空天下・・・・カッコイイ!!」

 

「気に入ってもらえて何よりだ」

 

「私達のは?」

 

「蘭のとこか、そうだな・・・・・dead surround,」

 

「dead surround・・・・良いね、気に入ったよ」

 

「ええ、良い名前です」

 

「そうね、良いわね」

 

「「良いですね」」

 

「こっちも良いみたいだな、次はっと」

 

「はいはーい!私達のをお願いします!」

 

「彩のとこか、そうだな、flower warutuなんてどうだ?」

 

 

「わあ!可愛い名前ですね!」

 

「可愛らしい・・名前・・ですね」

 

「flower waltzか良いね、何か私達らしいね」

 

「そうだね、沙綾ちゃん」

 

「良いですね~」

 

「それは何よりだ」

 

「次は私達ね!」

 

「troublemaker」

 

「「「え?」」」

 

「troublemaker」

 

「「「・・・・・」」」

 

「troublemaker」

 

「ド直球過ぎませんかそれ」

 

「まぁあってるっと言えばあってるっすけど」

 

「なんかバンドって言うよりは・・・」

 

「「???」」

 

「まぁ確かに限定はされてるような気がしないこともないですけどね」

 

「troublemaker、カッコイイ名前ね!気に入ったわ!」

 

「そうだね、カッコイイ」

 

「だそうだ」

 

「「「・・・・・はい」」」

 

「まぁ諦めろ、こころが居る時点でそうなる」

 

「まぁ分かってたと言えば分かってましたけど、まぁ別に私も気にいってますしね」」

 

「そうそう」

 

「最後は私達ね」

 

「友希那のとこか、そうだなー・・・・・」

 

「「「「「・・・・・・・」」」」」

 

「・・・・あ!にゃんにゃんパーク」

 

「「「「ブフォ!!」」」」

 

「「「「「!・・・・!・・・」」」」」

 

「な、何故なの・・・かしら」

 

「さっきの控え室での一部始終を思い出してな」

 

「そ、それだけで・・・決めたの・・・ね」

 

「ああ、それ以外でまともなのが思い浮ばなかった」

 

「その名前も十分だと思うわよ!」

 

「まぁまぁ友希那落ち着きなって」

 

「リサは良いって言うの!?」

 

「あたしは良いと思うけどなー」

 

「あたしも良いと思う」

 

「宇田川さんまで」

 

「にゃんにゃんパーク・・・ああ!なんて儚い名前なんだ」

 

「別に儚くはないと思うけどな」

 

「ま、まぁ良いんじゃないですかね!私も気に入りましたし!」

 

「みんなまで・・・・ハァ分かったは、それで行きましょう」

 

「そんな事言ってー、実際友希那も気に入ってるんでしょー?」

 

「そ、そんなことはないわ」プイッ

 

「もー照れちゃって、可愛いんだから」

 

「さてと、友希那の許可も出たところで、次に歌う曲を書いてくれ。

 

「「「「「はーーい!」」」」」

 

そう言って髪を渡し、曲名を書いて行って貰った、そしてそれを確認すると。

 

1、ハイド〇〇〇シーク

2、シ〇ル〇

3、よう〇〇ジャ〇リ[ピー!]へ

4、 SHINY DAYS(某ゆるいキャンプ)

5、フィクション(SU〇〇KA)

 

となっていた、、俺は曲名を確認すると、とりあえず、とりあえず友希那の方を見た、すると友希那は顔を赤くしながらプイッとそっぽ向いたので。

 

「バンド名とピッタリだな」

 

っとおふざけで言ってみると、巴とつぐみが苦笑いをし、リサはつぼったみたいで、笑っているのであった。

 

「それじゃあ順番とバンド名、曲はこれでいいな?」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「良し!そんじゃあこれで出してくっから、ライブ、頑張れよ」

 

「あ、一つ質問いい?」

 

「ん?どうした?」

 

「ほら、このライブで一番良かったところが結城さんの手料理を食べられるって話だったけどそれってどうやって決めるの?」

 

「それはライブを見に来たお客さんだよ」

 

「「「「お客さん?」」」」」

 

「そ、ライブを見たお客さんに帰りにどのバンドが良かったかをアンケートとるんだよ」

 

「それで票の多かったバンドが優勝って事っすか」

 

「そゆこと」

 

「もし一位が同票だった場合はどうするんですか?」

 

「そん時はその二つが優勝で、日を変えてご馳走するって感じだ」

 

「なるほど、確かにその方がいいかもしれないですね」

 

「まぁそういう事だから、頑張って盛り上げな」

 

そう言って俺は部屋を出て行った。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あれから特に不具合もなく、順調にライブも進んで行った。

 

星空天下は最初香澄がこんな感じの歌も歌うのかって感じお客さんが驚いていたが、盛り上がりはおおいにあった。

 

次にtroublemaker、ここは相変わらずこころが暴走していたが、美咲が振り付けを考えていたらしく、ミッシェルになっている美咲と、お客さんとで盛り上がっていた。

 

次はdead surround,だな、ここはなんと言うか、盛り上がると言うよりは、蘭の歌に聞き入っていた感じだな、前の二つとはまた別の盛り上がり方をしていた。

 

それで、flower waltzだなここは彩とお客さんが一緒にリズムを取り合って、一緒に盛り上がっていた。

 

最後はにゃんにゃんパークだなここは俺的には一番面白かった、最初にバンド名に友希那って言うミスマッチ?が入り、曲名も曲名だったもんで、最初お客さんはポカーンって

していたが、歌が始まると、お客さんも盛り上がっていた。

 

そうして全バンドの演奏が終わり、お客さんも全員帰って行った、そして・・・・。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「はい、お疲れさん、どうだった?」

 

「「「「「楽しかった!!」」」」」

 

「そうかい、それは良かった」

 

「それで?結果の方はどうだったのかしら?」

 

「ああ、集計し終わったから言うぞ、今回のライブで優勝したのは」

 

「「「「「「優勝したのは?」」」」」」

 

「優勝したのは!・・・・・・!」

 

 

 




「はいこんばんは、テンツクです、今回の!あとがたりのコーナー!」

「今回のゲストはこちら」

「はい、こんばんは!Poppin’Partyでドラムを担当してます、山吹沙綾です!よろしくお願いします」

「はい、っと言う訳で、今回のゲストはポピパの中のお母さん、山吹沙綾ちゃんです!今日はお願いしますね」

「はい!頑張ります!うP主さんに質問あるんですけど良いですか?」

「はい、なんなりと」

「それじゃあ、えっと、前の話で今回の話で出てきたバンドの名前を募集したって聞いたんですけど、どなたか来て貰えたんですか?それともうP主さんが考えを?」

「それについてお答えしましょう!ずばり!」

「ずばり?」

「ずばり!・・・・来てもらえました!」

「おお!良かったですね!」

「ホントにありがたいよ、誰も来てもらえなかったら、悲惨な事になるとこだったよ」

「そんなにだったんですね、それより、今回は中途半端な終わり方しましたね」

「まぁこれには理由があるんですよ」

「理由ですか?」

「そ、今回の優勝の決め方覚えてる?」

「確かお客さんが一番良かったところに票をいれるんですよね?」

「そ!でもあのまま話を続けちゃうと、俺が決める事になるじゃん?」

「確かにそうですね」

「なので、優勝はこの小説を読んでいただいているみなさんにしてもらおうと思います!」

「なるほど確かにそれが良いかも」

「活動報告の方にまた詳細を載せますので、良ければご覧になってください!」

「そんな感じなので、みなさん、どしどしコメントを送ってあげてください」

「お願いします!っと言う事で、今回はここまで、ありがとうございましたー!」

「以上!テンツクと、山吹沙綾でした!」

「「さよーならーーー」」


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66話




酒狐仁さん、ユダキさん、空街ホープさん、コメントありがとうございました。





 

さて今俺はどこにいるでしょうか?え?前にもあっただろうだって?どうせまたこころに拉致られてるんだろうだって?・・・・・残念!正解は自分の家でしたー!

 

ごめんなさいごめんなさい、謝りますから許してください、さて今日は家に五人の女の子が泊まることになっている、おかしいな・・・・まぁいっか、そんな訳で俺はさっきまで彼女達が泊まる予定である部屋の掃除をしていたのだ!そんでもうすぐしたら。

 

 

ピンポーン

 

お、噂をすればなんとやら、来たみたいだ。

 

ガチャ

 

「いらっしゃい」

 

「「「「「お邪魔します!」」」」」

 

「邪魔するんやったら帰ってなー」

 

「「「はーーい・・・って違うでしょ!」」」

 

「ナイスツッコミ、まぁ冗談はこれくらいにして、いらっしゃい、入って良いよ」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

そんなこんなで、彼女達を家に上げた。

 

え?誰が来たのかって?ああ、そう言えば言ってなかったな、今来たのは、友希那と、リサ、巴につぐみ、そしてかおty・・・薫の五人だ、なぜこの五人なのかと言うと、前のライブで色々あったんだよ、詳しくはこの前の話を見てくれ、え?メタいって?そんな事言ったってしょうがないじゃないか(某えな〇風)

 

「「「結城さん、早くー」」」

 

おっといけね、先に家に入れてたんだった。

 

「あいよー、今行く」

 

そう言って俺も中へと戻って行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

戻った俺がまず目にしたのは。

 

「ミユちゃんこんにちは♪元気にしてたかしら、元気にしてた?そう・それは良かったでちゅねー、今日はいっぱい遊びましょうねー、なんならこのまま私の家に持って帰っちゃっても良いのだけれども、そうね、お父さんに相談しないいけないわよね、大丈夫よ♪私がなんとしてでも説得するから心配しなくて大丈夫よ、必ず説得してみせるわ、もーどうしていつ見てもこんなに可愛いのかしら、ああ、このふわふわ感も最高だわ、いつまでもこうしていられるは、そうね、これからはずっとこうしてられるものね、だからこうして・・・・・・・・」

 

っと言う感じに友希那がうちの飼い猫のミユを抱きかかえながら、妄想兼暴走しながら何やらミユを自分の家に持って帰ろうとしていたのだった、しかも今もその妄想はヒートアップしており、未だにミユに対して話を続けている、それを見ている巴、つぐみ、苦笑いをし、薫に至っては、ハトが豆鉄砲くらったような感じの驚いた表情を浮かべていた、リサはどうしたって?それならトイ、んん!お花を摘みに行ってるよ、そろそろ戻ってくるんじゃねーかな。

 

「結城さんありがとー、助かったよ」

 

「どういたしまして、それよりもあれをどうにかしてくんねーかな?」

 

「あれ?」

 

「ほれ、あれ」

 

そう言って俺はいまだに泊まることをしらない友希那を指さした、それをみたリサは苦笑いをしながらも、友希那の元に行き。

 

「友ー希那!そろそろその辺にしときなよ?」

 

「・・・・・・・、あらリサじゃないの、どうしたのかしら」

 

「どうしたもこうしたもないよ、暴走してたから止めたんだよ」

 

「私がいつ暴走したと言うのかしら?いえ、してないわ!そうよ!ミユちゃんの良さを語っていたのよ」

 

「その割には最後らへんは、どう家に持って帰るかって話をしていたけど?」

 

「なにを言っているのかしら?ミユちゃんは元々私の物よ、それを自分の家に持ち帰って何がいけないのかしら」

 

「はーーーい、それ!それよそれ!ミユちゃんは友希那の飼い猫じゃなくて、結城さんの飼い猫だからね」

 

「嘘だ!(某ひぐ〇〇)」

 

「はいはい、そんな妄想言ってないで、私達が泊まらせてもらう部屋に荷物を置きに行くよ」

 

「いやよ、まだまだ触り足りないわ!もtt」

 

「はーーいはい、行くよー、巴、悪いんだけどそっち持ってもらっても良い?つぐみは荷物をお願い」

 

「「あ、はい!」」

 

「よいしょっと、それじゃあ行くよー」

 

「嫌よ!いや、いやーーー、あーー、あー、あ・・・・!」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

「とりあえず薫も置いてきたらどうだ?」

 

「あ、ああ、そうさせてもらうよ」

 

「おう、行ってら、あ!一応友希那、リサ、薫の三人が同じ部屋だから、よろしく」

 

「ああ、分かったよ」

 

そう言って薫は二階へと行った。

 

こうしてとりあえず友希那の暴走はひとまず終わりを告げたのであった。。

 

「ミャー」

 

「ん?どうした?」

 

「ミャーミャー!」

 

「ああ、腹減ったてか、よしよし、ちょっと待ってな、今用意すっからな」

 

とりあえず、さっきので疲れたせいか、ミユが腹をすかせたみたいなので、とりあえず、ミユの飯と、ちょうど昼の良い時間なので、俺とみんな用の昼飯を作ることにした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

昼飯を作っていると、上からみんなが下りて来た。

 

「お待たせー、お!いい匂い!何々?」

 

「お前らが優勝のお願いで頼まれた、手作りラーメンだよ」

 

「ラーメン!!おおすげー!」

 

「ホントだ、これ全部手作りですか?」

 

「ああそうだぞ、一応そう言ってあの時言ったからな」

 

「ああ、これはいい匂いだ、なんて儚いんだ」

 

「なんじゃそりゃ、後は麺を茹でるだけなんだが、みんなのお好みを聞かねーとなって思ってまだやってないんだわ、固めが良いか、柔らかめが良いか選んでくれ」

 

「私は固めかなー」

 

「私は柔らかめが良いわ」

 

「私も柔らかめで頂こうかな」

 

「あたしは固めで!」

 

「私は柔らかめでお願いします」

 

「リサと巴が固めね、了解、悪いんだが、食器をこっちに、グラスをテーブルに置いてくんねーか?」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「さてと、麺を入れてっと・・・」

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

「よしこんなもんだな、湯切りしてっと、リサと巴、出来たから持って行ってくれ」

 

「「はーい」」

 

「さてと、こっちももう良いだろう・・・・・・良しっと、残りの三人も出来たぞー」

 

「「「はーい」」」

 

「さてとっと、もう良いだろ、器に盛ってっと、よし完了」

 

「結城さんのも出来た?」

 

「ああ、今行く」

 

俺が席に着いて、全員が揃ったところで。

 

「「「「「「いただきます!」」」」」」

 

 

 

 

こうして全員で昼食をいただくのであった。

 

 

 

 




「こんににちは、こんばんは、おはよ、え?それはダメだって?そうなの?そっかーなら仕方がないな、じゃあ改めて、朝に見ている人はおはようございます、昼に見ている人はこんににちは、夜に見ている人はこんばんは、テンツクです、今日もやってまいりました
、あとがたりのコーナー、今回のゲストはこの方」

「どうもみなさん!アフターグロウでキーボードを担当している羽沢つぐみです!よろしくお願いします!」

「はい、と言う事で、今回のゲストのアフターグロウのマスコットこと、羽沢つぐみちゃんです!」

「え?私マスコットなんですか!?」

「いや、何となくそうかなーと思って」

「そうなんでしょうか?」

「・・・・はい、この話はお終いと言う事で、今回はつぐみちゃんとこのコーナーをやっていきたいと思いまーす」

「はい!うP主さんに質問です!」

「どうぞ、何かな?」

「今回のお話は、にゃんにゃんパークのお話でしたけど、これは私達が優勝したからなんですよね?」

「そうだよー、にゃんにゃんパークが一番票を稼いだんだよ」

「それで、何票集まったんですか?」

「2票だよ」

「2票ですか」

「うん、あとは蘭ちゃんのところのdead surroundが1票入ったぐらいだね」

「そうなんですか」

「がっかりしたかい?」

「いえ!1票だろうと、2票だろうと、私達に投票していただけたのですから、嬉しいです!」

「ええ子や、多分この小説じゃなかったらもっといろいろなところに多くの票が入って、『接戦でした!』みたいな感じになるんだろけどね」

「そうなんですか?」

「だってこの話は誰が作ってる?」

「それはうP主さんですよね?」

「そう!そうなんだよ、俺が作っちゃってるんだよ・・・・だからね?」

「そ、そうなんですか」

「だってさ、他の人のバンドリの小説をよく見たりするんだけどさ」

「はい・・」

「今この小説は今回で66話なんだけどさ、これの三分の一ぐらいの話数で、これの倍以上の評価をされてるんだよ?そうゆうの見ちゃうと泣けてくるよね」

「でも見てるんですよね?」

「そうなんだよ、だってこれと違って面白いんだもん」

「で、でも、この小説も見てくれてる人はいるんですよね?」

「そうなんだよ!これがまた嬉しい事に、読んでもらってなお!楽しみにしてます、なんて言って貰えてるんだよ?、本当にありがたいよね、ホント」

「そう言えばこのコーナーって人気なんですか?」

「いんやー」

「え、でも今回で三回目ですよね?」

「うん、別に好評でも不評でもないからさ、何か言われるまではやっていこうかなーと思って」

「そうだったんですね、それじゃあこれからも頑張っていかないといけないですね」

「そうだねー、ってな訳で、今回のこのコーナーはお終い!そんじゃあ一緒に」


「「さよーならー!!」」


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67話

峰風さん!☆9評価ありがとうございます!


「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」

 

「はい、お粗末さん、満足出来たか?」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「さよか、なら良かった、んで?この後どうするよ?」

 

「んーー、どうしよっか?」

 

「私はなんでも良いよ」

 

「私も同じく」

 

「私もみんなに合わせようじゃないか」

 

「友希那はなn」

 

「そんなのミユちゃんと戯れるに決まってるじゃない!なにを寝言言ってるの!」

 

「そ、そうなんだ」

 

「それで、ミユちゃんは今どこに?」

 

「あ?ミユなら上だろうよ、時間的にも昼寝の時間だから、そっとしとけよ?変に起こされたりしたら怒るからな」

 

「てことはさっき友希那が言ったことは」

 

「残念ながらお預けだな、まぁ嫌われても良いんなら止めはしねーけど」

 

「・・・・・・・・」OTZ

 

「そ、そこまで落ち込むことなのか?」

 

「さ、さあ、どうだろ」

 

「ああ、なんて儚いんだ」

 

「今回はあってるのか?」

 

「多分合ってるんじゃないかな?」

 

「まぁ多分今なら今ならまだ寝るm」

 

「早く行きましょう!」

 

「へいへい」

 

そう言って俺達はミユがいるであろう、俺の部屋に向かった。

 

 

 

部屋に着いた俺は扉を開けた、そこには。

 

 

「zzzz」

 

熟睡しているミユがいた。

 

「な!寝てる!?」

 

「さっき起きてると言ったな」

 

「え、ええ」

 

「あれは嘘だ」

 

「うわーーーー!」

 

「「「「「そんな声出るの!?」」」」」

 

「そ、そんな」

 

「すげーなさっきの」

 

「あたしも友希那のあんな声初めて聞いたかも」

 

「まぁ良いじゃねーか、これでいろいろ決めやすくなったじゃねーの?」

 

「そうだねー、外に出るか、家で何かするか」

 

「うちで何かやるって言うと、ゲームぐらいか」

 

「この人数で出来る奴はあるの?」

 

「んー、そうだな、この人数だと、配管工のおじさんのレースゲームか、みんなスマホ持ってるから、それで何かするか、それか、別々に何かやるか、かな」

 

「外だと、ショッピングか、遊ぶとなると、ボーリングか、ゲームセンターか後はカラオケ?」

 

「んー、確かに考えたらいろいろ出て来るな」

 

「そうだね、どうしよっか?薫先輩は何かありますか?」

 

「私かい?そうだね、そのレースゲームをやってみたいかな」

 

「じゃあそっすか、これはどうする?」

 

「えっと、どうしよっか、おーーい友希那ー!」

 

「       」チーン

 

「えっと・・・・・・ダメだね」

 

「しゃーねーな、よっと」

 

「「「!!!」」」

 

「ん?どうした?」

 

「そ、そ、それそれ!」

 

「ん?あーこれか?いや、どうせこのままならミユの横で寝かそうと思ってな」

 

「いや、そっちじゃなくて」

 

「ああ、そゆこと、流石にこの距離でも引きずる訳にはいかんだろ」

 

「く!友希那め、なんて羨ましい事を!」

「く!湊先輩、羨ましい!」

「良いなー」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「ははは、みんな羨ましがってるのだよ」

 

「?そうなのか?」

 

「「「ま、まぁ」」」

 

「まぁ気が向いたらしてやるよ」

 

「「「は、はい!」」」

 

「よっと、そんじゃあ下でゲームするか」

 

 

そう言って俺達は下に降りた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

下に降りた俺はとりあえず準備をし。

 

「それじゃあコントローラーこれな」

 

そう言って俺はみんなにコントローラーを渡した(ちなみにスイ〇〇だ)

 

「薫以外は前にやったことあるだろうから、説明省くな」

 

俺は初めてやる薫に操作方法を説明し、軽くお試しでやらしてからみんなでやることにした。

 

 

 

「そんじゃあ薫もある程度なれたところで、みんなでやりますか」

 

「「「「はーい!」」」」

 

そうしてレースが始まった。

 

キャラは

俺がキングなオバケ

リサが小さい攫われ姫

巴がイカの女の子

つぐみがキノコの女の子

薫がヘイヘイホー

となった、レースはと言うと。

 

「あ!こらリサお前!」

「へへーんどうだ!って、あ!薫それあたしの」

「ははは!これは頂いて行くよ」

「つぐ!?なんだそれ!?」

「なんか出来ちゃった・・」

 

てな感じで結構いい感じに競り合っていた。

 

 

「「「「「ゴ!オー!ル!」」」」」

 

結果はと言うと。

 

 

 

「やったー!」

「負けたなー」

「つぐみ強かったねー」

「つぐ凄かったな」

「ははは、つぐみちゃんに負けてしまったね、ああ、儚い」

 

結果は一位がつぐみ二位が俺で、三位が三人同点だった。

 

「いやーしかし、結構熱くなったな」

 

「そうだねー、盛り上がったね」

 

「面白かったな」

 

「そうだね、久々にあんなにはしゃいだかも」

 

「初めてしたが、楽しいものだね」

 

「そてと、この後はどうする?」

 

「んーあたし的にはもうちょっとしたいかな」

 

「「「私も!!」」

 

「それじゃあやろうかね」

 

そうして、レース大会は飽きるまで行われた、結果。

なんと気がついたら四時間もたっていたのだった。

 

「やべ、もうこんな時間か、そろそろ飯にしようか」

 

「賛成ー!お腹ペコペコ」

 

「確かにお腹減ったな!」

 

「そうだね、もうこんな時間なんだ」

 

「少し白熱しすぎたかな」

 

「これは少しなのか?まぁ良いやカレーを作り置きしてあっから食おうぜ」

 

「「「「はーい!」」」」

 

カレーの準備をしようと、動き出そうとした瞬間、上の階から。

 

「キャーーー!、ミユちゃんが私の隣に!何で!?いえ、そんな事はどうだって良いわ、これで今度こそミユちゃんを誰にも邪魔されずn」

 

「ミャーーーーーー!!」

 

「ギャー~~~~!!」

 

「「「「「・・・・・・・」」」」」

 

 

 

と言う感じのコントが行われたのだった。

 

 

ちなみにお隣さんから怒られたのは言うまでもない、特に最後の友希那のやつがダメだったらしい。

 

 




「あなたの後ろに這い夜こn、え?ダメ?大丈夫だって、バレなきゃ犯罪zy、え?もうバレてる?・・・・・・・・ハイどうも!テンツクです、今回もあとがたりのコーナーをやっていきましょう!今回のゲストはこの方です!」

「えっと、どうも、ハローハッピーワールドの、奥沢美咲です」

「はい、と言う事で、問題児グループのハロハピの中の常識人の奥沢美咲ちゃんです!何かご質問はあるでしょうか?」

「じゃあ、薫さんの喋り方って、あってます?」

「あってるかどうかは分からないんですよね、こんな感じかなーって感じでやってるので」

「そっか、あともう一つ、最初の方で絵文字使ってたと思うんですけど?」

「うん、最初は使ってたんだけどね、あるお方から絵文字は違くね?ってな感じでご指摘をいただいてね、まぁ確かに小説に絵文字は違うかなーって思って、そこからは無くしたよ」

「ってことはこの先も」

「そうだね、とりあえずは使わないかな、まぁ絵文字も良いって言う人がいれば、もしかしたら入れるかもしれないけどね」

「なるほど、私からは以上で」

「はいっと言う事で、以上!今回のあとがたりのコーナーでした、ゲストの奥沢美咲ちゃんでしたー!、今回はありがとうね」

「いえいえ、またよかったら呼んでくださいね」

「もちろん!っと言う事で、今回はここまで!せーの」

「「さよーならー」」


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68話

ブレイズ2369さん、☆9評価ありがとうございます!


その後夕食をみんなで済ませ、今はみんなでソファーに座りながらテレビを見ている、ちなみにリサと巴が俺の隣に座り、リサの横に友希那、巴の横に薫が座っている、え?つぐみはどこだって?それはな・・・・・俺の足?膝?の上に座ってるよ、ビックリしたよ、俺が座った後にリサと巴が来て、その後に友希那、と薫が座った、まぁここまでは良いよ、その後だ、つぐみがしれっと俺の所に来て、「よいしょ」って言ってすーっと座ってくるんだぜ、あの時は俺を含め、みんなポカーンとしてたからな。

 

とりあえずどく様子もないようなので、ぬいぐるみ感覚で気にしないことにした、ちょくちょくリサと巴がこっちを見て来る時があるけど、気にしないようにしていた。

 

ちなみに今テレビは動物番組が写っており、今日に限っては猫の特集でいろんな猫が出てくるため、友希那が画面にへばり付いており、テレビ画面の半分はほぼ友希那化となっていた、それって逆に見えなくね?

 

そんなこんなしていたら、少し遅めの時間になったので。

 

「お前ら風呂に入って来いよ」

 

「あ、確かに、もうこんな時間なんだ」

 

「テレビに集中しすぎたな」

 

「んみゅ~」

 

「つぐみちゃんに至っては寝てしまっているね」

 

「あ、いつのまに、つぐみ起きろ」

 

「ん、どうしました~?」

 

「みんな風呂入るからお前も入ってこい」

 

「ふぁ~~い・・・」

 

「巴頼むな」

 

「はい」

 

「ほら友希那、お風呂入るよ」

 

「私は良いわ」

 

「そんな事言わないでさ、行くよー」

 

「別に一日ぐらい大丈夫でしょ」

 

「もーそんな事言ってー」

 

「別に入らなくても良いが、そんな状態でミユには近づくなよ、触れ合うの禁止な」

 

「なにしているの!?早く行くわよ!」

 

「あ!ちょっと友希那ーー!」

 

「・・・・・・お前は良いのか?」

 

「いや、私もいただくとするよ」

 

そう言って、女子は風呂へと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~女子side~

 

風呂場に着いた女子五人は、その風呂の大きさに驚いていた。

 

「えっと、ここ、だよね?」

 

「え、ええ。そのはずよ」

 

「し、しっかし、これは」

 

「う、うん」

 

「これには、さすがに驚いたね」

 

 

「「「「「・・・・・・・」」」」」

 

「とりあえず体洗って、入ろっか」

 

「「「「賛成」」」」

 

その後五人で洗いっこをしながら体を洗いながして。

 

「それじゃあ行くわよ」

 

「う、うん」

 

「「「・・・・・」」」

 

「せーの」

 

友希那の掛け声とともに、五人は一斉に風呂に浸かった。

 

「「「「「ハァ~~、気持ちいい~~」」」」」

 

五人はその広い浴槽に体を伸び伸びと伸ばし、リラックスをしていた。

 

「なにこれ、気持ち良すぎるよ」

 

「ええそうね」

 

「実際入ってみると、本当に大きいよな」

 

「そうだね、どこかの旅館に来てるみたい」

 

「そうだね、一度こころの別荘にハロハピのみんなで行ったのだが、それぐらい大きいかもね」

 

 

「「「「「「ハァ~~~」」」」」

 

「ねえねえみんなは結城さんの事どう思ってるの?」

 

「どうしたのよ、いきなり」

 

「だってさ、こんな機会ってあんまないじゃん?だからさ、いい機会だから聞いてみようかと思ってね」

 

「そう言うリサはどうなのよ?」

 

「あたし?あたしは大好きだよ!」

 

「「!!」」

 

「まぁそれは見ていれば分かるのだけども」

 

「そう言う友希那はどうなの?」

 

「私?嫌いではないわね、もちろんだけども、好きではあるけども、多分リサのとは違うのだと思うわ」

 

「そっかー、多分それは薫もそうじゃない?」

 

「そうだね、あっているよ」

 

「巴とつぐみはどうなの?」

 

「あたしは・・・」

 

「私も大好きです!リサさんと一緒で」

 

「つ、つぐ!?」

 

「ほれほれー、後は巴だけだよ」

 

「うぅ~~、ああ好きだよ!・ぶくぶくぶく・・・」

 

「あはは、恥ずかしがってる!」

 

 

 

そんな感じで五人はお風呂を楽しんでいたのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~結城side~

 

五人が風呂に行った後、結城はソファーに座ったまま、テレビを見ていた、すると携帯が鳴り。

 

prrr

 

電話に出ると、姉貴からの電話だった。

 

「はい?どうした?」

 

「あ、結城、日曜日暇かしら?」

 

「日曜?いんや、暇だが」

 

「ならさ、ちょっと手伝ってほしいんだけど?」

 

「手伝い?ドッキリの間違いじゃねーのか?」

 

「今回のは本当よ」

 

「へー姉貴が俺にねー、それで?何をやるんだ?」

 

「結城は今の意時期って言ったらどうする?」

 

「今の時期か・・・・梅雨とかか?」

 

「ああー確かにそれもあるわね、でも今回はそれじゃないんだよね」

 

「じゃないとなると・・・ジューンブライドか?」

 

「そう!それよ!」

 

「もう結婚してるじゃねーかよ」

 

「違うのよ、今回はね、私はカメラマンの方をやらせもらうのよ、新しくオープンするところでね、是非って言われたから、引き受けたのよ」

 

「なるほどな、それで俺に?」

 

「結城だとやり易いからね、カメラマンなんて初めてやるからね、どうせだったら知り合いとやりたいじゃない?」

 

「まあ確かにな」

 

「でしょ?だからお願いしたんだけど、どう?」

 

「ああ良いよ、手伝うよ」

 

「ホント!?ありがと」

 

「俺って事は新郎役だろ?相手はいんのかよ?」

 

「いないわよ」

 

「は?いないって」

 

「相手役の人を結城に選んでもらおうかと思ってね、ほら、知らない人とやるよりは、知ってる人の方が良いじゃない?」

 

「まぁ確かにな」

 

「でしょ?」

 

「そんじゃあ俺が見つけてつれてこれば良いのか?」

 

「うんそう、お願いねー」

 

「へいへい」

 

「それじゃあ決まりったことで、またいろいろ分かり次第、連絡するわね」

 

「了ー解っと」

 

「それじゃあ日曜日よろしくねー、バーイ」

 

そう言って姉貴は通話を切った。

 

 

そしてちょっとして。

 

「相手役探さねーとな、あ!人数聞くの忘れてた、まー、3~5人ぐらいで良いだろ。

 

 

 

それを決めて、誰を連れて行くのかを考えるのであった。

 




「あとがたりのコーナー・・・・・っはい、どうもテンツクです!今回のゲストはこちら!」

「白鷺 千聖です!パステルパレットでベースしています、今回はよろしくお願いいたします」

「はい、っと言うことで今回のゲストは白鷺千聖ちゃんですー」

「それじゃあさっそくうP主さんに質問です!」

「はいどうぞ!:

「次のお話はブライダルって事で、良いのか?」

「ええ、そうですよ」

「お相手はどうするの?」

「そうだなー、俺が独断で決めるか」

「活動報告でアンケートを取るかのどちらかね」

「どっちが良いって、聞かんでも分かるか」

「もちろん、そんなのアンケートを取って、視聴者さんに決めてもらうに決まっているじゃないのよ」

「ですよねー」

「っと言う事で、今回もやらさせていただきますので詳細は活動報告のほうで、前みたいにやっておきますので、よろしくお願いします!」

「お願いいたします。」

「以上、あとがたりのコーナーでしたー、白鷺千聖ちゃんでしたー」

「ありがとうございました、また呼んでくださいね」

「もちのろんよ、てなわけで、せーの!」

「「さよーーーならーーー」」


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69話

姉貴からの連絡から数日、今俺はCIRCLEに来ていた、何故来たのかと言うと、あの電話の相手を考えた結果、何人か思い当たった子がいたからだ、と言っても、ここにいるのかどうかは分らんのだがな。

 

「おっす、まりな」

 

「あ、結城君、どうしたの?」

 

「ちょっと人探しをな、今日は誰か来てるのか?」

 

「今はみんな来てるよ、今は合同バンドの練習してるよ」

 

「合同バンド?」

 

「うん、近々ねパスパレのライブがあるんだけど、そこでもう一回みんなでやらないかってなったみたい」

 

「へー、結構大きめの感じなのか?」

 

「そうみたい、詳しい事はそこまで聞かされてないからなんとも言えないけどね」

 

「へー、それはそれは」

 

「どうする?会って行く?」

 

「ああ、ちょうど探し人も居るみたいだしな」

 

「探してるのって、彼女達なの?」

 

「そ、ちょっと訳ありでな」

 

「そうなんだ、もうすぐ時間で終わるから、行こっか?」

 

「そうだな」

 

俺とまりなはあいつらのいるスタジオへと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

スタジオ前に着いた所で、ちょうど曲が終わったみたいだ、タイミング良過ぎねーか?まあいいや、中に入るためにまりなが扉を開けて、中に入って行ったので、後に着いて俺も中に入った。

 

「みんなお疲れ様!」

 

「「「「「「お疲れ様です!!」」」」」」

 

「うん、順調に進めてるかな?」

 

「バッチリです!」

「バッチリよ!」

 

「「はいはーい、うるさいから引っ込んでよーねー」」

 

そう言って有咲と美咲は香澄とこころの首根っこを掴みながら奥へと引きずって行った。

 

「まりなさん、何かありましたか?」

 

「んー、私と言うよりはこっちかな」

 

「「「「「こっち??」」」」」

 

そう言ってみんながこっちを一斉に見て。

 

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

しばらく固まった後。

 

「「「「「キャ、キャーーーーーーー!!」」」」」

 

「ギャーーーー!!」

 

悲鳴にも似た、いや、むしろ悲鳴か、を全員であげたものだから、鼓膜がやられそうになった、流石にこの人数ではヤバい。

 

「ゆゆゆゆ、結城さん!!??」

「あば、ああああああ」

「えっと、そっと、こっと、えっと」

 

などと訳の分らん造語がいっぱい出てきて、スタジオ内はカオスな空間になっていた。

 

「俺外に出てるから、落ち着いたら呼んでくんねー?」

 

「そうだね、ここは一回そうした方が良いかも」

 

まりなの返事を聞き、俺は外に出て行った。

 

 

~数分後~

 

「結城君、もう良いよ」

 

「おう」

 

まりなからOKが出たので、俺は再び中へと入った。

 

「もう良いか?」

 

「「「「「大丈夫です!!」」」」」

 

「そうかい、なら良かったよ

 

「結城さん、今日はどうされたんですか?」

 

「ちょっと野暮用でな、人探しをな」

 

「「「「「人探し??」」」」」

 

「ここに来たって事は、私達に用が?」

 

「そう、ちょっと手伝いをお願いしたくてな」

 

「手伝い、ですか?」

 

「そ、実はな」

 

俺は撮影の内容の事だけをみんなに説明をした。

 

「「「「「ブライダルの撮影!!??しかも京香さんがカメラマンを!!??」」」」」

 

「そ、それで、その新婦役?を頼みたくてな」

 

「それは私達全員何ですか?」

 

「いや、全員だと、数名は撮影にならなさそうだからな、俺が選んだ、まぁやるかやらないかは本人次第だがな」

 

「それで、結城さんが選んだのって、誰なんですか?」

 

「ああ、それは・・・」

 

「「「「「それは・・・」」」」」

 

「7人いてな、言っていくと、紗夜、燐子、蘭、つぐみ、彩、麻弥、美咲の7人だ」

 

「私ですか!?」

「わ、私!?」

「あたしなんだ?」

「私も!?」

「やった!」

「自分っすか!?」

「私!?」

 

「この7人はどうしてだったんですか?」

 

「ああ、それはなアンケー、ゲフンゲフン、この7人なら撮影がスムーズにいきそうだからな、リサとか、沙綾とかも考えはしたけど、沙綾は前に一回やったんだろ?」

 

「ええ、前に一度、させてもらいました」

 

「それに、何か似合いそうだから選んでみた」

 

「それは麻弥ちゃんもって事ですか?」

 

「ちょっと千聖さんどう言う事っすか!?」

 

「麻弥は、麻弥は・・・分かるだろ?」

 

「なるほど、そういう事ですか、納得です」

 

「今の会話で何を納得したんっすか!?」

 

「それはな」

「それはね」

 

「「・・・・ふふ・・・」」

 

「何なんっすかその不気味な笑みは!?」

 

「それでさ、新婦役は7人だけどさ、その相手の新郎役は誰がやるの?京香さんがカメラマンって事は、プロの人が?」

 

「まぁリサの思ってる事はみんな思うだろうな」

 

「違うんですか?」

 

「ああ」

 

「それじゃあ誰がやるの?あたしあんまり知らない人とはあんまりなんだけど」

 

「ああ、それに関しては気にしなくていいぞ」

 

「じゃあ誰がやるの?」

 

「俺」

 

「「「・・・・・え??」」」

 

「ん?」

 

「え?もしかして今結城さん、自分って言いました?」

 

「ああ言ったぞ」

 

「って事は私達の相手役って、結城さんなんです?」

 

「ああ、ダメか?」

 

「「「「「・・・・・」」」」」

 

「?」

 

「燐子、燐子はこういうの苦手だったよね、代わりにやってあげるよ」

「え?え?い、今井さん!?」

「紗夜、変わりなさい」

「湊さん、何かニュアンスが違いますよ?」

「蘭の所ってこんな感じの事、確かダメだったよね、だから代わりに私が代わってあげるよ!!」

「いや、良いよ、私がするから」

「つぐも苦手だったよな!?あたしが代わってやるよ!」

「嫌だ!私がする!」

「彩さん!代わってください!」

「嫌!こればかりはイヴちゃんの頼みでもダメ!」

「麻弥ちゃん・・・分かってるわね?」

「なんか千聖さんが怖いんですけど!?」

「美咲ちゃん?・・・・」

「花音さん・・・・」

 

「みんなどうしたんだろ?」

 

「香澄は気にしなくても良いよ」

 

「てか問題が増えるから、お前は黙ってろ」

 

「お腹減った」

 

「おたえちゃん」

 

 

「なんか大変な事になっちゃったね」

 

「そうだな、こんな感じになるとは思わなかったな」

 

「「あはは・・・・」」

 

「「「「「・・!・・!・・!!」」」」」あーだこーだ

 

「お前らー」

 

「「「「「・・!・・!・・!」」」」」

 

「ダメだこりゃ、沙綾、有咲」

 

「「はい?」」

 

「とりあえず、用件は伝えたから、俺は帰るとするよ」

 

「「そうですか、分かりました」」

 

「それじゃあ行くわ、決まったら連絡してきてくれって言っておいてくれ」

 

「「分かりました!」」

 

「まりなも邪魔したな」

 

「ううん、そんなことないよ」

 

「それじゃあ行くわ、またたまに来るよ」

 

「うん、待ってるよ」

 

「お前らもライブ頑張ってな」

 

「「「「はい!」」」」

 

「あと有咲、香澄の奴、お前のであろうキーボードで何やらやってるぞ」

 

「え?あ!香澄てめえ!!」

 

「あはは、香澄らしいね」

 

「香澄ちゃん」

 

「それじゃあな」

 

「「「はい!/うん!」」」

 

後の事を沙綾、りみ、有咲、まりなにまかせて、俺は帰った、え?なんで他には言わないのかって?だって後は香澄に、たえに、あこに、日菜に、モカ、こころ、はぐみ、薫だぜ?・・・・・・・無理だろ、てな訳で、彼女達に頼んだんだよ。

 

 

 

 

 

その夜に7人から連絡が来て、手伝いの件はOKを貰えた、なんとか他のメンバーを振り切ったらしい、これで何とか人は揃ったな、後は当日を待つとしますかな。

 




「はーいどうもーテンツクです!やってきましたあとがたりのコーナー!今回のゲストはこちら」

「どうも!、パステルパレットでドラムやってます、大和麻弥です!」

「はいって事で今回は麻弥ちゃんをゲストにお送りいたします、前回のアンケートにご協力いただいた方、ありがとうございました!!」

「今回の新婦役はみなさんのアンケートの結果で決まったんですよね?」

「そうだよー、本当は5人の予定だったんだけどね」

「票が一緒だったんですか?」

「そうそう、麻弥ちゃんと彩ちゃん、燐子ちゃんが、同じ票で、残りの1枠だったんだよね、どうしようか考えたよね」

「それはその三人を入れるか、入れないかって感じっすか?」

「そうそう、最初は4人にして、その三人は後のイベントで出そうかって考えたんだけどね」

「でも今回全員出したんですね」

「まぁ良いやみんな見たいって言ってくれたんでね」

「みなさんありがとうございます!」

prrrr♪

「「ん?」」

prrr♪

「出たら?」

「それじゃあお言葉に甘えて、はい?」

「ワタシメリーサン、イマイリグチニイルノ」

「「・・・・・」」

「ワタシメリーサン、イマカンナイニイルノ」

「「・・・・」」

「ワタシメリーサン、イマ、アナタタチノ、ウ・シ・ロ・ニイルノ」

「「・・」」ギギギギギ

「ワタシチサトッテイウノ・・・ワカルワネ」ニコッ
/
/
ギャー~~~~~~!
\
\



そんなこんなでこれからもこの小説をるん♪って感じでよろしくね♪♪


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70話

ハクアхорошоさん!☆10評価ありがとうございます!

ワッタンさん!☆9評価ありがとうございます!


あれから日がたち、今日はついに撮影の日になった、今俺は新しく出来たという、ブライダル場に来ている、俺が誘ったみんなも一緒に会場に来ている。

 

「ここが姉貴の言ってた場所か」

 

「良いところですね」

 

「そうだね、綺麗な所だね」

 

「こんな所で撮影をするんだね」

 

「そうっすね、何か緊張しますね」

 

「た、確かに、緊張、します」

 

「こんな所でやるんだーすごいね」

 

「そうだね、この場にこころがいなくてホントに良かったよ」

 

などと各々感想を言っていると。

 

「結城ー!それにみんなー!」

 

そう言って姉貴が声をあげながらこちらに来た。

 

「姉貴、こんなけ集めたら大丈夫だろ?」

 

「もうバッチシ!!それじゃあ早速始めたいからさ、みんなは中に入ったら右に行ってね、結城はその逆ね」

 

「あいよ」

「「「「「「はい!」」」」」」

 

姉貴に言われた通りに分かれ、俺も用意された衣装に着替える事にした。

 

「タキシードなんて初めて着るな、当たり前だけど」

 

「良く似合ってますよ」

 

「そうですか?まあ似合ってないよりかは全然良いかな、それで、着替えたまでは良いですけど、この後ってどうするんですか?」

 

「一応、一連の流れを彼女達と代わり代わりにしていくって感じですね」

 

「なるほど、それはここからになるんですか?」

 

「いえ、一度新婦役の人とはお互いに会ってもらいます、お互いにお披露目会みたいな感じですね」

 

「なるほど」

 

「それでは行きましょうか」

 

「ええ」

 

そう言って俺はスタッフの人の後をついて行って、あいつらのいる部屋に向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

スタッフさんの後に着いて行くと、そこにはドレスに着替えたみんながいた。

 

「おおーー」

 

俺は素直に関心していた、みんな正直に言って似合っているのだから。

 

「あの!結城さん、どうですか?私のドレス姿は」

 

「似合ってんじゃん、彩にしては」

 

「あー!そう言う事言わないでくださいよー」

 

「はは、嘘嘘、似合ってるよ」

 

「そうですか?えへへ////」

 

彩の着ているドレスは、さっき見本を見せてもらった時に見た、たしかスレンダーラインって言うドレスだったはず、確かに彩に合ってるな。

 

「あたしらはどうかな?」

 

「蘭とつぐみか、お前らも良い感じに似合ってるぞ、しかし蘭は意外かな」

 

「そうかな?」

 

「なんか勝手なイメージだが、ドレスより和装?袴?みたいな感じがするんだよな」

 

「あ!それ分かります!蘭ちゃんはそっちも似合いますよ!」

 

「ちょ、ちょっとつぐ」

 

「つぐみのそれはなんかイメージ通りって感じかな」

 

「だよね、あたしもこれだと思った」

 

 

蘭が着ているドレスは、たしかAラインってやつだったかな、たしか一般的なやつだったかな?

つぐみが着ているのは、ミニ丈のドレスだ、これはなんかは分らんがつぐみにピッタリだな。

 

「あの、変じゃないでしょうか?」

 

「全然似合ってんぞ、しかし」

 

「どうかしましたか?」

 

「いやな、二人とも歩きにくそうだなっと思ってな」

 

「た、たしかに・・少し歩きにくくはあります」

 

「だよなー」

 

紗夜が着ているやつは、マーメイドラインで、燐子のが、ロングトレーンってやつだったはず、こんなんもあるんだと思ってたからな。

 

「二人はそれで大丈夫そうか?」

 

「「はい!」」

 

「そうか、まあなんかあったら言いなよ」

 

「はい」

 

「あのー、私と麻弥さんの感想もいただきたいんですけど」

 

そう言って来たのは美咲と麻弥だった。

 

美咲のドレスはエンパイアラインって言うどれすだったはず、そんで麻弥が来てるのはプリンセスラインって言われているドレスだったはず、みんなホンマに似合っているな。

 

「二人とも似合ってるぞ、良い感じじゃん」

 

「結城さんのタキシード姿もお似合いですよ」

 

「そうか?」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

「それじゃあみんなのお披露目も終わったところで、撮影しよっか!」

 

「「「「「「「はい!」」」」」」」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それからまた分かれて、準備をし式場の前の前の入り口へと行くと、そこには美咲がいた。

 

「最初は美咲か」

 

「どうやらそうみたいですよ」

 

「まあよろしく頼むは」

 

「こちらこそ」

 

そう言って俺は美咲の隣へと歩いて行った。

 

 

 

 

それから他のみんなの準備も終わったみたいなので、撮影が開始となった。

 

撮影が開始され、まずは俺と美咲が腕を組みながら、ゆっくり歩いて、祭壇?の前の階段前まで行き、その次は麻弥だった、そこからは麻弥⇒蘭⇒燐子⇒彩⇒つぐみ⇒紗夜の順番になり、それぞれがそれぞれで、やっていき、無事に何とか撮影はOKが出されたのだった。

 

撮影が終わった後は少しだけのドレスの貸し出しをしてもらい、いろんなシチュエーションで、この感じを他の事をやっていたのであった。

ちなみに一番してほしいかった事は、お姫様抱っこだった、何かみんなにしてくれって言われたから、一応やりはしたけどな、それにしてもみんなやってあげたら、全員が携帯で写真を撮っていた、まあこんな機会滅多にないからな、いい記念になるんじゃないだろうか。

 

 

 

その後はみんなで片付けや、着替えをすませて、撮影は終わったのであった。

 




「あとがたりのコーナー、今回のゲストはこの方」

「ど、どうも、松原花音です」

「はい、と言う事で、今期のゲストは花音ちゃんです!よろしくねー」

「よ、よろしくお願いします」

「というわけで、今回花音ちゃんをお迎えしてお送りするのはこちら!」

「ふえ!?えっと、この小説のUA数が90000を超えました、みなさん、ありがとうございます!・・これで大丈夫ですか?」

「バッチリ!ってな訳で、今回UAが90000を超えましたので、この場を借りて、お礼を言わせていただきます、本当にありがとうございます!これからも、こんな感じの内容でやっていきますので、みなさんよろしくお願いいたします!あ、あと、みなさんからの評価や感想などもお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします」

「よ、よろしくお願いいたします」

「という事で、今回はここまで!以上うP主のテンツクと!」

「松原花音でした!」

「それじゃあせーの」


「「さよーならー」」


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71話


小傘さん!ワッタンさん!ブラジロさん!☆9評価ありがとうございます!


ここは花園ランド、うさぎに囲まれた夢のような夢の国、ここでは街を歩けば、そこら中にうさぎがいる、こんな夢のような場所があって良いのか、否!あっていいのだ!そう、これは私のためにつくられた場所なのだ、ここにはおっちゃんを初め、えっちゃん、うっちゃん、いっちゃん、あっちゃん、他にも数えきれないほどのうさぎがいる、そんな花園ランドに今、まさに、危機が訪れようとしいている、そう、それは隣街を統べている、アリサ=イチガヤと言う女性がこの花園ランドを乗っ取ろうとしているらしい近々この花園ランドにやって来る、そしてそのままこの花園ランドを乗っ取ると言っているらしい、絶対にそんな事はさせない、否!させてはいけないのだ!

 

 

そしてついにこの日が来た、アリサ=イチガヤがこの花園ランドにやって来たのだ、私は入り口の門の前で151匹のうさぎとともに臨戦態勢をとっていた、そしてついにこの時が来たのだ。

 

 

「おい、貴様がここの頭か」

 

「私がここを守っている花園たえだ!この花園ランドはあなたには渡さない!」

 

「ほう、いせいだけは良いみたいだな、だがこれを見てもそんなことが言えるか?」

 

「そんなハッタリなんかに騙され・・る・・わけ・・が・・・」

 

「どうした?さっきまでのいせいはどうした?」

 

「・・・・・・・」

 

「だんまりか、まあ仕方がないがないだろうがな」

 

たえが見た光景は想像を絶するものだった、なんとアリサ=ガヤはなんと500、いや1000もの大衆を引き連れて来たのだ、そんな大衆を見て、たえがとった行動は。

 

「どうぞどうぞ、この花園ランドをご所望ですか?どうぞどうぞ、ご自由にして行ってください、あ!確かここをあなた様の国にするんでしたね、どうぞどうぞ、お譲りいたしますよ」

 

なんとあんだけ息巻いていたはずなのに、なんとあっさりと寝返ったのだった。

 

 

こうして花園ランドに無事平和が訪れたのだった!

                                      fin

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「と言うお話を考えてみたんだけどどうかな?」

 

「お前それを言うためにこんな時間に叩き起こしたのか?」

 

「・・・・・・・てへ☆彡」

 

「・・・・・」

 

ゴン!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「てな事があったんだよ」

 

「「あはは、それは大変でしたね」」

 

「おたえてめー!私をなんだと思ってやがる!」

 

「でたなアリサ=イチガヤ、あの時の恨み、晴らすべからず!」

 

「おたえのお話面白いね!」

 

「全っ然、面白くねーーーーよ!!」

 

「あはは、それで、何時に起こされたんですか?」

 

「4時だよ」

 

「でも4時なら特に気にする時間じゃないんじゃ?」

 

「昼の4時ならな、起こされたのは朝?の4時だ」

 

「「え!?」」

 

「しかもその話をしてる時のあいつの服装よ」

 

「どんな格好してたんですか?」

 

「おたえちゃんの事だからうさぎの格好ですか?」

 

「いや、某人気アニメの黄色いネズミの格好してたんだよ」

 

「「ええーー」」

 

「せめて言い放ってるうさぎにしろよとは思ったが、そん時はそれどころじゃなかったからな」

 

「確かにそんな時間に起こされたらそうですよね」

 

「おたえちゃんって結構積極的だね」

 

「やられてる側からしたらたまったもんじゃないがな、寝てたら腹辺りに跨って、腹パンされて、いきなりさっきの話しされるんだぞ?」

 

「「あはは、それは嫌ですね」」

 

「それに関して本人は悪気がないからそれもびっくりだ」

 

「天然でやりますからね、おたえは」

 

「まあそんな訳だから、俺は一眠りしてくるわ、とりあえず自由にはしてていいから、あのバカ二人を部屋に来ないようにしといてくれ」

 

「「分かりました、それじゃあ、あの二人を大人しくさせたら、私達もご一緒させてもらいますね」」

 

「あーはいはいご自由に、近所迷惑にだけはならないようになしといてくれな」

 

「「はーい!」」

 

そう言って俺はベットに戻って二度寝?をすることにした、ちなみに今の時間は朝の7時だ、てか今思ったけど、君らも朝早いね。

 

 

それから次に起きた時には夜の8時だった。    




「あとがたりのコーナー!」

「・・・・・・・・」

「・・・あとがたりのコーナー!今回のゲストはこの方」

「・・・・・・」

「えっと、あのー」

「正座」

「え?」

「せ・い・ざ」

「あ、はい」正座

「何日投稿遅くなった?」

「えっと、3,4日です」

「そうだよな?今まで何してた?」

「えっと、そのー」

「コ・タ・エ・ロ」

「あ、はい、えーっと、寝落ちです」

「は?」

「えっと寝落ちして投稿が遅れました」

「こんな作品なんかでも読んでくれている人がいるのに、遅くなった理由がそれか?」

「えっと・・・・・てへ☆彡」

「死ねーーーーーーーーーー!!」

「ギャーーーーーーー!!」

・ ・ ・ ・ ・ ・ 

「ほら、さっさと謝罪をしやがれ、投稿が遅くなったことと、今回の内容がいつも以上につまらなかった事とか、私のイメージを変にした事とかを」

「有咲ちゃん、もしかして気n」

「さっさとやれ」ニコッ

「はいー、ただいまー」



「えー、この度、投稿が遅くなった事、お詫び申し上げます、さらに今回、つまらない内容の投稿をしてしまい、申し訳ございませんでした、お詫びとしまして、有咲ちゃんの萌えボイスが収容されているCDを先着で20名の方にお届k」

「んなもんあるかボケがー!!」

「ギャーーーーーーー!!」

「ったく、ふざけた事ぬかしやがって」

「・・・・・・・・」チーーン

「えっと、今回アホうP主が投稿及び内容のしょうもなさを露見してしまい、申し訳ございませんでした、今後ともこの作品を読んでいただけるとありがたいです、よろしくお願いいたします、以上うP主代理の市ヶ谷有咲でした、それではみなさんさよーならー」

「・・・・・・・・」チーーン


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72話

ある日の事、街を歩いていると。

 

「お兄ちゃんー!」

 

っと声をかけられたので、後ろを見てみると、そこにはつぐみとひまりがいた、俺が二人に「よう」っと声をかけると、ポスッっと言う音とともに、二人が俺に抱きついて来た。

 

「おっと、どうした?」

 

「ひまりちゃんと遊んでたんだけど、そしたらお兄ちゃんを見つけたから声をかけたんだ!」

 

ちなみにこの二人は最近俺の事をお兄ちゃんと呼ぶようになった、最初はあのブライダルイベントの後につぐみからそう呼んで良いかと聞かれたので、OKと言ってやったのが最初だ、そこから次第にみんながそう呼ぶようになり、今では、つぐみ、ひまり、沙綾、彩、美咲、花音がお兄ちゃんと呼び、蘭、巴、リサ、燐子、千聖、イヴが兄さんと呼ぶようになった、他のみんなは今まで通り、名前呼びのままだ。

 

「今日は二人なのか?」

 

「うん、蘭ちゃんは友希那さんと何かするみたい、巴ちゃんは家族で旅行だって」

 

「モカは今バイトだよー」

 

ちなみに数名を除いては、みんな敬語なしで話すようになった、俺自身はもっと前からでも良かったんだけど、みんな抵抗があったらしく、そうはいかなかったけど、今ではみんなこんな感じで話すようになった。

 

「つぐみは店の方は良いのか?ひまりもバイトはないのか?」

 

「今日うちは定休日で休みだよ」

 

「私も休みだよ!」

 

「そうなのか」

 

「お兄ちゃんはどうしたの?」

 

「いや、特に何も、暇つぶしにぶらぶらとしてたところだ」

 

「「それじゃあ私達と遊ぼ!」」

 

「お、おう良いぞ」

 

「「やった!」」

 

「そんじゃあまずは飯にしよーぜ」

 

「「はーい」」

 

俺たちは昼食の場所を探すことにした。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

探した結果、ひまりのバイト先のでもあるファーストフード店に決まった、俺達は店に入った。

 

「「いらっしゃいませー」」

 

中からは知ったような声が聞こえてきた。それもそのはず、レジ居たのは彩と花音だったのだ。そういや前に来た時も一緒だったような… いや、あの時は確か彩じゃなくてひまりだったか、まあそんなことはどうでも良い。それより順番的にはレジは花音の方になりそうだな。

 

「いらっしゃいませ!こちらでお召し上がりですか?」

 

「ああ」

 

「ご注文は何になさいますか?」

 

「えっと、これのセットと、これの・・ってどうしたその顔、すごい顔になってるぞ」

 

「あ!ごめんなさい、これのセットですね、他にご注文はございますか?」

 

「あ、ああ、これとこれのセットを」

 

「お飲み物はどうしますか?」

 

「えっと、これとこれ二個で」

 

「以上でよろしいでしょうか?」

 

「はい」

 

「以上で1500円になります」

 

「ちょうどで」

 

「1500円ちょうどですね、少々お待ちください」

 

少し待つと、注文の品が来たので、それぞれ受け取り、空いてる席を探した。探していると、ある席に見知ったやつがいた。

 

「美咲じゃねーか」

 

「あ、お兄ちゃん、それにつぐみとひまり」

 

「美咲ちゃんこんにちは!」

 

「やっほー!」

 

「その子は?」

 

「うちの妹です」

 

「美咲の妹か、こんにちは」

 

「こんにちは!」

 

「お兄ちゃん達は三人で遊んでたの?」

 

「いや、さっき偶々会ったんだよ、それでお互い暇だし遊ばねーかって話になってな、そんでとりあえずは飯にしよーぜってことで今に至る訳」

 

「そうなんだ」

 

「美咲は?」

 

「あたしたちはお母さんが急な用事で家を出ちゃって昼ごはん代は置いて行って貰ってたから妹に何が食べたいか聞いたらここが良いって事でここにしたんだ」

 

「そうなのか、相席良いか?」

 

「もちろん、むしろお願いしたいぐらいだよ、ささ、どうぞ」

 

そう言って美咲は奥にずれて人一人分のスペースを作ってくれたので、俺はそこに座った。

 

「「ああーー!」」

 

「うるせーぞ、周りの迷惑になるから静かにな」

 

「「はーい・・美咲ちゃんめ」」

 

「フッ」

 

今の席的にはこんな感じだ。

 

俺 美| |

ーーー| |

ーーー|壁|

ひ つ| |

 

 

てな感じだ、え?美咲の妹はどこだって?それなんだがな。

 

「なんで君は俺の足の上に?」

 

「かっこいいから!」

 

「いや、答えになってないからね、美咲?」

 

「えーっと、もしいいんだったらそのままでもいい?」

 

「いや、まー良いんだが」

 

「なんか憎めないね」

 

「そうだね、あれだけ良い笑顔されちゃうとね」

 

「腹減ったし、食おうぜ」

 

「「賛成」」

 

こうして美咲と美咲の妹を含めた五人で昼食を食べる事となったのだった。

 

 

 




「あとがたりのコーナー!今回のゲストはこの方」

「どうも、アフターグロウのギターボーカルの美竹蘭です、よろしく」

「はい、と言う事で、今回のゲストは蘭ちゃんです!何か聞きたい事とかありますか!?」

「それじゃあ質問なんだけどさ、ネタってちゃんとあるの?」

「♪~~♪~~」メソラシ

「こっち向きなよ、まあ何となくそんな気はしたけどね、これからどうするの?」

「それはこれから考える!」

「うP主の頭で思いつくの?」

「♪~~♪~~」メソラシ

「思い浮かばないんだ、それじゃあやる事は分かってるよね?」

「ははーー」ドゲザ


「と言う事だから、今からうP主から説明させるね」

「えーっと、と言う事で、詳細は活動報告の方をご覧くださいませ」

「と言う事らしいから、まあ見るか見ないかはみんなに任せるよ」

「はい、っと言う訳で、今回はここまで!さよーならー」

「それじゃあまたね」


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73話

今俺は街の方へと向かっている、それは何故かと言うと、昨日の事になる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~昨夜~

 

 

俺が自分の部屋でゲームをしていると。

 

prrrr

 

携帯が鳴りだした。俺は携帯を手に取って、画面を確認してみると、花音からだった。

 

 

「はい、もしもし?」

 

「あ、お兄ちゃん、今大丈夫かな?」

 

「ああ、平気だぞ」

 

「えっとね、お願いがあるんだけどね」

 

「花音が俺にお願い?」

 

「うん、明日って暇かな?」

 

「明日か?ああ暇だぞ」

 

「ホント!?」

 

「ああ、それで?どうしたんだよ?」

 

「うん、実はね、一緒に行ってもらいたい所があるんだ」

 

「行ってほしい所?」

 

「うん、それでね、明日良かったらどうかな?」

 

「ああ良いぞ、どこに行くんだ?」

 

「えへへ、秘密だよ」

 

「なんじゃそりゃ、まぁ良いや、それで?どっかに集まって行くのか、それか、どっちかの家に行くか?」

 

「えっと、それじゃあ、駅前に集合で良いかな?」

 

「駅前ね、良いぞ」

 

「よかった、それじゃあ11時に駅前で良いかな?」

 

「おう、11時な、了解」

 

「えへへ、明日、楽しみにしてるね」

 

「あいよ、それじゃあな」

 

「うん、また明日ね」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

てな事があってな、今は駅に向かう途中の所を歩いている所で、ここに来る途中ではぐみの店のコロッケを買って食べながら歩いているところだ。しかし相変わらず旨いよな。

 

そんな感じで歩いていると、駅に着いた。周りを見渡してみたが、花音はまだ来てないみたいだな、来るまで待ちますかね。

 

 

 

~数分後~

 

それから少し待っていると。

 

「お兄ちゃん!」

 

っと呼ばれたので、振り向いてみると、息を切らして、走ってきました感を前面に出している花音がいた。

 

「おう、とりあえず落ち着け、ほれ、これ飲みな」

 

「はぁ、はぁ、あ、ありがとう」

 

そう言って俺から飲み物を受け取った花音は一気に飲んでいき、ペットボトル半分以上を一気飲みした。

 

「そこまで喉渇いてたのか、とりあえず、息整えるために深呼吸しな」

 

「う、うん、ヒーヒーフー、ヒーヒーフー」

 

「花音それ深呼吸ちゃう、ラマーズ法や」

 

「あ、そうだね、スーー、ハーー、うん、もう大丈夫」

 

「そうか、それにしても随分急いでたんだな?」

 

「えへへ、お兄ちゃんが見えたから、急いで来ちゃった」

 

「それで息切らしてたら元も子もねーだろーよ」

 

「そうだね、えへへ、次からは気をつけます」

 

「そうしてください、大丈夫そうなら行くか?」

 

「うん!行こう!」

 

そう言って俺達は歩き出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それからしばらく歩いていると、花音が立ち止まり。

 

「お兄ちゃん、ここだよ」

 

「ここって、映画館?」

 

そう俺たちが来た場所は映画館だった。

 

「映画館か、花音が映画みるのか、なんかいがいだな」

 

「うん、私もあんまり来ないんだけどね、千聖ちゃんにこの映画は一度見た方が良いって言われてね、どうせだったらお兄ちゃんと見たいなーって思ってね」

 

「なるほどな、それじゃあ見る奴も決まってるんだな?」

 

「うん、そうだよ」

 

「へー、千聖おすすめか、どんな映画なんだろうな」

 

「千聖ちゃんが言ってたのは、恋愛映画だって」

 

「恋愛映画か、・・・・うん」

 

「どうかした?」

 

「いいや、なんでも、それじゃあチケット買いに行くか」

 

「うん!」

 

俺達はチケット買いに売り場へと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

チケットを買い、会場に向かう途中で飲み物と、ポップコーンを買ってから会場へと入った。ちなみにポップコーンは一つだけだ。花音にいらねーのかって聞いたら、「お兄ちゃんと一緒に食べたいから」って言われたので、一つだけにした。そうして会場に入った俺達は番号の席に座り、始まるまで、雑談をしながら待つことにした。

 

 

~十数分後~

 

あれからしばらく待っていると、会場のライトが消え、スクリーンから映像が流れ始めた。

 

「始まったな」

 

「うん」

 

俺達は静かに映画を見る事にした。

 

あ、ちなみに映画の内容は、高校2年の女の子が、その見た目から、(リ〇グの某キャラ?)と呼ばれていて、誰からも話しかけられないまま、時が過ぎていき、ある日の出来事から、クラスのイケメン君と仲良くなっていくって感じの内容だ。

 

 

~数十分後~

 

それから黙々と映画をポップコーンを食べながら、見ていた映画も多分終盤らへんだろうかと思う。主人公の女の子と、クラスの中のイケメンがデートをしており、今はお互いに家に帰るために、分かれ、帰ろうとした瞬間、イケメン君がその女の子にキスをしたところだ、俺はこころの中でへーーすげーな、っと思いながら見ていた。ふと花音の方を見てみると、目を両手で隠して、口をあわあわさせていた、よく見ると、手の隙間からきっちりと映画は見ているようだ。

 

 

~さらに数分後~

 

『俺と付き合ってください』

 

『はい』

 

『『『わーーーーー!!』』』

 

みたいな感じで映画は終わり告げた。あ、ちなみに実際はもっと濃い内容だからな。俺の頭ではこれが限界何だろう…え?メタい?仕方ないじゃんか、詳しく書けない俺が悪いんだから、まあそんな感じで映画を見終えて、今俺達は映画館の入り口に出てきており、他のお客さんも口々に『あの子かっこよかった!』とか『あの女許すまじ!』なんて言っている人もいたがみんないろんな感想を言いながら出て来ていた。俺達はと言うと。

 

「良かったな」

 

「そうだね、千聖ちゃんが言ってただけあったね」

 

「それにしても・・・・・・お前さん顔真っ赤だな」

 

「ふぇ!?」

 

「そんなにあのキスシーンが恥ずかしかったか?」

 

「ふぇ、えっとーー(言えないよー、あのシーンの所だけ、私とお兄ちゃんを思い浮かべてたなんて)」

 

 

「どうかしたか?」

 

「う、ううん、何でもないよ」

 

「そうか?まぁ良いや、これからどうする?」

 

「えっと、お兄ちゃんが良いならまだ一緒にいたいかな」

 

「そうか、ならどっか行くか」

 

「うん!」

 

「さっきも思ったが、最近よく俺の腕に抱きつくよな?」

 

「えへへ、お兄ちゃんに抱きつくの気持ちいいんだ」

 

「そうか、まぁ良いや、、どこ行くよ」

 

「えっとね、・・・・・・・」

 

俺達は遊びの続きをすることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あれから花音といろいろ歩き回り、時間も良い感じにになったので、帰ることにして、花音を家まで送り届け、一人で帰っていると。

 

ポツ、ポツ、ポツ

 

っと雨が降り出してきた。

 

「うわ、マジか、さっきまであんなに晴れてたのにな、しかし、これは本降りになりそうだな」

 

そう思った俺は急いで帰ることにした。

 

 

 

 

~十数分後~

 

 

「やべーなこりゃ」

 

あれから急いで帰ったのだが、帰る途中で大降りになり、結構濡れてしまった。

 

俺はとりあえず体を温めるために風呂に入り、着替えて自室に戻ろうとしたところで。

 

 

ピンポーン

 

っと、チャイムがなったので、出てみると。

 

「はいはーい、どちらさんで・・・ってお前らどうした?」

 

そこに居たのはびしょ濡れになっていた美咲、巴、麻弥の三人が居たのだった。




「今回のあとがたりのコーナー!今回のゲストはこの方!」

「こ、こんにちは、ロゼリアでキーボードを担当してます、白金 燐子と」

「みなさんこんにちはー!えーーっと・・・」

「あ、ごめんね、君のいつもの感じの奴、どう書いたらいいか分かんなくてね、出来れば普通に話してほしいかな、視聴者さんがなにかいい感じの言葉をくれれば、差し替えからさ」

「あ、そうなんだ、だったら仕方ないですね、えっと、改めまして、ロゼリアのドラム担当の!宇田川あこです!」

「はいっと言う事で、燐子ちゃんとあこちゃんが今回のゲストですー!よろしくねー」

「よろしくお願いします」

「うんうん、それじゃあ、今回は何かあるかな?」

「えーっとね、今回の内容は、募集して送ってくれた内容でやったんですか?」

「うん、そうだよ、前回の時にネタを募集してね、送っていただいた方の内容の中に、今回参考にさせていただいた奴があってね、今回、そうしたんだ」

「良かったですね!」

「ホントだよ、正直こないと思ってたからね」

「ほ、他にもたくさん来ていたんですか?」

「そうだね、二人の方がいろいろネタを出してくれてね、それを参考にこれからはやっていくと思うよ」

「そうなんですか、私とあこちゃんのお話も」

「もちろんいただいてるよ、おいおい出来たらいいなーと思ってはいるよ」

「そうですか、頑張ってくださいね」

「うん、何とか内容を考えてみるよ」


「てな訳で、今回はここまで!今回はテンツクと!」

「燐子と」

「あこがお送りしましたー!!」

「それじゃあみなさんまたの機会にお会いしましょー、せーの」

「「「さよーならー!!」」」


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74話


月杜さん!☆9評価ありがとうございます!


チャイムが鳴ったので、出てみたら、そこには雨でずぶ濡れな、巴と美咲と麻弥がいた。

 

「お前らどうした?」

 

「「「えっと、あはは」」」

 

「ずぶ濡れじゃねー・・・か」

 

「お兄ちゃんどうかした?目何かつぶって」

 

「それは今のお前らの格好を見たら分かるよ」

 

「あたしたちの格好って・・・・・」

 

「分かったか?」

 

「「「うん/ああ/はいっす」」」

 

「まあなんだ、とりあえずうちに入りな、今タオル持ってくるから」

「「「はーい」」」

 

俺はとりあえず三人を中に入れるころにした。

 

 

 

中に入った俺はとりあえずタオルを持ってくることにした。

 

「今タオル持ってくるから待ったな」

 

俺はそう言って中にタオルを取りに行った。

 

 

 

「はいよ、とりあえずそれである程度は拭いておきな、それから風呂がまだあったかいままだからとりあえずは風呂に入って来な」

 

「はーい」

 

そう言って三人は体をタオルで拭いてから、風呂へと向かって行った、まあ場所は前回美咲が入ってるから分かるだろう、とりあえず俺はあの三人のとりあえずの代わりの服を探すことにして持っていくことにした。

 

 

 

部屋に戻った俺はとりあえず服をぶっしょくして一時しのぎの服を探して持っていくことにした。

 

「んんーー、あの三人には何が似合うかな」

 

 

一時的にとは言え、流石に変な格好はさせたくないからな、とりあえずいくつか見繕って、持って行って選んで貰おう、そう思いながら俺は風呂場へと向かった。

 

 

 

 

 

風呂場に着いた俺はさっさと服を置いてずらかろうと思っていた、まああの三人は女の子だし、お風呂も長いだろう、なーんて考えていた自分を殴ってやりたいね。

 

そう思いながら風呂場の扉を開けてみるとそこに居たのは。

 

「「「・・・・・・」」」

 

「・・・・」

 

「「「・・・・・・」」」

 

「・・・・」

 

「何か言いたいことは?」

 

「麻弥って意外と胸大きいんだな」バタン

 

そう言って俺は静かに扉を閉めた、いやね、俺の開けたタイミングとね、彼女達が出て来たタイミングがもののみごとにバッチリあっちゃったんだよね、だからねもう言わなくてもわかるのよね?そう!すっぽんぽんの彼女らを見てしまったのだよ。

 

すると、部屋の中からドタバタする音が聞こえてきた。

 

 

 

~数分後~

 

「もう大丈夫か?」

 

「「「う、うん」」」

 

「まあなんだ、後で謝るからとりあえずは服を着な、一応何種類かは持ってきたからさ」

 

「「「はーい!」」」

 

「あ、それってもしかしてお兄ちゃんの服?」

 

「ここには俺しかいないからな」

 

「「「どれがそうなの!?」」」

 

「今渡すから、ほれ、これだ」

 

そう言って俺は扉を少しだけ開けて、服を持ってる手だけを入れて、服を渡した。

 

「俺はリビングにいるから、着替えたら来てくれ」

 

「「「はーい」」」

 

それだけ言って俺はリビングへと向かった。

 

 

 

 

 

それからしばらく待っていると。

 

「兄さん、着替えたよ」

 

巴がそう言いながら入って来て、その後に続いて美咲と麻弥も入って来た。

 

「サイズはどうだ?」

 

「あたしはそこまで気にしないよ、でも二人は」

 

「「ちょっと大きいね/大きいっすね」」

 

「あはは、まあ今日だけそれで勘弁してくれ」

 

「うん、大丈夫、寧ろ嬉しいかも、お兄ちゃんの服を・・・・スンスン」

 

「こら、ニオイを嗅がないの、二人も何か」

 

「「・・・・・・スンスン」」

 

「ブルータス、お前らもか」

 

それからしばらく三人は俺の服のニオイを嗅いでいたとさ・・・・・って!こんなんでおわれるかー!

 

「はいはい、そこまで!とりあえずソファーに座ってな」

 

「「「はーい」」」

 

そう言って俺は三人を座らせて、飲み物を用意した。

 

「みんなココアでもいいか?」

 

「「「はい!」」」

 

俺はそれを聞いて、テーブルにココアを置き、三人を取り合え座るように言った。

 

 

三人が座ったのを確認して、俺も座り、とりあえず。

 

「さっきは悪かったな」

 

「まああれは仕方ないよ」

 

「そうっすね、結城さんは自分達のためにしてくれだけですしね」

 

「寧ろこっちはお風呂を借りてる身だしね、それにお兄ちゃんならいつでもウェルカム!」

 

「女の子が簡単にそんな事言わないの」

 

「でも気になるでしょ?」

 

「・・・・・・・さあどうだろうな」

 

「またまたー、まあ今回は麻弥さんのを見たから良いのかな?」

 

そう言って美咲は何故かガッカリしたようにうなだれていた。

 

「美咲はどうしたんだ?」

 

「あー、えーっと、多分ここかな」

 

そう言って巴は自分の胸の部分を指さした。

 

「胸?」

 

「ほら、さっき兄さんがさ、麻弥さんのを大きいって言ったじゃん、それを気にしてるみたいだよ」

 

「な!/////」

 

「やっぱり女性ってそこ気にするんだな」

 

「まあね、兄さんはどうなんだ?」

 

「俺?まあ確かに俺も男だからさ、見たりはするさ、でもそれで好き嫌いは違うかな」

 

「つまり結城さんはオッパイが大きいからって事で選んだりはしないと言う事っすか」

 

「まあな」

 

「なんかそれを聞いて安心したよ!」

 

「巴には言ったような気がしなくもないがな」

 

「そうだっけ?」

 

「ほら、前につぐみの店での事だよ」

 

「つぐの店で・・・・・・あ!・・///」

 

どうやら巴は前の事を思い出したみたいで、顔を赤くしている。

 

「それよりも今は三人の事だよ」

 

「「「????」」」

 

「なんで分からないかね、君たち帰らなくても良いのかい?」

 

「「「あっ」」」

 

「あって、とりあえずは連絡しときなよ」

 

「うん/はいっす」

 

そう言って三人は各々で電話をし始めた、そしたら美咲がこっちを向き。

 

「お兄ちゃん、テレビつけてもらっても良い?」

 

「はいよ」

 

そう言って俺はリモコンのスイッチを入れた、するとテレビ画面に映し出されていたのは。

 

【歴史的豪雨!】っと言う文字がでかでかと映し出されていた。

 

「あらま」

 

それを見た美咲は再び電話に戻り、すると三人は電話を終えて、こっちに戻って来た。

 

「どうだって?」

 

「帰れそうなら帰ってきなって感じだったね」

 

「うちも一緒だよ」

 

「自分もそうっすね」

 

「そっか、それじゃあ雨の具合を見ようかね」

 

そう言って俺はカーテンを開けてみると。

 

 

ザーーーーーーーーー!!!!!!!!

 

っと言う音と共に土砂降りな雨を見たのであった、それを見た俺は一言。

 

「今日は泊まっていきな」

 

「「「うん/はいっす」」」

 

 

てな訳で、急遽!麻弥と巴と美咲が家に泊まることとなったのでした。

 




「今回のあとがたりのコーナー!今回のゲストはこの方」

「やっほーみんなー、日菜だよー、パステルパレットのギター担当の氷川日菜だよ!」

「はい、てな事で、今回のゲストは日菜ちゃんです!よろしくねー」

「よろしくー」

「さて、早速だけど、なにか聞きたい事とかあるかい?」

「んー、そうだなー、あ!じゃあさ、目標みたいなのはあるの?」

「目標かー、まああると言えばあるよ」

「え!何々!?」

「そうだな、この作品の三つの100かな」

「三つの100?何それ?」

「まずは話数ね」

「うんうん」

「そんで次が評価の数ね」

「うんうん」

「そんでもって最後が感想の数だね!」

「そうなんだー、具体的な事はあるの?」

「そうだね、まあ話数は説明しなくても分かるじゃん?」

「そうだね」

「評価はそうだね、☆10と9評価を両方50ずつ獲得すること!」

「ほーーー」

「そんでもって最後が感想だね、って言ってもこれもあんまり説明は不要じゃないかな」

「そうだねー、でもさ、それで言ったらさ、あーとかうーとか言って貰ったらお終いじゃない?」

「・・・・・・は!そうだった!と言っても日菜ちゃんも分かってるんでしょ?」

「あはは!まあね」

「もちろんそん感じの感想ではではなくて、普通にこの作品の感想を色々な人からもらう事だよ」

「やっぱりそうだよね、でもさ、出来るの?」

「え?無理だけど?」

「やっぱり?」

「だってこの作品だよ?俺が書いちゃってるんだよ?つまらんでしょ」笑笑

「そこまで言うんだ」

「まあ良くて合計の評価数が100ってところじゃない?良くてね、多分いっても70ぐらいかな、感想もそうだね、30,40ってところかな」

「話数は?」

「話数はとりあえずいくと思うよ、ディーンさん、アグさん、鏡月紅葉さんからネタの材料をいただいたのでね、まあ後は俺の気持ちと頭の問題だね」

「忙しいの?」

「まあね、リアルの方が忙しくなりそうでね、もしかしたらさらに更新速度がさらに遅くなる可能性があるからね」

「そうなんだ、大変なんだね」

「まあ俺の事は置いといて、以上で良いかな?」

「うん、良いよー」

「そんなわけで、今回はここまで!以上テンツクと」

「日菜でしたー」

「それではみなさん次に会う時まで!」

「「さよーならー」」





「高評価やコメントをくれるとうP主が喜ぶよ!じゃーねー!」





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75話

あれから三人が泊まる用の部屋をある程度片づけて、今は四人で食事を食べている所だ。

 

「しっかし、災難だったな、急にどしゃ降りになって」

 

「確かにあの時は災難だったけど、結果的には私としては大満足だったけどね」

 

「そうだな、理由はどうあれ、兄さんの家に泊れるんだからな!」

 

「そうっすね、自分んも今回はラッキーでしたね」

 

「そうかい、まあ本人が言うなら別にいいけどさ、この後はどうするよ?」

 

「うーーん、なにしようか?」

 

「はいはい!大乱闘をやろう!」

 

「巴ホント好きだよな、まあいいけどさ、二人はどうする?」

 

「「やる!」」

 

「そうかい、なら食っちまうか」

 

「「「はーい」」」

 

 

 

 

 

それから飯を食い終え、今俺達はと言うと。

 

「おら!巴死ねー!」

 

「あ!兄さんバットはずr」

 

カキ―ン!!

 

「ああーー!!」

 

「麻弥さん、いざ尋常に」

 

「勝負!」

 

「・・・・・・」

 

「こら!ほい!」

 

「あ!ちょっと!これなら」

 

「二人とも」

 

「「何!?」」

 

「ボムh」

 

ドカーン!

 

「「ああー!」」

 

「いらっしゃーい」

 

カキ―ン!

 

 

【ゲームセット!】

 

「「ああー!」」

 

「ふースッキリしたぜ」

 

「終わってみれば兄さんの圧勝だったな」

 

「いやー最後のは気持ちよかったな」

 

「くそー麻弥さんとの一騎打ちに集中し過ぎて周りが全然見てなかった」

 

「ホントっすね」

 

こうして第10回戦の大乱闘が終了をしたのであった。

 

「さてと、もう良い時間になったし、後は寝るだけだな」

 

「「「そうだね」」」

 

「なら案内するからついて来てくれ」

 

そう言って俺達は二階に向かった。

 

 

 

 

 

「ここが今日泊まってもらう部屋だ」

 

「「「おおー!」」」

 

「狭いかも知れんが、三人だったら大丈夫だろうと思ってな」

 

「まあ確かに」

 

「それじゃあ俺は寝るとするよ、おやすみー」

 

「「「おやすみー」」」

 

そしてこの日はいろいろあったのでした。

 

 

 

 

~次の日~

 

 

 

朝目が覚めた俺は動けずに、金縛りにあったと思い目を開けてっ見ると、ドアップの美咲の顔がそこにはあった、さらに、両隣を確認してみると、巴と麻弥が、これでもかってぐらいの力で俺の腕を抱きしめていた、その結果、俺の両腕は血の流れが止まり、腕が動かせなくなっていた。

 

「んんっ、あ、お兄ちゃんおはよー」

 

「おはよう、とりあえずはいろいろ聞きたいんだが」

 

「なに?」

 

「お前ら三人は隣の部屋で寝ているはずだが?」

 

「うん、本当ならね」」

 

「は?」

 

「あの後あっちの部屋で三人でいろいろと話してね、それで話し合いの結果、お兄ちゃんと一緒に寝ようって話になってね、それでじゃんけんで勝った私がお兄ちゃんの上をゲットしたって訳」

 

「さようで、とりあえずは起きたいからどいてくんねーか?」

 

「うん分かった」

 

そう言って美咲はのそのそと俺の上からどいてくれた。

 

「巴、麻弥、起きろ!」

 

「「んんーーっ、あ、兄さん/結城さん」」

 

起きたか?とりあえず二人とも腕を離してくれ。

 

「朝飯作るから下に下りて顔を洗ってきな」

 

「「「ふぁーーーい」」」

 

そう言って三人はコテンコテンしながらも下に下りて行った、俺はとりあえず腕が治るまでじっとしていた。

 

 

~十分後~

 

あれから十数もかかった、どんだけ強い力でやってたんだ。

 

とりあえず、腕もマシになったので、動作確認をし、大丈夫そうなので、俺も下に下りる事にした。

 

 

 

 

下に下りた俺が見たのはものすごい光景だった、なんと三人が三人、下の廊下、リビングの床で、殺人後の死体みたいな恰好で寝ているのだ。

 

「お前ら起きろ――!!」

 

「「「zzzz」」」

 

起きなかったので、俺は冗談で。

 

「あー、寝てるんだったら朝飯いらねーんだなー、仕方ないよなー(棒)」

 

っと言ってみると。

 

「「「いる!いるいる!」」」

 

「お、おう、とりあえず顔を洗ってスッキリしてこい」

 

「「「はーーい!」」」

 

その後は三人が顔を洗っている間に朝飯の用意を済ませて、四人で朝食を食べて、昨日一応許可を経て洗濯をしておいた昨日の服を渡し、着替えさせ、家族が心配しているであろうから帰るように促した、三人は何故か渋っていたが、頭を撫でてやると、納得したようで、朝食後に三人は各々の家へと帰って行ったのであった、俺はとりあえず見送りだけはして、再びリビングに戻ると。

 

 

「お兄さん、おかわり!!」

 

 

などと訳の分からないことを言っている奴がいたんだとさ、めでたしめでたし。

 

 




「今回のあとがたりのコーナー!今回のゲストはこの方々」

「みなさんどうも!ポピパのギターボーカルをしてます!戸山香澄です!そして」

「みんなやっほー、ハロハピのベース担当の北沢はぐみだよー!」

「はいってな訳で、今回のゲストは香澄ちゃんとはぐみちゃんです、よろしくねー」

「「よろしくお願いします!」」

「はい、よろしくねー、てな訳で、ここでのやる事は分かってる?」

「大丈夫!うP主さんに質問するんですよね」

「うんうん、そうそう、このさk」

「なんでポピパのみんなはいないんでしょうか?」

「それはね、ここでは一人か二人のゲストを読んでねそr」

「あ、それだったらハロハピのみんなもいないよ!」

「いや、だからね、ここではn」

「ホントだ!こころんとかもいない!」

「いや、だk」

「沙綾もいないよ!」

「いやd」

「ホントだ!みんなを探しに行かないと!」

「いy」

「行こう!かすみちゃん!」

「うん!行こうはーちゃん!」

バタン!!

「・・・・・・」







「えーっと・・・・以上!今回のこのコーナーはここまで、それではまた次回お会いしましょう!それではみなさん、さよーならー」


「オラにも評価を分けてくれよな!」キラッ







「うん、やっぱり変だね、みなさんもそう思いますよね?てな訳で、今度こそ本当にさよーならー」


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76話

ディーンさん!☆10評価ありがとうございます!

アグさん!☆9評価ありがとうございます!

あとUA数が100000を超えましたー!



雲一つ無いある晴れた日の事、今俺はある所に来ている、そこはどこかと言うと。

 

 

「見て見て!有咲!アトラクションがいっぱいあるよ!あー、あれおもしろそー」

「香澄てめぇ勝手にどっか行くんじゃねー!少しはじっとしてろーー!」

「あー、あそこにあるパンおいしそー」

「ちょっとモカ!?どこ行くの!?」

「すごいねー、あ!あの乗り物なんかるんって来たかも、彩ちゃん行くよー」

「え!?日菜ちゃん!?ちょ、ちょっと引っ張らないで―」

「りんりんすごいね!あ!あそこ面白そうだよ!」

「そうだね・・あこちゃん、でも・・ちょっと待ってようね」

「みーくん、面白そうなのがいっぱいあるよ!行ってみようよ!」

「この後に行くからそれまではじっとしててねはぐみ」

 

っと言う感じにみんなが盛り上がっている所だ、え?それじゃあどこか分からないって?そりゃそうか、それじゃあ答えと行きましょうかね、正解は!

 

「みんな、よく来てくれたわね!歓迎するわ!みんなで楽しんでみんなで笑顔になりましょう!」

 

はい、っと言う事で、答えはここ!弦巻家?弦巻グループ?が経営している遊園地に来ている。規模的には某ネズミの国の大国の二種類を合体したようなバカでかい規模となっている、俺は率直にこころになんでこんなにデカいのかを聞いてみると、こころは「大きかったらみんなが遊びに来れるじゃない?それに、待ってる時間なんてもったいないわ!」なんて事を言われたので、俺はとりあえず、そうだなとだけ答えておいた、さっきの内容で分かる方は分かると思うが、ここの遊園地、同じ種類の乗り物等が二個ずつ作られているのだ。

 

「しかし、同じのを二個も作ると、飽きるんじゃねーのか?」

 

「それなら心配はいらないよ」

 

 

そう言われて俺達は声の方を振り向いた、そこに居たのは。

 

「今回はありがとうございます、わざわざ貸し切りなんかにしてもらって」

 

そこに居たのはこころの父親の厳さんと奥さんの由愛さんだった。

 

「気にしなくて良いよ、娘からのお願いなのだから、聞いてやらん訳にはいかないだろう」

 

「それでもですよ、数人ならともかく、この人数をなんて」

 

そう今回ここに来ているのは、ポピパ、アフロ、ロゼリア、パスパレ、ハロハピ、そして俺だ、今回のために、わざわざここを休園にして、貸し切り状態にしてくれたのだ。

 

「夫の言う通り、気にしなくても良いのですよ、私たちがしたくてしているのですから」

 

「「「「「「「ありがとうございます!!!」」」」」」」

 

「どういたしまして」

 

由愛さんがそう言うと、俺の服の中からミユが顔をひょこっと出し、俺の服から出て、トコトコと歩いて由愛さんのところまで行き、足元に着くなり、ひょいっとジャンプして由愛さんの肩に飛び乗ったのだ、由愛さんは慣れた手つきでミユの頭を撫でて和んでいた。

 

「結城君、わざわざすまないね、妻のわがままを聞いてもらって」

 

「気にしないでください、今回の件でもそうですし、ミユも由愛さんに会いたかったみたいですしね」

 

「そうかい、今日はもう存分ん楽しんでいっておくれ」

 

「はい、ありがとうございます、それでは俺はこれで」

 

「ああ」

 

そう言って俺はみんなの元へと向かった、ちなみにミユが何故いるのかと言うと、今回の件は前の合同ライブの打ち上げみたいな感じで今回の事は決まったんだが、つい昨日の事、由愛さん本人から連絡があって、今日来る時にミユも一緒に連れてきてくれないかって事で、今日連れて来たのだ。

 

 

 

 

俺が着くとこころが。

 

「それじゃあグループを分けましょうか!」

 

「「「「「「「グループを分ける?」」」」」」」

 

「ちょっとこころ、どういうこと?」

 

「決まっているじゃない、こんな機会滅多にないのだもの、いつものバンドばかりじゃつまらないでしょ?」

 

「だからてあんたねー」

 

「ねえこころ、ここってお化け屋敷とかあるの?」

 

「ええ!もちろんよ!なんでも怖い事で有名らしいわ!」

 

「有名らしいって、こころは知らないんだ」

 

「ええ、いつもく黒服さんから聞いているもの」

 

「なるほどね、それなら納得かも」

 

「リサちー、それがどうしたの?」

 

「そのグループ訳ってさー、結城兄さんもどこかに入るって事だよね?」

 

「ええ!もちろんよ!そのために呼んだのだもの!」

 

「「「「「「「!!!!!!」」」」」」」

 

「「「「「?????」」」」」

 

「ちなみにそれってどうやって決めるの?」

 

「そちらはこちらです」

 

そう言って黒服さんが一つの箱を出して来た。

 

「それは?」

 

「こちらに番号が書かれた紙が入っています、そちらを引いていただき、同じ番号の方と

一緒に周って頂こうと思っております」

 

「なるほど、それは俺も引くんですか?」

 

「いえ、結城様はこちらを引いていただきます」

 

「そっちを?」

 

「はい、と言っても中身は同じです」

 

「そうなんだ、分かりました」

 

「それじゃあ決まったみたいだし、引いて行きましょうか!!」

 

「「「「「「うん!!」」」」」」」

 

そう言って女性陣は順番に引いて行き、俺も、もう一つの箱から紙を一枚引いた!!

 

結果はと言うと

それは次回のお楽しみ!!

 

 

 




ピンポンパンポーン!



「えーっと、今回のあとがたりのコーナーは、お休みといたします」



ピンポンパンポーン?


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77話

浅羽 雨月さん!☆10評価ありがとうございます!


ある晴れた日のこt、え?もうそれは良いって?仕方ないじゃんか、始め方が分かんなかったんだもの、まあそんなことは置いておいて。

 

 

「兄さん、どうかした?」

 

「いや、なんでもないぞ、気にすんな」

 

「うん、分った」

 

前の話を見てくれた人は気がついているかも知れないが、今俺は三人の女の子と一緒に遊園地にいる、その子達とは言うと、さっき俺の事を気にしていた、蘭、そして、薫と友希那の三人だ、何故この三人になったのかと言うと、まぁくじ引きでそうなった!それ以上でもそれ以下でもない、それは良いのだが。。

 

「それでよ、何処に行くよ?行きたい所とかあるか?」

 

「あたしは絶叫系かな」

 

「へー、好きなのか?」

 

「うん、前に別の所に五人で行ったんだけど、その時に初めて乗ったんだけど、そこからおもしろくてね」

 

「それではまったと」

 

「うん」

 

「それじゃあ絶叫系っと、二人はど・・・・どうしたお前ら?」

 

「な、何かしら」

 

「ど、どうしたんだい?」

 

「いや、どうしたもこうしたも、お前ら顔が真っ青なんだが?」

 

「な、な、なになに、何を言っていいるのかかかしら」

 

「動揺の仕方よ」

 

「私達が怖がってるとでも言いたいのかい?」

 

「言ってる事はかっこいいんだがな、でもな、足を内股にして、足ガクガクになってたら、説得力ねーぞ」

 

「「な、なに、何ふぉ。言っているのか、かしら?」」

 

「動揺してをがふぉになってんぞ、後薫のキャラが崩壊してんぞ」

 

「湊さん怖いんだ」

 

「何を言っているのかしら、私が怖がっているですって?」

 

「そうじゃないの?」

 

「薫もなんだかんだ怖がりなんだな、こんな姿をファンの子達に見せたとしたら」

 

「「ははは、やってやろうじゃない!/か!」」

 

「はい、二名様ご案なーい」

 

 

~少女移動中~

 

 

 

それからそれから歩いてアトラクションの所に行き、乗り物に乗り。

 

「なんで私達が前なのかしら?」

 

「だってお前ら怖くないって言ってたからさ、蘭は楽しみだけど、若干怖いからって事で、こうなったんだが?」

 

「そ、そう」

 

『それでは発射します!、準備はいいですねー!?」

 

そしていよいよ、その時が来た。

 

 

カタカタカタカタカタ

 

そんな音と共に進んでいき、てっぺんで止まり、ついに!

 

 

『それでは行ってらっしゃーい!』スタッフの方の合図と共に、勢いよくスタートした。

 

「「「キャーーーーーーー!」」」

 

「うおーーー!」

 

三人は悲鳴を上げていた、でも蘭は楽しんでいた。

 

 

 

~少女移動ちゅう~

 

 

 

 

えっと、、結果はと言うと。

 

 

「「・・・・・・・」」チーン

 

 

えっと、二人がお亡くなりになりました、蘭はと言うと。

 

「・・・・・・・!!///」

 

楽しかったのか、呆けていた。

 

「さてと、次はd」

 

「次はメリーゴーランドだ!」

 

 

「「は?」」

 

「何か変かい?」

 

「いや、えっとだな・・・な?」

 

「え、うん」

 

「まぁ良い、それでは私は先に行かせてもらうよ!」

 

そう言って薫は先に行ってしまった。

 

「・・・・とりあえず、俺らも行くか」

 

「うん」

 

「友希那、大丈夫か?」

 

「・・・・」

 

「ダメそうだな、蘭、すまんが友希那をすこし抱えてくれるか?」

 

「どうするの?」

 

「とりあえずおぶって行くよ

 

「そう、分かった」

 

俺は友希那をおぶり、薫の後を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

薫の後を追いかけて、メリーゴーランドの所に着いた俺達が見たものは。

 

「ははは!やぁ!子猫ちゃんたち、楽しんでくれてるかい!」

 

「「「「キャ――!!薫様ーーー!!」」」」

 

「・・・・蘭、一つ聞きたいことがあるんだが」

 

「うん、私も多分同じこと思ってるから一斉に言おうよ」

 

「だな」

 

「「・・・・・・ここって今貸し切りだよな/だよね」」

 

「え?なにあの人たち」

 

「分かんない、何処から出て来たんだろ」

 

その疑問は誰からも解消される事がなく時間がたっていった、まぁその間にいろいろ遊んではいたけどな、そして時間的も最後となって、、最後は俺が行きたい所を行くこととなった。

 

 

「さてと、最後はここだな」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

「ん?どうした?」

 

「いや、ここにするの?」

 

「ああ、何か凄いらしいじゃん」

 

「いや、でもだね」

 

「なんだ?怖いのか?」

 

「何を言っているのかしら?こんな子供だましが怖いですって?」

 

「そうだね、怖い訳ないじゃん」

 

「そうだとも、面白い事言うんだね」

 

「それじゃあレッツゴー!!」

 

「「「・・・・・」」」

 

そう言って俺達はお化け屋敷の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

お化け屋敷に入ってみたが、さすが弦巻家がやっているだけあって、中の作りが本格的だな、人形のミイラ男とか

、メデューサだっけかな、確かそんな名前の奴とか、いろいろ居た、それにしてもだ、中に入ってから、三人ともが俺に抱きつ形になっているため、流石に歩きにくい、中を進んで行くと。

 

「わーーーーー!!」

「ぶるああーーー!!」

「----!!----!!」

 

とオバケ役?の人たちが驚かしてきた、結構本格的だから結構ビックリする、他の三人はと言うと。

 

「うわーーー!!」

「------!!」

「キャーーー!!」

 

三者三様、蘭は涙目になりながら、叫ぶと同時に俺の腕を締め上げているので、痛い、友希那は怖いと言うよりは驚き過ぎて、声にならないような感じになっていた、そして薫、お前そんな声出せたんだな、可愛い声出すじゃん。

そんなことを繰り返しながら歩いていく、けどね、毎回毎回、両腕を結構な力で締められてるからさ、腕がやばい事になってるんだ、しかもそれと同時に体ごと来るからさ、ヤバいのよ。

 

 

それからしばらく歩いた所で。

 

「わーーーーー!!」

 

と言う声と共に、猫又だっけか、それの仮装をした香澄が何故か出て来た、あの猫耳動いてる、すげぇな、そして香澄の姿を見た友希那が、ものすごい速さで香澄に近づき。

 

「二―ブラ!」

 

などとよく分からない掛け声と共に香澄にヘッドロックをかました」。

 

「え?え?え?」

 

香澄は何が何だか分からないようで、戸惑っていた。

 

「やっと捕まえたわ、さあこのまま私のお家まで行きましょうね、子猫ちゃん♪」

 

そう言って友希那はそのままの体勢で奥の方に行ってしまった、ちなみになぜ香澄かと分かったかと言うと、何故かここの所だけライトの明かりが外にいるような感じの明るさなのだ。

 

少しだけその光景に驚いていた俺だが、また先に進みだした。

 

「お前ら大丈夫か?」

 

「「ひっ、んっ、えぐっ、大丈夫・・じゃ・・ない」」

 

「はいはい、多分もう少しだから頑張れな」

 

「兄さんがそう言うなら」

「お兄ちゃんがそう言うなら」

 

ん?なんか聞こえたような気がしたけど、気にしないで行こう、決して薫がお兄ちゃんなんて言ったおことは聞こえてなどいないのだから、そう。

 

 

そしてしばらく歩くと、出口が見え。

 

「お疲れさまでした、こちらをどうぞ」

 

「そう言って飲み物をくれたので、それを受け取って、俺達は出口を出た。

 

 

 

 

それから時間になったので、集合場所に集まり、今日の事のお礼を言って解散となった、バンドごとに分かれて帰って行き、俺も由愛さんからミユを返していただき、そのまま俺も家に帰ったのだった。

 

 

 




               【朗報!】
            

            【あとがたりのコーナー】



         【なにを書けば良いのか分からない!】



                             byテンツク


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78話

ある日の事、部屋でパソコンのゲームをし終えて、パソコン内のフォルダーを確認している時の事。

 

 

 

「んあーーーー!!疲れたー、やっぱりぶっ通しでこのゲームすると結構来るな、ちーっとばかし休憩っと、久しぶりにパソコン内のやつでも見よっかな」

 

そう言って俺は画像やら動画、その他のゲームを確認している時に、あるフォルダーを見つけた。

 

「ん?これって、・・・・・・あーー、NFOか、久しぶりに見たなこれ、そういや最近全くだったな、久しぶりに開いてみるか」

 

そう言って俺が開いたのはNeo Fantasy Online、通称NFOと呼ばれるRPG系のゲームだったかな、内容としては、クエストと呼ばれる依頼みたいなのをクリアしたり、いろいろな素材を集めて、新しい武器や防具を作ったり、他のプレイヤーと一緒に遊んだり、チャットで話したりする、何だっけかな、確かMMORPGって言うジャンルのゲームだ、昔は結構はまってやっていたんだが、最近は素材やら何やらを集めすぎて、やりこみ過ぎた結果、飽きてきてしまったやつだ、そのゲームを久しぶりに開いてみた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここからはゲーム内での会話となります

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「あー、確かにこんなんだったな、久しぶり過ぎてド忘れしたな、久しぶりだし、軽めのクエストでもやるかな、その前にステータスの確認っと」

 

そう言って俺は自分のステータスを確認してみると。

 

「は?なんじゃこりゃ、強すぎじゃね?てか俺こんなにやり込んでたんだな、自分でやっててあれだけど、ひくわー、ほぼMAXじゃねーか」笑笑

 

そう言って現実の俺は若干自分に引いていた。

 

「しっかし、いろいろ装備やらなんやらがあるな、あ、そういや雪音のやつもなんか誘われてやり始めたって言ってたな、まああいつならこんな感じにはならんだろから大丈夫だろ」

 

そう、ちょっと前に雪音のやつがこれをやり始めたらしい、まあ今の今まで忘れてたんだがな。

 

「まあ良いや、ほんじゃまあ行きましょうかね」

 

そう言って俺はクエストを受けるために酒場へと向かった。

 

 

 

 

酒場に着いた俺は受付へと向かった。

 

「いらっしゃいませ、クエストをご依頼でしょうか?」

 

「ええ、なんか肩慣らし程度のクエストを」

 

「それでしたらこちらなんてどうでしょうか!」

 

「えっと、何々」

 

 

 

推定レベル:30

 

内容:ベアウルフの討伐

 

報酬:5000ウェブ

 

 

「良いんじゃねーかな、よし、これを」

 

「こちらですね、それではこちらがクエスト票となります、ベアウルフと分かるものを何か提示していただければクエストクリアとなりますので、忘れなく、それでは行ってらっしゃいませ」

 

「はーい」

 

てな事で、クエストも受注したし、行きますかね。

あ、ちなみに報酬であったウェブって言うのは、現実の世界で言うところのお金だ。

 

 

~少年移動中~

 

 

目的地に着いた俺は討伐対象のベアウルフを探した、すると。

 

「グルゥゥゥゥゥゥ!」

 

何と敵さんの方から来てくれた。

 

「さーてと、肩慣らしはしたいから、あんまりあっさりとはやられないでくれよ!」

 

そう言って俺は敵へと向かって行った、結果はと言うと!

「・・・・・・・・・マジで?」

 

えっと、ありのまま起こったことを話すとこうだ。

 

 

俺が突っ込む⇒敵さんも応戦⇒俺が剣一振りする⇒「グルゥ」

 

てな感じで、一撃で終わってしまった、一応俺って双剣使いなんだけどなー。

 

「まあしかないか、それじゃあこいつをいただいてっと、そんじゃまあ帰りますかな」

 

俺は街へと戻って行った、次はもう少し難しいのにするか。

 

 

 

 

そんな事を考えながら戻っていると。

 

「キャーーー!!」

 

っと言う悲鳴が聞こえて来たので、俺はその声の方へと向かった。

 

 

 

そしてついてみると、そこには五人の女の子が、でっかいゴーレムと戦っており、見た感じでは二人は全然平気そうだが、他の三人が今にもって感じの状態だった、すると次の瞬間、そのゴーレムは瀕死であろう三人の方に攻撃を繰り出そうとしていたので、俺は急いで三人の元に向かい、ギリギリのところで。

 

「滅びの〇〇〇ストリ〇ム!」

 

え?剣なのにそれはおかしいって?仕方ないじゃん、言いたかったんだもん。

 

まあそれのおかげでゴーレムも倒せて三人も無事だったわけだしな、さてと。

 

「あぶねーとこだったな、大丈夫か?」

 

「「「は、はい」」」

 

そう言って俺は後ろにいる三人の方を向いてみると、そこに居たのは。

 

「それは何より・・だ・・・って、お前ら」

 

「友希那さーん!リサ姉ー!紗夜さーん!」

 

「みなさん!無事ですか!」

 

「え、ええ、この人のおかげで」

 

「良かったーー!!」

 

「あ、あの、ありがとうございまし・・・!!」

 

「燐子、どうかした?」

 

「もしかして!レイトさんですか!?」

 

「ああ、そうだけど」

 

「え!?レイトさんって、あのレイトさん!?」

 

「宇田川さん、白金さん、この方は」

 

「あ、ごめんなさい、この方はレイトさんと言って、NFOで有名な方なんです、全てのクエストをクリアし、最上級の装備を揃えたただ一人のプレイヤーなんです!しかもそれには課金などは一切していないとの噂もあるほどなんです!」

 

「そ、そんなすごい人なんだ、この人」

 

「まあ正確にはあまり課金をしていないが正解だな」

 

「それにレイトさんってこうも呼ばれてるんですよ!【幸運のソードダンサー】って、なんでもレイトさん一緒にクエストをクリアすると、普段手に入らないような素材なんかも手に入っちゃうて言う噂何ですよ!!」

 

「そんなにすごいんだ」

 

「もうすごいなんてものじゃないですよ!この方は・・・・・・・・・・・・・・・・・

!!!!!!!!!!」

 

「り、燐子、落ち着いて!分かった、分かったから!」

 

「あ、ごめんなさい、興奮しちゃいました」

 

「「燐子/白金さんがこんなになるなんて」」

 

「あのー、お聞きしたいことがあるんですが?」

 

「ん?なに?」

 

「最近やってないとの噂もあったんですけど、それは本当なんですか?」

 

「ああ、最近はやってなかったよ、今日久しぶりにやってるからね」

 

「そうだったんですね」

 

「それよりあこと燐子は大丈夫なのか?」

 

「「え?なんで名前を?」」

 

「そりゃあさっき言ってたしね、それにリアルでも何回もあってる訳だしな、ガールズバンドのみなさん」

 

「「「「「!!」」」」」

 

「どうして私達がバンドを組んでいると分かるの!?」

 

「さっきも言ったじゃん、リアルでもあってるって」

 

「でも私達はあなたの事を知らないはずです」

 

「そうだな、じゃあ大ヒント、ネコのミユって言ったら分かるだろ?」

 

「「「「「な!!」」」」」

 

「ま、まさか!!」

 

「「「「「結城さん/兄さん!!??」」」」」

 

 

 

 

 







はい、てな訳で、今回はここまでといたしますのでご了承ください。


えーっと後、あとがたりのコーナーですが、まだ続けた方が良いか、終わった方が良いのかを教えて下さいなーー。



感想、評価などなど、お待ちしております。


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79話




みみっちぃさん!☆9評価ありがとうございます!


 

 

「「「「「結城さん/兄さん!!??」」」」」

 

「おう、俺だ」

 

「な、なんで兄さんが」

 

「それはどっちかと言えばこっちのセリフだがな、リサはともかく、まさか友希那と紗夜がいるなんてな」

 

「あこ達は?」

 

「お前らはふだんから言ってるだろうが、ゲームがどうだのって」

 

「それにしても、結城さんもされていたんですね」

 

「まーな、さっきも言ったけど、昔結構はまってたんだよ」

 

「でも、私達には何も」

 

「そりゃあお前らがやってる事俺は知らねーし」

 

「「「「「あ、確かに」」」」」

 

「だろ?」

 

「そう言えばそうだったねー、と言っても私達もやり始めたの最近だしね」

 

「そうなのか、それよりお前らいいのか?」

 

「「「「「なにが?」」」」」

 

「素材の回収だよ、時間過ぎると消えちまうぞ?」

 

「「「「「ああああ!!」」」」」

 

俺がそう言ってやると、五人は急いでさっきのゴーレムの元に行き、素材の回収を始めた、そして回収し終えると、またこちらに来て。

 

「結城さんありがとー!あと少しで消えちゃうところだったよ!」

 

「そいつはなによりだ、それよりいいもん取れたか?」

 

「あ、えっと、ちょっと待ってね、えっと・・・・・・・・・え?」

 

「「「「「ん?」」」」」

 

「どうしたの、りんりん?」

 

「あこちゃん今拾ったの見て!」

 

「う、うん、えっと・・・・・えええ!!」

 

「あ、あこ?どうかした?」

 

「どうかしたなんてものじゃないよリサ姉ー!」

 

「一体どうしたと言うのですか?」

 

「三人もさっき拾った素材を確認してください、それの一番下の所を」

 

「えっと、何々、一番下、これだね、えっと黒結晶?これがどうかしたの?」

 

「これはですね、さっき戦ったクライゴーレムが落とすと言われている、激レア素材何です!これを手に入れるために何千何百のクライゴーレムを倒してきたのですが、それでも手に入れることが出来ずに、諦めかけていたんです、これを手に入れられる確率は、ほぼゼロと言っても良いぐらいなんです!さらにこの黒結晶を集める事によって、さまざまな強力な武器や防具が作ることが出来るんです、例えば私が持っている杖何かもそうですが、今井さんのヒーラー用の武器もそうですし、友希那さんや紗夜さんの武器防具何かにもこの素材が必要になったりもするんです、これを手に入れられるプレイヤーはほんの一握りとも言われているぐらいなんです!この素材を手に入れるためだけに集まるプレイヤーもいると言われてるんです、よりよい素材を手に入れるためにそれ用のスキルやアビリティに変更したりもして、何んでも手に入れようとしたプレイヤーもいますが、そのプレイヤーの数々が亡くなって行ったと言う話も絶えないほどなのです、そのために諦めて行くプレイヤーも後を絶たないんです、かく言う私とあこちゃんもそれに陥った一人なんです、それからですね、こr」

 

「燐子ストップストップ!!分かった、分かったから、ストップ、一旦ストップ!!」

 

「あ、ごめんなさい、つい興奮しちゃって」

 

「こんな燐子初めて見たね、それほどすごいんだこれって、兄さんは知ってた?」

 

「・・・・・・」

 

「兄さん?」

 

「落ちちゃった?」

 

「ううん、まだログインしてるから、ゲーム自体は終わっては無いと思う」

 

「結城さん、どうしたのかしら?」

 

リアルの結城はと言うと。

 

「zzzz」

 

寝ていたのであった。

 

「もしかして寝ちゃった?」

 

「多分、そうかもしれませんね」

 

「あ、悪い、寝てた」

 

「あ、兄さん、大丈夫?」

 

「ああ、燐子の文を見てたらなんか眠くなって、寝てたわ」

 

「あ、ご、ごめんなさい、つい」

 

「ああ、良いよ良いよ、それより早く戻ろうぜ、何ならこの後のクエストも手伝ってやろうか?とりあえず今日なら時間あるしな」

 

「「「「「ホント!?」」」」」

 

「ああ、良いぞ」

 

「そうと決まったら早速街に戻ろーー!」

 

「「おおー!」」

 

そんな感じで俺達は街に戻り、クエストの報告を済ませ、今度は六人で色々なクエストに行ったりして、全て終わって、解散したころには、何と夜の9時になっていたのだった。

 



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80話




翡翠林檎さん!☆9評価ありがとうございます!


ある日の事、家で夕飯を食っている時の事、チャイムが鳴り、出てみると、そこにはたえのお母さんのひかりさんがそこには立っていたのだ。

 

「ひかりさん、どうしたんですか?」

 

「うん、ちょっと結城君にお願いしたいことがあってね」

 

「俺に?」

 

「うん、実はね」

 

「あ、それなら一回家に入りましょう」

 

「ええ、、分かったわ」

 

そうして俺はひかりさんを家に招き入れた。

 

 

 

 

「どうぞ」

 

「ありがとうね」

 

「いえいえ、それで、どうしたんですか?急にお願いしたいだなんて」

 

「実はね、これなのよ」

 

そう言ってひかりさんは一枚の紙を見せてきた。

 

「何々、えっと、授業参観?」

 

「そうなのよ、実はね、この日どうしても外せない用があってね、旦那も仕事で二人とも行けなくなっちゃってね」

 

「もしかしてですけど、それを俺に?」

 

「そうなのよ!結城君なら、私としても弟みたいなものだもの、大丈夫よ!」

 

「いや、そこの心配はどうでも良いですよ」

 

「あら?そうなの?それじゃあ他に何かあるの?」

 

「おおありですよ、たえの行ってる花咲川でしたっけ?あそこは女子高でしょうよ」

 

「大丈夫よー、結城君ならモテモテだからさー」

 

「いや、だから」

 

「大丈夫よ、なんならそのままJKでもゲットしちゃえばー!?」

 

「・・・・・・ダメだこりゃ」

 

「とまあ、冗談はこれくらいにして、大丈夫、先生には私から言っておくからさ、花咲にに私と同級生の先生がいるのよ、それで何とかしてもらうわ」

 

「あ、はい」

 

「それじゃあよろしくねー!」

 

バタンッ

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

シーン

 

「・・・・・・・寝るか」

 

この日はもう寝る事にした。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

参観日当日

 

 

 

当日になり、俺はひかりさんに言われた通り、花咲川に来た俺は校門の前にいた、そこで待っていると、学校の方から一人の女性が歩いてきた。

 

「君がひかりの言ってた結城君かい?」

 

「あ、はい、えっと」

 

ああ、言ってなかったね、私は椎名 ゆかりだ、保険医をしているよ」

 

「あ、どうも、俺は要 結城です、一応今回はひかりさんの代理って形で来ました」

 

「ああ、ひかりから聞いてる、それじゃあ行こうか」

 

「えっと」

 

「ああ、気にしなくて良いよ、どうせあいつの発案なんだろ?」

 

「あはは、そうです」

 

「あいつに関していつもの事だ、そこは気にしなくても良い」

 

「分かりました」

 

「ああ、それじゃあ行こう」

 

そう言って椎名先生は校内に歩いて行ったので、俺も後ろをついて行った。

 

 

 

椎名先生の後をついて行っている時に。

 

「ブシドー!」

 

などとよく分からない掛け声が聞こえて来たので、振り向いてみると、誰かに抱きつかれたので、見て見ると、そこには制服姿のイヴがいた。

 

「イヴ?」

 

「はい!私です!」

 

「なんだ若宮、彼と知りあいなのか?」

 

「はい!兄さんとは仲良くさせていただいてます!」

 

「そうなのか」

 

「それより、どうかしたのか?」

 

「いえ!兄さんが見えたので!」

 

「そうなのか?それより授業は大丈夫なのか?」

 

「あ!そうでした!」

 

そう言ってイヴは歩いて行った。

 

「それじゃあ私達も行こうか」

 

「はい」

 

俺達は再び歩き出した。

 

 

 

そして少し歩いた所で、椎名先生が止まり

 

「それじゃあ君はこっちから入ってもらってくれ」

 

「分かりました」

 

「私は保健室に行くよ」

 

「はい、ありがとうございました」

 

「気にしなくていいよ、それじゃあご武運を」

 

そう言って椎名先生は歩いて行った、それを見送った俺は後ろの扉から教室に入った。

 






えーーっと、ちょっとしたご報告があります。



詳しくは活動報告の方で報告しますので、気が向いたら見て見てください


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81話







積怨正寶さん!☆9評価ありがとうございます!



教室にこっそりと入った俺は、先に教室に入っていた他の子のお母さん方に挨拶をして行った、するとそこには見知った顔もいて。

 

「あ、沙綾のとこのお母さん、こんにちは」

 

「あ、結城さん、こんにちは、前はありがとうございました、助かりました」

 

「いえいえ、お気になさらずに、体調の方は大丈夫なんですか?」

 

「ええ、おかげさまで、また家にも来てくださいね、沙綾もなんですけど、純と沙南も結城さんに会いたがっていましたから」

 

「ええ、分かりました、それではまたそのうちお伺いさせていただきます」

 

「ところで話は変わるのですけど、どうして結城さんがここに?」

 

「えっと、いろいろありまして、たえの、花園のお母さんに頼まれまして」

 

「そうなの、たえちゃんとは知りあいなんですか?」

 

「ええ、まあお隣さんなんです、沙綾のお母さんもたえと知り合い何ですか?」

 

「千紘で構いませんよ、そうですね、よく沙綾が家に連れてきてくれるので」

 

「そうなんですね、あいつ変な事したり、言ったりしてませんか?」

 

「ふふふ、いつも楽しませていただいてますよ」

 

「そうですか?変な事言ったら教えてください、説教するので」

 

「ええ、その時は」

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

そんな世間話を千紘さんとしていると、チャイムがなり、先生が入って来た。

 

「はーい、みなさん、授業を始めますよー、それじゃあ日直の人お願いしまーす」

 

何とも気の抜けるような声の先生なんだろ。

 

「きりーつ!気を付けー!礼!」

 

「「「「お願いします!!」」」」

 

「着席ー!」

 

 

日直の挨拶が終わると、生徒のみんなは席に着いた。

 

「はーーい、それじゃあ今日は授業参観と言う事で、みなさんのご両親が来られてますよーー」

 

担任の先生がそう言うと、生徒は一斉に後ろを振り向いた。

 

すると、各々違う反応を見せて、喜んでいる人や、恥ずかしそうにしている人、なんで来たんだと言わんばかりの反応をしている人、ウサギのぬいぐるみで遊んでいる人・・・・・・おい最後の奴、たえよお前だけ何でぬいぐるみで遊んでるんだよ。今授業中だろ。

 

「はーーい、みなさん、前に向き直してくださいねー、と言う訳で今日の授業はこちらです」

 

 

【ご両親の似顔絵を描きましょう!!】

 

「皆さんには、ご両親への日頃感謝を込めて、ご両親の似顔絵を書いていただきますー、それではご両親の方々は自分のお子さんの所に行ってあげてくださいー」

 

先生がそう言うと他のお母さん方は移動を始めたので、俺も移動することにした。

 

 

俺はたえの元に移動して。

 

「よお」

 

と挨拶をすると。

 

「あ、お兄さん?、どうしてここに?」

 

「ひかりさんに頼まれたんだよ、どうしても外せない仕事があるみたいでな、代わりに来たんだよ」

 

「そうだったんだ、それじゃあ私はお兄さんの似顔絵を描けばいいんだね」

 

「そう言うこったな」

 

「任せて!」

 

そう言ってたえの奴は画用紙に鉛筆で描き始めた。

 

 

~5分後~

 

 

「出来た!」

 

「もう出来たのか?」

 

「うん!」

 

「それじゃあ見せてくれよ」

 

「はい!」

 

そう言ってたえが見せてきた絵を見ると、そこには人の顔ではなく、何故か一匹のウサギが描かれていた。

 

「・・・・・おい」

 

「???どうしたの?」

 

「どうしてもこうしたも、俺の似顔絵を描くんだったよな?」

 

「うんそうだよ?」

 

「じゃあ何でお前が今描いた紙にはウサギが描かれてるんだ?」

 

「え?・・・・・・ホントだ、なんでだろ?」

 

「俺が聞いてるんだよ、ったく」

 

「あ、そうだ!」

 

「ん?どうした?」

 

「最初ね、お兄さんの顔を描こうとしたんだけどね」

 

「ああ」

 

「それで描き始めたらね」

 

「うん」

 

「おっちゃんの顔が浮かんできたの」

 

「おい待て、なんでそこでおっちゃんの顔が浮かんだんだ?」

 

「・・・・・・なんでだろ?」

 

「・・・・・・おい」ガクッ

 

そんな感じで授業参観も時間が過ぎていき、終わりを告げた。

 

 

 

 

授業参観も終わり、今は学校の校門の前にいる、あの後に香澄やりみ、有咲等々が集まって来て、話をしている、ちなみに千紘さんは香澄とりみのお母さんと有咲のところのおばあちゃんと一緒に仲良く話している、俺はと言うと。

 

「結城さん来てたんですね!!」

 

「声でけーよ、もうちょっと音量下げろ香澄」

 

「あ、えへへ、いやー」

 

「褒めてねーからな」

 

「それにしてもお兄ちゃんが来てるんて驚いたよ」

 

「一昨日にたえのお母さんから言われてな」

 

「よくOKもらえましたね」

 

「まあ俺も最初それで断ったんだけどな」

 

「何かしたの?」

 

「保険医の椎名先生とたえのお母さんが同級生らしくてな、何をしたのか知らんが、OKをもらったらしい」

 

「沙綾のとこはなにをやったんだ?」

 

「うちは親の似顔絵を描くのだったよ、有咲のとこは?」

 

「うちは普通に授業だったよ」

 

「そうだったんだ」

 

「そういや、有咲のとこは誰と一緒なんだ?」

 

「うちは私とりみと奥沢さんですよ」

 

「美咲も一緒なのか」

 

「そうだよ」

 

「ん?おう美咲か」

 

「やっほー、お兄ちゃんが見えたから来ちゃった」

 

「ご両親は一緒じゃないのか?」

 

「お母さんならあそこではぐみのお母さんと話してるよ」

 

「そうか、なら良いか」

 

「それより、沙綾の似顔絵はどんな感じなんだ?」

 

「あはは、そんなに上手じゃないよ」

 

「描いたやつはどうしたんだ?」

 

「今はお母さんが持ってるよ」

 

「そうか、じゃあたえの描いたやつはどうしたんだ?」

 

「私の?私のはお兄さんが持ってるよ?」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、だがあまり見ることはオススメしねーぞ?」

 

「そんなに酷かったの?」

 

「いや、絵自体はめちゃくちゃ上手いのよ」

 

「??それの何がダメなんですか?」

 

「りみりんの言う通り、上手だったら見せてもらっても良いんじゃ」

 

「まぁ良いか、とりあえず、お前らの第一声は多分「はい?」ってなると思うは」

 

「さすがにそれはないでしょ」

 

「じゃあ見せるぞ、せーーの、はい」

 

「「「「・・・・・・・はい?」」」」

 

「えっと、沙綾、お前確かおたえと同じクラスだったよな?」

 

「うんそうだね」

 

「確か沙綾ちゃんのクラスの授業って確かご両親の似顔絵だったよね」

 

「うんそうだよ」

 

「でも、今私達が見ている絵は」

 

「うんどう考えても」

 

「「「「ウサギだよね/な」」」」

 

「えっと、これはおたえが結城さんを見て描いたんですよね?」

 

「ああ、俺も聞いたから間違いではないだろう」

 

「えっと、じゃあなんでおたえはお兄ちゃんの顔を見てウサギの絵を?」

 

「あいつの言い分だと、俺の顔を見て描こうとしたんだけど、何故か知らんがおっちゃんの顔が浮かんで来たらしくてな」

 

「それでそのままおっちゃんの絵を」

 

「描いたと」

 

「「「おたえ/ちゃん」」」

 

「あはは、私からは何とも言えないね、花園さんってたまにそんな感じになるの?」

 

「いや、むしろこっちが正常なのか?」

 

「どうだろう、でも多分」

 

「「「こっちなんだろうね/な」」」

 

「そっちもいろいろ大変なんだね、戸山さんと言い」

 

「あはは、ま、まあそれでも楽しくはやってるから」

 

「ポピパもハロハピも問題児がいるからな」

 

「「「「あはは・・・」」」」

 

そんな感じで話をしていたら、どうやらお母さん方の話が終わった用で、帰ることとなったので、各々の親子で帰って行った。

 

ちなみにさっきの会話中に香澄とたえ、はぐみ、こころが音楽室に行って即興の歌を歌っていたらしい、見えないと思ったらどこに行ってんだよあいつら、それを見つけた椎名先生が注意をして終わったみたいだけどな。

 

 

そんなこんながあって、俺もたえを家に送り届け、家に帰った、その時にあの絵を、ひかりさんに趣旨を説明したのちに見せると、「あらー、おっちゃんねー、上手ねー」などと訳の分らん事を言われたので、俺は一人で「親子だなー」と呆れながらそんな事を思っていたのだった。



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82話

じゃじゃん!皆さんに問題です、今わたくし要 結城はどこにいるでしょうか?10秒以内にお答えください、それでは行きますね、せーーの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、終了ーーー!!正解は・・・・なんと!!

 

 

 

「兄さん何やってんの?大丈夫?」

 

おっと、正解発表の前にリサに心配されちまった。

 

「ああ、大丈夫だ、それよりどうかしたか?」

 

「ううん、特にないよ、みんなもあっちで待ってるし、一緒に行こうよ」

 

「了解、、行きますか」

 

「うん!!」

 

そう言ってリサは俺の手を引っ張って行った。

 

 

 

さて、それでは先ほどの答えだが、まあこの時期って言えば分かるんじゃないかな、え?作品の中だと、時期何か分かるかって?・・・・・確かに、それではヒントです、今は夏です!!・・・え?ほぼ答えを言ってるじゃねーかって?良いからさっさと答えを言えって?・・・・ごめんなさい、えーっと答えだね、答えは!!

 

 

 

海です!!

 

 

え?分かってるって?うんまあそうだよね、さて、なんで今俺が海に来ているかと言うと、まぁ三日前の事なんだが。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~三日前~

 

 

「さーーて、今日の晩飯何にしようかなっと」

 

そう言いながら店を見て回っていると。

 

「あれ?兄さん?」

 

っと、誰かに声をかけられたので、見ていると、そこにはリサとつぐみと沙綾がいた、なんか意外な組み合わせだな。

 

「よう、リサにつぐみに沙綾じゃねーか、どうしたんだ?」

 

「今日は、リサさんの家でお泊り会をするんだ、週末の事とか決めないといけないから!」

 

「週末の事?」

 

「うん、私とリサさんとつぐみとで海に行こうって事になってね、それの事で今日リサさんのとこに泊るんだ」

 

「ほーーん、そうなのか、てことはそれはそれ用の何かって感じか」

 

三人の手元を見ると、どこかで買ったであろう袋を持っていた、何か見た事ないブランド?店名で良いのかな、が見えたので、多分服か何かだろう。

 

「これ?えへへ、そうなんだ、お楽しみなんだよね」

 

「そうなのか、今はそれの帰りってところか」

 

「うん、そうだよ、ここで晩御飯の食材を買いに来たんだ」

 

「三人でするのか?」

 

「そうだよ、この三人で泊まりなんて初めてだから、どうせだったらいろいろやろうって話になってね」

 

「へー、良い事じゃねーか、それじゃあ俺はおいたましますかね」

 

そう言って行こうとしたときに。

 

「あ、兄さん!」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「兄さんって週末暇?」

 

「週末?ああ、特に用事はないぞ」

 

「!!ホント!?」

 

「ああ、それがどうかしたか?」

 

「ちょっと待って!!」

 

そう言うと、三人で話を始めた、数十秒話をするとこちらを向き。

 

「じゃ、じゃあさ、ちょっと付き合ってほしい事があるんだけど、どうかな?」

 

「んー、それはとりあえず買い物済ませてからでもいいか?」

 

「うん、良いけどなんで?」

 

「いや、流石に店の中で話をすると、他の人の邪魔になるだろ?」

 

「「「・・・・・あ」」」

 

「てな訳だ、先にお互い買い物をしてから、店の外で話を聞くよ」

 

「了解!それじゃあ後でね」

 

「あいよ」

 

そう言ってお互いに分かれ、買い物を行った、そんで買い物を済ませ、店の外で待っていると。

 

「ごめーん、お待たせ」

 

「おう、もう良いのか?」

 

「うん、バッチシだよ」

 

「そんじゃあさっきの続きとしますか、それで?俺に付き合ってほしい事って?」

 

「うん、それはね、一緒に海に行かない?」

 

「海に?」

 

「うん、そ、どうかな?」

 

「海か、最近全然行ってなかったな」

 

「「「どう!?」」」

 

「良いんじゃねーか」

 

「「「ホント!?」」」

 

「ああ、久しぶりに海に行くのも良いもんだろうしな、最近はプールで十分だったしな、たまにはな」

 

「「「やったーー!!」」」

 

「そこまで喜ぶことか?」

 

「いいのいいの、女の子にはいろいろあんの」

 

「「そうそう」」

 

「そ、そうか、まぁ一緒に行くわけだし、足はこっちで何とかしてやるよ」

 

「マジで?サンキュー!さっすが兄さんだね」

 

「褒めてもなにもでねーーぞ」

 

「ありゃりゃ、てのは冗談」

 

「ホントか?まあいいや、じゃあそっちが決まり次第でいいから連絡くれよ」

 

「OK、それじゃあまた連絡するね」

 

「おう、頼むわ」

 

「了解、それじゃあ私達は行くね」

 

「おう、気を付けて帰れよ」

 

「分かった、じゃあね」

 

「「バイバーイ!!」」

 

「あいよ」

 

そう言ってお互いに手を振り合った後に帰って行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

てな事があって今は俺とリサ、つぐみに沙綾の四人で海に来てるって訳っよ。

 

「「「兄さん/お兄ちゃん、早くーー!!」」」

 

 

おっと、呼ばれたので行きますとしますかね。



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83話

 

海に出て来た俺達は四人で水の掛け合いをしていた。

 

「ほらー。くらえ!」バシャ

 

「うわ、リサめ、やりやがったな、お返しだ!」バシャ

 

「うわ!」

 

「「隙ありーー!!」」ザパァー

 

「ちょ、二人がかりはずる」

 

「「「あははは」」」

 

「くそー、やりやがったな」

 

「「「逃げろー」」」

 

「待てコラー!!」

 

と言う感じに遊んで今は浜辺に戻って、簡易テントの中に入って休憩している。

 

「そういや、お前ら日焼け止めとかはしてるのか?」

 

「「「あ、忘れてた」」」

 

「おいおい、ちゃんとしねーと後が大変だぞ」

 

「それじゃあさ、兄さんが塗ってよ」

 

「なんで俺なんだよ、二人いるじゃねーか」

 

「いーの、兄さんにしてもらいたいの」

 

「「そうそう」」

 

「なんでお前らまでそっち側なんだよ、たく、分かったよ」

 

「えへへ、それじゃあお願いね」

 

そう言ってリサはうつぶせに寝転んで、水着の紐をほどいた。

 

「それじゃあやるぞ」

 

「うん、お願い」

 

そう言って俺は日焼け止めを手に付け、リサの背中へと手をやった。

 

「ん!♡」

 

「こんな感じか?」

 

「あ!♡、うん、良い感じ」

 

それを聞いて俺は引き続き、日焼け止めを塗って行った、しかし、こいつ塗る度に、なんかエロい声出すな。

 

そんな感じで日焼け止めを塗り終えた俺は。

 

「はい、お終い、前の方は自分で塗れよ?」

 

「はぁ♡、はぁ♡、う、うん、分かった」

 

「「ゴクリ・・・」」

 

「つ、次は私お願い!」

 

「次は沙綾か、ほれ、寝転びな」

 

「う、うん」

 

そう言って沙綾は寝転び水着の紐をほどいた。

 

「それじゃあいくぞ?」

 

「う、うん」

 

そう言われたので、リサと同様な感じで手に付け、沙綾の背中へと手をやった。

 

「うひゃ!」

 

「大丈夫か?」

 

「だ、大丈夫、続きをお願い」

 

「了解」

 

「ひゃ!」 「んん!」「あ♡」

 

「はい、お終い」

 

「はぁ、あ、はぁ、ありが、とう♡」

 

「あいあい、最後はつぐみか?」

 

「う、うん、お願いね、お兄ちゃん」

 

「それじゃあ、寝転びな」

 

「う、うん」

 

そう言ってつぐみは寝転んで、水着を、つぐみの場合は脱ぐ?になるのか?まあ肩の部分を外したで良いのかな。

 

「それじゃあ、いくぞ?」

 

「う、うん、お願い」

 

つぐみの言葉を聞いた俺は、二人と同じ用に日焼け止めを手を付けてつぐみの背中へと手をやった。

 

「きゃ!」

 

「おいおい、大丈夫かよ」

 

「だ、大丈夫」

 

「そ、そうか?じゃあ続きやるな」

 

「ひゃ!」「きゃ!」「んんん!」「ふぇぇ~♡」

 

てな感じでつぐみも塗り終えた、何か何回か既視感があったが、まぁ気にしないでおこう。

 

「つぐみも、前は自分でな」

 

「う、うん♡、分かった♡」

 

それを聞いて俺はとりあえずテントを出た。

 

いやー、しかし、緊張した、女の子にあんなことするの初めてだったから、結構ヤバかった、動揺してるの悟られまいと平気な感じでやっていたが、ドキドキしまくってたぞ、しかし、特にリサの時が結構ヤバかった。

 

ちなみに今更だが、三人の水着だが、リサが花柄の紫のビキニで沙綾が、リサと似たような感じのビキニタイプの黄色の水着で、リサと違う所と言えば、上の水着部分に、フリルがついているぐらいだな、最後がつぐみで、つぐみは背中が空いているタイプのワンピースタイプの、ピンクの水着だ。

 

まあ俺もあんまり知ってる訳ではないから、こんな感じの説明になっちまうが、逆にこれくらい知ってたらよくね?

 

 

俺はとりあえず、グッタリしている三人が起きるのを外にパラソルを指しながら待つことにした。

 

 








みなさんからの評価、感想をお待ちしてます、よろしくお願いいたします。


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84話




Alan=Smiteeさん、SASAIさん☆9評価ありがとうございます!



それから更新遅くなってすみませんでした!!


 

あれから三人が治る?までしばらくテントの外で待っており、そろそろ10分ぐらいがたつ、結構暑いからそこそこヤバいんだけどな、するとテントの方から。

 

「兄さんお待たせ」

 

「「お待たせー」」

 

「おう、もう大丈夫なのか?」

 

「「「うん、大丈夫」」」

 

「そうか、それじゃあそろそろ良い時間だしな、昼飯にでもするか」

 

「「「賛成ー!!!」」」

 

俺達は昼飯を食べるために海の家へと向かった。

 

 

海の家へと着いた俺達は昼飯を買おうと中に入ると、見知った顔が居た。

 

「燐子?」

「有咲?」

「イヴちゃん?」

 

そう、その見知った顔とは、燐子、有咲、イヴの三人だった。

 

「い、今井さん!」

「沙綾!?」

「みなさん!!」

 

「俺もいるぞー」

 

「「兄さん!!」」

「結城さん!」

 

「よう、お前らも来てたんだな」

 

「はい!みなさんでここに来ようって約束していたんです!」

 

「そうなのか?」

 

「ええ、ほら、私達って、キーボード担当じゃないですか?それで合同で練習とかする時に楽器ごとに分かれて練習とかするんですけど、その時に仲良くなって、今に至るって訳なんですよ」

 

「へーそうなのか、何か以外な組み合わせだったから驚いたわ、二重の意味で」

 

「「二重の意味?」」

 

「ほら、イヴは結構海とか好きそうな感じがあるけど、お前ら二人はどっちかと言えば・・・・さ?」

 

「「ああー、確かにそうですね」」

 

「だから、ここに来てる事にも少々な」

 

「ま、まあ確かに最初は渋りましたけど」

 

「イ、イヴちゃんのあの時のを・・見たら」

 

「そんなにすごかったのか?」

 

「「メチャクチャ目を輝かせてたんですよ」」

 

「「「「ああー、何となく想像できるわー」」」」

 

「でもまあ、あたしとしても去年ポピパで行ったぐらいなんで、イヴと燐子さんと来るってのは、楽しみではあったんんで良かったですけどね」

 

「私も・・去年も海には来ましたけど・・回お二人と来られて良かったです」

 

「そうかい、それで?お前らも昼飯か?」

 

「はい!今からご飯を三人で食べようと思っていたんです!!」

 

「それじゃあさ、私達と一緒に食べない?」

 

「良いですね!!ご一緒に食べましょう!!」

 

「燐子さんと、有咲はどう?」

 

「「もちろん、食べましょう/食べようぜ」」

 

「それじゃあ買いに行くか」

 

「「「「おーー!!!」」」」

「「お、おー」」

 

こうして、三人も一緒に昼食を食べる事になり、みんな各々食べたいものを注文していった(お代は全部俺が支払った)、それから各自料理を受け取って、席に着いた。

 

各自頼んだものを見て見ると、有咲とイヴがラーメンで、リサと燐子が焼きそば、つぐみと沙綾と俺がカレーを注文した。

 

「それじゃあ、食いますか、いただきます」

 

「「「「「「いただきます!!」」」」」」」

 

こうして俺達は昼飯を食べ始めた、が、まあ食べてるときには色々あった、何があったかと言うと。

 

「つぐみさん!一口ください!」

「ちょ、イヴちゃん、ちょっと待ってそれ以上は、って、きゃー!」

 

っと、イヴがつぐみを押し倒した感じで、百合展開になったり。

 

「「ほら、有咲、あーん」」

 

「沙綾いらねーって、リサさんも何してるんですか!?熱、熱いって!、って聞けーーー!!」

 

「「あははは!!」」

 

っと、有咲が沙綾とリサにおちょくられていたり。

 

「兄さん、一口頂戴?」

 

「ん?良いぞ、ほれ」

 

「あーーん、・・・・うん、美味しいね」

 

「だな」

 

「お返しに、あーーん」

 

「ん?あん・・・うん、美味いな」

 

っと、俺と燐子はまったりしながら食べさせあったりしていた。

 

まあそんなこんなで昼食を食べた俺達なのだった。

 

 

 

 

昼食を食べ終えた俺達は、三人も一緒に、六人で再び海へと来ていた。

 

「・・・・・」

 

「ん?兄さん、どうかした?」

 

「いや、そういやいつかは忘れたが、リサが、燐子がスタイルが良いって言ってたのを今思い出してな」

 

「ああ、確かにそんな事言ったかもね、それで、どう思う?」

 

「確かにスタイル良いな、どちらかと言えば着やせする方なのか?」

 

「どうだろうね、それに関しては私からは何とも」

 

「まあそこまで深く聞くつもりもないから良いけどな、それにしても」

 

「??何かある?」

 

「いや、イヴはモデルやってるから、スタイル良いのは分かってたわいたんだけどさ、意外と有咲もスタイル良いよなと思って」

 

「でしょ?有咲って結構スタイル良いんだよね」

 

「沙綾か、良いのか?あっちで遊ばなくて」

 

「いやね、有咲の話が聞こえたから来ちゃった」

 

「確かに有咲もスタイル良いよね、有咲って結構胸大きいんだね、燐子も大きいけどさ」

 

「燐子さんもスタイル良いですよね」

 

「二人はあの二人みたいな感じになりたかったのか?」

 

「「まあ、うらやましいと思ったことはあるかな」」

 

「そうなのか?言うてお前らだってスタイル良い方だろうがよ」

 

「「そうかな?」」

 

「・・・・うん、まあ良いや」

 

「まあ何でもいいじゃん!私行ってくるね!」

 

「あ!あたしも!」

 

そう言って二人は再び海へと入って行った、それと入れ替えにつぐみがこっちに来た。

 

「あ、お兄ちゃん」

 

「おう、どうした?」

 

「うん、ちょっとはしゃぎすぎて疲れちゃった」

 

「お前らもか?」

 

「??」

 

つぐみは何かを分かってないみたいで、つぐみの後ろを指さすと、つぐみは振り返って、確認すると、そこにはバテバテの有咲と燐子がいた。

 

「あ、有咲ちゃんと燐子さん」

 

「ほれ、飲み物」

 

「「!!!!」」

 

俺が二人に飲み物を渡すと、二人は、普段の二人からは想像出来ない速さで俺から飲み物を受け取り、勢いよく飲み干した、そう、飲み干したのだ、500のペットボトルを一気に。

ちなみにつぐみにもあげています。

 

「そう言えばさっき沙綾ちゃんとリサさんと何の話をしてたの?」

 

「ああ、燐子と有咲のスタイルが良いなって話をしてたんだよ」

 

「「な!////」」

 

「あ!それ分かるイヴちゃんもだけど、リサさんと沙綾ちゃんも良いよね!」

 

「つぐみはどうなんだ?二人みたいになってみたいか?」

 

「うーーん、確かに二人みたいな感じも憧れるけど、私はどっちかと言うとイヴちゃんみたいな感じになりたいかな」

 

「そうなのか、二人はあるのか?」

 

「「今井さん!/リサさん!」」

 

「お、おう、そうか」

 

「私もリサさんみたいになりたいです!!」

 

「うお!ビックリした、三人とも戻って来たのか」

 

「「うん、疲れちゃった」」

 

「そうか、それにしてもリサのスタイルが一番人気みたいだな」

 

「え!?あたし!?そ、そう?えへへ、なんか嬉しいな」

 

そこからは俺を抜いた女性陣でスタイルの話を繰り広げられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、片付け等々を行って、帰ることになった、俺の運転で、一人ずつ家に行き、送り届け、俺が家に着いたのは夜の8時半前だった、そこから風呂だけ入り、リラックスしたのと同時に眠気も来たので、晩飯を食わずにそのまま吸い込まれるようにベットに行き、そのまま倒れるように眠りに着いたとさ。



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85話

ある日の朝、寝起きで寝ぼけながら階段を下り、リビングに着いたときに。

 

 

ピンポーン

 

っと、チャイムが鳴ったので覚めていない体を動かして出た。

 

「はいはーい、誰ですかっと、って、お前らか」

 

「「「「こんにちは!!」」」」

 

「・・・今ならおはようじゃね?」

 

「「「「・・・・あ」」」」

 

「まあ、そんなことは別に良いや、それで?どうしたんだよ、こんな朝っぱらから」

 

「「「「遊びに来ました」」」」

 

「そうか、まあそれは良いんだが、こんな朝っぱらからじゃなくても良かったんじゃね?」

 

「善は急げと言うじゃないですか」

 

「使いどころがあってるのかあってないのかはこの際どうでもいいや、とりえず家に入るか?」

 

 

「「「「はい!!」」」」

 

そう言って俺は四人の女の子を家に招き入れた。

ちなみに家に来た四人は、千聖、燐子、有咲、ひまりの四人だ・・・・・有咲と燐子は前回の海の件で知ってるから分かるんだ、それに千聖とひまりか・・・・謎だな。

 

 

そんな事を思いながら俺はリビングへと戻った。

 

 

 

 

俺が戻ると四人はソファーでまったりしていたので、俺はとりあえず。。

 

「お前ら朝飯は食ったのか?」

 

「私はまだです」

「私もでーす!」

「あたしは食べてきました」

「w、私も・・・食べてきました」

 

「そうか、千聖とひまりは何か食うか?まあ簡単なもんしか出来んが」

 

「「食べます/食べる!!」」

 

「あいよ、それじゃあちょっと待ってな」

 

そう言って俺は三人分の朝食の準備を始めた。

ちなみに今日の朝飯はパンとベーコンエッグと有り合わせで作った、簡易サラダだ。

 

 

チーン

 

ベーコンエッグを作り終えた所で、ちょうどパンも焼きあがったので、先に二人分の料理を皿に盛りつけて、二人に出した。

 

「へい、お待ちどうさん」

 

「「ありがとうございます/ありがとうー!」」

 

「冷めないうちに食っちまいな」

 

「「いただきます!!」」

 

俺は二人が食べ始めたのを確認してから、自分の分の朝食も作り始めた。

 

 

 

 

チーン

 

さっきと同じなので割愛、俺の分も完成したタイミングで。

 

「「ごちそうさまでした!!」」

 

え?早くね?まだ3~4分しか経ってないんだが、まあ良いか、俺はそう思いながらリビングへと朝食を運んだ。

 

「もう食っちまったのか?」

 

「はい/うん!」

 

「そんな急いで食わんでもよかったろうに」

 

「「だって結城さん/お兄ちゃんと遊ぶ時間がその分減っちゃうじゃない!!」」

 

「俺が今から朝飯食うって事は分かってるか?」

 

「「あ・・・・・てへ//」」

 

「お前らな」

 

「「あはははは・・」」

 

「有咲と燐子は何もいらねーのか?」

 

「あたしは大丈夫です」

 

「私も・・大丈夫」

 

「それじゃあちゃっちゃと食っちまうから待っててくれな」

 

「「「「はーい」」」」」

 

俺はそう言って少し早めにかつ、しっかり味わいながら朝食を食べた。

 

まあその食ってる最中に四人から「・・・じゅる・・」などと聞こえたのは気のせいだと思いたいのであった。







まだこの作品を読んでくれている方がいらっしゃいましたら、感想とかで教えて頂けるとありがたいです、更新が遅くなって見てくれているのかが、自分!気になります!


その他にも、ご意見や、感想、評価の方もお待ちしてますので、よろしくお願いいたします。



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86話

あの後俺も朝飯を食い終わり、今は俺が洗い物をし、さっきまで飯を食べていたテーブルの上にミユがおり、その周り四方向に、千聖、燐子、ひまり、有咲が何故か正座で、ミユに向かって、なんかドラマとかでありそうな、『付き合ってください!』って感じの状態みたいな感じでミユに向かって手を出している。

 

ちなみにそれをやられているミユ本人は何が何だか分からずに、頭をコテンッと傾けて、「ニャ~」と泣いている。

 

なぜこんな事になったかと言うと、俺が朝飯を食っている時の事で。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺が朝飯を食っていると、ミユがトコトコと俺の方に歩いてきて、そのままの勢いで俺の脚の上に乗るとそのまま寝転がり、眠りについちまった。

 

「お前さんはまったく」

 

「ミユちゃん、何か流れのまま寝ちゃいましたね」

 

「まあいつもの事だしな」

 

「いつもこんな感じなんですか?」

 

「そうだな、いつもこんな感じだな、自分は飯を食って満足したら即寝るって感じでな、俺が食ってようがお構いなしだな」

 

「なんとも・・ないの?」

 

「ああ、、特に暴れるとかはないからな、この状態になったら毎回後は寝るだけだから、特に何ともないぞ」

 

「愛されてるんだね」

 

「まあな」

 

「他にもこんな感じになる人っているんですか?」

 

「他か、そうだな、よくつぐみにはなついてるな」

 

「つぐみに!?」

 

「ああ、まあたぶんうるさくないから良いんだろうな」

 

「他は?」

 

「後はそうだな、紗綾かな」

 

「ああー分かるかも、何かそんなイメージあるな」

 

「まあたぶんバカ二人がうるさいから紗綾に逃げてるうちになついたんだろうな」

 

「有咲ちゃんとりみちゃんはどうなの?」

 

「わ、私ですか?えーーっと、そのーー」

 

「「「???」」」

 

「もしかしたら嫌われんじゃねーかって言って中々行けてないんだよな」

 

「ゆ、結城さん!?」

 

「あらそうなのね、フフフ」

 

「千聖さん笑わないでくださいよ」

 

「「フフフ」」

 

「二人も!?ええそうですよ!そう言う三人はどうなんですか!?」

 

「「「!!!」」」

 

「もしかしてまだとか言わないですよね?」

 

「いや、それは」

「えーーっと」

「・・・・・・」

 

「へー、三人もまだなのに良く他人事の用に笑えましたねー」

 

「「「ギクッ!!」」」

 

「まぁまぁ、有咲もその辺にしといてやんな」

 

「結城さんがそう言うなら」

 

「「「・・・はぁ〜」」」

 

「それじゃあ結城さんはこの四人の中で誰が選ばれると思いますか?」

 

「知らんがな、何ならミユに決めてもらいなよ」

 

「ミユちゃんにですか?」

 

「「「それだ!!」」」

 

「うぉ!ビックリした!」

 

「そうよ、私達が選ばなくても、ミユちゃんに誰が良いか選んでもらえば良いじゃない!!」

 

「「「そうか!!」」」

 

「何か違うような気もしない事もないが、まぁいっか」

 

——————

 

てな感じの事があって、今あーいった状態になっているって訳。

 

はてさて、ミユは誰を選ぶのか、はたまた誰も選ばないのか。

 

 

 

 

誰が選ばれるのかはあなた次第。

 







今現在2作品を投稿させていただいてるのですが、これからの事でお聞きしたい事とかがあります。

詳細は活動報告をご覧ください!


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87話




ダースケさん☆9評価ありがとうございます!!


 

ある日、ミユのついでにCiRCLEの前を通った時にふと思ったことがある、あいつらの演奏を聴いてたら、俺もやりたくなったので、CiRCLEに立ち寄ってみた。

 

「いらっしゃいませ!・・・って、結城?」

 

「おっす、まりな」

 

「うん、それで?今日はどうしたの?」

 

「ああ、空いてないかと思ってな」

 

「何かするの?」

 

「ああ、ピアノってあるか?」

 

「うん、あるよ」

 

「よし、それじゃあやっていっても良いか?」

 

「うん、良いけど、出来るの?」

 

「一つだけだけどな」

 

「そうなんだ、あ!じゃあさ、私もその演奏聴いても良いかな?」

 

「ああ良いぞ」

 

「それじゃあちょっとだけ準備するから、待ってて」

 

「了解」

 

 

 

 

 

~数分後~

 

 

 

「お待たせ」

 

「おう、ありがと」

 

「うん、こっちだよ」

 

「あいよ」

 

そう言って俺はまりなが用意してくれた部屋へと向かった。

 

 

 

 

「ここだよ、あれで大丈夫?」

 

「ああ、なんでも良いよ、弾ければなんだってさ」

 

「分かった」

 

「さ、てと、いっちょやりますか」

 

「・・・・・・」

 

俺はそう言って弾く準備を整えた。

 

 

「これで良しっと、それじゃあ弾くな」

 

「うん」

 

 

「すー、はーー」

 

呼吸を整え、俺はピアノを弾き始めた。

 

「♪~~♪~~♪」

 

「♪~~♪~~♪~~」

 

「♪~~♪~~♪~~~♪」

 

ちなみ結城が弾いている曲は某音ゲーのANIMAです。

 

「♪~~♪~~♪」

 

「♪~~♪~~♪」

 

「♪~~♪~~♪~~~♪」ジャン!!

 

 

 

「・・・・・・はーーーーーーーーーー」

 

「お、おつかれ」

 

「ああ、どうだった?」

 

「「「「凄すぎでしょ!!!!」」」」

 

「うお!!お前らいたのかよ」

 

「今さっきだけどね」

 

「そうか、それで?そんなに凄いか?」

 

「いや、凄いなんてもんじゃないでしょ」

 

「今の曲って、あの音ゲーの、だよね?」

 

「お、やっぱり燐子には分かるか」

 

「うん、私もこの曲好きだから」

 

「そうか、いい曲だよな」

 

「うん、でも、流石に弾こうとは思えないよ、私がやると体が追い付かないからね」

 

「確かに、すんげー疲れた」

 

「ねぇねぇ、お兄ちゃん、これ弾いてみてよ!!」

 

「こ、これか?」

 

「うん!!」

 

「よし!じゃあやるぞ」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「・・・・・・」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「・・・・・・」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「・・・・・俺楽譜読めねーんだけど」

 

「「「「「んなっ!!」」」」」ズルッ!!

 

俺が事実を告げると、みんなは一斉にズッコケた。

 

「お、お兄ちゃん、楽譜、読めないの?」

 

「ああ、てか見た事すらない!!」

 

「それは威張って言う事なんですか?」

 

「じゃ、じゃあ、さっきの曲は何で弾けるの?」

 

「ああ、あれな、あれは友人にピアノやってる奴がいてさ、あの曲弾きたいがために、弾き方だけ教えてもらった」

 

「楽譜も見ずに、よく弾けましたね」

 

「ああ、読めねーから、何百、何千と弾きまくったよ」

 

「それはそれですごいね」

 

「ああ、てな訳で教えてくんね?」

 

「「「私が教える!!」」」

 

「一人、で良いからな」

 

「それじゃあ、私がこの曲を、燐子先輩がこっちを、有咲ちゃんがこっちを教えるって言うのはどう!?」

 

「「賛成!!」」

 

「お、おう、それじゃあ頼むわ」

 

 

 

それからしばらくの時間、つぐみと燐子と有咲の三人に楽譜の読み方から、何曲か教えてもらい、この日は一日中CiRCLEにいる形となったのだった。



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88話

 

この日俺は姉貴に呼ばれて、姉貴のいる事務所へと向かっていた。

 

「たく、いきなり事務所に来いって、何考えてんだ?」

 

そう思いながら事務所へと歩いて行くと、事務所に入ろうとしたところで。

 

「あの、すみませんが、豊川京香さんの弟さんでしょうか?」

 

「はい、そうですが」

 

「あ、良かった、私はあなたをお迎えするように言われた者です」

 

「あ、それはどうも」

 

「いえ、それではこちらへどうぞ」

 

そう言って歩いて行ったので、俺はその後について行った。

 

 

 

 

事務所に入って少し歩いた所で。

 

「それではこちらで少々お待ちください」

 

「分かりました」

 

そう言って俺は案内された部屋に入った、すると。

 

 

カチッ

 

っと扉の方で音が聞こえたので、確かめてみると、どうやら鍵がかけられたようだ。

 

「マジかよ」

 

俺はとりあえず中に進んだ、すると。

 

「彩、お前こんな所でなにしてんだ?」」

 

「あ、お兄ちゃん!!」

 

そう言って彩は俺に抱き着いて来た。

 

「おっと、それで?何でここにいるんだ?」

 

「えっとね、マネージャーさんにこの部屋で待つように言われたんだ」

 

「そうか」

 

「お兄ちゃんは?」

 

「俺は姉貴に事務所に来るように言われてな、来たところで案内役の人にこの部屋を案内されてな」

 

「そうなんだ、それじゃあここでマネージャーさん待ってよっか?」

 

「その必要はないぞ」

 

「なんで?」

 

「多分来ないだろうからな」

 

「来ないの!?」

 

「さっき俺を案内した人が出て行った時にどうやら鍵を閉められたようでな」

 

「そ、そ、そ、それじゃあ、どどどどどうしよ!?」

 

「落ち着け、とりあえず何かねーか探すか」

 

そう言って部屋の中を探索しようとした瞬間。

 

『えーっと、あ、あ、あ、あ、あーーーー、大丈夫これ?繋がってる?OK?はーい、ゴホン!!今そこの部屋に居るはずの結城に彩ちゃん!・・・・・いるよね?ま、まぁ良いかな、えーーっと、それでは今から二人には協力しながら二人でその部屋から出てもらいたいと思います!ルールはいたって簡単!その部屋のどこかしらに問題が書いた何かしらがあるからそれを見つけて問題に答えてもらい、最後に脱出用のキーワードを答えてもらったら脱出成功よ、と言っても、問題もそこまで難しいものではないから大丈夫なはずよ、でも彩ちゃんだけだと心配だから、結城にも手伝ってもらうわね、あ、基本的には彩ちゃんが考えてね、結城は考えるのは良いけど、答えるのは無しで、どーーーしても彩ちゃんが分からなくて、イライラして暴れだしそうになったら答えてね、後が怖いから、ではそんな訳で、頑張ってねーー』

 

その声と共に、姉貴の声は聞こえなくなった。

 

「そんじゃまあ、その問題とやらを探しますか?」

 

「う、うん」

 

そう言って、俺達は部屋の中を物色し始めた、すると。

 

「あ、お兄ちゃん、これ」

 

「ん?金庫か」

 

彩が見つけたのは、小型の金庫だった。

 

「でもそれ番号分かんねーと開かねーから他も探すか」

 

「そうだね」

 

再び物色を再開したところで、本棚の所で、一枚の紙を見つけた。

 

「これか、おい彩」

 

「なに?あ!それだね!」

 

「そうだな、それじゃあさっそく」

 

そう言って俺達は、内容を確認した。

 

 

 

問題   数字を答えなさい

 

 

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           |  |

    --- ---   | 

 

 

っと書かれたいた、それにご丁寧に棚の上には鉛筆まで置いてあるとか、ほぼ答え言ってねーかこれ。

 

「ほれ考えなさいな」

 

「え!?え?お兄ちゃんも考えてくれるんじゃないの!?」

 

「一緒に考えたら意味ねーだろうが、それはさっき姉貴が言ってたじゃねーか」

 

「お兄ちゃん」

 

「おねが~~い~~」

 

「早くしようか?ん?」

 

「ごめんなさいごめんなさい、考えます、すみません」

 

「さっさとやれ」

 

「はい」

 

そう言って彩は考えにはいったので、俺は再度なにか無いか探し始めた。

 

 

 

 

 

~十分後~

 

あの後探したが、特に何もなかったので、彩の所に戻ると。

 

「おーい、そっちはどうだ・・・・って、なんでお前泣いてるんだよ」

 

「お”に”ぢゃ~ん”!!」

 

戻ってくると何故か彩がガチ泣きしていた。

 

「いや、どこに泣く要素があるよ」

 

「分がんないよ”~」

 

「ええー」

 

マジかこれは流石に分かると思うんだがな、しかたねーか。

 

「頭だけで考えねーで、そこにある鉛筆を使ってみな」

 

「・・・鉛筆?」

 

「そ、ほれ、早くしねーと帰る時間が遅くなっちまうぞ」

 

「・・・・うん」

 

俺がそう言うと、彩は再び考え始めた。

 

 

~十五分後~

 

 

「出来たーーー!!」

 

お、どうやら出来たみたいだな。

 

「出来たか?」

 

「うん!!これでしょ!!」

 

彩が見せてきた紙を見ると、正解の数字が浮かびだされていた。

 

「お、出来たじゃねーか、えらいえらい」

 

俺がそう言って頭を撫でてやると。

 

彩は嬉しそうに目を細めて、ゴロゴロ言いながら気持ちよさそうにしていた。

 

 

「さて、それじゃあ金庫を開けて、次のやつをやろうぜ」

 

「うん!!」

 

そう言って俺達は金庫の鍵を開けた、すると、紙が一枚入っており、その紙を見ると、問題が書かれていた。

 

「・・・なんじゃこりゃ」

 

「・・・なに?これ?」

 

問題は某四人の人の帽子の色当てのあれです。気になる方はG〇〇gl〇先生で調べてみよう。

 

 

この問題は俺も頭を唸らせた。

 

 

~二十分後~

 

 

・・・・・・・!!そう言う事か、なるほどな、これは彩にはちょいと厳しいかもしれんな、まあとりあえずは様子見ってところかな。

 

 

 

~三十分後~

 

あれ?あいつやけに静かだな、これだけ時間がかかるんなら泣いてこっちに来そうなのにな。

 

俺は気になって彩の方に行ってみると。

 

 

「・・・・・・zzzz」

 

 

・・・・・・寝てやがる、こいつ、考えてるかと思ったら寝てやがった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果だけ言えば、俺達は無事?に帰宅する事は出来た・・・・・が。

 

 

 

 

 

あの後彩を叩き起こして考えさせてやっていたら、結果。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脱出するまでに三時間かかって部屋を出て、俺と彩は、俺を部屋に案内した人の運転で家へと帰った、その時に聞いた話しだが、姉貴と他のパスパレのメンバーは同室であまりにも遅いため、寝ていたと言う。



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89話



墨珍さん、腕怪人アンコさん、高評価ありがとうございます!!!


この日俺は東京にある、ある建物の前に来ている、俺はここである奴と待ち合わせをしている、その相手とは・・・。

 

「兄さん!お待たせしました!!」

 

「おう、来たかイヴ」

 

そう俺が待ち合わせをしていたのはイヴだ、何故俺がイヴと待ち合わせているかと言うと、昨日の夜にイヴから連絡があり、『明日一緒に日本刀が展示されている展示館に行きましょう!!』っと言う唐突な内容だった、まぁ俺自身は特に何も無かったので、OKしたので、今ここ、さっきも出て来た、展示館に来ている。

 

「それじゃあ、行くか」

 

「ハイ!」

 

そう言って俺達は中へと入って行った。

 

 

 

中に入った俺達は、まず受付で、金を払い、入場券を受け取った、それからそれを入り口にいる管理人さん?に渡して、展示物のとこへと向かった。

中には色々な刀が展示されており、短いものから、長いもの、細いのから、太いのなど、色々な刀が展示されており、これには俺も見入ってしまったほどだ、っで、イヴはと言うと。

 

「わぁ――!!これはマサムネですね!あ!こっちはムラマサです!!」

 

てな感じで、小さい子みたいに、目を輝かせて、刀をまじまじと見ていた。

 

 

そんな感じで3,40分ぐらい見回ると、実際の刀を触れる体験コーナーなるところがあったので、俺達は入ってみた。

 

「こんにちは、体験をしていきますか?」

 

「出来るんですか?」

 

「はい、っと言っても、本物を使う訳ではなく、模造刀になりますが、さほど変わりはございませんので」

 

「そうですか、どうs」

 

「やりたいです!!!!」

 

「・・・・みたいなので、お願いします」

 

「はい、それではこちらをお付けください」

 

そう言って俺たちに防具みたいなのを渡してきたので、俺達はそれを受けとって、付けた。

 

「それでは初めていきます、まずは・・・・・」

 

みたいな感じで、30分~1時間ぐらいかな、俺達は刀の体験をしんどいながらも、楽しんだのであった。

 

 

 

体験を終えた俺達は、再び展示物を見回ったのだった。

 

 

 

 

「今日はありがとうございました!!」

 

「おう、俺も楽しめたよ」

 

「ホントですか!!良かったです」

 

「とりあえずは満足出来たか?」

 

「ハイ!大満足です!!」

 

「そうか、それは良かったな」

 

「また来たいです!今度はパスパレのみなさんと!」

 

「まぁ全員が時間が合う時に行きなよ」

 

「ハイ!!」

 

「それじゃあ、ここでお別れだな」

 

「ハイ!ありがとうございました!」

 

「おう、じゃあな」

 

そう言って俺はイヴを家まで送り届け、イヴが家に入って行くのを確認すると、俺も家に帰るために歩き始めた。

 

 

 

 

その帰っている途中で電話が鳴り、見て見ると、蘭からだった。

 

「はい、どうした?」

 

「あ、兄さん、今時間ある?」

 

「ああ、あるぞ」

 

「ホント?それじゃあさ、来てほしい所があるんだけど、良い?」

 

「良いぞ、それで?どこに行けば良いんだ?」

 

「うん、それは、LI〇Eで送るよ」

 

「そうか、分かった」

 

「それじゃあお願いね」

 

「あいよ」

 

そう言って俺は電話を切った、すると蘭からLI〇Eが来て、今いる場所と、住所が載っていたので、俺はとりあえず、その場所へと向かった。

 

 

 

 

あれから大体30分ぐらいかな、歩いた所で、指定された場所へ着いた。

 

「ここか、さてと、蘭はどこかなっと、あれか」

 

俺は蘭を見つけ近づいた。

 

「よ」

 

「あ、兄さん、来てくれたんだ」

 

「そりゃあ呼ばれたからな」

 

「ありがとう、早速なんだけど、これ着けて」

 

「これは、仮面?」

 

「良いから」

 

そうせかされながら押し付けるように仮面を渡してきたので、それを受け取り、顔に付けた。

 

「じゃあ行こ」

 

そう言って蘭は店?の中に入って行った、ちなみに蘭はすでに仮面を着けていた(P-ソナの仮面を)

 

 

中に入ると、そこには、いや、そこら中に仮面を着けた人たちがいた。

 

「それで?何をするんだ?」

 

「これ」

 

そう言って俺に一枚の紙を渡してきた、俺はそれを見てみると、そこには。

 

 

『仮面舞踏会!!今宵は男女でセッションだ!!』っと書かれていた。

 

 

「・・・・・・・なんだこれ?」

 

「えっと、まぁ、うん、その通りだよ」

 

「いや、えっと、これは仮面舞踏会なのか?いや、俺自身仮面舞踏会がどんなのかは知らんが」

 

「・・・・・大丈夫」

 

「何が大丈夫なのかは分らんが、まぁ良いや、それで?俺は何をすれば良いんだ?」

 

「うん、私と一緒に歌ってほしいんだ」

 

「俺が?蘭と?」

 

「うん、そう」

 

「まぁ良いが、楽器はどうするんだ?」

 

「演奏は良いんだって」

 

「そうか、なら良いか」

 

「それじゃあ行こっか」

 

「え?」

 

何か知らんが、いつの間にか俺達の番になっていた。

 

「行くよ」

 

「・・・・・あいよ」

 

とりあえず俺は考えるのをやめて蘭について行った。

 

俺達がステージに立つと、演奏が開始された(ちなみに曲はロストワン・・・・だ)

 

「♪~~♪~~♪」

 

「♪~~♪~~♪」

 

「♪~~♪~~♪」

 

「♪~~♪~~♪」

 

「「♪~~♪~~♪」」

 

俺達は互いに交互に歌いあい、ライブ?を何とか終えることが出来た。

 

 

 

 

歌い終えた俺達は最初に居た所に戻った。

 

「兄さんお疲れ様」

 

「ああ、疲れた、しかしいきなりだったな」

 

「うん、そうだね」

 

「しかし、蘭がこんな感じの所に来てるなんてな」

 

「う!、そ、それは」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「実は・・・・」

 

これまでの経緯を聞いた内容を言うと、何か薫の奴が半ば無理やり蘭をこの仮面舞踏会?に誘ったらしいのだが、こころの突発的な案により、違う場所でライブをやる事になったらしい、そのまま蘭お置いて、ハロハピの方に行ってしまい、どうしたものかと考えた結果、俺をさったとの事だ。

 

「えっと、一つ聞いて良いか?」

 

「うん」

 

「これってさ、男女だよな?」

 

「うん」

 

「でも蘭は、薫に誘われたんだよな?」

 

「うん」

 

「・・・・・・良いのか?」

 

「・・・・・・分かんない」

 

「まぁあいつの考えは多分自分を男として、やろうとしてたんだろうけどな」

 

「多分そうだと思う」

 

「・・・・・・・帰るか」

 

「・・・・・・・うん」

 

帰るのに関しては自由みたいなので、俺達は帰ることにした。

 

 

 

 

その帰り道に。

 

「そういや蘭と一緒に歌う事って初めてだよな?」

 

「そうだね、てか、兄さん基本的にあんまり歌わなくない?」

 

「そりゃあ歌う場面がないからな」

 

「確かにそうかも」

 

「初めてやったのに、意外と上手く出来たな」

 

「そりゃあ私と兄さんだからね」

 

「お、言うじゃねーの」

 

俺はそう言って、蘭の頭を少し乱暴に撫でた。

 

「ん!ちょ、ちょっと!!」

 

「ははは」

 

「もう////」

 

「おっと、ここだな」

 

「あ、ホントだ、ありがとう」

 

「おう、楽しかったぞ」

 

「うん、私も楽しかったよ」

 

「そうか、それじゃあな」

 

「うん、またね」

 

そう言って蘭と別れて家へと帰った。

 

 

 

 

 

 

その後、家に帰った俺は、家で、家に置いてある某エナジードリンクを飲みながらゲームをし、ある程度良い時間になったため、俺は寝る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」





さて、結城君の身に何が起きたのでしょうか?




それは次回のお話しで


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90話







投稿が遅くなって申し訳ございませんでした!!!!


朝起きて鏡の前に立った俺は何が何だか分からなかった、なんせ今の俺は。

 

「何だよこれ、完全にこれって・・・・女性、だよな」

 

そう、今の俺の姿は、紛れもなく、女性の姿をしているのだ。

 

「なんでだ?何が原因なんだ?」

 

俺は昨日の事を思い出しながら、原因を考えた、が、結局何も思い当たる節がなかった。

 

そんな時。

 

 

バタン!!!

 

「お兄さん起きた!?」

 

そんな時に、勢いよく扉を開けてきたのは、たえの奴だった。

 

「たえ、お前どうした?」

 

「「「こんにちは」」」

 

「紗綾、りみ、有咲、お前らまで」

 

「おたえ!成功した!?」

 

「香澄?それはどう言う事だ?」

 

「えっとね、お兄ちゃん、実は」

 

そう言って沙綾が俺にこれまでの経緯を説明してくれた、内容としてはこうだ。。

 

 

ポピパで集まる

  ↓

練習をする

  ↓

終わって雑談

  ↓

その時に、前の女装雑誌を発見

  ↓

香澄とたえが、俺の女性化した姿が見たい

  ↓

すると、そこに何故かこころが参上

  ↓

話を聞いたこころが黒服に頼み込む

  ↓

黒服が弦巻家の技術を駆使して、薬を作る

  ↓

それを俺が昨日飲んだ飲み物と同じ物を用意して、冷蔵庫に入れておく

  ↓

それを俺が知らずに飲む

  ↓

次の日になる

  ↓

それで今にいたる

 

 

っと言う事らしい、とりあえず。

 

「おいてめぇら、ちょっとお話をしようじゃないか」

 

「「お、、お断りs」」

 

「だが断る!!」

 

「「いやーーーーー!!」」

 

 

その後二人とOHANASIをして、三人の元にもどった。

 

「お待たせ」

 

「「「い、いえ」」」

 

「しっかし、どうするか、効果的なもんも分らんし、いつ戻るか分かんねーからな、どうすっか」

 

「あ、あの!?」

 

「りみ?どうかしたか?」

 

「え、えっと、よかったら、一緒にお買い物行きませんか?」

 

「買い物?この姿でか・・・・いいぞ?」

 

「お兄ちゃん良いの?」

 

「まあ、なっちまったもんはどうにも出来んしな、まあ、そのうち戻るだろうから、この姿で楽しむのも良いんじゃねーかな」

 

「しっかし」

 

「??どうかしたか有咲?」

 

「いえ、今の姿がカッコイイなと思って」

 

「そうか?」

 

「「確かに」」

 

今の結城の姿は某でろん〇〇〇こんでろーんのあの人?です。

 

「確かに、私から見てもカッコイイと思うな」

 

「うん、カッコイイね」

 

そう言って沙綾とりみも同じような事を言ったのだった。

 

「じゃあとりあえず着替えて来るわ」

 

「「「はい!」」」

 

そう言って俺は自分の部屋に戻って、今ある服で、ある程度のコーディネートをした。

 

「お待たせ、そんじゃまあ行くか」

 

「「「はい!!!」」」

 

そうして若干二名を放置して、俺達は四人で街へと繰り出したのだった。

 

 



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91話

あれから沙綾、りみ、有咲と共に街に繰り出した俺たちはとりあえず、沙綾の店に行くことになったので今は山吹ベーカリーに来ている。

 

「とりあえずお兄ちゃん何も食べてないでしょ?うちのパン食べてから行こうよ、りみりんと有咲も一緒にさ」

 

「そうだな、腹減ったしな時間もまだまだあるし、良いんじゃねーか」

 

「私チョココロネ!!」

 

「了解、有咲は何にする?」

 

「そうだな、じゃあカレーパンで」

 

「分かった、お兄ちゃんはどうする?」

 

「じゃあメロンパンと、カレーパンで」

 

「分かった、それじゃあ用意するから、奥で待ってて」

 

そう言って沙綾が準備をしようとした瞬間に。

 

 

「やっほ~、沙綾~、来たよ~」

 

「あ!モカ!それに巴!」

 

「よう、沙綾!来たぜ!」

 

「私達もいるよ!!」

 

「・・・どうも」

 

「おはよう!」

 

最初にモカが店に入って来て、その後にアフロのメンバーも入って来た。

 

「あれ?今日は知らない人と一緒何だな?こんな人いたっけか?」

 

「私知らな~い」

 

「私も」

 

「「私m・・・・」」

 

「つぐみ?ひまり?」

 

「二人ともどうかしたの?」

 

「「ちょっと失礼しますね、スンスン」

 

そう言ってつぐみとひまりは俺に近づき、ニオイを嗅ぎ始めた。

 

「「スンスン・・・・やっぱり!!」」

 

「ふ、二人も?」

 

「どうかしたか?」

 

「「この人お兄ちゃんだ!!」」

 

「「え?兄さん!?」」

 

二人の言葉に蘭と巴は驚き、モカはパンを選んでいた。

 

「なんでニオイで分かるんだよ、犬か?犬なのか?」

 

「あ、ちなみに私も分かるよ」

 

「ええー、蘭、巴、こっちゃこい」

 

「「う、うん」」

 

二人を呼び、、こっちに来てもらったところで。

 

「ちょっと、ニオイ嗅いでみてくんね?なんか匂うか?」

 

俺がそう言うと二人は俺のニオイを嗅ぎ始めた。

 

「どうだ?」

 

「「うん、いい匂いはするけど、これで兄さんだと判断するのはまず無理」」

 

「だよな、なんか良かったわ、変なニオイがすんじゃねーかと思ったわ、りみと有咲は分かるか?」

 

「「分かりませんよ!!」」

 

「だよな、なんで分かんだ?」

 

「「「愛の力だよ!!」」」

 

「お、おう、そうか」

 

「なんか、巴みたいな感じだね」

 

「私?そうかな?」

 

「そうだね!カッコイイし!なんか、モデルさんみたい!」

 

「うんうん!!」

 

「でもなんでそんな姿に?」

 

「ああ、実はな」

 

俺はこれまでの経緯を説明をした。

 

 

「ってなことがあったって訳」

 

「「なんか、どんまいとしか言えないな/ね」」

 

「まあしばらくしたら治るだろうし、大丈夫だろ」

 

「沙綾~、お会計~」

 

「「「「「「「ずっと選んでたのかよ!!」」」」」」」

 

「え~、だって~、お腹減ったんだも~ん」

 

「「「「モカ/ちゃん」」」」

 

「こいつはこいつで心配になるな」

 

「「「あははは」」」

 

「これから店の奥で食っていくんだが、どうする?」

 

「「「「食べていく!!」」」」

 

「食べま~す~」

 

「それじゃあまずは買わないとな」

 

「そんな事もあろうかと、用意しときました!!」

 

「どうゆう理由なのかは聞かないことにしよう」

 

「それじゃあ行きましょう!!」

 

そう言って沙綾が奥に行ったので、俺たちはあとについて行った。

 

 

 

そこでみんなで朝食をこれからのことを話しながら、食べたのだった。








川崎ノラネコさん、高評価ありがとうございます!


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92話

あの後アフロのメンバーは練習があるとかで、みんなとは別れて今は沙綾と一緒に街の方に来ている。

 

ちなみに有咲はおばあさんに呼ばれたとかで、家に帰り、りみはさっきゆりちゃんに呼ばれて、一緒に買い物をするらしく、嬉しそうにそっちの方に行った。

 

そんで今は沙綾と二人でいるのだが、いるのだが。

 

「なあ、なんか近くないか?」

 

「ええ?そうかな?女子同士なんだし、こんなもんでしょ♪」

 

「そういうもんなのか?」

 

「そういうものなの♪」

 

そう今の状況を言うと、沙綾が俺の腕に抱き着きながら街の方に歩いているため、若干歩きにくいのである、そんな感じで歩いていると、後ろから。

 

「あれ?沙綾じゃん!それと・・」

 

「あ!リサさん、それに、みなさんも」

 

「紗綾ちゃん、その女の人は?」

 

「ああ、この人?この人はね」

 

「山吹さんの友達かしら?」

 

「なんか友希那と似てるね」

 

「そうかしら?」

 

「そうですね、確かに見た目だけだと、似ているかも知れませんね」

 

「ねーねー!沙綾ちゃん、紹介してよ!」

 

「あ!そうだったね、この人はね・・・」

 

『あ、そうだ、お兄ちゃんって事は黙っておこうっと』

 

「山吹さん?」

 

「あ、そうでしたね、この人は」

 

「「兄さんだよね」」

 

「「「え!?」」」

 

『いや、なんで分かるんだよ、ひまりとつぐみと言い、何か仕掛けられてんじゃねーの?』

 

そんなことを結城が思っていると。

 

「何を言っているのリサ?、この人が結城さんですって?」

 

「さすがにそれはないと思いますよ、それに、性別自体違うじゃありませんか」

 

「そ、そうだよね」

 

「またまたー、三人とも分からないの?燐子は分かるよね?」

 

「はい、分かりますよ」

 

『普通は分んねーよ!』

 

『『『そうだとしても普通は分からないわよ/分かりませんよ/分からないよ』』』

 

『やっぱり二人には分かっちゃうかー』

 

「そ、それでそうなんですか?」

 

「ええ、そうですよ」

 

「「「!!!!」」」

 

「はぁー、そうだよ、俺だよ」

 

「な、なんでそんな体に?」

 

「ポピパのバカ二人と、こころが原因なんだよ」

 

「「「???」」」

 

「まあ、説明するとだな」

 

俺はロゼリアのメンバーにこれまでの経緯を説明をした。

 

 

「にわかに信じがたいですが、本人が言うぐらいですからね、そうなのでしょう」

 

「そうね、それにしても・・・」

 

「?」

 

『『『なんか負けた気になる!!』』』

 

「カッコカワイイね!りんりん!」

 

「そうだね、あこちゃん」

 

「それで?二人は今からどこに行くの?」

 

「なんかせっかくだしこの姿で遊びたいんだと、そんで今から街の方にな」

 

「そっかー、それじゃあ友希那、私は行くねー」

 

「「「え?」」」

 

「あ、それじゃあ私も」

 

「「「ええ!!??」」」

 

「いやいや、お前ら、何か用事があったんじゃなかったのか?」

 

「「それはそれ、これはこれ」」

 

「お前らな、三人は良いのかよ?」

 

「まあ特に何もないですし」

 

「良いんじゃないかしら」

 

「良いのかよ、まあ本人達が良いって言ってるからいいのか?」

 

「良いの良いの、さ!行こう?」

 

「はいはい、沙綾は良いのか?」

 

「全然良いよ、それに、二人にバレてる事態で、こうなることは予想出来てたからね」

 

「あらそう、それじゃあ悪いな、三人とも、そんじゃあ行くか」

 

「「「うん!!!」」」

 

そうして俺達は友希那達と別れて、四人で街の方へと向かった。

 

 

 

 

「・・・・どうしましょうか?」

 

「そうね、帰りましょうか」

 

「そうですね」

 

取り残された三人は、各々で別れて家へと帰るのであった。

 



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93話

あの後リサと燐子を加えた四人で街へと向かい、今は目的地であるショッピングセンターに来ている。

 

「しかし、ここに来て何するんだ?」

 

「「え?そりゃあここに来たらやる事は決まってるじゃん!!」」

 

「嫌な予感しかしねーんだが」

 

「あはは・・」

 

「「ほら!早く行こ!」」

 

「へいへい」

 

そうして俺達は俺と燐子は二人の後について行った。

 

 

 

 

それから向かった先はと言うと。

 

 

「おいお前らちょっと待て」

 

「「何?」」

 

「何じゃねーよ、なんで一発目がここなんだよ」

 

そう、一発目に来たのはなぜかいきなり女性用の下着売り場だった。

 

「えー!そんなの決まってるじゃん!女性になったんだから、まずは下着でしょ!」

 

「なんでいつ戻るか分かんねーのに、下着何買わにゃならん」

 

「「そんなの!胸とかいろいろダメじゃんか!!」」

 

「なんでそんなキレ気味に言われてるのかが分らんが、買わんからな」

 

「「ええーー」」

 

「ええーー、じゃねーよ、ったく」

 

「仕方ないか、それじゃあ次に行こう!!」

 

そう言って再び俺達は歩き出した。

 

 

 

次に来たのは洋服売り場だった、そこには見知った顔がいた。

 

「あれ?千s・・・んんん!」

 

「はーーい、それ以上はアウトねー」

 

「んんん!・・・・ぷはぁ、何すんのさ」

 

「お前こそ何いきなり爆弾発言しようとしてんだよ、何のためのあの変装だよ」

 

「あ!そっか、そうだよね」

 

「そうだよ、ったく」

 

そう、そこにいたのは、千聖と彩、イヴの変装をした三人がいたのだった。

 

「??あら、リサちゃんじゃない、それに、燐子ちゃんに、沙綾ちゃんも、それと・・・」

 

「何々?どうしたの・・・って、あ!リサちゃん!燐子ちゃん!沙綾ちゃん!」

 

「みなさんも来られていたんですね!」

 

「やっほー、三人は休みなの?」

 

「ええ、たまたま、三人同じタイミングで休みになってね、それで、それを知ったイヴちゃんがね」

 

「そうなんだー」

 

「ねぇねぇ、それよりさ、一緒にいる女の人は誰なの?なんかモデルさんみたいな感じだけど」

 

「ああ、この人はね・・」

 

「「兄さんなのよね/ですよね」」

 

「え?」

 

『いや、だからなんで分かんだよ、何なのこの二人と言い、ここにいる三人と言い、何か怖いわ』

 

「え?この人が結城さん?・・・・まっさかー」

 

「彩ちゃんこそ何を言っているのかしら?どこをどう見ても兄さんじゃない?」

 

「そうですよ彩さん、一目見ただけで分かるじゃないですか」

 

「え?え?・・・・これって私がおかしいのかな」

 

『いや、彩、お前の反応が一番正常だと思うぞ、普通は一目見ただけじゃ分かんねーよ、ましてや今は性別自体が代わってるんだぞ、それを一目見ただけで分かる方がおかしいんだからな』

 

「やっぱり二人は分かっちゃうかー、正解だよ」

 

「え?え?え?本当に結城さんなんですか?」

 

「ああ、俺で間違いじゃねーよ、それと、彩がおかしいんじゃなくて、そっちの二人がおかしいだけだから、気にすんな」

 

「あら失礼しちゃうわね、私達のどこがおかしいと言うのかしら?」

 

「この格好で俺だと分かるとこだよ、しかも何の躊躇もなしに言うところな」

 

「あら?これくらい当たり前だと思うわよ」

 

「当り前じゃねーよ」

 

「「そうですよ!」」

 

「ほら言ってやれ」

 

「「「「当り前じゃなくて、分かって当然だよ!!」」」」

 

「・・・・・」OTZ

 

「あはは・・・えっと、大丈夫ですか?」

 

「ダメだな」

 

「それより、なんで結城さんが女性の姿に?」

 

「ああ、それはな」

 

俺はこれまでの経緯を三人に説明をした。

 

「こころちゃん・・・・」

 

「な?いらんこt」

 

「よくやってくれたわ!!」

 

「おいこらてめぇ」

 

「あはは、大変でしたね」

 

「ったく、ホントだよ、まったくもってな」

 

「それよりさ、三人も一緒にどう?」

 

「あら、楽しそうね、それじゃあご一緒しようかしら」

 

「ハイ!一緒に行きましょう!」

 

「そ、そうだね」

『結城さん大丈夫かな?・・・』

 

「悩みの種が増えやがった」

 

「あはは・・・」

 

 

 

こうして三人も加わって、計六人で遊ぶこととなったのであった。






レイドラさん高評価ありがとうございます!!!


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94話

 

あれから千聖と彩を加えた7人で服を選んだり、カフェに行ったり、ゲーセンでプリクラを撮ったり、ゲーセンでダンレ〇で踊ったり、ドラマ〇で遊んだり、UFOキャッチャーでぬいぐるみを乱獲したりして遊んだりして、遊んで、今は帰り道を歩いている所だ。

 

「しかし、この体になっても結構動けるもんだな」

 

「凄かったね、私もダンスをやってるけど、あんな動きは流石に出来ないかな」

 

「なんか同じ女の子とは思えない動きをしてたね」

 

「そりゃあ俺は男だからな、意外に体だけ変わって、身体能力自体に変わりはないみたいだ」

 

「それはそれで凄い事よね」

 

「そうだよね」

 

「他の・・お客さん・・・兄さんに見とれてたよ」

 

「??そうなのか?」

 

「「「「「「・・・・・うん」」」」」」

 

『『『『『『踊ってるときに見とれてた事は黙っておこう』』』』』』

 

「どうかしたか?」

 

「「「「「「ううん、何もないよ」」」」」」

 

そんな感じで歩いていると。

 

「あ!見つけたよ!」

 

っと声がしたので、見ていると、そこには美咲と花音と、この体になった張本人のこころがいた。

 

「結城!こんにちh」ガシッ

 

「こーこーろーちゃん、おr、私とお・は・な・しをしようじゃない?」

 

「私と?良いわね!」

 

「それじゃああっちに行きましょうか」

 

「ええ!分かったわ!」

 

そう言って俺はこころを連れて路地裏に行き。

 

 

ゴツン!!!

 

全力のゲンコツをかましてやった。

 

「ったく、黒服さん、居るんでしょ?」

 

「か、要様・・」

 

「こいつの回収はよろしくね」

 

「は、はい・・」

 

「ったく、これに懲りたらちょとは大人しくなるだろう、懲りたら、懲りたら・・・・・・・ないな」

 

そんな事を考えながらみんなの元に戻った。

 

「あ、お帰りー」

 

「えらいのさっぱりだな」

 

「まあ今回の事に関しては、こころが悪いしね、後うちの二バカと」

 

「まああいつは黒服さんに任せたから大丈夫だろう」

 

「しっかし、本当に女の子になっちゃってるんだね」

 

「なんだ、知ってたのか?」

 

「「こころ/こころちゃんから聞いたから」」

 

「なるへそ、やっぱr」

 

「「まあそうじゃなくても匂いとかで分かるけどね」」

 

「・・・・・・・・」チーン

 

「「??どうかした??」」

 

「いや、なんでも、そう、なんでもないんだ」

 

『『『『『『『『何であんなに参ってるんだろ??』』』』』』』』

 

「ま、まあ良いや、それで?どうかしたのか?」

 

「まあ特に用って訳でもないんだけどさ、こころから聞いて、どんな感じになったのかが気になってさ」

 

「それで、こころちゃんが会いに行くって言うから、一度見て見ようって美咲ちゃんと話をして」

 

「それで今に至るって訳か」

 

「「うん」」

 

「それでさ?女の子になって感じた事って何かあった?」

 

「んーーーそうだな」

 

今日一日事を思い出した。

 

 

『ほらほら!こんなの何かどうよ!』

『いえ!それならこっちの方が!』

『違いますよ!やっぱりこっちですよ!』

『こ、こんなの何か、似合うかと』

『こっちも可愛いと思うな』

『ちょ、ちょっとみなさん落ち着いて!』

 

 

・・・・・・・・・・

 

「どう?」

 

「・・・・着せ替え人形ってあんな気持ちなんだなって思った」

 

 

「「「「「ぶふっ!!!」」」」」

 

「え?なに?なに?」

 

「「「「「な、なにもないよ・・・・・・ゲホッゲホ」」」」」

 

『『そう言うことか・・・・あはは』』

 

「そ、それでさ?それっていつ戻るの?」

 

「知らん」

 

「「え?」」

 

「それに関しては俺が知りたいぐらいだ」

 

「「そ、そうなんだ・・・あはは」」

 

「まああの二バカが言うには明日には戻るだろうって事らしい」

 

「二バカって、戸山さんと花園さんだよね?」

 

「そ」

 

「そ、それって、信用できるの?」

 

「出来ると思うか?」

 

「「・・・・・・・出来ないね」」

 

「まあそんな訳だ、なるようになれって感じ」

 

「そうなんだ、あ!そうだ」

 

「どうした?」

 

「どうせだから記念に一枚と思って」

 

「・・・・まあなんでも良いか、ほれ」

 

「花音さんも一緒に撮りましょう」

 

「う、うん」

 

「これだと入らねーな、ならこうして」

 

俺は花音の肩を抱きよせるようにして近づき、三人が収まるようにした、その時に花音の顔が赤くなっていたのは気のせいだろう。

 

「はい、ちーずっと・・・・うん、大丈夫」

 

「満足したか?」

 

「うん、ありがとう、花音さんh」

 

「////////」

 

「・・・・・大丈夫みたい」

 

「そうか、そんじゃあそろそろ帰るとすっか」

 

「「「そうだね」」」

「そうね」

「「そうですね」」

 

「それじゃあ私達も帰りましょうか?」

 

「うん、そうだね」

 

 

決まったところで別々に分かれてみんなは帰っていったので、俺も帰ることにした。

 

 

しかし、今日は一段と疲れたな。

 

 

 

 

 

ちなみに次の日起きて鏡で確認したところ、元に戻っていた・・・・が!あの二バカがまたあれを飲まそうとしてきたので、ゲンコツで気絶させてからたえの家に放り込んでおいたっと言う事は黙っておこうじゃないか。






Moritaさん、高評価ありがとうございます!!!


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95話



今回の話しは時期が遅れているので、その辺はご了承ください。


 

今俺は家のお近くの街ではなく、隣町に来ている、その理由はと言うと。

 

「あ!お兄ちゃんだ!」

 

おっと、来たようなので、説明はまた後程って事で。

 

「おう、来たな」

 

「こんばんは!」

 

「こんばんは」

 

「今日はありがとうございます結城さん」

 

「気にすんな、どうせ暇だったしな」

 

「ねぇねぇ、どうかな」

 

「ピンクだな」

 

「もう!そうじゃなくて!」

 

「わーってるよ、いつものいじりだから気にすんな、似合ってんぞ」

 

「もう!えへへ、ありがと」

 

「「お兄ちゃん!私は!」」

 

「はいはい、てかひまりもピンクなんだな」

 

「えへへ、だって私の色じゃん?」

 

「彩の色じゃないんだな」

 

「もちろん、彩先輩の色でもあるよ!」

 

「はいはい、花音は・・・・水色か」

 

「うん、これしか無くて(前にこれ来た時に似合ってるって言ってくれたのはナイショだよ)」

 

「そうなのか?紗夜は黒か」

 

「あ、はい、どうでしょうか?」

 

「良いんじゃねーか、似合ってるし、何かしっくりくるな、、その色」

 

「そうでしょうか?」

 

「ああ、後は友希那と燐子も似合いそうだな」

 

「そうですね、それは私も思いました」

 

おっと、まだ説明してなかったな、今来たのは、彩、紗夜、ひまり、花音の四人だ・・え?なんで色の話をしてるのかって?それはな、こいつらが着てきた浴衣の色の事を言ってたんだよ。

 

「それじゃあ行くか、あんまり遅くなると混みだすしな」

 

「「「はーい!」」」

「はい」

 

こうして俺達は目的の場所へと歩き出した、ちなみに何故隣町に来ているかと言うと、今日、今から行く所で夏祭りが行われるらしく、それの付き添いで行くことになったのだ。

 

「なあ」

 

「「なに?」」

 

「いやさ、なんでひっそりと俺の手を恋人繋ぎって言うのか?っで握ってんの?」

 

「「???」」

 

「何だよその、何言ってんの見たいな顔は」

 

「「私が来たんだから、お兄ちゃんと手を繋ぐのは当然なの!!」」

 

「なんじゃそりゃ、てか来たのは俺だからな、お前らは呼んだ方だからな、そこ間違えるなよ」

 

「「・・・・・えへへ」」

 

「笑ったら許されと思うなよ」

 

「「ガーーーン!!」」

 

「しかし、なんか意外なメンツだな」

 

「そうかな?」

 

「ああ、お前ら二人はよく遊んでるって言うのは聞いてはいたが、花音と紗夜は意外だったな」

 

「私は羽沢さんの所で料理を教えてもらっている時に、上原さんにも教えてもらったりしていたので、その時に仲良くなりました」

 

「へー、そうなのか?料理できねーの?」

 

「はい、出来ないことは無いのですが、凝った料理を覚えたく」

 

「良い事じゃねーか、そのまま頑張んなよ」

 

「はい、あの、それで?」

 

「??」

 

「もしよろしければ、また今度、味見をしてもらえないでしょうか?」

 

「俺が?」

 

「はい、結城さんの料理はおいしいので、意見をいただきたくて」

 

「ああ、良いぞ」

 

「ありがとうございます!」

 

「おう、それで?花音は彩とか?」

 

「う、うん、たまにだけど、三人で、お買い物とか行ったりするよ?」

 

「三人?」

 

「うん、あとは千聖ちゃんなんだ、いつも彩ちゃんと二人で行こうとすると、千聖ちゃんも一緒に来てくれるんだ・・えへへ」

 

「ねぇーー」

 

「(それって、来てくれてるんじゃなくて、二人だと何が起こるか分かんねーから、心配でついて行ってるんじゃねーのか?)」

「(白鷺さんは多分お二人だと危ないと思って、心配で行っているのでは?)」

 

「「??二人ともどうかした?」」

 

「「いや、何でもねーよ/ないですよ」」

 

俺は紗夜の方を向いて、とりあえず頷いてみた、すると、何か感じ取ってくれたのか、紗夜もこちらに頷き返してきたので、前を向き直して、俺達は再度歩き始めた。



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96話

 

再び歩き始めながら俺は一つの疑問が浮かんだ。

 

[あれ?そういや千聖の奴もだいぶ方向音痴だったはずだが]

 

『兄さん、それは気づいちゃいけないことよ』

 

「?紗夜、何か言ったか?」

 

「いえ、私は何も言ってはいませんが」

 

「そうか、それはすまんな」

 

[なんだったんだ?今のは、それより、目立ちたがりの彩に、迷子の花音に方向おn[兄さん?]・・・・おんt[お・に・い・さ・ん]・・・・・まともに買い物行けたのか?」

 

「お兄ちゃん、どうかした?」

 

「いや、少し疑問に思ってな」

 

「疑問?」

 

「ああ、お前ら三人で行って、買い物出来たのかと思ってな」

 

「えーーっと、あーーっと」

 

「どうした?」

 

「実はお買い物に行けてないんだよね」

 

「何でだ?」

 

「行こうとした時に、まずは私がバレちゃって」

 

「ああ、それで?」

 

「それで、それに気づいた千聖ちゃんが私と花音ちゃんの手を引いて、逃げたんですけど」

 

「ああ」

 

「安心できたと思ったら、次にそこがどこか分からなくて」

 

「ああ」

 

「しかも、花音ちゃんともはぐれちゃって」

 

「手を引かれてたのにか?」

 

「は、はい、それで元の場所に戻ることと、花音ちゃんと合流することをやろうとしたんですけど」

 

「ああ」

 

「結果的に、私と千聖ちゃんはさらにどこにいるのか分からなくんっちゃって、花音ちゃんも同じになっちゃって」

 

「ああ、予想がつくな、それで?どうやって合流したんだ?」

 

「えっと、私と千聖ちゃんはそこの近くのカフェとかに入って、花音ちゃんは美咲ちゃんに連絡を」

 

「ああ、なるほど(今度あいつに美味いもんでも食わせてやるか)それで?」

 

「それで、その後は美咲ちゃんも入れた四人でお買い物をしたんです」

 

「なるほどな、予想通りって訳か」

 

「ええ!?何でですかー!?」

 

「いや、だって、お前ら三人だしな」

 

「ええー!?ひどーい!」

 

「ひどくねーよ、そう思われたくなかったら、美咲に迷惑をかけないことだな」

 

「う!、はーーい」

 

そんなことを話していると、目的の場所に着いた。

 

 

「さてと、何処から見て行くよ」

 

「焼きそば!!」

 

「太るぞ」

 

「ガーーーン!!で、でも今日は良いの!!」

 

「はいはい、お前らも良いか?」

 

「「「はい」」」

 

そう言って俺達は店へと歩いて行き、並んでいると。

 

「どうした紗夜?気になるか?」

 

「え?あ、いえ、大丈夫です」

 

「・・・・・たく、ほれ」

 

「これは?」

 

「あれ食いたいんだろ?買ってきな」

 

「そ、そんな!私はべ、別に」

 

「ったく、今日ぐらいは人に甘えても良いんじゃねーか?いつもいつも気を張ってると、流石に疲れるだろうに、せめて今日ぐらいは羽を伸ばしても良いんじゃねーか?」

 

「・・・・・そうですか・・・・そうですね、分かりました」

 

「おう、行ってきな」

 

「はい!」

 

「あ、私も!」

 

「気を付けろよー」

 

「おじさん!焼きそば二つ!」

 

「あいよ!二つで五百円ねー」

 

「はい」

 

「あいよ、ちょうどねー、へいお待ち」

 

「ありがとー」

 

焼きそばを受け取った俺達は、紗夜と花音の元に向かった。

 

「買えたか?」

 

「はい、ありがとうございました」

 

「気にすんなよ、それで?どうする?先に店を見て回るか、それとも先にこっちを食うか?」

 

「もっと見て周りたーい!」

 

「私もー!」

 

「私もかな」

 

「みなさんに合わせます」

 

「そんじゃあ行くか」

 

そう言って、俺達は店をすべて見て回り、その店ごとに、いろいろ買ったりし、それをみんなで分け合って、食べたりして、時間が過ぎて行った。

 

 

ピンポンパンポーーン

 

『只今より、花火大会を行います、花火大会を、行います、ご覧になられる方は、、他の人のご迷惑にならないようにお気をつけてください』

 

ピンポンパンポーーン

 

「花火だって!!見に行こう!!」

 

「そうだね!!」

 

「うん!!」

 

「ええ」

 

「あいよ」

 

俺達は花火を見るために、案内板を確認し、花火が見えるとこに移動をした、結果的にはベストポジションでは見れず、少しだけ見いにくくはあるが、見えると載っていた場所に移動をして各々で花火を見て楽しんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

時間は過ぎて行き、俺達は今家へと帰るために、来た道を戻っていた。

 

「楽しかったね!」

 

「はい!とっても楽しかったです!」

 

「あんな花火もあるんだね」

 

「そうですね、私も始めてみました」

 

女子達はさっきの祭りの事を言い合っていた、ちなみに花音が言っている花火は、何とクラゲの形をした花火の事だ、確かに俺も初めて見たな、あんなのどうやって作ってるんだ?

 

 

そんなことを思いながら歩ていると、どうやら紗夜の家に着いたようだ。

 

「お、着いたみたいだな」

 

「はい、今日はありがとうございました、とても楽しかったです」

 

「私も紗夜さんと一緒に行けて嬉しかったです!」

 

「私も!紗夜ちゃんと一緒にお祭りに行けてよかった!」

 

「私も嬉しかったな」

 

「皆さん・・・・・結城さんも、今日はありがとうございました」

 

「気にすんなよ、今日ぐらいはそう思ってもらわないとな」

 

「ふふ、そうですね、それでは私はこれで」

 

「「「バイバーイ!/さようなら!」」」

 

「おうじゃあな」

 

そう言って紗夜が家に入ったのを確認して、俺達は次のひまりの家へと向かって歩きだした。

 

 

 

 

 

続いてはひまりの家だ。

 

「あーあー、もう着いちゃった、もっと遊びたかったなー」

 

「怒られても知らねーぞ」

 

「う!わ、分かってるよー」

 

「「「ははは」」」

 

「もう!お二人までーー!」

 

「それがお前って事だ」

 

「むーー!まあいっか、それじゃあねお兄ちゃん!彩さんと花音さんも!今日はとっても楽しかったです!」

 

「「うん!私も」」

 

「そんじゃあ、行くな」

 

「うん!」

 

「「バイバーイ!」」

 

こうしてひまりを家に送り、次彩の番だな。

 

 

 

 

あれからしばらく歩き、今は彩の家の前に居る、あれ?俺ってここに来て良いのか?まあ良いか。

 

「今日はありがとうねお兄ちゃん!」

 

「おう、まあ楽しめたからこっちも満足だ」

 

「そう?えへへ、花音ちゃんもまた行こうね!」

 

「うん!」

 

「その時は美咲と麻弥を連れて行けよー」

 

「「もう!!」」

 

そんな感じで話をし、花音と二人で彩に別れを告げ、俺達は歩き始めた。

 

 

 

 

最後に花音を送っているのだが。

 

「どうした急に腕に抱き着いて来て」

 

「だって、今日は一回も抱き着いてないから」

 

「なんじゃそりゃ」

 

「うふふ、お兄ちゃんは気にしなくても良いよ」

 

「それこそなんじゃそりゃあ、おっと、着いたな」

 

「あ、ホントだね、今日はありがとうね、お兄ちゃん」

 

「気にすんな」

 

「うん、じゃあ気にしない、送ってくれてありがとう」

 

「おう、それじゃあ俺は行くな」

 

「うん、また何かあったら一緒に行こうね」

 

「ああ、気が向けば行ってやるよ、ニシシ」

 

「!!うん!!」

 

「じゃあな」

 

「うん、バイバイ!」

 

 

俺は花音の言葉を聞いて、家へと歩みだしたのであった。











みなさんにお聞きしたいことがございますので、もしもし良ければ、活動報告の方を見てもらえるとありがたいです。


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97話

 

ある日の事、家でミユといちゃいちゃ、ゴロゴロしていると。

 

 

ピンポーン

 

 

チャイムがなったので、出てみると。

 

 

「はーい、ってお前らか」

 

「やっほー兄さん」

 

「こんにちは!」

 

「お兄ちゃん!」

 

「結城さんこんにちは」

 

「お兄ちゃんやっほー」

 

そこに居たのは、リサ、イヴ、ひまり、有咲、美咲の五人だった。

 

「おう、それで?今日はどうしたんだ?」

 

「ちょっと、やりたいことがあってさ、どうせだったら兄さんと一緒にやろうって感じになってね」

 

「そうなのか・しかし、中々珍しい組み合わせだな」

 

「そうかな?」

 

「多分な、まあ良いや、そんじゃあ上がりなよ」

 

「「「「「はーーい!!」」」」」

 

そう言って、五人を家に招き入れる。

 

「それで?どこでやるんだ?」

 

「うーーん・・・あ!」

 

「??」

 

「兄さんの部屋で良い?」

 

「まあ別に構わんが、広くなくて良いのか?」

 

「うん、大丈夫」

 

「そうか、なら良いぞ、お菓子とか適当につまめるもんを持っていくから、先に行っといてくれ」

 

「「「「「はーーい!」」」」」

 

俺は五人を先に上がらせて、リビングからお菓子や飲み物などを取りに行き、それを持って部屋へと向かおうとした時。

 

 

ガチャ

 

 

「ん?」

 

「兄さん」

 

「どうした?」

 

「えーっとさ」

 

「うん」

 

「やっぱりこっちでも良いかな?」

 

「リビングか?ああ良いぞ、でもどうしたんだ?」

 

「えっとさ、持ってきたものが意外と大きくてさ兄さんの部屋だと、ちょっと狭くなっちゃってさ」

 

「ああ、そう言う事か、なるほどな」

 

こうして上にいた他の四人も下に下りてきて、五人でその持ってきたゲーム?を作って行った。

 

「「「「「出来たー!」」」」」

 

「お?出来たか・・・って、確かにデカいな、いや?広い?まあどっちでも良いか、てかこれってさ」

 

「多分お兄ちゃんが思っていることであってると思うよ」

 

「だよな」

 

そう、出来上がったものを見て見ると、それはまさしく、某、人〇のゲームだった、しかしそれと違う点があって。

 

「なんで、これってマスに何も書いてないんだ?」

 

「「「「「ふふふふふふ」」」」」

 

「な、なんだよ」

 

「じゃじゃーーん!これなのだー」

 

「これは?」

 

「ほら、これってさ、マスと同じ形してるじゃん?」

 

「ああ」

 

「それで何も書いてないじゃん?」

 

「ああ」

 

「なんとこれってさ、自分達でマスの内容を考えて作って行くんだよ!!」

 

「自分達で考える?」

 

「そうなんだー、例えばこんな感じで」

 

『隣の人にデコピン一回、受けた側はコイン一枚』

 

「っとまぁこんな感じで、自分達で組み立てていくんだー」

 

「なるほどな、ちなみにそのコインって何なんだ?」

 

「コインはね、簡単に言うと、一番多く持っていた人が勝ちって感じ」

 

「なるほどな、後」

 

「何?」

 

「これってゴール無いんだな?」

 

「うん、そうだよ、これのルールとしては、ターン制って言うのかな、簡単に言っちゃうと、マ○○パーティーって考えてもらえると分かると思う」

 

「なるほどな、納得した」

 

「それじゃ兄さんも来たことだし、みんなで作って行こーー!!」

 

「「「「おおーー!!」」」」

 

「おおー」

 

 

そうして俺達はマスの内容を考えていった。






つきしらさん、クーシロさん、高評価ありがとうございます!!!


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98話

あれからしばらく各々でゲームのマスを作って行き、ついに。

 

 

「「「「「出来たー!!」」」」」

 

「なんやかんや結構時間がかかったな、それじゃあはめて行くか」

 

「「「「「ちょっと待った!!!」」」」」

 

「お、おう、どうしたんだよ」

 

「い、いやー」

「えーっと」

「なんと言うか」

「そうだねー」

「私達は兄さんの後で置きたいです!」

 

俺がマスをはめようとすると、四人は何か渋っており、イヴは後からはめたいと言って来た。

 

「そうか?まぁ良いが、それじゃあ俺からはめさせてもらうな」

 

俺はそう言って適当な所にマスをはめて行った。

 

「これで良しっと、そんじゃあ次はお前らな、俺は飲みもん取ってくるからやっておいてくれ」

 

「「「「「はーーい!!」」」」」

 

俺はそう言ってリビングに飲み物を取りに向かった。

 

 

 

 

それから俺が飲み物を持って戻ってくると、マスは全部埋まっていたので。

 

「お、終わったな、そんじゃあやっていくか」

 

「「「「「はーーい!」」」」」

 

「それで?順番はどうするんだ?」

 

「順番はこのルーレットで決めるよ」

 

「そうなのか、それじゃあ俺から行かせてもらおうかな」

 

俺はルーレットを回した、結果は。

 

『1』

 

「「「「「えーーっと」」」」」

 

「いや、お前等は何に気を使ってるんだよ、別にこんな事では落ちこまねーよ!?」

 

「「「「「あはは・・・」」」」」

 

「ったく、次はお前らだぞ」

 

「そうだね、それじゃあ次は私がやろうかな」

 

そう言って、リサ→ひまり→イヴ→有咲→美咲の順に回して行った、結果を言うと。

 

順番は イヴ→美咲→ひまり→有咲→リサ→俺、の順番となった。

 

 

「それじゃあ順番も決まったことだし、やっていくか」

 

「「「「「賛成ーー!!」」」」」

 

こうしてゲームが開始された。

 

 

 

 

 

 

 

「まずはイヴからだな」

 

「はい!いきます!」

 

そう言ってルーレット回した、結果は5だった、イヴは駒を進めていき。

 

「5、えっと、右隣にデコピンをする、やられた側はコインを一枚貰うですね、右はひまりさんですね」

 

「まだ優しいので良かったかも、よーーし!どんとこい!」

 

「いきます!」

 

そうして、イヴはデコピンの準備をし、そして。

 

 

ペチッ

 

などと可愛らしい音がなった。

 

「え、えーっと、これで良いんだよね?」

 

「そ、そうだね、一応そう言う命令だしね」

 

「じゃ、じゃあコインをもらいますね」

 

音が音なだけに、やられたひまりも少し戸惑っていた。

 

「そ、それじゃあ次は私ですね、ほいっと」

 

そう言って美咲が回した、結果は4だった。

 

「1、2、3っと、えーっと何々、両隣の人の腕に十秒間抱き着く、って事は、有咲とお兄ちゃんの腕に十秒間抱き着くと」

 

「「「「!!!!!」」」」

 

「こんなまであるのかよ、まぁ良いけど、さっさとやっちまおうぜ」

 

「そうだね、それじゃあ有咲もこっちによって」

 

「お、おう」

 

「それじゃあいくよ、ほいっと」

 

そう言って美咲は俺と有咲の腕に抱き着いた。

 

 

「9、10、はいお終い」

 

「よっと、あ、そういやこれはこれだけなんだ」

 

「そうだな、コインもなかったな、それにしても」

 

「どうかした?」

 

「いや、いつの間に有咲の事を下の名前で呼んでるのかと思ってな」

 

「ああ、これね、ほら私達ってバンドで結構な苦労人同士じゃん、学校も同じだしさ、お互いに意気投合してさ、そっからお互いに名前で呼び合ってるんだ」

 

なるほどな、そうだったのか」

 

「そ、えっと次は」

 

「私だね!えい!」

 

そう言ってひまりが勢いよく回した、結果は1だった。

 

「ガーーン!!えっと、何々、次の自分の番が回って来るまで正座をする!?そんなーー!!」

 

ひまりは渋々ながらも正座をした。

 

「ううーー」

 

「次は私だな、よっと、3か、1、2、3っと、えっと、十秒間左の人の肩を揉む、コインを一枚もらうっと、えっと左は」

 

「私だね、そんじゃあ有咲よろしく」

 

「了解ですっと、どうです?」

 

「ん///いい・・感じ」

 

「「「//////」」」

 

「9、10っと、ほい終了」

 

「おっと」

 

「ありがとー、てか有咲上手いね」

 

「良くおばあちゃんにしてるので、それでかも」

 

「へーそうなんだ、それなら納得かも」

 

「おーーい、お前等戻ってこい」

 

「「「/////」」」

 

「だめだこりゃ」

 

「あ、コイン貰いますね」

 

 

 

それから少し待って。

 

 

「次は私だね、よっと、5かイヴと一緒だね、って事は有咲にデコピンかー」

 

「何だか複雑ですね」

 

「あはは、確かにそうだね、でも仕方ないよね」

 

「ですね」

 

「よし、それじゃあ行くよ」

 

「はい」

 

 

ベチッ

 

「っ!!結構痛かった、主に爪が」

 

「あはは、ごめんごめん」

 

「まぁ良いですけどね、それじゃあコイン貰いますね」

 

「OK!はい」

 

そう言ってリサは有咲にコインを渡した。

 

「次は俺だな、よっと・・・・お、6だな・・・5、6っと、えっと何々、自分以外の他の人がルーレットを回して、一番大きい数字を出した人と十秒間ハグをする、コインを二枚貰う」

 

「「「「「!!!!」」」」」

 

「こんなんまであるのかよ、他にもいろいろありそうだな、そんじゃあ回してくれ」

 

俺がそう言うと、順番に回していった、結果はと言うと。

 

「よっしゃー!」

 

「「「「    」」」」ズーーーーン

 

「リサか、そんじゃあやるか」

 

「うん、いっくよーー!」

 

「おっと、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10っと、ほいお終いっと」

 

「ええー、もうかー、残念」

 

「ルールは守らねーとな、そんじゃあコインをいただきっと」

 

そう言って俺はコインを取った。

 

「「「「次は絶対に私が!!!!」」」」

「次も私が」

 

「?????」

 

こうして一巡目が終わり、二巡目へと入った。

 

 

 

 

何かは知らんが俺以外の奴らはやたらとやる気になっていたのであった。



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99話

あれからしばらくたって、今の結果を言うと。

 

 

リサ 10枚

イヴ 5枚

有咲 8枚

美咲 12枚

ひまり 7枚

俺   32枚

 

 

ってな感じの結果になっている、え?何で自分だけそんなに多いのかって?不正でもしてんだろだって?いやいや、不正何てそんな事しませんよ、ただね、俺以外の子達のね、止まるマスがね、何かしんないけど、俺が混ざる感じのマスばっかりでさ、しかも、全部俺がコインを貰う感じの内容なんだよ、だからね、不正はなかった、良いね?

 

まあそんな感じで、今は最後の2ターンのところまで来ている。

 

 

「それでは、いきます!」

 

イヴが気合をいれてルーレットを回した、結果は。

 

 

「10」

 

「やりました!えっと、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、えっと、左の人からデコピンを受ける、コインを一枚貰うですか、えっと」

 

「てことは俺がイヴにデコピンか」

 

「押忍!」

 

「何か違う気がするが、まぁ良いか、それじゃあ行くぞ」

 

俺はイヴに近づき。

 

ビシッ

 

「あう、えっと、それじゃあ一枚いただきますね」

 

「次は私だね、よっと、5ね、・・・・4、5っと、えっと何々、自分以外の人はルーレットを回し、自分が言い当てた番号の人に命令が出来るだって」

 

「てことはまずはアタシ達が回しちゃおうか」

 

そう言ってリサがルーレットを回し、それに続いて俺達も回した。

 

 

「大丈夫かな?えっと、まずは番号を言うんだよね、それじゃあ3番」

 

「あ、俺だな」

 

「「「「!!!!!!」」」」

「ヨシ!」

 

「それで?命令は?」

 

そうだね、それじゃあゲームが終わるまで、私が腕に抱き着くこと」

 

「「「「・・・・な!」」」」

 

「へいへい」

 

「よっと、それじゃあ続きをやりましょうか」ニヤニヤ

 

「「「「・・・・・くっ!!」」」」

 

「つ、次は私だね、えい!・・・・・3かー、1、2、3っと、えっと、右の人の頭を撫でる、それだけ!?」

 

「あはは、何とも言えないね」

 

「撫でられるならともかく、撫でる側だなんてーー」

 

「残念でした、ほらほら早く早く」

 

「ううーー、分かりましたよー」

 

そう言ってひまりは落ち込みながらもリサの頭を数回撫でた。

 

「ありがと♪」

 

「ううーー、最後こそは」

 

「次は私だな、せーの、7か、・・・・・・6、7っと、えっと、右の人とお互いに、ほっぺにチュー・・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

 

「有咲の右は私・・・・・・・」

 

「誰だよ!こんなマス作ったやつは!!」

 

「ワタシです!」

 

「「イヴ!?」」

 

「兄さんが止まったやってもらおうかと思ってました!!」

 

「「ならば許す!!」」

 

「許すんだ、てかこんなマスまであったのかよ、てか今までよく一回も止まらなかったな」

 

「ほらほら、早くやらないと、次に進めないよー」

 

「「うっ!!・・・・お兄ちゃん!/結城さん!」」

 

「ん?」

 

「目を瞑ってて/ください!!」」

 

「あーいよ」

 

そう言って俺は目を瞑って、数秒したら。

 

「兄さん、もういいよ」

 

「ん」

 

そう言って目を開けると、苦笑いをしているイヴとひまり、笑いをこらえているリサ、顔を真っ赤にしている、有咲と美咲がいた・・・・・何があった。

 

「さ、さてと、つ、次はアタシだね、よっと、5か・・・・4、5っと、左の人とハグをする、お互いにコインを一枚貰う、左だから有咲とだね」

 

「あ、はい」

 

「それじゃあいくよ、えい」

 

そう言ってリサは有咲に抱き着き、有咲も抱き着き返した。

 

「うしっと、お終いだね」

 

「そうですね」

 

「それじゃあコイン頂き」

 

「次は俺だな、よっと、2か、1、2っと、えっと何々、自分以外の人はルーレットを回し、一番大きい数の人に床ドンをする」

 

「「「「「!!!!!!!!!!!!!!」」」」」

 

『これは!』

『こいつは!』

『あれは!』

『!!!』

『あ、あれは!』

 

『床ドンってなんだ?』

 

一人だけ違う事を考えていた。

 

「それじゃあいくよ、よっ!」

 

「はっ!」

「えい!」

「よっと!」

「はい!」

 

結果はと言うと。

 

 

「やったーーーーーーーー!!」

 

ひまりが10を出して、ひまりに決まった。

 

「やったね、それじゃあお兄ちゃん!よろしくね!」

 

「なあ」

 

「「「「「ん??」」」」」

 

「床ドンってなんだ?」

 

「「「「「あらっ」」」」」ズルッ

 

 

「えっと、床ドンって言うのは・・・・・・・・って感じの事だよ」

 

「へーー、今はそんなのがあるのか、それじゃあやるか、えっと、ひまりに近づいて、そのまま押し倒すんだっけか」

 

俺はリサに教えてもらった、床ドンとやらをするために、すでに立っているひまりに近づき、いい具合の距離の所で。

 

「ニャー」

 

ものすごい勢いでミユがその間を通って行った、それにより、俺の足はミユに引っ掛かり、結果。

 

 

ドンッ!

 

っとひまりを押し倒す形となり、その上で。

 

 

ゴツッ!

 

倒れた勢いのまま俺の頭とひまりの頭が激突をした。

 

「「「「あっ・・・・」」」」」

 

「「!!!!!!」」

 

四人は唖然とし、俺とひまりは悶絶していた。

 

 

 

 

そんな感じで最後のターンもやっていき、ゲームは終了した、え?最後のターンの描写無いのかって?全員が誰かにデコピンをする描写書かなくても良くないかい?・・・・・・・・分かってくれたかい?それじゃあ結果発表だけど。

 

 

「えーーっと、結果発表だけど、どう見ても兄さんの優勝でーす!」

 

「「「「ですねーーー」」」」

 

「まぁ優勝したからって、特に何かある訳でもないんだけどね」

 

「確かにな」

 

「いやー、楽しかったー」

 

「ですね」

「はい!」

「そうですね」

「ううーー、床ドンがーー」

 

 

 

 

 

とまぁ各々感想言って良き、このゲーム大会は幕をとじたのだった。

 

 







トゥーのさん、NoMuSoN34さん、水無月@殺し屋ボンゴレさん、高評価ありがとうございます!!!


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100話

 

ある日のCiRCLE内の一室での出来事、この日はこの一室ではロゼリアが練習を行っていた、その練習後の出来事。

 

 

練習を終えた彼女達は片づけをしている時だった、メンバーの一人の今井リサが他のメンバーにある提案をしていた。

 

 

「ねーねー、今週の土曜日にさ、みんなでプールに行かない!?」

 

「「「「プール?」」」」

 

「そ!最近出来たさ、トコナッツパークって言う所なんだけどさ!」

 

「はいはい!あこ行きたい!」

 

リサが質問すると、あこがノリノリで行きたいと言って来た、しかし。

 

「私はいいわ、そんな事より練習したいもの」

 

「そうですね、私達には遊んでいる暇なんてないですからね」

 

「わ、私は・・人混みが・・」

 

っと言った感じで反対する者もいた。

 

 

「ええー!?良いじゃんかー!みんなで行こうよー」

 

「私達には時間が無いのよ、私は遊ぶことより、やる事があるのよ」

 

「そうですね、私も遊ぶのなら、自主練をしますね」

 

「ごめんね、あこちゃん」

 

「リサ姉ぇーどうするー?」

               ・・

「仕方ないなー、それじゃあ私達3人で行こっか」

 

「ホント!?やったー!!あれ?でも3人って?あことリサ姉ーだけじゃないの?」

      ・・・・・・

「まぁねー、女は私達だけだよ」

 

「??どういうこと??」

 

「実はね、今回は兄さんに一緒に行かないって、聞いておいたんだ」

 

「そうなんだ!!結城さんが一緒に行ってくれるんだ!」

 

あこのその一言がまずは紗夜と燐子の耳に入り。

 

「今井さん、今言ったことは本当なんですか!?」

「今井さん!兄さんが行くって本当ですか!!」

 

「うわぁ!ビックリした!!う、うん、そうだけど」

 

「そうですか、それなら私が行かないわけにはいかないですね」

 

「そうですね、兄さんが行くのに行かないわけにはいきませんね」

 

「え?でも二人とさっき行かn」

 

「「何か言いましたか」」ズズイ!!

 

「い、いえ、何でもないです」

 

「そうですよね、ならばいいのですが」

 

『『兄さん/結城さんが行くことを知ったら、ものすごいやる気になった』』

 

「ま、まぁ私的には嬉しいから良いんだけどさ」

 

そんな事を話していると、リーダーである友希那が。

 

「何をしているの、早く片づけをしなさい、まったく、結城さんが来るからって、みんな浮かれ過ぎよ」

 

「ごめんごめん、よっと、これでOKだね」

 

「そうですね、それで?結城さんにはこの事は」

 

「もちろん言ってあるよ、すぐにOKをくれたよ、その後泊まる事も含めてね」

 

「あら、もしかして、結城さんの家に泊るのですか?」

 

「そうだよー」

 

「お泊りだって!りんりん!楽しみだね!」

 

「うん、そうだね、あこちゃん!」

 

「それはもちろんミユちゃんもいるのよね」

 

「「「「うわぁ!!」」」」

 

「ビ、ビックリした、本気で驚いちゃったよ」

 

「そんな事はどうでも良いのよ、それより、ミユちゃんは居るんでしょうね?」

 

「う、うん、そりゃあ兄さんの家に泊るんだから、ミユちゃんはいるとでしょうよ」

 

「そう、なら早速行きましょう、何をしているの、早く準備をしなさい!!」

 

そう言って友希那は勢いよく部屋を出て行った、唖然とした4人だったが、正気に戻り、慌てて友希那を追って行った。

 

「待って友希那ーー!!兄さんの家に泊るのは土曜だってば――!!」

 

 

4人は慌てて楽器やらを片付けて、友希那の後を追って行ったのであった。







戦刃さん、水無月@殺し屋ボンゴレさん、黒き太刀風の二刀流霧夜さん、h2o2さん、高評価ありがとうございます!!!


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101話

 

~ロゼリアの騒動?から数日後~

 

 

 

 

今日はリサからトコナッツパークって言うウォーターアトラクションに行こうって事で、今はそこに向かっている、電車を乗り継いで、駅から少し歩いた所で、そのトコナッツパークらしき施設が見えてきた、それから入り口に向かっていると、入り口のあたりで見知った顔を見つけた。

 

 

「悪いな、遅くなった」

 

「全然大丈夫だよ♪むしろ来てくれてありがと」

 

「「「「こんにちは、結城さん/兄さん!!」」」」

 

「おう、こんにちは、それじゃあ行こうか」

 

「「「「「はい!/うん!/ええ!!」」」」」

 

こうしてロゼリアのみんなと合流をして、中へと向かった。

 

 

 

「それじゃあ兄さん、また後でね」

 

「おう」

 

中に入った俺達は着替えるために、一度分かれて、水着に着替えた、俺は特にそんなに時間のかからないので、すぐに着替えて先に中へと向かった。

 

「おー、これはすごいな」

 

 

俺は素直に凄いと思いながらみんなを待つことにした。

 

 

 

一方ロゼリアの方はと言うと。

 

 

「さ、行こっか」

 

「「「はい/うん!」」」

 

「ちょっと待って」

 

「どうしたの友希那?」

 

「いえ、なんで結城さんと別れたのかしらと思って、別に中に入るだけなら別れる必要もないと思うのだけれど」

 

「何でって、そりゃあ水着に着替えるんだし、兄さんがこっちに一緒だといろいろマズイじゃん?」

 

「・・・・・」

 

「湊さん、どうかしましたか?」

 

「水着が必要なのかしら?」

 

「「「「え?」」」」

 

「いやいや、ウォーターアトラクションって言ったじゃん!?」

 

「そうだったかしら?あまり聞いていなかったわ」

 

『『『多分ミユちゃんのインパクトが大きすぎて、他の事を聞いてなかったんだね/聞いていなかったんですね』』』

 

「で、でも、どうしよっか、これだと友希那さんと一緒に遊べないけど」

 

「別に水着に着替えなくても大丈夫でしょう、このままでも遊べる事はあるでしょうし」

 

「ダメダメ!!折角みんなで来たのに、友希那だけ遊ばないのはなしだよ!」

 

「そんな事言ったって、無いものは無いもの」

 

「それなら買いに行きましょう、幸いここには水着ショップがあるみたいですし」

 

「いや、だから私はこのままで大丈夫って」

 

「もー、まだそんな事言うー!」

 

「友希那さん、そんなにあこ達と遊びたくないですか?」

 

「・・・・・・分かったわよ」

 

「そう言う事なら早速行こう!」

 

こうしてロゼリアの面々は友希那の水着を買うために水着ショップへと向かった。

 

 

一方結城はと言うと。

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

一人で浮き輪の上に乗って、ボケ~としながら、空を眺めて、プカプカと浮かんでいた。

 

 

所戻って、ロゼリアはと言うと。

 

 

「結構品揃えがたくさんですね」

 

 

「ホントに水着にならないといけないの?」

 

「もー、友希那ー、まだ言うー?」

 

「往生際が悪いですよ、賛成したのはあなたですよ」

 

「・・・分かったは、それじゃあこれで良いわ」

 

「そんな適当に決めなくても、せっかく兄さんに見せるんだか、ちゃんと選ぼうよ」

 

「そういや、前にリサ姉と水着買いに行った時、友希那さんに似合いそうな水着見つけたよね!!」

 

「あー、あの黒いホルターネックのやつかー、ホント友希那に似合いそうだったね」

 

「同じようなやつあるかなー・・・あ!これなんかそうじゃない?」

 

「大人っぽい水着だね、友希那さんに似合いそう」

 

「お!いいじゃん!どう?友希那?」

 

「どうと言われても」

 

「友希那さん、クールだし、カッコイイから、こういうのが良いですよ!」

 

「・・・・・私は賛同しかねるわ」

 

「え!?なんで?」

 

「この水着は大胆過ぎるわ、高校生は高校生らしく、控えめのものを選ぶべきよ」

 

「そうね、こんなのはどうかしら、色的にもデザイン的にも落ち着いていいと思うのだけれど」

 

「こ、これ?なんか授業とかで使いそうじゃない?」

 

「これじゃあ地味すぎて、おもしろくないですよ~!」

 

「面白い面白くないで選ぶものじゃないでしょう、高校生に相応しいものを選ぶべきよ」

 

「んー、友希那はどっちがいい?」

 

『正直何でもいいのだけれども』

 

「「「・・・・・・」」」ジーーー

 

「あ、あの、この水着なんかどうでしょうか?」

 

「今井さんとあこちゃんのクールなイメージもありながら、デザイン的にも大丈夫か思うのですが」

 

「わぁ!りんりんのやつもいいね!!」

 

「確かに・・・これなら異論もありません」

 

「そう、みんなが納得したのならこれにするわ、ありがとう燐子、いい水着を選んでくれて」

 

「い、いえ、友希那さんが気に入ってくれたのなら良かったです」

 

「それじゃあ早速買って、着替えに行こう!」

 

「「「はい/おー!」」」

 

「・・・一ついいかしら?」

 

「何?やっぱり着ないとかはなしだからね」

 

「今更言うつもりもないわ、ただ」

 

「「「「ただ?」」」」

 

「水着を買いに来てる事、結城さんは知っているのかしら?」

 

「「「「・・・・・・・・あ」」」」

 

「ヤバいよ!兄さん待たせてる!早く行こう!」

 

「「「「ええ/はい/うん」」」」

 

こうして水着を買ったロゼリアの面々は、中で待たせている結城の元へと急いで戻って行った。

 

 

 

その頃結城はと言うと。

 

 

「あ、あの、本当に大丈夫ですか?」

 

「ええ、全然大丈夫ですよ、落ちると危ないのでそこはお願いしたいですけど(苦笑い)」

 

「本当にすみません」

 

「いえいえ、お気になさらずに、君たちも、危ないから暴れたらダメだよ」

 

「「はーーーい!」」

 

その頃結城はと言うと、流れるプールでさっきみたいにしていると、突如腹のあたりに感触があったので、見て見ると、二人の小さな女の子が結城の上に乗っかって居た、それを見た女の子の母親が慌てて引きはがそうとしたのだが、女の子達は離れまいと必死にしがみついていたので、結城が母親を説得して、今は艹の形でプカプカと浮かんだまま流されていた、普通なら多分邪魔で怒る人も出るはずなのだが、何と他のお客さんはこの風景を見ると、微笑ましそうな表情をしながら、その横を通り過ぎていたのであった。

 

 

 

 

とまぁこんな感じで、結城くんは、みんなが来るまでプカプカと流れているのであった。








戦刃 rimさん、高評価ありがとうございます!!!


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102話

ロゼリアの5人はその後急いで水着に着替え、急ぎ足で結城が待つであろう、中へと向かっていた。

 

「ほらほらみんな!早く早く!!」

 

「今井さん、そんなに急いでは危ないですよ!」

 

「りんりん、大丈夫?」

 

「う・・・うん、だ・・大丈夫だよ・・あこちゃん」

 

「・・・・・・」

 

リサは、今にも走りそうな勢いで早歩きをし、それを紗夜が注意し、あまり動くことが得意ではない燐子が必死にそれについて行こうとして、バテバテになり、あこがそれを心配をし、その後ろを友希那がついて行っている、そんな図になっている、すると前方から数人の女子がワイワイ話しながら、彼女達の横を通り過ぎて行った、その時の会話を聞こえ、5人は足を止めた、その会話はと言うと。

 

 

「最後に行った、流れるプールにいた家族良かったよねー!」

 

「うんうん!!何かほっこりした!」

 

「あの女の子達も可愛かったけど、あのお父さんもカッコ良かったよね!」

 

「あ!分かる!お母さんも、超美人だったよね」

 

「・・・・あれ、家族じゃないらしいよ」

 

「「「「え!!??」」」」

 

「え?ウソだよね?」

 

「ううん、会話を聞いてたんだけどさ、あの男の人とは初めて会ったらしいよ」

 

「え?ウソでしょ!?」

 

「女の子達が何でも勝手にあの男の人の上に乗っかったって言ってたから、違うと思う」

 

「ええーー!!そうなんだー、美男美女で、お似合いだと思ったんだけどなー、違うんだー」

 

「それだったら声かけとけば良かったよー!!」

 

「「取り逃したーーー!!」」

 

「せめて名前だけでも聞いておけば良かったね」

 

「・・・・・・私聞いちゃった・・・・」

 

「「「「え!?ウソ!?ズルい!!」」」」

 

「と言っても、本人に直接聞いた訳じゃないんだけどね」

 

「「「「なーんだービックリさせないでよー」」」」

 

「それじゃあどうして聞けたの?」

 

「あの女の子達が、あの人と別れる時に、聞いてたのを、たまたま通り際に聞いたんだ」

 

「それでそれで!!なんて名前なの!?あの男の人の名前!!」

 

「結城さんって言うらしいよ」

 

「結城さんかー、今度どこかであったら、声掛けてみよっと!!」

 

「あ!ズルい!私も!」

 

などと言う会話を聞いたロゼリアの反応はと言うと。

 

「結城さんの話かしら?」

 

「多分そうじゃないですかね?ねぇりんり・・・ヒィ!」

 

「??どうしたの?あ・・・こ・・・」

 

「「「・・・・・・・・」」」ハイライトオフ

 

友希那がこの時悟ったことは、『この子達、本当に結城さんの事が好きなのね』それと同時に『何か、さっきにの人たちを殺しかねないわね』の二つの感想を思っていたのであった。

 

「へぇー、そんなに美人の人と一緒に居るんだ」

 

「みたいですね、この気持ち、どうしてくれましょうか」

 

「そうですね、ここはいっそその女の人を」

 

「「・・・そうだね/そうですね」」

 

「3人ともどうしちゃったの!?」

 

「はぁ、ほら、結城さんを待たせているのだから、早く行きましょう」

 

「そ、そうですね」

 

「「「・・・・・・分かった/分かりました」」」ハイライトオフ

 

友希那の言葉を受けて、再び中へと向かったのであった。

 

 

 

『こ、これからはみんなで居る時は、結城さんにあんまり抱き着かないようにしないと』

 

あこはこの日から、みんなが居る時に、結城に抱き着かないようにしようと、決意したのであった。

 

一方、友希那はと言うと。

 

『あの人の水着可愛かった』

 

さっき通り過ぎて行った集団の中の一人で、唯一結城の名前を聞いたの女の子のネコの柄が入った水着の事を考えていたのであった。

 





伊咲濤さん、シロカナタさん、シャチとガム大好きさん、Kiriya@Roselia箱推しさん、高評価ありがとうございます!!!


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103話

 

あの後急いで中へと向かったロゼリア御一行は中にいるはずの結城を探していた。

 

「兄さんどこかな?」

 

「さっきの人たちが流れるプールに居るって言ってましたね」

 

「それならそこに行ってみましょう」

 

「「「「「うん/ええ/はい」」」」

 

そう言って流れるプールへと向かおうとした時だった。

 

「「お兄ちゃん!!バイバーイ!!」」

 

「本当にありがとうございました」

 

「いえいえ、こっちも楽しめましたから、あんまりお母さんを困らせないようにね」

 

「「はーーい!!」」

 

「よろしい、おっ、こっちも来たみたいですね」

 

「そうですか、それでは私達はこの辺りで失礼します」

 

「はい、ほら二人とも、お兄さんにありがとうわ?」

 

「「お兄さん!ありがとうございました!」」

 

「どういたしまして、それでは俺は行きますね」

 

「はい」

 

「おーい、お前等」

 

そう言って結城が彼女達を見つけ、声をかけた。

 

「「兄さん!」」

「「「結城さん!」」」

 

「よう、えらい着替えるのに手間取ってたんだな」

 

「あー、それはね」

 

リサは今までの経緯を結城に説明した。

 

「友希那らしいと言えば友希那らしいな」

 

「それより兄さんに聞きたいことがあるんだけど」

 

「??どうかしたか?」

 

「私達を待っている間何してたの?」

 

「リサ達を待ってる間?ずーっと流れるプールで浮き輪の上に乗っかりながらボケーっとしてたな」

 

「嘘だ!・・・知ってるんだよ、超美人の綺麗なお姉さんと遊んでたって、聞いたもん」

 

「?超美人の綺麗なお姉さん?遊んでた?・・・・・??」

 

「今井さん、話を盛り過ぎですよ」

 

「紗夜は何か知ってるのか?」

 

「はい、実は」

 

紗夜はさっき通路で聞いた会話をそのまま結城に説明した。

 

「あーー、なるほどな、それはあの子達の事だな」

 

「そう言って結城がさっきの親子の方を見ると、五人もそちらを向いた。

 

「あそこのチビちゃんと戯れてたんだよ」

 

「そうだったんですか、それなら安心しました」

 

「「・・・・・・・」」

 

「友希那さん、あの女の人、めちゃくちゃ綺麗ですね!」

 

「ええそうね、すごく綺麗だわ」

 

紗夜は俺の説明に納得し、あこと友希那は先ほどの母親の感想を、リサと燐子は、何故か睨んでいた、やめなさい。

 

 

「それより遊ぶんだろ?早くしないと時間無くなっちまうぞ?」

 

「「「「「そうだった!!」」」」」

 

「でもどこから行こっか?」

 

「案内板によると、本当にいろんなプールやアトラクションがあるのね」

 

「そうだよな、ウォータースライダーに激流下り、俺がさっきまでいた流れるプールに温水プールまであるもんな」

 

「はいはーい!あこ、ウォータースライダーに乗りたい!ここにはおっきなスライダーがあるんですよー!前回は混んでて乗れなかったから、今年はぜーーったい乗りたいです!」

 

「あこが好きそうなアトラクションだと思ったわ、燐子が好きそうなのは・・・・この温水プールかしら」

 

「あ、はい・・・他の所より静かそうなので、気になっています」

 

「そうだと思ったは、思った通りね」

 

「友希那さんは何か気になるものはありますか?」

 

「そうね、このマップだとパークの真ん中に大きな湖があるけれど、これはプールなのかしら?」

 

「そこはプールじゃなくて水上ショーのための施設だな」

 

「そうなんですよ!夜になるとピカピカにライトアップされるんですよー!」

 

「そう、こんな所でどんなショーをするのか興味深いわね」

 

「「「・・・・・」」」

 

「湊さん、随分このテーマパークに興味があるみたいね、こういう場所が好きだとは知らなかったわ」

 

「うーん、そんな話聞いたことないけど・・・・どうしたんだろ、友希那・・」

 

「あのー、それで最初はどこに行きましょうか?」

 

「そうね、人気のアトラクションは早めに行った方が良いのかしら?それとも空いてる場所からの方が良いのかしら?・・・・・・・」

 

「そ、そんな顔でこっちを見ないでよー!?アタシもここはそんなに詳しい訳じゃないんだってばー!」

 

「うーんっと、あこがスライダーで、燐子が温水プールっと、場所が離れてるな、どうするよ?」

 

「この時間帯で空いてる場所から回るのが効率がいいと思います」

 

「え?」

 

「ウォータースライダーは人気のアトラクションなので混雑します、まずは」

 

「優先パスか」

 

「はい、パスさえあれば、待ち時間なく乗れるそうなので、それを取りに行きましょう、パスを取ったら、まずは激流下りかウェーブプールに行くのが良いかと、こちらも人気のアトラクションですが、比較的この時間は空いてるはずなので、先に回ってしまいましょう」

 

「ウェーブプール?」

 

「人工的に波を発生させるプールだな」

 

「はい、ここでは波に乗ってボディボードが楽しめるそうです、去年できたばかりの施設で、非常に人気があると聞いています」

 

「そ、そうなんだ」

 

「白金さんの希望の温水プールは」

 

「あそこなら比較的どの時間帯でも空いてるからな、後でも良いんじゃねーか?」

 

「はい、なので、アトラクションに疲れたら休憩がてら行くのが良いと思います、白金さんもそれで構いませんか?」

 

「あ、はい・・それで・・大丈夫です!」

 

「それじゃあとりあえずパスを取りに行くか」

 

「そうですね、水着ショップに立ち寄ってので時間の余裕はないですが、おそらくパスは取れるでしょう、ああ、それと早めにレストランの予約を済ませておきたいですね、入店までに時間がかかると聞きましたから、おすすめはレストランエリア南にあるシーフードレストランです、高校生には手ごろな価格ですし、テラス席の見晴らしが良いので、パーク内の景色を眺めながら食事が楽しめるそうです」

 

「「「「・・・・・・・!!」」」」

 

「?どうかしましたか?」

 

「紗夜さん、ここには来たことあるんですか?」

 

「ここの事は知らないと言ったでしょ?来たのは今日が初めてよ」

 

「それにしては詳しいわね、まるで何度もここに来てる人みたいだわ」

 

「事前にパークについて調べたんです。夏休み中のテーマパークは混雑するものですし、待ち時間で結城さんとの貴重な時間を無駄にするのは避けたかったので」

 

「ええ!!調べただけで今のすらすら言えちゃうんですか?」

 

「?重要な事は記憶しておくものでしょう?」

 

「いやいや、いくらなんでもそんなに覚えられないって、ていうかさすがしっかりしてるねー!」

 

「無計画に物事を進めるのが堪え難いだけよ、異論がなければこのプランで行こうと思いますが、どうですか?」

 

「え、ええ、異論はないわ」

 

「はい・・・紗夜さんのプランならみんなの希望を叶えられそうですね」

 

「当然です、私の立てたプランでは人気のアトラクションをおさえつつ、皆さんの希望の場所に行く時間も確保していますから」

 

「よーし!じゃあ急がないと!早くしないと優先パスもなくなっちゃう!」

 

「宇田川さん!プールサイドで走ってはいけません!待ちなさい!」

 

「なんだか學校の先生と一緒に居るみたいだわ」

 

「あはは、確かに、氷川紗夜の本領発揮って感じだよね!」

 

「・・・兄さんもここの事・・・詳しいね・・」

 

「?ああ、お前らを待ってる時に、さっきの子供のお母さんが親切に教えてくれてな」

 

「「・・・・・・・」」ハイライトオフ

 

「それじゃあ私達も二人の後を追いましょうか」

 

「そうだな」

 

そう言って結城は友希那と先に行った二人の後を追って行った。

 

 

「「・・・・・・・」」ハイライトオフ

 

その後ろ姿を狂気の目で見られているとも露知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後少しして止まっていた二人も元に戻り、慌てて後を追ったのであった。







「あとがたりのコ――ナーーー!!」

「「「「イェーーーーイ!!」」」」」

「はいうp主のテンツクです!、と言う訳で、久しぶりのあとがたりのコーナーな訳ですが、あ、今回のゲストはポピパのみんさんでーす」

「「「「お願いしまーす!」」」」

「また久しぶりだな」

「そうだね、しばらくやってなかったもんね」

「どうかしたんですか?」

「え?あ、うん、まぁそうだね」

「えらい歯切れが悪いな」

「今回なんでこのコーナーをやったかっと言うと」

「「「「「言うと?・・・・」」」」」

「それは・・・」

「「「「「それは・・・・」」」」」

「この作品を読んでもらっている方々にご質問をするためでーーす!」

「「イェーイ!!」」

「「・・・・・」」

「いつも通りな訳か」

「まぁそんな感じですね、特に意味はありません」

「「イェーイ!!」」

「でもなんで急に質問を?」

「まぁりみちゃんの言いたいことは分かるよ」

「じゃあどうしたんだよ?」

「いやー、ほらね、もうすぐでクリスマスだし」

「ああ、毎年一人悲しく過ごすあの」

「ゴフッ!!」

「「うp主!?」」

「そ、そうだね、そ、それにさ、もうすぐ年も越すじゃん?」

「ああ、年末に食べ過ぎて体重測った時に絶望する」

「グフッ!!!」

「「うp主ーー!!」」

「ほ、ほら、そうなると、お正月もあるじゃんか?」

「なるほど、つまりあれだな、ネタがないんだな・・・・・よし、やめちまえ」

「          」チーーーン

「「うp主がやられたーー!!」」

「え、えっと、うp主が有咲の的確なツッコミに意気消沈してしまったので、代わりに山吹沙綾がお送りします、えっと、ですね、先ほど有咲からのありがたい言葉の中にもありましたが、今現在うp主はクリスマスネタ、年越しネタ、お正月ネタ、等々をやるかやらないかで迷っているみたいです、まぁホントはネタが無いんだろけど、頭悪いからね(小声)」

「さ、沙綾ちゃん、聞こえてるよ」

「え!?んん!えっとですね、そのため、皆さんに毎度の事ながら、ご質問を致したいと思います、詳しくは活動報告の方に記載されると思いますので、ご覧していただくと、ありがたいです、以上でこのコーナーを締めさせていただきます、山吹沙綾と」

「牛込りみでした」

「「さようならーー」」











「こら、香澄とおたえ、うp主をつつかないの」




                        -FIN-


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104話

 

あれからパスを使って、色々なアトラクションやあこが持ってきたビーチボールで遊んだりし、今はウォータースライダーの所に来ている。

 

「これがウォータースライダー?」

 

「も、もの凄く高いです、こ、こんなに大きなアトラクションなんですか!?」

 

「へー、確かに高いな」

 

「ここのスライダーはゴムボートに乗って、びゅーんって滑るアトラクションなんだ!しかも六人乗りだからみんなで一緒に乗れちゃうんだよー!」

 

「って、みんなの分のパス取っちゃったけど大丈夫!?」

 

「そ、そうだ!りんりん、こういうの苦手だよね!激流下りもウェーブプールも見学してたし!」

 

「白金さん、苦手なら乗る必要はないわ」

 

「そうだな、無理して乗る必要はないだろうしな、まぁそこは自分で決めな」

 

「うんうん、無理しなくて良いからね!」

 

「・・・・・(ずっと怖そうなアトラクションは避けて来たけど、本当にこのままで良いのかな?自分を変えたいと思うなら、小さなことからも逃げちゃダメな気がする・・これに乗れたら少しだけ変われるかも)」

 

「・・・・・・」フッ

 

「あの、やっぱり・・・わ、わたしも乗ります!」

 

「大丈夫なの?」

 

「は、はい、怖そうだけど・・・・みんなと一緒ならきっと」

 

「ほ、本当に大丈夫?燐子?」

 

「ほれほれ、本人が乗るって言ってるんだ、あんまり言うとその決意も鈍っちまうぞ?」

 

「で、でも兄さん」

 

「りんりん!・・・うん、きっと乗ってみたら楽しいよ!」

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

「ええ、これはスリルがありそうね」

 

「って、紗夜と友希那も乗るの!?」

 

「?何か問題でもあるかしら?」

 

「や、二人ともこういうの興味なさそうだと思ってたんだけど」

 

「下で待っているよりは有意義な時間になりそうですから」

 

「興味はないのだけれど・・・今はあるわ、早く行きましょう」

 

「そ、それなら良いけど・・・」

 

「ほれほれ、あんまり気にしてたら楽しめねーぞ?」

 

「兄さん・・・うん!そうだね!」

 

 

話し合いを終えた俺達は、ウォータースライダーの乗り場へと向かった。

 

 

 

「それでは、みなさん準備は良いですか?では、行ってらっしゃい!」

 

ボートに乗った俺達に、係員がそう言って、スライダーが開始された、ちなみに乗り方はと言うと。

 

 

 

結 燐  後

紗 友

リ あ  前

 

 

ってな感じの乗り方に乗っている。

 

 

「行っくぞー!ゴーゴー!」

 

「・・・思ったよりスピードは出ていないみたいね?」

 

「はい、正直もっと速度が出るものかと想像していました」

 

「っと言っても、まだ滑り始めたばっかりだからな」

 

「このスピードなら、燐子も平気そうかな?」

 

「は、はい・・・このぐらいならまだ・・」

 

「ふっふっふ、こんなもんじゃないよ~!このスライダーの目玉の一つはうねうねしたカーブなんだ!」

 

「うねうね?」

 

そんな事を言っていると、そのカーブに差し掛かり。

 

「きゃああああああ!!」

 

「うわっ!思ったよりカーブ凄いね!」

 

「凄いと言うか、ボートから振り落とされそうだわ!」

 

「確かになっと!」

 

「カーブの連続で・・・これはなかなか面白いわね・・燐子、しっかりボートに掴まるのよ」

 

「は、はい!」

 

「わーーい!目が回りそう~!えっへへ、楽しー!!」

 

「・・・カーブを抜けたようね」

 

「みんな大丈夫?今のカーブ、結構ヤバかったね!」

 

「そうね、とてもスリルがあったわ」

 

「わ、わたし・・・・まだボートに・・・乗ってますか?」

 

「おう、乗ってる乗ってる」

 

「あはは、乗ってるよ!もう落ち着いたから目を開けて大丈夫だよ!」

 

「そうそう、だからしがみつくのは俺じゃなくて、ボートにしような?いろいろ困るから」

 

「「・・・・・・・」」ハイライトオフ

 

「ご、ごめんなさい・・・すごく怖くて・・・」

 

「だね、今のは流石にアタシもひやっとしちゃったよー」ハイライトオフ

 

「・・・随分長いコースだけど、まだ終わりじゃないのかしら?」ハイライトオフ

 

「(その目でこっちを見ながら言わないで欲しいんだがな)」

 

「まだですよ!もう一つの目玉が残ってますから!」

 

「「もう一つの目玉?まだ何かあるのかしら?」」

 

「はい!最後はすっごい急角度でプールを目がけて滑り落ちてくんです!!」

 

「「「急角度で・・・」」」

 

「滑り落ちる!?」

 

「あ、ほら見えて来たよ!」

 

「リサ!紗夜!前見ろ!」

 

「「前って・・・」」

 

「うわぁ!みんな、ボートに掴まって!」

 

「は、はい!」

 

「これは・・・」

 

「し、死んじゃう!」

 

「燐子、俺じゃなくてボートにって聞いちゃいねーか、仕方ねえ」

 

俺は片腕で我を忘れている燐子を抱き寄せるようにして、もう片方で、ボートを支え部分を掴んだ。

 

「「「きゃああああああーーー!!!」」」

 

そのままボートはプールに向かって、急降下して行き。

 

 

ざぶ~~~~ん!!

 

プールへと着水をした。

 

 

「はー、すっごく楽しかった~!!」

 

「ええ、刺激的で面白い体験だったわ、みんなはどうかしら?悪くないアトラクションだと思うのだけれど」」

 

「確かに面白かったが・・・」

 

「・・・・・・・」

 

「りんりん?おーい、りんりん」

 

「・・・・ご、ごめんなさい、今、頭が真っ白で」

 

「ちーーっとばかし燐子には刺激が強すぎたな」

 

「うう、めちゃくちゃ怖かったよ~~!!」

 

「・・・こっちもだったな」

 

「リサまで、乗る前は楽しそうにしていたのに」

 

「だって!あんなに凄いとは思わないじゃん!!」

 

「まったくだわ!こんなに危険なアトラクションだったなんて、本当に認可はおりてるの!?」

 

「はいはい、分かったから、二人も俺にしがみつくのはやめような、身動きがとれないから」」

 

「紗夜も怖かったみたいね」

 

「ちょっと意外」

 

「・・・・・・」クスッ

 

「どうしたんですか、友希那さん?」

 

「いえ、みんなのこんな反応を見るのも面白いと思って」

 

「?変な友希那・・」

 

「お前等、もう終わったんだから、離れろって!っておい、リサ引っ張るな!倒れるって、って・・」

 

 

ざぶーーん

 

 

「・・・・結城さんを助けに行きましょうか」

 

「そうですね」

 

 

こうして、一番の難所?である、ウォータースライダーは無事?にのりおえたのであった。



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105話

あの後他のアトラクションも楽しみ、ある程度時間が来たところで紗夜おすすめのシーフードレストランで食事を済ませ、今は水上ショーが開始されるショーステージへと来ている。

 

 

「レディースアンドジェントルメン!トコナッツパークへようこそ!今宵、皆様には水と魔法のステージをお目にかけましょう!どうぞ最後までお楽しみください!」

 

「わあ!湖の上がライトアップされたよ!」

 

「昼間はなかったのに、湖の真ん中にステージが出来てる、赤や青や色々な色に光って、夢の世界にいるみたいだね」

 

「あ、見て見て!たくさん船が出てきたよ!船の上でダンスしてる!」

 

「ダンサーさん達みんなカッコいいなー!あこもダンス部の血が騒いできちゃったよー!」

 

『あこってダンス部だったんだな、何か以外だな』

 

「ダンサーさんの衣装も、すごく素敵だね・・デザインは海の生き物をモチーフにしてるのかな?・・・かわいい・・・」

 

「ふふ、燐子も衣装作りの血が騒いできちゃった?」

 

「はい!あんな衣装でステージが出来たら、キレイだなと思って」

 

 

っと各々でショーを楽しんでいると。

 

 

 

 

ヒューーーーーー・・・・・・・バー―ン!!

 

 

っと、ステージ上空に花火が打ちあがった。

 

『・・・何か今の花火、間があったような・・・・気のせいか』

 

「わあ!花火が上がったよ!湖がキラキラして、ホントに魔法みたいだね!あこもあんな風に見てる人を釘付けにしちゃうステージしてみたいなー!・・あ、そうだ!良い事思いついちゃった!

 

「どうしたの?」

 

「あこがドラムを叩くと花火が上がるようにしたらチョーカッコよくない!?ステージはキラキラだし、お客さんもお大盛り上がりだよ!」

 

「あはは、それライブハウス出禁になるって言うか、花火でアタシらが危ないからー」

 

「それに、そんな事したらそっちにお客さんが集中して、演奏そっちのけになっちまうぞ?」

 

「・・・・・・みんな、すっかりショーに心を奪われてるみたいね」

 

「ええ、これだけ見事なステージですから無理もありません」

 

「あこは何か起こるたびに目を輝かせているわね、燐子はステージよりも衣装の方に目が向いているかしら」

 

「そういう湊さんも、ショーよりそれを見ているメンバーの方が気になっているようですね」

 

「・・・???」

 

「今日、湊さんを見ていて何となく分かった気がします、どうして一緒にここに来たのか・・・」

 

「バンドから離れたところで、メンバーがどんな風に考えて、行動するかが知りたかったとかか?」

 

「はい、そうですね」

 

「・・・・・ええ、その通りよ、よく気づいたわね」

 

「はい、でも私だけではなく、他のメンバーも様子に違う事に気がついていたと思います」

 

「だな、友希那がこんな感じの所に興味を持つとも思えねーし、何より明らかに様子が変だったからな」

 

「そんなにおかしなことはしていないと思うけれど」

 

「いえ、大分不自然でした、特に結城さんは早い段階で気づいていたみたいですが」

 

「だな」

 

「・・・・・・」

 

「でも、こんなことを始めたのには何か理由があるんですか?」

 

「・・・SMSに出場した時の事、あなたも覚えているでしょう?あのフェスでの失敗の後、同じ気持ちでバンドに向き合えなかった私達はバラバラになるところだった・・・その時に結城さんに言われたことを思い出したのよ」

 

「結城さんに言われたこと?」

 

「・・・・・・何か言ったっけ?」

 

「本人は覚えてないみたいですが」

 

「そう、でもあの時にこう言われたのよ」

 

---------------------------

 

~SMS終了後の数日後~

 

「なんで失敗したかが知りたいって?そりゃあお前さんがメンバーの事を未だに理解しようとしてないからだよ」

 

「そんな事ないわ!!ロゼリアのみんなの事は理解しているわ!」

 

「・・・・・それはロゼリアでのみんなの事だろ?俺が言っているのは、一人の人としてって事だよ」

 

「・・・・一人の人として・・・」

 

「確かにお前さんは昔に比べれば、大分とメンバーに関する理解もしてきたと思う・・・けどそれはアイツらがどういう演奏をするかだ、お前さんは今でもリサや紗夜、燐子にあこ、アイツらがどういう人間かまでは理解してると言えるか?」

 

「・・・・・・・・」

 

「言えないだろ?その時の一瞬だけ理解したとしても、それは本当に理解したとは俺は言えないな、このままだとまた同じ失敗を繰り返して、今度こそ本当にバラバラになるぞ?今はまだ大丈夫でも・・・」

 

「・・・・・・・」

 

 

 

---------------------------

 

『あの時の俺そんな事言ってたの!?やっべ、何かすんげー上から目線で話してるじゃん、チョー恥ずかしいんだけど!!??』

 

 

「そんな事があったのですか」

 

「ええ、もう二度とあんなことは起こしたくない、思ったのよ」

 

「そのために一緒にここに来たというわけですか」

 

「ロゼリアでいる時には見せない姿を見られると思ったの、みんなが興味のある事を一緒に体験したら、見えるものも変わってくる、そんな気がしたの」

 

「それで、宇田川さんと遊んだり、ウォータースライダーに乗ったり・・・でも、それは一理あるかもしれませんね、相手と同じ目線に立って初めて見えるものもありますから、ですよね結城さん?」

 

「え?あ、ああ、そ、そうだな」

 

「それにしても、今日はのんびりテーマパークを楽しんでいるのかと思ったら、結局ロゼリアの事を考えていたんですね」

 

「そうね、それはいつもの事よ、何かをしていても、ふとロゼリアの事を考える時間が増えて来たから」

 

「んん!!それはお前さんにとってロゼリアが大きな存在になったって事だよ」

 

「はい、それは私にとってもですが」

 

「ただ、今日の事だけれど上手くいったのかは少し疑問だわ」

 

「と言うと?」

 

「何か問題でも?」

 

「一日ここで過ごして、前よりもみんなの事が分かったような気がする、けれど、分かったのは些細な事ばかり、あまり理解が深まった実感がないわ」

 

「それは・・・・今すぐ結論を出せることではないのではないでしょうか」

 

「だな、今までのお前さんならそんな事も思わなかっただろうし、分かろうとすることに意味があるって訳だ」

 

「それに、お互いを理解していくことはとても大切だと思います、ですが、何よりも同じ時間を積み重ねていくことが大切だと思います・・・今の私達には・・・だから、きっと今日の事も意味があることです」

 

「そう言うこと、焦ったところで、何も変わらんよ、それに、こんな数時間で全部を理解出来たら苦労しねーよ、それこそじっくり時間をかけて知っていけば良い」

 

「紗夜・・結城さん・・・そうね、そうかもしれないわね」

 

 

今日の事で多少なりとも友希那に変化があったので、良い日になったんじゃねーかな。

 

 

 

その後、ショーが終了し、家に帰宅するために、帰り道を帰っており、ちょうど分かれ道の所で。

 

 

「兄さん今日はありがとうね♪」

 

「気にすんな、俺も楽しめたしな」

 

「あこはまたみんなで行きたいな!!」

 

「・・・・そう・・・だね」

 

「ええ、たまには良いかもしれませんね」

 

「そうね」

 

「あれ~、友希那~、何か良い事でもあった?」

 

「・・・・・さあ、どうかしら」フフッ

 

「あーー!何その含み笑い!何々?何があったのー?」

 

「内緒よ」

 

「あ!ちょっと友希那ー!教えてよー!」

 

「友希那さん!リサ姉ー!待ってよー!!」

 

「まったく、騒がしいですね」

 

「でも嫌いでもないだろ?」

 

「・・・・ええ、そうですね」

 

「・・・・・・」

 

「??どうかしましたか?白金さん?」

 

「・・・・いえ、何でもないです」フフッ

 

「変な白金さんですね、それでは私達もこの辺で」

 

「じゃあね、兄さん」

 

「おう、気を付けてな」

 

二人がこっちに手を振りながら帰って行ったので、俺も見えなくなるまで手を振って、アイツらが見えなくなったところで、俺も家へと帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば」

 

「??どうかした?」

 

「確か結城さんの家に泊るはずじゃなかったかしら?」

 

「え!?あーーーえーーーっと」

 

「???どうかしたの??早く行きましょう」

 

「えーーーっとさ・・・・・ごめん!!」

 

「・・・・・どういう事かしら?」

 

「実はあれウソだったんだよね」

 

「・・・ウ・・・・・ソ・・・・?」

 

「ええ、最初から結城さんの家に泊る予定はありませんでしたよ」

 

「・・・・・リサ?これはどういう事かしら?」ゴゴゴゴゴゴ

 

「えーーーっとさ、普通に誘っても来ないと思ったからさ、兄さんの家に泊るって分かったら、ミユちゃんがいるから、来てくれるかなーと思って」

 

「なるほど・・・・それにまんまと私は騙された訳ね、ちなみに紗夜は知っていたの?」

 

「ええ、でも、もしもの時のために、用意はしていましたが」

 

「あこと燐子もかしら?」

 

「ええーーっと、そのーーー」

 

「どうなのかしら?」

 

「し、知っていましたーー!!」

 

「・・・・そう・・燐子h・・・燐子?」

 

「・・・・今井さん、ウソ、だったんですか?」

 

「り、燐子?」

 

「私にも言いましたよね?兄さんの家に泊る予定だから、楽しみにしといてねって」

 

「え、えっと、そ、そんな事、言ったかな~~」

 

「「リ・サ?/イ・マ・イ・サ・ン?」」

 

「ごめんなさーーい!!」

 

「「待ちなさーーい!!」」

 

「あ、待ってよーー!!」

 

「やれやれですね」

 

その後リサは二人から逃げ切ったが、その次の練習の時に問い詰められたのは言うまでもないのであった。





っと言う事で、トコナッツパーク編を終了いたします、話しが飛び飛びになっているので、ここのシーンの話しが見たかった人はごめんなさい!!





ってな訳で、次の話は多分クリスマスネタになるかと思いますので、良ければ見て行ってやってください。


感想と評価をお待ちしてます!


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106話

12月24日 クリスマスイブ

 

 

この日俺は今、弦巻家に来ている、何故弦巻家に来ているのかと言うと。

 

---------------------------

 

~昨日の夜~

 

 

 

♪~~~♪~~~

 

突然携帯が鳴ったので、見て見ると、弦巻家からの電話だった。

 

「はい、もしもし」

 

『あ!結城が出たわ!』

 

「こころかどうしたんだ?こんな時間に?」

 

『そうだわ!ねえ結城!24日と25日は暇かしら?』

 

「あ?ああ暇だが、どうかしたのか?」

 

『それは良かったわ!!それなら明日10時に私の家に来てちょうだい!!』

 

「ああ、分かった、それで、一体なn」

 

『それじゃあ待っているわね!!』

 

「っておい!こころ!?・・・って切れたよ、今度は何をやろうとしてんだ?まぁ良いか明日行けば分かるだろう」

 

---------------------------

 

ってな事があり、今は弦巻家へと来ているのだ、そして玄関に着くと。

 

「要様、お待ちしておりました」

 

「あ、黒服さん達、おはようございます」

 

「「「おはようございます」」」

 

「えっと、こころの奴は中に?」

 

「いえ、お嬢様方は一足先に会場の方に行かれております」

 

「会場?」

 

「はい、我々は要様を送り届けるよう、旦那様に仰せつかっておりますゆえ」

 

「そうなんですか、厳さんもそちらに?」

 

「いえ、旦那様はこちらにおられます」

 

「あ、そうですか、会えますかね?」

 

「すみません、今は少々話し合いの時間でして」

 

「あ、なるほど、それなら仕方ないですね」

 

「それではこちらに」

 

「よろしくお願いします」

 

 

こうして俺は黒服さん達と一緒にこころがいる会場?とやらのとこに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

---------------------------

 

 

1時間後

 

 

車に揺られて1時間が経った所で、黒服さんが。

 

「あそこでございます」

 

「あ、はい・・・・・・・え?」

 

黒服さんに言われてそちらに向いてみると、そこには明らかに劇団○○が演技をやりそうな感じの建物がそこにはあった。

 

「あれですか?」

 

「はい、あちらでございます」

 

「そ、そうですか」

 

それ以上俺は何も言えなかった。

 

 

 

 

 

---------------------------

 

 

「それでは我々はここで失礼いたします」

 

「あ、はい、どうもです」

 

あの後その会場?いや、会場だな、に着いた所で俺だけ車から降り、黒服さん達はそのまま帰って行った。

 

「しっかしデカいな、ここで何をしようとしてんだ、あいつは?」

 

俺はそんな事を思いながらも中へと入って行った。

 

 

 

---------------------------

 

中に入った俺はとりあえず道なりに進んだいた、っとその時。

 

「兄さん?」

 

っと聞き覚えのある声で声をかけられたので、そちらを見て見ると、そこにいたのは。

 

「蘭?どうしたんだ?こんな所で」

 

「それはこっちのセリフだよ、兄さんこそどうしてここに?」

 

「俺はこころに呼ばれてな、そう言う蘭は?」

 

「私はどっちかと言えば連行?された」

 

「そ、そうか、蘭が居るって事はあいつらも?」

 

「ううん、アフターグロウは私だけ」

 

「そうなのか、今は蘭だけなのか?」

 

「ううん、中にいっぱいいるよ」

 

「そうなのか、蘭はここで何してんだ?」

 

「私はこころに振り回されて疲れたから休憩」

 

「そうか、それじゃあ俺は中に行くな」

 

「あ、待って、私も行く」

 

そうして蘭と一緒に中へと向かった。

 

 

---------------------------

 

 

中に入った俺が見たものはと言うと。

 

「・・・・・・・は?」

 

っと言ってもおかしくないと俺は思いたい、だってさ、ま、まぁまだ中の飾りつけは良いんだクリスマスって感じの飾りつけだから、俺が一番は?って思ったのは、その中でも一番目が行く真ん中に立っているモミの木だ、明らかに普通ではないデカさのモミの木がそこにはあった。

 

「やっぱり兄さんもそうなるよね」

 

「蘭もか・・・」

 

「・・・・・うん」

 

蘭も俺と同じ考えだったらしい、っとその時。

 

「あ!兄さんじゃん!」

 

っと、明らかにギャル風な感じで声をかけられたので、振り向いて見ると、そこには。

 

「やっほー!」

 

「「あ!お兄ちゃんだ!!」」

 

「沙綾に、彩もいたのか」

 

「兄さんもこころに呼ばれて来たの?」

 

「ああ、お前らもか?」

 

「「「うん、そうだよ!」」」

 

「そうか、まだ他にもいるのか?」

 

「後は薫と日菜だねー」

 

「そうか、てかお前等は何やるのか知っているのか?」

 

「ううん、何も」

 

「「私も何も」」

 

「そうか、今回は一体どんな思い付きが浮かんだんだ、あの天真爛漫娘は」

 

 

っとその時。

 

 

「あ!結城も来たわね!」

 

「ん?ああ、こころ、それに薫と日菜も」

 

「やっほー!」

 

「やあ、いらっしゃい!」

 

「お前が言う事じゃねーだろうよ、ったく、それでこころ、今回は何で俺達を呼んだんだ?」

 

「そうだったわ!これよ!!」

 

そう言ってこころは俺達に1枚の紙を見せてきた、そこに書いてあったのは。

 

 

「「「「「クリスマスパーティー大会??」」」」」

 

そう、クリスマスパーティーはまだ分かる、だがその後の大会が意味不明だ。

 

「ちょっと、こころ、この大会って言うのは何?」

 

「普通にクリスマスパーティーじゃダメだったのか?」

 

「それじゃあダメよ!だって私達はみんなに笑顔を与えるんだもの!」

 

「「「「「笑顔を与える?」」」」」

 

「ええそうよ!!これはね、小さな子供たちを集めて、私達がその子達にクリスマスプレゼントをあげるの!そうすればプレゼントをもらった子達はみんな笑顔になるはずよ!」

 

「なるほどな、こころらしい考えだな」

 

「すっごくるん!ってくるよね!」

 

「確かに面白そうじゃん!」

 

「ホントだね、こころちゃん良いよそれ!」

 

「確かに面白そうかも」

 

「ああ、何て儚いんだ」

 

「薫さん絶対使いかた間違ってますよねそれ、え?あたしもやるの?」

 

「当り前じゃない!みんなでするのよ!」

 

「いや、あたしh」

 

「さあ!みんなで準備をしましょう!!」

 

「・・・・」

 

「蘭諦めろ、ああなったこころは誰にも止められん、ましてや日菜までいるんだ、あの二人が揃っている時点で逃げられんよ」

 

「だよね、薄々感じてた」

 

「あはは、こころの前だと蘭もたじたじだねー」

 

「そうかもしれませんね」

 

「てか俺達にもし用事があったらどうするつもりだったんだ?」

 

「それは大丈夫よ!何でもその時は代わりを用意してるって言ってくれたわ!」

 

「代わり?」

 

「ええ!えっと、何だったかしら、何でもミッシェルのお友達でね」

 

[あれか、商店街の何かのキャラの事か?]

 

「あ!思い出したわ!名前は確か【ピー】キーとド〇【ピー】って言う何だかピエロみたいなが来てくれるって、黒服の人たちが言っていたわ!」

 

[アウトだよ!!(棒キャラ風)完全にアウトだよ!え?何呼ぼうとしてんのあの人達、しかももう片方はよりによってラン○○ルーの方かよ!何つうもんを呼ぼうとしてんだよ、流石弦巻家、何でもありだな]

 

「蘭、これはどうしても俺達がやらなきゃいけんことになったぞ」

 

「そ、そうだね、流石にこれはやらざるおえないかも」

 

「これは流石に蘭じゃなくてもいろんな意味で私達もたじたじだね」

 

「そ、そうだね・・・」

「そ、そうですね・・・」

 

「そ、それよりこころ、準備って一体何をするんだ?」

 

「決まっているじゃない!今からこの木に明日のための飾りつけをするのよ!」

 

「「「「「・・・・・・・は?」」」」」

 

「ちょ、ちょっと待ってこころ!え?これの飾りつけって、私達がやるの!?」

 

「ええそうよ!」

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!こんなのに飾りつけって、どれだけ時間がかかると思ってんの!?」

 

「大丈夫よ!みんなですれば間に合うわ!」

 

「そうだね、私も何か燃えてきたよ!」

 

「そうだとも、カワイイ子猫ちゃんのためにこれくらいはしないとね、ああ儚い!」

 

この時初めて何故当日じゃなくてその前の日に呼ばれたのかを理解した俺達なのであった。

 

「でもそれだと俺達は家に帰れなくないか?」

 

「そこは大丈夫でございます」

 

「「「「「うわぁ!」」」」」

 

「ビックリした、大丈夫って言うのは?」

 

「はい、ホテルの御予約と皆様のご両親の承諾はすでに完了しておりますので、問題はございません」

 

[[[[[何か知らないけど俺の/私達の知らない所で話が進んでいる]]]]]

 

「それに・・・・っと言う感じで手配させていただいております」

 

「「「「良し!頑張ろう!」」」」

 

「何か知らんがやる気になったなあいつら、しゃあない、もうこうなったらどうとでもなれ」

 

 

 

そうして俺達は何時間もの時間をかけて、モミの木、もといクリスマスツリーに飾りつけを行った、結果、終わったのは夜の11時だった、その後俺達は黒服さんが手配してくれたホテルへと向かい、俺、蘭、リサ、彩、沙綾とこころ、薫、日菜の組に分かれて部屋へと入った、入ったまでは良かったのだが、中にあったのはバカデカいベット一つだけだった、俺は何かの間違いかと思ったのだが、俺以外の4人がノリノリだったのを見て、「あ、そういう事か」っと、心の中で一人で納得することにしたのであった。。




「「「あとがたりのコーナー!」」」

「どうもうp主です!」

「今井リサでーす!」

「山吹沙綾です!」

「えー何故今回このコーナーをやったかと言うと」

「久しぶりだねー、てかさ、これってさ、明日の話じゃん?何で今日に?」

「それはですねー、明日は投稿できないかと思うので、今回23日に投稿いたしました」

「それって、今日と言うか、日を超えてからじゃダメだったんです?」

「・・・・・寝落ちしちゃうので」

「「・・・・・・え?」」

「俺もそれは考えたんですけどね、それをやるとね、寝落ちしちゃうんだよ」

「そ、そうなんだ、でもそれじゃあ明日用事が終わってからでも良いんじゃないかな?」

「wo-ワタシアシタシゴト!帰ってからなんてそんな元気ないですよ」

「だから今日やってしまおうと思ったんですね」

「そうなんだよね、今日ならまだ元気だからさ」

「それなら仕方ないかもねー、てかさうp主はクリスマスはなにするの?」

「・・・・・・・・」

「うp主さん?」

「そうだな、メリークルシミマスは毎年同様にぼっちクリスマスだね、頑張って投稿しようと思いますよーだ!てかそう言う君たちはどうなんだよ!?」

「「私達は兄さんとみんなと過ごすしねー」」

「ちっくしょーーーーー!!(棒芸人風)」

「あーあ、うp主どっか行っちゃった」

「どうしましょうか?」

「そうだね、うp主もいないし終わりにしよっか」

「ですね、それじゃあ」

「「これからも要 結城の日常を読んでいただけると嬉しいです!!」」

「以上、今井リサと」

「山吹沙綾でお送りする」

「「あとがたりのコーナー!!」」


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107話

 

12月25日 クリスマス

 

クリスマスパーティー当日、これから数時間後にはこの会場に子供達が来て、クリスマスパーティーが開催される予定だ、予定なのだが、またしてもと言っていいだろうか、後時間しかないのにも関わらずここに来て、こころの思いつきが炸裂する。

 

「そうだわ!どうせなら演奏も一緒に加えましょう!」

 

「「「「「・・・・・・・は?」」」」」

 

「待て待て、お前はいきなり何を言い出す、演奏するだ?」

 

「ええ!だってその方が絶対楽しいじゃない!」

 

「無茶言わないでよ、演奏するって言ったって、誰がするのさ?」

 

「そんなの、私達に決まってるじゃなの!」

 

「えっと、私と沙綾、そんで兄さんは子供達にプレゼントをあげる係だから、それ以外でやるって事?」

 

「ええそうよ!」

 

「てことは、こころに蘭、薫に日菜と彩の五人でやるって事か?結構厳しくねーか?ボーカル三人にギターも蘭も入れたら三人だぞ?これでどうやって演奏をするんだよ?」

 

「そこは大丈夫よ!別に楽器を演奏しなくても、歌を歌うだけで楽しいはずよ!」

 

「ま、まぁ確かに歌うだけならそこまで時間はかからないかもしれないね」

 

「私の歌声を子猫ちゃんに聞かせるなんて、ああ!なんて儚い」

 

「それ良いね!すごいるん!ってくるよ!」

 

「そうでしょ!絶対に大丈夫よ!そうと決まれば準備しなきゃ!」

 

「「おおー!!」」

 

そう言ってこころがどっかに行き、その後を、薫と日菜が追って行った。

 

「お前らは行かなくて大丈夫なのか?あれ、完全にやる流れになってるけど」

 

「「あ!ヤバいかも!」」

 

若干放心していた蘭と彩に俺が声をかけると、二人は慌てて三人の後を追って行った。

 

「ったく、あいつのいきなりの思いつきと行動力は一体どっから出てくるんだ?」

 

「あはは、確かに凄いよね」

 

「ま、まぁ振り回される側はたまったもんじゃないんだろけど」

 

「そうだな、さてと俺達もプレゼントの用意をしないとな」

 

「「うん!」」

 

俺達は俺達で、子供達に渡すプレゼントの準備にとりかかった。

 

 

 

 

---------------------------

 

 

あれから数時間が経ち、ついにパーティー開始の時間になった、俺達プレゼント組はステージの袖で待機している、俺達以外の五人は、ステージの上に立っている、そして、時間が来て、ステージの幕が上がった、俺達は、こっそりと覗いて、子供達の様子を見て見た、すると、そこには結構な数の子供達が来ていた。

 

「これは驚いた、結構いるな」

 

「そうだね、弦巻家が主催するから、あんまり来ないかと思って心配したけど」

 

「来てくれましたね」

 

「そうだな」

 

俺達が安堵をしていると、ステージから。

 

 

「みんな!今日は来てくれてありがとう!」

 

「みんなー!元気かなー?」

 

「「「「「「はーーーーい!!」」」」」

 

「うんうん、いい返事!これはとっても、るんってくるね!」

 

「そうだね、子猫ちゃん達じゃなくて、マダムたちも楽しんで行っておくれ」

 

「「「「「薫くーーん!!」」」」」

 

「ああ!儚い」

 

「あはは、え、えっと、今日はみんなで美味しい料理を食べたり、子供達はプレゼントもあるから、楽しんで行ってね!」

 

「そ、それじゃあパーティーを始めたいと思いますので、クラッカーをみんな持って」

 

 

 

「みんな持ったわね!それじゃあ行くわね!メリークリスマース!!」

 

「「「「「「「「メリークリスマース!!」」」」」」」」」

 

パンッ!パンッ!、パンッ!パンッ!

 

「それじゃあパーティーの始まりよ!最初は私達の演奏よ!曲はす○○なホ〇ディよ!」」

 

 

♪~~~♪~~~

 

 

「近づいている、冬の足音・・・・・」

 

 

こころ達の演奏が始まった。

 

「さてと、そんじゃあ俺達も準備しますかね」

 

「「OK!/うん!」」

 

俺達は俺達で次の準備を始めた。

 

 

 

---------------------------

 

 

あれからしばらくたち、ある程度時間が過ぎた所で。

 

「そんじゃまあ行きますかね」

 

「「おおー!」」

 

俺達はプレゼントが入った袋を持って、会場へと入って行った。

 

 

バン!

 

「メリークリスマース!」

 

「「「「サンタさんだー!!」」」」

 

「やあこんにちは(この子達って純真だなー)」

 

「サンタさんはここで何してるの?」

 

「今日は君たちにプレゼントを持って来たんだよ?」

 

「「「「「ホント!?」」」」」

 

「ああ、そうだとも、ちゃんと良い子にしていたかい?」

 

「「「「「うん!うん!」」」」」

 

「そうかそうか、そんな君たちに今からプレゼントをあげるからね、サンタさんの言う事を聞くんだよ?」

 

「「「「「分かった!!」」」」」

 

「ほっほ、それじゃあサンタさんの前に順番に並んでくれるかな、みんなの分はちゃんとあるから、ケンカしないようにね、ケンカしたらお預けだからね」

 

「「「「「はーーーーい!!」」」」」

 

俺がそれらしき事を言いながら子供達並ばせ、いよいよプレゼントを子供達に配る時が来た。

 

「みんな並んだね、それじゃあ一人ずつ順番にお名前をサンタさんに教えてくれるかな」

 

「はいはーい!古我 京谷です!」

 

「京谷くんね、京谷くんのプレゼントはこれだね、はい、どーぞ」

 

「ありがとー!!ママー!サンタさんからもらったー!」

 

「さて、次の子はお名前は?」

 

「樋口 奏です!」

 

「奏ちゃんね、奏ちゃんはっと・・・はい、どーぞ」

 

「サンタさんありがとー!!」

 

「さてと、どんどん行こうか・・・・」

 

それから一人ずつ名前を聞き、その子用のプレゼントをあげていき、そして。

 

「これで最後だね、はい、どーぞ」

 

「ありがとー!!」

 

「みんな?ちゃんとプレゼントはもらったかしら?」

 

「「「「「はーーーーい!!」」」」」

 

「それじゃあみんなでサンタさんにありがとうって言わなきゃね、それじゃあ私が先に言うからみんなも続いて頂戴ね!サンタさんありがとう!」

 

「「「「「サンタさんありがとう!」」」」」

 

「はっはっは、それじゃあサンタさんは次の子供達の所に行かないと行けないからね、これで失礼するよ」

 

「「「「「サンタさんバイバーイ!!」」」」」

 

「バイバーイ」

 

俺はそう言って会場の奥へと消えていった、そこから少し歩いた所で。

 

 

「・・・・・・・あー疲れた」

 

「兄さんお疲れ、それにしても多かったね」

 

「だな、あんなにいるとは思わなかったわ」

 

「お兄ちゃん、はい、水だよ」

 

「お、サンキュー沙綾・・・・・・・ぷはー!さてと、この後俺達はどうすんだ?」

 

「一応ここからは自由みたいだからあっちに行くんじゃないかな?」

 

「そうですね、ここにいても何もないですしね」

 

「そんじゃあ着替えて向こうに向かうとしますかね」

 

「「うん!」」

 

 

この後俺達も私服に着替え、会場の方に行き、子供達と一緒にパーティーを楽しんだ、こころの奴も満足しているみたいだし成功なんじゃねーかな。

 





「「「あとがたりのコーナー!!」」」

「どうも、うp主です」

「白鷺千聖です」

「はーい、まんまるおやm」

「彩ちゃん長いわ、手短にお願い」

「まだ言い始めたばっかりなのに!?」

「何かしら?」

「あ、何でもないです、えっと丸山彩です!」

「はい、今回はこの三人でお送りしたいと思います」

「それで、いきなりだけど、いいかしら?」

「はい、何でしょうか?」」

「薫の事なんだけど」

「!!!」

「もしかして、レパートリーないとは言わないわよね?」

「えっと、言い訳さてもらってもよろしいでしょうか」

「ええ、良いわよ」

「えっとですね、確かにレパートリーが無いのは認めます、はい、ですがね」

「何かしら」

「どんな感じにしたら良いのかが分からないんですよ!」

「っと言うと?」

「ほら、あの子さ、基本的にはさ、『儚い』ばっかり言うじゃん?」

「ええそうね」

「だからさ、適当、ではないんだけどさ、ある程度の会話にこれを入れればいっか、みたいな感じになっちゃってます、はい」

「なるほど、マジメな会話を入れずらいと」

「さようでございます」

「まあ良いわ、それじゃあこれからは気を付ける事ね、それか読者さんに聞くことね」

「ははーーー、ってな訳で、薫はこのままで、良いですかねー?」

「適当に返事してあげてくださいね、以上、白鷺千聖と」

「うp主がお送りする」

「「あとがたりのコーナーでしたー!バイバーイ!!」」


「・・・・・・・・あれ!?私は!?私まだ全然しゃべってn」


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108話

12月31日 大晦日

 

「♪~~♪~~」

 

俺は今家の掃除を終え、今は明日用のおせちを作っている、と言っても一人用だからそこまで苦労はしないのだがな、まぁそんな感じでおせちを作っていると。

 

 

ピンポーン

 

っと家のチャイムがなった、俺は火を止めて、玄関へと向かった。

 

「はいはーいっと、ってお前ら、どうしたんだ?」

 

 

「「「「「「「「遊びに来ました!!」」」」」」」」

 

「わざわざ今日じゃなくてもいいんじゃねーのか?(苦笑)」

 

出てみると、そこには、有咲、たえ、千聖、イヴ、燐子、つぐみ、美咲、花音の八人が来ていた。

 

「てかよ、千聖とイヴは仕事はないのかよ?」

 

「「そんな事よりも兄さんと年を越す方が大事です!!」」

 

「それで良いのかアイドルよ」

 

「千聖ちゃん、今日の事楽しみにしていたもんね♪」

 

「何か俺の知らないところで俺の家で年越すことが決まっていることについてよ」

 

「あ・・・迷惑・・・だった・・かな?」

 

「いんや、特に迷惑でもないから良いんだけどよ、お前ら家族の了承はもらってるのか?」

 

「「「「「「「「三日前にもらいました!!」」」」」」」」

 

「だったらその時点で俺に知らせるのが普通だと思うのだが?」

 

「「「「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」」」

 

「全員で一斉に顔をそらすんじゃありません、ったく、まぁ良いや、寒いだろうし中に入りな」

 

「「「「「「「「はーーい!」」」」」」」」

 

俺はとりあえずみんなを家の中に招き?入れた。

 

 

 

 

「とりあえず、手洗いとうがいしてきな」

 

「「「「「「「はーい!」」」」」」」」

 

そう言って八人は洗面所の方に行ったのだが、一人だけ違う方向に行こうとしている奴がいた。

 

「そっちは洗面所じゃねーぞ、たえ、何しに行こうとしてんだ?」

 

「え?つまみ食い!」

 

「どうどうとドヤ顔言ってんじゃねーよ!」

 

ゴツン!

 

「痛い」

 

「ほらさっさと行ってこい」

 

「はーい」

 

そう言って何故かあいつは渋々洗面所の方へと向かった。

 

「さてと、続きをやりますかね」

 

俺はそう言っておせち作りの続きを再開した。

 

 

 

 

「結城さん、終わりましたよ」

 

「おうそうか、そんじゃあ適当に座ってくつろいどいてくれ」

 

「分かりました、あ、それと」

 

「?どうした?こればあちゃんからです」

 

「??豚の角煮?何故?」

 

「何か日頃のお礼だとか何とか」

 

「俺有咲のおばあちゃんに一回も会ったことないぞ?」

 

「えっと、恥ずかしながら、これ、私がお世話になってるからです」

 

「おうそうか、ならありがたくいただこうかね」

 

「あ!有咲が作った豚の角煮だ!美味しそう!」

 

「「・・・・・・・」」

 

「??二人ともどうしたの?」

 

「「「「「「たえちゃん/たえさん/花園さん、言うタイミング悪すぎるわ(苦笑)」」」」」」

 

「??あ、唐揚げ美味しい」

 

「えーっと、とりあえずありがとな」

 

「は、はい///////」

 

「とりあえずお前らは適当にくつろいでな、俺はまだやることがあるし」

 

「うん、分かった」

 

「お前はいつもだろうが」

 

「あ、あのさ、何か手伝えることないかな!?」

 

「そうだな、そんじゃあこの辺の出来たやつをそっちに持っていってくれるか?」

 

「「分かった!/分かりました!」」

 

「それじゃあ私は飲み物でも出そうかしら」

 

「あ、それなら私はコップを準備しますね」

 

「ありがとう美咲ちゃん」

 

「みんな頑張れ!」

 

「おめえも働けよ!」

 

「??私は動けないよ?」

 

「・・・・は?」

 

「だって私は食べる専門だから!!」ドヤッ!

 

「・・・・・・(怒)」

 

「あ、有咲ちゃん落ち着いて」

「い、市ヶ谷さん、お、落ち着きましょう」

 

「何やってんだよ、ったく、こいつが動かないのはいつもの事だからあんまり気にすんなよ有咲」

 

「・・・・・分かりました」

 

「そうだよ有咲、短気は損気だよ」

 

「「「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」」

 

「有咲ちゃんもいろいろ苦労してるのね」

 

「これにまだ戸山さんもいますからね」

 

「「「「「「あははは・・・」」」」」」」

 

「それよりお前ら今日は家に泊まるのか?」

 

「はい!そうです!」

 

「そんじゃあ晩飯も考えないとな、寿司でも良いか?」

 

「「「「「「「大丈夫!!」」」」」」」

 

「私はお肉g「大丈夫だよな?」・・・・うん」シュン

 

「どうせお前来ると思ってたから肉は用意してあるよ」

 

「      」パアァ!!

 

「まぁこの人数だし、何だったら焼肉でもするか?」

 

「「「「「「「良いんですか/良いの!!」」」」」」」」

 

「どうせだ、こんな機会じゃにゃきゃ俺も食わんしな」

 

「でもお金は大丈夫なの?」

 

「それに関しては心配するな姉貴におせちを作ったら十万くれた」

 

「「「「「「なんで!?」」」」」」」」

 

「いやな、姉貴の性格は知ってると思うけど、『おせちなんてめんどくさいわーー!お金出すから作って頂戴!!』って言われてな、このに2,3年は俺が作ってるんだよ」

 

「それのお題で十万、凄いね京香さん」

 

「まぁ姉貴だしな、さてと、そんじゃあ肉買いに行くから・・・そうだな・・・有咲、美咲、つぐみはちょっと買い物に付き合ってくれ」

 

「「「はい!!」」」

 

「私たちはどうしたらいいかしら?」

 

「そうだな、って言ってもやることはないからな適当にくつろぐなり、ゲームするなりやっておいてくれ」

 

「そうね、分かったわ、みんなもそれでいいかしら」

 

「「「「異議なし!!」」」」

 

「決まったなそれじゃあ待っててくれ、ほんじゃまあ行きますかね」

 

「「「はい!」」」

 

こうして俺は三人を連れて買い物に出かけ、肉と野菜、後はそのあと用の天ぷらを買って家に帰り、その後はみんなでわいわい楽しみながら時間を過ごし、ある程度の時間になったところで、焼き肉をみんなで談笑しながら食べた。

 

 

 

 

 

それからさらに時間が経ち、夜の11時30分、そろそろあれを食べる時間帯になった。

 

「さてと、蕎麦の準備するかね、食べるだろ?」

 

「また手作り!?」

 

「ああ、そうだよ」

 

「「「「「「「手作り!?」」」」」」」

 

「ああ、毎年年越し蕎麦は自分で手作りして食ってるんだよ」

 

「スゴイです!!」

 

「さてと、そんじゃあ茹でて来るからちょっと待ってな」

 

 

ー少年調理中ー

 

 

「さてと、お待ちどうさん」

 

「「「「「「「わぁーーー!美味しそう!!」」」」」」」

 

「・・・・フッ(ドヤ!)」ズルズル

 

 

「なんでお前がそんなドヤ顔してんだよ、作ったのは俺だっつーの、しかも食うの早えーよ、と言うか蕎麦加えたままドヤ顔してんじゃねーよはしたない」

 

「おたえ・・・・」

 

「そんじゃあ食いますかね、いただきます」

 

「「「「「「いただきます!」」」」」」」

「イファファフィファフ」

 

「「「「「「おたえ/たえちゃん/さん/花園さん」」」」」」」

 

まぁなんやかんやありながらも年越し蕎麦を食べた、結構好評だったので、また作る事になったのはまた別の話。

 

 

 

 

そうこうしているうちに時間は進んで行き、そして。

 

「お、そろそろだな」

 

「10!」つぐみ

 

「9!」美咲

 

「8!」花音

 

「7!」有咲

 

「6!」たえ

 

「5!」イヴ

 

「4!」千聖

 

「3!」燐子

 

「2!」結城

 

「「「「「「「「「1!」」」」」」」」」

 

「「「「「「「「「0!あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!」」」」」」」」

 

「とうとう年越しちまったな」

 

「ええそうね、今年もよろしくね、兄さん♪」

 

「ああ、こちらこそよろしくな、千聖」

 

「今年もブシドーの精神で頑張ります!」

 

「おう、頑張りな、イヴ」

 

「今年もこころが迷惑かけるかもしれないけど、今年もよろしくねお兄ちゃん♪」

 

「そうだな、こちらこそよろしく頼むな、美咲」

 

「こ、今年も、よろしくね、お兄ちゃん」

 

「ああ、今年こそは方向音痴が改善されるといいな、花音」

 

「ふぇぇ~~!?」

 

「こ・・今年も・・・よろしく・・・ね♪」

 

「こちらこそ、今年も頑張れな、燐子」

 

「今年もみんなと一緒によろしくお願いします!」

 

「おう、こちらこそよろしくな、つぐみ」

 

「また今年も香澄とおたえが迷惑かけるかもしれませんが、よろしくお願します」

 

「まぁ沙綾とりみもいるし、一緒に頑張ろうぜ、有咲」

 

「早くおせち食べたい」

 

「お前は食い意地しかないのかよ、たえ」

 

「「「「「「「「今年はもっといろんな事をしましょうね!(あんな事やこんな事も)」」」」」」」」

 

「そうだな、今年もいろんな経験していこうかね」

 

 

 

こうして、誰も寝ることなく、全員で一緒に年を越すことが出来たって言うのは俺自身にとっても良かったと思う、やっぱり大人数だと楽しくなるな。

 

 

その後は一時間ぐらいたったところで、みんなは眠くなってきていたので、寝るように言うと「「「「「「「「初日の出が見たい!!」」」」」」」」っとめちゃくちゃ眠そうながらも言ってきたので、その時間になったら起こしてやるって事を条件に八人には軽く寝てもらい、そして、その時が来る時間になったところで、みんなを起こし、無事に初日の出も全員で見ることが出来ましたとさ。

 

 

 




「あとがたりのコーナー!」

「はいっと言う訳で、とうとう年を越して2019年になりました、3月から始めたこの作品ですが、皆様のおかげで今の今まで続けることが出来ました、本当にありがとうございます!今もずーっと読み続けてくれている方、途中までの方、一話で終わった方、いろいろいるかと思いますが、「楽しみにしてる」とか「面白い」とかの感想や、どんな数であり、評価をいただけたので、とても嬉しかったです!!今年もそんなあたたかいお声をいただけるとありがたいです、以上がテンツクから皆様への感謝のお言葉とさせていただきます、本当にありがとうございました、これからも感想や評価、リクエストを書いていただけると励みになります、これからも」



「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「要 結城の日常をよろしくお願いいたします!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

「今年もよろしくお願いいたします!!以上!あとがたりのコーナーでした、さよーならー」


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109話

1月1日 お正月

 

今日から新しい年が始まった、っと言ってもやることは変わんなから今まで通りなんだけどなまぁそんな訳で、新年を迎えた訳だが、俺は今初詣に行くための準備をしている、と言っても、私服に着替えるだけなんだがな、そうしているうちに着替えも終わり、神社へと向かっている、ちなみに家で年を越した八人は朝方に帰っていった、神社に向かって歩いていると、前の方から。

 

「「結城さんこんにちわ!!」」

 

っと香澄とはぐみが声をかけてきた。

 

「今は朝だからおはようが正解な、後今日に関しては他に言うことがあるだろ?」

 

「「????」」」

 

なんで分かんねーんだ、こいつら、いや、こいつらだから分かんねーのか、そんな事を考えていると。

 

「あら、結城さん、それに戸山さんに、北沢さん」

 

っと後ろから聞こえてきたので、振り返ってみると、そこには友希那と紗夜がいた。

 

「おう、お前ら二人だけ?」

 

「ええ、前回前々回でリサと燐k「メタい話はやめような」・・・・まぁそれは冗談として、本当はロゼリアで行こうとしていたのだけれども、リサも燐子もあこも家族で行くらしくて、相談した結果が紗夜二人って訳よ」

 

「なるほどな、紗夜は日菜とはと行かないのか?」

 

「あの子は今日仕事があるんです」

 

「そうか、おっと、言い忘れるところだった、あけましておめでとう」

 

「「あけましておめでとうございます」」

 

「「「今年もよろしくお願いします」」」

 

「お前らは分かってくれててよかったよ」

 

「??これが普通じゃないのですか?」

 

「俺の後ろの二人見てみ?」

 

「今日の挨拶って違うのかな?」

 

「えー?でもでもおはようでいいんじゃないかな?」

 

「てことは結城さんが間違えてるんだね!!」

 

「うん!そうだよ!」

 

「「・・・・・・・・」」

 

「てな訳よ」

 

「なんと言うか二人らしいわね」

 

「それどころじゃないような気がしますが」

 

「まぁ、そんなことよりも、一緒に行くか?」

 

「「ええ/はい」」

 

「そんじゃまぁ行きますか、香澄、はぐみ、行くぞ」

 

「「あ!待ってーー」

 

こうして、香澄、はぐみ、友希那を加えた五人で神社へと向かった。

 

 

 

五人で談笑しながら歩いていき、神社着いたところで、見知った三人を見つけた。

 

「巴、モカ、あこ」

 

「あ、兄さん、それに香澄にはぐみ、友希那さんに紗夜さんも」

 

「あ!友希那さんに紗夜さんだ!」

 

「「あこ/宇田川さん」」

 

「私もいますよ~」

 

「三人で来たのか?」

 

「はいそうですよ~」

 

「それなら一緒に行くか」

 

「「「はい!/は~い」」」

 

さらに巴、モカ、あこの三人も一緒に神社の中へと入っていった、その時に香澄とはぐみ、それにあこがダッシュで入っていこうとしていたので、俺と紗夜と巴で三人の首根っこを掴み、制止させ、やり方を教えながら鳥居をくぐり、中へと入った。

 

 

 

それからは、手水舎、参拝などのやり方を教えていき、なんとか、無事に、残りのおみくじへとやって来た。

 

「私最初に引きたい!!」

 

「はぐみも!」

 

「あこも!」

 

「あこは私と一緒に引こうな」」

 

「はーい」

 

とまぁこんな感じで並んでいる、ちなみに俺はモカと一緒に引く、列も進んで行き、香澄達の番になった。

 

「「よーーし、大吉出すぞー!」」

 

「気合でどうにかなるもんなのか?」

 

なんて思いながら待っていると、とうとう俺たちの番になった。

 

カシャカシャ

 

「30番ですね、どうぞ」

 

俺はおみくじを受け取り、みんなの元へと向かった。

 

「よーし、全員引いたなー、それじゃあ見ようかね」

 

俺がそう言うと、全員で一斉に確認を始めた。

 

待人・・・・・

転居・・・・・・

恋愛、女難の相あり、気をつけよ

〇〇

〇〇

などと書かれていた、ちなみに末吉だった、確認を終えた俺はみんなの方を見てみると、喜んでいるのが二人、こんなもんかみたいな感じなのが二人、そしてOTZなのが二人という光景がそこにはあった。

 

「モカはどだったよ」

 

「私は忠吉でした~、結城さんはどうでした~?」

 

「俺は末吉だったよ」

 

「ほうほう」

 

「あこも結城さんと一緒だよー!」

 

「あこも末吉か、巴と紗夜はどうだった、良かったか?」

 

「「え!?え、ええ、よよよ、良かったですよ」」

 

「へーじゃあ見せてくれよ」

 

「「ダメ!/ダメです!」」

 

「え~と~、待人、近くにいる、年上なり、恋愛は攻めるが吉っと叶うであろうですか~、いや~流石は大吉ですな~」

 

「「モカ!/青葉さん!」」

 

「あ、これはやばいかも~、にげろ~」

 

「「待て!/待ちなさい!」」

 

そんな感じでモカが逃げ、それを巴と紗夜が追いかけて行った、とりあえずそれを見送った後、俺は残りの香澄と友希那さんを見た。

 

「お、おう、どうだった・・・て、聞くまでもないか」

 

「だいぎょうでじだー」

 

「泣くほどの事なのか、おい、友希那は」

 

「これは間違いよ、ええそうよ、何かの間違いだわ、戸山さん、今度は違う所で引くわよ!」

 

「はい!」

 

そう言って友希那は香澄を連れて行ってしまった。

 

「これは長くなりそうだな・・・・・・ベビーカステラ買いに行くが、いるやついるか?」

 

「はーい!はぐみ食べたい!」

 

「あこも!」

 

「それじゃあ買いに行くか」

 

俺は時間潰しのために、ベビーカステラを買って、食いながら時間を潰した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまっと」

 

「「「「「「「お邪魔します!/お邪魔します・・」」」」」」」

 

あの後一時間してようやく終わった、モカは二人に捕まり、説教をくらい、友希那と香澄はあの後四回別の所でおみくじを引いたのだが、なんと!全部大凶を引くという、ある意味奇跡を起こしたのであった、それからは俺の家に来ている状況だ。

 

「とりあえず、こたつに入るなり、ストーブ付けたりして暖かくしな」

 

「「「「「「「はーい!」」」」」」」

 

ってな感じでくつろぐように言うと、急に香澄が

 

「羽根つきやりたい!」

 

「はぐみもやりたい!」

 

「あこも!」

 

「面白そうだな!」

 

「羽子板のことだな、確かあーーっと、これだな」

 

「羽子板を持っているのですか」

 

「と言ってもやったのはめちゃくちゃ昔だけどな」

 

「やりましょ!やりましょ!」

 

「へいへい、ほらよ」

 

「ありがとうございます!はぐーやろー!」

 

「うん!やろうやろう!」

 

「でもさ・・・・どうやるんだろうね」

 

「はぐみも分かんない」

 

「「「「「・・・・・・・」」」」」ズサーー

 

香澄とはぐみのあまりにも抜けている会話を聞き、俺たちはズッコケてしまった。

 

 

 

それから俺と紗夜で、香澄とはぐみに羽子板の説明をして、羽子板が開始された。

 

 

 

 

 

 

 

その後は二人で一時近くもバトルが繰り広げられた、そして。

 

「結城さん!私と勝負しましょう!」

 

「俺?ああ、いいぞ」

 

俺はそう言って外に出て、準備を始めた。

 

「さてと、おまたせ」

 

「それじゃあいきますよー!」

 

こうして俺と香澄の試合が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カンッ!・・・・・ポト

 

「ほい、お終いっと」

 

「結城さん強すぎるよー」

 

「次ははぐみだよ!」

 

 

あの後香澄と10点先取でやったところ、10-0で俺が勝った、そしたら次にはぐみが名乗りを上げた。

 

「負けないよー!」

 

結果はと言うと。

 

 

カンッ!・・・・ポト

 

「まだまだだね(某テニス風)」

 

「負けちゃったー!」

 

結果は先程の香澄と一緒の結果となった。

 

「よし!それじゃあ次は」

 

「あこ達の番だね!」

 

「二人ってずるくね?」

 

「こうでもしないと兄さんに勝てなさそうだしな!」

 

「へいへい」

 

「それじゃあ行くよー!せーの、それ!」

 

あこが勢いよく打った羽は、俺の方に飛んで来ず、なんと。

 

ベシッ!

 

紗夜の顔面に直撃した。

 

「「「「・・・・」」」」

 

「宇田川さん」

 

「は、はい!何でしょうか!」

 

「お話しがあります、あちらに行きましょう」

 

「い、いや、今はh「宇田川さん?」分かりましたー!」

 

そう言って紗夜とあこはどっかに行ってしまった。

 

「えーっと、どうする?」

 

「あ、ああ、心配ないよ、私一人でも兄さんに勝つ!」

 

なんか知らんが気合が入った巴と一対一でする事となった、そして結果はと言うと。

 

「負けたー!」

 

っと、言葉通り、俺の圧勝で終わった、そして羽子板と言えば。

 

「よーし、お前ら三人そこに並べー」

 

「何々!」

 

「何かくれるの!」

 

「あー、そっか、忘れてた」

 

巴はこれから俺がする事が分かったようだ。

 

「羽子板で負けた君達にはこれをあげよう」墨汁

 

「「・・・・あー!そうだった!忘れてたー!」」

 

思い出した香澄とはぐみ、だがもう遅い、俺は羽子板恒例の顔への落書き?を三人に行った。

 

その後は、諦めの悪い香澄とはぐみを相手に、約半日間ずっと羽子板をやっていた、ちなみに全部俺が勝ち、終わる頃には二人の顔は真っ黒だった。

 

巴はあこが心配で見に行った、え?友希那が出てないだって?そりゃあねー、あいつは家に入って手洗い等を済ませた後今の今まで、飲まず食わずでミユに抱きついて遊んでいるのだから、本人は嬉しそうなら笑みを浮かべているのだが、ミユは流石に疲れたのか、グデーとしている。

 

 

まぁそんなこんなが新年早々あったとさ。

 

 

 

 

 

ちなみに紗夜の説教は一時間続いたそうだ。

 

 

 





「「あとがたりのコーナー!」」

「どうも、テンツクでーす!そして」

「はーい、Afterglowのリーダーの上原ひまりでーす!」

「え?」

「え?」

「リーダーなの?」

「そうだよ!?」

「・・・え?」

「え?じゃないよ!」

「蘭ちゃんないの?」

「違うよ!?」

「・・・・え?」

「もういいよ!!」

「さて、おふざけもこの辺にして、何話そっか?」

「ねーねー、うp主さーん」

「どうかしたの?」

「ひまり、お年玉欲しいなー」

「お年玉?ダメダメ」

「ほ・し・い・なー」ムニュン

「こ、これは!」

「ねー、お年玉、ちょうだーい」ギュー

「な、何をし、してるのかねね、ひ、ひまり君」

「お年玉、ちょ・う・だーい」ギュー

「な!こ、今度は腕じゃなくて、身体に!?あああ!」

「ねー、ダメー?」

「・・・・しょうがないなー、はい、皆んなには内緒だよ?」

「やったー!ありがと」

「本当に皆んなには内緒だからね」

『みんなー!うp主さんからお年玉貰ったー!!』

「言ったそばから!?」

「「「「「「「「うp主/さん!私にもお年玉ちょうだい!!」」」」」」」」

「・・・・・はい」






「「「「「「「「うp主さん/さん!ありがとう!」」」」」」」」

「・・・・・・・・」チーン

『ワイワイガヤガヤ!!』


「以上、あとがたりのコーナーでした、あ、俺も貰っておくな、うp主」


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110話

 

某月某日

 

 

 

この日は大学のゼミの集まりがあると言う事で、今は大学の一室に来ている。

 

「えー、それでは吹雪祭で何をするかを今から議論していきたいと思います、よろしくお願いいたします」

 

「「「「「よろしくー」」」」」

 

そう、この日は一週間後に行われる、吹雪祭、ああ、吹雪祭って言うのはうちの大学が吹雪大学ってとこなんで、そのまま吹雪祭って言っている、まぁ簡単に言うとただの文化祭だ、今日はその吹雪祭で何をするのかを決めに来ている、決めに来ているのだが、俺はと言うと。

 

「zzzz」

 

そう!絶賛爆睡中なのである!

 

「えーっと、それじゃあやりたいものがあったら順次言って行ってくれ」

 

 

この男は男鹿 岳斗名前だけで言えば、いかにもいかつそうな名前ではあるが、実際はただの優等生な何とも名前負け?ではないか、まぁそんな感じでよく勘違いされる、本人はそれを少し気にしたりしているらしい。

 

「はい!俺はメイド喫茶が良い!」

 

この男は小松 修平で一言でいえば・・・・・・変態。

 

「理由は?」

 

「そんなの、家には美少女がこんなにいるんだぜ!だったらメイド喫茶に決まってるじゃねーか!それにメイド服だったら下から・・・ウフフ」

 

「変態」ゲシ!

「屑」バシ!

「アホ」ボコ!

「馬鹿」ゲシ×2

「バカ」バシ×2

「能無し」ボコ×2

「ド変態」ビシ!

 

 

「・・・・・・」チーン

 

 

「えーっと、内容的には完全にボツだが、一応案には入れておこうか、他には何かあるか?」

 

「あ、あのー」

 

「雪音か、どうした?」

 

続いて意見を出したのは前にもお登場した曽我 雪音だった。

 

「お化け屋敷何てどうかな?」

 

「お化け屋敷っと、他は?」

 

「じゃあさ、そこの変態が言ってたのと逆で、執事喫茶なんてどうかな?」

 

続いて案を出したのは新田 奏で去年行われたミスコンで優勝したほどの美貌を持つ女性だ。

 

「執事喫茶っと、他はあるか?結城はどう・・・・だ?」

 

「zzzz」

 

『『『『『寝てる!?』』』』』

 

「「「「「結城君の寝顔かわいい!!」」」」」パシャ!

「「「「「・・・・・・・」」」」」パシャ!

 

「そろそろ良いだろうか、話し合いが進まなさそうなんだが」パシャ!

 

「そう言う岳斗だって写真撮ってるじゃん」パシャ!

 

「君達その辺にしておけ、本当に進まなくなる」

 

この暴走を止めに入ったこの男は赤司 テツヤ去年のミスター吹雪で準優勝をしたイケメンだ実家は金持ちで頭も良いのに、何故か吹雪大に来ている謎があふえている男だ。

【ちなみにこの吹雪大学は良くもなく、悪くもないちょーーーーーーーど真ん中ぐらいの大学である】【あ、ちなみに、優勝者は結城君です】

 

「それもそうだな、テツヤは何かあるか?」

 

「そうだねどうせだったらそのメイド喫茶と執事喫茶を一緒にやったらどうだい?」

 

「あ!それありかも!」

 

赤司の案に賛同したのは、速水 美波である彼女は去年のミスコンの準優勝者だ。

 

「一緒にか、それもありだな、雪音はどうだ?」

 

「うん!僕もそれが良いと思う!!」

 

「それじゃあそれで決定だな、次は名前と配置だな、この中で料理出来る奴は手を挙げてくれ」

 

そう言うと手を挙げたのは、男が、男鹿と赤司、女が新田と速水、それと後二人だ。

 

彼女達は三船 肇と三船 夏樹の双子である、彼女達は見た目だけで言えば正反対?である、肇の方の容姿はと言うと、かわいい女の子って感じである【ちなみに身長が低く、たまに中学生と間違えられることがたたある(某禁書の先生)】逆に夏樹の方はと言うと、簡単に言うと、おっpの着いたイケメンである、彼女の容姿は、男性から見てもカッコよく、たまに女性にナンパされることもあるとか、周囲では雪音と逆なんじゃねーのって言われたりもしているとか。

 

ちなみに彼女達の両親はレストランを経営しており、雑誌にも載るような有名店である、二人はそこで店が閉まった後に、両親二人から料理を教えてもらったのである。

 

「俺を入れて六人か」

 

「あ!」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「うん、結城君も料理出来るよ」

 

「そうなんか?」

 

「要君も料理出来るよ、それに上手だよ、ね?夏樹ちゃん」

 

「ああ、結城の料理は私達より美味しいよ」

 

「ね、ねえ、な、なんで二人が要君が料理出来るって知ってるの?」

 

「えー、知りたいー?けど教えなーい」

 

「肇ちゃん!?ずるいよ!?」

 

「肇、まったく、それはね要君が家の店に食べに来たことがあってね、その時に肇が悪乗りで要君に何か作ってくれって言ってね、その時に私達は彼の料理を食べたんだよ」

 

「「ず、ずるいよ!!」」

 

「夏樹ちゃんばらすの早すぎだよー!」

 

「そうしないと話が進まないでしょ」

 

「ぶーぶー!」

 

「ま、まぁそれはそれとして、全員で七人だな、さて、どうするかだな」

 

「そうだね、六人だと二組に分けれるけど、七人だと一人余ってしまうね」

 

「だな、こっちを六人で考えると、残りが六人か、そうだな、じゃあ今回は結城にはホールの方に行ってもらおう」

 

「そうだね、後はどう分けるかだね」

 

「そうだな」

 

それから数十分間、話し合いが行われ、そして。

 

「よし!これで決まりだな」

 

ようやく組み分けが完了した、結果を言うと。

 

 

・結城、曽我、赤司、新田、三船(夏)、その他女子生徒一名

 

・男鹿、変態、速水、三船(肇)、その他男子生徒一名と女子生徒一名

 

ってな感じに組み分けが完了した、組み分けが完成した後の女性陣はと言うと。

 

「「「やったーー!」」」

「「「・・・・・・」」」ズーン

 

明暗がはっきりしていた。

 

「さて、最後にだが名前だが、何かないか?」

 

「普通に執事・メイド喫茶じゃダメなの?」

 

「まぁそれでも良いんだが、一応な」

 

「はい!」

 

「新田か、何かあるか?」

 

「要 結城の家で!」

 

「「「「「異議なし!!」」」」」

 

「それは良いのか?いろんな意味でアウトな気がするが、主に結城にとって、テツヤは何かないか?」

 

「そうだね、それだったら、喫茶要とか、喫茶結城の方がまだ良いんじゃないかな?」

 

「確かにな、さっきのだと、結城の家に執事やメイドがいるみたいになっちまうからな」

 

「確かにそうだね、それじゃあ私は喫茶 要かな、なんか言いやすいし」

 

「「「「「賛成ー!」」」」」

 

「雪音もそれでいいか?」

 

「大丈夫だよ!」

 

「よし、それじゃあ俺達の所は喫茶 要で決定だ、先生、これで良いですかね?」

 

「俺は良いんだが、要の奴に確認取らなくても良いのか?」

 

「確かにそうだね」

 

そう言うと赤司は結城の近くにより。

 

「結城、起きなよ、もう終わるよ」

 

「ん?・・・・んんーーー!!っと、えーっと、何だったっけ?」

 

「吹雪祭での僕達の出し物だよ」

 

「ああ、そうだったっけか、もう決まったのか?」

 

「ああ、お前が爆睡している間に決まったぞ」

 

「あらそう、そんで?何になったの?」

 

「執事・メイド喫茶だよ」

 

「なるほど」

 

「決まったけどこれで大丈夫かい?」

 

「ああ、良いぞ、そんで?俺は作る方か?」

 

「いや、結城にはホールを頼むつもりだ」

 

「あらそう、それもそうだな、赤司も男鹿も、新田も速水も確か出来るんだっけか、そっちの二人は言わずもがなだけど」

 

「ああ、そんなところだ」

 

「よし、そんじゃあ決まりだな、俺は申請出してくっから、今日はもう終わりで良いぞー」

 

「「「「「「「「「「「「ありがとうございます」」」」」」」」」」」」

 

こうして吹雪祭での出し物が決まったのであった。

 

 





「あとがたりのコーナー!!」

「どうも、テンツクです!今回はオリジナル回といたしまして、バンドリメンバーは出てきませんでした!えー、次回からは出すと思いますので、よろしくお願いいたします」

「以上、多分忘れられているであろう、結城君の大学での一コマを見てみようのコーナーでしたー」


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111話


吹雪祭回となります、何話かを分けてやっていきます。


 

吹雪祭当日

 

「さて、いよいよ当日となったわけだが、結城よ」

 

「ん?何?」

 

「頭のそれは一体なんだ?」

 

「ああこれ?猫耳のカチューシャだけど」

 

「それは見れば分かるんだが、俺が言いたいのは何でそれを付けてるのかって話だ」

 

「ああ、なんかさっき塩見からこれつけて接客するように言われてな」

 

「にゃはは」メソラシ

 

「はー、まあいい、結城はそれで良いのか?」

 

「ん?まぁ良いんじゃねーの?せっかくだし」

 

「まぁこっちはお前が良いのなら止めはしないが」

 

「さて、話もついたことだし、おさらいをしようか、まず、午前中は僕達がやるで良いんだね?」

 

「ああ、料理をテツヤと新田、それと夏樹が、後の結城、雪音、それと宮本は接客だ、これは大丈夫か?」

 

「「うん!」」

「うい」

 

さっき出て来た女子生徒Aは宮本 志希、彼女は一言で言うなら・・・・・・眼鏡っ娘だ!マジメな性格で、何事にも真剣に取り込む、故に、頑張り過ぎて空回りすることもしばしば。

 

「そんで、一時からは俺達が代わって、料理を俺と、速水、そんで肇が、変態と大輝、そんで塩見が接客って事で問題ないな?」

 

「おう!」

「ああ」

「ええでー」

 

はい、さらに出て来た新キャラ、男子Aと女子生徒B、二人の紹介もしておこう、まず男子Aの名前は黄瀬 大輝、彼は見た目だけで言えば、変態(小松)と似たようなチャラそうな見て目ではあるが、実際は超がつくほどのマジメな生徒である【ちなみに入試で一番の点数を出したのが黄瀬である、次いで赤司と結城が同率で並んでいる】

 

続いて女子生徒B、彼女の名前は塩見 美嘉、いたずら好きでよく変態にドッキリやいたずらをして困らせている、結城に猫耳のカチューシャを渡したのは彼女である【何故渡したかと言うと、それを見た新田と速水の反応を見るためである】

 

 

「よし、そんじゃあ結城達は準備をしてくれ、俺達は一時までは自由にして良いぞ」

 

「よっしゃー!カワイイ子ちゃんが俺を待ってるぜー!」ピュー!

 

「ったく、アイツは」

 

「あれ?もう人っていたっけ?」

 

「九時からだからまだだよ」

 

「そうか、それよりどうだ雪音、これ似合ってるか?」

 

「うん!とっても似合ってるよ」

 

「そうか・・・・」

 

ワイワイ

 

 

 

「あいつってとことんマイペースだよな、普通は怪しむはずなのに、逆に楽しんでるよ」

 

「はは、それが結城のいいとこなんじゃないかな、それより」

 

「「「「カワイイ/////」」」」ハナジ

 

「君達は早くその鼻血を止めてきなよ、流石に料理に鼻血を入れる訳にはいかないからね」

 

「「「「う、うん/あ、ああ/////」」」」

 

「ったく、それじゃあ俺も行くとするわ、後の事は頼むなテツヤ」

 

「ああ、任せてくれ」

 

 

 

 

 

---------------------------

 

あれから時間が経ち、ついに開店?の時間が来た。

 

「さて、時間になったね、それじゃあ各自よろしく頼むよ」

 

「「「「うん!」」」」

「あーい」

 

「それじゃあ開店だ!」

 

赤司の言葉と共に、入り口の扉が開かれ。

 

 

「「いらっしゃいませ!」」

 

俺と雪音が開幕の挨拶を行った。

 

 

「いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」

 

「二名です」

 

「二名ですね、それではこちらの席にどうぞ」

 

俺はそう言って一番最初のお客さんを席へと案内した。

 

「こちらがメニューとなっております、お決まりになりましたらお声掛けください」ニコッ

 

「「は、はい////」」

 

えーっと、これで良いんだっけかな、確か赤司が『結城、結城は接客した後最後にそのお客さんに向かってハニカムんだよ』って言ってたからな、何が良いんだろうか?【結城君は自分の容姿をよく理解していません】

 

「こちらの席にどうぞ!」

 

「オムライスと紅茶が二つずつですね」

 

雪音も宮本さんも問題なさそうだな。

 

「あ、あの!」

 

「あ、はい」

 

「えっと、オムライスとフレンチトーストを一つずつと、コーヒーを二つください」

 

「はい、オムライスとフレンチトースト、それにコーヒーですね、少々お待ちください」ニコッ

 

お客さんから注文を聞き、赤司の元へ行き。

 

「赤司ー、オムライスとフレンチトースト一つずつ、後コーヒーを二つねー」

 

「ああ、分かったよ」

 

俺は赤司に注意をし終えると、次のお客さんを入れるために入り口へと向かった。

 

「次の方どうぞ」

 

俺がそう言うと、入って来たのは。

 

「「あ!お兄ちゃん!」」

「兄さん!」

「「結城さん!」」

 

っと、入って来たのはドラム組の沙綾、巴、あこ、麻弥、花音の五人だった、あれ?俺こいつらに吹雪祭の事言ったっけ?

 

「お前らか、とりあえず沙綾と花音、後巴、大学内では名前で呼んでくれ」

 

「「「あ、うん、分かった!」」」

 

「色々聞きたい事あるが、とりあえずは席だな、あそこの席に座ってくれ、椅子は持って行くから」

 

「「「「「はーい/はいっす!」」」」」

 

俺は五人を案内すると、赤司の元へ向かい。

 

「赤司、余分の椅子ってあったっけ?」

 

「ああ、椅子なら奥にあるよ」

 

「サンキュー」

 

「か、要君!」

 

「ん?」

 

「あ、あの子達って要君の、い、妹さん?」

 

「いや、ちげーよ?」

 

「で、でも、さ、さっきお兄ちゃんって!?」

 

「ああ、まぁ簡単に言うと近所の中の良いお兄ちゃんみたいなもんだ」

 

「そ、そうなんだ、仲が良いんだね」

 

「そうだな、あれの他にもいるんだが、たまに家に遊びに来たりもするからな」

 

「か、かかかかかか要君の、お、おおおおお、お家!?」カラン

 

「ん?おいおい、大丈夫かよ?手切ってないか?」手を持ち確認

 

「だ、大丈夫だよ!?」

 

「本当か?気を付けろよ?」

 

「う、うん!あ、ありがとうね」

 

「どういたしまして」ニコッ

 

「//////」

 

「てか、あれ?ここじゃないのか?」

 

「結城、椅子ならこっちだよ」

 

「え?ああ、そっちね、悪いな夏樹」

 

「良いって事さ」

 

「あったあった、赤司も夏樹のサンキュー」

 

「「ああ」」

 

俺は二人にお礼を言って五人の元へ向かった。

 

---------------------------

 

 

「さて、夏樹、少しの間二人でやらなくなってしまったけど、大丈夫かい?」

 

「なーに心配いらないさ、これより忙しいのを体験してるんだ、これぐらいどうってことないさ」

 

「ふふ、それを聞いて安心したよ、それより」

 

「??どうした?」

 

「結城に褒めてもらわなくても良かったのかい?」

 

「な、何を////」

 

「はは、その様子だと恥ずかしかったのかな」

 

「そ、そんなことは・・・・/////」

 

「はは、まぁ後ででも僕方から言っておいてあげるよ」

 

「あ、ああ////」

 

 

 

---------------------------

 

「待たせたな、はい、椅子」

 

「ありがとうございます!!」

 

「後これがメニューな、決まったら俺か、あそこの二人にでも声掛けてくれ」

 

「「「「「はーーい!」」」」」

 

俺は言い終えると、再び赤司赤司達の元へ戻り。

 

「赤司、さっきのオムライスとフレンチトーストはどんな?」

 

「ああ、出来てるよ、はい、どうぞ」

 

「さっすが、サンキュー」

 

俺は一番最初のお客さんの元へ向かい。

 

「お待たせしました、オムライスとフレンチトースト、コーヒーでございます、ごゆっくりどうぞ」

 

料理を置き終えると。

 

「すみませーん!」

 

っと声をかけられたので見て見ると、紗綾が手を挙げているのが見えたので、そちらに向かった。

 

「おう、決まったか?」

 

「うん、私と麻弥さんがナポリタンで」

「あたしとあこがオムライス」

「え、えっと私がフレンチトーストだよ」

 

「オムライス2にナポリタン2フレンチトーストが1っと飲み物はどうする?」

 

「全員オレンジジュースで」

 

「了解、少し時間がかかるけど良いか?」

 

「「「「「大丈夫でーす!」」」」」

 

「あいよ、そんじゃあ今から準備するな」

 

俺は注文を受けて、赤司達の元へ向かった。

 

「おーい、オムライス2にナポリタン2、そんでフレンチトーストが1ねー」

 

「分かったよ、結城、悪いんだがオレンジジュースを入れて持って行って貰えないだろうか?」

 

「OK、お任せあれ」

 

---------------------------

 

 

 

その頃五人はと言うと。

 

「ねーねー、なんでお兄ちゃん猫耳何かつけてるんだろうね」

 

「確かにな」

 

「しかも何でかは分からないですけど、妙に似合ってますね」

 

「た、確かに、そうかも」

 

「ねーねー、それよりさ、あそこの女の人見てよ!すごい可愛いよ!」

 

「「「「???」」」

 

あこに言われて、そちらを見て見ると、そこには顔を赤らめながら結城と話をしている新田の姿があった。

 

「ね!?すごいでしょ!?・・・ってどうしたのみんな?」

 

「「「「・・・・・・・」」」」

 

四人は結城と話している新田を、睨みつけるように見ている。

 

それに気づいた新田も対抗するように睨みつけ、四人と新田の間で火花をちらしていた。

 

---------------------------

 

だが当の本人はと言うと。

 

「あいつら見つめ合って何してんだ?てか新田ってあいつらと知りあいなのか?」

 

 

っと呑気な事を考えていたのであった。

 

 





「あとがたりのコーナー!!」


「どうもテンツクです!今回から吹雪祭編を開始しました、っが、ストーリー性と言うよりは、各パートのメンバーを1、2話でやっていこうと思っていますので、よろしくお願いいたします!」


「以上、テンツクからのお知らせのコーナーでした!」


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112話

 

あれからもお客さんの入りは止まらず、俺達六人はなんとか回し終え、今は交代の時間になり、着替えている所だ。

 

「しっかし、あんなに来るとは思わなかったな」

 

「そうだね、これに関しては僕も想像以上だったと思うよ」

 

「しかも最後らへんで雪音は逆ナンされてたしな」

 

「ちょ!言わないでよ~」

 

そんな事を話しながら着替えていると。

 

「お疲れさん」

 

後ろから声をかけられた、見て見ると、男鹿と黄瀬、そして変態がいた。

 

「マジで疲れたわ」

 

「だろうな、途中で大輝と一緒に覗きに来たけど、すごい人だったからな」

 

「だな、まだあれくらいいるのか?」

 

「そうだね、僕が最後に見ただけでも15~20はいたと思うよ」

 

「うへー、まだそんなにいんのかよ、っと終わりっと」

 

「僕も終わったよ」

 

「僕もだ、それじゃあここからは任せるよ」

 

「ああ、楽しんで来い」

 

「それじゃあ僕は先に行くね!」

 

「「「ああ/おう」」」

「いってら~」

 

「さて、それじゃあ僕も行くとするよ」

 

「あれ?赤司も誰かと一緒に周るの?」

 

「ああ、妹が来ていてね」

 

「そっか~、そんじゃあ俺は一人でぶらつきますかね」

 

そんな感じで着替え終え、俺達は部屋を出た。

 

「それじゃあ僕は行くよ」

 

「ああ、行ってら」

 

そう言って赤司は妹さんであろう人の元へ向かった。

 

「さてと、どこから周るかね」

 

そう言って案内の紙を見ていると。

 

「か、要君!」

 

「ん?ああ、新田か、それに夏樹も、どうかした?」

 

いや、私達もこれから行く所なんだけどさ、良かったら一緒に行かないかい?」

 

「お、良いね、ちょうど一人でどうしようかと思っていたとこなんだよ」

 

「ほ、ホント!?」

 

「ああ」

 

そんな感じで話していると。

 

「「「お兄ちゃん/兄さん!」」」

 

っと声をかけられた、振り返ってみると、沙綾、巴、あこ、花音、麻弥の五人がいた。

 

「おうお前らどうした?」

 

「仕事終わったんなら一緒に見て回らないか?」

 

「ん?ああ、でもな」

 

「「「「「??」」」」」

            ・・ 

「ごめんなさいね、要君は私達と一緒に周るから、大丈夫だよ」

 

「「「む!・・・・・」」」」

 

「まあそういう事だ悪いな」

 

「それじゃ私達も一緒に行って良いかな?」ピキピキ

 

「ああ、それなら良いんじゃねーか?どうだ?」

 

「そうだね、それは良いかもしれないね」ピキピキ

 

「だってよ」

 

「「「ありがとうございます」」」ピキピキ

 

「いえいえ、どういたしまして」ピキピキ

 

「よーし、決まった事だし、行くとするか」

 

そんな感じで、俺、新田、夏樹、そんで五人の計八人の大所帯で他の所を見て回ることとなった。

 

 

---------------------------

 

 

あれから見て周ってはいるのだが。

 

「「「・・・・・」」」

 

何故か移動のたびに、左腕に新田、右に沙綾、巴、花音が順番に抱き着いてくるのだ、大学と言ってもそこまで廊下が広い訳ではないので、如何せん歩きにくい。

 

「なー、そろそろ離してくんね?」

 

「だって、要君が困ってるから放してあげたら?」

 

「それは、そちらも同じじゃないですかね?」

 

「「そうだそうだ!」」

 

「「「「むむむ!!!」」」

 

いつまで続くんだろこれ、まあこっちはほっとくとして、後ろはと言うと。

 

「これがですね!・・・・なんですよ!」

 

「なるほど、それじゃあ・・・・・・も」

 

「そうなんです!」

 

よく分からない言葉で麻弥と夏樹が盛り上がっていた、多分バンド系の話だと思うけど、最後にあこはと言うと。

 

「この焼きそば美味しー!こっちのイカ焼きも、どれもおいしいよー!!」

 

一番先頭で買った食い物をほうばっていた。

 

 

---------------------------

 

あれから時が過ぎ、今は終わりの時間が来たため、俺達三人は店?へ戻り、今は片づけをしている。

 

「あれからどうだった?」

 

「ああ、テツヤの言った通りで、最初に大体20人ぐらいのお客が来て、その後も絶えなかったよ」

 

「凄いね、それでね、なんで修平はあそこで倒れてるの?」

 

「あ、それ俺も思った」

 

「ああ、あれか、あれはな・・・」

 

俺達は黄瀬から説明を受けた、内容としては簡単に言うとこうだ。

 

女性客が来る→変態が接客する→好みだったらしく、連絡先を聞こうとする→玉砕する→ならばと奇行に走ろうとする(セクハラ)→それを黄瀬が見た→黄瀬の本気の右ストレートが変態の顔面に炸裂する→結果、ただの屍のようだ。

 

ってのが事の経緯らしい・・・・・・・やっぱりアホだな。

 

---------------------------

 

 

 

全ての片付けを終え、吹雪祭も終わりを、今は校門の前で集まっている。

 

「みんなお疲れ様、とりあえず大盛況だったから、良かったな」

 

「そうだね!」

 

「それで、これからどうする?」

 

「すまないけど、僕は失礼させてもらうよ、妹が来ているからね」

 

「さつきちゃんか、それなら仕方ないな」

 

「俺も帰るわ、弟達の飯作んねーといけねーから」

 

「わ、私も、帰りますね」

 

「だな、そんじゃあ今日の所は帰るか、打ち上げとかはまた別の日って事で良いか?」

 

「「「「「「「「「「OKー!/ああ/おう」」」」」」」」」」」

「うい」

 

「そんじゃあ解散しますか」

 

「ん、んじゃまぁ雪音行くか、ああ、新田もこっちだっけ?」

 

「うん!」

 

「そうだね、じゃあねみんな!」

 

「んじゃまた」

 

「「「「「「「「「ああ/おう/うん!」」」」」」」」」

 

みんなと別れを告げ、俺と雪音、そんで新田の三人では歩き出した。

 

 

「あれ言わなくて良かったのかい?」

 

「「あれ?」」

 

「ほら、結城の頭」

 

「「「「「「「頭?・・・・・・あ!ってか気づいてないの?/か?」」」」」」」

 

「だと思うよ」

 

「「「「「「「・・・・・・まぁいっか、結城/要/要君だし」」」」」」」

 

こんな会話が行われているとも知らずに。

 

 

 

 

 

「しっかし、疲れたな」

 

「だね、あんなにお客さんが来るとは思わなかったよ」

 

「だよな」

 

「でも、要君人気だったね」

 

「そうか?」

 

「そうだよ、みんな見てたよ」

 

「そうかー・・・・・どうでもいっか」

 

【【どうでも良いんだ・・・】】

 

「おっと、そんじゃあ俺はこっちだから」

 

「あ、うん!じゃあね!」

 

「要君またね!」

 

二人と別れる所まで来たので、俺は二人に別れを言い、歩き出した。

 

 

 

それから家に着くと、何故か家の前に五人が居た。

 

「お前らなにしてんだ?」

 

「お泊りに来た!」

 

「泊りに家に?」

 

「「「「「うん/はい!」」」」」

 

「何でまた?」

 

「あこはあんまりお話できなかったもん!」

 

「そりゃあずーーっと食ってたもんな」

 

「んぐ!?」

 

「自分も、あんまり結城とお話しできませんでしたから」

 

「夏樹と何かの話で盛り上がってたもんな」

 

「「「あの女(新田)が邪魔だったから!!」」」

 

「それは理由なのか?てか、お前等何か最後らへん意気投合してたじゃん」

 

「「「あれはあれ、これはこれ!!」」」

 

「まぁいっか、上がりなよ」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

鍵を開けて、家に入ろうとした時だった、後ろからあこが。

 

「結城さん、そのカチューシャはいつまでつけるんです?」

 

あこのその言葉に俺は固まり、数秒後に手を頭にやり、猫耳の所で手が当たった所で、カチューシャの存在に気づく俺なのであった。





「「あとがたりのコーナー!!」」

「こんにちは!今回うp主さんの代わりにこのコーナーを務めます、上から呼んでも下から読んでも大和 麻弥、パスパレの大和 麻弥と!」

「はい、チョココロネ大好きの牛込 りみがお送りいたします!」

「「よろしくお願いいたします!!」」

「はい!っと言う事で、うp主さんの代わりを務める訳ですが・・・」

「あ、あの、うp主さんは?」

「ああ、うp主さんはあちらです!はい、どうぞ」

バンッ!!


「       」チーン

「うp主さん!?」

「はい、、っと言う訳で、今回うp主さんは仕事の疲れで、≪返事がない、ただの屍のようだ≫状態のため、我々が今回代わりとして、やる事となりました」

「え?でも、私達二人だけで大丈夫なんですか?」

「そこのところは大丈夫です!うp主さんからカンp、んん!伝言を預かって来ていますので、こちらを読むだけで良いとの事です!!」

「なるほど、それなら私にも出来るかも」

「それじゃあ牛込さんはこちらを、えー、それじゃあいきますね、えー、こんにちは、テンツクです!今回はお知らせをお伝えいたします」

「えっと、この度、この作品内で前に出した、間話と少し前に出した間話2ですが、こちらの作品内ではなく、活動報告の方に改めて載せさせていただきました」

「みなさんにはご迷惑おかけしますが、これからもよろしくお願いいたします、って言う感じの伝言をうp主さんから預かっていますので、ご報告させていただきました」

「これからも、この作品をよろしくお願いたします」

「以上、大和 麻弥と」

「牛込 りみがお送りしました」

「「それでは、みなさん、さよーならー!!」」


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113話



吹雪祭編、第2弾


 

俺は仕事を終え、一人でぶらぶらしていると、中庭に女子生徒が集まっている箇所が一ヶ所あった、俺は、なんだこれと思いながら歩いていた、少し気になったので近くの生徒に聞いてみた。

 

「なぁ、あれって何なんだ?」

 

「ああ、あれ?俺達もよくは知らないんだよ、他の生徒の噂によると、一般のお客さんの中に女子生徒の中で人気の、えっと誰だったかな、せ、せ、世羅みたいな感じの・・・」

 

「もしかして瀬田か?」

 

「ああ、そうそう瀬田って言うのが来てるらしくて、それであの騒ぎになってるんだってよ」

 

「へー、そうなのか、サンキュー」

 

「おう」

 

男子生徒から理由を聞いた俺はとりあえず、何も聞かなかった、何も見なかった事にして、その場から離れたのであった。

 

『やあ、子猫ちゃん達、元気にしていたかい?』

 

『『『『『『キャーーー―!薫くーん!!こっち向いて-!!』』』』』』

 

『ははは!大丈夫、私は君達から離れたりしないさ!!』

 

『『『『『『キャーーー―!』』』』』』

 

この場から離れると言ったな、あれは嘘だ・・・・・なーんてことで、俺は離れようと思ったのだが、面白そうだから携帯で動画を撮る事にした、そして。

 

「よし、良い画が撮れた、これをあいつに送ってやろう。

 

俺はそう言ってある人物にさっき撮った動画を送った、その相手と言うのは、こいつだ。

 

 

 

               ”白鷺 千聖”

 

 

 

そう、さっきの動画を千聖様にお送りしたのだ、どんな反応すr≪ヴヴ!≫ん?誰だ?・・・ってはえーなあいつ、えーっと何々?

 

 

【あの子またこんな事しているのね、ふふふ、まだあの時の尋m・・・話じゃダメだったのかしら、私言ったのにね、私達より年上の人に会うのだから、今の話し方はやめなさいってね、ふふふ、今度はあげようかしらね、かーーおちゃん】

 

っと言う文章が返信されてきた、いや、あのお嬢様何やってんのさ、尋問ってはてさて、薫様はどうなることやら。

 

 

俺は千聖にほどほどにな、っと返信し、再び歩き出した。

 

 

---------------------------

 

再び歩き出した俺はある一室に集まりがある所があったので、行ってみた。

 

「どうかしたのか?」

 

「ああ、今大食い対決をしててさ、ラグビー部の後藤とお客さんで来ている女の子が勝負してんだよ」

 

「後藤と女の子が?そんなもん後藤が勝つだろうよ」

 

後藤と言うのはラグビー部の主将で、一言で言えばとにかくデカい、何でも寿司を一人で百皿いったとか何とか、そんな奴に、ただの女の子が勝てる訳ないだろうよ、俺はそう思いながら中を確認してみた、すると。

 

「おう、お嬢ちゃん良く食うじゃねーか、ここまで俺に善戦してきたのは嬢ちゃんだけだぜ」

 

「ふっふっふ~モカちゃんはまだまだ食べれますよ~、このメロンパン美味しい」

 

「・・・・・・・・」

 

何あれ、え?めっちゃ知り合い何ですけど、とりあえず俺は数秒動画を撮り、その動画を蘭に送った、するとすぐに返信が来て【何やってんのさモカ】っと書いてあった、俺はそれを確認すると、そっと携帯を閉じた。

 

 

---------------------------

 

再び歩き出した俺はまたまた集まりがある所を見つけてしまった、俺は関わらないようにスルーしようとしたのだが、部屋の中から。

 

「ちょっとあなた何しているの!?」

 

「え?家に連れて帰ろうと思って」

 

「ダメに決まってるでしょ!その子達は私達が大事に育てて来たのよ!」

 

「大丈夫、家にはおっちゃんがいるから」

 

「は?何言ってるのよ、そんなことよりその子を戻しなさい!」

 

「じゃあこの子の名前はいっちゃんね」

 

「あなた人の話を聞いてるの!?その子を戻しなさいって言ってるでしょ!!」

 

「それじゃあ行こっか」

 

「ちょっと待ちなs」

 

「ダメに決まってんだろうがこのドアホ」ガツン!!

 

俺は流石に知らん顔出来ずに、中に入り、勝手にうちの大学で育てているうさぎを持って帰ろうとしたので、その犯人に本気のゲンコツをくらわした。

 

「        」プシュー

 

「悪いな、ほい、返すわ」

 

「あ、ありがとう」

 

「それじゃあ俺はこいつ連れて行くから」

 

「え?あ、うん」

 

俺は犯人の足を掴み、そのまま引きずって、部屋を後にした。

 

---------------------------

 

 

しばらくして、さっきの犯人である、たえと、一緒に(監視)歩いて散策している、すると前の方から見知った顔の女の子がこちらに向かってきていた。

 

 

「ゆ、結城さん、こ、こんにちは・・・・」

 

「とりあえず落ち着け、ほら水」

 

「あ、ありがとうございます」

 

ゴクゴク

 

「ふー、ありがとうございます、助かりました」

 

こちらに来ていた正体は紗夜だった。

 

「それよりどうしたんだよ、そんなに急いで」

 

「あ!そうでした!日菜を見ませんでしたか?」

 

「日菜?いや、見てないが」

 

「最初は一緒にいたんですが、途中で居なくなっちゃって」

 

「そうなのか、んーー、連絡はつかないのか?」

 

「はい、何回かけても繋がらなくて」

 

「そうかー、んーーどうしたもんかね」

 

「どうしましょう」

 

俺と紗夜は少し考えていると、横から。

 

「日菜さんならさっきいたよ?」

 

「「は?/え?」」

 

「おい、今いるって言ったか?」

 

「うん、さっき天文学部の部屋に入って行ったのを見たよ?」

 

「何でそれをすぐに言わなかったんだよ?」

 

「??今日の晩御飯はなにかって考えてた」

 

「「こいつは/花園さん」」

 

俺と紗夜はがっくり項垂れた。

 

「ま、まぁ場所は分かったんだし、行こうぜ」

 

「は、はい」

 

俺達三人は、さっきたえが言った天文学部がやっている部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

その場所について俺達が天文学部の生徒に聞いた所。

 

「今さっきのお客さんなら少し前に終わったから違うところに行ったよ」

 

らしく、どうやら入れ違いで俺達が来たみたいだ。

 

「ここに、いねーのか、どこ行ったんだ?」

 

「どこに行ったのでしょう」

 

再び考えていると。

 

 

ピーピーピー

 

 

っという音が聞こえてきた、この音は体育館の放送の時の音だ。

 

『そこの女の子二人!早くステージから降りなさい!』

 

っと言う怒号のような内容が聞こえてきた。

 

「なぁ、すんげ―嫌な予感がするんだが」

 

「奇遇ですね、私も同じ事思ってました」

 

「「・・・・・・・はぁ」」

 

「とりあえず行こうぜ」

 

「そうですね」

 

「おい、たえ、お前も行くぞって、あれ?」

 

「花園さん?」

 

そこにいるはずのたえがいつの間にかいなくなっていた。

 

「あのバカまさか!紗夜行くぞ!」

 

「は、はい!!」

 

俺達は急いで体育館へと向かった。

 

 

---------------------------

 

体育館に着いた俺達が見たものはと言うと。

 

「やっほー!盛り上がってるー?」

 

「やあ、子猫ちゃん達、私達の演奏を楽しんで行ってくれたまえ」

 

「楽しいね!」

 

俺達の嫌な予感が的中してしまった。

 

「あんの馬鹿ども!!」

 

「とりあえず、早くステージから降ろさないと」

 

「そうだな、行くか」

 

俺と紗夜はダッシュでステージまで行き、紗夜は日菜の、俺は他の二人の腕を掴んでステージから引きずり下ろした。

 

「悪い、次頼むわ」

 

「あ、ああ」

 

次に出る予定だった人達と軽く話をして奥へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?お前等一体何してくれてんの?」

 

「ステージに勝手に上がるなんて、バカなの!?」

 

「ええーだって、つまんなかったんだもーん」

 

「「ああ!?」」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「薫、てめぇもだぞ」

 

「あ、ああつい」

 

「ついじゃねーよ、このボケ、この事は千聖に言っておくからな」

 

「ま、待ってくれ!千聖にだけには!」

 

「もうおせーよ」

 

俺はそう言って薫に千聖と通話中の画面を見せた。

 

「な!・・・・・・・」

 

「かおちゃん、いえ、薫、これはどういう事かしら?」

 

「ま、待ってくれ、こ、これは」

 

「私は言い訳を聞きたいんじゃないの、どういう事かって聞いているの、私あなたに言ったわよね、兄さんに迷惑かけないでねって」

 

「あ、ああ、そうだね」

 

「この件は戻って来てからじっくり聞かせてもらうから、家に戻ったらすぐに私の家に来なさい」

 

「ちょ、ちょっとm「来いっつてんだよ」分かりました」

 

「日菜、あなたどれだけ私に迷惑をかければ気が済むの?私言ったわよね?一緒に行く条件として、私から離れないこと、ここの学生さんに迷惑をかけない事って、私言ったわよね?」

 

「う、うん、で、でも」

 

「何?」

 

「いえ、何でもありません」

 

「とりあえず、しばらくの間は私と一緒に行動しないで頂戴」

 

「そ、そんな!?お姉ちゃん待って!!」

 

「んで?最後はお前だけど、結論から言うぞ」

 

「うん、何」

 

「半年間家に出入り禁止、食事も作らない、もし破ったら、おっちゃんとの決別があると思え」

 

「そ、そんな、お兄さんの家に出入り禁止だなんて、それにお兄さんのご飯も食べれない、それが半年も、で、でも破ったらおっちゃんが・・・・・」

 

「二度とこんな事すんじゃねーぞ」

 

「「「はい、反省してます」」」

 

「ったく、もう文化祭どころの話じゃなくなっちまったぞ」

 

「そうですね」

 

 

「「はーー」」

 

 

その後、あんまり時間がないと言う事で、四人(三人は絶望した顔で)は帰って行ったのであった。



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114話



第3弾


 

ホールの仕事も終わり、新田と一緒にぶらついていると、ある一室に多くの人が集まっている所が見えた。

 

「ん?あれなんだ?」

 

「何だろうね、ねぇ要君、行ってみない?」

 

「そうだな、行ってみるか」

 

俺と新田はその部屋へと移動した、そして中を覗いてみる。

 

「要君どうかな?見える?」

 

「えーーっとちょっと待ってくれ、んっと・・・・・赤司?」

 

みんなの視線の先には赤司がいたのだ。

 

「赤司君?」

 

「ああ、赤司がピアノを弾いてる」

 

「そうだったんだ、あ!そう言えば」

 

「??どうかしたか新田?」

 

「うん、確かこの時間に赤司君が演奏会をするって言ってたんだ」

 

「ほへーーー」

 

そんな感じで新田と話していると。

 

「結城さん?」

 

っと声をかけられたので、見て見ると、そこには有咲とつぐみ、燐子にイヴ、それに美咲がいた。

 

「おう有咲、それにお前らも、どうしたんだ?」

 

「これを見に来たんだ!」

 

そういってつぐみが一枚の紙を見せてきた、そこにはデカデカと。

 

 

”あの神童再び!!赤司 テツヤ 一日限りの演奏会を開催”

 

その文字と共に、昔の赤司であろう子供の写真が写っていた。

 

「へーー、赤司って凄いんだな」

 

「「「「え!?」」」」

 

「?何か変な事言ったか?」

 

「いや、だって、あの赤司さんですよ!?」

 

「あの、って言われても、どのって感じだな」

 

『『『『そういや結城さん/兄さん/要君ってこういう事に全く興味ないんだった』』』』

 

「?美咲とイヴは知ってるのか?」

 

「いやいや、兄さんが知らないのにあたしが知ってるわけないじゃん」

 

「それもそうだな」

 

「ワタシも分かりません!」

 

「赤司さんは・・・昔ピアノで・・数々のコンクールで・・優勝した人・・だよ」

 

「その圧倒的な実力で、当時神童と呼ばれていたんです」

 

「でもね、高校生になったとたんに、一切出なくなったんだ」

 

「へー(某ボタン)」

 

「古いねそれ、持ってたんだ」

 

「ああ、めんどくさくなった時とかに便利だぞ」

 

「そ、そうなんだ」

 

そんな感じで赤司が凄いって事を聞いていると、イヴが突然。

 

「カナデさん、お久ぶりです!」

 

っと、新田向かって挨拶をした。

 

「あれ?新田、イヴと知りあいなのか?」

 

「え、う、うん」

 

「はい!昔一度だけ一緒にお仕事をしたことがあります!」

 

「へー、それじゃあ新田もモデルをしたことがあるのか」

 

「う、うん、でも恥ずかしくなってそれ以来は一度も」

 

「そうなんだな」

 

その後にモデル時代の新田の話を聞いていると。

 

「何やら楽しそうな事を話しているね」

 

っと声をかけられたので振り返ってみると、演奏を終えたであろう赤司がそこに立っていた。

 

「あ、赤司終わったのか?」

 

「ああ、今終わったところだよ、そちらの彼女達は」

 

「紹介するは、左か市ヶ谷 有咲」

 

「ど、どうも!」

 

「その隣が羽沢 つぐみ」

 

「こ、こんにちは」

 

「その隣が若宮 イヴ」

 

「こんにちわです!!」

 

「んで持って、その隣が白金 燐子」

 

「こ、こんにち・・わ」

 

「んでもって、最後が奥沢 美咲」

 

「こんにちわ」

 

「こんにちわ、赤司 テツヤだよ」

 

「それより赤司って昔凄かったんだな」

 

「ありがと、っと言っても、それは昔の事だけどね」

 

「あ、あの!一つお聞きししたい事があるんですが、良いですか?」

 

「ああ、構わないよ」

 

「えっと、どうしてピアノを辞めちゃったんですか?」

 

「そうだね、簡単に言うと、結城と知り合ったからかな」

 

「俺?」

 

「まぁ本人は全くそんな気はないんだと思うけれどね」

 

「何かしたっけかな?」

 

「まぁ君は覚えてなくても構わないさ、僕は君のおかげで今の僕がいる訳だしね」

 

「あのー、お兄ちゃんとは昔から知り合い何ですか?」

 

「結城とは高校から今までずーーっと一緒だよ」

 

「確かにそうだな」

 

「全く、君らしいね」

 

「いやーそれほどでもー」

 

「「「「「「褒めてないよ!?」」」」」」

 

「そうなのか?」

 

それからピアノをやっていた勢の有咲、つぐみ、燐子が赤司の凄い所を熱弁し、俺と美咲はそれを聞くはめになってしまった、イヴと新田は二人で談笑、赤司は次の演奏の準備があるからと言って中に入って行った。

 

 

 

 

その後、俺と新田と五人とで露店を見て回った、その際に、何故か右腕に新田が、左腕に五人のうちの一人が代わる代わる抱き着いて来たので、少し歩きにくかったのは内緒だ、しかし・・・・・見た目では分かりにくいけど、新田も燐子並みのむn・・・・なんでもないぞ、気にしないでくれ、きっと気のせいだからな。

 

 

 

 

まぁそんな感じで、特に問題も起きる事なく、みんなで仲良く?楽しんだのだった。

 






投稿が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした!!

仕事の関係で中々投稿が出来ずに、今回何とか投稿いたしました。

この作品を見てくれている方々、申し訳ございませんでした!!

これからもこんな感じの投稿速度になるかと思われますが、良ければこれからも見ていただけると嬉しいです。


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115話






第四弾


 

「いらっしゃいませー、こちらにどうぞー」

 

今日は吹雪祭の最終日って事もあってなのか、滅茶苦茶人の入りが多い、出来れば楽しt・・楽しいなー。

 

「結城君これお願い!」

 

「あいよー、これは・・・・あのお客さんだな」

 

俺は新田からの注文品を受け取り、お客さんの元へと向かった。

 

「お待たせしました、パンケーキとコーヒーのセットでござ・・・ってお前らか」

 

そこに居たのはリサと変装をした千聖だった。

 

「やっほー兄さん!遊びに来たよー」

 

「こんにちわ、兄さん」

 

「お前が来るとはな、大丈夫なのか?」

 

「ええ、今日はお仕事もお休みだから大丈夫よ・・・この日のために無理やり休みを入れたのだもの」

 

「??どうかしたか?」

 

「いえ、何でもないわ」

 

「そうか」

 

「それより兄さんのその格好、すごい似合ってるね」

 

「そうか?」

 

「ええ、とっても似合ってるわ・・・家に持ち帰りたいくらい」

 

「??まぁ良いや、それじゃあ俺は行くな、今日に限って人の入りが多いんだよな」

 

「確かにお客さん多いね」

 

「ええ、凄いひ人ね、まるでゴm」

 

「千聖、それ以上はいけねー」

 

「あらそう?」

 

「ったくお前ってそんなキャラだったか?」

 

「ふふ、どうかしらね」

 

「ったくお前は」

 

「それより兄さん大丈夫なの?」

 

「おっと、じゃあ行くわ」

 

「「うん/ええ!」」

 

俺は二人に言って他の客さんの元へと向かった。

 

 

---------------------------

 

 

あれから時間が経ち、何とかお客さんを捌ききり、今はようやく休憩時間になった。

 

 

「ヴァ~~!疲れたー」

 

「お疲れ様結城君」

 

「雪音か、お前もお疲れさん」

 

「でも今日は多いね」

 

「だな、俺達はまだ対応するだけで良かったけど、赤司達はもっと大変だっただろ」

 

「そうだね」

 

そんな感じで雪音と話をしていると。

 

「お疲れ様結城、雪音」

 

振り向いてみると、そこには飲み物を持った赤司が居た。

 

「お疲れさん、てか俺らよりお前の方が疲れただろうに」

 

「そうだね、大変だったけど、楽しかったよ」

 

そう言って清々しいほどの笑顔で赤司は切り替えしてきた。

 

「それじゃあ僕は行くよ」

 

「お、おう」

「う、うん」

 

そう言って赤司はどこかに行った。

 

「なんでアイツあんなに元気なの?」

 

「さ、さーなんでだろ」

 

俺達はある意味赤司の恐ろしい部分を見たのであった。

 

 

---------------------------

 

 

それから私服に着替え、教室を出ると、リサと千聖がそこに居た。

 

「あれお前等どうしたんだ?」

 

「あ、兄さんお疲れ様、兄さんを待ってたんだー」

 

「俺を?」

 

「他の所を兄さんと一緒に行こうってリサちゃんと話してたの」

 

「そうなのか、なら行くか」

 

「「うん/ええ!!」」

 

 

 

 

しばらく歩いていると、外の方で何やら盛り上がっている声が聞こえてきた、俺達はそこに行ってみる事にした。

 

「よーし、バッチコーイ!!」

 

「ふふ、カワイイお嬢さん、私の球を打てるかしら?」

 

「へへー打っちゃうもんねー」

 

声をたどりに歩いてみると、運動場に着き、そこにはソフト部の部長と、何故かバッターボックスに立っているはぐみがいた。

 

「あれ?はぐみじゃん何してるんだろ?」

 

「これじゃないかしら?」

 

そこにはこう書かれた札があった。

 

”ソフト部のエースの球を打ち返せたら豪華賞品獲得”

 

「確かにあり得そうかも」

 

「いや、そうじゃないかもな」

 

「「??」」

 

「よく考えてみろ、あのはぐみだぞ?」

 

「「・・・・・」」

 

「どうせあいつの事だから、この豪華賞品と言うよりは、ソフトって方に目が行ったんじゃねーかな」

 

「「・・・・・・ありえるかも」」

 

 

俺達はとりあえず勝負の行方を見届ける事にした・・・・・・結果だけを言うと、はぐみの勝ち、っと言うより、圧勝だった、あの部長の球をジャストミートしてそのまま柵越えした、しかしあいつもこころ並みとは言わねーけど、身体能力高いよな、俺達は結果だけ見てその場を後にした。

 

---------------------------

 

 

「でもさすがは大学の文化祭って感じね、規模もそうだけど、人も多いわね」

 

「そうだねー、出店の内容も凄いうちのとは違うもんねー」

 

「そうなのか?まぁ確かに高校と比べると規模はデカいかもな」

 

「だねー、あ!兄さんあそこに行っても良いかな?」

 

そう言ってリサが指さした方を見て見ると、調理室を指していた。

 

「調理室、確か料理部が出店してたな、俺も腹減ったし、行くか千聖もいいか?」

 

「ええ大丈夫」

 

千聖の許可も出たので、行くことにした。

 

 

 

 

 

 

ガラッ

 

 

 

「いらっしゃいませー」

 

「へー、パンとかスイーツを作って売ってるのか」

 

「すごーい!あ、これ美味しそう!これもこれも!」

 

「リサちゃんテンション上がりまくりね」

 

「だな、俺も選ぶけど、千聖はどうする?」

 

「ええ、美味しそうだから私も買おうかしら」

 

「そうか、なら個々で買うか」

 

「そうね、あれ?」

 

「どうした?」

 

「いや、ここだけもうないのねって思って」

 

「チョココロネか、何だ食べたかったのか?」

 

「ええ、たまには食べてみようかと思ったのだけれど」

 

「ごめんなさいね、チョココロネはもう売切れちゃったのよ」

 

「そうなのか残念だったな」

 

「そうね、無いものはしかたないわね」

 

「ちなみに言い訳ではないのだけれども、チョココロネはあのお客さんがほとんどを持って行っちゃったのよ」

 

そう言って生徒の一人がレジの方を見たので、見て見ると、そこにはトレーに山盛りのチョココロネを買おうとしているりみの姿があった、ついでに言うとその隣には大量のケーキをトレーに置いたひまりが居た。

 

「りみちゃんだったのね、それなら納得かも」

 

「ひまりもあんなに買って、どうなっても知らないぞー」

 

「リサかもう選んだのか?」

 

「うん、あたしはもう大丈夫だよ」

 

「それじゃあ俺達も選んじまうか」

 

「そうね」

 

その後俺と千聖も食うものを選び、俺が二人の分もまとめて支払った、購入後にりみとひまりの元へと向かった。

 

 

「りみ、ひまり

 

「あ、結城さん」

「お兄ちゃん!」

 

「よう、てかお前等そんなに買って大丈夫なのかよ?」

 

「チョココロネは別腹だから大丈夫ですよー♪」

 

「大丈夫大丈夫♪それにこんな美味しそうなもの食べない方がムリだよ♪」

 

『『『あ、これは後で痛い目みるやつだな/だ/ね』』』

 

「そ、そうか程々にな」

 

「「は~い♪」」

 

『『『大丈夫かよ/かな/なのかしら』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜に二軒の家から女性の悲鳴がその地域一帯に響き渡ったのであった。



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116話







今日で吹雪祭も最終日、てか三日間って長くね?二日で良いような気がするのは俺だけなのだろうか、そんな事を思いながら大学へと来たのだけども、大学の校門に着いた俺は大学を見て驚愕した。

 

「なんだこれ」

 

俺が見たのは変わり果てた大学の姿だった、一言で言うと何かイルミネーションされてピッカピカ?派手になっていた。

 

「一体誰がこんな事したんだ?」

 

そんな事を考えていると。

 

「結城」

 

っと声をかけられたので振り向いて見ると、そこには赤司、男鹿、黄瀬の三人がいた。

 

「おう、ってかこれって」

 

「ああ、これに関しては僕も驚いてるよ」

 

「だよな、一体誰がこんな事しやがったんだ?」

 

「てかお前等中は見たか?」

 

「中?」

 

「俺は今来たとこだからな」

 

「僕もまだだよ」

 

「俺もだな」

 

「それじゃあ見た方が良いぞ」

 

「「「???」」」

 

俺達は黄瀬の言っていることがあんまり理解出来なく、とりあえず黄瀬について行くことにした。

 

 

 

 

 

 

中に入った俺達は絶句した、何と中は俺達が準備した奴ではなく、俺達の店もそうだが、他の所の場所もみんなで準備したのとはかけ離れたものになっていた。

 

「なんだこれ、俺達の店はどうなったんだよ?」

 

「これは酷い」

 

「おうおう」

 

そんな感じで絶句していると。

 

「おいお前等!」

 

後ろから声をかけられて俺達が振り向くと、俺達の担当の先生の銀さんがいた。

 

「銀さん、これって」

 

「それも含めて何だが、取り合えず体育館に来てくれ!」

 

俺達はとりあえず銀さんの言う通りに体育館に向かった。

 

 

 

 

 

 

体育館に着いた俺達は体育館に溜まっている人達が居る中をくぐって中へと入った、すると突然電気が消えステージ上だけ電気がついた。

 

「みんなーー!元気ー?今日はみんなで楽しい日にしましょう!」

 

「みんなさんこんにちわ!」

 

するとそこには問題児である香澄とこころがステージ上に立っていた。

 

「今日はみんなに楽しんでほしくて準備をしたわ!」

 

「私達が考えたので、楽しんでくださいね!まずは私達の演奏を聴いてください!」

 

相変わらずなとんちんかんな発言をする二人に頭の中では何考えてんだと思いながら、内心穏やかではなかった、それは俺だけではなく、他のみんなもそんな感じだった。

 

 

「「♪~~♪~~~♪」」

 

そんな事とは露知らず、二人はお構いなしに演奏をするのであった。

 

 

 

 

 

演奏を終えた二人は満足そうにステージ袖に出て行った、俺達はその場で固まり、どうする?みたいな雰囲気になっていた。

 

「どうするよこれ」

 

「そうだね、どうしようもないね」

 

「ちょっと俺行ってくるわ」

 

俺は三人に断りを入れてあの馬鹿どもの元へ向かった。

 

 

 

 

 

俺がステージ袖に行くと、何やら言い争っている声が聞こえてきた。

 

「あなた達何をしたか分かっているの!?」

 

「私達はお客なんだよ、こんな事して良いと思ってるの!?」

 

「流石にこれはダメなんじゃないかな?」

 

「友希那と蘭は何を怒っているのかしら?大丈夫!みーんな笑顔になるわ!」

 

「そうだよ!私達が考えたんだもん!絶対大丈夫だよ!」

 

「「そんな事を言ってるんじゃない!!」」

 

「お、落ち着いて二人とも」

 

「「彩/さんは黙ってて!!」」

 

「ふ、ふぇ~~」

 

そんな感じで争っていた、彩それ花音のやつだからな、俺もその場に向かい。

 

「おい」

 

声をかけると、五人はこっちに振り向き。

 

「あ、お兄ちゃん」

 

「「結城さん」」

 

『『何で猫耳ついてるの?』』

『かわいい///』

 

「あ!結城じゃない!」

 

「結城さんこんにちわ!」

 

「テメェら何しとんのか分かってんのか?」

 

「「「「「え?」」」」」

 

「お前らに言ってんだよバカ二人」

 

 

「結城、顔が怖いわよ!笑顔じゃないと!」

 

「そうですよ!笑顔笑顔」

 

それを聞いた瞬間に俺はブチッときて。

 

 

パンッ!パンッ!

 

「「・・・・え?」」

 

俺は二人にビンタをかました、二人は何が起こったのか分からず、茫然としていた。

 

「な、何するんですか?」

 

「なにするんだ?それはこっちのセリフだ、なんでこんな事をした」

 

「何でって、それはみんなを笑顔にする為に」

 

「みんなを笑顔に?笑わせんな、こんな事されて誰がこんな勝手な事をされて笑顔になるんだ?」

 

「それはこの学校のみんなを」

 

「それじゃあ聞くが、さっきの演奏中に笑顔になってる奴や盛り上がってる奴はいたか?」

 

「「・・・・・・・・」」

 

「みんなで日にちをかけて準備して、みんなで盛り上がるのを目的としているのに、それをお前らの勝手な行動でそれが全部パーだ、こんな事しろって頼んだか?」

 

「「・・・いいえ」」

 

「だろうな」

 

スーー

 

「いい加減にしろ!!やって良い事と悪い事ぐらい考えろ!ここはテメェらが好きかってやって良い所じゃねーんだ、そんなやりたいなら他でやれ!!みんなを笑顔にしたいだ?片腹痛いわ!!」

 

「「・・・・・・」」

 

「「結城さん」」

「お兄ちゃん」

 

『『『凄い怒っていることは分かるんだけど、猫耳つけてるせいで何とも言えない感じなる』』』

 

「「・・・・ごめんなさい」」

 

「ったく、お前等はいつになったら考えて行動出来るようになるんだ?いい加減高校生なんだから考えろよ、まぁ無理だけど」

 

「「・・・・」」

 

「お前らの勝手な行動でどれだけの人が迷惑してるのか分かるか?現に今もそこの三人に迷惑をかけてるんだぞ?どうするよ、これでそこの三人も出入り禁止になったら」

 

「「・・・・・」」

 

「今回の件は俺から謝り入れておくから、お前等は元の状態に戻してこい」

 

「「・・・・はい」」

 

「悪いけどお前等急にだが演奏出来るか?」

 

「「「ええ/うん」」」

 

「悪いけど出し物が元に戻るまでの時間を繋いでくれるか」

 

「「「分かった/わ」」」

 

俺はバカ二人に元に戻すように言い、後の三人にその間の時間稼ぎをお願いをした。

 

「それじゃあお前らは行ってこい、黒服、お前らも行けよ?どうせお前らがやったんだろうからな」

 

「「「「はい、誠に申し訳ございませんでした」」」」」

 

「よし、そんじゃあ俺は説明してくるから、どうする?三人一緒に出るか?」

 

「この場合は一人ずつの方が良いかも」

 

「そうね、この三人ではやった事ないものね」

 

「う、うん」

 

「分かった、それじゃあ行くから順番を決めておいてくれ」

 

「「「ええ/うん」」」

 

 

 

 

 

 

その後俺はステージに上がり、集まっている生徒に説明をし、何とか了承も得てその間代わり代わり三人に演奏をしてもらい、出し物も何とか元に戻り、何とか吹雪祭は再開された、再開前に二人には吹雪生に謝らせ、何とかお許しが出たのでこの件は解決し、吹雪祭も再開され外からお客さんの入りも何とか最終日も無事?に終了を迎えたのだった。

 

 



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117話




おふざけ回です!!


 

吹雪祭も最終日の今日、何とか仕事も終わり今俺達は出し物の片付けをしている所だ、まぁなんやかんや和気あいあいとしながら片付けをしていると、赤司が急に。

 

「そう言えば岳斗と大輝、それに修平、調整は出来ているかい?」

 

「ああ完璧だ」

 

「俺も大丈夫だ」

 

「俺はいつでもOKだぜ!」

 

「それは良かったよ」

 

っといきなり男鹿と黄瀬、それに変態に何かの確認をしだしたので俺は赤司に。

 

「どうかしたのか?」

 

「ああ、この後の事を確認していたんだよ」

 

「この後の事?何かあったっけ?」

 

この後って確か片付けをして、その後にキャンプファイヤーじゃなかったっけ?

 

 

「ああ、それはこれだよ」

 

そう言って赤司は俺に一枚の紙を渡してきた、俺はそれを確認してみると。

 

 

”SHAMOROCK"

 

”Wherever me are”

 

”バクチとダンサー”

 

”ココロガオドル”

 

”meron”

 

などなど10曲の題名が書かれていた、俺は赤司に。

 

「これは前金だよ」

 

 

「赤司・・・・・これは?」

 

「やれ」

 

「赤司?」

 

「やれ」

 

「男鹿?」

 

「やれ」

 

「黄瀬!?」

 

「「「やーれー(若本〇夫さん風)」」」

 

三人のその言葉を聞いて俺は。

 

「要は逃げ出した」

 

「「「「「しかし回り込まれてしまった!!」」」」」

 

「お前ら―!!」

 

赤司達から逃げようとすると女性陣が出口を塞いできた。

 

「要、もうあきらめる事だね」

 

「やっぱりあれ俺に歌わせる気だったのかよ!!俺そんなん聞いてねーぞ!」

 

「だって君に前もって言うと逃げるじゃないか」

 

「・・・・・・」

 

クソ、赤司の奴図りやがったな、歌うのなんてまっぴらゴメンだ、どうすれば。

 

何かないか思い、ポケットを確認してみると、何故かキュウリが入っていた、何で?とりあえず俺はそのキュウリを持って。

 

「お助けくださいキュウリ神様ー!!」

 

「「「「「「「キュウリ神!?」」」」」」」

 

何で俺もこんな事言ったんだろうと思ったのも矢先、いきなり。

 

「そなたの願い叶えようじゃないか」

 

「「「「「「「「「「誰!?」」」」」」」」」」

 

どこからともなく一人の女の子がそこに立っていた。

 

「私か?私はお値段以上のカッパだ!!」

 

「「「「「「「「「「カッパ!?」」」」」」」」」」

 

カッパなんてホントに居たのかよ!!

 

≪このカッパは某東の方の発明カッパです≫

 

「キュウリくれるならそなたの願いを叶えようじゃないか」

 

「マジで!?ほらこれ!」

 

「確かに受けとった、さーそなた願いはn」

 

「キュウリ神様」

 

「ん?ボリボリ、何だ?ボリボリ」

 

「こちらで手を打ちませんか?」

 

そう言うと赤司はダンボール一杯のキュウリを差し出した。

 

「・・・・・・・若者よ頑張るのだぞ」

 

「テメェ!裏切りやがったなーーーーー」

 

「それじゃあ私は帰るするかね」

 

「ご苦労様です」

 

「あ、そうそうこれはお礼だよ」ポイ

 

そう言うとカッパは何かを俺に向けて投げてきた。

 

 

カチ

 

その音と共に俺は手錠らしき物で両手両足を捕獲された。

 

「おい!これなんだよ!」

 

「あれは?」

 

「あれはカッパ印の発明品だぞ!はいこれ鍵ね、満足したらこれを使えば外れるぞ!」

 

「分かりましたありがとうございます」

 

「それじゃあな」

 

そう言ってカッパはどこかに去って行った、俺達は茫然としていた。

 

「さて、これでやる気になってくれたかい?」

 

俺は赤司にそう言われ、考えた、考えた結果。

 

「かしこま(某53万のF様風)」

 

「さて、要が諦めてくれた事だし、外してあげるよ」

 

そう言うと赤司はこちらに来て。

 

カチ

 

鍵を使って手錠らしき物を外してくれた。

 

「あー外れた、ったくあのカッパは一体何だったんだ?」

 

「「「「「「「「「「こっちが聞きてーよ/聞きたいよ!!」」」」」」」」」」

 

「それで?約束は守ってくれるんだね?」

 

「ああ、分かりましたよ」

 

俺は諦めて赤司達に付き合うことにした。

 

 

 

 

 

 

 

それから時間が経ち、俺達は今体育館のステージ袖に来ている。

 

「てかさ、このメンバーってクロックだよな?」

 

「「「今更かよ!!」」」

 

クロックと言うのは俺達五人が去年の夏限定で組んでいたバンドの名前だ、俺がボーカルで赤司がキーボード、男鹿がベースで黄瀬がギターで変態がドラムだ、何故夏限定だったかと言うと、俺が飽きたからである。

 

「しかし何でまた急にまたクロックを?」

 

「ああ、実はSNSでこんな記事を見つけてね」

 

そう言うと赤司は俺達に携帯を見せてきたそこには。

 

彼らは何者なのか!!超実力派バンドが突如某動画サイトに登場!!

 

「これって確か一番最初の時のやつじゃね?日付的に」

 

「そうだよ、最近になってこの記事があるSNSサイト内に出てね、聞いてみたいって声が沢山あってね、どうせなら今日ぐらい一日限定で復活も良いんじゃないかと思ってね」

 

「なるほどねーお前等は納得してんの?」

 

「ああ、俺と黄瀬はむしろ率先した方だ」

 

「俺も久々にお前らと演奏したかったしな」

 

「俺はこれを機にモテモテになってやるぜーー!」

 

「あらそうなのね、ったく」

 

 

そんな感じで話していると、俺達の前に演奏している吹奏楽部の人達の演奏が終わり、ステージ袖へと帰ってきた。

 

「あ、お疲れ様です」

 

「「「「「「ありがとー!!」」」」」」

 

キャッキャッ

 

 

俺が吹奏楽部の人にお疲れ様と言うと何故か嬉しそうに去って行った、するとステージの上で司会の人が。

 

「さて!これで全項目が終了いたしましたが!何と!今日はこれだけではございません!サプライズゲストがございます!それではどうぞーーー!!」

 

司会の人がそう合図を出したので、俺は四人の方を向き。

 

「そんじゃあ行きますか」

 

「「「「おう/ああ!!」」」」

 

そう掛け声をかけ、ステージへと向かったのだった。

 






カリュクスさん、きときとさん、高評価ありがとうございます!!!








皆様からの評価、感想をお待ちしております。

よろしくお願いします。


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118話

ーポピパsideー

 

結城達クロックのメンバーがステージに上がると香澄のテンションが上がり。

 

「あー!結城さんだ!」

 

「ホントだ、何してるんだろ?」

 

「そうだね、他の人も兄さんのお友達みたいだね」

 

「沙綾は知ってるのか?」

 

「うん、赤司さんは有咲も知ってるんじゃない?」

 

「ああ、あの人ここにいたんだなって思った」

 

「赤司さんってあのキーボードの人?」

 

「そう、赤司 テツヤさん、幼少期に数々のコンクールに出ては優勝して、その時呼ばれていたのが”神童”って呼ばれていて、将来を約束されていたとも言われてたんだよ・・・けど」

 

「「けど?」」

 

「高校生になった途端にピアノをキッパリ辞めたらしいんだ」

 

「どうして?」

 

「さぁ?その辺は本人じゃないから分からないな」

 

「そんなに凄いんだね」

 

「ああ」

 

有咲達三人がこんな感じで話していると、ステージに上がった結城がマイクを持ち。

 

「えーーどうも、こんにちわ、クロックのボーカルの要でーす」

 

っとやる気なさそうに挨拶をした。

 

「えー長々話すも何なんで、他の紹介するねー、えーっとキーボードの赤司ー」

 

「   」ペコ

 

「えーっと、次がベースの男鹿ー」

 

「よろしく」

 

「次がギターの黄瀬ー」

 

「よろしく!!」

 

「以上でお送りし「ちょっと待った!!」あ?」

 

「俺紹介されてないんだけど?」

 

「・・・・いる?」

 

「いるだろ!?」

 

「みんなはいる?」

 

 

「「「「「「「「「「「・・・・・・・いらなーい」」」」」」」」」」

 

「だそうだ」

 

「チクショー!!」

 

「っとまぁ冗談もこれぐらいにして、ドラムの小松ー」

 

「いやっほーー!!」ドンガラガッシャン

 

「うるせー、えーっと以上がクロックのメンバーでーす、こんな感じで良い?」

 

すると観客の学生達は本物のクロックと認識したのか、テンションが上がり。

 

 

「「「「「「「「「うわぁーーーーーーーーーー!!!!!!!」」」」」」」」」」

 

っと、異様な盛り上がりをし始めたのである。

 

「あーはいはい、うるせーから静かにね」

 

っと結城が学生達を宥めるのであった。

 

 

一方ポピパのメンバーはと言うと。

 

「ねぇねぇ!!凄い盛り上がりだよ!!」

 

「うん、凄いね、ねぇ有咲ちゃん」

 

「ホントだな、なぁ沙綾?・・・・・沙綾?」

 

「え?あ、う、うん、凄いね」

 

「どうしたよ?何か変な事でもあったのか?」

 

「有咲はクロックって言うバンド知ってる?」

 

「クロック?それって今出てる結城さんのバンドだろ?」

 

「そうなんだけど、そうじゃないんだよ!!これ見て!」

 

「お、おう」

 

そう言うと沙綾はある一本の動画を有咲に見せた、それは最初で最後の五人で演奏をした動画で某動画サイトで1億回以上の再生された動画だった。

 

「ああ、この動画かこれなら私も見た事あるぞ・・・・まさか」

 

「そう!そのまさか何だよ!!」

 

「「うわぁ!!ビックリした!」」

 

「そう、クロックって言うバンドはね去年のある数ヶ月だけ結成された奇跡のバンドって言われているバンドなんだよ!!」

 

「お、おう」

 

「でもこの動画が出て数日後に解散したんだって」

 

「何でなんだ?」

 

「それは私にも分かんない、お兄さんなら何か知ってるかもしれないけど」

 

「まぁ当の本人だしね」

 

「それじゃあ後で結城さんに聞いてみる?」

 

「そうだねりみりんの言う通りだね」

 

「だな」

 

「みんな!演奏始まるよ!!」

 

 

「えーっと、それじゃあ聞いてください、”SHAMOROCK”」

 

結城のタイトルコールと共に演奏が開始された。

 

 

---------------------------

 

 

ーロゼリアsideー

 

結城達がステージに上がるとあこが。

 

「あ!りんりん、結城さんだよ!」

 

「そう・・だね・・あこちゃん」

 

「結城さんはあそこで何をしてるのでしょうか」

 

「いやいや、兄さん以外チューニングしてるんだから演奏するんでしょ?」

 

「そうでしょうか?まだ結城さんがするとは決まったわけでは」

 

【ポピパの時と同じ感じで自己紹介】

 

「ボーカルみたいね結城さん」

 

「・・・・・ええ、そのようですね」

 

「だから言ったじゃん」

 

「それに、燐子、あのキーボードの人って確か」

 

「はい、赤司 テツヤさんで間違いないかと」

 

「そう、やっぱり」

 

「あの人がどうかしたの?」

 

「赤司 テツヤさんですか・・・・・・確か神童と呼ばれていたと言う」

 

「ええそうよ」

 

「そんなに凄い人なんだ、って言うか兄さんのあのやる気のない挨拶は・・・」

 

「結城さんらしいと言えば結城さんらしいですね」

 

「ええ、それにクロックって言っていたわね」

 

「だねー、それがどうかしたの?友希那?」

 

「そう言えばリサは今年からバンドを始めたばかりだから知らないのね、これを見て」

 

「動画?」

 

リサは友希那から携帯を受け取ると、一本の動画を見た。

 

「何・・これ・・私らとレベルが」

 

「ええ、まさに雲泥の差ですね」

 

「紗夜さんは知ってたんですか?」

 

「ええ、私もこの動画を何度も見返して勉強しましたから」

 

「りんりんは知ってた?」

 

「うん・・・でも・・・そんなには見てないかな」

 

「友希那は知ってたんだ?」

 

「ええ、私も紗夜と同様にこの動画で勉強したわ・・・でも」

 

「でも?」

 

「間違いなく追いつけないと思ったわ」

 

「友希那がそこまで言うんだ」

 

「ええ、でも逆に燃えたわ、絶対にここまで追いついてみせるって」

 

「湊さん・・・」

 

「私達はこのバンドの実力までいかにといけないのよ」

 

「「「「ええ/うん/はい!!」」」」

 

こうしてまた一つロゼリアとしての纏まりが出来たのであった。

 

 

「えーっと、それじゃあ聞いてください、”SHAMOROCK”」

 

結城のタイトルコールと共に演奏が開始された。

 

「さぁ、持って帰れるものは持って帰りましょう」

 

「「「「     」」」」

 

結城達の演奏が始まると同時に五人の目つきが真剣な物へと変わったのだった。





竹田 いのりさん、高評価ありがとうございます!!









後、活動報告の方に、お聞きしたいことがございますので、良ければ見て行ってください。


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119話

 

ーパスパレsideー

 

「はーい、一曲お終いですよー、後何曲あったっけめんどくさ」

 

「「「「「「「「「「うわぁぁぁ!!!!!」」」」」」

 

一曲目が終わり聞いていた学生達は盛り上がりをみせた。

 

「結城さんすごーい!す・・・・んごいるんって来たよ!!」

 

「確かに凄かったですね、しかも結城さんだけではなく、五人全員のレベルが高いです」

 

「兄さんの歌声がカッコヨカッタです!」

 

「ホントだね!」

 

「でも兄さん、マイク入ってる事知ってか知らずか知らないけどめんどくさいって言ってるけど良いのかしら?」

 

「あはは、確かにそうですね、でも結城さんの事ですしその辺は気にしていないのかも知れませんね」

 

「それはあり得るわね、兄さんそんな感じのとこあるから」

 

「お兄ちゃんらしいと言えばらしいね」

 

「そんじゃあ次に行きますかね、それじゃあ二曲目に行くから静かにねー」

 

結城がそう言うと学生達は一斉に静かになりステージの方を見た。

 

 

「静かになったねー、それじゃあ二曲目行くよー、せーの」

 

「♪~~♪~~」

 

結城の掛け声と共に演奏が開始された。

 

「さっきと違って大人しめの曲だね」

 

「ええ、なにかしんみりするわね」

 

「そうだね」

 

「♪~~♪~~」

 

Aメロが終わりサビに入った。

 

「心から愛せる・・・」

 

サビに入った途端に五人は知らず知らずのうちに涙を流していた、それは五人だけではなく、他の学生達も同じように涙を流していたのだ。

 

「何ででしょうか、サビに入った途端にいきなり涙が出てきました」

 

「イヴさんもですか、自分もなんですよね」

 

「そうだね、私も同じだなー」

 

「お兄ちゃんの歌声でかな?」

 

「間違いなくそうでしょうね、いえ、正確にはこのバンドだからでしょうね」

 

「「「「そうだね/そうですね」」」」

 

「さっきの演奏もそうだけど、ここまでレベルの違う演奏を聞かされるなんてね」

 

「ホントだね、自分の演奏がちっぽけに思えてきちゃうよ」

 

「「「・・・・・・・」」」

 

「これからもっと頑張らなくちゃ」

 

「「「「ええ/うん/はい!/ですね!」」」」

 

「♪~~♪~~♪」

 

こうして二曲目の演奏が進んでいくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

---------------------------

 

 

ーアフロsideー

 

一曲目を聞き終えた彼女達はあっけにとられていた、何故ならいつもふわふわしているイメージだった結城の歌声を聞いて驚かされたのである。

 

「結城さん、歌上手いね~」

 

「う、うんそうだね!」

 

「て言うか上手いなんてレベルじゃないだろ、兄さんもそうだけど、他の四人のレベルも何なんだよあれ」

 

「凄かったねー!ねぇ蘭!!」

 

「・・・・・・」

 

「蘭?蘭!?」

 

「え?あ、ゴメン何だっけ」

 

「お兄ちゃん達の演奏凄かったねって言ってたの!」

 

「うん、凄かった、私達のレベルより遥かに」

 

「おお~蘭がそこまで言うなんて~」

 

「な、何?何か変?」

 

「いやいや~、蘭がそこまで言うって事は相当高いレベル何だなーと思って」

 

「確かにな」

 

「うん、そうだね、てかみんなも気づいたんじゃないの?」

 

「そうだね、バンドとしてもそうだけど、個々の演奏もレベルが高いよね!」

 

「ホントだねー、今あの演奏しろって言われても出来る気しないもん」

 

「蘭はどうだ?」

 

「私・・・・・・私も無理かも、あの人達と一緒に演奏しろって言われても無理だと思う」

 

「ちなみにモカちゃんも無理で~す」

 

「アタシも無理だな」

 

「「私も」」

 

「でもこれはいい機会なんじゃないか?」

 

「巴、それってどういう事?」

 

「だってよ、こんな近くでこんなレベルの高い演奏が聞けてるんだぜ?演奏の技術の一つ二つを学んで帰れるんじゃないか?」

 

「そうだね、巴の言う通りかも、ここで何かしらの技術を盗まないにしろ、学んで帰ろう」

 

「「「「おお~/うん!おう!」」」」

 

「静かになったねー、それじゃあ二曲目行くよー、せーの」

 

「お、次の曲が始まるな」

 

「♪~~♪~~」

 

「バラードかな」

 

「だね~」

 

「「「・・・・・・」」」

 

五人はクロックのメンバーから何かを得ようといつも以上に真剣に演奏の聞いていた。

 

 

そしてサビに入り。

 

 

「心から愛せる・・・」

 

サビに入ったところで。

 

 

「「「「「!!!」」」」」

 

「さっきと全然感じが違う」

 

「そうだね~、ってひーちゃん大丈夫~?泣いてるよ~?」

 

「え?ほ、ホントだ」

 

「確かにアタシも若干泣きそうになる、つぐ大丈夫か?」

 

「う、うんグズッ、大丈夫・・・」

 

「大丈夫じゃないな、しかしこれはこれで」

 

「うん、凄いね、さっきの曲とはまた全然違う」

 

「「「「・・・・・・」」」」」

 

『兄さんなんでこの事黙ってたんだろ』

『結城さんこんなに歌うまかったんだな~」

『あの声で囁かれたいな』

『兄さんと一緒に演奏したら楽しいかもな』

『お兄ちゃん・・・・凄いなー』

 

『『『『『『これから兄さん/お兄ちゃん/結城さんの見る目が代わりそうだよ』』』』』

 

これを機にアフロのメンバーの結城への印象が変わった瞬間なのであった。



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120話

ーハロハピsideー

 

「結城は凄いわね!」

 

「ホントだね!結城君あんな事出来たんだね!」

 

「そうだね、さっきの曲もなんて儚いんだ」

 

ハロハピの3バカは結城達の演奏に興奮して盛り上がっていた。

 

「お兄ちゃんあんなに歌上手かったんだ」

 

「ホントだね、私も初めて聞いたかも」

 

「そうですね、それにお兄ちゃん以外の人のレベルも凄い高いと思うんだ、花音さんはどう思う?」

 

「そうだね、みんなのレベルが高いと思うよ、特にあのピアノの人は特に」

 

「そうですよね、私が聞いていても凄いって分かるんですからね」

 

「でもそれってバンドをやり始めたからじゃない?」

 

「ええそうですね、ハロハピにいなかったらこんな感じにはならなかったでしょうね、そこだけはこころに感謝してますよ」

 

花音と美咲は結城の意外な特技とクロックのレベルの高さに感心していた。

 

「えー、じゃあ次行きますねー、あ、次で最後だからよろしく~」

 

「演奏してる時はカッコイイのに何で話すとあんなだる~んって感じになるんだろうね」

 

「どっちかと言えばあっちが素なんじゃないですかね」

 

「・・・・・そうかも」

 

「それじゃあラストの曲いっくぞ~、せーの」

 

「「「「♪~~~♪」」」」

 

「♪~~♪~~」

 

「凄いアップテンポの曲だね」

 

「あれだけ歌って最後にこれって」

 

「ああ、なんて儚いんだ」

 

「何だかワクワクしてきたわ!!私もあそこで歌いたくなっちゃったわ!」

 

「はぐみも!」

 

そう言って2バカが走り出しそうになった瞬間。

 

「待った!!」

 

「何かしら?」

 

「みぃ君どうかしたの?」

 

「どうしたもこうしたもないわよ、全く、今はお兄ちゃん達の演奏なんだから、あんた達が行ったら迷惑になるでしょうが、それにこころは忘れたの?お兄ちゃんに怒られたらしいじゃんか」

 

「そうだったわね」

 

「今行ったらまた怒られるよ」

 

「そうね、今私が行ったらみんなを不幸にしちゃうものね」

 

「はぐみもね」

 

「うん、みぃ君がそう言うならはぐみもそうする」

 

「ステージに上がらなくてもここで盛り上がれるから、ね?」

 

「そいうだね、花音の言う通りさ、ここで我々も盛り上がろうじゃないか」

 

「「ええ/うん!!」」

 

こうして2バカの暴走を何とか止め、五人はその場で盛り上がりを見せたのであった。

 

 

---------------------------

 

 

演奏を終えたクロックのメンバーはステージ袖に下がってきた、それと同時に。

 

バタン

 

「「「「・・・・・あ」」」」

 

ステージ袖に下がってきた瞬間に結城が倒れるように前に倒れ込んだ、幸いなのかは分からないが、結城が倒れた先にはマットがあったことにより、結城自身は無事であった。

 

「あ~か~し~!!」

 

「いや、お前怒ってるんだろうがその体制で言われても何とも思えないぞ?」

 

そう今の結城の体勢はと言うと、顔をマットに埋めている状態(某止まるんじゃねーぞ)なため特に怖い事はないのである。

 

「はは、お疲れ様、また今度何か奢ってあげるから許してくれよ」

 

「・・・・・・ならばよし」

 

「相変わらず軽いな」

 

「なーなー!それより俺の演奏どうだったよ!!メッチャカッコ良かったんじゃねー!?これで女の子は俺にメロメロに」

 

「残念だがほとんどの視線は結城とテツヤに向いていたぞ」

 

「へ?」

 

「まぁ多分ほとんどの吹雪生はこう思っただろうな」

 

 

「「変態がやっと普通以下の人間になったってな!!」

 

「嘘だーーーー!!」

 

そう言って小松はどこかに走り去ってしまったのであった。

 

「あいつの体力はどうなってんだよ」

 

「だよな、あれだけ演奏してるのにまだあの元気かよ」

 

「小松はとりあえず置いておいて、僕たちは着替えようか」

 

「それもそうだな、結城立てるか?」

 

「ん」

 

「それじゃあ行こうか」

 

「「ああ」」

 

「zzzz」

 

「「寝るなよ!!」」

 

「あはは、仕方ないから三人で結城を運ぼうか」

 

「そうだな」

「だな」

 

そうして三人で結城を更衣室まで運んで行ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

その後に結城も目を覚まし、全学生で後片付けをし、こうして無事?に吹雪祭は終わりを迎えたのであった。。

 

 

 

 

 

 

 






エシルさん、幻想比叡さん、高評価ありがとうございます!!


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121話

 

ここは東京某所にある大学で吹雪大学と言う、この吹雪大の学力は高くもなく低くもない、簡単に言ってしまえば、平均な感じの大学である、特に部活に力を入れている訳でもなく、至って平凡な学校である。

 

あの文化祭から日が経ち結城達クロックのメンバーも最終学年の四年生になり、新たに新しい学生たちも入って来た、それではここである学生達の様子を見て見る事にしよう。

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

「はい、今日はここまで、来週に課題を回収するからちゃんとやっとけよー」

 

「「「「はーい」」」」

 

ある教室の一室では授業が終わり学生たちは片づけをしていた。

 

「あ、そうそう、鵜沢ー授業中ぐらいはそのぬいぐるみはしまっておけよー」

 

バタン

 

「言われたね」

「言われたわね」

「言われちゃったねー!」

 

「なんでダメなんだろうね?」

 

「普通はダメでしょ、何言ってるのよ」

 

「ひなちゃん的には良いと思うんだけどなー」

 

「あんたの感覚はあてにならないでしょうが」

 

「まぁまぁ七菜落ち着て」

 

「全く」

 

彼女達は知ってる人は知っているであろう、去年まで花咲川女学園に通っていた四人組バンドのグリグリのメンバーである、彼女達は花咲川を卒業後、最初は音大に行こうとしていたのだが、去年行われた吹雪祭に来た時に、クロックのメンバーの演奏を聞き、自分達もここでこんな演奏をしてみたいと思い、四人で吹雪大に入学をしたのである。

 

「お昼どうしよっかー?」

 

「食堂で良いんじゃない?」

 

「でも入れるかな?」

 

「んーどうだろ、とりあえず行ってみっか?」

 

彼女達は昼食を食べるために食堂へと移動をした。

 

 

 

ワイワイガヤガヤ

 

 

「うへ~一杯だよ~」

 

「やっぱり一杯だったわね」

 

「どうする?」

 

「どうしよっか?この後って講義あったっけ?」

 

「えーっと、今日は・・・・あるにはあるけど、休講みいたいだからないわね」

 

「それじゃあ思い切ってこの辺のお店で食べてみない?」

 

「ひなちゃん賛成ーーー!!」

 

バッ

 

ひなこの大声により、食堂にいる学生達が一斉に彼女達の方を振り向いた。

 

「うるさい」ゴツン

 

「あう」

 

「お騒がせしてすみません」

 

 

「二十騎か」

 

「二十騎だな」

 

「じゃあいっか」

 

「じゃあ良いな、いつも通りだ」

 

「だな」

 

学生達は発生元を確認し、ひなこと分かると納得したように再び食事を再開した、吹雪生の中でひなこ=騒がしいが確立されており、ひなこが騒いだところで何とも思わないのである、最初の頃は学生達はなんだコイツみたいな目で見ていたが、ひなこの代わりがないように逆にそれがいつも通りと言う認識に変わり、今ではひなこが何をしようが何故か許されるのであった。

 

「全くあんたわ」

 

「てへへ、ごめんさーい」

 

「早く行こうよ、デベコもお腹減ったって言ってる」

 

「そうね、お店を探す時間もあるし、行きましょうか」

 

こうして彼女達は昼食を取るために食堂を後にした。

 

 

 

 

 

店を探すために大学を出ようとしたところで、リィが何かを発見したようで。

 

「あ、あの人」

 

「どうしたの?」

 

「うん、あそこにいる人」

 

「あの人は確かクロックのメンバーの」

 

「うん、ベースをしてた男鹿 岳斗さん」

 

「あそこで何してるんだろうね?」

 

「そうね、聞くついでにこの辺でおすすめのお店があるか聞いてみましょうか」

 

「「うん」」

「賛成!」

 

そう言って彼女達は校門の所にいる男鹿の元に向かい。

 

「「「「こんにちわ」」」」

 

「ん?ああ、えーっと一年か」

 

「はい、牛込 ゆりです」

 

「鵜沢 リィです」

 

「鰐部 七菜です」

 

「二十騎 ひなこでーす!」

 

「俺は男鹿 岳斗だ、そうか・・・・お前が二十騎か」

 

「ひなこを知ってるんですか?」

 

「ああ、ある意味でうちの大学で有名だからな」

 

「「・・・・あははー」」

「そうかな~?」

 

「まぁ俺は噂ぐらいでしか聞いていなかったからな、今話してみて納得した」

 

 

「あはは、何かすみません」

 

「構わんよ、それで?俺に何か用か?」

 

「あ、はい何をし「ベース教えてください!!」うわぁ!」

 

「ん?鵜沢だっけか、またどうしてだ?」

 

「去年の学際での演奏聞きました、それでその時にこの人に教えてもらいたいと思ったんです」

 

「なるほどな・・・・・」

 

「ダメですか?」

 

「んーーーー」

 

「何か不都合でもあるんですか?」

 

「不都合って程でもないんだが、俺が教えられる事なんてほとんど無いなと思ってな」

 

「どうしてですか!?あんな凄い演奏していたじゃないですか!?」

 

「そうだなー俺から教わるんだったらあいつに教えてもらった方が良いと思うぞ」

 

「あいつとは?」

 

「去年の演奏聞いたって言うんなら知ってると思うけど、キーボードをしてた赤司だよ」

 

「赤司さんですか?」

 

「ああ、俺も一昨年の初めてやったからな、多分経験数だけで言えば鵜沢の方が上だと思うぞ」

 

「一昨年ですか」

 

「ああ、しかも演奏なんざしたの何か動画を撮ったのを含めても数週間ぐらいだからな」

 

「それであんな演奏が出来るんですか?」

 

「だからだよ、そこで個人的に赤司に色々聞いたんだよ」

 

「あの人ってそんなに凄いの~?」

 

「こらひな!」

 

「はは、それぐらいじゃあいつは怒らねーから気にすんなよ、そんであいつが凄いかどうかだったな、簡単に言うと凄いの一言に尽きるな、あいつは全ての楽器を演奏出来るからな」

 

「「全ての楽器を・・・・」」

 

「ああ、しかも俺の演奏を高いレベルで見てるみたいだが、あいつはそれよりも上だぞ」

 

「そんなにですか?」

 

「ああ、そうだなこれから赤司の奴と飯に行くが一緒に来るか?」

 

「「「「本当ですか!?」」」」

 

「ああ、まぁ時間があるならの話しだがな」

 

「はい、大丈夫です昼の講義は休講になったので、時間はあります」

 

「そうか、それじゃああいつが来るまでちょっと待ってるか」

 

「「「「はい!」」」」

 

 

 

数分後

 

「岳斗待たせたね、おや?君たちは」

 

「ああ、こいつらは」

 

「いや、大丈夫だよ、Glitter*Greenのみなさんだろ?」

 

「なんだ赤司、知ってるのか?」

 

「ああ、音楽関係の情報は色々と知ってるつもりだよ、それで、君がギターボーカルの牛込 ゆりさんだね」

 

「は、はい!」

 

「それからその隣の君がキーボードの鰐部 七菜さんだね」

 

「はい、知っていただいて嬉しい限りです」

 

「それで、逆の君がベースの鵜沢 リィさんだね」

 

「はい」

 

「そして最後がここの有名人の二十騎 ひなこさんだね」

 

「そうで~す!!」

 

「はは、噂通りだね・・・・潰したくなるよ」

 

「「「「・・・・え?」」」」

 

「赤司、目がマジ過ぎて冗談に聞こえねーぞ」

 

「おっと、そうだったね、ふふ、大丈夫だよ冗談だから心配しなくても良いよ」

 

「「「「は、はい」」」」

 

「怖がったじゃねーか」

 

「はは、ゴメンゴメン」

 

「お前らも冗談だから心配すんな、ったく」

 

「悪かったね、たまには僕も冗談を言いたいからね、それで?彼女達はどうしたんだい?」

 

「ああ、少し話をしててな、まぁそれに関しては飯食いながら説明するは、昼飯彼女達も一緒で良いだろ?」

 

「僕は構わないよ、何か希望とかあるかい?」

 

「い、いえ、私達は特にないです」

 

「あえて言うならお二人のおすすめのお店とかあればそこに行ってみたいです」

 

「僕達のおすすめの店か、それならあそこかな?」

 

「だな、少し歩くけど良いか?」

 

「「「「大丈夫です」」」」

 

「よし、そんじゃあ行くか」

 

「ああ、そうだね」

 

「「「「お願いします!!」」」」

 

話しがまとまったところで二人のおすすめ店へと一行は向かったのだった。







白神黒夜さん、高評価ありがとうございます!!


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122話

歩き始めて約15分ぐらい歩いた所で二人が止まり。

 

「ここだ」

 

「ここですか」

 

「おしゃれ~!」

 

「確かに」

 

「ホントね」

 

「気に入ってもらえて良かったよ、さ、入ろうか」

 

「「「「はい!」」」」

 

赤司が先に店に入り、その後に男鹿が入り、それに続いてゆり、リィ、七菜、ひなこの順番に入って行った。

 

 

「ラッシャ~セ~」

 

「相変わらずだね」

 

「それが俺だからな」

 

「今日は手伝いかい?」

 

「ああ、今日シフトの子が風邪らしくてな、拓さんに臨時で入ってる訳」

 

「そうだったんだね、どこでも良いかい?」

 

「ああ、好きな所に適当に座っててくれ、二人だろ?」

 

「いや、今日は後四人いるよ」

 

「四人?新田とかか?」

 

「いや、一年生だよ」

 

「男鹿~相変わらず手が早いな」

 

「出してねーよ!!」

 

「でもどうせ男鹿から始まったんだろ?」

 

「・・・・確かにそうだが」

 

「相変わらずだな」

 

「お前だけには言われたくねーよ」

 

「そりゃそうかもな、まぁ良いや、んじゃまぁ適当に座っててくれ」

 

「「ああ」」

 

そう言って結城は厨房の方に向かって行った。

 

「どこでも良いよね?」

 

「ああ良いぞ、お前らも良いか?」

 

「「あ、はい大丈夫です」」

 

「大丈夫でーす」

 

「お腹すきましたー!!」

 

「「「ひな・・・・・」」」

 

「はは、そうだね、それじゃあ座ろっか」

 

そう言って赤司は六人で座れそうな席に座り、それに続いて他の五人も席に着いた。

 

「ほい、お冷とメニューな、決まったら読んでくれ」

 

「ああ、分かったよ」

 

そう言って赤司は結城からお冷とメニューを受け取った。

 

「それじゃ決めようか」

 

「だな」

 

「あ、あの」

 

「ん?どうかしたかい?」

 

「えっと、さっきの人って、要さん、ですか?」

 

「ああそうだよ、結城の事知ってるんだね」

 

「は、はい去年助けて頂いたので」

 

「へーそうなんだな」

 

「ミユちゃんの御主人だ!!」

 

「ひなうるさいよ」

 

「また会いたいなー」

 

「まぁそれも含めて話を聞くとして、先にメニューを決めようか」

 

「「「「はい!」」」」

 

それから六人はメニューを決め。

 

「結城、決まったよ」

 

「はいよ~っと」

 

「オムライスが3つとカツカレーが1つに親子丼が2つだよ」

 

「こんな真昼間からこの店でカツカレー食うやつ初めて見たわ、了解、んじゃまぁ作ってくるから待っててくれ」

 

「ああ、頼むよ」

 

そう言ってメニューを聞いた結城は調理のために厨房へと向かった。

 

「さて、メニューも決まった事だし君たちの話を聞こうかね」

 

「あ、はい、実は」

 

 

ー少女説明中ー

 

 

「って事なんです」

 

「なるほどね、確かに男鹿のベースは主に僕が指導していたね」

 

「そうなんですか、あ、後」

 

「??なんだい?」

 

「全ての楽器を演奏出来るって聞いたんですけど、本当なんですか?」

 

「ああ弾けるよ、でもギターとドラムに関しては結城の方が上手いよ」

 

「結城さんですか?」

 

「ああ、その二つに関しては結城の方が僕よりレベルが高いよ」

 

「そうなんですか?でもやってるって聞いたことないですけど」

 

「それは結城の性格のせいだと思うよ」

 

「だな、あの時もギターボーカルしろよって言ったらこっちが言い切る前に即刻拒否したもんな」

 

「それは何でですか?」

 

「疲れるからだとよ」

 

「「「「疲れるからですか・・・」」」」

 

「ああ、それを聞いて僕たちはその後何も言えなかったね」

 

「だな、さっきの二つに関しては黄瀬と小松より上手いと思うぞ」

 

「そうですか」

 

「でも教えてもらおうと思わない方が良いぞ」

 

「どうしてですか?」

 

「あいつは基本的にめんどくさがりだからな、多分頼んでも断れると思うぞ」

 

「「そうですか」」

 

「ほい、お待ちどうさん」

 

「来たみたいだね、話は後にして先に食べようか」

 

「だな」

 

「「「「はい!!」」」」

 

六人は話を一度中断して食事を先にすることにした。

 

「残りの親子丼っと」

 

「お、来た来た、そうだ要」

 

「ん?どった?」

 

「お前こいつらの事知ってるか?」

 

「こいつら?えーーっと、確か、君ってりみのお姉ちゃんじゃなかったっけ?」

 

「あ、はい!覚えててくれたんですね」

 

「まぁ記憶の片隅にね、そんで君がへんてこりんなぬいぐるみを持ってた子で、カツカレー頼んだのが問題児で・・・・・後は」

 

「覚えていますか?」

 

「・・・・・誰だっけ?」

 

「     」ガーン

 

「本当に覚えてないですか?」

 

「もう一人いたの覚えてるぞ、確か生徒会長の子だろ?」

 

「はい、それがこの子なんです」

 

 

「あれ?眼鏡なんてかけてたっけ?」

 

「演奏の時は外すんです、普段は眼鏡をかけてるんです」

 

「そっかーだから分からなかったんだな」

 

「思い出してもらえて良かったです」

 

「いや~それほどでも~」

 

「褒めてはないと思うぞ」

 

「そう?まぁいっか、それじゃあごゆっくり~」

 

そう言って結城は去って行った。

 

「それじゃあ食べようか」

 

「「「「「おう/はい!!」」」」」

 

それから六人は料理に舌鼓をうちながら食事を食べたのであった。

 

 

 

 

 

 

その食事を食べ終えた六人は再び話を再開し、粗方話が纏まったところでゆりが赤司と男鹿に。

 

「あ、あの!これを見てもらえますか?」

 

「「これは?」」

 

「母校が文化祭をするんですけど、もしよろしければクロックの皆さんもどうかと思いまして」

 

「君たちの母校かい?」

 

「確か女子高だったよな?大丈夫なのか?」

 

「はい、許可書があれば大丈夫みたいなんです」

 

「なるほどね、僕は良いよ」

 

「俺も良いぞ」

 

「ホントですか!?」

 

「ああ、とりあえず結城以外の他の二人に聞いてみてやるよ」

 

「お願いします!」

 

「それじゃあ僕は結城かな、結城ちょっと良いかい?」

 

「んあ?どうした?」

 

「実は・・・・・って事があってね」

 

「それってお前等行くんだろ?」

 

「ああ、そうだねとりあえず僕と男鹿は行くよ」

 

「もうその時点で俺の強制参加は決まってんじゃねーか」

 

「理解が早くて助かるよ」

 

「は~~、へいへい分かりましたよ」

 

「終わったみたいだな」

 

「今さっきね、どうだった?」

 

「あいつらも良いってよ」

 

「それじゃあ決まりだね」

 

「ありがとうございます!!あの子達も喜ぶと思います!」

 

「それじゃあ話も決まったし、お会計をしようか」

 

「だな、結城」

 

「まだ何か?」

 

「会計頼むわ」

 

「へいへーい、そんじゃあこれな」

 

「3100円か、男鹿は自分の分だけ払ってくれ、彼女達の分は僕が持つよ」

 

「そうか?悪いな」

 

「え、いや、ちゃんと払いますから」

 

「気にしなくても良いよ、知り合った記念みたいなものだよ」

 

「「「「は、はー」」」」

 

「こう言う時は奢られておきな」

 

「そーそー、何だったら俺の分も多く払ってくれて良いんだぞー」

 

「それは違うと思うよ」

 

「まぁそう言う事だからここは赤司の好意に甘えておきな」

 

「は、はい、ありがとうございます!」

 

「「「ありがとうございます!!」」」

 

「どういたしまして、それじゃあこれで頼むよ」

 

「あいよー、ほいお釣りっと」

 

「それじゃあ解散としようか」

 

「だな」

 

「あ、はい、今日はありがとうございました、文化祭の件はまた後日ご連絡させていただきますね」

 

「ああ、分かったよ」

 

「おう」

 

 

こうして彼ら彼女らの食事会は幕を閉じたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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123話

 

ー文化祭当日ー

 

今日はこの前に言っていた文化祭当日、どうやら花咲川でやるらしく今はそこに向かうためにあいつらとの待ち合わせ場所に向かっている所だ。

 

集合場所に着いたのは良いんだが。

 

「なんで誰もいねーんだ?時間はっと・・・・大丈夫だな、あいつらが俺より遅いって珍しいな、とりあえず待ってみるか」

 

そう言って俺はとりあえず他の四人が来るのを待つことにしたんだが。

 

「あ!結城さん!」

 

「あ?」

 

誰かに呼ばれたのでそっちに向いていると、グリグリの牛込と鰐部がいた。

 

「おう、どうかしたのか?」

 

「いえ、結城さんを迎えに来ました!」

 

「迎えに?あいつらと一緒に行くはずなんだが?」

 

「あ、赤司さん達なら先に行っちゃいましたよ」

 

「マジか、あんなにゃろう、それで二人が迎えに来てくれたのか」

 

「はい、なので行きましょうか!」

 

「だな」

 

俺は二人の後をついて行った。

 

「そういやなんで俺達を誘ったんだ?どうせだったらお前等だけで行ったほうが良かっただろうに、主に学校の生徒的に」

 

「そうかもしれないんですけど、今回の文化祭すこし特殊でして」

 

「特殊?」

 

「はい、今回の文化祭、花咲川と羽丘の2校合同でするらしいんです」

 

「2校合同?」

 

「はい、お互いの学校で出し物を出し合ったりするんです」

 

「お客的には両方行けるって訳か」

 

「はい、そうです」

 

「なるほどなー、そんじゃあ羽丘の生徒が花咲川にもいるって訳か」

 

「はい、そうです」

 

「問題起きなきゃ良いがな」

 

「「・・あはは」」

 

「あ!後これを」

 

「これは?」

 

「許可書です、それがないと男性の方は入れないんです」

 

「そうなのか、あいよ」

 

そんな感じで話しながら歩いていると。

 

「あ!着きましたよ!」

 

「だな、二度目だな」

 

「一回来たことあるんですか?」

 

「ああ、たえの奴の授業参観の時にな」

 

「そうだったんですね、じゃあ入りましょうか!」

 

「だな」

 

学校に入ろうとした時。

 

「そこの男性、許可書は持っているのですか?」

 

「んあ?」

 

声がする方を見て見ると、そこには風紀委員の紋章を付けた紗夜が居た。

 

「許可書はあるのかと・・・・結城さん!?」

 

「おう、結城さんだ」

 

「こ、これはすみませんでした」

 

「いや、謝る事じゃないだろ、許可書だったな、ほいこれだろ」

 

「大丈夫ですね、それでは楽しんで行ってくださいね」

 

「ああ、紗夜も頑張れよ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「じゃあな」

 

「はい」

 

俺は紗夜に挨拶を済ませ、二人の元に戻ると、何故かふくれっ面の二人がいた。

 

「どうしたお前等」

 

「紗夜ちゃんの事名前呼びで呼んでいるんですね」

 

「まぁな」

 

「私達も呼んでもらいたいんですが!」

 

「別に構わんが」

 

「「じゃあ早速読んでください!!」」

 

「ちけーよ、ゆりに七菜、これでいいか?」

 

「「えへへー」」

 

「おーい、そんで?どこに行くんだよ?」

 

「あ、そうでした、とりあえずりみに会いに行こうと思います」

 

「了解、道案内よろしく」

 

「はい!こっちです!」

 

そう言ってゆりの奴は走って行ってしまった。

 

「「・・・・・・」」

 

「道案内頼めるか、七菜」

 

「はい、こっちです」

 

俺は七菜の後について行った、その途中で。

 

「やあ、来たようだね」

 

「赤司、この野郎置いて行きやがって」

 

「はは、悪かったよ」

 

「他の三人はどうした?」

 

「先に行ってしまったよ」

 

「赤司は行かなかったのか?」

 

「あの三人とグリグリの二人がもの凄い勢いで行ってしまったからね」

 

「なるほどな、じゃあ一緒に行くか」

 

「そうだね、僕だけで歩くのはやめた方が良いからね」

 

「だな、七菜も良いか」

 

「はい、大丈夫です」

 

「んじゃまぁ行きますか」

 

「「ああ/はい」」

 

俺達は赤司と合流して、そのまま一緒にりみ達がいると言う所へ向かったのだった。



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124話

 

あれから七菜に道案内してもらい俺と赤司は今は中庭らしき所に来ている、そこにさっき走って行ったゆりが居た。

 

「あ、いた、こらゆり!」

 

「あ、七菜、ごめんごめん」

 

「全く、あなたが先輩を案内したいって言ったんでしょ」

 

「ごめんてばー、つい気持ちが上がっちゃって」

 

「それは私じゃなくて先輩に言う事でしょ」

 

「あ!そうだった!結城さんごめんなさい!」

 

「ああ、特に気にしてないから気にすんな」

 

「ありがとうございます、それと赤司さんも一緒だったんですか?確か先にリィ達と一緒に行ったはずじゃ」

 

「ああ、先に来てはいたんだけどね、その後に男鹿以外がどこかに行っちゃってね、それを止めるために男鹿も行っちゃったんだよ」

 

「「うちの馬鹿どもがごめんなさい」」

 

「気にしなくて良いよ、こっちの方が気が楽だしね」

 

「「ありがとうございます」」

 

「そんで?りみ達はここにいるのか?」

 

「あ、はい!あそこに」

 

そう言ってゆりが指を指した先にはたえ以外のポピパのメンバーが居た。

 

「そんじゃまぁ挨拶がてら行くとするか」

 

「「はい!」」

 

そう言ってあいつらの元へ向かった。

 

「やっほー!」

 

「「「ゆり先輩!七菜先輩!」」」

 

「りみからライブやるって聞いて来たよ」

 

「サプライズ成功だねお姉ちゃん!」

 

「やったね!あ、そうそうサプライズをもう一つあるよ」

 

「「「「もう一つ??」」」」

 

「実はね、大学の先輩を連れて来たんだー」

 

「ゆり先輩の学校の先輩ですか!?どんな人なんですか!?」

 

「香澄落ち着け!」

 

「だってー」

 

「ふふ、みんなも知ってる人だよ、ほら私達の後ろに」

 

「「「「後ろ?・・・・あ!」」」」

 

「よう」

 

「やあ」

 

「「「「結城さん/お兄ちゃんに!赤司さん!?」」」」

 

「へへー、どう?ビックリした?」

 

「はい!とっても!」

 

「お兄ちゃん来たんだね?」

 

「ああ、ゆり達に誘われてな、それよりたえの奴がいねーみたいだが」

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「訳ありってか」

 

「おたえ間に合わなかったらどうしよう」

 

「だ、大丈夫だよ、間に合うようにするって言ってたし」

 

「そうだねおたえちゃんを信じて待とう?」

 

「だな」

 

「それじゃあ私達は中に行くね、ライブ頑張ってね」

 

「「「「はい!ありがとうございます!!」」」」

 

「じゃあな、一応ライブ楽しいにしとくわ」

 

「一応なんだね」

 

「まぁ結城さんらしいけどな」

 

「任せてください!!」

 

「ふ、じゃあな」

 

俺はそう言って中に入って行った。

 

 

 

 

 

「それじゃあ時間まで色々見て行くか」

 

「そうだね」

 

「「そうですね」」

 

「あ、これ一覧表みたいです」

 

「サンキュー、何々薫カフェ、ネコカフェ、プラネタリウムにハッピーなお化け屋敷?武士道コロッケ茶屋?・・・・」

 

「個性的なものが幾つかあるね」

 

「個性的で済めば良いんだがな」

 

「「それは何とも言えませんね・・・あはは」」

 

「んで?どこから行くよ?」

 

「そうだね、僕的にはそうだねこの薫カフェとハッピーなお化け屋敷が気になるかな」

 

「俺的には何となくの予想はつくんだが、お前さんらはどうするよ?」

 

「私達は先輩たちについて行きます」

 

「そうかい、そんじゃあ近い所から言うと、薫カフェが一番近いな」

 

「それじゃあ行こうか」

 

「だな」

 

そう言って俺達は薫カフェに向かった。

 

 

 

 

「「「・・・・・・」」」

 

「凄い人気みたいだね」

 

薫カフェについたまでは良かったが、そこには大行列が出来ていて、入れる様子がなかった。

 

「これは入れなさそうだね」

 

「だな、代わりにその隣の部屋のネコカフェにでも行くか?」

 

「そうだね」

 

「お前らも良いか?」

 

「「はい!」」

 

二人の返答を聞き俺達はネコカフェへ向かった。

 

「いらっしゃいませ!何名様でしょうか?」

 

「4人で」

 

「4名様ですね!こちらにどうぞ!」

 

俺達は店員の生徒に案内されて席についた。

 

「こちらがメニューになりまーす・・・って兄さん!?」

 

「あ?おう、リサか」

 

「き、来てたんだ」

 

「ああ、ここはお前らのクラスの出しもん何だな」

 

「そうだよ!」

 

「それは良いんだがよ」

 

「どうかした?」

 

「いやな」

 

「「うん」」

 

「あの歌姫様は何故にあんな不機嫌なんだ?」

 

「あははーちょっとした認識違いかな」

 

「なんじゃそりゃ」

 

「ま、まぁもう少ししたら機嫌も直ると思うから」

 

「そうかい、えっと注文だったなお前等決まった?」

 

「「はい」」

 

「僕も決まったよ」

 

「俺だけかそうだな、じゃあこれとこれで」

 

「はーい・・・・・・・ですね、少々お待ちください!」

 

その後は普通に食事をして、カフェを後にした。

 

 

 

 

 

「さて、次は何処に行こうかね」

 

「あ、あの、一つ行ってみたいところがあるんですが」

 

「良いぞ、何処だ?」

 

「2-Aです」

 

「2-Aは・・・・プラネタリウムか良いんじゃね?赤司はどうする?」

 

「僕は離れるとするよ」

 

「どうかしたのか?」

 

「いやね、あそこ」

 

そう言って赤司が指す方を見ると中庭ではっちゃけてる四人が居た、それは黄瀬、小松、鵜沢、二十騎の四人だった、そこには男鹿の姿がなかった。

 

「少しお灸を添えないといけないみたいだからね」

 

「あはははは・・・・・程々にな」

 

「ああ、分かっているさ」

 

そう言って笑顔(半目)で赤司は去って行った。

 

「・・・・・・行くか」

 

「「・・・・はい」」

 

俺達は2-Aへと向かった。

 

 

 

 

 

「あそこだな」

 

「そうですね」

 

「入っても良いか?美咲」

 

「あ、お兄ちゃんいらっしゃい、ちょっと狭くなるけどそれでも良いなら大丈夫だけど」

 

「だとさ、どうする?」

 

「私は構いませんよ」

 

「私も大丈夫です」

 

「了解、ってな訳でよろしく」

 

「OK、どうぞ」

 

美咲の了承を経て俺達は中へ入って行った。

 

「空いてるところはここだな、よっこらせ」

 

「隣失礼しますね」

 

「それじゃあ私はこっちを」

 

「両サイドかよ、まぁ良いけど」

 

俺達は俺を真ん中にその両サイドに二人が寝転ぶような形で見ることになった。

 

「へー、結構本格的なんだな、スゲーじゃん」

 

『ヤバいヤバい!!結城さんの顔がこんな近くにあるなんて、ヤバすぎるよ!あーもー幸せで顔がにやけそうだよ////』

 

『結城さんがこんな近くに居るなんて、凄い良い匂いする///、プラネタリウムを見に来たはずなんだけど』

 

『『これじゃあプラネタリウムどころじゃないよ////』』

 

その後二人は終わるまで一切集中出来ずに、途中からはほぼ結城の顔を見ていたと言う、当の結城本人はプラネタリウムに集中しており、その事には全く気づかずにいたのであった。

 

 

 

 

 

その後は三人で残りの気になる所を見て回り、ついにライブ開始の時間になったのであった。



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125話

~体育館では~

 

「たえちゃんはどう?」

 

「まだ連絡はないです」

 

「そうなんだ、とりあえずポピパは最後にしてるから、それまでに間に合えば良いんだけど」

 

「ありがとうございます、日菜先輩、燐子先輩」

 

「大丈夫だよ・・・花園さん・・間に合うかな」

 

「ったく、おたえの奴みんなに迷惑かけやがって」

 

「まぁ仕方ないよ、たえちゃんにはたえちゃんなりの何かがあるんだし」

 

「日菜先輩」

 

「そんな訳で、ハロハピのみんな、トップバッターはよろしくね!」

 

「任せて頂戴!私達でみんなを笑顔にして見せるわ!」

 

「ライブ超楽しみだね!かのちゃん先輩!」

 

「そうだね、私達が盛り上げないとね」

 

「ああ、そうだとも、私達の演奏で子猫ちゃん達を魅了しようじゃないか」

 

「そうね!あら?ミッシェルはいないのかしら?」

 

「ほんとだ?どこ行ったんだろ?」

 

「ここにいるよー」

 

「「ミッシェル!!」」

 

「それじゃあ揃ったことだし、行こうじゃないか、いつまでも子猫ちゃん達を待たせるのは忍びないからね」

 

「そうね!行きましょう!」

 

「おー!」

 

そう言って三人はステージに上がって行った。

 

「美咲ちゃん大丈夫?」

 

「ええ、私達も行きましょう、あの三人をほっとくと何しでかすか分かりませんから」

 

「そうだね」

 

「奥沢さん・・・」

 

「市ヶ谷さん」

 

「ごめん」

 

「大丈夫、それにうちが一番最初の方が良かったかもしれないしね、そこのところは気にしなくても大丈夫だよ」

 

「ありがとう」

 

「うん、それじゃあ行ってくるね」

 

「うん、頑張って!」

 

「うん!花音さん行きましょうか」

 

「そうだね」

 

そう言って二人はステージへ向かった。

 

 

「みんなー!元気ー!?」

 

「「「「おおーーーー!!」」」」

 

「それじゃあまず最初は私達ハローハッピーワールドの演奏で盛り上がって行きましょう!」

 

「「「「おおーーーー!!」」」」

 

「それじゃあ行くわよ!せかいのっびのびトレジャー! 」

 

こころのタイトルコールと共に演奏が開始された。

 

 

 

~一方結城はと言うと~

 

「焼きそばソースと塩一つずつください」

 

「400円になります」

 

「ほい」

 

「丁度ですね、どうぞ」

 

「ありがとー」

 

普通に文化祭を楽しんでいるのであった。

 

 

 

~体育館では~

 

「ありがとうー!とっても楽しかったわー!」

 

演奏が終了し、ハロハピのメンバーはステージ袖へと下がって行った。

 

「お疲れ様!とってもるん!ってきったよ!」

 

「とっても楽しかったわ!まだまだやりたい気分だわ!」

 

「はぐみも!」

 

「はいはい、それだと他の人達が出来なくなっちゃうでしょ、ほらほら行った行った」

 

「あら、美咲じゃない?どこに行っての?」

 

「ずっとここにいたよ、それよりそこに居たら邪魔だから早くどきなよ」

 

「それもそうね!」

 

「次は・・Afterglowですね・・・」

 

「やっと私達の番か」

 

「楽しそうだね!」

 

「だな!」

 

「それじゃあいつも通りつぐって行こ~」

 

「そ、そうだね!」

 

「つぐ緊張してる~?」

 

「え!?だ、大丈夫だよ!!」

 

「そんな事より早く行こうぜ!演奏したくてうずうずするぜ」

 

「そうだね、それじゃあいつも通りで行こうか!」

 

「おー!」

「おう!」

「お、おー!」

「お~」

 

「行くよ!」

 

そう言って蘭はステージへ上がって行った、それに続くように四人も続いてステージへ上がって行った。

 

「みんな盛り上がってる!?」

 

「「「「おおーーーー!!」」」」

 

「まだまだ始まったばかりだからね、私達の演奏でまだまだ盛り上がってもらうよ!」

 

「「「「おおーーーー!!」」」」

 

「それじゃあ行くよ!Y.O.L.O!!!!!」

 

蘭のタイトルコールと共にAfterglowの演奏が開始された。

 

 

~一方の結城はと言うと~

 

「たこ焼き6個入りください」

 

「250円です」

 

「はい」

 

「丁度ですね、ありがとうございます」

 

まだまだ楽しんでいるのであった。

 

 

 

~体育館では~

 

「ありがとう!楽しかったよ!」

 

「「「「わぁーーーーー!!」」」」

 

 

Afterglowの演奏でさらに会場は盛り上がりを見せていた。

 

「みんなお疲れ様!でもモカちゃんとつぐみちゃんは次もお願いね!」

 

「は、はい!」

「は~い」

 

「今井さん・・お願いします」

 

「任せて!蘭達よりもっと盛り上げちゃうよ!」

 

「花音さん頑張ってください」

 

「美咲ちゃん・・・うん!行ってくるね!」

 

「モカ、つぐ、ホントに大丈夫なの?」

 

「モカちゃんまだまだ平気だよ~」

 

「私も全然平気だよ!」

 

「二人とも頑張れな!」

 

「ファイトだよ!!」

 

「彩ちゃん大丈夫?ここでミスしたら大変な事になるわよ?」

 

「千聖ちゃん!?直前でそんな事言わないでよー!」

 

「「「「「あははは!」」」」」

 

「それじゃあみんなよろしくね!」

 

「「うん!」」

「OKー!」

「は~い」

「はい!」

 

そう言って五人はステージへ上がって行った。

 

「たえちゃん来た!?」

 

「お姉ちゃん!?」

 

「「ゆり先輩!!」」

 

「たえちゃんは・・・まだか」

 

「うん、そうなんだ」

 

「何とか時間までに間に合えば良いけど」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

そんな感じの会話をしていると。

 

「みんなー!まだまだ盛り上がっていこー!」

 

「「「「おおーーーー!!」」」」

 

「このバンドはこの日のためだけに組んだバンドですが、みんなで一生懸命練習しました、私達にとっての最後の文化祭、みんなで最高の思い出を作りましょう!」

 

「「「「わぁーーーーー!!」」」」

 

「それじゃあ聞いてください、ひとりじゃないんだから」

 

彩のルタイトルコールと共に演奏が開始された。

 

 

 

ピロン

 

「!おたえ今終わったって!」

 

「マジか!でも今からって事は」

 

「うん・・・」

 

「私迎えに行ってくる!」

 

「おい、待て!香澄!」

「お姉ちゃん!?」

 

「行っちゃったね・・」

 

「ったくあのバカ」

 

「ごめんなさい」

 

「いや、妹さんが謝る事じゃないよ、しかしどうするよ」

 

「とりあえず私達は二人が間に合うよう事を信じよう」

 

「そうだね、絶対間に合うよね!」

 

「だな、そうするしかねーな」

 

「大丈夫!最悪私達が出れば・・・」

 

「って言うけど、若干二人ほど行方不明なんだけど、連絡もつかないし」

 

「・・・・・・・」

 

「だ、大丈夫だよお姉ちゃん、香澄ちゃんもおたえちゃんも絶対に間に合うからさ」

 

「りみーーー!」

 

「え、きゃ、きゃーーーー!」

 

バタン!

 

「全く、何やってるのよ」

 

そう呆れながらゆりを剥がす七菜。

 

「おたえ」

 

 

 

~一方の結城はと言うと~

 

「りんご飴一つくださーい」

 

「はーい、150円でーす」

 

「あい」

 

「どうもー、はい、どうぞー」

 

「ありがとー」

 

さらにりんご飴まで買い、手にはいっぱいの袋で満たされていたのであった。

 

 

 

 

~体育館では~

 

「「「「「ありがとうございました!」」」」」

 

「高校最後の文化祭で、みんなと記念になるバンドを組めて、今日は最高の一日になりました!ありがとうございました!そして、文化祭ライブのトリを飾るのはこのバンド!今日が記念すべき一周年の・・・」

 

彩の言葉が途中で止まり、彩が目に止まったのは。

 

『時間かせいで下さい』

 

「え?」

 

『るんって感じで!!』

 

「ええ!?」

 

「あーあの、えっと、一周年の一周年・・・」

 

二人の無茶ぶりに何とか時間を稼ごうとする彩だが・・・・

 

 

 

「ふぇ~~、たえちゃんまだ来てない!?」

 

「香澄も迎えに行っちゃって」

 

『一周年』

 

「大変だ~」

 

「それで彩さんがあんな感じに・・」

 

「一周年だから365日でー、一年でーえっと・・・」

 

「頑張れーー!」

 

ステージ袖では。

 

「ポピパちゃんはー?」

 

「「ひな!!」」

 

「機材トラブル?」

 

「「リィ!!」」

 

「どうかしたの?」

 

「実は・・・」

 

「なるほど、それで時間稼ぎって感じで」

 

「うん」

 

「それじゃあ私達が演奏すれば問題ないよー!」

 

「楽器持ってきてないでしょうが」

 

「・・・そうだった~」

 

 

 

「ん~るんってこないな~、ちょっと行ってくる」

 

「え?」

 

「りんりんどうしたの?」

 

「あこちゃん!」

 

 

 

「ライブしなきゃ、三人でも!」

 

「無謀すぎだろそれ」

 

「でも」

 

「大丈夫かな・・」

 

「「え?」」

 

「大丈夫だよね私達」

 

「「・・・・」」

 

「行ってきます!」

 

「「え?」」

 

「ロック!?」

 

 

ステージ上では。

 

「えっと、綿菓子屋さん話をしようかなー・・・」

 

彩はロックを見つけるとマイクを渡す。

 

「ありがとうございます!」

 

 

 

「ロックちゃん」

 

「ロックの奴」

 

 

 

「羽丘一年、朝日六花です!・・・ギターを弾きます!」

 

そう言うと六花は眼鏡と髪留めを外し、ギターを構え。

 

「♪ーー♪ーー♪♪ーーーー♪」

 

慣れた手つきでギターを弾き始めた。

 

「♪ーーー♪ーー」

 

「ロック凄い!!」

 

「凄!」

 

「「「!!!」」」

 

「変態だ~」

 

「♪ーー♪ーー♪♪ーーーー♪」

 

演奏が終わり。

 

「はぁ、はぁ・・・」

 

「ふぅーー!!」

 

「「「「「わぁーーーー!!」」」」」

 

「すごーい!」

「カッコイイ!!」

 

「「「「アンコール!アンコール!」」」」

 

「ふぁ!?ア、アンコール!?」

 

まさかの事態に六花はグルグルと目を回している。

 

 

 

「「「六花/ロック/ロックちゃん!?」」」

 

「六花!!」

 

するとリサ達の後ろから一人の人物が近づいて来て。

 

「どれ?おじさんにそのギターを貸してみなさい」

 

そう言うと、その人物はモカのギターをモカからとり、そのままステージに上がって行った。

 

 

 

 

「「「「「アンコール!アンコール!」」」」」

 

「ふぇ、あわわわ!!」

 

六花がどうしたら良いか分からずにいると。

 

「どれ、お嬢さんや、マイクを借りても良いかい?」

 

「ふぁ!?あ、はいどうぞ」

 

「ありがとう、君は袖に下がってると良いよ」

 

「は、はい!!」

 

そう言うと、六花はステージ袖に下がって行った。

 

「六花!」

 

「リサ先輩!」

 

「お疲れ様、あの人六花の知り合い?」

 

「い、いえ、知らないです」

 

 

 

 

「誰?」

「さぁ?」

「分かんない」

 

ステージに上がった人物は着けていた仮面を外す、すると。

 

 

「「「「「男の人!?」」」」」

 

そう、モカのギターを持って行った人物はなんと男性だったのである、そして。

 

「みんなごめんねー、あの子の演奏聴きたかったんだと思うんだけど、ちょっとだけおじさんの演奏も聴いてくれると嬉しいなー、良いかな?」

 

「「「「「大丈夫ー!!」」」」」

 

「おー、のりが良いねー、おじさん嫌いじゃないよー、そう言えば自己紹介していなかったね、それじゃあ改めて」

 

そう言ってその男性はマイクに向き直し。

 

 

 

 

 

 

 

「どうもこんにちは、クロックのボーカルの要 結城です、よろしく!」

 

 



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126話

 

「どうもこんにちは、クロックのボーカルの要 結城です、よろしく!」

 

どうも要です、一人で文化祭を楽しんで、ライブがある事を思い出し体育館に来てみたら何やら困っていたので、とりあえず流れるようにモカからギターを奪って、ステージに上がってきた、とりあえず自己紹介をしたんだけど、何かみんなポカーーンって感じになってるね。

 

「あ、あのー、一つ聞いても良いですか?」

 

一人の女子生徒がおどおどしながら声をかけてきた。

 

「いいよー」

 

「さっきクロックのボーカルって言われたと思うんですけど」

 

「言ったよ~」

 

「もしかして赤司 テツヤさんがいるクロックの事ですか?」

 

「お、君赤司の事知ってるんだ、流石赤司ーやるねー、そうだよ~赤司のいるクロックだよ~」

 

俺がそう言うと生徒たちは一瞬静かになり。

 

 

「「「「「「キャァァァ――――――!!!!」」」」」」

 

悲鳴にも聞こえるような叫び声で生徒たちのテンションは上がって行ったのであった。

 

 

---------------------------

 

 

~一方ステージ袖では~

 

「「「「兄さん!?/お兄ちゃん!?」」」」

 

「お~結城さんでしたか~」

 

「お兄ちゃん!」

「「結城さん!」」

 

結城の登場に驚きを見せている彼女達に後ろから。

 

「「「モカ!」」」

 

「およ?」

 

後ろから蘭、巴、ひまりの三人がモカに話しかけた。

 

「ギターを取られたんだって!?」

 

「そ~だよ~」

 

「どこのどいつだ!一発殴ってやる」

 

「ともちん落ち着きなよ~」

 

「巴ちゃん落ち着いて!!」

 

「それで、誰に取られたの?」

 

「今ステージにいるよ~」

 

モカがそう言うと、三人はステージを見ると。

 

「「「兄さん!?/お兄ちゃん!?」」」

 

「そう、モカちゃんのギターを持って行ったのは結城さんなのでした~」

 

「お兄ちゃんってギター弾けるの!?」

 

「聞いたことないぞ?なぁ蘭?・・・蘭?」

 

巴が蘭に声をかけるが返事が返ってこないので、蘭の方を見て見ると。

 

「何で私のギターじゃなくてモカのナンデ?ナンデ?ギターなの?なんで?なんで?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?・・・・」

 

 

巴はそっと視線をステージの結城へ移したのであった。

 

 

---------------------------

 

~ステージ上~

 

「おうおう、今の若者は元気が良いね~、でも静かにしてね~今から演奏するからね~」

 

俺がそう言うと、生徒たちはピタッと騒ぐのをやめたので。

 

「よろしい、それじゃあ要おじさんの演奏を始めるよ~題名はナイト・○○・ナイツ」

 

俺は演奏名を良いギターを構え。

 

「♪~~♪~~~♪」

 

演奏を開始した。

 

 

---------------------------

 

~ステージ袖~

 

結城の演奏を聴いている彼女達はと言うと。

 

「兄さんスゴ!」

 

「お兄ちゃんギターなんて弾けたんだ」

 

「凄い上手だね」

 

「変態ですな~」

 

「モカちゃん!?」

 

『『『『ギター弾いてる時の兄さん/お兄ちゃんカッコいいなー/////』』』』

 

 

「スゲー」

 

「う、うんホント上手だね、ねぇ沙綾ちゃん?」

 

「え?うん、ホントに凄いよ(ギター弾いてる兄さんカッコよすぎだよ////」

 

 

「ねぇねぇ!見て見て!先輩がギター弾いてる!」

 

「ひな落ち着きなさい、見れば分かるわよ」

 

「リィ結城さんの演奏どう思う?」

 

「それ聞いちゃう?レベルが違い過ぎるよ」

 

「だよね、赤司さんが言ってた意味がやっと分かったかも」

 

「そうね、確かにこれは誰でも納得出来るレベルだわ」

 

『『結城さんギター弾いてる時の姿カッコいい////』』

 

『この技術を教わりたい!』

 

『何か騒いだらお腹空いてきちゃった』

 

 

等々結城に対する評価が本人の知らない間に上がって行ったのであった。

 

彼女達が結城の演奏に釘付けになっていると、後ろから。

 

「あいつがギター弾くなんて珍しいな」

 

「だねーしかも曲があれとは、なぁ赤司?」

 

「・・・・・・」

 

「ん?どうしたんだよ赤司?黙り込んで」

 

「・・・・・・」ウズウズ

 

『『あ、赤司の奴一緒に演奏したくてウズウズしてやがる』』

 

クロックの四人がやって来たのであった。

 

「「先輩達!?」」

 

「「「「「クロックのみなさん!?」」」」」

 

「よう、ってかどうしたんだ?あいつが人前に立つなんて珍しい事起きてんじゃん」

 

「実は・・・・って事なんです」

 

「なるほどな、それで結城の奴が行ってる訳か、結城の奴は事情は知ってるのか?」

 

「いえ、多分知らないと思います」

 

「だろうな」

 

「男鹿」

 

「あ?どうした黄瀬?」

 

「赤司が」

 

「赤司?」

 

「・・・・・・」プルプルプル

 

「あー、はいはい、悪いけど誰かギターを貸してもらえねーか?」

 

「私ので良ければどうぞ」

 

「お、サンキューほら赤司ギターd」

 

男鹿が薫からギターを受け取り、赤司に渡そうと赤司の方を見た瞬間に。

 

バッ!

 

赤司は男鹿から奪い取る勢いで男鹿が持っているギターを取り、その勢いのままステージに上がって行ったのであった。

 

「先輩」

 

「ん?どうした?」

 

「なんで赤司さんあんなにウズウズしていたんですか?」

 

「ああ、今結城が弾いてる曲な、あれは元々結城と赤司の二人で演奏してた曲なんだよ」

 

「そうなんですか」

 

「ああ、それで基本的に結城の奴は何かない限りではギターを弾かねーからよ、久しぶりに一緒に弾けると思ってウズウズしてたんだろうよ」

 

「そうなんですか」

 

男鹿に質問をしたリィは再び視線をステージに移した。

 

---------------------------

 

~ステージ~

 

「♪~~♪~~」

 

俺が演奏していると。

 

「「「「「キャァァァ!!」」」」」

 

っと言う悲鳴が聞こえたので、演奏を辞め生徒たちが向いている方に視線をやると。

 

「やぁ結城、久しぶり一緒に演奏出来るね」

 

そこには今まで見た事ないような笑顔でギターを構えている赤司がそこにはいた。

 

「お、おう赤司、来てたんだな」

 

「そうだね、何とか間に合うように来てみたら君が”ギター”を演奏しているのが見えてね」

 

「そ、そうか」

 

「もちろん僕とのデュエットもしてくれるんだろ?」

 

「は、はい!やらせていただきます!」

 

「フフフ」

 

恐ー、赤司の奴笑顔なはずなのに目が笑ってねーもん。

 

「あ、自己紹介がまだだったね、クロックのリーダーをしている赤司 テツヤだよ、ここからは僕も一緒に演奏させてもらううね」

 

赤司がそう言うと。

 

「「「「「キャァァァ!!」」」」」

「「「「「赤司様ーーーー!!!」」」」」

 

さっきよりもさらに生徒たちは盛り上がりを見せた。

 

「それじゃあ行くか、どっちからやる?」

 

「結城からで良いよ」

 

「了解、3,2,1」

 

俺の合図と共に。

 

「「♪~~~♪~~」」

 

俺と赤司、二人の演奏が開始されたのであった。

 

 

---------------------------

 

~ステージ袖~

 

「赤司さんってピアノだけじゃないんだ」

 

「うん、それにお兄ちゃんとの息がピッタリだね」

 

「ホントだね、凄いなー」

 

「モカちゃんはどう思う?」

 

「いや~あんなの見せられちゃうとモカちゃんもまだまだ何だな~と思うよ?」

 

「だよね、二人とも凄いな」

 

 

「ねぇ有咲ちゃん、赤司さんって確かピアノをやってたんだよね?」

 

「お、おう、そのはずだぜ、ギターに関しては私も初めて知ったからな」

 

「そうなんだ、それでも、レベルが違うね」

 

「だね」

 

「それより香澄とおたえは!?」

 

「連絡ないんだ、間に合うかな・・・」

 

「信じるしかねぇだろ」

 

「そうだね」

 

「「「・・・・・」」」

 

 

 

 

 

「うへ~相変わらず凄いなあの二人の演奏」

 

「ホントだよなー、要の奴もギターとボーカル両方やれば良いのにな」

 

「あいつの性格上それは無理だろ、結城の奴が本気にならない限り」

 

「「だよなー」」

 

「さてと、それじゃあそろそろ俺達も向かうとしますか」

 

「お!やるのか!?」

 

「ああ、まだ人が来てないみたいだからな、俺達も行って時間稼ぎしないとな」

 

「「「「「!!ありがとうございます!」」」」」」

 

「気にするな」

 

「よっしゃーやるぜー!!」

 

「そんな事より結城の奴体力持つのか?」

 

「後で赤司にでも焼肉奢ってもらえば大丈夫だろ、お、もう終わりそうだな、誰かベースを貸してもらえるか?」

 

「あ、それなら私のをどうぞ!」

 

「サンキュー」

 

「そんなもんかね?えーっと薫ちゃんだっけ?結城が使ってるギター借りても良いかな?」

 

「ええ、もちろん」

 

「俺はマイスティックあるから大丈夫だぜ!!」

 

「キモイぞ」

 

「キモイな」

 

「何でだよ!!」

 

「それはお前の心にでも聞いておけ」

 

「そうそ」

 

「あ、おい待てよー」

 

 

 

 

 

「行っちゃったね」

 

「だな」

 

「・・・・・」

 

「沙綾ちゃん大丈夫だよ」

 

「そうだぜ、私達はあいつらを信じて待つしかないんだからよ」

 

「そうだね」

 

二人が未だに来ないことに不安が膨らむ三人っとその時。

 

 

「Poppin`Partyのみなさまお待たせいたしました」

 

「「「うわぁぁ!!!!」」」

 

後ろから突然声をかけられた三人は驚き後ろに飛び跳ねた。

 

「ビックリしたー」

 

「だねー、えっとそれで」

 

「こころ様の命により戸山様と花園様をお連れいたしました」

 

そう言って黒服が二人を前に出すと。

 

「あははーー星がいっぱいだ~~キラキラドキドキだ~」

 

「ウサギいっぱいだ~ぐらぐらして捕まえられないよ~」

 

そこに居たのは目を回しながらふらふらになっている香澄とたえが居た。

 

「「「香澄!/ちゃん!おたえ!/ちゃん!」」」

 

「それでは確かにお届けいたしましたので我々はこれで」

 

シュタ!

 

そう言って黒服はどこかに去って行ったのであった。

 

「香澄ちゃん、おたえちゃん大丈夫?」

 

「あはは~」

 

「らいろうる~」

 

「ダメそうだね、おたえはちゃんと話せてないし」

 

「でもどうすんだよ、クロックの演奏が終わっちまうんじゃねーのか?」

 

「そうだね、ほら二人ともシャキッとする!!」

 

「「はい!」」

 

「スゲーな」

 

「あれ?ここは?」

 

「学校のステージ袖だよ」

 

「私間に合ったんだ」

 

「実際には間に合ってないけどな」

 

「ほら、あそこ」

 

りみがステージを指し、二人が見て見ると。

 

「「クロック!?」」

 

「そ、兄さん達クロックの人達が時間稼ぎしてくれたんだよ」

 

「「そうだったんだ」」

 

「ポピパのみなさん!!」

 

「「「「「ロック!/ちゃん!」」」」」

 

「良かった、間に合ったんですね!」

 

「二人ともロックにもお礼言っておけよ、ロックの奴も時間稼ぎやってくれたんだからな」

 

「ロッグありがどーー」

 

「うわぁー!!」

 

「ロックありがとう」

 

「い、いえ!私なんて何も、ほとんどクロックのみなさんが」

 

「その時間を稼いでくれたのは君だろ?」

 

突然声をかけられたので見て見ると、そこには演奏を終えたクロックの五人がいた。

 

「やーっと来やがったかこんにゃろうが」

 

「時間稼ぎは出来たみたいだね」

 

「会場は盛り上げておいてやったから」

 

「後はお前らの頑張りしだいだな」

 

「頑張れよ!!」

 

「「「「「みなさん・・・・」」」」」

 

「ほら、さっさと行った行った、生徒たちが待ちかねだぞ」

 

「そうだね、みんな行こう!」

 

「「「「うん!」」」」

 

そう言ってポピパの五人はステージへと上がって行った。

 

 

 

「あ、あの!演奏カッコ良かったです!さぶぼろものでした!」

 

「でしょでしょ!」

 

「ほら行った行った、後つっかえてんだから早く行きやがれ」ゲシ

 

「さっさと行けアホ」ゲシ

 

「僕としてはどうでも良いけど」ルンルン

 

「ったく、俺の事も考えろってーの、ロックちゃんだっけ、君もお疲れさん」

 

「い、いえ!私なんてみなさんに比べて・・・そんな・・」

 

「卑下になる事ないよ、十分実力あるんだ、人は人、自分は自分なんだから君は君の音を演奏すると良いよ、そのうち良い事あるさ」ナデナデ

 

「ふぁ!あ、ありがとう・・・・ございます////」

 

「くぁ~~疲れた、それじゃあ俺は行くわ」

 

「は、はい!」

 

「あ、そうだ、モカギターサンキュー」

 

「いえいえ~どういたしまして~」

 

結城はモカにギターを返すとだる~んと腕を垂らしながら奥へと去って行ったのだった。

 

 

「はぁー・・・///」

 

「ロックカッコ良かったよー!!」

 

「うわぁー何するかこのおたんちん!!」

 

「ロックお疲れ様」

 

「あ、うん、ポピパさん間に合って良かったね」

 

「そうだね、お姉ちゃんあんなに活き活きしながら歌ってる」

 

「明日香もバンドやりたくなっちゃった?」

 

「ううん、やっぱり私はいいや」

 

「そっかー」

 

「それよりお姉ちゃん達の演奏聴こっか」

 

「「うん!」」

 

 

 

 

こうして朝日六花とクロックの五人、それに弦巻家の黒服のおかげで何とかポピパは全員揃い、ライブも盛り上がり、学生達にとっては記憶に残るような日になり、文化祭も無事終了、二校合同文化祭は大成功で幕を閉じたのであった。

 

 



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127話

 

合同文化祭から数日後の事、大学の講義も終わり、赤司と校内を歩いている。

 

「赤司、要」

 

っと誰かに俺達二人が呼ばれたので振り向いてみると。

 

「銀先じゃん」

 

そこに居たのは俺らのゼミの先生でもある銀先こと板田 銀先生だった。

 

「銀先生どうかしましたか?」

 

「おう、ちょうどお前らを探してたとこなんだよ」

 

「「??」」

 

「悪いがこの後時間あるか?教職の事でな」

 

「僕は大丈夫ですよ」

 

「同じく」

 

「悪いな、そんじゃあ俺の部屋に行くか」

 

そう言って銀先は歩いて行ったので、俺と赤司もその後を追った。

 

 

 

 

 

銀先の部屋に着いた俺達は銀先が先に中に入り、その後に赤司、俺の順番で中に入った、すると中には新田と速水の二人もいた。

 

「あれ?新田に速水、お前らも呼ばれてたんだな」

 

「うん、私達も昼休みの時に板田先生に呼ばれたんだ」

 

「そうなのか、それで銀先、俺達を集めてどうしたんです?」

 

「ああ、それはこれをお前らに渡さなきゃいけなかったからな、ちょうど新田と速水も来れるって聞いたからよ、ほい」

 

そう言って銀先は俺達四人に一枚の紙を渡してきた。

 

「えーっと何々?教育実習の時の学校選び?」

 

「ああ、まだ日にち的には先の話だがお前等四人は教職を取ってる訳だから教育実習がある訳よ、そんでその時に行きたい学校や行ってみたい学校があるかを聞いてるんだよ、もちろんそれとは関係なしに自分の母校が良いって言うんならそれはそれで構わんがな」

 

「なるほど」

 

「この書いてある学校名とは?」

 

「ああ、そこに書いてある学校は一応俺が確認を取って男でも大丈夫かって聞いてOKをもらったとこだよ」

 

「なるほど、だから女子高の名前ばっかりだったのね」

 

「お前らに勘違いされたくねぇから言っておくが俺の趣味とかで選んだ訳じゃないからな」

 

「まぁ銀先ならその心配はないな】

 

「「「確かに」」」

 

「ああ、後何でかは知らんが、羽丘と花咲川の二校は即答でOKを貰ったぞ、お前等なんかしたか?」

 

「何かしたっけ?」

 

「ライブしたじゃないか」

 

「あー、確かにしたな」

 

「まぁそれが理由かどうかは知らんがな、ってな訳だ、一応考えておいてくれ」

 

「板田先生一つ聞いても良いですか?」

 

「ん?どうした新田?」

 

「これって複数人で同じ所でも良いんですか?」

 

「そうだな、さすがに四人一遍に行くと邪魔にもなるだろうから、せめて行っても二人だな、別に誰かと一緒に行くのは構わねーぞ」

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

「おう、他に質問はあるか?」

 

「大丈夫っす」

 

「僕も大丈夫です」

 

「「大丈夫です」」

 

「了解、そんじゃあ考えておいてくれ、これで話しは終わりだ、悪いな時間取らせて、気を付けて帰れよ」

 

「「「「はーい」」」」

 

そう言って俺達は銀先の部屋を後にした。

 

 

 

 

「しっかしどうするかね、赤司はどうするんだ?」

 

「そうだね、流石にすぐには決めないと思うけど、もし決まらなかったら母校にするかな」

 

「そっかー、俺もそうすっかな、ちょうど赤司と同じ学校だしな、お前等二人はどうするんだ?」

 

「私は花咲川かな、私の母校だし」

 

「私は羽丘ね」

 

「新田が花咲で速水が羽丘か」

 

「ね、ねぇ要k「結城君一緒に羽丘に行かない?」美波!?」

 

「あら、何か言ったかしら?」

 

『私が要君を誘おうとしてたのに!!』

 

『あら、早い者勝ちよ』

 

「「ムムム!!」」

 

「お前等は何を睨みあってんだ?」

 

「ふふ、まぁ良いじゃないか、あ、僕はこっちだね」

 

「そうだな、じゃあまた明日」

 

「ああ、また明日」

 

赤司と別れる所まで来たので、軽く挨拶を済ませ、赤司と別れた。

 

「さてと、俺も帰るかな、しっかしどうすっかなー、まぁ締め切りまで時間はあるしじっくり考えるとするかな」

 

俺は考えるのを止めて家へと歩くのを再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「あれ?要君/結城君どこ行っちゃったの!?」」

 

結城が帰ったことに気がつかなかった二人なのであった。



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128話



遅らせながらですが、みなさんのおかげでUA数が200000を超えました!!

みなさんありがとうございます!


ピンポーン

 

 

ある日の事家でだらだらとしているとチャイムが鳴った、今日は特に誰かと予定がある訳ではないので誰だ?と思いながら出ると。

 

「はーい、ってお前等かどうした?」

 

「結城さんこんにちは!」

「ども」

「こ、こんにちは!」

「こんにちは」

 

家にやって来たのは香澄と有咲、そんで前の文化祭の時にギターを弾いていた女の子とあと一人は知らない顔がいた。

 

「香澄と有咲はおなじみだがそこの二人は初めましてだね」

 

「こ、こんにちは!あああああ、朝日六花です!」

 

「六花ちゃんね、そんで君は」

 

「あ、初めまして羽丘一年の戸山 明日香です」

 

「明日香ちゃんね・・・・・・戸山?」

 

俺は不思議思い香澄と有咲の方を見た、すると香澄は笑顔に、有咲は苦笑いをしていた。

 

「まさかと思うけどこれの」

 

「はい、妹です」

 

「・・・・・・香澄」

 

「はい?」

 

「お前は腹違いの子だったんだな」

 

「違いますよ!?」

 

「え?でもよ」

 

「結城さん言いたいことはよーーーーーく分かりますけど、本当に香澄の妹何ですよ」

 

「そうなのか、姉妹でこうも違うとはな、そんで?今日はどうしたんだよ?」

 

「お勉強教えてください!」

 

「諦めろ」

 

「ヒドイし早い!!」

 

「いや、だってよ、しかし急にどうしたんだよ」

 

「実はこの間テストがあったんですけど」

 

「点数が悪すぎてお母さんからバンドを禁止されたんです」

 

「なるほどなー、てか今から勉強したところで意味なくないか?テストは終わったんだろ?」

 

「そうなんですけど、来週に天数が悪かった生徒だけで再テストするらしいんです」

 

「それで教えてくれと、ポピパお連中に頼めば良いじゃねーか」

 

「そうしたいのはやまやま何ですけど、途中からこいつとおたえが演奏しだして」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・えへへ~」

 

「それでお前たちだと制御出来ずにそのまま終わったと」

 

「・・・・面目ない」

 

「はー、やっぱり諦めろ」

 

「そんな事言わないでくださいよ~」

 

「ええい張り付くなウザったい」

 

「結城ざ~ん!!」

 

「それで?有咲は付き添いとして、君たちは?」

 

「私も付き添いです、六花は家に一緒にいたので連れてきました」

 

「なるほどね、はー、わーったよ教えるかどうかは分らんがとりあえず見てやるから中入れ」

 

「はい!」

 

「お邪魔します」

 

「「お邪魔します」」

 

とりあえずは家に四人を入れる事にした。

 

 

 

 

 

「さて、とりあえず何がダメだったんだ?」

 

「全部です!」

 

「じゃあ頑張れよ~」

 

「待ってくださいよーー!?」

 

「いや、だってよ、全部って今まで何してた?」

 

「・・・・あははは」

 

「目をそらすんじゃねーよ、それで?資料はあるのかよ?」

 

「これです!」

 

「・・・・・おい香澄」

 

「はい?」

 

「お前ふざけてるのか?」

 

「??ふざけてませんよ?」

 

「そしたら何で一年で使う教科書が出てくるんだ?」

 

「・・・・・・あははは~」

 

「有咲、もしかしてかもしれんが」

 

「はい、そのテストは一年で習った奴の復習問題です」

 

「・・・・おい香澄」

 

「は、はい」

 

「お前夏休みの時の約束忘れたわけじゃないよな?」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・ごめんなさい!!」

 

「よーしお兄さんとOHANASIしようか、大丈夫、10時間程度あれば話は終わるから」

 

「10時間!?」

 

「結城さん、流石にそれだと勉強の方があれなので、せめて5時間に」

 

「有咲!?」

 

「・・・・ったくこのアホが」

 

「うう~」

 

「とりあえず教科書見せろ、それで今のお前の実力を見る」

 

「わ、分かりました」

 

「あ、それ私もやっていいですか?」

 

「有咲もか?まぁ良いぞ、ほれ、はよ貸せ」

 

「はい!」

 

俺は香澄から教科書を受け取り、確認しながらパソコンで問題を作っていった、と言ってもそこまで難しい問題を作る訳ではないがな、そんなん作ると確実にこいつの頭がショートするだろうからな、あ、有咲用にそっちも作るか、そんな事を思いながら問題作成を行った。

 

 

 

それから十数分で二種類のテスト完成させ。

 

「ほらこれだ、こっちは有咲な」

 

「あれ?私のだけ二種類あるんですけど」

 

「ああ、それは香澄と同じやつと、もう一つは難しめに作ったやつだ、やるのはどっちでも良いぞ」

 

「分かりました」

 

「それじゃあ始めるぞ、時間は一時間な」

 

「分かりました!」

「はい!」

 

「それじゃあはじめ!」

 

俺の合図と共にテストが開始された。

 

「さて、君達はどうするんだい?」

 

「あの、良ければ勉強教えてもらっても良いですか?」

 

「高校のかい?」

 

「はい」

 

「良いよ、とりあえずは六花ちゃんと二人で教え合いながらやってみな、それでも分からなかったら俺が入るよ」

 

「「はい!」」

 

 

 

 

 

 

~一時間後~

 

「はい終わりー」

 

「うはー終わったよ~」

 

「まぁまぁかな」

 

「ほれ貸せ、採点すっから」

 

「はい!」

「どうぞ」

 

俺は二人から紙を受け取ると採点を始めた。

 

 

「それで?大丈夫だったの?」

 

「全然分からなかったよ~」

 

「そりゃあお前普段からちゃんと授業聞いてないからだろ」

 

「そうだけどさ~有咲はどうだったのさ~」

 

「あたしはまぁまぁだな」

 

「そうなんだ、そういや二人は結城さんに勉強教えてもらってたよね?どうだったの?」

 

「うん、結城さん凄い教え方上手でね、多分普通に授業で習うよりかは全然分かりやすいよ」

 

「は、はい!私でも分かるように説明していただきました」

 

「そうなんだ~」

 

「終わったぞー」

 

「どうでした!?」

 

「それじゃあ発表~、まずは有咲ー」

 

「は、はい!」

 

「まぁ一応85点」

 

「一応?」

 

「そ、一応

 

「どこか変でした?」

 

「いやな、確かにあってるんだけどさ」

 

俺は有咲の答案用紙を四人に見せ。

 

「書くとこ一つずつずれてんだわ」

 

「な!?」

 

「てな訳で一応を付けたって訳、まぁ書いてるところは全部合ってたからそこだけだな」

 

「うわ、マジだやらかしたー」

 

「学校のテストの時は気を付けろよ、そんで次香澄」

 

「はい!」

 

「お前の点数は!」

 

「点数は!」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・・・」ペラ

 

俺は香澄の答案用紙を見せた、そこに書かれていた点数はと言うと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15/100 

 

 

 

 

 

っと言うものなのであった。






響鬼さん、高評価ありがとうございます!!


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129話

仕事やら友人の結婚式やらで投稿が遅れてしまいました!


「15点ってお前」

 

「お姉ちゃん・・・」

 

「先輩・・」

 

「あはははは~」

 

「ここまで酷いとはな」

 

香澄の点数に三人は絶句したのであった。

 

「とりあえず香澄」

 

「はい!」

 

「もうバンドは諦めろ、それが一番だ」

 

「そんな!?」

 

「いや、だってなー・・・」

 

「さすがに酷いだろ、結城さん私も香澄と同じテストやらせてもらって良いですか?」

 

「ああ、もう一枚の方がそれだからタイマーセットしてやってみな」

 

「はい」

 

俺がそう言うと、有咲は自分の携帯でタイマーをセットしもう一つのテストを開始した。

 

「お姉ちゃん、流石に15点はないと思うよ」

 

「うう~だって~」

 

「お姉ちゃんが頭が悪いのは前々から知ってるから私は良いんだけどさ、そんなんじゃ六花に呆れられちゃうよ?」

 

「わ、私!?」

 

「ロッグ~!!」

 

「わぁ!せ、先輩!?」

 

「ほら、いちゃついてないでさっさと勉強するぞ」

 

「はい!」

 

こうして戸山香澄改造計画が開始された。

 

 

~30分後~

 

 

ピピピ、ピピピ

 

 

「うし終わり、結城さんお願いします」

 

「あいよ~」

 

俺は有咲から用紙を受け取り採点を開始した。

 

「それで?少しはましになったのかお前?」

 

「・・・・・・」チーン

 

「「あははは」」

 

「ったく、だからあれほど言ってやったのによ」

 

「だって~バンドが楽しいんだもん」

 

「それとこれとは話がちげぇだろうが」

 

「うう~」

 

「そんなんじゃおたえみたいに離れちまうぞ?学年的な意味で」

 

「呼んだ?」

 

 

「「「うわぁあ!!」」」

 

「あれ?有咲じゃん、それにロックに明日香ちゃんも、みんなどうしたの?」

 

「どうしたもこうしたもあるか!どっから入って来てんだお前は!」

 

「どこって、有咲ボケちゃった?これ窓だよ?」

 

「そういうこと言ってんじゃねーよ!」

 

「まぁまぁ有咲落ち着きなってカルシウムが足りないんじゃない?」

 

「お前なーー!」

 

「騒がしいが何かあったか?」

 

「あ、結城さんおたえの奴が」

 

「たえ?・・・・良い所にいるじゃねーか」

 

「・・・何だか嫌な予感がするんだけど」

 

「気のせいだ、ほれ、ここにテストがあるじゃろこれをやろうじゃないか」

 

「私用事を思い出したからこれで失礼s「まぁまぁそんな事言わずにやっていきなさいよ」嫌だ―――!!」

 

たえの奴に紙を渡し無理矢理開始させたのであった。

 

「おっと、有咲の結果だったな」

 

「そうだった!有咲は何点だったんですか!?」

 

「有咲の点数は・・・・」

 

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「95点で~す」

 

「ほっ」

 

「有咲凄い!」

 

「一問だけ計算ミスがあったな、それ以外は完璧だったぞ」

 

「ありがとうございます、これか・・・ああー確かに」

 

「まぁそこさえ気を付ければ今のところは大丈夫だろ、たえ手が止まってるぞ~」

 

「うう~おっちゃんが一匹いて他のウサギたちが15匹で・・・」

 

 

「そんな問題あったか?」

 

「いや、無かったと思います」

 

「あいつは一体何をしてるんだ」

 

 

それから時は過ぎて。

 

「出来た!」

 

「ようやく出来たかほれ貸せ」

 

「はい!」

 

「・・・・おい」

 

「??何?」

 

「これはなんだ?」

 

「何って?おっちゃんだよ?」

 

「誰がこれを書けと言った?テストはちゃんとやったんだろうな?」

 

「テスト・・・知らない子ですね」

 

「目を逸らすんじゃない、まぁ一応書いてはいるか・・・・・」

 

「どうですか?おたえは」

 

「うーん・・・・・OK出来た、それじゃあ点数発表するぞ、点数は・・・」

 

「「「・・・・・」」」

「「ZZZZ」」

 

「・・・・・25点」

 

「ああーー」アタマカカエ

 

「「あははは・・・・」

 

 

 

 

こうして問題児が一人追加されて、今回の勉強会?は幕を閉じたのであった。





甲斐隆貴さん、高評価ありがとうございます!!







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130話

どうもー!私の名前は豊川 京香でーす!今回は私豊川 京香の事を皆さんにお教えしたいと思いまーす!それではどうぞ~!!

 

 

「どうかした?」

 

「みんなに挨拶してたんだよ」

 

「??みんな?」

 

「まぁまぁたっくんは気にしなくて大丈夫だよ」

 

「う、うん」

 

あ、みんなに紹介するね、今私と話しているのは私の愛しの夫の豊川 拓くん通称たっくんだよ!たっくんはね私の元マネージャーだったんだ、娘を生んでからは娘の面倒をたっくんが見てくれてんだー。

 

「それより時間は大丈夫なのかい?そろそろ出ないと遅れちゃうよ?」

 

「あ!そうだった!」

 

たっくんに言われて仕事の時間が迫っているのに気付いたので急いでたっくん特製朝食を食べる事にしたすると。

 

「ZZZ・・マ・・マ」コクッコクッ

 

私達の愛しい娘の風がまだ寝てる状態でリビングへとやって来た。

 

「風おはよー、まだお眠かな?」

 

「    」コクッコクッ

 

まだ眠いのか、頭を上下に揺らしながら私に抱き着いて来た。

 

「よっと、ママはこれからお仕事だからパパと一緒におねんねしような」

 

「あ・・・・・い」

 

「それじゃあ行こうか、君も早く食べてしまいなよ」

 

「お願いねー」

 

たっくんが気を利かせてくれて風を寝室へと連れて行ってくれたので私は食事を再開した。

 

 

---------------------------

 

 

 

時が過ぎ、時間になったため私は仕事の準備をして玄関で靴を履き。

 

「それじゃあ行ってきます」

 

「うん、行ってらっしゃい」

 

たっくんに挨拶をして私は仕事へと向かった、玄関を開けた所で一台の車が止まっているのが見えた。

 

「あ!京香さん!おはようございます!」

 

「おはよう、今日もよろしくね」

 

「はい!」

 

この子は今の私のマネージャーの子、たまにおっちょこちょいな事をする時もあるんだけど頑張り屋な子で良い子なんだー。

 

「今日の予定は」

 

「午前中に雑誌の撮影で、その後にその雑誌に載せるインタビュー、午後は単独インタビューでしょ?」

 

「はい!そうです!流石です!」

 

「ふふ、そうでしょ?『言えない、忘れてて今さっきたっくんに連絡してもらったなんて』」

 

 

 

 

 

---------------------------

 

それから車を走らせること数十分、今回の撮影場所に着き、私は準備のために控え室へ入った。

 

「「「おはようございます!!」」」

 

「おはよう、今日はよろしくね」

 

「「「はい!よろしくお願いします!」」」

 

「それじゃあ早速お願い出来るかしら」

 

「「「はい!」」」

 

その言葉と共にメイクが開始された。

 

 

メイクも終わり、次にスタジオへと入る。

 

「おはようございます」

 

「「「「「おはようございます!」」」」」

 

私が挨拶をするとスタッフの人達はそれに返事をしてくれる。

 

「あ、あの!きょ、今日はよろしくお願いします!豊川さんと一緒にお仕事出来るなんて夢みたいです!!」

 

「ふふ、ありがと、今日は最高の一日にしましょ」

 

「は、はい!」

 

「それじゃあ京香ちゃんお願いね」

 

「は~い」

 

私は監督さんに言われて仕事モードに切り替えた、すると場の雰囲気が変わったような気がした・・・・多分。

 

「それじゃあ今から始めっぞー」

 

監督さんのその言葉と共に撮影を開始した。

 

 

---------------------------

 

「はいOK!!お疲れ様」

 

「お疲れ様でした」

 

「データは後であっちに送っておくから確認しておいてね」

 

「はーい了解です」

 

「この後インタビューでしょ?一回着替える?」

 

「そうですね、、一回着替えようかな」

 

「了解、スタイリスト!一回着替えるみたいだからついて行ってやれ」

 

「「「は、はい!」」」

 

「それじゃあ私はこれで」

 

「ああ、また頼むよ」

 

「ふふ、高くつきますよ」

 

「おー怖い怖い」

 

「ふふ、冗談ですよ私とあなたの中なんですからいつでも言ってください」

 

「はは、こりゃあ一本取られたな、それじゃあまた何かあったら連絡するよ」

 

「ええ、お待ちしますね」

 

私は監督さんと冗談交じりの会話を済ませると控え室へと向かった、あ、ちなみにさっきの監督さんとは私がモデルとして出始めた時からの知り合いの方でモデルの豊川京香としてではなく、一人の女性の豊川京香として見てくれる人だ。

 

 

 

 

---------------------------

 

その後雑誌のインタビューも終わり、車でテレビ局へと移動し今は撮影の為のスタジオに来ており、そして。

 

 

「こんばんは、今日はのゲストはこの方」

 

「みなさんこんばんはモデルの豊川京香です、今日はよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくお願いします、はい、っと言う訳で改めまして今日のゲストの今や世界一のモデルとしても活躍されている豊川京香さんです、本日は豊川さんに色々と聞いていきたいと思っております、答えられる範囲で構いませんのでよろしくお願いします」

 

「はい」

 

「それで早速プロフィールから紹介していきます、豊川京香さん、旧姓要 京香さん年齢は〇〇歳で結婚はしておられて元マネージャーの方とご結婚され、今はお子さんが女の子がお一人と、これはあってますか?」

 

「はい、あってますよ」

 

「続いてが家族構成ですね、ご両親と豊川さん、そして弟さんの四人家族っと」

 

「ええ」

 

「弟さんがおられるんですね、ちなみに今は」

 

「弟は今は大学生ですね」

 

「なるほど、それではこれまでの経歴を見て行きましょう、まずは○○○○年〇月に要家に生を受け、その後すこすこと育ち、小学校の時は新体操をやられていたと」

 

「そうですね、友達に誘われて始めましたね」

 

「その後中学校入学と同時に新体操を辞め、音楽に嵌ると」

 

「その後高校へと行き、高校3年生の時にスカウトされたと」

 

「そうですね、友達4、5人で遊んでいる時にスカウトされましたね」

 

「その時の写真がこちらに」

 

そう言ってインタビュアーの女性が一枚のパネルを出した、そこには高校生時代の京香の写真が写っていた」

 

「こちらが高校生時代の豊川さんのお写真となります、いやーしかし高校生とは思えないほどの美貌をこの時から持っていたんですね、おや?もう一人モザイクなしで写っていますがこの方は?」

 

「ああ、これは留美ですよ川島 留美」

 

「なんと!?この時から川島さんとご一緒だったと!?」

 

「ええ、スカウトされた時は留美と一緒にされましたから」

 

「まさかこの時から絶世の二大美女がそろっていたなんて」

 

「留美とは高校の時からの友達ですね」

 

「なるほど、ちなみにスカウトされたことはご両親には」

 

「もちろんしました」

 

「ご両親はどのように?」

 

「そうですね、二人とも」

 

『スカウトされた?あんたはどうしたいんだ?やりたい?良いじゃんやりなよ』ってな感じでしたね」

 

「そ、そうなんですか、ちなみに弟さんはどのような反応でしたか?こんなにも綺麗なだったらさぞ喜ばれたんじゃないですか?」

 

「あー弟ですか?」

 

「はい」

 

「弟はですね」

 

『姉貴がモデルにスカウトされた?へー』

 

「それだけですか?あ!もしかしてお姉ちゃんといる時間がないから残念に思っていたんじゃ」

 

「まぁそれだったら良かったんですけどね」

 

「?っと言うと?」

 

「その次の日に私の机の上に一枚の紙が置いてあったんですよ」

 

「あ!もしかして弟さんからの頑張れ的なやつですか?」

 

「いえ、その紙にはこう書いてあったんです」

 

【姉貴がモデルとか・・・・・・草wwwwww草】

 

「そ、そうなんですか」

 

「それを見て決意しましたね、必ず見返してやるって」

 

「そうだったんですか、えーその後高校卒業と同時に事務所に入りモデルとしてのスタートを切られたと」

 

「そうですね、最初は留美と二人で活動する感じでしたね」

 

「なるほど、そこから徐々に人気が出てき、今は世界が認めるほどのモデルへなられたと、そのときのマネージャーが今の旦那さんとだったと」

 

「そうですね」

 

「二人で活躍されている時からお付き合いされていたんですか?」

 

「そうですね、まだ二人でやってる時に告白しましたね」

 

「その時川島さんはどんな感じでしたか?」

 

「留美は・・」

 

『え?マネージャーさんに告白したの?あはははは!!早すぎ、あんた手ぇ出すの早すぎ!!受ける!!あはははははは!!』

 

「そ、そうだったんですか、ちなみにその後のお二人の仲は?」

 

「特に変わりなく今でも仲良しですよ」

 

「そうなんですかそれでは続いては・・・・」

 

その後もインタビューは続いた。

 

 

 

 

 

---------------------------

 

時は過ぎ午後10時30分

 

この日の仕事が終わり、家へと着いた京香を待っていたのは。

 

 

 

ガチャ

 

 

「ただいま~」

 

「おかえり、お疲れ様」

 

「おかしゃんおか・・」

 

そこで待っていたのは旦那の拓と拓に抱っこされている風が玄関先で京香の待っていたのだ。

 

「ただいま二人とも」

 

「ご飯の準備がもうすぐ出来るから先にお風呂入ってきなよ」

 

「分かった」

 

「おかしゃ」

 

「ふふ、風も一緒に入りたいってさ」

 

「ふふ、それじゃ一緒に入ろっか」

 

 

 

 

 

 

これがモデル豊川 京香のある日の一日の出来事なのであった。



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131話

とある日の事。

 

バタンッ!!

 

「お兄ちゃん勉強教えて!!」

 

っと、人の家の玄関を壊すかのごとく勢いで開けてやって来たのはひまりだった。

 

「胸揉まさせてくれたら良いぞ」

 

「よし!バッチコイ!!」フンッ!

 

「何やってんだひまり?」

 

「え?お兄ちゃんが胸揉まさせてあげたら勉強教えてくれるって言うからこうやって胸を突き出して待ってるの」

 

「何アホな事やってんだよ全く」

 

「そうだよひまり、巴の言う通りだよ」

 

「蘭もそう思うだろ?」

 

「そうだね、だって兄さんが揉むのはひまりの胸じゃなくて私の胸だからね!」ドンッ!!

 

「・・・・・・・」絶句

 

「ちょっと蘭ー邪魔しないでよ~」

 

「ひまりこそ邪魔しないで」

 

「「      」」アーダコーダ

 

「モカとつぐみは何飲む?」

 

「モカちゃんコーヒーで」

 

「あ、私も」

 

「巴はどうする?」

 

「は!あ、ああ、じゃあお茶で良いや」

 

「冷たいので良いか?」

 

「うん」

 

「それよりいきなりどおしたよ、勉強教えてくれって」

 

「もうすぐ学校でテストがあるんだ、それでみんなで集まって勉強会をやろうって事になってね」

 

「そしたらひーちゃんが結城さんに教えてもらいたいって言って~」

 

「兄さん頭良さそうだしさ、分からない所とかを聞こうかって事になってさ」

 

「なるほどな、ちなみに何の科目を教えれば良いんだ?」

 

「「保健体育!!」」

 

「それぜってーテストないだろうが」

 

「テストはないけど兄さんの【ピー】と私の【ピー】を【ピー】して【ピー】したらどうなるか気になるじゃん」

 

「お前はものすごい爆弾発言を平然とするな、ひまりを見て見ろよ、顔真っ赤じゃねーか」

 

「////////」

 

「・・・・フッ」

 

「何勝ち誇った顔してんだよ全く」

 

「ちなみにテストは国数英理社の五教科だよ」

 

「なるほどなでも確かつぐみとモカはそこまで頭悪くねーんじゃなかったか?」

 

「うん、でもね分からない所とかはお兄ちゃんに教えてもらいたいんだ」

 

「モカちゃんは面白そうなので来ました~」

 

「巴はどうなんだ?」

 

「アタシは平均ぐらいかな、良くもなく悪くもないって感じ」

 

「なるほどな、それで?お前等二人はどうなんだ?」

 

「「・・・・・・」」目逸らし

 

「目を逸らすんじゃありません、ったく、んで?蘭は何が不得意なんだ?」

 

「・・・・数学と英語」

 

「ひまりは?」

 

「・・・・・・・ぶ」

 

「ん?なんだって?」

 

「全部!!」

 

「よし諦めろ」

 

「言うの早くない!?」

 

「ちなみに一年の時の点数は?」

 

「・・・・・100点」

 

「何だ良いじゃねーか」

 

「・・・・・五教科で」

 

「・・・・・は?」

 

「五教科で100点だったの!!」

 

「ちなみにその事は親御さんは?」

 

「・・・今回のテストの点数次第でバンドをやらさないって言われた」

 

「だろうな、蘭はどうなんだ?」

 

「あたしは250点ぐらいだったと思う」

 

「巴は?」

 

「あたしは300ぐらいだったぞ」

 

「つぐみは?」

 

「一年生の最後のテストは五教科で450点ぐらいだったよ」

 

「すげーじゃん、モカはどうだったんだ?」

 

「私はつぐ程じゃないですけど、400点ぐらいでしたよ~」

 

「意外とやるんだよな」

 

「ふっふっふー」

 

「それで?勉強しないといけない二人が教えてもらいたい科目は」

 

「「保健体育!!」」

 

「よし、三人で勉強会やっかー、俺の部屋で良いか?」

 

「良いよ!」

 

「賛成~」

 

「ああ!」

 

「ちょちょ!私達は!?」

 

「そうだな・・・・・・諦めろ、保健体育なら学校の先生に教えてもらいな~」

 

「ま、待って!」

 

「ん?どうした?」

 

「お、お願い勉強教えて」

 

「だから保健体育は」

 

「そっちじゃなくてテスト勉強の方」

 

「えー、でもまだひまりの胸揉んでないしなー」

 

「兄さんそれまだ続けるんだ」

 

「どんと来なさい!!」

 

「ナンデヒマリノムネバッカリ、ソッカ、アンナデカパイガイケナインダネ、ダカラニイサンハワタシノムネニコナインダ、ソウダ、コノムネノセイダーー!!」ハイライトオフ

 

「ちょ!蘭どこ触ってんの!?後顔怖いんだけど!?これはお兄ちゃん専用だからって、いやーーー!やめてーーー!!」

 

「良いのかあれ?」

 

「さぁ?しばらくしたら治るだろ」

 

「適当だな」

 

「お~、ひーちゃんがあられもない姿になってる~」

 

「二人とも大丈夫かな?」

 

「さーな、さてとそんじゃあ部屋に行くか」

 

 

俺達は二人を置いて部屋へと向かった。

 

 

 

「フフフ、コノムネノセイデ」

 

「ちょっとみんな助けてよー!!てか蘭力つよ!」

 

 

「ひ~ちゃん頑張れ~」

 

「ひまりファイトー」

 

「ひまりちゃん頑張って!!」

 

「準備出来たぞー」

 

「みんな応援じゃなくて助けてって、てかお兄ちゃんに関しては全く興味ない感じなんですけど!?」

 

「・・・・・・フッ」

 

「今鼻で笑ったよね!?」

 

「コノムネガーー!!」

 

「イヤーーーー!!」

 

その後ひまりの姿を見たものは誰もいないと言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死んでないからね!?ちゃんと生きてるからね!?」

 

以上被害者の声を現場からお伝えしました。

 

 



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132話

ー次の日ー

 

 

 

ピンポーン

 

「んあ?誰だ?」

 

 

ガチャ

 

「やっほー兄さん」

 

「リサか、それにお前らもどうした?」

 

「実は昨日モカに兄さんから勉強教えて貰たって聞いてさ、私らにも教えてくれないかなーっと思って」

 

「まあ確かに教えたがお前等そんなに成績悪かったか?」

 

「んー特に悪いって訳でもないんだけどさ、やっぱりギリギリで赤点回避するよりかは余裕持っときたいじゃん?」

 

「なるほどな、それだったら紗夜に教えてもらえば良いじゃねーのか?」

 

「     」ウズウズ

 

「紗夜でも良いんだけど、紗夜って結構スパルタでさ、私とあこがダウンするかもしれないんだよね」

 

「それで成績が安定するなら安いもんじゃねーのか?」

 

「     」ウズウズ

 

「ミユならリビングで寝てるから行ってこい、さっきからそのうずうずがうざい」

 

「!・・・・分かったわ」ピュー

 

「友希那は相変わらずだなー」

 

「てかあいつは勉強大丈夫なのかよ?」

 

「んーどうだろ、確かあたしとあんまり変わんなかったような気がするけど」

 

「そんじゃあとりあえずはリサとあこに勉強教えれば良いのか?」

 

「うん!」

 

「お願いします!」

 

「あの」

 

「どした?」

 

「私達も・・・・勉強を・・教えてほしいな」

 

「お前らも?特に教えれるほど悪いわけでもないだろ?」

 

「そうですね、ですが勉強するにあたって分からない所も出てくるので、そこのところを教えて頂けないかと」

 

「燐子もそうか?」

 

「うん・・そうだよ」

 

「まぁそれくらいなら良いか、そんじゃあ中に入れよ」

 

 

「「「「お邪魔します!!」」」」

 

 

 

 

ーリビングー

 

「ミユちゃん今日もカワイイわね、いっそこのまま連れて帰ってう家で飼うとか、いや、お父さんにバレたら何言われるか分からないわね、でも私の部屋に閉じ込めておけばバレないんじゃ、いやそうだとしてもミユちゃんが寝たりおしっこしたりするところも必要よね、そうなるとそれを買って帰らないといけないからそこでもしバレたりでもしたら面倒ね、いやいっその事・・・・・・・」

 

「あいつは何で人の家の猫を連れて帰る前提で話を考えてるんだ?」

 

「あははー、友希那はミユちゃんに目がないからね」

 

「猫であっても誘拐は犯罪だからな、てか風紀委員長よあれは風紀を乱してるんじゃないのか?」

 

 

・・・・・

 

 

「あれ?紗夜?っていない!?」

 

「紗夜さんならさっき結城さんの部屋に行くって言ってたよ?」

 

「言ってたよ?じゃなくて行ったんなら言えよ」ハァ

 

「      」スルスル

 

「何で燐子は服を脱いでるの?」

 

「え?上原さんに昨日ご連絡を頂いて・・・兄さんに勉強教えてもらうにはオッパイを揉ますと良いって・・・聞いたんで」

 

「あの淫乱ピンクが、また変な事を・・」

 

「でもさ、実際モカから聞いたんだけどさ、ひまりに勉強教えてって言われたときに胸揉ませてって言ってたって」

 

「本気で言う訳ねーだろ、冗談に決まってんだろうが、だからそのまま勢いで服を脱ごうとするな燐子」

 

「え?・・・ダメなの?」

 

「リサよ、この子純粋にダメかって聞いて来たんだが?燐子ってこんなんだったか?」

 

「最近兄さんに対してはこんなんだよ?」

 

「俺の中の燐子のイメージが」

 

「あ、ミユちゃんがこっちに来るよ!」」

 

「おはようさん、どうした?そんなに燐子の事見て」

 

「ニャー」

 

「は?燐子に抱っこされたいって?」

 

「いいよ・・・・おいで・・」

 

「ニャー」タンッ

 

「あ・・」ポス

 

「おうおう、躊躇なく燐子の胸に顔を埋めたなこいつ」

 

「ミユちゃんも燐子のおっぱいに魅了されたのかな?」

 

「燐子!私のミユちゃんを返しなさい!」

 

「いや、お前のじゃねーよ」

 

「ニャー」スリスリ

 

「あ・・ふふ・・気持ちいい?」

 

「ニャー」

 

「り”ん”こ”ーー!!」

 

「スゲーな、血涙流す奴初めて見た」

 

「あたしもー」

 

「あこもー」

 

「私もですね」

 

「「「うわぁ!!」」」

 

「どうしたんですか?」

 

「どうしたんですか?じゃねーよ、いきなり現れたからビックリしたわ」

 

「そうですか、結城さんのベット良いにお・・・何でもないです」

 

「今ぜってー良い匂いって言おうとしたなこいつ」

 

「あー!紗夜ズルい!あたしもまだやった事ないのに!!」

 

「早い者勝ちですよ」

 

「こうしちゃいられない!今すぐに行って嗅いでこないと!」

 

「それでは私は満足したので帰りますね」

 

「り”ん”こ”ーー!!」

 

「きゃ!友希那、そこは兄さん専用なので・・あん!」

 

「・・・・・あこ」

 

「どうしました?」

 

「今日あこ家大丈夫か?」

 

「今日は夜まで誰もいないので大丈夫ですよ」

 

「そうか・・・・・明日香ちゃんと六花ちゃんと仲良かったよな?二人も呼んで一緒に勉強するか」

 

「・・・・・そうですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後明日香ちゃんと六花ちゃんを呼んで宇田川家で勉強会をしましたとさ。

 

ちなみに友希那、リサ、燐子の三人は家に帰らずに、俺のベットで三人で一緒に寝ていた・・・・・・ギューギューじゃねーか、ぜってー狭いだろ。

 

 





完全無欠のボトル野郎さん、高評価ありがとうございます!









皆様からの感想・評価・挿絵をお待ちしております!!


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133話



モルモット☆さん、高評価ありがとうございます!!


 

ーgalaxyー

 

この日galaxyではポピパ主催のライブのための予行練習のため、5バンドが集まってた。

 

「そう言えばもうすぐゴールデンウィークだけど、みなさんは何か予定あります?」

 

「私はおっちゃんのお世話かなー」

 

「私はお姉ちゃんとお出かけする予定なんだ」

 

「私は店の手伝いかな、どうなるか分かんないけど何も無かったらお兄ちゃんの所に行くかも」

 

「私は特にないな」

 

っとポピパが言うと。

 

「私も特に・・・いや、兄さんの家に入り浸ってそのまま一線」

 

「モカちゃんはないで~す」

 

「何か蘭がとんでもない事言ったような気が、私も特にないかなー、あるとしたらあことどっか行くぐらいじゃないかな」

 

「私はつぐと一緒にお兄ちゃんのお世話しに行くんだー」

 

「そうだね、日頃のお礼で、あんまり居ちゃうと迷惑だろうから一日だけお世話しようって」

 

次いでアフターグロウのメンバーが言い。

 

「確か今年のゴールデンウィークは10日あったわね、10日あればミユちゃんを・・・うふふふふ」

 

「蘭の言葉は聞き逃せないなー、兄さんと一線超えるのは私だからねー」

 

「何言ってるんですか今井さん、結城さんの初めては私がいただきますので自重してください」

 

「あの・・今井さんも氷川さんも・・戯言はその辺にした方が良いかと思います・・兄さんの初めては私がもらうって・・・約束してますから」

 

「りんりん!?あ、あこはお姉ちゃんとお出かけしたいかなー」

 

っとロゼリアが言い。

 

「お兄ちゃんのお世話かー私もやりたいかなー」

 

「彩ちゃんの場合はお世話する方じゃなくてお世話される方じゃないかなー?」

 

「ブシドー精神でお世話します!!」

 

「ジブンも結城さんの家に久しぶりに行きたいですね!」

 

「みんな何を言ってるのよ、兄さんの『ピー』は私の『ピー』で頂くんだからもう少し自重してよね」

 

 

っとパスパレも言う。

 

「何だか楽しそうね!私も一緒にやりたいわ!!」

 

「はぐみも!何だか楽しそうだね!結城君の初めてってなんだろ?」

 

「はは!何かを挑戦しようとしているのだう、結城さんが初めてすることをみんなで手伝おうとしているのだろう、ああ!儚い・・」

 

「兄さんの初めてかー、それは私も欲しいかな私もまだ『ピー』だし良いと思うんだけどな、花音さんはどう思います?」

 

「うん、そうだね、私もお兄ちゃんの初めて欲しいかな、でも競争率高そうだね」

 

っと最後にハロハピが言う。

 

「ね、ねぇ六花ちゃん、彼女達は何の話をしてるの?」

 

「えっとですね、さっきから出てくるお兄さんって言うのは多分要さんの事だと思います」

 

「要さん??」

 

「はい、クロックって言う男性5人組バンドは知ってます?」

 

「クロック?そりゃあ知ってるよ!!数ヶ月しか活動してなかったけど世界のトップを取れる逸材!各言う私もクロックのファン何だからね!!」

 

「で、ですね、要さんって言うのは、そのクロックのボーカルの方なんですよ」

 

「・・・・・・それホント?」

 

「はい」

 

「もしかして六花ちゃんその要さんと知り合い?」

 

「は、はい、前に勉強を教えてもらいました、その時お家にも」

 

「家!?要さんの家に上がったの!?」

 

「は、はい」

 

「ズルい!!私も!私も要さんとお近づきになりたい!!だって私ファンなんだもん!!」

 

「そ、そんな事うちに言われても要さんに聞いてみんと」

 

「それじゃあ今すぐ行こう!」

 

「ええ!?」

 

「だって今すぐにでも会いたいのー!!」

 

ガシッ

 

「・・・・・え?」

 

「見ず知らずの女が兄さんに近づこうだなんて」ハイライトオフ

 

「兄さんに近づいて何するつもりかなー??」ハイライトオフ

 

「そうですね、結城さんに近づくなんて言語道断ですね」ハイライトオフ

 

「・・・・・・」ハイライトオフ

 

「どこぞの分からない馬の骨が兄さんに何近づこうとしてるのかしら?」ハイライトオフ

 

「お兄ちゃんに簡単に会おうだなんてこの雌豚は何を言ってるんだろう」ハイライトオフ

 

「そうだよね、私達の許可もないのにお兄ちゃんに近づこうだなんて」ハイライトオフ

 

「「「「「「「これはOHANASIが必要だね/ですね」」」」」」」ハイライトオフ

 

「え?ええ?みなさんどうしたんですか!?顔が恐いですよ、ちょっとどこに行くんですか!?やめて!引きずらないでー!!六花ちゃん助け・・」

 

バタン

 

「ねぇロック、リサ姉と紗夜さんとリンリン知らない?」

 

「え?あ?え?しししし知らんと」

 

「そっかー、どこ行っちゃったんだろ」

 

「さっきの事は黙っておこう」

 

 

 

 

「それで香澄、いきなりそんな事聞いて来てどうしたんだよ?」

 

「うん、さっき誰かも言ってたんだけど、結城さんに日頃のお礼を込めて私達で結城さんをお世話しない?」

 

「それは良いけどよ、何をどうするんだよ?」

 

「えーとそれはー」

 

「考えてないのかよ!」

 

「りみりん助けてー!!」

 

「え、え?」

 

「ったく、香澄のやつ」

 

「でも香澄にしては良い考えじゃない、ほら、私達全部で5つのバンドがある訳だし、1日1バンドがお世話しに行くって感じで良いんじゃないかな?」

 

「あー、それ良いかもな」

 

「そのままの勢いでお兄ちゃんに食べてもらえれば・・・・ふふふ」

 

「沙綾のやつ何企んでんだ」

 

「皆さんはどうですか!?」

 

 

「良いんじゃないかな?」

 

「そうだね」

 

「確かにな!」

 

 

「香澄ちゃん良い考えだよ!」

 

「イイと思います!」

 

「ジブンも賛成です」

 

 

「良いんじゃないかしら」

 

「あこもー!」

 

 

「それは楽しそうね!」

 

「はぐみもそう思う!」

 

「王子様のお世話をする、なんて儚いだ」

 

 

「それじゃあみんなで張り切って頑張ろー!!」

 

 

「「「「「「おーー!!」」」」」」

 

 

こうして本人が知らない所でお世話する事が決まったのだった。

 

 






ー一方ではー

「どこに行ったの?出ておいでよ」

「そうそう、出て来た方が楽だよ?」

「もう逃げられないのですから」

「大丈夫です・・・・気持ちよくなるだけですから」

「花音さんそっち居ました?」

「ううん、居ないみたい」

「「「「「「どこ行ったのスタッフさ~~ん」」」」」」ハイライトオフ

「・・・・・【何あれ!?怖すぎるんだけど!何とか隙をついて逃げ出したけど、いつまでもここにいる訳にもいかないわよね】」

ガチャ

「誰もいない?・・・・・よし今なら」

「今なら何かしら?」

「・・・・え?」

「うふふ、こんなとこに隠れていたなんてね」

「し、白鷺さん・・何でここに、みなさんと一緒に行ったんじゃ」

「うふふ、兄さんとのこれからの事を考えたら濡れてきちゃってね、少しお花を摘みに行ってたの、それより逃げなくて良いのかしら?」

「・・・・・え?」

「「「「「「こんなとこにいた~~」」」」」」ハイライトオフ

「い、いや、イヤーーー!!」


その後、彼女の姿を見たものは誰もいないと言う。


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134話

 

ー一方結城はと言うとー

 

 

「おーっす、元気か~?」

 

結城はミユの散歩ついでにcircleへと来ていた。

 

「あ、結城君こんにちは、ミユちゃんの散歩?」

 

「ああ、しっかし静かだな、今日はどこも使ってないのか?」

 

「うん、今日はと言うか、今日もが正しいかな」

 

「今日も?あいつらは使ってないのか?」

 

「う、うん実はね・・・」

 

まりなは結城に今の現状を伝えた。

 

「・・・・ってな訳でね、彼女達はそっちに行っちゃったんだ」

 

「なるほどな、使いたい時だけ使ってそれ以外はポイか」

 

「まぁ仕方ないとは思うけどね、彼女達はまだ高校生な訳だし、お金が安く済むに越したことないからね」

 

「それで?これからどうするんだ?」

 

「うん、とりあえずは声掛けしながらやっていこうと思うんだ、彼女達が居なくなってもお客さんがゼロって訳じゃないからね」

 

「そうかい、まぁ頑張れよ」

 

「ニャ~」

 

「ミユも頑張れってよ」

 

「あはは、ありがと、ミユちゃんもありがとね」

 

「それじゃあ行くわ、また寄るよ」

 

「うん、ありがと」

 

「じゃあな」

 

「うん・・・・・・・結城君!」

 

「ん?どうした?」

 

「提案と言うかお願いがあるんだけどさ」

 

「お願い?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー数週間後ー

 

「ライブ当日だー!!」

 

「だー!!」

 

「うるせぇ!」

 

「そうだね、今日が本番だね」

 

「お客さん入ってくるかな?」

 

「そこはまだ分かんないけど、私達は私達の擦ることをやろうよ」

 

「だな、そのためにも早く準備を始めねーとな」

 

「あ!ロックが居る!何やってんの?カメラ!?イェーイ!」

 

「ピースピース」

 

「あわわ!そんなに近づかれると」

 

「ほーら、六花が困ってるよ」

 

「えへへ~ごめんごめん」

 

「今日が本番ですね」

 

「うん!必ず成功させよう!」

 

「はい!私も精一杯サポートします!」

 

「ロックにサポートしてもらえるから安心だな」

 

「それよりそのカメラどうしたの?結構良いやつだよね?」

 

「あ、これはポピパさんの初の主催ライブなのでオーナーから借りたんです」

 

「「「「「オーナー?」」」」」

 

「あそこにいるのがオーナーです」

 

「・・・・・・」

 

「「「「「ありがとうございます!!」」」」」

 

「・・・・・・///」

 

「さ、それじゃあみんなが来る前に準備をしちゃおう!」

 

「「「「おーーー!!」」」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー数時間後ー

 

「みんな、今日は本当にありがとう!」

 

「なんてことないわ!私達の演奏でみんなを笑顔にしましょう!」

 

「うん!私達の演奏でこのライブ必ず成功させよう!」

 

「「ええ!」」

「「うん!」」

 

バタン!

 

「み、みなさん大変です!」

 

「ロック?どうしたの?」

 

「お客さんが!」

 

「「「「「「「「「「?????」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

スーー―――――――ン

 

 

「え!?お客さんあれだけしかいないの!?」

 

「は、はい」

 

「ポピパにロゼリア、アフターグロウにパスパレ、それにハロハピこれだけのバンドが出るのにお客さんがあれだけしかいないなんて」

 

 

「どどどどどうしよう!?」

 

「落ち着けひまり」

 

「で、でも!」

 

「そうね、ここで騒いでもどうにもならないわ」

 

「紗夜さんの言うう通りです、まだ時間はありますし、ジブンらはお客さんが入ることを信じて準備をしましょう!」

 

「「「「「「「「「「うん/ええ!」」」」」」」」」」

 

「ちょっとイイ!?」

 

「スタッフさん、どうしましたか?」

 

「実は買い出しに外に出てたんだけど、そしたらこんなものを配っていたの!!」

 

「「「「「「「「「「???」」」」」」」」」」

 

スタッフの女性が一枚のチラシを見せ、それを彼女達が見て見ると、そこにはこう書かれていた。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

〔あのクロックが今日限定で主催ライブを開催!!これを見逃したら二度と見られないかも!!〕

 

 

場所:circle

時間:18時~

値段:800円~

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

これを見て彼女達はと言うと。

 

 

「「「「「「「「「「は、はぁ―――――――――――!!??」」」」」」」」」」

 

 

 

 

今までに出したことのない声を出したのであった。

 

 

 

 

 

 





「アンケートとって恋愛系が一番多かったんやけど、どんな風に書いたらいいか全然分かんねー・・・・・・・どうしよ」




以上、作者の叫びでした。


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135話

 

「ちょちょっと待ってよ、circleでライブなんて聞いてないよ、しかも兄さん達のクロックだなんて」

 

「ええ、しかしこれはマズイ事になったわね」

 

「なんで?」

 

「考えてもみてよ、あたし達よりも実力も人気もあるクロックのライブと私達のライブを見るのだったらどう考えてもあっちに行くでしょ」

 

「しかもそれがよりにもよって今日だなんて」

 

「私達がcircleでやらなかったからまりなさんが・・・」

 

「おい!香澄どうすんだよ!?」

 

「・・・・・やろう」

 

「「「「「「「「「「??」」」」」」」」」」

 

「まだ時間はあるんだしお客さん集めをやろう!!」

 

「はぁ!?お前さっきの話し聞いてたか!?」

 

「うん!だからだよ!クロックが凄いのは分かるよ、でもそれとこれとは違うと思うんだ!」

 

「だからってお前なー」

 

「そうだよ!やってみないと分かんないよ!」

 

「ハイ!戦に向かうブシの気持ちです!」

 

「そうだよね、やってみないと分かんないもんね!」

 

「そうだね・・・まだ時間はあるしね」

 

「このままじゃみんな笑顔になれないわ!」

 

「よーし!そうと決まれば急げー!」

 

「あ!おい香澄待て!」

 

「香澄!?有咲!?」

 

「私達も行きましょう」

 

「「「「「「「「「「おーーー!!」」」」」」」」」」

 

―――――――――――

 

ー2時間後ー

 

「な、何とか配り終えたけど」

 

「だね」

 

「後はお客さんが入ってくれるのを信じるしかないね」

 

「だな」

 

「大丈夫かな・・・」

 

 

 

「ちょっといいかしら」

 

「「「「「「はい?」」」」」

 

「私達ロゼリアはあっちに行くことにしたわ」

 

「そ、そんな!どうして」

 

「チケット配ってる時にね、兄さんに声掛けられてね、どうせだったらこっちで出てみないかって」

 

「私達は上に行かないといけないの、そのためにもいろんな人に私達の歌を聞いてもらう必要があるの」

 

「そういう訳で」

 

「そんなー」

 

「私達もあっちに行こうと思う」

 

「蘭ちゃん達まで」

 

「ごめんね香澄ちゃん」

 

「彩先輩達まで!?」

 

「ごめんなさい香澄、あっちに行ったほうがみんなを笑顔に出来るわ」

 

「こころんまで」

 

「「「「さようなら」」」」

 

 

――――――――

 

「待って!」

 

ゴツン!!

 

「んが!」

 

「「「「「「「「「「兄さん!/お兄ちゃん!/結城さん!」」」」」」」」」」

 

「え?みんな?あれ?みんなcircleに行ったんじゃ?」

 

「はぁ!?お前まだ寝ぼけてんのか!?何でライブ当日だろうが」

 

「え?でも今日ってcircleでクロックがライブをやるって」

 

「誰情報だよったく」

 

「!!!!!!」悶絶中

 

「兄さん大丈夫?」

 

「メチャクチャ勢いよく頭突きを食らったけど」

 

「あれ?結城さん?何で?」

 

「まりなさんから今日の事を聞いたらしくてね、差し入れを持ってきてくれたのよ」

 

「てかお前まずは謝れよ!」

 

「??」

 

「さっきの香澄の超凄い頭突きがお兄さんの顔面に直撃したんだ、凄かったよ」

 

「ええー!?ごめんなさいー!!」

 

「結城?つらいのかしら?笑顔になれば痛いのだって吹き飛んじゃうわ!!」

 

「いやいや、それどころじゃないでしょ、お兄ちゃん大丈夫?」

 

ガチャ

 

「やーただいま」

 

「あ、赤司さんお帰りなさい」

 

「うん、それより結城はどうしたんだい?」

 

「実は・・・・・・てな事がありまして」

 

「はは、それは災難だったね」

 

「相変わらずこういう事に関しては薄情だな」

 

「まぁ僕が知ってる中では今日が初めてじゃないからね」

 

「確かにな、何か知らんが赤司と二人でどっか出かけるとこうなるよな」

 

「それが君の運命なんじゃないのかい?」

 

「いやな運命だなおい」

 

「それより僕たちはそろそろ行ったほうが良いんじゃないのかい?彼女が困ってるし」

 

「ん?ああ、六花ちゃんかセットリストの確認かい?」

 

「は、はい!!」

 

「それじゃあ俺達はおいたましようかね」

 

「その方が良さそうだね」

 

「そんじゃあライブ頑張れよ」

 

「「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」」

 

 

バタン

 

『いってー』

 

『そんなに勢い良かったのか?』

 

『良いなんてもんじゃねぇーよ、〇しにかかるような勢いだったぞ』

 

『それは災難だったね』

 

『ホントだよ全く』

 

『『・・・・・・・』』

 

 

ガチャ

 

「六花ちゃんそろそろ時間だよ」

 

「あ、はい!今行きます!それではみなさん頑張ってください!!」

 

 

バタン

 

「それじゃあ香澄、掛け声よろしく」

 

「私!?」

 

「お前がこのライブの一番の主催者だろうが」

 

「そ、そっか、それじゃあ、んん!今日のライブ絶対成功させよう!」

 

「ええ」

 

「もちろん」

 

「うん!」

 

「ええ!」

 

「それじゃあ行くよ!せーの!」

 

「「「「「ポピパ!ピポパ!」」」」」

 

「あれ?」

 

「私達それ知らないんだよねー」

 

「あたし達も」

 

「ごめんね香澄ちゃん」

 

「良いわね!」

 

「それじゃあえーっとですね」

 

香澄説明中

 

「です!」

 

「分かったわ」

 

「OK」

 

「うん!」

 

「ええ!」

 

「それじゃあもう一回!せーの!」

 

「「「「「「「「「「ポピパ!ピポパ!ポピパパピポパー!」」」」」」」」」」

 

 

こうしてポピパ主催のライブが始まるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、歯折れた」

 

 



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136話


みなさんGWは楽しめましたか?

私はですね・・・・最後の二日で風邪をひき、GWだと言うのに最後の二日を家で寝込んでいました!!泣

ホントはGW中にもう少し投稿したかったんだけどな~


 

 

ピピ

 

「ん、38度8分か・・・・風邪だな」

 

この日俺は朝起きた時から体調が悪かったので熱を測ってみるとものの見事に熱が出ていた。

 

「さてと、一日安静って言っても何かあったかな」

 

そう思いながら俺はリビングへと行き冷蔵庫の中を確認してみると。

 

 

ガラ――――ン

 

 

「・・・・すっからかんだな」

 

冷蔵庫には2リットルの水一本だけがあり中はすっからかんだった。

 

「しゃーねか、とりあえず薬飲んで寝ておくか」

 

俺はとりあえず薬を飲んで寝る事にした。

 

 

---------------------------

 

 

「♪~~♪~~」

 

この日今井リサはウキウキである所に向かっていた。

 

「ふふ、兄さんいきなり家に行ったらビックリするかなー♪」

 

そうこの日リサはアポもなしに結城の家へと向かっていたのである、その理由とは。

 

「今日は兄さん大学も休みだしどうせ兄さんの事だから家にいるだろうからね、お姉さんがお世話してあげないとね、そしてそのまま・・・・グフフ、おっといけないいけない」

 

そんな事を考えながら歩いていると。

 

「リサさん?」

 

っと声をかけられたので振り返ってみるとそこには蘭が居た。

 

「蘭じゃん~どうしたの?」

 

「いえ、リサさんを見かけたんで声をかけただけです」

 

「そっか、今日は一人なの?」

 

「はい、つぐみは店の手伝いで、ひまりは部活、巴は隣町までラーメンを食べに行きました、モカは電話出なかったので多分寝てると思います」

 

「そうなんだ、蘭はどうしたの?ここで一人で」

 

「私は行く所があるので今はそこに向かってます」

 

「そうなんだ~ちなみにどんな用事なの?」

 

「それは・・・『マズイ今日は兄さんの家に行って最近仕入れた媚〇を使って兄さんと一夜を過ごす予定だったんだけど、兄さんの家に行くって言っちゃうとリサさんも一緒に来そうだし』もうすぐギターのピックが壊れそうなのでいつも行ってる店に行こうとしていたんです」

 

「そうなんだー蘭らしいね~」

 

「リサさんはどこに行く所なんですか?」

 

「あたし?あたしは・・・『このまま兄さんの家に行くって言っちゃうと蘭も一緒に行くって言いだしそうだしね、そうなっちゃうと最近仕入れた媚〇を混ぜた料理を兄さんに食べさせられないからなーそうなっちゃうと兄さんとのS〇〇が出来なくなっちゃうからな~』あたしはこの先にあるショッピングモールに行く所なんだ~」

 

「リサさんらしいですね、湊さんは一緒じゃないんですか?」

 

「うん、友希那も誘ったんだけど断られちゃってね~」

 

「そうなんですか」

 

そんな事を話していると。

 

「あら?二人ともこんな所でどうかしたの?」

 

「??千聖じゃん」

 

「こんにちは」

 

「こんにちは、それよりこんな所でどうしたの?」

 

「たまたま蘭と会ってね、話ししてたんだ~」

 

「はい、リサさんを見かけたんで話をしてました」

 

「そうなのね」

 

「千聖はどうしたの?仕事は?」

 

「今日はお休みよ、私は・・・『このまま兄さんの家に行くってそのまま行っちゃうと二人とも着いてきちゃいそうね、そうなっちゃうと持ってきた媚〇入りのこのジュースを兄さんに飲ませられないわね、そうなっちゃうと二人きりで兄さんとの【あはんうふん】な事が出来なくなっちゃうわね』たまにしかお休みがないからいろいろ見て回ろうかと思ってね、散歩がてらこの辺を歩いていたのよ」

 

「そうなんだ~私はこの先のショッピングモールに行く所なんだー」

 

「蘭ちゃんは?」

 

「私は栗田楽器店に行く所です」

 

「そうなのね『嘘ね、この二人の事だから多分兄さんの所に行こうとしているのね』」

 

『蘭も千聖も絶対嘘だよね~多分私と同じで兄さんの家に行こうとしてるんだるな~』

 

『リサさんも千聖さんも絶対嘘だよね、絶対そう言って兄さんの家に行こうとしてるんだと思う』

 

 

「あはは」ハイライトオフ

「うふふ」ハイライトオフ

「ふふ」ハイライトオフ

 

「「「あははははは!!」」」ハイライトオフ

 

この時この一帯だけ異様な空気が流れていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「ママーあの人達変な笑い方してるよー」

「しっ!見ちゃいけません!」

 



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137話





海精音さん、ヒローキさん高評価ありがとうございます!!


 

三人がそんな事を考えていると。

 

「あれ~?蘭~?それにリサさんに千聖さんだ~」

 

っと間延びした言い方で三人声をかけたのはモカだった。

 

「モカ、起きたんだ」

 

「少し前にね~それより珍しい組み合わせですな~」

 

「確かにそうかもねーモカはどうしたの?」

 

「私は今からやまぶきベーカリーに行く所なんです~」

 

「やまぶきベーカリーって確か沙綾ちゃんのところのお店だったかしら?」

 

「はい~そうですよ~」

 

「モカちゃんはいつも行ってるの?」

 

「そうですね~基本的には毎日行ってますね~」

 

「そうなのね、何かおすすめとかあるかしら?」

 

「そうですね~私的にはメロンパンとチョココロネですかね~」

 

「メロンパンとチョココロネね、今度行った時にでも買ってみようかしら」

 

「是非とも~」

 

「リサちゃんと蘭ちゃんは行った事あるの?」

 

「私はモカに連れられて何度か行ったことありますね」

 

「私はないかなー、人気みたいだし私も今度行ってみようかな」

 

「それにしても珍しい組み合わせですね~どこかに行かれるんですか~?」

 

「私はギターのピックを買いに行くんだけど」

 

「あ~確かに壊れそうって言ってたね~」

 

『モカナイス!これで私はアリバイが出来たことになる、後はそれを気づかれずに兄さんの家についでを装って・・・・ふふ』

 

「私はこの先のショッピングモールに行く所なんだー」

 

「ほうほう、何か良い物でも見つけちゃいましたか~?」

 

「ほら、前にバイトの時に言った事あったじゃん」

 

「え~と~、確かデニムでしたっけ~?でも確か高いからやめようかな~って言ってませんでしたか~?」

 

「ホントはそうだったんだけどねー、やっぱりどうしても欲しくなっちゃってねー」

 

「なるほどなるほど~リサさんらしいですな~」

 

「でしょー☆『モカナイス!前に言った事覚えててくれたのか、これでアリバイが出来た事になったね、これを利用して二人に気づかれないように兄さんの家に偶然を装って・・・うふふ』」

 

「千聖さんは今日はお休みなんですね~」

 

「ええ、せっかくの休みだし色々と見て回ろうと思ってね」

 

「なるほど~確かに千聖さんぐらいになるとお休みも貰えないですもんね~、モカちゃんだったら耐えられないですよ~」

 

「うふふ、好きでやってる事ですもの」

 

「ほうほう、それではそんな千聖さんにモカちゃんからおすすめの場所をお教えしましょう~」

 

「モカちゃんのおすすめ?それはやまぶきベーカリーかしら?」

 

「いえいえ~もちろんやまぶきベーカリーもおすすめですけど~、今回のモカちゃんのおすすめはここです~」

 

そう言ってモカは千聖に携帯を見せた。

 

「これは・・・・雑貨屋さんかしら?」

 

「はい~そうなんです~色々可愛いものが沢山あって見ごたえありますよ~」

 

「そうなのね、でも私には似合わなさそ『ちょっと待って、ここの住所よく見たら兄さんの家に滅茶苦茶近いじゃない!そうよ、これを利用してモカちゃんからおすすめされたって事でこのお店に行く名目でそのまま兄さんの家についでに寄ったって事にしてそのまま・・・・・うふふふふ』」

 

「??千聖さんどうかしましたか~?」

 

「いえ、何でもないわ、教えてくれてありがとう、行ってみる事にするわ」

 

「ぜひぜひ~、おっともうこんな時間か~」

 

「モカどうかしたの?」

 

「いえいえ、早く行かないと売り切れちゃうので」

 

「確かにそうかも、あのお店結構人気だしね」

 

「そう言う訳でモカちゃんはこの辺で失礼しますね~」

 

「うん」

「OK」

「ええ」

 

「それではさよ~なら~」

 

「「「バイバーイ」」」

 

そう言ってモカはやまぶきベーカリーに向かって歩きだしたのだが、少し歩いた所で振り返り。

 

「あ、そうそう、三人とも知ってますか~?」

 

「「「????」」」

 

っと三人に尋ねた、三人は何の事か分からなかったので?を浮かべていると、モカが三人に向かって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「紗綾から聞いたんですけど~今日結城さん風邪ひいたみたいで家で寝込んでるみたいですよ~」

 

そう言ってモカは再びやまぶきベーカリーに向かって歩きだしたのであった。



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138話

 

モカからその事を聞いた三人はと言うと。

 

「「「なん・・・だと・・・(某死神風」」」

 

モカからの話を聞き美竹 蘭はこう思った。

 

『兄さんが風邪で寝込んでいる→つまり今は弱っている状態→っと言う事はこの媚〇がよく効く→媚〇が効くと言う事はつまり→ゴールイン・・・って事だよね、マズイよりにもよって今日は勝負下着じゃない、ここは一度家に戻って着替えてから、いやそんな事してるうちに二人に先を越される可能性もどうする・・・』

 

こんな事を思っているのであった。

 

今井 リサの場合。

 

『兄さんが風邪→つまり食べ物がないはず→料理が出来ない→私が料理を作る→媚〇を入れる→食べられないことを理由にアーンが出来る→それを食べる事で弱っている兄さんの中で媚〇の効力は高まるはず→そのまま既成事実を作り→・・・・グへへへ・・・ってちょっと待った!よりにもよって今日勝負下着じゃないじゃん!こんな事なら最初から、どうしよう、一旦家に着替えに帰るか、いやそんな事をしてるうちに二人が・・グヌヌ』

 

こちらも同じような事を考えていたのである。

 

白鷺 千聖の場合。

 

『兄さんが風邪→つまり薬を飲む→そのためには飲み物が必要→そこに私が持っている無味無臭の媚〇を入れる→兄さんはそれと一緒に薬を飲む→兄さんは風邪で弱ってるから媚〇の効き目は凄いはず→つまり・・・・・うふふふふふ・・・は!しまったは、今日よりによってあの下着じゃないじゃないの!しまったわどうしましょう、ここは一旦家に戻ってあの下着に着替えて、いえ、そんな事をしてるうちに二人が先に兄さんに・・・ムムム』

 

三者三様なような気がしないこともないが三人とも考えていることはほとんど同じなのであった。

 

 

 

 

「ママーあの人達まだいるよー」

「し!見ちゃいけません」

 

 

---------------------------

 

 

ー一方結城はと言うとー

 

「悪いなわざわざこんな事させて」

 

「気にしないで下さい、お一人なのですから風邪の時ぐらいは私達に頼ってください」

 

「サンキュー、それより何か用があったんじゃなかったのか?」

 

「いえ、少しギターの練習にお付き合いしていただこうと思ってお伺いしただけなので、大丈夫ですよ」

 

「そうか、それは悪い事したな」

 

「いえ、また元気になられた時にでもお願いします」

 

「ああ、約束するよ」

 

ガチャ

 

「お兄ちゃんお粥出来たけど食べられそう?」

 

「ああ、少し寝たら食欲は出て来たから食えそうだ」

 

「分かった、でも今は熱いから少し冷ましてからね」

 

「ああ、悪いな美咲、それに紗夜も」

 

結城の家には自主練の付き合いをお願いしに来た紗夜とモカが千聖に紹介していた店に行きたまたま結城の家が近い事を知って遊びに来た美咲が結城の看病している所だった。

 

「しかし」

 

「「??どうかしましたか/どうかした?」」

 

「いやな、風邪のせいか分らんが何か時折悪寒がしてな、何か変な事が起きねーかとちょっと思ってな」

 

「悪寒ですか・・・一度体温を測ってみましょうか」

 

「そうだな」

 

ピピ

 

「37度8分か下がってはきてるな」

 

「そこまで酷い訳ではないみたいなので風邪のせいと言う事ではないのかも知れませんね」

 

「でもまだそうだとも言い切れませんからね、それより紗夜さんお昼は食べましたか?」

 

「いえ、まだですね」

 

「私もまだなんですけどどうしましょうか」

 

「一応さっきのお粥作る時に適当には買って来たんですけど」

 

「だったらキッチン勝手に使って良いぞ」

 

「良いの?」

 

「流石に看病されてる身でダメだとは言わねーよ」

 

「そっか、それじゃあ私適当にお昼作ってきますので紗夜さんすみませんがお粥を兄さんに食べさせてあげてもらえませんかね」

 

「わ、私がですか!?//////」

 

「いやいや、自分で食べれるよ」

 

「だ、ダメです!わ、私がた、食べさせて、あああああげます!」

 

「お、おう」

 

「それじゃあお願いしますね、兄さんはゆっくりしててね」

 

「はいはい」

 

バタン

 

「そ、それじゃあいきますね///」

 

「ああ」

 

「フーッフーッ・・あ、あーん」

 

「あーんっと・・・・うんうめーな」

 

「//////」

 

「先にこっちがダメになりそうかもな」

 

 

結城の家ではこんな感じの事が起きているのであった。

 

 

---------------------------

 

 

 

 

 

 

「「「・・・・・・・」」」

 

結城の家の前には三つの人影があるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 







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139話

 

ー結城宅前ー

 

結城宅の前には三人の人影があった。

 

「やっぱり二人とも来たんだねー」

 

「そう言うリサさんだって来てるじゃないですか」

 

「そりゃーモカからあんな事聞いたら心配じゃん?」

 

「確かにね、でも兄さんが風邪なんて珍しいわね」

 

「確かに、あんまり聞いたことないかも」

 

『『『こんな絶好のチャンスを逃すわけないじゃん/ないでしょ/ないじゃない』』』

 

「それじゃあ早速行きますか」

 

「そうだね」

 

「そうね」

 

そう言って三人は玄関まで行きそこで蘭が。

 

「じゃあ開けるね」

 

「「うん/ええ」」

 

さも当然のように合鍵を使って玄関を開けたのである、それを見た二人もさも当然のような感じでそれを見ていた。

 

ガチャ

 

「開いたよ」

 

「それじゃあまずは兄さんの様子を見に行きますかー」

 

「「うん/ええ」」

 

そう言って三人は躊躇なく家へと入って行った。

 

---------------------------

 

 

ー紗夜・美咲ー

 

 

ガチャ

 

「??」

 

「どうかしましたか?」

 

「いえ、玄関が開いたような音が聞こえたような気がして」

 

「そうですか?もしかしたら京香さんですかね?」

 

「いえ、京香さんは今日日菜と若宮さんと一緒に仕事のはずですのでそれはないかと」

 

「そうなんですか?」

 

「ええ、日菜が昨日嬉しそうに鬱陶s・・・話をしていましたから」

 

「そうなんですか、それじゃあ誰ですかね?」

 

「もしかしたら私の聞き間違いかも知れませんから気にしないでください」

 

「そうですか?あ!そろそろ兄さんのタオルを変えないといけないですね」

 

「もうそんな時間ですか、それでは私が行ってきますね」

 

「はい、お願いします」

 

紗夜はタオルを水で濡らしそれを持って結城のいる部屋へと向かった。

 

---------------------------

 

ー痴〇未遂の三人ー

 

「!リビングに誰かいるみたい」

 

「声的に紗夜ちゃんと美咲ちゃんかしら」

 

「だね、紗夜さんがいるなんて」

 

『『『もしかして紗夜/ちゃん/さんも私と同じ考えで!!【!違います!】』』』

 

『でもここで紗夜に見つかって持ち物を確認されるとアレの事もバレかねない」

 

『紗夜さんに見つかるともしかしたらアレもバレるかもそれはマズイ』

 

『紗夜ちゃんの事だからきっと私達の持ち物も確認するわね、そうなるとマズイわね』

 

そう思った三人はアイコンタクトを送り合い、意見が合致すると忍び足で結城の部屋へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー結城の部屋ー

 

何とか部屋の前へとたどり着いた三人は息を合わせ扉を開いた、中にはベットがありそこには一つの膨らみがあった、三人はそれに近づき三人で掛け布団を掴み。

 

「「「兄さんお見舞いに来たよ!!」」」

 

っと言って勢いよく掛け布団をはぎ取った【良い子のみんなはマネしないでね】

 

すると中から出て来たのはなんと。

 

「残念そこはおたえちゃんでした!!」ドヤ顔

 

何故かドヤ顔でベットに寝転んでいた、たえであった。

 

「「「な!?何でおたえ/ちゃん/花園さんが兄さんのベットに!!」」」

 

たえの登場に三人は驚きを隠せなかった、すると三人の後ろから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつからこの部屋が結城さんの部屋だと錯覚していたんですか?」某死神?風

 

「「「なん・・・・だと・・・」」」某死神風






サンコン(マウントベアーの山の方)さん、高評価ありがとうございます!!


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140話

あの後紗夜に見つかった三人は紗夜にこっぴどく説教をされていた。

 

「あなた達は一体何をしようとしていたんですか?」

 

「いやーモカから兄さんが風邪だって聞いたからさお見舞いにと思ってさ」

 

「お見舞いなのにあんなに勢いよく布団をはぎ取る必要があったのですか?」

 

「いやーそれは・・・」

 

「どうなんですか?」

 

「「「・・・・・」」」

 

「黙るんじゃありません!!はっきりと答えなさい!!」

 

「そう言う紗夜さんは何で兄さんの家にいるんですか」

 

「私は結城さんに自主練を見てもらおうと思って伺ったのですよ、そしたら風邪を引いたと聞いたので奥沢さんと一緒にお世話をしていたんですよ」

 

『『『クッ!!正論過ぎて言い返せない!!』』』

 

「それにお見舞いに来るだけの人が何故こんな大荷物を持ってるんですか」

 

「それはほら・・・ねぇー?」

 

「「うんうん」」

 

「あなた達、もしかしてお世話したと言う理由をつけてやましい事を考えている訳じゃないですよね?」

 

「「「・・・・・・」」」目逸らし

 

「こっちを見なさい!!そんなんだからあなた方は・・・・・・・・・・・・・」

 

それから数十分紗夜の説教が続き。

 

「分かってるんですか!!」

 

「「「     」」」チーーン

 

「紗夜さんストップ!もう三人のライフはゼロですよ!」

 

「離しなさい!まだまだ言いたいことは」

 

「分かりましたから、今言っても意味ないですよ!」

 

「・・・・・それもそうですね、時に花園さん」

 

「はい?」

 

「あなたは何故そこに居るのですか?」

 

「え?もちろんお兄さんと一緒に寝るたm」

 

「そんなことを聞いているんじゃありません!」

 

紗夜がたえの説教をしようとしていると。

 

「「「・・・・・・」」」ソロリソロリ

 

先ほどの三人は忍び足で部屋から出ようとしていた、すると美咲が。

 

「あ」

 

それに気づき声をあげると紗夜はそちらを向き。

 

「あなた達!話はまだ終わってませんよ!」

 

っと紗夜の咆哮が飛び出し、それを聞いた三人は

 

「「「逃げるんだよーー!!」」」

 

っと同時に部屋を飛び出し逃げ出した。

 

「あ!待ちなさい!」

 

それを追って紗夜も部屋を飛び出した。

 

「「・・・・・・」」

 

残された美咲とたえはと言うと。

 

「花園さんこれからどうするの?」

 

「んー、家に戻ろっかな」

 

「それが良いと思うよ」

 

「よいしょっと、それじゃあね」

 

「うん、また」

 

まったりしていた。

 

 

---------------------------

 

ー結城sideー

 

何やら隣で紗夜の怒鳴り声が聞こえてくる、そのせいで寝れねぇ、しかし今って確か美咲と一緒に下で飯作ってるんじゃなかったのか?とりあえずこのままだと寝れねぇし言いに行くか、そう思いベットから起き上がり部屋を出て隣の部屋に行こうとした瞬間、目の前に人影があった。

 

「「「「え?」」」」

 

俺とその人影達は何とも間抜けな声をあげた、っが、出会い頭だったため、避ける事も出来ず。

 

ドン

 

そのまま三人中の一人にぶつかり、よろける。

 

『やべ、後ろ階段じゃねーか、ヤバい病み上がりのせいで踏ん張り利かねぇ!』

 

俺はそのまま後ろに倒れるような形で階段から落ちて行った、その時に何か聞こえた気がしたが気のせいだろう。

 

 

そうして俺は意識を失った。

 

 

 

---------------------------

 

 

ー数週間後ー

 

 

ー弦巻家広場ー

 

「みんな!来てくれてありがとう!」

 

今この場にはガールズバンド5つ、25人が集まっていた。

 

「それよりどうしたのこころん、いきなりみんなを集めて」

 

「そうね、私達は練習をしないといけないのだけれども」

 

「しょうもない話じゃないでしょうね」

 

「心配いらないわ!とっても大切な話よ!」

 

「それで、どうしたの?こころちゃん」

 

「ええ、今から話すわ!お願いね!」

 

「はい」

 

こころがそう言うと黒服の一人が前に出て。

 

「みなさんお忙しい中来ていただきありがとうございます、今回皆様に集まっていただいたのは要様の事でです」

 

「「「「「「「「「「!!!!!!」」」」」」」」」」

 

そう、今回ここに集められたのは結城の事でである、その後結城は打ちどころが悪く意識を失ってしまっているのである。

 

「今日の段階で要様は目を覚まされました」

 

黒服がそう言うと彼女達は喜びの声をあげた、しかし。

 

「ですが、打ちどころが悪かったのか、はたまた勢いがあり過ぎたのか分かりませんが、どうやら記憶喪失のようです」

 

「「「「「「「「「「記憶喪失!!??」」」」」」」」」」

 

「そうなの、朝に結城が目を覚ましたって聞いたから会いに行ったら私の事忘れたみたいなの、それでみんなの写真も見せたんだけど、みーんな忘れてしまったみたいなの」

 

それを聞いた彼女達の反応はと言うと。

 

『『『『結城さん大丈夫なのかな・・・・』』』』

 

っと心配するものもいれば。

 

『『『『あれ?これはチャンスなのでは?記憶がない→記憶の書き換えが可能→私はあなたの彼女/妻/最愛の人だと刷り込む→記憶の無い兄さん/お兄ちゃん/結城さんはそうだと思い込む→つまり・・・・・・・そのままゴールイン【!なりません!】」

 

っと思うものもいれば。

 

『『お兄ちゃんに記憶がない→つまり店の跡取りだと言う設定にする→お兄ちゃんはそう思い込む→お父さんたちを説得→両親が了承→つまり・・・・・・そう言う事だよね【!どういう事ですか!】」

 

っと言う考えの人もいれば。

 

『記憶がない→私達の事を知らない→つまりミユちゃんの事を知らない【どうしてこうなった】→ミユちゃんの飼い主は私だと刷り込む→結城さんはそう思いこむ→つみゆちゃんを受け取る→そのまま・・・・・ふへへへへ【ちなみに結城が記憶を失っているのは彼女達の事だけで、ミユの事や家族の事などは普通に覚えています】

 

なんて考えているのもいる。

 

 

半分近くは心配<欲望なのであった。




おまけ


結城が気を失った直後の三人の頭の中では。


[[[グへへ、今なら犯る最大のチャンスだぜ!]]]

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

[[[そんなもん犯った後で良いんだよ!]]]

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

[[[大丈夫だって、すぐに済ませりゃ良いだけの事じゃねーか、それにこんな機会今後あるか分かんねーんだぜ]]]

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

[[[だろ?だからこの機会を逃す手はないって事よ]]]

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

[[[・・・・・・]]]

()()()()()()()


ガシッ!

[[[交渉成立!!]]]
()()()()()()()

<<<それじゃあ頂きまーす!!>>>






















ちなみに紗夜と美咲に止められ未遂に終わったのであった。


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141話

 

ーお見舞い ポピパ編ー

 

ここは結城が入院している病室、結城が静かに本を読んでいると。

 

「こんにちわー!」

 

「ちょま!香澄うるせぇ!」

 

「有咲もうるさいよ?」

 

「お前は黙ってろ!」

 

「はいはい、病院なんだから静かにね」

 

「えっと・・・・どちら様です?」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

ポピパの五人は集まり小声で。

 

「やっぱりこころんが言ってたこと本当だったんだね」

 

「だね、本当に記憶喪失みたい」

 

「結城さん大丈夫かな?」

 

「大丈夫だよ、お兄さんだし」

 

「何だよその訳の分かんねぇ理由は」

 

「まぁまぁとりあえず色々話してみようよ、そしたら何か思い出すかも知れないしさ」

 

「確かにな」

 

五人は話を終えると。

 

「私!戸山香澄って言います!」

 

「花園たえだよ」

 

「牛込りみです」

 

「山吹沙綾だよ」

 

「市ヶ谷有咲です」

 

「私達五人でポッピンパーティーって言うバンドを組んでるんです!」

 

「はぁ、えっとそれで俺とどうゆう関係で?」

 

「えーっとー関係はー」

 

「私は隣のお兄さんだよ?」

 

「隣のお兄さん?」

 

「えーっと、おたえ、この子の隣に結城さんが住んでるんですよ」

 

「そうなんだ、てかよく俺の名前知ってるね」

 

「そりゃあ私はあなたの彼女ですから」

 

「「「「「・・・・・・え?」」」」」

 

「紗綾どうゆう事!?いつの間に結城さんと付き合ってたの!?」

 

「え?君たちも知らないの?」

 

「紗綾ちゃんこれは一体」

 

「何言ってるのさりみりん、私と兄さんは恋人どうし何だから今更じゃない」濁った眼

 

「う、うん」

 

「今兄さんは記憶を失ってるから覚えてないけど私達は付き合ってるんだよ?」

 

「え?そうなの?」

 

「あれ?でもまだお兄さんは誰とも付き合ってなk」

 

「お・た・え?私達は付き合ってるよね?」

 

「え?でも」

 

「なにかな?かな?」ハイライトオフ

 

「・・・・・・何でもないです」

 

「もうすでに両親には結婚の報告まで済ませてあるんだから」

 

「え?そこまでなの!?」

 

「まぁそれは嘘ですよ」

 

「・・・・・どういう事かな?有咲?」

 

「は!結城さんは私と付き合ってんだからお前の妄想だって言ってるんだよ」

 

「はぁ?有咲と付き合ってる?有咲こそ何をそんな妄想を」

 

「そりゃあ私のここには結城さんとの愛の結晶があるんだから、それにもうばあちゃんにも報告済みだしな」

 

「へぇ、想像妊娠ってやつだよねそれ、それは有咲の妄想であってまがい物なんだけどね」

 

「「・・・・・・」」

 

「なぁ俺ってもしかして二股してたのか?」

 

「いえ、私達が知ってる限りでは結城さんは誰とも付き合ってないですよ」

 

「え?そうなの?でも彼女達はもう親族に報告を済ませてあるって言ってるけど」

 

「そこは私達も分からないですよ」

 

「・・・・何だか頭痛くなってきた」

 

「どうした結城さん、頭痛いのか?おっ〇い揉むか?」

 

「そんなデカいだけの乳に兄さんは興味ないよ、それより形の整ってる私の胸の方が触り心地がいいよ」

 

「は!そんなぺちゃぱいで何が出来るって言うんだ、私なら色々してやれるぜ」

 

「無駄に脂肪がついてるだけのくせに」

 

「は!負け惜しみか?これは私の胸を揉む事で決まりみたいだな」

 

「何で揉む事は決定事項何だろうか」

 

「それじゃあ私が有咲のおっ〇い揉むー!」

 

「それじゃあ私は沙綾のを」

 

「「あんた達じゃないよ/お前等じゃねぇ!!」」

 

「・・・・・いつもこんな感じなの?」

 

「は、はいそうですね」

 

「君も大変だね」

 

「あはは、うんしょ」

 

「えっと、何してるの?」

 

「え?香澄ちゃんが有咲ちゃんの胸を揉もうとしていて、おたえちゃんが沙綾ちゃんの胸を揉もうとしてるから、消去的にうちの胸を揉むんだよね?」

 

「君もあっち側なの!?」

 

ガシ!

 

「「りーみーりーんー」」

 

「・・・・・・」

 

「何しようとしてるのかな?」

 

「・・・・・」ダラダラ

 

「一番のぺちゃぱいがなーに言ってんだ?」

 

「「君達さっきまで二人と」

 

「「      」」チーン

 

「・・・・・・」絶句

 

「「とりあえずO・HA・NA・SIしようか」」

 

「・・・・・許してヒヤシンス、ペロッ」

 

「「可愛いから実刑ね」」

 

「いやーーー結城さん助け」

 

バタン

 

「・・・・・・一体何だったんだろ、てか」

 

「「     」」チーン

 

「この子達どうしよう」

 

 

その後OHANASIを終えた二人が二人を引きずって行ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・一体何がしたかったんだろ?」

 

 

しばらく悩む結城なのであった。

 

 



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142話

 

ーロゼリア編ー

 

ガラガラ

 

「ヤッホー兄さん!」

 

「えっと・・・」

 

「あ、そう言えば記憶喪失だっけ、あたしは今井リサだよ、兄さんの妻なんだー」

 

「妻!?え?俺一体いつ結婚したんだ?」

 

「今井さん嘘をつかないでください、ややこしくなります」

 

「えー、将来的にはそうなるんだし、良いじゃん」

 

「良くないです」

 

「えっと、君は」

 

「私は氷川 紗夜です、結城さんの・・・・弟子ですかね」

 

「弟子?」

 

「はい、結城さんにギターを教えて頂いていたんです」

 

「そうだったんだ、ごめんななんも分かんねーや」

 

「大丈夫ですよ、ゆっくり思い出して頂ければ」

 

「ありがと、それで君たちは」

 

「私宇田川あこです!」

 

「白金燐子です、兄さんの彼女だよ」

 

「妻の次は彼女か、ってあれ?昨日の子も俺の彼女って言ってたな、俺もしかして二股、いや今井さんが妻って言ってるから三股になるのか?・・・・・・俺ヤバくね」

 

「大丈夫ですよ、私が知る限りでは結城さんは誰とも付き合っていませんので」

 

「え?そうなの?」

 

「はい、なのでご心配はいりませんよ」

 

「ちょっと紗夜―」

 

「今井さん!今は冗談を今は言ってる場合ではないでしょう!」

 

「う!」

 

「白金さんもですよ」

 

「・・・・・・」

 

「ま、まぁまぁ落ち着いて、えっとそれで君は」

 

「私は湊友希那よ、あなたの家にいるミユちゃんの本当の飼い主なのよ」

 

「ミユはうちの猫だが?」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

「・・・それは違うわ」

 

「いや、違わねーよ?」

 

「「友希那/さん」」

「「湊さん」」

 

「んん!それで、あなたの彼女と言っていたのは誰なのかしら?」

 

「流したね」

 

「話し変えたね」

 

「それは良いのよ、それで?誰なの?」

 

「えっと確か山吹さんって子だよ」

 

「沙綾かー」

 

「それではポッピンパーティーの子達が来ていたのですね」

 

「そうだね、昨日来ていたよ」

 

「何か変な事はされませんでしたか?」

 

「特にはされてはないけど、強いて言うなら」

 

「言うなら?」

 

「やたらと胸をさわせて来たな」

 

「胸を触らせに来た?」

 

「うん、色々聞いて頭痛くなってたら市ヶ谷って子がおっ〇い揉むか?って言ってきてね」

 

「あの市ヶ谷さんが」

 

「確かに有咲胸でっかいもんなー」

 

「そんな話をしてるんじゃありません!」

 

「それで、結城さんは触ったんですか?」

 

「触っちゃいないよ、その後に山吹さんと胸の事でケンカを始めちゃったからね」

 

「それで、どうなったんですか?」

 

「戸山って子と花園って子が何か知らないけどその二人の胸を揉むって言いだして」

 

「はー」

 

「んでその二人が説教をくらって帰って行ったよ」

 

「そうですか、それで、今井さんと白金さんは何をしているのですか?」

 

「いやー有咲に負けてられないからねーここはあたしの胸も揉んでもらわないとねー」

 

「そうです!市ヶ谷さんだけズルいです!私の方が大きいのに」

 

「りんりん!?」

 

「あなた達は話を聞いていたのですか!?」

 

「え?兄さんが有咲と沙綾の胸を揉んだって話でしょ?」

 

「揉んでません!上着を着なさい!」

 

「なーんだ残念」

 

「残念じゃありませんよ、まったく、元を辿れば結城さんの記憶喪失の原因は今井さんが原因でもあるんですからね」

 

「あはは、分かってるって」

 

「まったく」

 

「そろそろ帰った方が良いんじゃなかしら、流石に長居するのは迷惑になるでしょうし」

 

「確かにそうですね、それでは私達はこれで帰りますね」

 

「うん、ありがとうね」

 

「いえ、それでは」

 

「気を付けてね」

 

「「「はい/ええ」」」

     ・・・

そう言って三人は帰って行った。

 

『ふふふ、紗夜達は帰ったね、それじゃあ今からは私と兄さんのお楽しみタイムと行こっかな』

 

『氷川達が帰った、今なら兄さんに迫ってあんなことやこんなことを・・・・うん!』

 

そう考えていた隠れていた二人は出た瞬間。

 

 

ガチャ

 

っと扉が開き、そこから帰ったはずの紗夜が戻ってきたのだった、二人は予想外の出来事に止まる事が出来ず、半裸の状態で二人の前へと出てしまった。

 

「「・・・・・・」」

「・・・・・・」

「・・・・・・」目閉じ

 

「・・・・・今井さん、白金さん」ゴゴゴゴゴゴゴ

 

「「は、はい」」

 

「少し、いや、長---------------------いお話がありますのですぐに服を着て外へ出なさい」

 

「「で、でも」」

 

「早くしろ」ギロッ

 

「「ラ、ラジャー!」」

 

そのまま三人は部屋を後にしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何かデジャヴな気がするな、結局何だったんだろう」

 

 

ちなみに紗夜が戻ってきた理由はお見舞い品を渡し忘れたのを思い出して戻って来たのであった。



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143話

 

ーアフターグロウ編ー

 

ガラガラ

 

「ヤッホー!お兄ちゃん元気ー!?」

 

「えっと、元気・・・・なのかな」

 

「ひまり、病院何だから静かにしろよ」

 

「そーだよひーちゃーん、モカちゃん達が追い出されちゃうよ~」

 

「えへへ、ごめんごめん、嬉しくてつい」

 

「えっと、それで君達は?」

 

「あ!そうだった、アフターグロウのリーダーの上原ひまりだよ!」

 

「あたしは宇田川巴」

 

「青葉モカちゃんで~す」

 

「それで、りんご剥いてくれてる君は」

 

「あ!羽沢つぐみです!」

 

「そう、てかアフターグロウって?」

 

「アフターグロウは私達のバンドの名前だよ!」

 

「バンド?って事は楽器弾いたりするんだ」

 

「ああ、ちなみに私はドラムだぜ」

 

「私はキーボード、はい、あーん」

 

「つぐってますな~、モカちゃんはギターで~す」

 

「私はベースだよ!つぐズルい!」

 

「ありがと、それで一つ良いかな?」

 

「「「「????」」」」

 

「さっきからこっち(逆側)で一生懸命にニオイを嗅いでる子がいるんだけど、この子も君らの友達?」

 

「「「???・・・蘭/蘭ちゃん!?」」」

 

「蘭~そんなとこで何してんの~?」

 

「スンスン、何って兄さんのニオイを嗅いでんの」

 

「もー!蘭ーそんな事しに来たんじゃないでしょー!」

 

「スンスン、兄さんの記憶を戻す話でしょ?忘れてないから大丈夫」

 

「えっと・・・・」

 

「ひまりそっち持ってくれ」

 

「うん!」

 

「いくぞ、せーの!」

 

「ちょっと二人とも離して!ニオイを嗅げない!」

 

「ほら、そんな事より記憶を戻すのに良いもんがあるんだろ?」

 

「うん、この紙だよ」

 

「蘭ちゃんその紙は何?」

 

「秘密、それじゃあ兄さん、この紙にこれを押してくれたら私達の事思い出すよ」

 

「紙?」

 

そう言って幸人が蘭から紙を受け取り中身を見て見ると、そこにはある文字が書かれていた、その文字は。

 

 

[婚姻届]

 

 

 

「・・・・・・え?」

 

「何も心配しなくて良いよ、さぁグイッっといっちゃって!」

 

「いやいやダメでしょ!?」

 

「お兄ちゃんその紙なんだったの?」

 

「婚姻届」

 

「「「「・・・・・・・・は?」」」」

 

「ほらこれ」

 

 

[婚姻届]

 

 

「大丈夫、もう何も怖くないよ」

 

「いやいや、いきなりこんなん渡されたら怖いんだけど!?」

 

「大丈夫、あなたは私が守るもの」

 

「何か俺の気のせいかは知らないけど、守られると言うより襲われそうな気がするんだけど」

 

「お兄ちゃん!絶対にハンコ押しちゃダメだよ!?」

 

「兄さん絶対に押すなよ!?」

 

「お兄ちゃんダメだよ!?」

 

「何?三人共、それはもしかして押せって言う振り?」

 

「「「違ーう/ちげーよ!!」」」

 

「うるさいですよ!病院の中では静かにしてください!!」

 

「「「ごめんなさい」」」

 

「あなたが一番うるさいじゃない」ボソ

 

「何か言ったかしら?」

 

「・・・・・いえ、何も」

 

「そう、病院内では静かにね」

 

「「「「はい」」」」

 

「あ、看護婦さん、検査ってこの後でしたっけ?」

 

「ええ、また時間になったら呼びに来るわね」

 

「は、お願いします」

 

「それじゃあ静かにね」

 

そう言って看護婦は部屋を後にした。

 

 

「ビックリした―」

 

「だな」

 

「ビックリしたね」

 

「三人共あんなのにビビッてたの?情けない」

 

「そう言ってる君は足が生まれたての小鹿のようになってるけど」

 

「こ、これは武者震いだよ」

 

「何で戦おうとしてるんだよ」

 

「それより!あの人とはどういった関係なの!!」

 

「どういったって、ただの患者と看護婦さんだけど」

 

「嘘だ!!」

 

「いやいや、それ以外にないでしょ、あ、りんご貰って良いかな?」

 

「でも仲いいみたいだったけど、はい、あーん」

 

「あむ・・・・そうかな?あの人だけじゃなくても他の人ともあんな感じだけど?りんごありがとう」

 

「でもあの人の何て言うか、圧みたいなの凄かったな」

 

「ホントだね」

 

「ああ、あの人元ヤンだからじゃないかな」

 

「「「元ヤン!?」」」

 

「らしいよ、詳しくは聞いてないけど、他の看護婦さんが教えてくれたから」

 

「そりゃああんな感じになる訳だ」

 

「そうだねー」

 

「凄いね」

 

「元ヤンだか元・・・・・ヤンだか知らないけど、あんなのに私は負けない!!そして!必ずや兄さんを手に入れてみせる!!」

 

ガララ

 

ガシッ

 

蘭って子が大声で何かを宣言した瞬間に扉が開き、さっきの看護婦さんが部屋の中に入って来て、そのまま蘭ってこの頭を鷲掴みをした。

 

「・・・・・・えっと」

 

「私さっき静かにしろって言ったよな?」

 

「・・・・・・はい」

 

「私の話し聞いてなかったか?」

 

「・・・・聞いていました」

 

「ほう、聞いていたのにも関わらず、あんなデカい声をだしたと」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・・ちょっとお姉さんとお話ししようか」

 

「・・・え?おば・・・あ」

 

「・・・・」ニコォーー

 

「・・・・・死ぬしかないじゃない!」

 

バタン

 

「「「「・・・・・・・」」」」

 

ガラガラ

 

「あれ~?みんなどうしたの~」

 

「「「「・・・・・何でもない」」」」

 

「あれ~?蘭は~?」

 

「マミられたよ(拉致られたよ)」

 

「???」コテン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後彼女の姿を見たものはいなかったと言う。

 





蘭のキャラが崩壊してるけど、大丈かな?


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144話

 

ーパスパレ編ー

 

ガラガラ

 

「こんにちわー!まん丸お山に彩りを、ふわふわピンク担当の丸山彩です!」

 

「あ・・・・・・はい」

 

「え?何か変だった?」

 

「いや、彩さん、結城さんは今記憶喪失で自分達の事覚えていないんですよ」

 

「あ、そうだった」

 

「あはは!彩ちゃんらしいね」

 

「えっと、それで君達はいったい」

 

「私達はブシドー精神を身に着けたアイドルです!」

 

「はーい、ややこしくなるからイブちゃん私とあっちに行こうねー」ズルズル

 

「えっと、それで」

 

「自分達はパステルパレットって言うバンドをやっているアイドルです」

 

「アイドル?アイドルが何でここに?」

 

「お見舞いに来たんですよ」

 

「お見舞いに?って事は君たちは俺の事を知ってるんだ」

 

「はい、お世話になってます!」

 

「そうなんだ、それで、バンドって四人でやってるの?」

 

「いえ、自分たちは五人でやってます」

 

「五人?でも一人いなくない?あ!アイドルって言ってたから仕事か」

 

「いえ、確かに五人で来たはずなんですが」

 

「でも、さっきのヘンテコリンな挨拶をしたその子と」

 

「ヘンテコリンナ!?」

 

「それで・・・・・えっと」

 

「あ、自分は大和麻弥です、上から読んでも下から読んでも大和麻弥です」

 

「大和さんね、えっと続きだけどその子と大和さん、そんでさっき出て行った二人で四人しかいないみたいだけど」

 

パチッ

 

「「「え?」」」

 

突然部屋の電気が消えた。

 

「いつもスルスルあなたの隣に這い寄る新妻、し・ら・さ・ぎ・ち・さ・と、フッ」

 

「うわぁ!だ、誰!?」

 

パチッ

 

「あ、千聖ちゃんそんな所に居たんだ、探したんだよ?」

 

「あらそうなの?それはごめんなさいね」

 

「えっと・・・・・その子は?」

 

「私かしら?私は白鷺千聖、あなたの妻よ」

 

「「「妻!?」」」

 

「おおー千聖ちゃん大胆ー」

 

「ちょっとお兄ちゃんどういう事!?いつの間に千聖ちゃんと付き合って結婚までしてたのー」グワングワングワングワン

 

「ちょ、ちょっと・・・・ま・・・」

 

「彩さんストップです!結城さんが大変な事になってますよ」

 

「止めないで麻弥ちゃん!これは詳しく聞かないとダメなのー!!」

 

「おおー彩ちゃんあらぶってるねー」

 

「彩さんはどうしたんですか?」

 

「・・・・・・・」

 

「おっと、流石にこれ以上は流石に危ないかもねー、イブちゃん、彩ちゃん止めるから手伝ってー」

 

「分かりました!」

 

そう言って暴走彩を止めるために動き出そうとした瞬間。

 

バンッ!!

 

「病院内では静かにしやがれ!ぶっ殺されてーのか!!」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

「ったく、一体何騒いでんだよ、っておい!お前何やってんだ!そいつ病人だぞ!」

 

その後部屋に来た看護師の人により騒ぎは一度終了、だが三半規管がおかしくなった結城は盛大に「ピ――」をぶちまける羽目になったのはまでもなかったのであった。

 

 

 

「それで?話をまとめると、その白鷺ってのがこいつの事を妻だと言って、んでそこの脳内ピンクだっけ?「ふわふわピンクです」んなもんどっちでも良いんだよ、お前がそれを信じ切って病人であるこいつ揺るしまくったと・・・・・お前アホだろ」

 

「!!!!」ガ――ン!

 

「んで?その白鷺だっけか?そいつは今どこにいんだよ?」

 

「あれ?いないね」

 

「どこに行ったんでしょうか?」

 

「自分は彩さんを止めるのに精いっぱいだったので分からないですね」

 

「まぁいい、次は騒ぐんじゃねーぞ」

 

「「「「分かりました」」」」

 

バタンッ

 

「はー、恐かったねー」

 

「ですねー、迫力ありましたね」

 

「まさにブシドーです!」

 

「いや、違うと思うよ、それにしても千聖ちゃんどこに行っちゃったんだろうね?」

 

「ですね、探しに行きますか?」

 

「そうだね、その方が良いかも」

 

「それじゃあ行きましょう!!」

 

「はい!」

 

「だね、ほら彩ちゃん、千聖ちゃん探しに行くよ」

 

「・・・・・・・・」チーン

 

「・・・・・引きずって行こっか」

 

「・・・・・そうですね」

 

「レッツゴーです!」ズルズル

 

「イブちゃんが引きずって行くんだ」

 

「それは自分も思いました」

 

バタンッ

 

 

 

 

静かになった病室、そこにあるのは一つのベット、患者である結城以外いないはずのこの部屋でベットの下で懐中電灯で自分の顔を照らし不気味な笑顔を浮かべている影(某小学生探偵の犯人風)に気づく者は誰もいなかったのであった。



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145話

 

ーハロハピ編ー

 

 

バン!

 

「結城!遊びに来たわ!」

 

「結城君遊びに来たよ!」

 

「ああ、何て儚いんだ!」

 

「こら、病院で騒ぐんじゃありません」

 

「三人共静かにね」

 

「・・・・えっと」

 

「あら?私達の事忘れちゃったの?」

 

「そうなの!?」

 

「ああ、儚い」

 

「いや、兄さんは記憶喪失だからね、ってかこころがそれを私達に教えてくれたんでしょうが」

 

「そうだったかしら?」

 

「まったく」

 

「あはは・・」

 

「えっと、それで」

 

「私は弦巻こころよ!」

 

「はぐみは北沢はぐみだよ!」

 

「瀬田薫さ」

 

「私は奥沢美咲だよ」

 

「わ、私は松原花音だよ」

 

「えっと、それで今日はどういったようで?」

 

「遊びに来たのよ!」

 

「遊びに?ここ病院だけど」

 

「関係ないわ!」

 

「うんうん!」

 

「大丈夫さ」

 

「いや、そこは気にしようよ、良いの?」

 

「いや、ダメなんだけど、こうなったらこっちの話なんて聞かないからなー」

 

「それよりお兄ちゃんは大丈夫なの?」

 

「ああ、体の方は特に問題ないけど、とりあえずは安静にしとっけてさ、体が鈍っちまいそうだけどな」

 

「まぁ確かに一週間近くそうしてると鈍っちゃうよね」

 

「あら!それなら私達と体を動かしましょう!」

 

「はぐみ賛成!」

 

「いや、話し聞いてた?俺安静にしなくちゃいけないんだけど」

 

「大丈夫よ!何とかなるわ!」

 

「・・・・・不安しかねーな」

 

「「・・・・あはは」」

 

 

 

ー数分後ー

 

「お医者さんが良いって言ったわ!」

 

「やったね!」

 

「「「ええーー・・・」」」

 

「どうしよっか?」

 

「こうなったらやるしかないと思うよ」

 

「う、うんそうだね」

 

「まぁいっか、じゃあとりあえず・・・・・」

 

「お兄ちゃんどうかした?」

 

「いや、俺服とかねーなと思ってな」

 

「「・・・・・あ」」

 

「こちらにご用意しております」

 

「「「うわぁ!!」」」

 

「誰?」

 

「こころの所の黒服さんだね」

 

「え?もしかしてこの子って・・・・」

 

「多分お兄ちゃんが思ってる事であってると思うよ」

 

「そ、そうなんだ」

 

「要様どうぞ」

 

「ど、どうも」

 

「いえ、それでは失礼いたします」

 

シュ

 

「消えた!?消えたんだけど!?」

 

「あはは、そうだね」

 

「え?消えるのが普通なの?」

 

「「いや、お兄ちゃんの反応が普通だと思うよ」」

 

「そ、そうか、それじゃあ着替えるから出ててもらって良いかな」

 

「分かったわ!」

「はーい!」

「ああ」

 

「・・・・天真爛漫な子だな」

 

「まぁいっつもあんな感じだけどね」

 

「そうなんだ・・・・・・なんでいるの?」

 

「え?着替えるんでしょ?」

 

「うん、そうだから出ててって言ったんだけど」

 

「大丈夫だよ、お兄ちゃんはそのままで」

 

「はい?」

 

「「私達が着替えせてあげるから」」ハイライトオフ

 

「いや、一人で着替えられるから大丈夫だけど」

 

「「まあまあ、そんなこと言わないでさ」」ハイライトオフ

 

「いや、大丈夫だから、じわじわと近づいてこないで」

 

「「さぁ、お着換えの時間ですよー」」ハイライトオフ

 

「あ、あ・・・」

 

 

 

アァァァーーーーーー!!

 

 

その後どうなったのかわ三人しか知ることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー一方三バカはと言うとー

 

「それじゃあ私がボールを投げるわ!」

 

「じゃあはぐみはキャッチャーするね!薫君はバッターで良いかな?」

 

「ああ、大丈夫さ」

 

「それじゃあ行くわよ!せーの!」

 

ヒュ

 

ズドン!!

 

「ストラーイク!こころんコントロール良いね!」

 

「やったわ!」

 

『あれ?私の目がおかしいのだろうか、こころがボールを投げた瞬間にもうはぐみのグローブの中に入っていたのだが・・・・ってか音がおかしくなかったかい』

 

「それじゃあ次行くわ!」

 

「あ、ああ、いつでも来たまえ」

 

「はぐみ!行くわよ!」

 

「いいよーこころん!」

 

ヒュ

 

 

ズドン!!

 

「やったわ!」

 

「すごーい!」

 

「・・・・・・・」

 

『いやいや、待て待て!やっぱり私の目はおかしくなかった!消えてる!っと言うか何ではぐみはさも当然のように取ってるんだい!?』

 

「こころん!次はぐみがピッチャーやる!」

 

「分かったわ!私がキャッチャー?をすれば良いのね!」

 

「・・・・・」

 

『大丈夫、さっきはこころだったんだ、こころが規格外前々から知っていること、流石のはぐみでも先ほどのような事はないだろう』

 

「それじゃあ行くよー!」

 

「ええ!」

 

「あ、ああ」

 

ビュ

 

スパ――――――――ン!!

 

「・・・・・・」

 

 

ここから先の事を薫は覚えておらず、次に気がついたときには結城達が来ている状態であった。



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146話

 

どうも要 結城でーす、何か最近の記憶がないんだけど、何やら入院していたらしい、何でも頭の打ちどころが悪かったらしく、記憶喪失になってたらしい、しかもそれも一部だけでたえらガールズバンドの奴らの事だけ記憶がなかったらしい、え?思い出したのかって?まぁ結果的にはそうなるかな、どうやって治ったのかは知らないんだが、男鹿達いわく赤司が治してくれたらしいんだが、どうやったか聞いても赤司は「ふふ」って笑って誤魔化すは男鹿達に聞いても「さ、さー」って顔を逸らされるは、小松の

バカに聞いても「く、釘バットが・・・」って顔を青くしてるで結局分かんなかったんだよな、まさか釘バットで俺の頭を?・・・・・流石にないだろ。

 

まぁそんな感じで俺も無事?元に戻り、今は俺、赤司、男鹿、雪音、バカの五人で街に遊びに来ている所だ、今はゲーセンに向かっている途中だ、すると前方で何やら問題が起きているらしい、どうやら二人の女の子がナンパされているらしい、俺はそれを見て赤司達にアイコンタクトをして、その現場まで近づき、そしてナンパしている男共を。

 

 

 

 

ものの見事にスルーした。

 

 

 

 

え?助けないのかって?やだなー、めんどくさいじゃん、え?そこは助けるべきだって?んなもんどうでも良いんだよ!俺は早くゲーセンに行って太鼓の○○をしたいんだよ!そのためにはこんな所で時間食ってる訳にはいかn

 

 

 

「おい!お前等その子達が困ってるだろ!」

 

 

「「「「・・・・・」」」」

 

バカが一名居やがったよ、まぁ男共はあいつに任せればいいk

 

 

「なぁ!お前らもそう思うよな!?」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

あのバカよりによってこっちに振りやがった!

 

 

「あ?お前等こいつの仲間かよ?あ?」

 

「いえ、違いま」

 

「ああ!そうさ!こいつらは俺の仲間さ!」

 

「「「「・・・・・・」」」」ブチ!

 

「君達待ってろ!今助けてあげ、グフッ!」

 

「ねぇ?お前バカなの?いやバカだよな?何が今助けてやるだ?」ボコボコ

 

「いつ僕たちが君の仲間になったんだい?そこのところを詳しく聞きたいんだけど?話してくれるかな?」ビシビシ

 

「なんでこんなめんどくさい事に首突っ込んでんのお前は?バカなの?死ぬの?」ドコドコ

 

「・・・・・・」ゲシゲシゲシ

 

「ゴ、ゴメンナサイ、て、敵はあっちだから」

 

「あ!?敵はテメェだろうが」

 

「あ、あの」

 

「あ!!??」

 

「「「ヒッ!!」」」

 

「今こいつに制裁加えてんだ、邪魔すんじゃねぇよ!」

 

「で、でもその辺にしてあげないと」

 

「誰のせいでこうなってると思ってるんだい?君たちがくだらないナンパ何かしてるからこうなってるんだろ?

 

「「「そ、その通りでございます」」」

 

「こんなくだらない事してる暇あんだったらもっと考える事あんだろうが」

 

「「「ごもっともでございます」」」

 

「それじゃあこれからする事は分かってるよね?」ニコォ

 

「「「は、はいー!申し訳ございませんでしたーーー!!」」」

 

「ったく、早く行こうぜ、遊ぶ時間が無くなっちまう」

 

「「そうだね」」

「だな」

 

「・・・・・・」チーン

 

 

こうして無事に悪は滅びたのであった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー???sideー

 

「ま、ますき大丈夫だった?」

 

「あ、ああ、しかし凄かったな」

 

「う、うん」

 

「てかあの人達って」

 

「ますき知りあい?」

 

「お前も知ってるはずだぜ?多分だけどさっきの人達クロックだと思う」

 

「クロック、確かこの前どこかの大学で演奏してたって人達だよね?」

 

「ああ、私の憧れてる人が居る所だ」

 

「そうなんだ・・・・」

 

「どうかしたのか?」

 

「いや、知り合いの人に似てるなって思ったんだけど」

 

「そうなのか?」

 

「うん、でも多分気のせいだと思う」

 

「そうか、一度で良いから一緒に演奏してみたいぜ」

 

「そんなに凄いんだ」

 

「うちら何て相手にすらならねーよ」

 

「そんなに何だ」

 

「さ、行こうぜ、遅くなるとチュチュの奴がうるせぇからな」

 

「そうだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                   終わり!





お気に入り数が1000を超えました!!

皆さんありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!



感想と評価もお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。















記念に何かした方が良いのかな?               



                         終わり


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147話

この日俺は銀先に呼ばれたため今は学内の銀先の部屋へと向かっている。

 

「しかし銀先から呼び出しって珍しいなどうしたんだろ」

 

俺はそんな事を思いながら向かい、そして着いた。

 

 

コンコン

 

「要でーす、お邪魔しまーす」

 

ガチャ

 

「おいおい、せめて返事聞いてから入って来いよ、まぁ良いけどよ」

 

「それで?どうしたんっすか?てかお前らも居たんだ」

 

中には赤司、新田、速水の三人もいた。

 

「どうしたって、お前あれの事忘れてねーだろうな?」

 

「あれの事?」

 

「・・・・お前なぁ」

 

 

「何だっけ?赤司分かる?」

 

「そりゃあ分かるよ、じゃあヒント、この三人と言えば?」

 

「この三人?・・・・・・・・・」

 

「「「「・・・・・・・・・・・」」」」

 

「・・・・・・・・あ!」

 

「思い出したかい?」

 

「教職か」

 

「正解だ」

 

「あれ?教職で何かあったっけ?」

 

「これの事は覚えてるかい?」

 

「えっと何々?教育実習場所候補・・・・あ」

 

「その様子だと忘れてたみたいだな、んで?どうするんだ?今日中返事しないといけないんだが」

 

「んーー、あ!」

 

「「「「??」」」」

 

「確かここに・・・・あった!」

 

「「「「割り箸?」」」」

 

「これをこうして、こうして、赤司、これを俺から見えないように持って」

 

「ああ」

 

「んで適当に混ぜてくれ」

 

「ああ」

 

カチャカチャ

 

「出来たよ」

 

「サンキュー、どちらにしようかな!」

 

スッ

 

「んっと、羽丘か、銀先、羽丘で」

 

「「そんな決めかた!?」」

 

「結城らしいね」

 

「「先生良いんですか!?」」

 

「ん?良いんじゃねーの?決めえるのはあいつだし」

 

「「た、確かに」」

 

「んじゃあ赤司と新田は花咲川、要と速水は羽丘だな、んじゃ連絡しておくわ」

 

「赤司花咲川なんだ」

 

「ああ、従姉が花咲川の先生でね、知り合いがいるから気が楽だしね」

 

「なるほどな」

 

 

「     」フッ

「     」グヌヌ

 

「てか何で速水はあんなドヤ顔で、新田は悔しそうな顔してるんだ?」

 

「ふふ、結城は特に気にしなくて良いと思うよ」

 

「そうか?まぁいっか」

 

 

 

---------------------

 

 

「てな事があったんだよ」

 

「何か結城君らしいね」

 

「そうか?」

 

「うん、結城君が先生かー」

 

「何か変か?」

 

「ううん、変じゃないよ、いやー生徒たちからモテるんだろうなーと思ってね」

 

「それはねーだろ、第一生徒と先生だぞ、完全にアウトじゃねーか」

 

「はは、確かにそうだね、それで?何時から?」

 

「丁度二週間後だな」

 

「そっかー、大変だね」

 

「それは自分にたいしての言葉か?」

 

「うぐ!だ、大丈夫だもん・・・・タブン」

 

「まぁ最近は人も増えて来たんだろ?」

 

「うん、結城君達のおかげでね」

 

「良かったじゃねーか」

 

「ホント助かったよ」

 

「こっちもタダで貸してもらったからな」

 

「なんの話ししてるんですか!!」

 

「あ、香澄ちゃん、いらっしゃい、みんなもいらっしゃい」

 

「「「「こんにちは!!!」」」」

 

「おう、勢ぞろいじゃねーか、どうしたんだ?」

 

「今日はみんなcircleで練習でね、たまたま一緒になったんだ」

 

「へーそうなのか」

 

「それで?なんの話をしてたの?」

 

「ん?ああ、俺の教育実習の話し」

 

「「「「「教育実習??」」」」」

 

「まぁ簡単に言うと高校に行って色々学んで来いって話だ」

 

「大分はしょったね」

 

「こいつらに一から説明して理解できると思うか?」

 

「「「「「・・・・・・確かに」」」」」

 

「それで、結城さんはどこの高校に行かれるんですか?」

 

「ああ、俺は羽丘だ」

 

 

「「「「「「     」」」」」」OTL

「「「「「「     」」」」」」グッ!!

 

 

 

ある者達は崩れ落ち、ある者達は天に手を突き立てた、今はこの時だけはcircleはカオスになっていたのであった。



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148話

更新遅くなって申し訳ございませんでした!!



「それで、何故羽丘にされたんですか?」

 

「クジで決めらからだな」

 

「クジ、ですか?」

 

「ああ、教育実習の事すっかり忘れててな、とりあえず花咲川か羽丘で良いやって思って、割り箸でクジを作って、それで決めた」

 

「お兄ちゃんらしい決め方だね」

 

「まぁ今思えば羽丘で良かったのかもな」

 

「それは何故ですか?」

 

「じゃあ紗夜、お前が俺の立場だとするぞ?」

 

「はい」

 

「もしお前が花咲川に行く事に決まりまりました、ここまでは良いな?」

 

「ええ」

 

「当日、お前が行く学年が2年になりました」

 

「..........あ」

 

「美咲は分かったみたいだね」

 

「まぁね」

 

「それのどこがダメなんですか?」

 

「まだ分かんねーか?それじゃあそこのクラスに香澄、こころ、はぐみ、たえ、彩がいたらどうなる?」

 

「私3年生だけど!?」

 

「あれ?成績がダメすぎて留ね」

 

「してないからね!!」

 

「なんだ、残念、っとまぁここまで言えば分かるだろ?」

 

「ええ、そうですね、大変なことになりますね」

 

「そう言う事だ」

 

「確かにそう思うと羽丘で良かったのかも知れませんね」

 

「紗夜ちゃんまでそう言うって、香澄ちゃん達ってそんなにあれなの」

 

「まぁ先生達の間でも問題児として見られているみたいですよ、私のところに何回か言いに来られた先生もおられましたから」

 

「でも羽丘も日菜さんが居るけどどうなの?」

 

「日菜は放置して置けば大人しくなるだろう、心配してない」

 

「それは本当に心配してないもだろうか」

 

「そうだな、羽丘の不安材料は、あこ、ひまり、蘭、友希那かな」

 

「「主に?」」

 

「成績面だな」

 

「それで?もうどこの学年になるのかは知ってるの?」

 

「いや、まだあちらさんも決めかねてるみたいでな、とりあえずは羽丘に行くってことが決まっただけだ」

 

「そうなんだ、てか羽丘に行くってことは、その後も羽丘に?」

 

「いや、その辺はまだ決めてねぇよ、教師になるのか、普通に働くのかはな」

 

「そうなんですか、てっきりそのまま教師になるのかと思ってました」

 

「俺が教師しても特になんもないだろ?」

 

「「「「「「「寧ろ留年して・・・・・・・放課後に・・・・フヘヘ」」」」」」」」

 

「私は結城君の授業受けてみたいなー」

 

「でも結城さんは教え方が上手なので教師に向いていると思いますよ?」

 

「確かに」

 

「ま、教師も候補の一つってだけだ、そんなに急いで決める事でもないしな」

 

「確かにそうかもね、いろいろ見てまわってから決めても良いかもね」

 

「確かにそうかもね」

 

「そうですね、急いで決めてしまっても仕方ないですしね」

 

「ちなみにお兄ちゃんは羽丘でどこの学年が良いの?」

 

「そうだな、安定で見るなら1年かな」

 

「あれ?そこは3年生じゃないんだ?」

 

「まぁな、あこって言う不安材料はあるが、六花と明日香は見た感じだと羽丘でも上の方だからな、多分教える分には楽だと思う」

 

「そうなんだ?てか六花ってのは確かGALAXYで働いてるメガネかけたギターが凄い子でしょ?」

 

「ええ、文化祭の時に見ましたが凄かったですね」

 

「それは分かったんだけど、明日香って子は?」

 

「ああ、香澄の妹だよ」

 

「「戸山さんの妹?」」

 

「ああ、感じで言えば香澄と正反対な感じだ」

 

「「戸山さんと正反対」」

 

「つまり頭が良く」

 

「それでいて大人しく」

 

「「常識がある人」」

 

「正解」

 

「それは本当に戸山さんの妹さんなんですか?」

 

「正真正銘の妹だったよ」

 

「「そうなんですか/そうなんだ」」

 

『紗夜ー!練習やるよー』

『美咲ー!!!早く演奏を始めましょう!!!』

 

「ええ、今行きます」

「はいはい、分かったから騒がないでよ」

 

「そんじゃまぁ行ってこい、俺もそろそろ帰らねーといけねーからな」

 

「何かあるの?」

 

「ミユの散歩」

 

「早く行きましょう」

 

「「「「うわ!!」」」」

 

「お前どっから出て来やがった」

 

「そんなことはどうでも良いのよ、早くミユちゃんの散歩に行くわよ」

 

「はいはーい、友希那はこっちで私達と練習ねー」

 

「リサ離して!私はこれからミユちゃんの、いやぁぁぁぁぁーーー・・・・・」

 

「「「「・・・・・・・・」」」」

 

 

 

こうしてこの日の話はお開きとなったのであった。

 

 




田中なななさん、叢雲神さん、竹田いのりさん高評価ありがとうございます!!!











更新が遅くなってしまい申し訳ありませんでした、仕事の関係等々で中々出来ませんでした、これからもこんな感じになってしまいますが、どうぞ、よろしくお願いします!!!!!







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149話

オリジナル回


とある日

 

prrrr

 

電話の音と共に目を覚まし、携帯を見てみると、姉貴からだった。

 

「はい、どうした?」

 

『あ、結城寝てた?ゴメンね〜』

 

「・・・・・・・」

 

『無言はやめてよ!?』

 

「今に始まった事じゃねーだろうがよ」

 

『そうだっけ?ゴメンゴメン』

 

「・・・・ッチ」

 

『舌打ち!?』

 

「んなもんどうでも良いんだよ、それで?どうしたんだよ?」

 

『あ、そうだった、ちょっと結城に頼みたいことがあってね』

 

「ふー〜ん、あっそ、じゃあもうひと眠りしますかな」

 

『何で寝ようとするのよ!?』

 

「だってーあんたの頼みだろ?ろくな事がないに決まってんじゃねーか」

 

『う!った、確かにいろいろ迷惑かけたと思うけど、こ、今回は違うのよ』

 

「何が違うんだよ」

 

『うん、今日の撮影なんだけどね、一名男性の人何だけど、インフルエンザになっちゃったらしくてね、男手が欲しいのよ』

 

「用は雑用か」

 

『まぁそうなるかな、急だったから結城にしか頼めなくてね』

 

「はぁー、焼肉な」

 

『OK!それじゃあよろしくね、詳細はメールするから』

 

「ん」

 

ピッ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜数時間後〜

 

俺はあの後姉貴からの詳細を元に色々準備を済ませ、今現在は撮影場所であろう建物に来ている。

 

「さて、このままいてもしゃあないしな、中に入りますかね」

 

俺はとりあえず中へと入った。

 

 

中に入った俺はとりあえず受付へと向かった。

 

「いらっしゃいませ、どういったご用件で、って結城君!」

 

「どうも」

 

「今日はどうしたの?」

 

「姉貴に呼び出されたましてね」

 

「京香さんから?」

 

「ええ、何でも欠員が出たらしくて、その代わりにって事で」

 

「そうなんだ、それじゃあ京香さんだね、京香さんは最上階にいるわよ」

 

「ありがとう」

 

「頑張ってね!」

 

「ほどほどに頑張りますよ」

 

「ふふ、結城君らしいね」

 

「そっすかね?」

 

「ええ」

 

「それじゃあ俺はこれで」

 

「ええ、頑張ってね」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺は受付の人に聞いた最上階へと着いた。

 

コンコン

 

 

?誰もいねーのかな、とりあえず入ってみるか。

 

ガチャ

 

「しつれいしまーすっと」

 

中に入ってみたが誰も居なかった、あれ?時間間違えたかな?っと思っていたら。

 

「ちょっとあなた!こんな所で何してるのよ!」

 

そう怒鳴り声が聞こえたので振り返ってみたらそこにじゃ三人の女の人がいた、何やら怒っているみたいだが俺はと言うと違うことを考えていた。

 

(あ、人がいた、って事は時間間違ってなかったな良かった良かった)

 

「ちょっと!聞いてんの!?」

 

「そうよそうよ!」

 

「何で男なんかがここにいるのよ!」

 

(あ〜腹減った、そういや起きてから一度も飯食ってねーや)

 

「「「ちょっとあなたね!あなたみたいなブサイクが来ていい場所じゃないのよ!!!」」」

 

などと怒っているが結城は違う事を考えているのだった。

 

するとそこに。

 

「どうかしたのかい?」

 

凛とした顔立ちをした1人の女性がやって来たのである、その女性に気づいた三人の女性は目を輝かせながらそっちに向かっていった。

 

「「「明日香様!!」」」

 

彼女の名前は佐藤 明日香、京香と同じ年で京香と同じモデルである、彼女も京香に引けを取らないスーパーモデルである。

 

「それで?どうしたんだい?」

 

「明日香様!あの男が勝手に入ってるんです!」

 

「あんな男がいるなんておかしくないですか!?」

 

「そうですよそうですよ!」

 

「男?おや」

 

バン!

 

「間に合ったー!!」

 

「「「京香様ー!!!」」」

 

「あ、おはよー、いや〜ゴメンね〜遅くなっちゃった」

 

「いえ!とんでもないです!」

 

「京香様のためなら何時間だって!」

 

「お待ちします!」

 

「明日香もゴメンね〜」

 

「何、私も今来た所だよ」

 

「京香様に明日香様」

 

「もう死んでも良いわ」

 

「地球に生まれて良かったー!」

 

「もう、みんな大袈裟ねー」

 

すると京香に近寄る影が。

 

「それじゃあ始めましょう、ぐわ!」

 

「「「京香様!?」」」

 

「おう、随分と待たせるじゃねーか、あぁ?」

 

「痛い痛い!これ結城よね!絶対結城よね!このアイアンクローは結城よね!?」

 

「おう、結城様だぞ、それで?何でやられてるかは分かってるよな?」

 

「・・・・・・何で?」

 

グシャ

 

「ギャーーーーーーーーー!!!」チーン

 

「「「京香様!!!」」」

 

「ちょっとあなた!何したか分かってるの!?」

 

「そうよ!京香様に暴力を振るうなんて!」

 

「万死に値するわよ!」

 

「何って?鉄拳制裁かな」

 

「「「っな!!」」」

 

「結城君、アイアンクローは鉄拳制裁ではないんじゃないかな」

 

「そうかな?あ、それと久しぶり明日香さん」

 

「ああ、久しぶりだね、元気そうで何よりだよ」

 

「明日香さんも、相変わらずキャーキャー言われてるね」

 

「ああ、ありがたい事だよ」

 

「あ、明日香様、この無礼な男はいったい」

 

「「 」」ウンウン

 

「ああ、彼の名前は要 結城君、京香の弟さ」

 

「「「・・・・・・・ええええええええええええーーーーーーーー!!!!!!?????」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!私あれだけなの!?」

 

「文句あんのか?あ?」

 

「何でも御座いませんでした」土下座

 

「って事で本当に終わり、え?中途半端じゃないのかって?それはねーよ、投稿者の頭じゃオリジナルでやったらこれが限界なんだから」

 

「それはちょっと可哀想じゃない?」

 

「事実なんだから仕方ないだろ?」

 

「否定できないね」

 

「てな訳では次からは本編の方に戻ると思うんで、よろしく」

 

「よろしくねー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当にお終い。

 

 

 

 

 



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150話

ー教育実習当日ー

 

今日から教育実習の開始だなーと思いながら羽高へ向かっていると。

 

「要君!」

 

っと声をかけられたので振り返って見ると、速水が立っていた。

 

「速水か、どうした?こんな所で」

 

「どうしたって、今日から教育実習でしょ」

 

「あーそういや速水も一緒だっけか」

 

「だっけかって、もう、相変わらずね」

 

「それにしても、速水って家逆じゃなかったか?」

 

「そうだったかしら?(言えない1時間前から待ってたなんて)」

 

「まぁいいか、んじゃ行くか」

 

「ええ!」

 

そんな感じで速水と一緒に羽高へと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー羽高前ー

 

「ここだな」

 

「ええ、そうね」

 

「確か誰か来てくれるんだったよな?」

 

「ええ、予定ではその筈よ」

 

そんな事を話していると、学校の方から二人の先生らしき人達がこちらに向かって来た。

 

「こんにちは、あなた達が今日からうちで教育実習予定の子ね」

 

「ええ」

 

「はい」

 

「私は1年生を担当している小玉です、そしてこちらが」

 

「2年の担当している桜だ」

 

「要 結城です」

 

「速水 美波です」

 

「要君と速水さんね、今日からよろしくね」

 

「「よろしくお願いします!」」

 

「それじゃあ速水さんは私と行きましょうか」

 

「・・・・・え?」

 

「速水さんは私と一緒に1年生を担当してもらいますからねー、それじゃあ行きますよー」

 

 

「え、ちょっと待って、あああああああーー・・・」

 

「・・・・何と言うか、パワフルな人ですね」

 

「ああ、あんななりだがな、それじゃあ我々も行こうか」

 

「あ、はい」

 

そんな感じで俺は桜先生の後をついて行った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー教室前ー

 

「さて、少しここで待っていてくれ」

 

「分かりました」

 

俺が返事をすると桜先生は俺の顔を見るとフッと笑みをこぼし教室へと入って行った。

 

ガラッ

 

「よーし、お前ら座れー、ホームルーム始まるぞー」

 

桜がそう言うと生徒達は一斉に席に着いた。

 

「よーし、じゃあ見た感じ全員いるな、よし、みんなおはよう」

 

「「「「「「おはようございます」」」」」」

 

「相変わらず良い返事だ、今日の連絡事項は一つだけだ、前にも言ってあったが今日から教育実習で君らとはまた違う勉強をする事になった先生を紹介しよう、入って来てから」

 

 

俺は桜先生に呼ばれて教室の中へ入った。

 

「えー、今日から頑張ってもらう、要 結城君だ」

 

「要 結城ですよろしくお願いします」

 

「要君には主に私の授業を見て勉強してもらい、ある程度日が経ったのち彼にも授業をしてもらう事となっているので、みんなも協力する様に、それじゃあホームルームはこれでお終いだ、1限目から私の授業だから準備しておくように、それじゃあ要君行こうか」

 

「はい」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー職員室にてー

 

「それじゃあまずは一通りの流れを説明しよう」

 

っと言うと、桜先生は教材等々の説明をしてくれた。

 

「まぁとりあえずはこんなものだな、何か質問はあるかい?」

 

「いえ、今のところは大丈夫です」

 

「そうかい、それじゃあ教室に行きますかね」

 

そう言うと桜先生は荷物を持ち教室へと向かった、俺はその後について行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー再び教室ー

 

キーンコーンカーンコーン

 

「よーし、席につけー、よし着いたなそれじゃあ授業を始めていくぞー、要君には後ろで最初は君らと同じように授業を受けてもらう、それじゃあ要君」

 

桜先生の合図と共に俺は後ろへ向かった。

 

「よーし、昨日の続きからやるぞー、美竹ー後ろじゃなくて前向けー、てか何でお前は机ごと後ろ向いてんだ?」

 

「それは私が兄さんを見つめていないといけない病気だからです」

 

「そんな病気聞いたことないからなー、さっさと机ごと前に向けー」

 

「・・・・・・・」

 

「だんまりかい、どうしたものかね」

 

桜先生が困ってような顔をしたので、俺は蘭の元へ向かった。

 

「兄さん、やっと私の愛に気づいてく」

 

蘭が言い切る前に俺は蘭の耳元は近づき、ボソボソとある事を蘭に言った、俺は言い終わるとまた後ろへ下がって行った、そして後ろに下がり前を向くと、顔を青ざめながら机を前に向ける蘭の姿があった。

 

「ま、まぁ何があったかは聞かないが授業を初めて行くぞー」

 

こうして俺の教育実習の幕があけたのである。

 

 

 

 

※ちなみに結城と蘭の会話はと言うと※

 

「兄さん、やっと私の愛に気づいてく」

 

「真面目に授業受けないんだったら二度と口聞かねーからな?あ?」

 

「・・・・・・」サー

 

「前、向こうな?」

 

「・・・・・・あい」

 

ってな会話があったのを二人以外は知らないのであった。




活動報告に質問をしたいと思いますので、よかったらそちらもお願いします。


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151話

ー一週間後ー

 

 

「今日から要君に授業をやってもらう事となった、みんなはしっかりちゃんと話を聞くように、たまに私もフォローしながらの進めになるからその事も覚えておくように」

 

「「「「「「「「はーーい」」」」」」」

 

「それでは要君、頼んだ」

 

「分かりました、それじゃあ今桜先生からも言ったが今日から俺が授業を進めていくからよろしくな、それじゃあ教科書の〇〇ページ開いて」

 

俺がそう言うと生徒達は教科書を開いた。

 

「四字熟語の問題からだな、それじゃあ早速だが、問題を解いてもらうぞー、問題はこれだ」

 

そう言って俺は黒板に文字を書いた。

 

 

いくどうおん

 

「この四字熟語を漢字で書いてもらう、まずはそうだな・・・・美竹」

 

「愛しの蘭と言って、さんはい」

 

「さっさと書こうか?」ピキピキ

 

「あ、はい、いくどうおんねこんなの楽勝だよ・・・・終わったよ」

 

「はい、じゃあ美竹の答えを見て行こうか」

 

答え:イ○!同音

 

「漢字だっつっただろうが、それに四文字じゃなくて五文字だろうが、それに漢字の答えのかに!マークが入るか訳ねーだろ、はい不正解、じゃあ次上原」

 

「はい!よーしお兄ちゃんに良いとこみせるぞー!・・・・・出来た!」

 

「はい、上原の答えを皆んなで見ていくぞー」

 

答え:以下同文

 

「「「「「「・・・・・・・」」」」」」

 

「えへへー、ドヤ!」

 

「先生このクラス大丈夫ですか?」

 

「一部だけだと思ってくれ」

 

「はぁ、みんなは分かってると思うけど、俺が問題に出したのはいくどうおんな、宇田川、上原の答えはなんだ?」

 

「いかどうぶんです」

 

「正解、全く違うからなまぁこんな間違いする奴はそうそういないと思うけどな、じゃあ羽沢」

 

「はい!」

 

「解いてくれ」

 

「・・・・出来ました!」

 

答え:異口同音

 

「はい正解、流石だな、これが答えだからな、みんなはさっきの二つは見なかった事にする様に、さてその流れだが、そこの君、意味は分かるかな?」

 

「わ、分かりません」

 

「了解、異口同音って言うのは全員が口を揃えて同じことを言う事だ、覚えておくようにな、それじゃあ次はこれだ」

 

しめんそか

 

「今度は難しいぞー、それじゃあこの問題を・・・和奏」

 

「・・・・」ボー

 

「和奏?」

 

「・・・・」ボー

 

「和奏レイ!」

 

「・・・・」

 

「おい、先生が呼んでるぞ」ビシッ

 

「え!?あ、えっと」

 

「どうした?体調でも悪いのか?」

 

「いえ、だ、大丈夫です」

 

「そうか?じゃあこの問題を解いてみてくれ」

 

「あ、はい・・・・えっと」

 

答え:四面楚歌

 

「これでどうでしょうか?」

 

「お、正解!よく分かったなー、そう、四面楚歌はこう書くからなー、覚えておくようにな、テストに出るからなー、それじゃあ和奏は席に戻ってくれ」

 

「はい(やっぱり兄さん昔と変わらないな)」

 

「どうかしたか?」

 

「いえ、なんでも」

 

「そうか、それじゃあ次は」

 

 

 

------------------------------------

 

「てな、感じでここの文章の意味が分かってくるって感じになるからな、覚えておくと良いぞ、ここまで分かるかな?アh、上原ー分かったかー?」

 

「だだだだだ大丈夫!」

 

「ダメだなありゃあ」

 

「よし!今日の授業はここまでにしよう、今からは要君に質問タイムとする、が、あまり変な事聞くんじゃないぞ」

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

「それじゃあ質問ある人」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「じゃあ委員長」

 

「はい!要さんは今彼女はいますか?」

 

「彼女?」

 

『ふふふ、この質問を待ってたよ、兄さんはここでバシッと私と言うに違いない』

『お兄ちゃんの彼女は私だからねー、お兄ちゃんは間違いなく私と言うよ!絶対』

 

「彼女はいないぞ」

 

「「嘘だ!」」某鉈少女風

 

「嘘も何も付き合ってねーだろうが」

 

「何でそんな嘘つくのかな?かな?」

 

「妄想は家に帰ってからやれよー」

 

「それじゃあ次は」

 

「はい!」

 

「じゃあ羽沢」

 

「子供の頃の夢って何ですか?」

 

「子供の頃の夢か・・・・・・そうだな、君達はアニメの魔法少女は分かるかい?」

 

「「「「「「「「 」」」」」」」」」コクコク

 

「まぁ夢って言って良いのか分からんが、子供頃に姉に一緒に見せられた事があってな、その時に思ったのが、魔法少女の変身のシーンの途中で攻撃する事だったかな」

 

「そ、そうですか」

 

こうして質問タイムは進み。

 

キーンコーンカーンコー

 

「それじゃあ今日の授業はここまで、今日要君に言われた重要な所は覚えておくように!以上」

 

 

こうして俺の教育実習初の授業は幕を閉じたのであった。

 

 

 



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152話

カーンカーン、カーンカーン

 

「これより要 結城と美竹 蘭の結婚式を行います、汝要 結城殿、汝は妻美竹を愛する事を誓いますか?」

 

「はい」

 

「汝美竹 蘭殿、汝は夫要 結城を愛する事を誓いますか?」

 

「はい」

 

「それではこれより夫婦による誓いのキスを行います、さー!みなさん!シャッターチャンスですよー!!!」

 

「「「「「わぁぁぁーーーー!!!!」」」」」

 

「さー!それではお二人共ブチュっといっちゃってください!」

 

「いくぞ?」

 

「うん」

 

その後二人は誓いのキスを果たしたのであった。

 

-----------------

 

「蘭〜おめでと〜」

 

「モカ、ありがと」

 

「蘭!おめでとうな!」

 

「巴もありがと」

 

「あーあー、まさか蘭に先にお兄ちゃんを取られるなんてなー、でもおめでと!」

 

「ふふ、ごめんねひまり」

 

「蘭ちゃん凄く可愛いよ!」

 

「ありがと、つぐみ」

 

「蘭ちゃんおめでとー!」

「蘭!おめでとう!」

 

「うわ!香澄、こころ、二人共ありがとう」

 

「蘭ーおめでとう、これからが大変だよー」

 

「リサさん、ええ分かってます」

 

「これからはしっかりとしないと、私が兄さんを取っちゃうかもしれないわよ?」

 

「千聖さん、そうならないように頑張りますよ」

 

「美竹、良かったな、おめでとう」

 

「桜先生、ありがとうございます、ふふ、先生も早く良い人見つけないといけませんよ?もう歳何ですから?」

 

「ふ、お前に言われるとわな」

 

「えー、皆さま、お盛り上がりのところ申し訳ございませんが、これよりケーキ入刀を行いたいと思いますので、お席の方へとお戻りをお願いいたします」

 

 

 

 

 

「えー、皆さまお席にお戻りになられましたね、それではこれより夫婦になってからの初めての共同作業となるケーキ入刀を行いたいと思います!ではケーキカモーン!」

 

 

ガラガラガラ

 

「さー!大きなウエディングケーキがやって来ました、これよりこのケーキに結城さん、蘭さんのお二人でそこにあるナイフで入刀をしていただこうと思います!それではお二人、ご準備の方を!」

 

司会者の指示のもと、二人は寄り添いながらナイフを掴んだ。

 

「ご準備できましたね?それではこれより夫婦によるケーキ入刀を行います!お写真をお撮りになる方はこぞって前の方へお越し下さい!」

 

 

「では良いですか?それでは!ケーキ入刀!」

 

 

わぁぁぁーーーー!!!

 

「お二人によるケーキ入刀でございました、続いてそのままの流れでファーストバイトの方を行いたいと思います!それではまずは夫、結城さんから奥さんの蘭さんへのファーストバイトを」

 

「・・・・これくらいか」

 

「それでは皆さん、せーのでいきますよ!?せーの!」

 

「「「「「アーーーーン!」」」」」」

 

「あーー」

 

スカッ

 

ガン!

 

-----------------

 

「痛!」

 

「よー、ようやくお目覚めか?あ?」

 

「え?桜先生?あれ?ここは?」

 

「ここは補修室だが?補修中に居眠りとは良い度胸だなー?美竹?」

 

「あれ?兄さんは?」

 

「要君なら昨日で実習期間が終わってもういないだろうが」

 

「ちょっと何言ってるのかわからない」

 

「何で分かんねーんだよ」

 

「兄さんがいないなんて、嘘だ!」

 

「嘘しゃないからな、それと」

 

「何ですか?婚活の話ですか?先生も早くした方が良いですよ?行き遅れになっちいますよ?」

 

「上原がついさっき補修が終わってな、後補修で残ってんのが美竹、お前だけなんだよ、だから今は私とお前だけなんだよ、だからさ」

 

 

   「今の発言について詳しく聞こうじゃねぇーか?なぁ?」

 

 

 

その後、蘭の姿を見たものは誰も居なかったのであった。




活動報告の方に、お知らせ?をのせておきますので、良ければそちらも見たいって下さい。


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153話

ある日の事、街をぶらぶらしていると。

 

「お兄さん」

 

っと声をかけられた、振り向いてみると、あまり見覚えのない女の子がそこに居た。

 

「えっと、君は?」

 

「ああ、覚えてないか、前にナンパを助けて貰ったんだけど」

 

前?ナンパ?・・・・・・・・・あ!

 

「確かもう一人金髪の子と一緒にいた子か」

 

「うん、そうだよ」

 

「今覚えましたわ、あー、そういや自己紹介してなかったな、俺は要 結城だ」

 

「私は和奏 レイだよ」

 

「和奏・・・・レイ・・・」

 

「?どうかした?」

 

「いや、昔の知り合いに同じ様な名前の奴がいてな」

 

「そうなんだ」

 

「ま、多分人違いだろうから気にしなくて良いぞ、それよりどうかしたのか?」

 

「いや、たまたま見つけたから声をかけたんだ、こないだの事のお礼も言いたかったしね」

 

「別に良いんだがな、ストレス発散にもなったしな」

 

「それでもだよ、あの時は私達もあの時はどうにもならなかったしね」

 

「まぁ、それならそれで良いんじゃねーか」

 

そんな事を話していると。

 

「レイヤさーん!」

 

っと俺の後ろの方から声が聞こえたので、振り向いてみると、そこにはすんげーー髪の毛をした女の子こっちに?向かって来た。

 

「パレオ」

 

パレオ?外人か?いや、でもすげー日本語話してるよな。

 

「あ、お兄さん紹介するよ、彼女はパレオ、私達のバンドのメンバーでキーボードを担当きているよ、ちなみに私はボーカルとベースをしてる、パレオって言ってるけど、本名は鳰原れおな(にゅうばられおな)って言うんだ」

 

にゅうばらって名前もあれだけどな。

 

「そうか」

 

「レイヤさん、この方は?」

 

「この人は要 結城さん、この前に話したと思うけど、私とますきがナンパされてる時に助けてくれた人なんだ」

 

「あーーぁあ!確かにありましたね!そうですな!この方がですか!」

 

「どうも、要だ」

 

「パレオです!レイさんをありがとうございました!」

 

「何、気にするな.、知り合いが来たみたいだし俺は行くよ」

 

「分かりました!」

 

「じゃあな」

 

「うん」

「はい!」

 

俺は二人の言葉を聞き、和奏の横を通り過ぎた、通り過ぎる際に和奏にだけ聞こえる声で。

 

「あの泣き虫レイが立派になったじゃあーねーの」

 

そう言ってその場を後にした。

 

 

 

-----------------

 

「!!」

 

結城に話しかけられたレイヤは目を見開き、驚いた表情をしていた。

 

「?どうかしましたか?」

 

レイヤの驚いた表情を見てパレオはレイヤに話しかけた。

 

「・・・フフ」

 

「??」

 

「いや、何でもないよ、行こっか、あまり遅くなるとチュチュに怒られちゃうかも知れないしね」

 

「はい!」

 

最後にレイヤは後ろを振り向き。

 

「私の事、覚えててくれたんだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼッタイニニガサナイカラネ

 

 

 

 

 





活動報告の方にお知らせをのせておきます。


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154話

 

〜クリスマス〜

 

 

今日はクリスマス当日、確か去年はあいつらとすごしたんだっけな、だが今回あいつらはクリスマスライブをするらしく六花が働いているGalaxyで準備を進めているらしい。

え?お前は何してるんだった?そんなの決まってるじゃないか、街に繰り出してイチャイチャしているカップルに「リア充爆発しろ!」っと視線を送る!

 

 

 

 

って言っているバカ付き合わさせられるために向かっていたのだが、何とあいつは今さっき電話が来て風邪ひいたからすまん!との事だ、だからとりあえずぶらぶらしているところだ。

 

 

「しっかし、あいつらがいないとこうも静かになるとわな」

 

「結城くん!」

 

何て、感慨深く思っていると、後ろから声をかけられた、振り返ってみるとそこにはまりながいた。

 

「まりなか、どうかしたか?」

 

「いやーたまたま見つけたから声掛けちゃった」

 

「そうか、仕事は良いのか?」

 

「あはは〜、みんな向こうに行っちゃったしねー」

 

「あーなるほど、確かにな、じゃあ何してんだ?」

 

「いやーね、こんな日なのは仕事もなければ一緒に過ごす人もいないからさ」

 

「もしかしてお前、友達が」

 

「友達はいるからね!?みんな彼氏と過ごすんだってさ」

 

「あー、ご愁傷様」

 

「あやまんないで!逆に虚しくなるから!!」

 

「お、おう」

 

「逆に結城くんが一人ってのも珍しいね」

 

「まぁ俺も理由が違えどお前と一緒みたいなもんだな」

 

「そうなんだ、てことは今一人なの?」

 

「ああ」

 

「そうなんだ・・・・・じやあさ、これから一緒に遊ばない?」

 

「まりなとか?そうだな、どうせ暇だし良いんじゃねーか?」

 

「そうと決まれば早速行こうか!」

 

「って言ってもどこに行くんだ?」

 

「そうだなー、あ!ボウリングとかどうかな?私結構得意なんだー」

 

「ボウリングか、良いぞ」

 

「それじゃあレッツゴー!!」

 

 

--------------

 

それから俺達はボウリング場へ行き3ゲーム楽しんだ、結果はと言うと。

 

「あんなの!聞いてないよ!?」

 

まぁ結果はと言うと、俺の圧勝!!って事で幕を閉じたのであった。

 

「クソー、普通に結城くんに勝てる自信あったのに、まさか結城くんがあんなに上手いとは思わなかったよ」

 

「相手の実力も分からないのに賭けなんてするんじゃなかったな、ジュースゴチでーす」

 

「クソー、何も言い返せないから悔しい」

 

「さて、次はどうするよそうだなー、何か動いたからお腹減って来ちゃったな」

 

「じゃあ飯でも食いに行くか」

 

「お、賛成ー」

 

「要望とかあるのか?」

 

「んー、特にはないかなー、あ!そうだ!結城くんのオススメのお店連れて行ってよ!」

 

「俺のオススメ?」

 

「うん!前々から気になってたんだー、結城くんって普段どんなとこに行ってるんだろーって」

 

「まぁ普段は自炊するからな、店に食いに行くのは大学の奴らと集まる時ぐらいだからなー」

 

「そうなんだ」

 

「まぁその時に行って上手いと思った所にでも行くかね」

 

「お!良いなー」

 

「じゃあ行くか」

 

そう言って俺は歩きだし、まりなが横をついて来た。

 

 

 

 

 

 

「ここだ」

 

「焼き鳥屋さん?」

 

「ああ、じゃあ入るか」

 

「うん」

 

 

ガラガラ

 

「いらっしゃい!」

 

「親父さんどうも2人で」

 

「お!結城じゃねーか、後ろのベッピンさんはお前のこれか?」

 

「違うよ、友達だよ」

 

「なーんだつまんねーの、どこでも良いぞ」

 

「了解、んじゃあ座るか」

 

「そうだね」

 

俺達は席につきメニュー表を見た。

 

「とりあえず飲み物はどうする?」

 

「んー、そうだなー、この後仕事もないし、生にしようかな」

 

「俺も生にするかな、さて、何食う?好きなの選んで良いぞ」

 

「そうだなー、これも美味しそうだし、これも美味しそう、あ!これなんかも・・・・・」

 

『スイーツを見たときのひまりかな?』

 

「あーこれも・・あ!盛り合わせがあったか、それじゃあ私はこの盛り合わせで」

 

「お、それにするのか、親父さん、いつもの2つで」

 

「あいよ!」

 

「結城くんも一緒のなんだ」

 

「ああ、いろいろあるからな、飽きなくて良い」

 

「良いよねー」

 

その後来た料理に舌鼓を打ちながら、俺達は会話と酒と料理を楽しんだ。

 

 

--------------

 

その後店を出たまでは良いのだが。

 

「えへへ〜結城くんにギュー!」

 

ものの見事にまりなが酔っ払いやがった。

 

「ほら、しっかり歩けっての」

 

「は〜い、歩きまーす」.

 

「たく、腕掴んでいいから、こけるなよ?」

 

「は〜い、ねぇねぇ結城くん」

 

「んあ?どうした?」

 

「今の私達ってカップルに見えるかな?」

 

「どう見たって酔っ払いの面倒見てる人にしか見えんだろ」

 

「えへへ〜、そっかそっかー見えるか〜」

 

「こいつ話し聞いてねぇーな」

 

「えへへ〜ギュー!」

 

「痛いってーの、ったく」

 

その後何とかタクシーを探してまりなを・・・家を知らなかったのでcircleの事務室に風邪を引かせないようにしてから俺も帰った。

 

後から思った事だが、俺の家で寝かせれば良かったと少し後悔をしたのであった。

 

 

--------------

 

〜所変わって〜

 

結城達が店から出て来た頃、彼女達もライブと打ち上げを終えてGalaxyを出ていた、そこで集まっていると。

 

「あ!結城さんだ!」

 

っと香澄が結城を見つけ、大声を出した、すると。

 

「「「「「「「「!!!!!!!!!」」」」」」」」バババ!!、

 

結城LOVE勢が一斉にそちらの方を見た。

 

「あ!ホントだ、結城くんだ!」

 

「ホントね!一緒にいるのはまりなかしら?」

 

「あ、ホントだまりなさんだ、何だかお兄さんに抱きついてるように見えるね」

 

「でも、何だかまいなさん酔っ払ってる様に見えるね、ね?沙綾ちゃん?・・・・・沙綾ちゃん?」

 

「「「「「「「「・・・・・○す」」」」」」」」ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

「ちょ、ちょっと待って!みんな!?ほ、ほらまりなさんは酔っ払ってるだけなんだけだからさ」

 

「「「「「「「「・・・・・○す」」」」」」」」ハイライトオフ

 

「あこの言うこと誰も聞いてくれないよー!!!」

 

「あこちゃん黙って、てか黙れ」

 

「りんりん何か怖いよ!?うゎ〜〜友希那さんー!!」

 

「よしよし大丈夫よ、ほらみんな、早く行きましょう」

 

「友希那」

「湊さん」

 

「ほら、2人ともいい子だから、行きましょう、ね?」

 

「「黙ってないとアルゼンチンバックブリーカーかますよ/かましますよ?」」

 

「中の人ネタはやめなさい!」

 

 

 

 

「ほらーみんな早く行こうよー!!」

 

「「日菜ちゃん」」

 

「どうしたの?彩ちゃんと千聖ちゃん?」

 

「「ちょっとOHANASIしようか/しましょうか?」」

 

「ちょ、ちょっと2人ともアイドルがしちゃいけない顔してるよ」

 

「「大丈夫、今だけだから」」ハイライトオフ

 

 

 

「結城さんモテモテですな〜、ねー蘭ー?・・・・蘭〜?」

 

「「「「○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す○す」」」」

 

「ありゃりゃ〜みんなダメだったかー」

 

 

 

「あんなまりなさんを見るのは初めてだね、ああ!何て儚いんだ!」

 

「薫さん」

 

「どうしたんだい?美咲?」

 

「・・・・・・」ゴニョゴニョゴニョ

 

「・・・・・・」チーン

 

 

っと少女達はカオスな事になっていたのであったが、当の本人達は知る由もなかったのであった。

 

 

 



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155話

あけましおめでとうございます。



今日投稿ですが、内容は年末年始です。


-12月31日大晦日-

 

今年もこの日がやって来た・・・・・って、特に何かあるわけでもないけどな、でもまぁこんな日にしか大掃除なんてしないからな、っと言う事で今は家の中を大掃除しているところだ、そんな時。

 

ピンポーン

 

「はーい」

 

ガチャ

 

「はーい、どちら様、ってお前ら?」

 

「ヤッホー兄さん」

 

「こんにちわ兄さん」

 

「こんにちわ」

 

「お兄ちゃん来たよー!」

 

「兄さん・・」

 

「お兄ちゃん、騒がしくてゴメンね」

 

そこにはリサ、燐子、ひまり、有咲、千聖、美咲がいた。

 

「お前らどうした?」

 

「今年も遊びに来ちゃった!」

 

「遊びに来たのは良いが、今は家の掃除してるとこ何だが?」

 

「それじゃあ私も手伝う!」

 

「それじゃあ私も頑張っちゃおっかな」

 

「わ!私も頑張ります!」

 

「張り切るのは良いが、暴れないでくれよ?」

 

「「「大丈夫!!」」」

 

「まぁ、いっか、一応ストッパー役の有咲と美咲がいるし」

 

「私は違うのかしら?」

 

「千聖は仕事じゃないのか?」

 

「今回はこっちを優先したのよ!」

 

「いや、仕事を優先しろよ」

 

「それで?どこをやれば良いの?お兄ちゃん?」

 

「そうだな、それじゃあ俺と美咲、リサ、千聖で外から窓を拭くから、ひまり達は中を頼むわ」

 

「「「はーーい!!」」」

 

それから俺は掃除道具をひまり達に渡し、俺達も外へと向かった。

 

「さて、そんじゃあ四人いるし、俺と千聖で水拭きするから、その後を二人で乾拭きしてくれるか?」

 

「「「はーい!」」」

 

俺は雑巾を三人に渡し、早速作業を開始しようと思った瞬間。

 

「うわ!」

 

っとリサの声が聞こえた。

 

「どうした?」

 

「兄さんこれ見て?」

 

「これって・・・?」

 

「「「うわぁーー、凄い」」」

 

そこには中から窓拭いているひまりがいるのだが、ひまりのやつ窓に張り付いているせいで、あいつのデカイおっPが潰れて凄い事になっているのだ、本人はそれに全然気づいていなく、何でか知らないが笑顔で窓を拭き続けているのである。

 

「誰かあいつに教えてやれよ、俺が教えるといろいろアレだし」

 

「確かにそうだねー、アタシが言ってくるよ!」

 

そう言ってリサは中へと入って行った。

 

「・・・・さて、やるか」

 

「「何もなかった事にしたね/したわね」」

 

 

その後リサの助言?により顔を真っ赤にしたひまりだったが、その後リサに何かを言われたと思ったら何故か喜んでいた、一体なにが嬉しかったんだ?

 

 

てか何故か燐子と有咲が顔を真っ赤にしながらさっきのひまりと一緒の状態を行っていた、それを見てなのかは分からないが千聖の目から光が消えていたのは見なかったって事で解決した。

 

 

 

 

そんな事もあったが、それから時間が経って夜になり、みんなで年越し蕎麦を食べる事になった。

 

「と言うかお前ら家に帰らなくても良いのか?」

 

「「「「「「大丈夫!!」」」」」」

 

「まぁ、家族の人が良いって言うんだったら良いんだが」

 

「それより私達の分ももらっちゃって良かったの?」

 

「確かに、大丈夫なんですか?」

 

「ああ、それに関しては気にするな、この前姉貴が」

 

『結城!今年も多分誰か来るだろうから、ハイ!これ!みんなで食べてねー!』

 

「ってな感じで嵐のようにこれだけ置いて帰って行ったよ」

 

「京華さんらしいわね」

 

「そんな事より」

 

「「「「「「???」」」」」

 

「時計」

 

「「「「「「「「時計?・・・・・・あ!」」」」」」」」

 

「10」

 

「9」

 

「8」

 

「7」

 

「6」

 

「5」

 

「4」

 

「「「「「「「3」」」」」」」

 

「「「「「「「2!」」」」」」」

 

「「「「「「「1!!」」」」」」」

 

「「「「「「「0!!!!」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「あけましておめでとう!今年もよろしくお願いします!」」」」」」」

 

 

 



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156話

新年あけましておめでとうございます、え?もうとっくに過ぎてるって?それは仕方がない事だ、だってうp主が全く内容浮かばなかったんだから(し!いらない事は言わないの)おっと何か釘を刺されたような気がしたからこの辺にしておこうかな。

 

 

時は過ぎて1月3日、この日姉貴に呼ばれて事務所へミユと来ている。

 

「しかし、急にみゆを連れて来いって言われたけど、何のようなんだ?」

 

「ミャ〜?」

 

「分かんねーよな?」

 

そんな事を思って玄関先で立っていると。

 

「あら?兄さん?」

 

っと声をかけられた、振り返ってみると、そこには千聖と愛犬?が立っていた。

 

「千聖じゃねーか、これから仕事か?」

 

「ええ、と言っても京香さんにレオンを連れて来てって言われただけなんだど」

 

「レオン?」

 

「この子よ、うちの愛犬のレオンよ」

 

「ほぉー、ゴールデンか大人しいんだな」

 

「ワン!」

 

「ええ、この子賢くてね、大人しくしてくれるからありがたいのよ、それより兄さんはどうしたの?」

 

「俺も姉貴に呼ばれたんだよ」

 

「兄さんも?一体何なのかしら?」

 

「さぁな、どうせ姉貴の突拍子のなに考えが浮かんだんだろうよ」

 

「そ、そうかしら」苦笑い

 

「そんじゃまぁ行くか」

 

「ええ」

 

----------

 

ガチャ

 

「失礼します」

 

「あ!千聖ちゃんいらっしゃい!ささ、座って座って!」

 

「あ、はい」

 

「姉貴がもういるとわ、明日は天変地異が起こるな」

 

「起こらないわよ!全く!私を何だと思ってるのよ」

 

「実の弟に起こされながらも三度寝をし、しまいには何故起こさなかったのかと逆ギレをするポンコツだな」

 

「あの時は誠にもーしわけございませんでした」

 

「まぁそんな事はどうでも良いんだけどな」

 

「良くないでしょ!?」

 

「イ・イ・ヨ・ナ?」

 

「さー!張り切って仕事の話をしよー!」

 

「あの京香さんが圧倒されてるけど、彼は誰なんだい?」ヒソヒソ

 

「京香さんの弟の結城さんです」ヒソヒソ

 

「あー、彼がそうなのかい、確かにどことなく似てる気がしない事もないかな」ヒソヒソ

 

「それで?何で俺と千聖を呼び出したんだ?」

 

「そう!今日呼び出したのは他でもない!これです!」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

チーン

 

「いや!何か反応してよ!?」

 

 

「んん!改めて、今日あなた達を呼んだのはこのためよ」

 

「何々、白鷺千聖と愛犬レオンとの日常.」

 

「まぁ日常って書いてあるけど、ようは千聖ちゃんとレオンの散歩をしているところを撮りたいのよ」

 

「それじゃあ俺関係なくね?」

 

「そこにミユも出そうと思ったのよね」

 

「つまり?」

 

「つまり、あなた達には撮影と言うなのお散歩デートをしてもらいます!」

 

「って言ってるけど、そうなんですか?」

 

「あ、ああ、うちがやってるのが動物番組でね、今回犬と猫が一緒に散歩している様子を撮影したいなーと思っていたんだよ」

 

「そこで姉貴に相談を?」

 

「ああ、前に実家の方で猫を飼われてるって聞いてね、良かったらどうだろうかと聞いたんだ」

 

「そうなんですか、それじゃあ犬の方は何故千聖のところを?」

 

「それは」

 

「それは私がレオン君に会いたかったから千聖ちゃんには何も説明せずに来てもらいました!!」

 

「「・・・・・・」」

 

「い、いや、ごめんね弟君に千聖ちゃん、京香さんに「説得は私に任せて!」って言ってたからてっきり説明済みなのかと思ってたんだ」

 

「はぁー、まぁこのポンコツですから、仕方ないですよ」

 

「あはは・・・」

 

「千聖はどうするんだ?」

 

「まぁここまで来ちゃった訳だし、良いんじゃないかしら」

 

「まぁお前が良いなら良いか」

 

「やってくれるかい?」

 

「「ええ」」

 

「ありがとう、それと弟君にもう一つお願いがあるのだけれども」

 

「何でしょうか?」

 

「実はその番組の後半で猫特集をする予定だったんだよね」

 

「はー」

 

「本当は違う人の猫でそれをやるつもりだったんだけども」

 

「何か問題があったと」

 

「うん、何でも病気にかかったらしくてね、そこで何だけども、良かったら、その特集にミユちゃんだっけ?を使わせてもらえないだろうか」

 

「まぁそう言う事なら良いんじゃないですかね、な?ミユ」

 

「ミャー」

 

「ありがとう」

 

「それじゃあちゃっちゃとやりましょうか?」

 

「ああ、すぐに準備してくるよ」

 

「千聖ちゃんは私と行きましょうか、おめかししてあげる」

 

「は、はい!レオンはここでじっとしているのよ」

 

「ワン!」

 

 

こうして、千聖のところのレオンとうちのミユとでのお散歩撮影の準備がなされていくのであった。

 

 





青ガメラさん、雷王さん、星空夏希さん、torigo-nさん、Soi@iroさん、遅らせながら高評価ありがとうございます!!


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157話

 

千聖の準備を待っていると何やら視線を感じたので見てみると、千聖の愛犬のレオンがこちらをじっと見つめていた。

 

「お前さんはお利口だな」

 

「ワフ」

 

「  」ジー

 

「  」ジー

 

「  」ジー

 

「  」ジー

 

「  」ジー

 

「  」ジー

 

「お手!」

 

「ワン!」ポン

 

「おかわり!」

 

「ワン!」ポン

 

「ち○×2!」

 

「ワフー!」ババン!

 

「バキューン!」

 

「ワフ」コテン

 

「よーしよし!」某ゴロウさん並みに撫でる

 

「ハ!ハ!ハ!」

 

そんな感じで結城がレオンと戯れていると、準備を終えた千聖が戻って来て、その光景を見た千聖の発した言葉とは!?

 

「私だって兄さんにあんな所やそんなところを触られた事ないのに!レオン!そこを変わりなさい!」

 

なのであった、それを聞いた結城が思った事は。

 

『人間にこれをやると色々アウトだろ、特に女性にやると』

 

っと思うのであった。

 

 

 

----------

 

何とか千聖も落ち着きを取り戻し、撮影の場所へとやって来た。

 

「それではこの皇居の周りを一周散歩する感じで行きましょうか、お二人とも大丈夫かな?」

 

「はい、大丈夫です」

 

「あのー、一ついいっすか?」

 

「何か問題でもあったかな?」

 

「いえ、問題と言えば問題なんですけど、ミユって普段そんなに歩く方じゃないんですよね、気分屋と言うか、なんで途中から変わった感じになるんですけど大丈夫ですか?」

 

「変わった感じ?」

 

「えっと、こんな感じで、ミユ」

 

結城がミユを呼ぶと、ミユは軽々飛んで結城の頭へと行き丸くなった。

 

「えっと、こんな感じです」

 

「それで結城君が歩くって感じなのかな?」

 

「ええ、そうですね」

 

「・・・・それはそれで面白そうだからOK!」

 

「は、はぁー」

 

「それじゃあ撮影始めようか!二人は普通に散歩する感じで歩いてくれれば良いからね!それじゃあ行くよー!ヨーーイ、ハイ!」

 

「そんじゃあ行くか」

 

「ええ」

 

「ミユ、降りて歩くぞ」

 

「ミャー」トス

 

こうして撮影が開始されたのであった。

 

 

----------

 

撮影は順調に進んでいった、が、千聖の心の中ではこんな妄想を起こしているのであった。

 

『あれ?これって今思ったのだけど、兄さんと二人きりでデートって事よね[*違います*]そうよ!これはデート!そう!これでみんなとの差を広げる事が出来るは!だってみんなはまだ兄さんと二人きりでデートなんてした事ないでしょうから[*これは撮影であってデートではありません*]これはこの後に○なホテルに行ってあんな事やこんな事を、グフ!グフフフフフ!』

 

なんて事を考えているのであった、一方の結城はと言うと。

 

『そういや、最近銭湯に行ってなかったな、久しぶりに行こっかな、おばあちゃん元気かな?てかさっきから千聖がアイドルむと言うか人としてしては行けない表情してるんだけど大丈夫か?これ撮影だよな?』

 

って事を考えているのであった。

 

その後も撮影が進み、そして。

 

「ハイ!カットー!お疲れ様でしたー!」

 

「お疲れ様でした」

 

「お疲れ様です」

 

「これで撮影は終わりだから千聖ちゃんは着替えに行こうか」

 

「はい」

 

そう言うと千聖は着替えに行った。

 

「結城君もありがとうね」

 

「いえ、良いんですけど、これって使えるんですか?途中千聖の顔がイッてましたけど」

 

「あー、あそこはカットするから大丈夫だよ」

 

「そうですか」

 

「うん、撮影は終わったけどどうするかい?一端僕たちと一緒に事務所まで戻るかい?」

 

「いえ、家までここからだとそこまで遠くないので、買い物がてら歩いて帰ります」

 

「そうかい?分かったよ、今日はありがとうね」

 

「いえ、良い映像になると良いですね」

 

「ありがとう」

 

「それじょあ俺はこれで」

 

「うん、気をつけて帰ってね」

 

「はい」

 

そう言って結城は帰った行った、それを監督は姿が見えなくなるまで見送ったのであった。

 

 

 

 

 

-後日談-

 

撮影後バスで戻っていた千聖とスタッフだったが、千聖が結城がいない事に気付き、スタッフに尋ねたところ、現場から歩いて帰ったと聞いた千聖は修羅の如く激怒し暴走、男のスタッフ数人でも抑えられず、何故かそこに置いてあった麻酔銃で何とか事なきを終えたのであった。

 

 





あの撮影が後日放送され、視聴者からは。

「レオン君可愛い!」
「ミユちゃん可愛い!」
「今日の千聖ちゃんは一段と綺麗!」
「あの男の人誰なの!?カッコよすぎ!」

などなどのコメントが大半の中、一部では。

「兄さんと、二人きりなのは許すまじ!」
「お兄ちゃんとデートだなんてずるい!」
「「「「○すべし×∞」」」」」
「ミユちゃん独占なんてズルいps.A.AiBA」血涙
などのコメントがTV局に押し寄せていたのであった。


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158話

千聖との撮影も終えて、俺はさのまま歩いて前に行っていた銭湯へと向かっていた、その途中商店街を歩いていると。

 

「ちょっとあんた」

 

っと声を掛けられたので見てみると、金髪にウサギ柄の革ジャンを着た女の子がいた。

 

『あ、たえのやつが好きそうだな』

 

などと考えている結城なのであった。

 

『しかしこの子どっかで見たような気がするんだけどなー』

 

などと考えていると。

 

「この間は助かったよ、私達じゃどうもできなかったんでね」

 

『この間?なんかあったっけ?・・・・・!あ、多分あの時の子かな』

 

「もしかして前にレイと一緒にDOQに絡ませてたこかな?」

 

「そうそう」

 

「その件なら気にしなくていいよ、ストレス発散にもなったし」

 

「あんたが良くてもこっちが良くなくてね、何かしらしないと私の気が治らないんだよ」

 

「なるほど、見た目に反して意外と義理堅いんだな」

 

「まぁね、それでさ?暇な時とかあるかい?」

 

「そうだな、明後日とかなら大丈夫だよ」

 

「明後日ね、了解、それとさ連絡先教えてくんねー?場所とか教えたいから」

 

「良いよー、はい」

 

「ありがとうよ・・・・よしっと、ありがと」

 

「どういたしまして」

 

「それじゃあ連絡させてもらうよ」

 

「OK、それよりここでバイトかい?」

 

「いんや、ここ私家なんだよ、今日は店の手伝いの日だからこうしてる」

 

「なるほど」

 

「ちなみに隣のライブ会場はうちの親父が経営してる」

 

「隣?えっと、Galaxyか、何かで聞いたような気がしないこともないような気がするような、まぁいっか」

 

「良いんだ」

 

「あんまり深く考えない主義なんでね、ライブ会場か、それじゃあ楽器とか置いてあるんだな」

 

「今は整理でドラムしか置いてないけどね、今の時間なら誰も来ないから好きに使えるけど」

 

「そのドラムも叩けるのかい?」

 

「ああ、少し前まで私が練習で使ってたやつだけどね」

 

「そうなんだ、久しぶりに叩いてみるかな」

 

「あんた、叩けるのかい?」

     ・・・・・

「ん?まぁ人並み程度にはね」

 

「人並み程度ね」

 

「あ、そうだった、俺は要 結城って言うんだ」

 

「私は佐藤 ますき」

 

「ますきちゃんね、それじゃあ俺は行くねー」

 

「ああ」

 

そう言って結城はGalaxyの中へと入って行った。

 

それを見ていたますきは。

 

『人並み程度ね、けどなーんか変な違和感があるんだよな・・・親父!」

 

「どうした?」

 

「ちょっとませ空けても良いか?」

 

「ああ、俺ももうすぐ終わるから良いぞ」

 

「了解」

 

ますきはそう言うとGalaxyの中へと入って行った。

 

----------

 

その頃の結城

 

 

へー、Galaxyの中ってこんな感じなんだな[*本人は一度来た事を忘れています*]

 

「いらっしゃいませ!今日はどう言ったご用件で?」

 

「あ、ドラムを叩けるって聞いたんですけど」

 

「はい!大丈夫ですよ!ここに署名をお願い出来ますか?」

 

「はいはい・・・・・・っと、はい」

 

「はい、ありがとうございます!それではあちらの部屋にどうぞ!」

 

「どうもー」

 

そう言って結城は部屋の中へと入って行った。

 

「さて、久しぶりだからちゃんと叩けるかな、えっと曲は・・・・これにするか」

 

そう言って携帯から曲を選び音楽を流し始め、自分もスティックを持ちドラムを叩き始めた。

 

その少し前にますきがGalaxyを訪れた。

 

「あら?ますきちゃん練習?」

 

「いや、少し気になる事があってね、さっき男の人が来なかったかい?」

 

「うん、来たよ!あそこの部屋いるよ、でも珍しいね、ますきちゃんが誰かに興味示すことって」

 

「あたしを何だと思ってるんだよ、それに興味じゃなくて確認だよ」

 

「確認?」

 

「ああ、その人と訳あって知り合って今さっき店の方で話をしたんだけど、少し気になる事を言ってたんでね」

 

「気になる事?」

 

「ああ、あたしがドラムを叩けるのか聞いたら、人並み程度には叩けるって言ってたんだけどね、あたしにはどうにも引っ掛かりがあってね、それを確かめに来たのさ」

 

「そうなんだ、それじゃあ裏の方から見てみよっか?」

 

「ああ」

 

そう言って二人は結城がいる所の裏へと回った。

 

「〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜」

 

そこには楽しそうにドラムを叩いている結城とその音に合わせて踊っている?ミユがいた、それを見た二人はと言うと。

 

『あの猫ちゃん可愛い!!』

 

っと思う方と。

 

『・・・・・・・・は?』

 

っと思う二人だったのだった。




上崎さん、SASAIさん、黒咲夕闇さん、高評価ありがとうございます!!


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159話

佐藤ますきは驚きを隠せなかった、先程人並み程度にドラムを叩けると言っていた男に違和感を持ち自らで確認をしその実力に驚きを隠せなかったのだ。

 

「すけぇー」*結城の演奏

 

「ほんと、凄いねー!」※ミユの踊り

 

「どう考えても人並み程度じゃねーだろ」*

 

「確かにー、あんな事私出来ないもん」※

 

「あれは私でも出来ねーよ」*

 

「そうかな?意外とますきちゃん出来そうじゃない?」※

 

「はぁ!?出来る訳ねーだろうが!?」*

 

「そう?」*

 

「「凄え/凄いなー」」

 

話が噛み合ってるようで噛み合ってない二人なのであった。

 

----------

 

「〜〜〜♪〜〜〜♪」

 

うん、久しぶりに叩いた割にはある程度叩けたな[*実はそのある程度がプロ並だと言う事を本人は知らないのであった*]

 

「お、おい」

 

「?あ、ますきちゃん、見てたの」

 

「あ、ああ」

 

「いやー、久々に叩いた割にはある程度叩けたよ」

 

『は?久々に叩いた?ある程度叩けた?バカバカバカ!あれで久々だ!?あれである程度だ!?それじゃあ本気でやったらどうなるんだよ!?etc』

 

「お、良い時間になったな、そろそろ行くか」

 

「ミャー」

 

「それじゃあ俺らはかえりますね」

 

「あ、はい!ご利用ありがとうございました!・・・行っちゃったね、ますきちゃ、うわ!!」

 

そこには念仏の如くぶつぶつと何かを言っているますきの姿がそこにはあった、それを見た彼女は回れ右をして去って行ったのであった。

 

----------

 

ー銭湯ー

 

あの後Galaxyを後にした結城は本来の目的でもあった銭湯へとやって来たのであった。

 

「いやー、久しぶりに来たな、おばあちゃん元気かな?」

 

そんな事を思いながら結城は中へと入って行った。

 

「いらっしゃいませ」

 

中に入ると何やら聞いたことのある声が聞こえた、そちらを見てみると六花がいた。

 

「あれ?六花(りっか)じゃん」

 

「六花(ろっか)ですよ!?」

 

「あれ?そうだっけ?まぁいっか、それで六花(りっか)は何でここに?」

 

「だから六花(ろっか)ですよ!?ここには住み込みさせて貰ってるんです」

 

「住み込み?」

 

「はい、私岐阜から来たんですけど、まぁ色々ありまして、お店のお手伝いをする代わりにタダで住まわせて貰ってるんです」

 

「へー、そうなのか、頑張ってるんだな」

 

「いえいえ、これくらいはしないとですから」

 

「おばあちゃんはいてるか?」

 

「おばあちゃんは今外に出てます、多分もう少ししたら帰ってくると思います」

 

「そうか、なら入りながら待つとしますかね、それじゃあこれ」

 

「あ、はい、500円ですね」

 

「ほい」

 

「ちょうどいただきます」

 

「それじゃあ入ってくるからミユは大人しくして待っててくれな」

 

「ミャー」トコトコトコ

 

そう言うと結城は中に入って服を脱ぎ始めた。

 

『そう言えば前にポピパさんが』

 

 

「お兄さんって見た目細そうに見えるけど、実は脱いだら凄いんだよ?」

 

「そうなの?」

 

「うん、腹筋なんて凄いんだから」

 

「見てみたい!!」

 

「だからと言ってそんな簡単に見せてくれる訳ねぇーだろ?[*実は凄い見たいと思っている*]」

 

「確かにね、私は見たことあるけどね」

 

「沙綾ホント!?」

 

「うん、確かにあれは凄かったよー」

 

「そんなに凄いんですか?要さんの身体って」

 

「まぁね、一度機会があったら聞いてみたら?」

 

「いやいや!?そんな事聞けませんよ!?」

 

「そりゃあそうだろ、それにそれではいどうぞって言ってませてくれる訳でもないだろうしな」

 

「確かにね」

 

「見てみたいなー」

 

何て会話を前にあった事を思い出した六花は。

 

『ゴクリ・・・す、少しだけぐらいなら、だ、大丈夫かな・・・・よし』

 

意を決した六花は番台の後ろの隙間からこっそりと中を覗いた、そして結城を見つけた六花は。

 

『ななななななななな!!!何たい!あの身体つき、バッキバキやなかたいか!た、確かに、ポピパさんが言ってたように腹筋がヤバかとよ、あ、あんな身体でだ、抱きしめられたら、う、ウチ・・・・・・』ボン!

 

などと妄想をし、顔を真っ赤にする六花なのであった。

 

----------

 

「おばあちゃん久しぶり」

 

「あらー、結城ちゃん、久しぶりだねー」

 

「最近すっかり来るのを忘れてたよ」

 

「なーに、来てくれるだけでありがたいよ、それよりも六花ちゃんが変なんだけど何か知ってるかい?」

 

「いや?俺も知らないな」

 

「そうかい?何だか顔が赤いから心配になっちゃってね」

 

「まぁさっきまで元気だったし、大丈夫だと思うよ」

 

「そうかい?」

 

「だと思うよ!おーい六花(ろっか)」

 

「六花(りっか)です!・・・あ」

 

「とりあえず落ち着け、な?」

 

「うーー、私のおたんちん(小声)」

 

「それより、大丈夫なのか?」

 

「あ、はい、大丈夫です」

 

「そうか?何か顔が赤いけど、あまり無理するなよ?」

 

「は、はい!」

 

「大丈夫そうだな、それじゃあ俺は帰るよ」

 

「そうかい?また来ておくれよ」

 

「ああ、また来るよ、六花もまたな」

 

「は、はい!」

 

「ミユー行くぞ」

 

「ミャー」

 

そう言って結城は帰って行ったのであった。

 

 

後日六花はポピパのメンバーに先日での銭湯での出来事を話し、6人で盛り上がったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




喰鮫さん、ユッケ氏さん?高評価ありがとうございます!


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160話

超久しぶりに投稿


ある日の大学の講義終了後。

 

「終わったー」

 

「そうだね」

 

「赤司はこの後まだあんの?」

 

「いや、僕は終わりだよ」

 

「そうかー」

 

赤司とそんなたわいもない話をしていると。

 

「あの!結城さん!赤司さん!」

 

声をかけられたので、見てみると、ゆりちゃんと七菜ちゃんがいた。

 

「あり?ゆりちゃんと七菜ちゃん、どったの?」

 

「こんにちは、いきなりすみません、今少しお時間大丈夫でしょうか?」

 

「ああ、良いよ」

 

「僕も良いよ」

 

「ありがとうございます、実はですね、ひなこの突拍子のない案で闇鍋をしようって話になりまして」

 

「確かに突拍子のない話だな」

 

「はい、それで良ければ何ですが、お二人も良かったらどうかなーと思いまして」」

 

「俺は良いけど、赤司は?」

 

「すまないね、実はこの後用事があってね、すまないが行けそうにないね」

 

「何かあんの?」

 

「実は父さんの友人の人のご家族とうちの家族での食事会があってね」

 

「あー、俺の嫌いなお堅い食事会か」

 

「はは、そうだね、という事なんだすまないね」

 

「いえ、気になさらないでください」

 

「こちらがいきなり押しかけたようなものなんで、お気になさらないでください」

 

「男鹿達には聞いたの?」

 

「はい、でも皆さん用事があるみたいだったので」

 

「そうなんだ、て事は君達と俺だけって事?」

 

「はい、そうなりますね」

 

「そっかー、それじゃあ今から食材を買いに?」

 

「はい、とりあえず4人で集まってスーパーまで行って、そこから別々に動こうって感じです」

 

「なるほど、それじゃあ行こっか、待たせちゃなんだし」

 

「「あ、はい!」」

 

「それじゃあ俺らは行くわ」

 

「ああ、楽しんできなよ」

 

「地獄にならん事を祈るかな」

 

そう言って俺と二人は赤司と別れて他の二人が待つところに向かったのであった。

 

 

 

------------

 

「お待たせ」

 

「あ、結城さん」

 

「こんにちわーー!!!!!!」

 

「相変わらずハイテンションだな、サン◯ャイン◯◯じゃねーんだから」

 

「えへへ〜!」

 

「「「褒められてないよ/わよ」」」

 

「てかなんで結城さんがいるの?」

 

 

「「「」」」ズコッ!

 

「「「あんたが誘おうって言ったんでしょうが!!!」」」

 

「あれ?そうだっけ?てへ」

 

「「「はぁー」」」

 

『あはは、相変わらずだな』

 

「まぁ、ここで立ち話もなんだし、行こうぜ」

 

「はーーい!」

「「「はい」」」

 

その後俺達はスーパーに行き、各々食材を集めて、ついに。

 

 

 

 

 

「それでは今から闇鍋パーティーを始めたいと思いまーす!!」

 

「「「「はーい」」」」

 

「食材とかに関してはりみとお母さんにお願いしてやってもらうわ」

 

「それでは食事の時間まで、行ってみよう!!」

 

 

 

 

------------

 

「はい!と言う事で、みなさーん!行き渡りましたかー?」

 

「「「う、うん」」」

 

「おう」

 

「それじゃあ、せーので食べるよー!せーの!!」

 

パクッ

 

 

 

「?」

 

「甘!?」

 

「うえ〜」

 

「何この食感」

 

「おいしー!」

 

俺達はそれぞれ取り分けられた食べ物を食べ、それぞれ感想を述べた、俺が食べたものは多分・・・・・・大福かな?

 

「誰!?クッキーなんかいれたの!?」

 

つとゆりが叫び。

 

「何かネバネバするー」

 

っとリィが言い。

 

「ヌチャヌチャする」

 

っと七菜が疑問を浮かべる。

 

「これおいしー!」

 

っとひなこが笑み?を浮かべてそうな感じで話をした。

 

「みんな何食べたか分かりそう?」

 

「私はクッキーです」

 

「私は・・・・ガム?」

 

「私のこれは・・・・ハイチュウ?ですかね?」

 

「私はお肉だったー!」

 

「結城さんは?」

 

「俺は大福だった」

 

「あ、それ全部私が入れたやつだー!」

 

「「「お菓子じゃねーか!!」」」

 

「あはは」

 

まぁそんな感じの事もありながら何とかやりくりをし、何とか全員で食べ、何とか完食をしたのであった。

 

 

 

 



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161話

カランカランカラン

 

「大当たりー!!」

 

「当たり?」

 

「一等だ!はい!どうぞ!冷凍のフライドポテト5kgだ!」

 

「いや、多いな」

 

「日持ちはするからゆっくり食べてくんな!」

 

「まぁ冷凍だから日持ちはするよな」

 

 

 

------------

 

 

はい、そんな訳で、商店街の福引きで大量のフライドポテトを貰ったみんな大好き結城君だよー、え?別に呼んでないって?そりゃそうだ、だって呼ばれてないんだもん、じゃあなんでこんな事言ってるのかって?そりゃあ文字数かせ、自己紹介しないといけないだろ?まぁそんな訳で、大量のフライドポテトが今目の前にあるのだが、流石に一人で食うにしても飽きる、え?別に一気に食う必要ないじゃないかって?そりゃあそうなんだけど、冷凍庫に入らなかったんだよ、だから処理するしかないんだよ、てかあいつら誰か食うかな、連絡してみよ。

 

 

某線のグループ名:要と愉快な仲間たち

 

 

『誰か今から暇なやついたらうちにフライドポテト食いにこねーか?』

 

香『行きたい!!』

 

た『ごはん!』

 

モ『良いですな〜』

 

つ『わ、私も良いかな?』

 

紗『フライドポテト!!是非!』

 

日『ちょ、お姉ちゃん!私との買い物は!?』

 

紗『は?そんなもんよりフライドポテトに決まってんだろが、何言ってんだ?』

 

日『お姉ちゃん!?』

 

結『別に無理して来る必要はないからな』

 

紗『大丈夫です、もう終わっているので』

 

日『まだ店に来たばっかりだよ!?』

 

た『紗夜さんのポテト愛が凄いね』

 

香『ポテト美味しいもんね!』

 

モ『でもこんなに大人数でも大丈夫なんですか〜?』

 

結『ああ、商店街の福引で当たったやつだから、その辺は気にすんな』

 

つ『あ!確かにやってたね!』

 

結『んで?氷川姉妹はどうするんだ?』

 

紗『行きます!日菜をほったらかしにしても!』

 

日『お姉ちゃんは私とポテト、どっちの方が大事なの!?』

 

紗『ポテト』即決

 

日『・・・・・・・』

 

モ『即答ですな〜』

 

つ『日菜さん大丈夫ですか?』

 

日『・・・うん、ありがとう』

 

香『いつ行けば良いですかね?』

 

結『今揚げてるところだから、いつでも良いぞ』

 

香『分かりました!今から行きます!』

 

た『分かった、今から行くね』

 

結『お前はもう既にいるだろうが』

 

た『ポテト、おいひい』

 

モ『つぐ〜、一緒に行こ〜』

 

つ『うん!そうだね』

 

紗『今から!すぐに!向かいます!!!』

 

日『・・・私も行くね』

 

結『おう、日菜はあまり無理するなよ?』

 

日『うん、大丈夫!もう立ち直ったから!いっぱい食べちゃうからね!』

 

香『私もいっぱい食べる!』

 

結『おう、みんな気をつけてな』

 

『ハーイ!』

『ハーイ!』

『ハーイ!』

『ハーイ!』

『ハーイ!』

 

その後来た奴らと5kgのフライドポテトをわきあいあいと食べあった。

 

その日の夜、銭湯のおばあちゃんから電話があった。

 

「おばあちゃん?どうかした?」

 

「結城ちゃんかい?六花ちゃんがこんな時間になっても帰って来なくてね、心配になって、結城ちゃんなら知ってるかと思ってね」

 

「六花が?俺も分からないな、分かった、探してみるよ」

 

「そうかい?ありごとうね」

 

「良いよ良いよ、それじゃあ切るね」

 

「あー、分かったよ」

 

その後俺は六花を探すために準備を始めた。

 

 

 

 

 

 



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162話

megane/zeroさん、高評価ありがとうございます!!!


えー、みなさんこんにちは、さて、いきなりですが俺は今どこにいるでしょうか、3秒以内にお答えください・・・・・・・・・え?3秒じゃ短いって?仕方ないなー、それじゃあ答えてあげましょう、ズバリ!ここです!

 

 

〇〇温泉

 

・・・・・はい、って言う事でね、何故か昨日家で寝てたはずなのに目が覚めたらこの温泉旅館の前に立ってる訳ですよ、何故か部屋着じゃなくて私服で、どうやって着替えさせたんだ?とりあえずは俺をここに連れてきたであろう犯人に事情聴取をしようかね。

 

「なあ赤司さんや」

 

「ん?どうしたんだい?」

 

「何故俺はここに立っているのだろうか?」

 

「それは僕が執事に頼んで拉致、連れて来てもらったからだよ」ニコッ

 

「あら、いい笑顔、あと完全に拉致って言ったからな」

 

「まぁいいじゃないか、久々のこの五人での旅行なんだし」

 

「お前なー」

 

「諦めた方が早いと思うぞ」

 

「あれ?男鹿いたんだ?」

 

「まぁな、って言っても今来た所だがな」

 

「そうなんだ、他は?」

 

「黄瀬は今手続きをしてる、アホに関しては分からん、多分寝坊だろう」

 

「そうなんだ、しかし何でまた急に旅行?」

 

「もうすこししたら俺らは卒業だからなそれに間に合うようにって感じで話し合ってたら赤司が今日にしようっていってな」

 

「へー、赤司から言うってのは珍しいな」

 

「男五人で旅行なんて楽しそうじゃないか!!!」

 

「そういやこういうのに憧れてるって言ってたっけか」

 

「ああ、アイツの家関係でお堅い感じの事ばっかりだろうからな」

 

「まぁ納得出来る気がせんでもないがな」

 

「手続き終わったぞ」

 

「あ、黄瀬」

 

「おお、起きたのか」

 

「今さっきね」

 

「そうかい、じゃあ中に入ろうぜ」

 

「あれ?アホはいいの?」

 

「ああ、あいつは今さっき連絡があって風邪で来れないんだとよ」

 

「なんじゃそりゃ」

 

「まぁうるさくなくなるから良いんじゃねーの」

 

「「確かに」」

 

「早く行くよ!!!」

 

「「「あいよ」」」

 

俺たちは荷物を持って中へと入って行った、そのまま黄瀬の後をついて行って部屋へとついた。

 

ガラッ

 

「おおー、結構良いところじゃん」

 

「だな、部屋も良い感じだしな」

 

「温泉入りに行こうよ!」

 

「残念だが赤司、温泉は入れないぞ」

 

「・・・・・え?」

 

「まぁ正確には今は入れないだな」

 

「なんか問題でもあるのか?」

 

「まぁ問題って程でもないんだが、何でもアイドルがここの温泉のインタビューみたいなのをしてるみたいでな、それが終わってかららしい」

 

「そうなんだね、それじゃあ仕方ないね」

 

「しかし温泉か、久しぶりだな、なぁ?結城」

 

「zzzzzzz」

 

「「早!?」」

 

「あれ?結城寝ちゃったんだね」

 

「いやいや、部屋に入ってまだ数分も経ってないぞ?」

 

「まぁコイツらしいと言えばこいつらしいが」

 

「まぁ温泉入る時にでも起こせば良いだろう」

 

「それもそうだな」

 

コンコン

 

「はい」

 

「失礼致します、温泉の方がご利用出来る様になりましたのでご連絡のために訪れさせていただきました」

 

「あ、そうですか、ありがとうございます」

 

「一応看板はかけておりますが、大浴場の左側が男性で右側が女性となっておりますのでご注意をお願い致します」

 

「「「分かりました」」」

 

「それではこれで失礼致します、ごゆっくりどうぞ」

 

パタン

 

「それじゃあ早速行こう!!」

 

「はいはい」

 

「俺は結城を起こしてから行くわ」

 

「そうか、頼んだ」

 

 

パタン

 

「さて、起きるかな、おい結城、起きろ」

 

「zzzzz」

 

「駄目か、仕方ねぇ、すーーー、起きろ!!!」

 

「ん?・・・・・・・黄瀬?」

 

「起きたか?」

 

「半分」

 

「しゃあねぇな、ほれ、温泉行くぞ」

 

「ふわぁぁぁ、あーい」

 

「俺先に行ってるからな」

 

「うい」

 

・・・・・・・・・・・

 

「ん!・・・・・・・・ああ!ふー行くか」

 

俺は着替えを持って温泉へと向かった、その途中で、クレーンゲームに夢中になっている見慣れた女の子を見つけた。

 

「あれ?ますきちゃん?」

 

「あ?って結城さん?何でここに?」

 

「拉致られた」

 

「それって犯罪なんじゃ」

 

「まぁ今回に限った事じゃないからねー、今までも何回もあったし」

 

「それって大丈夫何ですか?」

 

「まぁ拉致った犯人が友達だからね」

 

「友達でも良いんですかそれ?」

 

「いいのいいの」

 

「はぁー」

 

「それよりえらい真剣にやってたけど取れた?」

 

「いえ、全然」

 

「どれが欲しいの?」

 

「え、えっと、これです」

 

「これね」

 

チャリン

 

「・・・・・・・・ほいっと、ほい」

 

「え、あ、え、あ、ありがとう」

 

「んー」

 

そう言うと結城は軽く手を上げながら去って行った。

 

 

「すげぇ」

 

「ふえ〜〜〜」

 

「あ?あいつは」

 

「ふぇ!」

 

「どうしたんだ?」

 

「実は道に迷っちゃって」

 

「どこに行きたいんだ?」

 

「えっと、売店なんだけど」

 

「それなら連れてってやるよ、行くぞ」

 

「ふぇーーーーー!!!!」

 

その後花音の姿を見たものはいたのであった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

ちなみに結城はと言うと。

 

「やべ、迷った、温泉ってどこだ?」

 

普通に迷っていた。

 

「しゃあねぇ、戻って誰かに行くか」

 

そう言って振り返った瞬間。

 

ドン

ポヨン

 

「あだ」

「いて!」

 

「大丈夫ですかって、有咲?」

 

「いてて、って結城さん、何でここに?」

 

「 」カクカクシカジカシカクイ〇〇〇

 

「それって犯罪じゃ」

 

「まぁ気にすんな、それより有咲は何でここに?しかも制服だし」

 

「実はですね・・・・・ってな事がありまして」

 

「へーー、そんな事が」

 

「はい、ってなわけでここに来てるんです」

 

「それじゃあポピパだけじゃなくて他のバンドもいるんだな」

 

「そうですね、それより何処かに?」

 

「ああ、温泉に入ろうと思ったんだけど、迷っちゃってな」

 

「ああ、それだったらこの先の突き当たりを曲がった所にありますよ」

 

「お、まじ?サンキュー」

 

「いえいえ」

 

俺は有咲に教えてもらった方へと歩いて行った、その途中で。

 

「ん?今度はリサと・・・・・れい?」

 

俺は二人の方に近づき。

 

「よう」

 

「「兄さん!?・・・・ん?」」

 

「有咲の言ってた通りにいっぱいいるんだな」

・・

「兄さんは私の兄さんなんだけど?」

・・

「何言ってるんですか?兄さんは私の兄さん何ですけど?それより兄さん」

 

「ん?どうした」

 

「兄さんからますきの匂いがするんだけど・・・・・ナンデ?」

 

「ああ、さっきたまたまあってな」

 

「そう、それより兄さんから色んな雌の匂いがするんだけど、どう言う事?」

 

「ホントだね〜、私の知らないメスの匂いが増えてるんだけど、それについてセツメイシテ?」

 

「そりゃあ買い物とかしてるからな、ってかそんなに臭うか?加齢臭?」

 

「さう、今はそれで勘弁してあげる、それより何でレイアと知り合いなの?」

 

「何でってたえの奴と幼馴染だからな、自然と俺とも幼馴染なるって感じで昔からの知り合いだ、まぁ途中で引っ越ししたがな」

 

「ふーーーん、そうなんだ」

 

「兄さん、何で兄さんは今井さんと知り合いなの?」

 

「何でって言われてもな、特にないような気がするなリサもたえから発展して知り合った感じじゃねーかな」

 

「そうなんだ、ふーーーーん」

 

「それより早く温泉に入りたいから行くな」

 

「「ウン、マタアトデネ」」

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「ねぇ、この後時間あるかな、兄さんの事で話があるんだけど」

 

「奇遇ですね、私も話があるんですよ、一つ聞きたいんですけど、他にも?」

 

「そうだねーー、いっぱいいるよーーー」

 

「なるごど、それは話し合わないとダメですね」

 

 

「「フフフ・・・・・」」

 

 

ーーーーーー

 

「ふー、ようやくついた」

 

「遅かったね」

 

「道に迷っちゃってな」

 

「迷うって、部屋出て左に行って突き当たり曲がった所だっただろ」

 

「どうせ結城の事だから寝ぼけてたんだろうよ」

 

「確かにな、それなら納得だな」

 

「しかし、ここに来る前に知り合いに会ったわ」

 

「知り合い?」

 

「ガールズバンドの面々が来てるんだと」

 

「へー、そうなのか」

 

「ああ、何でも商店街の老人達が来るっはずだったらしいんだがギックリ腰パンデミックが起きたらしくてな」

 

「ギックリ腰パンデミックって」

 

「そんでキャンセルも出来ないらしくてな、アイツらに声をかけたんだとよ」

 

「そうなのか」

 

「ん、しっかし気持ち良いな」

 

「だな、頼むから寝ないでくれよ?」

 

「善処するよ」

 

その後は特に何もなくまったり過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方ガールズバンドの面々は結城を巡ってのバトルが繰り広げられていたのであった。

 

 

 

本人が知らないところで。

 

 

 




「おいうp主」

「どうした?」

「前話の最後の内容からの続きじゃないのか?」

「んーとね、試しにあんな感じで終わってみたんだけど」

「だけど?」

「よーーーーーーーーーく考えたら続きの内容全く考えてなくてさ」

「うん、そんで?」

「全く思いつかないから、たまたま見たアニメの内容でやっちゃった」

「よーし、読者さん達に詫びる用意をしないとな」

「えーー、この度、次の話に続くような終わり方を前話でしてしまいました事をここでお詫び申し上げます、すみませんでした」

「それで?」

「えーー、引き続きこの作品の閲覧と評価、感想の方をよろしくお願いいたします」

「よし、それじゃあ刑を執行しようか」

「え?お詫びしたのに?」

「お詫びすんのは当たり前だろうが、それじゃあよろしくお願いします!」

バン!

「♪〜〜〜♪〜〜〜♪や・○・な・○・か!」

「いや、やりまs」

/
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
\

「引き続き、更新頻度は遅いですが、この作品をよろしくお願いいたします」


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163話

~ある日の事~

 

「お姉ちゃんの分からずや!」

「あこの分からずや!」

 

「ちょっとあこ落ち着きなって」

 

「巴も落ち着いて!」

 

「だってリサ姉ぇ、お姉ちゃんが!」

 

「あこだってそうだろ!」

 

「どうかしたの?」

「どうかした?」

 

「もう知らない!」

 

バタン

 

「あこ!私追いかけるね」

 

「・・・・・それで、どういう状況なのかしら」

 

「実は・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってな事があってね」

 

「なるほど、そういう事だったのね」

 

「まぁお互いがお互いに負けず嫌いなとこがあるからね」

 

「ごめん、私今日帰るは」

 

「ちょ、巴!」

 

「ひまり、そっとしときなって」

 

「でも」

 

「そうね、少し熱くなりすぎてるところがあるかも知れないわ、時間が経てば冷静になるでしょう、あこに関してはリサが行ってるから大丈夫だと思うわ」

 

「巴だって少しすれば落ち着くでしょ、私達が行って変に声をかけたって逆効果になるかもしれないでしょ」

 

「・・・確かに」

 

 

---------------------

 

 

~結城家~

 

「そんで?巴とケンカをしてどうすれば良いか分からなくなって家に来たと」

 

「うん」

 

「・・・・・・ふーーん」

 

「どうすれば良いかな?」

 

「謝っちまえば良いんじゃねーの」

 

「そうなんだけどさー」

 

「・・・・はー」

 

ピンポーン

 

「ん?誰だ?とりあえず茶飲んで考えてな」

 

「うん」

 

 

ガチャ

 

「はい・・・って巴か」

 

「兄さん、少し話したいことがあるんだけど良いかな」

 

「まぁ何となく予想がつくから良いが、お前らも入るのか?」

 

「え?」

 

「バレてたんだ」

 

「寧ろ半身見えてるのにバレないと思う方がおかしいぞ」

 

「みんな!?」

 

「とりあえず全員上がれ」

 

 

結城に言われてアフロ、ロゼリア全員が入ると。

 

「あこ!?」

 

「お姉ちゃん!?」

 

「姉妹で考える事は一緒みたいですね」

 

「ってかリサがいねぇけどどうしたんだ?」

 

「あ、忘れてたわ、連絡してくるわ」

 

 

その後友希那の連絡を受けリサが家へと来た。

 

「さて、用件を振り返ると、まぁ簡単に言えばうちのバンドの方が上手い、いや、うちのバンドの方が上手いの言い合いって感じなんだな?」

 

「「うん」」

 

「はー、今から言う事は俺の意見って事で聞いてくれ」

 

「「「「     」」」」コク

 

「そもそもお前らが言い争ってる上手いってのは何にたいしての上手い何だ?」

 

「「何にたいして?」」

 

「ああ、何を基準に上手い下手を決めてるのかって話だよ」

 

「「それは・・・・」」

 

「特に考えたこともないだろ」

 

「「・・・・・うん」」

 

「はー、バカじゃねーの」

 

「兄さん!そんな言い方!」

 

「リサ、黙って」

 

「友希那・・・・うん」

 

「それじゃあ巴に聞くが、お前等の演奏に対するコンセプトみたいなのはあるのか?」

 

「私達のコンセプト・・・・いつも通り、かな」

 

「じゃああこにも聞くが、お前等のコンセプトは何だ?」

 

「ロゼリアは、完璧、かな」

 

「お互いにコンセプトは違うんだ、そもそも上手い下手なんてお前らが決める事じゃなくて聞いた人が決めんだよ、お前等は自分らのコンセプト通りに出来たか出来なかったかじゃないのか?巴に聞くがいつも通りにやって上手くいかなかったが、そのいつも通りにやらなかって上手くいったとして納得できるか?」

 

「・・・・出来ないと思う」

 

「だろ?自分らが上手く出来たか出来なかったで言い争ってんならともかく、どっちの演奏が上手いかなんて言い争ってるだけ時間の無駄だろ」

 

「「「「・・・・・・・」」」」

 

「ハロハピなんて見て見ろよ、上手い下手なんて考えてもないだろ、アイツらは上手い下手じゃなくて、どれだけ聞いてる人たちを楽しませて自分達が楽しめるか、そのためにあいつらは練習してんじゃねーのか??知らんけど」

 

「「「「「・・・・・・・」」」」

 

「兄さん、一つ聞いて良いかな?」

 

「ん?どうした?」

 

「兄さんたちは何をコンセプトにバンドやってたの?」

 

「俺達か?俺達はハロハピと一緒じゃねぇかな、どれだけお客さんと一緒に盛り上がれるかが目的だったな、だから俺らは上手い下手なんて話はどうでも良かったんだよ、下手だったとしてもお客さんが盛り上がってたらその時点でその演奏は上手くいったってなるんだよ」

 

「そうなんだ」

 

「俺らの時もいたけどよ、俺らの方が上手いって言って来る奴」

 

「その時はどうしたんだ?」

 

「ん?そんなもん無視に決まってんだろ?俺達は別に競い合うために演奏してるんじゃないんだからな、俺達は俺達、他は他」

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「まぁ今のお前らの言い合いに一言言うとしたら、そうだな」

 

「「「「・・・・・」」」

 

「俺達の方が上手い!!」

 

「「「・・・・・」」」

 

「そ、そりゃあレベルが違いうぎるでしょ」

 

「それは誰が決めたんだ?」

 

「え?そりゃあ演奏聴いてたらわかるでしょうよ」

 

「それはお前らが聴いてお前らが決めてる事だろ?それじゃあ聞くがレベルが俺らの方が高いからって俺らみたいに演奏するか?」

 

「いや、しない」

 

「だろ?お前らにはお前らの考えたやり方があるんだ、そのやり方で上手く行った、上手くいかなかったじゃないのか?」

 

「確かにそうかも」

 

「それを言い争って何か良い事でもあるか?」

 

「「ない」」

 

「そういうこった、そんな言い争いをしてるぐらいなら自分達演奏をコンセプト通り出来てるかを考えろって話だよ」

 

「「うん、分かった」」

 

「ごめんな、あこ」

 

「ううん、あこの方こそごめんね」

 

「ほい、一件落着っと、意外と話し込んじまったな、もう遅いし帰りな」

 

「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」

 

 

その後姉妹仲良く手を繋いで帰って行く二人を見送るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前は一体何をしてるんだ?」

 

「ん?ナレーションだよ」

 

「何しに来たのかを聞いてんだよ」

 

「ごは」

 

「家に帰って食いやがれ!」

 

「ごはんーーーーーー!!」

 

バタン!

 

「はー、寝よ」

 

何だか騒がしい・・・・・のか?何だかよく分らん一日だったな。






アンケートを行いと思いますので、良かったらお答えください。


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164話

 

今日この頃・・・寒くね?もう春のはずなのに普通に寒いんだけど。

 

てな訳で、今俺は特に意味もなく隣町へと来ている、みゆを頭の上に乗せて。

 

ショッピングモールをぶらぶらしていると、何やらキョロキョロしている兄妹を見つけた、俺はその子達の元へと行き。

 

「どうかしたか?って純と紗南じゃん」

 

「あ!結城お兄ちゃん!」

 

「お兄ちゃん!!」

 

「お前ら2人だけって珍しいな、沙綾はどうした?」

 

「姉ちゃんはお店の手伝いをしてる、今日は紗南と2人で買い物に来たんだ」

 

「2人で手伝いってか?」

 

「「うん!」」

 

「それで?キョロキョロしてたけど、迷ったのか?」

 

「うん、ここの中にあるお店みたいなんだけど、お店が多くてどこにあるのか分かんなくて」

 

「そっか、なら一緒に探すか」

 

「良いの?」

 

「ああ、どうせ暇だしな」

 

「ミャー」

 

「猫ちゃん!!」

 

「ミャー」トン

 

「それじゃあ行こうか、店の名前とかは分かるのか?」

 

「うん、これなんだ」

 

純はそう言って紙を渡してきた、そこにはこれから買うものだろう物と、店の名前らしき文字が書かれていた。

 

「それじゃあ行くか」

 

「「うん!」」

 

そう言って2人と手を繋いで歩き始めた。

 

 

 

その途中、そこそこの人混みの為、紗南が通り過ぎる時にぶつかってしまった。

 

「痛!」

 

「おっと、大丈夫か?」

 

「うん、大丈夫」

 

「おうおう、どこ見て歩いてるんや!?あ!?我、2○3時ぞ!?」

 

「すみません、ってギバラじゃねーか」

 

「げ!?要先輩!」

 

「悪かったな、ぶつかっちまって」

 

「いえいえ、お気になさらずに、ごめんねー、大丈夫だったー?」

 

「うん、大丈夫」

 

「エラちゃん、どうかしたん?」

 

「あ!とこちゃん!ううん、大丈夫!」

 

「そう?」

 

「あ!紹介するね、この人は学校の先輩の要先輩!よくお昼ご飯をご馳走になってる人なんだ」

 

「あー、なるほど、たまにお昼ご飯が天と地ほどの差があるのはそう言う事か」

 

「天と地は言い過ぎじゃない!?」

 

「だって自分料理とか皆無やん、それ知っててあんな感じのお弁当みたら流石にそう思うで」

 

「ギバラ、この人は?」

 

「あ、すんません、あたしは戌亥○こって言います」

 

〈あの耳って本物?すげー動いてるけど〉

 

「さっき紹介にあった要です、要結城です、ギバラの餌付け担当です」

 

「“一応“友達やらさせてもらってます」

 

「一応!?友達じゃなかったの!?」

 

「まぁー、ねー」

 

「ひどい!?」

 

「それじゃあうちらはこの辺でおいたまいたしますー」

 

「ええ」

 

「とこちゃん待ってーーーーーーー!!」

 

そう言ってギバラは去っていった。

 

「それじゃあ行くか」

 

「「うん!」」

 

その後は順当に買い物をして行き、残るは後一つとなった、最後の店行こうとした時。

 

「あ!要先生やん!」

 

そう言われて振り返ってみると、そこには3人の女子高生がいた。

 

「先生こんにちは!」

 

「まだ先生ではないけどな、樋口」

 

「うちの名前覚えとってくれたんやな!」

 

「自分行ったクラスの名簿は大体は覚えたからな、そっちは月ノだろ?」

 

「はい!月ノ美○です!好きなものはモツ鍋とビー、いえ、何でもないです」

 

「お兄ちゃんの知り合い?」

 

「ああ、そうだぞ、んでそちらの方は?見たことないけど?」

 

「こちらはうちらの一つ上の先輩で凛先輩」

 

「はじめまして、○凛です」

 

「どうも、要結城だ」

 

「・・・・・」

 

「?どうかしたか?じっと見て」

 

「裸見せもらって良いですか?」

 

「「凛先輩!?」」

 

「え?嫌だけど」

 

「いきなり何言ってんの!?」

 

「私の目は誤魔化せないわ!この人の腹筋はバキバキに割れているはずなの!ハァハァ、さぁ、さぁ、私にその身体を触らせてくださいな」

 

「「ストーップ!!」」

 

「何するの!」

 

「それはこっちのセリフや!いきなり初対面の人に何を言ってんのや!」

 

「初対面じゃなくてもアウトな発言ですけどね」

 

「ウガァァァァァァァァ!!」

 

「えーっと、とりあえず身体を触ったら落ち着いてくれるか?」

 

「ええ」

 

「急に素に戻ったな、自分」

 

「とりあえず、服は脱がないけど、どうぞ」

 

「それじゃあ失礼して」

 

・・・・・・・・・

 

「どうや?」

 

「・・・・・ドュフ!たまらない」

 

「満足したか?」

 

「ええ、ありがとうございました」

 

「それは何よりで」

 

「さ、行きましょうか2人とも」

 

「「ちょ!凛先輩!?先生さようなら!!」」

 

・・・・・

 

「行っちゃったね」

 

「そうだな、それじゃあ俺達も最後の買い物を済ませようか」

 

「「うん!」」

 

少々時間がくったが何とか買い物も済ませ、今は2人を家へと送り届けて、今は家の前へと着いた。

 

カラン

 

「「ただいま!!」」

 

「あ!2人ともお帰り、大丈夫だった?」

 

「うん、お兄ちゃんが紗南達を助けてくれたんだ!!」

 

「お兄ちゃん?」

 

「うん、結城お兄ちゃんが助けてくれたんだ」

 

「お兄ちゃんが!?」

 

「うん、僕達が迷ってたらお兄ちゃんが来てくれて一緒についてきてくれたんだ」

 

「そうだったんだ、それで?お兄ちゃんは?」

 

「俺ならここだぞ」

 

「お兄ちゃん!!」

 

「よ、お二人もお久しぶりです」

 

「要君今日は本当にありがとう」

 

「いえいえ、俺もどうせ暇だったんでお気になさらずに」

 

「本当にありがとうございました」

 

「さて、2人を送り届けたんで、俺はここいらで帰りますね」

 

「一緒にご飯でも食べていかないかい?」

 

「すみません、今日はうちの姉がこっちに食いに来るって聞かなくて、それの準備をしないといけないので」

 

「そうかい、それは仕方がないな」

 

「すみません」

 

「なに、気にしなくても良いさ、こっちだっていきなりだったしな」

 

「それじゃあ俺はここで」

 

「ああ」

 

「またいらしてくださいね」

 

「「お兄ちゃんバイバイ!!」」

 

「今度は一緒にご飯食べようね」

 

「ああ、また時間がある時にでもお世話になるよ」

 

俺はそう言って山吹家を出て家へと帰った、その途中で何やら視線を感じたが特に誰かいる感じもしなかったので俺はそのまま家に帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんるる〜〜♪」



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165話

ある日まりなに呼ばれてcircleに行った時のこと。

 

「ごめんねー、手伝ってもらっちゃって」

 

「気にするな」

 

「それにしても結城君って見る限りでは身体細いのに力あるよね」

 

「まぁな、昔は鍛えてた時期があったからな」

 

そんな事を話していると。

 

「お兄ちゃん」

 

呼ばれて振り返ってみると、そこには美咲、リサ、ひまり、燐子がいた。

 

「よぉお前ら、どおしたんだ?」

 

「服破れてるけど」

 

「服?・・・・・ホントだな」

 

「気づいてなかったの?」

 

「ああ、いつのまに破れたんだろうな」

 

「それどうするの?」

 

「ん?そうだな・・・・・そのままで良いか」

 

「いや、ダメでしょ」

 

「そうか?別にそこまで気にする必要はなくないか?」

 

「ダメ・・だよ?」

 

「そうそう!ダメだよ!」

 

「そう言われてもな」

 

「とにかく、直してあげるから家に行こ?」

 

「まぁお前らがそこまで言うなら分かったよ、仕事の方はもう大丈夫なのか?」

 

「うん、後は何とかなるから大丈夫だよ」

 

「そうか、それなら行くか」

 

「「「「うん!」」」」

 

 

それから5人で俺の家へと向かった。

 

 

 

ガチャ

 

「ただいまさんっと」

 

「お兄ちゃんただいまって言うんだね」

 

「ん?ああ、こう言うとな」

 

トタトタトタ

 

「こんな風にミユを召喚出来る」

 

「それがミユちゃんにとってのお兄ちゃんが帰ってきた合図なんだね!」

 

「よっと、そんじゃあリビング行くか、としか裁縫道具があったと思う」

 

 

 

 

ガサゴソ

 

「・・・・・・っと、あったあった」

 

「随分立派な裁縫箱だね」

 

「ああ、母さんが趣味で裁縫とかやってたからな」

 

「お兄ちゃんはやらなかったな?」

 

「あんな細々したのはゴメンだからな」

 

「お兄ちゃんらしいね」

 

「さて、好きに使ってくれて構わんぞ」

 

「良いの?」

 

「ああ」

 

「それじゃあ・・借りるね」

 

そう言うと燐子は慣れた手つきで準備を進め、ミシンで服の破れた部分を補修し始めた。

 

「やっぱり私達の服を作ってくれてるだけあって慣れてるね」

 

「ですねー」

 

「あれ?美咲そんなウサギのぬいぐるみとか持ってたか?」

 

「これ?これはぬいぐるみっじゃなくてフェルトだよ」

 

「フェルト?」

 

「そ、編み物の一種だよ」

 

「ほー、上手いもんだな」

 

「美咲のそれも凄いよねー」

 

「まぁ下の子達に作ったりしてましたからね」

 

「私達にも出来るやつかあるの?」

 

「ええ、ありますよ」

 

「それじゃあ燐子が終わったらみんなで編み物でもやろっか」

 

「そう言えばリサさんマフラーとか編んでいましたね」

 

「まあねー、でもフェルトは初めてだねー」

 

そんな事を話していると。

 

「終わりました」

 

「もう終わったのか?」

 

「うん、そこまで酷くなかったから、そこまでかからなかったよ」

 

「それじゃあ燐子が終わった事だしやろっか」

 

そこからリサと美咲を先生として俺、リサがフェルトを、美咲、ひまり、燐子が別の編み物を作ることとなった、が、これが思いのほか難しく俺は手こずっているが、リサは編み物をやってるだけあってサクサクと進めていった。

 

 

 

 

数分後

 

 

「出来た!」

 

「流石ですね、完璧じゃないですか」

 

「いやー、美咲の教え方が良かったからねー」

 

「お兄ちゃんはどう?」

 

「え?こんな感じだが?」

 

「まだ片足しか出来てないね」

 

「こう言うの苦手なんだよな」

 

「だろうね、どうする?まだ続ける?」

 

「いや?やんない」

 

「即答だね」

 

「だって苦手なんだもん」プイ

 

『『『『カワイイ///////』』』』

 

その後は今度編み物組がリサの指導のもと進めていったが。

 

「・・・・・・・・・」

 

ひまりがお亡くなりになる事となり、燐子と美咲が慣れてるだけあってサクサクと進めていきあっという間に完成させた。

 

その後は遅くなって来たので4人は帰って行った、ちなみに出来上がった物を3人は俺に渡して来た、もらったものはとりあえず飾っておくことにした。

 

 




結城に関しての設定とかあんまり考えてないけれど、考えた方が良いのかな?


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166話

 

 

ある日のこと、ミユの散歩の休憩がてら公園に寄った時のこと。

 

「ん?クレープ屋なんてあったのか、食べてから帰るとしようかね」

 

そう思い俺は移動販売な感じのクレープ屋へと歩いて行った。

 

「いらっしゃい!」

 

「クレープ屋なんてあったんですね」

 

「ええ、と言っても月に1、2回ぐらいかな」

 

「そうなんですね、他のところにもいかれてるんですか?」

 

「そうだね、こんな感じで移動販売したりもするけど、基本的には店の方でやってるからね」

 

「そうなんですね、注文良いですか?」

 

「はい!どうぞ!」

 

「それじゃあいちごバナナチョコソフトとレアチーズ風生クリームをお願いします」

 

「分かりました!」

 

俺が注文すると、お姉さんは手際良くクレープを作り始めた[ちなみに結城君は超が付くほどの甘党です*食べ過ぎで怒られたことがあり最近は控えめ*]

 

 

「はい、お待ちどうさまです400円です、丁度ですね!ありがとうございました!」

 

俺はお姉さんからクレープを受け取ると近くのベンチに座り、モグモグと食べ始めた。

 

 

一つ目を食べ終わりそうなタイミングで。

 

「お隣よろしいでしょうか」

 

っと声をかけられたので見てみると、女の子が立っていた。

 

「こんにちはです、私のこと覚えているでしょうか?」

 

「・・・・・・・・」モグモグ

 

「 ・・・・・あ、パレットちゃん!」

 

「惜しいですね、パレオでございます」

 

「ああ、そうだった、それで?どうかしたの?」

 

「はい、少々悩んでいることがありまして、息抜きでここに寄ったところ要さんがお見えになられたので」

 

「そうなんだ、良いよ」

 

「お隣失礼します」

 

そう言うとパレオちゃんは俺の隣に腰かけた。

 

「それで?悩み事だっけ?」

 

「はい」

 

「何を悩んでんの」

 

「はい、実は」

 

パレオちゃんの悩みは簡単に言うと、RASのリーダーとの喧嘩→パレオちゃん抜きでのイベントの成功→ それを見たパレオちゃんが自分がいなくても出来るから自分はいらないとのことだ。

 

「なるほどねー」

 

「はい、パレオはどうしたら良いんんでしょうか」

 

「さっき言ってたライブの映像とかあるの?」

 

「はい、これでございます」

 

「どれどれ」

 

俺はパレオちゃんから携帯を借りてその時の映像を見始めた、それを見て思った事は。

 

「バラバラだなー」

 

「バラバラですか?」

 

「そ、音がバラバラ」

 

「音がバラバラ」

 

「まぁ簡単に言うと演奏に集中できてないって事」

 

「それは何ででしょうか?」

 

「君じゃないかな?」

 

「わたくしですか?」

 

「そ、一つは君の事が気になるんじゃねーのかね」

 

「・・・・・・」

 

「もう一つはやり慣れない状態での演奏だな」

 

「やり慣れない演奏」

 

「今まで君が入ったバンドでやってなのがいきなり1人抜けちまったんだ、感覚だってそれに伴ってズレが出てくるだろうよ」

 

「・・・・・」

 

その結果が音に出てるんだよ、まぁお客さんにはそんな細かいところまで気づく人の方が少ないから盛り上がったんだろうけどな」

 

「・・・・・・」

 

「一つ聞いて良いかい?」

 

「はい」

 

「君はメンバーの事が好きかい?」

 

「もちろんでございます!ですが今は」

 

「なら、良いんじゃないか?バンドなんて喧嘩してなんぼだろうよ、喧嘩して意見を言い合って、そこからいろいろ発見して、そんで成長していく・・・・・・みたいなのをなんかのマンガで読んだぞ」

 

「マ、マンガですか」

 

「おお、それ見てそうだなーと思ったな、別にメンバー全員と喧嘩した訳じゃなうんだろ?」

 

「はい」

 

「なら、とりあえずは君がメンバーの事を嫌いにならない限りは大丈夫だと思うぞ、そうこう言ってると」

 

「パレオ!」

 

「マスキ様!」

 

「お迎えかい?」

 

「あ、結城さんこんにちは」

 

「こんにちは、一度本気で話し合ってごらん、多分今の君はそのリーダーの子の言いなりって言い方は違うかも知れないけど、その子の言う事が絶対みたいなところがあるみたいだから自分の意見も述べないとね」

 

「・・・・・・分かりました!」

 

「まぁそれでも意見を聞かないって言い張るんだったらやめることも考えても良いのかもね」

 

「はい!」

 

「それじゃあ後は君たちに任せるよ、マスキちゃんお願いね」

 

「ああ、ありがとう結城さん」

 

「何々、俺は何もしちゃいないさ、後は君たちに次第だからね、頑張りなよ」

 

 

「「はい!ありがとうございました!」」

 

2人はそう言ってマスキちゃんのバイクで去っていった。

 

「ファー〜〜、眠たくなって来た、ミユどうする?」

 

「zzzzzz」

 

「お前さんいつのまに、まぁ良いや、俺も一眠りしよう」

 

それから俺はもう一個のクレープをたいらげベンチに横になって眠りについたのだった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー大学女子メンバーー

 

結城が公園にいた頃、同学年の女子メンバーは仲良く買い物を楽しみ、今はその帰りであった。

 

「いっぱい買っちゃったねー」

 

「肇は買いすぎよ」

 

「そんなに買って母さんに怒られても知らないからな」

 

「う!?だ、大丈夫」

 

「 」スンスン

 

「志希ちゃんどうかしたの」

 

「何かいい匂いしなーい?」

 

「「「「「・・・・・確かに」」」」」

 

「あの公園からだねー」

 

「行ってみる?」

 

「そうね、行ってみましょうか」

 

6人は匂いにつられるままに公園へと入っていった。

 

「これの匂いだったのね」

 

「クレープ屋さんだね」

 

「ねぇねぇ、食べていかない?」

 

「いいけど、あんたお金あるの?」

 

「うん!大丈夫!」

 

「私は良いけど、どうする?」

 

「わたしも良いよ」

 

「私も良いわよ」

 

「志希ちゃんもいいよー!」

 

「美嘉ちゃんもー!」

 

「それじゃあみんなで買おっか」

 

それから6人は各々に注文をしていき、注文を受けたお姉さんが作っていき、完成した商品を受け取っていった。

 

「どこで食べよっか?」

 

「そうね」

 

「あ!あれって結城君はじゃない!!」

 

肇がそう言うと他の5人はそちらを見た[そのうちの3人は血走った目をしながら]

 

そこには無抵抗な状態でスヤスヤと眠っている結城がいたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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167話

 

結城に気づいた6人の内、肇と志希が結城に近づいていき。

 

「ぐっすりだね」

 

「そうだねー、スンスン」

 

「志希ちゃんなにしてるの?」

 

「ん?匂い嗅いだんの」

 

「匂い?・・・・・なんか良い匂いだね、香水か何かかな?」

 

「んーこれは香水ではないねー」

 

「そうなの?」

 

「結城は香水とか付けないんじゃないか?」

 

後から他の4人も追いつき、話に加わった。

 

「そうだね、結城君香水とか興味なさそうだもんね」

 

「確かにそうね、あんまりっと言うか殆ど聞いたことないわね」

 

「ぷにぷに、すごーい、結城君お肌ぷにぷにだよー」

 

「えいえい、ホントだー」

 

「それは良いけど、クレープ食べないと冷めちまうぞ?」

 

「「「そうだった!!」」」

 

「でも結城君どうしよっか?」

 

「どうするも何も、寝てるんだから起こすのも忍びないでしょうよ」

 

「確かにそうね」

 

6人がそんな事を話して言うと、結城が寝言で。

 

「京香、下着のままうろうろすんな〜・・・・・」

 

っと呟いた、それを聞いた6人はと言うと。

 

「京香って誰かな?」

 

「誰だろ?うちの学校にそんな名前の子いたっけ?」

 

「学校にはいるでしょう」

 

「それじゃあ結城君の彼女とかかな!!」

 

「「「違うに決まってんだろうが!ぶっ○すぞ!」」」

 

「 」ガタガタガタ

 

「それよりホントに誰だろうね〜、スンスン」

 

「志希ちゃんずーっと結城君の匂い完成出るね」

 

「クンカーとしてはたまらなくれねー」

 

「クンカー?」

 

「まぁまぁそれは良いじゃないの、それより今はさっき出てた京香って名前じゃない?」

 

「結城の家族とかか?」

 

「どうだろ?結城の家族のことに関しては聞いたことないしね、みんなは知ってる?」

 

「「「「「 」」」」」フルフル

 

「これに関しては本人に聞かないと分からずじまいね」

 

「そうだねー・・・・」

 

「美波は何をしようとしてるのかしら?」ガシ

 

「結城君が寝やすいように膝枕でもしてあげようかなーと思ってね」グググ

 

「そう、それなら私がやってあげるからあなたがしなくても良いのよ?」グググ

 

「大丈夫、私がしてあげるから全然大丈夫」グググ

 

「「 」」

 

ガシ!

 

「「グヌヌ・・・・」

 

「夏樹ちゃんは参加しなくて良いの?」

 

「私は良いわ、あっちに参加するより」

 

「「あ・・」」

 

「こうした方が早いからな」

 

「流石夏樹ちゃん、ちゃっかりしてるねー」

 

「・・・・ん」

 

「あ、起きそうだね」

 

「・・・・・夏樹?」

 

「ああ、アタシさ」

 

「なんで夏樹がここに?」

 

「みんなで遊んでてな、んでたまたまここに寄った時に結城を見つけて今に至ってるって訳」

 

「フワ〜〜〜、なるほど、起きるわ」

 

「そのままでアタシは構わないよ」

 

「そう?それじゃあお言葉に甘えて、20分ぐらいしたら起こしてくんね?」

 

「ああ、分かったよ、それより一つ聞いても良いかい?」

 

「ん?さっき寝言で京香って名前が出たんだけど、誰なんだい」

 

「寝言、京香・・・・あー姉貴だな」

 

「お姉さん?」

 

「そ、俺の姉貴の名前、てか近くでネコ見てない?」

 

「ミャー」

 

「お、いたいた」

 

「その子は?」

 

「うちの飼い猫のミユだ」

 

「「「猫ちゃん!!!」」」

 

「悪いけどもうちょっと寝るからこの3人と遊んでな」

 

「ミャー」タッ

 

「「「猫ちゃん待ってー!!」」」ダッ

 

「大丈夫なのかい?」

 

「乱暴にしなければ危害は加えないよ、それに」

 

「捕まえ」

 

「 」サッ

 

「こんにゃろ」

 

「 」サッ

 

「とう!」

 

「 」サッ

 

ズテン!

 

「捕まえられた時には疲れ切ってるだろうからな」

 

「なるほど、たしかにそうかもしれないね」

 

「それじゃあ俺はもう一眠りさせてもらうわ」

 

「ああ、分かったよ」

 

そう言って結城は再び眠りについたのであった。

 

 

 

カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ

 

 

 

寝顔を撮られてるともしらずに。

 

 

 



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168話

 

この日俺はバイクを走らせ、ある場所へと向かっていた、何故こうなってるかと言うと、一昨日の事ますきちゃんから連絡があって。

 

 

------------

 

『あ、結城、ども』

 

「やっほー、どうかした?」

 

『この前話してたお互いにケーキを造って味見しあおうって話があったじゃないですか?』

 

「あー、確かにあったね」

 

『それなんですけど、明後日とかはどうですか?』

 

「明後日ね、OK」

 

『時間と場所はメールで連絡しますんで』

 

「了解」

 

------------

 

 

ってな事があって今はケーキをカバンに入れてバイクを走らせてますきちゃんから連絡をもらった場所へと移動している、でももう着く頃だな。

 

そんなことを思ってると、前方にますきちゃんらしき人物が見えた、俺はその場所まで向かい。

 

「やっほー、ますきちゃん」

 

「あ、結城さん、こんちは、すみませんわざわざこんなところまで」

 

「気にしなくても良いよ、しかしここって」

 

「うちのリーダーの住んでるところなんですよ」

 

「へー、これまたたいそうなところに住んでるねー」

 

「あたしも最初はビックリしましたけどね、今はもう慣れっこっすね」

 

「そうなんだねー」

 

「それじゃあ中に入りましょうか」

 

「そだねー」

 

俺はますきちゃんの後について行って中へと入って行った。

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

「おっすー」

 

「あ!ますきさん!」

 

「よーパレオ、1人か?」

 

「チュチュ様は今シャワーを浴びておられます、!レイさんとロックさんは奥の部屋におられます」

 

「そうかい、今日はお客さんを連れてきたぜ」

 

「お客さんですか?」

.

「あ、ますき来てたんだ」

 

「ああ、今さっき着いたばっかだ」

 

「そうなんだ」

 

「それでますきさん、お客さんとは?」

 

「おっとそうだった、入っても大丈夫だよ」

 

「お、そうかい?なら失礼して」

 

「お兄ちゃん!?」

 

「あ、結城さんでしたか」

 

「ちょっと待って!」

 

ガタガタ

 

「どうしたんだ?あいつ?」

 

「乙女心と言うやつでございます」

 

「へー」

 

ガチャ

 

「あれ?結城さん、どうしてここに?」

 

「ちょっと訳あったな」

 

「そうなんですか」

 

「そ、それでどうやろっか?」

 

「あそこのデカイテーブルに並べて貰ってもいいですか?」

 

「あいよー」

 

俺は言われた通りに並べていった、すると。

 

「みんな揃ったみたいね!」

 

「あ!チュチュ様」

 

「それで?その男は誰かしら」

 

「この方は前に話したレイヤさんとますきさんを助けていただいた、要結城さんです!」

 

「そう、この人が」

 

 

 

俺はケーキを並び終えて、振り返ってみるとそこにはなんかちんまりしたのがそこにいた。



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169話

 

前回のあらすじ!

 

野生のちんちくりんが現れた!

 

 

ーーーーーーーーーー

 

ケーキを並び終えた俺はますきちゃん達の方を振り返ってみると、何だかちんまりした女の子が立っていた。

 

「お嬢ちゃんどうした?こんなところに、もしかして迷子かい?」

 

「違うわよ!」

 

「あれ?違うんだ、ますきちゃんの妹さんかな?」

 

「結城さん」

 

「ん?どうかした?ますきちゃん」

 

「あのー、非常に言いにくいんだけど、それがうちのリーダーなんだよ」

 

「・・・・・・この子が?」

 

「信じられないかもしれませんが、本当なんです」

 

「ちょっとパレオ!信じられないかもしれないってどういう事よ!」

 

「だってチュチュ様の見た目的に」

 

「酷いわね!?」

 

「まぁ見た目はこんな感じだけど、一応れっきとしたうちのリーダーなんだわ」

 

「ほー、なるほど、それは悪かったね」

 

「んん!別に構わないわ、もう慣れっこよ、それよりあなたがMr.結城で良いかしら?」

 

「ああ、そうだが」

 

「この前はレイアとますきを助けてくれてありがと」

 

「何たまたま通りがかった所にいいカモ、レイ達が絡まれていただけだ、気にすることはないさ」

 

「そう」

 

「それよりケーキ食おうぜ、ってかレイの奴遅くね?」

 

「私!呼んで来ますね!」

 

「さて、それじゃあ俺らは切り分けるか」

 

「そうですね、お皿を用意いたしますね」

 

「このケーキはますきのかしら?」

 

「こっちがあたしので、こっちが結城さんのだ」

 

「What?これあなたが作ったの」

 

「そそ」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「お皿準備出来ました」

 

「んじゃ、よっと、ほいOK」

 

「レイアさん連れてきました!」

 

「おつかれー、切り分けたから座った座った」

 

「分かりました」

 

そうして全員が座ったところで。

 

「それじゃあ食べようぜ」

 

「そうね」

 

「はい!」

 

「は、はい!」

 

「うん、食べよ」

 

「そんじゃま、いただきます」

 

「「「「「いただきます!」」」」」

 

「「「「あーーん・・・・・」」」」

 

「あん・・・・うん美味いな、ますきちゃんの美味いね、ってみんなどうした?固まって」

 

 

『何なのこ、当然だけどますきがいつも作ってくれる料理は確かに美味しいは、でもこれは』

 

『ますきさんのケーキも美味しいでございますが、これはまた』

 

『何だこれ、私のよりはるかに美味いじゃんか、どうやったらこんな美味いもの作れるんだ?教えてほしいな』

 

『お兄ちゃんまた料理の腕を上げたんだね、昔のも美味しかったけどこっちのも美味しいな』

 

『・・・・・・・・・・・・』一心不乱に食す

 

「おーい、六花ちゃんそんなに急いで食うと」

 

「!!」

 

「あー、ほら言わんこっちゃない、パレオちゃん何か飲み物あげてくれない?」

 

「は!あ、はい!ただ今!」

 

「そんなに急いで食わなくてもケーキは逃げたりしないぞ」

 

「六花さんどうぞ!」

 

「ゴクッゴクッ!はーーーー!あ、ありがとうございます、死ぬかと思った」

 

「大丈夫か?」

 

「は、はい、ご迷惑おかけしました」

 

「まぁ大丈夫ならそれで良いけど」

 

その後は特に何事もなく食事を楽しむだけであった。

 

 

 

あ、何か途中でレイの奴が何でますきちゃんが俺の番号を知っているのかを問いただしていたけど、あれ?俺あいつに番号教えてなかったっけかなーと思いながらその場面を眺めていた。

 



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170話

 

この日、買い物に出かけていると前の方にそこそこの量の買い物袋を持ったおばあちゃんが歩いていた。

 

「こんにちはおばあちゃん、重そうだけど大丈夫?」

 

「あら、こんにちは、いやーね、張り切っちゃっていろいろ買ったんだけどね、歳には勝てないみたいでね、苦労してるんだよね」

 

「みたいだね、結構な量だもんね、これどうぞ」

 

「ありがとうね・・・ふー、助かったよ」

 

「家まではどれくらいなの?」

 

「んんー、後15分ぐらいかねー」

 

「15分か、それなら俺が持ってあげるよ」

 

「そうかい?迷惑じゃないかね?」

 

「大丈夫だよ、特に用事もないしね」

 

「そうかい?それならお願いしようかねー」

 

「了解、もう少し休憩するかい?」

 

「そうだね、もう少しだけ休ませてもらおうかね」

 

その後は少しの間おばあちゃんと話をしながらおばあちゃんが回復するまで待つことにした。

 

 

 

「ありがとうね、もう大丈夫だよ」

 

「そっか、それじゃあ行こっか」

 

その後おばあちゃんと荷物を持って歩いておばあちゃんの家へと向かった。

 

 

 

「ここだよ、ありがとうね」

 

「なに、気にすることはないよ」

 

「お礼と言っちゃなんだけど少しウチのよっていかないかね?」

 

「おばあちゃん家に?まぁ良いけど」

 

「それは良かった、さ、どうぞどうぞ入っておくれ」

 

そう言われて俺はおばあちゃんの後をついて行った。

 

「広い家だね、ここに一人で?」

 

「孫と一緒に住んでるよ」

 

「お孫さんか」

 

「ちょっと待ってておくれ」

 

ガラガラ

 

「今帰ったよ」

 

「ばあちゃんお帰り、遅かったな」

 

「いやー、年甲斐もなくいろいろ買いすぎちゃってね、助けてもらったんだよ」

 

「うわ!こんなに大量に」

 

「いやー助けてもらわなかったらどうしようかと思ったよ」

 

「そうだろうな」

 

「それでね、助けてもらった俺にウチによっていってもらうんだよ、お礼をかねて」

 

「おおそうか、んで?その人はどこに」

 

「ああ、それならアタシの後ろに」

 

「後ろ、ああ!ありがとうございました!」

 

「なんか聞き覚えのある声だと思ったら有咲のおばあちゃんだったのか」

 

「って!結城さん!?」

 

「あらなんだい、有咲の知り合いの人だったのかい」

 

「い、いや、知り合いと言うか何と言うか、その、えっと//////////////」

 

「なるほどそう言うと事かい、そういや結城さんだったね」

 

「ええ、要 結城です」

 

「結城さんや、今日ウチに泊まっていかないかね?」

 

「ば、ばあちゃん!?」

 

「んー、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな」

 

「結城さん!?」

 

「はは、どうぞどうぞ、有咲は部屋を片付けて来なさい」

 

「あーくそ!分かったよ!」

 

「ささ、どうぞ上がってくださいな」

 

「お言葉に甘えて」

 

その後は俺と有咲とおばあちゃんとで話をしながら晩飯をいただき、今俺は先に風呂をいただいてるところだ。

 

「しかし家が広いだけあって風呂も広いな」

 

そんな感じで思っていると。

 

ガラガラ

 

風呂の扉が開いた。

 

「ゆ、結城さん、湯加減はどど、どうだ?」

 

「おう、いい感じ」

 

「そ、そうか・・・・・・・っすーーーーーーーーよし!」

 

バン!

 

「ん?」

 

「私も入るな!」

 

「お、おう」

 

そう言って振り返ってみると、何故かタオルを巻かずに現れた有咲が入ってきた。

 

「やっぱり胸デカイな」

 

「な/////」

 

「ん?どうした」

 

「い、今で、デカイって」

 

「あれ?俺そんな事言った?」

 

「お、おう/////」

 

「無意識のうちに言ったみたいだな」

 

(やべー、勢いで入って来たけどめちゃくちゃ恥ずかしい)

 

「とりあえず突っ立ってないで入るか洗うかしたらどうだ?」

 

「そ、そだな」

 

その後は有咲が恥ずかしがった以外はないごともなく終わった、そして就寝の時間になった。

 

 

「結城さん起きてるか?」

 

「ん?どうした?」

 

「あ、あのさ、一緒に寝てもいいか?」

 

「ん?おう、良いぞ」

 

「そ、そうか!」

 

「ほれ」

 

「そ、それじゃあ入るぞ」

 

「おう、いらっしゃい」

 

「あ、あのさ、その、ギュってして欲しい」

 

「ん?こうか?」ギュ

 

「!!!/////こ、これはおたえにもやってるのか」

 

「たえのやつに?あいつからはあるけど、俺からはないんじゃないか?寝ぼけてたら分からんが」

 

「そ、そうか!ふふふ」

 

「しかし今日の有咲何て言うか変わってるな」

 

「変わってる!?」

 

「いや、何と言うか普段の有咲じゃ考えられないような事ばかりしてるからな」

 

「た、たしかになきょ、今日だけは、な」

 

「なるほど」

 

「さ、さぁ寝ようぜ」

 

「そうだな、それじゃあお休み」

 

「おやすみ(ヤバイ!こんな近くに結城さんが、めっちゃ良い匂いする、はぁ〜〜)」

 

その後結城は熟睡、有咲は興奮のあまりあまり寝れずにいた。

 

 

次の日の朝に結城は帰って行った、その際に見送りにはおばあちゃんのみで有咲は寝不足で逆にその時間に寝てしまったのであった。



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171話

 

ガチャ

 

「ねぇねぇ結城!今日暇!?暇よね!?ちょっと手伝って欲しいんだけど!!」

 

「お前はいきなり家に来て何をほざいてんだ?内容がペラッペラじゃねーか」

 

この姉はいきなり家に来て何を言ってるんだ?

 

「ああ、そうだったわね、ちょっと結城に手伝って欲しいことがあるのよ」

 

「仕事か?」

 

「ええ、今日の仕事ね、本当はたっくんがマネージャーで一緒に来てくれるはずだったんだけどね、たっくん風邪ひいちゃってね」

 

「珍しいな、拓さんが風邪引くなんざ」

 

「そうなのよ、それでね、もし暇なら結城にお願いしようかと思ったんだけど、どうかな?」

 

「そう言う事なら構わんぞ、姉貴の気まぐれだったらぶっ飛ばしてたけど」

 

「それじゃあお願いねー」

 

「ちなみにどこで仕事なんだ?」

 

「場所はね、月ノ森女子学園ってとこなのよ」

 

「へーー、そうか・・・・・・そこって姉貴の母校だろ?」

 

「そうだっけ?」

 

「何で自分が卒業した学校を覚えてないんだよ」

 

「なんかあったかな?」

 

「俺はよーく覚えてるぞ」

 

「なんかあった?」

 

「超お嬢様学校でな」

 

「あーーーーー!!思い出した!確かお母さんに無理やり入れられたとこだ!」

 

「ああ、姉貴の常識がなさすぎるから行って礼儀を学んで来いって言って母さんが無理やり入れたんだよ」

 

「でもよくそんな事覚えてたわね」

 

「そりゃあ衝撃だったからな」

 

「そんなに」

 

「ああ、ぜってー無理だと思ってたからな」

 

「まぁね!」

 

「威張るとこじゃねーぞ」

 

「でもよくあたしあんなところ卒業出来たわねー」

 

「それ自分で言ってて悲しく何ねーか?」

 

「ん?全然」

 

「あっそ、良しっとそんじゃあ行くか」

 

「レッツゴー!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「よし着いたな」

 

「それじゃあ中に入りましょうか」

 

「だな」

 

「はじめまして、豊川 京香様お待ちしておりました、そちらの方は?」

 

「ども、豊川 京香の弟の要 結城です、今回は姉貴のマネージャーとして来ました」

 

「弟様でございましたか」

 

「俺はただの付き添いみたいなもんなんでお気になさらず」

 

「そうでございますか、それではご案内いたしますの、こちらでございます」

 

そう言われて俺と姉貴は後について行った。

 

「こちらでございます、こちらの控え室で京香様はお待ちくださいませ、それで弟様なのですが」

 

「ええ」

 

「こちらでお待ちくださいませ、準備が出来次第お呼びいたします」

 

「分かりました」

 

「それじゃあ後で呼びに行くねー」

 

「おう」

 

俺は案内された部屋に入った、すると見覚えのある顔がいた。

 

「・・・・・・赤司?」

 

「おや、結城じゃないか、どうしたんだいこんな所にいるなんて」

 

「それはこっちの台詞だけどな」

 

「僕はこれの演奏会をしてくれと頼まれてね」

 

「バイオリンか」

 

「ああ」

 

「めちゃくちゃ久しぶりじゃねーのか?大丈夫なのか?」

 

「ああ、弾いてはいなかったが、身体が覚えてるみたいでねなんとかなろそうだよ」

 

「まぁ赤司なら心配いらねーだろうけどな」

 

「ふふ、結城にそう言ってもらえると安心するね、それより結城はどうしたんだい?」

 

「ああ、俺は姉貴の付き添いだよ」

 

「そうなんだね」

 

「結城ー。私達の出番はまだ先だからゆっくりしててだってー」

 

「ノックぐらいしろよ」

 

「あれ?赤司君だーヤッホー!」

 

「こんにちは京香さん」

 

「ん?2人とも知り合いなのか?」

 

「ああ、この前にうちの父のパーティーに来てもらってね、そこで仲良くさてもらったんだよ」

 

「・・・・・変なことしてねーだろうな?」

 

「たっくんにいろいろ聞いて何とかって感じだったけどね」

 

「それならいいか」

 

「それより赤司君はどうしたのー?」

 

「僕はこの後演奏するんです」

 

「バイオリンかー、あれだったら結城も一緒に弾いちゃえば?」

 

「アホか、赤司も演奏会なのに俺が一緒に出たらわけわかんなくなるだろうが、な?」

 

「そうだね」

 

「ほらみろ」

 

「それじゃあもう1セット準備してもらおうかな」

 

「おーう?」

 

「それじゃあお願いしてくるよ」

 

「良かったわね結城」

 

こいつらの行動力は一体どこから来てるんだ?

 

 

〜数分後〜

 

「お願いしたら用意してもらえたよ」

 

「いや、マジでやるのかよ」

 

「ふふ、結城とバイオリンをセッションするのは初めてだね、前々からやってみたかったんだよね」

 

「まぁなんとかなるかな、ちょっと合わせるか」

 

「大丈夫なのかい」

 

「少し前に俺に無理やり弾かせたのはどこのどいつだ?」

 

「そうだったね、それじゃあいくよ」

 

 

「こんなもんだな」

 

「そうだね」

 

「赤司様そろそろお時間でございます」

 

「ああ、分かったよ、それじゃあ行こうか」

 

「へいへい」

 

「私も袖で聴いてるね〜」

 

「お前は呑気でいいねー」

 

「へへへ」

 

「褒めてねーからな」

 

「それじゃあいこう」

 

「あいよ」

 

 



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172話

 

キャーーーーーーーー!!!!!

 

「こんにちは月ノ森女子学園のみなさん、初めまして赤司 テツヤです、今日はご招待いただき誠に感謝致します、僕の演奏をこんな大勢の前で披露するのは久しぶりなので緊張していますが、本日はよろしくお願い致します」

 

『緊張?・・・・・・』

 

「今回は僕の個人的な意見で彼にも一緒に演奏をしてもらおうと思ってるよ」

 

「えー、どうもー赤司の友達の要 結城でーす、今日はこの後出てくる豊川 京香のマネージャーとしてきただけなのに何故か演奏させられる事になりました、よろしくー」

 

「それじゃあさっそく始めようか、準備は良いかい?」

 

「OK」スッ

 

「 」スッ

 

 

「3、2、1」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ましろ!すげぇぞ!あの赤司さんと要さんが目の前にいるぞ!」

 

「透子ちゃんお、落ち着いて」

 

「透子ちん、テンション高いねー」

 

「あの2人ってそんなに有名人なの?」

 

「そりゃあそうだよ!あの吹雪大のイケメントップ2だよ!」

 

「へー、赤司君ってそんなに人気なんだねー」

 

「赤司君って、七深はあの赤司って人知ってるの?」

 

「うん、うちのお父さんと赤司君のお父さんがお友達でねー、昔よく遊んでもらってたんだー、でも中学生ぐらいの時からは遊んでもらえなかったんだよねー」

 

「そうなの?どうして?」

 

「何でも赤司君のお父さんがバイオリンにハマったらしくて、それを無理矢理?赤司君にさせてたかららしいよ、詳しくは知らないけど」

 

「バイオリンで凄い人なの?」

 

「神童」

 

「瑠唯さん?」

 

「赤司テツヤ、中学の時にその才能と技術の高さで神童と呼ばれていた人よ」

 

「ほへー」

 

「赤司さんの事ずいぶん詳しいんだね瑠唯って」

 

「詳しいかは分からないけど、私がバイオリンで目指すキッカケになり、同時に無意味と考えることになった人よ」

 

「瑠唯さんにそこまで言わせるって、とても凄い人なんですね」

 

「ええ」

 

「あ、演奏が始まりそうよ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

〜演奏からしばらく時間がたった後の事〜

 

「はぁー・・・・・」

 

私、倉田ましろは自分で言うのも何だけど、酷く落ち込んでいた、その理由としては先ほどの赤司さんと要さんの演奏を聴いて、次元が違うことを認識させられたからだ、しかもその後に透子ちゃんにお二人が組んでるバンドの動画を見せてもらいさらに落ち込んでいるのだ。

 

「はぁー、私ってこのままバンド続けてても良いのかな?」

 

そんな事を考えていると。

 

「まーた勝手に落ち込んでるー」

 

「透子ちゃん」

 

「まーたいらんこと考えて落ち込んでたでしょー」

 

「う、うん」

 

「もー」

 

そんな事を話していると。

 

「あーのクソどこ行きやがった」

 

前からさっき演奏をしていた要さんが歩いて来た。

 

「あ、そこの2人、ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ、この辺で豊川京香を見なかった?」

 

「い、いえ見てないです」

 

「・・・・・・・」

 

「と、透子ちゃん?」

 

「そっかー・・・・・まぁいいや、ほっとこ」

 

「え?良いんですか?」

 

「良いよいいよ、なんかあったらあいつの責任だし」

 

「え?でもマネージャーさんなんですよね?」

 

「臨時のな、って言ってもただの付き添いみたいなもんだ」

 

「そ、そうなんですね」

 

「あ、しろちゃんととーこちゃんみーっけ」

 

「やっと見つけた!」

 

「・・・・」

 

「あ、七深ちゃん、つくしちゃん、瑠唯さん」

 

「あれー?要さんだー、どうかしたんですか?」

 

「ちょっと豊川を探してたんだけどな」

 

「豊川さんどうかしちゃったんですか?」

 

「いやな、いきなり『懐かしいからちょっと散歩してくるね!』なんて言って飛び出していったもんだから探してたんだよ」

 

「それで、見つかったんですか?」

 

「いや、見つかんねーから諦めた」

 

「それは大丈夫なんですかー?」

 

「ああ、まぁ自分で行くだろうから大丈夫だろ」

 

「でも、マネージャーなのでは?」

 

「ああ、それね、まぁ実は言うと俺豊川の弟なのよ」

 

「え!?そうなんですか!?」

 

「ほへー」

 

「弟さんが何故マネージャーに?」

 

「ああ、本当はマネージャーするはずだった人が熱出ちゃってな、その代わりでやってる、っと言ってもただの付き添いみたいなもんだ」

 

「そうだったんだ」

 

「それより、そこの白髪の子」

 

「は、はい!?」

 

「なんか悩みでもあったかい」

 

「え!?」

 

何で何も言ってないのに分かったんだろう。

 

「そうなの?ましろ」

 

「う、うんまぁ少し」

 

「まぁ悩みがあるならお仲間に話してみたら?少しは気が楽になると思うぞ?」

 

「は、はい」

 

「それより、どうして桐ヶ谷さんは固まっているのかしら?」

 

「そうあねー、おーいとーこちゃーん」

 

「は!やべ、気絶してた」

 

「ちょっとー、大丈夫なの?」

 

「へーきへーき、あまりにも突然だったから驚いてただけ」

 

「それなら良いんだけど」

 

♪〜〜〜〜

 

「あ、悪い俺だ、はい・・・・おーそうか、なら頼むは」

 

「何かあったんですか?」

 

「いや、お探しの人物を赤司がたまたま見つけてくれたらしくてな、面倒見てくれるってさ」

 

「見つかって良かったですね」

 

「まぁな」

 

「あ、あの!」

 

「ん?」

 

「さっきの悩みの話なんですけど、要さんにも聞いてもらえませんか?」

 

「俺に?別に良いけど、ちょっと時間くれるなら」

 

「何かあるんですか?」

 

「いや、喉かわいたから飲み物買おうかと思ってな、自販機ってどっかある?」

 

「それならそこの建物の中にあります」

 

「お、サンキュー、君たちもなんか飲む?」

 

「良いんですかー?」

 

「ちょっと七深!?」

 

「はは、気にしなさんな、君達もどうだい?」

 

「それじゃあお言葉に甘えて」

 

「い、いただきます」

 

「・・・・いただきます」

 

「私もいただきまーす」

 

「了解、なら買いに行くか」

 

 

「よし、それで?悩みってのは?」

 

「はい、実は」

 

私はさっきまで悩んでいた事を全部話してみた。

 

「なるほど、俺らの演奏を聴いて自信をなくしていると」

 

「は、はい」

 

「ふーーーーん、なるほどね」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「ちなみに君達でバンドを組んでるって事で良いのかな?」

 

「は、はい!そうです!」

 

「なるほど、それじゃあ簡単な質問をするけど、じゃあとーこちゃんだっけ?」

 

「はい!」

 

「君はこの子になれるかい」

 

「ましろに?まぁなろうと思えばなれなくもないけど、難しいかな」

 

「今名前知ったから言うけど、じゃあましろちゃんはとーこちゃんになれるかい?」

 

「む、無理ですよ!?」

 

「そ、俺が君達になれって言われても無理だ」

 

「そ、それがどうしたんですか」

 

「何に対してバンドをやっているのかって感じかな」

 

「何に対して」

 

「ちなみに俺達のバンドの目標?っと言うかこれだけは絶対にするって事は、楽しむだ」

 

「楽しむ」

 

「はっきり言って他のバンドの演奏を聴いて上手いとか下手とか思った事はない」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、だって自分達のバンドは自分達何だから、誰にどうこう言われようが知ったこっちゃないって話だ」

 

「自分達は自分達」

 

「じゃあそこの黒髪の子」

 

「はい・・・」

 

「そこまで上手くないバンドがあったとする、そのバンドは上手くないから辞めないといけないか?」

 

「そんな事はないと思うわ」

 

「そう言う事、まぁ自分達で上手くないから辞めるって言うんだったら話は別だけどな」

 

「それでだ、君は俺たちの演奏を聴いて自信をなくして辞めた方が良いと考えてるんだろう?」

 

「は、はい」

 

「それは本当の辞める理由になっているのかい」

 

「え?」

 

「それじゃあ聞くけど、君達は何でバンドをやってるんだい」

 

「なんで・・・」

 

「ちなみに俺達が組んだ理由は思い出づくりだ」

 

「思い出づくり、ですか?」

 

「そ、ある1人のバカが去年の春先にもうすぐ卒業するから思い出づくりにバンドしねーかって言ってきてな、そっから始まった」

「そこから何度かライブに出たりとかしたりしたって訳」

 

「私は、自分の内気な性格を変えようと思ってバンドを始めてみようと思いました」

 

「ちゃんとした理由があるじゃん、それで?少しは変わったかい?」

 

「は、はい!みんなと出会って変れてきているような気がします!」

 

「だったらそれで良いじゃん、バンドをしていて楽しいとかわくわくするとか、思うことの方が大事だと思うぞ、上手い下手をどうこう言うより、ライブで上手くいって楽しい、とか上手くいかなかったけど楽しく出来たって思う方が俺的には大事だと思うぞ」

 

「・・・・・」

 

「上手くいかなければ次に活かせば良い、上手くいったのならさらに伸ばしていく、俺らはずっとそうやって来た」

 

「・・・・・」

 

「一度や二度失敗したって、どうって事ないだろよ、寧ろそれで辞める方が俺はよっぽどだと思うぞ」

 

「・・・・・」

 

「別に仲間に辞めろって言われたわけじゃないんだろ?」

 

「はい」

 

「だったら今その考えに行き着くのは少し違うんじゃないか?」

 

「・・・・・」

 

「それじゃあ聞くが、もし君だけやる気があって、他の子が今の君と同じ理由で辞めていったらどう思う?」

 

「何で?とか待ってってなると思います」

 

「だろ?それを今君はやろうとしてるんだよ」

 

「・・・・・」

 

そうだ、バンドをやり始めた頃も上手くいかなくて逃げたんだった。

 

「もう少しぐらいは考えても良いんじゃないか?そこからでも遅くはないと思うぞ」

 

「はい!」

 

「さて、なんだか説教みたいな感じになっちゃったが、後は君達で話してみな」

 

「ありがとうございます!」

 

「おう、それじゃあ俺はあのバカのところに行くとするよ、じゃーねー」

 

そう言うと要さんは歩いていってしまった。

 

「すごい良い話だったね」

 

「うん・・・本当に」

 

「そのおかげでましろも考えを改めるようになったみたいだしね」

 

「・・・・」

 

「瑠唯さん?」

 

「いえ、何でもないわ(なんだか自分の事を言われているような気がする話だったわね)」

 

「それじゃあこれから練習だー」

 

「そうだね!!」

 

「やるっしょ」

 

「そうね」

 

「ええ」

 

これからはもっと練習をして要さんやポピパさん達のように演奏をするんだ!変な事でクヨクヨしてる場合じゃないよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達のバンドはまだ始まったばかりだ!

 

 

 





青ガメラさん、桐生戦兎さん、ドゲザイルさん!!高評価ありがとうございます!!


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173話

キャッキャ!!

ニャー!

 

「風、あんまり走ると転ぶぞ」

 

「あい!」

 

今日は拓さんからのお願いで今日一日風の面倒を見ることになったので、今は家でミユと遊ばせてるところだ。

 

「風、ご飯出来たからイスに座りな、ミユも」

 

「あーい!」

 

「ニャーン!」

 

その後2人と一匹とで昼飯を食った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後昼寝から起きた風が外で遊びたいとのことなので、今は公園へと遊びに来ている。

 

「今日は風ちゃんのご面倒ですか?」

 

「ええ、拓さんからお願いされましてね」

 

今話してるこの人は昔姉貴と子育てで意気投合し仲良くなった、近所の奥さん?だ。

 

「でもそろそろごめんなさい、今日は早めに帰らないといけないの」

 

「そうなんですね、風の事は気にしなくて良いですよ」

 

「ありがとうね、〇〇帰るわよー」

 

「はーい!」

 

「それじゃあまた」

 

「ええ」

 

そう言って奥さんは帰っていった。

 

「にちゃ、あれ」

 

「ん?ブランコか、乗りたいのか?」

 

「あい!」

 

「あいよ」

 

風がブランコに乗りたいと言い出したので、向かおうとした時。

 

「あ〜、要さんだ〜」

 

「ん?」

 

なんか名前を呼ばれた様な気がしたので、振り返ってみると、そこには前に月ノ森で出会った女の子たちがいた。

 

「ああ、君たちか、こんにちは」

 

「こんにちは〜」

 

「こ、こんにちは!」

 

「こんにちはー!」

 

「こんにちは!」

 

「こんにちは」

 

「どうしたんだい?」

 

「いや〜、ちょっと練習で行き詰まっちゃって、息に抜きに来たって感じです」

 

「なるほどね」

 

「えっと、それで、その女の子はもしかして要さんの」

 

「ああ、違う違う、この子は姉貴の子供だ、今は預かってる状態」

 

「そうなんですね!」

 

「にちゃ」

 

「おお、悪い悪い」

 

「あの〜」

 

「ん?」

 

「私達もこの子と遊んで良いですか〜?」

 

「だってよ、どうする風、お姉ちゃん達がお前さんと遊びたいんんだってよ」

 

「!!!!」パーー

 

「良いってさ、ブランコ乗りたいらしいから連れていったってあげて」

 

「分かりました!」

 

「あ!ちょっと透子!待ちなさい!」

 

「透子ちゃん待ってー!」

 

「3人とも肝心の風ちゃんを置き去りだよ〜、行こっか風ちゃん」

 

「あい!」

 

そう言って5人はブランコの方へ遊びに行った。

 

「君は行かなくて良いのかい?」

 

「ええ、私は大丈夫」

 

「あの、一つお聞きしたいことがあるんですが」

 

「なに?」

 

「要さんは感情的になった事はありますか?」

 

「感情的にか、あるぞ」

 

「その時はどういった感じになりましたか?」

 

「どういった感じか、そうだな、あの時は初めてに近い感じです怒ったな」

 

「初めて、ですか」

 

「ああ、俺は基本的には無関心?に近いかな、自分の事ではあんまり感情的にはならないからなー」

 

「なるほど」

 

「それがどうかしたかい?」

 

「いえ、私は自分の事に関しても無関心なので、感情的になったらどうなるのかが気になったので」

 

「なるほどな、それは君が自分で感情的になろうとしてるのかい?」

 

「そうですね、自分から感情的になってみようかと考えてます」

 

「だったらやめておいた方が良いよ」

 

「なぜ?」

 

「自分から感情的になるのと、自然になるのでは意味合いが違ってくるからね」

 

「ではどうすれば?」

 

「今はまだそのままでも良いんじゃないかな、あの子達とバンドをやってるんだろ?」

 

「ええ」

 

「そしたら、時間がたてば自然と感じてくるよ」

 

「・・・・・」

 

「良い感じなメンバーだしな、まぁ急ぐ事はないよ」

 

「おねちゃ!」

 

「!」

 

「ふ、風が君と遊びたいみたいだよ」

 

「・・・・そうね、遊びましょうか」

 

「あい!」

 

「それじゃあ行きましょう」

 

ワー!

キャー!

 

「ふふ、良い顔してんじゃん」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後は俺も混じってみんなで遊び、時間が来たので彼女達は帰っていき、風も拓さんが迎えに来て帰っていった。

 

 



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174話

久々の投稿


チュンチュン

 

ガチャ

 

「ましろ朝よ、起きなさい」

 

「は~い・・」

 

「朝ご飯出来てるから早く下りてきなさいね」

 

「ふぁ~い」

 

 

「おはよー」

 

「まったく、今日はバンドの練習なんでしょ?遅れちゃうわよ」

 

「大丈夫だよ」

 

「まったく、はい朝ご飯」

 

「ありがとう~、いただきまーす」

 

「それよりもあれ終わっちゃうわよ」

 

「あ!そうだった!」

 

ピ!

 

『残念、今日の最下位はうお座のあなた、今日一日あんまり良くないことが起こるかも、ネコを頭に乗せた人と過ごすと良い事があるかも、それじゃあ今日も一日頑張って行きましょう!ポンポ、ポンポ、ポ〇キッ〇ーズ!(*ド忘れしてどんなだったか思い出せないため温かい目で見てください*)

 

 

「あら、あなた最下位だったわね」

 

「そんなー」

 

「しっかし、ネコを頭の上に乗せてる人なんてそうそういないと思うけど、凄いピンポイントね」

 

「うー、何だか練習に行きたくなくなってきた」

 

「バカな事言ってないで早くすませちゃいなさい、お母さんもこの後出るんだから」

 

「はーい」

 

 

 

---------------------

 

「ってな事があってね、今日は気分が落ちてるんだー」

 

「ましろ結構あの占い信じてるもんねー」

 

「そう言う透子はどうなの?」

 

「あたし?あたしはそんなん気にしないよー」

 

「透子らしいわね、あたしもそうだけど」

 

「あ、でも最下位だったらちょっとテンション下がるかもー」

 

「るいさんってそう言うの見ななさそうだね」

 

「そうかしら?」

 

「確かにー、何か「そんな下らないものなんで見ないといけないのかしら」とか言いそう」

 

「あたしだって見たりするわよ、それこそ昔は良く見ていては」

 

「へー、意外だなー」

 

「バイオリンをしてた頃は人事を尽くすために演奏の日はラッキーアイテムは必ず身に着けえていたわ」

 

「ほへー」

 

「それだけ本気だったって事なんだね」

 

「はぁ~」

 

「落ち込み過ぎだってましろー、今日はまだ何ともないんでしょ?」

 

「うん、黒猫の家族が横切って行ったり鳥の群れがあたしの頭の上を過ぎ去っていったり、etcだったりしただけだよ」

 

「もうすでに何か予兆があるような気がするんだけど」

 

「そ、そうね」

 

「それにしても広町さんはまだかしら?」

 

「そう言えばななみちゃん遅いね」

 

「さっきもう着くって連絡来たからそろそろじゃないかな」

 

ガチャ

 

「いや~遅くなってごめーん」

 

「あ、来た」

 

「遅かったね、何かあったの?」

 

「いやーそれが、ここに来る途中で外国人の人に道を聞かれたんだけど、何言ってるのか分からなくて困ってたんだ~」

 

「そうなんだ、大変だったね」

 

「それで、解決はしたの?」

 

「うん、広町が困ってた所に結城さんがたまたま通りかかってね、説明してくれたんだ~」

 

「結城さんって誰だっけ?」

 

「透子ちゃんねー、結城さんは豊川京香さんの弟さんで、前に私達にもいろいろアドバイスくれたじゃないのさー」

 

「そうだっけ、あははー」

 

「ついでにお暇だとの事なので連れて来ちゃいました~」

 

「「「え?」」」

 

「ども、お邪魔するよ」

 

「こここここ、こんにちわ!」

 

「「こんにちわ!」」

 

「こんにちわ」

 

「って、来てもらってるのなら早く中に入れなさいよ!」

 

「あ、そうだった~」

 

「ごめんなさい、待たせちゃって」

 

「いんや、気にしなくて良いよ」

 

「何か飲みますか?」

 

「いや大丈夫だよ、ありがと」

 

「結城さん、その、頭の上のって」

 

「あ、これ?家の飼い猫のミユだよ」

 

「何故頭の上に?」

 

「散歩途中でね、散歩に満足したらいつも頭の上でこの通りさ」

 

「かわいい!」

 

「あ!」

 

「ん?どうしたのましろ?」

 

「頭の上にネコを乗せた人!」

 

「「あー!」」

 

「???」

 

「ごめんなさい、実は・・・・みたいな事があって」

 

「なるほどね、確かに当てはまるな」

 

「あの!この後もお暇だったらここにいてもらえませんか!」

 

「まぁ邪魔じゃなければ別に構わないよ」

 

「やったー!」

 

「やったじゃんましろちゃん!」

 

「うん!」

 

「それじゃあこの後はパーとみんなでどっかに遊びに行こ―」

 

「お~」

 

「バンドの練習って聞いてたんだけど、良いのかい?」(小声)

 

「そうね、そのはずだったのだけども今日ぐらいは良いのじゃないのかしら」

 

「君からそんな事を聞くとわね」

 

「私も少しずつ彼女達と一緒に染まってってるのじゃないかしらね」

 

「ふふ、良い事だ思うよ」

 

「二人とも早く早くー!」

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

「だね」

 

 

その後モルフォニカと結城+ミユは思う存分遊びを楽しんだのであった。






SNOWRoselia推しさん、ねこネコ猫ぺん丸さん、高評価ありがとうございます!!


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175話









 

「よっと」

 

「?お兄さんこれからどこか行くの?」

 

「ああ、ちょっと久しぶりにギターでも弾きに行こうかと思ってな」

 

「珍しいね」

 

「まあな、でもたまにやりたくなるんだよな」

 

「私も行っていい?」

 

「お前は今日ポピパ、っと言うか全員で集まって次の時にやる演奏の練習をするんだろうが」

 

「そうだった、残念」

 

「ほら、出るからお前も準備しな」

 

「はーい、おっちゃんにご飯あげてくるね」

 

「あいよ」

 

俺は準備を済ませてcircleへと向かった。

 

 

 

 

~circle~

 

ウィーン

 

「いらっしゃいませー、って結城君だ、今日はどうしたの?」

 

「ああ、久しぶりにギターを弾きにな」

 

「珍しいね、でもゴメンね今はいっぱいなんだー」

 

「そうかそれじゃあしばらく待たせてもらおうかな」

 

「あと20分ぐらいで空くと思うからそれでも良かったら待っててもらって良いかな」

 

「ああ、分かった」

 

 

~20分後~

 

「お待ちどうさま、はいっこれ部屋の鍵ね」

 

「サンキュー」

 

 

 

ガチャ

 

 

「よっと、さてと久しぶり過ぎて弾けるかどうかだな、とりあえず軽く弾いてみるか」

 

俺は感覚を取り戻すために軽く弾いてみた。

 

 

♪~~~~♪~~~~

 

 

「・・・・・うん、まあまあだな」

 

『久しぶりって言うからどんな感じか気になって来てみたけど、あれでまあまあって次元が違い過ぎるでしょ』

 

「さて、ある程度弾けるのは分かったから次は何にしようかね~っと」

 

 

 

~それから約1時間~

 

♪~~~~

 

♪~~~~

 

「よし、こんな感じかね、いい時間だな、そろそろ終わるかね」

 

俺は満足をして帰ることにした、まりなに鍵を返そうとした時だった。

 

「あーーー!!お前は!!」

 

声の方を見て見ると3人組の男の人が居て、そのうちの一人が俺の事を指さしていた。

 

「お前はクロックの要 結城!」

 

「結城君の知り合いの人?」

 

 

「あれはうpn・・・・・いや、知らない人だ」

 

「今言おうとしただろ!そこまで言ったんなら最後まで言えよ!」

 

「いや、知らない人なので、ちょっと何言ってるのか分からないです」

 

「何で分かんねーんだよ」

 

「えーっと、うp主さんでよろしいのかな」

 

「ああ」

 

「それで、後ろのお二人は」

 

「ああ、こっちがディ〇ンさんで、こっちがt〇rig〇-nさんだ」

 

「外人さん?」

 

「いや、立派な日本人だ」

 

「ってか勝手に出て来て良いのかよ、しかも他人も出して、許可はもらったのか?」

 

「もらってない!!」

 

「それ大丈夫なのか?」

 

「知らん!!でも大丈夫だ」

 

「何でだ?」

 

「この話数が終わったら失踪するからだ!!」

 

「もともとしてるようなもんだろ」

 

「メタい事言わないの」

 

「ちなみに最新話からどれくらい経ってるんだ?」

 

「大体2か月近くじゃないかなー」

 

「ほぼほぼ失踪してるようなもんだがな」

 

「仕方ないじゃん、中々意欲がわかないんだも~ん」

 

「30超えたおっさんがも~んとか言ってもキモいだけだぞ」

 

「だからメタい事は言わないの!」

 

「あまりにお前が投稿しないせいであいつら毎日のように家に来て愚痴言ってるんだからな、聞かされる方にもなれって話だよ」

 

「あんな可愛い子達が家に毎日来てる時点でケンカうってるよね?よね?」

 

「まあそんな事はどうでも良いだろ」

 

「えっと、それで何故あなたはそんなに怒ってるんですか?」

 

「「あ、それは思った」」

 

「それは」

 

「「「「それは?」」」」

 

「こいつらクロックが人気過ぎて俺達にかわいこちゃんが一切よってこなかったからだーーーー!!」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

「帰って良いか?」

 

「良いんじゃないかな」

 

「「良いと思うよ」」

 

「!!!!!!!!!!」叫んでます

 

「それじゃあ俺は帰るな」

 

「はい、お疲れ様」

 

「お二人も付き合う人を選んだ方が良いと思いますよ」

 

「「そうだね、いい教訓になったよ」」

 

「それじゃあ自分はこれで」

 

「「うん、じゃあね」」

 

「!!!!!!!!!!」まだ言ってます

 

「どうしますか、待ちますか?」

 

「「そうするよ」」

 

「あの子達と話してみてはいかがですか?」

 

「「あの子達?」」

 

「「「「「「「「「「こんにちわ!」」」」」」」」」」

 

「「こんにちわ」」

 

「みんな、この人たちも演奏するらしいからはなしてみたらどうかな?良い話聞けるかも知れないよ」 *ちなみに出来るかどうかは分かりません、勝手に設定してるだけなのでご愛敬を*

 

 

 

~数十分後~

 

「てな事で、俺はお前を・・・どこ行った」

 

「とっくに前に帰りましたよ」

 

「なに!?」

 

「お二人にご迷惑になってますよ」

 

「あ、これはこれは失礼いたしました

 

「いきなり腰が低くなった」

 

「それじゃあ我々も帰りましょうか」

 

「そうですね、それじゃあね、楽しかったよ」

 

「またどこかであった時はよろしくね」

 

「「「「「「「「「「こちらこそありがとうございました!」」」」」」」」」」

 

「「「それじゃあ失礼します」」」

 

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「・・・・・殺〇」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、ある一人の男の家に、突然チャイムが鳴った。

 

「はいはーい、どちらさま、って何だお前等」

 

「やれ」

 

「おま、やめ、離せ!!何だそれ!やめ・・」

 

バチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つつつ!んだよ、たく」

 

目を覚ました男の目の前には大人数の女子達が立っていた。

 

「なんなんだお前等!」

 

「選ばしてやる」

 

「は?」

 

「電〇椅〇」

 

「薬〇」

 

「銃〇」

 

「首〇り」

 

「「「「「「「「「「「さあ、どの方法で死にたい?」」」」」」」」」」

 

「やめ、やめ・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




「てか本当に最終回なのかよ」

「そうだねー、まあ薄々気づいてる人もいると思うんだけどね、最近中々投稿できなくてねー」

「それは意慾がわかないって事で良いのか?」

「そうだねー、この状態でやってもさ、正直次の投稿がいつになるか分からないからさ、いっその事最終回って事にして終わっちゃおうかなーっと思ってさ、その方がさ、居るかどうかは分からにけどさ、この作品の投稿を待ってる人がもしいた場合にさ、待つこともなくなるでしょ?」

「確かに一理あるかも知れないけどもな」

「でしょ?」

「ってかよ、最近評価くれた人もいただろうによ」

「ああ、それに関してはありがたいのと同時にマジでビックリしたからね、いきなりメールで評価通知って来たからさ、正直評価何かくれるなんて思ってなかったよ、てか見てくれてる人がいること自体がビックリだよ」

「あ!こんな形で申し訳ありませんがSa_cchiさん!高評価ありがとうございます!」

「じゃあ今後は一切投稿は無しと」

「そうだねー、基本的にはこれで終わりかなー、もし何かの気まぐれでやるとしたらseason2的な感じでまた新しくしてからやるかなー」

「なるほどな、それよりもうp主よ」

「?どうかした?」

「あいつらがもの凄い形相でこっちに向かってるんだが大丈夫なのか?」

「え?うわぁ!!」


バタバタバタバタバタバタ





「えー、要 結城の日常をご覧のみなさん初めまして要 結城です、この度はうp主のいきなりの事により今回で最終回となりました、こんな終わり方は認めんって人が多いかとお思いますが、おそらくこれで終わりなんだと思います」

「また次に投稿があるとしたらseason2って形で全く新しくやる事と思いますので、もしそんな時がございましたら見てやってください」


「2018年の3月から始めました要 結城の日常、えーっと約2年半ぐらいかな、これを含めて全175話をご覧いただきありがとうございました、評価をいただいたみんさん、本当にありがとうございました、それではこれにて閉店とさせていただきます、それではみなさん」



「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「今までありがとうございました!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


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176話

「えー、新年あけましておめ」

 

「こころん!えい!」

 

「やるわね!それ!」

 

「おっちゃん、ご飯だよー」

 

「おたえちゃん、さっきもあげてなかった?」

 

「うん、数秒前にって言うかおたえ、まだおっちゃんの口の中にさっきのやつが入ってるよ」

 

「大丈夫、おっちゃんだから」

 

「「説明になってないよおたえ(ちゃん)」」

 

 

 

「ねぇねぇ!!みんな見てよ!こんなおせち今まで見たことないよ!」

 

「す、すごいよね、本当に食べて良いのかな」

 

「ほほろんは」

 

「モカ、とりあえず食べ終わってから喋って」

 

「しっかしすごいよなー、こんなの滅多に見れるもんじゃないよな」

 

「確かにそうだね、普通じゃこんなの見ることすらないもんね」

 

「ねぇねぇ!早く食べようよー!」

 

「そうだね、せっかくだからいただこっか」

 

「「ひまり・・・さっきお雑煮たべ」」

 

「言わないで!!」

 

 

 

「すごいよねー」

 

「そうね」

 

「これは弦巻さんに感謝しないといけませんね」

 

「ねぇ!りんりん!これすごいよ!これがアワビってやつだね!」

 

「あこちゃん、それはホタテだよ、アワビはこれだよ」

 

「これがアワビかー!これってすっっごく高いんでしょ」

 

「そうですね、まず普通の人が食べることなどはないでしょうね」

 

「確かにそうね、でもこれっていくらぐらいするのかしら」

 

「ほんとだよねー、アワビなんて想像もつかないよねー」

 

「こちらのアワビはーーーーー円となっております」

 

「「「「「・・・・・・・」」」」」

 

「「「「「食べるのやめよっか(やめましょう)」」」」」

 

 

 

「千聖ちゃんってこーゆーのっていっぱい出てそうだから平気そうだね」

 

「ええ、子役の頃からこんな感じ会食はあったのはあったけど、ここまで凄いのは初めてよ」

 

「千聖さんでもここまでの規模は初めてなんですね」

 

「ねぇねぇ!!あっちにも色々あるよ」

 

「ホントですね!あ、あれは!」

 

「あ、イヴちゃん待ってよー!!」

 

「二人共、走ったら危ないわよ」

 

「あそこは日本の歴史コーナーみたいな感じですかね」

 

「そうみたいだね、甲冑とかも置いてあるよ」

 

「イヴちゃん凄い着たそうに見てるわね」

 

「えっと、日菜さんはっと」

 

「ねぇねぇ!!みんな見てみて!」

 

「「「・・・・・」」」

 

「って!あれ見て下さい!」

 

「「え?」」

 

ーー真剣のため、絶対に触らないで下さいーー

 

「「「てめぇぜってーそこから動くんじゃねーぞ!!」」」

 

 

「何だかパスパレの方は凄いことになってるね」

 

「そうですね、てかあれってさっきまであんなむき出しになってませんでしたよね?」

 

「うん、でもその前に日菜ちゃんがこころちゃんになにか言ってたみたいだけど」

 

「大方あの刀を触りたいとかでしょうね」

 

「あれ?薫ちゃんは?」

 

「え?薫さんなら私の隣に・・・あれ?」

 

「あ、美咲ちゃん、あそこ」

 

「え?あ・・」

 

「ああ、なんて美しいんだ、ああ、なんて儚いんだろ」

 

「あの人木に向かって何を言ってるんだ」

 

「薫くんこれ飲んでからあんなになっちゃったよ」

 

「あ、はぐみ、どこ行っての?」

 

「うん、かーくんと遊んでからこれもらってたんだ」

 

「それは?」

 

「甘酒!!」

 

「甘酒か・・・ねぇはぐみ、確かさっきこれ飲んで薫さんああなったって言ってたよね?」

 

「うん、薫くんにこれあげて、薫くんが一口飲んだらあんなになっちゃった」

 

「マジか、甘酒一口って」

 

「甘酒って確か全然酔わないはずじゃ」

 

「ええ」

 

「大丈夫かな」

 

「まぁいつもの薫さんと変わらないし良いんじゃないかな」

 

「「それもそうだね」」

 

 

「ど、どど、どどうど」

 

「とりあえず落ち着けってロック、凄いのはわかるけどよ」

 

「ででででも!」

 

「ますきの言う通り落ち着きなよ、私もびっくりしてるけど、ここには私達知り合いしかいないしさ、いつも通りのままでいいんだよ」

 

「レイヤさん」

 

「そうそう、いつも通りで良いんだよ、それに見てみろよ」

 

「パレオ!ここにあるもの食べ尽くすわよ!」

 

「はい!チュチュ様」

 

「あのジャーキーしか食わなかったチュチュがあんなにもがっついてるんだぜ」

 

「そうだね、それにあのままじゃ私達の分がなくなっちゃいそうだしね」

 

「そうだな、はやくしねーとなくなっちまうぞ」

 

「そうですね!」

 

 

「はーーーーー」

 

「ましろここに来てからずーっとあんぐりしてるね」

 

「だ、だって、こんな凄いところに私なんかが」

 

「えい」

 

「ふぇ!?」

 

「ましろんダメだよー、私なんかとか言ったらー」

 

「だって」

 

「ましろは気にし過ぎよ!こころさんも楽しんで行ってねって言ってたじゃない」

 

「ここで、あなたが楽しんでなかったら先輩たちに逆に失礼になるわ」

 

「そうだね、こころ先輩も笑顔で楽しんでねって言ってたしね」

 

「そうそう、楽しむことが先輩たちへのお返しだと思えばいいよー、ね、るいるい」

 

「ええそうね」

 

「そう言うことだからめいいっぱい楽しみましょ」

 

「そうだね、うん!」

 

 

「あ、あのー今新年のご挨拶を」

 

「新年の挨拶って、新年明けてから何日たってんだよ」

 

「ぐふ!」

 

「それに失踪しておいて、何普通に挨拶だけで済まそうとしてんだよ」

 

「えっと、それはですね」

 

「ほれ、言うことあんだろ」

 

「すみませんでした!!」

 

「俺に言うことか?」

 

「前作を読んでくれていた方が、突然失踪して、あたかも何もないように振りまいてしまいすみませんでした」土下座

 

「許さん」

 

「君が決めるの!?」

 

「読者を代表して言ってんだから仕方ない」

 

「え、いや、君が」

 

「読者代表な?」

 

「いや」

 

「な?」

 

「・・」

 

「返事は?」

 

「すみませんでした」

 

「よろしい」

 

「くそ、いい気になりやがって」小声

 

「うp主」

 

「な、何かな」

 

「ちょっとあっちでお話しようか」

 

「いや、それはちょっと」

 

「行こうか」

 

「行ってたまるか!!」逃走

 

「黒服さん」

 

「「「「「「「「「「は!」」」」」」」」」」

 

「お願いします」

 

「おま!それは卑怯、ちょ!やめ!」

 

あーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

 

 

「えー、そういう事で、どういう事だ、まぁ良いや」

 

「要 結城の日常Ⅱをこれからよろしくお願いいたします、更新はおそらく不定期なるかと思いますので、その辺はご了承ください」

 

「それでは、改めまして」

 

 

 

 

「新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!!要 結城の日常Ⅱをよろしくおねがいします!!」×全員(うp主以外)



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177話

どうもこんにちは要だ、え?知ってるって?まぁまぁ挨拶は大事だぞ、それにみんなが知ってる俺は大学生の俺だろ?え?メタイって?すまんすまん、だが今の俺は高校せいの俺だからそこのところはよろしくな。

 

さて今オレは何をしてるかと言うと、昼飯を食べるところだ何を食べるかと言うとこれだ!

 

”カップ○ード○ー!”

 

そう、日本国民ならだいたいは知ってるであろう、お湯を入れて三分待つだけで出来るあれだ、え?五分のやつとかもある?知らんな、まぁそんなわけでこれを食べるために机の上にこれとお湯の入ったポットがあるわけだ、それじゃあ作っていこうか。

 

 

ピンポーン

 

ん?誰だ?

 

「はーい」

 

ガチャ

 

「どちらさまーってお前らどうした?」

 

そこにいたのは女子7人が立っていた、多すぎじゃね?しかも全員女子だし、あれ?俺って男子の友達いた・・・・・よな?

 

「どうしたんだ?こんな大人数で」

 

「いやね、みんなで結城の家にドッキリで押しかけてみよっかって話になってさ、それで来てみたんだけど、忙しかった?」

 

「いんや、今から飯食おうと思っていたところだ」

 

「そうなんだな」

 

「何を食べようとしてたの?」

 

「インスタントラーメン」

 

「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」

 

「?どうした?」

 

「結城くんって確か一人暮らしだったっすよね?」

 

「ん?ああそうだが?」

 

「もしかしてと思うがずっとそればっかり食べてないよな?」

 

「いやー楽だからついな」

 

「そんな食生活じゃ身体に悪いじゃない!」

 

「そ、そうだよ!あんまり良くないよ?」

 

「と言っても、うまいからつい食っちまうんだよな」

 

「「「「「「「お邪魔します!!」」」」」」」

 

「お、おい!」

 

「結城はそこに座ってて!」

 

「え」

 

「私達で今から、いいえ、これからは私達があなたのご飯を作る事にします!」

 

「で、でもよ」

 

「でももクソもねぇ」

 

「いや、クソは言ってねーよ」

 

「四の五の言わずに座ってれば良いんだよ」

 

「とりあえず私とますきとつくしで御飯作るから、巴、あこ、麻弥は結城の部屋に行ってエ○本を探してきて!ちなみに種類まで覚えてきて!」

 

「お前ら何言って!」

 

「「ほら座る!!」」

 

「いて!ちょ!お前ら!って動けねーし、何だこれ!」

 

「それじゃあ散!」

 

その後紗綾、花音、ますき、つくしの四人は飯を担当し、その他は家の中を物色し始めた。

 

 

〜三十分後〜

 

「「「「出来た!!」」」」

 

「ほえー、すげーな」

 

「どうよ!」

 

「凄いでしょ!」

 

「私あんまりしてなかったね」

 

「そうだな、他の三人が凄すぎて途中から手持ち無沙汰になって俺と喋ってたもんな」

 

 

バタン!!

 

「いや、もうちょっと静かに開けような」

 

「どうだった?」

 

「どこにもなかった!」

 

「家中探したんだけど、どこにもなかったよ」

 

「そうっすね、くまなく見たんですけどね」

 

「そう、わからずじまいって感じかな」

 

「まぁ今回は良いんじゃねーか」

 

「そうね、またの機会にしましょう」

 

「お前らは一体何を話してるんだ?」

 

「「「「「「「何でもないよ」」」」」」」

 

「そうか、なら早く食べようぜ、冷めちまう」

 

「そうだね、食べっよか」

 

その後全員で席に付き

 

「それじゃあいただきます」

 

「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

 

この日は男子一人と女子七人で昼食を楽しんだのであった。



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178話

「レイー、明日デートしよっかー」

 

「え?いきなりどうしたの兄さん」

 

「いやー、そういや最近お前と遊んだりしてなかったからなー、お前がこっちに戻ってきてから話はすれど遊びはしなかったからよ、迷惑だったか?」

 

「ううん、嬉しいよ」

 

「もちろん私達も行ってもいいのよね?」

 

「お前らとはさんざん遊んだりでかけたりしただろうが、今回は久々の再会ってわけでもねーけどお前らはなし」

 

「・・・・・・」#(◉ω◉)

 

「って言うかお前ら明日大事なライブだろうが、そっちをほったらかしにしようとするなよ」

 

「そんなことより兄さんとのデートのほうが大事に決まってるでしょうが!!」

 

「なんで俺が怒られてるんだよ」

 

「私もそうだと思うなー」

 

「ポンコツは黙ってなさい」

 

「ひどい!」

 

「お前らのライブを楽しみにしてくれる人がいるんだろうが、その人達を無碍にするのはどうかと思うぞ」

 

「そうですね、流石に明日のライブを放棄するわけにはいきませんからね」

 

「そういうことだ、お前らは明日のライブを成功させることを考えなさい」

 

「それって私達はどうなの?」

 

「リサさん、流石にさっきお兄ちゃんが言ってたんですからダメだと思いますよ」

 

「やっぱりそうだよねー、まぁ確かに会ってる日数的には私達のほうが多いからねー、仕方ないかなー」

 

「それで?そうなんだ?」

 

「うん、しようよ」

 

「OK、そんじゃあ後で連絡するわ」

 

「うん、分かったよ」

 

 

 

ー次の日ー

 

 

「兄さんおまたせ」

 

「おう、来たか、そんじゃあ行くかね」

 

「うん!」

 

「どっかいきたいところとかあるのか?」

 

「うん、ちょっと行ってみたいところがあるんだ」

 

「そうか、んじゃ行くか」

 

「うん」

 

 

 

 

「ここだよ」

 

「楽器屋か、お前らしいな」

 

「うん、でもここ以外にもあるからね」

 

「そうかい、んじゃ入るか」

 

「うん」

 

「しかし、何を見に来たんだ?」

 

「うん、ピックがもう少しでダメになりそうだったから買い換えようかと思ってさ」

 

「ピックね・・・あそこだな」

 

「へー、色々と種類があるんだな」

 

「だね」

 

「買うものは決まってるのか?」

 

「ううん、実際触ってみて決めようかと思ってたから」

 

「それが一番だな・・・・レイ、ちょっと手出せ」

 

「え?うん」

 

「ふんふん・・・・」ふにふに

 

「//////」

 

「なるほどな」

 

「も、もういい?」

 

「おう、サンキュー」

 

〜吟味中〜

 

「どうだ、良いのありそうか?」

 

「そうだね、この二個で迷ってるかね」

 

「どれどれ、ふーん・・・・こっちかな」

 

「え?どうして?」

 

「素材の硬さとピックの形、それとお前の手の形的に一番マッチするからだな」

 

「さっき触っただけでそんなことまでわかるんだ」

 

「まぁ、俺のは参考程度に思ってればいいよ、実際に決めるのはお前だしな」

 

「ううん、こっちにするよ」

 

「良いのか?」

 

「うん、せっかく兄さんが選んでくれたんだしね、せっかくならこっちにしたいからさ」

 

「まぁお前が良いって言うんだったら俺からは何も言わねーよ」

 

「それじゃあ買ってくるね」

 

「おう」

 

 

「おまたせ」

 

「おう、そんじゃあ次に行くか」

 

「うん、こっちだよ」

 

その後は二人で食べ歩き周り。

 

「今日はありがとう」

 

「こっちもこっちで色々楽しめたから良かったよ」

 

「それじゃあ、兄さん気をつけてね」

 

「ああ、おっと」

 

「??」

 

「ほれ」

 

「わ!」ガサッ

 

「俺からのこっちに戻ってきた祝だ」

 

「・・・ペンダント」

 

「ペアリング的なものにしようかと思ったんだが、そうするとあいつらがうるせぇからな、ペンダントぐらいなら何も言われーだろうからな」

 

「兄さん・・・ありがと!!」

 

「おう、あいつらには言わねーようにな」

 

「うん」

 

「じゃあな」

 

「うん!またね!」

 

そう言って結城は帰って行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

その後日に結城ガチ勢によりペンダントが結城からのものと分かり、言わずにもバレることになるのであった。



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179話

 

要「これ出来てんのか?」

 

赤「出来てるんじゃないかな?」

 

要「へー、こんな感じなんだな」

 

赤「そうだね、何か不思議な感じだね」

 

今俺と赤司が何をしているかと言うと。

 

要「すげーな、目の前に俺がいる」

 

某動画サイトでのライブ放送をやっている、一応クロックのメンバーは全員いるんだが、男鹿が。

 

「お前ら二人だけのほうが盛り上がりそうだから」

 

っとの事で俺達二人で今やっているところだ。

 

要「あ、何かコメント来た・・・・え?挨拶?なにやんの?」

 

赤「とりあえず自己紹介でもすれば良いんじゃない?」

 

要「えー、どうも音楽グループのクロックのメンバーの要 結城でーす」

 

赤「こんにちは、同じクロックのメンバーの赤司 テツヤです」

 

 

・え!クロックってマジ!

・これ生放送?ってか本物?

・いや男鹿君がやるっていってたから本物でしょ

・マジか!すげー

 

要「何かすげー盛りあがってんな」

 

赤「だね」

 

・赤司様ーーーーーー!!

・要くんこっち見てー!

shirasagi chisato・兄さんウインクして!

maruyama aya・お兄ちゃんキスして〜!!

 

要「何か知ったような名前がちらほら見えてるけどスルーで良いだろ」

 

赤「良いのかい?」

 

要「ほっとけほっとけ」

 

shirasagi chisato・放置プレイね!

maruyama aya・放置プレイだね!

uehara himari・放置プレイ良いね!

・放置プレイなの?

・いや、単純に流してるだけじゃないかな?

shirasagi chisato・何を言ってるの!これは立派なプレイよ!

 

要「とりあえず白鷺さんはその変態な言動をやめてくださいねー」

 

赤「えらい他人行儀な言い方だね」

 

要「いや、知り合いと思われたくないからさ」

 

・これって本物の白鷺 千聖?

・え?マジで?じゃあこのmaruyama ayaってのは丸山 彩なん?

・いや、流石に違うでしょ、アイドルがこんな言葉使ってたらお終いでしょ

・だよなー、いやーびっくりした

・なーんだ残念だなー

 

赤「言わなくて良いのかい?」

 

要「言わないほうが良いだろ」

 

赤「そうかもね」

 

risa・兄さん全然変わらないね

arisa・結城さんすげぇーな全然緊張してねーじゃん

saya yamabyki・お兄ちゃんいつも通りだね

tae・おっちゃんにご飯あげないと

・何か今関係ない人いなかった?

・おっちゃんにご飯?

・なんだか意味深だな

 

要「えー変なことなる前に言っておくと、おそらくだけど、おっちゃんって言うのはうさぎの名前なので変な意味はないですよー」

 

・なんだうさぎの名前か

・それなら大丈夫だな

・でもうさぎの名前におっちゃんって

・まぁ人それぞれだから良いんじゃね?

・確かに

・それよりなんでいきなりこんな配信を?

 

要「何かうちのドラムのバカが面白そうだからやろうってなった、んで俺と赤司がその生贄になったから今こうしてる」

 

・そうなんだ!バカナイス!

・バカにしてはナイス!

・バカだけどナイス!

・バカよくやった!

 

要「お前バカで認識されてるんだな、泣くなよ気持ち悪い」

 

赤「それは言いすぎじゃないかな、確かに気持ち悪いけど」

 

要「お前も言ってんじゃ」

 

赤「あ、言い忘れていたけどこの放送は特になにかやるって訳ではなくて雑談するだけの放送だよ」

 

・雑談動画か

・質問とかありですか?

・これってアーカイブ残るの?

・これスパチャ送れないの?

 

要「あー、これはここで終わり・・・だよな?・・・だな、んでこの放送が終わったらこのチャンネル?は消すんだってよ」

 

赤「だからそのスパチャだっけ?それはないらしいよ」

 

要「ちなみに質問に関しては答えられる範囲でならOK」

 

赤「ちなみに2時間ぐらいを目処に終わる予定だよ」

 

・マジか!奇跡的に立ち会えたのか!

・マジで!?

・もしかしたらこの先一生ないかもしれないんだろ!?

・たまたま開いて良かったー

・質問です!クロックの中で一番モテるのは誰ですか?

・みなさん彼女はいますか?

 

要「俺らの中で一番モテるのは、赤司だろ」

 

赤「え?結城じゃないのかい?ずっと結城だと思ってたんだけど」

 

要「確かに結構言われるのは俺らしいけど、なんて言うか裏?ネットの中では赤司が一番モテてるらしいぞ、黄瀬言ってた」

 

赤「そうなんだ、初めて知ったよ」

 

要「んで次が彼女はいますかだったな、黄瀬が出来たんだっけ?・・・だよな」

 

赤「それ以外はみんないないよ、僕は今のところ作る予定はないかな」

 

要「俺もないかなー・・・・あんまり気にしたことないからなー」

 

 

・それじゃあ黄瀬くん以外はチャンスあり!?

・あたしは赤司くんが良い!!

・私は要くん!

・私は男鹿様ですわ!!

・やらないか

 

要「最後のは見なかったことにしよう」

 

 

 

 

 

その後も好きなタイプやどんな人と結婚したいか、顔の好み、どんな音楽が好きか、どんな音楽をよく聞くかなど、クロック全体での質問や個人に対しての質問を答えたり、普通に俺らだけで話をしたり(他の三人の声は入っていない)して2時間が過ぎていった。

 

要「さて、そろそろ終わるか」

 

赤「そうだね、良い時間だね」

 

要「えーそれじゃあこの配信に来てくださった皆さん今日はありがとうございました」

 

赤「ありがとうございました、みなさんとお話が出来てとても有意義な時間でした」

 

要「それじゃあ終わりたいと思います」

 

赤「それでは皆様ありがとうございました」

 

要「バイバーイ」

 

 

男「おつかれさん」

 

要「こんなんで良かったのか?」

 

男「十分だろ」

 

黃「しっかし二人共全然変わらなかったな」

 

小「俺だったら緊張して全然喋れなかったな」

 

要「って言ってもほとんどが赤司と喋ってるだけだったからな」

 

赤「確かにそうだね、質問に答えてる以外は結城と話してるだけだったからね」

 

男「まぁ無事に終わったんだから良いじゃねーか」

 

黃「確かにそうだな」

 

小「だな!」

 

要「そんじゃあ帰るか」

 

赤「そうだね」

 

小「みんなで飯行こうぜ!」

 

男「いいな、たまには良いんじゃねーか」

 

黃「そうだな」

 

赤「良いね」

 

要「しゃあーな、行くか」

 

小「ヤッフー!早く行こうぜ!」

 

男黃赤要「「「「だな」」」」

 

その後俺達は割り勘で焼肉を食いに行ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにだがこの放送のことで某SNSのトレンド1位になったことはクロックのメンバーは知らないのであった。




活動報告も見てもらえるとありがたいです。


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180話

 

「でわ、これより話し合いを始めたいと思います」

 

「ちょっと蘭、それじゃあ何をするのかが見てる人分かんないよ」

 

「そうでしたね、ではこれより兄さんのファッションについて考えていきたいと思います、まずは自己紹介からだね、私は美竹 蘭それで」

 

「今井 リサだよー、んでもって」

 

「桐ケ谷 透子でーす♪そんで」

 

「なんでか分からないですけど仲間に入れてもらった広町 七深で〜す」

 

「今回はこの四人で兄さんのファッションについて話し合っていきたいと思います」

 

「あれ?彩も誘ったんじゃなかったの?」

 

「・・・・・・五人で話し合っていきたいと思います」

 

『『『忘れてたね(忘れてたね)』』』

 

「それで?兄さんのファッションについて話すって言ってるけど、何について話すの?」

 

「それはですね、リサさんは何回も兄さんの私服を見てると思うんですけど、兄さんって結構無難な服装しかしないんですよね」

 

「確かに無難って言うかシンプルに済ます感じだよねー」

 

「それがダメなの?」

 

「良いような気もするけどね〜、結城さんって変に凝った服着るよりかはあーやってシンプルにまとめてる方が良いような気がするんだけど〜」

 

「確かに結城さんって私服見たことあるけど、確かにシンプルな感じだよねー、あんなスタイル良いんだから何着ても似合いそうな気もするんだけど」

 

「まぁ兄さんの性格からしてあんな感じになるのは分かってはいるんだけどねー、何か勿体ないよねー」

 

「そ・こ・で!!今回はみんなに兄さんにどんな服を着て欲しいかを聞きたいと思って集まってもらいました!!」

 

「なるほどねー、ちなみに蘭はもう決めてるの?」

 

「もちろん」

 

「へー、それでじゃあ聞かせてもらっても良いかな?」

 

「うん、良いよ、まずはメイド服だね」

 

「「「・・・・ん?」」」

 

「??なにか変なこと言った?」

 

「いや、何かメイド服って聞こえたんだけど」

 

「ええ、言いましたよ」

 

「聞き間違いじゃなかったんだね〜」

 

「そ、それでまだあるの?」

 

「ええ、次はナース服ですね」

 

『何か思ってたのと違ったんだけど兄さんのナース服かー・・・・・ありかな』

 

「そ、それで、つ、次は?」

 

「後は執事服かな」

 

『『『これはまぁ普通かな』』』

 

「まだあるの〜?」

 

「最後はミニスカだね」

 

「あれ?でも前に女装させられたときにスカート履いてなかったっけ?」

 

「え?結城さん女装したんですか?」

 

「それは驚きだね〜」

 

「まぁ結構前だけどね、まだモルフォニカのみんなと会う前だからねー」

 

「へぇー、どうだったんですか?結城さんの女装姿って」

 

「もーーーー、似合いすぎてヤバかったよ、女としての自信無くしそうだったんだから」

 

「そんなに似合ってたんですね〜」

 

「ちなみにこれがその時の姿だよ」

 

「「・・・・・え?これ?」」

 

「うん、そう」

 

「いやいや、どう見たって別人じゃないですか〜」

 

「しかもめちゃくちゃ美人だし、確かにこれは自信なくすかも」

 

「みんなお待たせー、って何話してるの?」

 

「あ、彩お疲れー」

 

「「「お疲れさまです」」」

 

「うん、それで、何話してるの?」

 

「兄さんの女装の話だよ」

 

「あー、あれは凄かったよねー、全く別人だったもんねー」

 

 

 

 

その後数時間結城の女装の話で盛り上がった彼女達はしばらく何の話をするのかを忘れていたのであった。



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181話

 

「結城、結婚する気ない?」

 

俺は姉貴から訳のわからない事を言われた、あ、どうも初めまして要 結城と言うものです、お見知りおきを。

 

「いきなり何を分けの分からねー事を言ってんだよ、ってかそんな事言うことのために俺を事務所に呼んだのか?」

 

「ああ、ごめんごめん、飛ばしすぎたね実はね今度これをやるんだけどさ」

 

そう言って姉貴は一枚の紙を俺に見せてきた。

 

「あん?・・・・ウェディング特集?」

 

「そ、ほらもう6月じゃない?この時期っていつもこれの特集で毎年撮ってるのよ」

 

「ああ、ジューンブライドだっけか」

 

「そそ、それでね今回結城にこの撮影に協力してもらおっかなーと思って今日呼んだのよ」

 

「ああ、なるへそ、でもよ」

 

「ん?」

 

「それって別に俺じゃなくてもよくねーか?姉貴がこう言う時って大体厄介事を持ち込まれるんだが」

 

「何の事か知らないな〜〜」メソラシ

 

「ちゃんとこっち見て話しやがれ」

 

「んん!!確かに、その予想は当たってるわ」

 

「やっぱり」

 

「実はね今回の撮影場所のことなんだけど、私が決めるって言っちゃってね」

 

「それは別に良いんじゃねーのか?」

 

「そうなんだけどね、色々探してみたんだけど、私に合いそうなところがなくてさ〜」

 

「それじゃあ後は頑張れよ」

 

「待って!お願い待って!!帰らないで!」

 

「少しでもマシなことをいうかと思った俺を○したいわ」

 

「そこまでなの!?」

 

「そんで?」

 

「結城に相談すれば良いとこ見つけてくれるかなーと思ってね」テヘッ

 

「はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

「そんなにため息つくの!?」

 

「そりゃそうだろ、くだらん」

 

「そう言わずにお願いよ〜」

 

「だったらこころにでも頼めば良いだろうが」

 

「いや〜、あの子達に頼むの何か悪いかなーと思っちゃって」

 

「それを俺にも思うようになってくれ」

 

「ぜ、善処するわ」

 

「はぁ、とりあえず赤司あたりに聞いてみるけどあんまり期待すんなよ?」

 

「ホント!!ありがと」

 

 

prrrr

 

prr

 

p

 

『はいもしもし、珍しいね、結城から連絡してくるなんて』

 

「ああ、急で悪いな、今時間あるか?」

 

『大丈夫だよ』

 

「実はな・・・・・・・」

 

俺は赤司にさっきのことを話した。

 

「ってな事があってな、赤司なら何か知ってるかなっと思ってな」

 

『そうだね・・・・・それじゃあ僕の父親が経営してる式場とかはどうだろうか』

 

「え?お前の親父さん結婚式場の経営なんてしてんの?」

 

『正確には式場も経営してるが正しいかな』

 

「ほへー、すげーな」

 

『それで、どうだろうか』

 

「ああ、親父さんが了承してくれたらこっちとしてはありがたいが」

 

『それじゃあ父に連絡しておくよ』

 

「ああ、頼むわ」

 

『分かったよ、式場のURLを結城の携帯に送っておくから見といておくれ』

 

「ああ、すまんな急なことなのに」

 

『気にしてないよ、それって僕も見に行ったりはできるのかな?』

 

「多分姉貴を脅し、話をすれば大丈夫だと思うぞ」

 

『ふふ、それじゃあ仮だけど一足先に結城の結婚式での姿を見れるわけだね』

 

「そんなたいそうなもんじゃねーぞ?」

 

『ふふ、僕は別に構わないよ』

 

「まぁ赤司が良いって言うんだったら良いんだけどよ」

 

『それじゃあ僕は早速父に連絡を入れておくよ』

 

「分かった、すまんかったな」

 

『また何かあったら連絡してきてよ』

 

「ああ、そうするよ」

 

『それじゃ』

 

「ああ」

 

 

「どうだった?」

 

「ああ、赤司の親父さんが経営してる式場を使わせもらえるかもしれん事になった」

 

「赤司くんのお父さんの?」

 

「ああ、お、これか」

 

「何々?」

 

「その式場の詳細だとよ」

 

「どれどれ・・・・・・嘘」

 

「あ?どうした?」

 

「ここってめちゃめちゃ有名なところじゃんか!」

 

「そうなのか?」

 

「まぁ簡単に言っちゃえばお金持ちしか入れないって思えばいいよ」

 

「なんか、赤司の親父さんなら納得だな」

 

「私も一度行ってみたかったのよね〜」

 

「とりあえず、赤司からの連絡を待つとするか」

 

「そうね」

 

 

その後赤司から連絡があり、軽く了承してくれたの事で、式場の手配は無事に終わったのだった。



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182話

赤司Saido     結城からの電話後

 

 

「戻ったよ」

 

「おかえり誰からだったんだ?」

 

「ああ、結城からだったよ」

 

「結城くんから?珍しね」

 

「だな、どんな要件だったんだ?」

 

「ああ、結婚するから、どこか良い式場はないかって連絡だったよ」

 

「「結婚!?」」

 

「「・・・・・」」ドサ

 

「「     」」バタ

 

「ああああああ赤司!どう言う事だよ!結城のやつが結婚すんのか!?」

 

「そうみたいだよ、それで僕に連絡してきてくれたからね」

 

「赤司はあいつに恋人がいるのを知ってたのか!?」

 

「ああ、少し前に紹介してくれてね、綺麗な人だったよ」

 

「マジか・・・・」

 

「「「「そんな・・・」」」」

 

「・・・・・」プルプル

 

〈〈赤司のやつ遊んでやがるな、笑いをこらえるに必死だな〉〉

 

「まぁそう言う事だからみんなで祝ってあげようじゃないか」チラ

 

「そうだな、同じ仲間だしな」チラ

 

「だな、あいつの結婚を祝ってやろうぜ」コク

 

「「「「     」」」」

 

〈〈女性陣は完全にアウトだな〉〉

 

「・・・・・・クス」

 

〈〈あんなに楽しいそうな赤司を見るのも珍しいしな、しばらくこのまま続けるか〉〉

 

 

しばらくの間カオスな空間が続いたのだった。

 

 

=========================

 

パスパレSaido

 

「珍しいね、お兄ちゃんが事務所に来るなんて」

 

「そうね、京香さんに呼ばれたって言ってたわね」

 

「ねぇねぇ!聞きに行ってみない!」

 

「それは流石にまずいんじゃないですか?わざわざ事務所に来るってことは大事な事でしょうし」

 

「でも気にならない?」

 

「ま、まぁ気にはなりますけど」

 

「ワタシ気になります!!」

 

「そうね、気になるから行ってみましょう」

 

「そうだね」

 

「良いんでしょうか」

 

「大丈夫大丈夫」

 

 

「ここだね」

 

「どれどれ」ピタ

 

「「「「    」」」」ピタ

 

『それで結婚の話だけど』

 

「「「    」」」ピキッ

 

〈結婚!?〉

 

「ほうほう」

 

『場所はさっき言ったとこで良いよね』

 

『ああ、良いだろ』

 

「結城さん結婚するんだ」

 

「みたいですね」

 

「「「    」」」

 

「みなさんどうし、ヒッ!?」

 

「どうしたn、ヒッ!?」

 

「お兄ちゃんがケッコンお兄ちゃんがケッコンお兄ちゃんがケッコンお兄ちゃんがケッコンお兄ちゃんがケッコンお兄ちゃんがケッコンお兄ちゃんがケッコン・・・」ハイライトナシ

 

「兄さんがケッコン?兄さんがケッコン?兄さんがケッコン?兄さんがケッコン?兄さんがケッコン?兄さんがケッコン?兄さんがケッコン?」ハイライトサラバ

 

「アリエナイデスアリエナイデスアリエナイデスアリエナイデスアリエナイデスアリエナイデスアリエナイデスアリエナイデス」ハイライトドコイッタ−

 

「これは聞きに来なかった方が良かったかもね」

 

「そうですね」

 

「麻弥ちゃんはなんともないんだね」

 

「自分は結城さんの事は好きですが、皆さんほどではないですね、驚きはしましたが」

 

「そうなんだね」

 

「はい、しかしどうしましょうか、もうすぐ次の仕事場への移動をしないと行けないのですが」

 

「そうだね、このままじゃまずいよね」

 

「「うーーーーーん」」

 

 

その後二人で片っ端から人に声掛けを行い、何とか時間内に次の仕事場に着くことが出来た、仕事に関しては・・・・・・・・。



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183話

 

「と言う事で今から会議を始めるは!!」バン!

 

「一つ良いかしら」

 

「どうしたの湊さん?」

 

「千聖ちゃん、私達以外は誰もこの事を知らないよ」

 

「「「「うんうん」」」」」

 

「そうだったわね。それじゃあ時間もあまりないから簡潔に説明するわね」

 

「千聖がそんなに焦ってるってことは、兄さん関係じゃないの?」

 

「ええそうよリサちゃん」

 

「でも兄さん関係でも白鷺先輩いつもはそこまでじゃないですか?」

 

「ええ、美咲ちゃんの言う通りいつもならこんなに荒れたりはしないわ」

 

『『『『『いやいや、結城さん関係になったら恐らくいの一番荒れるでしょうよ』』』』』

 

「それで、全バンドを集めて何の話をするのですか?」

 

「それは今から彩ちゃんに書いて貰うわ、彩ちゃんよろしくね」

 

「了解!それじゃあ今から書くね」

 

そう言って彩はまりなに用意してもらったホワイトボードに文字を書き始めた、それを他のメンバー達は静かに見ていた。

 

「今回みんなに来てもらったのはこれだよ!!」

 

 

”悲報”

()()()()お兄ちゃんが他の女に寝取られる!!

 

「「「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!???」」」」」」」

「「「「「アーーーーーーーーーン!!??」」」」

 

大多数は叫び声を上げ。

 

「ねぇねぇりみりん、寝取られるって何?」

 

「えっと、それはね・・・」

 

「なんだか面白そうね!!」

 

「そうだね!なんだかワクワクするねこころん!!」

 

「えっとだね、今回はあまり楽しくはないと思うよ」

 

「「そうなの??」」

 

などなど、色々とハチャメチャになっていくのであった。

 

 

 

 

〜数時間後〜

 

「ただいまー、ってあれ?みんなまだ話し合いやってたんだね」

 

「まりなさんおかえりなさい」

 

「瑠唯ちゃんただいま、話し合いは順調?」

 

「いえ、まだ始まってすらいないです」

 

「まだ始まってないの!?」

 

「えっと、あれを見てもらえますか?」

 

「あれ?・・・・・・あー、なるほどそう言う事か」

 

「あれを見てみんなが阿鼻叫喚して話が全く進んでないんです」

 

「そうなんだね」

 

「えーっとですね、あれだとまだ説明不足なんっすよね」

 

「摩耶ちゃん、それってどう言う事?」

 

「えっとですね、寝取られたって言うよりかは、結城さんが結婚をするんっすよ」

 

「「「「「結婚!?それはどう言う事なのか詳しく説明しなさい!!!」」」」」」

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?わわわわ分かったっす!?」

 

脅しとも取られるような感じ摩耶に詰め寄り圧をかけていく先程阿鼻叫喚していたメンバー達、半分泣きながらも摩耶は説明をしていくのだった。

 

「と言うのが今回みなさんに集まってもらった本当の理由なんですよ」

 

「○す!!」チャキ

 

「りんりん、その日本○どこから取り出したの!?」

 

「そうですよ燐子先輩、流石に日○刀まずいですよ」カシャン

 

「有咲ちゃんもその拳○どこから持ってきたの!?」

 

「そうだよみんな、それじゃあ相手のメス猫を殺しちゃうよ」バチバチ

 

「つぐ〜、そのスタンガンどっから持ってきたの?」

 

「そうだね、ただ○すだけだとだめだよね」

 

「花音、その白い粉は、な、何なんだい・・・」

 

「透子ちゃん私は何で○したら良いかな?」

 

「いやいや、ましろ落ち着きなって!?」

 

「何か普段大人しい子がいの一番に動いてるね、って言うか本当にどこから持ってきたんだろうねあれって」

 

「と言うかあんなの犯罪になるでしょ普通」

 

「大丈夫ですよ瑠唯さん」

 

「どうしてかしら?」

 

「弦巻家がいくらでも揉み消してくれますから」

 

「は?そんな事出来る訳」

 

「いや、何かこころちゃんならやりかねないかもしれないわね、みんなに唆されて」

 

「・・・・大丈夫なのかしら」

 

「大丈夫だと思うわよ、みんなー!そんな事結城くんにバレたらもう一生相手してくれなくなっちゃうよーー!!!!」

 

「「「「「・・・・・・確かにそうかも知れない」」」」」」

 

「それに本当に結婚するって決まった訳じゃないんでしょ?」

 

「どうしてそう言い切れるのかしら?」

 

「だって、本当に結婚するんならもっと前に報告とかしてくるんじゃないかな?」

 

「「「「「確かに」」」」」

 

「いや、兄さんの事だから私達に内緒でやるかもしれない」

 

「「「「「確かに」」」」」

 

「「どっちなのよ」」

 

その後も話し合いは行ったり来たりを繰り返して中々決着がつかず、最終的に話し合いが終わったのは夜の7時を回っていたのであった。

 

 

*話し合いが始まったのは昼の1時である*



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184話

 

結婚式当日(撮影)

 

今日は撮影日当日、俺は姉貴の車で赤司に紹介してもらった結婚式場へと来ていた。

 

「ほへー、さすが赤司が紹介するだけの事はあるな、めちゃくちゃ豪勢なとこだな」

 

「そうねー、こんな式場を本当に撮影だけのために使わせてもらって良いのかしら」

 

「全然構いませんよ」

 

「あ、赤司」

 

「赤司くん」

 

「京香さんお久しぶりですね」

 

「そうね、今日はこんな素敵な場所を用意してもらってありがとう」

 

「いえいえ、親友の頼みですからね、喜んで協力させて頂きますよ」

 

「そう、ありがとう」

 

「あのさ、一つ気になったんだけどよ」

 

「どうしたの?」

 

「そういや、今日の相手役の人は誰なんだ?」

 

「結城は知らないのかい?」

 

「ああ、姉貴が当日までのお楽しみとかほざいて教えてくれなかったんだよ」

 

「だってー、先に言っちゃうと面白くないじゃないのよー」

 

「そこをこだわる必要性あんのか?」

 

「まぁ良いんじゃないかな」

 

「はぁ、それで?肝心の相手は?」

 

「ああ、もう来ると思うわよ」

 

姉貴がそう言うと一台の車がこちらに近づいてきた。

 

「来た来た」

 

姉貴がそう言うとドアが開き一人の女性が降りてきた。

 

「あれ?あれって」

 

「結城も知っているかい?」

 

「赤司も知ってるのか?」

 

「ああ、なんたって有名人だからね」

 

「礼ー!お疲れー!」

 

「やぁ京香、待たせたね」

 

「全然待ってないわよー、私達も今着いたところだし」

 

「そうかい、そちらが君の言ってた赤司さんかい?」

 

「そ!今回協力してくれてこんな素敵な場所を用意してくれた赤司 テツヤくんよ!」

 

「初めまして、私は東雲 礼と言います、ぜひお見知りおきを」

 

「ふふ、普通に接してもらって大丈夫ですよ」

 

「そうかい?それなら崩させてもらおうかな」

 

「なに?二人は知り合いだったの?」

 

「ああ、と言っても随分と前になるけどね」

 

「実は東雲さんとはお見合いをさせられてたんですよ」

 

「二人がお見合いを!?初めて聞いたんだけど!?」

 

「ええ、親同士が仲が良くてそのまま勢いで」

 

「ほへー、それで?二人は付き合ったの?」

 

「いいえ、お見合いはしましたが、お付き合いはしてませんよ」

 

「そうだね、それに私が好きな人は君が一番知っているじゃないか」

 

「あ、そうだった」

 

「それよりも中に行きませんか」

 

「あ!そうだった!早く行きましょう!」

 

「そんなに急がなくても私は逃げたりしないよ」

 

「早く撮影をやりたいんじゃないんですかね」

 

「確かにそうかもね」

 

「それじゃあ僕たちも行きましょうか」

 

「そうだね」

 

「結城、中に行くよ」

 

「ブツブツ・・・・え?あー分かった」

 

考え事をしていた俺は赤司の声で考えをやめて中へと向かった、それからは二部屋に分かれて衣装に着替えるために準備を進めた、さっきの女性は姉貴が、俺の方は本当はスタッフさんがやる予定だったがなぜかやる気満々の赤司がやる事となった。

 

 

「しかしさっきの女性どっかで」

 

「テレビとかじゃないのかい?」

 

「どうだったかなー」

 

「あの人は世界でも有名人だからね、それで知ってるんじゃないのかな」

 

「んー、でもなー俺がそんな事に興味持つと思うか?」

 

「ふふ、確かにそうだね、そうだったね」

 

「だろ?どこかで会ったような気がせんでもないんだけどなー」

 

「まぁ良いんじゃないかな、きっとそのうち思い出すよ」

 

「そうだな」

 

「・・・よし、良いよ」

 

「あいよー、相変わらず堅苦しいなー」

 

「ふふ、結城らしい意見だね」

 

「赤司も着たことあるんだろ?」

 

「そうだね、何回か着たことはあるよ」

 

「うへーー」

 

「ふふ、それじゃあ行こうか」

 

「あいよ」

 

そう言って俺たちは撮影場所へと向かった。

 

「しっかし本当にすごいな」

 

「ここで本当の式をあげたいかい?」

 

「結婚式なー」

 

そんな事を話していると姉貴たちの方の準備も終わったみたいで入ってきた。

 

「おっ待たせー!!準備出来たよー!!」

 

「待たせてすまないね」

 

「「いえいえ」」

 

「どうどう結城!!綺麗でしょ!」

 

「ああ、姉貴が着るよりか遥かに綺麗だな」

 

「失礼ね!!私だってあれぐらい綺麗に着こなせる自信はあるわよ!」

 

「そうだね、京香さん着ても綺麗だろうね」

 

「でしょ?」

 

「・・・・・・」

 

「結城どうしたのよ、礼の顔をマジマジと見つめて」

 

「いやな、なーんか引っ掛かりが取れなくなー」

 

「ふふ」

 

「結城の気のせいじゃないのー?」

 

「そうかねー」

 

「まぁ良いじゃないの!ほら!早速撮影を始めちゃいましょ!!もううずうずして」

 

「そうだね始めようか」

 

「まぁいっか」

 

「それじゃいきなりだけどキスのシーンから始めるわねー!!」

 

姉貴がそう言った瞬間に入り口のドアが開き。

 

「「「「「「「「「その結婚ちょっと待ったーーーーーーーー!!!!!!!」」」」」」」」」」」」

 

 

なんか大勢の聞いたことのある声が聞こえてきたのであった。



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185話

 

「「「「ちょっと待ったーーーーーーーー!!!!!!!」」」」

 

聞き覚えのある声が聞こえてきたのでそちらを見てみると、そこには声は聞いたことはあるが俺が知っている人物数人と得体の知らない人?が数人いた。

 

「なあ赤司」

 

「なんだい?」

 

「俺の見間違いじゃなかったらさ」

 

「うん」

 

「何人か溶けてない?」

 

「そうだね、溶けてるね」

 

「人間ってさ、夏とかによく溶けそうとか言うじゃん」

 

「言うね、暑くて溶けそうとかって」

 

「だよな、でもさ、実際溶けてるなんてことあり得るのか?」

 

「さぁどうだろうね、でも実際目の前で溶けてるわけだしね」

 

「あれって溶けてるって言うのかしら?どっちかと言えば這いつくばってるって言う方があってそうじゃない?」

 

「確かにな、何か映画とかで出てきそうなゾンビみたいな感じだな」

 

そんな事を話していると、その集団の中から一人が出てきて。

 

「結城さん!こんにちわ!」

 

「おう、こんにちわ、なんでお前らここにいるんだ?誰にも教えてないはずなのに」

 

「えっとですね」

 

「それは私が黒服さんたちにお願いしたのよ!」

 

「いや、お願いしたのよって、なんでまた」

 

「それは結城が結婚するからみんなでお祝いしないといけないじゃない?」

 

「結婚?」

 

「パスパレのみんなから結城さんが結婚するってはぐみたち聞いたよ?」

 

「ああ、この事か、結婚式の撮影だよ、撮影」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、結婚情報の雑誌に載せるための写真を撮るところだったんだよ」

 

「そうだったんですね!」

 

「なーんだ、それじゃあみんな勘違いしてただけなんだ」

 

「そうみたいね!!」

 

そんな事を話していると。

 

「「「「お前が悪いメス猫か〜!!」」」」

 

などと訳の分からんことを叫びながら礼さんに向かって襲いかかろうとするゾンビ共がいたので。

 

「礼さん失礼します!」

 

と言って礼さんをお姫様抱っこの状態に持ち上げた、すると。

 

「「「「アァァァァァァァ!!!!」」」」

 

さらにゾンビ共は発狂をして。

 

「「私だってまだされたことすらないのに!」」

「「許すまじ!」」

「「極刑に値する!」」

「「万死に値する!」」

 

などと意味不明な事を言って襲いかかろうとしたので、俺は礼さんを抱えながら走って逃げた、すると。

 

「「「「お兄ちゃんを返せ!」」」」

「「「「兄さんを返せ!」」」」

「「「結城さんを返せ!」」」

 

と言って俺達の後を追ってきたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

〜数十分後〜

 

「結城くん、かれこれ数十分はこの状態で走っているが大丈夫かい?」

 

「ええ、俺は大丈夫ですけど礼さんは大丈夫です?」

 

「ああ、私は全然なんともないよ」

 

「そうですか、それにしても」

 

「「「「「「待〜て〜〜〜〜!!」」」」」

 

「あいつらは一体どんな体力してんだよ、普通の人ならもう諦めてる頃だろ」

 

「愛の力ってやつかい?」

 

「それが本当だったらこんな形では見たくなかったですけどね」

 

「それにしても君はすごいね、私を抱えながらだと言うのにこんな早く走れるなんて」

 

「いえいえ、俺はまだ抱えながらですけど、走ってるから良いですけど」

 

「「「「「「待〜て〜〜〜〜!!」」」」」

 

「何であいつらはあの状態で同じスピードでついてこれるんだよ」

 

*ちなみ追いかけている側の彼女達は映画とかで出てきそうな感じのゾンビみたいな感じで這いつくばりながら追いかけ回しています*

 

「あいつら本当に人間をやめたか?」

 

そんな事を言いながら逃げ回る事となったのだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜所変わって〜

 

「ん〜〜、どうしましょうか?これじゃあ撮影出来ないわね」

 

「そうですね、このままだと時間がなくなっちゃいますね」

 

「赤司くん何とか出来ないかしら?」

 

「そうですね、流石にこのままだとまずいですね、何とかしてみます」

 

「ありがとう、お願いね」

 

「ねぇねぇこころん、はぐみたちも何かお手伝い出来ないかな?」

 

「そうね、私達も何かしたいわね!それじゃあ黒服さん達にお願いしましょうか!」

 

そうしてものの数分で赤司家と弦巻家の黒服達が集結したのであった。

 

「それじゃあ悪いけど、何とかして彼女達を抑えてくれ」

「黒服さん達お願いね!!」

 

「「「「「「「「は!!」」」」」」

 

こうして黒服達に捕獲作戦が開始されたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後どうなったのかは神のみぞしるのであった。



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186話

 

とある日のこと

 

「それじゃあ今日一日風の面倒よろしくね」

 

「おう、早めに戻ってきてやれよ」

 

「もちろん!」

 

「悪いねいつも」

 

「いえいえ、お気になさらず」

 

「それじゃあ行ってくるわね!」

 

「あいよ」

 

「風もいい子にしてるのよ」

 

「あい!」

 

「それじゃあ行ってくるよ、なるべく早く終わらせてくるから」

 

「ええ、頑張ってください」

 

「「行ってきます」」

 

そういって姉貴達は仕事へと向かった。

 

 

いきなりだが急遽今日一日風の面倒を見ることとなった、何でも急に仕事が入ったみたいで行かないといけないらしい。

 

 

「さてと、姉貴達は行ったことだし、俺も朝飯を・・・っと風?」

 

「にゃーにゃ!」

 

「あら、いつの間にそんなところに、まあいっか、ミユお相手よろしくな」

 

「ニャー」

 

「にゃー♪」

 

俺はミユに風の相手をおねがいして朝飯を作ろことにした。

朝飯も食い終え、冷蔵庫にそこまで食材がなかったので買いに行くことにした。

 

「風ーお買い物行くよー」

 

「あい!」

 

「ミユはどうする?」

 

「ニャ」

 

「了解、一緒に行くかね」

 

俺達は出かける準備をして、買い物に出かけた。

 

 

 

 

 

 

俺達は買い物のために商店街へと来ていた、到着すると同時に風があるものを見つけた。

 

「くまたん!」

 

「くま?あぁミッシェルか」

 

「くまたん!くまたん!」

 

「あいあい分かりましたよ」

 

俺は風を連れてミッシェルの元へと向かった。

 

「あ、そこのお兄さんイケメンだね、僕と一緒にランデブーしないかい?」

 

「いきなり何を分けの訳らないことを言ってんだお前は、それより風がミッシェルを気に入ったみたいでな」

 

「新雑だねー、確かに懐かれてるみたいだね、お嬢ちゃんこんにちわ」

 

「あい!」

 

「良いお返事だねー、君にはこれをあげよう」

 

「わぁーー!ありやと!」

 

「どういたしまして、お兄さんにはこちらなんてどうかな」

 

「何でそんなもん持ってんだよ」

 

「ほら、これ風船じゃん?風船と言ったらゴムじゃん?ゴムと言ったらこれじゃん」

 

「持ってることに対しては何も言わんがせめて仕事中に持つなよ」

 

「まぁまぁ気にしない気にしない」

 

「気にするわアホんだら」

 

「むぅ!」

 

「あら風さんご機嫌斜めですな」

 

「そうだねごめんね、お嬢さんはくまさんのこと好きかい?」

 

「あい!」

 

「そうなんだね、ありがとうね」

 

「一緒に写真撮ってやってくんねーか?」

 

「もちろん、お嬢さんくまさんと一緒にお写真を撮ろうか」

 

「風、写真撮るからくまさんに近づいて」

 

「あい!」ギュ

 

「それじゃあ撮るぞー、ハイチーズ」

 

結城が写真を撮る瞬間、ミッシェルもとい奥沢美咲はあることを閃いたのである。

【風ちゃんに気に入られる→京香さんに気に入られる→お兄ちゃんとの仲を認められる→家族公認になる→つまりはお兄ちゃんと結婚!!】

そんな事を妄想していると知らない結城は写真を撮り終えてその場から去っていたのであった。

 

 

 

美咲もといミッシェルとの写真撮影を終えた俺達は買い物を済ませて、今は商店街の一角にある駄菓子屋へと来ていた。

 

「あら結城ちゃんいらっしゃい」、おばあちゃんこんにちは」

 

「風ちゃんもミユちゃんもこんにちは」

 

「あい!」

「ニャー!」

 

「ゆっくりしておいき」

 

「ありがと」

 

そう言うと俺達は何を買うか選ぶことにした。

 

「どれにしようかね」

 

「にぃに!」

 

「ん?それが欲しいのか?」

 

「あい!」

 

「了解持っときな、俺は・・・・・これで良いかな」

 

「欲しいのはあったかい?」

 

「ああ、これをお願いね」

 

「はいよ、えっと・・・300円だね」

 

「ほい、ちょうど」

 

「ありがとうね」

 

「また来るよ」

 

「ああ、いつでもおいでよ」

 

「ああ」

 

俺達は商品をもらって帰ることにした。

 

帰る途中で風がどうしてもさっき買ったものを開けたいと駄々をこねたので近くの公園によることにした。

 

「お前さんそんなにそれを開けたかったのか?」

 

「あい!」

 

「あらそうで、それじゃあ開けますか、かしな」

 

俺は風から物を取って開けてやった、そして開けたものを風に見せてやると何か絶望したような顔をしていた。

 

「これじゃなかったか?」

 

「あい⤵」ズーン

 

もう何でかしんねーけどこの世の終わりみたいな顔してるよ、その歳でそんな顔出来るのか?普通、そんな事を思っていると。

 

「あれー?結城さんじゃないですかー」

 

「ん?七深じゃん?何でこんなところに?」

 

「ふふふ〜それはですね、これです!」

 

「ああ、それか」

 

「結城さん知ってるんんですか?」

 

「さっき開けたからな」

 

「そうなんですか?結城さんもこういった物買うんですね」

 

「いや俺のではないけどな」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、こいつのだよ」

 

「こいつ?・・・・!!」

 

「こいつがどれかを欲しかったみたいなんだけど、何やら欲しいのとは違ったみたいでな」

 

「この子は!《*七深は結城の子供だと思っています*》なんですね、私も欲しいのが当たらなかったんですよー、そうなんだな何個買ったんだ?」

 

「えっとですね、20個です」

 

「20個?買い過ぎじゃねーか?」

 

「いやー、最初は5個だけだったんですけどねー、どうしても当たらなくて意地になって当たるまで買おうと思ったらこうなっちゃったんですよー」

 

「それでも当たらなかったと」

 

「そうなんですよー」

 

「ちなみにどれが欲しかったんだ?」

 

「えーっとこれなんですよー」

 

「これか」

 

「ちなみに何が当たったんですかー?」

 

「ああ、これだよ」

 

「な!?ここここれは!」

 

「お前さんのお目当てのやつだよ」

 

「結城さんこれください!」

 

「俺じゃなくて風のって言っても当人はこの調子だからな、交換とから良いんじゃねーか」

 

「分かりました!どれが欲しいですか!?」

 

「風ー、このお姉ちゃんが風の欲しいやつとこれを交換してくれるってよ」

 

「!」

 

「だから欲しいやつ選びな」

 

「あい!」

 

先程の絶望はどこへやら、ものすごく輝いた顔で欲しいものへと一直線へと向かった。

 

「こい!」

 

「それで良いのか?それじゃあ悪いけどそれとこれで良いか?」

 

「もちろんです!」

 

「良かったの」

 

「ありがとうございましたー!」

 

「おう、ってもういねーや・・・・俺達も帰るか」

 

「あい!」

「ニャー」

 

「ミユも起きたか、それじゃあ帰りますかね」

 

 

 

家に帰って晩飯の準備をして風を迎えに来た姉貴と拓さんと一緒に晩飯を食い、その後姉貴達は帰っていったのであった。



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187話

ピンポーン

 

「?誰だ?」

 

ガチャ

 

「結城さんこんにちわ!」

 

「香澄?どうしたんだ急に?」

 

「一緒にかき氷を食べましょう!」

 

「詳しく説明しなさい」ビシ

 

「あた、えへへ、実はリサさんから一緒にかき氷を食べようってお誘いを受けたので今向かってる途中なんです!」

 

「おう、それで?」

 

「せっかくだから結城さんも誘っちゃおうと思って来ました!」

 

「なるほどな、それあいつは知ってるのか?」

 

「全く知りません!!」

 

「    」ビシ

 

「痛!何するんですか!?」

 

「お前何で誘われた側なのに勝手に決めてんだよ」

 

「だって人数が多いほうが楽しいじゃないですか!」

 

「そう言うこと言ってねーよ、ったく」

 

「えへへ〜」

 

「褒めてねーからな」

 

「では行きましょう!」

 

「まだ行くなんて一言も言ってないんだがな、まぁ良いや」

 

俺は考えることをやめて香澄について行くことにした。

 

 

 

 

「ここですね!」

 

「ここがリサの家か」

 

「結城さんも初めて何ですか?」

 

「ああ」

 

「そうなんですね!それじゃあ行きましょう!」

 

ピンポーン

 

「はーい」

 

「戸山香澄です!」

 

「お!来た来た、開いてるから入ってきていいよー」

 

「分かりました!」

 

ブチ

 

「それじゃあ入りましょう!」

 

「だな」

 

先に香澄が入り俺はその後に続いた、中にはいると何やら音楽が流れていて俺達は音楽の方へと向かった、そして中を覗いてみるとそこには。

 

『う〜〜〜〇〇ぴょい♪〇〇ぴょい♪』

 

そこには今人気になっている某馬のゲームの映像が流れているテレビとそれを見て踊っているリサ、友希那、モカ、チュチュ、透子がいた、その周りでは写真、いやおそらく動画を撮っているパレオと椅子に座って手だけ動かしている花音がいた、一瞬テレビが暗くなりそこに写った俺らに気づいた全員が一斉にこちらを見たのであった。

 

「お兄ちゃん!?」

「兄さん!!」

「「「結城さん!?」」」

「ミスター結城!?」

「こ〜んに〜ちわ〜」

 

モカ以外の全員が俺の存在に驚きを隠せずに、モカだけは何事もなく普通に挨拶をしてきた。

 

「何で兄さんが私の家にいるの!?まさか夜這い!?」

 

「今昼だからな」

 

「香澄ちゃんに誘われたんでしょ〜?」

 

「ああ」

 

「「香澄/ちゃん!!」」

 

「はい!」

 

「「ナイス!」」

 

「ありがとうございます!」

 

「結城さん私の踊りどうだったー?」

 

「いや、俺が見たときにはちょうど終わったところだったから詳しくは見てねーよ」

 

「そっかー、それは残念」

 

「「結城さん/ミスター結城!!」」

 

「ん?」

 

「「さっき見たことは今すぐ忘れなさい!!」」

 

「・・・・フッ」

 

「「忘れろ!!」」

 

「おう、怖い怖い」

 

「結城さんもかき氷をお食べに来られたんですか?」

 

「半分香澄に強引に連れてこられたが正しいけどな」

 

「なるほど、さすが香澄さんですね!」

 

「てかさっきのはなしにしてもチュチュがいるなんて珍しいな絶対来なさそうなのに」

 

「チュチュさまは私がお連れいたしました!みなさんと交流出来る絶好のチャンスなので!」

 

「あー、なるほど」察し

 

「香澄も来たことだし早速作って食べよっかー」

 

「「「はーーい!」」」

 

「あ!兄さんは座ってて良いからね」

 

「それじゃあお言葉に甘えて」

 

俺はリサの言葉に甘えてソファーでゆっくりさせてもらうことにした、ちなみに調理を行うのはリサ、花音、透子、パレオの4人だ。

 

「これで全員なのか?」

 

「まだ来ますよ〜」

 

「そうなのか?」

 

「はい〜、後は千聖さんとレイヤさんとつぐが後から来ますよ〜」

 

「そうなのか」

 

「はい〜」

 

そんな事を話していると、出来上がったみたいで。

 

「みんなー出来たよー!」

 

「出来たみたいだな、取りに行くか」

 

「ですね〜」

 

ガチャ

 

「「「こんにちわ」」」

 

「あ!みんな来たみたいだね、入っていいよー」

 

「「「お邪魔します、って兄さん/お兄ちゃん!?」」」

 

「よう、お邪魔させてもらってる」

 

【何でお兄ちゃんが!?ダメ今日に限って勝負下着を履いてないのに、こんな時に限って】

【お兄ちゃんが来てるなんて、何で服装を適当に選んだときに限って!こんなことなら】

【兄さんが来ていたなんて・・・・履いてないけど大丈夫かしら、いや、いっそのことわざと見せて既成事実を】

 

「三人とも早くこっち来なよ?」

 

「「「あ!はい!」」」

 

「それじゃあいただきますかね、それじゃあ兄さん音頭をお願いね」

 

「何で俺なんだよ、まぁ良いや、それじゃあいただきます」

 

「「「「「「いただきます!」」」」」

 

パク

 

「「「「「おいしー!」」」」」

「久々に食ったけど上手いな」

 

「リサさんおかわりってありますか!?」

 

「うん、あるよー」

 

「ホントですか!?それじゃあ」

 

「あ、お前そんに急いで食ったら」

 

「!!!!」

 

「あーあ、やっぱりなったか、そりゃあそんな量一気食いしたらそうなるだろうよ、ほら大丈夫か?」

 

ナデナデ

 

「「「「!?!?!?」」」」

 

その時数名の頭の中に電流が走ったのであった。

 

「うぅぅーー頭痛いです〜」

 

「何でそれですんでるんだよ、普通はもっと悶絶するぞ」

 

「ちょっとみなさん!?」

 

「ん?」

 

パレオが叫び、結城が見てみると、そこにはお祭りなどで売っている量のかき氷を2個一気に口の中に放り込んだリサ、千聖、花音、つぐみがいたのだった、その結果は言わずもがな。

 

「「「「あぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」ドタバタ

 

当然の結果となったのであった。

 

「アホか、てか逆にすげーけどなあの量を一気食い出来るなんてな、悪いけどお前ら看病してやってくれるか?俺は香澄のおかわりを作ってくるから」

 

「「「「分かったわ/分かりました」」」」

 

 

その後は四人に見守られながら痛みを引くまで地獄を見る四人なのであった。



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188話



     金澤璃玖さん、柳芽帆奈さん 高評価ありがとうございます!!!


 

こんにちは、はじめましての方は初めまして朝日六花です、私は今非常に悩んでいることがあります、それはですね、結城さんのお家がどんなのか知りたいのです!まぁ正確には結城さんのお家に置いてある本がどんなのかが気になっているんです、この前結城さんとお話したときにたくさんあると仰っていたので、気になっているのです、ですが一人で行く勇気もなく。

 

「何さっきから変な顔してんだよお前」

 

「わぁあ!マスキさん」

 

「何かさっきから一人で変な顔しまくってたぞ?」

 

「そ、そんなにですか?」

 

「ああ、なぁパレオ」

 

「はい、とてもおもしろかったです」

 

「うぅ〜、恥ずかしいです〜」

 

「それで?何を考えていたのかしら?」

 

「チュチュさん、実はですね・・・」

 

私は皆さんにさっき考えていたことを話した。

 

 

「なるほどな、それで気にはなるけど一人で行くのが怖いと」

 

「結城様なら何も思わないと思いますが」

 

「だよな、何か知らねーけど話したらすんなり入れてくれそうだよな」

 

「そんなに気になるなら今から行くわよ!」

 

「ええええ!!い、今からですか!?」

 

「善は急げって言うしな」

 

「そうですね!わたくしも気になっていたのです!」

 

「でもよ、結城さんの家の場所分かるのか?」

 

「「「・・あ」」」

 

「兄さんの家の場所なら私が知ってるよ」

 

「あー、そういやレイヤって昔近くに住んでたんだっけか」

 

「うん、昨日も行ったしね」

 

「ん?昨日も行った?」

 

「うん、行ったけど」

 

「初めて聞いたんだが、何しに行ったんだ?」

 

「何しにって、もちろん兄さんの使用済みの」

 

「ストップ!それ以上は言わなくていい」

 

「そう?」

 

「それじゃあ全員支度をして結城の家に行くわよ!」

 

こうして私達は結城さんのお家へと行くことになったのです。

 

「ここが結城さんのお家ですか」

 

「うん、そうだよ」

 

「至って普通の一軒家だな」

 

「そうですね」

 

「それじゃあ鳴らすわよ!」

 

「チュチュ押すんだな」

 

ピンポーン

「はーい」

 

ガチャ

 

「喜びなさい!このチュチュが来てあげた・・」

 

「えっと、もしかして結城のお友達だったかな」

 

「     」

 

「チュチュの奴恥ずかしさのあまり顔真っ赤だぞ」

 

「頭から湯気が出てますね」

 

「でも誰なんでしょうか?」

 

「だな、確か一人暮らしって聞いてたけど」

 

「えーっと、ん?もかして君はレイちゃんかい?」

 

「はい、久しぶりです、戻ってきていたんですね」

 

「ああ、少し前に戻ってきたところだよ」

 

「そうなんですか、しばらくおられるんですか?」

 

「ああ、一ヶ月ぐらいはいるつもりだよ」

 

「そうなんですか」

 

「お、おい!レイヤ!」

 

「どうしたのマスキ?」

 

「どうしたもこうしたもねぇよ、その人は」

 

「ああ、そうだったね、紹介するよこの人は兄さんのお義父さんだよ」

 

「「「「お父さん!?」」」」

 

「何々どうしたの〜♪」

 

「ああ、結城のお友達みたいだよ」

 

「ゆう君のお友達何だ〜、ゆう君も隅に置けないね〜」

 

「えっとこちらの女性は」

 

「この人は兄さんのお義母さんだよ」

 

「「「「「えぇぇーーーー!!」」」」

 

 

何と出てきたのは結城さんのご両親だったのです、私達は驚きを隠せないのでした。

 





何とロック達の前に現れたのは結城さんのご両親、彼女達の鋭い嗅覚で匂いを嗅ぎ取り自分が結城さんの伴侶なのだと示すためにLOVERSが一斉に結城さんの家へと押し寄せる、ダメです!そんな事をすると結城さんの精神が持ちません!

     

        次回:結城死す!



えっとこんな感じで良かったっすか?・・・それは良かったす、って皆さんどこに行くんですか!?え?こんな事をしてる場合じゃないですって?何言ってるっすか、もうお仕事始まっちゃいますよ!待ってくださいっすよ〜!



*この話はフィクションです、実際に起きた出来事ではございません*

てか終わり方の文が難しい(泣)


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189話

 

やっほーみんな、みんな大好きリサちゃんだよー、今回は私からの始まりだよー、私から始まったってことはつまり兄さんの本妻は私だと言うことを作者が言ってるようなもんだよ(あ、違います)あん?今何か言ったか?(い、いえ、だから本妻とは違いm)お前の考えなんて関係ねーんだよ、分かったか?私が兄さんの本妻、分かった?(い、いえだk)分かった?(・・・・・)返事は?(・・・逃げるがかt)残念でした(あぁぁぁぁぁ!!)

 

あ、ごめんごめん、見苦しいもの見せちゃったね、今私達は何をしてるかと言うと、みんなでショッピングに来てるんだー、え?誰がいるかって?えーっとね、私と千聖でしょ、沙綾、つぐみ、ひまり、花音と美咲でしょ、それにましろに燐子だよ〜、みんなでね〜「要 結城の子作り隊をさっき結成したんだ〜」それでみんなで買い物に行こっかってなってね〜来てるところなんだ〜。

 

「リサさんさっきから一人で喋ってますけどどうかしましたか?」

 

「あぁごめんごめん、リスナーの人たちに説明をね」

 

「??」

 

「まぁ大丈夫だからつぐみは心配しなくていいよ」

 

「そうですか?それなら」

 

「それよりリサ先輩、どこから行くんですか?」

 

「ん〜そうだな〜、私的には服とか見たいけどみんなはどう?」

 

「良いですね!」

 

「「「「賛成!」」」」

 

「それじゃあ行こっか♪」

 

私達は洋服を買いに店へと向かった、何だけど、その途中である人物が私達の目の前に現れたのだった。

 

「ねぇ、あれって兄さんじゃないかしら?」

 

「まさか〜」

 

「あ、本当だ千聖先輩の言う通りお兄ちゃんですね」

 

「みんな!あれ見て!」

 

突然花音が大声を上げたので、私達は見てみると、そこには兄さんの腕にべっっっっったりと抱きついているメスガキがそこには、それを見たみんな目は真っ黒だった、みんな甘いな〜あれぐらいで感情揺らいじゃって【ちなみに本人は自分が真っ黒の事に気付いていません】

 

 

「どうします?ヤッちゃいます?ヤります?」

 

「「処す!処す!」」

 

「まぁ落ち着きなって、今は兄さんがいるから、いなくなってからね」

 

「あ、お兄ちゃんがトイレに行ったっぽいですよ」

 

「それじゃあ早速処理に行こうか」

 

「「「「    」」」」」コクコク

 

「みんなブツは持った?」

 

「「「「はい!」」」」

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

私達はメスガキの元へと向かった。

 

 

「おい」

 

「ん?誰?」

 

「お前兄さんとどう言う関係なんだよ?」

 

「兄さん?誰のこと?」

 

「しらばっくれてんじゃないわよ、さっきあなたが抱きついていた男の人よ」

 

「ああ、ゆうちゃんの事?」

 

「「「「「ゆうちゃん!?」」」」」

 

「うん、ゆうちゃんはゆうちゃんだけど?それよりあなた達はゆうちゃんの何なの?」

 

「「「「お兄ちゃん/兄さんの恋人だよ!」」」」」

 

「・・・・・はぁ?恋人だぁ?」

 

「そうだよ、将来を誓いあった仲なんだよ、ぱっとでのメスガキがいっちょ前にしゃしゃり出てんじゃないわよ」

 

「あん?誰がメスガキだって?」

 

「「「「お前だよ!」」」」

 

「このガキども、あんま調子乗ってるとブチ○すぞ」

 

「はぁ?ガキはどっちだよ、とっとと家に帰ってお母ちゃんのおっぱいでも飲んでなよ」

 

「このガキども」

 

「やんのか?」

 

「上等だゴラァ!」

 

「「「「「かかってこいやゴラァ!」」」」

 

ぶつかり合うその瞬間。

 

「いやうるせーよ」

 

その声に私達はお互いに動きを止めた。

 

「どう考えても近所迷惑だろうが、何をそんなに騒ぐことがあんだよ」

 

「だってゆうちゃん〜」

 

「いい歳したババァが騒いでんじゃねーよ」

 

「ゆうちゃんひど〜い!」

 

「ったく、てかお前らも何してんだよ?」

 

「兄さん止めないで、そのメスガキ○せない」

 

「いやいや、○そうとするなよ」

 

「それじゃあそのメスガキとの関係を説明して頂戴」

 

「ああ、このちんまりしたのは俺の母親だよ」

*某とあるなんちゃらかんちゃらに出てくるちっこい先生みたいな感じです*

 

それを聞いて私達は思考が止まったのであった。



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190話



            

           UA数が35万を超えましたーー!!


 

 

 

皆さんどうも白鷺千聖です、今回は私達パスパレと兄さんとの初めてあったときのお話をさせてもらおうと思うわ。

 

 

これは私達パスパレが結成されて最初期の頃、バンドの事を麻弥ちゃん以外何も知らない状態で結成されて、私達は必死に練習を行ったが数週間前になったところで、曲の半分までは全員で上手くいくようになったが、私と彩ちゃん、イヴちゃんはお互いに後半のどこかしらで失敗を繰り返していた、麻弥ちゃんはドラムをやっていただけはあり、すぐに出来るようになっていたわ、そして日菜ちゃんは天才と言えば良いかしらね、あっという間に完璧になっていったわ、そんな感じでやっていっていたのだけども、ある日の事プロデューサーと話をすることになり。

 

 

「みなさんお疲れさまです、今回集まって頂いたのは演奏の事でです」

 

「演奏・・・」

 

「はい、みなさまにはお忙しい中での練習と言ううこともあり、まだ完璧には行かないとお話をお伺いしております」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「本番までもう時間がございません、ですので私とそちらのマネージャーさんとでお話をさせていただきました」

 

「それはどういった内容なのでしょうか」

 

「それはですね、本番はみなさんには空で演奏をしてほしいのです」

 

「それは演奏をしてるふりをしろと言う事でしょうか」

 

「ええ、その通りでございます」

 

「「そんな!?」」

 

「みなさんのお気持ちもよーく分かります、ですが未完成のまま本番に望んだところで、失敗をしてしまうとファンの方々が失望してしまうかも知れません」

 

「「・・・・」」

 

「ですので、音源を流しますので、みなさんが演奏をしてるふりをしていただければ大丈夫ですので」

 

『確かにいきなりのステージで失敗なんて許される事じゃない、そうなれば私の評判まで落ちかねない』

 

その日はふりをする方向で話し合いは終わりとなった。

 

 

あれから数日後のこと、私は納得をしつつも、心のどこかでもやもやが消えずに、練習をしに来てしまった。

 

「私は何をしているのかしらね」

 

誰もいるはずもないのに、そんな事を思いながら扉を開けた、するとそこには。

 

「あ!千聖ちゃんやーっと来た!」

 

「日菜ちゃん」

 

「来てくれたんだね千聖ちゃん!」

 

「彩ちゃん」

 

「みんな千聖さんのこと待ってました!」

 

「イヴちゃん」

 

「みんなどうしても納得できなかったみたいです、もちろん自分も」

 

「麻弥ちゃん」

 

「方向性は決まっちゃけど、でも何もしないでやるなんていやだったんだ」

 

「演奏のふりなんてブシドーではないですから!」

 

「みんな」

 

「一緒に頑張ろ!千聖ちゃん!」

 

「彩ちゃん・・・・・ええ!」

 

そうして私達は練習を再び再開した。

だがどうしても最後まで上手く行かない、いくら練習をしても一向に揃うことはなかった、みんなも疲れが見えてきたみたい、やっぱり・・・そんな気持ちを持ち始めたときだった。

 

 

バンッ!

 

「みんなー!元気!ー?」

 

「「「豊川京香さん!?」」」

 

何と世界的トップモデルの豊川京香さんが部屋の中に入ってきたのだった。

 

「豊川さん、どうしてこんなところに」

 

「京香で良いわよ!それはねー、私が持ってる地獄耳で面白そうなことを聞いたからよ!」

 

「地獄耳はお前に言われてる悪口だからな、彼女達とは全く関係ねーよアホんだら」

 

後ろから男の人が入ってきた、彼氏さんなのだろうか。

 

「あ!みんなに紹介するわね!こっちは私の弟の結城、いろんな楽器の演奏出来るから、アドバイスとかしてもらおうと思って呼んだんだ〜!」

 

「らしいわ、なんにも聞かせれてないから全く知らんけど」

 

「それじゃあコーチとして私達を教えてもらえるんですか!?」

 

「いや、てかとりあえず状況を説明してもらおうか」

 

「分かりました、実は・・・」

 

私達は結城さんに事の顛末を説明した。

 

「ふむふむ、なるほどねー」

 

「どうでしょうか?」

 

「そんじゃあ質問、君達は少しでも演奏をしてる風でも良いやって思ってる子はいる?」

 

結城さんの質問に私達は言い返すことが出来なかった、ダメだと思っていても心のどこかで良いと思ってしまっているのだ。

 

「それじゃあ次の質問、何のためにバンドをしてるの?」

 

「それは、アイドルとして」

 

「アイドルとして?だったら別にバンドやらなくても良くねぇ?」

 

「・・・」

 

「それじゃあ次の質問、バンドは自分の意志でやってる?それともやらされてる?」

 

「やらされてるに近いかもしれません」

 

「ふーん・・・」

 

「結城?」

 

「諦めろ」

 

「「「「「!!」」」」」

 

「ちょっと結城!?」

 

「今のコイツらに何を教えたって意味ねーよ」

 

「それはどう言う意味ですか!」

 

「そのまんまの意味だよ」

 

「それは私達に才能がないからですか?」

 

「演奏も聴いてないのに分かるわけねーだろ」

 

「それじゃあ何でなの?」

 

「”人”として動いてないからだよ」

 

「「「「「”人”として動いてない?」」」」」

 

「まぁ簡単言ってやると、今のお前たちはただの”道具”でしかねーよ」

 

「そんな言い方ないでしょ!」

 

「あぁ?そう言わねーと自覚出来てねーから言ってんだよ、人のふりをしているただの操り人形でしかねーんだよ」

 

「それじゃあどうしろって言うのよ!」

 

「じゃあ聞くが、一度失敗しただけで見放されるところなのか?事務所は」

 

「それは・・・」

 

「はっきり言ってやるけど、お前らが言われてる方の案、おそらく失敗すんぞ」

 

「それはどうして」

 

「じゃあ一つ聞くが、もしトラブルで音源が止まったらどうするつもりなんだ?」

 

「それは・・」

 

「はっきり言って演奏を失敗した時より、空で演奏してるのをバレた時の方がよっぽど軽蔑されるぞ」

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

「操り人形のままやって多くの人に軽蔑されるか、人として動いて恥をかくか、どっちを選ぶかって話だよ」

 

「失敗する前提なのね」

 

「そっちで考えたほうが後々楽だぞ?」

 

「恥をかいても良いから人として動くって言うんだったらこっちも徹底的に教えはするが、操り人形のままで良いんだったら、俺はもう知らん、勝手にやってくれ」

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

「どうする?」

 

「やります!」

 

「彩ちゃん」

 

「このまま何もしないなんて嫌だよ!結城さんの言う通り、このままだと私達操り人形のままになっちゃうよ!」

 

「そうだね〜、私はそれは嫌だね〜」

 

「自分も嫌っす!」

 

「私も嫌です!」

 

「・・・」

 

「残りは君だけだけど?」

 

そんなの。

 

「やるに決まってるわ!」

 

「・・・ふっ、良いんだな?事務所に歯向かうことになるが」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「了解、まぁ何かあったらこのアホを使えばいい話だしな」

 

「あたし!?」

 

「なんだ?自分の後輩も守る事できねーのか?」

 

「やーってやるわよ!」

 

「と言う事だ、何か言われたらこいつのことを好きに好きに使うと良いぞ」

 

「大船に乗ったつもりでいてね!」

 

「泥船の間違いだろ」

 

「酷いわね!?」

 

「まぁそんな事は置いといて、それじゃあ徹底的やっていくから覚悟しておけよ?」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

その後私達は結城さんと結城さんが入っているバンドの人達に指導をしてもらい、本番までの時間徹底的に教えてもらうのであった。

今回数日の事だったが、私は結城さん事が気になっていったのであった。

 

 

 

結果だけを言えば、何とか演奏を終えることは出来たものの、ところどころミスなどもあり、微妙な空気になったことは覚えているわ、その後にプロデューサーやマネージャーに怒られたが、京香さんが間に入ってくれたおかげで事なきを得た。

その後のネットの情報などで初めての楽器演奏だったのにあそこまで弾けるのは凄いと言う情報が飛び交い、私達はレベルアップをしていかないといけないのだと実感させられたのだった。

 

 

 

 








ミナ・スカーレットさん、とある最愛さん、高評価ありがとうございます!!


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191話

 

こんにちわ、戸山 明日香です、私は今ある建物の前で立ち止まり、非常に困っています、それが何かと言いますと・・・・私が苦手な歯医者さんです、今までココだけには来ないと誓って歯磨きを続けて来たのですが、最近は少し食べたぐらいだと良いと思い怠っていたのです、その結果・・・うう。

 

「よーよーそこのねぇちゃんよー(棒)」

 

「うわ!って、結城さん?」

 

「おいーす、結城さんでーす」

 

「どうしたんですか?こんなところで?」

 

「散歩だよー、それよりも君は何をしてるんだい?」

 

「えーっとですねー」

 

「ふむ」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「・・」

 

「早く言いなさい」

 

「うう、実はですね、虫歯になっちゃいまして」

 

「明日香ちゃんが?香澄じゃなくて?」

 

「はい」

 

「珍しいこともあるもんだな、香澄が大騒ぎするのは分かるが」

 

「それで今入ることに躊躇ってまして」

 

「怖いの?」

 

「・・・・はい」

 

「でも治療しないとダメじゃないの?」

 

「はい、そうなんですが」

 

「治療はしたいけど怖くて勇気が出せないと」

 

「はい」

 

「なら付き添ってあげよっか?」

 

「ホントですか!?」

 

「良いよー」

 

「それじゃあお言葉に甘えて」

 

「それじゃあレッツラゴー」

 

私は結城さんについてきてもらい中へと入っていった、受付を済ませて順番が来るまで待つこととなった。

 

「大丈夫?何かすげー震えてるけど」

 

「だだだだだ大丈夫です!」

 

「大丈夫じゃないね」

 

「あう」

 

「そうだねー、そしたら頑張れたら何かご褒美をあげようじゃないか」

 

「ご褒美ですか?」

 

「あ、100万円頂戴とかはやめてね、準備するのめんどくさいから」

 

「言いませんよ、ご褒美って何でも良いんですか?」

 

「出来る範囲でなら良いよー」

 

「そうですか・・・・・それじゃあ」

 

「何?」

 

「これが終わったら二人で遊びに行きませんか?」

 

「二人で何処かに行くってこと?」

 

「はい」

 

「良いよ、それじゃあ明日香ちゃんが無事に耐えて治療終わったら遊びに行こうか」

 

「はい!」

 

そんな事を話していると私の順番が来たので怖い気持ちを抑えながら中へと入っていった、そして30分程度で治療はお終いとなった。

 

「はい、お疲れさまでした」

 

「ありがとうございました」

 

「お大事にね」

 

「はい」

 

私は治療室を出て結城さんのところへ向かった。

 

 

「お待たせしました」

 

「お、無事に終わったか、それじゃあ行きますか」

 

「はい!」

 

私達は歯医者を出てショッピングモールへと向かった。

 

 

「ここで良かったの?」

 

「はい!」

 

「へー、何か以外だね」

 

「そうですか?」

 

「どっちかと言えば香澄のイメージが強いかな」

 

「ああ、確かにお姉ちゃんは好きですね」

 

私達が何処に来たのかと言うと・・・・・ゲームセンターです、私達は今ショピングモール内にあるゲームセンターへと来ています。

 

「さて、それじゃあ何からしようか?」

 

「そうですね、それじゃあUFOキャッチャーからやりましょう!」

 

「了解、あそこだな」

 

私達はUFOキャッチャーのあるエリアへと向かった。

えーーっと、結論から言っていいかな?言うね、結論から言うと、結城さんやるやつ全部一発で取っちゃってたんだけど、凄すぎ。

 

その後はレースゲームで遊んだり、メダルゲームで遊んだり、銃で撃つやつをやったりして結城さんと楽しく遊んだ、私がへましたりすると笑ってくれたりしてたから私的には良かった、何か無理やり連れてきたみたいだから嫌われたらどうしようかと思った。

 

「ん?どうした?急に黙り込んで、楽しくなかったか?」

 

「いえ!めちゃくちゃ楽しいです!でも・・・」

 

「?」

 

「何か無理やり連れてきたみたいで、結城さんの迷惑になってるんじゃないかと思って」

 

「迷惑?ははは!まさか、どうせ暇してたんだ、こんなことで迷惑なんて思うかよ」

 

「そうですか?」

 

「それにご褒美をやると言い出したのは俺なんだから、明日香ちゃんはそんな事気にしなくて良いんだよ」

 

そう言うと結城さんは私の頭をワシャワシャと撫でてくれた。

 

「そんな事を考えてるよりも、楽しむことを考えたほうが良いぞ?」

 

「そうですか・・・・・そうですね!」

 

「そうそう」

 

「それじゃあ、最後にやりたいものがあるんです!」

 

「ん?」

 

「あれです!」

 

「あれ?・・・・ああ、プリクラか」

 

「はい!一緒に撮りませんか!」

 

「良いね、撮ろうか」

 

私達はプリクラ機のとこへ向い中に入って撮る準備を始めた、始めたのは良いが。

 

『やばい、今になってすごく恥ずかしくなってきた』

 

結城さんがいろいろしてくれているのだが、恥ずかしさで中々近くに近寄ることが出来ない。

 

「これで良いかなっと、何してんの?そんなに離れて」

 

「いえ!えっと・・・・」

 

「??ほら撮影始まっちゃうよ」

 

結城さんがそう言うとすでにカウントダウンが始まっていた、それにテンパった私を結城さんが。

 

「ほれ」

 

そう言って結城さんの腕で私を抱き寄せたのだった。

 

「うひゃ!」

 

そんな声と驚いた表情のまま撮影が完了してしまった。

 

「ぷふ!すごい顔」

 

「笑わないでくださいよー////」

 

「だってな・・・・ふふ」

 

「もう!」

 

「ほらほら、撮り直すからそんな怒らないの」

 

「あ」

 

「ん?」

 

「あの、それも欲しんですけど、良いですか?」

 

「これを?すごい顔だけど」

 

「そこは良いんですよ!////」

 

「まぁ明日香ちゃんが欲しいんだったら俺は別に良いんだけど、他にも撮るだろ?」

 

「はい!いっぱい撮りましょう!」

 

「あいよ」

 

私達はその後もいっぱいプリクラを撮り続けました。

 

 

 

 

 

 

そのプリクラを家で家族にバレないように見てニヤニヤしていたのであった。

 

 



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192話



注:最新のイベントのストーリーをあれしてこれしてやってます、読まれる方はご注意を


 

こんにちわ、和奏れいです、RASと言うバンドでレイヤって名前で活動しています、今私はバンドの練習も休みなので散歩に来ているところです、しばらく歩いていたところである人影を見つけました。

 

「あれ?あそこにいるのって花ちゃんと有咲ちゃん?」

 

「あ、レイだ、こんなところでどうしたの?」

 

「今は散歩の途中なんだ、有咲ちゃんこんにちわ」

 

「お、おうレイヤ、久しぶり」

 

「あ、そうだレイ、今有咲と話してたんだけど、今度一緒にうさぎカフェに行かない?隣の駅前に出来たんだって」

 

「わぁ、いいね、行きたいしばらくは仕事の方も入ってないから大丈夫だよ」

 

「やったー、これで有咲とレイと私とお兄さんの四人だね、楽しみだなあ」

 

「いやだから私はまだ考え中だってば、てかお前今結城さんも行くって言ったか?」

 

「うん言ったよ?」

 

「私今始めて知ったんだが?」

 

「今言ったからね」

 

「兄さんも行くんだね」

 

「そ、それじゃあ行ってやっても良いかな」

 

そんな感じで話していると。

 

「あれ?お前らこんなところで何してんだ?」

 

「あ、お兄さん」

 

「結城さん!?」

 

「兄さん、兄さんこそ何してるの?」

 

「俺は散歩帰りだが?それよりもお前らは?」

 

「私達は昔のことを話してたんだよ」

 

「一度たりとも話してないがな」

 

「ああ、そういやお前らって昔同じミュージックスクールに通ってたんだったか」

 

「うん!そうだよ!ミュージックスクール馴染みだよ!」

 

「また新しい造語を出しやがって」

 

「有咲ちゃんだけピアノコースだったんだよ」

 

「そ、そうだったかもな、あんま覚えてねーや」

 

「あれは覚えてる?ロビーにいたうさぎのぬいぐるみ、ピンク色の」

 

「あ、いたね〜!マスコットキャラみたいな感じのやつ」

 

「ああ、お前が無断で持ち帰ろうとしてたあれか、てかあれって」

 

「あれは、うさぎじゃなくて猫だ」

 

「え?」

 

「だよな、あれはうさぎじゃなくて猫だぞ、耳の形とか違うし、うさぎほど長くもなかったぞ?」

 

「言われてみるとそうかも」

 

「お兄さんと有咲よく覚えてるね」

 

「そりゃあお前が無断で持って帰ろうとして代わりにお前を迎えに来た俺が先生達から注意されたんだからな」

 

「わ、わたしはたまたまそこで覚えただけだから」

 

「そうなんだ」

 

「てか、前からきになってたんだけど、お前ら二人はどうやって知り合ったんだ?レイヤと結城さんのなりそめもそうだけど、お前らってクラスも違うかっただろ?」

 

「そうだね、私はボーカルクラスで花ちゃんがギタークラスだったからね、最初は公園で泣いてた私に、花ちゃんが声をかけてくれたのが最初だね」

 

「俺がレイと知り合ったのもそこだと思うぞ、たえのやつを迎えに来たはずだったからな」

 

「そうだったかも」

 

「レイヤが泣いてた?」

 

「学校のクラスメイト達から『歌い方が変、子供らしくない』って言われてね」

 

「そうなのか」

 

「歌うのが好きだったから、それですごく落ち込んじゃってね、その後ぐらいからスクールでも全然楽しく歌えなくなくなっちゃってね、いつも公園で泣いてたんだ」

 

続く!



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193話

 

〜昔〜

 

「今日も・・・楽しくなかったな」

 

掲示板・・・新しいのが貼られてる、今月の頑張ったでしょうは・・・・市ヶ谷有咲ちゃん、シールがいっぱい。

 

「それじゃあ先生さようなら、来週もよろしくお願いします」

 

「有咲ちゃん、今月も先生から星のシールもらってたね!ホント凄いね!」

 

「え〜、そんな事ないよ、私は普通にやってるだけ、楽譜通りに弾いてるだけだよ」

 

「それがみんな難しいんだよ〜」

 

「そうかな〜?よくわかんないや」

 

「・・・」

 

私は逃げるようにその場を去った。

 

「あれ?今のって・・・」

 

「知ってる?ボーカルクラスの和奏レイさん、歌声に迫力があって、すっごくうまいんだよ〜」

 

「そうなんだ、ずっとこっちを見てたから」

 

「ねぇ、あったかいメロンサイダーって美味しいのかな?」

 

「え?」

 

「この自動販売機、みんなあったか〜いになってる」

 

「そんな事・・・・ホントだ」

 

「私、買ってみるね」

 

「え?」

 

ガコン

 

「意外と美味しいよこれ、飲んでみて、それじゃあね、バイバイ」

 

「・・・・何だったんだ今の子、あったかいメロンサイダーなんて美味しいのか?・・・・・やっぱりまずい」

 

 

〜今〜

 

「あれっておたえだったのか、今思い出したは」

 

「お前それ俺にも飲ませて来たよな?しかもお前あれ二本目だったのかよ」

 

「うん、それにしても私と有咲って、子供の頃から知り合いだったんだね!」

 

「つってもあれ以降は一回も話しかけられてないけどな」

 

「私は有咲ちゃんのことよく覚えてたよ、発表会の時に弾いてた曲すごく素敵だった」

 

「へー、そんなに上手かったのか、俺も聴いてみたかったな」

 

「な!?私の話はもう良いから!?今はどうして友達になったかって話だっただろ?」

 

「そうだったね、私と花ちゃんが初めて会ったのは、その後だよ」

 

〜昔〜

 

「・・・」グス

 

「こんにちは」

 

「ミュージックスクールの子?」

 

「うん!一緒に歌う?」

 

「だめ・・・歌い方が子供らしくないから」

 

「そうなの?ん〜ん〜♪いざゆけ〜花園ランド〜♪あれ?なんか違う?」

 

「ふふ」

 

「お前音程めちゃくちゃじゃねーか」

 

「あ!お兄さん!」

 

「誰?」

 

「こんにちは、俺は要 結城、こいつを迎えに来たんだよ」

 

「要 結城さん」

 

「はい、アメあげる!」

 

「いきなりだなお前」

 

「ありがと、さっきの歌は自分で作ったの?」

 

「うん、花園ランドの歌、ギター弾いてると、聴こえてくるんだ、自由に」

 

「お前はいつも自由だろうが」

 

「そうかな?」

 

「自由に・・・」

 

「うん!そうすると楽しいよ?一緒にやる?」

 

「またお前は唐突に何を」

 

「うん!」

 

「良いのか」」

 

その後私と花ちゃんで一緒に歌を歌ったんだよね。

 

「どう?聴こえて来たでしょ?」

 

「わかんない、けど・・・久しぶりに歌うの楽しかった」

 

「わからないのが普通だと思うぞ?そんなもん聴こえてるのはお前だけだろうが」

 

「そうかな?」

 

「うん、涙止まってる」

 

「なんだ、お前が泣かしたんじゃなかったのか?」

 

「違うよ?私は花園たえ」

 

「いきなり自己紹介・・・・今?」

 

「うん!さっき会ったんだ!」

 

「お前・・・」

 

「はは、私は和奏レイ」

 

「レイ!もう一回歌おう!今度はお兄さんと一緒に」

 

「お前俺が迎えに来た理由分かってんのか?」

 

「大丈夫だよ!」

 

「どっからその自信が出てくるんだよ、後で怒られても知らねーからな」

 

「結城さんも一緒に歌うの?」

 

「そうしねーとこいつが満足しないだろうからね」

 

「ね?歌おう?」

 

「うん!」

 

「お前が考えた歌はやめろよ?」

 

「大丈夫だよ!」

 

その時に初めて兄さんの歌を聴いて惹かれていったんだよね。

 

 

 

〜今〜

 

「あの時の歌、今でも歌ってるよ」

 

「その度に俺を巻き込むのやめろよな」

 

「その歌ってどんな感じの歌だったんですか?」

 

「結局こいつが思いつきで作った歌だったよ」

 

「そうなんですか」

 

「そうだったんだ、なかなか奇抜な歌だったけど」

 

「それから、二人でよく公園で歌ったんだよね、その度に兄さんが花ちゃんを迎えに来て、私達に付き合わさせられてたよね」

 

「まじで勘弁してほしかったんだよな、そのせいで俺が両方の親に怒られる事になったんだよな」

 

「大変だったんですね」

 

「その後、私が親の転勤で引っ越す事になって」

 

〜昔〜

 

「もう行くの?」

 

「うん、お母さん達が待ってる、ごめんね花ちゃんも結城さん」

 

「レイ、きっとまた会えるから」

 

「まぁ一生の別れって訳ではないだろうからな」

 

「だから泣かないで、笑ってお別れしよう」

 

「だな」

 

「また会ったらその時はこの歌を歌おう、いつか一緒に」

 

「約束、約束だよ、花ちゃん」

 

 

 

続く!



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194話


皆様こんにちわ、こんばんわ、おはようございます。

新年明けましておめでとうございます。

久しぶりの投稿となります、前話と内容が違います、ご了承ください。


 

みなさんこんにちわ、要結城です、新年明けましておめでとうございます、今年も何となくよろしくしてやってください。

 

さて、前置きはここまでにして、今俺はと言うか俺たちは初詣に来ているのだが、地元の神社ではなく、去年行ったところでもなく、なんと!縁結びで有名?な出雲大社に来ています、なぜ出雲大社なのかと言うと俺にも分からん、あ!言い忘れていたが、今回一緒に来てるのは沙綾、ひまり、千聖、美咲、紗夜、ましろ、レイヤ、プラス俺の計8人で来ている。

 

「兄さんどうかした?」

 

「いや、画面の向こうの人に挨拶をな」

 

「??」

 

「気にしなくていいぞ、それにしてもお前よく来れたよな?仕事はなかったのか?」

 

「いえ、あったわよ」

 

「あるのかよ、じゃあそっちに行けよ」

 

「何を言っているの!仕事より兄さんとのデートの方が大事に決まってるでしょうが!」

 

「私用を優先するなよ、あとデートじゃねーからな」

 

「そうね、邪魔者がいるわね、消すかしら」

 

「物騒なこと言ってんじゃねーよ、てかバレないようにしろよ?」

 

「ええ、そのへんはぬかりないわ」

 

「それなら良いけどよ」

 

「お兄ちゃんってここに来たことはあるの?」

 

「いや、今回が初めてだな、なんか有名なのか?」

 

「それはね」

 

「それはね!縁結びで有名なんだよ!」

 

「縁結び?」

 

「そうみたい、何でもここに一緒に来た男女がそのままカップルになったりしたりするんだって、学校の子たちが言ってた」

 

「へー、パワースポット的なやつか」

 

「そうみたいだよ」

 

「てか美咲も来たんだな」

 

「今更だね、ダメだった?」

 

「いや、お前だったらめんどくさいとか言って来ないと思ったからな」

 

「まぁ前までの私だったらそうだったかもね」

 

「まぁ良いんじゃねーの、それよりましろのやつ遅くねーか?」

 

「そうね、トイレ行ったきり戻って来ないわね」

 

「お花摘みに言ったと言いなさい、迷子にでもなってるのか?」

 

「ましろちゃんならありえそうだね」

 

「れい、電話かけてやってくんね?」

 

「分かった、かけるn」

 

「お待たせしました!」

 

「お、きたきた、遅かったな」

 

「戻ってくる途中で色々お店を見て回っちゃって、えへへ」

 

「確かにうまそうな店があるからな、とりあえず事を済ませてからゆっくりしようぜ」

 

「「「「「「「賛成!」」」」」」」

 

俺たちはお参りのために本堂へと歩き始めた。

 

”参拝風景はカット”

 

 

 

 

「さて、次は何するか」

 

「おみくじでしょ!」

 

「だろうな、言うと思った」

 

「先行ってるね!」

 

「ちょっとひまり!?」

 

「山吹さんも行っちゃったね」

 

「俺たちも向かうか」

 

俺たちも二人のあとを追いかけた。

 

「私一番!」

 

「順番は関係ないと思うがな」

 

「それじゃあ、次は私が」

 

「その次は私が行くわ」

 

「頑張ります!」

 

「それじゃああたしがその次行こっかな」

 

「それじゃあ私はその次だね」

 

「・・・・」

 

「最後が俺か」

 

順番が決まり、ひまり→れい→千聖→ましろ→美咲→沙綾→紗夜→俺の順番となった、順番におみくじを引いていき、全員が取り終わり、一斉に確認をした。

 

「吉っと、うん」

 

「大凶」

 

「私も」

 

「吉ね」

 

「私も吉だ」

 

「あ、大吉だ」

 

「私も」

 

「・・・」

 

「紗夜具合でも悪いのか?ついてからずーっと黙ってるが」

 

「だ、大丈夫です」

 

「無理はすんなよ?」

 

「はい、ご心配はいりません!」

 

「なら良いが、ちなみに紗夜の結果わ?」

 

「私は大吉でした」

 

「えっと、美咲、沙綾、紗夜が大吉、俺と千聖とれいが吉、ひまりとましろが大凶っと」

 

「これじゃあ今年中にお兄ちゃんと結婚出来ないじゃんか〜」

 

「お前は何を持ってその発言をしてんだ?する予定なんざねーよ」

 

「そうよ、兄さんは私とするのだから」

 

「だからしないっつうの」

 

「私が!」

 

「あたしが!」

 

女子たちによる言い争いが始まったので、とりあえず周りに迷惑がかかるので、急いで外へと出ていった、出ていくときは無言だが、しばらく歩いていたところで再びバトルが勃発するのであった。



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195話


久々投稿

5周年アニメのやつを少しアレンジ


 

~CIRCLE~

 

「「「「「「ええええ!!」」」」」」

 

「やります!」

 

「っておい!」

 

「イベントですか?」

 

「そう、うちがここまでやってこれたのもいろんな人達が応援してくれたおかげだし、感謝の気持ちを形にしたいなって思って」

 

「ステキだわ!みんなを笑顔にしましょ!」

 

「いつやるんですか?」

 

「出来るだけ早くやりたいと思ってるんだけど、どうかな?」

 

「やりたい!」

 

「事務所の人達に確認をとってみましょ」

 

「どうする?」

 

「やりたいけど」

 

「ちょっと・・・」

 

 

「「「??」」」

 

「私はこれでも忙しいの、さっさと話しを進めて頂戴」

 

「そう言ってー、30分も前にスタンバってた人が言うセリフですか~?」

 

「ちょ!?パレオー!!」

 

「商店街も盛り上げられそうだし、私たちも参加したいと思います」

 

「うちらもずっとCIRCLEでやってきたし、やりたいよね」

 

「ええ」

 

「それじゃあみんなでー、頑張るぞー!!」

 

「「「「「「おおー!!」」」」」」

 

 

 

~数日後~

 

「本番まで一週間、腕が鳴るぜ!」

 

「準備万端ですな~」

 

「あたしパンケーキとか焼けないんだけど」

 

「あれ?でも蘭ちゃん前にお兄ちゃんと一緒に焼いたことなかったっけ?」

 

「あるにはあるけど・・・」

 

「モカちゃん知ってるよ~、全部焦がしたんだよね~」

 

「・・・・」

 

「そうだったんだ」

 

「大丈夫大丈夫、やり方なんてお好み焼きと一緒だって!」

 

「違うと思うよ」

 

「つぐみのところのコーヒーは?」

 

「かぶちゃうからね」

 

「ラテアートがあるじゃん!結構練習してたし」

 

「つぐみ、そんなことしてるんだ」

 

「うん、お兄ちゃんが上手だから教えてもらいながらやってるところなんだ」

 

「そうそう!それならメニューと被らな」

 

ドン

 

「「痛!」」

「むぎゅ~」

「なんだ!?」

 

「何あれ?」

 

「「「「??」」」」

 

 

「「「「「わー!」」」」」

 

「凄いね!」

 

「本格的」

 

「うぉうぉぉー-」

 

「こ、これ!昨日まで無かったですよね!?」

 

「少し前に結城君がうちにギターを弾きに来てね、その時に今回ことを話したら、友達に頼み込んでくれてね、確か赤司って言ってた気がする」

 

「結城さんが!?」

 

「お兄ちゃん達は出てくれないのかな?」

 

「一応言ってはみたんだけどね」

 

『あいつらが協力し合って歌詞やら作曲やらを頑張ってるんだろ?そこに俺達が介入するのは違うんじゃねーかな?あいつらはあいつらなりで頑張ってるんだし、曲に関しては何もしないがそれ以外のところでは協力するよ』

 

「ってな感じで断られちゃったんだよね」

 

「お兄ちゃんらしいね」

 

「ただ単にめんどくさかっただけかも知れんがな」

 

「それもあるかもね、それで後は飾りつけをしようと思って」

 

「楽しそう!」

 

「真ん中にドドーンっと何か飾ろ!」

 

「ドドーンっと!」

 

「「ドドーンっと!」」

 

「どどーん!!」

 

「巴、声大きすぎ」

 

「えへへ」

 

「何してんの?」

 

「あそこの真ん中に何か飾ろうって話になってさー」

 

「・・・・だったら、モカのTシャツは?」

 

「ロゴのデザイン結構良いと思うんだけど」

 

「じゃじゃーん!」

 

「「「「「おおー!!」」」」」

 

「これだ!」

 

「めっちゃ可愛い!」

 

「すご!」

 

「えへへ~」

 

「可愛いデザイン、お願いして良い?」

 

「もちろんですとも~」

 

「蘭ニヤニヤだね~」

 

「っちょ!?」

 

「盛り上がってるねー」

 

「そろそろ時間よ」

 

「こっちはやっとくから行ってきな」

 

「うん!歌詞会議~」

 

 

~CIRCLE内~

 

「こんな感じでどうかしら」

 

「良いと思うわ、よくこんな短期間で出来たわね」

 

「良いと思う」

 

「いや~、みんなの気持ちがストレートに伝わってくるって言うか」

 

「良かったですねチュチュ様・・・チュチュ様?」

 

「歌詞を書いてるときみんなと同じ方向見るのも悪くないって思ったわ」

 

「前に結城さんにも言われましたもんね、他のバンドの意見も取り入れてはどうかって」

 

「「「「「「うふふ」」」」」」」

 

「っは!」

 

 

 

それからイベント当日まで彼女達はみな各々に準備を進めて行くのであった~。

 

 



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196話

 

~イベント当日~

 

前日の夜に大雨強風に見舞われたが、果たしてステージは無事なのであろうか!

             

              後半へ~続く

 

 

「あ!」

 

「ん?・・・あ!」

 

そこには前夜の大雨と強風によって崩壊していたステージが見るも無残な事になっていたのであった。

 

「ステージが」

 

「有咲、香澄」

 

「ボロボロだね」

 

「何とかしなきゃだよね」

 

「ステージもだけど、看板を書き上げるのもみんなで頑張ったのに」

 

「うぁ~~」

 

「これ、ライブ出来るかな」

 

「「「「「「・・・・・」」」」」」

 

「作り直そう!今日のためにみんなで頑張ってきたんだもん、諦めたくなよ!」

 

「私もやりたい・・です」

 

「うん!私も!」

 

「ステージを修繕して、ライブを成功させましょう」

 

「そう言うと思ったわ」

 

「よーし!みんな頑張ろ!!」

 

「「「「「おぉー!!」」」」」

 

「おー」

 

「「「「「え??」」」」」

 

「よう」

 

「結城さん!それに」

 

「やあ」

「「おっす」」

「やっほー!」

 

「CLOCKのみなさんも!」

 

「兄さん、なんでここに?」

 

「まりなから今日のことは聞いていたからな、昨日の夜のあれだと多分こうなってるだろうなーっと思ってな」

 

「僕達でステージの修繕はやっておくから」

 

「お前たちはお前たちの準備を進めろ」

 

「リハとかもしなきゃいけないだろ?それに出店も出すって聞いてるぞ」

 

「まぁ時間までには間に合わすから心配すんな、お前たちはイベントを成功させる事を最優先に考えとけ」

 

 

「「「「「「「「「「ありがとうございます!」」」」」」」」」」

 

「俺しゃべってないんだけど」

 

「「「「別にお前は喋んなくて良いだろ」」」」

 

「そんな~」

 

「「「「「「「「「「あはは」」」」」」」」」」

 

「あれも書き直すんだろ?」

 

「はい!」

 

「それなら早くやってこい、こっちはやっておくから」

 

「分かりました!みんな行こう!」

 

「「「「「「「「「「おーー!!」」」」」」」」」」

 

 

ワイのワイのワイの

 

「よっし、そんじゃあ俺らも始めますか、んじゃあ赤司指示頼むわ」

 

「分かったよ、それじゃあまず・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~しばらくして~

 

「これで良しっと、こんなもんかいね」

 

「うん、OKだよ」

 

「よっと、どれどれ・・・・・うん、大丈夫そうだな」

 

「意外と早かったな」

 

「だな、もう少しかかると思ってたが」

 

「まぁ早いにこしたことはないからね」

 

「だな、とりあえず報告してくるわ」

 

「うん、教えてきてあげな」

 

「この後どうする?」

 

「彼女達の手伝いでもするか?」

 

「賛成!」

 

「お前は女の子と関わりたいだけだろうが」

 

「進捗をみて決めればいいんじゃないかな、彼女達は彼女達なりに準備を進めているし、僕達が無理に介入することでもないからね」

 

「確かにそうだな」

 

「だな」

 

「おーっす」

 

「どうだった?」

 

「ああ、とりあえずは大丈夫そうだ、後はあいつらに委ねれば良いんじゃねーかなと思う」

 

「そうだね」

 

「だな」

 

「うん」

 

「確かに!」

 

「それじゃあ時間までどっかで時間潰すか」

 

「良いね」

 

「「だな」」

 

「おう」

 

そう言って彼らはどこかへと去っていったのであった。

 

 

 

 

 

その後彼女達の頑張りの結果、看板を再度塗り終え、出店の準備を完了し、後から気メンバーも交じり、全員でリハーサルを行い、無事イベントは大成功という形で幕を閉じたのであった。

 

 

 

 



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197話

~大学内~

 

どうもこんにちは結城でございます、今俺達は大学にいていつものメンバーで集まっているんだけど、いきなり、ほんっっっっとにいきなり。

 

「ねぇ、みんなで武道館に立ってみる気はないかい?」

 

なんて事を赤司が言ってきやがったんだよ、確かに赤司だったら金で解決出来そうだけどな。

 

「結城今、お金で解決するって思ったでしょ?」

 

おう、バレテーラー。

 

「まぁやろうと思えば出来るけどね、今回は違うよ」

 

「今回はなんだな」

 

「まぁそれは置いておいて、実際どうかな?」

 

「そりゃあ立てるものなら立ちたいよな?」

 

「まぁな、面白そうだしな」

 

「俺はぜってー立ちたい!!」

 

などと俺以外が話しているのだが、武道館か・・・・・・・めんどくさいな。

 

「あ、ちなみに決まったら結城に拒否権はないからね」ニコッ

 

ですよね~

 

「てかなんでいきなりそんなこと言ってきたんだ?」

 

「ああ、それはねある人からサプライズゲストとして出てみないかって言われてね」

 

「「「「ある人?」」」」

 

「うん、近々君たちも知ってる子達が武道館でライブをするんだけど」

 

「俺達が知ってる?」

 

「うん、特に結城は知ってる子達だよ」

 

「俺が特に知ってる?」

 

「あ、あの子達か?」

 

「うん、男鹿が思ってる子達で合ってるよ」

 

「なるほどな」

 

「ああ、あいつらか」

 

「あの子達武道館でライブするんだな~、すげぇな」

 

「確かにな、滅多なことじゃ出来ねぇからな」

 

「それでなんで赤司に連絡が?」

 

「うん、今回のライブにあたってのプロデューサーにあたる人と面識があるんだけど、今回のライブの最後にサプライズで演奏をしてみないかって言われてね」

 

「それで引き受けたと」

 

「いや、今は保留段階だから今回聞いておきたかったんだ」

 

「なるほどな」

 

「良いんじゃねーか」

 

「俺は賛成!!」

 

「俺拒否権ないから黙秘で」

 

「それじゃあ決まりだね、それじゃあ連絡しておくよ」

 

「まぁ勝手に決めんのは良いんだけどさ、何やるんだ?」

 

「そうだね、一応3曲ぐらい考えておいてくれないかって言われてるんだけど、どうしよっか?」

 

「確かにな、なにすっか」

 

「だな、ある程度はやったからな」

 

「はいはい!新曲作らね!?」

 

「アホか、時間なさすぎだろ」

 

こいつは何言ってるんだ?期間なんてそんなにないのに、今から新曲作るって?やっぱりこいつはアホだった。

 

「良いんじゃないかな」

 

「良いんじゃねーの」

 

「良いじゃん」

 

あれー、なーんでこうなるかなー、思ってたのと違うんですけど~。

 

「え?お前ら本気で言ってんの?」

 

「まぁ日数はそんなにないけど、大丈夫なんじゃないかな」

 

「とりあえず、曲のほうは俺達でやっておくから、結城は作詞を頑張ってくれな」

 

「うぉい、ざけんな、んなもん出来るわけねーだろうが」

 

「心配すんなって、2日もあれば何とかするからよ」

 

「何も気にせずに結城は歌詞だけ考えてくれれば良いからな」

 

「バッチリにしておいてやるぜ!!」

 

「あ、ちなみにバラード系にしようと思ってるから、よろしくね」

 

「赤司おめぇ最初から考えてただろ」

 

「「「「それじゃあよろしくな!!」」」」

 

「くそったれがぁぁぁー-----------!!!」

 

そうして俺は2日間一睡もせずに歌詞を考えたのであった。

【*多分だけど2日じゃできないよね?by作者*】

 

~2日後~

 

チーーーーーーン

 

「おお、スゲーじゃん」

 

「良いなこれは」

 

「はぁー、これを2日でかよ」

 

「これは良いね、気に入ったよ、ちなみに後の2曲は僕達で決めておいたから」

 

「・・・・・・・」

 

「死んでるな」

 

「ご愁傷様だな」

 

「ほんとに死んだか?」

 

「・・・勝手に殺すんじゃねー」

 

「うぉ!生きてたか」

 

「あぁー!くっそ!・・・・そんで?後の2曲は何にすんの?」

 

「うん、一曲はGONG(J〇M 〇roject )で」

 

「そんでもう一曲がアルエ(BUMP OF)だよ」

 

「了解、んで?いつ合わせるんだ?」

 

「ん?ああ、もうこっちは合わせてあるよ?」

 

「・・・・・は?」

 

「この2日で俺達も曲を作りながら他の2曲の合わせをやっていたんだよ」

 

「・・・そんじゃあ合わせてないの俺だけ?」

 

「そうだな」

 

「俺の合わせは?」

 

「「「「ぶっつけ本番で良いんじゃね?」」」」

 

「ざけんじゃねー-------!!!」

 

 

結局新曲の合わせで残りの日数が終わってしまい、他の2曲の合わせを俺だけが出来ないで本番へ行くことになってしまったのである。



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198話

 

みなさんこんにちは!Poppin'Partyでギターボーカルをさせてもらってます!戸山香澄です!今日はなんと、待ちに待ったみんなと一緒に武道館で演奏をするんです!前回一回やらせてもらったんだけど、その時はいなかった子達もいたんだよね、でも今回は全員集まってライブを出来るからすっごく楽しみなんだー。

 

「おい香澄、さっきから天井なんか見て何してんだ?」

 

「いやー、みんなで一緒に武道館でライブが出来るなんて夢にも思わなかったからさ~」

 

「確かにね、私達とRoseliaとRASは一回ライブさせてもらってはいるけどAfterglowとパスパレ、ハロハピは各々やることがあったから出れなかったんだよね」

 

「私達に関してはまだ結成すらしてませんでしたから」

 

「そうだね、前回は私達は町内会の方を優先したからね」

 

「だな、残念ではあったけど後悔はしなかったぜ」

 

「私達はお仕事で出られなかったんだよね」

 

「そうね、あの時は前もって予定が決まっていたからそちらを優先するしかなかったものね」

 

「私達は施設の子達に演奏をしてたんだっけ」

 

「そうだね、でも楽しかったけどね」

 

「まぁ確かに」

 

「それでも今回はみんなでライブが出来るんだから」

 

「ドカーーン!っと盛大にいこうよ!!」

 

「良いなそれ!俺達も負けてらんねぇーぜ!」

 

「が、頑張ります!」

 

「みんな今日のために精一杯頑張ってきたもんね、全力で楽しんで行こー!」

 

「「「「「「おおー--!!!」」」」」

 

ガチャ

 

「みなさま、間もなくですので、 Poppin'Partyの方々は準備の方をよろしくお願いします」

 

「分かりました!みんな行こ!」

 

「「「「うん!」」」」

 

そう言って私達はステージへと上がっていった。

 

ステージの上に立つと、目の前には溢れんばかりのお客さんが居て、私達の登場とともに大きな声で盛り上がってくれた。

 

「みなさんこんにちは! Poppin'Partyです!今日はみなさん精一杯盛り上がっていってくださいね!!」

 

「「「「わぁー--!!!」」」」

 

「それでは聴いてくださいティアドロップス」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「ついに始まったね!」

 

「そうだね、なんだか緊張してきちゃった」

 

「つぐ~ガクガクだね~」

 

「いつも通りやれば良いんだよ!」

 

「そうだね、私達はいつも通りやるだけだよ」

 

「だね!」

 

「ですな~」

 

「そうだね!」

 

「しっかし、楽しそうにライブしてるな」

 

「だね」

 

「私も早く演奏したくてうずうずしてきた!」

 

「私も私も!!」

 

「それは分かるけど、今は演奏を聴こうよ」

 

「「「「だね」」」」

 

「楽しかったー!!」

 

「お疲れ様」

 

「あ!蘭ちゃん!」

 

「沙綾めちゃくちゃ良かったじゃねーか!」

 

「うん、すっごく楽しめたよ」

 

「みんな凄かったよ!」

 

「ありがと~」

 

「めちゃくちゃ疲れた」

 

「大変でしたね~」

 

「今から私達がやるんだもんね」

 

「ファイト」

 

「行ってきま~す」

 

「行っちまったな」

 

「だね」

 

「蘭ちゃんたちなら大丈夫だよ!」

 

「別に心配なんかしてねーよ」

 

「そうだね、みんな上手だもんね」

 

「あんまり緊張とかはないんじゃないかな、いつも通りやるだけだろうし」

 

「そのいつも通りやるのが難しいんだけどな」

 

「あたしは出来たよ?」

 

「お前に聞いてねーよ」

 

「とりあえず着替えに行こ」

 

「「「「うん!」」」」

 

 

こうして始まった武道館でのライブ、 Poppin'Party→Afterglow→ハロー、ハッピーワールド! →Pastel*Palettes→Morfonica→RAISE A SUILEN→Roseliaの順番にライブを行っていき、各バンドがステージに上がる度に大きな歓声が巻き起こり、最後のRoseliaの時にはお客さんのテンションは最高に上がっており大成功を遂げたのであった、すべてのバンドがライブを終え、舞台袖へと下がった後に、放送が入ってきたのであった。

 

『えー、みなさま今日の武道館ライブお楽しみいただけましたでしょうか』

 

「「「「「はー-------い!!!!」」」」」」

 

『それはそれは良かったでございます、なにゆえ私自身もはしゃいでしまったものですから、最高のライブをしてくれた皆様には感謝をしております、なのでわたくしめの方からサプライズプレゼントをご用意させていただきました、みなさまお気にめすかと思いご用意いたしましたので、準備をいたしますゆえ、しばしそのままでお待ちいただきますよう、よろしくお願いいたします、先ほど最高のライブをしていただきました7組の皆様も舞台袖へとおこしくださいますようお願いいたします、それでは』

 

 

「なんなんだろ?」

 

「私が知るかよ」

 

「こんな話あったかしら?」

 

「いえ、自分も聞いておりません」

 

「何があるのでしょうか」

 

「まぁとりあえず待つしかないんじゃない?ここで考えたって分かりっこないんだし」

 

「そうですね、下手に考えてもわかりませんしね、それに別に害があるわけでもないようですから」

 

「何がお起こるんだろうねみーくん」

 

「いや、あたしに聞かれても分かるわけないでしょうよ」

 

「何が起こるんだろうねー」

 

「さぁ分からないわ」

 

「瑠唯さんらしいね」

 

「それはどういう意味かしら」

 

『えー、皆様お待たせいたしました!それではわたくしから皆様へのプレゼントでございます、それではよろしくお願いします!!』

 

アナウンスとともに彼女達はみなステージへと振り返った。

 

 

 

 

 

 

 



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199話

こーんにちわー、みんな大好き要君だよー、さて今日はどこにいるかと言うと武道館に来ていまーす、今日はみんなで武道館でライブをやるよー、・・・・・・さて、冗談はここまでにして、本題に入ろうか、さっきも言ったが今日は武道館でライブをサプライズゲストとして出ることになった、今はあいつらが演奏を行っており、今俺達はあいつらとの逆の所にある控え室であいつらにバレないようにまったりとなごんでまーす。

 

「そろそろ終わりそうだよ」

 

「しっかしあの子達日に日に上手くなってるな」

 

「だな」

 

「もうすぐなんだよな?」

 

「ああそうだよ、もう少ししたらアナウンスしてくれるからそれまで待ってよう」

 

「いやー、しっかしまさか武道館でライブをすることになるなんてなー」

 

「だな、あんまり気にしたことなかったんだけどな」

 

「俺はすっげー楽しみにしてたぜ!」

 

「結城はどうなんだ?」

 

「ふぇ?」

 

「お前いつまで弁当食ってんだ?」

 

「だってこの焼肉弁当旨いんだもん」

 

「旨いのは分かるけど、もうそろ時間だぞ?」

 

「・・・・・・んぐ、ふー食った食った」

 

「てか演奏前にそんなに食って大丈夫なのか?」

 

「食わなきゃやってらんないし」

 

「いつも思うけどよくそんなに食って演奏中苦しくなんないよな」

 

「なんかねー、意外といけるんだよねー」

 

「さて、結城も食べ終わったことだし僕らも準備をしよっか」

 

「「「おう!」」」

「おー」

 

そんなこんなでもうすぐライブが始まるらしいから俺も準備をしましょうかね。

 

「あれ?結城そのギターって?」

 

「ん?ああ、今回が多分最後だろ?だから一回はやっておこうかなーっと思って」

 

「じゃあギターボーカルでやるってことか?」

 

「そうだねー」

 

「結城の本気が見られるってことか」

 

「こんな時ぐらいはやんないとね~」

 

「さて、結城がやる気を出してくれるみたいだし、それでもって時間みたいだし」

 

「ん・・・・そんじゃあ行こうか」スッ

 

「「「「!!」」」」ビリッ

 

「??どした?」

 

「いや、なんでもないよ」

 

「そう?さーて準備準備~」

 

結城自身は全く気にしていないが、他の四人はさっきの一瞬の雰囲気に今まで感じたことのない感じを覚え、身を引きしめたのであった。

 

「皆様そろそろお時間でございます」

 

「分かったよ、それじゃあ行こうか」

 

「「「「おー!」」」」

 

俺達は係りの人に言われて準備をし、真っ暗なステージへと向かった。

 

ー----------------------

 

『えー、皆様お待たせいたしました!それではわたくしから皆様へのプレゼントでございます、それではよろしくお願いいたします!』

 

俺はアナウンスを聞き終え、後ろを振り返り四人の顔を見合わせ。

 

「    」コクッ

 

「「「「    」」」」コクッ

 

カッカッ

 

小松の合図とともに俺達は演奏を開始した。

 

♪~~♪~~

 

「白♪~~♪~~」

 

俺たちが演奏を始めると、お客さんも俺達と分かり、今までの盛り上がりと同様にハイテンションで盛り上がっていった。

 

ー----------------------

 

~ガールズバンド達~

 

「おたえ!結城さんだよ!」

 

「うん、お兄さん本気だね」

 

「そうなの?」

 

「うん、ギターボーカルをやるときは本気の時って言ってたから」

 

「凄いね、沙綾ちゃん、有咲ちゃん・・・・・二人とも?」

 

カシャカシャカシャ

 

「二人とも・・・・・こう言う時はムービーで撮るんだよ?」ピッ

 

「おぉー、これは凄いですな」

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「こっちも凄いですな~」

 

「モカ」

 

「どうしたの蘭~?」

 

「口動かすより手を動かして」

 

「ん~?」

 

「ムービー撮れっつってんだよ」

 

「・・・・・ひゃい」

 

 

「りんりん!すー--んごいよー-!」

 

「そうだね、さすがお兄ちゃんだよ、ふふふ」

 

「り、りんりん?」

 

「流石としか言いようがないわね」

 

「そうですね、クロックの本気がここまでだとは」

 

「今まで聞いたことない感じの兄さんの歌声だね、流石にこれを聞いたら鳥肌が立つね、後下の方がムズムズするね」

 

「何かあったかしら?」

 

「いや、なんでもないよ~」

 

「そう」

 

 

「美咲!凄いわ!凄いわ!」

 

「そうだね~、こんなカッコイイのに襲えないなんてねー」

 

「みー君どうしたの?」

 

「いや、なんでもないよ」

 

「あー儚い」

 

「薫君黙ってもらって良いかな?うるさいんだけど」

 

「か、花音!?」

 

 

「す、すごいばい!」

 

「こんな隠し玉を持っていたなんてね」

 

「ただ単にやる気がなかっただけでは?」

 

「あのドラムさばきカッケー!」

 

「兄さんの本気の歌初めて聞いたかも」

 

「そうなのか?」

 

「うん、ますきも知ってると思うけど、兄さんって基本的にやる気ないでしょ?」

 

「ああ、そうだなあんまりやる気出してるところ見た事ないな」

 

「うん、後は基本的に一個しかやらないからギターボーカルをやること自体が珍しいからね」

 

「確かにそうかも知れませんね」

 

 

「次の曲ね」

 

「カッコイイです!」

 

「みんなで歌うと迫力が凄いね」

 

「るん!ってする!」

 

「さっきの結城さんだけでも迫力がありましたけど、5人の息が揃うとさらに迫力があろますね!!」

 

「そうね」ドン

 

「千聖ちゃん!?そのカメラどこから出したの!?」

 

「一眼レフですか」

 

「ワタシは携帯電話で撮ります!」

 

 

「すごい・・・・」

 

「結城さんが上手いのは前から知ってたけど、他の人らの演奏もヤバいわ」

 

「私達もあんな演奏出来るのかな」

 

「あれは参考にしない方が良いわ」

 

「だよね~」

 

「とりあえずましろはハイライトを戻しておきなよ」

 

「・・・は!だ、大丈夫だよ」

 

三者三葉?各バンドで様々な事を感じながら、写真と動画を撮りながら、かつ真剣に演奏を聴くのであった。

 

 

♪~~♪~~~~♪

 

「ふぅ、さて2曲終わったけど、やっぱりしんどいな、弁当食いすぎた」

 

「「「だから言ったんだろうが!」」」

 

「さて、結城の話は置いておいて、次で最後の曲になるんだけど、最後の曲は今回のために作った曲になります、今回だけのために作った曲なんで、今後一切出回る事はないので、気を付けてくださいね、後この曲だけは動画などの撮影はご遠慮くださいね、もし破ったら・・・・ふふふ」

 

「赤司なら何やらかすか分らんから本当にやめておいた方が良いよ?日本に住めなくなっちゃうからね・・・・よし、それじゃあ行こうか」

 

俺は一呼吸おいて演奏を開始した。

 

「♪~~~~~~♪~~」

 

「♪~~~♪~~~」

 

「♪~~」

 

新しい曲を歌ってるんだけど、なんかみんなめっちゃ泣いてるんだけど、そんなにいい曲なのかな?作詞感がえるのめんどくさかったんだよなー。

 

何て事を考えながら曲を歌う結城なのであった。

 

 

 

 

 

 

こうして8グループによる武道館ライブは無事に終焉を迎えたのであった。



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200話

 

皆さんこんにちは、氷川紗夜です、今日は皆さんご存じの私のMYSWEETHONEYの結城さんに呼ばれて、羽沢さんのお店に来ています、皆さんはまだご存じではないと思いますが、私は結城さんの事が好きなんですよね。

 

「紗夜さん、こんにちわ、ご注文は何にしましょうか?」

 

「そうですね、いつも通りカフェオレでお願いします」

 

「分かりました!少し待っててくださいね」

 

「ええ」

 

羽沢さんはそう言って厨房へと行ってしまいました。しかし結城さんが私に用事とは何でしょうか?まぁ結城さんに頼られる事は嬉しいことなので良いんですが。

 

「悪い待たせたか?」

 

そんな事を考えていたら結城さんがやってきました。

 

「いえ、全然待っていませんよ」ニコッ

 

「そうか、悪いな急に呼び出して」

 

「いえ大丈夫です、それで私に御用とは?」

 

「ああ、それについてはつぐみが来てから話すよ」

 

「羽沢さんもですか?」

 

「ああ、お前らに頼みたいことがあってな」

 

「私達ですか?」

 

「ああ」

 

「お待たせしました!お兄ちゃんも来たんだね!」

 

「ああ、二人に用があってな」

 

「私と紗夜さんに?」

 

「ああ、時間あるか?」

 

「うん大丈夫だよ、飲み物は大丈夫?」

 

「ああ」

 

「それで、お話とは?」

 

「ああ、もう少し後なんだが大学の連中と旅行に行くことになってな、2泊3日で行くんだが、それにミユを家で留守番してもらうんだけど、その期間だけミユの面倒を二人に頼もうと思ってな」

 

「ミユちゃんのお世話を私と紗夜さんで?」

 

「ああ、ホントは何人かに声はかけたんだが」

 

「ダメだったの?」

 

「ああ、美咲は妹たちの面倒で無理で、沙綾も同じ感じの理由で断念、巴に言おうかと思ったんだが、あこもセットになるだろうからなんかめんどくさそうだと思ってな、後はパスパレ組は仕事、RASはライブがあるって話し、モルフォはいけそうだったんだけど、あんまり自信ないみたいだったから断念」

 

「それで私達にと」

 

「ああ」

 

「私達最後だったんだね・・・・」

 

「お前らは引き受けてくれると思ったからまぁ最後の手段って感じだな」

 

「他の方たちにはお話は?」

 

「友希那はまぁあれだし、リサと燐子は・・・何か直感で、アフロも直感、ポピパは香澄とたえが暴走してそれどころじゃなくなりそう、ハロハピも同様ってな感じだな」

 

「なるほど、確かに言われてみたらそうかも知れませんね」

 

「それで私達にへと」

 

「ああ、姉貴にも声はかけたんだが」

 

「忙しそうだもんね」

 

「ああ、そう言うこと何だがどうだ?」

 

「私は良いよ!紗夜さんは?」

 

「ええ、私も大丈夫ですよ」

 

「そうか、それじゃあ頼むよ、詳しいことはまた後日話すよ」

 

「「はい!」」

 

その日はこれでお話は終わって結城さんは帰って行ってしまいました。

 

「それでは私ももう少しでロゼリアの練習があるのでお暇しますね、代金はここに置いておきますね」

 

「はい!頑張ってくださいね」

 

「ええ」

 

そう言って私は練習へと向かいました。

 

あれから時間がたち私はCIRCLEへと来ています。

 

「お待たせしました」

 

「やっほー」

 

「「こんにちわ」」

 

「来たわね」

 

「はい、お待たせしました」

 

「それじゃあ始めましょうか」

 

「「「「はい!」」」」

 

私が準備をしようとすると。

 

「ねぇ紗夜」

 

「何でしょうか?」

 

「兄さんと会ってたよね?」

 

「さて、何のことでしょうか?」

 

「誤魔化したってダメだよ、兄さんの匂いがくっきりとついてるからね」

 

 

・・・・・・この発情猫が。

 

 



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201話

 

ー当日ー

 

さて、今日はこれから大学のメンバーと旅行に行くのだが、そろそろ来てくれる頃かね。

 

ピンポーン

 

「お、来た来た、はーい」

 

俺は玄関に向かい扉を開けた。

 

「ほいほーい、悪いな」

 

「いえ、お気になさらず」

 

「大丈夫だよ」

 

「おう、頼むわ・・・んで?後ろの面々は?」

 

「これはですね」

「これは・・」

 

「やっほー兄さん!お世話しに来たよ~」

 

「つぐから問い詰め・・話は聞かせてもらったよ」

 

「お互い今日の事をバレてしまいまして」

 

「それで殴り込みに来たと」

 

「殴り込みではないけどな」

 

「そんな事より!なんでつぐと紗夜さんにだけ頼んだの!」

 

「そりゃあ決まってるだろ」

 

「「「「詳しく話してよね!!」」」」

 

「今はそんな事より」

 

「そうだね、お兄ちゃんそろそろ時間なんじゃないの」

 

「ん?おっと、そろそろ行かねーとな」

 

「後の事は私達がやっておきますので、結城さんは準備の方を」

 

「そうだな、それじゃあお言葉に甘えて」

 

 

「よしっと、それじゃあ行ってくるわ、ミユ良い子にしてるんだぞ」

 

「ミャ!」

 

「多分・・・・恐らくちゃんと面倒見てくれると思う」

 

「ミャ~」

 

ミユは少し不安そうに返事を返してきた。

 

「それじゃあ行ってくるから、”くれぐれも!”変な事はすんなよ」

 

「「「「「大丈夫♪大丈夫♪」」」」」

 

「不安しかねーな、まぁ考えても仕方ないか、それじゃあ頼んだ!」

 

俺はそう言い残して集合場所へと向かった。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

さて、これからは私達視点になるのですが。

 

「さて、結城さんが行ってしまわれましたが、みなさん分かってますよね?」

 

「もちろん!兄さんの家のお世話だよね♪」

 

「それもそうですが、今回メインでする事はミユちゃんのお世話ですので、そこのところをはき違えないようにしてください」

 

「みんなもだからね!言ってるそばからどこに行くの!蘭ちゃん!ひまりちゃん!」

 

「どこって、兄さんの部屋だけど」

 

「同じく」

 

「なんで行く必要があるの?」

 

「そんなの決まってるじゃん」

 

「「兄さん/お兄ちゃんのベットの匂いを嗅ぎに行くに決まってるじゃん!!」」

 

「あのさ、話し聞いてた?今回はミユちゃんのお世話が私達のやらなきゃいけない事なんだよ?それなのになんでお兄ちゃんのベットに行く必要があるの?ミユちゃんのお世話なんだから、いちいち部屋に行く必要はないよね?それなのになんで行くの?何しに来たの?舐めてんの?ふざけてんの?なぁ?何とか言ったらどうなんだよ?ミユちゃんのお世話だっつってんだろうが、日本語が分からねーのか?どうなんだよ、言ってみろよ」ハイライトオフ

 

「「ヒィ!?ご、ごめんなさい!!」」

 

「まぁまぁ羽沢さん、それくらいにしておきましょう、あなたたちも分かってますよね?」ニコッ

 

 

ゾクッ

 

「「「「ラ、ラジャー!!」」」」ビシッ

 

「「それじゃあ初めて行きましょうか・・・フフフ」」

 

この時8人は、この期間だけはこの二人に逆らってはいけないと感じたのだった。

 

 

「ミャ~ア♪]

 

 

 

 

 



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202話

 

明けましておめでとうございます、要 結城です。

え?今更だろうって?それはそれはごめんなさいね~、うp主のメンタルがいかれちゃってそれどころじゃなかったんだよね~、え?そんな事誰も聞いてな

 

バン!

 

「結城さん!こんにちわー!」

 

「あこー、来るのは良いけどもう少し静かに開けようなー」

 

「ごめんなさーい」

 

「それで?あこだけなのか?」

 

「ううん、違うよ」

 

「「こんにちわ」」

 

「あらま、これは珍しい組み合わせだ事」

 

「結城さんの家に来るときにつくしさんと瑠唯さんにあったんだ!」

 

「そうなのか、てか他の奴らはどうした?」

 

「みんな何かやることがあるんだって、あこには教えてくれなかったけど」

 

「そうなのか、二人は何でうちに?」

 

「瑠唯さんと結城さんを誘ってお参りに行こうかって話してたんだ」

 

「今年は違う人と行ってみようかと思って話をしたの」

 

「そうなのか、確かに俺も今年は静かにお参りしたいしな、それなら今から行こうか」

 

「「「はい!」」」

 

 

 

 

 

 

~~神社~~

 

「さてと、神社に着いたしとりあえずみんなでお参りしよっかね」

 

「「「はい」」」

 

パンッパンッ

 

『今年ものんびり暮らせますように、後うp主の更新頻度が上がりますように(てか上げろ)

 

<え!?

 

『今年もいー--っぱい楽しいライブが出来ますように!!』

 

『今年は結城さんの事をもっと知れますように』

 

『結城さんとあんなことやこんなことを増やしていきたいわね』

 

「・・・」チラ

 

「「「・・・・・・」」」

 

「・・・」スッ

 

「ふー」

 

「これで良しっと」

 

「よー-し!お願い完了!」

 

「終わったか、そんじゃあおみくじでも引きに行くか」

 

「「「はい!」」」

 

 

「いらっしゃいませ!」

 

「お願いします」

 

「はい!それではこちらをどうぞ!」

 

カチャカチャ

 

「29番ですね!それではどうぞ!」

 

「どうも」

 

「みなさんどうでした!あこは中吉でした!」

 

「私も中吉だったわ」

 

「私は大吉だったわ」

 

「あことつくしちゃんが中吉で瑠唯ちゃんが大吉か、俺はっと・・・」

 

「どうでした?」

 

「大凶だったわ」

 

「「うわぁ」」

 

「ふむふむ・・・」

 

「何かありましたか?」

 

「んー、簡単に言うと女難の相が物凄く強いから女性関係には気を付けろとの事だそうだ」

 

「結城さんの場合いつもの事じゃない?」

 

「そうだな、それ以上に気を付けろって事じゃねーかな」

 

「そうなんだね、何か分かんないけど頑張ってね!」

 

「・・・・」

 

「瑠唯さんどうかした?だんまりだけど」

 

「ええ、大丈夫気にしないで」

 

「そう?何か困りごとだったら気軽に言ってね?」

 

「ええ、そうさせてもらうわ」

 

「それよりこれからどうするんだ?何か予定はあるのか?」

 

「あこはないよ」

 

「私達も特には」

 

「そうか、ならうちで雑煮でも食べて行くかい?」

 

「あこ食べたい!」

 

「結城さんが作ったんですか?」

 

「ああ、まぁ作ったって程ではないけどね」

 

「頂こうかしら」

 

「私もごちそうになろっかな」

 

「うし、そんじゃあうちに戻るか」

 

「「「はい!!」」」

 

~~結城宅~~

 

「それじゃあ準備するからミユと遊んで待っててくれ」

 

「「「分かりました!」」」

 

「ミユちゃん遊ぼう!」

 

「ミャ~」

 

「私手伝います!」

 

「別に待っててくれて良いんだよ?」

 

「お手伝いしたいんです!」

 

「そう?それなら手伝ってもらおっかな」

 

「はい!」

 

「私は待たせてもらいます」

 

「うん、瑠唯ちゃんはコタツで待ってて、そんなに時間はかからないと思うから」

 

「ええ」

 

「あ、そういえば結城さんに聞きたいことがあったんだった!」

 

「ん?どうした?」

 

「紗夜さんに教えてもらったんだけど、新年は好きな人と姫はじめをするって教えてもらったんだ!でもあこそれが分かんないから結城さんに教えてもらおうと思ったの!」

 

 

その瞬間家の空気が一瞬で凍り付いたのであった。





~一方その頃のパスパレ~

「おいクソマネ、年末年始には仕事入れるなっつったよな?」

「で、でもせっかく特番を頂いたのに、そ、それを無下にするのは」

「は?特番だぁ!?んなもんより兄さんとお参りに行くのが優先に決まってんだろうが!!マネージャーのくせにそんな事も分かんねーのか!」

「ヒィ!?ごごごごごごめんなさい!!」

「ま、まぁまぁ千聖ちゃん落ち着いて、決まっちゃったものはもう仕方ないじゃない」

「ち!仕方ないわね今回は仕方なく見逃してあげるわ・・・次はないと思えよ」

「は、はいーー-」

「マネージャーさん大丈夫っすかね」

「千聖ちゃんの気持ちも分かるけど、あのマネージャーさん新人さんだからね、確かに特番ってなると優先しちゃうよね」

「イヴさんは大丈夫っすか?」

「はい!ワタシ大丈夫です!」

「私達は何とか踏ん切りがきくけど、千聖ちゃんは何とか機嫌が直る事を祈るしかないね」

「でもなんだかんだ本番になると千聖さんスイッチ入って仕事モードになるっすよね」

「本番まで待ちましょう!」

その後の経過は本人たちしかしらないのであった。


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203話

 

どうもみなさんこんにちわ、結城君です・・・以上!

 

「ミャ~?」

 

「なんでもないぞ~ミユ」

 

「ニャ」

 

ピンポーン

 

「ん?今日は誰も来る予定はなかったはずだが、はーい」

 

ガチャ

 

「はいはーいっと、香澄?どうしたんだ?いきなり」

 

「あ、結城さんこんにちわ少しお話したい事があるんですけど」

 

「話?まぁ上がれよ」

 

「お邪魔します」

 

「それで?話ってなんだ?」

 

「実はですね、最近結城さんの事を考えると、ムラムラしてくるんです」

 

「そうか、ムラムラしてくるか・・・・・え?」

 

俺は香澄の急なカミングアウトに凍り付いてしまった。

 

「え、は?お前急にどうした?いつも頭おかしいけどさらにおかしいぞ?」

 

「そうでしょうか?」

 

「・・・なんでお前は迫ってきてるんだ?」

 

「それはですね、この事あっちゃんにも聞いたんですよ、そしたら」

 

「あっちゃん?ああ、明日香ちゃんか、それで?」

 

『お姉ちゃん・・・・そう言う時は襲っちゃえば良いんだよ♪』

 

「あの子何言っちゃってんの~~!!」

 

「ハァハァ、そう言うこと何で我慢しなくて良いですよね!?ねぇ!?」

 

「言い訳ねぇーだろ!てか力強くねぇか!?これでも結構力ある方だと思うんですけど!?」ググッ

 

「うふふふふ、さぁさぁヤっちゃいましょうよ!さぁさぁ」グググッ

 

「おま!?ちょっと待てって!」ググググッ

 

「えへへへ、いただきまー、ぅ!」ガク

 

「ふー、危ない危ない間一髪だったね」

 

「たえ・・・お前どうやって入ってきたんだ?」

 

「ん?普通に二階の窓からだよ?」

 

「普通に不法侵入してくんなよ、まぁ今更だが」

 

「おたえ!間に合った!?」

「間に合ったか!?」

 

「うん、ギリギリ間に合ったよ」

 

「お前らどっから入ってきたんだ!?」

 

「「そりゃあ普通に合鍵で入ってきたよ?/きたぞ?」」

 

「何でそんなもん持ってんだ!?」

 

「「??私達の中では普通の事だよ?」」

 

「普通じゃねぇからな?てかりみも持ってるのか?」

 

「わ、私は持ってないですよ」

 

「「!!??」」

 

「何でお前らは驚いてんだよ、てかりみとお前らを一緒にすんなよ、りみは普通で安心したわ」なでなで

 

「えへへ///」

 

「「何でりみだけ!?」」

 

「当たり前だろ?それよりお前ら香澄がこうなるの知ってたのか?なんか知ってる風な感じだったが」

 

「まぁね、最近ポピパで兄さんの話をしてる時に香澄の雰囲気が違ってきてたからね、とうとう香澄もこちらの世界に踏み入れることが出来たんだなって思った訳」

 

「けど、それだけで今こっちに来てるなんて分からないだろ?」

 

「「そりゃあ、盗聴器で聞いてたからだけど?」」

 

「とりあえずお前ら一回警察にお世話になった方が良いんじゃねーか?・・・まさかりみも!?」

 

「わ、私は知らないですよ!?」

 

「だよな、安心したわ」

 

「それより香澄を連れて帰るね」

 

「ああ、頼んだわ」

 

「「「「お邪魔しましたー」」」」

 

「ふー、何とかなったな、りみがまともで良かった・・・とりあえず業者さんに頼んで盗聴器を見つけてもらうか」

 

 

その後業者さんに連絡を入れ盗聴器を見つけていただいた、その数は数十個を超えていた、逆に何で俺気が付かなかったんだ?とりあえず全部処理して頂いた、帰り際に引っ越しすることをおすすめされたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うふふ♪♪みんな考えが浅いね♪もっと頭を使ってやらなくちゃ♪♪」

 

ある部屋の中には無数の結城の写真が貼られているのであった。

 







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204話

 

コンコン

 

「?ハーイ」

 

ガチャ

 

「兄さんおはよ」

 

「蘭か、どうしたんだ?急に」

 

「うん、ちょっと買い物に付き合ってもらいたくて」

 

「買い物?何を買いに行くんだ?」

 

「服を買いに行こうと思ってるんだけど、私だけだと不安だから一緒に選んでもらおうかと思って」

 

「俺に?俺そんなのあんまり詳しくねぇぞ?」

 

「大丈夫、選んでもらうだけで良いから」

 

「それなら良いが、ん?」

 

「どうかした?」

 

「いや、あれ」

 

「?あ・・」

 

「お兄ちゃんおはよう」

 

「オハヨウございます!!」

 

「イヴと美咲、珍しい組み合わせだな」

 

「うん、来る途中でイヴさんに会ったんだ」

 

「美咲さんと一緒にお買い物に行くことになったんです!」

 

「それで何で家に?」

 

「どうせだったら兄さんを誘って行こうって事になったんだ」

 

「それでわざわざ家まで来たのか」

 

「イヴさん、奥沢さんおはよう」

 

「オハヨウございます!」

 

「美竹さんおはよう、美竹さんも来てたんだね」

 

「うん、服を買いに行こうと思ってるんだけど私だけどいまいち分かんなくてね、兄さんにも選んでもらおうかと思って」

 

「そうなんだ、私達と同じだね」

 

「それじゃあみんなで一緒に行きましょう!」

 

「そうだね、イヴさんが居ると色々教えてもらえそうだし」

 

「まぁ立ち話もなんだしとっとと行こうぜ」

 

「「「うん!」」」

 

 

「さて、とりあえず色々ありそうなショッピングモールに来た訳だがどこから行くんだ?」

 

「そうだね、私も分からないから色々見て回ろうよ」

 

「それもそうだな」

 

「それにしてもいつ来ても人が多いよね」

 

「まぁ今日は土曜日ってのもあるけどな」

 

「カップルや家族連れが多いね」

 

「そうだね、いつかは二人で」

 

「?何か言ったか?」

 

「ううん、何でもないよ」

 

「そうか?それより入りたい店とかあったか?」

 

「あ、ごめん全然見てなかった」

 

「おいおい」

 

「ここなんてどうでしょうか!」

 

「ここか、良いんじゃないか?」

 

「とりあえず入ってみようよ」

 

「色々あるね」

 

「だな、でも女性専用って感じだな」

 

「確かにそうだね私には合わないかも」

 

「まぁ分からんが、あんまり美咲はきなさそうだな」

 

「・・・・」

 

「?何か良いもんでもあったか?」

 

「これ買うよ」

 

「「やめとけ/やめといた方が良いかも」」

 

「なんで?」

 

「お前そんなものいつ着るんだよ」

 

「そりゃあ兄さんの家にいるときに」

 

「そんなもん着てたら放り出すけどな」

 

「ダメ?」

 

「ダメ」

 

「残念、他を探してくるよ」

 

「兄さんはあの服の事知ってる?」

 

「いや、知らんが何かあるのか?」

 

「少し前にSNSで流行ったっと言うか有名になったって言う方が正しいかな」

 

「そうなのか?」

 

「うん、実はあの服って名前があって」

 

「名前?」

 

「うん、さっきの服は童貞を〇す服って名前なんだ」

 

「・・・・なんだその変な名前、イヴーその服を戻しなさーい」

 

「ダメですか?」

 

「ダメです」

 

「それは残念です」

 

「この先が思いやられるな」

 

「そうだね」

 

「おまたせしました!」

「お待たせ」

 

「買えたか?そんじゃあ次行くか」

 

「「「うん!」」」

 

「・・・」

 

「兄さん何見てるんだろ?」

 

「何だろ?アクセサリー?」

 

「指輪ですね!」

 

「「!!!」」

 

『もしや私に渡すために・・ウェヘヘ//』

 

『ついに兄さんがその気に・・ウへへへ//』

 

『とうとうその気になってるんですね!!・・・エヘヘへへ//』

 

『すげぇ値段だな、誰がこんなの買うんだ?こんなん欲しがられる人・・・どうするかね』

 

「悪い悪い次行こうぜ、ってお前ら色々大丈夫か?」

 

「は!んん!大丈夫だよ次に行こっか」

 

「そうだね、次に行こう」

 

「エヘヘへへへへ///」

 

「イヴー次に行くから正気戻れー」

 

「は!それじゃあ次に行きましょう!」

 

 

 

 

その後は特に問題はなく?買い物の続きをしたのでした。



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205話

 

あるー日、森の中。

 

バン!

 

「結城はいるかしら!!」

 

「こころか、そんな勢いよくドアを開けると壊れっぞ」

 

「そうね、確かにそうだわ!これからは気をつけるは!」

 

「そうしてくれ、てかいつもの黒服さん達はどうしたんだ?」

 

「抜け出してきたからいないわ!」

 

「なんで黙ってきたんだよったく」

 

prrrr

 

『もしもし!?結城様ですか!?』

 

「あ、忙しいところすみません、多分こころを探してるところだと思ったんで連絡しました」

 

『あ、もしかして結城様のお家におらっしゃいますか?」

 

「ええ、今来てるところです」

 

『そうでしたか、それなら安心ですね、こころ様の事よろしくお願いします』

 

「了解です、それでは」

 

pi

 

「黒服さんには連絡しておいたから、今度からは一言言っておけよ?」

 

「分かったわ!!」

 

「それで?今日はどうしたんだよ?」

 

「今日は結城と一緒に行きたいところがあるの!」

 

「行きたいところ?」

 

「ええ!Mドナルドに行ってみたいの!」

 

「Mドナルドに?それなら黒服さんに連れて行ってもらえば良いじゃねーか?それにハロハピの連中とも行けるだろうに?」

 

「さっきテレビで見て、どうしても気になって来ちゃったの!」

 

「またいつもの思い付きかよ、まぁ良いやちょうど昼飯時だし昼飯がてら一緒に行くか」

 

「それなら早くいきましょう!」

 

「へいへい」

 

 

「ここがMドナルドね!」

 

「まぁ確かにこころは来なさそうではあるな」

 

「早く入りましょう!」

 

「へいへい」

 

「いらっしゃいませ!こちらでお召し上がりでしょうか?」

 

「はい」

 

「ご注文はお決まりでしょうか?」

 

「何にするよ?」

 

「どれが良いのかしら?えっと・・・あ!これにするは!」

 

「ハッピーセット、お前らしいと言えばお前らしいが、まぁ良いかすみませんこのハッピーセット一つとてりやきのセットをお願いします」

 

「ハッピーセットとてりやきバーガーのセットですね、お飲み物はどちらになさいましょうか?」

 

「コーラとこころは?」

 

「オレンジジュースにするは!」

 

「ハッピーセットのおもちゃはどれになさいますか?」

 

「どれが欲しいんだ?この四つから選びな」

 

「これにするわ!」

 

「それじゃあこれでお願いします」

 

「かしこまりました!合計で1000円でございます」

 

「そんじゃこれで」

 

「1000円ちょうどですね、それでは番号札3番でお呼びいたしますのでお席でお待ちください」

 

「ほい、そんじゃあ席に行くか」

 

「ええ!分かったわ!」

 

「お待ちいたしました!ハッピーセットとてりやきのセットでございます!」

 

「あ、どうも」

「ありがとう!」

 

「それではごゆっくりどうぞ!」

 

「わぁー!!美味しそうね!早速食べましょう!」

 

「そうだな」

 

「あーん!!」モグモグ

 

「ん・・・美味いか?」

 

「美味しいわ!」

 

「それは何よりだ」

 

「これももらって良いのかしら?」

 

「それはそれのセットで付いてくるおまけみたいなもんだ、だから気にしなくて大丈夫だぞ」

 

「そうなのね!」

 

「ああ、それと他のお客さんもいるからあんまり大きな声は出すなよ」

 

「分かったわ!」

 

「あんっと」

 

「ねぇ結城?」

 

「ん?どうした?」

 

「あれどうしたのかしら?」

 

「?何か困ってるみたいだな」

 

「心配だわ!」ガタッ

 

「っておい!?」ガタッ

 

「ねぇあなた、どうして泣いてるの?」

 

「こら、お前はいきなりすみません」

 

「い、いえ」

 

「う、う・・」

 

「すみません、ご迷惑じゃなければお話聞かせてもらえないでしょうか?」

 

「あ、はいそれがこのハッピーセットについてくるこのオモチャがさっき購入されたご家族でちょうど終わってしまって、この子これじゃなきゃ嫌だって聞かなくて」

 

「そうだったんですか」

 

「これなら私が持ってるわ!」

 

「ん?ああ、確かにこころのおまけで付いてたやつと一緒だな」

 

「それなら簡単よ!私のをあげれば済む話よね!」

 

「まぁ確かにそうだな」

 

「ねぇあなた、これをあげるから笑顔になって?」

 

「う、くれるの?」

 

「ええ!だから一緒に笑顔になりましょう!」

 

「うん、ありがとう」

 

「そんな泣いた顔じゃ幸せになれないわ!一緒に笑顔で!」

 

「うん!ありがとう!お姉ちゃん!」

 

「うん!笑顔が一番よ!」

 

「あの、本当によろしいのでしょうか?」

 

「あいつがやりたいと思ってやってる事なのでお気になさらず、寧ろ遠慮されてあの子があのままだとあいつの気が収まらないのでもらってやってください」

 

「ありがとうございます、何とお礼を言ったらいいやら」

 

「いえいえ、俺は何もしてませんので」

 

「ねぇ結城!」

 

「ん?どうした?」

 

「この子と一緒にご飯を食べたいわ!」

 

「お母さん!お父さん!僕もお姉ちゃんと一緒に食べたい!」

 

「別に俺は良いけど、どうしましょうか?」

 

「ご迷惑じゃなければ」

 

「ご一緒させていただければと」

 

「良いってよ、それじゃああそこの席にいますので注文してもらえればと思います」

 

「「ありがとうございます」」

 

「では、こころ席で待っとくぞ」

 

「分かったわ!」

 

その後注文を済ませた家族と一緒に俺はご両親と話しながら、こころは男の事一緒にセットのオモチャで遊びながら和気あいあいとしながら食事を楽しんだのだった。



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206話

 

ある日の事、買い物に出かけていた時の事。

 

<やめてください!

 

っと声が聞こえてきたので、行ってみると。

 

「良いじゃねぇか、俺らと遊ぼうぜ」

 

「い、嫌です!」

 

「離してください!」

 

「そう言わずにさ~、いいとこ連れて行ってあげるからさ~」

 

「そんな事言われてついていく奴は今時いねーぞ?」

 

近くに行ってみると、そこには花音とましろが如何にも俺不良やぞ!みたいなのが数人でナンパをしていた。

 

「あぁ?何だてめぇ」

 

「お兄ちゃん!」

「結城さん!」

 

「今時そんなナンパの仕方で・・・・それとも拉致でもしようってか?」

 

「てめぇ!お前ら!やっちまうぞ!」

 

「「「イー!」」」

 

「危ないからお前らは早く逃げてな」

 

「「うん!!」」

 

俺がそう言うと二人は走り去った。

 

「あんまり強くなさそうだし、早く終わらせるか」

 

「ふざけやがって!いくぞてめぇら!」

 

「「「イー!!」」」

 

~数十秒後~

 

「「「イ~」」」

 

「な、なんなんだよてめぇわ・・」

 

「いや、ただ単に受け流しただけだけど・・・」

 

何故か知らないが、俺は一切攻撃することなく受け流してただけなんだが、数十秒で何故か息切れを起こし、取り巻きともども突っ伏してしまった。

 

「何だったんだ?まぁいいや、帰るとするか」

 

「それはできねぇな」

 

「な!いつの間に!」

 

「オラァ!!」ガン!

 

「っ!釘バットって、いつの時代だよ」

 

「俺達の仲間をよくもやってくれたな~?あぁ?」

 

「やるも何も、勝手に倒れただけなんだがな」

 

「ダマレェ!てめぇらもやっちまえ!」ガン!

 

俺を不意打ちで襲ってきた不良がそう言うとさっきの倍ぐらいの人数が一斉に攻撃してきた。

 

『っ!さっきのがなければ恐らく何とかなるんだが、さっきもらったので脳が少しやられたか・・』

 

「オラオラどうしたよ!やり返してこねぇーのかー!?」ガン!

 

「ヒーロー気取り野郎が!」ドス!

 

「イケメンは爆発しろ!」ドス!

 

「「「「イー!!」」」ポスポスポス

 

 

『ヤバいな、結構意識が朦朧としてきた、これ以上はやべぇかも』

 

俺は不良達からの攻撃を何とか防いでいたが、数が多すぎて全員の攻撃を防ぎきれずダメージを受けすぎたせいか、意識が朦朧としてきた。

 

「これで終わりだ!」

 

恐らくリーダー格であろう不良がトドメとばかりにバットを振り上げた。

 

「そこまでよ!」

 

 

「あ?」

 

意識が朦朧としながらも、声の方を見ると、そこにはこころと瑠唯がそこにいた。

 

「お前ら・・」

 

「結城!」

「結城さん!」

 

「これはあなたたちがやったのかしら?」

 

「ああそうだぜ!俺達の仲間のナンパの邪魔をしやがったからよ、痛い目にあってもらってたところだ!」

 

「「あはははは!!」」

 

ビキッ!!

 

「それより、お前らも良い感じの体してんじゃねぇーか」

 

そう言ってリーダー格がこころの胸を触る瞬間。

 

ガシッ

 

「あ?何してん、グハッ!」

 

リーダー格がこころの胸に手を触れる瞬間に、こころがその手を掴み目にも見えない程の速さでリーダー格・・・リーダーの顔面に思いっきり右ストレートをぶち込んでいた。

 

「っな!てめぇ!」

 

「ねぇ、私今物凄く機嫌が悪いの」

 

「はぁ!?そんな事知ったこっちゃ」

 

だから手加減が出来ないのよねハイライトオフ

 

「「ヒィ!?」」

 

「てめぇら怯むな!たかが女二人だろうが!それにそっちがやべぇ奴でも、こっちはそうじゃねーだろうよ!」

 

そう言うと不良の一人が瑠唯に標的を変えて襲い掛かった。

 

あら、私だったら余裕ってことかしら?ハイライトオフ

 

「くらえやクソアマがー!」

 

「そう・・・ならば!肉体言語で語るまで!」

 

瑠唯はそう言うと相手の攻撃を避け、足で相手を転ばし。

 

「この前七深に見せてもらったアニメにあった技を試させてもらうわよ、ちなみに私もこころさんと同じで手加減なんてできないから」

 

瑠唯はそう言って転んだ不良の足を取り。

 

「ッヒ!?痛いのはやだぁ~!!」

 

「プリンセスフィギアフォーレッグロック!」

 

「痛いー!折れる!折れる!ごめんなさいー!」

 

「何を言っているの?まだ決まってすらいないじゃない、これからが本番よ?」

 

「い、いやだ・・」

 

「それじゃあ逝くわよ?」

 

「いやだー----!!」

 

「プリンセス・アキレス腱固め!」ゴキッ!

 

「ヒギッ!?」

 

「プリンセス・腕ひしぎ十字固め!」ボキッ!

 

「ミギャ!?」

 

「プリンセス・卍固め!」ボキボキ!

 

「ウギャーーーーー!!」

 

ドサッ

 

「今日はこれぐらいで許してあげるわ、さて」

 

「次の相手は誰かしら?」

 

「「「ッヒ!?」」」

 

「「「イー!?」」」

 

「って、てめぇ動くんじゃねー!こいつがどうなっても良いのか!?」

 

「あら、まだ懲りてないのかしら?」

 

「そうね、また罪を増やして何になるのかしら」

 

「うるせぇ!これ以上動くとこいつの命はねーぞ!」

 

「命がないのは貴様の方だがな」

 

「っな!?誰だてめぇ・・」

 

「こころ様遅くなって申し訳ございません」

 

「大丈夫よ!それよりそっちの方は終わったかしら?」

 

「はい、この不良グループの大本を終わらせてまいりました」

 

「そう、ありがとう」

 

「それで、この輩達はいかがいたしましょうか」

 

「そうね、処理はあなた達に任せるわ、ただしみんなの好きな結城をこんなにボロボロになってみんな悲しむでしょうから、それ相応の事をしてもらわないと私の気がすまないわ」

 

「承知いたしました、それでは処理はこちらでいたします、〇んだ方がましだと思うほどに拷〇をいたすことにします」

 

「ええ、簡単に〇しちゃダメよ?」

 

「は!」

 

「そんな事より先に結城さんを病院へ連れて行きましょう」

 

「そうね、怒りで順番が逆になっちゃったわ、あなた達早急に結城を病院に!何としても無事で済ませること!」

 

「は!」

 

こうして俺はこころの所の黒服さんに病院へ運ばれることになった。

 

 

あれから数日が経ち、今はこころの家の系列の病院のベットの上にいる、あの後俺は病院で治療と検査を受け、身体的な傷は問題はなったが、脳の方を少し様子を見ると言う事で数日入院をする事になったので今は病院のベットにいる。

 

「大丈夫かしら結城?」

 

「ああ、すまんな助かったわ、瑠唯もありがとうな」

 

「いいの、あなたが無事なら何も問題ないわ」

 

「そうか、花音とましろもありがとうな、こころに言ってくれたんだってな」

 

「ううん、お兄ちゃんの事だからあんまり心配はしてなかったんだけど、もしもの事があったら嫌だったからましろちゃんと一緒にこころちゃんに言いに行ったんだ」

 

「それで途中で瑠唯さんに会って瑠唯さんとこころさんが二人で飛び出して行っちゃったから心配しちゃいましたけど」

 

「しかし、黒服さん達はどうやって分かったんだ?」

 

「私が結城のもとに向かってるとき電話しておいたの!」

 

「はい、それで我々が総力を使って調べ上げ、今回奴らの住処を調べ上げることができ、排除する事が出来ました」

 

「みなさんもありがとうございました」

 

俺はそう言って黒服さん達に頭を下げた、黒服さん達はニッコリしてそのまま去っていった。

 

「お前らに何かお礼をしないとな、何が良い?」

 

「お、お礼なんていらないよ!?」

 

「そ、そうですよ!?むしろ私達は結城さんに助けられた側なんですから!」

 

「でもお前らがこころを呼んでくれなかったらどうなってたか分かんねぇんだ、お礼ぐらいさせてくれ」

 

「「わ、分かった/分かりました」」

 

「それで?何が良い?」

 

「私は結城さんとのデートが良いわ」

 

「「る、瑠唯さん!?」」

 

「私もデートが良いわ!そうだ!みんなで一緒にデートをしましょう!」

 

「お前はデートの意味が分かってなさそうだが、三人はそれで良いか?」

 

「私は構わないわ」

 

「「わ、私も!!」」

 

「そうか、それじゃあ退院したら五人でどこか行こうか、行きたいところとか探しておいてくれ」

 

「分かったわ!」

 

「分かったわ」

 

「うん!」

 

「分かりました!」

 

そんなこんなで今回の事件?は何とか俺が怪我をするだけで事が済んだだけで良かったのであった。



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207話

 

どうもみなさん結城君です、今日はCIRCLEに来ております。

 

「どうかしたかい?誰もいない方を見て」

 

「いや、気にしないでくれ」

 

今日は赤司と二人でCIRCLEに来ている、何故俺達がCIRCLEに来ているかと言うと、昨日まりなから連絡が来て何でも病欠でスタッフさんが来れないらしくてそれで俺のところに一報が入ったって訳だ、何故赤司がいるかと言うとまりなから連絡をもらった後に赤司から明日遊ばね?みたいな感じで言われたので今回の事を言ったら。

 

「・・・面白そうだね」

 

何て言ってきたのでそんじゃあ一緒に行くかって事で来ている。

 

「それよりも入ろうよ」

 

「それもそうだな」

 

ガチャ

 

「こんちゃーみかわやでーす」

 

「あ、結城君っとそちらの人はもしかして」

 

「すらりと流されたね」

 

「お前も拾わなくて良いからな、こっちは助っ人で同じバンドメンバーの赤司だ」

 

「やっぱり!でも大丈夫なの?こんな大物に手伝ってもらっちゃって?」

 

「本人はノリノリだから気にしなくて良いと思うぞ」

 

「そうなんだ、初めまして私は月島まりなです、本日はよろしくお願いいたします」

 

「赤司 テツヤです、至らぬところがあるかもしれませんが、よろしくお願いします」

 

「んじゃあ挨拶が終わったところで、俺達は何をすれば良いんだ?」

 

「そうだね、二人には受付をお願いしようかしら、ステージの準備の方はこっちで何とかなりそうだし」

 

「受付ね、何をすれば良いんだ?」

 

そこから俺と赤司でまりなから受付のいろはを聞いた、何でも今日はライブがあるらしい、しかもあいつらが出るんだと、え?バレたらヤバいんじゃないかって?それなら大丈夫、あいつらは裏口から控え室の方に入るらしいから大丈夫だと思うって言ってたぞ。

 

「いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」

 

「に、二名です」

 

「お二人ですね、それでは3000円になります」

 

「ど、どうぞ!」

 

「3000円ちょうどですね、こちらがチケットになりますのでなくさないようにご注意してくださいね」

 

「「は、はい!!」」

 

「それではライブの方をお楽しみください」

 

「あ、あの」

 

「はい?」

 

「もしかしてclockの要 結城さんと赤司 テツヤさんですか!?」

 

「はい、そうですよ」

 

「ですよね!!お写真撮っても良いでしょうか!?」

 

「ごめんなさいね、僕達今回はお手伝いで来ているだけなので、写真はまた今度でね」ウインク

 

「「キャーー!!分かりました!」」

 

「それでは中の方にお進みください、お次の方」

 

まぁこんな感じで受付をしているのだが、ガールズバンドのライブだからなのか、結構女性客が多い気がするな、それでさっきみたいに写真を撮らせてくれって人が結構いるんだよな~それでさっきみたいに赤司がかるー---く流して事は済んでるんだけど。

 

 

「「「「ガルルルルル!!!!!」」」」」

 

それの度に柱の隙間から覗いている番犬?達が唸り声をあげて威嚇しているんだよな・・・・そうだ一回試しに。

 

「ハウス!」

 

「「「「ワン!」」」」

 

「いや聞いちゃったよ、あいつらはあれで良いのか?」

 

「ふふ、彼女達らしいね」

 

まぁ感じでやっているところだ

 

それから事は進み、ライブは無事に終了、あいつらは打ち上げするって事で帰っていった、俺達は受付の金額合わせやライブ会場の掃除や機材運びなどを手伝いをしていった。

 

 

「ふー、今日はありがとうね、赤司さんもありがとうございました」

 

「いえいえ、僕としも良い経験が出来たので嬉しかったですよ」

 

「そう言っていただいて助かります」

 

「それじゃあ全部片付いたみたいだし僕はあがらせてもらうよ」

 

「そうだな、そんじゃあ俺も一緒に」

 

「悪いね行きたい所があるから一人で帰らせてもらうよ」

 

「そうか?それなら仕方ないな」

 

「それじゃあ僕はこれで」

 

「ああ」

 

「また何かあれが声をかけてくださいね」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

「それじゃ」

 

「おう」

 

赤司はそう言って帰って行った。

 

「さて、俺も帰りますかね」

 

「あ!結城君」

 

「?どうした?」

 

「夜って時間あるかな?」

 

「今日か?空いてるぞ」

 

「そ、それじゃあさ、今日うちで打ち上げって感じで飲まない?」

 

「まりなの家でか?」

 

「うん」

 

「・・・・」

 

「ダメかな?」

 

「いや、良いぞ」

 

「ほんと!」

 

「おう」

 

「それじゃあお互い色々準備とかあると思うから、結城君が準備出来たら連絡もらって良いかな?」

 

「ああ分かった」

 

「それじゃあ私は店の戸締りとかあるから準備が出来たら連絡してもらって良いかな?」

 

「OK、それじゃあ先にあがらせえてもらうわ」

 

「うん!」

 

「そんじゃあまた後で」

 

「うん!待ってるね!」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ー2時間後ー

 

そんなこんなでまりなの家で打ち上げと称しての宅のみをするって事なので何本か酒を買って今まりなから連絡をもらった家へと来ている、ちなみにミユも一緒に連れてきた。

 

「ここだな」

 

ピンポーン

 

「はーい、あ!結城君いらっしゃい!ミユちゃんもいらっしゃい」

 

「ミャ~!」

 

「おっす、あがらせてもらうな」

 

「うん!入って入って!」

 

俺はまりなの後を追って中に入って行った。

 

「結構綺麗にしてるんだな」

 

「そうかな?(言えない、結城君が来るからって事で急いで片付けたなんて)」

 

「ああ、とりあえず俺が飲む分しか買ってないけど良かったのか?」

 

「うん、私は私であるから大丈夫だよ」

 

「なら安心だな」

 

「それじゃあ早速だけど乾杯しよっか」

 

「そうだな」

 

「それじゃあ今日の成功を祝って!乾杯!」

 

「乾杯」

 

「な~んで結城君は私の気持ちが分からないかにゃ~」

 

「お前さん飲み過ぎだ」

 

「の~んでにゃ~いよ~だ!ねーミユにゃん~」

 

「ミャ?」

 

「ミユにゃんはモフモフしてて気持ち~にゃ~」

 

「ニャー!?」

 

「ほれほれ、ミユが困ってるから離しんさい」

 

「あ~んいけず~、それなら代わり結城君にキスしま~す~」

 

「完全に酔ってるじゃねーかって!?力つえーな!?」

 

「ほらほら~、チュ~しちゃうぞ~」

 

「はーなーれーろー!」

 

「それじゃあいただきまー----しゅ」

 

ガクッ

 

「zzzzz」

 

「寝たか、まりなの意外な一面が見れたな」

 

「zzz」

 

「ミユも寝たか、とりあえずまりなをベットに運ぶかな」

 

俺はまりなを抱き上げてベットへと運び入れた。

 

「ムニャムニャ」

 

「ふふ」

 

 

ガバ!

 

「今何時!?あれ?私のベット・・・結城君が運んでくれたのかな」

 

どうもみなさん月島まりなです、昨日は家で結城君と打ち上げって事で宅のみをしてたんだけど、乾杯をしたところまでは覚えているんだけど、その後の記憶がないんだけど、私変な事してないよね?

 

「ん?良い匂いがする、リビングからだ」

 

トン、トン、トン

 

ガチャ

 

「お、起きたか気分はどうだ?」

 

私がリビングに行くと、結城君がキッチンで料理をしていた。

 

「大丈夫だよ、それより」

 

「あ、すまん勝手に使っちまって」

 

「ううん、気にしないで、これ結城君が作ってくれたの?」

 

「ああ、朝飯作ったんだが食えそうか?」

 

「うん食べる」

 

「もう少しで出来るから先にシャワー浴びてきたらどうだ?」

 

「ありがとう、そうさせてもらうね」

 

「おう、多分出てくるころには出来るだろうから」

 

「う、うん」

 

「?どうかしたか?」

 

「私昨日の記憶がないんだけど、何か変な事しなかったかなって」

 

「昨日か・・・」

 

私は固唾を飲んで返答を待った。

 

「その、なんだ、激しかったな」

 

「は、激しかった!?」

 

ま、まさか私もしかして昨日酔った勢いで結城君とピー-をしちゃったの!?

 

「まさかあんなに攻めてくるとは思わなかったな」

 

昨日の私!何をしたんだー---!?

 

「ああ言うのはもう少しそう言う関係になってからにしような」

 

や、やっぱり私、結城君と・・・・・

 

「まぁそれは嘘で何もなかったけどな」

 

結城君が何か話していたみたいだけど、私の耳には入ってこないのであった。

 

 



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208話

やっほーみんな!日菜だよ!今日はねいつもお世話になってるお姉ちゃんに何かプレゼントをあげたいと思ってるんだけど何が良いかな?

 

「んー、お姉ちゃんにプレゼントをあげたいんだけど何が良いんだろう?」

 

 

「分かんないや!とりあえずショッピングモールに行ってそこで考えれば良いや!あ!そうだ!結城さんに一緒に選んでもらおーっと!」

 

そうと決まったら早速結城さんに電話しなきゃ!

 

 

prrr

 

『はい、どうかしたか?』

 

「あ!結城さん、実は・・・・ってな事なんだけど」

 

『ああ、なるほどそう言う事か事は分かったんだが、俺で良いのか?』

 

「うん!結城さんに選んで貰いたいんだ!」

 

『まぁ暇してるから良いんだが』

 

「ホント!?それじゃあ今からお願いね!」

 

『あいよ、ショッピングモールに集合で良いか?』

 

「うん!分かった!それじゃあ待ってるね!」

 

『あいよ』

 

 

プツ

 

「よー-し!さっそく準備して急いで行かなきゃね!」

 

それじゃあショッピングモールへ。

 

「レッツゴー!!」

 

 

~ショッピングモール~

 

「悪い待たせたか?」

 

「ううん!大丈夫だよ!それじゃあ早速探しに行こっか!」

 

「ああ、何かあてはあるのか?」

 

「それがあんまり思いつかなかったんだよねー」

 

「まぁとりあえずここならいろんな店があるし、色々見て周ってお前さんがあげたいと思ったものを選べばいいんじゃないかね」

 

「そうだね!とりあえずまずはここにしよう!」

 

「服屋かまぁ探してみるか」

 

「うん!」

 

「ふむしっかし」

 

「どうかした?」

 

「この店の服はどちらかと言えば可愛い系の服が多いなと思ってな」

 

「お姉ちゃん普段こんな感じの服着ないから良いかなーって思って」

 

「まぁ確かにあまり着るイメージはないな」

 

「うん!ぜっっったい似合うと思うんだよね!」

 

「まぁ今回はお前さんがあげたいと思うものを探せば良いんじゃないかね」

 

「結城さんも一緒に探してね?」

 

「おう」

 

 

「あんまりるんってするものがなかったなー」

 

「まぁ店はここだけじゃないんだし、次を見に行こうぜ」

 

「そうだね!次に行ってみよー!」

 

「次はここ!」

 

「ここは・・・アクセサリーショップか?」

 

「うん!最近学校で流行ってるところなんだ!」

 

「そうなのか、んじゃ早速見に行くか」

 

「そうだね!」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「そういえばお姉ちゃんあんまりこう言うの着けないんだった」

 

「まぁ今は着けなくても、お前さんが選んでくれたものなら着けてくれるんじゃねぇか?」

 

「んー、でもあんまり気を使って使ってもらうのは違うと思うからなー」

 

「まぁ日菜がそう思うならそうなんだろうな」

 

「次に行ってみよー!」

 

 

「最後はRUFT(ルフト)か」

 

「そうだねー、まぁ最初からここには来る予定ではいたんだけどねー」

 

「そうなのか?」

 

「うん、でも初めからここに決めちゃうと他のお店を見たときにあれもこれも欲しいと思っちゃったらあれもこれもあげちゃったら逆にお姉ちゃんに迷惑かけちゃうからね」

 

「なるほどな、それじゃあ探しますか」

 

「それじゃあ行ってみよー!」

 

「しかし、小物から大物まで色々あるな」

 

「そうだね、あ!これなんて良いかも!」

 

「化粧品のセットみたいなやつか、良いんじゃないか」

 

「よーし!これと!・・・」

 

「どうかしたか?」

 

「あれ!」バッ!

 

「おい!」バッ!

 

「これすごくるん!ってする!」

 

「マグカップ?」

 

「うん!ほら!見てみて!」

 

「ん?3個セットか?」

 

「そうなんだ!これでみんなお揃いに出来るんだよ!」

 

「日菜と紗夜は分かるがあと一つは?」

 

「結城さんだよ?」

 

「俺?」

 

「そう!私とお姉ちゃんと結城さん!3人お揃いですごくるんってしたんだ!」

 

「ま、まぁお前さんが良いと思ったんなら良いんじゃねーか」

 

「よーし!それじゃあ早速買ってくるね!」

 

「ああ」

 

「今日はありがとうね結城さん!」

 

「気にするな、俺も色々見れたしな」

 

「それじゃあもうすぐお姉ちゃんが帰ってくるから私帰るね!」

 

「ああ、気を付けて帰れよ?転んで割ったりするなよ?」

 

「大丈夫大丈夫!それじゃあまたね!」

 

「おう」

 

~氷川家~

 

ガチャ

 

「ただいま」

 

「あ!お姉ちゃんお帰り!」

 

「ええただいま、それより機嫌が良いみたいだけど何かあったの?」

 

「うん!今日は良いことがあったんだ!」

 

「そう・・・」

 

スンスン

 

「?お姉ちゃんどうかした?」

 

「日菜あなた、今日結城さんのあったのかしら?」

 

「うん!今日結城さんにお買い物に手伝ってもらったんだ!」

 

「そう、それは二人でかしら?」

 

「うんそうだよ」

 

コツッ コツッ ガシッ

 

「お姉ちゃん?」

 

「私を差し置いて結城さんと二人で買い物何ていい度胸しているはね私ですら結城さんと二人きりで買い物何てふざけてるのかしら、あなた私が結城さんの事愛していることは知っているはずよね?その私を差し置いて二人きりでデートとはどういった了見なのかしら?やはりあなたは私の大事なもの奪っていくのかしら?いくら双子だからと言って結城さんは私の旦那様なのよ?なのに私の許可もなく二人きりでデートとはあなたは私の怒りを買うのが好きなのね、ふふふふふまさか日菜までも結城さんに好意を持ってたなんて今まで気が付かなかったわ、さてどんなお仕置きが必要かしらね」ハイライトオフ

 

「お、お姉ちゃん・・・」

 

「日菜」

 

「な、なに?」

 

 

 

 

 

「今夜は寝かさないわよ♥」



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209話

 

ミユの散歩中の事、公園で一息ついていた時。

 

「ミャ」

 

「ミユ?」

 

いつもの通り頭の上にいたミユがすくっと起き上がり、頭から降りて茂みの方にてくてくと歩いて行った。

 

「ミユー?どうかしたか?」

 

「ミャー」

 

茂みの中から出てきたミユは何かを銜えて出てきた。

 

「ミャ」

 

「これは・・・生徒手帳か?」

 

ミユが銜えているものを見てみると花咲川女学園と書かれた手帳らしきものだった。

 

「たぶんだけど花咲川女学園って書いてあるし、たぶん生徒手帳だよな・・・中を見て見るか」

 

俺はとりあえず中を見て見る事にした。

 

「えっと・・・白鷺千聖?千聖の手帳だったのか、あいつが落とすなんて珍しい事もあるんだな、ん?」

 

俺は中の一部に違和感を感じ見て見る事にした。

 

「これは・・・写真?しかも俺?」

 

違和感の物を見て見ると写真が二枚程入っており、そこには俺が部屋で恐らく風呂上がりであろう時の写真が見つかった」

 

「・・・・・これは見なかった事にしよう、そうしよう」

 

「ミャ?」

 

「ああ気にするな、これがないとあいつも困るだろうから持って行ってやるか」

 

「ミャ」

 

俺はとりあえず手帳を届けるために千聖の家に向かう事にした。

 

 

「たしかここだな」

 

前に花音が何かあった時のためって事で俺の携帯のメモアプリに花音と千聖の住所、郵便番号、電話番号を入力していたのでそれを地図アプリで道案内してもらいやってきたのである。

 

ピンポーン

 

俺はとりあえずチャイムを押した。

 

「は~い~」

 

すると中から何とも気が抜けそうな声で返事が聞こえてきた。

 

「は~い、あら~どちら様でしょうか~?」

 

「あ、すみません要と言います、白鷺千聖さんのお家で良かったでしょうか?」

 

中から出てきたのは、恐らく千聖のお姉さんらしき人が出てきた。

 

「あら~?千聖ちゃんのお友達かしら~?」

 

「あ、はい千聖さんの生徒手帳を拾ったものでお届けに来たのですが」

 

「あら~、そうなんですか~!それはありがとうございます~」

 

すると二階の方からバタバタと勢いよく降りてくる音が聞こえてきた。

 

「兄さん!?」

 

「あれ~千聖ちゃんそんなに急いでどうしたの~?」

 

「兄さんの声が聞こえたから急いで降りてきたのよ!」

 

「そうなのね~」

 

「後は私が話をするからお母さんは下がってて」

 

ん?お母さん?

 

「でも~、せっかく来ていただいてるのに~、あ!そうだわ~せっかくだから中で一緒にお茶でもしませんか~」

 

「そうね、その方が良いかもしれないわ」

 

「いや、俺の意思はないのかよ」

 

「そういえば兄さんが何で家に?」

 

「ああ、これ」

 

俺はそう言って拾った手帳を千聖に渡した。

 

「これは!?ありがとう兄さん、ところで中は?」

 

「開けてみただけだな、名前を見るために」

 

「そう、他には見てないかしら」

 

「ああ、それだけだぞ」

 

「そう、それは良かったわ」

 

「ここで立ち話もなんですし~、中でゆっくりお話ししませんか~?」

 

「そうね、お礼もしたいから中でお茶でもしない?」

 

「まぁ良いか、それじゃあお言葉に甘えてお邪魔するか」

 

「どうぞどうぞ~」

 

「それじゃあお邪魔します」

 

俺は家の中にお招きされることにした。

 

「つまらないものですがどうぞ~」

 

「それってお土産とか持ってきたときに言うんじゃ」

 

「あんまり気にしなくて良いわ、お母さんいつもこんな感じだから」

 

「そうか、さっきも思ったんだがお姉さんではなくて?」

 

「ええ、お母さんよ」

 

「千聖ちゃんのお母さんの白鷺千咲です~40歳で~す」

 

「あ、これはどうも要結城といいます」

 

は?40?え?嘘だろどう見ても20代だろ、どうなってんだ?

 

「結城さんですか~、千聖ちゃんとはどう言う関係なのかしら~」

 

「千聖とは」

 

「私の彼氏であり旦那よ!!」

 

「俺はまだ誰とも付き合った事はないがな」

 

「そうなのね~、千聖ちゃんにもようやく彼氏が出来たのね~」

 

「お母さーん聞いてましたかー?俺は誰とも付き合っていませんよー」

 

「でも近い未来そうなるから大丈夫よ」

 

「あら~まだお付き合いされていないんですね~、結城さんは今何歳なんですか~?」

 

「22歳です」

 

「22歳ですか~、それでまだお付き合いされたことがないと」

 

「ええそうですね」

 

「つまり」

 

「?」

 

「食べごろってことですね~」ジュルリ

 

「!!」ゾク

 

「ダメよお母さん、兄さんは私の物なんだから」

 

「あら~、でも結城さん自身はまだお付き合いされてないって言ってるわよ~?」

 

「それは兄さんが恥ずかしがっているだけだからよ」

 

「本当に~?」

 

「何か?」ハイライトオフ

 

「千聖ちゃんが勝手に言ってるだけじゃないの~?」ハイライトオフ

 

「そんな訳ないじゃない、兄さん今から既成事実を作りましょう、そうすれば何も問題ないはずだから」

 

「問題は大ありだがな」

 

「大丈夫、痛いのは最初だけだから」

 

「分からんが、なんか違うような気がする」

 

「先っちょだけで良いから!」

 

「あら~それなら私は奥までお願いしよ~かしら~」

 

「いや、両方ともしませんからね、そもそも何をするのかも分かんないのに」

 

「「ナニをするだけですよ」」

 

「そこは息ピッタリなんだな」

 

「それよりどっちとするの!」

 

「いや、だからしねーって、そう言うのは本当に付き合った相手とするもんだろうよ」

 

「大丈夫よ、ヤッたらそう言う気持ちになるから心配しなくて良いわ」

 

「良かねーよ」

 

「そうよ~?千聖ちゃんのテクじゃ結城さんを喜ばせないと思うわ~」

 

「テクとか言わないの」

 

「それに関しては全く問題ないわよ、毎日予習済みよ」

 

「お前は一体何の勉強をしてるんだよ、学校の勉強とかバンドの勉強とかアイドルの勉強とか色々あるだろうが」

 

「うふふ~、そんなお勉強より、実践経験の方が重要よ~?」

 

「俺はいったい何の話に付き合わされてるんだ?」

 

「「うふふふふふふふ」」ハイライトオフ

 

しばらくはこんな感じが続くのであった。



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210話

 

今日は姉貴が仕事が忙しいらしく今日だけだが俺が保育園に風を迎えに行くことになったので今来ている。

 

「こんにちは、風を迎えに来ました」

 

「あ、結城さんこんにちわ!今日は京香さんから頼まれたのですか?」

 

「ええ、どうやら急遽仕事が入ったらしくて代わりに俺が迎えに来ました」

 

「そうだったんですね、今風ちゃんを連れてきますね」

 

「はい、お願いします」

 

少しして。

 

「お待たせしました、ほら風ちゃん結城さんがお迎えに来てくれたよ」

 

「にちゃ!!」

 

「おう、姉貴の代わりに迎えに来たぞっと」

 

「ん!」

 

「今回は彼女さんとご一緒に来られたんですね」

 

「ん?いや、俺一人で来ましたよ?」

 

「え?でもそちらの方は?」

 

先生が見た方を見て見るとそこには。

 

「先生初めまして、結城の妻の和奏レイと言います」

 

いつの間にか現れたレイがそこにいたのだった。

 

「あら、奥さんでだったんですね!」

 

「いや、俺結婚なんてしてませんよ、彼女すらいないんですから子供なんてもってのほかですよ」

 

「あら、そうだったんですね」

 

「兄さん」

 

「兄さん言っちゃったよ」

 

「偉い人はこういったんだよ」

 

「何か勝手に語り始めちゃったよ」

 

 「いないなら

  作ってしまえ

  おなかの子」

 

「頭でも打ったか?」

 

「そう、私達の子供がいないのなら作ってしまえば良いんだよ」

 

「いきなり話がぶっとんだな」

 

「素晴らしいですね!!」

 

「いや、先生もそっち側なの?」

 

「あう?」

 

「風は何も気にしなくて良いからな」耳を塞ぐ

 

「作ってしまえばこっちのもんだもんね」

 

「何に対して言ってんの?」

 

「そうですね!」

 

「いや、認めちゃダメでしょ」

 

「やっぱり先生もそう思う?」

 

「はい!」

 

「ダメだこの二人」

 

「子供は何人産もうかな」

 

「決定して前提で話さないでな?」

 

「兄さんが望むなら何人でも良いよ?私頑張るから」

 

「今のところそんな予定はないからな?」

 

「とりあえあずまずは二人からでどうでしょうかね、いきなりそんなに大人数子供が出来ちゃうと生活が大変になっちゃいますから」

 

「何で先生はノリノリなんですか」

 

「そうですね、女の子二人で兄さんと私と娘二人の四人でガールズバンドを組むのが良いかも」

 

「俺が入ってる時点でガールズバンドではないからな?」

 

「ご家族でバンドですか!良いですね!」

 

「今日かさんに頼んで風ちゃんも入れて五人で良いかも」

 

「風を巻き込むなよ」

 

「それじゃあさっそく家に帰ってS〇Xヤらなきゃね」

 

「S〇X言うな、何もしないからな?てかまずは風を姉貴の家に送らなきゃいけない事忘れてないか?」

 

「結婚式はどこであげよっか?」

 

「お願いだから話し聞いてくんない?」

 

「私の友人がそういった関係の仕事をしているのでご紹介しますよ!」

 

「だから何であなたはノリノリ何ですか、はぁー」

 

「にちゃ?」

 

「ああ、大丈夫だ心配してくれてありがとな」ナデナデ

 

「むふ~」

 

「兄さんは和と洋どっちが好き?」

 

「ん?特にどっちが好きかとかはないな、どっちも好きだぞ」

 

「そっか、ドレスか白無垢か」

 

「まだ続いてたのかよ」

 

「いつご結婚されるんですか?」

 

「しませんからね、後こいつまだ高2ですからね」

 

「そうなんですね、それじゃあ来年には結婚なされるんですね!」

 

「だからしませんからね」

 

「あれ?でも確か16から出来たはずじゃなかったっけ?」

 

「そうだったんですけど、今年の4月から結婚できる最低年齢が16歳から18歳に上がるらしいんですよね」

 

「それって4月からって事ですよね?」

 

「ええ、多分そうだと思いますよ」

 

「そうですか」

 

「でも今2年生って事なので、来年18歳になると思いますのでご結婚できますね」

 

「お願いだから話しを聞こうか?」

 

「それじゃあ今から役所に行こっか兄さん」

 

「だから先に風を・・・って何で役所?」

 

「え?だって婚姻届けをもらいに行かないといけないじゃない?」

 

「いけないじゃない?っじゃねーよ?何に使うんだよ?」

 

「そりゃあに兄さんと夫婦になるためだけど?」

 

「何言ってんのみたいに言うのやめてくんねぇ?それにそれは両親の了承が必要なのは分かってるよな?」

 

「大丈夫両親はおど・・説得してもらうから大丈夫」

 

「いや、両親を脅そうとするなよ、そもそも俺の意思はないのかよ」

 

「あんなに熱い夜を過ごしたのに?」

 

「しらないからね?全く記憶にないからな?捏造するのはやめような」

 

「その時に出来た子が今ここにいるんだよ」

 

「想像で妊娠するのはやめような?」

 

「ほら、今おなかを蹴ったよ」

 

「あ、この子完全に一人の世界に入っちゃったよ」

 

「それは大変!?今すぐ病院に行かないと奥さんが大変ですよ!?」

 

「だから何であなたはこいつの言葉を信じてるんですか?さっき子供はいないって言ってましたよね?後病院に連れて行くなら精神科が合ってると思いますよ」

 

「もうかれこれ3か月なんです」

 

「そんな前からそんな想像してたのかよ」

 

「想像事態は兄さんと初めて会った日からしてるけど?」

 

「自分で想像って認めちゃったよ」

 

「凄く純愛なんですね!」

 

「もうやだ~~誰か助けて~~」

 

 

その後二人で永遠と語り始めそうだったので俺は二人をほったらかし、風を姉貴のもとに送り届けた、その時に自分では気が付かなかったが、ひどく疲れた顔をしていたらしく姉貴と拓さんに心配されたのはまた別のはなしである。



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211話

どうもみなさんテンツクです、今回は少しやり方を変えて私テンツクがナレーション?を入れていきたいと思います、それではどうぞ!


とある日の事、Morfonicaの桐ヶ谷 透子ちゃんが新たな映えを探すべく街へと繰り出していました。

 

「何か新しいお店とかないかなー」

 

そんな感じにお店を探していると、とあるお店が目に入ってきました。

 

「こんなお店前にあったっけ?見た事ないんだけど」

 

そんな事を思いながらもどんなお店か気になった透子ちゃんは何かある!っと言う自分の直感を信じてお店の中へ入って行くのでした。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ!えっと、お一人様でしょうか?」

 

「はい!」

 

「お客様ごめんなさい、当店はカップル専用のカフェとなっておりましてお一人様でのご来店はご遠慮いただいているのです」

 

「あ、そうだったんだ見た事ないお店だったから入ったんだけどカップル専用のお店なのか」

 

「大変申し訳ございません」

 

「分かりました!」

 

そう言って透子ちゃんはお店を後にしました、お店を出た透子ちゃんはどうしてもあのお店が気になるのだが。

 

「んー、どうしたものかなー」

 

カップル専用と言う事もあり、そんな相手が居るはずもなく、透子ちゃんは必死に思考を巡らせある人の事を思い出したのでした。

 

「あ!そうだ!結城さんにお願いしたら一緒に入ってくれるかな?あ、でも私結城さんの連絡先知らないや」

 

良い案だと思って閃いたのですが、なんと連絡先を知らなかったのです、途方に暮れそうになろうとしたその時!何とも都合良く目の前から結城君が歩いて来たのでした!

 

「あれ?透子ちゃんじゃん、こんな所でどうしたの?」

 

「あ!結城さん!ちょうど良いところに!」

 

「??」

 

透子ちゃんは結城君にここで何をしていたのか、これからどうしたいのかを結城君に説明するのでした。

 

「なるほど、気になるお店を見つけたのは良かったんだけどカップル専用のお店だったからお店に入れなかったと、それで俺に頼もうとしたけど連絡先を知らなかったと」

 

「そうなんですよ~」

 

「それで今都合よく俺が現れたと」

 

「そうなんですよ!一緒に入ってくれませんか!」

 

「まぁ暇だし良いよ」

 

特に何も怪しむこともなく了承した結城君と一緒に再び先ほどのお店へ出向くのであったー。

 

「いらっしゃいませ!こちらはカップル専用のお店となります、お二人はカップルでよろしいですか?」

 

「はい!」

「ええ」

 

「それではカップルである証明を見せて頂きたいのですが」

 

「そ、それは・・・」

 

勢いでカップルとして入ったため、そんな事を言われると思っていなかった透子ちゃんは何をすれば良いのか分からないでいました、すると結城君が透子ちゃんの肩を抱き寄せ!

 

「俺の彼女なんですけど、これで良いですかね?」

 

「はい!大丈夫です!それではお写真一枚撮りますのでそのままでお願いしますね!」

 

若干無表情の結城君と肩を抱き寄せられて顔を真っ赤にしている透子ちゃんをよそ目に店員さんは呑気にチェキを撮るのでした。

 

「はい!ありがとうございます!こちらは記念品となりますのでどうぞお受け取りください!」

 

「あ、どうも」

 

「それではお席にご案内いたしますね!」

 

「うい」

 

「・・・・」

 

「透子ちゃん大丈夫?」

 

「ひゃ、ひゃい!?だだだだ大丈夫です!!」

 

「あらそう?それじゃあ行こっか」

 

「はい!ってあれ手」

 

「一応カップル専用のお店なんだから店の中だけでもカップルっぽくしないとね」ウインク

 

「ひゃい!?」

 

「お客様?」

 

「あ、すいません今行きます」

 

結城君は透子ちゃんの手を引き、席へとエスコートするのでした。

 

「こちらがお席となります!ご注文がお決まりでしたらお二人でご一緒にお呼びください!」

 

「ありがとうございます」

「ああ、ありがとうございます!」

 

席に着いた二人はメニュー表を見る事にしました[メニューの名前は全く思いつかなかったのでなしで]

 

「何か色々あるな」

 

「そ、そうだね」

 

「・・・透子ちゃん」

 

「は、はい!?」

 

「あんまりよそよそしくしてると怪しまれちゃうから」

 

「あ、そうですね」

 

「色々とこのお店の事をSNSとか学校とかで流行らしたいんでしょ?それじゃあもっとどしっと構えないとね」

 

「そうですね・・・・フゥー...もう大丈夫です」

 

「そうそ」ニッコリ

 

「それじゃあ何を頼もうか?」

 

「そうですね、それじゃあこれとかどうでしょう」

 

「そうだねそれにしよっか、それじゃあ店員さん呼ぼうか」

 

「はい」

 

「それじゃあせーの」

 

「「すみませーん」」

 

「はーい!ご注文はお決まりでしょうか!」

 

「はい、これをお願いします」

 

「かしこまりました!それでは少々お待ちください!」

 

店員さんは厨房へと注文をしに行き、一分程で戻ってきました。

 

「ご注文のお品となります!それではごゆっくりお楽しみください!それでは失礼いたします!」

 

そう言うと店員さんは他のお客さんの元へと行きました、店員さんが運んで来た物を二人で見て見る、それは少し大きめグラスに恐らくメロンフロートらしき物が入っておりそこにハート形になっているストローがあるものでした。

 

「凄いですね」

 

「そうだね、これってやっぱり同時に飲むもんなんだよな?」

 

「そうですね」

 

「それじゃあ早速飲もっか?」

 

「ですね」

 

結城君と透子ちゃんは一緒にハート型のストローに口を付け、お互いに目で合図をし一斉に飲むのでした。

 

すると窓際の席に座っていた二人の窓の所からいきなり。

 

バンッ!!

 

「「!!」」ビクッ!

 

いきなりの音に二人はビックリし、音が鳴った方を見て見ると。

 

 

「「「「・・・・・・」」」」ハイライトオフ

 

窓の外にはハイライトがお亡くなりになられた、白鷺千聖ちゃんと倉田ましろちゃんと今井リサちゃんと美竹蘭ちゃんを私がご用意、ゲフンゲフン四人の女の子が窓の外に張り付いているのでした。

 

 

 

 

 

その後彼氏彼女がどうなったのかは神のみぞ知るのでした。





今後はこんな感じでやっていくか、前みたいな感じでやっていくかはみなさんからの意見などで決めていきたいと思います。
ちなみに思い付きでやりました。


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212話

どうもみなさんこんにちわ、こんばんわ要結城です、みなさんはこんな出来事があった事あるでしょうか?え?何をだって?それは・・・

 

「まじか、身体が縮んでるよ」

 

そう、朝起きたらいきなり子供の姿になっていたんですよ、恐らく10歳ぐらいかな。

 

「しかしまずったな今日は姉貴をCIRCLEに連れていく予定だったんだが、どうしたもんか」

 

今日は姉貴がCIRCLEに遊びに行きたいと言ってきたので、連れていく予定だったのだがこの姿で行ったら色々めんどくさそうだな。

 

prrrrr

 

「あ、姉貴から電話、はい?」

 

『あ!結城準備出来た?』

 

「いやー、それがさ」

 

『ん?そうかしたの?』

 

「んーまぁ良いや、今玄関だろ?すぐ行くからちょっと待っててくれ」

 

『ええ、分かったわ』

 

とりあえず俺は準備を・・・・・

 

「姉貴」

 

『何?』

 

「すまんが俺の部屋に来てくれねーか?」

 

『分かった』

 

電話を切ると姉貴がこっちに上がってくる音が聞こえてきた。

 

「入るわよ?」

 

「ああ」

 

ガチャ

 

「いったいどうしたの・・・・」

 

「おっす」

 

「ホントにどうしたのよ?」

 

「俺が聞きたいよ、朝起きたらこんな感じになってたんだからよ」

 

「また珍しいこともあるものね」

 

「それで悪いんだが身体が小さくなっちまったせいで着るもんとかがねーんだわ」

 

「確かにそうね、流石に風のやつは入んないだろうし、分かったわ適当に買ってきてあげるから少し待ってなさい」

 

「悪いな」

 

「こればかりはしかないわよ、それじゃあ行ってk」

 

「??どった?」

 

「これ何」

 

「ん?これは・・・何だ?こんなもん昨日まで無かったぞ?」

 

「少し開けるわね・・・・服とズボンだわ」

 

「だな、ご丁寧に今の俺に合いそうな感じのサイズだしな」

 

「とりあえず着てみたら?」

 

「ああ」

 

・・・・・

 

「ピッタリね」

 

「ピッタリだな」

 

「某名探偵じゃないんだろうけど、何か盛られたんじゃないの?」

 

「多分そうだろうな、俺が寝てる間に何かやられたんだろうな」

 

「今日どうする?別の日に仕切り直しでも良いけれど」

 

「いや、まりなには今日行くって言ってあるからドタキャンするわけにもいかんからな、このまま行くとするわ」

 

「そう、それなら早速向かいましょうか」

 

「ああ」

 

とりあえず俺達はCIRCLEに向かう事にした」

 

 

~CIRCLE~

 

「ここなのね」

 

「ああ、とりあえず入ろうぜ」

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ!」

 

「こんにちわ」

 

「今日はどのようなご用件でしょうか?(すごく綺麗な人)」

 

「少し遊びに来させていただいたのだけど」

 

「よっと、おっすまりな」

 

「えっと、坊やはどこから来たのかな?」

 

「俺だ俺、結城だ」

 

「・・・・・・え?」

 

「信じられないかも知れんが要 結城だ」

 

「た、確かに声は結城君の声だね、何でそんな小さくなっちゃったの?」

 

「それは俺が一番聞きたいんだがな」

 

「まぁ結城君って事は信じるよ、それでこちらの女性は」

 

「ああ、俺の姉貴だ」

 

「結城んのお姉さん?」

 

「そ、姉貴とりあえずその変装外して」

 

「そうね、今は誰もいなさそうだから良いかもね」

 

そう言って姉貴は変装を外した。

 

「え!?まさか豊川 京香さん!?」

 

「はー-い♪豊川 京香でーす♪」

 

「豊川さんって結城君のお姉さんだったの!?」

 

「風花で良いわよ♪まぁ結婚して苗字が変わっちゃったからね」

 

「そ、そうだったんですか、これはビックリしました」

 

「ちなみにあいつらは全員知ってるからな」

 

「私だけだったの?」

 

「まぁあんまり言う機会もなかったしな」

 

「確かにそうだね」

 

「そんでまぁ昨日連絡した通りに遊びに来たんだが」

 

「確かに言ってたけど、そんな感じで無理しなくても良かったんだよ?」

 

「口で言って信じたか?」

 

「・・・・確かに」

 

「だろ?」

 

「まぁいきなりドタキャンするわけにもいかんからな」

 

「そうだったんだ、彼女達はもうすぐ来るけど、中で待つ?」

 

そんな感じで話をしていると入口の方が開き。

 

「まりなさんこんにちわ!!」

 

っと勢いよく香澄が入って来た。

 

「香澄ちゃんこんにちわ」

 

「あ!京香さんだ!こんにちわ!」

 

「「「「え!?京香さん!?」」」」

 

「香澄ちゃんこんにちわ、みんなもこんにちわ」

 

「「「「「こんにちわ!!」」」」」

 

「京香さん今日はどうされたんですか?もしかしてお仕事ですか?」

 

「いえ、今日はプライベートで来させてもらったわ」

 

「一人で来られたんですか?」

 

「いえ、この子に連れて来てもらったの」

 

「・・・・」プラーン

 

「可愛い!京香さんのお知り合いの子ですか?」

 

「いえ、この子は」

 

姉貴が俺だと言いかけた瞬間、数人がこちらに近づき」

 

「「「「・・・」」」」スンスンスンスン

 

「みんなどうしたの?」

 

「この匂いは兄さんね」

 

「千聖もやっぱりそう思った?やっぱりそうだよね♪」

 

「確かにこの匂いは兄さんの匂いだね」

 

(俺ってそんなに匂うのかな)スンスン

 

「別に臭い訳じゃないよ、むしろ良い匂いだよ、いつまでも嗅いでいたいぐらいに」

 

「そ、そうか?(何か恐いんだけど)」

 

「京香さんは今日は私達のライブを見に来られたって事ですか?」

 

「ええ、巴ちゃんの言う通りよ、今日はみんなのライブをしてる姿を一度見て見たくて来たの」

 

「それじゃあ精一杯笑顔でおもてなししないといけないわね!」

 

「そうね、京香さんが見に来てくれているのだから変な演奏は出来ないわね」

 

「それより京香さん、兄さんを貸してもらっても大丈夫でしょうか?」

 

「俺は物じゃないんだが」

 

「はい、どうぞ」

 

「「ありがとうございます」」ガシッ

 

「おい千聖とリサ、なんでそんなにがっつりと掴んでるんだ?」

 

「兄さん、一つ質問があるのだけど」

 

「どうした?」

 

「今の兄さんは、前の兄さんと比べて力はどれくらいあるのかしら?」

 

「そうだな、普段と比べて半分ぐらいじゃないか」

 

「そうなんだ♪」

 

「それがどうしたんだよ」

 

「それじゃあ今なら私達の方が兄さんより力は上って事だよね?」

 

「そうだが、美咲も何でそんな事聞いて・・・・」

 

「「「「「「・・・・・」」」」」」ジュルリ

 

「嫌だー!離せー!!何するつもりだ!?っておい!どこ連れていくつもり、って花音お前どこ触ってんだ、燐子お前普段そんな表情したことねーだろ!つぐみとひまりは足を持つな!お前ら助けて!たす!」

 

バタン

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「結城・・・・」

 

「心配ですか?」

 

「ええ」

 

「そうですよね、やっぱり弟さんだかr」

 

「今の姿であれだけの人数の女の子の相手するのは大変だから、体力が持つのかしら」

 

「・・・え?」

 

「え?違ったかしら?」

 

「いや、結城君の心配をしていたんじゃ」

 

「心配はしてるわよ♪ヤるのって結構体力使うからね♪」

 

「そ、そうですか(結城君大丈夫かな)」

 

「沙綾と有咲どこ行っちゃったんだろ?」

 

「あらら~これは大変なことになりましたな~」

 

「るんっとはしないかな~あはは」

 

「リハーサル間に合うかしら」

 

「美咲と花音はどうしちゃったのかしら?」

 

「ましろと瑠唯さんガチな顔してたけど、あれ大丈夫かな?」

 

「結城さん大丈夫でしょうか」

 

等々心配する者やまだ状況が分かっていない者などが居るのであった」

 

 

 

 

 

「俺のそばに近寄るなああー-----ッ!!!」



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212話

どうもみなさんこんにちわ、こんばんわ要結城です、みなさんはこんな出来事があった事あるでしょうか?え?何をだって?それは・・・

 

「まじか、身体が縮んでるよ」

 

そう、朝起きたらいきなり子供の姿になっていたんですよ、恐らく10歳ぐらいかな。

 

「しかしまずったな今日は姉貴をCIRCLEに連れていく予定だったんだが、どうしたもんか」

 

今日は姉貴がCIRCLEに遊びに行きたいと言ってきたので、連れていく予定だったのだがこの姿で行ったら色々めんどくさそうだな。

 

prrrrr

 

「あ、姉貴から電話、はい?」

 

『あ!結城準備出来た?』

 

「いやー、それがさ」

 

『ん?そうかしたの?』

 

「んーまぁ良いや、今玄関だろ?すぐ行くからちょっと待っててくれ」

 

『ええ、分かったわ』

 

とりあえず俺は準備を・・・・・

 

「姉貴」

 

『何?』

 

「すまんが俺の部屋に来てくれねーか?」

 

『分かった』

 

電話を切ると姉貴がこっちに上がってくる音が聞こえてきた。

 

「入るわよ?」

 

「ああ」

 

ガチャ

 

「いったいどうしたの・・・・」

 

「おっす」

 

「ホントにどうしたのよ?」

 

「俺が聞きたいよ、朝起きたらこんな感じになってたんだからよ」

 

「また珍しいこともあるものね」

 

「それで悪いんだが身体が小さくなっちまったせいで着るもんとかがねーんだわ」

 

「確かにそうね、流石に風のやつは入んないだろうし、分かったわ適当に買ってきてあげるから少し待ってなさい」

 

「悪いな」

 

「こればかりはしかないわよ、それじゃあ行ってk」

 

「??どった?」

 

「これ何」

 

「ん?これは・・・何だ?こんなもん昨日まで無かったぞ?」

 

「少し開けるわね・・・・服とズボンだわ」

 

「だな、ご丁寧に今の俺に合いそうな感じのサイズだしな」

 

「とりあえず着てみたら?」

 

「ああ」

 

・・・・・

 

「ピッタリね」

 

「ピッタリだな」

 

「某名探偵じゃないんだろうけど、何か盛られたんじゃないの?」

 

「多分そうだろうな、俺が寝てる間に何かやられたんだろうな」

 

「今日どうする?別の日に仕切り直しでも良いけれど」

 

「いや、まりなには今日行くって言ってあるからドタキャンするわけにもいかんからな、このまま行くとするわ」

 

「そう、それなら早速向かいましょうか」

 

「ああ」

 

とりあえず俺達はCIRCLEに向かう事にした」

 

 

~CIRCLE~

 

「ここなのね」

 

「ああ、とりあえず入ろうぜ」

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ!」

 

「こんにちわ」

 

「今日はどのようなご用件でしょうか?(すごく綺麗な人)」

 

「少し遊びに来させていただいたのだけど」

 

「よっと、おっすまりな」

 

「えっと、坊やはどこから来たのかな?」

 

「俺だ俺、結城だ」

 

「・・・・・・え?」

 

「信じられないかも知れんが要 結城だ」

 

「た、確かに声は結城君の声だね、何でそんな小さくなっちゃったの?」

 

「それは俺が一番聞きたいんだがな」

 

「まぁ結城君って事は信じるよ、それでこちらの女性は」

 

「ああ、俺の姉貴だ」

 

「結城んのお姉さん?」

 

「そ、姉貴とりあえずその変装外して」

 

「そうね、今は誰もいなさそうだから良いかもね」

 

そう言って姉貴は変装を外した。

 

「え!?まさか豊川 京香さん!?」

 

「はー-い♪豊川 京香でーす♪」

 

「豊川さんって結城君のお姉さんだったの!?」

 

「風花で良いわよ♪まぁ結婚して苗字が変わっちゃったからね」

 

「そ、そうだったんですか、これはビックリしました」

 

「ちなみにあいつらは全員知ってるからな」

 

「私だけだったの?」

 

「まぁあんまり言う機会もなかったしな」

 

「確かにそうだね」

 

「そんでまぁ昨日連絡した通りに遊びに来たんだが」

 

「確かに言ってたけど、そんな感じで無理しなくても良かったんだよ?」

 

「口で言って信じたか?」

 

「・・・・確かに」

 

「だろ?」

 

「まぁいきなりドタキャンするわけにもいかんからな」

 

「そうだったんだ、彼女達はもうすぐ来るけど、中で待つ?」

 

そんな感じで話をしていると入口の方が開き。

 

「まりなさんこんにちわ!!」

 

っと勢いよく香澄が入って来た。

 

「香澄ちゃんこんにちわ」

 

「あ!京香さんだ!こんにちわ!」

 

「「「「え!?京香さん!?」」」」

 

「香澄ちゃんこんにちわ、みんなもこんにちわ」

 

「「「「「こんにちわ!!」」」」」

 

「京香さん今日はどうされたんですか?もしかしてお仕事ですか?」

 

「いえ、今日はプライベートで来させてもらったわ」

 

「一人で来られたんですか?」

 

「いえ、この子に連れて来てもらったの」

 

「・・・・」プラーン

 

「可愛い!京香さんのお知り合いの子ですか?」

 

「いえ、この子は」

 

姉貴が俺だと言いかけた瞬間、数人がこちらに近づき」

 

「「「「・・・」」」」スンスンスンスン

 

「みんなどうしたの?」

 

「この匂いは兄さんね」

 

「千聖もやっぱりそう思った?やっぱりそうだよね♪」

 

「確かにこの匂いは兄さんの匂いだね」

 

(俺ってそんなに匂うのかな)スンスン

 

「別に臭い訳じゃないよ、むしろ良い匂いだよ、いつまでも嗅いでいたいぐらいに」

 

「そ、そうか?(何か恐いんだけど)」

 

「京香さんは今日は私達のライブを見に来られたって事ですか?」

 

「ええ、巴ちゃんの言う通りよ、今日はみんなのライブをしてる姿を一度見て見たくて来たの」

 

「それじゃあ精一杯笑顔でおもてなししないといけないわね!」

 

「そうね、京香さんが見に来てくれているのだから変な演奏は出来ないわね」

 

「それより京香さん、兄さんを貸してもらっても大丈夫でしょうか?」

 

「俺は物じゃないんだが」

 

「はい、どうぞ」

 

「「ありがとうございます」」ガシッ

 

「おい千聖とリサ、なんでそんなにがっつりと掴んでるんだ?」

 

「兄さん、一つ質問があるのだけど」

 

「どうした?」

 

「今の兄さんは、前の兄さんと比べて力はどれくらいあるのかしら?」

 

「そうだな、普段と比べて半分ぐらいじゃないか」

 

「そうなんだ♪」

 

「それがどうしたんだよ」

 

「それじゃあ今なら私達の方が兄さんより力は上って事だよね?」

 

「そうだが、美咲も何でそんな事聞いて・・・・」

 

「「「「「「・・・・・」」」」」」ジュルリ

 

「嫌だー!離せー!!何するつもりだ!?っておい!どこ連れていくつもり、って花音お前どこ触ってんだ、燐子お前普段そんな表情したことねーだろ!つぐみとひまりは足を持つな!」

 

「大丈夫痛いのは私達だけだから♪何も心配しなくて良いんだよ♪」

 

「沙綾さん?心配しかないんだけど?」

 

「大丈夫よ結城さん、結城さんは何もしなくても大丈夫よ私達がヤるから」

 

「全然大丈夫じゃないよね!?」

 

「「「「「心配しなくて大丈夫だよ~~♪」」」」妖艶な目

 

「嫌だー!!お前ら助けてくれ!誰かたすk」

 

バタン

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「結城・・・・」

 

「心配ですか?」

 

「ええ」

 

「そうですよね、やっぱり弟さんだかr」

 

「今の姿であれだけの人数の女の子の相手するのは大変だから、体力が持つのかしら」

 

「・・・え?」

 

「え?違ったかしら?」

 

「いや、結城君の心配をしていたんじゃ」

 

「心配はしてるわよ♪ヤるのって結構体力使うからね♪」

 

「そ、そうですか(結城君大丈夫かな)」

 

「沙綾と有咲どこ行っちゃったんだろ?」

 

「あらら~これは大変なことになりましたな~」

 

「るんっとはしないかな~あはは」

 

「リハーサル間に合うかしら」

 

「美咲と花音はどうしちゃったのかしら?」

 

「ましろと瑠唯さんガチな顔してたけど、あれ大丈夫かな?」

 

「結城さん大丈夫でしょうか」

 

等々心配する者やまだ状況が分かっていない者などが居るのであった」

 

 

 

 

 

「俺のそばに近寄るなああー-----ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*別部屋に行ったのはラバーズ全員です*

結城君がどうなったかはみなさんのご想像にお任せいたします。



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214話

 

この日俺はこころの所の黒服さんに呼ばれて弦巻家へ来ていた。

 

「結城さん急にお呼び出しをして申し訳ございませんでした」

 

「それは良いんっすけど、どうしたんですか?」

 

「はい、実はこころ様が今度お一人で所属バンドのグッズをお売りなさるのです」

 

「ハロハピの?それだったらハロハピで売れば良いんじゃ?」

 

「結城さんのおっしゃることもごもっともなのですが、こころ様はお一人で売りたいみたいで」

 

「また何で?」

 

「何でも5人でお売りになるよりもたくさんの人と関われるからとの事で」

 

「なるほど」

 

「そこで結城さんに私と一緒にグッズ販売のお手伝いをしていただきたいのです」

 

「何で俺?」

 

「それはですね・・・」

 

「それは?」

 

「我々がお手伝いをしてしまうとこころ様の事が心配で我々が販売をしそうなのです!!」

 

「お、おう」

 

「なので、要様にこころ様が販売をしているところを見守っていてもらいたいのです」

 

「ようは黒服さん達だとこころのグッズ販売に手を出すから、俺だとその心配がないからお守をやってくれってことか」

 

「exactly!!その通りでございます」

 

「まぁそれは構いませんけど」

 

「それではよろしくお願いします、それとこれを」

 

「これは?」

 

「変装用の道具でございます」

 

「変装?」

 

「はい、要様だとバレてしまうと我々が販売を手伝わせたとお思いになられるので、今回我々は販売の準備をすると言うていで付いていきますので」

 

「なるほど、分かりました」

 

~~~~~~~~~~~

 

それから数時間が経ち、こころのグッズ販売をする会場へやってきた。

 

「それじゃあみんな今日はよろしくね!」

 

「「「はい!」」」

「はい」

 

「それじゃあ今日も笑顔で行きましょう!」

 

「「「Yes Ma’am(イエスマム) !!」」」

 

まぁそんな感じで準備を開始したのだが、何故か知らんがさっきからこころがこっちをちらちらと見た来るのだが・・・バレてる?

 

「こころ様、こちらはどこに置きましょうか」

 

「それはこっちにお願い!」

 

「は!」

 

「・・・」

 

「こころ様どうかなさいましたか?」

 

「・・・」ガタッ

 

「こころ様!?」

 

「ねぇあなた」

 

「ん?何d、んん!!どうかなさいましたかこころ様」

 

「あなた・・・もしかして結城かしら」

 

「いえ、私が結城様などではございませんが」

 

「いえ、あなたの匂いは結城の匂いよ」

 

「なんでお前まで匂いで判断できるんだよ・・・あ」

 

「やっぱり結城だったのね!!」バッ

 

「おま!いきなり!」

 

こころに俺だとバレたまでは良かったのだが、俺だと分かった瞬間に勢いよく飛びついて来た、俺は勢いに押され後ろにバランスを崩してしまった。

 

【やべ!】

 

こころに抱き着かれながら後ろで準備をしていた黒服さんも巻き込みながら倒れてしまった。

 

「んん!(いてて!)」

 

「あん///」

 

(あん?てか目の前が暗くて何も見えん)

 

「あ//ん//結城、動かないで//あんまり息もしないで//」

 

(この声、こころか!?ってか息すんなって、俺に死ねって事か!?)

 

「あん///結城さん動かないで~//」

 

(って後ろからも!?あ、黒服さんか)

 

「あんまり動かれるとイってしまいます~///」

 

「ん//ダメ、変な感じになってきちゃった//」

 

(だから何がどうなってるのか誰か教えてくれー!!)

 

「こころ様!何かすごい音がしましたが、ご無事ですか!」

 

「あん//」

「ダメー//」

 

「・・・・」ゴクリ

 

今の状態を説明すると、黒服さん→結城→こころみたいな感じになっており、

下敷きになっている黒服さんは倒れた勢いでサングラスが飛んでいき、尻餅をついた状態で〇字開脚みたいな感じになっており、さらには黒服の大事な部分に結城の頭がある状態になっており、その上にこころが乗っかかる状態になっているため、結果結城の頭を押し付けている状態なのだ。

次にこころだが、抱き着いた勢いでそのまま倒れたため、自分の胸の所に結城の顔をうずめている状態なので、結城が息をするたび、顔を動かすたびにこころ自身感じたことのない衝撃がこころの中に変な感情が芽生えようとしていたのである。

最後に結城ですが、二人に挟まれている状態なため息を使用にも、息をすればここころの胸に息がかかり、何とか抜け出そうと頭を動かすと二人が大変なことになるのであった(息が出来ないため少々危険な状態である)。

 

「は!こころ様!今すぐに結城様からお離れください!」

 

「ふぇ///」

 

「・・・」ゴクリ

 

「・・・」パンパン

 

「あ!結城!ごめんなさい!」バッ

 

「ぶはーー!!死ぬかと思った!!」

 

「はぁ//はぁ//結城さんって意外と激しいんですね///イっちゃいそうでした///」

 

「そ、そうね//何か変な気分になっちゃった///」

 

「そ、それは何かすまんかった、はぁ、はぁ」

 

「結城様大丈夫でしょうか?」

 

「ええ、何とか大丈夫です死ぬかと思いましたけど、それより」

 

そう言うと結城は膝をつき、そのまま土下座をし。

 

「二人ともすまなかった」

 

「私は大丈夫//」

 

「私はもっと激しくても良かったんですが///」

 

するとこころは結城に近づき、耳元で。

 

「このことはみんなには内緒ね♪む、胸以外も触りたかったらいつでも言ってね」チュ

 

「おま!はぁー、遠慮しておくよ」

 

「さぁ!みんな!残りも終わらしちゃいましょう!!」

 

「「「Yes Sir(イエッサー)!!」」」

 

「ほら!結城も行きましょう!」

 

そう言ってこころは手を出し。

 

「そうだなっと」

 

そう言いながら結城もその手を掴むのであった。



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215話

 

どうもみなさん要です、今日は蘭に誘われて蘭の家で行う華道教室の手伝いをするって事で今は蘭の家に来ている。

 

「ここだな、それじゃあ」

 

そう思ってチャイムを押そうとしたとき。

 

バン!

 

らん「兄さん!」

 

「蘭・・・扉壊れるからもう少しゆっくり開けような」

 

らん「以後気を付ける」

 

「まぁそうしてくれ、そんで呼ばれた通りに来たけど、手伝いって何するんだ?」

 

らん「うん、特に何もしなくて良いよ」

 

「何もしなくて良い?」

 

らん「うん、実はいつも華道教室をやる時に生徒さんが女性しかいないから、男性が居る状態でやってみようって事で今回兄さんに手伝ってもらおうって事になったんだ

 

「なるほどな」

 

らん「それじゃあ中に入って着替えようか」

 

「着替える?」

 

らん「うん、流石に華道教室って名目だから」

 

「名目って言うなよ」

 

らん「だから流石に私服って訳にもいかないから」

 

「確かにそれもそうだな、でも俺何も持ってないぞ?」

 

らん「それは大丈夫、着物はこっちで用意するから心配しなくて良いよ」

 

「そうか、それならいっか」

 

らん「それじゃあ行こうか」

 

「ああ」

 

俺は蘭の後について行き、案内された部屋に入って用意されている着物を見て見た。

 

「おー、着物なんて初めて着るかも・・・何かサイズピッタリじゃねぇ?」

 

そんな事を思っていると扉が開き男の人が入って来た。

 

「えっと」

 

??「君が要君かな」

 

「あ、はい要 結城です」

 

「私は蘭の父親の美竹 陸と言う」

 

「あ、これはどうも」

 

「蘭から君が着物を着るのが初めてだと聞いたから私が着付けをさせていただくことになった」

 

「あ、そうなんですか何かすんません」

 

「構わない、それでは着付けをするから服を脱いで下着だけになってもらえるかな」

 

「はい」

 

俺は蘭の父親の陸さんに言われて服を脱いで陸さんに着付けをしてもらった。

 

「終わったがきつくはないかな?」

 

「ええ、大丈夫です」

 

「そうか、それなら行こうか」

 

「あ、はい」

 

そう言って陸さんは歩いて行ってしまったので、俺も慌てて後追った。

 

「それではこの部屋に入って待っててもらって良いかな」

 

「分かりました」

 

俺は言われた通りに扉を開けて中に入った、すると中にいたのは。

 

「あれ?お前らもいたのか」

 

ひま「あ!お兄ちゃん!」

 

モカ「おー!結城さんの浴衣姿は貴重ですな~」

 

とも「兄さんカッコイイな!」

 

つぐ「・・・・・」カシャカシャカシャカシャカシャカシャ

 

「お前らもいたのか」

 

モカ「蘭に呼ばれたんですよ~」

 

とも「私達も華道の体験をさせてもらえるんだよ」

 

つぐ「・・・」カシャカシャカシャカシャカシャ

 

ひま「ねぇねぇ!私の着物姿どうかな!」

 

「とりあえず落ち着け、後つぐみはどっからそのカメラ出した」

 

つぐ「知りたい?」

 

「何か嫌な予感がするから遠慮しておく」

 

ひま「ねぇねぇ!それよりどうかな!」ムニュ

 

モカ「モカちゃんのおっぱいもおっきいと思うんだけど~」ムニュ

 

とも/つぐ「「チッ!!」」

 

「お前ら落ち着けっつーの」

 

??「なにしてんの」

 

「「「「!!」」」」

「?」

 

らん「みんな私が準備してる間になにしてんの?」

 

ひま「えっとこれは」

 

らん「なんでひまりは兄さんにその牛乳を押し付けてんの?」ハイライトオフ

 

ひま「えー-っと」

 

「蘭何をやっている」

 

らん「ごめん、すぐ行く・・・・ひまりは後でOHANASIするから」

 

ひま「わ、分かった」

 

そう言うと蘭は隣の部屋に入って行った、その後は華道の準備が終わり蘭と陸さんとの華道教室が始まった、最初蘭が手際よく作業を行って行きその後巴→ひまり→つぐみの順番で華道体験をやっていき、華道教室は無事に終わった、その後陸さんに少しの残ってくれとの事で今は二人でいる。

 

「残ってもらってすまないね」

 

「いえ、それで話って」

 

「ああ、そんな難しい話ではないよ、君には感謝しているんだ」

 

「感謝ですか?」

 

「ああ、君のおかげで今では娘が生き生きしているんだ」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、前に娘とバンドの事で言い争った事があってね、それからしばらくの間娘が口を聞いてくれなかった事があってね、それがしばらく続いた後に娘から話をしたいと言われて、今までの気持ちを打ち明けてくれたんだ、その時に私は娘の事を何も考えていなかった事に気が付いたんだ」

 

「そうだったんですね(やっべー-、全く覚えてねーや)」

 

「ああ、本当に感謝しているよ」

 

「そうですか」

 

「引き留めてすまなかったね」

 

「いえ、それでは自分も着替えてきますね」

 

そう言って俺は更衣室へと向かった。

 

「えっと、確かここだったかな」

 

何かありがたい事に男性部屋の看板があるおかげで間違えずに済む、俺は扉を開けたそこに映っていたのは。

 

とも「おう!兄さん!」

 

モカ「お~」

 

 

らん「・・・・」

 

中に入ったら中には着替えの途中の五人がいた。

 

「す、すまんかった、それじゃあ」

 

そう言って扉をしめようとした瞬間の事。

 

らん「まぁまぁそう言わずに中に入ろうか」ガシッ

 

ひま「そうだね、まだ早いんじゃないか」ガシッ

 

モカ「そうだね~、そんなに急がなくて良いんじゃないかな~」ガシッ

 

とも「蘭の言う通りとりあえず中に入ろうぜ」ガシッ

 

つぐ「もう、お兄ちゃんったら、みんなの着替えが見たいなら言ってくれれば良かったのに」ガシッ

 

「お前ら離せ!?って力強いな!?普段そんな強くないよね!?」

 

らん「そんなに暴れたら脱がせられないじゃんか」

 

「脱がせようとしなくて良いからな!?てかお前ら先に服着ろ!せめて下着ぐらい付けろ!?てかさっきまでつけてたよね!?」

 

つぐ「そんなに見たいなら言ってくれれば見せるのに、隅から隅まで見せるのに」ババン!!

 

らん「まぁまぁ兄さんもそんなもの着てないで脱いじゃおうよ」

 

「いやー-!やめてー-!犯されるー-!」

 

つぐ「ジュルリ・・・グヘへへへ、それじゃあ頂きまー--す!!」

 

バンッ!!

 

「大丈夫か蘭!?」

 

今の状況を説明しよう、右腕をひまりが左腕をモカが押さえ、右足を巴が左足をつぐみが押さえ結城の上に蘭が乗って着物を脱がそうとしているところである、五人の全裸と一人の半裸と言う状況なのである。

 

「あ、えっと・・・」

 

「「「「「・・・・・あ?」」」」」ハイライトオフ

 

「そ、そのす、すまなかったな」

 

「「「「「見ー-たー-なー-!!」」」」」ハイライトオフ

 

バタバタバタ

 

「何とか助かったのか?」

 

そう蘭達はハサミを持って全裸のまま陸さんを追いかけていった、俺はとりあえずもう一方の部屋に行き着替えを済ませた。

 

その後しばらくして追いかけっこは終わったみたいで、今は帰るところだ」

 

「今日はありがとうございました」

 

「いや、こっちこそ助かったよ」

 

「何もしてませんよ、それより大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ何とかね」

 

「(全然大丈夫そうにないけど)それでは自分はこれで失礼します」

 

「ああ、また来てくれたまえ」

 

「ええ、それでは」

 

俺はそう言って帰って行ったのであった。

 

後日菓子折りを持って陸さんに会いに行ったのであった。



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216話

どうもみなさんお久しぶりです、久々の登場の結城です、なんと皆さん今日はご報告がございます!それは何かと言いますと!

 

ザーーー!!

ビューーーーーーー!!!!

 

はい、台風が直撃しています、今回のは今まで以上にすごい事になっていますね、それはさておき。

 

「なんで君たちはこんな台風なのにうちに来たの?」

 

そう、さっきも言った通り台風なんです、なのに何故かリサと燐子がうちに来てるんですよね〜。

 

「え?そりゃあ兄さんのお世話をしに、クシュ!」

 

「兄さんが気になって・・・クシュ」

 

「そりゃあそんなビショ濡れだと寒いだろ、風呂沸いてるから入ってきな」

 

「「はーい」」

 

そう言って二人は風呂場の方へ歩いていった。

 

「本当になんで来たんだ?」

 

俺はそんな事を思いながら着替えを取りに行った。

 

ーーーーーーーーーー

 

どうもー!リサだよ!今は兄さんの家のお風呂に入らさせてもらってるんだけど。

 

「まさか燐子まで兄さんの家に来るなんてねー」

 

「えっと、兄さんの事が心配になっちゃって」

 

*心配する人間は他にいるのだが*

 

「それにしても相変わらず燐子のおっぱいは大きいね〜」

 

「ヒャ!?何するんですか!?」

 

「いや〜あいかわず揉み応えあるなーと」

 

「もう!離してください!」

 

「はいはい、燐子も早く洗っちゃって入りなよ」

 

「そうですね・・・あれ?」

 

「どうかした?」

 

「ボディーソープが」

 

「あ、無くなっちゃってるね、兄さんに言って貰わないと」

 

「そうですね」

 

ガチャ

 

「兄さーーん!!」

 

『どうしたー?』

 

「ボディーソープが無くなっちゃったみたいなんだけど」

 

『了解!持っていく!』

 

「ありがとう!」

 

バタン

 

「とりあえず兄さんに言っておいたから他を先に洗っちゃいなよ」

 

「そうですね、それじゃあ先に髪の方を」

 

「ボディーソープ持ってきたぞー、開けるぞ」

「あ!今開けるね!」

 

ガチャ

 

結城が扉を開けるのとリサの扉を開けるのが一緒になってしまい、結城は少しだけ開けるつもりだったのだが、勢いよく扉が空いたことにより、リサの全裸を見てしまうことになったのだった。

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「とりあえず一回おっぱい揉んどく?」

 

スー、バタン

 

「閉められちゃった」

 

「兄さんは何も感じなかったんでしょうか?」

 

「んーどうだろうね、兄さんの事だからなんとも言えないねー」

 

「でもずるいです」

 

「何が?」

 

「リサさんだけ全裸を見られたなんて」

 

「あはは〜まぁあれは偶然が噛み合ったって感じだからねー、私としてはそのままの流れでおっぱいまで揉んで欲しかったんだけど」

 

「リサさんは兄さんにおっぱい揉まれた事あるんですか?」

 

「ないねー、何度か揉んでもらおうと思って何度かチャレンジしたことはあるんだけど、燐子は?」

 

「私もないですね、私も何度かやったことはあるんですが」

 

「なかなか難しいよねー、あ!そうだ!」

 

「??なにかありました?」

 

「それはね・・・・」

 

「それは\\\\\\」

 

何やら二人で良からぬことを企むのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「兄さんあがったよー」

 

「おう、温まったか?」

 

「バッチシ!ありがとうね!」

 

「おう、燐子も温まれたか?」

 

「うん、気持ちよかったよ」

 

「それは何よりだ、軽く飯作ったから食おうぜ」

 

「「うん!!」」

 

二人が風呂から出てきたので三人で飯を食うことにした。

 

「んじゃ、いただきます」

 

「「いただきます!」」

 

「それよりお前ら親御さん心配してんじゃないのか?」

 

「大丈夫だよ〜お母さんには兄さんの家に行くって言ってあるし」

 

「そういう事じゃねーよったく」

 

「私もお母さんに連絡してあるから大丈夫だよ!」

 

「いやだから・・・・もう良いや」

 

まぁそんなこんなありながらも楽しく飯を食い、テレビを見ながら談笑などをし、いい時間帯となった。

 

「もうこんな時間か、そんじゃあそろそろ寝るか」

 

「そうだね、私も眠たくなってきちゃった」

 

「私もそろそろ眠いです」

 

「んじゃー寝るか、二人はあっちの部屋で寝てくれ、準備はしてあるから」

 

「「ふぁーい」」

 

そう言って二人は眠そうに来客用の部屋へと入って行った、しかし誰かが泊まることに慣れてしまっている自分が怖いな。

 

「ふぁーーー!?俺も寝るかな」

 

俺も自分の部屋で寝ることにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

〜翌朝〜

 

おはようございますみなさん事件です、金縛りにあって動けません、っと思ったけどどうやら顔は動くようです、俺はとりあえず顔を横に向けた、するとそこには。

 

「ZZZZZエヘヘ」

 

何やら気持ちよさそうに寝ている燐子がいるじゃありませんか、次は逆だなせーーの。

 

「ダメだよ兄さんそんなところ触っちゃ\\\\\」

 

「どんな夢を見てんだ?」

 

何故か他の部屋で寝ていたはずのリサと燐子が俺のベットで俺を挟むようにして寝ていたのであった、しかも全裸で。

 

「とりあえず起こさねーとな、おいリサ起きろ」

 

「んーーん・・・あ、兄さんおはよ♪」

 

「ああおはよ、とりあえず腕離してくれ」

 

「えへへーどうしよっかなー」

 

「ったくこいつは、おい燐子起きろーーー」

 

「ふぇ?なんで兄さんが私のベットに?」

 

「ここは俺の家のベットな、馬鹿なこと言ってないで離れてくれ」

 

「うん、分かった」

 

「燐子はあっさりと離れてくれたな、リサも離れろ」

 

「仕方ないな〜」

 

「ったく、金縛りかと思ってちょっと焦ったじゃねーか」

 

「えへへ」

 

「えへへじゃねーよ、ったく腕痺れてんじゃねーかよ」

 

二人から結構な抱きつき方をされていたため両腕とも痺れており、なかなか自由が効かない状態になっているのだ。

 

「うわー、なんか凄い動き方してるね、それって兄さんが動かしてるの?」

 

「自分の意思でこんな事してたら頭おかしいだろ」

 

「それもそうだね」

 

なんて馬鹿なことを言っていたときのことである、自由が効かない腕がリサの方へと俺の意思とは関係なく動き、そして。

 

モニュ

 

「あん///」

 

なんとリサの胸を揉んでしまったのである、すると逆の腕も勝手に動き。

 

モニュ

 

「あ/////」

 

燐子の胸を揉んでしまったのである。

 

「兄さん朝から大胆だね」

 

「俺の意思じゃないからな」

 

「兄さんって意外と大胆なんだね////」

 

「話聞いてる?俺の意思じゃないからな?」

 

「そんなに私達とやりたいんなら言ってくれればよかったのに」

 

「あれ?日本語が通じてない?てかお前ら手離せ!押さえつけるんじゃない!」

 

「兄さんって意外と大胆だったんだね」

 

「あ、この子ら話し聞く気ないみたいだわ」

 

「「それじゃあ朝からだけど始めよっか////」」

 

「何を始める気だ?」

 

「「ナニをだね、ジュルリ」」

 

「誰かーー!!助けてくださーーい!!」

 

「それじゃあ頂きまーーす!!」

 

「俺のそばに近寄るなーーーー!!」

 

その後どうなったのかは神のみぞ知るのであった。



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217話


ガールズメンバーは出ません、オリジナル?メンバーのみです。


〜大学内〜

 

ある日のこと、大学のゼミの集まり後に赤司からいきなり。

 

「あ、そうだ今度父さんがパーティーを開くんだけど良かったらみんなどうかな?」

 

「お!まじで!」

 

「良いな」

 

「行く行く!」

 

「面白そうかも」

 

「私達が行っても良いのかな?」

 

「赤司くんが良いって言ってるんだし大丈夫よ!」

 

「そうだよ!」

 

「ボクは少し怖いかな」

 

「大丈夫だって雪音!俺等も付いてるんだし!」

 

「このアホはさておき俺等もいるし何かあったら赤司に言えば大概のことは解決してくれるだろうよ」

 

「そ、そうだよね!それじゃあボクも行こうかな」

 

などと話し合われていたので俺は。

 

「それじゃあみんなは楽しんでおいでー」

 

「「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」」」

 

「あれ?なんか変なこと言ったか?」

 

「結城君は行かないの?」

 

「え?だって面倒くさいし、だってスーツとか着ないとダメなんだろ?」

 

「別に服装は自由で構わないよ、父さんからもそう言われてるし」

 

「でもなー」

 

「それに」

 

「「「「「???」」」」」」

 

「結城は僕が強制的に拉致しt、連れてくるから大丈夫だよ」

 

「やだこの子、普通に拉致するって言っちゃってるよ」

 

「結城に拒否権があると思っているのかい?」

 

「俺に人権はないのか?」

 

「僕と一緒にいる時にはないよ」ニコッ

 

「笑顔ですんごいこと言ってるよこの子、お前らもなんか言ってくれよ」

 

「「「諦めろ」」」

 

「お前らな」

 

「じゃあ全員参加てことで良いかな?」

 

「あ、俺は」

 

「ん?何かな?」般若

 

「なんでもございません赤司様」土下座

 

「それじゃあまた連絡するね」

 

「「「やっぱり赤司には誰も逆らえねーな」」」

 

っと男性陣が赤司に怯えている頃、女性陣はと言うと。

 

「結城君、大丈夫かな?」

 

「赤司っちって結城君が絡むと怖いよねー」

 

「そうね、でもこれはチャンスね」

 

「「「チャンス?」」」

 

「だってそうでしょ?こういう時に気合を入れておめかしをしてあわよくば結城君とあんなことやこんな事を・・・うへへ」

 

「奏ちゃん涎が凄いよ、そんな事しなくても私が作った惚れ薬で」

 

「「「「「そんな事が許されるとでも思ってるの?」」」」」ハイライトオフ

 

「ご、ごめんなさい、で、でも普通に誘惑するのはありだよね」

 

「でも結城さん相手にそんな簡単に行くんでしょうか?」

 

「そうだよね、結城君って恋愛に興味なさそうだもんね」

 

「何だ肇と美嘉は自信がないのか?何なら二人は抜ければ良い」

 

「な!?誰もそんな事一言も言ってないじゃないですか!私だってやりますよ!」

 

「私もやるけど!?」

 

「まぁ肇ちゃんの言ってること分からなくもないかもね」

 

「まぁ誰が勝っても文句は無しね」

 

「「「「「ええ!!」」」」」

 

などと言う事が話されていあたのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜パーティー当日〜

 

「はぁ〜、来ちゃったよ」

 

どうも結城です、残念なことに赤司家のパーティーに来てしまいました。

 

「結城君大丈夫?」

 

「もう諦めたよ、来ちまったし」

 

「そう?」

 

「ああ、入ろうぜ?」

 

「そうだね」

 

俺は雪音と一緒に中に入っていった。

 

「お、逃げずに来たんだな」

 

『逆に逃げるほうが後が怖いからな、てかさ」

 

「「「ん?」」」

 

「なんでみんな正装なんだ?」

 

「だってな?」

 

「逆になんでお前はそんなラフな格好なんだ?」

 

「え?だって赤司が服装は自由で良いって言ってたじゃん」

 

「そうだけど本当に来るか?」

 

「まぁ良いじゃないっすか、それより早く中に行きましょうよ!」

 

「それもそうだな」

 

「あれ?女性陣とアホは?」

 

「俺等以外は先に入ってるぞ」

 

「なんでお前らはここにいるんだ?」

 

「「「ここにいる方が楽だったから!」」」

 

「さようで」

 

「それにこれも渡さないと行けですしね」

 

「これは?」

 

「許可書だってよ、これを警備の人に見せれば赤司の知り合いって事で自由に出入りが出来るんだってよ」

 

「へぇーなるほど」

 

「なくすなよ?」

 

「分かったよお母さん!」

 

「誰がお母さんだ!」

 

「そんな茶番は良いから入ろうぜ」

 

「「「「そうだな」」」」

 

俺達はパーティー会場へと入っていった、中に入るとそこには。

 

「     」ワイワイ

「     」ガヤガヤ

 

中はまぁそれはそれは豪華な事になっており、明らかーに金持ちだって感じのおっさn、おじさまや、おばは、おばさま方がおられた。

 

「流石は赤司家がやるパーティーだな、有名人やお偉いさんばっかじゃん」

 

「だな、普段見かけることなんてない人ばっかりだな」

 

「あ!あの人世界的ハリウッド女優じゃないっすか!?」

 

「あっちは世界でも有名な映画監督じゃねーかよ」

 

「あっちにもいっぱいいるよ!?」

 

「すげーな、本当に俺等なんかが来て良かったのか?」

 

「ホントだな」

「そうっすね」

「そうだね」

 

「みんな来てくれたんだね」

 

「赤司、なぁ本当に俺等が来て良かったのか?」

 

「心配ないよ、まぁ確かに慣れてないとしんどいかもしれないけどね」アハハ

 

「それより結城がまだ来てないみたいだけど、一緒じゃないのかい?」

 

「「「「え?」」」」

 

「ホントだいねー!?あいつ逃げやがったか!?」

 

「いつの間に!?さっきまでここにいたはずなのに」

 

「まだそんなに遠くには言ってないはずっすけど!?」

 

「探しに行くぞ!」

 

「「おう!」」

 

「行っちゃった」

 

「赤司くんどうかしたの?」

 

「美波くん」

 

「何か慌ただしいけど何か問題でも発生したの?」

 

「いや、男鹿達と一緒に結城も来てたみたいなんだけど、どっか行っちゃったみたいでね、探しに行ったんだ」

 

「にゃはは!結城君逃げちゃった?」

 

「結城ならありえそうではあるな」

 

「もう夏樹ちゃんそんな事言ったらダメだよ?まだ逃げたって決まった訳じゃないんだから」

 

「あのさ、ちょっと良い?」

 

「どうしたの美嘉ちゃん?」

 

「その等の本人ってあれじゃないかな?」

 

そう言って美嘉の指差す方を見てみると、そこには。

 

「あ、これももらっていいですか?あ!これも美味そう!全部美味そう」

 

「ふふ、ありがとうございます、たくさんございますので存分に楽しんでください」

 

「あれだね」

 

「こんな言い方して良いのか分かんないけど、なんだか可愛いね」

 

「ふふ、あんなに目を輝かせて子供みたいだね」

 

「「「「「可愛い!!」」」」」」カシャカシャ

 

「女性陣はみんな結城に夢中だね」

 

「あ!そうだ、僕みんなを呼んで来るよ!」

 

「そうだねお願いするよ」

 

「うん!」

 

「テツヤ様、敦様がお呼びでございます」

 

「分かった、みんなごめん父上に呼ばれたから行かないと行けなくなった」

 

「私達は大丈夫だよ、気にしないで行ってきて」

 

「ありがとう、出来れば結城があんまりウロウロしないように見張っててくれると助かるよ」

 

「分かったわ、赤司君は気にしないで行ってきて頂戴」

 

「にゃはは〜連れてきたよ〜」

 

「モンワムメマン」

 

「何喋ってるかわかんねーよ、飲み込んでから話なよ」

 

「ん・・・・みんなここにいたんだな、男鹿達は?あ!もしかしてあいつら迷子か?全く、いい歳して迷子とか?」

 

「結城君のせいなんだけどね」アハハ

 

「ん?俺?」

 

「実は・・」カクカクシカジカ

 

「なるほど・・・・・俺のせいだな」

 

「今雪音ちゃんがみんなを呼んで来てるから大丈夫だと思うけど」

 

「そうか、雪音には迷惑かけたな」

 

「みなさんにですけどね」

 

「結城も来たみたいだし僕は行ってくるよ」

 

「骨は拾ってやるぞ!」

 

「父親に会いに行くだけだからね、じゃあ行ってくるよ」

 

そう言って赤司は・・・どっかに行ってしまった、その後少しして男鹿、黄瀬と雪音と・・・・後誰だっけ?まぁいっか、みんなが戻ってきて何故か知らんが怒られた、解せぬ。

 

それからしばらくしての事、とある事件が起きたのである。

 

「おい!そこの見窄らしい格好の男!」

 

「「「「「ん?」」」」」

 

俺がステーキを食べていると何やらお坊ちゃんらしい男が付き人を連れて声を掛けて来たんですよ、この時俺は思ったんですよ。

 

《あ、これ面倒くさいやつだ》

 



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218話


前回のあらすじ!

赤司家のパーティーに参加→なんか面倒くさそうなお坊ちゃんに絡まれる。



以上!


「えっと、それって俺のこと?」

 

「お前以外に誰がいると言うのだ!貴様みたいな貧乏人が何故こんな場所にいると言うのだ!貴様みたいなものが招待などされているはずないだろう!」

 

「招待されてるからいるんだが?普通に考えたら分かるくね?」

 

「貴様!この僕に口答えする気か!」

 

「口答えも何、なんでいるのか聞かれたから答えただけなんだが」

 

「ええい!うるさい!貴様なぞ!」

 

『ゆーーーうーーーーきーーーー!!』

 

「ん?誰だってグハァ!」

 

「「「「結城!?」」」」

「「「「「「結城君!?」」」」」」

 

「いってー!って誰!?」

 

「結城じゃない!あなたもこのパーティーに来ていたのね!」

 

「ああ、こころかお前も来ていたのか」

 

「ええ!結城がこんなところに来るなんて珍しいわね」

 

「まぁ赤司におどさ・・・・誘われてな」

 

「そうなのね!会えて嬉しいわ!」

 

「き、貴様!」

 

「ん?あ、そういや居たんだった」

 

「貴様なぞが何故弦巻家のご令嬢と親しくしているのだ!?」

 

「そりゃあ仲が良いからな」

 

「貴様みたいな貧乏人がこころ嬢に近づくんじゃない!」

 

「どこをどう見て俺から近づいてるように見えるんだよ、後こころも離れろ」

 

「私はこのままでも大丈夫よ?」

 

「俺が動きづらいから離れてくれ」

 

「結城が言うならそうするわ」

 

「ったく、後あんなに勢いよく抱きつくのはやめような?俺じゃなかったら危ないからな」

 

「なんでお前は平気なんだよ」

 

「そりゃあこんな事が日常茶飯事だからなれた」

 

「普段どんな生活をしてるんっすか?」

 

「僕を無視するんじゃない!!」

 

「あ、まだ居たんだ」

 

「きーーさーーまーー!!おいお前ら!この不届き者を叩き出せ!!」

 

「「は!」」

 

「え?あれ?ちょっと待って!まだステーキとかスペアリブとか牛タンとか手羽先とか食べてる途中なのにーーーー!あ、すみませんこれってタッパーとかで持って帰ったり出来ますかね?」

 

「「「「「・・・・・・・・(肉\お肉が食べられるかの方が心配なんだ)」」」」」」

 

「ははは!!僕に無礼な態度を取るからだ!こころ嬢、もうこころ嬢に害をなすものはいなくなりました!さぁ僕と一緒にあちらでお話でも」

 

そう言うとお坊ちゃまはこころ手を掴もうとしました、だが次の瞬間。

 

スパーンッ!!

 

「な、何をするのですか!?」

 

「ダマレ」

 

「な!?何を」

 

「ナゼコンナコトヲシタ!!」ハイライトオフ

 

「な、なぜと言われましても、あのような者がこの場にいると他の者にもご迷惑にありますので」

 

「何やら騒がしいけどどうかしたのかい?」

 

「赤司!」

 

「おまたせ、それよりこれはどうゆう状況なんだい?こころちゃんは何やら怒ってるんだい?」

 

「ああ、実は・・・・・ってな事があってな」

 

「なるほど」

 

「どうかしたのかテツヤ」

 

「「「「「「!!!」」」」」」

 

「あ、父さん」

 

「こ、これはこれは赤司 敦様とテツヤ様ど、どうしてこちらに」

 

「何、息子が急にこちらに行ったもんでな気になって来たのだよ」

 

「そ、そうでございましたか」

 

「それで、この騒ぎは一体何なのだ?」

 

「いえ!不届き者がいましたので排除していたのです!」

 

「ほう、不届き者か」

 

「はい!」

 

「そうか、一つ聞きたいことがあるのだが」

 

「は、はい!」

 

「今日このパーティーに参加している人達は私か息子が招待をした者しかいないはずだが?」

 

「おい!何をしたんだ!?」

 

「パパ!」

 

「敦様!テツヤ様!うちのバカ息子がご迷惑をお掛けしたのでしょうか!?」

 

「パパ!ボクは正しいことしかしてないよ!?」

 

「うるさい!今はお前に聞いているんじゃない!」

 

「それで?どうなんだテツヤ」

 

「はい、父上このバカが追い出したのは”俺”の大親友です」

 

『『『あ、赤司がガチギレしてるな/してるっすね』』』

 

「ほう、例のあの子と言う事か」

 

「あ、あの」

 

「赤司くんやっほー!」

 

「あ、京香さん間に合ったんですね」

 

「いやーごめんごめん仕事が長引いちゃってね〜、おじさまもこんばんわ!」

 

「来てくれてありがとう京香君」

 

「「「「「「豊川 京香さん!?」」」」」」

 

「どうも〜!豊川 京香で〜す!まぁそれはそれとして結城が居るって聞いてたんだけど、どこに居るの?」

 

「結城はさっきそこのバカが追い出したらしいんですよ」

 

「そうなの?なんで?」

 

「え、えっと皆様はいったい何を話されているのでしょうか?」

 

「ああ、バカの君でも分かるように説明してあげるよ、君が不届き者と言って追い出した人だけど、彼は僕の大親友なんだよね僕が頼み込んで(脅して)来て守らていたんだけど」

 

「で、でもあんな貧乏人が」

 

「ちなみに君は服装だけで勝手に判断して決めつけてるみたいだけど、服装に関しては自由で良いって事で彼に参加してもらったからね、彼がこう言う堅苦しいのはダメなことは熟知しているからね」

 

「そ、それじゃあ」

 

「ああ、君はやってはいけないことをやったんだよ」

 

「君」

 

「は、はい!何でしょうか!?敦様!?」

 

「なぜ君の息子が勝手に我々の招待したお客さんを追い出せるのかね?」

 

「そ、それは」

 

「我々に対しての侮辱行為と受け取ってもかまわないかね」

 

「い、いえ!そのような事は!!」

 

「では何故かね?」

 

「まぁまぁ二人共落ち着いて!そんな怖い顔してたら他のお客さんが怖がっちゃうよ?こころちゃんも戻っておいでー」

 

「コロ・・・あら!京香じゃない!来ていたのね!」

 

「遅くなっちゃったけどねー♪」

 

「でも結城が」

 

「聞いた聞いた、まぁそれは一旦おいておいて、まずはこの空気を戻しましょうよこのままだと雰囲気が悪いままでせっかくのパーティーが台無しになっちゃうでしょ?」

 

「・・・ああそうだな、みなさん!少し雰囲気を悪くして申し訳ございません!さぁ!パーティーを再開しましょう!」

 

赤司 敦が音頭を取ると少し気まずそうにしていた参加者達もまた楽しそうにパーティーを楽しむのであった。

 

「さぁさぁ私達も楽しみましょう♪」

 

「で、でも結城君が」

 

「大丈夫大丈夫♪さぁ行きましょう!」

 

京香がそう言って大学メンバーを連れてパーティーに参加したのであった。

 

「さてこれからのことは後日話しをする事にしようか」

 

「は、はい」

 

「あなた〇〇会社の〇〇よね?」

 

「は、はい!」

 

「そう、それじゃあ今後弦巻家も付き合いを考えてもらうようにお父様にお話しないといけないわね」

 

「あ、あ・・・」

 

「君達に良いこと教えてあげるよ」

 

「「え?」」

 

「君が追い出した彼だけど、京香さんの弟であり」

 

「「え?え?」」

 

「そして僕が所属しているバンド、CLOCKのボーカルだよ、今回の事が世間に知れ渡ったらどうなるかな」

 

コツコツコツ

 

「「・・・・」」

 

二人はその場から動くことが出来なくなったのであった。

 

 

 

一方その頃結城はと言うと。

 

「二度と近づくんじゃないぞ!」

 

バタン

 

「あらら追い出されちゃった、まだまだ食い足りない・・・・ってかさこれってもう帰って良いって事じゃね!?よっしゃ!そうと決まれば飯食って家でゆっくりするぞー!」

 

そう意気込んだ結城だったが、帰っているところを赤司に見つかり詰め寄られた結果、再度パーティーに参加することになったのであった。



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219話

どうもみなさん結城です、今日は千聖と花音と一緒に買物に出かける事になっています、何故かと言うと今日の朝のことです、俺が寝起きでリビングに行ったときのこと。

 

「ふぁ〜〜!」

 

「にゃ」

 

「おはようミユ」

 

「にゃ〜ん♪」

 

「んじゃ朝飯にするか」

 

「にゃ!」

 

俺はミユを頭に乗せてリビングに下りて行った、そんでもってリビングの扉を開け中に入ると。

 

「あら起きたのね、おはよう兄さん♪」

 

「・・・・」

 

「あら?どうしたの?まだ寝ぼけているのかしら?」

 

「ああそうかもな・・・ところでどうやって入った?」

 

「ん?そんなの合鍵に決まっているじゃないの?」

 

「さぞ当たり前のように言うのやめような?アイドルなんだから普通に犯罪は良くないぞ」

 

「あら?犯罪なんかじゃないわよ?だって私達は夫婦なんだから」

 

「捏造するはやめような?今日は一人なのか?」

 

「違うわよ?あそこに花音が居るわよ?」

 

「花音が?」

 

そう言われたのでそっちのほうに行ってみると。

 

「スーーーーーハーーーー!!」

 

「何してんだお前は」

 

「ふぇ??おおおおお兄ちゃん!?」

 

「よう、何人の家のソファーの匂いを嗅いでるんだ」

 

「こ、これは・・・お兄ちゃんが悪いんだからね!」

 

「なんで俺は逆ギレされてるんだ?」

 

「そりゃあ兄さんがいい匂いするのが悪いのよ?ご飯できたからみんなで食べましょう」

 

「なんか納得いかねーけどもう良いや」

 

それから俺達三人で朝飯を一緒に食べた。

 

「それで?なんで二人で家に不法侵入してきたんだ?」

 

「それは兄さんに買い物に手伝ってもらおうかと思って」

 

「買い物?」

 

「ええ」

 

「なんで俺が行く必要があるんだ?」

 

「今度みんなで海でライブをすることになったんだ、それでそれ用に水着を買おうって千聖ちゃんと話してたの」

 

「それって別に俺必要なくね?」

 

「そんな事はどうでも良いのよ、さぁ早く行きましょう」

 

「あっれ〜〜?なんで俺こんな扱い受けてんだろうか?てかまだ朝飯食ってるところ何だけど?ちょっと君たち力強くない!?なんか知んないけどこの時の時だけ力強いよね君たち!?」

 

ーーーーーーーーーーー

 

と言ううわけで二人に連行されて買い物に来たんだけど。

 

「あのさ?一つ良いか?」

 

「何かしら?」

「何?」

 

「お前らって水着を買いに来たんだよな?」

 

「ええ」

「うん」

 

「ここは何屋だ?」

 

「「下着屋だけど?」」

 

「あれ?俺が変なのかな?」

 

「そうよ?何も変なことはないじゃないのよ、水着も下着も一緒よ」

 

「そうだよ?水着も下着も見せるものだから一緒だよ?」

 

「お前らは露出魔か何かか?」

 

「「??」」

 

「まぁ・・・良いや」

 

なんか最近俺の常識がおかしいのかと思うようになってきたんだよな〜。

 

「それで?買うものは決まったのか?」

 

「兄さんは襲われる時にどんな下着が良いかしら?」

 

「なんで襲われる事前提なんだ?」

 

「「そりゃあ襲うこと前提だからよ/だからだよ?」」

 

「この子らいつの間に・・・・いや前からか」

 

まぁその後何やかんやあってが無事に買い終えて、次に行く時の事。

 

「お!君達可愛いね〜俺らと遊ばな〜い?」

 

「そんな冴えない男より俺達と遊んだほうが楽しいぜ?」

 

「「あぁ?」」

 

何か変な連中が絡んで来たんだけど一瞬で雰囲気が恐ろしくなった。

 

「おお!怖い怖い!そんな怖い顔しちゃったら可愛い顔が台無しになっちゃうよ」

 

「そうそう!いいところに連れて行ってあげるからさ〜」

 

などと二人に対してナンパを続けている、俺は周りの人を見てみたら。

 

「   」クスクス

「   」ププ

 

何故か知らないが周りの人は失笑気味な笑いをしていた、なんで?

 

ちなみにこの時の交通人はと言うと。

 

『あの子達も馬鹿ねー、結城君相手に喧嘩売るような事言って』

『あらあら、あの子達死んだりしないかしら?』

『結城さんが居るところでナンパって、アイツら身の程知らずでしょうww』

 

などと思われているのであった【ごく一部を抜粋】

 

「ねぇねぇどうかな〜?」

 

「誰がお前ら如きと遊ぶと思っているのかしら」ハイライトオフ

 

「お兄ちゃんよりお前らの方が言い訳ないだろ?」ハイライトオフ

 

『花音ってあんな言い方出来たんだな』

 

「な!?なんだと!?」

 

「こ、この野郎!」

 

「そもそも何よそのナンパの仕方は、そんな言葉で付いていく人が居るとでも思っているの?いつの時代の話し方よ、それに何を勘違いしているのか知らないけど、あなた達より兄さんの方が良いに決まって居るでしょう、自分の顔を見たことあるのかしら?一度ここに居る人全員にでも聞いたほうが良いんじゃないかしら?」ハイライトオフ

 

「何勘違いしているのかな?かな?私があなた達みたいな人について行くような軽い女だと思われているのがすごく不愉快何だけど?脳内お花畑にも程があるんじゃないかな?もう一回小学生からやり直した方が良いんじゃないかな?いい歳してそんな事も分からないのかな?かな?」ハイライトオフ

 

「「こ、この野郎!!」」

 

「正論言われたからって暴力を振るうことしか出来ないのかしら?」スッ

 

「まずはその性格を直すことを優先した方が良いよ?」スッ

 

「「ヒィ!?」」

 

「??」

 

こっちからは千聖と花音の顔が見えないが、何やらナンパの二人組の顔が絶望してるみたいな顔をしてるんだけど何かあったのか?

 

「「もう良いかしら/良いかな?」」

 

「「すみませんでした〜!!」」

 

男二人は逃げるようにして走っていった。

 

「さ!行きましょうか兄さん」

 

「行こ!お兄ちゃん!」

 

「とりあえずその物騒なものはしまおうか、通報されたら終わりだぞ?」

 

「そうね、これはもう必要ないわね」

 

「そうだね、他の人とかに当たっちゃったら危ないもんね」

 

『これって警察に連絡されたら俺もヤバイよな』

 

などと思いながらいたのだが。

 

「さぁ行きましょう」

「行こ!」

 

「まぁーーー・・いっか」

 

などと考えることを諦めて買い物を続けることにしたのだった。

 

 

 

*ちなみに他の一般客はと言うと*

 

『『『『なんだ、いつもの事か』』』』

 

っと全く気にしないのであった。



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220話

どうもみなさん結城です、今は家でミユを撫でながらゴロゴロしているのだが。

 

バンッ!

 

「ゆうちゃんただいま〜!!」

 

いきなりすごい音で玄関のドアが開いたかと思ったらいきなり母さんがリビングに飛び込んできた。

 

「母さん?」

 

「ママだよ〜!」

 

「急にどうしたんだ?父さんと一緒に駆け巡ってたんじゃなかったのか?」

 

「そうなんだけどね、ドイツの偉い人と一ヶ月一緒にいないとダメらしくてね、パパが私が負担になるならそれまで実家にいたら良いんじゃないかって言ってくれてね?お家だったらゆうちゃんもいるからママも嬉しいから帰って来ちゃった!」

 

「そうだったのか、それじゃあしばらくは家にいるのか?」

 

「うん!そうだよ!」

 

「了解」

 

「にゃ〜ん?」

 

「ミユちゃ〜ん!!」

 

「にゃ〜〜!?」

 

「あ〜待ってよ〜〜」

 

「母さん、ミユを追いかける前に先に手洗いとうがいな」

 

「分かった!」

 

たまにどっちが親なんだろうと思うことがあるんだよなー、まぁ正真正銘の俺の母親なんだが。

 

「にゃ〜」

 

相変わらずミユは母さんの事が苦手のようだ・・・・・なるほど、通りで香澄やこころなんかのうるさい組が苦手なわけだ。

 

「お手々洗って来たよー!」

 

「おう、そういや母さん昼飯は食ったのか?」

 

「お昼ごはんはまだなんだよ〜」

 

「それなら今から作るよ、俺もまだ食ってないし」

 

「ゆうちゃんのお料理!?わぁ〜い!!」

 

「んじゃあ今から作るからじっとしててな?」

 

「はーい!」

 

俺はミユをソファーに置いて台所に向かった。

 

 

トントントントン

ガチャ、バタン

ジューーーー!!

 

俺が昼飯を作っている時の事である。

 

ピンポーン

 

おんや?誰か来たみたいだ。

 

「母さん出てくれる?」

 

「分かった!」

 

とりあえず対応は母さんに任せて俺は料理に集中することにした。

 

 

 

 

「はーい!」

 

ガチャ

 

「え、あ、こんにちわ」

 

「こんにちわ!えっと、あなたは?」

 

「あ、はじめまして八潮 瑠唯と言います」

 

「瑠唯ちゃん!」

 

「えっと、ここは要 結城さんのお家であってますか?」

 

「うん!そうだよ!ゆうちゃんのお友達?」

 

「そうですが、あなたは」

 

「私は!」

 

「母さん何してんだ?って瑠唯?」

 

「あ、結城さん」

 

「どうしたんだ?何か用事か?」

 

「えっと、お散歩でこの辺を歩いていて通りかかったのでご挨拶をと思って」

 

「そうだったのか」

 

「えっと、この方は?」

 

「ああ、このちんまりしたのは俺の母親だ」

 

「ちんまりじゃないよ!どうも!ゆうちゃんのお母さんのゆずで〜す♪」

 

「結城さんのお母様ですか」

 

「おう、これから何か予定はあるのか?」

 

「いえ、今日は何も予定はありませんが」

 

「それなら家で昼飯でも食っていかねーか?今作ってるところだし」

 

「ええんですか!?」

 

「ああ、後は皿に盛るだけだから中に入って待っててくれ」

 

「分かりました」

 

「瑠唯ちゃんこっちだよー!」

 

そう言って母さんは瑠唯の手を引いて中に入った、その後姿を見て俺はこう思ってしまった。

 

「姉の手を引く妹みたいだな」

 

俺はそんな事を口ずさみながらリビングへと戻っていった。

 

 

 

その後は作っていた料理を皿に盛ってテーブルに用意をした。

 

「ほいよ、まぁ簡単にチャーハンとコンソメのスープだ」

 

「美味しそー!」

 

「美味しそう」

 

「にゃー」

 

「分かってるよ、ほいミユの飯な」

 

「にゃ♪」

 

「そんじゃあ食おうぜ」

 

「早く♪早く♪」

 

「そんじゃあいただきます」

 

「いただきます!」

「いただきます」

 

「あーん!んんー!美味しい!」

 

「それは何よりだ、瑠唯もいけそうか?」

 

「はい、とても美味しいです」

 

「口にあって何よりだ」

 

俺達はその後も黙々と飯を食っている時の事。

 

「瑠唯ちゃんってゆうちゃんの事は好きなの?」

 

「いきなり何聞いてんだこの親は」

 

「はい、大好きです」

 

「この子はこの子で平然と返答してるよ」

 

「そうなんだ!ゆうちゃん!ゆうちゃんのお嫁さんは瑠唯ちゃんが良いと思うよ!」

 

「何をそうなったらそうなるんだよ」

 

「挙式はいつにしましょうか?」

 

「あれ?何か決定事項になってる?」

 

「前のあのガキどもはダメだからね!」

 

「ガキとか汚い言葉を言わないの」

 

「ガキども?」

 

「ああ、前に母さんと二人で買い物に行ったんだがな、その時にリサとか千聖達数名がどうやら母さんを俺の彼女?と間違えたらしく喧嘩を売ったらしくてな、その後からどうやらあいつらに因縁?みたいなもんを持ってるみたいなんだよ」

 

「そうだったんですか」

 

「その点瑠唯ちゃんは大人しくて良い子そうだからお母さんは好きだよ〜♪」

 

「ありがとうございます、これは親公認と言うことでよろしいでしょうか」

 

「はいはい、そんな話はおいといて飯を食っちまおうぜ」

 

「はーい!」

「はい」

 

その後は特に何もなく?平和な時間を過ごしたのだった。



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221話

ある日の事、家でゴロゴロしていると。

 

prrr

 

携帯が鳴ったので出てみると。

 

「はい?」

 

『あ、お兄ちゃん』

 

「美咲か、どうしたんだ?」

 

『今から弟達とゲームセンターに行くんだけど、お兄ちゃんも一緒に来てくれないかな?』

 

「良いけど、俺が行っても良いのか?」

 

『うん、弟達もお兄ちゃんに会いたがってるし』

 

「了解、どこに向かえば良いんだ?」

 

『今家の前に居るから出てきてくれたら良いよ』

 

「家の前?」

 

俺は玄関に行き、扉を開けるとそこに美咲と、美咲の両手を繋いでいる弟妹が立っていた。

 

「いきなりごめんね」

 

「それは良いんだがせめて家から連絡するようにしような」

 

「ごめんごめん、今向かってたんだけど途中で二人がお兄ちゃんに会いたいって言い出してね」

 

「なるほどな、それなら仕方ないな、すぐ着替えてくるから待っててくれ」

 

「分かった」

「「はーーい!」」

 

俺は部屋に戻ってすぐに着替えて家を出た。

 

「お待たせ、そんじゃあ行くか」

 

「うん」

「「はーい!」」

 

俺達は家を出てゲームセンターに向かって歩き出したんだが。

 

「お兄ちゃんはこっちね!」

 

「ん?美咲の隣か?」

 

「うん!それで私がお兄ちゃんの隣!それでみんなでお手々繋ぐの!」

 

「ほいほい、こうか?」

 

「うん!」

 

「らしいから手繋ぐか」

 

「うん!」

 

「あのー美咲さんや?」

 

「何?」

 

「この繋ぎ方する必要はあるのかい?」

 

何故か恋人繋ぎ?の繋ぎ方をされたのだった。

 

「あるよ?だって恋人何だし」ニヤッ

 

「お兄ちゃんのお嫁さんは私だよ!」

 

「違うよ、お姉ちゃんがお兄ちゃんの妻になるんだよ」

 

「姉ちゃん、それは良いから早く行こうよ」

 

「そうだぞ?早く行かないと時間無くなっちまうぞ」

 

「それもそうだね、じゃあ行こっか」

 

その後は四人で手を繋いでゲームセンターに向かった、その途中で。

 

「あらあら、若いご夫婦だこと、可愛いお子さん達だね」

 

「いえ、この子達は・」

 

「そうなんですよ!頑張っちゃいました!」

 

「お前は何を訳分からんこと言ってんだ、トシコさん俺だよ俺」

 

「ん?あら、結城ちゃんじゃないかね、ついに結婚したのかい、めでたいねー」

 

「俺はまだ大学生だし、こいつはまだ高校生だ」

 

「あらそうなのかい?二人共お似合いだったからついね」

 

「それ前にも言ってたよ?」

 

「はて?そうじゃったかの?最近もの忘れが激しくてね〜」

 

「わざとでしょ、トシコやたらと覚えてるんだから」

 

「ふぁ!ふぁ!ふぁ!そうじゃったかの〜」

 

「まったく、それじゃあ俺達は行くからね」

 

「気をつけてのー」

 

「元気なおばあちゃんだったね」

 

「そうなんだよな、いつも誰かと一緒の時にああ言うんだよ」

 

「そうなんだ」

 

「まあそんな事より早く行こうぜ」

 

「「「はーい!」」」

 

俺達はトシコさんと分かれてゲームセンターに向かった。

 

 

それからゲームセンターに着いた俺達はとりあえず中を散策することにした。

 

「さて、何をする?」

 

「んーどれが良い?」

 

「私これが欲しい!」

 

妹ちゃんが指を指したのは某ちぃ何とかのでかいぬいぐるみだった。

 

「あぁそういや最近ハマってるんだったね」

 

「ほうほう、これか」

 

「うん、最近テレビでやってるんだけどどうしても高くてね、フェルトで作ってあげようと思ったんだけど」

 

「そうだったのか、それじゃあやってみるか、ほい」

 

「え!?悪いよ!」

 

「気にすんな金ならある!」

 

「すごい発言だね、まぁお兄ちゃんが良いなら良いんだけど」

 

「早くやろ!」

 

「はいはい、一緒にやろうか」

 

「うん!」

 

俺は妹ちゃんの後ろからコインを入れ、妹ちゃんの手を上に重ねてゲームを始めた。

 

「あいつすごく楽しそうだな、ねぇ姉ちゃん・・姉ちゃん!?」

 

「オニイチャンニアンナテヲニギラレルナンテウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイウラヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイヤマシイ」ハイライトオフ

 

「姉ちゃん!顔がすげー怖いことになってるよ!?落ち着いて!?」

 

「ワタシハイツモオチツイテルワヨ」ハイライトオフ

 

「元に戻ってーー!!」

 

「よし!取れた!ん?何か騒がしいな」

 

「ありがとうお兄ちゃん!!」

 

「おう、美咲ー取れたぞ」

 

「ありがとう!良かったね」

 

「うん!」

 

「喜んでもらえて何よりだ」

 

「はぁー」

 

「大丈夫かい?疲れてるみたいだけど」

 

「だ、大丈夫です」

 

「そうかい?無理しないようにね」

 

「は、はい、あいがとうございます」

 

「それじゃあ次は弟くんが欲しい物を取りに行こうか」

 

「そうだね、どれが欲しい?」

 

「んー、これかな」

 

「お菓子の詰め合わせか、ぬいぐるみとかじゃなくても良いのかい?」

 

「うん、あんまり欲しいのが無いかな、そっちよりかはこっちの方が欲しいかも、どっちかと言えばクレーンゲームをやりたいかな」

 

「なるほどな、そんじゃあほい」

 

「良いの?」

 

「気にしなくて良いぞ」

 

「ありがとう!」

 

俺達はとりあえず弟くんがやるのを見守り、何回かやったところで取れなさそうだったのでアドバイスをしてあげることにした、そうしたらその後数回で取ることが出来た。

 

「取れた!!」

 

「良かったな」

 

「ありがとうお兄ちゃん!」

 

「どういたしまして、さて後は美咲だけだが」

 

「私?私は結婚指輪か婚姻届がほしいかな」

 

「何を馬鹿なこと言ってんだ、この中でほしいもんにしろ」

 

「ちぇ、それじゃああれをやりたいかな」

 

「あれ?プリクラか」

 

「うん、お兄ちゃんはやったことある?」

 

「一回バンドメンバーでやったかな」

 

「それじゃあ女の人とは初めてって事?」

 

「んー、分かんねーけど多分な」

 

「そっか、それじゃあやろうよ」

 

「まぁ美咲が良いならそれで良いけど」

 

そう言って俺達はプリクラ機の方へと向かった。

 

「中って意外と狭いんだな」

 

「そうだね」

 

「そういや美咲はやったことあるのか?」

 

「私は初めてだよ」

 

「そうなのか?友達とかとやらないんだな」

 

「ないね」

 

「そうか」

 

「すごい!私が写ってる!」

 

「こら!じっとしな!」

 

「はいはい暴れないの」

 

「それじゃあ始めるぞー、こうしてっと、ほい撮るぞ」

 

[それじゃあレンズを見てね!それじゃあいっくよー!3!2!1!]

 

カシャ

 

[ちゃんと撮れたかな?出口から出てくるから受け取ってね!]

 

スッ

 

「お、出てきたな」

 

「すごーい!お写真出てきたよ!」

 

「これは写真じゃなくてプリクラって言ってな、こうやって剥がすことが出来てほらシールみたいになるんだよ」

 

「ほんとだ!欲しい欲しい!」

 

「どうぞ」

 

「ありがとう!うわー!」

 

「弟くんもいるかい?」

 

「欲しいです」

 

「どうぞ」

 

「ありがとう」

 

「美咲もほい」

 

「ありがとう」

 

「さてと、そろそろ帰るか?」

 

「あ」

 

「どうした?」

 

「あのさ、今度は二人で撮りたいんだけど」

 

「二人でか?まぁ良いが」

 

「じゃあ二人はちょっと待っててね」

 

「「うん!」」

 

その後俺と美咲の二人でプリクラを撮って今日のところはお開きとなった。

 

 

 

「今日はありがとね」

 

「お兄ちゃんありがとう!」

「ありがとうごじました」

 

「どういたしまして、そんじゃあ俺も帰るわ」

 

「うん」

 

「「ばいばーい!」」

 

俺は三人に見送られながら家に帰っていったのだった。

 




〜その日の夜〜

「うふふふふふふふ!あーはははははははは!!お兄ちゃんの初めてを奪ったったわー!!」

「美咲ーうるさいわよ、ご近所に迷惑になるからやめなさい」

「あ、うんごめん」

「そんなに嬉しいことでもあったの?」

「うん、ちょっとね」

「そう?二人も喜んでたし、結城さんには感謝しないとね」

「ほんとそうだね」

「夜も遅いんだし早く寝なさいね」

「うん分かった」

「それじゃあおやすみ」

「おやすみなさい」

バタン

「うふふふ」

その夜に美咲はプリクラを見ながらずーっと不気味にニヤニヤしていたのだった。


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222話

どうもみなさん結城です、美咲達と遊んでからしばらく経ち母さんも父さんが用事が済んだと言う事でまた父さんのもとに戻って行ってまた俺とミユの生活が戻った、そんな夕方の事。

 

バタンッ!!

 

ものすごい音をたてて玄関の扉が開いた、見に行ってみると。

 

「結城ー!邪魔するわよー!」

 

「邪魔するなら帰ってくれ」

 

「分かった!じゃないわよ!」

 

「ったくうるせーな、一体何なんだよいきなり」

 

「あ!そうそう、今日ここでパスパレのみんなと女子会するから!」

 

「自分の家でやれ」

 

「家だと拓君に迷惑掛かっちゃうじゃない?それにここは元は私の家でもあるわけだし?」

 

「俺なら迷惑を掛けてもいいと?」

 

「ゆ、結城?顔が怖いわよ」

 

「誰のせいだと思ってるんだ?それに晩飯はどうするつもりだったんだ?」

 

「それは・・・・・てへ♪」

 

「○ね」ゴツン!

 

「・・・・・」シュ−−−

 

「あ、あのー自分達は帰りましょうか?」

 

「はぁ、来ちまったもんはしゃーないから入りな、飯は食ってないよな?」

 

「ええ、私達が仕事が終わってそのまま来たから」

 

「これ(姉貴)と一緒だったのか?」

 

「うん!京子さんと一緒にお仕事できたんだよ!」

 

「まぁ嬉しそうで何よりだ」

 

「とてもタノシカッタです!」

 

「ご飯は今から買ってから結城さんのお家にお邪魔する?」

 

「まぁ何でも良いなら作ってやるがどうする?それか買ってk」

 

「「「「「食べる!!」」」」」

 

「じゃあ今から作るから中で寛いでてくれ」ズルッズルッ

 

「京香さんをあんな風に運ぶのって兄さんぐらいわよね」

 

「そうだね」

 

「早く中に入ろうよ♪」

 

「入りましょう!」

 

「お二人共行きましょう!」

 

「そうね、行きましょう彩ちゃん」

 

「うん!」

 

 

ジュージュー

 

ワイワイガヤガヤ

 

「おーい出来たぞー」

 

「「ご飯!」」

 

「落ち着けバカども、ほれお前らも座りな」

 

料理を作り終えた俺は机に配膳をし、女子達を呼び飯にすることにした、ちなみにカレーにした(明日の飯に出来るため)

 

「いただきます」

 

「「「「「「いただきます!!」」」」」」

 

「あーん!んー!!相変わらず結城のご飯は美味しいわねー♪」

 

「このカレーすごくるん♪ってする!」

 

「とてもオイシイです!」

 

「すごく美味しいよ!お兄ちゃんも美味しそう

 

「そうね、これなら毎日食べたいかも、ついでに兄さんも食べたいわ

 

「結城さんの料理はいつも美味しいですね」

 

「あんまりバク食いすんなよ、明日の俺の飯にすんだから」

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

(こいつら本当に分かってんのか?)

 

そんな事を思って食べていると。

 

ピンポーン

 

どうやらだれか来たようだ。

 

「はーい」

 

ガチャ

 

「結城さんこんにちわです!」

 

「パレオ、っとチュチュかどうしたんだ?こんな時間に」

 

「えっと」

 

「??」

 

「チュチュ様がミユ様にお会いしたいと申しましたので、お連れしました!」

 

「なるほどな、二人は飯は食べたのか?」

 

「まだ食べてないわ」

 

「ならついでに食べるか?」

 

「良いのですか?」

 

「ああ、二人以外にも居るがそれでも良いのならだが」

 

「誰かおられるのですか?」

 

「ああ、俺の姉貴とパスパレメンバーが今飯を食ってるところだ」

 

「パスパレの皆様がおられるのですか!!」

 

「Mr.結城のお姉さん?」

 

「ああ、面倒くさいやつだがな、それでも良いか?」

 

「ぜひ!!お願いします!!良いですよねチュチュ様!!」

 

「ええ!」

 

「じゃあ入りな、手を洗ってリビングに来てくれ」

 

「ええ!」

「はい!」

 

急遽二人増えたがまぁ良いだろう、そんな事を思いながらリビングに向かった、あんな事になっているとは知らずに。



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223話

どうもみなさん結城です、今俺はと言うと自分の部屋に居ます、何故かは前話参照で。

 

「とまぁあの雰囲気に耐えかねて部屋に戻ってきたんだが、何しよ・・あ」

 

そう言えば前に部屋の物入れを整理しようと思ってて忘れてたのを思い出した。

 

ガラガラ

 

「おうふ、結構汚いな」

 

思ったより散らかっていたのでとりあえず物を出すところから始めた。

 

「よいしょっと、このダンボールってそもそも何が入ってるんだ?」

 

そう思いダンボールを開けてみたすると。

 

「これは・・・・小学校の卒業アルバムかどれどれ」

 

俺自身あることを忘れていたもの久しぶりに見つけたので見ていると。

 

「おお、男鹿だ、こんな感じだったか」

 

ちなみに男鹿とは小学校からの付き合いだ。

 

「おー、こんな感じだったなー」

 

などと思いながらしばらく卒アルを見ていた。

 

 

「・・・・・は!そうだった片付けしてる途中だった続きやんねーと、あ、これは」

 

次に見つけたのは小学校の頃に撮ったであろう写真が入っているアルバムだった。

 

「あ!これ懐かしー、何かしんねーけど劇で女装させられて・・・これは白雪姫?だったかな、やらされたんだよなー王子役が男鹿で」

 

などと思い出に浸ってしまったのであった。

 

*この男片付けの事を忘れているのであった*

 

ガチャ

 

「結城さんいますか?」

 

「・・・・」

 

「あ、結城さん!」

 

「・・・・」

 

「結城さん?どうかされましたか?」

 

「・・・・ん?ああパレオかどうしたんだ?」

 

「いえ、パスパレのみなさんが、それなんですか!!」

 

「ああこれか、これは小学生の時のアルバムだ」

 

「わぁー!これ結城さんですか!可愛らしいですね−!」

 

パレオも加わり話が盛り上がってしまったのであった。

 

ガチャ

 

「パレオちゃん大丈夫?」

 

「これも可愛いですねー!」

 

「いやーこの時はあせったなー」

 

「      」ワイワイ

「      」ガヤガヤ

 

「二人共?」

 

「あ!千聖さん!どうかされましたか?」

 

「どうかしたじゃないわよ、呼んできてもらおうかと思ってたのに全然戻ってこないから来たのよ」

 

「あ!そうでした!すみませんでした!」

 

「まぁ何もなかったのなら良いのだけども、それより何をしていたの?」

 

「それはですね!小さい頃の結城さんのアルバムを見ていたんです!」

 

「私にも見せて頂戴!!」バッ!

 

「すごい食い気味ー」

 

「お兄ちゃんこの写真頂戴!!」

 

「ワタシはこれが欲しいです!!」

 

「自分はこれが欲しいです!」

 

「君ら一体いつから来たんだね?」

 

「そんな事はどうでも良いの!それよりこの写真頂戴!5万!いや10万出すから!」

 

「ワタシは15万円出します!」

 

「自分は20万で!!」

 

「いや、売らないからな?なんで思い出の写真を売らなきゃならん」

 

「それじゃあ複製でも良いわ、複製品で50万でどうかしら?」

 

「どうかしらじゃねーよ、やめなさいこんな事にそんな大金出すんじゃありません」

 

「こんな事じゃないわよ!これは世界遺産物なのよ!小さい頃の兄さんの写真なんてもう二度と!二度と手に入らないのよ!!それをこんな事ですって!兄さんはこれがどれだけ大変なことかを理解できていないのだわ!あ、この兄さん可愛くて美味しそうね♪

 

「お、おうそうか」

 

「それは一大事だよ!この写真なんてオークションに出せば数十億、いや!数百億なんて余裕なんだよ!!この頃のお兄ちゃん美味しそう♪

 

「そんな値段で買うアホはいねーだろ、写真如きにそんな大金」

 

「「「「写真如きですってーー!?!?」」」」

 

「ど、どうしたんだよ?」

 

「なんでわからないのかしら兄さんは事の重要さをまだ理解できないのかしら」ハイライトオフ

 

「まぁまぁ千聖ちゃん落ち着いて、お兄ちゃんは当人何だから分からないんじゃないかな」

 

「そんな事よりみんなで一緒に見れば良いじゃん?結城さんの家にあるって分かってるんだし、見たい時に見せて貰えば良いんじゃない?」

 

「「「「はぁ?」」」」ハイライトオフ

 

「え?私なんか変なこと言った?」

 

「見るためだけに写真が欲しい訳じゃないわけでもないことは無いけど、こんなにおかずがあるのにそれを我慢しろってっ事なのかしら」ハイライトオフ

 

「おかず?」

 

「分からない?ピーーーするために決まってるじゃんかー」

 

「最低でも7枚はほしいですね、1日一枚でと考えれば、いやでも」

 

「ワタシはこのアルバムごと欲しいです!!」

 

「結城さんこれはいつの時のなの?」

 

「これは中学の時だな」

 

「あそこにあるのは?」

 

「ああ、あっちは小学生の時だな」

 

「「「「!!!」」」」ガバッ!!

 

「あーー!この兄さん甘くて美味しそうねー・・・食べたい」

 

「ああ!こっちは・・・・グヘヘヘ」ヨダレ

 

「!!!」ジュルリ

 

「カワイイですねー♪」ハイライトオフ

 

「片付けは別の日にやるか、あれ?」

 

「どうかしたの?」

 

「チュチュはどうした?」

 

「チュチュちゃんはリビングでミユちゃんと戯れてたけど」

 

「姉貴は?」

 

「京香さんは多分まだ飲んでるんじゃないかな?」

 

「女子会してたんじゃなかったのかよ?」

 

「女子会と言うよりかはどっちかと言えばただただ4人が結城さんの事を熱弁してただけだよ」

 

「そうなのか」

 

「でもこれ他の子達にバレちゃダメだと思うよ」

 

「なんでだ?」

 

「ガールズバンド内で戦争が起きる気がするから」

 

「取り合いって事か?」

 

「そうだね」

 

「まぁ誰にもやらんから心配ないと思うがな」

 

「みんなどうにかして取りに来そうだけど」

 

「まぁそうなったらそうなった時だ」

 

「結城さんらしいね」

 

「おいお前ら!もう夜遅いから帰れよ−」

 

「「「「まだまだ見足りない!!」」」」

 

「言うこと聞かないやつは嫌いになりそうだなー(棒)」

 

「さぁみんな帰りましょう、兄さんに迷惑かけられないわ」

 

「そうだね、お兄ちゃんに迷惑をかけちゃダメだもんね」

 

「今日のところは帰りましょう」

 

「賛成です!!」

 

「私も帰ろっと!」

 

「お前らどうやって帰るんだ?」

 

「「「「「・・・あ」」」」」

 

「だろうと思ったよ、車で送ってやるから準備しておけ、パレオはチュチュを呼んで来といてくれ」

 

「分かりました!!」

 

「それじゃあ車出すから準備出来たら出てきてくれ」

 

「「「「「「はぁーい!!」」」」」」

 

その後俺は車でみんなを送り、その後に姉貴を家に送り届けた、ちなみに姉貴は酔い潰れてチュチュはミユに抱きつきながらすやすやと眠っていた。

 

 





「うふふふ、何枚かこっそりと持って帰って来たわ、みんなにはバレてないしこれを拡大コピーして、うふふふふ、あーはっはっはっはっはっはっは!!!!」

「ふんふふーん♪みんなも馬鹿だねー、こんな美味しいもの持って帰らない訳ないじゃんかー、これを抱きまくらに、うへへへへへへ」


その数日後に片付けを再開した結城が数枚無い事に気づき、バレた二人は結城と他三人から説教され、渋々ながら取った写真を返すのであった。


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224話

どうもみなさん結城です、今日は戸山家へと来ています、何故戸山家に来ているかと言うと、明日香ちゃんに家庭教師を頼まれたので勉強を教えるために来ていまーす。

 

ピンポーン

 

『はーい!』

 

ガチャ

 

「こんにちわ結城さん!」

 

「こんにちわ、今日はよろしくね」

 

「はい!よろしくお願いします!!」

 

「それじゃあお邪魔するね」

 

「どうぞどうぞ!」

 

「おじゃましまーす」

 

「あら結城さんこんにちわ、明日香の事よろしくお願いしますね」

 

「こんにちわ、俺が教えられる事はやりますんで」

 

「よろしくお願いしますね」

 

「それじゃあ行きましょう」

 

「ああ、行こうか」

 

俺は明日香ちゃんの部屋へ向かった。

 

ガチャ

 

「どうぞ!」

 

「お邪魔しまーす、どうする?いきなり始めるかい?」

 

「はい!お願いします!」

 

「了解、それじゃあさっそく始めようか」

 

こうして明日香ちゃんの学力向上計画が始まったのであった。

 

 

〜1時間半後〜

 

「よっし、一旦休憩しようか」

 

「え?でもまだ1時間半しかたってませんよ?」

 

「そんなに一気に詰め込んでも覚えられる事も覚えられないからね、焦っても良いことなんてないよ」

 

「そうですね、少し焦っていたのかもしれないですね」

 

「リラックスリラックス」

 

俺はそう言いながら明日香ちゃんの肩を揉んだ・・・・あれ?これってセクハラじゃね?

 

「おっと悪い悪い」

 

「あ//気にしてないのでお願いできますか//」

 

「そう?それじゃあ」

 

バタン!!

 

「あーーちゃん一緒に遊ぼう!!」

 

「・・・」

「・・・」

 

勢いよく扉を開けて香澄が部屋に入ってきた。

 

「あれ?結城さんだ!二人で何やってるの?」

 

「勉強を教えてもらってたんだよ、もうすぐテストだからね、それよりお姉ちゃんもテストだけど大丈夫なの?」

 

「いや〜〜それは〜・・・あはは、おじゃましまt」

 

ガシッ!

 

「まぁまぁそう言わずに一緒に勉強しようや」

 

「嫌だ〜〜!!助けて〜〜!!」

 

こうして強制的に香澄も勉強に参加させたのだった。

 

 

〜数十分後〜

 

「もうだめ〜〜」

 

「早すぎるぞお前」

 

「だって〜〜」

 

「ほれ、今回のテスト良い点取ったら演奏教えてやるから頑張れ」

 

「ホントですか!!」

 

「今日頑張って良い点取れたらな」

 

「よーし!頑張るぞーー!!」

 

「おー、その意気だ」

 

(私が結城さんに勉強を教えてもらうはずだったのにーー!!)プクーー

 

「えい」チョン

 

「プハ!何するんですか!?」

 

「いや、可愛いからつい突きたくなちゃって」

 

「かわ!?」

 

「さぁ再開するか」

 

「「はーーい!!」

 

勉強会を再開し、二人共明日香ちゃんは元からだが、香澄も集中するようになり、勉強会もそれなりに捗ったのであった。

 

 

 

「よーい、今日のところはこれくらいにしておこうか」

 

「はい!ありがとうございました!(すごくわかりやすかった、やっぱり結城さんは凄いな)」

 

「疲れたよ〜〜〜」

 

「お姉ちゃんにしては頑張ったんじゃない?」

 

「一生分の勉強をしたよ〜」

 

「お前の一生はどんだけ短いんだよ」

 

「ふふ」

 

ガチャ

 

「終わったかしら?」

 

「あ、お母さん、ちょうど終わったよ」

 

「結城さん今日はありがとうございました、香澄にまで勉強を教えてもらって」

 

「気にしないでください、ちょうど良いところにこいつも飛び込んで来たんで、こいつもテスト前って事だったんでちょうど良かったんで」

 

「ありがとうございます、よろしければご夕飯ご一緒にどうでしょうか、お時間があればですが」

 

「良いんですか?」

 

「無料で家庭教師をお引き受けしてもらっているんです、これくらいはさせてください」

 

「そう言う事ならごちそうになります」

 

「結城さん早く行こ!」

 

「お前さっきまでダウンしてただろ」

 

「そんな事よりご飯ですよ!!」

 

「お前らしいな」

 

「ご飯♪ご飯♪」

 

「まったくお姉ちゃんは、結城さん行きましょう」

 

「ああ」

 

「ふふふ、あの子達楽しそうね」

 

俺は戸山家で夕飯をごちそうになったのであった。

 

 

〜後日談〜

 

「よーしテスト返すぞー」

 

ざわざわざわ

 

「みんなどうだった?」

 

「私は出来たほうかな」

 

「私は出来たよ!」

 

「おたえはそう言って大体そんなに出来てない事が大半だろうが」

 

「まぁおたえはいつも通りだね、りみりんはどうだった?」

 

「う〜んあんまり出来なかったかも」

 

「まぁそう言う時もあるだろう」

 

「そう言いつつ有咲はいっつも良い点取ってるけどね」

 

「あたりまえだろ、そのために勉強頑張ってるんだからな」

 

「有咲らしいね、香澄はどうだった?」

 

「聞くまでもないだろ」

 

「今回は頑張ったよ!」

 

「まぁ点数を見てからだな」

 

「静かにー!それじゃあ順番に返していくぞー」

 

順番に返されていき。

 

「えーっと次が戸山!・・・・戸山?」

 

「はい!」

 

「何か先生変だったね」

 

「どうしたんだろう?」

 

「お、お前カンニングでもしたのか?」

 

「してませんよ!今回は頑張ったんですから」

 

「そ、そうかそれはすまなかった、ほら」

 

「はい!」

 

「香澄どうだった?」

 

「静かに!点数の見せあいは終わってからにしろ!」

 

 

 

 

 

「それじゃあみんなで見せあおっか」

 

「そうだね」

 

「良いぞ」

 

「うん」

 

「それじゃあいくよ!せーの!」

 

バッ×5

 

「な!?」

 

「え!?」

 

「おー!!」

 

「すごーい!

 

「やったー!私が一番だーー!!」

 

「嘘・・・だろ・・・」

 

「香澄ちゃん凄いね!」

 

「えへへ〜ありがとう〜」

 

「香澄もしかしてカンニングした?」

 

「してないよ!」

 

「まぁ疑いたくなるのは分かるけど」

 

「今回はあーちゃんとすごく頑張ったんだからね!」

 

「香澄に負けた・・・・」

 

「有咲酷すぎない!?」

 

「ま、まぁ有咲の気持ちも分からなくも無いと言えば無いけど」

 

「香澄はどう言う勉強をしたの?」

 

「それはね、(あーちゃんと一緒に)結城さんに私の家で教えてもらったんだー♪」

 

その後香澄は4人に詰め寄られ色々と問い詰められたのだった。



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225話

みなさん結城です、今日は何と有咲の家に来ています、何故かと言うと昨日のこと。

 

『明日のお昼に有咲の家で流しそうめんするから来て!』

 

っと電話で言われ、一方的に切られたため一応来たのだが。

 

ピンポーン

 

「はーい」

 

ガチャ

 

「はいー、結城さんどうぞ」

 

「おうすまんな、しかし何でいきなり流しそうめんを?」

 

「結城さんのせいですからね!!」

 

何故かいきなり怒られたのであった、悲しい。

 

「あ、ごめんなさい、実は」

 

有咲から聞いた話はこうだ、今回のテストで5人の中で一番点数が良かった奴が土曜日に何をするのかを決めると言う事だったらしい、それで今回俺が教えたことによって香澄が5人の中で一番点数が良かったみたいで、それで「有咲のお家で流しそうめんやりたい!!」と言ったらしく今日に至ると言うわけらしい、後クラス全員と先生からカンニングしたと疑われたらしい、いつもあいつはどんな点数取ってるんだ?

 

「なるほどな」

 

「まぁ約束しちまったもんだからやらないわけにもいかないんで」

 

「ご愁傷さま、よくおばあちゃんはOKしたな」

 

「ばあちゃんに言ったら喜んで準備していましたよ」

 

「そうなのか」

 

「あ!来た来た!!」

 

「結城さんこんにちわ」

 

「おうりみ、こんにちわ」

 

「いらっしゃい結城さん!!」

 

「お前の家ではないだろうが」

 

「兄さんいらっしゃい」

 

「お前はいきなり電話を切るんじゃありません」ゴツン

 

「いたい、でも兄さん来てくれるじゃん?」

 

「せめて返答を聞いてから切れっての」

 

「まぁまぁ、それより聞きたいことがあるんだけど?」

 

「どうした?沙綾」

 

「香澄の家で香澄と勉強したってホントなの?」

 

紗綾がそう言うと、香澄以外の4人の雰囲気が変わった。

 

「何かお前ら怖いぞ?」

 

「それよりどうなの?」

 

「まぁしたぞ」

 

「一体どんな勉強をしたの!?実践は!?何発ヤッたの!?」

 

「何か所々おかしい気がするんだが」

 

「沙綾一回落ち着け!?」

 

「落ち着いてられますか!?」

 

「一体何と勘違いしてるんだよ」

 

「そ、それで何で結城さんは香澄ちゃんのお家に?」

 

「ああそれはな、明日香ちゃんに家庭教師を頼まれたんだよ」

 

「明日香ちゃんって香澄の妹の?」

 

「そうそう、テスト前だから勉強を教えてくれって言われてな」

 

「それで何で香澄も?」

 

「ああ、その時ちょうど休憩をしていたんだが、その時に香澄が明日香ちゃんを遊びに誘いに部屋に入って来たから俺が”しっかり”と勉強を教えてやったんだよ、ちょうど香澄もテスト前って事だったんでな」

 

「そうだったんですね、どんな勉強を教えてあげたんですか?」

 

「まぁ5教科のテスト範囲を聞いてそれをって感じだな」

 

「そうだったんですね」

 

「兄さん私には教えてくれないけどね」

 

「お前は教えてる途中で逃げ出すからだろうが」ゴツン

 

「おたえちゃん」

 

「でもよく香澄をあんな点数取らせられる事が出来ましたね」

 

「そりゃあみっちりと教えてやったからな」ニヤー

 

「そ、そうですか」

 

「しかしこれ凄いな、家にあったのか?」

 

「一応去年もやったんですよ、その時使ったやつをばあちゃんが大事に保管してたみたいで」

 

「有咲、もう大丈夫そうかい?」

 

「あ、ばあちゃん!もう出来そう?」

 

「準備はもう出来ているよ」

 

「それじゃあ始めようぜ」

 

「そうですね・・・誰が流します?」

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

「じゃあ俺が流そうか?」

 

「「「「「ダメ!!」」」」」

 

「それじゃあ私がやろうかね」

 

「でもばあちゃんは」

 

「だから俺がやるってーの、おばあちゃんそうめんはどこにある?」

 

「こっちだよ」

 

俺はおばあちゃんの後ろをついて行ってそうめんを持って戻って、準備を始めた。

 

「よーしそれじゃあやるぞー、準備は良いか?」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

「それじゃあ流すぞ」

 

俺はそう言ってそうめんを流し始めた。

 

「おりゃ!!あれ?」

 

「甘いな香澄!こうやるんだ!」

 

「有咲ちゃん凄い!えい!」

 

「りみりん上手い上手い!!」

 

「あんまり残ってない」

 

そんな感じで5人はきゃきゃうふふな感じで楽しんでいた、俺はせっせと流していると。

 

「はいお兄ちゃんあーーん」

 

「ん?おうあーん・・・うん上手い」

 

「「「あぁーーー!!!沙綾/ちゃんズルい!!」」」

 

「ふふん!妻として当然でしょう!!」

 

「だーれが妻だ!結城さんの妻は私だ!」

 

「私だよ」

 

「わ、私だって!!」

 

わいわいがやがや

 

「有咲のおばあちゃんどうぞ!!」

 

「ありがとうね」

 

「おーいお前ら次流すぞー」

 

そんな感じで和やか?な感じで食事会?を楽しんだのであった。





高評価!お気に入り!お願い致します!!


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226話

〜Galaxy〜

 

「ちわーす」

 

「あ、ますきちゃんいらっしゃい!今日も練習?」

 

「おう」

 

「それ何だけー」

 

「ん?どうかした?」

 

「今使ってるんだよね」

 

「こんな時間にか?」

 

「うん」

 

「誰が使ってるんだ?」

 

「えっとね、CLOCKの要さんと小松さんが使ってるんだ」

 

「!!あの二人が!行ってくる!」

 

「あ!ますきちゃん!?」

 

 

ダッ!ダッ!ダッ!

 

!〜〜〜!!〜〜!

 

「ホントだ・・・」

 

ますきが覗いている中はこんな感じになっていた。

 

『ん〜〜、何かうまくいかねーんだよなー』

 

『お前は変に動きを加えるからだろうが、俺もやるから合わせてやるぞ』

 

『やっぱダメかー、カッコイイと思ったんだけどなー』

 

『音ズレたらそれこそカッコ悪いぞ』

 

『やっぱり?』

 

『ほれ、さっさとやるぞ』

 

『結城とセッションって久しぶりだなー』

 

それを扉越しに聞いていたますきはと言うと。

 

「な!あの二人でセッション!?こんなの二度と聞けねぇぞ」

 

そう興奮したますきは勢いのあまりに力が入り扉が開いてしまってコケるように中に入ったのであった。

 

「うわぁ!?」

 

バタン!

 

「「ん?」」

 

「いてて」

 

「ますき?」

 

「あ!この子って確かRAISE A SUILENのドラムの子じゃなかったっけ?」

 

「そうそ、そんでどうしたの?」

 

「いや、お二人がここを使ってるって聞いて来たんですよ」

 

「あ、もしかして使いたかった?それは悪いな、今からどくから」

 

「いや!そのままで良い!それで何だけど、今から二人でセッションするんだよね?」

 

「そうだよ」

 

「その演奏をここで聞いて良いかな!?」

 

「俺らの演奏を?」

 

「ああ!」

 

「俺は良いけどどうする?」

 

「俺は大賛成だぜ!!」

 

「良いって、良いところ見せようとするのは良いけど、ちゃんと叩けよ?」

 

「もちろんよ!」

 

「んじゃあ準備するから、椅子でも持って来ときな」

 

「分かった!」

 

「そんじゃあ準備するか」

 

「おう!」

 

結城達は演奏の準備を始め、ますきは椅子を取りに行ったのであった。

 

 

 

「よし、準備は良いか?」

 

「OK!」

 

「それじゃあ始めるか、そんじゃあ今から始めるな」

 

「・・・」コクッ

 

ますきが頷くと二人はアイコンタクトをし、演奏を開始した。

 

「    」カンカン

 

「!!〜〜〜!〜!〜」

「!!〜〜〜!〜!〜」

 

(な!?なんだこれ!?いきなりこんなに飛ばすのか!?)

 

二人の演奏を聴いたますきは二人の実力に驚愕するしかなかったのであった。

 

「!〜〜!〜〜!!」

「!〜〜!〜〜!!」

 

「ふー5割ぐらいだったが、良かったんじゃないか?」

 

「確かになー、まだ曲出来て3回目だもんなー、てか結城は最初の1回だけじゃねーか!!」

 

「お前とは違うんでね!」

 

「事実だけどムカつく、赤司といい結城いい何で1回で覚えられるんだよ!!」

 

「ちょっと待ってくれ!!」

 

「「ん?」」

 

「え?今5割って言ったのか?」

 

「まぁ出来的には5割ぐらいじゃないかな?なぁ?」

 

「そうだなー、それぐらいじゃないかなー」

 

(嘘だろ!?あれで5割だって!?)

 

「それでどうだった?ますきの感想は?」

 

「いや、凄すぎだった(次元が違いすぎるだろ)」

 

「満足してもらえて何よりだ、今日のところは終わるか?」

 

「そうだな、今日のところはこの辺にしておくか」

 

「良い時間だな、飯でも行くか」

 

「そうだな!どこ行く?」

 

「そうだな、とりあえず片付けしながら考えるか」

 

「そうだな」

 

「じゃ!じゃあさ!」

 

「「ん?」」

 

「あたしが働いているところのラーメン屋で食べて行かないかい?」

 

「ますきが働いてるところ?」

 

「ああ、あたしがアルバイトで働かしてもらってるところなんだけど、どうかな?」

 

「良いんじゃないか?なぁ?」

 

「良いねー!!」

 

「よし、片付けも終わったし、行こうか」

 

「「おぉ!」」

 

3人はGalaxyを後にし、ラーメン屋へと向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜ラーメン銀河〜

 

ガラガラ

 

「いらっしゃい!!ますかじゃないか?、今日は休みじゃなかったか?」

 

「今日はこの人達にご馳走したいと思って連れて来たんだ」

 

「この人達?」

 

「あ、どうも」

 

「お邪魔しまーす!!」

 

「「この二人にかい?」」

 

「そうなんだ」

 

「どうも、要 結城と申します」

 

「小松って言いまーす!」

 

「めずらしいじゃないか、あんたがご馳走したいだなんて」

 

「演奏を聞かせてもらったお礼にご馳走をしたいと思ったんだ」

 

「二人もバンドをしてるのかい?」

 

「ええ、CLOCKって言うグループでたまにやってます」

 

「な!?」

 

「早く座ろうぜ?」

 

「そうだな、どこでも良いのか?」

 

「は!?カウンター席にどうぞ」

 

「やっふー!」

 

「それじゃあお邪魔して」

 

「これがメニュー表だよ」

 

「ますきのおすすめはどれなんだ?」

 

「あたしのおすすめはこの味噌ラーメンだね」

 

「それじゃあこれにしようかな」

 

「俺もそれにする!」

 

「店長味噌ラーメン2つで」

 

「ますきは作らないのかい?」

 

「店長が作る上手いラーメンを食べてっもらいたいからさ」

 

「そうかい」

 

そう言うと店長はラーメン作りを始めた。

 

「しかしこんなところあったんだな」

 

「俺も初めてだな、あれ?」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「ほら結城あれ」

 

「ん?写真?」

 

「あれは店長が昔バンドを組んでた時の写真だね」

 

「店長さんバンドやってたんだ、確かに店長さんらしき人がいるな」

 

「そうなんだよ、それでその隣に居るのがうちの親父なんだ」

 

「この人ますきちゃんのお父さんなんだ、お父さんもバンドやってたんだ」

 

「味噌ラーメンお待ち!」

 

「お、美味そう」

 

「だな!マジで美味そうだな」

 

「冷めないうちにどうぞ」

 

「いただきます」

「いただきまーす!」

 

ズルズル

 

「美味いな」

 

「これうめぇー!!」

 

「気に入ってもらえて何よりだよ、それでお二人さんに聞きたいことがあるんだけど」

 

「どうかしましたか?」

 

「サインとか書いてもらうことは出来ないかね?」

 

「店長CLOCKのファンだったのか!?」

 

「あたしじゃないよ、娘がファンなんだよ」

 

「その娘さんへのサインって事ですかね?」

 

「ああ、そうなんだよ」

 

「別に良いですよ、どれに書きますか?」

 

「これに書いてもらいたいんだけど」

 

「色紙、ニ枚?」

 

「一枚は店に飾りたくてね」

 

「ズルズル・・・だったらあいつらにも書いてもらおうぜ」

 

「あいつら?」

 

「あぁそうだな、店長さんこの色紙少しの間もらってても良いですか?」

 

「かまわないけどどうするつもりだい?」

 

「どうせだったら残りの三人にも書いてもらおうと思ったんで」

 

「良いのかい?」

 

「ええ、話せば書いてくれると思うので」

 

「こちらとしてはありがたい限りだけど」

 

「だったら明日もここにくれば良いんじゃね?どうせ明日全員でやるんだし」

 

「あ、そうだった」

 

「忘れてたのかよ」

 

「らしいので、明日全員でお邪魔したいと思います」

 

「明日は全員で演奏するですか?」

 

「あぁ、忘れてたけど」

 

「明日もGalaxyでやらせてもらうから聴きたいんだったらおいでよ!」

 

「良いのかい!?」

 

「別に聴かれてダメってわけでもないからな」

 

「それはあたしも聴かせてもらっても良いのかね?」

 

「かまいませんよ、お時間があるようでしたらますきと一緒にいらしてください」

 

「それじゃあお邪魔するよ」

 

「ふぅ、ご馳走様でした」

 

「ご馳走様でした!!」

 

「満足していただけたかな?」

 

「ええ、とても美味しかったです」

 

「また来ます!!」

 

「えっとお金っと」

 

「お金は私が出すから!!」

 

「あ、そう言えばそんな話しだったっけ」

 

「ますきちゃんありがとう!そういやますきちゃんもラーメン作るの?」

 

「偶に作らせてもらいます」

 

「それじゃあ明日はますきちゃんが作ったやつを食わせてくれよ!」

 

「え?あたしのを?」

 

「ますきちゃんのも食いたいからさ!」

 

「分かった!」

 

「じゃあ俺もそうしようかな」

 

「結城さんも!?」

 

「ダメだった?」

 

「ダメじゃない」

 

「じゃあ決まりで」

 

「さて、そろそろ帰るか」

 

「そうだな、ご馳走様でした美味しかったです」

 

「ますきは帰らないのかい?」

 

「あたしは食べて帰るよ」

 

「それじゃあ俺らは帰ります」

 

そう言って結城と小松は店を後にしたのであった、二人が去った後の店はと言うと。

 

「それで?あんたはどっちの事が好きなんだい?」

 

「な!?何を!?」

 

「まぁさっきのやり取りを見てたら分かるよ、要君の方なんだろ?」

 

「そ、そうだよ///」

 

「あの子は何かライバルが多そうだね」

 

「確かに多いよ」

 

「でも負けるつもりはないんだろ?」

 

「ま、まぁな」

 

「ふふふ、あたしはあんたのことを応援してるよ」

 

などと言う事が話されているのであった。





うP「ちなみに僕は醤油派です!!」

「誰も聞いてねーーよ!!」×バンドメンバー


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227話

こんにちわみなさん結城です、今は家に居ます。

 

ピンポーン

 

おやおや、誰か来たみたいですね、それでは出てみましょう。

 

「はーい」

 

ガチャ

 

「ほいほい、って珍しい組み合わせだな」

 

出てみると、つぐみと透子の珍しい組み合わせ顔ぶれがいた。

 

「どうしたんだ?」

 

「遊びに来ました!」

 

「そうか、つぐみもか?」

 

「うん、これ作ってみたから食べてもらいたくてね」

 

「おぉ、美味そうなケーキだな」

 

「ホントだ!美味しそう!写真撮りたい!」

 

「ほいほい、とりあえず家に入りな」

 

「「お邪魔しまーす!」」

 

俺は二人を中に入れ、リビングに招き入れた。

 

「とりあえずソファーにでも座って寛いどいてくれ、カフェオレでも良いか?」

 

「「うん!/はい!」」

 

俺は二人にカフェオレを作り、自分分のコーヒーを入れてテーブルに持って行った。

 

「ほいお待ち」

 

「ありがとう」

「ありがとうございます!」

 

「これ可愛いですね!写真良いですか!?」

 

「うん良いよ」

 

「ありがとうございます!うわぁー可愛い〜」

 

「ふふ、喜んでくれて嬉しいな」

 

「撮るのも程々にな」

 

「はーい!ありがとうございました!」

 

「それじゃあ食べよっか」

 

「だな」

「はい!」

 

俺達はつぐみが持ってきてくれたケーキを食べることにした。

 

「美味しー!」

 

「美味いな」

 

「良かった!喜んでもらえて良かったよ」

 

「コーヒーにもよく合うな」

 

「結城さんそれブラックですか?」

 

「そうだぞ」

 

「うへぇー大人だなー」

 

「つぐみも飲めるだろ?」

 

「飲めるのは飲めるけど、好きで飲む事はないかなー」

 

「そう言えば羽沢先輩のお家って喫茶店でしたね」

 

「うん、そうだよ」

 

「この豆初めて買ったんだが結構美味いぞ、飲んでみるか?」

 

「わ、私は良いかな」

 

「私はもらおうかな」

 

「おう、飲んでみてくれ」

 

「いただきます(これって間接キスだよね」

 

ゴクッ

 

「美味しいかも、でもやっぱり苦いね」

 

「はは、まだ早かったか」

 

みたいな感じでのんびりと時間を過ごしたのであった。

 

 

 

その後ケーキを食べ終えた俺達はテレビを見ながらダラダラしている時のこと。

 

「あ!そうだ結城さん!」

 

「ん?どうした?」

 

「今日のお礼に耳掃除してあげる!」

 

「!?!?」

 

「まぁやってもらえるならやってもらおうかな」

 

「!?」

 

「えっと確かここに、ほい」

 

「ありがとう!それじゃあ横になってくださいね!」

 

「ほいほい」

 

俺は透子に言われて横になり、頭を透子の足のところに置いた。

 

(やっばー!勢いで言っちゃったけどー!結城さんの顔がこんな近くに)

 

「それじゃあ始めますね」

 

「ああ、頼む」

 

「スーー、フーーよし!」

 

俺は透子に身を任せてリラックスすることにした。

 

「フッ、よし!終わりました!」

 

「ん、サンキュー」

 

「羽沢先輩!逆側はお願いします!」

 

「わ、分かった!」

 

「次はつぐみがやってくれるのか」

 

「う、うん!頑張るね!」

 

「あんまり気合入れすぎないようにな、そんじゃあお邪魔して」ポス

 

「!!(お兄ちゃんの顔が私のお腹に)」

 

「つぐみ・・」

 

「な、何?」

 

「頭をそんなに腹に押し付けられると苦しいんだが」

 

「ご、ごめん!」

 

「ぷは」

 

「それじゃあいくね」

 

「ああ、頼む」

 

「はい!終わったよ!」

 

「ん、サンキュー」

 

「痛くなかった?」

 

「ああ、気持ち良かったぞ、そんじゃあお礼に俺が二人の耳掃除してやると」

 

「「!!??」」

 

「嫌か?」

 

「お願い!」

「是非!」

 

「了解、どっちからやるんだ?」

 

「私からが良い!」

 

「つぐみはどうだ?」

 

「大丈夫だよ」

 

「それじゃあ透子からやるかね」

 

「お、お願いします」

 

「ほいよ、どうぞ」

 

「はい!」ポスッ

 

「何に気合を入れてるんだ?まぁいっか」

 

「(やばーい!結城さんの太ももだ!男の人って感じがする)」

 

「透子」

 

「ど、どうしました!?」

 

「太ももをそんなに撫でられると出来ないんだが」

 

「ご、ごめんなさい!」

 

「じゃあ気を取り直してっと」

 

「フッ、ほいお終い」

 

「あ、ありがとうございました〜////」

 

「何で耳掃除しただけでそんなにふにゃふにゃになってんだ?」

 

「と、透子ちゃん大丈夫?」

 

「は、羽沢先輩、これは危ないです危険です」

 

「そ、そんなに何だ」

 

「次はつぐみだな」

 

「う、うん!よ、よし!」

 

「だから何にそんなに気合を入れる必要があるんだよ、まぁ良いやほら」

 

「う、うん優しくしてね」

 

「当たり前だろうが」

 

「じゃ、じゃあ寝転ぶね」ポス

 

「それじゃあ始めるぞ」

 

「う、うん!」

 

「フッよし片方終わりっと、じゃあ次は逆な」

 

「う、うん(お、お兄ちゃんの腹筋がこんなに近くに、すごく硬いな)」

 

「つぐみさんや」

 

「ど、どうかした!!?」

 

「どうかしたじゃなくて、俺の腹に顔を埋められると出来ないし、匂いを嗅ぐんじゃありません」

 

「ご、ごめん!?」

 

「まったく、そんじゃあ始めるぞ」

 

「うん!」

 

「フッ終わりっと」

 

「あ、ありがとう///」

 

「大丈夫だったか?」

 

「う、うん///」

 

「先輩どうでした?」

 

「やばいねあれは癖になりそうだったよ ちょっと濡れそうだった

 

「やばいですよね!私も癖になりそうでした!私は濡れちゃいました

 

「君達は何を興奮しているんだい」

 

「な、何でもないよ」

「な、何でもないですよ」

 

「そうか?」

 

「うん!」

「はい!」

 

「まぁ良いけど、この後は何する?」

 

「そうですね・・・・」

 

その後は特に何をする訳でもなく、三人でまったりとすごしたのであった。





はいどうもーうp主でーす

ご覧いただきありがとうございます。

活動報告の方に少しお聞きしたいことがございますので、よければご意見をいただけるとありがたいです。


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228話

どうもみなさん結城です、今回は外からお伝えしたいと思いまーす。

 

「1200円になります」

 

「ほいっと」

 

「ちょうどですね、ありがとうございました!」

 

俺は今買い物に来ていて、何を買ったかと言うと、男鹿からおすすめされたホラー映画を買いに来て、今はそれを買って帰っているところなんだけど、帰り道の通りにある公園をふと見てみると、そこにしゃがみこんでいる子供?がいた。

 

(体調でも悪いのか?)

 

俺はとりあえず近づいてみることにした。

 

「大丈夫か?」

 

「え?あ・・」

 

「具合でも悪いのか?」

 

「いえ、えっと・・石を」

 

「石?」

 

「これなんですが」

 

「おぉ、綺麗な形だな」

 

「そうなんです!」

 

「どれどれ俺も」

 

俺は暫くの間その子と一緒に色んな形の石を見いていた、すると。

 

「結城さん何してるんですか?」

 

「ん?おお七深か、それにりみも」

 

「こんにちわ結城さん」

 

「珍しい組み合わせだな」

 

「お買い物していたらバッタリとあったんですよー」

 

「そうだったんだな」

 

「それで結城さんは何をしてるんですか〜?」

 

「あぁ、石を見てた」

 

「「石?」」

 

「ほらこれとかあんだけど」

 

「おぉ〜!綺麗な石ですね」

 

「だろ?こんなのをこの子と見ていたんだよ」

 

「ど、どうも・・」

 

「結城さんの知り合いですか?」

 

「いや、さっき初めてあった」

 

「それでいきなり仲良くなってるんですか」汗

 

「何かよく分かんねーけど気があった」

 

「何か結城さんらしいですね」

 

「二人は今帰りか?」

 

「そうだったんですけど」

 

「そうか、それなら俺も帰るかね」

 

「あ・・・」

 

「それじゃあ俺は帰るよ、君も気をつけて帰りなよ」

 

「は、はい・・」

 

「そんじゃあ帰るか」

 

「結城さんのお家に行って良いですか〜?」

 

「俺の家?別に良いが」

 

「やった〜!」

 

「りみはどうする?」

 

「私も行きます!」

 

「そんじゃあ行くか」

 

「あ、あの!」

 

「ん?どした?」

 

「あの、えっと・・・お、お名前」

 

「名前?あぁそういや言ってなかったな、俺の名前は要 結城だ」

 

「わ、私は高松 燈です」

 

「燈ちゃんね」

 

「私は広町 七深だよ〜」

 

「私は牛込 りみだよ」

 

「要さんに広町さん、牛込さん」

 

「まぁ俺達は帰るからまた会うことがあったら気軽に声かけてくれよ」

 

「は、はい」

 

「そんじゃあ行くな、燈ちゃんも気をつけてな」

 

「は、はい!さようなら」

 

「うん、じゃあね」

 

「「ばいば〜い」」

 

俺達は燈ちゃんと別れて俺の家へと向かった。

 

 

「到着っと、上がってくれ」

 

「「お邪魔します!」」

 

「どうぞー、手洗いうがいをやってなー」

 

「「はーい!」」

 

手洗いうがいを済ませてリビングで寛いでいて、ふと先程買った物を思い出した。

 

「あ、そう言えば」

 

「どうかしました?」

 

「今から映画見るんだけどどうする?」

 

「何の映画なんですか〜?」

 

「少し前に出たってらしいホラー映画何だけど」

 

「おぉー!それ私も気になってやつだ〜」

 

「ほ、ホラー映画!?」

 

「りみは苦手そうだな、別に無理して見る事ないからな?何だったら俺の部屋でミユと遊んでても良いし」

 

「み、見ます!」

 

「そうか?無理だけはするなよ?」

 

「は、はい!」

 

「七深は・・・分からんな」

 

「ふっふっふー!結城さんは大丈夫なんですか?」

 

「まぁ只々怖い系なら行けるが、気持ち悪のはアウトだな」

 

「私と同じですね〜」

 

「それじゃあ早速見るか」

 

俺はそう言って準備を始めた、ちなみにホラー映画は何本か見たことがある、ちなみに俺は部屋を全部閉めて暗い中見る派だ。

 

「それじゃあ始めるぞ」

 

「は〜い」

「は、はい!」

 

俺はリモコンで再生を始めた。

 

内容から言うと、結構な怖い系の映画ではあるが俺は平気だ、七深は見てないから分からないが、りみはと言うと、最初は我慢しながら見ていたが、限界が来て今は俺に抱き着いており、音が鳴るたびにビクッ!っと体を震わせている、その都度俺はりみの頭を撫でてやっている、一応ミユが2階ミユがいるのでそっちに行ったらどうだと言ったんだが、一人になるのが怖いらしくこういった状況になっている。

 

「七深は平気か?」

 

「だ、だ、だ、ダイジョウブデスヨー」

 

「ダメそうだな」

 

「アハハハ、ナニイッテルンデスカ〜」

 

「すごい片言だぞ、よっと」グイッ

 

「あ!」

 

俺はとりあえず七深の肩を抱き寄せるようにして俺の近くに来させ、右手でりみの頭を、左手で七深の頭を撫でてやった。

 

「どうだ?ちょっとはマシになったか?」

 

「えへへ〜少し和らぎました〜//」

 

「それは何よりだ」

 

俺達はそのままの状態で最後まで映画を見たのでした。

 

 

 

「ふー、結構怖かったな、りみー終わったぞー」

 

「ほ、本当ですか」ビクビク

 

「まだダメそうだな、七深は平気か?」

 

「結城さんのお陰でマシにはなりました〜、メチャクチャコワカッタデスケドー」

 

「流石はホラー好きの男鹿がおすすめしただけはあったな」

 

「クロックの方ですか〜?」

 

「あぁ、結構ほらーが好きで色々と知ってるみたいだぞ」

 

「何か意外ですね〜」

 

「だろ?さて、この後はどうする?そろそろ帰るか?」

 

「そうですね〜、そろそろ帰りますかね〜」

 

「りみは帰れそうか?」

 

「だ、ダメですー」

 

「仕方ねーな、よっと」

 

「キャ!///」

 

「動けそうにないからちょと我慢してくれよ」

 

「は、はい///」

 

「それじゃあ送って行くから七深は先に靴履いて外に出といてくれ」

 

「はーい!」

 

俺はりみをお姫様抱っこで玄関まで運び、靴だけ履いてもらいおんぶしてりみの家まで送ることにした。

 

 

「それじゃあ悪いけどりみの事頼むな」

 

「分かりました、あなたも無茶するんじゃないわよ全く」

 

「だ、だって〜」

 

「まぁ今日は一緒に寝てあげるから元気出しなさい」

 

「が、頑張る」

 

「わざわざありがとうございました」

 

「いや、見せたのは俺なんだし気にすんな、それじゃありみの事後は頼むな、ゆり」

 

「はい♪おまかせください!」

 

「それじゃあ俺らは行くな」

 

「はい、お気をつけて」

 

「おう、それじゃあ行くか」

 

「はい〜」

 

俺達は先にりみの家に行きりみを送った、その時に家に居たゆりが出てくれて、りみの事をゆりに任せて俺と七深は次へと向かった。

 

 

「今日はありがとうございました〜」

 

「おう、楽しんで・・・・楽しめてはなかったな」

 

「あはは、まぁ純粋に楽しめは出来なかったですね〜」

 

「はは、じゃあ今度は何か楽しいことでもやるか」

 

「楽しみにしてま〜す」

 

「おう・・・・俺が覚えてたらな」

 

「あはは、結城さんらしいですねー」

 

「それじゃ俺も帰るとするわ」

 

「そうですね、もう遅い時間ですからね」

 

「ん!っと〜、そんじゃあ帰るわ」

 

「は〜い、あ!」

 

「ん?どうした?」

 

「最後に頭撫でてもらっても良いですか〜」

 

「頭か?ほれ」ナデナデ

 

「♪♪♪」

 

「これで満足か?」

 

「はい〜大満足です〜♪」

 

「そうか、じゃあな」

 

「はい、おやすみなさい〜」

 

「おう、おやすみ」

 

俺は七深を家に送り届け、何故か頭を撫でろと言われたので撫でてやったら満足した顔をしてくれたみたいなので、俺は帰ることにしたのでした。





「うp主です!」

「戸山 香澄でーす!」

「まんまるお山に彩りを!丸山 彩です!」

「えー今回は香澄ちゃんと彩ちゃんに来て頂きましたー」

「「こんにちわー!」」

「今回は何で呼ばれたんですか?」

「今回は二人がホラー映画大丈夫なのかを聞いてみたいと思いまーす!」

「「イエーイ!」」

「さてさて、早速ですが香澄ちゃんはホラー映画は平気ですか?」

「面白いですよね!!」

「おう、凄く食い気味に来るじゃん、次は彩ちゃんだけど、どう?」

「へ、ヘイキデスヨー」

「片言で喋られても説得力ないよー」

「うp主さんはどうなんですか?」

「俺は・・・・正直分かんないかなー」

「そうなんですか?」

「うん、映画自体全然見ないし、ホラー映画は昔に2回ぐらいしか見たことないしね」

「うp主さんもこっちがわなんですか!?」

「いや分かんないけど、多分怖い系だったらいけるんじゃないかな?まぁ見ないから何とも言えないけど」

「ダメなのもあるんですか?」

「グロい系かな、昔見たやつだったらバイ○ハ○ードは無理だったな、でも着○ありは平気だった気がする、昔過ぎて忘れたけど」

「それじゃあみんなで一緒に見ましょう!」

「結城くんに頼むと良いよ」

「そうですね、行ってきます!!」

「あ、行っちゃった・・・えーっと以上うp主と」

「丸山 彩でした!」

「「バイバーーイ!!」」


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229話

どうもみなさん結城です、今家で寛いでます、昨日はりみと七深と一緒に映画を見たりなんだりして過ごしてゆっくりして過ごし、今日も今日とて家でゆっくりしている、そんな時のこと。

 

prrr

 

電話がかかってきたので出てみると。

 

「はい、要です」

 

「あ、結城君かな?こころ父の厳何だけど」

 

「あぁお久しぶりです、俺の番号知てましたっけ?」

 

「ああ、それはこころに教えてもらったんだよ」

 

「そうだったんですか、それで今日はどうしたんすか?」

 

「あぁ、今日はその事で話したいことがあってね」

 

「何か困りごとですか?」

 

「まぁ困りごとと言えば困りごと何だけど」

 

「ん?」

 

「それは」

 

『奥様落ちつてください!今すぐご用意いたしますので!おい!早く猫を連れてこい!』

 

『『は!』』

 

『ミユちゃん!?ミユちゃんはどこなの!?』

 

「とまぁ妻がしばらくミユちゃんと触れ合ってなかったから禁断症状みたいなものがでたみたいでね、最近暴れる事が増えちゃってね」

 

「そ、そうなんですか」

 

「ミャ〜?」

 

「ミユちゃん!?ミユちゃんなの!?」

 

「ミャ〜」

 

「あぁミユちゃん、ちょっと離しなさい!ミユちゃんがそこに!ミユちゃー・・・」

 

「ごめんごめん、っと言った感じになっていてね」

 

「なるほど、それでミユを連れて来てほしいと」

 

「うん、それもあるんだけど」

 

「まだ何かあるんですか?」

 

「うん、明後日何だけど家でハロウィンパーティーをするんだけど、結城君もどうかなと思ってね」

 

「ハロウィンですか」

 

「うん、こころもガールズバンドのみんなも誘っているみたいでね、結城くんもどうかなって思ったんだけど、その時にミユちゃんも連れて来くれたら妻も喜ぶだろうしね」

 

「そうですね、一石二鳥ですしそれが良いかもですね、分かりました参加させてもらいます」

 

「ありがとう、時間は15時でお願いするよ」

 

「ええ、分かりました」

 

「それじゃあよろしくお願いするよ」

 

「はい、それでは」

 

俺は電話を切り、出かける準備を始めた。

 

「ミャ〜?」

 

「今か買い物に行くけどどうする?」

 

「ミャー!」タン!

 

「それじゃあ行きますか」

 

「ミャー」

 

俺はハロウィン用の食材を買いに買い物に出かけた」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

買い物とミユの散歩の途中の事、店に向かっている途中でいきなりミユが走り出したのだ。

 

「ミユ?」

 

何やらごそごそして戻ってくると、何かを咥えて来た。

 

「これは?」

 

俺はミユからそれを受け取り見てみると、どうやら生徒手帳だったのだ。

 

「生徒手帳か、失礼承知で中を見せて頂きますよっと」

 

俺はとりあえず中身を確認した、そこには倉田ましろと書かれていた。

 

「倉田ましろ・・・ましろのか」

 

俺はとりあえずましろに電話してみたが出なかったので、次に瑠唯にかけてみた。

 

pr

 

「はいもしもし」

 

「出るの早!?」

 

「それでどうしたんですか」

 

「ああ、えっとすまんがましろの家の場所とか知ってるか?」

 

「何故ましろの名前が出てくるんですか・・・」

 

(あれ?俺かける相手間違えた?)

 

「それでどしてですか?ドウシテナンデスカ!」

 

「いや、ましろの生徒手帳を拾ってな、届けてやろうと思ったんだけど、ましろが電話に出なくてな」

 

「それで私に連絡をしたと」

 

「ああ」

 

「それはましろの次と言う事で良いですか?」

 

「ん?あぁましろにかけて出なかったから瑠唯に電話したんだけど、ダメだったか?」

 

「全然ダメじゃないわ、それでましろのお家だったかしら」

 

「あぁ」

 

「それだったら今からメールでましろの住所を送るわ」

 

「そうか?それはありがてぇな」

 

「それじゃあ今から送りますね」

 

「あぁすまんな」

 

「いえ、それでは」

 

プツ

 

pipi

 

「だから早いってーの、まぁありがたいんだが」

 

俺は瑠唯に送ってもらった住所を携帯で調べて向かうことにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ここか」

 

とりあえず着いたので看板を確認してからチャイムを鳴らした。

 

ピンポーン

 

『はーい』

 

チャイムを鳴らすと中から若いお姉さん?が出てきた。

 

「えっと、どちら様でしょうか?」

 

「あ、初めましてましろさんの知り合いの要と言います」

 

「ましろちゃんの母です、ましろちゃんのお知り合いさん?」

 

「はい、それでましろは居ますか?」

 

「ましろちゃ〜ん!」

 

お母さん若すぎねぇか?すげぇのほほんとしてるな。

 

「何お母さん」

 

「ましろちゃんのお知り合いの人が来てるの」

 

「誰だろ?って結城さん!?」

 

「おっす」

 

「どどどどどうしたんですか!?」

 

「これ」

 

「それは・・・生徒手帳?」

 

「お前さんの生徒手帳だよ」

 

「わざわざ届けてくれたんですか?」

 

「まぁな、こいつに感謝しろよ」

 

「ミャー♪」

 

「ミユちゃんが見つけてくれたんだ」

 

「ミャ♪」

 

「ありがと」

 

「あの〜良ければお礼もしたいので上がって行きませんか〜?」

 

「そうです!上がって行ってください!」

 

「どうする?」

 

「ミャ」

 

「それじゃあお邪魔しようかな」

 

「どうぞお入りください〜」

 

「お邪魔します」

 

俺は倉田家にお邪魔することになった。

 

「猫ちゃん可愛いですね〜♪」

 

「触ってみますか?」

 

「良いんですか?」

 

「ええ、ミユ行っておいで」

 

「ミャ〜」

 

とことこ、ぽす

 

「可愛いですね〜〜〜〜♪ふかふか〜〜〜♪」

 

「相変わらず可愛いしおとなしいですね」

 

「まぁ激しくしなければおとなしいからな」

 

「♪♪♪」

 

「お母さん嬉しそう」

 

「猫好きなのか?」

 

「はい、でもお父さんがアレルギーで、どうぞお茶です」

 

「ありがとう、アレルギーかそれは大変だな」

 

「そうですね、欲しいとは思ったんですけど仕方ない事ですからね、私はそれでも幸せですけど」

 

「そうか・・・あぁそう言えば」

 

「どうかしましたか?」

 

「ましろはこころの家でやるハロウィンパーティーには行くのか?」

 

「はい!行きます!私達もですしガールズバンドのみなさんも一緒に参加するんです!」

 

「そ、そうか」

 

「ましろちゃん楽しみにしてるもんね」

 

「う、うん///」

 

「猫ちゃんありがとうございました♪」

 

「どうも」

 

「要さんはお昼ごはん食べましたか?」

 

「いえ、まだです」

 

「それじゃあお昼ごはんを作るので食べて行ってください〜」

 

「それじゃあご馳走になります」

 

「それじゃあ作りますね〜」

 

「わ、私も手伝う!!」

 

ましろも一緒にキッチンに向かったので俺はミユを撫でて待つことに・・・

 

「あのー」

 

「どうしました?」

 

「トイレ借りても良いか?」

 

「良いですよ、一番端のところです」

 

「悪いな」

 

俺は急に小の方をしたくなり、トイレを借りることにした。

 

「あれ?一番端はましろちゃんのお部屋だよ?」

 

「あ!?そうだった!?」

 

などと言っている事を知らずに。

 

「えっとここだな」

 

俺は扉を開けて中を見たすると。

 

「・・・・俺?」

 

その部屋の中には俺の写真が沢山貼られていた。

 

「俺の写真がいっぱいだ」

 

などと現実逃避をしていると。

 

バタン!

 

「ご、ごめんさい!間違えました!こっちです!!」

 

「えっと、中の写真は」

 

「何もないです!!何でもないんです!!」

 

「そ、そうか」

 

俺はなかったことにしてトイレを借りて用を済ませリビングに戻った。

 

「お待たせしました〜どうぞ〜」

 

「ありがとうございます」

 

「珍しくましろちゃんも手伝ったんですよ〜」

 

「お、お母さん!?」

 

「うふふ♪」

 

「みんなで食べましょう」

 

「は、はい!」

 

「は〜い」

 

「いただきます」

 

「「いただきます」」

 

俺は作ってもらったご飯を食べた。

 

「うん・・・美味いな」

 

「良かった」

 

「うふふ」

 

っとこんな感じで和やかな感じでご飯をご馳走になったのでした、買い物の事を忘れて一度帰ってまた出かけたのは内緒の話だ。





「うp主です!」

「花園たえです!」

「和奏レイです」

「はい!と言う事で今回はたえちゃんとレイヤちゃんに来てもらいましたー!」

「ねぇねぇうp主さん」

「どうしたんだい?」

「何で前回の話でりみがホラー苦手って事になってたけど、りみは苦手じゃないよ?」

「そ、それはね見たホラー映画がとっても怖かったって事だったんだよ」

「もしかして知らなくてそう言う設定にしたんじゃないの?」

「ぐはぁ!?そ、そんな事ないじゃないか」

「分からなかったんですよね」

「レイヤちゃん、傷をえぐらないでね?」

「だってtorigo-nさんい言われて知ったんだもんね?」

「大変申し訳ございませんでした」__| ̄|○スイマセン _| ̄|○))ユルシテクダサイ _|\○_ コノトオリデス。

「うp主さんもこう言ってるし許してあげたら?」

「それは読者が決めること!!」ババン!!

「おたえちゃんカッコつけて言ってるけど、格好ダサいし読者からは分かんないよ」

「レイって辛雑だね」

「はい、と言う事で今回の後語りは和奏レイと」

「花園たえがお送りしました」

「「またのご閲覧よろしくお願いします!!」」



「・・・・・あれ?俺は?」


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230話

どうもみなさん結城です、只今夜の7時でございます、今日は俺の家でバンドメンバーと飲み会をすることになったので、今は軽くつまめるものを作っている。

 

ピンポーン

 

どうやら来たみたいだな。

 

ガチャ

 

「へーい」

 

「やあ」

 

「入ってくれ、今つまみを作ってるから」

 

俺はとりあえず4人をリビングに案内して続きをやることにした。

 

ジュー

 

「いい匂いだな」

 

「相変わらずスゲェ美味そうだよなー」

 

「結城の分の酒も買ってきたぜ!」

 

「サンキュー、ほい完成っと」

 

「それじゃあ始めよっか」

 

「「「おお!」」」

「おー」

 

「みんな持ったかい?それじゃあ乾杯」

 

「「「乾杯!!」」」

「かんぱーい」

 

それから俺の料理と他メンツが買ってきた食い物で飲み会が開始された。

 

もぐもぐ

ごくごく

 

「相変わらず男鹿は酒つえーよな」

 

「まぁ遺伝みたいなもんだな」

 

「親父さんも飲むのか?」

 

「ああ、うちは家族全員酒豪だな」

 

「俺だったぶっ倒れそうだな」

 

「結城は嗜む程度だもんね」

 

「あんま飲めねーからな」

 

「赤司も結構飲む機会があるんじゃないっすか?」

 

「そうだね、父の関係で飲む機会は多いかもね」

 

「小松はどうなんだ?」

 

「男鹿ほどではないけど強い方だと思うぞ?」

 

「俺以外みんな強いよな」

 

「確かにそうかも知れないっすね」

 

「それにしてもいつ食っても結城の飯は美味いな」

 

「だよな、俺料理なんて出来ねーもん」

 

「俺もそこまでっすね、赤司はどうなんっすか?」

 

「僕も出来ないね、やりたいんだけど止められるんだよ」

 

「何かそんな感じがするな」

 

「なぁなぁ!!どうせだったら恋バナしようぜ!」

 

「良いっすね!赤司と結城の話しを聞きたいし!」

 

「確かにな」

 

「恋バナって何話すんだよ?」

 

「そりゃあみんなの好きな人とかだよ!!」

 

「好きな人?」

 

「彼女とかっすね」

 

「彼女かー」

 

「結城って本当にこういった話し興味ないよな」

 

「そうだな」

 

「赤司はどうなんだ?彼女欲しいとか思わないのか?」

 

「てか赤司ならお見合いとかあるんじゃねーの?」

 

「確かに!!」

 

「そうだね、何回かあったよ」

 

「それで?どうだったんだよ?」

 

「あんまりだったかな」

 

「赤司と付き合う女性ってどんなんだろうな」

 

「何か色々と条件厳しそうだもんな、赤司の好みもあって、親からの条件とかありそうだもんな」

 

「別に両親は何も言わないよ」

 

「「「そうなのか!?」」」

 

「うん、彼女とか将来の伴侶は自分が選んだ女性にしなさいって感じだよ」

 

「でもお見合いはしたんだろ?」

 

「結城にも紹介してあげようか?フフ」

 

「ご遠慮願う」

 

「それで?そんなんで何でお見合い何かしたんっすか?」

 

「どうやらあまりにも僕が興味を示さなさすぎて不安になってやったんだって」

 

(((何か納得)))

 

「それを言ったら結城何て選びたい放題じゃねーか?」

 

「ん?」

 

「ほら、お前何てガールズバンドの子達から選びたい放題じゃねーか」

 

「そうだよな、彼女達全員ではないけど結城の事好きな子結構いるもんな」

 

「それに新田っちや速水っちとかもそうっすもんね」

 

「んー、何か創造出来ないんだよなー」

 

「どんな人が結城的には良いんだい?」

 

「そりゃあもちろん小さい頃から付き合いがある私だよね」

 

「「「え!?」」」

 

「違うよたえちゃん、兄さんは私みたいに家事も料理も出来る私が良いんだよ」

 

「「「こっちも!?」」」

 

「お前らどっから入って来たんだよ」

 

「え?2階からだけど?」

 

「何でイいつもお前は俺の部屋の窓から入って来るんだよ」

 

「そりゃあお兄さんのベットの匂いを・・・理由はないかな」

 

(((今めちゃくちゃ言ってたけど!!)))

 

「レイが居るなんて珍しいね」

 

「今日はたえちゃんの家でお泊りをするんだよ」

 

「じゃあ何でうちに来たんだよ?」

 

(((何で結城は平然と喋ってんだ?・・・・いや結城だからか)))

 

「・・・・」もぐもぐもぐもぐ

 

(((赤司は終始食ってるし)))

 

「何やらお兄さんの彼女の話が聞こえたんで」

 

「どこから」

 

「私の部屋から」

 

「どんだけ地獄耳なんだよ」

 

「二人は結城のどこが好きなんだ?」

 

「私は家が隣同士で親も仲が良かった事もあって小さい頃からお兄さんに遊んでもらったり、音楽の事を教えてもらったりしてるうちにいつの間にか好きになってました」

 

「レイヤちゃんは?」

 

「私は子供の頃ミュージックスクールに通っていたんです、でもそこで他の子から歌い方が子供らしくないって言われたんです、その時に一度音楽から離れようと思ったんです、でもその事で兄さんが色々と話しを聞いてくれたりアドバイスをくれたりしてそこで話をしていくうちに好きなっていきました」

 

「そうだったんだな」

 

「それじゃあ二人共小さい頃から結城と会ってたって事っすか?」

 

「私は一度引っ越しをしたんで、離れてしまいました」

 

「じゃあたえちゃんはずっと結城のお隣さん何だな」

 

「はい!なのでお兄さんの結婚相手は私で決まりなんです!!年月が違うんですよ年月が!!」

 

「そ、そうかい」

 

「でもライバルが多いんと思うけど」

 

「そうですね、他のバンドの子達も兄さんの事を狙ってるので」

 

「ちなみにっすけど、大学にも結城の事を狙ってる子がいるっすよ」

 

「兄さん!またどこぞのメス猫をたぶらかせたの!?」

 

「お〜〜れ〜〜は〜〜し〜〜ら〜〜ね〜〜」ぐわんぐわん

 

「レイヤちゃんストップストップ!!そんなに揺らしたら結城が吐いちまう!?」

 

「は!?そうだったお酒飲んでるんだった、つい」

 

「目が回る〜〜」

 

「ま、まぁそれだけ本気って訳だ」

 

(((何か結城が誰とも付き合わない理由が分かったかもな)))

 

こんな感じで話が盛り上がっている横で。

 

「・・・・」もぐもぐ、ごくごく

 

赤司は終始結城が作った料理を食べ、舌鼓を打っていたのであった。

 





「どうもみなさん!うp主です!」

「やっほー!氷川日菜だよー!」

「弦巻こころよ!!」

「と言う事で今回は日菜ちゃんとこころちゃんに来てもらいました!」

ドタバタドタバタ

「ちょっと二人共暴れないで!?日菜ちゃんは何でベットの下覗いてるの!?こころちゃんはドアを突き破らないで!?」

「あはは!楽しいわ!」

「あれー?エッ○な本がないなー、こっちかな?」

「持ってないからね!?タンスの中荒らさないでね!?」

「これ凄いわ!」

「こころちゃんベットの上で跳ねないの!危ないから!」

「んーやっぱりないなー」

「だからないってば!?」

「「あははは♪」」

「と言う事で今回は氷川日菜ちゃんと弦巻こころちゃんでした!あーーー!!」


ブツッ


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231話

〜ハロウィン当日〜

 

どうもみなさん、今日はこころの家でのハロウィンパーティーの日なので家でパーティー用のお菓子と、どうやら風が来るらしいので風用のお菓子を持って弦巻家へと来ている。

 

コンコン

 

ガチャ

 

「要様ようこそお越しいただきました、みなさまはすでに中におられます」

 

「どうも、こないだの黒服さんだ」

 

「先日はこころ様のためにありがとうございました」

 

「いえいえ」

 

「あの・・・」

 

「はい?」

 

「もしよりしければ私めの事はこれから桜とお呼び下さいませ」

 

「桜さん?」

 

「はい、この先中に入られますと黒服さんと呼ばれますと誰だか分からなくなってしまいますので、私めの事は桜とお呼びください」

 

「分かりました」

 

「それでは参りましょう(よし!何気ない流れで名前を呼んでもらえる事になったぞ!)」

 

(そういや黒服さんって何人居るんだろ?てか桜さんだけで良いのかな?)

 

そんな事を思いながら俺は桜さんの後を着いていき、家の中へと歩いて行った。

 

ギーギギギ

 

「旦那様、奥様、要様をお連れいたしました」

 

「ありがとう桜君、こころ達のところに戻っておくれ」

 

「は」

 

タ、タ、タ

 

「結城さん、今日はお越しいただきありがとうございます」うずうず

 

「こちらこそお誘いいただきありがとうございます、ミユ由愛さんの所に行っておいで」

 

「ミャ〜♪」タン

 

「キャーーーーー!!ミユちゃん久しぶり〜〜!会いたかったわ〜〜♪♪」

 

「ミャ〜〜〜♪」

 

「行っておいで」

 

「は〜い♪」ダダダダ

 

「ふぅ〜すまないね」

 

「いえいえ、ミユも由愛さんに会えて嬉しいみたいですし」

 

「それじゃあ我々も行こうか」

 

「そうですね」

 

ガチャ

 

「こころ、結城君が来てくれたよ」

 

「結城だわ!来てくれたのね!」

 

「ああ、ほいこれ」

 

「わぁ!美味しそうなお菓子ね!」

 

「みんなで仲良く分けな」

 

「分かったわ!」ダダダ

 

「相変わらず騒がしいな」

 

「結城君こんにちわ」

 

「あ、拓さんども」

 

「にちゃ!!」

 

「ほいほい、よっと、拓さん達ももうきてたんですね」

 

「ああ、京香が待ちきれなくなってパーティー開始前に行きたいって言ってこさせてもらってたからね」

 

「姉貴らしいな、拓さんこれを」

 

「これは?」

 

「風用のお菓子です」

 

「風にも作ってきてくれたのかい?」

 

「ええ」

 

「んにゅ?」

 

「お前さん用のお菓子だぞ」

 

「!!」

 

「ほーら」

 

「♪♪♪」モグモグモグ

 

「美味しいか?」

 

「うみゃ!」

 

「気に入ってもらえて何よりだ」

 

「それじゃあ僕もあちらに混じって来るよ、風はしばらく結城君から離れないし」

 

「分かりました」

 

「兄さん」

 

「ん?千聖とリサか」

 

「やっほー!兄さんも来てたんだね」

 

「ああ、厳さんからお誘いをいただいてな」

 

「てか昨日いきなり姉貴から今日参加するからって言われたんだがお前ら何か知ってるか?」

 

「私は何も知らないけど」

 

「ああ、それなら」

 

「千聖は知ってるのか?」

 

「昨日何だけどパスパレで今日の話をしてたんだけど、その時に京香さんが私達の所に暇だからって来てね、それで今日の事を知って急いでこころちゃんに電話をして決まったって感じなのよ」

 

「そう言う訳か、それよりお前ら」

 

「「何?」」

 

「何だその格好は」

 

「これ?可愛いでしょ♪サキュバスの衣装何だよ!黒服さんが用意してくれたんだ」

 

「千聖のそれは?」

 

「ミイラ女かしら?」

 

「ただ包帯か?白い布を巻いてるだけじゃねーか」

 

「ふふふ、どうかしら」

 

「どうもこうもただただ反応に困る」

 

「結城しゃ〜〜〜ん!!」

 

「ん?グハァ!?」

 

「「兄さん!?」」

 

「にゅへへ〜〜♪結城しゃんだ〜〜♪」

 

「ちょっとましろ!何やってんの!?」

 

「離れなさいましろちゃん!」

 

「リサしゃんに千聖しぇんぱいじゃないれすか〜」

 

「何でましろは酔ってるの?てか風ちゃんは!?」

 

「大丈夫だ、何とか踏みとどまった」

 

「「良かったー」」

 

「てかましろのやつ何でこんな酔っぱらいになってるんだ?まさか酒を飲んだのか!」

 

「いや、大人達はあそこの奥のところだからそれはないと思うんだけど」

 

「ちょっとましろ何やってんのよ!!」

 

「んにゃ?」

 

「つくし、つくしは何でましろがこうなったか知ってる?」

 

「それはこれだと思います」

 

「これは・・・ビール?」

 

「飲んでみますか?」

 

「どれどれ・・・・ただの炭酸ジュースだな」

 

「ビールの見た目をしたただの炭酸ジュースです」

 

「・・・え?これで酔ったの?」

 

「はい、そうなんです」

 

「ただの炭酸で?」

 

「ただの炭酸でです」

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「ZZZZ」

 

「とりあえずこころに言って黒服さんにベットに寝かせてもらえるように頼んでみようぜ」

 

「それが良いかしらね」

 

「それじゃあ私頼んでくるよ!」

 

「にちゃ?」

 

「悪い悪い恐かった?」

 

「   」ふるふる

 

「良かった」

 

「黒服さん連れて来たよ!」

 

「ほらましろ!行くわよ!」

 

「んん〜ZZZ」

 

「こちらでございます」

 

「行ったわね」

 

「だな、それよりお前らはパーティーに参加しなくて良いのか?」

 

「そうね、兄さんも行きましょ」

 

「だな」

 

俺は二人に手を引かれながらみんなの所に向かった。

 

「「あ、お兄ちゃん」」

 

「美咲につぐみ、てかバラバラなのか?」

 

「そうだよ、みんなで誰と一緒が良いかを話し合って、この組は私と美咲ちゃん、リサさんの千聖さん、つくしちゃんにましろちゃん」

 

「ワタシもいます!!」

 

「イヴちゃんと」

 

「私とますきだね」

 

「・・・・」

 

「どうかした?」

 

「いや、他のところが地獄なんだろうなーと思って」

 

「「「「あはは」」」」

 

「結城さん!」

 

「どうしたイヴ?」

 

「これ美味しいです!」

 

「それは俺が持ってきたやつか?」

 

「ハイ!とってもオイシイです!」

 

「結城さんのお菓子マジでうめぇっす!!」

 

「サンキュー」

 

「風ちゃん寝ちゃったね」

 

「ん?いつの間に」

 

「可愛いね」

 

「京香さんにそっくりです!!」

 

「お兄ちゃんは着替えないの?」

 

「持ってないしな」

 

「黒服さんが用意してくれてるよ?」

 

「そうなのか?」

 

「はい、準備が出来ております」

 

「「「「「「「「「うわぁ!?びっくりした!!」」」」」」」」」

 

「あちらにございますのでどうぞ」

 

「あ、はい」

 

「「「「「「「「行ってらっしゃい!」」」」」」」」

 

俺は黒服さんの後ろをついて行き、案内された部屋に入った。

 

すると途端に眠気がやってきて俺はそのまま眠ってしまったのであった。





「どうもテンツクです」

「羽沢つぐみです!」

「奥沢美咲だよー」

「はい!と言う事で今回はつぐみちゃんと美咲ちゃんに来てもらいました」

「あの、一つ聞いても良い?」

「どうかした?」

「いや、どうかしたも何も、なんでこの部屋こんなに崩壊してるの?」

「これはね、前回の人達のせいなんだよ」

「「前回の人達?」」

「こころ、日菜組って言えば良いかな」

「「なんとなく察したよ」」

「まぁそんな事は置いといて」

「置いといて良いんだ」

「今回はこの先の事で困ってるんだよねー」

「この先の事とは?」

「ほら、ゲームの方だともう3年生組は卒業して、君達が3年生になったじゃん?」

「確かにそうですね」

「ほら、卒業生組は進路が分かってるけど、結城君達クロック組の進路先をどうしようかを迷ってるんだよねー」

「あぁそう言う事ね、主さんの無い頭だと思いつかないと」

「美咲ちゃん結構辛雑なこと言うねー」

「読者さんに意見をもらったらどうでしょうか?」

「それしかないんだよねー」

「どんなので迷ってるの?」

「教職を受けてるから、先生にするか、そのままバンドとして音楽活動をするか、それか芸能活動させるか、とかかな」

「一応候補はあるんだね」

「まぁ考えては居るけど、内容が思いつかないんだよね」

「「それっていつものことじゃない?」」

「この世の中を! ウグッブーン!! ゴノ、ゴノ世のブッヒィフエエエーーーーンン!! ヒィェーーッフウンン!! ウゥ……ウゥ……。ア゛ーーーーーア゛ッア゛ ...!!」

「世の中は関係ないでしょ、ただの自己満で作ってるんだから、それにそれはあの人のやつでしょ」

「大変申し訳ございませんでした」_○/|_

「これ片付けてあげますから頑張りましょう!!」

「いやいや、そんな事やらせられないよ!?」

「良いから良いから、こころが迷惑かけたみたいだし、同じバンドの尻拭いとしてね」

「日菜先輩もご迷惑をおかけしたので副会長として頑張ります!」

「何かそこまで言われると断り辛いじゃん?じゃあお願いして良い?」

「「おまかせあれ!!」」

「じゃあお願いするよ、と言う事で前回の活動報告の所に追記しますのでどうかご意見の程よろしくお願いします!!」

「今回の後語りはつぐみちゃん、美咲ちゃん、そしてテンツクでした!では!!」


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232話

〜桜が結城を迎えに言っている時の黒服達〜

 

「あーあ、桜さん良いなー」

 

「仕方ないでしょ、旦那様が直に桜さんにお頼みになったのだから」

 

「そうですけどー、私も結城さんとお話したですー!!」

 

「騒がないの、結城さんとお話したくないんですかー?」

 

「したくないわけないでしょ、私達は弦巻家の使用人なのですから、お仕えすることに専念しなさい」

 

「はーい」

 

「ほら!みんなも手が止まってるわよ!お料理、お飲み物が無くなったらすぐに用意を」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「ぶー、あ!そうだ!」

 

黒服の一人が何やら良からぬ事を考えているのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ん・・・・ここは?」

 

「あ!お目覚めですか!」

 

「えっとあなた方は?」

 

「弦巻家に仕える使用人です」

 

「えっと、俺は確か・・」

 

「はい、少し眠って頂きました」

 

「あなた達が用意したの?」

 

「はい、申し訳ございませんが眠って頂きました」

 

「何でこんな事を?」

 

「それはですねー、私達が結城さんとお話をしたかったからですよー!」

 

「お話?」

 

「ええ、我々は普段弦巻家に使用人、黒服としてお仕えしておりました、結城様が弦巻家にお越しくださった時にいつも我々の事をご心配や贈り物などを頂き我々はそんなあなたに好意を抱いているのです」

 

「俺に好意を?」

 

「そうなんです!でも私達は使用人と言う立場上気軽に話しかけることが出来ないんです!」

 

「まぁ確かにそうかも知れないですね、でもみなさん俺の事知ってるんですか?」

 

「いえ、私達はお話を聞かせて頂いただけです」

 

「それだけで?」

 

「後はお写真で結城様のお顔を拝見させて頂き、我々も貴方様に一目惚れをいたしました」

 

「そうだったんだ」

 

「なので少々強引ですが少し拉致をさせて頂きました」

 

「拉致って言ってもこころ弦巻家の屋敷の中だよね?」

 

「はい、ですがこの場所は我々黒服の中でも数名しか知り得ない場所でございます」

 

「じゃあ今知らなかった黒服さんもこの場所を知っちゃったんだ」

 

「ええ、元々は結城様のためにこの場所をご用意させて頂きました」

 

「俺のため?」

 

「そうですー!そこで結城さんに提案があるんです!」

 

「提案?」

 

「はい」

 

「その提案とは?」

 

「それはですね」

 

「あのーー、何でみなさん脱いでるんですかね?」

 

「それはおいておいていただいてですね、提案と言うのはこのまま我々とこの場所でハーレムを築きながら暮らしていきませんかと言う事です」

 

「このままここで暮らせって事?」

 

「そうです!お金や食べるものを一切気にしないで、結城さんは何もしなくて良いんですよー!」

 

「それにそれだけではなく、エッな行為なんかもやり放題ですよ」

 

「・・・・」

 

「ここには数十名いますので、何発でもやりたい放題ですよー!」

 

「何でにじり寄って来てるんですか」

 

「どうですか?ここならば結城様は何もなさらず、我々に命令さえしていただければ何不自由ない生活を保証いたします」

 

「偶にで良いので私達とお話して欲しいですけど〜」

 

「どうでしょうか?ここであんな事やこんな事をして我々と一緒に楽園を作っていきませんか」

 

「んーー」

 

「何か不満でしょうか?」

 

「不満とかではないんだけど」

 

「何かあるんですか?」

 

「俺は縛られるのが好きじゃないんだよね」

 

「縛りプレイですか?」

 

「違いますよ、行動を制限されるのがって事ですよ、みなさんは弦巻家に仕えられてる方々なんですから、もし交代とかで俺の面倒を見るって事だとしても、これだと厳さんや由愛さん、こころの事を裏切る形になってしまいます、厳さん由愛さんこころはみんなの事を信頼し、家族同然だと思っていると思います、俺の勝手な思い込みですけど、あの3人は恐らくみなさんの顔と名前を覚えていると思いますので誰か一人でもいないとなると、悲しいと思いますよ」

 

「「「「「「・・・・」」」」」」

 

「それに、俺と話したいのならいつでも歓迎ですよ」ニコッ

 

「「「「「「!!//////」」」」」」

 

バンッ!!

 

「結城様大丈夫ですか!?」

 

「桜さん」

 

「よくぞご無事で!あなた達!!こんな事をして許されると思っているのですか!!」

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

「あなた達がやっていることは犯罪ですよ!何をしているのか!」

 

「まぁまぁ桜さん落ち着いて」

 

「ですが」

 

「彼女達は俺と関わりを持ちたかっただけなんですよ、まぁやり方はあんまり良くはなかったですが、まぁ今回の事は俺に免じて許してやって貰えないかな?」

 

「それは私では」

 

「良いんじゃないかな、結城君がそう言ってるんだし」

 

「「「「「旦那様!?」」」」」

 

「あ、厳さん」

 

「本当は許される事ではないけれど、まぁ確かにいつもは僕や桜くんだけしか関わりがなかった訳だしね、彼女達にももっと話しをさせてあげる時間を作ってやれなかった僕達の責任でもあるわけだしね」

 

「良いんですか?」

 

「許す許さないわ君が決めることだよ」

 

「それじゃあ今回の件はこれで終了って事で!!良いですよね?」ニコッ

 

「はい、結城様がそうおっしゃるのならば私は何もおっしゃることはございません」

 

「「「「結城様・・・」」」」

 

「ありがとう、それじゃあこっからは黒服のみなさんも一緒にパーティーを楽しみましょう」

 

「あーその事何だけど」

 

「どうかしましたか?」

 

「ちょうどさっき終わったんだよねー」

 

「あらま、それじゃあ片付けしましょうか」

 

「そうだね、それじゃあみんな!気持ちを切り替えて片付けを頼んだよ!」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

「ふー、今回の非礼は僕からさせてもらうよ」

 

「大丈夫ですよ、それよりこの場所はどうするんですか?」

 

「そうだね、どうしよっか」

 

「それじゃあ残しておいてあげましょうよ」

 

「どうしてだい?」

 

「せっかく作ったわけだし、それに彼女達は彼女達なりの思いがあった訳ですから」

 

「優しいんだね」

 

「そうですかね?」

 

「そうだよ」ニコッ

 

「まぁ基本的に俺の気分が悪くなる事以外はあんまり気にするタイプではないのでね」

 

「そうかい、僕達行こうか」

 

「そうですね」

 

 

まぁなんやかんやあったけど、事なきを得て?今回のハロウィンパーティーは終わりを遂げたのでした。




「投稿主です!」

「上原ひまりです!」

「し、白金燐子です」

「はい!と言う事で今回はひまりちゃんと燐子ちゃんのでっかい組に来てもらいました!」

「やっほーーみんなーー!!」

「こ、こんばんわ」

「投稿主さんに聞きたいことがあるんだけどさ?」

「どうしたの?」

「この後語りっていつまでやるの?」

「んーやめろと言われるまで?」

「面白いと思ってるの?」

「それは読んでる方が決めることだからね〜俺からは何とも」

「じゃ、じゃあ最近名前を変えてる理由は?」

「いやーどれが良いんだろうと思って変えてるんだけど、どれが良いんだろ?」

「自分で決めたら良いんじゃない?それよりさー」

「ん?」

「前回の時に追記しますって事話してたじゃん?あれって終わってすぐにしたの?」

「・・・・・いやーーあはは」

「やってなかったんだね」

「寝る前に気づきました!!あ、一応追記はしておいたよ」

「何か必死なんですね」

「必死です!!」

「でも早く燐子先輩達の卒業後の話に入らないと詰まっちゃうんじゃないの?」

「そうなんだけどねー」

「どうせ興味がある人なんて居ても数人しか居ないんだからパー!!っとやっちゃったら?」

「事実だと思うけど言わないでね!?悲しくなるから!?」

「でも本当の事じゃないですか?評価ももらえない、もらっても低評価しかもらえない、感想ももらえない作品ですし」

「燐子ちゃんって結構キツイこと言うんだね、事実だけどね、泣いちゃうよ?」

「「泣けば?」」

「ここの子達って俺に対して厳しいよね」

「でもそうしてるのは投稿主であるあなたでしょ?」

「そうですね、私達は言わされてる側ですからね」

「うわぁぁぁぁん!!」

「投稿主さんがどっか行っちゃったし、終わりましょうか?」

「そうですね、今回はこのあたりで」

「それじゃあみなさん!今回も読んでいただきありがとうございました!」

「内容の薄い作品ですが、また読んでもらえると私達も嬉しいです」

「今回はここまで!」

「ばいばーい」


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223話

どうもみなさん結城です、今回はどこから話しているかと言うと外です!何で外に居るのかと言うと、小松が最近新しく出来たライブハウスに行きたいとのことで、その店に全員で向かっているところなんだよねー。

 

「俺らもそろそろ卒業だなー」

 

「そんな事言ってるけどお前単位は大丈夫なのか?」

 

「だ、大丈夫だ」

 

「ホントっすかー?」

 

「そ、そんな事よりお前らは進路とか決まってるのかよ!?」

 

「僕と結城は花咲川で教師だよ」

 

「あそこって女子校だろ?よく受かったな」

 

「それは僕の方でちょこっとね」

 

「いったい何をしたんっすか」

 

「ふふふ」

 

「恐いぞ赤司、そんな事より男鹿はどうするんだよ」

 

「俺は知り合いにWebのライターがいてさ、その人に教えてもらいながらゆくゆくは一人で出来るようになっていきたいかな、黄瀬は?」

 

「俺はモデルっす!!何か結城がお姉さんに話しをしてくれて色々とやってるとこっす」

 

「マジで!?すげぇじゃん!」

 

「そう言うお前はどうするんだよ」

 

「俺は赤司の親父さんのところの系列店でとりあえず働いて、追々は音楽関係で食っていきたいとは思ってる」

 

「何だ配信者になるとか言ってなかったか?」

 

「最初はそう思ってたんだけど、そうなるとお前らと一緒にバンド出来なくなる可能性があったからな、確実な方を選んだって訳」

 

「まぁ最近は怖いらしいからな」

 

「そんな事よりここなんじゃないかい?」

 

「え?ああ、ここだここだ」

 

「別にCIRCLEかGALAXYでも良かったんじゃね?」

 

「第一声がそれかよ」

 

「何か気になるじゃん?どうせ全員で合わせる予定だったんだし、どうせだったら新しいところで新曲やりてぇじゃん?」

 

「まぁ分からなくもないね」

 

「赤司が賛同するなんて珍しいな」

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ!」

 

「こんにちわ!初めて何ですが!」

 

「初めての方ですね!それではご説明させていただきますね!」

 

「僕も行ってくるよ」

 

「俺も一応聞いておくか」

 

赤司と男鹿と小松が利用方法などを聞きに行ってるところで俺はとりあえずゆっくりすることに。

 

「聞いてきたよ」

 

「早いな」

 

「じゃあ中に行こっか」

 

赤司が鍵を持って来て中へと向かった。

 

「ねぇねぇ!あの人達カッコ良くなかったね立希ちゃん!」

 

「あの人達の事知らないんですか?」

 

「え?有名人なの?」

 

「あの人達はクロックって言うバンドの人達ですよ」

 

「何か聞いたことある!?」

 

「はぁー、まあそんな訳で凄いバンドの人達って訳ですよ」

 

「そうなんだ!分かった!」

 

「(この人仕事は凄く出来るのに何で普通の話になるとこんなアホになるんだろ)」

 

そんな事が起きているとは知らない当人達なのであった。

 

所変わってこちらは部屋の中の結城君達です。

 

 

 

今誰かいた?・・・・まぁいっか、そんな訳で今演奏の準備をしているんだけどいきなり小松が。

 

「なぁなぁ、卒業前に何かやらねーか?」

 

「何かって何をだよ?」

 

「それはーー、なんだろ?」

 

「考えなしで喋ったのかよお前は」

 

「でも確かに何かしたいっすね」

 

「卒業式の日に演奏とかかい?」

 

「それで大丈夫なのか?」

 

「別に卒業式でやろうってわけではないよ、全部終わった後の二次会的な意味でだよ」

 

「確かにそれは良いかもな」

 

「そうだ!」

 

「何か思いついたのか?」

 

「ああ!でも結城の手助けがいるけどな!」

 

「は?俺?」

 

「ああ!結城ってガールズバンドの子達と仲良かったよな!」

 

「まぁ良いとは思うぞ?」

 

「そこで何だけど!彼女達と合同で演奏をやらないかって事だ!」

 

「僕達が彼女達のバンドに混ざるって事かい?」

 

「いや、まぁこれは彼女達が納得すればの話しだけど、俺達5人が別々に分かれて、彼女達の中から一緒に演奏したい子を選んでバンドを組むってわけ!」

 

「俺達は良いっすけど、彼女達は納得してもらえるっすかね?」

 

「まぁこれは思いつきで言っただけだしな、まぁ一つの案だと思ってくれ」

 

「まぁ確かに出来るのなら面白そうではあるがな、何回か聞いたが彼女達もレベルは高い訳だしな」

 

「下手したら小松が一番下手かも知れないよ?」

 

「そんな事言わないで!?」

 

「赤司と結城は良いけど、下手したら俺らも負けてる可能性もあるからな」

 

「俺らのレベルも上がるかも知れないっすもんね!」

 

「でもそれはあいつらがOKしたらの話だろ?」

 

「そうだが、聞くだけ聞いてみてくれないか?」

 

「まぁ聞くぶんには全然良いが」

 

「頼むな!!」

 

「あぁ、それよりさっき赤司が言ってた卒業式の時はどうするんだよ?」

 

「そっちもやるだろ?」

 

「むしろそっちの方が本命じゃないのかい?」

 

「今回結城は何も言わないんだな?」

 

「今までこのパターンになって俺の意見が通ったことがあったか?」

 

「「「ないな!」」」

 

「だろ?」

 

「てかそれに関しては俺等じゃなくて赤司だがな」

 

「赤司に反抗できるか?」

 

「「「ムリムリムリ!!」」」

 

「だからもう諦めることにした」

 

「まぁそれが賢明だな」

 

「準備は終わったかい?」

 

「俺は終わってるぞ」

 

「俺もっすね」

 

「俺も大丈夫だ!」

 

「俺も・・・てか俺準備とかないしな」

 

「それじゃあ始めよっか」

 

「「「おう!」」」

「おー」

 

そんな感じで話しながら準備を済ませ練習を始めたのであった。




「投稿主です!」

「白鷺千聖です」

「ま、松原花音です」

「はい!っと言う訳で今回は千聖ちゃんと花音ちゃんに来てもらいましたー!」

「えっと、ここは何をするところ何ですか?」

「とくにすることはないよ、適当に話をするだけだよ」

「どんな話をすれば良いのかしら?」

「何でも良いよ?特にこれを話さないといけないって訳でもないしね」

「えっと、それじゃあ聞きたいことがあるのだけど」

「何かな?」

「今回のお話で混合バンドの話が出てたじゃない?」

「そうだね」

「これはやるんですか?」

「まぁ一応やるつもりではいるよ?出来たらだけど」

「そう、それで」

「それで?」

「もちろん私は兄さんと同じバンドになるのよね?」ハイライトオフ

「そ、それはまだ未定なので何とも」

「もしやらなかった場合どうなるかは分かっているわよね?」ハイライトオフ

「ち、千聖ちゃん落ち着いて!?」

「花音、あなたは兄さんと同じじゃなくても良いのかしら?」

「そ、それは同じが良いけれど」

「だったらあなたもこの人に言っておかないといけないんじゃない?」

「そ、そうだけど、決めるのはお兄ちゃんな訳だし」

「何を言っているの花音」

「ふえ?何か変なこと言った?」

「この作品の投稿者は誰?」

「えっと、この人だよね?」

「そうよ、この作品の内容を決めるのは?」

「この人だね」

「兄さんが誰と組むのかを決めるのは?」

「この人だね」

「そう言う事よ」

「そ、そっかー、投稿主さん」

「な、何かな?」

「もしお兄ちゃんと同じじゃなかったら」

「なかったら?」

「命がないと思いなさい」ハイライトオフ
「命がないと思ってくださいね」ハイライトオフ

(あ、どの選択をしても○んだかも)



*メンバーは投稿主のお好みでやるか、意見をいただくかは不明でございます*


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234話

どうもこんにちわこんばんわおはようございます結城です、今日俺がどこに居るかと言うとCIRCLEに来ていまーす、何でここに来ているかと言うと前話で言っていた通りの事で、まりなに連絡を入れたところ今日メンバーが集まると言う事なのでやって来たって訳ですわ。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ!あ、結城君」

 

「おっす、もうみんな居るのか?」

 

「うん!みんな来てるよ!」

 

「そっか、サンキュー」

 

そんな感じで話していた時だった。

 

カランカラン

 

「いらしゃいませ、ってオーナー!?」

 

「ん?」

 

店に誰か入ってきたみたいでまりながその人を見た途端急に驚き出した。

 

「やぁ、久しぶりだね」

 

「どうしたんですか!?急に」

 

「いや何、どんな感じか気になってね」

 

「お店は順調ですよ、彼女達が頑張ってくれているおかげもあって」

 

「そうみたいだね」

 

「えっと・・・」

 

「あ!ごめんね結城君、この人はCIRCLEの元オーナーなんだ」

 

「ほう、オーナーさんか」

 

「見ない顔だね、新入りかい?」

 

「あ、どうも要結城と言います」

 

「要結城・・・・あんたがか」

 

「??何か?」

 

「いや何でもないよ、それじゃあ私は行くとするよ」

 

「え!?もう行っちゃうんですか!?」

 

「少し様子を見に来ただけだよ」

 

「そうですか」

 

「それじゃあ頑張るんだよ」

 

「はい!」

 

「それと」

 

「??」

 

「いや、じゃあね」

 

オーナーさんはそう言って出ていったのであった。

 

「何だったんだ?」

 

「何だろね」

 

「まぁ良いや、それじゃあ中行ってくるわ」

 

「うん」

 

俺はまりなにそう言って中に入って行った。

 

ガチャ

 

わいわいがやがや

 

「あら!結城じゃない!!」

 

「「「「「「「!!!!」」」」」」」

 

いち早く俺に気づいたこころが俺の名前を呼ぶと、その他が一斉にこちらに振り向いた。

 

「結城さんどうしたんですか?」

 

「いや、ちょっとお前らに用があってな」

 

「ついに結婚してくれる気になってくれたの?」

 

「リサ、お前は何を言ってるんだ」ビシッ

 

「えへへ」

 

「それで今日はどうしたの?」

 

「ああ、お前らに相談事があってな」

 

「何かしら?」

 

「お前らさ、俺らとバンド組む気ない?」

 

「「「「「「「!?!?!?」」」」」」」

 

「もちろん組みたいわ」

 

「他はどうだ?」

 

「楽しそうだわ!」

「はぐみもやりたい!」

 

「クロックの人と一緒に演奏出来るって事っすか!?」

「やりたいやりたい!!」

 

っと次々に声をあげていった。

 

「OKOK」

 

「何でいきなりそんな事を?」

 

「ああ、俺らももう卒業だろ?」

 

「うん、そうだね」

 

「それで卒業前に何かしたいなって話になってな、それで可能だったら俺ら5人が別々に別れて一緒に組みたいやつと組んでやろうかって話になってな」

 

「それは兄さん達が決めるって事?」

 

「まぁそんな感じでやろうかって話にはなってるが」

 

 

「良いんじゃないかな!!面白そう!」

 

「バカ!お前下手したら恥かくだけなんだぞ!?」

 

「私達が恥をかくのは良いけど、もしかしたらクロックの人達に恥をかかしちゃうかも知れないってことだもんね」

 

「怖いな」

 

「お兄さんと演奏!!おっちゃんも連れて来ないと」

 

 

「私は賛成よ!」

 

「チュチュえらい乗り気だな」

 

「当たり前じゃない!こんな機会もう二度とないかも知れないのよ!そんなの逃すわけないじゃない!!」

 

「流石ですチュチュ様!!」

 

「マスキはやりたくないの?」

 

「そんなのやりたいに決まってるだろ!!」

 

「そうだよね」

 

 

「蘭〜どうする〜?」

 

「やらない選択肢あるの?もしかしたら兄さんと組めるかも知れないんだよ」

 

「そうだよ!お兄ちゃんに選んでもらえるようにアピールしないと!」

 

「確かにな!こんな機会逃す訳には行かねーよな!!」

 

「が、頑張らないと!!」

 

「こんな機会逃すわけにいかないわ」

 

「そうだねー、こんな経験できないもんね」

 

「りんりん!!結城さん達とバンド組めるんだって!」

 

「凄いよね」

 

「これはいい経験になりますね」

 

 

「お兄ちゃんとデュエット・・・グヘヘ」

 

「彩ちゃん、涎が汚いわよ」

 

「めちゃくちゃ楽しみっす!!」

 

「るんってするね!」

 

「楽しみです!」

 

 

「大丈夫かな」

 

「しろは心配しすぎ!」

 

「そうそう、こんな時こそ楽しまないと〜」

 

「でも緊張はするわね」

 

「そ、そうだね」

 

 

「楽しみだわ!!」

 

「楽しそうだね!」

 

「ああ!なんて儚いんだ」

 

「緊張するね」

 

「そうだねーちょっと怖いかも」

 

などなどここに意見が出てきている、乗り気なのがなによりだ。

 

「今日のところは確認を取りに来ただけだから、後日こっちも全員集めてから詳しくやっていくがそれで良いか?」

 

「「「「「「大丈夫です!!!」」」」」」

 

まぁそんな感じで話は終わり、俺は帰ってあいつらに今回の事で話をしたのであった。




「どうも!投稿主です!」

「佐藤ますきだ!」

「あ、朝日六花です!」

「と言う事で今回はますきちゃんと六花ちゃんに来てもらいました!」

「よ、よろしくお願いします!」

「よろしくな!」

「な、何を話せば良いのでしょうか!?」

「六花ちゃん落ち着いて?そんなに気負う必要はないよ」

「そうだぜロック!こいつに遠慮なんてする必要ないだろ!」

「気楽にしてって意味だったんだけど、まぁいっか」

「この先どうなるんでしょうか」

「まぁその辺はやってみないと何ともねー」

「頭悪いのに大丈夫なのか?」

「ど直球に来るね、事実だけど」

「そ、そんな事ないですよ!こんなに続けているんですから!」

「六花ちゃん・・・」

「が、頑張りましょう!」

「ありがとう」泣

「ロックお前随分こいつに優しいじゃねーか」

「そ、そんな事ないですよ!(こうしておけばうちを結城さんと・・ぐへへ)」

「まぁロックらしいけどな、てか主さんよ」

「どうかした?」

「いつまでこれ続けるんだ?誰も見てないだろ?」

「そ、そうかも知れないけどさ」

「み、見てくれてますよ!(このまま好感度を上げていけば)」

「(ロックのやつ何か企んでねーか?)」

「まぁ本編の内容が薄いじゃん?だからせめてこっちで少しでもプラスに出来ればなーと思ってやってるんだけど」

「この後語りも内容薄いのにか?」

「そ、それは」

「もう諦めちまえよ、な?」

「いーや!やめん!アホはアホなりにやっていくんじゃい!」

「そうですよ!ここでやめられたら結城さんとあんなことやこんな事が出来なくなっちゃうじゃないですか!?(大丈夫ですよ!まだまだ続けていけますよ!)」

「「・・・」」

「あ!・・・」

「ロック、お前」

「何もないですー!!」ピュー−−

「えっとどうしよっか?」

「終わろうぜ」

「そうだね、えーっと今回はますきちゃんとどっか行っちゃったけど六花ちゃんに来てもらいましたーまたねー」

「じゃあな!」


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235話

どうもみなさん結城です、今俺はたえの家に来ています、何故いるかと言うとひかりさんに話があるから来てくれとの事だ。

 

「それで、何で呼ばれたんですか?」

 

「それはね、土曜日にたえの体育祭があるの!それで結城くんにも関係者として一緒に来てもらいたいなーと思って♪」

 

「俺に?何故?」

 

「ほら、結城君ってもう卒業しちゃうじゃない?そしたら結城君も忙しくなっちゃうからこういった行事ごとに参加できなくなっちゃうじゃない?それで結城君に来てもらおうかな−っと思って♪そしたらたえも喜ぶだろうし〜♪」

 

「まぁそれは良いですけど、あいつは知ってるんですか?」

 

「ううん、内緒にしてビックリさせちゃおっかなーと思って♪」

 

「ひかりさんそう言う事好きですもんね」

 

「それに今回合同でやるみたいなのー」

 

「合同で?」

 

「そうなの、花咲川と羽丘と月ノ森の3校で合同で体育祭をやるのよ〜」

 

「それって学校に入るのか?」

 

「何でもどこかの運動場を借りてやるみたいよ〜」

 

「なるほど」

 

「どうかしら?」

 

「まぁ特に用事もないので大丈夫ですよ」

 

「良かった〜♪それじゃあまた連絡するね♪」

 

「分かりました」

 

そんな感じでひかりさんとの話は終わりとなった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜体育祭当日〜

 

やっほーみんなー!戸山香澄だよー!今日は超楽しみにしていた体育祭の日なんだー!しかも今回は花咲川と羽丘、そして月ノ森の3つの合同でやるんだよー!

 

「おい香澄何やってんだ?早く行くぞー」

 

「有咲待って−!」

 

始まるみたいだから行ってくれねー。

 

 

「それではみなさん、無理をしないよう怪我のないように楽しんでください」

 

「ありがとうございました、それでは選手宣誓を行います、花咲川女学園からは戸山香澄さん」

 

「はい!」

 

「羽丘女学園からは宇田川巴さん」

 

「おう!」

 

「月ノ森女学園からは桐ヶ谷透子さん」

 

「はーい!」

 

「三名の方は前の方に出てきて下さい」

 

「おい香澄、へまするんじゃねーぞ」

 

「もっちろん!任せといてよ!行ってくるね!」

 

「あ、行っちゃった、香澄ちゃん大丈夫かな?」

 

「どうだろうね、大丈夫だと信じたいけど」

 

「何かやらかしそうかもね」

 

「怖いこと言うなよおたえ」

 

「有咲も思ってるんでしょ?」

 

「ま、まぁ思ってはいるが」

 

「どうなっちゃうんだろう」

 

「それでは選手宣誓をお願いします」

 

「先生!我々選手一同は!」

 

「日頃の練習の成果を発揮し!」

 

「元気いっぱい頑張ります!」

 

「「・・・」」

「「「「「・・・・」」」」」

 

「あれ?違った?」

 

「香澄、日々お世話になっている方々に感謝しだ!」小声

 

「あ!日々お世話になっている方々に感謝し!」

 

「選手一同で!」

 

「参列者の方々を!」

 

「楽しませることを!」

 

「「「ここに誓います!!」」」

 

「選手宣誓代表!宇田川巴!」

 

「桐ヶ谷透子!」

 

「戸山香澄がお送りしました!」

 

「代表の皆様ありがとうございました、続いては・・・」

 

「ふぅー終わったー」

 

「お前!?」

 

「まぁまぁ有咲落ち着いて」

 

「香澄良かったよ」

 

「どこがだ!?」

 

「有咲ちゃん落ち着いて」

 

「只今より・・・」

 

Poppin'Partyの方ではこんな感じになっっていた。

 

 

「巴ちゃんお疲れ様」

 

「おう!」

 

「ともちんよかったよ〜」

 

「カッコよかった!」

 

「良かったんじゃないかな」

 

「蘭〜そんな事言って〜良かったんでしょ〜?」

 

「う、うるさい!!」

 

「蘭ちゃん落ち着いて!?」

 

「只今より・・・」

 

Afterglowはこんな感じ。

 

「香澄ちゃんらしいわね」

 

「三人とも凄いな」

 

「そんな事言ったら彩ちゃんテレビに出てるんだからもう慣れたでしょ」

 

「慣れないよ!?」

 

「私もやりたかったです!」

 

「イヴさんやる気満々でしたもんね」

 

「只今より・・・」

 

Pastel*Palettesはこんな感じ。

 

「あの3人って何か似合ってるよね」

 

「あれは紗夜が決めたのかしら?」

 

「はい、と言っても何故か先生達の中で戸山さんか弦巻さんがやりたいと駄々こねるだろうから決めてくれって言われたので、まだマシな戸山さんにしました」

 

「そ、そうだったんですね」

 

「あはは、紗夜も大変そうだね」

 

「只今より・・・」

 

Roseliaはこんな感じ。

 

「何ではぐみ達は出来なかったんだろうね?」

 

「そうね?私達ならもっと盛り上げられたのにね?」

 

「あんた達がやったら収集つかなくなるでしょうが」

 

「ほ、ほら競技で頑張ったら良いんじゃないかな」

 

「「そうね!/そうだね!」」

 

「あれ?そう言えば薫さんは?」

 

「あ、それならあっちで」

 

「ああ!なんて儚いんだ!」

 

「「「薫様ー!!」」」

 

ハロー、ハッピーワールド!はこんな感じ。

 

「透子ちゃんお疲れ様」

 

「完璧だったでしょ!」

 

「上出来じゃない」

 

「良かったと思うよ〜」

 

「まぁ」

 

「瑠唯さんどうかした?」

 

「いえ、何でもないわ」

 

「緊張してるの〜?」

 

「それはないわ」

 

「まぁまぁ!楽しんで行こうよ!」

 

「そうね!こんな機会めったにない訳だしね!」

 

「只今より・・・」

 

Morfonicaはこんな感じ。

 

「お姉ちゃんってば」

 

「香澄さんカッコよかったよ?お姉ちゃんのほうがカッコよかったけどね!」

 

「どっちもカッコよかったけど」

 

「何でお姉ちゃんが代表になったんだろ」

 

「何か香澄さんとこころさんがやりたいって言ってくるから、先に先生達がどっちかにしようって事を紗夜さんに相談したらしいよ?それで紗夜さんが香澄さんの方がマシだからって事で選ばれたらしいよ」

 

「そ、そうだったんや」

 

「まぁ確かにお姉ちゃんとこころさんなら言いそうだね」

 

「只今より・・・」

 

一年生組はこんな感じなのであった。

 

その頃結城はと言うと。

 

「そろそろ始まっちゃうかしら?」

 

「そうですね、時間的には始まったばかりでしょうか」

 

「ごめんなさいね、遅くなっちゃって」

 

「別に俺は構いませんよ」

 

「あ!あれじゃないかしら?」

 

「そうですね」

 

「花園さんこっちこっち!」

 

「あ!山吹さん!良かったー!」

 

「間に合ったのね」

 

「何とかって感じだけどね〜」

 

「どうも」

 

「あ!結城君!あなたも来ていたのね!?」

 

「ええ、ひかりさんに誘われて来ました」

 

「そうなのね、あの子も喜ぶと思うわ」

 

「結城お兄ちゃん!」

 

「沙南ちゃんも来てたんだね」

 

「うん!」

 

「沙南ったら」

 

「うふふ、結城君人気ね」

 

「あはは、ありがたい限りですよ、それで今はどんな感じですかね?」

 

「今から競技が始まるみたいよ」

 

「最初は50m走か」

 

「それじゃあみんなで応援しましょうか」

 

「そうね〜」

 

「沙南ちゃんも一緒に応援しようね」

 

「うん!」

 

「そう言えば純君は」

 

「純はお友達と遊びに行ってるわ」

 

「そうですか」

 

「お兄ちゃんここ!」

 

「はいはい、よっと」

 

「えへへ!こことーった!」

 

「こら沙南!」

 

「大丈夫ですよ、それより応援しましょうか」

 

「結城君が良いのなら良いのだけど」

 

「結城さん!」

 

「ん?おうゆりか」

 

「来てたんですか?」

 

「ああ、ゆりはりみの応援か?」

 

「はい、そうです」

 

「ならこっちで一緒に見るか?」

 

「良いんですか?」

 

「ああ、この子も一緒に良いですかね?」

 

「ええ、喜んで」

 

「歓迎です〜」

 

「ありがとうございます、私は牛込ゆりと言います」

 

「これはこれは、山吹沙綾の母です」

 

「花園たえの母です〜」

 

「山吹沙南です!」

 

「よく出来ました」ナデナデ

 

「えへへ♪」

 

「こんにちわ、牛込ゆりです」

 

「ゆりお姉ちゃん!」

 

「うふふ、かわいい」

 

「そういやこれって学校別で別れてるんだな」

 

「そうしないとごっちゃになっちゃいますからね」

 

「確かにそうだな」

 

「只今より50m走の第1グループがスタートします」

 

「お、始まるみたいだな」

 

そして等々3高合同体育祭が開始されたのであった。




「どうも!主です!」

「牛込りみです」

「若宮イヴです!」

「はい!今回はりみちゃんとイヴちゃんに来てもらいましたー」

「イェーイ!」

「い、いぇーい」

「いやー今回は何事もなく終わりそうで安心ですね」

「この前は何かあったんですか?」

「いやー、部屋の中を壊されたり、脅されたり、こころにグサッと来ること言われたりとかだね」

「色々あったんですね」

「ここは主さんのお部屋って事で良いんでしょうか?」

「いや、ここはまぁ事務所みたいなもんだね」

「と言う事はここで私達にあんなことやこんな事をされるのでしょうか!?」

「やらないよ!?」

「エッチなことされるんですか!?」

「だからしないって!?」

「ワタシ知ってます!こういった所に連れ込んでエッチな事をするって!」

「逆にどこでそんな事を知ったの!?」

「い、いまから警察に連絡を」

「だから何もしないってば!?」

「成敗です!?」

「話を聞いて!?」

コンコン

「ん?はーい」

ガチャ

「はい、って警察?」

「ここは・・・・で宜しかったでしょうか?」

「はいそうですが」

「ここでピーーーな事をしてると連絡があったのですが」

「えっと、それは誰から」

「牛込りみさんと言う方からです」

「え!?」バッ

「えーーーん!!」

「怖かったですーー!!」

「挨拶しただけ何だけど!?何もしてないんだけど!?」

「本当だったみたいですね、それでは逮捕させていただきます」

「待ってくださいよ!何もしてませんてば!?」

「犯人はみんなそう言うんですよ」

「本当に何もしてないんですが!」

「えー○時〇〇分現行犯逮捕!連れて行け」

「「は!」」

「なんでー!?」

「「・・・」」クスッ

「ニヤッとしたよ!?てかその手に持ってるものは何!?目薬じゃんか!てかそれで嘘泣きしてるな!?」

「うるさいぞ!早く来い!」

「うそだーーーーぁぁぁぁ」

「報告ありがとうございました!」

「助かりました」

「それではお二人もお気をつけておかえり下さい」

「分かりました」
「ワカリマシタ!」

「それでは!」

バタン

「と言う事で今回は牛込りみと」

「若宮イヴがお送りしました!」

「また見てくださいね!」

「お待ちしております!」

「「それじゃあまた見てねーー!!」」


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236話

どうも結城です、今回は前回の続きの体育祭のお話でーす。

 

「第1レースに出場する方はスタートラインまで来て下さい」

 

お、いよいよ始まるみたいだな、えーっといきなり香澄が出てきたのか、それに透子もか。

 

「それでは第1レーススタートして下さい」

 

「位置について!よーい!」

 

パンッ!

 

お、スタートした、えーっと香澄と透子がデッドヒートしてるな。

 

「ゴール!!戸山香澄選手と桐ヶ谷透子選手の一騎打ちだが果たして結果はいかに!只今よりビデオ判定を行いますので少々お待ち下さい!」

 

いきなり接戦かよ、てか香澄はなんとなく分かるが透子も速いんだな、驚いた。

 

「どうでしょうか・・・・はい!結果が出ました!一着は戸山香澄さんです!」

 

「やったー!!」

 

「くっそー!」

 

どうやら香澄が一着だったようだな。

 

「それでは第2レースに出る方はスタートラインにお越しください」

 

しかし司会の子すげー淡々と進行してるな、そんな事を思っていると。

 

「やぁ結城君、久しぶりだね」

 

っと後ろから声を掛けられたので振り向いてみると、そこには前にひかりさんの代わりに授業参観に行った時にお世話?になった保険医の椎名先生だった。

 

「椎名先生、お久しぶりです」

 

「あ!ゆかりちゃんだー!ここに来て大丈夫なの?」

 

「ああ、まだ始まったばかりだからな」

 

「どうかされたんですか?」

 

「いや、君のことが見えたんでね、挨拶をしておこうと思ってね」

 

「それはそれはご親切に」

 

「どうだい?どうせだったら近くで見ていかないかい?」

 

「近くにですか?でもあっちって関係者席ですよね?」

 

「ああ、でも気にすることはないよ」

 

「いや、椎名先生が」

 

「ゆかり」

 

「え?」

 

「ゆかりと呼んでくれたまえ」

 

「はぁ」

 

「それでどうかな?」

 

「いや、ゆかりさんが良くても、他の学校先生達が許してくれないでしょ?」

 

「大丈夫だよ、何か言われても私が何とかするから」

 

「ええー」

 

「行ってきたら?ゆかりちゃんがこう言ってるんだし〜」

 

「どうなっても知りませんよ?」

 

「ふふ、大丈夫大丈夫」

 

「まぁいっか、沙南ちゃんごめん行ってくるよ」

 

「どうせだったらその子も一緒に来るかい?」

 

「良いの!!」

 

「こら沙南!」

 

「ふふ、大丈夫ですよまぁお母様が良ければですが」

 

「お母さん行きたい!」

 

「まったく、結城さんと一緒にいるのよ」

 

「分かった!」

 

「それじゃあ行こうか」

 

そう言って歩き出したゆかりさんの後を着いていき中にある関係者用のテントに入って行った」

 

「椎名先生、その方は?」

 

「私の知り合いです、彼女達には無害ですので」

 

「しかしですね、男の人がこんな女子だらけのところに来て何も起きないとは」

 

「月ノ森の校長先生、もちろん彼女達の心配をするのは分かります、ですがここは私に免じて許して貰えないでしょうか?」

 

「しかしですね」

 

「良いじゃありませんか、男の人が居ることによって彼女達もより気合が入るかも知れませんし」

 

「羽丘の校長先生まで」

 

「まぁ彼が何かする事はないですよ、むしろ彼の方が心配ですけどね」

 

「「??」」

 

「とりあえず挨拶だけしておこうか」

 

「あ、初めまして要結城と言います」

 

「要結城?」

 

「どうかされましたか?」

 

「いえ、聞いたことがあると思ったので」

 

「ん?」

 

「彼はクロックと言うグループでバンドの方をやられてる方ですよ」

 

「「!?」」

 

「ふふ、お二人も聞いたことはあるでしょう」

 

「本人何ですか?」

 

「ええまぁ一応本人です」

 

「それだったら大丈夫そうですね」

 

「そうですね、それだと大丈夫ですね」

 

「何か謎の信頼があるんだが」

 

「良かったじゃないか」

 

「まぁそうですね」

 

「それよりも花咲川の校長先生は?」

 

「え?何か?」

 

「話し聞いてましたか?」

 

「いやーレースに集中しすぎて聞いてなかったよー、あはは」

 

「何してるんですかまったく」

 

「いやー!レースの方が気なっちゃって気になっちゃって!」

 

「何か豪快な人ですね」

 

「ああ、校長には見えないだろ?」

 

「そうですね」

 

「あ!次お姉ちゃんだよ!」

 

「お、そうかそれじゃあ一緒に応援しよっか」

 

「うん!」

 

「ここに座ってればいいですかね?」

 

「どうせだったら最前席で見たらどうだい」

 

「はぁ、良いんですか?」

 

「「大丈夫ですよ」」

 

「花咲川ファイトー!!」

 

「それじゃあお邪魔しますね」

 

そう言って俺は最前席で沙南ちゃんを足の上に乗せて見学することにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

みなさんこんにちわ、山吹沙綾です、今は体育祭の50m走の最後のレースに出場していてスタートラインに着いた、すると。

 

「お姉ちゃん頑張って−!!」

 

っと声が聞こえたので見てみると、そこには沙南がいた。

 

「沙南!?何でそこに!?」

 

っと思っていたら後ろから。

 

「沙南ちゃん危ないからもう少し下がろうね」

 

「はーい」

 

後ろから居るはずのないはずのお兄ちゃんがいた。

 

「お兄ちゃん!?」

 

「結城さんだね〜」

 

「七深ちゃんあれってお兄ちゃんだよね?」

 

「そうですね〜結城さんですね」

 

などと考えていると。

 

「位置について!」

 

っと言われたのでスタート位置に着いて集中することにした。

*今の沙綾は某バスケ漫画のゾーン状態である*

 

「よーい!」

 

パンッ!

 

「!!」

 

ピストルの音と同時に私は走り出した。

 

「は、は、は、は」

 

生まれて始めてこんなに50m走を真剣に走ったかも知れない。

私はなりふり構わず全力で走った。

 

「ゴール!一着は花咲川の山吹沙綾さんです!ニ着は月ノ森の広町七深さんです!」

 

「は、は、やった!」

 

「沙綾先輩速いですよ〜」

 

「えへへ、こんなに真剣に走ったの初めて走ったかも」

 

「結城さんに良いところ見せたかったんですか〜」

 

「そうかもね」

 

「私ももう少し足が速かったならな〜」

 

「これにて50m走を終了いたします、続いては玉入れになりますので出場される方はゲートの方までお越しください」

 

「私達も戻りましょうか」

 

「そうだね、お互いに頑張ろうね」

 

「はい〜、負けませんからね〜」

 

そう言って七深ちゃんは戻って行ったので私も戻って行った。

 

「沙綾お疲れ様!凄かったよ!」

 

「えへへ、ありがと」

 

「沙綾ちゃん凄く速かったわね、凄いわ」

 

「ありがとうございます千聖先輩」

 

「妹ちゃんの応援のお陰かな?」

 

「そうですね、それもありますけどやっぱり」

 

「「「「「「??」」」」」」

 

私が沙南とお兄ちゃんが居る方を見ると。

 

「あ!結城さんだ!」

 

香澄がいち早く気づいて声を上げた、すると。

 

「あなた達!この闘い絶対に優勝するわよ!!死ぬ気でやりなさい!!」

 

「「「「「おーー!!」」」」」

 

「あなた達も分かっているわよね?」圧

 

「「「「「は、はひー!!」」」」」

 

千聖先輩の号令の元、私達花咲川女学園はさらに一致団結(脅し)したのであった。




「えーっとどうも結城です、え?投稿主はどうしただって?何でも警察に捕まったらしいぞ?何をしたか知らんが、えーっとそんでこっちが」

「広町七深でーす」

「桐ヶ谷透子だよ!」

「はいっと言う事で今回は投稿主の代わりの俺と七深と透子でお送りしたいと思いま〜す」

「思いま〜す」
「思いまーす!」

「って事で・・・何やるの?」

「これ主さんから預かってるけど」

「紙?何々」

ペラ
【適当に雑談しておいて】

「何だった?」

「適当に雑談しておいてだって」

「何ついて話しますか〜?」

「何話すか?」

「この作品についてはどう?」

「この作品について?」

「そうそ、私ってさ結構SNSで結構人気何だけど、この作品って人気ないじゃん?」

「そうだな」
「そうだね〜」

「それをどうにかして行こう!って事なんだけど」

「それは無理じゃないかな〜」

「何でだ?」

「だってここのサイトの人気作品って長ーく人気でみんなから高評価や、高評価じゃなくても評価はもらってる訳じゃん?」

「えーっとどれどれ・・・・確かにそうだな」

「そうだね、この作品ももらってはいるけど評価は低いよね」

「そうそう、最近投稿数は増えてはいるけど、評価は貰えない訳じゃん?だから諦めた方が早いかなーと思ってさ」

「「それはいい考えだな/ね」」

「と言う事でこの話は終わり」

「そうだね、七深の言う通りだね、他の人の作品はみんな内容が濃いもんね」

「それに比べてこの作品は内容薄いもんな、そりゃあ評価貰えないし貰えたとしても低評価 になるわな」

「と言う事で今回の後語りはここまで〜」

「次回も見てくれる人は見てくださいね!」

「高評価をしてもらえると投稿主も喜ぶと思いますのでよろしくお願いしますね」


「「「まったね〜〜」」」


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237話

何やら花咲川の面々がやる気になったみたいで盛り上がってるな、何かあったのか?

 

「お姉ちゃんたち盛り上がってるね!」

 

「そうだな」

 

「沙南も混ざりたいなー」

 

「もう少し大きくなったらね」

 

「えーっと、続きまして、借り物競走を行いますので、選手の方々はゲートのところまで行って下さい、後花咲川はもう少し声量を下げて下さいうるさいです」

 

「あの司会の子辛雑だな」

 

どうやら次は借り物競走みたいだなえーっと出る人は・・・ほとんど知り合いかよ、何やら嫌な予感が・・・気のせいか。

 

只今より借り物競争を行います、第一レース花咲川からは奥沢美咲さん」

 

「はーい」

 

「羽丘からは上原ひまりさん」

 

「はい!」

 

「月ノ森からは八潮瑠唯さん」

 

「・・・」

 

「それでは第一レースを開始します、それではスタートをお願いします、いややっぱり自分でやります一々言うの面倒くさいので」

 

あの子本性が出てきてないか?

 

「それでは行きますよー、よーい」

 

パンッ!

 

「第一レースが開始しました、先頭は奥沢さん、続いて八潮さん、遅れて上原さんが追いかけます、さぁーて借り物のお題はー?」

 

どこぞの某貝類の次回予告みたいな言い方だな、そんな事を思っていると美咲と瑠唯がこちらにやってきて。

 

ガシッ!

 

「お兄ちゃんちょっと来て」

「結城さんちょっと来て」

 

「「む!」」

 

「瑠唯ちゃんお兄ちゃんから離れてくれないかな?」

 

「奥沢先輩こそ結城さんを離してくれませんか?」

 

「「・・・」」グググッ

 

「お二人さんあまり引っ張らないでくれませんかね、痛いんですわ」

 

「だってさ瑠唯ちゃん、お兄ちゃんが痛がってるから離しなよ」グググッ

 

「奥沢さんが離したら良いじゃないですか、結城さんが痛そうですよ」グググッ

 

「痛い痛い痛い!腕が外れるーー!」ミシミシミシ

 

「おーっと!何やら奥沢さんと八潮さんが一人の男を取り合っているー!何やら泥沼の展開になっているぞー!」

 

あの子あんなテンション出来たんだな、情緒不安定かな?

 

「その二人を尻目に上原さんがひっそりとお題の人物を連れてゴールへと向かっております、そこの二人ー早くしないと負けちゃうよー」

 

「いい加減離してくれないかな?」

 

「奥沢さんが離してくれれば良いんですけど?」

 

「お前ら両方とも離せ」

 

「お兄ちゃんはどっちにつくの!」

「結城さんはどっちにつくの!」

 

「どっちにもつかねーよ、てかお題は何なんだよ一体」

 

「未来の結婚相手」

「将来の伴侶」

 

「何で女子生徒しか居ないのに何でこんなお題何だよ」

 

「えーっととりあえず上原さんがゴール、それでは早速お題を発表して下さい」

 

「はい!私のお題は憧れている人です!」

 

「と言う事で上原さんのお題は憧れている人っと言うことで、そのお題にたいして連れてきた人は」

 

「やぁみんな!」

 

「えっと、羽丘の瀬田薫さんと言う事で、クリアー!一位は上原さんとなります!」

 

「やったー!!」

 

「次は・・・っていつまでやってんだあんたらは!」

 

「「お題なんだから仕方ないでしょ!!」」

 

「何で私が怒られてるのでしょうか、はぁお二人のお題は何ですか?もう面倒くさいので出しちゃって下さい」

 

「未来の結婚相手」

「将来の伴侶」

 

「そんなお題を用意いして覚えはないのですが、本当にそれお題であってます?」

 

「「・・」」バッ!

 

【未来の結婚相手】

【将来の伴侶】

 

「本当に書いてるってかそれ手書きじゃないですか!誰ですか!勝手に作ったのは!先生方他のお題を用意して下さい!お二人はこちらにお戻りください」

 

「何だ、お題が間違ってたのか」タッタッ

 

「そうみたいですね、残念です」タッタッ

 

「あーー痛かった」

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

「ああ、何とかな」

 

「それでは気を取り直してスタートして下さい」

 

その後は何事もなくスタートをし、結局は美咲が2位、瑠唯が3位と言う結果になった。

 

その後もと言うと。

 

「結城さん来てくれないかしら」

 

「また俺?」

 

「ええ」

 

「お題は?」

 

「憧れている人よ」

 

「友希那が俺に憧れてる?」

 

「ええそうよ」

 

「まぁいっか」

 

「ゴール!それでは湊さん、お題をお願いします!」

 

「憧れて人よ」

 

「それは何故なのでしょうか?」

 

「結城さんが買っている猫ちゃんが居るのだけれどその猫ちゃんの名前がミユちゃんって言うのだけれどそのミユちゃんがもの凄く可愛くてもの凄く愛おしいのよそんなミユちゃんにあんなことやこんなことをしても何も言われないと言うか一緒に暮らしている時点でもう反則みたいなものなのよそのミユちゃんの・・・」

 

「ストップ!ストップ!スト−−−ップ!!分かりました!分かりましたから!クリアです!」

 

「あら、まだ言い足りないのだけれど」

 

「大丈夫です!」

 

「よく息継ぎもしないで言えるな」

 

「そうかしら?ミユちゃんの事なら何時間でも話せるわよ」

 

「そうですかい」

 

みたいな事もあったり。

 

「結城!来てくれないかしら!」

 

「次はこころか、へいへい」

 

「弦巻さんゴールそれではお題は」

 

「一緒に居て楽しい人よ!」

 

「はい合格ーー、それでは次は・・・」

 

「ありがとう!一位でゴール出来たわ!」

 

「それは何よりだ」

 

などなどあったりして借り物競走は終了となった、その後は昼食休憩となり。

 

「「「「「一緒に食べよ!」」」」」」

 

っと言う事で保護者も一緒にみんなで昼食を食べたのであった。




「どうもテンツクです」

「はじめまして!上から呼んでも下から呼んでも大和摩耶です!」

「はじめまして!パレオ改め鳰原令王那と申します!」

「はい!と言う事で今回は摩耶ちゃんとパレオちゃんに来てもらいました!」

「どうもっす!」

「みなさんどうもです!」

「主さん戻って来られたんですか?」

「何とか保釈金を払って出して貰えたよ」

「お金は大丈夫何ですか?」

「もやし生活だね」

「そんな事より!」

「そんな事より!?」

「パスパレの摩耶さんと共演だなんて凄すぎます〜!摩耶さん可愛すぎですよ〜」

「えへへ〜ありがとうございます」

「これは夢んでしょうか!?・・・いたた、夢じゃないです!」

「パレオちゃんが壊れちゃった」

「それより主さんは大丈夫何ですか?」

「捕まったことに対して?」

「いえ体調面の方ですよ、病気だったんですよね?」

「まぁそうだね、まぁ何とかマシにはなってきてるよ」

「そうですか?無理はしないで下さいね」

「まぁ精神的な病気だから何ともね、摩耶ちゃんは最近どうなの?」

「自分は絶好調ですよ!こないだのライブも成功しましたし!」

「おぉーそれは良かったね」

「はいっす!」





「はぁ〜〜!幸せです〜〜」

「おーいパレオちゃん戻っておいでー」

「パレオさん、もう終わっちゃうっすよ」

「ええ!もう終わっちゃうんですかーー!?」

「こっちは結構話したよね?」

「そうっすね、結構話しましたね」

「何で主さんだけ摩耶さんとお話してるんですか!?ズルいです!」

「いやズルいって、パレオちゃんが自分の世界に入り込んじゃったからこうなったんだけど」

「そんなの知りません!!私と摩耶先輩の時間を返して下さいーー!!」

「ちょっと!?何持ってんの!?」

「逃げないで下さいよ!」

「逃げるに決まってるでしょうが!!」

バタバタ!!

「えーっと主さんがどっか行っちゃったっすから締めは自分がやるっすよ!」

「今回もご閲覧いただきありがとうございました!次回も読んでいただけるたありがたいっす!それではみなさん!」


「バイバイっすー!」


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238話

昼休憩も終わり、その他色々な競技が終わりついに最後の競技となった。

 

「さー!只今より最終競技の学校対抗リレーを行います!この競技は各学校毎に5名を出していただきます!!さぁー!一体どうなってしまうのでしょうか!!」

 

司会の子競技が進んでいく毎にテンション上がって行って最後って事でMAXになっちゃった。

 

「さぁ!それでは各学校の選手を紹介したいと思います!まず始めに花咲川からは戸山香澄さん!」

 

「はい!」

 

「続いて弦巻こころさん!」

 

「はーい!」

 

「続いて若宮イヴさん!」

 

「はいです!」

 

「続いては白鷺千聖さん」

 

「頑張るわ」

 

「そしてアンカーに丸山彩さん!」

 

「は〜い!」

 

「以上が花咲川から出る選手でございます!」

 

香澄、こころ、イヴ、千聖、彩か・・・強くね?彩以外、まぁはぐみとか美咲とかたえが出てないだけまし・・・なのか?

 

「続きまして!羽丘からは美竹蘭さん!」

 

「何であたしが」

 

「続いては宇田川巴さん!」

 

「おっしゃ!」

 

「続いては今井リサさん!」

 

「頑張るよー!」

 

「続いては大和麻弥さん!」

 

「頑張るっす!」

 

「そしてアンカーは氷川日菜さん!」

 

「頑張っちゃうよー!」

 

「以上が羽丘の選手でございます!」

 

蘭、巴、リサ、摩耶、日菜かバランス良さそうだな。

 

「そして最後に月ノ森からは八潮瑠唯さん!」

 

「・・・」

 

「続いて二葉つくしさん!」

 

「見てなさい!」

 

「続いて広町七深さん!」

 

「頑張るよ〜」

 

「続いて桐ヶ谷透子さん!」

 

「まっかせなさい!」

 

「そしてアンカーは倉田ましろさんです!」

 

「何私がアンカーなんかに」

 

「月ノ森からは作者の都合上全員1年生と言う形になっております!」

 

メタいメタい、確かに事実ではあるけどそれを言っちゃったらお終いなのよ、てかアンカーがましろか・・・・何か心配だな、何も起きなければ良いが。

 

「それでは最終競技を初めて行きたいと思います!それでは位置について!よーいどん!」

 

パンッ!

 

「と言ったらスタートして下さい」

 

ズコッ!!

 

やりそうとは思ってたけど、ほんとにやるとは思わなかった。

 

「では!気を取り直して!スタートします!位置について!よーいどん!!」

 

パンッ!!

 

ダッ!!

 

「さぁ!一斉にスタートしました!3者横並びで拮抗しています!」

 

香澄と瑠唯は何となく分かってたが蘭も意外と結構速いんだな。

 

「さぁ!第一走者は最終コーナー直前で戸山さんが抜き出ました!」

 

やっぱり香澄が一歩リードってところか。

 

「さぁ!戸山さんが一位でバトンを弦巻さんに渡します!」

 

「こころん!」

 

「任せなさい!」

 

「続いて八潮さんが二葉さんに!」

 

「お願い」

 

「任せて!」

 

「最後に美竹さんが宇田川さんにバトンを渡します!」

 

「ごめん!」

 

「任せとけ!」

 

次がこころ、つくし、巴か・・・二人には悪がこころの圧勝だな。

 

「さぁ!弦巻さんが他の二人を圧倒的に引き離していく!他の二人は何とか食らいついて行きたい!」

 

いや、あいつ早すぎじゃね?何か適当に大会に出てみたほうが良いんじゃねーか?

 

「さぁ!独走で弦巻さんが若宮さんにバトンを渡します!」

 

「お願いね!」

 

「わかりました!」

 

「花咲川は若宮さんにバトンを渡しました!続いて遅れてやってきたのは宇田川さんです!」

 

「お願いします!」

 

「これはちょーっとキツイかなー」

 

「花咲川にから遅れて羽丘も宇田川さんから今井さんにバトンタッチしました!」

 

「はぁ、はぁ、ごめん」

 

「お疲れ様〜」

 

「最後に遅れて月ノ森も二葉さんから広町さんにバトンを渡しました!」

 

全校第3走者にバトンが渡ったが、花咲が独走かな、他の2つで2位争いって感じになりそうだな。

 

「さぁ!独走状態で若宮さんが走ります!それを追って今井さんと広町さんが追いかけます!距離的に絶望でしょう!」

 

司会者ちゃんそれは言っちゃいけないよ、まだどうなるか分からないからね、確かに距離はだいぶ開いてるけど。

 

「作者のせいで描写がいまいちになっているがそんな事は気にしないでやっていきますよ!」

 

あの子作者に何か恨みでもあるのかな?

 

「さぁ!若宮さんが白鷺さんにバトンを渡しましす!」

 

「チサトさん!」

 

「任せて!」

 

「若宮さんから白鷺さんにバトンが渡りました!花咲川が逃げていく!遅れて今井さんがやってきた!」

 

「摩耶ごめん!」

 

「頑張るっす!」

 

「今井さんから大和さんにバトンが渡りました!」

 

「そこから遅れて広町さんから桐ヶ谷さんにバトンが渡ったー!」

 

「透子ちゃんお願い」

 

「まっかせなさい!」

 

「広町さんから桐ヶ谷さんにバトンが渡り!終盤の第4走者全員が走ります!」

 

千聖、摩耶、透子か、走力的には透子が一番上だが、何とか摩耶には追いつきたいところだな。

 

「さぁ!競技も終盤!花咲川が逃げる!それを追って羽丘と月ノ森が追いかけます!」

 

「「「「いけー!」」」」

 

「「「「頑張れー!」」」

 

「「「「殺っちまえー!!」」」」

 

いや、最後の物騒だなおい。

 

「さぁ!作者の文章力がなくて実際にはこんなに早くないのに早くなっているため!白鷺さんがアンカーの丸山さんへとバトンを渡します!」

 

あの娘作者に親でも殺されたのかな?

 

「彩ちゃん!」

 

「千聖ちゃん!」

 

「白鷺さんからアンカーの丸山さんにバトンが渡りました!逃げ切る事が出来るでしょうか!」

 

彩か・・・・転ばなければ良いが。

 

「さぁ!2位争いになりそうな羽丘と月ノ森ですが!何と月ノ森の桐ヶ谷さんが大和さんを抜かし!2位に浮上!そのままぐんぐん引き離して行きます!」

 

やっぱり透子が抜いたか、摩耶は出来るだけ離されないようにしたいところだな。

 

「抜かれてしまいましたが大和さんも何とか離されまいと踏ん張っております!ですが先に桐ヶ谷さんがアンカーの倉田さんにバトンを渡します!」

 

「しろ!」

 

「透子ちゃん!」

 

「今桐ヶ谷さんから倉田さんにバトンが渡りました!大和さんももう少しだ!」

 

「ごめんなさいっす!」

 

「任せて!」

 

「桐ヶ谷さんから遅れて大和さんが氷川さんにバトンを渡しました!さぁ!全校アンカーへとバトンが渡りました!みなさん頑張ってください!」

 

全校アンカー渡ったが、何事も無ければ花咲川が逃げ切るが、彩だからなー。

 

「さぁ!珍しく転けそうになっていない丸山さん!そのままつまずく事なく逃げ切れるだろうか!」

 

あいつって学校でもこんな感じに思われてるんだな。

 

「その後を頑張って倉田さんが追いかけます!その後を氷川さんが追いかけます!」

 

やっぱり日菜が速いな、ましろは逃げ切れるか?

 

「そんな事思って居たら丸山さんがゴールしそうです!」

 

彩の奴が何事もなくゴールしそうだな。

 

「さぁ!とうとうゴールします!一着は!」

 

「ゴール!」

 

「丸山さんがゴール!花咲川が一着です!」

 

「「「「やったーーー!!」」」」

 

「花咲川のみなさんおめでとうございます!さぁ!2位争いですが!倉田さんと氷川さんが並んでいます!どちらが勝つでしょうか!?」

 

日菜がましろに追いつきどちらが勝つか分からなくなってきたな、そう思った瞬間。

 

「あ!」

 

「ましろちゃん!?」

 

「あーっと!倉田さん足を引っ掛けてしまった!このままではこけてしまうぞ!ちなみに実際だとこんな事を言ってる間にこけてるぞーー!!」

 

こら司会者いらん事を言わない。

 

「倉田さんが足を引っ掛けてこけてしまった!大丈夫でしょうか!?」

 

「よっと」

 

「お兄ちゃん?」

 

「ちょっと行ってくるよ」

 

「うん」

 

俺は立ち上がりましろの元へ向かった。

 

やっぱり私何かがアンカーなんてダメだったんだよ、ダメダメな私がやるより透子ちゃんがやったほうがやっぱり良かったんだ。

 

「私なんて」

 

「諦めるのか?」

 

「え!?」

 

「大丈夫か?」

 

「は、はい、でも」

 

「こけて2位になれなかったことでも考えてるのか?」

 

「は、はい、やっぱり私なんて」

 

「お前はそのまま諦めちまうのか?」

 

「え?」

 

「確かに2位にはなれなかったかもしれんが、このまま走りきらずに諦めちまうのか?」

 

「・・・」

 

「お前は勝ち負けにこだわってるかも知れないが、よっと」

 

俺はましろを抱え上げ、頭を撫でてやった。

 

「あ」

 

「周りを見てみろよ」

 

「え?」

 

「しろ!もう少し!」

 

「諦めちゃダメよ!」

 

「倉田さんもう少しだよ!」

 

「「「頑張ってください!!」」」

 

「しろちんもしかして結城さんにかまってもらうためにわざとやったのかな?それだったら許せないなー」ハイライトオフ

 

「あの娘こけたくせに結城さんに頭撫でてもらうだなんて・・・どう呪ってあげようかしら」ハイライトオフ

 

「ひ、広町さん、八潮さん、顔が怖いよ」

 

「あ!ごめんごめんしろちん頑張って」

 

「私としたことが、倉田さんもう少しよ」

 

「みんなお前のことを応援してくれてるんだ、勝ち負けよりも最後までやり遂げる事を臨んでるんだよ」

 

「そうですね」

 

「もう少し頑張れそうか?」

 

「はい!」

 

「そうか、頑張れよ」

 

「はい!」

 

「さぁ!甘々な雰囲気は終わったでしょうか!何やら各校から不穏な雰囲気が醸し出されていますが!倉田さんが再び走り出しました!」

 

「「「「頑張れー!」」」」

 

「「「「もう少しー!」」」」

 

「「「「負けないでー!」」」」

 

「「「「コロすコロすコロすコロすコロす・・・・」」」」

 

「みんなが応援してくれています!さぁ!倉田さんが走る!そして・・・ゴーーーーーール!!全校ゴールいたしました!走られたみなさんお疲れ様でした!一位は花咲川!二位羽丘!そして最下位にはなってしましましたが最後まで走りきりました!三位は月ノ森となりました!」

 

何とかましろも無事に走りきり最終競技も終わり全競技終了となった、俺は先生方(校長含む)に挨拶をし、椎名先生に断りを入れひかりさん達の元へ沙南ちゃんと戻り、少し話をして俺は先に家に帰ったのであった。




「どうも!主です!」

「美竹蘭です」

「青葉モカで〜す」

「今回は蘭ちゃんとモカちゃんに来てもらいましたー!」

「やっほ〜みんな〜

「何で私が」

「と言う事で蘭ちゃんとモカちゃんですが、何か話したい事とかある?」

「あたしは別に」

「モカちゃんはあるよ〜」

「何かな?」

「ふっふっふ〜、何と!」

「何と?」

「今度山吹ベーカリーで新作が出るのだ〜」

「へぇーどんなの?」

「え〜っとね〜、確かさつまいもを使ったやつって言ってたような気がする〜」

「さつまいもかー、スイートポテトみたいな感じになるのかな?」

「それは分からないかな〜、そして何と!」

「まだあるの?」

「何と次で山吹ベーカリーのポイントカードが貯まるのだ〜」

「おー!凄いねー!」

「そうでしょそうでしょ」

「あんまりモカを甘やかさないでよ」

「モカちゃんは甘やかせれて成長するのだ〜」

「こう言ってるけど?」

「むしろ余計に調子にのるからやめて」

「だってさ」

「蘭は厳しいですな〜」

「そうでもないでしょ」

「まぁ二人が仲良しなのは分かったと」

「まだあるの?」

「特にないかな」

「じゃあ終わろうよ」

「ええ〜もう終わり?」

「話すことないでしょ?」

「モカちゃん話し足りないんだけど〜」

「この人が話を伸ばせるだけの力量があると思う?」

「それはないかな〜」

「二人共酷くない?」

「事実じゃん」

「グハァ!」

「あーあ、主さん傷ついちゃった」

「良いでしょ別に」

「あらあら」

「それじゃあ今回も見てくれてありがとう」

「モカちゃんは高評価を求めて居るのだ〜」

「そんな事言わなくて良いよ」

「え〜でも言うのは大切じゃん?」

「私達にはいるけど、この人にはいらないよ」

「いるけど!?ほしいんですけど!?今評価貰えても低いんだから!?」

「それはあんたの作品が面白くないのと投稿頻度が空きすぎたのが原因何でしょ」

「事実だから何も言い返せない」

「主さん不貞寝しちゃった〜」

「ほっといたら良いよ、それじゃあ今回はここまで」

「みんなバイバ〜イ」


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239話

どうもみなさん、結城でーす!今回は前に話した通りの俺達クロックとガールズバンドの面々の合同バンドの事で赤司が用意してくれた所に来ている。

 

「えー、みんな今日は来てくれてありがとう」

 

「今日は何をするんですか?」

 

「今日は混合バンドの組み合わせを決めようと思ってるんだ」

 

「どうやって決めるのかしら?」

 

「一応結城から聞いてると思うんだけど、僕達5人が別々に別れてそれぞれ組みたい子を選んでいくって感じ何だけどどうかな?」

 

「「「「大丈夫です!!」」」」

 

「彼女達からOKを貰えたからジャンケンして順番を決めようか」

 

「「「おう!」」」

「おー」

 

ジャンケンの結果、俺→赤司→黄瀬→男鹿→小松の順番となった。

 

「それじゃあ結城から組みたい子を言ってくれるかな」

 

「そうだなー」

 

俺が誰にしようかと考えてたら。

 

「「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

何やらあいつらの目が獲物を狙う目になってて怖いんだが。

 

「誰にする?」

 

「そうだなー」

 

俺は悩んだ末。

 

「それじゃあレイヤで」

 

「私!」

 

「レイヤさんだね、レイヤさんは結城の所に行ってくれるかな」

 

「よろしくね」

 

「ああ」

 

「次は赤司だな」

 

「僕だね、それじゃあ・・・湊さんにしようかな」

 

「!!」

 

「よろしくね」

 

「ええ、よろしくお願いするわ」

 

「赤司は友希那だな、次が黄瀬か」

 

「そうっすね・・・じゃあ倉田さんかな」

 

「わ、私ですか!?」

 

「やったじゃんしろ!」

 

「う、うん」

 

「じゃあましろは黄瀬の所に行ってくれ」

 

「は、はい!」

 

「よろしくっす!」

 

「はい!」

 

「次は男鹿だね」

 

「そうだな、じゃーーあ、俺もボーカルで美竹さんかな」

 

「やったな!」

 

「うん」

 

「じゃあ蘭は男鹿のところに行ってくれ」

 

「うん」

 

「よろしくな」

 

「こちらこそ」

 

「次は小松だが」

 

「俺はこころちゃんにするぜ!」

 

「楽しみだわ!」

 

「何となく予想は出来たな」

 

「よろしく!」

 

「楽しみましょう!」

 

「次は戻って結城だね」

 

「じゃあ俺は・・・」

 

その後は順番に選んで行き、結果はと言うと。

 

俺Vo レイヤVo&Ba 紗夜Gt 沙綾Dr 瑠唯Vn 美咲DJ 

赤司Key 友希那Vo 千聖Ba 透子Gt 摩耶Dr 香澄Vo

黄瀬Ba ましろVo つぐみKey 巴Dr たえGt 彩Vo

男鹿Vo 蘭Vo ますきDr 燐子Key 七深Ba 日菜Gt

小松Dr こころVo イヴKey チュチュDJ リサBa モカGt

 

と言う形になった、何故6人構成になったのかと言うとそれは作者がどうすれば良いのかが分からないからである。

 

「ロック、りみ、ひまり、有咲、はぐみ、薫、パレオ、つくし、あこ、花音、今回はすまないが」

 

「「「「分かりました!!」」」」

 

「それじゃあ組み合わせはこれで終わりにして、次は当日の事をみんなで相談しようか」

 

「これ以外に何かあるのか?」

 

「せっかくだしこれだけだとあれだし、各バンドでも演奏したり、全員で一緒に演奏したりしても良いんじゃないかと思ってるんだけど」

 

「確かにな、どうせだったら自分達のバンドでも演奏したいだろうしな」

 

「そうっすね、俺達も新曲の演奏したいしな」

 

「そのために作ったんだしな!」

 

「このためではないけど、まぁ結果的には同じもんだけど」

 

「まぁ良いじゃないか、それじゃあみんなで打ち合わせしようか」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

その後はその当日の打ち合わせや、組み分けたグループ別に分かれて打ち合わせをしたりして、今日のところはお開きとなったのであった。

 




「どうも作者です!今回はこの方達に来ていただきました!」

「「「「「「・・・・」」」」」」

「こんにちわ!」

「やぁ!子猫ちゃん達!」

「大魔王あこ参上!」

「何かみんな恐いよ?」

「と言うことで今回は惜しくも選ばれなかった子達に来て頂きました!」

「おい」

「ど、どうしたのかな?有咲ちゃん」

「私達が何が言いたいか分かるよな?」ハイライトオフ

「な、何の事でしょうか」

「分からないかな〜?」ハイライトオフ

「自覚がないのでしょうか?」ハイライトオフ

「クラゲに刺されればいいのに」ハイライトオフ

「覚悟は出来ちょるかね?」ハイライトオフ

「どうせだったらチョココロネにしちゃおうよー」ハイライトオフ

「ある意味りみちゃんが一番恐いよ?」

「「「「「「生きて帰れると思うなよ」」」」」」ハイライトオフ

「いやぁぁーーーー!!!」

「何かあっちの方は楽しそうだね、はぐみもやる!」

「あこもやるー!」

「あぁ!なんて儚いんだ!」

「作者さんも大変だね、今回も読んでいただきありがとうございました、組み合わせの変更に関しては受け付けておりますので、ご意見など貰えればと思っております」

バチボコ!!

「えーあちらではお見苦しい出来事が起きておりますが、みなさんはお気になさらないで大丈夫ですのでご心配は不要です」

「torigo-nさん、コロン 10さん、いつもご意見を頂きありがとうございます」

「花音先輩!?」

「えへへ、一緒にやろう、つくしちゃん」

「はい!」

「これからも薄い内容でやっていくと思いますが」

「これからも見ていただけると嬉しいです!」

「「高評価、お気にいり登録よろしくお願いします!!」」

「では今回はこの辺で」

「「バイバーイ!!」」


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240話

どうもみなさん、結城です、今日は香澄に誘われて有咲の家でお月見をやるとの事で有咲の家に来ている。

 

ピンポーン

 

「は〜い」

 

ガラガラ

 

「あらあら、結城君いらっしゃい」

 

「おばあちゃんこんばんわ」

 

「さぁさぁ入っておくれ、有咲達も中にいるからね」

 

「ありがとう、お邪魔します」

 

俺はおばあちゃんの後に着いて行きあいつらが居ると思われる居間へと向かった。

 

「ここだよ、私はお茶の準備をしてくるから先にゆっくりしといておくれ」

 

「手伝おっか?」

 

「大丈夫だよ、お団子はもうあるから、お茶だけ用意するだけだらね」

 

「何かあったら言ってね」

 

「ああ、分かったよ」

 

そう言うとおばあちゃんは台所にむかったので、俺も居間に入った、入ったのだが。

 

「有咲ってやっぱりおっぱいおっきいよね」

 

「ば!どこ見てやがる!」

 

「りみりん可愛い!!」

 

「恥ずかしいよ///」

 

「確かにこの格好は恥ずかしいかもね」

 

「・・・」

 

居間に入ったのだが、そこに居たのはバニースーツ?ってやつを着て・・・履いて?うさ耳をつけた五人がいた。

 

「あ!結城さん!」

 

「「「え!?」」」

 

「よ、よう」

 

「来てくれたんですね!」

 

「ま、まぁな」

 

「お兄ちゃん何で居るの?」

 

「香澄に誘われたんだが、お前ら聞いてなかったのか?」

 

「うん、知らなかった」

 

「おい香澄!!何で結城さんが居るんだよ!」

 

「えーー!だってお月見するんだったら結城さんも居たほうが楽しいじゃん!」

 

「逆に何でお前は言ってないんだよ、てかおばあちゃんは知ってた言い分だったぞ?」

 

「あ!それは私が有咲のおばあちゃんに内緒にしてもらってたんだー!」

 

「もしかしてこの格好をしたいって言った理由ってこのためだったの?」

 

「これはお月見だからだよ?お月見と言ったらウサギじゃん?」

 

【ただ単に香澄の思いつきだったのか】

 

「ゆ、結城さん」

 

「ん?」

 

いつの間にかりみが隣に来ていた。

 

「ど、どうですか?」

 

「お、おう、似合ってるぞ?」

 

【これは似合ってるが正しいのか?】

 

「しかし、何で全員その格好をしてるんだ?」

 

「本当は私と香澄だけだったんだけど」

 

「みんなの分も用意したから!!」

 

「って事で私と香澄でみんなで着せたの」

 

「いや、無理やりかよ」

 

「は、恥ずかしい///」

 

「そ、そうだね///」

 

「お兄ちゃんに見られると恥ずかしくなるね」

 

【何でこの三人は自分から下着とか見せてくるのに、こう言う時は恥ずかしがるんだ】

 

「結城さん!結城さん!」

 

「どうした?」

 

「この格好可愛くないですか!!」

 

「ま、まぁ可愛いとは思うが」

 

【しかし、香澄は綺麗に着ているが】チラッ

 

「なぁ香澄」

 

「何ですか?」

 

「その衣装って全部サイズは一緒なのか?」

 

「そうですね、このサイズしかありませんでした!」

 

「そ、そうか」

 

「ちょっと窮屈かも」

 

「き、キツイ」

 

サイズがサイズなだけにりみはある部分が窮屈そうだ、有咲は・・・・やばいな。

 

「二人の胸をチラチラ見てるけど、おっぱい見たいの?」

 

「ちげーよ、サイズがキツそうだなって思ってたんだよ」

 

「あぁなるほど、ワタシモキュウクツダナー」

 

「確かに窮屈そうだが何でそんな棒読み何だよ」

 

「どうかな?魅力的でしょ?」

 

「さぁな、俺には何とも言えんな」

 

「ふっふっふ〜そんな事言って良いのかな〜?」ピト

 

「は?何を言って」

 

「うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ?」

 

「知ってるか?それって迷信らしいぞ」

 

「そうなんですか!?」

 

「そうだよ、でも好奇心は旺盛だからS○Xは頻繁にしたりするんだよ?」

 

「それはお前が勝手に考えた虚言だろうが」

 

「ウサギに詳しいおたえがそう言ってるんだし」ズイ

 

「今の私達はウサギだから」ズイ

 

「好奇心旺盛何ですよ〜」ズイ

 

「お、おい!お前ら何で近づいて」

 

「それは」

 

「さっきおたえが言った」

 

「セッ!!をするためですよ」

 

「お前らさっきまで恥ずかしがってたじゃねーか!!」

 

「「「えへへへへ」」」

 

「おい!香澄!たえ!この三人止めろ!」

 

「何々!?何か楽しそうだから私も混ざる!!」

 

「お兄ちゃんの既成事実を貰えるなら私もやるー」

 

「お前らも混ざんじゃねーよ!」

 

「兄さんまだ童貞でしょ?今から筆おろしをしよっか?」

 

「そう言う行為は付き合ってからにしなさい!!」

 

「うふふ、大丈夫だよ」

 

「ヤッてから(既成事実を作ってから)」

 

「その後に付き合えば」

 

「万事オッケーって事だよ」

 

「全然オッケーじゃねーよ!」

 

「「「「「とりゃ!!」」」」」

 

「うぉ!?」

 

バタン!

 

「イテテ!」

 

「それじゃあ」

 

「結城さん!」

 

「絞り取られる」

 

「覚悟は」

 

「出来たかな?」

 

「やめろ−!!」

 

その後は有咲のおばあちゃんが来たため、何とか未遂に終わったのであった。




「どうも!作者です!」

「く、倉田ましろです」

「二葉つくしです!」

「はい!って事で今回はましろちゃんとつくしちゃんに来てもらいました!」

「こ、こんにちわ」

「こんにちわ!」

「はい!って事で二人に来てもらいましたが!」

「一体何をするんでしょうか?」

「何をするの?」

「ただ話すだけだよ?」

「話すだけですか?」

「そ、雑談枠だね」

「本編も雑談みたいなものじゃないの?」

「あながち間違いじゃないのかも知れないけど、言わないでね」

「つくしちゃんダメだよ!」

「しろ?」

「そりゃあ内容は薄いし面白くもないけど、必死に頑張ってるんだから!」

「君の方が酷いからね?事実ではあるけど、てかさ」

「「ん?」」

「さっきこんなノートを拾ったんだけど、多分あこちゃんのだと思うから渡しておいてくれない?」

「!!」

「凄いノートね、確かにあこさんが持っていそうなのーとですね」

「でしょ?」

「あ、あの」

「ん?どうかした?」

「そのノートの中身は見ましたか?」

「うん、誰のか分からなかったから見ちゃったっけど」

「どんな事が書いてたの?」

「まぁ簡単に言ったら中二病って感じの内容だったよ、だからあこちゃんのかなーっと思って」

「それは確かにあこさんのかも知れないわね」

「だから渡してもらおうと」

「いやーーーーー!!」

ガス!

「ぐはぁ!」

「しろ!?」

「ふー!ふー!ふー!」

「ど、どうしたの!?」

「な、何でもないよ」

「いや、さっき思いっきり」

「何でもないよ?」

「でも」

「な・ん・で・も・な・い・よ?」

「わ、分かったわ」

「それじゃあこれは私が預かっておくね?」ニコッ

「そ、そうね、お願いするわ」

「みなさんは何も見ていません、良いですね?」

「読者の人達は何も見えてないわよ」

「そうだった」

「まぁ良いわ、それじゃあ今回はここまで!」

「みなさんまた見てくださいね」

「「バイバーイ!」」

「バイバ・・・」


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241話

どうもみなさん結城です、今回は・・・っと言うより今何時でしょうか?答えは午前7時です!え?もうちょっと時間をよこせって?いやー興味ないと思って終わらせちゃったよ、何でこんな時間かと言うと。

 

「結城さん!お待たせ!」

 

「別に待ってはないぞ?」

 

っと言う事でますきが来たので説明をすると、ますきが紅葉を見に行きたいとのことで、どうせだったらバイクで離れたところの紅葉を見に行こうって事で、こうして集まったって訳。

 

「それじゃあ早速行こうぜ!」

 

「あ、その前に」

 

「ん?」

 

「ほいこれ」

 

「え?これって」

 

「あった方が便利だろ?」

 

「くれるのか?」

 

「あったほうがより楽しいだろ」

 

「!?ああ!」

 

「そんじゃあつけるからヘルメット貸してくれ」

 

「ああ」

 

俺がますきにあげたのは、バイクのヘルメットにつけるインカムだ、どうせだからってことで買ってみたと言う訳。

 

「ほい完成っと」

 

「ありがと!」

 

「被って確かめてみてくれ」

 

「よっと」

 

「俺もっと・・・『どうだ?聞こえるか?』」

 

「『ああ、聞こえるよ!』」

 

「大丈夫みたいだな」

 

「凄いなこれ」

 

「ほんじゃま、行きますか」

 

「ああ!」

 

と言う事でツーリングをスタートした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『ますき、聞こえるか?』

 

『聞こえてるよ、それよりどこに行くんだ?』

 

『群馬にある谷川岳ってところだよ』

 

『あ!聞いたことある!ネットで見ただけだけど、綺麗だったんだよな!』

 

『まぁ俺も行ったことなかったしちょうどいいかなって思ってな』

 

『そうなんだ、結城さんも行ったことないんだ』

 

『そうだな』

 

『じゃあ初体験って訳だ』

 

『そのニュアンスがあってるのかは分からないが、まぁ初めてだな』

 

『そっか・・・』

 

『どうかしたか?』

 

『いや!何でもない!』

 

っと、こんな感じで会話をしながら高速で東京から群馬県に向かってバイクを飛ばしている、出発して今で大体2時間ぐらいだな。

 

『まだ時間もあるし、次のサービスエリアで少し休憩するか』

 

『そうですね』

 

俺達は休憩のために上里サービスエリアに立ち寄ることにした。

 

「プハー!!やっぱり気持ちいいな!」

 

「そうだな、そういや朝飯は食ったのか?」

 

「いや、まだ食べてないよ」

 

「俺も食ってないし、ここで少し食っていくか」

 

「お!良いね!」

 

俺達はとりあえず朝飯を食べるためにフードコートに入り、各々食べたいものを注文することにした。

 

「んー、ラーメンも美味そうだけどまだ早いからな、うどんにするか」

 

俺は上里肉汁うどんにすることにした。

 

「はい!いらっしゃい!」

 

「肉汁うどんお願いします」

 

「肉汁うどんですね!待ち下さい!」

 

その後少し待った後に出てきたので、俺はお盆を持って席についた。

 

「お待たせ!」

 

「おぉ、えらくガッツリ食うんだな」

 

「いやー見えちゃったからどうしても食べたくなっちゃてさ」

 

ますきが注文してきたのは姫豚丼ってやつらしい、朝から食うには少々重いような気がせんでもないが。

 

「そんな事より!早く食べようぜ!」

 

「まぁそうだな」

 

とりあえずご飯を食う事にした。

 

「んめぇ!これめちゃくちゃ美味いぜ!」

 

「確かに美味そうではあるな」

 

「一枚食ってみてくれよ!」

 

「良いのか?」

 

俺はますきから肉を一枚もらうことにした。

 

「あーん・・・うん美味いな」

 

「そうだろ!・・・・」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「い、いや何でもない////」

 

「そうか、それじゃあ食べちまうか」

 

「そ、そうだな///」

 

それからはお互いに注文した料理を食べる事にした。

 

 

上里で朝飯を食べ終え、再び走り出し、お目当ての谷川岳に

到着した。

 

「ここの上から見る紅葉が綺麗だってネットで書いてあったな」

 

「じゃあ上に上がろう!」

 

「だな」

 

俺達は頂上?とまではいかないが、おすすめスポット的な所に歩いていくことにした。

 

「ここだな」

 

「おー!すげぇ綺麗だぞ!」

 

「どれどれ、おー!これは」

 

スポットから山?森?を見下ろすてみると、そこには一面紅葉が広がっており、とても綺麗な様だった。

 

「すっげーな!こんなの初めて見たぞ!」

 

「これは凄いな」

 

「うわぁーー」

 

横を見てみると、ますきが小さい子供の用に目を輝かせて喜んでいたのであった。

 

「どうせだったら写真を撮っていこうぜ」

 

「そうだな!」

 

カシャカシャ

 

俺達が写真を撮っていると。

 

「あの、すみません」

 

声をかけられたので振り向くと、そこには家族であろう一行がいた。

 

「すみません、写真をお願いしてもいいでしょうか?」

 

「ええ良いですよ、ますき」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「この人達が写真を撮りたいみたいだからちょっとだけ離れてくれるか?」

 

「お!分かった!」

 

「ありがとうございます」

 

「いえいえ」

 

俺は旦那さんから携帯を預かり、なるべく綺麗にして写真を撮った。

 

「これでどうでしょうか?」

 

「ありがとうございます」

 

「いえいえ、お気になさらず」

 

「お兄ちゃんありがとう!」

 

「どういたしまして」

 

「良ければ今度は私達がお撮りしましょうか」

 

「そうでうね、じゃあお願いします」

 

「分かりました」

 

俺は携帯を旦那さんに渡しますきを呼ぶことにした。

 

「ますき」

 

「ん?終わったのか?」

 

「ああ、それで代わりに写真を撮ってくれるらしいから、一緒に撮ろうぜ」

 

「え!?い、良いのか?」

 

「当たり前だろ?嫌か?」

 

「嫌じゃないぞ!」

 

「じゃあ撮ろうぜ、横来いよ」

 

「わ、分かった」

 

「それじゃあ撮りますね、はいちーず」

 

カシャ

 

「これで大丈夫でしょうか」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「いえいえ、我々はこれで」

 

「はい」

 

「バイバイお兄ちゃんお姉ちゃん」

 

「バイバイ」

「じゃあな」

 

ご家族は仲良さそうに手を繋いで帰路を帰っていった。

 

「さてと、そんじゃあ俺達も帰るか」

 

「お、おう///」

 

「どうした?体調悪くなったか?」

 

「い、いや何でもない///」

 

「そうか?そんじゃあ帰るか」

 

「うん」

 

その後は俺達も帰路を戻り、バイクに乗って家に帰ることにした、その途中でサービスエリアで休憩も挟み、地元に戻ってからは前にお邪魔したますきがバイトをしているラーメン屋で食事をし、その後はお互いに解散して俺は家へと帰り、帰った後に撮ってもらった写真をますきにも送っておいたのであった。




「どうも作者です!」

「若宮イヴです!」

「市ヶ谷有咲だ」

「はい!って事で今回はイヴちゃんと有咲ちゃんに来ていただきました!」

「よろしくお願いします!」

「よろしくな」

「さて、えーっと第何回目だっけ」

「お前、自分でやり始めたのにそんな事も数えてないのかよ」

「いやー面目ない」

「ワタシが数えてきます!」

「いやいや!こいつにやらせれば良いじゃねーか!」

「ダメなんですか?」

「さすがにこんな事でイヴちゃんに迷惑をかけられないから大丈夫だよ、次回にまわすから」

「わかりました!」

「それよりもさ」

「どうかした?」

「お前、もう一つ作品始めただろ?」

「そうだね」

「こっちですら内容があれなのに、新しく増やしちまったら余計に内容が薄くならないか?」

「まぁ内容が薄いのは元からだけどね」

「こっちの作品も頻度がひくいです!」

「一応頑張ってはいるんだよ?」

「そんなんだから人気がでねーんだよ」

「何も言えないです」

「初めの頃はいっぱいガンバってました!」

「いやー歳かな」

「なまけてるだけだろうが」

「いやー結構考えるの大変なんだよ?」

「それだったらワタシがやります!」

「いやいや、イヴは出来ね−だろ」

「できないんですか?」

「そりゃあ作者がこいつだからな、この作品を投稿してるからな、イヴの声優さんがやります!とか言う奇跡が起きない限りはありえないぞ」

「そうなんですか、残念です」

「まぁそんな奇跡は絶対に起きないからごめんね」

「まぁそんな訳で、今回はここまで」

「またみなさんみてくださいね!」

「高評価、お気に入りよろしくお願いします、それでは」

「「「バイバーイ!」」」


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242話

どうもみなさん結城です、今日はですね〜風のおもりを任されたので某ネズミの国に来ていまーす、え?学校はどうしたって?大学なんざ三年の時に全単位取り終えてまーす。

って事で某ランドに来たわけだが、もちろん二人で来てる訳ではございません、誰と来てるかと言うと。

 

「兄さんどうかした?」

 

リサと。

 

「お兄ちゃん早く行こ!」

 

沙綾と。

 

「結城さんどうかされましたか?」

 

六花と。

 

「いやはや、すごいですな〜」

 

モカの計六人で来ている、何故この面子かと言うと・・・作者が勝手に決めただけだ(メタいことは言わないでね)何か聞こえたが気のせいだろう。

 

「にちゃ?」

 

「あぁすまんすまん、前振りしてたわ」

 

「メタいですな〜」

 

「まぁ良いか、そんじゃあ早速行くか」

 

「「「「おー!!」」」」

 

ってな訳で入場したわけだが。

 

「そういやお前らって来たことあるのか?」

 

「私は一回だけかな」

 

「私も家族と来たことあるくらいかな」

 

「私もあんまりかな〜」

 

「わ、私は初めてです!夢みたいです」

 

「俺も昔に来たことあるだけだからな〜」

 

そう、俺を含めここには昔に来て事ある程度で、ほぼほぼ分からないのである。

 

「どこ行こっか?」

 

「そうだな、とりあえずパンフレットを見ながら風が楽しめそうなところを探すか。

 

「それが良いかもね、風ちゃんがメインな訳だし」

 

「にちゃ!」

 

「ん?どうした?」

 

「あれ・・」

 

「ん?あれは・・えーっとシンデレラ城か、行きたいのか?」

 

「・・・」ブンブン

 

「違うのか?」

 

「パシャパシャ」

 

「写真を撮りたいんじゃないですかね?」

 

「みたいだな」

 

「それだったらあそこが良いんじゃない、よく撮れそうだよ」

 

「こう言う時に透子がいたら良かったな」

 

「確かにね、透子ちゃんだったらよく知ってそうだもんね」

 

「そんな事より早く行こうよ〜」

 

「確かにな」

 

まぁそんな感じでとりあえずシンデレラ城を背景に写真を・・・・撮ってもらいました。

 

「「「「「ありがとうございます」」」」」

 

「お前らさ」

 

「「「「何?」」」」

 

「場所決めぐらいであんな争うなよ」

 

「ぐらいとは何さ!」

 

「そうだよ!兄さんの隣に誰が立つのかは重要な事何だよ!」

 

「そうです!私達にとっては戦争と同じなんです!」

 

「何と争ってんだよったく」

 

「そんな事より次はどこに行きますか〜?」

 

「そうだな、次は・・・アリスのティーパーティーって所に行ってみるか」

 

「そうだね」

 

最初に乗るアトラクションを決めたので向かってみた。

 

「ここだね」

 

「三人が限界かなって感じだね」

 

「俺と風と後は・・・」

 

「「「「私!!」」」」

 

「お、おう」

 

「んちゃ」

 

「どした?」

 

「ねちゃ!」

 

「ん?六花が良いのか?」

 

「!!」コクコク

 

「お前さんが指名するなんて珍しいな、だそうだが」

 

「風ちゃんが選んだだったらしかたがないね」

 

その後は風が楽しめるアトラクションを探し、俺と風それに順番で一人ずつ乗っていき、昼頃にはレストランで食事を楽しみ、その後も交代で乗ったり、風を誰かが預かりその間に大人?達でスプラッシュマウンテンとか言うやつに乗ったり、ビッグサンダーマウンテンに乗ったり・・・・よくよく考えたら風が居ない時って絶叫系しか乗ってないな、まぁそんな感じで楽しんだ後、パレードが始まるとの事で行くことにした。

 

「ミッ○ー!ミッ○ー!」

 

「風ちゃん凄く喜んでるね」

 

「結構好きみたいだぞ」

 

「!!!」

 

「もう一人子供がいますな〜」

 

「ロックも楽しそうだね」

 

そんな感じでパレードを楽しんでいるとキャストの一人が。

 

「はぁーい!みんな楽しんでるー!」

 

「「「「いえーい!!」」」」

 

「この後も楽しんでいってね!!」

 

「「「「おぉーー!!」」」」

 

「あ!お兄さんカッコいいね!」チュ

 

みたいな感じで場を盛り上げた後に誰に向けてか知らないが投げキッスしたのであった。

 

「姉さん毎度毎度イケメン見つけるたびに投げキッスするのやめてくださいよ」

 

「何よー良いじゃないの」

 

「みなさん気をつけてくださいね、この人は男を見るたびに発情をし、イケメンを見ると狙いますから」

 

「発情なんてしないわよ!」

 

「「「「あははは!!」」」」

 

みたいな感じでおふざけも入れながらもパレードを盛り上げお客さんも楽しんでいるようだったのだが。

 

「あのメス豚殺す」ハイライトオフ

 

「兄さんに投げキッスだなんて・・・そんなに死にたいのかしら」ハイライトオフ

 

「どう調理してやりましょ〜か〜」ハイライトオフ

 

「後であの人の所にみんなで行きましょうよ」ハイライトオフ

 

「「「賛成!!」」」ハイライトオフ

 

「幼い子の前で馬鹿なこと言ってねーでちゃんとパレードを楽しめってーの」

 

「「「「ハハッ!!」」」」

 

「聞いちゃいねーよ」

 

その後も何事もなく?パレードも終わり、時間も来たので帰ることにしたのであった。




「どうも作者です!」

「八潮瑠唯です」

「氷川紗夜です」

「と言う事で今回は瑠唯ちゃんと紗夜ちゃんに来てもらいましたー!」

「「・・・・」」

「あのーお二人さん?」

「「何かしら?」」

「いや、挨拶ぐらいはしようよ」

「何でする必要があるのかしら?」

「いやいや!見てくれてる読者さんに失礼でしょうよ」

「それもそうですね、みなさんこんにちわ」

「こんにちわ」

「何でこのセットで呼んじゃったんだろ」

「それよりここは何をするところなんですか?」

「特に何もないよ、雑談するだけ」

「「はい?」」

「雑談をして楽しもうって感じだよ」

「ばからしい、私は帰らせていただきます」

「私も帰らせてもらうわ」

「ちょっとちょっと二人共!?」

「こんな事で時間を潰されるぐらいなら練習をさせていただきます」

「私もその方が良いわ、それじゃ」

バタン

「本当に帰っちゃった、仕方がない」

ピポパ

「あ!もしもし!俺だけど、ごめんだけど来てもらっていいかな?うん、お願いねー」

「来たぞ」

「早くない!?」

「お前が呼んだんだろ」

「そうだけれどもさ」

「まぁ良いや、んで?何で呼ばれたんだ?」

「いやー、今回のゲストだった瑠唯ちゃんと紗夜ちゃんが帰っちゃって」

「仕方ねーな」

「はい!って事で結城君に急遽来てもらいm」

「「邪魔だ!!」」バキッ

「ぐはぁ!」

「あれ?お前ら帰ったんじゃ?」

「帰っていませんよ」

「少しお花を積みにいってただけです」

「そうだったのか、帰ったって聞いたから来たんだが、どうやら来たみたいだし俺は帰るか」

「なら一緒に帰りましょう」

「そうですね、一緒に帰りましょう」

バタン

「・・・・あれ?」

「えーっと、今回はここまでです、またの閲覧よろしくお願いいたします!高評価、お気に入り登録よろしくお願いいたします!それでは!バイバーイ!!」















「泣いていいかな?」


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243話

やっほーみんな!今井リサだよ!今日は私からのスタートだよ!よろしくね、今はモカと一緒にコンビニのバイトをしてるんだけど。

 

「二人大丈夫かな?」

 

「はい!バッチリですよ!」

 

「モカちゃんは完璧なのだ〜」

 

「モカったら調子乗りすぎ!」

 

「はは、二人にはいつも助けられている」

 

「そんなそんな」

 

「それじゃあ休憩にでもしよっか、よっ!?」

 

「「店長!?」」

 

「あいたたた」

 

「大丈夫ですか!?」

 

「あはは、どうやらギックリ腰みたいだね」

 

「モカ!救急に電話!」

 

「はい!」

 

その後救急隊が来て店長は救急車で運ばれていき、検査の結果しばらく入院との事だった、少しして代理の店長が来たのだけど、どうやらオーナーの息子らしいんだけ、この男とにかく私とモカだけにしつこく声をかけてくる。

 

「ねぇねぇ今度食事にでも行かない?ごちそうしちゃうよ!」

 

「いえ、結構です」

 

「どうせこんな店に客なんて来ないんだし、三人で遊びにでも行こうよ〜」

 

「「・・・」」

 

そう、この店長になってからお店の客足がめちゃくちゃ減ったのだ。それも全部この男のせいで、可愛いお客さんが来ると私達が居るのにも関わらず割り込んでき接客もせずに口説いたり、自分が気に食わない客さんには適当な態度で接客をするからいつも来てくれていたお客さん達が来なくなっちゃたからんだ。

 

「本当に二人は可愛いね」ムニュ

 

「「!!何するんですか!!」」

 

「おいおい、僕に逆らっても良いのかい?パパに言えば君達なんてすぐにクビに出来るんだからね」

 

「この!」

 

こんな感じで店長が変わってから最悪な日々が続いていたのでした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ところ変わって結城です、今俺は家にいるんだけど。

 

「どうしたお前ら?急に家に来て」

 

何か知らんがリサとモカが家にいきなり来て何事?って思っているところです。

 

「ちょっと兄さんに聞いてもらいたいことがあってね」

 

「ロゼリアって訳ではなさそうだな」

 

「バイトの事でご相談があるんですよ〜」

 

「バイトで?確かコンビニだったよな?」

 

「うん、そうなんだ」

 

「クレーマーでも現れたか?」

 

「クレーマーではないんだけど」

 

「じゃあ何なんだ?」

 

「実はですね〜・・・」

 

簡単に説明をするとこう言う事らしい、前まで居た店長がギックリ腰で入院をしていて代わりに店長として来た男が変態でカスな人間らしく、セクハラに困っていてどうにか出来ないかって事らしい。

 

「やめちまえば?」

 

「それも考えたんだけど、別にお店自体が嫌いな訳じゃないからさ」

 

「なるほど、んーーー」

 

「どうにか出来ないかな?」

 

「・・・確か○○○って名前だったよな?」

 

「そうです〜」

 

「親には言ったのか?」

 

「うん、本当に嫌だったらやめなさいって」

 

「まぁそうだろうな・・・少しの間バイト休めるか?」

 

「え?う、うん休めるけど」

 

「じゃあ悪いが少しの間休んでてくれるか?」

 

「分かった」

「分かりました〜」

 

「じゃあ今日の所は家に帰りな、ちょっと出かけるから」

 

「「はーい」」

 

俺は二人が帰っていくのを確認をし、ある人物に連絡をしたのだった。

 

〜数日後〜

 

ピンポーン

 

「ん?はーい」

 

チャイムが鳴ったので出てみると。

 

ガチャ

 

「はーい、ってお前らか」

 

「兄さん!」

「結城さ〜ん!」

 

ガバッ!

 

「うわぁ!どうしたんだいきなり?」

 

「兄さんのお陰でお店もお客さんも元に戻ったよ!!」

 

「おー、それは良かったな、それより」

 

「「ん?」」

 

「ん?じゃねーよ、後ろのお二人は?」

 

「あ、忘れてた私達のお母さんだよ」

 

「リサとモカのお母さん?」

 

「リサの母です」

 

「モカの母です」

 

「あ、ども」

 

「この度は娘を助けていただきありがとうございました」

 

「あ、それはどうも、とりあえず中に入りませんか?」

 

「良いのですか?」

 

「ええ、立ち話もなんですし」

 

俺はとりあえずみんなを中に入れてお茶を出した。

 

「どうぞ」

 

「「ありがとうございます」」

 

「それで、俺のお陰って言ってたけど、俺何かしたっけ?」

 

「ほら!前に言ってたセクハラ店長の事だよ!」

 

「あー、そんな事もあったな」

 

「兄さんが赤司さんに相談してくれたんだってね」

 

「あぁー!そうだったな」

 

やっべ普通に忘れてた、何で赤司の名前が出たのかと言うと、コイツらがバイトをしているコンビニは実は赤司の親父さんが経営しているところの一部のところなのだ、前に聞いたことがあったので、赤司に連絡をして親父さんに相談してもらえないかって言ってもらってたんだった。

 

「忘れてたの?」

 

「うん」

 

「結城さんらしいですな〜」

 

「それで?どうなったんだ?」

 

「私の方から説明させていただきますね」

 

「あ、はい」

 

「要さんが赤司さんに連絡をしていただけたお陰でコンビニに小型の監視カメラを設置していただけて、娘たちがセクハラをされている映像を証拠に訴える事が出来たんです」

 

「その他にもロッカーの私物も盗んで居たみたいで、それも監視カメラに写っていて確たる証拠として裁判に勝てる事が出来たんです」

 

「なるほど、それは良かったな」

 

「うん!店長も赤司さんのところの医療のお陰で予定よりも早く復帰出来たんだ」

 

「お店が元に戻ったお陰でお客さんも戻ってきてくれたんですよ〜」

 

「おお!それは良かったな」

 

「「うん!」」

 

「それで赤司さんのお父様がオーナーと息子に大激怒し、二人はその場で解雇になり、同業種では二度と働けないようになったみたいです」

 

「なるほどな」

 

「それで何だけど」

 

「何でお前らは服を脱いでるんだ?」

 

「そりゃ〜お礼をしないといけないじゃないですか〜」

 

「お礼は分かったが、なんで服を脱ぐ必要があるんだ?」

 

シャ!

 

「何でお二人はカーテンを閉めてるんですか?」

 

「それは」

 

「私達もお礼をしませんと」

 

「止めてくれませんかね!?」

 

「「うふふ」」

 

「うふふじゃないですよ」

 

「さぁさぁ」

 

「私達のお礼受け取ってくれるよね?」

 

「もちろん」

 

「私達のお礼も受け取ってくれますよね?」

 

「何でお二人も脱いでるんですかね!?落ち着けーーーーーーー!!!」

 

*その後どうなったのかは読者の皆様のご想像にお任せします*




「どうも作者です!」

「宇田川巴だ!」

「山吹沙綾です」

「はい!って事で今回は巴ちゃんと沙綾ちゃんに来ていただきました!」

「いえーい!」

「今回は何をやるんですか?」

「特に何もやらないけど、自己紹介でもしよっか」

「じゃあ私からだな!名前は宇田川巴!Afterglowのドラム担当で、好きなものは兄さん(結城さん)と豚骨しょうゆラーメンだ!よろしくな!」

「次は私だね、名前は山吹沙綾でPoppin'Partyのドラム担当です、実家がパン屋で好きなものはお兄ちゃんと実家のパンとペペロンチーノかな、よろしくね」

「っと言う感じで二人の自己紹介でした!」

「あれ?作者はしないの?」

「え?俺必要ある?誰も興味ないでしょ?」

「事実だけど私達がやったんだかやったら?」

「まぁ興味無いだろうけど、やっておこうか、名前はテンツクで、この作品の作者です、好きなものは強いていううなら唐揚げとラーメンかな、こんな感じ?」

「いや、私達に聞かれても」

「てかネタがないんだろ?」

「そうなんだよねー、本編の方は色々とリクエストをいただけて何とかなってるんだけど、こっちの方がネタ切れ何だよねー」

「無理してやらなくても良いんじゃない?」

「とりあえず一回全員出したら終わろっかなーとは思ってるんだけど」

「あとは誰なんだ?」

「えーっとね・・・友希那ちゃんとリサちゃんとはぐみちゃんとチュチュちゃんだね」

「あれ?全員で35人じゃなかったっけ?」

「いやー、それが間違えてイブちゃんを二回出しちゃったんだよね」

「そうなんだ」

「でもそれでちょうど良くなったんじゃないか?」

「まぁ結果的に言えばね、まぁ今回はこんなところで終わろっかな」

「そうだね」
「そうだな!」

「っと言う事で今回はここまで」

「高評価、お気に入り登録よろしくな!」

「感想なんかもしていただけると嬉しいです」

「それじゃあ今回はここまで!」

「「「バイバーーイ!」」」


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244話

どうもみなさんこんにちわ結城です、今日は特に用事もなく只今公園でボケェ−っとしています。

 

「いい天気だな〜」

 

そんな感じで公園のベンチでだらけていると。

 

「ワンワン!」

 

っと犬の鳴き声が聞こえたのでそちらを見てみた瞬間。

 

「ワン!」ドンッ!

 

「ぐはぁ!」

 

俺のみぞおちあたりに大型犬が突っ込んで来たのだった。

 

「ワンワン!」

 

「お、お前」

 

「ワン!」

 

「いてて、お前さん飼い主は?」

 

「ワン!」

 

「ワンじゃないんだが」

 

そんな感じでいると。

 

「待ってー!レオンー!」

 

っと小さな女の子がおそらくこの子(犬)の名前を呼びながら走ってきたのだった。

 

「はぁ、はぁ、ご、ごめんなさい!」

 

「いや、大丈夫だよ、君こそ大丈夫かい?」

 

「は、はい」

 

明らかに大丈夫そうではないが。

 

「ワウ?」

 

「お前さんのせいでこの子が大変な事になってるんだよ」

 

「ワウ〜」ペロペロ

 

「あはは、くすぐったいよ!」

 

「とりあえずこれ飲みなよ、俺の飲みかけで悪いけど」

 

「え、良いんですか?」

 

「ああ、疲れたでしょ?」

 

「ありがとうございます!」

 

少女はそう言うと俺から飲み物を受け取りごくごくと飲んだのであった。

 

「ぷはぁー!美味しいです!」

 

「それは良かった」

 

「ワン!」

 

「はいはい、お前さんも構えってか、ほれよーしよーし」ワシャワシャ

 

「ハ!ハ!ハ!」

 

「レオンが嬉しそうです」

 

「この子はレオンって言うのか?」

 

「はい!」

 

「いい名前だな」

 

「ワン!」

 

「レオンはお兄さんの事大好きみたいです」

 

「そうみたいだな」

 

「ワン!」

 

「俺は結城って言うんだけど、君は?」

 

「あ!千紗希と言います!」

 

「千紗希ちゃんね、今は散歩中かい?」

 

「はい!レオンのお散歩です!」

 

「そうか、偉いな」ナデナデ

 

「あ・・・えへへ、結城お兄ちゃんのナデナデ気持ちいいです」

 

「そうかい?それは良かった」

 

「ワン!」

 

「はいはい、お前さんもね」

 

その後少しの間一人と一匹を撫でたのであった。

 

「そういや、まだ散歩の途中じゃなかっか?」

 

「あ!そうでした!」

 

「ワン!」

 

「じゃあ今度は俺も一緒にお散歩しよっか」

 

「良いんですか!」

 

「ああ、どうせ今日は暇だしね」

 

「やったねレオン!」

 

「ワン!」

 

「それじゃあ行こうか」

 

「はい!」

「ワン!」

 

俺達はベンチから立ち上がり、散歩を再開したのだった。

 

それからしばらく散歩をし、千紗希ちゃんを家まで送ったんだけど。

 

「ここが千紗希ちゃんのお家かい?」

 

「はいそうです!!」

 

「そっかー・・・」

 

何と千紗希ちゃんの家の表札には"白鷺"っと書かれていたのだった。

 

「お兄ちゃん!」

 

「ん?どうした?」

 

「お礼がしたいので!お家に上がって下さい!」

 

「良いけど、知らない人を簡単にお家に入れちゃダメだよ?」

 

「??」

 

「この子ただの純真無垢な子だな」

 

「ワン!」

 

「レオンももっとお兄さんと遊びたいみたいです!」

 

「ワン!」

 

「はいはい、まぁ何かあってもお前さんがいれば大丈夫だな」

 

「ワン!」

 

俺は白鷺家へお邪魔するのであった。

 

「どうぞ!お茶です!」

 

「ありがと、千紗希ちゃんも一緒にこっちでお茶飲もっか」

 

「はい!」

 

千紗希ちゃんが自分の分も用意し二人と一匹で楽しく話すのであった。

 

「お兄ちゃんは動物が好きなんですか?」

 

「ああ。好きだよ」

 

「お家で飼われてるんですか?」

 

「猫が一匹いるよ」

 

「猫さん!」

 

「今度あわせてあげるよ」

 

「楽しみです!」

 

「ワフ〜」

 

「はいはい、お前さんにも構いますよ」

 

「今日のレオンは甘々ですね!」

 

「そうなのか?」

 

「はい!私達でもここまで甘えてくれませんし」

 

「それは光栄だな、それよりご家族の方はまだ帰ってこないのかな?」

 

「えっと、お姉様がもう少しで帰ってくるはずなんですが」

 

っと話していると。

 

ガチャ

 

っと鍵を開ける音が聞こえたので、誰か家族の人が帰ってきたのだと思い俺は帰ることにした。

 

「誰か帰ってきたみたいだし、俺は帰るよ」

 

「もう帰っちゃうんですか?」

 

「ワフ」

 

「俺も帰って夕飯の準備とかしないといけないからね」

 

「そうですか、それは仕方ないですね」

 

「じゃあまたね」

 

「はい!」

 

俺はそう言って立ち上がり玄関の方に向かった時だった。

 

「千紗希ただいま・・・」

 

何と帰ってきたのは白鷺の千聖さんであった。

 

「何で兄さんが家にいるのかしら?」

 

「レオンのお散歩を一緒にしてくれました!」

 

「ワン!」

 

「そうなの」

 

「それでお礼がしたいので、お家に来てもらいました!」

 

「正確には散歩終わりで千紗希ちゃんを家まで送り届けて、お礼がしたいから上がってくれって事でいるんだがな」

 

「そう、それで今は何をしているのかしら?」

 

「え?家族の人が帰ってきたから帰ろうと思ってな、夕飯の準備もしたいし」

 

「あら、千紗希とは喋ったのに私とは話してくれないのかしら?」

 

「お前は別に携帯でいつでも話せるだろうが」

 

「私は兄さんと直で話したいのよ」

 

「どっちでも一緒だろ?」

 

「違うわよ」

 

「まぁどっちゃでも良いが、俺は帰るな」

 

そう言って帰ろうとしたら。

 

ガシッ!

 

っと千聖が俺の腕を掴んできた。

 

「離そうか?」

 

「離すと思うかしら?」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

っと睨み合いをしていると。

 

ダキッ

 

何と千紗希ちゃんとレオンが俺に抱きついてきたのだった。

 

「二人も兄さんの事逃さないって」

 

「はぁ、分かりましたよ、後ちょっとだからな」

 

「ええ」

 

「やったー!」

 

「ワン!」

 

「それで?お前は今日仕事だったのか?」

 

「ええ、パスパレでお仕事だったわ」

 

「なら、俺と話してないで休憩でもしたらどうなんだ?」

 

「私にとってはこっちの方が癒やしになるのよ」

 

「さようで」

 

「千聖お姉様!」

 

「どうしたの?」

 

「お兄さんのナデナデはとても気持ちいいんです!」

 

「あらそうなの?それは私もやってもらいたいわね」

 

「お前は何度もやってるから却下だ」

 

「あら、千紗希は良くて私はダメなのかしら?」ハイライトオフ

 

「まいど思うけどお前らどうやって目のハイライト消してるんだ?」

 

「消しゴムよ」

 

「そんな消しゴムがあってたまるか」

 

「それで?どうなのかしら?」ハイライトオフ

 

「どうせここでやってやっても今度会った時に何かしら理由をつけてやらされるから却下だ」

 

「そう、それは仕方わね、今まで言い過ぎたかしらね」

 

「お姉様」

 

「どうしたの千紗希?」

 

「お姉様はお兄さんとお知り合い何ですか?」

 

「ええ、私の彼氏だからね」

 

「お姉様の彼氏さんだったんですか!?」

 

「平然嘘つくのやめろ」

 

「違うのですか?」

 

「照れてるだけよ」

 

「ちげぇーよ」

 

「照れてらっしゃるんですね」

 

「この子も千聖の妹なんだなー」

 

「ええ、自慢の妹よ」

 

「そう言う意味で言ったわけではないけどな、さてと」

 

「どうしたの?」

 

「いや、流石にそろそろ帰ろうかと思ってな」

 

「あら、、もうこんな時間だったのね」

 

「じゃあ帰るわ」

 

「ええ」

 

「バイバーイ!」

 

「ワン!」

 

俺は立ち上がり玄関に向かった、すると。

 

バタン!

 

「たっだいまー!」

 

何とタイミング良く?千恵さんが帰ってきたのだった。

 

「あら!結城君じゃないの!おいしそう」

 

「どうも、お邪魔してます(最後なんて言ったんだ?)」

 

「お母さんおかえりなさい」

 

「あら、千聖も帰ってたのね」

 

「ええ」

 

「それじゃあみんなでお夕飯にしちゃいましょうか!」

 

「ええ、そうね」

 

「いえ、俺は帰りますので」

 

「え?お夕飯食べて行かないの?」

 

「ええ」

 

「そんな事言わずに食べていきましょう」

 

「そうよ、どうせ家で食べるのも、兄さんが家に帰って作って食べるのも一緒よ」

 

「まぁそうではあるが」

 

「それじゃあ決定ね!」

 

「はぁ分かりましたよ」

 

俺はこうして白鷺家の夕飯にご一緒することになったのであった。

 

「今日は何するの?」

 

「今日はオムライスよ♪」

 

「オムライスか」

 

「結城君には特別なお夕飯を作るわね」

 

「いえいえ、俺も一緒で良いですよ?ちなみにその特別な夕飯とは?」

 

「それはね」

 

「・・・」

 

「うなぎ〜、スッポン鍋よ〜」

 

「何で俺だけそれなんですか?」

 

「そりゃあもちろん」ハイライトオフ

 

「「私達が満足するまで帰らさないためよ♪」」ハイライトオフ

 

はたして俺は今日家に帰れるのだろうか。

 

 

 

                               終わり




「どうも作者です!」

「どうも!北沢はぐみだよ!」

「やっほー!今井リサだよ!」

「はい!っと言う事で今回ははぐみちゃんとリサちゃんに来てもらいました!」

「あのさ?一つ良い?」

「どうかした?」

「いや、今回私とはぐみじゃん?って事は次って最後じゃん?残りって確か友希那とチュチュだよね?大丈夫なの?」

「・・・・・」

「多分ダメみたいだよ?」

「まぁやっちゃったもんは仕方ないし、やっちゃおっか」

「そ、そうだね、それじゃあ二人の自己紹介をしよっか」

「じゃあ私からね♪名前は今井リサ、ロゼリアのベース担当で好きなものは兄さんと筑前煮と酢の物だよ、よろしくね!」

「次ははぐみだね!名前は北沢はぐみだよ!ハローハッピーワールドのベース担当で好きなものははぐみのお家で作ってるコロッケと!お肉とカレーだよ!みんなよろしくね!」

「って事でお二人の簡単な自己紹介でした!」

「作者さんはやらないの?」

「前回やったからね」

「そうなんだ」

「それよりネタ切れなんでしょ?」

「そうなんだよねー」

「だったら次の二人って余計に大変じゃない?」

「だよねー、まぁ一個策があると言えばあるけど」

「そうなんだ!じゃあ大丈夫だね!」

「ほんとに大丈夫かなー」

「っと言う事で今回はここまで!」

「高評価、お気に入りよろしくね♪」

「いっぱいの人が見てくれたら、はぐみ達とーっても嬉しいな!」

「それじゃあみんな!」

「「「バイバーイ!!」」」


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245話

どうもいなさん結城です、今日はCIRCLEに来ています、何故CIRCLEに来ているかと言うと、前に卒業前のライブで混合バンドで演奏をするって事になってるから、今日はグループ別に分かれて話し合いをするって事で俺たちのグループはCIRCLEに来てるって訳。

 

「さてと、今日から始まったわけだが」

 

「色々と決めないといけませんね」

 

「とりあえず結城さんがボーカル」

 

「美咲がDJだけど、ミッシェルでやるの?」

 

「そうだね、私で出ると色々とおかしなことになりそうだから」

 

「私がギターで八潮さんがバイオリンですね」

 

「沙綾ちゃんがドラムで私がベースで良いのかな?」

 

「え?レイヤがボーカルじゃねーの?俺がベースだと思ってたんだが」

 

「「「「「違うでしょ」」」」」

 

「何でだよ」

 

「だってお兄ちゃんが歌わないなんてありえなでしょ」

 

「どうせ結城さんのことですからレイヤを取っておけば自分が歌わなくて済むと思っていたんでしょう」

 

「ナンノコトカワカラナイナー」

 

「それじゃあ私と兄さんがボーカルで、私がベースもやるね」

 

「それが良いんじゃないかな」

 

「次は作詞と作曲ね」

 

「誰がやる?」

 

「「「「「「・・・・・」」」」」」

 

「じゃあ作曲は私がやろっか」

 

「良いの?」

 

「うん」

 

「後は作詞だけど」

 

「ほんじゃあ俺がやろっか」

 

「「「「「!!」」」」」

 

「何で君達はそんなに驚いてるのかね」

 

「だっていつものお兄ちゃんだったら絶対にやらないだろうから」

 

「まぁな、レイが作曲をやるって事だからどうせダブルボーカルでやるんだし、二人でやった方がやりやすいだろ」

 

「まぁ確かにそうだね」

 

「そんじゃあとりあえずそんな感じか?今日の所は?」

 

「どう言った曲調にするかは決めなくて大丈夫ですか?」

 

「いや、美咲がいるからバラードみたいに遅い曲だと、何でこの曲でDJ何ているの?って事になるからな、まぁ一応ロック系にしようかなーと思ってるが」

 

「良いんじゃないかしら、確かに奥沢さんがいるからあっているでしょうし」

 

「そうですね」

 

「良いんじゃないかな」

 

「確かにその感じで私があの格好でDJなんてしてたら場違いだもんね」

 

「まぁそんな感じだな、今日の所はこれくらいにしておくか」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

ってな事で今日の話し合いは終わりとなったのだった。

 

〜数週間後〜

 

あれから数週間が経ち、作詞作曲が完成して今日はみんなにお披露目?することになった。

 

「ほんじゃま、一応曲の方が出来たから聞いてみてくれるか?」

 

「「「「はい!」」」」

 

俺は完成した曲を流した(歌詞はレイが紙で書き出してみんなに渡している)

 

「あのさお兄ちゃん、一つ聞いてもいい?」

 

「私も思ってました」

 

「「私も思った」」

 

「ん?どうした?」

 

「この曲の演奏ってお兄ちゃんが演奏したの?」

 

「まぁそうだな、流石にDJは出来なかったが」

 

((((これ全部お兄ちゃん/兄さん/結城さんが演奏した方が良いんじゃないかな?))))

 

(ってみんな思ってるんだろうなー、実際私も思ったし)

 

「どうかしたか?」

 

「いや、何でもないよ」

 

「ん?そうか?ほんじゃあこんな感じだがどうだった?」

 

「とても凄かったです」

 

「曲名とは決まってるんですか?」

 

「一応俺が決めたんだが」

 

「私は良いと思ったけど」

 

「レイヤはもう聞いたの?」

 

「まぁね、一緒にやってたからね」

 

「お兄ちゃんはどんな感じで考えたの?」

 

「まぁロックっぽい感じにはしたぞ?」

 

「聞かせてもらっても良いですか?」

 

「タイトルは、CATASTROPHE BANQUET」

 

「「カッコいいね!」」

 

「どう言った経緯でこれになったのですか?」

 

「それは作者が最近初めて聞いて気に入ったk」

 

「お兄ちゃんストップストップ」

 

「とてもメタいわ」

 

「ま、まぁとりあえずお兄ちゃんが考えてくれたって事で良いんじゃないかな」

 

「そ、そうだね」

 

「いやー、しっかし初めて作曲やったけど大変だったなー」

 

「「「「「・・・・は?」」」」」

 

その場の空気が凍ったのであった。




「どうも作者です!」

「ずんだもんなのだ」

・・・

「はい!って事で今回はずんだもんに来ていただきましたー!」

「作者よ、一つ聞きたいことがあるのだ」

「どうしたんだい?」

「確か今回でこの後語りは終わりじゃなかったか?」

「そうだね」

「それなのに、なんでずんだもんが出ているのだ?」

「それはね」

『雑談がしたい?そんなくだらないことをしてる暇なんかないわ』

『湊友希那が来るですって!?そんなの行くわけないじゃないの!!』

「ってな感じで後はあの二人だけだったんだけど」

「お前って人望ないのだな」

「酷くない?」

「えー、ご閲覧されているみなさま、こんな形で最終回を迎えて申し訳なかったのだ!」

「何か進行されてるんだけど」

「この次からやるかはみんな次第なのだ!みんなからのご意見お待ちするのだ!」

「・・・」

「高評価!お気に入り登録!よろしくお願いしますのだ!」

「・・・」

「それじゃあみんな!バイバイなのだ〜!」

「・・・バイバーイ」


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246話

どうもみなさん結城です、今日俺はどこにいるでしょう?正解はーーーー!・・・・・はい!そうですねGALAXYですね、みなさんはもちろん分かりましたよね?え?分かるわけねーだろって?そうですね!そうなんです!・・・・俺何やってるんだろ、まぁそんな訳で今日はGALAXYに来ています、何故いるかと言うと、ここで今日ライブするとのことで今来ているところだ。

 

ガチャ

 

「いらっしゃいませ!何名様でしょうか!」

 

「一人です」

 

「お一人様ですね!こちらのご利用は初めてでしょうか?」

 

「いえ」

 

「かしこまりました!ではお先にお代をいただきますね!2000円になります!」

 

「はいどうぞ」

 

「ちょうどですね!それではレシートになります!楽しんでいってくださいね!」

 

「はーい」

 

俺は受付をすまし、中へと入って行った。

 

ライブが始まり何組かの演奏が終わったのだが。

 

(なーんか引っかかるんだよなー別に下手とかではないと思うんだと思うけど)

 

俺がそんな感じで思っていると。

 

「やぁあんたも来ていたのかい」

 

っと声をかけられたので振り向いてみると、そこには前にCIRCLEで声をかけられたオーナーさんとその横には一人の少女が居た。

 

「あ、オーナーさんお久しぶりです」

 

「ああ、久しぶりだね」

 

「オーナーさんもライブを?」

 

「オーナーさんはやめておくれ、都築詩船って名前があるもんでね」

 

「それはそれは失礼しました、俺は」

 

「要結城だろ?覚えているよ」

 

「あ、そうですか、それでその子は」

 

「この子は私の孫だよ」

 

「お孫さんですか」

 

「ほら、挨拶しな」

 

「要 楽奈」

 

「楽奈ちゃんか、同じ苗字だね」

 

「それはそうさ」

 

「??何か知ってるんですか?」

 

「あんたの母親、要 ゆずは私の娘だからね」

 

「・・・・マジ?」

 

「マジさ、それでこの子の母親はゆずの妹さ」

 

「あらま、そうなんですか、って事は楽奈ちゃんは俺の」

 

「従兄妹ってことになるね」

 

「ですよねー、でも会うのは初めてだy」

 

「ううん、昔に会ったことあるよ」

 

「え?マジ?」

 

「マジ、お兄ちゃんが昔私にギターを教えてくれたんだよ」

 

(やっべー、な~んにも覚えてねぇー)

 

「そ、そうなんだ」

 

「うん」ピト

 

「あの、楽奈ちゃん?」

 

「どうしたの?」

 

「何でくっついてるのかな?」

 

「ん、昔はいっつもやってた」

 

「そうなの?」

 

「うん」

 

「あんたは覚えてないかもしれないが、この子は小さい頃から集まりがある時は毎回あんたにべっとりだったよ」

 

「あらまー、そうだったんですか(あれ?って事は俺はこの人にも昔に会ったことあったのか?今度母さんに聞いてみよ)」

 

「それで?」

 

「はい?」

 

「あんたはこのライブを聞いてどう思ったんだい?」

 

「どう思ったですか?」

 

「ああ」

 

「そうですね、何と言うか失敗しないことに必死って感じでしたね」

 

「失敗しないことに必死ね」

 

「まぁ下手ではないとは思うんですけど、何かいっぱいいっぱいって感じでしたね」

 

「確かにそうだね、私もそう見えたよ」

 

「楽奈ちゃんはどう思った?」

 

「何か、必死だなーて」

 

「楽奈も一緒かい、あんたにとって音楽ってなんだい?」

 

「音楽ですか?やっぱり楽しむものですかね」

 

「楽しむもの」

 

「そうですね、やっぱり自分達が楽しんで音楽をやらないと、他の人達も楽しめないでしょ、失敗しても成功しても、自分達が楽しまないともったいないですしね」

 

「ふ、そうかい」

 

「?何か変なこと言いましたか?」

 

「いや、あんたみたいなのがまだ居たってことに驚いてね」

 

「そうですか?」

 

「私も一緒」

 

「そうだね、あんたも楽しむのが一番だね」

 

「他の人はどうでもいい、私は私、他は他、お兄ちゃんが教えてくれたんだよ」

 

「そ、そうなんだな」

 

「ありがとよ、良いことを聞けたよ」

 

「そうですか?」

 

「ああ、楽奈帰るよ」

 

「うん」

 

「もう帰られるんですか?」

 

「ああ、もう満足したからね」

 

「そうですか」

 

「それじゃあね」

 

「ええ」

 

「バイバイ」

 

「じゃあね」

 

そう言うと二人は帰って行ったのだった、俺も少ししてから家に帰ったのであった。

 

 




どうもみなさん作者です!今回から(次の話から)この後語りでは、ガールズバンド(設定はこの作品)達への質問コーナーにしたいと思います!
活動報告のところに某マシュマロみたいなのをご用意しておきますので、ご質問とうを書いていただけるとありがたいです!
みなさまからのご質問よろしくお願い致します!


高評価、お気に入り登録よろしくお願いいたします!!


って事で、バイバーーイ!!


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247話

どうもみなさん結城です、今回は何と!ホラー映画の時間らしいです!え?何でらしいかって?そりゃあ作者がそう言う内容、ゲフンゲフン、何でもないぞ!それで本編どうぞ!・・・え?もう始まってるって?マジ?

 

「兄さん何やってるの?」

 

「いや、読者に向けての挨拶だ」

 

「そう?それより早く見ようよ♪」

 

「そうだな」

 

今は家にリサと蘭とましろが家に来ている、何で家に来ているかと言うと、リサが。

 

『面白そうな犬のDVD見つけたから一緒に見ようよ♪』

 

ってな事で家に来たらしい、蘭とましろはと言うとリサが家に来る途中で見つけて連れて来たらしい。

 

「何で私が、まぁ兄さんの家に来る良い口実になったから良いけど」

 

「そう言ってるけどお前え結構用事もなしに何回も来たことあるからな」

 

「あ、あの!私も一緒で良いんでしょうか?」

 

「もちろん!一緒に見ようよ♪」

 

「はい!」

 

「てかこれどこで借りてきたんだ?」

 

「え?なんか京香さんが」

 

『リサちゃん!これいらない?』

 

『これなんですか?』

 

『なんか家にあったんだけど、多分犬の映画だと思うんだ!結城と一緒に見たら良いんじゃないと思って』

 

『確かに"犬の映画"って手書きで書いてありますね』

 

『それじゃああげるね!バイバーイ!』

 

「って事があったんだ」

 

「それ絶対に良くないことがあるから押し付けてるだけだと思うぞ」

 

「そうかな?まぁなにより見てみようよ!もしかしたら面白いかもしれないしさ!」

 

「まぁ見てみないことには始まらないしな、それより君達さ」

 

「「何?」」

「何でしょうか?」

 

「何で君達はそんなにくっついてるのかな?」

 

「そりゃあこの方が見やすいじゃない♪」

 

「そ、そうです!こうした方が見やすいんです!」

 

「いや、俺が」

 

「この方が見やすいんだから」

 

「いや、蘭は膝の上に座るなよ見にくいっつーの」

 

「まぁまぁ!それじゃあ早速始めるね」

 

そう言うとリサはリモコンで映像を流し始めた。

 

「「「「・・・・」」」」

 

映画?が始まると、何やらアニメっぽい感じの映像が流れ始めた、何やら犬のミニキャラ?達が仲良く遊ぶ映画?であった。

 

「これって映画なのか?」

 

「んー、どっちかと言えばアニメって感じだね」

 

「でも可愛いですね!」

 

「そうだね、なんか微笑ましいね」

 

みたいな感じで見ていたのも束の間、一匹の犬がもう一匹の犬の腕を噛みちぎったのだった。

 

「「「・・・え?」」」

「は?」

 

噛みちぎられた犬はキャン!キャン!っと泣き叫び暴れ回り、もう一匹は再び襲いかかり今度は頭を噛みぬいた、その直後映像が変わったのであった。

 

「「「「・・・」」」」

 

画面は切り替わり、今度は美容院らしきところからの映像が始まった、しばらく見てみたが、ハサミで耳を切るは、喉元掻っ切るは、全く持ってにこやかなものではないのであった。

*ハッピーツリーフレンズみたいな感じです、ご覧になられる方は要注意です*

 

その後しばらく見ていたが、三人はめっきりビビり散らかし、蘭は俺の胸に顔を埋め、リサは俺の腕にしがみつきながらソファーに顔を埋め、ましろは耳を塞ぎながら頭を抱え縮こまっていた、これ以上は無理と判断したので、映像を消したのであった。

 

「お前ら大丈夫か?」

 

「だ、ダメみたい」

 

「あああ!」泣

 

「犬恐い犬恐い犬恐い犬恐い犬恐い犬恐い犬恐い犬恐い」

 

「こりゃダメだな」

 

俺はこれは動けないと判断したので、各家に連絡を入れたのであった。

〜その夜〜

 

「俺はあっちで寝るから、お前らは三人で一緒に寝な」

 

「兄さんは一緒に寝てくれないの?」

 

「流石に四人だとせめぇよ」

 

「結城さんが居ないと恐いです!!」

 

「いや、だから三人一緒に出来るようにしたんだろうが、そんじゃあ俺はもう寝るからな」

 

俺はそう言って自室に戻って寝ることにした、寝てしばらくたった時だった、何やら布団ではない柔らかい感触が腕のところにあり、布団の匂いとは違う匂いがしたので目を開けてみると。

 

「お前ら何やってんだ?」

 

「おはよ兄さん♪」

 

「おはよじゃねーよ、今何時だと思ってんだよ」

 

「まだ十二時だけど?」

 

「まだじゃなくてもうだからな」

 

「夜はまだまだこれからですよ!」

 

「お前らさっきまでのあれはどこにいった」

 

「さっきはさっき、今は今だよ」

 

「えらく都合が良いようで、それよりお前ら」

 

「「「何?」」」

 

「一応聞いておくが、服は着てるんだよな?」

 

「どうだと思う?♪」

 

「まさか」

 

「じゃじゃーん!勝負下着でしたー!」

 

「じゃじゃーんじゃねーよ」

 

「私も勝負下着はいて来れば良かった」

 

「どこに後悔してんだお前は」

 

「わ、私も今井さんみたいな下着を付けたほうが良いのでしょうか!!」

 

「いや、別に付けなくて良いからな」

 

「んで?何で布団に潜り込んで来たんだ?」

 

「そりゃあやっぱり」

 

「家に泊めてもらうんだから」

 

「お、お手伝いをしないといけないじゃないですか!」

 

「何の手伝いだよ」

 

「そりゃあやっぱりナニよ」

 

「兄さんはナニもしなくていいから」

 

「あ、後は私達におまかせください!スッキリさせてあげますから!」

 

「お前らがスッキリしたいじゃなくてか?」

 

「それはやっぱり兄さんのココが一杯溜まってるだろうから」

 

「「「スッキリさせてあげないといけないよね♪」」」ハイライトオフ

 

 

この後の展開は皆様のご想像にお任せします。        by作者




「どうもみなさん作者です!」

「戸山香澄です!」

「花園たえです!」

「う、牛込りみです!」

「はい!と言う事で、香澄ちゃん、たえちゃん、りみちゃんに来ていただきました!」

「やっほーーーみんなーーー!!」

「お待たせ、待った?」

「こ、こんにちわ!」

「今回からは質問コーナーをしていこうと思います!」

「「「いぇーーい!!」」」

「では早速質問ですが!三人が結城くんの手料理で一番好きな料理は何ですか?」

「私はオムライス!」

「私は炒飯かな」

「私はチョココロネかな」

「ほう、みんなバラバラだね、じゃあまずは香澄ちゃんから、なぜオムライスを?」

「結城さんのオムライスすごいんですよ!ご飯の上の卵がぶわー!ってしてトロー!っとするんですよ!」

「そ、そうなんだまぁ何となくどんな料理かは予想出来たよ、じゃあ次はたえちゃんだね、炒飯だけども、これは何で?」

「小さい頃からいつも作ってくれてたんだ、それで他の炒飯が美味しいんだけど、美味しくなく感じるほどにはまっちゃったんだ」

「そうだったんだね、最後にりみちゃんだけど、チョココロネ何だね」

「はい!沙綾ちゃんのお店のチョココロネも中のチョコが甘すぎなくてとっても美味しいんですけど、結城さんが作るチョココロネはまた違った甘さが際立ってて!パン生地何かもふわふわもちもちなんですよ!その二つがマッチして沙綾ちゃんのお店のチョココロネとは違ったチョココロネを食べられたんですよ!」

「そ、そうなんだね、っと言ううことで今回は三人に結城くんの好きな手料理を聞いてきました!」

「みなさん!高評価!」

「お気に入り登録!」

「よ、よろしくお願いします!」

「それではみなさん」

「「「「バイバーイ!!」」」」

「あ!ちなみにハッピーツリーフレンズをもし気になってご視聴される方は本当にご注意くださいね」


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248話

どうもみなさんご無沙汰しております結城です、今俺はミユの散歩に出ているんだけど、その途中で。

 

「う、う」

 

「何やら男の子が泣いているので、とりあえず声をかけてみることにした・・・なんか最近こう言うので不審者と思われて警察のお世話になるとかなんとか聞いたな。

 

「どうかしたのか?」

 

「自転車が」

 

「自転車?どれどれ」

 

何やら自転車に問題が起きたらしく、見てみると。

 

「ああ、なるほど、チェーンが外れてるな」

 

チェーンが外れて直せなくて泣いていたのだろう、まぁ確かに意外と自転車のチェーンを直すのってコツを掴めば簡単だけど、分からないとムズいんだよな。

*ちなみに作者は多分直せないです*

 

「ミユ、少し降りてくれ」

 

「ミャ」トン

 

「うわ!」

 

俺はチェーンを直すためにミユに一旦頭から降りてもらい作業をすることにした、ミユはと言うと男の子の方に飛び乗ったのであった・・・あんたいきなりそんなことしたらビックリしちゃうからやめなさい、まぁミユなりの大丈夫だと言う表現何だと思うが。

 

「猫ちゃん可愛い!!」

 

「ミャ〜♪」

 

「こうしてっと・・・よし、これで良いかな」

 

「直ったの!」

 

「あぁ直ったぞ、乗ってみてくれ」

 

「分かった!」

 

男の子はそう言うと自転車に乗り、ペダルを漕ぎ始めた。

 

「ホントだ!直ったよ!」

 

「それは良かった良かった」

 

「ありがとうお兄ちゃん!」

 

「どういたしまして」

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

 

「どうした?」

 

「僕今自転車の練習をしてるんだけど、うまく乗れないんだ」

 

まぁ確かにチャリンコゲフンゲフン、自転車って最初乗るの難しいよな補助輪なしだと特に。

 

「それでね、お兄ちゃんに見てもらいたいんだ」

 

やだこの子、知らない子にいきなり何てこと頼んでるんでしょうか。

 

「良いぞ」

 

「ホント!?」

 

この男もこの男なのである。

 

「それで、今はどれくらい乗れるんだい?」

 

「じゃあ乗ってみるね」

 

その後は男の子の自転車の練習をするのであった。

「やった!乗れたよ!」

 

やだこの子、乗れるようになるの早すぎない?まぁいっか、早く乗れた事に越したことないしな。

 

「おっと、もうこんな時間か」

 

「あ、ホントだ」

 

「それじゃあ今日はもう帰ろうか」

 

「うん!」

 

「それじゃあ送って行くよ」

 

「ありがとう!」

 

俺は男の子を家まで送り届けるために一緒に男の子の家に向かった、その途中で男の子の名前を聞いた、どうやら松原 光(ひかる)君と言うらしい・・・なんかデジャブな気がするのは何でだろうか。

 

「ここだよ!」

 

どうやら家に着いたようなので、俺も帰ろうかと思ったのだが。

 

「お礼がしたいからお家に上がって行ってよ!」

 

俺は断ろうかと思ったのだが、光君がすーーーーーーーごく目を輝かせていて断れる雰囲気じゃなかったのでお邪魔することにしたのであった。

 

「ただいま!」

 

「光!」

 

「あ!お母さん!ただいま!」

 

「こんな遅くまでどこにいたの!」

 

「お兄ちゃんと一緒に自転車の練習してたんだ!」

 

「お兄ちゃん?」

 

「あ、どうも」

 

どうやら光君の事が心配のあまりこちらに気づいてなかったらしい、俺に気づくと。

 

「あなたが光を家まで送り届けてくれたんですね!」

 

「え、ええまぁ」

 

「ありがとうございます!」

 

「お母さん!お兄ちゃん教えるの凄く上手なんだよ!僕乗れるようになったんだ!」

 

光君違うよ、俺が教えるのが上手いんじゃなくて君が乗れるようになるのが早すぎるんだよ。

 

「本当にありがとうございました!」

 

「いえいえ、俺は特に何もしてませんよ」

 

「お母さん光帰ってきたの?」

 

話をしていると、奥から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「この方が送ってきてくれたのよ」

 

「お兄ちゃん!」

 

「おう」

 

奥から出てきたのは花音なのであった。

 

「よう花音、ここお前の家だったのか」

 

「お兄ちゃんが光を送ってくれたの?」

 

「ああ」

 

「花音、この方と知り合いなの?」

 

「うん!私の旦那さんだよ!」

 

「旦那さん!?」

 

「付き合ってすらねぇーよ」

 

「でも将来的にはそうなるでしょ?」

 

「それは俺ですら知らんがな」

 

「お兄ちゃん、お姉ちゃんと仲良いの?」

 

「まぁ良いと思うぞ」

 

「待って、って事はあなたは要さんですか?」

 

「ええ、そうですが」

 

「そうですか、あなたが・・・」

 

何やらお母様の雰囲気が変わった気がするが。

 

「お兄ちゃんありがとね光の事」

 

「まぁついで感はすごいけどな」

 

「これはお礼をしないといけないね」

 

「そんなに気にしなくて良いぞ」

 

「私からもお礼がしたいのでどうぞ上がって行ってください」

 

「そ、そうですか」

 

「「うふふふふ」」

 

親子何だなー、二人の目が何か獲物を狙う目に変わったのを俺は見逃さなかった、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

 

「お兄ちゃんこっちだよ!」

 

何も知らない光君は無邪気に俺を中に連れて行くのであった。

 

「「うふ、ふ、ふ、ふ」」

 

獣がいるとは知らずに。




「どうもみなさん作者です!」

「どうもみなさん、白鷺千聖です」

「松原花音です」

「ねぇあなた」

「はい!何でしょうか」

「ちょっと聞きたいのだけど」

「はい」

「最近投稿が遅いけどどうかしたの?」

「それはですね、自分の方で色々ありまして」

「詳しく話しなさい」

「ははー!」

「それで何があったの?」

「実はですね、前までほぼ毎日投稿出来ていたのがですね自分うつ病だったんですよ」

「ええ」

「それが数ヶ月前になってしばらく何も出来なかったんですよ」

「うん」

「それで数ヶ月病院行ったり薬飲んだりして何とか精神が元に戻ってきたんだよね」

「そうなのね」

「それで数週間前に元の?自分に戻ってきて働ける用になったわけ何ですよ」

「大変だったんだね」

「それで先週から本格的に働き始めたんですよ」

「それは良いことね」

「そういった訳で投稿が遅くなっちゃったんだよね」

「そう、色々大変だったのね」

「大変だったんですよ」

「でも」

「でも?」

「お仕事終わってから帰って投稿出来るわよね?」

「・・・・」

「私なんかお仕事終わってか兄さんの家に仕込んだ隠しカメ、お仕事の反省しているのよ?」

「今犯罪臭がしたんだけど」

「あなたは気にしなくて良いのよ」

「作者さんは気にしなくても大丈夫だよ」

「花音ちゃんは大丈夫だよね?」

「え?・・・・大丈夫だよ」

「今の間は何だったの」

「それじゃあこれからは投稿が遅くなるってことで良いのかしら?」

「そうですね、これからは投稿頻度は遅くなりますね」

「まぁお仕事が原因だから仕方ないね」

「っと言ったところで今回はここまで!」

「高評価、お気に入り登録」

「後しおりの方もよろしくお願いしますね」

「そう言えばさ、UA数は増えるんだけどしおりの最新話の数が増えないのってなんでなんだろ?」

「私達は分からないわよ」

「私も分からないかな」

「誰か分かる方教えてください!」┏○┓

「それじゃあ今回は本当にここまでね」

「また見てくださいね」

「「「バイバーイ!!」」」


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249話

どうもみなさん結城です、今俺は誰と居るかというと。

 

「ど、どうされましたか?」

 

なんと!弦巻家の黒服の責任者?の桜さんと一緒なんですよね〜、何で今桜さんと一緒に居るかと言うと。

 

〜昨日の夜〜

 

prr

 

「はいもしもし」

 

「あ!結城さん!」

 

「どうかされました?」

 

電話の主はこころの母親の由愛さんだった。

 

「結城さん明日暇かしら?」

 

「ええ、特に用事はないですよ」

 

「良かったわ〜」

 

「どうかされたんですか?またミユですか?」

 

「ミユちゃんをモフモフしたいけど、今回は違うのよ〜」

 

「そうなですか?」

 

「ええ」

 

「それでどうされたんですか?」

 

「実はね〜」

 

「・・・」

 

「桜ちゃんとデートしてほしいの〜」

 

「・・・はい?」

 

「実はね、桜ちゃん結城さんにお熱でね、結城さんと二人で遊びたいって言ってるの」

 

『奥様!?何を!?』

 

「それで結城さんには良ければ桜ちゃんとお出かけしてもらいたいなーと思ってね」

 

「まぁ特に用もないですし、良いですよ」

 

「ホント?ありがとう〜、良かったわね桜ちゃん」

 

『は、はい///』

 

「それじゃあ時間と場所何だけど〜・・・」

 

 

てな事があって今桜さんと二人で街に居るんだけど。

 

「何しましょうか?」

 

「ゆ、結城さんにおまかせします、私は結城さんの隣に居られるだけで」

 

「最後何て言いました?まぁいっか、っと言われても俺も女性と二人で出かけるのって初めて何でどうしたら良いか」

 

「え!?女性と二人きりはないのですか!?」

 

「まぁ女性って良い方はあれですけど、姉貴と母親以外はないって感じですね」

 

「そ、それではご家族以外の女性と二人きりは初めてと」

 

「作者が忘れてなければ初めてですね」

 

*結城君がメタいことを言っていますがもしこれより前に二人の描写があったとしても「あ、こいつ忘れてやがるwww」みたいな感じで思ってもらえるとありがたいです*

 

「私が初めて、結城さんの初めてを私が」

 

「?どうかされました?」

 

「い、いえ!?何でもないです!」

 

「まぁ由愛さんに頼まれたし、水族館にでも行きますか」

 

「そ、そうですね」

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

「はい」

 

「それじゃあ」スッ

 

「え・・」

 

「いや、一応由愛さんからデートって事を言われたのでそれっぽく手を繋ごうかと思って、嫌でした?」

 

「全然嫌じゃないです!?」

 

「そ、そうですか、それじゃあ行きましょうか」

 

「は、はい」

 

俺は桜さんの手を繋ぎ水族館に向かうことにした。

(ちなみに桜君は緊張しすぎてこの期間の記憶が飛んだのであった)

「着きましたね」

 

「・・・」

 

「?桜さん?」

 

「・・・」

 

「桜さーーーん」ミョーン

 

「ふぁ!?ふぁにふるんでふふぁ!」

 

「お、気が付きましたか?」

 

「は!?ここは!」

 

「水族館に着きましたよ」

 

「え!?もうですか!?」

 

「何か体調でも悪いんですか?今日の所はやめておきます?」

 

「い、いえ!?大丈夫です!元気ビンビンです!」

 

「そうですか?それじゃあ中に入りましょうか」

 

「はい!」

 

「俺達は受付をするために中に入り、チケットを購入し奥に進み始めたのであった」

 

「何言ってんだ作者」

 

「いやー俺も出たいなーと思って」

 

「お前が出てきたら訳分からなくなるだろ、ほれさっさと消えなさい」ゲシ

 

さよならー!

 

「どなただったんでしょうか」

 

「ああ気にしなくていいですよ、ただの粗大ごみだったので」

 

「は、はぁ」

 

いきなり作者が出てきたせいで訳分からん事になってしまったが、今俺達はペンギンゾーンに来ている。

 

「おぉーこれは凄いな」

 

「これは・・凄いですね」

 

「こんな間近でペンギン見るなんてないからな」

 

「ここの空間もいい感じですね」

 

「そうですね、じゃあ次に行きましょうか」

 

「はい」

 

その後も色々見て回り、イルカショーの時間が来たらしく、俺達も見に行くことにした。

 

その後の描写は作者が思いつかなくて水族館での話はこれで終わったのだった。

 

「ふぅ、結構楽しめましたね」

 

「はい!今日はありがとうございました」

 

「いえいえ、俺も楽しめたので、この後はどうしましょうか」

 

「そうですね、作者が何も思いつかないと思うので解散にしましょうか」

 

「そうですね、作者が思いつかないので今回のところは」

 

そうして俺達は解散してお互いに帰ったのであった。




「これより異端尋問を行います?」

「ど、どうされたのですか奥沢様!」

「何で縛られてるのか分からないの?」ハイライトオフ

「わ、分かりません」

「ダメですよ先輩、知らんぷりしても」

「本当に知らないわよ!」

「ほう、まだ白を切る気ですか」ハイライトオフ

「これを見ても同じことが言えるんですかねー?」ハイライトオフ

「そ、それは!?」

「私達が何が言いたいかわかりますよね?」

「こ、これは」

「今日はたまたまこころと花音さんと三人で買い物に行ってたんですよ、そのときにこころがたまたま見かけたんですよ」

「桜が結城と仲良くしてるのが見えたから声をかけようと思ったんだけど、美咲がダメって言うからやめたの」

「ま、まさか!?」

「ええ、桜さんがお兄ちゃんと二人きり出かけてるのを見つけましてね」ハイライトオフ

「私達ですら二人きりは遠慮しているのに、ぱっとでの桜さんがお兄ちゃんと二人きりで手を繋いでデートしてるとこを見たんですよ」

「私達ですらまともに離せていないと言うのに、責任者であるあなたがこんなことをするなんて」

「こ、これには」

「言い訳は聞きたく何ですよ」ハイライトオフ

「ひぃ!?」

「これより裁判を行います、今回の桜さんの行為は有罪か、、死刑か」

「どちらも同じじゃないですか!?」

「「「死刑!!」」」

「静粛に、結果を伝えます、結果は・・・問答無用で死刑です」

「慈悲もないんですか!?」

「「さぁみなさんやっておしまい!!」」

「おぉーー!!」

「おー!」何も分かってない

今日も弦巻家はにぎやかなのであった。


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250話

どうもみなさん結城です、今日は姉貴から風の面倒をみてくれと頼まれたので今風と二人と一匹で家に居るんだが。

 

「飯がねぇから買いにいかねーと、風」

 

「あい!」

 

「買い物行くか」

 

「あい!」

 

「ミユも行くぞー」

 

「ミャ」

 

俺達は買い物出かけるために外に出た。

 

ミユのリードを風が掴み、買い物にでかけてるのだが、その途中で山吹ベーカリに立ち寄る事にした。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ!」

 

「おっす」

 

「あ!お兄ちゃん!」

 

「パン買いに来たぞー」

 

「ゆっくりしていってね!」

 

「今日は練習休みか?」

 

「うん、今日はお休みなんだ」

 

「いらっしゃい結城君」

 

「こんにちは」

 

「ゆっくりして行っておくれ」

 

「はい」

 

「わーー!!」キラキラ

 

「ん?どうした風?」

 

「にちゃ!にちゃ!」

 

「何か見つけたのか?」

 

何やら風が目を輝かせてこちらを見ているので行ってみると。

 

「どうした?これが欲しいのか?」

 

「あい!」

 

何なのか見てみると、猫の形をしたパンだった。

 

「ほいほい」

 

俺はそのパンをトングでトレーに乗せ他のパンも見ることにした、すると上から足音が聞こえてきて、誰かと思ったら純君と紗南ちゃんだった。

 

「あ!兄ちゃんだ!」

 

「結城お兄ちゃんだ!」

 

「こんにちは純君、紗南ちゃん」

 

「あれ?知らない子がいる」

 

「この子は風って言うんだ」

 

「「風ちゃん!」」

 

「ほら風、あいさつ」

 

「あい!」

 

「風ちゃん可愛い!」

 

「こっちのお兄ちゃんが純お兄ちゃんな」

 

「じゅちゃ!」

 

「んでこっちが紗南お姉ちゃんだ」

 

「しゃちゃ!」

 

「ねぇねぇ結城お兄ちゃん、風ちゃんと遊んでも良い!?」

 

「そうだな、どうする」

 

「たい!」

 

「遊びたいってさ、行っておいで」

 

「!!」

 

「風ちゃん行こ!」

 

俺がOKを出すと三人は店の奥へと去って行ったのだった。

 

「ごめんなさいね、いきなりな事言って」

 

「いえいえ、風も遊びたいみたいですし大丈夫ですよ」

 

「ミャ〜」

 

「悪い悪い、もう少し待っててくれな」

 

「ミャ〜」

 

「ふふ、ミユちゃんも一緒に遊びたかったのかな」

 

「さー、どうだろうな」

 

「風ちゃんどうぞ!」

 

「あい!」

 

「風ちゃんこれカッコいいだろ!」

 

「!!」

 

「三人とも楽しそうだね」

 

「だな、風も友達が増えて嬉しいんだろうな」

 

「純も紗南も友達が増えて嬉しいんだと思う」

 

「うふふ」

 

「ん?」

 

「どうしたのお母さん?」

 

「いや、何だか二人が夫婦みたいだと思ってね」

 

「そうです?」

 

「何言ってるのよお母さん」

 

「そうだぞ母さん!夫婦にはまだ早いだろ」

 

「私とお兄ちゃんはもうすでに夫婦何だから、夫婦みたいじゃないよ!」

 

「違うからな?捏造するのやめような?」

 

「ナニ?イヤナノ?」ハイライトオフ

 

「まだ付き合ってもねーのに何を言ってるんだおめぇは」

 

「じゃあ今すぐに付き合ってよ」ハイライトオフ

 

「はいはい、気が向いたらな」

 

「むぅー」

 

「ふふふ」

 

そんな感じで三人が遊び終わるまで四人で話をしたり、パンを買って何個か店で食ったりして時間が過ぎていくのだった。




「どうもテンツクです!」

「結城でーす」

「赤司です」

「男鹿だ」

「黄瀬っす!」

「小松だぜ!!」

「はい!っと言うことで今回はCLOCKのメンバーに来ていただきました!」

「何で今回俺達何だ?」

「まぁ今回は何で更新が遅くなったかって言うお話をしていくからね」

「そういえば今回遅かったな」

「どうして遅くなったのか説明してくれるかな?」圧

「い、今からしますので」

「何か事情があったんっすか?」

「そうなんです!」

「んで?どう言った理由なんだ〜」

「結城君興味なさすぎだよね」

「それで?どうしたんだ?」

「それはですね、前にもお話したんですけど、少し前まで鬱だったんですよ」

「そういえばそうだったな」

「それでですね、この度だいぶ良くなりましてですね」

「良かったっすね」

「おかげさまで、それで自分社会人でして、仕事に復帰したんですよ」

「それは良いことだね」

「もしかしてそれで遅くなったのか?」

「まぁそれも一つではあるかな」

「まだあるのか?」

「そうなんです、その復帰に当たってまぁプライベートも入っちゃうんだけど、引っ越しをすることになってね」

「ほうほう」

「それで一度引っ越しをしたんだけど」

「したんだけど?」

「あまりにもそこがちょっとあれすぎてね」

「「「「ああ〜〜」」」」

「それで色々あって再度引っ越しすることになったりして、結構バタバタしてたんです」

「なるほど、それは仕方ないのかもしれないね」

「だな、俺達はまだ学生だから良いが」

「やっぱり社会人って大変なんっすね」

「まぁそんな訳で更新が遅くなった訳なんです」

「じゃあこれからは更新頻度が上がるってことで良いのか?」

「まー・・・・・多分」

「まぁ仕事終わって疲れてるってのもあるんだろうな」

「なので今後はできる限り増やしていこうと思います」

「みなさんからのネタもやらないといけないしね」

「あー」

「ん?どうかしたのか?」

「それに関してはどうしよう考えてるんだよね」

「どう言うことっすか?」

「今の設定でみなさんからのネタをするのか、それかもう先に進めて卒業ライブ等々の話にしていくか迷ってるんだよね」

「確かにそれは迷いどころだね」

「先に進めてネタをするのはダメなのか?」

「そしたらみんなの設定も変わっちゃうから、何か色々おかしくなりそうなんだよね」

「確かに、僕達も社会人になっちゃうしね」

「確かにそれは難しい問題っすね」

「そうなんだよね、みなさんからのネタ提供は普通に嬉しいんだけど」

「それをしていると先に進めないって訳か」

「そうなんだよね」

「これに関しては読者のみなさんに頼るしかないね」

「っと言う事で何か良い案などがあればお願いいたします!」

「zzzzz」

「この子ずーーーっと寝てたね」

「まぁ結城だしな」

「っと言う事で今回はここまで!」

「お気に入り登録」

「高評価」

「よろしくお願いするっす!」

「そんじゃあみんな!」

「「「「バイバーイ!!」」」」
















「あれ?俺は?」


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251話

どうもみなさん結城です、今回はどこに居るかと言うと・・・羽沢喫茶店の前に来ていまーす、散歩途中で前を通りかかった時に何やら良い匂いがしたので入るところでーす。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ、結城君じゃないか」

 

「こんにちわ」

 

「ゆっくりして行っておくれ」

 

「じゃあご遠慮なく、しかし今日は人が多いですね」

 

「ああ、これのおかげかな」

 

「これは?」

 

「季節のケーキを作ってみてね、それの限定販売をしているんだ」

 

「ほうほう」

 

「良かったら食べてみておくれ」

 

「そうですか、それじゃあそれとコーヒーをお願いします」

 

「かしこまりました、少々お待ちください」

 

そう言ってマスター(つぐみの父)は厨房へ行ったのだった。

 

それから少ししてつぐみが料理を持って来た。

 

「お待たせしました!季節のケーキとコーヒーになります!」

 

「つくし?」

 

「あ!結城さん!ごゆっくりしていってくださいね!」

 

「ここで働いてるのか?」

 

「そうなんです!すごくやりがいがあるんですよ!」

 

「それは何よりだ」

 

「つくしちゃーん」

 

「はーい!失礼しますね!」

 

「ああ、行ってきな」

 

そう言ってつくしは他のお客さんのところへ行った、てかいつの間にかここで働いてたんだな、そんなことを思いながら運ばれてきたケーキを食べることにした。

 

「あーん・・・これは美味いな」

 

これはりんごとカスタードがいい感じにあいまって、良い感じの甘さも美味さを引き立ててるな。

 

「・・・・」

 

そんな感じで食べて居ると。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ!」

 

「二人なんですが」

 

「お二人ですね!それではこちらのお席に」

 

「あら、結城君」

 

「え!?」シュバ!

 

「ん?」モグモグ

 

「あそこの席にご一緒させてもらうわ」

 

「そ、そうですか、分かりました」ピキピキ

 

どうやら店に入ってきたのは新田と速水でこちらに近づいてきて。

 

「結城君一緒でも良いかな?」

 

「ああ、別に良いぞ」

 

「それじゃあご一緒させてもらうわね」

 

特に断る理由もないので相席を了承した。

 

「ご注文は何にしましょうか!」

 

「かわいい、外人さんかな?」

 

「ほら美波、先に注文決めちゃいなさい」

 

「あ!そうだった!」

 

「私はガトーショコラと紅茶を」

 

「えっと私は・・・アップルパイと紅茶を!」

 

「ハイ!ガトーショコラとアップルパイ、それと紅茶がおふたつですね!それではご用意いたしますね!」

 

イヴは注文を取ると厨房へ戻っていった。

 

「可愛い子だね、外人さん?」

 

「日本とフィンランドのハーフだよ」

 

「あんな子居たんだね、モデルさんとかやれば良いのに」

 

「元々はモデルだぞ」

 

「そうなの!?」

 

「ああ、分け合って今はアイドルバンドやってるけどな」

 

「アイドルでも十分だよね」

 

「・・・」

 

「どうかしたか?」

 

「いや、随分詳しいのね」

 

「まぁ仲良いからな」

 

「「・・・」」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「いーやー、何も〜」

 

「??」

 

「何て名前のバンドなの?」

 

「Pastel*Palettesって名前だ」

 

「あ!知ってる!確か雪音君が好きなグループだよね?確か志希ちゃんも好きだったよね?」

 

「ええ」

 

「宮本が?それは意外だな、興味ないかと思ってた」

 

「ふふ、普段のあの子を見てたらそう思うかもね」

 

「結城君はあの子とどういった関係なの?」

 

「特にこれと言ってないぞ?ただ単に仲が良いだけだが」

 

「もしかしてあの二人とも仲が良いの?」

 

「ああ、あの二人も別でバンド組んでるしな」

 

「もしかしてどの子か彼女だったりするの!?」

 

「いんや」

 

「良かった」

 

「結城君って本当にそう言った事に興味ないわよね」

 

「まぁな、ちょっと悪い」

 

「どうかしたの?」

 

「ちょっとトイレ行ってくるわ」

 

「私達の事は気にしなくていいわよ」

 

俺は二人に断りを入れてトイレに向かった。

 

俺がトイレに行った後の事。

 

「お待たせしました、ガトーショコラとアップルパイと紅茶でございます」

 

「ガトーショコラは」

 

「私ね」

 

「アップルパイは」

 

「私!」

 

「そして紅茶でございます」

 

「「ありがとう」」

 

「そ!れ!で!何ですが!」

 

「何かしら?」

「はい?」

 

「私のお兄ちゃんとはどう言った関係何でしょうか」

「ワタシの兄さんとはどのような関係なのでしょうか」

 

「「私の?」」

 

「ええ、お兄ちゃんは私のですから、お二人がどう言った関係なのかを確認しないといけないので」

 

「私達は結城君と同じ大学の同じ学部の同じゼミ仲間の関係よ」

 

「結城君とはほぼ毎日一緒にいるの」

 

「むむ!」

 

「二人はどう言った関係なのかしら?」

 

「私はお兄ちゃんの妻です!」

「ワタシは兄さんの許嫁です!」

 

「「「「・・・・」」」」

 

「もしかしてお二人はお兄ちゃんの事・・」

 

「ええ、あなた達もなのね、でも私達の他にもまだいっぱいいるわよ」

 

「そうですか、こちらもまだまだいます」

 

「結城君のどこが好きなの」

 

「もちろんイケメンなところもですが、普段はダルそうにしているのに、バンドの時の真剣な顔のギャップがとてもカッコいいんです!」

 

「そうだよね!普段もカッコいいんだけど、いざ真剣な表情がとてもグッとくるんだよね!」

 

「困っている人が居るとすぐに助けにいかれるんです!とてもブシドーです!」

 

「そうね、この前迷子になっている女の子を優しく抱きかかえて親御さんのところに連れて行ってあげてるところもとても素敵だったわ」

 

「この前なんて!・・・」

 

「少し前だけど!・・・」

 

「私達になんて!・・・」

 

「私達の事も!・・・・」

 

トイレから出たら何やら四人で和気藹々と談笑していたので邪魔になってはと思い俺は帰ることにした。

 

「つくし、お会計お願い」

 

「あ!はい!季節のケーキとコーヒーですね、700円になります!」

 

「ほい」

 

「ちょうどですね!ありがとうございました!」

 

「ごちそうさん、また来るよ」

 

「はい!またのお越しを!」

 

俺は支払いを済ませて家に帰るのであった。

 

 

結城が帰った後、話がヒートアップした四人はその後も次々と結城の事を話し、つくしが結城が帰ったことを告げるまではひたすら話しあい、その後謎の友情が芽生えたのであった。



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252話

みなさんどうも結城です、デデン!!いきなりですが問題です!私要 結城は只今どこに居るでしょうか?三択からお選びください!①北海道②沖縄③香川この3つからお選びください!え?ヒントはねーのかって?残念!ございません!まぁ強いて言うならば選択肢少しあれな事かな、さてみなさんは分かったかな?正解は・・・③の香川県でしたー!正解された方には抽選で投稿主から金一封が送られ、え?そんなの聞いてないって?今思いついたんだから当たり前だろう、え?そんなことはどうでも良いから早く本編に行けって?分かったよ、それでは本編をどうぞ。

 

「香川だー!」

 

「新幹線内で騒ぐなっての」ペシ

 

「あた!えへへごめんなさい」

 

って事で今回は香川県に来ているのだが、何で香川県に来ているかと言うと少し前に透子が。

 

 

〜回想〜

 

「結城さん!結城さん!」

 

「ん?どうした?」

 

「これ見てください!」

 

そう言って透子は携帯をこちらに見せてきた。

 

「これは?」

 

「海外にあるウユニ塩湖ってところで写真なんですよ!」

 

「へー、世界にはこんなところがあるのか」

 

「それで!調べてみたら、日本にもこれと同じ感じの写真が撮れるところがあるんですよ!」

 

「へぇーそうなのか」

 

「一緒に行きませんか!!」

 

「えらくいきなりだな」

 

「善は急げですよ!」

 

「行きたいのはお前さんがバズりたいからでOKか?」

 

「てへ、バレちゃいました?」

 

「それしかないからな」

 

「良いじゃないですか!行きましょうよ!」

 

「それご両親はOK出すのか?」

 

「今聞いてみますね!」

 

そう言うと透子は電話をし始めた。

 

「結城さんと一緒なら良いみたいです!」

 

「何でご両親が俺の事を知っているのかはさておき、了承は取れたと」

 

「って事でよろしくお願いしますね!」

 

「へいへい」

 

〜回想終了〜

 

ってな訳で透子と二人で香川県に来ていると言う訳だ、そんで目的地はと言うと父母ヶ浜と言うところらしい、そこで何かタイミングが良ければ幻想的な写真が撮れるらしい、今日は移動と観光をしてホテルで一泊して、明日その父母ヶ浜ってところに行くことになっている。

 

「楽しみですね!」

 

「まぁ楽しみではあるが、てかモルフォニカの奴らにはちゃんと言ってきたのか?」

 

「詳しい事までは言ってないですけど、今日と明日は休むねって事は言ってきてるんで大丈夫ですよ(せっかく結城さんと二人きりのデート何だから誰にも邪魔はさせない!)」

 

「まぁ・・・・大丈夫、なのか?」

 

そんな感じで新幹線で香川県まで来たのだった、ちなみにミユは姉貴のところに預けて来ているのでご心配なく。

 

『次は〇〇、〇〇お出口は右側になります、お荷物のお忘れないようにご注意ください』

 

「あ!着いたみたいですね!」

 

「だな、こっからまた乗り換えだよな?」

 

「ですね!」

 

俺達は降りる駅に着いたので新幹線から降りる事にした、降りて改札に行こうとした時の事。

 

「あの!もしかして桐ヶ谷透子さんですか!」

 

っと声をかけられた、見てみると一人の女の子が立っていた。

 

「そうだけど、あなたは?」

 

「私は千早愛音って言います!中学3年です!」

 

「愛音ちゃんね、それで?私に何か用だったの?」

 

「ファンでいつもSNSを拝見させてもらってます!」

 

「ホント!?ありがとう!」

 

「それで、もしよろしければご一緒に写真を」

 

「良いよ良いよ!一緒に撮ろ!」

 

「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

「んじゃあ俺が撮ろうか?」

 

「良いんですか?」

 

「この子がお前と一緒に撮りたいって言ってるんだ、別に撮る事ぐらい何でもねーよ」

 

「んじゃあ携帯貸してもらって良いかな?」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

「ほいほーい、さーて撮るぞーハイッチーズ」

 

ピコン

 

「ん、綺麗に撮れたと思うけどどうかな?」

 

「バッチリです!ありがとうございました!」

 

「良いって良いって!」

 

「愛音!」

 

「あ!お母さん!お父さん!」

 

「いきなりいなくなって心配したんだからね!」

 

「ごめんなさい」

 

「この度は娘が申し訳ございませんでした!」

 

「いえいえ、特に何もありませんでしたから頭上げてください」

 

「本当にすみませんでした」

 

「お気になさらず、何かこの子のファンみたいで見つけてよっぽど嬉しかったんでしょうから」

 

「ありがとうございます」

 

「お兄さんありがとう!お兄さんは透子ちゃんの彼氏さん?」

 

「いや、ちが」

 

「そうだよ!私の彼氏なんだ!」

 

「やっぱりそうなんだ!」

 

「嘘つくんじゃねーよ」

 

バチン!

 

「いた!えぇーー結局最後はそうなるんだから良いじゃないですか〜」

 

「決まってねーからな、ったく」

 

「すみませんがお名前をお伺いしても?」

 

「ああすみません、俺は要 結城です、んでこっちが」

 

「桐ヶ谷 透子ちゃんです♪」

 

「桐ヶ谷 透子さん、あなたが」

 

「私の事知ってるんですか?」

 

「はい、この子がいつも私達にあなたの話をするので」

 

「えへへ、嬉しいなー」

 

「あの、間違いではなければなんですが要 結城さんって言われましたか?」

 

「ええ、そうですよ」

 

「もしかしてCLOCKの要 結城さんですか?」

 

「ええ、そうです」

 

「!!」

 

「それが何か?」

 

「妻がCLOCKの大ファンでして」

 

「ああなるほど」

 

「ご迷惑でなければ一緒に写真を撮っていただけないでしょうか」

 

「別に構いませんよ」

 

「それじゃあ次は私が撮ってあげるね!」

 

「らしいので撮ってもらいましょうか」

 

「ありがとうございます」

 

その後俺と奥さんで写真を撮り、その次に愛音ちゃんを入れて三人で撮り、最後は透子も入って四人で写真を撮ったのであった。

 

「本当にありがとうございました」

 

「いえいえお気になさらず、それでは我々はこれで」

 

「はい、本当にありがとうございました」

 

「ありがとうございました!」

 

俺達はご家族と別れて目的のホテルへと移動を再開したのであった。



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253話

〜次の日〜

 

昨日は新幹線や電車を乗り継いで東京から香川に来たんだが、え?そんな面倒なことしなくても飛行機で良かったんじゃねーかって?そんなの作者のガバで脳内になかったからだが?

まぁそんな事はおいておいて、今日は目的地の父母ヶ浜に向かうのだが何でも干潮と夕暮れが重なる時が一番良いらしく、時間までにはまだまだあるのでとりあえず観光をすることにした。

 

「とりあえず時間を潰すか」

 

「そうですね!」

 

「あまり遠くに行きすぎると今度はこっちが間に合わなくなっちまうから」

 

「そうですね、なるべく近場で探してみますね」

 

そう言うと透子は携帯で観光をできる所を探し出した。

 

「色々ありますね、でも」

 

「ん?どうかしたのか?」

 

「車で数十分な感じなんですよね」

 

「ならレンタカーを借りるか、ちょうど近くに店もあるし」

 

「そうですね!」

 

俺達はレンタカーを借りるために店に向かった。

 

「ありがとうございました!」

 

それから手続きを済ませ、車を借りた俺達は透子の調べて出てきた天空の鳥居って言われている高屋神社と言う所へ向かった。

 

〜高屋神社〜

 

車を走らせて大体15分ぐらいで目的地の高屋神社に着いた、っと言ってもその途中で車を停められる高屋神社中宮に車を置きそこからは歩きで目的地に向かうことにした。

 

「うわぁー!すごく綺麗!」

 

「確かに、これは凄いな」

 

頂上に着いた俺達は鳥居の前に立ち、景色を見ることにしたんだが、これは思った以上の綺麗さだな、え?お前にそんな感情あったのかって?俺も一応人間なんだぞ!・・・多分。

 

「結城さん!結城さん!めっちゃくちゃ凄いよ!」

 

「そうだな、想像以上だ」

 

「ねぇねぇ!一緒に写真撮りましょう!」

 

「ああ、良いぞ」

 

「それじゃあえーっと」

 

「お写真撮りましょうか〜?」

 

「あ!お願いしま・・・」

 

「どうかしましたか〜?」

 

「な、なんで七深がここに」

 

「ふっふっふ〜抜け駆けしようだなんて甘いよ〜?」ハイライトオフ

 

「あれ?七深じゃん、お前も香川に来てたのか?」

 

「そうなんですよ〜」

 

「珍しいこともあるもんだな、一人なのか?」

 

「そうなんです〜」

 

「(せっかく結城さんと二人きりだったのに!クソ!)」

 

「どうかしたのか?」

 

「いえ!何でもないですよ」

 

「そうか?それで写真はどうするんだ?」

 

「そうですね、撮りましょう」

 

「もちろん私も一緒にだよね〜?」

 

「も、もちろん」

 

「??」

 

その後は他の観光客の人にお願いをして三人で写真を撮ったのでした、その後は話しをして七深も一緒に行くことになった。

 

テレレレッテレー!広町七深が仲間になった。

 

「それで、次はどこに行く?」

 

「次ここに行きましょう!」

 

「ここは・・・水族館か」

 

「お〜!良いね〜」

 

「そんじゃあ向かうか」

 

「「おおー!」」

 

〜四国水族館〜

 

高屋神社から車で数十分ほど走ったところにある四国水族館と言う所に着いた。

 

「到着っと」

 

「楽しみー!」

 

「水族館は久々だな」

 

「早く行きましょうよ!」

 

「そうだな」

 

俺達はチケットを買い中に入った、中には〇〇の景と言う場所に分かれており、俺達は最初に”綿津見の景”と言う所で巨大な水槽があり、そこには様々な回遊魚が泳いでいた。

 

「おっきー!」

 

「これはこれは〜」

 

「これは・・」

 

あまりの大きさに俺も言葉を失ったのだった。

 

「次に行きましょう!」

 

「行きましょ〜」

 

「そうだな」

 

俺達は次の所に向かった、次の場所は”神無月の景”と言う所に来た、ここにはアカシュモクザメと言うサメや他のサメが上空の丸窓の奥で泳いでおり、俺達は見上げる形でその窓から優雅に泳いでいるサメを見るのだった。

 

「いやー凄かっったですね!」

 

「そうだな」

 

「あんな感じで見たことなかったな〜」

 

「まぁ普段は見ないからな」

 

「次に行きましょう!」

 

「そうだな、次は」

 

「夕暮れの景かしら」

 

「「「え?」」」

 

俺達以外の声が聞こえたので振り向いてみると、そこには瑠唯が立っていたのだった。

 

「うふふ、驚かせてごめんなさい」

 

「それもそうだったが、お前が居ることの方がビックリだわ」

 

「それはさておき」

 

「「・・・」」

 

「桐ヶ谷さんが昨日と今日いきなり休みたいって言うから何事かと思ったら」

 

「・・」

 

「まさか結城さんとこんな所に居るなんてね」ハイライトオフ

 

「そうだけど、それの何がいけないの?」ハイライトオフ

 

「もちろん悪いわよ、あなたも知っていたんでしょ広町さん」ハイライトオフ

 

「気づいたの私だけだと思ったんだけどな〜」ハイライトオフ

 

「「「・・・」」」

 

「おいお前ら」

 

「「「なんですか?」」」

 

「他のお客さんが怖がってるから、そう言うのは外でやらんかい」

 

「「「・・・」」」

 

「確かにここでやることではないわね」

 

「そうだね、ここは楽しむ所だもんね」

 

「そうだね」

 

俺の言葉に三人は元に戻った?みたいで、その後は四人で水族館を回ることにしたのだった。

 

 

その後も四人でいろんな場所に行き、時間になったので父毋ヶ浜にやってきた、やってきたのは良いのだが。

 

「うふふ♪遅かったね・・みんな♪」ハイライトオフ

 

父毋ヶ浜に着いた俺達を出迎えたのは何かラスボス風な感じで俺達の前に現れたましろこと倉田ましろなのであった。

 

 





ちなみにこの話はこれで終わりです、中途半端かもしれませんが申し訳ございません
: (_;´д`;) :_


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254話

どうもみなさん結城d

 

ピンポーン

 

前置きを喋らせろよ、ったく誰なんだ?

 

ガチャ

 

「はーいどちらさまってお前か」

 

やってきたのはロゼリアの面々だった、全員で来るのは珍しいな。

 

「どうした?」

 

「ちょっと兄さんに相談があってね」

 

「相談?」

 

「うん、あがらせてもらって良いかな?」

 

「ああ、とりあえずあがれよ」

 

俺は五人を家の中に招き入れた。

 

「んで?相談ってのは?」

 

「実はね友希那の事なんだけど」

 

「友希那の?確かに今日は雰囲気が違うな」

 

いつもの友希那なら家に入ってきた瞬間に某何とか三世なみのダイブでミユに飛び込んで行くんだが、今日は入ってきてもどこか気持ちここにあらずって感じの雰囲気だ。

 

「そんで?何で友希那はそんな感じなんだ?」

 

「実はねこの前って言っても昨日何だけど、ライブがあったんだけどそこで失敗しちゃってね」

 

「珍しいな友希那が失敗するなんて」

 

「そうなんですよ、私達も驚きはしましたが人間なので失敗は誰にでもある事なのですが」

 

「いつもバンドも自分にも厳しくしてきた友希那だから」

 

「失敗した事がメンタルに来ちゃって、練習も出来る状態じゃなくなったんです」

 

「全然歌を歌える状態じゃなくてね、あと少ししたら合同のライブも始まっちゃうじゃん?」

 

「このままだと合同バンドのみなさんにもご迷惑をおかけしてしまいます」

 

「そこで!結城さんにどうにかしてもらおうって事になったんです!」

 

「俺に?」

 

「うん、どうにか出来ないかな?」

 

「とりあえずミユをモフらせとくか、ミユー」

 

「ミャ?」

 

「何か友希那が落ち込んでるみたいだから相手してあげて」

 

「ミャ〜」

 

俺の言葉にミユは友希那の元に向かい。

 

「ミャー!」

 

大きめの声量?で友希那に呼びかけた。

 

「・・・ミユちゃん」

 

これは重症だな、重症だけどミユの事はしっかりと抱き上げるんだな。

 

「ミユちゃん、私はもうダメかもしれないわ」

 

『どうしたの?』

 

「この前のライブでね大失敗をしてしまったの」

 

『失敗は誰にでもあることにゃ』

 

「そうだとしても私はこれまでバンドにも自分にも厳しくしてきたわ」

 

『それは良いことにゃ』

 

「そんな私が失敗だなんてね、笑っちゃうわ」

 

『今回ダメだったのなら、次大成功させれば良いだけにゃ!』

 

「私もう歌うこと辞めようかと思っているの」

 

『甘ったれるにゃ』ベシッ!

 

「いた!?え?ミユちゃん?」

 

『一度や二度の失敗で諦めるなんて何事にゃ!何事も失敗もして!その失敗から学べる事もあるのにゃ!』

 

「そうね、全てが成功することなんてありえないわね、失敗もしてその経験を次にいかすことも出来るも出来るわね」

 

『そうにゃ!その失敗が成長にも繋がるのにゃ!』

 

「そうね!一度の失敗でくよくよしてられないわね!」

 

『そうにゃ!前進あるのみにゃ!』

 

「ありがとうミユちゃん!私はもう立ち直ったわ!」

 

『そのいきにゃ!』

 

「ありがとう結城さん!私はもう大丈夫になったわ!みんなもごめんなさい」

 

「ううん!全然気にしてないよ!」

 

「湊さんも人間だったってことですね」

 

「立ち直って良かった!」

 

「元気になられて良かったです」

 

「さぁ!こうしては居られないわ!早速これから練習よ!」

 

「「「おーー!」」」

「ええ」

 

「兄さんありがとね」

 

そう言うとロゼリアの面々は家から出ていったのであった、それは良いのだが。

 

「何であいつミユの言葉出が分かるんだ?」

 

友希那とミユが対話?していることに少し困惑した俺なのであった。




「どうも作者です!」

「要でーす」

「はい!今回は結城くんに来てもらいましたー!」

「何で呼ばれたんだ?」

「いやー、もうすぐで大型の合同ライブじゃん?心境を聞こうかなと思って」

「特に何もないぞ?いつも通り楽しんでやるだけだが?」

「まぁ結城くんらしい答えだよねー」

「こっちも質問何だけど」

「なになに?」

「ライブってさっき言ったじゃん?」

「言ったね」

「そのライブの内容はもう思いついてるんだよな?」

「ナンノコトカナー」

「歌詞とか使えないから全然内容がうっすい感じになるんじゃねーか?」

「ソンナコトナイヨー」

「歌詞の申請みたいなのはしないのか?」

「やり方がわからない!!」ドヤ!

「ドヤることじゃねーよ」

「まぁその辺は何とかやるよ、そうしないと終わらないからね、でも本当に演奏の時どうしようかって感じなんだよねー」

「まぁ確かにムズいわな」

「何とかない頭使ってやっていきますよ」

「まぁ頑張れよ」

「頑張るわ」

「っと言う事で今回はここまで」

「高評価!お気に入りをよろしくお願いいたします!」

「こんな作者の作品だがみんな見てやってださい、こいつ喜ぶんで」

「どちらかといえば評価をくれる方が嬉しいです!」

「贅沢言うんじゃねーよ」

「そんな訳で」

「これからもよろしくお願いしますね」


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255話

やっほーみんな!私の名前は弦巻こころよ!世界中を笑顔にしていくことを目標にハローハッピーワールドって言うグループでいーっぱい演奏をしていくわ!今私達はハロハピの仲間と一緒に私のお屋敷で集まっているの!

 

「もうすぐ合同ライブだね!」

 

「ええそうね!とっても楽しみだわ!」

 

「日本中の子猫ちゃん達が集まってきてくれるんだね!」

 

「でもちょっと不安なところもあるけどね」

 

「まぁそうですね、なんたって過去最大級のライブになりそうですもんね」

 

「それでも私達はみんなを笑顔にしていくわ!」

 

「そうだね!はぐみも頑張るよ!」

 

「それより今日はライブの最終打ち合わせをするんでしょ」

 

「そうね!」

 

「それならさっさと始めようよ」

 

「そうね!始めましょうか!」

 

私達が打ち合わせをしようとした時の事だったわ。

 

バタン!

 

「こころ様突然申し訳ございません!」

 

「あら?どうしたのかしら?」

 

「こころ様にお電話がございまして!」

 

「あらそうなの?繋いで頂戴!みんなにも聞いてもらいましょ!」

 

「いやいや、それって私達が聞いて良いものなの?」

 

「大丈夫よ!心配ないわ!お願い!」

 

「はい!」

 

『やぁこころ嬢お久しゅうございます』

 

「あら?誰かしら?」

 

『覚えてらっしゃらないですか、それでは改めまして、僕は〇〇と申します今回はこころ嬢にお話があってお電話させていただきました』

 

「あれ?何かしら?」

 

『こちらの方で要 結城を捉えさせていただきました』

 

「「「「「!!」」」」」

 

『要 結城を返せて欲しいのであればこれから僕の言う場所まで来てください、間違っても警察に通報しようだなんて思わないでくださいね、要 結城に何をするか分かりませんので』

 

「分かったわ」

 

『それでは場所がですが、〇〇工場まで来てください、それと』

 

「まだ何かあるのかしら」

 

『一緒に連れ来て欲しい方々がいるのですよ』

 

「それは誰かしら」

 

『氷川姉妹と豊川京香、それとあなたのお屋敷の黒服をです』

 

「分かったわ、でもそうなると少し時間がかかってしまうわ」

 

『そこは存じてあります、ですがあまりに遅いと要 結城が大変な事になってしまいますので、早めに来たほうが良いと思いますよ、それでは』

 

ブツ

 

「「「「「・・・」」」」」

 

「どどどどうしよ!?結城君が攫われちゃった!?」

 

「おおおおおおおお落ち着くんだはぐみ!」

 

「薫さんが落ち着いてくださいよ」

 

「でもどうしよっか?」

 

「そうですね、ここはこころに任せましょう」

 

「それが良いね」

 

「みーくんとかのちゃん先輩はすごく落ち着いてるね」

 

「心配じゃないのかい?」

 

「そりゃあイマスグニデモコロシニイキタイデスヨ」ハイライトオフ

 

「ソウデネ、デモワタシタチガイッチャウトオニイチャンガナニサレルカワカラナイモン』ハイライトオフ

 

「「ヒィ!?」」

 

「こころ様いかがなさいましょうか、我々ならばすぐにでも要様を助けに行けますが」

 

「そうね、本当はそうしたいのだけれど、もし結城の身になにかあったらダメだから言われた通りにしましょう」

 

「は!」

 

「あなたは今から紗夜と日菜、それと京香にこの事を伝えて頂戴」

 

「は!」

 

「桜!いるかしら」

 

「は!ここに」

 

「さっきの事何だけど」

 

「承知いたしております」

 

 

「ありがとう、早速だけど出る準備をお願いね」

 

「「「は!」」」

 

「こころ様!氷川紗夜さん氷川日菜さん豊川京香さんと報告完了いたしました!すぐにこちらにお見えされるらしいです!」

 

「そう、それは良かったわ、それじゃあすぐに向かいましょう!」

 

私達は屋敷を飛び出し、指定された場所へと向かったわ、道中で紗夜、日菜、京香を迎えて最速で飛ばした。

 

「ここでございます」

 

「そう、ここが」

 

「廃工場ですね、ここに結城さんが」

 

「誘拐だなんて、ルンってしないね」

 

「あの子本当に色々厄介事に関わるわねー」

 

「ご心配ではないのですか?」

 

「まぁあの子だし?それにこの作品がギャグ作品だからなんやかんや大丈夫でしょ」

 

「さぁ!早く行きましょう!」

 

私達は中に入って行ったわ、中を進み扉を開け中に入ったら中には電話の相手であろう人物とその他に十人ほどが居て、その中央には椅子に縛られて全身から血を流している結城が居たわ。

 

「お待ちしておりましたよこころ嬢」

 

「来てあげたわよ、早く結城を離して頂戴」

 

「それは出来ませんね」

 

「何故かしら」

 

「それはですね、前回の事を覚えてらっしゃうでしょうか?赤司様のパーティーの事です」

 

「ええ、それが何かしら」

 

「あの時の一件で私の家族は自由を奪われたんですよ!あなたのお父上と赤司家の当主のせいでね!」

 

「あれはあなたのせいじゃないかしら」

 

「うるさい!あれのせいで父は降格されて給料も減り!毎日毎日仕事のストレスで僕や周りの人にあたったりするんだ!そのせいで僕の体には痣が大量に出来、そのせいで周りの友達はみんな離れていったんだ!」

 

「・・・」

 

「それもこれも全てこの男のせいで!それで思いついたんですよ、こころ嬢にも僕と同じ事を味わってもらおうってね!」

 

「どうするのかしら?」

 

「あなた方の恥ずかしい写真をネットに晒すことであなた方を世界中に晒すことであなた方は世間の人間から軽蔑ね目で見られるでしょう!そうなればあなた方は今まで通りの生活が出来なくなるでしょう!」

 

「・・・」

 

「要 結城を開放する条件は簡単ですよ、あなた方の裸の写真を撮らせてもらうことですよ!後はこの者達を楽しませる事です」

 

「「「へっへっへ」」」

 

「さぁ!どうなされますか!自分の身を守って要 結城を見捨てますか!?それとも自分を犠牲にして要 結城を助けますか!?どっちにしますか!」

 

「分かったわ」

 

「分かりました」

 

「分かった」

 

「分かったわ」

 

「ほう、潔いですね、それでは!」

 

「でも一つお願いがあるのだけれど」

 

「何でしょうか」

 

「ここだと周りが暗いからあまりいい写真が撮れないと思うの」

 

「確かにそれもそうですね」

 

「だからあっちの隣のホテルでやらないかしら?その方がその後も楽しめるでしょ?」

 

「そうですねそうしましょうか、僕はここで要結城を見張って置く、写真の方はそっちに任せるよ」

 

「へっ良いのかよ」

 

「君達が楽しみたいからご要望にお答えしたんだよ」

 

「それもそうだな、おいお前ら!行くぞ!」

 

「「「「おおー!!」」」」

 

「こっちだ、ついてきな」

 

私達は男達の後についていったわ、廃工場を出て隣の・・こっちは廃ホテルかしら、ホテルについた私達は広間みたいな所に連れてこられたわ。

 

「ここがあんた達が恥をかく場所だ」

 

「・・・」

 

「さて、楽しみの時間を増やしたいからな、さっそく写真を撮っちまおうか」

 

「何をすれば良いかしら」

 

「全員服を脱いで下着になってもらおうか」

 

「分かったわ」

 

私はそう言って服から脱ぎ始めた。

 

「「「うぉーー!」」」

 

「あんた達も脱いでもらおうか」

 

男の言葉に他の四人も服を脱ぎ始めた。

 

「「「ふぅー!」」」

 

「次は下だな」

 

「ええ」

 

「わかったわ」

 

そう言って私達はズボンも脱ぎ下着になった。

 

「「「うわーー!!」」」

 

「これで良いかしら」

 

「へっへっへ、これはこれは」

 

「兄貴!早くやりましょうぜ!」

 

「そうだな、それじゃあさっそく・・」

 

「私達の下着が見れて満足いただけかしら」

 

「へへ、そうだな」

 

「そう、それじゃあ」

 

「「「「「この世に生まれてきたことを後悔するんだな!」」」」」

 

その言葉と共に五人は走り出し。

 

「てめぇ!」

 

男の一人がこっちにパンチを放って来たので私はそれを避け、そのまま男のアソコに。

 

「えい!」

 

ガンッ!

 

思いっきり蹴りをかましたわ、男はそのまま崩れ倒れ、私は振り返り。

 

「このアマ!」

 

次の男は腕を大きく振りかぶったので、私は懐に入り込み。

 

「グハァ!?」

 

そのままサマーソルトで男の顎を思いっきり蹴り上げたわ、男のはそのまま倒れてったわ、他のみんなは大丈夫かしら。

 

「この!」

 

「何なんだよ!?」

 

「助けて!?」

 

「何でお前らこんな!?」

 

「何で私がここにしようって言ったか分かるかしら?」

 

「し、知らねーよ」

 

「それはね」

 

「結城にこんな暴力的な姿を見せたくないからよ」

「結城さんにこんな姿見せたくないからよ」

「結城君にこんな姿見せられないからね」

「結城様に暴力を振るっている姿を見せられませんから」

「結城にこの姿見せたら馬鹿にされちゃうかね」

 

さぁ、さっさと片付けちゃいましょう。

「ふー、終わった終わった」

 

「お姉ちゃん大丈夫?」

 

「ええ、なんともないわ」

 

「桜さん流石ねー」

 

「京香様も大変お美しかったでございます」

 

「さ!早く結城を助けに行きましょう!」

 

「「「ええ!」」」

「うん!」

「はい!」

 

私達はさっきの工場へと戻ったわ。

「あいつら遅いな、一体何をしているんだ」

 

バンッ!

 

「戻ったか!」

 

「ええ、戻ったわ」

 

「な!?何でお前たちが!?」

 

「そんなの、あの汚らわしい男達を潰したからに決まっているじゃないですか」

 

「お姉ちゃん、こいつにそんな事言ってもわかんないと思うよ」

 

「何でだ!人数はこっちが倍はいたはずだぞ!」

 

「そんなの相手が悪いわよ」

 

「馬鹿な!手練れを集めたんだぞ!そんな事があってたまるか!」

 

「弦巻家の使用人を舐めてもらっては困りますね」

 

「さて、それじゃあ結城を返しもらいましょうか」

 

「ち、近寄るな!こいつがどうなっても良いのか!?」

 

主犯の男はそう言ってナイフを結城のクビに突き立てた。

 

「それ以上近づいたらこいつの命はないからない!」

 

「親切にどーも」

 

「な!?何言ってるんだ!」

 

「こう言う事だよ」

 

結城はそう言って椅子に縛られてる状態から思いっきり足を蹴り上げ男の手を蹴り飛ばしたの、あまりの威力に男からナイフが飛んでいったわ。

 

「お前らが無駄に時間をかけてくれたおかげですっかり回復出来たよ」

 

「やっぱり無事だったじゃん」

 

「弟の心配ないのかよ」

 

「結城なら何とかなると思ってるし!」

 

「ったく」

 

「今手錠を外しますね」

 

「外せます?」

 

「はい、ここをこうして・・・はい」

 

「すげぇな、ありがとう桜さん」

 

「いえ、なんてことございません」

 

「くっそ!なんでなんだ!」

 

「さて、あなたについてだけど」

 

「な、なんだよ!」

 

「弦巻家が所有する獄門にあなたを幽閉することにするわ」

 

「ふ、ふざけるな!」

 

「ふざけてるのはあなたでしょ、私達のライブの直前にこんな事しておいてただで済むと思っているのかしら」

 

「こんな所で捕まってたまるか!」

 

「この数から逃げ切れるかしら?」

 

そう言うと私の後ろから多数の使用人が現れたわ。

 

「あ、あ」

 

「連れていきなさい!」

 

「「「「は!」」」」

 

「やめろ!離せ!やめてくれ!お願いだから!嫌だ!助けて!助け!・・・」

 

「結城君大丈夫?」

 

「あはは!ボロボロじゃない!」

 

「私が一生看病してあげますからね、下の方も」

 

「近い近い、紗夜近い」

 

「「「「あはは」」」」

 

「・・・」

 

「こころ様?どうされましたか?」

 

「何でかしら、何だか結城が紗夜達と居ると胸のところがチクチクするの」

 

「そうですか」

 

「ねぇ桜何でかしら」

 

「それはこころ様が結城様の事を好いているからです」

 

「私は結城の事好きよ?」

 

「いえ、今のこころ様は結城さんの事を一人の男性として好いているのです」

 

「一人の男性として」

 

「美咲さんや花音さんが結城さんに思う感情と同じ感情と言う事です」

 

「そう、そうなのね」

 

そうなんだ、私はいつの間にか結城の事が大好きになっていたのね・・・そう。

 

「イッショウハナサナイワ・・・フフ」



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256話

どうもみなさん結城です、今俺はショッピングモールに居るのですが大変困っております何故困っているかと言うと、今目の前に女の子が何やら困っているみたいなのだが声をかけるかどうか迷ってます!何故迷っているかと言うと、最近こう言ったパターンで犯罪者になるとか何とかをテレビで見たんです・・・まぁテレビで見ただけだからいっか、それじゃあ早速。

 

「お嬢ちゃん大丈夫かい?」

 

「お兄さん誰?」

 

「俺は要 結城って言うんだ、君は?」

 

「私は長崎 さよと言います」

 

「何やら困っているようだったから声をかけたんだが、もしかして迷惑だったかな?」

 

「いえ、実は困っていたんです」

 

「どうかしたのか?」

 

「実はここのショッピングモールの中にある音楽ショップに行こうと思って居たのですが、お恥ずかしいのですが一人でこういった所に来るのは初めてでして、あまりの人の多さと目的の場所がどこにあるのかが分からなくて」

 

「そうだったのか、良かったら俺が案内しようか?」

 

「良いのですか!?」

 

「ああ、それじゃあ早速行こうか」

 

「はい!」

 

「そんじゃあ逸れたら行けないし手繋いでおくか」

 

・・・あ、俺今物凄く変態な発言しなかったか?

 

「い、良いのですか?」

 

セーーーーーフ!!

 

「ああ、君さえ良ければね」

 

「それではよろしくおねがいします」

 

女の子が了承してくれたので俺は彼女の手を握って・・・握っては変か?まぁ掴んで?一緒にショップに向かうことにした、その途中で。

 

「あの、要さんは今おいくつなのですか?」

 

「俺は22歳の大学四年だよ、長崎さんは」

 

「フフッ、そよで構いませんよ、私は今中学三年生です」

 

「ほう、中学生とな」

 

「はい、おかしいですか?」

 

「いや、中学生にしてはえらく落ち着きがあると思ってな」

 

「学校のみんなからもよく言われます」

 

「中三って事は来年高校生か」

 

「はい」

 

「どこに行くんだい?」

 

「月ノ森女学園です」

 

「ほう、月ノ森か」

 

「ご存知なのですか?」

 

「まぁ知り合いが居るんだよ、今一年生だけどな」

 

「そうなのですか」

 

「何か困ったことあれば頼ると良いよ」

 

「はい!」

 

「うし、着いたな」

 

「あ、本当ですね」

 

「それじゃあ中に入るか」

 

「え」

 

「俺も適当に見ようかと思ってね」

 

「そうなんですね」

 

「いらっしゃいませ!結城くんじゃないか!」

 

「あ、店長おっすー」

 

「珍しいね一人で来るなんて」

 

「いや、一人じゃねーんだわ」

 

「そうなのかい?ん?その子と来たのかい?」

 

「そそ、何か困ってたみたいだから連れてきてあげたの」

 

「そうだったのかい、ゆっくり見ていっておくれ」

 

「は、はい!」

 

「それじゃあ俺は何か適当に見てくるから、君も色々見てきたら良いよ、何か困り事があったら話しかけておくれ」

 

「は、はい!」

 

「結城くんアドバイスとか出来るのかい?」

 

「何かその場のノリで!」

 

「はは!」

 

「それじゃあ適当に見させてもらうよ店長」

 

「ああ、ゆっくり見ていっておくれ」

 

「ほーい」

 

俺は店長に断りをいれて楽器やらを見に行った。

 

〜そよSIDE〜

 

「ほーい」

 

要さんはそう言って奥へ行ってしまいました、態度が軽い感じはするのですが何故か嫌な気分ではないんです。

 

「お嬢ちゃんもゆっくり見ていっておくれ」

 

「は、はい!あの!」

 

「ん?どうかしたかい?」

 

「要さんはよくここに来られるのですか?」

 

「そだね、よく色んな女の子と来ているよ」

 

「色んな女の子と」

 

「その言い方だと俺がたらしみたいじゃないっすか」

 

「はは!確かにそうかね!連れてこられてるが正解かな」

 

「気をつけてくださいよ」

 

「ごめんごめん」

 

「あの、要さんも音楽をやられてる方なのですか?」

 

「そうだよ、彼の事知らないかい?」

 

「は、はい、初めて知りました」

 

「はは!そうかい!そうかい!」

 

私が知らないことを言うと店長さんは何か嬉しそうにしていた。

 

「あ、あの私何か変なこと言ったでしょうか」

 

「いや、何もないよ、でも彼を知らない子も居るんだと思ってね」

 

「そんなに有名な方なのですか?」

 

「ああ!もちろん!なんてったって彼はCLOCKのボーカルだからね!」

 

「!?」

 

私は店長さんの言葉を聞いて驚きを隠せなかった、何故ならCLOCKと言えば全世界でも超有名なバンドなのだから、その中の一人と自分が一緒に居ることにさらに驚きが隠せなかった。

 

「ふふ、お嬢ちゃんも流石にこの名前を聞けば分かるかい」

 

「もちろんです!でも」

 

私もCLOCKの映像を見たことぐらいはあります、でも私が知ってるCLOCKのボーカルの方とはなんと言うか別人なのです。

 

「本当に本人なのかって疑っているね」

 

「!?」

 

「はは!まぁ疑いたくなるのも分かるよ、普段の彼とライブの時の彼は別人みたいだからね」

 

「・・・」

 

「でもちゃんと本人で合ってるよ」

 

「さっきからなーに話してんの?店長が喋り過ぎでこの子全然選べてないじゃん」

 

「そ、それは!?」

 

「この店長話し始めたら長いだろ?無視して良いからね」

 

「無視はひどくないかい」

 

「さ、君も色々と見てきたら良いよ、店長の相手は俺がしておくから」

 

「は、はい!」

 

私は要さんの言葉に返事をして目的の物を探すことにした。

 

「・・・」

 

色々と見させてもらったり、店長さんのご行為で弾かせてもらったりしたのですが、どれが良いのか分からなくなってます、どうしたら良いのでしょう、そう思った時にある言葉を思い出しました。

 

【何か困り事があったら話しかけておくれ】

 

私はその言葉を思い出し、勇気を振り絞って声をかけることにしました。

 

「あ、あの!」

 

「ん?良いの見つかったかい?」

 

「そ、それなんですが」

 

「良いものなかったかい?店長品揃え悪いって」

 

「そんな事一言も言ってないよね!?」

 

「ち、違うんです!」

 

「あ、違うんだ」

 

「何でちょっと残念そうなんだい」

 

「それで?どうしたんだい?」

 

「はい、いっぱい良かった物はあったのですが、どれが良いのかが分からなくて」

 

「あー、なるほど」

 

「そ、それでさっき何か困り事があったら話しかけてくれと言って頂いたので」

 

「なるほど、ちなみに何かあるんだい?」

 

「一応3つで絞りました」

 

「ほうほう」

 

「それでですね、よかったら一緒に選んでいただけないでしょうか」

 

「良いよー、店長も良いだろ?」

 

「もちろんだとも、僕がここで拒否したら職場放棄も良いとこだからね」

 

「っと言うことで、どれで迷ってるかな?」

 

「はい、実は」

 

私は絞った3つを出した。

 

「この3つなのですが」

 

「ふむふむ」

 

「結城君見ただけじゃ分かんないでしょ」

 

「バレた?」

 

「彼は完全感覚派の人間だからね、でも彼が感覚で良いと言ったものはどれも当たりだと思うよ」

 

「は、はい」

 

「ちなみに見た目でこれって言うのはあるの?」

 

「見た目ですか?」

 

「そそ、やっぱり自分で使うんだから見た目は大事っしょ」

 

「そうですね、見た目は・・・これですね」

 

「ほうほう、これね」

 

そう言うと要さんはそのベースを手に取り、弾き始めたのです。

 

「♪〜〜♪〜〜」

 

少しだけ弾いて終わってしまいました。

 

「なるほどなるほど、そんじゃあさっき弾いてたみたいだけど、弾いた感じはどれが良かった?」

 

「自分ではこれが弾きやすかったです」

 

「なるへそ」

 

要さんはそう言うとまた弾きはじめました、その後も色々と質問をされて、それに答えるを繰り返しました。

 

「そうだな」

 

しばらく続けると要さんはそう言って。

 

「俺がもし選ぶとしたらこれかな」

 

「これですか」

 

要さんがそう言って選んだやつは私が気にもしなかったやつでした。

 

「ああ、まぁこれは俺の感覚だけど、何かしっくり来たんでね」

 

「それは結城君の感覚じゃないのかい?」

 

「ちゃんと考えて選びましたよ、まぁこの子が選んだ3つではないのは確かだけど」

 

私は要さんから選んでもらったベースを弾いてみることにしました。

 

「・・・・!?」

 

凄い!とっても弾きやすいです、最初に選んだ3つももちろん弾きやすかったですが、こちらは段違いです、とても凄いです。

 

「どうかな?」

 

「はい!とても弾きやすいです!」

 

「それは良かった、まぁ見た目の好みは分からないけれど、俺はそれが良いんじゃないかと思ってね」

 

「はい!とっても気に入りました!」

 

「それは良かった」ニコッ

 

「///!?」

 

「それじゃあそちらで決まりかな?」

 

「あ・・・」

 

「ん?どうかしたのかい?」

 

「実は今日は見るだけだったんです」

 

「そうなのかい?」

 

「はい、それで良いものがあったらお父んとお母さんにお話をするつもりだったんです」

 

「まぁ確かに中学生がいきなりこれ買いますは厳しいわな」

 

「はい」

 

「ならこれは取っといてあげるよ」

 

「え!?良いのですか!?」

 

「もちろんだとも、それで買うにしても買わないにしても決まったらまた来てくれれば良いよ」

 

「ありがとうございます!」

 

「良かったじゃん」

 

「はい!」

 

「そんじゃあ今日のところはこれぐらいかな」

 

「はい!」

 

「うし、そんじゃあ今日のところは帰ろっか」

 

「分かりました」

 

「そんじゃあ店長、俺ら帰るわ」

 

「ああ、また来ておくれ」

 

「あーい」

 

「今日はありがとうございました!」

 

「ああ、また来ておくれ」

 

私は店長さんに挨拶をして要さんの後を追いかけました、その後は帰り道の途中までご一緒に帰っていただきました、途中で道が違うので要さんとはそこでお別れしました。

 

「また会えるでしょうか」

 

私は密かにそんな事を思うのでした。





そよちゃんの口調が分からない。


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257話

〜12月25日〜

 

季節は冬、この日世間は賑わう者もいれば「リア銃爆発しろ!」と言う者もいるクリスマスがやって来るこの日、とうとう合同ライブの当日となったのだ、バンドメンバーをはじめ今日この会場にやって来るお客さんもみな楽しみにしていたこの日がついにやってきたのだ。

 

〜CLOCK〜

 

「とうとうこの日がやって来たな!」

 

「そうっすね!超楽しみっす!」

 

「テンション上げるのは良いけど上がりすぎて空回りすんなよ」

 

「ふふ、とうとう来たね」

 

「そうだな」

 

「緊張しているのかい?」

 

「俺がすると思うか?」

 

「いや、思ってないよ」

 

「でも何か悩んでるみたいっすけど」

 

「いやー、弁当どれだけ食おうか迷っててさ」

 

「また前みたいなこ事になるんだから少なめにしとけよ」

 

「だよなー、まぁ一回出た後間空くしその時食えばいっか」

 

「ホント結城ってこう言う時いっつもこんな感じだよな」

 

「変に緊張したって意味ないからな、俺の場合は」

 

「そうだね、僕達はやることをやるだけだからね」

 

「だな」

 

「っすね!」

 

「確かにな!」

 

「さぁそろそろ準備をしようか」

 

「「「「おう!」」」」

 

「CLOCKとして最後になるライブを精一杯楽しもうじゃないか」

 

「ほんとは嫌なんだけどなー」

 

「しかたねーだろ、来年になったら俺達は社会人になるんだ」

 

「やりたくても忙しくて集まれないっすからね」

 

「だよな」

 

「だから今日はその分まで精一杯楽しもうじゃないか」

 

「そうだな!」

 

「最初で最後の円陣でもやるか?」

 

「お!良いっすね!」

 

「良いな!良いな!」

 

「もちろん号令は」

 

「結城だよね」

 

「え?赤司じゃねーのかよ、リーダー赤司だろ?」

 

「こう言う時こそ結城じゃないかな」

 

「訳わかんねーけどそんじゃあ、最後のライブだ成功させようとか上手く盛り上げようとか思うなよ、俺等の音楽は俺等が楽しむ事が俺等の音楽だ、他の誰のためでもねぇ楽しむためだけに集中しろ、そうすりゃ客だって勝手に盛り上がる成功しようが失敗しようが楽しむ事だけは忘れんなよ、行くぞ!!」

 

「「「「おお!!」」」」

 

「CLOCKのみなさんご準備をお願いします」

 

「さ、行こうぜ」

 

「こう言う時に本当に頼りになるよ」

 

結城と赤司はお互いにノールックで拳をぶつけるのであった、それを見た三人もお互いに見合わせて拳をぶつけるのであったのだった。

 

〜会場〜

 

この日満員御礼になったライブ会場にはCLOCKを初め、様々なバンドのファンの人が入っており今か今かと待ちわびていた、すると突然ステージのライトが付きそこにCLOCKのメンバーが現れたのだ。

 

「「「「「「ワァァァァーーーー!!!」」」」」」

「「「「「「キャァァァーーーー!!!」」」」」」

 

「はーいみなさんこんにちわーCLOCKのボーカルの要 結城でーす」

 

「「「「「「ワァァァァーーーー」」」」」」

 

「はーい静かに」

 

シーン

 

「あっさり聞いてくれるのね、そんじゃあ改めて、今日の合同ライブに来ていただき誠にありがとうございます」

 

「僕達CLOCKを初め、ガールズバンドの子達にも協力をしてもらって今日があります」

 

「もちろん俺等のファンや、他のバンドのファンの人達も居ると思う」

 

「でも今日だけはそう言うのは全部取っ払って」

 

「出てくる全部のバンドのファンとして盛り上がって行こうぜーーー!!」

 

 

!!!!!!!!!!

 

「そしてこの場を持ってみなさんにお伝えしないといけないことがございます」

 

「「「「なーーにーー?」」」」

 

「実はですね、このライブをもちましてCLOCKは解散いたします」

 

・・・・・・

 

「「「「「「えーーーーーー!?!?!?!?!?」」」」」」

 

「突然の事でみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご了承ください」

 

「解散の理由ですが、結城の方から発表しますので」

 

「俺かよ、えーっと解散の理由はですね、来年俺達は新社会人として社会に出ます、ですので正確には卒業式だけど、まぁ世に出るのはこのライブが最後になりますって事です」

 

「僕達もみなバラバラになるんでね、CLOCKとしての活動が難しくなってくるんです」

 

「っと言う事で、このライブを持ちまして解散って感じになります」

 

「ですので」

 

「「「「「このライブを全員で最高のライブにしようぜ!!」」」」

 

「「「「「おぉぉーーーーー!!!!」」」」」

 

「それじゃ早速演奏の方に移るんだけど、今回はCLOCKの新曲をこの日のために作って来ました、てか今日しかやりません」

 

(客歓喜)

 

「とりあえず各バンド二曲ずつ演奏をして、その後俺等が一人ずつガールズバンドのメンバーと組んだ合同バンドで各一曲ずつ披露する形になっていますのでよろしくお願いしますねー」

 

「ちなみにだけど、携帯で撮るのは全然良いけど、それを動画サイトととかで流すのはやめてくれよ」

 

「まぁそんな事がバレたら赤司がどうするか分からないっすんから」

 

「普通に生活したいんだったらやめといた方が良いぞ、マジで」

 

「まぁ念押しとけば良いだろ、それよりあんまり話してばっかってのもあれだし始めようぜ」

 

「それじゃあまず先頭をいかせてもらうんは僕達CLOCKが務めさせてもらいます」

 

「俺等も盛り上げていくから」

 

「みんなも盛り上がっていってほしいっす!!」

 

「みんなで楽しもうぜー!」

 

(大盛りあがり)

 

「それじゃあ曲名を発表しますね、曲名は」

 

・・・・

 

「クローゼットです!」

 

ドサッ

 

「あれ?どうした?」

 

「どうしたじゃねーよ」

 

「どこをどう呼んだらそうなるんっすか」

 

「あれ?違ったっけ?」

 

「ちげーよ!」

 

あははははは!!!

 

「僕の方から改めて発表させてもらいますね、曲名はChrome Set(クローム セット)です」

 

「あ、ホントだ、いやーごめんなさいねー」

 

「それじゃあ改めて結城」

 

「あいよ、それでは聞いてください、Chrome Set」



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258話

〜ガールズバンドの合同控室〜

 

かすみ「結城さん達解散しちゃうの!?」

 

ありさ「まぁしかたねーだろ、これからあの人達は忙しくなっちまうんだから」

 

さあや「そうだね、私達と違って社会に出るんだからみんなで会う機会も減っちゃうだろからね」

 

りさ「私達も卒業だけど、大学生になるだけだから集まろうと思えば集まれるもんね」

 

さよ「そうですね、社会に出たらまた一からになりますからね」

 

ちさと「私達は事務所に所属しているから良いけど」

 

あや「お兄ちゃん達はみんな一般の人と同じだからね」

 

ひまり「何で音楽でやっていかないんだろね?」

 

らん「そりゃあ兄さん達はそう言う感じでバンドをやってないからね」

 

みさき「確かに、お兄ちゃん達は元々やろうと思って初めた訳じゃないからね」

 

かのん「確か思い出づくりで初めたんだったよね」

 

ますき「でもやっぱり勿体なく思っちまうよな」

 

れいあ「確かにそう思うけど、決めるのは本人達だからね」

 

ましろ「もう結城さん達の演奏聞けなくなっちゃうんだね」

 

とうこ「もう!しろは考えすぎだって!そんなんだったら結城さん達の目の前でミスしちゃうよー」

 

ちゅちゅ「静かに!始まるわ」

 

彼女たちは控室にある超巨大モニターで彼らの演奏を見るのであった。

 

りみ「や、やっぱり凄いね」

 

たえ「うん、私達も負けてられないね」

 

ゆきな「やっぱりあの人達の演奏は見入ってしまうわ」

 

あこ「凄い凄い!カッコいいね!りんりん!」

 

りんこ「うん、とってもカッコイイよ」

 

いゔ「みなさんとてもカッコイイです!」

 

ひな「そうだね!とってもるん!っするよ!」

 

まや「あの後に演奏するのってすごく緊張するっすね」

 

こころ「凄いわ!私達も負けてられないわ!」

 

はぐみ「そうだね!次ははぐみ達だから頑張らないと!」

 

かおる「子猫ちゃん達!待ってておくれ!」

 

もか「お〜これは凄いですな〜」

 

つぐみ「演奏してるわけじゃないのにとっても緊張してきた」

 

ともえ「つぐ大丈夫か?あたし達の番はまだ先だから休んだらどうだ」

 

つくし「七深ちゃん、あれやれって言われたら出来る?」

 

ななみ「いや〜無理ですな〜」

 

るい「・・・」ガン見

 

ぱれお「チュチュ様!みなさまとてもお上手ですね!」

 

ちゅちゅ「当たり前じゃないの!なんたって私達の最終目標なのよ!」

 

ろっく「この後の演奏だなんて、む〜り〜」

 

みたいな感じで彼女達はそれぞれに彼らへの思いを述べているのでした、その後一曲目が終わり、続いて二曲目の演奏が開始されました。

 

かすみ「有咲!有咲!あれ私達の曲だよ!」

 

ありさ「分かってるから揺らすのやめろ!!」

 

今彼らが演奏しているのはポピパの二重の虹(ダブル レインボウ)のサビの部分です。

 

らん「何でポピパの曲を」ハイライトオフ

 

もか「許せませんな〜」ハイライトオフ

 

ちさと「何で私達の曲じゃないのかしらね」ハイライトオフ

 

あや「ズルいよねー」ハイライトオフ

 

各々の感情が渦巻いているが。

 

つぐみ「あ!次は私達の曲だ!」

 

ひまり「ホントだね!感動だなー!」

 

次にアフターグロウのY.O.L.O!!!!!なのだった、ちなみに今どんな感じかと言うと、ガールズバンドの色々な曲のサビの部分を繋げてる?感じになっております。

 

あこ「次はあこ達の曲だよ!」

 

ゆきな「・・・」

 

さよ「湊さん?」

 

次はロゼリアのFIRE BIRDだ。

 

・・・・・

 

各々に話していたが、次第に彼女達は彼らの演奏に見入ったのであった。

(ハロハピは次の出番のためその場には居なかった)





少しの間ライブの話が続きますがご了承ください。


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259話

どうもみなさんこんばんわ、この前のライブはいかがだっただろうか?え?ライブの続きはどうなったんだって?それはですね、作者が「あれ?この作品にこんな感じの内容は違うよな?」って言ってたぞ、後はライブの続きをどう書けば良いのか分からなくなって無理やり終わらせたみたいだぞ、けどライブに関しては大成功で終わって俺達も一安心したよ、っとこんな感じで始めたのは良いんだけど。

 

「知らない空間だ」

 

某シンジ君みたいな事を言ってみたけど、本当にここはどこなんだ?しかもまた椅子に縛られて手錠までされてるし、何?デジャブなの?そんな事を思っていると。

 

ガチャ

 

扉が開いて誰か入ってきた。

 

「あら?起きたのね結城!」

 

「こころ」

 

入ってきたのはこころだった。

 

「なぁ」

 

「何かしら?」

 

「これはお前がやったのか?」

 

「ええそうよ!」

 

「なんでこんな事を」

 

「それはもちろん結城の事が好きだからよ」

 

「それはLikeでか?」

 

「いいえ、LOVEの方よ」

 

あっれ〜?おかしいな俺こころにそんなふうに思われる事あったっけ?って今はそんな事を考えてる場合じゃないな。

 

「とりあえずこれ外してくんねー?」

 

「ダメよ」

 

「何でだ?」

 

「外したら結城逃げちゃうじゃない」

 

「何が目的なんだ?」

 

「それはもちろん結城と”ピー”をして”ピー”するためよ、大丈夫ちゃんとしっかり勉強してきたから、大丈夫結城は何もしなくても良いわ、私が全部してあげるから」

 

こころはそう言って俺に近づいてきた。

 

「縄はほどいてあげる、でもこれをつけてね」

 

そう言ってこころは俺に首輪をつけてきたのだった。

 

「これも邪魔ね」

 

「!お前!」

 

ここはいきなり俺の服を引き裂いたのだ。

 

「次はズボンね」

 

「洒落にならんってーの、おい!一回落ち着けっての!」

 

「うるさい口だわね、そんな悪い口にはこうよ!」

 

そう言ってこころは勢いよく俺に近づきそのまま。

 

「!!」

 

「んぁ・・じゅる・・ん!」

 

キスをしてきたしかも深い方の、マジでこれは洒落にならんな。

 

「んぁ・・ぷはぁ~ごちそうさま///」

 

「はぁ・・はぁ・・」

 

こいつの肺活量どうなってんだよ!マジで酸欠で死ぬかと思ったわ。

 

「そうだったわ」

 

「あ?」

 

「まずは私が脱がなきゃいけないわね」

 

そう言ってこころは服とズボンを脱ぎだし下着姿になったのだ、こころってブラジャーって言う概念あったんだな、って今はそんなくだらねーこと考えてる場合じゃねーぞ!

 

「うふふ、どうかしら」

 

「どうもしないがな」

 

「そう、それな今から私しか愛せない体にしてあげるわ」

 

そう言ってこころは俺に近づいてき。

 

「さぁ一緒に気持ちよくなりましょ」

 

そう言って馬乗りになり俺のズボンに手をかけた時だった。

 

バタン

 

勢いよく扉が開き誰かが入ってきたのだ。

 

「こころ様そこまでです!」

 

「桜」

 

「ようやく見つけましたよ」

 

「どうしてここが分かったのかしら」

 

「これでも伊達に弦巻家に仕えておりませんよ、調べることじたい容易でございました」

 

「そう、でもあなた一人で私を止められるのかしら?」

 

「そこはご心配ありませんよ」

 

「??」

 

「こころ!」

 

「!ママ」

 

「あなた!一体何をしたか分かっているの!」

 

「・・・」

 

「あなたがやってることは犯罪ですよ!頭を冷やしなさい!」

 

「・・・」

 

「これからしばらくあなたは結城さんとの接触を禁止します!」

 

「!!それは!」

 

「こんな事をして何を言ってるのですか!あなたがやってる事で結城さんが喜ぶとでも思っているのですか!」

 

「・・・」

 

「しばらく結城さんは家で預かりますがあなたには一切接触させません!しばらく外で頭を冷やして来なさい!」

 

 

〜こころ〜

 

結城との子作りは失敗しちゃったわ、何がいけなかったのかしら?私は結城に喜んでもらうように”ピー”な勉強もいっぱいしたのに、私はそんな事を考えながら街を歩いていたの、背後から誰かが来てることに気が付かずに。

 

バッ

 

「!?」

 

「へへ、大人しくてもらおうか」

 

私は後ろから何か布みたいなもので口を塞がれてしまったの、抵抗しようとしたけれどだんだん力が入らなくなってきちゃったわ、この布はいったい何なのかしら。

 

「うぅ・・」

 

私はそのまま意識を失ってしまった。

 

 

「・・ん・・ん」

 

「へへ、お目覚めかいお嬢ちゃん」

 

「あなた達はいったい」

 

「そうだな、ただの誘拐犯さ弦巻こころさん」

 

「あら、私の事を知っているのかしら」

 

「ああもちろんだとも」

 

「お頭!早くヤりましょうよ」

 

「まぁ待てって、さて何で連れ攫われたかはわかるか?」

 

「さぁ何でかしら」

 

「それはだな、お前さんを人質に身代金をがっぽりもらうためよ、もちろん俺達が満足した後でな」

 

「このアマ!舐めた口を!」

 

「まぁ落ち着けって、こんな強気な女がメスになる所を見てーだろ?」

 

「「「おぉぉぉ!!」」」

 

「それじゃあ早速」

 

「!近寄らないで!」

 

「そんな事言ってるが、力入らねーんだろ」

 

そう、まだ感覚が元に戻ってないからどうにかしたいけどどうにも出来ない状況だわ。

 

「まずは上からだな!」

 

そう言って男は私の服を破り捨てたわ。

 

「そんでもって次はこっちだな」

 

そう言って次に私のズボンに手をかけてきたわ、ああそう言う事なのね、これはきっと私への罰なのだわ、結城もきっとこんな思いをしていたのね、私がこのまま受け入れれば・・・そう思った時だった。

 

バンッ!

 

「お邪魔しまーす!」

 

「「「「!!!」」」」

 

「おうおう、何とか間に合ったか」

 

私が諦めようとした時だった、勢いよく扉が壊され結城がこの部屋に入ってきたの。

 

「なんだてめぇ!」

 

「こころー無事かー?」

 

「よそ見してんじゃねー!」ブン

 

「遅いってーの」バキ!

 

「ぐはぁ!」

 

「てめぇ!」

 

「攻撃がワンパターン!」ボキ!

 

「「死ねやゴラァー!」」

 

「「死ぬのはあなた達ですよ」」

 

「「あべし!」」

 

「さーて、残りはアンタだけになったが?大人しく降参したら?その方が身のためだと思うけど?」

 

「なめんじゃねー!」

 

「「「!!」」」

 

男は隠し持っていた銃を構えたの。

 

「近づくんじゃねーぞ!少しでも近づいてみろ!この女がどうなっても!」

 

「少しでも目を逸らす方が悪いからな」

 

「な!いつの間に!」

 

「さっさとくたばってろ!」

 

結城はそう言って思いっきり男を殴り飛ばしたわ、そのまま男は吹っ飛んでいき壁にぶつかって倒れたわ。

 

「・・・あ・・・あ・・」

 

「ったく、お騒がせなお嬢様だ事だな」

 

「結城」

 

「大丈夫か?」

 

「何でここに」

 

「そりゃあお前さんを助けにな」

 

「何で、私は結城に酷いことを」

 

「まぁやったな」

 

「なら何で!?」

 

「それだけで俺がお前の事を見捨てると思うか?」

 

「それは・・・」

 

「お前の事だ、やり方が分からなくて思いつきで行動したんだろ」

 

「・・・」

 

「まぁああ言う事はちゃんと彼氏彼女の関係になってからだな」

 

「・・・」

 

「結城さんに感謝しなさいよ」

 

「ママ」

 

「私達はあなたに接触禁止と言いましたが結城さんがそんな事をしなくて良いと言ってくれたのですよ、どうですか今の気分は」

 

「・・・」

 

「あなたが結城さんしようとした」

 

「ストップストップ」

 

「結城さん」

 

「そこまで言わなくてもあいつはちゃんと反省してますよ、それに今はそんな事を言いたいんじゃないでしょ?」

 

「・・・そうですね」

 

そう言ってママは私に近づいてきた、私は叩かれると思い目を瞑った、でもいつまで経っても叩かれないの。

 

「本当に、心配したんだから」

 

そう言ってママは私のことを優しく抱きしめてくれたの。

 

「え?」

 

私はいきなりのことに驚きを隠せなかった。

 

「ママ?」

 

「ごめんなさいね!私が頭冷やして来なさいなんて言わなければこんな怖い思いしなくて済んだのに!」

 

「う!・・・う!・・うわぁーー!ごめんなさい!ごめんなさいー!!」

 

「「あぁーーーー!!」」

 

「さてと、俺は先に帰りますね」

 

「え?」

 

「親子水入らずですし、お邪魔するのも悪いですから」

 

「さようでございますか」

 

「さーて、帰ってミユにご飯あげないとな〜」

 

「「ありがとうございました!!」」

 

「ほいほ〜い」ヒラヒラ

 

こうしてこの事件は無事に終わりを迎えたのであった。

 

 

「結城!おはよう!」

 

「おうおはようさん!元気になったみたいだな」

 

「ええ!それから!」

 

「ん?」

 

「これからは私の実力で結城の事をおとしてみせるからね!」

 

「おう、そうかい」

 

「だから覚悟しておいてよね!」

 

「お手柔らかに頼むな」

 

これからもーっと結城にアタックしていかないとね!

 

「さぁ!私の戦い(恋愛)ここからよ!」

 

 




「最近さ思うことがあるんだよね」

「どうしたんだいいきなり、てか自己紹介は良いのかい?」

「あ、どうもみなさん作者のテンツクです」

「赤司テツヤです」

「実はさ、最近思うことがあってね」

「どうしたんだい?」

「最近この作品ってもう飽きられてると思うんだよね」

「そうだね、見てる感じだと大分見られてる数は減っているね」

「これまではさ、どんな感じの作品が良いのかなーと思いながらやってたんだけど」

「やってたんだけど?」

「これからはもうはっちゃけようかなーと思ったんだよね!」

「と言うと?」

「もう読者がどう言ったのが読みたいのかとか考えないで初期の頃のようにハチャメチャな作品に戻そうかと思ってね」

「それは大丈夫なのかい?余計に減っていったりしないかい?」

「どうせ評価ももらえないんだし、今更そんな事を気にしたって意味ないでしょ」

「確かにそうかもね」

「っと言うことで今度からは(いつからかは分からない)結城君のストッパーを外していきたいと思います!」

「また結城の負担が増えていくんだね」

「主人公の宿命だからしかたないね!」

「決めてるのは君だけどね」

「っと言うことで高評価をよろしくお願いいたします!」

「みなさんよろしくお願いしますね」

「それでは!」

「「バイバーイ」」


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260話

みなさんこんばんわ、早い事でもう年末になりました、みなさんはいかがお過ごしですか?俺はいつも通り過ごしています今は明日用のおせちを作っている所何ですが。

 

「お前は何で家に居るんだ?」

 

「え?ここで年越しするためだよ?」

 

「だよ?じゃねーよ、年末年始ぐらい家族で過ごせよ」

 

「お兄さんは家族で過ごさないのに?」

 

「俺と家とお前の家の状況が違うだろうが」

 

「それにお母さんが『結城くんのお家で過ごすの?それじゃあお蕎麦持っていってね』って言ってたよ」

 

「何であの人は進めてるんだ」

 

何故かたえの奴が調理を始めた時から俺の家に居たのだ、お前は忍者か何かか?」

 

「幻のシックスマンだよ」

 

「作品ちげーからやめなさい」

 

ピンポーン

 

「ん?誰だ?たえ出てくれ」

 

「はーい」

 

「・・・これで良しと」

 

「連れてきたよ」

 

「誰も連れてこいとは言ってないんだがな」

 

「兄さんこんばんわ」

 

「やっほー」

 

「レイアに楽奈か・・・何で来た?」

 

「「一緒に過ごそうと思って」」

 

「何で家で過ごすのかね」

 

「「「そりゃあ兄さん/お兄さんの事が好きだからね」」」

 

「さようでっか、とりあえず俺は料理の続きをするからお前らはリビングでゆっくりしておいてくれ」

 

「「「はーい」」」

 

「さてと続き続きっと」

 

「「「・・・」」」

 

「楽奈ちゃん久しぶりだね」

 

「うん、そうだね・・」

 

「楽奈ちゃんはまだ兄さんの事」

 

「うん、一時も忘れた事はないよ、お兄さんは忘れてたけど」

 

「まぁ私達が小さい時だったからね」

 

「うん、あれから私もギターをやり始めたからね」

 

「私と同じだね」

 

「レイアさんはベースなんですね」

 

「そうだね」

 

「こうして三人で集まるのってあの時以来だね」

 

「そうだね、あの後私は引っ越ししちゃったからね」

 

「私も離れちゃった」

 

「私だけずっと近いね」フッ

 

「聞いてるよ、不法侵入やり過ぎて兄さんに呆れられてるの」

 

「そんなことないよ、これはお兄さんに認められて続けてる事だからね」

 

「「ふっふっふ」」ハイライトオフ

 

「二人はもうおばさんなんですから引いてくださいよ」

 

「「あ?」」ハイライトオフ

 

「お兄さんには私みたいな若い女が良いに決まってるんですから」

 

「それはないね、むしろお兄さんが楽奈と付き合ったら犯罪になっちゃうからね」

 

「おばさんって言うけどむしろ私達の年齢のほうがちょうど良いに決まってるけどね、ガキには用はないと思うよ」

 

「んだと?」ハイライトオフ

 

「あ?」ハイライトオフ

 

「やんのか?」ハイライトオフ

 

「「「・・・」」」

 

「「「ふん!」」」

 

ガチッ

 

「お兄さんは私が責任を持ってもらってあげるから二人は他にいい人探しなよ」グググ

 

「たえちゃん家事全般出来ないんだから寝言は寝てから言ったほうが良いよ、私は家事全部練習済みだから安心して良いよ」グググ

 

「お二人は考え方が甘いですね、家事何かどうでも良いんですよ、問題はお兄さんの事をどれだけ気持ちよくさせられるかが一番大事何ですよ、そうなったら一番ピチピチな楽奈が一番良いに決まってますよ」グググ

 

「それだったら毎日お兄さんの匂いで”ピー”をしている私が一番だね」グググ

 

「良いや、それだったら兄さんの下着で”ピー”してる私が一番だよ」グググ

 

「そんなものより本番をすることが一番何ですよ」グググ

 

「「「・・・」」」

 

「「「ぶっ◯してやらーー!!」」」

 

「何してんだお前らは、人の家で暴れてんじゃねーよ」

 

「「「・・・」」」

 

「ここは一時休戦だね」

 

「そうだね、ここはやめておこっか」

 

「・・お兄さんが決めないといけないからね」

 

「てかお前ら楽奈と仲良く?話してたけど、知り合いなのか?」

 

「私達が中学生で楽奈ちゃんが小学生の時にここの四人の家族で集まってお正月を過ごしたことがあったんだよね」

 

「その時に初めて知り合ってね、私達三人で兄さんを取り合ったんだよね」

 

「その時に初めて知ってライバルになった」

 

「そうなのか、俺は忘れてたけど」

 

「そうだと思うよ」

 

「そうなのか?」

 

「うん、多分だけど兄さんその時の記憶だけ失ってるんだと思うよ」

 

「その時も今日と同じことをしてた」

 

「今回は掴み合いで済んだんだけど、その時は三人でストリートファイトが始まったんだよね」

 

「その時に止めに来た兄さんを」

 

「私達三人が弾き飛ばしてお兄さんが頭をぶつけて入院する事になったんだ」

 

「お前らは何をしてくれてんの?だから断片的に記憶が飛んでるのかよ」

 

「だからそうならないように私がお兄さんをもらってあげるの」

「だからそうならないように私が兄さんをもらってあげようと思ってるんだ」

「だからそうならないように楽奈がもらっちゃおうと思ったんだ」

 

「「「・・・」」」

 

「「「んだとゴラァ!?」」」

 

「はいはいストップストップ、家で暴れるんじゃねーよ」

 

「お兄さんがそう言うなら」

 

「仕方ないね」

 

「これ以上迷惑かけられない」

 

「んな事より時間が」

 

「「「・・・あ」」」

 

「お前らそばは食ったのか?」

 

「「「インスタントを持ってきた」」」

 

「家で食う気満々だったのかよ、まぁ良いやお湯入れてこい」

 

「「「はーい」」」

 

「ったく、お?パスパレ出てるじゃん」

 

『Pastel*Palettesさんでした!ありがとうございました!』

 

「終わっちまったか、ん?千聖のやつ立ち止まって何を」

 

『ニガサナイカラネ(口パク)』ニヤッ

 

「何か言ってたな?分からなかったが」

 

「お兄さん入れてきたよ」

 

「おうじゃあ座れよ」

 

「「「ヨイショ」」」

 

「せめーよ、離れろ」

 

「「「えー」」」

 

「えーじゃねーよ、楽奈に至っては俺が食えねーだろうが」

 

「楽奈が口移しで」

 

「食べ物で遊ぶんじゃありません」

 

「ぶー、本気なのに」

 

「ほら散った散った」

 

ちなみにさっきどうなってたかと言うと、たえとレイアが隣にベッタリくっつき、楽奈あ俺の足の上に座ったので狭いわ前見えねーわで邪魔だった。

 

「そんじゃいただきます」

 

「「「いただきます」」」

 

「「「「・・・」」」」ズルズル

 

『さぁ!みなさん!今年も後少しです!みなさんもご一緒にカウントダウンをしましょう!それではいきますよ!5!』

 

「4」

 

「3」

 

「2」

 

「1」

 

「「「「あけましておめでとうございます」」」」

 

「「「「・・・」」」」

 

「全然盛り上がらなかったな」

 

「まぁメンバーがメンバーだしね」

 

「確かにな」

 

ピコン

 

「ん?」

 

日付が変わったと同時に俺の携帯に通知が来た。

 

「はいはいっと」

 

ピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコン

 

「いやこえーよ!?何!?」

 

アホみたいに通知が来るので軽くホラーだった。

 

「・・・とりあえずほって置くか」

 

そんな感じで今年も何事もなく・・・あれ?俺って今年厄年だっけ?何か誘拐されたり誘拐されたり誘拐されたりしたような気がするんだが、まぁ良いか今年は大学も卒業だからな、また一からのスタートになるからな、健康にだけ気をつけていこうかな。

 

 

そんなこんなで今年もこの作品をご覧いただきありがとうございました、来年もこんな感じでお送りしていくと思います、まぁほとんどの人が飽きてると思いますがそれもこれも作者の自己満でやってますが、新規の方も新しく読み始めてくれた方も、引き続きこの作品を読んでいただけるとありがたいです、よろしくお願いしますね。

 

「それでは」

 

「みなさま」

 

「今年も」

 

「いい年でありますように」

 

「「「「良いお年を!!」」」」




どうもテンツクです、2023年もありがとうございました、2018年から開始したこの作品も5年を経とうとしています、それもこれもみなさまがご愛読していただき高評価をいただけてるからです!え?こんな作品に高評価なんてする訳ないって?・・・ですよね〜〜そうなんですよ、完全に自分の自己満でやってるんですよね〜。

ってな訳で!今年も頑張って投稿していきたいと思っていますので、応援などいただけるとありがたいです!それではみなさま!


             良いお年を!!
























今年はいい年になると良いな〜・・・マジで


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261話

みなさま新年あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。

さて、今日は1月1日で俗に言うお正月です、新年を祝う者yお年玉せがむ者、お酒を嗜む者、おせちを楽しみにしている者、お年玉をせがむ者、家族や親戚と会える唯一の時間など、様々な時間を過ごす事が出来る日なのだ、俺はと言うと今年も一人でこの日を迎えて居るわけだ、え?他の三人はどうしたって?三人とも朝に帰って行ったぞ、まぁそんな訳で今から神社に向かう所何だけど、今家を出る所何だけど。

 

「何でお前らここに居るんだ?」

 

「そりゃあ兄さんと一緒に初詣に行くためだけど♪」

 

「そうだよ!前回行けなかったんだから!」

 

「お前はアフターグロウで行ってるからだろうが」

 

「みんなで行ったほうが楽しいもんね」

 

「しっかし珍しいメンバーで集まりましたね」

 

「そうね」

 

「まぁ一緒に行くのは良いが、しっかし」

 

「「「「??」」」」

 

「全員着物何だな」

 

「そりゃあこんな時じゃないと着れないしね♪」

 

「去年着たやつを今年も着たんだけど、何だかキツイんだよね」

 

「太ったか?」

 

「違うからね!違うと・・・思いたい」

 

「わ、私もキツくなってます」

 

「じ、実は私も」

 

「私もね」

 

そんな一年でキツくなるものなのか?まぁなるのか?というかキツイとか言いながら胸を触るのやめなさい。

 

「ん?何?私達のおっぱいみてどうかしたの?揉む?」

 

「え!?ズルい!私の方がおっきいよ!」

 

「わ、私もおっきいよ?」

 

「わ、私も負けてないと思うんだけど」

 

「形には自信があるわ」

 

「揉むわけねーだろ、まぁ確かに胸は見たが」

 

そういやよくよく考えたらこいつらって知り合いでは巨乳にあたるんだよな、そう考えたら確かに着物がキツくなるのも分からんでもないな。

 

「今だったらブラジャーもつけてないからしっかり感触を楽しめると思うよ」

 

「そんな情報いらねーっての」

 

「どうどう?結構頑張って大きくしてるんだけど」

 

「寄せない、上げない、恥を知れ!」

 

「何でいきない怒鳴ったんですか」

 

「いや、何か言わなきゃいけないような気がしたんだよな」

 

「男の人はみんな好きなんじゃ?」

 

「全男がそうだと思わないでね?」

 

「そ、それより寒いんで早く行きませんか?」

 

「そうだな、ここでたむろってるのもあれだしさっさと行くか」

 

「「「「はーい」」」」

 

俺達は歩いていつもの神社に行くことにしたのだった。

 

「到着ー!」

 

「早くお参り行きましょうよ!」

 

「そんな焦るなっての、転んでも知らねーぞ」

 

「大丈夫大丈夫!心配いらない」

 

ズルッ

 

「あ」

 

「「「あ!」」」

 

ガシッ

 

「だから危ねーっつてんだろうが、ったく大丈夫か?」

 

「う、うん///もう少しこのまま」

 

「さっさと起き上がれ」ビシッ

 

「いた!むー!」

 

「今のはひまりが悪いよー」

 

「上原さんドサクサに紛れて結城さんに胸を触らせようとしてましたね」

 

「な、何のことかな〜」

 

「図星じゃねーか」

 

「あぁやってやればワンチャン」

 

「白金先輩それはやめといた方が良いですよ、下手したらそれどころじゃなくなっちゃいますから」

 

「・・・・そうだね、確かにそうかも」

 

「ぼさっとしてると置いていくぞ」

 

「先に行っちゃうからね♪」ギュ

 

「「「あぁー!リサさん!/今井さん!ズルいですよ!」」」

 

「へっへーん!早い者勝ちだよー」

 

「いいから早く行こうぜ」

 

何か去年もバタバタしてたような・・・まぁ良いか。

 

パンパン

 

【教師生活がうまくいきますように】

 

リサ【今年こそ兄さんと、いや大学入試がうまくいきますように】

 

燐子【大学生活が上手にいきますように】

 

ひまり【今年もいつも通りみんなと楽しくライブが出来ますように!】

 

有咲【今年も何事もなく過ごせますように】

 

瑠唯【今年は結城さんとキスを、いや”ピー”か”ピー”、それがダメなら”ピーーーーー”を出来ますように、何なら”ピー”でも構いません】

 

「さてと、全員終わったなそんじゃあ帰るか」

 

「「「「ちょっと待った!」」」」

 

「ん?なんだ?」

 

「「「「まだおっぱい触ってもらってないんだけど!」」」」

 

「・・・・さーて帰るか」

 

「「「「あ!待ってー!!」」」」

 

今年も騒がしい一年になりそうだな。




「あぁぁぁぁ!!!」

「おい!誰か止めろ!」

「無理だ!力が強すぎる!」

「ふーー!ふーー!」

「千聖ちゃん落ち着いて!」

「何か某初号機みたいになってるね」

「そんなに今年お参りに行けなかったのがザンネンだったのでしょうか?」

「いや、そうではないと思います、おそらく去年一昨年と結城さんと一緒にお参りに行ったのでそれででしょう」

一方他の場所では某初号機の暴走モードになっている千聖が居たのだった。


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262話

どうもみなさんこの作品の神(作者)です、何やら結城くんが平凡に過ごしたいと言う馬鹿げた事をお願いしたみたいなのでその望みを叶えてあげようと思います!それではどうぞ!



ん?何か変な声が頭の中から聞こえたんだけど、気の所為か?そんな事よりそろそろ起きるか。

 

「ん!・・・・あー!・・・??」

 

目を覚ましたのだが目に写ったのは俺の知らない部屋だった、でも何か見たことないような気がしないこともないけど、何かなー?」

 

ガチャ

 

「おねーちゃん朝だよ、起きないとまた有咲さんに」

 

扉が開き中に入ってきたのは香澄に妹の明日香だった、何で明日香が俺の・・・いやこの部屋は俺の部屋ではないな、それは良いのだが明日香がこっちを見て何やら驚いた表情をしている。

 

「お」

 

「お?」

 

「お母さん!お姉ちゃんが起きてるよ!!」

 

バタバタバタ

 

「何やら叫びながら下に行ってしまったのだった、てか。

 

「今お姉ちゃんって言ってたよな?」

 

俺は部屋にあった鏡に行き今の姿を見てみた、すると。

 

「これは・・・香澄?」

 

何故か知らないが今俺は香澄の姿をしていた、いったいどう言う事だ?って思って居ると。

 

♪〜〜♪〜〜

 

おそらく香澄の携帯でだと思うのだが、鳴っているので見てみると有咲からみたいだ。

 

【ちゃんと起きてんだろうな?今日バンドの練習何だからさっさと起きろよ】

 

っと言うメールが来ていたので、とりあえず【大丈夫だよ!まっかせといて!】っと返しておいた。

 

「とりあえず何が何だか分かんねーがとりあえずは香澄として振る舞っていくか」

 

考えても仕方ないのでとりあえずは香澄として生活しとく事にした。

 

・・・・

 

あれから何とかかんとかあって有咲の家の蔵に来たのだが家を出る時が大変だった、明日香と香澄のお母さんがやたらと「お姉ちゃん大丈夫!?熱とかない!?」「大丈夫!?痛い所ない!?」などやたらと心配されたんだけど、普段あいつはどう言う生活をしてんだ?なんて考えたけど、とりあえず中に入ることにした。

 

「おはよー!」

 

「あ、香澄来たんだ」

 

「香澄ちゃん今日は遅れなかったね」

 

「えへへ!凄いでしょ!」

 

「それが当たり前なんだよ」

 

「まぁまぁ、せっかく香澄が遅刻しないで来たんだからさ」

 

あいつ本当に普段どんなんなんだ?

 

「さ!練習始めよっか!」

 

「そうだね」

 

「そうだな」

 

「うん!」

 

「おー!」

 

その後結城君は香澄として練習をしていたのだが。

 

(あれ?香澄のギターの弾き方あんなんだっけ?何かお兄ちゃんの弾き方に似てるけど)

 

(今日の香澄何かいつもと違う感じがする、兄さんみたいな感じがする)

 

(香澄ちゃんいつも以上に上手だけど、何か結城さんみたいな感じがする)

 

(何か今日の香澄いつもとちげーな、あんなんじゃなかったはずだけど、何か結城さんみたいだな)

 

っといつもと違う香澄の様子に戸惑うメンバーなのであった。

 

「なぁ香澄!」

 

っと有咲が声をかけようとした時だった。

 

バンッ!

 

「やっほーみんなー!」

 

っとおそらく結城の姿をした香澄が蔵の中に入ってきたのだった。

 

「「「「「!!」」」」」

 

「あれ?みんなどうしたの?あ!これ見てみて!何か分かんないけど結城さんになっちゃった!」

 

「え!?香澄なの!?」

 

「そうだよ!何か目が覚めたら結城さんになってたんだ」

 

「それじゃあこっちの香澄は!?」

 

「俺だよ」

 

「えっと、結城さんが香澄ちゃんで」

 

「香澄が兄さんになってるね」

 

「いったいどう言う事だよ」

 

・・・・

 

「えっとつまり、目が覚めたらお互いがお互いの体に入れ替わってたと」

 

「そんな事ありえるのか?

 

「でも普段の兄さんだったらさっきみたいな入り方はしないと思う」

 

「そうだね、挨拶の仕方も結城さんと言うよりかは香澄ちゃんって感じだっったね」

 

「信じ難いけど、これは信じるしかないね」

 

「じゃあ今まで一緒に練習してたのが結城さんだったと」

 

「そうだな」

 

「何か凄い違和感あるねやっぱり」

 

「ねぇねぇ香澄」

 

「何?」

 

「ちょっとこっちに来て」

 

「どうしたの沙綾?」

 

ガシッ

 

「え、えっと沙綾?いきなり頭掴んでどうしたの?」

 

「ほらよくあるじゃん?頭をぶつけ合ったら中身が入れ替わるってやつ」

 

「き、聞いたことないかも」

 

「だからさ」

 

「だから?」

 

「今から私と私と頭と頭をぶつけ合って入れ替わろっか」ニコ

 

「えぇ!?」

 

「待て待て」

 

「何香澄?」

 

「結城な」

 

「あ、そうだったね」

 

「そうじゃなくてだな、お前が言ってるのはあくまでフィクションでの話しだからな?実際にそんな事した頭かち割るだけだからな」

 

「そうだぞ沙綾」

 

「有咲」

 

「それをやるのは私の役割だからな、沙綾は引っ込んでな」

 

「何言っとるかな?うちがするに決まっとるやろ」

 

「りみがすんごい訛ってるが」

 

「それじゃあ私は兄さんとやろっかな」

 

「やろっかなじゃねーよ」

 

「逆に兄さんに私の体に入ってもらってあれやこれやしてもらおうかと思って」

 

「話し聞いてた?あれはフィクションのはなしだからな?」

 

「ダメだよ!今は私が結城さんの体を堪能してるんだから!」

 

「早く返してくれねーか?」

 

「でもどうやって返すの?」

 

「・・・確かに」

 

「だから!」

 

「頭同士をぶつければ」

 

「解決するっちゃね!」

 

「そんな言い方絶対にしないよな!?」

 

「ほら兄さん、あっちもやるみたいだからこっちもやろっか?」

 

「やろっかじゃねーよ!」

 

「ちょっと沙綾!?有咲!?りみりん!?怖いんだけど!?」

 

「たえ!お前も離せ!」

 

「「「「それじゃあいただきまーーす!!」」」」

 

「俺のそばに近寄るなー!」

「私のそばに近寄らないでー!」

 

その後どうなったのかは神(作者)のみぞ知るのであった。



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263話

どうもー!要でーす!・・・はいっと言う事で要 結城でございます、今日はね散歩に出ているわけなんですが、今ね俺の目の前に見知った髪をした人物が見知らぬ格好をして何やらおろおろしている人物を見つけたんだが。

 

「あれって花音だよな?何であんな格好してんだ?」

 

そう、先程説明した人物とは花音の事なのだ、だがしかし着ている服がドレス何だよな、おそらくだけどあいつあんなの着ないだろうしな、あ、何やらこっちに走ってきた。

 

「あ、あの!」

 

「どうした?」

 

「さわやかっと言うお店に行きたいのですが、ご存知でしょうか?」

 

あれ?あいつ店の場所知らなかっけ?迷子と思われたくないからそんな風に言ってるのか?でも話し方が何か違うような気がするが。

 

「あ、あの」

 

「ああ、ごめんごめんさわやかだな店の場所知ってるから一緒に行くか」

 

「良いのですか!」

 

「困ってるようだし、どうせ俺も昼飯食うのにちょうど良いしな」

 

「よろしくお願いします!」

 

ほんとにこいつ花音か?(違います)まぁそんな訳でさわやかまで向かうことにした。

 

・・・・

 

「ほい、着いたぞ」

 

「ここですか!ありがとうございます!」

 

「気にするな、そんじゃあ中に入るか」

 

「はい!」

 

タラタラタラー♪タララララ♪

 

音違うくねーか?その音は某コンビニの入店音だろ作者よ。

 

「いらっしゃいませ!何名様でしょうか!」

 

「二人です」

 

「お二人ですね!それではこちらへどうぞ!」

 

店員さんに案内されて席に着いた。

 

「こちらがメニューとなっております!お決まりでしたらそちらのボタンでお呼びください!それではごゆっくりどうぞ!」

 

「さーて何食うかなー」

 

「あ、あの」

 

「ん?好きなの頼んで良いぞ?」

 

「えっと、どれがおすすめでしょうか?」

 

「おすすめ?おすすめはこのげんこつハンバーグかおにぎりハンバーグかな」

 

「これですか」

 

「まぁこの店のイチオシみたいなやつだ、まぁどれも美味いし好きなもの食ったら良いぞ」

 

「そうですか、それでは・・・これにします!」

 

「エビフライセットね」

 

ピーンポーンパーンポーン

 

だから違うだろ。

 

「おまたせしました!ご注文はお決まりでしょうか!」

 

「えーっと、このエビフライセットとげんこつハンバーグのセットで」

 

「ハンバーグとエビフライセットとげんこつハンバーグセットですね!セットメニューはどれにいたしましょうか?」

 

「Bセットで」

 

「わ、私も」

 

「お二つともBセットでございますね!かしこまりました!それではお待ち下さいね!」

 

そう言って店員さんは行ってしまったので俺達は待つことに。

 

「お待たせいたしました!ハンバーグとエビフライのBセットとげんこつハンバーグのBセットでございます!それではごゆっくりどうぞ!」

 

おかしいだろ、注文してから一分もたってねーぞ?何なの?俺等が注文するの分かってたかのように準備でもしてたの?おい作者!やりたい放題じゃねーか!

 

その後店員さんに色々してもらい、食べることにした。

 

「ほんじゃま、いただきます」

 

「い、いただきます」

 

しっかし今日のこいついつもとちげーな?ほんとに花音か?

 

「あーん・・・うん、あいかわらず美味いな」

 

「あーん・・・ん!!」

 

「美味いか?」

 

「はい!とっても美味しいです!」

 

「それは何よりだ」

 

「あん!このエビフライもとても美味しいです!」

 

「そうかいそうかい良かったな」

 

「あん!んー!」

 

こいついつもこんな感じで食ってたか?まるで別人だな。

 

「・・・」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「い、いえ!?何でもありません!」

 

「ん?ああこっちも食いたいのか」

 

「あう///」

 

「良いぞ、ほら」

 

「良いのですか!?」

 

「遠慮するなよ」

 

「わ、分かりました!それでは・・・あーん」

 

「美味いか?」

 

「はい!とっても美味しいです!」

 

「そりゃあ良かったな」

 

「はい!」

 

っと飯を食っていると。

 

「あー!ニコリン見つけた!」

 

っと何やら聞き覚えのある声が聞こえたので声の方を向いてみると。

 

「ニコリンやっと見つけたよ!」

 

はぐみだったしかもはぐみだけではなくハロハピメンバー総出だった。

 

「はぐみお店でそんな大きな声を出しちゃダメだよ」

 

「あ!そうだった!」

 

「二コリーナ!見つかってよかったわ!」

 

「みなさん、ごめんなさい」

 

「無事で良かった」

 

「でもよくここのお店に来れましたね」

 

「この方にお連れいただきました」

 

「「「「「この方?」」」」」

 

「よう」

 

「「お兄ちゃん!?」」

「結城!」

「結城くん!」

「結城さんか」

 

「何でお兄ちゃんが二コリーナさんと一緒に居るの?」

 

「いや、こいつは花音・・・ってあれ?花音が二人?」

 

「お兄ちゃんも驚くよね、私も初めて会った時凄く驚いたもん」

 

「とりあえずお前ら座れば?そこに突っ立ってると邪魔だろ」

 

「そうね!一緒に食べましょ!」

 

「いやいや、私達の席はそっちだから」

 

「ご一緒でもかまいませんよ?」

 

「え?良いんですか?」

 

「はい!」

 

「それじゃあご一緒させてもらおうか」

 

「はぐみも二コリンと一緒にお食事したい!」

 

「まぁ店員さんが良いって言ってるし良いんじゃねーか?」

 

「「「それじゃあ失礼するね」」」

 

「お前らちけーよそんなに縮まらなくても座れるだろうが」

 

「みなさんこの方とお知り合いなのですか?」

 

「「「旦那です/よ!!」」」

 

「全然違うからな」

 

「うふふ、みなさんに気に入られているのですね」

 

「そんな事よりこの人の説明してくんねーか?」

 

「ああそうだった、この方は二コリーナさん、ハピネール王国って所の王女様なんだ」

 

「ご紹介がまだでしたね、ハピネール王国の王女をしております、二コリーナと申します」

 

「あ、ども」

 

なるほどな、何か違和感があったんだけどそう言う事だったのか納得。

 

「それでこっちが私の旦那の要 結城さん」

 

「要様ですか」

 

「結城で良いぞ?」

 

「え?よろしいのですか?」

 

「ああ、特にダメな理由もないしな」

 

「分かりました!結城様ですね!」

 

「てかお前らさっき見つけたって言ってたけど、二コリーナさんの事探してたのか?」

 

「二コリーナでかまいませんよ」ニコ

 

「そうか、なら二コリーナと呼ばせてもらうわ、後何で花音も一緒にニコってんだよ」

 

「なんとなくかな」

 

「結城の質問に答えると探してたわ!」

 

「そうだったのか」

 

「お待たせしました!ご注文の・・・・です!それではごゆっくりどうぞ!」

 

こいつらいつ注文したんだ?また作者の野郎がやったのか?やったんだな、殺らねーとな。

 

「「いただきまーーす!」」

「「「いただきます」」」

 

その後は色々と話をしながら食事をして、全員で店を出た。

 

「美味しかった!」

 

「ここはいつ来ても美味しいね」

 

「とっても美味しかったわ!」

 

「ほんとに良かったの?私達の分も出してもらって」

 

「ああ、ついでだついで」

 

「それより、何でお兄ちゃんと二コリーナさんが一緒にいたの?」

 

「ああ、俺は散歩中だったんだけど、その途中で何か困ってそうなニコリーナが居てな、そんで俺にところに来て店の案内してくれねーかって事で案内ついでに俺も昼飯食おうかって思ってな」

 

「それで一緒だったんだね」

 

「そう言う事」

 

「とても助かりました!」

 

「そりゃあ良かった」

 

「お兄ちゃんはこの後どうするの?」

 

「飯も食ったし俺は帰るとするかな」

 

「帰ってしまうのですか?」

 

「ああ、俺はただ単に散歩してただけだしな、飯食ったら眠くなってきたし」

 

「お兄ちゃんらしいね」

 

「それじゃあ私達も帰りましょうか!」

 

「そうだね!みんなにも知らせてあげないとね!」

 

「そうだね!」

 

「じゃあ私達は行くね」

 

「おう」

 

「お兄ちゃんバイバイ」

 

「気をつけて帰れよー、さーて帰るか」

 

そう言って俺が帰ろうとした時だった。

 

「結城様!」

 

「ん?」

 

帰って行ったはずの二コリーナに名前を呼ばれたので振り返って見ると。

 

チュ

 

何やら頬に感触があるのだが・・・キスされてね?

 

「これは今日のお礼です///またお会いしましょうね!」

 

「おう」

 

「それではさようなら♪」

 

と言って去っていったのであった。

 

「さーてと、俺も帰るか」

 

その後家に帰ってミユにご飯をあげたりなんだりラジバンダリしたりして、じゃねーよ何だよラジバンダリって、作者の野郎俺のキャラ崩壊させて来やがったな、処さねば。

 

と言う事で新しい知り合いが増えたと言う話でした、ジャンジャン。

☆さわやかは静岡にしかございません(多分)☆




高評価お願いします!


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264話

こんにちはみなさん私の名前は椎名立希と言います中学3年で今年から高校生になります、今は友達の高松 燈と一緒に学校に向かう電車に乗っている所です。

 

さわっ

 

「!!」

 

するといきなり後ろから誰かにお尻を触られたんです、これって痴漢だよね。

 

「立希ちゃん?」

 

私の変化に気づいた燈がこっちに声をかけてきた、ホントはここで大声で叫びたいけどもしかしたらそれに気づいた痴漢が何をするか分からない。

 

さわさわ

 

「!!」

 

すると抵抗をしないと分かった痴漢はさらに私のお尻を撫でてきた、どうしようこのままだと燈にも危害が加わっちゃうかも、それだけは絶対に避けないと。

 

「立希ちゃんもしかして!」

 

燈が何があったのか悟ったみたいだけど、ダメ!言っちゃうと燈が!そんな事を思った時だった。

 

「はーい、おっさん次の駅で降りようか」

 

「な、なんだね!?」

 

「何だねじゃねーよ、思いっきり痴漢してんじゃねーか」

 

「どこにそんな証拠が!」

 

「ここにあるけど?」

 

「て事だ、証拠もバッチリ目撃証言も多数あるが?」

 

「クソ!こんな所で主人公に出会うなんて!」

 

「誰が主人公だ、てかお前よく見たら作者じゃねーか」

 

〇〇〜〇〇〜

 

「バレてしまっては仕方がない!私は逃げさせてもらう!」

 

「あ!てめぇ待ちやがれ!」

 

「逃げ足速いね」

 

「ハハハ!この作品では私は神なのだ!設定なんざ自由に変えられるのだ!」

 

「そうだった、あいつ作者だから俺達が追いつけないように書きやがる」

 

「でもこのまま逃がすわけにはいかないでしょ?」

 

「当たり前だろ」

 

痴漢は次の駅で降りてそのまま逃げようとした、それを助けてくれたお兄さん達が追いかけて行く、痴漢は意外にも足が早くお兄さん達は中々追いつけない。

 

「ハハハ!それではさらばだ!」

 

痴漢がそう言った瞬間だった。

 

ズルっ

 

「あれ?」

 

痴漢が階段で足を滑らせそのまま。

 

ドンガラガッシャーン!!

 

転げ落ちるように落ちていった、多分だけど痛そう。

 

「立希ちゃん!」

 

「燈」

 

「大丈夫だった!?ご、ごめんね助けられなくて」

 

「いいよ、あそこで燈が叫んだらもしかしたら燈に危害があったかもしれないしね」

 

「でも」

 

「お兄さん達が助けてくれたんだからもうこの話はお終い、私達も追いかけよ。

 

「う、うん!」

 

私と燈も後を追いかけ、少しして追いつくことが出来た。

 

「キュ〜〜〜〜」

 

「あらら、完全にのびちまったよどうする?」ツンツン

 

「とりあえず警察に電話しよう、警察の人が来てから考えれば良いよ」

 

「それもそうだな」

 

「あ、あの!」

 

「ん?あぁ君か大丈夫かい?」

 

「は、はい!ありがとうございました!」

 

「流石に見逃すわけにもいかないからね」

 

「特に何事もなくて良かったよ」

 

助けてくれたお兄さん達をよく見てみるとCLOCKの要 結城さんと赤司 テツヤさんだった。

 

「あ、お兄さんお久しぶりです」

 

「おう、燈ちゃんじゃんお久〜」

 

「え!?燈要さんと知り合いなの?」

 

「う、うん」

 

「また誑かしたのかい?」

 

「人聞き悪い言い方するなよ、前にたまたま散歩中に公園で見かけて体調が悪いと思って声をかけたんだよ」

 

「そうなの?」

 

「う、うんでもその時は珍しい石を見つけてずっと見てただけだったんだけど」

 

「それで名前呼びするまでの仲になったのかい?」

 

「まぁ一緒に石を見た仲だし?」

 

そんな事があったんだ、羨ましいな。

 

「それでそっちの子は」

 

「あ、この子は椎名立希ちゃんです」

 

「椎名立希です!」

 

「俺は要 結城ほんでこっちが」

 

「赤司テツヤだよ、よろしくね」

 

「よ、よろしくお願いします!」

 

「そんなに気負わなくても大丈夫だよ」

 

「そうそう、気楽にしてくれて良いぞ〜」

 

「立希ちゃん、要さん達が言ってることは本当だと思うよ」

 

「そ、そうなの?」

 

「うん、私に対してもこんな感じでお話してくれたから」

 

「わ、分かった」

 

「警察です!痴漢があったとのご連絡をいただきやってまいりました!」

 

「あ、ご苦労さまです」

 

「それで犯人は?」

 

「ここでのびてるこいつです」

 

「こいつが、でも何故こんなにボロボロに」

 

「足滑らせて階段を落ちたんです」

 

「そ、そうなんですか、これは一回病院に連れて行ったほうが良いか?」

 

「あ、大丈夫ですよ、こいつは独房にぶち込んでおけば自然と回復するので」

 

「え?でも明らかにやばい感じですが」

 

「あぁ大丈夫ですよ、こいつは何をやっても死なないので」

 

「そ、そうなんですか、痴漢にあわれた方は?」

 

「私です」

 

「すみませんが少しだけお話を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」

 

「は、はい」

 

「あ!私も!」

 

「それでは少しこちらに」

 

「俺達どうする?」

 

「待ってた方が良いんじゃないかな?もしかしたら僕らの話も聞きたいだろうし」

 

「それもそうか」

 

私と燈は一緒に事情聴取に応じて警察の人にこれまでの話をしたのだった。

 

「ありがとうございます、それではあのお二人にもお話を聞きたいのでもう少しお待ちもらってもよろしいでしょうか?」

 

「はい」

 

私の返答を聞いた警察の人は要さんと赤司さんの所に行き事情聴取を行ったのだった。

 

「でも良かったね、お二人が居てくれて」

 

「うんそうだね、本当に助かったと思う、私達だけだとどうなってたか分からないし」

 

「お待たせしました、これで全て終わりましたのでお帰りになられて大丈夫です、痴漢に関してはこちらで処理いたしますので」

 

「分かりました、ありがとうございました」

 

「は!それでは失礼いたします!」

 

そう言って警察の人は痴漢の男を抱えて去っていったのだった。

 

「さーて俺等も帰るか」

 

「僕達は良いけど、君達は学校の方は大丈夫かい?」

 

「「・・・あ」」

 

その後急いで学校に向かい先生に今朝の出来事を説明した、どうやら赤司さんが先に先生達に説明をしてくれていたらしく、先生達からは心配をされたのだった。




「なぁなぁ」

「ん?どうしたんだい?」

「何で今回お前痴漢役で出たんだ?」

「そうしないとなんか思い浮かばなかったから」

「別になんかモブキャラ出せば良かったじゃねーか」

「いやー、なんか自分をこの役にした内容が思い浮かんじゃってね」

「でもお前実際に痴漢出来るのか?」

「出来るわけないでしょ!?」

「だよな、そんな度胸お前にないもんな」

「事実だけど、理由は違うからね!?」

「まぁそう言う事にしといてやるよ」

「違うんだってばーーーーーーーー!!!」


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265話

高評価!お気に入り!お願いします!


どうもみなさん要です、昨日は椎名さん、ちゃん?が痴漢にあった日の次の日なのだが、今日もいつも通り通学のため電車で通ってるんだけど、みなさんもお気づきかと思うけど赤司が一緒に出たと思うけど、なんか知らんが昨日だけ電車で行くって言ってきて一緒に言ってたんだけど、今日は車で送ってもらうらしい、そんな事を何で考えてるのかと言うと。

 

さわさわ

 

今現在痴漢にあっているからです・・・昨日の今日だぞ?しかも男にだぞ?おかしくね〜?

 

「お兄さんいいお尻してるねー」

 

なんてことを言ってきたんだけど、この声。

 

「お前・・ちさ」

 

「おーっと、騒がないほうが良いですよ」

 

「騒いでないがな、てかお前何やって」

 

「変なことされたくなかったら次の駅で降りてもらいましょうか」

 

「何がしてーんだよ」

 

その後次の駅で降りたんだが、降りたのは俺だけだった。

 

〜次の日〜

 

昨日のは一体何だったんだ?あいつのやりたいことが・・・作者のやりたいことが分からない、今日は何もなければ良いが、そんな事を思いながら最寄りの駅に着いた、そのまま階段を上がって駅のホームに立ちいつもの電車が来るのを待った、てかここ俺しかいないけど何でだ?そんな事を思いつつ電車が来たのだが。

 

「なんかいつもと違うくね?」

 

いつも乗っている電車じゃない電車が来た、あれ?時間間違えたっけ?なんて思っていると電車の扉が開き。

 

「うわぁ!?」

 

そのまま引きずられていったのだった。

 

「いてて、何なんだ?」

 

「いらっしゃいお兄さん」

 

「ん?千聖じゃねーか、てかお前ら何でこんなとこにいるんだ?」

 

「ふふ、それはこの電車が私達にとってとってもいい場所だからよ」

 

「いい場所?てかこの電車は一体何なんだ?」

 

「この場所はねー、痴漢専用車両だよ」

 

「・・・・頭おかしくなったか?」

 

「おかしくなってないわよ」

 

「いや、どう考えてもおかしいだろ、てか痴漢専用車両って何だよ」

 

「私達は今まで間違えてたのよ」

 

「今も間違えてると思うがな」

 

「今まではどうやったら兄さんのお尻を触ることが出来るのか」

 

「お前は、お前らは普段一体何を考えて生きてんだ?」

 

「「「「どうやって兄さんにセクハラするかだけど?」」」」

 

「おいアイドル、なんて事考えてやがる」

 

「アイドルだけど女の子なのよ!」

 

「正常の女子がセクハラしたいなんて言わねーよ」

 

「それで!考えたんだ!人の目を伺いながらじゃ出来ないなら人の目がつかない場所を作っちゃえば良いんだって!」

 

「その考え他の事に活かせられないのか?」

 

「イカセらえない?」

 

「蘭さ〜ん、意味変えないでね〜」

 

あ、言い忘れてたんだが今俺の前に居るのは千聖、リサ、蘭、ましろです。

 

「そ、それでねこころ先輩に相談したら「それなら電車に女性専用車両って言うのがあるの!だから新しく痴漢専用車両を作りましょう!」って言ってくれたんです」

 

「本当に何考えてるの?俺の知り合いって頭おかしいやつしかいないのか?」

 

「そう言う事だから」

 

「ここでは色々ヤりたい放題って訳♪」

 

「ここには私達以外は入って来れないから」

 

「何をヤッても誰にも気づかれませんよ♪」

 

「一人一人喋りながら服を脱ぐんじゃねーよ」

 

「「「「じっくり楽しもうね♪」」」」

 

この電車どこ行くんだろ?なんて検討違いな事を考えるのだった。




「一体何がしたかったんだろう」

「俺に聞くなよ」

「何か内容がめちゃくちゃで申し訳ございませんでした!!」

「これからこんなのが増えると思いますがよろしくお願いします!」


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266話

みなさんどうもずんだもんなのだ!今日は僕がお話をしていくのだ!それでは見ていくのだ!

 

 

ここは弦巻家の超でかい建物なのだ、弦巻家はこの作品内での日本で二番目に大金持ちな家なのだ、一番お金持ちなのは赤司家なのだ、僕もお金が欲しいのだ!

 

「今日は来てくださってありがとうございますね結城さん」

 

「いえいえ、それで今日は何で呼ばれたんですか?」

 

「この前こころが暴走した時のお詫びをしたいと思いまして」

 

「別に良いんですよ?こころも反省してましたし」

 

「ですがこちらの気が収まらないので」

 

「まぁそう言う事でしたら良いんですが」

 

今なんの話をしているのかと言うと、この前弦巻家のご令嬢のこころが暴走をして結城の事を襲ったからそれのお詫びをしたい言うので結城が弦巻家に来ているのだ。

 

「それで?何をするんですかね?後一つ良いですか?」

 

「はい、何でしょうか?」

 

「何でみんな着物を着てるんですか?」

 

「うふふ、どうかしら」

 

「まぁ似合ってますが」

 

「結城!私はどうかしら!」

 

「ああ、似合ってるぞ」

 

「わたくしはどうでしょうか」

 

「似合ってますよ桜さん」

 

「それじゃあ早速だけど始めちゃいましょうか♪」

 

「は、はぁ」

 

結局結城は着物の事を聞けずに終わったのだ、それでもって弦巻家のご馳走と言う事でとっても豪勢な食事が提供されているのだ!ずんだもんも食べたいのだ!

 

「おぉーこれは凄いですね」

 

「いーーーーぱい!食べて飲んでしてくださいね」

 

「分かりました」

 

「それじゃあいただきましょう、いただきます」

 

「「いただきます」」

「いただきます!」

 

四人は豪華な食事を楽しんでいるのだ、ん?使用人さんが結城に近づいていくのだ。

 

「結城様、こちらをどうぞ」

 

「あ、ありがとうございます、これは?」

 

「日本酒でございます」

 

「日本酒か、あんまり飲まないんだけどな」

 

「結城さんはあんまりお酒は飲まれないのですか?」

 

「普段あんまり飲まないですね、大丈夫かしら?」

 

「まぁ普段飲まないだけで仲間内なら飲んだりしますよ、いただきます・・・」

 

「どうかしら?」

 

「飲みやすいですね、美味しいですよ」

 

「それは良かったわ♪」

 

「これはなんて言う銘柄なんですか?」

 

「それは十四代 純米大吟醸 七垂二十貫って言うの♪」

 

「すごい名前だなやっぱり高いんですか?あ、ありがとうございます」

 

「これ?これはね?いくらだったかしら?」

 

「覚えてないんですか」

 

「うふふ」

 

「こちらのお酒は一本65,800円でございます」

 

「ぶふーーー!げほ!げほ!え!?65,800円!?」

 

「作用でございます」

 

「げほげほ、まじか」

 

「うふふ、さぁさぁまだまだいっぱいありますから楽しみましょう♪」

 

その後も四人は食って飲んでをしていったのだ。

 

「zzzz」

 

「あらあら、寝ちゃったわね♪」

 

「寝ちゃったわ」

 

「たくさん飲まれてましたからね」

 

「そう言って桜ちゃんいっぱい飲ませてたけどね♪」

 

「結城をベットに寝かせてあげましょう!」

 

「そうね♪」

 

三人は結城を抱えてベットまで連れて行ったのだ。

 

「ん・・・ん?ここは?」

 

「あ!結城が起きたわ!」

 

「うふふ、調子はどうかしら?」

 

「ええ、大丈夫です、それよりここは?」

 

「うふふ、どこでしょう」

 

「どこか分からないので聞いてるんですが」

 

「ここは奥様と旦那様が行為をいたすところでございます」

 

「あんまり聞きたくなかったんですが」

 

「どこかとおっしゃられたので」

 

「さいですか、それで、なんで俺はそんな所にいるのでしょうか?」

 

「それはね・・・うふふ」

 

「含み笑いやめてもらえません?あとその格好何なんですか?」

 

「これはですね、弦巻家でそういって行為をいたす時にする格好でございます」

 

ちなみに今三人はの格好はと言うと扇状的な下着を着ているのだ・・・・とってもエッチなのだ。

 

「それはそれとして何でそんな格好をしているんですか?」

 

「それは、お礼をしなきゃいけないじゃない♪」

 

「この前のお詫びをしたいの!」

 

「一体なにをされるんでしょうか」

 

「そ・れ・は♪もちろん私達の体で支払おうかと♪」

 

「既成事実ですね!」

 

「何で桜さんは若干興奮気味何でしょうか」

 

「それは・・・・ぽ///」

 

「ぽじゃないですよ、てか由愛さんは人妻でしょうが!」

 

「あら?この中だと1番経験豊富よ♪」

 

「聞いてないですから、っと言うかこんなこと厳バレたらやばいでしょうが!」

 

「ああ!そのことなら」

 

『え?結城君にこの前のこころのやつでお詫びに一発やりたいって?・・・どっちが気持ちよかったか聞かせてね!』

 

「って言ってくれたから大丈夫よ♪」

 

「全然大丈夫じゃないでしょ!」

 

ここの夫婦は少しズレてるのだ、だから娘もズレてるのか・・・少しなのだ?

 

「私はまだ経験がないから今日はいっぱい頑張りましょう!」

 

「わたくしもとうとうこの日が来ましたか」

 

「それじゃあまずは前戯から始めましょうか♪それじゃあ」

 

「「「いただきま〜〜す♪」」」

 

「俺のそばに近寄るなーーーー!!」

 

この後結城がどうなったのかはみんなが考えるのだ!・・・あれ?終わりじゃないのだ?なぁ!?何なのだ!お前たちは!近づいて来るななのだ!!やめるのだーーーー!!

 

 

その後のずんだもんはどうなったのでしょうね、ふふふ。



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267話

春、それは出会いの季節でもあり別れの季節でもある・・・多分、何でこんな事を言っているのかと言うと俺もそろそろ卒業だからである、と言うよりかは今日が卒業式だからだ。

 

「いやー、ついにこの日が来ちまったな」

 

「そうっすね、早いようで長いような感じだったすね」

 

「お前ら何かおっさんみたいな事言ってるが、ここから先の方がなげーんだからな」

 

「銀先が言うと説得力あるな」

 

「どういう意味だそりゃあ、それよりお前らここにいて良いのかよ?」

 

「式開始までは自由何で大丈夫ですよ」

 

「zzz」

 

「こいつってこういう時でもマイペースだよな」

 

「それがこいつの良いとこでもあり」

 

「悪いところでもあるっすかね」

 

「それが結城だからね、ふふ」

 

「こいつが先生になるなんてな」

 

「「「それは銀先が言えたことじゃないけどね」」」

 

「お前らひどくねーか?」

 

「結城、起きな」

 

「んぁ?もう時間か?」

 

「まだだけど」

 

「んーーーー!・・・んぁ」

 

ピンポンパンポーン

 

卒業生の皆様は広間までお越しください。

 

「お!時間が来たみたいだぜ!」

 

「そうっすね!」

 

「そんじゃま行くか」

 

「そうだね、行こうか」

 

「だな」

 

「楽しんでこいよ」

 

「銀先」

 

「あ?どうした?」

 

「「「「「短い間でしたがありがとうございました!!」」」」」

 

「お前ら」

 

「それじゃあ行ってくるっす」

 

「おう!」

 

・・・・・・・

 

「それでは卒業式を開始したいと思います、卒業生入場」

 

ゾロゾロ

 

「それでは只今より卒業式を始めます、卒業の挨拶は卒業生代表赤司テツヤ」

 

「はい」

 

「やっぱり赤司が代表だよなー」

 

「ほんとはお前だったんだぞ」

 

「え?嘘?」

 

「そうっすよ、でもどうせやらないどうってことで赤司っちになったっすけど」

 

「流石にこんな時は断らねーけどな」

 

その後は何やかんやで式は終了となった。

 

・・・・・・

 

 

「いやー終わったな」

 

「この後何かあったっけ?」

 

「最後のライブがあるだろうが」

 

「あ、そうだった」

 

「忘れてたのかよ」

 

「いやー・・・あはは」

 

「ほんとに忘れてたんっすね」

 

「それじゃあ準備しようか」

 

その後は係の人達が片付けをしてくれて、その後に俺等の最後のライブが行われたのだった。

 

・・・・・

〜居酒屋〜

 

「「「「「カンパ~イ!!」」」」」

 

カン!

 

「ん、ん、ん・・・ぷはぁ!」

 

「美味いっすね!」

 

「お前らあんまり飲みすぎるなよ?俺等がめんどくさくなるからな」

 

「終わったね」

 

「そうだなー、この四年間は色々あったな」

 

「そうだね、思い出づくりで始めたバンドが人気になったな」

 

「その後色々なライブにも出たっすね」

 

「俺等の人気も絶好調!」

 

「だけどそれも」

 

「今日でお終いだな」

 

「すね、これからは」

 

「別々の道を歩んで行く事になるな」

 

「こうして全員で集まるのも最後じゃないにしも減っていくな」

 

「僕と結城は先生で」

 

「俺がフリーのライターだな」

 

「それで俺がモデルっすね」

 

「そんで!俺が就職だな」

 

「結局どこに決まったんだ?」

 

「営業だぜ!」

 

「アホに務まるのか?」

 

「大丈夫だっての!」

 

「こんな風にバカ出来るのももう少しだな」

 

「そうだね、そう考えると淋しいものだね」

 

「またこうして集まりたいっすね」

 

「だな、まぁ最初は全員社会になれるために時間がかかるけどな」

 

「大丈夫だろ」

 

「「「「え?」」」」

 

「今までだって同じ状況で初めてやることだってすぐに慣れたしな、なんとかなるだろ」

 

「それもそうだな」

 

「楽しまないと損っすもんね!」

 

「だな!」

 

「辛気臭い話はやめて今を楽しもうぜ」

 

「「「「・・・・そうだな!」」」」

 

「そんじゃあ仕切り直して!」

 

「「「「おう!」」」」

 

「それじゃあ、またこの五人で集まろうぜ」

 

「「「「おう!」」」」

 

カンッ!

 

俺達の戦いはこれからなのであった。




最近頭回らなくて自分でも何書いてるのか分かりません。

後結城と赤司の行く先どこか忘れた、羽丘だっけ?


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268話

ようお前ら作者だ、今回は結城の卒業の前に起こった出来事の話をしていくぞ、今回はRoseliaの高校生としての最後のライブの時の出来事だ、今はライブ開始前でメンバーは控室で談笑などをしながらリラックスをしている、するとそこに。

 

ガチャ

 

「おーっす」

 

「「兄さん!」」

「「結城さん!」」

 

控え室にやって来たのは今作の主人公のイケメン結城君だ(イケメンは滅ぶべし)最後のライブと言ううことで見に来てくれと言われてやって来たのだ。

 

「調子はどうだ?」

 

「もうバッチシよ!」

 

「あこも!あこも!」

 

「そりゃあ何よりだ、あんまり気負って羽目外すんじゃねーぞ」

 

「そうです、私達に取っては高校最後になるんですから、失敗なんて許されないんですから」

 

「まぁお前らならあんまり心配いらねーだろうがな、後燐子は離れような」

 

「スンスン、やっぱり落ち着く」

 

「どこで落ち着いてんだ」

 

「はい結城さん!」

 

「ん?それってお前ら用の飲み物じゃねーのか?」

 

「6本あるから大丈夫よ」

 

「そう言うことならありがたくいただくか」

 

「あこものーもおっと!」

 

「あたしも飲んどこうかな」

 

「飲みすぎて演奏中にトイレに行きたくならないでくださいよ」

 

「そうですね、それはちょっと心配です」

 

「まぁまぁ、まだ時間はあるわけだしさ、ゆっくりしようよ」

 

「あまり気を抜きすぎるのも問題だけど、気をいすぎるのもダメよ」

 

控え室にはスタッフが用意した飲み物やお菓子などがあり彼女達は飲んだり食べたりしたのだった。

 

「んんー、何かあこ眠たくなってきちゃった」

 

「私も何だか眠たくなってきちゃいました」

 

「確かにそうですね」

 

「それじゃあ少しだけ仮眠しましょう」

 

「そうだね、このままライブに出る訳にもいかないもんね」

 

「何か俺まで眠くなってきたわ」

 

「それじゃあみんなで一緒に仮眠しよっか」

 

そう言うと彼女達は控え室の一角にある休憩用の小部屋に行き仮眠をとったのだった・・・フッフッフ、ついにこの時が来たぞ!あの準備していた飲み物と食い物には睡眠薬を入れておいたのだ!!今あの6人はぐっすり寝ていることだろう、え?何で分かるのかって?そりゃあ控え室に隠しカメラをセットしてそれを見ながら話しているからだ、それじゃあ今から控え室に行ってこいつらの下着写真を撮ったり動画撮影をして違法アップをすれば・・・ははは!こいつらは社会的に終わらすことが出来る!俺も金を稼げ、こいつらも社会的に抹殺できる!それじゃあさっそく。

 

ガチャ

 

「ふふふ、それじゃあ早速」

 

俺は仮眠室に向かい彼女達を確認した。

 

「「「「「「zzzz」」」」」」

 

ふふふ、何も知らずに気持ちよさそうに寝てやがるぜ、それじゃあ早速、最初はあこから。

 

スルスル

 

うひょー!こいつこんなガキなのにこんな過激な下着つけてんのかよ、そんじゃ次は紗夜だな。

 

スルスル

 

お、こいつも結構激しめな下着着けてんだな、こいつぁ似合ってんじゃねーか、次は燐子だな。

 

スルスル

 

おほ!こいつぁすげー!こいつマジで高校生かよ!胸デケェー!少し触っても良いだろ。

 

モミモミ

 

やっべー!おっとこんな事してる場合じゃなかった、次はリサだな。

 

スルスル

 

うほぉー!こいつやべー下着着けてやがる!こんなん高校生が穿いてやがんのか、今どきの高校生って色々やべーんだな、しっかしこいつも燐子程ではないがでけーな・・・よしっと、んでもって最後が友希那だな。

 

スルスル

 

うお!?こいつって意外とこんな下着穿くんだな、予想外だったぜ。

 

「へへへ、それじゃあ写真を・・・いやその前に」

 

俺はあることを思いついた、一発ヤッてからその姿を写真に収めた方が効果があるのではないかと・・・そう思い俺は手をかけようとした、すると次の瞬間。

 

ガン!

 

何やら下半身のある部分に衝撃を感じた、次の瞬間。

 

「ぐああああああ!?」

 

俺はうめき声をあげてもがき苦しんだ、そう寝ていたはずの友希那が俺のアソコを蹴り上げたのだった。

 

「あ・・あ・・」

 

俺はあまりの痛さに言葉にならないのであった。

 

「お、お前らどう・・して・・」

 

「あなたの噂は予予聞いていたわ」

 

「それで今回もあんたがこのライブの主導者事を聞いてね」

 

「それでこの機会を逆に利用しようと考えたんですよ」

 

「で、でもお前らは間違いなく俺が用意した飲みもんと食いもんを口にしたはずだ、それが何故」

 

「それはあこ達が用意した飲み物を飲んでたからだよ」

 

「そ、それじゃあ俺が準備したやつは」

 

「冷蔵庫にありますよ」

 

「じゃ、じゃあ何で結城の野郎は何で起きねーんだ」

 

「ああそれはねー、兄さんに渡したやつは私達が用意した睡眠薬入りの飲み物を飲んだからだよ」

 

「な!?なんでそんなことを!?」

 

「そんなの決まっているじゃない」

 

「流石に」

 

「これから起こることと」

 

「その姿を見せないためですよ」

 

「おじさん残念だったね、私達に手を出さなかったらもう少し生きられたのにね♪」

 

「でも胸まで触られとは思わなかったわ」

 

「そうですね、私なんてガッツリ揉まれました」

 

「それじゃあ」

 

「「「「「覚悟は出来てるんだろうな」」」」」ドス声

 

「や、やめ!?」

 

その後ライブ会場の近くのゴミ処理場に男が瀕死の状態で発見されたのであった。

 

 

えーっと所変わって作者だが、え?お前さっき死んだだろうって?あぁー、えーっとなんて言えば良いかな、そうだな某聖杯戦争で言う所の"オルタ"がさっきの奴で、俺はなんて言えば良いかな、まぁ善と悪があるとすれば、俺が善であいつが悪だと考えてくれれば良いよ、そんな訳でここからは俺が話していくんだが、ライブに関しては大成功に終わった、それでもって今彼女達はライブが終わり控え室で余韻に浸っているところだ。

 

「いやー、大成功だったねー♪」

 

「お客さん超盛り上がってくれてたね!」

 

「そうですね、ミスすることなく完璧に出来ましたね」

 

「何事もなく無事に終わってよかったですね」

 

「そうね」

 

あれ?何事もないことになってんだけど・・・まぁ彼女達がそれで良いのなら良いんだけど、それよりさ・・・結城はどこにいるんだ?

 

「おじさんみたいな勘のいい大人は嫌われちゃうよ♪」

 

ゾクッ!?

 

い、今のは・・・これ以上は首を突っ込まないほうが良いな。

 

「んんーー、何かすげぇー寝てたんだけど」

 

普通にいるじゃねーーか!

 

「あはは!ごめんごめん」

 

ったく勘弁してくれよ。

 

「てかライブは?」

 

「もう終わっちゃったよ!」

 

「え?マジで?」

 

「うん、大成功だったよ」

 

「そうか、見れなかったのは残念だがまぁお前らが満足してるみたいだし良いか」

 

「それでさ、兄さんにご褒美が欲しんだけどさ♪」

 

「ご褒美?」

 

「そそ♪」

 

「できる限りの事なら良いぞ」

 

「それじゃあさ♪」

 

リサがそう言うと5人は服を脱ぎ始めたのだった。

 

「ちょ!?お前ら何で脱いでるんだよ!?」

 

「そりゃあ」

 

「ご褒美と言ったら」

 

「一発ヤることだよね?」

 

「違うと思うぞ」

 

「何で私まで」

 

「友希那さんは嫌なんですか?」

 

「嫌ではないけど、こう言うのって付きってからやるものなんじゃないかしら?」

 

「でもこれで兄さんと既成事実が作れればミユちゃんを好き放題出来るけど?」

 

「それじゃあ早速ヤりましょう」

 

「変わり身はえーな!?てかお前らライブ終わったばっかじゃねーのかよ!何でそんな元気何だよ!」

 

「「「デザートは別腹って言うじゃない/じゃないですか」」」

 

「ぜってー使い道違うからな!てかお前らその下着どうした!?」

 

「これはねー、こころに頼んで用意してもらったんだー♪」

 

「またあいつ絡みかよ!?」

 

「そう言う事で」

 

「「「「「いただきまーす♪♪」」」」」

 

その後どうなったのかはみなさんのご想像にお任せします。

 

 

それでは今回はこの辺で、また見てくださいね、では。



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269話

Pastel*Palettesは悩んでいた、どうすれば結城の事を自分達のマネージャーに出来るのかと。

 

「どうすれば兄さんを私達のマネージャーに出来るかしら?」

 

「難しいんじゃない?」

 

「もうこうなったら実力行使するしかないでしょ!」

 

「どうしますか?」

 

「私達の下着姿やコスプレ写真とかを送ってお兄ちゃんを靡かせるんだよ!」

 

「自分達の写真をですか?」

 

「そう!そうやってお兄ちゃんに私達の事を意識させて私達の事以外考えられないようにするの!」

 

「そうね、もうこうなったら四の五の言ってられないわね、そうなったら早速やるわよ!」

 

「「「「「おぉーー!!」」」」」

 

その後Pastel*Palettesはその場で下着になって際どい写真を撮って結城に送りつけたり、ナースやミニスカポリス、チャイナドレス、ミイラなどのコスプレをして、それも結城に送りつけた。

 

「これでお兄ちゃんは私達の事を意識せざるおえないでしょ!」

 

「そうね、これで兄さんもムラムラするでしょ!」

 

「これぞブシドーです!」

 

そんな時だった、Pastel*Palettesと結城のグループLINEに通知が来た。

 

「お兄ちゃんから来たよ!」

 

「「「「なんて!?」」」」

 

「えっと・・・どうした?だって?」

 

「え?それだけ?」

 

「うん」

 

「結城さんってあんまり私達に興味ない感じ?」

 

「聞いてみるね・・・よし!送ったよ!」

 

「なんて送ったんっすか?」

 

「私達って魅力ないのかな?って」

 

pp

 

「あ!来たよ!えっと何々?魅力はあるけど、お前ら以外の奴らも同じような写真を送りつけてきたからな、何か慣れたわ・・・だって」

 

「もうこうなったら本当の実力行使しかないわ!」

 

「どうするの?」

 

「今から兄さんの家に行って既成事実を作りに行くわよ!」

 

「それ良いね!」

 

「そうなれば結城さんはワタシ達のものです!」

 

「うへへ、どんな道具を持っていくっすかね」

 

「うわぁ〜みんなヤル気だね〜」

 

「そうと決まれば早速行くわよ!」

 

「「「「おぉーー!!」」」」

 

その後Pastel*Palettesは事務所を出て結城の家に向かったのだった。

 

「んで?いきなりお仕掛けてきて何なんだ?」

 

「私達の写真に興味も示さないから直接言いに来たわ!」

 

「自分達ってそんなに魅力ないっすかね?」

 

「いや、彩にもLI○Eで送ったが、他のバンド連中も同じように写真送ってきたんだよ、それだけだったらまだ良かったんだが、ハロハピの奴らなんてこころの家の金を使って無人島一つを買い占めたんだよ」

 

「何で?」

 

「何でもそこで俺とお前達だけで住んでハーレム島を作るなんざ言い出してよ」

 

「あら、それは良いことじゃない」

 

「よかねーだろ、無人島だからどんな激しいプレイも出来るね♪っとか言い出したんぞ?」

 

「自分はすごく興味があります!」

 

「それはすごくブシドーですね!」

 

「どこがだよ」

 

「良いんじゃないかな♪」

 

「日菜、お前はそっち側じゃなかっただろ」

 

「作者が設定変えちゃったんじゃないかな♪」

 

「メタい発言すんじゃねーよ」

 

「もうこうなったら実力行使しかないわね」

 

「あ?何言って?」

 

「そうだね、他のみんなに遅れはとれないよね」

 

「何でお前ら服を脱いでるんだ」

 

「そりゃあもちろん今からヤるからっすよ?」

 

「やるの文字が違うと思うぞ」

 

「大丈夫です!摩耶さんがいろんなエッチな道具を持ってきてくれましたから!」

 

「全然大丈夫じゃねーよ!」

 

「大丈夫だよ♪私達はどんな激しいプレイでも受け入れるから♪るん♪ってするやつお願いね♪」

 

「何も解決してねーんだが!?」

 

「大丈夫よ、ゴムなら大量に持ってきたから」

 

「カバンの中身それだけかよ!?」

 

「既成事実さえ作っちゃえばお兄ちゃんは私達のものだもんね♪」

 

「ちげーよ?!?」

 

「大丈夫だよ!もう作者は設定とかなくして作品書いてるから」

 

「お前はさっきからメタいんだよ!」

 

「作法とかは色々な監督さんに教えてもらいましたのでダイジョブです!」

 

「その監督は大丈夫な人なのか!?」

 

「心配ないっすよ!そういうジャンルの作品が好きな監督さんなんで!」

 

「心配しかねーよ!?」

 

「ごちゃごちゃうるさいわね、さっさとヤるわよ」

 

「何で俺が切れられてんだ!?」

 

「それじゃあこれから毎日発射しようね♪」

 

「「「「「今夜は寝かさないぞ♪♪」」」」」

 

「あぁぁぁぁーーーー!!!!」



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270話

ある日の大雨の日のこと。

 

ピンポーン

 

「ん?こんな大雨の日に誰だ?はーい」

 

ガチャ

 

「どちら様で?・・・ってお前ら?」

 

出てみると、mygoのメンバーがずぶ濡れの状態でいた。

 

「お前らそれどうしたんだ?」

 

「みんなでお買い物に出かけてたらいきなり雨が振ってきちゃって」

 

「それでどこか雨宿り出来るところないかを探してたら」

 

「楽奈ちゃんがここの家が要さんのお家って言って」

 

「それで少しの間雨宿りさせてもらおうと思って」

 

「なるほどな、それで?当人の楽奈は?」

 

「「「「え?」」」」

 

「ふぉうひふぁの?」

 

「お前、何しれっと中に入ってお汁粉食ってんだよ」

 

「・・・んぐ、そこにお汁粉があるから」

 

「そこに山があるからみたいに言うなよ、とりあえず中に入れよ」

 

「「「「お邪魔します」」」」

 

とりあえず他の四人も家の中に入れることにした。

 

「それで、そのビショビショの服だが、乾燥機にでもぶっこむか?」

 

「良いんですか?」

 

「そのままって訳にもいかんだろ?風邪引くかもしれんから風呂入ってこいよ」

 

「え?それって要さんと私達でってことですか?」

 

「んな訳ねーだろ、お前らだけだよ」

 

「なんだ、残念」

 

「どこに残念がる要素があるのか」

 

「それじゃあお風呂いっただきまーす♪」

 

「おい愛音!ここで脱ぐな!」

 

「すみません、お風呂お借りしますね」

 

「ああ、ゆっくり温まってこい」

 

俺がそう言うと四人はお風呂に向かっていったのだった・・・四人?

 

「おめぇも行くんだよ」

 

「あ〜〜お汁粉〜〜」

 

ったく、ほんとに猫だなあいつ、さて俺は乾燥機に・・・てかあれ?あいつら風呂出てきてから着る服なくね?とりあえず俺の服でも来ててもらうか。

 

・・・

 

「結城さんお風呂ありがとうございました〜♪後シャツも♪」

 

「そう言えば変えの服がないの忘れてたわね」

 

「ですね、すみませんお洋服お借りして」

 

「まぁしかたねーだろ、俺もその辺忘れてたし」

 

「スンスン、これが結城さんの匂い・・・何だか落ち着く」

 

「くんくん、お兄ちゃんこれ他の女の匂いがするんだけど・・・どこのメス猫?」ハイライトオフ

 

「お前も知ってるガールズバンドの奴らだよ」

 

「お汁粉までもらってしまってよろしかったのですか?」

 

「ああ、風呂入ったとはいえ、乾燥機が終わるまではまだ寒いだろ、それ食って温まりな」

 

「それじゃあお言葉に甘えて♪いっただきまーす♪」

 

「「いただきます」」

 

「おもち喉に詰まらせて死んだりしないよね?」

 

「お前は一口でどんなけでけぇもちを食うつもりなんだよ燈」

 

「ふぉんなふぃんふぁいいらふぁいふぉ」

 

「お前は食いながら喋んじゃねーよ」

 

「このお汁粉美味しー♪」

 

「そうね、とっても温まるわね」

 

「ですね、甘さもちょうどいい甘さですし」

 

「ごちそうさま、楽奈は抹茶アイスを所望する」

 

「お前は何様何だよ」ビシ

 

「あう」

 

「ってかせっかくお汁粉で温まったのにアイスなんか食べたらまた冷えちゃんじゃない?」

 

「む!それは想定外」

 

「少し考えりゃ分かんだろ、これでも食ってろ」

 

「あむ!これは・・・抹茶のポッキー」

 

「お前基本抹茶なら何でも良いだろ、それでも食ってろ」

 

「でもお家の中とは言え、やっぱりシャツ1枚だと寒いね」

 

「そうね、少しひんやりはするわね」

 

「ですね、雨で気温が下がってるんでしょうね」

 

「そんな時はこうすれば良いよ」

 

そう言うと楽奈は俺に引っ付いてきた。

 

「おい」

 

「人肌が1番暖かいからね」

 

「だったらお前ら同士でやれば良いだろ」

 

「私達は5人だから一人余る、だから楽奈はお兄ちゃんに引っ付く」

 

「別に5人で引っ付けば良いだろ」

 

「そうね、5人で良いなら6人でも良いわね」

 

「お前は止める側だと思うんだが?そよ」

 

「うふふ♪こんな機会滅多いないですもん♪」

 

「なるほど、それは確かにいい案だね!」

 

「話し聞いてたか?」

 

「それならもっといい方法があるよ」

 

「燈、何かいい案でも思いついたの?」

 

「うん」

 

「何かしら?」

 

「気になる〜!」

 

「楽奈の案よりいい案があるだと!?」

 

「どこに驚いてんだよ」

 

「それで燈、その案って?」

 

「うん、みんなはさ、暖まる方法って何が思い浮かぶ?エアコンとかそう言う系はなしで」

 

「人肌」

 

「完封摩擦?」

 

「カイロとか湯たんぽとか?」

 

「それだったら毛布とかもあるわね」

 

「ううん違うよ」

 

「じゃあ何があるの?」

 

「それはね」

 

「「「「それは?」」」」

 

「運動だよ」

 

「「「「運動?」」」」

 

「そう、身体を動かせば暖まるよ」

 

「まぁそれはそうかもしれないけど」

 

「つまり?」

 

「私達5人と結城さんがいると言うことは」

 

「「「「言う事は?」」」」

 

「やるべきことは一つ!」

 

「それは何?」

 

「そう!乱交だよ!」

 

高松 燈は爆弾を投下したのであった。



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271話

この日羽沢喫茶店では期間限定でメイド喫茶を開いていたっと言っても店員はアフターグロウの面々がホールをやり、結城とつぐみの父親が厨房を回していた。

 

「しっかし凄い人気ですね」

 

「そうだね、ここまでとは思ってなかったよ」

 

「あいつらがよくメイド服なんて着ましたね?」

 

「ああ、それはまぁ、その服かな」

 

「これですか?」

 

「うん、ほら今回の件で結城くんに頼んだじゃん?」

 

「ええ、執事服を着てくれって言われましたね」

 

「それでつぐみが彼女達に頼んだらOKしてくれたんだよね」

 

「ああ、なるほど」

 

「まぁそれは良いんだけど、困ったことがあってね」

 

「困ったことですか?」

 

「うん、あのお客さん何だけど」

 

「ああ、なんか変な挙動してますね」

 

「うん、この期間だけお店に来て彼女達のことをチラチラ見てるんだよね」

 

「へー」

 

「それで帰り際にはいつもイライラして帰っていくんだ」

 

「なるほど、なんかありそうですね」

 

「何も無ければ良いんだけどね」

 

「ですね」

 

・・・・

 

今日はイベントの最終日、この日はいつにもまして喫茶店は繁盛していた。

 

「蘭!1番さん!」

 

「分かった!」

 

「つぐみ!2番さんのオーダー頼む!」

 

「分かった!」

 

「ひまりと巴はこれをあっちのお客さんに!」

 

「うん!」

「おう!」

 

「モカは」

 

「おいひ〜♪」

 

「パン食ってねーで働けや!」

 

「いや〜、やっぱり山吹ベーカリーのパンは美味しいですな〜♪」

 

「「「「モカ!!」」」」

 

ってな感じで忙しい感じで動いていた。

 

「結城くんごめん、クリームが無くなりそうだから奥から持ってきてもらえないかな?」

 

「分かりました」

 

俺は店の奥に向かうことにした、その道中のこと女子の更衣室の前に変な男がいた。

 

「ん?あれって、確か・・おいお前」

 

「!?な、なんだよ!?」

 

「何だよじゃねーよ、ここは関係者以外立ち入り禁止だし、しかもそこ女子更衣室だろ、何してんだ」

 

「う、うるさい!お前には関係ないだろ!」

 

「関係なくねーよ」

 

「み、見られたのなら仕方ない!お前を倒して逃げさせてもらうぞ!」

 

「んな事やらせると思ってんのかよ」

 

「うるさい!死ねーー!」

 

男は結城に向かって突撃した、それに合わせて結城も倫政体制をとった。

 

「うおぉーーー!」

 

男は結城に向かって腕を振り上げる、そして。

 

ツル

 

「え?」

 

男は振り上げた腕を振り下ろそうとした、しかしその直前で足を滑らせてしまった。

 

「は?」

 

ガン!

 

結果、結城と男はお互いの頭を思いっきりぶつけることになったのであった、その結果はというと。

 

「いたた」

 

「・・・」

 

何と男の勝利となったのだった、それもそのはずこの男はありえないほどの石頭だったのだ、結果男は少し痛がっただけで、結城はと言うと気絶してしまったのであった。

 

「な、なんか知らないけど、これで邪魔者は居なくなった、これでカメラを回収すれば」

 

男は立ち上がり女子更衣室に侵入し仕掛けておいたカメラを回収し店を後にしたのであった。

 

・・・

 

その次の日男は回収したカメラの映像を確認していた。

 

「おぉーー!これは!」

 

映像からはアフターグロウの面々がいちゃいちゃしながら着替えを行っている所だった、その姿は全員が下着姿だったのだ。

 

「あはは!これだよこれ!」

 

男はその後も映像を舐め回すようにして見ていた、その時。

 

ピンポーン

 

「ん?何だよ、今いいところなのに」

 

男は悪態を付きながら玄関に出た。

 

ガチャ

 

「はーい、何です・・」

 

「どうも、警察のものですが」

 

「け、警察が何のようだよ」

 

「実はですね、あなたに盗撮の疑いがありましてね」

 

「そ、そんな証拠がどこにあるって」

 

ら「カメラ持ってんでしょ」

 

「な!?君達は!」

 

も「あなたが私達の事付け回ってる人ですよね〜?」

 

「な、何のことだよ!」

 

ひ「知らんぷりしようとしてるけど、全部分かってるからね、どうせお店に来たのもメイド服を着ている私達目当てだったんでしょ!」

 

「し、知らないぞ!」

 

「と私達に対して危害がないから放っておいてやってたけどよ」

 

は「お兄ちゃんを傷つけておいてタダですむと思うなよ」ハイライトオフ

 

その後観念した男は警察に逮捕されたのであった。

 

あれから数日して、結城は病院ベットの上に居た。

 

「いや〜、しっかし入院までいくとは思わなかったっすよ」

 

「ごめんね、僕が頼んだばかりに」

 

「気にしないでくださいよ、俺は全く気にしてないので」

 

「そうかい?また今度お礼させておくれよ」

 

「ええ、分かりました」

 

「それじゃあ僕は失礼するよ」

 

「お店ですか?」

 

「うん」

 

「頑張ってください」

 

「ありがと」

 

マスターが部屋から出ていくと、入れ替わる感じでアフターグロウの奴らがやって来た、やって来たのは良いのだが。

 

「何でお前らメイド服なんだ?」

 

「え?看病といったらメイド服でしょ?」

 

「違うと思うぞ?」

 

「結城さん見てみて〜〜♪お気入りのパンツだよ〜♪」

 

「お前は一体何してんだよ」

 

「モカがパンツなら!私はおっぱいだね!じゃあ見せるね!」

 

「意味が分からんし見せんで良い」

 

「結城さん元気そうで良かったよ」

 

「巴は普通だな、良かった」

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

「ああ、明日には帰れるだとよ」

 

「そっか♪それじゃあ今日中にヤッちゃわないとね♪」

 

「そのやるとは?」

 

「もちろんセックスだけど?」

 

「堂々と言う事じゃねーよ」

 

「それじゃあエッチですか〜?」

 

「言い方の問題じゃねーよ」

 

「あ、心配しなくても大丈夫だぜ!この部屋は防音になってるからな!」

 

「誰もそこの心配はしてないんだわ」

 

「大丈夫!避妊具はいっぱいもらったから!」

 

「それでもねーし、それに誰にもらったんだよ」

 

「え?先生からだよ?」

 

「何渡してんだよったく」

 

「先生が言ってたよ!ヤリ過ぎには注意って!」

 

「心配するとこそこじゃねーよ」

 

「何心配してるのさ、もう何回もずっこんばっこんヤッてるのに」

 

「その言い方やめい」

 

「それじゃあバッコンバッコンですか〜?」

 

「全くちげーよ!て言うか何でお前ら下着姿なんだ・・・って!?それも脱ぐんじゃねーー!」

 

「「「「「お兄ちゃん♪」」」」」

 

「な、何だよ」

 

「「「「「今夜は何発イケるかな♪」」」」」

 

「俺のそばに近寄るなーーーーーー!!!」




どうもお久しぶりです投稿主のテンツクです、色々考えた結果ですがもう設定とか辞めることにしました!結城とかを教師としてやっていこうと思ったんですが、そうなると内容が全く思い浮かばなかったので、もうそういう設定はなしでやっていきますので
よろしくお願いします!


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272話

この日羽沢喫茶店では期間限定でメイド喫茶を開いていたっと言っても店員はアフターグロウの面々がホールをやり、結城とつぐみの父親が厨房を回していた。

 

「しっかし凄い人気ですね」

 

「そうだね、ここまでとは思ってなかったよ」

 

「あいつらがよくメイド服なんて着ましたね?」

 

「ああ、それはまぁ、その服かな」

 

「これですか?」

 

「うん、ほら今回の件で結城くんに頼んだじゃん?」

 

「ええ、執事服を着てくれって言われましたね」

 

「それでつぐみが彼女達に頼んだらOKしてくれたんだよね」

 

「ああ、なるほど」

 

「まぁそれは良いんだけど、困ったことがあってね」

 

「困ったことですか?」

 

「うん、あのお客さん何だけど」

 

「ああ、なんか変な挙動してますね」

 

「うん、この期間だけお店に来て彼女達のことをチラチラ見てるんだよね」

 

「へー」

 

「それで帰り際にはいつもイライラして帰っていくんだ」

 

「なるほど、なんかありそうですね」

 

「何も無ければ良いんだけどね」

 

「ですね」

 

・・・・

 

今日はイベントの最終日、この日はいつにもまして喫茶店は繁盛していた。

 

「蘭!1番さん!」

 

「分かった!」

 

「つぐみ!2番さんのオーダー頼む!」

 

「分かった!」

 

「ひまりと巴はこれをあっちのお客さんに!」

 

「うん!」

「おう!」

 

「モカは」

 

「おいひ〜♪」

 

「パン食ってねーで働けや!」

 

「いや〜、やっぱり山吹ベーカリーのパンは美味しいですな〜♪」

 

「「「「モカ!!」」」」

 

ってな感じで忙しい感じで動いていた。

 

「結城くんごめん、クリームが無くなりそうだから奥から持ってきてもらえないかな?」

 

「分かりました」

 

俺は店の奥に向かうことにした、その道中のこと女子の更衣室の前に変な男がいた。

 

「ん?あれって、確か・・おいお前」

 

「!?な、なんだよ!?」

 

「何だよじゃねーよ、ここは関係者以外立ち入り禁止だし、しかもそこ女子更衣室だろ、何してんだ」

 

「う、うるさい!お前には関係ないだろ!」

 

「関係なくねーよ」

 

「み、見られたのなら仕方ない!お前を倒して逃げさせてもらうぞ!」

 

「んな事やらせると思ってんのかよ」

 

「うるさい!死ねーー!」

 

男は結城に向かって突撃した、それに合わせて結城も倫政体制をとった。

 

「うおぉーーー!」

 

男は結城に向かって腕を振り上げる、そして。

 

ツル

 

「え?」

 

男は振り上げた腕を振り下ろそうとした、しかしその直前で足を滑らせてしまった。

 

「は?」

 

ガン!

 

結果、結城と男はお互いの頭を思いっきりぶつけることになったのであった、その結果はというと。

 

「いたた」

 

「・・・」

 

何と男の勝利となったのだった、それもそのはずこの男はありえないほどの石頭だったのだ、結果男は少し痛がっただけで、結城はと言うと気絶してしまったのであった。

 

「な、なんか知らないけど、これで邪魔者は居なくなった、これでカメラを回収すれば」

 

男は立ち上がり女子更衣室に侵入し仕掛けておいたカメラを回収し店を後にしたのであった。

 

・・・

 

その次の日男は回収したカメラの映像を確認していた。

 

「おぉーー!これは!」

 

映像からはアフターグロウの面々がいちゃいちゃしながら着替えを行っている所だった、その姿は全員が下着姿だったのだ。

 

「あはは!これだよこれ!」

 

男はその後も映像を舐め回すようにして見ていた、その時。

 

ピンポーン

 

「ん?何だよ、今いいところなのに」

 

男は悪態を付きながら玄関に出た。

 

ガチャ

 

「はーい、何です・・」

 

「どうも、警察のものですが」

 

「け、警察が何のようだよ」

 

「実はですね、あなたに盗撮の疑いがありましてね」

 

「そ、そんな証拠がどこにあるって」

 

ら「カメラ持ってんでしょ」

 

「な!?君達は!」

 

も「あなたが私達の事付け回ってる人ですよね〜?」

 

「な、何のことだよ!」

 

ひ「知らんぷりしようとしてるけど、全部分かってるからね、どうせお店に来たのもメイド服を着ている私達目当てだったんでしょ!」

 

「し、知らないぞ!」

 

「と私達に対して危害がないから放っておいてやってたけどよ」

 

は「お兄ちゃんを傷つけておいてタダですむと思うなよ」ハイライトオフ

 

その後観念した男は警察に逮捕されたのであった。

 

あれから数日して、結城は病院ベットの上に居た。

 

「いや〜、しっかし入院までいくとは思わなかったっすよ」

 

「ごめんね、僕が頼んだばかりに」

 

「気にしないでくださいよ、俺は全く気にしてないので」

 

「そうかい?また今度お礼させておくれよ」

 

「ええ、分かりました」

 

「それじゃあ僕は失礼するよ」

 

「お店ですか?」

 

「うん」

 

「頑張ってください」

 

「ありがと」

 

マスターが部屋から出ていくと、入れ替わる感じでアフターグロウの奴らがやって来た、やって来たのは良いのだが。

 

「何でお前らメイド服なんだ?」

 

「え?看病といったらメイド服でしょ?」

 

「違うと思うぞ?」

 

「結城さん見てみて〜〜♪お気入りのパンツだよ〜♪」

 

「お前は一体何してんだよ」

 

「モカがパンツなら!私はおっぱいだね!じゃあ見せるね!」

 

「意味が分からんし見せんで良い」

 

「結城さん元気そうで良かったよ」

 

「巴は普通だな、良かった」

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

「ああ、明日には帰れるだとよ」

 

「そっか♪それじゃあ今日中にヤッちゃわないとね♪」

 

「そのやるとは?」

 

「もちろんセックスだけど?」

 

「堂々と言う事じゃねーよ」

 

「それじゃあエッチですか〜?」

 

「言い方の問題じゃねーよ」

 

「あ、心配しなくても大丈夫だぜ!この部屋は防音になってるからな!」

 

「誰もそこの心配はしてないんだわ」

 

「大丈夫!避妊具はいっぱいもらったから!」

 

「それでもねーし、それに誰にもらったんだよ」

 

「え?先生からだよ?」

 

「何渡してんだよったく」

 

「先生が言ってたよ!ヤリ過ぎには注意って!」

 

「心配するとこそこじゃねーよ」

 

「何心配してるのさ、もう何回もずっこんばっこんヤッてるのに」

 

「その言い方やめい」

 

「それじゃあバッコンバッコンですか〜?」

 

「全くちげーよ!て言うか何でお前ら下着姿なんだ・・・って!?それも脱ぐんじゃねーー!」

 

「「「「「お兄ちゃん♪」」」」」

 

「な、何だよ」

 

「「「「「今夜は何発イケるかな♪」」」」」

 

「俺のそばに近寄るなーーーーーー!!!」



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273話

とある日の如月千聖の撮影での出来事。

 

「はいカット!それじゃあ次は一番のメインに行こうか!」

 

「え?何かありましたっけ?」

 

「次は!急遽構成に入れたキスシーンをやっていこうと思う!」

 

「キスシーン!?そんなの聞いてませんよ!」

 

「だって急遽入れることにしたからね!そのお相手も準備してるよ!」

 

監督の男がそう言うと一人の男が現れた。

 

「私の息子だ!」

 

「は?」

 

「キスシーンの相手は私の息子と行ってもらうよ!」

 

「嫌に決まってんだろ」

 

「「「「・・・え?」」」」

 

「何訳わかんねー事ほざいてんだ」

 

「ちょ!?千聖ちゃん!?」

 

「彩ちゃん止めないで」

 

「マネージャー」

 

「は、はい!?」

 

「この事は知ってたの?」

 

「えっと、それは〜」

 

「知ってたんなら最初から言えや!」

 

「ひー!?ごめんなさい〜!?」

 

「ちょちょ!?千聖ちゃん一旦落ち着いて!」

 

「そうですよ!一旦落ち着きましょう!?」

 

「落ち着いてられますか!何で訳の分からない男とキスシーンなんてやらなきゃいけないのよ!」

 

「そ、それは撮影だからであって!」

 

「んなもんキスシーンの相手ならこっちに決めさすのが普通だろ!な〜にが私の息子とやってもらいますだ!」

 

「チサトさん!怒りで口調がおかしくなてます!」

 

「あらあら、千聖ちゃん大荒れね」

 

「呑気なこと言ってないで豊川さんも説得してくださいよ!」

 

「え〜嫌よ〜」

 

「ガァァァ!!」

 

「「「「落ち着いて!」」」」

 

千聖が暴れるのを他のパスパレメンバーが止めている時の事だった。

 

「なんだ?取り組みちゅうか?」

 

一人の男が現れた。

 

「あら?結城じゃない、どうしてここに居るのよ?」

 

「拓さん忘れ物届けてくれって頼まれたんだよ」

 

「たっくんから?」

 

「携帯」

 

「あ!?それ私の!」

 

「ほれ」

 

「ありがとー♪」

 

「ったく、拓さんにあんまり迷惑かけるなよ」

 

「いや〜、失敬失敬」

 

「んで?何か揉め事か?」

 

「ちょとね〜」

 

「おい監督!」

 

「は、はい!?何でございましょうか!」」

 

「キスシーンやってやる!」

 

「ほんとですか!?」

 

「ただし!」

 

「はい!」

 

「相手はそこに居る人でだ!」

 

「えっと、京香ちゃんの隣りにいる子かな?」

 

「そう!その人とならやっても良いわよ!」

 

「あら、ご指名が入ったわよ」

 

「は?」

 

「あの〜、お願いがあるんだけど〜」

 

「えっと、何でしょうか」

 

「いまから撮影でキスシーンをするんだけど、千聖ちゃんの相手役になってもらえないだろうか?」

 

「俺がですか?」

 

「うん、千聖ちゃん君とならやってもいいって言っててね、どうだろうか?」

 

「でも俺ただの一般人ですよ?」

 

「大丈夫!そこはこっちで何とかするから」

 

「キスシーンって直でやんの?」

 

「嫌だったらこれでも使えば?」

 

「ラップ?」

 

「それをキスシーンの時だけ間に挟んでやれば大丈夫じゃない?」

 

「さぁ!兄さん!キスするわよ!」

 

「「「「異議あり!!」」」」

 

「却下!!」

 

「そんなの許されるわけないでしょ!」

 

「そうですよ!千聖さんズルいですよ!」

 

「そうだよ!息子さんとやればいいじゃん!」

 

「ワガママです!」

 

「うるさい!」

 

「「「「「!!!」」」」」ギャーギャー

 

「相変わらずやかましいな」

 

「相変わらずあんた好かれてるわね」

 

「やかましいだけだろ」

 

「それでどうだろうか」

 

「まぁ何かそれじゃないとダメみたいだし良いですよ」

 

「そうかい!ありがとう!」

 

・・・

 

「それじゃあキスシーンを始めるよ!よーい!はい!」

 

「あなたの事が大好きだったの!」

 

「ああ、俺もだ」

 

二人はそのまま抱き合いそして

 

「「・・・」」チュ

 

キスをした、本当ならば軽くキスをして終わりのはずだったのだが、何と千聖は。

 

「ン!ンチュ!」

 

「!?」

 

何と千聖は深い方のキスをしたのだった、あまりの出来事に結城は思わず驚きを見せた。

 

「!?」グッ

 

何とか千聖を引き剥がそうとするが謎の馬鹿力が発動して引き剥がすことが出来ないのだった。

 

「ン!・・プハ〜♥」

 

満足したような妖艶な表情を見せながら千聖は結城から離れた。

 

「「「「「「何しとんじゃ〜〜〜!?」」」」」」

 

パスパレメンバー初め、マネジャー、スタッフ達が一斉に千聖に向けて声を荒げた。

 

「何って、キスだけど?」

 

「違うよ!何でディープな方のキスをしてるのて聞いてるの!」

 

「あら?兄さんとキスすならこれぐらいは普通だわよ」

 

「これ撮影だからね!」

 

「関係ないわ!キスはキスよ!」

 

「死ぬかと思ったわ」

 

「結構ガッツリ吸われてたわね」

 

「話しと違うんだが」

 

「私もビックリよ」

 

スタッフ達は流石に取り直しだと思い再び演者達に化粧をしようとした時だった。

 

「良いね!!すっごく良いよ!!」

 

監督はと言うとあれでOKだと判断したのだった、その結果にスタッフ達は動きを止めたのだった。

 

「いやー良かったよ!すごく良いのが撮れたよ!」

 

「あらそうかしら、それなら良かったわ、ね?兄さん」

 

「なんとなくお前って自体で嫌な予感はしてたがな、まさかここまでやられるとは思わなかったわ」

 

「あら、それならその後の事もヤるかしら?」

 

「しねーよ!」

 

「それじゃあ最後のシーンを撮っていこうか!」

 

「ええ!」

 

その後は何事もなく順調に撮影は進み、撮影は無事に全部撮り終えることが出来たのであった。

 

後日このキスシーンの事で千聖はガールズバンド達から魔女狩りをされるのであった。



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274話

とある日の弦巻家。

 

キャーーーー!!

 

バタン

 

「「「奥様!どうされましたか!」」」

 

「見て見て〜♪朝起きたら若返ってたの〜♪」

 

「「「えっと・・・え〜〜?」」」

 

「うふふ♪どう♪?高校生の時の私♪」

 

「「「え、えっと、綺麗です」」」

 

「そうでしょ〜♪」

 

ガン!

 

「奥様!桜さんが!・・・って、え?」

 

「桜ちゃんがどうかしたの?」

 

「えっと、どちら様で?」

 

「弦巻由愛で〜す♪」

 

「えっと」

 

「「「・・」」」コクンコクン

 

「んん!えっとですね、朝起きたら桜さんが高校生の時の桜さんになってるんです!」

 

「あら?桜ちゃんもなの?」

 

「はい」

 

「奥様」

 

「キャ〜♪桜ちゃん可愛い〜〜♪おっ持ち帰り〜〜♪」

 

「え!?ちょっと奥様!?」

 

「「「「待ってください奥様ーーーー!!」」」」

 

その後由愛は桜を抱えて外へと駆け出して行ってしまったのっだった、使用人たちは手分けをして旦那の厳への報告と由愛の捜索が始まったのであった。

 

・・・

 

「ふっふ〜ん♪」

 

「あの、奥様」

 

「な〜に?♪」

 

「これからどうされるおつもりですか?」

 

「え〜、せっかくだから高校生らしいことしない♪」

 

「高校生らしいことですか?」

 

「そう♪お買い物したり、一緒にプリクラ撮ったり♪いい男が居たらナンパしたり」

 

「ナンパはダメですよ、旦那様がいるのですから」

 

「あ!そうだった、昔の姿に戻ったから心も昔に戻っちゃったわ♪」

 

「しっかりしてくださいよ」

 

「てへペロ♪」

 

「全く」

 

そんな二人の後ろから。

 

「ねーそこのかわい子ちゃん達〜俺等と一緒に良いことしなーい」

 

「「え?」」

 

二人が振り向くといかにもチャラそうな男が二人いた。

 

「何かしら」

 

「良かったらさ、一緒に楽しいことしな〜い♪」

 

「遠慮する、貴様らなどに興味などないわ」

 

「そんな事言わずにさ〜」

 

「ご飯も奢るしさ〜」

 

「ねぇあなた達」

 

「ん?どうしたの?もしかして来てくれ」

 

「うぜーんだよ、死にたくなけりゃさっさと失せな、死にてーなら一緒に行ってやるが?あぁ?」

 

「は〜、あなた達悪いことは言わないわ、今のうちに何処かに行きなさい、これ以上しつこくされたらあなた達がどうなるか分からないわよ」

 

「あ?何訳の分かんねー事を!良いから来いって言ってんだよ!」

 

「は〜仕方ねーなー、行ってやるよ、どこだよ」

 

「は!こっちだよ」

 

男達が向かった先は薄暗い路地裏だった。

 

「それで?ここに連れてきて何をするつもりなの?」

 

「へへ!そんなの決まってんだろ!」

 

「良いことって言ったらこれしかねーだろ♪」

 

「は〜、やっぱりゲスでしたね」

 

「そうだね〜、手加減はいらないよ〜♪」

 

「はい」

 

「何ごちゃごちゃ言ってんだよ!良いから俺等に食われちまいなー!」

 

「ヒャッハー!」

 

っと言って二人の男は由愛と桜に襲いかかったのだった、このさきの出来事をリプレイでご覧頂こう。

 

「キャーー!こっち来ないでー!」メキ

 

「ちょっと!どこ触ってんのよ!」バキボコ

 

「いや!こんな所でなんて!」ボキッゴキッ

 

「誰かーー!」ボコッドコッ

 

「「・・・・」」チーン

 

「ふ〜、いや〜久々にこんなに暴れたわね〜♪」

 

「お疲れ様です奥様」

 

「桜ちゃんもお疲れ〜♪」

 

「いえ、この程度の雑魚、なんてことないです」

 

「それじゃあ続きをしよっか♪」

 

「は〜、もう帰りませんか?」

 

「え〜〜!?まだ遊んですらないのに〜〜!?」

 

「使用人たちが心配していますよ、早く戻って安心させてやらないと」

 

「えぇ〜〜、まだ何もしてないのに〜」

 

「わがまま言わないでください、またさっきみたいな事が起きたらどうするんですか」

 

「そうなったらさっきみたいに♪」

 

「ダメですよ」

 

「ぶ〜!良いもん!私だけで行くから!」

 

「ちょ!?奥様!?」

 

「こないなら桜ちゃんだけ戻ったら良いよ、私は行くから」

 

「はぁ、分かりました、ご一緒します」

 

「戻らなくて良いの?」

 

「奥様を一人にした方がよっぽど怒られますから」

 

「そ、それじゃあ行こっか♪」

 

「はい」

 

その後二人はまた公道へと戻り、歩き始めた、すると数十分後には。

 

「ヘイそこのカノジョー、ボクト一緒に食事にでもいかな〜い」

 

っと言った何とも棒読みな感じで声をかけられたの、本日二度目のナンパだ。

 

「またですか」

 

「それじゃあ早速殺っちゃおうか♪」

 

そう言って二人が振り向くとそこには見知った人物が居たのだった。

 

「「え!?」」

 

その人物を見た二人は驚きを隠せなかった、なぜならその人物とは。

 

『『結城くん/さん!?』』

 

そう、二人を棒読みでナンパしたのは何と結城だったのだ、何故結城がナンパをしたのかと言うと・・・単に罰ゲームでナンパする羽目になったのであった。

 

「お、お二人さん可愛いね〜、よかったらうちの事務所でアイドルにでもならな〜い」

 

「結城くん、それはナンパではないと思うわよ」

 

「え?そうなの?ナンパってなんて言えば良いんだ?」

 

「良かったら僕達と良いことしな〜いとかかな」

 

「あまりにもタイプだったんで声をかけちゃいましたとかもありますね」

 

「へ〜、ナンパって色々あるんだな・・・ってあれ?何で俺の名前を?」

 

「「うふふ♪何ででしょう♪」」

 

「!!」ガクガクブルブル

 

「食事にでも行かないだっけ?♪」

 

「良いですよ♪私達もお腹が減っているので♪」

 

「それじゃああっちの路地裏に行こうね♪」

 

「大丈夫ですよ♪な〜んいも怖くありませんから♪」

 

「「だから♪」」

 

「イッパイ出すんだよ〜〜♪」ジュルリ♥

「イッパイ出してくださいね♪」ジュルリ♥

 

「ん!んなぁぁ〜〜〜〜!!」

 




絵文字ってあり?なし?


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275話

今日はリサが免許を取ったみたいでリサの運転でドライブに出ている。

 

「いや〜緊張するね〜」

 

「ゆっくりで良いからな」

 

「うん♪まっかせといてよ♪」

 

「そんで?どこに行くんだ?」

 

「いや〜静岡に行ってみたくてね」

 

「静岡?何故?」

 

「前にテレビでさ、さわやかって言うハンバーグ屋さん?って言えば良いのかな?それが出ててさ、めっちゃ美味しそうだったから食べたいなーって思って」

 

「そうなのか、良いんじゃねーの・・・高速は大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だよ〜♪」

 

「了解、疲れたら言えよ?交代するから」

 

「うん、その時は言うね」

 

「そんじゃあ向かうか」

 

「OK♪そんじゃあ出発〜♪」

 

そうして俺とリサのドライブが始まったのだった。

 

「いや〜美味しいね♪」

 

「だな」

 

今俺達は静岡県に向かう途中のサービスエリアに来ている。

 

「こういう所で食べるのってまた何か特別な感じがするね」

 

「だよな、サービスエリア限定の食べ物もあるしな」

 

「だよね!このシュークリームめっちゃ美味しいんだよね!」

 

「確かにな、普通に街に居るだけじゃ知らないんもんな」

 

「いや〜、これは来たかいがありますな!」

 

「目的地まではまだ先だがな」

 

「だね、でも意外と高速ってあんまり怖くないね」

 

「最初にしてはすごいじゃねーか、多分だが他の人とかだったら多分怖がると思うぞ」

 

「まぁ分からなくはないかな〜」

 

「うし、そんじゃあ行くか」

 

「了解♪」

 

飯を食い終えた俺達は再び車を走らせたのだった。

 

「この辺だよね?」

 

「ああ・・・お、ここだな」

 

「お〜いっぱいだね」

 

「だな」

 

その後数時間車を走らせとうとう目的のさわやかにやって来た。

 

「お二人でお待ちの要さま!」

 

「お、順番来たな」

 

「要さまでございますね!どうぞこちらのお席をどうぞ!」

 

「よっと」

 

「楽しみ〜♪」

 

「こちらがメニューになります!ご注文がお決まりになりましたらそちらのボタンでお呼びくださいませ!それでごゆっくりどうぞ!」

 

そう言うと店員さんは他のお客さんの所へ向かった。

 

「さて、何食うか」

 

「どれにしよっかな〜♪」

 

「俺はげんこつハンバーグだな」

 

「私もそうしよ!」

 

「セットはどうする」

 

「私はBセットかな」

 

「俺はAでいっかな」

 

「それじゃあ呼んじゃうね♪」

 

ピンポーン

 

「はーーーーい!ご注文はお決まりでしょうか!」

 

「げんこつハンバーグを2つで、AセットとBセット一つずつで」

 

「げんこつのA、Bセットですねパンとライスがございますがどちらに致しましょうか?」

 

「ライスで」

 

「私も」

 

「両方ともライスですね!ハンバーグのソースはどう致しましょうか?」

 

「オニオンで」

 

「私はデミグラスソースで」

 

「かしこまりました、コーヒーはホットとアイスがございますが」

 

「アイスで」

 

「承知いたしました!それではご用意致しますのでお待ち下さい!」

 

そう言って店員さんは厨房の方へと向かった。

 

「いや〜楽しみだね〜♪」

 

「だな」

 

「兄さんは何回か来たことあるの?」

 

「何回かあるな」

 

「そうなんだ、私初めてだから楽しみなんだ〜♪」

 

「そりゃあ良い、美味いから期待してていいぞ」

 

「楽しみ〜♪」

 

「お待たせしました!先にライスになります」

 

コトッコトッ

 

「こちらがげんこつのオニオンになります」

 

「はい」

 

「こちらがデミグラスになります」

 

「は〜い♪」

 

「それでは切っていきますね、汁が飛ぶ可能性がございますのでそちらを構えていてくださいね」

 

その後店員さんいろいろやってくれ、二人でハンバーグを大いに味わいながら食したのだった。

 

「いや〜美味しかったね〜♪」

 

「だな」

 

「今度はみんなと行きたいな〜」

 

「良いんじゃねーか」

 

「その時はもちろん兄さんも一緒だからね♪」

 

「へいへい、そんで?次はどこに行くんだ?」

 

「次はね♪・・・」

 

その後も二人でいろいろなところをまわりいい時間が過ぎていった。

 

「んーー!色んなところ行ったね〜!」

 

「だな、大丈夫そうか?」

 

「もち♪それじゃあ次行こっか♪」

 

「まだあるのか?」

 

「うん♪これが最後だよ♪」

 

「そうか、それじゃあ行くか」

 

最後の目的地らしい所へ向かうことにした。

 

「・・・おいリサ」

 

「ん〜?な〜に?♪」

 

「ここが最後なのか?」

 

「そうだよ〜♪」

 

「ラブホじゃねーか!」

 

「そうだよ〜♪やっぱり旅の最後で1発ヤラないとね♪」

 

「ヤラないとね♪じゃねーよ!」

 

「大丈夫♪もう予約はしてるから♪」

 

「最初から行く気満々だったのかよ」

 

「むしろこっちが本命だからね♪」

 

「こっちかよ!?」

 

「それじゃあ行こっか♪」

 

「行かねーけど!?帰るぞ!」

 

「兄さん♪」

 

「何だ・・・お前その手に持ってるもんなんだ?」

 

「これ〜?これはね〜睡眠スプレーだよ〜♪」

 

「何でお前そんなもん!?」

 

「はい♪じゃあ眠ろっか♪」

 

「おま!?待て!」

 

シューー

 

「お・・ま・・zzz」

 

「すみませ〜ん♪予約した今井ですけど〜♪」

 

「今井さまでございますね、こちらへどうぞ」

 

「は〜い♪うふふ♪た〜くさん愛でてあげるからね♪」



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276話

山吹ベーカリーにパンを買いに行くと。

 

「兄ちゃん!!」

 

「おっと」

 

子供がいきなり抱きついてきた、よくよく見てみると沙綾の弟の純君だった。

 

「おいおいいきなりどうしたよ?」

 

「何か変な人達がうちに押し寄せて来たんだ!」

 

「変な人達?」

 

「何か恐い人達がうちに来てお母さんや姉ちゃんとかに迫ってるんだ!」

 

「な〜んか穏やかじゃないね〜(某黄色い猿風)」

 

「うし、それじゃあ様子見に行くか」

 

「早く!」

 

そう言われて俺は純君に手を引かれて中へと入っていった。

 

その頃中はと言うと。

 

「ちょと奥さん、ここは真島組の敷地なんっすわ、ここで勝手されちゃ困るんですわ」

 

「いきなりお店に押し寄せてきて何言ってるんですか!ここはもう何年も前に私達が建てたお店ですよ!それをいきなり!」

 

「でもここにちゃ〜んと証明書があるんっすわ、俺等の土地だって言うね」

 

「そんなの!偽装してるだけでしょ!」

 

「は〜、話しになりませんな〜」

 

「あたりまえでしょ!ここは私達のお店であり、家族の家何ですから!」

 

「はいはい、話しは事務所の方で聞かせてもらいますわ、おいお前ら」

 

「「「へい!」」」

 

「ちょっと!?なにするんですか!?」

 

「何って、俺等の事務所に連れて行くんやないか」

 

「ちょ!?何で私達まで!?」

 

「離して!」

 

「いや!」

 

「じっとしろ!殴られてーのか!」

 

「さぁ、それじゃあ行きましょか」

 

中に居たポピパメンバーと沙綾のお母さんが車に乗せられどこかに連れて行かれた。

 

「母さん!姉ちゃん!」

 

「おっと、ストップ」

 

「でも!」

 

「大丈夫、なんとかして助けるからさ」

 

「・・・うん、分かった」

 

「いい子だ、それより紗南ちゃんは?」

 

「部屋にいるよ、出てくるなって言ったおいたから」

 

「そっか、じゃあ純君は紗南ちゃんに着いていてあげて、多分心細いだろうから」

 

「うん、でも兄ちゃんは?」

 

「さっきも言っただろ、助けるって」

 

「・・・分かった!みんなのことよろしくね!」

 

「おう、任せとけ」

 

俺がそう言うと純君は紗南ちゃんの元へと向かった。

 

「さてと」

 

俺はとりあえず携帯を開いてあるアプリを開いた。

 

「まさかこんな形で役にたつとわな」

 

俺が開いたアプリはお互いの位置情報が分かる位置情報アプリだ、なんでこんなのを入れてるのかと言うと・・・・沙綾の奴が俺の動向を確認するとか言って無理や、お願いされて入れたんだよな〜、ちなみにガールズバンドメンバー全員入ってる、さらに言うとこのアプリは弦巻グループが作ったやつらしい。

 

「さてと、どこに行ったのかね、しっかし真島組か」

 

「なんや?ワイにようか?」

 

「え?」

 

いきなりだったので思わず素っ頓狂な声が出てしまったが、声の方を見てみると固めに眼帯をした男の人が立っていた。

 

「えっと、あなたは?」

 

「なんや?今自分が呼んでたやないか」

 

「えっと・・・・真島組?」

 

「そうや〜、真島組ちゅーんはワイの組の名前やで〜!」

 

「あなたが真島組のトップって事です?」

 

「そうやで〜、真島吾郎ちゅ〜ねん、よろしゅうな〜」

 

「あ、ども、要結城って言います」

 

「要ちゃんか、それで?ワイらがどうしたんや?」

 

「えっと、実はですね」

 

俺はさっきの出来事を真島さんに話した。

 

「ほ〜〜ん、それはホンマかいな」

 

「ええ、なので今から助けに行こうと」

 

「一人で行くつもりかいな?」

 

「いえ、警察と応援を呼ぶつもりです」

 

「・・・それはワイも着いて行ってええか?」

 

「え?でも」

 

「どうやらそいつらは勝手にうち組の名前使って最近やりたい放題やっとるみたいやねん、やからそ〜んな悪い子にはお仕置きせなアカンねんわ〜」

 

「・・もしかして真島さんって」

 

「しー!それ以上はアカンで〜♪」

 

・・・

 

一方連れ去られた彼女達はと言うと。

 

「私達をどうするつもりですか」

 

「ん?そうだな〜」

 

そう言いながら男はビデオカメラを持ち始めた。

 

「賠償としてこいつらとヤッてもらおうかな」

 

「「「「へへへ」」」」

 

「な!?そんな事出来るわけないでしょ!」

 

「そうよ!あんた達が勝手に言ってるだけでしょ!」

 

「は〜、まーだこの状況を理解できてないのかね〜、まぁ良いや本当の目的教えてあげるよ」

 

「な、何ですか!」

 

「それはね、こいつらにヤラれてる君達をこのビデオで撮ってゆくゆくはAV女優として売り込むんだよ!!」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

「真島組なんて話しは放っから存在しないんだよ!すべてあなた達をここに連れ去るためだけの一芝居でしかないんだよ!」

 

「な!それじゃあ真島組って言うのは!?」

 

「そんなものこの世に存在してねーよ!でまかせに決まってんだろ!」

 

「そんな!?」

 

「酷い!」

 

「最低!」

 

「屑だね」

 

「こんな事して許されと思ってんか!」

 

「あぁ?誰も許してもらおうだなんて思ってねーよ、おいお前ら!」

 

「「「「へい!」」」」

 

男が号令を出すとその他の男達が彼女達に襲いかかった。

 

「離して!」

 

「いやー!」

 

「破らないでよ!」

 

「ダメ!」

 

「どこ触ってんだ!」

 

「やめて!」

 

彼女達の服を破られ、下着姿になってしまった。

 

「ふふふ、君達いい身体してるじゃないか、これならいい値で売れそうだね」

 

「その前に俺達がヤッちまっても良いんだよな?」

 

「ああ、でもあまりやりすぎるなよ、使い物にならなくなっちゃ売れなくなってしまう」

 

「へへ、その時は俺達がもらっちゃいますよ」

 

「そうだな、それじゃあ始めようか」

 

そう言って男がビデオカメラのスイッチを押し。

 

「それじゃあ開始だ」

 

男の合図と共に男達は一斉に彼女たちに襲いかかろうとした、だが次の瞬間。

 

バン!

 

「カチコミだー!!」

 

っと入口の扉が勢いよく開けられ、一人の男が現れたのだった、そう結城である。

 

「な!?なんだ貴様は!?」

 

「俺の事なんてどうでも良いんだよ、それよりえらく好き勝手やってたみたいだな」

 

「はん!お前には関係ないことだ」

 

「それがそうでもないんだよな〜、こいつらは俺の知り合いなもんでな、とりま返してもらうぜ」

 

「お前一人で何が出来ると言うのだ!」

 

「残念だけど一人じゃないんだよな〜」

 

「は?何を言って!」

 

「これが目に入らない?」

 

すると結城の後ろから黒服が5人と警察が10人現れた。

 

「な!?何で警察がここに!?それにその黒服は!?」

 

「お、さすがのお前でも黒服さん達の事知ってるみたいだな」

 

「ち!おいお前ら!こいつらをなんとかしろ!」

 

「「「「「皆殺しじゃーー!!」」」」」

 

「それじゃあこっちは任せても良いですかね?」

 

「承知いたしました、お前たち!」

 

「「「「は!」」」」

 

「さて、あっちは黒服さんと警察に任せてっと、おい」

 

「ひ!?こ、こっち来るな!」

 

そう言うと主犯の男はそそくさと逃げ出したのだった。

 

「追われなくてよろしかったのですか?」

 

「うん、あっちにはあの人がいるからね」

 

「あの人?」

 

「それよりどんな感じかな?」

 

「もう片付きました」

 

「え?早くない?」

 

「雑魚でしたので何ともございませんでした」

 

「そっか、大丈夫か?」

 

「「「結城さん!」」」

「兄さん!」

「お兄ちゃん!」

 

「うわぁっと!」

 

結城が彼女達に声をかけると彼女達は一斉に結城に抱きついたのだった。

 

「結城さんありがとうございました」

 

「いえいえ、お礼なら純君に言ってあげてくださいよ」

 

「純にですか?」

 

「純君が助けを求めてくれたからこの状況を知れたんでね」

 

「そうだったんですか」

 

「うっし!そんじゃあ帰りますか!」

 

「我々がお送り致しましょうか?」

 

「いえ、警察のみなさんはあのカス共をよろしくお願いします、こっちは俺と黒服さんとで大丈夫なので」

 

「は!了解しました!」

 

「うっし、そんじゃあ帰るか・・・てかこの格好で帰るって言ってもな」

 

「それならば市ヶ谷様の蔵何かはいかがでしょうか」

 

「有咲の家の蔵?」

 

「はい、そこなら誰にも見られずに入ることが出来るかと」

 

「そっか、それじゃあお願いしていいですかね」

 

「承知いたしました」

 

その後結城達は黒服が用意した車に乗って有咲の家の蔵へと向かったのだった。

 

・・・

 

「うっし、到着っと何とかバレずに来れたな」

 

「お兄ちゃんありがとうね」

 

「おうよ」

 

「でも何で私達の場所が分かったんですか?」

 

「沙綾に一方的に入れられた弦巻グループ特製のアプリでだよ」

 

「確かにそんなのあったね」

 

「でもそれのお陰で私達助かったんだもんね」

 

「だな」

 

「どんなお礼をすれば良いでしょうか」

 

「別にお礼なんていりませんよ」

 

「そんな訳にはいかないよ!」

 

「そうだよ!」

 

「っとは言ってもな」

 

「それじゃあこれしかないな」

 

「これとは?」

 

ドン!

 

「うお!?」

 

彼女達は結城にのしかかったのだった。

 

「いてて、何すんだよ」

 

「やっぱり私達の♪」

 

「お礼と♪」

 

「言ったら♪」

 

「これしかないよね♪」

 

「だな♪」

 

「テクニックなら任せてね♪」

 

「おい、お前らまさか!」

 

「「「「「「私達のお礼をちゃーんと受け取ってね♪」」」」」」

 

「やっぱりこうなるのかよ〜〜!」

 

・・・あぁぁーーーー!!




一方逃げた男はと言うと。

「はぁ、はぁ、ここまで来れば」

「ここまで来ればなんなんや?」

「!?誰だお前は!」

「誰や言われても、自分がよーく知っとるやろ」

「はぁ?お前みたいなおっさんなんか知るわけ無いだろ!」

「そうかいな、それじゃあ自己紹介せなアカンな〜」

「だから!」

「ワイの名前は真島吾朗ちゅうねん、真島組の親分やっとんねん」

「な、な!?」

「な〜?お前さんよ〜知っとるやろ?なんせうちの組のもんや言っとるらしいんやからの〜」

「そ、そんな!?」

「んで?お前ら?こんなやつうちの組におったかの?」

「いえ、こんなやつ見たことありませんね」

「だよな〜」

「あ!・・・あ!」

「ずいぶんとうちの組の名前を使って色々やっとったみたいやないか」

「そ、そんな!?」

「もちろん組の名前を勝手に使ったんやから、落とし前ぐらいつけてくれるんやろうな?」

「い、いや!?」

「嫌やないで、そんじゃ行こっか、おい」

「「へい!」」

「や、やだ!?死にたくない!?ごめんなさい!もうしませんから嫌だーーー!!」

その後男がどうなったのかは誰も知る由もないのであった。


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277話

あるー日♪街のなーか♪財布が♪落ちていた♪

 

「っと、だーれの落とし物だろうな、まぁとりあえず交番に届けるか」

 

とりあえず俺は拾った財布を中身をもらい、ゲフンゲフン、交番に届けることにした。

 

「さ〜てと、ここを曲がったら、ん?」

 

交番の直前でとある見知った人物を発見した。

 

「ようひまり」

 

「あ!お兄ちゃん!」

 

「えっとそれと」

 

「初めまして〜」

 

「どうも」

 

「お兄ちゃんどうかしたの?」

 

「それはこっちのセリフだ、何か探しもんか?」

 

「実はね、お姉ちゃんが財布を落としちゃって」

 

「財布を?」

 

「はい〜、どこ行っちゃんでしょうか〜」

 

「もしかしてこれか?」

 

「「あぁー!それー!」」

 

「これだったか、丁度良かったわ、交番に届けるところだったし、どうぞ」

 

「ありがと〜ございます〜♪」

 

「いえいえ」

 

しっかしひまりの姉ちゃんってひまりと違って何だかのほほ〜んとしてる人だな、それに。

 

「??何でしょうか〜」

 

上原家の遺伝なのか?多分だけどひまりよりデカいな、どこがとは言わんが。

 

「良かったねお姉ちゃん!」

 

「うん♪良かった〜♪」

 

「見つかって良かったですね」

 

「はい〜♪見つけていただいてありがとうございました〜♪」

 

「そんじゃあ俺はこれで」

 

「待って!」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「見つけてくれたお礼がしたいんだけど!」

 

「別に良いぞ、たまたま見つけたわけだし」

 

「それでもだよ!」

 

「そうです〜、何かお礼をさせてほしいです〜」

 

「えー、それじゃあお礼されます」

 

「「やったー!」」

 

どこに喜ぶ要素があったのだろうか。

 

「それで?どこか行くのか?」

 

「そうだね、お昼ご飯食べに行こうよ!」

 

「まぁ時間的には丁度だな」

 

「私のおすすめのお店を紹介しますね〜♪」

 

「ええ、分かりました」

 

「それじゃあ行こっか!」

 

「ああ」

 

そう言って俺達はひまりの姉ちゃんのおすすめの店へと向かったのだった。

 

・・・

 

「ここが」

 

「そうなんです〜♪」

 

「ここは」

 

「フランス料理のお店だよ!」

 

「フランス料理か」

 

「もしかして苦手でしたか〜?」

 

「いや、あんまり来ないなーと思って」

 

「お兄ちゃん基本的に自分で作っちゃうもんね」

 

「まぁな」

 

「ここのお料理は美味しいので期待してくださいね〜♪」

 

「ええ」

 

「それじゃあ入ろっか」

 

「うん♪」

「おう」

 

俺達は店の中へと入っていった。

 

「どれにしよっかな〜♪」

 

「私はいつものにしよ〜っと♪」

 

「俺はそうだな・・・」

 

メニュー表を見てみたが色々あって悩むな・・・・よし。

 

「お兄ちゃん決まった?」

 

「ああ、決まったぞ」

 

「すみませ〜ん♪」

 

相変わらずゆるーい感じの言い方だな、何だかこっちまでふにゃふにゃになりそうだ。

 

「お決まりでしょうか」

 

「はい!私はビーフシチューで!」

 

「私はいつもので〜♪」

 

「俺はビーフストロガノフで」

 

「かしこまりました、少々お待ち下さいませ」

 

そう言って店員さんは去っていった。

 

「そう言えば自己紹介がまだでしたね〜、私の名前は上原とまりと言います〜♪」

 

「どうも、俺は要結城です」

 

「結城さんですか〜♪」

 

「お姉ちゃんっていっつものんびりしてるからよく物をなくしたりするんだよね」

 

「気をつけてるんだけどね〜」

 

「あはは」

 

何だか分かる気もするな。

 

「お待たせしました」

 

「あ!来た来た〜〜♪」

 

「美味しそ〜!」

 

「おー、これはまた」

 

運ばれてきた料理を見てみたが、どれも確かに美味そうなやつばかりだった。

 

「それじゃあ早速食べましょ〜♪」

 

「いただきまーす!」

 

「いただきます」

 

・・・・

 

「ふー、美味しかったー!」

 

「ホントだよね〜♪」

 

「あぁ、美味かったな」

 

「次はどこ行こっか?」

 

「まだどっか行くのか?」

 

「それじゃあ〜」

 

「お姉ちゃんどこかあるの?」

 

「丁度結城さんもいるから〜♪」

 

「「??」」

 

「ひまりちゃんが前にラブホテルに行きたいって言ってたから行こっか〜♪」

 

「・・・は?」

 

「あぁー!そうだった!」

 

「ひまり・・・お前」

 

「変な意味はないからね!いや、変な意味ではあるけど」

 

「ひまりちゃんが前に結城さんと行きたいからどんな所か気になってるって言ってたから♪お財布のお礼でラブホテルでお礼の続きをしよっかと思って〜♪」

 

「お姉ちゃん!!」

 

お、これは拒否するつもり

 

「いい考えだね!!」

 

ズコーッ!!

 

「そこは否定しろよ!」

 

「え?だって私もお兄ちゃんといつか行くつもりだったし、丁度良いかな〜って思って」

 

「よかねーよ」

 

「大丈夫ですよ〜♪」

 

「ただ休憩するだけですかね」

 

「お友達にそう言う系のお友達が居て色々と教えてもらいましたから〜♪」

 

「うん、全然大丈夫じゃなかったわ」

 

「お兄ちゃん!」

 

「何だよ」

 

「何事も経験することが大事何だよ!」

 

「良いこと言ってる風に言ってるが、ただただ欲望がダダ漏れしてるだけだぞ」

 

「でも私達おっぱい大きいですよ〜?」

 

「それは誰も聞いてませんけどね」

 

「そうと決まれば早速レッツゴー!」

 

「ゴ〜♪」

 

「決まってないけどな、って!?腕を掴むな!?ちょっと待て!離せって!てか力つえーな!?びくともしないんだが!ちょ!?待て、ちょ待てよーーー!!」

 

「ちょうど今日勝負下着買ったところどころだったんだよねー♪」

 

「私も男の人はあんまり苦手だけど結城さんなら大丈夫かな〜♪」

 

「お二人さん!?俺の話し聞いて!ちょ!?」

 

「時間はい〜〜っぱいあるからね〜〜♪」

「時間はい〜〜っぱいありますからね〜〜♪」

 

「いやーーーー!!」



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278話

「こんにちにゃむにゃむ〜♪今日はあの!Roseliaも使用していると言われる!Circleさんにやって来ました〜♪さて!今日はどんな人に会えるでしょうか〜♪」

 

「あ!りんり〜ん!」

 

「え!?嘘!?あこちゃん!?」

 

「え?あこだけど?」

 

「ねぇねぇ!いつものやつやって!」

 

「良いよー!」

 

「あこちゃん!?」

 

「生命の理を超えてババーンと舞い降りた・・・えっと」

 

「聖堕天使だよ」

 

「そうそう!生命の理を超えてババーンと舞い降りた聖堕天使!あこ参上!」

 

「キャー!本物だ〜♪」

 

「んなとこで何やってんだ?」

 

「あ、結城さんだ〜!」

 

「どうかしたのかい?」

 

「何か挨拶して〜て言われたからやってたんだ〜♪」

 

「え?嘘・・CLOCKの要結城さんと赤司テツヤさん!?」

 

「んあ?そうだけど」

 

「君は?」

 

「は、初めまして!祐天寺 にゃむと言います!よろしくおねがいします!」

 

「あ、うんよろしく」

 

「それはカメラかい?」

 

「はい!実は動画投稿をやっておりまして」

 

「それで撮ってたのか、それであこがって感じか」

 

「そうだよ〜♪」

 

「たく、お前がドラムの練習見てくれって言ってきたくせにな〜にやっとんじゃい」ビシ

 

「あう!えへへ〜♪いつものやってって言われたからつい〜」

 

「あんまり燐子に迷惑かけんじゃねーぞ」

 

「は〜い!」

 

「その動画は投稿するのかい?」

 

「い、いえ!?流石に出来ませんよ!?」

 

「そうなのか?」

 

「だって絶対にご迷惑になりますよ!?」

 

「俺は別にどっちゃでも良いが、赤司は?」

 

「僕も別にかまわないよ、悪用するなら話しは別だけど」ニヤ

 

「顔がこえーよ」

 

「あの〜、ほんとにいいんでしょうか?」

 

「赤司も良いって言ってんだし良いんじゃね」

 

「ありがとうございます!あの、一つお願いがあるんですが」

 

「ん?どったの?」

 

「何かな?」

 

「握手してもらえませんか!大ファンなんです!」

 

「握手ぐらい別に良いぞ」

 

「僕も良いよ、どうぞ」

 

「は!?ありがとうございます!」ギュ

 

「んじゃ次は俺ね」サッ

 

「わぁ〜!本物の要結城さんだ〜〜!!家宝にしますね!」

 

「握手は家宝には出来えーと思うが」

 

「それじゃあ僕達は失礼するよ」

 

「ほれ、行くぞあこ」

 

「は〜い!バイバ〜イ♪」

 

「は、はい!」

 

結城と赤司とあこはCircleの中へと入っていった。

 

「いや〜、これはみんなもビックリだったよね〜!何か興奮しすぎてもう良いやって感じだね、っと言う事で今日の所はここでお別れするね〜♪お疲れにゃむにゃむ〜♪」

 

 

「よしっと、いや〜こんな激レア体験してしまって良かったのだろうか、もしかして明日私死んじゃう?な〜んて♪」

 

「あの」

 

「は、はい!?何でしょうか!?」

 

「さっき兄さんに握手していましたよね」

 

「兄さんとは、要結城さんの事でしょうか」

 

「そうだよ」

 

「はい!お願いしたらしてもらえました!」

 

ズン!

 

「ひ!?」

 

「誰の許可取って私の兄さんと握手してるんですかね?握手するには私の許可を取ってもらわないと困りますね、何ですか?もしかして兄さんに色目でも使うつもりですか?兄さんは私達の物なのであなたが入る隙なんてないんですよ?投稿者だか何だか知れませんが、それでまた兄さんに変な虫が着いたらどうしてくれるんですか?あなたみたいなどこぞの馬の骨が出しゃばって良いものじゃないんですよ、分かりましたか?分かりましたよね?分かったと言え、命がおしいのならこれ以上兄さんに近づくのは辞めてくださいね?分かったかな?かな?」ハイライトオフ

 

「ひ!?え・・いえ・・その」涙目

 

「何してんだドアホ」スパーン!

 

「痛い!何するの?」

 

「こっちのセリフじゃ、中々来ねーから戻ってきてみればなーにしとんじゃ」

 

「それは兄さんに近寄る害虫駆除を」

 

「ドアホ」スパーン

 

「痛い!?」

 

「ったく、お前は中に入ってろ」

 

「中にイクのは兄さんだけど」

 

「店の中に入ってろって事だよ、ったく、ほれ行った行った」

 

「仕方ないな〜」

 

しぶしぶながらも燐子はCircleの中へと入っていった。

 

「ったく、大丈夫だったか?」

 

「ひゃ、ひゃい」ズル

 

「ほんとに大丈夫か?」

 

「腰抜けちゃいました」

 

「あらま、しゃーね^、ちょっとごめんよ」

 

そう言って結城はにゃむの事をお姫様抱っこで抱え上げた。

 

「ふえ//えっと//」

 

「治るまでここに居るわけにもいかねーしな、中のソファーまで運ぶからそこでゆっくり治してくれ」

 

「ひゃ、ひゃい//」

 

恥ずかしがるにゃむを尻目に結城は淡々とにゃむの事を中へと運ぶのであった。

 

「よっと、ここで休んでればしばらくしたら治るだろうと思うから」

 

「は、はい//」

 

「それじゃあ悪いけど俺はあいつらの練習見てやらなきゃいけねーから失礼するな」

 

「は、はい!」

 

にゃむの返事を聞いた結城は奥へと去って行ったのだった。

 

「信じてはなかったけど、王子様ってほんとにいるんだな〜///」

 

その後しばらくにゃむはソファーの上で惚けるのであった。




思いついたので出してみました、他のメンバーってどんな感じなんだろうか


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279話

ここは花咲川女学園の生徒会室、ここでは花咲川の生徒会長の白金燐子と副会長の市ヶ谷有咲、そして風紀委員の氷川紗夜がいた。

 

「ふー、だいぶ落ち着きましたね」

 

「そうですね、紗夜さんもありがとうございます」

 

「ええ、そろそろ良い時間ですね」

 

「そうですね、そろそろ帰りましょうか」

 

「そうしましょう」

 

「ですね」

 

三人が帰る準備をしようとした時の事、突如扉が開き、男が部屋に入ってきた。

 

「あなたは誰ですか!」

 

「何でここに男が!?」

 

「あなた!どこから侵入したのですか!」

 

三人が男に詰め寄ろうとした瞬間、男は不意に携帯を取り出しその画面を三人に見せた。

 

「な、何を!?・・・」

 

「お前!何をして!?・・・」

 

「あなた!ふざけないで!・・・」

 

三人が一斉に言おうとしたがその画面を見た三人は次第に頭の中がぼーっとする感覚になっていった。

 

「「「・・・」」」

 

「あはは!本当に聞いたぞ!このアプリは本物だったんだ!!あはははは!」

 

男が三人に見せたものは最近とある事物から貰い受けた催眠アプリだったのだ、男はもらった当初は男も胡散臭いと思い気にはしていなかったが、とある日にものの試しに自分の母親に使ってみたところ、自分の良いような言いなりになったためこれは本物だと確信をしたので男は自分の家から一番近いこの花咲川でこの催眠アプリを使ってハーレムを作ろうと画策し、実行に及んだのだ。

 

「さぁーて、まずはお前たち制服を脱いで下着になれ」

 

男が三人にそう命令すると、三人は何の抵抗もなく自分の制服を脱ぎ始め、下着姿になった。

 

「おっほー!こいつはすげぇー!ほんとに高校生かよ、乳デケェ!あはは!これを俺の物に出来るなんてな!それによく見りゃこいつら上玉じゃねーか」

 

男は三人の下着姿に対してこれから自分の物に出来ると思い興奮が抑えきれないのであった。

 

「それじゃあ早速」

 

そう言って男は燐子の元に近づき、そして。

 

モニュ

 

有咲の胸をいやらしい手つきで触りだしたのだった。

 

「うほ!高校生でこんな巨乳とか、誘ってるとしか思えねーな、さて次は」

 

次に男は有燐子に近づき、同じように燐子の胸を揉み始めた。

 

「こっちも負けず劣らずにデケェ乳してんな、あはは!これから毎日揉んでやるからな!それに、髪の毛もすげーサラサラだな、最後にっと」

 

最後に紗夜に近づき、二人とは異なり男は紗夜の身体に顔を近づけ匂いを嗅ぎ始めた。

 

「ムフフ女特有のいい匂いがするぜ」

 

満足した男は少し離れて、次の命令をした。

 

「お前たち、そこの壁に後ろ向きに立って壁に手をつけてケツをこっちに出せ」

 

男の命令に三人は命令通りにしたがい壁に手をつき、男に向けてお尻を突き出したのだった。

 

「さ〜て、それじゃあ本番おっぱじめるかな」

 

男はそう言って紗夜に近づいていった、そしてもう少しで紗夜のお尻に手が届きそうになった次の瞬間。

 

ゴツ!

 

「!?」

 

男は自分の身に何が起こったのか理解出来なかったが、自分の下腹部が言葉にならないほど激痛が気たことは理解出来た。

 

「全く、人が抵抗できないからってやりたい放題してくれましたね」

 

「汚らわしいです」

 

「こんなもん本当にあったんだな」

 

「な、何で!?いつから!?」

 

「いつからって、最初からですよ」

 

「何でだ!?確かに催眠は効いてたはず!」

 

「まぁそうでね、確かに一般の人になら効果はもしかしたらあるかも知れませんね」

 

「残念だったな、私達には効かねーよ」

 

「な、何故だ!?」

 

「それはですね」

 

「弦巻グループに研究員に私達も作ってもらったことがありますから」

 

「その時にもしもの時があるかも知れねーからってことで対処法を教えてもらってたんだよ」

 

「そ、そんな!?」

 

「いや〜、まさか私達以外にこれを持ってるのがいるなんてな」

 

「そうですね、まさか兄さんに使う前に使われるとは思いませんでしたが」

 

「ですよね〜、って事でお前」

 

「な、何だよ!」

 

「これ誰から譲り受けたのですか」

 

「んな事言う訳ねーだろ!」

 

「まぁそうですよね、でも」

 

「何だよ」

 

「早めに吐いた方が身のためだと思うぞ」」

 

「な!?何をするつもりだ!」

 

「そんなの決まっているじゃありませんか」

 

「人の身体を勝手に触って」

 

「汚らわしい手で髪の毛を触って」

 

「人の身体の匂い気色悪く嗅いだんですから」

 

「「「タダで済むなんて思ってないよな」」」ハイライトオフ

 

「こ、こっち来るな!?い、いや!いやだぁあーーー!」

 

その後男は次の日の朝に無惨な姿で廃棄所に捨てられていたとか何とか。

 

「これどうします?」

 

「本当はさっさと壊してしまいたいところですが」

 

「どうかしましたか?」

 

「本当に効くのか試してみますか」

 

「え!?これをですか!?誰にですか?」

 

「それはもちろん私達と言ったらの人にですよ」

 

「「あぁー」」

 

そう言うと紗夜はある人物に電話をして学校まで来てもらうことにした。

 

ガララ

 

「何だ紗夜、用事って・・・・お前ら何で下着なんだ?」

 

「いや〜、実は襲われそうになりまして」

 

「え?マジで?」

 

「うん、でも何とか助かったけどね」

 

「警察には連絡したのか?」

 

「してませんよ」

 

「は?・・・え?って事は真っ先に俺に電話してきたのか?」

 

「「「うん」」」

 

「お前ら」

 

「大丈夫ですよ、私達は何の被害もありませんでしたから」

 

「その姿で無事でしたは無理があると思うんだが」

 

「でも兄さんの前ではいっつもこれだよ?」

 

「それはそれでおかしいんだがまぁ良いや、良かねーけど、それで?何で俺は呼ばれたんだ?」

 

「ええ、それはあることに付き合ってもらいたくて」

 

「あること?」

 

「はい、最近弦巻グループのとある人に催眠アプリを作ってもらっていまして」

 

「待て待て」

 

「何か変なところがありましたか?」

 

「さっき言った一文が変なんだよ」

 

「まぁそんな細かいことは良いじゃないですか」

 

「うん、全然良くねーな」

 

「まぁそれは置いといて何だけど」

 

「じゃあ何で言ったんだよ」

 

「それでですね、さっき私達を襲ってきた男が私達とは別の催眠アプリを使ってきまして」

 

「あぁ」

 

「私達は対策を知ってたから全然大丈夫だったんだけど」

 

「これを結城さんい使ったら本当に効くのかなーって思って」

 

「うんうん・・・・は?」

 

「だから結城さんがもし効いたのならこれは本当に効くやつなんだって事になるので」

 

「お前ら、もしかして!!」

 

「「「だから実験させてくださいね♥」」」ハイライトオフ

 

「ちょっと待て!?洒落になら!?」

 

カチ

 

「有咲ーーーーー!!」

 

「ダメですよ結城さん♥」

 

「さぁ兄さん♥」

 

「こっちを向いてください♥」

 

「何、お前らの方さえ見なければ良いだけだ」

 

「そう言うと思って、はい♪」

 

「何で有咲が持って!?紗夜が、持ってたはず!?・・・」

 

「結城さん?」

 

「・・・何でしょうか」

 

「お、これは」

 

「兄さん」

 

「・・・」

 

「あれ?反応しませんね」

 

「市ヶ谷さん携帯を」

 

「あ、はい」

 

「結城さん」

 

「・・・何でしょうか」

 

「やはり」

 

「もしかしたらその催眠アプリを見せてる人には効くみたいですね」

 

「紗夜さん」

 

「ええ、どうぞ」

 

「兄さん」

 

「・・・何でしょうか」

 

「私の胸を揉んでください」

 

「はい、分かりました」

 

モニュ

 

「あん//」

 

「あ!燐子先輩ズルい!」

 

「まぁまぁ市ヶ谷さん落ち着いて」

 

「でも!」

 

「これからたーくさん揉んでもらえますから♪」

 

「あ、それもそうですね♪」

 

「それじゃあ早速♪」

 

「「「いっただきまーす♥」」」ハイライトオフ




前に設定をなくすとお話したと思いますが、CLOCKとかの設定はそのままいきますのでよろしくお願い致します。


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280話

夜寝ていた時の事。

 

ボス!

 

「ん!」

 

誰かに上から乗られた感があったので、たえの奴がまた無断で入ってきたのかと思い薄めで目を開けてみた、すると。

 

「にゃはは〜♪気持ちよさそうに寝ているにゃ〜♪」

 

誰だあんた・・・謎の女性が俺に上に跨っていた。

 

「ご主人も不用心だにゃ〜、このままだとあのメス猫が入ってきちゃうにゃ」

 

そう言ってその女性は窓の鍵を締めた。

 

「さ〜て♪これで邪魔者は入ってこにゃいから心置きなく出来るにゃ〜♪」

 

何の事を言っているのだろうか。

 

「あの〜」

 

「にゃ?起きちゃったかにゃ」

 

「あなたは誰なんでしょうかね?」

 

「にゃはは♪この姿でお会いするににゃ初めてだったにゃ♪うちはご主人の飼い猫のミユだにゃ♪」

 

「ほ〜〜、あなたがうちのミユと申しますか」

 

「そだにゃ♪」

 

「うちのミユはただの猫何ですが」

 

「そうだにゃ♪」

 

「でもあなたは人間ですよね?」

 

「にゃはは♪もう見られちゃったから」教えちゃうにゃ♪」

 

「何を?」

 

「うちはね、ただの猫じゃないんだにゃ♪」

 

「ただの猫じゃない?」

 

「そうだにゃ♪猫又って聞いたことはあるかにゃ?」

 

「確か妖怪の一種だっけ?」

 

「そうだなにゃ♪その猫又の中でも優秀なのがうち何だにゃ♪」

 

「猫又の中にも優秀とかあるのか?」

 

「そうだにゃ♪優秀な猫又はうちみたいに人間の姿になれるのにゃ♪」

 

「そうなんだ」

 

「そだにゃ♪」

 

「もしかして今までも何回かその姿になってたことあるの?」

 

「ま〜、数回程度にゃ」

 

「そっか、それじゃあ何で今はその姿に?」

 

「そりゃ〜、最近ご主人の周りに淫乱女どもが増えたにゃ♪」

 

「凄い言いようだな」

 

「それで最近ご主人がその女共から”ピー”されてることは知ってるにゃ♪」

 

「何で知ってんの!?」

 

「それでもう我慢限界ににゃったから、この姿になってご主人の寝込みを襲って種を頂こうかと思ったにゃ♪」

 

「すーーんごいこと言ってるよ」

 

「でも逆に目が覚めてくれて助かったにゃ♪」

 

「それは何でなんだ?」

 

「そりゃ〜♪襲ってる時のご主人の表情を間近で見ることが出来るからにゃ♥」ハイライトオフ

 

電気が消えてる今の状況でも分かる、多分ハイライトがお亡くなりになったんだろうと。

 

「それじゃあ早速♪」

 

「いや!?やんねーよ!?」

 

「ご主人に拒否権はないにゃ♥」ハイライトオフ

 

「って!?力つえーな!?」

 

「にゃはは♪人間の男程度にゃら抑え込むことは造作でもにゃいにゃ♪」

 

「この!」

 

「諦めが悪いにゃ〜♪それじゃあ早速♥」

 

「く、来るな!?」

 

「頂きにゃ〜〜す♥」ハイライトオフ

 

「うわぁーーー!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うわぁーーー!!」バサ

 

「はぁはぁ、夢か」

 

やべ汗でべったりだ、しっかしすげー夢だったな。

 

「zzz」

 

そうだよな、ミユが猫又な訳ないよな。

 

「・・・にゃ〜〜」

 

「おはよ」

 

「にゃ〜♪」

 

「よっと」

 

俺は起きたミユを抱えあげた。

 

「なーミユ」

 

「にゃ〜?」

 

「すごい夢見てよ」

 

「にゃ?」

 

「お前が猫又で人間の姿になって俺に襲ってくるって言う夢だったんだよ」

 

「にゃ〜〜」

 

「そんな訳ないよな、猫又なんて想像上の生き物でしかないもんな」

 

「そんな事にゃいにゃ〜」

 

「そうか?猫又なんて空想上の生き物だろ?」

 

「ご主人がそう思っているからそう思うのにゃ」

 

「そうか〜、じゃあミユは猫又だったのか」

 

「そうだにゃ♪」

 

「・・・・え?ミユさんや」

 

「どうしたにゃ?」

 

「あれは夢だったんじゃ」

 

「ご主人のアソコと〜っても気持ちよかったにゃ♥」

 

キューーー、バタン

 

「にゃはは♪気を失っちゃにゃ♪さて」

 

今見たことは全て忘れるにゃ、さもなくば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一生後悔することになるかも知れにゃいにゃ」ハイライトオフ




ごめんなさい、思いついたので書きたくなっちゃいました(ノ≧ڡ≦)テヘペロ!


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281話

「ん?これは?」

 

部屋のキッチンに何故か俺の知らないカップ焼きそばがあった、見るからに辛いですよーって感じのパッケージをしている、そういや前に姉貴が家に泥酔しながら押しかけて来た時あったからその時に姉貴が置いていったんだろう、姉貴は大の激辛好きだからな。

 

「えーっと何々?食べたら即死決定!!激辛激うまソース焼きそば!か・・・・即死だったら美味いかどうか分からなくないか?まぁ良いや、試しに食ってみるか」

 

俺はその焼きそばを食ってみることにした、ケトルでお湯を沸かし、何やかんやで完成した。

 

「こりゃ〜確かにヤバそうだな」

 

作ってはみたが何だかどす黒い色して明らかにやばいですよーって言ってる感じがしている、ちなみにだが俺もある程度なら辛いのは好きな方だ。

*某ここが一番や!で10辛を平気で食します*

 

「そんじゃあさっそくいただきまーす」

 

俺は箸で掬って一口目を食べた。

 

「・・・確かに美味いが・・・」

 

かっっれーーーーー!!何だこれ!やっば!何か下ピリピリしてきた。

 

「やっばこれ、こんなん食おうとしてたんかあのアホは」

 

これ全部食えるかな、なんて考えた時だった。

 

ピンポーン

 

誰か来たみたいだ。

 

「はーい、っとお前ら」

 

やって来たのはモルフォニカの奴らだった。

 

「どうしたんだ?」

 

「どうしたんだはこっちのセリフだけど、何でそんなに汗かいてるの?」

 

「まさか!?誰かとおっぱじめてるんですか!?」

 

「最近ましろんそっち系にしか頭行かなくなったよね」

 

「だって!こんな真っ昼間に汗をかくなんて!SE◯してた以外ないじゃん!」

 

「は〜い白は一回黙ろうね〜」

 

「むーー!!」

 

「それで、どうしてそんなに汗をかいてるのかしら?」

 

「ああ、姉貴が忘れていった(多分)激辛の焼きそばを食ったからだな」

 

「そんなに辛いんですか?」

 

「ああ、あれはやばいな」

 

「そんなにやばいんだったら食べてみたいかも♪」

 

「辞めといた方が良いと思うぞ」

 

「大丈夫大丈夫♪何事もやってみないと分からないじゃん♪」

 

「ヤッてみないと!?」

 

「とりあえず上がるか?」

 

「おっ邪魔しま〜す♪」

 

「お邪魔しま〜す♪」

 

「お邪魔するわ」

 

「お邪魔します」

 

「今日はどんなプレイをしますか?」

 

「お前は何を言ってんだ」

 

「ナニですけど」

 

「ったく」

 

とりあえず5人を中へと入れた。

 

「これがその物ですか!」

 

「ああ」

 

「確かに凄い色してるね」

 

「確かに辛そうかもね」

 

「それじゃあ早速私がイクね♪」

 

「シロえらくやる気満々じゃん」

 

「しろちゃん辛いの大丈夫なの?」

 

「ううん、ダメだよ」

 

「それじゃあ何でそんなにやる気なのよ?」

 

「そりゃあさっき結城さんがこのお箸で食べたって事は次私が食べれば間接キス出来るじゃん♪」

 

「「「!?」」」

 

「シロー!それを寄こせー!」

 

「しろちゃ〜ん、それ渡そっか♪」

 

「ましろちゃん悪いことは言わないわ、それを寄越しなさい」

 

「や〜だ!」

 

「「「「・・・・せーの!」」」」

 

「「「「ジャンケン!ポン!」」」」

 

「いただきます」

 

四人が争っていると瑠唯がしれっと食べ始めた。

 

「あん・・・」

 

「瑠唯?」

 

「るいさん?」

 

「ルイ?」

 

「るいるい?」

 

「るいさん?」

 

「・・・!!」

 

数回噛んだ瑠唯は目を見開き、すると段々と顔が真っ赤になっていった。

 

「とりあえずこれ飲め!」

 

俺は瑠唯に水を差し出した。

 

「!?」バッ

 

瑠唯は水を受け取り勢いよく流し込んだ、そして。

 

「!?」

 

何故か俺にキスしてきやがった!?」

 

「!?」

 

咄嗟のことで俺は反応できずキスをしてしまった、だが問題はそれじゃなかった、あの焼きそばを食った直後の瑠唯が俺にキスをするつまり。

 

「!?」

 

その辛味が俺の体内に直接ダメージを与える形になっているのだ・・・死ぬ。

 

「「「「何しとんじゃーーー!!」」」」

 

他の四人によって二人は何とか離れることが出来た。

 

「ちょっとるいさん!何羨ましいこと!何してるんですか!!」

 

「そうだよ!なんて羨ましい、何してるのよ!」

 

「ちょっとるいるい〜やりすぎだよ〜」ハイライトオフ

 

「でもあんなるいさん見たの初めてかも」

 

「あぁぁーー!!」

 

「「「「結城さん!?」」」」

 

「さっきので俺の体内がおかしなことになってる!」

 

「だったら私の中に注ぎ込めば!」

 

「シロ!今はそんな事言ってる場合じゃないよ!」

 

「そんなに辛いのかな?」

 

「食べてみる〜?」

 

「よっし!それじゃあ・・」

 

その後他の四人は一口ずつ食べていったのだった、その結果。

 

「「「「「・・・」」」」」チーン

 

「♪♪」

 

五人は撃沈し七海は何故かご機嫌だった、今回の一番の被害者は間違いなく結城だろう、あの後も他の三人に攻撃を受けることになったため、最初の一口を食べただけなのに何故か身体にダメージを受ける結果となったのだ。

 

「大丈夫ですか〜?」

 

「何でお前はそんなに平気なんだ?」

 

「いや〜、普通ですよ〜?」

 

「これを美味いと言って食ってるのはおそらくお前と姉貴だけだろ」

 

「え〜?そうですかね〜?」

 

「ったく、ちょっと俺は自分の部屋で休んで来るわ」

 

「分かりました〜♪」

 

俺は七海に断りを入れ自分の部屋に向かった、そして部屋に入った時だった。

 

カチャ

 

「カチャ?」

 

鍵なんてかけてないはずなのに鍵がかかったので振り向いてみると、そこにはニヤニヤした七海が立っていた。

 

「七海、何でお前が?」

 

「そりゃあ私も一緒に休憩しようと思いまして〜♪」

 

「・・・お前、何か企んでねーか?」

 

「むふふ〜♪分かります〜♪」

 

「まさかと思うが、あの焼きそば、お前が?」

 

「いや〜♪弦巻グループの人に頼んで作ってもらったんですよ〜♪」

 

「何でそんな事を?」

 

「もちろん自分で食べてみたいって言うのもあるんですけど〜、弱ってる結城さんを見ると〜♪何だかゾクゾクしちゃって〜♥」ハイライトオフ

 

「でもどうやって家に入ったんだ?」

 

「そりゃあもちろん合鍵ですよ〜♪」

 

「合鍵!?」

 

「あ、ちなみにガールズバンドメンバー全員持ってますよ♥」

 

「・・・」

 

絶句した。

 

「ちなみに何ですけど〜♪」

 

「ん?」

 

「さっき媚薬を飲んだので〜♥」

 

「は?」

 

「焼きそばの刺激も相まって、身体中がうずうずしてるんですよ〜♥」ハイライトオフ

 

「お、お前まさか」

 

「大丈夫ですよ〜♥今日は危険な日ですから〜♥」ハイライトオフ

 

「全然大丈夫じゃねーだろ!!」

 

「あ、ちなみにみんなに助けを呼ぼうとしても意味ないですよ〜♪」

 

「は?何で」

 

「あの四人には少々怪しい薬を飲ませましたから〜♪」

 

「おい、それは」

 

「大丈夫ですよ〜♪弦巻グループの安全安心の薬ですから〜♪」

 

「安心出来るようで出来ないな」

 

「って事で♥」

 

「お、おい!?」

 

「早速ヤッちゃいましょうか〜♥」ハイライトオフ

 

「ちょ!ちょ待てよ!」

 

「いっただきまーす♥」ハイライトオフ

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!!」




よく誤字訂正の所で251話の所をつくしとつぐみを間違えてると訂正していただけてるのですが、ちゃんとそのままつくしであっていますのでよろしくお願い致します。


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282話

ここはチュチュの家、ここでRASは練習を行っていた。

 

「いや〜、しっかし今日はあっちーな」

 

「そうですね、何だか寒かったり暑かったりバラバラですね」

 

「そうだね、確かに今日は暑いね」

 

「汗でビショビショよ」

 

「チュチュ様!一緒にお風呂に入りましょう!」

 

「何でよ!嫌に決まってるでしょうが!」

 

「でもそのままでいるつもりか?」

 

「そうだね、シャワーでも良いから浴びたほうがいいよ」

 

「あ!それだったら私がお世話になっている銭湯に行きませんか!」

 

「そういやロックが今住んでるところって銭湯だったよな」

 

「良いんじゃないかな、たまにはみんなで一緒に入るのも良いんじゃない?」

 

「良いですね!チュチュ様!行きましょうよ!」

 

「まぁそうね、たまには良いんじゃないかしら」

 

「お、チュチュがそんな事言うなんて珍しいな」

 

「前に結城に怒られたことがあるのよ」

 

「そうだったんだ」

 

「それじゃあみんな行きましょう♪」

 

「だな!」

 

「それじゃあロック、案内お願いね」

 

「はい!」

 

こうしてRASの面々はロックの下宿先の銭湯へと向かったのだった。

 

・・・

 

「はぁ〜、いい湯だな〜」

 

「ほんとだね、昔ながらって感じのする銭湯だね」

 

「ロックさんは毎日こんな素敵なお風呂に入れて羨ましいです〜」

 

「まぁ悪くわないわね」

 

「そんな事言って〜、顔がとろけてんぞ」

 

「な!?//気の所為よ!」

 

「それだけチュチュもここが気に入ってるってことだよ」

 

「そうですね♪」

 

「それは良かったです♪」

 

「あんた達ねー!?」

 

そんな感じで和気あいあいとしていると、突如数人の男達が中に入って来た。

 

「お、ほんとにいたぜ」

 

「女の入浴シーンなんざ滅多にお目にかかれねーぜ」

 

「な!?何なんですかあなた達は!」

 

「ここがどこだか分かって来てんのか!」

 

「ああ、分かってるさ、だから入ってきたんだよ」

 

「何が目的よ」

 

「そんなの決まってんだろ?お前らさえ居なければバルハラが優勝して今頃ライブに引っ張りだこだったはずなのにお前らみてーらのが出てきたせいで俺達の夢も無くなっちまったんだよ」

 

「何をするつもりですか!」

 

「んなもん、お前ら全員を犯してその姿をSNSで全世界に公開するんだよ、そうすりゃお前らは二度と公に出られるどころか日本中から軽蔑の目で見られるだろうな、そうすりゃあの大会でバルハラが負けたのはお前らが何か裏で審査員をたぶらかして自分達が勝つように仕向けたんだって思うはずだ」

 

「そんな事してタダで済むと思ってるわけ!」

 

「はん!俺等がどうなろうと知ったこっちゃねーんだよ、俺達バルハラのファンがバルハラを上へとのし上げるためなら何だってするさ」

 

「それに俺等にとってもお前らを犯せるって言うメリットもあるわけだからな」

 

「クズどもが」

 

「おいお前らやれ」

 

リーダーらしき男がそう言うと男達は一斉にRASの面々に襲いかかった。

 

「んの野郎!ぶっ飛ばして!」

 

「おっと、反抗するなよ、この婆さんがどうなってもいいって言うんだったらな」

 

「おばあちゃん!?」

 

後から入ってきた男は番台でもあるロックがお世話になっているお婆さんにナイフを突きつけて入ってきた。

 

「六花ちゃんごめんね」

 

「本当にどこまでもクズなのね!」

 

「でもあれじゃあ下手に動けないよ」

 

「ちょ!?このおたんちんが!何するばってん!」

 

「ロック!」

 

「離しなさいよ!」

 

「チュチュ!?」

 

「辞めてください!」

 

「パレオ!?」

 

「おっと、動くんじゃねーぞ」

 

「くそったれ!」

 

「さーて、全員捕まっちまったが、後はあんただけだぜ」

 

「!?やめ!」

 

「はは!意外といい身体してんじゃねーか、喜べよ今から気が狂うまで犯してやるからよ」

 

「へへ、男勝りな女がどう鳴くのか楽しみだぜ」

 

「こいつ意外と可愛い顔してんじゃねーか、どう泣き叫ぶか楽しみだぜ」

 

「こんなチビを犯しちまったら本当に壊れちまうんじゃねーかWW」

 

「こいつあの時すげー威勢良かったよな、そんな奴が泣き喚く姿を見れるなんてな」

 

「この婆さんどうするよ」

 

「もう用済みだから眠らせてその辺にでも捨てておけ」

 

「みんな!?」

 

「うるせーぞ!」ガス!

 

「!?」ガク

 

「お婆ちゃん!?」

 

「おっと、婆さんの心配なんざしてて良いのかよ、今から俺達に犯されるって言うのによ」

 

「こんの!」

 

「それじゃあ早速おっぱじめようか」

 

「なぁなぁ」

 

「何だよ」

 

「俺の相手はいないの?」

 

「あ?お前はこいつら全員を犯した後不用品で十分だろ」

 

「えー?俺だって新品が良いけどな〜」

 

「なんだ?お前俺に盾突こうって言うのか?新入りのくせして」

 

「やだな〜、ちなみに全員もう経験者だけど?」

 

「あ?お前さっきから何を言って」

 

「お楽しみの所悪いね〜♪」

 

「な!?お前!いつから!?」

 

「ん〜?最初からだけど?」

 

「な!?それじゃあ!」

 

「お仲間さんなら外で寝ててもらってんぞ」

 

「!?婆さんは!」

 

「私ならこの通りだよ、もうすぐ警察が来るはずだから観念するんだね」

 

「クソッタレ!お前ら!この男をぶっ殺せ!」

 

「「「「YA-HA-!!」」」」

 

「粋がるなよ!雑種共が!!」

 

〜数秒後〜

 

「ふい〜、ほんとに雑魚かったな」

 

「警察です!無駄な抵抗は辞めて大人しく!・・・あれ?」

 

「あ、すみません、先に黙らせちゃいました」

 

「は、はー、そ、それではこの者たちは我々が責任を思って連行致しますので!」

 

「よろしくお願いします」

 

ちなみにだが入ってきた警官は全員女性だった・・・あれ?俺居たらマズくね?」

 

「話しは私がやっておくから結城さんはみんなのそばに居てあげておくれ」

 

「ええ、分かりました」

 

そう言うとお婆さんは婦警さんと一緒に出ていったのだった。

 

「さてと、お前ら大丈夫だったか?」

 

「うん、ありがとう兄さん」

 

「マジで助かったぜ」

 

「ありがとうございました!」

 

「助かったわ」

 

「助かりました」

 

「無事で何よりだ、とりあえずお前ら湯冷めするから早く着替えに行けよ」

 

「その前にさ、お礼がしたいんだけど」

 

「後でも良くね?」

 

「今したいんだよ」

 

「そうです!」

 

「そうかい、それで?お礼とは?」

 

「一緒にお風呂に入るわよ!」

 

「・・・は?」

 

「結城さんも一緒にお風呂に入りましょう♪」

 

「何故そうなる?」

 

「お礼と言ったらご奉仕でしょ?」

 

「ご奉仕と言ったら裸の付き合いだろ?」

 

「裸の付き合いと言ったら肌と肌をくっつけることですよね♪」

 

「肌と肌をくっつけるってことはそれはもうS◯Xですよね」

 

「SE◯と言ったらもちろんハーレムよね!」

 

「「「「「つまりお礼と言ったらご奉仕で♪ご奉仕と言ったら◯EXって事になるよね♪」」」」」

 

「絶対に違うと思うんだけど!」

 

「「「「「汚れた私達をその精◯で綺麗にしてね♥」」」」」ハイライトオフ

 

「まだ未遂だっただろうが!それにそっちの方が汚くって!」

 

「「「「「私達が綺麗になるまでいっぱい出してね♥」」」」」ハイライトオフ

 

 

「何でこうなるんだ〜〜〜!?」

 

 

 

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 



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283話

今俺の目の前には満面の笑みを浮かべている赤司がいる。

 

「お前、何企んでんだ?」

 

「ん〜?♪今日は何月何日でしょうか♪」

 

「4月1日だな」

 

「そうだね♪では今日は何の日でしょうか♪」

 

「エイプリルフールだな」

 

「そうだね、エイプリルフールとは何でしょうか?♪」

 

「まぁ属に言う嘘をついても良い日だな」

 

「そうだよね♪」

 

「お前・・・何をした・・・」

 

「何でしょうか♪」

 

「お前まさか・・・」

 

「ほ〜んと、君は感が良いね〜」

 

「ちなみに誰にやったんだ?」

 

「ん〜?ガールズバンドの子達全員だよ♪」

 

「赤司ーーーーーー!!お前!何を言ったー!!」

 

「結城が僕の姉と結婚することになったって言ったんだよ♪」

 

「てめぇーー!」

 

「そしたらほら♪」

 

「あ?」

 

赤司が俺の後ろの方を見るので振り向いてみると。

 

「「「「「ユウキザ〜〜ン!!」」」」

「「「「「オニイジャ〜〜ン!!」」」」

「「「「兄ザ〜〜〜ン!!」」」」

 

這いつくばりながらこちらに這い寄る混沌に染まったあいつらがいた。

 

「こえーよ!!バイオハザードじゃねーんだぞ!」

 

「早く逃げたほうが良いんじゃないかな♪捕まったら今まで以上に絞り出されるかもね♪」

 

「赤司ーーー!!」

 

注:普段あまり表情に出さない人がものすごく笑顔の時は良くないことが起きますのでご注意を(個人の感想です)

 

「さぁ!さぁ!逃げ惑え!そして僕を楽しませてくれ!!」

 

「お前はどこの魔王様なんですかね!?」

 

「そんな事言ってて良いのかい?ほら」

 

赤司がそう言うとすでにジリジリとこちらににじり寄ってきていた。

 

「まるでゾンビだな」

 

俺がそう言った途端いきなり立ち上がり走ってきたのだった。

 

「普通に走るのかよ!」

 

俺はとりあえず逃げることにした。

 

・・・・

 

それから大体三十分ぐらいかな、あいつらから逃げているのだが。

 

「さすがに疲れたな」

 

約三十分も走り続けたら流石に疲れたよ。

 

「あれ?結城くんじゃん?こんな所で何してるの?」

 

「んあ?あぁまりなか、いや〜あいつらから逃げてるんだよ」

 

「あいつらって事は彼女達からかな?」

 

「あぁ」

 

「何かしたの?」

 

「俺じゃなくて赤司がだがな」

 

「赤司くんが何だ、以外だね」

 

「普段あいつってこういうことにはあんまり関心を持たねーんだけど、今日みたいに何かイベント事って言って良いのか分からんが、こういう時にははっちゃけるんだよな」

 

「へー、以外だね」

 

「そうだろ?まぁそのはっちゃけ具合がやばすぎて毎度俺等が被害を食らうんだよな」

 

「あはは、それは災難だね」

 

「だろ?なぁ一つ聞いて良いか?」

 

「何かな?」

 

「ここって俺しか知らない場所何だが、何でまりながここに居るんだ?」

 

「あは♥気づいちゃった♥」ハイライトオフ

 

「まさかお前も」

 

「いやー、赤司くんから君が赤司くんのお姉さんと結婚するって聞かされてね♪これはみんなと一緒に分からせなといけないな〜って思ったんだ〜♥」ハイライトオフ

 

「ちなみにどうやってここを?」

 

「ん?赤司くんが普通に教えてくれたよ♪最終的にはここに逃げてくるだろうって♪」

 

「そうだったーー!あいつに教えてたんだったーー!!」

 

「ふふ、おっちょこちょいだな〜♥」ハイライトオフ

 

「てか待て、さっきの言い方だったら」

 

「うふ♥気づいちゃった?」

 

「まさか」

 

「そうだよ♪」

 

「みーーんな居るからね♥」ハイライトオフ✕ガールズバンドメンバー

 

そこには俺を追いかけていた全員が俺を囲むようにして立っていたのであった。

 

「お、お前ら落ち着け、今日は何の日だ?」

 

「エイプリルフールね」

 

「そうだろ?それで赤司から何か言われたんだろ?」

 

「そうだね〜、兄さんが赤司さんのお姉さんと結婚するってね」

 

「そうだろ?つまりこれは赤司がエイプリルフールだからってついた嘘であって」

 

「「「「「「「「嘘だ!!」」」」」」」」

 

「お兄ちゃ〜ん、嘘はいけないね〜」

 

「だから」

 

「赤司さんがそんな事する訳ないじゃないですか〜」

 

「いや、だから!赤司が!」

 

「何でそんな嘘をつくのかな?かな?」

 

「お持ち帰り〜の人じゃないんだからな」

 

あ、こいつらそういや普段の赤司しか知らねーんだった・・・・つまり。

 

「私達を裏切って結婚だなんて〜」

 

「悪い子ですね〜」

 

「これはお仕置きが必要ですよね〜」

 

「お前ら、ハイライトさんはどこに行かれたんだ?」

 

「うふふ、遠い遠いお星様にだよ♪」

 

「ほんとにどこ行った!?」

 

「それじゃあもう良いかな?」

 

「何がだ?」

 

「ん?私達に襲われる覚悟♪」

 

「そんな覚悟持ちわせておりませんのでお帰りくださいませーー!!」

 

「「「「「「「「ダーーメ♥」」」」」」」ハイライトオフ

 

「いやぁぁーーーーん!」

 

その後結城がどうなったのかは誰も知らないのでした。

 

「あはは、やっぱり結城と一緒に居ると退屈しないね♪まぁ後で彼女達にはホントの事は言ってあげるつもりだけど」

 

いやー、まさかこころちゃんまで騙されるとは思ってなかったけどね(苦笑い)彼女なら僕に姉が居ないこと知ってると思うんだけど。

 

「みんなはエイプリルフールだからだって、つく嘘は考えてやろうね♪これはお兄さんとの約束だぞ♪下手したら」

 

 

「あぁぁぁーーー!!」

 

 

「あんな風になっちゃうかも知れないからね♪それじゃあバイバイ♪・・・・さーてそれじゃあ早速ネタバラシに行こっかな♪」



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284話

この話しはフィクションなのだ!設定がめちゃくちゃだけどそれはフィクションだから仕方ないことなのだ!それを踏まえて見てほしいのだ!それじゃあ見ていくのだ!!


ここはとある家族が住んでいるお家、一体どんな家族が住んで居るのでしょうか?さっそく見てみましょう。

 

「zzz」

 

おやおや、お寝坊さんですね〜、この子はこの家の長男の結城君、いつもお寝坊さんでいつも妹達に起こしてもらっているんですね〜、おっと、そんな事を言っていたら来たみたいですね。

 

「兄さん起きてください」

 

「んあ?千聖か」

 

「はい、もうすぐ朝ご飯が出来るので」

 

「起きるか」

 

「それまで一緒に寝ましょうね」

 

「そこは起こせよ!」

 

「何言ってるの、せっかく兄さんと一緒に一緒に居られる時間ですもの、無駄には出来ないわ」

 

「お兄ちゃ〜ん、朝ご飯出来たって、って!千聖ちゃん何やってるの!」

 

「あら花音、何ってもちろん兄さんのベットに忍び込もうとしてるのよ」

 

「忍び込むの意味知ってるか?」

 

「ズルい!それなら私も忍び込む!」

 

「自分で言っちゃ意味ないよな?」

 

「あんた達、ご飯食べるから早くしなさい」

 

「「「は〜い」」」

 

「んじゃあ着替えるから出てってくれ」

 

「何言ってるのよ、兄さんの着替えは私がするのよ」

 

「違うよ!私がするんだよ!」

 

「学校まで置いていっていのなら構わんが?」

 

「「ごめんなさい調子乗りました」」

 

「バカやってないであんた達は早く下に来なさい」

 

「「は〜い」」

 

そう言うと二人はリビングに降りていきましたね。

 

「あ、そうだ」

 

「どうかしたの?」

 

「お父さんが晩御飯の時に言いたいことがあるらしいから今日は寄り道せずに帰ってきなさいね」

 

「うい」

 

「それじゃあ先に待ってるわね」

 

「あいよ」

 

その後結城くんは制服に着替えてみんなで朝ご飯を食べましたとさ。

 

・・・

 

所変わって今は夕方の6時、朝お母さんが言っていた通り家族全員でお夕飯を食べているところですね〜。

 

「そういや親父、朝母さんから何か話しがあるって聞いたんだが?」

 

「ああ、そうだったな」

 

「わざわざ全員いる所で言う事なのか?」

 

「ああ、これはお前ら三人に関わる事だからな」

 

「俺達三人に?」

 

「ああ、因みにだが千聖と花音は結城の事をどう思ってる」

 

「「え?もちろんLOVEの方で好きだけど」」

 

「まぁそれはあんた達を見てれば一目瞭然ね」

 

「本当は兄さんの事を襲って既成事実を作ろうと思った事はあったんだけど」

 

「あっちゃいけないんだけどな?」

 

「でも私達は家族だから辞めておこうって千聖ちゃんと話したんだよね」

 

「ええ、兄さんとは結婚出来ないですもの既成事実を作っても虚しくなるだけよ」

 

「そうだよね、お兄ちゃんの事は大好きだけど、結婚出来ないんだったらやる意味なくなっちゃうもんね」

 

「お前らそんな事思ってたの?恐いんだけど」

 

「あんた達ほんとに結城の事好きね、もし結城に彼女が出来たら?」

 

「「え?殺すけど?」」

 

「物騒だな!?俺に自由はないのかよ!?」

 

「そんなの決まっているじゃない、私か花音以外のメスは認めないわ」

 

「もし私達に黙って彼女なんて作ったら」

 

「「どうなるか・・・分かるよね?」」ハイライトオフ

 

「何故俺が彼女を作るのにお前らの許可がいる」

 

「そんなの決まっているじゃないの、その女が兄さんの相手として相応しか見極めなきゃいけないじゃないのよ」

 

「親父、母さん、もし俺が家出をしたらそう言う事だと思ってくれ」

 

「また別角度からでその言葉聞いたわね」

 

「とりあえず俺の話しを再開していいか?」

 

「「「「あ、ごめん忘れてたわ」」」」

 

「ぐすん」

 

「それで?何の話しだっけ?」

 

「「何だっけ?」」

 

「あんた達ね・・・何の話しだったかしら?」

 

「ぐすん」

 

「確か俺等三人に関係あるって言う話しだったよな」

 

「ああ」

 

「それで何で俺等三人に関係あるん話しをこのタイミングで?」

 

「ああ、それはな」

 

「あんた達が成人する歳にもともとするつもりだったのよ」

 

「それ僕のセリフだったんだけど」

 

「成人って事は18だよな?」

 

「昨日花音が誕生日だったからそれで全員18になったわね」

 

「そうだね」

 

あ、ちなみだけどこの兄妹は全員同じ歳です。

 

「それが何の関係があるんだ?」

 

「それはな」

 

「あなた達は実は血が繋がった兄妹じゃないのよ」

 

「は?」

「「え?」」

 

「僕のセリフ・・・」

 

「ちょっと待て、どう言う事だ?つまり俺等は本当の家族ではないと?」

 

「家族な事に間違いはないわ」

 

「じゃあさっきのは?」

 

「そのままの意味よ」

 

「つまり俺と二人は血が繋がってねーと」

 

「そうよ」

 

「つまり・・・俺等は連れ子ってことか?」

 

「そう言う事よ」

 

「え?どう言う事?」

 

「私とお父さんは実はお互いに再婚相手なのよ」

 

「そうだったのね」

 

「それで私が千聖と花音を前の夫から奪い取って連れていてね、お父さんが結城を連れていたって訳よ」

 

「つまり俺が生まれたのは母さんじゃない別の女で、お前らは母さんから生まれたって訳、それで母さんと親父は一回別々に離婚していてお互いに俺やお前らの親権を取って面倒見てくれてたって訳だ」

 

「つまり私達のお父さんは別に居るってこと?」

 

「まぁそう言う事だな」

 

「そうなんだ」

 

「・・・待てよ」

 

「どうかしたのかしら?」

 

「結城は気付いたみたいだな」

 

「あ、やっぱそうなる?」

 

「どう言う事?」

 

「さっきあんた達が結城の事を結婚出来ないから既成事実を作るのは辞めたって言ったでしょ」

 

「「うん」」

 

「母さん待っt!」

 

「あんた達は血が繋がってないから結婚出来るわよ」

 

「「・・・」」

 

「言いやがった」

 

「母さんと二人で全員が18歳になったら言おうって決めてたんだよ」

 

「それで昨日花音が18になったから今日言ったって訳か」

 

「そう言う事だ」

 

「ねぇお母さん」

 

「ん?何?」

 

「さっきの話しホントなの?」

 

「ああ、間違いないよ」

 

「つまり私達が無理やり犯して子供が出来ても問題ないんだよね」

 

「ああ、問題ないね」

 

「問題大アリだが!?」

 

「つまり無理やり既成事実を作って結婚を迫っても問題ないと」

 

「問題ないね」

 

「問題だらけだよ!!」

 

ガシッ

 

「は?」

 

「「それれじゃあ今までために溜まった私達の性欲を発散しないとね♥」」ハイライトオフ

 

「発散なら一人でやっといてくれ!!」

 

「それじゃあお父さん、お母さん」

 

「私達は自分達の部屋に行くね♪」

 

「ちょ!?待て!俺は何も言って!?」

 

「結城」

 

「親父!」

 

「孫は二人以上頼むな!」

 

「そこは止めるところだろうがーー!!」

 

「結城」

 

「母さんなら!」

 

「法律なら私が無理矢理にでも変えてあげるからいっぱい子供を頼むよ♪二人だからせめて5人は欲しいかな〜♪」

 

「そうじゃねーーだろうがーーーーーー!!」

 

「それじゃあ兄さん♪」

 

「今夜は寝かせないぞ♪」

 

「やだ!やめろーーー!!」

 

バタン

 

「あの子達は元気ね〜」

 

「何人ぐらいう出来るかな?」

 

「そうね〜、5人か6人ぐらいが良いかしらね♪」

 

「そうだね早く孫の顔がみたいね」

 

「いっそのこと私達もヤッちゃう?」

 

「え?まさか」

 

「うふふ♪今夜は寝かせないぞ♪」

 

「程々に頼むよ」

 

バタン!

 

「親父!母さん!助けて!」

 

そう叫ぶ結城の背後から4本の手が現れ。

 

「いやだ!いやだ〜〜〜〜!!」

 

その手は結城を掴むとそのまま結城を部屋へと引きずり込んで行ったのだった。

 

『あぁぁぁあああーー!!』

 

「ホラー映画以外であんなの見れるんだね」

 

「結城大丈夫かしらね?あの子達私の娘だから性欲半端ないわよ」

 

「自分で言っちゃうんだね」

 

「もちろん、死ななきゃ良いけど」

 

「そこまでは流石にないんじゃないかな」

 

『ちなみに明日は土曜日だから明日の夜までヤるわよ♥』

 

『寝ても覚めてもエッチし放題だね♥』

 

『やだーーーーー!!』

 

「ヤル気満々みたね」

 

「ほんとに死ななきゃ良いと思えてきたよ」

 

「あら、それはあんたにも言える事よ?」

 

「え?それって」

 

「今までの分を精算しないとね♪」

 

「結城、多分俺等今日死ぬかもな」

 

次の日にツヤツヤピカピカな女性陣に対して男性陣はと言うと・・・・どうなったんだろうね、恋する乙女は恐いね〜。




リクエストでルームシェアのやつがあったので、思いつきで書いてみました


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285話

やっほ〜みんな〜♪モルフォニカのベース担当の広町七深だよ〜♪今はねバイトの途中何だけど、今ねお店に結城さんと赤司さんが来てるんだ〜、ちょっとお話に♪

 

「「・・・」」

 

行こうと思ったんだけど何か二人共すごく真剣な表情してるんだよね、何かあったのかな?

 

「七深ちゃん!あっちのテーブルお願い!」

 

「分かりました〜」

 

私は任された仕事をするために他テーブルに向かった。

 

・・・

 

一方その頃結城達はと言うと。

 

「これ以外とムズいな」

 

「だね、子供用だからと思ってすぐに終わるかと思ったんだけど、思いの外難しいね」

 

「だな、あ、そういや」

 

「どうしたんだい?」

 

「俺達まだ注文してなくね?」

 

「あ、そうだったね、とりあえず注文決めちゃおうか」

 

「だな」

 

俺達は店のテーブルにあった間違い探しに夢中で飯を注文するのを忘れていたのでメニュー表を見て何を頼むかを考えた。

 

「赤司はどれにする?」

 

「そうだね、僕はペペロンチーノにしようかな」

 

「あー分かる、俺は・・・ピザだな」

 

「ドリンクバーはどうする?」

 

「もちろん頼むだろ」

 

「だね」

 

「うっし、決まったから注文するか」

 

「そうだね」

 

俺は呼び出し用のボタンを押した。

 

ピンポーン

 

「はーい!」

 

店員さんが来たので俺達は飯を注文することにした。

 

・・・

 

戻って七深はというと。

 

「ご注文で〜す、カルボナーラ1とナポリタン1です」

 

「了解!」

 

「ねぇねぇ聞いて!さっきClockの要さんとお話しちゃった♪」

 

『あぁ?』

 

「ただ注文聞いただけでしょうが」

 

「それでもですよ!こんな店に来てくれてるんですよ!」

 

「こんな店で悪かったな」

 

「それよりあんた注文は?」

 

「あ!そうだった!ペペロンチーノとシーフードピザを1ずつです!」

 

「あいよ」

 

私が他のテーブルに行ってる間に結城さん達が注文しちゃったんだ〜、残念。

 

「七海ちゃんカルボとナポリ出来たから持っていって!」

 

「分かりました〜」

 

いやいや、今はバイト中だからお仕事しないとね。

 

・・・

 

そんでもって結城達は。

 

「お待たせしました!ペペロンチーノとシーフードピザになります!ごゆっくりどうぞ!」

 

料理を起き終えた店員さんが厨房に戻っていった。

 

「それじゃ食べよっか」

 

「だな」

 

「「いただきまーす」」

 

運ばれてきた料理を分けて食べるのだった。

 

・・・

 

「そういや七深ちゃんってCLOCKの人達と知り合い何だっけ?」

 

「え、はいそうですよ〜」

 

「あの二人って普段どんな人だったりするの?」

 

「そうですね〜、結城さんは何と言うか自由な人ですよ〜」

 

「そうなの?ライブの時とかカッコイイと思うんけど」

 

「そうですね、ライブの時の結城さんはみんなが知ってるカッコイイ結城さん何ですけど〜、普段は自堕落な人ですよ〜、いい意味で適当かもしれませんね〜」

 

「そうなんだ、赤司さんは?」

 

「赤司さんはそのまんまですかね〜、良い所のご子息って感じですよ、でも」

 

「でも?」

 

「結城さんが絡むと凄く笑顔になるんですよ」

 

「そうなんだ、何だかお硬いイメージだと思ってた」

 

「そうですね、あの姿は人前では見せないですからね〜」

 

「七深ちゃんは見たことあるんだ」

 

「ありますよ〜♪」

 

「へ〜」

 

「お前ら・・・喋ってねーで料理運んだり注文取りに行けよ、姉さんが怒ってんぞ」

 

「「え?」」

 

「お前ら、仕事サボってお喋った〜良い身分だな〜」

 

「「すみませんでした〜〜〜!!」」ピューン

 

「ったく」

 

・・・

 

「うっし、そろそろ出るか」

 

「そうだね、これも全部見つかったわけだしね」

 

「んじゃあ支払いしに行こうぜ」

 

「そうだね」

 

俺等は飯を食いながらさっきやっていた間違い探しを全部終わらせて店を出る事にした。

 

「すみませ〜ん」

 

「は〜い」

 

俺が精算のために店員さんを呼ぶと、七深がやって来た。

 

「あれ?七深?」

 

「そうですよ〜♪」

 

「ここで働いてるのか?」

 

「そうですよ〜」

 

「そうだったのか」

 

「てか結城さん」

 

「ん?どうした?」

 

「さっきお二人が凄く難しい顔してましたけど何かあったんですか〜?」

 

「お店に置いてある間違い探しをやっていたんだよ」

 

「あ〜、そうだったんですか〜」

 

「結構難しかったぞ」

 

「あれ難しいですよね〜」

 

「それより精算したいんだが」

 

「あ、そうでした〜、それではっと・・・お会計は・・・・円になりま〜す」

 

「んじゃこれで」

 

「は〜い、お釣りはですね〜、どうぞ」

 

「うい、それじゃあ仕事頑張れよ」

 

「頑張ってね」

 

「はい♪ありがとうございます♪またのお越しを〜♪」

 

俺等は精算を済ませて店を後にしたのだった。



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286話

ミユの散歩中の事、ミユがいきなり路地裏の狭いところに歩いていったのでついて行ってみると。

 

「バウバウ!!」

 

「ひ!?こ、来ないで頂戴!?」

 

何故か野良犬に迫られているチュチュが居た。

 

「何してんだ?」

 

どうやら野良犬にビビっているみたいで、とりあえず助けることにした。

 

「いけミユ!猫パンチ!!」

 

「ミャ!」

 

俺のなんとなくの掛け声にミユは野良犬に向かって猫パンチを繰り出す。

 

スパーン!!

 

ミユの猫パンチが野良犬にクリーンヒット・・・いや、そんな音普通なるか?

 

「キュ〜〜」

 

ミユの猫パンチに野良犬は尻尾を巻いて逃げ出していった。

 

「ミャ!」

 

「お、おう、お疲れさん」

 

俺はミユを抱き上げ頭の上に乗せ、チュチュに近寄った。

 

「大丈夫か?」

 

「ひっく、ええ、大丈夫よ」

 

「また何で野良犬に迫られてたんだ?」

 

「そこの道を歩いていたらさっきの野良犬の尻尾がちょっとだけ出ていたのよ、それに気づかなくて尻尾を踏んじゃったの」

 

「あぁ〜なるほど、それはどんまいだな」

 

「それで何とかここまで逃げてきたんだけど」

 

「とうとう追いつかれたと」

 

「そうよ」

 

「まぁ無事だったんなら良いが」

 

「ミャ」

 

「ミユに感謝しとけよ?」

 

「ええ、ありがとう」

 

「ミャ♪」

 

「それじゃあ俺等は散歩を再開するから気をつけてな」

 

「ちょ!ちょっと待って!?」

 

「んあ?どったよ?」

 

「そ、その・・・」

 

「??」

 

「さっきの事で街を歩くのが恐くなっちゃって・・」

 

「一緒に居て欲しいってか?」

 

「ええ」

 

「まぁどうせ暇だし良いぞ」

 

「そ、そう、ありがとう」

 

「んで?どこに行くんだ?」

 

「い、いえ、家に帰るだけなんだけど」

 

「チュチュの家か・・・結構遠いな」

 

「そ、そうなのよ」

 

「了解、んじゃあ行くか」

 

「え、ええ」

 

そう言って歩こうとしたらチュチュが腕に抱きついてきた。

 

「チュチュさんや?」

 

「い、良いでしょ!こ、恐いんだから!!」

 

「あぁ〜な〜る」

 

その後はチュチュに抱きつかれながらチュチュの家へと向かった、その途中で周りの人達にチラチラ見られたが、盗み聞きをしてみると。

 

『あの子可愛いな』

『ビクビクしてて可愛い」

『親子かな?』

『お父さんに抱きつく娘さんかな?』

『ゾクゾクする!!』

『ロリは最高だぜ!!」

『『『変態共は黙ってろ!!』』』

 

みたいな声が聞こえた、どうやら親子と思われていたらしい。

 

「どうかしたかしら?」

 

「いや、何でもない」

 

「そう」

 

などと話していると、気づけばチュチュの家のマンションに到着した。

 

「うっし、到着したな」

 

「ええ、ありがとう」

 

「んじゃあこのへんで」

 

「そ、そのさ」

 

「んあ?」

 

「良かったら上がっていかないかしら」

 

「家にか?」

 

「え、ええ」

 

「まぁ用事もねーし良いか」

 

「そう!それじゃあ行きましょう!!」

 

「おう、てかさ」

 

「どうかしたかしら?」

 

「いつまでくっついてるんだ?」

 

「そ、それは!!・・・家に上がるまでよ」

 

「さよで」

 

「さ!行くわよ!」

 

「へいへい」

 

チュチュに引っ張られながらチュチュの家へと向かった。

 

ガチャ

 

「さぁ!上がって頂戴!!」

 

「お邪魔しま」

 

「チュチュ様!戻られたのです・・・か・・」

 

「あ!パレオ!帰ったわ!」

 

「何だ?帰ってきたの・・・か・・」

 

「あら、マスキも居たのね」

 

「みんなどうしたの?」

「どうされましたか?」

 

家の中に入るとチュチュの存在に気づいたパレオが玄関まで出迎え?その後にマスキがやって来て、レイと六花が最後にやって来た。

 

「ちょっと、どうしたのよ?」

 

「どうしたのじゃないですよ、何で結城さんに抱きついてるんですか?」ハイライトオフ

 

「だよな?何でチュチュが結城さんにべったりくっついてるんだ?」ハイライトオフ

 

「はん!そんなの決まってるじゃない!」

 

「場合のよっちゃあ解散するけど?」ハイライトオフ

 

「な〜にやっちょろうかね〜」ハイライトオフ

 

「何でそんなにギスギスすることになるんだよ」

 

「ミャ〜」

 

「結城は私のものになったのよ!だから私が抱きつくのも当然ね!」

 

「「「「はぁ?」」」」

 

「お〜〜恐いね〜〜」

 

「兄さん」

 

「んだべ?」

 

「それはホントなの?」

 

「いや?初めて聞いたが?」

 

「んじゃあ何でチュチュが結城さんに抱きついてるんだ?」

 

「ああ、それはな」

 

俺はここに来るまでの話しをした。

 

「って言う訳だ」

 

「何だ、ただ単にチュチュがビビってくっついてただけかよ、ジャナネートナニシテタカワカンネーカラナ」ハイライトオフ

 

「まったく♪チュチュ様は可愛らしいんですから♪ジャナイトコロシテマシテケド」ハイライトオフ

 

「チュチュらしいと言えばらしいねアトデニイサンノイエニイッテオソワナイトネ」ハイライトオフ

 

「そうだったんですか!ビックリしました!ッチクソガキノクセシテ」ハイライトオフ

 

「な、何によ!?てか何であんた達がここに居るのよ!セッカクツレコンデオソウツモリダッタノニ」ハイライトオフ

 

「とりあえずさ」

 

「「「「「なに?」」」」」

 

「中に入らねーか?」

 

「それもそうだね」

「それもそうだな」

「それもそうですね」

「そうですね」

「そうね」

 

「「「「「あぁ?」」」」」ハイライトオフ

 

「ミユさんや」

 

「ミャ?」

 

「どしようか?」

 

「ミャ〜」

 

その後数十分やり合った後に家に上がることが出来たのであった。



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287話

薬局に薬を買いに来たんだが。

 

「あれ?あれは」

 

一人の子供が薬を手に持ち何やら悩んでいた。

 

「どった?」

 

「え?あ!お兄ちゃん!!」

 

その子供は美咲の弟だった。

 

「おっす、どうしたんだ?」

 

「えっとね、姉ちゃんと妹が何だか具合が悪くてね」

 

「両親は?」

 

「二人共お仕事に行ってるんだ」

 

「美咲達は?」

 

「今たぶん寝てると思う」

 

「そうか、多分風邪だな」

 

「それで僕がお薬を買ってこようと思ったんだけど、僕のお小遣いじゃ」

 

「なるほどな、うし、それじゃあ薬は俺が買ってあげるよ」

 

「え!?でも」

 

「まだ子供何だから、こんな時ぐらいは甘えるもんだぞ」

 

「う、うん、分かった」

 

「そのお小遣いは今はまだ貯めておいていっぱい貯まったら美咲達に何か買ってあげな」

 

「うん!そうする!!」

 

「偉いな、よしそれじゃあ薬を買うかね」

 

「ここじゃないの?」

 

「ここも薬ではあるけど、ここは鼻炎とかの薬だな」

 

「鼻炎?」

 

「もう少し大きくなったら分かるぞ」

 

「そっか」

 

「風邪薬はこっちだな」

 

俺は弟君と風邪薬を買って美咲の家に行く途中でスーパーによって色々と買って美咲の家へと向かった。

 

「ただいまー」

 

シーン

 

「お姉ちゃんたちまだ寝てるみたい」

 

「みたいだな、んじゃあ軽く飯作るか」

 

俺はリビングにお邪魔して美咲達用のお粥を作ることにした。

 

「お兄ちゃん何作ってるの?」

 

「ん?美咲達にお粥を作ってるんだよ」

 

「それだったらお姉ちゃんたち食べれるかな?」

 

「まぁただの風邪ならお粥ぐらいなら大丈夫だとおもうけどな」

 

「そっか」

 

グ〜〜

 

「あう////」

 

「はは、ご飯作ってあげるからな」

 

「うん///」

 

俺はお粥を作りつつ同時に軽い野菜炒めを作ることにした。

 

「うっし、完成っと」

 

「それじゃあお姉ちゃんたちのところ行こっか」

 

「そうだな」

 

俺と弟君で一つずつお椀を持ち美咲達が寝ていると言う部屋に向かった。

 

「姉ちゃん入るよ」

 

ガチャ

 

「あ、こら、入ってきちゃダメでしょ」

 

「お兄ちゃん?」

 

「これ!」

 

「それは?」

 

「お粥だ」

 

「お兄ちゃん?」

 

「ああ、俺だぞ」

 

「そっか〜、お兄ちゃんが天国から迎えに来てくれたのか〜」

 

「待て待て、それだと俺がすでに死んでる事になってるぞ」

 

「あ、それもそっか〜」

 

「ったく、起きれるか?」

 

「うん、よいしょっと」

 

「妹ちゃんも起き上がれるかな?」

 

「うん」

 

「お粥作ったんだが食えそうか?」

 

「うん、ちょうどお腹減ってたから食べれると思う」

 

「そっかい、それじゃあ」

 

「あー」

 

「へいへい」

 

俺はお粥を冷ましつつ美咲に食べさした。

 

「あん・・・うん、美味しい」

 

「それは何よりだ、妹ちゃんはどうかな?」

 

「美味しい!!」

 

「はは、風邪でも元気だね」

 

その後は俺が美咲に、弟君が妹ちゃんに食べさし、何とか完食出来たみたいだ。

 

「とっても美味しかったよ、ありがとうお兄ちゃん」

 

「お兄ちゃんありがとう!」

 

「どういたしまして、それじゃあ薬買ってきたから飲んで寝な」

 

「うん、そうする、ありがとね」

 

「それじゃあ弟君は先にご飯食べててくれるかな?」

 

「お兄ちゃんは?」

 

「俺は二人が寝てから行くよ」

 

「分かった、二人のことよろしくね」

 

「ああ」

 

弟君はそう言って部屋から出ていった。

 

「うし、そんじゃあ君等は寝ることね」

 

「「はーい」」

 

「ねぇお兄ちゃん」

 

「ん?」

 

「私達が寝るまで居てくれる?」

 

「どうせ居ろって言われるからな」

 

「はは」

 

「ほれほれ、布団に入りなさい」

 

そう言うと二人は素直に布団に入った」

 

「お兄ちゃん」

 

「どうした?」

 

「頭撫で撫でしてほしい」

 

「了解しましたお嬢様」

 

俺はそう言って妹ちゃんの頭を撫でた。

 

「えへへ、お兄ちゃんの撫で撫で気持ちいぃ・・・zzz」

 

「おろ、もう寝ちまったか」

 

「お兄ちゃん」

 

「へいへい」

 

俺は次に美咲の頭を撫でた。

 

「うん、何だか安心する」

 

「早く寝て、早く元気になって弟君を安心させてやれよ」

 

「うん、そうだね」

 

「おやすみ」

 

「うん、お休み・・zzz」

 

俺は二人が寝たことを確認したので、リビングに行って弟君と昼飯を食べたのであった。



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288話

蘭とモカが買い物に出かけていたときの事。

 

「いや〜、いっぱい買いましたな〜♪」

 

「ほとんどモカのパンだけどね」

 

「それほどでも〜♪」

 

「褒めてないけど」

 

二人が買い物袋を抱えながら歩いていると。

 

「そこのお嬢さん方!いいお尻をしているな!」

 

パン!

 

突如現れた人物に二人はお尻を触られたのだった。

 

「きゃ!?」

 

「うわぁ!?」

 

「ははは!!さらばだ!!」

 

二人は唖然としながら去っていく人物を見送るしかなかった。

 

その後二人は警察に行き事の経緯を話した。

 

「君たちもやられたのか」

 

「君達もって事は、私達以外にも?」

 

「ああ、最近頻繁に現れるようになってね、何とか我々も捕まえようとはしているのだが、逃げ足が早くて逃げられてしまうんだ、これでも足は早い方なんだが」

 

「どんな人物何ですか?」

 

「何でもお尻マイスターだか何だかを自称していてね、まぁただ単に痴漢何だけどね」

 

「どうにもならないのかな〜?」

 

「そうだね、でも何とかしたいね」

 

「我々も早く捕まえられるようにするつもりだ、また何かあったら教えてくれるかな」

 

「「分かりました」」

 

その後二人は一度家に帰り、この日は終わった。

 

・・・

 

次の日、二人は鶴巻家へと来ていた。

 

「どうしたの?二人で来るなんて?」

 

「ちょっとこころに相談があってね」

 

「何かしら?」

 

蘭は昨日の件をこころに話した。

 

「それは酷いわね!!」

 

「それでこころにっと言うか黒服さん達に協力してもらって捕まえようと思ってるんだ」

 

「分かったわ!!選りすぐりの黒服さんを集めるわね!」

 

そう言ってこころは部屋から出ていった、しばらくして戻ってきたこころの後ろには10人の黒服達がいた。

 

「連れてきたわ!!彼女達よ!」

 

「ありがとう」

 

「お〜!過ごそうですな〜!」

 

「ええ!黒服さん達の中でも走るのが早い人達よ!」

 

「これだけいればいけそうだね」

 

「ですな〜」

 

「それじゃ早速作戦開始といこうか」

 

「お〜!!」

 

・・・

 

皆の衆!我はお尻マイスターである!日々いろいろなおなごのお尻を触りいろいろな形や質感を確かめていいるでござるよ!!(ただの痴漢である)さてさて、今日はどのようなおなごにあれだろうか・・・ぬ!!あれは!あのお尻はまだ経験したことないお尻でござるよ!!では早速!

 

「そこのお嬢さん方!!いいお尻をしていますなー!」

 

スカッ

 

「なぬ!?」

 

「まんまとハマりましたね」

 

「ほんとに居たんですね」

 

「ぬ!貴様ら!何ものだ!」

 

「我々は弦巻所属の親衛隊ですよ」

 

「なぬ!?弦巻家だと!?」

 

「さぁ女の敵は排除しないとね」

 

「こんなところで捕まる訳にはいかんのだ!」

 

「「待て!!」」

 

黒服達と痴漢との攻防戦が始まった。

 

「ははは!捕まえられるかな!」

 

「くそ!なんと言う速さだ!」

 

「全然追いつけないんだけど!嘘でしょ!」

 

「そんなスピードで私を捕まえようなど甘いですなー!」

 

「「こんの!!」」

 

「さぁて、このまま逃げ!?」

 

痴漢の前にさらなる黒服が現れた、痴漢はどうする。

 

・たたかう

・逃げる

・尻を触る

 

男の選択は。

 

・たたかう

・逃げる

→・尻を触る

 

「「止まれ!」」

 

「甘い!」

 

ひょい、さわ。

 

「「きゃ!」」

 

「ふむ、いいお尻をしていますな〜」

 

「「こんの//!!」」

 

「ははは!さらばだ!」

 

応援に来た黒服すらもいとも簡単に躱していく痴漢はさらに逃走をしていく。

 

「おやおや、弦巻家の黒服さんもこの程度とわな!」

 

「「「「「はぁ、はぁ、クソが!!」」」」」

 

黒服達は更に増え10人全員が応援に来たが、だが痴漢の逃げ足が想像以上に早く捕まえる事が出来ないでいた。

 

「ははは!次はどの娘に・・・む!」

 

痴漢の目には一人の女性?が佇んでいた、痴漢はその女性?に近づきお尻を触る。

 

「君!いいお尻をしているな!・・・・貴様ぁぁあああ!!」

 

女性?のお尻を触った痴漢は何故か大声で叫びだした。

 

「貴様!そのケツは男だな!!」

 

「後ろ姿が女性なら誰でも良いんだな」

 

「貴様は!?結城!?」

 

「何だ、俺のこと知ってるとはな、ってお前作者じゃねーか」

 

「サクシャッテダレノコトデショウカネー」

 

「実際には女性に話しかけることすら出来ないからって事で小説の中でははっちゃけられるからってことで自分を出して「ああああああ!!!言うんじゃねーーー!!」何だよ事実じゃねーか」

 

「事実だけど言わないでよ!?」

 

「それよりこんな事してて良いのか?」

 

「はへ?」

 

「「「「「「「「「「・・・・」」」」」」」」」」

 

「ようやく捕まえられそうだね」

 

「いや〜、思いの外逃げられましたな〜」

 

「まさか黒服さん達から逃げれるなんて思わなかったよ」

 

「き、君達は!?」

 

「昨日触られた者だけど」

 

「観念せ〜〜い」

 

「喜べよ、ようやく独房に入れるぞ」

 

「その前に死なないかな?」

 

「進むも地獄、戻るも地獄だな」

 

「死ねカスクズゴミ」✕12

 

「ちょ!?ちょっと待ってくれ!?話し合おうじゃないか!?来ないで!?良いのか!?俺がいなくなったらこの作品の更新は!ギャァァァーーーーー!!」

 

その後警察に連絡し、あのアホだったものは連れて行かれたのであった。

 

「結城様ありがとうございました」

 

「いえいえ」

 

「それより兄さん女装似合ってるね」

 

「嬉しい気はあんまりしないがな」

 

「何だか今の結城さんを見ていたらなんだか興奮してきちゃいました」

 

「黒服さん!?」

 

「ああ、この子女性にそう言う感情持ってるんですよ」

 

「俺男ですけど!?」

 

「そんな事どうでも良いじゃないですか〜♪」

 

「ちょっと!?何でジリジリ近づいて来るんですかね!?しかも皆さんまで!?」

 

「そう言えば兄さんのお尻って触ったことなかったよね」

 

「そうですな〜」

 

「それじゃあ早速」

 

「我々も参加しちゃいますか〜」

 

「え?何でお前らまで近づいてくるんだ?」

 

「そりゃあ」

 

「決まってますよね〜」

 

「全員で近づいて来ないでくれませんかねぇぇぇぇえええーーーー!!」



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