とある策士の外史旅(仮) (カツヲ武士)
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とある策士の外史旅(仮)

妄想書きなぐりの初投稿です。年代や年齢は原作とズレがあります。
文才ないので荒いですが豆腐メンタルなので、
ご指摘とかはやんわり絹ごしタッチ風味でなんとかお願いします。


 唐突だが俺には前世?の記憶がある

 

神様とかにあった覚えはないので、よくあるチート付きの転生では

 

ないらしいが、まぁ前世の記憶があるだけでチートでしょう。

 

 周りの話を聞いてて、今が古代中国っぽいのはわかった。

 

 腐敗がどうとか十常侍がどうとか言ってるから、多分後漢の末期。

 

まぁそれが分かってもできることはないんだがね。

 

だって赤ん坊だし。

 

 

 

 

やぁ、キンクリして3歳くらいになった俺だよ

 

 いきなりだけど、前世?の記憶があることの一番の利点は

 

自我があるが故に吸収力と成長力がピークの幼少時に

 

効果的なトレーニングができるということだね。(異論は認める)

 

基本的に人間の成功に必要なのは積み重ねである。

 

 そして「積み」「重ねる」ためには土台が必要だ。

 

 幕の内な一歩君なんかわかりやすい。

 

釣り船で鍛えた平衡感覚と下半身があればこその強打である。

 

 ちなみに、下積みなく高校生になってから優秀な師に教わり1年頑張って鍛えた子供が

 

凡庸な師によって10年鍛えられた同い年の子供に勝つこともある。

 

 それは才能や体の大きさなど様々な要因があるが

 

「効果的に」鍛えることができたかどうかが大きい。

 

 ただやらされただけ、理解しきれてない鍛錬は密度が薄く

 

その鍛錬がどんな意味を持つかを理解して行う鍛錬は密度が濃いと言えよう

 

 普通の中・高校生は理解力という点で幼稚園児や小学生よりも優れている。

 

また、師が効果的な理論を理解していてさらにそれを

 

弟子に教え導く力、つまりは指導力があるかどうかも大きい。

 

 この例の場合、前者の師の指導力と弟子の理解力と1年の鍛錬の積み重ねが

 

後者の10年の積み重ねを上回った結果、前者の勝利となって現れたものであると言える

 

 だからこそ第一次成長期前に、大人の理解力をもてた事は紛れもなくチートであろう。

 

 きちんとした土台作りには時間があればあるほど良いのだから。

 

え?さっき言ってたことと違うじゃないかって?

 

 いやいや、落ち着いて考えろ。

 

同じ師、同じ弟子で1年即席で鍛えたのと

 

10年しっかり鍛えたのだと、どっちが強い?

 

当然後者だ。

 

 時間があればあるほど様々な経験ができる。

 

結果、引き出しが増える、簡略化できる、応用ができる。

 

リアルでレベル上げしないと

 

この時代、どこまで鍛えても死ぬときは死ぬからね。

 

 カンストなんてない。

 

人間、お湯と同じで怠けたら冷めるのだ。

 

 子供の頃から鍛えないと、後の世に現れる天才どもに

 

見られることもなく死んでしまう。

 

 しのぎを削るにしても、認め合うにしても

 

俺に相応の実力と実績が必要になる。

 

そして実績を挙げるために鍛える。

 

力こそ正義なこの時代。

 

弱くて良い事なんてないのだから。

 

 つまりは幼少期からじっくり鍛えて最強になる。

 

 呂布?知らない子ですね。

 

バカはハメて殺すだけですわ。

 

 曹操?知らない子ですね。 

 

宦官派閥に居ながら十常侍に嫌われてた彼なら

 

自立する前に、権力で押しつぶすことが可能。

 

暗殺も有りだね。

 

 劉備?知らない子ですね。

 

そもそもが曹操のアンチテーゼみたいなもんでしょ?(暴論)

 

曹操がいなかったら平原から逃げ出したあと、幽州に行って

 

公孫賛の配下で終わるんじゃない?

 

 孫権?知らない子ですね。

 

豪族の集合体である呉は曹操がいなければ一つに纏まらないんじゃない?

 

各個撃破だね。

 

 

 

 

 どんな天才でも知らないことはできない。

 

 俺は天才の閃きは無いが、様々な事を「知って」いる

 

故に天才に対しても先手が取れる。

 

初見で対応できる天才だっているじゃないかって?

 

「対応」している時点で後手なのだよ。

 

もう一度言うが先手を取る 

 

これが経験を活かした人間の最大のアドバンテージとなる。

 

 そのアドバンテージを有効に活用して生き抜いてみせる。

 

 とは言え、前世の記憶が全て使えるわけではない

 

 人の成功と同じく、あらゆる事柄には土台が必要だからだ。

 

 自分の記憶の中の人間は今の世から見て1800年分歩いた。

 

特に西暦1900年以降の歩みの速度は、まさしく徒歩から飛行機

 

その速さと進んだ距離は本当の意味で桁が違う。

 

 その1800年で天才たちが一歩一歩踏み固めた土台がないから

 

俺が知る技術の発展は難しい。

 

簡単なのからやっていこうと思う。

 

 ちなみによくある転生物だと、大抵の主人公は子供の演技をしているが

 

はっきりと言おう。そんなの無意味だと。

 

周りの大人を、いや、親を舐めるなと言いたい。

 

 目線やしぐさだけではない、くしゃみやあくび等の反射的な行動にも

 

 違和感は出る。そして親は不自然極まりない子供の行動に必ず疑問を覚える。

 

そして地方や時代によっては「狐憑き」や「悪魔憑き」として処分されることもある。

 

 だからこそ、最初の味方である親には隠さずに説明する必要がある。

 

母親にとって、自分の腹を痛めて産んだ子に違和感を感じる前に。

 

父親にとって、自分の愛した女が産んだ子が、自分の子であることに疑いを持つ前にだ。

 

 まぁ説明といっても、一から百までバカ正直に本当の事を話す必要はない。

 

 ほとんどの文化圏において、啓示とされる「夢」

 

 コレをうまく使うことが理想だろう、使い方によっては最強の切り札だ。

 

 例えば、今自分が生きている古代中華圏なら

 

「胡蝶の夢」が伝わりやすいだろう(但し親にも相応の知識が求められるが)

 

 

・・・・・・

 

 

そんなこんなで両親には前世?の記憶があるがためという違和感に対する理由を与え

 

自分の行いを正当化することに成功した少年が私、李儒くん(3歳)である。

 

 

 

・・・そう李儒である

 

三国志好きならわかるね?

 

演義において丁原の下にいた呂布を寝返らせるよう進言したり(実行したのは李粛)

 

洛陽に入った董卓に対し劉協を帝にするために、弘農王の暗殺を提案・実行したり

 

洛陽からの遷都&焼き討ちを進言したり

 

追撃をしかけてきた曹操を打ち破ったり

 

呂布によって董卓が殺された後に四つにされたりする

 

実在を疑われ、コー○ー的にすぐに賈詡に取って変わられる董卓軍の軍師。

 

もしくは同一人物かどうかはわからないが、司隷の博士に名を連ねていた李儒君です

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・コレ、時代の強制力とかで殺されるんじゃない?・・・・・・・・・

 

 



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俺の名は

オリジナルな設定てんこ盛り

書き直しする可能性大

絹ごしタッチでお願いします


やぁ、元気かい

  

 

 親から自分の名前を聞いたときに

 軽く絶望した李儒くん(3歳)だよ

 

 あのあと考えたんだが、

時代の強制力何てモノがあるなら

物理で殴って突破してやろうと思いました。

 

 それにこうしてわざわざ自分に前世?

の記憶があるなら

それもまた世界の選択でしょ?(ドモン風)

なんとかなるさと吹っ切れた。

・・・開き直ったとも言う。

 

 

 とりあえずは董卓軍に

行かなきゃいいんじゃね?

と行動指針を定めてみる。

 

 知らなければ強大な軍事力を持ちながらも

文官不足で悩んでる董卓陣営は

李儒にとって過ごしやすいだろう。

 

 だが負けるのがわかってるなら話は別だ。

家の都合(確か娘婿だったっけ?)

で最悪董卓に組みすることになっても

洛陽に入ったら負けだと分かってる以上、

洛陽には行かない。

 

 上洛の前・・・えーと涼州?并州?

どっちか忘れたが、そちらに居残ればいい。

「洛陽に入るのは反対です!」とか言って

袂を分かつのも有りだ

 

 さすがに上洛前で猫を被っている状態の

董卓=サンなら、口論で娘婿は殺さんだろ。

 

 とりあえず第一は董卓軍に近づかない

董卓軍に強制入隊しても洛陽には近づかない

董卓亡き後も生きていけるように鍛える

とりあえずこれが今後の指針。

 

 てゆーか父上、こ↑こ↓ってどこですかね?

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 父上に聞いたら司隷の弘農郡でした。

 

 まぁ出身地不明な李儒くんだけど、

名が文優だったからその可能性は高かったよね。

ん?口調がおかしい?

 

 アレだよ、幼い体に引きずられるのも

あるんだが、子供の甲高い声で

おっさんの口調は自分でも違和感があってね。

その上「なのだよ」とか他人に上から

目線の説明口調はイカン。

 

 この儒教が蔓延し空気ごと腐った挙句、

到るところでゲロ以下の匂いがする後漢末期。

お偉いさんに偉そうな口聞いたら、

無礼の一言で投獄、即殺されるのが後漢クオリティー。

 

なので誰に対しても丁寧語を

心がける李儒くん(3歳)

 それはそれで違和感あるようだが、

無礼よりはマシと親も納得。

 

 

 そんなこんなで少しずつ家や

周囲の事を教えてもらってるが、

やはりウチはそこそこ裕福な家らしい

親が胡蝶の夢なんて知ってる時点で

知識階級であることはわかってたが、

小さいながらも荘園を持っているので、

親も教育に力を注げる

 

 まぁそうでないと史実でも

博士なんてなれなかっただろう。

 

 とりあえず今は自己を高めるのが最優先。

 

 

 

 

 朝起きて、牛乳飲んで、鍛錬して、牛乳飲んで、朝ごはん食べて、牛乳飲んで、鍛錬して

 牛乳飲んで、勉強して、牛乳飲んで、お菓子食べて(この時代基本2食)牛乳飲んで

 昼寝して、牛乳飲んで、勉強して、牛乳飲んで、晩飯食って、牛乳飲んで、寝る。

 

 牛乳多いな・・・まぁ成長を促しつつ

胃腸と骨を鍛えるには牛乳だ。

 

 鍛錬の内容はさまざまで、基本は10キロ走ったり、腕立て、腹筋、背筋、スクワットを200回

正拳突き(上段、中段、下段)各1000回、前蹴り(左右)1000回、廻し受け1000回

棒持って突き1000回、払い1000回、振り下ろし1000回、受け1000回 が1セットだ。

 

 身体を造る。(一日30時間と言う矛盾ッ!)

 

 技を磨く。

(毎日出来たら地上最強の生物にだって当てられるッッ!)

 

 心を燃やす。(燃え上がれ、俺の小宇宙ッッッ!)

 

 余裕が出来たら回数と

 セット数を増やす予定である。

 

 ‎やりすぎ?いやいやいや、今、後漢だよ?

 大事なことだから2度言うけど、今、後漢だよ?

 

 羌族と韓遂が共謀して涼州に攻めてきたり、

 烏桓が幽州にちょっかい出してきたり

匈奴が并州に進出してたり、

山越が交州や揚洲を襲ったり、

鮮卑の檀石槐が死んで北方騎馬民族を

色々巻き込んで勢力争いする後漢末期だよ?

 

 黄巾の乱の前から漢帝国はヤバかった件

 

そんな中で黄巾の乱~の大混乱だよ?

 

 

 

 鍛えなきゃ(使命感)

 

 

 

で、鍛えてる李儒くん7歳になったんだが・・・

 

 どうやらこの世界には

気と言う概念があるらしい。

まぁ元の世界にもあったが、

それよりもっと、うん、なんてゆーか

具体的なんだ。

 

 気を使って身体能力を上げるのは当たり前で

後は気を使って矢で岩を砕いたり

その他には、気を使って鍼で

病気を治したりできるんだとか。

 

 どうりで3歳であんな

トレーニング出来ると思ったよ。

 

・・・そうか、気か・・・

 

 そして弘農周辺では男の子は

7歳になったら親から真名を授かるらしい。

 

・・・そうか、真名か・・・

 

 

 

・・・・・・恋姫じゃんッッッッ!

 

 

 

 

 

 

 いやぁ不覚、この海の李儒。一生の不覚。

前世?がある時点で違和感はあったが、

まさかのゲーム時空。

この李儒の目をもってしても気付かんかったわ。

 

 うん、確か女性の方が気に

目覚めやすいってだけで

男も気を使えるもんな。華佗とか

 

 するってーと華雄に真名とか

無かったのはアレか。

七五三的な、ある一定の年齢になるまで

真名を付け無い地域の出身設定か。

んで付ける前に親とか死んでもうた感じか。

 

 まぁ、前々から女性の立ち位置が

おかしいとは思ってたんだ。

本来なら儒教が蔓延している漢帝国だと、

男尊女卑が基本で女性の権利は

ほとんど無かった。

 

 家長の代理とか、母親は目上扱いだから、

家の中では偉いんだが

娘とかは仕事以外で外に出ることすら

稀であったはず。(防犯の意味もあったが)

 

 それが普通に女物の服売ってるし(しかも新品)

 

 阿蘇阿蘇とか言うファッション雑誌もあった

(月刊誌?紙?流通は?)

 

 そういえば普通にラーメンとかメンマあったな。

(ラーメンにメンマを入れるのは日本の文化)

 

・・・いや、鍛錬してたんスよ

 

・・・勉強忙しかったし?

 

・・・くっ殺さないで!

 

 そんな李儒くんの内心の葛藤はさておき

めでたく真名を授かることになったんだが

なんでも自分で付けてみたら?

と言われてまいっちんぐ李儒くん。

 

 話を聞いてみると

 

 普通ならなんの問題もなく

親につけてもらうのだが、

宅の李儒くんはなんだかんだで前世の記憶持ち。

 

 両親的には前世も含めて自分の子だと

思ってくれたらしく、

前世の自分と今の自分を足して、

相応しい真名をつけたらどうか?

そう提案してくれたのです。

 

 いやぁ良い親だ。

 

nice parents。

 

 うん なんか深夜にボートが

大河を渡ってる映像が出てきそうだったけど

こ↑こ↓にそんなものはねぇ。

 

 黄河、白馬、官渡、長江、赤壁・・・うっ

 

 かと言って前世の名前とか覚えてない

(社畜っぽかったのは覚えてる)

ので違和感のない名前、

それでいてかっこいい真名にしよう。

 

 と言うより真名の事を言われたときから

考えてたんだよね。

香港映画好きだったワタクシに

<李>と言う姓があるのなら

 

名乗るなら

 <李 連杰(リー・リンチェイ)> だと

 

 だがコレはいかん。

 

彼の字は<陽中>だが、

そのまま使うのはヤバイ。

 

 ハリウッ○は某ネズミの王国並、

いや場合によってはソレよりヤバイ。

時空を超えてターミネートする人が来たり、

いきなり川からサメが出てくる可能性もある。

 

なので語呂が似てて、かつ古代中国っぽい名前

 

<林冲>

 

 水滸伝に登場する武人で、

豹子頭のあだ名を持つ序列6位 

林教頭とも呼ばれてたのがなお素敵

気を使って身体を鍛えている自分と

教頭なんて博士っぽい感じまで備わってる。

 

うん、イイじゃないか。

 

 真名だから普段は使えないが、

繋げて言うなら

 

 <李 林冲 (リー・リンチュウ)>

 

 香港映画好きなら、ん?ってなるけど

名前被ったり、なんて読むの?

は三国志では稀に良くあるコト

 

 もし真名がバレても

主人公の北郷一刀は中途半端な

三国志知識しか持たないニワカだったはず。

そんなのが水滸伝を知ってるとは思えない(暴論)

 

 他の転生者がいても、

真名から転生者だとは気付かれまい。

まぁ一応は隠すけど。

 

そもそ水滸伝自体が明代の作品。

転生者が知ってもこっちがオリジナルだと

思ってくれるだろう。

 

 問題があるとすれば、李儒はそもそも

実在が疑われていた存在だってことか?

李儒である=転生者とかだと

流石にどうしようもないので、

これはもう諦めるしかない。

 

そんなわけで 

姓は李 名は儒 字は文優 真名は林冲 

 

 

 

 ぶっちぎるぜ!

 

 

 




独り言で終わるスタイル

社畜だから仕方ないね。


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世界はそれを哀と呼ぶかもしれないんだぜ

Q・ブラックに牛乳混ぜたら何になる?

A・RX 異論は認めます。 

オリジナル設定です。
作者の個人的見解が強いですが
生暖かい目で見守ってあげてください。




オッス、前回てつをばりにぶっちぎった李儒くん(18歳)だ

 

 そう18歳

 

 キンクリしすぎ?

 

 いやぁ、牛乳と鍛錬と勉強しかなかったからね

 

一日1000回の各トレーニングだが、最初は気を使わないと出来なかったんだが最近だと素の状態でもできるようになった。

 

一秒間に一回と考えれば、10時間で36000秒だからね体力と精神力さえあればできるってもんよ。

 

常に迫り来る死を意識している李儒くんに

サボリの概念は無かった。

 

それに恋姫時空なら、歴史の強制力は無いって

ことに気づいたのも大きい。

 

魏ルートでは夏侯淵だの曹操を救うために

主人公くんが身を削るが

他のルート、特に蜀とかだと良く分かる。

 

董卓も、賈詡も、呂布も、公孫賛も、袁紹、文醜、顔良も龐統も、みんな普通に生きてる

 

魏だって張角三姉妹だの陳登だの何進だの何太后だの生きてるし

  

呉は孫策、周瑜が死なないルートもある。

 

それに比べたら李儒の一人や二人、大丈夫だろう。

 

大丈夫かな、大丈夫だといいなぁ、大丈夫にするんだ!(決意)

 

心に余裕が出来たことで修練もより効果的に

なりました。

(サボったら死ぬのは変わらないのでサボらない)

 

その修練を12歳までこなしてたら、あら不思議

神童とか麒麟児とか呼ばれるようになり

家族に洛陽の学び舎行けと言われ、洛陽へGOしました。

 

 洛陽はどんなとこかって?

 

うん、一言で言うなら、澱んでた。

恋姫世界でも腐ってるモノは腐ってたってことだね。

 

学校では読み書き算術が基本で、後は将来就きたい仕事に応じた書物を読み、

牛乳飲んで、書物を読んで、牛乳飲んで、書物写して、牛乳飲んで、解説書いて、書いたのを論文代わりに提出すれば卒業できた。

 

 この間なんと1年。

 

実際学問所で学べるのは基本だけだから、

学び舎と言うよりは、顔とコネを繋ぐサロン。

もしくは国立の図書館と思った方が良いだろう。

 

なんたって書物は貴重品(阿蘇阿蘇ぇ・・・)

個人では購入も管理もできない量の書物が

見放題。学問所で良かったことはこれくらい

じゃないかなぁ。

 

兵法書の論議は、実戦経験のない連中が

あーだこーだ言ってるだけだったし

政に関しては・・・言っては何だが、所詮後漢。

 

豪雨も、干ばつも、蝗害も、地震も、台風も、不作も、豊作も、全てが天次第全ては天子の行い次第ときたもんだ。

 

アホかと。

 

ホントこの後漢、儒教クオリティー。

 

そんな本でも、本は本。

 

貴重品だし、何かしら得るものはあると思った

ので、本を読みダラダラ過ごしてる日々を送って

いたら15歳になった時、内なる李儒が囁いたのさ

 

「働け」ってね。

 

まぁ鍛錬は続けてるとは言え、本来無駄に過ごして

いい時間など無い。

かと言って若造が下手に働いて目立てば、叩かれる。

 

だって後漢だもの。

 

そう自分に言い訳していたが、目立たなければ目立たないで潰されるのが恋姫的女尊男卑。荀彧とかアレ普通だから。

 

なんたって現在高官にある名家や名族にとって、

男であると言うだけでマイナス評価。

 

多かれ少なかれ気を使えて、肉体的にも知能的にも優れてる(と思われてる)

女性が社会の上位に立つこの世界。

 

己と同じかそれ以上に気が使える男なんて、

自分達の地位を脅かす存在を

黙って見てるほど人間できてない。

 

ISみたいなモンだな。

 

まぁ原作のアレは視野が狭すぎるので正確には

参考にはならんけど。

 

権力的にも性別的にも、何かしらの実績を上げなければ危険が危ないのは事実。

 

ちなみにこの世界、男は15歳で、女は12歳で元服できる。

 

できるっていうのは、能力や家の事情とかで一人前扱いする年齢が前後するから。

 

女性の方が早いのは、幼少期の成長は男より女の方が早く気が使える人が多いからだ。

 

気が使える12歳女性と、使えない15歳男性だと前者が勝つ。

 

だからこそ、12歳なんて俺から見ればクソガキだが、元服できるし元服すれば、一人前の女性として扱われる。

 

そして俺は15のときに内なる自分に急かされたわけだ。

 

まぁ元服してるくせに仕事をしないヤツなんか、当然冷たい社会の目に晒されるわけでして。

 

ソレ以前に前世?リーマンとして社畜していた俺からすれば働かない大人はただの豚である。

 

今までは元服前の子供だから、俺の中の李儒くんも

「子供が働くな、どうせ後から嫌でも働くんだぜ」

と優しくしてくれていた。

 

だが、元服=社会人である以上、社畜スイッチが押されたのか働かないと行けない気分になってしまう。

 

 じゃあどんな仕事をするのかだが・・・

 

学問所を卒業しているので、どこぞの地方へ行き博士として政務を担当するか、弟子を育てて不労(?)所得を狙うかが妥当だろう。

 

前者なら司隷以外のどこでも行けるだろう。

(司隷は派閥争いが酷い)

 

特に幽州や涼州、并州なんか文官に人気がないから洛陽にツテのある博士なんか、かなりの高待遇で迎えてくれるだろう。将や軍師として兵の指揮を経験できるのも良い。

 

ツテがあるのかって?社畜だがボッチじゃねぇんだよ!

 

そんなに仲良くは無いが、黙ってても知り合いはできる。

決して仲良くは無いがな。

 

 何だよ?やっぱりボッチじゃねぇかって?

この時代、清流派文官への弾圧があるんで下手に親しくなったら連座させられんだよ!

 

それでも、李儒と言う人間を個人的には知らなくてもまったく関わりのないド田舎の名士よりは、同じ学問所出身の人間の方が話をしやすいのも事実。

 

 こうして派閥に巻きこまれてイクンダナー。

 

 それはそれとしてだ

 

弟子を取るなら育てた人間次第だが、よほど嫌われない限りはそれなりに扱ってくれるだろう。

 

ただ嫌っていた儒教クオリティに頼るみたいで何か嫌ではある。

 

あとは、清流派とか名乗って微妙に中央に関わりつつ人脈を得て、洛陽が危なくなったら地方に行って仕官、もしくは隠遁か。

 

前者は戦場に近づき、直接的な命の危険がある。

後者なら弟子や中央の気分次第で待遇が変わる。

 

このまま漠然と洛陽で仕官をやるのはアウトだが、まったく関わらないのもマズイ。

 

はてさてと悩んでいたら、強制イベが発生したんだよな。

 

 

今思えばだが・・・

 

優柔不断な李儒くんを、時代が後押ししてくれたと思えば・・・まぁ悪くはなかったのか?

 

 




おや?誰か来たようだ・・・


わかりづらいですが、冒頭の段階で李儒くんは
18歳です。

15の時に元服して、仕事とかどうしようかな~って考えてた時に強制イベが発生。

それから三年経って、冒頭の18歳になったと
言う流れです。


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吾輩は弟子である

さらっと流された洛陽の日々
ぼっちにとっては普段通りでも
他人はそうじゃなかった

そんな三人称視点


ーー弟子視点ーー

 

 師曰わく、学問所は学び舎に非ず。

 

 うむ、最初は意味がわからず、思わず

何言ってんだこの腐れ目?

と思ったが、今なら分かる。

 

 基本的な読み書き算術ができるのならば、確かにここは学び舎に非ず。書庫だ。

 

 書で学んでいるではないか?

その通り。だからこそこの建物は、書庫ではなく学問所と言う名なのだろう。

  

 初めて師にあったのは3年前であったか。

 

 実家で書を読みふけり、この腐敗した漢という国はどのような道を辿るのかを考える日々。

 

 光武帝劉秀の如き英雄が全てをなぎ払い、漢を立て直すのか。

はたまた殷が周にとって変わられたように劉氏ではない英雄によって漢が終わり

新たな国が興るのか。

 

 それとも高祖劉邦と項羽が生きた時代のように、戦国乱世となりいくつもの国が乱立し争うのか。

 

 少なくとも、緩やかに滅ぶなどという生ぬるいことだけは無いと確信があった。

ならば来る激動の時代、自分はいかに生きるべきか。 

 

 そんなことをずっと考えていた自分に、母上はおっしゃった。

 

 己を高めよ。と

 

 どんな時代がくるにせよ、今も昔も弱者は喰われるのが定め。

 

 少なくとも力の有る者と無い者では

前者の方が選択肢は多いだろう。

 

だからこそ自らを高める為に、洛陽の学問所の門戸を叩いた。

 

 本来、この学問所は我が家の家格では通うことのなかった場所であろう。

ココを選んだのは、偏に今現在の私が師と仰ぐお方が居たからだ。

 

 弘農の李家の出で、幼少の頃から神童と名高かったと言う 李文優殿

 

 政を行えば李家の所有する荘園の石高を倍以上に引き上げ、 

兵を率いては一兵も損なわずに賊を滅ぼし、

個人の武においても一人で300を超える賊を討ち果たしたと言う。

 

 しかもその時12歳にもなっていなかったとか。

さらには洛陽の学問所の書物を全て見て、わずか一年で博士の号を得たとか。

噂が先行しているにしても、火のないところに煙は立たないものだ。

万事に興味を持てなかった私が、この方には興味を抱いた。

 

 そして彼と同じ学問所に通う事となり、妹弟子としてご教授願おうと

ご挨拶に伺ったとき、何故か旅支度をしていたのには驚かされた。

 

 驚くなど何年ぶりだったことか。

 

 さすが我が師である。

 

 なんでも先月元服し、もう少し遅かったらどこぞの辺境にでも

仕官していたとのこと。 

 

 危なかった。 

 

 この方がいないならこの学問所になど来ては居ない。

 

 ずっと家で隠者を気取っていたかもしれない。

いや、恐らくそうしていただろう。

 

 学問所で教導する内容のあまりの稚拙さ故に

自分の忍耐力を試しているのか?と疑ったほどだ。

 

 ここだけかと思ったが、どうやら授業の内容はどこも大差ないらしい。

ただ通っている者たちの家格が違うだけだと言う。

 

 それだけと言うなかれ。家格が違えば、学問所の周囲の治安や商店の品揃えが違う

つまりは過ごしやすさが違う。

 そして将来的に高い位に就くであろう者と繋がりが出来る。

 

 

師曰わく、弱者は選べない。

 

 至言である。

 

 誰もが社会的弱者になりたくないが為に、無理をしてでも

格の高い学問所に我が子を通わせようとするのだろう。

 

 ちなみに私や師が通っている学問所は彼らの通う場所とは別の場所だ。

 

 なぜこの学問所を選んだのか?と問うた私に師はこうおっしゃった。

教材が一緒なんだからどこで学んでも一緒。

邪魔が入らず己を高めることが出来る学問所を選んだ。と

 

 では名家や名族たちとの繋がりを求めないのか?と問うたとき

「漢あっての名家だろう」と至極あっさりと言われた時には心の臓が止まるかと思った。

 

 まさしくその通り。私自身似たようなことを考えていたではないか。

腐敗が腐敗を呼ぶ現状では漢と言う国に明るい未来はない。

 

 ならば、その腐敗の一員たるモノ達と親しくする意味はあるのか?

答えは否。断じて否。

 

 家の格に縋るモノ達とは距離を置くのが正しいのだと、師はその行動で示している。

心ある者たちは皆、今のままでは漢が危ういとは分かっている。

 

 だが、危ないからどうするのかということを考えて、

具体的な対策を持っているのはこの方くらいだろう。

 

 答えを求めた私に師はおっしゃった

 

 どうしようもない。 

 だから鍛えろ。

 強くなれ。 

 その時に選べる人間でありたいならば。

 

 この言葉を聞いたとき、心から思ったものだ。

 やはりこの方を師と仰いだのは間違いではなかったと。

 

 この方は知っているのだ。

 鍛えていなければ選べないようなことが起こることを。

 

 そして今現在、私より遥か高みにいるこの方は

恐らく選べるのだ。その時に、その場所で。

 

 その結果が見たい。

願わくば師の横で。 

その黒く腐った目が何を見て、黒い頭で何を考えているのか。

今の私には想像すらできない。

 

 鍛えねば。

 

 

 

師曰わく、とりあえず牛乳。

 

 何飲ませようとしてんだこの腹黒?

と思ったが、聞いてみると師が良く飲んでいるのは牛の乳で、効果的に身体を鍛えるには必須らしい。

豆もあれば尚良しとか。

 

 身体だけでなく知力は鍛えなくても良いのでしょうか?と問うた私に

師はおっしゃった。

 

 頭が良くても動けなかったら意味ないだろう?

元気があればなんでも出来るってもんだ。と

 

 ついでに言えば知性とは鍛えるものではない。学び、育むものだ。

そして賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶんだぞ。と。

 

 この方はどうでもいい顔で、とても大切なことをぶっ込んでくるから始末が悪い。

 

 ちなみにこの場合の歴史とは他人の失敗の経験であり、歴史書などに記されている

内容の勝者の成功例ではなく、敗者の失敗例を見てその行いを学べと言うことらしい。

 

 成功し、勝利したものは自分を大きく見せるものだし、周りも内容を曲解

して実際参考にはならない。むしろ失敗した敗者には虚飾が少なく参考になるとのこと。

 

 なるほど、金言である。

 

 それに身体を鍛えることと知性を磨くことは、消して相反するものではない。

本人の能力とやる気で両立できるのだ。

 

 だから鍛えろ。と渡された鉄の棒。

師が普段振っている棒に比べれば半分程度の棒だが・・・重い。

今年10になる娘に持たせるモノではないのでは?

 

 目で文句を言ってみたら、ニヤリと黒い笑みを浮かべ

 

 俺が5歳の時に使ってたもんだと、何故か勝ち誇った顔。

それに、戦場で私は10歳です。弱いです。と言って敵が手加減してくれんのか?

などと曰う始末。

 

 言ってる事は間違っていない

人によっては「卑怯」などと言うかもしれないが

そんなものは準備不足の負け犬の遠吠えにすぎない。

 

 弱ければ死ぬ。

 鍛えなければ死ぬ。

 そんな世が迫っているのだ。

 

 ならば鍛えよう。

 強さを手に入れよう。

 

 

 ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・師よ

 

 

 

 なぜ毎日20里も走るのですか?(一里約500メートル)

腕立て、腹筋、背筋、はともかく、走ったあとの屈伸(スクワット)は拷問ですか?

 正拳?ですか、左右各1000回って正気ですか?

廻し受けで矢を捌けって無理でしょう?

蹴り?孤塁って何ですか?

 棒術いる?知は?いや、本は全部読んだけど!

あとは実践って、熊退治?それ実戦でしょう!

 

 

 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

 

 

 いつの日かあの腹黒に一撃喰らわせてやるッッッッ!!

 

 

 

 




ぼっち 弟子を取る

史上最強の弟子やグラップラーな記憶をもつ李儒くんの弟子とは一体・・・


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吾輩は弟子である②

お気に入り登録ありがとうございます

ネタが続くかぎり頑張ります

再度の三人称

李儒くんとはきちんと会話してます。



ーーー弟子視点ーーー

 

 ・・・目を閉じればこの3年間が流れるように瞼の裏に映し出される。

なんでも走馬燈と言うらしい。

 

 

 師と同じく一年で博士の号を得た私は、

無事に元服することができた。

生き延びることができた。

 

 まさか動乱の時代が来る前に、師に殺されかけるとは思わなかった。

 

 いや、まぁ後悔はしていない。

師の鍛錬のおかげで、今の私ならば

その辺の賊ならば1000人でも一人で勝てるだろう。

 

 身の丈3間(5メートル40センチ)以上ある、片方の目が潰された熊と向き合ったときは

死を覚悟・・・いや乙女として確かに死んだ。

 

 降伏など存在しない、むき出しの野生の殺意。

負けたら即ち死。否、生きたまま喰われるのだろう。

 

 しかも相手は負傷と飢えに加え、縄張りと子を守るという

野生動物としての最強の状態。

弟子の為にあそこまで演出してくださるとは・・・

今思い出しても腹が立つ。

 

 地獄に落ちろクソ師匠。

 

 確かにアレと比べれば賊から向けられる殺意など温い、薄い、軽い。

 

 

 

 

 ・・・私は自身の経験で学んだのだ。

個として勝る相手に勝つには数か知略が必要で、

危険な時ほど冷静にならなければならない。

そうでなければ知の鏡も曇るのだと。

 

 曇った知では道は開けない。

ヤケになって助かることなどない。

 

 今、まさに目の前にいる狐耳の着いた頭巾?を羽織った小娘のように、

死に際に無様を晒して、死んだ後も下半身丸出しの死体を晒すのだろう。

 

 まさしく醜態。

 

 あのときの私の姿もこんなんだったのだろうかと、つい遠くを見たくなる。

この気持ちは何というのだろう?

 

 同族嫌悪? 

 

 あんなのと一緒にしないで下さい。

 

 相手はあんな子熊ではなかったし

私は元服前の小娘でした。

それに、少なくとも私は武器を構えて向き合ってました。

 

 あんな・・・下半身丸出しで糞尿をまき散らして泣き叫ぶような、

女として終わった無様はさらしてないつもりです。

 

 

 

・・・五十歩百歩?

 

 

 忘れなさい。忘れてください。忘れろっ!

 

 

 あぁん?そんなことより、問題点?

そんなこととは何ですか。淑女の尊厳を何だと・・・

 

 こむっ?!

 私はもう元服した淑女!

立派な大人の女性ッ!!

言うにことを書いて小娘とは!!!

 

 元服したから一人前ではない?

 

 まぁそうでしょうよ。

師に比べたら半人前ですとも。

一人前だとは口が裂けても言えません。

 

 だがっ!言い方とか!配慮とか!

あっても良いんじゃないですかね?!

蹴りを避けるな!当たれっ!!

 

 んんっ。

 まぁ、常在戦場と言いましたか?

油断せず常に学べと言う姿勢は成長に必要なのでしょう。

 

 

 

 で、問題点でしたか?

 

 

 

 えぇまず第一に、一人で山に入るっておかしいですね。

 

 山を舐めてるとしか言いようがありません。

着ている服から、それなりの家の者でしょうから

おそらく護衛とはぐれたのでしょう。

 

 いえ、下半身丸出しですから、はぐれたのではなく

小用を足す為、自分から護衛と距離を取ったのでしょうね。

 

 

 阿呆が。

 

 

 

 第二に、声を上げたことでしょう。

 

 山の中で、あんな甲高い声を上げたら、

餌を求める賊や野生動物に自分の位置を教えるだけですし。

それにホラ、無駄に声を出したから息が上がってる。

あれじゃぁ抵抗も逃げることもできませんね。

 

 

 阿呆が。

 

 

 

 第三に、鍛錬不足ですね。

 

 腰砕けと言うんでしょうか?

 山の中を走るのは平地を走るより、体力も気も使いますが

あの様子を見ると、平地すら走って無いんでしょうね。

 文官として仕官するつもりだから、

体を鍛えることをしなかったんでしょう。

その結果がこの醜態。

 

 

 

 阿呆が。

 

 

 あの無様を見ると、毎日走ることの大切さはよくわかります。

良い歳こいて醜態を晒すあの姿が、

私に日々の積み重ねの大切さを改めて教えてくれます。

 

 いえ、私は師の教えを疑ったことは無いですよ?

いや、ホント。

 

 

 

 ・・・え?彼女の名ですか?

 

 相変わらず話しの流れをぶった切る方だ。

 

 ふむ・・・醜くい有様を指して醜態。

名は体を表すと考えれば、

彼女に付ける名は・・・

 

 

姓は醜 字は態 名は狐 真名は下半 

 

と、こんな感じでどうでしょうか?

 

 ん、あぁ。私が付けた名ではなく

彼女の親が付けたであろう名ですね。

 

 特徴としては、狐耳の被り物をしてて、茶髪で小柄。

ここ潁川の周辺で、名家の人間・・・

まぁ下半身裸の女に知り合いはいませんが。

 

おそらくは荀家の分家の当主。

 

 荀 公達 殿ではないかと思われます。

 

 知り合い・・・では無いですね。

名を知っている程度です。

あちらは私のことは知らないでしょうね。

 

 腐っても荀家。

家の格で言えば上の上。

そうでなくとも

本家の神童と分家の秀才は有名ですから。

 

 当家ですか?格でいえば中の上、

良くて上の下程度ですからね。

そこの当主ならまだしも娘のことまでは知らないでしょう。

 

 まぁ今の彼女に、秀才と噂されるような知性は感じられませんが・・・

この程度で我を忘れるなら、これから生きていくことも

難しいでしょう。

 

 ここで終わらせてあげるのも慈悲と言えるかもしれませんね。

 

 

 と、言うか助けるのですか?

別に見殺しにしても影響がないと思われますが?

 

・・・えぇ、気付いてますよ。

8人でしょう?

 

 え、9人?

 

 ・・・くっ殴りたい、その笑顔!!  

 

 

 確かに見られている以上、見捨てたら

相手に付け入る隙を与えることになりますが。

こちらにも何か仕掛けてくると?

 

 あぁ、彼らからすれば、我々もすでに関わってしまっているのですね。

関わった以上は、仕掛けられる可能性がある。

それならやられる前に殺ると。

 

 確かに火種が無ければ火災は起きませんからね。

さすがです師匠。

 

 で、子熊の相手は私ですか?

 

 無理なら変わる?

どうしたんですか?

そんな、温い・・いや、怪しい・・・

いえ、優しい?ことを言うなんて。

 

 何かおかしなものでも拾い食いしましたか?

腐った肉とか、キノコとか?

 

 いや、そんなモノで倒せるほど弱くないですよね。

 

 んぁ?!

 二人で醜態晒されたら困る?

 

 

ふっ、ふふふ・・・

 この私が!

 卑怯、卑劣、腹黒、鬼畜、外道、の師の元で

三年に渡り虐待と拷問を受け続け、それに耐え、跳ね除けてきた

この私がっ!!。

 あの程度の子熊を前にして、下半身丸出しで

涙と糞尿を垂れ流すような醜態を晒すと?!

 

 ありえんっっ!!

 弟子の成長をその腐った眼でよく見ていろ!

子熊の次は貴方だ!

 

 

 

 とりあえず、そこの子熊ぁ!!

 

 八つ当たりなのは重々承知!

 だが無駄には殺さん!

 せめて我が血肉となれっ!!

 

 

 

 その心臓、もらい受けるっ!!!

 

 




ナチュラルに口が悪い弟子ですが悪気はありません。
素直ないい子なんです。


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この狐どこの狐、狐の女子狐の子

前半狐っ子

ややエロ?

後半弟子視点


ーーー狐っ子視点ーーー

 

 ・・・凄く無礼な扱いを受けた気がするのですけど。

まぁ良いでしょう。

 

 少なくとも現状、目の前に現れた青年と少女から受けている

扱いに比べれば、どんな扱いだってマシと言えるでしょうからね! 

 

 何ですか!醜態醜態って!

 

 小用を足そうとして、護衛から離れて少し山に入ったのは

確かに失態でしょう。

 

 山を舐めるな。

と言われたらそうなのでしょう。

けど大きな熊にあったら逃げるでしょう?

声を上げるでしょう?

 

 鍛え方が足りない?

 

 あんな2間(3メートル60センチくらい)にも届こうかという

大熊に、どうやって立ち向かえって言うのですか!

 

 目を見ながら下がるのが常識?

 

 知りませんよ!そんな常識

 

 知らないことを誇るな?

山の常識を知らないなら山に入るな?

 

 ・・・返す言葉もございません。

 

 小用を足すにしても護衛から離れるな?

私が死ぬのは自業自得でも、

そのせいで罰を受ける護衛が哀れ?

 

 ・・・返す言葉もございません。

 

 乙女としての自尊心とか

 淑女としての気位だとか

 名家の誇りだとか

 

 賊なら、人ならば、まだ体や家の財を目当てに

命を永らえたりすることはあっても、

野生動物を前にしたらそんなの無意味なのですね。

弱い小娘なんてタダの餌だと。

 

 荀攸1つ賢くなった。

 

 本来なら賢くなったと同時に死んでいたのでしょうが

今回は助かったのです。

ならば今後に活かしましょう。

 

 荀攸もう一人で山に入らない。

 

 乙女としては死にましたが、無駄死にでないことを

祈ります。

 

 いえ、祈るだけでは駄目ですね。

 

 何せ今、ココには少女に熊と戦わせる

腐れ目の外道が居るのですから。

 

 気を抜いたらナニをされることやら・・・

 

 本家の年下の叔母ほど男嫌いと言うわけでもありませんが

伴侶以外に素肌を見せているこの現状。

 

 叔母も周囲も、男は万年発情しているオオカミだと

そう言ってはばかりません。

 

 そんなオオカミの前に下半身丸出しの美少女。

 

 ・・・オワタ。

 

 せめて初めてはもう少しいい雰囲気でしたかった。

 

 

 

 

 

 

 そう、月の綺麗な夜に、月あかりを背景にして見つめあう二人。

徐々に距離を近づけ、優しく抱きしめてくれる美丈夫。

 

 私より背が高くて、着き過ぎではないけれど、しっかりと

その存在を主張する筋肉。

 

 抱きしめられた時にほのかに香るのは、

柔らかい草原の匂いの中に、少しだけ感じる男の匂い。

 

 優しさに抱きしめられ、目を閉じる私に

彼は私が壊れないように、優しく、優しく接吻をしてくれるの。

 

 最初はお互いの唇が触れ合うだけの、

私の緊張をほぐすための優しい接吻。

少しずつ緊張が解けてきたのを感じた彼は

私の口の中に舌を入れて、絡ませてくるの。

 

 背が高い彼と舌を重ね合わせるために

背伸びしているんだけど、

その足が疲れてきたのかな?

それとも接吻で私の体中の力が抜けたから?

 

 自分の力では立てなくなった私を、

彼の力強い腕が抱き留めてくれるの。

 

 片手は腰に回され、離さないように、

逃げられないように、がっちりと固められちゃって。

 

 大丈夫、逃げないよ。って目で言ってあげたら

空いたもう片方の手が、私のむ、胸に・・・

 

 叔母よりは大きいけど、少し自信のない私の胸。

 

 彼は愛してくれるかな?なんて不安になったけど

そんな不安は杞憂だった。

 

 恐る恐る、私に嫌がられないかって

不安を感じさせるような、そんな手つきで触れられる手。

 

 思わずんって声が出てしまう。

 その声が悪かったのかな? 

 

 鼻息を強くして少し痛いくらいに揉まれるの。

 彼の手によって形を変える私の胸。

 

 求められてる。

 

 女としての私が、秀才と呼ばれた私を上書きするのがわかる。

 

 我慢してても、私が女として甘い吐息を吐いてしまってることは

 彼にはお見通し。

 

 恥ずかしいけど、彼になら知られても良い。

ううん、むしろ知ってほしい!

 

 私の気持ちいいところも

恥ずかしいところも

 

 全部アナタに知って欲しいの!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 ・・・いきなり何を言っているんだコノ狐は。

 

 私が子熊を処理していたこの短時間に

何があったのやら。

 

 師がナニカしたのか?

 

 いや、師は基本的にこういう女子と関係を持つことはない。

むしろ距離を置く。

ほら、実際距離を取った。

 

心なしか少し嫌そうにしてる。

 

師がこんな形で感情を表に出すとは・・・

 

やるな狐。決して真似はしたくないが。

 

 そう言えば、過去に男は万年発情期のオオカミと聞いていたのに、そんなの素振りを見せない師を

意外に思っていたら。実に簡単に答えてくれた。

 

 曰く、面倒 だそうだ。

 

 下手な相手と関係を持てば、自分も、自分もと女が寄ってくるとか

 

 

 ・・・自惚れるな腐れ外道!

と言うのは簡単だが、実際問題

師はその能力を実績で持って証明

してしまっている。

 

 家もそこそこではあるが名家と言って良い。

 

 中身さえ気にしなければ、見た目もそんなに悪くない。

(私からすれば、腐った中身が外見にまで影響を与えているようにしか見えんが)

 

 ならば、どこの馬の骨かもわからぬ男よりも、

 家柄だけが取り柄の小僧よりも、

よっぽど種馬としてふさわしいと言える。

 

 事実に名家連中は、何家かの共有財産として囲い込もうとしていたしな。

  

 それから逃げるために、いま洛陽から離れての実地訓練をしているわけだし。

 

 うむ、つまりこの狐の痴態は師のせいではなく

この狐の性癖だということだな。

 

 ん?あぁ強いて言うなら

 

 子熊に襲われ死に掛けた。

 経験したこともない侮蔑を受けた。

 そこから助かったので緊張の糸が切れた。

 

 普段経験したことも無い経験を

立て続けに味わったことで、タガが外れ

生存本能が迸り、妄想の世界に旅立った。

 

 その結果が今だと・・・

 

いや、それ庇ってるんですか?

痴態をじっくり解説って止め刺してますよね?

 

 もし私がこうなったら・・・

死んでしまうな。

無様と笑うことすらできん。

 

 肉体的な死も恐ろしいが、

尊厳的な死がここまで恐ろしいモノだとは・・・

 

 

 

 師よ、これからも死なない程度の

 そう、くれぐれも「死なない程度の」経験をお願いします。

 

 

 

 

 

 え? ツギハアナタダ?

 

なんの話でしょう?

 

強敵を前に高ぶったのかもしれませんね。

 

 ハハハ、まぁいいじゃないですか

とりあえずこの狐を処しましょう。

そうしましょう。

 

 




自分を殺しかけた大熊(狐視点)を
目の前で少女(弟子)が熊を瞬殺。
無表情で黙々と捌いているのを見て現実逃避?

血まみれの熊を背景にして
下半身裸でトリップする狐っ子と
ドン引きする師弟の図。


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さぁ、お前の(家の)罪を数えろ!

久し振りの李儒くん視点

主人公は李儒くんです

オリジナル設定ありです



 うーむ何て言うか、醜態狐だな

最初は弟子のネーミングセンスに

びっくりしたが、今だと凄くしっくりくる。

 

 しばらくは醜態と呼んでやろう。

 

 呉の褌シノビも、羞恥心の在り方によっては

 あの恰好は立派な醜態だしな。

 

 さてこの醜態はともかく、問題は 

こっちを囲むように見ている8人、

プラス少し離れたところにいる1人をどうするか・・・だ。

 

 んん~?あぁ、離れたところの1人に

気付かなかったことが悔しいのか?

 

 プークスクス。

 

 真顔で

「気付いてますよ、8人ですよね?」

って。ねぇどんな気持ち?

したり顔で外したお弟子さん。

今どんな気持ち?

 

 

 ふはははは、冷静さを失った攻撃など当たらんよ。

無表情なのは良いが心が揺らいでいるぞ!

 

 こういう場合は一色に染めるのだ。

明鏡止水の境地は、心の揺らぎを消すことにある。

人間である以上、感情は存在する。

その感情の揺らぎが隙となる。

 

 感情を消して、凪の湖のように

心を平面に保つのが分かりやすいが、

 常に怒ることで揺らぎを消すのも

1つの境地なのだよ。

 

 怒りは冷静さを失い隙を生む?

いやいや、それは中途半端な段階だからだ。

身体能力を条件反射の域まで高めたなら

怒りは気を活性化させ揺らぎを消す要因となる。

 

 わからないか?

うむ、とあるからくりの腕を持つ拳法家が

たどり着いた境地でな。

 

 例えるなら、どんなに怒り狂っていても

家から出るとき、扉を殴って開けんだろう?

勢いは付くかもしれんが、普通に掴んで扉をあけるだろう?

 

 冷静に怒る。

言葉で言えば簡単だが、実際かなり難しい。

 

 まぁ覚えておけ

目に見える赤い火だけではない

体の内で燃える青い炎もあるのだ。

 

 そういった相手を見誤ると死ぬぞ?

 

 

 

 ・・・・・・さて

そろそろ話を進めたいんだが

弟子よ、現状をどう見る?

 

 あぁ情報の整理は大切だな。

 

 では現在分かっていることを挙げていこう。

 

 

 ①この醜態があれだけ叫んでも護衛が来ない。

 

 ②そのことから見ている連中は護衛ではない。

 

 ③離れたところにいるのは、周囲の連中の一味であると思われる。

 

 

 ・・・この三つの確定情報と、ソレ以外の未確定情報から

導き出せる答えは、大きく二つ。

 

 ん、二つだろう?あぁ本当に大きく分ければ一つだな。

 

 そう、荀家の家督争いだ。

 

 細かく言えば

 

①荀家によるモノ

 

②荀家に家督争いをさせようとしている連中の手のモノ。

 

そのどちらかになる。

 

 荀家内部の問題なら、本家の猫耳を

当主としたくない一派と

当主にしたい一派がいる。

 したくない一派には、代わりの当主として

この醜態を考えているのと

他の、荀堪?だったかを掲げようとしてるのと

その他の神輿にふさわしいのを当主にしたい

一派が居るわけだ。

 

 さすがは家格が上の上にもなれば

家督争いもめんどくさい。

 

 二つ目の荀家に家督争いをさせたい連中だが

・・・心当たりが多すぎる。

 

 名家は隙あらば他の名家を引きずり降ろそうとしているし

 12人いるのに十常侍って線もある。

宦官勢力にとっても名家ってのは邪魔な存在だ。

ごたごたさせて、その結束を緩ませることができるならヤるだろう。

 

 それを考えれば何進だって容疑者だ。

公の場ですら何進を肉屋の下郎呼ばわりする名家の連中に対して

手を出せる機会があれば、ためらうことはないだろう。

 

 もっと言えば帝の意志ってのも決して荒唐無稽な意見じゃない。

名家って連中は、自分たちを忠義の塊と思っているが

不作だの洪水などがある度、ことあるごとに帝を批判している連中だ。

不忠ではなく、儒教的考えだと分かっていても

自分たちで何もしないくせに、したり顔で批判されて面白いはずがない。

 

 こうしてみると、洛陽の全勢力が今回の件に多かれ少なかれ

関わっていると見た方が良いだろう。

 

 下手に過小評価して足元を掬われるのは御免だ。

 

 となれば、どこぞの小説に居る主人公くんみたいに

「かわいそうだから助けよう」

等とは軽々しく言えない。

 

 関わったら最後、知らないうちに絞首台までの道のりが

舗装されている可能性もあるのだから。

 

 ・・・そういや恋姫に荀攸いなかったな。

 

 絵師とかシナリオライターの都合を考えなかったとしたら・・・コレか?

 

 

 

 あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”~めんどくせぇ。

 

 こういう知能労働は弟子に任せたい。

 

 とりあえず、この醜態起こしてくれ。

 

あぁ、俺が起こすと面倒ごとが起きそうだ。

 

 なんたって荀家と言えば男嫌いの家で有名だからな。

下手に触っていちゃもん付けられても困るし、

同じ名家の弟子なら、落ち着いて話もできるだろう?

元服した淑女らしいし?

 

 ははははは、そんな早いだけの攻撃なんざ当たらんよ。

何せ、今貴様の居るところは師が10年前に進んだ道だッッ!

 

 

 さて、弟子との触れ合いも良いが

とりあえずヤることは殺らないとな。

さっきはどうするかちょっと悩んだが

考えてみたら抹殺一択なんだよなぁ。

 

 

 このどじっこ李儒くん!

 

 

 

 なんか冷たい視線を感じるからさっさとヤろう。

気を広めて9人全部の位置情報を捉えて・・・

 

 一気に・・・こうっ!

 

 よし、終わり。

 う~ん、マンダム。

 

 ん?何をしたかって?

 相手に殺意を感じ取れる程度の実力があれば

簡単に殺れるお手軽奥義だ。

 

 簡単に言えば、自分が殺されたと錯覚させる技だな。

弟子にわかりやすく言えば、

前に赤カブ・・・片目が潰れた熊が居ただろう?

アレより二回り程大きくて強いのが、いきなり目の前に現れたと思えばいい

 

 死ぬだろ?

今回は明らかに裏の人間だったからな。

殺意を感じれなければ裏稼業などできんよ。

 

 この技はお手軽ではあるが、殺意を操るだけじゃ足りん。

実際に相手を瞬殺できる実力差が無ければできん技だ。

 

 さらに言えば、覚えようとして覚えるような技でもなく、

ある一定以上の実力と経験があれば、いつの間にか

出来るようになっているって感じだな。

 

 あぁ、コレが出来ても、何千何万の敵を

殺すことはできんぞ。

 

 基本的に数や範囲が広まれば、殺意も薄れるから。

万の相手を殺しきる殺意なんて、普通の人間には無理無理。

 世界そのものを恨んでるような存在なら出来るかもしれんが、

師はそこまで人間辞めてないからな。

 

 せいぜい一時的に動きを抑える程度だよ。

 

 わかったら醜態狐を起こしてくれ。

 

 これからのことを話そうじゃないか。

 

 




この時代の洛陽は澱みに澱んだ伏魔殿なので
1つの策謀に1つの勢力しか関わっていない
なんてことはありません。

相手を追い落とす策謀については
考えすぎても足りないのが後漢クオリティ


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その妄想をぶち壊す

一話で3年とか5年飛ばしてるくせに

ここんとこ話が全く進まない

だいたい狐のせい
微妙にRー15?

書き直す可能性大

初感想頂きました! ありがとうございます!!


 ーーーーーー狐っ子視点ーーーーーー

 

死にたい・・・

 

 醜態醜態言われてたけど、私にふさわしい称号に

聞こえてきたわ。

 

 まさかあんなことを口走るなんて。

更にそれを他人に聞かれてるし。

 

 他言される前に殺るか?

 

 無理無理無理。

明らかに私より若い少女が、あの大きな熊を

瞬殺したのよ?逆に殺られるわよね。

 

暗殺?無理でしょう。

 

 少女だけじゃない。

あの腐れ目の男。

あの少女の連撃、全く見えないアレを

笑いながら避けてるじゃない。

 

 今まで見たどんな武人よりも強いと思われる

少女を、まさしく子ども扱いしている人外よ?

誰が殺せるの?

 

 そして失敗したなら報復が来るでしょう。

 

 

・・・どんな報復がくるのかしら?

 

 

やっぱり縛られるのは基本よね?

 

 夜中に部屋に忍び込まれて、有無を言わさず

縛り上げられるのよ。

しかもわざと胸とかを強調するように!

 

 縛られて身動きが取れない私の口をふさいで

声も上げられないようにされちゃうんだわ!

 

 天井に縄をかけて、両手を吊るされた私の胸を

弄んで、彼は私に言い放つの!

 

 暗殺者を放つってことは自分もヤられる覚悟は

あるんだろうな?って。

 

 口をふさがれてむーむーってうめくしかできない私に見せつけるように、

懐から小刀を取り出し、服を一枚一枚ゆっくり切りつけていく男・・・

 

 ゆっくりと失われていく衣類に対し、徐々に露になる美少女の裸体。

 

 肌寒さを感じながら、一部は熱を感じてしまう。

私の体にナニをしたの?!

 

 声は出せなくても目線と顔色で気付いたのだろう。

ニヤリと笑いながら、いつの間にか私に塗っていた怪しげな薬を

見せびらかすように、目の前に持ってきて

それからゆっくりと胸の先端・・・

敏感なところに塗ってくる!

 

 あぁなんて卑怯なの!

動けない女の体に薬を塗って、その反応を楽しんでる!

 

 うぅ、体の奥から熱を感じる・・・

 

 違うの!私は見ず知らずの男に縛られて

弄ばれて悦ぶような安い女じゃないの! 

 薬、そう薬のせいなのよ!!

 

 卑怯者!と思っても、薬で昂ってしまった体は

私の意志とは関係なく、その熱を一部から全身に

回してしまう。

 

 あぁこのままじゃ私が私じゃなくなっちゃう!

 怖い。与えられた熱に溺れそうになる自分が怖い!

 

 助けて、誰か助けて。

このままじゃ私はこの男無しだと生きられない体に

されちゃう!

 

 嫌がって体を動かしても、私を縛ってる縄から

逃れることはできない。

 それどころか、動くたびに体に食い込んでくる縄の感触に

熱を感じてしまっている自分がいる。

 

 もう束縛から逃れようとしているのか、

縄から与えられる刺激を求めてるのかわからない。

 

 あぁ強調された部分が、普段抑えてる「女」が刺激を求めてる。

 

 熱い。体の奥からとめどなく熱が溢れ出てくる。

体と心が薬に屈服しようとしている。

そんな私を見ながら奴は準備万端だなと言って

凄く・・・大きいナニかを取り出して押し付けてくるっ!

 

 違う・・・違うの!

私は、私はこんな誰にでも感じる安い女じゃない!

 

 薬の、薬のせぃなんだからぁ!」

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 ・・・この狐はさっきから何を・・・

 

ん?つい先ほども同じようなことを考えたな・・・

 

 まったく、こういう時に私も変わったとつくづく実感する。

 

 師と会う前の私ならばこんな変態を見たら

何も考えずに無視するか、無言で介錯してやったことだろう。

 

 

 師と会ってからというものの

自分の感情と向き合うことを覚えたが

 何も感じない、感じようとしないのと、

考えないようにするのは微妙に違うのだな。

 

嫌な成長だが、成長は成長だ。

 

 いつか何かに活かせるだろう。

おそらく、きっと、たぶん、活かせたらいいなぁ・・・

 

 しかし、さっさと目を覚まさせてやらんと話が進まん。

 

 先ほど師が推察したように、この淫乱狐が狙われている

可能性は非常に高い。

 

 と言うか、狙われていたのだろう。

 

 あの子熊は腹を空かしていた様子はなかった。

おそらく狐の護衛か、先ほど師によって殺られた連中が

誘導し、けしかけたのだろう。

 

 そういえば師と言えば、あの方は

あのようなこともできたのだな。

 隠れて見えもしない裏家業の人間を

触れずに仕留めるとか。

 

 原理はわかった。だが出来る気はしない。

 むしろ人間としては出来ないのが正しいとさえ思う。

 

 あの片目熊との邂逅を経験し、何があってもそうそう驚かされることはないと思っていたが、

やはり師は例外よな。

 

 あの域まで辿り着かねば生きていけない世の中がくるのだとしたら、

ソレはどんな地獄なのか。

 

 今の私では想像することもできんが、もしも師が力不足で

倒れるような時が来たなら、その時は自分の生も素直に諦められる気がする。

 

 まぁ何事も師だからショウガナイと思えばその通りで、

いちいち驚くことは無いのかも知れんが・・・それは思考の放棄だ。

 

 他でもない、師が常に言っているではないか。

生きるために考えることは辞めてはいけない。と。

 

 いかんな、どんどん思考が横道に逸れていく。

考えるのを辞めては行かんが、現実から逃げて良い

わけでもなし。

 

 そろそろ起こそうか、

この、なんかビクンビクン逝ってる淫乱狐を。

 

 

 

・・・はぁ、嫌だなぁ・・・

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

はっ!痛い!

 

 私はナニを?!

後頭部が痛い?どこかにぶつけたのかしら?

えーと落ち着くのよ荀公達。

 

まず・・・目の前には何がある?

 

・・・初対面の少女が居るわね。

心なしか目の光が鈍いような?

 

この娘は誰?

 

 思い出すのよ、何があった?

少女以外には・・・頭の部分だけが真っ赤な、

全体的に茶色の肉塊ががががが

 

思い・・・出したっ!!

 

熊よ!

 

ある日、

山の中、

小用を足そうとしたら

いきなり熊さんに出会って

草木が茂る山の道とも言えない道を

逃げて、追い詰められてと思ったら

 

 ・・・なんやかんやで熊さんが死んでる?

アレ?

この「なんやかんや」って結構重要じゃない?

 

 コレを知っているかどうかで、今後の交渉とか

全然違うモノになるのよね!

 

 荀攸知ってるんだから!

 

 ん、コホン。

落ち着きなさい荀公達。

 

 命の危険が無くなったことで気が緩んでるのね。

ダメダメ、ココは山の中で

周りには護衛なんていないのよ!

 

 そう、居るのは見知らぬ男女の二人組。

大熊を瞬殺できるようなバカげた武力を持った

少女と、腐った眼をした男!

 

・・・アレ?もしかして私、助かって無い?

 

 どどどどどど、どうしましょう?!

 

 お金は・・・今は無い。

後でって言っても初対面で信用はないだろうし

体で払えって言われたら・・・どうしよう。

明らかに向こうの方が強いから断れない。

 

 もうこうなったら言われる前にこちらから言えば主導権を握れるかしら?

そうよね、貞操だけは守れるかもしれない。

 この場合握るのは主導権だけじゃないけどね!

 

 男の人は一回出したら、しばらくは安全になるって言うし。

そう、貞操を守るためよ。

 手、否、最悪でもお口までなら譲っても良い。

 

 フフ、覚悟を決めたらちょっと余裕が出てきたかも。

 よし、交渉の道筋は立った。

 行くのよ荀攸。

 決めたら退くな!退けば老いるぞっ!

 命と貞操、両方守らなければイけないのが淑女の辛いところよね。

 

 覚悟はできて?私はできたわ!!」

 

 

 

 

 

 

 ・・・あら?少女の目から

 

 

 

 光が・・・消えた?

 

 

 




必要なら大体のことはできる弟子だが
嫌なモノはイヤ って話

狐っ子は転生者じゃありません
どこからか電波を受信してるだけの
現地人です


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選べ!命を取るか、夢を守るか!

ようやく話が前に進みそうです。

腐り目と腹黒が形容詞になっている主人公。

千葉のお兄さんは無関係です。



  

 ふむ・・・弟子のあんな顔は初めて見るな。

 

なんてゆーか、

 

どうしよう。

 

とか

 

駄目だコイツ。

 

とか

 

変わってくれ。

 

とか

 

 目は口ほどにモノを言うらしいが、感情を隠すことに長けた我が弟子が目だけでなく、顔全体で感情を表すのは、はっきり言って異常だろう。

 

ご家族の方が見たら驚くんじゃないか?

 

だが、まぁ。弟子よ、その気持ちはわかる。

 

 あんな下半身丸出しで、糞尿を垂れ流した跡を隠そうともしない女性がどこかのギャングばりの決め顔で決めた覚悟がマトモなはずが無い。

 

 自爆覚悟でこすりつけられる前に

避難したいというのは真っ当な感情だ。

 

 かく言う俺も巻き込まれる前に逃げたい。

 

ん?ふと思ったが、今ならコイツ殺ってもバレないんじゃ?

 

 弟子と目が合う。

弟子も気付いたな。

 

よし・・・・・・・・・殺るか?

 

 チッ、気付いたか。

 

あのまま決め顔してたら、何かしらの行動に移す前に殺れたんだが、流石に青い顔して涙ぐんで首をイヤイヤ振っている女はなぁ。

 

しかも俺に何か悪影響を与えたわけでもない女を問答無用で殺るわけにはいかんよな。

 

 いや、この恋姫的後漢で、女だからといって殺さないなんて甘ったれたことを言うつもりはない。

 

 実際さっき殺った9人は全員が女だったしな。

 

 だが敵意や殺意を持たない人間を殺していくのはただのシリアルキラーだろう。

 

 理由があれば殺して良いというわけじゃないが

自分なりのルールを定めないと、際限なく死体を

積み重ねていくことになる。

 

 そんなことをしていたら社会が殺しにかかってくる。

 

 まぁこのご時世、今の俺なら一人で生きていくことは可能ではある。

 

田舎に行って狩りでもしながら生活してれば、まぁ生きていけるだろう。

 

 それの何が面白いのかと言う話なんだが。

 

 基本的に俺の行動基準は暇つぶしなんだ。

せっかく前世?の記憶があって

子供のころから効果的に鍛えることができた。

 

 結果、俺は選べる立場にある。 

 

 自分が君主として立つ気はない。

さすがにそこまで自惚れてない。

 

 良く弟子が言ってるが

腹黒だの、鬼畜、外道、は軍師として、

将帥としては誉め言葉だ。

 

 だが君主としてはダメだろう。

今更偽ったところで、滲み出る腹黒さは隠せない。

それにこーゆーのは隠してもバレるもんだからな。

 

 だからこの乱世、誰かを盛り立てる形で生きるのが

一番楽しめる生き方だと思う。

 

 洛陽で種馬生活? アホか。

 S〇Xは趣味だから楽しいんであって

 仕事にしたら地獄だぞ?

 

 ちなみに俺は今も昔も経験済みだ。

今世では地元に帰った時に親に用意されてた。

 ・・・なんでもある程度女に慣れてないと

ハニトラにやられるんだそうだ。 

 

 まぁそうだよね。男を操るなら女だよね。

 酒と女と博打だったか?。

 うん、やらん。

 

 酒は 温い、薄い、不味いの三拍子

 

 女は病気が怖いからな。

あと、変に洛陽で女の影を見せると、名家どもがうごめきそうだったし

弟子の教育に悪すぎる。

 

 博打は・・・基本チンチロリンでイカサマし放題だからなぁ。

 

この世界、麻雀は有るが競馬とかはないんだよ。

なぜか上下水道は完備してあるんだがな。

 

 

ゲーム時空の不思議だが・・・

 

まぁ種馬主人公とて、糞尿臭い建物の中だと

勃つモノも立たないんだろうて。

 

 種馬主人公と言えば、内政チートの基本であるリバーシは作らない。

作れば売れるだろうが、まだ著作権とかが無いので最初に作る利点が無いんだ。

 

むしろ転生者に目をつけられるデメリットの方がデカイ。やるにしても、後から堂々とパクる。

 

 俺がやったのは連作障害を防ぐための一手、豆を植えさせたのと、種蒔きのやり方を変えさせたくらいだ。

 

 実際に何処かの陣営でやるにしても、本では大丈夫でした!ってのと、自分の荘園で実際に行いました!では説得力がまるで違う。

 

それに今のうちに試してデータをとって置けば、後は地方の土地に合わせた微調整で済むからな。

 

 元々が荘園一つ。

 多少の増収でも国は動かない。

 スパイが見てもわからない。

 

農業に対する知識なんて、この時代どこにも

無いんだから。

 

 

 

 

 おっと、現実逃避、現実逃避。

 

 いやぁ弟子の気持ちが良く分かる。

 

 だってなぁ、今山の中では下半身丸出しの狐耳フードしてる娘さんが泣きながら頭を下げてるんだぜ?

 

思考も停止して現実から逃げたくもなるってもんだ。

 

何の話だったか・・・あぁコイツを殺さなかった理由か。

 

一言で言えば、コイツが荀攸公達だからだ。

 

恋姫では出てこなかったが、他のゲームで言えば間違いなくネームドキャラ。

 

 なんたって曹操陣営の筆頭軍師は荀公達なんだぜ?

 

郭嘉は早死にしたし、程昱は十面埋伏が有名だが

当時でも結構な高齢だったからな。

軍師としてそんなに活躍はしていなかったんだ。

 

まぁ恋姫だと、その現地に居なかったってのを裏方の諜報にまわったと解釈して役割を与えていたが・・・

 

  賈詡に至っては曹操の息子を殺してるし、比較的新参だったから筆頭にはならなかった。

 

荀彧は内政官としての役割が大きかった。

戦略家としてはともかく、戦術家としては・・・

あっさり呂布に陳留他を獲られてたなぁ

 

だから曹操軍で曹操の代わりに軍師として将兵を率いたのは荀公達だったってのが定説だったはずだ。(異論はあるだろう)

 

 そんな荀攸をここで殺す?

 いや、さすがにもったいない。

 

 ここで俺が確保すれば

 荀家に対しても

 何進に対しても

 宦官に対しても

 何かしらの手が打てる。

 

流石に名前は捨ててもらわなければならんだろうが名を捨てても、築いた人脈が消えるわけでもないしな。

 

それさえ承諾するのなら、荀公達は俺が抱えても良い。

 

ウチの荘園を手伝わせても良いし、弟子の実家の荘園を手伝わせても良いし。

 

いずれ何処かの陣営に所属するにしても、俺や弟子に対して苦手意識を持たせる事は不利にはならん。

 

同じ陣営ならデスマーチさせてやる。

 

 くっくっくっくっくっ 

さて、狐はどんな決断を下すのか。

 

 選ばせようじゃないか。

 まぁ選んだ結果によっては

 ココでハイクを詠むことになるがな。 




黒い笑顔の李儒くん

隣で弟子はうわぁってなってます。


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君の名は

全部狐っ子視点

主人公が主人公してない?
逆に考えるんだ
居なくたっていいさってね。

これが丹波●七スタイル

オリジナル設定てんこ盛りです。

スマホで書いたので、誤字、脱字が多いかも知れませんが、訂正は最速で明日になる予定です。



 

 ウカツ!

 まさかこの腐った目をした男が、あの李儒だったとは。

 

気付かなかった。この荀公達の目を持ってしても

気付かなかったわ。

 

一生の不覚とはまさにこの事。

 

今日だけ少なくとも4回は不覚を覚えた気がするけど!

そんなのは今を乗りきってからよ!。

 

それはそれとして、彼が李儒ならば、彼を師と仰ぎ共にある少女は

・・・司馬の鬼才、司馬仲達。

 

マズイ。

 

どちらも敵に回したらマズいが、特に李儒はマズい。

 

 

 今でこそ本家の叔母や、曹孟徳が神童と言われているが、私たちの世代で神童と言えば、彼一人を指す言葉だった。

 

 内政をすれば、荘園の石高と人口を三倍以上にし、

兵を率いては、賊はその偉容に戦う前に死を覚悟して頭を垂れ、

個人の武においては、一人で1000人が籠る砦を落とす。

 

 本来ならこんな噂は、武功を水増ししようとして大袈裟に言われたりするので、信憑性は無い。

 

だが、私たち同世代の人間なら知っている。

 

この噂は実話だと。

 

 否、実話を水増しするどころか、何と言うのが正しいのかわからないが・・・そう、水を抜いてさえいるのだ。

 

 彼が実際に落とした砦に籠城していた賊は3000を越えていたのだとか。

 

 1000人と言う数は、彼が討ち取った賊の数。残りは逃げる事すら諦めて降伏したと言うのが真実だ。

 

真実の方がウソ臭いと言う異常。

 

 何故知っているかと言われれば、彼が私たちの世代において一番の存在とされていたから。

 

 私の叔母を含めて、男を認めない人たちは沢山いる。

だからこそ、彼の経歴の粗捜しは執拗に行われた。

 

その結果が、前代未聞の実績の水抜き。

 

私も唖然としたのを覚えてる。

 

 何故そんなことをしたのかは不明だが、確かに李儒は傑物だった。

故に、ある名家はいくつかの家共同で婿(あるいは種馬)として彼を囲いこもうとしたらしい。

 

 その際にも当然色々調べられたらしいが、さしたる粗は見つからなかったそうだ。

 

 確か、欠点として挙げられたのは

 

 目が腐ってる。

 腹黒い。

 性格が悪い。

 儒の教えを守る気がない。

 弟子を虐待している。

 鍛練と勉強が趣味。

 なんか白濁した飲み物を飲んでる。

 やっぱり目が腐ってる。

 

 

 下3つはともかく、上は全部該当してるじゃないっ!

何で気付かなかった私?!

 

 そして報告で何で目を二回報告されたのか、本人を見て

納得したわ。目の印象が強すぎる。

 

 人としてはともかく、軍師としては凄い長所よね。

目は口ほどにモノを言う。

洞察力の高い人程相手の目から情報を得る。

 

だけど彼の目は・・・無理。

 

怖い。

 

 何て言うか、底無しの沼?

一方的に情報を取られた挙げ句、刷り込まれた恐怖に震えてる自分が見えるわ。  

 

 司馬仲達は良くこんなのの側に居れるわね。

 

 いや、違う。

 

 弟子として彼の懐に入り、彼と敵対しないようにしてるのか。

 

 確かに家の事情やしがらみで、知らないうちに敵に回ってたとか怖すぎる。

 

 彼とは、競っては駄目だ。

 

家の力で押し潰す?

・・・関係者全員殺されるわね。

 

帝の権威なら?

・・・五湖とかに行かれたらどうするのよ。

 

一騎当千の将を疲弊するまで叩きつける?

・・・これが一番あり得そうだけど、そのためには一致団結しなきゃいけない。

彼の味方をする将だっているだろうし、やっぱり現実的じゃない。

 

 少なくとも今の私では敵対することは出来ない。

 

 

けど・・・あれ?

何で私は生きてるの?

 

 さっき説明された、家督に関する推察はおそらく間違って無い。

 私の存在を利用して利を得ようとしている奴らが居るのも事実だろう。

 

 けど、彼に取って私は避けていたはずの名家との接点になる存在。

 

 目撃者が居ない今なら、殺して死体を熊にでも喰わせれば彼を疑うモノは居なくなるはず。

 

 実際、多分だけど、彼は私を殺そうとした。

 

アレ、私の反応が少しでも遅かったら、私はそのまま死体になってたわよね。

 殺気と言ったかしら?

彼くらいの武人が本気なら、私みたいな文官にそんなのを悟られるはずがない。

 

となると、答えは一つ。

 

私の美貌が・・・

 

 

 

痛いっ!

 

何よ!さっきからゴツゴツゴツゴツって!

 

話が進まない?

ごめんなさい。

 

いや、普通に

人の考えを読まないでよ!

 

顔でわかる?

目を見る以前の問題?

 

 くっ、これでも軍師として一流と評された私を、未熟者扱いですって?!

 

 あの李儒ならまだしも、まだ元服したばかりのアナタになら負けないわよ!!

 

 いや、その棒は持てないから。

知謀よ知謀!軍師志望の文官に武力を求めないで!

 

 どんなに頭が良くても、今ココで死んだら無意味?

うん、それはそうよね。

 

 気が使えるのに初めから武を諦めるから、あんな子熊に追われて無様を晒すんだ?

 

 まぁ確かに。勝てる勝てないは別として、最低限逃げれるように体力はつけておくべきだったと思ってるわ。

 

 って言うか、アレ子熊じゃないから!

明らかに大きかったじゃない!

 

 以前見た熊よりかなり小さい?

アンタ一体どんな熊を見たのよ・・・・・・

 

 あぁ、彼が見つけてきた熊ね。

それしか見てないからソレがアンタの中では

当たり前の熊なのね。

うん、お疲れさま。

 

 それで、何の話だっけ?

家に帰るって話?

 

いや、普通に考えて無理でしょ。

・・・なんで驚いてるのよ。

 

 何処の誰から狙われたかもわからないのに、

このまま帰ったらまた狙われるじゃない。

 

 

 

 で、アナタたちが匿ってくれるのかしら?

 

わざわざ試した上で聞いてくるって事は

そーゆー事なんでしょう?

 

 匿うのは構わないが名を捨てろ?

 

 うん、まぁ妥当よね。

この姓を名乗り続ける限り火種になる。

ならば捨てれば良いって言うのは、情より理を選ぶ軍師としては当然の選択。

 

 軍師として、いずれ将兵に命を捨てろと命じる立場になるんだもの。

 自分が捨てないで、人に捨てさせるなんて出来ないわよね。

 

 わかったわ。今日、この場で荀公達の名を捨てます。

 

新しい名は・・・考えさせて。

 

 

 いや、醜態狐は嫌っ!

 

 淫乱狐?!ふぁー!なんでそんなのばっかり!

 

 名は体を表す?やかましいわ!

アンタもう少し名付けの感覚磨きなさいよ!

 

 学問所の書物全部読破してるんでしょ?

どの本にそんな名前の登場人物がいるって言うのよ!!

 

 けど名前が無いと他に呼びようがない?

くぅぅぅぅぅ~!

 

 李儒!あ、李儒様!!

様はいらない?親しみを込めて教頭と呼べ?

 

え、それってまさか真名?

 

そんな、出会ったばかりなのに真名を預けるなんて・・・

 

あぁ私の美貌が怖いっ!

 

って痛い!!

 

わかってるわよ、この外道が初対面の女に真名を預けるはず無いってことぐらい!

 

 とりあえず名前は李、あ~教頭殿が考えてよね。

色々あったとはいえ、名を捨てさせたのはアナタなんだから。

 

うん、よほどふざけたのじゃない限りは受け入れますので。

 

本気でお願いします。

 

 

 

 

・・・・・・で、今さらなんだけど、欲しいモノがあるんだよね。

 

 

 

 

うん、名前より。

 

 

 

 

ねぇ仲達殿・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・着替え、持ってない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今さら判明した弟子の名

感情豊かな仲達ちゃん12歳。

まだ若いから仕方ないネ!


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憧れは理解から最も遠い感情だよ

弟子視点

普段、隠しているわけではないです。
自ら名乗らないのは
師弟揃って自分から
李儒だ!とか司馬懿だ!とかの
自己主張に意味を見いだしていないからです。

漢(漢女)なら背中で語れ。

そんな範馬勇●郎スタイル。


 狐の勧誘に成功した・・・か。

 

 確かにこの狐、阿呆で淫乱でこの上ない醜態を晒したが、決して無能では無い。

 

少なくとも今まで築いてきた人脈は、我等師弟より上。

 

 これから来る時代に、どのように生きて行くのかはわからんが、人材はいくら居ても足りんのだろう事はわかる。

 

 それを踏まえれば、今回の熊退治。

狐を見つけたのは偶然か?と今さらながらに思う。

 

 聞けば、師の事だから「世に偶然なんて無いんだぜ」

などと無駄に良い声で嘯くに決まっているが。

 

全く、いつまで経ってもその背中に追い付けん。

 

 小娘に追い付かれてたまるか?

半人前脱却してからにしろ?

 

 いえ、これからは弟子としてだけではなく

淑女としての扱いも要求します!

 

なっ、鼻で笑いやがった!

 

 良く見て下さい!

少なくともこの貧相な狐よりは

女として上でしょうが!

 

 何?飛び火?

関係あるか。今は先達のための礎となるのです。

 

 それはそれとして、ほら見て下さい

この平らな胸。

10歳の頃の私にも劣りますよ。

 

何?叔母よりある?

 

 下を見るな下を

せめて平均を見なさい。 

 

 ブーメラン?何ですかソレ?

 

 ともかく、続けます。

そう、その弛みきった腹っ。

見苦しいプニプニの贅肉。

大将軍に売りに言ったらどうですか?

 

 さらに足。

・・・普段歩いたり、馬に乗ったりせずに

牛車や輿に頼りきってるんでしょうね。

 

 なんと言えば良いか・・・もはや憐れみすら感じますね。

なんかごめんなさい。

 

 あと、いつまでその無様な下半身晒してるんですか?

娼婦だってもう少し、こう、有りますよ?

羞恥心的な?

 

 

 あぁ着替えでしたか。

・・・そんな無駄な荷物持ってるわけ無いでしょう。

 

 まったく、山を舐めてるんですか?

 

 まぁ少し離れた街に宿を取っていて、そこに置いてますから、それまではこの布をまいて下さい。

あぁソコソコ良いものですが、もちろん返さなくてもいいですよ。

 

 え?・・・そのまま街に入れるわけ無いでしょう。

アナタはこの周辺だと有名過ぎますからね。

 

 街の近くに行ったら師と私が宿に入りますので、アナタは野宿の支度を・・・泣くな、喚くな、騒ぐな、触れるな、いっそ関わるな。

 

 まったく、山を舐めてるんですか?

 

 後半山関係ない?

気のせいでしょう。

 

あぁ、もしかして大声出して餌になって食材を集める気でした?

 

 良い心がけですが、子熊の肉がありますからこれ以上要りませんよ?

 

不要な殺生は師に禁止されてますからね。

 

 不思議そうな顔してますが、わかります。

師が殺生禁止するとか意味わかりませんよね。

 

 まぁ確かにアレは、目の前に立たなくとも人を殺せる腐れ目ですが、以外と命には敬意を持ってるみたいですよ。

 

武器を向けた人間には一切の容赦はありませんがね。

 

我も人、彼も人。故に平等。だとか。

 

 正直・・・人?と思わなくも無いですが

師曰く、人としての極致にはまだ到達してないそうですよ。

 

まったく、一体あの方はドコを目指しているのやら。

 

 あぁ?そういえば名前。

決まって良かったですね。

 

 言葉は悪いですが、李なんて姓はこの国に溢れてますし、

師が分家の分家と言って認めたなら、周囲も疑いは持たないでしょうしね。

 

 しばらくは師の実家のある弘農で、政と基礎鍛練を行ってもらう形になるでしょう。

 

そこまでは私たちと野宿です。

 

 えぇ、どこで命を狙われるかわからない以上、街に入るのは危険ですし。

アナタの鍛練は今日から始まるのですよ?

 

 師曰く、今から鍛えても歳を取りすぎてるので、私の域には到達出来ないそうですが

 

 

 

  ふっ。

 

 

 

 あぁ失礼しました。

 

 とにかく、最低限その辺の賊に勝てないまでも、戦えるくらいにはなってもらわないと。

 

自分の身も護れずして戦場には行けないでしょう?

 

ですので、とりあえずハイ。

 

 え、この生臭くて温くて白濁した液体ですか?

あぁ、妄想の世界へ旅立つ前に種明かししますが、

牛の乳ですよ。

 

 効果的に体を鍛えるには、飲食物、否、呼吸にまで気を使わなくてはなりませんからね。

 

 ふふふ、これからはそんな駄肉が出来るような、生温い生活はできませんよ?

 

お得意の妄想する余裕すらないでしょう。  

 

 師の教育方針は、生かさず殺さずが基本ですからね。

えぇ基本です。

時に殺しますから。

 

 ふふふ、日常的に死を間近に感じていれば、とっさの時に硬直しないようになりますし、実戦においての限界も自ずとわかるようになるそうですよ。

 

 

 おかげで、私も鍛練の時以外では、冷静に周囲を観察出来るようになったと自負しております。

 

 己の限界は、そうですね。

師に片腕を使わせることが出来る程度、

と言って置きましょう。

 

 いや、普通って、見たでしょう?

あの人触れずに人殺せるんですよ?

 

 え、見てない?あっちに死体があるから見てきなさい。

多分まだ綺麗でしょうから。

 

納得したなら、アナタの狐耳頭巾を脱いでください。

 

・・・何驚いてるんですか。目立つでしょうソレ。

 

 個性?醜態晒した淫乱狐が、これ以上ナニを主張するつもりですか。

 

 そもそも半人前以下のアナタが気にすることじゃありませんよ。  

 

 と言うか、この場にアナタの死体が無い以上、血まみれの狐耳頭巾が必要なのは分かってるでしょうに。

 

 どうでも良い会話から私たちの人間性を推察しようとしてるのはわかりますが、程々にしておくのをお薦めします。

 

 師曰く、自分が人を見てるとき、自分もまた人に見られている。

 

底が知られたら軍師としてはおしまいですよ?

 

もちろん、女としても・・・ね。

 

 今後私達がどのような関係になるかはわかりませんが、器を身限られて捨てられないよう、精進して下さい。

 

 あぁ、それと。

知っているかも知れませんが、師が付けた名に対して敬意を払い、今日は私から敢えて名乗りましょう。

 

姓は司馬

字は懿

名は仲達

 

親しみを込めて、筆頭と呼んでも良いですよ。

 

モチロン真名では無いのでご安心下さい。

 

 

李恢 徳昂殿?

 

 

 

 

コンゴトモヨロシク

 

 

 

 




狐っ子はこれにて一旦退場

頭が良くて、武力がなくて、李で、恋姫に居ない、出てこないだろう人を思い浮かべたら、李恢が頭に浮かびました。

袁術四天王の李豊も捨てがたかったけど、頭良くなさそうだし
李の付く英雄で有名な【李厳】の子供と同じ
名前だと転生者に気付かれる(確信)

だもんで李恢に決定しました。


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素敵に無敵

李儒くん視点

説明&リザルト回

章を分けるとするならこれで一章終わり

オリ展開、狐っ子以外はご都合主義で
関係ないのが集まったのではなく、
出身が近場だったり、李儒くんが集めたりで
集まるべくして集まってる感じです。



絹ごし、絹ごしタッチでお願いします!!


 

 いやぁ正直狐は予定外だったが、良い人材が手に入った。

 

 本来の予定である亀っ子が潁川の生まれと知っていたし

恋姫的原作前には学校を卒業していたらしいけど、

まぁ洛陽の学校では無いし、名家でも無いからツテも無い。

派閥的にも文官になるのは難しかろうと思っていた。

 

 その上で母親思いときた。

そうなれば、離れて仕官して出世を求めるより

その日暮らしでも母親のそばにいるだろうなと、

確信していた。 

 

 そこそこの武力もあったので、村で生活出来てたのが大きい。

 

 結果、熊退治で出身村に恩を売って

母親ともども引き抜いて

ウチの荘園で働かせることに成功したわけだ。

 

 豫州は名目上袁術が預かっているが、恋姫時空では

本人が若すぎるので、基本的には袁家の

反袁紹派の吹き溜まり。

奴らが好き勝手してるから生活は厳しい。

 

 それに比べてウチの実家はメッチャホワイト。

 

 そもそも荘園は、帝から下賜された土地であって

帝の土地を預かっているわけじゃないから

納税の義務が無い。

 

 だから領主の気分で税率が決められる。

ウチの両親はそんなに贅沢求めてないし。

求めてなくても使いきれない財が貯まっているので

荘園の税は安い。

 

 今は4公6民だったはず。

他は7公3民とか8公2民だってのに

また下げようとしてるとか・・・

聖人君子とはあの人たちのことだな。

 

 まぁ、普通は村や町が1つか二つある程度しか

想定してないからだが・・・

 

 まさか個人の家の荘園が

3万人を超える、小さな県に匹敵するまでに成長

するとは思うまいよ。

 

 普通は生産力の限界が人口の限界だからな。

 

 つまり生産力を増やせば人口が増える

人口が増えれば生産力が増える

 

 効果的に生産力を増やす方法を知っている

李儒くんあっての好景気スパイラル。

 

 弘農って場所が良いのもポイントだね。

微妙に洛陽から遠いし、西から洛陽に向かう場合

通り道になる。

 

 通った人間(大体は商人)が噂を流せば

他の商人や知識人がやってくる。

 まぁこの流れで、種馬主人公が窓割れ理論による治安の向上から

人口の増加を目指したらしいが、それは不可能。

 

 治安の向上は年単位の事業だし、ネットが

あるわけじゃないこの時代。

 広大な中国大陸で、しかも情報弱者たる民に

他所の治安の噂なんて届かない。

 

 それに本来は民衆が勝手に移動するのは犯罪で、普通なら

官軍(州軍や国軍)によって捕らえられて農奴一直線である。

 

 無事に辿り着いても、移動元の領主に「返せ」と言われたら返さなきゃムラハチされてしまう。

 

だから治安が良ければ人が増えると言うわけじゃないんだなコレが。

  

 ではどうやって人口を増やすか?

産めよ増やせよ地に満ちよ?

・・・まぁ将来的にはそれだが 

 

 居るじゃないか、この時代。

大勢で移動しても、返せって言われないどころか

知らない振りされるのが。

 

 そう、賊だ。

 

 彼らは普通、お前のところから賊が来たぞ!と抗議しても

当方は関係ありません。と切り捨てられる。

 

 ここが狙い目だと李儒くんは気付いた。

 

 そもそも賊とは何か?

搾取され、追い詰められて領主に背いた民だ。

奪わなければ暮らしていけないほど追い詰められた民だ。

 

 だから、彼らがウチの荘園の噂を聞けば

奪うためにやってくる。

 

 遠くまで噂を流す必要なんてない。

何て言ったってお隣にいるからだ。

現在進行形で搾取され、追い詰められている民が。

 

 なので、この李儒くんがとった策はこうだ!

 

 

 ① あらかじめ噂を流す範囲を決めるんじゃ。

 

 ② 進行ルートと数を調整するんじゃ。

 

 ③ 荘園に近づいたところで、ドーン。

 

 

 賊を討伐した実績と兵の指揮の経験積めて

労働力までGETだぜ!

 

 いやぁ今回の賊は強敵でしたね!

 

 マッチポンプ?知らない子ですね。

 

 実際途中の道にある村では賊に襲われてるし。

 

まぁ奪われた村々には我々が物資を援助するんですが。

 

 細かい流れとしては・・・

 餓えた民は、援助を受けた村には食料があると聞き、そこを目指す。

狙われた村は、彼らも同じ民だと知っているから抵抗せずに食料を渡す。

(この時、余裕がなければ渡せないので援助が必要なんだな)

 で、賊の方も同じ領主に苦しめられてる民だと分かっているので

食糧貰えたら、それ以上の非道はしない。

 

 そして村は被害を免れるのだが、彼らに居座られても困るので、

村の人はウチの荘園を案内する。

(もちろん領主に、賊に脅されて食料を取られたと申請もする)

 

 紹介された賊がウチの荘園を目指す。

 

 ドーーン!

 

 鳩を掴まえる罠並みのお手軽作戦。

 

 

 ん?兵の訓練?

戦うだけが訓練じゃないんだぞ。

 

 集合

 陣立

 進軍

 野営

 休憩

 待命

 補給

 測量

 即応

 等々・・・

 

 ついでに賊(捕虜)の連行も

それぞれが将と兵の訓練になるんだ。

 

 別にドーンしなくてもいいんじゃないか?

イヤイヤ、最初に屈服させないと、際限なく我侭になるのが民だ。

 

 一度奪うことを知ってしまってるから

猶更上下関係はしっかりさせないといかん。

 

 

 ちなみに最近はウチから余剰の労働力を

出してるから、弟子の荘園も少しずつ上向いてきてるとか。

 

 司馬八達とか言われるくらいだしな

文官に不足はあるまい。

しかも武官候補として郭淮が仕えてるらしい。

 

 

 なんて言うか、今のウチらの人材だけで

一州経営出来そうで怖い。

 

 

 まず、幼馴染の弘農出身   楊脩。(漢)鶏肋鶏肋

    何故か楊脩と仲の良い 張松。(漢)百叩きでも死ななかった

    張松と仲の良い    法正。(漢)夏侯淵の死因その①

    上二人と仲良し    孟達。(漢)徐晃殺したのこの人

    賊の棟梁してた    張任。(女)龐統やったのコイツです  

    元白波賊棟梁     楊奉。(漢)李確配下で車騎将軍だったんだぜ

    楊奉の副官      徐晃。(女)・・・え?

    楊脩の従兄弟     楊任。(漢)横山三国志で儂が楊任よ!で有名

 

これに 弟子一族       司馬八達。

    弟子の家臣      郭淮。  

    元名家の狐っ子    李恢。

    亀っ子        徐庶。

   

 うん、全部有名だが、特に徐晃の違和感が凄い。

1人だけ原作登場キャラ・・・まぁ恋姫原作では騎都尉だったけど、

それって演義でも史実でも、車騎将軍楊奉の副官での地位だったのよな。

 

 ゲーム時空に文句を言っても始まらんのだが・・・

 

 まぁそれはそれとして、凄まじい人材を確保できたのが嬉しい。

 

 それはこの度南陽から逃げてきた 【英雄】  李厳 正方。(女)だっっ!

 

 ーーー李家と言えばこの人。文武両道の名将。説明不要っ!!でもする!!!ーーー

 

   李儒くんはこの人の評価は諸葛亮との権力争いに負けた為に、不当に低くされたと思ってる。

   絶対北伐失敗の責任を押し付けただろ?

  それでも能力は間違いなく高かったという周囲の評価があったので、相当だろう。

  文では蜀科の策定に携わり、諸葛亮の半ば暴走に近かった北伐を支えていたし

  武将としても様々な武功をあげており、

  個人の武では演義で黄忠と一騎打ちして引き分けてる。

  私生活だって子の李豊は反逆者の子供なのに太守にまでなるほど優秀。

  蜀攻めの時に劉備に下った、いわゆる新参だったにもかかわらず

   死ぬ前の劉備に呼ばれて孔明と共に遺命を受けてるくらいの人材で、

  その罪を弾劾されたとき、本当ならば殺されなければいけないのに

  追放で済まされた。

   劉備の養子の劉封ですら問答無用で殺されたことを思えばあり得ない。 

   

  コー〇ーの三国志シリーズで、ある一定以上の人間が行う

  能力縛り。

   第一段階の能力90以上縛りしたら、上位に来るのがこの李厳 

  後半のナンバリングになると少しずつ強化されていくオールラウンダー

   その能力値は平均80-90だ   

  誰が呼んだかリトル曹操っ!!

 

 異論は認めるっ!でも聞かないっっ!!

 

 

 

 

 ・・・・・・はっ!なんか受信した気がする。

 

 凄まじい人材を得たことで舞い上がったか?

うむ、気を付けよう。

 

 この人材が未来知識のある李儒くんのもと

一つの荘園を運営してるんだ。

 

そりゃ栄えるよ。

 

 一応、余剰の財を使って官位も買って脇も固めてる。

 

 私兵が増えて、賊退治に出る兵数の規模が大きくなったんで

さすがに役職無いとヤバイってなったんだよ。 

 

 俺的には騎都尉で良かったんだけど、

家の部下たちにも役職あげたかったんで

一応、史実と同じ郎中令(光禄勲)を買った。

 

 九卿なんて高官買えるのかって?

そんな名家でもない曹操の親が太傅(役職上最高位)買えたくらいだぞ

それに今の九卿なんて九卿(笑)どころか

⑨卿だからな。

 

 今のウチなら、俺自身の武功と財力でこれくらいはイケるイケる。

 

 ・・・本来は董卓の部下になってから就くんだが、

種馬は徐晃の役職にすら気付いてなかったから

大丈夫だろう。

 

 さて、土台はいくら固めても足りないが

そろそろ時間切れだ。

 

 今までみたいに好き勝手動くのもお終いだろう。

弟子よ、そろそろ選ぶ時がくるぞ。

そう、終わりの始まりだ。

 

 どんな選択をしても後悔はするんだ。

せめて満足して死ねるよう、精々生きるとしようじゃないか。

 

 




熱い李厳押し

でも本編には出てこない。

さらりと重要人物、徐庶元直。
荀攸以上のネームド&未登場です。

恋姫の二次でオリキャラ出すなら
司馬懿か徐庶だよね。
哀れ狐っ子、是非も無いネ!


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弟子のこの手が真っ赤に燃える

第二章?

名前を付けるなら韓遂の乱編?
そんなに長引かない予定。

弟子視点

原作?マダマダ
オリ展開さ。



 月明りだけがこの身を照らす夜半

 

 師に呼ばれて部屋に向かっているのだが

 一体何事であろうか?

 

 夜に女子を部屋に招くなど、私が知る限り一度も無かったはず。

 

 ・・・もしやアレか?

今までは弟子として見てきたが

淑女として見ろと何度も言ってきたことで

私を一人の女として見てしまったか?

 

 私としても、家の都合でどこぞの小僧に抱かれるくらいならば、

好意を抱いていないことも無い腐れ目の男の方がマシだ。

 

 故に、求められたなら答えるのも吝かではないが・・・

 

 ・・・いや、無いな。狐に影響されすぎだ。

 

 日中に登城したときに何かあり、

その何かに対してどう動くかを考え、

その答えを出したのが今なのだろう。

 

 思考と鍛錬の際に時間を忘れるのは

あの方の数多い悪癖の一つだからな。

 

 

 さて、着いたか。

 

 

 ・・・師よ、弟子筆頭司馬仲達、参りました。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 あぁ、とうとうこの時が来たか。

長かったのか短かったのかはわからない。

 

 師がこの情報から何を見ているのかも

正確にはまだ分からない。

 

 だが、今が、そしてこれからがその時なのだろう。

 

師曰く、人生は選択の連続 

 

 そしてコレからの選択で、我々がどう生きて、どう死ぬかが決まる。

今日の選択はその一つ。

 

 すなわち師と共に行くか、離れるか。

 

 本来であれば「水臭い」と言って蹴りを入れながら

着いていくのだろう。

 いや、今まで通りなら私の意見など聞かず、

着いて来いと言って、その大きな背中を見せるのだろう。

 

 だが今回の涼州の乱。

相手はその辺の食い詰めた民が、ただ武器を持っただけの雑魚じゃない。

高祖の時代より漢帝国と戦い続けてきた、勇猛果敢な北方騎馬民族。

 

 武器の扱いも兵の練度も、その指揮も

全てが経験豊富な強敵。

 

 荘園で鍛えている我らの兵なら戦えるが

それだけでは少なすぎる。

どうしても漢の弱兵を率いねばならない。

少数精鋭が、大勢の弱兵のせいで失われる。

 

 ・・・師は参戦するのだろう。

 

 今の洛陽で九卿ともなれば、直接戦場に出る者はいないだろうが

師がこの若さで官位を得たのは、財だけではない。

その積み重ねた武功あってのもの。

 

 ならば今回のような強敵から逃げるような真似は出来ぬ。

 

 自分に従う部下たちの命を背負い、戦場に出る。

他の将帥など、兵の命を数としか見ないだろう。

 

 だが師は違う。 

我も人、彼も人。故に平等。

この理念に従って、戦うのだ。

 

 だからこそ兵も奮う。

 

 師が居なければ、師が導かねば

餓えて死んでいたモノ達がいる。

賊として討たれていたモノもいる。

 

 師さえ生きていれば、彼らは、

彼らの家族はこれからも生きて行ける。 

 

 だからこそ彼らは死兵となって師を守ろうとするだろう。

 

 ただ気持ちだけでは守れない。

想いはある、個人の力もある。

だが戦で最も大きな力は数だ。

 

 師の力は凡俗の1000を優に超えるが

部下の一人一人を守ることはできない。

 

 ・・・この方の数ある悪癖の一つ

 

 「部下に甘い」

 

 普段は極悪非道を地で行く師だが

人の命を平等と考えているがゆえに

このような時に必要以上に悩むのだろう。

 

 それに、おそらくだが、私の心配もしているのだろうな。

 

 勇猛果敢な騎馬民族と争う戦場だ。

 着いていけば当然命の危険もあるだろう。

 

 なんだかんだで3年も付き合ってきたのだ。

いざという時はこの師は私を守る為に

動いてくれると思う程度には信頼している。

 

 だが師よ、ご安心下さい

私も我が家臣たちも、すでに貴方と

共に進むことを決めております。

 

 たとえその先で屍を晒すことになろうとも

きっと己の人生を省みて

笑って死ぬことができるでしょう。

 

 なので貴方はいつも通りの無駄にいい声で、命じれば良いのです

他人のことを見ていないような腐った眼を、家臣に向けて。

弓矢の的に丁度良い、大きな背を見せて。

 

 我らの前を歩めば良いのです。

 

 我らは付いて行くだけなのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・え?違う??

 

 私を連れて行くのは確定???

 

 拒否しても気絶させて連れて行く?

 

 荘園の兵は温存????

 

 戦を舐めるなコノ人外がっ!

漢の弱兵だけで羌賊の精鋭に勝てるか!!

 

 あぁん?騎馬民族なら余裕ぅ~?

 どーゆーことですか?!

 

 戦場でわかるって、ナニする気ですか! 

 

 ヒ・ミ・ツ?!

そんな言い方しても気持ち悪いだけだ!

鏡を見ろ腐れ目っ!!

 

 近所迷惑だから夜に騒ぐな?!

 

 だ れ の せ い だ ! ! !

 

 

 ふぅ、ふぅ。

 

 

 んんっ

 

 

 えぇ、落ち着きましたよ。

 

 

 で、そもそも何でこんな時間に呼んだんです?

 

 え?しばらく洛陽を離れる事になるから、

明日の朝から周囲にアイサツできるようにって?

 

 あぁ、ご配慮ありがとうございます。

 

 では明日のうちにアイサツ回りをしておきましょう

 

 実家には・・・あぁ、とりあえず手紙で、

それから出陣した後顔を出せば良い?

 

 まぁ下手に情報を与えたら付いて来ようとしますからね。

ウチだと郭淮とか。絶対来ますね。

 

 と言うか何で荘園の兵を使わないんです?

 

 あぁ無能な指揮官に使い潰されるのが嫌だと。

 

 それに功績独占するとマズい?

 

 あぁ、それはそうですね。

漢の弱兵と、賊とすら戦った事のない机上の策士。

無駄に気位の高い軍人なんて、まさしくですもんね。 

 

 それに武人としては名を高めるのが栄達の道ですが、

我々の荘園の者たちは、すでに満たされてるので

栄達なんて求めてないですしね。

その余裕が見え隠れしてしまえば、いらぬ嫉妬を買うと?

 

 ふむ。私への嫌がらせじゃないんですね?

 

 承知しました。

 

 師がいかなる神算鬼謀で敵を蹂躙するのかは知りませんが、

弟子として、貴方の横で、貴方によって敗者となった者たちを見て、

それを糧として更なる成長を遂げて見せましょう。

 

 

 

 

 

 

 それはそれとして・・・

 

 

 

 

 

 

 とりあえず一発殴らせろ!!!!

 

 




李儒くんが真剣な顔をしていたのは

涼州には彼にとっての死亡フラグ

馬肉大好き董卓仲穎がいるからさ

ちなみに弟子が行かないと言っていたら
弟子は敵対ルートに行っていたもよう。

知らず知らずに生き残った感じです


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幕間 ~はおー来訪者~

同じ洛陽に居るのに、今まで全くかかわってこなかった
はおー様登場!

とうとう原作キャラとの絡みが?!

オリ設定、オリ展開です


 

 

 

 

 

・・・また、留守、ね

 

 

 はぁ~

 

 いけないと思いながらも、思わずため息が出る。

あぁ、ほら、私のため息を聞いたせいで、

側仕えの春蘭が不機嫌そうな雰囲気を隠そうともしない。

秋蘭は・・・うん。隠せては居るわね。

 

 「まったく!男の分際で何度も華琳様に無駄足を踏ませるとはっ!」

 

 春蘭は理解しているのだろうか?

北部尉でしかない私と、九卿に叙せられた李文優では

男女の差があったとしても、社会的な格が違うと言うことを。

 

 そんな九卿の家の前で怒気を隠さずにいるなんて、自殺行為でしかないのに

 まぁ春蘭のそういうところも可愛いのだけれど・・・さすがに止めないとね。

 

 それくらいにしておきなさい。

 

 「ですが華琳様っ!」

 

 そもそも約束したわけでもないし、居留守と言うわけでもないのよ?外出を咎めるほど貴女が仕える私は狭量なのかしら?

 

 こう言えば、間違いなく大人しくなるだろう。

むしろ大人しくならなかったら、彼女の中の私がどれだけ暴君なのか

寝台の上で一晩中OHANASHIしなくてはいけないだろう。

 

 「しかしこうも会えないとなると、避けられているようにも感じますね」

 

 そんな秋蘭の声で我に返る。

 

 危ない危ない今夜のことを思って軽く意識を飛ばしていたけど、

確かにここまで会えないと、何か作為的なモノも感じる。

 

 運命と言う言葉は好きではないけど、彼と私の道は交わらないと言うことかしら?

けど、それはそれとして考えてみよう。

 

 

 問・彼が私を避けている可能性はあるか?

 

 答・否

 

 問・それは何故か?

 

 答・理由が無い。もし彼が避けてる相手が居るとすれば、それは私ではなく、彼を囲おうとしている名家や名族の連中だろう

 

  

 うん、そうね。

何せ彼の存在は、つい最近まで上位の家の連中で

独占していたのだ。

 

 故郷の沛国譙県に居たときはもとより、洛陽の学問所に通っていた時すら

私は彼の存在を知らなかった。  

 

 名門の学問所にとっては、通う師弟の面子や誇りを潰さない為。

名家にとって、貴重な種馬候補の情報を広めたくなかったという事情。

本人も特に名声に興味が無かったのか、積極的に広めようとはしなかった。

 

コレはまぁ、面倒の方が勝ると考えたのだろう。

 

 気持ちはわかる。

 

 名家だの名族と言う連中は、己の血を誇るだけで

実際には何もできない、先祖代々の遺産で食いつなぎ

腹が減ったら、漢と言う国すらを喰い漁る愚物の群れだ。

 

 まともな頭があれば、そんなのにわざわざ関わろうとは思わないハズ。

 

 私だって母上があの学問所を指定しなければ、

彼が通っていたような、中央から少し距離を置いた

学問所を選んだだろう。

 

 つまりは私が彼に会えないのは、名家たちのせいだと言えるわね。

まったく、どこまでも邪魔をしてくれる・・・

 

 

 それを考えたら、司馬仲達は本当に上手いことやったと思う。

 

 名家の人間でありながら、何故あのような場所を選んだのか?

皆が不思議に思っていたが、彼の情報を得た今ならば

アレが最適解であったと分かる。

  

 基本的に、私塾はともかく国営の学問所で学ぶことは全部同じだ。

そうでないと、仕事に就いた時にその成果に

バラつきが出来てしまう。

 

 だから基本は一緒。

基本でない部分は、学生同士で論を交わして高め合う。

 

 ・・・あの学問所には、私を高めることが出来るような人間は居なかった。

 

 私が真名を許したのは僅かに二人。

 

 その1人は名門袁家の次期当主、袁本初 

おそらく母上が繋がりを持ってほしいと願ったであろう人物。

 

 阿呆だけどね。

 

 ただ、麗羽はアレはアレで袁家の当主にふさわしい人間なのでしょう。

 

 阿呆だけどね。

 

 袁家内部の派閥やらなにやらは、パッと見ではわからないかもしれないが、かなり澱んでいる。

その中で暗殺やら何やらをされることなく、時期当主として認められていると言うのは、

間違いなく一つの成果なのだ。

 

 阿呆だけどね。

 

 そして成果を上げている人間を馬鹿にするほど、私は狭量ではないつもり。

 

 間違いなく阿呆だけどね。 

 

そしてもう一人は幽州の名門、公孫家の当主と愛人との間に生まれたという、公孫 伯珪

 

 これと言って特徴は無いのだけれど、普通に友誼を交わして

いつの間にか真名を交わすことになった少女。白蓮。

 

 漢の藩屏として、鮮卑や烏桓族と戦い続ける漢の精鋭を見て育った俊英

・・・のはずなのだけど、何故か特徴が無いのよね。

 

 地味なのよね。

 

 間違いなく愚かではない。

 弱くも無い。

 けど、凄みが無いと言えばいいのかしら?

 

 麗羽様の行動にツッコミを入れて、わずかでもその行動を鈍らせる

ことが出来るのは白蓮様だけですっ!って田豊と顔良は絶賛していたけど、

何と言うか、その、褒めてないわよね?

麗羽ありきじゃない?

 

 地味なのよね。

 

 戦場のような、人の本質が出る場所で

数多の人を引っ張るには【華】が必要だと思うの。

その点、麗羽だと文句は出ないわよね。

 

 あくまで神輿、汚れのない綺麗な神輿

それを重厚な袁家の家臣団が支えて行く。

 うん、それを考えればやっぱり麗羽は

私とは違う形ではあるけど、一廉の英雄と言えるわ。

 

 え?あぁ、白蓮の話だったわね。

 今のでわからない?

 

 つまりは・・・・・・地味なのよね。

 

 それに白蓮と私の間には麗羽が居るじゃない?

白蓮が麗羽に勝てる様子が浮かばないのよね・・・

 

 鎧袖一触で負けて、知り合いのところに逃げてそうな感じがするのよ。

 

 失礼・・・とも言えない想像は横に置いて

 

 李儒よ李儒。

 

 政を行えば、荘園の人口と石高を6倍以上にして

 兵を率いては神速の用兵で、賊は戦う前から負けている。

 そして個人の武に到っては指先1つで人を爆散させる魔性の拳の使い手!

 戦う前から相手に死を連想させる双眸!

 この男を前にすれば、賊など10000人居てもその前に立つことすらできないとか。

 

 どこまで噂か本当かはわからないけど、

 この情報は北部尉になってから集めた、

 ある名家が隠していた情報。

 しかも一つの家だけじゃない。

 大々的に広めているなら水増しと鼻で笑うところだけど

 隠していたというところが、この噂の信憑性を高めるのよね。

 故に、信じられないけど、まったくのウソと言うことは無いのでしょう。

 

 李儒の噂と言えば・・・

今思えばだけど、学問所の教員達の私を見る目は何処か生暖かかった。

少なくとも故郷で神童と謳われた私に向けられたのは

 

 恐怖・畏怖・怯懦・称賛・好色・嫉妬・・・

 

 自分たちと違うと恐怖して、

 理解できないと畏れられて、

 無茶をするヤツと怯えられて、

 並ぶものなしと称えられて、

 ハァハァ、曹操たんって色目で見られて、

 何であんなヤツにって嫉妬されてた。

 

 そんな視線を受けて来たこの私に、

 学問所の教員連中が向けた視線はどうだったか?

 

 安心・安堵・余裕・慰撫・好色・・・・・・応援?

 

くぅぅぅぅぅぅ!今思い出したらムカムカしてきたわ!

 

 アレは同じ神童と呼ばれた私と李儒を比べてたのね!

 

 アレに比べたらまだマシだと安心して!

 アレよりまだ理解できると安堵して!

 はねっ返ってるなぁと余裕をもって!

 比べられて可哀想にと慰められて!

 ハァハァ、曹操たんって色目で見られて!

 がんばれって応援されてたのね!

 

 

 「なんたる屈辱!!」

 

 自分の体から怒気が溢れ出るのがわかる!

 今なら殺れるっ!

 

 「あ、あの?華琳様?」

 

 え?何?今気分が悪いんだけど!

例えアナタでも今の私は止められないわ!!

 

 「いえ、あの」

 

 だから何?!

 

 「・・・見られてます」

 

 見られてる?だから何?!って

 

 

 

・・・・・・・・・見られてるわね

 

 

 

 「・・・ハイ」

 

 

 

 ふぅ

 

 

 

 はぁぁぁぁ

 

 

 

 ふぅぅ

 

 

 

 はぁぁぁぁぁぁ

 

 

 

 

 よし、落ち着いたわ

 ありがとう秋蘭。

 

 「いえ、いつもの華琳様に戻られたようで安心しました」

 

 ふふっいつものってさっきまで別人だったみたいに言うのね

 

 (・・・なぁ秋蘭)

 (姉者、今は何も言うな)

 

 どうしたの?

 

 「「い、いえ」」

 

 まぁ主が不在の館の門前でこうしていても迷惑でしょうし、

 今日のところは帰りましょう。

 

 「「はっ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 李文優・・・今日のところは引き下がってあげる。

 けどいつか、そう、近いうちに私が受けたこの屈辱は必ず晴らして見せる!。

 それまで精々首を洗って待っていることね!!!」

 

 

 

 

 

 (なぁ・・・)

 (何も言うな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二人とも神妙な顔してどうしたのかしら?

 

 

 

 あ、司馬仲達!アナタもよ!覚えてなさい!!




絡むとは言っていない

時系列としては
師弟が涼州に旅立った翌日です。

噂が勘違いではないのが拙作の李儒くんである



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お前はもう死んでいる(

例によって道中すっ飛ばして涼州にIN

オリ設定です。
異論は認めますが聞きません。
心の中に留めておいてくださいお願いします

なんでもはしません

新たなオリキャラ出ま~す



 ふむ、コレが涼州か・・・

 

 確かに司隷とは空気が違う。

 もちろん途中の擁州とも・・・

 

 理由は、やはりこの土か。

 

 あぁ弟子よ、よく見て置け

コレが人によって殺された大地だ。

 

 ん?わからんか。

 

 大本は鉄を作るために木々を伐採したことだな。

木々が無くなったと言うことは、

奴ら騎馬民族を止めることができる

自然の障壁が無くなったことを意味する。

 

 そして彼らが飼育する羊が、

残った草を根元から喰らう。

そして大量の馬によって踏み固められた

土地には、草も根を張れん。

 

 結果として草も生えぬ不毛の地ができたわけだ。

 

 ちなみに黄河が黄色いのは、

雨が降った時に山の土がそのまま流れるからだ。

 

 うん、土で山をつくると分かりやすいな。

 

 何もない、土だけで作った山に水を流してみろ。

そのまま下に流れていくだろう?

 

 100ある水が100、山の下に流れる。

 

 では土の上に木や草があれば、

この水はどうなる?

 

 そう、木の量にもよるが木や草に当たって

100ある水の内20か30が山に留まる。

結果下流に行くのは80か70になるな。

多い場合は50以上が山に蓄えられるんだ。

簡単な例えだが分かりやすいだろう?

 

 あぁ、気付いたか?

そうだ、草木の存在は増水による

洪水の防止にもなるんだぞ。

 

 山に蓄えられた水がどうなるか?

普通は土に染み込む。

水が染み込んだ土は一時的に柔らかくなるので

その時にさらに草が根を張る場合があるな。

 

 あとは大地の下を流れる地下水脈に

流れていくのだろう。

 

 そうだ、今日はなかなか冴えてるじゃないか。

そのとおり井戸水の拡充につながる。

つまりは不毛ではなくなるわけだ。

 

 何故それをしないのか?

おそらくだが・・・草が生えたら、

また騎馬民族が来るからだろう。

不毛の地だからこそ、ヤツらもこの辺を縄張りにせず

漢の民も暮らしていけるのだろうよ。

 

 そうでなければ、今もココは

彼らと鎬を削る戦場になっているだろう。

 

 もしくは、ただ単純に

気付いていないか、だな。

なんたって増水も洪水も、

天子の行い次第って本気で考えてる

連中だからなぁ・・・ 

 

 

 ところで・・・その白い子供はドコの誰だ?

最近一人前とか、淑女とか言ってるのは

欲求不満が溜まってるからか?

しかし、誘拐はいかんぞ。

 

 誘拐じゃない?

 

 じゃあ、まさかそんな幼い子を買ったのか?

しかし・・・まだ精通してないんじゃないか?

あぁ、避妊の心配が無いからむしろ

その方がいいのか?まったく、

変なところで用意周到だな!

 

 

 

 

 

 ふははははは、意を消しきれて無い!

 武器や手足に込めた殺意が見え見えだぞっ! 

 

 

 

 

 

 

 

 キリステ・ゴメーンッ!

 

 

 

 

 

 

 ・・・まったく、狐っ子じゃないんだから

あまりソッチ方面に振り切れられても

対応できんぞ。

それに官軍が地元の人間を攫うなどと

噂を立てられたら馬騰さんに罵倒されてしまう。

 

・・・あぁ放置してすまんな。

少年、ん?あぁ女性だったか、失礼。

ところで、今何か聞こえたかね?

 

うん。そうだね。誰が聞くかはわからないが

悪評は無い方がいいよねぇ

誰が聞いて、どうするかは別として・・・な?

 

 

 おや、そんなに震えてどうしたんだい?

寒いのか?それはイケナイ。

この服を羽織りたまえよ。

 

 いや、なに、気にすることはない。

子供は大人に甘えるものだよ?

 

 え?アレが動かないけど大丈夫かって?

あぁ安心しろ、ミネ・ウチだ。

しっかり死ねないくらいの手加減はしているよ。

骨も折れてないし、後遺症も無い。

まさに一流のワザマエ!

 

 ハハハ、誘拐犯を庇わなくてもいいんだぞ?

ん、誘拐じゃなくて自分から着いてきた?

お母さんに言われて?

 

 ふむ・・・お母さんは何と?

 

 外から来た官軍が何をするのかを見定めろ?

うん。賢い親御さんだな。

官軍の危険性を良く分かっている。

 

 一見すれば娘を危険に晒しているよう

に見えるが・・・実際、地元の人間の協力を

求めている我々が、ただ近くに来ただけの

子供に無体を働く可能性は低い。

 

 それでも不安に怯える人間に代わり、

率先して我々に接触することで、周囲から

自分たちの立場を守る狙いもある・・・と。

 もしかして君の親御さんは羌族の方かな?

 

 あぁ、そんなに怯えなくても良い

少なくとも私は生まれや育ちで、

君を敵視したりはしないさ。

 

 知ってると思うけど、

この涼州の州牧の馬騰さんだって

羌族の血が流れているんだ。

 だから信用はしなくても良いが、

安心はしたまえ。

 

 しかし君は、どうやらまだ10歳にも

なってないと思うのだが、

7歳?いや、本当に賢いな。

 これ程なら油断した我々から

情報も取れるだろうし完璧だな。

 

 うん、怒らないのかって?

本来隠さなくてはならないことまで

私に打ち明けたのは、今の自分では

私は謀れないと判断したからだろう?

 

 そこまで正直になってくれたのなら怒らないよ。

 

 それに先ほどの弟子との会話。

聞いてたのだろう?

話が進むたびにキラキラ目を輝かせる

君を見たら、教育者としてはとても怒れないさ。

 

 うん?

 あぁご丁寧にどうも。

 

 私は、この度韓遂追討の勅令を受け、

洛陽の官軍をまとめている将で

・・・官位はいいか。

  

 姓は李 字は儒 名は文優 と言う。

 

 親しみを込めて教頭先生と呼んでもいいよ?

 

 よろしくね 姜維 伯約 君。

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ、あそこで寝てるのは私の弟子だよ。

 

 

 

 ・・・姓は五 字は体 名は投地 で良いかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふははははは、起きているのは分かっていたぞ!

 心の臓の音までは誤魔化せなかったなぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 北●有情破顔拳っ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 ふ、腕は上がっているが、

流石にまだ両腕はいらんな。

 

 

 あぁ、姜維君、あの顔を忘れるなよ?

 

 あれが負け犬の顔だ。

 

 

 君もああなりたくはないだろう?

積極的に協力してくれることを願ってるよ。

 

 

 クククククククク

 




弟子の扱いが少しずつ変わっている気がしないでもない

弟子が死んだ!(尊厳的に
この人でなし!!

涼州に同行することになったので
心の距離が少し変化した模様

涼州のオリキャラと言えば越吉元帥か姜維だよネ!


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あっれぇ~わぁ~ダレだっ×3

悪魔の力を身に付けた?

間違いなく師匠に影響を受けている
弟子と言う名の被害者であり加害者

そんな弟子視点。

モチロン、オリ設定、オリ展開です。




腐れ目死すべし、慈悲は無いっ!!

 

 ヤツは、本当に人間か?!

 

 あの鬼畜技の

ドコが有情だ!

何が破顔拳だ!

 

 全身動けなくなる程度に手加減しつつ、

顔の・・・表情筋だったか?を破壊し、

女として、否っ!人としての尊厳を砕く。

 

こんな技の何処に情があるっっっ!

 

 しかもアレだろう?

もしも喰らう前に用を足していなければ

いつぞやの狐のように、糞尿垂れ流しに

なっていたんだろう?!

 

こんな技の何処に情があるっっっ!!

 

 死んでない?

 

乙女的に死んでるだろうがっ!

 

 殺す情けだってあるんだぞ!!

 

いや、乙女的に殺すのは断じて情けじゃない!

 

 いくら言っても無駄ですか。

やはりアナタには人の傷みがわからないようだ。

 

 ならば私が教えてやろう。

今の私は廬山の滝の流れだって変えられる!!

 

 

 

さぁ、喰らえ我が奥義っ!

 

名付けて

廬 山 昇 龍 破ぁぁっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うぉざっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ん?ふぅ。

寝てしまいましたか。

まったく師の手加減と来たら、

本当に神がかってますね。

 

 どーせ動けないんだから、

いっそのこと眠って回復に専念しようと

言う発想に辿り着くまでが本当に大変でしたよ。

 

 しかし、なんでしょう?頭が痛い?

普段は痛みを残さないんですが、力加減を誤った?

 

 いや、この場合は師に力加減を誤らせた。

そう言うのが正解な気がします。

 

 ふふふ、弟子も日々成長しているのですよ。

寝る前に何かのコツを掴んだ気もしますしね。

夢でしょうか?

 

 いや、体があの感覚を覚えている?

 

よし、忘れないうちに反復しなくては。

 

 

 

背中から拳に力を伝えるようにして、

 

 こうっ

 

 ・・・違う。

 

 

 

足元?踏み込みが甘いか。

 

なら、踏み込んだ時に大地から返ってくる

力を足全体で受け、膝から股関節に、

股関節から腰に、腰から背中に、

背中から肩に、肩から肘に、

肘から手首に、手首から拳に、

そして拳からその先に・・・・・・・

 

力の流れと呼吸を合わせて・・・・・・

 

 

 

 

 

 こうっっっっっ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・あ"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まったく、いけませんよ?

私が女としての魅力に溢れているのが

悪かったのかも知れませんが。

大人の魅力の秘密を知りたいからと言って、

淑女の寝室を覗くなどしてはいけません。

 

 人や場合によっては、

男女の営みをしてる時だってあるのですから。

 

まぁ、私が温厚な性格で良かったですね。

 

 あのアナタが壊した?

あの村の防壁についても?

まぁ何とかしてあげましょう。

 

 これでも都から派遣された官軍の中では、

それなりの立場を頂戴してるんですよ?

 

・・・疑わしそうな目をしてますね?

 

ふぅ

 

いえ、アナタの歳を考えればかなりのモノですよ?

 

その歳でここまでヤれると言うことは、

産まれか育ちか・・・まぁ苦労したのでしょうね。

ただし、あくまでもアナタの歳ならば、です。

 

確かに世の中にはアナタ以上の年齢でも、

今のアナタにすら劣る連中が溢れています。

 

ですが、アナタが今より高みを目指すならば、

その目を向けるべきは下ではありません。

 

 アナタ以上に素質があって。

 アナタ以上に年を重ね。

 アナタ以上に地獄を見て。

 アナタ以上に先を観ている。

 

少なくとも目の前に居る私は、そんな存在ですよ?

 

例えば、アナタがこのままココで成長したとして。

 

そうですね10年、10年で今の私に届くと思いますか?

 

ちなみに私は今年で13歳ですよ?

 

アナタは・・・7才ですか。

 

 

 

17なら・・・いや、あの外道の修行は

1年で凡百の5年を凌駕するから

・・・うん、大丈夫ですね。

 

 あぁ、気になさらず。

 

 少し人生について考えてたモノですから。

 

 

 何が言いたいかと言うと、

アナタはこんなところで埋もれて

生きていくつもりですか?

と言いたかったのです。

 

 何故って?

アナタは私と師の会話を聞いて、

理解していたでしょう?

 

 あの方はね、目付きは悪いし、

性格は腹黒だし、性根は卑劣で、

卑怯が誉め言葉だと本気で考えている、

鬼畜外道の人格破綻者ですが、

教えは何よりも正しいのです。

 

 無駄に儒に染まってないから、

先人の教えでも間違っているものは

間違っていると、主張します。

 

 ですが凡庸で低俗で愚劣な識者を

名乗る連中は、師の言葉が理解できません。

 

 あぁ、本物の識者・賢者は自分を

識者・賢者等と名乗らないのですよ。

 

 師曰く、足りないを知る

 

 と言いましたか。

 

 謙虚とかではなく、実際に世の中には

わからないことだらけです。

 

 少なくとも私は師に教えられるまで、

この地の理を知りませんでした。

 

 アナタもそうだったのでしょう?

 

 あの話の内容を理解したからこそ、

私の傍に立って話を聞こうとしたのでしょう?

 

 

 

・・・・・・良く考えたらそのせいで

師に不名誉な扱いを受けたんですよね・・・

 

 ミネ・ウチでしたか。

後遺症が残らなければナニをしても

良い訳じゃないでしょうに。

 

 ねぇアナタもそう思いませんか?

思いますよね。

 

 思え。

 

つーかお前も体験してみろ。

 

断固拒否?

乙女としてアレは受け入れられない?

 

 あぁん?ならその受け入れられないのを、

私が受けたのはダレのせい何ですかネェ~?

 

 温いことを言ってるんじゃねーですよ!

虎穴に入らねーと虎児は得られねーんです!

 

 

 

いっぺん死んでみろ。

 

 

 

 いや、冗談抜きで。

 

 真面目にお話しますが、

中途半端な温い考えを持ってたら

師の教えは理解できません。

 

 儒の教えなんて、理を知るためには

毒にしかなりません。

 

 先入観とか、事前の知識とかは

ひとまず放置して。

 

 頭を空っぽにして

無理矢理詰め込んで

色々な経験を積んで

心で理解するのです。

 

そうなって、初めて師の言葉の本当の意味を

知ることが出来るのです。

 

師の言葉をもっと詳しく聞きたかった

からこそ、アナタはあの場で全てを

打ち明けたのでしょう?

 

 ん、あぁ私がアナタを諭す理由ですか?

 

 まぁ現地の協力者を取り込むと言う打算は

確かにありますよ?

 

 ですが、根っこのところは

私も師と同じでしてね。

これでも学問所を出て、

博士の号を持つ教育者の端くれでしてね。

 アナタのような才を持つ子が、

中途半端に育つのが我慢出来ないのですよ。

 

 ・・・私が師に師事したのは9歳の時でした。

 

 つまり、アナタは当時の私よりも若い。

そんなアナタが私達と共に高みを

目指したなら、どこまで行けるか

見たくなるじゃないですか?

 

 あぁ、まぁ?

これからアナタが師の教えを受けたとしても?

私に一日の長があるのは変わりませんから?

素質だって私、師以外には負けませんし?

追い付かれることは絶っ対にありませんけど?

 

 将来的には、競争相手くらいには

なってくれたら嬉しいと思わない

こともないんですよ?

 

 師曰く、教えて学ぶ

 

 こんな言葉もあるみたいですし?

私の成長の為にもなるでしょうから?

 

 アナタが望むなら、

私から口添えしてあげないことありませんよ?

 

 

 アナタとお母様が望むなら、

司隷にある師の実家の荘園で、

家族共々暮らして行けるよう手配もできますよ?

 

 少なくとも彼処は生まれで差別するような、

つまらない人はいませんし。

 

 

 

 あぁ、焦って決めなくても大丈夫ですよ。

きちんとお母様に相談してきなさい。

 

 どんな結果になっても

アナタ達を虐げたりはしない。

私の名にかけて約束しましょう。

 

 あぁ自己紹介がまだでしたね?

 

 え、知っている?

ふむ、恐らくは師のついででしょうが、

私も涼州に名が届くようになってしまいましたか。

 

 名声に興味はありませんが、

今は不思議と悪い気はしませんね。

 

 

 

 では、姜伯約殿。

 

 

 

 

コンゴトモヨロシク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・五体投地って誰だ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




師が白いのに興味を抱いているのを
きちんと見ていた弟子。

村の壁を壊したことを 
白いのの勧誘で相殺させようと
必死な弟子。

弟子は生き延びることができるか?



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そして時は動き出すっ!

前半李儒くん視点で

途中から原作キャラ視点

とうとう原作キャラと絡みそう

安定のオリ設定!


よくよく考えたら軍議って本来こんなモンだよな~

 

 

コ↑コ↓に来てから何度か言っているが、

私こと李儒くんが率いているのは、洛陽から来た

官軍である。

 

わざわざ洛陽から、とつけるからには当然

他の場所からも来ている連中が居るわけで、

まぁ各地方の豪族によって纏められた軍なんだが。

 

自分も含め、皆初対面。

あぁ董卓一味と馬一味は違うな。

 

確か史実だと、徐州牧陶謙と幽州北平の公孫賛、

長沙の孫堅が有名どころだったはず。

 

そのウチ軍議に参加してるのは、孫堅だけ、か。

まぁ恋姫時空だと公孫賛は俺より年下だもんな。

 

董卓や、馬超とも初対面っぽい扱いだったし。

それに呉の孫堅は原作に居なかったけど、さすがにまだ生きてたか。

 

うん、後ろの黄蓋と孫策はわかる。

しかし、この場に周瑜が居ないってのがな。

陣営の幹部は黄蓋と、何故かいる張昭か?

 

軽く調べさせたが、張鉱は居ないのに張昭はいるんだよな。

で、陸遜が居るのに魯粛が居ない、と。

 

 

・・・ん、紀霊のハーレム物・・・・・・うっ頭が?!

 

 

今の電波は一体・・・ま、まぁシナリオライターも、

こんなに売れるとは思ってなかったんだろーな。

 

絵師に配慮して一年とか訳のわからない

短時間で戦乱終わらせてるし。

 

所詮恋姫時空だと言って、原作を気にし過ぎて

それに引き摺られるゴメンだ。

 

 へぅへぅ言ってる小娘と、メガネは無視。

 

恋姫に引き摺られる気は無いが、下手に接点をもったら

知らないオッサンと俺が、小娘とメガネの身代わりで

殺されそうな気がする。

 

つーか董卓の顔知らないから、身代わり用意して死んだ

ことにするって、あり得んだろう。

 

相国だぞ?ヴァルヴァロなんかより有名だろうが!

種馬に都合良すぎるだろ。

 

濡れ衣だから助けます?寝惚けるな。

上に立つ者の無能は立派な罪だろうよ!

 

 あぁ~メタいメタい。

 

 まだ興っても居ない反董卓連合はさておき、

話をもとに戻すとして、だ。 

 

周瑜も張昭もこの場に居ないってことは、

恐らくコイツらは今回の乱の本質を理解出来てない。

故に現状を普通の羌族討伐としか見ていない。

 

それならコイツらにしてみたら、俺たちは

実戦もほとんど経験していない洛陽の弱兵。

 

連携訓練だとか出来る時間も無いので、

軍隊としての実力もわからない。

 

その上で相手は、漢と戦い続けてきた精鋭ときた。

 

こんな状況で格式だとか官位を楯にとるような

ヤツに指揮を執られたら、確実に負ける。

 

万が一勝てたとしても、一体どれだけの

部下が無駄死にしてしまうことか、想像も出来ない。

 

どんな時代のどんな軍でも、指揮官の

能力ってのが重要なのは事実。

獅子に率いられた羊の話じゃないが、

率いられる将兵にとってはリアルに死活問題。

 

だからこそ、軍議で主導権を・・・最悪でも自分の部隊の指揮権だけは維持したい。

 

要するに、そーゆーことなんだろうなぁ。

ってのはわかった。

 

つまりは・・・まともに相手をする必要なし。

てきとーに流して馬謄と会談が正解だな。

 

「聞いてるのかい?!」

 

あぁ、終わりました?

 

「アンタはっ!」

 

いやいや、孫堅殿。落ち着きましょう?

そんなに怒ってたら皺が増えますよ?

娘さんだって見てますし。

良い歳なんですから、勢いで押しきるのは

戦場だけにしてくださいな。

 

ココは軍議の場。

求められているのは勢いではなく、意見ですよ?

 

「「「・・・・・・・・・・・・・」」」

 

お、静かになった。

 

あぁ白っ子君、お茶のおかわり頼むよ。

 

うん、私と弟子の分。

茶葉は、場所わかるよね。

 

そう、ユックリで良いから。よろしく。

 

「「「・・・・・・・・」」」

(オイオイ)

(アイツ、死んだわ)

 

ん、何か炭酸抜きコーラが飲みたくなってきたな。

 

おや、どうした弟子よ、いつも以上に表情が

死んでるぞ。破顔するか?

 

はははは、冗談だ冗談。

九卿冗談。

 

笑えよ?

余裕がなくては勝てる戦も勝てんぞ?

 

「・・・このアタシを前にして、だ」

 

ん?

 

「ここまで舐めた真似出来る胆力は認めよう!」

(うわぁ)

(ここまで怒り狂った堅殿は初めて見るな)

 

・・・人の話聞いてます?

 

「ア"ァ"?」

 

皺が増えるから落ち着け、と言ったぞ。

 

「「「・・・・・・っ!」」」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

あぁ、さっきは

「何で冥琳居ないのよーっ!」

って本気で思ったわ。

 

最初から不機嫌だったけど、

あそこまで母様を

 

怒らせて五体満足で生きてるのは、

後にも先にも李儒だけね。

 

まぁ軍議の主導権を握る為に、威を撒き散らしてたのもあるんだろうけどさ。

 

空気が死ぬってあーゆー事を言うんだって、いや、ホント。もうね、撒き散らしてた威圧もろとも、綺麗サッパリ無くなってね。

 

全員無言よ。

 

李儒が内心何を考えてたかはわからないけど、部屋の中、彼が西涼側から渡された資料を読む音だけがしてね?

 

私と祭は付き添いだったから、母様の後ろで立ってる

じゃない?いやぁ、辛かったわよ。

 

こっちに向けてる訳でも無いのに、確かな殺意を感じたわ。気を抜いたら、今にも南海覇王が飛んできそうな感じがして一瞬も気を抜けなかったもの。

 

えぇ、今思えばアレは私もヤバかったわね。

 

冗談でも「アナタ面白いわ♪」なんて言ってたら、間違いなく母様に頭を割られてたわね。

 

冥琳も不思議に思う?

そうよね。普通ならさ、あそこまで怒らせたら官軍の将だろうがなんだろうが、斬りつける・・・まではしなくても、殴るなり蹴るなり、机に叩きつけるなり、まぁ少なくとも何もしないなんて事は無いじゃない?

 

感情だけじゃなく、対外的なメンツってのもあるし。

 

特に相手は洛陽の官軍よ。

舐められたら捨て駒にされて

手柄だけ奪われる。

 

だからこそ母様も威圧したはずなのに・・・

 

えぇ、何も無かったわ。

 

 母様に聞いても、お前の勘でも分からなかったか?

って言われて、何かを考え込む始末。

祭?祭も私と同じで良く分かってなかったわね。

 

 まぁそんな訳で、李儒の従者?なのかしら。

シロッコとか呼ばれた女の子が、そう女の子。

私達より歳下の。多分10歳にもなってなかったわね。

 

まぁその女の子が二人分のお茶を持ってきた

ときに、ようやく空気が動いたって思ったわ。

 

 二人分?あぁ、自分と弟子の分よ。

母様はもとより、天水の太守様にも州牧様

にも用意しないで、自分達の分だけ持ってこさせたのよ!

 

 まぁ洛陽の九卿様からすれば間違った行動じゃないかもしれないけど、アレどうかと思ったわ。

 

え、そうなの?礼法的には間違って無いの?アレで?。

いや、けど、ねぇ。

流石の私でも、あの空気でアレは無いと思うわよ?

 

えぇ、弟子って言ってたわね。

 

あぁ、あのコが司馬仲達ね・・・確かに司馬家の

娘で博士号持ってて、従軍校尉忠郎なら州牧様より上だものね。

 

どんなコだったかって?まぁ私達より歳は下ね。

で、シロッコより上。

 身長は私達より少し下くらいかしら?

体の線が見えづらい、少し余裕のある服を

着てたから体格まではわからなかったわ。

顔付き?どんなだったかしら?

 

正直母様の怒気に耐えるのに気を使ってたから、そんなに観察出来てないのよ。

 

使えないって・・・あのねぇ!

アナタもあそこにいたら分かるわよ!

州牧様はともかく、太守様とその付き添いなんて

涙目でガタガタ震えて抱き合ってたくらいなんだからねっ!

 

州牧様の付き添いも・・・あれは娘さんかしら?とにかく、二人で腰抜かしてアワアワ言ってたんだからっ!!

 

本当に酷かったのよ!

 

え?そこまで観れたのに、弟子は見れなかったのか?

 

・・・あぁ、そーゆーことね。

そっか、そーゆーことか・・・

 

 ん、あぁゴメンゴメン。

 

母様に言われたことがようやく、少しだけわかったわ。

 

あぁゴメンってば、ちゃんと説明するわよ。

 

なんて言うのかしらね。あの二人。

動きが無かったのよ。

 

李儒は資料を読んでたからかもしれないけど、

司馬懿は何もしてなかった。

少なくとも、目に見えた行動は取ってなかったわ。

 

だぁかぁらぁ、本来ならあの圧力に対して何かしらの行動を取らないとおかしいのよ。

 

なんて言えば良いのか。

そうね、目の前に怒り狂った虎がいたらって考えたらわかるわよね?

 

後ろに居たアタシ達でさえ、思わず死を意識して

身構えるほどの圧力よ。

 

それを正面から向けられていた李儒と司馬懿が、何の行動も起こさなかったってことは、注意しなきゃいけないほどの異常だった。

 

まさか気付かない程無能なんてあり得ないしね。

にもかかわらず、私は何も感じることができなかった。

 

きっとココに母様が行動を起こさなかった事情がある。

 

そう考えればあの軍議は・・・彼が言ったように、会議よりも顔合わせが目的だったのでしょうね。

 

えぇ、届いたお茶を一口飲んだあと、彼が言った一言で軍議は終わったわ。

 

曰く「情報が足りませんね。各陣営で再度情報を集め、纏めてからでないと。己も敵も知らなければ勝てる戦も勝てません。今回は顔見せですね」

 

って、無駄に良い声で締めたわよ。

 

私たちも涼州に来たばかりだし、言ってる事は何も間違って無かったから、反対意見も無かったし。

 

まぁ・・・あの空気で意見言えるヤツがいたら、ホント尊敬するわ。

 

今回の軍議はこんな感じだったわね。

次は冥琳が出たら?

 

いや、私も出るけど、多分李儒とか司馬懿を量るなら私の勘より、冥琳の知を基にした分析が必要だと思うのよね。

 

そう、私の勘。母様にも言って置くから。

だから、次回はお願いね♪

 

 

 

えぇ?李儒の顔?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・目が腐ってたわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           

 

本気の溜め息は止めてっ!

 

 

                    

 

 

 

 

 

 

 

 




ホラ絡んだ(震え声)

李儒くんの恋姫知識は、真と魏の革新だけです。
 
相変わらず勘違いはされてません。

そして姜維はある意味ニュータイプ。


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アナタは今、ドコで、ナニしてますか?

電波を受信し始めた師弟

またまた原作キャラ登場だっ!

絡むかな?絡まれるかな?

そんな弟子視点

オリ設定だってばよ




・・・妙なのを捕まえた・・

 

そう、何と言うか。

妙なの。

 

 不審者と言い換えても良い。

うむ、まさしく不審者。

 

 まず、捕まえた場所が不審。

師と私に用意された宿舎の天井の梁の上に居た。

いや、密偵なのだから場所はおかしくないのか?

 

 次いで、見た目が不審。 

黒の上着はともかく、下は布一枚。

おいィ?何だ、この、密偵?

どこぞの狐を思い出しますが、

アレは一応襲われたと言う非常事態でしたし・・・

いや、師を女として狙ったなら、コレもあり得るのか?

 

 そして、今とってる態度が不審。

まぁコレは分からないでもない。

洛陽から来た高官の宿舎に忍び込んだのだ、

見つかった今、背後関係を吐かせる為の拷問が待っている。

 

 師は拷問なんて生易しい事はしないだろうが・・・

 

 最後に、何でこんなヤツ送り込んできたのかが不審。

いや、情報収集だろ?じゃなく。

ホラ、見てくださいよ。

拷問する前から「孫堅様は無関係ですっ!」って言ってますよ。

何かの策で、孫堅の名を出してるんじゃなく。

アレ、覚悟を決めた忠義の顔ですよ。

 

 密偵とは・・・

 

 あまりの不審さに半周回って、隠れて付けられた護衛

なんじゃないかって思いましたよ。

 

 師よ、このような策もあるのですね。

 

 え?あぁ、よくやりましたね、伯師妹。お手柄です。

成果を挙げたら褒める。これも師の教え。

 

 師曰く、殺ってみせ。言って聞かせて。させてみて。誉めてやらねば、人は動かじ。

 

 うむ、至言。

実際口先だけの者に人は導けないですからね。

信賞必罰、有言実行。

 

当たり前のことが難しい。

 

 なんと言ってもこの、そうですね不審者を最初に見つけたのは

新たに弟子となった姜伯約。

 

 建物に入ったと同時に

「・・・師姉様?何か違和感が無いですか?」

 

 と、私に声をかけてきたのです。ちゃんと小声で。

 

 そのへんの凡夫なら部屋をざっと見て、子供の戯言と

流すのでしょうが、鬼畜人外に鍛えられた優秀な私は

子供の勘と馬鹿にすることはありません。

 

 何せ師と私がその才を見出した子です。

師姉様とか、何か、こう、イイですね!

 

 んんっ!

 

 とりあえず違和感を感じたら、何かあることを前提に調べる。

そして調べた結果、何も無かったら、

無かったという情報を得ることが出来る。

 

 今回の場合、我々の命狙う刺客や、

情報を奪おうとする密偵がいる可能性はあったのです。

ならば調べて、結果を出さなくてはなりません。

 

 まぁ、何かあるのは確信してましたとも。

なんたって師妹の言葉を聞いた後、チラっと師を見たら

何だ?気付かなかったのか?

って感じの顔してましたからねっ!!

 

 言われてすぐに気付いたじゃないですか!

私だってもう少し部屋に近付いたらわかりましたよ!!

 

 コレを見つけることは一歩遅れを取りましたが

流石にまだ師妹にコレを捕らえることは、

させられません。

 

 

 

とりあえず

 

 

 

 

 

 こうっっっ!!

 

 

 

 

 

 

 よしっ!

 

 

 

 

 

 ふふふ、どうですか師よ

建物を傷付けず、狙った相手だけを貫く気の絶技。

まるで龍が飛んで行くようではありませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうですね、この絶技、名付けるなら 

 

 

 

 廬 山 龍 飛 ショーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 テンバッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウッ、なんですかね?頭が痛い?

 

 まるで高いところまで打ち上げられてから、

受け身も取れずに頭から落ちたみたいな・・・

 

 

 え?どうしたんです?

技の名前はダメ?

名前を言う暇があれば打てと。

まぁその通りでしょうが、

 

 けど、師も北●有情破顔拳とか言ってませんでした?

 

 え?あぁ、一人前になってからと。

確かに、隙を余裕と言えるくらいの

実力差がないと、ただの的ですからね。

 

 それくらいになれば名前を言うだけで脅し(抑止力)になる?

 

・・・えぇそうですね。 

現に伯師妹も名前だけで怯えてますもんね。

 

 と言うか、怯えすぎじゃないですかね?

 

 どうしました?流石の師でも何もしてないのに

奥義で尊厳死させたりはしませんよ?

 

 違う?人って空を飛ぶんだ??

いや、本当にどうしたんですか?

 

 

 

 

 飛ぶでしょう?普通に。

 

 

熊だって、イノシシだって、虎だって

飛ばせば飛ぶモノですよ?

 

 かく言う私も何度師に飛ばされたことか・・・

あぁ意識だけじゃなく、意識と体の両方ね。

 

 空の青さに近づくたびに成長を感じるようになったら

第一段階は突破ですかね。

えぇ、高く飛ばされても死なないと言う事実が

成長を実感させてくれるのですよ。

 

 ははは、急に走ってどうしたんです?鬼ごっこですか?

今はダメですよ。不審者だっているんですから。

 

 それに鬼なら・・・貴方の後ろにいますしね。

もう捕まってるじゃないですかw

 

 

 

 で、話を戻しますか。

この不審者はどうします?

別に孫堅陣営の情報とかは、いりませんよね?

 

 むしろ引き渡してなんらかの譲歩を迫りますか?

このくらいの腕の密偵なら使い捨てと言うことは

無いですし。

 

 え?経絡の練習?

あぁ!良いですね!

経絡ってアレでしょう?

 

 師が良く殺るアレ。そう、確か 

気で経絡を刺激することで

動きを封じたり、

激痛を感じさせたり

顔の筋肉を破壊させたり

急な便意に襲われたり、

五つ数えたら全身の血が顔に集まって

頭が爆散したりするヤツ!

 

 いやぁ。やっと教えて貰えるんですね。

 

 使用場所を選ぶ鬼畜外道な奥義ではありますが、

やっぱり、使えないのと使わないのだと違いますからね。

 

 思えば、今までは賊も民として扱ってましたから、

医療用の技しか見せてもらってませんでした。

 

 考えてみたらそうですよね。

他所から送られてきた密偵なら

イロイロ間違えても大丈夫だし。

 まさか孫堅から

「密偵が帰ってこない」

なんて言うはずありませんものね。

 

 しかも誰も見ていないから悪評も立たない。

 

 完璧じゃないですか。

 

 よくやりました!伯師妹。

 

 どうしました?

そんな泣きそうな顔して。

 

 

え、ゴメンナサイ?

 

 あぁアナタはまだ気の習熟ができてませんからね。

けど、未熟なのは当たり前です。

 何しろまだ7歳。

それも、あの鬼畜外道にして残虐非道な賊すら

赤子扱いする腐れ目の

人外とは出会ったばかりなのですから。

 

 むしろ未熟であることを知っているのは成長の

兆しなんですよ?

 

 

 だから、そんな屠殺場に連れて行かれる

豚さんを見るような眼で、あの不審者に

謝らなくてもいいんですよ?

 

 優しさは大切ですけどね?

その相手は選ばないといけません。

 

 アナタだって、お母上の身の安全と

その辺の賊の命なら

お母上を選ぶでしょう?

それが当たり前です。

 

 豚さんの気持ちになっては

豚さんを食べられません。

 でもお肉は食べるでしょう?

 

中途半端な優しさはただの偽善。

 何を言っても豚さんを殺すことは変わらないのです。

だからせめて、豚さんに感謝して、豚さんの分も逝きますと、

一滴の血も無駄にしないようにするのが食べるモノの務めなのです。

 

 

 それに、さっきも言いましたがアナタはまだ未熟ですから、

今回の実っけ・・・施術には

参加できませんよ?

 

 ですので失敗するのも

痛い思いをさせるのも

未熟な私なんです。

 

 

 

 だから、この不審者に謝るとしたら。

 

 ワ タ シ。

 

 フフフ

 

 先に謝っておきます。

 

 私は未熟ですから、いろいろと粗相すると思いますが

 

 ゴ メ ン ナ サ イ

 

 あぁ、足、動かないでしょう?

 逃げれると思わないで下さいね?

 

 屋敷に忍び込んだのが悪かったんじゃない。

 

 見つけた師妹が悪かったんじゃない。

 

 

 

 ・・・ただただ、アナタが未熟なのが悪かった・・・のですよー?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 にぱぁーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヒグラシっっっ!

 

 

 




ホラ、原作キャラ。
人気キャラだぜ!

絡ん・・・・・・だ?

姜維、神速のフラグ回収。

ちなみに弟子はずっと無表情です。


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二度とここには戻って来れないよ?

オリキャラがオリキャラを呼び

原作キャラが助けを呼ぶ オリ展開

ネームド・オリキャラ視点




  会談の要請、か。

 

 まぁ普通に考えれば、

要請の使者を出してくるあたり。

常識はわきまえている。

 無駄に威張り腐って高圧的に振る舞い、

地元の勢力を敵に回しても、

何一つ良いことなど無いと

知っているのだろう。

 

 軍の規律は、驚くほど良い。

民からも苦情の一つも上がらない。

むしろ寒村の壊れていた

壁を修繕してくれたとか。

 

 賄賂を要求してこない。

これも異常だ。

いや、いちいち賄賂が無ければ言葉も、

交わさない連中がそもそも異常なのだが・・・

むしろ寒村に施しをしていたと言うではないか。

 

 そして洛陽の連中は我々を見るとき、必ず

「田舎者風情が」と言った感情を向けてくる。

そう、必ずだ。

当然、人によって多かれ少なかれはあるけどね。

 

 そんな感情を見切れないやつに

辺境の州牧なんて出来やしない。

 

 ソレによって人を量る

目安の一つとしていたのだが・・・

 

 わからん。

 

 ヤツは私にどんな感情を向けていた?

 

 ・・・わからん。

 

 洛陽にいる義姉妹の関係を結んでる

 何進からも情報を

 得ようとしたのだが、

 わからんと言うことしかわからなかった。

 

 ならば実際に見て判断するしかないと思い

 翠と蒲公英を同席させてみたが・・・

 

 やっぱりわからん。

 

 いや、自分に向けられたわけでも無いのに、

思わず身構えそうになった孫文台の威圧を

顔色1つ変えず受け止め。

 

 ・・・アレ、受け止めたんだよな?

 

 あまつさえ挑発めいた態度を取れる

あの胆力は、素直に称賛できる。

  

 さらに言えば、

あの軍議でヤツが言ったのは情報の不足。

つまりヤツは都の阿呆のように

「洛陽の威があれば賊など敵ではない!!」

と無策で囀る連中とは明らかに違う。

 

 不自然なくらいに規律のある軍。

 それを率いる胆力のある将。

 さらに情報を重視する姿勢。

 

 普通なら、今回は当たりだ!と言って

喜んで酒でも飲んでいるんだろうが・・・

 

 なんだ。当たり過ぎて怖い。

 

 まさかこの私が、あの孫堅ならまだしも、

洛陽から来た若造に、不満ではなく

恐怖を感じることになるとは思わなかった。

 

 翠、お前はアレをどう見た?

 

 んん?孫堅が怖かった?

・・・まぁ皺がどうとか言われた時のヤツは

確かに怖かったな。

あの状況ならアタシでも謝るか逃げるね。

 

 蒲公英は?

 

 目が怖かった?

確かに目付きの悪さは有名だからね。

ヤツは視線で人を殺せるって話もあったな。

作り話かと思ったが、ありゃ本当だね。

 

 あぁ、違う違う。蒲公英や軍師のように、

相手を量るときに目を重視する奴らはね。

ある意味、その持ち味を殺されてるってことさね。

 

 ・・・本当に殺せそうな気もするけどね。

  

 はぁ。

 

 つまりは三人揃って何もわからなかった

 わけかい。

 

 ならこの件は、いくら考えても無駄だね。

 

 警戒はするさ。けどね、考えてごらん?

 別に民が何かされたわけでも無い。

 賄賂を要求されたわけでも無い。

 

 そんな相手に何ができる?

 

 なんで部隊の規律が整ってるんですか?

 って聞くのかい?

 なんで賄賂要求しないんですか?

 って聞くのかい?

 

 どうしようも無いんだよ。

 

 だから今考えるべきことはね

先の軍議では情報不足を指摘して

置きながら、あたしたちに会談を申し込んで

きた理由は何か?さ。

 

 孫堅や董卓に聞かれたくないことがある?

 そうだね、蒲公英の言う通りだ。

 

 じゃあ聞かれたくないことって何さ?

今度こそ賄賂?それとも年頃の娘でも

寄越せって?あの弟子やシロッコとか呼ばれた

従者を見たら年少趣味かもしれない?

 あぁ、そうなら蒲公英はまずいかもねぇ。

翠は・・・ヤツの趣味次第かね?

 

 いや。まぁ?

むしろオンナとして見てもらえるなら、こっち

から翠を押したいくらいなんだけどねぇ・・・

 

 ははっ、冗談冗談、怒るな怒るな。

 

 ただ、アンタの婿がどうなるか、

それだけは不安でねぇ?

 

 いや、コレは冗談じゃないけど。

 

 急に真顔になるなって?

それだけ真剣なんだよっ!

こんな女っ気の無い娘っ子を持ってしまった

親の気持ちを少しは考えなっ!

 あのお茶を持ってきたシロッコの方が

よっぽど女らしいじゃないか!!

 

 む?あぁすまないね蒲公英。

 話が脱線しちまった。

 

 ほら、翠。両手両膝着いて頭を下げてないで

話に参加しな。何も考えてない、空っぽの頭

から出る意見の方が物事の真実をついてる

時は多々あるんだからね。

 

 よし、話を戻すよ?

 

 あたしが見たところ、賄賂もオンナも

無いだろうねぇ。

洛陽からの情報だと、金は実家の荘園から

持ってくるから求めてない

 

 ん、あぁ。違う違う

親のすねかじりじゃない。

 

 ヤツが荘園に手を入れて発展させたのさ。

当主は親だから、そのまま運営しているらしいが

実質ヤツの荘園さね。

 そしてオンナだけど・・・

ヤツはオンナから距離を置いているそうだ。

 

 

 

 ウホッ?薔薇?なんだいそれ?

 お前は蒲公英だろう?

 

 あぁ男色ね。違う違う。

 

 なんでも都の年頃の娘を持つ親からすれば

ヤツは相当な優良物件らしくてね。

 

 政をすれば、荘園の人口と石高を10倍

 近くに引き上げ

 兵を率いれば、白地に黒の李が書かれた

 旗を見ただけで賊は抵抗をあきらめ、

 せめて一思いにと涙を流して首を差し出す。

 個人の武としては、賊が籠城した砦に

 1人で乗り込み砦ごと賊を爆散させたとか。

 ヤツが育てた弟子は、表情を変えずに

 1人で500人の賊を殴り殺すほどの武人だとか。

 

 ウソ臭いだろ?けど確かな情報さ。

 

 荘園の規模なんて調べればすぐわかる。

 賊の討伐は目撃者が多数。

 砦云々はさすがにウソだと思いたいが

 ・・・あの孫堅の威圧を受け止めるくらいだ

 弱いはずが無い。

 弟子もね。正直さっきまで疑ってたんだけど、

 アレだろう?軍議の場にいた、

 蒲公英と同じくらいの小娘。

 司馬家の鬼才、司馬仲達。

 

 もともと文官としての評価だった

 ハズなんだけどあの孫堅の威圧に耐え

 ・・・耐えてたか?

 同じように受け止めてた気もするけど、

 まぁそれはそれさね。

 

 少なくともあたし等は、

自分に向けられていない威圧でさえ

身構えたってのに、

自分ではないにしても、自分のいる方向に

向けられた威圧に対して身構えもしなかった。

 

 威圧を感じないくらい鈍い?

 ありえないだろう?

人食い虎が目の前に居て、何も感じないのは

虎を知らないか、虎より強い奴だけさ。

 

 さすがにね、本気の本気。

命がけの孫堅より強いとは思わないけどさ、

少なくとも、手を抜いて勝てるような

相手じゃないんだろうね。

 

 つまり、ヤツは政の才、

将としての才、

個人の武、

弟子の育成と

なんでもできる化け物ってわけさ。

 

 ほら、こうなれば敵にするより、

家に取り込みたいだろう?

 

 で、下手な女に手を出せば

そのまま囲い込まれるってんで

ヤツはその辺のオンナに手を出さないのさ。

 

 だから、賄賂やオンナの線は無い。

 

 

 だよねぇ。蒲公英の言う通りさ

 

 

 もう分かんないんだよねぇ。

 

 ついつい考えるのを辞めて

 さっさと会談してしまった方が早いって

 思っちまう。

 

 あぁん?あのねぇ翠。

州牧は州の民を背負ってるんだよ?

会談で下手なことして彼らが

苦しむことになったらどうするんだい?

 

 ヤツは若造だけど、その官位と権限は 

あたし等をはるかに上回る。

そんな相手に油断していいことなんてないんだよ。

 

 まぁ今回は警戒して、下手なことは

 言わないこと。

 あんたらも参加して良いかどうかは

 聞いてないけどもし参加しても言質を

 取られるようなマネは晒すんじゃないよ!

 

 

 

 

 

 ただね、万が一、億が一だけど

翠みたいなのが好みだって言われたら・・・

言質取ったれ!!

 

 嫌?何言ってるんだい!

アンタ選べる立場じゃないんだよ!

 

 あぁ?州牧の娘なのにおかしい?州牧の娘

だからその辺の種馬にやれないんだろうが!!

絶対に逃がすんじゃないよ!!!!

捕まえるまで家に帰ってこれると思わない

ことだねっ!!

 

 

 

 さぁ覚悟を決めようか。

 

 

 40秒で支度しな!!




師、砦に爆●点穴
動かない建物なんざ棺桶でしかないっていう次元。

いや、楽進って気を飛ばせるやん?
建物壊してたやん?
なら出来る(断言)


噂 弟子 new!

虎ではなぁ って感じです。


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水の星に愛を込めて

師弟に関わっておきながら
狐っ子と違ってオリ視点が無い
白っ子ですが

拙作では一応重要人物の予定です

オリ設定説明回

話は前に進・・・・まないっ!!


 会談を受け入れたか

 

 まぁ断るって選択肢はなかったんだろうが

40秒待ってくれってなんだ?

 

 もしかしてちょうど

40秒後に来いって州牧からの挑戦状?

 

いや、使者が戻ってくるまでに

40秒かかってるよな?

 

このまま行ったら「遅い。待たせるのは無礼っ」

て言って強制的にマウント取る気か?

 

・・・やるな馬騰。

 

 まぁ良い。その程度譲ってやろうではないか。

 

 あぁ弟子よ、その醜態を起こせ。

まったく、足のマヒを治す経絡を

突いただけで気を失いよって。

 

 未熟よな。

 

 まぁ壮絶な足の痺れと戦わせるために

あえて正座させて、太ももの上に白っ子入りの

行李乗っけてやったのは確かだが、高々痺れ。

 

 何故か足に痛みを感じたくらいで絶望した

顔をしていたな?

もしかして何かトラウマでもあったのか??

 

 いや、何にせよ擬態ならともかく、

敵の前で本気で密偵が気を失っちゃだめだろ。

 

 まったく・・・未熟よな。

 

 ん?あぁ、そいつは孫堅配下の密偵でな

姓は周 字は泰 名は幼平だ。

 

いや、周泰はまだしも、弟子まで何で驚いている?

調べさせた情報見せただろうが。

 

 密偵の名までは分からなかった?

 

 あのなぁ。この格好を見ろ

 

 思い出したか?

そうだ、ウチらの資料だと、醜態(元祖)

で登録してあるヤツ。

フンドシの目つきの悪くない方だ。

 

 そう、猫に話しかけてる不審者。

 

 ははは、騒ぐなフンドシ。

 

 大体だなぁ潜入先で目立たなくても、

 普段目立ってたら意味ないだろうが。

 

 弟子よ、フンドシに猫の絵を書いてやれ。

 孫堅っぽくしてな。

 

 くくくくく

 

 良く見て置け白っ子

 コレが負け犬だ。

 コレが負けると言うことだ。

 弱さは罪、強くなければ守れない。

 

 底が知れた密偵なんざ、ただのカラスだ。

 

 戦いは始まる前に終わっている。

今回は情報を効率的に集めるだけで、

孫堅陣営からコイツが来るってのは

分かっていた。

 

 普通は捕らえる方法を考えるんだが、

弟子でも十分行けるってわかってたからな。

 

 ん?あぁ、当たり前だろう?

誰が鍛えたと思っている。

弟子なら確実に捕らえるとわかってたさ。

 

 まぁ、もし力を出し惜しみして

逃がしてたら・・・今頃黒棺の中だ。

 

 黒棺を知らない?

そうだなぁ。一言で言うなら・・・

オサレ技ではないな。恐怖公の方だ。

 

 

 

 恐怖公とは何かって? 

 

 知りたいか?

 

 本当に?

 

 

 

 

 チッ

 

 

 

・・・せっかく油分多めな餌とジメジメした

環境で、大きめに育てたのに・・・

 

 

 まぁ今はいいか。

 州牧も待たせてることだしな。

 さっさと会談に行くとしよう。

 

 二人ともついて来い。 

 情報の大切さのお勉強だ。

 

 あぁ弟子よ、先行してその猫フンドシを

 会談場の梁の上にでも縛ってこい。

 

 気付かれるなよ?周泰。孫堅が欲しがってる

情報をくれてやる。

 

 もし気付かれたら?そりゃぁ漢の高官と州牧の

密談を盗み聞きしたんだ孫堅の立場が悪くなるな。

 

 

 ついでに弟子が黒棺逝きだ。

 

 

 お?なに、うぇっ?って顔してるんだ。

だって弟子がバレない場所にしっかり縛り付けて

声とか出せないようにして、

身動き取れないけど声だけは聞こえる状態に

すれば良いだけの話だろう?

 

 まぁミネ・ウチして猿轡して縛って放置でも

良いのだがな。

 

 なんなら経絡ヤッてみるか?

 そうそう、前に教えた首の後ろのヤツ

 

 垂れ流しになるから梁の上では無理だから

置く場所を考える必要があるけど・・・

 

 どうする?猫フンドシ。

 

 大人しくしますからどうか天井で?

 

 「「チッ」」

 

 仕方ない、時間も無いことだしヤってくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 と言うわけで、姉弟子と猫フンドシが

 逝ったわけだが・・・

 

 ん?どうした白っ子、なんかビクっとして?

 別に何もせんぞ?

 

 ホントホント、キョウトウ、ウソツカナイ

 

 いや、あれだ。

 とりあえずは会談に対する基礎知識を教えて

 おこうと思ってな

 

 姉弟子は知ってるから、同じこと教えても

 しょうがないだろ?

 だから別の仕事を割り振ったわけだ。

 

 さて、会談だが、いくつかの種類がある。

 わかるか?

 

 ・・・うん、そうだな。

 

 上がるのが偉い人に会う時で、

 下がるのが悪い人に会う時だ。

 

 よく知ってたな。

 偉いぞ白っ子。

 

 そうだよな、もう7歳だもんな。

 

 ・・・さて、コレから州牧さんと話し合いに

 行くんだが、

 ん?州牧【様】じゃなくて良いのかって?

 

 うんうん、礼儀は重要だね。

 態度1つ、言葉1つで人が死ぬからね。

 普段からやっておかないと、肝心な時にボロが出る?

 

 いやぁ、君のお母さんは凄いね。

うん、ホントそう思うよ。

ウチの荘園で働く以上は無下にはしないけど

君もずっと大切にしなよ?

 

 よしよし、いい子だ。

 

 え、姉弟子かい?あの子はやっぱり

 名家の子だからね。

 母は母で大切なんだけど、やっぱり家の名を

 第一と考えて育てられたから、家名か

 親かって聞かれたら家名を選ぶだろうね。

 

うん、難しいかい?

 

 私も簡単には纏められないんだけどね

 

 普通の家だと、子供を育てるのはご両親、

 もしくはお祖父さん。お祖母さんだろう?

 

 けど歴史のある家の子は、親と言うよりも

 家に育ててもらったと考える。

 その家があるのは先祖代々受け継がれて

 きたからだ。

 だから自分の代で潰してしまうのは、

 今まで頑張ってきた先祖と、

 コレから生まれてくる子供たちに対する

 裏切りになる。

 

 まぁ間違いでは無いよね。

 

 少なくとも頭ごなしに否定はできない。

 

 で、そういう風に教えられてきた子は

最悪親が死んでも、自分が死んでも

家さえ残ってれば一族は何とかなる。

 

 死んだ後もご先祖様に胸を張ってお会いできる。

 

 そう考えるわけだ。

 

 姉弟子も子供のころ、まぁ今も子供だけどね。

少なくとも私に弟子入りするまでは

家に養ってもらっていた。

 

教育は親御さんよりも、家庭教師がやって

いたしご飯も使用人に作ってもらっていた。

 

 親御さんはその使用人たちに払う給金を

稼いでいた。

そう考えると親御さんより、家を優先するのも

分からなくはないだろう?

 

 だからあの子は白っ子みたいに純粋に

親御さんを誇りに思って

大事にしようって考えてれないんだよね。

 

あ、決して両親を軽んじてるわけじゃないんだ。

家を維持する大変さはちゃんと知ってるからね。

 

 何が言いたいのかって言えば

姉妹弟子である以上、白っ子はあの子と多く

接することになる。

その時、意見がぶつかるときもあるだろう。

それは良いんだ。

けど、理解できないままにぶつかれば。

喧嘩別れして、そのまま殺し合うようなことに

なるかも知れないだろ?

 

 あぁ、そうだね。

まぁいつかそうなるかもって話さ。

 

 その時に、少しでも歩み寄れるように

名家の考え方も知っておいて欲しいって話さ。

 

 ん?あぁ姉弟子は単家のことは分かってるよ。

 その程度の地獄は見てきたさ。

 

 うちの荘園の亀っ子もそうだしね。

亀っ子は、まぁいずれ紹介するよ。

あの子もお母さんを大事にしてるから

きっと仲良くなれる。

 

 

 

 あぁ、姉弟子、戻ったかい。

 早かったじゃないか。うん

 お帰り。

 

 で、どうして下向いてるんだい?

 何か顔赤いけど大丈夫?

 

 

 

 

 

 ははははははははは、

足の位置だけで相手を探すのは基本だが

狙いが粗い!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前蹴りっっっっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふ、とうとうこの私に足を使わせるように

なったか。成長したな、弟子よ。

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ、白っ子にはまだ見えなかったか?

今すぐは無理だけど、大丈夫。

君なら死なずにたどり着けるよ。

 

 

・・・あぁやっぱり姉弟子に比べたら感情が

表にでるよねぇ。生の感情が丸出しだ。

 

やっぱり普通の子供ってこうだよな。

流石は司馬家の鬼才。

 

 天井に刺さってるけど。

 

 

 弁償・・・かな。

 

 

 あ、それと元々の話の続きだけど

 

 ん?忘れた。

 

 まったく賢いのにドジだなぁ。

 

 州牧【様】の話さ。

そうそう、その呼び方。

 

 

 私も弟子も州牧【さん】より偉いから、

 何なら呼び捨てでも大丈夫なんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

おーーーーーい

 

 

魂がどこかに引かれてるぞーーー

 




綺麗な李儒くん

前世の影響から
子供に優しくするのは大人の義務と
考えてたり考えてなかったり。

姉弟子? もう元服してますよ?


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露骨なファイティングポーズなど取るまでもない!

基本2000-3000なのに今回は少し長い

話は進まず。

オリキャラの暴走回?

原作キャラに対してアンチ・ヘイトあります(今更)

オリ展開!


まったく師ときたら、もう!

・・・まったく、もうっ!

 

アレ絶対私が居るの分かってましたよね?

その上で本心だからタチが悪いっ!

 

 

んんっ! 切り替え切り替え

素数を数えるのよ。

 

 

2.3.5.7.11.13.17.23.29.31.37・・・ふぅ、19忘れてた。

 

 

よし、切り替え完了です。

 

 流石に最初からは聞いてませんでしたが、

なんでも州牧に対する呼び方?がきっかけだった

そうですね。

 

 まぁ確かに私たちは社会的に上ですね。

 

 伯師妹が意識を飛ばすのも当然でしょう。

普通の民にしてみれば、城の上の太守様。

雲の上の州牧様ですからね。

その上なんて、精々帝がいるかなぁくらいしか

知らないのでは?

 

 いくら賢くても、教わってないことは

分からないですし。親御さんだって、

まさか7歳の子供が州牧様より偉い相手に

取り立てられるなんて、想像もしてなかった

でしょうよ。

 

 まったく、名家の価値観がどうとか言って

おきながら、結局なんだかんだで師も名家

なんですからその辺の常識は持ってくださいよ。

 

 

 まぁそれは良いですね。

今更州牧の呼び方なんて気にしても

しょうがないですし。

 

 とはいえ伯師妹。一応言っておきますが、

無礼はいけませんよ?アナタの立場が上と

言うわけではないのですからね。

 

 愚物はよく勘違いするんですよ。

 自分は●●の知り合いだって。

 だから何だと言いたい。

 

 アナタはそんな愚物にならないでくださいね?

 まぁもしその兆しが見えたら、

 その傲慢が綻びを生む前に、青い空を飛ぶ

 ことになりますから。

 

 まぁ、人には自覚と自制が大切と言うことです。

 

 さて、師とのお話ですか?

 ほうほう・・・本当はもっと

この乱について突っ込んだ話をしたかったけど、

そこまで時間がなかったので

敢えて脱線したままにした。と

 

 まぁ時間以前に、まだ理解するのは難しいと

 思うんです。

 と言いますか・・・この乱の裏情報とか

 私、聞いてませんよ?

 

 いや、本気でえ?って顔されても。

 

 何ですか、そのえっ?て

言ってなかった?って意味ですか?

分かってなかったの?って意味ですか?

 

 少なくとも言われてはいませんね。

 

分かってなかったのか?と改めて言われると、

何かアレですが、まぁ、何も分かってませんね。

 

 

その顔をやめろぉぉぉぉぉ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キャオラッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 えぇ?!ウソ?!当たった?いや違うっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 後ろっ!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・いや、更に後ろに回り込んでるのは

良いんですが。何です今の?

 

 当たった感触はありましたけど、何と

言うか徐々に手ごたえが薄くなって最後

には霞のように・・・

 

 残像?

 

 あぁ、あの早く動いた時に出るヤツ

ですよね。もしくは筆の柄をもって上下に

揺らすと曲がって見えるヤツ。

 

 いや、アレに手ごたえは無いですよね?

 

 気を使って質量を誤認させる?

 ・・・なるほど。

 

 相手の気に合わせる感じですね。

 合気の一種と。

 

 えっと・・・こう?

 

 いえ、こうっっ!

 

 うん、こんな感じですか?

 

 伯師妹、すみませんがゆっくり打ち込んで

もらえますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうっっっっっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・なるほど、気を残すだけでなく

実際に残像を残す程度の早さが必要ですか。

 

 それだけの速さで動けば、大気が揺れるので

相手に気付かれてしまう。

 

 速さと隠密性と気の扱いが必要な高等技術。

 

 習得は簡単ではないでしょうが・・・

使い道はいくらでもありますね。

 

 師よ、弟子はまた足らぬを知ることができました。

 

 

 伯師妹、知らぬことは恥ではないのです。

 精進を怠らないように。

 

 

 

・・・で、乱の裏事情ですけど、教えて

頂ける時間ありますかね?

 

 待たせる?まぁ情報も知らずに会談など

自殺行為ですから、私としては助かりますが・・・

 

 え?伯師妹?急にどうしました?上下?

 

 あぁ、階段ね。

 この場合は話し合いですよ。

 会って談話するから会談。

 

 おや?顔が真っ赤ですがどうしました?

 

 ・・・いや、コレはコレで

 イイですね!!

 

 んっ!1.3.5.7.9.11.13.15.17・・・

 ただの奇数ですねコレ。

 

 真面目に行きましょう。

 

 で、この韓遂の乱の裏事情とはなんですか?

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 さすがに待たせすぎじゃないですか?

 

 あぁ、まぁこっちが勝手に40秒って

言ったんですけど。

 なんて言うか、つい、勢いで。すみません。

 

 え?口調は無理しなくていい?

 

 いや、私も娘も不調法ですので正直

 助かりますが

 

 最低限の礼儀さえあれば良い?

 

 いや、その最低限が洛陽の方と涼州だと

 あの、アレ、でして・・・。

 

 あぁ、まぁ確かに孫堅は礼儀とかなかった

 ですよね。殺意飛ばしてましたし。

 

 アレを許してるんだからって言われると

 凄い説得力ですね。

 

 あ、はい。ではお言葉に甘えて。

 

・・・いきなり無礼打ちは辞めてくださいよ?

いや、アナタもお隣も普通に殺りそうですし。

 

 えぇ、このくらいの用心深さが無いと

 辺境の州牧なんてやってられませんから。

 

 あぁ、そうなんだよ。

 勘違いしてるのが多いんだけどね。

 

 確かに荒くれ者をまとめるのには

 腕っぷしが必要さ。

 

 文官なんて露骨に馬鹿にされる。

 董卓の、あぁ天水の太守の横にいた

 メガネの娘っ子。

 賈詡って言うんだけどね。

 

 目つきが悪くて当たりが強いんで

 大分損してるんだけどさ。

 良い子なんだよ。

 

 舐められないようにって無理して

 あんな小さな肩肘張って、頑張ってるのさ。

 

 涼州にはあーゆー子が必要なんだけど

 誰も彼も理解してない。

 

 うちの娘だって・・・あぁ失礼

 コレがアタシの長女で馬超って

 言うんだけどね。

 

 もぉお転婆でお転婆で。

 婿を取る姿なんて、とてもじゃないけど

 想像できやしない!!

 

 このままだと

 無駄に歳取って、焦ってどこぞの種馬に

 騙された上に、騙されたことを理解しても、

 そのまま妥協しそうで怖いんだよ。

 

 都合のいい女ってヤツ?

 我慢しているアタシ良い女!

 我侭受け入れてあげるアタシ良い女!

 愛してくれるなら一番じゃなくて良い!!

 なぁんてねぇ。

 

 あぁん?今アタシがしゃべってるんだよ!

 アンタは黙ってな!

 

 え~と何だっけ?

 そうそう婿だよ婿。

 

 本当なら自由な恋愛?っていうのをさせて

 あげたいよ?なんだかんだ言ってもアタシ

 だって旦那を愛してたしね。

  

 けど州牧の娘がそれじゃ不味いだろう?

 

 あぁ、ほんとアンタ話が早いっ!

 そうなんだよ!相手だけじゃなく家の繋がり

 とかもね。ほんとしっかり見ないと、

 婿になったヤツは大丈夫でも婿の実家が

 外戚みたいにハバ効かそうとするんだよ!

 

 このバカ娘はそーゆーの、

 ぜんっっぜん分かってない!

 

 領民の命を預かってるって自覚が全くない!!

 

 強ければいいって、馬に乗って槍を振ってる

 けど、ソレで守れるのは何人だって話さ!

 

 自分が出来ないなら、せめて董卓んところの

 賈詡みたいな子を見つけなって話なのにさ!

 

 コイツはソレを理解できない!

 書類仕事をするのは、戦えない弱い奴の

 仕事って本気で思ってる!!

 

 馬鹿かっ!!!

 

 領主が書類仕事しなかったら、

 誰が民から預かった税を管理するんだい!

 誰が洪水で田畑が流された村に物資の

 分配するんだい!

 誰が命を懸けて戦っている兵士の給金を

 管理するんだい!!

 

 他人に任せちゃ駄目だろ、このバカっ!!!

 

 それにそーゆーのはねぇ、1人でやったら

 視野が狭くなるから、領主と信頼できる

 奴がやらなきゃダメなんだよ!!

 

 それをこのバカ娘!!

 あんまりにも不安だからさ、姪の、

 あぁこの娘、馬岱ってんだけど。

 ん?、あぁあんたの弟子と同い年くらい

 かい?良かったら仲良くしておくれよ。

 

 洛陽の文官さんとの伝手なんて

 望んでも手に入らないんだからさ。

 

 えぇと、あぁそう、馬岱。姪っ子。

 この子がさ、ウチの馬鹿超みたいに

 ならないように、小さい時から文官仕事

 手伝ってもらってるの。

 

 まぁ?やっぱり涼州の子だからね、

 机に向かうよりは

 馬に乗ってるのが楽しそうなんだけど、

 なんとか我慢して貰ってね。

 

 普段は机に向かって、ぐだーっと

 仕事してさ、仕事が終わたら、にぱーって

 馬に乗りに行くんだよ。

 

 文句は言わないんだけど、

 もうこの落差がね。

 すご~く、すごぉぉぉく。いたたまれなくてさ。

 

 それなのに、この馬鹿超っっっ!!!

 仕事中の馬岱を遠乗りに誘いやがるっ!!

 

 アタシをチラチラ見ながら、それでも

 行きたそうにしているこの子に、ダメだ!

 なんて言えないじゃないか。

 

 でもこの子が抜けたら書類仕事が滞って、

 涼州の政に支障がでるだろ?

 

 ハハ・・・もう寝てても夢の中で書類仕事さ。

 

 起きても当然終わってない。

 書類の山がお出迎え。

 

 ホント酒に逃げたいさ、馬に乗りたいさ。

 けど、民の笑顔がね。

 ありがとうございますって感謝の声がね。

 

 あぁぁぁそれをこの馬鹿超っ!!!! 

 

 100歩譲って婿は諦めても良い!

 コイツが苦しむだけだ!!

 けど、文官は、民は苦しめちゃダメだろぉ?!

 

 あぁシロッコとか言ったね?

 賢そうな目をしている。

 

 え?アンタ涼州の子なのかい?

 片親が羌族だったせいでそんな目に?!

 

 馬鹿超っっっっ!!!!!!!!!!!!

 てめぇ!遠乗りで一体ナニ見てやがるっ!

 その目は節穴かぁぁぁ!!

 

 

 

 

 フ、フフフフフフ、なんたる屈辱

 まさか領主が守れなかった子を、

 よりにもよって洛陽の名族様に救われちまうなんてね。

 

 

 

 

 

 

 

 あぁぁ 

 

 

 

 

 

 

 

 ナニカが溢れてくるっっ!

 

 

 

 

 

 

 馬鹿超、あたしが介錯してやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 首を出せ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ?ハイク?詠ませると思うか?

 

 貴様が遊び呆けている間に

 どれだけの民が泣いたことか・・・!

 

 遊んでない?

 アンタ、このシロッコの目を見て、

 まだそんな寝言が言えるのかい!!!!!

 

 

 

 

 あぁ、もうアンタ手遅れなんだね?

 

 

 

 

 

 わかった

 

 

 

 

 

 せめてあたしが引導を渡してあげるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 首を出せ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 逃げても無駄だよ!

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・我が身既に鉄なり。

 我が心既に空なり。

 

 

 

 馬鹿超覆滅っっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 馬家秘伝究極奥義ぃ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一!角!馬!襲!歩ぉぅぅぅぅぅ!!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジャブッッッ!!!!

 




えぇ、立派なアンチ・ヘイトです(断言)

李儒くんに勝つには、彼の土俵で戦わないこと。

本来なら会談と言う戦場で
裏事情知ってる李儒くん無双だったのに・・・

一角馬襲歩です。
ユニコーンギャ□ップは無関係です

酔っ払いとオバチャンが合わさって最強に見える。


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誰も知らない、知られちゃ行けない

史実でもそうですが
基本的に乱の討伐は一年とかでは
終わりません。
黄巾の乱も顕在化してからは
張角は一年で死にましたが
残党はずっと残ってました。

そんな基礎知識が必要になる
オリキャラ視点

オリ設定だヨ!


ん、あぁ?頭が痛い・・・

 

あぁ~昨日李儒を待ってる間に

久し振りに飲んだからかねぇ。

 

なんか大きなネコが泣いてた気もするけど

夢にしても妙な夢だ。

 

しっかし、あの程度の酒で倒れるなんて

やっぱり歳は取りたく無いもんだね。

 

 

 

 

 

 

はぁぁぁぁぁぁ

 

 

 

 

 

・・・よしっ

 

 

 

 

 

 

切り替え切り替え。

 

 

 

 

 

 

さ、今日も頑張って働こうか。

 

民の笑顔が宝物ってね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぉはぁぁぁぁぁぁぁっ?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会 談っ!!

 

会談はどうなった?!

 

 

 

まさか飲んだくれたせいで中止なんて・・・・・・

 

 

さすがにヤバい。

 

 

こんなにヤバいのは翠が産まれたとき以来か?!

 

 

いや、あのときは本当に大変だったね。

もぉお腹に居るときからお転婆でさ。

少しは大人しくしろって、ついお腹に

叫んだもんさ。

 

 けどね、産まれてきてくれたときの元気な

声を聞いてあぁ、良かったって。

ありがとうって思ったもんさね。

 

 今じゃ元気過ぎて心配なんだけど、

贅沢な悩みなのかねぇ?

 

あぁ、孫堅のところの娘さんも、ありゃ

机に向かってじっとしてられない人間だろうね。

 

うん、折角の機会だ、一度盃でも酌み交わして

みるのも良いかも知れないね。

 

 なんたって李儒が挨拶にって、

洛陽の酒を持ってきてくれ・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ばぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、会 談っっ!

 

現実逃避してる場合じゃない!!

 

誰か!誰か居ないのかい?!

 

 

 

おぉ、蒲公英!

 

あ、あぁ起きたよ!

うん、頭は・・・少し痛いけど、

久し振りにゆっくり寝れたから、

いつもより調子が良いくらいさ!!

 

ど、どうしたんだい?そんな泣きそうな顔して!

 

 

 あぁやっぱり昨日の会談で、ヤツから何か

厄介事を押し付けられちまったのかい?!

 

ん、違う?

むしろ逆?

 

 いや、厄介事の逆ってなんだい?

何か厄介事を片付けてくれたのかい?

 

例えば翠をもらってくれるとか。

 

いや、だから、何でそんな涙目なるのさ?

ん、執務室に行けば分かる?

 

あぁ良くわかんないけど、悪いことじゃ

無いんだね?

 

わかったわかった。

見に行くよ。どーせ書類の山があるんだしさ。

 

押さなくても行くってば。

 

 

て言うか、そこまで執務室に行かせようと

するの。何か怖いんだけど。

 

いや、ホントはものすごぉく厄介なコトが

起こってて、一刻も早くアタシに対応させ

ないとダメな状態になってるとか、無いんだね?

 

いや、信じてはいるよ?

けど、それ以上に厄介事の反対ってのが

想像出来なくて怖いだけで。

 

ん?そりゃアタシだって怖いモノくらいあるさ。

 

まぁ書類仕事が怖くない州牧がいたら、

是非日々の執務室を見てみたいモンだけどね。

 

あぁ、もう現実逃避はおしまいかい?

 

大丈夫。覚悟は決まったよ。

 

執務室の扉を開けようじゃないか!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

 

あ、どうも。

 

はい、おはようございます。

 

 

えと、ココ、アタシの執務室ですよね。

 

 

あ、シロッコさん。

 

 

 

お茶?はい、どうも。

洛陽のお茶ですか?

何と言うか匂いが違いますよね。

 

 

えっと、ちょっと失礼しても良いですか?

 

はい、すぐ済みますので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒲公英~蒲公英~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと、どーしたの?

 

何で李儒殿が執務してんの?!

もう机の上の書類無いじゃん!

ついでに急ぎじゃないからって溜めてた書類も

後で調整して都に送る予定だった書類も無いじゃん!

 

溜まってたのは捌いたぁ?

 

送るのは署名して貰ってさっき送ったぁぁ?

 

 

ん、昨日の会談???

 

いやいやいやいや、蒲公英わかってる?

あの人若いけどめちゃくちゃ偉いんだよ?

 

 

ホントなら叔母さんあの人に頭下げて、

場合によっては、

お金とか女の子を都合してでも。

書類申請通るように口添えお願いしますって

お願いする予定だったんだよ?

 

 なんてったって、普通洛陽に書類送っても、

賄賂が足りないとか、

礼儀がなってないとか、

書式が違うとか、

派閥がどうとか言われて、

何ヵ月も通らない書類だって

あの人に頼めば一発なんだよ?

 

 

それに州の機密だって・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、えぇ、そうですよね!

 

乱を鎮めるには政を見ないとダメですよね!

 

査察と改善も李儒殿のお仕事デスヨネ。

 

 

はい、あぁその裏・・・

いざと言うときの蓄えの帳簿はですね。

何と言いますか、そのですね。

 

え、あぁ別に持っていかない?

 

あ、まさか、そんなコト心配してませんよ。

 

やだなー。

李儒殿ったら。

 

あぁそうだ!

書類は送って貰ったってコトですが

一応、そう一応!確認させて貰っても?

 

 

 

 

あぁ処理済みの書類の整理は司馬殿が?!

 

いぇいぇいぇ!

とんでもない!

 

もぉこんな汚いところでホントすみません。

 

え、ホント、えぇぇ?

ふぉぉぉぉぉ!

こんなに?

こんなに物資頂けるんですか?

 

私の想定の10倍は越えてますよ!

 

えぇ!中抜きさせなければこのくらいなんですか!

 

腐れ役人どもっ

 

あれだけの賄賂要求しておきながら

まだこんなにっっ!!

 

 

あぁ、ありがとうございます!

これだけあればすべての領民が冬を越せます!!

 

え、シロッコさんの勉強に?

モチロンですとも!

 

若い才能は伸ばさないと!

 

ははは、シロッコさん、そんな恐縮しなくて

良いんですよ。

こっちが助けて貰ってるんですから。

 

 

あ、ご飯ですか?恥ずかしながらちょっと

寝坊してしまいまして、実はまだ・・・えと、

お粥有るんですか?

 

 これさっきのお茶ですよね、

湯浸けとも違う、優しい味ですね!

 

 

 

 

 

 

 

あ、ちょっと良いですか?

 

 

 

はい、すぐ済みますので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒲公英~蒲公英~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、ホント、昨日何があったの?

何か相当なモノ渡したよね?

 

叔母さん怒らないから言ってごらん?

 

何も?

 

いや、そんなハズないでしょ?

 

とりあえず建前は聞いた?

うん、ちょっと教えて。

その中に何か要求があるかもだし。

 

 

 

何々、自分たちは涼州の乱を鎮めに来た。

・・・まぁそうね。

 

 

乱は不安定な政が原因で起こる?

・・・政事が乱れるから、乱だしね。

 

 

涼州の政が万全なら羌族も手を出して来ない?

・・・まぁ準備万端整えて待ち構えてる相手には

手を出さないわよね。

 

 

つまりは涼州の政の健全化が、根本的に必要?

・・・百点満点じゃない。

 

 

 

とりあえず必要なのが、食料をはじめとした

物資だと?・・・ホントはソコが一番難しいん

だけど、李儒殿がやったのね。

 

 

いや、文句の付けようが無いわ。

 

 

これならどんな裏があってもかまわないわね。

領民は間違いなく救われるんですもの。

 

 

 

 

あぁ、因みによ?

 

 

因みになんだけど、今ココに居ない馬家の

長女さんは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ド コ ニ イ ル ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん、違う?

遠乗りではあるけど、李儒殿の指示?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好き勝手に動くんじゃなくて、

指定された領内の村を、

指定された人数で、

指定された期間回る?

 

あぁ~訓練と巡回を兼ねてるのか。

 

 

 

 

で、それぞれの地域から情報を汲み上げて

然るべき対処をする・・・と。

 

その間に蒲公英や文官も鍛えてくれる?

 

なんなら荘園から人を派遣しても良い?!

 

はぁぁぁぁ~

 

 

 

もう、何て言うか。

 

 

見てる世界が違う。

 

 

こりゃ乱も鎮まるわ。

 

 

 

ふぅ。

 

 

 

・・・・・・コレは、あの事も間違いなく知ってるね。

 

 

 

蒲公英。

 

 

翠が帰ってきたら、李儒殿と会談するよ。

 

えぇ、あの事もキチンと話し合わないとね。

 

 

 

 

いやぁ、とりあえず暫くはゆっくり寝れそうさね。

 

 

 

 

 

あ、モチロン私も出来る限りの事はしますんで

なんでも言って下さいよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って言うか昨日一体何があったんだい・・・?

 




内政チートではありません

後漢クオリティーの集大成のひとつ、
賄賂と中抜きを武力を背景に無くして、
仕事を早めただけです。
都の文官は遠くの涼州の騎兵より
李儒くんと弟子のコンビの方が怖いのです。

因みに文官仕事が苦手な涼州の方々が
溜め込んだ仕事程度、社蓄スイッチの入った
李儒君と、鬼才のお弟子さんには
昼飯前程度の仕事量でした。


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この人でなしっ!!

原作キャラ視点っ

原作キャラに対してアンチ・ヘイトあり

嫌いな方は読み飛ばしで。

オリ設定!


馬鹿超・・・いえ、馬超が来た。

 

馬騰様には目を掛けて頂いて

月共々お世話になってるし

そもそもが州牧の娘。

 

無下には出来ない相手では

あるんだけど、あの娘は僕達文官を

あからさまに見下してるから

こっちも無理に仲良くしようとは

思って無いんだよね。

 

無理して付き合って互いに

心労溜めるくらいなら、いっそ

僕とは関わらないでまだウマの合う

霞に相手させてた方がお互いの為って、

無言の了承があったハズなのに、

わざわざ僕を呼ぶなんて。一体何があったの?

 

 

 

韓遂殿のおこした乱・・・の事では無いよね。

 

あの江東の虎、孫堅の威圧を受けた

軍議からわずかに三日。

 

各自で情報を集めてから再度行うって

話だったもの。

 

しかもソレを言ったのが洛陽から来た

李儒ってのが、何ともまた・・・評価に

困るんだよね。

 

いや、本来ならそれが正しい。

彼を知り、己を知れば百戦危うからず。

 

味方だけでも、初めて顔を合わせた涼州勢と

江東の軍勢。

更には洛陽の軍勢の混成だもの。

 

それぞれの主戦力が騎馬、船、歩兵でしょ?

僕が指揮官でもどうしろって言うんだって

頭を抱えるって。

 

孫堅の、素人に下手に指揮されたくないって

気持ちは痛いほど分かる。

 

だから、あの時の威圧も無礼ではあるけど

共感できたし、私達の為にもなるから、

馬騰様も止めなかったんだと思う。

 

・・・関わりたく無かっただけかも

知れないけど。

 

最近、書類仕事が溜まってきてて。

朝、書類の山から挨拶をされてる

って凄く深いため息吐いてたもの。

 

天水だけでも結構な量なのに、

私と月とネネの3人でなんとか

回ってる現状。

 

向こうは涼州全体だよ?

それなのに普通に書類仕事出来るのが

馬騰様と蒲公英だけって。

 

州牧の執務室に興味ないか?って

死んだ目で誘われたコトがあったけど

アノときは逃げて正解だった。

 

きっと書類に潰されてたハズ。

 

あぁ死んだ目と言えば

李儒だよね。李儒。

 

最近まで洛陽の名家連中が情報を隠してた

せいで、噂も何も無かったけど。

半年くらい前かな?

20にもならない男がいきなり

九卿に叙せられた。

 

何がなんだかわからなかったけど

とりあえず馬騰様経由で情報を貰ってたけど・・・

 

噂半分だとしてもウチの恋に

匹敵するくらいの規格外。

 

いえ、政の才と将としての軍才。

弟子育成の実績を見たら

古の韓信に並ぶと言っても過言じゃない。

 

そりゃ婿候補にするために

情報を隠すわって思ったもんさ。

 

並大抵の奴じゃ月には相応しくないって

思ってるけど、李儒の噂が本当なら

認めてやらない事もないって、

一瞬思ったほどだもの。

 

そんな規格外が洛陽の兵を率いて

ココ、西涼に来る。

 

僕達は興味で済むけど、馬騰様の

心労は如何程のモノか・・・

 

僕なら間違いなく血を吐いてる。

 

その上、馬鹿超が仕事もせずに遠乗りでしょ?

 

僕なら間違いなく血を吐いてる。

 

 

 

それでも民が冬を越せるよう、

溜まってる書類のいくつかだけでも

お願いするんだ!って。

そのためならアタシの面目なんて

どうでも良いって。

けど、最悪、最悪領民を差し出さなきゃ

行けないって、泣きそうなお顔を

されてたのを良く覚えてる。

 

あの方こそ涼州の母だ。

 

それなのにアノ馬鹿超は・・・

ホントにバカを超えてるわ!

 

その上であの軍議・・・

 

失敗したって、霞か恋を連れていく

べきだったと思ってる。

 

武官じゃない私達には、あの男は量れない。

いえ、武だけでも駄目でしょうね。

 

少なくとも、孫堅は彼を量りきれていなかった。

 

あれだけの殺意を向けて

行動を起こさなかったのがその証。

 

馬騰様はどう見たのかしらね。

 

李儒に対しては何も言われずに、

とりあえず情報収集の継続に勤める

ように言われたからあの方もまだ李儒を

見切れて無いって事かしら。

 

それなら、今日の馬鹿超の訪問は

馬騰様の指示?

 

 

 

まぁ、もし今日の訪問が

遠乗りの誘いだったら・・・

 

何としても血を吐かせて殺るわ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇ?!

 

それはホントなの?!

 

嘘ぴょーんとか、冗談でしたぁ♪

じゃ済まないわよ!

 

溜まってる書類を全部?!

都に申請するのも?!

 

僕達の分も出してくれる!!

 

ネネ~ネネ~あの、そう。

赤い棚に纏めてる書類全部持ってきて!!

 

何?手紙も預かってる?!

 

ソレを早く見せなさいよ馬鹿超!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、失礼。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何、どうしたのよ?

そんな虚ろな目をして

どこ見て笑ってるのよ?

 

お前もそう思ってたんだなって?

 

いや、まぁ、ねぇ。

 

 

誰かに言われたの?

 

 

馬騰様がお酒飲んで?

 

 

あぁ。いい機会だから言わせて貰うけど、

アンタ、あの馬騰様の疲れよう見てないの?

 

 

 

 

 正月の集まりでね、最近朝起きるのが

ツラいって言ってたよ?

いや、体調的な事じゃなく。

・・・まぁ、ソレもあるかも知れないけど。

 

 

 

 少なくともアノときは・・・

書類が追ってくる夢を見る。とか。

畑から書類がとれた夢を見る。とか。

川に洗濯に行ったら上流から大きな大きな

書類が流れてきた夢を見た。とか

朝起きたら書類が行儀良く待ってるのに

娘は居ない。とか。

蒲公英連れていくな。

書類が見えんのか。とか

書類は余ってるのに何もかも足りない。とか

 

 食料、飼料、木材、石材、人材、管財、

なぁんにもない。

って空っぽの笑みを浮かべてね。

アレは怖かった。

 

 で、その後は歯を食い縛って。

民は、民が、民の、民を、民にっっ!!!

って言ってたわね。

 

アレこそ魂の慟哭よ。

 

はっきり言って、

アレを聞いて何も思わないのは人間じゃないわ。

 

アンタの遠乗りはね、邪魔はしてないかも

知れないけど、間違いなく手伝っては

いないから。

あ、蒲公英を連れ出すのは間違いなく邪魔ね。

文官の軽視も。

跡取りが文官軽視してるんだもの。

誰が涼州に残りたいって思うのよ?

 

 

僕なら間違いなく血を吐いてる。

 

 

 

だから涼州の文官は皆アンタが嫌いなんだよね。

馬騰様を一番苦しめてるのって、多分アンタよ?

 

 

 

 

 

 

アレ?ホントどうしたの?

 

 

 

 普段なら、聞く耳持たずに

アタシたちに守って貰ってなきゃ

仕事出来ない文官が偉そうにすんな!

とかわけのわからない言いがかりつけて

逆ギレして霞を連れて出ていくのに?

 

 

 いや、言いがかりでしょ?

誰が税を管理してると思ってるのよ?

馬に乗ってたって兵に給金出せる訳じゃないのよ?

 

 

・・・なんか反省してるみたいに見えるんだけど?

 

 

 

霞、何か変なモノ出しちゃった?

古くなりすぎたお酒とか?

 

 

ん?こっちからは何も出してない?

じゃあこのお酒とかお肉は馬鹿・・・馬超が?

 

 

 

はぁ?李儒が洛陽から持ってきたぁ?

 

何よそれ。古くなった食料の在庫処分とか?

 

いや、それでもありがたいけど。

 

けど、あんまり悪くなってたりとかしてたら

食べたらダメだよ・・・あぁ恋。

 

おいしいのね?

 

 

うん、あとで僕も食べるから、残しておいて。

 

 

お茶?あぁ、何か良い匂いだと思ったら

月が入れてくれてたの?

 

あ、おいしい。いつものもおいしいけど

コレは凄いね。へぇ洛陽のお茶なんだ?

 

でもお高いんでしょ?

コレも李儒が?タダで?

 

いやいや普通は逆でしょ!

賄賂とか、持ってく方じゃない!!

 

いや、持ってくのが普通ってのは

普通じゃないけど!

 

えぇ?乱を鎮めるには羌族を倒すんじゃなく

羌族に手を出させないように領内を

纏めなきゃダメ?

だから、地方から賄賂とか搾り取るのは

賊を増やすだけで逆効果ぁ?

 

・・・それはそうだけど、ねぇアンタ。

本当に馬超?

  

 

 

いや、だって、ねぇ。

 

言って良いの?

 

今さら何言われても怒らない?

 

 

相当弱ってるね。

 

原因は・・・うん、まぁいいや(空耳)

 

西涼の錦馬超と言えばさ。

僕達涼州の文官に言わせれば・・・・・・

 

 政?そんなの関係ねぇ!

目の前に居る敵全部倒せば良いんだ!!

 

なんて言って、戦後の統治とか何も

考えずに突っ込んでく事から、

脳筋馬鹿超って呼ばれてるんだよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、槍兵が死んだ!

 

 




戦争は戦う前から終わってますが

そもそも戦わずして勝つのが
最上だと思ってる李儒くん

目の前の敵を倒しても
帰ったあとにまた乱が興ったら
鎮圧してねーじゃん
費用無駄じゃん。
って考えるのが社蓄李儒くん。
故に火種を残さないようにしてる。  

話が進んでないように見えて
実は凄い勢いで鎮圧されてる
涼州。

韓遂は何気に追い詰められてます。

そして、文官から見て馬超は間違いなく鬼畜外道。


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虎だ、お前は虎になるのだ

タイガーなマスクって

契約違反してる伊達さんが悪いんじゃない?

ファイトマネーと半々なら
そんなひどくないよね?


評価に色が付いてるっ!

ありがてぇありがてぇよ。

そんな原作キャラ(?)視点

オリ設定オリ展開

アンチヘイト?なのか?

誤字報告ありがとうございます。




明命が帰ってこない・・・

 

まさか感付かれた?

 

しかし外から見張っていた

思春からは戦闘の形跡は無かったとの事。

 

万が一見つかったにせよ、全くの無抵抗

なんて事は無いだろう。

 

何かしらの合図はあるハズだ。

 

思春の考えでは、潜入はできているが

脱出はもとより、符丁も合図も出せない

状況下なのでは無いか?と言っていたな。

 

 周りの連中を下手に動揺させないように

敢えて言ってないが・・・

 

アタシの見立てでは、もう死んでる。

 

 

くそっっ!

所詮洛陽のボンボン。

タダでさえ移動で疲弊してるところに

軍議で脅して更に疲労させれば

どんなヤツでも警戒が弛むと思い

軍議の最中に宿舎に行かせたが・・・

 

正直に言おう、見誤った。

 

アタシの威圧をモノともしなかったどころか

あの、落ち着けと言われた時。あの一瞬で。

 

・・・死を、覚悟させられた。

 

ヤツの気に呑まれないように、

必死で威を纏ったが・・・

勘に優れた雪蓮も

経験豊富な祭も

ヤツの威には気付いていなかった。

 

アタシだけに死を覚悟させるほどの殺意。

 

武人として遥か高みに居るのは確実ね。

 

 

そして、もう一人。

あの場でアレに気付いてた小娘。

アレが司馬仲達なんだろうね。

アタシの威を受けても何の反応も

見せなかったのに、李儒がアタシに

威を向けた瞬間、司馬懿も一瞬だが気を出した。

 

 恐らくアレは、李儒が司馬懿を止めたんだろう。

 

 もしそうじゃなかったら、あの場で

三人とも無礼打ちされてたね。

 

 何て言ったって都の九卿様だ。

実際それまでの態度は無礼と言われても

アタシ自身、否定なんてできやしない。

 

 それに州牧が見てる前で先手なんか

取ったら・・・アタシら三人どころか、

一族郎党打ち首さ。

 

つまりは、あの司馬懿を相手に先手を譲り

しかも殺さないように手加減しなきゃいけない。

 

  あの場でできたか?無理だ。

 

本気の本気なら勝てる・・・とは思う。

 

だが李儒は駄目だ。

 

バケモノなんて生易しいモンじゃない。

 

雪蓮が何も感じなかったのは、

ヤツが擬態してたのもあるだろうが、

恐らく、本能がヤツを量るのを拒否したんだ。

 

下手に触れて、量りきれ無い存在に

尻込みするだけならまだ良い。

 

その質量に、一方的に押し潰されても

・・・まだマシだ。

 

敵として認識されたら・・・終わる。

 

アタシはまだ良い。なんたってヤツらより

早く死ぬからね。

だが雪蓮や蓮華は、ヤツと無関係ではいられない。

 

・・・くそっ、どうしたらあんなバケモノが

出来上がる?!

 

いや、可能性ならあるんだ。

 

小蓮をヤツの弟子にして、そのまま育てて

もらうって手が。

 

司馬家の鬼才はヤツの弟子になるまでは

文官としての才を示す言葉だった。

 

司馬懿がヤツの弟子になったのは確か九才のとき。

 

小蓮は今年で七歳・・・今から弟子入りして

育ててもらえれば、5年後に元服する

ころには今の司馬懿並・・・とはいかないかも

知れないが、近い水準まで行けるだろう。

 

最悪交友を結べるだけでも良い。

 

頼むか?

 

無礼な態度の謝罪と洛陽の将軍に対しての

人質的にってんなら、無い話では無い。

 

小蓮が嫌がるか?

いや、あの子は如才ないところがある。

 

これが家の為にもなるし、

自分の身を守るのに一番確実だと

わかれば、自分から志願するだろう。

 

後の問題は・・・家督?

あぁ成長した小蓮を傀儡にして

家督を獲られるか?

 

あの司馬懿くらいまで成長したなら

家長としては申し分無いよねぇ。

 

雪蓮はアタシに似て書類仕事を軽視するし

蓮華はちょっと融通がきかないところがある。

 

李儒の教育次第だが、今のままの

柔らかさと慎重さ、必要な時には

躊躇わない決断力に司馬懿の能力・・・アレ?

理想じゃない?

 

雪蓮も蓮華も、別に家督欲しいとか

思ってないし。

 

むしろ雪蓮に至っては譲りたがってるよな?

 

・・・あのヤロウは今だって家督を継いだら、

面倒は嫌だっつって書類を冥林に押し付ける

様子が目に浮かぶわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホント、誰に似たんだか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アタシだよっ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おっと、いけないいけない。

 

 

で、蓮華な。

 

 あの子は、任されたら精一杯やるだろうけど

自分から任せてください!って

感じじゃあ無いんだよね。

 

 治世なら雪蓮よりよっぽど

家長に向いてるんだけど、

これからの漢は間違いなく荒れる。

 

危ういんだよねぇ。

変に真面目だから、全部やろうとするんだよね。

 なんてゆーかさ、最初のうちは皆に担がれて、

何とか周囲の意見を聞いて利害調整して、

ソコソコうまくは行くと思うんだよ。

 

けど、最初の一歩の意見を

聞くことを重視してさ

中途半端に出来るモンだから、人に

任せないで自分でやろうとするんだよね。

 

 んで、なんだかんだで頑固だから

周りがヤバいって思って、途中から

意見貰ってもアナタ方の意見を聞いたから

やってるんでしょう!

とか言って周りからの意見もきかないでさ。

 

取り返しのつかないとこまできて

一人で部屋で泣いてる感じ?

 

雪蓮や冥琳みたいに歯止めになって

くれるヤツが入れば良いんだけどね。

 

そう思って隠や思春を付けたけど、

隠とは微妙に馬が合わない感じだし

思春は蓮華を全肯定だから、歯止めには

ならないんだよねぇ。

 

 

 

 

李儒を婿に・・・・・・それもアリね。

敵なら恐いけどアレが味方になったら

冗談抜きで天下獲れるわよね。

 

雪蓮は・・・書類仕事投げ出して吊るされる

未来しか見えないね。

 

・・・蓮華は無理だろうなぁ~

 

清濁併せ持つどころか

清濁汚泥毒腐を飲み込まなきゃダメなんて

あの子には無理よね。

 

 

 

 やっぱり小蓮?

 

 

 

一度雷火と祭に聞いて見ようかしら。

 

あ、あと馬騰殿にも話を聞いてみたいわね。

 

あの軍議で李儒をどう見たか知りたいし

なんてゆーか、同類?って感じがしたのよね。

 

まぁ流石に州牧の苦労は知らないけどさ、

娘さん、明らかにウチの雪蓮と同類よね。

 

もう一人の姪っ子は小蓮に雰囲気似てたし。

 

で、あっちは羌賊でコッチは山越でしょ?

 

多分良い酒飲めると思うのよね。

なんか李儒が洛陽からお酒持ってきてたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・謝ったらウチにもくれないかしらね。

どーせ謝罪が必要なんだし、馬騰殿に

仲介をお願いして、頼んでみようかしら。

 

 

あぁけど、明命が・・・

 

あの子が拷問で情報を明かすとは思って

ないけど訊問で情報抜かれる可能性は

あるのよね。

 

素直な良い子なんだけどさ。

 

いや、だからこそ

李儒や司馬懿と騙し合いは無理よね。

 

多分アタシだって無理。

 

冥琳も、まだ足りない。

雷火なら・・・武が無いからなぁ。

 

 

 

やっぱり小蓮?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ、すまんな。思春。

少し考えごとをしていた。

 

構わん。急ぎだろう?

 

は?明命が帰ってきた?!

 

そうか!捕らえらたんじゃ

無かったんだな?!

 

いやぁ良かった!

 

ん?

なんだ、その、微妙な顔は?

 

もしかして

何か負傷でもしたのか?

 

違う?無傷だが致命傷??

 

・・・毒か?

 

それも違う?

 

いや、ホントどうした?

らしくないぞ。

 

とりあえず、すぐに本人から

話は聞けるのか?

 

 

すぐに、はオススメしない?

 

何を言っている

情報は速さが大事だと教えたハズだぞ!

 

格好ってお前。

明命は私の命令でヤツの宿舎に入ったんだ。

どんな格好になってたって

 

いや、むしろ自分の命令の結果が

部下をどんな格好にしてしまったかを

知らずして、人の上には立てんだろう。

 

・・・・・・優しくしてやってくれ?

 

あ、あぁ。別に怒ることなんてないだろ?

 

生きて帰ってきた。

密偵としては立派な成果だ。

 

では皆も呼ぼ・・・出来たら少人数?

 

・・・・・・・・・そんなにヤバいのか?

 

あぁわかった。

 

 

祭と雷火だけ呼んでくれ。

 

他の話もあるからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

な、何よ!この・・・怒気・・・いえ殺気っ!!!

 

この方向は母様の部屋?

 

一体何がっっっ!!!!!!!!!

 

 




ねこぱ~んつ



孫権に対するアンチヘイトになるのかどうか


そして、李儒くんの評価が・・・

しつこいようですが
大体事実、勘違いされてません。



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人間讃歌を歌い上げたいのだ!!!

ずっと引っ張って来た
韓遂の乱の裏事情。

ほろ酔いオバチャンと
からまれる熟女の図

涼州に着いてから
大体一ヶ月くらい?


オリ設定オリ展開
アンチヘイト、か?


こうして明日に不安を残さないで

酒を飲めるなんて

何年ぶりかねぇ~

 

あの李儒殿と司馬殿には

足を向けて寝れないよ!

 

しかも娘の馬超も少しだけど書類仕事に

理解を示してくれてるときたもんだ。

 

まだ処理は出来ないけど

自分から報告書を作ってくれる

だけで、全然違う!

仕事してるって充実感もあるみたいだし 

 

姪の馬岱も七歳のシロッコに負けてられ

ないって張り切ってる!

 

 

いや~酒がウマい!

 

気分だけじゃなく、酒自体が良いモノでさ!

その良いモノを

どうやってか知らないけど

こんな風に冷やして出して

くれるんだ!

 

ツマミもね、おんなじ肉なのに

何て言うのかね?

柔らかいのと

固いのと

濃いのと

薄いの。

色んな食べ方があるんだって

この歳になって初めて知ったよ!

 

いや~酒がウマい!

 

アンタが持ってきてくれた酒も

悪くないんだけどね。

 

この季節に冷やした酒ってのはね!

 

かぁぁぁ~~!

 

あたしゃもうね、

最悪コレと塩だけでもイけるね!

 

あぁ言葉使いは気にしなくても良いよ!

 

アンタもアタシの同類だろ?

 

娘っ子見ればわかるさ!

 

あぁ?苦労??

まぁ少し調べたらわかる事だからね。

 

アンタらのトコは良いよねぇ

 

ん?何って、少なくとも文官だからって差別

されたり、武官だからって偉そうにしてないだろ?

 

それに長沙だろ?

土地が生きてる。

 

・・・・・・あぁ、不作で飢饉がある?

 

不幸自慢をするつもりは無いけどね。

涼州の土地。見ただろう?

 

不作どころか、草も生えやしない。

 

中央から物資が届かなきゃ

皆死んじまう。

 

あぁ、そうやって中央に依存させる事で、

涼州が漢から離れられないように

してるのさ。

 

 

 

しかし、笑っちまうよ。

 

ん?何がって、あの李儒殿さ。

 

さっきも言ったけど、アタシらは

中央から物資が届かなきゃ死んじまう。

 

中央もアタシらが死んだら困るから、

物資は送る。

 

送ると思うだろ?

 

けど、担当に賄賂渡さなきゃ申請

が通らないんだ。

 渡してもグチグチ文句を言われて

なんだかんだで引き延ばされて。

さんざん待たせた挙げ句に

何割か中抜きされたのを

さも苦労して集めてやったんだから

感謝しろって、上から目線で言ってくる。

 

担当によってはちゃんと使われてるか

どうか確認するって着いてきて

賄賂と女がなけりゃ、不正が

ありましたって報告するんだよ?

 

 アタシなんてね、大将軍と義姉妹の

盃交わしててもコレなんだよ。

 

アンタ洛陽にツテは?

周家?足りないね。

 

アンタならすぐに一郡の太守くらいには

なれるだろうけどさ。

中央からの支援無しでやれるよう

文官鍛えときな。

 

あぁ、中央から呼ぶのも良いけどね。

よっぽどのヤツじゃないと

陣営に不和を招くよ。

気位?そうだね。

アイツ等は初めから自分が特別扱い

されるのが当たり前だと思ってる。 

何せ自分がいなければ支援を

受けられないってわかってるからさ。

 

 けど、それだけじゃない。

 

良いかい? すぐに支援を引き出したら

辺境に来なきゃならなくなるだろう?

 

そしたら不便な田舎で、風雨を浴びて

仕事をしなきゃいけない。

 

 それが嫌だから、

中央で苦戦してます。

担当の頭が固いです。

賄賂が足りません。

担当と交友を切らしては行けません。

中央から離れたら新鮮な

情報が集まりません。

 

な~んて抜かして、戻ろうとしない。

 

そんなヤツが陣営にいて、高禄を食んでたら

誰だって不満を抱くさ!

 

しかもそいつも担当にヤルって用意した。

アタシらが飯も食わずに用意した金を

着服してやがる!!!

 

 あぁ、すまないね。

 

 

 ふぅ

 

 

 

 

 

 この青椒肉絲ウマいね・・・アンタが?

黄蓋?あぁアノときアンタの後ろにいた。

 

 うん、良い腕だ。後で褒めてたって

伝えておくれ。

 

 

 でもね、愚痴になるけどアンタの為にも

なる話さ。現役の州牧の本音なんざ万金

積んでも聞けないよ?

 

だから、まぁ聞いておきな。

 

何で話すのかって?

まぁアレかねぇ同じような娘を持つ

先輩母親としてのお節介さね。

 

 

 

あぁ~っとどんな話だったか。

 

そうそう中央の役人は腐ってるって話。

誰もが言われなくても知ってはいるのさ。

ただ、その腐り具合が想像を超えてるって話でね。

 

やつらにとって民は野菜と一緒さ。

畑が有れば勝手に産まれて増えるって

本気で思ってる。

 

 嘘だと思うかい?

まぁ今のは、李儒殿が馬岱とシロッコに

分かりやすく語った所謂例え話だからね。

 

 正確には違うかも知れない。

けど、アタシの経験から見ても

決して間違っていないよ。

 

だからどんなに民が餓えているって

声を挙げても、支援は来ない。

 

羌賊に襲われてるって報告書を

挙げても、増援は来ない。

 

 これが現実さ。

 

 ただ、まぁ、為政者の視点としては、

人を増やすには生産力が必要で

生産力が増えたら人も増やせるってのは

間違いなく事実だから生産力に合わせた

当地政策が必要なんだと。

 

 で今はウチの馬超が挙げてる各地の報告書を

李儒殿と司馬殿が精査して、提案。

 

その案を現地を知ってるアタシと馬岱で

可能か不可能かを判断して、可能なら

政策を実行するために必要な

予算、資源、労働力、人材を決める。

そうして領内を固めれば、羌賊達は

攻めてこれない。

 

そもそもだ、昔はともかく、何で羌賊が

涼州に攻めて来るか知ってるかい?

 

 略奪?違うよ。さっきも言ったけど

この涼州に獲るものなんて無いんだよ。

 

 口減らし?まぁそれはあるかもね。

けどそれは本来の目的のついでさ。

 

 恨み?まぁそれもない訳じゃないかね。

 

 

 

 もうわからないかい?

 あぁ、正解はね、仲間内の示威行為さ。

 

 どういう事かって?

 

 えぇと。

 

 俺は●●氏族の▲▲だ!

今まで我々を虐げてきた漢の地の

■■を、先祖の仇を取るために襲ってきたぞ!

 

 ってわけさ。

 

 そんなバカなって顔してるね?

山越は純粋に漢に対して反抗してるんだろうよ。

 

あぁ長沙だと鮮卑の壇石隗は知らないん

だろうね。

 

 地図は・・・あったあった。

北方騎馬民族って呼ばれてるやつらは

大きく分けて四つの群れって言うのか、

 

 まぁ四つあってね。

烏桓、兇奴、羌、そして、鮮卑。

 

 こいつらが北方の騎馬民族って呼ばれてる。

で始皇帝が築いた長城に沿って、

こう、分布してる。

 

 そう、かなり広い。広さだけなら

幽、黄、并、青の4州を越えるんだ。

その中で鮮卑は少し前までほぼ全てを

治めていた。

 

 良いね、広さよりそっちに気付いた。 

やっぱりアンタは同類さ。  

 

 

 そう、治めていたんだ。

 

 こーゆー、法よりも腕っぷしを認める連中が

偉大な統治者を失ったら・・・何がある?

 

理解したね?後継者争い。そーゆー事さ。

最近幽州や并州も活発化してるだろう?

 

 だが、中央は援軍を出していない。

 

なぜか?

 

 幽州の民や并州の民を見てないからさ。

 

涼州は援軍が来た?

 

・・・そうだね、アンタと李儒殿が来てくれたね。

 

 

 まぁその説明の前に、次はアタシさ

 

え、少なくともアタシは民を見てる?

清濁併せ持つことはあっても腐ってはいない?

 

あぁうれしい事を言ってくれる。

けどね、やっぱりアタシも漢の役人だった。

 

いいから聞きな

 

三軍は得やすく一将は得難し

 

聞いたことはあるだろう?

 

兵法書を読んでれば一度は出てくる

言葉さね。

 

アタシだってそれは正しいって思ってた。

 

けどね、李儒殿に言わせれば、兵を

何だと思ってる。

その考えは上に立つものの傲慢だってさ。

 

 言われて初めて気付いた。

兵もまたアタシたちが守らなきゃ行けない

民なんだよ。

 

自分は腐って無かったつもりだった。

民を見ているつもりだった。

けど、違った。

 

 アタシ達は・・・間違えたんだよ。

 

 

 

 まともな頭が有れば国が腐ってるのは

わかる。じゃあ孫堅、国って何だい?

 

 

 

・・・アタシ達はね、中央の役人だと考えた。

 

 アイツ等が腐ってるから民が苦しむんだ

 って考えた。

 帝を握り、好き勝手する十常侍。

 役職を独占し、既得権益を握る名家。

 そいつらに寄生して、国を貪る役人ども

 

 アイツ等を根絶やしにすれば、

 漢は立ち直る。そう考えてたんだ。

 

 ・・・・・・笑っちまうよ。

 

 李儒殿は全てわかってた。

 わかった上で涼州に来て

 わかった上で中央から物資を集めて

 くれて!

 わかった上で涼州を救ってくれて!!

 わかった上で羌族もまた人なんだって

 教えてくれた!!

 

 

 

 我も人、彼も人、故に平等。

 

 

 ・・・そう言われたよ 

 

 

 

 まだわからないかい?

 

 そもそも何で幽州や并州に援軍が出ないで

 涼州には出たのか?

 

 アタシが何進の義姉妹だから?違う。

 長安が近いから?違う。

 アタシのもう一人の義姉妹、

 韓遂が漢帝国に背いたからだ!

 

 漢の正式な官位を持った韓遂が

 漢の正統な敵である羌族を抱え

 馬鹿正直に敵対宣言したからだ!!!

 

 コレを見逃したら、漢と言う国の威信が

 問われる。気位だけが高い中央の役人は、

 必ず鎮圧の軍を挙げるだろう!

 

 普段は洛陽周辺に、直接的な武力が

 存在する事はない。だが、

 勅によって賊を討伐した場合はどうだ?

 

 そうだ・・・堂々と凱旋出来る

 

 その兵を率いるのは誰だ?

 

 大将軍とその義姉妹の州牧だ。

 

 満足に馬にも乗れない宦官や名家の連中が

 涼州の騎兵から逃げれるか?

 

 共に涼州で戦ったアンタは自分や部下の

 命懸をかけて宦官や名家を守ろうとするか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、なぁ孫堅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本来は無関係な数万、数十万の羌族の命を

 奪ってさ。それに倍する家族の恨みを

 作り出しておきながらさ。

 その事を考えもしなかった外道がさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・漢を良くできると思うか?

 

 

 

 




恋姫で良く言われる
五湖の扱いに対しての
アンチヘイトになるんでしょうか?

李儒くんはの前世は某大尉ではありません
人間が大好きなわけではありません。
ただ、平等主義なんです。



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みんなが笑ってるー

愚痴を聞かされた熟女のお話し

アンチヘイト?

短いですが、拙作は
皆様に行間を読んでもらう気
まんまんですので、こんなもんです

オリ設定
オリ展開  

後半ちょっと訂正

最後一文追加です


・・・・・・腹が立つ!

 

 

 

「・・・・・・堅殿?」 

 

 

・・・・・・・・・・・腹が立つっ!!

 

 

 

「・・・・・・か、母様?」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・腹が立つっっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

(え、冥林、母様って州牧様と飲んでたんじゃないの?)

 

(いや、私もそう聞いている。祭殿は?)

 

(青椒肉絲は食べたみたいじゃが・・・思春?)

 

(さすがに味方の州牧様の御寝所は・・・)

 

(あぁさすがの思春も猫フンドシは嫌か)

 

(雷火、アナタね・・・明命の目が今、死んだわよ)

 

(粋怜サマーネコネコカワイーデスヨー)

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

(・・・祭)  

(雷火・・・)

 

((ここは任せた!))

 

((まてまてまて))

 

(いや、儂はな、常日頃から思っておったんじゃ)

 

(あぁん?)

 

((((・・・・・・))))

 

(例え堅殿の機嫌がどれだけ悪くなろうと、言うべき事をしっかりと口に出来る雷火こそ、孫家の柱じゃと!)

 

((((・・・うわぁ))))

 

(いやいや、そこまで言われたらしょうがないの!)

 

(チョロ・・・いや待て、やけに素直じゃな)

 

((((・・・・・・))))

 

(つまりは今、儂は倒れる訳にはいかん!祭、任せた!!)

 

((((・・・うわぁ))))

 

(いやいやいやいや、考えても見ろ!今の堅殿はアレじゃぞ!いつぞやの軍議の時並に危険じゃぞっ!)

 

(儂、それ見てないからのぉ~策殿?)

 

(あぁ匹敵するわね。具体的には、下手に触れたら南海覇王を頭で受ける事になる)

 

(尚更行けるかぁ!儂文官じゃぞっ!か弱い文官!!)

 

(だからこそじゃよ!逆に考えるんじゃ!!)

 

(あぁん?)

 

(今の堅殿相手に中途半端に強い場合、手加減失敗したら爆発四散待ったなしじゃ!)

 

(・・・成程、一理あります)

 

(冥琳?!)

 

(雷火様ならば手加減以前の問題、ならばこの場にいる誰よりも、ある意味で一番安全です)

 

(・・・ソレって堅殿に最低限の分別ある場合よな?)

 

((・・・))

 

(見ろ!椅子を握ってるワケでもないのに、椅子全体がギシギシ言っとるぞ!)

 

((・・・))

 

(いや、何か後ろの景色が歪んで見えるんじゃが、アレホントどーなってるんじゃ?策殿、アレ出来るかの?)

 

(出来るわけないじゃない。私はまだ人間辞めた覚えはないわよ。祭、気の応用とかで出来る?)

 

(いや、無・・・出来る・・・のか?)

 

(そう言えば、聞いたことがあるわ)

 

(((知ってる(の?)(のか?)(んですか?)粋怜(様))))

 

(祭は知ってると思うけど、武の世界には明鏡止水という言葉があります)

 

(おう、無論知っとる。じゃがあれは・・・凪いだ湖の湖面の如く、穏やかな気持ちで感情の起伏を抑える必要があるはずじゃろ?)

 

(基本的にはそうね)

 

(((基本的?)))

 

(えぇ、例外があるの。ソレが、波すら起きないほどの激しい怒りによって目覚める境地!)

 

((((えぇぇぇぇぇぇぇ))))

 

(・・・成程、一理あります)

 

((( 冥琳(様)?!))))

 

(考えても見ろ、雪蓮。どんなに怒り狂っていても、殿は扉を壊したりせず、扉を開けて部屋に入ってきた。)

 

(((((確かに))))

 

(つまりはあれだけの気を纏いながらも、最低限の冷静さは持ち合わせていると言う事の証だ)

 

((((おぉ~))))

 

(と、言うワケで雷火様、出番です。)

 

(おぉぉぉう)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁぁぁもぅ!自分の視野の狭さに腹が立つっ!

 

 

・・・あの軍議から一ヶ月

 

馬騰殿の屋敷にお邪魔して、

互いの情報の擦り合わせと、

小蓮について相談しつつ

洛陽のお酒を飲ませてもらおうとしたら、

あの衝撃の事実!

 

 

 部屋に入ったときの

「あぁアンタ知ったのかい?」

ってそーゆー事だったの?!

 

どんだけアホ面晒したのか、想像もつかないわよっ!

 

 

まったくっ!

馬鹿正直に情報収集してたアタシって何なのよ!

 

李儒を敵に回さないように、

アレの周囲の動きを全く探って無かった!

 

いや、アレの動きだけ見てもわからなかっただろう!

 

何せアレがやってるのは、文官不足で滞ってた書類仕事を捌いてるだけなんだからな!

 

 あくまでも、溜まってた仕事。新しいことじゃない!

 

 特に手を付けたと言えるのは、都の担当者に無駄な時間を使わせたり、中抜きをさせないように司馬懿を直接洛陽に行かせただけっ!

 

 アタシが戦支度をしている間に、ヤツは戦を終わらせていた!!!

 

 情報収集云々は、アタシ達が韓遂や羌賊に手を出さないようにするためのソレっぽい口実っ!!

 

 アタシ達が動く前に物資が来たら、馬騰殿が韓遂に降伏を勧告して終わり!

 

 涼州は物資を得て

 李儒と、アタシは乱の鎮圧の勅を達成した

 武功が手にはいる。

 しかも誰も死んでない!(犠牲者密偵一人?)

 賊にも戦わずして勝つってこーゆーことかっ!

 

馬騰殿や何進の目的を考えたら羌賊を討つ必要がない。

 

 なんたって洛陽の人間は

「漢の威光があれば賊なんぞ戦う前に降伏する!」

 

 って言う戯れ言を本気で信じてるから!

 で、奴等は羌賊の首何て求めて無い。

 あくまで韓遂の乱なのよ!

 だから、戦わずして韓遂を降伏させたなら

 堂々と凱旋出来る!

 韓遂は恐らく馬騰殿預りで、涼州に追放。

 洛陽の人間からしてみたら極刑みたいな

 モノだろうさ。

 

 羌賊にしたって、韓遂に乗せられただけ。

 

奪うモノも無いのに、準備万端備えてる

敵に向かって来るほど馬鹿じゃない。

 

勝っても負けても下手に損害を出したら、他の勢力争いをしている氏族に弱味を見せることになるからね。

 

 あぁ、クソっ!

何進と馬騰殿の間に繋がりがあることは知っていた。

けど馬騰殿と、韓遂に繋がりがあるとは・・・

 

 何が書類仕事が苦手な田舎の州牧だ!

 何が政のなんたるかも知らない肉屋の娘だ!

 何が江東の虎だっ!!!

 明らかに足りてない!

 アタシは所詮一軍の将でしか無かった。

 恐らく、仮にだが、今のアタシが何進に

 敵対したら、気付く前に手遅れの状態に 

 されて、一撃で殺されるだろう。

 情報を集めても、使いきれてない。

 情報を求めるべき場所を理解しきれてない。

 己の武力に自惚れていたっ!

 アタシが強いんじゃない!

 今までは敵が弱かったんだ!

 

 学んだよ。

 戦場で油断、増長は死を招く。

 当たり前の事がわかってなかった!

 

 だがっ覚えたぞっ!!(南海覇王振り抜く)

 

 これでアタシの隙は1つ減った!

 

 あぁ李儒が情報収集と言ったのはソレもか。

 ワザワザ明命を返してきたのも、アタシに学ばせる為。

 

最初から気付いていたヤツから見たら、

軍議で主導権を握ろうとしたアタシの行動はどう見える?

 

時間とヒントを貰っておきながら

何も気付かなかったアタシはどう見える?

 

 江東の虎(笑)と無駄に達筆な字と一緒に

 描かれていた、虎柄のネコかっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  誰か小蓮呼んでこいっっっっっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・ところで粋怜。何で雷火が気絶してるんだ?

 




みんな仲良し楽しい孫呉

その道は前に弟子が通った道

野菜の王子様もびっくりですね
熟女強化フラグ

被害者、原作小悪魔、ロリBBA


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~まくあい~そーてんこーろ

ギャグ?時空

自分で稼ぎ始めて

お金の無い辛さを知り初めた
はおー様

種馬に、予算の件でしみじみ語ってたので
なにかしら苦労はしたもよう。

オリ展開 オリ設定

弟子が役人を脅してる時の話。

後半ダレきたぞ?

ビミョーに勘違い。
読まなくても本編には影響ありません。
嫌いな人は読み飛ばしっ


すごい人混みね・・・

 

「そうですね、除けますか?」

 

止めなさい。

無駄に敵を作ってどうするのよ?

 

「はっ」

 

まったく、この子ったら

ほんとうに理解してるのかしら?

 

頓丘の県令程度では、李儒どころか

今日会いに来た司馬懿仲達にすら

届いて無いのだけれど。

 

 

いぇ、実力が劣ってるとは思っていない。

 

彼らには実績を上げるだけの機会が私たちより

多かっただけ。

 

歴史にもしもは無いけれど、

あえて考えるなら、

そう人脈を築くためとはいえ、

あの学問所に通っていた、

あの三年間が、彼らと同じ

一年間だけだったなら。

 

 きっと私も彼等と共に涼州に赴き

互いの知略と武略をぶつけあって

より一層の高みへと辿り着いて

いたことでしょう。

 

 あぁ、ソレを考えたら

不幸なのはお互い様よね。

 

 アナタ達は私を知らず

私もアナタ達を知らない。

 

結果、互いの才を伸ばす切っ掛けを

永遠に失ってしまった・・・!

 

ソレはとても悲しいこと。

この国に取っても耐え難い損失よ!

一目見てわかったわ!

アナタもそう思ってるのでしょう?!

司馬仲達殿!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

え~教頭殿に頼まれて

筆頭無表情の

手伝いに来てただけなんだけど、

何か間違えられて無い?

 

 一目見てって・・・アノ無表情と誰かを

間違えるって、失礼過ぎないかしら?

この金色螺旋髪の目は一体

何を見ているの?

 

お付の二人も何かキラキラした目で螺旋髪

見てるし。

 

けど待って。

 

確か洛陽に居たわよね?

このくらいの年頃で

御付きが二人いて

人の話を聞かない金色の螺旋髪。

 

・・・・・・・・・袁本初?

 

今日の来客予定には無いけど

噂に聞く彼女ならば

ワザワザ相手の予定なんて

聞かないわよね。

 

本来、家格だけを見たら

彼女を軽んずるのは危険なんだけど

 

うん・・・まぁいいわ(空耳・・・じゃない!)

 

ソレに情報によれば

 

元叔母が袁家に行くとか?

 

 

 

 

 

 

 

これは・・・ちゃ~んす☆

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

ふっまさか偶然裏口から外に出た

ところに会えるなんて。

 

やはり天はこの曹孟徳を

望んでるのよ!

 

・・・いえ、違うわね。

私だけじゃないわ。

彼女もまた、天に望まれた者

才ある者は惹かれ合う定命なの!

 

見なさい、

この曹孟徳を前にして

不敵な笑み。

明らかに高い知性を感じさせながら

完全に内に秘め凡俗にソレを覚らせない

見事な隠行!

 

とは言え、私と話していたら

どうしても目立つわよね・・・

目立つのが嫌でワザワザ

地味な格好で、こうして裏口から

出てきたんだろうし・・・

 

相手は年下。

素質は五分。

官位はこちらが下・・・か。

まぁここはこちらが

配慮してあげましょう。

 

 ねぇ?立ち話も何だから、近くのお店にでも

入って軽くお話しでもしましょうか?

 

 アナタとは良いお話しが出来る。

 

そう思うのだけれども?

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

あぁさすがは袁家。

 

立ち話は庶民の悪い文化ってワケね。

 

まぁ嘗ては私も名家・・・いえ、

対外的には教頭の縁者ですから

名家は名家なんですよね。

 

 しかも妙に優秀な人材が揃ってるし

また人が増えて、税収が増えて

お給金も増えて、出世もして

けど、名家として無駄にお金を使わなく

て良いからお金が貯まる一方なんです。

 

 

師曰く、金は天下の回りもの。

 

至言です。

 

 

あ、今の似てましたね(°∀°)

 

 

んじゃ、ここは久し振りに

ちょっと良いお店に行きますか。

 

袁家に恥ずかしくない格式で

筆頭無表情の家の手が入った

高級店。

 

教頭が監修したんですよねー。

あそこなら、私たちは予約無しで

奥の部屋使えますし。

社員限定特別点心もあるから

袁本初だって食べたこと無いはず!

 

あんまり口の軽い輩に

食べさせちゃダメなんだけど

 

袁家なら、他人を貶める

事はあっても、誉めて回る

事はないでしょ。

 

一応、今回限りですっ!

アナタ達だけトクベツにっ!

って言っておこうかな。

 

ほ~んと。

無駄に誇り高いって大変よね。

 

教頭に付いてきて良かった♪

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

ま、まさかこの店とは・・・

 

 

 

鶴亀流点心飲茶楼

 

いや、確かに近いけど。

 

 

・・・軽くって言ったぢゃない。

 

 

 

えぇ、大丈夫よ・・・多分

一番安いのにすれば何とか三人でも・・・

 

そうよ、学生の頃とは違うわ。

 

 

 

 

馬鹿なっ!三階だとっ!!

 

 

 

倉庫や従業員の待機場では

無かったと言うのか!!

 

 

あの、麗羽と白蓮と来たときでさえ

あの袁家の麗羽でさえっ!二階だった! 

 

 今でも覚えている!

二階の奥の部屋に通された瞬間

 

 麗羽は、当たりですわ~と回りだし。

白蓮は、ただただ絶望し、

贅沢に慣れてる顔良と文醜も

不安そうに目線を交わし、

同じく麗羽と一緒に来た田豊は

経理担当を説得する方法を考え初め、

秋蘭は、冷や汗を流して田豊に融資の確認をし、

春蘭ですら、下手に動いたらヤバい事になると、

言葉でも、理屈でもない。

魂で理解してその動きを止めた。

 

 私はひたすらお母様に頭を下げる方法を

考えてたわね。

膝の曲げ方、腰の折り方。

肘を着くのは正しいのか。

腕は伸ばすのか、畳むのか。

掌は見せるのか、見せないのか。

 

 三階ね・・・

 

この階段が絞首台に続いてるように

見えるのは気のせいかしら?

 

だって、外は汗ばむ程に暑いのに

ここはなぜかヒンヤリしてる。

 

 

何故だ?何故三階に庭が有るっっ!!!

 

えぇ、構造どうなってるの?!

 

何か氷の龍と虎が有るんですけど!

 

 はっ。

春蘭!絶対に動いちゃダメよ!

秋蘭!安全な進路を!!!

 

くぅ階段の出口で外を見せておきながら、

死角にこんな罠をっ

 

落ち着け曹操!

手のひらに人って三回書いて飲むのよ! 

 

 

ふぅふぅふぅはぁ~

 

 

よし、落ち着いたわ。

 

  

これは氷じゃないのね?水晶?!

もっとヤバイじゃない。

中に冷たい水を?

 

けど冷たい水なんどこに!!

 

ヒ ミ ツ ☆って

 

くぅぅぅぅぅ

 

幼さの中に大人っぽさと名家の格が

無理なく調和されてるじゃない!!

 

鼻から愛がっ!

 

マズい、色んな意味でマズいわ

 

さすがは司馬仲達。

いえ、私が甘かったっ!

 

彼らにとっては簡単な会談の場ですら

一欠片の油断もできない戦場!

 

ならば地の利が有るところを選ぶに決まっている!

 

お、恐ろしい。景色や調度品には慣れても

懐具合に対する不安は加速する!

 

 

秋蘭・・・春蘭は無事かしら?

 

あぁ自分で考えて動くのを辞めたのね。

 

正解よ。

 

 

ごめんなさい、

連れの一人が体調を崩しちゃって

・・・申し訳ないけど、点心の注文は二人分でも

大丈夫かしら?

 

あぁありがとう。

助かるわ。

 

で、お品書きは頂ける?

 

え、無いの?

 

え"ぇ"ぇ"~~特急顧客限定特別点心のみ?!

 

秋蘭っっっ逝かないでっっ!

 

 

いや、ホント、そんなに気を使って

もらわなくとも大丈夫ですよ?

 

えぇ、何なら二階の揚ゴマ団子でも

はい、アレは美味しかったですから。

 

中身?いぇ普通のパオだったと

思いますけど。

 

はぁ、中身が色々ですか?

甘さに違い・・・濃い薄いだけじゃないんですか?

 

いや、でも、お高いんでしょう?

 

恥ずかしながら、

誘ったのは私たちなんですが、

実は現金はそんなにもって歩かないんですよ

 

 

え?

勿論・・・・・オゴリ?

 

オゴリってアレですか?

 

あの、慢心とか、増長のお説教をこれから受けたり?

 

 

ア、アハハハ冗談ですよ冗談。

 

 

名家冗談。(お、お母様太博だから大丈夫よね?)

 

 

 

たまにはお店に来てお金を落とさないと、教頭?

あぁ李儒様に叱られちゃうんですか?

ハハハ、名家ってホント大変デスヨネ!!

 

えと、だからお支払はソチラ様が?!

 

あぁ私と、私の連れの二人の分も?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(春蘭!秋蘭!)

 

((はっ!))

 

(聞いたわよね?!)

 

((無論です!!))

 

(遠慮は?)

 

((不要っ!))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ!!!ありがとうございます。

 

 

いやぁ今日はアナタに会えて良かったです!

 

 

 

あ、そう言えばまだ名乗り出てませんでしたね!

 

大変失礼しました!

 

勿論アナタ様のお名前は存じ上げておりますので

えぇ、はい。

 

今回は私達の名を覚えて頂ければ!

 

では、私はこの度、頓丘の県令を任じられました

 

姓は曹 字は操 名を孟徳と申します。

 

で、こちらが姉の

 

姓を夏侯 字を惇 名を元譲

 

で、こちらが妹の

 

姓を夏侯 字を淵 名を妙才

 

 

 

 

 

 

お耳汚しとなりますが、何とぞ

よろしくお願いします!!

 

――――――――――――――――――――――― 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曹操だったぁぁぁぁぁぁぁぁ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




基本的に史実の曹操は
信長と一緒でへりくだる時は
とことんへりくだります。

恩も仇もしっかりキッチリ覚えてて
バッチリ精算するのが覇王様。

今回は普通に
センパイ、おごってくれてありがとう!的なノリ。

このあと滅茶苦茶食べた。

ヤムチャしやがって・・・


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小悪魔が魔王に勝てるわけないじゃないか

褐色の国からやって来た原作キャラ登場回


虐待?表現あり。 

嫌いな方は読み飛ばし

オリ設定
オリ展開


師よ、ただいま戻りました。

 

 

はい、特に問題なく申請は通りました。

 

まぁそうですよね。

本来なら年単位で掛かる遠征が

実質、私の往復だけで終わりましたから。

 

二ヶ月・・・ほぼ移動ですよ。

予想された費用の20分の1以下です。

 

えぇ、余剰分取り合ってますよ。

馬騰殿からの手紙も有りましたので

何進大将軍も独り占めしないで

各勢力と調整中のようで。

 

全ての勢力に恩を売れました。

さすがは我が師。

 

ソレに、確かに荘園の兵は使いませんでしたね。

 

まさか戦をしないで勝つとは・・・

兵法の基本?

 

そうですね。

誰もが知っていながら理解してない基本です。

 

武術と一緒で基本の積み重ね・・・ですか。

 

至言です

 

 

ちなみに、一体いつからこの終わりを

想定してたんですか?

 

最初から?

最初とは韓遂が乱を起こしたと聞いた時から?

 

違う?では・・・

私が、産まれる前から?

 

冗談・・・では無いみたいですね。

えぇ、信じますとも。

 

師を疑うな。疑うなら師をとるな。でしょう?

ハハハ、今日はさすがに疲れてますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうっっっっっっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり拍子を消すだけでは足りませんか?

 

あぁ、確かに気を飛ばすんだったら

ワザワザ拳をその通りに動かす

必要は無いですよね。

その方が思い浮かべ安いのは確かですが

思い浮かべる時点で一拍子使ってると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

技撃軌道戦?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・ほほぅ

 

 

コレは確かに・・・

 

こうして、むっ?

 

いや、ならばっ

 

 

 

 

こうっっっっっっ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

ガイルっっっっっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか縦回転しながら空中で蹴りを放つとは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

いえ、さすがに今の私では

地から足を離したら、重さが無くなりますから。

 

ふふふ、引っ掛かりませんよ。

 

ちゃんと取捨選択をさせていただきますって。

 

 

しかしコレは、まだ伯妹師とは出来ませんね。

 

暫くはお付き合いお願いします。

 

さすが我が師。

 

いえ、洛陽は相変わらず澱んでいて、

気疲れしてしまったようで。

 

さらに相手も、ただ性根が腐ってるだけの

無能揃い。交渉とかでも中々達成感とか

得られずにいまして。

 

 自分がダメに成ってると言いますか。

まぁ少し疲れてたんですよね。

 

 

ふぅ

 

 

 

 

あぁコチラが洛陽と、弘農の荘園の

報告書です。

 

とりあえず涼州には張松と王累を、

武官は足りてますから後は当家から弟の軌達を。

ハイ、師には遠く及びませんが、

知っての通り家もそれなりに厳しいので。

ソレにはあくまで補佐ですから、

邪魔にはならないかと。

 

で、コレが師宛のお手紙です。

 

仕官とか、家庭教師とか。借金の

申し込みとか。

聞いたことのない親族の方も居ましたね?

李・・・・・・・・・豊??

李厳殿のお子様ではなく

 

40歳くらいで何か平均25くらいの男性でしたよ?

 

 

で、こっちが、ハイ。

お久しぶりですね、伯師妹。

アナタ宛のお手紙です。

 

そう、お母様からですよ。

後でゆっくりお部屋でお読みなさい。

返事もちゃんと書くのですよ? 

 

で、私の留守中、大丈夫でしたか?

師に尊厳は殺されてませんか?

 

ハハハ、私は最初に殺られましたけどね。

 

今思えば、私の中に有った傲りを

殺してくれたのでしょうね

 

えぇ、知っての通り私は環境に恵まれてましてね

 

 そのせいで少ぉしだけ、

他人の気持ちがわからない時期があったんですよ。

 

 まぁ今ではこのとーり、知った上で

対処出来るようになりました。

 

 コレも、師の教えの賜物ですね。

 

で、この褐色ネコモドキ何ですか?

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

ふぇぇぇぇ~

何この人たち!

行きなり涼州に行ってた思春が来たと

思ったら、すみませんって袋に

入れられて、気が付いたら・・・どこよ!!!

 

しかも褐色ネコモドキィ?

こんな屈辱初めてだよっ!

 

もぉあほっ!馬鹿っ!無表情っ!白っ!オニっ!

アクマっ!腐れ目っ!腹黒っ!年少趣味っ!

 

 ふばばばばばばばびばばぶばびばぼべ~!

 

何何何?!痛い痒い痛い痛い痒い痛いっ!

 

何か、何をされてるのか解らないけど

全身が凄く痛くて痒いっ!!!!!

 

 

 

ほほう?

 

成程、気をそんな・・・・・・・

 

とか無表情で、無駄に綺麗な声で

言われてるのが凄く怖い!

そして痛いっ痒いっ!!!

 

やめてっ!

 

無礼を謝れ?

 

わかったから、謝るから、

この痛痒いの止めて!

 

てゆうか、ホント、コレ、何?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小蓮へ

 

 アンタこの人たちに預かってもらうから。

 お客さんじゃなくて人質ね。

 あわよくば弟子になれれば最高だね。

 アンタが気付く頃にはアンタの部屋ないから

 逃げても帰る場所は無いよ? 

 精一杯頑張って、一人前になるんだよ!

 あと、この人たち母さんより偉くて

 強いから、下手な考えは起こさないでね。

 

 追伸

 虎とパンダは、連れてったら喰われるから

 あきらめな

 

 母より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?

 

 人質ィィィ?!

 あわよくば弟子ィィィィ?いや、

 母様より強かったら人間じゃないでしょ!

 何がっ、この、何でってか、何をって

 ゆーか!!あぁぁ~~~もぉッッ!

 溜め息も出ないんですけど!!

 

 え、あ、ハイ。静かにします。

 いえ、でも、何と言いますか

 こう・・・納得行かないと言うか

 何と言いますか・・・

 

 あ、ハイ。仲達姉様悪くないですよね。

 

 あ、あざといからヤメロ?

 

 い、いやぁ何の事だか。 

 無理とかしてませんよ?

 

 

 

 

 

 ・・・・・・ちょ、ちょっと白ちゃん

 助けてって

 な、馴れ馴れしいィ?

 

 

 

 あのねぇ?アンタ、ちょっと可愛いからって

 調子に・・・

 

 乗ってすみませんでしたっっっ!? 

 

 

 痛い痛い痛い痒い痛い痛い痒い!

 もぉよくわかんないから止めて下さい!

 

 

 ハイ、いいえっ!可愛いのはシロちゃ、

 シロさんで、調子に乗ったのが

 シャお"ぉ"ぉ"ぉ"

 褐色ネコモドキですっ!!

 

 

 

 何なのこの痛みと痒みの波状攻撃っ!

 

 気?!いや、祭もそうだったけどさ!

 気って言葉で何でも済ませようと

 しないでよね!!

 

 絶対違ぁぁぁぁぁぁわないですっ!!

 

 ふばばばばばばばびばばぶばびばぼ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ほら伯師妹。あれが洗礼の尊厳死ですよ

 

 

 

 

 




白っ子は何だかんだで
師匠と師姉を尊敬してますので
愛のないバッシングには厳しいです。

姉弟子も師匠を尊敬してますし師妹を認めてます。
荘園仲間もですね。他はナーベラルさんみたいに扱います

師匠は何だかんだで身内に甘いので馬鹿にされたら怒ります。
ついでに躾ます
暴徒鎮圧用のマイクロウエーブみたいに使ってます

ついでのついでにいえば白っ子も弟子も自分の意思で弟子に入してますが、
小悪魔は、言ってしまえば追っかけ弟子です。
しかも望んでない。 
多少は小悪魔に同情してますが究極的には、ソレアンタらの都合で自分達に関係無いよね?の精神になります。


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本能的に強さが分かるので長生きできるタイプ

リザルト回?説明回?

前回に引き続き原作キャラ

弟子との会話

オリ展開!オリ設定

ちょっと長いぞ!


さて、新入りに教育を施す前に

 

「アレ教育じゃなかった・・・んですね?」

 

 むろん、教えて育くむから教育です。

まぁ躾も教育と言えば教育ですが

多少の躾で師の教えを受けたと言われても

困ります。

 

「ハイ、ソウデスヨネ」

 

アナタの現状は、孫堅から書かれていた

文が全てです。

 

「お母様を呼び捨てにっっっシテモ当然デスヨネー」

 

えぇ、私たちの方が偉くて強い。

短文ではありますが、幼いアナタにも

わかりやすく情報を伝えています。

 

 全く、この文を洛陽の阿呆どもに見せて

教本として扱わせたいですね

 

「ら、洛陽の阿呆ですか?」

 

 えぇ、奴等は馬鹿と言えば馬と鹿に失礼

と思えるほどの阿呆でしてね。

 

 「えぇ~」

 

 弟子にしてください。と一言ですむ

言葉を、竹巻三束くらい使います。

 

 「えぇ~」

 

 お金貸して下さい。だと五束ですね

 

 「えぇ~」

 

 雇って下さいだと、紙の巻物になります

 

 「えぇ~」

 

 勅命なんて、ほら無駄に豪華な箱付きです

 

 「えぇぇぇ~~~!?」

 

 何ですか、大声を挙げて。

はしたない。

伯師妹を見なさい。

箱、壊して開けようとしてますよ。

 

 「し~ろ~さ~ん!?」

 

 落ち着きなさい。

 

 「ふばばっ!」

 

フム、やはり制御が甘いですね。

 

 「痒みだけでもツラいんですね」

 

 そうでしょうそうでしょう。

 

 師曰く、人は痛みには耐えれるが、痛み以外には存外脆い

 

 「ハイ、全くその通りでした」

 

 ふむ、流石我が師。

 

 ともかく伯師妹、壊してはいけませんよ?

売れなくなるじゃないですか。

 

 「いや、シロさん、ハッてしてますけど、多分驚くとこ違いますよ~。

売れるの?!じゃなくて。売るの?!ですよ~」

 

 アナタこそ何を言ってるんです?

売れるし、売るんですよ。

何も間違ってません。

 

「えぇ~」

 

 ふむ、視野が狭いですね。

まぁ、荊州南郡に所属する将の家でしかなかった

わけですから、仕方ないと言えば仕方ないのですが

 

「視野じゃないですよね?常識とか良識とかですよね?」

 

 いえ、だから、常識ですよ?名家常識。

 

「えぇ~?」

 

 まったく、いいですか?

洛陽には名家と呼ばれる有象無象が大量にいます

 

「名家なのに有象無象なんですね・・・」

 

 えぇ、ゴミです。後でその一番上の家格の

一員であった狐に合わせますが。アレを見ればわかります

 

「はぁ・・・けど教頭先生も筆頭様も・・・ぶばばばばっ!」

 

 アレらは家の格に縋るゴミで

我々は己の足で立つ人です。

 

 いいね?

 

「あ、ハイ」

 

 さて、その名家ですが、先ほど言ったように

家の格しか誇るものがありません。

 

「「はい」」

 

 けど、その家を誇るのに、

帝から勅をもらったことも無い連中が沢山います。

 

「「あぁ~」」

 

 もうわかりましたね?

 

 流石に勅は見せるわけには行かんが、

我が家は帝の信認篤い忠義の名家なのだ!

 

 そう内外に伝えるために、この箱使うのですよ。

ホラ、ここに勅って書いてて、印もあるでしょう?

 箱自体は本物だから、何も知らなければ

信じるしかないんですよね。

 みだりに勅を見せないのも当たり前ですから。

 

「「ほえぇ~」」

 

 派閥争いに負けそうな時も

コレ持参して許しを請う場合もありますし。

没落しても、コレ持ってれば

ほしい人に売れば生活はできますからね。

 嵩張らないし、名家限定のお手軽な財なんですよ?

わかりましたか?

 

「「はい」」

 

 さて、教育の話でしたね

 

「ワスレテナカッタンデスネ」

 

 当たり前でしょう?これから我らと

共にあるのですから、無能では

師の面目が立ちません

 

「あんまり面目とか気にする人に見えませんよ?」

 

 えぇ、師は面目など気にしません。

ですが、だからといって弟子が師の面目を

潰して良いわけがないでしょう?

 

「あぁ、そうですね」 

 

 それに、いつまでも田舎の野良猫のように

無作法で愚かだと、アナタのせいで師に迷惑がかかります

 

「面目以外で、ですか?」

 

 えぇ、名家の連中はね、都で百年以上もの間

相手の足を引っ張ることを学んできた連中です。

 

「そう聞くと怖いですよね」

 

 そう、相手がクズだからこそ恐れなさい。

間違ってもアナタの母親のように、目も向けない

などは論外です、必ず足元を掬われます。

 

「あぁお母様って、そういうところありました」

 

 師は空中を歩いているような方ですから、

ゴミが足元を掬っても、まったく意味はないのですが。

 

「ないんだ」

 

 それでもまかり間違ってゴミが目に入ったりしたら、

何故か防げなかった私たちが危険に晒される可能性があります。

 

 「八つ当たりですよねっ!」

 

 八つ当たりと言えば八つ当たりですが、

師に無駄な手間をかけさせた・・・と考えれば

無力な弟子に対する教育と言えなくもないんです。

 

 「・・・あぁ・・・」

 

 アナタも見たでしょう?あの

あの降伏してきた韓遂とそのお付きに使った

恐ろしい一撃を?

 

 「「絶対忘れません」」

 

 お付きに使ったのは命奪崩壊拳・・・

 

 「「ピっ」」

 

 韓遂に使ったのは

 

 経絡・新血愁心霊台・・・

 

 「「あわわわわわ」」

 

 この私にして、名前だけでも鳥肌が立ちます。

アレに比べたら、確かに破顔拳は有情でした。

 

 「破顔拳は知りませんが。シロさん名前だけで怯えてますけど・・・」

 

 興味がありますか?

 すみませんが、今の私ではまだ出来ないので

 

 「いやっ!経験したいとかじゃないですっっ!!」

 

 ・・・まぁどうせ近いうちに喰らいますよ

 

 「えぇぇぇぇぇ!!」

 

 アナタ、あざといくせに迂闊なところありますからね。

そういうのって、死なないと治らないんですよ?

 

 「死ぬの?!」

 

 死んでたでしょう?

あの二人、尊厳的に。間違いなく。

 

 「ハイ、ソウデシタネ」

 

 まぁアレは師曰く、救済 なんだとか

 

 「「えぇ~」」

 

 その気持ちもわからなくはないんですけどね。

本来であれば漢に背いて、討伐軍まで組織されたのです。

本人だけでなく、一族郎党断頭ですよ。

 

 「まぁ、そうですね」

 

 羌賊にとっては裏切り者で

 涼州の民にとっても裏切り者ですよね。

 

 「まぁ、そうですね」

 

 でも、アノ韓遂を見て、追い打ちかけようと思いましたか?

 

 「いや、私は事情知ってるわけじゃないですけど、ないです」

 

 えぇ、私もアレ以上は命を奪うしか想像できません。

できませんし・・・殺したほうがいっそ慈悲なのではないかとも思いました。

 

 「「わかります」」

 

 まぁ、本人だけですんで、しかも周りから同情されるんです。

 ・・・救済?でしょう?

 

 「まぁ本人的にはアレですけど、周りを考えたら・・・救済?ですね」

 

 師曰く、不殺三原則

 

 「「不殺三原則・・・」」

 

 すなわち、

 

 歪みねぇ

 だらしねぇ

 仕方ねぇ

 

 「アレ見たあとだと、すごくしっくりきますね」

 

 執行者は躊躇してはならない。歪みない姿勢が説得力を生む。

 

 「ホント、あの大勢の前でアレ執行できるってすごい精神力ですよね」

 

 受刑者に余裕はいらない。全てを失うからこそ被害者も納得する。

 

 「味方も、もう許してあげてぇとか、やめろよぉとか言ってましたね」

 

 その上で、罪を償ったのだ・・・とか真顔で言われたら、誰だって「仕方ないネ」としか言えません。

 

 「いや、ホント。涼州兵も羌族もみんな頷いてました」

 

 洛陽のアホだけじゃありません。現地被害者全員が納得して、初めて許されるのです。

  

 「ホントそうですよね。あれでみんな許しましたし。」

 

 えぇ、ただ法で償った、とか可哀想、だけでは収まらないのが人間です。

 

 「よくわかりました。っていうか気ってあんなコトまでできたんですねぇぇぇぇぇぇぇぇ!なんでぇえ!!」

 

 ふぅ、不敬ですよネコモドキ

 そこに驚くということは無意識に師を見縊っているということです。

 

 「あ、あぁ、できないと思ってるから驚くんですもんね」

 

 そういうことです。油断、慢心につながりますからね

 早めに矯正しないと、あの二人みたいになりますよ?

 

 「絶対にイヤっ!!ていうかあの二人はどうなったんです?自害?」

 

 いえ、確か・・・か、かゆ?は天水の董卓が引き取って洗濯してたはずです

  

 「筆頭~華雄さんですよ~」

 

 あの有様のどこに華と雄々しさがありました?

 あったのは茶色と赤の汚ぇ華と、声も上げずに泣いてた女でしょうに

 

 「ホント、命奪われて、なんか・・・全部崩壊してましたよね」

 

 師の手が腹から出てた気もしましたが、なんでもミネ・ウチの進化系とか。

 全身痛みで動けない・・・程度じゃすまさない。

 そんな凄みがありました。

 

 流石我が師。

 

 「・・・ミネ・ウチ?」

  

  本来は痛みだけに襲われる技なんですがね

 あの様子だと他にも色々味わってそうです。

 

 「目は、ナニカが迫ってくるみたいに絶望してましたね」

 

 あぁそういえば彼女、名が無いそうですね、醜香とかどうですかね?真名は赤茶。

 

 「いや、なんか私の名前に似てるんで辞めて欲しいです」

 

 あぁ尚香でしたっけ?

 ・・・醜香名乗ります?

 

 「いやですっっっ!!!」

 

 で、韓遂ですが。

 

 「うわぁ、筆頭様って絶対教頭先生の弟子ですよね」 

 

 何を今更。あの方以外を師と仰ぐつもりはありませんよ?

 

 「いえ、いいです。韓遂ですよね」

 

 えぇ、知ってのとおり三日三晩あの場で踊り狂い、

 目から、口から、耳から、鼻から、下半身から、爪の先から、

 他、ありとあらゆる箇所から、血とナニカを出したにも関わらず

 何故か生きてた韓遂です。

 

 「なんか髪の色白くなった上、覚悟を決めた顔になってましたよね」

 

 まぁ、あんな経験してしまえば

 もう何も怖くない!の境地にたどり着いてしまうんでしょう。

 

 「筆頭様も?」

 

 流石にアレは・・・

 

 「デスヨネー」

 

 まぁ、そのおかげ?で敵、味方双方に許された、韓遂ですが、

 とりあえず馬騰と洛陽に向かいました

 ふっ逝くぞケンとか言ってましたが、確か彼女の名は寿成ですよね?

 真名でしょうか??

 

 「ちょっとわからないですね。じゃあ洛陽で宦官とか殺るんですか?」

 

 いや、細かくは聞いてませんが、それはないでしょう。

 

 「え?だって、そのために乱を起こしたんですよね?」

 

 戦力の要を握る馬騰が、師に諭されましたからね。

 韓遂も口を挟もうとは思わないでしょうし。

 

 「思わないんですか?」

 

 ああなって反省しないとか、あると思います?

 

 「イヤ、ナイデスネ。」

 

 まぁそういうわけで、韓遂は報奨をもらいに洛陽に行った

 馬騰と孫堅に引きずられて逝きました。

 で、我々は引き継ぎで居残りです。

 

 「それもおかしくないですか?なんで筆頭様と教頭先生は洛陽にいかないんです?」

 

 あぁ、馬騰や孫堅は地方軍閥ですからね、洛陽に行くと言う機会があまりないから

何かあればできるだけ行くようにしないと行けないんです。

中央の情報しかり、人脈しかり、きちんとしないと

いつの間にか後ろから刺されますからね。

 

 「「ほぇぇ~」」

 

 対して我々は洛陽の被官です。

 いつでも帰れますから、そんなに慌てる必要がないんです

 

 「中央の役人は結構すぐ帰りたがりますよね?」

 

 アレは中央にいないと賄賂とか稼げない連中ですね。

あと派閥内の権力争いがありますから

居ない時に色んなことされるのを防ぐためです。

 

 「教頭先生と筆頭様は大丈夫なんですか?」

 

 自分たちの足で立ってますからね

それにアナタ・・・

師の陰口叩いて、足引っ張って、誰が得するんです?

 

 「えーと派閥?とか」

 

 特にないんですよね。むしろ李儒派とかできそうな雰囲気で

 

 「李儒派ばばばばばばばばばばぁ!?」

 

 様を付けなさい様を。

 

 「筆頭様つけてなかったじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 普段から癖を付けなさいという躾の一環です。

 伯師妹を見習いなさい。

 

 「シロさんっ!コツ教えてくださいっっっ!!」

 

 コツとか言ってる時点でダメなんです。

 

 

 さて、とりあえず女子とーくはこれくらいでいいでしょう。

師とこれからの事を話し合わないと。

あなたたちも、今日はおやすみなさい

 

 

 

「「はい」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・女子トークって・・・絶対違うと思いぃぃぃぃぃぃぃぃませんっっ!!!」

 

 

 




白っ子は賢いのですが
本とかもなく
母親しかいなかったので
語彙が少ないんです。

だから一言とかしか喋らない=矯正されない
大体コクコク頷いてます


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星のクズ

幕間に近いけど これで涼州編?終わりです

メンマ大好き花鳥仮面は無関係です

前半 熟女 後半メガネ

オリ設定オリ展開!

手紙部分の矛盾点修正


 

 

 一人で行けよ馬騰ぉぉぉぉ!!

 アタシを洛陽の晒し者にする気か!!

 

 晒し者なら韓遂一人でいいだろうが!!

 

 見ろ、この顔っ。

 全てを悟ったこの顔っ!!

 

 いっそもっと晒してやれよ!!!

 

 ケンってアタシだったのか?

 馴れ馴れしいだろ!!

 

 あぁん?オムツ持参?

 

 知 る か っ!!!!

 

 一人で便所にでも突貫してなっ!!

 

 いや、マジで。あんた、今のうちに

 文官鍛えろとか中央と繋がり作れとか

 言ってたじゃないか?

 

 いきなり長沙郡の太守って早すぎんだろぉ!

 一ヶ月か?一ヶ月で育てろってか?

 

 あん?信賞必罰?

 いや、そりゃ聞いたけど!

 

 あん?中央にツテがないから、

 役職は付けれない?いや、そりゃ権力争いに

 巻き込まれるから、いっそいらないけど!

 

 あぁん?李儒殿に娘を預けたのが

 イラッときた?ソレが全てじゃないか!!

 

 いや、出し抜いたとかじゃなくてさ。

 アンタも見ただろう?

 つかこの白くなった韓遂見ろ。

 

 で、アタシ最初の軍議で李儒殿に

 喧嘩売ったじゃないか? 

 

 これ以上説明いるか?

 

 ウチの連中も最初は反対してたけどさ、

 何をトチ狂ったか一騎打ち申し込んできた

 

 えーと、か・・・かゆ?

 そう、華雄を処刑したときのアレ見てさ

 みんな納得してたよ!

 むしろ推奨してきたよ!

 

 何だいアイツ!震えろ、燃え尽きろ、

 刻め・・・だったか?

 もう華雄のヤツ、一つ数える度に、

 ナニかが体から出て行ってさ!

 それを見下すヤツの目!!!

 なんていうか、名家にあるまじき物凄い

 スゴ味だったじゃないか!

 

 それだけじゃない。

 この韓遂なんて 

 

 三日三晩苦しむ様を見せて、

 羌族に我の名を広めろ

 

 とか言われてさ!

 

 ほんとに三日三晩アレだったじゃないか!

 

 離れてても

 ダレカタスケテーって聞こえてくる恐怖!!

 目の前で見てたのに、

 何をしたのか、わからなかった。

 あ、頭がどうにかなりそうだった。

 気のせいだとか、凄く速いとか、

 そんなチャチなもんじゃ断じてない!!

 書類より恐ろしいモノの片鱗を味わったよ!

 

 羌族だって、最初はスキあらば襲ってこよう

 としてたくせに

 華雄の腹からヤツの腕が出てきた瞬間、

 あの一瞬で、全員が馬から降りてずっと

 下見てたじゃないか!!

 

 何もされてないのに泣いて謝ってたじゃないか!!!

 

 味方の兵だって、もうやめてやれよって

 小さな声でつぶやいてさ!

 

 それでも、李儒閣下、万歳っっっ!て

 本来帝にしか使っちゃいけない言葉まで使ってさ!

 

 間違っても自分に来ないようにって、

 喉が潰れるくらい叫んでたじゃないかっ!!!

 鎧袖一触どころか、触れる前に弾け飛んでるじゃない!!

 

 李儒殿が

 「関わりの無き者は去れ!さもなければ斬る」

 って言ったじゃないか?

 全員関係者だよね?!!

 アレ去ってたら殺られてたよね!!

 どっちに転んでもダメじゃないか!!!

 

 アタシ、アレに喧嘩売ったんだって言ったとき

 部下から、かわいそうにって顔されたよ!

 

 あんなの初めてだ!

 

 『だからアタシは悪くない!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 なんか孫堅が叫んでるけど

 気持ちは良くわかる

 

 ナニ、アレ?

 

 洛陽ってあんな奴らのたまり場なの?

 

 

 正直来たくなかったけど。

別に戦ってないし、もう物資もらってるし。

この上、武功って言われても・・・

って感じだったのよね。

名家とか宦官とかと腹の探り合いも

したくないし。

田舎者って見下されるのもわかってたし。

 

 正直来たくなかったんだけど。

馬騰様が楽しみにしてなって言ってたけど、

恋も霞も嫌がってたけど、

涼州に残ってたらアレと顔合わせるかもね?

って言ったら満場一致でコッチだった。

 

まさかの恋もコッチとは・・・

 

 勝てる?って聞いたら「ヤダ」って言われたし。

 本来強いのが好きな霞も「アレはあかん」

 って言って下向いたし。

 

 まぁ、もし勝っても、相討ちとかでアレくらったら負けだしね。

 

 華雄だって涼州で名の知れた剛の者なのに

 あのザマだったもんね・・・

 

 

 まったく見えなかったわ。

 

 気づいたら華雄の腹から李儒の手が生えてた。

 霞の「なん・・・やて」ってそんなに大きく

 なかった声が戦場?に響いたわね。

 

 体は回復したけど、数日は武器を持つのも

 苦労する有様だったわ。

 

 武将としての華雄は死んだと思ったけど・・・

 

 霞と恋の鍛錬見てたら回復したのよね。

 なんか「・・・行ける・・・のか?」とか

 言い出して。実際死線を乗り越えたとか。

 

 私にも気が見えるとか・・・

 

 韓遂殿なんて・・・アレなんで生きてるの?

 全身からありとあらゆる液体が流れて

 徐々に髪が白くなって、いきなり爪が 

 パクッて開いて、血が弾けて・・・

 

 いや、なんでアレ生きてるの?

 

 

 ただ、あそこまで殺ったから

 羌族も涼州の兵も二人を受け入れたのよね

 

 普通なら、大勢の前で無様を晒したら

 兵士だってついてこないけどさ。

 

「罪は償った」って凄く、なんていうの?

 凄み?を出して、

 無駄に良い声と腐った目で言われたら、もう

 「仕方ないネ」ってなるわよ。

 むしろ許してやれよって言ってたし。

 

 僕も思ったもの。

 

 あれに見せるんじゃ馬超も真剣に報告書

 書くわよ。

 

 けど華雄って凄かったんだね。

 だって・・・あんな目にあって、まだ戦場に

 行けるなんてありえないでしょ?

 ただの猪武者と思ってたけど、訂正。

 

 間違いなく黄金の精神を持ってるわっ!!

 

 さすがに鉢合わせるかもって言ったときは

 イヤだぁ!!!!!!って大声で叫んでどっか

 行ったけど。

 

 ってかなんで一騎打ちとか挑んだのよ?

 

 それも、孫堅とか馬超じゃなくて

 よりにもよって李儒に。

 

 こっちの主だった連中がみんな

 

 うわぁ

 

 って顔したのわかったでしょ?

 

 え?洛陽出身の文官に戦わずに負けたのが

 納得できなかった?んで韓遂も、

 李儒を洛陽出身の名家のボンボンとしか

 知らなかったの?

 

 うわぁ

 

 なるほどね。やっぱり情報は大切だわ。

 うん、今回も洛陽でしっかり集めなきゃね。

 

 

 あと、情報と言えば

 馬超がもってきた。

 

 鶴亀流天津飲茶楼?の特別割引券?

 

 5割も割引してくれるらしいじゃない。

 

 なんか噂ではかなり美味しいらしいし?

 

 あの李儒が持ってきた、お茶とか食料考えたら

 相当期待できるわよね。

 

 うん、月も恋も楽しみにしてたし。

 

 実は私もちょっと楽しみなのよね。

 

 ふふ、褒美はもらえるし、美味しいものは

 食べれるしちょっと我慢すれば、残るは

 良い事だらけよね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はぁ?月が州牧?!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三階だとっっ!!!!!!!!!!

 




天さんは4つに別れることができます

半分程度で油断してはいけないと言う好例ですね 

情報は大事

今更ですが、拙作ってクロスオーバータグ必要ですかね?


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まるで・・・沼!!「釘の森」

3章  導入&世界間説明

ゆっくり政治のお話?

オリ展開
オリ設定!

弟子の表情は想像におまかせ!



お、どうした弟子よこんな時間に?

 

夜這いならもう少し大きくなってからに

 

 

 

 

ハハハハハハハハハハハ

 

 

そう、円だ。

基本にして奥義

 

全てを中心に集めることも

全てを中心から外すことも出来る

 

そして円は平面だけじゃない

そう立体!!

 

 

 

 

 

 

 

ほ~う、一時的にとは言え、とうとう空気を足場にすることが

できるようになったか。

 

普通は水面から練習するんだが、流石わが弟子。

 

いやいや、その弛まぬ姿勢はいつも認めてるぞ?

 

 

 

 

 ハハハ

 

 照れるな照れるな

 

 とりあえず頭を撫でてやろう。

 

 

 

 ハハハハハハ

 

 お前は褒められて当然だ

 

 弟子の手柄を褒めぬ師がどこに居る?

 

 

 

 ま、急ぎではないんだろう?

 

 たまには少し落ち着いた時間があってもいいじゃないか。

 

 ココ座って茶でもどうだ?

 

 今、報告書読んでるしな。

 

 ん?あぁ馬超のじゃない。

最近はちゃんと報告書の体を成してるからな

 

 張松と王累に回してるさ。

 

 あとは必要な分だけ回ってくるから、その確認だけだ。

 

 あぁ、洛陽からの分

 

 なんだって曹操が狐っ子と弟子を間違えたんだろうな?

 

 いや、俺から見ても似てるところが見当たらん。

 

 荘園で牛乳飲ませて、武官に鍛えさせてるから、今じゃ本家の猫耳とも全然違うしな。

知ってるか?知り合いに会っても、誰も気付かんそうだ。

だからお互いしか知らない内容を話して、ようやく信じて貰えるとか。

 

 

 

 

 それに董卓と呂布が、天津飲茶楼で食いまくってメガネが土下座って

 

 

 

 

 ヤムチャしやがって

 

 

 

 アレ馬超に渡した半額券だろ?州牧の馬騰ならともかく

天水の太守が、よりにもよって呂布連れて行く場所じゃ

ねぇよな。

 

 

 

 ヤムチャしやがって

 

 

 太守たって個人の金があるわけじゃないんだから。

  

 アレ州牧が、州の予算使って、政治の場で使う為の割引券だぞ?

 

 

 

 ヤムチャしやがって

 

 

 

 元々州牧用の券だったから、その時いた亀っ子の判断で

 とりあえずツケにしたらしいが・・・

  

 

 ヤムチャしやがって

 

 

 まぁ董卓も州牧なったしな。

変にツケにして、并州で妙な政されても困るし、

今回はご祝儀扱いにしてやろうと思うが・・・

弟子はどう思う?

 

 あぁ俺か弟子の名前でだ。

洛陽の連中と比べて、辺境の連中は義理堅い。

 

 まぁ義理と人情で助け合わなきゃ生きて行けないってのがあるがな

だからヤツラは小さくてもあまり貸し借りはしないんだが・・・

今回は懐事情と、ご祝儀って名目があれば断らんよ。

 

 金額?見ろ、并州の長城の修繕費用1年分(中抜き前)だ。

 

 

 ヤムチャしすぎ

 

 

 

 流石、呂奉先。

 見事に董卓と賈詡の意識と財布を飛ばしやがった

 

 ん?知ってるのかって?

 

 えぇと、ホラ、この資料。

 

 そう、俺らが来る前の、姜族との戦闘記録。

 

 いやぁ笑えるだろ? 

 

 一人で5000の姜族殺してやがる。

しかも半日かかってない。

 

 なんでコレで洛陽に情報がないのか?

 

 信じてないのと、辺境の族ごとき

 モノの数じゃないって思ってるからだな。

 

 多分あれだぞ、司隷周辺の賊は周りの賊の

五倍は強いって思ってる。

 

 だから俺の武功が異様に大きくて。

公孫や馬家の武功が実際より小さいんだな。

 

 あいつら、涼州の騎兵より、俺と弟子を

怖がってるだろ?これが理由さ。

 

 まぁその理屈でも1000人は片付けた

ことになるんだが・・・揉み消したか

当時の武官が自分の手柄にしたな。

 

 董卓も賈詡もまだその辺を理解できてない。

 

 俺とか?さて・・・身体能力だけなら

恐らくあちらが上だな。

  

 おいおい、お前は俺をなんだと思ってる?

人間だぞ?獣じゃあるまいし・・・

基本は頭で戦う人間だぞ?

 

 基礎能力だけで勝てるなら

 世の中に武術なんか無いと教えてきただろう?

 

 それに、基礎能力でいったら孫堅だって俺より上だぞ?

 技術の桁が違うから確殺できるだけだ。

 

 わかりやすく例えるなら、ヤツらは武人は、やっぱり獣だ。

 親から狩りのやり方を教わるか、飢えて狩りの仕方を覚えるか

 の違いがあるが、最初だけだな。

 後は実際の戦場で技を磨いて、

 近場の縄張りの敵を見つけたら争って。

 その戦いで学んで、喰らって強くなる。

 

 俺達は・・・そうだな狩人だ。

 身体を作ってはいるが、ソレを主張することはない。

 技術を磨いているが、ソレを主張することはない。

 心を燃やしているが、ソレを主張することはない。

 

 殺すべき相手を見つけたなら、

 名乗りなど上げず、見つかる前に殺す。

 姿など見せず、罠に嵌めて殺す。

 いつ死んだか気づかれることなく殺す。

 

 まぁそのためにはやっぱりある程度の基礎能力と知識が必要だがな。

 

 何も学んでない子供じゃ虎は殺せないだろ。

 落とし穴を知ってればどうだ?

 毒を知ってればどうだ?

 

 体も心も個人の積み重ねだが

 知識と技術は歴史の積み重ねだ。

 

 時代の天才が一歩一歩踏み固めた歴史の結晶だ。

 

 いくら個人が強くとも、届かない領域だ。

 

 俺の歴史?

 あぁ昔、二郎真君に学んでな?

 

 あぁ、まぁ、アノ二郎真君かどうかは

 知らんぞ?アレがそう名乗ってただけだ。

 

 まぁもしそれが本当なら、俺の技術は2000年以上の

 積み重ねだ。

 

 ホラ、獣程度には負けんだろう?

 だから安心しろ。

 

 

 

 師は無敵だ。

  

 

 

 しかし、馬騰が執金吾、孫堅が長沙郡の太守、董卓が并州牧か

 

 孫堅の昇進が異常?

 

 あぁ何進だな。

 地方軍閥出身で、名家や宦官のツテのない孫堅なんて

 何進にとっては良い駒だ。

 董卓もな。馬騰の保証付きだから

 そのくらいはするさ。

 

 勅命果たした田舎者に中央の役職を与えたくない

 名家や宦官にしてみても荊州の南郡の太守なんて

 一山幾らの役職でしかない。

 

 何進は、洛陽の西と南と北にツテをもったつもりだろうが

 ・・・馬騰の牙はどこを向く?

 ・・・董卓はそもそも理解してるか?

 ・・・孫堅を洛陽からの長い鎖で繋いでおけるのか?

 

 俺にも何か来たんだろう?

 

 ・・・いや、なんで勅書持ってるんだ?

 え?勅使って資格必要じゃなかった?

 

 なんか使者の目を見てたら、お願いしますって渡された?

 おいおいおい、勅使が形式すら守れなくなったのか?

 

 まったく、少しは意地を見せろ意地を。

 華雄と韓遂だって、辺境の意地の為に

 俺に挑んだってのに・・・

 

 あぁ?アレか。

 まさか華雄が個人的に不満だからってだけで

 一騎打ちなんかするわけないだろう。

 

 あれで一応羌族にも認められた一軍の将だぞ?

 

 一応そういう形で周りにも吹聴しているが

 アレがあったから羌族に追撃もなかったし

 韓遂も命を許された。

 

 勝てないと知りながらも、万の命の為に泥を被った英断だ。

  

 知ってて命奪崩壊させたのか?

 

 まぁ狩人だからな。

 羌族の大量発生とか抑えるためには、

 真正面から当たるのが一番効果的だったんだよ。

 

 表向きは武人の心意気に答えるって言ってな。

 

 まぁ弟子も一騎打ちとか申し込まれるだろうが

 そのときはこんな風に考えれば・・・

 少しは受けてやろうって思えるようになるだろ?

 

 

 

 で、勅書・・・箱は?

 

 白っ子が気に入ったみたい?

 ・・・そうか。まだ七歳だもんな。

 

 ネコモドキは今年七歳だから・・・一個下か

 切磋琢磨する相手がいれば成長も速い。

 もしかしたら越されるかもな?

 

 あぁ、しっかり鍛えてやるから安心しろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 安北将軍・・・若造に三品官とは、何進め・・・今回で味を占めたか?

 

 俺を抱き込むのは諦めたようだが・・・

 

 軍部は軍部で忙しいらしい。

 

 そりゃ何進も馬騰の兵で一掃したくもなるな。

 

 ん?ああ、北だ。

 本来なら驍騎将軍・・・今は皇甫嵩将軍か?

 もしくは車騎将軍の朱儁将軍が向かうはずなんだがな。

 

 二人共そこそこの名家で、何進とも宦官と敵対してる。

 

 また、お互いの派閥が違うから

 片方を出したら、もう片方に口を出される。

 二人出して手柄を立てられたら、何進の力も

 宦官の力も落ちる。

 

 

 

 

 

 

 だが俺なら?名家でありながら、馬騰や孫堅と繋がりがあり。

 洛陽で権力に関わってないから、宦官とも敵対していない。

 

 で、実績もあるから反対もできん。

 

 

 そんな俺を無理に抱き込もうとすれば、全部の勢力が関わる

 権力闘争の勃発。

 

 しかも本人不在だから、絶対に終わらん、かつ無駄な闘争だ。

 

 だからせめて、命令に対して不自然にならない程度の将軍位

 を与えて、周囲を納得させると同時に

 若造には過ぎた役職を与えて、恩を感じさせるに留めた。

 

 失敗したときに俺に罪を着せる?

 まぁ何進なら考えるかもしれんが

 他の洛陽の連中は考えないな

  

 アイツ等って、実際に失敗しても、一人でも殺したら

 それを手柄にして凱旋してくるだろう?

 

 一人ってのは言い過ぎだが、実際今までそうやってたわけだし。

 

 

 俺もソレをできるってわかってるからな。

 自分がやることは相手もできるって考えてるんだよ。

 あくまで俺と弟子が名家だからってのもあるが。

 もし名家じゃなかったら?

 

 このやり方に気付く頭なんてないだろうからって、

 失敗の責任を取らせようとしてるな。

 

 アイツ等ほんと、そーゆーのだけは得意で凄い。

 

 だから孫堅は、これから自身の最も苦手な戦場で

 200年を超えて蓄積された名家の澱みと戦う事になる。

 

 

 

 ・・・まぁ良くて5年か?耐えればヤツの勝ちだ。

 負けたら?

 ・・・ここにネコモドキが居るだろう?

 ま、一応太守になる前から

 そのくらいは考えれる頭があったみたいだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、弟子よ。

 

 荒れるぞ。

 

 地方軍閥と中央の官僚の意識が違いすぎる。

 中央から地方に行った役人の意識と能力が低すぎる。

 地方にいる豪族同士の意識が違いすぎる。

 中央と地方の経済格差が大きすぎる。 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ、また選択だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 弟子よ、お前は我が王になるか?

 師と共にいずこかの王の臣になるか??

 

 




そんなわけで第三章 言ってしまえば幽州編
ルート選択章 

 そろそろ原作?

 あとで各キャラの年齢調整するかも・・・

 ハーレム?ないない。
 種馬嫌いだしね。
 
 妙な知識は夢か仙人のせいにするスタイル。


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ブレストな火より、光子の力の方が凄くない?

呉陣営に対するアンチヘイト表現あり

嫌いな人は読み飛ばし

幽州編と行ったな?
アレは本当だ

みんな大好き、原作キャラのアノ人だっ!!




いやーおどろいたっ!

 

暗黒将軍なんて教頭先生にピッタリな

将軍位あったんだって!

 

昔あんな人いたのかな?

 

そーいえば40万人埋めたって人とかいたよね。

 

うん・・・あるね。暗黒将軍!!

 

 

 

そんなこんなで毎日毎日、朝起きて、ぎゅーにゅーのんで、鍛練して、ぎゅーにゅーのんで、朝御飯食べて、ぎゅーにゅーのんで、お勉強して、ぎゅーにゅーのんで、鍛練して、ぎゅーにゅーのんで、お昼御飯食べて、ぎゅーにゅーのんで、お昼寝して、ぎゅーにゅーのんで、お勉強して、ぎゅーにゅーのんで、鍛練して、ぎゅーにゅーのんで、夜御飯食べて、ぎゅーにゅーのんで、鍛練して、ぎゅーにゅーのんで、お風呂入って、ぎゅーにゅーのんで、寝るっ!

 

あったかいぎゅーにゅーに、

ちょっと砂糖入れたのが好き!

 

寝るときぐっすりで、朝バッチリ☆

 

教頭先生のウチは一日三回御飯あるんだよ!

 

前は二回だったし、量も少なかったけど・・・今思えば祭、黄蓋はホントに苦労してたんだよね。

 

 

ま、いいか(ソラミミ?ナニソレ?)

 

で、ここ一年はずっと洛陽で鍛練とお勉強!

 

若いときから教頭先生に教わって、効果的に鍛えることで

凄く強くなれるんだって!

 

筆頭様も雪・・・策姉さまより強くて、

お母様に勝てるって!

 

最初は嘘だぁって思ってたけど、

良く良く考えたら、お母様も手紙に書いてたじゃん!

でもでも、ケンリョクとかザイリョクって思ってたら

普通に武力だったね!

 

教頭先生と筆頭様の組み手なんて、

壁のあるところじゃ出来ないからね!

 

カシンって人から、使者が来て開拓予定地表を渡されて

ね。お願いします、ソコでやって下さいって

頼まれるの!

 

いやぁアレ見たら雪・・・策姉様は虎じゃなく

人間だってわかるね。

 

まぁほとんど見えないけどさ!

分からないことが分かるってあーゆー

ことなんだね!

 

シロさんなんて半分見えてるんだから!!

 

ホント、毎日勉強だよ!

あ、目を鍛えるなら魚も良いんだって!

 

ここにいると、鍛練もしないで

しかも勉強から逃げてお酒飲んでる

策姉様ってダメだってわかる。

 

周りに甘えすぎっ!

 

蓮・・・権姉様もダメダメ!

大変そうに見えてたけど、書類仕事

とか教わっててわかった!

 

権姉様は好きなことしかしてないんだもん!

 

策姉様に勝てないからって

軍事を軽く見てる!!

 

軍事だって政なんだから、

戦う兵士の気持ちがわからないと

ダメなのに!!

 

周りに甘えすぎ!!

 

ソレを考えたら、お母様は違うんだ!

 

ちょぉっと軍事に意識が向いてるけど

書類仕事が大事ってわかってるし!

 

雷・・・張昭とか、周瑜と陸遜に

ちゃんと補佐させてるもん!

 

策姉さんと違って、投げ出してやらせてる

のとはゼンゼン違う!!

 

自分の仕事わかってくれてるって思わなきゃ

人はついて来ないんだからね!!

 

大切な仕事をお酒飲みながらやってる

人なんか信用されないんだから!!

 

 

周瑜も甘やかし過ぎっ!!

 

策姉さんのためにならない!

 

孫家のためにならないっ!!

 

民のためにならない!!!!!

 

やらないと仕事が溜まるぅ?

仕事が溜まると民が困るぅ?

やる気のないやつに、そんな大事な仕事回すな!!

 

大体、張昭と周瑜と陸遜がいて、権姉様もいて、

お母様がソレ監督してるのに

長沙一郡回せないわけないでしょっ!

 

純粋な軍事系の書類仕事って実はあんまりないって

知ってるんだから!

黄蓋だって書類仕事できるでしょ!

 

 

馬騰様なんて、馬岱様と二人で州を回してたんだよ!!

今だって教頭先生から借りてる人あわせて

四人だよ!!!

 

 

甘えるな!甘やかすな!甘えさせるな!!!

 

 

あ、あと、ココと、ココ数字に間違いはない?

何か前の書類と違うけど?

 

それと、この予想だけど

もう少し川の、あぁココね

ココの堤を弄ったら、もう少し

生産力上がらない?

 

せっかく長江とか湖があるんだからさ

軍事的な防壁ってだけじゃなくてさ、

水産もそうだけど、物流的なのとか

少~し応用すれば農業だって

できるよね?

 

ねぇ・・・甘寧と周泰って

現地見てお母様に報告してるんでしょ?

 

何見てるの?

 

それとさ、孫策さんさ、働かないなら

馬超様みたく兵士の訓練と副官の教育を

兼ねて、遠乗りさせたら?

 

民には、治安守るために孫家の長女が

直々に回ってるんだって言えるじゃない?

 

ちゃんとした報告書が挙がったら

長沙のためになるじゃん。

 

跡継ぎが仕事から逃げてお酒飲んでるって

評判より百倍マシだよね。  

 

 

ゲ

 

 

そーゆー評判って大事だよ?

 

いや、涼州に行って三日目でコレをやらせた

教頭先生ってホントに凄いよね。

 

とりあえず、さ。

私でも分かる間違いがある

書類を、教頭先生とか筆頭様には

見せれないから、今回はやり直しね?

情けなくて見せれないじゃん。

 

 

あ、それと、できたら・・・じゃないね。

絶対に、だね。

 

うん、次からは

書かれてる内容確認させてね?

 

今回周泰に聞いても何もわかんないんだもん。

 

ちょっとどころじゃない無駄だよね?

誰の指示かな?

 

 

じゃないと長沙と洛陽の移動分の

時間もったいないでしょ?

 

時間がかかればかかるほど

民が苦しむし、

民が苦しめば苦しむほど

お母様が苦しむんだから。

 

 

――――――――――――――――――――

 

ハイ、コレが返事ね。

さすがに軍事については書けないからさ

 

教頭先生は、暗黒将軍として将軍府を設立。

筆頭様と、荘園からつれてきた人たち

みんなで、予算案を作るための情報集めと

現地の騎馬民族に使者を出して

その返事待ちだよ。

 

あとは、近いウチに現地の豪族呼んで

意見聞く予定かな。

 

はぁ?一年でまだそんなモノ?

 

あのね、周泰。

 

軍を編成するにはお金掛かるの。

軍を派遣するにはお金掛かるの。

軍を維持するにもお金掛かるの。

 

どれだけの兵を

どこの、誰に、

どのくらいの期間派遣するのか。

 

 

予算・・・どれくらいかかるか予想できる?

 

派遣って基本年単位よ?

 

人間、食べないと死ぬし

水がないと死ぬの。

 

お馬さんは人間以上に大変なの。

 

冬って知ってる?寒いのよ?

薪はどこにあるの?

現地で全部取るの?

山無くなるよ?

次の年はどうするの?

 

兵はどこで寝るの?

布の幕舎なんかじゃ死ぬのよ?

建てるの?

建材はどこから?

 

夏は?冬のために集めた物資は

どこに置くの?

悪くならない?

 

 

そんな中、兵は万単位なんだよ?

 

 

病気とか負傷者とか出るよね?

薬とか包帯必要だよね?

交代要員も必要だね?

じゃあそれは何人?

いつ替わるの?

準備は何日前から?

お馬さんは?

 

 

韓遂一人に地獄を見せれば

良いわけじゃ無いんだよ?

 

 

 

孫子は現地調達って?

生兵法って知ってるかな?

 

幽州のどこに遠征軍を賄える食糧があるの?

并州の誰がそんな食糧持ってるの?

 

ねぇ、民から食糧を集めるのって

略奪って言うんだよ?

 

同じ国の民から略奪する軍って、

いったいナニからナニを守ってるの?

 

それとも敵から?

へぇ凄いよね

騎馬民族が兵糧持ち歩いてるの?

持ってない人たちから兵糧とるんだ?

お馬さんを食べるのかな?

 

 

 

 

ねぇ・・・・・・

一応、一応だよ?

周泰は文字読めるよね?

数字、読めるよね?

 

現場を見てるんだよね?

 

何がわからないの?

 

 

 

ちょっとワカラナイデスネ。

 

 

 

私に教えてくれないカナ?カナ?

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

 

いや、鍛えすぎじゃないかコレ?

 

(孫策さんて)

(間違い・・・あ、ホントじゃの)

(雷火、この書類については儂がやろう)

(隠、この予想は・・・)

(えぇ、冥琳様、行けますね)

(ツギハシシュンサマデスヨネ)

(前回殴られたんですけど)

(私は甘えてたの・・・)

(え、私は?私の名前ありました?)

 

 

 

 

 

(((((・・・・・・・・・・)))))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・粋怜、次はお前が行ってくれ。




段取り八分と言う言葉が
あってだね?

中国の広さを舐めちゃいけない

情報的な距離は想像を絶します。

この時代の遠征は、普通なら準備にも年単位
かかります。

社蓄や弟子には虎の子の気持ちがわかりません

ついでに李儒くんの役職は総スルーされたもよう

そんなお話し


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アノ人のライフはもうゼロよ!!

幽州編って言ってただろ!
いい加減にしろって思ってる皆さま

ご安心を。李儒くんはまだ洛陽です。

原作キャラとオリキャラの会話!

オリ展開オリ設定

評価が・・・赤い?
ありがとうございます!



はぁぁぁ~ヤバイよヤバイよ~

 

「せっかく洛陽に来たのに、賛姉どうしたの?」

 

あぁ、越は始めてだったな

 

「うんっ!」

 

まぁ、初めてなら色々見るところはあるから

しばらくは退屈しないぞ。

 ただな・・・

 

「ただ?」

 

名家連中とか宦官勢力の紐付きとか

お店に入ったら何進派の店とか、

 

色んなところが色んな奴等に繋がってて、

下手に関わるといつの間にかヤバイことに

なってたって場合があるんだよ

 

「怖っ!」

 

そう、怖いんだ。 

それが分かるだけマシなんだが・・・

 

「なんだが?」

 

なぁ、李儒って怖いのかな?

 

「へ?いや、普通に怖いでしょ?暗黒将軍だよ!」

 

そうだよなぁ。

暗黒将軍に全く違和感がない時点で

怖いよなぁ~。

 

「うん、だって使者様・・・えぇっと、李厳様だっけ?アノ人ですら普通に怖かったし」

 

そうだよなぁ~普段アタシ達すら馬鹿にして、真っ向から意見してくる田階が膝ついて迎えたからな~

 

「アレ凄かったよね。権威とか一切気にしないのに、最初なんてさ「中央の役人何するものぞ!戦のなん足るかも知らぬ若造の使者なんざ、我らの武威を見れば何も言えぬわっ!」って、敢えて聞こえるように言ってたのにさ」

 

いや、ホント。言い終わった途端に扉の先から感じた圧力は、武威とかそーゆーのぶっ飛ばしたからな。

 

「オイオイ、あいつ、死んだなって思ったよ」

 

アタシもだ。頭潰されて壁と床に赤い染みが出来たのが見えたよ。

 

「最初は田階の周りも、一丸となってシタリ顔って言うの?役人脅してやろうって顔してたのにね」

 

あぁ気付いたら、田階の周りから人がいなくなってたよな。油虫もビックリするくらい早かった。

 

「李厳様も名前を呼ばれなきゃ入れないじゃん?呼ぶ役人も普通に気絶してたじゃん?」

 

待たせてる時間が長くなれば長く成る程、圧力が上がってたなぁ

 

「もぉお母さん、青い顔でガタガタ震えてたよね」

 

責任者だからなぁ~木っ端役人だと思って

最初に脅迫紛いの事をさせて、取り成すことで

主導権握ろうとしたんだろうけどさ。

 

「主導権どころか、命握られたよね。物理的にも権威的にも」

 

アノ、見たよな。李厳様が入ってきた瞬間?

 

「母様と田階が行きなり飛んで、膝ついて、土下座?したよね」

 

最初は椅子に座って出迎える気だったのにな。

 

「え?そうだったの!!」

 

あぁ、何だかんだ言って洛陽の役人って

先入観があったんだろうさ。

 

「いや、正直私もあったけどさ、礼儀ってあるよね!」

 

その通りだ。軍勢の派遣はまだ行われてないが、

現地調査や物資の支援は始まってるんだから

ちゃんと協力します。

物資ありがとうございますって

迎えるのが筋だった。

 

「だった・・・よね」

 

あわよくば絞り採ろうとしてたんだな。

まぁ普段の中央との交渉ならアレでも

良いんだけどさ。

 

「良いの?」

 

交渉の場こそが領主の戦場だ。

その戦場で、権力って力で攻めてくる相手と

交渉するためにはこっちも力が必要だろう?

 

「あぁ~そーゆーことか」

 

そ、金もない、権力もない、知力は土俵が違う。

となれば、アタシ達には武力しかない。

 

「そこを間違えたんだね」

 

あぁ、本来会談に個人の武は関係無いんだよ。

烏桓や鮮卑を押さえてる軍の力がアタシ達の力だ。

 

「けどそれって」

 

そうだ洛陽からの支援が無くなれば

維持できない。

 

「勝てないじゃん」

 

だからさ、初めから勝とうとなんかしないで

一緒に頑張りましょうってやるべきだった。

 

「何でしなかったんだろうね」

 

今までの役人は、中抜きって当たり前のように

してたからさ、脅せば、叩けば

少なくとも個人がやってた分は

取り返せるだろうって思っちゃったんだよ。

 

「けど彼らはそんなことしてなかった」

 

だからさぁ。もぉアタシらの印象は最悪。

働きもせずに物資を揺すろうとしてた。

 

アタシらが一番嫌いだったはずの

洛陽の役人どもと一緒のことしてた。

 

「で、全面降伏したアタシ達は謝罪の為にここに来たんだから、観光は後にしなって?」

 

いや、お前が無理に明るくしてたのはわかってた。だからさ、最後にお前に観光をさせるのもアリかなって

 

「死ぬの?!私たち死ぬのっ?!」

 

勅を受けて動いている将軍からの使者への無礼は

普通に処刑案件だよ・・・

 

「いやっ、そうかも知れないけどっ!」

 

万が一処刑はなくてもな

 

「無くても?」

 

・・・韓遂の話は聞いてるだろ?

 

「物理的に地獄を見せたってアレ?」

 

少なくとも10万を越える羌族と、三万を越える遠征軍は地獄の存在を確信したらしいな。

 

「地獄って死ななくても逝くんだね」

 

三日三晩、飲まず食わずで

ありとあらゆるモノを出し続けても

何故か死ねないらしい。

 

「なんでさ」

 

羌の丞相が、鮮卑と兇奴と烏桓に

使者を出してな。

 

「なんてさ」

 

対李儒連合の申し込みだ。

そのうえヤツを倒したら勢力に

無条件で降伏するとか。

 

「うわぁ」

 

最初は連合に前向きな動きも

あったんだよ

 

「最初は?」

 

誰かが言ったんだ。

心が折れてる羌族は

李儒と戦えるのか?って。

 

「あぁ、後ろから討たれるよね」

 

心が折れてるのは羌族だけなのかって

 

「色んな場所に使者を出してるよね」

 

アノ無表情より強い李儒は本当に人間かって

 

「今や騎馬民族の中じゃ、無表情ってだけで司馬懿仲達がわかるのが凄いよね」

 

お隣の州牧の董卓が

土下座して許しを得たって。

 

「州牧様が公衆の面前でしたらしいよね」

 

そんなのに名指しで呼びつけられた

可哀想な娘がいるって

 

「田階・・・すみませぬ、すみませぬって泣いてたね」

 

アタシ達が招待されたの、阿鼻叫喚地獄って言うらしいぞ

 

「達っ?!」

 

戦場で死ぬ覚悟はあったんだけどなぁ~

 

「だ、大丈夫だよっ!命は助かるはずっ!!」

 

心と体と尊厳は死ぬけどな。

 

「命って言葉が軽いっ!」

 

烏桓と兇奴から手紙預かっててな

 

「あいつ等が文字を覚えたの!!」

 

もしかしたら、もしかしたら

 

「・・・助かる?」

 

李厳様が言ってた。

 

「なんて?」

 

どんな情報でも、功績になるって

 

「じ、じゃあ!」

 

宣戦布告とかでも功績になるかなぁ~

 

「・・・」  

 

文字覚えても、礼儀までは知らないよなぁ

 

「・・・・・・」

 

地獄って痛いのかなぁ~  

 

「さ、賛姉!暗いよ!目が暗いっ!」

 

越、気をつけろよ

 

「え?これ以上何に!」

 

李儒の前で目の話題は禁句だ。

 

「聞いたことあるけど、本人気にしてたの?」

 

本人は笑って許すが、周りは許さんらしい

 

「あ、あぁ、それはそうよね。将軍様に対する無礼は許さないわよね」

 

越、気をつけろよ

 

「な、何?今のに何か問題でもあったの?!」

 

李儒は将軍であるとともに九卿だ。

 

「あ、あぁ、それはそうよね。将軍様より九卿様の方が偉いわよね!!下手に下の官位で呼んだらシツレイってことよね!!」

 

越、気をつけろよ。

 

「気をつけること多すぎない?!」

 

将軍様より九卿様が偉いのは事実だが、

そんなの大声で叫んだら洛陽の軍部の連中に

聞かれて、なんやかんやで罪を着せられて

吊るされるぞ。

 

「そー言えば、最初にそーゆー話もしてたよねっ!」  

 

まぁ立ち話も何だ、とりあえず、飯逝くか?

 

「李儒様に会う前にお腹にモノ入れても大丈夫なのかな・・・」

 

どーせ全部出すんだ。会談中に腹がなって、ソレを理由に殺られたら嫌だろう?

 

「洛陽サツバツし過ぎじゃない?!」

 

今気付いたのか?もともと洛陽は万魔殿で伏魔殿だぞ。

 

「魔しかいないじゃない!!」

 

道逝く民も大体誰かに情報流してると思った方が良いぞ

 

「どうやったらこんなところで三年も学生出来たのよ」

 

あぁ、袁紹と曹操のおかげだな。

アノときは色々大変だったけど 

今思えば、楽しい日々だったなぁ

 

「賛姉っ!逝かないで、ワタシ一人になっちゃう!」

 

あぁ、アタシの目がおかしいのかなぁ。

無表情が見える

 

「え"っ!あ"っ?う"っ何かうしろの景色が歪んでる?!ねぇあれ、もしかして怒ってない?!」

 

あぁそう言えば・・・

 

「何?!昔洛陽に居たとき何かしちゃったの?!」

 

李儒の名前を呼び捨てにしてたなぁ・・・って

 

「オワタ\(^o^)/」

 

 

 

 




最初から負けてるの図

李儒くんは情報を軽んじてないので
当然洛陽に諜報組織おいてます

ちなみに韓遂が墜ちたとされるのは
無限地獄。無間じゃないのがミソ。

調べた時に出てきた公孫越って
絵があったけど二次キャラだったのね。

危ない危ない。

近くの偉い人には、さんとか着けるけど
総理大臣とか遠くの偉いの人には
普通に、さんとかをつけないよねって話


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絶望の城。敗けをぼかしてはいけません。

前回の続き

弟子視点
オリ設定
オリ展開
少しのグロ?

地味様強化フラグ?
えぇ幽州編ですよ?

軍曹のご尊名を訂正

足長→アシダカでした!


コレが、こんなのが・・・

 

この洛陽の往来で、

大きな声で師の名を連呼して 

絶望漫才してるヤツがいると

報告があったから

 

ネコモドキと一緒に

地獄の入口体験入学させて

やろうと思ったら・・・(なんでさ?!)

 

まさか師が幽州から名指しで召喚した

真紅の瞳の公孫伯珪・・・

ついでにその義妹。

 

伯師妹の名を汚されてるような

気がしないでもないですが

 

さすがに言い掛かりですね

 

今はこやつらをどうするか・・・

実を言えば幽州と并州については

すでにやることがない。

 

兇奴と烏桓は恭順の意を示した

 

鮮卑はいくつかの氏族が恭順した

 

ヤツ等がワザワザ文字まで覚えて

 

この使者は反対派だから 

こいつが認めたら完全に恭順できます!

 

なんて書いてくるのだから

韓遂効果は凄い

 

誰が言ったか無限地獄。

 

実際には三日だが、アノ叫び声は永遠に

忘れないだろう。

 

また、戦ってないのに勝った。

 

流石我が師

 

 

 

故に、だ。

今回の問題は騎馬民族ではない

 

地方軍閥と豪族だ。

 

今回、幽州を代表する

公孫家が李厳殿に無礼を働いてくれたので

娘を呼び出すこともできた。

 

その娘が、今ここ洛陽で自殺行為をしてくれた。

目撃者も多数いるから、誤魔化しは不可能。

故に生殺与奪はすでにコチラのもの。

 

あとは一年間、いや、二年

この娘を鍛えて添えれば

幽州の問題はなくなる。

 

と言うか、よく李厳殿に喧嘩売れたな。

 

アノ人、単純に

私より強いんだぞ?

 

 本来は9才で弟子となった私と

16才で師の元に来た李厳殿ならば、

当時なら及ばぬものの時間が

経てば経つほど私との差が縮まる

のが普通だった。

 

だが、彼女は普通ではなかった。

文武の才も無論あった。

だがそれは私も同じ。

時間は私の味方をした。

 

だが、1つ、覚悟が違った。

 

 当時産まれたばかりの李豊を守るため

彼女は正しく修羅となった。

 

 師曰く、子を守る母は最強。

 

野生動物ですらそうなのだ。

知性を持ち、意思を持ち、守るべき子を抱えた

彼女は常に最強の状態。

 

風呂の時も、食事の時も、排泄の時も

寝てる時だって、彼女は常に子を意識していた

 

そんな彼女が、肉体の痛みを恐れるか?

そんな彼女が、尊厳的な死を恐れるか?

 

否、断じて否!

 

その上で彼女は死を恐れる。

彼女が死ねば一番大切な子も死ぬから。

 

だから死なない為に修行を怠らない。

私達のように肉体の痛みを恐れない。

私達のように尊厳の死を恐れない。

 

だから私より強いし、今の私では到達

できない高みにいる。

 

おそらく命奪崩壊拳にも耐える

あの華雄のように立ち直るんじゃない

いや、アレはアレで凄いんだが

そもそも李厳殿は折れない。

 

そんな精神が肉体を超越した

李厳殿に喧嘩を売るんだ。

油断も慢心も容赦もない。

武器を見せていたなら

壁と床が真っ赤に染まる事だろうよ。

 

あの人の辞書に、容赦はない。

 

(教頭先生の関係者みんなそうですよね?!)

 

ん?ネコモドキ??

気のせいか。

まぁいいさ(ソラミミ!)

 

全てを掛ける覚悟がないなら

無条件で降伏するしかない。

そりゃあ娘も差し出すさ。

 

そして良く公孫の娘程度が

洛陽の往来で師を侮辱できたものだ

説明不要。単純に凄い。実は大物か?

 

この、何とも表現できない

言い様のない地味さは、擬態か?

一度伯師妹に確認させるか?

 

それはそれとして、だ、

いまだに師を洛陽の若造扱い

するものがいると聞いたときは

師の恐ろしさを再確認したものだ。

 

洛陽の男だと言うだけで侮られる。

これが軍師にとって、どれだけ

得難いモノか!

 

侮られると言うことは、正しい情報を

得れていないと言うことだ

 

正しい情報無くして戦などできん。

 

だからこそ正しい情報は

何よりも大事だと言うのに

あのネコモドキがっ!!

 

地獄の入口体験入学では足りんな。

一周旅行させるか?

 

まぁいいさ(空・・・

 

つまりは

どんな敵も師には勝てぬ。

いや、敵にすらなれぬ。

ただの獲物よ。 

 

 

 

故に・・・師は無敵だ。

 

 

 

うむ、あの時の言葉に

何一つ嘘はない。

 

流石我が師。

 

 

 

だが、この度の師にとっては敵がいる

すなわち季節または時間と距離。

 

いつまでか

どこまでか

 

これだ。

 

征北将軍なら良い。皆殺しだ。

 

だが暗黒・・・誰だ、うまいこと言ったのは?

 

将旗を白地に黒じゃなく、黒地に赤とするか?

それとも単純に賊滅!とかにすれば賊も

逃げると思うのだが。

 

んんっ!

しかし師に叙せられたのは、安北将軍・・・

誰をいつまで、どうなれば良いのか? 

 

おそらく何進すら理解していない。

 

とりあえずは最低限の仕込みを終えたので

私もこの・・・地味だな。

地味な蓮か。ある意味悟りよな。

 

ああいや、この公孫伯桂を鍛える必要があるわけだが

 

目がな、すでに死んでいる。

これは師を前にした賊が見せる

命を諦めた目だ。

死を覚悟するのとは、似ているようで全然違う

これは鍛えても無駄だ。

 

どうにかして生への渇望、もしくは

死の恐怖からの脱却が必要だが・・・

 

私にできるか?

 

アノ日、アノ時、アノ場所で

アレだけの恐怖を味わい

アレだけの醜態を晒して。

 

 それでもなお、武器を取り戦場に

立っていると言う事実をもって。

辺境の英雄となりつつある

あの華雄が受けた奥義。

 

師曰く、超人102芸が一つ

 

命奪崩壊拳。

 

今の私にできるか?

 

今の、この地味が耐えられるか? 

立ち上がれるか?

 

ていうかあんなの、あと100以上あるのか?

そもそも必要か?

奥義とかじゃなくて芸なのかアレ?

 

まぁ汚い華を咲かせる

芸能と言えば芸能だが・・・

 

おや、待て、超人って人じゃ・・・ない?!

 

くっ、流石我が師。

 

深さと高さを両立させるとは・・・

 

 

 

いや、待て。私は今何と言った?

 

汚い花火?いや、違う。

 

その前、超人芸?新年会か。

 

恐怖そう恐怖だ。

 

一度恐怖について師が何か言ってたはず。

思い出せ・・・

 

恐怖には鮮度があります?

いや、こんなこと師が言ったか?

 

そうだ、江東の虎(笑)のとき

確かに言った。

たしか黒棺だ。

オサレ技じゃない、恐怖公の方・・・と

 

公と言うことは人、ないし

人?なはず。

何か恐怖に特化した能力でもあるのか?

 

いやいや、たしか将軍府に牢獄以外の

地下室があったな。

 

そうだっ暗黒将軍(笑)恐怖公の部屋!

何故忘れていた!

 

関係者以外立ち入り厳禁。

ワタシですら中は知らない。

伯師妹は、絶対に近付かない。

ネコモドキですら、ダメな気がすると

足を向ける事がない。

 

探ったら生きたまま死ぬ程の恐怖を

与えられるのではないかと

噂すら厳禁の地下室!!

 

たしか生きて出てきたのは、兇奴の

こ、こ、呼廚泉?

 

私はそのとき居なかったが

話を聞くかぎりでは

 

騎馬民族の癖に馬に乗れない程

無駄に鍛えられた肉体が自慢で

 

漢帝国ならまだしも、貴様なんぞに

恭順など絶対にしないと、声も高らかに

言ってのけた。

自称、剣も通さぬ鋼の筋肉。

 

誇り高き兇奴は地獄など恐れんっと叫んだヤツを

ミネ・ウチし(拳は通ったのな)

貴様ごときに三日はいらん

と地下室に消えて

戻ってくるまでおよそ一刻(二時間)

 

戻ってきたのは、頭に変な袋を被った鋼の筋肉。

 

変な声で

スミマセンデシタ!

タスケテクダサイ!

ダシテッココカラダシテッ!!

としか言えなくなったとか。

 

狐曰く、西涼に逝かなくても地獄を確信出来た

とか言っていたな。

 

おそらくは拷問や尋問の為の部屋。

 

そこならば、この、地味を

地獄味に変えられるか?

 

いや、落ち着け。

 

下手に師に恐怖公の事を聞けば

私も巻き添え食らわないか?

 

弟子もそろそろ次の段階だ

とか言われて。

 

李厳殿に聞いて見るか?

あの人なら恐怖を乗り越えて

強くなれるなら、

私は一向にかまわんっ!

とか言って経験してそうじゃないか?

 

私の中のナニカは、アレに絶対に

関わるなと言っているんだよな。

 

 

隣にアシダカ軍曹?の部屋もあったが・・・・・・

 

本人に選ばせるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁそこの二人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達による処刑と

師による地獄と

恐怖公による恐怖と

アシダカ軍曹・・・どれが良い?

 

 




凄い存在感なのに
本能が関わることを拒否する
暗黒将軍恐怖公

熱い李厳推し
けど、まだ出てこない。

幽州編であって
騎馬民族編とは言ってない。

地方軍閥もアレな後漢クオリティー



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ハードモードはすぐパトル

高嶺のお姉ちゃん、
アンタ拳闘詳しすぎない?

前回の四択は誰のフラグなのか?

オリ設定
オリ展開
話はまったく進んでいないッ!


処刑と地獄と恐怖と何だって?

 

凄く物騒な言葉が並んだけど

最後は、ナニ?

 

(越、聞こえたか?)

 

(えと、私にはアシダカ軍曹って聞こえたかな)

 

・・・だよな。アタシもだ。

「えっと、スミマセン。」

 

どうしました?謝るのはまだ早いですよ?

 

「いやっ違うんだけどっびばぶべぼびがばだばざばさっ!」

 

痛いっ痒いっ!!何か、何だ!体の表面が熱くて痛いッ!

 

いけませんよ。

今のアナタ方は現行犯の罪人です。

いくら私が慈悲深くとも、限度が有ります

わかりますね?

 

「賛姉!コレのどこに慈悲がっあびばぶべぼびがばだばざばさ!痛いッ!瞼は間違いなく痛いのに中の目が痒くて怖い!」

 

アレだけの無礼を働いて、まだ五体満足で生きてるじゃないですか?

 

「「死んでなければ良いと思ぉぉぉもいますっ!!」」

 

うるさいですよ?

 

「「誰のせえぇぇぇぇ私デスヨネッ!!!!」」

 

まぁ慈悲深い私は、ちゃんと説明してあげますけどね。

 

「「ありがとうございますっ!」」

 

 フム、最初のネコモドキよりはマシですか。

良いですか?他の名家やら宦官なら、この段階で監禁されて、裸に剥かれて手足に傷つけられて首輪を付けられてますよ? 

ただでさえ、一目でわかるくらいの田舎から出てきた感じを醸し出す小綺麗な世間知らずの娘さん。

 その上現行犯なら、誰も躊躇しないし助けもしません。 ほら、慈悲深いでしょう?

 

「「・・・」」

 

(賛姉、ホント?)

(まったく否定ができん)

 

「「あびばぶべぼびがばだばざばさっっイキナリ何でっっっ!!」」

 

いや、失礼でしょう?私に説明させておきながら、疑うのも、二人でこそこそ会話するのも。

 

「「ごもっともですッッ」」

 

フム、やはり多少は世間を知ってる分話は早いですね。

 

「「ありがとうございますっ!」」

 

で、質問なのですが。

 

「「ハイッ先程の四択デスヨネ!」」

 

あぁ、先程のは忘れて下さい。

 

「「ええっ?」」

 

どうせ師が何かしら執行するでしょうからね。

ならば選んでも無駄です。

 

「「えぇ~」」

 

そもそも、罪人に選ばせるという選択が間違いでしたね。

失敗です。弟子失敗。

 

「あ、あの、それでは質問というのは?」

(賛姉凄い、自分から行った!そこに痺れる憧れるぅ!)

 

あぁそれですがね

アナタたち何で二人で来たんです?

 

「「え?」」

 

いや、師が呼んだのは公孫賛だけでしたよね?

 

「あっ」

「え?」

 

 

コレが、娘を人質に出せという要求なら

二人が来るのはわかります。

 

「えぇ?」

(・・・)

 

付き人をつけてきたにしても、普通は一門の

者を付き人にはしませんよね?

 

「えぇぇ?」

(・・・)

 

態々名指しで公孫賛を呼んだのは

一人で構わないと言う、いわば配慮です。

 

「えぇぇぇ?」

(・・・・・・)

 

つまり、何を言いたいかと言えば。

 

「「・・・・・・」」

 

公孫越、アナタは何しに洛陽へ?

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「お、落ち着け、越。今のお前、年頃の女の子がしちゃ駄目な顔してるぞ!」

 

「司馬仲達様」

 

どうしました?

 

「そのご質問にお答えするには、ここにいる公孫賛に確認しなくてはならない事がありまして」

 

「・・・・・・」

 

フム、互いの持つ情報の擦り合わせですね?

 

「ハイ、多少で良いのでお時間を頂けないでしょうか?」

 

まぁ、構いませんよ。

態々二人から聞いて別々の事を言われても面倒ですしね

 

「ありがとうございます。あと少し声を荒げるかもしれませんが・・・」

 

構いません。

論を交わす際、流派によっては、

無駄に大きな声を出すことを求められる流派

もある。そう聞いたことがあります。

 

「そのような高尚なモノではありませんが、では失礼させて頂きます」

 

えぇ、終わったら呼んでください。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

      

 

・・・・・・・・・・・・・・・・で何か言い訳はあるのかな?

 

「いや、落ち着け、目が怖いっ!」

 

痛くて痒かったからねっ!!

 

「違う、違うんだけどっ!」

 

アンタさっき「あっ」って言ったでしょーがぁ!!!

 

・・・ほう、あれは私の廬山龍飛翔に良く似てますね。

まぁ威力はまだまだですが

 

「ぶっ飛んだ?私、今妹にぶっ飛ばされたぁ?」

 

やかましい!聞かれたことに答えろっ!

アンタ、アタシを道連れにしたなぁ!

 

「い、いや、違」

 

違ぁ~?

 

「違いマセンッ!」

 

ぶるぅあァァァァァァァ~!

 

「うわぁァァァァァァァァ!!」

 

 ほう、体全体を地面スレスレまで落とし、

高速で接近することで、

相手からの反撃を受ける

箇所を限りなく減らしてますね。

 

 その上で踏み込みから生まれる

大地からの反動を、

体全体を使って拳に集め

起き上がりながら一気に放出・・・・・・

気流も発生してますね。

 

 フム、戦場では徒手空拳となる場合もある。

最後に頼れるのは己の肉体。

 

私達と同じように鍛えていましたか?

 

さすがは漢の藩屏。幽州の武は侮れませんね。

 

 まぁ体全体を使うが故に、威力は

大きいが、隙も大きい

 

 一騎討ち用の業ですね。

戦場で使うには用途が狭すぎる・・・?

 

 あぁ騎馬民族は、武器を失った

モノから一騎討ちを受けたら

受けなければ、他の氏族に

笑われますからね。

 

 一騎討ちで力を見せれば

それなりの待遇になりますから

アレはアレで間違っていない・・・

 

 成程、戦場の知恵ですか。

 

 ほう、倒れた相手には追撃はしませんか。

で、立とうとする意志があるなら

抱え起こして。構えをとったら再開・・・

 

 で、殴る前に必ず何かを思い出してる?

過去の何かを背景にして、己の気を高めてる?

 

 更に声に出すことで、自己の主張・・・

 

 師に、喋る前に殴れと教わった

 私にはよく理解出来ませんが

 アレが一騎討ちの作法なのでしょうか?

 それとも北の武人の作法?

 連撃を考えていない?

 蹴りや投げには弱そうですね。

 もしかしたら、本来は一撃打ったら

 一撃打たせるのが作法?

 

 まぁそれが作法なら、鋼の筋肉にも

 意味はあったのかもしれませんね。

 

 ・・・作法は大事ですが、コレからは

 矯正が必要ですね。

 

 いや、しかし予想以上に良いモノが見れました。

 

 どのようなモノであれ

 その歴史は侮れません。

 

 

 

・・・しかし、それならばあの地味は何故?

 

 あぁ巻き込んだことに対する後ろめたさが

邪魔をしているのですね。

 

 確かに、あの二人にしたらコレは

対等な闘い、ではなく懲罰に近い。

だがあの地味は義妹を見ていない。

 

 

 後ろめたさが歪みとなり

 仕方ないと反撃を諦める。

 そのアルサマのなんとだらしのないことかっ!

 

 

 師曰、殺す価値もねぇ、負け犬の三原則

 

 確固たる自分を持てないから歪んでる

 仕方ないと諦めている

 アレはすなわち、自分も相手も見ていない、曲がった自己満足のだらしなさ。

 

 鍛えなければいけませんね。

 

 巻ぁき込ぉん(溜)だぁぁぁぁぁ?

 そぉるぇぇがぁ、どおぉぉぉ~したぁ(cv 若本)

 

 怒るのは仕方ない?アホかお前!

お前!あんな幽州のお前!

田舎者で終わる気か!お前っ!(ちゃんと纏めろ)

 

だらしねぇ!どんな形であれ、李儒様と接点を持てた事を喜ぶくらいの気概はねぇのか!だらしねぇ!!(アニキ?)

 

ぐらい言えるようになれば

一人前・・・いや、半人前ですね。

 

 

 

 

さて、

伯師妹、居ますね?

 

(サッ!!)

 

 えぇ、師に比べれば拙い業では有りますが

アレも立派な歴史を重ねて出来た結晶です

 

 決して侮ってはなりませんよ?

 

 (コクッ!チラッ?)

 

 えぇ、あの二人も鍛えます。

 

 (ササッ)

 

 ふふ、流石に準備が良いですね。

 

 (キリッ)

 

 えぇ、私が初めて人を撃ったのは

今のアナタと同じ9歳の時でした。

 

 (・・・)

 

 殺す必要はありません。

 

 (コクコク)

 

アレなら、正面から行けば死にはしないでしょう。

 

 (・・・グッ!!)

 

 一撃で決めなさい。

 

 (ジャッ!!!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「マガタマッッ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・死の安らぎは等しく訪れますよ

大いなる意思の導きによって、ね。

 

 

 

ジ

 

 




シロッコは才能ある子&後がない子ですからね

話している最中と
回想中は手を出さないのが
作法な地域もあるかもしれない

二人が前に進むためには
殴り愛が必要なのさ

そんな話


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ソーラーは良くてコロニーがダメ。普通逆じゃない?

原作キャラと原作キャラの絡み回
アンチヘイトあり

前回から一年ちょっと経ってますす

下準備と鍛練しかしてないからね
仕方ないね!

李儒くんはノンケです。

今更真名についての考察が・・・
すみませんっ!
軍曹のお名前を間違えて覚えてましたッ!

足長→アシダカ 訂正します


準備に二年、移動に往路二ヶ月

領地の改善に三ヶ月

定着させるために将軍府の

出張所を幽州に作って

戦闘・・戦闘?一日

帰路一ヶ月・・・

 

使った官軍は500人?!

 

バケモノかっ!

 

あ、いえ、スミマセン教頭先生デスヨネ!

 

いやいやいや、小蓮様そうじゃなくてですね。

 

 えぇ?洛陽では誰が何処で聞き耳

立ててるかわからないから

許された相手であっても

軽々しく真名は呼んじゃ駄目?

 

 真名は魂と同じくらい大事なモノだから、

それをポンポン口にしてたら

情報の扱いができない半人前以下扱い?

自分のだって矯正の対象?

 

 あぁ確かに他人の魂に等しい情報を、

誰に聞かれるかわからないところで話してる 

人間は、信用なんてできませんよね。

 

だから書類でも私達の名前は

真名を書いてないんですね?

 

でも、アレでしたね。 

「孫策さん」は流石にこたえた見たいで

雪・・・孫策様も最近キチンと

仕事してくれてるんですよ!!

 

 えぇ、まぁ、それが当たり前なんですが 

 

いえ、今までが甘やかしてたと言うよりは

育てかたを知らなかったんですよ。

 

えぇ、言い訳でしか無いんですがね。

 

 孫堅様が今の郡太守になるまでは 

私達はただの地方軍閥。

それも一軍の将でしかありませんでした。

 

 書類仕事は、軍の維持のための

兵糧や飼料、装備に給金、功績の申請。

このくらいでしたよ。

 

 昔はそれでも大変だって思ってたん

ですがね、今ならわかる。

甘えでしたね。

 

 そんな私達が孫策様に求めていたのは

一家の長。一軍の将。

ならば多少の書類仕事がアレでも

周りが支えれば良いって考えでした。

 

 漢が荒れて行くのは知ってました。

そんな時代に軍事力を持っていたなら

何ができるか?

周りにどう見られるか?

何も理解していなかったんです。

 

 そう、孫策様だけじゃない

私達は全員が

甘えていたんですよ。

 

アナタが洛陽に居てくれて本当に良かった。 

えぇ?袋詰め?!

あ、あの、ソレは命じた孫堅様か

そのやり方を選んだ甘寧に・・・

あぁ甘寧には殺ったんですね?

 

そう言えば最初殴られたとか・・・

この間は片方の眉毛を剃られて

眉毛が生えるまで山から出てくるなって

山に送り込まれたとか言ってましたね。

 

シロさんに見つかって、筆頭様に

動きを封じられた?

 

・・・今の尚香様はどこまで抵抗できますか?

 

えぇ抵抗するって馬鹿な事を考えるな?

普通に正面から来い?

 

まぁ、ごもっともなんですがね。

私、普通に正面から来ましたけど

とくに何もされませんでしたし。

 

まぁそれが当たり前デスヨネ?

 

何か彼女らにも譲れない何かがあるみたいで

 

教頭先生や筆頭様には関係ない?

下っぱが自惚れるな?立場考えろ?

譲れないモノがあるなら鍛えろ?

 

中途半端に仕事と鍛練してるから

駄目なんだ・・・と。

この場合は、無駄に忍び込まないで

用件だけ済ませて、さっさと帰ってから

修行するべき?

 

ハイ、そうですよね。

将軍府に忍び込むなんて

本来なら孫堅様の身も

危うくする愚行デスヨネ。

 

お前は譲れないモノのために

悪戯に主君を危険に晒すのか?

ごもっともでございます。

 

私達も、いつまでも軍閥のつもり

でいるから、そんな無意味な誇りとかを

美化するっですって?

 

武人の誇りを否定なさるのですかっ!

いくら孫堅様の子と言えどソレはっ!

 

え、主君を危険に晒す誇りはいらない?

民を危険に晒す誇りはいらない?

 

今の孫堅様は将兵だけを見る一介の将じゃなく

将兵と領民と領地を見る領主だと?

領主の誇りは領地の運営にこそ?

領民全部の生活と命を背負ってる自覚があれば

個人の武なんか、個人のこだわりなんか言わない?

逆に個人の我儘を押さえて仕事するのが

正しい誇りで正しい忠義?!

 

 

・・・ハイ、ワタシが足りてませんでした。

・・・知識も見識も意識も覚悟も足りませんでした。

 

・・・ハイ、確かにあの格好だと逆に目立ちますよね

恥・・・孫堅様の恥になりますよね。 

 

 あぁ。そうなんですよ

一応、船戦だと、泳ぐときに、ハイ。

洛陽の将軍府で泳がないデスヨネ。

 

 泳がされてる?

またまた上手いこと言っちゃって。

 

 冗談抜き?洛陽に入る前から?

 ・・・・・・個人に頼った諜報には限度がある?

 

 詳しくは・・・あぁ怒られるんですね。

 

 え、軍曹?縛られて?10対1?

 教頭先生が手加減してくれた?

 はぁ、本当は10どころじゃない?

 良く分からないんですが・・・

 詳しく知りたいなら体験できるけど、 

 ワタシが死んだら孫堅様に

 迷惑がかかるって死ぬんですか?!

 人として?え、李儒ってそんな外道

 なんですか!!!ソレをお嬢様に!

 

 

 

 

 

 許しま・・・え、声が大きい?筆頭様が・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"

 

 足がっってエサ、エサ、刷り込ま 

 針?牙って、目っ八個あるっ目がっ!

 耳に"!!耳の中に"っ"っ"っ"

 喋ると口?に"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (賛姉、ワタシね、あのとき四番選ぶつもりだったんだ)

 (あぁ実はアタシもだ)

 

 

 ((教頭先生が許してくれてホント良かった))

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 程普との会話は、筆頭様が閲覧した

上で、一言一句これで合ってるから!  

 公孫姉妹が、自分達の練習のために

書き記してくれたの!

会話からしっかり言質をとるために

必要な技術なんだって!!  

 

 教頭先生と筆頭様が何を殺ったかは

とくに隠してないから、

現地に行って探って見ろって!

 

 寒いから、甘寧も醜態もまともな格好を

覚えるから一石二鳥だね!

 

 今回の書類は、やっぱり間違いがあったけど

 筆頭様が見つけて、訂正して処理してくれた

 から、全部通ったよ!

 それを考えたら程普も

 怪我したけど妙な功績あげたよね! 

 けど、将軍府内で教頭先生を呼び捨てにする

 なんて自殺行為は辞めてよね!

 自分だけじゃなく周りを巻き込む自爆に

 なるんだから!! 

 他の人が止めてくれたから

 今回は軍曹が10で済んだけど!

 後片付けがあるから辞めましょうって

 

 おかげで最後までいかないで済んだけどっ!

 

 いや、ホント、不殺の三原則の

 汎用性の高さったらないね!

 

 あ、ちなみに罪を犯した人間を

 殺さずに済ませる為の救済の・・・

 救済の法則なんだよ!

 

 師いわく 

 

 ゆがみねぇ!!罰にゆがみはいらないっ!

 だらしねぇ!!罰を受ける奴に余裕はいらないっ!

 しかたねぇ!!もういいよねっ!

 

 あの韓遂もコレで助かったの!!

 

 まぁ、筆頭様もシロさんも、

 まだしかたないって許して無いからね!

 次こそ恐怖公・・・って言ってたからね!

 

 程普は絶対に来ちゃ駄目だよっ!!

 

 まだ誰も見たこと無いけど、狐次席様は

 地獄に堕ちた亡者が見たいの?って

 凄~く遠い目してたんだから!

 

 暗黒将軍恐怖公のお部屋から

 たまにダシテッ!ダシテッ!って声が聞こえて

 くるんだってシロさんも言ってた!!

 韓遂よりも酷いかもって言ってた!!

 

 だから程普は絶対に来ちゃ駄目だよ!!

  

 

 教頭先生は、周瑜は一度心霊台した方が良いって

 言ってたけど、何か・・・したの?

 あ、心霊台は韓遂が受けたアレの半分なんだって!

 

 確か洛陽に居たことあったよね?

 いや、ホント、何したの?

 お願いだから早く謝ってね?

 教頭先生は謝ったら許してくれるからっ!

 

 逆に来ないと周りのお怒りも買うかもしれ

 無いんで、来てもらえませんかね?

 いや、次は周瑜、貴様が来い。

 書類のお礼って言って何かお土産

 持ってきてよね!

 前回の甘寧も、今回程普もっ、迷惑以外は

 何ももたらさなかったんだからっ!

 コレ以上、私とお母様の顔を潰さないで!

 

 じゃ兵士のみんなと長沙のみんなにヨロシクっ☆

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 いや、結局軍曹ってなんなんだ?

 

 (まぁ、少しは評価してもらって・・・る?)

 (むぅ、まだ間違いがあったか)

 (隠、陸遜!こんなに支援が貰えるって!)

 (ほぇ~やっぱり中抜きって凄いんですね~)

 (いやはや、まさか500人とはの)

 (醜態・・・)

 (恥・・・)

 (アハハ光がさぁピカぁってさ)

 (・・・・・・・・・え?ワ、私か?!ナニかした?!)

 

 (((((・・・・・・・・・・・)))))

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 冥・・・周瑜、飯は抜いていけよ?




いや、別に呉陣営嫌いじゃないデスヨ?

まだ曹操が県令で
劉備は村人してますから
絡むのは呉しかないんですね

董卓は・・・次回移行?

李儒君がナニをしたかも次回移行


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師曰く、燃えろ華雄

そのころ并州はってお話し

時系列的には前回より数ヶ月前

オリ設定、オリ展開 

アンチヘイト表現ありっ


華雄サンが・・・

嫌いな人は読み飛ばし!


なるほど、成る程、成程・・・

 

「詠ちゃん?」

 

これは、いえ、だから、ココで・・・

 

「詠どのー?」

 

ダメね、やっぱり足りない・・・

 

「詠っち~」

 

でも、これなら・・・いえ、無理よね

 

「詠・・・」

 

あぁぁぁぁぁ~もぅ!

 

「とりあえず、起きろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛ッ!!!!な、なに?また請求書??

 

「何を一人で悶えているかと思ったら、やはり金か?」

 

あ、あぁ華雄じゃない?来てたの?

 

「いや、今日は朝から居たが・・・」

 

朝からって・・・アレ?もうお昼??

 

「「「はぁ~」」」

 

え、何?みんないるじゃない?どうしたの??

あ、月、お茶ありがとう

 

「どういたしまして、で今回は何が足りないの?」

 

うっもしかして顔に出てた?

 

「ずっとね、あんまり一人で悩まないでね?みんな相談されるの待ってたんだよ?」

 

みんなって・・・・・・

 

「いや、さすがに洛陽との書類仕事とかは無理やで、けど、領内のことならウチ等にだってなにかしら出来ること有るやろ?」

 

霞・・・

 

「見廻り・・・する?」

 

恋・・・

 

「本来、洛陽関連の仕事は、領内の仕事をしながらやるようなモノでは無いのですぞ!」

 

ネネ・・・

 

「ま、そう言うことだ。新参者ではあるが、私にだって仕事を回してくれんとな」

 

華雄・・・

 

「前に馬超さんに馬騰様の話をしたじゃない?もぅ、書類仕事だからってみんな詠一人に押し付けたりはしないのよ。」

 

月・・・!

 

「実際問題、州牧になって分かったわ。馬騰様はこの仕事を、羌族と洛陽に挟まれたうえで、お二人・・・いえ、馬岱ちゃんはお手伝いだったから、実質お一人でやってたのね・・・」

 

そうなのよね・・・ボクの場合は月とネネがいるし、羌族の替わりに匈奴だけど、ほら、あいつらは漢って言うか、彼が居るから大人しいじゃない?

 

「あ、あぁ反対派の筆頭の呼廚泉があぁなったらな」

 

「いや、ホンマ、アレはなんやろな?あの体にアノ袋。喋る言葉もアレやし」

 

「取り次ぎを頼んできた使者は、震えながら泣いてたのですぞっ!」

 

「やだ」

 

恋まだ何も言って無いわよ。

さすがにアレを見たら、勝てるかどうかなんて考えて良い相手じゃないってわかるし。

 

「そうだよね、ご飯も結局タダにしてもらったし」

 

あんなところで頭を下げさせて、ごめんね月。

 

「ごめん」

 

そうね、貴方はちょっとやり過ぎね。

 

「うぅ・・・けど、おいしかったから」

 

うん、おいしかったね。

冷たかったり、甘かったりしたのもあったし

 

「なんや?噂の飲茶楼か?」

 

えぇ、後から聞いたんだけど、あそこって

洛陽のお偉いさんが、交渉とか接待の場で

使う場所みたいでね。

 

「あぁ普通に飲み食いする場所や無いんやな?」

 

そうなの・・・馬超は善かれと思って割引券を

くれたんだから、怒る気は無いんだけどね

 

「ウチらを除け者にって最初は思ったんやけど」

 

「詠どのには失礼かもしれませんが、連絡を受けてお店に行った時、ネネは入らなくて良かったって心から安堵しましたぞ!」

 

「うむ、あれは見事な土下座だった」

 

えぇ、自分でも渾身の土下座だったと思うわ。

 

「本来ならば渾身の使い方と、使う場所が違うだろうと声を荒げるところなんだが・・・」  

 

「アノ請求書見たらなぁ~」

 

えぇ、本来なら恥とか外聞が有るんだけど

 

「詠どのの姿を見たら、情けないとは思いませぬぞ!」

 

頭下げてアレがツケに出来るなら、いくらだって下げるわよ!!下手したら、いや、下手しなくても私たち、無銭飲食の現行犯だからね!!

 

「うん、よりにもよって州牧になった当日にすることじゃ無いよね」

 

「ごめん、けど、おいしかった」

 

「どんだけやの。まぁ、多少?多少の恥で済んだと思えばな、だってあそこ、李儒と司馬懿の店なんやろ??」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

「華雄なんて、話を聞く前から「この店はヤバい」って下向いたくらいやからな」

 

「おまっ、お前はわからんだろうがな!!!アレは、アレに戦いを挑むのは挑戦じゃない、自殺でもない、自爆行為だぞ!!ヤツの関係する店で無銭飲食など・・・・・・あぁ、来るっヤツが来るっっ!暗くて見えないのに、痛くて聞こえないのにっっ!ヤツの声がっズルっズルって浮かびながら引きずる足音が!!聞こえたんだッ!くとぅく、くとぅルとぅふフがーナいあっいあっアレ?そう、あれは黒かったけど、白かったんだ、いや、落ち着いて考えたら赤くて青かったナ。いや、そもそもアレは色があったか??だが居たっ!間違いなくアソコにいてっワタシニ!!わタシヲワタしノワたシガわタシハ、ダレ?ダレ?ダレカタスケテー!」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「詠ちゃん、ありがとう。いつも感謝してるんだよ」

 

うん、僕だって!みんな文官をバカにして

見下して、仕事の邪魔すらしてくるヤツら

ばっかりだった!!月がいたから僕は!

 

 「いや、バカにしとったつもりは無かったんやけど、どこかで軽く見てたんやろな~」

 

 霞はまだまたまだマシよっ!

 

 「ごめん」

 

 あぁ、恋はそれ以上の仕事をしてくれてたじゃない!

むしろ手柄を横取りされてた事に気付かなかった僕が謝らなきゃ!

 

「アレにはびっくりしましたぞ!馬騰殿から指摘されてなければ、正直、今も騙されてたかもしれませぬからな!」

 

 えぇ、霞や恋にとってはタダの賊だけど、漢って国から見たら国を挙げて戦うべき敵だものね。

 本来なら天水の予算じゃなく、国家の予算でやるべき事だったのよ。 

 そんな事にも気付かないで、月の軍師ヅラしてたなんて・・・

 

 「良いんだよ!ワタシだって気付かなかったんだから!本当なら領内の予算の使い途は、私が知ってなきゃ駄目だったんだから!馬騰様だって、私が聞きに行くのを待ってたみたいだし・・・」

 

うん、そうだったね。一人じゃ気付かないんだから

二人でしっかりやりなって・・・

優しいだけでも無い

厳しいだけでも無い 

やっぱりあの人は涼州のお母さんね。

 

 

 

「イイハナシダナー」

 

「今、この時にソレ言うか、なんちゅう奇跡や。ホント、アレ以来、なんちゅうか・・・持っとるよな」

 

「持つ?モツ?内臓をモツ??イヒヒヒヒくとぅルあくとぅルファ」

 

 

恋、もう休ませてあげて

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソレで詠ちゃん?今度は何が足りないの?」

 

うーん強いて言えば全部何だけどね?

 

「「「・・・全部」」」

 

そ、前に馬騰様が言ってた

食糧、飼料、木材、石材、人材、管財

ホントに全部。 

 

「いや、アカンやろ」

 

中央の連中からすればね

辺境は、漢の、自分達の盾なのよ。

だから、万が一にもその力が自分達に向かないように

外に敵を置くし、離れないようにするために物資の援助をして、ギリギリ維持出来るようにしてるのよ。

 

 敵対しても物資の援助を打ち切ったら、戦えない。

援助を打ち切られて戦えなくなったら、後方から

騎馬民族がくるわ。

 

「えげつなっ」

 

 まぁ、国を保つのには綺麗ごとだけじゃ駄目だって

事よね。

 それは良いのだけど・・・

 

「中抜きですなっ!」

 

 そう、中抜きされるせいで必要な分も

集まらない。

 

「じゃあ何度もしなきゃ行けない?」

 

 そうなるわよね。

かといって何度も申請すれば

その分も賄賂が必要で・・・

賄賂を用意しなければ

処理すらしてくれないから

ずっと足りない状態だし・・・

 

「馬騰はん経由で何進大将軍はアカンの?」

 

かなーり高い貸しになるわ。

具体的には名家や宦官と完全に敵対する

 

「敵対すると何か有るの?私たちって、もともと繋がりなんて無いよね?」

 

何進はね、大将軍なの。

 

「そうですな」

 

言い換えれば、大将軍でしかないの。

予算編成で強いのは軍部関係。

何進にすればソレで良いけど

私たちには領内の運営も有るの

 

で、領内の運営、維持に必要な予算は

名家や、宦官が握ってるわ。

 

「なるほどな、今はやや何進寄り程度やけど」

 

完全に何進の派閥に入れば、そうね。

それこそ馬騰様の執務室みたいに

申請書類が溜まる事になるわ。

 

「馬騰はんは確か・・・」

 

えぇ、乱の鎮圧を名目に、李儒が処理したわ。

 

「「「あぁ~」」」

 

つまりは馬騰様ですら、自分の力では

どうにもならなくなってたの。

 

だから韓遂と共謀しようとした。

ホント、辺境の州牧なんてなるもんじゃないわね

 

「断った方が良かったのかな?」

 

そしたら反逆者よ

後ろめたい事があるから

受けれないんだろうってね。

 

「そうなん?」

 

だって、中央の連中は、辺境の州牧なんて 

やりたく無いんだもの。

押し付けたいし、そのくせ僕たちに対して

恩を与えた気になってるからね。

 

この恩情を断るなんてとんでもない

 

ってわけよ。

 

「詠どのには悪いですが、洛陽の相手は手伝えそうにないですぞ・・・」

 

あぁ、良いのよ。月と并州の政をしてくれてるだけで

かなり助かってるんだから。

 

「じゃあ今の悩みは」

 

 もうすぐ冬だからね。

薪とか、兵糧の蓄えを計算して

支援の量を調整してたんだけど 

さすがに一日二日で出来る

モノじゃないわね。

 

 「いっそ李儒さんに頼るのは?」

  

 

 そうなのよね~。

馬騰様も、借りてる人材って伝手を

使って、ちょくちょくってワケでも

ないけど、協力してもらってるみたい

なのよね~

 

「じゃあ私たちも?」

 

 伝手は無いけど、、でっかい貸りがあるじゃない。

 

「うん、ごめん」

 

 あぁ、責めてないのよ!僕達だって悪いんだから!

 

「さすがに借りを返すまでは、新しく借りれんからなぁ~」

 

 いくらご祝儀って行ったって金額がね・・・

 

「長城に新しい櫓が3つは建ちますぞ!」

 

 月の土下座の価値がここまで高いなんてね。

 

「司馬懿さん凄く怖かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 へぅへぅ五月蝿いです。 

本気で悪いと思ってますか?

本来なら何年かかっても返還させるんですよ?

元金の倍以上の利子取って。

 

 ソレを師の恩情でツケですらなくすのです。

それなりの態度があるでしょう。

 

 

 

 

・・・頭、高く無いですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だもんね。月になんて事をって

言おうとしたら、潰されたわよ。

 

ぐえって。

 

「詠ちゃん、触れてないのに潰されてたよね」

 

 ホント、アレ、何なのかしらね?

戦わずに勝つってあーゆーことじゃ

ないでしょ?

霞、アレ出来る?

 

「無理」

 

 だよねぇ~。 

アレで自称文官だから

暗黒将軍とか言われるのよ。

 

 まぁ、落ち着いて考えれば 

言ってることは正論だし、

恩情を貰った立場だから頭下げるのも

当たり前だし。

文句を言うのは違うって理解してるけどね。

 

「良い人なのです?」

 

まさか、けど、悪人ではないわ。

アレはその上でこっちに無礼を働かせて

更なる譲歩を迫る交渉術よ。

 

洛陽の役人どもとは正しく格が違う。

あれを相手に中抜きだの時間稼ぎが

出来るなら、丞相になれるわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん、誰か来た??

 

使者?洛陽の・・・・・・

 

暗っっ安北将軍様から!!!

直ぐに、あ、あぁ服失礼かしら?

とりあえず、すぐお茶出して!

 

月は駄目っっ貴女も着替えて、

僕と使者様と会うの!!

へぅへぅ言っても駄目だからねッ!

 

 

あ、霞!一応現地の将として挨拶して

もらうから、上になんか着てっ!!

 

恋は、華雄が暴れないように

ネネと部屋で見張ってて!

 

 

 

ガ

バ

 

 

 

え、か、華雄?!

アンタってヤツは!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は?

いえ、大丈夫です

兵は5000。兵糧は洛陽で・・・

はい、常備軍で対応出来ます

 

申請書類を?!全部ですか?!

 

陳宮~!陳宮~!

 

アノ赤い棚の書類!!

そう、アレ全部持ってきて!!!!

 

 

はい、喜んでっ!!

 

あ、丁度良いので紹介させて

頂きます。

はい、張文遠と申しまして・・・

 

え"文優様と似てる?

 

あ、アハハハハハハハ

 

 

 

 

 

 

 

張遼、張遼です!よろしくお願いします!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




田舎と洛陽の温度差ってひどいよね

行きなり州牧にされて
運営できるわけないじゃないか!って話


ポコポコ昇進する
原作に対するアンチヘイト?



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知らなかったか?書類からは逃げられない

時系列的には董卓と同じくらい

ただでさえ強い地味様の強化フラグ

アンチヘイト?アンチヘイトとは一体・・・

オリ設定・オリ展開






 なぁ越、聞いてくれよ

 

「ん?どーしたの賛姉?」

 

 アタシさ、この戦争が終わったら

州牧になるんだ

 

「なんか死にそうだからヤメテ!」

 

 あぁ、死ぬだろうな・・・書類で

 

「うわぁ、生き残った後に約束された地獄が見えるよ」

 

 李厳様曰く

 隙の生じぬ二段構え。だそうだ

 

「隙って」

 

 生き残ったと思った瞬間が一番油断するから

 注意しろってことだな。

 

「言ってることは凄く良い事なんだけどさ・・・」

 

 まぁこの場合の注意ってのは、覚悟であり準備さ

 

「あ、そういうことなんだ」

 

 教頭先生と筆頭様に学んで一年と少し経ったけどさ

 

「うん」

 

 前に洛陽で学んだ3年と、盧植先生のところで学んだ1年より

明らかに成長してるんだよ

 

「筆頭様曰く、師からの1年の教えは凡百の教えの5年を凌駕するらしいからね」

 

 うん、あの人たちから見たら、盧植先生も凡人なんだなって

 

「あの人を凡人扱いするの、筆頭様だけじゃない?」

 

 まぁ、教頭先生はなんだかんだで、自分の足で立ってる人なら認めるからな。

 

 「私たちはマダマダだけどねー」

 

 弟子なんだから当たり前だろ。

 背伸びして一人前って面したら

 シロさんに粛清されちまう

 

 「見えなかったねぇ。なんか足かな?蹴ったと思うんだけどさ」

 

 上から衝撃が来たよな。

 良く矢でも槍でも降って来い!

 とかいうヤツ居たけど 

 

 「まさしく槍が降ってきた感じだったね。ナニカに貫かれたもん」

 

 あぁ、迎えが見えた。

 んで筆頭様の声がな

 

 「うん、あの、死は等しく訪れるってやつね」

 

 アレ、受け入れてたら死んでたよな?

 

 「筆頭様か教頭先生に無理やり起こされてたんじゃない?」

 

 何故か所持金半分になってたりしてな。

 

 「「ハハハハハ」」

 

 

 

 

 「で、州牧ってほんとなの?」

 

 あぁ、さすがにあと一年は教育して

 今の地味から脱却してもらうってさ。

 

 「地味から脱却したらなんになるの?派手??」

 

 ・・・地獄味だってさ

 

 「うわぁ、一言足すだけでスゴイ世紀末感」

 

 だよなぁ。とりあえず、賊相手に

 退かぬ!媚びぬっ!!省みぬっっ!!

 くらいは言えるようにするんだと

 

 「するんだ・・・」

 

 今までは基礎の基礎、これからは徹底的に鍛えて成長してもらうと

 

 「今までで基礎の基礎かぁ・・・」

 

 最終試練は、師匠か恐怖公の手によって

 殻を破ってもらうんだと。

 

 育成計画書に書かれてた題名は

 

 世紀末幽州牧公孫賛~地獄味~

 

 「・・・・・・」

 

 もちろん副官はオマエだ

 

 「・・・・・・」

 

 アレ?嫌だぁぁとか言って逃げないのか?

 

 「逃げれるの?」

 

 すまんな。アタシの為にも、家の為にも、領民の為にも絶対に逃がさん。

 

 「だよねぇ。そんなこと言われたら逃げれないじゃん」

 

 間違いなく成長はしてるんだ、これから漢は荒れる、

 弱いまま幽州にいても良い事なんかない

 

 「そうだね、弱いままだと、どっかの勢力に良いように使われて、謀殺されちゃうもんね」

 

 そういうことだ。だからアタシたちは強くならなきゃ行けない。

 

 「それが覚悟だね。じゃぁ準備は・・・人?」

 

 そうだ、人材が足りん

 人の手は二つしかない

 同時にできることは限られてる

 

 「筆頭様と教頭先生は同時に12個くらいしてるけどね」

 

 いや、アレは正確には違ってな

 同時に3個~4個の仕事を高速でこなしてるんだと

 

 「いや、それはそれでどーなの?」

 

 実際あたしたちも、話を聞きながら速記できるだろ?

 

 「あぁ頭の悪い地方の軍閥や賊から、言質を取るために便利な技能だからって教えられたよね」

 

 そうだ、ソレに思考と確認で3つだ

 

 「あぁ、アノ人達って話を聞いて、書くのは一つの動作なんだね?」

 

 実際書きながら聞いてると覚えるからな。

 もう一つの動作になるんだと。

 で、書いたのを読むための速読。

 

 「洛陽の人たちって無駄に文章長いから読むのも大変なんだよね」

 

 けど、あの文章は決まった礼法に則って書かれてるから

 その法則さえ分かれば、見るのは一部で良くなる。

 時間の短縮だな。

 

 「師曰く、一流は時間を買う・・・至言です。って言ってたよね」

 

 ・・・えぇ言いましたね

 

 「「うわぁぁぁぁぁっっ!!!!!!」」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 まったく未熟ですよ。どこで誰が聞き耳をたててるか

わからないんですから、注意は怠らないようにと

教えているでしょう?

 

 「「は、ハイすみませんっ!!」」

 

 で地妹

 

 「地妹・・・」

 

 ナニカ?

 

 「いえっ凄くよく表現できてると思いまずずずずずずずずずずっ!!」

 

 なぜ貴女に上から目線で採点されなくてはならないのですか。

 まったく、不敬ですよ?

 

 「スミマセンデシタっ!!!」

 

 まぁ今回はいいでしょう。

 師より貴女に命令が下されました

 謹んで拝命なさい

 

 「「はっ!!」」

 

 あぁ、地姉の方は結構

 

 「え?」

 

 先ほど話をしていましたが、地姉は州牧として。

 地妹は副官としての仕事があります。

 

 「「はい」」

 

 今回の仕事は師からの命令を公孫家と

 幽州軍閥に伝える使者です。

 

 「「なるほど」」

 

  使者は州牧の仕事ではありません。

 信用できるものに州牧が与える仕事です

 わかりましたか?

 

 「「はいっ」」

 

 内容に関しては将軍府で次席狐から直接聞くように

 

 「李恢様ですね。かしこまりました!」

 

 では行きなさい。

 

 「はっ」

 

 あぁ地姉は残りなさい。

 あなたには別の仕事がありますからね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふむ、地味姉妹もようやく師の教えが理解できてきましたか

この様子なら一年後には、まぁなんとか使える程度にはなるでしょう。

少なくとも本人も、基礎も何もなく州牧になった董卓よりは格段に上。

 

 周りも、洛陽で嫌われている何進と繋がって

いるが為に、文官に距離を置かれている

馬騰よりもよほどマシな人材を揃えることも

できるでしょう。

こちらが融通しても良いですしね。

 

 しかし遠征の催促とは・・・

 何進め誘われた事に気付いてないのか?

 それとも名家か宦官連中が、師の隙を

 見つけたと暴走したか? 

 

 師がなんの為に、何を洛陽で下準備していたか

 まったく理解できていない。

 

  まぁ我らの中でも理解できているのは

 涼州を知る私と、それなりの権限を与えられて

 いる次席の狐

 文武において弛まぬ努力を惜しまぬ李厳殿。

 伯師妹を超えるやもしれぬ驚異の

 (おや、うまいこと言いましたね)

 洞察力を持つ、師の幼馴染で文官筆頭の

 楊修殿くらいでしょう。

 

 楊修殿もな。最初は私も聞いたことが

 なかったけど・・・あの人には、武力は

ないけど説明できない洞察力があるのですよね。

 

 門って朝に師が竹束に書いたら、幽州の門閥

貴族一覧出してくるし

 門って昼に師が竹束に書いたら、長城を超えた

 ところにいる民族の一覧表もってきたし

 門って夕方に師が紙に書いたら、雁門の地域

 一帯の地図もってきたし

 門って夜に師が紙に書いたら、翌日役人に出す

 長城の修繕費用の見積もりもってきたし

 

 説明は授けていただけた、だが

 真似できるとは思わなかった。

 

 いや、流石我が師の幼馴染

 

 最初は文官筆頭と言う言葉に軽い嫉妬も

 覚えたが、今ならそのような浅ましい感情は

 ないと言い切れます。

 私のように文武を鍛えていては届かぬ

 まさしく文の極地 

 

 アレが本物の文官。

 

 

 まぁそれはそれとして

 

 本来安北将軍は、その名の通り北方を安んじる

 のが職責つまりは賊が攻めてこなければ、

 地方の軍閥や豪族が動かなければその職務は

 并州と幽州、場合によっては黄州の兵権の

 統治者でしかない

 

 黄州は黄州牧韓馥と南皮の袁家が統治して

 いるため実質并州と幽州。

 さらに州刺史ならともかく州牧は、自分たちが

 兵権を持っているので、中央の将軍に

 軍部を握られるのを由としない。

 

 そこが奴らの狙い目だったのだろう。

 で、職を与えたのに仕事をしていないと

 讒言でもしようとしたのだろうさ。

 

 

 何進が任じた将軍が失態を犯せば奴の失点

 ついでに我が師に対する憂さ晴らしにもなる。

 

 何進にしてみれば確かに失点だが

 それでナニか損をしたわけでもない

 

 むしろ師が泣きつけばヤツとしても

 派閥の強化に使うのだろうさ。

 

 自分から取り込むならまだしも

 相手から頼まれて・・・だからな。

 

 万事に未熟な董卓や

 政治的な力のない馬騰なら

 それで十分だったのだろうがな。

 

 まさしく愚行

 

 

 上等な食事にハチミツをぶちまけるが如き

 愚行よ

 

 

 

 己の未熟さと甘さを知れ・・・

 

 いや、ヤツらでは知ることもできんな。

 

 

 群雄で理解できるのは・・・師を知る馬騰

 と孫堅か?いや両名とも視野が狭い

 ・・・無理だな。

 

 

 去年、公孫賛が来た時点で仕込みは全て

 終わっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ、流石我が師

 

 




洛陽は政治の伏魔殿

そんな伏魔殿で後ろ盾なし(知識的な意味で)
で名家と宦官を相手にしている何進は
軍政家としてはかなり優秀。

 やっぱりいくら地味様でも、あの若さで下積みなし、人脈・人材なしで
 北方騎馬民族と戦いながら幽州牧って無理だよねっていう原作アンチなお話


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そろそろ来ると思ってた

李儒くん出陣

だいたいこうなる

チートではありません。
純粋な準備と訓練の結果が生み出した力の差です。
 
クロスオーバー?まぁオマージュは超えてるよなぁ
一応は時代に合わせて色々削ったり追加してます

アンチヘイト?  

オリ展開、オリ設定 

 嫌いな人は読み飛ばし!


 黒い馬に黒い鎧、黒い将旗に赤で賊滅の旗

 

 うん、コレ逃げるだろ、賊

 

「そうだよねぇ・・・絶対ろくな目にあわないもん」

 

 そのうえで真ん中にある

白地に黒の教頭先生の旗。

普段は一番安上がりで時間もかからない

ことを第一に考えてるから、

目立つことはまったく考えてないらしいけど

・・・コレ逆に凄く目立つな。

 

 「コレが常識に囚われないってことなんだね」

 

 あぁ、常識は投げ捨てるのが基本なんだと。

 

 「筆頭様も言ってたよね、儒教の常識が全てを台無しにしてるって」

 

 ほんとにな。あくまで家庭内の教えならいいが、

 政治や軍事にはまったく役に立たんと言ってたよな

 

 「最終的には「洛陽の名家の長い歴史に敬意を払いなさい」てことらしいしね」

 

 うん、アタシも直接役人と話すことがあったけどさ

 

 「けど?」

 

 同じ書類でも将軍府の印を先に見せるか、後に見せるかで

 全然違うんだよ

 

 「それ、名家関係あるかな?」

 

 少なくとも、幽州の公孫家は名家でもまったく見られてないってことだ。

 

 「あ、そうなるか」

 

 なんてゆーかさ、大変だよな。

 

 「領民の命を背負うんだもん、大変にきまってるよ。」

 

 あぁ、そうだな。

 でさぁ、聞きたいんだけど?

 

 「あ、うんわかる。こいつらでしょ?」

 

 あ、あぁ厳綱と王門だよな?確か

 

 「一年で随分かわったよね~」

 

 いやいやいや、変わりすぎだろう?

 何ていうか、覚悟?出来てる顔してるぞ?

 田豫なんて死んだような顔してたのに!

 

 「あのね、将軍府の出張所できてたでしょ?」

 

 あ、あぁ確かアタシらが洛陽に行く前に工事してたヤツだろ?

 

 「そうそう、その現場担当が厳綱と王門。あと関靖」

 

 現場担当・・・もしかして?

 

 「そ、最初無駄に張り合ったりして矯正されたの」

 

 お前ら・・・アホか

 

 「本当にね、李厳様は使者だから武力を使わなかっただけなのにさ」

 

 現場であの人たちの仕事の邪魔するとか・・・ある意味凄いよな

 

 「なんでも幽州者の意地!らしいんだけどね、見事に返り討ち」

 

 どこに意地張ってるんだよ

 

 「他にも何人かやられたんだけど、立ち上がれたのがこの二人と関靖だけでね」

 

 あれ?関靖って結構、あの、アレなやつじゃなかった?

 

 「うん、小物っぽかったよね。けど、だからこそっていうの?

 

 だからこそ?

 

 「普段威張り散らしてる連中がさ、汚い花火を咲かせてる時に

 しっかり立ち上がって、やった~俺の勝ちだもんね!って」

 

 意地・・・か。

 で、今は?

 

 「物資の集積と、幽州と并州の兵が争わないように各種調整中」

 

 お、おぉ。将軍府で人材育成してくれてたんだな!

 

 「いや、ほんと、今まで書類仕事とか

 洛陽との折衝してるって無駄に威張ってた

 田階と田豫は完全に沈黙してさ?

 とりあえず、この2人が軍部の幹部候補で

 他の無駄な軍閥は処分もしくは矯正だって」

 

 始めからやる気が無い奴は、引き抜かれて出て行く

 だろうから、とりあえず洛陽で文官集めろって言われたのは

 こーゆーことか!

 

 「そう、文官だからって無駄に新人いびりするようなのは

 物理的に消えて逝くからって」

 

 いやぁ、流石教頭先生と筆頭様だな!

 

 「楊修様と話したんだけどさ」

 

 あの人って会話することあるのか?

 

 「あぁ喋る前に答えが出てくるからね。

  一方的に言われてるみたいけど、

  聞こうとしてた問題が解決してるって凄いよね。」

 

  筆頭様曰く 文官の極みらしいからな。

 

  次席様にあの領域まで行けそうかって聞いたら、

 私は人間なの、あの人は教頭先生の幼馴染なの

 わかる?って言ってた。

 

 「凄い説得力だねソレ。えと、それでね」

 

 あぁ、楊修様が何か言ってたのか?

 

 「田豫はそこそこ優秀だからこそ、

 中央に夢を見る。

 幽州に留まらないヤツを鍛えてもな・・・

 あ、いまのは文官冗談だぞフフフって」

 

 アレがなきゃいい人なんだけどなぁ

 

 「まぁね、けどしつこく言って

  こないからいいんだけどさ」

 

 なら田豫は自分から変わらない限り

 今のままで問題ないってことか。

 

 「そーゆーこと、で次は私から聞きたいんだけど」

 

 ん?何だ?

 

 「山狩りってこーゆーことだっけ??」

 

 うん、わかるよ。

 山の動物が全部逃げ出してるな。

 

 「火も煙も使ってないのにね」

 

 いやほんと、原理がわからん。

 

  鮮卑を討つために北上してたはずが

 いきなり「先に後ろを安定させる」って言って

 集められた幽州5000と并州5000を率いて

 まさかあの50万を超えると言われた黒山賊を

 討伐しようとは・・・普通は思わんよな

 

 「常識に囚われてたね」

 

 あの演説はな。

 督戦の意味はなかったんだろうが

 もう、なんて言うか・・・

 

 「幽州は矯正されてて、并州は地獄を知ってるからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 というか、そろそろ行かないとな

 

 「うん、今日は冗談抜きでやばいよね?」

 

 あぁ、慈悲も油断も容赦も降伏も逃走も許さない。

 

 「「さぁ地獄を作るぞ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 諸君。私は戦争が好きだ

 諸君。私は戦争が好きだ

 諸君。私は戦争が大好きだ。

 

 

 殲滅戦が好きだ

 電撃戦が好きだ

 打撃戦が好きだ

 防衛戦が好きだ

 包囲戦が好きだ

 突破戦が好きだ

 退却戦が好きだ

 掃討戦が好きだ

 撤退戦が好きだ

 

 平原で 街道で

 塹壕で 草原で

 凍土で 砂漠で

 海上で 空中で

 泥中で 湿原で

 

 この地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きだ

 

 

悲鳴を上げて燃えさかる砦から飛び出してきた敵兵を

 指先一つでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

 

 剣先をそろえた歩兵の横隊が

敵の戦列を蹂躙するのが好きだ

恐慌状態の新兵が既に息絶えた敵兵を

何度も何度も刺突している様など感動すら覚える

 

 敗北主義の逃亡兵達を城壁の上に吊るし上げていく様などはもうたまらない。

泣き叫ぶ捕虜達が、私の振り下ろした手の平とともに金切り声を上げ

一斉射撃にばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ

                          

 哀れな抵抗者達が雑多な武器で襲いかかってきたとき

その区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える

 

 必死に守るはずだった村々が賊にどもに蹂躙され

女子供が犯され殺されていく様はとても、とても悲しいものだ

 

 物量で押し潰して殲滅するのが好きだ

害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだろう

 

 諸君、私は戦争を、地獄の様な戦争を望んでいる

諸君、私に付き従う戦友諸君

君達は一体何を望んでいる?

 

 我々は満身の力をこめて

今まさに振り降ろさんとする握り拳だ

 

 だがこの暗い時代の底で幾年もの間

堪え続けてきた我々に、ただの戦争ではもはや足りない!!

 

 大戦争を!!

 一心不乱の大戦争を!!

 

 我らはわずかに1万の兵に過ぎない!

だが諸君は百人力の古強者だと確信している!

ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる

 

 

 対して奴らは所詮訓練されてない中途半端な賊、

 騎馬民族と戦い続けて来た諸君らが

 軍として処理すれば1人100人もいらん

 50人殺せば、敵はいなくなる。

 

 50万のウチ実際戦えるのは20万もいないのだ。

 更に言えば奴らは部族ごとにこの山系全体に広がっている。

 故に今日一日でいくつかの部族を滅ぼせば

 それ以上の団結もできず、雪崩を起こしたように降るだろう

 

 所詮、黒山賊だと言う、無意味な誇りしか持たん賊だ。

 

 あぁ・・・ちなみに洛陽が出した降伏の使者は斬られたらしい。

 

 故に・・・だ

 殺せ。

 降ってきた?

 殺せ。

 女子供?

 殺せ。

 今日一日は逃走も降伏も慈悲も容赦も手加減も許さん。

 殺せ。

 

 我々を理解できず、

 眠りこけている連中を叩き起こそう。

 現実を知らぬ阿呆の

 髪の毛をつかんで引きずり降ろし

 眼を開けさせ思い出させよう 

 

 連中に恐怖の味を思い出させてやる

 

 山の向こうで待っている鮮卑どもに、

 挨拶がわりに血の臭いを届けてやれ。

 

 天と地のはざまには奴らの常識では

 思いもよらない事があることを思い出させてやるのだ

  

 次は貴様だと教えてやるのだ! 

 

 一万人の戦闘団でこの山を燃やし尽くしてやる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さぁ征くぞ 諸君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦争だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地獄を作るぞ 

 

 

 




暗黒将軍ですからね。
シカタナイネ!

そろそろ殺ると思ってたでしょ?
ココ以外機会ないんですよねぇ。

鮮卑より、烏桓より、兇奴より

漢の北を荒らしてる奴・・・いるよね?

そんな話。

海上と空の上の戦いにも違和感を
覚えられなかった李儒くん

弟子も空中で二段ジャンプできるからね。


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ラーラーラー、ララーラー言葉に~ならな~いぃ♪

嬉しさも悲しさも全部投げ打った感じ

みんな大好き原作キャラ視点!

オリキャラ・オリ設定





・・・なんやあれは

 

 いや、ホンマ、なんやアレは?

 今思い出しても震えが来る。

 

 体が震えとる、心が震えとる、魂が震えとるっ!!

 

 恐怖?いや違う、武者震い?いや、違うっ!なんやコレはっ!!

 

 華雄、アンタあんなんに一人で挑んだんか!!

 

 

 

 

 最初の違和感は軍議で会ったときや。

 

 相変わらず目が腐っとるな~なんて

 気楽に考えてたがあきらかにアホやった。

 あれ、気づかれてたら死んでたな。

 

 まぁそれはそれとして、

 長城を越えたところに

 鮮卑が待ち構えてるって報告が

 あったことがおかしい。

 

 詠っちが調べたところ、

本来ウチが連れてきた5000と

幽州の公孫越が率いていた5000は

戦う為に集めた兵やない。

あくまで賊に対する示威行為。

その証拠に李儒・・・様が連れてきたのは 

僅かに500人

 

 万の兵を連れてきたなら戦をせな洛陽に帰れん。

下手に負けたら結果を出すまで北に縛られる。

 

そうなったら、どんだけの資材が無駄に

消えることか・・・

最近詠っちの書類手伝ってるから、

軍事については

少しは詳しくなってきたからな。

 

 さておき、兵が多ければ多いほど

金も食料もかかるし、現地の負担も増える。

 

 そうなれば民の不満が溜まって

 政が歪む。政が歪めば乱が起きる。

 

 だから兵を出すなら、大軍をもって

短時間で仕留めるのが最終的に一番節約できる。

 

 戦力の逐次投入は論外。

 軍は行けって言われて行けるモンちゃう

 準備が必要で、万の兵を準備するだけでも

 金と、モノが飛んでいく

 

 それに中央の官軍は本来戦に出たくない

 心も体も腐った弱兵揃い。

 

  そんなんで大軍を集めても、鮮卑を

 刺激するだけ。やる気の無い弱兵は騎兵に勝てん。

 

故に今回、李儒様が取ったのは少数の兵で北を周り

「奴らは少数の官軍を恐れて手を出してきませんでした」と言って凱旋すること。

 

 すでに恭順しておる烏桓や匈奴から

 貢物でも出させれば尚良し。

 それが李儒様の狙いやったはず・・・

 

 なのになんで鮮卑がおった?

 なのになんで洛陽から援軍を呼ばんかった?

 

 完全に読み違えとった。

 暗黒将軍は温くない

 

 そうや、居たやろ?40万人生き埋めにした将軍が。

 まさにアレや。

 アレがただの示威行為なんかするか?

 

 ありえへんやろ。

 

 その武力を用心する?足りん。

 その軍略を用心する?足りん。

 その政治力を用心する?足りん。

 その人材育成能力を用心する?足りん。

 空が落ちるとか大地が裂けるとか、

 ウチらの知識を総動員して、

 あらゆる不運に用心しても、足りん。

 

 暗黒将軍の能力はその用心の遥か上や。

 

 羌族は知っとった。

 韓遂見たもんな。

 匈奴も、呼厨泉が体で示した。

 烏桓は羌族と匈奴の話を信じた。

 

 鮮卑は知らんかった。

 鮮卑は信じとらんかった。

 

 だから、長城の向こうで

 羌族、烏桓族、匈奴族が自分たちと

 一緒にいても違和感を覚えんかった。

 

 黒山賊を殲滅し

 周辺勢力全てに地獄を見せつけたのは

 アレが狙いやったっ!!

 

 ウチラがあの兵力で、バカ正直に

 羌も烏桓も匈奴も恭順したからと思って、

 油断したまま、何もせずに長城を越えたなら

 数倍する兵力で押しつぶせば勝てるかもしれんと

 思って、一度は恭順した連中が襲ってくる

 可能性があった。

 

 だからアレ。

 黒山族は元々漢に背いてた賊や

 容赦なんざいらん。

 更に洛陽からの使者を殺したとか?

 容赦したら李儒様にとって傷になる。

 

・・・まぁ使者言うても、どーせ賄賂でも

 せびりに行った小物やろうけどな。

 

元々騎馬民族どもは漢をバカにはしてるが

自分たちと戦ってきた幽州や并州の兵を侮って

おらん。故にきっちり偵察はしとったやろ。

 

 

 そいつらに

 

 

 

 

 地獄を見せた。

 

 

 アレは長城の向こうからも見えてたやろ

 あの声が聞こえてたんやろ。

 

 だからやろな。

 

 ・・・長城を抜けたところに待ってたのは

 羌・烏桓・匈奴に三方から囲まれて襲われて

 首を撥ねられ、屍を晒していた鮮卑賊と

 頭を下げて許しを請う騎馬民族。

 

 あの、ある意味で洛陽の役人並に

 頭が固く、気位の高い連中が・・・

 李儒様を前にして、誰に習ったか五体投地。

 

予想外の光景に驚くウチらに対し

まるで当たり前のように表情を変えない師弟。

 

そして先頭に居て話しかけようとした烏桓の

男に見向きもせず、乗ってた黒馬で頭を潰し直進。

 

 その上、頭を下げて動けない連中を前に

 弟子の司馬仲達が言いおった一言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「誰が発言を許可しましたか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もうあかん。

 ヤツら心が折れおった。

 

 ウチらも、全員馬から降りたわ。

 

 で、ソレを振り返って見た李儒様が一言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ご苦労」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう、な、空気が死んだわ。

 

 間違いなく師弟や。

 

  ウチかて、気がついたら跪いてたわ。

 実際ほぼ全員が跪いとったし。

 将軍に対して跪くのは当然やから

 あの場はアレが正解やったんやけど。

 

 なんやあれは、あれはあかんやろ

 

 何ていうか・・・そーゆーの全く

 関係ない。

 

 言うならば黒の威風。

 

 断じて悪やない。

 殺ったことは漢に背いた賊の討伐。

 

 黒山賊に降伏勧告もしてる。

 逆らったのはヤツらや。

 そもそも賊。遠慮はいらへん。

 そして鮮卑を討ったのは同じ騎馬民族。

 官軍やウチらの死傷者は100人いない。

 

 コレ官軍500人いらんやろ?

 ウチらだって手が足りないから使った

 程度やろ?

 

  しかし・・・詠も言っとったな

 確かに悪人ではない。

 

  だが、いや、今の腐った国を立て直すなら

 腐った国を壊すなら・・・こういう人が

 必要なんじゃないか?そう思った。

 

 帰ったら月と詠にすぐに誼を結ぶよう

 言わんとあかん。

 怖いとか、好きとか、嫌いとか、

 そんな温いこと言うとったら

 生きたまま埋められる。

 

 殺ると言ったら殺る・・・どころやない!

 思ったときには殺し終わってる!

 そんな凄みがあるっ!!

 

 で、その場で向こうの代表者を集めて戦後の統治政策や

 

 ウチらは所詮将軍の部下やから

 会議には参加せんかったけど。

 

 ・・・あの李儒様と個室で会議?

 

  ウチだったら意見言えるか?無理や。

 月も、詠も、ネネも華雄も無理や。

 恋なら・・・武と言う一個だけでも

 張り合える可能性がある恋なら・・・

 

 意見は言える資格があるかも

 しれんが・・・無理やな。

 あの人に意見するには、確固たる自分の

 意志に基づいて意見をせにゃならん。

 誰かに言わされた意見は通らない。

   

 恋が言えるとしたら「お腹すいた」くらいやろ。

 

 まぁ空気を変えることができるなら

 それはそれで有りやけど・・・

 

  詠っちよ、アンタ涼州で近くで

 見てたんやろ?

 軍議の場におったんやろ?

 自分じゃ量れなかったから

 ウチに李儒様を見てこいとか・・・冗談キツイで!

 

 っていうか詠っち

 あれ見て呼び捨てできるって凄いな!

 居なくても、いや、居ない時こそ【様】

 呼びする癖付けな、冗談じゃすまんぞ!

 

 

 で、今の問題は会談しとる間に何するか・・・やな

 

 騎馬民族連中は・・・鮮卑の死体片付けとるな

 

 乗ってた馬は、あぁ李儒様に渡すか、

 自分らで分配するかわからんから、

 とりあえず集めとるだけ・・・

 

 いや、もうこの時点でおかしいやろ。

 騎馬民族が騎馬を諦めとるわ。

 

 ・・・今更か。

 アノ状態で騎馬を主張できたら。

 そいつは第二の檀石槐や。

 

 とするなら幽州勢か?

 噂やと、李儒様の弟子とか??

 

 ただでさえお隣やし、仲良うせんとな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、どうも、軍議でご挨拶しましたけど

 ウチ 【張遼文遠】 言います。

  あ、はい、公孫越殿ですね 

 いえ、戦後処理でナニかお手伝いとか

 することあればなー思て。

  

兵糧の?そうですね、今のうちにやっとけば 

無駄無いですね。騎兵用と歩兵用・・・

あ、コレですか?

こっちが并州分・・・え?多くありません?

あぁ、昨日戦死した兵と家族に対する手当?

え?幽州ってそんなんあるんですか??

 

・・・予算足りるんで?

中抜きをされないと足りる?

  

そもそも、儒の教えにも反してないので

名家連中も予算を通す?

  

あぁ、コレ中抜きしたら普段清流派とか

言ってる奴ら立場ないですもんね。

 

 いずれは中央に頼らずにできるように

 なる必要があるけど、今はとりあえず

 奴らから搾り取る・・・と

 

 えぇ、ホンマ、良い事聞きました。

 ウチの軍師にも伝えますわ。

 

 ハイ、兵あっての将ですから。

 え?配慮するのは兵の家族??

 

 民あっての将??

 

 ・・・・・・軍事のことばかり考えても

 あかんと?

 

 いえ、李儒様の戦見たら軍師だけじゃなく

 ってのは、ハイ。

 

 現場の指揮官も、孫子とか知らないとアレですよね

 

 孫子が子供の戦?いや、それは・・・

 

  まぁ確かに、所詮は漢が出来る前の

 小国同士の争いで勝てなかった人間の教え

 と言えば・・・その通りですよね。

 

 戦術は見るべき所があるのは事実だけど、

 ソレを戦略的に応用出来るかどうかは、

 その人の立場と能力によるから、

 基本程度で抑えておけと。

 

 勉強になります。

 

 幽州ではみんなそんな教育を?

 

 あぁ、公孫賛殿と公孫越殿は洛陽で

 他何名かは幽州に構えた出張所で現地教育・・・ですか。

 

 それってウチらも参加できますかね?

 安北将軍府の出張所なら一応資格はあると

 思うんですけど・・・

 

 

 なるほど、覚悟と殺る気は必須で。 

 常識とくだらないこだわりを捨てるために

 何回か尊厳死する必要がある?

 

 殺るの字が不安があったんですけど、

 それ以上に・・・尊厳死ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・え?尊厳死ってそういう意味でしたっけ??

 

 

 




ちなみにシロッコとネコモドキは
参加せず。 まだ子供だからね!

暗黒将軍は勘違いされてません。

程普さんの戦闘・・・戦闘?発言は、ココですね


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属性てんこ盛り、少しは遠慮なさい

微勘違い?

オリ設定オリ展開!




甘寧、この報告・・・本当に?

 

「はっ、確かにお嬢様の言われた通り

隠蔽も口止めもされていませんでした。」

 

悪評を流されて恣意的に噂が広まったとかは・・・

 

「いえ、誰も彼もが口に出すことも

恐れて居ましたので、聞かれれば

答えますが言いふらすような真似は・・・」

 

そうか、いやすまん。疑ってたわけでは

ないんだがな

余りにも・・・

 

「いえ、私もそう思います、お気になさらず」

 

あぁ、ではこの情報を事実として

話を進めよう。

さて張昭、今回の北征、政治的にはどう見る?

 

「この情報が確かなら・・・いや、

疑っても詮無きことよな。すまん甘寧」

 

「いえ」

 

「政治的にと言えば、そもそも安北将軍が

北征することがありえませんな。

それが職務ではないですからの」

 

 まぁそうだな。だが出た。何故だ?

 

「何進が命じたとありますが・・・」

 

そもそも何進は何を命じたのだ?

報告では匈奴も、烏桓も、鮮卑の一部も

戦う前から恭順していたのだろう?

 

「それですな。洛陽の自称軍略家どもにしてみても

「戦わずに漢の威を持って賊を下した」と評判でして」

 

 事実だからな。

 

 「大将軍としては面白くなかったのでは?」

 

 あぁ、軍政家や謀略家としては優秀だが、

 根が俗物だからな

 ありえなくは・・・ないか。

 

「で、将軍が一度も出陣しないのは

どうなんだ?と言った感じで何をしろ

とかではなく、とりあえず言いがかりをつけた」

 

 ふむ。

 

「で、黒山賊に邪魔をするように依頼した」

 

漢に背く賊と大将軍がつながっていたと・・・

まぁ、可能性は・・・あるな。

何かそれを確信させる情報でもあったのか?

 

「いえ、調べさせれば出てくると思いますが、まぁ状況判断ですな」

 

 状況判断・・・?

 

「これからは確固たる情報がないので儂個人の予想になりますが?」

 

 あぁ、構わん。頼む

 

「そもそも、堂々と漢に逆らってる賊の存在を認知してるのがおかしいのですよ」

 

それなら何進だけではなく、宦官や名家だってそうだろう?

 

「奴らは黒山賊の規模や、脅威を正しく理解できますかな?」

 

 ふむ、それは・・・無理だな。

 

 「ハイ、無理ですじゃ。では大将軍は?」

 

 できなかったら大将軍じゃないか

 

 「ハイ、何進は知ってました、そして何度か討伐令が出ておるようですが・・・」

 

あやつが出たときはないな。

黒山賊の数を考えれば、かなり小規模な遠征だけだ。

 

なるほど、で奴らからは黒山賊の

内部で発生した死体と貢ぎ物を引き取り・・・

 

「軍部の功績にしつつ、派閥の部下に

武功を与えていた。そう考えれば

あの規模の賊を生かしていたことも」

 

・・・そうだな、一気呵成に滅ぼすより

その方が奴らの嗜好に合ってる。

 

「暗黒・・・安北将軍にしてみれば邪魔ですな」

 

 ふっ誰だ暗黒将軍を拡散したのは。

 ぴったり過ぎて違和感が無いじゃないか。

 

 「まったくですな。今回の賊滅も

表面的には違和感を感じませぬよ・・・」

 

 表面的には?

 

 「儂は軍事はからっきしですからな。」

 

 軍事的にか・・・

 1万で50万の賊を、それも1日で殺しきることが可能かどうか?だな

 

「ハイですじゃ。しかも率いていたのは

自らが鍛えた洛陽の兵でも、譜代の臣ではなく、

幽州と并州から集められた混成軍・・・堅殿は可能で?」

 

 無理だ。

 

 「やはり?」

 

あぁ、やりようによっては、

勝つことはできるだろう。だが・・・

 

 「殺しきるのは不可能・・・ですな?」

 

 そうだ、どうしても逃げられるだろう?

 甘寧が確認した噂では血が河を創り、

その悲鳴は長城を越え、燃え上がる炎が

消えることなく山を蹂躙し、その様子は

黄州の鄴からも見えたとか・・・そうだな?

 

「は、確かに鄴の民も、七日後に雨が降るまで山が燃えていたと・・・」

 

 それより近場は?

 

「・・・恐ろしくて数なぞ数えて

いられなかったと・・・」

 

 ・・・まぁただの民ならそうなるか。

 

「・・・のう周瑜、火計で可能かの?」

 

「・・・現場を見てみないので然とは言えませんが」

 

良い、言ってみろ

 

「まず、例え山一つとて、50万の賊が存在できる山です。それを一万の兵で囲み切るのは不可能です。」

 

・・・包囲を突破、もしくは各個撃破の対象になるからな。

 

「はい、ですので兵での包囲ではなくを火を持って壁とし、戦力を一点集中して戦えば可能ではあるかもしれませんが・・・」

 

「それはできぬのかの?」

 

張昭。火に向かって進める兵がどれだけいる?

 

「あぁ、自分も燃えますものな。かと言って火のないところを作れば数で突破されると・・・」

 

そういう事だ。さらに手伝い戦の混成軍だろ?少なくともアタシには不可能だ。

 

「ですが事実として山は燃え上がり、生存者はいなかった・・・甘寧、死体はどうじゃった?」

 

「・・・死体、大量の死体は有りましたが」

 

「が?」

 

「五十万を超えたかと言われれば、疑問が残ります。

ただ、山系全てを詳細に確認できたわけではないので、別の場所にあるかもしれないと言われれば否定も出来ません」

 

隠さぬことで謎を残すか・・・

 

「生き延びたモノがいても、少数でしょうが・・・」

 

賊をワザワザ匿う村もないからな。

もし何らかの繋がりがあったとしても

将軍殿を恐れて差し出すだろうさ。

 

「巻き添えはごめんでしょうからなぁ」 

 

気骨の塊の張昭でもそうか。

ならば死体は埋められたかな?

 

「・・・死体ならよいですがの」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

程普、娘は知ってて現地を探れと言ったと思うか?

 

「さすがにそれはないかと」

 

そうだな、いくら彼らに鍛えられようと、性根は変わらんだろう。50万の殺戮など笑って話せる内容では無い。

 

「そうですね。そして翌日の鮮卑もです」

 

あぁ、黒山賊の際に将軍殿は地獄を創ると宣言したらしいが。

 

 

「コレは~もぉ~見事としか言えません~」 

 

「陸遜と同意件ですね。教本に載せても良い程です」

 

「え、陸遜と周瑜がそこまで褒める

ことなの?ただ、元々恭順していた

連中に後ろをつかせただけじゃないの?

いえ、恭順させるのが難しいのは分かるのだけど」

 

「権殿、これは単体で見ればそうじゃが、全体的な視点と前日の黒山賊も合わせて考えるのじゃよ」

 

そうだな、黄蓋の言う通りだ。

 

「母様?」

 

そもそもな、あの場所に騎馬民族どもが纏まって居て、更にそこに将軍殿が行くことがおかしいんだ

 

「え?」

 

「権殿は一万の混成軍と五百の官軍で五万を越える賊のいる場所、しかも相手の領地に理由もなく行きますかな?」

 

「理由もなくって、大将軍の命令じゃないの?」

 

「さっきもチラッと堅殿と張昭が話してましたがな、安北将軍に「長城を越えて賊と戦え」なぞと言った命令は出せぬのです。当然従う理由もない」

 

「勝ち負け以前の問題なのね?」

 

そうだ、そして将軍殿は情報を重視する。

 

「彼らに気付かないはずがない・・・」

 

まぁ、それもそうだが更に一歩進んでみろ

 

「一歩・・・何故彼らはそこにいたのか?」

 

そうだ、その理由に気付いたからこそ黒山賊を殲滅したとも言える。

 

「えっと・・・」

 

「つまりね、騎馬民族どもと何進の繋がりよ」

 

「えぇっ!姉様、そんなの有り得るんですか?!」

 

「漢帝国は彼らに官位を与えてるじゃない。

田舎者や異民族を嫌う宦官や名家が繋がりを持つとでも?」

 

そういうことだ。

恭順派は元々漢に何かしらの繋がりがある。

その繋がりの先に居るのが

 

「名家や宦官の後ろ楯の無い、庶民出身の大将軍ってワケね。」

 

「何進の命令で、何進と繋がりのある

黒山賊が居る地方を僅かの兵で回り、

すぐ隣にこれまた何進と繋がりをもつ異民族がいる、と。明らかに罠じゃろぅ?」

 

連携される前に片方を完膚なきまで叩き、次は貴様らだと、返す刀で襲うと見せかけて内部崩壊させたわけだ。

 

なんせ目と鼻の先で50万を殺してる。

五万で勝てるか?

ちなみに羌賊と匈奴は地獄を確信して

心が折れてるぞ。

 

「更に言えば~手頃な手土産が目の前にありますねぇ~」

 

「それに裏切られた連中にしたら、ある意味李儒より、他の連中に敵意を抱くわよね?今後の統治にも役立つわ」

 

策。

 

「ん、どうしたの?」

 

アタシも気を付けるがな、お前も注意しておけ

 

「何を?」

 

李儒殿、だ。様でも閣下でも構わんが、

今後は普段から敬称をつけろ。

とっさの時に呼び捨てして不敬罪で吊るされたくは無いだろう?何進はともかく、将軍殿は敵より味方が多いからな。

 

「あぁ、そうよね。本人が気にしなくても、回りの足を引っ張ろうとする連中に付け入る隙を与えるのも、馬鹿臭いか」

 

弟子殿にも気を付けるがな

 

「司馬殿ね」

 

そっちは自然に付けれるのな

 

「李殿だと多すぎるから・・・つい、ね」

 

まぁ、わからんでもない。まぁ今後は難しい舵取りが求められる。アンタはアタシの跡継ぎた。気を付けろよ。

 

「えぇ領民の命、背負ってるからね」

 

権、お前もな。

普段はおとなしいくせに、妙に頑固で突発的に暴走しそうだから、ある意味では姉よりお前が心配だよ

 

「か、母様っ!!」

 

まぁ、この話はいいさ。

えぇと、鮮卑の恨みの話だったな。

簡単に言えば、

あぁなれば奴等は互いを信用できんから、各個撃破の対象だ。武力でも、謀略でも、洛陽から動かん大将軍などより将軍殿を選ぶだろう。

 

「つまり大将軍は必要の無い嫌がらせが元で、ただでさえ少ない洛陽の外での伝手を失ったワケです」

 

周瑜の言う通りだな

しかも黒山賊は漢の北部に居る国公認の賊で、騎馬民族を倒したのは同じ騎馬民族だ。

 

「文句のつけようがない。だから見本なのね」

 

「そぉです~更に、それだけの武功を

立てておきながら~洛陽からは

500人しか連れていかず~死傷者は

現地兵だけでその数100人以下~。

準備に~かかったお金は予定額の~

一割にも届かないでしょ~う!!

いくら~大将軍が謀略家でもぉ何も出来ませんよ~」

 

アタシも参考にしないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、だ。話はかわるが

 

今、将軍殿は漢で最も敵に回しては

行けないってのは、皆がわかってると思う。

もし違う意見の奴がいるなら言ってみろ。

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

よし、いないな?

 

そんな将軍殿から名指しで呼ばれていながら、いまだに無視している褐色眼鏡が居るらしい

 

 

「「「「・・・・・・・・・」」」」

「い、いや、まだ前回から二月も・・・」

 

 

周泰、縛れ。

 

「すみません!周瑜様っ!!!」

 

甘寧、袋

 

「すみませんっ!!!」

 

黄蓋、持っていけ

 

「儂ですかっっっっっっっ!!」

 

 

 

だってなぁ、武官で程普は絶対来るなって言ってたし

 

「ハイっ絶対行きません!!」

 

甘寧と周泰はさすがになぁ

 

「「・・・・・・時間、下さい」」

 

孫策なんて、いま行ったら

 

「跡継ぎが何しに来たこの穀潰しがぁ~!って叩き出されるわね」

 

後は文官だし・・・

 

「じゃよな」

「ですよね~」

「私も足手纏いかなぁって・・・ね」

 

 

 

 

「あ、儂ちょっと腰のちょうしがガガガガガガガ」

 

 

 

 

治療してもらえ。

あれで鍼の名手らしいぞ

なあ周泰?

 

「黄蓋様、大丈夫です!!いつの間にか殺られてますから。司馬様のも最近は痛く無いですよ!!!」

 

 

「おまっそれで安心できるのはお主と甘寧だけじゃろうがっ!!」

 

 

「見苦しいぞ黄蓋、お主が地獄を見る訳でもなかろう」

 

「張っっ昭ぉぉ貴様ぁぁぁぁ!」

 

「雪っっ孫っっっっ策うぅぅ~!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「良いからさっさと逝け」」」」」

 

 

 




眼鏡、長身、褐色、巨乳、中華、露出、黒髪、病気、百合、年上、苦労人、策士、火計、楽器、クーデレ、ツンデレ、ヤンデレ、オノレ孔明、眼鏡

まだあるよねって話


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怒りの日

李儒くんの配下には黒い円卓はいません

水銀は危険なので使ってません。

働かないニートもいません。

原作設定に対するアンチヘイト有ります

嫌いな人は読み飛ばし

オリ設定、オリ展開

ご指摘いただきましたが、お話の関係上、登場人物が半オリキャラ扱いなったりします。
逆も有りです。 これは、拙作の作風だと思って
生暖かい目と絹ごしタッチお願いします!
最初に矛盾あるとか言って良かった良かった。


・・・あの愚物ども!

 

あぁ、愚物どもよ!!!

 

最後の最後で、師の戦に泥を塗った

愚物どもよ!!

師の信念に泥を塗った

愚物どもよ!!!

 

奴らは理解していまい。

 

周囲も師の策と錯覚していよう

 

あの場に居て、正しく理解しているのは

私と李厳殿だけだろう。

 

地味姉妹は、師がお怒りで

あったことだけは知っている

ようだが、それが何故かは

理解できていないだろう!

 

あの愚物どもっ!!

 

私と李厳殿で、師に変わり皆殺しにしてやりたい

ところだが、師がその怒りを抑えたのだ。

私がそれを無駄にすることなどできん!!

 

これが身を焦がす怒りと言うものかっ!

 

 

 

 

 

・・・・・・落ち着きなさい司馬懿仲達。

 

あれらには後程、何かしらの名目で

地獄を味合わせるとしてだ。

 

コレ以上の無駄は許されません。

 

あぁ、何進の要請で黒山賊の一部が

動いていたことは知っていた。

 

あの地域にいた連中は、何進に従い

師と戦うことを選んだ連中だ。

 

あの地域にいたモノ達は

その連中の庇護下で生活していた連中だ。

 

ならば、自らが選択した幹部が下した

選択に殉じるのも、彼らの選択。

 

都合が悪くなったら自分は関係無いなど

そんな戯れ言は認めん。

 

別の地域に居た奴等には、始めから

答えは急ぐな。と。

これから起こる結果を見てから決めろと

選択を保留させていた。

 

故に、師の元に下る選択をした残党の30万は

既に師の民だ。

 

ここまでは良い。

 

だが、あの騎馬民族どもはなんだ!!

 

普段は命など恐れぬと、

漢など恐れぬと嘯きながらっ!

 

何進の指示で長城に接近していた

鮮卑どもに何食わぬ顔で接近し、

あわよくば師を討ち取らんとしたのは

良い!それも策だ。

 

だが、奴等は師を恐れた。

そして死を恐怖したのだ。

 

味方面した騎馬民族に見限られ

2万を越える鮮卑が無駄死によ。

 

・・・その家族も無駄死によ。

 

そもそも奴等が手を出さずとも

我らに倍する兵を擁する鮮卑の連中が

黒山賊の殲滅を見るまでは

あの場所を動くことはなかった。

 

見たあとでは撤退など間に合うはずもない。

 

事実を確認している頃には

我らは長城を越えている。

 

心が折れた黒山賊の残党の処理なぞ

戦う意思の無い幽州の警備兵でも出来るのだからな。

 

 

 

 

後は、長城を越えた我らの前で阿呆面を

晒し、右往左往している連中に

降伏か死かを選択させる。

 

降伏すればよし。

 

死を選択しても、

一度の戦で1000人殺し、

多くても10人に地獄を見せれば

心が折れて、生き残りも魂からの降伏を

したであろうさ。

 

二万の兵とその家族を

合わせれば四万~五万か?

 

その者らは只の民ではない

同じ鮮卑の者どもに、師に逆らうことの

愚かさを伝える語り部よ。

 

これから産まれる同胞に、

師に逆らうことの無意味さを

伝える語り部よ!!

 

それが、だ。

最初から恭順の意を示しておきながら

あわよくば、程度の考えで

師の命を狙った烏桓どもの浅ましき

保身によって殺された。

 

・・・殺す必要がどこにあった?

羌と匈奴と烏桓の兵が鮮卑の兵を囲み、

長城を越えた我らが蓋をすれば

 

心が折れた鮮卑は戦うことを選べるか?

 

手土産ならそれで十分だろうが。

 

その上で鮮卑が死を選んだなら

それが奴等の選択で奴等の意思。

 

他の鮮卑の氏族も誇りに殉じた者達の

家族を無下には扱わんだろう。

 

だが今はどうだ?

 

浅ましく保身に走り、

恐怖の余り無駄な裏切りと

殺戮を行った奴等は今後どうなる?

 

家族は殺されるだろうな。

恨みを抱えた連中が生かしておく意味がない。

 

 鮮卑の他の氏族は?

羌、匈奴、烏桓と共に歩めるのか?

直接師の恐怖を知り、降った者達の声があれば

出来ただろう。

 

 だが裏切りによって同族を殺された彼らは・・・

 

 師へ降りはするだろう。

だがその内に有るのは怒りだ。

諦めを生む恐怖ではない。

反骨心を生む怒りだ。

 

反骨心が統治の邪魔になることなぞ

少しでも政を知ればわかる。

 

洛陽の自称為政者どもは

互いに争わせる良策とでも

したり顔で語るのだろう。

 

こうなってしまえば、

師もそれは違う、とは言えん。

 

 

 

 我も人。彼も人。故に平等。

 

 

 

そう謳う師が、

意思を持った人を愛する師が

 

馬で人を潰したのだぞ?

目を向けることもなくだ

 

その異常に何故気付かない?

 

あのとき、あの烏桓の男が、

他の騎馬民族の誰かが、知ったような顔で

なにか一言でも言っていたら・・・

 

あの場に居た騎馬民族どもは

間違いなく師によって皆殺しにされていた。

 

もしかしたら各部族の何人かを、

見せしめとして生き地獄を体験させたまま

部族に送りつけるくらいはしていたろうさ。

 

そう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレで平等だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とでも言ってな。

 

 

 

 

実際、ソレを殺れば羌も匈奴も烏桓も鮮卑も

等しく師の被害者よ。

 

恐怖と同族意識で、師の政策のもと

横に並んで動けよう。

 

だが、ソレをすれば勘付かれる。

 

結果的に何が起こるか、邪魔が可能か不可能かは

別として、間違いなく何進は気付く。

 

謀は密を以て為す。

 

誰も知らない方が良い。

誰にも知られない方が良い。

 

本命の罠を見せびらかす狩人なんざいない。

敢えて見せるのは囮の罠

 

故に生かした。

無駄かも知れなかったが、私も抑えた

 

 

くそっ!

 

 

落ち着け。落ち着くのですよ。

 

 確かこちらの方面を担当するのは

楊修殿で武官は張任殿で

文官は亀でしたね。

 

 楊修殿に心配なぞ、無用なだけでなく、

もはや無礼と言えますが、伝えることは

伝えねばなりませんね。

 

 張任殿も卓抜した戦術目を

持っていますから、心配無用

防衛に専念されれば・・・私では

倍する兵があっても勝ちきれるとは

思いません。

 

 亀は・・・戦術に偏ってはいるが、

政の視点も持ってはいるから

心配は要らないと思うんですが

妙に自信が無いので一度話を聞いたのですよね。

 

 

 

 

 

 

 何でも、学生時代に?年下の子供に才で負けてたとか?

下らない。

 

李厳殿を見なさい。

 

磨かれぬ子供の才など、知恵と覚悟と経験で踏み潰されるモノでしか無いでしょう?

 

 磨いている?

磨いている積もりでしょう。

地姉が洛陽の学問所と廬植の私塾で学んだのと一緒です。

前にも言いましたがね、師の一年の教えは凡百の五年の教えを凌駕します。

 

 

 凡百ではない?いや、学舎の名前が水鏡女学院の時点で

水鏡の無能とその限界を証明してるじゃ無いですか?

 

 え?わかりませんか?

 

 国中の才を集めて鍛えるなら

何で女学院なんですか?

 

楊修殿・・・文官として才無いですか?

張松は?法正は?師は?

 

 その程度の見識しか持たない者が運営する私塾の筆頭と次席って・・・しかも水鏡、実戦経験無いでしょう?

あってもその辺の賊で、間違っても

漢と戦い続けて経験を積んできた騎馬民族とかとの経験は全く無いですよね?

 

 だって、騎馬民族に火計とか、伏兵って殆ど無意味ですし。アナタの知識で使えたの、糧食に毒くらいだったでしょう?

 いや、馬が縦横無尽に走れる戦場で何燃やすんです?普通に走って逃げますよ?陣に招き寄せて?

いや、あいつら敵陣に正面から突っ込んでダラダラするほどバカじゃ無いですよ?そもそも彼等は巣としての陣ではなく獲物として兵を見て見てますからね。

 虎を殺せば巣穴に入っても安全だよねってことです。

 逆に、虎が生きてるのに巣穴に入るなんてとんでもないって理解してますよ。

 狩猟民族として、子が居る巣を守る獲物と傷付いた獲物が一番怖いって知ってるんです。

 漢をバカにしてるのはですね、腐りきった洛陽の文官に自分達と戦えるほどの強者である、

幽州とか并州の人間が頭を下げることが理解出来ないからです。

 故に、文官にありがちな、文字がわからないから兵法知らないだろって見下した考えは危険です。

経験豊富なんですから。

 

 文字じゃなく体験してるの。

文字しかしらなくて体験してない学生の逆。

 

 伏兵も一緒ですね、隠れる場所がありません。

 

 囮で釣る?囮になれって言われた兵士に殺されないと良いですね。

 勝っても必ず一定以上の死傷者を作る、無能の策でしょ?決死の退却戦か一か八かのときに使う策。

それ軍師としてどうなんです?それに死を覚悟出来る兵が簡単に作れるとでも?貴重な兵を使い潰したら終わりますよね?

 槍?

 そもそも兵の質が違うのわかります?

 まさか、官軍の騎兵と彼らを一緒にはしませんよね?

 早さも勢いも鋭さも、あぁ、当たり前に騎射してきますね。で、槍で何を?

 

 盤面遊戯じゃないんですから、その場さえ良ければ良いって考えは止めてくださいね?

 そーゆーのは目の前だけを見ていればいい現場の武官の視点であって、将兵を率いる将帥や軍師の視点じゃ無いですよ。

 

 

 私なら?状況次第ですが、基本騎馬民族との戦いは守りをしっかりして、勢いを殺さないと話になりません。

 こちらにはあんな機動力ありませんからね。

 故に、陣をがっちり固めて、穴を掘りますね。隠れる場所にもなるし、わざと抜かれても勢い殺せるし。

 

 てゆーか、先入観で策立てちゃダメでしょう。それで戦術だけなら筆頭と次席を越えてたって・・・アナタ方何を学んでるんです?

 

 ねぇ子供騙しって知ってますか?

 アナタ、騙されてますよ?

 そんな程度の見識しかもたない連中の中で、勝った負けたってむなしくありませんか?

 

・・・伏竜?飛んでないなら、ただの惰眠を貪るトカゲではありませんか。練磨を続けるアナタに勝てるとでも?

 

・・・鳳雛?それ、褒めてます?巣立ちの出来ない未熟者って言ってません?少なくとも、亀は自らの意思で歩いているでしょうに。

 

何を気にしているのやら・・・

 

 

 

 

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って感じでしたね。

 

 

 

まぁ、とりあえずは大きな修正はない。

 

奴らからに割譲を認めさせた地域に

黒山賊の残党を送り込み、農奴として働かせる

 

元々この付近には50万を越える人間を養う生産力があったのだ。

 

半分になった今、生産力に問題はない。

 

後は事前調査で仕込んでいたアレを使えば

問題はない。

 

 幽州牧は公孫賛。師の怖さを知っている。

その上この地域が安定すれば幽州にとっての

盾になることも理解できるはずだ。

 

 三十万を越える民と、それを養って余りある未開発の土地・・・長城の先であるがゆえ、辺境以外の漢の人間の意識からは完全に消える。

 

 何進よ、貴様が何を失い、我らが何を得たか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴様が知るのはいつだろうな?

 




師弟の仕込みですね
この人らが二年使ったんだぞ!

けどそーゆーのに限って 
予想の下にいる小人に汚されるのが策士の常。
李儒くん師弟はまた一つ賢くなりました。
 
 攻めて戦で勝つには守りの3倍必要
弟子、2倍では勝ちきれない
つまり定石通り3倍いないと勝てると言い切れない。とみるか
3倍揃えれば勝てるんでしょ?とみるか。
 弟子が強いのか、張任が強いのか判断が分かれるところ

 
原作の孔明&鳳統、頭悪すぎ
義勇軍が釣り野伏出来るわけ無いだろ
あれ、殿は全滅前提の捨肝りたぞ?ってお話

まぁ史実でも結構負けてますからね



そんなアンチヘイト


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理想を抱いて溺死しろ

とうとうやってきた原作キャラ!!

コレがコウメイの罠!!

文才と絡むきっかけがないんだよぉぉぉぉぉ

原作蜀アンチ・ヘイトあり

オリ展開オリ設定


「頼もぉ~う!」

 

「「・・・」」

 

「頼もぉ~う!!」

 

 

(おいおい、誰だ?教頭先生と筆頭様の屋敷の扉を叩いて大声挙げてるヤツ)

 

(肝試しにしても無謀過ぎない?いや、肝の大きさはわかったけど!)

 

(開くぞ、恐怖公の部屋の扉が開くぞっ!」

 

(何であたしたちが幽州の人材の相談しているときにっ!!)

 

 地味姉妹・・・

 

「「はいっ!!」」

 

 私と、師に、内密で、ナニカ、頼、み、ま、し、た、か?

 

「「滅相もございません!!!」」

 

 ふむ・・・

 

 ((あぁ~巻き添え確定だよ))

 

 「頼もぉぉぉうう!!」

 

 ((もうヤメロよ!))

 

 声の張りと高さから、女性で年齢はこれくらい・・・

 口の高さはこのくらいで、のどの太さは・・・こうですね

 

 ((えぇぇぇぇ))

 

 呼吸の深さと声量を出す為の肺活量を考えたら

 鼻はこう、口はこう、体つきはこう・・・

 

 ((絵えぇぇぇぇぇぇ?))

 

 扉を叩く音から、腕はこのくらいの高さで、太さはこう。

 で、この体格があれだけの音を出すと言うことは

 踏み込みの感じはこうだから、足は、こう。

 

 ((おいおいおいおいおい))

 

 あとは目と髪ですか・・・伯師妹?

 

 (ザッ!!)

 

 あぁ、髪は青で、目は赤?

 長さは・・・こうですか。

 目の大きさは・・・ほう。

 

 (まさか色まで再現するとは)

 (わぁ~ぉ~)

 

 服装は白っぽいヒラヒラした露出多めで

 赤い槍?

 

 ((うわぁぁぁぁ))

 

 これは、ふむ・・・常山の趙子龍ですね

 

 ((肖像画が完成した?!))

 

 「誰かおらぬぬかぁぁぁ?!これだけの屋敷で無人はありえんだろぉぉ」

 

 傍若無人・・・十分な愛を受けて育ったのでしょう

 

 ((アイツ・・・もう黙れよ))

 

 「まさかの居留守?!誰かも分かってないのに居留守されてる?!」

 

 それなりの扱いもされてる・・・十分な哀しみも経験しているのでしょう

 

 しかし・・・・・・

 

 ・・・伯師妹。

 

 (ジャッ!!)

 

 「おぉぉぉい!破るぞ!もう破るぞぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”?!?!」

 

 漠たる死に安らぎなし・・・

 

 凌辱がないでしょう?

 

 ((尊厳が・・・消えた?)) 

 

 さて地味姉妹

 

 「「ハイっ!シロさんに代わり、縛って持ってきます!!!」」

 

 ふむ、哭かせる必要はなさそうですね。

 

 「「ありがとうございますっ!!」」

 

 ((間違ってたら絶対10年分泣かされたな))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、田舎の山の長の子が一体何用ですか?

 

「常山の、趙っ!子龍っ!!無礼であろうっ!!!!」

 

 ((お前が言うな))

 (ギラッ!)

 

 無礼・・ですか、九卿で安北将軍の我が師の家に約束も無く現れ

 

「・・・」

 

 迷惑も考えず大声で叫んだ挙句

 

「・・・」

 

 その門を破ると口走った浪人が居るらしいですね? 

 

「すみませんでしだぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!」

 

 (チラっ)

 ((あ、なんか既視感))

 

 で、何の用です?

 

 「う、何だ今の・・・意味が分からん”ん”ん”ん”ん”ん”っ”!!!」

 

 質問に答えなさい。無礼でしょう?

 

 「いや、答えられぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 返事はハイです

 

 「ハイっ!暗黒将軍を見定めに来ましだぁぁぁぁぁぁ」

 

((馬鹿だ、コイツ馬鹿だ))

 

 半周回って冷静になれましたよ。その全身胆力と言うべき度胸は買いますが・・・

 

 (チラっ)

 

 いえ、構いません。で、アナタごときが師の何を見定めると?

 

「ご、ごときっっですよねっっっ!私浪人ですし!ハイィィィィィィ!」

 

 質問に・・・

 

 「ハイっ!黒山賊を生き埋めにしたと聞き!どういうつもりだったのかを確認にきましたっ!!」

 

 いや、何で師が貴方の好奇心を満たさなきゃいけないんですか?

 

 「ハイっ!納得出来たら我が槍を預け、出来なかったら性根をぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 ((・・・狙ってるのかな??))

 (ガチン、ガチンっ)

 

 浪人が何様ですか。

 

 「ごもっともです!!調子に乗ってました!趙子龍だけにっっっっっ!!」

 

 名家に浪人冗談が通用するわけないでしょう 

 どうせ残虐非道鬼畜外道腹黒無慈悲腐れ目人外暗黒将軍

 なんて家の格と財で成り上がった考えなしで

 民を見ていない非情のボンボンなんて思ってたのでしょう?

 

 前半の称号と名称はともかく、中盤と後半は事実無根。

 

 普通に不敬ですよ?

 

 「え、そこまでは・・・」

 

 ((不敬とは・・・))

 (コクコク)

 

 いいですか、山の子にはわからないかもしれませんが

 特別に、教えましょう

 

 「山の・・・ハイっ!お願いします!!」

 

 確かにこの洛陽、いえ、漢と言う国には

 官位を持つことを目的として財を貯め、

 官位を買った後で民から財を搾り取る。

 賊を生み出す、国賊と言うべきゴミが溢れています。

 

 「「「・・・」」」

 

 清流派を自称する連中は、そのような

 国賊を生み出す売官という制度を

 予算獲得の為に漢帝室の権威と誇りを

 売りはらう愚行と言います。

 

 「・・・違うと?」

 

 無論です。 

 

 師曰く、アレは漢を立て直すことが出来る最後の策 

 

 「まさか!」

 

 アレの問題は、先ほど言いましたが

 民から財を搾り取るために官位を買う連中の性根が問題なのです

 

 「・・・?」

 

 あぁ、わかりませんか?

 では負の面だけでなく、正の面を教えましょう

 

 「正の面・・・」

 

 表と裏と言う方が分かりやすいですか?

 物事は一つの方向から見ただけではわかりませんが

 必ず表裏があります。

 

 「表裏・・・」

 

 売官は言い換えれば、財を集める才を証明すれば。

 血筋や派閥に関係なく役職に就ける制度です。

 

 「「「あっ」」」

 

 適材適所と言いますが

 政を行うためには様々な力が必要です。

 

 官位を買えるくらいの財を集める。

 それは立派な才の証明ではありませんか?

 

 「はい・・・」

 

  それが借金なら資金を融通できる人間との人脈と

 その者から借金できるという信用の証明。

 

  派閥から融通されたなら、為政に多かれ少なかれ

 派閥の力を使えると言う証明。

 

 「・・・」

 

 政にはどうしても資金が必要です。

 そしてそれを集める力が無い者に、

 綺麗ごとしか理解できず、泥水を飲む覚悟の無い者に

 政に関する役職に就かせることはできません。

 

 「為政者としての最低限の力を証明する制度だと?」

 

 正しく使えればそうです。

 後は借金の返済計画と収支の計算が正常にできれば

 売官とは、正しく能力のある人間がその力に見合った

 役職に就く事ができる制度。となります

 まぁ、限度はありますがね。

 

 で、官位を売って得たお金で、国から官位を買った者に多少の支援をすれば

 あとは・・・健全化するでしょう?

 

 「「「確かに!」」」

 

 だから、問題なのはその役職を買った者の性根なのです。

 

 「「「あぁ~」」」

 

 清流派を名乗るほど清いなら、このことにだって気付ける。

 気付いたなら自分たちで買えばいい。

 

 一人で無理なら10人で買えばいい。

 けどできない。何故かわかります?

 

 「・・・」

 

 気付く頭が無いのと、互いが信用出来ないからです。

 

 例えば先ほどの例えですと、10人で1つの官位を買ったとき、

 代表として官位を得た人間が信用できないのですよ。

 

 彼らは100年以上、他人の足を引っ張ってきた連中で

 個人よりも家を重視するからです。

 

 「・・・」

 

 どんなに同士と言って、何かを約束をしても

 一族の栄達を優先するからです。

 儒の教えに従ってね。

 

 「・・・だから、官位を買うのは」

 

  そう資金のない自称清流派ではなく

 名家や宦官の紐付きですね、何進も買ってはいますが

 基本的に名家に嫌われてますので、官位を渡しても

 連中は恩になど思わないでしょう。

  

  むしろ貰ってやったと嘯いて、派閥としては

 何進の敵である名家に付くでしょうね。

 

 「では売官で漢を救うには・・・」

 

 地方の管理官のみに限定。最高で県令や太守ですね

 で、査察官を真っ当な人間にする必要があります。

 この査察官は帝のみが知り

 帝のみが認める人材でなければなりません。

 宦官や名家、軍部の干渉を受けない人間です

 

 我が師なら適任ですが・・・

 既得権益に溺れた連中が認めません、もう無理でしょうね。

 

 「では中央の名家や役人が腐ってるから・・・漢はもう?」

 

 それは馬騰が過去に通った道ですね

 

 「涼州の?」

 

 えぇ、興味があるなら聞きに行けば良いでしょう。

 私からの言葉だけで、全てを決定されても困りますし

 

 「アナタは答えを得ているので?」

 

 私ではありませんよ。

 

 

 

 我が師です。

 

 

 

 「・・・では李儒様は?」

 

 弘農の荘園の税率は3公7民ですね

 

 「さんっ!!」

 

 いいですか?

 為政者は愚か者の頭の中にしかない、実現できない無責任な夢を魅せるのではありません。

 

 民の全てを背負って進む、その背中を魅せるのです。

 一歩一歩踏みしめて、歩んで、その背中についてきた皆で作り上げた道を魅せるのです。

 そして共にその道を進んでいれば見えるであろう、家族の・友の・仲間の未来を魅せるのです。

  

 あなたの求める綺麗な理想をかかげる高潔な人間が

 民が夢見る綺麗ごとしか言えないであろう人間が

 

 「アナタが否定しようとした残虐非道鬼畜外道腹黒無慈悲無情腐れ目人外暗黒将軍と同じことできますか?」

 

 ((なんか増えてない?))

 (ぐっ!!)

 

 さて、この話を踏まえた上で、師の行いの表裏ですが・・・

 

 「「「・・・」」」

 

 地姉?気付いてますか?

 

 「ココで私ぃ”ぃ”ぃ”ぃ”ぃ”ぃ”ぃ”ぃ”!!」

 

 返事は・・・

 

 「ハイっ分かりません!!」

 

 ・・・・・・・・・山の子

 

 「ハイっ分かりません!!」

 

 いえ、アナタがわからなくてもしょうがありません

 アナタはまだ師の背中を見ていないのですから。

 

 「ありがとうございますっっ!!」

 

 いや・・・何故感謝?

 まぁ良いでしょう。山の子、答えを知りたいですか?

 

 「・・・ハイ。私は何も知らないのだと思いました」

 

 ふむ、足らぬを知りますか・・・

 地姉?

 

 「ハイっ!」

 

 この、山の子を幽州に連れて行きなさい

 

 「「ハイ?」」

 

 やや歳がアレですが、この娘はそこそこ伸びます

 

 (歳・・・娘って、あれ?)

 

 何か?

 

 「ハイっ頑張って成長します!!)

 

 良い心がけです。

 幽州には現在、師が行っているモノがいくつかと

 その結果がいくつかあります。

 

 それは師が歩んだ道をアナタたちに魅せるでしょう

 ・・・まぁ理解するだけの基礎は必要になりますが

 地味姉妹はそろそろわかるでしょう

 山の子は、地味姉妹の元で学びなさい。

 

 あぁ、山の子は、コレから何か予定でもありますか?

 

 「いえ、世間を回り見識を広めようとしておりましたので」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 働け。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無職の穀潰しが師を量ろうとするとは何様ですか。

 

 「ぐぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”l!!!」

 

 ((いや、ほんと狙ってない?))

 (カリカリ)

 

 まぁ良いでしょう。今後に期待します。

 

 「あっ!」

 

 何です?

 

 「ハイっ連れが居るのでどうしようかと!!」

 

 連れて行くなり別れるなり、好きにすれば良いでしょう?

 貴方たちの行動と選択を尊重しますよ。

 

 「わかりました!とりあえず相談してみます!!」

 

 えぇ、では地姉。今後はこの山の子も将として・・・

 その前にとりあえずは出張所で研修ですかね?

 

 「「そうですね。鍛錬の前に一回は矯正が必要ですからね」」

 

 フム・・・では李厳殿にお願いしておきましょう。

 後で手紙を書くので、取りに来て下さい。

 

 「「ハイ」」

 

 では、今日はこの辺で良いでしょう

 

 「「ハイっありがとうございます!!」」

 

 伯師妹、師と飲茶行きますか?

 

 (コクコクっ!!)

 では行きましょう。

 

 うん?どうしました山の子??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ハイっ!矯正ってなんでしょう!!」

 




熱い蜀アンチ 弟子だもんね!仕方ないね!

作者はの中では 魏は歴史?モノ
        呉はアットホームな人情モノ    
        蜀はエロゲ

 拙作でも徐晃さんと山の子は知り合い設定ですが 
 コウメイの罠により絡めませんでした。

原作が・・・近い!

 売官に関しての考察は当然否定意見有るでしょうが
当時の後漢はこの制度が無ければ、名家・宦官の紐付き以外の
人間が出世できません。
 コネの無い人間にとってはある意味救済。
ただ、国の為に出世したいのではなく、良い生活がしたい
が為の出世ですので、国家的には成功の目はありませんでした。
 つまりはその場しのぎの金稼ぎですね。

あくまで理想論なんからね!
勘違いしないでよね!!


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残虐非道の必殺拳

ネタ話!
オマージュと言う名のパクリあり!(わりといつも)

オリ展開、オリ設定

教頭も弟子も白っ子には甘い

原作アンチ・ヘイト有り

嫌いな方は読み飛ばし




ネコモドキ・・・来ましたか?

 

「まだですっっ!!」

 

使者も?

 

 「ハイっ!!!」

 

心霊台だけでは足りませんね。・・・殺るか?

 

 「早く来いよ褐色メガネっ!!!」

 

(ザッ)

 

 どうしました伯師妹?アナタも殺りますか?

 

(フルフル)

 

 「え?!シロさん本当ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”」

 

 伯師妹が嘘など吐くはずがないでしょう?

 まったく、無礼ですよ

 

 (コクッ!)

 

 「ズ、ズミ”マ”ゼン”デジダ」

 

 無礼と言えば・・・ネコモドキ?

 

 「ハイッ!」

 

 変態方眉と言い醜態と言い、

 孫家には先触れと言う言葉は無いのですか?

 

 「えぇっとですね、所詮軍閥ですので、

  使者出すくらいなら

  行った方が早いって思ってると思います!」

 

 あぁ、労力と予算の節約ですか・・・

 その考えは分かりますが、

 洛陽ではシツレイに当たります。

 何せ「お前に労力と予算使いたく無い」と言っていると

 同じですからね。

 その辺はきちんと切り替えるように

 教導してあげなさい。

 

 「ハイっ!ありがとうございます!!」

 

 で、伯師妹・・・これは?

 

 (コクン)

 

 ネコモドキ?

 

 「ハイっ!」

 

 ・・・孫家では、人を九卿の屋敷に運ぶ際、

 袋詰めが礼儀なのですか?

 

 「あのバカっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 アナタの意見は返事をしてからになさい。

 不敬ですよ?

 

 「ハイっスミマセンデシタ!!」

 

 ではこちらに連れてくるように。

 さっさと師のもとに連行しましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 ねぇ周瑜?

 

「ハイ」

 

 私、ハヤクキテーって書いたと思うんだけど

 

「いえ、そのようなことは」

 

 醜態じゃないんだから、

 手紙の行間わかってたよね?

 

 「・・・ハイ」

 

 あぁ黄蓋!

 

 「ハイっ!」

 

 付き人でしょ?お疲れ様~。それとひさしぶり!

 

 「ハ、ハイっ!いやー抵抗する

 周瑜を運ぶのは骨が折れましたわい!」

 

 「さっっ!!黄蓋殿!

 アナタも逃げようとしたでしょう!!」

 

 黄蓋は別に地獄見るわけじゃないから、

 逃げなくてもいいのに

 

 「黄蓋殿【は】!」

 

 だって周瑜さ、来いって言われたら5日で来てよ!!

 最悪でも使者出そうよ!!

 2か月何してたのさ!!!

 

 「「使者と言う発想はなかった」」

 

 だから地方軍閥だって馬鹿にされるんだよっ!!

 あっちならソレでいいけど、こっちじゃ 

 スゴク・シツレイなんだからね!!

 お前なんかに労力と予算を使う気はないって

 そう思われてるって判断されるんだから!!

 ムラハチされて箱詰めされてチンッ

 されるんだからね!!!

 

 「「なにそれ怖い」」

 

 その怖い人待たせたのアンタじゃんっ!

 この・・・メガネッ!!!

 てゆーかアンタ洛陽に居たんでしょ!!!

 なんで作法知らないの?!

  

 「いや、所詮は南に飛ばされる

 分家の小娘でしたので・・・」

 

 言い訳すんなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 

 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 「しゅ、周瑜ぅぅぅーーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「バルゴッ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「うるさい、黙れ、豊が起きる。

  李儒様を待たせるな。

  さっさと李儒様の元に連れていけ」

 

 

 り、李厳様がシャベッタ?!!!!!!!

 

 

 「・・・・・・連れて行け」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「「スミマセンデシタッ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・相変わらず、賑やかな奴らだ

 

「まったく、自分がどこに居るか

 理解できてるんですかね」

 

まぁいいさ。ネコモドキも久々に

会う家の者と触れ合いたいのだろうよ

 

(そっ)

 

どうした白っ子?頭撫でてほしいのか?

 

(コク)

 

ハハハ。まだまだ子供だからな。

お母さんに会いに弘農に行くか?

 

(フルフル)

 

 「・・・伯師妹、そうですね私も楽しいですよ。」

 

ハハハ、弟子も長いこと帰ってないからな

 

 「元服した淑女ですからね!」

 

 (ぐっ)

 

ハハハ・・・二人とも、苦労を掛けてすまんな

 

 「・・・コレは私が選んだ選択です。

 今、怠けたら全てが台無しですから」

 

あぁ、そうだったな、なら白っ子、

頑張ってお姉ちゃん支えろよ?

 

 (こくっ!)

 

 「~~~っ!!!」

 

 (ピクッ!)

 

あぁ、来たな。じゃあ、選ばせよう。

真っ赤なお姉ちゃんも大事だが、

ネコモドキは白っ子の大事な妹だもんな。

 

 

「(~~~っ!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 「「・・・お嬢様」」

 

 「・・・うん、間違いないね!」

 

(((後ろの二人めっちゃ怒ってる!!!)))

 

 

 あぁ、勘違いさせてたらすまんな。

 別に怒ってないから。

 

(((後ろ!後ろ~!!)))

 

 さて、黄蓋殿は涼州で我らと一度会っているが

 周瑜殿は初めましてだな。自己紹介は必要かな?

 

 「はっ無論必要ごさいません!

 こちらの周瑜をお呼び出しされて置きながら

 長らくお待たせして申し訳

 ございませんでした!

 え~郎中令様に置かれましては、

 いつも孫尚香様へのご指導御鞭撻の他、

 我々の申請書類にもお力を貸して頂いている

 こと、感謝の念にたえません。

 あ、あと主、孫堅からも

 僅かばかりではありますが、ご挨拶の品を

 持ってきておりますので

 ご笑納いただければ幸いです!!」

 

 「・・・何と言うか、

 頑張って礼儀正しくしようとしてるのは

 分かるんですが・・・何と言うか」

 (・・・)

 

 「黄蓋~知らないなら聞いてよぉぉ~」

 (え”周瑜?)

 (・・・すみません黄蓋殿)

 

 まぁ、いきなり無理にかしこまらなくてもいいさ

 後ほど挨拶の品は受け取ろう。

 ただ、こういう場合は目録を

 用意しておけば良いだろうな

 

 「黄蓋~~」

 (周瑜?)

 (・・・すみません)

 

 「まぁ、礼を尽くそうと言うのは

  分かりましたし、今回は

  師もお許ししましたので、

  不敬は問いません。ですが

  受ける者によっては

  「自分と会うのに礼儀を勉強してこないとは!

   自分は礼を尽くす値しないと言うのか!」

  と言って会話の主導権を握られることに

  なるので、要勉強ですね」

 

 「「「ハイ、ご教授ありがとうございます!」」」 

 

  ま、簡単な挨拶は終わった。

 で、今回孫尚香殿にお願いして

 周瑜殿を招いたのは・・・

 

 「あ、あの!それで」

 

 「周瑜!教頭先生が話してるでしょ!!

  さえぎっちゃダメ!」 

  

 「ハ、ハイ!すみません!!!」

 

 「・・・それも不敬なんですがね」

 

 「「「・・・」」」

 

 話が前に進まないから、さっさと行くが・・・

 その前に、弟子?わかるか?

 

 「ハイ、肺ですね?」

 

 お、やるな、最短の文字数で

 名家冗談と答えを両立させるとは

 

 「弟子ですから」

 (パチパチ)

 

 「「「・・・ハイ?」

 

 ・・・周瑜殿?心霊台の説明は?

 

 「韓遂が受けたアレの半分とか・・・」

 

 まぁ、すごく簡略化されているが

 間違ってはいない

 細かく説明すれば、本来、心霊台は治療の技でな。

 

 「「「「「・・・アレで?」」」」」

 

 弟子までなんだ?

 普通に考えろ。三日三晩飲まず食わずで痛みに襲われて

 全身のありとあらゆる場所から血と汗と涙と涎とその他

 諸々と血が出続けるんだぞ?

 普通、死ぬだろ。

  

 「「「「「・・・普通とは」」」」」

 

 そんな技喰らっておいてだ、

 回復の効果がなかったら、三日後に韓遂が覚悟を

 決めた顔でスクッと立てるか?

 

 「「「「「・・・・・・」」」」」

 

 単体としては、痛みは新血愁の数倍になり、

 その場で発狂して死に至る程の激痛に

 襲われることとなる。

 そして痛みが治まった後は気絶し

 生きる執念が秘孔を上回った時、目が覚める技だ。

 

 「「「「「・・・治療?」」」」」

 

 代わりに、体内の能力を活性化し、余分なモノを

 体内から放出して毒の治療や、気の澱みから来る

 心身の治療が出来る。

 

 「え?それっ?」

 「おい、周瑜」

 「・・・」

 

 察しの通り、肺に澱みがある。

 まだ血は吐いてないだろうが

 呼吸が重くなったり、痛みがあったりしてないか?

 

 「・・・何故」

 

 周りに内緒で咳の薬を買ってるだろう?

 お前らのところのフンドシと違って

 うちの諜報は組織だ。

 

 内緒じゃなかったら、

 まぁタダの風邪で良かったんだがな。

 定期的に買ってて、

 しかも洛陽の薬も入荷させてたら

 その不自然さに訝しむに決まってる。

 

 で、どんなモノか見ておきたくて呼んだわけだな。

 

 「「周瑜!!」」

 「治る・・・のでしょうか?」

 

 生きる執念次第だな。

 ちなみに治療にかかる時間は・・・単体なら

 気絶から覚醒を考えるなら

 2刻(四時間)~5刻(10時間)だな。

 モノスゴク・痛い。

 なんたって新血愁の数倍の痛みだからな

 

 ちなみに新血愁と併用すれば三日三晩アレだ。

 

 「「「・・・」」」

 

 ちなみに韓遂に使ったのはただの拷問だ。

 

 「「「「「タダの拷問?」」」」」

 

 さて、選ぶと良い

 

 「選ぶ・・・」

 

 1つ、このまま治療を受けない。

 この場合持って三年だな。

 この持ってというのは意識がって話だ。

 それ以上は意識が無いまま苦しんで死ぬな

 

 2つ、俺からの治療を受けずに、他の医者を探す。

 コレから忙しくなるのは分かってるだろう?

 仕事しながら片手間にできるか?

 

 3つ、心霊台と新血愁合わせたものを受ける。

 韓遂の逝った三日間地獄へご案内。

 だが今回は拷問目的ではなく医療目的なんで

 少しだけ軽くなる・・・かも

 

 4つ、心霊台単体で受ける。

 2~5刻の地獄旅行だな。執念の度合いが足りなけれ

 ば・・・まぁ強制的に起こすが。

 今後の生活にそれなりの影響が出る。

 

 俺からの提案はこんなところだ。

 

 貴殿は俺の生徒である孫尚香にとっての

 大事な人間だ。故に提案しているが・・・

 俺もそんなに暇じゃない。

 温情が何度もあると思うな?

 

 ちなみに他人からの意見は聞くなよ

 

 「教頭先生!」

 

 聞けば自分の命を懸けた決断が鈍る。

 無意識に人のせいにすることになる。

 そうなれば・・・後悔するぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さぁ選ぶと良い。

 俺は何も強制しない

 ただ君の選択を尊重するだけだ。




心霊台も新血愁も本来の世紀末のお話では
もっとえげつない技です

同じ世紀末でも、かなりソフトになってますよ?

李儒くん的に三国志知識はそれなりに覚えてますが
恋姫知識はほとんど忘れてます。
引きずられないようにするために
あえてあやふやにしてたら
そんなほんわかした感じになってます

 別に褐色眼鏡にこだわりは無いが
 ネコモドキが泣くのはなぁってお話

 
 ただ、決断を迫る李儒くんの目は・・・

 李厳ついにセリフ出る


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南都(長沙)孫家の件

幕間に近いです

これにて原作前の呉はおしまい

オリ設定
オリ展開

アンチヘイトになるの?
嫌いな人は読み飛ばし


なぁ。

 

「挨拶として将軍殿にお渡しした物品は

無事、お受け取り頂きました」

 

なぁって

 

「返礼として、堅殿を騎都尉、策殿には太中大夫、権殿には議郎職が与えられました!」

 

いや、だからな

 

「これにて我らが孫家は無位無冠の一郡の太守から、より1歩進むこととなりましょう」

 

周「まことに!まことにめでたい!おめでとうございますっ!!」

 

「「「「おめでとうございます!」」」」

 

あぁ、ありがとう。で、

 

「報告は以上です。儂等が不在の間、こちらは何か変わりはありませんかな?」

 

いや、こっちは特にはなかったが・・・

 

「・・・堅殿聞きたい事はわかります」

 

あ、コレ聞いて良いのか?

 

「はい、まぁ、とりあえず孫家の、

何をするにも茶化して脱線する癖を辞めろ。

私生活なら良いが、仕事中なら

やるべき仕事を終わらせてからにしろと、

お嬢様に説教受けましてな。」

 

((((・・・あぁ))))

 

「え、私?!」

「孫策様はともかくぅ私もですかぁ~?」

 

((((・・・・・・))))

 

「で、役職じゃの。コレは正直ありがたい。更に策殿と権殿の分まで貰えるとは、将軍殿も太っ腹よな・・・しかしなぁ黄蓋。お主何を差し出した?あの土産で、コレ程の返礼は正直貰いすぎじゃぞ?・・・そこの周瑜が何か関係しとるのか?」

 

何か凄い覚悟した顔だし

目に光が・・・ありすぎだよな。

韓遂が涼州から、いや、将軍殿から

離れることが出来たときの顔だな。

 

「さすがは堅殿、完璧な予測です」

 

当たっても嬉しくも何ともないのが

こう、何とも言えん。

 

「まぁ、分かりやすく言えば・・・実は心霊台を受けましてな」

 

「「「それは知ってた」」」

 

うん、皆の言う通りだな

引っ張るまでもないだろ。

 

「あ、いや、そうではなく、うん。なんと言えば良いのやら・・・そう選んだのですな」

 

選んだ?

 

「堅殿、五刻の地獄の奥地探索と三日三晩の地獄入口体験・・・どちらかを選べますか?」

 

・・・・・・・・・・・・選ばないとダメか?

 

「ちなみにそのときの周瑜は「少し・・・少しだけ時間をくれませんかっ!」と土下座しました」

 

・・・で?

 

「司馬殿がですな「師は暇ではないと言いましたよ?聞いてませんでしたか?」と耳元で、あの無表情で、語るのです」

 

(((うわぁ)))

 

「で、将軍殿がですな「落ち着け弟子よ。暗黒将軍は十数えるくらい待てんと言われても困るぞ」と・・・あの目で語るのです」

 

((((うわぁ))))

 

どこから十秒が・・・

 

「愕然とした我らに、「少しだけだろう?」と言われまして」

 

少しだけってそういう・・・いや、あのお二人に

そんなことを言ったんだ、仕方ないか

 

「母様!冥、周瑜をこんな目に遭わされて仕方ないって!」

 

「良いのだ策、私は後悔などしていない」

 

「「「「周瑜(様)っ」」」」

 

「・・・続けますぞ「弟子よ、数えてあげなさい」と言われた司馬殿は徐に足を踏み出し」

 

踏み出し?

 

「「ひとぉ~つ。ふたぁ~つ。みぃ~っつ」と・・・アレは夢に出てきますな。それで」

 

「単体で、単体でお願いしますっっ!」

 

「と、まぁ自分の意思で地獄の奥地を探索に逝きましてな。ソコに何があったのかは知れませんが・・・」

 

「私は孫家に光を見たのだ」

 

「・・・こんな感じですな」

 

((((周瑜(様)っ!))))

 

いや、そもそも、周瑜は一体何をしたんだ?なぜ後悔をしていない?何かお前も怒ってるようには見えんし。

 

「そうよ!将軍だからって理由もなく、仁の星のもとに生きてる人みたいにされてたまるもんですか!!」

 

「あぁ、策殿。むろん理由は有ります」

 

「納得出来るモノなんでしょうね!!」

 

「無論ですな。むしろ儂等は感謝せねばなりませぬよ」

 

・・・感謝?家臣に地獄を見せられて感謝か・・・

相変わらずあのお二人は我らとは

生きてる世界が違うな。

 

「同じ場に居ても違うと思いますからな」

 

「祭っ!!!」

 

「策(殿)、落ち着け(きなされ)」

 

「母様っ張昭っっ!!」

 

気付けよこれくらい。

黄蓋はわざと焦らしているんだ

 

「えっ!?」

 

黄蓋、洛陽で学んだか?

 

「はい、今の策殿には忍耐が足りませぬ」

 

「っっ!」

 

「目の前に欲しいものがあるからといって、ソレしか見えないのでは困ります。我慢できずに飛び付かれても困ります。それ以前に、目の前にあるものを欲しがってる事を隠せないと困ります。」

 

司馬殿ならいや、他の誰でも罠を仕掛けるだろうな。

 

「罠なんて!!」

 

食い破るか?一万で50万を殲滅した者の張る罠を?

食い破れるか?戦わずに二万の軍勢を殺し、三万を従えた者の張った罠を?

 

「・・・」

 

いい加減覚えろ。貴様は兵の命を、民の命を背負うんだぞ。罠に掛からない事を第一に考えろ。

 

「・・・わかった・・・直ぐには難しいかも知れないけど」

 

お前は皆の命を背負うが、一人じゃない。

後ろを歩く者や背負ってる奴の声を聞いても良いんだ。

 

「ふっそう言うことだ。孫家の光はそこにある」

 

「「「「お前が言うなっ!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で?

 

「端的に言えばこの阿呆、病を患ってましてな」

 

「・・・えっ?」

 

「「「「はぁっ?!」」」」

 

「肺の病で、なにもしなければ持って三年だったとか」

 

「・・・えぇ?」

 

甘寧っ!!!!

 

「知りませんでした!!申し訳ございませんっ!!」

 

周泰っっ!!!!

 

「私もですっ申し訳ございませんっ!!!」

 

「黄蓋よ・・・周瑜のこの様子なら本当のことなんじゃろうが」

 

あぁ、将軍殿はどうやってその情報を掴んだっ!

 

「流石に全容は教えてはくれませんでしたがな、何でもこの阿呆が、咳の薬を我らに内密に仕入れていたとか」

 

薬・・・

 

「洛陽からも仕入れていたらしく、将軍殿の諜報網にかかったわけで。」

 

 娘も奴の諜報は組織だと言っていたな

 

「はい、それで阿呆がどんな状態なのか、確認し必要なら治すと、お嬢様にとっても大事な人間だから一度だけ選択の機会をやると言われまして。あぁ、ちなみにその際の選択肢と詳細は・・・・・・」

 

なるほどな、それで五刻の地獄と三日三晩の地獄だったと

 

「そう言うことですな、死病の回復の為の選択です。策殿、将軍殿を恨みますか?」

 

「無理に決まってるじゃないっ!アナタが言ったみたいに感謝しかないわよっ!」

 

「策よ、泣くな」

 

「「「今はお前は黙ってろ!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それならば策を焦らしたのは良い勉強になったな。そう思わんか?張昭。

 

「そうですな、事実を知れば正反対の結果になる。まことに良い教材でしたわい。」

 

冷静さと観察力。忍耐力と洞察力。全て人の力だ

野生に身を任せて居るだけでは得られんモノだ。

勘に頼るな、最終的に頼ることはあっても。

最初から最後まで勘頼りではな。

それは頼りにしているのではなく、すがっているんだ。

 

そんなモノに家臣や民を巻き込むな。

人の力を磨け。権も他人事ではないぞ。

 

「「はいっ」」

 

で、黄蓋。周瑜はずっと・・・こうか?

 

「いやアレは現実逃避の一環なのでアレを上回る痛みや衝撃を与えたり、時間で忘れたり、薬で忘れたりすれば、問題はないそうです」

 

時間以外全部不安なんだが・・・ 

 

「何せ死病の回復ですからな」

 

で、対価だが

 

「そうですなぁその話でしたわい。黄蓋、ここは単刀直入に聞こう、役職と阿呆の命。申請書類の認可にお嬢様の育成・・・対価はなんじゃ?」

 

「無い」

 

無い?あぁそう言うことか

 

「堅殿には何か心当たりでも?」

 

いや、どーせ今のアタシらにはヤツが望むモノは稼げないんだ、だから今は貸しだってんだろ?

 

「全く持ってその通りじゃよ!全く、さっきまで軍議の場で皆に見せていた、あの大人びた態度も悪くはないがな、やっぱり孫堅文台の本質は炎じゃ!いい歳こいて、少しは落ち着いたらどうじゃ?」

 

はっ落ち着いたアタシなんざアタシじゃないね。アタシは将軍殿を見て知ったのさ!

 

「ほぉ?何を知った??儂も興味があるの。なんたってまだ一度も言葉を交わしとらんからの、予想もできぬわ」

 

炎はね、馬鹿正直に真っ赤に燃えるだけじゃない。体の中で燃える青い炎もあるってね!

 

「なるほどのぉ~道理よな。ならばついでにもうひとつ堅殿の炎に油を注いでやるわい」

 

 油?

 

 「将軍殿曰く、「今は己等に支払いなど求めては居ない。だからせめてつまらない生き様だけは晒してくれるな」じゃとよ、確かに伝えたぞ?」

 

 

 

 くっっハハハハハハハハ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 確かに聞いた、貴様もつまらん死に様を晒したら許さんぞ!

 

 




眼鏡に属性追加 仁の星 盲目 逆立ちして蹴り
けど絶対領域が仕事して見えないっっ!!!

つまりは チ ラ リ ☆

呉強化フラグ(今更)
原作アンチってお話


李儒くんは生き様に
孫堅は死に様に
この辺が視野の違いですな

書き貯め?そんなもん、もとからねーよ。
ちくせう


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少女(はおー)が見た流星

はおー様サイド


原作アンチ・ヘイトあり

オリ展開、オリ設定!

嫌なら読み飛ばしさ


白蓮が州牧で羽林中郎将で妹に騎都尉・・・

元々州牧の董卓も羽林中郎将で、将の張遼に騎都尉

 

まぁ辺境の州牧なんて誰もなりたがらないし

元々幽州の軍閥の纏め役の公孫家で、黒山賊と

騎馬民族との戦・・いくさ?で上げた武功を考えたら

妥当・・かしら

 

と言うか白蓮。

李儒の家の前で無礼を働いて連行されたって聞いたけど

・・・生きてたのね。

 

まぁ、いいわ(ソラ

 

で、何故か長沙の孫堅にも騎都尉

 

名目上は荊州南部での山越との戦での武功

と交州との繋ぎ役ね。まぁ無位無官にさせる

事じゃないから、今更ではあるけど、必要よね。

 

さらに騎馬民族たちに将軍位をそれぞれ一つで計四つ。

 

コレは、大盤振る舞いに見えるけど

今までは王だの公を与えていたのを

将軍位にしたんだから、洛陽からみたら

降格人事よね。

以前はともかく、今の

騎馬民族達は洛陽の官位を求めては

いないから、これは洛陽向けの宣伝ね。

見事としか言いようがない。

 

 

将軍府の人間は軒並み昇進

大体階位1つ。まぁ軍部の官位役職は

名家が拘る洛中の正式なモノとは少し違うし。

 

で、自分には無し。

 

必要以上の無欲は相手に警戒と敵意を

部下に不満を生むのに、誰一人異を唱えなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも北方の賊を放置していることが恥。

黒山賊が漢に背くなら、賊滅は安北将軍としての当然の責務。

あの程度の賊を葬って褒美は貰えない。

 

 ただ、維持に予想以上に予算がかかりそうなので

予定より浮いた分の予算からその2割を

将軍府の追加予算とさせて頂きたい。

 

 残りの八割は漢のために使ってくだされば

臣として、これに勝る栄誉は有りません。

 

 

 

 

 

 

 

 これじゃダメとは言えないわよね。

 

 さらりと二割貰ってるから、決して無欲じゃないし。

 

 数万、まぁ今までなら最低三万よね

三万の兵をさらに最低で三年派遣する予算から

二年の準備と将軍府の現地支部作成にかかる予算。

 

洛陽から連れて行った五百の兵と、

幽州と并州から招集した一万を

あぁ給金は常備兵で州の予算だから

かかるのは兵糧か・・・まぁ最大

半年間養うとして、その為の兵糧を引く

 

・・・やつらの予算は中抜きが前提だから

準備の予算案にその分を含むのは当たり前。

 

結果出てくるこの予定予算案から

実際かかった費用を引いたら。

 

 

・・・概算でコレか、とんでもないわね。

 

 

コレの残りの八割を皆さんで分けて下さいって

言われたら喜んで2割あげるわ。

 

大体が本来は自分達には

触れない予算なんだもの。

官位だって役職だって認めるわ。

むしろもっと上げておこぼれ貰おうと

したんじゃないかしら?

 

売官だとしても破格すぎる。

 

命じた何進は面白くはないでしょうが

軍の実績は奴の実績。

彼を抜擢して、命令を与えた大将軍の実績よ。

 

 それに予算そのものは元が軍部の予算だから、

その分配も奴の声が通りやすいでしょうし。

普段ヤツが欲しがってる名誉をやったとも言えるわ。

 

考えれば、誰も損はしていない。

 

で、宮中は綱引きに忙しいから

地方人事なんかに目を向けないわ。

 

白蓮も董卓も孫堅も、無駄な権力争いには巻き込まれないで

地元での影響力を強めてる。

 

こんなやり方もあるのね。

 

 

 

なるほどなー。

 

 

 

まぁ、県令に過ぎない私には

係わりがないからアレなんだけど。

 

・・・この予算、少しくれないかしら。

 

 

 

 

あぁ秋蘭、政って本当に

お金と時間がかかるのね。

栄華がお金にうるさくて本当に良かったわ

 

だからね。とりあえず

新しい服とか要らないから、貯めて。

えぇ、本気。そのお金があったら兵糧買って。

 

本当、栄華もね、私の服用の予算とか作らなくて良いのに・・・

 

え?衣食足りて礼節を知る?

無いわけじゃないでしょうに。

 

成長もしてるわけじゃ・・・ぐはっ!

え、えぇ大丈夫よ。そう大丈夫。

 

んっとにかく春蘭と華侖もね

これ以上モノは壊させないで・・・

 

家を建て直すのだって予算と資材が飛ぶのよ?

 

え?そこまでしっかり修理してやる必要なんてない?

確かに必要は無いかもしれないけど

何もしなければ

県令の横暴なんて悪評が立つわよね。

 

アナタ達は私の名を落として汚したいの?

えぇ春蘭にはそう伝えて。

勢い余ってって言うならまだしも

何も考えずに破壊されても困るの。

せめて反省させなきゃ。

それでも駄目なら・・・まぁ考えるわ。

 

 

ん?噂?天の御遣い? 

漢の乱れを糺す??

 

・・・本気でやるなら帝が

李儒を太傅にして教育係と監察官にすれば終わるでしょ?

 

彼ならバッサリ殺るわよ。

 

 

ワザワザ天から人が来ないと、できないのかしら?

 

それを考えるなら噂自体が漢の中枢にいる人間に対する

皮肉よね。

その噂が拡散してるとしたら、一番怪しいのは清流派ね。

 

まず民に噂を広げるためには人員が必要でしょう?

その噂が本当にそこまで拡がっているなら

間違いなく人の手が入ってるわ。

 

 商人?あのね、商人は危険にとても敏感なの。

自分に得るものが無いのに、危険なだけの噂を扱うわけないじゃない

 

えぇ、危険よ。とても危険。

つまりは今の体制が乱れてるって

正面から言ってるんですもの。

愚物だって、いえ、愚物だからこそ許せないでしょう。

噂が耳に入ったら。それなりに動かないと自分たちで

漢の乱れを認めることにもなる・・・

 

で、一定以上の噂を拡めたと確信したら。

 

どこぞの清流派のお方があらわれて

我は天の御使いなり!

天子の命令により悪徳なる俗物に誅を与える!!

とかやるんじゃないかしら?

 

今はその前段階ね。

 

え?他の可能性?

そうね、まず宦官は無いわ。

洛陽から出る気のない宦官は

国の乱れなんか正しく理解してないし

噂に何てしないわよ。

 

何進は、乱れたところを自分達で鎮圧して

武功にするからね。

ある意味自分達が天の御遣いよ。今更予算を

使ってまで噂を広める必要がないわ。

自分に剣が向けられる可能性だってあるじゃない?

 

 

あとは、本当に帝に忠義を誓う、王允や董丞ね

帝の威信を高めるための一環としてなら

まぁ悪くはない。けど実行力に難があるわね。

 

あぁ予算が入ったらかしら?

普段は無いけど、今はどこぞの暗黒将軍からもらった予算があるから・・・

おこぼれ程度で予算が足りるか?

一応洛陽の後ろ盾があって、その程度の噂を流すなら

まぁ百人、千人居ても十分行けるわね。

 

李儒?暗黒将軍が正義の味方?

 

ハッハッハッ!アナタ、おもしろいこと言うのね。(処刑)

 

予算も使わずこれだけの広範囲に

噂をばらまけるとしたら?

想像もつかないわね

そのやり方も、意味も、目的も。

 

そんなことが出来るなら、大陸をほとんどの時間差なく

監視できる組織があるってことよ?

それだけの組織なら資金もあるでしょうし、下地もあるのだから

噂流すくらいなら、天の御使いなんて使わずに

そいつらがやればいいじゃない。

 

 自分たちの代表を天の御使いに?自作自演ね

 

 ・・・無いわね

そこまで力のある組織が、その姿を隠してるなら

出てくるとしたら全部終わった後よ。

コレからヤります!なんて馬鹿正直には言わないわ。

 

 その御使いが自覚なく操られている場合があるけど・・・

噂を拡散して、あとよろしくなんて・・・いくらなんでも無責任よ。

暗黒将軍の部下に推薦できるくらいの外道ね。

 まぁ、注意は必要かもしれないわね。

 

 

暗黒将軍の黒山賊、賊滅ね・・・

埋めたか燃やしたか。

数十万の死体は間違いなく確認されてるわ

 

冀州牧も洛陽からの使者も確認してる。

 

過去に白起が四十万・・・まぁ正確には20万殺して20万埋めたらしいけど、

その時、相手は趙の軍よ?訓練を受けた兵士よ?

それを考えたら彼が50万の賊を殺しても・・・おかしくは無いわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あら?どうしたの春蘭?

 

盗まれた?何が??

書?あぁこの前、商人から献上されたアレ?

 

・・・いえ、追わないわ。不自然すぎる。

 

そもそも、誰を、どこに向かって追うのよ

 

怪しい奴?そもそもそいつらを犯人と

判断した理由はなに?

 

怪しい恰好って・・・怪しい恰好した賊が

怪しい恰好したまま城門を抜けるの?

 

なんでそんなのが忍び込めるのよ。

 

アナタが鍛えたこの館の警備は、そこまで無能なの?

 

それに金銭じゃなく書を盗むって言うのがね。

まぁ確かに金銭は抱えて逃げるには不向きだけど。

 

書は足が付きやすいじゃない。

書の価値を理解しているなら

賊が持っていた書なんて買わないわ。

持ち主から報復されるのが目に見えてるもの。

 

賊と繋がりがあった証拠として没収されて

ついでに家財も軒並み奪われる。

そんなことする?

 

つまりは賊が売る為に盗ったんじゃない。

 

分からない?何者かが盗ませたのよ。

 

書物に用があったのか私を誘い出す為かは知らないけど・・・

いえ、誘いね。

普通、書物の存在を知り、私に献上されたのを知ったなら

盗まないで交渉でしょ?金でも他の何かでも。

別に苦労して手に入れたわけじゃないんですもの。

すくなくとも盗ませる前に、私が書の価値をどう見てるかの確認がないのはおかしい。

 

だからこの場合、わざわざ私のところに献上されたモノを奪ったと考えるのが良いわね。

 

追ったところを狙うのか

残されたところを狙うのか

 

確かに面白くはないけれど

その程度の気分で死ぬ気は無いし

こんなところでアナタ達を危険に晒す気もないわ。

 

 

警戒しすぎ?忘れたの?

私はそもそもお婆様が大宦官だから、軍部や名家閥に嫌われてるし

宦官閥のくせに蹇碵と揉めたでしょう?

洛陽でアレだったから学舎の連中も潜在的な敵よね

後ろ楯がないのに洛陽の大物が敵にいるのよ?

警戒しないとか、ただの馬鹿じゃない。

 

アナタは私を馬鹿にしてるのかしら?

 

 

 

帝近くの連中にしても・・・

お母様がよりにもよって、太傅を買うもんだから

しっかり敵視されてるし。

 

普通、大宦官の孫で太傅の子ってもっと高位よ?

 

あぁ太傅を買えるお金が今あったら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はっ、まぁ、そういうわけで私は敵が多いのよ?

 

だからコレはかなりの確実で誘いよ。

 

罠なんか食い破ればいい?

誘いとわかってるのに乗るのは

相手の狙いがわからなきゃダメ。

 

アナタが私を守る?

留守にした、つまりは分断されたところを狙われたらどうするの?

 

それに方向は?

 

南口から出たって・・・

そこから北に進路を変えたら意味ないじゃない。

 

少なくとも屋敷に忍び込んで、書を盗める手練れよ?

追われることだって考えてるでしょ?

それが馬鹿正直にまっすぐ動くと?

時間はどれだけ経ってる?

他の方向に兵を出すって・・・

兵力の分散は、最低限必要な数があってこそよ。

 

むしろその怪しいヤツは囮、いえ

囮のさらに囮という可能性もあるわ。

 

賊と決めつけて見下してるからダメなのよ

罠を仕掛けてる手練れの刺客と考えなさい。

 

私は敵、多いのよ?

 

だから、今回は動かない。

良いわね?

 

 

まぁ賊とその後ろのヤツには、いずれ思い知らせてやるけどね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、春蘭。ここに、アナタが、この前、壊した、建物の!

修繕費の見積書があるのだけど。

 

あぁ、今壊した扉の予算も考えなきゃ駄目よね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時間に、流れ星?へぇ~珍しいわね・・・で?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマエヲコロス

 

 




見ただけ。


はおー様って頭良いよね?敵、多いよね?
怪しすぎる賊を三人+少数の兵で追うか?ってお話

外道とは一体・・・

呉にはいない
魏にもいない

一体種馬はドコにっ!!




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オンドゥルルラギッタンディスカー!!

新章一回目

地味様視点

オリ設定オリ展開

当然蜀のアンチ・ヘイトあり!

嫌いな人は読み飛ばし




 冀州、兗州、青洲、揚州と徐州に多数

 司隷はそこそこ、荊州は北がヤバくて南陽は最悪・・・

 益州はそれ以前の問題で

 雍州は涼州軍が鎮圧ずみ?

 交州は・・・まぁ民の在り方が違い過ぎるからな。

 并州と幽州からは無し。

 居るのは外から来る奴らだな。

 まぁ最近は余裕あったし

 賊滅されるの目に見えてるから、わざわざ賊にはならないよな・・・

 

 

 

 

 しかし流石は馬騰だな、動くのも収めるのも早い。

普段馬超が巡回してるんだったか?そりゃ狩られるか。

同じく董卓も、司隷に援軍を出せる余裕まである。

・・・北に戦力を出す必要がないからな。

 

なら鍛え抜かれた騎兵が賊に負ける道理も無し。

 

 しかしこの賊どもの動き、よほど念入りに

準備をしなければできんが、それにしては雑すぎないか?

 

 いや、この動き・・・まさか奴ら、黒山賊はもういないと知らない?

 こちらに残党や官軍に恨みを抱えている潜在的な賊が居ると思ってる?

 

 

 

 

 

 

 官軍が負け?普段は偉そうにしてる癖にあの無能どもが!!

 賊が調子づくだろうが!

 

 まぁ、兵も民。家族が食えないなら兵も一緒に賊となって

 役人どもを襲うよな。

 

 必死の兵に弱兵が勝てるはずも無いか。

 

 援軍たってな、勝手に州境は越せん。

 韓馥はなんだかんだでこっちを見下してたし・・・

 

 袁紹がアタシに頼む?考えられんな。

 

 まぁ、境目に押しやって、こっちに押し付けてくる

 可能性はあるが・・・。

 と言うかやってるなコレ。

 

 悪意とかじゃなく、それが名家としての当然の行いとか

 考えていそうだけどな。

 自分の利益だけのために 

 なにも知らぬ無知なる者を利用する・・・

 まさしく吐き気をもよおす邪悪だよ貴様らは。

 

 アタシだって知らなければ何でこんなに!とか言いながら

 駆け回ってただろうよ。

 

 厳綱、冀州から来る奴は止めれるな?

 王門、領内で義勇軍は許すなよ。

 そうだ指揮に従わん功名目当ての民兵なんざ

 幽州の騎兵の邪魔にしかならん。

 

 そもそもアタシら官軍を信じていない連中だ。必要ない

 

 あぁ、賊も義勇軍も接敵前に一度は降伏を勧告しろ

命と最低限の食事だ。

仕事もやろう。条件は武装の放棄と情報だ

 関靖、蓄えは・・・よし、あるな?

 

 拒否したなら?そりゃ守るべき民じゃない賊だ。

賊は間違いなく仕留めろよ。あぁ同情を誘ってきても

だまされるな。

 そもそも今の幽州で、賊に落ちねば暮らせないほど貧しいヤツは居ない。

 

 あぁ、田階?田豫?いたなそんなヤツ

 働かねぇ奴らに生きる価値ねぇだろ。

 もう賊と一緒に殺せよそんな奴ら。聞く必要あるか?

 

 あとは冀州か青洲の賊か。さっきの田・・みたいに便乗する賊だ。

 

 真っ当に暮らしている民の暮らしを脅かして生きる

賊に慈悲を与える必要はない。

 遠慮も容赦も手加減もいらんぞ。

 

 

 あぁ単径、領内で無駄な噂を広めてるヤツも殺れ

 天の御使いだとか下らねぇ。

 幽州の民が洛陽の腐敗になんの関係がある。

 漢の乱れ?そいつら漢とは何か理解できてんのか?

 

 アタシも馬騰も董卓も・・・まだまだ分かってない

 そんなモノを天から現れた誰かに糺されてどうする。

 

 むしろ今の情勢をかき回すだけの賊だろうが。

 

 いや、それで自らの名声の底上げを狙うか?

 ・・・なら怪しいのは義勇軍だな。

 特に冀州か、南陽方面に現れる可能性が高い。

 筆頭様に聞いてみる・・・前に調べないと駄目だよな

 

 「いつまでもクレクレと・・・少しは自分で考えなさい。それが責任を生むのです」

 

 とか折檻されながら言われそうだ。

 

 ある程度の情報があっての質問ならちゃんと教えてくれるから

 やっぱりあの人たちの本質は教育者なんだよな。

 

 まぁいいや(

 

 とりあえず幽州に居る賊に容赦する必要は無い

 兵も今更奴らに容赦はしない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 訓告する 兵たるものは

 

 集合と言われたら集まれ

 進めと言われたら進め

 待てと言われたら待て

 出ろと言われたら出ろ

 聞けと言われたら聞け

 討てと言われたら討て

 退けと言われたら退け

 残れと言われたら残れ

 笑えと言われたら笑え

 哭けと言われたら哭け

 歌えと言われたら歌え

 殺れと言われたら殺れ

 死ねと言われたら死ね

 

 

 

 ただし。命じる将に兵にその覚悟を決めさせる事が出来るのが

 最低条件である。それが出来ない将は後ろから討たれて死ぬだろう。

 

 

 

 重ねて訓告する 将たるものは

 

 名家に生まれただけのものではない

 策を弄するだけのものではない

 兵法書を諳んじるだけのものではない

 千人力の武力を持つだけのものではない

 

 家の財力でも良い

 国の権力でも良い

 己の実力でも良い

 策を説明することでも良い

 戦後を保証することでも良い

 何でも良い

 

 己に従う兵に対し、その命をかけても良い

 そうと思わせることが出来るものである

 

 それが出来ぬものに、兵の命を預かる資格なし

 その醜態が名を汚す前に、我らが地獄に導こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だもんなぁ。アレ目の前に敵が居なくても

 普段から督戦されてるよな。

 

 自覚と自制が大事って筆頭様も言ってたし

 

 まぁだからこそ幽州の将兵は、容赦しろって言われない限り

 容赦はしない

 

 その武力をどこに、どれだけ叩きつけるかを判断するのが今のアタシの仕事だ

 

 これを見れば・・・奴らの本拠はおそらく二つある。

 

 厄介なのは南方だろう。

 苛政と言うのも生温い状態で追い詰められ、生きるために

 最後の力を振り絞って漢に刃を向けている連中だ。

 これは目的地が洛陽なのか物資なのかによって違うが・・・潁川から南陽だな

 

 あの袁術が!自覚してるのか?ヤツらこそ民を賊にする。

 賊を生み出す国賊だ!

 自分自身のためだけに弱者を利用しふみつける、まさに悪っ!!

 

 まったく姉妹そろってろくでもねぇやつらだ。

 

 もう一つは、この辺の民を扇動して騒いでるだけの冀州、兗州の連中と、

 徐州と青洲の兵士崩れの連中を中軸にした本格的に漢に背く連中の合同軍

 

 あぁ、それぞれに便乗してる地方豪族が居るか。

 戦力としてはコレが一番で、二番が兵士崩れ。

 

 纏まりがないと言うよりは、敢えて纏めていない・・・だな

 

 こいつらを一つの賊として捉えれば、思考の裏を突かれるわけか・・・

 

 ま、考えすぎてもな。思考は必要だが優先順位がある。

 

 アタシ達が当たるのは、冀州からと青洲から来る賊!

 冀州の方は・・・

 こいつらは元々が恵まれた土地で、そこそこ暮らして行けてたんだ

 だから必死さが無い。

 

 対して青洲は、あの孔融が現実見ないで法令定めて

 散々に荒らした結果、洛陽に逃げたもんだから

 本当の無法地帯。

 その癖、洛陽で州牧としての権利を

 主張するもんだから、誰も関わろうとしない。

 

 ホント、政に儒教はいらん。

 さすが筆頭様だ。

 

 で、この青州に精鋭をあてるか・・・と言われると正直勿体ない。

 

 コレ牛刀で鶏を仕留める行為にならんか?

 油断・慢心よりは良いけど、無駄もあんまり・・・

 

 いや、けどなぁ。

 

 越に白馬義従使わせるか?

 いや、目立てば袁紹が騒ぐよなぁ。

 冀州は・・・厳綱だけじゃ駄目か。

 政治が絡む。

 

 となればアタシか?

 いや、乱の最中でも政を軽んじて良いはずが無い

 

 それに下手に留守にしたら、豪族が後ろを突くかもな。

 

 ここで敢えて突かせて処刑するのも有りなんだが・・・

 

 処す?処しちゃう??

 

 ん?趙雲か、ちょっと待て、今は汗血馬義従の派遣先を・・・?

 

 どうした、そんな、なんか上等なメンマにハチミツぶちまけられたような顔して?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・食い逃げ犯がアタシの名を使って料理店を脅迫?

 

 しかも天津飲茶楼の支店で??

 

 劉玄徳??

 

 あぁ、盧植先生のところの同門だな。

 

 ん?聞いたことが無い?

 あぁ、アタシが州牧になる前に一応知り合いだから

 文官として誘ったけど断られてな。

 それに州牧になった時も書状の一つも貰ってないから

 話題にしてなかっただけだよ。

 

 なんてゆーかさ、正直言えば筆頭様に会う前は

 嫉妬もしてたんだけどさ。

 

  あぁ、うーん、頭は悪いんだけど器が大きいって思ってた。

 何のために私塾で学んでるんだ?って聞いたら

  みんなが笑って暮らせる世の中にしたい。と言われてな。

 盧植先生も、夢の大きさに絆されてたところあったよ。

 

  今?アレはな器が大きいんじゃなくて、世の中の広さを理解できてないだけだ

 頭の中の理想の世界なら境界ないからな、そりゃまともに相手してたら

 大きいって錯覚しちまうよ。

 現実の世界で夢見てるなんて思わないさ。

 

  ん、あぁアイツの夢は理想じゃない、夢想だ。

 対象が曖昧で、道筋が無い。

  で、自分の能力の限界を知っていて、努力することを諦めてる節がある。

 意味わかんないだろ?

 求めるものがあるならその為に必要なモノがあるだろう?

 

 料理を作るのにな、金ナシ、材料ナシ、調理道具ナシ、料理人ナシ、手順は分からない、調味料は不純物

 ・・・どうしろってんだ。 

 自分では何も用意していないし、しようともしていない。

 いや、声はかけてるか・・・

 

 でも本人は、おいしそうだから作りたい!おいしそうだからみんな喜んでくれる!!

 なんで分かってくれないの?だ。本気で思ってるからタチが悪い。

 

 

 

 昔はそれがアタシが足りないからだと思ってた。

 でも今なら言える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 わかるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 おそらくあいつの元に集まるのは

 

 同じ【ような】料理を想像できる人間で

 金を用意できる人間

 材料を用意できる人間

 道具を用意できる人間

 料理の知識を持っている人間

 調味料の味を知らない人間

 その試みが面白そうだと思う酔狂な人間

 料理関係なしに追い詰められすぎて他に行くことが無い人間

 

  こんなところだ。ま、破綻するの前提だな。

 

 

 ん?いや、破綻するだろ。

 頭の中の料理なんてどうやって再現するんだよ?

 

 内輪揉めするだろう。

 まぁその内輪揉めはより良い料理を作ろうと

 することになるかも知れんがな。

 

  忘れるな。作ってる最中も

 みんな腹空かせて待ってんだぞ?

 

  今、必要なのは

 未来のおいしいお食事よりも

 今日の夜に喰う普通のメシだろ?

 

  ソレ言ってもアイツはな

 未来が見れなきゃダメ!とか言うんだろうがな

 

 為政者としては今を見れなきゃ駄目だろう?

 

  儒教の教えの理想を掲げて、

 綺麗な法令を制定した青洲はどうなってる?

 

  無責任な法に縛られて満足な農耕もできず

 普通に餓死してるんだぞ?

  

 子供に飯も食わせてやれないって泣きながら

 戦ってるんだぞ?

  

  アイツの作るメシはいつできる?

  そいつらに笑う資格はないのか?

 

  あいつについて行ける人間はな

 現実を無視できる破綻者さ。

 

 だからもう、アタシはアイツに嫉妬しない

 

  幽州で働きたいってんなら、文官の補佐からやらせて

 現実見せてからだ。

 

  大体、食い逃げでアタシの名前を出してる時点で

 人間として終わってんだろ。

 

 

 天津飲茶楼だぞ?

 皿洗いで済む額じゃないからこそ

 アタシの名前を出したんだろうけどさ。

 

 まぁアレだ。普通に迷惑だ。

 

 知り合いが無銭飲食してました。

 なんて筆頭様が知ったら・・・なぁ?

 

 

 かといって知らない振りもできん

 おそらく盧植先生の名も出してるだろうから

 調べられれば、知り合いだとバレる。

 

 アタシはな。

 アノ人たちに土下座する事を恥とは思ってない。

 そもそもあの二人を知ってたら誰もそれが恥だとは思わないだろ?

 お前だって初対面の時散々だったじゃないか。

 

 あぁ、うん。すまん。ただあの時

 巻き添えを食らった身としてはな。

 

 うん、それはもういいけどさ。 

 今回も巻き添えだろ?

 

 なんだかなぁ~って思うよ本当に。

 

 ・・・・・・しばらくタダ働きさせるか。

 

 

 

 

 で?玄徳は牢に?4人組?

 ふぅん仲間出来たのか。

 

 

 

 会いたくねぇ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はぁ?天の御遣いぃ???!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




袁家のボスがね、俺の心を裏切ったんですよきっと

ところどころが地獄味

人が多くなると文が多くなるよね

だからここで切る!って話

作者は種馬も蜀陣営も嫌いです


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自分が悪だと気付いていない、もっともどす黒い悪だ

時系列は前話の続き
原作キャラ同士の絡み

口調は自信なし 

後ほど訂正になっても、私は一向にかまわんっ!!!

蜀陣営アンチ 嫌いな人は読み飛ばし

オリ設定オリ展開


「あっパイパイちゃん!」

 

・・・

 

「・・・何と言いますか、凄腕の殺し屋なんだけど

お茶目な名前!みたいなあだ名があったんですな」

 

・・・・・・

 

「パイパイちゃん!私だよ!桃香!!!」

 

・・・・・・・・・

 

「ふむ・・・厚顔無恥にして傲岸不遜。話を聞いていなければ大器と勘違いしてもおかしくはない・・・か」

 

・・・・・・・・・・・・

 

「でも助かったー!ご主人様と牢屋に入れられてさ!兵隊さん、話も聞いてくれないんだよ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「こういうのが、自分のことを棚に上げて、役人に虐げられた!とか衛兵の癖に生意気だ!と言うのでしょうな」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「もーちょっとさ、融通利かせないと!何か問題起こしたら大変だよ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「無銭飲食の現行犯ですからな。罪が確定してるなら捕らえるのが衛兵の務め。むしろ良くやったと褒めますよ」

 

「「「・・・」」」

「無銭飲食なんかじゃ「もう、黙れ」・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とりあえず、久しぶりだな玄徳

 

 「うん!ひさしぶり!」

 

 (((ホントに知り合いだったん(の)だ!)))

 (いやーあの無表情で明らかに怒ってたからさ)

 (私もですご主人様。まさか桃香様が本当に州牧様と同門だとは)

 (けど、かなり怒ってないか~?)

 (そりゃ・・・無銭飲食だからな、趙雲さんも言ってたけど、怒るだろう)

 (・・・お知り合いで?)

 (あぁ、賊に襲われてたところを助けてもらったんだ)

 

 ・・・知っての通り、今は忙しい。だから単刀直入に聞こう。

 前に文官の職を断ったお前が、今、この幽州に何しに来た?

 

 「パイパイちゃんを手伝いに来たの!」

 

  手伝い・・・な。

 

 (おい、前に文官の話断ってたの?)

 (え?桃香様、それってすごく無礼なのでは?)

 (良く分かんないけど、怒ってるのはわかるのだ!)

 

 とりあえず今はお前たちの飲食したモノについての確認だ。

 ここにお前たちが食べた分の伝票がある。

 確認しろ、間違いは無いか?

 

 「うん!鈴々ちゃんが沢山食べたから、多分このくらいかな?

  あ、でも私も愛紗ちゃんも御主人様もいっぱい食べたよ!」

 

  ・・・他も間違いないか?

 

 「「ハイ」」

 「おいしかったのだ!!」

 

  ・・・趙雲。すまん。コレからちょっと行くところが出来た。

 とりあえず見張っててくれ。

 

 「・・・承った。非常時は使いを出します故」

 

 ・・・頼む。

 

 「え?パイパイちゃん??ちょっと、ドコ行くのー出して、ココカラダシテー?!」

 

 (((えぇぇぇぇ放置された!(のだ?!)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「趙雲殿と申されたか?」

 

 相違ないが、何故私の名を・・・あぁ貴殿か久しいな

 

 「あぁ!あの時は助かったよ!ありがとう!」

 

  まぁ、良いでしょう。で?

 

 「あぁ、私は関羽雲長と申す。常山の趙子龍殿とお会いできて光栄だ」

 

 「鈴々は張飛翼徳なのだ!」

 

 「俺は北郷一刀!よろしく頼む」

 

 「あ、私は劉備玄徳って言います!よろしくね趙雲さん!」

 

 牢に入ってる人間によろしくされても・・・

 

 「なっ!桃香様とご主人様が名乗ったのに名乗りも返さぬとは!無礼であろう!!」

 

 無礼か・・・一度州牧から誘いを受けたにもかかわらずそれを断るのは、まぁ、宜しい。

 

 「あの時はパイパイちゃんが州牧になるなんて知らなかったからねー」

 

 同門の公孫賛殿が州牧になった際に祝いの文も送らなかったとか?

 

 「あの時は公孫賛って名前とパイパイちゃんが結びつかなかったんだよねー」

 「「・・・」」

 

 州牧だと分かったとたんに世話になりに来て

 

 「忙しいだろうからね!何かお手伝いしたいって思ったんだ!」

 「「「・・・」」」

 

 無銭飲食をした店で公孫賛殿の名を出して

 

 「アレは違うんだよ!ちょっと持ち合わせが足りなかっただけなのに!

  後から払うから待ってって言ったらそんなの誰が保証するんだ?って聞かれて」

 「「「・・・」」」

 

 店にしてみたら自分は公孫賛の同門だぞ!と言われているのと一緒ですな

 

 「アハハそれは考えすぎだよー私そんなつもり無いし」

 「「「・・・」」」

 

 牢に迎えに来た州牧の公孫賛殿に、頭も下げず

 

 「えーパイパイちゃんそんなこと気にしないよ?」

 「「「・・・」」」

 

 迷惑をかけてることを自覚しながら謝罪もしないで

 

 「えーと、あ、そうだね!謝ってない!」

 「「「・・・」」」

 

 目の前の初対面で、仮にも駙馬都尉の私に対しこの態度

 

 「駙馬都尉って何だっけ?」

 「「「・・・」」」

 

 関羽雲長殿、無礼とは?

 

 「誠に申し訳ございませんでした」

 「「えぇぇ何で愛紗ちゃんが謝ってるの?!(だ!)」」

 「いや、桃香。お前が、いや、俺たち全員が悪い。俺からも謝る。ほんとごめん」

 

 ・・・礼を理解してからにしないと謝罪も無礼ですぞ。

 

 「ご主人様が謝ってるのにっ!」

 

 アナタは謝ってませんな。

 それに謝罪したから許されるのではござらん。

 罪を償ったから許されるのですよ。

 

 「「ごもっともです」」

 「ご主人様!愛紗ちゃん!頭を上げて!!」

 

 お前が言うな

 というか、お前は頭を下げろ

 

 「「「「!!!!!!!!」」」」

 (な、何と言う圧!これは!!!)

 (スゴク、怖いのだっ)

 (な、なんだ!コレ!!)

 (え?え?何で怒ってるの?!)

 

  関羽殿、お主はそれなりの礼節と常識と武を

 収めているのであろう?

 もう少し何とかならなかったか?

 

 「それなりっ!だとっ!!」

 

 現状を見よ。私の威圧で動きを止める程度ではな。それなりよ。

 

 「これほどの威圧で程度とは・・・謙遜も過ぎれば嫌味ですぞ!」

 

 公孫賛殿は私より強いぞ?

 

 「な、なんですと?!」

 

 当たり前だろう?生まれたときから漢の藩屏である幽州兵を見て

 育ったのだ。弱い理由があるか?

 

 「いや、だがあの方からはそれほどの威を!」

 

  今の今まで私の力すら量れていなかったではないか。

 戦い続け、練磨されている公孫伯珪を舐めるな。

 

 「・・・つまり」

 

  そうだ、先ほど言った急ぎの要件が無ければな。

 貴様ら全員頭を潰されていたぞ?

 

 「「「!!!」」」

 「え?え?」

 

  理解したか?親しき仲にも礼儀あり。

 たかが一年同じ私塾で学んだ程度の仲なら猶更よ

 

  で、先ほど無礼と私の礼を咎めた関羽殿?何か異論はあるか?

 

 「ない・・・です」

 

  うむ、そうだな。官位が絶対とは言わぬが

  私も部下を持つ身よ。

  最低限でも、です・ますくらいは・・・な。

 

  「愛紗ちゃん・・・!

   趙雲さん!官位があれば偉いんですか!無ければ駄目なんですか!」

 

  発言を許可した覚えは無いがな。

  まぁ答えよう。

  

  そうだ

 

  「そんな!」

 

  先ほども言ったが絶対ではない。官位が無条件に正しさを

  認めるものでもない。

 

  「ならっ!」

  

  自分から問いを出しておきながら人の話を遮るな。無礼だぞ?

  ・・・聞く気が無いならもうよかろう。

  知識は宝。無条件に与えるものでも無いからな。

  

  「逃げるん「やめろ桃香!」ご主人様?」

 

  ふむ、このくらいは分かったか?

  

  「・・・趙雲殿、今、桃香様を殺そうとしたな」

  「え?!」

 

  今の貴様らは犯罪者だ。

  しかも公孫賛殿の名を出してその罪を償おうともしなかった・・・な

  十分な理由だろう?

 

  「金は払うと!!」

 

  それはいつだ?と言うか値段を知ってるのか?

  報告では値段を告げる前に頭を下げたとあるが・・・

 

  「いや、確かに値段は確認していない・・です」

 

  確認していません。だな。

  ホレ、コレが請求書の写しよ。

  よくもまぁ食ったものだ。

 

  「・・・馬鹿な!!なんだこの金額は!!!」

 

  やはり知らなかったか?

  あの店は州牧や太守が洛陽からの使者や将軍府の人間の接待や会議などで使う店だ

  当然出される食事は一級。茶の一杯に至るまで高額だ。

  

  「「「「・・・・・・」」」」

 

  使われている食器もな。

  そんな食器を重ねて置いていた?

  ありえんだろう。下の方の食器は割れていたらしい。

 

 「「「「・・・」」」」

  

  で、そんな店で普通の店と同じように飲み食いしたら

  このくらいは当り前よ。

 

  「しかしっ!これだけの金があればどれだけの民が!」

 

  話をすり替えるな。

  だが、勘違いをされても・・・困りはしないが私が不満だ。 

  説明してやるから、今度は黙って聞けよ?

 

  「「「「・・・」」」」

 

  この店で支払われた金の内何割かは、州牧殿に税として支払われる。

  

  「「え?」」

  ((??))

 

  ふむ、北郷も気付いたか。

  そう、この店だけは他の店とは違い、立地税だけを支払って

  いるのではない。

  故にこの店で支払われた金は州の政に使われている。  

  貴様等が勘違いしたように、民を虐げて美食を貪るモノなど居ない。

  理解したか?

 

  「「・・・」」  

  ((???))

 

  まぁこれ以上公孫賛殿に心労を与える必要もあるまいよ

 いっそ一思いに私が殺してやろうと思ったが・・・

  

  「「「っ!!!」」」

  (そんな簡単に・・・)

  今の貴様等に殺す価値など無いな

 

  「くっ」

  「え?なんでそんなことで殺すとか言えるの!」

  「「桃香(様)!!!」」

 

  そんなこと・・・か。

 

   あぁそうだ、公孫賛殿が今、何をしているか知ってるか?

  ただでさえ州の統治に忙しいというのに、

  中原に賊が溢れ、その行動の予測と対処で多忙を極める・・・

  まさに寝る間も惜しんで働く州牧、公孫伯珪の急ぎの仕事が予想できるか?

 

  「「・・・」」

  「・・・ごめんなさいわかんないです「のだ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  謝罪だ




山の子は現実を知りました
某はへりくだる言葉なので彼らには使わない模様

 桃色の頭は色々軽いよね
 しゃべってるのは基本、ヤンデレですね
 
 関羽が驚いたのは所得税の存在について
 種馬が驚いたのは、え?普通じゃない?って驚きです
 
 当時、商家に所得税はありません
 まぁ場所代と定期的な献金がソレではあるんですが・・・
 大きな店なら帳簿もありますが、
 かろうじて読み書きができる程度の地方の役人には理解できませんし
 露店や、普通の店の人は読み書きできません。
 特に田舎は物々交換が主なので計算すら怪しい。
 
 つまりは識字率が低いのに誰が帳簿書くんだよ。って話ですね


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焼きビーフンより焼きウドンが好き

誤字報告ありがとうございます。

跳べっ地味様!

オリ展開、オリ設定



嫌いな人は読み飛ばし!




 そうか来たか。種馬

 ・・・・・・そうかそこか。

 せっかくだから赤の扉でも選んで欲しかったんだがな。

 

「師よ赤い扉とは?」

 

 ん、あぁ、その昔、抗争のエイゼンと呼ばれた存在が居たらしくてな

 

 「過分にして知りませんが・・・例の?」

 

 まぁそうだ、ソレが選択?したのが赤の扉

 

 「中には何が?」

 

 深紅の死神と呼ばれたモノらしい

 

「何かの隠語でしょうか?」

 

 さて、宝貝かもな。

 

 「なるほどつまりはソヤツに赤を選ばせる・・・と?」

 

 いや、選ばなかったな。言うならば緑・・・か?

 

 「それは何を生むのでしょう?」

 

 戦乱と・混沌と・地獄だ

 

 「あぁ、ならば予定通りということでしょうか?」

 

 そうだな、もし赤だったら・・・いや。もう選択はされたんだ

 だが、もし、は無い。

 

 「そうですね。天の御遣い・・・誰が拡散したかは

  掴めませんでしたが・・・」

 (しょぼーん)

 

 あぁ、白っ子は悪くない。

 個人でも組織でもない、言うなれば世が広めたモノだからな

 言い出しっぺと言われる管輅以外の情報は無いだろうさ

 

 「師は噂をどう思うので?」

 

 天が何を意味するかだな・・・

 

 「あぁ、帝なのか、他の国なのか、地図上で言えば北は漢の上。天とも言えますね」

 

 まぁそういうことだ、場合によっては動く必要もあったが

 

 「どうもそういう話ではなさそうだ・・・と」

 

 公孫賛のところに現れたとさ。

 

 「地姉ですか?あそこ乱れてましたか?」

 (フルフル) 

 

 乱れて無いからとも言えるな。 

 

 「幽州の兵を使うと?」

 

 可能性はな。幽州の地方軍閥は粛清と矯正によって再建したが

 過去の栄光を忘れられない連中もいるだろう?

 

 「腐っても幽州の兵なら引き抜きには丁度いいですね」

 (ジャッキッ!)

 

 いや、白っ子。今回は殺る必要は無い。

 殺したら残った一族が居座るし。

 むしろ出て行ってくれるんだから

 それを名目に土地を押収できるな。

 また一段と幽州が固まるってわけだ。

 わかったか?

 

 (コクッ)

 

 「で、賊ですが・・・」

 

 幽州と并州は問題なし。

 冀州に手を出すなと何進からのお達しだ。

 我らはココで、北の連中が中原の混乱に

 手を出さんように見張れとさ。

 

 「丘力居と軻比能から書が来てますが・・・」

 

 まったく、何進はまだ奴らを使えると思ってるのか?

 

 「裨将軍ですからね、一応部下ですし」

 

 あぁ、王だの公だったら領主だが、将軍なら何進の管轄だな。

 さすがにそれを本気で考えているんだとしたら・・・

 ヤツは俺の常識を超えたと言える。

 

 「それか奴らに選択肢を与えてるつもりなのでは?」

 

  どんな形でも裏をかかれたことは事実。

 侮れんよ。前回の連中のこともある。

 

 「・・・そうですね」

 (???)

 

 白っ子は居なかったもんな。まだ今年で10歳だから

 あまり出したくはなかったんだがな。

 

 (・・・)

 

 洛陽の澱みは限界を超える。

 そんなところに置くわけにもいかん。

 

 「ハイ、すでに新領と出張所に人材の振り分けは終わっております。 

  弘農はご家族様でも十分と・・・」

 

 まったく、あの人たちには頭が上がらんよ。

 

 「本当に良くして頂きました」

 (コクコク)

 

 亀と白っ子の親もあっちに残るんだろう?文官も鍛えてるから

 人材に不安は無いんだがな。

 

 「心配ですか?」

 

 いや、あの人たちを心配するのは失礼だろうよ。

 信じて任せるさ

 

 (コクコク)

 

 で、ネコモドキは?

 

 「黒貂の散歩です」

 (モフモフ)

 

 ・・・そういえば拾ってたな

 食べないでくださいっ!て言われたが、アレの場合

 皮を剥がないで下さい!だと思うんだがな。

 

 「まぁそうですよね。あんまり食べるところ

 なさそうでしたし。・・・非常食にはしますが」

 (・・・モフ、チャッキ)

 

 あぁ、まだ良い。非常時じゃないからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、中原の賊だが、官軍が負けたと?

 

 「ハイ、潁川の黄巾はそこそこに強いようですね」

 

 餓えた民兵程度だしな。元兵士も居るみたいだが・・・

 仲良くはできんだろうな。まぁ多少は訓練もしているが。

 

 で、そんなそこそこに大敗するんだから

 官軍はどんだけ弱いんだって話だ

 

「師が居なければ、本気で騎馬民族動いてましたね」

 

  特に幽州がな、冀州からの賊と、青洲の賊を相手しているときに

 北の烏桓と鮮卑が動いたらなぁ。

  

 万が一を考えて鍛えた

 趙雲の教育が間に合って良かったってところか。

 

 「その万が一の懸念も先ほど無くなりましたけどね。

  それはそれで無駄にはなりませんが。しかしあれだけの才が

  ありながら、あの年まで磨くことなく無駄にしていたとは・・・」

 

  師が未熟だと弟子も哀れだな。

 

 「まったくです」

 (コクコク!)

 

 騎馬民族の教育はどこまで終わってる?

 

 「とりあえずの読み書き算術ですね。無駄な下地がないのと

  無駄なこだわりがないので、実に習熟が早い」

  (むぅ・・・)

 

 素直とも言えるな。

 あぁ、白っ子ほどの才も覚悟も無いから

 所詮そこそこやれる程度だろう

 

  (ぐっ!)

 

 あとは涼州との繋ぎか・・・

 何進は気付くか?

 

 「涼州と雍州はすでに鎮圧されていますから、意識を

 向けることは無いかと・・・」 

 

 中原の火がなぁ。付けすぎて処理できんってのがまた・・・

 

 「何進だけではなく、名家閥が煽りましたからね」

 

 黙ってれば地域の賊程度だったのを

 一か所に集めて片付けようとしたんだろうが

 

 「一か所に集めて叩くのは兵法上間違いではありませんが・・・」

 

 己の過大評価と相手の過小評価が奇跡的に合わさったな

 

 「ある意味芸術ではあります。墓穴を掘ると言うのはアレですね」

 

 (???)

 

 あぁ、白っ子はまだわからんか。

 

 今回の乱でもそうだが、乱には絶対に必要なものがある

 (ごはん?)

 

  その通り、餓えて乱を起こしたいのに

 そいつらが食べる食事が無い。

 なんたって奴らが大規模蜂起したのは、南陽が三月で潁川は四月だ

 収穫どころか種を蒔いてもいない。

 

 村にはない、町にもない。どこから手に入れたんだ?

  (おしろ?)

 それは、落とした後だな。

 その前だ。

 いいか?大量の蓄えがある城には沢山の兵が居る

  (コク)

 たくさんの兵が居る城を、大した装備の無い

 村人が落とせるか?

  (フルフル)

 

 だから彼らは不満を持ちながらも大きな動きが出来なかったんだ。

 だが、どこからか大勢で蜂起できるだけの食料が出てきた

  (かしん?)

 と名家だな。

 

  何進は、分かりやすい。武功の為だ。

 食料を得て、多少暴れても一時的なものだ。

 食えばなくなる。

 賊がまともに政など出来んから、あとは

 勝手に弱っていく賊を一方的に叩く。

  (コク)

 どうせ叩くなら大きい方が良いと思ったんだろうよ

 そこそこの量の物資を回してしまった。

 

  ここで予想外なのが名家の動きだ

 何進には読めなかったんだな。

  (師姉様?)

 

 「地方の領主は名家の紐付きなんですよ。

 ですから、乱で荒れれば地方から

 得られる賄賂が減ってしまいます」

  (コク)

 

 「それに襲われる方も自衛のために武装しますよね?」

  (コク)

 

 「結果、洛陽の名家から支援を受けた、中途半端に武装した地方官僚が出来上がる。

  コレを襲えば物資が手に入りますね。大きな城壁を狙うよりよっぽど簡単です」

  (コク)

 

 「少し考えればわかるんですがね、何進は城壁のある街と地図しか見れていない。」

   

  で、襲われた名家連中の財を使って食料と武装を整え

  大量の人員を組織させる下地を作ってしまった。

   結果、潁川で朱儁将軍が負け、南陽が落とされた。

   

   あぁそういえば南陽の張曼成は神上使を名乗ったらしいな。

  天の御遣いの噂もコイツかもな。

 

  (ハッ)

 

   いや、冗談だ、利用したんだろうさ。

  まぁそんな感じで、今は何進が与えた火種が官軍で消せない大火になった

   

  まぁこれも見越して動いている連中もいるみたいだがな。

 

   (???)

 

  「そうですね名家を後ろ楯にした地方の軍閥はこの機に洛陽からの締め付けからの脱却を

   目指してもおかしくはありません。官軍が敗れた今、名前だけの名家だったのが、地方とはいえ実行力たる武力を正当な理由で持てますからね」

  

   それに気付いたなら、自己の栄達に異常と言える程に拘る連中だ。

   国家のことなど考えず、ただ目先を見て

   軍部の足を引っ張って負けさせるくらいヤるだろうな。

 

 

   そんな感じで、今の洛陽は火消と責任転嫁で泥沼だ

   

 

  俺は北を警戒しているので呼び出せん。

 

  となればソコソコ先を見れる地方軍閥が中央の楔を離れて乱立する・・・乱世だな

 

  「(・・・)」

 

  まぁ、俺たちが地獄を作るのはもう少し後だ

  それまで練磨を絶やすなよ?

 

  「「ハイ」」

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   赤、青、緑、黄、白、黒。・・・その他色々

大義、忠義、意地、名誉、夢、理想、現実、感情、理性、家族、家臣、親兄弟、友、主君。

 あぁ人が織り成す万華鏡。なんて、なんて、●■▲◆!

  

 ・・・さぁ魅せてもらおうじゃないか。誰が作る地獄が一番か・・・な




キングクリムゾンっ!

謝罪は跳ばされた!(慈悲)

せっかくだから、赤の扉を選んだオリ主(踏み台)作ろうかと思いましたが、自分の実力不足を理由に断念しました。

主人公くんは昔と違い、精神と肉体の
均衡が取れてるので基本大人な感じですってお話


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この重みは漢の乱れを防げなかった私の罪の重み!

シュウ(ユ)様大活躍

話は進んでませんが、呉陣営

オリ設定、オリ展開



さて、今回の議題なんだが・・・

なんといったか、あの平均20くらいの

 

「楽就ですじゃ」

 

あぁソレだよく覚えれたな。

さすがは張昭。見事な記憶力だ。

 

「「「「お見事です」」」」

 

「本気で褒められてるのに全く嬉しくないのぉ

・・・こんなの、この歳になって

はじめての経験じゃよ」

 

「いや、儂も今回は普通に凄いと思ったわい」

 

「いやいや、黄蓋よ、思い出して見よ。

あれほどとなれば逆に覚えてしまうじゃろ。」

 

「いや、全く思い出せん。

正直そこな書状が無ければ何しに

来たかさえわからぬわ。周瑜はどうじゃ?」

 

「はい、要約すれば

「凄く偉い袁家の正当な後継者が、

南東の将を纏めて賊と戦うので参加しろ。

ついでに劉家だからと普段から

偉そうにしている荊州の劉表も

一緒に片付けよう。

大丈夫大丈夫、混乱に紛れれば

気付かれないって、食糧やるし

陽動と名目やるから殺ってくれよ。

イヤー袁家の役に立てて良かったな。

うまくいったら多少の金銭と、

官位用意してやるぞ。

あ、ついでに失敗しても

袁家の名前は出すなよ!」ですね」

 

「「「「おぉ~」」」」

 

あぁ、そんなこと言ってたのか?

お前ら凄いな。

私は最初の袁家を讃えた言葉を聞いた時点で、

晩酌のつまみを考えてたよ。

 

「「「さすがは周瑜((様))」」」

 

「まぁ気持ちはわかります。

私も途中で光が見えてきましたからね」

 

(((((・・・・・・)))))

 

そうか・・・で、どうするか、だが

策、何か考えはあるか?

 

「えぇそうね・・・ねぇ周瑜、コレどう考えても罠・・・・よね?」

 

「うむ、そうだ」

 

「挑発かと思ったんだけど

・・・でも相手はこれでも挑発してる

つもりないわよね?」

 

「それも当たりだ」

 

「単純に舐められてるのよね?」

 

「あぁ、その通り」

 

「じゃ、私の意見としては。

無視でいいんじゃないってなるわね?」

 

「「「「「おぉぉ~!!」」」」」

 

おい!見たか?聞いたか?張昭、黄蓋!程普!

 

「「「しかと!!」」」

 

「な、なによ、いきなり!」

 

 いや、お前が勘じゃなく考えて罠を予想して、

さらにソレを避けるなんて言えるように

なったなんて・・・な、

あぁ、ヤバイ涙が出てきた。

嬉しいのに・・・なんでかな?

 

 「あのヤンチャな策殿が・・・あ、泣きそう」

 「あのお転婆な策殿がのぉ・・・

  儂は、もう涙が止まらんよ」

 「子供の成長は早いと言いますが・・・グスッ」

 

 「お母様!張昭に黄蓋・程普まで!!」

 

 「おぉ孫策、やはりお前が私の光だった!

 もっとその顔を良く見せてくれ!」

 

 「シュウ!周瑜!」

 

 「お姉様、また遠くなっちゃったね」

 「「孫策様・・・」」

 

 「権!みんな、なんか私の扱いひどくない?!」

 

 いや、この場にいない尚香も泣いて

 喜ぶくらいの成長だ。策、よくやった。

 

 「・・・今までホント、ごめんなさい」

 

いや、いいんだ、人は成長できるんだからな。

司馬殿が人間には自覚と自制が大切だと

言っていたらしいが

まさしくその通りだった!

いやぁ、まさかあの策がなぁ・・・

 

「「「「おめでとうございます!」」」」

 

今日は祝杯だ!洛陽の酒を開けよう。

いくらでも飲んでいいぞ!

 

「「「「おぉ~!」」」」

 

黄蓋!ツマミを頼む!費用は奮発して構わん!!

 

 「お任せあれっ!!」

 

 うんうん、コレで婿でも連れてくれば

アタシに思い残すことはないよ!

 

「「「「あぁ~」」」」

 

「そ、その話は後でいいじゃない!

今は別の話でしょ!!」

 

「「「「おぉ~」」」」

 

「それはもぉいいわよっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ、祝杯はあとにするとして・・・だ。

確かに罠。アタシか策を狙ったものだな。

 

 「ま、そうですな。

早速以前持ってきた教材が役に立ちましたわい」

 

 「黄蓋・・・まぁその通りだけど。

 袁家的には、自分たちの配下だと

 思っていた私たちが、勝手に正式な役職に

 ついた事に対する腹いせでしょう?」

 

 劉表としては、南部に自分に従わない勢力が

 できたことに対する不満だな。

 

「袁家から官位云々言ってきたと言うことは、

 策殿の言う通りでしょうなぁ

 浅ましく名声を求めていると思ったんじゃろうて」

 

 今までは、兵糧や資金は出されてたが、

 あれは必要経費。実質は奴らに武功ごと

 中抜きされた上でのタダ働きだったからな。

 

「やはり政を知らないということは、

 いけませんな。知恵者ぶっていたのが

 恥ずかしいですじゃ」

 

 策ではないが。

 我らもわかる程度には成長できたと喜ぼうか。

 過去を悔いるのは良いが、

 必要以上に引きずってもいかん。

 

 で、この餌をやれば何でもやるだろうと我らを

見下しているヤツらにどう対処するかだが・・・

 

「え?無視は駄目なの?」

 

「孫策、無視したら劉表と袁家が、

 手を組んで我らの敵となる」 

 

「今だってそうじゃないの?」

 

「そうだが、

 少なくとも直接的なことはされてないだろう?

 荷を止められて交代で絶え間なく攻められれば、

 いずれ負けるのはわかるな?」

 

 周瑜の言うとおりだ。

少なくともこちらから攻める分には

主導権は握れるが、逆だと、な。

 

 「あぁ~なるほど」

 

 所詮は一郡の太守。

二人の州牧はまだ敵に回せんってことだ。

 

「【まだ】・・・よね?」

 

 ふっ、そうだ。【まだ】だ。

 とりあえず今回は袁術の誘いに乗るしかない。

 乗るしかないが、ただで利用される気もない。

 

 兵は3000で率いるのはアタシ。周泰付いてこい。

 凌統と丁奉も連れて長江で船戦だ。

 で、策と権は留守番。

 

 「はっ」

 「「母様?!」」

 

 周瑜が言っていただろう?名目と陽動はやる、と

 名目によっては・・・

 

 「おぉ、そういうことですか。

  堅殿も随分お怒りのようで・・・」

 

 「張昭?」

 

 「策殿、劉表を攻める名目と言うことは

 荊州を攻める名目ですじゃ」

 

 「えぇ、そうね。」

 

 「では・・・荊州とは?」

 

 「「あっ!!」

 

 

 気付いたな?ここ南郡も荊州だろう?

 名目はくれるそうだ。

 

 「まぁ、そういうことですじゃ

 川を渡ったところを攻め取っても

 飛び地ではのう。

 維持にかかる労力は倍ではすみませぬ。

 それ故、奴らはソレを狙ったのでしょうが・・・」

 

 完全に墓穴だ。

 のらりくらりと働いて

 もっと気合を入れろと言われたら・・・やる。

 

 「「「・・・・・・・・・・」」」

 

 策は桂陽、権は零陵だ。

 で、終わったら。二人で武陵。

 

 黄蓋・周瑜は策と桂陽、甘寧・陸遜は権と零陵

 程普は韓当と留守を頼む。

 

 

 「「「「「はっ」」」」」

 

 くれるというなら貰ってやろう。

 どうせ地方の郡太守など、洛陽は興味あるまい?

 成功したなら袁家の命令でやったと言ってやる。

 

 「のう、さっき呼ばれてないような

 気がするんじゃが・・・儂は何をすれば?」

 

 洛陽に行ってもらう

 

 「え”?」

 

 (((・・・・・・)))

 

 安心しろ、例のお二人は不在だ

 

 「あ、あぁソレならアレじゃが、一体何をしに」

 

 袁家の二枚舌など信用できまい?

 将軍殿は不在でも、将軍府に人は居る。

 話を通しておけば袁家が兵糧をよこさなくても、

 新たに得た領土からくる税収を担保に

 資金か兵糧を都合してもらえるだろうさ。

 

 そんな交渉はお前にしかできん。

 

 「あぁ確かに儂の得意分野ですのう。

 承知いたしました」

 

 で、護衛の武官だが。なぁ黄蓋。

 まだ黄忠は帰ってこないのか?

 

 「涼州から帰ってきて以来見てませんな。

 益州の友人を尋ねたとのことですから

 年単位はわかるのですが・・・」

 

 なんの連絡もないんだよな。

 まぁヤツがそう簡単に死ぬとは思わんが・・・

 

 「璃々に何かあれば・・・ですな」

 

 そうなんだ。益州は荒れている。

 そんなところに幼い子連れでは、

 不覚をとってもおかしくはない。

 

 「探りますか?」

 

 いや、今は南郡に集中したい。

 甘寧はこっちの狙いがバレないよう、

 防諜に努めろ。

 

 「はっ」

  

 居ないものはしょうがない、とりあえず

 

 「それなんですが~?」

 

 どうした?陸遜。

 

 「この間、周瑜様がちょうど

  いい人材を見つけまして~」

 

 「ふっ役立たずの目でも涙だけは枯れぬ」

 

 「「「意味がわからん」」」

 

 「まぁ今育ててるんですが~」

 

 文官ではないのか?

 

 「いえ~しっかり武の片鱗もあるんですよ~」

 

 「私は心で気配を見切る」

 

 「「「もういいから休め」」」

 

 ・・・で、そやつはどこに?

 

 「準備させてますよ~りょ~も~う~」

 

 「そそ、孫堅さ、ささ様に

  お、おかれましては!

  おひがらもよくっ!!!」

 

 ・・・陸遜、こういう場にいきなり

 つれてくるな緊張で頭が鈍ったら

 困るだろう?

 

 「あぁ~こういうのにも~慣れておかな

 きゃ~ダメかなって思ったんですけど~」

 

 主君をこういうの扱いするな。

 遊びは場を選べ。娘に説教されるぞ?

 

 「はい、申し訳ございません」

 

 あぁ、それでいい。

 

  先触れの使者の話ではないがな、

 いきなり連れてきて本題を話すのは、

 無駄がなくて良いが・・・

 相手と場合によってはただの無礼だ。

  主君がソレを認めるのは度量だが

 家臣が推奨するものではない。違うか?

 

 「その通りです。思い違いをしておりました」

 

 お前もすでに一軍の将に仕える文官ではない

 領主に仕える家臣としての自覚を持て

 

 「はっ」

 

 で、りょもう だったか?

 

「はい 姓は呂 字は蒙 名を子明と申します!

 孫堅様にはお初にお目にかかり・・・え~」

 

・・・黄蓋お前はコレをお二人にやったんだな。

凄いよ。尊敬する。

 

 「・・・儂も、こうしてみたら

 エラい事してたんじゃなぁと痛感した。

 張昭、儂に変わって謝ってきてくれんか」

 

 「自分でやらんか!!!

  儂はまだ死ぬわけにはいかぬのじゃ!!」

 

 「乱世にあまねく光をもたらせ」

 

 「「「お前はもういい!!」」」

 

 ・・・呂蒙、すまんが礼儀作法は道中、

 張昭に習ってくれ。

 文官と武官の両立は厳しいかもしれんが・・・

 

 「ハ、ハイ!大丈夫です!!

 将軍府の司馬様もやってますから!!」

 

 「み、見える、シバの面影が見える!!」

 

 「「「何様だ!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  シツレイが無いようにな。

 ホント頼んだぞ、張昭。




南○獄屠拳も蹴りだったよね?

領地(しかも一郡)を持って自分で兵を養ってる
熟女さんは太守でもなかった史実や演技ほどチョロクありません。

主人公のせい?まさかまさか。ってお話

長沙出身のお色気人妻お姉さん 当然知り合いじゃなきゃおかしいよね


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不死鳥は何度でも蘇る!その度に強くなるのだ

蜀陣営アンチヘイトあり

地味様地獄編

原作って地味様の扱い酷すぎない?

蜀陣営アンチヘイトあり
 
 大事なことだからね!

オリ設定オリ展開

嫌いな人は読み飛ばし!


 

盧植先生が捕まったぁ?

まさか、食い逃げじゃねぇよな?

 

 「・・・随分と根深い傷を負ったようで」

 

・・・董卓もやったらしいがな。

アレは・・・辛い。

 

 「左様で・・・」

 

 董卓は自分と家臣が飲み食いした分だったから

まだマシかも知れんが。

アタシ完全に巻き込まれただけだぞ?

茶の一杯も飲んでねぇ。

 

 教頭先生や筆頭様相手なら何とも思わんが

店員に謝るのがあんなに辛いとは・・・

洛陽にいた頃は普通に謝れたんだけどな・・・アタシも増長してたようだ

 

「いや、増長と言うより成長でしょう。

 と言うか洛陽で?本店で何かしたのですか?」

 

 昔な、袁紹と曹操とその部下たちと行ったんだ。

 

「学徒が行くような店では無いでしょうに・・・」

 

 あぁ、店の二階に通されたとき、内装と調度品を

見て一回、心が死んだ。

 

「一回?」

 

 ・・・お品書きとその横の値段を見てもう一回だな

 

「・・・」

 

 まさか注文しないわけにも行かない。

 これでも幽州公孫家だったし・・・

 それでさらに一回

 

「あぁ・・・」

 

 会計で謝罪して更に一回だ。

 あの時は袁紹が居たから何とかなったけど

 あの請求書を見せられたら、母上も一回死んでただろうよ・・・

 

「その場に居なくとも、北方騎馬民族でも勝てなかった公孫家に完勝するとは・・・

 さすが教頭殿と筆頭殿ですな」

 

 まったくだ。

 ・・・あの時、お二人も洛陽に居たんだから、余計な回り道しないで

 お二人に会えてたら・・・きっと玄徳の代わりに

 公衆の面前で土下座なんかしなくて済んだんだよなぁ。

 

 「まぁそれも公孫賛殿が選んだ選択の結果ですよ」

 

 それは仕方ないな。

 

 でもさ玄徳がアレだろう・・・もう、な。

 

 「筆頭殿からの指示がなければ殺してますな」

 

  まったくだ、百害あったんだ一利くらいは貰わんと割に合わんよ。

 

 「しかしあの発想はありませんでした」

 

 アタシもだ。ミミズとはよく言ったモンだな。

 

 「ミミズ・・・ですか?あの、その辺の土をほじくれば居る?」

 

 あぁ、お前は軍事専門に鍛えられたんだったな。

 政の農政を学べば教えてもらえるんだが・・・

 

 「大変だよ!パイパイちゃん!!」

 

  ・・・

 「・・・」

 

 「盧植先生が!盧植先生が捕まったって!!」

 

 とりあえず、なんで州牧の執務室に勝手に入ってきてるんだ?

 

 「はわわ!桃香様ダメですよ!」

 「あわわ!そうです!ちゃんとお許しを得てから入らないと!!」

 

 ・・・お前らも許した覚えねぇんだけどな。

 

 「「は(あ)わわわわわわ!!」

 

 「パイパイちゃん!そんな事よりっ!」

 

 ・・・もう嫌だ。

 

 「・・・メンマ、食べますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、盧植先生が捕まったって話だが

 

「そうだよ!なんでそんなに落ち着いてるの?!」

 

  私塾で一年学んだだけだしなぁ・・・

 お前と違って、ちゃんと学費は払ってたし。

  

「え、お金払ってたの?」

 

  ・・・お前らはタダだってな。

 けど盧植先生だって人間だ。

 霞を食ってるわけじゃねんだ

 そりゃ金だって取るさ。

 

 水鏡だって取ってたろう?

 

 「はわ・・・はい、モノでもお金でも

  何でもいいのですが一応は学費の制度ありました」

 

 ってわけだ。だからお前と違って純粋な恩は無い

 

 「そんな!勉強だけじゃないでしょ!!」

 

  人脈たって同門は仕官しに来てくれないし。

 能力的に見ても、アイツ等来たってどーせ再教育だから。

 人間性・能力で信用できない知り合いなんて邪魔なだけだろ?

 

「邪魔!いつからそんな思いやりのない人になったの!」 

  

 自分に思いやりがあるって思ってるお前が凄ぇよ。

 為政者に生温い情なんざいらん。

 そーゆーのは余裕のある人間だけでいい。

 

 「州牧様に余裕がないなんて言わせない!」

 

 ねーよ。あってたまるか。

 余裕が出来たら、また他に回すんだよ。

 非常事態に備えた遊びは余裕じゃねぇ。

 

 「ああいえばこう言う!人の話は聞かないと駄目なんだよ!!」

 

 あぁ盧植先生によく言われてたな・・・お前が。

 

 「いやいや、玄徳殿、公孫賛殿の目が死んで行くのでそれくらいで。

  ご用向きは?」

 

 「あ、趙雲さんいたんですね!こんにちわ!」

 

 「あぁ」(コレで挑発じゃないというのが・・・)

 

 「私たちの先生だった盧植先生が捕まったって聞いて

  パイパイちゃんなら何とかならないかなって!」

 

 何ともならんな。

 

 「そんな!!」

 

 そもそも捕まった理由が、な。

 玄徳は知ってるか? 

 

 「賄賂を払わなかったからだって!」

 

 誰に聞いた?

 

 「え、朱里ちゃんに雛里ちゃん!」

 

 「「は(あ)わわわわわわわ」」

 

 はわあわうるせぇ。

 

 「は(あ)わっ!」

 

 ココは学校じゃねぇ。州牧の執務室だ

 相応の態度があるだろう?

 水鏡はそんなことも教えなかったか?

 

 「「・・・」」

 

 「パイパイちゃん!こんな子に何言ってるの!

 それに水鏡先生は関係ないでしょ!」

 

 子供として扱って欲しいなら尚更ここに来るな。

 弟子の行動や成果は師の評価に繋がる。

 逆もまた然りだ。

 故に無関係じゃねぇよ。筆頭と次席がこの有様って

 現在進行形で師の名を汚してんじゃねぇか。

 

 「「グスッ・・」」

 

 「パイパイちゃん!怒るよ!!」

 

 アタシはもう怒ってるんだよ。

 話が終わったら帰れ。

 執務の邪魔だ。

 

 「まだ終わってない!二人に謝るのは後にしても

 盧植先生を助けないと!!州牧様ならできるでしょ!!」

 

 出来るかもしれんが。必要がない。

 助ける価値がないな。

 

 「価値?価値って何!」

 

 モノの値段。労力に見合った対価が得られん。

 

 「対価って・・・弟子が師を助けるのは当然でしょ!」

 

 ならお前がやれ。

 

 「私じゃ!私じゃできないからっパイパイちゃんに頼んでるの!」

 

 で、その結果アタシが中央に目をつけられるワケだ。

 わかってるのか?左豊は俗物だが、盧植先生を捕えたのは

 正式な帝の命令で派遣された官軍だぞ?

 

 「それがどうしたの!先生は間違ったことはしてないじゃない!」

 

 いや、間違ってる。

 

 「「「え?!」」」

 

 なんだ諸葛亮に龐統?まさかお前ら、玄徳を止めにきたんじゃなく

 盧植先生は間違ってないから助けろとでも言うつもりだったのか?

 

 「「は、はい」」

 

 筆頭様が言った通りだ。

 水鏡も盧植先生も凡百か。

 

 「えぇ、私も確信致しました。彼女らが見ているのは書の世界

 現実を見ていない。まぁこれから経験すればわかりませんが・・・」

 

 その前に死ぬな

 

 「はい」

 

 「「ど、どういうことですか!!」」

 

 あぁん?

 

 「い、いくらなんでも無礼が過ぎます!」

 「そ、そうです!師を凡百なんて!」

 

 はわあわ言わなくても会話できるじゃねぇか

 普段からそうしろよ。

 油断を誘おうとしてるのかわからんが、無礼だ。

 相手によってはそのまま死ぬぞ。

 

 あぁそれとも・・・アタシ舐められてるのかな?

 どう思う趙雲?

 

 「信用されていると言えば聞こえは良いですが・・・

 ま、手はださんと舐められてると言えばそうでしょうな。

 なにせ最初から、はわあわ言わずとも会話ができるのですから」

 

 そうかぁ舐められてたかぁ。

 

 そうかぁ・・・生殺与奪を握られてる自覚がなかったんだなぁ

 

 「「ヒッ!」」

 

 そりゃそうだろ、州牧の執務室に

 家臣でも客でもねぇ奴が許可なく入ったら、そりゃ死罪だろ?

 

 玄徳は百歩譲っても。お前らに譲らなきゃいけねぇ理由は何だ?

 

 「「あ、あ、あ」」

 

 そんなことすら分からねぇガキを、筆頭だ次席だ言ってる師は?

 

 「「・・・」」

 

 てめぇで師の名を汚しておきながら無礼?寝ぼけんな。

 殺す価値もねぇよ。失せろ。

 

 「待ってくれ!」

 「「「ご主人様!」」」

 

 次から次へと・・・警備はどーなってんだ?

 

 「愛紗ちゃん鈴々ちゃんに抑えてもらってるの!」

 

 ・・・なぁ趙雲

 

 「承った」

 

 で、何の用だ?一応、一応聞いてやる。

 

 「いや、公孫賛が盧植先生を助けない理由を聞かせて欲しい」

 

 ・・・はぁ。ほんとに舐められてたんだなアタシ

 

 「は?別に舐めてなんて・・・」

 

 公孫賛【様】だ

 なんでてめぇ、アタシを呼び捨てにしてんだ?

 

 「・・・」

 

 盧植先生を助けない理由をお聞かせ願えませんか?だろ

 

 「・・・」

 

 そもそも、何でアタシが執務を後回しにして

 てめぇらの好奇心を満たしてやらなきゃならない?

 てめぇの居た世界じゃ誰も彼もが

 てめぇの聞きたいことを親切丁寧に教えてくれたのか?

 

 自分で考えろって言われねぇのか?

 自分でやれって言われねぇのか?

 人を説得するなら、説得材料くらい用意しろって言われねぇのか?

 

 

 なぁ?勘違いしてんなら言っておくぞ。

 天の御使いなんてな、逆賊の代名詞だ。

 

 「ぎゃ、逆賊!」

 

 そりゃそうだ、天を冠するは天子様のみ。

 その御使いを名乗るのは勅使だ。

 違うか諸葛亮?

 

 「・・・その通りです」

 

 ただでさえ恐れ多いのに。

 中原に賊が広がる昨今、勅使でもない奴が

 天の御使いを名乗ってたら、そいつは

 漢の統制を乱す逆賊だ。

 違うか龐統?

 

 「・・・その通りです」

 

 自覚しろ。貴様を殺してないのは

 玄徳の知り合いだからに過ぎん。 

 つまりはアタシの慈悲だ。

 

 「・・・」

 

 そもそもアタシらとアンタらは対等じゃない。

 知識も教えも、黙ってたって与えられるもんじゃねぇんだよ。

 

 アタシが、仕事の邪魔だから失せろと言ったら・・・失せろ。

 

 「パイパイちゃん・・・変わったね」

 

 こちとら幽州の民の命、背負ってんだ。

 お前と一緒にするんじゃねぇよ。

 

 だからもう、失せろ。

 アタシの我慢にも限度がある。

 

 「はい」以外の返事を聞いたら

 どうなるかわからんぞ。 

   

 で、返事は?

 

 

 「「「「はい」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ今頃は関羽と張飛も気を失って倒れてるだろうから

 忘れずに連れて行けよ。 




まぁ蜀陣営は、当たり前のことを当たり前にしてませんからね
州牧は州軍の総大将で州のトップです
さらに封建制。
しかも精強で有名
つまりは島津

島津義久に対して平民がタメ口で話しかけたら無礼打ちでしょう?

種馬、頭おかしいよねってお話


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盧植求めさまよう心、今、熱く燃えてる

地味様の続きです

盧植を助けない理由と
天の御使いと劉備を生かしておく理由ですね

蜀アンチヘイトあります

嫌いな人は読み飛ばし

オリ設定 オリ展開

Q・サブタイの熱く燃えたあと・・・どうなる?


「戻りました」

 

あぁ、戻ったか。おつかれさん

 

「いえ、伯珪殿に比べれば・・・幾分マシですな」

 

ホント、酒が飲みたくなるのは

こーゆーときなんだな。

 

「まぁそうでしょうな。・・・飲みますか?」

 

執務が終わったら少しな。

執務中に酒飲むなんざありえんだろう?

 

「まったくもって、それなら拙者だけ

・・・と言いたいところですが護衛を

兼ねてますからな」

 

さすがに切り替えは覚えたか?

 

「無論、職務中に酒飲んでふざけるのは、

 風流でも酔狂でもない。ただの阿呆です」

 

ホント、もっとも過ぎて言葉もねぇよ。

一時期孫策がソレやってたって尚香が言ってたな。

 

 「言ってましたな。

いきなり殴られたから

何かと思いましたが・・・」

 

 説教受けた後じゃ、

すみませんって言うしかないってのがな。

 

 「まさしく。

兵の命を預かる将としてやっていいことと、

悪いことがあると言われましたな。」

 

 良いことはした方がいいが、悪いことはするな!

 子供でもわかるでしょ!だ。

 子供に言われたらどうしようもない。

 

 「ふふ、よほど孫策殿の行いに

  腹を立てていたようで」

 

 外にいたらわかるからな。

 ありゃ恥ずかしいさ。

 

 「州牧様は深酒も厳禁とか?」

 

 非常事態に酔っ払って何ができる?

 一日の判断の遅れが民の死を生むんだ

 熟睡はともかく、深酒なんかできんよ。

 

 「酒も駄目、賭け事もダメ、

 州牧とは難儀な仕事ですな」

 

 だから誰もやりたがらないんだよ。

 まぁアレだ、

 教頭様曰く、正道を歩む為政者は

 変態にしかできん。

 

 「また・・・あの方の教えは本当に、

 アレですな。で真意は?」

 

 己の栄達、贅沢をして喜ぶのは。

 普通の人間だ。

 自分を捨てて民の笑顔を見て喜ぶのが、

 為政者だ。

 他人の為に身体を削って喜べる奴は

 変態だけだろう。

 

 「言い方は本当にアレですが・・・

 恐らく太守ではその理屈、わかりませんな」

 

 そうだな、州牧や王くらいの視点になって

 初めてわかるだろうな。

 なにせ太守くらいなら余裕がな。

 まだ足りん。

 

 「先程も言ってましたな。

 余裕があったら他に回すと」

 

 そうだ、そして新たな余裕を作って、

 また回して・・・だ。

 休めるのは、領内の開発が終わってから。

 

 そして幽州にはまだまだ開発の余地が有る。

 ははっやっぱりアタシも変態だな!

 

 「・・・楽しいですか?」

 

 あぁ!幽州がどんどん良くなっていくのが

 楽しくてな!コレを味わえるんだ、

 ある意味アタシが一番の贅沢してるよ!

 

 「・・・少し妬けますな」

 

 お?なるか州牧?

 

 「遠慮しますよ。

 これから政の教授を受けても・・・

 無駄とは言いませんが。純度が鈍る」

 

 あぁ、そうだな。

 今はお前にとっても一番楽しい時期だろうからな。

 

 「えぇ、本当に!仕え替えのある主君!

 遣り甲斐のある仕事!成長を実感できる武!

 何もかもが万金を払ってでも惜しくない!

 これで給金を貰えるんですからな!」

 

 武人には武人の楽しさがあるよな。

 羨ましいと言えば羨ましいが、

 それはきっとお互い様だ。

 

 「そうですな。きっとお互い様でしょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、話の続きだったが、ミミズの話だったよな?

 

 「いえ、農政に関しては後にしましょう。

 むしろ盧植殿ですな」

 

 盧植先生?興味あるのか?

 

 「あの劉備の師ですぞ?」

 

 あぁ、そっちか。

 まぁ書物と儒の教えはしっかり覚えてたから、

 田舎の教師としてはまぁ有りなんだろう

 

 「ふむ」

 

 幽州の名士だったからな、人脈の関係で母上に

 私塾に行くように言われて行ったわけだ。

 

 「あぁ、教えではなく人脈でしたか」

 

 洛陽の学校で学んだアタシと、

 学のない劉備が一緒に学ぶことなんざ、

 地元の人付き合いくらいだろ? 

 

 「まぁそうですな。

 なるほど、教えという教えは受けていない?」

 

 まぁ一応洛陽で習った兵法を

幽州でどう使うかって解釈は

習ったな。実際あの人も官軍率いて

賊に勝ってたんだ。それなりではあったんだろうさ。

 

 「それなりですか」

 

 目の前の戦場しか見れないんじゃな。

 

 「賄賂を要求されて断った・・・ですか」

 

 本当に阿呆だ。救えねぇ。

 

 「どちらが?」

 

 わかってて聞くなよ?両方だ

 

 「いや、万が一盧植殿を庇うなら矯正かなぁと」

 

 ありえん。劉備にも言ったろう?価値がない

 能力はあっても清濁併せもてない奴なんて

 施政の邪魔だ。

 労力かけて助けた結果せっかく上手く回ってる

 幽州の政の邪魔されるんじゃ、

 どーしようも無いじゃないか。

 

 あとさらりと矯正させようとすんな。

 

 「ははは、忠臣とは主が誤った方向に

 進もうとしたら糺さねばなりませんからな」

 

 糺すの筆頭様じゃねぇかよ。

 まぁいいや(

 

 そもそも左豊が

 俗物なのはわかってることだろう?

 

 「そうですな」

 

 そんな奴に賄賂渡さなかったら

 どうなるかなんて少し考えればわかる。

 

 わからないほど世間知らずなら

 それこそ将軍の器じゃない。

 

 「そのとおりで」

 

 自分の意思で賄賂を拒否した。

 自分の心に恥ずべきものはない。

 後悔があるとしたら帝に忠誠を疑われた事だ。

 

 ・・・馬鹿じゃねぇ?

 

 「清流派とはああいう連中なのでしょうな」

 

 あぁそうだな。

 現実を全く見ていない。

 自らが率いてきた5万の兵のことを

 全く見ていないそれで将軍?ありえん。

 

 「アレは私も学びました。

 歴史に学ぶとはコレですな」

 

 自分が失敗する前に、

 過去に他人が犯した失敗を教訓とせよ。

 

 その通りだ。

 あの人は将軍とは何かを理解出来ていなかった。

 

 「だから救う価値も?」

 

 ない。

 

 教頭先生から見れば自己満足で

 あれだけの損害を出した愚物だ。

  

 「劉備たちは理解してるでしょうか?」

 

 してないだろ、

 5万の兵を食わせる兵糧が。養う賃金が。

 どこから出てると思ってるんだ?

 

 自身が更迭・・・

 まぁ更迭されるまで行かなくても、

 足を引っ張られることは予想できんだろうが。

 

 余裕がないから賄賂を出さん?

 

 拘束するために洛陽から出た

 兵の賃金は?兵糧は?

 その間動きを止められた5万の兵の兵糧は?

 引き継ぎの為に動きを止められた

 期間の分の兵糧は?

 

 どう考えても、

 左豊個人に払う賄賂より損害の方が大きいだろう?

 

 足を引っ張られて三日動きを止めただけでも

 損害は5万の人間が三日食う分だ。

 左豊一人に100人分やったって釣りがくる。

 

 あの人がソレを理解できてたら、

 本当に余裕がなくても

 今は少し余裕がないので・・・

 といって分割にでもできたろうさ。

 全部もらうまで左豊も足は引っ張らん。

 むしろ、補給が滞りなく行くよう動くだろうよ。

 

 その程度も理解できず、

 己の行動に恥ずることはない?!

 

 時間と金と兵糧無駄にしてんじゃねぇか!

 

 アタシたちがソレをどんだけ欲しがってると

 思ってんだ!

 ソレが民にどんだけ必要だと思ってんだ!!

 

 恥じゃない?無能晒してんじゃねーかよ!

 アレの弟子!ふざけんな!!!

 

 自己満足は否定しねぇさ。

 アタシのだってお前のだって

 言ってしまえば自己満足だ。

 

 だがな、他人様に迷惑かけて

 目先の自尊心を満たしてる小者に、

 目に見えない損害を理解できない愚者に、

 助ける価値なんざねぇ。

 

 違うか?

 

 「ごもっとも。

 最初は小気味良いと思ったのですが、

 報告を聞けば聞くほど、

 盧植という人間が阿呆に見えましてな。

 もし伯珪殿がその御仁を

 尊敬していたらと思うと・・・」

 

 あぁ、そりゃ気を使ってもらってすまんな。

 

 まぁそんなわけで、特別指示がない限りは

 盧植先生は放置だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「劉備はどうでますかな?」

 

 どうでもいい・・・と、言いたいんだが。

 

 「だが?」

 

 今日の様子を見たら、そろそろだろう。

 

 感情で動いてる連中だ。明日の朝でも驚かん。

 

 「さすがに周囲に向けての建前もありますし、

  三日はかかるのでは?」

 

 それ次第でヤツらの評価が決まるな。

 明日の朝なら・・・

 

 「一番高い評価を与えねばなりませんな」

 

 そうだな。ミミズが用を

 成してないってことになる。

 今までの我慢の全部が無駄になるってことだ。

  

 三日ならミミズとしては十分だろう。

 五日以上なら・・・双方が無能だ、救えんな。

 

 「あぁ、ミミズとはもしかしてそういう?」

 

 そ、畑の土を豊かにしてくれるんだと。

 その上で土地に余裕も作ってくれるなんてな、

 せめてそれくらいは役に立たせろって。

 

 「五日以上はどのような意味が?」

 

 選択できないってことだ。

 単純に考えて無能。

 

 

  まぁ何食わぬ顔して

 居座る可能性もあるが・・・

 それなら次の機会を待つだけだ。

 

 もし最悪、裏をかくなら・・・

  

 「かくなら?」

 

 この状況で時間をかけるんだ、なら

 破れかぶれでアタシの命を

 狙ってる場合ってことだな。

 

 「まさか・・・そこまで無能ですか?」

 

  普通は無い。

 だが追い詰められたヤツは

 何をするかわからん。

 そもそも現実を見ていない破綻者共だ。

 故に用心を怠るな。

 万に一つでもあるなら

 その一つも潰せ。とさ

 

 「筆頭殿ですか?」

 

 いや、教頭先生だ。

 流石だよ。

 あの人を知ったらな。

 盧植先生も水鏡も凡人だ。

 

 

 

 

 高祖劉邦の風を持つ大器?

 

 伏龍?鳳雛?天下が取れる?

 

 寝ぼけるな。

 現実を見ることを忘れ

 自己の世界に逃げた愚物に、

 世を捨て襄陽の片田舎で

 隠居した愚物じゃないか。

 

 そんなんで今を生きる人間見れんのかよ? 

 

 

 

 

 やつらの選択を見せてもらうとしようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 準備を急ぐよ

 今回作るのは地獄ではないけどさ。




A・全てとかし無惨に飛び散る そんなお話

どうしても李儒くんと絡んでる地味様が関わるんですよね


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サツバツ!ダイナミックエントリー!

主人公は李儒君です

オリ展開、オリ設定

魏サイドのアンチヘイトあり

嫌いな人は読み飛ばしでお願いします


 ふむ、最近何進が何を考えてるのか

わからなくなってきたな。

コレは・・・狂ったか?それとも奴の策か?

 

 弟子はどう思う?

 

 「師が相手を過小評価しないことは

 知っているでしょうから・・・

 知ってますよね?

 ・・・知ってるとして。

 深く考えるのを見越して疲労を狙った策では?

 それなら成功してますから、

 大したものと言えます・・・」

 

 (てつやあけ?)

 

 「うん、シロさんの言うとおり、

  忙しすぎて単純な事が逆に

  凄い名案に思えちゃったんじゃないですか?」

 

 まぁ、その可能性が高いんだが

 ・・・いくらなんでも

 

 「えぇ、まさか今更我らに、

 黄巾党殲滅の命令とは・・・」

 

 朱儁将軍が穎川で手柄を立てて

 皇甫嵩将軍が南陽を取り戻した。

 で、何進が選んだ盧植が左遷・・・アホか。

 

 「地味姉妹の師らしいですが・・・

  賄賂と兵糧の浪費、どっちが大事か

  わからなかったんですね・・・」

  (あほ)

 「ホント、目の前の戦しか見えてないのに

 将軍なんて・・・うっ頭が!」

 

 まぁ孫堅は自分が賢いとは

 思ってなかったからな。

 その辺、清流派の盧植は完全に駄目だ。

 自分は悪くない、周りが悪いって

 本気で思ってる。それに左豊もな、

 何進の派閥に属する盧植を

 妨害したかったてのもあるから。

 まぁ一概には責められんが・・・

 

 「双方無能ではあります。

  わざわざ口実を与えるとは・・・

  まったく、現実が本の中にある

  理想の世界と一緒だとでも

  思ってるのでしょうか?」

 

 理想に生きるには自分らがすでに澱んでるだろうよ。

 まず鏡見ろと言いたい。

 

 「あぁそういえば、鏡ですが・・・

 水鏡の二人を得たミミズが動いたとか?」

 (にょろにょろ)

 「現実に追い詰められて

  逃げ出したってお話ですね!」

 

 それで一体どこに逃げるのか。

 いっそ海を渡ったらどうだって

 言いたくなるな

 

 「蓬莱ですか・・・まぁ現実から

  逃避した先としては有りでしょうが

  本当にあるんですかね?」

 

 無論、ある

 

 「「「ええっ!!」」」

 

 海を越えた先にな。

 揚洲呉郡の先から東に出れば行けるはず。

 風によっては三日もかからんのじゃないか?

 

 「「本当にあったんですね」」

  (あった)

 

 まぁ夷州と呼ばれる地の別名らしい。

 伝承のような場所ではないな。

 ただの島だ。

 

 「「「なるほど」」」

 

 大きさは荊州の半分、同じかやや下くらいか。

 現実逃避して理想の国を作るなら

 ちょうどいいと思うんだがなぁ。

 

 「誰にも迷惑かかりませんね」

 (あっちいけ)

 「そうですよねーこれから地獄に

  巻き込まれる人達にしてみたら

  ソッチ逝って欲しいですよねー」

 

 いやいや、一応住んでる人いるから。

 その人等と交渉か駆逐して・・・だな。

 

 「どこにいても迷惑ですね」

  (じゃま)

 「夢なら死んでから見なさいよね!」

 

 サツバツとしてるとこ悪いが、そんなわけで

 公孫賛は畑耕してるところだろう。

 幽州の南は・・・ちと荒れるがな。

 

 で、我々はどう動くか・・・だが

 

 「命令は正式なものですからね。かと言って

 師は動くなって・・・」

 (いみふ)

 「単純に考えれば戦力の分断ですけど」

 

 戦力が減って、俺が破れて、騎馬民族が

 漢に乱入したら

 ・・・火消しどころじゃないよな?

 

 「ですね」

 (こく)

 「はい」

 

 かと言って俺が少数で行って、

 現地の兵力使って

 賊滅したら困るってことだろ?

 

 「ですね」

 (こく)

 「はい」

 

 失敗を求めてるのか成功を求めてるのか。

 何がしたいんだ・・・?

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 騎馬民族達は、何進から指示を受けてたか?

 

 「いえ、最初の・・・師が動かないように

  敵対しない程度に刺激しろ。とだけです」

 

  ・・・この時点で何進が狂ってることを  

  想定するべきだったな。

 

 「騎馬民族も我々も、戦場を知らない

  大将軍の寝言と思ってましたからね」

 (まさか)

 「本気だったなんて思いませんよねー」

 

 まぁな。洛陽に黄巾の情報はあると思うか?

 

 「張三姉妹ですか・・・無いでしょうね。

  なんでも噂では猛々しい男らしですし」

 

 波才と張曼成がそんな感じだった

 みたいだからな。想像しやすいんだろうさ

 

 で、今は冀州広宗だって?

 また官軍が負けたとか

 

 「盧植が追い込んだところを

  邪魔しましたからね。

  今は息を吹き返しているでしょう。

  ソレを考えると左豊は

  絶妙の機を突いたと言えます」

  (きせき)

 「それで、洛陽では安北将軍は何を

 しているんだ?って話になったんですね!」

 

 将軍府で、大将軍の命令で長城を

 越えたんだよ。って反論した結果。

 じゃあ動かせとせっつかれてコレか。

 

 「ですが直接武功を挙げられたら、

 今度こそ褒美を出さなければならない」

  (しゃき)

 「皇甫嵩将軍も朱儁将軍も失敗して

 ませんから将軍位は上げれないですね」

 

 だから俺以外と限定した。

 俺が鍛えた人間に指揮を執らせて、

 失敗したら俺ごと咎めて

 成功したら昇進させる。

 んでそいつを取り込んで、

 俺への対抗馬とするわけだ。

 

 「ソレが一番俗物的で、かつ、

 何進好みの策なんですが・・・」

 (むり)

 「なんか疲れすぎて吹っ飛んだらこんな

 意見も出てきそうですよ?」

 

 とりあえず、こっちから兵はあまり

 動かさん方がいいな。

 二万・・・いや一万あれば良いか。

 もともとの広宗の兵もあるし・・・

 で、現地兵力は公孫賛と董卓?

 いや董卓は司隷へ援軍か、

 後は冀州の韓馥と袁紹は動けない?

 損害でもあったか?で、曹操?

 

 「なんでも穎川で大功を上げたとか」

 

 あぁ、兵糧ごと焼いたとか?アホだな。   

   

 「全くです、アレが師の後に神童と

  呼ばれていたなど考えられませんね」

  (むぅ)

 「次席様の叔母さんも呼ばれてた

 らしいですよね?

 何故か一緒に居るとか言ってませんでした?」

  

  そういえば狐っ子がそんなこと言ってたな。

 袁紹のところに行ったはずが、いつの間にか

 曹操のところに行ってたって。

 

 「あぁ、わけがわからないよって

  言ってましたね」

 (きゅう)

 「神童二人揃っても、やることは

 アホなんですよねー」

 

 まったくだ。敵の援軍が来るとかなら

 まだしも・・・敵を駆逐したあとで、

 こっちの援軍が近くにいるのに

 なんで砦ごと兵糧焼くんだよ。

 もったいないとか思わんのかね?

 

 「分配ができないから・・・

 とか言っていたそうですが」

 (せまい)

 「ほんと、視野が狭いです」

 

  なぁ?そもそも県令ごときに

 分配の権限なんかねーよ。

 とりあえず自分の手柄を朱儁将軍に

 認めさせたら、洛陽に送り付ければ

 良かったんだ。

  食料に貴賎はないんだから。

  で、洛陽に食料届けても、金と違って

 腐らせるだけだから溜め込まずに

 あっちで分配するだろ。

 

 そのまま広宗の遠征軍の兵糧にしてもいいし

 手柄を立てた連中の褒美でもいい。

 商人に売れば、商人はまた別に売る。

 結果、民の口に届くじゃねぇか。

 兵だって民だ。

 食料のために戦ってる兵の目の前で

 食料焼くって・・・何考えてんだ?

 

 「ですから・・・何も考えてなかったのかと」

  (あほ)

 「なんか勘違いしてますよね。

 県令が何様かって」

 

 んで荀家の神童の荀彧だが・・・

 

 「男嫌いを公言していて態度でも

  隠さないそうです」

  (あほ)

 「バカじゃないですかね?」

 

 軍師が感情見せちゃだめだろ・・・

 我慢もできないのか。ソレで筆頭軍師と

 まぁ、典型的な名家だな

 

 「そうですね、元々曹操は宦官閥で

 何進や名家とのつながりがないのに

 十常侍と敵対したとか?

  ・・・馬鹿ですね。

  まぁそんな曹操に荀家の人間が仕えたら

  そりゃ使わないといけませんよね。」

  (あほ)

 「後先考えないって凄いですよねー

 ・・・うっ頭が!!」

 

  まぁそうだな。だがこんなの軍師にしたら

 噂だけで軍が崩壊するぞ?どうすんだ??

 

 「そうですね。今回の戦で男の兵士が

 多く死んだのは荀彧の策のせいだ。

 荀彧が策を取り続ければミンナコロサレル。

  まぁコレで終わりますね」

  (・・あほ)

 「あぁ、そうですよね。

  元々兵は7割以上が男の人だから

  荀彧の策で男が多く死ぬのは間違ってません」

 

 民の半分は男だぞ?

 自分の夫や子供を必要以上に殺されたと

 思ったらどうなる?

 

 「その荀彧を使ってる曹操への

 信頼もなくなるわけですね」

  (あほ)

 「うわぁ」

 

 周りを女で固めて、高い忠義を

 維持するのはいいんだが、

 男の兵に対する配慮が全くない。

 おそらくコレが危ういということを曹操が

 理解できていない。

 もしかしたら、漠然といいことではないと

 思ってるかもしれんが、

 緊急のものと思ってない。

 

  今の公孫賛みたいに

 民と土地を見ているのではなく

 己とその施策に酔ってるな・・・

 

 荀彧が重用されればされるほど

 この毒は効く。

 

 お前たちも気をつけろ。見せるのは構わんが、

 他人に読まれて良い事などない。

 

 「「「はい」」」

 

 朱儁将軍もなんでこんなのを

 派遣してくるのか・・・いや、これ、

 朱儁将軍が俺に押し付けただけだろ?

 

 

 めんどくせぇ

  

  まぁ、俺もこんなに早く動く気は

 なかったから俺に動くなというのは

 渡りに船と言えるんだが。 

 

 「では?」

 

 あぁ今回は弟子に行ってもらう。

 武官は李厳と徐晃。

 文官は法正だ。

   

 (・・・)

 「・・・」

 

 元服前だから留守番。

 

 「「・・・はい」」 

 

 使えるのは公孫賛くらいだ。

 言うまでもないが、曹操の動きに注意しろ。

 こう言う奴は大体全体にとって

 碌でもないことをする。

 

 「はい」

 

 俺が許す。

 

 地獄を見せてこい。

 

 「はいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さぁ、弟子よ、お前が創る地獄は

 どんな色をしている?




拙作の蓬莱は台湾の設定です

感情豊かな猫耳・・・それ軍師にしちゃダメでしょ
食料半分にして出陣して
予想外なことあったから
間に合いませんでしたって最悪です。

 っていうかそのまま行く
はおー様もおかしいよね?
足りなくなったら全滅っすよ?
普通どっかに準備しない?ってお話 

史実で曹操が兵糧を焼いたのは
元々少数での奇襲であり
敵の方が多く、更に戻って来る可能性が
あったためとされてます

恋姫時空では・・・アレですね。

拙作では、へうへうさんは負けてません
まぁこの時点で呂布と張遼いたら負けないよね

熟女は南です。

オリ設定だからね!


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地獄は現場で出来てるんじゃねぇ!会議室で作ってんだ!!!

いろんな人視点

話は進んでる・・・のかな?

アンチヘイトあり

オリ設定、オリ展開。

嫌いな人は読み飛ばし


所詮は賊ですか・・・

防諜と言う概念がないのですね。

 

まぁ、我々以外でしっかり

防諜を考えているとすれば、

弱みを握られないように隠すことに

特化した洛陽の連中と、

フンドシが居る孫堅くらいではありますが・・・

 

敵に張り合いなどは求めていませんが、

この程度の賊に負ける官軍には驚かされますね。

 

時間と予算と人員の無駄です。 

将は誰でしたか?

張純・・・知りませんね。

 

まぁ洛陽の将など、その程度なんでしょう。

 

あぁ、名家冗談ですよ?笑っても大丈夫です。

 

 

とりあえず広宗に入るのは二ヶ月後、

それまでに、少なくとも1000人中に入れなさい。

 

さすがにバレる?一度に行けばそうですね。

20~50人を何度も分けて入れれば

気付かれませんよ。

期間を公表することで

「決戦だっ」て言って人を集めるでしょうし。

 

 不自然にならない程度の食料を持たせれば、

それなりの立場にはなれるでしょう。

 

 到着予定日の三日前に張三姉妹を拐いなさい。

 前後一日を目安に。

 早すぎても遅すぎてもダメです。

  

 あぁ、拐うと言っても無理やりではありません。

きちんと話をして、です。

 

 えぇ、どうせ覚悟も決まってない小娘共。

内部の連中にも、後悔や降伏とか

訴えてることでしょう。

 

 そんなのは戦場では邪魔になるでしょうから、

強硬派によって隔離されているに決まってます。

 

逃げても殺されることは賊どもでも

わかってるでしょうから、それほど警戒は

していないでしょうね。

 

だから話して拐って来なさい。

 

 条件次第で命は助ける。

もちろん三姉妹だけではありません

三姉妹に従う賊たちもです。

 

仕事と最低限の食事も与えますから

生殺しにもなりません。

 

 嘘?つくわけないでしょう?

滅ぼすだけならすぐ出来ますし。

 

 第一、彼らは民です。

官軍や役人に失望した民です。

本当の為政者を知らぬ民です。

ならば慈悲を与えるのは当然です。

 

 断るなら?賊です

殲滅しましょう。

 

 それだけの話ですよ?

労働力はあったほうがいいでしょう?

 

 そう、労働力。

仕事の内容は長城の修繕ですね

殺すより死ぬまで働かせるといえば

洛陽も認めるでしょう。

 

 いえいえ、実際に死ぬまではさせませんよ

実際アナタ達、生きてるでしょう?

 

 降ったなら、きちんと扱いますよ。

えぇ降ったなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それに・・・

師より地獄を創れとも言われましたしね。

 

 

 

 

 

 

 おや、震えてますが、風邪ですか?

体調管理もできないなら・・・

 

 そうですか?では動きなさい。

 

 あぁ、かかった予算はきちんと

 計上するように。

 

 え?それはそうでしょう。

命を対価にした策に従事するのです。

経費とは別に報酬はきちんと払いますよ?

 

 あぁ、何進はそうだったんですか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 師をアレと一緒にするな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おっと、挑発に乗ってしまいましたか?

未熟未熟、弟子未熟。

 

 いい勉強になりました。感謝しますよ。

 

 

 さて、順調なら途中経過は報告不要

何か問題があったら連絡するように。

 

 ギリギリになってから

「できませんでした」は辞めて下さいね?

 

 行きなさい張燕。

 

 黄巾どもにも見せてやりましょう。

地獄をね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安北将軍李文優代行軍師将軍司馬仲達より通達

 

 幽州、并州、冀州それぞれの州牧は

 広宗に兵を出すべし

 

 内約は

 

 最低で武官1人、兵10人、州旗1、将旗1

 兵糧は将軍府で負担する。

 

 予定される官軍は三万。

 率いるは軍師将軍司馬仲達

 

 予定される期間について

 広宗までの移動期間は各自で算出

 広宗での作戦行動期間は

 捕虜の取り扱いを含めて5日である

 

 行動開始日は中平○月○日

 遅れは不参加とみなす。

 

 覚悟の無いものは不要

 地獄を見たいもの

 地獄を見せたいものを派兵せよ

 

 情報は求めるが。意見は不要である。

 理由により断っても構わないが

 漢朝からの勅令に対し拒否をする

 明確な理由がない場合、処分する。

 

 参加人員は将軍府もしくは

 将軍府支所に報告することを追記する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 というわけで、今回の軍議は

 この布告についてね。

 

「いや、意見不要って書いとるやん?

 派遣して終わりと違うの?」

 

 霞の言う通りなんだけどね

 ・・・まぁ簡単に言えば誰を派遣して

 何人連れて行くのかってことよ

 

 「あぁ、武官と最低10人か」

 

 そうよ華雄【最低】10人なのよ。

 

 「10人で行ったらどうなると思う?」

 

 月・・・司馬様のこっちを

 見る目が予想できない?

 

 「「「・・・できた!」」」

 

 そういうことよ。普通なら1000人

 連れて行けば100倍だから文句は

 ないのだろうけど・・・

 

 「だめ」

 

 「恋殿?」

 

 そう、それじゃダメ。 

 司馬様はこっちの内情を知り尽くしてるはず。

 余裕が有る程度の派兵じゃ・・・

 

 「あぁ~軽く見られとると?」

 

 えぇ。しかも今回は李儒様がいないのが

 更に拍車をかけるわ。

 

 「歯止めが無い、か」

 

 李儒様なら例え10人でも、

 いえ、10人で行ったなら

 笑って褒めるでしょう。

 

 けど今回はダメね。

 司馬様に目をつけられるだけでもマズいのに

 将軍府そのものが敵になる。

 

 「日頃からお世話になってるもんね。

 人員教育とか文官の推薦とか」

 

 そう、まさしく恩を仇で返すことになるわ。

 華雄、あの方々からの恩、踏み倒せる?

 

 「馬鹿な。お前を殴って気絶

  させてでも支払わせる」

 

 ・・・まぁそれでいいんだけど。

なんか釈然としないわね。

 

 まぁそんなわけで誠意を見せるためには

 少し無理した3000とギリギリの5000が

 あるんだけど・・・

 

 「「「「「5000で」」」」」

 

 デスヨネー。

 ちなみに、最低10人で良いって

 言われてるのに5000連れて行くんだから、

 兵糧は当然自前よ。まぁあっちで用意

 してくれてはいるだろうけど、一応ね。

 

 「大丈夫ですぞ!期間も決められて

  ますしな!!」

 

 司隷がなければ一万でも行けたんだけど・・・

 

 「あっちの兵を減らせば我々を軽んずる

 つもりか!とか騒ぐんだよね。

 実際軽いのに」

 

 ・・・月も言うようになったわね。

 けどそうだよね、李儒様には普段から

 お世話になってるけど、

 あいつらの世話になった覚えないんだよね。

  なんか普段兵糧用意してやってるとか

 支援してやってるんだからその分働けって

 言うけどさ・・・ 

  

 「ホンマ碌でもないやっちゃで」

 

 洛陽なんて関わらなくていい幽州が

 羨ましいわね。

 

  で、誰が行くかだけど・・・

 

 「ウチしかおらへんやないの?」

 

 正式な役職持ってるの月と霞だけだからね

 華雄とか恋のは通称だし

  で、月は洛陽方面で、二人はその護衛

 私と陳宮は留守を守らなきゃ行けないから

 どうしても霞に頼ることになるわ。

 

 「ま、まぁな!いやー残念!!」 

 「残念」

 「残念ですぞ!!」

 「頑張って!!!」

 

 「いや、ウチはそんなに

 嫌やないからええけど」

 

 「「「「「えぇ?!」」」」」

 

 「考えてみい、知らんところで

 何か言われて不興買うより、

 近場にいた方が言い訳なりなんなり

 できるやろ?」

 

 「「「「「確かに」」」」」

 

 「で、何やるかしらんけど

 最長で5日やで?戦闘だけやなく

 捕虜の扱い含めて。何やるか

 知っておかな、逆に怖ない?」

 

 「「「「「あぁ~」」」」」

 

 言われて見ればそうよね。

 私も行った方いいかしら

 

 「せやな。陳宮一人で留守守れるんなら、

 詠は見た方がええ。

 なんたって、李儒様の教えを

 一心に受けた鬼才の軍師や。

 あのお人が地獄を見せる言うんなら、

 見とかんとアカン。

 いずれウチらが何かされた時、

 手も足も出ぇへんで」

 

 ・・・ナニカサレルなら見てても

 意味ないとは思うけど、

 予防にはなるわよね。知らないと

 時間すら稼げないで殺されるわ。

 

 「詠、それ違う」

  

 え?

 

 「そうだな、想定が甘い。

 見ても予防になどならん。

 覚悟を決めるだけだ。

 なんたって殺されるじゃすまんからな。

 生きたままで地獄送りだ。死ぬより辛い。

 だから霞が言った、手と足は

 自害するためのモノだ。」

 

 ・・・すごい説得力だわ。

 けど、ありがとう。

 予防とか時間稼ぎとか、

 相対する相手として見ること自体が間違い。

  それに過小評価なんか絶対しちゃ

 ダメだってことよね!

 

「過小評価の言葉が出てくる時点で危険ですぞ!」

 

 

 ですよねっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 

 

 

 

 

あぁ、来たか趙雲

 

「お待たせいたしました。至急の軍議とか?」

 

あぁ、筆頭様から通達だ。見ろ。

 

「ほうほう。随分と・・・」

 

筆頭様の中ではもう広宗の黄巾は

終わってるんだろう。

 

「そのようですな。油断慢心ではなく」

 

教頭先生の名前出して油断慢心する奴は

将軍府にはいねぇさ。

 

してたら筆頭様でも矯正される。

 

「あぁ・・・李厳殿ですか」

 

 もしくは教頭先生直々に、だな。

何気に門下生で一番地獄見てんの

筆頭様だし。

 

「想像もできませんが・・・」

 

 想像できたらお前も人外の仲間入りだ。

 

「・・・」

 

 どうした?

 

 「いえ、シロ殿や筆頭殿が

 いきなり現れそうな気がして・・・」

 

あぁ、気持ちはよくわかるけど、あの人たちは

教頭先生を人外扱いしても怒らんよ。

この場合の人外は褒め言葉の一種だからな。

 

 「・・・まぁ高い評価ではありますからな」

 

 怒るのは教頭先生だ

 

 「一番ダメなヤツではござらんかっ!!!」

 

 人を、人の選択を愛してる人だからな。

 諦めの言葉は許されんのだと。

 

 「我も人。彼も人。故に平等。」

 

 そういう事だ。

  

 で、この通達だが

 

 「いくら連れて行きますか?」

 

 10000だな。それ以上は折檻されるだろう。

 

 「州牧が領内を疎かにしてどうするんです?

と言った感じでしょうか?」

 

 そう。だから越も連れて行けない。

 残念がるだろうよ。

 

 「地獄・・・ですか」

 

 お前は居なかったからな。見ればわかる。

 地獄と救いを求める亡者がな。

 

 「それだけ聞いたなら、立派な悪党ですな」

 

 為政者はアレを見なきゃ駄目だ。

 アレは我々が生み出したモノを、

 お二人が精算してるだけなんだからな。

 

 「賊を生み出したのも国なら、

 殺すのも国・・・ですか」

 

 あぁ、だから兵にも家臣にも

 見せなきゃ行けない。

 ソレを見越しての通達だ。

 

 理解できない奴は・・・韓馥だろうな。

 

 「あぁ、袁家と教頭殿を秤にかけようと?」

 

 今んところ袁家に傾いてる。けど今回は

 兵を出さないわけにはいかん。なんたって

 

 「武官1人兵10人・・・出さなければ処分」

 

 何があったって出せないはずがねぇ

 大義も名分も筆頭様だ。

 そもそも安北将軍の権限の内だからな。

 

 「最低で来ますか?」

 

 いや50か100くらいでは来るだろうよ。

 

 董卓とアタシ見て驚くんじゃね?

 

 「董卓殿はどれほど出しますか・・・」

 

 舐めてたら1000。普通なら3000。

 きちんとわかってたら5000だ。

 

 「率いる将は」

 

 張遼だな。董卓以外で。

 役職持ちはアイツだけだ。

 で、董卓は洛陽向けで動けん。

 あとは将軍府で教育を受けた高順か

 徐栄だろう。

 賈詡が来る可能性もある。

 

 「誰が来るかでどれだけ筆頭殿を

 理解してるかわかりますな」

 

 教頭先生じゃねぇ。筆頭殿だからな。

 

 最大の違いは・・・人を愛していない。

 教頭先生の教えだから、最低限考慮はするが

 遠慮はしないだろうよ。

 

 選択の結果によっては最悪の地獄が待ってる。

 

 「地獄に最悪とかあったんですな・・・」

 

 あぁ。物理的な地獄があるくらいだからな。

 想像できたら・・・やっぱ人外だ

 

 「やはり筆頭殿もその域に・・・」

 

 武力とか知力は、まぁ人の限界に

 近づきつつあるんだろうけどさ、

 あの精神力はすでに人を超えてるよ。

 

 「そんなお方が創る地獄ですか」

 

 お前も間違いなく一皮剥ける。

 剥けなきゃ壊れる。

 わかりやすいだろう?

 

「えぇ、成長か停滞か・・・確かにわかりやすい」

 

 実際悪じゃないしな。黒山賊知ったろ?

 

 「そうでしたな」

 

 必要なことを必要なだけやってるんだ。

 ただ躊躇だの余計な感情がないから

 勘違いする。

 

 謝れば敵に火をつけて良いのか?

 認めれば敵を殺しても良いのか?

 どれもタダの人殺しだ。

 事実を美化して殻作って、

 自分を守ってるに過ぎん。

 

 そんな余分な殻が無くなるんだ。

 強くなるに決まってる。

 

 「曹操と劉備ですか」

 

 一時期は嫉妬していた二人だが、

 今なら哀れさしか感じないな。

 

「兵糧に火を付けたことで、見識の浅さと

 視野の狭さを証明しましたからな」

 

 あれがアイツの限界だったってことだ。

 玄徳はもう・・・

 

「幽州の南部と冀州・・・やってくれましたな」

 

 冀州にはいくらか補填が必要だな。

 韓馥の部下が来たら話をしないと。

  

 ・・・筆頭様に怒られるかな?

 

 「ミミズのやったこと・・・

 と言えればいいのですが。

 とりあえず韓馥と話をつけておけば、

 済んだこととして終わらせてくれる

 可能性はありますな」

 

 だな。玄徳には興味ないだろうし。

 先に使者出しとくか。

 

 「それがよろしいでしょう」

 

 んじゃ、準備だ。余裕があるからって言っても

 万が一遅れたら不参加扱いだ

 ・・・最悪でも前日には着くようにしとくぞ

 

 「承った」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

・・・のう呂蒙?

 

「はいっ!張昭様」

 

観戦武官ってなんぞ?

 

「なんでも地獄を創るから見に来いとか?

洛陽の方は派手ですねぇ!」

 

・・・そう思うか?

 

「え?喩えでしょう?」

 

そうか・・・知らんもんな

 

「え?え?」

 

司馬家の鬼才の創る地獄か・・・

まぁ勉強にはなるじゃろ。

 

「あれ?まさか比喩じゃないんですか?」

 

見ればわかる。

 

「凄く・・・怖いです」

 

・・・それで良い。その怖いと思う気持ちを

忘れるでないぞ。

 

「は、はい!」

 

うむ、覚悟を決めよ。

ただなぁ・・・

 

「えっと?張昭様?」

 

わし・・・文官じゃよ?

 

「名指しですからね。断ります?文官だからって」

 

できるかっ!!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、諸将の選択・・・見せて貰いましょうか




黄巾?広宗に追い詰められた時点で終わったよね。

より効果的な料理方法を考えるお弟子さん

地獄に一番近い場所にいたら、
一番地獄見てるよねってお話


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アンタ等、背中が煤けてるぜ

やってきました三姉妹

魏ルートじゃないからね。
どんな扱いしても無問題!

アンチヘイト表現アリ

オリ設定、オリ展開

嫌いな人は読み飛ばし


幽州牧 公孫賛、自身が率いる10000

趙雲、厳綱、王門、関靖。

 

并州牧 董卓、張遼が率いる5000

賈詡、高順、徐栄。

 

冀州牧 韓馥、張郃が率いる100

沮授。

 

観戦武官として、張昭と・・・呂蒙?

 

で、朱儁将軍から回された曹操3000に

なぜかミミズが一緒で1000

 

 その上でこの曹操の動きは・・・

最初は手柄の総取りを狙ったものと

思いましたが、違いますね。

 

あぁ、取り込む気ですか。

冀州と兗州は黄巾発生の地ですからね

奴らが旅芸人であることを知って

慰問に使えると思ったか・・・

 

 県令ごときが何をやってるのやら。

 

 先を見てるつもりかもしれませんが、

自分が見えてないでしょう。

 それとも自分の動きを見切れる

者がいるはずがないと慢心してるだけでしょうか?

 

 先を予測する才がなくとも

 情報さえあれば丸見えです。

 

 まぁ、県令が得ることのできる情報程度では、

 我らの情報網は理解できないのでしょうね。

 

まったくここまで無能とは・・・

 

 コレに負けた頴川の黄巾も・・・

この程度であったら、確かに師を北から

動かさなかった何進は間違ってはいなかった

ということでしょう。

 

 結果論ですが。

 

 で、張燕?結果は

 

あぁ。コレが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて冲和姉妹。話は聞いてますね?

 

 えぇ、降伏勧告が仕事です。

賊が降伏したら、アナタ方も

賊も生かしましょう。

 

 なに、顔をぐちゃぐちゃにされて、

半分腐った死体があれば、

洛陽は首なんてみませんよ。

 

 この軍に居る連中には、生かしたまま

 洛陽に送ると言って送ります。

 

 無論アナタ方の罪もしっかり明記しますよ。

 

 集まった人間を武装蜂起に使われたんだ?

 自分たちはそんなつもりはなかった?

 

 

 

 

 それ、黄巾に親を殺された

 子供の前で言えます?

 

 

 

 

 

 集めた人間に対する無関心が、

 今回のアナタ方が犯した罪です。

 

 いえ、無関心だったでしょう?

 

 もう少し規模が小さい時に気付けたら

 違ったでしょう?

 

 あの、周倉でしたか?彼らを使って

 何か行動起こせたでしょう?

 

 ここまで放置しておきながら

 被害者面はできませんよ。

 

 それはそれとして。

 話の途中でしたね。

 まったく不敬ですよ?

 

 

 で、続きですね。

 

 道中被害者の民に襲われて、

 こうなっちゃいました。

 

 もともと生かして連れてこいとは

 言われて居なかったので

 兵も積極的に守る気はありませんでした。

 えぇ、生きたまま執拗に頭を潰されたとか・・・

 

 漢王朝に逆らった賊としては、

 相応しい末路ではないかと思いませんか?

 

 こんな感じですね。

 

 まぁ我々としてはあなた方が生きていようが

死んでいようが構わないんです。

 命令は賊の殲滅と張角の首。

 

 殺しても、長城の修繕に当てても

 賊は消滅しているでしょう?

 生かすのは・・・そうですね。

 労働力の浪費はもったいないから。です

 

 首は今、説明した通りですね。 

 

 かける慈悲は一度だけ。

 時間はあんまりあげれませんね

 え?それはそうでしょう。

 ここにいる官軍や、砦に居る連中だって

 ご飯食べるでしょう?

 兵糧はタダじゃないんですよ?

 

 それとも官軍や砦にこもった中の分の

 兵糧、アナタ方が用意しますか?

 

 ちなみに断れば・・・まぁ地獄が見れますよ?

 

 

 さて、理解したなら、コレが通達の内容です。

 

 明日軍議があります。

 その場でアナタ方の事を諸将に見せて

 降伏勧告と引き換えに命は助けたと

 説明します。

 

 彼らには生きてた方が辛い目に遭うでしょう?

 と言っておけば納得しますよ。

 

 そうですね。勝手に想像してくれるので

 説明しなくていいのが楽でいい。

 

 流石我が師。

 

 

 あぁ、シツレイしました。

 

 では、コチラをしっかり覚えてください。

 

 言うまでもないことですが

 アナタ方が明日から行うのは、

 彼らと自分たちの命を救うための

 まさに命懸けの演劇です。

 

 精一杯やりなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・そう、精一杯ね

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 何なのアレ!何なのアレはっ!!

 

「ちぃ姉さん!静かにして下さい!」

 

 だってアレは!アレはないでしょう!!

 

「落ち着いてください・・・

 言ってることは間違ってないんです。

 私たちの無関心が、

 歌さえ聞いてもらえば良いと言う無関心。

 歌を聞いたあとの彼らが、

 何をしていたのかを気にしなかったことが

 今の状況を作ったんです・・・」

 

 けどっ!

 

 「なら、このまま騒いで、

 勧告を拒否しますか?ソレをしたら、

 あの砦に居る人たちはどうなりますか?

 もう私たちは間違えるわけには

 いかないんです!」

 

 「そうだよね~助けてくれるんだし。

 ご飯とお仕事もくれるんでしょ?」

 

 嘘かも知れないじゃない!

 

 「いえ、何の根拠もなくそう言うだけなら

 嘘の可能性もありましたが、

 長城の修繕という具体的な仕事があります。

  確かに誰もやりたがりませんから、

 賊にやらせると言われれば

 洛陽は認めるでしょう。また、

 修繕をしている者達を無駄死にさせる

 気もないでしょう」

 

  けど、もったいないから殺さないって!

  そんなモノみたいに!!

 

 「・・・無関心だった私たちが言えること

 でもありませんよ。

 言ってしまえばあの人たちは、

 私たちの尻拭いをしてるんです。

 それも他の武功目当ての連中みたいに、

 賊として討伐するんじゃない。

 民として扱ってくれると・・・」

 

 「顔は無表情で声は冷たいから、

 ちいちゃんが勘違いするのも

無理はないかもしれないけどね~。

言ってることは優しいんだよ?」

 

 ・・・逃げてちゃダメってことだよね。

 

 「えぇ、親を殺された子の前で

 「私たちは関係ない」と言えるほど、

 人間を捨てたつもりはありません」

 

 「そうよね~反対に子供を殺された

 親御さんだっているんだし・・・」

 

 それは・・・そうよね。

 

 「もっと早く気づいて周倉さんたちに

 言ってれば・・・何とかなったかなぁ~」

 

 「もしもの話ではありますが。

 少なくとも今みたいには

 なっては居ないでしょう。

  私たちだけじゃなく、

 観客の人たちだけでもなく、

 私たちを利用した奴らだけじゃなく。

 ソレに巻き込まれた人たちには何の

 罪もなかったのに・・・」

 

ただ歌えれば・・・それだけで良かったのにね。

 

 「う~ん。だからさ、とりあえずみんなに

 降伏してもらわなきゃ!

 降参したら許してくれるんだから!」

 

 「逆に言えば降伏しなければ皆殺しです。」

 

 ・・・ほんとにするかな?

 

 「あの人は殺るって言ったら殺る人でしょ?」

 

 「いえ、殺ると言わず殺った。という人です」

 

 ・・・ホント?

 

 「黒山賊は知ってるでしょ?」

 

 アレは暗黒将軍のやったことでしょ?

 

 「バッ!!ちぃ姉さん!!!」

 

 え、なに?どうしたのよ!

 

 「あの人は安【北】将軍様の一番弟子です!」

 

  え”

 

 「ココどこだと思ってるんですか!

 勧告する前に殺されますよ!」

 

  え”いや、ソレはないでしょ?

 

 「さっきも言ってましたが、

 あの人たちが私たちを殺さないのは

 もったいないからです。

 無礼を許してまで生かすか?

 と言われたら・・・」

 

 「別にいらないやって思われたら

 マズイってことね~」

 

 「・・・そうです。今、私たちがこうして話が

 出来てるのだって、あの方の恩情です。

 本来なら鎖に繋がれて、降伏勧告しろって

 拷問されてますよ?」

 

 あ、え、もしかして、今の私たち・・・

 

 「うん。相当ヤバイのよ~」

 

 「天和姉さんの言うとおりです、

 降伏勧告をするかしないか

 じゃなくて、どうやって成功させるかを

 考えなきゃダメなんです」

 

 ・・・そうね、わかった。

 もう言わない。

 

 

 けどさ・・・冲和姉妹ってひどくない?

 

 

 「「・・・」」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 ふむ、ようやく立場を自覚できましたか。

 

 この分なら、追加の策は不要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、久しいですね。公孫賛に趙雲。

 

 「アハハ・・・お願いします。怖いんでやめてください」

 

 「未だ未熟者ですので山の子で勘弁してください」

 

 ふむ、謙虚なのは良いことです。

 その様子ならまだまだ成長できそうですね。

 

 「えと、ちなみにですよ?ちなみにですけど

 そのままで納得してたら?」

 

 別に何もしませんよ。

 あぁ、そこで満足したか。

 コレで成長は止まったな。と判断するだけです。

 

 「「怖っ!!」」

 

 先達が怖いのは当然です。

 馴れ合いでは成長できませんからね。

 

 で、軍議の前の挨拶だけではありませんね?

 

 「ハイ。玄徳・・・いえミミズの事で」

 

 あぁ・・・アレは幽州だけなら

 まだ良かったんですけどねぇ

 韓馥と話は通したのでしょう?

 

 「ハイ!幽州は半分で良いと」

 

 ・・・韓馥にしてみたら青天の霹靂でしたかね?

 

 「随分驚いておりました。

 本来なら公孫賛殿が謝罪することでも

 ありませんからな。」

 

 「いや、アレを無関係だと言ったら、

 アタシは袁紹と同じになっちまう。

 アタシの為にも韓馥には納得して

 もらわなきゃ駄目だった」

 

 よく気付きました。

 気付かなければ山の子共々、埋めてましたね。

 

 ((埋めるって何だっ!!))

 

 あぁ、師が考案した新しい拷も

 ・・・精神修行でして

 

 「「今拷問って・・・」」

 

 穴を掘って埋めるだけですよ?

 

 「「え?そんなモノなんですか?」」

 

 えぇそんなモノです。

 今度やってみますか?

 

 やってみればわかりますよ。

 あの無意味に穴掘って無意味に埋める

 作業の辛さが

 

 「え~心に響く的な拷問で?」

 

 えぇ。無意味に疲れます。

 筋力を鍛えると思えば・・・と思っても、

 穴掘りに使う筋力って他の何にも

 使えませんし。

 

 大きな穴掘って、はい埋めて。

 小さな穴掘って、はい埋めて。

 普通の穴掘って、はい埋めて。

 

 コレを三日です。

 

 ふふふ

 

((この人の目が遠くなるって・・・))

 

 ちなみに騎馬民族は一日目で泣きました。

 ネコモドキは二日。

 ・・・伯姉妹はずっと目が死んでましたね。

 

 「「・・・」」」

 

 忍耐力の修行らしいですが、その辛さは

 顔中にハチミツを塗って

 森の中に埋められるよりキツイんです。

 

 「「いや、ソレ相当ですよね!!」」

 

 いえ、アレは気によって虫を寄せ付けない

 ようにできれば、タダの人柱です

 

 「「タダの人柱とは・・・」」

 

 で、せっかく掘った穴に、

 誰か埋めれたら・・・

 無意味じゃないでしょう?

 

 「「勘弁してください」」

 

 えぇ、冗談ですよ冗談

 弟子冗談。

 

 きちんと成長してるんですから

 そんな無意味なことはさせません

 

 州牧にそんな時間ないでしょう?

 

 「えぇ、まぁ。今は時間があったら

 開発したいですね」

 

 それでこそ師が認めた地姉です。

 もともと為政者の才があるとは

 思ってましたがよくぞこの短期間で

 その域に到達できましたね。

 

 「え?アタシってそう思われてたんですか!」

 

 そうですよ?

 州牧になってわかったでしょうが、

 政は基本地味です。

 

 「はい」

 

 自分に無駄な自信や、

 中途半端に才があると勘違いしたものは

 その地味な行動が我慢できません。

 アナタの同門だった袁紹や曹操がそれです。

 

 「はい」

 

 ですが貴女は最初から地味であることを

 認め、受け入れていたでしょう?

 それすなわち為政者としての才です。

 

 「グスっ」

 

 州牧が人前で泣くものではありませんよ?

 

 ・・・泣くなら矯正を受けたときになさい。

 

 「ひ、筆頭様。感動が台無しですよ!」 

 

 まぁ、ここで泣かれても面倒だし・・・

 

 「「コレ本心から言ってるぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”!」」

 

 コレとはなんですか。

 

 不敬ですよ。

 

 「「スミマセンデシタっ!!!」」

 

 まったく、とりあえずミミズの件は

 わかりました

 

 何故かこの陣にいるようなので、

 理由によっては曹操共々・・・ですね。

 

 「はい、ありがとうございます」

 

 山の子も参加するのでしょう?

 動く準備はしておいて下さい。

 

 「はっ!」

 

 私一人でもいいんですが

 あんまり一人で動くと李厳殿に

 怒られますからね。

 

 「「あぁ~」」

 

 まぁ、いいでしょう。(

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 明日の軍議をお楽しみに・・・

と言ったところでしょうか、ね。




冲和=チョンボですねってお話

役満潰しは発覚したら役満払い
そんな修羅ルールの地方の人間です




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踊らない会議は普通の会議

サブタイあとで替えるかもしれません

コレが軍議か!!

原作アンチになるんでしょうか?

解説回ですね

オリ設定 オリ展開


 定刻となりました。では軍議をはじめます。

とは言え意見は

求めてませんので、決定事項の通達ですね。

 

分かりやすく言えば、邪魔するな。です

無論、通達の邪魔もしないで下さい。

言いたいことがあれば、最後に時間を

取りますのでその際に願います。

 

無駄話はもっての他。即退場です。

異議は聞きません。

 

「「「・・・」」」

 

 参加者の自己紹介も要りません

そもそもアナタ方に武官1人兵10人と

言ったのは、安北将軍の戦に

幽州と并州と冀州の人間が居るという

体裁を求めたが故です。

 

 曹操が参加しているのは

朱儁将軍の横槍ですね

 

「「「・・・」」」

 

 では通達を始めます。

 

 今回の勅令は賊の殲滅と張角の首。

 

 張角の身柄はこちらで抑えているので

 解決済み。故に、あとは賊のみ。

 賊には一度降伏勧告を行います。

 

「「「はぁ?!」」」

 

 降伏勧告の後、賊が降ればそのまま

 捕虜として幽州へ。降らなければ殲滅です。

 

「「「は?いやっ!!」」」

 

 各州の代表はその結果を見届け

 それぞれ洛陽に報告していただきます。

 

 コレが今回のアナタ方の仕事になりますね。

 

 以上が通達です。

 

 

 

 

 

 では、こちらから指名しますので

 質問がある場合は聞いてください

 報告は必要でしょうからね。

 

 上座から行きましょう。

 

 幽州牧、公孫賛。質問はありますか?

 

 「ハイ、捕虜は幽州とのことでしたが?」

 

 えぇ、長城の修繕をさせます。

 

 「なるほど、確かに滞ってますね」

 

 彼らを食わせる食料も、

 長城の修繕は国の予算で決まってますので

 その中から使う形となります。

 故に、財政的に心配する必要はありません。

 

 「財政的に・・・ですか?」

 

 治安維持の観点からは注意が必要でしょう。

 どれだけ降るかはわかりませんが

 数万の民ですからね。

 

 「州牧の腕の見せどころですね。

 他は見物でよろしいのでしょう?」

 

 えぇ、その通り。

 まぁ一万も連れてきてくれましたので

 他の雑用は頼むかもしれませんね。

 その際はよろしくお願いします。

 

 「かしこまりました。」

 

 

 ・・・本来なら次は冀州牧韓馥の

 代理である沮授なのですが、

 率いた兵の数から今回は并州牧代理を

 優先させていただきます。

 

 沮授、アナタに異論はありますか?

 

 「いえっございません!」

 

 よろしい。

  

 では并州牧代理、賈詡。質問はありますか?

 

 「はっ!お聞きしたいことがございます。」

 

 答えられることには答えましょう。

 軍機に関わることは、答えられないことも

 あります。

 理解してますね?

 

 「はっ!では最初の・・・

 張角の身柄というのは?」

 

 ふむ、その質問に答える前に

 張三姉妹の存在は知ってますか?

 

 「はっ!無論です!」

 「は?姉妹ですと?」

 「なんですって!」

 「なんだって!」

 「えぇっ姉妹?」

 

 黙りなさい。今は并州牧代理の質問の時間です

 

 「「「・・・」」」

 

 端的に言えば、砦に潜入させていた

配下を使い、張三姉妹に勧告の使者を

出しました。その結果です。

 

 「なるほど、その内容が・・・」

 

自身の降伏と、砦の賊に対する

降伏勧告の実行ですね。

張角の首を抑えたことで、あとは潰すだけ。

賊として殺すか。罪人として生かすかですね。

 

 「降伏しようがしまいが、すでに事は

  終わっているということですね。」

 

 そういうことです。他はありますか?

 

 「いえ、ありがとうございました」

 

 では、幽州の軍勢と同じように待機を命じます。

 兵糧はこちらで用意してますから、

 あなた方が持ち込んだ兵糧は

 持ち帰っても結構ですし

 我々が買い取っても構いません。

 それについては後ほど法正を使わせますので

 そちらで相談して下さい。

  あぁ、公孫賛も同様です。

 

 「「はっ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 では、冀州牧代理、沮授。質問はありますか?

 

 「はっ失礼ながら、情報が不足して

 おりましたので基本的なことから

 よろしいでしょうか!」

 

 えぇ構いません。まぁあまりにあまりな

 質問なら考えますが、

 まぁ聞いてからですね。

 

 「・・・では【三姉妹】というのは?」

 

 ・・・本当に基本的なことですね。

 韓馥の情報統制の結果なのでしょうか。

 

 まぁいいでしょう。拝聴なさい

 

 「はっ!」

 

 そもそもの興りは、旅芸人である

 張三姉妹が歌劇を行い

 人を集めたことに端を発します。

 

 「・・・」

 

 最初は10人が。その10人が仲間を呼んで

 次は100人。その100人が仲間を呼んで

 次は500人、次は1000人・・・

 そうやって観客を増やして行きました。

 

 「・・・」

 

 で、人が増えれば当然運営にも

 手間がかかります。

 

 公演を行う村や町とて、急に人間が

 訪れても対処ができません。

 売るだけの食料が無い村がほとんどでしょう。

 

 では公演を見に来た者たちの食料は

 どうする?持参するのか?

 

 このあたりで、コレが儲けにつながると

 考えた商人が商売に結びつけます。

 食料や三姉妹の絵が書かれた扇の販売。

 そして彼女たちが好んで付けていた

 黄色い布。

 

 「それが・・・」

 

 そう、黄巾の最初。始まりの始まりです。

 

 で、規模を拡大していく彼女らの集団に

 最初に軍事的な目を着けたのが、馬元義。

 

 中から漢を滅ぼそうとし

 洛陽で殺されたアレですね。

 

 それから馬元義の同士として外で動いた

 波才や張曼成ですね。

 彼らは公演場所で売られていた食料を

 購入し、自分たちの蜂起の蓄えとしつつ

 集まった人間に漢への不満や不信を

 刷り込んで行きました。

 

 百人のうち一人が右を向いても誰も

 見向きもしませんが、

 百万人のうち一万人が右を向けば

 他の者も右を向きます。

  

 彼らはすでに万を超える集団でした。

 あとは張角の意志に関係なく、

 漢への不満をもって立ち上がります。

 

 ただでさえ南陽や頴川では、

苛政によって民は追い詰められていました。

そこに食料が来たらあとは黄巾を巻いた

賊の出来上がりです。

 

 「なんと・・」

 

 官軍にしてみたら、北も南も黄巾。

 ですが、内容はまったく違います。

 

南陽・頴川の黄巾は追い詰められた民を、

知恵ある者が、目的あって扇動し、蜂起した民。

 

青州や徐州は、州牧の無能によって生まれた

民を自分たちから注意を遠ざけるために、

先ほどの者たちが物資を流し、蜂起させた民。

 

で、今ここにいる黄巾は基本的に

張三姉妹に近い者たちです。

 その大半は、生活のためではなく、

張三姉妹を守る為にいます。

他は便乗した者や南で負けた敗残者でしょうか。

 

「なるほど、ではその張三姉妹が

投降を呼びかければ」

 

 大半はそのまま投降するものと思われます。

 投降した者については・・・

 幽州牧と話しましたね。

 

 「納得いたしました。では張角の首は?」

 

 無論、生かしたまま洛陽へ送ります。

 我々は約束通り殺してません。

 

 洛陽がどう判断するか・・・ですが。

 

 「「「・・・」」」」

 

 あぁ、冗談ですよ冗談。

 

 「冗談・・・?」

 

 えぇ、旅芸人を洛陽に送っても、

 彼らも信じないでしょう?

 信じられないのを送ってもねぇ。

 

 逆に嘘を付くなと言われてしまいます。

 

 ですから、彼らを扇動しているもの。

 

すなわち投降を呼びかけても戦いを止めずに、

我らに剣を向けようとするものこそが

洛陽が求める【張角】です。

 

 旅芸人の裏で糸を引いていた黒幕、

すなわち本物の張角として

洛陽にその死体を送ります。

当然、旅芸人の報告も送りますよ?

利用されたとは言え興りはそいつらですからね。

 

その後は幽州で長城の修繕を行っている、

黄巾の連中の慰問役として働いて貰います。

 

 名と実。両方を満たすことでしょう。

 

 彼らも喜ぶ、洛陽も喜ぶ。無駄な戦を

 しないので

 我らも喜ぶ。ほら、無駄がない。

 納得できましたか?

 

 「はっ!教授ありがとうございます!」

 

 他には何か?

 

 「いえ!ございません!」

 

 では、すでに戦は終わっているのは

 分かりましたね?

 アナタ方も戦を見学なさい。

 

 「はっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 では、観戦武官長沙郡太守代理、張昭。

 

 「ハイッ?!」

 

 ・・・南郡の発音は独特ですね。

 

 「あ、ハイ。いえっ!申し訳ございません!」

 

 構いません。漢の国の広さを責める

 わけには行きませんからね。

 

 「ご配慮、ありがとうございます!」

 

 ・・・何か質問はありますか?

 

 「では、失礼して。その張三姉妹は、

 降伏勧告を認めているので?」

 

 良い着眼点です。策の可能性ですね?

 

 「ハイ、それと本人のやる気によって

結果が大きく左右される策と見えましたので」

 

 その通り、孫堅は良い家臣を持ちました。

 

 「ありがとうございます!」

 

 ですが心配無用です。最初に言いましたが

 別に断るなら断ってもらっても

 殲滅するだけです。

 

 「では、半数が断り半数が降ったら?」

 ((あっ!))

  

 素晴らしいです。よくぞ気付きました。

 いえ、この場合はよくぞ口に出しましたね

 ・・・ですか。

 少なくとも幽州勢と張遼は気付いてました。

 賈詡も今、気付きましたね?

 

 そう、結果は簡単。地獄です。

 書状にソレを見せると書いたでしょう?

 

 三姉妹と共に生き延びるため、

 降ることを選んだ賊と、降伏せずに

 戦う事を選んだ賊の殺し合いです。

 降伏を待つ期間は明日一日として、

 時間経過と共に三万の官軍が混乱している

 賊を蹂躙します。

 

 降った賊?降伏は武装放棄が基本ですよね?

 武器を持ったなら全て賊でしょう?

 

 どちらを向いていてもね?

 理解できましたか?

 

 「・・・ハイありがとうございました」

 

 いえ、良い意見でした。

 ではアナタ方も戦場を見学なさい

 

 「はっ!」

 

 それではこれにて質疑を終わります。

 

 「「「えっ?!」」」

 

 

 各部隊は割り当てられた場所で待機。

 

 一応、起死回生を狙って賊が

 襲って来るかもしれないので 

 用心は怠らないように。 

 

 では解散とします。

 

 お疲れ様でした。

 

 

 「「「「お疲れさまでした」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お待ちください!!」

 「いや、ちょっと!!待ってくれ!!!」

  

 

 




後半へ続く。

対等な関係ではないので
決まってることをそのまま伝えてます。

公孫賛と賈詡は邪魔する気ナッシング

沮授、最大で100人でしょ?連携いる?
張昭?とりあえず邪魔すんな。そんなお話 

 


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アナタの罪を~数えましょぉ♪

貴様の罪はもう使っちゃいましたから・・・

軍議続き。

こっちに説教BGM 使うべきでしたが
正直コイツら説教される理由と場合が多すぎて
なんとも出来ません

各キャラの心理描写してたら
文字数がひどいことになるので
行間で想像をお願いします。

前回と今回は議事録みたいなもんだと思って下さい。

魏、蜀アンチヘイト表現あり
嫌いな人は読み飛ばし!
オリ設定
オリ展開。

誤字報告ありがとうございます。
しっかり読んでもらえて嬉しいです。


曹操、私はアナタに発言を許可した覚えは

ありませんよ?

 

「っ!ですが」

 

軍の基本は上意下達。

 

意見を求められてもいない、

発言を許可されてもいない人間に

発言する権利はありません。

 

アナタとて其の辺の部隊長に

聞いてもいないのに意見を言われても、

軍議の邪魔だと跳ね除けませんか?

 

「・・・」

 

周りを見なさい。州牧、その代理、

郡の太守の代理。アナタは?

 

「・・・県令です」

 

朱儁将軍ならアナタの意見を聞いたのかも

しれません。

ですが先ほど言ったように、

事は意見を聞く段階ではありません。

 

アナタに軍議の内容を聞かせたのは

内容を朱儁将軍に報告させるため。

それだけです。

 

既に決まっている事柄に、

口を出されても指揮系統が乱れます

 

異論はありますか?

 

「・・・ございません」

 

 

 

 

曹孟徳、その態度・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不敬ですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グッ!!」

「「華琳様!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前らもだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「がぁっ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まったく、黙っていれば見逃したものを・・・

李厳、徐晃、趙雲

軍規違反です。

捕らえなさい。

 

「「「はっ」」」

 

「な、なんですって!」

 

その態度、口の利き方・・・何様ですか。

 

最初に言ったでしょう?

無駄話は即退場。

 

「それがなんで捕えることに!」

 

退場するのが・・・

 

 

 

いつから軍議の場からだと錯覚していた?

 

 

 

 

「「「がっ!!!」」」

 

(((・・・・・・)))

 

そもそもアナタの動きを我々が

察知していないとでも思いましたか?

 

「なっ!」

 

黄巾の一部がアナタに接触し助命を

願い出ていたのは知っています。

 

そしてアナタがソレを受け入れたのも。

 

「あっ!」

 

県令が何様ですか?

直接受けたわけでもないのに、

アナタに勅令を解釈する資格があるとでも?

 

「・・・!!」

 

 その傲慢。罪と言わずなんと言いますか?

 

「ま、待ってくれ!!」

 

 (((((はぁ??)))))

 

「ちっ!」

 

 公孫賛・・・アレは知り合いですか?

 

「はっ例の天の御使いを名乗る気狂いです!」

 

「き、きぐ・・・!」

 

 あぁ、アレが・・・では横のが?

 

「は、劉玄徳と諸葛孔明です!」

 

 公孫賛、張遼、身柄を拘束しなさい。

 

 「「はっ!!」」

 

 「くっ!」

 「え?なに?なんでパイパイちゃん!」

 「はわっ!」

 

 ・・・曹孟徳、発言を許可します。

 聞かれたことに答えなさい。

 あぁ、返事はハイからです。

 わかりましたか?

 

「・・・はい」

 

 なぜアレらがここに?

 

「義勇軍として動いておりましたので

 陣に加えました」

 

 何故?

 

 「え?」

 

 返事は?

 

 「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!」

 「華琳様!」

 「貴様っ華琳様に!!」

 

 李厳、折れ

 

 「はっ」

 

 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」

 

 貴様?県令の部下ごときが私に?

 

 不敬。

 

 それ以前に貴様らに発言の許可など

 していない。人の話も理解できんのか

 この下郎共が。

 

 「ぐっ!」

 

 質問に答えなさい曹孟徳。

 なぜアレを官軍に引き入れた?

 

 「・・・」

 

 アレの罪を理解していないのですか?

 

 「罪・・・」

 

 視野が狭すぎる。所詮は県令・・・

 公孫賛。そこなミミズ、

 劉玄徳の罪を挙げよ。

 

 「はっ第一に幽州の天津飲茶楼にて

 無銭飲食の罪」

 「「「はぁ?」」」

 

 「第二に立て替えた私に対する返済を

 踏み倒した罪」

 「「「はぁ?」」」 

 

 「第三に、踏み倒した際、私に対し不満

 を抱えていた幽州の地方軍閥を煽動し、

 人材の引き抜きを行った罪」

 「「「はぁぁ?」」」

 

 「第四に、義勇軍と称し、幽州南部と

 冀州にて村や町を脅迫その食料、

 資財を強奪した罪!」

 「「「そ、それは違っ!」」」

 

 張遼。

 

 「黙っとき」

 「「「ぐあっ」」」

 

 「第五に州牧たる私の真名の冒涜」

 「「「はぁぁぁぁぁ?」」」

 

 「第六に現状の軍議の妨害と閣下への

 不敬の罪です」

 ((((・・・・・・・))))

 

 

 

 ご苦労。

 で、曹操?

  

 「知りませんでした・・・」

 

 嘘を付くな。徐晃

 

 「はっ!」

 

 「あぁぁぁぁ!う、嘘では!!!」

 

 なら奴らはどこから食料を得ていた?

 貴様らから食料を都合してもらう前。

 奴らはどうやっていたか予想もできんか?

 

 「・・・それは」

 

 できるだろう?沮授。

 

 「はっ冀州にて1000名を超える義勇軍を

 名乗る者たちによる、

 食料の強奪の被害届は確かに

 上がっておりました。

 対応するため州軍を派遣しておりましたが。

 こちらでは黄巾の賊の一味と思い

 調査していたため、この者らとは

 思いませんでしたが・・・」

 

 「ち、違う奪ったんじゃない!」

 「そ、そうです!賊を退治するためって!」

 

 黙らせよ。<