キャプ翼ファンがイナイレの世界に転生したようです (ウッチー39号)
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プロローグ的な何か

イナズマイレブンが大好きで初めてイナズマイレブンの2次創作に挑戦です。
亀更新になると思いますがよろしくお願いします


夜中の公園

 

ドカッ

一人の少年いや青年が一人でボールを蹴っている。

 

 

 

『タイガーショット』

そう叫びながら壁に向かってシュートを放つ

 

 

そのボールに虎が出現し、壁に向かって一直線に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・はずもなく

普通のシュートが壁に当たる

 

 

周りから見たら痛い人である

 

 

 

「出るわけないよなぁ~我ながらいい年していつまでもやってるんだろう。まぁ楽しいからやめられないんだよな~」

 

オレは彼女いない歴=年齢のただのアニオタの25歳。しかし、ただのオタクではない動けるオタクだ。

 

 

 

ボール遊びが好きで、幼稚園の年少から始めたサッカー

しかし、サッカーがよくわかってない当時のオレはただ突っ立てるだけで、試合中もボールを1~2回さわれればラッキーくらいなものだった

そんなオレをバカにする上手いやつら

毎日バカにされた

 

 

「パスが弱い」「ドリブルも下手くそ」「お前と一緒のチームだと勝てない」「リフティング10回もできないのかよ」

 

 

たえきれなくなったオレは小1でサッカーを辞めた。

 

 

 

そこからは一人で黙々と練習した。いつかそいつらよりも上手くなって見返してやろうと

毎日コツコツと練習したおかげか全くできなかったリフティングが小3の頃にはリフティングが30を超えるようになっていた。

 

そして小3の頃【キャプテン翼】に出会った。

少しでも上手くなろうと決意して買ったマンガだった。

 

 

キャプテン翼にはまりマンガだけでなく、アニメ、ゲームも買ってひたすらやりこんだ。

 

 

ドはまりしたオレは今まで以上にサッカーに打ち込んだ

翼のようにボールと友達になるために登下校をドリブルでやったり、家でも暇さえあればボールに触れていた。

日向のように強烈なシュートがうてるようにボールに重りをつけてシュート練習したり、海の中でシュート練習もした。相手を弾きとばせるように筋トレもした。

葵のように圧倒的な運動量でフィールドを駆け巡りたくて小学生では6時から、中学生では5時に、高校生になってからは4時からランニングや階段、坂道ダッシュをした。

 

 

小3から続けたその努力は23歳になり、ようやく報われた

 

 

会社の友人に誘われた草サッカーだった。

 

 

 

ずっと一人で練習してきたオレには不安だったが、いざ始まってみると杞憂だった。

試合の流れやルールはキャプテン翼を見ていたし、テレビ中継も暇さえあれば見ていたので動きが分かった。

 

 

ボールが足に吸い付くようにドリブルができ、翼のように次々と相手をかわしていき、狙ったところにパスが出せた。日向のように強烈なシュートでハットトリックも決めた。葵のようにフィールドを縦横無尽に駆け巡った。

 

 

自分がヒーローになった気分でとにかく気持ちよかった。

 

 

そこから草サッカーにハマり、仕事、サッカー、アニメ鑑賞と毎日が充実していた

このままずっとこの時間が続くと思っていた。

 

 

 

仕事が休みの日曜日

いつもの日課の朝練メニューを終え、帰る途中、子どもがトラックに轢かれそうになっていたのを見たオレは子どもを突き飛ばし身代わりに轢かれた

 

 

オレと抱えていたボールは空高く跳ね上がった

 

 

「(あ~あ、これは助からないな。もっとサッカーしたかったけどしょうがない、最後にこれだけは)」

オレは頭上のボールに向かいオーバーヘッドキックをした

 

 

「(キャプ翼といったらオーバーヘッドだよな~最後に出来て良かった)」

そこでオレは意識を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ここは?)」

気が付くと当たり一面真っ白なところにいた

 

 

 

「気がついたか?」

おじいさんが頭の上に浮いていた

 

 

 

「??(浮いてる)」

オレは驚きが隠せなかった

 

 

「ワシは神だ。お主の身体を張った行動に免じてサッカー漫画の世界に転生させてやろう」

 

 

 

「本当ですか?やった!!」

 

 

「信じるのか?普通の者は疑ったり、このジジイ何言ってんだ?くらいは言うぞ?」

 

 

 

「アニオタですから〈ドヤァ〉(この手の話はよくあるしキャプテン翼の世界にいける)」

 

 

 

「ドヤ顔してるとこ悪いがお主はキャプテン翼の世界には転生できん」

 

 

「(心読まれてる?)そんなバナナ」

オレは心底落ち込んだ

 

 

「まぁそんなに落ち込むな。お主が行くのはイナズマイレブンの世界じゃ」

 

 

「イナズマイレブンですか?(キャプテン翼ほどではないがまぁまぁ好きな世界だ。一応全シリーズ10周はしたし、ゲームは200時間はやったなぁ)それで世代は初代ですか?GO世代ですか?」

 

 

 

「初代じゃ」

 

 

「よしっ!!(好きな世代だ。ファイアトルネードもやってみたかったんだよね)」

 

 

 

「喜んでるところ悪いがお主はイナズマイレブンの技は使えんぞ。転生させるのが精一杯であちらの超次元に対応できる身体にはできん」

 

 

「なん・・・だと・・・」

 

 

「お主はノリがいいのぉ~。心配せんでもキャプテン翼の技ができるようにしといたからな。ここの穴を通ってゆけ」

 

 

 

「ありがとうございます。ちなみに時期は?」

 

 

 

「円堂世代の3年の2月。つまり、卒業前じゃな」

 

 

「(なんて中途半端な時期なんだFFIとか出てみたかったな)じゃあ行きます」

 

 

「うむ。よいサッカーライフを」

 

 

 

「スカイダイブ」

必殺技を叫ぶとともにオレは穴に飛び込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第1話 フィールドの魔術師との共闘?

<この小説オリジナル設定>
一之瀬、土門はFFI後、再び雷門に戻っている



「さぁ、サッカーしようよ」

爽やかな笑顔でそう話す茶髪の男、一之瀬

 

 

「どうしてこうなった・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

~回想~

スカイダイブしたオレは気がつくとマンションの一室にいた。

そこの真ん中にはメモが置いてあった。

要約すると

・両親はなし(メモの横に大金の入った封筒があるため生活には苦労しなそう)

・キャプテン翼の技は使えるが全てを使えるわけではなく、現状では限られている

(ただし、試合数を重ねることにより経験値を得ることで技が解禁されていく)

・イナズマイレブンの技は使用できない(キャプテン翼の技とのオリジナル合体技は可)

・明日から雷門中に転入予定

・名前は自分で決めてね

ということらしい

 

 

 

オレは名前を決めた

大向 蒼(おおむかい あお)

これがオレの新しい名前だ。新しい名前といっても好きなキャラ3人から取っただけだが

現状、今のオレがどこまでキャプテン翼の技を使えるか把握する必要があるのでゴールがあるところに行こうと決め、ランニングで行った。

 

 

地理はゲームやアニメのおかげで苦労せず河川敷に着いたが満員だったので

別の場所を探しに出かけた。

 

 

30分ほどランニングしようやく着いたがオレの身体は呼吸一つ乱れない。身体能力はどうやら前世がベースのようだ。

 

どうやら試合が始まるようだ

超次元サッカーに慣れるために見学することにした

 

 

 

試合は一方的だった

前半終わって4-0で圧勝ムード

 

勝ってる方は必殺技が使えているようだが、負けているチームは必殺技を使っていない

しかし、負けてるチームも決して弱いわけではない

ほとんどの選手があきらめているなか3人だけ目が死んでいない

 

 

(あの3人は強い。ガタイのいいDFのポジションの彼はディフェンスが上手い、必殺技を打つ前に潰したり、ラインの統率。彼がいるから4失点ですんでいるんだ。次に青髪のMFの彼。彼のドリブルはすごい。トップ下ではなく、サイドにしてドリブルに専念させてあげれば。FWの赤髪の彼はいいシュートを打つが良い状態でうたせてもらえてない)

 

 

「ゲームメーカーがいたら」

オレが思ったことが後ろから聞こえてくる。振り向くと

 

 

「やぁ、君もサッカーするの?」

茶髪の爽やか系イケメンが立っていた

 

 

「(一之瀬?何でここにいるんだ?ゲームではめちゃくちゃ使いまくったわ。イリュージョンボールにフレイムダンスには散々お世話になったしイナイレで一番好きなキャラなんだよね)一応やってるよ」

 

 

一之瀬 一哉

アメリカからの帰国子女で「フィールドの魔術師」の異名を持つ高いテクニックを持つMF

 

 

「君、中々上手そうだね。ゲームメーカーが必要なことも見抜いているみたいだし。オレ、一之瀬一哉。よろしく」

 

「オレは大向 蒼。よろしく」

 

 

後半戦が始まろうとしているが何やら話をしている

 

 

「前半終わって4-0。後半はやるまでもないだろ。さっさと降参してこのグラウンドをオレたちによこせ」

相手チームのキャプテンが感じわるそうにいう

 

 

「まだ、試合は終わってない。それにこのグラウンドはオレたちのものだ」

キャプテンなのか青髪のMFが答える

 

 

「お前たちじゃやるだけ無駄なんだよ!!雑魚は大人しく公園でサッカーごっこでもしてろ」

 

 

 

「彼らは雑魚なんかじゃないよ」

一之瀬が割って入る

 

 

「何だてめぇ」

 

 

「オレとそこの彼がチームに入るよ。そして逆転して見せる」

一之瀬がオレを指さす。

 

 

「何、勝手なこと言ってるんだよ!!部外者は引っ込んでろ」

相手チームのキャプテンは苛立っている

 

 

「逃げるの?」

一之瀬が挑発する

 

 

「面白れぇ。逆転出来なかったらこのグラウンドはずっとオレたちのものでいいな」

 

 

こうして一之瀬とオレは試合に出ることになった。

 

 

「本当に逆転出来るんだな」

先ほどの動きの良かったDF、MF、FWの3人が詰め寄る

 

 

「君らは弱くない。それを証明しよう」

 

 

「信じるぜ。オレはキャプテンでMFの青田だ」

 

 

「オレはDFの大山」

 

「オレはFWの赤﨑だ」

 

「オレは一之瀬だよ」

 

 

「オレは大向」

 

 

「一之瀬、大向。お前たち二人をこのチーム『フェニックス』の助っ人として歓迎するぜ。一緒に『ウルフルズ』を倒してくれ」

 

「「ああ」」

 

~回想終了~

 

赤崎から一之瀬にボールが渡り後半戦キックオフ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第2話 フィールドの魔術師とフィールドの救世主 前編

主人公の容姿は葵の顔に翼の髪型で日向の目つきをしたような感じです


一之瀬がトップ下に入り、オレがオフェンス時にはその下のボランチに入り、ディフェンス時はスイーパーの位置まで下がる

 

つまり、オフェンス時は4-4-2のフォーメーション。ディフェンス時は5-3-2となるフォーメーション

これが一之瀬とオレで決めたポジションだ

 

 

一之瀬はボールを受けるとワンタッチで右サイドのMFのパスを出す

「さぁ、まずはしっかりパスでつなごう」

 

 

右サイドのMFは後ろの右サイドバックにバックパス。右サイドバックから大山に

大山からもう一人のセンターバックに

 

センターバックからオレにパスがくる。

 

 

オレは胸でトラップし、ルックアップ。

 

 

敵は激しいチェックにきていない

 

 

「(まずはボールをまわして出だしのリズムを作ると同時にかたさをとったのか。さぁここからどう動く?)一之瀬」

ドカッ

 

オレのパスは前にいる一之瀬の足元に正確に落とす

 

 

 

「ナイスパス(うん。柔らかいいいパスだ)」

一之瀬は流れるような動作で右サイドのMFに再びパスを出し、自分も右サイドに走り出す

 

 

「もう一回こっちへ」

右サイドのMFからパス受け、右サイドのライン際を駆け上がる。

 

 

「よしっ!上がれ!!」

一之瀬の指示で上がっていく

 

 

「そいつを潰せ!ボール奪ってカウンターだ」

敵チームのキャプテンの大狼(おおがみ)が指示を出す

 

 

「くらえ」

敵の一人が強烈なスライディングを仕掛ける

 

「よっと」

一之瀬はジャンプで軽くかわして、次につめてきた二人をシザースとルーレットで華麗にかわす。

 

 

「(あっという間に3人抜き。すごいボールコントロールだ。まるでボールに魔法がかかってるみたいだ。さすがはフィールドの魔術師)」

オレは感動していた

 

 

 

「一人相手に何やってんだよ」

大狼が一之瀬に追いつき激しいショルーダーチャージを仕掛ける

 

 

「やるね」

一之瀬はニコッとしながらショルーダーチャージを返す

 

 

ショルーダーチャージを2~3回繰り返したところで一之瀬はボールを止める。

 

 

「なんだと」

一之瀬の急ストップについていけない

 

 

「青田」

一之瀬が大きく逆サイドにパスを出す

 

 

 

「任せろ(最初からこのサイドチェンジをねらってたのか)」

パスを受けた青田。

 

 

一之瀬が右サイドを爆走していたため、左に大きくスペースができる

 

 

あわてて相手DFがつめよるがあっさりかわしゴール前にドリブルで切り込む

 

 

「(ゲームメークを考えないからドリブルに専念できる。サイドになったことでチェックを気にする角度が少しですむ。トップ下だと360°気にしなければならないからな。オレはサイドの方が合ってるのか?)」

 

 

「こい」

相手キーパーが構える

 

 

「決めろよ悠斗」

シュートフェイントから真横の赤崎にパス

 

 

「分かってら和希。いけぇ~」

ダイレクトでゴール右隅に

 

 

相手キーパーは懸命に跳ぶが青田に引き付けられていたため間に合わない

 

ボールはネットに突き刺さる

 

4-1

 

 

「よっしゃー!」

赤崎のガッツポーズ

 

「ナイスシュート悠斗」

青田が駆け寄る

 

 

「青田もいいパスだったよ」

一之瀬もたたえる

 

 

 

「一之瀬が相手を引き付けてくれたからだよ」

 

 

「この調子でいこう」

 

 

「「「「おおー」」」」

 

 

1点取ったことでチームに勢いが戻った。

 

 

 

「1点取ったくらいで調子にのんじゃねぇぞ」

 

大狼がドリブルで駆け上がる

 

 

「決めろよ」

FWにスルーパスが通る。こっちのセンターバックがマークにつく

 

 

「チャレンジだよ。思いっきりいけ。大山はゴール前カバー」

オレが指示を出す

 

 

 

「(右)」

センターバックが右にスライディングするが相手FWは反対に切り返す

 

 

「ナイスチャレンジ」

オレは相手FWが切り返した瞬間を狙いボールを奪う

 

 

「DFのみんな抜かれてもオレがカバーするから思いっきりいこう」

オレはDF陣に声をかけてドリブルを開始する

 

 

「行かせるか」

大狼が立ちふさがる

 

 

「(ファーストタッチはハードにセカンドタッチはソフトにハード&ソフトそしてハード。イメージはバッチリ)行くぞ」

 

 

『直角フェイント』

ボールをもって直角に鋭く切り込み大狼を抜く

 

蒼がドリブルで進んだ後には風が吹く

 

 

「出来た!!よしっどんどん行くぞ」

オレは連続直角フェイントで相手を抜いていく。

 

 

前線には一之瀬、青田、赤崎、もう一人のFW

「蒼、こっちだ」

一之瀬がまたも、右サイドに開きパスを要求する

 

 

先ほどの一之瀬の動きもあり、相手も一之瀬を警戒する

 

 

「(一之瀬の存在がゲームを支配してきつつある。パスでゲームを作るゲームメーカーもいれば一之瀬のように圧倒的な個人技でゲームを作るゲームメーカもいる。パスが出しやすい)いけ」

 

 

『グリーンカットパス』

 

ボールは赤崎の前に落ちる

 

 

落ちたボールはバックスピンがかかり受け手にとって取りやすいパスになる

 

 

「(なんてうちやすいパスなんだ)もらった」

赤崎が右足を振りぬく

 

 

「調子にのるなよ」

 

 

『ウルフクロウ』

右手にオーラをため狼が出現する。その右手でシュートをひっかく

威力を失ったボールは真上に跳び、キーパーの手元に落ちる

 

 

「必殺シュートもなしにオレからそう簡単に点を取れると思うなよ」

 

 

「ナイスだ陽狼(ひのかみ)」

 

 

「(直角フェイントやグリーンカットパスが使えた。今度はシュートも挑戦しよう。楽しみだな)」

 

 

「蒼、面白くなってきたね」

一之瀬も楽しそうにしている

 

 

「大向。ナイスパスだったぜ。次も頼むな」

やる気満々の赤崎

 

 

「一之瀬、大向。次はオレがサイドから切り崩すぜ」

いい表情の青田

 

 

「大向、DFの指示も頼むぞ。オレもライン統率を気にしないでボールを取りにいくからよ」

KOを狙うような鋭い眼光の大山

 

 

「(ああ~サッカーってこんなにも楽しいんだな。絶対逆転するぞ!!)」

気合を入れスイーパーのポジションに戻る蒼

 

 

 

試合は中盤に突入していく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




<オリジナル必殺技>
『ウルフクロウ』
右手に狼を出現させその手でボールをひっかく


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第3話 フィールドの魔術師とフィールドの救世主 後編

試合描写書くの難しい~


一之瀬のゲームメークと蒼のパスが通り、赤崎、青田、もう一人のFWに決定的なシュートチャンスを作るが相手キーパーの陽狼のウルフクロウを破れずにいる。

 

 

 

「くそッ!オレはFWなんだ。オレが点を取るんだ」

悔しがる赤崎

 

 

「オレたちにも必殺技があれば」

呟く青田

 

 

「必殺技はサッカーが大好きだって気持ちとあきらめない心があれば誰だっていつだって出来るんだ。きっと出来るさ。信じるんだ自分を」

 

 

「「一之瀬」」

一之瀬がイレブンを鼓舞する

 

 

DF陣は蒼を中心にまとまってきている

 

 

特に大山がすごい。蒼がフォローしてくれるという安心感からかボールを持った選手に積極的に仕掛けていく

 

「(フォローがいるだけでこんなにも違うものなのか)」

 

 

今も、相手FWからボールを奪った。

 

 

「蒼」

 

ボールを受けた蒼がドリブルで駆け上がる。連続直角フェイントで次々に抜いていく

 

 

 

「(途中出場というのもあるが何て運動量だDF、MFと二つ分は動いているっていうのに)茶髪に3人つけ仕事をさせるな、赤髪は1人でいい。あとは陽狼が止める」

大狼が指示を出す

 

 

「(一之瀬に3人かどうする?)」

 

 

「蒼、オレに繋いでくれ」

一之瀬から指示が来る

 

 

「(3人のマーカーも届かないように届かせるにはこの技だな。出せるか?やってみよう)」

 

 

『カミソリパス』

 

蒼が放ったパスはギュイーンという効果音をたてて一之瀬に鋭く飛んでいく。

 

 

敵がカットにいくが届かない

 

 

「ナイスパス蒼(柔らかいパスだけでなく鋭いパスも出せるんだな)」

しかし、すぐに3人に囲まれる

 

 

『真イリュージョンボール』

一之瀬がキープしていたボールが3つに分身する。相手は分身したボールに気をとられており、動けない

 

ボールが1つに戻った時には抜いていた

 

 

一之瀬がそのまま進み、キーパーと1対1に

 

 

「(シュートまでは関わらないつもりだったんだけど)赤崎ヒントにでもしてくれ」

 

 

『真スパイラルショット』

一之瀬がボールに回転をかけ、上に跳びあがりシュートする

 

 

ボールは黄色いオーラをまといスパイラルに回転していく

 

 

 

「止める」

『ウルフクロウ』

狼の爪で対応するが回転のかかったシュートを止めることが出来なかった

 

 

一之瀬のシュートが決まり4-2

 

 

「ナイスシュート」

イレブンが一之瀬の周りに祝福しに集まる

 

 

「まだまだこれからだよ。さぁいこう」

 

 

「オレたちが負けるかよ」

ホイッスルと同時に大狼が突っ込んでいく

 

「FWチェックだ」

 

 

「「おう」」

一之瀬の指示で赤崎たちがチェックをかける

 

 

「邪魔なんだよ」

 

 

『ウルフダッシュ』

ボールを誰もいないスペースに蹴りこみ狼のように体制を低くしてダッシュ

 

FW2人が抜かれる

 

 

「いい技だね」

 

 

「ああ!!敵を褒めんじゃねぇよ。舐めってんのか」

 

 

「舐めてないよ。オレはサッカーを楽しんでるのさ」

 

 

一之瀬はかつての事故の影響でサッカーを断念しなければならない状況を2回も経験した。しかし、一之瀬は絶対にあきらめなかった。不屈の闘志でたち向かったのだ。だからこそどんな状況でもサッカーを楽しむことができるのだ

 

 

『真フレイムダンス』

一之瀬が踊りだすと同時に炎の渦が出現し、その渦がボールを奪い大狼を吹き飛ばす

 

 

「蒼」

ボールを奪った一之瀬から間髪入れずにオーバーラップしてきた蒼にパスがくる

 

 

 

蒼がドリブルでセンターサークルを少し超えた所からシュートモーションに入る

 

『ドライブシュート』

 

 

「いっけぇ~~~~」

隆志が振りぬいたボールは白いオーラに包まれ空高く飛んでいく

 

 

 

「バカめどこに蹴ってんだよ」

大狼がバカにする

 

 

「あっちゃ~それはフラグだよ大狼」

 

空高く飛んだボールはゴール前で急激に落ちてくる。落ちる際にボールが巨大化していくように見える

 

 

外れると高を括ったキーパーの陽狼も反応出来ずゴールネットに突き刺さる

 

 

「できた!できたぁ~~~~~。オレうてたんだドライブシュート」

子どものようにはしゃぐ蒼

 

 

 

「蒼、すごいシュートだね。」

興奮した一之瀬が抱き着いてくる

 

 

「蒼、お前も必殺シュート持ってたのか。オレだって」

気合十分な赤崎

4-3になり、チームも押せ押せムード

 

 

 

チームに勢いがつき、あっという間にボール大山が奪い、青田に

 

 

「オレだってやってやる」

ドリブルでサイドラインを駆け上がる

 

 

「いけ」

ゴールよりやや後方にセンタリングを上げる

 

 

ボールは赤崎、一之瀬より後ろの蒼に

 

 

「これで同点だ」

 

 

『雷獣シュート』

地面を蹴って反動をつけることでボールに勢いをつけるこのシュート。しかしボールの勢いは失速し普通のシュートになる

 

 

「(やっぱり無理か。調子に乗りすぎた)」

幸いにもボールは良いコースに跳んでいる

 

 

キーパーの陽狼は必殺技を警戒して反応が遅れた

 

 

「入れさせるかよ」

ダッシュで戻ってきた大狼がボールをクリアする。クリアしたボールは敵DFが確保

 

 

 

「カウンターだ」

大狼の声とともに大きくフィードする。青田が上がって空いているスペースに敵MFが攻め込む

 

 

 

「マークにつけ」

蒼の指示をききサイドバックがつく

 

 

敵MFはすぐに中央に折り返し、大狼がボールを受ける

 

 

「オレが守る」

大山がスライディングを仕掛ける

 

「甘ぇよ」

ジャンプでかわそうとする

 

 

「あきらめるか」

スライディングの勢いを利用して二段タックルを仕掛けようとする。その足には炎が

 

 

『フェニックスカット』

足からフェニックスが出現しフェニックスがボールをもって羽ばたく

 

 

「オレにも出来た」

 

 

「ナイスだ大山」

 

 

ボールは高く上がり相手ゴール前にゆらゆらと落ちる

 

 

そのボールを赤崎と敵DF2人が競り合う

 

 

「(アイツ(大山)が繋いだこのボール無駄にしてたまるか~~)」

 

必死に跳ぶ。ボールは一瞬だけ早く赤崎がヘッドで合わせようとするが敵に当たり地面に落ちる

 

 

そのボールに詰めるのは蒼

「ここは絶対決める」

 

 

『タイガーショット』

虎が出現しオレンジのオーラを出し、ゴールへ飛んでいく

 

 

『ウルフクロウ』

 

陽狼も技を出すが狼ごと弾き飛ばす強烈なシュートがゴールネットに突き刺さる

 

 

4-4

 

 

「(DFとMFだけかと思ったが今の強力なシュート。FWまでできるのかよ)おい、ポジションチェンジだオレがFWをやる」

大狼がFWに入る。

 

 

大狼が抜けて中盤が弱くなると思いきや確実なパス回しで翻弄する

 

 

「蒼とDF陣でゴール前を固めろ」

一之瀬が指示を出すが時すでに遅く

 

フリーでボールが渡る

 

 

「これでとどめだ」

ボールを浮かしバク転し、オオカミのように身を屈めて着地し、ボールに向かってドロップキックする

 

『ウルフサンダー』

青いイナズマを帯びたボールがゴールを襲う

 

 

「こわい」

キーパーが呟く

 

「ボールはこわくないよ。ボールは友達だよ」

蒼がシュートの正面に立つ

 

 

『顔面ブロック』

一瞬だけ蒼の顔が光り、ボールを顔面で受ける

 

 

「オレのシュートを顔面で受けただと!?ありえない」

信じられないと言いたげな大狼

 

 

しかし、運悪く敵のFWの方にこぼれ球がいく。

 

 

「いけぇ」

敵のFWが至近距離でシュートをうつ。

 

 

「(ボールは友達)身体のどこかに当たってくれぇ~」

キーパーが捨て身の飛び出し

 

ボールはキーパーの足に当たり前に跳ぶ

 

 

 

「和希」

こぼれ球を拾った大山がカウンターのパスを出す

 

 

和希が攻め上がるが敵のMF、DFの3人に囲まれる

 

 

「(自分を信じろ)」

 

 

『ジグザグスパーク』

ジグザグにステップすると青い雷が発生し敵DFを襲う。敵が痺れている間に進む

 

 

「オレにも出来たぜ。後は、お前が決めろ悠斗」

センタリングを上げる

 

 

 

「オレだってやってやるぜ」

 

 

『あびせげり』

ボールに空中で胴回しでボールを蹴る

 

 

 

 

赤いオーラを持ってゴールへ

 

 

 

『ウルフクロウ』

 

 

技と技がぶつかり合うがお互いの力が拮抗しているが陽狼が根負けした

 

 

5-4

 

 

ゴールが決まったところでホイッスルがなり、試合終了

 

 

 

「「「「「「「勝った~~」」」」」」」」

 

 

「見たかオレのシュート」

 

 

「ナイス悠斗」

 

「和希のドリブルもよかったぜ」

中心メンバーの3人が称えあう

 

 

 

「蒼、おつかれ」

一之瀬が声をかける

 

 

「やったね」

コツンと拳を合わせる

 

 

「君はオレの思っているよりもずっとすごい選手だったよ。DF、MF、FWと必要に応じて足りないポジションに瞬時に入れる。君は正にフィールドの救世主だね」

 

 

「大げさだよ。一之瀬がゲームメークしてくれたからだよ」

 

 

 

「一之瀬、大向。本当にありがとう。お前たちのおかげでグラウンドも守れたし、強くななれた」

キャプテンとして代表して青田が伝える。

 

 

「おい」

大狼が口を挟む

 

 

「グラウンドはあきらめてやる。でも、次やるときは覚悟しとけ。帰るぞお前ら」

チームウルフルズが帰っていく

 

 

 

「また、サッカーしよう」

と一之瀬

 

「こちらこそ今日は楽しかったよ」

と、蒼も返しグラウンドを出る

 

 

「蒼。今日はとっても楽しかったよ。また一緒にサッカーしよう」

 

 

「またできるよ(だってオレ雷門に明日から通うし)」

二人は別々の道に歩いていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




<オリジナル必殺技>
『ウルフダッシュ』
ボールを誰もいないスペースに蹴りこみ狼のように体制を低くしてダッシュしてボールに追いつくドリブル技

『ウルフサンダー』
ボールを浮かしバク転し、オオカミのように身を屈めて着地し、ボールに向かってドロップキックするシュート技

『フェニックスカット』
最初のタックルで空中に相手を誘い込み、足からフェニックスを出現させフェニックスがボールを奪うディフェンス技

次回は蒼が雷門中へ






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第4話 雷門フェスティバル開催???

<この小説オリジナル設定>

・雷門中は入試なしで雷門高に入学できる
・雷門は1学年8クラス
・メガネの弟一斗はFFI終了後雷門に転入


ウルフルズとの試合を終えたオレは疲れていたのかうちに帰って爆睡した。

 

 

 

そして、朝起き雷門中に向かう

 

 

雷門中校門前

 

 

「ここが雷門中かぁ~。ゲームやアニメで見たことはあるけど、実際にみると大きいなぁ」

 

オレはしみじみ感じていたが

 

 

 

「あなたが転校生ね」

 

赤髪の女の子が話しかけている

 

 

「そうですけど(夏未だ)」

 

 

 

「私はこの学校の生徒会長の雷門夏未よ。今から学校に案内するわ」

 

 

「よろしく(まだ生徒会長やってるんだ。引継ぎとか終わらないのかな?)」

 

夏未に案内してもらった後、職員室に入り、説明を受ける

 

 

「君のクラスは3-4だ。教室に行ってあいさつしてきなさい」

 

 

「はい」

 

校長に言われたオレはすぐに移動する

 

 

 

「(1学年8組とか多すぎだろ)」

夏未の説明にもあったがエイリアから日本を救ったり、FFIでの活躍やFFV2など輝かしい成績を収めたため転入や新入生が増えたためこんなになったそうだ

 

 

 

オレは3-4の教室に入る

 

 

 

「蒼!!」

 

教室に入ると一之瀬がいた

 

 

オレは手を上げて軽く答える

 

担任の先生に自己紹介を促されたので自己紹介する

 

 

「皆さんはじめまして、大向 蒼です。残り少ない中学校生活ですがよろしくお願いします」

 

 

 

 

「皆も仲良くするように」

 

 

 

そこからはずっと質問攻めにあった蒼だがそこに一之瀬がきた

 

 

 

「まさかこんなに早く会えるなんてね」

 

 

 

「だから言ったじゃん。また会えるって」

 

 

「おい、一之瀬、知り合いなのか?」

背の高いあごがしゃくれている少年が話しかける

 

 

 

「ああ土門。昨日知り合った蒼だよ。すごくサッカーが上手いんだ」

 

 

 

 

「そんなことないよ。一之瀬の方が上手いよ」

 

蒼がすぐ否定する

 

 

 

 

「ふーん。オレは土門 飛鳥だよろしくな」

 

手を差し出していく

 

 

「よろしく土門」

 

蒼が握り返す

それから昨日の試合のことを土門に話すと驚いていたが

ニコッと笑い

 

 

「オレも早く蒼とサッカーしてみたいな」

 

 

「オレもだよ」

 

 

 

ピンポンパーン

放送が流れる

 

 

「緊急朝礼を行います。生徒の皆さんは体育館に集合して下さい」

 

 

 

「何だろうな?」

「珍しいね?」

土門も一之瀬も疑問に思う

 

 

 

「朝礼ってよくあるの?」

 

蒼が尋ねる

 

 

 

「週に1回くらいなんだがな」

 

土門が答える

 

 

「まぁ行って見ようか」

 

 

「だな」

3人は体育館向かう

 

 

しばらくして全クラスが揃うと夏未がマイクを持って現れた

 

 

 

「皆さんおはようございます。生徒会長の雷門夏未です。私の言葉は理事長の言葉と思ってもらって構いません」

 

 

 

 

「(名台詞(゚∀゚)キタコレ!!)」

心の中で突っ込む蒼

 

 

 

 

「速やかな集合感謝します。2月になり、新しい学年への準備や卒業の準備が進んでいると思います。我々雷門中の生徒はほとんどが雷門高へエスカレートしていくので受験はそこまで影響を受けません。」

 

 

 

ほとんどが何当たり前のことを言っているんだ?話の趣旨が見えないという表情をしている

 

 

 

「今度、卒業するこの学年は伝説のイナズマイレブンの再来と言われた年でそれに恥じない活躍をしてきました。この学年の選手たちは今後も活躍していき、日本を背負う選手たちになると思います。皆さん、このイレブン達と最後に試合したいと思いませんか?今、ここに雷門フェスティバルの開催を宣言します」

 

 

 

勘がいい選手たちはもう趣旨をつかんだがまだ分かっていない人たちの方が多い

 

 

「各クラスから8人ずつ選出してもらい8人制サッカーで予選は前後半10分。本戦リーグは前後半20分。決勝は前後半30分となります。日程は3日に分け、1日目が予選、2日目に本戦リーグ、3日目に決勝戦を行います」

 

 

日程をまとめると

チームは全体で24クラスあるため4チームに分け予選をし、6チームに絞る。そこから2つのブロックに分け総当たりをする本戦リーグを行い、勝率の高い2チームが決勝を行うそうだ

 

 

(でも、これ明らかに3年チームが有利だろ)

 

オレがそう思っていると他の人も思ったのか意見する

 

 

「どう考えてもそれだと3-1が有利じゃないか。円堂、風丸、松野、豪炎寺、鬼道がいるんだぜ、勝てるわけねぇよ」

 

 

 

 

「おっしゃる通りです。このままだと戦力差が出てきます。ですからこちらもそれを考慮して助っ人制度を考えました。全クラス1年生は3人、2年生は2人、3年生は1人まで他校から助っ人を呼ぶことができます」

夏未が淡々と説明する。

 

 

この説明で周りの雰囲気が落ち着いたところに手が上がる

 

 

 

ドレットヘアーにゴーグルの男...鬼道 有人だ

 

 

「一ついいか」

 

 

 

「ええ。どうぞ」

 

 

 

「先ほどの話でも出たように我々3-1はイナズマジャパンの中心選手4人に代表候補が1人いる。オレたちに助っ人など必要ない」

 

 

 

「オレたちも必要ないよ」

一之瀬が答える

 

 

 

「なら、オレたちだっていらねぇぜ」

染岡も答える

 

 

 

「いいや。一之瀬、お前と土門のユニコーンコンビは確かに強い。が、そちらは2人こちらは5人だ。いくらお前たちが上手くてもオレたちに勝つことはできない。染岡、お前たちも染岡、半田、闇野、影野と戦力はそろっているが総合力では遠く及ばない。オレたちはお前たちとギリギリの戦いをしたい。そこでだ、各クラス3人まで助っ人を呼べるようにしてはどうだろうか?もちろんオレたちは助っ人はいらん」

 

 

 

「なんだと!!なめるなよ鬼道!!」

 

染岡が今にも、噛みつきそうな勢いで鬼道を見る

 

 

 

 

「まぁまぁ染岡落ち着けって。鬼道の言うことも一理あるし、他校のやつとチームを組むっていうのも面白そうじゃないか。それに、染岡も他校に組みたい奴がいるだろ」

 

半田がなだめる

 

 

 

「分かったよ。ちくしょう」

半田の説得に染岡も渋々納得する

 

 

 

「そういうことならオレたちもいいよ」

 

一之瀬も納得する

 

 

 

 

「そういうことだ助っ人は3人でいいだろう?」

 

 

 

 

「いいでしょう。ですが条件としてあなたたちも1人は助っ人を呼んでもらいます」

 

 

 

「必要ない。オレたちは現時点で戦力が整っている」

 

 

 

「あら、助っ人を1人入れることでチームバランスが崩れるのがこわいのかしら?」

夏未が挑発する

 

 

「む・・・いいだろう。その代わり呼ぶからには最強の助っ人を呼ばせてもらう。他のチームも良く考えて選ぶんだな」

 

 

 

「では各クラス助っ人を3人までとします。ちなみに優勝クラスには豪華賞品があるから楽しみにしていてください。他に何か質問はありませんか」

 

 

 

 

「一ついいですか」

 

眼鏡をかけた少年...メガネ欠流が手を上げる

 

 

「助っ人に年齢制限のような、何か制限はありますか?」

 

 

 

「いえ、特にはありません。ですので最強助っ人を3人頑張って呼んでください」

 

 

 

「ふふふ。ならば優勝はこのメガネ欠流と一斗率いる3-8組がいただきます」

 

何故か自信満々なメガネ

 

 

 

「では、これで解散します。雷門フェスティバルは3週間後に開催しますのでじっくりと編成して下さい。」

 

そこから朝礼は解散して各クラスでのチーム編成となった

 

 

 

 

3-4は一之瀬を中心に編成している

「先ず、オレと土門、蒼の3人は決まりだな」

 

 

 

「助っ人はどうする?」

 

土門が尋ねる

 

 

「西垣を呼ぼう」

 

 

 

「なるほど西垣かあいつならいいな。他二人はどうする」

 

 

 

「考えとくよ。それよりうちのクラスから後5人決めようよ。出たい人いる?」

 

 

 

「メンバーは一之瀬お前が決めてくれ。オレたち初心者じゃ分からないからな。みんな出たい気持ちはあるがお前が選ぶなら誰も文句言わねぇからさ」

 

クラスを代表して1人が一之瀬に言う

 

 

 

 

 

 

「じゃあ遠慮なく。先ずは野球部の山代、ボクシング部の高田、剣道部の冬木、バスケ部の若松、フットサル部の水木にお願いするよ」

 

 

 

「分かった」「「おう」」「任せろ」

 

みんな快く了承してくれた

 

 

 

「今日の放課後から練習しよう。土門、西垣に連絡しといて」

 

 

 

「任せろ」

 

 

 

3-4ことチーム一之瀬が今、ここに結成された

 

 

 

 

【雷門中サッカー部主な選手のクラス分け】

 

 

1-3 虎丸

2-3 壁山、栗松、少林寺、宍戸

3-1 円堂、鬼道、風丸、豪炎寺、松野

3-4 一之瀬、土門

3-6 染岡、半田、影野、闇野

3-8 目金欠流 、一斗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




円堂チームの助っ人誰にしようか迷うなぁ~
一之瀬チームの助っ人は2人は決まっていますが後1人が決まっていません。
一之瀬チームの助っ人募集しています。初代キャラなら誰でもOKです。感想で伝えてくれたら幸いです。今月の24日まで受け付けています。
ちなみに、西垣ともう一人の助っ人はGKの選手の予定です


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第5話 一之瀬マジック

一之瀬チームの助っ人を募集していますが、他のチームの助っ人が分からないと意見を出しずらいということなので、ヒントを出しました。分かる人には分かるはず


主人公空気すぎる


 

各クラスは割り当てられたグラウンドで練習する

一之瀬チームも西垣と合流していた

 

 

 

「まさかまた一之瀬と土門と一緒にやれるなんてなぁ。喜んで助っ人受けるぜ」

西垣を交えて自己紹介が終わった

 

 

 

「早速練習に入るけど、これを見てくれ」

2M、4M、6M、8M、10Mと2M間隔にコーンがおいてあり、一番距離があるのは20Mだ

 

 

 

「このコーンにボールを当てる。つまりはコントロール練習だ。先ずはオレたちがやって見せる」

 

 

一之瀬、土門、西垣、蒼は1発でクリアした。

 

 

 

フットサル部の水木はフットサルをしているので18Mまではあっさりクリアし20Mは1回ミスをしたが2回目でクリアした

 

 

 

野球部の山代は持ち前の運動神経で14Mまでクリアした。

 

 

ボクシング部の高田と剣道部の冬木は6M

 

 

バスケ部の若松は10Mまでクリアした

 

 

 

 

「今日は初日だしコントロール練習はここまでにしよう」

 

 

「でもよぉこの練習になんの意味があるんだ?確かにコントロール練習は大事だと思うけどよ、ドリブルとかシュートはいいのか?」

若松が尋ねる

 

 

 

 

「付け焼刃じゃ彼らには通用しない。ボールを取ったらオレか、土門、西垣にボールを預けてくれ。それとここからが本題だよ。みんなには本番までに1つ必殺技を完成させてもらうよ」

 

 

 

「おいおい、必殺技なんてすぐにできるもんじゃないんだろ」

山代が無理だろといいたげに尋ねる

 

 

 

「サッカーの必殺技を作ろうとしなくていい。自分の得意なことを磨けばそれが必殺技になるのさ」

 

 

「そんなに上手くいくのか?」

冬木も信じられないと言った表情だ

 

 

「大丈夫さ。オレが道を示す。君たちはクラスから選ばれた代表だ。自分を信じるんだ。先ずは山代」

 

 

 

「おう」

元気よく返事する山代

 

 

「山代は運動神経がよく、足が速い。野球部の盗塁王と聞いている。その足を活かしスライディングを磨いてくれ」

 

 

 

 

「分かった」

 

 

 

「若松」

 

 

「おお」

 

 

「若松には身長とジャンプ力がある。オレたちの誰かが高いボールを出すからヘディングを磨いてくれ」

 

 

「任せろ」

 

 

 

「冬木」

 

 

「オス!!」

 

 

 

「剣道で鍛えた摺り足と抜き胴を活かしディフェンスを磨いてくれ」

 

 

 

「よしきた」

 

 

 

「高田」

 

 

「うん」

 

 

「高田にはボクシングで鍛えた動体視力がある。GKになってそのパンチでゴールを守ってくれ」

 

 

 

「分かったよ」

 

 

 

 

「水木」

 

 

「ああ」

 

 

「水木はオレたちのサポートを頼む。西垣、土門、オレ、君の4人でパスワークに磨きをかけていこう。ただフットサルにはスライディングがないからそれに慣れていこう」

 

 

「OK」

 

 

「一之瀬、オレは?」

蒼が尋ねる

 

 

 

「蒼はこっちの切り札だからね本戦までは使わない予定だが。状況に応じてどのポジションでもいけるように準備をしてくれ」

 

 

 

「分かった(1人1人の個性を理解し、丁寧な説明でチームのモチベーションを上げている。みんな短期間ですごく成長する気がする。フィールドの魔術師による一之瀬マジックといったところか)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~2週間後~

蒼の読み通り、みんなが成長した。

 

 

 

みんな20Mのコーンにボールを当てられるようになった

 

 

 

山代は『ベースボール・スライディング』を習得した

 

 

高田は『イナズマストレート』を習得した

 

 

冬木は『抜き胴ディフェンス』を習得した

 

 

若松は『ダンクヘッド』を習得した

 

 

一之瀬、西垣、土門、冬木はパスワークを磨いた

 

 

ボールを地面につけずにダイレクトパスだけで、シュートまで行けるようになった

 

 

 

「よーし休憩」

一之瀬の合図で休憩に入る

 

 

 

~ピーンポーンパーンポーン~

 

 

 

校内放送が流れる

 

 

 

「皆さま、こんにちは、雷門フェスティバルの実況を務める角間でございます。本日は注目チームの助っ人情報を紹介をしたいと思います。」

 

 

【1-3虎丸チーム】

初心から急成長中のDFに鬼道に並ぶゲームメーカーに流星のストライカーの3人

 

 

【2-3栗松チーム】

円堂に憧れるGKと同学年のDFに強力なキック力を持つあの男

 

 

【3-6染岡チーム】

かつて戦ったGKにDF、FWどちらもこなすあの男に、日本に親戚がいる海外選手だ

 

 

【3-8眼鏡チーム】

最強のGKに最強のDFに美しいプレーをするMF

 

 

 

「円堂チームと一之瀬チームの助っ人情報はまだ入ってきていません。また次回お伝えいたします。これで失礼いたします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第6話 結成虎丸チーム

「雷門フェスティバルか」

 

1人の少年が教室で黄昏ている。彼の名は宇都宮 虎丸

昨年小学生ながらイナズマジャパンに選出されFFI優勝の立役者であり、1年生にして唯一のレギュラーでFFV2にも大きく貢献した

 

 

SIDE虎丸

 

 

憧れの豪炎寺さんと戦える最後のチャンス。絶対ものにしたい。現状こちらの戦力は

オレとイナズマKFCの主力だった4人。

FWの間 竜介 如月 まこ、MFの森元 陸斗、GKの宗像 大翔

 

 

竜介はFWとして申し分ない。そのキック力は新チーム1でオレと雷門のエースストライカーを争っている。染岡さんにドラゴンクラッシュを伝授してもらい染岡さんの後継者とも言われている

 

 

まこはFWとしてはシュート力が足りない。がそのドリブル技術から今回はMFで出てもらおう

 

陸斗は正直レギュラーには劣る。今回はDFで入ってもらおう

 

 

大翔は1年生にしてはいいキーパーだが、3年生たちのシュートを止めるのは難しい

 

 

フォーメーションを考えると

 

 

FW 竜介   ???

 

 

 

MF オレ まこ ???

 

 

DF 陸斗 ???

 

2-3-2が妥当なとこか

 

オレもFWで出たいところだけど今回はMFに周らざるおえないな。新チームでも当分はMFだろうし

 

 

 

虎丸は元々FWだが、新チームではMFが不足している。

旧チームは 一之瀬、鬼道、マックス、少林

 

少林は今年も残っているが、抜けた3人が大きい

天才ゲームメーカーの鬼道に個人技に優れた一之瀬、器用にバランスをとれるマックス

 

 

戦力ダウンは否めない。この穴を少しでも埋めるために虎丸はMF起用を余儀なくされた

 

 

 

 

「キーパーを考えるとシュートブロックができるDFが必要だな。ゲームメークのできるMFに決定力を持ったFWが欲しい」

 

 

 

「虎丸ちゃん」

 

声のした方をみるとマコがいた

SIDEOUT

 

「これって、今回の雷門フェスティバルのフォーメーション?」

メモに気づきマコが声をかける

 

 

「そうだよ。問題は助っ人だよ」

 

 

 

「やっぱり円堂先輩たちに勝つには強力なMFが必要だよ。ゲームメークが出来てパスが上手い。オレと虎丸にシュートチャンスを作れる奴が必要だ」

 

竜介が答える

 

 

 

「ちょっと私もFWなんだけど」

マコの方がプクッと膨らむ

 

 

 

「マコは今回はMFだろ。お前ドリブル上手いんだからそれを活かせよな」

 

 

 

「分かったわよ。でも、FWはあきらめたわけじゃないんだからね」

 

 

 

「GKのオレとしてはシュートの威力を弱めてくれるDFがいい」

 

大翔が答える

 

 

 

「オレは強力なシュートを持つストライカーが欲しい」

陸斗が答える

 

 

 

「その条件にあう3人に当たってみるよ」

 

 

 

 

~河原~

 

 

 

河原でリフティングをしている紫髪のリーゼント・・・イナズマジャパンの飛鷹だ

 

 

 

 

「飛鷹さん」

 

 

 

「虎丸かお前のおかげで、こんなにリフティングが出来るようになったぜ」

 

 

 

FFI終了後も虎丸はよく飛鷹にサッカーの基礎を教えていたのだった

 

 

「飛鷹さんそのお返しと言っては何ですが雷門フェスティバルの助っ人として出て下さい」

 

 

 

虎丸が雷門フェスティバルの説明をする

 

 

「面白そうだな。いいぜ」

 

 

 

「ありがとうございます。明日から練習するので来てくださいね」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おひさま園~

 

 

 

「やぁ虎丸君、久しぶりだね。どうしたんだい?」

イナズマジャパンの流星のストライカー基山ヒロトだった

 

 

 

 

「ヒロトさん、オレに力を貸してください」

 

 

 

~説明中~

 

 

 

 

 

「いいよ。円堂君たちと今度は楽しいサッカーで勝負してみたかったんだ」

 

 

 

「ありがとうございます。明日から練習するのでお願いします」

 

 

 

「なぁなぁ虎丸、おもしろそうだな。オレも助っ人で出ようか?」

 

 

抹茶ソフトこと緑川が話に入ってくる

 

 

「すみません。もう枠は埋まってるので、失礼します」

 

虎丸はもう1人のところに向かうためにそそくさと行ってしまった

 

 

 

「いいんだ、いいんだ。所詮オレなんてセカンドランクなんだ」

 

1人で落ち込む緑川

 

「み、緑川、試合見に来ないか?」

 

ヒロトがフォローを入れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~帝国学園~

 

 

 

 

 

「何だ虎丸?スパイか?良い子はおうちに帰ってママのミルクでも、飲んでな」

 

 

 

イナズマジャパンの鬼道に並ぶゲームメーカー不動が茶化す

 

 

「違いますよ不動さん」

 

 

 

~説明中~

 

 

 

 

「不動さんお願いします。オレのチームに入って下さい」

 

 

 

「やだね。めんどくせぇ~」

口ではそう言っているがウズウズしている不動

 

 

 

「(はは~ん。もう、相変わらず素直じゃないなぁ)さては鬼道さんに勝つ自信がないんですね」

 

 

「オレがアイツより下だと!!出てやるよ。そして証明してやる。オレが日本のNO1司令塔だとな」

 

 

 

 

「じゃあ明日から練習お願いしますね」

 

 

 

「ああ。その代わりオレの指示に従ってもらうからな」

 

 

 

 

こうして虎丸チームは結成された

イナズマジャパンの3人を加えた虎丸チームはあっさりと予選を突破した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




緑川ファンの方ごめんなさい。こんな扱いをしてしまいましたが僕はゲームでは2からずっと緑川使ってます。5番目くらいに好きなキャラクターです


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第7話 結成栗松チームでやんす 前編

~鉄塔~

 

 

 

「はぁ~でやんす」

鉄塔で1人で悩む栗頭の少年...雷門サッカー部の新キャプテンの栗松の姿だった

 

 

 

 

「雷門フェスティバルでやんすか・・・今はそんな気分じゃないでやんす」

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は悩んでいた。自分が本当に雷門サッカー部の新キャプテンで良いのかと

設立当初の弱小サッカー部の頃とは違い、今はFFV2という輝かしい功績やイナズマジャパンの中心選手を輩出したことから全国的に有名となった。新キャプテンは壁山になるものだと思っていた。しかし、前キャプテン円堂は彼を選んだ。彼はプレッシャーをを感じたが引き受けた。

やる気に満ち溢れていたが、チームが負けるたびにチームの士気が下がり、不穏な空気が流れる。チームをどう導いてよいか分からなくなったのだ。

新チームの練習試合の成績は20戦11勝4敗5引

新チームということを考えれば先ず先ずの成績だが、日本一の雷門中としては心許ないのである。何より世間が許さない

 

 

 

SIDE栗松

 

「雷門はもう終わりだ」「所詮は円堂、豪炎寺、鬼道のチームだったってことさ」

「何でアイツが新キャプテンなんだ?普通壁山だろ」

 

 

最近良くそういった声が聞こえるでやんす。円堂さんからキャプテンを任されたときはびっくりしたでやんすがうれしかったでやんす。オイラが雷門中を強くする。そう思って頑張ってきたでやんすがチームの調子は上昇しているとは言えないでやんす。

 

 

 

新チームの練習試合の成績は20戦11勝4敗5引・・・

課題はいっぱいあるでやんすが問題はオフェンス面でやんす。ディフェンス面も良いとは言えないでやんすが悪くはないでやんす。

円堂さんが抜けたためGK不足は否めないでやんすが、オイラと壁山を中心としたディフェンス人の連携で失点は少ないでやんす。

 

 

 

 

でも、点が中々取れないでやんす。鬼道さんのようにゲームメークをしたり、豪炎寺さんのような圧倒的な存在感を持つストライカーがいないでやんす。

 

 

 

旧チームはオイラたちがボールを取って鬼道さんにボールを渡せば、得点へのルートへ導いてくれたでやんす。

 

どんなに辛くても前線の豪炎寺さんを見れば希望が湧いてきた。この人にさえ繋げば何とかしてくれるという気持ちにさせてくれたでやんす。

 

 

心が折れそうになったらゴールからキャプテンが叱咤激励してくれた。後ろにそんな存在があったからがんばれたでやんす

 

 

 

新チームではゲームメーカーがいないでやんす。ディフェンス人が踏ん張り、虎丸の個人技、または、虎丸が引き付けてからのパスでの得点がほとんどでやんす。虎丸がより活きるのはFWでやんす。格下や同レベルのチームなら虎丸の個人技で何とか勝てるでやんすが、虎丸がマークされ機能しなくなった時がこのチームの終わりでやんす。

4敗5分この結果は虎丸が機能しなくなったのが敗因でやんす

 

 

どうしたらいいでやんすか、誰か教えてくれでやんす

 

 

 

SIDEOUT

 

 

「栗松、またここにいたんすか」

緑の髪の巨大な身体をした男・・・雷門中副キャプテン壁山登場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第8話 結成栗松チームでやんす 後編

壁山がきて数分、沈黙が続いたがようやく栗松が口を開く

 

 

 

「壁山、オイラ本当にこのまま雷門中サッカー部のキャプテン続けていていいでやんすか?オイラよりも壁山の方がキャプテンにふさわしいでやんす」

 

 

 

 

「急に何を言い出すんっスか栗松?」

 

 

「オイラ、円堂さんにキャプテンに指名されたとき不安だったでやんすがうれしかったでやんす。でも、チームがどんどん不調になってくるにつれて、この悪い流れはオイラのせいだって気づいたでやんす。オイラ、もうだめでやんす」

 

 

 

「雷門中のキャプテンは栗松しかいないっスよ」

 

 

 

「オイラは壁山のように強力なディフェンスは出来ないし、円堂さんのようにチームをまとめることはできないし、鬼道さんのように冷静な判断力もないし、豪炎寺さんのような強力なシュートもうてないでやんす」

 

 

 

 

「栗松にはオレにはない根性とガッツがあるっス。それは円堂さんたちでさぇ持っていない栗松だけの良さっス。そのガッツでオレたちを引っ張っていってほしいっス。無理に円堂さんたちみたいになる必要ないっス」

 

 

 

「壁山ぁ~~~~~」

涙ぐむ栗松

 

 

 

栗松に構わず続ける壁山

 

 

 

「それに今、チームの調子が悪いのは栗松のせいじゃないっス。新チームになって守りのチームになるために今までの戦術は全部捨てたっス。だから今は、噛み合わなくて当然っスよ」

 

 

 

「そうでやんすかねぇ?」

 

 

 

「そうっスよ。それに練習が終わった後や朝早くから自主練しているのは知ってるんっスよ」

 

 

「バレてたでやんすか」

 

 

「みんな知ってるっスよ。だからみんな頑張ってる栗松をキャプテンとして認めてるっス。自信を持つっスよ。オレたちで雷門の守りの要になるっス」

 

 

 

 

 

「壁山、ありがとうでやんす。オレ、キャプテンとして頑張るでやんす」

涙ながらにお礼をいう栗松

 

 

 

「先ずは雷門フェスティバルでオレたちの鉄壁を見せるっス」

 

 

 

「雷門フェスティバルでやんすか。キャプテンのことでそれどころじゃなかったでやんす」

 

 

 

「問題は助っ人っス。どうするっスかね?」

 

 

 

「悩むでやんす」

うーんうーんうなってる栗松

 

 

 

「く、く、栗松上っス」

壁山があわてた声を出す

 

 

 

 

「上でやんすか?」

栗松が上をみるとそこにはサッカーボールのように大きなカエルが

 

 

 

「ぎゃあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~でやんす」

 

 

悲鳴とともに腰を抜かしてしまう栗松

 

 

 

 

 

「ウッシシシ。ひっかっかった。ひっかっかった。おもちゃだよウッシッシッ」

声とともに鉄塔へ上ってくる男

 

 

 

 

イナズマジャパンで共に戦った同学年のDFの木暮だ

 

 

 

「「木暮」」

 

 

 

「よう。久しぶり。相変わらずいい驚きっぷりだなウッシッシッ」

 

 

「びっくりしたでやんす」

 

 

「でも、どうしてここに木暮がいるっスか?」

 

 

 

 

「オレ今度。漫遊寺中のキャプテンになったんだよね。だからそのあいさつに遊びに来てやったのにお前らいないし、もしかしたらここかもって円堂さんが言ってたからきてみたんだ。まぁ栗松の泣き顔はサイコーだったけどねウッシッシッ」

 

 

 

 

 

「泣いてないでやんす」

あわてて涙を止める栗松

 

 

 

 

「でも、その気持ち分かるぜ、キャプテンって大変だよな。お互いに頑張ろうぜ」

 

 

 

「木暮ぇ、頑張ろうでやんす」

 

 

「ところでさっき雷門フェスティバルの助っ人がどうとかって言ってたけど」

 

 

 

「ああ、それはっスね」

壁山説明中

 

 

 

 

 

 

「へぇー面白そうじゃん。オレが助っ人で出てやるよ。さっき鉄壁って話してただろ。イナズマジャパンのDF陣は下級生のオレらが主体だったわけだし、オレらの代はDFが優秀だってことを証明してやろうぜ」

 

 

 

「いいっスねそれ」

 

 

「オイラからも助っ人をお願いするでやんす木暮」

 

 

 

「任せとけって。どうせなら立向居も助っ人で呼ぼうぜ。アイツも入れば正に鉄壁こわいものなしだぜ」

 

 

 

「いいでやんすね。立向居に電話してみるでやんす」

早速電話をかける栗松

 

 

 

「立向居も喜んで助っ人してくれるってことだったでやんす。これで後1人でやんすね」

 

 

 

 

「守りは盤石だし、シュート力のあるやつが欲しいところだな」

木暮が冷静に分析する

 

 

 

 

「シュート力があるやつっスか」

 

 

 

3人が考えていると

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁっほ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」

 

 

 

聞き覚えのある声がしたので下を見てみるとかすかにピンクの髪がみえる

 

 

 

 

「もしかして綱海さん」

木暮がいち早く気づく

 

 

 

「こんなところにいるはずないっスよ」

 

 

 

「とにかく降りてみようでやんす」

栗松たちが下りるとそこには綱海がスケボーに乗っていた

 

 

「「「綱海さん」」」

 

 

 

「おお!お前らか久しぶりだな。何でここにいるんだ?」

 

 

 

「それはこっちのセリフっすよ」

 

 

 

「綱海さんこそどうしてここにいるでやんす?」

 

 

 

 

「オレか?オレは高校のサッカー部の遠征でな。海がなくてサーフィンできないから代わりにスケボーしてるんだ」

 

 

 

「なぁ~もう一人の助っ人綱海さんでよくね?」

 

 

 

「確かに綱海さんなら強いシュートも持ってるでやんすしDFもできるでやんすからもってこいでやんすね」

 

 

 

「綱海さん助っ人をお願いするっス」

 

 

 

「おう何だか知らないが面白そうだからいいぜ」

 

 

「何のことか分かってるでやんすか?」

 

 

「分からねぇけど、細かいことはきにしねぇよ。そんなもん海の広さに比べればちっぽけなもんさ」

 

 

 

こうして木暮、立向居、綱海を加えてチーム栗松が結成された

 

 

 

堅い守りに綱海シュート力で予選を無失点で突破するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はみんな大好き染岡さんチームのお話です


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第9話 染岡チーム結成だぜ

更新の時間が中々とれない


~3-6教室~

 

 

 

 

「ええ~それではこれより作戦会議に入る。助っ人を決める前に先ずはクラスから柔道部の三上に入ってもらう」

 

このクラスのブレイン的存在の半田が仕切っている

 

 

「よろしく」

 

いかにも格闘家といった顔立ちに壁山を彷彿させる身体

 

 

「彼にはDFをお願いしようと思う。それで、助っ人だけど染岡。組みたい奴がいるんだろ?」

 

 

 

 

「ああ。オレはアイツと・・・・・・吹雪ともう一度チームを組みたい。またアイツと風になるんだ」

 

 

 

「吹雪か?確かに彼のスピードは武器になる。何より、強力なシュートをもつFWでありながら強力なDFでもある。ウチのチームはオフェンスよりだからな、彼が入ることでディフェンス面の強化もできる。みんなはどう思う?」

 

 

「賛成・・・」

影野がつぶやく

 

 

「オレも賛成だ」

シャドウも賛成する

 

 

「良かった(ウチのメンツは暗いやつが多いな。上手くやっていけるのか?)」

密かに心配する苦労人半田

 

 

 

「あと二人はどうするよ」

 

 

「へへへ。実は最強の助っ人を呼んでいるんだ。今、電話するから・・・」

半田が電話をかける

 

 

 

「もしもし、オレだけど・・・うんうん・・・分かった。当日はよろしく頼むよ。染岡」

 

染岡に携帯を渡す

 

 

 

「もしもし、誰だお前」

ぶっけらぼうに話す染岡

 

 

 

 

「久しぶりだね。イナズマジャパンのソメオカだろ?オレはイタリアオルフェウスのフィディオ・アルデナだよ」

 

 

 

 

 

 

「フィフィフィフィディオ????????????????????????????????????????????????????」

 

 

 

 

染岡が驚いて大声をあげる

 

 

 

「シンイチとは遠い親戚なんだ。雷門フェスティバル楽しみにしてるよ。マモルと戦いたかったんだ。おれも1週間前には日本に行くよ。じゃ、また」

 

電話を切るフィディオ

 

 

 

 

「びっくりした?」

 

半田がイタズラが成功した子どものような顔をする

 

 

 

 

 

「驚いたなんてもんじゃねぇよ。心臓が飛び出るかと思ったぜ。けど、最強の助っ人だな。」

 

 

 

「フィディオは中盤でゲームメークもできるしエースストライカーでもある。攻撃陣は盤石だな。それを踏まえると」

 

 

   吹雪

 

   染岡

 

 

半田 フィディオ シャドウ

 

 

 三上  影野

 

   GK

 

「2-3-1-1のフォーメーションをオレは提案する」

 

 

 

「何で横並びのツートップじゃなくて縦並びなんだ?」

 

染岡が疑問を抱く

 

 

 

 

「ウチのチームはまず間違いなく攻撃主体のチームになるだろう。仮に誰かのシュートがキーパーに弾かれてこぼれ球になったり、相手DFがボールをキープしていたとする。その時にスピードがあり、ディフェンス技を持つ吹雪に前線からプレスをかけることでボールを奪ったとする。そしたらゴールは目の前。シュートを打つも良し、パスするのも良しだし、何よりその方がオフェンスの回数が増える」

 

 

「なるほど」

 

納得する染岡

 

 

「因みに今回MFの位置にシャドウを置いたのはFW陣の中で一番守備意識が高く、ディフェンス技も持っているからだ」

 

 

 

「すげえぜ半田。何か鬼道みたいだな」

 

 

 

「オレも観察眼と戦術眼は磨いてきたからこのくらいはできるぜ」

 

半田は雷門サッカー部の初期にはスタメンだったが、後にスタメンを奪われベンチウォーマーになった。他の3年生と比べるとプレイタイムは少なかった。どこでも出来る半田はベンチウォーマーとしては重宝されたが、活躍には至らなかった。そこで観察眼と戦術眼に磨きをかけ、相手の弱点を見抜き、チームにあった戦術を探すことでチームに貢献したのだった

 

 

 

「あと一人はGKが欲しいところだな。半田あてはあるか?」

 

 

 

「オレもGKと考えていたんだが助っ人が見つからなくてな」

 

 

「帝国の源田はどうだ?あいつならオレたちのゴールを任せられる」

 

 

 

「源田は鬼道が助っ人で呼んでる気がするんだよな」

 

 

 

 

「立向居も壁山たちが助っ人によんだっていうし。誰かいないのか」

 

 

 

「おい・・・」

 

今まで黙ってたシャドウが口を開く

 

 

 

「何だシャドウ?GKの助っ人にあてがあるのか?」

 

染岡が尋ねる

 

 

 

「いや、影野が何か言いたそうだぞ」

何か言いたそうにしている影野

 

 

「お、影野誰かいるのか?遠慮なく言ってくれ」

半田が気を配る

 

 

 

 

 

「あの、杉森君はどうかな?」

 

 

 

「杉森か?えーと今は高校生だったな」

半田が確認する

 

「御影専濃高校で活躍しているらしい。彼とはみんなダークエンペラーズで一緒だったでしょ?オレも彼とはデュアル・スマッシュがあるし、DFとGKの連携がとりやすい」

 

 

「ダークエンペラーズか苦い思い出だが、杉森の実力は確かだ。御影専濃に行って見るか」

 

 

 

「杉森にはもう連絡しといた。今日は練習が休みだから河川敷にいるそうだ」

シャドウが素早く確認をとる

 

 

「じゃあ河川敷に行くか」

 

一同は河川敷に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~河川敷~

 

 

 

「雷門のみんな久しぶりだな。お前たちの活躍は耳にしている。円堂と豪炎寺とも、また戦ってみたかった。こちらこそよろしく頼むよ」

 

 

 

「ちょっと待て杉森。今のお前の実力を試させてもらうぞ。これでもオレたちは本気で優勝を狙っているからな」

 

染岡が好戦的な様子で話しかける

 

 

「ふ、これでも高校NO1キーパーと呼ばれているのだがな。いいだろう。受けて立とう」

 

 

 

 

 

 

ゴール前で構える杉森と対峙する染岡

 

 

 

「行くぜ杉森。轟け」

 

 

 

『ドラゴンスレイヤーV3』

巨大なドラゴンが出現し、ボールに向かいビームを放ちパワーを増したボールがゴールへ向かう

 

 

「ふ、いいシュートだ」

 

 

 

『真シュートポケット』

透明なシールドが出来、その空間に入ったボールの威力が弱まりボールをキャッチする。

 

 

 

「ちっ、やるじゃねぇか。オレたちのゴールは任せたぜ」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

ガッチリ握手をかわす二人

 

 

染岡チームはその自慢の攻撃力で予選を軽く突破した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次はメガネチームかな?


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第10話 最強チーム目金結成です

夜、公園小さなコーンを5つ並べ、ひたすらドリブルの基礎である…

 

夜、公園

 

 

小さなコーンを5つ並べ、ひたすらドリブルの基礎であるインサイドとアウトサイドでドリブルの反復練習をする男

 

 

 

 

 

「ハァハァ。さすがに疲れますね」

この男のドリブル、スピードこそないが、キレがある。練度がある。何千、何万と反復練習をしてきた賜物だろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この男・・・目金 欠流

 

 

 

 

雷門サッカー部の初期メンバーでありながら、最初の試合となった帝国戦ではその恐怖から、尻尾をまいて逃げてしまった。

メンバーの前では強がっていたものも内心では気にしていた

 

 

目金 欠流は自覚していた

 

自分には才能がないと、運動神経が鈍いと

 

弟の一斗はメンタル面の弱ささえあれど、そのテクニックは平均以上。欠流からすれば喉から手が出るほど欲しいものだった

 

 

 

 

なぜ、自分ではなく弟の一斗なのか

なぜ、同じ兄弟なのに

なぜ、兄ではなく弟が

 

 

内心では劣等感を抱いていたが雷門サッカー部の弱くても、特訓し強敵に向かっていく姿に魅せられてた、助けられた。

 

 

 

欠流は素直に認めた。そして、練習後も陰で練習を続けた。報われないかもしれない。実らないかもしれない。意味がないかもしれない

 

 

だが、目金はやめなかった。

 

 

 

そして、FF決勝の世宇子戦

仲間が次々と負傷し、自分に出番が回ってきた。

 

 

 

こわい、逃げ出したい

帝国戦の恐怖が再度襲ってくる

 

 

 

「僕だって雷門イレブンの一員なんですよ」

 

 

 

もう逃げない、自分を奮い立たせてピッチに立つ。

 

 

目金は知った。

 

 

『逃げる方がつらいのだと』

 

 

結果、すぐに自分も負傷退場してしまうが、目金は逃げなかったことで満足した

 

弱い自分に打ち勝ったのだから

 

 

 

それから、エイリア、FFI、3年時のFFと活躍こそは出来なかったが陰でチームを支え、自身も陰で努力を重ねた。

 

 

 

 

「今日もやってるね目金君。もう僕よりドリブルが上手いんじゃないかい?スポーツドリンクを目金に渡す」

 

声をかけたのは世宇子中キャプテンアフロディだった。

 

 

 

「ありがとうございます。これも君の特訓のおかげですよ。それに君のような美しいプレイは僕には無理ですよ」

 

 

 

 

「君の努力の賜物だよ。僕は少し力を貸したに過ぎないよ」

 

エイリア学園襲来時に一時期アフロディが雷門に加入した際にたまたま目金の自主練をみたアフロディは目金と一緒に練習するようになった

 

 

弱さを知って強くなる。立場こそ違えど同じような体験があるアフロディはほっとけなかった。少しでも、力になれればと喜んでコーチした

 

 

 

「アフロディ君、きみの力を貸してほしい」

 

 

「どうしたんだい?」

 

 

目金は雷門フェスティバルの説明をする

 

 

 

「面白そうだね。君の成長を見せるチャンスでもあるし喜んで力を貸すよ。後、2人はどうするんだい?南雲と涼野ならすぐに呼べるけど?」

 

 

 

「確かに、彼ら2人に君を加えたファイアドラゴンの3トップは強力ですが、バランスが偏ります。僕の分析では最強のGKとDFが必要と考えます。シュートはアフロディ君がいますからね」

 

 

「確かに守りが不安だね?あてがあるのかい」

 

 

 

 

「僕の得意なものは情報ネットワークを駆使することですよ。見てて下さい」

 

 

 

目金はドヤ顔でノートPCを開き、カタカタ打ち出し、回線を繋ぎ、どこかに連絡する

 

 

「もしもし、そちらはコトアールの村長さんでしょうか?ロココ君をお願いします」

 

 

 

「もしもし、ロココだけど君は誰だい?」

 

 

 

「僕はイナズマジャパンの戦術アドバイザーをしていた目金というものです」

 

 

 

 

「イナズマジャパンだって!!マモルのところじゃないか」

 

興奮気味のロココ

 

 

 

「その守君とまた戦いたいとは思いませんか?」

 

 

 

 

 

 

「マモルと戦えるのかい?いついつ?場所は?」

 

 

 

「場所は日本です。交通手段は僕に任せて下さい。では後ほど」

 

 

 

 

「ありがとうメガネ。マモルと戦えるならどこでも行くよ」

 

通信を切る

 

 

 

「驚いたよ。まさかあのロココを助っ人に呼ぶなんて」

流石のアフロディもロココの名前に驚く

 

 

 

「驚くのはまだまだこれからですよ。次はっと」

 

またもやどこかに回線を繋ぐ

 

 

「こちらはイナズマジャパンの目金です。アルゼンチンのテレス君の電話でよろしいでしょうか?」

 

 

 

 

「ああ。オレがテレスだ。イナズマジャパンってことはエンドウのところだな?」

 

 

 

 

「はい。そうです。聞くところによるとテレス君は、福引が当たって今度日本に旅行に来るそうですね?」

 

 

 

「なぜそれを知っている?」

 

 

 

「僕の情報網を舐めないで下さい。その日本旅行の時に円堂君と試合できるとしたらどうです?」

 

 

 

「なんだと!!詳しく話せ」

 

 

 

説明中

 

 

「分かった。オレも力を貸そう」

 

 

「では、お願いします」

ピッ

 

連絡を切る目金

 

 

アフロディはポカーンとしている

 

 

「どうしました?アフロディ君?」

 

 

 

「驚きすぎて言葉がでないよ。チームのみんなには悪いがファイアドラゴンより強いかもしれないな」

 

苦笑いのアフロディ

 

 

 

「でも、楽しみになってきたよ。よろしく目金君」

 

 

 

「ええ。こちらこそよろしくお願いします。アフロディ君」

 

 

ガシッッ

 

 

力強く握手をする2人

 

 

 

アフロディ、ロココ、テレスの世界トッププレイヤーを助っ人に加えたチーム目金はダークホースとして圧倒的な力で予選を突破した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第11話 円堂チームの助っ人

今回は円堂チームの助っ人の登場です。???にしていますが分かる人には分かるのかな?
ただ作者の文章力がひどくてキャラが崩れているかも・・・・


~円堂チーム~

 

 

 

マックスがドリブルで駆け上がる

 

 

 

「行かせないぜマックス!!」

風丸が立ち塞がる

 

 

『真分身ディフェンス』

3人に分身した風丸がマックスからボールを奪う

 

 

 

「鬼道」

すぐさま前線の鬼道にボールを送る

 

 

 

「豪炎寺」

風丸からのボールをダイレクトで豪炎寺にセンターリングを出す

 

 

 

 

 

 

「いいパスだ鬼道。行くぞ円堂」

 

 

 

「来い!!豪炎寺」

 

 

 

『真爆熱スクリュー』

爆炎をまとったボールがゴールへ襲う

 

 

 

 

 

『ゴッドキャッチG5』

マントを被った魔人が出現し、ボールを止めに行く

 

 

しかし、爆炎も勢いは衰えない。しばらく拮抗状態が続く

 

 

 

 

 

 

 

 

拮抗が続いたが、爆炎が弱まり、魔人がボールを止めると円堂の手におさまる

 

 

 

「いいシュートだ」

円堂が嬉しそうに告げる

 

 

 

「フッ。次は決めるさ」

クールに笑う豪炎寺

 

 

 

「よし、今日はここまでにしよう」

鬼道の声で練習が終わる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~帰り道~

鬼道、豪炎寺、円堂の3人が帰っている

 

 

 

「豪炎寺、お前の爆熱スクリューまたパワーアップしてるな。手がまだ痺れてるぜ」

 

 

 

 

「フッ、止めておいて良く言う。しかし、爆熱スクリューだけじゃ限界かもしれないな。高校までに新しい技を作っておきたいところだな」

 

 

 

 

 

「新しい技か!!どんなシュートができるか楽しみだな。くぅう~~早く受けたいぜ」

 

 

 

「新しい技のイメージはつかめているのか?」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

「お前が決めて、オレが守る。高校でも一緒に頑張ろうぜ」

 

 

 

拳を出す円堂

 

 

 

「ああ」

 

コツンッ

 

 

拳を合わせる豪炎寺

 

 

 

「そう簡単には勝たせないぞ!円堂、豪炎寺」

鬼道が不敵に笑う

 

 

 

「そっか、鬼道は帝国に戻るのか。なんか寂しいよな。鬼道がもともと帝国っていうのは分かってたけど、最初から雷門に・・・いや、それよりも前からずっと一緒にやって気さえするんだ。中盤にお前がいないなんて想像がつかないぜ」

 

少し泣き出しそうな円堂

 

 

「・・・・」

豪炎寺も何も言わないが、同じことを思っているのだろう

 

 

 

 

 

「・・・・オレもだよ。正直、迷っている。帝国に戻ると決めていたが、お前らとの時間は最高のものだった。高校でも、お前らとって思うこともある。しかし、帝国のみんなともまた、サッカーをしたい。その気持ちも同じくらいある。」

先ほどの不敵な笑みとは裏腹に寂しそうな表情の鬼道

 

 

 

「先ずは雷門フェスティバルに集中しようぜ鬼道。考えるのはそれからでも、遅くはないさ」

円堂がフォローを入れる

 

 

 

「そうだな。優勝はオレたちがもらう」

鬼道が不敵な笑みに戻る

 

 

「ところで最強の助っ人って誰なんだ?鬼道?」

円堂が尋ねる

 

 

 

 

「・・・・・・・・・」

沈黙の鬼道

 

 

 

「まさか考えてなかったのか?」

 

 

 

「いや、円堂。鬼道にかぎってそれはないだろう。【その代わり呼ぶからには最強の助っ人を呼ばせてもらう。】キリッってしていたもんな」

 

 

 

 

豪炎寺がからかうように真似をする

 

 

 

「(豪炎寺~~~~~~~~。お前、分かってって言っているだろ。しかし、このまま何も言わないのはオレとしても・・・・・・・・・良し、佐久間だ佐久間にしよう)さK」

 

 

 

「佐久間なんてありきたりなこと言わないよな鬼道?」

豪炎寺がニヤニヤしている

 

 

 

 

 

「(おのれ豪炎寺 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~)」

 

 

 

鬼道たちが話しているとき

「円堂 守」

 

 

 

 

ある人物が現れた

 

 

 

「お前は???じゃないか。久しぶりだな!!どうしてここに?」

 

 

 

「・・・修行といったところか。私もこんなところにくるなんて思ってもいなかったのだがな」

淡々と返す

 

 

 

「いいじゃないか円堂。フッ、最強の助っ人はお前だ???」ドヤッ

ドヤ顔の鬼道

 

 

 

「やっぱり考えてなかったんだな鬼道」

少しあきれる豪炎寺

 

 

 

「何の話だ?」

 

 

鬼道が説明する

 

 

 

 

「私がキサマらと一緒のチームだと?断る!!私は修行にきたのだサッカーをしに来たのではない」

 

 

 

「???、オレはお前と同じチームでサッカーしてみたい。お前と同じチームでサッカーしたら絶対面白いと思うんだ」

 

 

 

「円堂 守・・・。ふむ。お前は私のサッカーの価値観を変えてくれた。そんなお前となら修行になるかもしれない。いいだろう。協力してやろう」

 

 

 

 

「ありがとう???」

 

 

 

 

最強の助っ人???を加えた円堂チームだが、圧倒的なチーム力から???を使わずに予選を突破した

 

 

 

 

 

 

 




書いてて思ったこと
このキャラ難しい(笑)
なんかガゼルみたいになってしまった(◎_◎;)


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第12話 楽しいサッカーをしよう

最近主人公が空気すぎる
ということで主人公の話にしようとしましたが、全然上手く書けない(泣)


~一之瀬チーム休憩中~

 

 

 

 

「(ボールは地を這うように一直線に)」

 

蒼がミドルレンジからシュート練習をしている

 

 

 

「いけぇ~」

 

ドカッ~

 

 

『イーグルショット』

 

パワーをこめたボールはイーグルとなり地を這いゴールへ突き刺さる

 

 

「出来たイーグルショット。これでシュートのバリエーションが増える」

 

 

 

「蒼、今のシュートもすごいね!」

 

一之瀬が興奮して話しかける

 

 

 

「本当にすごいなお前、シュートのレパートリーも多いけど、ドリブルやディフェンス技も豊富。一之瀬の言う通り、正しく【フィールドの救世主】だな」

土門も褒めたたえる

 

 

「まだまだだよ。もっと強力な技も出来るようになって雷門フェスティバルで優勝するんだ」

 

 

SIDE 蒼

イーグルショットも完成した。現状を整理すると

 

 

 

シュート技

ドライブシュート、タイガーショット、イーグルショット、カミソリシュート

 

 

ドリブル技

直角フェイント、直線的ドリブル、ヒールリフト

 

 

ディフェンス技

顔面ブロック、カミソリタックル、直角ディフェンス

 

 

パス技

カミソリパス、グリーンカットパス

 

 

とこんなところか

短期間でここまでできるようになったのは我ながらよくやったけど

ほとんどが中学生編で出てきた技ばかり。雷獣シュートやスカイウイングシュートは未だにできない。

 

焦ってもしょうがないが円堂からゴールを奪うのは今のままじゃ厳しいな

よし、フライングドライブシュートに挑戦しよう

 

 

SIDEOUT

 

 

「一之瀬パス出してくれない?」

 

 

 

「もちろんだよ。それ」

 

一之瀬のパスを受け、ドライブシュートの体制に入る。

 

 

 

『フライングドライブシュート』

 

今回は右回転に挑戦した。

 

 

ボールはゴール左から僅かに曲がっただけだった

 

 

 

「失敗か~」

 

 

 

「今のはドライブシュートだったの?」

 

一之瀬が尋ねる

 

 

 

「ドライブシュートの進化版ってところかな。本来の縦回転だけじゃなくあらゆる方向に回転をコントロールしてどの角度からでも、打てるドライブシュートの予定なんだ」

 

 

 

 

 

「それはすごいね!何回でもトライしよ。オレも付き合うよ」

 

 

 

 

「ならオレがDF役をするぜ」

 

 

 

「ありがとう一之瀬、土門」

 

 

 

そこから1時間が経過したが成功しない

 

 

「クソッ、何でできないんだよ」

 

イラつき、表情を曇らせる蒼

 

 

 

「蒼、紅白戦をしよう」

 

蒼の気持ちを察した一之瀬が提案する

 

 

 

「紅白戦?」

 

 

 

「うん、実戦ほど練習に勝るものはないからね」

 

 

 

「4対4?西垣がまだ来ていないけど(個人練習したいんだけどな)」

 

 

 

「もう来るよ。あ!きたきた」

 

 

 

 

西垣の後ろに2人いる。金髪の頭にソフトクリーム乗せたような髪型の太った男とたらこ唇の角刈りの男

 

 

 

「西垣彼らが今日の紅白戦を手伝ってくれる2人?」

 

 

 

 

「ああ。ウチのGKの大御所とDFの黒部だ」

 

 

 

「「よろしく」」

 

 

 

「一之瀬、彼らが雷門フェスティバルの助っ人なの?」

蒼が尋ねる

 

 

 

「いや。彼らはみんなの出来をかくにんしたいから紅白戦の人数として西垣にお願いしたんだ。助っ人の1人は違うところで別メニューをしている。もう一人は当日には来てくれるはずさ」

 

 

 

「そうなんだ。でも、一緒に練習しなくて連携がとれるかな?」

 

 

 

 

「別メニューをやっている方はオレや土門、西垣ともここでの練習後に一緒に練習しているから大丈夫だよ。もう一人はたぶん彼ならいきなりでもオレたち全員と合わせてくれるさ。それより、チーム分けをしよう。水木は今回は審判を頼む」

 

 

 

「分かった」

 

赤と白チームに分かれる

 

 

赤チーム

一之瀬、土門、冬木、黒部、大御所

 

白チーム

蒼、西垣、若松、山代、高田

 

 

 

「蒼、よろしく頼む」

 

西垣が手を出す

 

 

 

「こっちこそ」

 

握手する蒼

 

 

 

「なぁ蒼」

 

土門が声をかける

 

 

「??何?」

 

 

 

 

「楽しもうな」

 

ニカッと笑う土門

 

 

「始めるよ」

一之瀬の合図で試合開始

 

 

 

一之瀬がドリブルで仕掛ける

「蒼、勝負だよ」

 

 

 

一之瀬が蒼に向かっていく

 

 

 

『真イリュージョンボール』

 

ボールが分身する

 

 

「本物はこれだ」

 

蒼が本物を見極めスライディングをする

 

 

「外れだよ」

 

蒼が捉えたボールは消える

 

 

 

「まだだ」

 

すぐさま立ち上がり、スライディングを仕掛ける

 

 

『カミソリタックル』

 

 

ギュイーンという効果音とともにスライディングする

 

 

 

「君なら追いついてくると思ったよ」

フワッとボールを浮かしスライディングをかわす

 

 

 

そのままドリブルでゴールに向かう

 

 

 

「行くぜ一之瀬。練習の成果だ」

 

山代がスライディングをする

 

 

『ベースボールスライディング』

 

 

 

山代の目に映るボールが野球ベースになり、それに向かい仕掛ける

 

 

 

「うん。いい動き」

 

先ほどのようにフワッと浮かしてかわし、そのままダイレクトでシュート

 

 

 

「今度は君の成果を見せてもらうよ高田」

 

 

 

 

「見てな」

 

 

シュシュ

 

 

シュートが来る前にシャドウボクシングのルーティンを入れ、右手に力を集中する

 

 

『イナズマストレート』

青い稲光を帯びた右腕でボールに向かいストレートを放つ

 

 

ボールは勢いよくはじき返した

 

 

「ナイスだ。蒼、カウンターだ」

 

ボールを拾った西垣から蒼に

 

 

「走れ山代」

蒼が鋭いパスを出す

 

 

 

「届け」

山代が俊足をかっ飛ばして走るが届かず相手ボール

 

 

「悪い、蒼」

 

 

 

「いや、オレも悪かったよ」

 

 

 

再びボールが一之瀬に渡るが蒼がチェックに行く

 

 

 

「パスでつなごう。冬木」

蒼が来る前にワンタッチでつなぐ

 

 

 

「土門」

 

練習で何度も繰り返した一之瀬、土門、西垣の中心選手にボールを繋ぐ練習

スムーズに繋ぐ

 

 

 

「黒部」

 

土門がダイレクトで黒部に

 

 

黒部から一之瀬に

 

 

 

 

「土門、あれを」

 

土門にセンターリングを上げる

 

 

「OK。行くぜ」

 

 

土門が飛び上がり、回転しながらボールに飛びつく

 

 

『バックトルネード』

回転しその勢いでかかと落とし。青い炎をまといゴールに向かう

 

 

 

「止める」

 

 

『イナズマストレート』

 

 

高田もイナズマストレートで対応するがパワー負けする

 

 

1-0

 

 

 

 

「よっし!!」

 

土門の周りに赤チームが集まる

 

 

 

「楽しそうだな」

 

ぼそりと呟く山代

 

 

「オレもあんなサッカーしたいな」

頷く若松

 

 

 

「(バカだなオレ自分のことばかりでみんなと楽しむことを忘れていた)みんなオレたちも楽しいサッカーをやろう」

 

 

 

「「「「おう」」」」

 

 

 

ボールを持った蒼

 

 

 

 

「さぁ行こう!!」

 

 

 

立ちはだかるチームが一之瀬

 

 

 

『真フレイムダンス』

炎が蒼を襲う

 

 

 

「西垣」

 

ボールはを横に長し炎を避けながら、前に走りだす

 

 

「返すぜ蒼」

 

西垣とのワンツーで一之瀬を突破

 

 

「やるね。してやられたよ」

 

 

 

「来い、蒼。今度は追いついて見せる」

さっきよりも早く走り出す山代

 

 

 

「任せたよ」

 

先ほどよりも鋭く、しかし優しいパス

 

 

 

「ナイスパス。西垣」

 

逆サイドを走る西垣へ

 

 

 

「決めろ若松」

ボールを大きく上げる

 

 

 

「任せろ」

 

 

 

『ダンクヘッド』

高い位置から放つ強烈なヘッド

ボールはゴールに向かう

 

 

 

 

『タフネスブロック』

 

キーパーの大御所が腹に力を入れ、お腹でボールを跳ね返す

 

 

 

西垣がこぼれ球を拾う

 

 

『抜き胴ディフェンス』

 

 

素早く西垣に近づきボールを奪う冬木

 

 

「返せ」

 

 

 

『スピニングカット』

 

飛び上がり右足で衝撃波を放つ

 

 

衝撃波が冬木を襲い。ボールを取り返す西垣

 

 

「蒼」

 

蒼にバックパス

 

 

 

「見える。ゴールへのルートが今ならできる」

 

 

 

『フライングドライブシュート』

 

ドライブシュートの進化系と言われるそのシュートはドライブシュートを遥かにしのぐ強烈なシュートでキーパーの大御所も動けない

 

 

 

 

「すげぇー」

 

「ナイスシュート」

 

「ボールが見えなかったぜ」

 

 

 

白チームも盛り上がる

 

試合は1-1のまま紅白戦は終わった

 

 

 

「一之瀬ありがとう。サッカーってやっぱり楽しくて最高だね」

 

 

 

「うん。本番に向けていい練習ができたね。優勝狙おう」

 

 

 

「楽しみながらね」

 

ニコッと笑う蒼

 

 

 

 

次回。雷門フェスティバル予選開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




『ベースボールスライディング』
サッカーボールをベースに見立てて勢いよくスライディングする


『ダンクヘッド』
ダンクできる高さまで跳躍し、ゴールに向かって叩き落す


『抜き胴ディフェンス』
クイックドロウのようなモーションを剣道の構えから行う


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第13話 雷門フェスティバル開幕

中々更新できなくてすみません


角間の実況を分かりやすくするために【】をいれます


オリオンの刻印
代表にアツヤと壁山と染岡さんに選ばれて欲しかった。そして噂では海外選手は全員新キャラとのことなので一之瀬と土門が出ない


この小説で活躍させるしかない


~雷門フェスティバル当日~

 

 

 

 

 

「選手入場」

夏未のアナウンスで入場する

 

 

 

【さぁ選手たちが入場します。実況はわたくし角間 圭太がお送りします。先ずは優勝候補の大本命円堂チーム!!】

円堂を先頭に入場

 

 

 

【円堂、鬼道、豪炎寺、風丸のイナズマジャパンの中心選手に代表候補の松野、それにまだ姿は見せていないが鬼道曰く最強の助っ人と言われる助っ人。一体どんな助っ人なんだ!!目が離せません】

 

 

次に染岡チームの入場

 

【次は染岡チームの入場だ。染岡、シャドウ、半田、影野の雷門サッカー部に加え、助っ人に雪原のプリンス吹雪士郎にイタリアの白き流星フィディオ・アルデナ。更に今や高校一年生にして高校サッカー界NO1と呼び声高い杉森 威を加えた攻撃力が魅力的なチームです】

 

 

一之瀬チームの入場

【土門、一之瀬のユニコーンコンビにアメリカでともに戦った西垣を加えたチームです。後、二人の助っ人はまだ情報が入っていませんが期待できそうです】

 

 

 

 

 

次に目金チーム

【目金欠流に一斗の双子に加え、何と助っ人にはファイアドラゴンのアフロディにアルゼンチンの壁テレスにリトルギガントの最強GKのロココ。最強の三人を助っ人に加えた今大会のダークホースだ】

 

 

 

三年生の入場が終わり、二年が入場する

 

 

【続いては栗松チームだ。新キャプテンの栗松に壁山、少林寺、宍戸。助っ人には高校サッカーで活躍する綱海に漫遊寺の新キャプテンの木暮、円堂が引退した今、中学サッカー界NO1キーパーの立向居を助っ人に加え、守備力が魅力的なチームです】

 

二年が終わり、一年が入場する

 

 

 

【虎丸チームの入場だ。一年生にして、唯一の可能性を持つチーム。雷門サッカー部の新エースの虎丸に強豪チームイナズマKFCの間、如月、森元、宗像の四人に流星のストライカー基山ヒロトに鬼道に並ぶゲームメーカー孤高の反逆児不動明王にイナズマジャパンの飛鷹を加えた、バランスのとれたチームです】

 

 

グラウンドの前に選手たちが集合する。生徒会長の雷門 夏未があいさつする。

 

 

 

「おはようございます。皆さんいい表情ですね。試合はグラウンドの整理後に開始します。各チームの代表者はくじを引きに来てください」

 

 

各チームの代表者がくじを引く

 

 

「一之瀬どうだったよ?」

土門が尋ねる

 

 

「第一試合だよ」

ニコッと笑う一之瀬

 

 

 

「お~い一之瀬」

円堂が来る

 

 

「やぁ円堂。また君と戦えてうれしいよ」

 

 

「西垣もいるんだな。手ごわそうだ」

 

 

 

「「マモル」」

ロココとフィディオも来る

 

 

 

 

 

「フィディオ、ロココ。まさかお前たちもくるなんて」

 

 

「もう一度君と戦いたくてね。シンイチから誘われたときにはびっくりしたけどねこんなチャンスないしね」

 

 

「僕もさ君と戦うためならどこへでも行くさ」

 

 

「勝負だフィディオ、ロココ」

 

 

 

「やぁイチノセだろ。君と戦えるのも楽しみにしているよ」

フィディオが話しかける

 

 

「オレもだよ。先ずはオレたちの試合を見ててよ。よーし行くよみんな」

 

 

一之瀬チームがグラウンドに整列する。対戦相手は2-1組

 

 

一之瀬チームフォーメーション

 

土門 若松 水木

 

 

一之瀬 山代

 

冬木  西垣

 

  高田

 

 

2-2-3の攻撃的なフォーメーション

 

 

笛が鳴り、キックオフ

土門から、一之瀬へ

 

 

 

「さぁ、オープニングゲームだ。みんな派手に行こう」

 

 

一之瀬がドリブル開始

 

 

【一之瀬がドリブルで上がっていく】

 

 

相手チームの助っ人がボールを奪いに行く

 

 

「よっと」

一之瀬はフェイントで軽くかわすが残り二人の助っ人が詰め寄るがヒールリフトで軽くかわす

 

 

【流石は一之瀬、あっという間に3人抜きだ。ここからどうする?】

 

 

「土門」

 

 

 

「もーらい」

土門がダイレクトでボレーシュート。キーパー全く反応できない

 

 

【ゴール!!先制点は一之瀬チームだ。決めたのは土門。一之瀬とのコンビは流石だ。それにしても本職がDFとは思えない豪快なシュートでした】

 

 

 

相手チームのリスタート

ボールが渡った瞬間に土門が仕掛ける

 

 

『真キラースライド』

 

 

すぐさまボールを奪う

 

 

【あ~と土門がボールを奪った】

 

 

「山代」

土門が逆サイドに大きくボールを蹴りだす

 

 

「任せろ」

得意の俊足を活かしこのボールに追いつく

 

 

 

「見てろよ。オレだって。若松」

大きく蹴りだす

 

 

センタリングと呼ぶにはあまりにもお粗末だが高さは出ている

 

 

 

「ナイスだ山代。高く上げてくれれば後はオレに任せろ」

 

 

『ダンクヘッド』

 

 

山代のダンクヘッドが決まる

 

 

 

【何と土門、一之瀬以外の動きもいいぞ。土門からのパスを追いた山代から若松へ見事な攻撃だ】

 

 

このプレイで波に乗った一之瀬チームは危なげなく10-0で勝利した

 

 

 

【これで試合終了10-0一之瀬チームの圧勝です。一之瀬、土門、西垣以外も大活躍。初心者とは思えないプレイだ。正に一之瀬マジック】

 

 

「まぁこんなもんかな」

土門が笑顔で一之瀬とハイタッチする

 

 

「まだまだこれからさ。油断せずに行こう」

 

 

「オレにボールを上げれば大丈夫さ。次も任せとけって」

ハットトリックを決めた若松

 

 

「オレもどんなボールでも追いついて見せるさ」

今日6アシストの山代

 

 

「(確かに二人の活躍はすごかったけど、土門、一之瀬、西垣、水木の組み立てがあってこそのものだ。喜ぶのはいいけど油断して次の試合に影響が出なければいいけど)」

蒼は一人だけ不安を感じていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第14話 サッカーvsフットサル&野生?

久しぶりの投稿です
パソコンが壊れたため更新できませんでした
パソコンを買うまで更新しないつもりでしたが投稿したくなって携帯で投稿しました
携帯のため誤字脱字がいつもよりひどいかもしれませんがよろしくお願いいたします
これからもゆっくりですが投稿していきます


圧勝したこともあり、リラックスして次の試合を待つ一之瀬チーム

 

 

 

「おーい次の相手が決まったぞ」

山代が俊足をとばして駆け寄る

 

 

「ありがとう。山代。次はどこだい?」

一之瀬が尋ねる

 

 

「次は3ー7ださっきの試合で1敗しているみたいだ」

 

 

「じゃあ次も楽勝だな」

さっきの試合でハットトリックを決めて上機嫌の若松

 

「ウソだろ?あいつらが負けるなんて」

信じらない様子の水木

 

 

「?そんなに驚くことか?あのクラスにサッカー部はいないだろ」

 

 

 

「誰か気になるプレイヤーでもいたの?」

 

 

 

 

「ああ。オレと同じフットサル部の佐藤三兄弟だ。三つ子でフットサル部の中心選手でそのテクニックはサッカー部にも匹敵すると思う。オレたちがフットサル部で全国大会にでられたのもあの3人がいたからだ」

 

 

雷門中フットサル部・・・

 

伝説のイナズマイレブンの再来とも言われたサッカー部の陰に隠れてしまったが

今年全国3位の実績をもつ

 

 

 

「その3人のことを教えてくれないか。作戦も立てやすいし」

一之瀬が興味を持つ

 

 

「だな」

土門も同意する

 

 

「ああ。三人ともツンツン頭が特徴で3人とも高い技術を持ってて苦手分野のないオールラウダーだ。長男の雄太﹙ゆうた﹚は前髪を少し右に下ろしていて、三つ子の中でもシュートを得意とする。ウチの部の得点王だ。次男の源太﹙げんた﹚は前髪を左に少し下ろしていてドリブルとパスが得意なゲームメーカー。三男の京太﹙きょうた﹚は髪を全部上に上げていて読みの鋭さからのパスカットやディフェンスを得意としていてエースキラーと呼ばれている」

 

 

「どうやら簡単にはいかなそうだね」

ふむふむと手を顎にのせ考える一之瀬

 

 

「水木、君から見て彼らは一之瀬、土門、西垣に通用すると思う?」

蒼が代表で尋ねる

 

口には出さないものの話を聞き山代、若松、冬木も気になっていたようで良く聞いてくれたという顔をしている

 

 

 

「サッカーとフットサルの違いがあるからきちんとしたことは言えないけど、あの3人は小学生の頃はサッカーでも全国大会に出場したらしいし、そこに君たちの知らないフットサルテクニックを合わせて見ても個人の能力では君たちの方が上だと思う。でも、あの三つ子の阿吽の呼吸を合わせたコンビネーションは君たちよりも上かな」

 

 

 

「でも、そんなやつらならなんでサッカー部に入らなかったんだ?」

当然のように疑問が生じる

 

 

 

「「「フットサルに魅せられたからだよ」」」

完全にハモった返答

 

 

話題の佐藤三兄弟登場

 

 

「一之瀬、土門だな。次の試合はよろしく」

握手をする三兄弟たち

 

 

「おい、お前たち本当に負けたのか?」

 

 

「水木か。本当だよ。でも、まぁ助っ人が間に合わなかったからな。今、ついたばかりだ」

雄太が答える

 

 

「助っ人?」

 

 

「ああ。性格はともかく実力は申し分ない」

源太が答える

 

 

「オレたち兄弟と相性がいい。助っ人がそろったからもう負けないぜ?」

京太が答える

 

 

 

「お前らがそこまで言うなんて相当なんだろうな。その助っ人は?」

 

 

 

 

「「「彼らだよ」」」

 

 

 

そこにはニワトリ、ゴリラ、チーターのような動物顔をした三人

 

 

「ああ‼お前らは」

土門がいち早く反応する

 

 

「彼らを知っているのか土門?」

 

 

「ああ。お前が雷門に入る前にFF予選で戦ったチームだ」

 

 

 

「雷門の諸君久しぶり~コケ。今度は負けない~コケ。もうオレの高さには誰もついてこれないコケ」

ニワトリ面した野生中2年キャプテン鶏井 亮太

 

 

 

「オレの前で高さ自慢だと」

ワナワナと拳を握る若松

 

 

「高校で鍛えぬいたチタ。もうオレの足についてこれるやつはいないチタ」

チーター面した野生高1年水前寺 馳威太

 

 

「何だと‼」

足に自信を持つ山代がこれに反応

 

 

 

「オレのパワーは宇宙1ゴリ」

ゴリラ面した野生中3年五利 慎吾

 

 

「「「彼らを加えた3ー7に勝てるかな?」」」

最後までハモった3人

 

 

「勝つよ。勝つのはオレたちだ」

力強く答える一之瀬

 

 

 

「次はハードになりそうだな?」

面倒くさそうなトーンとは逆にやる気満々の土門

 

 

「﹙もしかしてこれ、オレにも出番くる﹚」

密かに期待する蒼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの想いを胸に第2試合が始まろうとしている

 

 

 

 




相変わらず主人公空気だな(笑)


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第15話 自信喪失?

 

 

【皆さんお待たせしました。実況の角間圭太でございます。一之瀬チームの第2戦目です。相手は雷門中フットサル部の中心選手の佐藤三兄弟に野生中のメンバーを加えた3ー7だ!!緊張の空気の中今、キックオフです】

 

 

ピイー 

 

 

ホイッスルがなり一之瀬チームのキックオフ

 

 

 

ボールが一之瀬に渡る。

「土門、西垣、冬木、後ろは任せたよ」

 

 

 

「「「おう」」」

 

 

【おおーっと一之瀬チーム、1回戦目とは違うフォーメーションだ❗前線の土門をディフェンスに下げ守りを固めてきた~~~~~~~~~~~】

 

 

 

 

 

~一之瀬チームフォーメーション~

 

 

若松      山代

 

 

    一之瀬       

 

 

    水木  

 

 

 

冬木  土門  西垣

 

 

 

    高田

 

 

 

【対する3ー7のフォーメーションは佐藤三兄弟を活かすフォーメーションだ】

 

 

~3ー7フォーメーション~

 

 

    五利

 

 

 

    雄太

 

 

 

京太        源太 

 

 

    鶏井

 

 

 

馳威太      田中﹙モブ2﹚

 

 

 

    木島﹙モブ1﹚

 

 

 

 

 

 

 

        ~試合前~

「次の試合は3ー1ー1ー2のフォーメーションでいこう。左から冬木、土門、西垣。次に水木でその上がオレ。トップが若松と山代だ」

 

 

 

「オレは今回はディフェンスに専念した方が良さそうだな。野生のメンバーの身体能力はハンパないからな。特に鶏井の空中戦や馳威太の足は要注意だ。五利のパワーもな」

 

 

対戦経験のある土門が気合いを入れる

 

 

「空中戦ならオレがいるぜ」

 

 

 

「足ならオレだって」

 

若松、山代が対抗意識を向きだしにしている

 

 

 

「そんな簡単じゃないんだって。FFの時も豪炎寺のファイアトルネードを上から押さえられるし馳威太の足は風丸並だ」

 

 

「前半はディフェンスメインでいこう。若松、山代。オレは君たちを信じるよ。君たちなら勝てる。水木は前半は守備に赴きを置いてほしい。三つ子のパスワークを知っているのは君だけだからね。余裕が出来たらオレとゲームを作ってくれ。冬木は敵にボールが渡る瞬間を狙ってくれ」

一之瀬からの的確な指示が出る

 

「﹙一人一人をよく理解してモチベーションをあげるべく仲間を鼓舞する。さすがはフィールドの魔術師だな。にしてもオレの出番はいつくるんだろうか﹚」

少し気分が下がる蒼

 

 

「蒼、大丈夫だよ。蒼はオレたちの秘密兵器なんだから。本戦ではいっぱい働いてもらうよ」

 

 

 

「うん﹙やべー顔に出てたか﹚」

 

「よーしそれじゃ行くよみんな」

 

 

「おお‼」

 

 

          ~回想終了~

 

 

ボールを持った一之瀬に佐藤三兄弟が3人がかりでチェック。正面に京太が立ち右に雄太、左に源太が入り、一之瀬を中心に三角形を形成する

 

 

 

【早くも一之瀬に佐藤三兄弟がチェックに入る。一之瀬は囲まれながらもボールをキープ】

 

 

 

「源太、雄太、お互いの距離を保て」

エースキラー京太が指示を出す

 

 

「「おう」」

三人のトライアングルで一之瀬のボールを奪いに行く

 

 

「一之瀬、甘いパスは容赦なくカットを狙ってくるぞ気をつけて」

手の内が分かっている水木によるコーチングが入る

 

 

 

「やるね」

楽しそうに笑う一之瀬

 

 

「そっちこそオレたち兄弟のプレスをくらってここまでキープ出来るやつはそうはいないぜ」

京太も楽しそうに笑う

 

 

「いくぜ」

チェックを激しくする京太

 

 

「おっと」

一之瀬何とかキープ

 

 

 

【フィールドの魔術師一之瀬がキープするので精一杯だ!!すごくチェックだ佐藤三兄弟】

 

 

 

「﹙この京太のチェックは厳しいな。まるで鬼道と戦ってるようだ。他の二人のチェックも

決して温くはない﹚じゃあこれでどうだ」

一之瀬がイリュージョンボールの構えに入る。

 

 

『真イリュージョンボール!!』

ボールが分身する

 

 

 

【出たぁ~~~~~~~~~~一之瀬のイリュージョンボールだ】

 

 

「くそっ」

「どれが本物なんだ?」

 

 

源太と雄太に焦りが生じる

 

 

「ボールに惑わされるな。一之瀬だけを見て距離を保て」

京太が冷静に指示を出す

 

京太は無理に奪いにいかずバックステップで距離をとる

 

 

ボールが一つに戻る

「そうきたか。本当にすごいね。でも、パスコースができたよ。山代」

ドカッ

 

一之瀬のキラーパス   

 

 

【一之瀬のキラーパスだ山代が走り込んでいる。先制点は一之瀬チームか?】

 

 

 

「甘いチタ」

馳威太がボールをカット

 

 

「何?いつの間に」

 

 

「その足じゃオレには追いつけないチタ」

ドリブルでかけ上がる

 

 

 

「待て」

山代が追いかけるが追いつけない

 

 

「オレが追いつけないだと!?」

 

 

 

 

「馳威太がドリブルで爆走だ!!」

あっという間にバイタルエリアに侵入

 

 

「ここはオレが止める」

水木が構える

 

 

『抜き銅ディフェンス!』

 

 

抜き銅のモーションでボールを取りに行く

 

「おっと」

真正面から入ってくる水木を右に進みかわす

 

 

「急に動きが早くなったからびっくりしたチタがまだまだ遅いチタ」

 

 

「オレの抜き銅が・・」

少なからずショックを受ける冬木

 

 

「追い付いたぜくらえ」

山代が勢い良く馳威太に向かっていく  

 

 

 

『ベースボール・スライディング!』

馳威太の持つボールがベースになりスライディングをしかける

 

 

「ボールの形が変わっただけチタ」

ベースを足で上に蹴りあげスライディングをかわす。すると空中でボールに戻る

 

 

【馳威太が止まらない!!残るは土門と西垣の二人】

 

 

 

「オレが出る」

土門がチェックにいく

 

 

 

「こいつは抜けそうにないチタ。トリ行くチタ」

高いセンタリングを上げる

 

 

 

「やらせるかよ」 

若松がゴール前に戻って跳躍する

 

 

 

「そんな高さじゃ届かないコケ。ゴリ」

ヘディングで右にに落とす

 

 

 

「オレが自分より小さなやつに高さで負けただと」

 

 

「決めるゴリ」

 

 

『真ターザンキック!!』

 

 

 

どこからかツタをだしターザンのようにぶら下がりボールにシュートする

 

 

 

「簡単にはやらせない」

西垣が右足にオーラをためて跳ぶ

 

 

『真スピニングカット!!』

衝撃波の壁を作る

 

 

「そんな薄い壁じゃ止められないゴリ」

 

 

「スピードはそれほどないが何てパワーなんだ」

西垣が吹っ飛ばされる

 

 

【五利の超メガトンシュートだ!!スピニングカットで威力は少し落ちたがキーパー止められるか?】

 

 

 

『イナズマストレート』

高田がボクシングのルーティンから必殺技をくりだす

 

「何てパワーだ!!前にとばせない」

ボールはゴールへ

 

 

 

『真フレイムダンス!!』

一之瀬は炎を発生させボールにぶつける

 

 

【このピンチを救ったのはフィールドの魔術師一之瀬だ!!本来とは違うフレイムダンスの使い方でゴールを死守】

 

 

「走れぇ~カウンターだ」

今度は一之瀬が負けじとドリブルで中央を爆走

 

 

得意の個人技で五利を馳威太をチェックの距離が整う前に佐藤三兄弟をごぼう抜き

 

 

【今度は一之瀬の反撃だぁ】

 

 

 

 

田中と快速をとばして戻ってきた馳威太で一之瀬のコースを塞ぎ、佐藤三兄弟も戻る

 

 

「若松」

一之瀬がセンタリングを上げる

 

 

 

 

「オレは負けねぇ!」

さっきよりも高く跳躍するが

 

 

 

「それじゃあ足りないコケ」

鶏井がクリアする

 

 

水木がボールを拾うが 

 

一之瀬には三兄弟がマーク。激しいマークでボールに触らせない

 

 

司令塔一之瀬を潰された一之瀬チームは水木が司令塔に

 

水木がゲームを作ろうとするが

水木のパスは馳威太にカットされ、空中戦では鶏井にカットされる

 

 

土門、西垣は守備に全力のため、オーバーラップ出来ない

もし、どちらかがオーバーラップしてしまうと失点は免れない

 

 

一之瀬チームは防戦一方だった

 

幸いにも土門、西垣の硬い守りで前半を0ー0で終えた



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第16話 ゆずれないもの

平成最後の更新
ありがとう平成!!さようなら平成!!


オリオンの刻印
一之瀬、土門が出ないって聞いてたから出てきてうれしいけど一之瀬使徒説が出てるからなぁ
吹雪は何かわけがあると信じたい


~ハーフタイム~

 

 

ベンチに戻ってきたメンバーたちの表情は暗い。特に苛立っているのか自信が喪失

したのか若松、山代は特に表情が暗い

 

 

 

チームの雰囲気の悪さを察したか一之瀬が鼓舞する

 

「みんな前半を0ー0で終えたのは大きいよ。後半も頑張ろう」

 

 

「なぁ一之瀬、蒼を入れよう。蒼ならゲームメークもできるしどこからでもシュートが打てる。この流れを変えられるのは蒼しかいない」

土門が進言する

 

 

「(もしかして出番来る)」

ワクワク、ソワソワ

密かに期待する蒼

 

 

「いや、蒼は切り札だ。メンバーはこのまま出いく」

 

 

「まぁお前が言うなら」

土門も渋々納得する

 

「「本当にそれでいいのかよ!!!!」」

ワナワナと震えながら怒号を発する、山代と若松

 

 

「山代、若松。いや、二人だけじゃない!!高田も冬木もこの短時間ですごく上手くなった。予想以上だ。前にオレが言ったこと覚えているか?自分を信じるんだ。自分だけの武器をこれだけはゆずれないものを!!サッカーで勝負するんじゃない。自分の、自分だけの武器で勝負するんだ。この試合の鍵は君たちだ。土門、西垣、オレでフォローする。何度でも失敗していい。サッカーは失敗して当たり前のスポーツ。たった1度でいいたった1度の成功を掴むんだ。さぁ行こう!!」

 

 

 

「「「「「おお!!」」」」」

チームに火がつく

 

 

「(一之瀬。チームを引っ張るカリスマ性といいすごいリーダーだ)」

感動する蒼

 

 

 

 

後半がスタートする。

 

【さぁ後半のスタートです。一之瀬チームは前半防戦一方だったがここからどう立て直すか。目が離せません。後半戦のスタートです】

 

 

相手のキックオフでスタート

 

 

ボールは京太から源太へ

 

 

 

一之瀬がすぐにチェック

「ボールはもらうよ」

 

はぁぁぁぁ『真フレイムダンス!!』

一之瀬が炎を纏いダンスする

 

一之瀬の気迫と同調するかのように激しい炎が京太を襲う。

 

 

【一之瀬のフレイムダンスだ!!これは気迫がこもっているぞ!!心なしかいつもより巨大な炎だ!!一之瀬。ボールを奪った】

 

 

「山代」

ドカァ

 

すぐさま相手ゴールへロングフィード

 

 

 

【山代へのロングパスだ】

 

 

「行くぜ!!」

山代がダッシュする

 

 

 

「行かせないチタ」

しかし、またも馳威太がカット

 

 

 

 

【あぁーーとまたも馳威太がカットした】

 

 

 

「まだだ!!」

 

山代が馳威太がトラップしたボールに食らいつく

 

 

【山代あきらめない!!ボールに食らいつきボールを奪った】

 

 

「しまった油断したチタ」

 

 

「若松!!」

山代のセンタリング

 

 

 

山代と鶏井が競り合う

 

 

「まだまだ高さが足りないコケ」

 

 

 

空中のボールを鶏井が足でトラップ

 

 

「(山代だって踏ん張ったんだ。オレだって)おぉおお!!」

構わず鶏井の足に頭から突っ込みヘディングシュート

 

 

「ウソだろコケ?」

 

意表を突かれヘディングシュートを許す

 

 

 

【山代執念のシュートだ!!決まるか】

 

 

 

「やらせない!!源太」

京太が足を出しシュートをカットしすぐさま逆サイドの源太へ

 

 

 

「雄太」

すぐさま前線の雄太へ渡る

 

 

「やらせるか」

土門が立ちはだかる

 

 

 

「ふん」

ヒールキックで五利へ

 

 

 

【京太から源太。源太から雄太へ三つ子のホットラインからの五利だ】

 

 

 

「決めるゴリ」

 

『真ターザンシュート!!』

ツタにぶら下がり勢いをつけてシュート

 

 

「高田!!後ろはオレに任せて思いっきりいけ」

西垣からのコーチング

 

 

「おお。行くぜ」

『イナズマストレート』

高田の拳がボールを迎え撃つがパワー負けしてしまう

 

 

 

「後は任せろ」

『真スピニングカット!!』

 

 

衝撃波でボールの勢いを止める

 

 

『止めた!!高田と西垣の連携で止めました。一之瀬チームは前半と違い防戦一方ではないぞ』

 

 

 

「「(これは1点勝負になるな)」」

両チームの大黒柱である一之瀬と京太は互いに感じ取る

 

 

 

ここから両チームは拮抗しロスタイムを迎える

 

 

 

【ロスタイムは3分だ!!このまま引き分けに終わってしまうのか!!??】

 

 

 

 

「絶対勝つ!!鶏井」

京太からの高いボールへ鶏井がヘディングで横に流す

 

 

 

『真ターザンキック』

 

【五利のダイレクトシュートだGKの高田止められるか?】

 

 

 

 

「(今までのイナズマストレートはボールに合わせようとしすぎて踏み込みや回転がが甘かった。力強く踏み込み、下半身に伝わってくるパワーにしっかりと腰を回転させ、肩を内側に捻りボールに向かって最短距離を打つ!!)ここだ!!」

 

 

 

「イナズマストレート・・・V2!!」

 

 

 

 

【ここにきて必殺技を進化させた!!ボールは力強く飛んでいく】

 

 

 

「まだだチタ」

 

弾かれたボールに馳威太がつめる

 

 

「(ボールをトラップする瞬間だ。心を落ち着かせ、身体の余計な力を脱力させる)今だ」

『抜き胴ディフェンス・・・V2!!』

冬木がボールを奪う

 

 

「させるかよ」

京太がボールを奪った冬木にスライディングしてボールがこぼれる

 

 

こぼれ球にいち早く反応するのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水木

【おおぉ!!!水木だ!!水木がこぼれ球に反応】

 

 

 

 

 

「(フットサルの攻守の切り替えはサッカー以上だからね)」

ドリブルで駆け上がる

 

 

 

「水木!!オレにくれ」

力強く呼ぶ山代

 

 

水木一瞬考え

「頼む(信じるぞ山代。お前なら反応できる)」

グラウンダーのパスではなく大きく上げる

 

 

そこ山代と馳威太が競り合う

「ム(このボールは)」

山代コースを外れ大きく左に走り出す

 

 

「諦めたチタか。ボールはもらうチタ」

 

 

クククッ

 

 

ボールは曲がる

 

 

「カーブがかかっていたチタ?」

出遅れるが持ち前の俊足でどんどん距離を縮めていく

 

 

「(何て足だよ全く。オレは外野手だ。外野はいかにノーバウンドでボールを捕れるかが重要になってくる。だからこそボールを見ただけで曲がると判断出来た。それにオレはオレは)ボールを追いかけるとき誰よりも早く走れるんだ!!!!!」

 

 

 

「スピードが上がったチタ??」

 

 

「若松!!今度はお前の番だぁぁあーーー」

馳威太よりも早くボールに追いつき、センタリングを上げる

 

 

 

 

若松がピタリと鶏井にくっつく

 

「バスケのリバウンドはなただジャンプ力があるだけじゃ捕れないんだぜ!!」

 

 

「何を言っているチタ?今はサッカーチタよ」

 

 

 

「オレよりもジャンプ力があって背が高いやつはいっぱいいた。でも、オレはそんなやつらに競り勝ってきたんだ。ポジショニングとベストなジャンプをさせないことでな!!」

 

 

若松が身体を鶏井につけて跳ばせない

「上手く跳べないチタ」

 

 

 

「これがオレの答えだ」

『ダンクヘッド・・・V2!!』

 

 

ゴールに突き刺さる

 

 

ピッピ

 

 

【ゴォッール!!ゴール!!ゴール!!若松のシュートが決まった!!冬木、水木、山代、若松とみんなで繋いだ1点だぁ!!】

 

 

「やったぞ!!」

山代が若松に抱きつく。冬木、若松も続く

 

 

 

「ふぅ~」

ひと息つく一之瀬

 

 

「(もしかしてみんなの成長のためにゲームメークしていた?)」

オレは疑問に思ったことを聞いてみる

 

 

「ねぇ一之瀬」

 

 

 

「何?」

 

 

 

「もしかして抜こうと思ったらあの3つ子も抜けたし自分でシュートもいけたんじゃ?」

 

 

 

「さぁどうだろうね」

ニコッ

 

と笑う一之瀬

 

 

 

「(これは図星かな)」

 

 

「ヘイッ!!カズヤナイスゲーム!!」

一之瀬の前に

現れる3人の男

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーク、ディラン、ビリーだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第17話 昨日の友は今日の敵

令和初投稿!!
これからも亀更新ですがよろしくお願いします


アメリカ代表ユニコーンのメンバーと再会した一之瀬と土門

 

 

「マーク、ディラン、ビリーじゃないか!!?」

驚く土門

 

 

「久しぶりだね元気だったかい?」

マーク、ディラン、ビリーと握手を交わす一之瀬

 

 

「ああカズヤも元気そうで良かったよ」

マークも笑顔で握り返す

 

 

「ユーのハートは相変わらずギンギンだね」

うれしそうなディラン

 

 

「カズヤ、ドモンお前たちと戦えるのを楽しみにしていたぞ」

好戦的な表情のビリー

 

 

「「え?」」

二人とも頭にクエスチョンマークが浮かぶ

 

 

 

「ミーたちは次にユーたちとあたる3-2の助っ人なんだぜベイベ!!」

ディランが代表として答える

 

 

「そうゆうことだ」

マークも好戦的な表情になる

 

 

「それは手強そうだね」

一之瀬も好戦的な表情になる

 

 

 

 

「確かにお前らなら野生中と三つ子たちにも勝てるわな。でも、どういう人脈でお前らが?」

 

 

 

「ミーとこの学校のジュウイチローとはペンフレンドでね。そこから助っ人の話をもらったんだ。カズヤの術後の体調も気になってたしね。それにカズヤと戦えると思うとミーのハートはギンギンマキシマムね!!!」

 

 

 

「カズヤ、ドモン。フィールドで会おう」

 

 

「ああ」

 

 

「楽しみにしてるよ」

チームに戻っていく

 

 

 

「(今のがユニコーンの3人か)雰囲気あるね」

蒼がつぶやく

 

 

 

「ああ。彼らは強いよ。みんな気合い入れて行こう」

 

 

 

「「「「おお!!!!!」」」」

全員気合いが入る

 

 

「それじゃ次のフォーメーションを発表する」

 

 

 

 

 

 

【さぁ!!予選最終試合は全勝同士の対決だ!!!一之瀬率いる3-4とかつてのユニコーンのチームメイトディラン、マーク、ビリーを助っ人に加えた3-2だぁ~~。果たして本戦の切符を掴むのはどちらだ???】

 

 

 

 

 

~3-4フォーメーション~

 

  若松     山代

 

 

 

 

  土門     一之瀬

 

 

 

     水木

 

 

 

  冬木    西垣

 

 

 

     高田 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~3-2フォーメーション~

 

 

    ディラン

 

 

 

 

マーク      十一朗(モブ)

 

 

 

 

佐藤(モブ) 木下(モブ) 馬場(モブ) 島田(モブ)

 

 

 

 

    ビリー

 

 

 

 

 

 

【3-2ボールでキックオフ!!】

 

 

ピッーーー

 

 

 

ホイッスルが鳴りキックオフ!!

 

 

 

マークからディランへ

 

 

 

「さぁ~いこうぜエブリワン!!レッツゴー!!」

ディランが前線に走り出す

 

 

 

ボールはマークがキープ

 

 

「勝負だマーク!!」

 

 

「来いカズヤ」

 

 

一之瀬がショルダータックルを仕掛ける

 

 

ドンッ

 

 

一之瀬が吹き飛ばされる

 

 

「くっ(相変わらずすごいフィジカルだ。前よりも強くなってる!!この甘いマスクからは想像できないフィジカル。そして繊細なボールキープもできる)」

 

 

「オレもいるぜ」

 

 

今度は土門が反対側からショルダータックル

 

スッ

 

 

「何??」

土門バランスを崩す

 

 

 

【お~~っと一之瀬との力勝負の後は華麗なテクニックで土門をかわす。正に剛と柔を兼ね備える最高のMFだぁ】

 

 

 

土門のチャージをかわしてドリブルで進む

 

 

 

「行かせない」

水木が立ち塞がる

 

 

「ディラン」

ビッ

 

 

 

「返すぜ相棒!!」

ビッ

 

 

ワンツーで水木を抜く

 

 

【スピードに乗ったワンツーでゴール前まで突き進むぞ!!一之瀬チームピンチだぞ】

 

 

 

 

「ここまでだ」

西垣がチェック

 

 

「ディラン」

ドカァ

 

大きくボールを蹴り上げる

 

 

「なんだと!!?」

西垣これに反応出来ない

 

 

 

「OK!!ビックサプライズだ」

 

 

ディランとマークが二人で飛び上がり。空中のボールに紫色のオーラを込める

 

 

 

『『真!!ユニコーンブースト』』

紫のオーラを纏ったユニコーンがゴールに向かって走り出す

 

 

 

「止める。進化したオレのイナズマストレートで!!」

シュッシュッ

 

 

軽くジャブを入れ構える

『イナズマストレートV2!!』

 

 

青い稲妻を帯びた拳がユニコーンと激突する

 

 

「何てパワーだ!!(さっき止めたターザンキックより強い)」

ユニコーンが高田を弾き飛ばしゴールに突き刺さる

 

 

 

【決まった!!先制点は3-2チームだ】

 

 

 

「やられたな。あいつらも相当パワーアップしてるぜ」

 

 

「だね。でも、もう簡単にはやらせない。マークにはオレがマンマークでつくからディランを頼む土門。マンマークなら簡単にはワンツーはできない」

 

 

「分かった。先ずは同点に追いつくぞ」

 

 

「ああ。もちろんさ。さぁ行くよみんな」

 

 

 

 

気合いを入れ直す一之瀬チーム。ここから試合は徐々にヒートアップしていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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