カゲロウ日記 (ふぁうすと)
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「くの一にエロいことしよう!」

この小説は途中までR-15で書いていたのでそこのところ注意です


やぁ、みなさんはじめまして

 

唐突だがここはNARUTOの世界だ

 

気がついたらこの世界にいたって奴だ

 

俺?俺はカゲロウっていう忍だ

 

この世界に来る前のことはもうほとんど覚えてなくてな

 

忍びとして再出発することになったってわけさ

 

弱小の里出身だからたいした力も無いがな!

 

そしてその里も何か黒い服に紅い雲の模様が入った奴に壊滅させられちまったし

 

逃げ足にだけは絶対の自信があった俺は死に物狂いで逃げ出して助かったんだ

 

生き残りは俺1人だけだったようだがな……

 

 

 

まぁ里もなくなったしこれからは自分の欲望に忠実に生きてみようかなってことだ

 

それはズバリ 「ハーレム」 だ

 

ただのハーレムじゃないぞ忍、つまりくの一によるハーレムの建設だ

 

幼い頃から戦闘訓練を受けてきた女を屈服させるってのはやっぱりいいもんだからな。

 

幸い、幻術と隠遁術の才はあったからな。あとは俺の生み出したエロ忍術により・・・

え?エロ忍術?

 

そりゃアレだよ。アレ。いやアレっていえばアレだよ。アレのアレをコウしてコウする奴だよ。

 

 

 

「さて。どこへ行くかだな。」

 

街道の団子やで団子をつまみながら思案を巡らせる。

この忍びの世に存在する5大国

まずはそのどれかに向かうことを目的とすることにしたい

 

<水の国・霧隠れの里>

血霧の里と呼ばれた…いやそんなとこいったらマッハで殺される予感がするんですが

俺の弱さを甘く見るなよ、ろくにクナイも投げられないのだからな!

 

 

<風の国・砂隠れの里>

砂漠はいやだなぁ・・・それに美人もいなさそうだし

 

<雷の国・雲隠れの里>

なんだろう暑苦しくてむさいプロレス男がいる予感がする。やめておこう。うん。

 

<土の国・岩隠れの里>

あの国のことはあんまり分かんないんだよな。うちの里でも遠いからあんまり情報無かったし。

 

<火の国・木の葉隠れの里>

やはりここが安牌だな。平和ボケした里だって聞くし、命を狙われるような心配もないだろう。

 

 

「よし。まずは火の国へ向かうか」

 

ポンっとひざをたたいて最後の団子を口に放り込む。

 

「お客さん。火の国へ行かれるんで?」

 

団子屋の主人がさきほどの言葉に興味を持ったのか問いかけてくる。

 

「ああそうだが?」

 

主人の顔が曇る。こりゃなんかあったな。

 

「最近は雲の国といざこざあったらしいで、もうすぐ戦争じゃないかって噂なんですよ」

 

何?初耳だぞ、おかしいな俺の情報網にはそんなのは引っかかってなかったんだが。

木の葉は平和だからってあっち方面にはあんまり飛ばしてなかったからな・・・

 

「困ったな」

 

そんな言葉がつい口を出る。木の葉がダメとなると地理的に近いのは水の国だが・・・

あそこはやばいよなぁ。島国だからあんまり情報も入ってこないし。

逃げるしか脳のない俺にはきついよ・・・入っただけで死亡フラグがたちそうだ。

 

「水の国・・・霧隠れの里か」

 

その言葉に興味をもったのか主人がさらに食いついてくる。

 

「お客さん忍者なんですか?」

 

普通、忍者ってのは里に所属してるからな。任務以外でそうそう出かけないないだろう

道の往来でくつろいでる忍者なんざ大体、里を抜けた抜け人だろうさ。俺は違うがな。里もうないし。

 

「水の国っていうとあんまりいい噂は聞きませんねぇ」

 

だよね。そうだよね。あんなところいったらマッハで蜂の巣だよね。

 

「あ、でもいい噂もありますぜ」

 

「水の国は色白の美人が多いですからね。行くんなら一度娼婦でも抱いてみたらどうですかい」

 

ほう色白か。いいな。確かに活発に動く美人も良いが色白の美人はこう守ってやりたくなるというか愛でたくなるというか。

しかし娼婦か。まぁあの国は政情も不安定だしいても不思議じゃないな。

火の国じゃありえなそうだが。

 

・・・よし。決めた。

 

 

「親父、俺は水の国にいくことにするよ」

 

「大丈夫なんですかえ」

 

心配無用・・・これでも俺は一人の忍び。かつて里を襲った変な目した黒服赤雲のやつから逃げおおせてた実力を持つのだ!

 

「これでも一応忍びだからな」

 

「でも他国の忍びが入って大丈夫なんですかい」

 

ククク・・・俺には秘策があるのだ。

俺は隠遁術には長けている。数多の時間をかけることにより編み出した「影薄めの術」により驚異的な影の薄さを手に入れたのだ!

これさえあれば周りの視線や興味というベクトルを極力かわすことができるのだ。

そしてもともとチャクラもたいして無い俺には一般人に偽装することなど造作もないことよ!

 

忍びとは耐え忍ぶものの意。何も火吹いたり、風起こしたり、手に雷作ったりしなくてもいいのさ・・・できないだけなんだけどね。

 

 

さて日が暮れる前に水の国に入らないとな

 

 

「親父~勘定~」

 

奥にいっていた主人に金を渡す

 

「兄ちゃんまた食べにきてくださいよ~」

 

「また水の国から帰ってきたら食いにくるよ」

 

 

後ろでに手をふりながら街道を歩き始める。

 

さてとりあえずは死なないように頑張りますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

名前:カゲロウ

 

年齢:27

 

出身:故弱小の里

 

 

趣味:エロ忍術の開発、セ(ピ--)

 

 

ストライクゾーン:全盛期イチローがヒットにできるゾーンくらい

 

 

容姿:そこらへんにいる若いともいえない微妙な年齢の凡男性

 

 

性質変化:風(だけどほとんど使えません)

 

 

術:影薄めの術・・・すっごい影が薄くなる。クラスに一人いる机に伏せてるやつよりすっごい薄くなる。メイドカフェの梅酒ぐらい薄くなる。




時間軸とかはあんまり考えてつくってないのでおかしくてもつっこまないでください。
ちなみにカゲロウ君はロリコンです。でも熟女もいけます。美人なら誰でもいけます。


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「( ゜∀゜)o彡゜ようじょ!ようじょ!」

ヒロイン登場。


 

やってきました水の国、霧隠れの里。

 

「暗いな」

 

里の雰囲気、歩く人の顔、そのすべてに陰湿な暗さがへばりついている。

血霧の里っていうのは冗談じゃなさそうだな。

聞いた話では迫害、粛清なんでもありの里だって噂だが。

なんでも忍びになるための最終試験が生徒同士の殺し合いだっていうんだからどれだけ狂気に満ち溢れてるか分かるな。

 

 

まったくうちの里が壊滅したときに巻物全部パクッといてよかったぜ。

情報は最大の武器になるからな。こんな時代場所ならなおさらだ。

 

 

「にしても・・・」

 

色白美人はともかく笑ってる奴すらいねぇ・・・みな一様に固い顔をしてやがる。

薄汚れた路地には浮浪児らしきガキまでいやがるしな。

 

「とりあえずは情報収集か」

 

俺の血の滲むような努力で開発した「影薄めの術」はかなりの効力を発揮している。

とはいえ人の行き交い自体が少ないな。

この術が発動している状態ならいくら声をあげてもも気付かれることはない。

ただしこの術の効力は俺自信にしかきかないから何かに触れたりするとだめなんだが。

 

 

「口寄せの術!!」

 

戦闘はてんでだめな俺でも補助主体の術ならそれなりに使うことができる。

そして俺が口寄せ契約を結んでいるのは・・・

 

「ササ-ーー」

 

煙と共に現れた数匹の蜻蛉。無論戦闘には使えないが情報収集には適任だ。

蜻蛉なら気付かれてもどうってことないしな。

 

「散!」

 

蜻蛉が里の各地へ飛び散る。

 

最初は蝦蟇とか蛇とか鷹とかかっこいい奴と契約したかったんだけどね~そう上手くはいかなくてね~

うちの里に伝わる唯一の口寄せ・・・昆虫。

こんなん使ってるのは俺だけだろうな。

木の葉には虫を使う一族がいるそうだが、俺の蜻蛉は戦闘能力皆無だし。

 

はたくと死ぬぜ。

 

 

いっててへこむな。

 

 

「さて、俺も色白美人を探して情報収集だな」

 

見つかる気がしないけど。

表情も暗くちゃ美人も陰るからな。

 

 

「いねぇ・・・」

 

里を見てきたが結局最初の場所へもどってきていた。

素材こそ良好なものもいたがこんな場所で声かけるわけにはいかんしな。

術を解けば霧隠れの精鋭たちによって瞬殺されるかもしれん。警戒しすぎても損はないだろう。ここはそういう場所だ。

 

 

 

「ねぇ・・・」

 

 

ん?今誰かに声をかけられた気がしたが、気のせいだな。俺の「影薄めの術」が破られることなど・・・

 

 

「ねぇ・・・おじちゃん」

 

声は下から聞こえた。ろくに食べてもいないのだろうボサボサの髪にやせ細った腕と足。路地にいた浮浪児だ。

 

「・・・・」

 

俺は術を解いたわけではない。なぜこのガキは俺を認知できる?

 

「おじちゃんもボクと一緒の感じがするね。独りぼっちで寂しそう。」

 

そういう術だからな。この「影薄めの術」は元は単独潜入用だし

 

「っ!」

 

カゲロウは目を見開いた。垢にまみれた風貌だが雪のように透き通る白い肌。整った顔立ち。

間違いないこの子供は将来絶世の美女になる。ボクっ娘っても貴重だしな。

 

そして何よりこの国に来て初めて見た笑顔がこんなに輝くものだとは思わなかった。

 

 

「こいつは・・・欲しいな」

 

 

まだ幼いが今のうちから光源氏計画ってのも悪くないだろう。ちょっと青くてもつまみ食いぐらいなら・・・ゲフンゲフン。

 

 

「欲しい」という言葉が以外だったのか目をこちらからそらさない少女。

 

「お前・・・俺と一緒に来る気は無いか?」

 

一瞬、目を輝かせたがすぐ目を伏せてしまった。

俺は少女の足元にある水溜りが凍り付いているのを見た。

さきほど蜻蛉を飛ばして得た情報だが、この国では血継限界は迫害の対象になっているらしい。

氷・・・おそらく血継限界の一族の能力だろう。

 

確か水の国には氷を操れる雪一族というのが存在したはず。今となっては絶滅したと聞いていたが・・・その生き残りか

おそらく能力を隠しながら生きてきたか、それとも知らなかったがある日突然知ってしまったか

 

人間っていうのは自分達とは違うものを嫌うしな。それも特別な力を持ってれば。

だが国にとっては重要な武器の一つ。どちらにしろ血継限界は安穏とは程遠い能力だ。争いの種にも矛にもなってしまう。

 

 

 

だが・・・俺には関係ない。

 

 

俺にはそんな力などいらないしな。まぁ大きくなったらボディガードくらいしてもらいたいけど。

 

 

「お前が欲しい」

 

必要なのは血ではない。透き通る肌を持ったこの少女なのだ。美少女は何にも変えがたい宝石なのだからな!

 

少女は笑顔をみせたかと思うと急にうつむいて必死に2度、3度と首を振る。

ボサボサながらも美しさを失っていないその髪の間から赤くなった白い頬が見える。

 

「まぁ・・・悪くは無いな」

 

 

あ、忘れてた。

 

 

「一つ言っておくぞ」

 

 

少女は顔を上げた。その目は真っ赤にはれている。

 

 

「俺はおじちゃんでない。せめてお兄ちゃんと呼びなさい。」

 

 

少女は呆気にとられたようだがすぐに満面の笑みを浮かべ

 

 

 

 

「はいっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

-白side-

 

もう必要とされないと思っていた

 

僕の中に流れるのは汚れた血。忌諱される血。

 

存在価値などないものと思っていた。

 

でも必要とされた

 

だから僕はこの人についていく

 

あれってプ、プロポーズってやつだよね

 

昔、母さんから聞いたことがある

 

一生愛する相手にいう言葉だって

 

この人が僕を一生愛してくれるなら、僕も一生この人に付き添おう

 

ずっと

 

ずっと

 

 

 

 

 

 

ずっと




ヒロイン登場。一応メインヒロインです。男にしようかと思いましたが女の方が書きやすいので。


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「ようじょとお風呂と追い忍」

エロいシーンとか直接的にはかけないですね。機会があれば18禁で書こうかと思います。


「くッ!」

 

 

 

ただいま全力疾走中。

追ってくるのは霧隠れの追い忍部隊。

 

やはり荷物を一つ抱えて走るのはつらいな。

精鋭部隊相手じゃすぐに追いつかれちまう。

 

やっぱりまずかったなー

 

 

影薄めの術が聞くのは俺一人。他人といると効力が消えてしまう。

しかも、怪しい男と浮浪児が里から出ようなんて怪しいもんね、そりゃ怪しむよね。

 

 

でもいきなり抹殺しにかかるのはどうかと思うんですけどもねぇ!

 

後ろから迫る千本とクナイを必死にかわす。少女は抱きつかせているがもともとやせ細った体だ、激しい動きを続ければ耐えられるかどうか分からない。

 

「数は3人か」

 

周囲に飛ばしている蜻蛉の視点から情報を視る。

 

やるしかないか・・・

 

3対1、隙を見せれば俺のハーレム計画はもろくも崩れ去るだろう。それはだめだ。やっと一人目をゲットしたのに。ちょっとちっちゃいけど。

 

俺に戦闘を行う術なんてない。なんとか時間を稼いで逃げ切るしかないな。

 

 

「幻術・右往左往の術!」

 

説明しよう!この術は人の方向感覚を狂わせることができるのだ。

お手軽かつ広範囲にかけることができるとっても便利な術だ。

難点はすぐバレることだな。うん。

 

1分も持たんだろう。多分。

 

 

一瞬、追い忍たちの動きが止まる。

 

 

ほんの数秒、だがそれだけでいい。どのみち正面からやりあっても勝てんのだ。

 

「秘術・存在秘匿の術!」

 

 

これぞ我が最終奥義!チャクラから気配まで一切を遮断することができる。

かつて女湯を覗くために朝から晩まで血を滲む努力の末に編み出した奥義よ!

これさえあれば覗きから盗撮までお手の物よ!

温泉街でどっかのエロ覗き親父と共同開発した術なんだけどな。やつのエロに対する情熱も感嘆すべきものがあったな。

 

 

 

難点はすっごい疲れることだ。もともとチャクラ量の少ない俺がこの術を展開できるのはせいぜい5分が限界。

 

だがそれだけあればこの場から離脱できる。一般人1人と偽装忍者1人だ往来の中に入ってしまえばこっちのものよ。

 

 

突如、気配が消えた俺達に驚いたのかすぐさま警戒態勢に入る追忍集団。

てかこのリーダーっぽい人めっちゃ怖いな

なんか包帯巻いてでっかい包丁背負ってやがる。殺気ガンガンだし。こんなのとやりあってちゃ身が持たんぞ。

 

 

勝てない勝負はやらんのでな。さらばだ!

 

 

全力でその場から離脱する。追ってくる気配は無い。巻いたな。

 

 

「おい、大丈夫か?」

 

胸元の少女に問いかける。

 

「・・・」

 

あーやっぱ気絶してるか。寝顔もかわいいじゅるっ・・・ハッ!いかんいかん。

 

とりあえずどこかで休ませねばならんな。もう水の国からは抜けたし・・・療養地の温泉街にでもいってみるか。

 

「よっと・・・」

 

気絶した少女をおんぶすると温泉街へ歩みはじめる。

 

 

 

-温泉街-

 

 

「ほらー目ぇつぶれよ」

 

少女の頭から湯をぶっ掛ける。

あんなところにいたんだ髪も肌も垢まみれだぞまったく。

 

そうそうこの子の名前は白というらしい。透き通る白い肌によく似合った名前だ。

 

体も少々胸が控えめだが問題ない。将来的に大きくなるとはいえないが

 

貧乳も巨乳も平等に愛さねばな!

 

ごっしごっしと白の髪を強引に洗う。

 

「痛いです・・・」

 

恥ずかしいのか顔を伏せたまま小声をもらす白。

 

今の格好は白はなにもつけてないが俺は腕まくりをした状態だ。

?まだ白は小さいから一緒に風呂入れるんです。大きくなっても入りますけd・・・ゲフンゲフン。

 

 

こうやって小さい頃から手をつけておけば将来はね

 

んーまだ青いがあと5年もたてば相当なものになるぞこいつは。

ハーレム作りにはこうした青田買いも重要なのだ。

 

そういや各里にはアカデミーというのがあるとか聞いたことがあるな。

将来有望なくの一に手をつけておくのも悪くは無いな。

 

里にもぐりこむとなると一筋縄ではいかんだろうが・・・やはり可能性があるとすれば木の葉か。

あそこはけっこう警備も緩いしな。

蜻蛉によれば雲隠れとのいざこざも解決したみたいだし。裏取引でもあったんだろうが。

 

 

「カゲロウさん」

 

これからどうするかを考えていると白が口を開く。

おじさんはやめてくれたがお兄さんとはよんでくれなかった。まぁ俺も四捨五入で30だからな。あながちおじさんも間違っては無いんだが。

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

「・・・」

 

お礼を言われた。ありがとう。その言葉一つにこの少女の生きてきた過酷さが押し込められた、そしてどれだけの感謝の気持ちがこもっているのだろうか。

 

「わっしゃわっしゃ」

 

なんだか返事をするのが照れくさくなって強めに白の頭を洗う。

 

 

「きゃっ!」

 

 

心配するな。この借りはちゃんと返してもらうからな。にしても。

 

 

その笑顔は反則だっていったろうが・・・っ///




カゲロウ君は攻撃用の忍術をほとんど使えません。クナイも手裏剣もろくに投げられないヘタレです。でも結界忍術・幻術・封印術はなかなかの腕です。活用方向はエロ方面ですが。


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シズネ編①

いっとくけどこの作品の中心は邪心とエロと下心でできています。今回のヒロインはシズネです。ちょっと短いかな・・・


夜、街の飲み屋。

 

 

白は風呂のあと眠っちまった。まぁまだ子供だし今日は疲れただろうからな。

 

俺も久しぶりに全力疾走したから疲れちまったよ。命がかかってりゃ仕方ないけどさ

やっぱり霧隠れってのは怖いな。もう二度といかねぇぞあんなとこ。

 

「親父、熱燗~あとそれと枝豆」

 

「あいよ」

 

一仕事終えたあとの酒は格別だな。一人寂しく飲むのもいいもんだよ。

 

「あひィーーー」

 

てか横の人うるさいな。カウンター席であんまり騒ぐなよ。

 

「そりゃあね、あの人はいいですよぉ。自分の好き勝手生きてるんですからぁ~」

 

しかもべろんべろんに酔ってんじゃねぇか。この酔い方は間違いなく酔うとめんどくさいタイプだ。

 

「ちょっとあなた聞いてるんですか~」

 

ほらこっち来たよ。貴様は酔ったOLか。

 

「あの人に連れまわされるせいで貴重な青春も浪費しちゃったしぃ~もう私24ですよ~ここまで浮いた話の一つもなかったし~このままじゃ綱手様みたいに行き遅れちゃいますよぉ~あの人は今日も博打でどっちゃいっちゃいましたし~胸も大きいし私なんか~」

 

 

面倒くせぇひどく面倒くさいよこの姉ちゃん。でもまぁスタイルはよさげだし顔も悪くない性格と胸はアレだがなかなかいい女じゃないか。

酔った勢いで・・・っていうのも・・・

 

「大丈夫だよ。まだ若いって。それにあんた美人だから大丈夫だよ。」

 

「ほんと!?いやあんたいい男じゃん!いやぁこのままだと31歳まで行き遅れるはめになりそうでさぁ!」

 

バシッバシッ

 

女性とは思えない力で背中を連打してくる。

 

「ん?」

 

この感じ・・・酒によってて淀んでいるがチャクラか・・・?見たところ額当ては付けてないようだが。忍者なのか?

 

とてもそうは思えんが・・・

 

「愚痴ぐらいなら聞きますよ?名前はなんていうんですか?」

 

「私?私はシズネっていうのよ」

 

「僕はカゲロウっていうんですよ」

 

こういう相手は下手にそして紳士にいくべきだな

 

 

 

この姉ちゃんの話だと綱手という女性の付き人をやっていていろいろ苦労してると。省略するとそんなところだな。

綱手というと確か、木の葉の伝説の三忍の一人だったはず・・・ということは木の葉の忍びか。

 

 

「もうすぐ夜になってきましたしウチの宿で飲みなおしませんか?」

 

 

「ふぇ?」

 

 

---------------------------------------------------------------

 

 

やばい。やばいよ。どうすんのよコレ。

確かにちょっと酒に溺れて、愚痴聞いてくれた男の人に付いて行っちゃったけど

 

 

男の人の宿に一人でいくってなにコレ、そういうことなの?

 

昔から綱手様の付き人ばっかりやってたからそういう経験ないし・・・これってば私に春がきたってこと?

 

酒屋じゃよった勢いでokしちゃったけど、歩いてる途中で酔いはさめちゃうし。

 

 

「シズネさん」

 

 

「あひィ!」

 

声をかけただけでひっくり返ったような声をだすシズネ。

 

さては酔いがさめていまいる状況を把握し始めたな・・・しかし残念。ここはもう俺のテリトリーよ!貴様はくもの巣にかかった蝶にすぎないのだ!

 

たわいない会話をしつつ横にいるシズネとの距離を詰める。

 

こうして見るとシズネの体がよく分かる。酒によって適度にはだけた着物が色っぽさを強調している。着物の間から見える生足が非常においしそうである。

 

「きゃっ」

 

無言で体重を傾けるとなし崩し的に押し倒す形になる。

 

息と息が触れ合う距離になるが、シズネはまるでゆでだこのように顔を真っ赤にしている。初心だな~さっき自分でべらべらいってたけど。

 

 

「あの~やっぱり綱手様が心配なんで帰ろうかな~なんて」

 

目を右往左往させながら言うがどうみてもテンぱっている、かわいいなコイツ。

 

 

「やっぱシズネさんかわいいですね」

 

「かわっ!」

 

有無を言わさず唇を口で覆うようにふさぐ。

 

「ん~ん~!」

 

手は上から押さえつけている。足をばたばたさせて抵抗してくる。

 

がそのまま舌で口内を蹂躙する。

 

「ん?ん!んっ!」

 

さすがに驚いたのか抵抗が激しくなるが次第にそれも収まっていく。

 

「ぷはっ」

 

互いに吐息を吐きながら口が一筋の唾液でつながっている。

 

 

はだけた着物からは上気した肌と艶やかな生足が覗いている。

 

 

非常にエロい。

 

 

シズネの目はとろんとしていてもうカゲロウを拒否する理性など残っていなかった。

 

そこにはただ男を求める女としての本能があるだけなのだ。

 

 

 

 

-シズネside-

「ん・・・っ」

 

窓の隙間から差し込む朝日がシズネの意識を覚醒させる。

 

布団から起き上がると自分が生まれたままの姿でいることに気付くが、部屋に残る昨夜の行為の後が生々しく感じられるのでそのことも気にならなくなった。

 

反省している。酔った勢いで部屋に連れ込まれそのまま最後までいっていしまうなどとは。

でも抵抗できなかったのも事実・・・ちょっと気持ちよかったのも事実。

 

「あひィいいいいい」

 

昨夜の生々しい情事が脳裏によみがえり激しい羞恥心に襲われる。

 

と同時に少しにやけてしまう。

 

同世代の人から聞いていたがああいうものだったのね。

 

そうだ、綱手様に自慢してやろう。

そういえば、綱手様を迎えに行かなきゃ行けないんだっけ。

ふと横の男に目を移す。

 

 

「もうすこしくらいいいよね。」

 

シズネは布団に潜り込んだ。

 

 

 

-白side-

朝起きたらカゲロウさんがいなかった。

 

隣の部屋に行くとカゲロウさんが知らない女の人と寝てた。

 

なんだろうこの気持ちは。こんな女にカゲロウさんを盗られたくない。

 

でも僕にはそれに対してどうすることもできない。

 

僕はまだ子供だから。

 

でもいつか僕に興味を示してくれるようになったらその時は・・・

 

まっててくださいねカゲロウさん♪

 

 

 

 

 

 

 

-カゲロウside-

 

朝起きたら白とシズネに抱き疲れてました。

 

 

あれ白・・・なんでいるの?

 




この時期は原作より少し前です。だからシズネさんもちょっと若いです。原作だと30超えてるからね・・・シズネさん。


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シズネ編②

このままエロ路線で突っ走ります。


でその綱手っていう人はどうなんだ。

 

 

「綱手様ですか?博打好きで人の言うことは聞かないし、借金取りに追われるしもう大変ですよぉ~」

 

自分の上司をそんな風にいっていいのかシズネよ。そしてちょっと離れろ。

 

シズネはカゲロウの右腕に体を絡み付けるように密着させている。歩きにくいぞおい。

 

そして左側には白がぴったりとくっついている。握った手を離そうとはしない。

 

 

白はシズネとは一切言葉を交わしていない、というか見るからに敵視している。やっぱ昨夜のアレを見られていたんだろうか・・・心配するな白。お前ももう少し育ったらおいしくいただかせてもらうからな。

 

 

「シィィィィズゥゥゥゥネェェェェ!」

 

地の底が震えるよな怒気の篭った声が聞こえる。

 

往来の先に一人の女性が見えた。

 

金髪、ひきしまった体。そしてなにより豊満な胸!まさに絶世の美女だ。

 

「つ、綱手様!」

 

ほぅあれがあの伝説の三忍と謳われる・・・ん確かもう50近い歳のハズ・・・あの容姿は何かの術で化けてるのか?

 

つまりBBAというわけか。なるほどどうりで隠し切れないBBA臭が・・・

 

 

「おい!」

 

人は見かけで判断したらいけないな~と思っていると綱手が目の前に来ていた。

 

「何か今変なこと考えなかっただろうね!」

 

「いえ・・・ソンナコトナイデスヨ」

 

伝説の三忍なんて化け物とやりあったら俺なんか一瞬ももたないぞ・・・デコピン一発で気絶して終了しそうだ。

 

 

「それで。昨夜シズネはどこいってたんだい。」

 

 

「え!?いや、あの。そのね?ははは」

 

顔を真っ赤にしてあたふたしだすシズネ。なんだかかわいらしい。

 

「すみません。昨夜は彼女にお酒の席を付き合わせてしまって」

 

仕方なく助け舟を出してやる。まぁ俺の大事なハーレムの一員だからな。

 

「そうなんですよ。いや~すいませんでした綱手様。この埋め合わせはちゃんとしますからね?ね?」

 

必死に機嫌を取るシズネ。そんなにこのBB「あん!?」姉ちゃんが怖いんだろうな。

 

「ふん!行くよシズネ!」

 

「あ~もう綱手様~待ってくださいよ~」

 

 

 

「あ~おいシズネ。忘れもん。」

 

駆け出そうとしたシズネを呼び止める。

 

パタパタと駆け寄ってくるシズネ。

 

 

「はい、どうしてんですかカゲロウさっ!?」

 

シズネの頭を後ろから手で抱えこんで唇を強引に奪う。

 

「ん~!んっ」

 

はじめはシズネも抵抗を示していたが次第に受け入れてねっとりとしたディープキスへと変わっていく。

 

唇を離すと名残惜しそうな目をしていたが

 

「じゃあまた

・・

な。シズネ」

 

ぽかーんと呆けていたシズネだがやっと何を言ったのか理解できたようで

 

「はい。また

・・

 

 

その言葉をおいてシズネは消えた綱手の後を追ってかけていった。

 

 

ふと左手に強い力を感じる。白だ。

 

「カゲロウさん」

 

白はそういうと爪先立ちして目を瞑って唇を突き出す。ああそういうことね。

 

ちょっとしゃがんで唇に軽くふれてやるだけのキスをする。

 

「続きはもう少し大きくなってからな」

 

そういって白の頭をなでる。

 

白は頬を膨らましていたがなでられることで機嫌を良くしたのか怒ってはいないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところでカゲロウさん、次はどこに行くんですか。」

 

「んーまぁ当初の目標どおり木の葉かな。」

 

団子をつまみながら考える。

 

ちなみに白は団子というものがはじめてだったようで初めて食べたとき目を輝かせていた。

 

「旦那、無事だったんですね。」

 

話しかけてきたのは団子屋の店主だ。まさかの再登場とは驚いた。

 

「危うく死に掛けたがな。」

 

もう2度と水の国なんかにはいかん。

 

「でも旦那達、木の葉に入れるんですかい?身分照会とかいるんじゃ・・・」

 

 

「その点は心配ない!」

 

実は先日木の葉の忍びと知り合いになってな。一筆書いてもらったのだ。

 

シズネGJ。あいつは木の葉の上忍だそうだからな。ピロートークで頼み込んだら書いてくれた。

 

内容は「この人大丈夫だから。木の葉で暮らさせてやって」的な事を。

 

「それならもんだいはありやせんね・・・というか旦那いったいどこでそんな人と知り合うんですかい」

 

「あれだよ俺のたゆまぬ人望と天運のおかげだな」

 

白、そんな目で俺を見るんじゃない。団子もう一皿追加してあげるから。

 

もしものときは幻術とか影薄めの術とかで侵入しようと思ってたんだけどね。

 

安全なのにこしたことはあるまい。

 

「いくぞ白。今日中に火の国へ入らないとな」

 

「もが・・・はい!」

 

 

そして木の葉では俺には秘策がある・・・待っていろよ木の葉のくの一!




シズネはかわいいんだよ!次は木の葉です。さぁ誰から襲いましょうか(笑) カゲロウ君の標的となるキャラ募集中です。


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「教師って結構HENTAI多いと思うよ」

次のエロ回まではちょっと時間がかかります。


「うぅむ」

 

「どういたしますか火影様」

 

ここは火の国、木の葉の里の頂点に立つ火影の部屋である。

 

三代目火影。忍びの頂点に立つ彼が悩んでいるのはさきほどやってきた放浪者らしき2人組みだ。

 

少女と男、親子に見えなくもないが・・・にしは男は少し若いというのが門番の印象だ。

 

「どんな素性があるやもしれんし、今あの2人は。」

 

側近に対して様子を聞く三代目。無論、暗部を使って2人を監視させている。

 

「火影様!」

 

「どうしたライドウ!」

 

駆け込んできた男の名前は並足ライドウ、木の葉の特別上忍である。

その手には一通の手紙が握られていた。

 

ペラッ

 

「ふむぅぅぅぅ」

 

その手紙を読む三代目のしわがますます深くなる。

 

 

「ふぅ・・・」

 

「いったい何がかかれていたんですか?」

 

パイプから出てくる紫煙を吐き出す火影。

 

「綱手じゃよ。まったく里をでていってどこをふらふらしているのやら・・・あの男は大丈夫だから職でも紹介してやれということじゃ」

 

少しの間考え込んだあと

 

「あの男、カゲロウといったか。ここに呼べ。」

 

 

--------------------

 

 

すげぇなこのじいさんが忍びの頂点とよばれる火影か。

 

「ということじゃ。木の葉はお主がここで住むことを認める。」

 

さすがはシズネ、上手く書いてくれたらしいな。さすがに木の葉も伝説の三忍からの推薦状があれば認めざるを得まい・・・書いたのはシズネだけどな!

 

しかも三代目は綱手の師匠らしいからな弟子には甘そうな人だしまず大丈夫だろう。

 

「おぬしは忍びと聞いておる。これからは木の葉のために働いてもらうがよいか?」

 

 

お、来たな。

 

「実はそれについてお願いが・・・」

 

 

 

 

 

「カゲロウさん大丈夫かな。」

 

先ほど木の葉の上忍に火影に面会させてもらいにってからまだ帰ってこない

あの人のことだから大丈夫だとは思うけど。

 

にしても木の葉の里っていうのは霧隠れとはぜんぜん違うんだなぁ。みんな明るいし。

 

「お前、こんなところで何してるってばよ。」

 

手持ち無沙汰で里の様子を眺めていると、一人の少年が話しかけてきた。

 

僕より3歳ばかり小さいくらいの男の子だ。

 

「見ない顔だけど」

 

「ええ、今日、木の葉にやってきたんですよ。君は・・・?」

 

「俺?俺の名前はうずまきナルト!将来、火影になる男だってばよ!」

 

ああ、この里は平和だななんて思ってしまった。

 

「そうですか、頑張ってくださいね。」

 

思わず笑顔が出てしまう。僕がいたところじゃこんな会話なんて一生できなかっただろう。あそこから連れ出してくれたカゲロウさんは僕にとっては神様以上の人だ。

少年を見ると固まっていた。何か変なこといったかな?

 

「な、なんでもないってばよ。姉ちゃんも頑張るってばよ」

 

顔を赤くして走ってさってしまった。いったいどうしたんだろう。

 

 

ガチャ

 

 

話が終わったのだろう扉が開いてカゲロウさんが出てくる。

 

「白行くぞ」

 

僕が先ほど走り去った男の子のほうを向いていると

 

「白どうかしたのか?まさかなんかされたんじゃないだろうな。」

 

「いや、さっき男の子が・・」

 

すると過敏に反応したカゲロウさんが

 

「何?男、そうか俺の白に手を出そうとはいい度胸だ・・・我が秘術で一生心から消えぬトラウマを刻み付けてくれるわ!!」

 

「大丈夫ですから!大丈夫ですから!」

 

この人なら本当にやりかねない。

 

でもそんなことしなくても僕はカゲロウさんから離れるつもりはありませんから安心してくださいね。

 

 

 

カゲロウさんはアパートの一室らしきところをを借りてくれた。

 

私には家事全般を任せてくれるそうだ。なにかあったときには周りにいる蜻蛉に伝えれば伝わるそうです。

 

「アカデミー?」

 

夕食時、カゲロウさんからそんな言葉が出てくる。

ちなみに夕食はカゲロウさんが作りました。私も早く作れるようになります・・・

 

 

「そうだ。白、お前にはアカデミーに入ってもらう。忍者要請の学校だ。お前のその力は望む望まないにせよ関わってくるだろう。血継限界を制御するため、まぁ鍛えといて損はないさ。」

 

こいつ才能ありそうだしな。将来守ってもらわないと。俺を。

 

「カゲロウさんは?」

 

「俺は火影から紹介された仕事をやる。」

 

白がとたんに不安気な顔をする。

 

「心配するな危険な仕事じゃないよ。」

 

ジジ・・ッッ

 

食卓に数匹の蜻蛉が飛んでくる。この里の細部まで多くの蜻蛉を放っておいた。情報は命だからな、何事も知っておくべきだ。

 

(やはり見張られているか)

 

いくら紹介状があったとはいえ部外者をそう簡単には信用しはしないか・・・老いてもさすがに火影だな。

 

見張りは暗部が3人、こりゃ当分派手な動きはできないな。

 

口惜しいが見張りがはずれるまでは大人しくしとくか。

 

 

 

 

 

「みんなー静かにしろー」

 

 

ざわついていた教室がこの先生、確かイルカ先生だったと思う。この先生の声で静まる。

 

「今日からこのクラスに入ることになりました。白です。よろしくお願いします。」

 

笑顔でおじぎをする。

 

女子からはわーっという声、男子はなぜか一様にこちらを見ていない。しかもみな心なしか顔が赤い。僕はカゲロウさん以外の男の人には好かれないんだろうか。あ、昨日の男の子もいる。

 

じゃあ「白さん、君はあの席に座って。」

 

「よろしく!あたしは春野サクラ!ねぇ白さんキレイだよねぇ~」

 

「ちょっとサクラ、何先に話しかけてんのよ!あ、あたしは山中いの。実家は花屋やってるんだ。」

 

右と左から同世代くらいの女の子がすごい勢いで話しかけてくる。今までこういう経験なかったからどういう話したらいいか分からないや・・・とりあえず笑っておこう。

 

「おーい、春野、山中!まだ話は終わってないぞー」

 

 

騒いでいるとイルカ先生が静かにするようにと怒る。

 

 

「次はこれから新たにお前らを指導していただく先生をご紹介する。ではこちらへ。」

 

 

その人は壇上に立つと

 

「えーこれから幻術、封印術、結界忍術などを担当させていただくカゲロウといいます。どうぞよろしく。」

 

白は一瞬我が目を疑った。カゲロウさんが教師?あの人が?

 

 

クククこれこそ究極の青田買い!

 

忍者候補のうちから手をつけておく作戦よ。難点は時間がかかることか・・・こいつらが忍者になるころには俺もう30超えちまうよ。まぁそれまでは中忍や上忍の女性陣を狙うとしますか。

 

 

 

しかし暗部に見張られてるから今すぐには動けそうに無いな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-夕方の一幕-

 

夕飯の買い物中。

 

「まぁご兄妹ですか?」

 

「いえ、嫁です。」

 

ざわっ・・・

 

「ポッ・・・」

 

(ロリコンだ・・・)

 

(ロリコンだぜありゃ)

 

(ロリコンだな)

 




内部時間は早めに経ってます。みんな原作の年齢まで進めたいので。
ちなみにカゲロウ君はカカシやイルカより年上です。主人公オッサンなんだよな・・・見た目は結構若そうだから大丈夫。


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「アカデミー名簿・男編」

今回のメインは・・・男・・・だと・・・


ふむ。

 

アカデミーの教師になるといったとき驚かれていたが、まぁ最低限の忍術と体術は使えるからな。幻術ならお手の物だし。

 

「イルカ先生、これからよろしくお願いします。」

 

ちなみに紳士モードだ。さすがに職場で本性全開にするわけにもいくまい。クビになっちまう。

 

でもあれだぞ。術を使って女の子の着替えシーンを覗いたりとか、視姦しようと思ってたりなんか思って・・・・ゲフンゲフン。

 

「いや、こちらのほうが年下なんですし、こちらからもよろしくお願いします。」

 

「イルカ先生!とそちらは?」

 

通りがかったもう一人の教員らしい男が話しかけてくる。

 

銀髪?っぽいイケメンだ。

 

「カゲロウ先生、彼はミズキ先生です。」

 

どうぞよろしくと握手してきたので適当に返す。

 

ん~なんかこいつ怪しいな、こういうヘラヘラした奴に限って裏ではロクなことやってなかったりすんだよな。

え?なんでわかるかって?俺もその類だし・・・

 

 

 

俺がアカデミーに就職したのは蕾の選別と情報収集。あとは白に付く虫の排除だな。

あいつ自分が美人なのわかってないからな~

 

 

~うずまきナルト~

 

まずうちのクラスの連中を調べていくか。

名簿と前もって渡された生徒の成績表を見ていく。

 

えーとまずは

 

「うずまきナルト」

 

問題児。

 

そんだけかい。まぁ飛ばした蜻蛉で情報は入ってるんだけどな。

かつて里を襲った九尾の人柱力。そんで迫害を受けてると。無理も無いか。

 

アカデミーでも落ちこぼれよばわりされてたしな。

 

むしろ迫害を受けないほうが不思議だな。

しかしあれだけの仕打ちを受けてもまだ歪んでないのはすごいな。

 

男に興味はないんだけどな~あの姿はうちの白を思い出しちまうから放っとくと気になっちまうしな

 

 

当の本人は・・ブランコで一人ぼっちか。

 

 

「おいコラ、クソガキ。」

 

いきなりナルトの背中を蹴飛ばす。

 

「おわあああああああ」

 

悲鳴を上げて顔面から地面にダイブするナルト。

 

「何するんだってばよ!え・・・えっと新任のカゲロウ・・・先生?」

 

意外な人物だったのか思わず固まったようだ。

おそらく自分に積極的に関わってくる者さえ少なかったのだろう。かなり驚いている。

 

「お前なんであんなに失敗ばかりすんだコラ」

 

こちらの言葉にムッと来たのか言い返してくる

 

「俺だって好きで失敗して「だから修行つけてやる。」

 

「えっ!?」

 

 

「俺は部外者

・・・

だ。この里の人間じゃない。お前にどういう事情があろうと関係ない。落ちこぼれがいるならそいつを救済するのが教師の役目だからな。」

 

呆けた顔でこちらを見上げたままナルトは動かない。

 

「おいコラ、やんのかやらんのかどっちだ。」

 

「やる!やるってばよ!」

 

「で何を教えてくれるんだってばよ!やっぱ先生の得意な幻「いやお前幻術の才能ないから。」

 

「お前に必要なのはコントロールだ。」

 

「コントロール?」

 

「いいかナルト。お前の長所はアホほどあるチャクラ量だ。」

 

それをきいて気をよくしたのだろう。

 

「でへへ。俺ってば才能あるってこと?」

 

「阿呆。容量があっても出力が滅茶苦茶じゃ使い物にならんだろうが。だから出力をコントロールする練習をするんだ。」

 

「いいか手を使わずに足にチャクラを吸着させて木登りしろ。天辺までいったらもう大丈夫だ。じゃあ俺は夕飯があるから。」

 

「え?見ててくれないの?」

 

意外そうな目で俺を見るナルト。

 

「なんで俺ができるまで見てなきゃならんのだ」

 

といって足早に立ち去る。後ろで何かいってるが知らん。

 

-夜-

 

さきほどの場にいってみると案の定つぶれたナルトが転がっていた。

俺が来たことに気付いたのかへとへとながらも声を出すナルト。

 

「ぜ・・・ぜんぜんだめだってば・・・」

 

そりゃ卒業までにできりゃ語の字な修行だからな。

 

「まぁ毎日続けてりゃマシになるさ。」

 

 

「おい、起きろ」

 

転がってるナルトを蹴り起こす。

 

「先生・・・外道だってばよ・・・「なんか言ったか?」なんでもないです。」

 

まぁ飯ぐらいおごってやるか。ここに来る途中に写楽だか百楽だかいうラーメン屋があったな。そこでいいか。

 

「飯食いに行くぞ。」

 

「え?本当!ラッキー!」

 

お前さっきまで潰れてたんじゃないんかい。さすがのスタミナだ。チャクラ量が俺の50倍くらいあるに違いない。てか多分あるだろうコイツ。

 

 

 

「おっちゃん替え玉追グヘッ」

 

人の金でおかわりしようとしてんじゃねぇよ。

ナルトの顔をテーブルへ叩きつける。カエルが潰れたような声と音がしたが気のせいだな。

 

あっクソ、この馬鹿のびてやがる。まったく・・・置いて帰るか。

 

 

 

 

「ん・・・?」

 

ナルトが目を覚ますとそこはいつもと違う天井だった。

 

「あ、目が覚めましたか。カゲロウさん、ナルト君が目を覚ましましたよ。」

 

ナルトはその少女を忘れてはいなかった。ナルトが今気になっている相手は春野サクラだったがこのまえ火影のところの前で一度だけみたこの少女のこともそれ以上気になっていたのだ。

そしてその少女がアカデミーに入ってきて、女子に囲まれていたから話しかけられもできなかったが。

 

だが今、千載一遇のチャンスが少年に巡ってきた。

 

「あのさ!白ちゃんてば「白は俺の嫁だ。」

 

そんな少年のチャンスと夢と希望をぶち壊す外道もいるが。

 

「カゲロウさん・・・///」

 

「そういうことだ。残念だなナルトよ。」

 

 

 

「うわあああああああああああああああああああ」

 

 

「少年よ・・・強くなれよ。」

 

「カゲロウさん。あんまりいじめちゃだめですよ。」

 

 

 

 

~うちはサスケ~

 

うちは一族の末裔と。写輪眼か~いいな~そんな目。俺も欲しいな。

 

で成績優秀。モテモテと。

 

ふむ。こいつは我がハーレムの敵になるかもしれん。注意が必要だな。

 

 

~奈良シカマル~

 

ふむこいつはどっかの里の風使いとフラグが立ちそうな気がする。そんなフラグは俺が木っ端微塵に折るけどな。

 

 

~秋道チョウジ~

 

デブ。以上。

 

 

~犬塚キバ~

 

俺、猫派。

 

 

~油女シノ~

 

こんな奴いたっけな・・・

 

 

 

-今日のカゲロウ家-

 

「ねぇ、カゲロウさん。」

 

「なんだ?」

 

「今日、更衣室に見知った気配があったんですけど気のせいでしょうか。」

 

馬鹿な・・・っ。ハッ!そういえば確か白は俺の影薄めの術がが効かなかった・・・

 

「次はないですよ。」

 

おのれ・・・俺の憩いの場が!

 

「ごめんなさい・・・」

 

白の後ろから立ち上る怒気の前に30手前の男は謝るしかなかった。

 

だが白よ甘いな・・・俺には蜻蛉をいう便利な覗きグッズが!

 

「カゲロウさん?蜻蛉飛ばしたって分かりますよ?」

 

「ハイ・・・」

 




原作にちょっかいは出すけど積極的な介入とかはしません。カゲロウ君が興味あるのは女の子だけです。

次回からはちゃんと女の子だしますので大丈夫です。


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「無口っ娘はリアルだと結構大変」

今回のヒロインはヒナタちゃん。まだ食べないですけどね。


唐突だが今俺はアカデミーの女子更衣室にいる。大丈夫、今日は白は別班行動だ、ここにはいない。

 

ふむ。マーべラスな眺めだ。いや若いっていいねぇ。画面の外の大きなお友達は真似してはいけないぞ。死ぬから。社会的に。

 

~春野サクラ~

 

「んなわけないでしょ!何いってんのよ!」

 

下着はピンクのようだ。胸は・・・将来に希望は持てるかどうかは微妙だな。

うちはサスケに惚れてると。なんか面倒くさそうな性格してるな~思春期の女の子ってのはこんなもんなんだろうか。

 

将来ろくでもない男に惚れて周りに迷惑かけたあげく最悪の展開にもっていきそうな気がする。気がするだけだけどな。

 

 

~山中いの~

 

「ちょっと~サクラ~また太ったんじゃないの~」

 

下着は黄色。髪型はポニテか、グッドだ。

でこいつもうちはサスケに惚れてると。学校なんていう狭い枠の中では運動ができる奴がモテるしな。

 

体のラインは際立ったものがあるな。もう少し体の露出を増やして・・・ゲフンゲフン。

 

 

~日向ヒナタ~

 

「・・・」

 

うつむきがちで暗い性格だが素材は一級品だ。名家、日向一族の嫡子か。ちなみに下着は白、これは襲いたくなるそしていじめたくなる。

だが才能がなく、父親に見捨てられていると・・・これは使えるかもしれんな。

そして将来に期待ができそうだ胸が。適度に肉がついていても結構おいしいしな。

 

 

このクラスで有望そうなのはこんなところか。やはりそうそういないな。しかもまだみんな子供だし。他?ブスは知らん。

 

「ん?」

 

日向ヒナタがこちらを見ている。何故だ。俺の術はそうそう見破れるものでは・・・

 

え?何?あの目。あれが日向一族に伝わるという血継限界。

 

「白眼!!」

 

 

なんでお前そんなもんこんなところで発動してんだ!やばいよ、見えてるよ。俺見えちゃってるよ。

そういや白眼って下着とか裸も透視できるのかな。うらやましい・・・じゃないよ現在進行形でピンチだよ。

 

 

どうする?

 

→逃げる

 脅す

 やっちゃえ♪

 

 

 

 

 

 

 逃げる

 脅す

→やっちゃえ♪

 

 

むっ!女子達が移動を始めるな。チャンス!

 

(結界忍術・遮断方陣!)

 

内部と外部を遮断します。音も遮断します。外から見ると結界自体が見えません。青○には最適の術です。でも触れると認知できます。青○が分からない人はお母さんに聞きましょう。殴られます。

 

「えっ?」

 

影薄めを解くと、結界内で音を立てても外部には漏れないことをいいことにヒナタとの距離を詰める。

 

いきなり急接近されたことに驚いたのか涙目で体をがたがた揺らす。

 

体を縮めている様はまさしく小動物だ。くそっかわいい・・・

 

 

「いいか、放課後。教室で待ってろ。いいな。」

 

 

コクッコクッと夢中で首を振るヒナタを確認した後、術を解いてその場から速攻で立ち去る。

 

(さすがにやるのは無理があるな・・・)

 

 

-放課後-

 

「お前は何も見なかった。」

 

「えっ・・・」

 

いちいち反応がめんどくさいなこの子は。自分が出せないのが悩みと聞いていたがこれは重症だぞ。でもそのおかげで命拾いしたわけだが。

 

「だから下向くなって。」

 

指をヒナタのあごに差し込んで上を向かせる。思わず顔が近くなる。

 

「あ・・・っ・・・あの・・・・っっ」

 

もうしどろもどろだな。あー小動物だ。子猫みたいな反応だな。この子家で飼いたいな。

 

「あーもう下向くなってせっかく美人な顔立ちしてんだから損だろうが。」

 

「び・・・!!」

 

 

ヒナタは顔を真っ赤にしたあとプシューという音とともに意識を飛ばして床に倒れた。

いやいくらなんでもないだろうそれは。恥ずかしがりやにも限度ってものがあるでしょうに。

 

 

 

 

 

「ん・・・っ」

 

ヒナタが目を覚ますとそこは星空の下だった。

 

(ここは・・・?)

 

そこはアカデミーからさほど離れていない公園のベンチだった。

 

(あっ先生・・・)

 

どうやら私は先生にベンチに寝かされていたようだ。いわゆる膝枕状態で。

恥ずかしい・・・。

 

「ん?ああ起きたのか、ってもうこんな時間か。」

 

 

「あっ・・・」

 

(忘れてた、今日父さまと組み手の修行するっていわれてたんだ・・・どうしよう・・・もうとっくに門限すぎちゃってるよ・・・)

 

 

「どうした。そんなに青ざめて。」

 

 

ふーん、さすがに名家ともなると大変なんだな。でも確か才能が無いって言われてたらしいな。妹の方が才能があるとかって。

 

まぁ俺のハーレム候補だ。助けてやるか。

 

覗きを見逃してもらった借りもあるしな。

 

 

 

「すんませーん。ヒナタちゃんのお宅ですかー!」

 

(先生、声大きいよ。恥ずかしい・・・)

 

「どなたですかな?」

 

おおう。この人が日向当主の日向ヒアシか・・・苦手なタイプだなこういう堅物系は。

 

「いやぁヒナタちゃんを夜遅くまで付き合わせてしまいましてすいません。」

 

「いえ・・・。」

 

こちらをいぶかしむような目で見つめるヒアシ。なんで白眼になってるですか。怖いんですけども。

 

「実はヒナタちゃんに幻術の才能があることが分かりまして。力を入れて鍛えたいと思ってるんですが。どうでしょう家に預けてもらえませんか?」

 

(えぇぇぇ!何それ私聞いてないよ先生!第一そんないいわけじゃ父様は・・・)

 

「・・・いいでしょう。」

 

(嘘ぉ!やっぱり父親は私を見捨ててるんだろうか。ハナビの方が才能あるって周りの人もいってるし。)

 

 

 

「おいヒナタ」

 

「はっはい」

 

ウサギが飛び跳ねるように肩を震わせるヒナタ。

 

「ということでお前は家で預かることになったから。ちょっと狭いけど我慢しろよ。」

 

(・・・・どうしよう・・・・どうしよう)

 

 

 

「ただいま」

 

「お邪魔・・・します」

 

せまいアパートの一室のドアをくぐるとそこには一人の少女がいた。

 

(あれ?この人、確かアカデミーに入ってきた白さん・・・?)

 

「あー白、夕飯一人分増やしてくれ。」

 

「また誰か連れ帰ってきたんですか?」

 

台所に立つ白さんはまるで奥さんみたいだ。

 

(いいなぁ・・・ハッ私は何を・・・)

 

「ヒナタさんどうぞ上がってください、汚いところですが。」

 

家とはいろいろと違う狭いし・・・確かにちょっと汚い。

 

夕飯は白さんお手製のシチューだった。白さん料理上手いなぁ憧れちゃうよ。私あんなに器用じゃないし。

 

「というわけで今日からヒナタを家で面倒見ることになった。」

 

頭を抱える白さん。

 

「僕に相談もなく・・・分かりました。・・・せっかく2人だけの場所だったのに。」

 

「なんか言ったか白?」

 

「いいえ。何も。」

 

白さん怒ってるんじゃないかな・・・

 

「すみません狭くて、雑魚寝みたいになっちゃいますが。」

 

その日、私は結局寝られなかった。

 

だってすぐ横に男の人がいるし・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

(ハーレム要因ゲットォォォ)

 

(カゲロウさんは渡しませんよヒナタさん?)

 

(恥ずかしい・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-今日のカゲロウ家-

 

「そういえば放課後、ここに来る前ヒナタさんと何してたんですか。」

 

「え!?」

 

「まさか・・・」

 

「いや大丈夫!まだ襲ってないから。」

 

「・・・まだ?」

 

 

「あっ」

 




ヒナタはすごいかわいいと思うよ。というわけでヒナタを確保。アパートの一室で美少女2人と同居・・・kneg?


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アンコ編①

次のヒロインはアンコだよ。私はかなり好きなキャラです。


次のターゲットが決まった。

 

アカデミー?いやいくらなんでも小さいって、あと5年ぐらいしたら早熟だけど出来のいい木の実がなりそうだしな。

今のうちに摘んでしまうのはもったいない。今は種と肥料をまいとかないとな。

 

 

で次のターゲットだが木の葉の特別上忍「みたらしアンコ」だ。

 

なんでも変態で有名な大蛇丸の唯一の弟子らしい。この大蛇丸という男、相当な変態のようだ。俺とは違うベクトルで。

でこの大蛇丸が大罪を犯して里を抜けたと。それでこの女は大蛇丸のことをまだ追っているようだ。

 

しかし危険分子の弟子ということで暗部などからもマークされている。と。

 

師匠が変態だったのは不運としかいいようがないな。そしてその師匠は俺の天敵のような気がする。なんだろう。性的な意味で。

 

胸はまぁまぁ、性格はキツそうだがそこがいい。抵抗できない状況で嬲りつくしてやるぜ!フハハハハハハ!

 

おっといかんいかん。これじゃまるで俺が外道のように見えてしまうではないか。

 

作戦だが・・・

 

まず近くの会話が聞こえる程度の距離に近づき、そして大蛇丸の情報を知っているということを会話に混ぜればいい。あとはあちらから接触を図ってくるだろう。

 

 

 

 

でやってきたのが甘味屋。

 

なんでもみたらしアンコは超甘党という情報だ、主食が団子とお汁粉・・・どうやってあの体型を維持してるんだ?

 

「団子50本持ってきなさい。あとお汁粉ね。」

 

なんちゅう注文だ

 

「カゲロウさん。注文ですよ。」

 

あ、こっちも注文か、アンコとは敷居を隔てた、耳をすませば会話が聞こえる位置に座っている。

 

「白、お前適当に頼んどけ。」

 

その言葉を聞いて喜々として注文する白・・・太るなよ。

 

「そういや白、知ってるか?」

 

「何ですか?」

 

「木の葉には三忍っていうのがいるらしいんだ。自来也・綱手・大蛇丸っていうのが。」

 

「ほぇ~ほぅなんですか。」

 

食べ物口に入れながら話すのはやめなさい。白。

 

「でその中の大蛇丸って言う奴の情報を掴んでな。」

 

ガタッ

 

あ、釣れた。

 

敷居の向こう側で思わず立ち上がったかのような物音がした。

 

「白、お前先に帰ってヒナタの手伝いしてな。」

 

あの子はドジっ娘の匂いがする。食材と間違って指切るタイプだよアレ。

 

「分かりました。」

 

白は席をたって店を出る。

 

さすがに人前では何も仕掛けてこないか・・・

 

 

その後わざと暗めの路地へ入り込む。無論、後ろからアンコが尾行してきてるのは承知の上だ。

 

ちなみに今の俺の格好はそこらへんにいる一般人の格好だ。俺の顔などそこまで広がってはいまい。

 

 

突如右肩を掴まれたかと思うとそのまま壁に叩きつけられる。

 

「声を出さないことね。」

 

後ろ首にはクナイ。

 

「大蛇丸の情報を吐いてもらうわよ。」

 

今の状況はアンコに壁に押し付けられている状態だ。無論、体も密着している。思ったより胸があるな・・・

体をずらしてアンコと正対するような格好になる。まだクナイは首元に密着したままだ。

 

 

「誰かと思ったら木の葉の特別上忍のみたらしアンコさんじゃないですか。」

 

顔を見ただけで名前を当てられたのが意外だったのか驚いた顔をする。

 

「へぇ~あたしの顔知ってるんだ。」

 

「木の葉の忍者がこんなことしていいんですか?」

 

「もし噂でも立てばあんたが明日の朝をおがめなくなるだけよ。」

 

殺る気満々だな。しかしまだこれほど大蛇丸に執着しているとは・・・思ったより慕っていたのかもしれんな。

そんな師匠が自分を捨てて里を抜けた、か。

 

にしても即行動に移してくるとは情報どおり大胆というか率直というか。

 

「情報ってのは等価交換なものじゃないんですかね。」

 

あくまで強気にでる。

 

「あら。尋問って言葉を知らないのかしら?」

 

互いの吐息が感じられる距離まで顔を近づけて脅しをかけてくる。

 

「へーえ、じゃあ対等な立場なら取引に応じてくれるんですか。」

 

視線をずらさず。数センチ先にあるアンコの目を見つめながら話す。

 

「まぁね」

 

ここで仕込んでいた仕込みを打つ。

じゃあ対等な立場ってのは

 

「「こういう状況ですか?」」

 

ボフン!と音をたててクナイが突き立てられていたカゲロウが消える。

 

「影分身!?」

 

捕まっていたのは影分身。本体は近くで影薄めで隠れていたわけだ。

どっからどうみても忍者に見えないさえない男が影分身なんか使ってたらそりゃ驚く。

 

判断が遅れたアンコのクナイをはじき落とし手をひねって壁に叩きつける。

術を使われたら厄介だからな。というか不意を付かないと勝ち目が無い・・・

 

首筋にアザ?いやこれは・・・呪印か?また悪趣味なものを。

 

「これで取引に応じてくれますよね?アンコさん」

 

「っく!」

 

その悔しがる表情もまたグッドだな。

 

 

 

「団子30本。あとおしるこ。」

 

「黒酢あんみつ。」

 

ということでさっきの甘味屋。

 

「お前まだ入るのかよ。」

 

「甘いものは別腹よ。」

 

さいですか。

 

「で、何で大蛇丸の情報が欲しいんだ?」

 

運ばれてきたあんみつを食べながらアンコに問いかける。

 

「あんたには関係の無いことよ。」

 

「じゃあ取引だ。俺はお前に情報を渡す。お前は俺の要求を呑む。」

 

「で、その要求ってのは?」

 

団子を食べながら投げやりに答えるアンコ。

どこにはいってるんだその量。

 

「俺の女にな「やだ。」

 

即答ですか。

 

「よく考えたらあんたみたいなのが本当に大蛇丸の情報持ってるのか怪しいもんよ?」

 

「大蛇丸は現在、各国にアジトを持ち移動していたが。今はある国に腰を落ち着けている。その国の大名に取り入っていろいろやってるらしい。」

 

アンコは本当に有益な情報がもらえるとは思っても見なかったのか心底驚いた顔、そして一瞬歓喜とも憎悪ともとれるような表情をした後

 

「へ~え、本当に知ってたのね。」

 

蜻蛉の情報収集力を舐めるな。物量作戦だけどな!さすがに他国まで飛ばすのは骨が折れる・・・

 

アンコはしばらく考えこんだあと

 

「いいわよ。条件を飲んでも。」

 

意外だな、もっと粘るかと思ってたんだが。

そんなカゲロウの顔を見たのか、

 

「へぇ、あたしじゃ不満?」

 

ひじをついて挑発的な態度とポーズをするアンコ。

際立ったプロポーションと整った顔立ちからそれは非常に妖艶にも見える。

 

「いや大歓迎さ。ところであともう2つ頼みがあるのだが。」

 

「さすがにこれ以上は飲めないわよ。あっ団子もう10本追加で。」

 

「いやこれはあんたにも有益なことだ。あんたの呪印をいじってみたいんだが。」

 

アンコは首筋に手を当てる。忘れたくても忘れられないかつての師への繋がりがここにある。これがあるかぎりアンコの心は大蛇丸に縛られ続けるのかもしれない。

 

「だけど三代目にも解けなかったのよ?あんたに何が出来るのよ?」

 

 

「一応専門家だからな、大体俺の女にそんな気持ちの悪いもんつけられてちゃ胸糞悪い。」

 

「へぇ・・・じゃあ頼んだわよ!」

 

背中を叩いて店を出て行くアンコ。

 

フフフ・・・貴様はもうすでに罠にはまっているッ!今夜を楽しみにしておくがいいわ!

 

 

「あ、お客さん。お勘定!さっきの人の分も!」

 

 

あんの女・・・

 




原作じゃ出番がいまいちないアンコさん。おかげで口調とキャラがいまいち分からなかったり・・・。


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アンコ編②

決していやらしいことをしているわけではありません。決していやらしいことをしているわけではありません。大事なことなので2(ry


「はーいどちらさまで・・・ちょっとあんた今何時だと思ってんのよ。」

 

 

その後、夜、アンコ宅(ウチの蜻蛉達は優秀なんです)

 

「約束どおり、呪印取りに来たぞ。」

 

ぶっちゃけ家に上がるための口実だけどね。

 

「あっちょっと勝手に上がらないでよ!」

 

知らん。

 

うわ~これが一人暮らしの女の部屋か。生活観丸出しというかガサツというか・・・

 

「殺すわよ?」

 

すまん。

 

 

「よーしじゃあ呪印とるぞ。」

 

「んな簡単に取れるもんじゃないでしょ。」

 

うんそりゃね。ダメでもともとな感はある。

 

「じゃあ脱げ。」

 

「ハッ?」

 

なんだその犯罪者を見るような蔑んだ目は心外だぞ!

 

「呪印調べるのに服が邪魔なんだよ。上半身脱げ。俺が脱がしてやっても良いぞ。」

 

「・・・分かったわよ。だからそのいやらしい手の動きをやめなさい。」

 

しぶしぶ了承したのか脱ぎ始めるアンコ。

 

肌を見せる服を着てなかった分、脱ぐとコレはなかなか・・・

美女の生脱ぎストリップか・・・眼福眼福。

 

肌もきれいだし、胸もう~んグッドだ。

 

「これでいいでしょ。」

 

「胸隠さなくていいのに。」

 

「殴るわよ。」

 

「すまん。」

 

 

「この呪印は大蛇丸か?」

 

「知ってたの?私の経歴。」

 

「まぁな」

 

封印がかけられてる。三代目の封印か。

にしても悪趣味なもん作るな。呪印なんて。

経絡系に絡んで感情をトリガーにしてチャクラに影響を及ぼすタイプの呪印だな。

 

おそらくもとになったものがあるんだろうがそんなものは分からんしな。

いずれにしろこんなものを普通の人間が使ってたら体に負担がかかりすぎる。寿命を削っているようなもんだぞ。

 

「この呪印。使ってないだろうな。」

 

「ええ。」

 

使ってたらどんな副作用があるかわからん、どちらにしろロクなもんじゃないだろう。

まったくここまで経絡系に癒着しているとは・・・神経にへばりついてるようなもんだぞ、こりゃ難しいな。しかも気持ちの悪いチャクラもありやがるこりゃアンコのじゃない大蛇丸のだな。

どんだけ変態な術開発してんだ・・・まぁ人のことはいえんか。

 

だが・・・まぁものは試しか。

 

「痛むぞ?」

 

アンコに念のため声をかけておく。

 

「つっ!!」

 

5指にチャクラを集中させ呪印をはずしにかかる。経絡系に引っ付いてる大蛇丸のチャクラを少しづつ剥離していく。

神経を直にいじくるようなもんだ。多分相当痛みが来るはず・・・

 

「っ・・・あ・・ん・・・んん!!」

 

気のせいかアンコの声が艶やかに聞こえる。俺のドS心が働いてるせいだろうか。

 

「大丈夫か?」

 

とはいえさすがに堪えると思うので心配してやる。

 

「ハァ・・・っん大丈夫よ・・・続けなさい。」

 

頬が上気して息が荒い。すごい興奮する。俺が。

今すぐ襲いたい感情に狩られるがそこはぐっと我慢して指先に集中する。

 

「あっ・・・・う・・んっ!!あぁ・・」

 

アンコの肩が震える。首筋と背中に汗もかいてきている。うなじがものすごいエロい。

 

「っくぅ!・・・んっ!あっ・・・!」

 

よーし大分はがれてきたな。

 

「平気か?」

 

「だ・・大丈夫・・・ハァ・・・ハァ・・・ん!え・・・?」

 

手を握ってやる。

 

「ほら大丈夫だから。手ぇ握っててやるからもう少し頑張れ。」

 

返答はなかったが、目を合わせず手を握ってくる。恥ずかしいのか。上気している顔からは読み取ることは出来ない。

 

握った左手に力が入る。

 

「やっ・・・っ!・・んん!」

 

ぎゅっ

 

「あ・・・ああ・・・っ!」

 

ブチッ!

 

剥がれた!

 

「この気持ち悪いチャクラが・・・人の女にくっついてんじゃねぇよっ」

 

握りつぶすとアンコにくっついていたチャクラは霧散した。

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

肩で息をしているアンコの首筋にあの呪印はもうない。やればできるもんだな俺。

 

ふらっ

 

体力を消耗したのだろう。ふらつくアンコの体を支える。そのままベッドに寝かせてやる。

俺も疲れた・・・あんな高等術はチャクラ量の少ない俺には拷問だ・・・

 

 

-朝-

 

 

目が覚めるとベッドに寝かされていた。上半身は何もつけてない。裸だ。

 

昨日のことを思い出し、なんともいえない気分になる。思わず首筋に手を置く。かつての師との繋がりはそこには無い。

 

(ん?)

 

床に一人の男が転がっているのを見つけた。なんでお前までここで寝ているんだ。

 

 

本当は約束をなんて守るつもり無かったんだけどね。

あの場での口約束で終わらすつもりだっだんだけどさ、適当なところで撒こうかと思ってたんだけど

 

でも、いいかもね。

 

あんたの女になるってのも。

 

守ってくれるんでしょう?あんたが。相手があの変態でも。

 

大蛇丸という縛りからあたしが解き放たれるかは分からない。でも肉体的な束縛はもうないのだ。

悔しいがこの男のなのかもしれない。

こいつがいなければあたしはあの男の影をいつまでも引きずっていたのかもしれない。

 

とりあえずは・・・

 

 

「ありがとう。」

 

日差しが差し込んだ中のその笑顔はいままでのアンコの表情よりはるかに美しいものだったであろう。

 

「ん!?」

 

 

「うわあああ!」

 

ここで空気も読まず起きる。そこらへんにいる鈍感主人公と一緒にしてもらっては困る。

 

「きゅ!急に起きるな!」

 

「朝っぱらからなんだよ・・・なんで?」

 

(聞かれてたら恥ずかしいでしょうが///!!)

 

「あ、そうそう約束は果たしてもらおうか。」

 

ゆらり。と立ち上がったカゲロウはアンコのほうに距離を詰める。

 

「今、朝なんだけど・・・」

 

「知らん、目の前にごちそうがあるのに食べないのはもったいない。」

 

 

 

距離を詰めてベッドの上に乗って来る。顔が近づき目が合う。

 

 

「ん!・・・んっ!」

 

強引に唇を奪う。アンコには抵抗するそぶりもないしする気もないように感じられる。

 

(・・・んっ)

 

 

 

「あ、そうそう最後の要求だが。」

 

「お前は勝手に死ぬなよ。たとえ目の前に大蛇丸がいても、だ。お前はもう俺の女だからな。勝手に死ぬことなど許さん。」

 

 

「分かったわよ・・・」

 

 

 

 

-その後-

 

「アンコってベッドの中だと結構積極て「潜影蛇手!!」ぎゃあああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-カゲロウ家-

 

「カゲロウさん今日はかえってこないんだって。」

 

伝令の蜻蛉から情報を受け取る白。

 

「そうなんですか?」

 

居候中のヒナタ。彼女の料理の腕はまだまだである。

 

「どうせまた女の人のところ行ってるんでしょう。」

 

「白ちゃんは先生のこと好きなの?」

 

「ええ。好きですよ。手は出してくれませんが。」

 

即答だ。いいなぁうらやましい・・・私もこういう風に気持ちを出せたらな・・・

 

「ヒナタちゃんも好きなんでしょう?」

 

「えっ!?」

 

白の質問に意表を疲れたのか顔を真っ赤にして目を丸くするヒナタ。

 

「違うんですか?」

 

「いや!あのっ!その!」

 

(この気持ちが・・・好きってことなんだろうか・・・私が・・・先生のことを・・・)



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紅編①

この話にはNTR(寝取られ)要素が含まれます。 アスマ×紅のイメージを壊されたくない人はいますぐ戻る推奨。


白から聞いた話だが今年でアカデミーも卒業だそうだ。

 

え?何で俺が知らないのかって?職員会議とかほぼ寝てるからな・・・

 

授業はちゃんとしてるよ?ちょっと女子を重点的に個人的に教えているだけであって決して卑猥なことをしているわけではない。

 

ちょっと覗きとかをしてるだけだから。

 

白の成績はそうとう良くてかなりの秀才だ。俺にだけ教えてくれたが血継限界も使えるようになったそうだ。

 

氷遁忍術だそうだ。夏に重宝しそうな忍術だな・・・

 

 

「よくやったな白!」

 

白の頭を撫でてやる。

 

「はい・・・///」

 

「僕もこの血の力をカゲロウさんのために使えることがうれしいです!」

 

無垢な、心の底から嬉しいという笑顔。

 

「お・・おう・・そうか。」

 

「あれカゲロウさん、どうしたんですか?」

 

さすがに赤くなって照れたとはいえん・・・

 

ヒナタにも一応幻術のイロハは叩き込んでおいた。あの子は日向のような柔拳やるようなスタイルにはむいてないように思うけどなぁ、性格的にも。

医療忍者とかのほうが向いてるだろうに。名門に産まれてしまったがゆえか。

 

ヒナタは1週間に1度宗家の方に帰っている。さすがに預かりっぱなしはいけないだろうということだ。

恥ずかしがりな性格も若干ましになってきた。そりゃ衣食住一緒にしてればね。

 

 

「ヒナタ!一緒に風呂入るぞ!」

 

「え!ええ!?」

 

「大丈夫だって、お兄さんが優しく洗ったげるから。」

 

いや押しに弱いというかなんというか。その後、白にひっぱたかれたけど。

 

 

 

「ごめんくださーい。」

 

宗家の人とも顔なじみになった。

 

「あ、こんにちは。姉さまもご一緒ですか。」

 

迎えたのは日向ハナビ。8歳とは思えない振る舞いだ。

 

いやだがこの年齢だからこその美しさがある・・・

 

かわいいし、我がハーレムには妹枠が足りないと思っていたところだ、ぜひそのポジションに

 

「カゲロウ殿か。」

 

いやしかしその場合この男をどうにかせねば俺の命がなくなってしまうだろう。

 

日向ヒアシ。

木の葉の名門日向家当主。厳格。

ヒナタのときは「跡継ぎはハナビだから」的なこといってOKが出たんだが、ハナビとなるとそう簡単にはいくまい。

 

おそらくやりあうと2秒で死ぬだろう。俺が。

情報によるといろいろチートな技を使うらしい。近距離専門だから相性は良いが・・・どの道勝ち目ないしな。

 

 

だがハナビが手に入ればヒナタとともに漢の夢であるあのどんぶりが食べることができるのだ。

しかし今。屋敷と手だれに保護されているハナビに手をだすのは得策ではないな。

白眼相手だと見つかっちゃうしな~俺。

 

いつかチャンスがくるはずだ・・・そのときこそ勝負のとき!

 

「どうもヒアシ様。」

 

一週間に一度あっていればそれなりに話す中にはなる。

 

「ヒナタのことは頼んだぞ。」

 

厳格なことには変わりないが。ヒナタのことを完全に切り捨てているあたり家族の情より一族の未来をとってるんだろうな。過去になんかあったんだろうかね。

 

いつかこの男がヒナタと分かり合える日がくるのかね。

 

そういえば日向の分家に宗家を恨んでるというネジだかペンチだかいうやつがいるみたいだが・・・

 

知ったこっちゃないといえばそうなるな。俺の関わることじゃない。

 

 

 

そういえばハーレム候補で他にめぼしいのがいないかと探っていたんだが、今年上忍になった夕日紅という美人がいた。

「木ノ葉一の幻術使い」とまでいわれるらしい、俺とどっちが上だろうか・・・

 

蜻蛉から気になる情報ももらった。

 

なんでも同じ上忍との関係が疑われるということだ。まだ本格的に進展してはいないだろうが将来的には危ない。

だがしかし好意が他に向いてるのを変えるのも難しい。

 

だが。

 

だがしかし。

 

そんなことで我がハーレム計画を断念してはいけない。

 

他の男に好意を持っている女を横から掻っ攫う。つまりNTR(寝取り)。

 

燃えるではないか!

 

同じNTRでもNTR(寝取られ)ではないから注意な。

 

まぁ少々、外道な方法を使うかもしれないがな。

 

となれば今回は入念な準備が必要だ。

 

 

早速お近づきになりますか。

 

 

「あれ?カゲロウさん休日なのにどっかいくんですか?」

 

いっつも寝てるくせに・・・とはいわないエプロン姿が似合う白が問いかけてくる。

 

うーむ、今度裸エプロンで出迎えを・・・

 

 

「出かけるんだったらお醤油かって帰ってきてください。ヒナタちゃんは今日家に帰ってますから。」

 

「ん~」

 

手を振りながら、わかったわかったと意思表示をする。

 

情報によると家はこの辺か・・・いたいた。

 

へぇ・・・こうしてみるとただの美人にしか見えないな。

 

紅は若い女性が着ているような服で花に水をやっているところだった。

 

「あの~すいません。」

 

「あ、はい?」

 

そこにはいつもの忍者ではなく普通の女性の反応があった。

 

「夕日紅さんですよね。あ、どうもカゲロウといいます。」

 

明らかに怪しんでる。そうですよね見知らぬ男が声かけてきたらね。

 

「アカデミーで幻術を教えてる教師なんですが、木の葉一の幻術使いと呼ばれる紅さんを一度お目にかかれればと思いまして。」

 

「え、ええ・・・ありがとう。」

 

ガードが固いな・・・一見クールな印象に見えるが。

 

「それとこれうちで作った地酒です。お口にあえばいいですが・・・」

 

情報によると酒好きらしい。意外だが。

 

「本当!?ありがとうございます。」

 

あ、ちょっと嬉しそう。

 

ただの酒じゃないけどね。もちろん。

 

「紅さんみたいなきれいな方が木の葉一の幻術使いだなんて思いませんでしたよ。できたらお近づきになりたいですね。」

 

「いえ、そんな。」

 

返事はやはり当たり障りの無い形式的なもの。

こりゃ思ったより難航するかもしれないな。

 

 

「で「あ~カゲロウじゃない!」

 

この声はアンコか・・・

 

「何してんのよこんなとこで!あら紅。はーん、私の次は紅をねr(ry

 

ガシッ

 

アンコの右腕を掴んで近くの路地裏まで連行する。

 

「ちょっ・・ちょ・・」

 

 

 

 

「・・・・ぁ・・・ッ」

 

「・・・ちょ・・・そこは・・・あっ・・・」

 

「だ・・・・・あっ・・・・め・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後路地から一人の男が飛び出して全力疾走で去っていった。

 

 

「ちょっと、アンコ。いきなりどうしたの?」

 

一部始終を見ていたものの突然すぎていまいち理解できてない紅がアンコに問いかける。

 

「ハァ・・・っ・・・ハァ・・・な、なんでもないわよ!?」

 

 

「?でもなんか顔が赤いし、息も荒いわよ。服も乱れちゃってるし。」

 

 

「っ!!」

 

アンコは顔をそらして背をむけるととスタスタと去っていった。

 

 

「・・・・いきなり・・・・あんなところで・・・」

 

 

なんだかぶつぶついってたけどいったいなんだったのかしら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-その後-

 

「お醤油は?」

 

 

「すいません・・・」

 



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紅編②

さて、前回紅に送った酒はもちろんただの酒ではない。

 

この俺が長い年月をかけて作り出した秘薬中の秘薬。効果はそこまで高いものではない。

だが、長きにわたる研究の末に作り出したモノ。

即効性ことないが無味無臭かつ多様な効果が得られる。

何より気付かれることはほぼない。

 

効果は一般的にいう媚薬、といっても微々たるものだが確実に効果がある。

 

そして何よりこの薬最大の効果は・・・おっと紅の家に忍ばせている蜻蛉からか、そろそろ動くか。

 

 

さて新米上忍はどこまで「女」を捨てることが出来ますかね。

 

 

 

ここ数日は任務もなく、部屋でくつろいでいる紅。

 

今日もらったお酒はなかなかのものだった。晩酌は思わずいつもより少し大目に飲んでしまった。おかげでまだ体が火照っている。

 

「っ!?」

 

突然体が何かで縛られたように動かなくなる。

 

(これは・・・金縛りの術?)

 

「これはどうも夕日紅さん。」

 

現れたのは仮面をつけた男。暗部の面ではない。

 

(他国のスパイ・・・?まさかこんなところにまで・・・)

 

 

「っく!」

 

金縛りの術は術者の力量により大きく効力が変わる、この金縛りは微動だにしない。

 

「そうそうこの部屋には結界を貼らせていただきましたよ。たとえあなたがどんな声をあげようと外部の人は気付きはしません。」

 

 

「なんでこんなところにきたのかしら?」

 

身動きが取れないながらも鋭い眼光は失われてはいない。仮面の男をにらみつける紅。

 

「自己紹介が遅れました。私、トビイロと申します。木の葉での諜報活動で少し教えていただきたいことがありましてねぇ・・・それにあなた自身にも。」

 

紅は舐めまわすような男の視線を感じる。これまで忍者になってからもいくどとなく味わってきた感覚だ。

整った顔立ちと豊満な体、それ自体を欲しがるものなどいくらでもいたのだから。

 

 

ガッ

 

動けない紅の頭を強引に掴むトビイロ。

 

 

ズズッ

 

チャクラだ。チャクラを直接送り込もうとしている。たとえ縛られていても感覚でそのことを敏感に感じ取ることが出来た。

 

紅の中に男のチャクラが流れ込み入ってこようとする。

 

思わず意識を持っていかれそうになるが必死に耐えようとするも異物は紅の中へ侵食し、犯していく。

 

 

「これであなたの行動はある程度私の制御下です。自決などさせませんのであしからず。」

 

 

「くっ」

 

 

では少し移動していただきましょうか。

 

 

 

紅は椅子に縛り付けられていた。足は開かされ、腕は後ろに回されて固定されている。縄抜けでもできない代物だ。

 

口は詰め物で声を出せないようにされている。

 

息は荒くなり涎が口からたれている。

 

「フーフー」

 

 

「やだなあそんなに睨まないでくださいよ。情報はさきほどあなたの頭を読み取らせていただいたのでね。あとはあなたを少し教育してから持ち帰ろうかと。いやぁいいおもちゃになりそうですからね。アナタは。」

 

 

こうなる予感は紅にはしていた。数はそう多くは無いもののこういう事例がないわけではない。この男のされるがままになれば一生日の当たらない場所で暮らすことになるかもしれない。

だからこそそうなるわけにはいかない。

こんな男のモノになるために上忍になったわけではない。忍者になったわけではないのだ。

 

 

 

意識を集中する、体から湧き上がってくる火照りを押さえ込んでチャクラを練り上げる。

 

 

「ほう。さすが木の葉一の幻術使い。この状況で幻術を使えるとは。」

 

 

「だがやはりこの程度ではな。」

 

トビイロが印を結ぶ。

 

「!?」

 

紅の目に飛び込んできたのは何も無い暗闇。

 

「さぁ、あなたにはどこまで耐えられますか?」

 

 

紅の目がうつろになり完全に術中に落ちたのを見届けると男は仮面を外した。

 

あの媚薬は効果時間が無い。解毒剤がないと時間がたつほどに効果が強まり理性が侵食されていくだろう。そしていつかはそれは破裂する。

 

「あっ・・が・・・ヴ・・・」

 

紅の体が小刻みに震える。今頃夢の中でどんな目にあっていることやら。では時間がたったら見に着てやるかな。

この部屋は極限まで他人の注意を引かないようにしてある。まずばれることはないし、紅の任務はしばらく休みだ。

 

 

さて、家に帰ってご飯にするか。

 

忘れずにもう一つの仕込みもやっておかないとな。

 

 

 

 

 

あれから何時間立っただろう。紅は未だ闇の中にいた。

 

体の奥底から沸き起こってくる火照りは時間がたつごとにますます強くなる。早く楽になりたいという気持ちはもちろんあるが、木の葉の上忍にまでなった女傑である紅はそのぐらいで心は折れなかった。

 

 

「!!」

 

幻術が解けて自分の部屋へと意識が戻る。椅子に縛られているのは変わっていないが仮面の男は見当たらない。

 

白い肌からは汗が吹き出て、意識が無かった頃に暴れたのか服も乱れている。だが何かされたという痕跡は無いようだ。

 

広がった服の間から見える肌から汗がしたたり、その艶やかさは際立ったものがある。

 

だが仕込まれた薬の効果は薄れるどころか、ますます強くなっていく。

 

体がすれただけで思わず嬌声をあげそうになってしまう。それがあの男を喜ばせるだけだということを理解してぐっと飲み込む。

 

脳裏にあの男にひざまずけばこの火照りをおさめてくれるのだろうかという思考がよぎるがそれを必死に振り払う。

 

だが体の火照りはとまらず、理性もますます侵食されていく。このままでは遅かれ早かれあの男の目論見どおりになってしまうだろう。

 

 

一刻も早くここを抜け出さなくてはならない。

 

 

 

 

コンコン。

 

 

「おーい、紅。いないのか?」

 

扉の外から人の声が聞こえる。

 

この声の主は見知った人物だ。

 

ガタッガタタ

 

必死に動いて声を出そうとするが口に入れられた詰め物のせいで上手く出せない。

 

「ん~!んっんん~~!!」

 

なりふりかまわない。助けて欲しい。早くここから助け出して欲しい。私をここから救い上げて欲しい。

 

体を揺らし、声をあげるがそれが扉の向こうにいる人物に届くことは無かった。

 

「なんだ留守か・・・。」

 

足音が遠のいていく。

 

「んん!!!っ~~~!!」

 

(待って・・・行かないで・・・!)

 

 

 

 

あれからいったい何時間たったのだろうか。

 

紅はもう意識を保つのも精一杯な状況だった。

 

薬は完全に回り、目は虚ろ、四肢には力が入らずだらりと垂れている。

 

体からは上気した汗と火照りが溜まり切っていた。

 

「・・・」

 

 

 

「あらあら素敵な格好ですな紅上忍。」

 

もう言い返す力すら紅には残っていなかった。



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紅編③

頭の中はぐちゃぐちゃでチャクラをねることはおろこマトモな思考すら出来ない

ここでこの男のいうとおりにすればこの感覚から開放されるのだろう

何もかも投げ出して跪けば楽になれるだろう

 

「-ッ-------------」

 

唇を噛み締めて眼前の男を睨みあげる

 

「ずいぶんと苦しそうですねぇ」

 

男の手が伸びる

 

 

「------------------」

 

四肢はだらんと投げ出されて紅は男に腕を持ち上げられ立たされる

 

ドサッ

 

そのままベッドの上に投げ出され

この状況が分からないほど紅も子供ではない

 

これから自分がどうなるかということも

乱れた衣服と荒い吐息を両手で押さえつけるようにして抑えようとするが抑えきることが出来ない

 

 

抵抗しなくてはならない、こんな体でも

だが心のどこかで抵抗しない自分がいる

快楽に身をゆだねてしまえとつぶやく自分が

 

ふと男の動きが止まる

 

「?」

 

「このままじゃいまいちおもしろくないな」

 

「--------といってみろ」

 

男の言葉を紅はにわかには受け入れられなかった

 

「「犯してください」といってみろ」

 

その言葉に紅の眼に再び意思が戻る

 

「馬鹿ね、木の葉の忍をなめないで。そんな恥を書くぐらいなら死を選ぶわ」

 

「-------------」

 

 

ではもう一度味わってもらおうか

 

「-----ッ」

 

びくっと紅の体が震える

トビイロの手が紅の肌をなぞるように動く

 

たまりきって敏感になった体はいやがおうにも反応してしまう

体をくねらせて手から逃れようとする紅だがそれは男に弄ばれている女にしか見えなかった

 

 

「粘るな、さすがは木の葉の忍。一筋縄ではいかんか」

 

そういってトビイロは印を結ぶ

疲労がたまりろくにチャクラコントロールも出来ない今、紅は無防備に近い

たとえどれだけ幻術に長けていようが意味をなさないだろう

 

 

「淫蜻蛉の術」

 

ベッドの上でなすすべない紅によけるすべも解くすべもない

 

「あっあ------っ!!」

 

「本来は尋問用の忍術だがな、今のおまえにはたまらんだろう」

 

 

体中の血液が逆流しているような感覚

しかし痛くはない、苦しくはない、感じる感覚は---------

 

「あっあっ------いっ」

 

ビクッビクッと海老反りしてベッドの上で悶え苦しむ紅

 

「さぁいうんだ、言えばお前の望むものを与えてやるぞ」

 

にやにやと半裸に近い紅に馬乗りになりながら

顔を近づけるトビイロ

紅との距離は息が触れ合うほど近い

 

 

「だ、だれが---っ---あぁああ!!」

 

汗だくになった髪の毛を振り乱しながら快感によがる紅。服ははだけて豊満な胸は色香を漂わせている

目には涙が浮かんでいるもののまだ意思の光は残っていた

 

だがその光は消えかかっている

 

(だめっ----このままじゃ------っ)

 

体中を駆け巡る感覚、女である限りこの快楽からは逃げることは出来ない

いえば楽になる、だがそんなことは---------------------

 

理性と本能の間で削れていく紅の心

トビイロが印を再び結ぶ

 

「あがっ!!あっあっあぁああああああ!!」

 

紅を襲う感覚は数倍に膨れ上がる

もう何をしてもいい、これから逃れたい

どうなってもいいから-----------------------------------------------

 

 

「ひくっ----お-------------」

 

泣きじゃぐりながらついにその言葉を口にする

 

 

「お?」

 

 

ごめんなさいみんな

ごめんなさい---------でも私は-------------もう-----------------------

 

 

「おかs-------」

 

 

紅がすべてから手を離そうとした瞬間、開くはずのないドアが音を立てて開かれる

 

「!?」

 

「!?」

 

そして放たれるクナイ

 

「っく!!まさかこの結界を破るものがいるとは!」

 

トビイロはクナイをよけると窓から飛び降りて逃亡する

 

「大丈夫ですか紅さん!」

 

彼は確か、以前であったカゲロウさん?-------

薄れいく意識の中救助に現れた人物の顔を認識する紅

 

カゲロウはかけよるとベッドの上で悶えている紅を抱きしめた

 

「ビクッ」

 

だ、ダメっ-----いま抱きしめられたらっ----------

 

ぐいっ!

自分が意識もしないまま紅はカゲロウをベッドへとひきずりこんだ

うってかわって紅がマウントポジションをとる

 

紅の瞳には理性の光がすで宿っていない

そこにあるのはただ雄を求める牝の姿だった

 

------------もう---------限界----------

 

 

「紅さん?」

 

カゲロウの疑問に対する紅の答えは行動だった

 

「っ?んぐっんんんんん----!!!」

 

紅の唇がカゲロウの唇へと押し付けられる

その行為はむさぼりくうように紅は舌でカゲロウの口内を蹂躙する

 

 

「ぷはっ」

 

長い唾液の交換会を経てようやく2人の唇が離れる

二人の間には唾液で出来た橋がかかっていた

 

 

「紅さん---------?」

 

「ハァ--------っ!わ、私は!!」

 

ようやく自分の理性が戻ったのか顔を真っ赤にする紅

 

「紅さん------------その疼き、俺

が静めてやるよ」

 

カゲロウの気配が変わったのが紅にも分かった

今この状況は捕食者に身を差し出した餌だ

 

「だ!だめよ!」

 

「誘ったのはそっちでしょう」

 

ガバッ

 

はだけていた紅の衣服を剥ぎ取るとカゲロウは紅の体を隅から隅まで、足の先から髪の毛まで蹂躙し味わいつくしていった

途中までは抵抗を見せていた紅だが術の余韻もあって途中からは積極的に行為に耽っていた

 

その日、2人は夜まで行為をやめることはなかった

 

 

-------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

ベッドの中、紅の気分はさえなかった

あろうことかちょっとした知り合いでしかない相手と何回も何回も交わってしまったのだ

 

しかも最初はこちらから仕掛けて

 

かの忍者の件は3代目が処理してくださるとカゲロウさんがいっていた

 

しかし------私はもうこの人から離れられないのかもしれない

それほどこの人に与えられたものは強烈だった

 

 

「どうした紅?」

 

「いえ、なんでもないわ。それより帰らないと白ちゃんが怒るんじゃない?」

 

少し苦々しい顔をしたあと、

 

「----------からな」

 

 

「っ!」

 

顔が火照るのを感じる、上忍となってこんな感情は捨てたはずなのに私もやはり女であることの喜びをかんじているのだろうか

こんなことはだめだとわかってる、でももう少しこのままで----------

 

そう思うと紅はカゲロウの胸へと顔をうずめた

 

 

 

 

 

-----------------------------------------------------

 

 

 

「計画通り----------------------------」

 

トビイロとは俺の影分身が仮面をかぶっただけのものだ、無論、気配を変えたりといろいろしているが

いろいろと志向をこらしてみたがなかなか良かったな

 

紅に打ち込んだ楔は深い、彼女の人生であれほどのものを叩きつけられたことはないだろう

彼女の心の底に俺という存在は残り続ける

 

 

なんか将来のいろいろなフラグをへし折った気がするが気にするな

 



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テマリ編①

 

「中忍試験?」

 

ある程度この里にも慣れてきたころ夕食の場でその話が上がった

白は14歳、ヒナタは13歳、アカデミーを卒業してある程度たった時期だ

 

ちなみに班は紅班で白、ヒナタ、シノ(なんか害は及ぼしそうにないから入れてみた)らしい

実は紅に頼んで白とヒナタを彼女の班に入れてもらったのだが

 

 

-------------------------------

 

「なぁ紅」

 

長い髪をたらした美女はひざまずいて男の逸物を口にほおばり、一心不乱に頭を動かしている

あれから逢瀬を重ね、紅は完全にカゲロウの女となっていた

 

経験が少なかった初々しい女上忍の体は開発され、男を喜ばせるものとされていた

 

「白とヒナタことを頼むぞ」

 

口からそれをはなすと白濁液が紅の顔と髪に降りかかる

しばらくぼうっと陶酔するような顔をしていたが、ハッと我に返るととたんに顔を赤くした

 

「こ、これぐらいでいいでしょう、私には任務があるしあなただってアカデミーの-----」

 

その先をいうまえに無理やり唇を奪う

 

「ちょ、ちょっと---------あっ---------」

 

紅は身をよぎらせてカゲロウの腕から逃れようとするも抵抗する意思は形だけで力も入っていない

服の間に手をしのばせるとカゲロウに身を預けるように倒れていった

 

-------------------------------------------------------------------------

 

 

白とヒナタのいうところによると砂隠れの里との合同でやるらしい

他には里屈指の忍であるはたけカカシの班や、最近やたらテンションが低い猿飛アスマの班などが参加するようだ

 

 

「大丈夫なのか?」

 

といっても最近の白は戦闘能力だけなら明らかに俺より上だし------

ヒナタもいろいろ覚えてきたから杞憂かもしれんな

 

しかし砂の忍はあまりであったことがないな、もしかしたら掘り出し物がいるかもしれんな

 

というわけでいろいろと里に探りをいれてみたのだが-----なにかと良い噂がないな

2大国間でもぴりぴりとしているようだ

 

2人も気になるし、試験会場に潜入でもしてみるかな

1次はペーパーテスト、2次はサバイバルか-------

 

潜入するとしたら2次試験かな

俺の隠遁術ならば潜入するのは容易い

 

アンコもいるしな!

 

試験とはいえ生死すら問う危険なもの

そんな場所なら、襲ったって(性的な意味で)文句はいわれまいよ!

 

 

 

 

 

-------------死の森-------------------

 

 

というわけで潜入してみた

さすがに下忍連中にバレるほど俺の術は甘くはない----日向はちとキツイが

 

ヒナタはともかくネジとかいうのには注意だな

そのとき右前方に人の気配を感じた

 

「あれは-----砂の忍か。そして対するは雨隠れの忍」

 

っても男に興味はない

砂のくのいち、あれはなかなかの素材だな

 

しかしあの瓢箪背負ってるやつはなんだかかかわると死亡フラグがたちそうだ

雨隠れの忍はあっというまに砂の忍の砂漠葬送によってお陀仏となった

 

あれは----おそらく特殊なチャクラを使った術---砂が持っている尾獣か?

ということはあの瓢箪は人柱力

まともにやりあうべきじゃないな

 

何で知ってるかって?

情報収集は十八番だからな、それにおれ自身戦闘力はないから情報は大切だ

 

相手は3人か-----

 

 

中忍試験、サバイバル試験もなんなく突破かと我愛羅、テマリ、カンクロウのスリーマンセルは

思っていた

彼らの実力は他の里の忍をはるかに上回っている

それに彼らにはそれ以前に、もっと大きな任務を背負っていた

 

木の葉崩しという任務を

 

 

「後ろだ------」

 

我愛羅がボソッとつぶやく

砂による物理感知が効くので彼自身感知タイプでもある

 

その言葉の意味するところは敵襲

カンクロウとテマリはすぐさま戦闘態勢へと移行する

 

(気付いたか---)

 

カゲロウはそれなりに遠く離れた場所にいた

我愛羅たちの近くにいるのは影分身だ

 

 

3人まとめて相手する必要はない

必要なのは誰か1人

そしてそれはもちろん---------

 

(幻術・黒暗行の術)

 

戦闘域を光が通らぬ闇が覆う

 

「カンクロウ!」

 

テマリが焦った声で叫ぶ

 

「これはちょっとやばいじゃん」

 

戦闘技術がいかに優れていようと下忍は下忍。戦闘経験の少なさは絡め手に対しての弱さに直結する

この中で動けるのはオートガードができる我愛羅くらいだろう

 

「うっ!」

 

暗闇で3人の位置関係を麻痺させると、カゲロウはその中の1人。くの一だけを孤立させる

理由はいうまでもない

 

 

すばやくくの一に近づくと直接脳へ幻術をかけて意識を刈り取る

かかえるとその場を離脱

 

チャクラの感知にはまだそれほど慣れていないだろうから瞬時に気付かれることはなかった

我愛羅とカンクロウが気付いたときにはそこにはもうテマリの姿はなかった

 

 

--------------------------------------------------

 

 

「うっ------」

 

暗闇の中、周りにあるのは木々、樹の中?

どうやらそのような場所でテマリの意識は覚醒した

 

揺らぐ意識の中、目の前に1人の男がたたずんでいる

直感的にテマリが思ったのは砂隠れの木の葉崩しが露見した可能性

していなくても暗部による尋問ぐらいは想定できた

 

 

「試験者---いや違う。お前、木の葉の暗部か何かか?同盟国の忍をこんなにして砂が黙っているとでも?」

 

扇子は取り上げられ、腕は上へつるされる形で縛られていた

暗闇の中からその人物が姿を現す

 

一見どこにでもいるような男、とても名のある忍とは思えない風体だ

 

「さて、砂のくの一。質問はこちらがする」

 

やはり尋問か。

しかし下忍とはいえ現風影の子供であるテマリには情報を漏らすことの重大さを教え込まれている

そう簡単に情報を渡してやるつもりなどない

 

「お前に渡す情報なんてないね」

 

悪態をつく

 

「まずは名前を聞かせもらおうか」

 

ぺっ

 

カゲロウが近づくとテマリは唾を吐き捨てた

ああいいものだ

こういう女は落としがいがある

あの強気な瞳が、従順な牝の眼に変わるときが楽しみで仕方がない

 

 

「では------体に聞こうか」

 

その言葉にテマリは反応する

いかに忍者といえどまだ十代も前半。その手のことに敏感なのは当然である

 

「テマリ-------だ--------」

 

名前くらいならと口を開くテマリ

 

「テマリ、か。砂はいったいこの試験で何をたくらんでるのか教えてくれないかな~まぁ教えてくれないならくれないでこちらもやることはあるんだけど」

 

そういうとテマリの細く伸びた足

スリットの中を男の手がまさぐりはじめた

 

一瞬おびえるような目を見せたがそれは一瞬、唇を噛んで気丈な目へと変わる

それがたまらなく愛おしい

 

こんな男に屈してなるものかと抗っている

そんな男に体を好き勝手弄ばれながらも心は折れない

 

将来はいいくのいちになるだろう

そしてそんないいくのいちを犯すのは何倍も興奮するのだ

 

「ふ~ん」

 

ビリッ

 

テマリの下半身のスカートを引きちぎる

必然、そこには下着が露わになる

 

「っ!」

 

反射的に足でそれを隠そうとするテマリ

ぜんぜん隠れていないけど

 

にやにやと笑みを浮かべる男

いい獲物が引っかかったと

 

 

「処女か?」

 

その言葉はなかなか意表をつけたのかテマリは真っ赤になった顔をさっと上げた

 

「な、なにを------------」



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テマリ編②

なんか主人公が凌辱ゲの主人公みたいになっているけど

いいよね


「風遁・風切りの術」

 

 

カゲロウが指を振るうとテマリの服が切り裂かれる

成長しきってはいないが、子供ともいえない少女の裸体が男の眼前にさらされた

 

 

「さて、では-------」

 

そういうとカゲロウは懐から瓶を取り出した

中には透明な液体が入っているように見える

 

 

ッ-------------

 

ふたを開けるとそのドロドロとした中身をテマリの体へと落とし始めた

 

「ヒッ!」

 

冷たさか、不快感か、液体をかけられたテマリは身をすくめる

カゲロウは瓶の中身をすべてテマリへとかけおえるとその裸体をまさぐりはじめる

 

「--------ッ!」

 

ドロドロとした液体をテマリの体に塗りこむように愛撫していった

足、背中、腋、首筋、胸、そして秘所にまでじっくりと塗りこんでいく

 

予想以上に女の体を知り尽くした愛撫にテマリの体は反応してしまった

乳首は自己主張するように起ち、カゲロウの手はそれをつまみ、クリクリと弄んでいる

 

 

まだ経験のない体は未知の快感から体を守ろうと必死に抵抗するが、繋がれた腕は動かずヌチャヌチャとカゲロウの肌に自分の肌をこすりつけるようになってしまう

そしてそれがいいしれぬ快感をもたらす

 

 

「かぁ----いやっ-----!」

 

ビクッと震えながら抵抗するがそれはかえって男を喜ばせるだけだ

あらかたテマリの体を堪能しおえたカゲロウの手はテマリの下腹部へと移動していた

 

「や、やめ-----------いっ----------!!」

 

テマリの静止も聞かずカゲロウは膣内へと指を滑り込ませた

 

「処女だけあって狭いな、しかしいい締め付けだぞ」

 

「--------ッ!?やめ-----この-----くッ----殺してやる!!」

 

カゲロウを睨みつけるテマリ

その反応を愉しむようにカゲロウの指はテマリの膣内をいじくり始めた

 

キツキツの膣内だが液体のおかげでなめらかになっている

 

クチュクチュ

 

液体がかき混ぜ合わせられる音がテマリの耳にも聞こえ、顔は羞恥でトマトのように真っ赤に染まっている

 

「ほぅ」

 

何かに気づいたカゲロウがぬれた指をテマリの眼前へと差し出す

 

「お前の中からも液体が出てきたようだな」

 

 

それはテマリがはじめて出す愛液に他ならなかった

こんな男の愛撫に自分の体がいやおうなく感じてしまっていることと、年頃の少女としての羞恥感がテマリを押しつぶしてしまいそうになる

 

 

「や、やめ----」

 

はじめにくらべると随分と弱弱しくなった反抗

そんなものでこの男がとまるはずもなかったが-------

 

 

「そうか、ではやめてやろう」

 

 

意外な返答にテマリは目を丸くする

男はきびすを返すとテマリをおいて立ち去ろうとするが

その前に一言だけ口にした

 

「その液体は特殊なフェロモンを発生させるんだ-----つまり、こういう森の中では蟲共のかっこうの餌というわけだ」

 

じゃっ と帰ろうとするカゲロウの言葉に戦慄する

ここは死の森、通常のサイズを越えた蟲や無数の昆虫が生息している

そしてこの液体はテマリの全身ならず体の中にまで塗りこめられている

 

身動きができない彼女がこのまま放置されればそれは見るも無残な結末が待っているだろう

なにせ蟲たちに群がられ体の中も外も犯されていくのだから

 

 

「ま、まて-------!」

 

声を荒げるがカゲロウは出口へと歩を進める

くのいちとしての教育を受けているが許容にも限度がある

このまま捨て置かれることが死よりも恐ろしい目にあうであろうことは明白であった

いやだ--いやだ--そんな---------

 

「待ってくれ!お願いだ!何でも言うこときくから!」

 

それはもはや懇願に近かった

カゲロウはそれを効きとめるとテマリのもとに戻り

 

「そうだ----それでいい、主人に対しての口の聞き方には気をつけないといけないからな」

 

そういうとズボンを外し始めた

テマリの眼前に充血した男の肉棒が躍り出る

 

目の前のそれをはじめてみたテマリは目を見開いて唾を飲み込む

 

「舐めろ」

 

 

「--------なっ!!そんなこと-----「では」

 

さきほど聞かされたことを思い出しテマリは反論の口をつぐむ

手は繋がれてて使えない

 

(なんで私がこの男のこんなものを-------)

 

顔をそれの近くへともっていくと舌で弱弱しく舐め始めた

まるで子猫が舐めているかのようにおびえながらテマリの舌はそれをたどたどしく舐めていく

 

(熱い----ビクビク脈打ってる-------)

 

しばらくの間好きなようにさせていたがまだ経験のない少女にテクニックなどあるはずもない

たどたどしくも、懸命に奉仕をする姿は悪くはないのだが

 

テマリの髪の毛をつかむと喉の奥におしこんだ

当然、テマリには吐き気が襲うがそれをカゲロウはゆるさない

目に涙を浮かべる少女を無視しながら自分が快楽を得るためだけの激しいピストンを開始する

 

 

んぐっ!------んんんんん--------!!

 

「ほら、出すぞ!ちゃんと全部飲むんだぞ」

 

喉の奥に出された生暖かい液体を必死に飲み干していく

 

げほっげほっ

 

粘っこい液体がのどに絡みつく

 

「よくできました------じゃあ本番といこうか」

 

テマリの体勢を力ずくでかえる。いわゆるまんぐり返しといわれる体勢だ

そこでカゲロウがあることに気づく

 

「テマリちゃんは激しくされて感じちゃう変態さんかな?」

 

テマリのそこはさらに蜜を溢れさせていた

 

「ち---ちがっ!」

 

表面上はSを装っていても本心ではMというのはそう珍しい話でもない

 

「準備もいいようだし-----いよいよテマリちゃんの貫通式といこうか」

 

ニコニコとした顔をしながら外道なことを言い放つカゲロウ

心なしかその雰囲気はものすごくいきいきとしている

だがそんなことは眼前の少女には分かるはずもない

 

クチュ

 

濡れたテマリの入り口に大きく脈打つ肉棒が今にも少女の中に進入しようとしていた

 

嫌だ----嫌だ-------たしかにくのいちである以上女としての幸せが成就するとは思ってはいない

だが----だが---こんな形で慰み者になるなんて

 

だがそんな心とは裏腹に濡れ、男を迎え入れんと口を開く体があった

まだ若いが体の凹凸ははっきりして、腰はくびれ、鍛えられた体

余計な肉や脂肪はなく、筋肉はついているが女らしさはたしかに残っている体

 

だが身動きの取れない今その体は男にとってのごちそうでしかなかった

 

「では-------いただきます」

 

笑みを浮かべてカゲロウは一気にテマリを貫いた

 

「や、やめ----ひあぁっ------!!」

 

破瓜の感触に顔を歪める

声にならない悲鳴が少女の喉を突く

 

 

気だるい吐息と汗の中リズムよく肉を打ち付ける音が響く

その体位はぞくに対面座位といわれるもので

 

「あっ、あっ------------」

 

 

(うは、1※歳のくの一とかたまらん、ロリばんざい!)

 

 

未踏の快感にテマリに許された行動はただただ必死に目の前の男にしがみつくことだけだった

それを望んでいるわけではない

だが彼女に今できるのは手を、足を男に絡めてただただ膣内を蹂躙されることだけ

 

そんなテマリの心中など知らず、ピストンの速度は上がっていく

 

「--------っ!?ん、んんん!!」

 

テマリの体を微弱な電流が駆け抜ける

(な、何、この感じ?)

 

 

「ん~?もしかしてイキそう?」

 

 

「へっ?いイク?」

 

髪を振り乱し、汗で蒸気しながら呂律の回らない口調でテマリが未体験を口にする

 

 

「はじめてだからね~うんと気持ち良くしてあげよう。それはもう|忘れられない≪・・・・・・≫ほどにね」

 

 

テマリの細い足首を持ち上げるとカゲロウはテマリに覆いかぶさるように姿勢を変える

深く、テマリの中の奥の奥まで届くように

 

「はひっ!?」

 

奥まで捻じ込まれた肉棒がじぶんの中にある女性にとってもっとも秘匿すべき場所を突いていることを認識する

 

(こ、これ----子宮を-----)

 

そ、それにさっきより大きくなって---------

 

 

「よぉし、出すぞ」

 

 

「え-----!?だ、だめっ!あ、赤ちゃんできちゃ-------」

 

 

そんな静止が聞くわけもなく流し込まれる精液と快感に押し流されることしかできない

初めてにしては激しすぎる情事にすっかり体力を消耗したテマリと上機嫌のカゲロウ

 

「何年かたったらもっといいかr---女になるかもな、心配するなちゃんとあの2人のところへ返しといてやる」

 

そんな言葉を最後に耳にしてテマリの意識は途絶えた

 

 

 

 

「-----い---------おい」

 

 

テマリの目を覚まさせたのは彼女を呼ぶ声とうっそうとした死の森の陰湿な空気だった

 

「おいおい大丈夫かよ、心配したじゃん」

 

声をかけていたのはカンクロウだった

なんでも突然消えて探してたら木陰で寝ているところを発見したという

 

(夢--------?)

 

だがそれが現実だということを股間からあふれる白濁液と体の火照りが証明している

 

 

「---------------」

 

「だ?大丈夫じゃん?」

 

異様な姉の様子に、心配したカンクロウが声をかける

そんな心配を振り切りテマリは前を向く

 

「心配するな、そうたいしたことじゃない。さっさと第2の試験、終わらせるよ」

 

 

 

 

-------------------------------

 

「で何やってたの」

 

「いやちょっと蕾狩りを」

 

アンコが凄まじい殺気を剥ける

 

「これからちょっと見回りいこうと思ってたけど予定変更するわ」

(なんか問題起きてるみたいだけどほかの奴らに任せてもいいでしょ)

 

「お、おいアンコ?」

 

少し様子のおかしいアンコに戸惑いを隠せないカゲロウ

 

 

「わ、わたしだってまだ若いんだからね!」

 

 

次の瞬間アンコを押し倒すカゲロウの姿があった

 

 

 

 

モブ中忍「アンコさん上機嫌ですね。問題の件ですが大蛇丸が-------」

 

 

「ああ、あの変態?火影様に連絡入れてあとは暗部に部隊編成要請しといて」

 

(いつまでもあいつの存在に縛られてるわけにはいかないものね、それに--------まぁ女としての幸せっていうのも捨てたもんじゃないでしょ?)

 

 

 

 




エロは書き馴れてないので難しい

ハーメルン様のサイト使いやすいくていいですね


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小話+サクラ編(序)

今回、スパパッと時系列が飛んだりしてます

全開(中忍試験)⇒三忍編⇒サスケェ編⇒

理由は深くはないのですが2年後でのネタを思いついたというだけです



 

 

やぁみんな、エロエロ大好きカゲロウです

 

なんでもあの中忍試験の時に大蛇丸とかいう3代目の元弟子が攻めてきて木の葉崩れとかいう大ごとになってたそうだよ

もちろん隠遁して引きこもってたけどね

 

いや俺弱いから、モブ上忍なんかこられたら死んじゃうから

 

てかあの爺さんもいろいろ問題起こしてるよね。木の葉の里ってなかなか腐敗してるんじゃないか。あっ爺さん死んだんだっけか南無さん

もともと里の人間じゃないからね、いちおう黙とうはするけど

 

木の葉崩しからの復旧で俺の監視も離れたしやりたいほうだいできるな

 

そういえば白とヒナタから聞いたけどナルトが頑張ったらしい。さすがは俺の元教え子。しかしお前のフラグはすべてつぶしてあげよう。(ΦωΦ)フフフ…

 

 

さて実はこれから少々時系列が飛んだりするがみなさまおきになさらないよう

今回はちょっとした小ネタ集です

 

 

 

 

<五代目火影>

 

うずまきナルトが5代目火影にあの綱手を連れて帰ってきたらしい

うむ、BBAとはいえなんという破壊力の肉体よ

 

情報によると最後にいい感じになった男が死んだのが前大戦期らしいから意外と攻めればいけるかもしれん

 

しかし失敗すると骨が折れるってレベルじゃないぞ、文字通り息の根を止められそうだ

 

危険も大きいわけだ。うん。万事を期すべきだな、周りから沈めていくのがよさそうだ

 

最近弟子にしたとかいう春野サクラとかいうくの一とかを利用してな

 

「カゲロウさん、外道すぎません」

 

下着もつけずカゲロウの上に乗るシズネがまんざらでもなさそうな声で言う

 

「ん~綱手様にも、少し痛い目見てもらわないとだめですよね」

 

綱手について帰ってきたシズネといろいろとベッドの上で盛り上がっていたところだ

 

ピロートークで火影を犯す算段を立てる2人

火影がその体を好きなようにされる日も近いのかもしれない

 

 

<うちはサスケ抜け忍になるの巻>

 

「聞きましたカゲロウさん?うちはサスケが里を出たそうですよ」

 

白がそう告げて、ヒナタもそれに頷く

 

「もうすでに部隊が編制されているそうですが。どうしましょう」

 

「ほおっておいてやれ、その時期の男はみな発症する病気みたいなもんだ」

 

いかにも興味がなくそっぽをむく

 

「病気?」

 

かわいらしく首をかしげるヒナタ

 

「僕はカゲロウさんがどうでもいいならどうでもいいです」

 

そういって白も興味を失ったようだ

 

 

(中二病か------あいつなんかそんな雰囲気出てたもんなぁ、将来こじらせて変な方向に進まなきゃいいけど「この眼は闇が良く見える( ○д○)キリッ」とか)

 

 

<サクラ編①>

 

 

木の葉隠れの郊外、おおよそすむものなどいない森の丘陵を春野サクラは駆けていた

 

(サスケ君の居場所、大蛇丸の情報が分かるかもしれない)

 

うちはサスケが里を抜けてからもうすぐ2年となったときであった

綱手の手伝いをしていたときにシズネがサクラにこう声をかけたのだ

 

「大蛇丸の情報を知る情報屋の居場所をつかんだ」と

綱手様に報告するほどの信憑性はないが、サクラが単独で調べるぐらいの価値はあるのではないか?と

 

それに彼女は喜んで飛びついた

シズネが浮かべる淫靡な表情にも気づかず----------

 

「待っててサスケ君!!」

 

 

シズネに指示された場所にあったのは小さな小屋だった

いつでも戦闘へと移れるように臨戦態勢を取りながらドアを開く

 

「おや、お客さんかな?」

 

そこにいたのはどこにでもいるような男だった

 

「あなたが-----情報屋の方ですか?」

 

「そうだけど?」

 

どうやら荒事にはなりそうにはないらしい

 

「実は-----」

 

なるほど大蛇丸の、しかし奴はアジトをころころと変えるし、値段も張るよ

 

「お願いします!!」

 

悪い人ではなさそうだと判断したサクラは机をたたき割る勢いで頼み込む

 

「いや、情報屋なんだから。出し惜しみなんてしないさ。ただそれ相応の|対価≪・・≫さえもらえればね」

 

その金額を聞いたサクラは愕然とする

 

「そんなお金-----私には------」

 

それもそうだ吹っかけられた額は個人に出せるような額ではない。

 

「大蛇丸の情報なんて高く売れるからね」

 

ここまで来て-------サクラは歯ぎしりする

綱手様に頼み込むか?いやしかし----------

 

 

「でも君がその金額に値するものを払ってくれるというのなら話は別だよ」

 

 

「えっ?」

 

突如男の声のトーンが変質する

いつしか男のサクラを見る目が下種のそれになっていて-----

 

「引き締まった体に端麗な容姿、ああさぞかし君の体には価値があるだろうね」

 

 

その言葉を聞いた瞬間、サクラの右手にはクナイが握られていた

 

「お前っ!!」

 

女として怒り、この男は情報と引き換えに自分の体を要求してきたのだ。娼婦のような真似事をしろと

 

「何か間違ったことを言っているかい?」

 

自分がいなくなれば情報がもらえないということを盾にして

 

「なぁに一生奴隷というわけじゃないさ、一晩付き合ってもらうだけだよ」

 

「-----------------------」

 

やわらかな顔の奥にいいしれぬ黒いものを秘めて男は語る

 

ひとしきり考えた後

 

(最悪、気絶させてイビキさんに引き渡せば-----)

 

「一晩だけよ」

 

手管は周到にして万全、春野サクラはそれを知らなかった、目の前の人物がどういう人間かと

こうして蝶は蜘蛛の巣に捕われた

 

 

 

 




サクラ、情報を盾に犯されるというシチュエーション




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サクラ編①

 

暗い室内、そこにあるのはベッドが一つ

春野サクラは男の家の奥にある部屋へと通された

 

そこにあるものがこれから彼女の身になにが起こるのかを生々しく意味している

 

「っ!!」

 

サクラの背後にたった男は彼女の小さく張りのあるお尻を撫で回していた

 

「いやぁ、なんとも素晴らしいお尻でしたのでね」

 

殺意を込めて睨んでくるサクラを歯牙にもかけず男はサクラの体を味わっていく

 

「それにしてもくノ一の服装というのは最高にそそりますねぇ」

 

耳元でつぶやきながら男はサクラの体を愛撫し始める

 

(こんな----っ!こと-----)

 

気丈にも耐えるが経験のない初心な肉体は男のいやらしい手技にいやおうなく反応してしまう

細い二の腕を、引き締まった脚を、男の手、舌が染め上げていく

 

「では上を脱いでいただきましょうか」

 

(------------いう通りにしてればすぐ終わる----淡々と----)

 

言われた通りに上の服を脱ぐサクラ

余分な肉のないスレンダーな体と小さくも女らしさを自己主張する胸が男の眼前へとあらわになる

 

「っ!!」

 

心では分かっていても思わず胸を隠してしまうサクラ

ニタニタと笑う男はそんな少女の反応に興奮を隠しきれない

 

「それでは見えないでしょう?」

 

サクラが手を下すとともにサクラの胸に吸い付く男

 

「------っう、く!!」

 

抑えられずに反応してしまうが、その反応はただ男を興奮させるだけであった

 

「さぁ、下も」

 

成すがままにされるサクラを置いて、ズボンに手をかける男

 

「やだっ!!」

 

声を荒げるがもう遅い

衣擦れの音とともにサクラの全身が男の目の前へとさらされる

 

「おっとっと、足は閉じないでください」

 

 

「!!(な、何?)」

 

サクラのぴっちりとじた中を男の舌が侵入していく

粘膜と舌の舐め回す音がただ流れていく

 

(おっクリトリスが反応してきたか---)

 

反応してきたサクラのソレをいっそう強く舐めまわす

 

「っ--うぅぅぅぅぅぅ、こんなっ、こんなことで-----」

 

必死に声を押し殺そうと試みるサクラ

 

「いい味ですよサクラさん」

 

サクラの股の間から顔をのぞかせる男に冷め切った声と顔で

 

「変態」

 

と言い吐くが体の火照りまではごまかせていない

 

 

「褒め言葉ですよ。さてこちらの準備も整ったようですのでベッドの上へ行きましょうか」

 

 

くちゅ

 

よだれと愛液の混ざったものがサクラの脚を伝って落ちる

 

 

「さぁ、足を閉じないで」

 

ベッドの上で足を大きく開かされ秘所を男の眼前へと晒す格好になるサクラ

 

(こんな下種な男の前ではしたない格好をするなんて----ごめんサスケ君)

 

「ひっ!!」

 

濡れぼそったそこにあてがわれたグロテスクな一物に思わず短い声を上げてしまうサクラ

 

「見るのは初めてかな?」

 

「う、うるさいわね、さっさとすましてよ」

 

 

「ただ-----ゴムはつけてよね」

 

男は一考したあと「仕方ないですねぇ」とコンドームを装着した

 

(中出しさえ、膣内射精さえされなければ------)

 

(世の中には穴をあけたゴムってのもあるんですがね、いざ中に注いだときの反応が楽しみですねぇ)

 

 

腰に力を入れるとサクラの硬い未開通の穴を徐々に押し進めていく

 

(なにこれ--クナイでおなかの中をぐりぐりされてるみたいな)

 

男は力をいれるとサクラの最奥まで一気に貫いた

 

思わず全身を跳ねさせ、口をパクパクさせた魚のようになってしまうサクラ

 

 

パンパンパンパンパン

 

「ハアッ、ハッ、--(これ、私セックスしちゃってる。こんな男と-------)

 

サクラの細い体の上に覆いかぶさっている男

ただサクラはその男になすがままとされてしまっている

 

(こんなっ!こと、我慢してればっ----すぐ終わるはず)

 

ふとサクラの顔に男が近づいたかとおもうとその唇を奪った

 

「んんんんん!!!っんーーーーーーーーーーーーーごく!」

 

(おや、キスにはすごい抵抗だな)

 

全身で抵抗するサクラだがマウントをとられて圧し掛かられた状態ではいかに鍛えた忍びとはいえどうすることもできない

口内を蹂躙され、膣内を貫かれ続ける

 

 

がりっ

 

 

「唇をかんでくるとはね、フェラさせないでよかったよ」

 

キッ

 

唇から血を流しながら男をにらむサクラ

 

「何を飲ませたの」

 

先ほど舌でサクラの口から中へと押し込まれた錠剤

 

「何大したものではないよ、ただサクラちゃんがもっと気持ちよくなれるようにってね」

 

 

(-----!?)

 

サクラには男の言っている意味がいまいち理解できなかった、しかしそれはすぐに思い知らされることになる

 

 

「そらっ!!」

 

止まっていた腰の動きを再開させるといままでとは違う感覚がサクラを襲う

 

「な-------にこれっ!!」

 

媚薬によってサクラを襲う快感は通常の数十倍

 

「やめてっ!!止めて!!こわれ------」

 

サクラの懇願も無視してさらに強烈なピストン運動を行う

 

「そろそろフィニッシュかな」

 

脳髄を貫く快感と視界が白く染まる中サクラの意識は飛びかけるほどであった

 

(大丈夫----ゴムは-つけてる-----中には)

 

 

パンパンパンパンパンパン

 

 

「やっ!だめだめだめっいくっ------いっちゃう!!!」

 

ピンクの髪を振り乱しながら腰を引こうとするサクラを押さえつけて、しっかりと子宮まで精子が届くようにホールドする男

 

「かっ---------」

 

爆発する快感と胎内へと注ぎ込まれる

 

 

「え-------な----か------!?」

 

悪ぶるもなく男は笑ってサクラに告げる

 

「ああ、ゴムに穴が開いていたようですね」

 

 

(精液が子宮に-------)

 

「ふざけるなっ!!」

 

男の首を絞めようと手を伸ばすも体勢の不利と男の素人とは思えぬ体さばきの前に再びバックの形で押し込まれてしまう

 

ぐちゅ

 

「かはっ--------」

 

そしてバックから再びサクラの体を貫いた

媚薬の効果が継続しているサクラは舌を伸ばし快感に打ちひしがれるしかない

 

「大丈夫ですよサクラさん、たっぷり種づけしてさしあげますよ」

 

ここにきて初めて絶望的な表情を魅せるサクラ

誰もいない扉へと手を伸ばす

 

「やめ---助けて!!-------助けて----サス-----、--ルト-----」

 

その声は誰にも届かない

 

 

 

 

結局サクラが解放されたのは夜が明けてからだった

強烈すぎる快感とセックス後の肉体的疲労でクナイを握ることさえない状態にされた後で

 

(あのあと5回も中に----)

 

ぱさっ

 

白濁液と汗にまみれてベッドに横たわるサクラに封筒を投げ渡す男

 

「大蛇丸の情報だ。もし新しい情報、それ以上の情報が欲しければもう一度来るといい。対価と引き換えに渡してあげるよこの情報屋カゲロウがね」

 

 

サクラはこれが悪夢の日々、犯されつづける地獄の始まりだとは知る由もなかった

 

 

 

 




アリスソフトの母娘乱館がすごいよかった

いや久しぶりに枯れました

あの射精されたときのアニメーションは気に入ってますw


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サクラ編②

リハビリ作


 

 

 

結論から言えば奴の情報は正しかった。サスケくんへの接触こそかなわなかったものの生活の痕跡がある大蛇丸のアジトを発見することができた。

 

「っ!」

 

もう一度情報を買いに行けばあの男は喜んで売るだろう。私の体と引き換えに。

舐めまわす舌の感触がサクラの体を震わせる。

 

あんなクズに頼りたくなんてない…でも…

現状、里の情報網でさえ手がかり一つ捉えることができない大蛇丸の情報を入手できるのはあの男のみ。

 

複数人で取り押さえてイビキさんに引き渡す手も考えたが、あの男、カゲロウの感知能力は相当のものだった。

おそらく感づかれれば逃げられてそのまま二度と取引ができないことも考えられる。

 

「…」

 

しばらく悩んだ後、サクラは再びあの忌まわしき場所へと向かった。

 

「おや?サクラちゃんじゃないか」

 

一晩に渡る凌辱劇を行ったにもかかわらず男は影すらみせずに気さくな態度を見せる。

外見は単なる優男にしか見えないが…

 

「前の情報、すでにもぬけの殻だったわ」

 

「そうかい、それは悪いことをしたね。でも君たちが突入する2日前まではいたんだよ?」

 

(!?)

 

なぜこの男はがそれを…?

 

「ずっと見させて貰ってたからね」

 

「随分な目をお持ちなのね」

 

 

「…その話はおいておこうか、情報を買いに来たんだろう?」

 

「…」

 

「その沈黙は肯定と受け取っていいのかな?サクラちゃん」

 

射殺すほどの視線がサクラから発せられるが男は意にも解さない。

 

「あんたに名前で呼ばれる筋合いはないわ」

 

汚らわしい。

 

 

「じゃあ…はじめようか」

 

 

「!?」

 

男はサクラの手を取り押さえると唇を押し付ける。

それは唇を合わせるだけのフレンチキスなどではなく、サクラの口内を蹂躙しようとする男の下衆い接吻だった。

 

「くっ」

 

否応なく男の舌が口内に入り込み歯茎を、サクラの舌を舐めまわしていく。

 

「ぷはぁ」

 

離れあった2人の間からは白い唾液のアーチがかかっていた。

 

「屑」

 

サクラがせめてもの強がりに蔑みの視線を送っても男はそれをむしろ歓喜ととらえている。

 

「屑で結構。素晴らしい褒め言葉だ。知っているかいサクラ。自分を屑と呼び、蔑み、この世の何よりも汚らわしいと考えている男に抱かれて否応なく感じてしまう女の膣内はそれはそれは気持ちいいんだ」

 

そう語る男の笑みは本当に楽しそうで、サクラは背筋が凍るのを感じた。

 

 

「ふん!でも前回と同じ手は通じないわよ」

 

男は初めて笑みを崩す。

送り込んだはずの即効性の媚薬の効果が出ていない。

 

「私は綱手様の弟子よ!あんたの薬の解毒剤なんか訳ないわ。一度くらって成分は解析できたもの」

 

「なるほど5代目火影の…そのことは|彼女≪・・≫からベッドの中で愚痴としていやというほど聞かされているよ」

 

なんとも苦そうな笑みを浮かべる男。

「彼女」とは一体誰なのか。この口ぶりでは里の中枢にコイツに通じているスパイが!?

 

「薬が通じないならどうしようかな~」

 

男は鼻歌を歌いながらもサクラの服を少しずつ脱がしていく。

サクラもここにいたってはすでに抵抗はしない。

 

(一晩我慢すればいいだけ…一晩だけ…)

 

「へぇ」

 

水あめのような音が男の指から漏れ出してくる。

 

「うれしいなぁ、もしかして想像してるだけで濡れちゃったかな」

 

憤怒か羞恥か、図星だろうか、サクラの表情が一気に朱に染まる。

 

「そんなはずないでしょ。さっさと済ませてよ」

 

思い浮かべるのはサスケくんのこと。この情報が手に入れば次は必ず連れ戻して―――

 

「っ!?」

 

突如、サクラの体が崩れる。腰に力が入らない。そのまま背中から壁にもたれかかる形になる。

 

「どうした?もうイっちゃったか?」

 

そういいつつもサクラの秘所を攻める男の指の動きは鈍りを見せない。

 

「誰が…あんたの…んっ!!」

 

湧き上がる快感の中に、黒い蛇のようなチャクラがよじ登ってくるのを感じた。

 

(これは…呪印!?)

 

「さすがに医療忍者のお前でもコイツは専門外だろう?なぁに心配することはない少々私好みになってもらうだけだよ」

 

男の指から体の内部に食い込むように呪印がサクラの体を侵食していく。

 

(子宮に…)

 

「このっ!」

 

チャクラによる剛力で殴りかかろうとするがその拳は男の顔面数㎝手前で止まってしまう。

 

「無駄無駄」

 

サクラの肌を舐めまわしながら男の放つ声に精神が振りきれそうになる。

今すぐこの男の頭を握りつぶしてやりたいのに体が自分のものではないように動かない

 

動けぬまま体をなぶられ続けるサクラ

口内、胸、腹部……

 

否応なしに与えられ続ける快感にサクラの脳と心は衰弱していく

 

(この呪印…体を縛るだけじゃない!)

 

呪印とは本来対象者を縛るために使われるものだ。

その利便性から多方面で用いられている。

 

しかしここまで醜悪な呪印をサクラは見たことがなかった。

 

(動作の抑制、感覚の鋭敏化…そして感情操作…ね)

 

認めたくないしこんな感情があることなで許しがたい

しかし…

 

この男に触られるのが嬉しい

この男に愛されるのがたまなく幸せである

 

そんな感情が渦巻き始めていた。

未だサクラの心は堕ちていない。だがいやおうなく体は動いていた。

成されるがままだった体は次第に男の求めに応じるように動いていく。

 

手が、足が互いを求めるかのように絡まりあう。まるで恋人同士のような濃厚なキスを躱しながらサクラは自らの下腹部を見る。

 

そこには呪印が植え付けられた印が浮かび上がっていた。

女性の象徴たる部分にそれを表し、まるでサクラがその男の所有物であるかと象徴するかのような悪趣味さが際立つ。

 

「はぁ…はぁ…」

 

「だいぶ仕上がってきたな…ここはどうかな」

 

サクラのとろけきった肉壺に容赦なく指をつきいれる

 

「ッ-------あっ」

 

背筋を伸ばし四肢を痙攣させるサクラ

 

「ほぉ、いい塩梅だ」

 

男はサクラを寝かせるとその上に覆いかぶさる

体格の差もあいまってサクラにはどうしうよもない

ただ息を荒くし、四肢をだらんとなげだしている。

 

男がサクラに重なり合おうとしたそのとき瞳に光が戻り弛緩していた四肢が力を取り戻す

 

「本当に驚いたな」

 

男の首筋にはクナイがあと数cmのところまで突き詰められていた。

 

「くっ!」

 

「そう、もう君は僕に危害を加えることはできないんだよ…しかしやはりその顔はいい」

犯されまいと抵抗する顔。その顔をした女は実に犯し甲斐があるんだよ」

 

男はしばらく考え込むと何かを思いついたと笑みを浮かべながらサクラを見下ろす。

 

「興が削がれてしまったなぁ、情報は渡そう。今日はもう帰っていいぞ」

 

「えっ?」

 

「もう帰っていいといったんだ」

 

それはつまりこの体の状態のまま帰れということで

 

「そんな…」

 

「おやぁ?どうしたのかな?もしかして物足りなかったかい?」

 

「ッ!」

 

サクラは唇をかみしめる。

頼めるわけがない。

犯してほしいなどと。

何時間愛撫されつづけたサクラの体は発情しきっている。

乳首は自己主張し、股からは愛液を垂れ流している。

 

「犯してほしいならそうだな、そこで股を開いて妊娠させてくださいと頼めば抱いてやらないこともないぞ」

 

 

「誰が!」

 

サクラは激昂すると、裸のまま外へ飛び出していった。

その様子をみながらカゲロウは予想する。

 

彼女が音をあげるのは1日後だろうか1週間後だろうか?

あの呪印の力によってサクラの体の火照りは収まることはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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サクラ編③

時系列は2部開始直後ぐらい


 

 

 

 

木の葉の里、帰ってきたナルトとカカシは空を仰いでいた。

本来、任務があったのだが急にキャンセルになった影響で2人とも暇になってしまったらしい

 

「なぁカカシ先生、最近サクラちゃんってばなんか…こう…」

 

「んー色気づいたなぁ、大人になったってことさ」

 

「んん~~~?」

 

(自来也様との修行だからその方面も鍛えたのかと思ったけど…ナルト、強く生きろよ)

 

カカシの目から見ても近頃のサクラの変化は一目みて分かるほどだった。

前々からタイトな服装を着てはいたが最近は妙に色気が漂っている。

 

カカシは読んでいるイチャイチャタクティクスに目を落とす

 

「しかし、サスケのことはどうしたんだ」

 

サクラは紆余曲折なれどサスケにぞっこんだった。

それはつい先日までも変わっていない。

 

「忘れさせてくれる男でもできたのかねぇ」

 

カカシは空を見上げるといつの間にか大人になった部下たちに思いをはせるのだった。

 

 

 

「ふっ、ふっーーーー!」

 

あれから1か月がたった。あの男はあれから連絡ひとつ寄こさなくなりサクラの目の前から消えた。

始めの数日は我慢できたが2週間目からはもう限界だった。

 

体が精を欲して疼く

 

今も濡れた秘所を弄繰り回しているがサクラの体は絶頂には向かわない。

 

「くそっ!」

 

思わず床を叩いてしまう。綱手様にはあまり心配を駆けたくはない。

シズネさんには相談してみたが、何か意味深な笑みを浮かべながら忙しいと一点張りされてしまった。

 

 

常に乳首はぴんと自己主張を続け、風に触れられただけで感じてしまう。

にもかかわらず絶頂だけは迎えることができない。

溜まっていくストレスがサクラの心を蝕んでいた。

 

(いやだ!)

 

思い出されただけでもムカつく…あんな男に犯されるなんて二度と御免

 

「サスケ君…」

 

想い人の名をつぶやくがサクラの体を解放してくれはしない。

ふと窓の外を見るとナルトが目に入った。

 

(この火照りを収めるには最悪誰かに抱いてもらえばいい…あの性悪なやつのことだわ、自分では絶頂できないようにしてあるハズ)

 

サスケ君がいたならば…でもナルトでも…あんなやつに抱かれるくらいなら…

 

 

翌日、サクラはナルトを呼び出した。

 

 

「サ?サクラちゃん!?」

 

部屋に入ると同時に飛び込んできた服ひとつ纏ってないサクラにナルトは驚きの声を上げると同時に目に手をあてる。

 

「サ、サクラちゃん!ふ、服!」

 

「はぁ…はぁ…分かってるわよ」

 

運動もしていないにもかかわらずサクラの息は上がっている。

 

「ねぇ…ナルト、アンタ私のこと好きだったわよね。何も聞かず、私を抱きなさい」

 

「え?ど、どういうことだってば」

 

「何も聞かずよ」

 

「サクラちゃん…」

 

サクラはベッドに寝転がると、動転しながら服を脱いでいるナルトを横目に見る

 

(ごめん、ナルト…)

 

 

「はぁはぁ、サクラちゃん!」

 

興奮したナルトがサクラの上に乗りかかる。

ナルトの肉棒はもうすでにはちきれんばかりに硬くなっている

 

(あいつのより小さい…これが普通サイズなのかしら)

 

「サクラちゃん!」

 

「ちょ!ナルト…キスはなしよ」

 

「ご、ごめん」

 

「挿れて…」

 

これでこの疼きからも解放される

サクラの蜜壺はいまかいまかと雄を待って濡れている

 

「いくよサクラちゃん!!」

 

 

「えっ?」

 

サクラは奇妙な感じに襲われた。

確かにナルトのそれをサクラの膣は加えこんでいる。

にもかかわらずまったく快感が感じられないのだ。

 

体の火照りはますますひどくなってきている。

 

「こんな…どうして!!」

 

「サクラちゃん!ごめん」

 

そんなサクラの声も聞かずにナルトは猿のように腰を振る。

それは性交を覚えたぎこちない動きであり、体をなぶられ続け、女の喜びを骨の髄まで覚えこまされたサクラの体を満足させるものではなかった。

 

球袋がぶつかる音とともにナルトの動きが早くなる。

 

「ちょ、アンタ中はやめて!」

 

サクラは勢いよくナルトを突き飛ばす。

陰茎が抜けるとそのままナルトは後ろへ転がっていった。

まき散らされた精子が宙をまってところどころに落ちていき染みを作っていく。

 

サクラが相当な力で突き飛ばしてしまったのは単純に加減ができなかったからだ、ナルトを受け入れてなおサクラの性欲はまったく解消されていなかった。

そのイライラはもう制御不可能な域まできてしまっていた。

 

「はぁはぁはぁ」

 

「さ、サクラちゃんオレ…」

 

息を上げるサクラを見てナルトは自分が獣のようにサクラを犯していたことを思い返す。

ナルト自身まったく女性との交際というものを知らない以上、彼にはこんなときどうすべきかの答えはだせなかった。

 

「ご、ごめん!」

 

「いいわよ…謝らなくても…」

 

ナルトは服をきるととぼとぼと肩を落としながら外へと出ていった。

 

ナルトは気づいていなかったがそれを見るサクラの目はすでに正気ではなかった。

すでに常人なら発狂ものであろう呪印からの刺激に耐えているのはサクラの超人的なチャクラコントロールと精神力によるものだろう。

だがそれももう限界だった。

 

彼女の脳内はすでに正常な判断ができなくなっていた。

サクラはふらふらと立ち上がるといつもの服を身に着ける。

そしてよろよろとあの場所へと歩いて行った。

 

今の彼女にとってカゲロウは汚らわしい強姦魔ではなく、この苦しみから救ってくれる救世主であった。

かつて彼を嫌っていたサクラの気持ちは残っている。羞恥も悔しさも。だがそれ以上に彼女はこの苦しみから逃れたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「随分頑張ったじゃないか」

 

男はいつもの場所の小屋でいつものように待っていた。

薬草を擦っていた手を止めるとサクラを見上げる。

 

「いい仕上がりだ」

 

 

サクラの服は乱れ、目に光はない。肩で息をするほどの興奮がサクラの脳内を蝕んでいた。

 

「いつものよ。大蛇丸の情報…だから…私を…」

 

それが彼女の最後の防衛線だった。情報のためだから抱かれても仕方ない。

しかしサクラの言葉を聞いて男はにやにやと笑みを浮かべながらその免罪符を否定する。

 

「それがねぇ、大蛇丸の情報は仕入れられなかったんだ。だから今日は返ってもいいよ」

 

その言葉にサクラは思わずひざをついて倒れこんでしまう。

震える手を男に伸ばして哀願するその様は彼女にとってどれだけの屈辱か、だがそれすらどうでもいいほどにサクラは自らの欲望に溺れていた。

 

「お願い…します…」

 

男は少し考え込むと

 

「じゃあ舐めてもらおうか」

 

その肉棒をサクラへと突き出した。

 

「はい…」

 

サクラはまだ勃っていない男のそれを愛おしそうに頬ずりすると口に含んでいく。

少し前は嚙み千切ろうとすら思っていたそれがどうしてこんなにも愛おしいのだろうか。

舌を器用につかいながら男の肉棒を膨らましていくさまはまるで高級娼婦のようであった。

 

男は自らに傅いて律儀に奉仕するサクラを満足そうに見下げる。

 

「あのくノ一が…」

 

一心不乱にペニスを舐めしゃぶるサクラのピンク色の髪を掴むと顔をあげさせる。

その顔は唾液に塗れており、舌をだらしなく垂らしていた。

 

「いい牝犬の顔になったじゃないか」

 

ようやく勃起したそれに頬ずりしながら舌を這わせるサクラにもはやかつての面影はなかった。

今の彼女はだらしなく男に奉仕するただの牝犬である。

 

男はフェラをやめさせるとサクラの下あごを捕まえて顔を近づける。

 

「だが教えたはずだな?さぁサクラ、犯してほしい時の礼儀を」

 

 

サクラは真っ赤に火照った歓喜に顔を輝かせるとその服とびしょ濡れになった下着を脱ぎ捨てる。

床に座るとだらしなくとろけきった秘所を広げる。

クリトリスは痛々しいほどに膨れ、愛しい男を迎え入れんと収縮を繰り返していた。

 

 

「わたしの…子宮をあなたの子種で満たしてください」

 

股を開いて男に哀願するの行為はかつてサクラが恥じていたはずにもかかわらず今のサクラは嬉々として妊娠を哀願するほどに堕ちてしまっていた。

もはや彼女の脳内にはサスケのことなど1mmすら残っていない。

 

 

サクラの痴態に男も我慢できなくなったのかのしりとサクラへ覆いかぶさる。

待って待ち焦がれた瞬間がついにおとずれる

 

「き…た…」

 

膣をかけ分けて男が入ってくる様が手に取るように感じられる。

サクラは歓喜に震えると同時に男の肉棒がサクラの最奥まで一気に貫く。

 

「あぁぁぁぁぁ!!!」

 

子宮にまで到達した快楽。

1か月にも及ぶツモ率も重なった絶頂はサクラの意識を失わせるのに十分だった。

サクラの子宮が、全身が歓喜に震えて絶頂している。

 

「いい顔だ」

 

サクラの弛緩した口内に男の舌が侵入してきた。

それをサクラは拒否することなく自らの舌を絡ませる。それはもはや恋人同士、いやこの場合主人と奴隷の営みといってよかった。

 

 

(気持ちいい…ナルトのとは全然違う…)

 

今まで自分は何を迷っていたのか。仲間とこの人ならばこの人をとるのが正しいにきまっているではないか。

調教によって変えられた価値観はサクラを下種な男の牝犬へと変えてしまっていた。

 

「もっと!」

 

「っお!?」

 

初めて男が驚愕の顔を見せる。

サクラは男を逆に組みしくとその上にまたがる。俗にいう騎乗位である。

サクラは呪印で男に危害を加えることはできないがこの行為はただただサクラが快楽を貪っているだけである。

男が慌てたのはその力の強さだった。

 

こんな様になってもサクラは木の葉の忍びとして1流クラス、その腕力に男が大きく劣っているというだけである。

 

「はっはっはっ!」

 

リズミカルに腰を振り続けるサクラに男は冷や汗をかく。

そこにいるのはもはや性欲を貪り続ける牝でしかなく、腰を振り、乳首をつままれれば叫び声をあげて歓喜する。

 

「出すぞ!孕めよ!」

 

「はいっ!奥に!子宮にっ!!」

 

サクラがより強く腰を振り下ろすと同時に子宮に口づけされていたペニスから大量の精子が放出される。

呪印の根付いたサクラの子宮はそれを最大級の歓喜を持って出迎えた。

 

「いっくぅぅぅぅぅ!!!」

 

男の上で全身を震わせて絶頂するサクラ。

その余韻を味わうと糸が切れたのか男の上に倒れこんでしまう。

 

その後頭部を押さえつけて2人は濃厚なキスを交わすのだった。

3分か5分だろうか長い長い接吻が終わるとサクラは安心したかのように寝息を立てる。

その顔は幸せそうなものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ、サクラちゃん!」

 

あれから1週間、久しぶりに見かけたサクラへこないだのことを謝ろうとナルトが駆け寄っていく

 

「この前はご…めん?」

 

ナルトが困惑したのはサクラの変わりようだった。

いままで化粧などほどんどなかったにもかかわらず、朱をさした口紅をさしていた。

それは男を知った女そのものであり、男へアピールするための化粧だった。

 

「ナルトじゃない!いいのいいの」

 

そしてもう一つの大きな違いは服装だった。

今のサクラは大胆に腹部を露出した服装をしていた。

それだけならばよかったのだがナルトが驚いたのは腹部、ちょうど女性の子宮付近に大きく自己主張する刺青だ。

 

「サクラちゃん、それ…」

 

 

「ああこれ?あの人につけられたんだけどね。もう私の体はあの人のものだっていうのに」

 

嬉しそうにそう語るサクラにナルトはそれ以上声をかけることはできなかった。

 

「じゃあね~次の任務遅れないでね!」

 

そう言って去っていくサクラを見ながら意気消沈するナルトは自宅へとよろよろと帰っていくのであった。

こうしてナルトはまた一つ大人になったのであった。

 

 

 




応援の声ありがとうございます。

とりあえずサクラ編終わりです。
次回は誰にするか悩み中。


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小話+小南編①

密かに「者の書」でウルトラセクシーボディ持ちという裏設定を持っている小南が次のターゲットです

岸影いわくそうとうエロいらしい


 

昼下がりの午後、縁側で2人の男が将棋を打っていた。

 

「ふぅ~~~」

 

深くため息をつくのは木の葉の上忍、猿飛アスマ。

盤面上で彼を圧倒しているのはその元部下である奈良シカマルだった。

 

「最近煙草の量増えてないっすか」

 

シカマルが浮かない顔をしているアスマに問いかける。

 

「ああ…」

 

付き合いの長いシカマルはその明晰な頭脳でアスマの不調の原因を考えていた。あくまで将棋を打ちながらではあるが。

恩師がこんな顔をしているのを黙って見過ごすのはさすがにできない

 

(身内の不幸?…いやそういう感じじゃない、もっと身近な何か…)

 

 

「紅先生と何かありました?」

 

その瞬間、アスマの動きが石のように固まった。

 

(図星だな…こりゃ)

 

「ははは、実はアプローチが成功したとか―――」

 

 

「紅のやつな、その―――恋人がいるみたいなんだ」

 

今度はシカマルだけではなく空気まで固まった。

動くのは雲と鳥の囀る音だけ。

 

(やっべぇ、まさかこの展開は予想してなかったぜ)

 

もうこの世の終わりかのような顔をするアスマにさすがのシカマルも焦りを感じる。

 

「いやでも勘違いっていう可能性もあるじゃないですか!」

 

「この前、あいつの家に飯に誘おうと思ってよったんだよ。そしたらさ中から男ができてさ、したんだよ」

 

「…何を?」

 

勢いよくアスマが将棋盤に頭を叩きつける。

 

「キスだよ、しかも濃厚なタイプ。しかもあいつのあんな…その色っぽいっていうか女の顔見ちゃったらさ俺もうだめなんじゃないかってさ」

 

原因は失恋。長年追いかけていた相手に目の前でそんなことをされればさすがのアスマの心も折れたらしい。

 

「で、あいての顔は見たんすか?」

 

 

「いや…曇っててな、あまりよくは見えなかった。ただ忍びの格好じゃなかったな」

 

「探りましょう」

 

ギョッとアスマが顔を上げる。

 

「お、お前、でもそんなストーカーみたいなことを」

 

 

「じゃあ諦めるんすか!もし紅先生の男が他国のスパイとかだったらどうするんすか!!」

 

「!!」

 

(こうでもしないと立ち直りそうにないしな~最近は「暁」が世間を騒がしているっていうのに)

 

しかしこれで告白が成功すると成功するで死亡フラグにしか見えないよな

もし子供ができてりゃもう死亡確定だな

 

恩師を放っておくわけにもいかず重い腰を上げるシカマル。

 

 

 

 

 

 

 

「ありがと」

 

「紅先生もまた来てくださいね!」

 

 

山中いのの花屋で買い物を済ませる夕日紅を少し離れたところから尾行する2つの影

 

「おいおいやっぱりこれストーカーじゃねぇか?」

 

「そういいながら一番身を乗り出してるアンタにいわれたきゃねぇよ」

 

2人ともさすがに木の葉でも有数の忍だけあってか隠遁術は大したものであった。

それをこんな行為に応用していいのかは甚だ疑問だが。

 

「誰かと話してるぞ!」

 

アスマとシカマルは任務で鍛えた眼力を発揮して話し相手を見つける。

 

「あら紅、そんな花なんて持ってどうしたの?」

 

「ってアンコか」

 

話し相手の正体は同じ木の葉のみたらしアンコだった

しかしこの距離ではいまいち会話が拾えない

 

「俺もアスマも感知タイプじゃねーしな、口寄せ動物もいねぇし」

 

仕方ないとシカマルはじっと2人を見つめる。

 

 

 

 

「なによなによ今日は随分とご機嫌じゃない?」

 

「そ、そんなことないわよ」

 

かっと赤くなる紅の顔が図星だと言い張っている。

 

「カゲロウのこと?」

 

びくっと反応する紅にアンコはにやにやと笑いが止まらない。

 

「あの淑女がまぁ淫乱になったわね~」

 

「ちょっ、ちょっとアンコ!誰かが聞いてたらどうするのよ!」

 

2人は会話を続けながら歩いていく。

 

シカマルは恐ろしかった。隣の師がどのような反応をしているかを見るのが。

 

「ま…気を落とさずに…」

 

 

「」

 

そこには立ったまま気絶するアスマの姿があった。

気を失ったアスマは三日三晩目覚めることがなかったという。

その後、アスマは暁への任務へと駆り出されるも無事に帰ってきたそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暁」か。

もう木の葉に入って数年、カゲロウはその里の住人の一人と化していた。

暗部から監視されることもなくなりアカデミーで適当な教鞭をとりながらの悠々自適な生活。

好きに女は抱けるしたまにイルカたちと飲みに行ったりする。

 

だが彼は情報収集は怠ってはいなかった。

いまや巨大な里の住人となった彼には特に敵はいないのだが、これは彼の性分といえるだろう。

彼は小物なのだ。

 

忍びとしての彼は逃げや隠遁に特化している。本気になれば上忍クラスともある程度渡り合うことは可能である。

だが所詮それだけであり、その上の連中には歯牙にもかけられないであろう。

人生いつ何が起こるか分からないがモットーのカゲロウにとって生きることは臆病であることと同義でる。

 

そんな中、情報収集に放っていた蜻蛉たちから興味深い情報が多くなった。

「暁」なる集団の話だ。

火影たちがすでに対策に動いているという人外集団。

その中にはうちはイタチなどの抜け忍がいるという。

 

おそらくカゲロウが対峙などすれば3秒と立たない間に首と胴体が生き別れにされていることは想像にがたくない。

 

「情報が足りない」

 

メンバーの情報が足りないのだ。蜻蛉からは3忍の一人である自来也が独自に情報収集に動いているという。

少し前にナルトを連れて帰ってきたという。

 

そのナルトも砂の里で暁と一悶着あったらしい。

 

「他人事じゃすまなくなりそうだな」

 

蜻蛉の情報によると…

 

「雨隠れの里…か」

 

あそこは閉鎖的で有名な里だ。

さすがに情報が少ない。

 

「直接潜入しかあるまいか」

 

重い腰を上げるとカゲロウは木の葉の門へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

「侵入成功かの」

 

降り注ぐ雨の中蝦蟇の口の中から人影が現れる。

3忍の一人自来也である。

 

「意外に簡単にいったが…さてどーかのォ」

 

それに反応するものが2人

 

「オレの前を遮る奴がいる、このチャクラの感じ…かなりの使い手だ」

 

ペインと長門はその侵入をすぐさま察知する。

だが双方ともにもう一人の侵入者に気付くことはなかった。

自来也の強すぎるチャクラの影になるように薄く弱いチャクラの反応にペインは気づけなかった。

 

彼の雨は強力な感知能力だが、それは極限まで薄く、弱いため感じ取れない。

 

「侵入成功っと」

 

自来也とは少し離れた場所に水の中からカゲロウが現れる。

 

「さてと情報収集を始めますかね」

 

カゲロウから四方八方に小さな蜻蛉たちが飛んでいく。

 

(自来也の方に注意が向いている間が勝負だな)

 

いうまでもなく暁と対峙などすれば彼は数秒と持たないだろう

ゆえに見つからないことが絶対条件。

 

 

「ん?なんだあれは…」

 

里中にひらひらと舞う何か

 

「虫か?」

 

カゲロウは目を凝らす。にしては数が多い。雨の日にこんなに飛ぶ虫なんてそうそういない…

 

「紙?不味いッ!」

 

それが敵の術だと気づいた瞬間、街中に放っていた口寄せ蜻蛉を解除する。

 

「どうした?」

 

式神の舞によって街中に散った小南がある異常をペインに伝える。

 

「新手か、自来也先生単独潜入ではなかったというわけか」

 

「こちらは私が相手をするわ。先生の相手はアナタが」

 

 

 

目の前に集まっていく紙吹雪を見てカゲロウは冷や汗が止まらない。

濃密に嗅ぎ取れる死の危険。

 

「ほうこれはこれは、こんにちは美人さん」

 

姿を現したのは女性。その服装から暁の一員であるはカゲロウにもすぐに理解できた。

 

「アナタが侵入者ね」

 

カゲロウは思わず舌打ちをする。

このタイプは非常にカゲロウが苦手なタイプだ。

常に冷静沈着であるがゆえにつけ入る隙がない。

 

(サクラみたいな直情バカならどうにかなるんだがな)

 

「っつぉおおおお!!」

 

無数に飛来する紙手裏剣を必死に躱す。

それは洗練された動きではなく、必死さがにじみ出る回避行動だった。

 

「??」

 

それを見て小南の表情が僅かに怪訝に曇る。

 

(この男のチャクラ…弱すぎる…)

 

仮にも単独潜入を行うほどの忍ならば相当な手練れが用意されるはず。木の葉ほどの巨大な里ならばそういった人員もいるだろう。

 

 

 

 

 

 

口寄せ動物と自来也が戦う場所にもその情報が伝達される。

 

「自来也先生、あなただけではなかったというわけですか」

 

「なんだと?」

 

その言葉に自来也が最も困惑の声を上げる。

 

(わし1人じゃないだと…綱手が誰か新手を送り込んだということか…あいつめ)

 

「心配はするなといったはずなんだがのう」

 

「どのみちあなたはここで終わりですよ自来也先生」

 

対照的に高等忍術が展開される戦場。

 

 

「さて、どうしたものか」

 

飛来する紙の攻撃をなんとかかわしながらカゲロウは眼も蓋もなく逃走する。

戦うなど論外である。勝てない勝負をするほど彼は蛮勇をふるえる人間ではない。

 

「だがな、相手がアンタでよかった」

 

逃げながらもカゲロウは笑みを浮かべていた。

 

「い~い女じゃないか」

 

再び巨大な紙の羽根を携えて小南が再びカゲロウの前に立ちふさがる。

まさしく袋のネズミである。

にもかかわらずカゲロウは笑みをやめない。

その弱さと逃走しかしないカゲロウ相手に小南もさすがに困惑を隠せない。

 

「アナタ、本当に木の葉の忍びなの?」

 

「厳密には違うかもな」

 

「俺には火の意思なんて高尚なもんはない。だがな、外道には外道の、ゲスには下種の戦い方ってもんがあるんだぜ」

 

そういってカゲロウは下種い笑みを浮かべる。

爆音とともにカゲロウのいた場所が吹き飛ぶ。

 

(起爆札付きの変わり身爆破か)

 

感知を察知したときにはかなり離れた場所まで逃げられていた。

 

「逃げ足の速さだけは本物ね」

 

ふたたび紙の欠片となって追いかける小南

 

 

 

 

 

「ぜっぜっはっ」

 

全力疾走で息を切らして今にも死に体を晒すカゲロウ

背後を見るがまだ追いつかれたはいないようだ。

 

(しかしなるほどどうして…そういうことか)

 

「自来也と戦っている人形は、端末か。母機は…この里の高層のどこかだな」

 

「…」

 

「図星か。悪いね、どうもこれしか取り柄がないものでね」

 

薄い薄いチャクラではあるが端末を母機をつなぐチャクラの波を察知することはカゲロウにはさして難しくなかった。

しかし小南の表情に変化はない。

 

「しっかし、冷たい女だな」

 

「御託はいい、アナタには死んでもらうわ」

 

その手には紙で作られた忍具が握られていた。

 

「でもお前見たいな女を抱いてよ、感じさせたときってたまらなく興奮するんだぜ」

 

言葉が言い終わったとともにカゲロウはの心臓はクナイに貫かれる。

さらには無数の手裏剣がその体に突き刺さっていく。

 

もはやそれは肉塊に墓標が突き刺さっているような有様だった。

 

「ゲホッ…思ったより激情家じゃないか、小南」

 

女の名前はもう一つの戦いで自来也から知ることができた。

血を吐きながら初めて射程圏に入った小南は気づかない

 

今まで弱く弱く逃げ回ることで作った一瞬の強者の油断。

 

「あぁ、よく見ると本当に美人だな…ぐっ」

 

突き刺さった紙がカゲロウを抉るように深く押し込まれる。

だがカゲロウは小南から目線を逸らさない。

 

小南は目の前の人種が分からない。

弥彦や長門のような人間しか彼女はさして知らなかった。

外道ならば多く知っている。英雄ならば彼女は多く知っている。

 

だが目の前の男は何だ?意味が分からない。

確かに今まで容姿をほめられたことはある。

だがこの状況下で、暁が世を騒がせているにもかかわらずこの男は…

 

平和も望まない、戦争を回避しようなどとは思ってもいない。

この男は本当に小南を手に入れようと望んでいるのだ。

 

おおよそ頂点に立てる男ではないだろう、表舞台に立てる男ではないだろう。

 

「だがなぁ、小南。一つ忠告だ、俺は下種だろう?小物だろう?こういう男に近づくなっていうのは世の中の常なんだぜ」

 

力なく抜けていた男の腕が小南を抱きしめる。

2人は折り重なるようになり2人の顔の距離は10㎝もないほどに近づく。

男は小南の胸に手を押し付ける

 

「!?」

 

「忍法・蜻蛉写しの術!」

 

その言葉とともに目の前の肉塊が煙と掻き消える。

 

「幻術?変わり身?一体…」

 

「逃走中から少しずつ術式を撒いていたんでな、まぁ役には立ってくれたさ」

 

背後に男が現れる。

 

「さすがにこれ以上は俺が死んじまう、またな。次こそはあんたを手に入れてみせるよ」

 

その言葉とともに男は掻き消えるように消滅する。

 

(分身か…本体はどこだ…!?)

 

その反応は自来也とペインが戦っているまさにその場所に移動していた。

感情を露わにしない彼女でも万が一を考えその場に急行する。

 

だが彼女は気づいてはいなかった男に押し付けられた胸に印が残っていることを。

 

 

 

 

 

 

「終わりだ、かつての師よ」

 

もう一つの戦いも終盤、その勝敗は明らかであり血まみれかつ左腕が消し飛んでいる自来也に対して対塞がるペイン六道はいまだダメージを感じさせていない。

 

(くそっ、ペインの正体を何とかして里に伝えねば…)

 

「ペイン!」

 

そこに割入ってきたのは小南

 

「!」

 

そして自来也の下に影が飛ぶ

 

(??)

 

「?なんだお前は」

 

ペインも自来也も突然現れた影に虚を突かれる

 

「ただの小物だよ」

 

だがさすがにペインの反応は速い。次の瞬間5体のペインが自来也とカゲロウに襲い書かかる。

 

「逃げるが勝ちってな」

 

「!?」

 

次の瞬間、二人の姿は消えていた。

 

「逆口寄せか…時空間で飛んだな」

 

「ペイン…」

 

「そちらは問題なかったか小南」

 

「ええ、マダラとゼツが戻り次第事を進めるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の葉の里

火影の部屋には火影である綱手、そしてシズネ、サクラ。そしてもう一人白がいた。

年月を経てかつての少女は立派に女としてその美しさを昇華させていた。

 

「まさか雨隠れに侵入している忍がいたとは」

 

「実は3代目の遺言で」

 

そんな事実などないのだが白にとってかカゲロウはおのれのすべてである。

嘘は女の十八番とはいったものだ。

 

部屋の中央には口寄せの術式が描かれていた。

 

「口寄せの術!」

 

次の瞬間、二人の人影が空間から現れる。

1人は血まみれの自来也、そして1人は真っ青な顔をしたカゲロウだった。

 

「自来也!」

 

綱手がすぐに駆け寄ると治療を行いながらシズネを伴って医療棟へと駆けていく。

 

「げほっおええええええ!」

 

嘔吐するカゲロウに白とサクラが駆け寄る。

 

「カゲロウさん!」

 

「心配しないで外傷はないわ、おそらくストレスね」

 

おのれの命を容易く奪う相手と対峙すること自体が尋常ならざるストレスを与える。

彼は大物でも英雄でもないのだから。

 

(し、死ぬかと思った)

 

あと数秒、口寄せが遅れていたら間違いなく死んでいただろう。

 

「これなら今日一日安静にしていれば大丈夫ね」

 

「では僕が看病を…」

 

そういって伸ばした手が万力のような力で掴まれる。

言うまでもなくつかんだのはサクラだ。

 

「ここは医療忍者である私が見るべきね」

 

白はその美女からは想像もつかないような眼光でサクラを睨むが、相手側も一切動じない。

 

「ちょっとカゲロウさんに手を付けられたぐらいで調子に乗らないでくださいよ、あんたにはサスケっていうのがいるんでしょう」

 

「うっ…それはそれ、これはこれよ!」

 

ギャーギャーと争う2人

 

(はやくベッドに運んでくれ…)

 

カゲロウは青ざめたまま火影室の床に倒れているままだった。

 

「ハァ?私はあんなプレイやこんなプレイだってしたのよ!あんたなんかどうせマグロなヤリ方しかやってないんでしょ!」

 

「僕はカゲロウさんに命じられれば奉仕プレイでも強姦プレイでも問題ありません。マグロなのはあなたでしょう?このビッチ!」

 

(まぁいい、あの女…小南の下ごしらえは済んだ。あとは機を待つだけだな…ゴフッ)

 

「「あっ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いやぁ澄ました女性をよがらせるって最高ですよね!(ゲス顔)

今回はエロないけど次はエロ回



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