FGO主要キャラ全員生存縛りRTA(1部) (でち公)
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キャラクリ

RTAは初めて書くので実質初投稿です


 皆さんはじめまして。フロムも真っ青な死にゲーこと人理焼却から始まる人理救済RTAはぁじまぁるよー!

(淫夢語録は)ないです。大丈夫だって、安心しろよ〜。

 

 えー本RTAの目的はFate/GrandOrder RPGの1部の主要キャラ全員生存かつトロフィー『スノードロップ』を獲得しつつ1部最速攻略を目指すことです。

 

 Fateのことを知らないと言う人もいるでしょうし、ここでは解説を交えながらやっていこうと思います。

 

 本作のFGORPGでは普通に攻略する場合必ずゲーム内時間で1年経ちます。どれだけストーリー特異点を最速攻略しようが、最終決戦の日にちと合わせるために早くクリアした分イベント特異点が発生します(24敗)

 

 自分がやった中で1番酷かった時は終局に行くまでに合計で50近くの特異点が発生しました。つまり最低でも1週間に1度は特異点が発生していた状態です。お前頭おかしいよ……。

 

 とまあ、そんな感じで最速攻略を目指す場合、特異点解決はできる限り遅くやった方がタイムは速いという矛盾した状態になっております。

 

 なので今回のRTAではストーリー特異点にゲーム内時間で1ヶ月はかけて攻略します。途中で発生する監獄塔なども合わせると9ヶ月になりますが、素材狙いでイベント特異点もやりたいので仕方ないね。やっぱりFGOは周回ゲーなんやなって……(諸行無常)

 

 まあ、チャート通りに行けば最速タイムを叩き出せるはずですので特に問題はありません。

 

 それでは早速キャラクリしましょうか。容姿は勿論ランダム。RTAじゃなければガッツリ時間をかけたいところですが、今回はRTAなのでスキップです。性別はもちろん男です。当たり前だよなぁ? 勿論、男を選ぶ理由もあります。今作では主人公にも隠しステータスというのがありまして男の場合筋力、耐久値に補正がかかり、女の場合魔力、敏捷値に補正が掛かるんです。

 

 最速だけ目指すなら女の方がいいのですが、今回はトロフィーの『スノードロップ』の獲得も狙っていきますので筋力と耐久値に補正がかかる男の方が有利なんですよね。

 

 名前は星崎 望幸(ほしざき もちゆき) 略してホモとします。

 

 それじゃあゲームスタートを押したところから計測開始です。

 

 はい、よーいスタート。

 

 ゲームスタートとともにみんな大好きキャラガチャのお時間です。

 

 今作では魔術家系か一般家系のどちらかがスタートと共にランダムで決まります。狙いは勿論魔術家系です。出なかった時点でリセ案件です。今回は更にそこからある魔術をスナイプする必要があります。

 

 そのある魔術とは『置換魔術』です。

 

 原作でも下位の魔術と設定されており、今作でも普通に使った場合はクソスキルです。何の役にも立ちません。ですが、置換魔術を専門とした家系で尚且つ変異を狙えばエインズワース家の置換魔術とタメ張れるレベルの屈指の強スキルになります。というわけでガチャです。

 

 頼む魔術家系かつ置換魔術専門でオナシャス! センセンシャル! 

 

 >あなたはカーテンから零れた朝日によって目が覚めた。

 >普通のベッドから起き上がると父親がいるであろう一階のリビングへ向かう。

 

 これは……リセ案件か? 

 

 >一階のリビングに着くとカイゼルひげを撫でながら鋭い目でこちらを見つめる父親の姿があった。

 

「望幸、昨日でお前に先祖代々伝わる置換魔術は全て教えきった。よく頑張ったな」

 

 や っ た ぜ ! 

 

 やりました! 魔術家系で置換魔術専門です。あとはこれで主人公の育成で置換魔術を変異させれば完璧です。いやー、2文目の普通という所から一般家系に生まれたのかと思いましたが、どうやら一般魔術家系のようですね。欲を言うなら一流魔術師の家系が魔力の質やら量的に良かったのですが、もうこの際文句は言っていられません(1596敗)

 

 それではここで魔術家系と一般家系についての説明をいたします。

 

 まずは一般家系のメリットデメリットについてですね。こちらの方は最大のメリットといえばほぼ確定で『藤丸立香』の幼馴染になれるという点です。

 

 原作主人公と幼馴染になった場合味方からの好感度上昇、幸運値など諸々のステータスに大幅な補正がかかります。特にこのゲームではサーヴァントからの好感度が大事なので幼馴染になっておけばクリア自体はやりやすくなります。

 

 加えて一般家系生まれですと筋力、敏捷、幸運に補正も掛かります。幸運に補正がかかる理由としては一般選考から選ばれるからなんですかね。

 

 デメリットとしては魔術の習得が困難になるといったところともう一つ、原作主人公が幼馴染になる事です。

 

 原作主人公が幼馴染になる事はメリットオンリーという訳では無いんですよ。正確に言うならRTAにおいては、というところを考えた場合なんですが。

 

 原作主人公と幼馴染になった場合のデメリットとして先程メリットとして挙げた通り味方からの好感度上昇に補正が掛かるんですが、それによって様々なフラグが乱立します。

 

 おまえギャルゲ主人公かよぉ!? って突っ込みたくなるくらい乱立します。

 

 加えて一番の問題が幼馴染が異性であった場合です。性別が同じならまだ良いんですが、異性であった場合、下手なフラグ建てると原作主人公が依存します。それはもうガッツリ依存されます(25敗)

 

 まあ、普通に考えたら仕方ないですがね。一般家系に生まれた原作主人公が人理救うなんてクソ重い十字架を強制的に背負わされた状態で幼馴染がいたら依存したくなるのも分かります。

 

 その上今回は男でやっていますので尚更依存されやすくなります。依存状態になった場合高確率でタイムロスすること間違いなしです。1部の変態走者はわざと依存させた状態で走る人もいるらしいですが……。

 

 続いて魔術家系。まずこちらのメリットとして魔術の習得、魔力量、質共に大幅な補正がかかります。上流階級になればなるほどその補正は顕著です。

 

 加えて耐久にも補正がかかります。なんでかって?(Fateにおける一般魔術師を見ながら)なんのこったよ(すっとぼけ)

 

 ぶっちゃけた話サーヴァントから見れば現代魔術師なんぞゴミもいいところですが手札が増えることは良いことですので個人的には魔術師推しです。ただし、魔術師ということで生存率が大幅に下がりますがね。あのレ//フ本当に許さんぞ……(8敗)

 

 続いてデメリットですが、先程申した通り生存率が大幅に下がります(68敗)理由としては序盤ではレ//フがそれ以外では敵対者が、加えて終盤に近づくと小便王に狙われやすくなるからです。

 

 マスター適性ある上にレイシフト適性もある魔術師とか不安要素の種でしかないのでそら摘んどくわって話ですよ。加えて確定で監獄塔送りされます。

 

 そして2つ目として原作主人公と幼馴染になる確率がかなりの低確率です。調べたところによると一般魔術家系でも1%らしいです。上流階級ともなれば0.5%らしいですね。そのため原作主人公と幼馴染にほぼなれませんので好感度上昇補正がかかりません。

 

 なので下手な動きをすると味方からぶっ殺されます。フロムか? というか疑念が湧いた時点で比較の獣に餌やることになるので全滅させられます。フロムだわ(28敗)

 

 加えて本RTAでは主要キャラ全員生存を目指しているので醜いもの見せた時点でナスビちゃんが救われないことが確定します(24敗)私は悲しい……(ポロロン)

 

 これだけ見ると魔術家系は地雷のように見えますがやはり切れる手札が増えるということはデカいですね。特にカルデアから供給が切れても多少なりともサーヴァントを維持出来るのはデカいです。

 

 しかも治癒魔術を覚えることが出来るのでサーヴァント戦ではかなり有利に事を運べます。言うなれば礼装を2つ着てるようなものですからね。なのでRTA向きの生まれと言えます。

 

 さて、長々と解説しましたが無事にスナイプも出来ましたのでさっさと変異させましょう。変異条件は既に割り出しているのでパパっとやって、終わりっ! 

 

 カルデアに行くまでには工事完了できるでしょう。

 

 さて、それじゃあ早速育成に━━

 

 >父親から話が終わったと同時に玄関のインターホンが鳴った。

 

 ん? 

 

 >あなたは玄関に向かって扉を開けるとそこに立っていたのは茶色の瞳にオレンジ色のクセのあるセミショートヘアで、アホ毛が生えており、本人から見て左側の髪を一房、シュシュで結んでいる女の子が立っていた。

 

 ヌゥン! ヘッ! ヘッ!(前振り)

 

「えへへ、遊びに来ちゃった!」

 

 >可愛らしくおどけた表情をする彼女はあなたの幼馴染である藤丸立香だ。

 

 

ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!(大迫真)

 




前々から構想を練っていたFGOの幼馴染ものです。

満足したので失踪します


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好感度システムについて

連続投稿なので実質初投稿です


 >可愛らしくおどけた表情をする彼女はあなたの幼馴染である藤丸立香だ。

 

 ……スゥゥゥゥ……(チラ見)

 

 >可愛らしくおどけた表情をする彼女はあなたの幼馴染である藤丸立香だ。

 

 ……スゥゥゥゥ……(ガン見)

 

 嘘やん……。こんなことってある? 1%ですよ? しかも異性とか更に確率低いはずっすよ。

 

 狂いそう……!(静かなる怒り)

 

 リセ……? これリセ案件ですか? 1週間も粘ったのに? またリセ? 

 

 ……いえ、このまま続行します! 

 

 ぶっちゃけここでリセとか心折れ……魔術家系で幼馴染持ちということで補正自体は大幅に掛かって凄いステになるはずですのでステだけ見れば無問題です! フラグ管理は少々面倒ですが、上手く管理しきれば大幅なプラスでタイム短縮に繋がるはずです。それに原作主人公が好感度しだいですが依存さえしなければさらにタイム短縮に繋がるので大丈夫です! 依存したら? アイアンマン! (ガン無視)

 

 >立香を家に招き入れると彼女は慣れた様子で2階に続く階段を昇りあなたの部屋に行く。

 

 あっ、これ結構好感度高いっすね……。

 

 ここで少し補足説明をします。

 

 原作主人公と幼馴染の場合ですが、幼馴染と言っても初期好感度に差があります。その初期好感度の差はいつから一緒だとか家の距離、家族付き合いなどの要素から決まります。

 

 一緒にいる時期は高い順に幼稚園、小学校低学年、小学校高学年、中学生。

 

 家の距離は隣、500m圏内、1km圏内、それ以上。

 

 家族付き合いは家族ぐるみの付き合い、よく話す、稀に話す、なし。

 

 この3つの評価の内の4段階評価から決まります。そしてこの評価による初期好感度の計算ですが、有志の情報に寄りますと乗算らしいです。

 

 乗算とかウッソだろお前と思われると思いますが、ぶっちゃけた話、最高評価でなければ元の値がかなり低いのでちょうどいい感じの初期好感度になるらしいんですよ。で、その問題の最高評価はその2番目の評価点数の10倍ですって。

 

 あ ほ く さ

 

 そして好感度システムについて説明します。好感度システムですが、これは主要キャラとサーヴァントの二つで大別しております。

 

 ざっくり説明しますと主要キャラからの好感度が上がればホモくんのステータスに対する補正が、サーヴァントとの好感度が上がればサーヴァント自身のステータスに対する補正がかかります。

 

 まあ俗に言う絆システムってやつですね。

 

 そのため好感度稼いでいくのが基本のムーブになります。ですが、1部例外キャラもいまして上げると特殊なフラグが立つキャラもいるんですね。

 

 分かりやすいキャラで言うならブリュンヒルデですね。好感度を上げ過ぎた場合かつマスターである場合、ブリュンヒルデに愛しい人(シグルド)と判定されぶっ殺されます(1敗)

 

 原作主人公もそのカテゴリに分類されます。原作主人公の場合はストーリー始まってから好感度を上げる場合ですと頼れる相棒ポジに成長するんですが、初期好感度が高ければ高いほど依存傾向が高いです。これは原作主人公のみ好感度システムが初期好感度と通常好感度の二つを掛け合わせたシステムの上にホモくん除く全キャラに言えることですが特殊ステータスとしてストレス値があるからです。

 

 ストレス値はRTAにおいてはラスボスよりもラスボスしてます。ストレス値が上がれば上がるほどデバフがかかりやすくなります。依存もそのデバフのうちの一つです。

 

 ストレス値は辛い目に遭ったり、怪我などにあったりすると上昇していきます。特に怪我に関しては放置すればするほど凄い勢いで上がっていくのでRTAするには注意が必要です(5敗)

 

 そのため治癒魔術を扱える魔術家系がRTA向きだと言ったのも理由の一つです。

 

 ちなみにストレス値を下げるにはお願いを聞く、イベントなどで発散させる、食事などがあります。特に有効なのがフォウ君をそばに居させてあげることですね。フォウ君が近くにいるだけでアニマルセラピーの効果でストレス値の増加軽減、ストレス値低下とかなり役立ちます。

 

 やっぱフォウ君は最高やな! 

 

 な訳ありません。ストレス値が高い状態のキャラに近づけるとまずいです。比較が始まっちゃうのでストレス値が高い場合は遠ざけなければいけません。愛らしいフォウ君ですが、やはり人類悪の一つですので取り扱い注意ということです(2敗)

 

 この事を踏まえて先程のテキストを読むと慣れた様子でと書かれていました。これは初期好感度の評価が高い証です。最低でも1つは最高評価がある事でしょう。

 

 まあ、1つだけなら何とでもなるので平気です。2つはギリギリ何とかなります。してみせます。3つは……ナオキです……。ぶっちゃけ最高評価3つは本当にごく稀で十分な情報が仕入れられてないブラックボックス状態なんですよね。

 

 とはいえ、流石に全て最高評価ということはありえないでしょう。それこそFGOガチャで☆5鯖を3枚抜きするような確率ですし。

 

 それじゃあ話を進めていきましょうか。

 

 >あなたの部屋に向かった立香を持て成すためにあなたはリビングに向かってお茶菓子と飲み物を取り出した。

 >2階に向かおうとするとあなたの母親が話しかけてきた。

 

「あら、立香ちゃんが来たのね。ならこれも持って行きなさい。あの子このお菓子が好きって立香ちゃんのお母さんから聞いたのよ」

 

 >あなたは母親からお菓子を受け取ると立香が待っている自分の部屋へと向かった。

 

 おっとこれは家族付き合いの方が最高評価でしたね。ワンストライクです。

 

 >あなたは自分の部屋を開けると立香があなたの持ち物の一つであるゲームをセッティングしていた。

 

「ゲームの方は既に用意しておいたよ。今日は負けないからね」

 

 >彼女はやる気満々と言った様子でこちらにコントローラーを手渡してきた。

 

 おや、いきなりミニゲームですか。これは運がいいですね。時々ミニゲームが発生するのですが、それをクリアするとそのミニゲームに対応したステータスかもしくはスキルポイントが1上昇します。

 

 ここで引きたいのはスキルポイントですねー。置換魔術の変異の為にスキルポイントを最初の段階でかなり稼がないといけないので。

 

 >あなたはコントローラーを受け取るとソファに座った。

 >どうやら今回のゲームはフェイトブラザーズのようだ。

 

 大乱闘ですね。これはまああたりの部類ですね。勝利した場合、ステータスの場合は敏捷が上がります。それじゃあサクッと勝って報酬を受け取って、イクゾ-! デッデッデデデデ!(カーン)

 

 >あなたは立香と戦い勝利した。

 >スキルポイント1獲得! 

 

「ぬあーっ! 負けたーっ!」

 

 おっ、スキルポイントを入手出来ましたね。これは幸先がいい。

 

「勝てると思ったんだけどなあ……」

 

 >負けてしまった立香は少し落ち込んでいるようだ。

 

 はい、この表記が出たのでストレス値が上がりました。と言っても今回のは特に注意する必要もありません。上昇幅がミリですし、次の行動時には完全になくなります。

 

 ですのでほっといてもいいんですが、好感度稼ぎに使えるので利用します。

 

 >あなたは先程母親から貰った立香の好きなお菓子を差し出した。

 

 仙豆だ、食え。

 

「あっ、これ私の好きなお菓子だ。覚えてくれてたんだ?」

 

 >立香はあなたからお菓子を嬉しそうに受け取ると頬張り始めた。

 >どうやら機嫌が戻ったようだ。

 

 これで原作主人公のストレス値はなくなって好感度が上昇したはずです。こんな事でも少しではありますが稼げるのでバンバン稼ぎましょう。稼ぎすぎには注意が必要ですけどね!(3敗)

 

 さて、特にイベントもなければ今日はこのまま終わりのはずです。

 

「あっ、そうだった」

 

 >立香は何かを思い出したように手をぽんと叩いた。

 

「ちょっと待っててね」

 

 ん? なんかイベントが発生しましたね。何があるんでしょう。

 

 >立香はあなたの部屋に取り付けられた窓に近づくとガラリと開けた。

 

 あっ……(察し)

 

 >そのまま向かいの家の窓を開くと立香は身を乗り出して反対の家へ窓から侵入していった。

 >どうやら立香の家は隣にあるようだ。

 

 ツーストライクです。窓経由して家に行けるとかギャルゲみてえなことしてんな、おまえな。

 

 ま、まあまだどうにかなる範囲です(震え声)

 首の皮一枚でギリギリ繋がってます。

 

 >窓から帰ってきた立香は手にアルバムを持っていた。

 

 これは……いや、そげなことは……。

 

「今日掃除してたら懐かしいものを見つけたんだ。ほら見て見て」

 

 >立香は持ってきたアルバムを広げるとあなたに見せてきた。

 >そこに載っていたのはかなり幼いあなたと立香が仲良く並んでピースしている写真だった。

 

 ま、まだ小学校低学年って可能性があるんで……(震え声)

 

「ふふ、懐かしくない? 幼稚園の頃の写真だよ?」

 

 スリーストライク! バッターアウッ! チェンジ! 

 

あああああああもうやだああああああ!!! (デスボイス)

 

 なんで?(疑問)

 なんで?(殺意)

 

 引きおかしいでしょ。なんで連続で低確率引き続けてるんですかねぇ……。こんなの絶対おかしいよ! もしかしてキャラガチャに成功した際の揺れ戻しかなにかですかね? 

 

 ……スゥゥゥゥ……。

 

 この状態ですとまず間違いなくリセ案件ですが……ここでオリチャー発動! このまま続行いたします!(2回目)

 

 さすがにこんなレアケースはそうそうありません。記録のためにもこのまま走ります。それにもしかしたらタイム短縮に繋がるフラグが発生するかもしれないダルルォ!? 

 

 馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!(天下無双)

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 




ホモくん
類まれなる豪運と屑運を併せ持つ走者。

連続投稿で疲れたので失踪します


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育成について

連日投稿つまりは初投稿です


 初っ端からオリチャー発動した人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 もう幸先が不安になってますけど気にせずやっていきましょう。

 

 今回から育成期間に入ります。

 

 >あなたは置換魔術を使ってフォークとスプーンの位置を入れ換えた。

 >置換魔術の熟練度が上昇。

 >置換魔術のレベルが上がりました。

 >スキルポイントを1獲得! 

 

 最初はこれを目標のスキルポイントまで繰り返しますので特に代わり映えのない期間になります。というわけで倍速でいきます。超スピード!? 

 

 さて倍速している間にビルドについて少し解説しようと思います。

 

 ホモくんと立香ちゃんがカルデアに向かうのは高校卒業後の偽装献血イベントが発生してからなのですが、その期間は大体ゲームスタートから1ヶ月後です。ちなみにカルデアに向かうと言ってますが、実質拉致されます。おじさんやめちくり〜^

 

 その間にスキルポイントを使って置換魔術を変異させます。というか変異させないと所長がキボウノハナ-されます。なのでここからの育成は非常に大事です。

 

 ビルドについてですが、今回目指すのは耐魔型です。大麻でも対魔忍でもないです。

 

 このゲームをやっている人は知っていると思いますが、ぶっちゃけこのゲームの耐久と筋力ステはいらない子です。サーヴァントとの力の差がデカすぎますからね……。

 

 耐久をどれだけ上げてもサーヴァントからの攻撃をまともに食らえば1発でほぼ瀕死ですし、物理攻撃値を上げる筋力はサーヴァントの防御力をほぼ突破できません。

 

 変態ビルドの一つである脳筋YAMASODACHI型ならサーヴァントの防御力突破できますけど手間に比べてリターンが少なすぎます。でも戦闘が得意っていう兄貴にはおすすめするビルドですね。

 

 普通に安定してクリアしたいという兄貴には魔敏型がおすすめです。

 

 それで今回目指す耐魔型ですが、このビルドにする理由としてホモくんの置換魔術の変異に必要というのとトロフィー『スノードロップ』を効率よく取るためです。

 

 ホモくんの置換魔術の変異条件ですが、肉体置換と魂魄置換の取得です。この2つを取得した場合置換魔術が変異します。

 

 肉体置換についてですがこれは簡単に言えば対象の肉体を好きなように置換できるという魔術になります。変異後は基本的にこちらを使うのでとにかくこのレベルを上げることになります。

 

 肉体置換の便利なところとして擬似的な転移、怪我の置換などと凄まじい利便性を誇ります。

 

 擬似的な転移は魔術印を刻んだものであればそれと置換する事で出来るので移動や逃走などRTA向きの魔術と言えます。

 

 また怪我の置換も出来ますので立香ちゃん達含むストレス値のあるキャラが怪我をした場合、ストレス値がないホモくんに怪我を置換させることで怪我の放置も可能となります。タイム短縮に繋がるのでこれは使える時にはガンガン使いましょう。但しホモくんの体力には気をつけよう!(8敗)

 

 余談ですが肉体置換は敵サーヴァントにはほぼ効きません。なのでわざと致命傷負って置換するということは出来ません(2敗)はーつっかえ。

 

 追加で怪我の放置にちょっとした注意点があるのですが、ある特定のサーヴァントがいた場合、迂闊な放置が出来なくなります。

 

 具体的にはナイチンゲール、アスクレピオス、カーミラ、ヴラド三世、玉藻の前あたりですね。

 

 ナイチンゲールは言わずもがな。放置してたら治療()されます(2敗)

 

 アスクレピオスは無理矢理にでも治療しようとしてきます。なんならナイチンゲールすらけしかけてきます。お慈悲〜^(1敗)

 

 カーミラとヴラド三世ですが、この二人血の匂いに凄く敏感です。切り傷程度の小さな出血でも直ぐに見抜いてきます。なので下手打つと吸血される可能性があります(5敗)

 

 ですが、上記4人はちゃんと対策法があるのでまだ何とかなります。

 

 一番の問題は玉藻の前です。はっきり言って玉藻の前には対策の仕様がありません。TYPE-MOON最強格の設定を貰ってるだけあってめちゃくちゃです。特にマスターに関してはピカイチです。しかもクラスがキャスターな上に呪術EX持ちなので魔術による誤魔化しが効きません。そして何よりの問題がストレス値が高い場合、高確率で謎空間に監禁されます(25敗)

 

 ストレス値が下がれば解放されますがタイムロスなんてレベルじゃないです。(出るのに)まーだ時間掛かりそうですかね~?

 

 なので唯一の対策が彼女のマスターにならないという根本的な解決にもならない対策しかないです。

 

 ちなみに同じ理由で清姫とかやばいんじゃね? と思われそうですが、問題はありません。清姫に対しては嘘さえつかなければいいと言うのと清姫のマスターになるのはほぼ確定で立香ちゃんになるからです。

 

 次に魂魄置換ですが、これは肉体置換のスキル上げをしていくと解放されます。これはまあ、ぶっちゃけほぼ使いません。ですが、主要キャラ全員生存の為に必須スキルとなります。これの詳しい説明はカルデア入りしてすぐ使うことになるのでその時にしましょう。

 

 こういった理由でこの2つだけはカルデアに入る前に何がなんでも取る必要があります。

 

 また、そのふたつを効率良く取得するために治癒魔術を先に修得することをおすすめします。何故かと言うと現時点でスキルポイントを効率良く獲得するためにホモくん自身に置換魔術を使用するからです。また、その際に大幅にHPが削られますのでその回復用に治癒魔術を取る必要があるんです。

 

 えっ、なんでHPが削られるのかって? 置換魔術の代償ですね。置換魔術は変異前ですと繰り返す度に改悪されるクソスキルなので必然的に怪我がどんどん悪化していくんです。

 

 そしてもう一つ育成と同時にやっておくことがあります。それは神社への参拝です。何故これをやっておく必要があるのかと言うと確率で神性スキルが手に入るからです。なんで参拝するだけで神性貰えるんですかね……(困惑)

 

 貰えるのは神性の最低値であるE-ですが、後のことを考えると必須スキルとなりますので確実に取りに行きましょう。

 

 カルデアに入る前にやる事を纏めますと

 ・魔術鍛錬によるスキルポイント獲得

 ・スキルポイントの振り分けで治癒魔術、肉体置換、魂魄置換の取得

 ・神性の取得

 これら3つとなります。

 

 ステータスに関してですが、ステータス上昇の条件はそのステータスに対応した鍛え方をすればいいだけです。そして置換魔術使ってれば自然と耐魔型になります。つまりそれだけホモくんにはボロボロになってもらうということです。というかなってもらわないとHPタンクになれないので意地でもボロクソにします(漆黒の意思)

 

 おっと、説明しているうちに治癒魔術の取得に必要なスキルポイントが貯まりました。これでよりスキルポイントを稼ぎやすくなりましたね!(ド畜生)

 

 >あなたは治癒魔術を取得した。

 

 では治癒魔術も取得したのでさっそく置換魔術を使った高速レベリングをしていきましょう。

 

 >あなたは自身の腕にナイフを少し突き刺した。

 >じんわりと血が滲み出る。

 >HPが減少した。

 

 怪我をするのは少しでいいです。どのみち慣れないうちは置換魔術の代償ですぐ悪化して大怪我になりますので。

 

 >あなたは怪我をしている腕と反対の腕に置換魔術を使用し、傷の置換を行った。

 >置換魔術の熟練度が上昇した。

 >だが慣れない置換魔術だったので怪我が悪化した。

 >HPが減少した。

 

 後はこれをホモくんが死にかけるまでやるだけです。ちなみに置換魔術のレベルが上がれば上がるほど代償が少なくなるので更に回転率が増します。どんどん回転率上げてIKEA。

 

 ………………

 

 >あなたは怪我をしている腕と反対の腕に置換魔術を使用し、傷の置換を行った。

 >置換魔術の熟練度が上昇した。

 >だが慣れない置換魔術だったので怪我が悪化した。

 >HPが減少した。

 >視界がぼやけ、激しい頭痛に襲われ、耳鳴りが止まらない。

 

 はい、一回目の瀕死状態です。今のホモくんの状態は最初のちょっとした切り傷から悪化して全身から血を垂れ流している大怪我になっております。痛いですね……これは痛い……(確信)

 

 この状態で置換魔術を行うと死亡するので治癒魔術をかけましょう(1敗)

 ちなみにこのまま放っておくと失血死します(1敗)

 

 >あなたは治癒魔術を使用し、体の傷を少し治した。

 >治癒魔術の熟練度が上昇した。

 >HPが回復した。

 

 後はHPが完全回復する1歩手前までいったらまた置換魔術を使用して傷を悪化させます。これを魔力がスッカラカランになるまでやります。これをやれば置換魔術、治癒魔術、ステータス上げと纏めてやれるので超高効率の育成法です。

 

 魔力が切れたら近くの廃れた神社に行って参拝して一日を終えると言った動きをすればカルデアに入る前に全て取得できるでしょう。ホモくんがんばえ〜! 

 

 そうでした。ひとつ重要な事を言い忘れていましたが、この超高効率育成法はカルデアに入るとごく稀にしか出来なくなります。というのもカルデアに入ると基本的に立香ちゃんや主要キャラ達、サーヴァントと一緒にいることが多くなります。

 

 そんな環境下でこの育成法をしてバレた場合、魔術の使用を禁止されます。そのうえ常にバイタルチェックをかけられるようになるので怪我の放置が出来なくなります(6敗)

 

 特に最悪なのが幼馴染の状態の立香ちゃんが直接見た時ですね。立香ちゃんはストレス値はかなり特殊でストレス値の値によって味方サーヴァントにランダムで影響を与えるという特性があるのですが、その立香ちゃんのストレス値が一気にMAXになります。

 

 そして異常な数のデバフが発生します。

 

 その結果、高確率で人理が崩壊します(4敗)

 

 ちなみに私が見た人理崩壊ENDですと一般家系で耐久伸ばすためにHPチキンレースしてる時に立香ちゃんと遭遇したので立香ちゃんに発狂が入ってカルデアが崩壊した上にフォウ君が覚醒しましたね……。

 

 原作主人公の立場にいる立香ちゃんが発狂デバフにかかると契約している全サーヴァントに影響が出るので気をつけよう!(ゆうさくのテーマ)

 

 話をしているうちに魔力切れになりましたね。怪我がちょうど完治する様に調整していたので何も問題はありません。

 

 後は神社で参拝するだけです。というわけで近くの廃れた神社にイクゾ-! デッデッデデデデ!(カーン)

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 >あなたは廃れた神社に着いた。

 >鳥居の両脇に薄汚れた狐の像が設置されている。

 

 はい着きました。ちなみに神社で祀るものはランダムで決まりますが、今回はどうやらお稲荷様がいるところを見るに豊穣の神様を祀っているみたいですね。稲荷が入ってるぅ! 

 

 まあ、別に神社で何祀ってようが神性の獲得には何の影響もないので関係ないんですがね。あ、でも悪神は勘弁な!(1敗)

 

 それじゃあ早速参拝しましょう……と言いたいですが、その前に汚れたお稲荷さんを綺麗にしましょう。汚れた像が設置されている場合、綺麗に掃除をしてあげれば神性の獲得確率が上がりますのでやってて損は無いです。

 

 というわけで掃除の時間だゴラァ! 

 

 >あなたは薄汚れた狐の像を磨き始めた。

 >心做しか狐の像が喜んでいるように見える。

 >狐の像が綺麗になった。

 

 すっげえ白くなってる、はっきりわかんだね。

 

 これだけ綺麗にしたんだし、これは1発で神性獲得できますね間違いない……。それに幸運にも補正が掛かっているのでさらに倍率ドンです。

 

 というわけでみんな大好き参拝(ガチャ)の時間です

 

 オッスお願いしま~す(2拝)

 神性付与してくれよな〜頼むよ〜(2拍手)

 その分は……ギャラ出すんで(1拝)

 

 >あなたは賽銭箱に5円を投げ入れた。

 >あなたの頭に何処からともなく飛んできた石の欠片のような物が当たった。

 >HPがちょっぴり減少した。

 >あなたは石の欠片のような物を手に入れた。

 

 ダメみたいですね(諦観)

 

 これ瀕死の状態で行ってたら死んでましたね。どうやら今回のガチャは失敗のようです。なーにがいけなかったんでしょうかねぇ……(すっとぼけ)

 

 まあ、仕方がないので日を改めましょう。また明日来てやるからな……! 

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




(ガバ確認)……ヨシ!
連日投稿してしまったので失踪します。


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武器について

察しのいい読者が多いですね。僕はよく分かりませんけど(すっとぼけ)

そんなわけで初投稿です


神社に行ったら石を投げられる人理修復RTAはぁじまぁるよー!

 

遂にカルデア入りまで1週間を切りました。

 

今まで鍛錬したおかげでホモくんの置換魔術が無事に置換呪術へと変異し、余ったポインヨをその他諸々に振り分けたので工事完了です。

 

それにしても何なんですかねあの神社。石の欠片を3回もぶつけられたんですけど。ホモくんが何をしたって言うんだ。でも神性は無事獲得できたので大丈夫です!

 

さて今回の変異についてですが、魔術から呪術に変異したのはちゃんとした理由があります。

 

それは呪術についてのお話になるのですが、魔術が「そこにあるものを組み替えるプログラム」であるのに対し、『呪術』は「自身の肉体を素材にして組み替えるプログラム」であり、自身の体を使って行われる物理現象とされます。所謂ダキニ天法と呼ばれるものですね

 

ここで思い出して欲しいのがホモくんの扱う肉体置換と魂魄置換です。どちらも自身の肉体を使う魔術だったからこそ呪術へと変異するのです。

 

そしてこれこそが玉藻の前に対策が打てない理由でもあります。いくら呪術へと変異したからと言って最高クラスの呪術EX持ちの玉藻の前には逆立ちしても勝てません。

 

だから契約しない方がいいんですよね。呪術使えば簡単に看破されてしまうんで。まあ、キャスタークラスで来た場合が駄目なのでランサーやらバーサーカーで来た場合はギリギリ……うん、ギリギリオッケーです多分。

 

まあ、玉藻の前のことを結構扱き下ろしてますが、普通に考えれば彼女は当たり枠です。特に多数のサーヴァントと一緒に戦うので玉藻の前の宝具がエグいぐらいぶっ刺さります。魔力の無限供給とかチート染みた性能してますが、これでも本来の宝具の極一部しか引き出せてないだとか。

 

さて話はここまでにして今回の目的についてお話します。カルデア入りまで1週間を切ったのでそろそろ武器を手に入れる必要があります。これからの事を考えるとやはり武器はあった方がいいので購入しなければなりません。

 

ここで私がおすすめするのは銃です。

 

何故かと言いますとサーヴァント戦において牽制程度にはなるからです。サーヴァントの戦いは基本的に音速戦闘がデフォです。なので近接武器は自滅を覚悟しないと使えません。なので遠距離武器かつ音速の攻撃ができる銃がいい理由ですね。

 

まあ、音速で行動できるサーヴァントにとってはなんの脅威にもならないでしょうが、それでもないよりマシです。ちなみにちゃんとエンチャントしなければただのゴミと成り果てます。サーヴァントに普通の物理攻撃は効きませんからね。

 

資金はそこら辺にいるチンピラ……もとい心優しい人達から寄付してもらった(巻き上げた)のと元から持っていた分をあわせれば銃一つに追加で値段次第で何か買えるでしょう。どうせ1週間後には使えなくなっちゃうのでパパーッと贅沢に使ってしまいましょう。

 

ちなみに日本で銃売ってるわけねーだろ! とツッコミが来そうですが何故か路地裏で売ってるやつがいます。この辺にぃ、いい武器商人が来てるらしいっすよ。じゃけん、夜行きましょうね〜。

 

>あなたは日の落ちた頃に繁華街の路地裏に入り込んだ。

>そこは表の明るい繁華街とは全く異なっており、1寸先も見えないと思ってしまいそうなほどの深い闇に包まれていた。

>しばらくその道を突き進んでいるとフード付きの黒いローブを被った人が佇んでいた。

>……何処と無く不気味な雰囲気だ。

 

おっ、開いてんじゃーん。

 

やっぱいましたね。彼奴です。何故かいろんな武器を売ってくれる謎キャラです。ちなみに登場するのはカルデア入り1か月前のこの期間のみです。それ以降は一切現れません。

 

「……」

 

>その人物に近づくと無言で武器を出し始めた。

 

おっ、サブマシンガンのMP5があるとかやりますねぇ! サブマシンガンはかなり有能です。持ち運びに便利ですし、連射できますので銃撃スキルが高くなくてもそこそこ当たります。下手な鉄砲数撃ちゃ当たるってやつですね。

 

ええやん! 気に入ったわこれ、なんぼなん?

 

「14万」

 

14万?!(驚愕) うせやろ!?

 

お買い得ですねクォレハ……。普通でしたら倍以上の値段はしますが、セール中かなにかだったんですかね? 取り敢えず買いましょう。それから弾も購入します。9mmパラベラム弾ですね。弾速は遅いですが非常に安価ですし、ばら撒きメインで行くので問題はありません。

 

>あなたはMP5を手に入れた。

>あなたは9mmパラベラム弾×200を手に入れた。

 

人理焼却後の弾の補充方法ですが、ダヴィンチちゃんに弾を渡せば複製してくれます。さすが万能の天才やでえ! それから弾にも特殊効果を付けられるようになりますが、それについてはのちのち語らせてもらいます。

 

「おまけだ。これも持っていけ」

 

ん?

 

>あなたは妖しい光を放つ古びたナイフを手に入れた。

 

何かおまけで貰いましたね。んー、古びたナイフかあ……。ぶっちゃけゴミですね、いりません。ステ低いですし。とは言え貰えるものは貰っておきましょう。

 

ありがとナス!

 

さて、買うもん買ったので帰りましょう。余ったお金は立香ちゃんとのコミュを深める時に使えばいいでしょう。じゃ、俺商品貰って帰るから。

 

「……まいど」

 

■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

それでは早速改造していきましょう。ちゃちゃっとバラして強化の魔術を施していきます。こうすることで反動が少なくなり、自分自身にも強化を施せば片手でも撃てるようになります。

 

魔術印さえ施しておけば魔力を流すだけの1工程で発動可能ですのでやっておいて損はないかと。

 

さて次からが大変な工程になるのですが、先程買った9mmパラベラム弾一個ずつに置換呪術の印を刻んでいきます。

 

これをやっておけば撃った弾丸と置換を行うことで高速移動が可能となります。ただし壁に気をつけようね! 変なところで置換すると埋まったり激突したりして大ダメージを受けてしまいます。

 

検証するために一体どれだけのホモくんが犠牲になったことか……。

 

この際ついでですし、荷物整理もしておきましょう。いるものいらないものに分けていらないものはさっさと捨てて枠を空けてアイテム枠を増やしておきましょう。

 

真っ先に捨てるとしたらこの3つの石の欠片ですね。これだけでアイテム枠3枠消費してますし、こんなん特に使い道もなさそうですし捨てちゃいましょう。

 

>あなたは石の欠片のような物×3を捨てた。

>残念! あなたは呪われてしまった!

 

は?

 

>石の欠片のような物が手持ちに戻ってきた。

>石の欠片のような物が合わさり1つの石になった。

>あなたは呪いの石を手に入れた。

 

何だこのアイテム!?(驚愕)

 

え、てか呪いってなんすか。毎ターンダメージ受けます? ちょっとホモくんのステ確認します。

 

うん……? 状態異常にはかかってないみたいですね。HPも特に減ってるといったようなことは起きていません。じゃあ呪いってなんだよ。

 

ん? スキル欄に初めて見るスキルが書いてありますね。なになに、■■の恩寵……? 何か塗りつぶされてるせいで1部読めませんね。少し確認してみましょうか。

 

ふむ(攻略wiki確認)

ふむ?(2度目の確認)

(書いて)ないです。

 

えぇ……(困惑)

 

石の方はどうなんですかね?

 

……駄目みたいですね(諦観)

 

おかしいですね……? 最初を除けばガバもなく順調だったというのに。うーん、まあ、大丈夫でしょう! 特にマイナス補正を受けているという訳でもないですし、攻略には関係しなさそうなのでチャートにも影響しないでしょう。それにもしかしたら独自のルートを走れるかもしれませんし、やる価値はあります。

 

でも最後にもう一回石を捨ててみましょう。別のアイテムに変化したのでワンチャン捨てられるかもしれません。

 

>それを捨てるなんてとんでもない!

 

ダメかあ……。

 

完全に捨てられなくなってますね。まあこの程度ならガバのうちにも入らないでしょうし、問題ありません。捨てれないなら仕方ないので他のアイテムを整理していきましょう。

 

今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




次回からようやくほんへ突入です。

ほら(失踪しに)いくどー!


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カルデア入り

ようやくほんへスタートなので実質初投稿です。



 拉致から始まる人理修復はぁじまぁるよー! 

 

 ついに偽装献血イベが終わり立香ちゃんが拉致られたはずです。これでようやく物語がスタートします。準備期間中にホモくんに色々と仕込めたのでチャート通りにいけば4章まではサクサクいけることでしょう。いやあ、ようやくRTAらしいことが出来ますね。

 

 さて立香ちゃんが拉致られてカルデアに連れて行かれた頃合いですが、実を言うとホモくんは立香ちゃんが拉致られる数時間前にはカルデアに到着していました。

 

 理由は簡単です。オルガマリー所長の生存フラグを建てるための下準備をするからです。何をするかと言うと魂魄置換呪術を使用するための特殊な人形を作るためです。そしてその人形の素材に必要なのは対象者の体組織です。特に血液ならバッチグーです。

 

 とは言えいきなりオルガマリー所長にお乳……間違えました。血をくれー! って言うと好感度が阿呆みたいに下がります(1敗)

 

 なのでスムーズに血を手に入れるための下準備をするという訳です。で、その方法なのですが最初の説明会の時に必要な書類でオルガマリー所長の指を切ります。紙でも摩擦の力で小さい傷を作れるのでそれなら疑われずに血を獲得することが出来るんですねー。もう1つ理由がありますけども。まあそれはおいおい。

 

 ……今の話で察しの良い方は勘づかれてると思いますが、オルガマリー所長には一度完全に死んでもらいます。レフ爆弾を弄ろうとするとレ//フが絶対に勘づくんですよね。その時点でまあめんどいです。レ//フが本性現して襲いかかってきますから(1敗)

 

 撃退することも可能ではありますが、したらしたで彼奴はもっと面倒くさい状況に持っていきます。なのでさっさと進めるためにもオルガマリー所長には1度死んでもらう必要があるんです(無慈悲)

 

 全員生存縛りじゃないのかって? 最終的に生きてれば全く問題はありません。過程の中で死のうが最後に生きていれば無問題です。

 

 では早速オルガマリー所長のお乳を……血を貰いに行くために近くで作業をしている職員からオルガマリー所長に持っていく書類を強奪します。

 

 オラッ、書類よこせっ! 

 

「ん? ああ、手伝ってくれるのか。じゃあこれをオルガマリー所長に持って行ってくれ。所長は確か中央管制室にいるはずだ」

 

 >あなたはオルガマリー所長に届ける書類を手に入れた。

 

 はい、それじゃあ早速届けに行きましょう。できるだけ早い段階で血を貰っておかねば間に合いません。貰えなかった場合は仕方がないので所長の髪を拝借しましょう。少し不安定になりますが、魂魄置換呪術を起動させることは出来るので。

 

(中央管制室に)ほら行くどー。

 

 >あなたは職員の話を聞いて所長がいる中央管制室に向かった。

 >その途中、オレンジ色の髪をポニーテールにして纏めている男性と出会った。

 

 お、ロマニキとエンカウントしましたね。ロマニキは世界各地の神話伝承や魔術史に精通していますのでサーヴァント関連のフラグ管理をしたい時に話を聞いておけば管理しやすい良キャラです。最高かお前? 尚人理崩壊後は不眠不休で働き始めるので適宜休ませてあげたり、労わってあげたりなどしないとストレス値が上昇して過労でぶっ倒れます。おっす、大丈夫か〜?(心配)

 

 取り敢えずロマニキとのコミュを築きたいので話しかけます。

 

 >あなたはオレンジ色の髪をポニーテールにして纏めている男性に話しかけた。

 

「ああ、こんにちは。見ない顔だけどもしかして今日来た48人のマスターのうちの1人かな?」

 

 そうだよ。

 

「星崎望幸くんっていうんだね。ボクの名前はロマニ・アーキマン。このカルデアで医療部門トップを担当している職員なんだ。何故か皆からDr.ロマンと呼ばれていてね。呼びやすいし、君もそう呼んでくれて構わないよ。それから何か分からないことがあったらいつでも聞いてくれ」

 

 あーい。フラグ管理のためにたくさん利用させてもらいますねぇ! あ、でもその分のギャラ(大福)は払うんで。

 

 ロマニキの好感度上げは結構簡単です。こし餡の大福を上げれば割と簡単に好感度も上がりますし、ストレス値も減ってくれます。但し、ロマニキの好感度は一定の値になると急に上がらなくなります。ロマニキの過去を知っていれば仕方の無いことですが……。

 

 ちなみにロマニキの好感度上昇による補正は魔力です。上げといて損は無いのでどんどんあげましょう。

 

 さて、それじゃあ中央管制室に……

 

「……ん? すまないけどその腰に提げてるナイフ見せてくれないかな?」

 

 お? 何かロマニキが古びたナイフに反応しましたね。いやまあ、ナイフホルダーに入れてるとはいえナイフを持ち歩いてたら気になりますか。

 

 特に断る理由もないので素直に渡しましょう。

 

 >あなたはロマニに妖しい光を放つ古びたナイフを渡した。

 

「へえ……これはカフカース・ダガーだね。でも装飾がジャマダハルの物と酷似してる。それにしてもこのナイフ何か強い力が込められてるような……?」

 

 はえー、このナイフそんな名前なんすねぇ。ジャマダハルについては聞いたことがありますねぇ! インドで作られた武器らしいっすよ。これ触媒にすればワンチャンインド鯖が来るんじゃないすっかね? インド鯖はどれも当たり鯖なので狙っていきたいですねぇ! あ、1人例外はいましたね。

 

 それにしてもロマニキが妙なこと言ってますね。強い力が込められているだとか。まあ、なんかピカピカしてますし、そう思うのも分かりますけど一応覚えておきましょう。何かのフラグかもしれませんし。

 

 そろそろ中央管制室に行きたいんで返してもらっていいすか?

 

「ん、ああ、ありがとね。そのナイフはきっと君の助けになってくれるだろうからしっかり持っておいた方がいいよ。……それじゃあまた後でね」

 

 >あなたはロマニから妖しい光を放つ古びたナイフを受け取った。

 >ロマニは何処かに去っていったようだ。

 

 ははあ……。ロマニキの台詞から察するにこのナイフ何か特殊なスキルがあるっぽいですね。でも調べてもそのようなスキルは無いところを見るに隠しステータスか何かですかね? 

 

 ともあれいいことを聞いたので大事に持っておきましょう。

 

 ロマニキとのコミュも築けたし、中央管制室にイクゾ-! デッデッデデデデ! (カーン)

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 中央管制室に着きました。モブ職員から聞いた通りオルガマリー所長が説明会の準備をしてますね。早速書類を渡すのと目的を果たしに行きましょう。

 

 オルガマリー所長! お乳をくれー! 

 

 >あなたは白い髪に左サイドの髪を三つ編みにした女性に話しかけた。

 

「あなたは……ああ、マスター候補の星崎望幸ね。私はこの人理継続保障機関カルデアの所長をしているオルガマリー・アニムスフィアよ。それで何か用かしら?」

 

 お届けものです。サインは血判でいいっすよ。

 

 >あなたはオルガマリー所長に職員から受けとった書類を渡した。

 

「……これは説明会に使う資料ね。ありがとうございます。……痛ッ!」

 

 >オルガマリー所長は書類を受け取る際にどうやら紙で指を切ってしまったようだ。

 >切り傷から血がぷっくりと流れ出した。

 

 じゃあサイン貰いますねー。

 

 >あなたはオルガマリー所長の負傷した指の血を持っていた白いハンカチで拭い取り、治癒魔術をかけた。

 

 はい、ありがとうございます。これで目的のブツは獲得しました。

 

 そしてついでに言えばオルガマリー所長を怪我をさせたことにより好感度が低下しました。こうすることで最初のレイシフト時に居なくてもさほど問題にはなりません。それに好感度が低下してもこの後の展開からするとほぼ最大近くまで上昇するので無問題です。

 

「……ありがとうございます。それにしても見事な治癒魔術ね? 手馴れてるというかそんな印象を受けるわ」

 

 自分の体で何回もしてますからね。バッチェ慣れてますよ! それじゃあサイン貰ったんで帰りますわ。

 

 >あなたはオルガマリー所長に一礼して中央管制室から去った。

 

 さて目的のものは手に入れたのでオルガマリー所長の器作りを始めましょう。 と言っても最初からオルガマリー所長専用の器を作ってしまったら色々と疑われちゃうのであちらに移動した際にオルガマリー所長専用の器になるように調整した汎用器を作ります。

 

 作る場所の目安は付けてるのでそこに行きます。レ//フと出会う前にさっさと移動しておきましょう。

 

 ほらいく……

 

 >あなたの前からモスグリーンのタキシードとシルクハットを着用し、ぼさぼさの赤みがかった長髪で鼻が高く、にこやかに微笑んでいる男性とショートヘアーで片目が隠れるような亜麻色の前髪をしている白衣の少女が歩いてきた。

 

 ドードー! (絶滅鳥類)

 

 なんで会う必要があるんですか。はーほんとやめたくなりますよぉ。取り敢えずここは会釈だけして不自然のないように逃げましょう。

 

 ホモくんはクールに去るぜ……。

 

 >あなたはすれ違い際に会釈をすると男性の方から話しかけられた。

 

「おや、君は星崎望幸君だね? もうこちらに来ていたとは」

 

「あのレフ教授この人は一体……?」

 

「ああ、この人は今回のマスター候補の48人のうちの一人さ。話を聞いた限りではかなり優秀だそうだよ」

 

「そうなんですね」

 

 ふ○っきんれ//ふ。話しかけてじゃねーぞクソが(辛辣)

 

「と、自己紹介がまだだったね。私の名前はレフ・ライノール。ここの職員だ、これからよろしく頼むよ。ほら、マシュも挨拶をしなさい」

 

「はい、マシュ・キリエライトと申します。これからよろしくお願いしますね」

 

 ナスビちゃんはこれから宜しくな! レ//フさっさと真っ二つになって、どうぞ。

 

 じゃあ挨拶したんでここら辺でお暇させていただきますね。さよならー! 

 

 >あなたは二人と同じように自己紹介して最後に一礼すると移動を始めた。

 

「……」

 

 あー、やだやだ。何だって言った直後に遭遇するんすっかねえ……。しかも逃げる時にじっと見つめられてましたし、これどう考えても目をつけられてますね。おじさんやめちくり〜^

 

 レフと遭遇したことと此方を見つめられていた事から大方鬼ごっこフラグが建ちましたね。

 

 簡単に言えばこのカルデア爆破テロ仕掛けると同時にホモくんが生きている場合、レ//フがこのカルデアを彷徨いてホモくんを殺しに来ます。見つかった時点で戦闘に移るのでスニーキング安定です。一定時間の経過もしくは管制室への到達で消えます。ちなみにこの段階ではロマニキも立香ちゃんもレ//フとは絶対に遭遇しない仕様になっていますのでご安心を。

 

 注意事項ですが魔術を使うと一瞬で見つかるので使わない方が吉です(1敗)

 

 さて、それではさっさと見つかりにくい場所に移動して器の制作に移りましょう。そのために必要な素材は準備期間中に用意してありますし、制作にもそんな時間もかからないでしょう。作り終える頃には立香ちゃんが到着するのでその後は途中まで彼女と一緒に行動します。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




どうでもいい話ですけど九尾伝説の殺生石って3つに砕けたらしいっすね。いや本当にどうでもいい話ですけど。

じゃあこの辺で失踪しますんで……。


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懐く獣

まだ特異点Fにいってないから実質初投稿です。


 カルデア入りから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 いやあ、ようやくオルガマリー所長の依代が出来ましたね。持ち運びしやすいように片手サイズのお人形です。後はこれをあっちで最終調整してオルガマリー所長の魂を魂魄置換呪術で定着させてしまえば工事完了です。

 

 そしてカルデアに帰還さえ出来ればオルガマリー所長のクローンでもなんでも作って其方に魂を移し変えれば元通りになるのでオルガマリー所長の死亡は回避成功となります。

 

 さて時間も時間ですし、カルデアゲートの正面入口前に行きましょう。立香ちゃんがぐっすり眠ってるはずです。

 

 レ//フの野郎と会うことになりますが、どの道オルガマリー所長の説明会で会いますし、今会ったところで何も問題はありません。ですが、この人形だけは隠蔽してから行きましょう。

 

 変に勘づかれてしまってはオルガマリー所長の生存フラグがへし折れる可能性がありますので。隠し場所は爆破テロ後の管制室に向かう際に回収出来る位置に隠しておけばいいでしょう。

 

 それから甘味類を服の中に忍び込ませておきましょう。爆破テロ後は即座に管制室に向かって特異点Fにレイシフトするので甘味類を取りに行く時間が惜しいので。

 

 何故甘味類を持っていくのかと言うとやはりストレス値の問題です。初めてのレイシフト、加えて地獄のような有様となった冬木に行くので立香ちゃん達のストレス値が結構上がります。それを減らす為に甘味類を持っていくのです。あとは栄養補給用としての意味合いもありますが。

 

 カルデアの主要キャラ達は割と和菓子が好きな人が多いので武器調達の時に余ったお金を使ってかなりの量を買い込んでおきました。和菓子は物によっては長持ちしますしね。

 

 また、最初期のインフラが安定しない時期の食事を少しでもストレス値を上げないために他にもいろいろな食材を買い込んで持ってきております。インフラが回復するまではかなりギリギリですが、何とか持ち堪えられる量だと思います。

 

 とりあえずは多めに買い込んできた和菓子のうち足が早いものから持っていこうと思います。特異点F自体は直ぐに終わりますからね。

 

 なのでまあ、冷凍用に回す以外の生菓子、所謂饅頭やおはぎ、あんころ餅などのものを割と多めに持っていきます。これらはお腹にも溜まりやすいですし、満腹になったら少しは落ち着くでしょうしね。

 

 というわけで甘味類を服の中に仕込んだら移動開始です。ほら行くどー。

 

 >あなたはカルデアの入口前に向かった。

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 >あなたはカルデアゲートの正面入口前に到着した。

 >何やら床に倒れ込んでいる人とその人を起こそうとしている人と小動物がいた。

 >どうやら床に倒れている人はあなたの幼馴染である立香と彼女を起こしている人は先程出会ったマシュのようだ。

 

 正面入口前に着きましたね。予測通り立香ちゃんが床に眠ってます。霊子ダイブは慣れないと脳に来るらしいですからね。

 

 そして眠ってる立香ちゃんの近くにナスビちゃんとフォウくんがいますね。どうやら立香ちゃんを起こしてるようです。うーん、これを見るとようやく始まったって感じがしますね。

 

 >あなたが彼女達方に近づくと小動物が真っ先に此方に気づいた。

 

「フォウフォーウ!」

 

 >小動物はあなたの顔に飛びつくとそのまま肩の方に移動し、まるでそこが定位置だと言わんばかりに寛ぎ始めた。

 

 ふてぶてしい野郎だなこの獣め。しかもちゃっかり尻尾をホモくんの首に回して振り落とされないようにしてますね。

 

「フォウさん? って、あなたは……」

 

 >此方を見るマシュの目が驚いたように見開かれる。

 

「えっと、望幸さんでしたよね? どうしてここに?」

 

 >あなたはそこで幸せそうに眠っている人が友達なので迎えに来たと説明した。

 

「なるほど、先輩と友達だったのですね」

 

「ん、んぅ……?」

 

 >そんな事を話していたからだろうか、立香が目を覚ました。

 >何度か目を擦り此方を見上げると驚いたような声を上げた。

 

「あーっ! 望幸! なんでここにいるの!?」

 

 >そんな言葉とともに立香はあなたに飛びつくように抱きついた。

 >結構な勢いがあったためあなたは危うく転びそうになった。

 

 悪質タックルやめてクレメンス。

 

 というか初期好感度が最大値だとこんな反応するんすね。通常であれば驚きはすれど飛びつくことはしないんですけどね。

 

 >あなたは抱きついてきた立香を引き剥がした。

 

「あー、せっかくの再会なんだからもうちょっとハグしててもいいじゃん」

 

「お二人は随分と仲良しなんですね。……ってフォウさんがそんなにも私以外の人に懐いているのは初めて見ました」

 

「フォウさん?」

 

「フォウ、キャーウ!」

 

 >フォウと呼ばれた小動物の鳴き声でようやくその存在に気がついた立香は驚いたような声を上げた。

 

「わ、初めて見る動物だ」

 

 >立香はフォウの頭を優しく撫でる。

 >フォウも撫でられるのが気持ちがいいのか目を閉じて受け入れていたが、不意にあなたの肩から降りてどこかへ去っていった。

 

「あ、何処かに行っちゃった。嫌がられちゃったかな?」

 

「いえ、そんなことは無いかと。むしろ気に入っていると思いますよ。フォウさんは私以外の人にあまり近寄らないので」

 

「そうなんだ」

 

「はい、これでフォウさんのお世話係が一気に2人も増えましたね。これはおめでたいことです」

 

 おっとフォウくんが逃げ出しましたね。ってことはレ//フの野郎が来た証です。はよ話進めて、どうぞ。

 

「ああ、そこにいたのかマシュ。だめだぞ、断りもなしに勝手に移動するのはよくないと……って、望幸くんもいるのか」

 

 >コツコツとブーツが地面に衝突する音を鳴らしながらこちらに来たのはレフだった。

 

 はい、レ//フが来たので後は親の顔より見た流れとなります。ぶっちゃけこの後は一緒に立香ちゃんと中央管制室に移動してオルガマリー所長の話を寝ることでスキップする大胆なショートカットをする立香ちゃんに便乗して逃げるだけなので倍速します。超スピード!? 

 

 その間にレ//フとの鬼ごっこについて軽く解説しようかと思います。

 

 前回申しました通り、レ//フはホモくんが生存している場合カルデア内を彷徨いていますが、その移動ルートにはパターンがあります。検証の結果そのパターンは全部で5種だと確認できています。なので基本的にレ//フのルートに被らないようなルートを行けば簡単に管制室に辿り着けます。

 

 ですが、どのルートにも絶対に被らないルートはありません。どのルートを行っても必ず何処かでレ//フが通るルートと被ります。

 

 なので最初の難関はそこですね。レ//フがいなければタイム短縮に繋がりますが、いた場合はタイムロスに繋がる可能性があります。そこを気をつけましょう。

 

 ですが安心してください。そこでロスすることはよっぽどスニーキングがド下手くそでない限り気づかれることがありません。

 

 何故かと言うとレ//フの視界の範囲ってクソ狭いんですよね。なんでかって? 爆破テロ後の状態なのでご満悦と言わんばかりにずっとニコニコしてますからね。変質者かおめー。

 

 なので視界がガバガバのガバです。レ//フの背後を取りさえすればずっと気付かれずに後をつけ回せます。なんなら斜め後ろ付近で踊っても見つかりませんでした。なんだよお前の視界ガバガバじゃねえかよ。伊達に節穴と罵倒されてるだけありますね。

 

 でも魔術を使うと超反応するのでやめようね! (1敗)

 

 おっと、説明している間に立香ちゃんがビンタを食らって外に叩き出されましたね。一応オルガマリー所長に軽く説明をして立香ちゃんのフォローをしてから彼女の付き添いをすると言って出ていきましょう。

 

 >あなたはオルガマリー所長に対して立香が眠ってしまった訳を説明して彼女の付き添いをすることを言った。

 

「そう、彼女は霊子ダイブが初めてだったから眠ってしまったと……。それは少し悪いことをしてしまったわね。分かりました、彼女の付き添いは貴方に任せます。ですが、送り次第必ずこちらに帰ってくるように」

 

 大丈夫だって、安心しろよ〜? しっかり帰ってくるからさ(大嘘)

 

 はい、所長の許可も貰ったので移動開始です。ついでに言えば爆破テロの時に稀に発生するイベントを防いでおきたいので。

 

 >あなたは中央管制室から出ていくと先程のビンタでようやく覚醒したのか、目をぱちぱちとしている立香の下へと向かった。

 

「……もしかして、寝てた?」

 

「はい。眠っていたかで言えばどことなくレム睡眠だった……ような」

 

 お、ナスビちゃんも来てますねえ! 唐突に現れたナスビちゃんに立香ちゃんがびっくりしてます。

 

「ああ、驚かせてしまってすみません。ですが、望幸さんが出ていった後に先輩の自室を知らないだろうと思いまして私が案内することになったんです」

 

 ……あっぶな。危うくガバるところでした。そう言えばホモくんは知りませんでしたね。こいつはうっかり。何も考えずに立香ちゃんを案内するところでした。

 

 ありがとナス! 

 

「先輩はファーストミッションから外されてしまったので自室待機を命じられています。ですので、自室への案内を私が――きゃっ!?」

 

「フォウ!」

 

 >唐突に現れたフォウにあなたは反応出来ず、先程と同じように顔に張り付かれた。

 

 やたらホモくんの顔に襲撃を仕掛けてきますね。なんなんだこの獣……(困惑)

 

「フォウくんが望幸の顔に……!」

 

「お、驚きました。何時もならフォウさんは私の顔に奇襲をかけ、そのまま背後に回り込み、最終的には肩に落ち着くのに……。本当に懐かれてるんですね」

 

「フォウって名前はもしかしてあなたが名付け親?」

 

「その通りです。特に理由はありませんが、直感でフォウという単語が浮かんだのです。ですが、それを見抜くとはさすが先輩。かなりの直感持ちと見ました」

 

 実際立香ちゃんすっごい鋭い時ありますからね。直感スキル持っててもおかしくないです。でもそれをホモくんに適用させないで……(切実)

 

「そんな話をしているうちに目的地に着きましたね。ここが先輩専用の個室になります」

 

 >あなたは立香の部屋へと辿り着いた。

 

 ロマニキがサボってる部屋ですね。マシュちゃんと別れた後すぐに恒例の爆破テロが始まるのですが、カルデアがすっごい揺れるんですよね。その時に落ちてきた瓦礫などで立香ちゃんやロマニが怪我をする可能性があるのでそれを防ぐ為にナスビちゃんに立香ちゃんの様子を見てから行く(大嘘)と言ってナスビちゃんを先に行かせましょう。

 

 >あなたは立香が心配なので少し様子を見てから向かうと伝えた。

 

「そうですか? 分かりました。所長にもそう伝えておきますね」

 

「キュー……キュ!」

 

「フォウさんも先輩を見てくれるのですね。それでは私はこれで。運が良ければまた会えるかと」

 

 >マシュはそう言うと管制室の方へと走って行ってしまった。

 >あなた達はマシュを見送ると立香の自室へと入った。

 

「はーい、入ってまー――ってうえええええええ!? 誰だ君は!? ここは空き部屋だぞ、ボクのサボり場だぞ!? 誰のことわりがあって入ってるんだい!?」

 

「ここが部屋だと案内されたんですけど……」

 

「君の部屋? ここが? あー……そっか、ついに最後の一人が来ちゃったかぁ……って、あれ? 望幸君じゃないか」

 

 オッスオッス! オルガマリー所長に場の空気が緩むから外されて拗ねたロマニキ元気してるぅ? ホモくんもサボりに来ましたよ。

 

「望幸この人知ってる人?」

 

 >あなたは立香から尋ねられたため、ロマニについて知っていることを話した。

 

「へえ、ここの医療部門のトップの人なんだ」

 

「なんだいなんだい!? 来たばっかりでもう友達になってるのかい!? くそぅ、ボクもそのコミュ力にあやかりたいぞぅ!」

 

 ロマニキは相変わらず拗らせてるっすね……。

 

 さて、この後の展開はロマニキとお喋りしているとレ//フの爆破テロが始まります。その時に一度照明が切れてしまうのでその瞬間が合図です。作り上げた礼装を纏って立香ちゃんとロマニキに瓦礫が落ちてきた時は置換呪術を使って守り抜きましょう。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




何処かの世界線ではレフの後ろでバジリスクタイム踊ってるホモくんがいるとかいないとか。

それじゃあ私も爆破テロに巻き込まれて失踪するんで……


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爆破テロ

続けての更新だオラァ! つまりは初投稿ということなのです!


 爆破テロから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 ロマニキからカルデアについての説明を聞いたり、ロマニキがフォウくんから哀れみの視線を受けた上に無視されたりなどがありましたが、進行に問題ないので無問題です。悲しいなあ……。

 

 まあ、それはそれとして先程ロマニキにレ//フから連絡が入ってきました。はい、つまりは爆破テロが始まります。そしてレ//フとの楽しい鬼ごっこの始まりです。

 

「お喋りに付き合ってくれてありがとう、立香ちゃん望幸君。落ち着いたら医務室を訪ねに来てくれ。今度は美味しいケーキぐらいはご馳走するよ」

 

 >ロマニはそう言うと立ち上がった。

 >その瞬間まるで狙ったかのように突如として明かりが消えた。

 

「なんだ? 明かりが消えるなんて、何か──」

 

 >ロマニの言葉をかき消すかのように爆発音が鳴り響いた。

 

『緊急事態発生。緊急事態発生。中央発電所、及び中央管制室で火災が発生しました。中央区画の隔壁は90秒後に閉鎖されます。職員は速やかに第二ゲートから退避してください。繰り返します。中央発電所、及び中央──』

 

 >緊急事態を知らせるアナウンスが流れる。

 

「今のは爆発音か!? 一体何が──」

 

 >再度爆発音が鳴り響いた。

 >それも爆発音からしてかなり近い位置が爆発したのだろう。

 >立香達がいる部屋にも亀裂が走り、グラグラと揺れる。

 >揺れたことによって落ちた瓦礫がまるで狙いすましたかのように立香とロマニの頭上へと迫る。

 

「うわぁっ!?」

 

「きゃっ!?」

 

 あー、起きちゃいましたねこのクソイベ。念の為一緒にいて良かったです。このまま直撃するとストレス値が上がる上に大幅なタイムロスが発生します。なのでそれを防ぐ為に置換呪術を使って落ちてきた瓦礫を近くに落ちている小さな物と入れ替えます。

 

 >あなたは降ってきた瓦礫に対して置換呪術を使用した。

 

「……? 当たってない?」

 

「もしかして望幸くんが助けてくれたのかい?」

 

 そうだよ、感謝していいっすよ。

 

「ありがとう、助かったよ。そうだモニター、管制室を映してくれ! 皆は無事なのか!?」

 

 >ロマニはあなたにお礼を言うとモニターに爆発したであろう管制室を映すように言った。

 >そしてモニターに管制室の様子が映し出された。

 

「ひどい……」

 

「これは──」

 

 >モニターに映ったものは轟轟と炎に巻かれる管制室であったものであった。

 >爆発の中心点だったからだろうか、無残にも辺りのものは抉り取られたかのような被害を受けていた。

 

 はーい、よーいスタート。

 

 このテキストが出た時点でレ//フとの鬼ごっこが始まりました。なのでさっきから人の肩で寛いでいたフォウくんを立香に渡してさっさと走りに行きます。

 

 時間は約1分半、その制限時間内に隠していた依代を取って管制室に向かわないといけません。その上レ//フとの鬼ごっこもあるので早めに行かねば間に合いません。

 

「あっ、ちょっと望幸くん──」

 

 ロマニキが何か言ってますが無視です。突っ走ります。

 

 >あなたは立香の部屋から出て少し離れた場所に時限式の魔術陣を描いた。

 

 さて、鬼ごっこの攻略法について解説しようかと思います。レフは決まったルートを歩き続けますが、もし出会ってしまった時の対処法についてです。前回申した通りレ//フは魔術を扱うとそれに超反応を示して魔術反応があった場所へと直行します。それを利用する事であっさり突破することが出来ます。

 

 やり方はとても簡単です。適当な場所に時限式の魔術を施してそれに誘導させればいいだけの話です。ここで注意して欲しいのが遠隔式の魔術です。遠隔式の魔術の場合、レ//フが反応するのは発動した魔術の方ではなく、起動時に術者の下で発動する魔術の方です。なので誘導する時は時限式のみにしておいて下さい(2敗)

 

 >あなたは依代人形を手に入れた。

 

 と、話をしているうちに人形を回収出来ましたね。残るは50秒。管制室にダッシュで向かいます。接触しなければ嬉しいんですが……。

 

 >何やら鼻歌のようなものが聞こえる……。

 

 うげ、エンカウントしましたね。爆破テロでご満悦状態のレ//フです。彼はこの時鼻歌を歌いながら移動しているので、彼が近づいてきた場合警告が表示されます。

 

 >あなたは近くの物陰に体を潜めた。

 

「さて、あの虫ケラは何処かな。管制室に行ったのを確認が取れていない以上、何処かで生きている可能性もある。あの虫ケラには確実に死んでもらわねば今後の計画に支障がでるだろう。魔力が観測出来れば良かったが……ちっ、あの瘴気がカルデア全体を薄く覆っているせいで奴の魔力が感知できないか。だがまあ、所詮は虫ケラ。他の爆弾で死んだとしても何ら不思議ではないか」

 

 残念生きてまーす。っと、そろそろ時限式の魔術陣が発動しますね。

 

「……? 今ほんの少しだけ魔力反応が感じ取れたな。向かってみるか」

 

 はい、さよならー。ついでに嫌がらせ魔術もしかけておいたので存分に味わうといいっすよ。走り去っていくレ//フの後ろから中指を立てながら手を振っておきましょう。

 

 さて後は管制室に向かってダッシュです。死ぬ気で走りましょう。

 

 >隔壁が閉まるまで残り40秒。

 

 突っ走ります。特異点Fに同行するために絶対についておかなければなりませんので。

 

 >隔壁が閉まるまで残り20秒。

 

 見えました。中央管制室です。遠目からですが立香ちゃんと瓦礫に下半身を押し潰されているナスビちゃんが見えます。走ります。

 

 >隔壁が閉まるまで残り10秒。

 

 カルデアスが真っ赤に染まりました。あと少しで閉まる証拠です。走ります。

 

 >隔壁が閉まるまで残り5秒。

 

 スライディングだオラアアアアア!!! 

 

『中央隔壁封鎖します。館内洗浄開始まであと180秒です』

 

「望幸!? 何でここに!?」

 

「望、幸……さん?」

 

 間に合いました。ギリギリでしたが何とかセーフです。立香ちゃん達の下に駆け寄りましょう。

 

 >あなたは立香達の下へと駆け寄った。

 >こちらを見つめる立香の目が涙で潤んでいるように見える。

 

 はい早速ですがストレスチェックです。ナスビちゃんは言わずもがな。立香ちゃんに関しても上がってはいましたが、ホモくんが来たことで少しは安堵したのでしょう。ストレス値が少しだけ減っています。

 

「……障壁、閉まっちゃい、ました。……もう、外に、は」

 

「……うん、そうだね。一緒だね」

 

「……」

 

『コフィン内マスターのバイタル基準値に達していません。レイシフト定員に達していません。該当マスターを検索中……発見しました』

 

 >燃え盛る中央管制室の中、無機質なアナウンスの声が流れる。

 

『適応番号47 星崎望幸 適応番号48 藤丸立香の2名をマスターとして再設定します。アンサモンプログラムスタート。霊子変換を開始します』

 

 >その言葉とともにその場にいる全員の体が少しずつ黄金の粒子へと変換されていく。

 

「……あの……せん、ぱい……もち、ゆき、さん。手を、握ってもらって、いいですか?」

 

 はい、この時ナスビちゃんの手を握るのは立香ちゃんが握ったのを確認してからにしましょう。ここで立香ちゃんより先に手を握った場合、ナスビちゃんが立香ちゃんのデミサーヴァントにならないので立香ちゃんの死亡率が一気に高まります。

 

 立香ちゃんを生き残らせるためには何としてでもナスビちゃんにデミサーヴァントになってもらわなければ困りますので。

 

 >マシュの願いに立香とあなたは何も答えずただそっと手を握った。

 >握られた手を見たマシュは死に向かっているというのに安心したような笑みを浮かべる。

 

『レイシフト開始まで あと3』

 

「……ねえ、望幸。なんでここに来てくれたの?」

 

『2』

 

「────」

 

『1』

 

「そっか、えへへ、なんだか嬉しいな」

 

『全工程完了 ファーストオーダーを開始致します』

 

 特異点Fにイクゾ-! デッデッデデデデ! (カーン)

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フォーウ……」

 




ホモくんが何を言ったのかは皆様の想像にお任せします。

じゃあ私は特異点Fでスケルトン役するために失踪しますんで……


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特異点F編
特異点F


特異点Fが始まったので初投稿です。


 初めてのレイシフトから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 >あなたは気づけば燃え盛る廃墟も同然の街にいた。

 >あちこちから火の手が上がっているせいか、黒煙が至る所から上がっている。

 >その上どうやら骸骨のような化け物が辺りを彷徨いているようだ。

 

 えー、早速ですけど立香ちゃん達とはぐれました。手を繋いでたというのにホモくん1人だけ別の場所にレイシフトされました。一体何がいけなかったんでしょうかねぇ……。

 

 ま、飛ばされたもんは仕方がありません。それ用のチャートは組んであるのでこのまま進行します。

 

 とりあえず当面の目的としてはサーヴァントを呼び出すための依代である聖晶石を集めていきましょう。特異点Fのボスである黒王のことを考えると数の暴力で立ち向かう必要があるため出来れば3騎分の聖晶石は集めたいですねー。えっ? ボスはレ//フじゃないのかって? いやあ、実際戦えば分かります。この特異点Fのボスは黒王様です。いや本当に。

 

 あとは立香ちゃん用のサーヴァントも欲しいですし、拾える分は拾っておきましょう。一応は聖晶石が確定で落ちている場所は記憶しているのでそこを巡りつつタイムも考慮しつつある程度聖晶石が確保出来たら柳洞寺へと向かいます。

 

 柳洞寺に向かう理由としては今回はナスビちゃんの盾を利用出来ないため自力で召喚する必要があるので、優れた霊地である柳洞寺に行く必要があるんですねー。また、次の特異点のことを見据えるとアサシンを引きたいんですよね。

 

 で柳洞寺なんですが、stay nightの方でキャスターがアサシンを召喚したからか、柳洞寺で召喚するとアサシンの確率がアップします。なので次の特異点を円滑に進めたい場合は柳洞寺に行って召喚することをおすすめします。

 

 じゃあそういう訳で聖晶石を拾いにイクゾ-! デッデッデデデデ!(カーン)

 

 はい、というわけで倍速します。超スピード!? 

 

 特異点Fの攻略についてですが、気をつけることは黒王とシャドウバーサーカーのみです。他のシャドウサーヴァントは特に気をつけることはありません。強いてあげるなら狙撃をしてくるアーチャーくらいなものでしょうか。

 

 とはいえホモくんは人間なのでシャドウサーヴァントでもほぼ防戦一方となります。ですので出来るだけ早い段階で味方を増やしたいところですね。

 

 ですが、このホモくんはこと防衛戦や時間稼ぎには長けたビルドとスキル構成にしてあります。なので普通にある程度溜まってから召喚で構いません。シャドウバーサーカーはほっとけば勝手に魔力切れで消滅しますが、タイム短縮の為に利用します。……多分時間稼ぎくらいにはなってくれる……はず。

 

 スケルトン等の雑魚モブですが、無視しても素材狙いで戦っても構いません。ですが今回はRTAのため道中に遭遇した雑魚モブのみ倒していきます。この時近くの瓦礫の山からハンマーなどの鈍器が出ればいいのですが…… 。

 

 >あなたは周囲を探索して武器になりそうなものを探した。

 >何も見つからなかった。

 

 ダメみたいですね……(諦観)

 

 まあ、流石に期待はしていないので別に構いませんが。ちなみにですけど今回用意しているMP5は黒王戦までに移動で使うことはあれど戦闘で使うことは絶対にしません。弾丸は出来れば節約したいので。

 

 おっと、そんなことを話しているうちに1騎分の聖晶石が貯まりましたね。こいつはいいペースだぁ……。このまま残る2騎分の聖晶石を集めたいところですね。

 

 >あなたの背後からカラカラと何か金属を地面に引きずる様な音が聞こえた。

 

 ん? 

 

 >振り向くとそこにはカットラスを持った3体のスケルトン達があなたを見てケタケタと不気味に笑っている。

 >スケルトン達が襲いかかってきた! 

 

 うえー、スケルトンと遭遇しちゃいましたね。出来れば有効打である鈍器を見つけてから戦いたかったんですが、遭遇したもんは仕方ありません。殺しましょう。

 

 魔力は残しておきたいので強化魔術のみで行きます。

 

 >あなたは斬りかかってきたスケルトンを躱しつつ、頭部に向かってハイキックをした。

 >あまり効果はないようだ……。

 

 んー、減りはしますけどやっぱ鈍器に比べたらダメージ効率悪いっすね。この際そこら辺の瓦礫でも拾って殴りかかってみましょうかね? 

 

 ……ん? 瓦礫? 

 

 あるやんけ! 鈍器代わりになりそうなものがよぉ! 

 

 >あなたは呪いの石を装備した。

 

 オラッ、これが呪い(物理)の力だっ!

 

 >あなたはスケルトンの頭部に向けて呪いの石を振り下ろした。

 >スケルトンの頭部が粉々に砕け散る。

 >頭部を失ったスケルトンはグズグズに溶かされてしまったかのように消滅した。

 

 えぇ……(困惑)何だこの石……。ちょっと思った以上に頭おかしいっすね。個人的にはダメージ効率が少しでも上がれば良しと思ってんですけど。流石にワンパン、というかあんな死に方するとは思ってなかったです。普通霊子になって消えるのでは……? 

 

 >仲間が倒されたからか警戒したようにこちらから距離をとるスケルトン達。

 

 こんな殺され方するとか警戒して当たり前なんだよなぁ……。まあ、警戒して距離をとったのならばやる事はひとつ、逃げます! 

 

 >あなたはスケルトン達から逃亡した。

 

 特異点Fに限っていえばタイム優先なんで雑魚モブ相手に悠長に構っている暇はありません。無いとは思いますが変に時間をかけた結果、立香ちゃん達が合流する前に黒王戦に行ったとなれば目も当てられません。

 

 出来るだけ急いで味方サーヴァントを増やして立香ちゃん達と合流しようと思います。

 

 あと個人的な理由として走者としてのこの類まれなる直感が働きました。多分あれ使い続けてたら本当にやばいと言うか、何かこう……致命的なガバを起こしそうな気がしてと言いますか。兎に角あの石を武器にして使うことはよっぽどな時にしかないと思います。

 

 なので今回は代わりにロマニキからお墨付きを貰ったこの古びたナイフで戦ってみようかと思います。ロマニキ曰く強い力を感じるとの事でしたのでステ自体は低くても何か特殊な能力がある可能性がありますし。

 

 スケルトンには少々ダメージ効率が悪いかもしれませんが使うだけ使ってみましょう。と、そんな話をしていたら丁度ルート上にスケルトンが2体いますね。どうやらまだこちらに気づいていないようなので先制攻撃を仕掛けましょう。

 

 不意打ち攻撃は成功するとダメージ補正が1.5倍かかるので最初期の貧弱なステでも雑魚モブ程度なら簡単にワンパン出来ますので狙える場合は積極的に狙いましょう。

 

 >あなたはまだこちらに気がついていないスケルトンに対して古びたナイフで切りつけた。

 >その瞬間、古びたナイフから青い炎が巻き上がり2体同時に焼き尽くした。

 

 えぇ……(困惑)なんですかこの武器。ちょっとこれも頭おかしい性能してますね。まさか範囲攻撃持ちとは……。しかも火属性持ちです。

 

 エンチャントファイアってか。この見た目してノッブ(第六天魔王)の召喚触媒にでもなるつもりなんですかね。

 

 んー、でもまあ、ノッブなら割と許容範囲内なんですよねぇ。ノッブは気に入った相手に対して割と甘いところもありますが、それでも戦乱の時代の生まれなので多少の怪我についてはとやかく言いません。割とやりやすい部類ではありますかね。

 

 お、倒したスケルトンから聖晶石が3つもドロップしましたよ。ここでタイムを確認しておきましょう。……ふむ、多分今頃立香ちゃん達はキャスニキと遭遇している頃合いですね。

 

 一応そろそろ柳洞寺に向かいますか。柳洞寺には中ボス的役割のシャドウアーチャーがいます。そして柳洞寺には確定で聖晶石が落ちているのでそれを取れば3騎分の聖晶石が貯まりますね。

 

 さて、ここからはレ//フの時とは比較にならない程の鬼ごっこを始めます。

 

 何をしますかと言うと対シャドウアーチャー用にシャドウバーサーカーを誘導してぶつけます。シャドウバーサーカーは元々狂化によって理性がないところに更にシャドウというデバフによりもはや理性が欠片も残っていません。

 

 なので常に暴れ回っており、タゲ優先度が近くにいるものとなっていますので簡単に擦り付けられます。そしてこのシャドウバーサーカー、黒王除けばこの特異点Fで最強です。シャドウアーチャー相手にゴリ押しで勝つくらいには強いです。

 

 そんな奴と今からランデブーを始めます。普通に走って逃げるとすぐに追いつかれて殺されるのでここから漸く銃解禁です。逃げまくって柳洞寺におびき寄せます。

 

 それじゃあシャドウバーサーカーがいるアインツベルンの城に向かって行きましょうか。

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 はい、着きましたね。

 

 >あなたはもはや廃墟となった城に着いた。

 >何故だろうか、この城に着いてから寒くないはずなのに寒気を感じてしまう。

 

 しかももう察知してきましたね。相変わらず化け物染みた感覚してますねえ。それじゃあ本当の鬼ごっこの始まりです。

 

 >木々を薙ぎ倒しながら黒い靄を纏ったバーサーカーらしき存在が襲いかかってきた! 

 

「■■■■■■■■──ッ!!」

 

 >あなたは弾丸を放ち、その弾丸と自身を置換する事で驚異的な速度で追いかけてくるバーサーカーからギリギリの距離を保ち逃げ続けている。

 

 節穴のレ//フとは比較にならないレベルの鬼ごっこです。とりあえずは古びたナイフから発生する炎を撒きつつ必死こいて逃げましょう。追いつかれた時点で死にます。

 

 >あなたはバーサーカー目掛けて古びたナイフを振るい炎を飛ばす。

 >だが、その炎はバーサーカーの体を僅かに焼いただけでほんの少しの足止めにしかならない! 

 

 一応雑魚モブを不意打ちとは言え一撃で殺せるくらいの攻撃力はあるはずなんですけどねぇ。やっぱこのバーサーカー頭おかC。

 

「■■■■■■■■──ッ!」

 

 >バーサーカーは逃げるあなたに向かって近くの巨大な瓦礫を持ち上げて凄まじい速さで投げつけてきた。

 

 うおっ!? (飛び道具とか)まずいですよ!? 

 

 >あなたはすんでのところで弾丸と自身の位置を置換し、投げつけられた瓦礫を避けることが出来た。

 >避けられたことに腹を立てたのか、バーサーカーの速度が更に上昇し始めた。

 >あなたとバーサーカーの距離がジリジリと詰められていく。

 

 ファッ!? もうここで速度上昇ですか!? まだ柳洞寺まで半分あるんですけど!? 

 

 アカンこれじゃホモくんは死ぬゥ! 

 

 なんて言うと思いましたか! こちとら検証のために散々ぶっ殺されまくった走者ですよ。(速度が上がったバーサーカー相手でも逃げ切ることは)できらぁ! 

 

 今までは1発ずつ撃って弾丸の節約をしていましたがここからは連射しつつ、置換することで加速を引き起こして逃げ切ります。

 

 >あなたは置換呪術を絶え間なく行使する事でバーサーカーが縮めた距離を引き離していく。

 

「■■■■■■■ーッ!!!!」

 

 >バーサーカーは更に速度を増したあなたに対して周囲のものを手当り次第に投げつけていく。

 

 耐久ビルドなめんなよ! シャドウバーサーカー程度の攻撃なら捌ききってやろうじゃねえかよこの野郎!

 

 >あなたは猛スピードで飛んでくる飛来物を時に燃やし、時に躱しながらもバーサーカーからの距離を一定に保ちながら逃げ続けている。

 >何やら遠くに寺のようなものが見えた。

 

 キタキタキタキタァッ!! 鬼ごっこの終幕が近づいてきました。気張っていこー! 

 

「ちっ、バーサーカーめ。何故ここに……」

 

 >度重なる破壊音に気がついたのか、シャドウアーチャーが此方に向かってきた。

 

 オッスオッス! エミヤニキ! 後はオナシャス! センセンシャル! 

 

「何っ!? 行かせ──クソッ!!」

 

「■■■■■■■■■ーッ!!!」

 

 >あなたの背後で大気をも震わせるほどの衝撃と爆音が鳴り響く。

 >どうやらシャドウバーサーカーから逃げ切ることが出来たようだ……。

 

 ふぃー、無事に逃げ切りましたねえ。エミヤニキ、ホモくんを助けるために犠牲になってくれてありがとナス! ほんと正義の味方やでえ! 

 

 そういう訳で今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




???「ステイステイステイ! まだだっまだだっ! まだだって!」

ドロドロに溶かされた上に焼かれてしまったので失踪しますね。


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積み上げてきたもの

初のサーヴァント召喚回なので実質初投稿です


 ガチャから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー前回、正義の味方であるエミヤニキが決死の覚悟でバーサーカーを足止めしてくれたおかげでホモくんが無事に生き延びることが出来たという涙無しには語れない出来事がありましたね。

 

まあそんなエミヤニキの尊い犠牲の下なんとか無事に柳洞寺に辿り着くことが出来ました。

 

 >あなたはボロボロに壊れたお寺のような所に着いた。

 >門に刻まれた名前から判断するにここは柳洞寺というお寺らしい。

 

 それでは早速召喚する場所と聖晶石を探すために柳洞寺の中を探索します。

 

 >あなたは柳洞寺の中に入るために扉を開けた。

 

 おっ、開いてんじゃーん。

 

 さあガサ入れのお時間です。オラッ、聖晶石を出せ! 隠してるのは分かってるんだぞ。

 

 >あなたは周囲を探索した。

 >しかし何も見つからなかった。

 

 あれー? おかしいね、何も見つからないね? 

 

 いや本当になんで? いつもだったらこの辺りにあるはずなんですけど、全然見つかりませんね。記憶違い……? いやでも何回も通った道なので間違えてるはずはないと思うんですけどね。

 

 他の場所も見てみましょうか。

 

 >あなたは別の場所へと向かった。

 >あなたは周囲を探索した。

 >しかし何も見つからなかった。

 

 はい次ー。

 

 >あなたは別の場所へと向かった。

 >あなたは周囲を探索した。

 >しかし何も見つからなかった。

 

 次。

 

 >あなたは別の場所へと向かった。

 >あなたは周囲を探索した。

 >しかし何も見つからなかった。

 

 石どこ……ここ……? 

 

 次で見つからなかったら諦めて召喚に移ります。

 

 >あなたは別の場所へと向かった。

 >あなたは周囲を探索した。

 >穴が開いた床に何やら地下へと続く階段のようなものが見える。

 

 ん? 地下? そんなものありましたっけ? 柳洞寺の真下といえば黒王が待ち構えている大空洞があったはずですけど、そこに行くには洞窟の方から行かないと行けませんし……。

 

 ちょっと行ってみますか、もしかしたらなにか役立つものがあるかもしれません。それにタイム短縮になるかも。

 

 >あなたは地下へと続く階段を降りていった。

 >階段を降りると、そこには妙に広い部屋が拡がっていた。

 >そして部屋の中央部には何らかの菩薩らしき尊像がある。

 

 ふむ、探索してみましょう。

 

 >あなたは周囲を探索した。

 >あなたは聖晶石を3つ見つけた。

 

 お、やりましたねえ! これで3騎分集まりましたよ。とは言えこの場所他にも何かありそうなんですよね。特に中央部に鎮座している菩薩像とか特に。

 

 調べてみましょう。

 

 >あなたは菩薩らしき尊像を調べた。

 >調べた結果、この菩薩像は既存のあらゆる菩薩に合致しないことがわかった。

 >また、この菩薩らしき尊像からは妙な気配を感じる。

 

 ふむ、既存のあらゆる菩薩とは合致しない、妙な気配……。つまりは何らかのキーアイテムになりそうなものですね。詳しく検証してみたいところですが、今はRTA中なので断念します。

 

 一応セーブデータ自体はこまめに取ってあるので走り終えたら検証してみましょう。

 

 次は菩薩像の周囲を調べてみましょうか。

 

 >あなたは菩薩らしき尊像の周囲を調べた。

 >ボロボロになった尼僧服を発見した。

 

 尼僧服……? 尼僧服っていうと女の僧侶が着る服でしたっけ。ステはどうなってるんでしょう。案外いい性能してるかもしれませんし、良ければホモくんに着てもらいましょう。

 

 ……うーん、これ酷いステっすね。マジでただの服です。何の特殊効果もありませんし、補正も魔力を除いて全て最低値。いらないっすね。大方この柳洞寺の尼僧の誰かが着ていたんでしょう。

 

 探索はこんなもんでしょうか。

 

 それじゃあそろそろお楽しみの召喚に移りましょうか。ここなら敵襲を受けることもないですし安全に召喚できますしね。

 

 さてホモくんが英霊召喚陣を書いている間に今回狙いたいサーヴァントについてお話しましょうか。

 

 まずはそうですねー。何かとネタにされていますが、実際はかなり破格の性能をしている槍ニキですね。魔力消費が少ないのもいいですし、何よりほぼ必中のゲイボルグ。槍ニキ自身の戦闘技能も高いのでかなりの耐久性もあります。また、ストレス値も上がりにくく、上がっても戦闘させるだけで発散してくれるのでかなり優秀なサーヴァントと言えます。

 

 次にアサシン候補として槍ニキと同じく魔力消費の少ない佐々木小次郎、もしくはホモくんと同じ近代武器を使うエミヤなどですかね。

 

 佐々木小次郎は言わずもがな、ドラゴンスレイヤーと言われるくらいには次の特異点で大活躍してくれますし、エミヤはその合理性と手段の選ばなさからRTAにおいては大活躍してくれます。あと、ホモくんと装備がほぼ同じなのでホモくんのスキル上げにも使えますね。

 

 あとは、と言うよりも抑止力関係のサーヴァントにハズレはいませんね。最善のためならば多少の無茶も許容してくれますし、ストレス値も上がりにくい補正があるのでストレス値管理が楽です。

 

 今はこんな所でしょうかね。

 

 逆に引きたくないサーヴァントとしては前に話したサーヴァントは勿論ですが、他にもアサシンならジャックや酒呑童子、カーマなどがいますね。

 

 まずジャックですが、性能自体はかなり優秀なんですがフラグ管理がクソほどめんどくさいです。好感度が低ければ普通に解体されますし、逆に高すぎても懐に物理的に潜られて死にます(4敗)

 

 性能自体はアサシントップクラスです。対サーヴァント戦において特攻がかなり入りやすいですし、破格のNP効率&星出し性能とかなりいい性能をしています。スキル構成も回避に強化解除、CTの短い高回復と結構ありがたい構成となっています。

 

 次に酒呑童子。この子もフラグ管理が大変です。まず最初はあまり言うことを聞いてくれないんですよね。彼女の気質というか、鬼の性というか……。まあ、命令されるのがどうにも嫌いのようです。んで、好感度管理を失敗すると高確率で食われます。カニバられます(5敗)なので初心者の人にはあんまりオススメしないですねー。

 

 ああ、でも性能自体はかなり高いですよ。アサシンにしては珍しい全体宝具持ちの上に多様なデバフを撒けますし。使ってて結構楽しい子なんですよね。

 

 最後カーマ。軒並み当たり鯖しかいないインド鯖の中の唯一の地雷です。フラグ管理を失敗すると主人公が堕落して人理が崩壊します。いえ、主人公だけならいいんですが、他のカルデアメンバーも堕落させてしまうので特級の地雷鯖となっています(6敗)

 

 ああ、あとカーマを召喚した場合キアラを召喚する確率が上がるんですよね。そのビーストの特性でビーストが顕現した場合連鎖的に現れるって言うのがあるんですけど、カーマは元ビーストかつキアラとカーマはLRの関係なのでさらに呼び込みやすくなってるんですよね。

 

 キアラは言うまでもなくド地雷です。あいつヤバいって……。

 

 性能自体は元ビーストと言うだけあってトップクラスの性能をしています。魅了にガッツに回復とかなり便利なスキル構成になっております。その構成からかなり長い間耐久できるのがいいですねー。地雷鯖じゃなければ積極的に狙っていきたいところでしたね。

 

 さて説明している間に召喚準備が整いました。それでは早速皆さん大好きガチャタイムです! 

 

 >あなたは英霊召喚陣の中に聖晶石を全て投げ入れ、英霊召喚陣を起動した。

 >英霊召喚陣がバチバチと空気が爆ぜるような音を出しながら輝き始める。

 

 さあ、こい! 当たり鯖こい!

 

 >英霊召喚陣が強い光を放ち始めた。

 

 ちょっと待ってください。これはもしかして……もしかするかもしれませんよ。

 

 >英霊召喚陣が虹色に輝き始めた! 

 

 や っ た ぜ 

 

 うーん、この神々しい虹色。なんか芸術的。

 

 やっぱり積み上げてきたものが違いますからねえ。

 

 かー! つれェわー! 此奴はつれェわー! ここで大当たり鯖引いてWR出しちゃうかもしれないからなー! 走者としての格がまた上がっちゃうなー! 

 

 >あなたの耳に唐突に何かが砕けるような音が聞こえた。

 >そして突如として発生した目を潰すような光。

 >その余りの光量にあなたは目蓋を開けることが出来ない。

 

 ん? 

 

 >そして光が徐々に弱まると同時にあなたはまるで蛇に睨まれた蛙のように体が固まってしまった。

 

 あれ? なんかホモくんに行動不能デバフがかかってる。えっ、ちょ、ちょっと待って……。

 

 >光が収まり英霊召喚陣があった場所には3人の人影があった。

 >あなたは自分の身体を縛るほどの重圧を発生させているのはあの3人だと本能的に理解する。

 

 え、嘘でしょ? 嘘だよね? 嘘って言ってよ! 私が何をしたって言うんですか! 

 

「ご用とあらば即参上! 貴方の頼れる巫女狐、アルターエゴ顕現っ! です! ……なんてあの一尾の真似をしてみたが、妾の性に合わぬのぅ。まあ、何はともあれ今度こそ末永くよろしく頼むぞ、我がご主人様?」

 

「ふぅ……漸くあなたの下に来ることができましたね。私はカーマ、愛の神です。今度こそ愛の神を本気にさせた報いをちゃーんと受けてもらいますからね」

 

「アルターエゴ。殺生院キアラ。救いを求める声を聞いて参上いたしました。でも、ふふ……。あなたは相変わらず私のような女を呼ぶだなんて、なんという方なのでしょうね。私は生きとし生けるもの、有情無情の区別なく味わい尽くす魔性菩薩。これはもう、今度こそ地獄の底までお付き合いさせていただくしかありませんね?」

 

 >あなたの前に現れた3人はまるで聖母のような笑みを浮かべているというのに、どこか身の毛のよだつような笑みだとあなたは感じた。

 

 うわああああああ!! ふざけるな、ふざけるな! 馬鹿野郎ォォオ!! うわああああああ!!!! 

 

 ああ、(チャートが)きえる、きえる、うすれていく。たもてない、しょうき、をたもてない、なんでこんな、こんなことに、わるいことなんかなにもしてこなかったのに、なんで──やだ……いやだよぅ……こんなのひどい……あんまりだ……。




悪いことしたんだから報いは受けないとね?

盛り上がってきたので失踪します!



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為すべきこと

一日で感想300近くあるんですけど愉悦部潜みすぎでは……?

初投稿です。


 ビーストと行く人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー、前回ビースト三銃士を1発で引き当てるというとんでもない豪運を発揮してしまいましたね。そんなことしなくていいから……(懇願)

 

 取り敢えず結論から言いますと普通に考えたらこれリセ案件ですねクォレハ……。ビースト三銃士とかフラグ管理が複雑すぎて頭壊れちゃ〜^う。一応ビースト候補連れて走ってみた事はあるんですが、フラグ管理がえげつない量で要求されます。気が狂いそう……!(静かなる怒り)

 

 ですがこっからガバしなきゃビースト勢特有の高ステによる大幅なタイム短縮が狙えるので実質当たりです。当たりって言えば当たりなんだよ。(ウㅤン チ ー 理論)

 

 ちなみに一番危惧してた玉藻の前なんですが、何故かキャスターじゃないですのでセーフです。何か尻尾9本あるけど誤差だよ誤差。因みにアルターエゴの玉藻の前の攻略情報とか何も書いてなかったです……。悲しいなあ……。

 

 カーマは……うん、要はこちらが堕落しなけりゃいいんで。それにポンコツ属性入ってるからワンチャン……ワンチャンあるよね?(震え声)

 

 キアラ? ノーコメント! 

 

 というわけでいっそここまで来たらやってやろうじゃねえかよこの野郎! 半端ないところ見せてやるよ! 

 

 そういうわけでRTA、続行致します! (鋼の意思)

 

 さて、早速ですがサーヴァントを手に入れたのでまずは軽い交流をしましょう。要は好感度上げに行きます。ビースト相手だと好感度フラグは本当の意味で命取りになります。

 

 >あなたはサーヴァント達に自己紹介と現状説明をした後、力を貸してほしいと頭を下げた。

 

「ほほ、勿論構わぬ。元よりその為に顕現したのじゃしのぅ」

 

「はいはい、いいですよ。どうせあなたはそう言うだろうと思っていましたし」

 

「ふふ、私はあなた様のサーヴァント。あなた様は私の大切な契約者。いつまでもどこまでも、その関係に変わりはありません。ですから、ええ。あなた様がそれ(救い)を求めるならば全身を懸けてあなた様を導きましょう」

 

 やだ、なんか聞き分け良すぎて怖いんですけど……。おかしいね、ビーストってまともに言うこと聞かなかったはずだったのに。いや、仲を深めていけば聞いてくれるようにはなりますよ? でもそこまでするのにクソみたいなフラグ管理が必要だったですし。まあ、仲良くなっても相変わらずクソみたいなフラグは山ほどあるけどね! 

 

 まあ、言うこと聞いてくれるんなら別にいいや。取り敢えず今回の黒王戦についての解説をしましょう。

 

 このFGORPGで黒王は最初の難関としてよく取り上げられています。立ち位置的にはブラボで言うガスコイン神父、ダクソで言う犬のデーモンしかり慣れるまでむちゃくちゃやられます。

 

 なんでかって? 黒王は聖杯を魔力リソースとして扱ってるからですね。そのせいで劇場版HF並にモルガーンをぶっぱなす上に常時魔力放出してるせいでバサクレスでも筋力対抗ロールで簡単に負ける位にはヤバいです。

 

 慣れれば技量の低さや足の遅さから倒すことは出来るんですが考え無しに突っ込むとモルガーンぶっぱなされて蒸発します。

 

 それから攻撃範囲の広さも慣れないといけませんね。

 

 風王結界を剣に纏わせていないので避けるのは簡単なのではと思った人達もいるでしょうが、モルガーンを剣に纏わせて攻撃してくる時は攻撃範囲がめちゃくちゃ伸びてきます。死神代行みてえなことしてんな、おまえな。

 

 そのためギリギリで躱したと思ったら攻撃範囲が伸びてきてやられるというわからん殺しがざらにあります。

 

 なので黒王戦は基本的に遠距離で対応しましょう。遠距離戦では黒王の馬鹿力とわからん殺しは発揮されないので気をつけるのが宝具のみということになります。まあ、遠距離で戦うと宝具を連射してくるのでキツいことに変わりはないんですが……。個人的には此方の方が対処しやすいので遠距離戦で挑みます。

 

 ここまでがマスターも戦う場合の時の注意点です。次はサーヴァントのみが戦う時の注意点を解説しますね。

 

 基本的には後ろで指示出したりサポートをしてあげればいいんですが、黒王は時折此方を殺しにかかってくる時があります。特にマスターとサーヴァントの距離が離れた時が顕著ですね。サーヴァントの助けが間に合わないと判断してきた場合、魔力放出で物凄い勢いで突っ込んできてそのままぶった斬ってきます。殺意高スギィ! 

 

 なので援護する時は味方サーヴァントの背後で尚且つそれなりに近い位置を陣取ることを心掛けましょう。油断したらいつの間にか目の前に現れた黒王に斬られるなんてことはざらにありますんで。

 

 それから1番気をつけて欲しいのは宝具ですね。あまりにも味方サーヴァントの背後に陣取りすぎるとサーヴァントごと焼き払おうと通常のモルガーンより数倍威力の高いモルガーンを飛ばしてきます。なのでちょこちょこ味方サーヴァントの背後から外れつつガンドなどで隙を作って味方サーヴァントが戦いやすいように援護してあげましょう。

 

 それさえ守れば黒王は割と簡単に倒せます。

 

 まあ、チュートリアルボスで出すような強さじゃないですけどねえ! 

 

 以上が黒王戦の攻略の手順となります。

 

 さて、取り敢えず突っ込む前に武装の確認をしましょう。

 

 今ホモくんが持ってるのは古びたナイフと特殊改造MP5、それから呪いの……あれ? 呪いの石が消えてますね。なんでぇ……? 捨てようとしても捨てられなかった石がいつの間にか手持ちから無くなってます。うーん……? 

 

 まあ、考えても分からないことは見なかったことにしましょう。多分どっかに消えたんでしょ(適当)

 

 取り敢えず使えそうなものは古びたナイフと特殊改造MP5、後は聖晶石を集めていた時に同時にやっていた置換呪術の印を刻んだ小石を数十個ほど。MP5の弾は残り約140発くらいですね。エミヤニキがこっちに気がついて近寄ってきてくれたおかげでそこそこ節約出来ましたね。

 

 残り魔力も鍛えていたおかげでまだ大分余裕があります。宝具の1、2発くらいは何とかギリギリ撃てるでしょう。

 

 さて、後は立香ちゃん達がもうすぐここに来るはずなんでその時に合流して黒王戦に行きましょうか。

 

 ……もうすぐここに来るはずなんで。

 

 ……来ませんね? エミヤニキが生きてたところから考えるに立香ちゃん達がここにまだ着いていないと考えていたんですが……。

 

 そう言えば柳洞寺にいつもある場所に聖晶石がなかったすね。いや、まさかそげなことは……。

 

 >突如として爆発音にも似た轟音が辺りに鳴り響いた。

 >そして地震の如く地面がグラグラと揺れる。

 >あなたが今いる柳洞寺は既にボロボロであったため、今にも倒壊しそうだ。

 >早く脱出しなければ生き埋めにされてしまうだろう。

 

 ウッソだろお前。もしかして本当に立香ちゃん達黒王戦に突っ込んじゃってる? いや、だとしてもエミヤニキがキャスニキと戦わずにホモくんの方に来た理由が……。

 

『度重なる破壊音に気がついたのか、シャドウアーチャーが此方に向かってきた』

 

 あっ……。もしかして入れ替わりになっちゃった……? 

 

 うそだよぉ、普通そんなことってある? 

 

 ええい! こうなったらとっととこっちも大空洞に突っ込みます! 運が悪いと立香ちゃんがぶっ殺されて再走確定になっちゃうんで急ぎますよ! ほら行くどー! 

 

 >あなたはサーヴァント達にこの柳洞寺の真下にある大空洞へと向かおうと伝えた。

 >サーヴァント達からの返事を聞くとあなたは急いで倒壊し始める柳洞寺から出て、下にある大空洞へと繋がる洞窟へと向かう。

 >大空洞へと近づくにつれ、揺れと轟音が酷くなっていく。

 >時折発生する強い揺れに足を取られながらもあなたは必死に大空洞へと向かう。

 

 まだ大丈夫ですよね? 大丈夫だよねぇ!? ここで再走確定になったら赤っ恥かくんですけど! 頼む立香ちゃん生きててぇぇえええ!!! ああ、もう仕方ない! 置換呪術を使ってぶっ飛びます! 魔力とか弾とか色々と惜しいですけどそれを惜しんで死んでたらクソもありません! 

 

 >あなたはMP5を構え、弾丸を放つ。

 >そして置換呪術により加速して凄まじい速度で移動し始めた。

 >置換呪術によりあらゆる運動エネルギーを自身の加速に置換したため、あなたの体がギシギシと軋み始めた。

 >HPが減少した。

 

「あっ、ちょっと──」

 

 超加速してるせいでダメージ負い始めていますが、生きてさえいれば特に問題はありません。というわけで死ぬ気で加速してIKEA。

 

 >加速に次ぐ加速。

 >あまりの速さに肉体が悲鳴をあげ始める。

 >HPが減少した。

 

 耐久ビルドにしているのでまだHPは半分を切っていません。まだ加速できますね。しましょう。

 

 >あなたは更に加速した。

 >自身の肉体に強化魔術を施しているというのに自身の骨に罅が入っていくような嫌な音が聞こえる。

 >HPが減少した。

 

 HPが半分切りましたが、もうすぐ大空洞に着きます。

 

 >あなたは大空洞に辿り着いた。

 

 よっしゃ! 着きました! 

 

 >大空洞に辿り着いたあなたの目に入ったのは尻もちをついた立香と今にも剣を振り下ろそうとしているアルトリア・オルタの姿だった。

 

 ちょ、待ってぇぇええええ!! 

 

 >あなたは立香目掛けて銃を構えた。




楽しくなってきましたねえ!
多分次回は小説形式になると思われます

まあ、そんな感じなので失踪しますわ


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データが消えて書き直しになったので遅れました(特大ガバ)

初めての他視点なので実質初投稿です。


 星崎望幸が消えた。

 

 それは藤丸立香にとっては最悪と言ってもいい出来事だった。

 

 立香にとって望幸の存在は半身、いや比翼の鳥と言ってもいいほどだ。生まれた時から一緒だったからだろうか、立香にしてみれば望幸と一緒にいるのは当たり前の事だった。

 

 だからこそ、このカルデアに来た時に最初に望幸に出会えたことは立香にとっては何よりも安心出来ることだった。例え爆破テロのような出来事が起きたとしてもそれでも望幸と一緒であれば前を向いていけた。

 

 だが、この地獄のような街に着いた時には望幸は隣にいなかった。何処を見渡しても望幸の姿が見えなかった。それは立香にとっての精神的支柱であった存在が消えたことにより、立香が抑え込んでいた負の感情が溢れ出すことを意味していた。

 

 不安、焦燥、恐怖、悲哀。あらゆる感情がミキサーでかき混ぜられたかのように立香の心を大いに荒らしていく。やがてその荒れ狂う感情は1つの結論を出す。

 

 会いたい。

 

 ほんの一瞬だけ、全てを投げ捨ててでも望幸に会いたいと立香は思ってしまった。

 

「……先輩、どうかしましたか?」

 

「あ、ううん! 別になんでもないよ!」

 

 けれど立香はその強靭な精神力を以ってその感情に蓋をする。気づかれないように、なんでもないと振舞ってみせるのだ。

 

「それにしても望幸さんは何処に飛ばされたんでしょう。とても心配です」

 

「うん、そうだね。私も凄く心配なんだ。だから早く望幸を見つけよう」

 

 望幸が傍に居ないのは不安で仕方がないけれど、私はまだ大丈夫。だって望幸と約束したことを思い出したから。

 

「……そうだよね。早く、望幸を見つけないと」

 

 それからはマシュとオルガマリー所長と共に特異点の解決とともに望幸を探し始めた。その道中様々な事が起きた。

 

 まるで影法師のような姿で襲いかかってきたアサシンとランサー。狂ったように聖杯、聖杯と言って私達に攻撃を仕掛けてきたが、デミサーヴァントとなったマシュが撃退してくれたことで何とか助かった。

 

 けど、望幸は見つからなかった。

 

 人を石へと変える怪物、メデューサ。デミサーヴァントとなったばかりのマシュにとっては強敵であり、苦戦していたところをキャスターとして現界したクーフーリンの助けによってメデューサを撃破することが出来た。そしてその後キャスターが仲間になってくれた。とても心強いと思う。

 

 望幸は見つからなかった。

 

 キャスターが警戒しろと言っていたアーチャー。その人がいると聞いた場所に行ったがいなかった。不思議に思いつつも、柳洞寺と書かれた寺の中に何かないかと探してみたら何やら虹色に光る石を見つけた。取り敢えず拾っておこう。そうして寺の中を探索していたら何かが粉砕されるような轟音が鳴り響いた。

 

 その音と気配に反応したキャスターが今すぐ逃げるぞと言って急いで柳洞寺から出ていった。どうやら先ほどの音の正体はバーサーカーらしいとの事だった。

 

 ……望幸は、見つからなかった。

 

 そしてこの狂った聖杯戦争を始めたセイバーとの戦い。それが始まる前に宝具を使えないマシュを鍛えるとキャスターと戦った。その結果、マシュは宝具を使えるようになった。その姿を見たキャスターはこれなら大丈夫だろうと言って、一緒にセイバーが待ち構える大空洞へと向かった。

 

 …………。

 

「望幸……」

 

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 柳洞寺の真下にある大空洞に着いた。

 

「これが大聖杯……超抜級の魔術炉心じゃない。なんでこんなものがこんな極東にあるのよ……」

 

 大空洞の中央に座す大聖杯を見てオルガマリーは愕然とした様子で呟いた。魔術師として優秀な知識を蓄えていたからこそ正しくその異常さを認識することが出来た。

 

『資料によると制作はアインツベルンという錬金術の大家だそうです』

 

 その大聖杯の補足説明を通信越しで行うロマニ。続けて説明をしようとしたが、それはキャスターによって中断された。

 

「悪いな、お喋りはそこまでだ。奴さんに気付かれたようだぜ」

 

 そう言ってキャスターが睨む先には禍々しい黒に染まった鎧と聖剣を携えたセイバー、アーサー王が此方を冷酷な目で睥睨していた。

 

 薄い金色の髪に色素の薄い肌、此方を冷酷に見つめる金色の目。そしてなによりも魔術師としてド素人の立香でさえ分かるほどの膨大な魔力がセイバーを中心に渦巻いていた。

 

「…………」

 

「なんて魔力放出……。あれが、本当にあのアーサー王だというのですか?」

 

「見た目は華奢だが甘く見るなよ。あれは筋肉じゃなく魔力放出でカッ飛ぶ化け物だからな。一撃一撃がバカみてぇに重い。気を抜けば上半身ごと持っていかれるぞ」

 

「ロケットの擬人化の様なものですね……。了解しました。全力で応戦します」

 

「──話は終わったか?」

 

 今まで黙って聞いていたセイバーが唐突に口を開いた。

 

「なぬ!? テメェ喋れたのか!? 今までだんまり決め込んでやがったのか!?」

 

「は、それももう聞き飽きた台詞だな」

 

 そういうセイバーはまるでこれから何を言うのか、何が起きるのかを知っているかのような態度であった。

 

「まあいい。黙っていたのは何を言っても見られているからだ。故に案山子に徹していた」

 

「ならば何故案山子に徹するのをやめた?」

 

 キャスターが抱いた当然の疑問。今の今まで案山子に徹していたと言うのならば、何故やめたのか。その疑問にセイバーは鼻で笑った。

 

「決まっている。貴様達が来たということは遅かれ早かれあの大馬鹿者がくるからだ」

 

「大馬鹿者だぁ……? テメェ誰のこと言ってやがる」

 

「それを貴様に教える義理はないな」

 

「ケッ、そうかよ」

 

 これ以上お前に話すことは無いとセイバーはキャスターから視線を切る。そして次にセイバーが見つめたのは後方に立っていた立香だった。

 

「試させてもらうぞ、藤丸立香。お前があの大馬鹿者の足枷にならぬかをな」

 

「え……? なんで私の名前を」

 

 当たり前の疑問。名乗ってもいないと言うのに何故か此方の名前を知っていたセイバー。然れどセイバーは最早言葉は不要と言わんばかりに全身から渦巻く魔力を滾らせて黒き聖剣を持ってこちらに襲いかかってきた。

 

「っとぉ! いきなりマスターは取れねぇんじゃねえの?」

 

 弾丸のようにこちら目掛けて飛んできたセイバーをキャスターがルーン魔術を用いて火炎を飛ばすことで牽制をする。

 

 だが、セイバーはそれをまるで知っていたかの如く見もせずに体を傾けることで簡単に回避する。そしてそのまま立香の方──ではなく、ルーン魔術を使用した事でほんの僅かに硬直したキャスターの方へとジェット機の様な速度で間を詰める。

 

「しまっ──」

 

「まずは貴様からだ、死ね」

 

 振り下ろされる聖剣。このままいけば確実にキャスターの肉体を切り裂くだろう。だが、それはシールダーたるマシュが許さない。

 

「させません!」

 

 キャスターとセイバーの間に割り込み、盾を用いてセイバーの聖剣をはじき返す。

 

「ほう……」

 

「悪ぃな嬢ちゃん、助かったぜ! アンサズ!」

 

 ルーン魔術により放たれた灼熱の炎弾は聖剣を上へとはじかれガラ空きとなったセイバーの胴体へと向かう。だが──

 

「エクスカリバー……」

 

 聖剣へ魔力の収束が異常な速さで、爆発的に膨れ上がっているのを感じ取ったキャスターはセイバーが何をしようとしているのか気が付いた。

 

「ッ!? 不味いっ! 嬢ちゃん逃げるぞ!」

 

「モルガーン!!!」

 

 セイバーに向かった炎弾は無理矢理体勢を立て直し、聖杯より供給された魔力を惜しみなく使ったセイバーの竜の吐息を思わせるような宝具によって容易く飲み込まれた。

 

 大空洞に巻き起こる容赦ない破壊の轟音。有象無象を消し去る慈悲のない破滅の熱線。直線上にあった全ての物がまるで飴細工のように融解していく。

 

「ふん、上手く躱したか」

 

「嘘でしょ……?」

 

 それを呟いたのは誰だったのか。いや、もしかすればキャスターを除いた全員が呟いたのかもしれない。

 

 セイバーが放った宝具による一撃はこの大空洞の岩壁を容易く貫き、大空洞へと繋がる道を新しく作りあげたのだ。

 

「おいおい! そんなに魔力をバカスカ使いやがってよ! ちったぁ自重しろや!」

 

「くだらん」

 

 その言葉とともに先程と同じように聖剣へと莫大な魔力が収束していく。そしてその矛先はキャスター達ではなく、先程の攻防で離れてしまった立香達へと向いていた。

 

「チッ!」

 

 それにいち早く気がついたキャスターは自身に強化のルーン魔術を掛け、セイバーへと近距離戦へと持ち込んだ。

 

 杖にも強化のルーン魔術を仕掛け、まるで槍のように扱うキャスター。その猛攻はランサークラスを思わせるが、本来のクラスではないためセイバーにいとも容易く防がれる。

 

「貴様はキャスタークラスではないのか?」

 

「剣を使うアーチャーだっているんだ。槍を使うキャスターがいたっておかしくはねぇだろ?」

 

「は、それもそうか」

 

 互いに軽口を叩き合いながらも幾度となく切り結び、火花が散る。だが、ランサークラスで呼ばれていないキャスターが徐々に力負けをして押し込まれ始めた。

 

「ぐっ……」

 

「そら、終いだ」

 

 幾度目かの斬り合い。その瞬間、セイバーは己の聖剣に宝具を纏わせた上に魔力放出を行い、キャスターを力技で岩壁へと叩きつけた。

 

「ぐぁっ……!」

 

 そして間髪入れずの宝具。岩壁へと叩きつけられたキャスターはその攻撃を凌げるはずもなく、膨大な熱量を誇る聖剣の一撃によって飲み込まれた。

 

「キャスター!!」

 

 思わず声を荒げる立香。

 

「他人の心配事をしている場合か?」

 

「え……?」

 

 先程までキャスターと戦っていたはずなのに、いつの間にか目の前に現れていたセイバーの姿を見て、立香は思わず尻もちをついてしまった。

 

 振り上げられる聖剣。まるで熱したナイフをバターに入れるかのように容易く両断されることは想像に固くない。

 

「藤丸!」

 

「先輩!」

 

 マシュとオルガマリーが助けようと此方に向かおうとするが、もはやこの距離では確実に間に合わない。己の未来を想像してしまった立香はきゅっと目をつぶった。

 

「……ふん、これで終わりだ」

 

 聖剣は無慈悲にも立香の体を袈裟斬りにしようと振り下ろされた。その瞬間、不意に立香はここに飛ぶ前のことを思い出した。

 

『──大丈夫、お前は必ず俺が守るから』

 

 そして1発の銃声が大空洞へと鳴り響いた。

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 来たるべき痛みに備えてぎゅっと目をつぶった立香。然れどいつまで経っても痛みは襲ってこず、寧ろ何だかとても安心するような温かさに包まれていることに気がついた。

 

 一体何が……? 

 

 不思議に思って恐る恐る目を開けるとそこには自分が会いたくて会いたくて仕方がなかった、星崎望幸が自身を守るように抱き締めていた。

 

「望幸……?」

 

「……大丈夫か?」

 

 そう言って無表情で、しかし目だけは心配そうにこちらを見つめる姿は間違いなく自分が会いたかった人だった。

 

 望幸は立香に怪我がないことを確認すると立香にあるものを渡してからゆっくりと立ち上がり、いつの間にか遠くにいたセイバーの方へと向き直る。

 

「ようやく来たか大馬鹿者め」

 

「……」

 

「久しぶりに会ったんだ。何か言ったらどうだ? ……って、ああそうか。今回は初めて会ったのか。いかんな、あの突撃女ほど私は覚えられる訳では無いからな。どうにも記憶が混ざってしまう」

 

 無表情で黙り込みつつも手に持つ銃器とナイフを構え、冷静にセイバーを見据える。その反対にセイバーはどういう訳か声を弾ませて嬉しそうに望幸に語りかける。だが、セイバーは唐突に顔を歪ませた。

 

「……まだ貴様は彷徨い続けているのか。様々なものを代償にしてまで何故そこまで彷徨い続ける? 痛覚すら失ったその肉体で何を求めている?」

 

 セイバーがそこまで言った所で立香はあることに気がついた。それは先程自分を庇った時に出来たのであろう傷口から血が溢れ、望幸の足元に赤い水溜りを作っていることに。

 

「…………」

 

「だんまりか。貴様はいつもそうだな。他者に対しては異常なまでに気にかける癖に自身のことになると病的なまで無頓着になる。……ああ、本当に反吐が出る。そんな事をするお前にも、『あの時』それに気がつけなかった私にも」

 

 そういうセイバーはまるで思い出したくもない過去を思い出した様に苦々しい顔を伏せる。そして伏せた顔を上げると聖剣を構えた。

 

「なあ、大馬鹿者よ。これ以上彷徨い続けると言うのであれば私を倒していけ。できなければ私がお前をここで殺す」

 

 そういうとセイバーは何処か寂しげに笑う。

 

「それが、今の私がお前にしてやれる唯一の事だからな」




それはそうと可愛い女の子の歪む顔っていいよね。いや別にそれがこの小説に関係するとかそういう訳ではありませんけども。ありませんけども。

ホモくんの置換呪術について勘違いされてる方が多かったので補足説明。

ホモくんの肉体置換は対象の情報を置換する呪術だったりします。つまりどういうことかというと、

A音速で飛ぶ弾丸
Bその場に静止するホモくん

この弾丸とホモくんを置換すると

A音速で飛ぶホモくん
Bその場で静止する弾丸

みたいな感じです。また、他にも一方的に置換することも出来ます。先程と同じように、

A音速で飛ぶ弾丸
B音速で飛ぶホモくん

だとすると

A弾丸
B音速で飛ぶ+音速で飛ぶホモくん

と言ったような感じで加速するのが前話でやっていた移動方です。なお強化魔術無しで使う即死する模様。

説明ができたので失踪します。


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戦闘

音速で飛ぶホモってなんだよ(哲学)

そんな事を思ってしまったので初投稿です。


 大空洞にて響き渡る銃撃音と金属同士がぶつかった時特有の甲高い音が鳴り響く。その音の正体は望幸が連射するMP5の弾をセイバーがいとも容易く全て叩き落とすことで発生する音であった。

 

「そんな豆鉄砲では私に傷はつけられんぞ」

 

「…………」

 

 挑発するように鼻で笑うセイバー。然れどそんな挑発など耳に入っていないかのように構わずセイバーに向けて撃ち続ける。そしてそれに痺れを切らしたセイバーが魔力放出を使い、一気に望幸へと詰め寄った。

 

「ふっ!」

 

 振るわれる聖剣。本来であれば容易く望幸を両断する程の威力を持つそれは望幸得意の置換呪術によって避けられ、空を切る。

 

 置換呪術によってセイバーの真横に立っていた望幸は剣を振るった事で隙ができたセイバーのこめかみに銃口を押し付け、引き金を引いた。火薬が炸裂する音とそれによって発生する鼻を突くような硝煙の匂い。

 

 こめかみに銃口を押し付けられたセイバーは銃弾を頭に受けた──なんてことは無く、望幸が引き金を引くよりも速く頭を銃口からズラし回避する。

 

 そしてそのまま望幸の胴体を両断せんと聖剣を振るう。だが、彼はそれを上体を逸らす事で回避する。そしてそのまま反撃と行きたいところだが、そこで英霊と人間との身体能力の差が如実に現れる。

 

 望幸が銃を構え、撃つよりも速くセイバーが上体を逸らしたことによって不安定な体勢になった望幸へ足払いを仕掛ける。

 

 転ばした所に聖剣を振るい、苦しまぬように一息に殺してやろうとそう思ったセイバーであったが、望幸はまるでそうすることは知っていたと言わんばかりに上体を逸らしたまま後ろに倒れ込むように飛び跳ねた。

 

「なっ!?」

 

 その結果、セイバーの足払いは空振りへと終わる。しかしそんな回避を取ってしまえば背中から地面に落ちて隙を晒すだけだとそう考えたセイバーの眼前に銃口が向けられていた。

 

 思わずその事実に一瞬惚けてしまった。こちらを見ずに、その上倒れ込む様な姿勢で滞空していると言うのに的確に此方の眉間を狙うなどと──。

 

「ぐっ……!」

 

 放たれた弾丸を間一髪といった様子で叩き落とす。だが、攻撃は防いだ。ならば後は地面に倒れ込み隙だらけになった望幸を斬ってしまえば──。そう考えたセイバーであったが先程と同じようにいつの間にか離れた場所で弾丸をリロードしている望幸の姿を見て思わず舌打ちをする。

 

『彼凄いな!? あのアーサー王の攻撃を見切れるのか!?』

 

 驚愕の声を上げるロマニ。その言葉にセイバーは何も知らぬ馬鹿がと心の中で悪態をつく。

 

 見切る? 馬鹿を言うな。

 

 あれはそもそも見えてすらいない。

 

 間を詰めた時もそうだ。あの大馬鹿者は確かに私を見失っていた。だと言うのに攻撃に反応してきたということはそれをやってくると知っていたからにほかならない。そしてそれを裏付けるように彼奴は此方を見もせずに続けて放った足払いを避けてみせた。

 

 それが意味することは──

 

「貴様、どれ程繰り返し続けている。もはや100や200などでは足らんだろう」

 

「…………」

 

「まただんまりか。本当に貴様という大馬鹿者は……!」

 

 腹の底からグツグツと煮え滾るような憤怒。それは望幸に向けられたものでもあり、同時に自分自身にも向けられていた。

 

 セイバーはその怒りのままに望幸へと斬り掛かる。だが、それも最初の時と同じように目の前から一瞬で消えたことにより空振りへと終わる。

 

「……なるほど、ようやく貴様の回避の種が分かった。私が叩き落とした弾丸と位置を置換しているのか」

 

 いつの間にか自身の背後に立っていた望幸を見て、彼が使った魔術の正体を見破るセイバー。

 

 地面に転がっていた弾丸を1つ拾い、そこに刻まれた印を観察する。

 

「だが、それはいつまで続けられる? 貴様の魔力とて有限だろう。そしてその印を刻まれている銃弾もな」

 

 確かにセイバーの言う通り魔力は有限だ。そして置換するための印も。だからこそデミサーヴァントであるマシュと共に戦うべきなのだが、マシュは動けずにいた。それは恐怖によって体が動かない、などと言う訳ではなく、セイバーと戦う直前に望幸から言われたのだ。

 

 立香と所長を守って欲しい、と。

 

 勿論それにはマシュも所長も立香も全員が反対していた。1人で戦っても勝てるわけが無い、サーヴァントですらない貴方が適うわけないと。けれど望幸はその問いにこう答えた。

 

「勝てないことと負ける事は別だ」

 

 彼が何を考えてそう言ったかは分からない。何かあのセイバーに勝つ策があるのか。そう思って彼の言う通り立香と所長を守ることに専念したが、見たところ彼の攻撃は通じず、セイバーの攻撃を躱すのに精一杯なように見える。

 

 やはり助太刀に──

 

 マシュがそう考えた瞬間、背中に氷柱を入れられたかのような悪寒が襲ってきた。その悪寒の正体は膨大な魔力が逆巻く聖剣を地面につき立てようとしているセイバーであった。

 

「だが、魔力切れを待つのも面倒だ。辺り一帯に散らばった弾丸を纏めて消せば貴様は置換することが出来んだろう」

 

「…………!」

 

 セイバーが何をしようとしたのか気づいた望幸は上へと向かって弾丸を放った。そしてそれと同時にセイバーは地面に聖剣を突き立てた。

 

 そして巻き起こる破壊の嵐。

 

「きゃあああああ!?」

 

「うっ……ぐぅっ!」

 

 聖剣を突き立てたセイバーを中心として大空洞の地面全体に亀裂が走り、その亀裂から焼き付くような魔力が迸る。セイバーを中心とした所からあらゆるものが吹き飛び、消し飛んでいく。

 

 仮にマシュが守らなければ立香もオルガマリーもこの世から消えていたことは想像に難くないほどの破壊であった。

 

「これで逃げ場はなくなったな?」

 

 地面にばら撒かれていた弾丸は先程の一撃で全て砕かれ、セイバーの言う通り空中に逃げた望幸は逃げ場を無くしていた。

 

 銃を撃とうと構える望幸よりも早く宝具の準備が完了していたセイバーは望幸に向けて聖剣を構える。

 

「……逝け、大馬鹿者」

 

 魔力が渦巻く聖剣の力を解放しようと振り上げ──

 

「私のマスターを虐めないでくれますかぁ〜?」

 

 横合いから飛んできた強烈な攻撃によって地面と平行線を描くほどの速度で吹き飛ばされた。そしてその速度を維持したまま岩壁へと叩きつけられ、岩壁に大きな罅が刻まれた。

 

「ぐっ……貴様は……」

 

「困るんですよねえ。私のマスターにそんな事をするなんて」

 

 手足に宇宙のような紋様と青い炎を纏い、セイバーを不敵な笑みで見下ろすのは望幸と契約したサーヴァントの1人である──

 

「ポンコツか」

 

「誰がポンコツですか!?」

 

 セイバーのあまりな言葉に思わず突っ込んでしまうカーマ。その姿に嘆息しながら現れたもう1人のサーヴァントは上から落ちてきた望幸を優しく受け止めて地面へと降ろした。

 

「はぁ……馬鹿な事をやらないで下さいませんか? それに貴方だけのマスターというわけでもないでしょうに」

 

 そう言ってカーマの後ろから現れたのは殺生院キアラであった。その姿を見たセイバーは思わず頭を抱えてしまった。

 

「あの大馬鹿者はなんというものを呼んでいるのだ……!」

 

「ふふ、随分と酷い言い草ですね?」

 

「貴様らを見ればそう言いたくもなろう。それで、もう1人はどうした?」

 

「あら、気づいていらしたんですのね」

 

 その言葉を聞いたセイバーは鼻を鳴らした。

 

「当たり前だ。ほんの一瞬とはいえ、馬鹿げた魔力を感じたのだ。それこそこの聖杯を凌駕するほどの魔力をな。となればそこの大馬鹿者がまた何かしら厄介な奴を引き寄せたのであろう? で、そいつは何処に行った」

 

「彼女は少々下準備に向かいましたよ」

 

「下準備……ああ、なるほど。そういう事か」

 

 キアラの下準備という言葉に眉を顰めたセイバーだったが、少し考えたのちに合点がいったと言わんばかりに納得した。

 

「それで? 黒い王様はどうするんですかぁ〜?」

 

「ふん、貴様ら2人を相手して勝てるとは思わんからな。潔く引くさ」

 

 煽るような物言いで言うカーマをセイバーは冷徹な目で淡々と事実を告げる。そして今までのことを思い出しセイバーは自嘲するかのように笑った。

 

「は、知らず、私も力が緩んでいたらしい。あの時躊躇したせいでこんな事になるとはな。私も大概あの大馬鹿者に執着していたということか。それに結局、どう運命が変わろうと私一人では同じ結末になってしまうのだな」

 

 そこまで言うとセイバーは1度大きく息を吐いて、望幸の方をなにか大切なものを見るかのような優しさの籠った目で見つめた。

 

「まあ、こうなってしまっては仕方あるまい。私もそちら側に行くとしよう。今度こそ大馬鹿者の、マスターの旅を終わらせる為にな」

 

 そう言うとセイバーは今まで纏っていた鎧と聖剣を消して紺色のドレス姿へと変わった。そして望幸へと近づくと自身が身に纏っていた服の装飾品の一部を渡した。

 

「必ず私を呼べ、いいな?」

 

 そう言ったセイバーの身体が黄金の粒子へと変わっていく。そして消える直前、まるでこれから悪戯をする童のような悪どい笑みを浮かべ、望幸の胸ぐらを掴んで強引に引き寄せた。

 

「──」

 

「なぁっー!?」

 

「あらあら……」

 

「ええ!? いきなり何して……」

 

 カーマ、キアラ、立香の驚愕の声が上がる中、セイバーは3人に対してしてやってやったと言わんばかりの不敵な笑みを浮かべる。

 

「なに、唾付けというやつだ。ではな」

 

 言いたいことだけ言ってこの特異点から消失したセイバー。それはこの特異点Fで発生していた狂った聖杯戦争が幕を下ろしたことを意味していた。

 




どうしてそんなガバをするんですか?(現場猫並感)

感想読んで弾丸の回転も置換したら超級覇王電影弾をしながら音速でホモくんがカッ飛ぶのかと想像してしまいました。いくらなんでも酷すぎでは?

次回からまたRTA形式です。そんなわけで失踪いたします。


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帰還

今更ですけどUA30万お気に入り1万超えました。すごい(小並感)

そんなところで初投稿です。


 チュートリアルクリアから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 いやー、黒王は強敵でしたね……。最後普通に死にかけましたけど生きてるからガバじゃないです(鋼の意思)

 

 一応今のところチャート通りの流れではあるんですが、何か所々でちょっと訳わかんないフラグが乱立してましたね。なんでぇ……? 

 

 これもしかして変なルートに入ったんですかね? うーん、まあ、ええわ。許したる(寛容)分からないことは見なかったことにする主義なんで。

 

 それにしてもちょっと不味いっすね。黒王が最後の最後にとんでもないことしてくれたおかげで周りの目が凄いことになってます。特に立香ちゃんの目とかやばいです。なんだァ? てめェ……とか言いそうな目付きになってます。

 

 菩薩の拳でもされそうですねクォレハ……。

 

「フォウ! フォーウ!」

 

 >立香の肩に乗っていたフォウがあなたの顔に張り付くといつもの様にあなたの肩へと移った。

 

 おっと、またこの獣は人の顔に奇襲仕掛けてきましたよ。やっぱ(奇襲掛けるの)好きなんすねぇ。

 

 まあそれはさておき、今回の黒王戦でしたけどちょっとというか、かなり気になることが多かったですね。謎フラグが乱立してますし、サーヴァントと合流した瞬間戦いもせずに消えたのもちょっと気にかかりますね。

 

 いつもなら戦うんですけど……。まあ、元とは言えビースト2体同時に相手取るとか嫌に決まってますもんね。そこら辺が何かフラグに関与したのかもしれないっすね。

 

 ま、結果的にタイム短縮に繋がったのでOKです! 

 

 えーこの後なんですけど、まあ消化試合ですね。レ//フが登場して少しムービー、いわゆるトイレタイムが始まります。その後場合によっては少し戦うこともあるんですが、ぶっちゃけ人間形態で戦うという舐めプしてくるんで黒王よりクソ弱いです。なんなら一方的に嵌めることも出来ます。ホラホララッシュをレ//フの顔にやってあげましょう。

 

 >何処からかパチパチと拍手するような音が聞こえてきた。

 

 おっと、レ//フのご登場です。どの面下げてやって来たんだお前。

 

「いや、まさか君たちがここまでやるとはね。計画の想定外にして、私の寛容さの許容外だ。特に星崎望幸、貴様の生死を確認しなかったのは私の失態だよ」

 

 >にこやかな笑みを浮かべてあなた達の前に現れたのはレフ・ライノールであった。

 

 本当になあ!? お前の後ろにいたというのに、やっぱお前視界ガバやんけ。

 

「レフ教授!?」

 

『レフ──!? レフ教授だって!? 彼がそこにいるのか!?』

 

「うん? その声はロマニ君かな? 君も生き残ってしまったのか。すぐに管制室に来てほしいと言ったのに、私の指示を聞かなかったんだね。まったく──」

 

 >そこまで言ったところでレフ・ライノールの雰囲気が薄ら寒いものへと変わり始めた。

 >にこやかな笑みを浮かべていた顔は残虐性を思わせるような顔へと変貌した。

 

「どいつもこいつも統率のとれていないクズばかりで吐き気が止まらないな。人間というものはどうしてこう、定められた運命からズレたがるんだい?」

 

 正体現したね(土竜並感)

 

「マスター、下がって……下がってください! あの人は危険です……あれは、私たちの知っているレフ教授ではありません!」

 

 ナスビちゃんがデミサーヴァントとなった事でレ//フの異常性に気づきますが、レ//フを精神の拠り所としていたオルガマリー所長の耳には届いていません。悲しいなあ……。

 

「レフ……ああ、レフ、レフ、生きていたのねレフ! 良かった、あなたがいなくなったら私、この先どうやってカルデアを守ればいいか分からなかった!」

 

 はい、オルガマリー所長がマシュの静止も聞かずにレ//フの元へと走りよっていきました。

 

「やあオルガ。元気そうでなによりだ。君も大変だったようだね」

 

 今聞いてもすっごい皮肉っすね。まあ良くもそんな心にもないことを言えたものだと感心します。

 

 それではムービーが終わるまで暇なのでオルガマリー所長の救出方法についてお話しします。

 

 ムービーが終わって動けるようになるのは所長が助けを求める辺りになります。その後即座にレ//フに攻撃を仕掛け、一時的にレ//フのヘイトを此方に向かせる必要があります。と言うのもオルガマリー所長に対してヘイトが向いている状態だと魔術などで干渉しても弾かれます。

 

 まあ、流石に魔神柱という格上の存在なので当たり前ですね。なので一時的に此方にヘイトを向かせて気を逸らすことで魔術などの干渉が通るようになります。その後は置換呪術によって所長を救出した後にレ//フ戦へと移ります。

 

 その後は消化試合ですね。サーヴァントで囲って凹るなり、嵌めて凹るなりなんなりしてぶちのめして一定のラインまで体力を下げると捨て台詞を吐いてこの特異点から撤退します。

 

 そこからは前から準備していた魂魄置換呪術の出番ですね。人形に所長の魂を置換して持って帰れば工事完了です。ただ調整などもしないといけないので特異点崩壊などのことも考慮するとレ//フを素早く倒す必要があります。

 

 煉獄ごっことか出来ないの悲しい……。

 

「生涯をカルデアに捧げた君のために、せめて今のカルデアがどうなっているか見せてあげよう」

 

 >レフは聖杯の力を使って真っ赤に燃え上がっているカルデアスがある管制室の時空と繋げた。

 

 おっと、そんなことを言っているうちにレ//フが聖杯を使ってカルデアスがある管制室と繋げましたね。ということはそろそろ……ん? 

 

 スゥゥゥゥ……。

 

 気の所為ですかね? なんか見覚えのある9本の尻尾がカルデアスの影から見えるんですけど……。あっ、玉藻がカルデアスの影から顔を出しましたね。なんか此方に手を振ってきてるんですけど。

 

 あの子何してんの? 

 

「私の責任じゃない、私は失敗していない、私は死んでなんかいない……!」

 

 >レフから告げられた残酷な事実から目を背けるように、己に言い聞かせるように否定し続けるオルガマリー。

 

「アンタ、どこの誰なのよ!? 私のカルデアスに何をしたっていうのよぉ……!」

 

「アレは君の、ではない。まったく、最期まで耳障りな小娘だったなぁ、君は」

 

 >レフはそう言いながらオルガマリーを鬱陶しい蝿を見るかのような冷酷な目で見下す。

 >そしてレフはオルガマリーに向けて手を向けた。

 

「なっ……体が、宙に。何かに引っ張られて……」

 

 >オルガマリーの体が宙へと浮き少しずつ赤く染まったカルデアスへと近づいていく。

 

「言っただろう、そこは今カルデアに繋がっていると」

 

 >レフはそう言って嗜虐的な笑みを浮かべる。

 

「このまま殺すのは簡単だが、それでは芸がない。最後に君の望みを叶えてあげよう。君の宝物とやらに触れるといい。なに、私からの慈悲だと思ってくれたまえ」

 

「ちょ、何言ってるのレフ? 私の宝物って……カルデアスの、こと? や、止めて。お願い。だってカルデアスよ? 高密度の情報体よ? 次元が異なる領域、なのよ?」

 

「ああ、ブラックホールと何も変わらない。それとも太陽かな? 」

 

 あっ、玉藻が動き出しましたね。これってもしかして……。

 

「まあ、どちらにせよ。人間が触れれば分子レベルで分解される地獄の具現だ。遠慮なく、生きたまま無限の死を味わいたまえ」

 

「いや……いや、いや、助けて、誰か助けて! わた、わたし、こんな所で死にたくない!」

 

 ……ムービー終了。動けるようになりました。オルガマリー所長を助けに行きましょう。

 

 >あなたはレフ目掛けてMP5を放った。

 

「ふん、このようなもので私が──」

 

「先程、面白いことを言っていたのぅ?」

 

「なにっ──があぁぁぁぁあっ!?」

 

 >レフは唐突に後ろから聞こえた声に驚愕しつつ振り向いた。

 >だが、振り向いた瞬間には魔術を使用していた腕を圧倒的な力で無理矢理引き千切られた。

 

 よぉっーし! 玉藻がレ//フを攻撃してくれたおかげでオルガマリー所長からヘイトが逸れました! 行けっ! ホモくん! 

 

 >あなたは先程レフが弾いた弾丸と位置を置換することでオルガマリーの近くへと移動した。

 >そしてオルガマリーに触れ、置換呪術を使用することによってオルガマリーにかかっていた魔術を別の物体へと移し替えることが出来た。

 >続けてあなたは置換呪術を使用することで立香にあらかじめ持たせていた印が刻まれた石と位置を置換する。

 

「えっ……? 私、助かったの……?」

 

 よぉーしっ! 後はレ//フを囲んでボコボコ作戦を……。

 

「ほほ、100に裂かれるか、焼き尽くされるかどちらが良い? ああ、何なら先程言っておったカルデアスとやらにお主を突っ込んでしまうのも良いな?」

 

「貴様ァッ……!」

 

 >玉藻はレフの必死の抵抗を叩き潰しながらまるで虫を殺す幼子のような無邪気さで残酷な提案をしていく。

 

 もう始まってる!(ホモガキ)

 

 なんかもう玉藻がレ//フを潰し始めてるんですけど……。レ//フ抵抗してますけど何も意味なしてないっすね。全部上から叩き潰されてる感ありますねクォレハ……。

 

「ふむ、そうさな。妾は寛大故にな。決められぬというのなら全てやってしまおうか」

 

 あっ、これはストレス値が上がる光景が広がりそう。というわけでホモくんセーブ! 

 

 立香ちゃんとマシュちゃんとオルガマリー所長のお目目を塞ぎます! ロマニ? 自分で塞げ! 

 

「わっ、何何!?」

 

「きゃっ!?」

 

「いきなり何をするのよ!?」

 

 >望幸が立香達の視界を抱きしめるような形で塞いだ瞬間、玉藻はレフを焼き尽くし100へとバラバラにした上で残った残骸をカルデアスの中へと叩き込んだ。

 

「ふむ、まあ、所詮は端末。この程度のものよな。さて我がご主人様よ、妾は此方で貴方様の帰りを待っておるでな」

 

 >玉藻はそう言って聖杯の力によって繋げられていた時空の穴を無理矢理閉じた。

 

「相変わらず出力がおかしいですねぇ」

 

「まあ、彼女は私達とは異なる方法で此方に来てますし、それくらいの差はあるでしょうね」

 

 はえ〜玉藻すっごい強い……。お陰様でタイムを大幅に短縮出来ましたね。特異点が崩壊するまでに多少の猶予はありますし、このうちにさっさと話を進めてしまいましょう。

 

 >あなたは早くこの特異点から去った方がいいということを立香達に告げた。

 

「カルデアに帰るって言ったって私はもう既に死んでるのよ!? あっちに帰ったら私の意識は消えるじゃない!」

 

 おっ、そうだな。で・す・がぁ、そんなあなたの為に魂魄置換呪術〜(ドラえもん)

 

 >あなたは懐から人形を取り出してオルガマリーにその人形について説明をする。

 

「この人形に私の魂を移せば消えることなくカルデアに帰れる……? でも、調整には私の体組織が必要って、私の体はもうないのよ? やっぱり駄目じゃ……」

 

 >そこまで言ったところでオルガマリーはあることに気がついた。

 

「そうよ! あなたは私が紙で切った指を治療する時に布で私の血を拭いていたじゃない! あれは今持ってるの!?」

 

 ありますねぇ! ありますあります! 

 

 >あなたはポケットに入れていた白い布を取り出す。

 >そこには確かにオルガマリーの血が付着していた。

 >それを見たオルガマリーは安堵からか地面へとへたりこんだ。

 

「それがあれば所長は消えずに済むんですか!?」

 

 そうだよ。

 

『望幸くん! 調整にはどれくらいの時間がかかる!?』

 

 そうですね……大体3分くらいですかねえ……。

 

『3分なんだね!? それなら特異点崩壊まで十分間に合う! こちらもレイシフト準備をしておく。魂の移し替えが完了したら教えてくれ!』

 

 あい〜。

 

 >あなたはそう言うと早速人形の調整へと取り掛かった。

 >特異点崩壊までのタイムリミットが迫る中、あなたは冷静に、しかし素早く人形に調整を施していく。

 >そして周りが固唾を呑んで見守る中、あなたは遂に調整を完了させた。

 

 これで完成ですねぇ! 後はオルガマリー所長の魂を突っ込んで工事完了です。

 

 >あなたは今もへたりこんでいるオルガマリーの手をそっと握り彼女の目を見つめる。

 

「ええ、いいわ。やってちょうだい」

 

 >その言葉とともにあなたは魂魄置換呪術を使用した。

 >オルガマリーの身体が黄金の粒子へと変換され、その粒子は吸い込まれるように人形の中へと移った。

 

 パパっとやって終わりっ! ロマニキ後はオナシャス! センセンシャル! 

 

『よくやってくれた望幸くん! こっちもレイシフトの準備は完了した。今から君たちを此方に引き戻す!』

 

 >その言葉とともに全員の身体が霊子へと変換されていく。

 >徐々に体が霊子へと変換されていく最中、不意に立香があなたの手を握った。

 

 お? なんだぁ? 

 

「望幸、私強くなるね。今回は望幸に守られてばかりだったけど、必ず望幸の隣に立って望幸を支えられるように強くなる」

 

 >立香は強い覚悟を宿した瞳であなたの方を見た。

 

「だから、カルデアに帰ったら私に魔術のことを教えて欲しいな」

 

 >あなたは身体が霊子へと変換されていく中、このカルデアに来る前のいつもの快活な笑みを浮かべる立香の姿を見た。

 >そしてあなた達はカルデアへとレイシフトした。




この作品の考察に関してですけど感想欄でバンバンやって貰って構わないです。Fateは考察で盛り上がる一面もありますし、なにより活性化すれば新しくFGORTAを書いてくれる人が増えるかもしれませんしね!自分以外が書いたFGORTAとかかなり興味あるんで(強欲)

そんなわけで失踪致します。


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特異点F攻略後

風古戦場いや……いや……(風クソ雑魚並感)。

初投稿です


 特異点F帰還から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー、特異点解決後にやることはドロップアイテム確認、スキルポイントの割り振り、各キャラのストレスチェック、コミュ、サーヴァント召喚、武器のカスタマイズなど沢山あります。

 

 特にストレスチェックだけは必ずやりましょう。やらないと次の特異点とかで大変な目に合います。

 

 なので今回は次の特異点であるオルレアンが見つかるまで上記のことをやって行こうと思います。

 

 まあ、その前にオルガマリー所長の魂を移してある人形をダ・ヴィンチちゃんに渡しましょう。その後はロマニキとダ・ヴィンチちゃんを交えてオルガマリー所長の肉体をどうするかの話し合いですね。ついでにストレスチェックも同時並行してやりましょうか。なのでホモくんの荷物から甘味類を持っていきます。あとどうせ話し合いをするのでロマニキを回収してからダ・ヴィンチちゃんのとこに行きます。

 

 と言うわけでロマニキのとこにほらいくどー。

 

 >あなたは移動中にフォウと出会った。

 

「フォーウ!」

 

 うーんこの獣。人の顔見るなりやっぱり奇襲仕掛けてきますね。ホモくんの顔から何か出てるんでしょうか。まあ、それはそれとして医務室に着きましたね。

 

 >あなたは医務室へと入っていった。

 

 お邪魔するわよ〜。

 

「うわっ、もう起きてたのかい?」

 

 >ロマニは驚いた様子であなたを見ていた。

 

「もう少し眠ってると思ってたんだけどこんなに早く来るとは思わなかったな。もしかして君には耐性があるのかなぁ? まあ、今はそれを考えててもしょうがないよね。それで此方に来たのはオルガマリーについてかい?」

 

 >あなたはロマニの質問に首を縦に振る。

 

 そうだよ。じゃけん早くダ・ヴィンチちゃんも交えて話し合いましょうね〜。

 

「よし、それじゃあレオナルドの所に行こうか。彼も交えて話し合った方が良いだろうしね」

 

 >ロマニはそう言ってあなたを連れてダ・ヴィンチと呼ばれる人のところへ連れて行った。

 

「やあ、レオナルド。今大丈夫かい?」

 

「おや、ロマニに……望幸くんだね? 丁度いい、私も君達に用があったんだ」

 

 >あなたの前にまるでモナ・リザが絵画から飛び出してきたような絶世の美女が現れた。

 

 親の顔より見たダ・ヴィンチちゃん。いつもお世話になっております。

 

「ふふ、驚いた……って訳でもなさそうだね。こんな絶世の美女相手に無反応とは。このこの」

 

 >ダ・ヴィンチはあなたのお腹を肘で突っついた。

 

「レオナルド、早速だけどオルガマリーのことについて話し合いたい」

 

「そうだね。私もその事で君達に用があったんだ。オルガマリー所長の肉体をどうするか、とかね。とりあえずはオルガマリー所長の魂が入ってる人形を見せてくれるかな」

 

 >あなたはダ・ヴィンチに人形を渡した。

 

「ほほーう、これはまた……。かなり複雑な術式だね。でもその分オルガマリー所長の魂は少しの劣化もなく完璧に移し替えてある。うん、これならオルガマリー所長の蘇生も簡単だろう。それにしてもよくこんなものを持ってたね?」

 

 >あなたはこれを持っていた理由について説明した。

 

「いざという時の身代わりになる? ……ああ、そういう事か! 確かに君の魔術と掛け合わせれば多少の怪我や呪いの類でもこの人形に移せるだろうからね。その人形なら少しの調整で魂の器となりえるか。この術式について詳しく話し合いたい所だけど今はオルガマリー所長のことについて話し合おっか」

 

「ここにはホムンクルスを作製する装置があるからオルガマリーの肉体の製作には問題は無いよね。問題はその肉体をどうするかって話なんだけど」

 

「私としては新しい肉体になるんだし、前の肉体をベースにしつつマスター適性やらレイシフト適性とかも入れた方がいいと思うんだよねぇ」

 

「ボクは元の肉体でいいんじゃないかと思うんだよね。その、彼女の性格だと特異点攻略が……。いや、まあ、ここで指揮官としてやってもらった方がいいと思うんだ。望幸くんはどう思う?」

 

 はい、ここで選択タイムです。ダ・ヴィンチちゃんの択を選ぶか、ロマニキの択を選ぶかでオルガマリー所長の今後が決まります。

 

 ダ・ヴィンチちゃんの択を選んでオルガマリー所長と一緒に特異点解決してもいいですし、ロマニキの択を選んでオルガマリー所長をカルデアに残らせるということが出来ます。

 

 ちなみにダ・ヴィンチちゃんの択を選んだ場合のメリットとして特異点攻略が安定します。但し、オルガマリー所長のストレス値はマッハです。

 

 ロマニキの択はレイシフト時の安定性が上がりますね。要は空中に放り出されることや別々に飛ばされることが少なくなります。加えてオルガマリー所長の生存率が上がります。まあ欠点と言えば戦闘に参加する人数が増えないので特異点攻略がダ・ヴィンチちゃんの択に比べ安定しないくらいです。

 

 ここではオルガマリー所長の生存率を少しでも上げておきたいので下を選びましょう。

 

 >あなたはロマニの案を推した。

 

「オッケー、それじゃあ所長の身体は元の肉体の方にしよっか」

 

 あ、そうだ(唐突)

 

 ダ・ヴィンチちゃんにお願いがあるんですけど、いいっすかぁ? 

 

 >あなたは懐からMP5の銃弾を取り出し、彼女に複製出来ないか尋ねた。

 

「任せたまえ。この天才に不可能はないからね!」

 

 ありがとナス! 

 

 それと追加でダ・ヴィンチちゃんに提案をしましょう。上手く行けば武器の改造案やら改良案やらを思いついてくれます。まあ、どっちも素材消費するんですけどね。素材の需要高い……高くない? 

 

 >あなたは武器の改造は出来ないかと聞いた。

 

「ふーむ、武器の改造かあ。君の使ってるのは確か……MP5だったかな? うん、エネミーから落とした素材を使えば改良出来ると思う。どうせなら銃弾の方も一緒に改良できるか試してみるね」

 

 やっぱダ・ヴィンチちゃんの……技術力を……最高やな! 

 

 >あなたの提案により武器の改造と銃弾の生成、改良が出来るようになった。

 

 最悪銃弾の生成だけでも良かったんですが、上手く武器の改造の方も出来るようになりましたね。ついでに銃弾の改良が来たのもでかいです。

 

 と言うわけでちょっとした解説です。

 

 エネミーからドロップする素材とQPをダ・ヴィンチちゃんに持っていけば、武器を改造して強くしてくれます。DPSも上がるので素材が余ったらドンドン持って行って強くしましょう! 

 

 そして銃弾の生成、改良ですが生成はQPのみで出来ます。改良の方は素材とQPですね。改良弾をここで引けたのはかなり有難いですね。

 

 改良弾は既存の弾丸に追加効果を付与することが出来ます。効果量の高さは素材のレア度に直結します。金素材の効果量は結構凄いっすよ。どんな敵にでもダメージを与えることが出来ます。ええ、「どんな」でもです。ゲの字にすら攻撃が通ります。流石どんな敵もスタンさせる魔術礼装を作製したダ・ヴィンチちゃんだぜ! 誇らしくないの? 

 

 まあ、RTAでは金素材とかバンバン使う富豪プレイは出来ないんで大人しく銅素材や銀素材で戦いましょう。

 

 個人的なおすすめ改良弾としては比較的簡単に入手出来る竜の牙ですね。これは純粋に弾丸の威力が上がります。また、竜の牙1個につき30発程度生成出来るのでコスパもいいです。なので序盤ではかなりお世話になるんじゃないでしょうか。

 

 さて、最後に2人のストレスチェックをしてから立香ちゃんの方に行きましょう。

 

 ふーむ、ダ・ヴィンチちゃんのストレス値は上がってないですね。ロマニキはやっぱり少し上がってますね。念の為持ってきた甘味類を渡して減らしておきましょう。

 

 >あなたはダ・ヴィンチとロマニに和菓子を渡した。

 

「うわあ、これボクの好きなこし餡の大福じゃないか! ありがとう!」

 

「おお、これはひよこ饅頭というやつだね。中々に可愛らしいじゃないか。ありがとうね」

 

 貴重な甘味類を貰えて嬉しいダルルオ!? だからさっさとストレス値下げて♡

 

 ちなみにダ・ヴィンチちゃんにも渡したのは好感度上げです。好感度が上がれば武器の改造や弾丸の生成、改良に必要なQPや素材が減りますからね。なんで? 

 

 それじゃあ次は立香ちゃんのマイルームに移動しつつ、今回の特異点Fで入手したスキルポイントを割り振っていきましょう。

 

 振るのは基本的には置換呪術と耐久ですね。6章の『アレ』を防ぐ為にはどっちもかなり上げとかないといけませんし……。魔力は必要に応じて振り分けると言ったところですね。一般人ルートですと敏捷などに振って逃げ足を鍛えるといいですよ。

 

 因みに振り分けの比率ですが、置換呪術6、耐久4と言ったところですね。置換呪術はレベルが上がれば干渉できる範囲が広がりますので。

 

 >あなたは立香の部屋に着いた。

 

 ノックしてもしもーし。

 

 >ノックをしてみたが返事はない。

 

 よし、じゃあ入りましょうか。ノックしたし入ってもかまへんやろ。

 

 >あなたは立香の部屋に入った。

 

「フォウ!」

 

 >フォウが尻尾であなたの顔を叩いた。

 

 ホモくんと立香ちゃんは幼馴染なんでいいんですー! 

 

 >立香はベッドで横たわっている。

 >どうやら眠っているようだ。

 

「……ゃ……し……いで……」

 

 >立香は何やら魘されているように見える。

 

 うん? これはストレス値がそこそこ高い時に発生するイベントですね。このまま悪夢を見続けると立香ちゃんのストレス値が更に上がるので優しく起こしてあげましょう。

 

 >あなたは立香の手を優しく包み込む様に握って名前を呼び掛けた。

 

 おはよー!!! カンカンカン!!! 起きて!!! 朝だよ!!!! すごい朝!!!! 外が明るい!! カンカンカンカンカン!!!!! おはよ!! カンカンカン!!! 見て見て!!!! 外明るいの!!! 外!!!! 見て!! カンカンカンカンカン!! 起きて!! 早く起きて!! カンカン! 

 

「……ぅん?」

 

 >立香はあなたの呼び掛けで目が覚めたようだ。

 >しばらくの間あなたの顔を見つめていると急に抱きついてきた。

 

 ファッ!? なんだお前!? 

 

「ごめんね……ちょっとだけ、ちょっとだけでいいからこのままでいさせて」

 

 >よく見れば立香の体が震えていた。

 

 うーん、これは相当BADな夢だったようで。ストレス値もそこそこ上がってますね。ここは要望通りにしましょう。ほらほら落ち着いて、どうぞ。

 

 >あなたは震える立香の背を優しく叩き、彼女を落ち着かせる。

 >しばらく経つと立香は落ち着いたらしく震えが収まった。

 >立香はあなたから離れると恥ずかしそうに顔を赤らめた。

 

「えへへ、いきなりごめんね? あんまり覚えていないんだけど凄く怖い夢見ちゃって……って、なんでここに望幸がいるの!?」

 

 えぇ……今更そこに反応するのか(困惑)

 

「むぅ、幼馴染とは言え女の子の部屋なんだよー? 今度からちゃんと私が起きてる時に入ってきてよね」

 

 おう、考えてやるよ。(考えるとは言ってない)

 

 さて早速ですが、立香ちゃんのストレスチェックのお時間です。まあ、初めてのレイシフトかつ殺されかけたというのもあって高かったのに加えて悪夢イベのせいで更に上がりましたね。一応先程の行動のおかげで多少は下がってますが、それでも高いです。

 

 なので立香ちゃんの好きなお菓子を上げましょう。

 

 >あなたは立香にお腹が減っていないか尋ねた。

 

「お腹? そう言われてみればお腹が減ったような……」

 

 おう、じゃあ(胃の中に)ぶち込んでやるぜ! 

 

 >あなたは立香にお菓子を渡した。

 

「あ、これ私の好きなお菓子だ。よく持ってたね?」

 

 沢山持ってきてるから遠慮なく食べていいっすよ。

 

 さて、立香ちゃんがお菓子食べてるうちに特異点Fからの帰還時に立香ちゃん強化フラグ立っていたので、それについてお話を。

 

 これは所謂原作主人公強化イベントです。特異点F攻略後から確率で発生するんですが、発生した場合立香ちゃんが魔術や武術について興味を示します。ちなみに確率は特異点が進むにつれ上がっていきます。特異点F後はそこそこ発生確率は低いはずなのですが、運が良かったですね。

 

 まあ、あくまで立香ちゃんは一般人なので魔術回路はゴミカスですが、少しでも覚えてもらうと多少の役割分担ができます。

 

 個人的な育成ですがガンドと攻撃強化魔術の訓練を重点的にしてもらいましょう。ガンドの訓練は命中率が上がり、攻撃強化魔術は倍率が上がります。どちらも有能な魔術なのでそのふたつをメインにガンガン上げていきましょう。特にガンドは立香ちゃんの生存率にも関わってくるので最優先事項です。

 

 おっと、立香ちゃんがお菓子を食べ終わりましたね。それじゃあ早速魔術の訓練についてお話だけしておきましょう。訓練自体は後でやります。だってこの後立香ちゃんを呼びにダ・ヴィンチちゃんがやってきますからね。

 

 >あなたは立香に魔術の訓練についての話をした。

 

「魔術の訓練だよね? うん、分かった。頑張って覚えてみせるよ。だからよろしくね、望幸」

 

 しょうがねぇなぁ(悟空)バッチェ仕込んでやりますよ。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




FGORTAが増えてるヤッター!

それはそうと古戦場が始まったので更新頻度が落ちます。許して!お兄さん許して!

じゃあそういうわけなんで失踪しますね!


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交流

今のグラブルは7:00~24:00まで古戦場、24:00~7:00までマルチ等という頭のおかしいスケジュールになってしまった……。これも古戦場期間に来た半額のせいなんだ……!

初投稿です。


 グランドオーダーから始まるRTAはぁじまぁるよー! 

 

 魔術の訓練の話を終えた後、ダ・ヴィンチちゃんに呼ばれ2人仲良く管制室にGOしました。その後ロマニから今後の事についてお話されます。

 

 まあ、要はこれから一緒に人理修復していこうね! 拒否権? 騙して悪いが仕事なんでな。働いてもらおう的な感じです。

 

 事が事なので仕方ないんですけどね。

 

 とりあえず話を聞くだけ聞いたので後はオルレアンが発見されるまで待ちます。とは言え実質最初の特異点に値する場所なので直ぐに見つかると思いますが、それでも一週間はかかるでしょう。なのでその間に立香ちゃんの訓練並びに武器の改造、サーヴァント召喚。後は本当にやりたくないですけど、サーヴァントとの交流ですね。

 

 ビースト連中との交流とか心こわるる^〜。

 

 とりあえずは立香ちゃんの戦力増強のためにサーヴァント召喚から始めましょう。

 

 立香ちゃんに引いてもらいたいのは防御に特化したサーヴァントか立香ちゃんに魔術を教えられるサーヴァントなどですねー。

 

 そういう意味ではレオニダス王とかメディアとかがいいですね! 後は此方と離れて飛ばされた時用に槍ニキや守護者連中がほしいです。私もそっちが欲しかった……。

 

 攻撃性能に関していえば、ホモくんが召喚した連中で事足りるというか過剰火力が過ぎるので耐久できる人達が尚更欲しいです。

 

 ちなみにホモくんが引くのはフラグ的に黒王と見て間違いないです。もっと火力が上がるんですがそれは……。

 

 石自体はクリア報酬で4騎分貰ってるので立香ちゃんには3騎、黒王確定ガチャになった上にビースト連中がいるホモくんには1騎で十分でしょう。

 

 さて、一応ダ・ヴィンチちゃんに召喚ルームの場所を聞いてから行きましょう。場所自体は知ってますが、こういうフラグはしっかり立てておかないといつ変なフラグが立つか分かったものじゃありませんからね。

 

 >あなたはここにはサーヴァントの召喚ができる場所があるのかを聞いた。

 

「勿論だとも。サーヴァントを召喚する部屋はあるからそこに今から案内しよう」

 

 >あなたと立香はダ・ヴィンチに連れられ召喚ルームへと行った。

 

「ここが召喚する部屋、通称守護英霊召喚システム・フェイト。特異点で縁を結んだ英霊か、もしくは君達自身に何らかの縁があればその呼び掛けに応じて来てくれるだろうね」

 

 はい、ガチャ部屋ですね。希望と絶望のごった煮部屋だぁ……。

 

 聖晶石については移動中にダ・ヴィンチちゃんから聞いてあるので立香ちゃんにささっと引いてもらいましょう。

 

 さあ、見せてくれ。主人公の運命力というものを! 

 

 >立香は召喚サークルの前に立ち、9つの聖晶石を投げ入れた。

 >召喚サークルの光帯が回転し、眩い光を放つ。

 >光帯が収束し誰かが現れた。

 

「よう。サーヴァント・ランサー、召喚に応じ参上した。この間は最後まで守れなくて悪かったな。ランサーとして召喚されたからにゃあ、今度は守りきってみせるぜ」

 

 槍ニキじゃないですかー! これは大当たりですね、間違いない。槍ニキは前に性能面で語ったのでそこは割愛しますが、自前の魔力が乏しい立香ちゃんにとっては大当たりのサーヴァントです。あと、特異点攻略は基本的にはサバイバル生活なのでサバイバル技能が高い槍ニキは凄い活躍をしてくれます。

 

 >続けて召喚ルームサークルの中からもう一人現れた。

 

「サーヴァント・アーチャー。召喚に応じ参上した。おや、拝みたくもない面をしたランサーもいるのかね」

 

「は、相変わらずの皮肉屋じゃねえか。それはこっちのセリフっていうもんだぜ」

 

 続けて当たりとは……。平時においての槍ニキとの相性は悪いですが、戦いにおいては普通に好相性なのでグッドです。その上エミヤニキは料理スキル持ちなので様々な食材から美味い飯を作ってくれるため、ストレス管理にも役に立ってくれます。いーなー! 

 

 >続けて召喚ルームサークルの中からもう一人現れた。

 

「サーヴァント、アーチャー。ケイローン、参上しました。我が知識が少しは役立てばいいのですが……。ともあれよろしくお願いします。あなたのため、力を尽くしましょう」

 

 げえっ!? 先生!!! 

 

 スパルタ鬼教師じゃないですかー! いや、当たりサーヴァントなんですよ? 武術も魔術も教えを乞えば分かりやすく教えてくれますし。ただちょっとスパルタが過ぎると言うか……。

 

 というか、どういう縁で立香ちゃんに呼ばれたんですかこの人。エミヤニキは守護者としての特性から考えると分かりますが、先生と立香ちゃん自体には縁が無いはずなんですよねぇ……。

 

 >ケイローンはあなたを訝しげな目で見つめている。

 

「何処かで……いえ、気のせいですね。しかし、どうにも私の霊基(からだ)が彼のことを……

 

 な、なんだよ。こっちをチラチラ見やがって。

 

「えっと、藤丸立香です。今人理が焼却されてしまって助けが必要なんです。だからどうか私達を助けてください!」

 

 >立香はそう言って深く頭を下げた。

 

「おう、大船に乗ったつもりで任せな!」

 

「無論だとも。そのために私はここに来たのだからね」

 

「ええ、勿論です。あなたを導いてみせましょう」

 

 はい、これで立香ちゃんと契約を結ぶことが出来ましたね。とりあえず立香ちゃんの訓練ですが、槍ニキと先生に体術の訓練をしてもらいましょう。魔術に関してはホモくんがメインで進めつつ、分からないことは先生に聞くといった感じでやりましょうか。

 

 エミヤニキは台所の管理を任せましょう。ホモくんがかき集めてきた食材などもまとめて押し付けます。

 

 それじゃあ次はホモくんの番ですね。

 

 >あなたは召喚サークルの前に立ち、聖晶石を3つ投げ入れた。

 >召喚サークルの光帯が回転し、眩い光を放つ。

 >光帯が収束し誰かが現れた。

 

 あれは誰だ!? 腹ペコ王か!? ジャンクフード狂か!? もちろん──

 

「ふん、漸く私を呼んだか。まったく、待ちくたびれたぞ。……それにしてもあの馬鹿共め。私の召喚に割り込もうとしてくるとは気が抜けん

 

 知 っ て た。

 

 まあ、フラグ的に見て確定ガチャだったしね。しかしまあ、予想していた通りアルトリア・オルタとはなぁ。ホモくんの火力がおかしい事になってますね。

 

 じゃあ後は各自サーヴァントとの交流タイムのお時間です。コミュ力お化けの立香ちゃんとしっかり絆を育んでもらいましょう。それじゃ、終わりっ! 閉廷! 解散! 

 

 >あなたはアルトリア・オルタを連れて召喚ルームから出ていった。

 

「……すみません、御二方少し聞きたいことがあるのですが──」

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 さて、サーヴァントとの交流の為にマイルームの目の前に来たわけですが……。なんでしょうね、こう嫌な予感がビンビンします。

 

 とは言え、いつまでも入らないわけにはいきません。というわけでゴーゴー! 

 

 >あなたはマイルームの扉を開けた。

 >そこには玉藻の前、キアラ、カーマの3人が各々好きな場所に座っていた。

 >あなたはマイルームの扉を閉めた。

 

 そっ閉じですよこんなん。マイルームとは心休まる場所じゃないんですかね……。なんであの3人教えてもいないのにマイルームに来れてるんでしょう。というか、交流自体は別個にするつもりだったんですけどねえ! 

 

 ビースト連中を同時にコミュするとか頭壊れちゃーう。

 

「何をしておるご主人様よ。はよう入らぬか」

 

 >あなたはマイルームから顔を出した玉藻の前に引っ張られてマイルームの中へと入った。

 

 強制連行やめちくり〜。

 

 >あなたがマイルームの中に入った途端、カーマとキアラからじっと見つめられた。

 

「待ってましたよ……って、黒い王様も来たんですか」

 

「ふん、当たり前だ。貴様らにマスターを任せていたらどうなるか分かったものではないからな」

 

「あら、随分な物言いですね」

 

「ささ、ご主人様よ。色々とあって疲れたであろう? 妾の尾に包まれてみるが良い。心地が良いぞ?」

 

「させるか」

 

 >あなたはアルトリア・オルタに抱きしめられるような形で引っ張られた。

 

「……あまり調子に乗っていると焼いてしまうぞ黒蜥蜴」

 

「は、やってみろ化け狐」

 

 ヤメロォ! (建前)ヤメロォ! (本音)

 

 フォウくんが災厄になっちゃうダルルォ!? 

 

 そうです、実を言うとサーヴァント同士でのいがみ合いでもフォウくんのカウンターは溜まります。なのでそこは特に気をつけないと行けません。軽い罵倒程度ならカウンターは溜まらないんですが、ガチ罵倒だと普通に溜まるので……。

 

 フォウくん、カウンターは溜まっちゃいましたか……? (震え声)

 

「フォーウ!」

 

 ……ヨシ! (現場猫)

 

 今のは軽い罵倒と判定されたようです。いやー良かった良かった。

 

 それにしてもこれだからビースト連中のフラグ管理はめんどくさいんですよね。元ビースト勢はステータスが異常に高いかわりに他サーヴァントと衝突する確率が上がります。先程のようなことなど日常茶飯事ですし、悪ければフォウくんのカウンターを溜めるレベルのことが発生します。

 

 シミュレーターが解放されたらそこで戦うなりなんなりさせればフォウくんのカウンターを溜めずに比較的安全に運用できるんですけど、現状、シミュレーターは解放されてないのでホモくんには仲介役になってもらう必要があります。運が悪いと宝具が飛んでくるので気をつけようね! (2敗)

 

 まぁ他にも気をつけることはあるのですが、それはまた今度お話ししましょう。

 

 では早速コミュ兼ストレスチェックを始めましょう。

 

 この時聞いておきたいのが好きなものと嫌いなものですね。英霊と言っても好みは千差万別です。なので好みを把握しておけばストレス値の管理がしやすくなります。好きなものでストレス値を下げたり好感度を上げたり、また嫌いなものを使って敢えて好感度を下げたりストレス値を上げたりなどの調整ができます。

 

 ただサーヴァントによってはガチの地雷があるのでそれには気をつけよう! (5敗)

 

 一応把握してはいますが、念の為にフラグ管理も含めて聞いておきます。

 

 >あなたはサーヴァント達に好きなものや嫌いなものはあるか聞いた。

 

「好きなものは富、権力、良き魂を持つ者かの。嫌いなものは自分自身の至らなさじゃな」

 

 そんなKBSトリオみたいなノリで言われても……。というか、何一つ役に立てる情報くれなかったですねこの玉藻。そんなもの渡せるわけねーだろ! 

 

「好きなものと嫌いなものですかぁ? ふふっ、本当は知ってるくせに。なので私は教えません」

 

(知ら)ないです。というのは冗談で好きなものは甘味類で嫌いなものはシヴァ系列の人達でしょ。調べましたからね、知ってますよ。まあ、しかしカーマは相変わらず捻くれてますね。

 

「好きなものですか……もちろん、皆様人間でございます。あ、おはぎも大好きです。後は童話でしょうか。とは言え私もいい大人なのでいつまでも好きという訳ではありませんよ。嫌いなものは素直ではない男性が大変気に入りません。特に自分自身も騙しきった上に勝手にいなくなるような人は大っ嫌いです」

 

 ははあ、つまりキアラにはおはぎをあげれば良さそうですね。後者に関しては素直なホモくんにとって無問題です。じゃけんキアラにはおはぎをあげましょうね〜。

 

「好きなものは、強いものだ。身体でも心でも構わない。反対に嫌いなものは弱いものだな。身体はともかく心が弱いものは見ていて辛い。……ああ、だが嫌いという程でもないが強すぎるのもどうかと思うようにはなったな」

 

 こう、なんでこう。あげられないものばっかり言ってくるんでしょうねこの人達。好感度調整が出来ないって言ってんだろ! いい加減にしろ! 

 

 まあ、アルトリア・オルタはジャンクフードでもあげておけばいいでしょう。あれは気に入っているようですし。

 

 とりあえずは玉藻には高級な嗜好品。カーマは甘味類。キアラはおはぎ。アルトリア・オルタはジャンクフードをあげれば良いと言ったところでしょうか。

 

 嫌いなものに関してはアルトリア・オルタは知っているんですが、他3人が微妙ですね。いざと言う時に高まりすぎた好感度をわざと下げることが出来ないのは辛い……辛くない? 

 

 ま、好みについては知れたので良しとしましょう。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




FGORTAもかなり増えてきましたし、1人くらい失踪してもバレへんか……。


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準備

古戦場は終わった!もういない!だけど半額はまだ終わらねえ!

必要な事書いてたら多くなりました。分けようかとも思いましたが、さっさと次の特異点に行きたいので無理やり圧縮しました。許して。

この話を投稿するのは初めてなので初投稿です。


 幼馴染強化イベントから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 やーこの1週間色々なことがありましたね。

 

 やたらホモくんにパンクラチオンをやりませんかと笑顔で誘ってくる先生にことある事に模擬戦しようぜと肩を組んでくる槍ニキとかカルデアに残ってる完全栄養食を消費してたら物凄い目でこっちを睨んでくるエミヤニキとか。なんだお前らホモか? 

 

 まあアレでしたね。先生と槍ニキがあまりにも誘ってきたのでタイムを考慮すると1回は受けた方がいいと思いまして受けたんですけど、悪化しましたね。なんでさ!? 

 

 今は目が笑ってない笑顔でパンクラチオンしましょうと言ってくる先生に何かすごい複雑そうな顔しつつも前よりも多く、そしてしつこく模擬戦に誘ってくる槍ニキ。槍ニキがあまりにもしつこかったんでビースト連中けしかけましたね。当たり前だよなあ? こっちにも次の特異点に向けての用意とかあるんですー! 

 

 ちなみにホモくんが消費してたカルデアの完全栄養食はエミヤニキに全部取り上げられました。もったいない……。

 

 ちなみに立香ちゃんの育成でしたが、1週間だけとは言え大英雄に先生という豪華すぎるメンバーに育成されてるのでメキメキと実力が上がってます。少なくともサーヴァント戦で瞬殺はされないくらいには強くなってます。生存率が大幅アップでうまあじですね。

 

 後、先生が時折開催するケイローン塾イベントは凄くうまあじです。幸運除いた全ステが成長するので開催されてたら積極的に参加しましょう。ちなみにホモくんは参加する度に先生にパンクラチオンされてました。ヤメロッテ! 

 

 魔術の方ですが、ガンドの命中率をメインに鍛えておきました。お陰様でどんな敵にも百発百中……とはいきませんが動いている存在にもそこそこの確率で当てれるようになりました。 や っ た ぜ ! 

 

 ちなみに立香ちゃん好感度はそこそこ上がりつつ、ストレス値はしっかりニュートラル状態まで下げ切りました。ただ、時々ストレス値が上がってる状態の立香ちゃんがいるんですよね。なんで? 

 

 一応その都度ストレス値を下げておきましたので今のところ変なデバフはかかっていません。

 

 次にホモくんのサーヴァントに関してですが、此方も好感度調整やらストレス調整などで色々と手こずりましたね。

 

 好きなんだろ? こういうのがさぁ! みたいな感じで好物を上げたら好感度は上がりましたが一緒にストレス値も上がりました。なんで? 

 

 好物を上げたのにストレス値が上がる意味がわからないですねクォレハ……。この死にゲーついにシステムもイカレ始めてるんですかね。

 

 まあ、上がったのは最初の1回だけでしたし、多分バグか何かだったんでしょう。

 

 また、ホモくん育成計画のうちの一つとしてダキニ天法を扱えるキアラ、呪術に関しての玉藻に訓練をつけてもらうことで効率よく置換呪術のレベル上げを行いました。

 

 次にカーマとアルトリア・オルタに関してですが、この二人には次の特異点でやってもらいたいことがあるのでそのための準備をしておきました。カーマに関してはワイバーン、アルトリア・オルタに関してはファヴニール関連ですね。

 

 ジークフリートの幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)を確実に当てるためにもアルトリア・オルタの仕事は特に重要です。

 

 それからカルデア職員のストレス値の方ですが、これはホモくんが事前に大量にかき集めていた食材達と料理スキルを持っているエミヤニキのおかげで大幅に低下させることが出来ました。

 

 何の用意もしてなかったらまともな食材が供給できる頃合までストレス値がほぼ下がらない完全栄養食しかないので職員のストレス管理が面倒臭いことになっていましたね。そのため立香ちゃんがエミヤニキ引いてくれたことは本当に感謝しかないっすね。

 

 流石主人公! えらい! 

 

 また次の特異点に向けての準備として刻印入り魔石やらお手軽置換人形やら弾丸生成やらと各種の仕込みを施しました。

 

 だいたいこんな所でしょうか。

 

 後はロマニキとダ・ヴィンチちゃんが特異点を発見してくれればすぐにでも行ける状態です。とは言えまだ報告に上がっていないので今日も通常通りのルーティンでいきます。

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 まずは立香ちゃんのところに行きましょう。この時間だとまだオフトゥンの中でもぞもぞしているので叩き起こしに行きます。

 

 >あなたは立香の部屋の前に着いた。

 

 この時、高橋名人ばりの連打をすることで立香ちゃんが起きる確率が大幅に上がります。

 

 >あなたは立香の部屋の扉をノックした。

 >返事はないようだ。

 

 ……ヨシ! (現場猫)

 

 じゃあ失礼するわよ〜。

 

 >あなたは立香の部屋に入り込んだ。

 >立香は布団を頭まで被って眠っているように見える。

 

 太鼓とかあったら真横で叩いて強制的に起こすことができるんですけどね。持ってないんで普通に揺さぶって起こします。

 

 りーつーかーちゃーん! 起きて起きてー! 

 

 >あなたは立香を揺さぶった。

 

「うぅ〜もう起きないと駄目なの……?」

 

 駄目です(ヤーマン)

 

 時間は有限ですからね。最大限有効に使いませんと。

 

 >立香は眠そうにしながらもベッドから起き上がった。

 

「おはよ望幸……。それじゃあ着替えるから外で待ってて」

 

 あい〜。

 

 >あなたは立香の部屋から出ていった。

 

 さてさてこの時間帯ですとちょうどナスビちゃんが来る頃ですね。ナスビちゃんとのコミュは耐久に補正がかかるのでちゃんとやっておきます。何せチャートにちゃーと書いてますので(激ウマギャグ)

 

 >あなたの前にマシュが現れた。

 

「おはようございます、望幸さん。先輩を起こしに来たのですか?」

 

 そっすよ。ちょうど今起こしたところなんで後ちょっと待ってくださいねー。

 

「はい! ……あの、先輩のことについてまた教えて貰いませんか?」

 

 毎回聞いてきますねこのナスビちゃん。まあ別にいいですけども。

 

 >あなたは立香について語った。

 

「なるほど、先輩はバレー部だったんですね! ……でもその、バレーというのは一体どういうものなんでしょうか?」

 

 この頃のナスビちゃんはあんまり物を知らないのですっごい無垢な子です。そんな子に変なことを吹き込むのはやめようね! (良心)

 

「フォウ! キャーウ!」

 

「きゃっ!」

 

 >どこからともなく現れたフォウがあなたの顔に奇襲をしかけてきた。

 

 ぶえーっ! なんだこの獣!? 人の顔に毎回奇襲をしかけてきやがってよぉ! フェイスハガーかなんかかお前!? 

 

「フォウ!」

 

 >フォウはいい仕事をしたと言わんばかりに鼻を鳴らし、あなたの肩で寛ぎ始めた。

 

 本当にコイツふてぶてしいヤツだで。

 

 まあ、人の顔に毎回奇襲を仕掛ける獣は置いといてナスビちゃんを立香ちゃんとのコミュを深めさせる為に誘導しましょう。

 

 >あなたは自分に聞くよりバレーについて良く知っている立香に聞いた方がいいとマシュに言った。

 

「それもそうですね! 今度先輩に聞いてみます!」

 

 >そんなことを話していると扉が開き、中から立香が現れた。

 

「おはようマシュ。二人で何話してたの?」

 

「おはようございます先輩。えっと、先輩のことについて色々と望幸さんから伺っていました」

 

「え、私の事ー? 望幸、変なこと話してないよね?」

 

 やだなあ、そんなこと話すわけないじゃないですか。話したところで何の意味もありませんし。それよりさっさと朝食をとって訓練しましょうね〜。

 

 >あなたは立香の質問に首を横に振り、二人とともに食堂の方へと向かった。

 >食堂に着くと既にカルデアの職員達の何名かが食事をとっていた。

 >彼らはあなた達に気づくと笑顔で手を振ってきた。

 

「やあ、おはよう三人とも。これから朝食かい?」

 

「そうですよ。今日はどんなご飯なんですか?」

 

「焼き鮭定食だよ。これがまたすごく美味しいんだ」

 

「そうそう、この絶妙な塩加減がまた良いのよ。朝なのにすんなり食べれるのよ」

 

 >あなた達の周りに職員が集まると笑顔で朝食のことについて話している。

 

「それにしてもたまたま別の場所に保管されていた食材が大量にあって良かったよな。食料庫にあった食材は爆発のせいでほとんどダメになってたし、最悪あのクソッタレな味の完全栄養食で過ごさなきゃいけないと思ってたから、こうして美味しいご飯を食べられるのは本当に嬉しいことだよな」

 

「そうねえ……私もあの完全栄養食は御免こうむりたいわ」

 

「そんなにまずいんですか?」

 

 >立香は酷評する職員たちの様子から気になったらしく質問した。

 

「不味いな。味を度外視して作られた保存食だから本当に味が酷いんだ。イギリスのマーマイトの方が100倍美味いぜ」

 

「ちょっと、マーマイトとアレを比べるなんてマーマイトに失礼じゃない」

 

「おっと、それもそうだな。それじゃあ俺達はそろそろ行くよ。三人もしっかり朝食取るんだぞ」

 

「それじゃあね三人とも」

 

 >職員たちは手を振るとどこかへ去っていった。

 

「完全栄養食ってそんなに不味いんだね。マシュは食べたことある?」

 

「いえ、私もそれは食べたことはないです。ただ聞いた話によるとこれを食べるくらいなら石を齧ってる方がマシという噂は聞きました」

 

 >そんなことを話していると厨房の中から男が現れた。

 

「おや、マスターにマシュ、それに望幸ではないかね。今日の朝食は焼き鮭定食だ。小鉢は3種類の中から選んでくれ」

 

 >厨房から出てきたのはエプロンを身に纏ったエミヤだった。

 

 オッスオッス、エミヤニキ! 相変わらず母親みたいなことしてんねえ! そんなんだからママとか言われるんじゃないすっかね(辛辣)

 

「お新香、冷奴、ポテトサラダかあ。それじゃあ私はお新香にしようかな。マシュと望幸は何にするの?」

 

「えっと、それじゃあ私はポテトサラダで」

 

 ホモくんは完全栄養食で! ぶっちゃけホモくんに対して現状貴重な食材とか振る舞う必要ないんで。完全栄養食でいいです。ストレス値もないしね。というわけでエミヤニキ、完全栄養食を──

 

「ああ、そうだ。言っておくがこのメニュー以外は受け付ける気はないのでね。それからきちんと選んでくれ」

 

 >あなたは妙に怖い笑みを浮かべたエミヤにそう言われてしまった。

 

 ダメみたいですね……(諦観)

 

 仕方ないので冷奴でオナシャス! 

 

「ふむ、了解した。では少々待っててくれ」

 

 >エミヤはそう言うと厨房の中へと入っていった。

 

 さて待ち時間の間に立香ちゃん達とのコミュをしっかりして──うげ、先生と槍ニキが来てますね。すごい逃げたい。

 

 >あなた達の前にケイローンとクーフーリンが現れた。

 

「おはようございますマスター。それにマシュに望幸も」

 

「おう、おはようさん。今日の飯はなんだったんだ?」

 

「焼き鮭定食だって」

 

「へえ、焼き鮭か。いいねぇ」

 

 >ケイローンとクーフーリンはエミヤに定食を頼みにいった。

 >その後戻ってきたケイローン達とあなた達は他愛のない話をしながら適当な席へとついた。

 

「マスター、朝食の後に休息を取ってから武術の訓練を致しますがよろしかったでしょうか?」

 

「うん、今日もよろしくねケイローン先生、クーフーリン」

 

「おう、任せな」

 

「「ところで──」」

 

 嫌です(先手必勝)

 

「望幸も一緒にどうですか? 特にパンクラチオンでもまたやってみませんか?」

 

「坊主もどうだ? また模擬戦でもやろうじゃねえか」

 

 絶対嫌です。ホモくんにだってやるべき事はあるんです。というかアンタらと戦うと時間をすごい掛けながら戦う必要があるから絶対に嫌です。

 

 まあ、普通に拒否っても引かなさそうなんですよねこの2人……。どうやって逃げましょうかね。

 

「申し訳ございませんが、朝食後、マスターは私達と訓練を致しますのでまたの機会に誘ってくださいませんか?」

 

「そういうこと故、諦めると良い。それともまた焼かれてみるか? のう、青き槍兵よ」

 

 >いつの間にか現れたキアラと玉藻の前が2人の誘いを断った。

 

「ちっ、わーったよ。流石にまた焼かれるのは勘弁だ」

 

「ふむ、でしたらその訓練が終わった後などは──」

 

「その後は私達とやるべき事があるんですよねぇ。というわけで諦めて貰えますかぁ?」

 

「そういうことだ。マスターとは少し話し合う事がある。故に貴様らの訓練は後日にしろ」

 

 >今度はあなたの背後からカーマとアルトリア・オルタが現れた。

 

「なるほど、分かりました。そういうことでしたらまた後日ということにいたしましょう」

 

 お、良かった。すんなり引いてくれましたね。でもホモくんとそんな約束した覚えはないんですけどねえ? ま、ええわ。許したる(寛大)

 

 >そんなことを話しているとエミヤが料理を持ってきたようだ。

 

「待たせたね、先ずはマスター達の朝食だ。君たちの分はもう少し待っててくれ」

 

 >あなた達の目の前に置かれた焼き鮭定食はほのかに湯気が立ち昇り、食欲を刺激する香ばしい香りが漂っている。

 

 おーええやん。美味しそうちゃう? 

 

「おーすごく美味しそうだね。あ、でもどうしようか。みんなの分が来るまで待とうか?」

 

「いえ、先に食べてもらって構いませんよ」

 

「そう? それじゃあ先にいただくね」

 

 >あなた達は朝食を取り始めた。

 >その際、あなたは横からの視線を感じた。

 

 この視線間違いなく腹ペコ王だな! やっぱ食べたいんすねこのいやしんぼめ。たべりゅ? 

 

 >あなたはこちらを見ていたアルトリア・オルタに食べるかと聞いた。

 

「……いや、いい。それはお前が食うといい」

 

 ファッ!? ウッソだろお前。あの腹ペコ王が食わないとかバグか何かですか? ……まあ、考えても仕方ありませんし、見なかったことにしましょう。きっとバグだよバグ。

 

 >あなた達が食事を取っていると誰かがこちらに向かって走ってきた。

 >こちらに来たのはどうやらロマニだったようで走ったせいか息を切らせていた。

 

「はーっ……はーっ……。良かったここにいたんだね。食事中のところに悪いんだけど今すぐ管制室に来てもらえるかな?」

 

「ドクターそんなに焦ってどうかしたの?」

 

 おっ、これはもしかして……

 

「新しい特異点が見つかったんだ!」

 

 やりますねえ! ようやく見つけてくれましたか。これで漸くストーリーを進められるってもんですよ。

 

 というわけでキリがいいので今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とある城の中で地獄の業火と想起させるほどの炎が轟々と燃え盛り、その中央には全身が黒で染まった女性が立っていた。その近くにいたであろう辛うじて男性だと分かる人間はもはや炭と化していた。

 

「そう、そうなのね。あの馬鹿はまたやり直したのね。やめろと何度も言ったのにまたやり直して……」

 

 彼女は歯が砕けんばかりに噛み締める。その顔は憤怒に染まっており、最早憎悪とも言えるような表情になっていた。

 

「ああ、本当に憎いわ。憎くて憎くて堪らない。彼奴にあんな役目を押し付けた世界が。彼奴にあんな末路を迎えさせた魔術師共が。そして、彼奴を助けてやることが出来ない私自身さえも!」

 

 その憎悪とともに握り潰されんばかりに強く握り締めた旗のようなものの石突を地面に力強く叩きつける。するとまるで彼女の憎悪に呼応したかの如く周囲の炎がより一層強く燃え盛った。

 

 彼女を中心に辺り一帯は焼き尽くされ、あらゆるものが灰燼へと帰された。

 

「……私は彼奴と約束したもの。一緒に地獄に落ちるって。なのに1人で地獄を彷徨っている上に言うことも聞かなかった大嘘つきにはキツいお仕置きが必要でしょう」

 

 彼女はそう言って身の丈以上の旗を勢いよく振るう。すると今まで轟轟と燃え盛っていた炎が嘘のように消失した。

 

「覚悟しなさい、馬鹿マスター。魔女の恐ろしさをもう一度その身に刻んであげるわ」




魔女って誰なんでしょうね(すっとぼけ)

それにしてもFGORTAすっごい増えてますね。そして殆どの走者がロクなサーヴァント引いてなくて素直に草です。

それじゃあいい感じにRTA走者も増えてきましたし、私はここで失踪ということで……


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オルレアン編
オルレアンへのレイシフト


第1特異点が始まったので初投稿です。


 オルレアンから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー、ロマニキから特異点が発生したとの報告を貰いましたので一緒に管制室に向かうところですが、その前に準備をしてから行きましょう。

 

 あと、念の為に立香ちゃんに印を刻んだ石を渡しておきます。もしもバラバラに飛ばされたとしてもそれさえあればホモくんは立香ちゃんの元にすっ飛んでいけるので。

 

 管制室に着きましたら今は所長が不在なのでロマニキがブリーフィングをします。

 

「それでは早速ブリーフィングを開始しようか」

 

 >あなた達が管制室に全員揃ったのを見てロマニはブリーフィングを始めた。

 

「まずは……そうだね。キミたちにやって貰いたいことを改めて説明しようか」

 

 ここから先は倍速です。もう聞き飽きてるんだよなあ……。知らない人のためにざっくりと説明すると

 

 1つ、作戦の基本大原則である特異点の調査及び修正。

 2つ、聖杯の調査。

 

 以上、二点が主目的となります。

 

 またサブミッションとして霊脈を探し出し、召喚サークルの作成をすることですね。こちらに関しては補給物資の転送に関わるのでレイシフトしたら真っ先にやりましょう。

 

 ちなみにやり方は霊脈がある場所にナスビちゃんの宝具をセットすれば工事完了です。

 

 また、召喚サークルを設置することによって新しくサーヴァントを召喚できます。この時召喚されるのはその時代や場所に近しいサーヴァントがほとんどです。

 

 手が足りなければ現地で召喚しろということですね。

 

 それから、レイシフト時に連れて行くことの出来るサーヴァントは復旧作業を行っているカルデアの現状からすると1人までです。なので新しく増やしたい場合は召喚サークルを設置することでカルデアのサーヴァントを呼び寄せることができます。ちなみに復旧が完了すれば最大で6人まで連れていくことができます。アプリ版と同じですね。

 

 一応令呪を使えば召喚サークルを用いずとも呼び寄せることは出来ますが、出来れば令呪はブースト用などで使いたいので基本は召喚サークルを設置してから呼びましょう。

 

 今回は1人までですので立香ちゃんのストレス値のフォローなどから考えるとエミヤニキが良さそうですね。トレース、オォン! でいざと言う時には必要な物資を作る事も出来ますしね。

 

 それからベースキャンプの作成ですね。

 

 此方は立香ちゃんやナスビちゃん、その他サーヴァントの為ですね。特異点の中でそこそこ過ごしますので当然雨風を防げる場所が必要です。また、ベースキャンプにはストレス値を低下させたり、HPや魔力を回復させる効果もあります。

 

 これらの効果量はベースキャンプの質が高ければ高いほど上昇致します。

 

 まあ簡単に言えば原始的な洞穴生活するより文明的な家を拠点とした方がリラックス出来ると考えていただければオッケーです。

 

「見つかってそうそう申し訳ないが、ボクらも余裕はない。早速レイシフトの準備をするが、用意はいいかい?」

 

 この時、何か必要なものがあった場合などは準備をさせてくれとロマニキに言えば少しは待ってくれますので、準備がまだ終わってない人はしっかり準備をしてから行きましょう。

 

 ホモくんは準備は済んでるのでこのまま行きます。

 

「今回は望幸くんと立香ちゃん達用のコフィンも用意してある。レイシフトは安全、かつ迅速にできるはずだ」

 

 こんなことを言ってますけど大嘘ですからね。普通に空に叩き出されたりすることもあるんで過信するのはやめておきましょう。スパロボの90%並に信用できません。酷い時には敵の親玉の目の前に出される時もあります。ふざけんな! (声だけ迫真)

 

「特異点は今のところ合計で7つ観測されたが、今回はその中でもっとも揺らぎの小さな時代を選んだ。向こうに着いたら、此方は連絡しかできない」

 

 うっす。

 

「いいかい? 繰り返すけど、まずはベースキャンプになる霊脈を探すこと。その時代に対応してからやるべきことをやるんだぞ。では──健闘を祈る、望幸くん、立香ちゃん」

 

 >あなた達は用意されたコフィンに向かった。

 

「ねえ、望幸。頑張って人理を修復して私達の世界を取り戻そうね!」

 

 当たり前だよなあ? じゃけん、さっさと世界を救いましょうね〜。

 

 >あなたは立香の言葉に深く頷き、用意されたコフィンの中に入り込んだ。

 

『アンサモンプログラムスタート。霊子変換を開始します。レイシフト開始まであと3、2、1……』

 

 ま、最初の特異点ですし運悪く空に叩き出されても敵の親玉の目の前は流石にないでしょう。なのであっちに着いたら直ぐにベースキャンプを作って快適な生活を送れるようにしておきましょう。

 

『全工程完了。グランドオーダー実証を開始します』

 

 それじゃあオルレアンにイクゾ-! デッデッデデデデ! (カーン)

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 ……スゥゥゥゥ……。

 

 えー、オルレアンにぃ……レイシフト……したんですけどぉ。

 

「あら、せっかくの再会なのだから何か言ったらどうかしら馬鹿マスター?」

 

 >あなたの目の前で、冷酷な笑みを浮かべた黒い女性があなたの喉元に剣を突きつけている。

 

 なんか目の前にオルレアンのボスがいるんですよねえ……。しかも何かクラスが復讐者だし。なんで?

 

 ふざけんな! (声だけ迫真)

 

 ランダムリスポにも程があるダルルォ!? しかもまたホモくんだけですよ! なんかホモくんに恨みでもあるんですか!? 

 

 仕方がありません。こんな初っ端から令呪を切る羽目になるとか想定していませんでしたが、令呪を使って適当なサーヴァントを呼ぶ必要があります。

 

 ビースト連中全員呼んで邪ンヌをここで倒してもいいんですが、それだと時間神殿で大幅なロスが確定するためこの状態から逃げ切る必要があります。なぜなら魔神柱戦で特異点にて絆を結んだサーヴァントがいなければカルデア陣営だけで相手をすることになるからです。

 

 特異点攻略に時間をかけるのは絆を育むためでもあるんですね。なのでここで邪ンヌを倒すという選択肢はありません。どうにかして逃げ切る必要があります。

 

 そうなると足が速いサーヴァントがいいんですが……その、ホモくんのサーヴァント一番足が速いのってキアラなんですよね。

 

 で、その肝心のキアラの敏捷値はB+。邪ンヌはAです。瞬間的にはキアラの方が勝りますが、ここから逃亡するにしても聖杯を所持している邪ンヌにいずれ追いつかれます。つまりは普通に逃げるだけじゃ逃げ切れません。というか、そもそもの話邪ンヌはステお化けなんですよね。

 

 耐久と幸運のステ除いた全てのステがAを超えていますのでクソ強いし、凄い有能なんですよね。復讐者であることから攻撃に補正もかかりますし。唯一の弱点は経験の浅さからくる技量不足くらいなものでしょう。

 

 ステータスに元ビーストとしての補正が掛かったキアラでも聖杯を所持しているスーパーでスターの状態の邪ンヌからは逃げ切れません。どうにかして撒く必要があるんですが、呼ぶのキアラなんだよなぁ……。こうなったら殿にでもしましょうかね。

 

 ぶっちゃけた話どうやってもロクな事にならないのは確定しています。だってキアラだし……。とは言え呼ばない訳にはいきませんので呼びますけど。

 

 ですが──

 

 >あなたを見つめる黒い女性は手に持った黄金の杯をくるくると回している。

 >女性はあなたの様子を見て楽しげに笑っている。

 

 下手な事すると令呪を持った手を切り落とされる可能性がありますね。そうなると一時的に邪ンヌを怯ませる必要があるんですが……ふーむ、作られた存在であることをここで暴露しても意味ないですし。というか、いつもくっついてるはずのジルどこ行ったよ? 

 

 しかし、どうしましょう。隙がなさそうであれば1回リセしますかね? 

 

「一応言っておきますけど、ここであんたを殺すつもりは無いわよ」

 

 ええー? ほんとにござるかぁ〜? 

 

 どうせ殺さないよとか言って安心させたところにアゾる気なのでは? ホモは訝しんだ。

 

 >あなたは訝しげな目で目の前の女性を見つめ、それは本当なのかと尋ねた。

 

「ええ本当よ? それよりもあんたに聞きた──」

 

 隙を見せたね? 先手必勝不意打ちファイヤー! 

 

 >あなたは目の前の女性が瞬きをした瞬間に古びたナイフを手の中に置換し、それを振るうことで炎を飛ばした。

 

「ふーん、へえー、そう……」

 

 >だが、その炎は彼女が発生させた炎により容易く飲み込まれた。

 >そして続け様にあなたの古びたナイフに剣を振るい砕いた。

 >あなたは古びたナイフを失った。

 

 ああっ! ホモくんの装備がっ! とはいえこれは仕方ありませんね。コラテラルダメージと言うやつです。ぶっちゃけこれからは銃が主戦力なんでさほど使いませんし……。それに──

 

「私以外の炎を──」

 

 ホモくんのターンはまだ終了してないぜ! 

 

 >あなたは続いてスタングレネードを投げつけた。

 >そして劈くような爆音と目を焼く光量があなたたちを襲った。

 

「ぐっ、このっ……!」

 

 今のうちに退避、退避ーっ! 

 

 ついでに逃げ切る作戦を思いついたのでキアラを呼んで殿をしてもらいましょう! ホモくんが逃げきれたところでまた令呪で呼び寄せます。その後は立香ちゃん達と合流します。

 

 今回は立香ちゃん達との合流を最優先とします。

 

 という訳でカモン、キアラ! 

 

 >あなたは右手に描かれた獣の爪跡のようなデザインの令呪を発動させ、キアラを呼び出した。

 

「マスター1人だけ別の場所に飛ばされるなんて随分と運がありませんね? それで、私に何の──って、ああ、なるほど。そういうことでしたか」

 

 キアラ、後はよろしくぅ! できればぶっ倒さないでくれると嬉しいな! 

 

「ええ、分かっております。ここは私が抑えますのでマスターはどうか立香さん達と合流を」

 

「はっ、そんな事させると思ってるのかしら?」

 

 >その言葉とともにあなたに向けて炎が飛ばされる。

 

 殺さないって言ったじゃん! やっぱ此奴背後からアゾる気満々じゃないですか、やだー! 

 

「ええ、そうさせていただきますとも」

 

 >あなたに飛んできた炎は突如として発生した禍々しい黒の穴から出てきたとは思えぬほどの白く巨大な手によって握りつぶされた。

 

 キアラありがとナス! ホモくんクールに去るぜ……。という訳でこのまま立香ちゃんの下に移動です。本当に持たせておいてよかったー! 

 

 >あなたは置換呪術を使い、立香の下へと移動した。

 

「……さて、マスターは行かれました。何か私に聞きたいことがあるのでしょう、堕ちた聖女様?」

 

「ふん、随分と察しがいい獣だこと──」

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 >あなたは立香達の目の前に現れた。

 

 逃走成──ぐえー! 

 

「よかった、本当によかった……。また離れ離れになっちゃったのかと思って……!」

 

「フォウ、キュー!」

 

 >あなたは立香から腹部に向けてタックルを貰ったため、倒れこそしなかったものの大きくぐらついた。

 >その状態でフォウから顔に向けての奇襲を受けたため踏ん張ることが出来ずに倒れた。

 

『うえええ!? 望幸くん今どこから現れたんだい!? もしかして魔法使いか何かなのかい!?』

 

 お、この声はロマニキですね。

 

「ところでドクター。今回は安全にレイシフトできると言っておりましたが、望幸さんだけ別の場所に飛ばされていましたが、それは何故なんでしょうか? 説明してもらえますか?」

 

『マシュの言葉に凄い棘を感じるぞぅ! でも言い訳をするなら今回のレイシフトは何の問題もなかったんだよ!? なかったんだけど何故か望幸くんだけ何かに干渉を受けたみたいにレイシフト先が変わってしまったんだ』

 

「彼のレイシフトにだけ干渉を……?」

 

 それほんとかぁ? (疑惑の目)

 

 と、こんな無駄なことをして時間を浪費している場合ではありませんね。殿をしてくれたキアラを呼び戻しましょう。

 

 >あなたは令呪を用いてキアラを呼び出した。

 

「ちゃんと合流出来たようですねマスター」

 

 >現れたキアラは煤けた姿になっており、そこそこの傷を負ってしまったようだ。

 

 うっそぉ……最初の特異点でキアラがここまでダメージくらうの? なんか強い……強くない? それとも邪ンヌが途中で他のサーヴァントを呼び寄せて数の暴力戦法でもやったんですかね? 

 

 まあ、とりあえずは殿を勤めてくれたキアラの傷を治しましょう。

 

 >あなたは治癒魔術を使ってキアラの傷を治した。

 >キアラのHPが回復した。

 

「ふふ、ありがとうございます。このお礼はいずれ……」

 

(いら)ないです。いや本当にしなくていいから(懇願)こんな序盤でホモくんがゼパルことになるのは避けたいので。

 

 ま、ハプニングはありましたがしっかりリカバリー出来たので無問題です。後は霊脈を見つけてベースキャンプを設置すればオッケーですね。

 

 という訳で今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




堕ちた聖女と快楽天ビースト……。

閃いたので失踪します。



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認識

オルレアンを見返してたら遅くなったので初投稿です。


 ベースキャンプ設置から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 早速ですが今回はベースキャンプの設置に行きます。ベースキャンプの設置が早ければ早いほど特異点攻略も楽になりますので。

 

 最初の数日くらいは野宿をやっても構いませんが、それが続くと立香ちゃんとナスビちゃんのストレス値が上がります。

 

 立香ちゃんは元よりナスビちゃんも一応は生身の人間ですのでちゃんとした場所で休めないことにより、疲労が蓄積します。それによってストレス値も上昇する上に戦闘でもミスする確率が増えます。なのでベースキャンプ設置が遅れると大変まずあじです。

 

 取り敢えずは数日以内には良さげな霊脈がある土地を見つけたいですね。とはいえある程度の場所はピックアップしているので、今いる座標さえ分かればその座標から最も近い霊脈に向かいます。

 

 霊脈に向かわないと令呪も回復しませんしね。

 

 それから霊脈探しと並行して情報収集もします。情報収集する主な目的としては現地で召喚されたサーヴァントである冤罪先生やすまないさん、その他清姫やエリちゃんなどをかき集めるためです。

 

 サーヴァントはこのフランス全土に散らばってるので集めるのにそこそこ時間がかかります。まあ、立香ちゃんの運命力があれば最低でも半月で全員揃います。ですが、それ頼みに動くとフランスのあっちこっちを移動するはめになるのでRTA的にまずあじです。

 

 なので序盤は聞き込みをしつつ全サーヴァントの位置を把握できたらルートを定めます。その後は全員回収し、邪ンヌとの決戦となります。

 

 聞き込みの途中などでサーヴァントが見つかれば見つかるほどうまあじですね。こちらの戦力が増えるということなので雑魚エネミーも楽に処理できるようになりますし、バーサーク状態を付与された敵サーヴァントとも安定して戦えます。

 

 とりあえずは早めに冤罪先生とすまないさんを見つけたいですね。その2人を見つけ出せば敵に冤罪コンボ決めれるので。汝は竜! おまんも竜! 

 

 また姉を名乗る不審者に関していえばわざわざ探さなくてもあちらから寄ってきます。どこにリスポしても必ずと言っていいほど最初のワイバーン戦で現れます。運命感じるんでしたよね? 

 

 ま、そんなわけなのでまずは座標を知るために情報収集にイクゾ-! デッデッデデデデ! (カーン)

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 えー、近くにいたフランス兵の後について砦に着きました。本来ならフランス兵が恐慌状態なので戦闘に入ることになるんですが、なんとキアラが落ち着かせてしまいました。さすが元セラピスト兼聖人候補。それなのに魔性菩薩になるとか極端すぎるのでは……? 

 

 それから信用を得ることが出来たので今回の事情について聞かせてもらいました。話を聞いたところ、死者自体はいないが街への被害や怪我を負ったものの数が酷いとのことでした。また、その破壊を振り撒いているのは『ジャンヌ・オルタ』と名乗っているのだとか。

 

 んにゃぴ……なんでそう名乗ってるのか訳わかんないっすね。いつもであればジャンヌと名乗っているはずなんですが……。

 

「出会った当初はいきなり斬り掛かろうとして本当にすまなかった。こっちも色々なことがあったとはいえ、見慣れない格好をしていたというだけで判断するべきではないな」

 

「ええ、構いませんよ。何せ竜に襲われているのでしょう? そんな時に見慣れない装いをした人が現れれば警戒してしまうのも致し方ありません」

 

「そう言って貰えると助かるよ。それじゃあ俺はここで──」

 

 >あなた達と兵士が別れようとした途端、低い唸り声が砦中に鳴り響いた。

 

 来ましたね。ワイバーン戦もとい、竜の牙採取戦です。お前の牙全部へし折ってやるから見とけよ見とけよ〜! 

 

「クソッ! あのクソッタレ共がきやがった! 迎え撃て! ほらほら立て立て! ぼさっとしてんじゃねえ! 炭になったりあいつらの胃の中に行きたくないだろ!?」

 

 >彼の言葉に周囲にいた兵士たちが慌てて武器を構えだした。

 

『君たちの周囲に大型の生体反応! しかも、速い……!』

 

「目視しました! あれはまさか──」

 

「ワイバーン!?」

 

「はい。あれはワイバーンと呼ばれる竜の亜種体です。間違っても、絶対に、十五世紀のフランスに存在していい生物ではありません!」

 

『来るぞ!』

 

 はい、それでは早速戦闘開始です。と言ってもこちらにはエミヤニキと弱点取れるキアラがいるので高々ワイバーン如きにやられることはありません。マスターへのダイレクトアタックを除けばな! (2敗)

 

 一応ですがキアラには出来うる限り肉弾戦でやってもらうようにお願いします。流石に黒い穴から出てくる巨大な手とかをフランス兵が見ると邪ンヌと繋がっているのではと疑われる可能性があるので。疑われること自体別に構いはしないんですが、まだ情報を絞り切れていないので今不信感を抱かれるのは大変まずあじなのです。

 

 >あなたはキアラに出来うる限り肉弾戦で戦ってくれるようにお願いした。

 

「ええ、かしこまりました。万事私にお任せを」

 

 >その言葉とともにキアラはワイバーンの下へと一息で踏み込んだ。

 >キアラの拳がワイバーンを的確に捉えては粉砕していく。

 

「やれやれ、恐ろしいものだな彼女は。どれ、私も加勢しよう。マシュは討ち損ねたワイバーンの処理を頼む」

 

「まかせてください!」

 

 >エミヤの言葉とともに空に舞うワイバーンの眼球に的確に矢を打ち込み墜落させていく。

 >マシュはキアラやエミヤが討ち損ねたワイバーン達にトドメを刺していく。

 

「凄いなあいつら! おい、俺達もあのクソッタレ共をぶっ殺して全員で生きのびるぞ!」

 

 >彼らの活躍を見たフランス兵達の士気が向上! 

 

 あーいいっすね。大人数で戦う場合、味方がめぼしい活躍を上げると陣営の士気が上がります。士気が上がればその分攻撃性能が上がりますのでたいへんうまあじです。

 

 さてここではホモくんや立香ちゃんがやることはほとんどないです。やるにしてもガンドでワイバーンを打ち落とすかスタングレネード投げつけて叩き落とすくらいしかありません。

 

 一応ホモくんも倒そうと思えば倒せるんですが、ぶっちゃけ戦う人が足りないという訳でもないので安全策として味方の援護に回ればオッケーです。

 

 ということでホモくんは負傷者の手当や味方サーヴァントの援護に向かいます。立香ちゃんには基本的にマシュの近くでサーヴァントの援護をしてもらいましょう。こんなクソつまらんことで怪我されても困りますし。

 

 じゃあそういうことで立香ちゃんよろしくぅ! 

 

「うん、まかせて。望幸やケイローン先生達に教えてもらったことを今ここで発揮してみせるから!」

 

 >立香はその言葉ともに味方サーヴァントの援護を拙いながらもこなしていく。

 

 善き哉善き哉。この調子で立香ちゃんにはどんどん強くなってもらいましょう。

 

 それじゃあホモくんは負傷者の手当に向かいます。ちなみにフランス兵を助けると彼らからの好感度が上昇します。これにはメリットがあります。ざっくり分けますとフランス兵の信用が得られやすくなるというのと、物資をくれるという2つの利点があります。

 

 今回はどちらも時短のために必要なんで出来うる限り稼ぎます。

 

 さて、怪我をしているフランス兵は……そこそこいますね。これだけ数が多いと一人一人治していくのは効率が悪いので1度ホモくんに怪我を移しましょう。耐久が結構育っているので結構な人数の怪我を置換できることでしょう。

 

 はーい、怪我を見せてくださいねー。

 

「あ゙あ゙っ! くそ、いてえ、いてえよ!」

 

「すまねえ……こいつあのクソッタレ共の炎を食らっちまって酷い火傷を負っちまってるんだ」

 

 かまへんかまへん、治したるわ。

 

 ヒール! ヒール! (置換呪術)

 

 >あなたはケロイド状に焼け爛れたフランス兵の火傷部分を触り、置換呪術を発動した。

 

「あ……? 痛くねえ……?」

 

「おいおい、嘘だろ? 触っただけで怪我が治っちまった! おい、あんた……いや、貴方様! 他にも怪我をしちまってる奴らがいるんです! どうかそいつらも治してやってください!」

 

 いいよ! こいよ! 

 

「ありがとうございます! おい、手が空いてるやつは怪我を負った奴らをこっちに連れてきてくれ!」

 

 >フランス兵はそう言うと怪我を負ったものの掻き集めはじめた。

 

 おおう、一気に負傷者が集まりましたね。こいつは僥倖。いちいち動く手間が省けました。それにしても黒いスポーツインナーを着ていて良かったですねー。傍目からじゃホモくんが怪我をしているなんて分かりませんし。

 

 もちろん顔なんかを怪我している人は治癒魔術で治します。ホモくんに置換したら1発でバレますからね。

 

 と、怪我を移しているうちにホモくんのHPバーがやばくなってきたので1度ホモくんの体を治しましょう。

 

 オッス、癒えてるか〜? 

 

 >あなたは治癒魔術を使った。

 >HPが回復した。

 

 バッチェ癒えてますよ! 

 

 はい、じゃあまたフランス兵の怪我を置換していきましょう。後はワイバーンが殲滅されるまで繰り返しとなります。この際ですしフランス兵の好感度を荒稼ぎしておきましょう。運が良ければワイバーン戦で途中乱入してくるジャンヌに対する負の感情を上手くコントロール出来るかもしれません。

 

「兵たちよ、水を被りなさい! 彼らの炎を一瞬ですが防げます!」

 

 >何処からか凛とした声が聞こえる。

 

 とかなんとか言ってたら来ましたね。さてどの道最速攻略のためにはある噂も流す必要もありますし、時短のためにガンガンやりましょう。ホモくんゴーゴー! 

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 はい、ワイバーン戦終了です。フランス兵の怪我をほとんど治したお陰でこの砦のフランス兵からの好感度がかなり高い状態になっているはずです。

 

 さて、本来であれば姿を現した姉を名乗る不審者にフランス兵達が恐慌を起こします。そのため姉を名乗る不審者から情報を手に入れるためには彼女が近くの森に誘導してくれるので、一緒に付いていく必要があるのです。

 

 それについて行くと野宿をすることが確定になります。別にいいっちゃいいんですが、ここで好感度を稼いだので利用しない手はありません。というわけで姉を名乗る不審者の下に行きましょう。……まあ、HPが完全回復してないけどええやろ。恐慌が起こると面倒ですし、時間優先です。

 

「そんな、貴女は──いや、お前は! 逃げろ! 魔女が──」

 

 >あなたはその声に待ったをかけた。

 

 はい、逆転裁判始まりでーす。これから何をするのかと言うとフランス兵の認識をひっくり返します。そもそもの話、彼等が恐慌を起こす理由はジャンヌをジャンヌ・オルタだと認識しているからです。故にその誤った認識を叩き直します。

 

 >あなたは彼女は竜の魔女ではないということを彼等に告げた。

 

「な、何を言って──だって、あのお姿は俺達を導いてくれた聖女様なんだぞ! 俺たちがその姿を忘れるはずがない!」

 

 はい、そうですね。この時代で尚且つフランスにおいてはジャンヌは何よりも有名でしょう。なので姿は知っている人も多い。

 

 そう、姿()()()()()()()()()()

 

 ジャンヌとジャンヌ・オルタは肌の色、髪の色、目の色と姿形は似ていれど確かな差異があります。故にそこを攻めます。

 

 >あなたは竜の魔女と呼ばれる者の姿を見たことがあるか聞いた。

 

「……俺は見た事がある。確か銀の髪に、金色の目、そして死人のように青白い肌をしていた」

 

「俺もだ、見たことはある!」

 

「俺も!」

 

 いいゾ〜これ。ジャンヌ・オルタを見たことがある奴らがそこそこいるのはかなりのアドバンテージです。より簡単に認識をひっくり返すことが出来ます。

 

 >あなたはそんな彼らに問いかけた。

 >そこに立っている聖女の姿と一致しているのかと。

 

「た、確かに言われてみれば……」

 

「俺が見た竜の魔女と見た目は似ていても髪の色とかが全然違え」

 

 >あなたの発言により周りのフランス兵達にざわめきが起こった。

 

「だ、だが! 竜の魔女と呼ばれる女なんだからそのくらい変えることができるかもしれないだろ! 俺はそこにいる聖女様の皮を被った悪魔に騙されねえぞ!」

 

 はい、いい言葉がとんできました。特に悪魔と言う言葉が有難いですね。この宗教に対して活発であったご時世では悪魔についての話がそこそこあります。なのでそれを使いましょう。

 

 >あなたはそれこそが竜の魔女の狙いだと告げた。

 

「ど、どういうことだ……?」

 

 >聖女の姿を取ることで本当の聖女がもう一度あなた達のために立ち上がったとしてもそれの邪魔をすることが出来ると言った。

 

「だが、死者の蘇生なんて──」

 

 いいや、した事実はあるはずでしょう? ()()()()()()()()()()()()()()()

 

 >あなたはイエス・キリストが復活したという事実があるということ、そしてそこから察するにこの事態を憂いた神により遣わされたのだと言った。

 

「だが、聖女様は確かに火刑に処された! そうなってしまえば肉体はおろか魂も燃え尽きる!」

 

 そう言えばこのご時世の火刑ってそう言う理論がありましたね。最後の審判までに肉体がなくちゃいけないだとか。

 

 ふむ、じゃあ彼らの信仰心を煽りますか。

 

 >あなたはあなた方の信仰する全能の神様はそれすらもひっくり返すことができるのではないのかと彼ら自身に尋ねた。

 

 意地の悪い質問だとは思います。それを否定してしまえば彼ら自身が己が信仰する神を全能に非ずと否定することに繋がるんですから。

 

「そ、そうか……。あの悪魔は俺達の聖女様を陥れるために……! そして聖女は神様からの遣い……!」

 

「俺はあの聖女様を見た時に最初からそうじゃないかと思ってたぜ!」

 

「うおおおおお!! 俺達の聖女、ジャンヌ! 虫のいい事だと分かっているが、もう一度、どうかもう一度俺達を導いてくれ!」

 

 はい、工事完了です。見事に認識をひっくり返すことが出来ました。後はこの噂をフランス全土に広げることでスムーズな移動ができます。

 

 ぶっちゃけかなり無茶苦茶なこと言っていますが、彼等からの好感度を稼いでいたということと今は藁にもすがる思いであるはずの彼等にとってはそれが真実だと思い込むに足りえたようです。

 

 そして民衆は多数の意見によって簡単に認識をひっくり返します。故に放っておいても多くの人達がジャンヌ=竜の魔女ではないことに気がつくでしょう。

 

 この噂を撒いて姉を名乗る不審者に聖女としての振る舞いを徹底してもらえば簡単にフランス兵からの好感度を稼ぐことができます。まあ、唯一の問題点としては邪ンヌが凄まじくキレ散らかす事くらいですが、どうせハッ倒すので構いません。

 

 また、情報がある程度集まるまではこの砦をベースキャンプとします。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




珍しくちゃんとRTAしてますねこいつ(ガバしていないとは言っていない)
ジャンヌ≠竜の魔女論について方々からツッコミがとんできそうですがこんな理由しか思いつかなかったんです。すまない、本当にすまない(ジークフリート並感)

責任取って失踪します。


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情報収集

今回は小説パート多め。
そういう訳で初投稿です。


 砦のベースキャンプから始まる人理修復RTAはぁじぁまるよー! 

 

 初のワイバーン戦でしたが、まあ予想通り簡単でしたね。何せ肉弾戦ができるゴリラ2人に狙撃兵がいましたからね。ナスビちゃんもケイローン塾に通っていたおかげで大分英霊としての力に慣れてきているようです。流石先生。一章の時点でナスビちゃんをここまで育てるとか誇らしくないの? 

 

 さて、立香ちゃん達と合流しましょうか。

 

「あっ、望幸ー!」

 

 >立香はあなたを見かけると手を振って近づいてきた。

 

「えへへ、見てた? 私、望幸とケイローン先生達に教えてもらった事をきっちり実行出来たよ!」

 

(見て)ないです。でも、しっかり実行できたのはえらい! 5000兆点上げましょう。この調子で指示通りに動いてもらいたいものですね。

 

『みんなお疲れ様。どうやらワイバーン達を殲滅することは出来たみたいだね。怪我とかはしていないかな? ()()()()()()()()()()()()()()からしてないとは思うけど一応聞いておきたくてね』

 

「私はしてないかな。望幸は?」

 

 >あなたはしていないと告げた。

 

 怪我なんかしてないから安心してくれよな〜頼むよ〜(大嘘)

 

 と、まあ実際のところは怪我してますがレイシフト中であればカルデアのバイタルチェック程度いくらでも誤魔化せるので無問題です。カルデアの中にいると誤魔化しが利きにくいのが嫌なところですけど。

 

「あの……」

 

 >あなたにジャンヌがやや目を伏せながら声をかけてきた。

 

 はい、いらっしゃい(NYN姉貴)

 

「先程はありがとうございました。あなたからの言葉がなければこうして皆に受け入れてもらえることは無かったでしょうから」

 

 >ジャンヌはそう礼を言って頭を下げた。

 

 あ、いいっすよ。こっちも必要なことだからやってるだけなんで。

 

 ま、それはそれとして仕草や視線から察するに居心地の悪さのようなものを感じてるっぽいですね。フランス兵を恐慌させないためとはいえ、出鱈目を言ったこともしくは立川の聖人のような状況になったことに対してでしょうかね? 

 

 ですがこれも人理のため。我慢してもらうとしましょう。それにどうせ修復すれば現地の人は何もかも忘れます。なので何やってもへーきへーき。

 

「ところでひとつ聞きたいのだが、君は竜の魔女を知っているような口振りだったが何故知っているのかね?」

 

 >あなたにエミヤが訝しむような目で何故竜の魔女を知っているのか尋ねてきた。

 

 ヌッ! 

 

 まあ、当たり前の質問といえば質問ですね。初日から本来知らないはずである竜の魔女についてホモくんが知っているわけですし。とは言え、今回はちゃんとアリバイを作ってあるので無問題です。

 

 >あなたはこの特異点に飛ばされた直後にジャンヌと瓜二つの竜の魔女らしき女性と出会ったこと、そしてその人が聖杯らしきものを持っている事について話した。

 

『ええええええ!? なんで君はいきなりクライマックスみたいなことになってるんだい!?』

 

「……」

 

 とばした本人が言いますかねそれ。

 

 ほらー、立香ちゃんやナスビちゃんが冷たい目でロマニキを見てますよ。

 

「……なるほど。それで君から見たその竜の魔女とやらはどうだったのかね?」

 

 見た目の話なら姉を名乗る不審者の2Pカラーっすね。まあ、アルトリア・オルタと似たような感じだったと伝えればいいでしょう。

 

 >あなたはエミヤに自分が見た通りのことを伝えた。

 

「ふむ、つまりはジャンヌの別側面、所謂オルタというわけか。ひとつ聞きたいのだがジャンヌ、君はこういう願望を少しでも持ち合わせているのかね?」

 

「──いえ、それだけは絶対にありえません」

 

 >エミヤからの問いにジャンヌはないと断言した。

 

「私は確かに彼らによって火刑に処されましたが、それでも私は彼らを恨んだことはありません」

 

「なるほど、民によって壮絶な最期を遂げたと言うのに恨み言ひとつ無いとは……。まさしくそのあり方は聖女と呼ばれるべきだろう。それから必要な事とはいえ不躾なことを聞いてすまなかった」

 

「いえ、構いません」

 

 話終わりましたね。それじゃあ早速情報を仕入れに行きましょう。ほらいくどー。

 

 >あなたは聞き込みをしてくると言ってエミヤ達から離れた。

 

「あ、待ってよ望幸ー!」

 

「私もお供します先輩!」

 

「それでは私も共に参りましょうか」

 

 >立香、マシュ、キアラの3人があなたに着いてきたようだ。

 

「…………」

 

「さて、彼女達も行ったことだ。もうひとつ聞いておきたいことがあるのだがいいかね?」

 

「はい、私に答えられることでしたら」

 

「──君は彼、望幸を見る時に()()()()()()()()()()()()()()

 

「……よく気が付きましたね」

 

「なに、私はアーチャーなのでね。これでも『目』はいいのだよ。それで、なぜなのか答えてくれないかね」

 

「それは──」

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 とある城の大広間にて竜の魔女と恐れられているジャンヌ・オルタ、そして彼女に呼び出された8騎のサーヴァント達が一堂に会していた。

 

「あなた方を呼んだのは他でもありません。あなた方にしてもらいたいことがあるからです」

 

「ふん、言わずとも分かる。何せ貴様から『()()』を与えられたのだ。余とカーミラは時が来たらあの者のところに向かえば良いのだろう?」

 

「ええ、そうですヴラド三世。但し──」

 

「カルデアの者達を殺さぬように、と言いたいのでしょう?」

 

「それもありますが、付け加えてあなた達にはあの馬鹿の魂の状態も見て来てもらいます」

 

「魂、ね。それは貴様も見たのだろう? 今更我々が見たところで何になる?」

 

 ヴラド三世が抱いた当たり前の疑問。その疑問に対してジャンヌ・オルタはこう答えた。

 

「私が欲している情報は客観的な情報です。私一人だけの視点では主観的な情報にしかなりえません。それに今のうちにあの馬鹿の状態を正しく知っておきたいというのもあります」

 

「随分と彼の事を大事に思っているようね。そんなに大事なのであればいっその事宝物のようにしまって(攫って監禁して)おいたらどうです?」

 

「──馬鹿言わないで頂戴。彼奴がそれくらいで止まるのならとっくの昔にやっています。寧ろそれは彼奴にとって悪手でしかありません。そんな分かりきったことを聞かないでくれます?」

 

 カーミラを睨みつけ忌々しそうに答えるジャンヌ・オルタ。

 

 それに対してカーミラはジャンヌ・オルタから与えられた『記憶』。そして自身が座から手段を選ばなかったおかげで持ち出すことの出来た『記憶』を思い返した。

 

「……それもそうですわね」

 

 僅かではあるが持ち出すことの出来たカーミラにとって宝のような『記憶』。『記憶』の中の人物は良く笑い、良く喜び、このような自分にさえ暇さえあれば構い、ほんの少し落ち込んだだけであってもすぐに気づき、励ましていてくれた。

 

 善き人というのを現したかのような、暗き闇の底に落ちた自分にさえ屈託のない笑顔を浮かべ手を差し伸べてきた人は今、ジャンヌ・オルタからの与えられた『記憶』によれば──

 

 そんな考えを打ち消すようにジャンヌ・オルタが他のものに指令を出した。

 

「サンソン、デオン、マルタ、アタランテ、ファントム。あなた達はこのフランスの各地に召喚されたサーヴァント達を出来るだけカルデアの者達の傍に誘導してもらいます」

 

「分かった。僕とデオンはマリーとアマデウスを見つけに行こう。……とはいえ、僕とファントム以外はまだ君から与えられた『記憶』の衝撃に放心しているようだね。あとから僕が伝えておくよ」

 

 サンソンはジャンヌ・オルタから与えられた『記憶』により、放心状態に陥っている三人を尻目に答えた。

 

「……ならば私はあの竜の娘達を見つけておこう。聞くに耐えぬ声で歌うがクリスティーヌ()が耐えてきたものに比べれば塵のようなもの。私もそれくらいは耐えてみせよう」

 

 ファントムは己の頭の中に思い描いた人を思い出し、少しだけ悲しそうに眉を顰める。そして決意にも似た光を目に宿すとぎゅうっと手を握りしめた。

 

「よろしい。最後にランスロット、あなたはヴラド三世達とは別の時にカルデアの者達と戦ってもらいます。理性がとんでいるとはいえ、仮にも円卓最強と謳われた騎士。彼らの成長を促すように戦うことは出来るでしょう?」

 

「Arrrrrrrrrrrrr!!!」

 

 理性無き狂戦士として呼ばれたランスロット。然れどジャンヌ・オルタの問いかけにまるで王から拝命を受けた騎士のように傅く。

 

 それを見たジャンヌ・オルタは己が持つ旗を掲げた。その姿はまるで──

 

「此度の人理修復を以って彼奴の旅を終わらせます。それこそが私達ができる彼奴への唯一の恩返しだと知りなさい!」

 

 ──彼女が忌み嫌っていた聖女のようであった。




ホモくんは一体何をやらかしたんですかね(鼻ほじ)
ジルの霊圧が消えてしまったので失踪します


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疑念

割と早めに書き上げられたので初投稿です。


 情報収集から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 倍速して約5日ほどかけてフランスの情勢について情報収集したところなんとめっちゃ近くに味方サーヴァント達が密集してることが判明しました。

 

 いい乱数引いてますねぇ! 

 

 いやーこれなら徒歩で移動したと仮定しても一週間もかからないうちに全員集め切ることが出来ますね。サーヴァントに担いで移動してもらえばもっと早く移動できます。

 

 それからこの砦で新たにカルデアからサーヴァントを追加しました。ホモくんはカーマ、立香ちゃんにはケイローンを呼んでもらいました。

 

 カーマを呼んだ理由はワイバーン戦とサーヴァント戦にてドスケベチェックもといキアラと掛け合わせた強制魅了戦法という台パン不可避コンボを仕掛けるためです。

 

 キアラとカーマが揃えば同性だろうがなんだろうが欲を持つ知性体である以上ほぼ確実に魅了されます。流石は愛を冠する獣。おっそろしい事この上ないですね。

 

 唯一抵抗できるとしたら立川の聖人のしっかり者の方か、もしくは冠位クラスで召喚されたキングハサンくらいじゃないですかね。

 

 冠位クラスではない場合でも魅了に対して100%の耐性を持っているんですが、キアラのスキルとカーマの宝具を掛け合わせればその耐性を確率ではありますが貫通することがあるんですよね。

 

 キングハサンの耐性を貫通するとか頭おかぴなるで(土竜並感)

 

 先生に関しては対サーヴァント戦で活躍してもらう為ですね。

 

 だって今回の敵サーヴァントは大なり小なりバーサーク化してますし? 思考が基本的に暴力! 暴力! 暴力! なBBBトリオに支配されてるせいで精密な動作が出来ずに動きそのものが粗いんですよねー。

 

 そのため先生やスカサハ師匠なんかの卓越した武を持つサーヴァントがまあぶっ刺さります。場合によっては完封する時もあります。

 

 やっぱり技術を使えなくさせる狂化はデバフなんやなって……(諸行無常)

 

 あと別の霊脈にてアルトリア・オルタ、クーフーリンを呼ぶつもりです。ここの霊脈はサーヴァントを2人召喚したら使用できなくなったので……。

 

 クーフーリンとアルトリア・オルタの2人にはファヴニール退治をしてもらいます。クーフーリンは生前から化け物狩りはしてますし、アルトリア・オルタは持ち前のクソ火力宝具でファヴニールを叩き落とす役割があります。後はダウンさせた後にすまないさんの幻想大剣・天魔失墜でファヴニールは哀れ爆発四散! ショギョムッジョ! みたいな流れでスマートに行くことが出来るでしょう。

 

 玉藻に関してですが……どーすっかなーあの子。情報がないせいでどういうスキル構成なのか宝具はなんなのかすら分かってないんですよね。ステの閲覧も出来なかったのでとりあえずはキャスターの時と同じと仮定していますが……。本当に不確定要素が多すぎるんですよ。ただ火力は高いってことは細切レフのお陰で分かりました。

 

 なので呼ぶにしても火力が必要になる終盤ですね。初手からポンポン呼べたらいいんですけど如何せんカルデアからの魔力供給が厳しくなりそうですし……。念の為宝具などの大量に魔力を消費する場合を除いて基本的にはホモくんのサーヴァントはホモくん自身から魔力を供給してますけど、ぶっちゃけ初期のカルデアの魔力事情からすると焼け石に水なんですよねー。ま、それでもやっておくに越したことはないでしょう。

 

 さて、味方サーヴァントの位置も判明してルートも決まりましたのでまずは1番近くにいるアマデウスとマリーを回収しましょう。その後はなんか運良く固まってリスポしたっぽいすまないさんと冤罪先生を回収、最後にドラ娘コンビですね。

 

 ドラ娘コンビを最後にするのは清姫対策です。あの子が近くにいる以上置換呪術による治療がしにくくなるんですよねー。カルデアのバイタルチェックは誤魔化せますけど目の前にいる嘘判定器の清姫には1発で見破られます。

 

 そうなるとRTA的に非常にまずあじです。リセとまではいきませんが、リカバリーが面倒なんですよねー。というわけで拾うのは最後です。

 

 >砦を散策していたあなたの耳に銅鑼を叩いたような音が聞こえた。

 

「またあのクソッタレ共が来たぞ! 全員配置につけ!」

 

 >フランス兵の怒号により砦内が一気に慌ただしくなる。

 >兵士達は武器や大量の水を用意して各自持ち場に付いた。

 

 おっと、竜の牙がまた来たようですね。それじゃあまたフランス兵の好感度稼ぎにイクゾ-! デッデッデデデデ! (カーン)

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 いやあ、今回も竜の牙もフランス兵の好感度もがっぽがっぽですよ。サーヴァントが増えたおかげで戦闘もより楽になりましたし、フランス兵の損傷も少なくなりました。お陰様でこちらも味方の援護などやれることが増えたので大変よろしいことですね。なので今回はフランス兵の怪我の治療及びホモくんのHP回復も最大まですることが出来ました。

 

 さて、ワイバーンを討伐しきった立香ちゃん達の慰労に行きましょう。

 

 >あなたは戦いが終わった立香達の下に駆け寄った。

 

 おっすおっす、お疲れさ──

 

「はぁーい、マスターちょっと失礼しますね?」

 

「少し確認させて頂きたいことがありますので」

 

 >その言葉とともにあなたはカーマとキアラの2人に拘束された。

 

 ファッ!? な、ななななん──!? 

 

 >あなたは自分を見る周りの目が険しくなっていることに気づいた。

 >特に立香はあなたのことをじっと見つめていた。

 

 なんだなんだ!? 一体これから何が始まるって言うんですか!? ホモくん何も悪いことしてない! 何だこのクソみてえなイベントは!? 

 

「それではすみませんが服の方を脱がさせていただきますね」

 

 >ケイローンがあなたの服に手をかけた。

 

 やめ、やめろぉー! この男色ギリシャ野郎め! 公衆の面前で羞恥プレイとか良くないって! あかんこれじゃUNEIに消されるぅ! 離せコラ! 離せコラ! 流行らせコラ! 

 

 >あなたは抵抗を試みてみたがキアラとカーマからの拘束からは抜け出せなかった。

 

 はっ! そうだ、置換呪術を──

 

 >あなたはケイローンによってベリベリという音とともに上の服を脱がされた。

 

 いーやー! おーかーさーれーるー! お前こっちのサーヴァントじゃねえダルルォ!? 

 

「……傷はないようですね?」

 

 あっぶね! 

 

 此奴らホモくんの傷の確認しに来たのかよ! いやー今回は全部治してて良かったですね。ナイス数分前の自分。運良くHPを全快にしていたおかげで助かりました。

 

 ふー、全く焦らせやがって……。

 

「ですが、あなたの服にはやたら血がこびりついているようだ」

 

 あっ……。

 

「このようなことをしてすみません望幸さん。ですが、あなたの性格を考えるとどうしても確認しておきたかったんです」

 

 >あなたに向けて頭を下げるジャンヌ。

 >しかしあなたを見つめる目つきは依然として険しいままだ。

 

 告発したのお前かよぉ!? いや確かにこんな無理矢理やろうとするなんてこの脳筋位しか考えないわな! そういうとこだぞジャンヌゥ! 

 

「それでぇ、聞きたいんですが、何故怪我をしていないはずのマスターの服にこんな血がこびりついているんですかぁ?」

 

 >カーマがあなたの耳元で艶めかしく囁く。

 

 言いくるめロール! 言いくるめてみせます! 

 

 >あなたはその血のほとんどはフランス兵のものだと答えた。

 

「ふぅん……? それにしては全体が血で濡れているのは何故でしょうか? お答えしてくれますかマスター」

 

 >訝しげな様子であなたに尋ねるキアラ。

 >それに対してあなたは怪我をしたフランス兵を運ぶ際や治療する際に付着したのだろうと答えた。

 

 どうだ!? 

 

「ねえ、望幸、私の目を見て答えて。本当に怪我はしてないの?」

 

 >あなたは立香の手で頬を挟まれることで顔を固定され、立香と互いに見つめ合う。

 

 ……ここはアレですね。少しは本当のことは言っておいた方がいいでしょう。ほら、99%の嘘に1%真実を混ぜ合わせることで嘘を信じ込ませることが出来ると言いますし。

 

 >あなたはほんの少しだけ怪我は負ったと伝えた。

 

「……本当に少しだけ?」

 

 ホントダヨーホモハウソツカナイ。

 

 >あなたは立香の問いかけに対して黙って頷いた。

 

「ロマニ、今彼のバイタルに変動はあったかね?」

 

『いいや、心拍数も呼吸も何も変わってないよ。少なくとも嘘はついてないんじゃないかな』

 

 ガッチガチに疑われてて草も生えませんよこんなの。……フォウくんカウンター溜まった? (震え声)

 

「フォーウ、フォウ!」

 

 >あなたはフォウに顔に飛びつかれてしまった。

 

 おいゴルルァ! 降りろ! 

 

 ……まあ、フォウ君的には今の疑惑は心配と判定されたおかげでカウンターは溜まらずに済んだみたいです。ヨカッタ-。

 

 じゃあもう疑いも晴れたことですし、さっさと離してクレメンス。

 

 >あなたはカーマとキアラに離してくれと伝えた。

 

「……色々釈然としませんが、まあいいでしょう」

 

「いきなり拘束なんてしてしまってすみません。ですがどうしても確認しておきたかったことですので」

 

 >2人はそういってあなたからそっと離れた。

 

 それじゃあ先生は早くホモくんの服を返してくれよな〜頼むよ〜。

 

 >あなたはケイローンから服を返してもらうと再度着直した。

 

 ふーむ、それにしてもこれは……リセ案件? けどセーブしたのはちょっと前ですし……。うーむこのまま突き進むかリセしてやり直すかどっちが後の時間に影響するか……よし、多分このまま続行した方がタイムは縮められるでしょう。

 

 それに今回は味方サーヴァントのリスポに恵まれたおかげで多少のガバは許容範囲内です。今回程度の小ガバなら最終的なタイムにさほど影響しないでしょう。つまりこのまま突き進んだ方がタイム的にはうまあじだと判断しました。

 

 というわけで続行です。

 

 さて、一悶着ありましたがそろそろこの砦には用はないので移動します。

 

 >あなたはここから移動しないかと提案した。

 

「望幸が話してた他のサーヴァントの人達を見つけに行くってことだよね? それなら私はいいと思うよ!」

 

「はい、そうですね先輩。もしかしたら私達の味方になってくれるかもしれません」

 

「とはいえ行く宛てはあるのかね?」

 

 ありますねえ! ありますあります! 

 

 フランス兵の情報を元に自作した地図にサーヴァント達がいるであろう場所を書き込んで分かりやすくしてみたので立香ちゃん達に共有しましょう。

 

 >あなたはフランス兵からの聞き込みでサーヴァントらしき存在がいる場所を書き込んだ地図を見せた。

 

「へえ? これサーヴァントがいる場所を示した地図ですか」

 

「1番近いのはラ・シャリテですわね。まずはここに向かうのですか?」

 

 >あなたはキアラの問いかけに対して頷いた。

 

 ここにマリーとアマデウスがいるみたいですし、さっさと拾いに行きましょう。あともしかしたら邪ンヌに召喚されたサーヴァント達と初戦闘になる可能性があります。場合によっては邪ンヌとも戦うかもしれませんね。

 

「この場所でしたら徒歩で移動したとしても一日もかからずに着くかと思います」

 

 ジャンヌからの移動時間も聞けましたし、あとはさっさとラ・シャリテに向かってマリーとアマデウスを拾うとしましょう。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




公衆の面前で脱がされるホモくん。此奴はひでぇや!

お詫びとして失踪します。


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彼らが見たものは

無人島生活で無事借金返済しきったので久しぶりの初投稿です。

今回はRTAパート一切無しです


 フランス中央部に位置するラ・シャリテ。かつては人が営む都市であっただろうことは想像にかたくないその街はもはや当初の状態など分からぬほどの廃墟へと変貌していた。

 

 この街を守っていた兵士たちが懸命に戦っていたのが伺えるように辺りに散乱した剣や槍。されどその必死の抵抗虚しく壊れ、拉げ、瓦礫の山と化した街にさしもの立香達も閉口してしまった。

 

「これは……」

 

「ドクター、生体反応を──」

 

 ほんの少しの希望も込めてマシュはロマニに生存者の確認をしてもらう。だが、現実はあまりにも無情であった。

 

『……駄目だ、この街には命と呼べるものは残っていない』

 

「そんな……」

 

 その事実に悲観している一行の背後からジャリッと音が聞こえた。もしかしたら生体反応から漏れた生存者か、そう考えて振り返った立香達。だが、そこにいたのは──

 

「骸骨兵……!」

 

 不気味な様子でケタケタと骨を鳴らし、彼女たちの希望を嘲笑うかのような骸骨兵。そんな様子を見て否が応でも嫌な想像が掻き立てられる。

 

 もしやこの骸骨兵はこの街の人達の──

 

 立香の脳裏に浮かぶ嫌な想像。だが、それを振り払うように望幸が先に行動を起こした。

 

「……蹴散らす」

 

 その言葉とともに望幸の銃口から吐き出される弾丸。それは立香達の目の前にいた骸骨兵の頭を的確に砕いていく。

 

「はいはい、仕方ありませんねぇ」

 

「ええ、了解しました。それからマスターはしっかり後ろにいてくださいね?」

 

「……ああ」

 

 その言葉とともに望幸のサーヴァントであるカーマとキアラも動き出し、周囲に潜んでいたのか、大量に現れ始めた骸骨兵を掃討していく。

 

「マスター、私達も後に続きましょう」

 

「……うん、そうだね。マシュ、エミヤ、ケイローン。あの骸骨兵達を倒そう」

 

 ケイローンから促され、立香は覚悟を決めて骸骨兵達の掃討を命令する。骸骨兵達に思うところがない訳では無い。だが、その気持ちに蓋をして立香は前に進む。

 

「ふっ!」

 

 ケイローン、エミヤから放たれる音速の矢は骸骨兵の頭を軽々と撃ち抜き、圧倒的な速度で彼らを殲滅していく。

 

 そして仮に2人が展開する弾幕を運良く突破できた存在がいたとしても──

 

「はぁっ!」

 

「はっ!」

 

 マシュとジャンヌが立香を守るため、近づいてきた骸骨兵達を打ち砕く。この鉄壁を思わせる守りにより立香は安全にそして援護に集中することが出来た。

 

 そうして殲滅完了まであと少しと言うところで不意に立香に影が差し込んだ。

 

 何が──

 

 そう思って空を見上げると血に飢えた獣のように目を血走らせて、鋭い牙を見せつけるように大口を開けて立香に目掛けて空から強襲を仕掛けてくるワイバーンの姿があった。

 

「……ひっ!」

 

 そのあまりの形相に思わず悲鳴を上げ、蛇に睨まれた蛙のように体が硬直してしまった立香。思わず脳裏に浮かぶ自分の凄惨な最期にじわりと目に涙が浮かぶ。

 

 けれど──

 

「──大丈夫」

 

 隣にいた望幸がいっそのこと機械を思わせるほどの無機質で無表情な顔に似合わぬ優しげな声で立香を落ち着かせる。

 

 そしてその言葉を示すように大口を開けて突っ込んでくるワイバーンに対して近くに散乱していた槍を蹴り上げて手に持ち、ワイバーンの口内に向けて弾丸を放った。

 

 音速で飛来する弾丸はワイバーンの口内目掛けて飛んでいき、そして望幸の得意とする置換呪術により弾丸は槍に変化した。

 

 その槍は大口を開けてしまったが故に柔らかい内側を露出させてしまったワイバーンの口腔を蹂躙し、臓物を引き裂き貫いていく。

 

 さしものワイバーンもその攻撃に耐えることは出来ず、目から光を失って立香達から少し離れた位置に墜落した。

 

「あ、ありがとう」

 

「……ああ」

 

 望幸はそう言うと彼のサーヴァントであるカーマとキアラに向けて命令を出した。

 

「カーマとキアラはワイバーンを頼む」

 

「いいですよぉ」

 

「承知致しました」

 

 その言葉とともに空から現れたワイバーン達をカーマは三鈷杵を自在に操り的確に撃墜していく。

 

 キアラは合掌、そして印を結ぶことで頭上に妖しく紫に光る巨大な玉を作り上げた。

 

「ではこうしましょう」

 

 キアラのその言葉と共に光の玉は無数に分裂し、光弾となってワイバーン達へと襲いかかる。無論、ワイバーンも逃げようとしたり、避けようとしたりするのだが、キアラが打ち出した光弾は逃げることも避けることも許さない。まるで蛇のようにワイバーンを執拗に狙うのだ。

 

 その様はまさに蹂躙と呼べるものであった。

 

 また、どういう訳かワイバーン達は先程まで狙っていたはずの立香達に目もくれずにカーマとキアラに殺到していく。その姿はまるで火の光に吸い寄せられた哀れな虫のようであった。

 

「魅了によってワイバーン達を自分達に集中させているのか。おかげで此方には目もくれず、実に殺りやすいな」

 

 その言葉ともに先程まで骸骨兵達の相手をしていたエミヤは殲滅が完了したのか、キアラとカーマに夢中になっているワイバーン達を横合いから狙撃する。

 

 剣を矢に変化させ、弓に番える。そしてギチギチと弦をしならせて放たれた矢は硬質な鱗で覆われているはずのワイバーンへ容易く突き刺さるどころか、貫通し近くにいるワイバーンすらもまとめて射殺す。

 

 そうしてあと少しでワイバーンも殲滅が完了すると言ったところで慌てた様子のロマニから連絡が入った。

 

『まずいぞ、サーヴァントの反応だ! 数は六騎! この速度はライダーでもいるのか? 兎に角物凄い速度で此方に近づいてる。明らかにこちらを認識して狙ってるぞ!』

 

 その先を言おうとしたロマニだったが、魔力を観測することによって敵サーヴァントの戦力を推測しようとしたところで、画面に表示された数値に絶句した。

 

『なっ、なぁ!? 立香ちゃん、望幸くん! 今すぐそこから逃げるんだ! いいか、絶対に戦ったら駄目だ! 敵の魔力数値があまりにも高すぎる。明らかに異常だ! 早く逃げるんだ!』

 

 そう提案するロマニであったが、ケイローンは上空を見据え手に持つ弓を引き絞った。

 

「──いや、もう遅いようですよ」

 

 その言葉ともに轟々と燃え盛る巨大な炎が立香達に目掛けて降り注ぐ。だが、その炎はケイローンの剛弓により掻き消され、そのままの勢いでケイローンが狙い撃った敵らしき存在に肉薄する。

 

 しかしその剛弓は無造作に薙ぎ払われた旗のような武器により狙いを逸らされた。金属同士がぶつかる鈍い音を響かせて明後日の方向に飛んで行った矢は大地を穿つ。

 

 恐るべきは逸らされても尚その威力を誇るケイローンの剛弓であり、そしてその剛弓を容易く薙ぎ払うことのできる敵サーヴァントの強さであろう。

 

 矢を弾き飛ばした者は長い髪を靡かせ、凄まじい圧を放つ巨龍の背から立香達を睥睨する者の姿はジャンヌに瓜二つの姿をしていた。

 

 だが、決定的に違うのはその身に纏う絶対零度を思わせるほどの冷たい敵意と地獄の業火ですら生温いと思わせるほどの荒々しく燃え盛る憎悪を併せ持つことだろう。

 

「あれが……ジャンヌ・オルタ……!?」

 

「──ええ、そうです。私はジャンヌ・オルタ。このフランスを滅ぼす者よ」

 

 圧倒的な気配に戦慄した様に呟く立香にジャンヌ・オルタは是と返した。まるでその名こそ自分を示す唯一絶対の名であるといわんばかりに。

 

 そしてフランスを滅ぼすという言葉に真っ先に反応したのはもう一人のジャンヌであった。

 

「何故、何故そのようなことをするのですか!?」

 

 そう叫ぶジャンヌをジャンヌ・オルタはまるで煩わしい羽虫を見るかの如く冷めた目で彼女を見据える。

 

「今回は聖杯によるバックアップを十分に受けていないのだから多少は覚えているのかと思いましたが……。どうやらその様子を見るにさほど覚えていないようね。彼奴に関する記憶の持ち出しは聖杯、ひいては抑止力による妨害を受けているという訳では無いということなのかしら。まあ、それは後で考えるとしましょう」

 

 ジャンヌの言葉を受け、何か考えていた様子を見せていたジャンヌ・オルタであったが、一度望幸の方に視線を送るとジャンヌの問いかけに対して改めて答え始めた。

 

「それで、何故そのようなことをするのか、でしたっけ? 簡単なことよ、憎くて憎くて堪らないからよ。このフランス……いえ、この世界そのものがね。故に滅ぼす。故に破壊する。それ以外に何か理由がいりますか?」

 

「──」

 

 ジャンヌ・オルタの瞳に映る余りに深い憎悪を垣間見てジャンヌは絶句する。その憎悪の深さを見て思わず本当にアレは私と同じ存在なのかと疑問を持つほどに。

 

「何故、そこまで……」

 

「ハッ、決まっているでしょう! 私はもう騙されない、もう裏切りを許さない、もう、置いてなど行かれない……!」

 

 音が鳴るほど歯を食いしばるジャンヌ・オルタ。そしてそれと共により一層深くなる憎悪と憤怒。だが、不意にジャンヌ・オルタは優しげな笑みを浮かべた。

 

「それに誰か一人を犠牲にしなければ存続出来ない世などいっその事滅ぼしてあげるのが慈悲というものでしょう? 故にそれこそが私の、ジャンヌ・オルタとしての救国方法です。まあ、あなたに理解される必要もされたくもないわ。憎しみも喜びも見ないフリをして、人間的成長を全くしなくなったお綺麗な聖処女様には特にね!」

 

「なっ──」

 

『いや、サーヴァントに人間的成長ってどうなんだ? それを言うなら英霊的霊格アップというか……』

 

 ジャンヌ・オルタの言葉に思わず突っ込んでしまったロマニに対してジャンヌ・オルタは不機嫌そうに眉を顰めた。

 

「──本当にやかましいわね。その口を閉じて黙ってなさい。じゃないと燃やすわよ?」

 

『!? ちょっ、コンソールが燃えだしたぞ!? あのサーヴァント、睨むだけで相手を呪うのか!?』

 

 通信越しに騒ぎ出すロマニを他所にジャンヌはもう一人の自分を見つめる。

 

「──貴女は、本当に“私”なのですか……?」

 

「……呆れた。本当に物分りの悪い田舎娘ね。ここまで分かりやすく演じたというのに。貴女が私? 笑わせないでちょうだい。私は私よ。この憎悪を理解できない貴女ではない」

 

 そこまで言ったところでジャンヌ・オルタは片手を挙げた。

 

「さて、話はここまでにしましょう。今まで雑魚相手で大して面白くもなかったでしょう? 喜びなさい、これから貴方達が戦う相手は強者です。きっと退屈なんてしないわ」

 

 その言葉ともに巨龍の背から3人の影が立香達の目の前に飛び降りた。

 

「ふん、ようやく余達の出番か」

 

「あら、随分と王様は張り切っている様子ね?」

 

「……2人とも当初の目的を忘れないでくださいね」

 

 闇に溶け込みそうなほど黒い貴族服を身に纏う槍を手に持つ男、茨を思わせるドレスを纏い、仮面を着けた女、羽帽子を被った男か女か分からぬほどの中性的な容姿を持つ剣士。その3人が立香達の目の前に降り立った。

 

 剣士の言葉に2人は嘆息しつつも望幸に向けて視線を向けた。そして思わず口を手で覆ってしまった。

 

「痛ましいにも程がある……だが──」

 

「あまりにも惨い……けれど──」

 

「「なんと美しい(歪んだ)輝き……!」」

 

 彼らは望幸が持つ魂の輝きを見て感嘆の息を吐いた。初めて見た頃とは比較にならぬほど歪み、壊れ、劣化している。されど、その魂の輝きは依然として変わってはいない。否、寧ろ洗練されていると言ってもいいほどであった。その目も眩む程の圧倒的な輝きに、死んだものであるサーヴァントは無意識的に惹かれてしまう。

 

 だが、それ故に2人は思わず顔を顰めた。何故ならその美しさは彼が今も尚苦しんでいる証でもあるのだから。

 

 なればこそ彼らが抱いた感情はひとつ。

 

「ああ、そうさな。これに関してだけは余も彼奴と同じ思いよ」

 

「ええ、そうね。私もそう思ったところだわ」

 

 そして2人の反応から望幸が今どう言う状態なのか、ジャンヌ・オルタから事前に知らされていた情報と掛け合わせることで正しく把握出来た剣士は剣を握る力が強くなる。そして同時に他の2人が抱いたであろう気持ちを抱き、その瞳に決意を宿す。

 

「ああマスター、必ず終わらせてみせよう」

 

 剣士が呟いたマスターという言葉はジャンヌ・オルタに向けてのものか、それともあるいはその視線の先にいる者に対してなのか。

 

 されど、変わらぬことはただ1つ。これより両陣営は譲れぬものの為に激突するということだけだ。




じゃあまた無人島生活するので失踪しますね


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赤く染まる剣

書いてたら邪ンヌがやばい事になったけどままええわ。
無人島でイースターの準備をしているので初投稿です。


 オルレアンでの初めてのサーヴァント戦から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー今回の敵サーヴァントはヴラド三世、カーミラ、デオンの3人ですね。邪ンヌは上からホモくん達の様子を見ているだけなので取り敢えず除外しておきます。仕掛けてくる様子も未だに見えませんしね。

 

 台詞から察するに邪ンヌは舐めプしてるのでしょう。一応こちらは倍の数はいるんですけどね! ホントそういうとこだぞ邪ンヌぅ! 

 

 ま、それはそれとして舐めプしてくれるのは此方としても有難い限りなので数の強みを活かした戦いをしましょうか。

 

 こちらはマシュも含めてサーヴァントが6人いるのに対してあちらは3人。つまりは2対1で戦わせることが出来ます。

 

 マシュの戦闘技術の糧になってもらいたいのでデオンには先生とマシュ、カーミラにはジャンヌとキアラ、残るヴラド三世にはカーマとエミヤで戦ってもらいましょう。

 

 ま、今回のサーヴァント戦は全員バーサーク化というの名の弱体デバフが掛かってるはずですし、戦い自体は簡単なことでしょう。特にスキルが防御よりの構成になっているデオンはRTAにおいては天敵でしかないので判断力を鈍らせるバーサークは最高のデバフです。邪ンヌちゃんサイコー! 

 

 そういうわけで立香ちゃんにもそんな感じでやるように伝えてさっさとやりましょう。

 

 >あなたは立香に考えた作戦を伝えると同時に自身のサーヴァントに指示を出した。

 

「うん、分かった! ケイローン先生とマシュは羽帽子を被った剣士の人をお願い! エミヤは槍を持った男の人を!」

 

「了解しましたマスター!」

 

 >あなた達の指示を受けてサーヴァント達は各自戦い始めた。

 

 それじゃあ後は隙を狙いつつ味方サーヴァントの援護をするだけの簡単なお仕事なので倍速します。超スピード!? 

 

 さて、この倍速の間にこの戦いの勝利条件について話しておきましょう。この戦闘は時間経過の敵サーヴァントのHPの一定の減少による勝利と敵サーヴァント撃破の2つの勝利条件があります。

 

 本RTAにおいては時間経過とHPの一定の減少による勝利を狙います。RTAなのになんで時間経過なんだよと突っ込まれるでしょうがこれにはいくつか理由があります。

 

 1つは敵サーヴァントを撃破した場合新たなサーヴァントが召喚されるため新たに対策を立てるのがロスに繋がる可能性が高いからです。

 

 ここで邪ンヌ率いる敵サーヴァントを壊滅させた所で邪ンヌが逃げ切ってしまえば聖杯によって新たなサーヴァントを召喚してしまいます。これによって本来此方が有利を取れるサーヴァントであったのが、撃破したことによって不利になるサーヴァントを召喚されてしまったためにロスになる、という可能性があるのです。なので今回は撃破はしません。

 

 2つめですが、此方は時間経過による野良サーヴァントもといこちらの味方になるであろうサーヴァントをこの戦いに介入させるためです。このイベント自体は確定で起きるようなので基本的にはサーヴァントと縁を結ぶためにも時間経過による勝利を狙った方がうまあじなのです。

 

 また邪ンヌがここに来ている以上、ここで邪ンヌをぶっ倒すことも可能ではあるのですが、終局で呼ぶためのサーヴァントとトロフィーのスノードロップを獲得するための縁はどれだけあってもいいのでここで倒すのはRTA的にまずあじなので邪ンヌは見逃します。

 

 時間経過による勝利のデメリットは獲得経験値が撃破時に比べ落ちるくらいですが、後ほど全員潰すので問題はありません。

 

 さて、話をしている間に終わり……終わ……。

 

 終わってねえな? 

 

 あれー? おかしいね? 終わらないね? 

 

 おかしいですね……本来であればバーサークしている鯖なんてケイローン先生などの様な高練度の技術を持ったサーヴァントがいればちゃちゃっとHP減らして終わるはずなんですが、見たところ減ってはいますが一定のラインまでは達していませんね。

 

 このままでもクリアは出来るとは思いますが、RTA的にはまずあじ以外の他でもないのでホモくんも参戦しましょうかね。

 

 取り敢えずは邪魔なデオンからやりますか。細身の剣なのでヴラド三世よりは調整もしやすいでしょう。イクゾー! デッデッデデデデ! (カーン)

 

 >あなたはデオンの方へ向けて走り出した。

 

「望幸!?」

 

「あいつ一体何をするつもり……?」

 

 妨害を行うなら動きを封じるガンドという手もありますが先程からガンドを避け続けてるあたり、ガンドについて警戒をしてるのでしょう。本当にバーサークしてるんですかねこれ。

 

 まあ、ですのでガンドをぶっぱなし続けるのは時間的には非効率なので他の策を弄します。

 

 先生とマシュの戦いを見たところデオンの剣捌きによって攻撃をいなされている場面が多いのでデオンの剣を封じる作戦でいきますかね。

 

 まー、たかがマスター如きがサーヴァントの動きを封じる事なんて無茶無謀でしかありませんが、やり方によっては少しの間ですが確実に動きを止める方法があります。ただ、調整に失敗すれば1発ゲームオーバーです。

 

 また、その少しの間にサーヴァントが倒してくれないとゲームオーバーになる可能性が高いですけど、まあRTA的には致し方なし。

 

 ではデオンが刺突の構えをとった瞬間突っ込みます。

 

 >あなたはデオンの動きを見計らっている。

 

デオンに向けて銃を……いや、あの角度だとデオンの手前になるわね。一体何を──まさか!」

 

 >デオンは剣を引き強く踏み込んだ。

 

 ここだぁぁぁっ! (シュルク)

 

「セイバー引きなさい!」

 

 >デオンは刺し穿つようにケイローンに向けて刺突を放った。

 >あなたは銃を放ち弾丸と位置を置換することでデオンの目の前に現れた。

 

「えっ……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 >デオンの剣はあなたの腹部を貫いた。

 >HPが大幅に減少した。

 

「望幸さん!?」

 

「望幸、あなたという人は……」

 

「あの馬鹿……っ!」

 

 セーフ! 予測通りのHP残量です! ぶっちゃけやばい勢いでHPが削られましたが、耐久に振っていたおかげと位置の調整のおかげで平気です! ギリ致命傷ではありません! 

 

「う、嘘だ……なんで、こんな……」

 

 >デオンはあなたを刺し貫いて赤く染まった剣を見てただでさえ白い顔を更に蒼白くさせて動揺している。

 

 おっ、なんか動揺してくれてますね。此奴はうまうまですよ。ついでに少しでも拘束するためにデオンの手首をにぎにぎしてあげましょう。

 

 もう逃がさねぇからなぁ? 

 

 >あなたはデオンの手首を掴んだ。

 

「あ、ちが、そんなつもりじゃ……」

 

 はい、じゃあ動きは止めたので後はよろしくぅ! 

 

「う、あ、マス──あぐっ!」

 

 >ケイローンの放った矢がデオンの両肩を射抜いた。

 >デオンが後ろに大きく仰け反ったことによりあなたの腹部から剣が勢いよく引き抜かれる。

 

 うーん流石ケイローン先生。見事にデオンの両肩を射抜いてくれたのでこの場面ではもはや剣をろくに振るえないでしょう。撤退すれば邪ンヌが聖杯の力を使って治すなりなんなりすると思いますが、この場面での敵サーヴァントのHPをさっさと削っておきたいので構いません。

 

 剣もまともに振るえないセイバーなんてアーチャーからしてみればただの的でしょうし、ちゃちゃっとHP削ってもらいましょうか。

 

「望幸、その傷を早く治しておきなさい。治癒魔術は使えるのでしょう? それからあなたには後で説教です」

 

 うっす。ケイローン先生からの説教が確定しましたが、これも織り込み済みなので問題はありません。さて、ケイローン先生の言う通りちゃちゃっと傷を治しましょう。

 

 幸いなことに立香ちゃんはエミヤの方のサポートでホモくんが直接ぶっ刺された所を見ていませんでしたし、後でケイローン先生達から話を聞いたとしてもストレス値は直接見た時よりも上がり幅は少ないはずなのでOKです。

 

 ナスビちゃん? さて、なんのことやら……。

 

 取り敢えず傷を見かけだけでも治しておきましょう。完全に治癒するまでには時間はかかりますが、見かけだけでも治しておけば立香ちゃんのストレス値を抑制できますし。

 

 さて、デオンは──

 

 >デオンは震える手で赤く血に染まった剣を見て茫然自失となっている。

 

 お? なんかまだ動揺してますね。いい乱数引いてんねえ! 隙だらけというしかありませんね。

 

「あなたにも思うところがないわけではありませんが……討ち取らせてもらいます」

 

 あ、ケイローン先生討ち取るのはちょっと勘弁してください。

 

 >ケイローンは弓を引き絞り、未だ茫然自失となっているデオンの眉間に狙いを定めた。

 

「──はっ、そんなことさせるわけないでしょう?」

 

 >矢を放とうとした瞬間、ケイローンに向けて巨大な獄炎が降り注いだ。

 >ケイローンはそれを後ろに跳ぶことで回避する。

 

「ぐっ……!」

 

「セイバー、あなたは下がっていなさい。ここからは私が相手をします」

 

「……分かった」

 

 >ジャンヌ・オルタの言葉により正気に戻ったデオンは後ろへと下がった。

 

「さて、はじめましょうか」

 

 >武器を構えたジャンヌ・オルタを中心に溢れた魔力が獄炎のように辺りを焼き尽くす。

 

 は? ここで邪ンヌ参戦するの? うせやろ? 

 

「……ふっ!」

 

 >ケイローンからまるで機関銃のように連続して放たれた矢がジャンヌ・オルタへと迫る。

 

「こんななまっちょろい矢が私に当たるとでも?」

 

 >しかし、ジャンヌ・オルタの周囲に揺らいでいた獄炎が壁となることでジャンヌ・オルタに届く前に焼き尽くされる。

 

「今度は私の番ですね。我が憤怒、味わってもらいましょうか」

 

 あ、なんかやばそうな気がする! ホモくんは1度撤退させてもらう! 

 

 >ジャンヌ・オルタはケイローンへと手を向けると未だに空を泳ぐ巨龍すら容易く飲み込むであろうほどの巨大な獄炎を放った。

 

「私が守ります!」

 

 >マシュがケイローンの前で盾を構えたが、獄炎は盾ごとマシュ達を呑み込んだ。

 >その獄炎の熱量によって辺りの大地は融解し、まるで灼熱地獄を想起させる光景を作り出した。

 

「マシュ! ケイローン先生!」

 

 >獄炎に呑み込まれたマシュ達を見て立香が悲痛な叫びをあげる。

 

 嘘やろ? 邪ンヌクソ強くない? 聖杯ありきとはいえこんな強かったっけ? まあ、流石に今の一撃でやられはしないと思いますけど。

 

 って、エミヤがヴラド三世との戦いの隙をついて邪ンヌに向けて矢を放とうとしてますね。邪ンヌの性格的にケイローン先生達を倒したと思って油断してると思いますし、攻撃は当たるでしょうね。流石エミヤだぜ! 

 

「不意を突いたつもりですか?」

 

 >視覚外からジャンヌ・オルタの蟀谷に向けて放たれたエミヤの矢を難なくと手で捉えた。

 

 は? 

 

「ほら、返すわよ」

 

 >掴んだ矢をオーバースローの要領でエミヤに向けて投げ返した。

 >その矢の勢いはジャンヌ・オルタの獄炎をブースターにしてエミヤが放った時よりも疾い速度でエミヤの元へと向かう。

 

「ぬおっ!」

 

「ふん、余を相手にして他所を向くからだ。それにあの者は癪なことではあるが我らの中で最も強いぞ」

 

 >間一髪と言った様子で体を傾けて避けたエミヤだったが、回避をしたことで体勢を崩したところにヴラド三世の槍の刺突が迫る。

 

「ちっ、仕方ないですねぇ」

 

 >エミヤの心臓を貫こうとしたがカーマの操る三鈷杵が間に入ることにより、ヴラド三世の攻撃を防いだ。

 

「すまない、助かった」

 

 >エミヤはカーマに礼を言いながらヴラド三世から距離を取りつつ仕返しとばかりに矢による攻撃を仕掛ける。

 >だが、その矢はヴラド三世が操る槍によっていとも容易く打ち払われる。

 

 まって、まって? なんでこんな強いの? 特に邪ンヌやばくない? エミヤの矢を避けるんじゃなくて掴む? しかも見もしないで? その上相当な勢いがあったのに体幹が少しもブレてなかったよね? 

 

 これ、やばくない? タイム大丈夫かこれ? 

 

 >どこからともなく飛来してきたガラスの薔薇がジャンヌ・オルタ達目掛けて降り注ぐ。

 >しかしジャンヌ・オルタは旗を勢いよく振るうことで全てを打ち砕いた。

 

 うおおおおおお!! Vive La France(フランス万歳)!!! グッドタイミングです! 

 

「優雅ではありません。貴女はそんなに美しいのに血と憎悪でその身を縛ろうとしている。善であれ悪であれ、人間ってもっと軽やかにあるべきじゃないかしら?」

 

「……知ったような口を利かないで貰えますかマリーアントワネット」

 

 >あなた達を守るように白い髪を風に靡かせて現れたのは天真爛漫で慈しみと優しさに溢れた少女だった。

 

 やったあ! 条件クリアによる勝利です! この私に運は味方してくれている! (吉良吉影並感)

 

「貴女は私の名を知っているのね。それと何故そこまでの憎悪を抱いているのかしら?」

 

「宮殿で蝶よ花よと愛でられ、何も理解出来ぬまま首を断ち切られた王妃に、我々の憎しみが理解出来るとでも?」

 

「そうね、それは分からないわ。だから余計に知りたいの、竜の魔女」

 

「なに?」

 

 >ジャンヌ・オルタは怪訝そうな目でマリーアントワネットを見つめる。

 

「分からないことは分かるようにする。それが私の流儀ですもの。それとね、私が最も知りたいのは貴女が本当は何に対してそこまで怒っているかなのよ」

 

「──貴女は私の敵。ならば答える義理もありません。敵となるのであれば私は一切の容赦もなく焼き払う。ああ、ですがそこに隠れているサーヴァントも含めこの人数差は少々分が悪い。故に今回は引かせてもらいましょうか」

 

「おいおい、バレてたっていうのかい?」

 

 >そう言いながら瓦礫の影から現れたのは黒服に身を包んだ音楽家のような格好をした金髪の男だった。

 

 お、アマデウスや。本来でしたらアマデウスの宝具を使って逃げる予定でしたが、なんか流れを見るに邪ンヌが逃げようとしてますね。まあ、結局の所結果は変わらないのでどっちでも構いませんけど。

 

「この人数差で逃れられると思っているのですか?」

 

 >そう言ってジャンヌ・オルタに対して敵意を向けているキアラであったが、それを見てジャンヌ・オルタは不敵に笑う。

 

「ええ、思ってるわ。──何故なら私は竜の魔女。故にこんなことだって出来るのよ」

 

 >ジャンヌ・オルタが指を鳴らした瞬間、彼女を中心に巨大で尚且つ複雑な魔術陣が展開された。

 >そしてその魔術陣に尋常ならざる魔力が注ぎ込まれていく。

 

『まずいぞ!? その魔術陣は召喚に関するものだ! 早く止めなくちゃ──』

 

「ふん、随分と察しがいいのね? けどもう手遅れよ。この召喚陣は既に発動している。故にもう止められないわ」

 

 >魔術陣が一際強く光り輝いた瞬間、その魔術陣から先程殲滅したワイバーンの群れとは比較にならぬほどの大量のワイバーン達が我先にへと溢れ出した。

 

「さあ、こいつらと戯れておきなさいな」

 

 ウッソだろお前。邪ンヌこんな魔術使えたか? ジルならまだしもよお! 

 

 >あなた達は襲いかかるワイバーン達と戦いながらも空を泳ぐ巨龍の背に乗って悠々とこの場から離脱するジャンヌ・オルタをただ眺めることだけしか出来なかった。

 

 ええい、仕方ありません! 臨時で竜の牙の取り放題が出来ると思えばいいんです! やったらああああああ!!! 

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 




デオンくんちゃんごめんな……。でも精神攻撃は基本だから仕方ないよね(決闘者並感)
それにしても早く4章まで進みたいところ。そんなことを思ったところで失踪します。


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森林の霊脈地

いいことがあったので連続初投稿です。


 サーヴァント戦終了から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 さて、無事にサーヴァント戦とワイバーン戦を切り抜け、近くにあった森林の霊脈地をベースキャンプにして先程であったマリーとアマデウスとコミュを取りながら過ごしています。

 

 ケイローン先生からのお説教に関してですが、RTA的にはまずあじなのでは? と思われると思います。ですが、そもそもの話ケイローン先生がお説教をしてくるのは余裕がある時だけです。流石にケイローン先生もやるべき時とやるべきでない時はしっかり把握出来てるため、お説教をする時はこういった休息時間の時にやってきます。

 

 こういった時間でしたらやることも特にないためタイムロスにはなりにくいです。なので思う存分説教してもらいましょう。

 

「いいですか? あなたは残されたたった2人のマスターであることをしっかりと認識してください。そもそもですね──」

 

『僕からも言わせてもらうけど望幸くんは無茶しすぎなんだよね! 今まで何の異常もなかったバイタルが突然滅茶苦茶になった時なんか僕の心臓と胃が持たないんだぞぅ! それから──』

 

「マスター? 私言いましたよね? 後ろに下がっててくださいと。ですのに何故前に出ているのですか? その上大怪我をされてしまうなどと──」

 

「フォウフォーウ! キャーウ!」

 

 >あなたはケイローン、ロマニ、キアラの3人に叱られ、あなたの頭に陣取っているフォウにべしべしと叩かれている。

 

 あーはいはい、何かケイローン先生だけじゃなくて3人に説教されてる上にフォウくんに叩かれまくってますけどスキップスキップ。これも速さのため、必要な犠牲です。ちゃちゃっとすっとばしておきましょう。

 

 そういえばこの時間帯であればそろそろ邪ンヌが嗾けてくる敵サーヴァントが来るはずです。

 

 それが誰なのか気になるところですね。取り敢えず先程戦っていたデオン、カーミラ、ヴラド三世は除外するとして流れ通りならばマルタ(ステゴロ聖女)。次点でマリーに執着しているサンソン(処刑人)辺りですね。

 

 まあどちらが来ようがこちらが有利を取れるので構いませんが……。

 

 っと、そうでしたそうでした。新しい霊脈地に来ましたしカルデアから新しくサーヴァントを呼び出しましょう。立香ちゃんのクーフーリン(槍ニキ)は確定だとしてホモくんはアルトリア・オルタかもしくは玉藻か。まあ、ぶっちゃけたところ選ぶのはアルトリア・オルタですけどね。

 

 玉藻を呼ぶと前にやった置換による治療がやりにくいことこの上ないですし、カルデアのバイタルチェックの誤魔化しも出来ないので。せめて呼ぶにしても最終局面辺りでしょう。

 

 それに今回の玉藻は実力が未知数なので不確定要素をかなり孕んでいるんですよねえ……。今のところタイムに関してはそこそこと言ったところなので、不確定要素が多い玉藻を導入したことでタイムロスしてリセットは怖いですし、今は安定をとってアルトリア・オルタを呼びますかね。

 

 >3人からの説教が終わった頃にあなたのもとへ立香がやってきた。

 >立香はあなたの膝の上に置かれている手にそっと手を重ねてあなたの目を覗き込むように見つめた。

 

 お、なんだなんだ立香ちゃん。君も説教か? 

 

「あのね、一つだけ約束して欲しいことがあるの。さっきの行動だってきっと望幸も何か考えがあってやってるんだと思う」

 

「先輩、それは──」

 

「どれだけ無茶をしてもいい。だけど必ず生きて。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 >立香は何か強い意志を灯した瞳であなたを見つめる。

 

 ……まあ、少なくともこんな所で死ぬつもりはないっすね。そもそも死んだらリセ確定ですし。なのでここはしっかり頷いておきましょう。上手くいけばストレス値を抑制できるかもしれませんしね。

 

 >あなたは立香の目を見つめ返して頷いた。

 

「ん、約束だからね」

 

 >立香はそう言ってあなたに向けて小指を差し出した。

 

 これなんすかね? 立香ちゃんはホモくんに何を求めてるんでしょうか(困惑)

 

「……もうっ! 指切りだよ指切り!」

 

 あー……ああ! はい、指切り! 割と子供っぽいところあるんすね立香ちゃん。そういう純粋なところがサーヴァントに気に入られてるところでもあるんですかね。

 

 >あなたは立香の小指に自身の小指を絡ませた。

 

「ふふっ、こうやって指切りしてると小さい頃を思い出すなあ……。望幸と約束事する時はいつもこうやってたもんね?」

 

 はえー、そうなんすねえ……。

 

 さて、ホモくんと立香ちゃんの幼少時代の事が少しわかったところでそろそろサーヴァント召喚に移りましょう。敵サーヴァントがやってくる前に召喚したいですしね。

 

 >あなたは新たな霊脈地に来たのだからカルデアからサーヴァントを呼ばないかと提案した。

 

「そうですね、敵の全容が分からない以上味方が多いに越したことはありません」

 

「私もケイローンに同意だな。それで誰を呼ぶのかね?」

 

 >あなたはクーフーリンとアルトリア・オルタはどうだろうかと提案した。

 

「まあ、確かに戦力として数えるならばあの男は特級のサーヴァントだが……」

 

 エミヤが渋ってますねー。まあ、クーフーリンとよく喧嘩するからね仕方ない仕方ない。でもこれ人理修復なんだよね……。というわけでクーフーリンとアルトリア・オルタを召喚します(無慈悲)

 

 ナスビちゃーん、盾貸してくださーいなー! 

 

「はい、設置ですね! 任せてください。どの辺に置きますか?」

 

 そーですねー……。じゃあここら辺でオナシャス! センセンシャル! 

 

 >あなたが指示した所にマシュが盾を置いた。

 

 ついでに獣避けの魔術でも張っておきましょうか。戦うとはいえ、どの道ここを拠点としている以上不在の間に畜生共に荒らされるのは勘弁願いたいんで。なんでこのゲームこんな所までリアルにしてんだ……? 

 

 >あなたが獣避けの魔術を描いている横でマシュがあなたの顔をしげしげと見つめている。

 

 この魔術が気になるんですかね? 

 

 >あなたはどうかしたのかと尋ねた。

 

「あ、いえ! 望幸さんがそうやってる所を見るとなんだか()()()()……? ううーん? なんて言えば分からないんですけど……えーと」

 

 >あなたに尋ねられたマシュは慌てたように手を振って答えるが、答えていくうちに自身が抱いていた感情がよく分からないといった様子で混乱していた。

 

 これ、前にも見たイベントですね。どういうフラグで発生するのかはよく分からないんですけど、このイベント自体が何かの引き金になるってこともなかったんですよね。まあ所謂発生するだけ無駄のクソイベっすね。

 

 そもそもナスビちゃんがホモくんに懐古の念を持つ意味が分かりませんし……。ギャラハッドの線から考えてもルート構築段階での試走した時にやったルートでならまだしも今回のルートではそっち関連は特にやってませんしね。

 

 ま、余談はさておき召喚サークルの設置も終わったのでクーフーリンとアルトリア・オルタを呼びましょうか。

 

 そんなわけで立香ちゃんを召喚サークル前に誘導してあげましょう。

 

 >あなたと立香は召喚サークルの前に立ち、カルデアにいるサーヴァントを呼び出した。

 

「おっと、ようやく出番か待ちくたびれたぜ」

 

「ふん、貴様に言いたいことはあるが先程叱られていたようだしな。私からは何も言わんでおこう。ただ帰ってからは覚悟しておくといい。1匹荒れ狂ってる奴がいたからな」

 

 一体誰が荒れ狂ってるんですかね? (すっとぼけ)

 

 まま、それはそれとして──

 

『休んでるところ悪いけどサーヴァント反応だ! 数は3騎! それからその後ろに特大の反応がある。皆急いで戦闘態勢を整えてくれ!』

 

 おっと、狙ったかのようなタイミングだぁ! まあ何にせよありがたいことこの上ないですが、3騎というのが気になるところ。あとロマニからの情報で特大の反応……というところを考えるにタラスク連れたマルタはほぼ確定でしょうね。

 

 ジークフリート(すまないさん)がいればタラスク相手に特攻取れるんですが……まあ、本体のマルタ潰せばタラスク消えますし、タラスクはクーフーリンとアルトリア・オルタ、エミヤで時間稼ぎをしてもらってその間に残るサーヴァントを潰しましょうか。

 

 >あなた達が周囲を警戒していると茂みを掻き分けるような音とともに木が圧し折られるような音が鳴り響く。

 

 わざわざまともに戦う必要もありませんし、出てきたところをアルトリア・オルタの宝具でぶっとばしましょうかね。あ、いやそれだと縁が結べないか……? んーまあ、とりあえずはいつでも宝具を撃てるようにしてもらっておきましょう。

 

 >あなたはアルトリア・オルタに宝具の準備をするように頼んだ。

 

「ああ、そういうことか。いいだろう、魔力を寄越せマスター」

 

 >その言葉とともにアルトリア・オルタの持つ黒き聖剣が妖しく輝きはじめる。

 

 これで準備はOK。敵対者だと判断した場合即座にぶっぱなします。さて誰が来ますかねー。

 

 >茂みを掻き分けて先に出てきたのは2人の大柄な男達だった。

 

「くっ、先回りされていたか……!」

 

「……いや、待ってください。どうやら敵意はなさそうですよ」

 

 んんんん? なんでジークフリートとゲオルギウス(冤罪カメラマン)が? 特にゲオルギウスは街を防衛してるはずでは? この人の性格上街を見捨てて逃走するということはありえないでしょうし……。

 

 >彼らの後方から地響きを鳴らし、木々を粉砕しながら何かがこちらに向かってきている。

 >そして現れたのは竜と亀の合いの子のような風貌をした亀のような竜とその背中に跨っている女性だった。

 

「本当にここにいるとはね……。まあいいわ」

 

 やっぱりマルタじゃないですかー! まま、ええわ。戦闘が始まった瞬間アルトリア・オルタの宝具ぶっちっぱで終わらせましょう。

 

 3騎の内、2騎がこちらの味方になるサーヴァントでしたらタラスク諸共ぶっとばせばいいだけの話ですからね。何せ戦力を割く必要はありませんし。

 

「──何者ですかあなたは」

 

 >旗の穂先を亀のような竜の上に跨る女に向けてジャンヌは問いただした。

 

「私の真名()はマルタ。あなた達を見極めるために此方に来ました」

 

『マルタ……? もしかして聖女マルタなのか!? ということは彼女が跨っているのはあの祈りで屈服させたというタラスクか!』

 

 まあ、どっちかって言うと祈り(物理)なんですけどね。おっかねえステゴロ聖女やでぇ……。聖人連中って基本的にゴリラの集まりなんですかね? 

 

「何故貴方のような方がそちらの味方をしているのですか?」

 

「──確認したいことがあるからよ」

 

「確認したいこと……?」

 

「ええ、ですがそれを言うつもりはありません。そして何よりも時間が惜しい。なのでさっさと始めましょうか。貴方達があの“()()()()”に届きうるのか。見極めさせてもらいます。──行きなさい、タラスク!」

 

 >その言葉とともに彼女はタラスクと呼ばれた竜をあなた達に向けて嗾けた。

 

 はいじゃあ敵対したんでね、宝具ぶっぱで終わりですわ。対ありでし──

 

「悪いが既にこちら準備済みなのでな。一撃で消し飛ばさせて──」

 

「悪いけれど、そうするだろうってことは()()()()()()()()が予測済みなのよ」

 

 >アルトリア・オルタが宝具を放とうとした瞬間、先程まで立っていた場所にヒビ割れを作りながらいつの間にかアルトリア・オルタの目の前に現れたマルタが拳を放つ。

 

「ぐっ……! この──」

 

 >風を裂きながら迫り来る拳を剣の腹で受け止めたアルトリア・オルタであったが、あまりの威力に大きく後方へと後退させられた。

 

 ファッ!? ちょっと待って! アルトリア・オルタがぶっ飛ばされたんですけどぉ! これ不味いっすよ! だってホモくんがいたのはアルトリア・オルタの真横ですよ!? 

 

「さて、と」

 

 あ、これ不味い。

 

 >マルタはあなたの方へ振り向くと同時にあなたの側頭部目掛けて猛烈な勢いの回し蹴りを放った。

 

 回避ー! 

 

「む、この動き……。なら──」

 

 >しゃがむことで回避をしたあなたに対してマルタは拳を上から放つ。

 

 置換でお祈り回避です! 

 

 >あなたは置換呪術を使うことによりマルタから大きく距離を取った。

 

 おっしゃ、お祈り回避成功──

 

「悪いけどあんたがどういう風に逃げるかも聞いてるのよ」

 

 >置換呪術により大きく距離を取ったはずだと言うのに既にあなたの目の前で拳を固く握り締めているマルタの姿があなたの目に映る。

 

 してないよ! さっきのフェイントかよ! ヴェアアアアアアア(フルフル)

 

「望幸!」

 

 >危機的状況のあなたの姿を見て悲痛な顔であなたに手を伸ばす立香。

 

 あかんこれじゃホモくんが死ぬぅ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──図に乗るなよ」

 

 >その言葉と共に横合いからとんできた黒き閃光がマルタへと襲いかかる。

 >だがマルタはそれを後方へ大きく跳躍することで回避する。

 

「かなり遠くまで飛ばしたつもりでしたが……」

 

「はっ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「なるほど、それもそうです──ねっ!」

 

 >目にも止まらぬ速度で先程の黒き閃光を放ったアルトリア・オルタに対して攻撃を仕掛ける。

 >アルトリア・オルタはその猛攻を捌きつつも場所を変えるためか、マルタを誘導するように森の奥の方へと向かっていった。

 

 生きてるぅ〜↑ 生きてる、あっはっはっはっ! あー↑ 生きてるよ! (ONDISK並感)

 

 アルトリア・オルタの迫真の攻撃のおかげでホモくんが何とか生き残りましたね。いやよかったよかった。マルタの攻撃とかまともに当たれば一発で死にますよ。

 

 とりあえずホモくんが生き残ることが出来たので今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 




こっそり撒いた伏線に気づく勘のいい読者は好きだよ(大胆な告白)
ちなみに裏話だけどマルタさんの攻撃は当たっても死にはしない。ちゃんと加減はするからね。まあただ死なないってだけですけど。

それじゃあ失踪します!(大胆な失踪宣言は作者の特権)


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月下の密会

今回はRTAパート無しです。
今現在かなり昂ってるので筆が進みますね。

そんなわけで俺の最後の初投稿だぜーッ!受け取ってくれぇーッ!(シーザー並感)



 アルトリア・オルタとマルタは闇に包まれたように暗き森の中を互いに走り抜きつつも時折牽制するように攻撃を放つ。

 

「はっ、随分と素直に誘いに乗ってきてくれたものだな!」

 

「ええ、何せマスターに聞かれたら不味そうだもの──ねっ!」

 

 黒き聖剣によって生み出された魔力弾はマルタの顔へと迫るがマルタはそれを拳に魔力を纏わせて難なく打ち払う。逸れた魔力弾は辺りの木々へと当たると爆発を引き起こし、地面を焦げ付かせる。

 

 反撃とばかりにマルタはアルトリア・オルタに向けて拳を放つがその一撃はいなされ、逸れた一撃が地面を砕く。

 

「それはどっちのマスターだ?」

 

「決まってんでしょ──あの子(望幸)のことよっ!」

 

 マルタは続け様に薙ぎ払うように蹴りを放つがアルトリア・オルタはそれを宙返りの要領でひらりと避ける。その下ではマルタの蹴撃により発生した風圧が前面の木を大きく凹ませていた。

 

 それを見たアルトリア・オルタはあの攻撃には当たりたくないものだと思いながらも、空中にいる状態で聖剣に魔力を纏わせ黒き閃光を放つ。

 

 だがその攻撃をマルタは高く跳躍することで回避し、そのままの勢いで空中にいることで逃げ場のないアルトリア・オルタの腹を殴り抜く。

 

「甘いな」

 

 その言葉とともにアルトリア・オルタはマルタの拳が接触した瞬間、己の体を自ら回転させ威力を逃がした。そしてそのままの勢いでマルタの首目掛けて聖剣の斬撃を放つ。

 

「っと、危ないわね!」

 

 しかしマルタはそれすらも回避した。猫のように体を捩り、あろう事か聖剣を掴みそれを使って更に高く上空へと舞う。そして──

 

「ハレルヤッ!!」

 

 気合一閃。

 

 天高く舞ったマルタはその位置からの踵落としをアルトリア・オルタに放った。その速度は言うに及ばず。ギロチンを想起させるほどの威力を以ってアルトリア・オルタに迫り来る。

 

「チィッ!!」

 

 その攻撃をアルトリア・オルタは魔力放出による空中でのブーストにより間一髪で避ける。目標を失ったマルタの踵落としは大地に叩きつけられ爆音とともに小規模のクレーターを作り上げる。

 

 発生した砂煙を払うように手を振って中から現れたマルタはほんの少しだけ楽しげな笑みを浮かべていた。

 

「今のは当たると思ったんだけどね」

 

「はっ、聖女の名が泣く威力だな。本当は拳闘士ではないのか?」

 

 皮肉を言うアルトリア・オルタにマルタはイラッとしたのかやや眉を顰めた。

 

「うっさいわね。祈りだけじゃ解決しない事だってあるのよ」

 

「それは聖女と崇められた貴様が言う台詞か?」

 

 嘆息しながら聖剣を肩に担ぐアルトリア・オルタ。然れどその瞳は油断なく目の前のマルタを見据えている。そして一瞬ブレるほどの魔力放出を使った速度で近づき、聖剣に魔力を纏わせた状態で横薙ぎに一閃。

 

マルタはその一撃をアッパーカットによって打ち上げようとして──

 

「──ふっ!」

 

 マルタは上体を後ろに反らすことで避けた。そしてその目に映ったのは破壊の嵐であった。アルトリア・オルタはあの一撃に己の宝具を乗せて放っていたのだ。それ故に絶大な破壊力を伴っていた。もし仮に迎撃していたのであれば間違いなく上半身が持っていかれていただろうことは疑いようはない。

 

 マルタは上体を反らした体勢から後方転回の要領でアルトリア・オルタの顎に向けて蹴りを放つが、それはアルトリア・オルタが体を少しだけ反らした事により不発に終わる。

 

 そうして二人はしばらくの間、一進一退の攻防を続けながら彼らがいた場所から離れた場所にある森林の中の開けた場所に出た。

 

「さて、ここなら良いでしょう。私、あんたに聞いておきたい事があるのよ」

 

「ほう、それは何だ?」

 

「単刀直入に言うわよ。あんたは()()()()()()()()()()()()?」

 

「……」

 

 その問いにアルトリア・オルタは思わず黙り込んでしまった。

 

「恥ずかしい話だけど私はあの子に関しての記憶を殆ど失って──いや()()()()()()って言う方が正しいわね。それをジャンヌ・オルタが自身の記録から持ち出したものを見たことで思い出すことは出来たわ。けど、それでも全てじゃあないのよ」

 

「なるほど、それで私か」

 

 その話を聞いてアルトリア・オルタは合点がいったと様子で頷いた。

 

「ええ、あなたは()()()()()()()()()()()()()()()だもの。だから教えなさい。あの時──マスターの周囲に不可思議な魔術陣が現れた時何が起きた?」

 

「それは……」

 

 言い淀むアルトリア・オルタであったが、マルタはそんなことは関係ないと言わんばかりに続ける。

 

「忘却補正のランクAを持つジャンヌ・オルタですらその時の記憶がほとんどなかった。まるで何かに毟られたかのようにね。ジャンヌ・オルタは最初は抑止力によるものだと考えていたみたいだけれど、キアラの話を聞いてそれは違うと判断したみたいなのよ。何せキアラもカーマもビーストであるはずの彼女達ですら記憶を剥奪されていた。特にゲーティアの方は念入りに奪われてるみたいね」

 

 マルタがそこまで告げたところでアルトリア・オルタはふぅ、と軽く息を吐いて聖剣を霊体化させた。

 

「先に言っておくぞ、私も詳細な内容は覚えてはいない。精々がお前達よりも多少知っている程度だ。それでもいいか?」

 

「構わないわ」

 

「なら話そう。だがその前に──おい、マーリン。()()()()()()()()()()()。私達の周囲に幻術と防音の魔術を張っておけ。あの馬鹿に勘づかれると不味いからな」

 

 アルトリア・オルタが虚空に向けてそう言うと何処からともなく彼女達の周囲に花弁が舞い始めた。そして彼女達を中心に薄いドーム状の膜が張られると忽然と姿を消した。いや、正確に言うならば見えなくなったと言うべきだろうか。

 

 それを確認したアルトリア・オルタはマルタの方へと改めて向き直る。その表情は月明かりに照らされているだからだろうか。どこか悲しげな様に見えた。

 

「さて、何から話そうか──」

 

 

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 

 

「私が覚えているのはこのくらいのものだな」

 

「……なるほどよく分かったわ。注意すべきはマスターの瞳が赤く染まった時ね」

 

「ああ、そうだ。しかし彼奴の蒼い瞳が完全に染まり切る前であれば防ぐことも出来る。だが、彼奴が何を以ってそれをやめるのかを判断しているのかが未だに判明していない」

 

 アルトリア・オルタはお手上げだと言わんばかりに肩を竦めてため息を吐く。

 

「分かったわ。それと一応聞いておきたいのだけど、今は他のサーヴァント達も覚えている子もいるけどそれに関して思い当たることは?」

 

「それはマーリンだろうな。私も魔術に関しては然程詳しくない。故に何をしているのかは分からんが、聞いたところによると()()()()()()()()()()()()()()

 

「……そう言えば彼奴冠位のキャスターだったわね」

 

 今更ながらに思い出したことに思わず顔を顰めるマルタ。あのどうしようもないロクデナシが冠位だと言うことに今一納得がいかないと言った様子であった。

 

 そして同時にある事に気がついた。

 

「彼奴はあの魔術陣が何か分かるんじゃないの? 仮にも冠位のキャスターなんでしょ?」

 

「──いや、それが()()()()()()()()()()()()()()()

 

「なんですって?」

 

 耳を疑うような言葉に思わず聞き返してしまったマルタ。仮にも冠位のキャスターが何一つとして分からない魔術式があるのかという当たり前の疑問。その疑問に答えるようにアルトリア・オルタは話を続けた。

 

「どの知識と照らし合わせても欠片たりとて合致しない。そもそもアレは本当に魔術なのかと言っていたな」

 

「そもそもの話、魔術ではない可能性があるということね。あーもう、本当に我がマスターながら面倒なことをしてくれるわね」

 

「全くだな」

 

 2人は互いに顔を見合わせて苦笑した。

 

「それで、貴様はこれからどうするつもりだ? 戦うと言うのであれば相手をするが」

 

「いや、悪いけれど私はここで引かせてもらうわ。ジャンヌ・オルタにも話しておかないといけないしね──って、ああ……タラスクには悪い事をしちゃったわね」

 

 己が呼び出したタラスクの気配が消えてしまったことに申し訳なさと寂寥感を感じつつも、自分が為すべきことのために立ち止まってはいけないのだと知っているからこそ彼女はジャンヌ・オルタが待っているであろう城へと帰らなくてはいけない。

 

 そして身体を霊体化させる直前にマルタはアルトリア・オルタの方を向いた。

 

「こっちも教えておくことがあるわ」

 

「なんだ?」

 

「ティエールに向かいなさい。そこに清姫とエリザベートが行くようにファントムが誘導してるわ」

 

「了解した。マスターにも伝えておこう」

 

「あとあの子──ジャンヌ・オルタと戦う時はジークフリートを連れてきておきなさいな。あの子は捻くれてるくせに根は真面目なもんだから1人で全部背負おうとするのよ。まったく……ほんと誰に似たんだか」

 

「ジークフリートだと?」

 

 ジークフリートを連れてこいという言葉に思わず疑問を抱くアルトリア・オルタ。ジークフリートを連れてこいとは一体どういう事なのか、ファヴニール関連かと思いはしたが、憶測ではあるが戦う場所はきっとあの城内だ。

 

 ならばそんな狭いところでファヴニールを戦わせるのは愚の骨頂。いくらあの突撃女と言えどそんなことはしないはずだ。

 

 ならば何故──? 

 

 思考の渦に呑まれかけたアルトリア・オルタであったが、続くマルタの言葉に頭を上げた。

 

「それからこれは忠告ね。あの子、尋常じゃないくらい強いわよ。それこそあなた達カルデア陣営が総出でかからないと負けるんじゃないかしら?」

 

「──何だと?」

 

「伝えておくのはそのくらいかしら。それじゃあ今度は本気で戦いましょうね」

 

 そう言ってマルタは手をひらひらと振ると霊体化して何処かに消えてしまった。そしてそれとともに今まで張られていた薄いドーム状の膜も消える。

 

 残ったアルトリア・オルタはマルタの話に考えるべきところは山のようにあるが、今はマスターである望幸がいる場所に戻るべきかと判断して彼の下に向かう。

 

 マルタが教えた総出でかからないと負けるという言葉。それはキアラやカーマ達ビースト適性を持つ者達ですら今のジャンヌ・オルタには手を組まないと負けるという事を表している。

 

 一体彼奴は何をしたというのか。

 

 その疑問だけがアルトリア・オルタの胸中をぐるぐると回り続けていた。

 




ホモくんは一体なんなんですかねぇ……。
そしてやっぱ裏でなんかやってたキアラ。それと同時になんか凄く強いらしい邪ンヌ。マーリンはこっちでも過労死枠。もっと働け(無慈悲)
これはガバる(未来予知)

シャボン玉のように儚く散ったので失踪します


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狂える騎士

まさかのLB5章でホモくんにとんでもない縁が出来てしまったので初投稿です。



 ティエールから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 アルトリア・オルタから話を聞いたところエリザベートと清姫はティエールにいるとのことでしたので、5日間くらい掛けて向かいました。その間にジークフリート及びゲオルギウスからコミュ目的で話を聞いたんですよね。

 

 そしたらどうやら2人は元々別の追っ手から逃げてたらしいです。ジークフリートはアタランテ、ゲオルギウスはマルタからとの事でした。加えてゲオルギウスは本来であれば街の人々の避難が終わるまで守りきるつもりだったらしいんですけど、マルタが相手をしていたからか街の被害は建物だけであって人に対しては全く危害が加わってなかったそうです。

 

 バーサーク状態でも無辜の民を蹂躙しないとかこれは水辺の聖女ですね。誰ですか、ゴリラとか言った人は。

 

 それからジークフリートの呪いに関してですが、ゲオルギウスとジャンヌが揃っちゃったのでぱぱっと解呪して終わりっ! こんなスムーズに行くとは思いませんでしたね。

 

 ジークフリートの呪いの解呪はこのオルレアンでは良くグダるんですよね。ジークフリートの呪いを解く前にジークフリートがやられたり、ゲオルギウスがやられたり、弱体化したジャンヌがやられたりと……(10敗)

 

 今思うと敵よか味方でグダってますねクォレハ……。真の敵は味方だった……? 

 

「その、巻き込んでしまってすまなかった。偶然とは言えもしかすれば死んでしまうかもしれない目に遭わせてしまった上にこの身を蝕んでいた呪いまで解呪してもらって本当にすまない」

 

 相変わらず腰低いっすねこの人。

 

「ううん、気にしないでよジークフリート。それに特異点修復を手伝ってくれるんでしょ?」

 

「俺に出来ることといえば戦うことくらいだからな。それに俺が呼ばれたのも何か理由があるのだろう。ならば俺を助けてくれた君達に手を貸すのは英雄として当然の責務だ」

 

「うん、ありがとうね。だから今度はジークフリートが私達を助けてくれるんだからそれでおあいこだよ」

 

 >立香はジークフリートを気遣うように満面の笑みを浮かべる。

 

 うーん、このコミュ力よ。流石は英雄から神霊まで仲良くなれるコミュ力お化け。もうジークフリート達と仲良くなってるのは素直に草です。

 

 まあ此方としては嬉しいことこの上ないですけど。その調子でサーヴァント達との縁をより深く、より強固なものにして欲しいものです。私が求めるエンディングのためには沢山の英霊達と立香ちゃんが縁を結んでもらわないといけないですからね。

 

 >マリーがあなたの服の裾を引っ張った。

 

 お、なんか用でもあるんすかね。もしかしてドラ娘コンビでも見つけましたか? 

 

 >あなたはマリーにどうかしたのかと尋ねた

 >だが、マリーはあなたの瞳をじっと見つめるだけで何も言わない。

 

 ええ……? なんでメンチ切られてるんですかね(困惑)ビビるわぁ(兄貴並感)

 

「一目見たときから思っていたのだけど()()()()()()()()()()のようにキラキラして綺麗ね! あの蒼空のように澄んでいて何だか心が惹かれちゃうわ」

 

 そう……(無関心)

 

 えっ、何これだけ? こんなクソしょうもな……いえ、まあいいでしょう。マリーがこういう事言うのは良くあった事ですから。しかしマリーがこういう事を言うのは好感度がそこそこに高い証なんですよね。そんなに話してないのにこれとは人懐っこいにも程があるのでは? 

 

 まあそれはさておき、アマデウスに何か聞こえないか聞いておきましょうか。これをしておくことでドラ娘コンビの発見率が上がるんですよね。何故かと言うとアマデウスはあのコンビの喧嘩を聞くに耐えない雑音として認識します。加えて何か聞こえないかと聞いておくことでアマデウスは周囲の音に意識を向け始めるんですよ。

 

 あとは分かるね? (ド畜生)

 

 >あなたはアマデウスに何か聞こえないかと聞いた。

 

 運が良ければアマデウスが1発で見つけてくれます。今までのタイムから鑑みるに失敗が許されるのは大体4回ほどですね。それを越したらリセットです。ですが、発見率自体は相当高いので1発で見つかっても何らおかしくはありません。

 

「ふむ、そうだ……うげえ!! 何だこの酷い雑音は! こんな音1秒たりとも聞きたくないぞ!」

 

 >アマデウスが唐突に頭を振り乱し始めた。

 >どうやら彼の耳に何かが聞こえたようだ。

 

 おっ、この反応はあのコンビが近くにいることを表していますね。1発で見つかってくれたのは僥倖です。とりあえずその音がどこからするのか聞いておきましょう。

 

 >あなたはその音が聞こえる方向を聞いた。

 

「そんなものあっちに決まってるだろうっ! というか待ってくれ。僕はあっちになんて行きたくないぞ!」

 

 あ、そう。じゃあ行きますか。

 

 >あなたはアマデウスが指し示した方角に向かおうとして──不意にあなたに影が差し掛かった。

 

 ん? 

 

「ちぃっ! どけ坊主!」

 

 >クーフーリンがあなたを突き飛ばすと共に襲いかかってきた何者かの攻撃を弾いた。

 

「ああ、ああ……。我が愛しきクリスティーヌ。未だ終わりなき旅を巡るのか。ああ、愛しいクリスティーヌ。何故、何故……」

 

「てめえアサシンか? それにしちゃあバーサーカーみてえに話の通らねえ野郎だが……」

 

 >あなたに襲いかかってきた者を卓越した槍捌きを以って弾き返すクーフーリン。

 >それによって襲撃者はあなた達から大きく距離を取らされた。

 

 ファッ!? ントムじゃないですかー! さっきまでいませんでしたよね? いや、アサシンってことを考えてもこの面子相手に気付かれずその上真正面からホモくん襲える訳が無いんですが……。

 

 ファントムは一体全体どうやって現れたんですかね? 

 

 考えられるところとしては邪ンヌの聖杯による空間転移、もしくは彼女が令呪を保持していると言うのであればそれによる──ああっ! しまった! 

 

 いくらあのポンコツ臭漂う邪ンヌとは言え、いくら何でもファントム1人をぶつける訳が無い! となると──

 

 >あなたは後ろにいるマシュに対して立香を守るように指示、その後己のサーヴァントに対して周囲の索敵を頼んだ。

 >その直後、あなたの背後からガリガリと何か硬いものを引きずるような音が鳴り響いた。

 

「マスター、頭を下げろっ! 」

 

 ヌッ! 

 

 >あなたが頭を下げたと同時にその頭上をアルトリア・オルタの聖剣が通り過ぎた。

 >そして金属同士がぶつかった時のような鈍い音が鳴り響いた。

 

「Arrrrrrr……」

 

「貴様は──」

 

「Aaaaaaaurrrrrrrrrrr!!!!!」

 

 >狂ったように雄叫びを上げる狂戦士がアルトリア・オルタに襲いかかる。

 

 げーっ! ランスロット! NTR騎士じゃないですかー! いやまあ、此奴はいい。個人的な話ですけどランスロット、と言うよりも円卓勢とはルートを模索してる時にこいつらの生前含めてクソほど戦ったことあるんで! 円卓勢に関しては大体動きの癖は読めてますのでむしろ戦いやすいんです。

 

 まあ、なんでそんな戦い慣れてるの? って聞かれたら6章をどうにか短縮できないかと思って色々と試した時に敵としても味方としても相当な回数戦ったからなんですけどね。ブリテン……うっ、頭が……。

 

 と、まあそれはいいです。ただ問題は──

 

「望幸! 右に避けなさい!」

 

 はい先生! 

 

 >先程まであなたが立っていたところ目掛けて大量の矢が降り注ぐ。

 

 ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!! なんでホモくんばっかり狙うの! ホモくん何かしたァ!? (半ギレ)立香ちゃん狙われるよりはマシですけども! (全ギレ)

 

「アタランテ……!」

 

「ケイローンか」

 

 >建物の上からケイローンを睨みつけるはアタランテと呼ばれる者だった。

 

 うげっ! アタランテじゃないすか!? 

 

 個人的にギリシャ鯖苦手なんですよね。特にアポロンとかアルテミスとかの神霊の連中。あいつらに絡むとろくな事にならないんですよ。

 

 どのルート走ってもホモくん見るなりやたら構い倒してくるのがRTA的にまずあじもまずあじで仕方ないんです。特にアポロンはね……ショタ認定した上で構ってきますからね。目腐ってんのかあいつ。

 

「何故貴女がそちら側に? 本来の貴女であればそちらにつくはずがないでしょうに」

 

「ああ、そうだな。本来であれば私がこちらにつくことは無い」

 

「ならば──」

 

「だが、私にも成すべきことはある。私にとっての()()()()()のためにな。故にここで私達と戦ってもらうぞ」

 

「なるほど……貴女にも譲れぬものがあるということですか。ならば相手になりましょう」

 

 >これ以上言葉は要らない、そう示すかのように二人は互いに矢を放ち相殺させあう。

 

 何だよぉぉおお!! もぉぉおお!! またかよぉぉおお!! (進撃並感)

 

 ちくしょう! 何奴も此奴もホモくんばっかり狙いやがって! なんだお前らそんなにホモくんのこと好きなのか!? 

 

 もうやめたくなりますよこのゲーム。ですがまあ、マスター狙うのは当然ですしね。そう、これは当然の事なんですよ。断じてこの死にゲーの確率がイカれてるって事じゃないから(震え声)

 

 さて、それでは戦闘開始です。

 

 早速全サーヴァントに指示、と言いたいところですが折角なので立香ちゃんにもマスターとしての経験値を積ませましょう。雑魚モブ戦では何回もやってもらっていましたが、サーヴァント戦ではまだまだ少ないので。

 

 とりあえず立香ちゃんにはこの中では比較的弱いファントムの相手をお願いしましょう。サーヴァントに関しては相性を考えるとキアラを貸す感じで。

 

 >あなたは立香に仮面を付けた男の相手は任せたと告げた。

 

「──! うん、任せて! クーフーリン、マシュ! 行くよ! エミヤはケイローン先生の方をお願い!」

 

「了解ですマスター! 戦闘行動開始します!」

 

「任せなァ!」

 

「了解したマスター」

 

 >続いてあなたはキアラに対して立香のサポートを頼んだ。

 

「承知致しました」

 

 よし、それじゃあホモくんは戦い慣れてるランスロットを──

 

「ところでマスター。くれぐれも無茶はしないようにお願いしますね」

 

 おう、考えてやるよ(考えるとは言っていない)

 

 キアラが何か釘を刺してきましたが此方が無茶じゃないと思えば無茶にはならないので遠慮なく戦います(暴論)

 

 まあ、とはいえ必要に迫られればと頭に付きますがね。

 

 さて取り敢えずはカーマをアタランテの下に向かわせましょう。ここでなんでカーマをアタランテなのよ? 普通ランスロットじゃないのかと思われると思います。

 

 ですが、アルトリア・オルタの性質上彼女は仲間と戦うことに対してはそこそこ相性が悪いのです。というのも彼女は技量が落ちた分、力技で解決しようとします。それこそ宝具で周囲一帯ごと敵を薙ぎ払ったりなどがいい例でしょう。なので彼女を十全に活かすのであれば基本は1人で戦わせておいてマスターは彼女の隙を埋めるようにサポートするというのが1番いいと思います。

 

 なので此方はランスロットの阻害行動を徹底して行います。幸いランスロットの癖は読めてるのでそこそこの確率で阻害行動は成功するでしょう。百発百中とはいかないのが流石円卓最強と言うべきなんでしょうけど。

 

 >あなたはカーマに対してアタランテを倒すように頼んだ。

 

「はいはい、けどマスター? 前のようなことをしたらどうなるか、分かっていますよね?」

 

 んにゃぴ……よく分かんないっすね。

 

 カーマも忠告してきましたが、無視です。速度優先なのは(RTA的に)当たり前だよなあ? それに傷付くのはホモくんだけなのでへーきへーき! 

 

 それから残るジャンヌ、ジークフリート、ゲオルギウス、マリー、アマデウスにはドラ娘コンビを見つけてきてもらいましょう。アマデウスの耳を頼りに向かってもらい、道中の敵はジークフリート及びゲオルギウスで排除。防御役としてジャンヌ。いざという時の逃走にはマリーの宝具を使って逃げてきてもらいます。

 

 >あなたはジャンヌ、ジークフリート、ゲオルギウス、マリー、アマデウスに対してここにいる筈の清姫とエリザベートを探してきてくれと頼んだ。

 

「あの雑音の方に向かえって言うのかい!? そんなの──」

 

「ええ分かったわマスター! アマデウスあなたの耳が頼りなの、どうか案内してくれないかしら?」

 

「勿論だともマリー!」

 

「アマデウスさん……」

 

 >綺麗な手のひら返しをしたアマデウスに対してジャンヌがどうしようも無いものを見る目でアマデウスを見ていた。

 

 なんかあっちは面白いことになりそうですが、残念ながらホモくんはランスロットとの戦闘です。

 

「Arrrrrthurrrrrrrr!!!」

 

「ちっ、気が違えてもその技量は健在か。厄介な事だな」

 

 >ランスロットがそこらに落ちていた何の変哲もない剣を手に持つとその剣が一気に侵食されていく。

 >鉛色に鈍く光る剣は光を吸い込むように黒く、そしてその黒の上を血管のように赤いラインが無数に走り脈動している。

 

 出た、騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)。手に持ったものが武器であるならば何であれ宝具化する宝具でしたっけ。あれ本当に羨ましいっすよね。今のホモくんには近接武器がないので接近されたらキツイんですよねー。なのであんなふうに身近な武器を持っただけで宝具化するとか羨ましいにも程がありますよ。

 

 この戦い終わったらドラ娘コンビ回収ついでにホモくんの新しい近接武器でも拾いましょうかね。出来れば使い慣れてる剣あたりで。ここがぐだイベなら真っ先に刀拾うんですけどね。カッコイイし、ステ的にも強いからね! 

 

 それはさておき──

 

「ハァッ!」

 

「Aaaaaaaaaaa!!」

 

 >アルトリア・オルタが攻撃を仕掛けるがそれはランスロットの狂っているとは思えぬほどの技量により容易く受け流される。

 

 やっぱり技量の差でアルトリア・オルタが押されてますねー。まあ、その技量の差を埋めるために援護するんですけどね。

 

 というわけでまずはアルトリア・オルタを魔術で強化しつつ鍔迫り合いをしたらその隙を狙ってガンドをぶっぱなしましょうか。

 

 >あなたは魔術を使い、アルトリア・オルタの筋力値を強化した。

 

 元より高い筋力値を更に底上げすることで攻撃力を跳ね上がらせます。敏捷値に関しては低いところを補っても効率が悪いので長所を伸ばす方針でいきましょう。

 

「いい援護だマスター!」

 

「Arrrrrrrrr!?」

 

 >アルトリア・オルタの聖剣と激突した途端、本来であれば同等の筋力を有していたランスロットをアルトリア・オルタ自身の魔力ブーストとマスターの筋力強化の魔術、その2つが掛け合わさることでランスロットを地面と水平になる程の速度で強引に吹き飛ばす。

 >続けてアルトリア・オルタは吹き飛んで無防備になったランスロット目掛けて宝具、エクスカリバーモルガンを放つ。

 

 おほーっ! ホモくんの魔力がゴリゴリ減るんじゃあ〜。流石燃費最悪のサーヴァント。カルデアの援護があるとはいえ、魔力を鍛えていなかったら後2、3発撃ったらガス欠になりますね。

 

 まあホモくんは魔力も鍛えているんでまだまだ平気ですけど。

 

 ま、如何にランスロットと言えど空中にいるんじゃあ方向転換は無理でしょう。ガハハ、勝ったな! 

 

 >ランスロットは迫り来る黒き極光に対して冷静に手に持っていた剣を地面に突き刺してそれを軸にすることで空中で方向転換を図り、アルトリア・オルタの宝具を回避。

 >そしてその勢いを利用したままあなたの下へ凄まじい勢いで接近してきた。

 

 ハァン!? 曲芸師か何かかお前!? しかもアルトリア前にして何でこっち狙ってきたんだよ! あっち執着してる筈だろ! ホモくん虐めもいい加減にしろ! 

 

 今から置換呪術を使っても発動する前に攻撃が当たるし、えーとそうだ1発で武器が壊れると思いますけど受け流しを狙いましょう! 

 

 周りに剣とかの近接武器は……ないです。

 

 嘘やろ? あかん、ホモくんが死んだ! この人でな──穀潰し! 

 

「マスター!」

 

 >アルトリア・オルタの悲鳴にも似た声が響き、ランスロットがあなたを斬り捨てようと剣を構え──

 

 わりぃ、俺死んだ(海賊王並感)

 

()()()()!」

 

「Aaaaurrrrrrrr!?」

 

 >立香が放ったガンドがランスロットへ命中することでその動きを止めた。

 

 立香ちゃんありがとおおおお!! 

 

 しゃあっ! これは好機です! 

 

 立香ちゃんのガンドがランスロットの動きを止めてくれました。そしてランスロットはホモくんを狙ったことによりガンドの呪いが解けるよりも早くホモくんが()()()()()()()()()()()()! 

 

 というわけで、アル! 

 

 >あなたはアルトリア・オルタに対して宝具を上空に放つ様に指示をした。

 

「……っ! ああ、ああ! 了解した()()!」

 

 >あなたは上空に銃を構え、弾丸を放つと同時に未だガンドの呪いが蝕むランスロットの体に触れ、置換呪術を使用した。

 

「卑王鉄槌、極光は反転する。光を呑め──」

 

 >アルトリア・オルタの聖剣に魔力が収束していくと共にランスロットは空高くに放り出され──

 

 

 

「エクスカリバーモルガーン!!!」

 

 

 

 >アルトリア・オルタが発動させた聖剣の黒き極光に断末魔諸共に呑み込まれた。

 

 拙者、勝ち申した。ランスロットに勝ち申したよ。いやまあ、立香ちゃんの援護無かったら死んでましたけどね。

 

 立香ちゃんサイコー! ふぅー! 流石原作主人公! 

 

 というわけで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。




このままの設定で行くと2部でもホモくんがやらかしそうだなと考えて笑ってます。特に愉悦成分が増し増しになりそうで……。

LB5も終わったので失踪します。


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逆鱗

古戦場が終わりましたので初投稿です



 NTR騎士の退場から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 ランスロットを空中に飛ばしてからのアルトリア・オルタの宝具により退場させました。まあ、ランスロットが消えたところを視認した訳じゃないですけど、いくら円卓最強と言えど何も無い空中から避けることは出来ないでしょう。

 

 つまりはホモくんとアルトリア・オルタの勝ちです。なんで負けたか明日までに考えて───

 

「Aaaaaaaa……!」

 

「嘘でしょ……?」

 

 は? 

 

 >あなたから少し離れた場所で甲冑を脱ぎ捨てたランスロットが剣を構えて立っている。

 >怪我らしい怪我は見当たらず、その事に立香は絶句していた。

 

 ちょっと待って。ランスロット退場してないやん! どうしてくれんのこれ(憤怒)

 

 マジでなんで生きてるの……? (困惑)

 

「……ガンドによる拘束が宝具が当たる瞬間に解け、その後すぐに己の甲冑を脱ぎ捨てそれを足場にして直撃を回避したのか」

 

 ウッソだろお前!? そんな事曲芸師でも出来ねえよ! あーもうこのNTR騎士の穀潰しめ! 狂化してるくせに技量が全く衰えてないのがホントクソ。敵に回ると嫌なことこの上ないなこの野郎。おじさん(遅延行為)やめちくり〜。

 

「Aaaaa……rturrrrrrrrr!!!」

 

 >ランスロットは怒号を挙げてアルトリア・オルタに襲いかかった。

 

「いいだろう、今度こそ叩き潰してくれる」

 

 まあ一応まだ猶予はありますし……。ここで確殺すれば実質プラスなんで何が何でもここでランスロットを仕留めます。とりあえずアルトリア・オルタに強化魔術によるバフとランスロットにガンドなどのデバフをバンバン撒いてとっちめてやりましょう。

 

 今まではお遊びだったんだよ! (YMN)

 

 >あなたはアルトリア・オルタに対して筋力と魔力の強化魔術を使用した。

 

「いい援護だ望幸。だがまだだ。もっと私に魔力を回せ」

 

 しょうがねぇなあ〜(悟空)

 

 置換呪術も交えてドンドンやっちゃいましょう。置換呪術を組み合わせた儀式魔術を発動させてランスロットの動きを一時的に封じた上で更にガンドによる二重の拘束。その後アルトリア・オルタの宝具を今度こそぶち当てて仕留めます。

 

 バーサーカーなんで対魔力Eなので儀式魔術が有効なんですよ。しかも効果の軽減もほとんど出来ないんで。セイバーの身で現界しなかったことを呪うがいいぞランスロット。

 

 >あなたはランスロットやその周囲の地面に向けて的確に弾丸を放つ。

 

 さて、ここでホモくんが儀式魔術の準備をしている間に儀式魔術についての説明をしましょう。

 

 そもそも儀式魔術とはなんなのか? という質問ですがこれは簡単に言えば効果値が物凄い高い魔術です。ちなみにこれは誰でも使えます。なので魔術師ルートであれば使う機会は……まあ、そこそこある……あったらいいなあという感じですね。

 

 何故こんなことを言うのかと言いますとぶっちゃけた話瞬間契約ならまだしも儀式魔術は理性が吹っ飛んでるバーサーカー位にしか当たらないんですよ。

 

 儀式魔術はその特性上、時間を必要とします。例えば長々と地面に術式を描く必要があったり、数分間詠唱し続けなければならなかったりと。はっきり言って一対一じゃあほぼ使い物になりません。

 

 また、魔力を通す必要もあるので魔力感知に引っかかりやすいんですよね。なのでキャスタークラスがいるとまず解呪されたり、逆に術式を乗っ取られてカウンターされたりします。キャスタークラス以外でも割と気づかれることが多いので儀式魔術は丸見えの地雷とも揶揄されます。

 

 それ故に理性のないバーサーカークラスくらいにしか使われないんですよね。何せ理性吹っ飛んでるので儀式魔術に結構気が付きません。

 

 それから現状、この辺りには魔力がかなり散らばっているんですよね。そりゃあまあみんな戦ってますからね。その分魔力が辺りに拡散するというもの。それが儀式魔術のカモフラージュになるんですよね。

 

 と、話をしている間にホモくんが術式を描き切りましたね。後は術式の中心地点にホモくんをセットして刻印を刻んだ弾丸に魔力を通すと擬似的な魔術陣の完成です。

 

「これは……おい、バーサーカー気をつけろ! 何か仕出かすつもりだぞ!」

 

 >アタランテがランスロットに対して忠告をする。

 

 おっと流石アタランテ。ケイローン先生と戦ってるのにこれに気がつくとは目敏いものですね。ですが、もう遅い。この術式は既に起動してますからね。

 

 後は──ホモくんを囮にするためにランスロットの攻撃対象を置換呪術で入れ替えて此方に呼び寄せれば……

 

「Aaa……? Aaaaaaaaaa!!??」

 

「待て、貴様──」

 

 >アルトリア・オルタと斬り結んでいたランスロットが絶叫を上げながらあなたへと迫る。

 

 良し、後は置換呪術で魔術式の外にある刻印を刻んだ弾丸と入れ替えれば……あ、やば。ちょっとタイミングズレた。

 

 >ランスロットの剣があなたの首をほんの少し切り裂いた。

 >HPが少し減少した。

 >あなたの首から血が零れ落ちる。

 

「望幸……首から血が!」

 

「首……望幸さん早く、早く治してください!」

 

 >あなたの首から流れ落ちる血を見て立香とマシュが顔を青褪める。

 

 うーん、ちょっとガバりましたね。まあええわこの程度。ランスロットが無事に術式の中央地点に到着したので呪術式拘束魔術を起動しまして、と。

 

 >魔術陣の中央にいたランスロットに対して数多の魔術陣が発生し、その動きを封じる。

 

「Arthurrrrrrrr!?」

 

 はい、ダメ押しのガンド。今度こそ消滅してもらいましょうか。

 

 >あなたは拘束から抜け出ようと藻掻くランスロットに対してガンドを当てた。

 >ランスロットは膝を突いてその場から動くことが出来ない。

 

「……!?」

 

 さて、アルトリア・オルタさんやっちゃって──ん? 

 

 >アルトリア・オルタを中心に莫大な魔力が収束し始めた。

 >アルトリア・オルタ自身の魔力が、周囲に散らばっていた魔力が、果ては大気中の魔力ですらアルトリア・オルタの周囲を渦巻くように収束していく。

 >それはまるで竜の怒りを彷彿とさせる光景だった。

 

「貴様──」

 

 んん? 気の所為ですかね? なんかアルトリア・オルタのストレス値が一気に最大値になって特殊なデバフが発生してるんですけど……。

 

 いや、気の所為じゃねえわこれ。なんで? なんでいきなりストレス値が一気に最大値に? ホモくんが怪我を負ったから? いや、それだと何回かホモくん怪我してますからそこでストレス値が最大値になるはずです。なら何がトリガーになったんですかね……? 

 

 まさかフラグまでイカれたりしてねーだろうなこの死にゲー。

 

 それよりもアルトリア・オルタに入った特殊デバフは何ですかね。発狂とかが入ったら軽く再走案件なんですよね。発狂デバフはこちらの言うこと聞かなくなる上に敵味方関係なしに攻撃し始めるんですよ。その上確率で周囲のサーヴァントに発狂を伝播させるクソデバフ。下手するとこのデバフのせいで壊滅するとか普通に有り得ますからね。

 

 ですがまあ、見た限り発狂デバフの可能性はかなり低そうですね。発狂入ってたら既に攻撃してますし。この感じですと激昂……ですかね? 

 

 あー、やっぱりですね。アルトリア・オルタに激昂デバフがかかってます。激昂デバフなら割と問題ないです。寧ろ特殊デバフの中では当たりの部類です。

 

 激昂デバフの特徴は幸運と耐久を除く全ステを1段階上げる代わりに耐久を2段階下げて一時的にマスターの命令を聞かなくなるんですよ。それこそこちらが令呪を切るか敵をぶっ殺すまではずっと激昂してる状態です。

 

 それなので特殊デバフの中では一応当たりです。発動しないのが一番良いんですけどね。ま、今回はランスロットを完全に拘束してるので激昂デバフ入ってても無問題なのでこのままアルトリア・オルタにトドメを刺して貰いましょう。

 

「──巫山戯るなよ貴様ァッ!!!」

 

 >アルトリア・オルタの雷鳴をも想起させる憤怒と共に周囲に渦巻いていた魔力の全てが聖剣へと収束していく。

 

 なんか急に音が聞こえなくなったゾ(鼓膜破壊)

 

「よりにもよって円卓の騎士である貴様が彼奴の首を飛ばそうとしたのか!? それがどういう事なのか、いくら理性が飛んでいようと分からんはずがなかろうがァッ!」

 

 >アルトリア・オルタが振り上げた聖剣に最早異常とも呼べる程の魔力が収束していく。

 >その影響でアルトリア・オルタを中心に立っているのも辛いほどの暴風が吹き荒れる。

 

『そんな、嘘だろ……? この魔力数値は周囲一帯全てを消し飛ばしても可笑しくはない! 今すぐアーサー王に止めるように……ってもうダメだ! 宝具の発動準備が終わってる!』

 

「どうすればいいんですか!?」

 

『こ、こういう時はマギ☆マリに相談だ! きっと何かいい解決策をくれると思う!』

 

「色々とダメじゃないかなロマン!?」

 

『返信が来たぞぅ! えーと、「助かることを祈りましょう」だって。うわあああああ!? マギ☆マリにも見放されてるぅ!?』

 

「ドクターはもうダメです先輩! 当てになりません!」

 

 >アルトリア・オルタの聖剣から天を穿かんばかりの黒焔が吹き荒れ始める。

 

「──卑王鉄槌、極光は反転する」

 

「おいおい……何だありゃあ……?」

 

 >クーフーリンの言葉に釣られるようにこの場にいるほとんどの者が思わず空を見上げてしまった。

 >何故なら聖剣から溢れ出た魔力が空に立ち上り亀裂を生み始めているからだ。

 >雲は散らされ、蒼かった空は聖剣により黒く禍々しく染まる。

 

「──光を呑め」

 

 >それは光を呑む昏い闇だった。

 >それはブリテン島を守るために顕現した魔竜ヴォーティガーンの息吹を越えた形容し難い何かだった。

 >それは敵を滅ぼすことに特化した一撃であった。

 

「──約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)!」

 

 >斯くして爆発的に膨れ上がった極光はランスロットへ向けて落とされた。

 >極光の一直線上にある何もかもがその一撃を阻む事は出来ず、一瞬で蒸発させられる。

 

「Arrrrr……thurrrrrr……」

 

 >まるで裁きを待ち受ける罪人のようにランスロットは膝を折ってただその一撃を受け入れた。

 >そしてその一撃はランスロットの霊基を蹂躙した。

 >莫大な熱量を以って焼き尽くし、霊子の欠片も残さずに滅する。

 >臨界を迎えた黒き極光は膨れ上がり、行き場を失った魔力の奔流は全てを破壊せんと拡がり──

 

■■o ■■■■■n■s t■■■■ s■■■s sur■■■

 

 ──不意に耳障りなノイズ混じりの声が聞こえ、酷く底冷えするような神威が辺りを満たした。

 

「えっ?」

 

 >その声は誰が上げたのか。

 >もしくはこの場にいる全ての人間が上げたのかもしれない。

 >破裂寸前だった黒き極光はまるで最初から無かったかのように虚空へと掻き消えた。

 

『魔力反応消失……? あの莫大な魔力が急に無くなったぞ。クソッ、先程の魔力の嵐のせいか其方を映すことができないか。マシュ、立香ちゃん、望幸くん、今其方で何があったんだい!?』

 

「い、いやそれが今何が起きたのか私達にも分からないんです。急にアルトリア・オルタさんの宝具が霧散して……」

 

『霧散? そんな馬鹿な、此方の観測データでは何も起きてない。魔術の痕跡すら見つかってないぞ。それなのに今にも爆発寸前だった魔力が急に霧散するなんてどういうことだ?』

 

「今の気配──いや、ここは引くか。バーサーカーもアサシンもやられてしまったようだしな。ああ、そうだケイローン。忠告はしたからな。其れだけは気をつけろよ」

 

「待ちなさいアタランテ! あなたは何を──何処まで知っているのです!」

 

「悪いが其れは今教えるべきじゃないのでな」

 

 >アタランテはそう言うと最速の英霊たるアキレウスにも勝るとも劣らぬ速度で戦場を離脱した。

 >一先ずは終わった戦闘に思わず安堵の息を吐いた立香は怪我をしているあなたの方へ振り向いた。

 

「望幸、首の怪我は大丈夫なの?」

 

 ……へーきへーき! ホモくんのHP残量はまだまだあるんでね。それに戦闘も終わったことだし、治癒魔術で治せば問題ないってそれ1番言われてるから

 

 >あなたは立香の問いに対して首を縦に振り、首の怪我を治癒魔術により回復させた。

 >HPが回復した。

 

「おい、望幸。首の傷が完全に治せたのか見せろ」

 

 >あなたの下へやってきたアルトリア・オルタが先程まで血が流れていた首の傷が無くなったかを確認する。

 

 しょうがねぇなあ〜(悟空)ほらほら、傷一つないダルルォ!? なので安心して、どうぞ。

 

「……確かに傷は塞がってるようだな。なら、いい」

 

 お、アルトリア・オルタのストレス値が少しだけ下がりましたね。加えて特殊なデバフも消えましたし、とりあえずはOKですかね。

 

 とは言ってもアルトリア・オルタのストレス値は依然高いままなので後でご機嫌取りする必要がありますけどね。

 

 さて今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……気のせいだよね? 一瞬望幸の瞳が──」

 




Qなんでアルトリアあんなに怒ったの?
A竜の逆鱗と地雷を同時にぶち抜かれたから
Qつまり?
Aトラウマを刺激したホモくんがいちばん悪い

撒いたものを早く回収したいけどここでは回収できないもどかしさ……

あっそうだ(唐突)
実を言うとRTAパートより小説パートを書くのが好きなんですよ。なのでRTAパート減らして小説パートを多めにしたいなって思ってたり……だめ?(アンケ発動)

アンケ発動した所で失踪します


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邪竜百年戦争決戦前

書くこと書いてたら長くなりました。RTA小説にあるまじきTNPにしてしまった所で初投稿です。



 今度こそランスロット討伐から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 前回何とかランスロットを仕留められましたね。多少のガバはありましたが、ここでランスロットを仕留められたのはデカいです。何せこの特異点で最も技量が高いのはランスロットでしょうからね。その上サーヴァントとしても普通に強いし。

 

 ぶっちゃけこの特異点で邪竜ファヴニール除けば最強までありますからね。

 

 ……そう言えば、邪竜ファヴニールと言えば一体いつになったら出てくるんですかね。本来だったらジークフリートの呪いが解けた時点で出てきてもおかしくないはずなんですけど一切見てないですね。

 

 仮にこの特異点で邪竜ファヴニールが出てこないルートになっていたとしてもそれだとジークフリートがはぐれとして召喚されている理由が分からないんですよね。ジークフリートがはぐれとして召喚されている以上、必ずと言っていいほどファヴニールは存在しています。なのでこの特異点の何処かにファヴニールはいるはずなんですけどね? 

 

 今のところファヴニールのフの字すら見かけてませんし……。うーん、これは一体どういうことなんでしょうか。

 

 まあ、出てこないなら出てこないで時短になるんで有難いから構わないんですけど。

 

 >遠くから慌てた様子でこちらに駆け寄って来たジャンヌ達の姿が見えた。

 >その後ろにはどうにも見覚えのないボロボロになっている2人のサーヴァントらしき存在がいた。

 

 おっ、ドラ娘コンビ見つけてきたんすね。これは有能ですね。ワンチャン見つからなかったって可能性も無きにしも非ずだったんで。

 

「皆さんご無事ですか!?」

 

「ってあら? 望幸さんったら首の方から凄い血が出てるじゃない!」

 

 もう治ってるんでへーきへーき! ってこの会話さっきもしましたね。

 

 >あなたはマリー・アントワネットに怪我は完治していることを伝えた。

 

「あらあら、そうなの。けどそれ程血が出てるんだもの。さぞかし痛かったはずでしょう?」

 

 痛かったんじゃないっすかね? (他人事)

 

 まあ、それはどうでもいいのでさっさとドラ娘コンビを紹介してくれよな〜頼むよ〜。

 

 >あなたは後ろの何故かボロボロになっている二人のことについて尋ねた。

 

「ああこの2人は先程争ってるのを見かけてな。そこで声をかけさせて貰ったんだ」

 

「ジークフリート殿の言う通りです。ただ些か頭に血が昇っていたようでしたので少々灸を据えさせてもらいましたが」

 

「僕はもうあんな酷い雑音を二度と聞きたくないぞ……」

 

 あぁ〜いいっすね〜。これはいい時短です。と言うのもドラ娘コンビとの遭遇時には良く戦闘が起きるんですよ。なので今回みたいに二手に別れて片方が勝手にイベントを処理してくれるのはRTA的にウッーウッーウマウマです(Caramell dansen)

 

 それじゃあ立香ちゃんを清姫にさっさと安珍認定して貰いましょう。汝は安珍! 立香は犠牲になったのだ……。速度を求めるRTAの犠牲にな。

 

 >2人があなたを視界に捉えた瞬間、驚いたように目を見開いた。

 

「──安珍様……?」

 

 安珍だとふざけんじゃねぇよお前! ホモくんだろォ!? 

 

 と言うか何でこっちを安珍認定してんだオラ(鋼龍)安珍候補ならホモくんの真横にいるダルルォ!? 

 

 >あなたは自分は安珍という者ではないと告げた。

 

「──そう、ですね。貴方は安珍様ではありませんね。申し訳ございません。ただ貴方の雰囲気が私の知る安珍様ととても似ていたものでして。その目を離せばいつか消えてしまいそうな雰囲気がとても」

 

 分かればヨシ!(現場猫) というわけで縁を結ぶのは立香ちゃんにしてくれよな〜頼むよ〜。いやマジで頼みますよ。それにしても目を離せば消えるとは一体なんのこったよ。

 

 で、エリザベートは何してるんですかね? なんか凄い百面相してるけどさ。にらめっこでもします? ホモくんの表情筋はほぼ動かねえけどなあ!? にらめっこは真顔最強ってそれ一番言われてるから。

 

「むー、まあ色々と言いたい事は山ほどあるわ。けど、そうね。これからよろしく頼むわよ子犬──ってちょっとぉ!」

 

 >あなたは突然背後に現れたカーマに引っ張られ、あなたにより掛かろうとしてきたエリザベートを綺麗に躱してしまった。

 >そのせいでエリザベートはバランスを崩してこけかけた。

 >その様子をカーマは意地の悪い笑みを浮かべていた。

 

「あら、すみません。何だかとてもイラッとしたので。ついうっかり」

 

「嘘つきなさい! あんた本当に──」

 

「はいはい、じゃれ合うのもそこまでにして下さいませんか?」

 

 >いがみ合う寸前だった二人の間にキアラが割って入った。

 >キアラはカーマに対して非難するような目を向けるとカーマはそれに対して肩を竦めた。

 

「仕方ありませんねぇ? もう少しおちょくりたかったんですが」

 

「あんた、本当に捻くれてるわね……。あんたのマスターもそんな捻くれ屋といるんじゃあ疲れるんじゃないの?」

 

「はっ、悪いですけど、この人は私のそういう所も知ってて受け入れてくれてますから」

 

 >カーマはエリザベートの言葉を鼻で笑うとあなたの背中側からまるで抱きしめるかのように手を首に回して顎をあなたの頭の上に置く。

 

 ホモくん挟んで喧嘩するのやめちくり〜。

 

 というかこういう会話は休息時間にやって欲しいんですよね。今時間割く暇あったらこの街で武器探ししたいんですよ。ほら、ホモくんの近接武器はこの特異点に来た時に邪ンヌにぶっ壊されたじゃないですか。なのでいざというとき用の保険の武器が欲しいんです。

 

 出来れば剣か若しくは槍ですね。刀はあれば尚良しですが改造手段のない現状じゃあ使いにくいですし、ここはフランスですからね。無い物ねだりしても意味はないのでそこそこ耐久値の高い剣か槍を探しましょうかね──ってそうだ。今回はエミヤがおるやんけぇ! 

 

 エミヤの投影は便利ですがこちらで改造出来ないのが痛手ですね。まあそこら辺はバランスが取れているのでいいと思いますが。エミヤの投影武器を改造出来たらエミヤは人権化しますからねえ……。

 

 ではエミヤに武器を投影してもらいましょう。

 

 いずれはゴリゴリに改造した武器を作るつもりなのでちゃんとした武器を見つける必要はありますが、今は必死になって探さなくてもいいのはうまあじですね。

 

 >あなたはエミヤに対して武器を作って欲しいと頼み込んだ。

 

「む? それは構わないが……。ただ一つ確認しておきたい。それは何のためにだ? 悪いが君が前線に出るようなら作るつもりは無い」

 

 そりゃ、自己防衛の為でしょう。流石に近接武器を手にしたからってサーヴァント相手に近接張れるほどホモくんはまだ強くないですからね。……まあ、一応やろうと思えばやれる手段はあるっちゃあるんですが、現段階のホモくんの耐久では耐えきれずに死ぬでしょう。対策はありますが、それでもリスキー過ぎて余程のことがない限り使わないでしょう。

 

 >あなたはいざという時のための保険として欲しいからと言った。

 

「ふむ……それならば良いだろう。ただ、君は残されたたった二人のマスターだということを忘れないでくれたまえよ。君の命は君が考えているよりも重い」

 

 おっ、そうだな(適当)

 

 それよりも早く武器をくれよな〜頼むよ〜。

 

「ではどのような武器がいいかね? ある程度の融通は利かせることは出来るが」

 

 取り敢えずは耐久値を意識して西洋剣がいいでしょう。日本刀は耐久値がクッソ低いから改造前提の武器なんですよ。なので今回は無難にロングソードを頼んでおきましょう。槍も魅力的ではあるんですが、如何せん今回の相手は邪ンヌ。あちらも旗を槍のように扱ってくるので同武器では些か分が悪いんですよ。なので今回は剣が良さそうですね。

 

「了解した。出来るだけ耐久性の高いロングソードか。……こんなものでどうだろうか」

 

 >あなたは無骨なロングソードを手に入れた。

 

 ふむふむ、ホモくんの要望通りに相当耐久の高いロングソードを作ってくれましたね。流石エミヤ。こういう物が足りないって時ほど頼りになりますね。じゃけん今後もガンガン頼りましょうね〜。

 

「ところでマスター。聞いておきたいんですが短剣はどうしたんですかぁ? 此方に来てから1回も使われてないようですけど」

 

(もう短剣は)ないです。

 

 >あなたは短剣は壊されたことをカーマに伝えた。

 

「へ、へぇー? 壊されちゃったんですかぁ。そうですかぁ……」

 

 ふざけんじゃねぇよお前! 何ストレス値上げてんだオラ! 今の会話のどこにストレス値が上がる要素あんだよ!? 

 

 サーヴァントから直接貰ったものが壊れたならまだ分かりますよ。けどあれは武器商人から貰ったものダルルォ!? 何の因果でカーマのストレス値が上がってんだこの死にゲー! ほんとやめたくなりますよぉ〜。

 

「望幸って剣って使えるの? 確かクレー射撃部だったよね?」

 

 ヌッ! 

 

 はえ〜ホモくんクレー射撃部に所属してたんすね。今知ったわ。で、まあ剣が使えるか否かでいうと使えますね。剣術のスキル自体は獲得していませんが、扱うこと自体は何の問題もありません。

 

 そもそも剣術スキルなどは攻撃倍率やら命中倍率、武器使用時の防御倍率のその他諸々の補正に関わるぐらいですからね。無くても使えることは使えます。でもスキルの補正はマジで有能なんで取れる時には取っておきたいですね。

 

 >あなたは立香の問いに対して頷いた。

 

「そうなんだ。あっ、それじゃあカルデアに帰ったら私にも教えてくれないかな? 私も少しくらいは扱えるようになった方がいいと思うんだけど」

 

 うーん、この申し出自体はありがたいんですが、今下手に近接武器を扱えるようにしたら立香ちゃんが敵サーヴァントに突撃する可能性もあるんですよね。立香ちゃんは本当にいい子なので味方がピンチになると本当に武器片手に突っ込んでくる可能性があります。

 

 なので今回の申し出はありがたいんですが、ここは心を鬼にして断りましょう。申し訳ナス! 

 

 >あなたは立香に今は魔術と体術の方を集中した方がいいと伝えた。

 

「そっか……。まあ、そうだよね。今はその2つに集中した方がいいよね。少しでもいいから望幸の力になりたかったんだけどなあ……」

 

 うぐぅ……。いや、でも駄目です。下手に前に出て死なれたら元も子もありません。主要キャラの中では立香ちゃんがダントツで死亡率が高いんですから、それを上げるような真似は駄目です(ヤーマン)

 

 さてと、ぶっちゃけた話これでもう邪ンヌの討伐に必要な事は玉藻召喚を除いて揃いました。幸いにもこの街には霊脈が通ってるみたいなので玉藻を召喚すれば邪ンヌ戦に突入します──と、言いたい所ですが今はホモくんを除くほとんどの人の疲労がピークです。

 

 むりやり行っても敗北する可能性は高いので一度休息を取ってからコンディションをちゃんと整えてから行きましょう(3敗)

 

 強行軍は本当に不味いっていうのを散々味わいましたからね。そこら辺はちゃんと留意するつもりです。取り敢えずはホモくんは休息時間の間に玉藻召喚とアルトリア・オルタとカーマのご機嫌取り。ついでにこの街で使えそうなものがないか探索をしましょう。

 

 >あなたは一度休憩を取らないかと提案した。

 

「そうですね、その私も少し疲れちゃいましたし、休みを取れるなら取りたいです」

 

『うん、僕もマシュの意見に賛成だな。休みは取れるうちに取っておくべきだ。近くに休憩を取るに良い場所があるみたいだからそこまでの道を教えとくよ。そこについたらこちらからも支援物資を贈るね』

 

 それじゃあ休憩所にイクゾ-! 

 

 移動中の間にこれからのことでも話しますかね。今回のオルレアンは現状のタイム的に見るとかなりいいです。結構な所を短縮できたので、この調子で終局の果てまで突っ走ることが出来れば最高ですね。なんなら最速記録たたき出せるかもしれません。

 

 ただ、今回のオルレアンは少し不可思議なことが多いんですよね。ジークフリートやゲオルギウスが同時に現れたこと然り、ジル・ド・レェが未だに現れてないこと然り、未だにサンソンがホモくん達の目の前に現れてないこと然り。そして何よりも邪ンヌがファヴニールを引き連れてかかってこない事が不思議で仕方ないんですよ。

 

 何故なら今のフランスでは噂話を積極的に広めたので邪ンヌはジャンヌ・ダルクの姿をした偽物という話が出回ってます。この状態なら邪ンヌがキレて襲いかかってきてもおかしくはないんですけど、現状襲ってきたのは最初の一回だけですし……。まあおかげで組んでいたチャートの至る所を短縮できているので文句は無いですが。

 

 どういったフラグが関係してこの状況を作り出してるのか結構興味があるので再走するはめになったら一度検証してみますかね。

 

 >あなた達は休憩を取るのに適した場所を見つけた。

 

 おっと、話をしているうちにロマニが教えてくれた休憩所に着きましたね。それじゃあまずは今の血濡れの服を着替えてからアルトリア・オルタとカーマのご機嫌取りにいきましょう。

 

 カーマは手持ちの食料の甘味をいくつか渡せばいいとして、アルトリア・オルタはどうしますかね。ジャンクフードは流石に支援物資の中にはないでしょうし……。仕方ない、こういう時は直接本人に欲しいものややって欲しい事がないか聞いてみますか。

 

 そういう訳なんだけど、お前どう? 

 

 >あなたはアルトリア・オルタに何か欲しいものややって欲しい事はないか聞いた。

 

「む……。そうさな、ならばカルデアに帰ったら頼むとしよう」

 

 うっす、了解です。それじゃあカーマは甘味な。

 

 >あなたはカーマに甘味を渡した。

 

「いや、ちょっと待ってくれませんかね!? 黒い王様と私の対応の差が激しくないですか!?」

 

「はっ、お前と私では信頼の差が違うのだポンコツ」

 

「はーあー? 誰がポンコツですか!? マスターさん、私にもカルデアに帰ったら言うこと聞いてもらいますからね!」

 

 えぇ……? まあいいか。変なことでなければある程度のお願いは聞きましょう。

 

「あら、でしたら私のお願いも聞いてもらいましょうかマスター?」

 

 キアラはちょっと……。変な事じゃなければいいですけど、キアラだしなあ……。取り敢えず釘だけは刺しておきましょう。

 

 >変なことでなければとあなたは条件付きで承諾した。

 

「言質は取りましたからね? うふふ……」

 

 いや本当に頼みますからね? お願い聞いた結果再走になるとか嫌ですよ。せめて再走するなら特異点で再走したいっす! 

 

 さてと、一応はサーヴァントのご機嫌取りは終わったのでこれから玉藻を召喚しましょう。色々と不確定要素はありますが、オルレアンでの最終決戦に向けての戦力は多いほどいいんで。

 

 というわけで玉藻を召喚してターンエンドだ! (決闘者並感)

 

 >あなたは召喚サークルを用いて玉藻の前を召喚した。

 

「漸く妾の出番かの。長らく会えんで寂しかったぞご主人様よ」

 

 そうですね。来て早々ですけど玉藻には探索の護衛ついでに性能確認も行います。というわけで玉藻さんや探索に付いてきてくれます? 

 

 >あなたは玉藻の前に来て早々に悪いがこの辺りの探索をしたい為、護衛として付いてきてくれないかと尋ねた。

 

「それがご主人様の願いならば構わんぞ? ああ、だが後で妾にも報酬としてカルデアに帰ったらお願いを聞いてもらおうかの」

 

 しょうがねぇなあ〜(悟空)

 

 玉藻からも承諾を得たので探索に行きます。それじゃあ皆はしっかり休息を取って英気を養っておいてくれよな! 

 

 ほらいくどー。

 

 さてさて、取り敢えずは何かいいものは無いですかね? 改造用の武器とかでもいいんですけど、あんまり耐久の高い武器はないでしょうね。なので武器探しや素材探しは軽くに留めて玉藻の性能検証を主にしていきましょうかね。

 

 というわけで雑魚モブが湧いてるであろう場所にGOです。具体的には少し離れた場所にある平原ですけど。

 

「む、ご主人様よ。街の外に出るのか?」

 

 そっすね。ちょっと気になる事があるんですよぉ。お前の性能がなぁ!? 

 

 >あなたは少し気になる事があると言った。

 

「ふむ、気になる事か。ご主人様の事だ。何かあるのであろう。であればこの玉藻、ご主人様とならば何処へなりともお供させていただこうかの」

 

 ふーむ、尾が9本あるとは言え玉藻は玉藻ですね。割とほいほい言うことを聞いてくれるのは有難いことこの上ないです。これで監禁とかしなければベネなんですがねえ……。まあ、そこら辺はストレス値をしっかり見ていきましょうかね。

 

 というわけで平原に到着です。うーん、思った通りウェアウルフやらワイバーンが湧いてますね。というか思ったより多い上に殺しあってますけど。

 

 じゃあ本格参戦ということで玉藻に殺ってもらいましょう。

 

 >あなたはあそこにいる奴らを倒せるかと聞いた。

 

「む? あれを消せばいいのだな? よし、任せるといいぞご主人様よ」

 

 お、これは頼もしい発言ですね。それじゃあ適当にいくつかのモブの気を引いて──

 

「燃え尽きよ」

 

 >玉藻の前が指を鳴らすとウェアウルフとワイバーンの群れの中心に極大の火柱が立ち上がった。

 >突然の出来事に戸惑いながらも本能的に死を感じたウェアウルフとワイバーンは急いでその場から逃げようとする。

 >だが、彼らが逃げ切るよりも速く火柱はその範囲を広げて何もかもを呑み込んでいく。

 >火柱が収まった頃にはそこにいたはずの群れは全て消滅していた。

 

 えぇ……? なんだこの、何この火力? 宝具ならまだしもあれ宝具じゃないよね? 一撃で群れを消し飛ばすとかどういう火力してんだこの狐。普通じゃないぞこいつ。というかこいつもアルトリア・オルタと同じで仲間と一緒に戦える性能じゃなさそうなんですけど? でも宝具は多分あれですよね。味方にバフを撒くやつだよね? 

 

 矛盾してんぞこの狐。

 

「こんなものかの。どうじゃ、褒めても構わんぞ? 具体的には妾の頭を労わるように撫でるとかのう!」

 

 あ、うん。そうっすね凄いっすね。

 

 >あなたは玉藻の前の言う通りに彼女の頭を撫でて褒める。

 

「んぅ……やはりご主人様の手は温かいのう」

 

 うーむ、これはちょっと予想外です。いや、嬉しい誤算ではあるのですが、ここまで玉藻の性能がやばいとは思っていませんでした。ウェアウルフが混ざってる以上、三騎士のクラスもいたはずなのにそれでも雑に薙ぎ払える火力はやばいですね。序盤なので敵のレベルが低い事を加味してもそれでもあの量を指パッチンで壊滅させられるのはやばいです。

 

 この攻撃範囲だと味方諸共焼き殺しそうですよね。範囲を絞ることは出来るんですかね? 

 

 >あなたは攻撃範囲を狭めることは出来るのかと尋ねた。

 

「む? 勿論できるぞ。特定の者のみ焼くことも出来るし、呪うことも出来る。纏めてやった方が楽ではあるがのぅ」

 

 強い(小並感)。何だこの狐どうなってんだ。いやでもこの死にゲーが何の罠もなくこんなクソ強いサーヴァントを存在させるはずがありません。めちゃくちゃ強いサーヴァントなんて奴らは大多数が扱いに困るヤツらばかりなんです。特にギルガメッシュやらオジマンディアスなんかの特級のサーヴァントなどがいい例です。

 

 なのでこの玉藻にも何か必ずと言っていいほどのド級の地雷があるはずです。それを踏まないように気をつけないといけませんね。特にこの玉藻がストレス値MAXからの発狂デバフ貰ったらどう足掻いてもリセットしかありませんよ。これは少し玉藻の扱いを考える必要がありますね……。

 

 まあそれはさておき、取り敢えず落ちてる素材を集めましょうか。色々と焼き焦げてますけど、使えそうなものは拾っておきましょう──ってんん? 

 

 >焼き焦げた平原の中央にこの場には似合わない一つも焦げがない美しい刀が鞘ごと突き刺さっている。

 

 なんだアレ。何か如何にもな武器があるんですけど。というか何で刀がこのフランスにあるんだよ。流石の私でも怪しみますよ。でも気になるのは事実です。少し見てみますか。どれどれ? 

 

「なんじゃこの刀は……」

 

 >刀を見た玉藻の前が驚いたように目を開いた。

 

 うわ何だこのステ。クッソ強いですねこれ。でもさあ、こんな如何にも訳ありですよみたいな武器とかちょっと手に取るの躊躇うんですけど……。

 

 あと個人的にこの刀はなんと言うか何処ぞの「 」の体現者を思い出しますね。彼女は……うんまあ、色々と手のかかる面倒くさい子ですよ。サーヴァントになったらなったで自由に動かせる器を得たせいか現世を楽しんでますし。ああ、でもアルトリ──謎のヒロインXの強制的なブレーキ役になるくらいには強いんですよね。まあ、そこは「 」の体現者ですからね。それくらいは出来なくちゃって感じですけど。

 

「 」といえばあの子もか。生まれながらに「 」と繋がり、そして獣に堕とされた子ですね。「 」に繋がってる奴らはどうにも面倒な子達が多いんですよねー。まあその分上手く扱えば強力なんですけど。

 

 ま、余談はこのくらいにしておいてこの刀をどうするかですね。んーまあ、拾っておいても構わないでしょう。ステだけ見ればつよつよ武器ですし、改造しておいて人理修復の終盤辺りに立香ちゃんにあげましょう。きっと役に立つでしょうし。

 

 まあそれに「 」の体現者が召喚に応じる事は、あちらから望まない限りないでしょう。特にあの子はその生まれから何かに執着することはありませんし……。他に刀を扱う和鯖の中で地雷なのは頼光くらいなものでしょうし。全体で見れば地雷触媒になる確率は低いでしょう。なので拾っておいても問題は無いと思います。

 

「ご主人様よ、その刀を持っていくのかの?」

 

 >あなたは玉藻の前の問いに対して首を縦に振ることで肯定の意を示した。

 >あなたが刀を握ると刀の纏っていた雰囲気が少しだけ柔らかくなったのを感じた。

 

 さてとやることはやりましたし、立香ちゃん達の疲労が抜けたらいよいよ邪ンヌの本拠地を叩きに行きましょう。

 

 というわけで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 




アンケートを見た感じ小説パートと言うよりも他視点パートは増やしても良さそうですね。とは言え、増やしすぎるとRTA詐欺になっちゃうので特異点修復の時はRTAパート多めに修復後の幕間を他視点多めにしようかと考えてます。

そこら辺は実際にやってみながら調整しようと思います。あと一応アンケートは暫く置いておくのでそれの経過も見ながら決めますね。

沢山書いたので失踪します。


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託される想い

ゴールデンウィーク初の投稿なので初投稿です



 泣いても笑っても最後のオルレアンバトルから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー今回漸く邪ンヌの本拠地にカチコミしにきました。後は邪ンヌの首と聖杯を取れば特異点の工事完了です。

 

 カルデアの支援物資から弾薬も多少補給できたのでこれから起きるサーヴァント戦、もといボスラッシュを一気に切り抜けていきますよ、いくいく。

 

 とはいっても味方サーヴァントに押し付けてホモくん達はさっさと邪ンヌが待ち構える最奥に行くんですけどね。ここは任せたぜ! 

 

 さてここでカルデア陣営とはぐれ陣営、邪ンヌの陣営のサーヴァントのうち誰が残っているかの再確認をしましょう。

 

 カルデア陣営はマシュ、ケイローン、エミヤ、クーフーリン、カーマ、キアラ、アルトリア・オルタ、玉藻の計8名。

 

 はぐれ陣営はアマデウス、マリー、ジークフリート、ゲオルギウス、清姫、エリザベート、ジャンヌの計7名。

 

 よって味方陣営は併せて15名となります。

 

 邪ンヌ陣営は邪ンヌ、マルタ、アタランテ、デオン、カーミラ、ヴラド三世、後は確認出来ていませんがいると仮定してジル・ド・レェとサンソンの計8名となります。

 

 こちらの数の方が圧倒的に有利ですね。ただ、邪ンヌ戦には多くのサーヴァントを分配したいんですよね。というのも要はこの特異点、邪ンヌをぶっ殺してしまえば残るはジル・ド・レェだけなので一瞬でカタが付きます。なので味方陣営には邪ンヌを除いた敵サーヴァントを倒してもらう必要は無いんです。要はこちらに来させないように時間稼ぎさえして貰えればいいんです。全員で敵サーヴァント圧殺してもいいんですけど、それすると終局でろくに縁を結べず詰む罠がありますからね。

 

 そこらへんを加味して出来うる限りいい感じになるようにしていきたいですね。まあ、ただ一部のサーヴァントはほぼ確定で戦う相手が決まりますけども。

 

 例えばエリザベートは敵にカーミラがいると必ずカーミラと戦います。サンソンやデオンはマリーやアマデウスなどといった感じですね。なのでそこら辺はもうどうしようもありませんので最初からそのつもりで行きましょう。

 

 >あなた達は聳え立つ城の正門前に着いた。

 >この城には素人目でも分かるほどの膨大な魔力が渦巻いている。

 

「ほお……随分とまあおっかねえ魔力が渦巻いてるもんだ」

 

「おや、まさか君ともあろう者が臆しているのかね」

 

「抜かせアーチャー。この程度で俺が臆するかよ」

 

 これは間違いなく聖杯がありますね。いやー良かった良かった。これで邪ンヌとすれ違いになったとかあったら笑いどころじゃなかったですからね。

 

「う……」

 

 >魔術の素人である立香でさえも感じることが出来る膨大な魔力反応につい立香はほんの少し後ろに後退りしてしまう。

 

 む、これは露骨なフラグですね。これを見逃すと立香ちゃんが聖杯を持った邪ンヌと相対した時にその威圧感からストレス値が上昇します。そして運が悪ければ恐慌デバフが発生する可能性があるのでここはしっかりケアしてあげましょう。

 

 >あなたは立香の頭を乱雑に撫でた。

 

「わわっ!」

 

 >急に撫でられた事に立香は驚きつつもあなたからの励ましを聞いた立香は落ち着きを取り戻した。

 

「うん……。そうだよね、私と望幸ならきっと大丈夫だよね」

 

「私も微力ながら先輩と望幸さんの助けになれるように頑張ります!」

 

「フォウフォーウ!」

 

「ふふ、ありがとうねマシュ、フォウ。よーし! 気合い入れていこう!」

 

 これで立香ちゃんは大丈夫そうですね。

 

「あの、戦う前に一つだけ宜しいでしょうか?」

 

 >気合いを入れ直したあなた達に清姫が話しかけてきた。

 

「あなた達の名前を改めて私に教えてくれませんか?」

 

 おや、なんですかねこのフラグ。名前の方は教えてたはずなんですけどまた教えて欲しいとは一体……。初めて見るフラグですね。うーん、ここで変な縁ができるのは嫌ですし、けどここで答えないのは清姫のストレス値に関わりそうですし答える一択なんですよね。

 

 まあ、なので先に立香ちゃんからしてもらいましょう。こういうのは先に言った方が縁が結ばれるっておばあちゃんが言っていた……(天道総司)

 

「えと、私の名前は立香。藤丸立香だよ」

 

 名前確認ヨシ! (現場猫)

 

 >あなたは清姫に自分の名を改めて教えた。

 

「はい、はい……。藤丸立香様に星崎望幸様ですね。この清姫、その名前を確かにこの魂に刻ませてもらいました」

 

 なんか重いんですけど……。まあ重いのは清姫のデフォだし考えていても仕方がありませんね。それでは邪ンヌにカチコミ仕掛けましょうか。

 

 おーい磯野! 野球しようぜ! 

 

 >あなた達は城の正門を開いた。

 >そこには数えるのも億劫な程のワイバーンの群れが待ち受けており、ワイバーンで城内を埋めつくしていた。

 

 ファッ!? なんやこの数多すぎやろ。取り敢えずカーマとキアラの魅了で一箇所に集中させてジークフリートと玉藻の攻撃で数を減らしましょう。

 

 >あなたは味方のサーヴァントに対して指示を下した。

 

「では私からイきましょうか。カーマ──」

 

「いちいち言われなくてももうやっていますよ」

 

 >キアラの生みだした白濁色の魔力弾とカーマの蒼く燃え盛る炎がワイバーン達の中で最も多いところに目掛けてとんでいく。

 >そして着弾と同時に弾け、それに向かってワイバーン達が殺到し始める。

 

「ジークフリート! お願い!」

 

「ああ、任せてくれ」

 

 >ジークフリートは立香の言葉を受け、その魔剣に魔力を装填する。

 >圧縮された魔力は魔剣を蒼く輝かせる。

 

「──幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!」

 

 >真名解放とともに、柄の真ん中にある宝玉がせり出し、剣から膨大な魔力が火柱のように立ち昇る。

 >大上段で振りかぶられた魔剣は、蒼の極光となって眼前の敵陣を焼き尽くす。

 

 ビュ-ティフォ-……。さすが竜殺し。ワイバーンがゴミのようだァ。そしてここで欠かさず追撃です。玉藻よろしくぅ! 

 

「うむ、ちと加減が面倒じゃが任せよ」

 

 >あなたからの指示を受けた玉藻は背後に巨大な計8つの火球を作り出す。

 >その一つ一つにとんでもない魔力が込められてるのが分かる。

 

「──呪相・炎天」

 

 >放たれた8つの焔はジークフリートの宝具を受けてもなお生き延びていたワイバーンの下へ行き、ドーム状の火炎となり範囲内にいた全てのワイバーンを呑み込んだ。

 >爆風も熱波すらも此方には届かず、されどその炎の中にいるワイバーンのみを的確に焼き尽くす。

 

「こんなものか──む? これは……」

 

 >しかし炎が消えた場所には焼き尽くされたはずのワイバーン達が無傷で存在していた。

 

「これは──なるほど倒した傍から湧いてきてるのですね」

 

「面倒くさいったらありゃしませんねぇ」

 

 あ ほ く さ

 

 無限湧きとかまともに相手するだけ無駄じゃないですか。こういうのは多分どこかに術式の核になる物があるはずなのでそれを壊さないと延々と湧き続けるんでしょうね。

 

「──皆さんここは私に任せて先に行ってください。幸いにも相手は竜種。ならば竜殺しの聖剣アスカロンを持つ私ならば食い止めることは出来るでしょう」

 

「いや、私も残ろう。こういった多数を殲滅する戦いは得意なのでね」

 

「それはありがたい」

 

 お、流石ゲオルギウスとエミヤ。この二人がここは任せて先に行けをしてくれるそうなので甘えさせていただきましょう。

 

 >あなたは2人に任せたと言った。

 

「ああ、任せてくれ。さて、道を開ける。一気に駆け抜けてくれよ?」

 

 >エミヤはそう言うと弓を投影し、捩じれた剣を矢に変換して弓を引き絞る。

 

「──我が骨子は捻れ狂う(I am the bone of my sword)

 

 >限界まで引き絞られた矢はその場に存在するだけでも周囲の空間を削り取る。

 

「──偽・螺旋剣(カラドボルグ)!」

 

 >放たれた矢は音速を遥かに超え、周囲の空間ごとワイバーン達を削り殺した。

 

「行け、マスター!そして勝ってこい!」

 

「みなさん行きなさい! ここは私達が抑えきってみせます!」

 

「頼んだよ、エミヤ! ゲオルギウス!」

 

 >あなた達はエミヤが作り出した道を突き進み、次の階へと移動した。

 

「さて、背中は任せるが宜しいかねゲオルギウス殿」

 

「無論です。私の背中も任せましたよ」

 

 >階段を駆け上がった先にはコートを纏った男が剣を構えて佇んでいた。

 

 うお、やっぱりいたんですねサンソン。という事はジル・ド・レェもやっぱいるんですかね。ジル・ド・レェ所か海魔の一匹も見当たらないですけど。

 

「やあ、そろそろ来る頃合いだと思っていたよ」

 

「サンソン! あなたサンソンじゃない!」

 

「君とはやはり宿業で結ばれているようだね、マリー。さて、僕にもやらなければいけない仕事はある。だからさ、戦おうかマリー。僕は処刑人として君の首を刎ねる」

 

 >そう言ってシャルル=アンリ・サンソンは剣を構える。

 >その顔は氷を思わせるほどの冷酷さで、それでもどこか温かみを感じる笑みを浮かべていた。

 

 お、漸くここでサンソンが登場ですか。どうやら相変わらずマリーにご執心みたいですし、ここはマリーとアマデウスに任せましょうかね。

 

「なら僕もここに残ろう。マリー1人だと心配だからね。卑怯とは言うなよ、サンソン?」

 

「言わないさ。君ならそうするだろうとも思っていたからね」

 

「うわ、妙に素直だ。気持ち悪い。……というわけでだ。ここは僕とマリーに任せて先に行くといい」

 

「そうね、少しの間だけどあなた達と過ごした日々は悪くなかったわ。先に行って頂戴なマスターさん達。そしてあの黒いジャンヌをお願いするわね」

 

「うん、マリーちゃん達も必ず勝ってね」

 

「ええ、もちろんよ」

 

 >あなた達はマリーとアマデウスにサンソンの相手を任せて先に進んだ。

 

「それじゃあ始めようか。マリー、アマデウス。サーヴァントとして処刑人として君たちの首を落とす」

 

「ははっ、逆にはっ倒してやるぜサンソン」

 

「んもう、アマデウスったら! でもこの戦いが終わったらいつか皆でお茶会をしましょうね。ね、サンソン」

 

「──ああ、そうだねマリー。いつかそんな夢みたいな日を彼等と過ごしてみたいものだ」

 

 >扉を開けるとそこにはアタランテが弓を持って佇んでいた。

 

 ここはアタランテですか。ならまあ、十中八九相手になるのはケイローンでしょう。同じギリシャ鯖で何かと縁がある2人ですからね。

 

「来たな、カルデアの者達よ。もはや加減はせん。決着をつけるとしよう」

 

「マスター、ここは私にお任せ下さい。そしてこの特異点に終止符を打ってきてください」

 

「ケイローン先生……うん、お願いします!」

 

 >そう言って前に出たのはケイローンであった。

 >彼は剣呑な光を灯してアタランテを睨み付ける。

 

 ケイローンVSアタランテですか。どちらも弓の扱いは超絶技巧の持ち主ですからね。どっちが勝つんでしょうか。

 

 ま、邪ンヌ戦にさえ乱入されなければどちらでも構いませんけど。

 

 それじゃあ次の場所にイクゾ-! 

 

 >あなた達は扉を開いて奥の部屋へと進んだ。

 

「アタランテ、あの時の続きを話してもらいましょう」

 

「……いいだろう。但し私に勝つことが出来たのならと条件は付くがな」

 

 >扉を開いた先にはこの特異点で最初に相見えたサーヴァントの一人であるカーミラが佇んでいた。

 

 お、カーミラですか。となるとここはエリザベートですね。

 

「……来たわね。ならもう話すことはないわ。潰して差し上げます」

 

「子犬達、ここは私に任せなさい」

 

 うむ、読み通りですね。やはりエリザベートが立候補しました。というわけでエリザベートに押し付けてホモくん達は次の場所へと進みましょう。

 

「分かった……。けど負けないでねエリちゃん!」

 

「当たり前じゃない。あの辛気臭い顔殴り飛ばしてやるんだから! 子犬達も負けるんじゃないわよ!」

 

 >あなた達はエリザベートに任せて次の階へと進んだ。

 

「……我ながら随分とムカつくこと。何も知らないくせに希望はあるのだと信じて疑わないその顔。ああ、ムカつくったらありゃしないわ。だから磨り潰してあげましょう。愚かな私よ」

 

「はっ、やれるものならやってみなさい!」

 

 >階段を上った先にはこの特異点で最初に相見えたサーヴァントの一人であるヴラド三世が待ち受けていた。

 

 おっと、ここはヴラド三世が相手ですか。

 

「ふむ、この時が漸く来たか。ならば始めよう。最早我らの間に言葉なぞ不要。さあ来るがいいカルデアの者達よ」

 

 ふむ、ヴラド三世ならばここはクーフーリンでしょうね。同じ槍使いとして、そして太陽神ルーの子であるためドラキュラであるヴラド三世には特攻が入りますし。

 

「おうよ、ここは俺に任せな! 嬢ちゃん達は次に進め。そんでちゃんと勝ってこいよ」

 

「勿論だよ。クーフーリンも絶対に勝ってね!」

 

「おう! きっちり勝ってやるさね!」

 

 >あなた達はクーフーリンに任せて奥の扉を開いて次の場所へと進んだ。

 

「さあ、始めようぜ。テメェとは同じ槍使いとして一度腕を競い合ってみたかったからよ」

 

「よかろう、余の護国がための槍。その身を以って味わうがいい」

 

 >扉を開いた先に待っていたのはデオンとマルタの2人だった。

 

 む、ここは二人なんすね。じゃあ誰にやってもらいましょうかね。マルタはアルトリア・オルタで確定してますけどもう一人は──

 

「来たわね、あんた達。この奥にはあんた達が倒すべき存在であるジャンヌ・オルタが待っているわ。だからとっとと行きなさいな。けど──」

 

「僕達は君達の道を塞ぐつもりは無い。だからこの扉を開いて進んでいくといい。けど──」

 

「「星崎望幸だけは通すつもりは無い」」

 

 なんでさ!? 

 

 ホモくんが何したって言うんだよオルルァン! 何か名指しされるとか思ってもないんですけどぉ!? かーっ! 今まで結構順調に進んで来れたと思ってたんですけどねぇ……。

 

 仕方ありません。名指しされてしまった以上はこの二人を倒さない限りホモくんは奥には進めないでしょうし、即効で潰す必要があります。

 

 という事でアルトリア・オルタと玉藻の二人を起用しましょう。高火力編成です。互いにソロ向けの性能ですが、玉藻は遠距離からの攻撃と支援ができる筈なのでアルトリア・オルタの動きをそこそこ邪魔しないで戦えるはずでしょう。

 

 そんで立香ちゃん達には先に進んでもらいます。運が良ければホモくん達が辿り着く前に邪ンヌをぶっ倒してくれる可能性もありますし。あとその確率を少しでも上げるためにもキアラとカーマの二人にも立香ちゃんと共に行ってもらいましょう。

 

 邪ンヌといるのであればですけどジル・ド・レェの二人に対して六人で戦う上に元ビーストが二騎もいますからね! ガハハ勝ったな! 風呂入ってくるわ! 

 

 というわけで立香ちゃん達には先に行ってもらいましょう。

 

 >あなたは立香に対して先に進むように言った。

 >そしてキアラとカーマの二人にも立香に付いて行くよう指示した。

 

「……うん、分かった」

 

「かしこまりました。ですがくれぐれも無茶はなさらぬようにお願いしますね、マスター」

 

「二人共マスターの事は任せましたからね」

 

 >立香達は扉の方へと進んで行く。

 >そして扉を開いて奥に進むその直前に立香はあなたの方へと振り向いた。

 

「望幸、必ず勝って。勝って皆でカルデアに帰ろう」

 

 >あなたはその言葉に力強く頷いた。

 >それを見た立香は今度こそ扉を潜り抜けて、ジャンヌ・オルタが待ち受ける奥の部屋へと進んで行った。

 

 さてと、それじゃあ戦いましょうかね。

 




俗に言うボスラッシュ。本当は一人一人に焦点当てて書きたかったけどそれやると滅茶苦茶長くなっちゃうから断念しました。悲しい。
マルタとデオンがホモくんを食い止めるのは訳があったり。
ホモくんは力をためている……。

なんやかんやで失踪します


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竜の魔女との問答

タグに独自設定と独自解釈を追加しました。
小説パートを書いたので初投稿です。


 ジャンヌ・オルタは城の最奥に存在する玉座に腰掛けてとある事について考えていた。

 

「キアラからの情報とアタランテからの情報、そして私自身が持つ情報。これらを統合してもやっぱり彼奴の力、そして目的が分からないわね……」

 

 ジャンヌ・オルタが今までやっていたことは、救いたいと心から望んでいる者についての情報収集だった。フランスの事などどうでもよかった。無論、復讐者として現界している以上、フランスに対する恨みはある。たとえそれが作られた物であったとしても、その復讐心だけはジャンヌ・オルタという存在を証明する物なのだから。

 

 だが、今のジャンヌ・オルタはそれ以上の憎悪を抱いている。それは彼に惨たらしい結末を迎えさせた唾棄すべき腐れ外道の魔術師達であり、彼にあのような役目を押し付けた世界そのものが憎くて憎くてたまらない。

 

 だからこそその憎悪を晴らすためにジャンヌ・オルタは彼の迎える結末を回避させ、役目から解放させる事が目的なのだ。例えば人理が滅ぶ事で彼が救われるのならば喜んで人理を滅ぼそう。

 

 けれど、彼はそんな事では決して救われない。幾度人理を滅ぼそうが彼が背負っている役目からは解放させてやることが出来ない。

 

 故にジャンヌ・オルタは知らなければならない。彼の望みと力の根源を。それこそが彼を救う唯一の方法だと思っているが故に。

 

「キアラからの情報では彼奴の今回の動きから考えるとカルデアの全員が生き残る事を目的としている。けど、それともう1つ何か他の目的もあるように感じる、か」

 

 カルデアの全員が生き残る事を目的とするのは分かる。彼奴自身、元はとんでもないお人好しだった。だが、もう1つの目的とやらが全く分からない。

 

 しかし、その目的とやらがある意味で最大の狙いなのだろう。でなければ全員生き残って人理修復を成した事もあるというのにもう一度やり直す意味が無い。

 

「アタランテからの情報では彼奴の目がほんの一瞬赤く染まった時、自身と近しい神の力を感じたと言っていたわね。ただ、同時に()()()()()()()()とも」

 

 矛盾した内容にジャンヌ・オルタは思わず舌を打つ。

 

 近しいのに最も離れた力。

 

 それこそが彼の力の根源なのだろう。

 

「ギリシャの神で時間に関与するのは確か……クロノスだったかしら。けど仮に彼奴がその力を持っていたならばケイローンが気づかないはずがないわね」

 

 ギリシャ神話における時間を司る神。カオスから生まれたとも元は川の神であったともされる神の一柱。農耕の神にして大神ゼウスの父であるクロノスとは異なる少々変わった同名の神だ。

 

 だが、仮にその力を持っていたとしたら神授の知恵を持つケイローンが真っ先に気がつくだろう。

 

 そうなると彼の力の根源はクロノスではない。

 

 仮にアタランテから得た近しいのに最も離れた力という情報を抜きに考えた場合ならばどうだろうか。

 

「他神話でぱっと思いつくのが北欧神話の運命の三女神」

 

 死を意味するウルズ、起きつつあることを意味するヴェルダンディ、これから成されるべきのことを意味するスクルドの三女神、通称『ノルンの女神』。

 

 彼女らの権能は過去未来現在を司る。故に彼の力の根源に当てはまりそうではあるが──

 

「これも違うわね。仮に彼奴が三女神の力を使って過去に逆行していたとしても逆行するたびに姿が変わる理由が分からない」

 

 他に思い当たる時を司る神々を考えるが其のどれもが彼の力の根源と一致しない。そうなると彼の力は時間には関与しないのかとも考えたがそうなると彼はどうやって過去に移動しているのかという話になる。

 

「仏教では確か輪廻転生という概念があったわね。あれは過去に行けるのかしら? それも記憶を継承させたままで」

 

 それについても少し考えてみたが、それも違うだろうということに気がついた。仮に輪廻転生しているのであればカーマが気づく。仮にもあれはインド神話における神の一柱。加えてかの聖人とも関わりがある。

 

 ならば彼奴が輪廻転生による過去への逆行をしていたのであれば気がつけるはずだ。

 

「やっぱりそうなると鍵になるのは私の奪われた記憶と彼奴の魂が摩耗する理由ね」

 

 ジャンヌ・オルタ自身、その時に何が起きたのかは覚えていない。マルタからの情報だと彼奴の目が赤く染まって周囲に魔術陣が現れたそうだが……。思い出そうとしてみるもやはり思い出すことが出来ない。寧ろ、思い出そうとする度に頭が割れそうなほどの激痛が走る。

 

 まるで()()()()()()()()と言っているように。

 

「……本当に癪に障るわ」

 

 ジャンヌ・オルタの憤怒に呼応するかのように彼女を中心に獄炎が広がる。それを見たジャンヌ・オルタは少しばかりのため息をついた。

 

「まだ完全には取り込めていないわね。幸い彼奴らが来るまでに時間がある事だし、出来る限り取り込むことに集中しておきましょうか」

 

 彼女はそう言って目を瞑る。深く深く自身の力の奥底まで沈み込むように。彼女が次に目を開けるのは彼女が待ち望んでいる時だろう。

 

 

 

 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

 

 

 

 立香達は後ろから聞こえる轟音に振り返る事はせず、ただ我武者羅に前の扉に向けて走っていた。望幸の事が心配じゃないと言えば嘘になる。本当は望幸と一緒に戦いたかった。けれど、それでも確かに望幸は、望幸達は私達に託してくれた。

 

 だからこそ、その期待に応えなくてはいけない。竜の魔女を打倒し聖杯を持ち帰る。ただ其れだけを考えて立香は突き進む。

 

 そして扉を開いたその先に『竜の魔女』はいた。

 

 焼け焦げた室内の奥に位置する玉座に座り静かに目を瞑っていた。彼女自身の肌の白さも相まっていっその事それは死んでいるかのように思えた。

 

 けれどそれは違う。彼女を中心に渦巻く焼け付くような魔力が彼女の存命を現していた。そして彼女は気怠げな様子で目を開けた。

 

 瞬間、凄まじい熱量が立香達を襲った。

 

 いや、正確に言うのであればただ視線を向けられただけだと言うのにこの身を焼き尽くす様な熱量に襲われたと錯覚させられたというべきだろう。

 

「ようこそ、カルデアの人達よ。待ち侘びていましたよ」

 

 彼女は玉座からゆっくりと立ち上がるとその身から膨大な魔力を滾らせて剣と旗を手に出現させた。漏れ出る魔力は獄炎へと変わり、床を舐めるように焼き尽くしていく。

 

 そんな現象から立香を守るようにジャンヌ・ダルクは前に立つ。

 

「私は……貴女に問わなければなりません」

 

「ふぅん? お綺麗な聖女様が問いたい事ね?」

 

 瓜二つの容姿をした彼女達はまるで鏡合わせの様に向かい合う。けれど決定的に違うのはジャンヌ・オルタは酷薄な笑みを浮かべ、ジャンヌ・ダルクはそんな彼女相手に迷いながらも、然れど何処か確信を持った瞳で彼女に問いかけたことだ。

 

「貴女は、貴女は本当に『私』ですか?」

 

 前と同じ問い──では無いことにジャンヌ・オルタはすぐに気がついた。故に彼女はジャンヌ・ダルクの言葉を待つ。

 

「ここに来るまでに色々と考えてはいたのです。けれどやはりここに来て確信しました。仮に貴女が私の別側面と言うのなら──」

 

 ジャンヌ・ダルクは言葉をそこで区切り、ジャンヌ・オルタを嘘偽りは許さないとばかりに強く見つめ、決定的な一言を放った。

 

「──貴女は何に対してそのような強大な憎悪を抱いているのですか?」

 

「はっ、そんなもの決まっているでしょう。私の憎悪は私を裏切ったフランスに──」

 

「いいえ、それは嘘ですね。いえ、正確に言えば恨んではいるのでしょう。ですが、それよりも貴女は別の何かに対して遥かに強い憎悪を抱いているのでしょう?」

 

「───」

 

 確信を持ったジャンヌ・ダルクの言葉に、ジャンヌ・オルタは驚愕で動きが止まった。然しそれも一瞬のことで即座にジャンヌ・ダルクに反論する。

 

「はっ、何を言い出すかと思えば……。私がこのフランス以上に強い憎悪を抱く? 何を根拠に言っているのです。笑わせないでくれますか」

 

「根拠ならあります。私達はここに来るまでに様々な街に行きました。その中には当然貴女から襲撃を受けた街もあります。けれどどの街にも怪我人はいても死亡した者は一人もいなかった」

 

 その言葉に反応したのは立香であった。

 

「ま、待ってよジャンヌ! 死亡した人が一人もいなかったならラ・シャリテでの出来事はどういうことなの?」

 

 確かにあの時、ロマニからは生存者反応はないと聞いていたはずだ。ならばその時に死亡した人がいるのではないかとそう考えた立香であったがそれはジャンヌ・ダルクとキアラの双方によって否定された。

 

「いえ、立香さんあれは偽物です。恐らく本物の市民は既に逃げ切った後なのでしょう。だから街には生存者の反応がなかった」

 

「ええ、ジャンヌさんの仰る通りです。あれは魔力と聖杯の力によって生み出された最初からそうであると決められた怪物です。断じて死んだ人達を使った怪物ではありません。それに仮に死体を使ったのであれば生ける屍(リビングデッド)となっているはずです。立香さん、()()()()()()()()()()()?」

 

 そう言われて立香は初めて気がついた。確かに今考えれば妙にも程がある。キアラの言う通り、死んだ人達を利用したのであれば、白骨化するまでの時間の関係上どうやったって生ける屍が少なくともいなければいけない。だと言うのに、自分達は一体足りとてそれを見かけることはなかった。

 

 そしてそこでふと立香は気づいた。初めてワイバーンと遭遇した時、あのワイバーンは余りにも必死な形相で襲ってきていたことに。

 

 仮にワイバーン達が人を喰らっていたのであれば、あんな必死な形相で立香を襲ってくるはずがない。あんな、飢えた顔では。

 

 なら、本当に──? 

 

 そこまで考えが思い至った所で突然ジャンヌ・オルタは額手を当てて笑った。まるで可笑しくて可笑しくて仕方がないといった様子で笑う。

 

「はは、はははは、あっははははははははは──!」

 

 そうして一頻り笑いきった後にジャンヌ・オルタは何処か自虐的な笑みを浮かべた。

 

「あーあ、そんなことで気が付かれるなんて思ってもいなかったわ。私もあの馬鹿に毒されてたのかしら」

 

 そう誰にも聞こえない程の声量で呟くジャンヌ・オルタ。けれど何処かその様子は嬉しそうであった。

 

 ジャンヌ・オルタは少しだけ愉しげな笑みを浮かべながら改めてジャンヌ・ダルクの質問に答えた。

 

「いいでしょう。そこまで目敏く気がついたご褒美としてほんの少しだけ教えて差し上げます」

 

「なら、改めて聞きましょう。貴女は一体何者なのですか?」

 

「私はあんたよ。聖女ジャンヌ・ダルク。正確に言うのであればとある人物が聖杯に願ったことで生まれた本来有り得るはずのない存在。まるで泡沫の夢のように脆い存在がこの私、ジャンヌ・オルタよ」

 

 告げられた言葉に思わず絶句してしまった立香。仮にジャンヌ・オルタの言う言葉が本当ならば彼女という存在を作った人物がいるはずだ。ならばその人物こそがこの特異点においての黒幕。

 

 その考えを読んだようにジャンヌ・オルタは話を続けた。

 

「ああ、一応言っておきますけれど私を作った人はもうこの特異点にはいません。何せ私が焼き尽くしましたから。ねえ、お優しい聖女様。あんたなら分かるんじゃないかしら? 誰が私を作ったのか」

 

「……ジルですね」

 

「正解です」

 

 だが、そうなると新たな疑問が湧いて出てくる。

 

「貴女は何故ジルを殺したのですか?」

 

 そう尋ねたジャンヌ・ダルクに対してジャンヌ・オルタは少しだけ悲しそうな、然しそれ以上の憤怒を込めて話した。

 

「彼奴は……ジルは何者かによって精神を汚染されていましたから。そしてそれに気がついていたジル本人の願いによって私はジルを焼き殺した」

 

「何ですって?」

 

 それに反応したのはカーマであった。彼女は怪訝そうな表情を浮かべてジャンヌ・オルタに問いただした。

 

「あの人、精神汚染のスキルを持っていたはずですよね? それもとびきり強力な。それを上書きする程の精神汚染なんて誰がやれるって言うんですか?」

 

「それについては私も分かりません。けど何らかの存在が干渉してきたのは確かでしょうね」

 

「清姫、あなた嘘の判別ができましたよね。嘘をついている様子は?」

 

 その言葉に対して清姫は首を左右に振った。

 

「いいえ、彼女は今まで本当の事しか言っていません」

 

 その言葉にカーマは思わず舌を鳴らす。

 

 今回の特異点は余りにも不可思議なことが起き過ぎている。ジャンヌ・オルタが言うジル・ド・レェの精神汚染を貫通して更に上書きするように精神を汚染する何者かの存在、アルトリア・オルタが激昂した理由、そして何よりもカーマ自身も感じとれた自身という神に対して余りにも近く、それでいて最もかけ離れた酷く無機質で冷たく悍ましい神性とノイズのかかった謎の言語。

 

 どれをとっても不可解にも程がある。こういう時、あの探偵さえいれば分かったのかもしれないが、無い物ねだりしても仕方が無いか。

 

 そこまで考えたところで不意にジャンヌ・オルタを中心に異常な量の魔力が渦巻き始めた。

 

「さて、お喋りはここ迄です。私が本当に憎悪しているものを知りたいのであれば私を打倒してみなさい」

 

 そう言ってジャンヌ・オルタは剣と旗の両方を持ち、立香達と明確に敵対する構えを取る。

 

 彼女の周囲に渦巻く魔力が獄炎の様に揺らぎ、そこに立っているだけで骨まで焼き尽くされかねない程の熱量を放ち続ける。

 

「私は竜の魔女『ジャンヌ・オルタ』! 其れこそが私を示す唯一無二の名だ! カルデアの者達よ、人理を救ってみせるというのならこの程度の理不尽跳ね除けてみなさい!」

 

 そう言って燃え盛る焔の中で愉しげな笑みを浮かべながら、縦にぱっくりと裂けた瞳孔で彼女は立香達を睨みつける。

 

 ──斯くして第一特異点での最後の戦いが始まる。

 




ポンコツな邪ンヌも良いけどカッコイイ邪ンヌが好きです。なのでこの邪ンヌは魔改造されてます。
そういうの嫌いな人は要注意な!(後出し)
すまないさんが息してないけどちゃんと活躍させるから許し亭許して

主人公どこ……ここ……?

主人公が失踪してしまったので私も失踪します。


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清姫の覚悟

連続初投稿だぜいぇーい!



 最初に攻撃を仕掛けたのはジャンヌ・オルタであった。

 

「まずは小手調べよ。この程度の攻撃、簡単に凌ぎきってみせなさいな」

 

 彼女は膨大な魔力を旗の石突部分に集中させ、床に思いっきり叩き付ける。瞬間、彼女の周囲に揺らいでいた獄炎がまるで巨大な津波の様に変わり立香達へと襲いかかる。

 

 はっきり言ってこの程度、などと言えるレベルを遥かに超えた攻撃であった。範囲も威力もどちらもとっても並の英霊の宝具以上の威力だ。

 

「皆さん私の後ろに!」

 

 故にその攻撃に真っ先に反応したのはジャンヌ・ダルクであった。彼女は立香達の前に立つとジャンヌ・オルタと同じように黄金に輝き始めた旗の石突部分を床に叩きつける。

 

「我が旗よ、我が同胞を守りたまえ!」

 

 彼女の持つ旗から溢れ出る光が立香達を守る防護壁へと変換される。こんな切迫した状態であるにも関わらず思わず美しいと感嘆の息を漏らしてしまう程、彼女が作り出した光景は神秘的だった。

 

我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)!」

 

 そしてジャンヌ・オルタの放った獄炎が立香達を守る防護壁ごと呑み込んだ。あまりの熱量に大理石で出来た城の床は融解し、ドロドロとマグマのように赤く粘り気を帯びた物へと変貌する。

 

 ジャンヌ・ダルクが宝具を発動していなければ、この攻撃で全員がやられていたかもしれないとそう思わせるには十分すぎるほどの一撃であった。

 

「くっ……ぅぅぅ!」

 

 だが、彼女の宝具は同胞を守るための防御に特化した宝具だ。いくら弱体化したとはいえ、それでも立香達には傷一つ付けさせなかった。

 

 だからこそ、それがいけなかった。ジャンヌ・ダルクは余りにも防御することに傾倒しすぎていた。後ろに立つ者達に被害が及ばないようにジャンヌ・オルタの攻撃を一人で受けてしまった。

 

 故に彼女は気づけなかった。

 

 燃え盛る業火の中からジャンヌ・オルタの手が這い出てきたことに。

 

「なっ──!?」

 

「防御に傾倒し過ぎて私が接近してたことに気づかないなんて、本当に甘っちょろいわね」

 

 ジャンヌ・ダルクの顔を目掛けてジャンヌ・オルタは掌を向ける。その際に集まる魔力は先程の比ではなかった。誰もがジャンヌ・ダルクが殺されてしまうことを想像する。だが、それでもそれを許す者はいなかった。

 

「させるかっ!」

 

 ジャンヌ・オルタに攻撃を仕掛けたのは竜殺しのジークフリートだった。彼は誰よりも早くジャンヌ・ダルクの危機に気が付き、彼女を守るために業火の中から現れたジャンヌ・オルタに斬り掛かる。

 

 その際に未だに燃え盛る業火の中に身を投じてしまったが故に、業火は彼の体を容赦なく蹂躙した。ブスブスと身体中から肉が焦げるような音を出しながらも、彼は一切怯むことはなかった。

 

 ──ああ、けれども悲しいことに其れすらもジャンヌ・オルタには通用しなかった。

 

 彼女はまるでそうしてくる事が分かっていたようにジークフリートの大剣による攻撃をもう片方の手に持っていた旗の柄の部分を使って垂直に受け流した。

 

「なんだと!?」

 

「この連中の中で最も戦い慣れてるのは貴方なのよね。なら、先にやるべき事は貴方を潰す。その為に今の攻撃はブラフだったの」

 

 彼女は完全に受け流された事によって無防備な姿を晒してしまったジークフリート目掛けて金属製の旗が撓るほどの速度を以てして弱点である彼の背中に叩きつけた。

 

「ガッ───!?」

 

「ジークフリート!」

 

 ジークフリートは弾丸のように打ち飛ばされ、城の壁に激突する。轟音を響かせながら城の壁を崩壊させる程の速度で吹き飛ばされたジークフリートに思わず立香はジャンヌ・オルタが近くにいるというのに其方の方を向いてしまうという愚策を犯す。

 

 そして勿論それを見逃すジャンヌ・オルタではなく、必然的に次の攻撃対象になるのは立香であった。

 

「余所見とはいい度胸じゃない。ただの凡人である貴女が他に気を配れるほど余裕があると思っているのですか?」

 

 振り上げられた黒い剣は凡人である立香の体を両断する位わけないことは簡単に予想できる。そしてだからこそこういった場面では彼女は必ず動くとジャンヌ・オルタは読んでいた。

 

「先輩は私が守ります!」

 

「はっ、その威勢だけは買ってあげるわ。けどね、実力が伴っていなければただの虚勢にしか過ぎないの──よっ!」

 

 ジャンヌ・オルタは剣を振り下ろす直前に攻撃対象を立香ではなくマシュの盾に切り替える。そして彼女は渾身の一撃をマシュの盾に叩き付けた。

 

 真正面から受けたにも関わらず吹き飛ばされてしまいそうな程の衝撃にマシュは思わずくぐもった呻き声をあげる。だが、それでも確かに受けきってみせた。

 

 ──だと言うのにマシュの本能の警鐘が喧しいくらいに頭の中で鳴り響いていた。

 

()()()

 

 ジャンヌ・オルタがそう呟いた瞬間に黒い剣に内包されていた莫大な魔力が獄炎として解放される。圧縮されていた獄炎は行き場を得たことで歓喜の声を上げて空気すらも蹂躙していく。

 

 故に起きたのは零距離から大爆発に他ならない。当然不意を打たれたように増した圧力にマシュは1秒足りとも耐えきることは出来ず、守るべき存在である立香を守れずに吹き飛ばされた。

 

「きゃあああああ──!?」

 

「マシュ!」

 

 思わず飛ばされたマシュの方を見ようとした立香であったが──

 

「また余所見? そうやって隙をさらけ出して誰かに守って貰うつもりなのかしら。それがマスターである貴女がやることですか?」

 

 耳元で囁かれた言葉に思わず直接心臓を掴まれたような錯覚を覚えた。

 

 首元に当てられた、焼き尽くされんばかりに熱い灼熱の中には不自然な位にひんやりと冷たい感触があり、それに息が詰まり、上手く呼吸することが出来なかった。

 

 恐る恐ると言った様子で声の方向に顔を向けるとそこにはジークフリートを潰し、マシュを吹き飛ばしたジャンヌ・オルタが立香の首元に黒い剣を突きつけて、絶対零度を想起させる酷薄な笑みを浮かべて立香を睥睨していた。

 

「貴女が本来すべき事はそういうことじゃあないでしょう。サーヴァントと共に戦うマスターであるのならば全体を俯瞰し、サーヴァント達に的確な指示とサポートをしなければならない。それをやろうともしないなら部屋の隅で無様に震えて蹲っておきなさいな」

 

 そう言ってジャンヌ・オルタは唖然とした様子で彼女を見上げる立香に対してまるで路傍に転がる石を蹴り飛ばすような気軽さで、されど当たれば死は免れないだろうことは予想に難くない程の威力を持った蹴りを放つ。

 

「させると、お思いですか!」

 

 しかしそれは清姫が確かに防ぎきった。骨が軋む痛みと共に荒い息を吐いてなお清姫は立香を守るためにジャンヌ・オルタの目の前に立つ。

 

「旦那様は──いえ、()()()には傷一つ付けさせません!」

 

「へえ、いい度胸してるじゃない。けど、貴女如きが私に勝てるとでも?」

 

「確かに私では貴女に敵わないでしょうね。ですが──」

 

 先程の一撃を防いだだけで息も絶え絶えな様子の清姫にジャンヌ・オルタは事実を言う。

 

 確かにジャンヌ・オルタの言う通り、清姫では万が一にも勝つことは出来ないだろう。例え死力を尽くしたとしても決してジャンヌ・オルタには届くことは無いと清姫自身もそう思っている。

 

 けれど、けれど──! 

 

「──()()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

 清姫の霊基が、心が、魂が叫ぶのだ。今度こそ守りきってみせると! 

 

 かつて彼等を昔の想い人と重ねて見てしまっていた愚行を償う為にも、そして何よりも今度こそ皆で笑って終わらせる為にも例え己の霊基を犠牲にしてでも立香を守り通し、そしてかの竜の魔女に一撃を与えるのだと清姫は己に誓いを立てる。

 

 そしてその誓いこそが嘘を許さない清姫に力を与えた。その誓いを真にすべく彼女の霊基の奥底から湧き出てくる力を以てしてジャンヌ・オルタを立香から少しでも離れさせるために遠くに押し飛ばす。

 

「立香様。貴女を、貴方達の先を照らす道にこの清姫はなってみせます。そして私は決して貴方達を傷付けない。──たとえ我が身が人の言葉を解さぬ竜に堕ちようとも!」

 

 霊基に漲る魔力を張らせ、清姫は唄うように、されど決死の覚悟を以って言霊を紡ぐ。

 

「転身──」

 

 吹き荒れる蒼い炎の中、清姫の体がベキベキと異音を奏でながら体を変質させる。それは安珍・清姫伝説の通りに人である彼女の体を竜へと変化させる宝具であり、清姫の妄念の強さのみでその身を最強の幻想種へと変貌せしめる想いを力に変える宝具。

 

「──火生三昧!」

 

 吹き荒れる蒼き炎の中から大蛇のような竜が現れる。もはやこの姿になった清姫には決して言葉は通じないだろう。けれど一つ確かに言えることはこの竜は絶対に立香達に敵対することはないということだ。

 

「あっはははははは!」

 

 それを見たジャンヌ・オルタは思わず笑う。けれどそれは決して侮蔑や蔑みを含むような笑い方ではなく、むしろ逆の良い物を見たと、美しい物を見たと言わんばかりの歓喜を込めた高笑いであった。

 

「──いいじゃない清姫! あんた最高よ! ()()()鹿()()()()()()()()()()。ええ、私だってそういうのは嫌いじゃないわ。寧ろ最っ高に好きなのよ!」

 

 ジャンヌ・オルタは不敵に笑いながらも最早人語すら解さぬ竜へと堕ちた清姫を見て上機嫌な様子で武器を構える。

 

「見せてみなさい清姫! アンタの覚悟の程を!」

 

 武器を構えるジャンヌ・オルタに対して声にならぬ咆哮を上げて蒼き炎を身に纏い焼き尽くさんと突進を仕掛ける清姫に対してジャンヌ・オルタがした行動は回避でも防御でもなく、真っ向から迎え撃つ事だった。

 

「ぉ、ぉおおオオォォッ!!」

 

 乾坤一擲。

 

 ジャンヌ・オルタは自身の周囲に渦巻く魔力を自身の最も信頼する武器に注ぎ込み、清姫の突進を真っ向から受け止める。ガリガリと勢いよく床を削りながらも少しずつ清姫の突進の勢いを削いでいく。

 

 ──けれどけれども! 

 

 覚悟を決めた清姫の力はそんなものでは無いと清姫の霊基自身が叫ぶのだ! 

 

「──────ッ!」

 

「何っ!?」

 

 劈くような咆哮を轟かせ、その身に纏う蒼き炎を自身すらも焼き尽くすほどの火力を以てしてジャンヌ・オルタを更に押し込み始めた。

 

「こん、のォォオオッッ!!」

 

 更に力を加えるジャンヌ・オルタ。然れどそれ以上に清姫の力は爆発的に膨れ上がる。故にジャンヌ・オルタに清姫の決死の一撃を止められる道理はなく、彼女は清姫という名の竜に呑み込まれた。

 

 城の壁に激突すると同時に大爆発を引き起こし、城の最奥に位置するこの部屋から空が見えるほどの大穴を空けるほど威力の捨て身の一撃を放った清姫の霊基はひび割れていき、その身体は黄金の霊子へと変換されていく。

 

 誰が見ても分かる。先程の捨て身の一撃で清姫の霊核は粉々に砕け散ったということに。

 

『立香……様……。私はここで、お別れです……。けれど、どうか……あの悲しき魔女に……勝って……ください』

 

 その言葉を残し、清姫の霊基は虚空へと溶けるように消えていった。

 

「清姫……」

 

 そしてそれと同時に穿たれた城壁の穴から体に決して少なくない傷をつけたジャンヌ・オルタも現れた。その様子はとても嬉しそうで、堪らないといった表情だった。

 

「ええ、ええ! 見せてもらったわ清姫! 確かにあんたの決死の一撃は私の霊核に届きうるものだったわ! ──けど、それでも私の方がまだ上だ! 私はこれだけじゃあ倒れない!」

 

 体に傷を負っているというのに、清姫が決死の一撃を敢行した前よりもその身に莫大な魔力を滾らせるジャンヌ・オルタ。

 

 その姿に以前の立香なら恐れ怯え、その身を震わせていただろう。

 

 ──けれど、今の立香に怯えも震えもない。

 

 あるのはたった一つ。

 

 ──あの竜の魔女を必ず倒してみせるという覚悟だけだった。

 

 その瞳に強き意志を秘めてジャンヌ・オルタと立香は改めて相対する。

 

「へえ、いい目をするようになったじゃない。なら示してみなさい。あんたの覚悟を!」

 

「ああ、嫌という程見せてみせるよ。だって私は皆に託されたんだ!」

 

 立香はそこで自分の両頬を甲高い音が鳴るほど強く叩き、気合いを入れ直す。奇しくもその行動は遥か昔、とある人物がやっていた行動と全く同じだった。

 

「私は必ず()()()()()()()に勝ってみせる!」

 

「──はっ、やってみろ! ()()()()ァッ!」

 

 互いに互いを完全に敵と見定めた二人は様々な想いを抱いて激突する。片方は譲れぬ願いの為、片方は託された想いの為。両者共に死力を尽くして戦うのだろう。

 

 これより始まるのは人理修復を懸けた戦いではなく、ただの意地と意地とのぶつかり合いだ。勝つのは一人、敵よりも強い意志を秘めた者のみこそ勝者となる。

 

 

 

 

 

 

 ──だがそれは同時に彼女達にとって望まぬ終わりを告げる可能性もあるということを彼女達は今はまだ知らない。

 




ジークフリートの活躍どこよ?おかしいな?
なんか書いてるうちに清姫に焦点がいっちゃったよ。
でも清姫と邪ンヌをいい感じにカッコ良く書けたと思うのでOKです!
第一特異点が終わる前までにジークフリートのカッコイイ所を書いてみせるから(震え声)

いい感じになってきたので失踪します。


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竜の魔女

ジャンヌ・オルタを思いっきり改変してるので苦手な人は見ないことをおすすめします。

注意書きをしたところで初投稿です。


 遅延害悪コンビ戦闘後から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 いやー遅延害悪コンビもとい、マルタデオンのコンビは強敵でしたねー。いやマジで強かったですね。開幕でアルトリア・オルタの宝具ブッパでタイマンに持ち込まなければもっと時間がかかったこと間違いないでしょう。

 

 というのもマルタは玉藻に優位に立てますし、デオンは技量が低くなったアルトリア・オルタとは相性最悪ですからね。それこそ玉藻だと神性が仇となって被ダメが増えますし、アルトリア・オルタに至っては宝具を連射することで無理やりゴリ押しで突破するしかデオンの防御を突破できませんし……。

 

 まぁですので初手宝具ブッパで無理やり分断させて頂きました。後は玉藻がデオンに、アルトリア・オルタがマルタと言った感じで相手をして貰えれば楽でしたね。

 

 玉藻が予想以上に強いことも相まってデオンを速攻でゴリ押しで押し切りましたからね。遠距離攻撃に特化している玉藻相手だとさしものデオンも分が悪かったんでしょう。

 

 サポートしようにも玉藻の攻撃が激しすぎてホモくんは何も出来ませんでしたし、アルトリア・オルタの方は接近しすぎて下手にサポートすれば反撃食らうことは予想出来たので放置していました。

 

 まあ、なのでホモくんは何もやること無かったですね。ですので出来るだけ速攻で邪ンヌの待ち受ける部屋に突撃できるように近くで棒立ちしてたら唐突にホモくんがお腹辺りを押さえたんですよね。

 

 で、何事かと見てみればホモくんはどうやらお腹が空いてたみたいです。お前はこんな状況でも腹が減るのか……(困惑)

 

 まあよくよく考えてみればホモくんこの特異点に来てからまともな食事取ってませんからね。まともな食事は立香ちゃん達に気づかれないようにこっそり回しておきましたし。

 

 なので持ってきた食糧を食う……ことはなく、ホモくんの魔力を置換呪術によって自身の生命エネルギーに変換することで空腹を満たしておきました。

 

 置換呪術はこういう代用ができるから狡いんだよなぁ……。ちなみにホモくんの生命エネルギーもといHPを魔力に変換することも可能です。ただどちらも変換効率にロスがあるのでホモくんが飲まず食わずに生きれるのは持って一ヶ月といったところでしょう。まあ普通に考えたらロス無しで変換出来たらバランス壊れちゃーうので当たり前ですが。とはいえホント便利ですね置換呪術。

 

 因みにですが、置換呪術のスキルツリーは鍛えるととんでもない事が出来ます。それこそ特級クラスのサーヴァント相手にホモくん一人でタイマン張れるくらいの超強化が出来ます。

 

 が、何の対策もせずにそれやるとホモくんの体が弾けて死にます(5敗)

 要はその強化にホモくんの体が耐えきれないんですね。なのでそこをどうにかして補う必要があります。しかしそれで対策したとしても使いまくれば普通に爆発四散して死にますし、長時間維持し続けるとホモくんが光になって消滅します(12敗)

 

 RTAにおける置換呪術の成長過程で必ずそのスキルは取ってしまいますが、使わなければ問題ありませんし、使うにしてもタイム的に余程追い込まれた状況でもない限り使いません。それか終局でのゲーティア戦くらいですかね。

 

 そう言えばお腹を押さえたその直後にデオンが消滅してましたね。今まではギリギリの所で玉藻の攻撃を捌き続けてましたけどなんかあったんすっかね。

 

 さてさて、余談はここまでにしてそろそろ邪ンヌがいる部屋に突っ込みましょう。出来ればホモくん達がマルタとデオンを倒している間に立香ちゃん達が邪ンヌを倒してくれるのがベストでしたが、まあ倒しきれてないのは仕方がないですね。これも想定内です。

 

 というわけで、早速邪ンヌの部屋に突撃……しません! 

 

 というのもですね。このまま突っ込むとまず間違いなくムービーが挟まります。普通に突っ込めばロスにしかなりませんが、ここである事をして突っ込むとムービーをカットできます。

 

 それが何かといいますと──

 

 >あなたはアルトリア・オルタに宝具を発動して扉を吹き飛ばすようにお願いした。

 

 宝具で扉をぶっ飛ばすことなんですよね。どうやら扉に触ると問答無用でムービーが始まる事が検証した時に発覚したのでその扉を吹き飛ばすことでノンストップで戦闘に移れるんです。某はBANZOKU! 

 

 ただこの時アルトリア・オルタの宝具の直線上に立香ちゃんがいるとリセ確定です。多分マシュが守ってくれるでしょうが、その後経過を考えると激マズ以外の他でもないのですぐリセットしましょう。じゃあ安全策取れよとも言われると思いますが、カット出来た時のうまあじが大きいのでやります(鋼の意思)

 

 ま、今までやって見たところ立香ちゃんが宝具の直線上にいたことは検証含めて1回もなかったので平気だと思いますがね。通常プレイで遊んでた時には1回だけありましたけど。

 

「む? あの扉をか? それは構わんが……望幸、お前の魔力は持つのか?」

 

 >あなたはその問いに対して首を縦に振った。

 

 カルデアのサポートとホモくんのビルドのおかげで一応はまだ撃てますね。ただ今の状態だと宝具は今から撃つ一撃を除いて撃てて3~4発が限度なのでそこら辺には気をつけていきましょう。

 

 というわけでアルトリアオナシャス! センセンシャル! 

 

 >アルトリア・オルタはあなたの命を受けて聖剣に魔力を装填する。

 

「エクスカリバーモルガン!」

 

 >放たれた黒の極光は正面にあった扉を容易く破壊し、あなたはその破壊されて瓦礫と化した扉をの上を進む。

 

 さぁて、立香ちゃんは何処まで削ってくれましたかね? キアラとカーマも付けましたし、そこそこ削ってくれたんじゃあないでしょうか。

 

 運が良ければ瀕死一歩手前もありえますよ。なのでここはお祈りポイントです。さあ、邪ンヌの体力は如何に……? 

 

 >濛々と煙が舞い上がる中あなたはジャンヌ・オルタと立香が戦っているであろう部屋に踏み込んだ。

 >部屋の中に入るとそこそこ傷は見受けられるものの未だ健在のジャンヌ・オルタと既に満身創痍で床に倒れ伏している立香率いるサーヴァント達の姿とボロボロになっても瞳に力強い光を灯している立香の姿があった。

 

 ファッ!? 立香ちゃん達負けとるやんけ!? なんでこんな……なんで負けてんの??? 

 

 こっち元ビースト連中ぞ? なんでビーストがたかが一介のサーヴァントに壊滅させられてるんですか! 

 

「ぐっ……やってくれるわね……! まさかいきなり宝具を放ってくるとは……」

 

「ほう? 望幸、貴様はこの突撃女が扉の正面にいたことを分かっていたらしいな」

 

 いや別にたまた──ええそうですとも! いやね? 私もRTA走者の端くれですし? この位はね? 

 

 しかしまあ、今の台詞から察するにジャンヌ・オルタはアルトリア・オルタの宝具をくらった上でHPバーが半分も切ってないんですねえ……。

 

 で、反対に立香ちゃん達は清姫が欠けて、キアラとカーマは普通に瀕死、ジークフリートとジャンヌはまあそこそこ。ナスビちゃんが最もHPが高いという感じなんですね

 

 いやあ……ちょっとおかしいんちゃう? 

 

 なーんで元ビースト連中が瀕死になってるんですかねぇ……。それこそ序盤も序盤の特異点のボスとはいえ、普通でしたらこのメンバーでしたらこんなボロボロにされるはずがないんですけどね。

 

 いくら立香ちゃんがサーヴァント戦に慣れてないにしてもこの状況は流石におかしいです。おかしいと言えばビースト連中もですね。いくら聖杯持ちの邪ンヌと言えどこの人数相手に真っ向から押しつぶされたとは考えづらいですし……。

 

 まあ、予想するに立香ちゃんやナスビちゃんを護って瀕死になったって所なんでしょうか。それなら仕方ないよね(兄貴並感)

 

 そう言えば先程からロマニ達からの連絡が無いですね。まーた魔力に阻まれて連絡取れなくなってるんでしょうか。ま、カルデアの通信障害はいつもの事だし、多少はね? 

 

 さてと、それじゃあ頑張ってくれた立香ちゃん達を労りつつホモくんとバトンタッチです。立香ちゃんありがとナス! 

 

 >あなたは疲労と痛みからか膝を着いて荒い息を吐いている立香の頭を軽く撫でて感謝を告げた。

 

(邪ンヌ討伐に)イクゾ-! 

 

 >あなたは立香達を守るように前に出ると自身のサーヴァントであるアルトリア・オルタと玉藻に指示を出した。

 

「いいだろう、あの突撃女は随分と潰しがいがあるからな。踏み潰してくれる。それと望幸、背中は任せるぞ」

 

「それがご主人様の命令ならばこの玉藻喜んで引き受けよう」

 

 とりあえずは最初にアルトリア・オルタだけで邪ンヌ相手に時間を稼いでもらいます。その間に玉藻に味方のHPを回復してもらいます。即ち玉藻の宝具の一つである水天日光天照八野鎮石の発動ですね。

 

 それの発動さえすればフィールドを玉藻の陣地に塗りつぶせるので、維持さえ出来れば味方のHPと魔力を常時回復出来るクソ強ムーブを簡単に構築できます。

 

 玉藻はタイマンが弱い分集団戦がクソほど強いですからねえ……。なんかこの玉藻は出力がおかしいですけど。

 

 さてさて、それじゃあ玉藻の陣地作成が終わるまでアルトリア・オルタと一緒に戦いましょうかね。

 

「待って……望幸。私も一緒に戦う……!」

 

 >ふらつきながらもしっかりと立ち上がって立香はあなたの横に並び立つ。

 

「私は託されたんだ……。だから、望幸だけに戦ってもらうわけにはいかない」

 

 えぇ……? なんか立香ちゃんの覚悟がガンギマリ状態なんですけど。うーん、これは清姫が逝った時になんかイベントでも発生したんですかね? 

 

 どちらにせよこうやって立ち上がってくれるのは有難いんですが、そんなボロボロの体じゃあねえ? 

 

 ぶっちゃけ邪魔ですよね。辺に突っ走って死なれても困りますし……さりとてここで立香ちゃんに下がっておくように言っても多分というより十中八九引かないでしょうね。立香ちゃんはそういうタイプのキャラですし。

 

 それこそかなり根気強く説得しないと下がってくれないでしょう。なので今回は敢えて立香ちゃんはホモくんと共に戦ってもらいましょう。

 

 ぶっちゃけ説得している暇あったら邪ンヌを殴った方が速度的にいいでしょうからね。なので今回は一緒に戦ってもらいましょうか。

 

 >あなたは立香に勝つぞと言った。

 

「うん、勝って皆一緒にカルデアに帰るんだ!」

 

 というわけで対戦オナシャス! センセンシャル! 

 

 >あなたはジャンヌ・オルタに向けて銃撃を放つ。

 >だが、その攻撃はジャンヌ・オルタによって簡単に撃ち落とされる。

 >辺りにかなりの数の銃弾が散らばった。

 

「そんななまっちょろい弾が当たるか!」

 

 まあ、でしょうね。強化弾でもないただの弾丸ではサーヴァント相手には力不足もいい所です。が、ぶっちゃけホモくんがやることは早い話嫌がらせなんですよね。

 

 なのでそれはもうイラつくことのみをやっていきます。具体的にはアルトリア・オルタに攻撃しようとした瞬間に横合いから弾丸撃って邪魔します。

 

 うへへ、害悪ムーブかまして台パンさせてやるよ。

 

 それではアルトリア・オルタに少しだけタイマンしてもらいましょう。まあ、とは言ってもホモくんも嫌がらせのために結構近くまでに行くんですけどね! 

 

「はぁっ!」

 

「はん、そんな力任せの一撃なんて──ちぃっ!?」

 

 >剛直に振るわれたアルトリア・オルタの一閃。

 >その剣の軌道を見切り弾こうとしたジャンヌ・オルタだったが突如として剣の軌道が変わった。

 >いや、正確に言うのであればアルトリア・オルタが突然ジャンヌ・オルタの背後に現れていたのだ。

 >突然の出来事にも関わらずジャンヌ・オルタはその攻撃に対してギリギリで反応し、アルトリア・オルタの一撃を受け止めた。

 

 これぞクソムーブですよぉ……。ぶっちゃけた話アルトリア・オルタの技量が落ちて脳筋プレイになったんだったらこっちがそれを補って上げれば良いだけですからね。

 

 具体的に言うとホモくんがアルトリア・オルタの後ろにくっついて様々な位置に置換します。なのでまともな打ち合いなんてさせません。これも速度のため、卑怯とは言うまいな。

 

 そしてこの状況で動くのが立香ちゃんなんですね。

 

「ガンド!」

 

「あっっぶないわねえ!」

 

 >ジャンヌ・オルタがアルトリア・オルタの一撃を受け止めて動きが止まった瞬間に間髪入れずに立香のガンドが放たれた。

 >だが、それにもジャンヌ・オルタは反応し、アルトリア・オルタに加えられた力の流れを受け流して距離を取る。

 

 うわっ、避けやがった。おかしいですね? いつもの邪ンヌだったら当たってもおかしくなかったんですが……。って、まずい! 

 

「暖かくしてあげるわ、冷血女」

 

 >アルトリア・オルタに向けられる手の平。

 >そこに辺りに渦巻いていた焔が収束していき、爆発と錯覚するような勢いの焔がアルトリア・オルタに迫る。

 >然れど、アルトリア・オルタはその場から動かなかった。

 >何故ならば彼女は自身と共にいるマスターを信頼しているからだ。

 

「……望幸」

 

 はいはい、てったいてったーい! 

 

 >あなたは迫り来る焔がアルトリア・オルタを飲み込む前にアルトリア・オルタと共に別の場所に置換して移動する。

 

「甘いっつーの!」

 

 >だが、それを予見していたかのように移動した場所に即座に切り込んでくるジャンヌ・オルタ。

 

 なんとぉ!? 

 

 反応早すぎやろ。どうなってんだよ。とは言っても、マルタも反応してましたしね。それならそれで対処すればいいだけなんで。

 

 >あなたは置換呪術を連続発動する事でジャンヌ・オルタの攻撃を回避する。

 

 見切られるんでしたら見切られる前提で動けばいいんですよ(脳筋並感)

 具体的には連続で飛ぶことによって見切りの意味を無くします。

 

 はい、じゃあ回避出来たんでね。アルトリア・オルタにもう1回突っ込んでもらいましょう。オラ行けっ! 

 

 >あなたの指示に合わせてアルトリア・オルタは魔力放出を使って一瞬でジャンヌ・オルタとの間を詰める。

 

「クソッ……やり辛いったらありゃしないわね」

 

「はん、そうだろう。何せこちらはマスターがいるのだ。貴様にはいないマスターがな?」

 

「……上等じゃない」

 

 >ジャンヌ・オルタとアルトリア・オルタは激しい剣戟を繰り広げる。

 >そしてその間に玉藻の前の宝具の準備が整った。

 

 お、来ましたね。これで今までダウンしてたサーヴァントが前線に参加出来ます。それと同時にアルトリア・オルタには1度下がってもらって固定砲台となってもらいましょう。

 

「──ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国(なかつくに)。国がうつほに水注ぎ、高天(たかま)巡り、黄泉(よみ)巡り、巡り巡りて水天日光我が照らす。豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)八尋(やひろ)の輪に輪をかけて。これぞ九重(ここのえ)天照(あまてらす)……!」

 

 >玉藻を中心に荘厳なる神威と強大な魔力で満たされる。

 

 んん? こんなん……でしたっけ? まあいいわ、多分同じでしょう。

 

「この感じ……クソッ、させるかっ!」

 

「おっと、貴様の相手は私だぞ」

 

 >宝具の発動に気がついたジャンヌ・オルタが妨害しようと玉藻の前に向けて攻撃しようとした瞬間に、アルトリア・オルタがその間に割って入る。

 

 ナイスセーブ! 

 

「──水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)

 

 >玉藻の前の宝具が発動したことによって世界が塗り潰される。

 

 んん? おい待てェ、こんなの知らないんですけどぉ!? 

 

 >呪詛によって常世の理を遮断し、肉体と魂の活性化による治癒促進、そして聖杯にすら劣らぬ無限の魔力供給が始まった。

 

 待て待て待て待て! これ固有結界じゃないですかー! 

 

 >加えてあなた達を守るように死霊の軍団が湧き始めた。

 

 ファッ!? なんか本来なら敵モブになるはずの死霊がなんか味方モブになってるんですけど!? やだ怖い……ライダー助けて! このパーティにライダーいなかったわ。

 

 ま、まあいいでしょう(震え声)

 

 なんか予定にない効果まで出てますけど味方ですし……。何よりジャンヌ・オルタを数の暴力戦法できるようになりますしね! 

 

 ガハハ、勝ったな! 風呂入ってくる! 

 

「……ちっ、面倒にも程があるわね」

 

「ほう、面倒とな。まるでこの程度のことどうとでも出来ると言いたげよな?」

 

 >宝具を発動した本人である玉藻の前がジャンヌ・オルタを傲慢不遜極まりない口調で見下す。

 

「はっ、そりゃそうでしょう。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

 >その言葉と共に死霊の群れがジャンヌ・オルタに向けて殺到する。

 >しかしその全てが地獄の炎すら生温いと言わんばかりの煉獄の炎で焼き尽くされる。

 

 は? 

 

「見せてあげるわ。本当の『()()()()』をね」

 

「……っ!? マスター! 早くその場から離れてください!」

 

 >その言葉に真っ先に反応したのは玉藻の前の宝具で回復して動けるようになったキアラだった。

 >あなたはキアラの言葉に反応して立香やアルトリア・オルタ達と共に後方へ下がる。

 

──()()()、其れは万物万象あらゆるものを焼き尽くす滅尽の炎。されど今はたった一つの願いの為に我はその炎を振るおう

 

 >ジャンヌ・オルタを中心に今までの比較にならぬほどの魔力と炎が収束していく。

 

「この気配はまさか……!」

 

 >ジャンヌ・オルタから発せられる気配に反応したのはジークフリートだった。

 >その気配はジークフリートが誰よりも知っている相手であり、彼にとっては切っても切れぬ相手なのだから。

 

──()()()、其れは世界を焼き尽くす憎悪の炎。されど今はたった一人の愛する人の嘆きと悲しみを拭うために私はその炎を振るいましょう

 

 >ジャンヌ・オルタから発せられる魔力と炎はもはや爆発的にまで膨れ上がる。

 >聖杯を使い、完全なる竜種を取り込んだ彼女の体は更に変質していく。

 

 

 

邪竜変生(ニーベルング)──

 

 

 

 >ジャンヌ・オルタの黄金の瞳は竜種のような魔性の輝きを灯し、彼女の背からは竜の翼が広がり、太く、されど鞭のように靱やかで強靭な尻尾が生える。

 >歯はあらゆる物を容易く噛み砕けるであろう程の鋭さを誇るものに変化し、彼女の四肢は竜種の様に堅牢な、されど何処か艶めかしさを感じる黒い鱗に包まれ、その先からはどの刃物よりも鋭いと感じさせられる鋭利な爪が展開される。

 

 

 

 

 

 

──悪竜顕象(ファヴニール)

 

 

 

 

 

 

 >ここに完全なる竜の魔女が降誕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──は? 

 




次回、大怪獣戦争もといSAN値直葬祭りです。

オルレアンのRTAパート描ききったら立香ちゃん視点でホモくんが突入してきた部分を書こうかなと思ってます。多分ね!

Q.ジャンヌ・オルタの奴って悪竜現象じゃないの?
A.ジャンヌ・オルタはファヴニールを聖杯の力+自身の自己改造EXスキルによって完全に取り込んだので悪竜現象とは別種のものに変化しました。このための独自設定。

盛り上がってきたところで失踪します。


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竜の魔女の恐ろしさ

書いてたらなんかとんでもない事になりましたがそれでも私は初登場です。
※初投稿と間違えました。お詫びに失踪します。


 序盤のボスが第二形態を持つクソゲーから始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー、なんかね。邪ンヌって第二形態とかあるんすね。初めて知りました。

 

 いや、これ本当にどうすんだよ。今までこんなこと無かったのに……! こういう本走の時にこんな事になるなんてやめてくれよな〜頼むよ〜。

 

 まあ、普通に考えたら再走案件です。当たり前ですよね、なんか強くなってる可能性高いですし。

 

 ですが、もしかしたら第二形態の方が弱いという可能性も無きにしも非ずですし、何より特異点恒例のはぐれサーヴァント探しをかなり短縮出来たのもあってタイム的にはまだ、というか結構ギリギリですけど続行ラインなんですよね。これでサーヴァント探しに手間取ってたら問答無用で再走案件でしたね。

 

 まあ、そういうわけですので邪ンヌが弱くなってる可能性を信じて続行します! (ウ ン チ ー 理 論)

 

 >竜人、そうとしか表現出来ないジャンヌ・オルタの姿を見て立香達は絶句していた。

 

「うそ……」

 

 私もうそ……って言いたいですね。こんなの序盤のボスがやっていい事じゃねーだろ! いい加減にしろ! 

 

 まあ、一応こっちは玉藻の宝具発動で永続リジェネと魔力回復があるんで即死しない限り平気だとは思いますが。取り敢えずは殴ってみますか。実際に戦わないと分かりませんし。

 

「アッ、ハハハハ──!」

 

 >ファヴニールと融合したジャンヌ・オルタの全身から放射している妄執と喜悦、そして狂乱の気配。

 >圧倒的な力から齎される全能感に大哄笑を上げる。

 

「いい、いいじゃないこの感じ! 堪らなく愉快で仕方ないわ!」

 

「ありえない。まさかファヴニールを取り込んで尚自我を保てているなど……!」

 

 >それを前にジークフリートの中では驚愕の思いが止まらなかった。

 >先程までのジャンヌ・オルタも十分に驚異的な存在であったが、望幸達が合流した事により自身の体力と魔力を十分に回復させることが出来た。

 >だが、それを差し引いても今のジャンヌ・オルタは絶望的な存在だと、かつてファヴニールと戦ったことのあるジークフリートだからこそ本能的に理解していた。

 >それと同時に何故自分がこのような場所に呼ばれたのか、猛る衝動と共に改めて理解した。

 >生前から続く因縁に爆発寸前の闘志と殺意をジークフリートは強く自認する。

 

「マスター、君は後ろに下がっていてくれ」

 

 うわっ、ジークフリートの声めっちゃ低い。怖っ……。というかホモくんの事マスターとか言ってますけどあなたが仮契約してたの立香ちゃんじゃなかった? 

 

 まあ、でも一応はその通りなので素直に後ろに下がりましょう。

 

 >ジークフリートは自分でも驚く程の低く威圧的な言葉を発した。

 >きっとファヴニールという宿業の敵である存在が現れたが故の結果なのだろう。

 

「ふ、ふふ……怖いわね竜殺し」

 

 >ジークフリートの全身に漲る殺意と闘志を見てジャンヌ・オルタは愉快そうに笑う。

 >取り込んだファヴニールの因子がジークフリートという怨敵に恐れを抱いているというのと同時に今度は負けんと膨大な怒りと殺意を抱いているのがよく分かる。

 >並の英霊などでは容易くその波動に飲まれてしまうほどの純然たる狂気の波動。

 >然れどジャンヌ・オルタは其れすらも踏み潰し、己という自我を強く保つ。

 

「でもいいわ。この力が何処までの物なのか、あんたで試してあげる」

 

「ああ、良いだろう。ここで再度滅ぼしてくれる」

 

 >次瞬、吹き荒ぶ開戦の咆哮。

 >開幕から出し惜しみはなしだと放ったジークフリートの幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)をジャンヌ・オルタは悠然と同威力の煉獄の炎を以てして焼き尽くした。

 

 あ、これまずいな? このままじゃあジークフリートが負けるぞ。

 

 と言うのもですね、ジークフリートの宝具は連射性に富んだ宝具なんですけど、今のジャンヌ・オルタは多分それ以上ですね。何せジークフリートの宝具相手に彼女は宝具を使用せずに相殺してますし。

 

 これはまずい。

 

「アッハハハハハ──! そら、こういうのはどうかしら!」

 

 >大哄笑するジャンヌ・オルタが間髪入れずに先程と同威力の、されど数十程の煉獄の炎を圧縮した黒剣をジークフリートに殺到させる。

 

 ほらね? 仕方ない、一旦ジークフリートを助けます。多分、というかこれは確信に近いものですけどジャンヌ・オルタを倒すにはジークフリートは必要不可欠です。

 

 彼女を討ち滅ぼすにはジークフリートの宝具を何としてでも当てる必要があります。いや、より正確に言うのならジークフリートの剣を突き立てる必要があるというところでしょうね。

 

 というわけでジークフリートを連れて回避しましょう。

 

 >あなたはジークフリートの肩を掴むと同時に玉藻の前達がいる場所まで転移した。

 >次瞬、先程まであなた達がいた場所に大爆発が連続して引き起こる。

 

「すまない、助かった──」

 

「ハハハ──! まだよ、まだ私はこんなものじゃあない!」

 

 >ジークフリートがあなたに礼を言う前にジャンヌ・オルタが更なる攻撃を発動する。

 >空に浮かぶ数百の黒剣、そのどれもが先程の威力のものを優に超えていると確信させるには十分な熱量を放っていた。

 >そしてその黒剣は己が獲物を食い尽くさんと暴力的なまでの気配を携えてあなた達に襲いかかる。

 

「蜥蜴ごときが図に乗るでないわ」

 

 ふぁっ。

 

 >だが、同時にそれと全く同威力の炎と氷塊を玉藻の前は展開して射出する。

 >激突した瞬間、互いに爆発を引き起こし余波だけで思わず呻いてしまうほどの衝撃波があなた達を襲う。

 

 玉藻つっよ……! やっぱこいつ普通の玉藻じゃないぞ!? 

 

「ご主人様よ、下がっておれ。妾がアレの相手をしよう」

 

「はっ、上等じゃない! 塵すら残らず焼き尽くしてあげるわ」

 

「笑わせるなよ下郎。妾を焼き尽くすだと? 身の程を知れ……!」

 

 >ジャンヌ・オルタと玉藻の前、どちらも全身が総毛立つ程の殺意を迸らせて眼前の敵を焼き付くさんと尋常ならざる数の炎を殺到させる。

 >だが、何よりも恐ろしいのはあのジャンヌ・オルタは一秒ごとに己の限界を突破し続けている。

 >今でこそ玉藻の前が優勢ではあるがそれも次第に拮抗し、やがては追い抜かれてしまうだろう。

 >そう思えてしまうほどにジャンヌ・オルタというの存在の力の格が爆発的に跳ね上がり続けている。

 

 コレまずいなぁ!? 

 

 とりあえず今は玉藻が時間を稼いでくれる間に作戦会議のお時間です。ホモくんの手持ちやら現存しているサーヴァントを加味して速攻であの邪ンヌを討滅するチャートを組み立てる必要があります。私のおチャート様どこ……? 

 

 というわけでジークフリートを連れて立香ちゃん達の元に向かって作戦会議します。

 

 >あなた達は玉藻の前がジャンヌ・オルタを抑えている間に立香達のもとに駆け寄る。

 

「望幸、怪我はない!?」

 

「望幸さんご無事ですか!?」

 

 バッチェ平気ですよ! チャートは平気じゃないですけどね! (ヤケクソ)

 

 いや本当にどうしましょうか。多分ですけどあの邪ンヌにはただ攻撃するだけでは何も通用しない可能性が高いでしょうしね。聖杯による強化、ファヴニールという極上の完全なる竜種を取り込んだ事による強化に加えて、ティアマトと同ランクの自己改造を持つアレ相手にジークフリートの宝具や剣で刺し穿つ以外のまともな戦法は通用しないと考えた方がいいかもしれません。

 

 つまりは此方も何らかの方法を以て同じ土俵に上がる必要があります。そうでないと勝ち目はきっとない可能性が高いです。

 

 一応念の為ジークフリートにファヴニールの事について聞いてみましょう。もしかしたらそこに何かの突破法があるかもしれません。

 

 >あなたはジークフリートにファヴニールに何らかの弱点はあったかと聞いた。

 

「……いや、すまないがファヴニールにそういったものは存在しなかった。強いて言うなら圧倒的な力を持つが故に人間を判別出来なかったと言うのもあるが……彼女はそれを克服しているだろう」

 

 うせやろ? 弱点ないの? いや、竜種っていう弱点はあるでしょうけど。

 

「まて、竜殺し。ならお前はアレをどうやって倒した?」

 

 >当然の疑問をジークフリートにぶつけるアルトリア・オルタ。

 >確かに彼女の言うとおり、ジークフリートという英雄はファヴニールを倒したという実績を持つ。

 >なればこそ、そこに希望があるように思えた。

 

「その、すまない。俺はあの時の戦いのことをあまり覚えていないんだ。死力を振り絞り、限界の遥か先を超えてその果てに俺は自分でもどうやって勝ったのか分からない程の偶然の勝利を得たんだ」

 

 うーんこの何の為にもならない話よ。まあ、でも一つ分かったことはありますね。詰まるところジャンヌ・オルタに勝つには真っ向からぶっ潰すように力押しでなければ勝てないということです。

 

 さて、ならどういう風にいくべきか……。

 

 理想を言うならカーマとキアラで魅了コンボをかまして一時的に行動不能になった瞬間に立香とホモくんのガンドを二重掛けして動きを完全に止めてそこにアルトリア・オルタの宝具を放ち、彼女の周囲に存在するであろう魔力障壁をぶち破ってその隙に間髪入れずにジークフリートの宝具をぶちかます……と言ったところでしょう。

 

 けど、これを実行するには膨大な魔力が必要となります。多分カルデアの供給だけじゃあ間に合わない。玉藻が展開している宝具を以てしてギリギリと言ったところでしょう。

 

 けど、同時にこうも思うんですよねぇ。このゲームがそんな甘いはずがないって。あの邪ンヌが弱体無効を持っていたらこの作戦は一貫の終わりです。何せ作戦の根幹であるキアラとカーマの魅了が通らなくなる。

 

 そうなった場合、誰かが邪ンヌをその場に食い止める必要があります。

 

 その相手にキアラとカーマは適さないでしょう。なぜなら彼女達は回復しているとはいえ、あまりにも傷を負いすぎている。そして彼女達は種が割れている上に邪ンヌに惨敗している。ならばあの邪ンヌにぶつけても敗北する可能性が高い。

 

 かと言ってジャンヌをぶつけても駄目でしょうね。今の弱体化しているジャンヌでは多分数秒しか持たない。例え宝具を発動したとしても馬鹿げた火力を誇る邪ンヌ相手では旗の耐久が秒で溶ける。

 

 マシュは論外です。彼女には立香を守るという大役があります。それは同時にジャンヌにも言えることですが。

 

 不味いですね。これは非常に不味い。どうすれば邪ンヌを倒せる? 今のホモくんの手持ちで──? 

 

 うん? これ、()()()()()()()()()()()()()()? 

 

 今のホモくんの手持ちにはこの特異点に来てから一度も使わなかった身代わり人形があります。そしてこの場に展開されている玉藻の宝具。それと()()()()()()()()()()()()()

 

 ……よし、決まりました。こんな序盤で使うつもりは一切ありませんでしたが、キアラとカーマの魅了が通じなければこちらも切り札の一つを切ります。

 

 多分、そちらの方が時間短縮にもなるでしょうが、同時に多大なデメリットも存在します。ですが、ここはやるべきです。いや、やらなければなりませんね。だってこれRTAですし。

 

 ま、魅了が通じさえすれば使わなくて済むんで良いんですけどね。

 

 さて、取り敢えずは今思いついた作戦を切り札のことを伏せて立香ちゃん達に話しましょう。

 

 >あなたはジャンヌ・オルタを打倒するために考えた作戦を立香達に話した。

 

「そうですね、多分それしか彼女に打ち勝つ方法はないかと」

 

「ええ、私がやる事は彼女を堕落させればいいと言うことですね? 上等じゃないですか、それでこそ私の領分というものです」

 

「それじゃあ私とジャンヌさんは先輩達をジャンヌ・オルタさんからの攻撃から守ればいいんですね。了解です、このマシュ・キリエライト。命に変えても守ってみせます!」

 

「ええ、そうですね。貴方達は私達が傷一つつけさせません」

 

「私が露払いをせねばならんと言うのが正直気に食わんが……まあいい。貴様の決めたことだ。私はそれに従おう」

 

「はは、随分と大役を任されてしまったな。だが、その期待には必ず答えてみせるとも。ああ、竜殺しの名にかけて必ずな」

 

 >あなたの考えに皆が賛同し、誰も彼もが己が成すべき事を覚悟を持って事に挑む。

 >されどただ一人と一匹の獣だけが不安そうにあなたを見つめていた。

 

「ねえ、望幸……。それ大丈夫なんだよね?」

 

「フォウ、フォーウ……」

 

 >フォウが心配するようにあなたに擦寄る。

 >そんなフォウをあなたは安心させるようにわしわしと撫で付ける。

 

 大丈夫だって、安心しろよ。成功すれば全てが上手くいきますしね! だから、ほらほらそんな泣きそうな顔しないでくれよな〜頼むよ〜。

 

 >あなたは立香にただ一言大丈夫だと言う。

 >けれど立香はそれでも不安そうな顔であなたを見つめる。

 

「本当に? だって今の望幸、とっても怖い顔してるよ?」

 

 これだからこの人間は……。

 

 こういった時に妙に鋭いんですよね立香ちゃんは。ええ、どの周回でもそうでした。それが少々面倒なところでもありますが、そこが彼女のいいところでもありますからね。そんな彼女だからこそビーストIVであるキャスパリーグが懐いたんでしょうけど。

 

 >あなたは再度立香に大丈夫だと言う。

 

 さて念には念を押して言いましたし、これで大丈夫でしょう(慢心) 

 

 駄目なら駄目で後でフォローすればいいので構いませんし、失敗したら再走するだけだしな! 

 

 というわけで玉藻と交代でーす! ぶっちゃけた話、ホモくんが切り札を切る前に玉藻がやられてしまったらどう足掻いても勝てなくなっちゃうので急いで後ろに下げる必要があります。

 

 >あなた達はサーヴァント達と共に玉藻の前が必死に抑えているジャンヌ・オルタとの戦いに身を投じた。

 

「ハハハッ! こんなものですか!?」

 

「ぐっ……調子に乗りおって……!」

 

 >既に玉藻の前とジャンヌ・オルタとの力関係は逆転し始めており、玉藻の前が押され始めていた。

 >ジャンヌ・オルタが放つのは最早当初の頃とは比較にならぬ黒剣の暴威だ。

 >数千にも及ぶ黒剣弾雨、そのどれもが街一つ軽く灰燼へと帰せる程の熱量を放つ。

 >それに対して玉藻の前は体に無数の傷を負いながらも、されど決して後ろにいる守るべき存在の為に一歩も引かず、決して黒剣の雨を通しはしなかった。

 

 ちょっと待って。突っ込みたいことは山ほどありますけど、邪ンヌの強化幅がおかしい事になってるんですけど!? 

 

 ええい、ですがこの際構っていられません! 玉藻を後ろに飛ばします! ここで死なれたら本当に困りますんで! 

 

 >あなたは玉藻の前の横に立つと彼女を労わるように良く頑張ったと告げて彼女を遥か後方に転移させるために呪術を起動させる。

 

「待って、待ってくださいご主人様──」

 

 >玉藻が何か言う前にあなたは玉藻を問答無用で転移させる。

 >そしてそれは同時にあなたを守っていた盾がなくなることを意味していた。

 >あなたに向けて襲いかかる数千の黒剣弾雨。

 

 よーし、まずは一つ目の切り札です。ホモくんのHPを大幅に魔力に変換します。そして同時にこちらに向かって襲いかかる黒剣の全てに置換呪術を仕掛けます。ええ、要は豊潤な魔力で本来触らなければいけないという制約を省略して目に映る全ての黒剣を遥か遠くに置換するのです。減ったHPは玉藻の宝具が展開されてる限り回復するので問題ありません。

 

 >あなたはHPを大幅に削り、膨大な魔力を生み出した。

 >そして襲いかかる黒剣の全てを遠く離れた場所に転移させた。

 >遅れて極大の爆発が引き起こる。

 >あまりの破壊力に地面が揺れ、破滅的な衝撃波と爆風が襲いかかる。

 

──我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)!」

 

 >だがそれはジャンヌ・ダルクの宝具によって完全に防がれる。

 >神の御業を体現する聖なるベールはそよ風一つすら通さない。

 >そしてその一撃目を防ぐと同時にキアラとカーマが同時に飛び出す。

 

「行きますよカーマ!」

 

「はっ、合わせなさいよキアラ!」

 

「へえ、いいじゃないやってみなさいよ。そらやれ、今やれ。やらなきゃあんたらはここで死ぬだけよ?」

 

 >ジャンヌ・オルタが指を鳴らすと共に先程同じ数千の黒剣が空に展開される。

 >それを放たれればキアラとカーマは一瞬で塵になるだろう。

 >されど彼女達は後ろにいるマスターを信頼している。

 >故に彼女達は迷わず突き進む。

 >そして黒剣の雨が放たれた。

 

 はい、もっかい転移な! でもこれ以上はさすがにキツイ! なので上手く魅了が入ってくれることをお祈りしましょう。

 

 RTA走者の祈祷力が試されますねクォレハ……。

 

 >蹂躙せんと放たれるそれは彼女達のマスターであるあなたが置換呪術を再度発動させ、遥か後方に転移させる。

 >多大な生命力を一気に消費したあなたはぐらりとふらついて地面に膝をつく。

 

 ぬぐっ……やっぱり連続発動はかなりホモくんに負担をかけてしまいますね。とは言え、二射目も完全に防ぎ切りました。

 

 勝負はここからです。

 

──人に三魂七魄(さんこんしちはく)あり。すなわち十種の神宝なり。汝、己が仏性を悟らんとするなら、内なる悪を見据え、もって涅槃(ねはん)に至るべし

 

──さあ、情欲の矢を放ちましょう。もはや私に身体はなく、すべては繋がり虚空と果てる! 永久に揺蕩え、愛の星海

 

 >キアラはカーマのサポートに全力に徹するために真言を唱え、カーマは全身の魔力を振り絞り正真正銘最後の宝具を解放する。

 

──オン アビラウンケン ソワカ!

 

──恋もて焦がすは愛ゆえなり(サンサーラ・カーマ)

 

「ハハハッ! いいじゃない!」

 

 >キアラの真言がジャンヌ・オルタの弱体耐性を下げて、カーマの『身体無き者』『惑わす者』としての性質が強く表れた宝具がダメージは入らずとも確かにジャンヌ・オルタを蕩かして魅了する。

 

 よっしゃあ! 魅了入りましたね! 

 

 オラ行くぞ立香ちゃん! 

 

 >あなたと立香は熱に浮かされたように潤んだ瞳で棒立ちしているジャンヌ・オルタに対して同時にガンドを発動させ、更に強く彼女という存在を縛りつける。

 

「──ガンド!」

 

「ぐぁっ……」

 

 拘束OK! 

 アルトリア・オルタの宝具発動オナシャス! 

 

「ああ、任せろ望幸」

 

 >あなたの呼び掛けに答えるようにアルトリア・オルタは周囲に満ちている魔力を吸い尽くして聖剣に込めていく。

 >そしてジャンヌ・オルタの周囲に渦巻く魔力障壁をぶち破らんと黒き極光がジャンヌ・オルタへと放たれる。

 

──約束された勝利の剣(エクスカリバーモルガン)!」

 

 >地を砕きながら突き進む破滅の極光は確かにジャンヌ・オルタの魔力障壁に罅を入れ、そして粉々に砕け散らした。

 

 よし、立香ちゃん今です! ジークフリートに令呪を切って! 

 

「ジークフリートに令呪を持って命ずる! 竜殺しの伝説を果たして見せて!」

 

「──ああ、この名にかけて果たして見せよう」

 

 >ジークフリートが正面に構えたバルムンクから莫大な量の蒼き光が零れ、天を貫かんばかりの極光が出現する。

 >それはかの竜を殺しせしめた竜殺しの一撃。

 >竜という種に対して絶大な威力を誇る竜殺しの魔剣。

 >その名を──

 

──幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)

 

 >令呪と玉藻の前の宝具とカルデアからの魔力供給による贅潤な魔力供給、そして真エーテルによって限界まで高められた蒼き竜殺しの光が未だ身動きの取れぬジャンヌ・オルタを飲み込んだ。

 

 よっしゃあ! 作戦成功です! これなら流石の邪ンヌも沈んだでしょ──

 

 >しかしその未だ衰えぬ蒼き光をぶち破り、無数の煉獄の黒剣がキアラとカーマの霊核を刺し貫き、打ち砕いた。

 

「そんな……」

 

「嘘……でしょ……?」

 

 >突き刺された急所から命の源である血を噴き出すと目から急速に光が消え、彼女達の体が黄金の粒子となって消える。

 >打ち消された蒼き光の中から確かに傷を負ってるジャンヌ・オルタが現れた。

 >だがその傷も竜種の再生能力、そして聖杯からの無尽蔵の魔力供給によって癒えていく。

 

 うそやん(絶望)

 

「そんな馬鹿な!? あれほどの宝具を連続で食らって無事でいられるはずがない!」

 

「確かに痛かったわ。事実、一瞬死にかけましたし。ええ、ですがそれで?」

 

 >策に策を弄して弱点すらついた渾身の一撃を食らってもなおジャンヌ・オルタはそれがどうかしたのか嗤う。

 >確かに弱点をついた、互いを信頼し、後続へとバトンを繋いで与えた一撃だったのだろう。

 >事実その一撃にジャンヌ・オルタの霊核は揺らいだ。

 >だが、それだけだ。

 >その程度ではジャンヌ・オルタを打ち倒すにはまるで足りない。

 

「弱点をつく? 生前の死因? はっ、そんな事実──」

 

 >嗤う、嗤う。

 >ジャンヌ・オルタはあなた達の決死の努力を尊いとそう思いながらもそれだけでは私は倒しきれると思うなと大哄笑を上げる。

 

「──踏み潰して超越してしまえばいいだけの事よ!」

 

 >破綻した理論、彼女が言っていることはとどのつまり生前の死因による弱点など気合いなどという曖昧なもので覆してしまえばといいと言う子供ですら言わない馬鹿げた理論だ。

 

「だって、ねえ? そうでしょう望幸。それはあんたの得意分野じゃない。だからそう、きっと今の状況だって覆せる切り札があるのでしょう?」

 

 >そう言ってジャンヌ・オルタは恍惚とした瞳で、熱に浮かされたような瞳で、愛おしい者をみるような瞳で、大切な財宝をみるような瞳であなたを見据える。

>彼女はあなたがここから覆せる何かを持っているともはや妄執と狂気に満ちた領域で信じて疑わない。

 

 ……仕方ありませんね。ここでオリチャー発動します。こっちも邪ンヌに対抗するための切り札を使わせてもらいましょう。

 

 >あなたは手に持つ刻印を刻んだ魔石に対して置換呪術を発動させた。

 >そしてあなたの手に現れたのは聖杯とあなたの持ち物の一つである身代わり人形だった。

 

 ──数ある切り札の一つを見せてやろうじゃないか。なあ、ジャンヌ・オルタ?

 




これでまだ序盤のボスという。終局とかどうなるんですかねこれ(他人事)
まあ何とかなるやろ(魔法の言葉)
それとなんかもうトンチキ地味てきたけどまあいいです。そして次回ついにホモくんもはっちゃける。皆のSAN値は直葬される。

えっ、今までのはオリチャーじゃなかったのかって?なんのこったよ(すっとぼけ)

ジャンヌ・オルタは何を考えてこんな事をしているのか。それはオルレアンが終わったら明らかになります。

そんなことを言い残して失踪します


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竜の魔女との一騎打ち

最初期の頃のように更新頻度を戻したい所と思ったところで初投稿です。



 今も尚、爆発的に跳ね上がり続けているジャンヌ・オルタの暴力的なまでの魔力と力の気配に星崎望幸は決して臆することなく、彼女を対面する。

 

「ああ、そうだとも。お前の言う通り切り札ならある。故に──」

 

 置換呪術を行使したことにより望幸の両手に聖杯と彼が作りあげた身代わりの人形が顕現する。無論、その手に持つ聖杯はジャンヌ・オルタが今手に持っている聖杯などではなく、彼等が最初の特異点で手に入れた大聖杯そのものだった。

 

「──数ある切り札の一つを見せてやろうじゃないか。なあ、ジャンヌ・オルタ?」

 

 瞬間、普段の望幸からは考えられぬほどの殺意が迸る。それは彼より圧倒的に強いはずのジャンヌ・オルタですら全身が総毛立つ程の殺意の奔流だった。

 

 彼は一体何をするつもりなのか──? 

 

 誰しもが疑問を深める中、2つの聖杯が揃ったことにより奇跡的に空間が安定したのか、立香達とカルデアの通信が繋がった。

 

『よかった、繋がった! マシュ、立香ちゃん、望幸くん生きてるかい!?』

 

「ドクター!」

 

 慌てたようなロマニの声。それだけでカルデアでも異常事態が起きたのが容易く察せられる。

 

『ごめん、色々と言いたいことはあるけれど手短に言うよ。どうやってかは分からないけど君達のところに回収したはずの大聖杯が転移させられた!』

 

 焦燥した様子でそう言うロマニ。それがどれだけ不味いことなのか、そして同時にどれだけ異常な出来事なのかを魔術に触れてまだ日の浅い立香は真に理解することは出来なかった。

 

 故に彼女は今起きていることをありのままに伝えた。

 

「それなら望幸が今手に持ってるけど……」

 

『どうやって!?』

 

「えっと、置換……魔術? っていうのを使ったんじゃないの?」

 

『ありえない! そんなことが有り得ていいはずがない! だって、今はレイシフト中だぞ!?』

 

 魔術について詳しいロマニだからこそ、望幸が成し遂げた異常性に気がついた。また、それ故に激しく混乱し始める。それもそうだろう、確かに置換魔術というものは手元のものを入れ替えて遠くから物を引っ張ってくることは出来る。

 

 ああ、だがしかし──

 

『君達は今過去に逆行しているんだぞ!? それを現代のカルデアから引っ張り出してくるなんてそれこそ魔法に──いや、単独でレイシフト出来るほどの力量がなければ不可能だ!』

 

 正しくそれはロマニの言う通りだった。

 

 レイシフトによって過去に逆行している望幸が、仮に何かのアイテムをカルデアから引き寄せるにはカルデアのレイシフトと同じ様な事をしなければならない。だが、そのレイシフトは数多の魔術師や優れた技術家がいて漸く成り立つ魔術だ。それも場合によっては失敗する可能性も多分に含む。

 

 だと言うのに彼は単独でそれを成し遂げた。詰まるところ──

 

 ──彼は単独でレイシフト出来るという事に他ならない。

 

 それは有り得ていいことではない。現代の一介の魔術師にしか過ぎない彼がそんな偉業を成し遂げていいわけが無いのだ。

 

 その事実に混乱するロマニを他所に珍しく焦った様子のダ・ヴィンチに通信が切り替わった。

 

『立香ちゃん聞きたいんだけど望幸くんは大聖杯の他に何を持ってる!?』

 

「えと人形……?」

 

『ああっクソっ! 悪い予感が的中してしまった! 彼があの人形を新しく作成していたところを見ていたというのに、あの人形の持つ効果を知っていたというのに!』

 

 ダ・ヴィンチは激しく後悔する。何故なら彼はその聡明なる頭脳で気づいてしまったのだ。もはやカルデアの計測器では碌に観測できなくなったジャンヌ・オルタという特級の怪物相手に全員が疲弊しているこの絶望的な状況下で彼が、望幸がその絶望を覆す為にイカれた行動をしようとしていることに。

 

『立香ちゃん今すぐ望幸くんを止めるんだ! なんだっていい! 殴ってでも彼がしようとしていることを妨害するんだ! 放っておけば彼は──』

 

 ダ・ヴィンチだけが気がつくことが出来た。やってしまえばもう二度と取り返しのつかないことになることを。そしてそれを立香達に伝える前に──

 

「──術式起動『肉体置換』」

 

 ──望幸が術式を起動させてしまった。

 

『──人として破綻してしまう!』

 

 次瞬、彼の手に持っていた大聖杯がどす黒い光となり、その光の粒子が彼の心臓へと吸い込まれる。そして次に起きたのは彼の手に持つ人形が木っ端微塵に弾け飛んだ。まるでその様は望幸が本来辿るべき結末を肩代わりしたようだった。

 

 そして異変はそれだけに収まらない。彼の澄んだ蒼い空のような美しかった蒼い虹彩は血と臓物をぶちまけたような極彩色の赤に変わり、白かった強膜は光すら反射しないほどの闇のような黒に染まる。

 

 それと同時に一瞬にして莫大な魔力を注ぎ込まれた彼の魔術回路が暴走する。全身の至る所に赤い紋様が走り、まるでその回路はどこか歪な魔術陣のような形を取っていく。

 

 そして聖杯が本来持っていたそれ一つで特異点を作り上げるほどの膨大な魔力が、星崎望幸という存在に牙を剥く。

 

 コップが大海を収めきれないように、無理に入れてしまえば器に罅が入り、砕けてしまうように、彼の肉体の至る所が拉げ、捻じ曲がり、断裂し、砕かれる。辺りに夥しい血をぶちまけながらも彼は苦悶の声一つ漏らさない。それどころか逆に彼の暴走する魔術回路を掌握し始め、全身に作り出される傷をその聖杯の魔力を使った治癒魔術で強引に治していく。だが、その程度で聖杯の魔力が収まりきる訳がなく、治した傍から彼の肉体が弾け始める。

 

 ──故に彼は更なる魔術の行使を行う。

 

「──術式起動『魂魄置換』並びに再度『肉体置換』」

 

 彼が今やっている事はジャンヌ・オルタがやった自己変生そのものだ。彼女は聖杯の力と自身のスキルである自己改造を用いてファヴニールという完全なる竜種を取り込み新たに自己変生した。

 

 それと同じように彼がやっているのは大聖杯そのものを取り込み、その力と彼の本領である呪術が最も得意とする肉体を素材にして組みかえるという事象で新しく()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 聖杯の魔力に耐えられないのであれば耐えられるように作り替えてしまえばいい、魂が砕かれるというのであればその魂を補強してしまえばいいと、とち狂った理論でそれを実行する。

 

「やめろ望幸! そんな事をすれば貴様は死んでしまうんだぞ!?」

 

 失敗すれば当然の事だが死んでしまう。当たり前の事実に彼のサーヴァントであるアルトリア・オルタは止めにかかる。だが──

 

「クソッ! 頼む、やめてくれ! もう貴様を、あなたを失いたくないんだ! あの時のような絶望を私は味わいたくない!」

 

 ──彼の周囲に渦巻く膨大な魔力が障壁となり、アルトリア・オルタを近づけさせない。

 

 アルトリア・オルタは必死に、狂乱したように発生した魔力障壁に向けて聖剣を振るう。だが、悲しいことに傷の一つも付けることが出来ない。そしてまた、アルトリア・オルタの悲痛な叫びも今の望幸に届くことは決してなかった。

 

「ジャンヌ・オルタはそれを成し遂げた。ならば俺に出来ない道理は無い」

 

 あいつに出来たのなら俺にもできるのだと巫山戯た理論を掲げながら人の身では聖杯の欠片を取り込むことですら死に値するというのに彼はそれを丸ごと取り込み続ける。問題が起きた部位からその都度修正し、再度作り直す。

 

 そんな無数の自己変生と共に遂に彼はそれを成し遂げた(人として破綻した)

 

「これで同じ土俵だぞジャンヌ・オルタ」

 

 そう言って望幸はその身からもう一つの特異点とも錯覚させる程の強大な魔力を滾らせ、ジャンヌ・オルタの方へと歩み寄る。

 

 迸る闘志と殺意を抑えもせずにジャンヌ・オルタと対峙する。そしてまた、それを浴びたジャンヌ・オルタも歪な笑みを浮かべ望幸と同じように莫大な闘志と殺意をぶつけ合う。

 

「さあ、私を倒してみろ。望幸ィィイッ──!」

 

 次瞬、轟き荒ぶ開戦の号砲──己の悲願を叶えんと謳いあげながら黒剣を振るうジャンヌ・オルタに、望幸は粛然と己の獲物である二振りの剣を抜き放つ。

 

「ァァアアア、ハハハハハハ───!」

 

 激突する両者の剣が絶大な衝撃波を発生させる。その余波だけで薄氷が割れるように砕け散る大地と空間。全身から煉獄の炎を振り撒いて、喜悦と狂気に歪んだ大哄笑をジャンヌ・オルタは上げる。

 

 撒き散らされる煉獄の炎は次第に無数の黒剣と変貌していく。玉藻と戦った際の出力さえ、有り得ないほどの速度で一秒ごとに超え続ける。

 

 常に進化し続けることによって発生する全身を駆け巡る万能感。

 

 それがジャンヌ・オルタの脳髄を蕩かす。滂沱の涙を流してしまいそうな程の溢れ出す感動に包まれながらも、上空へとノーモーションで転移し、当たり前のように空間に立つ望幸を見上げる。

 

 彼は己の腕を敢えて中途半端にテクスチャの狭間に置換する。それによって本来ならば有り得てはいけない事象が起きることにより、彼の腕から破壊の振動が引き起こり始める。

 

 増幅と反発、それを毎秒数百万と馬鹿げた回数で繰り返し、あまつさえその振動を束ねるという物理法則を無視した技を発動させた。

 

 地震のエネルギー量に匹敵する無色の破壊光がジャンヌ・オルタを粉砕せんと迫り、彼女もまた全力以上の全力を魂を燃やして絞り出し、大地を砕いて空へと飛翔する。

 

「いい、いい、いい、いい! 最高じゃない! 私はこんな夢の様なことを求めていたのよ!」

 

 放たれるは数千を超える黒剣弾雨と直径にして100mは優に超える極大の煉獄の火球。対象を穴だらけにした上で更に灰すら残らず焼き尽くす気なのか。ソドムとゴモラの破壊に等しい暴虐の具現の前に、逃れる場所など存在しない。

 

 否、回避が出来たところで避けてしまえば後ろにいる立香達を巻き込んでしまう。何せ今の彼女の放つ攻撃はそれ一つ一つが大軍規模の威力を誇る。

 

 故に、避けるなど愚策も愚策。

 

 真っ向から消し飛ばすのみと彼も魂を轟と燃やし始める。

 

「消し潰す──!」

 

 空間をも揺るがす大激震──増幅と反発を繰り続けた果てに放たれる魔震が、数千を超える飽和攻撃を真っ向から消滅させていた。

 

 加えてもはや千里眼じみた観察眼で立香達と自分に直撃する黒剣のみを見抜き、無駄なくそれらを消滅させながら前へ前へと突き進む。彼の進撃は止まらない。

 

 そして焼き尽くさんと空から墜ちてくる煉獄の火球を彼はたった一刀のもとに斬り捨て消滅させた。

 

 ──実体なきものが斬れぬと? 

 

 笑わせるな、斬れぬと思うから斬れんのだ。そこに実在するというのであれば森羅万象総じて斬れるのだと彼は信じて疑わず。そしてまたその馬鹿げた思考が彼という存在の格を爆発的に跳ね上げ続ける。

 

 まるで慣れているかのように実体なきものを斬り伏せ、超高速でジャンヌ・オルタに向けて疾走する。

 

 そして再度激突するジャンヌ・オルタと望幸。

 

 力に技に経験、執念。あらゆる要素を総動員させ戦闘力をぶつけ合い、破綻者達は火花を散らして殺意と殺意を応酬させる。

 

「ハハハハッ──! やるじゃない! 炎を斬って消滅させるなんてあんたイカれてるんじゃないの!?」

 

「お前が言うなよジャンヌ・オルタ」

 

 繰り返してきた世界の中であのような攻撃は何度もあった。そしてその度に何度も死に絶えながら知恵を振り絞り、最終的には踏み潰したのが彼という存在だ。積み重ねてきた戦闘経験の密度が違う、質が違う、桁が違う。

 

 例えジャンヌ・オルタが彼と同じ鉄火場を経験しようとも、サーヴァント、更にいえばビーストやハイサーヴァントなどの格上達と死闘を演じた経験値だけはどう足掻いても敵わない。

 

 己の願いの為に世界を幾度もやり直して駆け抜け続けた彼の歴史と研鑽は、どれだけ摩耗しても劣化する事など何一つとして有り得はしない。

 

 寧ろこの戦いも己の糧とし、爆発的に膨れ上がり続けるジャンヌ・オルタという存在に凄まじい速度で追いすがり始める。

 

 そしてまた其れを斬り結ぶことでジャンヌ・オルタは理解し、それが嬉しくて堪らない。斬り結んで、破壊の振動を纏う刀で血肉を抉られ、煉獄の炎で灼きながら歓喜に縺れる舌を動かす。

 

「ああ、そうよね。あんたはそう言う存在だもの」

 

 一度そうだと決めたら全てを捩じ伏せてでも邁進する彼の瞳の輝きがジャンヌ・オルタという存在を一心に映し続ける事に喜悦が止まらない。

 

「けど今は、今だけは私だけを映しなさい。決して余所見なんてさせないんだから──!」

 

「戯けた事を抜かすなよ。ジャンヌ・オルタ」

 

 狂喜に乱れるジャンヌ・オルタを冷ややかに見つめながら、然れど彼女の言うとおり彼女だけをその瞳に映し続けて彼は得物を殺意を以て振るう。

 

 だがそれはジャンヌ・オルタの狂喜に溢れる狂乱に火を注ぐ。焦がれに焦がれた存在から敵意と殺意、そして薄らと彼の中で揺らぐ反吐の出るような慈愛を機敏に感じ取り、ジャンヌ・オルタの内に存在する憎悪の炎が更に莫大な勢いで膨れ上がる。

 

「ハハハハッ──!」

 

 猛り狂った狂笑を上げながらジャンヌ・オルタの振るう剣速はもはや捉えることすら出来ぬ領域にまで到達しはじめる。振るう剣速に音が追いついて来れず、遅れて響き渡り続けるほどの速度。

 

 ──だというのに彼はその全てを的確に撃ち落とし、更には反撃だと二振りの剣を空に走らせ、ジャンヌ・オルタの血肉を抉り、滾る生命を削ぎ落とす。それによってジャンヌ・オルタから溢れ出した血が彼を濡らしていく。

 

 無論、ジャンヌ・オルタとてやられっぱなしな訳でもなく、跳ね上がり続ける彼の力に応じて出力を上昇させる。彼女の生来の負けん気の強さのみで壁を軽く超えてみせるが、今回ばかりは相手が最悪だった。

 

 何せ相手は彼──ジャンヌ・オルタが焦がれてやまない存在にしてぶっちぎりの破綻者だ。

 

 同じことが出来ない道理はなく、それどころかジャンヌ・オルタが壁を一つ超える度に彼は二段、三段飛ばしで壁を乗り越えていく。それ故にジャンヌ・オルタと彼の力量の差はいつ抜かれても可笑しくない状況に陥っていた。

 

 力には力で、技には技で。切り札を新たに生み出せば、彼も即座に対応した上にそれを起爆剤として更なる領域へと駆け上がり続ける。それに加えて彼の膨大な戦闘経験が幅を利かせているからこそ、ジャンヌ・オルタが押され始めているのだ。

 

 神造兵器を余りに長く保有しすぎたがために女神に成り果てた者との死闘。並びに、神霊に匹敵する存在を無数に相手取りなおかつその親玉であるビーストとの殺し合い。これに加えて様々な強者達と戦いに戦い続けた。そのどれもが容易だったことはなく、だからこそ経験としては極上だ。何かを成すと決めた彼がそんなものを無駄にするはずがない。

 

 故に彼という存在が格上との殺し合いに長けているのは、そういう事に他ならない。

 

 対して、ジャンヌ・オルタは英霊になって日が浅い。英霊として座に登録された彼女が経験を積むにはあまりにも時間が足りない。無論、彼と共に数多の死線や修羅場を潜り抜けては来たが、それは当然の事ながら彼にとっての一部でしかない。

 

 そして何よりも彼女がこの力を手にしたのが今回が初だと言うこと。いくらか調整はしてみたが、それでも未だに扱いきれない。故に彼女にとって最も足りない時間という点が、彼という存在の後塵を拝する結果に繋がっているのだ。

 

 けど、しかし──それがなんだと言う? 

 

「その程度で私が諦めるかァァッ──!」

 

 関係ないしどうでもいい。だって今、求めた夢が叶っているのだ。神なぞクソ喰らえと唾を吐くジャンヌ・オルタだが、それでも確かに奇跡は此処にあると信じて疑わない。

 

 願って願って願って願って、狂おしいほど求め続けて、追いかけ続けて掴み取った奇跡の一瞬がこれなのだと理解している。協力してくれたサーヴァント達の想いを無駄にしないためにも、その程度のことで諦めて無駄にしていいはずがない。

 

 たとえ何かの間違いだとしても、願いに願ったこの大願が成就すると言うのならばどんな地獄でも喜んで突き進もう。

 

「そうよ、今こそ──」

 

 やるべき事はたった一つ。

 

「長い旅路に終止符を打ってみせる。私があんたの全てを塗り潰すんだッ!」

 

 己が魂へ刻み込まんとする宣誓と共に、彼女の内に潜む邪竜の力と彼女が所持している聖杯が共鳴し合う。

 

 鳴動する大気、空間すら歪ませる程の熱量を誇る煉獄の炎が波打ち流動し始めた。加えてその炎に溶け合うように猛毒が混ざり始める。赤く赤く燃え盛っていた炎はいっその事幻想的なまでに美しい紫水晶(アメジスト)の色へと変貌していく。そして恐ろしい事にその猛毒の炎はそこに存在するだけ空間すら殺していく。

 

 彼はその様を見て、呆れ、嘆息し、同時に赤く染まった瞳を万華鏡のような煌びやかなものへと変化させ、滅尽の意志でその瞳を染め上げる。

 

「離れろ立香。どうせ碌なことにはならないだろうからな」

 

 まるでこれから先に起こる事象を知っているかのような口振りで、2人が激突する前にジークフリート達によって待避させられていた立香に対して更に離れろと告げて彼は決着をつけるべくジャンヌ・オルタの方へと踏み出した。

 

 己の目的の邪魔となる一切合切全てを根こそぎ踏み潰すべく。

 

「「行くぞォォッ──!」」

 

 激突する臨界点を遥かに超えた言葉に出来ぬほどの激情。

 そして第一特異点の竜の魔女──ジャンヌ・オルタの本領がついにその牙を剥き始めた。

 




トンチキにはトンチキをぶつけんだよ!

伏線回収できたり、新たに撒けたりできたので僕、満足!(一本満足バー)
ちなみにホモくんが今回何をやったかと言うと自分の心臓に大聖杯を溶け込ませて生きる魔術炉心に変化させて、溢れる魔力を使って肉体と魂をその魔力に耐えきれるようにひとでなしとなりました。尚、大聖杯は過去に汚染されていたものとします。

次回で終わるといいなあ……って感じ。

なんでこんなトンチキ合戦してるんだろうとか思いつつこれにて失踪させていただきます。


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託し託された意志

次回で終わるといいなあと言ったな。あれは嘘だ。
コマンドーした所で初投稿です。


 ジャンヌ・オルタが吼えると同時に紫水晶色(アメジスト)の紫毒の業火が強大な竜へと形取り、周囲の空間を歪めて殺し尋常ならざる速度で彼を飲み込み腹に納めて、すかさず空へと飛翔する。

 

「──ッ」

 

 先程生み出した煉獄の火球を遥かに超える巨大な竜が殺意を持って空を泳ぎ出す。

 

 恐るべきはジャンヌ・オルタの適応力だろう。彼女はこの土壇場でそして尚且つ新しく手に入れた力さえも完全に掌握せしめた。故に先程までのジャンヌ・オルタとは比べ物にならぬ程により強く、より威烈な霊基へと変貌を遂げる。

 

 ファヴニールの力を完全に掌握しきった彼女は以前の時よりも出力も、効果範囲も、対応力の何もかもが桁違い。

 

 紫毒の業火を唸らせて彼を飲み込んだ竜ごと串刺しにせんと紫毒の業火を紫水晶色の剣へと凝縮して射出する。

 

「燃えて燃えて燃え尽きろォォッ!」

 

 そして今、紫毒の竜に飲み込まれた彼は現在進行形で破滅を味わい続けていた。彼女の憎悪と比例して跳ね上がり続ける熱量。灰すら焼き尽くさんと襲い来る熱波に触れるだけで死へと誘おうとしてくる猛毒。

 

 さらに当然の事ながら身動きが取れない状態の彼に牙を剥く紫毒の剣群が、何百という数を伴って常時射出され続けている。頭蓋に心臓に喉に目に、全身のあらゆる急所を目掛けて殺到する殺意の奔流。

 

 誰もがやり過ぎだと思わせるオーバーキルを行いながらも、ジャンヌ・オルタは何があってもその手を緩めるつもりは決して無かった。彼という存在を知っているが故にその様な愚挙は犯さない。

 

 ──だって、ああそうだろう? 

 

「あんたは絶対に諦めない」

 

 それこそが彼を現すただ一つの言葉。

 

「そうなったあんたは邪魔な障害も他者の想いも何もかもを捩じ伏せて止まらない私が焦がれた人なのだからッ!」

 

 だからこそ彼は──

 

「ハァァッ──!」

 

 ジャンヌ・オルタの想いも周囲の想いも何もかもを捩じ伏せてひた走る。ブレーキなぞとうの昔に壊れ、ハンドルは無くなった彼にできることはただアクセルを踏み続けることだけ。他者が何を思おうが関係ない。己の目標の為だけに彼は何もかもを破壊しながら突き進む。

 

 竜の腹を引き裂いて現れる彼の姿はもはや人とは言い難く、そしてまたその全身から溢れ出す破壊の振動が空間を揺るがし続けるその姿がより拍車をかけていた。

 

 そして轟く無色の破壊光。エミヤが作り出したロングソードに膨大な魔力と振動を込めて奔る刃がその刀身ごと空間を破壊する。

 

「カハッ──!」

 

 ロングソードを代償に振り抜かれた破壊の振動に壊せぬものなどなく。堅牢な鱗で包まれていたジャンヌ・オルタの体を空間ごと真っ二つに破壊する。

 

 腰から真っ二つにされたジャンヌ・オルタの断面から血と臓物の花が咲き乱れる──ものの。

 

「ア、ハハハ──! この程度で私が終わるかァァッ!」

 

 自身の中の()()()()()()()()()()()とともに完全にズレてしまう前にジャンヌ・オルタは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。まだ終われない、まだ目的を達成しきれていないと獰猛に笑いながら彼女は軽やかに戦闘を続行する。

 

 上空で身動きの取れない状態の彼を猛毒の業火で焼いたからと言ってそれがなんだと言うのだ。その程度で今の彼が死ぬものか。

 

 ああなった彼はその程度では止まらないと信じているからこそ、ジャンヌ・オルタはそれを見越した上で紫毒の剣を絶え間なく掃射し続けていた。

 

 そしてまた、彼女は更に限界を超え始めた。

 

 己の背中に生えた翼をはためかせて彼がいる空へと飛翔し、加えて弾丸の様な速度で彼に向けて殺到する紫毒の剣を踏みつけて更にその速度を上げ始めた。

 

 加速、加速加速加速──! 音速の壁なぞ優に超え、衝撃波を撒き散らしながら彼女は彼に接近する。

 相対する彼と比肩するべく、彼女もまた至高の領域へと到達して彼の下へと飛翔する。空間を捻じ曲げながら突き進むそれはもはや人間とは決して呼べない。ファヴニールすらも超越する彼女は更なる領域へいかんと無限の覚醒に手をかけ始める。

 

「私は必ずあんたという存在に届いてみせる!」

 

 その想いに比例するように彼女の攻撃速度が跳ね上がり始める。第一宇宙速度にすら届き始めた彼女の怒涛の連撃にさしもの彼も全てに対応出来ず両腕が切り落とされる。

 

 空を舞う両腕、もはや万事休すかと思われたが──

 

()()()()()()()()()()()()()

 

 彼女が放ち続けていた紫毒の剣の位置を的確に置換することによって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。仮止めするまち針のように紫毒の剣を利用し、聖杯の力を以って己の肉体に癒着させる。

 

 当然彼の体を致死の猛毒が蝕み始めるが、知ったことかどうでもいい。彼はただ滅尽の意志のみを灯らせてジャンヌ・オルタが覚醒したように、彼自身もまた更に己を超越し始める。

 

 先程までは二振りの剣の手数があったからこそ対応出来ていた。けれどその内の一振りは先程の攻撃に耐えられず壊れてしまった。ならばもう対応出来ないと? 

 

 否、それこそ否だと彼は常の無表情を崩して獰猛に嗤い始める。

 

 二振りの剣で対応出来ていたのであれば話は簡単、今までの倍の──否、十倍の速度で対応すればいいのだと巫山戯た発想とともに聖杯が其れを成し得る為だけの強化を施し始める。

 

 赤熱し始める魔術回路を赤く輝かせてその残光を残してジャンヌ・オルタを上回る勢いで加速していく。彼もまたあの程度で彼女が斃れる訳が無いと知っているからこそ、更なる迎撃行動へ移行している。

 

 不屈の闘志を輝かせながら人の身で神域へと踏み込み始めた彼は刀を神速で振るって振るって振るい尽くす。袈裟斬り、逆袈裟斬り、唐竹割り、右薙ぎ、左薙ぎ、逆風。

 

 ジャンヌ・オルタを両断せんとあらゆる経験を総動員して尋常ならざる速度で的確に斬り続ける。瞳に宿る滅尽の意志で彼女という存在を射抜く。

 

「ぐぅッ……!」

 

 そしてついに、無数の斬撃の果てに彼の攻撃がジャンヌ・オルタへと届いた。彼女の血肉を削り取る破壊の振動を纏った斬撃。その威力は彼女はおろか、自らも分解させられる程の威力を持って彼の斬撃が唸りを上げる。

 

 ──ああ、だがしかし。

 

 悲しいことにここで人と英霊の基礎ポテンシャルの違いが如実に現れてしまった。

 

 彼が刀を振るうよりも早く、彼の肉体がついに悲鳴を上げ始めた。彼の両腕の骨は粉々に砕け散り、肉はズタズタに断裂して噴水のように血をブチ撒ける。皮一枚でギリギリ繋がっているという惨状が彼の肉体に引き起こる。

 

「──計算を誤ったか……」

 

 如何に聖杯と呪術を以って肉体を改造したと言えど彼の元の肉体は脆弱な人の肉体であったことに変わりはない。要は早い話、彼のあまりにも速すぎる進化と成長に肉体の方が先に音を上げてしまったのだ。如何に強靭な精神を持つ彼であってもそれを動かす為の肉体がこうなってしまえばどうしようも無い。

 

 皮肉なことに彼にとって必要なのは肉体が精神に追いつくまでの時間という事だったのだ。

 

 そして当然、その隙をジャンヌ・オルタが見逃すわけもなく、彼の心臓目掛けてその鋭い竜爪を奔らせる。

 

 けれど、ああそうだとも──

 

「「させるかァァッ!」」

 

 ──彼は決して一人ではない。

 

 渾身の力を以ってジャンヌ・オルタの竜爪を上へと弾き飛ばすアルトリア・オルタ。続いて彼からジャンヌ・オルタを引き剥がすようにジークフリートが剣を振るってジャンヌ・オルタを吹き飛ばし、その隙にジャンヌが彼を守るために遠くに引き離す。今の一合でジャンヌ・オルタとの彼我の差を痛い程に理解したがそれでも尚彼女は、彼女達はジャンヌ・オルタという特級の存在に立ち向かう。

 

「へえ、やるっての?」

 

 それに対してジャンヌ・オルタは決して少なくない憤怒と憎悪をその身から零す。そしてそれに呼応するように彼女の周りに紫毒の業火が揺らめき出す。その業火の熱に当てられるだけでアルトリア・オルタ達は猛毒に汚染される。

 

 目や口などの身体中の穴から血を零して崩壊していく霊基に全身を激痛で苛まれながらも彼女達は決して彼の前から引こうとはしない。

 

「無論だ、私は望幸のサーヴァントだからな。今度こそあいつを一人で死なせやしない!」

 

「はっ、上等じゃない。けど、今のあんたらが私に相手に勝てるとでも思ってるの?」

 

 それは純然たる事実だ。今のジャンヌ・オルタ相手に彼女達は勝つことは決して出来ない。それは先程の一合で痛感している。

 

 ──しかしそれがなんだと言うのか。

 

 勝てないからと、負けてしまうからと言ってそれが立ち向かわない理由には決してなりはしない。

 

「今の貴様に勝つには今を生きる望幸に頼るしかない我が身がとてつもなく呪わしい。せめて望幸と共に戦えるほどの力があればと今ほど悔やんだことはない」

 

「けれどそれは私達が彼を一人で戦わせていい理由にはなりません!」

 

 例え数秒程度しか稼げなくとも、彼がその間に傷を少しでも癒せるというのであればその数秒に命を懸けてみせよう。

 

 そうさ、何故ならそれこそが──

 

「次代のために希望を残すのが英雄の役目だからだァァッ──!」

 

 ジークフリートはそう吼えて彼を守るために己の意志でその剣を振るう。猛毒に体を蝕まれて滅びゆく身体を鞭打って更に激しくさらに猛々しくジャンヌ・オルタに向けて斬撃を放つ。

 

 分かっている、分かっているとも。戦いに生きたジークフリートだからこそ、今のジャンヌ・オルタには絶対に敵わないということが。たとえ奇跡が起ころうが今の彼女はそれすらも超越して捩じ伏せられてしまうというのが。

 

 そんな彼女に勝てるのは正しく彼女と同じ、奇跡すらも超越できる存在である己のマスターしかいないのだと。

 

 悔しい、悔しくて悔しくて仕方がない。俺も彼等のようになれればとそう思いながらジークフリートは剣を我武者羅に振るう。

 

「ォォオオオオオッッ──!」

 

 その決死の猛攻をジャンヌ・オルタは涼しい顔で捌き切り、ぐらぐらと煮え滾る憎悪と憤怒を以てジークフリートの霊核を撃ち抜かんとその竜爪の一撃を奔らせる。

 

「ごはっ──!」

 

 だが、その一撃はジャンヌ・ダルクがその身を犠牲にすることで確かに防ぎきった。霊核が貫かれたことにより霊基が保てなくなる。

 

 されど胸へと突き刺さるジャンヌ・オルタの手を離すまいと口から大量の血を零しながらもがっちりと抱き抱える。

 

「今の、弱体化してしまった私にはせめてこれくらいしか出来ません。ですが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

「良くやったジャンヌ・ダルク!」

 

 ジャンヌ・ダルクがその身を賭して生み出したほんの僅かな隙を最大限に活用すべく、アルトリア・オルタは聖剣に周囲の魔力と己の魔力、そして己を構成する霊基をも注ぎ込んで最大最強の一撃を放つ。

 

──約束された勝利の剣(エクスカリバーモルガン)

 

 零距離で放たれた黒き極大の光がジャンヌ・ダルクごとジャンヌ・オルタを呑み込む。地を砕き、空間すらも湾曲させるほどの一撃を放った彼女の体はその反動に耐えきれずに消えていく。

 

 それでも彼女は全身が消えるその時まで宝具を放ち続ける。

 

 大切なマスターのために。これから傷ついてしまうことが分かっているからこそ、今は少しでもその傷を癒してもらうために全身全霊を注ぎ込む。

 

 そしてこの特異点が修復出来た暁には、ここに来る前に彼と約束した叶えて貰う願いは何にしようかとほんの些細な幸せを脳裏に浮かばせて──

 

「ァァアアアアッッ──!」

 

 ──残る霊基を全て魔力へと変換して己の宝具に注ぎ込む。

 

「ジーク……フリィィトォォッ!」

 

 消える直前に残されたジークフリートに全ての望みを託して彼女は消滅する。そしてまた、その想いを託されたジークフリートはその身に身震いしてしまう程の決意の炎を灯して己の宝具を大上段に構える。

 

──邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る

 

 そんなジークフリートにジャンヌ・オルタが生み出した紫毒の剣が無数に殺到する。やらせるものかと殺意を以て放たれるそれはジークフリートの霊核はおろか、全身のあらゆるところを串刺しにしていく。

 

 ──だが、それがなんだという。

 

 霊核が砕かれようが、全身を串刺しにされて致死の猛毒に侵されようがそんな事など、彼女達に託された想いに比べればなんということはない。

 

 全身に走る痛みを無視して、それどころか己の何もかもを代償にして本来であれば連射性に富む筈の宝具を、たった一撃に全てを注ぎ込む。

 

 魔力に命、そして覚悟と想いすらも注いで注いで注ぎ尽くして悪竜を殺す宝具を発動する。

 

 天に轟かせるほどの真エーテルの奔流。滅びの蒼き光がジャンヌ・オルタを照らす。当然そんな攻撃食らってやる義理などないと回避行動に移るが──

 

ガンド!

 

 ──その瞳に涙を浮かばせて、泣きそうな表情で此方を見つめる立香が震える身体を押さえ付けてジャンヌ・オルタに目掛けてガンドを放つ。

 

 ジャンヌ・オルタは彼女が震えて何も出来ないと踏んでいたからこそ予想外の一撃を放たれたことによりその回避行動は失敗に終わる。

 

 怖かっただろうに、恐ろしかっただろうに。それでもそんな心を押さえ付けて援護をしてくれた立香に対してジークフリートは感謝の念を送る。

 

 ──ありがとう、()()()()()()()()()

 

──幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)

 

 正真正銘、最後の一撃。あらゆるものを注ぎ込んだジークフリートという英雄を象徴する最強の宝具が滅びの光を伴って空間ごとジャンヌ・オルタを押し潰した。

 

 極大の爆発と共に空間をも揺るがす振動がこの固有結界の世界を満たす。

 

 けれど、それでも尚彼女は──

 

「──まだだァァッ!」

 

 またしても()()()()()()()()()()と共に爆炎の中から現れる。その身に無数の傷を負いながらも更にその強さは増していく。窮地に陥れば陥るほど、其れを打開するために彼女という存在はより強くなっていく。

 

 そんな姿を黒に染まりつつある視界の中で既に消えかかっているジークフリートは苦笑を浮かべる。これ程の覚悟を以てしても届かないのかと、そう思いながらも彼は既に次代に希望を残すための手は打っていた。

 

「マスター……。不甲斐ないことだが、俺はここで消える」

 

 もはや五感は死に絶え、何も聞こえないし、何も見えない。

 

 ──けれどそうだ、確かにこの魂が感じている。

 

「だからせめて、俺は君の未来の為に()()()()()()()()()()()

 

 ──己の後ろに立つ全て照らし灼き焦がす程の至高の光を。

 

 故にジークフリートは己の最も信頼するそんな彼の為に、絞りカスになってしまった残る自分の全てを宝具へと注ぎ込み彼に託す。

 

 英雄は光となって消滅する。されど、その後には必ず希望があるのだ。

 

「──ああ、お前達の意志は俺が引き継ごう」

 

 彼は地面に突き刺さるジークフリート達が託した意志を引き抜き、二振りの剣を構える。万華鏡のように煌びやかに光るその瞳はそれを手にした事で彼本来の何処までも透き通った蒼空を想起させる瞳へと変化する。

 

 想いを託し託され受け継いでいく尊き光。彼等の意志から感じる暖かな魔力を感じながら彼は更に竜へと近づき始めたジャンヌ・オルタと改めて相対する。

 

「──決着の時だ、ジャンヌ・オルタ。地獄の底に叩き落としてくれる」

 

「やってみろォォオ──!」

 

 彼等が決死の覚悟で稼いでくれた時間。その時間を一秒足りとも無駄にすることはなく、彼は己の肉体を精神と完全に同調させた。

 

 その身から滾る破滅的なまでの力と些細ではあるが、それでも何よりも暖かく尊い力。その二つを合わせて彼はジャンヌ・オルタと火花を散らせて激突する。

 

 ──託し託された想いを胸に彼等は駆け抜ける。

 




ブレイクゲージって所謂「まだだ!」なのでは?ボブは訝しんだ。

なんか色々とやってしまってますがネタは出し惜しみはするなと偉大なるオダセン聖も言ってるだえ。
なのでこれから先の展開も明日の自分がどうにかしてくれると信じましょう(丸投げ)

そんな話をしたところで失踪します。


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邪竜百年戦争終結

燃え尽きたぜ……真っ白にな……。
灰になったところで初投稿です。



 ジャンヌ・オルタへの死の宣告とともに彼は馬鹿げた速度で彼女へと肉薄する。それに対してジャンヌ・オルタは脳髄をぶち壊されたような歓喜の衝撃を感じるとともに戦闘空間全域を埋め尽くすほどの紫毒の業火を展開する。

 

 されど彼は止まらない。熱波を斬り捨て、猛毒を斬り捨て、業火を斬り捨ててただ愚直にジャンヌ・オルタのみをその蒼き瞳に捉えて突き進む。

 

 ──ああ、そうだ。その瞳だ。その瞳こそが私が焦がれて焦がれ尽くしていたものなのだ。

 

 そんな彼を今独占できているのは私しかいないのだという事実がジャンヌ・オルタの力の格を青天井に跳ね上がらせる。

 

 そして無論、そんな彼女を滅殺すべく彼も己が魂を熱く激しく輝かせて──

 

「「オオオオオオォォッッ──!」」

 

 後はもう言わずもがなと言うやつであろう。

 

 永続する進化と成長、そして覚醒。互いに願いを果たさんがために飽きることなくぶつかり合い、その度に彼等は新たな領域に至らんと限界突破を繰り返し続ける。

 

「───ッ」

 

 その破滅的な光景に立香はもう何も言えなかった。

 

 この特異点での幾度の戦いを経験した彼女でも二人の戦いから感じる衝撃の桁が違った。今まで争い事とは無縁の存在であった立香ですらはっきりと肌で感じる事が出来る殺意と闘志、そして燃焼している命。

 

 そしてジャンヌ・オルタは兎も角、立香にとって大切な幼馴染にして半身とも言える存在の彼は今、その存在が神域へと手を掛け始めていた。

 

 激突する度に大震する空間と焼き尽くされる大地。二人の死闘に巻き込まれたありとあらゆるもの全てが余波だけで崩壊していく。

 

 冗談でも比喩でもなく固有結界の世界が壊れかけていた。

 

 耐えられるのは今もまた進化と成長を繰り返し続ける破綻者である本人達だけ。彼らの闘いを支える世界の方がもはや限界に達している。もうやめてくれと、命乞いをするかのように世界は軋みをあげて断末魔を発しているが──

 

「まだだ、まだこの程度で斃れる事などありはしないッ──!」

 

 当然の様に彼等はお構い無しの躊躇なし。互いに互いしか眼中に在らず。1度決めたからこそ一切揺るがぬ破綻者達のイカれた意思のみで願いをその手に掴むまで彼等は朽ちず止まらず振り返らない。ただ未来のみを目指して踏破し続ける。

 

 その様を見て立香の中に生じた感情は恐怖──なんてものではなく、悔しさと自身に対する怒りのみであった。

 

 彼と一緒に戦うと言ったのに、皆に託されたと言うのに何なのだこの様は。指を銜えて闘いの余波から発生する衝撃からマシュに守られて、ただ大切な彼が命を燃やして戦っている様を安全な場所で見ているだけ。援護しようにも彼等の速度はもはや立香では捉えることが出来ず。だからこそ、何もしてやれることがない。

 

 ──悔しい、悔しい、悔しい! 

 

 血が滲むほど己の拳を強く握り、立香は自身の無力感に打ち震える。そんな彼女を慰めるようにフォウは彼女の肩に上り、流れる涙を舐めとる。

 

 そしてまたフォウもまた、その瞳に彼等の戦いをその魂に刻みつけるように瞬き一つせずに見つめ続ける。何故なら本能的に理解しているからだ。

 

 ──見逃すな、彼等の美しい魂の輝きを見逃しては決してならぬ。そうだ、だってそれこそが私が、私がやらねばならぬと思ったことなのだから。

 

 そして、そんな彼女と一匹の獣の想いを置き去りにして決戦は続行していく。

 

 即死しかねない致命傷を山ほど叩き込む二人の破綻者達。一人はこの程度で殺られるはずがないと盲目的に、狂信的に信頼しているから。一人は何もかもを踏み潰して踏破した終局の果てに求め続けた願いがあると信じて、必ず殺すと滅殺の意志を込めて咆哮する。

 

「──あぐッ」

 

 そしてまたそれによって徐々に徐々に。

 

「──カハッ」

 

 時間経過に伴って均衡が崩れ始めた。ようやく現れた明確な優劣の差、彼が本格的にジャンヌ・オルタを踏み潰しにかかった。

 

 何故彼が彼女を圧倒し始めたという理由については、別段特別なことは何もない。相性によるものだのそんなややこしいものなどではなく、シンプルな理屈のみが唯一の物差しとして君臨している。

 

 それはどちらがより強いかという、子供のようにシンプルな概念。

 

 より修練を積んできた側へと軍配が上がるというのが彼等にとっての勝利条件であり、そしてそれ故にジャンヌ・オルタは彼に敵わない。

 

 格上相手との戦闘経験という質の差に、繰り返し続けた戦いの数の差という量の問題が現れ始めている。

 

 本来であれば英霊と人間の基礎ポテンシャルの差によってその差を埋めれたのかもしれないが、ジークフリート達が決死の覚悟で時間を稼いでくれたお陰でもはや彼の肉体は英霊と比較しても何ら遜色のないものへと仕上がっている。

 

 虚空へ走る無数の斬撃。ジャンヌ・オルタを以てしても捌ききれない斬撃の雨が彼女の肉体を斬り裂いて、彼の体を赤く染めあげる。

 

 それに対してジャンヌ・オルタは歪な笑みを浮かべながらも吼える。

 

「まだよ、まだ私はッ──!」

 

「いいや、お前の滅びは既に観測でき(見え)た」

 

 そう言って蒼い瞳を輝かせながら更に彼は斬撃の速度を上げて滅殺せんと唸りを上げる。ジャンヌ・オルタが上の領域へと至る度に彼はさらにその上の領域へと加速度的に至り、その差は悲しい程に開き始める。

 

 何せ彼は彼女が焦がれてしまったぶっちぎりの破綻者。なればこそ、そういった事に関しては彼は圧倒的なまでに上に行く。故にもうあと一歩届かない。

 

 何とかすべしと気概を吼えても、当然彼も気概を吼えてその差を突き放していく。距離は一切縮まらぬまま、茨道をただ一人で踏破していく焦がれた彼の背を彼女は歯噛みするように睨む。

 

 ──認めない、認めたくない。彼を一人で突き進ませて堪るものか。そのために私はこのような賭けに出たのだから。

 

──全ての邪悪をここに

 

 そして遂に彼女は正真正銘、最後の一撃を繰り出すべくその身に莫大な魔力を集中させる。彼女の周囲に渦巻いていた紫毒の業火もあらゆる悪性の何もかもが彼女の身に飲み込まれていく。

 

 それを見て彼もまた同じように刀身に限界まで魔力を装填する。真エーテルにより蒼く光り輝くバルムンクと反対に終末の滅びの光のように紅く輝く刀。

 

──これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮

 

 渦巻く紫毒の業火と煌めく蒼き瞳。互いに互いを喰らうべく一切合切情け容赦のない破滅の一撃を放つ。

 

──吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロントメント・デュ・ヘイン)

 

 そして遂にジャンヌ・オルタが己の宝具を解放した。戦闘空間全域に広がる紫毒の業火とそして串刺しにせんと天から、大地から大量に生える致死の猛毒を含んだ紫水晶の煉獄の剣が、さながら審判の業火の如き様相を以て彼に襲いかかる。

 

 そしてそれに対して彼は回避するわけでも、防御するわけでもなく、身震いするほどの殲滅の炎を己の瞳に滾らせてその業火の中へと突き進む。

 

 紫毒の業火を斬り伏せ、天から襲いかかる煉獄の剣を撃ち落とし、大地から串刺しにせんと彼に目掛けて殺到する煉獄の剣を恐るべき威力を誇る震脚を以て全てを打ち砕く。

 

「ハ、ハハ」

 

 その姿があまりにも、そうあまりにも眩しくて。初めて会ったあの日と全く変わらない輝く光の意志を纏っているものだから。そしてそんな貴方だったからこそ──

 

「私は──」

 

 遂に彼女の渾身の宝具を突破されて、無数の斬撃が無防備な彼女を襲う。その体に致命傷を負って彼の全身に余すことなくその血飛沫をぶち撒ける。それでも彼女はただ良かったと安心したかのように穏やかな笑みを零した。

 

 もうぴくりとも動かぬ体を地に伏せて、地面を夥しい血で赤く染めあげながらもその胸中は穏やかさに満ちている。

 

 完全に凌駕された事実以上にその胸を埋めるのは協力してくれた者達への感謝とそして己の大願が最後の最後で完全に成就してくれた事による安堵だ。

 

 彼ならきっと私を踏破するのだろうと信じ続けていたからこそ、そしてその信頼通りに彼は私を踏破してくれた。それが何よりも嬉しくて、そしてだからこそ溢れる感謝が止まらない。

 

 この特異点での様々な出会いや自身の願いに賛同してくれた皆に、そして彼とまた会えて心底良かったと思う。

 

 結局こうして敗北してしまったのは悔しくもあるし、残念でもある。だがそれでも自分が考えつく限りの計画を立てて、そしてそれを達成することが出来た。例え、己の体を改造して真に竜になってしまおうともそれに対して悔いなどない。

 

 故にならばもう抵抗するなど無粋だろうと、今まで不屈の意思で立ち上がり続けた彼女は疲れたように全身の力を抜いた。

 

 全力をぶつけて、その上で踏破されたのであればもはや思い残すことも悔いもない。そう納得して、己が辿るべき末路へ視線を向ければ──。

 

 そこには己という邪竜の血で全身を濡らした、決して屈することの無い彼がその蒼い瞳で自分を見つめてくれていたのだから。

 

「ああ、そうね……やっぱり私は、貴方のことを──」

 

 ジークフリートから託されたバルムンクを振りかぶり、討つべき自分を見下ろす決意は微塵も揺らぐことはなく。

 

「──愛してるわ」

 

 さあ、来てくれと万感の想いを込めて告げた瞬間、竜殺しの光輝が墜落してきた。放たれるは、悪竜を殺した竜殺しを象徴する一撃。

 

 世界に轟く蒼き極光は竜の魔女を露と散らせ、激闘は終わる。されど、竜の魔女は消える直前に己は賭けに勝ったのだと不敵に笑う。

 

 様々な想いが交錯し、託し託されてきた尊き意志。きっとそれは彼等にとってかけがえのないものであり、魂の奥深くまで刻み込まれた愛すべき思い出となることだろう。

 

 斯くして第一特異点邪竜百年戦争オルレアンでの出来事は幕を閉じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 >あなたに三件の報告があります。

 >トロフィーを獲得しました。

 

 >邪竜百年戦争を終わらせた者

 >竜の魔女を超越せし者

 >邪竜を討滅せし者

 >限界を超えた者

 >スターチス

 

 >以上のトロフィーを獲得したことにより新たなるスキルを獲得しました。

 

 >不死の肉体

 >竜の魔女の呪い

 >竜の因子

 >毒耐性

 

 >特異点修復により以下のスキルが成長しました。

 >置換呪術D→置換呪術C+

 >治癒魔術C→治癒魔術B

 >神性E-→神性D

 

 >詳細は各自スキル欄をご覧ください。

 >報告を終了致します。




良い最終回だった……(自画自賛)

正直に告白すると当初はこんなトンチキ合戦するつもりはなかったんです。ただいくら序盤のボスと言えどさっくり殺られるのはなんか違うと思って書いてる内にトンチキ化しました。なんでこうなったし。
ちなみに今回のMVPは誰がなんと言おうと二人の戦いを支え続けた玉藻ちゃん。やっぱ良妻賢母は最高やな!

ここからは裏話ですけど邪ンヌの狙いはホモくんに不死性を付与することだったり。そのために竜の血に耐えられるだけの体になってもらわなければいけなかったので苦肉の策でホモくんが自己変生するのを待ってたとかなんとか。呪いはどっちの読みでしょうね。

一章を書き終えたので失踪します。


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オルレアン後の幕間1

オルレアン後の幕間書くのは初めてなので初投稿です。



 もはやRTAとはいったい……から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー! 

 

 えー前回も前々回もでしたけど散々奇声を上げちゃってごめんなさい。でもあんなことになるとか分かるわけねーだろ! いい加減にしろ! (逆ギレ)

 

 まあ、視聴者兄貴達の誰もが気になってると思う続行するのかという話ですが、結論から言いますと続けます。

 

 は? 

 

 と思われる兄貴達もいるでしょう。反対の立場なら私も言います。ですが、ちょっと待っていただきたい。兄貴達は前回の獲得スキルとスキルの成長率を見ましたか? 

 

 はい、端的に言って序盤で取っていいスキルではありませんし、スキルの成長率も異常です。ホモくんが邪ンヌと一騎打ちしたのもあるんでしょうが、それでも阿呆みたいな成長率を誇ってます。

 

 このゲームはご存知の通りスキルの成長率はマジで塩っぱいんですよね。だと言うのに前回の上がり幅は驚異の二段飛ばしですよ。置換呪術に限って言えば3段飛ばしですね。はっきり言って破格の上がり幅です。本来なら一段ずつ上がっていくのが普通で相当運が良ければ二段ですね。それなのに今回のスキルの成長率はどれも二段階以上すっ飛ばして上がってます。

 

 これは今までの試走の中でも終盤の方でしかお目にかかれないような上がり幅でしたね。ですので走り続けていれば高確率で実質最高クラスのA+++に到達する可能性もありますし、さらに運が良ければEXに届くかもしれません。

 

 これが一つ目の続行理由ですね。

 

 2つ目はあのスキル群です。とりあえず分かるスキルからざっと説明しますね。

 

『不死の肉体』ですけどこれは名前通りの効果ですね。ホモくんの耐久に大幅な補正が掛かります。ただ本来入手するには完全なる竜種の血を浴びる必要があります。なので本当でしたらもう一つのスキルである『悪竜現象』があってもおかしくは無いんですが、どうやらスキルの説明を見る限り邪ンヌと混ざったせいで『悪竜現象』は入手しませんでした。

 

 まあ、その分効果の方も落ちてるんですが、それでも通常プレイする分ならまず死にませんし、雑魚モブの不意打ち食らっても死ぬことはほぼ無いに等しいでしょう。ただ心臓やら脳天やらぶち抜かれれば低確率で死にます。

 

 サーヴァント戦においては有能ではありますが、それでもまだきついですね。サーヴァント相手では不死の肉体の効果が薄まります。つまり心臓と脳天どちらかを抜かれた時点でほぼほぼ死にますね。ただその代わり回復力が尋常ではないのでそこさえ抜かれなければ戦えますね。

 

 次に『竜の因子』ですね。これは単純ですね。アルトリアが持つのと同じようにホモくんの魔力値と魔力の自然回復力に大幅な補正が掛かります。そしてホモくんに竜属性も付与されますね。

 

 なので今のホモくんに竜特攻攻撃やられたら十中八九大ダメージを食らうでしょうね。死ぬかどうかは当たり所次第と言った所でしょうか。ちなみに獲得条件は完全なる竜種の討伐、もしくはワイバーン種の1000体討伐で入手可能です。

 

 まあ、そんなデメリットもありますが総合的に見れば大幅なプラスです。特にホモくんは耐久と魔力を重点的に鍛えているんで今回の二つのスキルはどちらも大当たりです。

 

 そして『毒耐性』についてですけど、これはまあ普通に取れるスキルですね。かくいう私も四章の霧対策に三章で獲得するつもりでしたし。毒耐性はその名の如く毒に対する耐性がつきます。ただその効果量は立香ちゃん程ではありません。

 

 立香ちゃんは完全に無害化しますが、ホモくんの毒耐性はあくまで減衰でしかありません。なので静謐ちゃんから接吻されまくったら普通に死んでしまいます……(不夜キャス並感)

 

 毒を完全に無害化したいなら毒耐性の上位スキルを入手する必要がありますね。ただRTA的には毒耐性で十分なので無理に取りに行くつもりはありません。ちなみにこれの取得条件は毒状態を自然治癒で治した場合に取得できます。

 

 そして『竜の魔女の呪い』なんですが、これがいまいちよく分からないですね。テキストを読んでもかなりふんわりとしたことしか書いてないのでどのような効果があるのかがはっきりとは分かりません。ただ見た限りではメリットデメリットのどちらもあるみたいです。

 

 まあその詳細が不明なんですけど……はーつっかえ! 

 

 ちなみに第一特異点を完走した感想ですが、色々と予期せぬ事態が起こりすぎですね。おかげで本来なら第六か第七あたりで切るつもりだった手段を使っちゃいましたし……。加えて邪ンヌの謎の超強化フラグも事前に発見していなかった痛かったですね。もう少し試走してみるべきだと痛感しました。

 

 ですが、最終局面を除けば多少のガバはあっても全体的に見ればかなり良い走りができていましたね。なので第一特異点は詰めようと思えば更に詰めれる可能性は大幅にありますね。ただこのRTAは1部全体を通したRTAなのでいくつかの特異点でガバしたとしても最終的に最速叩き出せば問題ありません(ウ ン チ ー 理 論)

 

 そしてこのRTAの数少ないいい所って各特異点毎にチャートがきっちり分けられることなんですよね。それこそ一部の特異点を除けば必須スキルは無いので特異点毎にチャートを組めるんです。なので致命的なガバでもしない限りどこかでガバってもリカバリは割と容易なんですよね。

 

 なのでこういった要因も含めて続行してもいいかと判断しました。

 

 さてそれでは早速次の特異点であるセプテムに向けての準備をしましょう。まずはダ・ヴィンチちゃんの所ですね。早速今回の特異点で入手した素材の一部を持って行きましょう。

 

 >あなたはダ・ヴィンチの下に向かった。

 

 オッスオッス! ダ・ヴィンチちゃん元気ぃ〜? 

 

「はーい、誰だ……」

 

 >ダ・ヴィンチは扉を開いて入ってきたあなたの顔を見るといつものような柔和な笑みが消えて、怒ったような顔つきになる。

 

「……望幸くん、ロマニも私も再三言ったよね? 今の君の体はかなり不安定な状態なんだから今は安静にしてなさいって。なのになんで君は安静にしてないんだい?」

 

 RTAしてるからです(迫真)

 まあ、それはそれとして頼み事があってきたんですよ。具体的に言うなら銃の改造と特殊弾薬の生成をして貰いましょう。

 

 >あなたはMP5を取り出すとダ・ヴィンチに渡して改造と弾丸の生成を頼んだ。

 

 素材とQP貢ぐから作ってくれよな〜頼むよ〜。出来れば弾丸の威力重視でオナシャス! センセンシャル! 

 

「……君は本当に」

 

 >あなたが渡したものをみてダ・ヴィンチは頭が痛いとでもいうように目頭を揉む。

 >そして嘆息混じりにあなたが渡してきたものを受け取るとダ・ヴィンチはあなたの依頼を引き受けた。

 

「あのね、君のそういう所は私達も助かってる部分はある。けどね、君はもう少し自分の身を大切にするべきだ。君が帰ってきた時なんかこっちはてんやわんやだったんだよ? 従来の人の体からは思いっきり逸脱した強度になってるし──」

 

 あ、これ話が長くなるやつですね。他にもやらなきゃいけない事があるんでここいらで失礼させて貰いましょう。ほな、また……。

 

 >あなたは喋り続けるダ・ヴィンチに気づかれないように外に出ていった。

 

「──というかだね、君もう二度とあんな強化をしたらダメだぞ? じゃないと──っていない!? ああもう! 本当にあの子は!」

 

 それじゃあ次は召喚ルームへ行きましょう。探索とクリア報酬でそこそこの数の聖晶石を貰えたのでいくつかは魔力リソースとして取っておきますが、二騎くらいサーヴァントを召喚しましょう。

 

 この時、特異点で拾った刀はちゃんとマイルームに置いてきましたのでこれが触媒になる心配はありません。つまりはホモくん自身の縁とオルルァンの縁での縁召喚となります。

 

 >あなたは召喚ルームへと向かった。

 >その道中で立香と出会った。

 

「あ、望幸……」

 

 お、立香ちゃんじゃないですか。なんか目に見えて元気がないですね。しかもそれを示すようにストレス値も高いですし。ふむ、これは後でガス抜きしてあげないといけませんね。

 

「望幸、もう大丈夫なの?」

 

 そうだよ(大嘘)

 

 ホモくんは頑丈だからへーきへーき! 具体的に言うなら頭と心臓ぶっ飛ばされない限りはほぼ死なないんで。本当に人間かそれ? それじゃあ、ホモくんは鯖召喚してくるんで。

 

 >あなたは平気だと立香に告げて召喚ルームに向かう。

 >そしてあなたの後ろを立香が追ってくる。

 

 ????? 

 

 なんで立香ちゃん追ってきてるんです? ……ああ、そう言えば立香ちゃんもまだ鯖召喚してませんでしたね。ならホモくんがやるついでに自分もやろうという魂胆ですか(納得)

 

 >あなたは立香に一緒にサーヴァントを召喚するのかと聞いた。

 

「え? ああ、うん。そうだよ。私もまだしてなかったから望幸と一緒にやろうと思ったんだけど、駄目?」

 

 しょうがねぇなぁ〜(悟空)

 

 立香ちゃんが誰を呼ぶのか気になりますし、一緒に行ってみましょうかね。出来れば強くて癖なくてストレス管理が面倒じゃないサーヴァント呼んで欲しいですね(強欲)

 

 >あなたは立香の問いに了承すると立香の手を取って召喚ルームへと向かった。

 

「ふふ、やっぱり変わらないなぁ……」

 

 こうやってお手手繋ぐだけでも立香ちゃんの好感度は上がってくれますので、しっかり稼いでいきましょう。いや、立香ちゃんの好感度管理は本当に大事ですからね。彼女に嫌われたらサーヴァントとの交流がクッソキツくなるんですよ。だから立香ちゃん虐めるのはやめようね! 

 

 >あなた達は召喚ルームへと到着した。

 >あなたは中に入ると各機能をセットして何時でも召喚ができるようにした。

 

 親の顔より見た光景。

 

 さてさて、まずは立香ちゃんから引いてもらいましょう。何故かと言いますと清姫対策です。ゲームの仕様だと思いますが、特異点修復後の一回目のガチャで必ず出てきます。なので、清姫回避するためにまずは立香ちゃんに引いてもらう必要があるんですね。

 

 というわけでほらほら、引いてどうぞ(ゲス顔)

 

「それじゃあ私から呼んでくるね」

 

 >立香は召喚サークルの前に立ち、6つの聖晶石を投げ入れた。

 >召喚サークルの光帯が回転し、眩い光を放つ。

 >光帯が収束し誰かが現れた。

 

「セイバー、ジークフリート。召喚に応じ参上した。──ああ、そうだ俺は今度こそ君達を最期まで護り通してみせよう。それこそが俺の今の願いだからな」

 

 ジークフリート! 何故ジークフリートがここに……確定ガチャは? 確定ガチャじゃなかったのか? ジークフリート! 

 

 え、マジでなんでジークフリートが来てんだよ、おい。清姫なんで来てないんだよオルルァン! 

 

 ま、まあいいでしょう。ジークフリートはめちゃくちゃ当たりサーヴァントです。何せ強い、ストレス管理楽、言うことちゃんと聞いてくれると言うことなしの欠点なしです。ヒュー、流石竜殺しだぜ! 

 

 >続けて召喚ルームサークルの中からもう一人現れた。

 

 次は流石に清姫でしょう。だって清姫だよ? 来ないはずないじゃないですか。

 

「サーヴァント、ルーラー。ジャンヌ・ダルク。またあなた達にお会い出来て本当に良かった。あなた達の旅路は私が必ず最後まで護り通してみせます」

 

 は? 

 

 何でジャンヌ・ダルク? 清姫は? ねぇねぇ清姫は? なんであの子来てないの? えっ、まさかこれ私が引いた時に来るパターンですかこれ。うせやろ? 

 

「ジークフリート! ジャンヌ! また会えて嬉しいよ!」

 

 >立香が二人とまた出会えたことが嬉しいと言わんばかりに彼等に抱きつく。

 >そしてまた二人もそんな立香を大切なものを扱うように優しく受け止めて暖かな笑みを浮かべる。

 

 あ、立香ちゃんのストレス値が減りましたね。まあ、実際問題あの二人には特異点で立香ちゃんは散々助けられてましたからね。なのでストレス値が減るのも納得ですね。とは言え、それでもやはり不安が残りますので後でちゃんとケアしてあげないといけませんね。所でなんで二人はこっちを見てるんですかね? ホモくんもやれと? ガチャがあるからまた今度な! (やるとはいってない)

 

 ……さて、とそれじゃあ私も引かなくてはなりませんね(震え声)

 

 >あなたは立香と入れ替わるように召喚サークルの前に立って聖晶石を6つ投げ込んだ。

 >召喚サークルの光帯が回転し、眩い光を放つ。

 >光帯が収束し誰かが現れた。

 

「サーヴァント、アヴェンジャー。召喚に応じ参上しました。──あんただけは絶対に私と一緒に堕ちてもらうんだからね!」

 

 邪ンヌぅ! お前が来るんかい! いや、まあ散々殺し合いしましたし、来てもおかしくないというか、来るだろうなあとは思っていましたけど。(縁が)太すぎるっピ! 

 

 じゃあ次で清姫が来るんですかね? まあ、今までは清姫が来なかったことなんてなかったですし、十中八九来るでしょう。

 

 >続けて召喚ルームサークルの中からもう一人現れた。

 

「セイバーのサーヴァント、両儀式。召喚に応じ参上いたしました。──ふふ、何だかこの口上もとっても懐かしいわ。そして同時にとっても悲しい。()()()()()()()()()()()()

 

 は? 

 

 いや、いやいやいや、まだ君とは縁結んでないでしょうが! オガワハイムまだ行ってねーぞ!? 一体何が起きてるんです!? どの縁から辿ってきたんだこの子? えっ、刀? あの? いや、いやいや有り得ないでしょ。だってオルレアンにあったやつだよ? いや、まあ確かにやたら不自然だったし、やたらステ高かったけどさ。

 

 でも今回ここに持ってきてないんですけど!? 

 

「あら、あらあら、はじめましてよね? ()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「──はっ、よく言うわね。()()()()()()()。でもまあ、戦力が高いに越したことはありませんね。ええ、こちらこそよろしく」

 

 >ジャンヌ・オルタと式は笑顔で握手する。

 

 おっと、どうやら考え事をしているうちに邪ンヌと式が握手してますね。よくよく考えたらどちらも当たりサーヴァントではあるので問題は無いですね。それにまあ、サーヴァント同士で仲良くなってくれるのは有難いですよね。何せ時折勝手にストレス値を減らしてくれますし。

 

「ほら、行くわよマスター。あのお気楽聖女と一緒の空間にいるとか反吐が出ますので」

 

「そうね、行きましょうマスター。そしてあなたのお話を聞かせてくれないかしら? 私、あなたと色々とお喋りしたいの」

 

「あっ、ちょっと待ってよ。私も一緒に行く!」

 

「ははは、なら俺も共に行こう。君達と色々と話をしたいからな」

 

「もう、オルタったら。私も皆さんと一緒に話をしたいんですからそんな事言わないでくださいよ!」

 

「ついてくんな!」

 

 >あなたは二人に引きずられる様に召喚ルームの外に連れ出される。

 >その後ろから立香達も後を追うように出てくる。

 >特異点で殺し合った仲だというのに、それを感じさせないほど彼等は笑顔で溢れていた。

 

 いや、まあこの後サーヴァントや立香ちゃんと交流するつもりだったので構いませんけども。取り敢えずは自鯖の中で1番ストレス値が高い玉藻からやっていきましょうかね。それが終わり次第セプテムの準備をしていこうと思います。

 

 そんなところで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




清姫はどうしたのかって?彼女は、ね……(目そらし)
式が来た理由?霊基再臨4で分かる

後は適当に鯖目線やら立香ちゃん達カルデア目線からのホモくんとの交流をいくつか書いたら最後にRTAパートしてセプテムに突っ込めたらなあって希望を語ったところで失踪します。


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