ネフィアで見つけた赤い本 (EX=ZERO)
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*それは店について書かれている

 

*ある傭兵の日記

全く冒険者の奴らは何を考えているんだ。

奴らの経営してる店は欠陥品ばかり売りつける

店番はどっかで見たような盗賊だし、店の商品は床に乱雑において放置したまんま

試しにお守りを買ったら呪われていてどこからともなくモンスターが出てきやがった!

おかげで街はモンスターだらけになっちまったよ!しばらく四角い物は見たくないぜ……。

 

 

 

 

*ある炭鉱夫の日記

いやね、毎日朝食がてらにあの冒険者の店でパンを買うわけさ

中はふわふわ、外もふわふわ、不思議な食感の白いパン、味も中々で悪くない

更にはオーナーがパンの実演販売までしてくれるんだ

目の前で変な鍋からパンが出来上がるのを見るとついつい見入って気が付けば買ってしまうよ

あのパンは何で出来てるんだろうと思ったらさ、なんかのチケットだったよ

どうやって作ってるんだと聞いたら『錬金術』だそうだ、冒険者ってのはすごいねぇ

あんなものから美味しいパンを作るんだ、一生飯には困らない、羨ましい限りだよ。

ただ、出来る事なら味のバリエーションが欲しいね 同じ味だと飽きてくるんだ。

 

 

 

 

*ある市民の日記

これが行列のできる店の品物だって?冗談じゃない

誰が好き好んでこんな腐った肉を買うんだい?バカバカしい

店の奥で生産されてるらしくてさ、奥から悲鳴やらなんやら聞こえるんだよ

極めつけはこの肉重いんだよ!見ろよ他の客が肉に潰されてミンチになってるじゃないか

このまま何も買わずに帰るのもなにかプライドが許されない

そんな時にオーナーの冒険者が追加の肉を持ってきたんだ、調理済みのこんがり肉をな

値段は異様に高いがきっと有名税なんだろう、腐る前にさっさと買わなければいけない

高い金出して買ったんだこれでまずかったらおみやげ屋レベルの詐欺だ

ってもう腐ってるじゃないか!こんなもの売りつけるなんて頭おかしいんじゃないのか!?

すぐにでも文句をいっ……美味しいじゃないか。

 

 

 

 

*ある食品店の日記

店の店主である麻呂が苦情を言う権利はないとは思うがのう

だがしかし、あえて言わせて欲しいのでおじゃる。

うちのお得意様は少し食事のマナーというものを考えて欲しいのでおじゃる

お得意様は有名な冒険者でたくさんの仲間を連れているでおじゃる

巨額の資金提供をしてくれたおかげでいいものを仕入れ安くなり売れ残りがなくなった

……そこまではいいでおじゃる、しかしお得意様よ

買った商品を地面にばら撒いて仲間と食事会を始めるのはやめてくれぬでおじゃるか?

これでは他のお客に迷惑になる……え?商品を全て買ってくれるのでおじゃるか?

そんな日が続いて商品が全て売れて怒れぬ麻呂はとても暇なのでおじゃる。

ああ、そういえば今日は広場で結婚式があるみたいでおじゃるな、行ってみるでおじゃるか

さてあの女たらしは今度はどんな化物と結婚するのでおじゃるかのう?

 

 

 

 

*ある宿屋の日記

私は王都パルミアで宿屋を経営している者だが、もう限界かもしれない

自分の腕でずっと頑張ってきた、王都だけあって客も多い

私が作る食事も美味しい美味しいと食べ過ぎなくらい食べてくれる冒険者は微笑ましい

しかしな……いるんだよ、頭のおかしいふざけた奴が

私の店に爆弾を仕掛けるクズが、何度も何度も何度も何度も!!

王を狙うテロリストなのか、愉快犯なのかは知らない。

だがよりによって私の店にだけ永遠と爆弾を仕掛け続ける奴らはいったいなんなんだ!

何度私が共犯の疑いをかけられて収容所にぶち込まれたと思っている。

時々ヨウィンにでも移住してのんびり暮らしたほうがいいのではないかと思うのだよ私は

ん?まて、逃げろってなんだ、今叫んだのは誰だ?

このカチカチなる音はなんだ?まさか爆だ *文章はここで途絶えている。

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

もうあの店は見世物にしてる巨人を捨ててきたほうがいいんじゃないかしら?

変な顔の女をどこかから拾ってきたらしいし、そっちだけでいいんじゃない?

だってあなたがお触りOKって言った途端にみんな巨人の足枷外すのよ?

ノイエルに来て、ちょっと買い物するだけで周りが火の海になる。

そんな大事件がここでは日常茶飯事、なぜ誰も止めないの?

店主も店主よ、自分で倒せないものを外れやすい拘束具だけで連れてこないでよ

あらこの指輪買ったら巨人に触ってもいいの?そう、ふふふ じゃあその足枷を……

 

 

 

 

★妹の日記

お兄ちゃんへ、私はお兄ちゃんが大好きです。

ですからいじめないでください、ただ一生懸命作ったお弁当を食べて欲しいだけなんです。

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

*文章はここで途絶えている。

 

 

 

*ある清掃員の日記

あっしは店を構えてるわけじゃないんすがね、まあ王都にいるケチな清掃員でさ

王都っていう割にはパルミアはごろつきの街と同じくらい汚かったりするんだなこれが。

積み上げられた空っぽのガチャポン玉、どっかのお嬢様が投げた火炎瓶の残り火

しょっちゅう燃やされる噴水、王都の入口にばかり落ちてるゴミの山。

時にはテロで王都そのものがなくなっちまうなんてこともありやしてね、困ったもんでさ。

あっしはまだいいほうらしくてね、ルミエストの清掃員の奴はよく冒険者にゴミと間違われて

命をポイ捨てされるなんてジョークがあるくらいでさ、最初聞いた時は背筋が凍ったね。

おっと、書いてる途中だがいかねば かたつむり野郎が王都を汚しにやってきやがった!

 

 

 

*あるパン屋の日記

自分がパン屋を経営しているのかどうかわからなくなっている

パンはすぐ売り切れるんだよ、冒険者達が残らず買ってくれるからな

やはり買取りがまずいのかね、あいつらなんでもかんでも自分に売りつけてくるんだ

モンスターの残骸やらゴミみたいな装備やらもう使えない杖やらなんやらとなんでもだ

いや買い取ったものをさらに買ってくれるもの好きがいるからいいんだけどさ

自分はなんでもやじゃなくてあくまでもパン屋なんだ

いくら資金援助されたって仕入れるのはパン、百歩譲っても麺類だけだよ

わかったら帰って、え?また買取り??すまんが今自分の財布は空なんだ

懐に余裕があったはずなんだが冒険者に酒をもらってからその辺の記憶がまったくないんだ

 

 

 

 

*あるパンクの日記

モイヤーの奴がついに巨人を捨ててきたらしい。ノイエルが安全になるのはいいが

いなくなったらいなくなったらで刺激がなくて寂しいもんだ。

変な顔の女だけになったかと思えばまたどっかから見世物を拾ってきたらしい

初めにソレを見た時はなんだこいつとおもったね

そいつは無数の腕に神々しい輝きを持った盾を持った変な生き物だったよ

始終苦しそうに悶えてたんでたぶんもちでも喉につまらせたんだろう

あんだけ苦しそうなのによく死なねえなと思いながら今もこうして眺めてるわけなんだが

さて、ここで体当たりをかましたらモイヤーはこの生き物に八つ裂きにされるのだろうか?

とりあえずその指輪を買ってお触りの許可をもらっておこう。

 

 

 









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*それはヨウィンについて書かれている



*それはElonaplus、omakeの要素が含まれている。



 

 

 

*ある農民の日記

 

困っただぁ、ああ困っただぁ、畑の収穫が追いつかねえべ

穫っても穫ってもどんどん野菜が育ってきりがねえべさ

それにだんだん大きくなってオラじゃとてもとても収穫できんべ

だからオラは腕っ節の強い冒険者に畑の収穫を頼んだんだべさ

ところがこの冒険者ときたら全然使えねんだべ

全然腕は大したことなくてな、オラより収穫できねえんだよこれが

それどこじゃねえべ、収穫しろって言ってんのにつまみ食いまでするんだべ

せっかく最近有名になった冒険者だって聞いて期待したのにがっかりだぁ

もしかしてわざとやってんのか?あんなんじゃ積み重ねた名声もすぐに地に落ちるべ

 

 

 

 

*ある鑑定士の日記

最近妙に猫の鳴き声がするんですよね

にゃーにゃーにゃーにゃーうるさいんですよ

王都のほうに猫好きの絶世の美女がいるって噂を聞きましたが

もしやヨウィンに引越してきるんですかね?美女というなら是非お近づきになりたいです

うるさいといえばイークイークとうるさいお兄さんもいるんですよね、発情期でしょうか?

私でよければお相手しますが、今度クリムエールでも持ってお邪魔してみるとしましょう

 

 

 

 

*ある市民の日記

あーあ、あのお嬢ちゃん今日も冒険者についてって

知らない人についてっちゃダメってあれほど言われてるのに

ホラ、殺されちゃったじゃないか 何度言っても聞かないんだから

それとなくガードさんに守るようにいったらなんて返って来たと思う?

「たまには豪勢な食事がしたい」だってさ、職務怠慢もいいところじゃないか

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

ここは天国のような場所にゃん

お腹がすいたら好きなだけ果物やお野菜を食べるのにゃん

私は人前に出るのが嫌だからこっそりひっそりとつまみ食いするにゃん

時々呪われてるけどすぐに別の野菜を食べるにゃん、いつでも新鮮お野菜が食べれる

ここは本当に天国のような場所にゃ、にゃ?猫退治?あんまり気が進まないけど受けるにゃ。

ここが問題の家かにゃ?わぁ美味しそうなハーブにゃいただ*文章はここで途絶えている

 

 

 

 

*とある勇士の日記

困ったものだ、一向にイェルスの犬共の防衛線を突破できん

見込んで力を借りている冒険者もまったく何を考えているのだ

一人で十分だとか抜かしておいて毎度毎度体中を穴だらけにして帰ってくるのだ

一度や二度ではない、あやつは本当に我が軍に力を貸す気があるのか

そもそもあやつは冒険者としてどんな奴だっただろうか?部下の話によれば……ふむふむ

この村で幼気な娘に手をかけ、作物を荒らし、馬を解体して肉を食らうとな?

……私はもしや人選を誤ったのか?

 

 

 

 

*ある着ぐるみバイトの日記

これ本当にいいのだろうか?オレッちは今危険区域の廃城にいるんだが

ヨウィンの村長に頼まれてここで観光客の案内をしてるんだ

おっとまた断末魔が聞こえる、これで何人目だか

正直このバイトは人としてダメなんじゃないだろうか?

あの廃城には大昔から暴走しっぱなしの狂った機動兵器がいるだけなんだよ

間違ってもこの場所は王都パルミアっじゃない、観光客も頼むから信じないでくれ

それに今日は4月1日なんだから……一応ジュア様に祈っておくか。

 

 

 

*ある冒険者の日記

ほうらお嬢ちゃん、いい子だからこっちへおいで

おじさんが美味しい食用の長棒を食べさせてあげるからねぇ、クヒヒ

おっとそこのガードさん、ルミエストから配達が届いてるよ

さぁてお嬢ちゃん、おじさんと楽しいこといーっぱいしようねぇ……クヒヒヒヒ

「どうしてこんなことするの?」それはお前を食べるためさぁ!

 

なぜだろう、とても心が洗われるようだ、これからは清く正しく生きていこう。

 

 

 

*ある冒険者の日記

駄馬、駄馬、これも駄馬、こっちも駄馬

駄馬駄馬駄馬駄馬……おい店主、ここには碌な馬がいないじゃないか。

ヨウィンには優れた馬がいるって言うからわざわざポート・カプールから来たってのによ

は?他の冒険者が貴重な馬を殺しに来るだって?そいつは許せんな

なに?あそこに居る奴がそうなのか?よしいいぞ俺に任せてくれ

二度とそんな真似ができねえようにこいつで木っ端微塵にしてやる!

さあ脱出を……しまった!今巻物切らしてるんだまずい逃げ*文章はここで途切れている。

 

 

 

*あるトレイナーの日記

この村ではよく冒険者が乗馬について学ぶことが多いでおじゃる

麻呂の得意分野故できる限りの技術を伝授しているのでおじゃる

感謝されるのはいいんじゃが……麻呂が教えているのは『乗馬』での

間違ってもそんな少女や恐竜やら天使様やら邪神みたいなのに乗ることではないでおじゃる

いや、楽しそうでなによりなんじゃが……麻呂も覚えたほうがいいのかのう?

他?そうでおじゃるな、他は重量挙げを教えているでおじゃる

よくかたつむりの冒険者が教わりにくるでおじゃるな

ただ動きがのろいんで少し時間がかかるのでおじゃる

それにしても『あのクソエレアを粉微塵にしてやる』とはなんの事でおじゃるかな?

 

 

 

*ある農民の日記

作物を育てるコツ?そうさねえ、うちの場合は肥料だな

野生動物をバラして血を養分にしてるんだ、そのほうがよく育ってくれるんだぜ?

たまに収穫に冒険者の力を借りるんだがひよっこがたまに作物に潰されるんだ

おかげでうちの畑は化物みたいなサイズの野菜が育つんだ、冒険者サマサマだよ

後はクミロミ様を信仰するこったな

あのお方の加護なしでは畑なんてとてもじゃないが務まらないよ

だからマニ教徒の兄ちゃんよ、いい加減改宗を勧めてくるのはやめてくんねえか?

 

 

 

 

★妹の日記

お兄ちゃんへ、今日も畑で元気なお姉ちゃん達がたくさん実りました

今度おすそ分けに行きますね、私たちの全てを貰ってねお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

*あなたは日記を空の彼方へ放り投げた

 

 

 

 

 

 



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*それはスキルについて書かれている


*それはomake要素が含まれている




*ある吟遊詩人の日記

 

私は今日天使たちに出会った

演奏の修行としてはるばるこんな雪原まで訪れたが

そこにいた女の子たちは私の演奏を目を輝かせて聞いてくれた

お兄ちゃんお兄ちゃんと元気な声で私を呼ぶ姿は実に愛らしいものだった

時々お茶目なお嬢さんが雪を投げてくるがそれもご愛嬌として受け流した

修行の成果はバッチリだ、これであの炭鉱町の男も私の演奏に満足してくれるだろう

さあ私の演奏を聞いて欲しい!ラー♪ララー♪ラ*文章はここで途絶えている

 

 

 

 

*ある魔術士の日記

宝石細工とは奥が深いのでおじゃる

まずは紙を使い特殊な巻物を作るのでおじゃるそして巻物を使う事で細工をするでおじゃる

極めれば紙でできた粗悪な剣すらダイヤの名剣にできてしまう素晴らしい技術でおじゃる

え? 思っていたのと違うでおじゃるか? 世の中そんなものでおじゃるよ

宝石が直接欲しいならそのへんの壁でも掘ってろでおじゃる

 

 

 

 

*あるトレイナーの日記

 

これは果たして私のせいなのかにゃ?

そう、私は確かにあの冒険者に採掘スキルを教えたのにゃん

そしたら何を血迷ったか街中の壁をぶっ壊してしまったのにゃ

おかげで今日も夜風が寒いのにゃー、誰か壁作成の魔法は使えないかにゃ?

違うそうじゃないにゃ、誰が私の周りに壁を作れって言ったにゃ

ああ、また壁を壊して、でも出られたから助か……!? い、今すぐ私を閉じ込めるにゃ!

ああドラゴン!ドラゴ*文章はここで途絶えている

 

 

 

 

*ある観光客の日記

旅ゆけば楽しってね、いやはや自由気ままに大陸を渡って世界を見るのは素晴らしいもんだ

炭鉱町名物の大災害なんてスリル満点さ、ドラゴンなんてこっちに来て始めて見たよ

雪町の新しい見世物の手のたくさん生えた化物も見ものだね、あの盾一つでいいから欲しいもんだ

それもこれも先輩から教えてもらった『旅歩き』の技術のおかげだよ

短い時間で遠くへ行ける気もするし、体力もついてなんだか成長したーって気分にもなれるんだ、

ただ、観光に来ただけなのに税金取られるのはどうなんだろうね、しかも微妙に高額なのが……

 

 

 

 

*ある戦士の日記

む! 警報だと!? そこの『鏡』を持った怪しい奴! 顔を見せ……なんだ新人君じゃないか

ふーむ、あんな新人はたしていただろうか? 戦術スキルを覚えに来たらしいが

そんなひょろひょろの魔法使いみたいな痩せた体で覚えられるのか?

ギルドもよくこんな弱そうな奴の加入を許可したよ、きちんと仕事をこなしてくれればいいが

しかし紛らわしい、新人が多いのも困りものだな、きちんと職員リストを作って欲しいものだ

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

くそう、こんな事なら鍵開け技術をしっかり学んどけばよかったぜ

アホな同業者が俺の周りにドアを召喚して閉じ込めやがったんだ、これじゃ出られねえ!

複雑な鍵だっ、このっ! クソッ、こうなりゃ体当たりなんかで強引に蹴破ってドアごと……!

ふう、なんとかやってみるもんだな、この調子で宝箱とかも楽々開けられねえかなぁ

まあ無理か、おとなしく講習でも受けに行こう

 

 

 

 

*ある釣り具屋の日記

またあの冒険者だよ、うちから釣り餌を買って

餌がなくなるまで釣りをしてはその場で調理し仲間に食べさせておる

で、食べれないものはうちに買い取らせるんだ、うちは便利屋じゃないんだがね

しかし目の前の池で海パンやマグロが釣れるのはどうなんだろうね?

ひょっとして海と繋がっているのかのう? いやいや、ここはただの池だ、釣れるわけがない

む?その本はなんだい? え、それは買い取らなくていい?そうかい?残念だ

 

 

 

 

*ある農民の日記

あのな、冒険者さんやい

お前さんが随一の栽培スキルを持った腕利きの豪腕冒険者だって言うから

オラの畑の収穫を頼んだんだがよ、頼むから収穫した作物は『納入箱』に入れてくれよ

あそこに入れてくれねえと出荷するとき困るんだべさ

自慢じゃねえがおらはあんまり力はねえだよ、そんな人より大きく育ったリンゴ渡されても困るべ

はぁだれか代わりに納入箱まで運んでくれる人をさがなさにゃいけねえべ困ったなぁ

おい待ってくんろ、この歯型はなんだべ……?

 

 

 

 

 

*ある奴隷商人の日記

世の中ってのは厳しいもんだねぇ

うちのお得意さんは冒険者なんだがね、これがまたスキモノでねぇ

買った奴隷の身分を分からせるために最低限身につけさせた服をその場で全部取り上げちまうのさ

ここでおっぱじめる客はいくらでもいるんであっしは何も言わないんですがね?

だがお得意様はもっと凄いんでさ、何やら『変な機械』にいれて次々とその奴隷を消しちまうのさ

あっしに手品でも見せてるのかと聞いてみたら、ありゃ遺伝子とやらを合成してるそうなんだよ

そういや港町でそんな研究をしてる頭のおかしなジジイがいたね

あんたもしやそいつの助手かい? おっとまた奴隷をご所望で? 

だったらこのジューアの剣闘士をお得意様におすすめするよ ひひひ

 

 

 

 

★嬢の日記

あ、あらら? 今日は調子が悪いのかしら

私の投げた火炎瓶が見当はずれな場所にばかり飛んでいってしまいますわ

おかしいですわね……いつもなら私の投擲スキルが火を吹くところですのに

おっ、オホホホッ

ま、まあ今日のところは火が広がる前に退散することにしますわっごきげんよう!

*あなたは日記を火の中にぶち込んで雨乞いを始めた

 

 

 

 

*あるパン屋の日記

贔屓にしてるお客さんがね、うちから小麦粉や生麺を買ってくんだけどさ

したらお客さん店のフードプロセッサーで自分で料理を作るのさ

んでそれを床において仲間とたべるわけなんだけどね

お客さんが作るラーメンやメロンパン見てるとこっちまで腹減ってくるよ

それ見たほかの客もうちの店にはああいうのないのかってよく言われるんですよ

まあ、あったとしてもお得意様が全部買ってっちゃうんですがね へへへ

うちとしてももう少し仕入れたいとこなんですがね、なにぶん税金があるからどうにも

はあ、資金援助してくれる人でもいればねぇ……

 

 

 

 

★妹の日記

お兄ちゃんへ、私は新しいスキルを覚えました

お兄ちゃんに擦り寄る奴らをバラバラにしてお肉に解体しやすくするスキルだよ!

目玉や心臓だっていずれは好きなようにえぐりとって見せるからね

だからお兄ちゃん、そんなお姉ちゃんに近づこうとしないでよ……ねえお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

*あなたは日記を地中に埋めて消え去った

 

 

 

 

*ある女神の日記

定命である人間たちはよく無理をするの、魔法は確かに素晴らしいものだけど

使いすぎるとその命まで危険に晒す死と隣り合わせな力でもあるの

特に『限界を超えて』まで魔法を打ち続けようとするのはダメ

時々は精神を落ち着かせるために瞑想したり体を休めて自分の治癒能力を信じて

……なによその顔? っ!! べ、べつにそんな心配してるわけじゃないの

そうよ、これは信者が少なくなったら困るだけなの!

そういうことなのっ! だから勘違いしないで!

 

 

 






*それはティリスで生きていくヒントが散りばめられている。


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*それは住民たちの日記だ

*暗器使いは狂喜して叫んだ。「更新」!!
足元にたくさんの日記が転がってきた。

*それはElonaplus要素が含まれている
*それはomake要素が含まれている




 

 

 

*とあるガードの日記

市民のカザツェンはどこにいるかでおじゃるか? それなら東の方角を探すといいでおじゃる

交易店の店主はどこにいるかでおじゃるか? 北をだいぶ歩く必要があるでおじゃるよ

ガードのフェンダはどこにいるか? 冷やかしでおじゃるか? 麻呂はここにいるでおじゃる

おっと冒険者殿、そんなに慌ててどうしたでおじゃる?

何? バーテンダーのカルナフはどこにいるか?それなら今死んでるでおじゃるよ。

なんでも恋人のプレゼントにあげるレモンを味見したのが原因でおじゃる

 

 

 

 

*サイバードームの住民の日記

またか、マニ様の祭壇が異教徒に乗っ取られてるマニ

さっそく拳銃を捧げてっと……これでいいマニ

機械が全てを支配する時代がすぐそこまで迫っているというのに危機感がまるでない

異教徒共は今すぐ皆改宗するべきマニ、おっとそろそろ頭のオイルがキレそうマニ

早いとこチキチキせねばいかんマニ

 

 

 

 

*とあるガードの日記

小生は王宮に勤務する近衛兵であります!

王宮にモンスターなどの侵入者は皆無であります、異常ナシ!

王族の寝室の壁が壊されて穴があいてるであります、異常ナシ!

謁見の間に腐った生ゴミが散らばっているであります、異常ナシ!

王様のベットで冒険者がぐっすり眠っているであります、異常ナシ!

謁見の間で陛下と王妃様が冒険者に殺されてるであります、異常ナシ!

テロリストがやってきて王都を木っ端微塵にしたであります、異常ナシ!

王宮のパン屋さんは今日も売り切れであります、異常アリ!小生も食べたいであります!

今日も変わらず平和であります!

  

 

 

 

*あるガードの日記

おかしな囚人がいた、あんな奴いたかどうか思い出せないが

大方税金が払えなくてぶち込まれた口だろう、なにをしているのか覗いてみれば

トイレの水を美味しそうにゴクゴクと飲んでいた

いや、綺麗とは言えんが飲み水くらい用意してやるからそんなもん飲まないでくれ

いま飯時だぞ?食欲なくなるだろうが

 

んで次の日、例の囚人がいきなり『ギャルのパンティー』と大声で叫んでいた

ついに狂ったか、可哀想に

まあ知ったこっちゃない、さてほかの囚人の様子はどうだろうか……

 

 

 

 

*笛吹きの『メファン』の日記

ノイエルの子供たちを誘拐するにはどうすればいいだろうか

私の笛の音で連れていければいいのだけれど雪を投げられてそれどころじゃない

かといって屋内でやればシスターが私に石をぶつけてくる、慈愛の心はどこに投げ捨ててきたんだ

ああ忌々しい、せめてもの腹いせだ、あの巨人の枷を外してやる!はっはっは!いい気味だ

ついでに協会裏の井戸水も飲み干してやる! む、なんだこの四角い物体は……ひとまず逃げよう

 

 

 

 

*ある会計士の日記

妙だ、どう見ても税金の計算が合わん

滞納している冒険者を除外してもあきらかに税金の徴収額が低すぎる

おい待てなんだこの請求書は、金額が書いてないじゃないか!

待て待てあそこにあるのも! ワーオ! こっちのも!? 

何故こんなにたくさん金額0の請求書が……!?

し、しかたないこうなれば払いのいい冒険者に多く税を払ってもらうとするか

ああまた税金が高い高いって文句言われる、恨むなら滞納者を恨んでくれ

 

 

 

 

*とある店主の日記

帰りな、犯罪者に売るものはないよ

うちはこれでもまっとうな商売してんだ

おろ? おっとすまねえ、よく見たらお前さん指名手配の冒険者に似てるだけの他人か

紛らわしい、装備が瓜二つだったから間違えるとこだったぜ

ん? そいつの罪状はどんなのかって? ああ、強盗だよ強盗

お客さんみてえに大量に品を買ってから店に強盗に入るっつー変な奴だそうだ

お前さんも気をつけろよ? そんな頭のおかしい奴と瓜二つなんて疑われてもしょうがねえ

ふぅ毎度あり、さて 景気よく全部売れた事だし、久々にのんびりし*文章はここで途絶えている

 

 

 

 

*とあるガードの日記

ぬぅ、また財布でござるか? やけに拾えるものでござるな

あやしい……しかしお主以外にも落し物を拾う冒険者は多いのでござる

いや届けてくれるのはありがたいでござる、しかし持ち主が一向に現れぬのでござるよ

この前パーティ会場でテロがあっただけに持ち主がいてもきっと原型は留めてないでござるな

ところでお主、今しがた開けたその財布はもちろんお主のものでござろうな?

少し確認させてもら……おい! どこへいくでござるかっ!

 

 

 

 

*女たらしの『ラファエロ』の日記

よく考えたら他人の嫁をもらったところで俺に無条件で従うわけないよな、うん

いや、いい子達ばかりだぜ? ただ旦那に捨てられて泣いてばかりの子とかも多いんだよ

特にイスの偉大なる種族ちゃんなんてさみしがり屋で甘えん坊でな

俺の手を触手で絡めていつまでも離そうとしてくれねえんだよ、モテるってのも罪だな

ん? あれ?これが普通、なんっ、だよな? いや普通? 人間……

ぎぎ……妙だ、頭が痛い、ああユニコーンの角はどこにしまったっけな

 

 

 

 

*ある狂信者の日記

各員に通達、各員に通達、我らが神を愚弄した愚か者を吊るし上げた

場所はルミエストなり、繰り返す 場所はルミエストなり

既に祭壇は用意された、皆が集まり次第この愚か者を処刑する

吉報だ、我らが神は今下界へ降臨なされている、今宵は宴だ祝杯を上げよ

死体を神の好物たる魚の山と共に捧げよう、主よ、我らに豊かな幸福を、うみみゃぁ!

 

 

 

 

*ある清掃員の日記

はぁ……はぁ……なんという屈辱っ!

この私が、んっ……あんなかたつむり野郎なんかにっ!

悔しいっ!でも身動きが取れないっ……!

ひんっ!?そっ、そんな生ものでできた太い棒なんかででつつかないでぇ!

ああそんなっ、見ないで!無様に吊るされている私をそんな目で見ないでっ!!

*清掃員のクターベスは周囲の視線を心地よく感じる。

*あなたは世界をより身近に感じるようになった。

 

 

 

 

*犬好き少女『リリアン』の日記

きょうも、ポピーがいどにおっこちちゃいました、とてもかなしかったです。

 

 

 

 

*あるガードの日記

いつからここは動物園になったのだ? 牢のあちこちに猫がいるじゃないか

どこから紛れ込んできたのやら? んぁ? 家に帰りたいだって?

悪いがそんな頻繁に扉を開けるとこっちとしても示しがつかないんだ

しばらくはそこで大人しくしててくれ

……うるさいな、そんなに出たけりゃそのロープを使うといい、ティリス名物セルフ死刑だ

いますぐ土に帰れるぜ? ひひひ

 

 

 

 



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*それはあちこちに散らばっている

*それはオリジナル要素が含まれている
*それはomake要素が含まれている



*とある犬の日記

おはようございます、私たち遺跡で暮らす神経ハウンドにございます

誰も扉の鍵を開けられないのですし詰め状態ですが体調はすこぶる健康にございます

さて、我々は待っているのです、この扉を開けてくれる誰かを

おお、さっそく扉の開く音が聞こえましたよ、それでは皆さんご一緒に……せーのっ!!

*神経ハウンドは神経のブレスを吐いた

 

 

 

 

*異形の森の使者『ロミアス』の日記

おいおい冗談だろ? 息抜きにたまたま手に入ったチケットでパーティ会場で遊んでたら

どいつもこいつも血相変えて俺に襲いかかってきたんだ俺が一体何をしたっていうんだ

っ! よく見たらお前、あの時助けた冒険者じゃないかあの時の恩を仇で返すつもりか!

は? お前も? そこにいるお前もそうだっていうのか? なんだ? 記憶にないぞ??

こっちにくるんじゃない、邪魔だっ、くそっこうなればこの弓で遠くから……

おいなんでこっちにワープしてくんだふざける*文章はここで途絶えている

*あなたは憎しみに支配されながらパーティー会場へ駆け出した

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

妖精さんが吐き出す種を植えたらまた妹が出てきた、何度目だろうか?

いろいろな種を出してくれる妖精さんに、そして授けてくれたクミロミ様に感謝はしているけどさ

最近妹ばかりが生えてくる、お兄ちゃんお兄ちゃんとやかましい事この上ないのだ

仕方ないので妹はかかしとしてそこらじゅうに吊るしてるけど害獣を追い払えない、役に立たない

ああ妖精さん、このハーブの種は嬉しいね 力をつけたいからモージアが育ってくれればいいな……

Fuck!! またストマフィリアか!!

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

あの、すみませんホントマジで勘弁してください

私の夢の中に降臨して笑いながら筋トレするのはやめてください、暑苦しいんです

今夏ですよ?灼熱の塔と同じくらい日照りが暑いんですよ?

見てくださいよ、飛び散った汗で全身濡れてますよ私、かたつむりなら溶けてますよ?

そんな満面の笑みを浮かべて私が捧げたクズ石を握りつぶすのやめてくれませんかね?

ほかの信者が捧げたダイヤモンド鉱石をこれみよがしに見せつけるのやめてくれませんかね?

あれですか、私も希少な鉱石を捧げろと? 欠片じゃだめなんですか?そうですかダメですか

黄金の騎士ちゃんもなんとか言ってください、え?「私の夢にも出てきます」って?

オパートス様、明日には鉱石をたくさん捧げますので今日のところはお引取りを……

え? 信仰心の熱い信者のために自ら個人トレーニングを? か、勘弁してぇ……

 

 

 

 

*《乱入者》の日記

英雄たる俺様にふさわしいチーズがあると聞いたんでな

そりゃもちろん食べなければならないさ、名のとおり生命力がみなぎる極上の味だったぜ

しかし数が少なくてな、なんでも幼女を攫ってとってこさせるのが一番効率がいいらしいのぜ

しかし何十人捕らえてもチーズを拾って来ない事が最近になって多くなった

無性にチーズが食べたくなった俺は普通のチーズで妥協するべくいたいけな少女に目を付けた

まずこの杖でパパッと少女を捕まえて服を剥ぐのさ、奴隷と一緒だな

次に媚薬を投与して搾り取る乳と卵 そのうち使うのは卵だな、乳は美味しく飲むのぜ

産みたて新鮮卵を熟成させてできた少女のチーズはなかなか美味といえよう

このチーズを食べるためだけに牧場を経営するのも吝かではない

いっそ幼女の方を牧場で増やしてみようか、前にやったら違う生き物が生まれた気がするが・・

 

 

 

 

*あるごろつきの日記

娼婦がダルフィでしか客を取らない理由を知ってるか?

ある売れっ子の娼婦が雪町で散々気持ちよくしてやったガードに殺されちまったんだよ

怒った娼婦が仕返しに巨人の枷を外してそのガードを黒コゲにしてもらおうとしたらしいんだが

何度火を噴かれても燃え尽きる気配がなくてな、腐っても街を守るガードには変わりねえってか、けっ

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

ひもじい、ひもじいよぃ

盗賊団に旅糧全部取られて、食べるものはトドに盗まれて、落ちてる食べ物はどこにもなくて

こんなことならふかふかパンの秘術を学べばよかったよ……お金だけあっても意味ないよぉ

ああ宿屋っ!食事が取れる!店主さん食事!食事をくださいお金ならいくらでも!!

えっ、あ、あれ?嘘っ……店主さんどこへ消えて*日記はここで途絶えている

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

拙者の家は先祖代々冒険者をしている由緒正しき家系でござる

初代様はジューアの遺跡荒らしでござった、長年寄り添った少女と結ばれ子を宿した

生まれた子はゴーレムのピアニストとして音楽業界を総なめにし、黄金の騎士様と結ばれた

その子供はリッチの魔法使いであり街という街をメテオで破壊し、螺旋の王に想いを告げた

ある子孫は13の盾を手に持ち、その子孫は窃盗の達人の猫の神様、ある子孫は平凡なきのこだった

そして我が父は、あらゆる修羅を乗り越えたかたつむり、母は風の神に仕える不器用な黒天使

そんな二人の間に生まれたのがうさぎの拙者にござる、夫である防衛者殿との眠れない夜の末に

授かった我が子はきっと偉大な事を成し遂げる妹になるでござるな

 

 

 

*あるかたつむりの日記

みなさん、ゴミの分別は大事です、街が汚いと観光客も少なくなりますからね

ほとんどの物は可燃性がありよく燃えてくれますが何度燃やしても湧き出てくるゴミがいるのです

そんな時はサンドバッグで吊るしてあげましょう、いわゆる廃材アートという奴です

くれぐれも興味本位で縄を解いたりしないでくださいね?私が街で買い物できなくなりますから

解くのは見世物小屋の巨人の足枷だけにしておいてください

 

 



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*それは乞食の残した日記だ

*それはomake要素が含まれている



ある乞食の日記

アピの実は栄養もそれなりにあって俺たちはこいつによく助けられてるんだ

そこらじゅうに落ちてるのを拾っては町のパン屋に器具を借りて調理して食う

保存がきくから大事にとっておけばいつ腹が減っても大丈夫

ただよ、もし近場で火事が起こったら迷いなく実は全部捨てることだ

もし実がまとめて燃えちまったら・・死ぬぞ?

 

 

 

 

ある乞食の日記

一昨日はヴェルニースのパン屋でスティックパンを食べたにゃん

昨日はタウンギルドでレモンとレッチョを食べたにゃん

果物の木は・・冒険者たちが取ってっちゃうからいつも食べれないのにゃん

冒険者たちがスティックパンの事に気づかなければいいんだがにゃー

街に食えるものがなさそうだし、今日はパーティー会場で拾い食いでもするにゃん

演奏の上手い冒険者が来てることを祈っとくにゃー

 

 

 

 

ある乞食の日記

今月分の税もなんとか滞納せずに払うことができた

俺たち乞食の稼ぐ道は大きく分けて二つある

一つはゴミを拾って売れそうなものを買い取ってもらうんだ

鑑定する金なんかないからたいしていい値段はついてくれねえけどな

もう一つは恵んでもらう事だが冒険者の家に行くのはよほどの間抜けか新人だよ

あいつら金渡した後にゴミを捨てるような感覚で襲いかかってくるからな

少しでも頭に知恵が残ってるなら金持ちの頭がおかしくなるのを待つほうがいいさ。

 

 

 

 

ある乞食の日記

これを誰かが読む頃にはもう俺は生きてはいないだろう

だからこそ忠告しておくぞ、腹が減っても『猫は食うな』

ああそうだよ、俺ひもじくて我慢できなかったんだ、その結果がお尋ね者さ

俺が法の届かないならず者の街に行ったところでカモにされて死ぬだけだ

まあ俺なんかまだマシなほうなのかね、同業者は何をトチ狂ったのか

事故って死んじまった『ガードの死体』を食べてな、すぐに射殺されちまったよ。

 

 

 

 

ある乞食の日記

違う街に飯を漁りに行く時に注意しなきゃなんないのは盗賊団

あいつらが要求する金なんて持ってるわけないし

アタシたちは身ぐるみなんてご大層なもの身につけちゃあいない

奴隷にする価値もないとくれば待っているのは殺されるだけさ、女として傷つくけど

対処法?そうだね、奴らに見つかる前に茂みで『お兄ちゃん』とか言いながら

妹のフリでもしてみるとあいつら面白いくらいに逃げていくよ

まあ、そんな事して『本物に襲われる』覚悟がなきゃやらないほうがマシだけどね

妹に襲われたらどうするか?諦めな、考える前に体を捧げちまったほうが早いよ。

 

 

 

 

ある清掃員の日記

それがしは元々ただの乞食だったでござる

しかし日銭を稼ぐために街中のゴミを拾っては売って拾っては売ってを繰り返し

いつの間にか清掃員として働くことになったでござるよ

安定した仕事というのはやはり大事でござるな、食べ物に困らないのは素晴らしい

まあ不満があるとすればこの仕事がひどく退屈なところでござるかの

ただ街中でサンドバッグに吊るされているだけで

ろくに掃除もせずに給金がもらえるというのも変な話ではござるが

それでも、暇つぶしの日記を書くくらいしかやる事がないのはやはり暇でござる

 

 

 

 

ある乞食の日記

貴族のパーティーに直接呼ばれる事もあるんだぜ?招待状がよく来るんだよ

金持ちの道楽っていうのかね?俺らみたいな薄汚い乞食みて笑いものにすんのさ

まああいつらは育ちがいいからな、やる事といえば指を指して笑うか、悪口を言うか

残飯投げつけてくる程度の微笑ましいもんだよ、馬に念仏だし残飯も俺にはご馳走さ

俺からすりゃ問答無用で襲いかかってくる冒険者の方が怖いね、ホント

『かぐわしいパンツ』がどうのとか言って暴れまわってるヤバイ冒険者もいるんだよ

 

 

 

 

ある乞食の日記

冒険者が演奏を始めたら石を投げるより逃げたほうがいい

あいつらおひねり投げて俺ら乞食が金持ってるとわかったら殺しに来るぞ

まあ、石なんか投げたところで結局は殺されちまうんだけどな

 

 

 

 

ある乞食の日記

慎ましく生きていたある日、俺は家にしていた洞穴をおかしな奴に占拠された上に

有無を言わさず殺されちまったんだ、思わず執念で墓から這い上がってたさ

ご丁重にクズ石なんぞで俺の墓作りやがって、ふざけてやがる

絶対に許さんと、『あのクソエレアをぶっ殺してやる』と、そんな思いを胸に秘め

いつの間にかクレーターになって跡形もなく消えた元洞穴を見つめるのだった

はて、あんな場所にかたつむりなんていただろうか?

 

 

 

ある乞食の日記

今日も同業者が飢え死にしたでおじゃる

よく考えないで落ちてる果物なんか食べるからそうなるでおじゃるよ

呪われてない果物は冒険者共が既に拾ってる事くらい解かれでおじゃる

冒険者は呪いがあるかを『ペットに毒見』させた後に取り上げて確認するのでおじゃるよ

腐ってるのはどうするかとな?そんなもん見れば分かるでおじゃる

嬉しそうに食べてミンチになってる奴がマヌケなんでおじゃるよ

 

 

 

 

★妹の日記

私ハ元乞食、妹ノ館デ食ベ物ヲ恵ンデモラオウトシテタライツノ間ニカ妹ニナッテイタヨ

サアミンナデ妹ニナロウヨ、大丈夫ナニモ怖クナイヨ妹ニナレテトテモシアワセ……

オニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャン

オニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャン

オニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャン

オニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャン

オニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャンオニイチャン

*あなたは日記を爆弾と一緒に土に埋めた 逃げろぉー!

 

 

 

 



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*クズ石の事をジュアと呼ぶ奴は首をちょんぎってやる


*ワーオ!赤い評価にあなたは歓喜した!


 

あるガードの日記

大事なものは金庫にしまっておけだって?バカを言うんじゃない

冒険者にこじ開けられて中身を取られるのがオチだ

盗みになるかって?取られるのがわかりきってるのに金庫なんかに金を入れる奴が悪い

絶対に開けられない金庫?用意するのはいいが使うお前は開けられるのか?

取り出すときには壊すから問題ないって?お前貯金箱と勘違いしていないかそれ

だが仮に貯金箱でも無駄だ、そんなもの『貯金箱ごと』持ってかれるのがオチだよ

まあそっちは犯罪だから見かけたら射殺するけどな、そのために誰かこの縄を解いてくれ

 

 

 

 

あるパン屋の日記

何をいっているんだ『パンは腐らない』、こんなの常識だぞ?

だから冒険者たちはパンを保存食にして、麺類はその場で食べるんだ

は?腐らないから変なものでも入ってるんじゃなかって?ふざけたことを言うんじゃない

うちのパンは安心と信頼の100%小麦粉、それ以外の余計な食材は一切使っちゃいないよ

だから安心してこのアップルパイを買ってくれ 入荷したばかりのできたてだ

冒険者が買い占める前に買っておいたほうがいいぞ

 

 

 

 

ある街の子供(29)の日記

父から誕生日プレゼントとして本を貰ったのだが

読んでみたらモンスターがどこからともなく現れて家の中はめちゃくちゃ

どうしようもないんで冒険者に依頼して退治して貰う事で事無きことを得た

しかし妙だな、もっと家の周りには木がたくさん生えていた気がするんだが

近くで火災でも起こったのだろうか?なんにせよ植え直さなければ

 

 

 

 

ある狂信者の手帳

ジュア様が石ころを捧げものとして認めているのはなぜだと思う?

我らが女神様は慈愛に満ちたお方だ、昔貧しさが原因で病気がちな母のために

女神ジュアに祈った子供がいたんだよ、その時に鉱石が買えない代わりに

捨て値同然の屑石を必死に集めて代わりに捧げたんだ

子供の思いを受け止めた女神様は優しく微笑んで母を癒したそうだ

それから母はノイエルでジュア様を信仰するシスターとして

子は神官として街の冒険者に保護の魔法を掛けながら布教活動をしているという

ジュア教徒の鑑たる人生を送っているのだよ この話に感化されたのなら改宗するといい

ジュア教の門はいつでも開かれているのだからな

 

は?オパートス?異教の神の話はするな、どうせ石を握りつぶして遊んでるだけだろ

 

 

 

 

 

ある冒険者の日記

冒険者に、いや生きる上で何より大事なのは食事にござる

食える物を持っているのならば、たとえモンスターに噛み付かれようと

剣で切られようと、炎や酸で焼かれようとも食べる手を休めてはならぬ

腹が満たされた時こそ最後、目の前の敵を血祭りに挙げれば良いでござる

当たり前だが呪われた食べ物には注意でござる、死を早めるだけでござるよ

 

 

 

 

ある冒険者の日記

シルバーベルって知ってるか?そう、あのリンリンうるせえ物体だ

素早くて近づくと逃げていくんだよ、おまけに魔法も攻撃も対して効きやしねえ

ただよ、逃げられそうになった腹いせにせめて今度会った時にこそと思って

目印代わりに染料投げつけてやったらよ、あっけなく死んじまいやがったんだ

味をしめた俺はおかげさまで毎日旨い酒が飲めてるぜ、染料さまさまだな

 

 

 

 

ある清掃員の日記

~街を侵略するエイリアンを撲滅するためには~

幼体が生まれる前に酸や毒で溶かしてしまいましょう

感染元になる井戸を燃やしましょう、変な薬を混ぜてはいけませんよ?

一匹一匹づつ落ち着いて確実に潰して行きましょう

もしエイリアンだらけで手遅れになった時は爆弾で街ごと吹っ飛ばしてしまいましょう

 

おいこんなふざけたポスターを張ったバカ野郎はどこのどいつだ!ふざけやがって!!

 

 

 

 

ある観光客の日記

試合が始まってからかれこれ3ヶ月が経過しているのだが

未だに決着がついていない、そろそろどちらか負けるか棄権して欲しいものだ

ペットの飼い主と思われる冒険者は巨大な爛れた顔で憎しみに満ちた4つの目で睨みながら

毒の滴る手で手当たり次第にポーションを飲みながら羽と蹄の手入れをしている

書いてて私の頭がおかしいと思われるがそうとしか例えようがないのだ、しかたない

稼いでそうな冒険者といえどやはり高価なエーテル抗体は買いづらいのだな

ペットに『錆びてボロボロ』な武器しか与えてやれないみたいだし

 

 

 

 

ある清掃員の日記

たまには豪華な食事が食べたい、あると思います

骨と骸の見分けが付かない、あると思います

売れそうにないアイテムが街の付近にたくさん、あると思います

井戸は魔物のたまり場で知らぬ間に燃え尽きている、あると思います

ガチャポン玉が空高く積み上げられていた、あると思います

宮殿がリフォームされて開放感というか壁のない状態に、あると思います

目が覚めたらサンドバッグに吊るされていた、あると思います

とりあえず誰か助けてください

 

 

 

 

★嬢の日記

令嬢として生きるために日々積み重ねる経験の数は計り知れないのですわ

こうして日記に残す事でこれまで自分がどんな生き方をしていたか把握できる

辛くなった時に自分の頑張りを読み返して思い出すのですわ

・・そんな努力の結晶のような私たちの日記が盗まれて

どこかの辺境で裏取引されていると聞きますの

どこのどなたか存じませんが、見つけ次第家ごと火だるまですわっ!

 

 

 

 



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*神々の休戦地をマニ一色に染めた奴でてこい

*タイトル名が変異した!




*あるガードたちの報告書

ヴェルニースにて何でも屋店主の通報により税金未納者を射殺

ルミエストにて腐った食べ物や毒物を混ぜた食べ物を人に食べさせた不届き者を射殺。

パルミアにてギャンブルで何度も何度もイカサマをした不届者を射殺。

ノイエルにて眠っている人に何度も何度も体当たりをした不届き者を射殺。

ポート・カブールにて彫刻コンテスト失格者の通報により鉱石を盗んだ配達人を射殺。

ヴェルニース猫を食べた不届き者を射殺、食うなら犬にしろ。

パルミアにて媚薬を料理に混ぜて人に食べさせた不届き者を射殺、乳は証拠品として押収。

パルミアにて街を爆破した不届き者を射殺……失敗、ホシは既に爆死した。

ポート・カブールにて伴侶を他人に売り飛ばした不届き者を射殺、ついでに購入者も射殺。

ノイエルにてモンスターの通報で盗みを働く不届き者を射殺、ついでにモンスターも射殺。

ルミエストにてそこかしこで猥褻な行為を働く不届き者を射殺、最後の客は私だ。

ヨウィンにて子供を殺し続ける異常者がいると通報、問題なし。

 

 

 

 

*ある冒険者の末路

どっかの馬鹿が私が這い上がる前に墓なんぞ置いたせいで外に出れない。

何度頑張っても潰れて意識が遠くなる、誰か墓をどけてくれ。

腕だけなんとか這い出せたが誰かに腕を攻撃されて出られない

やめろ、確かに乞食を殺したが私は殺人鬼の腕じゃない。

もう少しで這い上がれそうなのに誰かが私を埋めようとする

やめろ、なにが「善行を積むため」ださっさと犯罪者に堕ちてしまえ。

ああ墓を誰かが持ち上げてくれた、ようやく私はここから抜け出せる

……と思った私が馬鹿だった、今ここで埋まろうとしているマヌケは二人だ。

 

 

 

 

*魔法書作家の日記

そろそろ転職を考えている。

もう毎日毎日同じ魔法書を書き続ける作業が嫌になる

先月は魔法の矢、先々月は英雄の盾、三ヶ月前は軽傷治癒……

そして今月は加速の書を淡々と書き続ける作業で1日が終わる。

注文するのはいい、値段を上乗せしても全部購入するからな

だがその場で読んで目の前で魔法連発するのはやめてくれ。

仕事中に目の前でキンキンキンキンうるせえんだよ

俺の隣に攻撃魔法用のサンドバッグ用意すんのもやめろ

飛ぶから、血が本に飛んじゃって書けないから

それに正直言うと別の本を注文して欲しいところだ

あの新人加速の書なんて高等魔法書なんざ読めもしないだろうに。

 

 

 

 

*ティリスのレストラン

レストランとやらに行ってみたが酷いものだ

一番人気と言っていたパンはたしかに柔らかいが味は普通すぎて期待はずれ

注文したものが注文通りに出てこない、ミートスパゲティを頼んでラーメンが出てくる

肉料理はブルーバブル産で腐るほどあるはずなのに値段が高騰し続けて釣り合わない

産みたて卵で作ったらしい熟成チーズ、きちんと熟成されているのだろうか?

それにシャーベットを注文して「今焼き上げますからお待ちください」はないだろう

極めつけは値段が法外、払えぬ額じゃなかったから良かったが

足りなければ今頃隣の客のように食材にされていたのだろうな、くわばらくわばら

 

 

 

 

*友人観察日記

クミロミの秘密を探っていた友人が死んだ、3日経ったら何食わぬ顔で戻って来た

ノイエルにいた友人が焼け死んだ、アノ足枷を外すなと何度言っても聞く耳を持たない

友人が王都のテロに巻き込まれて死んだ、3日経ったら国ごと復活していた

本を頼りに妹の館に向った友人が消えた、数年経つが戻ってくる気配が見えない

 

ああ友人よ、お前は妹になっていたのか。

 

 

 

 

*今の旬

ん?今日のおすすめかにゃ?

今日はおたまじゃくしや金魚にゃん、スープによしソーセージにしてもいいにゃん

なんてったって冒険者が釣っては色んな場所に売りに行きますからにゃ

え?肉が食べたい?でもブルーバブルの肉は相変わらず高いままにゃん

あいつらいつも塊のまま売って量り売りする発想がないのにゃ

ああ、もうそろそろドラゴンの肉が出回る頃かにゃー

なぜかって?後ろ見るといいにゃ、酔っ払いが麻薬中毒者に絡んでるのにゃん

 

 

 

 

*窃盗指南書

窃盗は力仕事である、新人は大木を盗め、森を更地にする勢いでこなせ

誰もいないからと調子にのるな、盗みは魔物の世界でも重罪だ

事は深夜に運ぶこと、我慢できなければ周りの人間を全て殺せ

眠りの手を使うくらいなら殺せ、どうせ使ったところでミンチになるのだから

拷問器具はスルーしろ、盗もうとするな、無駄死にするだけだ

女がみんなパンティーを履いていると思うな、夢見ているなら諦めろ

ガードを吊るすなら清掃員も吊るせ、かたつむり先輩を支援して差し上げろ

 

 

 

*犬好き少女『リリアン』の日記

ポピーがいどのみずをのんでいたらモンスターがたくさんでてきました。

ちかくにいたへんなひとがけんをふりまわしてあばれています

そしたらまわりからひがでてたくさんたくさんモンスターがでてきました

ポピーはやっぱりいどにしずみました、とてもかなしかったです。

 

 

 

 



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*あなたを見つめるすし詰めのハウンド

*ちいさな悪魔

やあやあ、はじめましてだね

ボクは君の旅の手助けをするガイドのノルンだ、これからよろしくね

アイテムには重さがあるんだ、たくさん持ったら早く動けないよ

あ、でもあそこをみて?女の人がすごく重たいお墓を持っているよ

どうやら困ってるみたいだ、助けてあげるといいね

 

魔法書は安全な家の中で読むんだ

えっ?『騙したな』って?そんなひどいこと言わないでよ

何のためにあそこにハウスボードがあると思ってるのさ

 

ワールドマップは広いよねー

食料は保存の効く旅糧を持って安全な街道を歩くんだよ

え?それでも街に入る直前に盗賊団に襲われるって?

盗賊たちも頭を使ってるって事なのさ、さっさと降参しなよ

 

お腹が減ってきたかい?旅糧は取られちゃったもんね、しかたないね

果物が実っている樹に体当たりすれば果物が手に入るんだけど

ああ、よく見たら足元に既に2つ落ちてるね

誰かが残してくれたのかも、ありがたくいただかないとね

うわっ、汚いなぁ美味しくなかったからって吐かないでよ

 

掲示板には色々な依頼があるよ

護衛の依頼が稼ぎやすいとボクは思うんだ

あ、ねえ見てよ、あそこですごく美人な人が困ってるみたいだ

多分護衛の依頼かもね、綺麗な人を守れるなんて男冥利につきないかい?

 

ちょっとちょっと、そんなところで寝ちゃだめだって!

寝るならベッド、ベッドで寝なきゃ

宿屋さんにいこうよ、ちゃんとぐっすり寝ないとだめだよ

それにしてもあの王宮いっつも壁に穴が空いてるね

あぶなそうだから近づかないほうがよさそうだ

 

エーテルの風だ...3の倍数の月の上旬の風物詩みたいなものでね

この風は危険がいっぱいなんだ、すぐにどこかのシェルターに隠れないと

どこに行けばいいかって?宿屋の店主に話しかければいいんだ

 

うわっ、君の顔凄いことになってるよ?それがエーテル風の効果だよ

君の症状は無視しても構わない程度なんだけど……

とてもじゃないけどその顔は見られるものじゃあないかなぁ

ほら見てよ、君のその顔のせいで宿屋の店主が突然姿を消しちゃったじゃないか

わ、まってまって!そんな顔で怒らないでよ怖いから!

治すには薬がいるんだけどとても高いんだ、最初のうちは我慢するしかないよ

 

井戸の水を飲めば何かいいことがあるかもしれないよ?

わわっ大変だ!井戸の中からモンスターが出てきちゃったよ!

あ、ほら見て!あそこに強そうな剣を持った人がいるよ

なんか乞食みたいだけどすごく強そうだ、彼に倒してもらおうよ!

 

ひどい目にあったねー、あんな化物を早いうちから見ちゃうなんて

まあこれで君も立派な冒険者……あれ、どこ行くのさ?そっちにはなにも……

ああ、君もか、君もそうなのか、でも止めるつもりはないよ

いつかどこかでまた会えるといいね、短い付き合いだけど楽しかったよ

*あなたはゴミ箱を用意した

 

 

 

 

*引き金はクロスボウ

マニ様とルルウィ様の中が悪い理由?そうねぇ、原因は色々あるんだけど……

話は変わるけどクロスボウってあるでしょ?つまりそういう事よ

え?それだけじゃわからない?どちらの捧げものなのかで喧嘩してたの

ほら、クロスボウは弓でもあるし機械でもあるでしょ?

それでぶち切れたのがルルウィ様、私も一緒になってマニ様に弓を引いたわ

あ、今言ったことはルルウィ様には内緒にしてね、ミンチにされちゃうわよ?

……それといい加減私から降りてくれると助かるのだけど。

 

 

 

 

*薬漬け転生者

一本、二本、三本……はぁ、後何本飲めばいいんだろ

はぁ?後290本だって!?冗談じゃないよお腹が破裂しちゃうじゃないか!

この前だって腹からエイリアンが出て痛かったんだからさ

集めるのも大変なのに飲むのも大変だなんてやってられないよもう

なにがって?ゾンビだよゾンビ、なかなか出ないんだよねこれが

おかしいよね?ゾンビっていうならそこらじゅうに居るじゃないか

だってそこらへんの人間殺しても生き返るんだよ?あれじゃダメなの?

 

 

 

 

*機械の神の疑問

風の神であるルルウィとはなにかと対立する事が多いのだ

クロスボウは機械弓だから私の供物ではないのか?と聞けば矢を射られた

彼女の信徒は子猫ちゃんというよりかたつむりちゃんだなと言えば殴られた

服を着たほうがいいと言えば「お前に頭飾りをくれてやる」と矢を刺された

この流れ、アクリ・テオラの祭壇を乗っ取っている犯人はルルウィなのか?

 

待て、なぜ全員顔を逸らした。

 

 

 

 

*優しさの先にあるもの

病気でもう人と呼べるような姿ではない化物になってしまったけれど

希望はまだあると私に貴重な薬を渡してくれる冒険者がいるの

あの時殺してと行った時に無言で差し出された薬を見て思わず泣いたわ

娘を一人ぼっちにしてはいけないと、そう言われたような気がするの

最初はいかにも凶悪犯みたいな感じがして警戒していたのだけれど

こんな高い薬を善意で届けてくれるなんてきっといい人なんでしょうね

 

でも、薬を飲んでも飲んでも元の姿に戻る気配が見えない

それでも冒険者は何も言わずに薬を差し出してくれる、それが心苦しいの

なにか力になれる事はないのかしら?

 

 

 

 

*鑑定士の懐事情

新米冒険者はいい金づるだ

そのへんに落ちてるものを寄せ集めの金で鑑定依頼をするんだ

そのまま売ろうが鑑定しようが微々たるものでむしろ損するだけなのにな

んである程度金が貯まる駆け出し冒険者は持ち物を全部鑑定するんだ

モンスターの破片もまとめて依頼するもんだから儲かるんだなこれが

『鑑定しなくてもどのモンスターの物だって分かりきってる』のにな

 

しかしそれに冒険者が気づいてお役御免ってわけじゃあない

中堅冒険者になれば特別な鑑定の依頼がわんさかくるからな

それにベテランに至ってはなにかとめんどくさがりで

初心者・かけだしと同じくなんでもかんでもまとめて鑑定なんてザラだ

ほらな?いつだって鑑定士の仕事は困らない

 

ただアコギな同業者は簡単に鑑定できるものも調査が必要と嘘をつく

儲けは出るかもしれないがあれは正直やめたほうがいいな

バレたらキレた冒険者が街ごと爆破しそうだ

 

 

 

 

*神の愚痴

願いの女神よ、いい加減に我が名を覚えよ

思い出せないからと言ってあんなもので代用するな

そこへ行けば我が定命の信徒達、高らかに我が名を唱えて安息を……

待て、祭壇に祀られている果物はなんだ

よもや我の姿はアレと認識されているのか……!?

 

 

 

 

*信者の維持

意識が朦朧とする、目が霞む

しかし約束したのだ、だから死ぬわけにはいかないのだ

忌々しい糞エレアを粉砕し異教の神の言葉に耳を貸さず

神の高笑いすらも耐え忍ぶ、そこまでくればもう少し、もう少しだ

その先にはあるのだ、我々の信仰の果てに求めるものが

ああエヘカトル様!今一度私にあの素晴らしき抱擁を!

それさえあれば!それだけで私*本はここで途切れている

 

 

 

 

*牧場経営手引き

何を育てるのがいいかって?

初心者ならねずみやプチなんかがいいでおじゃるよ

ねずみは繁殖力が高いでおじゃる、とにかく肉が欲しいならこれでおじゃる

乳が欲しいなら羊、卵が欲しいなら鶏とこのあたりは普通でおじゃるな

育てた動物に音楽を聴かせるのもまた一興、練習にもなるでおじゃる

人にもよるでおじゃるが妖精やゾンビを育てている冒険者もいるでおじゃる

何が出るかは屠殺してからのオタノシミでおじゃるなあ

ん、麻呂でおじゃるか?麻呂は今黄金の騎士を育ててるでおじゃる

なかなか増えないけれど朝に飲む黄金の騎士の乳は格別でおじゃるよ

 

ああそれと、妹はおすすめできないでおじゃる

あんなもん牧場用意しなくても勝手に増えるでおじゃるよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソウダヨネ?オニイチャン?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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*だが黄金テメーはだめだ。

*それはElonaplusの要素が含まれている。
*それはomake要素が含まれている。



*罪の罠

いじめられた亀を助けたら竜宮城とやらに招待された

海に入るなんて貴重体験ができるだけでもありがたい

竜宮城で頼まれたのは滅茶苦茶かわいいお姫様の話し相手と来たもんだ

 

目をキラキラさせて俺の話を聞いてくれる姫様が可愛くて可愛くてね

ついつい俺の今までの武勇伝をそれこそ尽きるまで語ったさ

帰り際に土産ももらっていい気分だ、今なら童心に帰って

スライムにだって殺されてもいいやって思えるぜ

 

おいちょっと待て、なんで俺が犯罪者になってるんだ!?

え?税金滞納??待てよ竜宮城に行く前日に払ったはずだぞ

数日宿泊してただけなのにいったいどうなってやがるんだ!

 

 

 

 

*パルミア王に敬礼

パルミア王が何者かに暗殺されて帰らぬ人となった

王妃を始め国民が悲しみに暮れている

だが落ち込むことはない、なんなら私の博物館へ来るといい

ズラリと並ぶジャビ王の剥製達があなたを笑顔でお出迎えしてくれるはずだ

しかし追加の剥製を手に入れる手段が減ったな、女神に頼まなければ

嗚呼今日も人体錬成で生まれたジャビ王達と共に

女神様に願いを叶えてもらうためトイレの水を飲み続ける作業が始まる

 

 

 

 

*吟遊詩人は修羅道なり

いい演奏だろ?まさに歴史に残るような素晴らしい演奏だ

だがあのピアニストの眼を見ろ、あれは数々の修羅をくぐり抜けた眼だ

奴らは皆下積みで心が折れるのさ、修行の場所はどこか?『妹の館』だよ

あの場所で増え続ける妹に演奏を聴かせ続ける日々

そして脳内を埋め尽くす「お兄ちゃん」と呼ぶ声

演奏の邪魔をする弁当売りから逃げて、お嬢様を抹殺して

おひねりで飢えを凌いで来る日も来る日も演奏し続けるんだ

それを踏まえてアイツの眼をもう一度見ろ、修羅以外の何に見える?

 

何処へ行くの逃がさないよ?ここまで聞いたんだ

さあ早く妹の館へ行くよオニイチャン?

 

 

 

 

*腹ペコ女王

人体錬成でついに生み出された『猫の女王フリージア』

犯罪者になろうが気にしませんよ?昨日王都を爆破したばかりですし

彼女はものすごい速さで周囲の敵を殲滅するのでとても頼りになります

しかしそんな彼女は燃費がとても悪いのです

少し歩いただけで「お腹すいたニャー」とご飯をおねだりしてきます

食品店から買い占めては彼女に与えていますがそれでも足りない

育ち盛りなのはいいことですが食べ過ぎです、他のペットが飢えそうです

しかたなくクミロミ様に祝福されたふかふかパンを与えていますが

もっと色々食べたいと私を見つめてくるんです、困った猫ちゃんですね

 

 

 

 

*食べずに読んで

ルードゥスにいた子ヤギの手紙をパルミアの子ヤギに配達する依頼

届けたら読まずに食われて今度はルードゥスの子ヤギに手紙の配達

そしてまたまた食われて配達の繰り返し、いつになったら読んでくれるのか

渡しても食われるので子ヤギの目の前で手紙を読もうとしたら

「人の手紙を勝手に読んじゃダメ!」って可愛い顔でぷんすか怒られた

そんで手渡したら案の定手紙を食べちまいやがった、いや食わずに読めよ

 

 

 

 

*おまけ付きの尻尾

異教の神エヘカトルを下し、現れたのは内側に潜むエヘカトルの中の神

これまで以上の苦戦を強いられると覚悟する前に妙なものをみる

中の神はフリージアの尻尾という武器を持っていると話には聞いていた

すごく重いというからどんなものかと思いきや中の神が持っていたのは

フリージア尻尾というより『気絶しているフリージアそのもの』だった

いや、それでも猫の女王があそこまで重いわけではないだろうし

あれはフリージアに限りなく近い別物だと割り切るとしてもだ

仮にも猫耳少女を愉悦に満ちた表情で振り回す中の神はやはりおかしい

 

ついでにバカみたいに強くて勝てなかった

邪道ではあるがもう一柱エヘカトルを呼び出して彼女にけしかけてみよう

 

 

 

 

*その角は

あの女たらしが一体どこで角を調達しているのか

気になれば気になるほど今夜は眠れそうにないな。

こっそりと調べてみたところ角の生えた馬を口説いて

馬から角をもらっている奴の姿を目撃した

はて、ティリスにあんな馬いただろうか?

というか口説いてるならもうそいつと結婚すればいいのに

人外相手との結婚は慣れてるだろう?

駆け引きに飽きたとか言いながら馬を口説き落としてんだからさ

 

 

 

 

*起こらない悲劇

え?洞窟で大量にカミカゼイークに爆発されたら崩落しないかだって?

にゃはははは!そんな事心配しなくていいのにゃん

みゅーも宝石を探すために色々な場所を掘り進めてるにゃん

洞窟だけじゃなく塔や街だってみゅーは宝石が欲しくて更地にするのにゃ

それでも崩落なんて聞いた事ないにゃ、だから心配御無用なのにゃん

む、その顔……さては信じてないにゃ?

だったらこの爆弾を洞窟にでも仕掛けてみるといいにゃ

核の力をもってしても落盤しないネフィアの素晴らしさを特とみるにゃん

 

 

……確認する前におみゃーが死んでどうするにゃ。

 

 

 

 

*夢の中で

こんにちわ黄金の騎士です。

オパートス様の信徒の冒険者の元へ仕えるように言い渡されましたが

私が冒険者の仲間になったとたんあろう事か改宗されてしまいました。

そんな冒険者は何食わぬ顔で今熱狂的なジュア信者として

かつてオパートス様に捧げていた物をそっくりジュア様に捧げています。

私に「どういうことか説明してもらおうか」と言わんばかりに

夢に出てきて自慢の筋肉で無言の圧力をかけてくるオパートス様が

とても恐ろしいです、しかしいい筋肉です、惚れ惚れします。

 

たぶん説明しても無駄だと思いますよ?だって防衛者さんが来たら

あの冒険者さっさと改宗してエヘカトル信者になってましたもの

 

 

 

 

★妹の秘密の日記

今日はお兄ちゃんに擦り寄る意地汚い犬どもをミンチにしたよ

生きてると邪魔だから美味しい美味しい肉まんじゅうになってね

これでお兄ちゃんと街で鬼ごっこを存分に楽しめるよ

アア、タノシミダナァ……

 

 

 

 



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*こんにちはグウェンちゃん死ね!

*作者のPCが寿命でミンチになった!
*作者は新たなPCでoomExヴァリアントを始めた!


*学習

テレポートの杖……持った

変装セット……持った

プラチナ硬貨……持った

その三つがあれば未所属ギルドの秘術を学びに行けるだろう

だが番人も色んな冒険者に侵入されて学習してるみたいだ

よりにもよってテレポートを防ぐ装備を着けてやがる。

装備が邪魔なら盗めばいいって?

何言ってんだこれから窃盗学びに行く所だったんだよ!

 

 

 

 

*幼女を見ては幼女を斬る

遺跡で助けた幼女たちはいったいどこを探索して

あのフルーツを手に入れているのだろうか?

どこかで栽培しているなら大金を積んででも手に入れたい

だが研究者にそれとなく聞いてみたがはぐらかされてばかりだ

いっそ俺が幼女たちを尾行して入手場所を特定しよう

なーに幼女の扱い方なら農村で慣れて……っ!?

ああいつもの癖で殺っちまった!でも幼女肉うめぇ!

 

 

 

 

*金より飯を

困った、いつもパン屋が品切れで買えたためしがない

それもこれも同業者達が買い占めてるせいだ

店に投資してみても買占め野郎の購入数が増えるだけ

それどころか他の連中も考える事は同じで皆投資していたのだ

じゃあ言い値でパンを予約させてくれと頼んでみようとしたが

ため息零して『冷やかしでおじゃるか?』と言われてしまった

ならばと脅して強引にパンを出させようとミンチにしたが

店主は私のカルマを道連れに血しぶき上げて金をばらまいただけ

違うそうじゃない、金は払うからパンをよこせと言ってるんだ。

 

 

 

 

*等価交換以前の問題

錬金術師になるためには長い下積みが必要である

より良質な薬草を摘むために栽培技術を鍛え

薬の性質に合った液体を見極め採取するための釣り技術を学ぶ

そこまで行ってようやく錬金術が始まるのだよ

材料が無ければ技術を鍛えられぬからな

む?錬金技術を上げる装備とな?まあ邪道ではあるが

それもまたしかり、すぐにでも始められるであろう

さて若者よ、錬金術、その果てに何を望む?

は?錬金術で金を作りたいだと?

馬鹿かお主は、金でパンを作るのが錬金術だろうが

いいから壁を壊してパンを作る仕事を手伝わんか!

 

 

 

 

*バーテンダーの日記

こまったものだ、冒険者が酒場にやたらペットを置いていく

店の奥で飲み食いされて料金があれっぽっちだ、割に合わない

しかし最初は善意でやってたもんだから大きく言えないのだ

いっそ殺して死んでいた事にして冒険者に料金の上乗せを……

無理だな、私はそこまで強くないし仕事中私を始終凝視していた

あの妹に腸を喰いちぎられる未来しか見えない

むしろ今まさに喰われてしまうんじゃないかと危惧している

妹にくらべりゃすぐ隣にいるイス族なんて可愛らしいもんだ

 

いや冷静に考えてどっちも無理だろ、誰か助けてくれ。

 

 

 

 

*得体のしれない怪物

ゴブリンの私がいうのもなんですがね

とある場所、そう異世界って奴ですかねぇ

あの日ムーンゲートで私異世界へ行ったんですよ

何があるのか、どんな冒険が待ってるかってね

その時私はウキウキしてましたよ

ですがええ、逃げました、逃げましたとも

こんな場所にも妹がいたようで後ろからね……

『お兄ちゃん』『お兄ちゃん』って……言うんですよ

背筋が凍るようなあの言葉を聞いて振り向かずに逃げましたとも

でも妙なんです、お兄ちゃんと呼ぶ声はむしろ少年のような

少なくとも女しかいない妹とは違う気がしたのです

あの時皆殺しにしていれば良かったのか、そうでないか

今になっても私にはよくわかりませんよ

しかしですね、ついてきちゃったんですよ元の世界

『つまりここにね』、どんな姿だったか知らない私でしたが

元の世界で出会って理解しましたよ、こんな怪物見た事ない

こいつが私が異世界でであった妹のような何かだったのだと

それはそれは恐ろしいものでした、叫ばずにはいられなかった

かの妹の如く増え続ける『銀髪の男の巨大な顔』!

そんな得体のしれない怪物が迫ってくる恐怖、わかりますか!?

せいぜい気をつける事ですよ、ホラ、アナタノウシロニモ……

 

 

 

 

*聖人君子

例え人の畑の野菜を盗み食いしようと

例え人の家どころか街を掘って更地にしようと

例え人の家の金庫を開けて中身を奪おうと

例え街の井戸に火をつけようとも

例え未所属のギルドに不法侵入しようと

例え街中にゴミをまき散らそうと

例え街の子供を誘拐して奴隷として売り飛ばそうとも

例え街の人をドアで囲んで嫌がらせをしようと

例え奴隷を裸に剥いて紐で縛って散歩させようとも

例え罪もない幼女を殺害したとしても

例え街にいる汚い乞食をミンチにしようと

例え老い先短い老人にトドメを刺したとしても

誰が何と言うまでも無く私は善人、清く正しい善人なのです!

 

 

 

 

*おそらくは四次元

拙者資金を溜めに溜めてついにガチャポン台を購入したでござる

さっそく自宅に設置して満面の笑みで回し始めたでござる

自分専用だから回し放題……まあそう思っていたのでござるよ

だが結果は同じで硬貨が無ければガチャポン玉は出ぬのでござる

世の中そう上手くはいかない物でござるな……しかし

出てきた斬鉄剣で台の中の大量の玉を取りだせない物だろうか?

 

 

 

 

*盗賊ギルドメンバーの日記

盗賊ギルドだからといってギルド内の物を盗もうとする奴がいる

調子に乗って拷問用具に触れて命を落とす馬鹿が絶えない

そんな馬鹿共の後処理に毎度毎度困っている

生き返ってから『あの人は盗めてるじゃん』とか言い訳するな

たぶんサブマスター兼冒険者の事言ってるんだろうけど

あの人の真似しようとするな、両方の意味で頭おかしいんだよ

なんであの人ギロチンの刃が刺さんねえんだよ

それにアイアンメイデンの中に入って満面の笑みで出てくるし

おまけに拷問器具と結婚するような人だぜ?未来に生きすぎだろ

 

 

 

 

*突撃乞食が晩御飯

ある日家に乞食がやってきた、それは襤褸を纏った女だった

パンを買うお金も無いとお金を恵んでもらおうと無心に来ている

しかし残念、ティリスでは金があっても街でパンは買えない

子供でも知っている常識だ、冒険者が買い占めているからな

ふかふかなパンがいいのならいくらでも恵んでやるぞ?

そう言ってもどうせ受け取る気はないんだろう?

つまり欲しいのは金だ、最初からそう言えばいいじゃないか

ほら受け取りなさい、ついでに『死』をおまけしてあげよう

*あなたは乞食をミンチにした

 

 

 

 



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「ウィン『テ』ールクローク!!」あなたの足元にウイスキーが転がってきた

*孤独ネフィアでマテリアル採取してたらプチねずみに食料全部食い尽くされた



 

 

 

*間の悪い奴

家の周りにモンスターが出て困っているという依頼を片付けて

戻って報告しに行こうとしたらそいつ立ったまま眠っていたっス

ただでさえカルマ低いっスから俺も一晩眠って時間潰したっス

んで報告しに行こうとしたっスけどね、そしたら依頼人は

朝だけど白昼堂々娼婦とよろしくやってたわけっスよ

せめて報告聞いてからにして欲しかったっスね

まあ邪魔される辛さは俺も十分わかってるッスから

別の依頼を2つ3つ受けて時間潰したっス

そろそろ頃合いかなーと思ったら突然街中で叫び声がしたっス

何事っスか?と声のした方に行ってみたら依頼人殺されてたっス

なんとも間の悪い殺人鬼っスね、殺るなら俺がやりたかったっス

 

 

 

 

*犬好き少女『リリアン』の日記

ポピーがなんどもなんどもいどにおちるので

つめたいしかけばこのなかにポピーをいれました

これでポピーがいどにおちることがなくなったので

とてもうれしいです、でもいきたままいれたかったです。

 

 

 

 

*脅迫状

★スケルトンキーを手に入れたとても幸運なあなたへ

お祝いに今から冒険者全員であなたをミンチにしに行きます。

泣き言も言い訳も聞きません、交渉するつもりもありません

何度でも何度でも殺して奪い取って差し上げます

どうぞ病院などに籠らずに命と身ぐるみを置いていってください

 

ノースティリス冒険者一同代表より。

 

 

 

 

*楽しい聖夜祭

12月のノイエルで行われる癒しの女神を崇める祭り

しかし冒険者はそんな事知った事かと暴れまわる

よーいドン!からの全力疾走でサンドバッグの奪い合い

手に入れられなかった冒険者は腹いせにエボンの鎖を解き放つ

火の海と化したノイエルを見た金持狂人がお金をばらまき笑いを誘う

その合間冒険者兼演奏家はラムネを求めて右往左往

新米冒険者はめずらしいもちを食べて窒息死

さらに町の隅で空き瓶もった冒険者同士が聖なる井戸で殺し合い

着ぐるみが雪をぶつける子供にマジギレしてミンチにする暴挙

祭りのテンションに任せて癒しの女神に改宗した新米信徒たちと

「この裏切り者!」と憤怒する異教徒たちによるノイエル聖戦勃発

体当たりでもちから解放された十三盾が怒りに燃えて修羅と化す

気づいた冒険者たちがお前は一生窒息してろと彼に向って餅を投げる

フィナーレを飾るのはもちろん冒険者たちによる核爆弾の嵐!

あちこちで巻き起こるキノコ雲が人や街を主に赤で彩を添えてゆく

そんなこんなで今年もノイエルは賑やかである。

 

 

 

 

*ただのパンティー→ノーマルパンティ→ノーパンティー

時々売られているギャルのパンティーって凄い強いらしいのにゃん

強いから神様に願うくらい欲しがる人もいるくらいにゃん

でもあんまり売ってないし売ってたとしてもとても高いのにゃん

思いついたのにゃん!私が穿いたパンティーを売れば儲かるにゃん!

皆は強い武器が手に入って私は懐が温かくなっていい事ばかりにゃん

え……っ?今『私はギャルじゃないから無理』って言ったかにゃん?

 

OKクソ野郎、街ごと滅べや

 

 

 

 

*熱中症にご注意

いやーここ最近暑いですね

ノイエルにでも行って涼みたいとこではありますが

特に依頼もなく祭りもないのにあんな場所に行くのも億劫ですよ

そこへいくと今日のパルミアは平常運転のお嬢様が

火炎瓶をポイポイ投げて街は当然火の海

対する敵は噴水から出てきたファイアハウンドに火炎樹ときた

ただでさえ暑いのに畳み掛けてくるようで困ったものですね

見てくださいよ、苺が焼けてシャーベットになっちゃいました

んー冷たくて美味しい!まあ結果オーライですな、はっはっは

 

 

 

 

*在庫不足

今、魔法の矢の魔法書が不足している

ティリスでは空前絶後の魔法ブームが巻き起こっていたのだ

無論早い者勝ちなので当然奪い合い、殺し合い

最終的に大陸を巻き込んだ大戦争が勃発する

膨れ上がる魔法店への資金援助

来る日も来る日もやってくる注文の数に過労死する魔法書作家たち

しびれを切らした冒険者がドラゴンが落すだろと終末を引き起こす

あげく入院中の俺にまだ執筆しろと?鬼かお前ら

 

 

 

 

*冒険者のいいわけ

すごく重いって書かれてる時点でヒョロガリのオイラには無理っス

だからって依頼請けると同時に真上から荷物落とすのはどうなんスか?

運んでくれっつーか死ねって言ってるようなもんっスよ!

アレっスか?いつも終末起こしてる同業者への当てつけっスか?

こっちだって被害者なんスよ!ほら今もあそこでラグナロクを持った……

 

 

 

 

*シェフの気まぐれ気取り

ルビナス製の装備を売ってくれだ?

おいおい見りゃわかんだろう?売ってんのはここにあるので全部だよ

注文予約だって?悪いが気乗りしねえんだ、断らせてもらうぜ

おおっといくら脅そうったってそうはいかねえ

文句があんならウチで買わなきゃいいだけの話さ

俺はその日に作りたい武具を気まま作る、そのために武器屋やってんだ

まあ、資金投資してくれるっつーならありがたく受け取るぜ?

そうすりゃ俺が作りたい武具に掛ける予算も増えて

もしかしたらお前さんが欲しいもんが売りに出されるかもしれねえ

なあどうだ?ちょっと投資していくつもりはねえか?

へへっ毎度あり……今ちょうど作りたい武器があったんだよなぁ

そう!硝子製のギャルのパ*文章はここで途絶えている

 

 

 

 

★妹の日記

今日はいつもより少し日差しが強かったかな

お魚が食べたい気分だったけど今日は食べ物が腐りやすそうだね

腐った物食べても平気な装備つけててもやっぱ美味しい物食べたいよね

今日のお兄ちゃんは護衛依頼、私がいるから盗賊がでてもあんし……

 

 

何?お兄ちゃん、今日記書いてるんだから邪魔しないでよ

 

 

 

 

 







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*街の目の前で盗賊団が全裸待機

*作者は這い上がった!


 

*会いたくなくて震える

寒さで死ねたならどれだけ楽だったでしょうか

いやね、普通なら死にたくない死にたくないって思うのですが

冬で、どこにも雨風を凌ぐ壁がないんですよ

ええそうです冒険者が更地にしていきました

壁は税金で補修しているのですがホラ、冒険者たち税金払わないでしょ?

私たちはって?身ぐるみはがされてお金持ってるわけないじゃないですか

このままじゃ私奴隷堕ちですよもう

ああいっそ冒険者に買われる選択肢もありですかねははは。

 

 

 

 

*賢い生き方

盗賊団『抗えぬ犬』がやられたようだな

何?奴らが疲弊してる今俺たちが襲えばいいんじゃないかって?

バカ言っちゃいけねえ、あの冒険者相手じゃ俺たちゃ勝てねえ

じゃあなんでこんな遠くで見張ってるかって?

まあ見とけ、あの冒険者腕っぷしはいいが荷台がショボイだろう?

ほうら、奴らはたんまり貯めた物を持てずにあきらめて街へ行ったぞ

そこで俺たちが放置された遺品を回収すれば今度こそ丸儲けさ

ヒヒヒ! 見ろよ、クリスマスツリーや墓石が丸ごと残ってるぜ!

 

 

 

 

*夢で見たもの

パルミアの街道に宝が眠っている夢を見た

飛び起きた私は忘れぬうちにすぐさま地図を描いて

本当に宝が眠っているかどうかその目で確かめにパルミアへ急いだ

夢で見た場所と同じ場所を掘り、ついに私は眩く光る宝の山を掘りあてた

夢とは違い、核によって今日も更地になっているパルミアであったが

眠っていたお宝が無事で本当に良かった、今夜はいい酒が飲めそうだ。

日が沈む前にルミエストへ急ごう。

 

 

 

 

*終わりなき者の終わり

お願いします、弟のお墓を見つけてください

弟は先へ進む事をあきらめ、子犬の洞窟で眠っているそうなんです

しかしどの階層でその生涯を終えてしまったのかまではわからないのです

せめて形見の武具だけでも見つかれば……

 

 

 

 

*ひとりぼっちは終わらない

エーテル抗体を与え続けて尚、その病が癒える事は無く

妖艶な美女だった日々を過去にするおぞましい顔に変異したリリィは私に言った。

「こんな化け物が母親ではせっかくできたパエルの友達がいなくなってしまう

 だからどうか、この短剣で私を殺して欲しい」と

俺は彼女に何と答えればいいのだろう

演奏の邪魔だから子供は既に皆殺しにした後だ

どちらにせよ、あの子の友達は一人もいやしない

だから俺は黙って彼女にエーテル抗体を差し出した。

差し出された抗体に震えながらもそれを受け取り彼女は静かに泣いた

 

それでいい……まだしばらく、俺の贖罪に付き合ってくれ

ほんのちょっと前に最後の子供を虐殺したばかりなんだ。

 

 

 

 

*腹減った

ああダメだ……食べ物が無い

旅糧含めた食料も全て食い尽くしたし近くに街も無い……絶望的だ。

モンスターの死体……だめだペットが食わねえ、呪われてやがるな

アピの実……いやだめだいくら食ってもこんなんじゃ腹の足しにならねぇ

代りに魚の死骸を……いやこいつはもう食える場所がねえか

荷台にあるツナ……いやいやこいつは売り物だ食え……

いやもうこのツナ食ってもいいんじゃねえか?どう思う?ダメか?

あ゛こんな時に盗賊団だァ!?上等だよテメェらの死体かっ喰らってやらぁ!!

 

 

 

 

*すばらしい絵本

レイチェルの絵本がなぜそこまで人気なのかと申すか?

きちんと読めなきゃ何が起こるかわかぬでおじゃろう?

 

 

 

 

*物覚えが悪い奴

あそこを見るでござる

あやつまた加速の魔法書ばかり注文しては買い占めてるでござるぞ

そして、時々唱えてまた読んで唱えて読んでの繰り返し

馬鹿だから何度読んでも中身覚えらぬでござる、笑えるでござろう?

ギルドマスターがおかげで運営資金が潤沢だとほくそ笑んでたでござるよ

で、この前あやつが拙者になんと申したかわかるでござるか?

大量のプラチナ硬貨出してうまく本が暗記できるよう訓練してくれってさ

ヒヒヒ…!やるだけ無駄でござるよ

 

 

 

 

*闇の焼肉土産つき

オイオイオイ!

確かにセレブなパーティにあんな奴らはふさわしくないとは言った

だがそいつらをまとめて殺せなんて誰が言った?

これではあちこち死体だらけで楽しめるものも楽しめないではないか

おいお前!さっさとそれを片付けろ!

おおそうだ、きちんと死体は片付け…まてまてその死体を食うんじゃない!

そうだいいぞ、わしの目に入らなければいいのだ

そうやって壁で囲って誰にも見せるな。

 

うむご苦労だった、もう行ってよいぞ

…下賤な冒険者でもやればできるではないか

まるで何もなかったかのように会場が綺麗だ

はて?なんかこう…あったような気がするのだが……

 

 

 

 

*王都復興 ★★★ (2日)ガードのサルータ

冒険者がまたつるはしで街を更地にしてしまったでございます。

報酬として金貨1148枚と補給品を払うので、壁作成の杖を調達して欲しいでございます。

 



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*親が10を引いたならそれは20か21

*それはoverhaul要素が含まれている


*足元を見るな

フム、なんであるか?

ほうほう…?吾輩のこの盾がどうしても欲しいと?

ではその山のようにある神託の巻物とならこうか……冷やかしであるか?

やっぱり欲しい?であればその持ちきれぬほどの神託の巻き…冷やかしであるか?

どうしてもであるか?ならばその沢山の神託…お主遊んでるのであるか?

何が何でもであるか?それなら吾輩、お主のエーテル抗体が…これはダメとな?

またお主か!?冷やかしも大概にするのである!

この盾が欲しいならその神託の巻物の束で交換してやるので…

おおそうか!やっと交換する気になったであるか!

 

しかし…どれだけ神託の巻物をもっているのであるか?

床に散らばるくらいだ、整理するのも大変であるな。

 

 

 

 

*盗賊ギルドの秘密の取引

ヴェルニースにシーナという酒場の看板娘がいるのはわかるな?

彼女にシルク製のギャルのパンティーを届けてこい

代わりに使用済みのパンティーを回収してくるのだ。

そのパンティーはどっかの貴族に売りつけてこい、高く売れるぞ

この取引はとにかく信用が物をいう

間違っても別人のパンティーを売ろうとするなよ?

そっちは冒険者へのすり替え用だ。

 

 

 

 

 

*交渉上手

なあ聞いてくれよ、この前冒険者が経営してる店に行ったんだが…

その店番がとにかく腕やら足やら体のいたるところに生えてて気持ち悪いんだ

情報屋から聞いた話じゃ世に聞くカオスシェイプではないらしい

だが見た目に反して交渉上手でつい相場よりだいぶ高く買っちまったさ

そんで店番に着せてるものはそれも一級品ときた、いやはや主人に愛されてるねぇ

 

 

 

 

*拝啓、巡礼者様へ

エヘカトル信者の皆様へ、城下町にパンツの放置はおやめください。

クミロミ信者の皆様へ、そびえたつ腐った食べ物の山をどうにかしてください。

マニ信者の皆様へ、祭壇の乗っ取りはお控えください。

ジュア信者ならびオパートス信者の皆様へ、むやみに壁を壊さないでください。

ルルウィ信者の皆様へ、一部が私を吊るします、やめてください

現イツパロトル信者のあなたへ、改宗のしすぎです。

 

 

 

 

*難解だ!

たとえ終焉の書だろうが支配の魔法書だろうが

読めねえ本は俺のところにじゃんじゃんもってこい!

あっという間に解読してやるさ

妹の日記を解読するほうが何倍も難解だからな!

なんたって解読しきる前にいつも妹が召喚されちまう

いつの日か読破してみたいもんだ、是非その深淵をのぞき込んでみたいものだ。

 

なんて言ってた先輩がついこの前に読んでた日記が難解だったのか

その場で突然消えて以来行方不明なんですがどなたかご存じありませんか?

多分装備が呪われちゃったんだとは思うんですが……。

 

 

 

 

*血祭り

魔術師ギルド入り口にて、その祭りは行われている。

冒険者が吟遊詩人を殺し癒し手が蘇生させて

再び吟遊詩人達は殺され、またまた癒し手は彼らを蘇生させ続ける。

ガードは彼らを助けない、殺人は許されているから

何より石をぶつけるくらいには少なくとも彼らの演奏は下手くそだから

いくら助けを求めても無駄だろう。

 

私はなぜ冒険者がこのような凶行を繰り返しているのかを知っている。

それは癒し手も、ガードも、それこそルミエストの住民の誰もが知っている

理不尽な目にあっている吟遊詩人たちだけがそれを理解しないまま

これからもずっと殺され続けるのだろう。

助けが欲しいならとりあえずその楽器を手放してみてはいかがかな?

 

 

 

 

*かたつむりの終わり

今日また1人、というか1匹のかたつむりが埋まる事を決意した。

揃いも揃って街とネフィアを更地にする事に忙しい冒険者の中で

そのかたつむりは運命に導かれネフィアの一つレシマスの秘宝を手に入れた。

そのかたつむりは、何度血祭りにあげられようと

決して神の存在を認めず否定し続けた。

そして虚弱で、魔法も使えず、教養も協調性もなく口下手で

そのくせ大喰らいで博打も酒も娼婦も買い漁るどうしようもないクズだった。

そんなかたつむり故、誰一人として手を貸さず、奴隷商すらも匙を投げた

そんな実に何のとりえもないかたつむりが得たものが何なのかはわかっていない

だが秘宝という言葉に目のない他の冒険者は目の色を変えてそれを奪いに来ることだろう

奪われる事を恐れたかたつむりはその秘宝と共に自ら埋まることを決意した。

何度も言うがこのかたつむりは秘宝と共に埋まる決意をしたのだ

だからお前ら全員その復活の書をしまえ。

 

 

 

 

*くねくね

それはセクシーなポーズと言い張りくねくねと体を動かして

誰かが声をかけるのを待っている。

決してそれを認識してはいけない。

正体を理解したらあなたは正気を失うだろう。

奴はダルフィにいる。

だが決して声をかけてはいけない。

声をかければあなたは病に侵されるだろう。

 

 

 

 

*ギャンブル

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…このカードは悪い予感がする…

 

お客様、親のカードを変えようとするのはご遠慮ください。

 

 

 

 

*特務指令 ★×??? (即時) パルミア市街地の長ボレズ

脅威の芽はなるべき早く摘み取らなければならないッスね。

この街の中で、冒険者が好き放題暴れているんだッス。

金貨58843枚と装備品を払うので討伐してくれッス。

情報屋のデータによるとこの冒険者はレベル310のモンスターに匹敵する強さらしいッス。

気をつけてかかっ…いやいや待つッス!

なんでその暴れてるお前が依頼受けようとしてるっスか!

 



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