ジョジョな私が魔法使い (毒針)
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その血の運命 プロローグ──第3部完ッ!えっ続きは10年後ですよね?

好きなものと好きなものを足したら大好きになる
よもつしってる


1989年。私に出来る全てが、終わった。

 

 

 

はろーえぶりわん、私はジョアンナ・ジョースター。かの有名なジョースター不動産を経営するニューヨークの富豪、ジョセフ・ジョースターの娘です。転生元は日本人女性、ごく普通の女子大生でした。まあ若干どころではないオタク気質で、ほぼ1年周期でいろいろな沼に出没しておりましたけれど。某青い鳥で見た情報によれば私のオタクロードは山手線型と呼ばれるそれらしいですね、確かに何度も同じ沼に浸かり直してましたから納得ですが。閑話休題。

 

さて、堅苦しい口調はここまでにしよう。大学内で階段から転げ落ちほぼ即死した私は、何の因果かジョジョの奇妙な冒険第3部開始9年前の世界に生まれ直した。私が生きたのは21世紀であって20世紀後半ではない。分厚いテレビやポケベルを見て「高校の世界史で習った!!!(多分)」と思ったのはしかたのないことだよネ!

 

もっとも、最初からJOJO世界に転生したと分かっていたわけじゃあない。ラノベでよくあるうっかり殺しちゃった♡な神様にあったこともなければ、父親がそばにあった訳でもない。私は4部主人公な彼と同じく、愛人の子だからね。

 

ああ、パパを責めないであげて欲しい。うちの場合、学校を卒業したての女性が生まれて初めて一目惚れをしたあげく暴走してジョセフ・ジョースターに媚薬なんぞ盛ったのが事のおこりなので。当初パパはママにドン引きしたようだけど、ママがあまりにも一途に想いを伝えるものだからうっかり絆されてしまったそうだ。これはご本人に聞いた話だから間違いないと思うぜ。

 

私が前回の記憶とJOJOの娘だという事実を知ったのは5つのとき。母親が病に倒れ、天に昇ったときだ。葬式が終わって親戚連中が私の押し付けあいを始めたころ、彼は現れた。一目見て血縁者だと分かったよ、私とそっくりなグリーンの瞳だったから。喪服代わりの黒いワンピースから覗いた星型の痣も、血の交わりを確信づけたんだろう。パパは瞠目して、でもすぐに親族を丸め込み私の親権を手に入れた。

 

 

 

「ワシはジョセフ・ジョースター。なぁおちびちゃん、お名前は言えるかの?」

「わたし、ジョアンナ。ママがつけてくれた」

「ジョアンナ……そうか、お前さんもJOJOか。よろしくな、ジョアンナ。今日からワシが、お前さんの家族じゃ」

 

 

 

ぎゅう、と抱き締めてくれる腕。ママが床に伏してから暫く与えられた記憶のない、温かさ。膨大な記憶を無理やり詰め込まれた痛みとぬくもりへの安堵に、年相応の涙腺が崩壊したのは……まあ、当然だったのかもな。

 

私がジョースター家に入る前も入った後もいろいろないざこざがあったけど、パパもスージーママも私のことを大事にしてくれた。異母姉のホリィさんも、甥の承太郎も、私のことを受け入れてくれた。だからホリィさんが倒れたとき私もついていったのは、考えられないとこじゃあないと思うんだ。

 

 

 

「ジョアンナ、お前はまだ小さいんだ、ホリィと一緒に待っていなさい」

「嫌よパパ。私の能力、知ってるでしょう?絶対に死なないから、手伝わせて。ホリィさんは、私の姉さんだもの」

「……お前の頑固さは、誰に似たんだろうなぁ……」

 

 

 

諦めたように笑い、パパはぐしゃりと頭を撫でてくれた。お許しを得たってことでいいですね?全員生還ルート開拓してやっからな。

 

そんなこんなで2ヶ月ほどの旅路の末に因縁深い金髪吸血鬼を打倒し、ようやく私の物語も終わりだぜ!正真正銘の第3部完ッ!次は10年後かな!なんてのんびり構えていたのに。のに!

 

 

 

「ホグワーツ魔法魔術学校……?えっハリポタじゃん?????ええ??????」

 

 

 

エメラルドグリーンのインクを見つめて膝を折る。私の冒険は、まだはじまってさえいなかったようだ。

 




プロローグは短めに。
続けられるようにのんびり頑張ります


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星の娘と賢者の石 JOJO、友と杖を得る

まさか1日であげられるなんて思わなかった


数日後の休日にホグワーツの先生が訪ねてきた。私この人知ってる、副校長のミネルバ・マクゴナガル先生だわ。そして今年は1991年だわ。つまりハリー・ポッターの入学年と同じ。お、主人公と同級とか詰みか???

 

イギーたんに遊んでもらいながら放心していると、大人たちが話し合いを終わらせて庭に出てきた。今から私の学用品を買いに行くらしい。ちょっとちょっと、私の意思は無視ですか?まだホグワーツに進学するなんて言ってな……どうせ行くんだろって?よく分かってるじゃあないか。こんなに楽しそうな学校に私が飛びつかないはずないでしょう?

 

両親に別れを告げ、マクゴナガル先生は私を連れて姿あらわしをした。ぎゅるんっと狭い箱に詰め込まれたような感覚の後、目の前にビッグ・ベンがあった衝撃が理解できるか????さっきまでアメリカ合衆国ニューヨーク州に居たんだぞ????私はちょっと凍りついた。人間って混乱が極まるとほんとに何も考えられなくなるんだね、おっどろき。

 

 

 

「すみません、ミス・ジョースター。初めての付き添い姿あらわしですから、少し酔ってしまったでしょう?」

「大丈夫です、マクゴナガル先生。驚いただけですから!」

「それはよかった、慣れないうちは乗り物酔いのような症状を起こす人もよくいるのですよ。そうそう、今回の買い物ですがもう1人マグル生まれの女の子も一緒なのですが、よろしいですか?」

「もちろんです。入学前からお友達ができるなんて嬉しいな!」

「ふふ、その快活さに彼女も虜になるでしょうね。さあ行きましょう、真面目な子ですからきっと待ち合わせ場所に到着しています」

 

 

 

かの有名な漏れ鍋に入ると、お客はみな時代錯誤なローブやドレスを着込んでいる。わあ、映画のセットみたいだ。金ローで毎回欠かさず見てたくらいだけど、実際に見るとまた違う感動があるなぁ。ん、おや?端の方に茶髪の女の子が座っているぞ。まだ幼い子だ、こんな酒場には相応しくないね……?

 

 

 

「ミス・グレンジャー、お待たせしました」

「先生!いいえ、私が早く着いただけですからお気になさらず」

 

 

 

グ レ ン ジ ャ ー ?

 

気持ち目を見開き、華奢な少女をマジマジと観察する。毛量の多い縮れ毛、大きめの前歯、机には本が3冊……あっハーマイオニー確定ですね。初めての場所で読書ができるなんて豪胆すぎないか???その肝の太さ、JOJOはとても素敵だと思います。

 

マクゴナガル先生に続く2人目の主要人物をじぃっと目に焼きつける。かわいい……よしよししたい……かわいい……と煩悩に塗れた視線を向けていたせいか、ハーマイオニーが先生の後ろからひょいと顔を出した。

 

 

 

「先生、後ろの彼はどなたですか?」

「彼?……ああ、紹介が遅れましたね。さ、前にいらっしゃい」

「はい、先生!はじめまして、ミス・グレンジャー。私はジョアンナ・ジョースター、こう見えても女なんだよ」

「えっ……ええ〜!ごめんなさいミス・ジョースター!とても背が高くてかっこいいから、てっきり男の子だとばかり……私、ハーマイオニー・グレンジャーよ。ミスなんていらないわ、ハーマイオニーって呼んでちょうだい」

「あはは、気にしないで!よく間違われるの。良ければ気軽にJOJOって呼んでくれよな、ハーマイオニー」

 

 

 

あわあわしてるハーマイオニーをつついて遊びながら、先生に急かされて裏口に出る。映画のごとくレンガを叩けば、瞬く間に魔法界の入口が開いた。珍しくニッコリ笑う老魔女がようこそ、と手招いた。

 

 

 

「わぁ……素敵!まるでおとぎ話の世界だわ!」

「……すごいな、ここが魔法界か」

 

 

 

ああ、ここがダイアゴン横丁。始まりの場所か。すごいなぁ、右を見ても左を見ても異世界みたいだ。こんな光景、中世の気配が残る文化遺産でだってお目にかかれない。

 

2人してあっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ。あまりにもお上りさん感が強かったのだろう、マクゴナガル先生は生暖かく微笑みながら私たちの手を取り、歩き始めた。どうやらこのままだといつまで経っても目的を達成できないと判断したようだ。その予想は正しい。だって私、めちゃくちゃはしゃいでいるもの。

 

 

 

「まずは……換金からですね。銀行へ行きましょう」

「銀行?魔法界にも通貨制度があるんですね!」

「もちろんです、ミス・グレンジャー。道すがら単位を教えますから、きちんと覚えるのですよ。さ、ミス・ジョースターもおいでなさい」

「はい!」

 

 

 

皮の余った手のひらに銅貨、銀貨、金貨が並ぶ。魔法界では順番にクヌート、シックル、ガリオンと呼ぶそうだ。1シックルが29クヌート、1ガリオンは17シックル、493クヌートと換算する。単位がめんどくさい。なんで10とか100とかで次の通貨に変換されてくれないの……なんでわざわざ素数なの……

 

グリンゴッツの小鬼に換金してもらい、銀行を出た。1000ドル分のガリオン金貨くそ重い。きゅっと顔を顰めて皮袋を持っていると、見かねたマクゴナガル先生が浮遊魔法を使って袋を浮かせてくれる。ありがたすぎて涙が出そうだわ……

 

 

 

「気を取り直して……最初はやはり杖選びでしょうね。イギリス魔法界ならオリバンダーが1番ですよ」

「杖……!いよいよ魔法使いらしくなってきたわね、JOJO!」

「そうだね、ハーマイオニー。私の杖はどんなものかなぁ……」

 

 

 

オリバンダー老か、目が月のように輝く矍鑠とした老人らしいけど……映画の俳優みたいな人なのかな?JOJOはミーハーですのでとても楽しみです。

 

先生の先導で歩くこと数分、目的の店に到着した。剥がれかけた金色の文字が扉に書かれている。なになに、オリバンダーの店───紀元前382年創業 高級杖メーカー?おお、ここが噂の杖屋さん……入ってみよう。

 

 

 

「おお、天井まで箱でぎっしりだな」

「ええ、すべてワシが自らの手で作ったものです。そしてその中の1本があなたの杖になります」

 

 

 

突然の第三者の声に振り返る。いつの間にか、店内奥のカウンターに老人が立っていた。この人がオリバンダー老……癖が強そうだわ……

 

オリバンダー老はマクゴナガル先生と2、3言言葉を交わし、私たち二人に杖腕を伸ばすように言った。たしか利き腕でいいのよね?どうぞお使いください。おお、巻尺が勝手に測っていく……

 

 

 

「ジョースターさん、オリバンダーの杖は一本一本、強力な魔力を持つ物を芯に使っております。一角獣のたてがみ、不死鳥の尾の羽根、ドラゴンの心臓の琴線。どの生物も一体一体違うのじゃから、オリバンダーの杖に一つとして同じ杖はない。もちろん、他の魔法使いの杖を使っても、けっして自分の杖ほどの力は出せないわけじゃ。そして、杖を魔法使いが選ぶのではなく、杖が魔法使いを選ぶのです。……さあ、振ってみなされ。トウヒにドラゴンの心臓の琴線。19cm、苛烈」

 

 

 

差し出された杖を手に取り、振る。瞬間、窓ガラスがバキリと悲鳴をあげた。オリバンダー老がさっと杖を取り上げる。

 

 

 

「おおいかん、これではないようじゃな。黒檀に不死鳥の尾羽。35cm、しなりにくいが忠誠心が高い。次はこちらを試してくださいますかな?」

 

 

 

杖を振る。今度は床が裂けた。マクゴナガル先生とハーマイオニーが慌てて飛び退く。またもオリバンダー老が年齢に似合わぬ素早さで杖をひったくった。

 

 

 

 

「ははは!久しぶりの強敵じゃな、腕がなるものじゃ!」

 

 

 

杖を振っては何かを壊し、取り上げられ。また振っては壊し、取り上げられ。それを何度繰り返しただろう。あまりに私に合う杖が見つからないものだから、一旦ハーマイオニーと交代することになった。

 

はあ、なんで私の杖は見つからないのかしら。私の何がそんなに気難しいっていうの?こんなにフランクな11歳女子も珍しくてよ……はあ……

 

沈みきった私をマクゴナガル先生が慰めてくれる。たまになかなか杖が決まらない生徒がいるだとか、私のときも2、3本試しただとか。先生優しい、JOJOグリフィンドールの子になる……

 

 

 

「JOJO!私の杖が決まったわ!ブドウにドラゴンの心臓の琴線ですって!」

「お、よかったねハーマイオニー!君らしいシャンとした杖じゃあないか?いいな、私の杖もさっくり決まってくれないかな……」

「大丈夫よ、JOJO。どうやらオリバンダーさんに候補の心当たりがあるみたい」

「本当かい?そりゃあいいや!ちょっと待ってて!」

 

 

 

ハーマイオニーと入れ違いでオリバンダー老の前に出た。古めかしい店の中でも一際古いであろう2つの箱を恭しく抱え、彼は心底嬉しそうにしている。

 

 

 

「まずはワシが初めて作った杖を振ってみてくださるかの?ナナカマドにドラゴンの心臓の琴線。21cm、決闘向き」

 

 

 

華奢な杖を手に取る。ふわり、赤い梅がこぼれ落ちた。これが私の杖か?そうなのか?待ってたぞ相棒!!!……オリバンダー老、なんでまた取り上げちゃうんです?

 

 

 

「おお、やはりこの方向性で間違いないようじゃな。ならば、こちらを試してはいただけないか?セコイアにセストラルの尾毛。38cm、逆境に強い」

 

 

 

セストラルの尾毛?珍しい芯材をつかってるんだなぁ、なんて驚きながら杖を握る。するとなんということか、散々ごちゃつかせた店内が時間を巻き戻すように修復されていく。初めに割ったガラスのヒビが埋まると杖先から優しい光が現れ、店内を照らした。

 

 

 

「素敵。修復と、転じて回復を得意とするのかしら」

「Exactly、お嬢さん。この杖も先程の杖も、攻撃的な魔法よりは防御や回復を得手とするのじゃ。これは先代が最後に作ったものでの、大層選り好みが激しくて誰も選ばないままここまで来た。上手に使っておやりなさい」

「ありがとう、ミスター。大事にします」

 

 

 

ようやく見つけた自分の杖を抱え、ほっと一息つく。なんとこいつ、12ガリオンもするらしい。人気の高いセコイアの木とレア中のレアなセストラルの毛を使ったせいだと。まあ金に糸目はつけないので気にしませんがね!どうぞお納めください!

 

オリバンダー老のお辞儀に見送られ、いろいろなところでものを買って回る。制服、教科書、錫の鍋に秤に折り畳み式望遠鏡。これで一旦、必要なものは買い揃えたかな?

 

すっかり疲れ果てたハーマイオニーと2人、通りのお店でアイスを買ってかぷかぷ食べていると、マクゴナガル先生は愛おしいものを見るような顔をしてとろけるように微笑んだ。たぶん孫扱いを受けてるぞこれ……

 

 

 

「さあ、これで入学準備はおしまいです。2人ともアイスを食べ終わったらミス・ジョースターを自宅へ送ってあげましょう」

「JOJOはロンドンに住んでいないのですか?」

「彼女は以前はイギリスに住んでいましたが、今はアメリカのニューヨークに在住しています。お母様がホグワーツ出身なので、ミス・ジョースターが生まれたときに入学者名簿に記載されたのです」

「へぇ、そうなんですか」

「なんで本人が知らないのよ……」

「事情があって……?」

「そう……なら深く聞くのは辞めておくわ。じゃあね、JOJO、入学式で会いましょう」

「うん、またね」

 

 

 

手を振ると、ハーマイオニーは恥ずかしそうに口を結んで振り返してくれた。




これからJOJOはハーミーとズッ⸜( * ॑꒳ ॑*)⸝⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝トモ


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突撃!隣のドラコくん!

JOJO、フォイに出会う


教科書を読んだり魔法を試してみたりイギーたんと遊んだり承太郎(とスタープラチナ)のラッシュを受け止めたりして遊んでいると、あっという間に9月1日になってしまった。じかんがすぎるのははやいなぁ(震え)

 

わざわざロンドンまで送ってくれたパパやスージーママにしばしの別れを告げ、キングス・クロス駅の9番線ホームをうろりちょろり。あ、今人が柱に吸い込まれていったぞ、あそこが9と4分の3番線ホームへの入口か。

 

 

 

「行くぜイギーたん、乗っちゃって!」

「バウ(仕方ねぇな)」

 

 

 

ぴょいんとカートに飛び乗ってくれたイギーたんと共に柱に向かってダッシュ。あああほんとにぶつからないのかなぁこれ!怖いんだけど!

 

 

 

「んひぃいいい……あっ大丈夫だったよかった」

 

 

 

割とあっさり通り抜けられたでござる。JOJO一安心。よし気を取り直してコンパートメントを探しに行こうかな、まだ出発前だし空いてるといいんだけど……あれっ意外と埋まってるぞ……

 

一番前から一番後ろまで見て回ったけれど、どこもかしこも場所取りされてたり友達とおしゃべりしてたりで丸々ひとつのコンパートメントが空いていない。困ったな、どうしよう……あ、映画でめちゃくちゃ見た覚えがあるほぼシルバーなブロンドを発見。場所借りようかな。

 

 

 

「なぁ、ここ使ってもいい?他のコンパートメントが全部埋まっちゃってて」

「構わないよ、どうぞ」

「ありがとう!」

 

 

 

意外と紳士的であるな、やはり根っからの貴族は立ち居振る舞いが違う。原作で3人組にめちゃくちゃ突っかかってた理由、性格の相違もあるだろうけど、貴族ならではの品位が鼻についたんだろなぁ。特にロンは家計のコンプレックスが強そうだし……

 

つらつらとくだらない考察をしながら荷物番をお願いしていたイギーたんを肩に乗せてトランクを引っつかみ、戸口の段差を乗り越える。すると、駆け寄ってきた男の子がぽかんとして声を上げた。

 

 

 

「で、出遅れた……」

「はは、ごめんな。重そうだからって手伝おうとしてくれたんだろ?見ての通りこっちは大丈夫だから、ほかの子を手伝ってやってくれよ」

 

 

苦笑しながら近寄ってきた彼は足元にあったもうひとつのトランクを持ち上げ、戸口に下ろしてくれた。優しいなあこの人、炎みたいな赤毛だからたぶんフレッドかジョージだと思うんだけどどっちだろ?

 

 

 

「ほい、どうぞ。なあ君、見たことない顔だけど、1年生か?」

「ありがとう、そうだぜ。そういうあんたは上級生?」

「おう!俺はフレッド・ウィーズリー、3年生だ」

「私はジョアンナ・ジョースター、気軽にJOJOって呼んでくれよ」

「ジョアンナ……?待って、もしかして女の子か!?」

「ん、ああ」

「うわあああごめん、俺と同じくらいの身長だからてっきり男だと……」

「いいよ、よくあることなんだ。髪短いし背ェ高いし、初対面だとみんな間違える」

「ごめん……ほんとごめん……」

「まあまあ、そう気にしなさんな。ほら、お連れさんかな?こっち見てるぞ。私も人待たせてるからもう行くな?」

「あっ待って!俺、グリフィンドールなんだ!君が来るの待ってるぜ、JOJO!」

「ありがとうフレッド!そうなるように祈っといてくれ!」

 

 

 

ブンブン手を振ってくれるフレッドに片手を上げて返し、荷物とともにさっきのコンパートメントに向かえば、先客の彼がドアを開けてくれる。君キャラ崩壊してないか?なんで初対面だってのに優しいんだい……?

 

 

 

「少し遅かったな、変な輩にでも絡まれたのかい?」

「いいや、荷物を汽車に上げる手伝いをしてもらったんだ。そこで話し込んでしまってね」

「そうか、それならよかった。いくら体格に恵まれているとはいえ、女性が持つには重すぎる」

「……え?」

「?なんだ、そんなにマジマジと見て」

「あんた、私が女だってわかってたのか?」

「当然だろう?粗野に振る舞っているが、育ちは隠しきれない。端々に洗練された淑女の振る舞いが見られるぞ」

「……はは!凄いな、初対面で女扱いされたのはこれが初めてだよ!」

 

 

 

なら、君の周りにいた人間の目は節穴だったんじゃないか?揶揄するように片頬を上げて、少年──────いや、ドラコ・マルフォイは微笑んだ。

 

 

 

「改めて、初めましてミスター。私はジョアンナ・ジョースター、気軽にJOJOって呼んでくれ」

「初めまして、JOJO。僕はドラコ・マルフォイ、どうかドラコと呼んで欲しい。ジョースターというのは……もしや、NYの不動産王と血縁関係にあるのか?」

「そうだよ、不動産王ことジョセフ・ジョースターは私の父親さ……ねえドラコ、君は外国の非魔法族のことを知っているの?確かマルフォイ家はイギリス魔法界でも有数の名家だろ?」

「まあ、学園のマドンナだった君の母上が恋に狂って全てを捨てたって話は有名だからね。それにしても……父親?孫の間違いではなく?」

「私は愛人の子だからね、父からすれば遅い娘なんだよ」

「……あー……すまない」

 

 

 

ちょっと気まずそうに俯いたドラコ。別に「聞いちゃいけないことを聞いてしまった……」なんて気に病まなくていいのにな、私本人も大して気にしてないんだから。

 

どうしたら慰められるだろう?それかよそに思考が移ればいいんだけど……。膝の上でコーヒー味のチューインガムをくちゃくちゃしてるイギーたんを撫でながら、ブロンドで顔を隠してしまったドラコをそっと見つめる。だいぶどんよりしてるんじゃが……

 

 

 

「ねえ、そんなに沈まないで?私はこれでも私の人生を楽しんでいるんだ、腫れ物のように扱われちゃ困っちまう」

「う。……気にしたことはないのか?」

「全く。あの一途さは我が母親ながらいい女だと思うよ」

「……そうか。じゃあ、僕も気にしないことにするよ」

「そうしてくれ。あ、そうだ聞いていい?……純血主義ってどういうものなのかな?」

 

 

 

突然の問いにドラコはきょとりと目を丸くした。すぐにすました顔をつくったけどお姉さんは網膜に焼き付けましたよ……ああいや本題はこれじゃないんだった、脱線するのやめろよな。

 

ドラコいわく純血主義とは、古き血を守り、次代に伝えていくことである。純血の者は血自体に力を秘めていることが多く、その血をできるだけ薄めないままに子孫を成すことが重要、と。

 

へえ、意外と考えられているんだな。血に力がある、か。少し毛色が違うかもしれないけど、それは私にも覚えがある。

 

ジョースターの宿敵……DIOがスタンドを得たことがきっかけでホリィ姉さんにもスタンドが発現し、暴走した。あの男の首から下は、我らが偉大なるジョナサン・ジョースターのもの。擬似的な血縁関係を結んだが故に、本来縁もゆかりも無いはずの姉は触発されてしまったんだ。

 

 

 

「魔法界の王たるブラック家が没落した今、聖28一族を束ねるのは次席のマルフォイ家だ。いずれ僕は、純血のものをまとめあげなければならない」

「なるほどねぇ、そりゃ重労働だな」

「まあね。でも、これは重要なことだ。穢れた血を入れることなく血をつなぐこと、それが僕達次世代の使命なんだよ」

「ふうん、そうかい。じゃあ、近親婚を繰り返すと血が途絶えるって話は聞いたことあるか?」

「……え?」

 

 

 

両親の血縁が近ければ両者が共通の劣性遺伝子を持っている可能性が高くなり、結果として先天的な病気や障害の発現率が高まること。スペイン王家のハプスブルク家は三親等以内での近親婚を繰り返した結果、最終的に王の生殖能力が失われ断絶したこと。いとこ婚が比較的盛んな地域では遺伝的背景による精神的・身体的障害児が頻繁に生まれやすいこと。バイ、ウィキペディア。

 

淡々と近親交配の危険性を並べると、どんどん顔が青ざめていく。まさか血を守るための行為が血を途絶えさせることに繋がるなんて思ってもみなかったんだろう。わかるぜ、私だって高校生物で初めて習ったもの。

 

 

 

「そんな……我々聖28一族はその中で何度も結婚を繰り返してる!今や純血の一族はみんな親戚同士と言っても過言じゃないんだぞ!?」

「なら、どこかで血が濃くなれば滅んでしまう可能性もあるわけだ。きっと君の周りにもいただろう?常軌を逸した、狂人が」

「……父上から聞いたことがある……ベラトリックス・レストレンジは純血至上主義者の中でも異様だったって……ああ僕は……どうしたら……」

「ここである種の特効薬になり得るのがマグル生まれの魔女・魔法使いなんだから皮肉だよな……あああ泣くなよドラコ、ほら涙拭いて、チョコレート食べるか?」

「ぐすっ……もらう」

 

 

 

……今までずっと純血主義教育を受けてきたドラコには厳しい話だったか?いやでも知っていてやるのと知らないでやるのとじゃ、わが子が先天性の病を持って生まれたときの心構えが違うし……ううん、私はどうしたら良かったんだろう?

 

自前の高級ハンカチーフで目元押さえるドラコ。丁度車内販売に来たマダムに胡乱げな目で見られたけど、端から端まで買い占めることで彼女の思考の着地点をずらすことに成功した。ほら新しいお菓子もあるよ、お食べよドラコ。

 

 

 

「……ずっ……そうか、そういう考え方もあるのか……僕は今まで、ぽっと出のマグル生まれが魔法を使うのがいやだったんだ。誉れ高き純血が代々受け継いできた魔法を、よそ者が使うなんて……許しがたかった」

「うん、それで?」

「……でも、これからの魔法界を真に考えるなら、マグル生まれを受け入れることも……必要なんだな?父上や母上はきっとお許しにならないだろうが……」

「私はそれがひとつの正解だと思ってる。ご両親のことは……まあ、気長に説得すればいいさ。どうしても頑固ならこんな話をしてやればいい。“魔法使いだって一番最初はマグルから生まれたんだ、そう考えればどれほど高貴な純血にもマグルの血は流れている”……ほら、こうすれば全員滅ぼすしかなくなるな?」

「……君、怖いぞその思考」

「そうかぁ?」

 

 

 

……まあ、この年でヒトゴロシなんてやったら、怖い思考にもなるわな。

 




不穏じゃないよ、ほんとだよ


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組み分けの儀式〜困惑を添えて〜

少しずつお気に入り登録が増えてきてドキドキしています。こんな書きたいものを書き連ねたような話を気に入って頂けて嬉しいです(*º▿º*)

よろしければ…評価も…よろしくお願いします…(強欲)


汽車をおりるとハグリッドが待っていた。大きな声で1年生を集め、険しくて狭い小道を歩いていく。角を曲がると、目の前には荘厳なホグワーツ城がそびえ立っていた。

 

 

 

「おお、でかいな」

「……感想それだけなの?」

「いや、綺麗だと思うぜ。久しぶりだなハーマイオニー」

「ええ、久しぶりJOJO。そっちの人は初対面ね、私ハーマイオニー・グレンジャーよ」

「僕はドラコ・マルフォイ。君は……マグル生まれかい?」

「ええ、そうよ!私の家族にはほかに魔法族がいないの!だから入学前から教科書を暗記したり簡単な呪文を試してみたりしたのだけど……これで足りるのかしら」

「君は真面目なんだな、きっと問題ないさ」

 

 

 

比較的穏やかにハーマイオニーと話すドラコ。もしや私はとても珍しいものを見ているのではなかろうか。あのドラコ・マルフォイがマグル生まれの少女と会話らしい会話をしてるんだ……そんなに脅したつもりはなかったんだけど、怖かったかな、近親交配の話。

 

ハーマイオニーやドラコと3人で小舟に乗り、崖下を通って地下の船着き場に着いた。先にドラコが降りて、そっと手を差し出してくれる。おお、本場の紳士はさり気なくて素敵だな。

 

 

 

「JOJO、手を。グレンジャーも、足元には気をつけろ」

「ん、ありがとう」

「あ、ありがとう……あなた、噂より真人間なのね」

「ふん、大方ウィーズリーが脚色してるんだろう。……まあ、以前の僕ならあながち間違いでもないだろうが。行くぞ、この先も危ないから注意するんだぞ」

 

 

 

ゴツゴツした岩の道を少し登れば、大きな城の影にたどり着く。ハグリッドが樫の木の扉を3度叩くと、中からエメラルド色のローブが現れた。マクゴナガル先生だ、今日もきりりとしたお顔が麗しい。

 

マクゴナガル先生は寮の組み分けや点数制の話をして、私たちを大広間に通す。ドラコとハーマイオニーの間に滑り込んで1列に入場していくと、たくさんの視線が降り注いだ。主に女生徒が多い。

 

 

 

「すごい、背が高いね……」

「綺麗なエメラルドグリーンの瞳……こっちみてくれないかな……」

「うちの寮に来ないかしら……」

 

 

 

……私のことですね分かります。自意識過剰ではないですジョースター家の血筋が美形でないはずがなかった。私の顔が褒められる=ジョースターの顔が褒められる。つまり推し一族の美貌が知らしめられるということである。恥じらうことはない、堂々としていよう。

 

ハーマイオニーにほっぺをつつかれたりドラコに脇をつつかれたりしながらお空(偽)を眺め、次のアクションを待つ。四足のスツールととんがり帽子がマクゴナガル先生によって大広間の中央に置かれた。

 

そして、帽子は無いはずの口を開き、歌い出す。

 

 

 

わたしはきれいじゃないけれど

人は見かけによらぬもの

私を凌ぐ賢い帽子

あるなら私は身を引こう

山高帽子は真っ黒だ

シルクハットはすらりと高い

私はホグワーツ組み分け帽子

私は彼らの上をいく

君の頭に隠れたものを

組み分け帽子はお見通し

かぶれば君に教えよう

君が行くべき寮の名を

 

グリフィンドールに行くならば

勇気ある者が住まう寮

勇猛果敢な騎士道で

他とは違うグリフィンドール

 

ハッフルパフに行くならば

君は正しく忠実で

忍耐強く真実で

苦労を苦労と思わない

 

古き賢きレイブンクロー

君に意欲があるならば

機知と学びの友人を

ここで必ず得るだろう

 

スリザリンではもしかして

君はまことの友を得る

どんな手段を使っても

目標遂げる狡猾さ

 

かぶってごらん! 恐れずに!

興奮せずに、お任せを!

君を私の手に委ね(私は手なんかないけれど)

だって私は考える帽子!

 

 

 

……思わず全力で拍手してしまった。だってだって私二次創作でいっぱい読んだものこのシーン……マジで歌ってるじゃん……すご……声帯どこ……?

 

真剣に組み分け帽子の生体を考えていると、マクゴナガル先生が長い巻紙を持って前に出てくる。おお、いよいよ始まるようだ。

 

 

 

「ABC順に名前が呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けてください。アボット・ハンナ!」

 

 

 

それからはどんどん名前が呼ばれていく。ハッフルパフ、レイブンクロー、グリフィンドール、スリザリン。そしてハーマイオニーが呼ばれ、待ちきれないように走っていった。当然のようにグリフィンドール。ドラコがちょっぴりしょぼんとする。

 

まあまあマグル生まれのハーマイオニーがスリザリンに行ったら肩身狭いでしょ。君はともかくほかの人間はまだ近親交配の恐ろしさを知らないままだ、純血主義を高らかに唱えるものが多いだろう?

 

ぐりぐりと強めにドラコの頭を撫でながら自分の番を待つ。Gのグレンジャーが呼ばれたから、次はJの私じゃあないか?

 

そんな予想は、何故か覆された。

 

 

 

「ロングボトム・ネビル!」

「……あれっ飛ばされた?」

 

 

 

なぜ飛ばされたのか。謎。もしや私の名前が載ってない……?前に立つドラコの肩をぐっと掴むと、宥めるように手の甲を撫でられた。わわわ私は落ち着いてるぞ、ちょっと動揺してるだけだぞ!

 

なんだか心配そうなドラコが呼ばれ、主人公のハリーが呼ばれ、Wのロンだって呼ばれたのに、私の名前は何故か聞こえず。えっまさか入学許可証は誤送だったの?それは泣いちゃうんじゃが。

 

呆れて言葉もないイギーたんを肩に乗せたまま突っ立っていると、ようやく自分の名を呼ばれる。ほっ、良かった。

 

 

 

「ジョースター・ジョアンナ!……すみません、あなたはイングランド在住ではないので後から呼ばれることになっていたのです。先に言っておけば良かったですね」

「ああ先生、お気になさらず。私は、呼ばれさえすればいいのです」

 

 

 

ごめん嘘、ちょっと、いやかなり気にしてました。

 

せめてジョジョらしく胸を張り、帽子を手に取る。少し埃っぽいかな、洗濯したい。

 

 

 

「洗濯は勘弁しておくれ、お嬢さん。目が回ってしまうからね」

「あなた口だけじゃなくて目まであるの?」

「ほっほっほ、言葉のあやだとも。さて、君は……ほう、難しい。殺してでも目的を達成する狡猾さ。興味のあることをトコトン追求する勤勉さ。忍耐を苦とも思わない精神性。死んでも守ってみせるという勇猛さ。英雄とも言うべき素質がある。だが……称えるべきは、姉のために死地へ赴いたその勇気だろう。いつかまた私の元へおいで、君の旅を語って欲しい……グリフィンドール!!」

 

 

 

歓声が、爆発した。最後の生徒を取ったおかげか、グリフィンドールのメンツがお祭り騒ぎなのだ。視界の端でドラコやお姉さま方が悔しそうに唇を噛み締めている。ちょっとしたいたずらで指先に口付けて投げてみると、何人かが椅子から転げ落ちたり(ドラコ含む)、机に顔をぶつけたりしていた。ジョースターの血こわ……全力で魅了するじゃん……?

 

グリフィンドールの席に行くと、まず監督生パーシーが力強く握手してくれた。それからドレッド頭のお姉さんお兄さんに頭をわしゃわしゃ撫でられて、最後にハーマイオニーが感極まったように抱きついてくる。

 

 

 

「ああ、JOJO!あなたと7年間一緒の寮で学べるなんて嬉しいわ!」

「ハーマイオニー!私も嬉しいよ!もっとギュッてしてくれても構わないぜ!」

「なら俺たちが」

「上からやってやるぜ!」

「「喰らえー!」」

「あっはは!苦しいよフレッド!その双子さんも!ハーマイオニーが潰れちゃうだろ!」

「おいフレッド、抜け駆けか?ジョアンナ、俺はジョージ・ウィーズリー。フレッドの双子の弟だ。俺もJOJOって呼んでいいかい?」

「もちろんさ、よろしくなジョージ!フレッド、待っててくれたか?」

「当然だろ!よく来たなJOJO、楽しんでいけよ!」

 

 

 

誰も彼もにぎゅうぎゅう抱きしめられてあぷあぷしていると、ダンブルドア校長が立ち上がり、開式の言葉を発した。すると、途端に金の皿が山のようなご馳走で溢れかえるではないか!

 

 

 

「わ、おいしそう。何食べようかな……」

「お悩みかJOJO?だったらローストビーフとポークチョップがおすすめだぜ、ホグワーツの料理はどれも絶品だけどそのふたつは格別さ!」

「教えてくれてありがとう、フレッド。じゃあ、そのふたつから貰おうかな。ハーマイオニー、あんたは何食べたい?」

「私はローストチキンがいいわ。マッシュポテトにグレービーソースを忘れないで!」

「はいよ、ちょっと重いから気をつけて」

 

 

美味しいご飯をもぐもぐパクパク。片っ端から試してみて、気に入ったものだけ2周目の皿に積む。フレッドの言うとおり、ポークチョップとローストビーフはとびっきり美味しかった。ちょっと食べすぎてしまったかもしれない、後で軽く運動しようかな。

 

新しい大皿に乗ったデザート類をお口に放り込みながらパーシーとハーマイオニーの話を聞いていると、不意に私の名が呼ばれる。向かいのテーブルを見れば、双子を初めとしてリー・ジョーダン、シェーマスやネビル、ロン、ハリーがじいっと私をガン見している。

 

 

 

「なんだ?私の顔になんかついてるかよ」

「口の端っこに生クリームがね」

「おっと失礼、ありがとうジョージ。そんで?私に何が聞きたいのさ」

「ねえジョアンナ!なんで君は1番最後に呼ばれたんだ?あ、僕はロン・ウィーズリー、そこの双子の弟だよ」

「よろしく、ロン。よければJOJOって呼んでくれ。もしかしてみーんなそれが聞きたくて私を?」

「「ご明察!」」

「そうかい、話してやるからその物騒なクラッカー置いて座りな双子。別に大した話じゃないけどね」

 

 

 

同年代の野郎どもに囲まれ淡々と説明していく。自分がアメリカ国籍であること。母親がホグワーツ出身であるため出生時に自動的に名前が登録されたこと。母がなくなるまではイギリスにいたこと。なくなってからはアメリカの父と義母に育てられたこと。妾腹であること。

 

すっかり話してしまうと喉の渇きを覚えて、ゴブレットをくっと傾ける。……何も入ってなかった。

 

 

 

「はい、これでおしまい。な、大した話じゃなかったろ?」

「……僕たちどんな反応を返せばいいの?」

「笑えばいいんじゃあないか?」

「無理だよ!!!」

「なら最初から聞くんじゃあねぇ。特別枠は何かしらの地雷が埋まってるに決まってるだろ?」

 

 

 

私の周りだけお通夜ムードで笑うわ。どいつもこいつもやべえ事聞いちゃった……って顔してやがる。まあ、いい教訓になったんじゃあないか?

 

好奇心は猫をも殺すんだぜ。これからは迂闊にひと様の事情を探ろうとするなよ、今度みたいにまた爆死するぞ。

 




進んで地雷畑に飛び込むロン、返り討ちにあう。彼って1度痛い目を見ないとわからないと思うんですよね。原作で何度も見てる気がしますけど。JOJOが気にしてなくて良かったなロン……


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夜明け前

今回は短めです





 

 

 

ホグワーツ2日目の朝。いつものように夜明け前に目を覚まし、動きやすい格好に着替える。同室の子を起こさないようにそおっとベッドを下りて静まり返る寮を抜け出した。向かうは城の南、大イカの棲む黒い湖だ。

 

吸って、吸って、吸って、吸う。吐いて、吐いて、吐いて、吐く。芝生を踏みしめるごとに、耳の裏の脈拍が大きく聞こえるようになる。波紋の力が体内を巡り始めた合図。

 

特殊な呼吸法によって体内にエネルギーを生み出す技術。それが波紋呼吸法。波紋の呼吸によって生み出されたエネルギーは太陽の光と同波数で、肉体に生命エネルギーを与える。その性質ゆえに太陽光に弱い吸血鬼に有効な攻撃手段になるし、治療も出来るし、達人クラスなら不老の肉体さえ手に入れる。

 

そして私は父親と同じく、生まれつき波紋の呼吸を会得していた。しかしいくらか修行を経た彼と比べ年齢1桁の私の波紋は極々弱く、初めて自分の波紋を見たときにそれはもう落胆した。これでは3部の過酷な旅についていくなど夢のまた夢、どうしようかとしばらく頭を悩ませて……単純な解決策を思いついたのだ。

 

そうだ、パパに頼もう。

 

ほんのひと月ふたつきとはいえきちんとした師匠の元で波紋を極めた彼ならきっと何とかしてくれるだろう。そんな楽観的な気持ちで私のよわよわ波紋を見せた。思惑通りパパは私を鍛えるに相応しい環境を整えてくれた、が。

 

……うっかり割れないシャボン玉を利用して実演したのが悪かった。親友の某シーザーちゃんと同じ波紋の使い方だからね、そりゃ泣くよね。詳細は省くがその日1日はずっとテディベアのごとくパパに抱っこされたまま過ごしました。

 

翌日からは呼吸法矯正マスクをして生活を送ったんだが、これがまたしんどかった。波紋の呼吸が乱れると直ぐに息が出来なくなる代物で、初期は毎日酸欠になりかけてたんだな。あのマスク付けると息ができるって素晴らしいことだってよく分かるよ……

 

矯正マスクに慣れてきたら、パパと一緒に軽い有酸素運動をした。ウォーキングから始まったそれはジョギング、サイクリングを経て最終的に水泳にまで及び、最後のは本気で死を覚悟した覚えがある。

 

激しい運動をしても波紋の呼吸が乱れなくなってようやく戦闘のイロハを叩き込まれた。パパは性格の割にきちんとメニューを決めて練習させてくれる。とても親切。意外。自分のときにいきなり地獄昇柱(ヘルクライムピラー)に突き落とされたからその経験を反面教師的にしてるのかな〜なんて思いながら日々黙々と練習していた。

 

 

 

「時は過ぎ、JOJOは立派な波紋戦士になったのです。ってか」

 

 

 

口の中で呟いて、駆ける勢いそのままに湖へ飛び込む。水しぶきの代わりに大きな波紋を起こし、水面を蹴った。今日も私の呼吸は万全だ。

 

歴代ジョジョの主題歌を口ずさみながら四肢を振るう。この湖も、今だけは私のステージ。

 

 

 

「やーみーをあっざむいて刹那を交わしてー」

「それなんの歌?」

「ジョジョの奇妙な冒険第2部戦闘潮りゅうわあああ!?」

 

 

 

いつの間に来たんだこの人。危なく呼吸が乱れて湖に落ちるところだったぞ気をつけろォ!着水面全体に満遍なく波紋を流して、涅槃像に似た格好のままツルーっと湖を滑る。相手はたいそうウケていた。

 

 

 

「おはようJOJO、随分早起きだな!」

「おはよう、あんたも似たようなもんだろ。えーと……」

「どっちかわかんない?」

「いや待て当てたい。……フレッド!」

「あったり!なあ今のどういう魔法だ?水の上を歩くなんて初めて見たぜ」

「魔法じゃあないぞ、マグルの秘境に伝わる技術のひとつさ。水面歩行はその技術の応用でね」

「すげー……俺も出来ないか?」

「1秒に10回の呼吸ができるようになれば」

「……すー、ふー……無理だよ!!!」

「練習すれば案外出来るもんだぜ。あ、上着持ってて」

 

 

 

返事も聞かないままぽい、とジャージを陸に放る。水面に指をつけ倒立をしたら、そのまま腕立てに移行。伸ばした足のバランスを崩しても波紋の呼吸を乱しても湖に落ちるしかないから、結構な集中力が必要だ。

 

もう少し波紋を極めたら、今度は水辺に浮かぶ葉の上でやってみようか。他人が聞いたら目を剥きそうなことを考えながら100を数えて体勢を戻し、陸に上がる。そろそろ夜が明けるか、クールダウンをしたら部屋に戻らないとな……

 

 

 

「ほい、体冷えるぞ」

「んあ?……あー、ありがとうフレッド」

「君、俺のこと忘れてたな?」

「バレたか。ちょうどいいや、ストレッチするから背中押して」

「はいはい」

 

 

 

前屈や腹筋を手伝ってもらってダウンを終わらせたら、背中についた草を払う。少しずつ東の空が赤らんできた。朝焼けが出たらその日は雨なんだっけ。それとも晴れだったっけ。

 

2人でのんびりと寮に戻る途中、ふと疑問を口にする。

 

 

 

「そういえばあんた、どうしてこんなに早く起きたんだ?まだ就寝時間だろ、フィルチさんに見つかったら寮監に報告されるぜ」

「寮の入口に罠仕掛けて誰が引っかかるかなって談話室でスタンバってたんだ。でもそいつの足が早すぎて罠が間に合わなかったんだよ。そんな運のいいやつは誰なんだって追ってきたら、君が湖にいたわけさ」

「……ちなみに罠の内容は?」

「ゴキブリゴソゴソ豆板」

「ギルティ」

 

 

 

お菓子を粗末に扱うのも頭文字G(模型)を降らせるのも⊂ミ⊃^ω^ )⊃ アウアウ!!そんな悪い子はデコピンです。

 

波紋の力で身体能力を上げたままバチーンとデコを弾く。するとうっかり意識を刈り取ってしまった。うーん力加減間違えたかな、パパや承太郎ならケロッとしてるんだけど。大いに反省しなければならぬ。

 

見た目より重いフレッドを背中に乗せ、たかたかと陵丘を駆け上がる。城に入る寸前に首だけ捻って様子を伺うと、相変わらず健やかに気絶している。ようやく登り始めた朝日で赤毛をきらきら輝いているのがまるで篝火のようで、息を飲むほど綺麗だった。

 

 

 

 







「あっ波紋のこと口止めするの忘れてた……やば……」


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授業たーのしー!

JOJOのスタンドがお目見え(?)するようですよ


この1週間の感想は、授業クソ楽しい。これに尽きる。魔法とは、要するに想像力の問題なのだ。マッチ棒が針になんか変わるはずがないと思い込めば変わらないし、私が変えられないはずがない(・・・・・・・・・・・・・)と思い込めば姿を変える。

 

事実、私の針は何故か自由の女神像みたいなポーズをとるスタプラさんを伴って現れた。ふざけるのも大概にしてほしい。噴いたわ。見咎めたマクゴナガル先生やハーマイオニーまで道連れにして盛大に噴いたわ。

 

 

 

「ねぇJOJO、あの針なんだったの……?アメコミのサイキックヒーロー?」

「知り合い」

「知り合い!!?!!?!?」

 

 

 

そんなにびっくりしなくてもいいだろ!ハリーやロン、ハーマイオニーとわいわい騒いで地下牢に向かう途中、見たことのある金銀髪が見えて音もなく走り出す。勢いそのままに肩を組むと、彼はびゃっと飛び上がって振り向いた。

 

 

 

「おはようドラコ、今日は同じ授業だな」

「っJOJO……いやジョースターか」

「なんだよ硬いな?どうしたんだ?」

「どうしたもこうしたもないだろう。グリフィンドールとスリザリンが仲良くしてたらおかしい」

「は?あんたは何を言ってるんだ?」

 

 

 

いやドラコの言いたいことはわかる。グリフィンドールとスリザリン、2つの寮に横たわる溝はあまりにも深く、どんなに仲のいい友人同士でも2寮に別れただけで無意識の敵愾心が働き反りが合わなくなるほどだ。でもそれがなんだって言うんだろう。

 

ちらりと頭半分ほど低い友人を見遣る。ソーダのような淡いブルーが不安げに揺れていた。

 

 

 

「私はただのドラコと友達なのであって、あんたがスリザリンとか私がグリフィンドールとかどうでもいいんだ。それはただの記号に過ぎないんだから。それともなんだ?グリフィンドールになった私は嫌いか?」

「嫌いじゃない!だが外野が……」

「大事なのはあんたの気持ちだろ。他人のことはどうでもいいさ」

 

 

 

だから、ドラコが私を嫌わない限り、あんたと私は友達だ。肩を組んだまま後頭部を掴んでぐしゃぐしゃすると、ドラコは唇を噛み締めて私を見据える。水色のおめめがメラメラと燃えている。うん、いい顔になったじゃあないか。

 

 

 

「これから7年、よろしく頼むぜ?」

「……っこちらこそ!」

 

 

 

ニイッと片頬をつり上げ拳を突き出す。目を丸くしたドラコの手を同じように丸めてガツンと合わせると、合点がいったように破顔した。悪友になるんならやりたいよね、ぐーごつん。

 

ギョッとするロンやドラコの友達をスルーして地下室に向かう。肩を並べて席に座ると、ドラコは照れたように首を竦めた。純粋ストレートな行為に耐性のないドラコかわいい。お姉さんいっぱいからかいたくなっちゃうぜ。そおれほっぺたぷにぷに〜。

 

ドラコで遊んでいると逆隣に無理やり人が入ってくる。肩越しに見遣ると、ぷくっとほっぺを膨らませたハーマイオニーの姿が。なんだよォ、私がいなくて寂しかったのか?かわいい女だなぁ、よしよし。

 

かわい子ちゃん2人を両脇に侍らせて教科書を開く。魔法界の貴族らしくある程度の知識を持つドラコと勉強熱心なハーマイオニーはなかなか相性が良さそうだ。純血主義教育のせいかドラコは若干ぎこちないけど、真剣に魔法を学ぶ彼女の姿勢は高評価に値するらしい。

 

初歩的な魔法薬の製造方法を予習する2人は熱い討論を交わし、やがてがっしりと硬い握手をした。私がちょっとトリップしてる間に何が起こったんでしょうね……?

 

くいりと首を傾げながら虚空を見上げていると、育ちすぎた蝙蝠みたいなシルエットの男が教室に入ってくる。みんな大好きな初恋拗らせ系魔法薬学教授、セブルス・スネイプの登場だ。

 

 

 

「早く席につかんか。グリフィンドール1点減点」

 

 

 

前評判通りの理不尽さでグリフィンドールだけ減点し、男は教卓についた。ちょっとハリーに粘着質な出欠をとると、冬の湖に張った薄氷のような表情で生徒を睥睨し、滔々と演説を始める。

 

 

 

「このクラスでは杖を振り回すようなバカげたことはやらん。それが魔法なのかと思う者が多いかも知れないが、沸々と揺れる大釜、立ち上る湯気、人の中をめぐる液体の繊細な力は人の心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力となる。君たちがこの技術を真に理解することは期待していない。私が教えるのは名声を瓶詰にし、栄光を醸造し、地獄の窯にさえ蓋をする方法である。もっとも、私がこれまでに教えてきたウスノロたちより君たちがマシだったらの話だが」

 

 

 

わあ、DIOが聞いたら興味持ちそうな話だな。特に名声を瓶詰にし、栄光を醸造し、地獄の釜にさえ蓋をするってのがいい。誰にも負けない男になるって決意したあの男なら、きっと誰より求めただろう。

 

微笑みをたたえて深い声に聞き入っていると、先生が急激にテンションをあげる。そんなにハリーが嫌いですかそうですか。喧しいので少しトーンを落としてくださると幸いです。

 

 

 

「ポッターッ!アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか?……わからないのか?ならばポッター、もう1つ聞こう。ベゾアール石を見つけて来いと言われたら、何処を探すかね?……これもダメなのか?更に1つ聞こう。モンクスフードとウルフスベーンとの違いは何だ?」

 

 

 

上から順に生ける屍の水薬、ヤギの胃、同じ植物。原典と映画と二次創作で腐るほど見たぜ!ハーマイオニーの挙手を無視してハリーにばっかり構う展開もな!まったく私の前で友達をいじめるなんていい度胸じゃあないか。なあイギーたん、授業初日だけどやらかしていい?いいだろう?あんただって彼女の撫で方は気に入ってるんだから。

 

にっこりと笑みを深めて唇を開く。私一人の声が響くかと思えば、変声期前の中性的な声が重なった。

 

 

 

「「先生。……おや?」」

「……なんだね、マルフォイ。ジョアンナ・ジョースター」

「JOJO、君からどうぞ」

「いや、同じことを考えてるんだろう?同時にいこうじゃねェか、せーの」

「「ハーマイオニーがわかっていると思いますが、彼女に質問してみてはいかがですか?」」

 

 

 

流石の先生も自寮生かつ友人(?)の息子がグリフィンドールの生徒に助け船を出すなんて思いもしなかったんだな、鳩が豆鉄砲を喰らった顔してら。

 

僅かに動揺を見せた彼は苦々しく眉を寄せ、仕方なさそうにハーマイオニーを指名する。喜色満面ですらすらと答えていく彼女の姿に、ドラコとハイタッチを交わした。

 

先生の出鼻がくじかれた形で始まった実習。今日はおできを治す薬を作るらしい。受講人数が都合で余りが出るから、本来はペアワークのところを私の班だけは3人体制。メンバー?ドラコとハーマイオニーと私だよ、勿論。

 

1人がテキストを説明する間に1人が材料を切ったり潰したりして、残った1人がひたすら投入していく。指示通りの順番で材料を入れ、規定の回数だけかき混ぜればお薬の完成。初めてにしてはなかなかの出来なんじゃないかな!

 

小瓶にいくらか移し替えて、班員とともに提出する。スリザリンに加点した後、先生はすっっっっっごく嫌そうな顔をしてグリフィンドールに加点した。双子に言ったら称えられるんじゃあないか?あのスネイプから点数をもぎ取った!ってさ。

 

使用した器具を洗浄して乾燥棚に持っていこうとしたとき、背後のテーブルが騒がしくなる。どうやらネビルがうっかり火にかけたままの大鍋に山嵐の針を入れちゃって、シェーマス・フィネガンが咎めているらしい。確かこのあと大鍋が割れて薬が飛び散るんだっけか、構えておくとしよう。

 

まもなく金属の高い音がして、鍋が真っ二つになる。怪しい色の液体がネビルにかかる間際、するりと彼の前に飛び出した。ドラコとハーマイオニーが仲良く絶叫する。

 

 

 

「JOJO!危な……え?」

「何が起こったんだ……?飛散した薬がJOJOの前にある見えない壁を伝っている……?盾の呪文か?いや杖は持っていない……魔力の暴発に似た現象、か?」

 

 

 

硬直するハーマイオニー、考察するドラコ。出生ゆえに魔法現象に対する耐性が高いぶん、後者の方が冷静に対応出来ている。液が完全に床に落ちるのを待ち、2人が駆け寄ってきた。ああ大丈夫、一滴たりとも被ってないよ。私もネビルも無事だから安心してくれ。

 

先生が理不尽にハリーを責めたて減点するのを聞きながら、わちゃわちゃと寄ってくる同級生たちの相手をする。今のはどうやったか、なんて説明できるわけがない。これは魔法じゃなくて、幽波紋(スタンド)の能力なんだから。

 

「スタンド」とは「パワーを持った(ヴィジョン)」であり、持ち主の傍に出現してさまざまな超常的能力を発揮し、他人を攻撃したり持ち主を守ったりする守護霊のような存在である。バーイ、ウィキペディア。

 

いわば精神のかたちを示すスタンド。パパは索敵と得意とする茨を、甥の承太郎は時を止める屈強な戦士を、そして私は別格の防御を手に入れた。

 

無定形の霞。最硬の盾。それが私のスタンドだ。パパのハーミットパープルや承太郎のスタープラチナのように明確なヴィジョンを持たない、未完成のスタンド。攻撃力は皆無だけど、承太郎、果てはDIOのラッシュさえ通さない完全なる護り。ジョジョ風に設定すれば【破壊力:E、スピード:A、射程距離:5メートル、持続力:B、精密動作性:A、成長性:A】ってところだろう。絶対殺すウーマンならぬ絶対護るウーマンってか。

 

すっかり興奮したみんなを追い立て散らす先生の後ろ姿を見ながらそっとため息をつく。魔法使いと言えどスタンドは見えないかぁ、今まで周りにスタンド使いしかいなかったから、何が起こったかだいたい察してくれてたんだけど。説明が面倒だなぁ……なんていって誤魔化そうかなぁ……

 




JOJOは精神力おばけ、はっきりわかんだね(ただし今作のJOJOは混ざりもの:転生者なので本家には劣るものとする)

ドラコ悪友ルート解禁&ドラコとハーマイオニーが仲良くなるまさかの展開。たまにはこんな作品があってもいいですよね(*’ω’*)

ノーネーム (名無し)
ジョアンナ・ジョースター(JOJO)のスタンド。名前はまだない。
霞のような無定形であり、攻撃力の一切を捨てた代わりに絶対の防御力を誇る。
ステータスは破壊力:E、スピード:A、射程距離:5メートル、持続性:B、精密動作性:A、成長性:A
家族大好き絶対護るウーマンなJOJOに相応しいスタンド。


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