コードギアス 世界を渡る転生者 (上平 英)
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第1話 僕のブラコン姉さま ☆

 実は少し前に書けていたもの。


 神聖ブリタニア王国。アーノルド・ドレ・ブリタニア。第12皇子にして第18王位継承者。

 

 それが僕。

 

 皇子として育てられ、2歳にして早くも英才教育を施され始めた僕。

 

 だけど、僕がただ子供だったのは3歳の頃までだった。

 

 まあ、生まれたときから薄っすら意識があった僕は最初から普通じゃなかったかもね。

 

 ある3歳の誕生日に僕の感覚が一瞬で広がって、覚醒したんだ。

 

 様々な知識が流れ込んできて、さらに能力なるものが発現した。

 

 サイヤ人という、鍛えれば星を砕くまで強くなれる最強の宇宙人の能力。

 

【神の財宝】という、王を超えた様々な宝を収めた宝物庫を開き、扱う能力。

 

【千の顔を持つ英雄】という、様々な武器を発動時間内に限り、自由に扱える能力。

 

 魔法と呼ばれる超常現象を使い方さえ学べば自由に起こせる能力。

 

 さらに寿命以外では死なないという能力を有していた。

 

 最初はなぜ僕が?

 

 と思ったが、すぐにどうでもよくなった。

 

 この世界は魔法とかじゃなくて、科学が発展していて巨大人型兵器が存在している世界で、不思議な能力や魔法を使う人間などいないし、【神の宝物庫】や【千の顔を持つ英雄】などを他人……いや、身内に知られても即刻実験動物入りする事を理解していたからね。

 

 だけど能力を扱えるようになっておいても損はないし、むしろいつかは役に立つかもしれないと訓練は行ったが、身体能力はギリギリ人間クラスに留めている。

 

 魔法は【神の財宝】から初級本(翻訳メガネ同封)を読んで学んだ。

 

 科学が発展している世界なので、【黒の本】とかいう様々な科学技術の知識が記録されている本なんかも存在していたから、今の科学技術よりも何代も進んだ別世界の科学力をふるえるが、それはしない。

 

 そんなわけの分からない異世界の知識なんてこの世界に持ち込む気なんてないからね。

 

 それよりもナイトメアフレームっていう人型兵器を創る才能を持つ人間を皇子の権力を利用して身内に引き入れてどんなものを創り出すかを見るほうが僕の好みだ。

 

 まあ、今はお姉さまたちと遊ぶほうが優先なんだけどね。

 

「アーノルド。そろそろ湯浴みの時間だぞ」

 

「早く来ないとおいていきますよ?」

 

「はい、すぐに用意します。コーネリア姉さま、ユーフェミア姉さま」

 

 14歳の紫色の髪をした凛々しいコーネリア姉さま、僕と同じ3歳で桃色の長い髪をした絵本に出てくるよなお姫さまみたいなユーフェミア姉さま。

 

 ……うん。今は姉さんたちが優先だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして移動した大浴場。

 

 そこで僕はコーネリア姉さまに抱きかかえられるような形で湯に浸かってた。

 

「気持ちいいな。アーノルド」

 

「はい、姉さま」

 

 姉さまの胸を枕にお湯に浸かる。

 

 ……本当に気持ちいいなぁ。

 

「体を洗い終えましたわ。お姉さま」

 

 ここでユーフェミア姉さまがメイドさんたちに体を洗い終わらせて湯船に入ってきた。

 

 コーネリア姉さまの近く、僕をコーネリア姉さまから奪うように抱きついてきた。

 

 皇族に相応しく広々とした大浴場なんだけど、僕たちは毎日一箇所に固まるようにして湯を楽しんでいた。

 

「まったく……ユフィはアーノルドの事が好きなんだな」

 

 嘆息しながら言うコーネリア姉さまに、ユーフェミア姉さまは笑顔で返す。

 

「はい! 私のかわいい弟ですから」

 

 正確には弟じゃないんだよなぁ。僕が生まれてすぐに母親が死んで、この家に引き取られたんだ。でも、真っ赤な他人ってことはなくて、2人は腹違いの姉。

 

 いや~、僕の父さまって皇帝なんだけど、一夫多妻で腹違いの兄弟がたくさんいるんだよ。

 

 僕は神聖ブリタニア帝国第2皇子で帝国宰相。金髪で美男子と称されているシュナイゼル・エル・ブリタニア。そのシュナイゼル兄さまの母さまと僕の母さまは姉妹だそうで、僕の容姿はかなりシュナイゼル兄さまにそっくりだ。まあ、僕のほうが若干野性的って言われてる。

 

 あ、ちなみに僕がシュナイゼル兄さまの家に引き取られなかった理由は特にない。ここで理由をあげるとすればユーフェミア姉さまと同い年だからかな?

 

 僕が本当の姉弟ではなく、腹違いの弟である事はコーネリア姉さまはもちろん、ユーフェミア姉さまもミドルネームの違いと、母親に教えられているから実の弟でないことは理解しているけど、2人とも俺を実の弟のように可愛がってくれる。

 

 さらにいうと、2人と一緒に湯浴みに入らせられているのは完全に物心つく前からの事だ。このまえ興味本意でメイドさんに尋ねてみると、赤ん坊の頃からコーネリア姉さまがわざわざ僕とユーフェミア姉さまの湯浴みを手伝っていたという話も聞いたからね。

 

 ユーフェミア姉さまに抱きつかれて、コーネリア姉さまが本当に母さまのように微笑ながら後ろで抱きしめてくれている。

 

「ん~。姉さま……」

 

 入浴の気持ちよさだけでなく、2人の姉さまの柔らかさと温かさに僕は安心感を感じ、体からだんだんと力が抜けていく……。

 

 う~ん……。本当に気持ちいい……眠くなってきたなぁ……。

 

 まあ、3歳だし仕方ないよなぁ……。

 

 まったりしながら僕は体から力を抜いていく……。

 

「ふふふ、もうおやすみの時間だな」

 

 コーネリア姉さまの手で頭を撫でられながら、僕は意識を手放した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして2年後。僕、5歳!

 

 身体能力強化はまだだけど、先に魔法の使い方を覚えた!

 

 総合的にかなり強くなったし、皇子としても勉強もしているよ!

 

 あと、最近コーネリア姉さまが世間一般でブラザーコンプレックス――俗にブラコンと呼ばれている人だということを教えてもらった!

 

 ていうか、現在進行形でコーネリア姉さまがブラコン発動中です!

 

「うふふ。これはなかなか……」

 

 深夜のコーネリア姉さまの寝室。僕は半裸にされていたんだ……。

 

 そして半裸にされた僕は現在絶賛寝たフリをしています! いきなりで動揺しているんだよ!

 

 事の発端はユーフェミア姉さまが、王妃の1人であるマリアンヌさまのお屋敷に泊まりに行ったから事から。

 

 コーネリア姉さまはマリアンヌさまを敬愛してて自分も泊まりに行きたそうにしていたけど、どうしても外せない行事があったから行けず、僕も同じで皇子としての勉強が入っていたから行けずに、丁度お屋敷に2人だけになったんだ。

 

 あ、もちろん、メイドさんや警備の人たちは除外してね。

 

 そして夜にユーフェミア姉さまがお泊りでいないから、コーネリア姉さまがいつもより激しいスキンシップをしてきてお風呂のあとに「寂しいだろう? 一緒に寝るか?」って流れで、一緒に寝ることになったんだ。

 

 ……でもさ、コーネリア姉さまに抱き枕にされて普通に寝てたら、下半身に違和感を感じたんだ……。

 

「これが男の男性器というものなのか……、ふふふ、かわいらしいな」

 

 コーネリア姉さまは僕の耳元で小声で囁くようにつぶやいき、次の瞬間コーネリア姉さまのオチンチンから指の感触が伝わってきた!

 

 って! 何でオチンチンを弄ってるの!?

 

 あうっ! オチンチンが手で捏ねまわされる! や、やめ……。

 

「なんだ? 気持ちよさそうだな? 子供ながらに感じているのか?」

 

 姉さまがゆっくりと起き上がり、股の間に体を入れてきた! ううぅぅ……。玉袋まで弄られる!

 

 やあ……、やめ……。

 

「うふふ、そういえば剥き癖だったか? それをつけとかないといけないんだったな。そてに男性器を口で咥えて舐めるフェラチオというものもあったはずだ。……ふむ。私の口で向いておいてやるか」

 

 口……? ……舐める? ……何なんだ?

 

「私が直々に男にしてやろう」

 

 ――っ!? オチンチンが何かに……口? 熱いし、ねっとり……。これは、コーネリア姉さまの口の中なの!?

 

 いいようのできない感覚……! なんなのこれ!?

 

「……ぺろっ。んむ……、少ししょっぱいか? だが、癖になるような味わいだな。それになぜか腹下の、子宮辺りが熱くなる……。ふふ、私も女だったという事か。さて、男となる時間だぞ」

 

 うあっ!? オチンチンの皮の間に! これってコーネリア姉さまの舌!?

 

 ――っ! 痛い! すごく痛い! 皮の中! 舌! 引っ張られ……!

 

「うふふ。かわいらしい真っ赤な亀頭だな」

 

 空気が! あううぅぅ……、何なのこれ……。

 

「ふふふ、ペニスだけでなく体までビクビクしているのか。ああ……本当にかわいらしいな。私のアーノルド」

 

 コーネリア姉さま!? 暗くてよく分からないけど、オチンチンがヌメヌメのたぶん舌に舐められた!

 

 ペロペロされてるぅぅ……それに時々咥えられてるぅぅ……。

 

 オチンチンから伝わる痛みが、だんだんとあらわしがたい感覚と感情に変わっていた。

 

 なんなの? さっきまで痛かったのに……。

 

「うふふ。気持ちよさそうだな、アーノルド」

 

 きもち……いい? 気持ちいいの?

 

「どれ、精液とやらが出るのか試してみるか」

 

 ――っ! コーネリア姉さまにオチンチン全部、玉袋まで食べられた!?

 

 口の中でオチンチンをもごもごされる! や、ヤバい! お、おしっこが出ちゃう!

 

 しゃああああああぁぁぁぁ……。

 

 コーネリア姉さまの口の中でおしっこ出しちゃった……。お、怒られる……!?

 

 ゴクゴクゴクっ!

 

 えあああぁぁぁぁ!? コーネリア姉さまが僕のおしっこ飲んでる!? 

 

 そしてコーネリアお姉さまはまったく気にした様子もなく、オチンチンを舐めならつぶやいた。

 

「ふむ、まだ精液は早かったようだな」

 

 他に言う事はないの!? っていうか、おしっこ全部飲んじゃったよ!

 

 そのあと、コーネリア姉さまは僕の顔の元におっぱいを差しだしてきた!

 

 コリコリしたのが口に運ばれた。乳首だね。でも、まあ、別にお風呂でもおしゃぶり代わりに吸わせてもらってたからね。こっちのほうは抵抗ないし、吸わせてもらう。

 

「うふふ、よしよし……。ゆっくりとおやすみ」

 

 僕はコーネリア姉さまの乳首を吸いながら再び眠りについた。

 

 決して、コーネリア姉さまにされた行為に恐怖を感じて、安らぎを求めようとしておっぱいに吸いついたわけじゃないよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに2年後、7歳になったよ!

 

 今ではすっかりコーネリア姉さまとの添い寝の頻度が多くなったんだけど、コーネリア姉さまはユーフェミア姉さまが近くで眠っているのに、必ずといっていいほど僕のオチンチンを弄ってくる!

 

 そしてずっと弄られていた所為か、オチンチンの皮がずり剥けて亀頭ってのが露出するようになったし、コーネリア姉さまの口にいつもおしっこ出してたのか、精通ってのをして女性を妊娠させることができる精液ってのが出せるようになってから、いつもコーネリア姉さまの口の中に精液をだすようになっていた。

 

 ん~……。ふにゃふにゃだったのが硬くなったり、親指ぐらいだったのが一回り大きくなった。そして現在も射精したあとのオチンチンを口に咥えられて吸われてた。

 

「うふふふっ、いつも濃厚でうまいな」

 

 今夜はユーフェミア姉さまがお母さまに連れられて地方へお泊りに行っているから、コーネリア姉さまと2人になったんだけど……、何か今夜のコーネリア姉さまいつもより元気がいい。

 

 普段よりもすごく興奮してるみたいで、女性にだけあるっていうヴァギナ、オマンコっていうのを僕の指を使って激しく弄らせてるし、いつもよりジュクジュクしててお漏らししてるみたいに濡れてた。

 

「うふふ、これぐらい硬くて大きくなれば……」

 

 あれ? コーネリア姉さま? ベッドの動きからいって、僕の真上に跨ったみたい。

 

 オチンチンが手に持たれた。

 

 ――っ! 亀頭が何かに入った? え? ええ!? な、何かヤバい?

 

「……コーネリア姉さま?」

 

 今までと比べものにならないほどの危機感を感じ、初めてコーネリア姉さまが僕で遊んでいるときに声をかけた。いままで気持ちよかったからワザと寝た振り続けてたからね。

 

「――っ」

 

 コーネリア姉さまは驚いたような顔になったけど、すぐにいつものやさしい微笑を浮べた。

 

「アーノルド。姉さまがおまえを男にしてやろう」

 

「……男?」

 

「ああ。そうだ。――これは2人だけの秘密だぞ?」

 

 …………。

 

 優しい微笑みだったけど……。

 

 細められた奥に輝くコーネリア姉さまは瞳は絶対に反論も、こちらの意見など聞いていない、聞くつもりもないという絶対強者……肉食獣のようなギラギラ瞳をしていた……。

 

 自然界でいえばまさに食べられる寸前の草食動物であろう僕は、何もわからないまま、考える暇もなく、自然と無言でうなずいてしまっていた。 

 

「いい子だ」

 

 コーネリア姉さまは満足げに僕の頬を撫でたあと、腰をゆっくりと降ろしていった。

 

 コーネリア姉さまの厭らしい形をしているオマンコの割れ目が開き、その丁度中心に僕のオチンチンが飲み込まれていく!

 

 ズブブブ……!

 

 お、オチンチンが……! コーネリア姉さまのオマンコに刺さって飲み込まれていく!

 

 さらに呑み込まれたオチンチンが、熱くてヌルヌルでザラザラでキュッキュッと色んな情報を脳へと送り、僕の脳はそれを快楽信号として捉えた!

 

 快楽に体だけでなく心まで犯される!

 

 それにしても本当に今までで一番気持ちがいいっ!

 

 さわり程度の知識で知っていたけど、これがセックスってヤツなのか!

 

 これがオチンチンを受け入れるための場所であるオマンコの感触なのか! 本物のセックスの快楽なのか!

 

「こ、コーネリア姉さまぁぁっ!」

 

 オマンコの感触に感動している僕に我慢なんて出来るはずも無かった!

 

 ビュルルルルゥゥゥゥっ!

 

 すべてを快楽に身を任せてコーネリア姉さまのオマンコに精液を吐き出す!

 

「あうぅん!」

 

 精液を流し込んだ途端にコーネリア姉さまが体をのけ反らせたまま、腰を一気に落としてきた! す、すごい! 射精が止まらない! いつまでも出そうだ!

 

 あまりの気持ちよさに感動していると、コーネリア姉さまが嬉しそうに額にキスしてきてくれた。

 

「アーノルド。これでおまえは男だ。――そして私も女だな……」

 

 最後のほう聞こえなかった。それよりもオチンチンが熱くてヌメヌメの何かが絡みついてくるほうが気になった。本当にオチンチンが気持ちいい! 気持ちよすぎて怖い!

 

「コーネリア姉さまっ」

 

 コーネリア姉さまはいつも寝るときには薄い紫色のネグリジェに手をかけると、一気に脱いだ!

 

 いつもはお風呂で見るか、夜に弄られてる時に薄めで覗くかだったけど、こうして正面から見るのは初めてだった。

 

 やっぱり、すごくおっぱいが大きい。ユーフェミア姉さまも薄く膨らんできたけど、コーネリア姉さまはおっきい!

 

「うふふ、動くぞ。アーノルド」 

 

「……動く?」

 

「――っ! あううっ!」

 

 コーネリア姉さまが腰を持上げると、オチンチンが引っ張られた! しかも、オチンチンが擦れて気持ちいい!

 

「あああぁぁ……アーノルドのかわいいペニスが私のなかに……」

 

 コーネリア姉さまも気持ちよさそうだった!

 

「アーノルド、アーノルド、アーノルド、アーノルド…………」

 

 だんだんとコーネリア姉さまの腰が激しくなってきた。オチンチンが擦れて気持ちよくて、も、もうっ!

 

「うふふ、アーノルドのペニスがピクピクしているのを感じる。……そろそろ射精したいのか?」

 

「う、うん……」

 

 うなずくとコーネリア姉さまは微笑みながら頭を撫でてきた。

 

「よしよし。だか私ももう少しだから、もうちょっとだけ我慢しておくんだぞ?」

 

 何がもうちょっとなの?

 

「――っ! コーネリア姉……さまっ」

 

「まだ射精するんじゃないぞ。まだまだ……」

 

 コーネリア姉さまが僕の上で腰を振りまくり始めた! オチンチンが舐められて、擦れて、吸われて……ヤバいよ! もう射精しそうだよ!

 

「コーネリア姉さま、僕、もうっ!」

 

「まだ、もう少し、あと少しなんだ!」

 

 コーネリア姉さまが腰を擦りつけて前後に動かしてきた! オチンチンが引っ張られて……本当に……。

 

 と、そこで僕の手がコーネリア姉さまのオマンコの淫核、クリトリスってのに触れた。

 

「そ、そこはぁぁああああああ……!」

 

 ――っ! その瞬間、オチンチンがすごい力で絞めつけられて、両手で口もとを抑えてうしろにのけ反るコーネリア姉さま! オチンチンが……も、もう……ダメ……。

 

 ビュルルルルルルルルルルゥゥゥゥッ!

 

「い、イクぅぅぅぅううううううううううう!」

 

 大声を出さないように両手で口を押さえてるコーネリア姉さま! すごい! 精液を吸われてるみたい!

 

 た、魂まで吸われているみたい……。

 

「うふふ……うふふふふ……」

 

 コーネリア姉さまが怖い微笑みになった……。

 

 ズプッ……。

 

 コーネリア姉さまのなかからオチンチンが抜かれた……。

 

「うふふ……、気持ちよかったぞ」

 

 ペロペロとコーネリア姉さまがオチンチンを舐めてる……。ああ……ヤバい……今度はおしっこが出そう……。

 

「よし、きれいになったな。ん? ふふっ、おしっこか? いいぞ、私が口で受け止めてやる」

 

「姉さま……」

 

 オチンチンの先っぽを咥えられて、いつもみたいにおしっこを飲まれた……。

 

「ハァハァ……ハァハァ……」

 

「ゴクゴクゴクっ……! ふぅ~……ふふっ、いつもより臭いも味も濃かったな」

 

 コーネリア姉さまはおしっこを飲み終えるとタオルを使って掃除を始めた。

 

 コーネリア姉さまに体を拭かれながら荒くなった息を整える。

 

 す、すごく、いつもより疲れたぁ……。

 

「うふふ、かきだしても掻きだしても精液が出てくるぞ? そんなに姉の膣が気持ちよかったのか?」

 

 ある程度拭き終えたコーネリア姉さまはベッドの上で胡座をかいてオマンコから僕が出した精子を指で掻きだし、指に絡めて口のなかで味わい舐め啜りながら訊ねてきた。

 

「うん。すごく気持ちよかったよ」

 

「そうか。気持ちよかったか」

 

 僕の返答に嬉しそうな笑みを浮かべたコーネリア姉さまは僕を胸に抱いて、ベッドに横になって、いつもみたいに僕の口もとに乳首をさしだしてきた。

 

「姉さま?」

 

 吸えと言わんばかりに僕の唇にコーネリア姉さまのコリコリに固くなった乳首が押し付けられる。

 

「うふふ、どうした? いつもみたいに吸わないのか?」

 

 いつものようにすぐに吸いつかない僕に姉さまが不思議そうな表情で訊いてきた。

 

 ……本当はおっぱい吸う歳じゃないし、いつも寝たフリをしている時だったからなぁ……。

 

「いいの?」

 

 と一応確認してみると、コーネリア姉さまは優しい笑みでうなずいた。

 

「ああ。もちろん。いままでおしゃぶりがわりに吸わせてきたんだ。吸わせていないとおまえもよく眠れないだろう?」

 

「う、うん……」

 

 コーネリア姉さまの許しをもらい乳首を口に含んでしゃぶり始める。乳首がコリコリになってて、吸っていると案心するなぁ……。

 

 乳首を吸いながらコーネリア姉さまに頭を撫でられると、いつもみたいに眠たくなってきた……。

 

「私の可愛いアーノルド。今夜の事は誰にも言ってはいけない2人だけの秘密だぞ?」

 

「ユーフェミア姉さまにも?」

 

「ああ、ユフィにもだ」

 

 ここでコーネリア姉さまの手がまた僕のオチンチンに伸びた。

 

 オチンチンを優しく弄りながら聞いてくる姉さま。

 

「今夜は気持ちよかったか?」

 

「うん。さっきも言ったけど、すごく気持ちよかったよ……」

 

「秘密を守れるなら私がもっと気持ちいい事をしてやるぞ」

 

「もっと気持ちいい事?」

 

「ああ、そうだ。それに女の体を色々と教えてやろう」

 

 コーネリア姉さまが僕の手を取って、自分のオマンコにもっていった。

 

「すごく熱いし……プニプニしてる……?」

 

 オマンコの感触の感想を言うと、コーネリア姉さまは頬を赤らめて額にキスをしてくれた。

 

「――アーノルド。これは2人だけの秘密の遊びだ。絶対にバラしてはいけないぞ?」

 

「……わかりました。コーネリア姉さま……」

 

「いい子だ。さすがは私のアーノルド」

 

 僕は満足げに微笑むコーネリア姉さまに抱きついてオチンチンを擦りつけながらおっぱいを吸い続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらにさらに2年後。僕、9歳!

 

 皇子としてのたしなみやマナーを教え込まれながら、少しずつ体を鍛え始めたよ!

 

 あと、悪友と友達ができた!

 

 悪友はマリアンヌさまのご子息のルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。僕より1つ年上で、黒髪と紫色の瞳の知的タイプの男の子。友達はナナリー・ヴィ・ブリタニア。栗色のウェーブがかった髪と青色の瞳のお兄ちゃん子。

 

 まあ、2人とも腹違いってだけ兄弟なんだけどね。

 

 ユーフェミア姉さまがよく遊びに行ってるから僕もついていってたんだけど、いつもコーネリア姉さまと一緒にマリアンヌさまからナイトメアフレームについて話してたからね。

 

 でも本当にすごい!

 

 サクラダイトを使用した超伝導電磁石を搭載した軽量高出力のモーターを応用し開発した、ナイトメアフレーム(KMF)と呼ばれる人型機動兵器!

 

 マリアンヌさまからコーネリア姉さまが操縦の手ほどきを教えてもらっているついでに、俺も教えてもらっている。

 

 ……ああ、本当におもしろい。使ってみたいなぁ。

 

 そりゃ、【神の財宝】にある黒の本にはそれ以上の技術も載っているだろうけど、そんなんじゃないんだよ!

 

 この世界本来のものだからいいんだよ!

 

 そういや、悪友と友人の話だったね。

 

 ルルーシュとナナリーなんだけど、ナナリーのほうはユーフェミア姉さまといつも遊んでるし、僕とも遊んでる。

 

 でも、ルルーシュは悪友だ。

 

 嫌いってわけじゃないんだけど、チェスなんかのボードゲームで勝負するといつも負けるんだ。

 

 しかも、あの勝ち誇った顔がイラっとする!

 

 年の離れたクロヴィス兄さまもいつもチェスに負けてるし。

 

 まあ、クロヴィス兄さまはチェスとかの才能無いみたいだし、深慮が浅いから仕方ないんだけどね。

 

 僕は話しにならないレベルのクロヴィス兄さまよりもかなり善戦するけど、最後は負ける。

 

 勝てたのはナナリーに代わりに打ってもらってたときぐらいだ。

 

 まったく! 僕がナナリーに動かすところを指示しているのに、ルルーシュの奴、ナナリーが駒を取られたときにがっかりしたところ見た途端、ワザと負けるんだから!

 

「こらー! 卑怯だぞ、アーノルドぉおおおおっ! 僕をここから出せー!」

 

 ん~? ルルーシュがなにかを叫んでいるな~。まあでも……。

 

「それよりも次の手を言ってくれない? 早くしないと持ち時間がなくなっちゃうんだけど?」

 

 僕はテーブルに置かれたチェスの盤と時計を確認した。――あと、15分か。

 

「こんな状態でチェスなんてできるわけがないだろう!」

 

 ……うん。無視だね。

 

「あと13分だよ~。早く次の手を打たないと負けちゃうよぉ~」

 

「この野朗!」

 

 うわっ、皇子さまが使っちゃいけない言葉だよ。

 

「くくくくくっ……、ルルーシュ。早く次の手を打たないと本当に負けてしまうよ?」

 

 隣のクロヴィス兄さまが笑いながら、穴の中にいるルルーシュに言った。

 

「兄上もぐるだったんですね! あなたたちは恥ずかしくないのですか!?」

 

「うーん……? ルルーシュが勝手に落とし穴に落ちたのが悪いんじゃないの?」

 

 そうだよね? 外でチェスやっていたときにトイレ休憩しようって右側にあるトイレに行こうとしたときに、勝手にルルーシュが庭にあった落とし穴に嵌ったんだよなぁ。

 

「落とし穴なんてベタなものをおまえ以外の誰が作るんだ!」

 

「失礼な。落とし穴は古来からある効果的な罠じゃないか。使用人たちが2日がかりで作らせた深さ2メートルの落とし穴だぞ」

 

「やっぱり、おまえじゃないかぁぁぁぁ!」

 

 穴の中でルルーシュが叫んでる。あー、自分でバラしちゃったなぁ。

 

「まあ、それよりもほらあと5分しかないよ?」

 

「くっ、貴様!」

 

 あ、そういえば、トイレ休憩しようとしたときだったな。

 

「ねえ、ルルーシュ。トイレはいいの?」

 

「うるさいぃいいっ! 貴様の所為で!」

 

「何? 漏らしちゃった?」

 

「――くっ!」

 

 図星みたいだね。

 

「どうする? ルルーシュ。『負けました』って言うなら穴から出して、見なかったことしてあげるよ?」

 

「そうだね。僕も忘れてあげるよ」

 

「誰が貴様たちなんかに!」

 

 ふーん……。

 

「あ、ナナリーだ」

 

「――っ!」

 

 確実に反応があったな。

 

「よかったね、ルルーシュ。ナナリーなら助けてくれるよ」

 

「そうだね。きっと助けるだろうね」

 

 お漏らしした事がバレるけどね。

 

「貴様らぁぁぁ……!」

 

 うおっ、怖いねぇ。でも、夜のコーネリア姉さまの視線と声のほうが怖いんだ。この程度の視線や怒鳴り声など、余裕で無視できるよ!

 

「さあ、どうする? あ、ナナリーがこちらに気づきそうだよ?」

 

「くぅっ……! …………け……ました……」

 

「何? 聞こえないよ?」

 

「ああ、聞こえないね?」

 

 クロヴィス兄さまもノリノリだ。

 

「ま、負けました……」

 

「「ん?」」

 

「僕の負けです! だから外に出してください!」

 

 うし! 僕らの作戦勝ちだね! あらかじめ隠しておいた梯子を落とし穴のなかに入れる。

 

「じゃあ、僕らはナナリーを足止めしておくから、その間に出てね」

 

「ああ、ナナリーのことは任せておいてくれ」

 

 僕とクロヴィス兄さまはナナリーの足止めに向かった。

 

 うしろですすり泣きのようなものが聞こえた……気がしないわけでもない。

 

 あと、危ないのでルルーシュが脱出したら落とし穴を埋めておくように使用人たちに命じておいた。

 

 さてと、おやつの時間までには戻ってくるかな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だけど……その後日。

 

 皆が見ているまえで僕とクロヴィス兄さま2人を相手取って、チェスを挑まれて、2人同時にやられた……。しかも1時間足らずで……。

 

 しかも、勝ったあと鼻で笑いやがった!

 

 やっぱりこいつ嫌い!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 深夜。お屋敷、コーネリア姉さまのベッド上。

 

 ベッドの丁度中央に座り、大きく股をM字に開いたコーネリア姉さま。

 

 その股の間に顔を埋めて僕は舌を使ってコーネリア姉さまのオマンコを舐めていた。 

 

「うふふ……いいぞ。気持ちがいい」

 

 頭の上からコーネリア姉さまの気持ちよさそうな艶のある声が聞えてきた。

 

「姉さま。おいしい……」

 

 その声を聞きながら僕はオマンコから滴る愛液を舐めた。

 

 部屋の明かりをワザとつけたままにしているので、いつもと違ってコーネリア姉さまのオマンコがよく見えた。

 

 う~ん……赤黒くてビラビラがエッチで……湿ってて、鼻いっぱいにコーネリア姉さまの匂いが広がる。舐めると気持ちよさそうに目を細めて、どんどん愛液が溢れてくる。

 

「うふふ、本当にかわいいな」

 

 オマンコを夢中で舐めている僕の頭をコーネリア姉さまが優しく撫でてくれる。嬉しいけど、そろそろ……。

 

「姉さま、入れさせて……」

 

「なんだ? もう我慢できないのか?」

 

「うん。もうオチンチンが破裂しそうなんだ。姉さまのオマンコに早く挿入たい……!」

 

「まったく仕方のないヤツだな」

 

 コーネリア姉さまは呆れるようにつぶやいたけど、表情は嬉しそうだった。

 

 コーネリア姉さまはベッドのすぐ近くに置いていた宝石箱の中から数珠繋ぎになった小さな袋を取りだし、そこからさらに1つ切り取り、袋の中から丸い輪のようなゴムを取りだした。コンドームって名の避妊具ってよばれるものらしい。これをオチンチンにつければ妊娠しないでよくなるそうだ。

 

「ほら、私がつけてやろう」

 

 顔の前に立つようにコーネリア姉さまに指示され、オチンチンをコーネリア姉さまの顔に突きつけるようにベッドの上に立ち上がった。

 

 最初より大きくなったオチンチンをコーネリア姉さまは嬉しそうに手で撫でて「うふふ」と笑みを溢すと、ゴムを優しく亀頭にかぶせて、するすると根元まで下ろしてつけてくれた。

 

「ほら、これでいいぞ」

 

 M字に股を開いたま、指でオマンコの割れ目を大きく開くコーネリア姉さま。

 

 じゅっくりと僕の唾液と愛液で濡れているオマンコ。

 

「うん」

 

 僕はうなずいたあと、ベッドに座り、オチンチンに手添えてコーネリア姉さまの小穴に亀頭の先端を抜けないようにセッティングしてから、腰を進めた。

 

 ズズズズ……。

 

 狭い通路を亀頭で広げるように掘り進めていくに連れてオチンチンにオマンコが吸いつき擦られる範囲が広がる。

 

 そして根元までオチンチンを挿入ると、オマンコがオチンチンをぎゅうぎゅうと締めつけてきた!

 

 ああ……オチンチンが最高に気持ちいい!

 

 強い締めつけやオマンコの荒い肉との摩擦も最高だし!

 

 それに何よりもコーネリア姉さまのオマンコにオチンチンを挿入してセックスしているという状況が僕を興奮させた!

 

 僕は快楽を感じて声を漏す。

 

「ああああぁぁぁ……」

 

 挿入しただけですでに射精しそうなほど興奮し、オチンチンから感じるコーネリア姉さまの存在が僕に幸福感を与えた。

 

「ほら、何をしているんだ? 早く腰を振らないか」

 

 僕が幸せをかみ締めていると、コーネリア姉さまが片足で僕のお尻を押してきた!

 

 根元まで挿入っていたオチンチンがさらにオマンコと密着し、オチンチンがオマンコに絞められながら擦られ、快楽で目の前が真っ白になりかける。

 

「ま、まって……」

 

 ここで射精したらさすがにマズイと僕は体を離そうとするが、コーネリア姉さまは甘くはない。

 

 片足をしっかりと腰に回して逃げ場を塞ぐと、ぐいぐいと緩急を付けて無理やり僕の腰を動かさせた。

 

 僕は歯を食いしばって何とか射精しないように我慢しているのに、コーネリア姉さまは嬉しそうな、何かを期待しているような表情を浮かべて微笑んでいた。

 

「うふふ、ほらほら、成長を見せてはどうだ?」

 

「――っ!」

 

 オマンコをぎゅぅぅぅっと絞めつけてくるコーネリア姉さまに僕は腰砕けになって、コーネリア姉さまの体に覆いかぶさるように倒れ堕ちた……。

 

 何とか射精はしないですんだけど、もはや時間の問題だった。

 

「まったく、もう限界か? だらしないぞ」

 

 嬉しそうに僕の頭を撫でながら言った姉さま。

 

 くっ! コーネリア姉さま……!

 

「ま、負けない……!」

 

「ん?」

 

 コーネリア姉さまの体から起き上がる!

 

 まだ今日は一度もコーネリア姉さまを先にイカせてないし、今日はルルーシュにもチェスで負けたんだ!

 

 これ以上負けられるか!

 

 がっ……!

 

 コーネリア姉さまのおっぱいを両手で掴む!

 

「んんっ!」

 

 驚いたような表情を浮かべたコーネリア姉さまを無視して意地になって腰を動かす!

 

 腰を止めるのはもう無理だ!

 

 気を抜いたら射精してしまう!

 

「あはは! すごいなアーノルド! いい! いいぞ! さあ、もっと腰を振るんだ!」

 

 あごを持上げて気持ちよさそうに感じているコーネリア姉さま!

 

 僕はコーネリア姉さまのおっぱいを両手で揉みながら乳首を指先で扱く!

 

 さらに覆いかぶさり、手も休ませることなく乳首に食らいつく! 噛んだり、吸ったりするとオマンコが強く締まって気持ちがいい!

 

 腰を振り続けてスパートをかけるが、やはりコーネリア姉さまのほうに分があった。

 

「うふふ! なかなかだな。――だが、まだがんばれ」

 

「あうっ……」

 

 コーネリア姉さまが思いっきり膣を絞めつける! 前に教えてもらったけどコーネリア姉さまの膣は体を鍛えているから他の女性よりも締りがいいらしい。それにコーネリア姉さまは好きなことには全力で取り掛かり、妥協を許さない人だから、色んな技を調べては僕で試して性技を習得してるし、子供サイズで感じやすいほうの僕ではすぐにイカされてしまう。

 

「も、もう……で、射精る!」

 

 案の定耐えられなくなった僕は快楽に身を任せて、コーネリア姉さまの子宮を狙って射精するが、コンドームをつけているので精液が先端に溜まり、コーネリア姉さまの子宮のなかには射精できなかった。

 

「んっ、私のなかでビクビクと跳ねてるな。――ふふっ」

 

 ……すごく気持ちよかったけど、やっぱりコンドームをつけずにセックスするほうが気持ちいいんだよなぁ~。

 

 しばらく抱き合ったまま射精後の脱力感と満足感を味わい。ゆっくりとオチンチンをコーネリア姉さまのオマンコから引き抜く。

 

 ズブン……。

 

「ハァハァ……ハァハァ……あうっ」

 

 コーネリア姉さまのなかからオチンチンを引き抜いて息を整えていたら、コーネリア姉さまがオチンチンからコンドームを取って、そのなかに溜まってた精液をコンドームをポットのように傾けて口に運び飲んだ。

 

「んくんくっ……うむ、濃厚で美味いな。ふふっ、アーノルドの精液は美容にいいのか、前よりも肌が潤うな」

 

 って恍惚な表情を浮べてニッコリ微笑むコーネリア姉さまの姿にまたオチンチンが起っちゃった!

 

「なんだ? まだ犯したりないのか? 私もまだイっていないし、いいだろう。今度はうしろから挿入てみろ」

 

 コーネリア姉さまは四つんばいになってお尻をこっちに向けてきた! うわぁ……すごく濡れててさっきまでオチンチンを挿入していた穴がクパクパと広がったり狭くなったりしてる……。

 

 今すぐにでも挿入したいけど……。

 

「で、でも、コンドームはつけないでいいの?」

 

 赤ちゃんが出来るから安全日っていう日しかコンドーム無しでしたらダメって言われたはずだけど?

 

 僕が疑問に思っていると、コーネリア姉さまは笑顔でうなずいた。

 

「ああ。今度はつけないでいいぞ。――だが、なかには射精するな」

 

「え? そ、そんなの無理だよ……」

 

 コンドーム越しでもすぐにイカされたのに、コンドームがなかったら抜く暇もなくてすぐにイッちゃうと思うんだけど?

 

「ふふ、これも将来のための特訓だ。私をイカせて射精する寸前で外に射精するんだ」

 

 コーネリア姉さまは僕にそう告げると、少し股を開いて誘うようにお尻を振ってきた。

 

「ほらほら、挿入たいのだろう? きちんとできたらご褒美をやろう」

 

 僕の目の前でコーネリア姉さまの形のいい美しい丸いお尻が揺れて、お尻の割れ目の奥に覗ける少々黒ずんだピンク色のお尻の穴と、唇のように割れ、涎を溢しているオマンコが視界を埋めた。

 

 僕はオマンコに目を釘づけにされながらも訊ねる。

 

「ご褒美?」

 

「ああ、ご褒美だ」

 

 コーネリア姉さまからのご褒美! 何かもらえるのかな? それとももっと気持ちいい事をしてくれるのかな? それだったら、がんばってみようかな?

 

「わ、わかったよ」

 

「ふふ、現金な奴め。――さあ」

 

 挿入やすいようにコーネリア姉さまがお尻を振るのを止める。僕は覚悟を決めてゆっくりとコーネリア姉さまのオマンコの穴にオチンチンを差し込んだ。

 

「あうう……」

 

 どんどん飲み込まれていくオチンチン!

 

 先ほどとは違う体位なので、コーネリア姉さまのオマンコの感触が違うし、コンドームをつけずにするのは本当に別物のように気持ちがよかった。

 

 本当にコンドーム無しは気持ちがいいっ……!

 

「まったく、腰を動かさないと、私はいつまでもイケないぞ?」

 

 僕がオチンチンでオマンコの感触を味わっていると、コーネリア姉さまが挑発するようにつぶやいてきた。

 

「くっ……! 今度は負けないよ!」

 

 挑発にのって腰を動かし始める!

 

 先ほどは不甲斐なく先にイってしまったから一生懸命に腰を振る! そしてコーネリア姉さまの弱点であるクリトリスを指で弄り、コーネリア姉さまの性感を刺激する!

 

「あうっ! あはははっ、なかなかやるじゃないか」

 

 クリトリスを弄ると膣の締まりが強くなり、すごく気持ちよくなった! もうそろそろコーネリア姉さまはイキそうだけど、もう一押しが足りない! それに、僕も限界だ!

 

「――っ!」

 

 僕の視界に偶然あるものが入った!

 

 それはコーネリア姉さまのお尻の割れ目から少しだけ顔を覗かせていた少々黒ずんだピンクのお尻の穴だった!

 

 オマンコの締まりとシンクロするようにピクピクとシワが増えたり減ったりしていた。

 

 シワが減った瞬間を狙う! ここだ!

 

 唾液をつけたひとさし指を狙いを定めていたお尻の穴に差込む!

 

 指先の先端がコーネリア姉さまのお尻の穴に突き刺さり、お尻の穴だけじゃなく、オマンコまで痛いぐらい締まった!

 

「おほぉうっ! あ、アーノルド……!?」

 

 驚きで下品に吼える姉さま! いつもオマンコ舐めさせてもらったり、舐めされられたときに、時々お尻の穴がピクピクしてたもんな。ここが弱点だってことは前々から予想していた!

 

 チャンスだと一気に攻める! 激しく腰を振りながらズブブブとお尻の穴に指を差し込んでいく!

 

「あんんっ! ほほうっ! き、気持ちいい! もっと腰を振るんだ! もっと!」

 

「姉さまっ……!」

 

 興奮した姉さまが自らも腰を振り始めてくる!

 

 今にも射精してしまいそうになるが、我慢してがむしゃらに腰を振りまくる! お尻の穴に入れた指を出し入れしながら、クリトリスをこねこりまわす!

 

 するとしだいにコーネリア姉さまのオマンコが痙攣し始め、それと同時に大声で叫びをあげた!

 

「あ、ああぅっ! い、イクっ! イクぞ! イクぅぅぅううううううううう!」

 

「ぼ、僕も、で、射精()るぅううううううううっ!」

 

 そのまま精液を子宮に射精したかったが、膣の締まりに逆らうように一気にオチンチンを引き抜いた! と、同時に射精した!

 

 コーネリア姉さまのお尻と背中に精液がかかる。

 

 コーネリア姉さまのシミひとつない白く美しい小ぶりで丸いお尻と背中を僕の精液で汚れた。

 

 僕の精液を浴びたコーネリア姉さまを見ているといいようのない満足感が心を満たした。

 

「うふふふふふ……」

 

 ベッドにうつ伏せになっているコーネリア姉さまから笑い声が聞えてきた。

 

 突然どうしたの? と戸惑っていると、コーネリア姉さまはゆっくりと起き上がり、獰猛な目つきで僕を見つめてきた。

 

 ……身の危険を感じたけど、コーネリア姉さまの淫靡な表情と射精後の脱力感と満足感で僕は動く事は出来ない。

 

「さあ、ご褒美をやろう」

 

 コーネリア姉さまは僕の頬に手を添えて微笑んだ。

 

「ご、ご褒美って何なの?」

 

 明らかにまともな様子ではないコーネリア姉さまに僕は身の危険を感じながらも訊ねると、コーネリア姉さまは舌なめずりをしてニッコリと微笑んだ……。

 

 え? 何? こ、怖いんだけど……。

 

 咄嗟に身を離そうとするが時はすでに遅く、組み伏せられるかたちで無理やり四つんばいにされる!

 

 コーネリア姉さまの両腕が僕の太ももの付け根にまわされ、完全に捕獲された!

 

 さらにお尻の割れ目にコーネリア姉さまが顔を入れて……って!?

 

「――っ!? ね、姉さま?」

 

「うふふふ……これはなかなかキレイなピンク色で美味そうだ」

 

 後を振り返りコーネリア姉さまを見るが、コーネリア姉さまはまったく聞えていない様子で反応さえもなかった!

 

 ペロっ……。

 

「ひゃ!?」

 

 お尻の穴に感じるヌメリと温かさに僕は悲鳴を出してしまった。

 

 て、ていうか、お、お尻の穴を舐めたの!?

 

「気持ちよさそうだな。ほら、ご褒美だ。私の舌でキレいにしてやろう」

 

 コーネリア姉さまの顔が僕のお尻の割れ目にぐいぐいと押しつけられ、ペロペロとお尻の穴を舐められる! 伝説の戦乙女のような凛々しくも美しいコーネリア姉さまに自分の、いや人体でも一番汚い場所であろうお尻の穴を舐められ始めた僕は全身から力が抜け、ベッドにうつ伏せで倒れた……。

 

 お尻の穴の中まで侵入してきた舌の感触にむず痒さと背徳感などを感じ、さらにオチンチンが苦しいぐらいに勃起してしまった僕はシーツを握り締めながら振り返る。

 

「ね、姉さま……っ!」

 

 色々な感情の濁流に僕は姉さまに助けを求めるように名を呼ぶが、姉さまの舌は止まらない!

 

 それどころか荒く温かい鼻息がお尻の割れ目に噴きかかり、太ももに回された腕がオチンチンと玉袋を刺激し始めた!

 

「あ……レロ……、あああ……美味しい……美味しいぞ……! アーノルド、ああ……。アーノルド、アーノルド、アーノルドぉぉ……!」

 

 僕のお尻の割れ目に顔を押しつけながらくちゅくちゅと厭らしい水音を響かせながら僕の名を呼ぶコーネリア姉さま……。

 

 ……な、何これ? 本当に怖い……!

 

「ああああああああ………!」

 

「愛しているぞ私の! 私のアーノルドぉおおおおおおお!」

 

 ……ぼ、僕はそのあと、興奮収まらないコーネリア姉さまに朝方近くまでお尻を弄られ続けた……。

 

 わ、忘れたいっ……!

 



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第2話 僕から俺へ、そして俺の始めての仲間 ☆

 使う一人称が僕から、私や俺になった9歳。

 

 マリアンヌさまのお屋敷が襲撃された。

 

 ルルーシュは無事だったけど、マリアンヌさまはお亡くなりになられ、ナナリーは重傷を負って目が見えなくなったそうだ。

 

 さらに悪い事は続き、襲撃後にルルーシュは父上に謁見を申しあげて、マリアンヌさまやナナリーの事を責めた。

 

 父上を責めたルルーシュは逆に怒られて、日本に外交の駒としてナナリー共々送られたそうだ……。

 

 でも日本は、ナイトメアフレームとか色んな物の資源となるサクラダイトを巡って水面下でブリタニアと争っていた国のはずだ。

 

 それに俺の見立てじゃもうすぐ戦争になる。ナイトメアフレームを初の実戦配備させる予定があるとか噂が持ち上がっているからな。

 

 どうにかして父上の決定を取り消してもらいたいが、今の俺に父上の決定を覆す手段なんてない。

 

 だけど、それにしても……。

 

 父上がルルーシュに言った言葉、

 

「おまえは最初から生きてなどいない。最初から死んでいる」

 

 ――かぁ。

 

 まあ、そう言われれば、そうだよなぁ……。

 

 今までの全ては親から与えられているものだし、自分で稼いだこともないんだし……。

 

 そして、マリアンヌさまがお亡くなりになられ、ルルーシュもナナリーも日本に送られてから、姉さまはナイトメアフレームの操縦訓練から軍隊の講師なんかを呼んで、まるで姫から軍人になるみたいに訓練を始めた。

 

 まあ、コーネリア姉さまは士官学校に行っていたぐらいだからいまさらだけど……。

 

 それと最近、姉さま達と一緒に寝ることが母上から禁じられて、コーネリア姉さまも訓練や行事とかで構ってもらえなくなった。コーネリア姉さまは本当に戦場に行く準備をしているらしい。コーネリア姉さまってマリアンヌさまに憧れてて警備主任とか勤めてたし、マリアンヌさまがいなくなって本当に変わっちゃった。

 

 で、現在はというと俺はユーフェミア姉さまとずっと一緒いる。

 

「ユーフェミア姉さま……」

 

「なあに? アーノルド」

 

「少し離れてくれませんか?」

 

「いや」

 

「…………」

 

 ユーフェミア姉さまにうしろから抱きしめられてる俺。

 

 まあ、マリアンヌさまがお亡くなりになって、ルルーシュとナナリーが日本に送られたし、コーネリア姉さまも忙しそうだからね……。母上もパーティとかでいつもいないし、父上は帰ってくることないし。使用人は使用人だからよそよそしいしから。

 

 だから最近、ずっとユーフェミア姉さまとお屋敷で過ごしているからか、ユーフェミア姉さまのスキンシップがだんだん激しくなってきた。

 

 ぎゅぅぅと強く抱きしめられる。

 

 う~ん……、俺をぬいぐるみみたいに扱ってくるけど、何で俺が寝ているときにコーネリア姉さまみたいに、オチンチン弄るの?

 

「アーノルド……」

 

 嬉しそうに抱きついてきて天使みたいに可愛い。こんなに可愛いのになんでお昼寝のときはコーネリア姉さま以上にオチンチンを楽しそうに弄ってくるのかな?

 

 始まりはたぶん、コーネリア姉さまと3人で添い寝しているときに、コーネリア姉さまが隠れて俺のオチンチンを楽しそうに弄ってたからだと思う。

 

 そして、コーネリア姉さまが楽しそうに弄っているから、ユーフェミア姉さまも試しに弄って、弄るのが楽しくなって、毎回お昼寝のときに弄るようになったんだ。でも最近手で弄るだけじゃなくて、オチンチンを口に入れて精液を美味しそうに飲んでくるようになったんだよな……。

 

 このまま依存されると、ユーフェミア姉さまのためにならないと思いだしたけど、もうそろそろユーフェミア姉さまは外国に留学する予定だから、だいじょうぶだろう。

 

 さてと、とりあえず……。

 

 お昼寝中におっぱいを口に差し込んでくるのはやめてほしい……。平たいから息がしにくいよ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゆっくりと1年が経って10歳。

 

 コーネリア姉さまもユーフェミア姉さまも留学……。俺も留学する事になっているんだけど……。

 

 じっくり1年間考えたけど、このままただの皇子さまってのは、嫌だね。

 

「で、貴様はなぜ私に謁見を申し出たのだ?」

 

 相変わらず威厳たっぷりの父上。

 

 ここは神聖ブリタニア王国、首都ペンドラゴン、謁見の間なんだよね。

 

 片膝をついて頭を下げる。現在は父上と「ナイトオブワン」という皇帝直属の騎士隊の長の座に就いている壮年の男で帝国最強の騎士ビスマルク・ヴァルトシュタイン以外誰もいない。というか、前もって外すように頼んだ。

 

「はい。私の留学を取り下げ、軍事訓練……ナイトメアフレームの操縦訓練と、終わり次第戦場へと送って欲しいとお願いするために、謁見を希望しました」

 

 父上とビスマルクが少しだけ目を開く。……2人とも感情表現が薄くて極端だから、これでもかなり驚いているんだろうね。

 

「ほう……。皇子が戦場へ行きたいというのか?」

 

 興味深そうな、父上。つかみは上々みたいだね。

 

「はい。――以前父上がルルーシュにおっしゃった事はお覚えていられますか?」

 

「ルルーシュ」

 

 あごに手を当てる父上。

 

「『おまえは生きていない。始めから死んでいる』という話です」

 

 先にこちらが言った。俺は頭を上げて正面から父上の顔を見上げて言う。

 

「私は『生きたい』のです。本気で生かされるのではなく。私は自分がどこまで強くなれるか、自分の力でどこまでやれるのか。――それを試してみたいと思っています」

 

 そう。俺は本気で生きたい。このまま温室で育つより、様々な経験を積み、自分(・・)が欲しい。

 

「それが、なぜ戦場へ行く事になるのだ?」

 

「マリアンヌさまやコーネリア姉さまのように、ナイトメアフレームを扱いたいのです」

 

「マリアンヌ……」

 

 父上が小声で漏らした。やっぱり、この名前は有効か。

 

「そして将来。私は帝国最強の騎士よりも強くなり、帝国最強の皇子になりたいのです」

 

 ビスマルクに視線を向ける。帝国最強の騎士、ビスマルク・ヴァルトシュタインに。

 

「ほう……」

 

 感心したような表情になるビスマルク。

 

「我が騎士を超える帝国最強の皇子か……」

 

 父上はおもしろそうな笑みを浮かべた。心底おかしそうだ。

 

「ふははははははははっ!」

 

 謁見の間に響く大きな笑い声。父上だけではなく、ビスマルクまでも俺を睨んだ。

 

 ルルーシュだったらビビッただろうが、俺はコーネリア姉さまから優しくも厳しく育てられてるからな! この程度では怯まない!

 

 俺は本気だという事を示すように2人の視線を受け止める。

 

 しだいに父上の笑い声が止んだ。あごに手をやりながら威厳たっぷりで言う。

 

「……よいだろう。おまえの留学は件はなかったことにしよう」

 

「ありがとうございます」

 

 よし、第一関門クリアだ! 俺は深く頭を下げて礼を言うと、父上は俺に訊いてきた。

 

「それで、おまえはなぜ、それをわざわざ私に言いにきたのだ?」

 

 ――っ。やはりそこに気づいたか。まあ、留学したくなくて軍事教練を受けたいならコーネリア姉さまみたいにすればいいだけだからな。わざわざ父上にお願いする必要もない。バカでなければ誰でもわかることだろうし、普通の人でもおかしいと感じるだろう。

 

 実はここが一番重要なところだ。

 

「皇帝陛下の騎士『ナイトオブラウンズ』の長にして『ナイトオブワン』、帝国最強の騎士、ビスマルク・ヴァルトシュタイン殿に直接の師事を仰ぎたく」

 

 俺はビスマルクに一瞬、視線を送り、父上に戻した。

 

「最強を超えるために、最強に師事を仰ぐか」

 

 父上はハッキリとした笑みを浮かべた。

 

「ハーハハハハッ! よいだろう。我が騎士ビスマルク・ヴァルトシュタイン」

 

「はい!」

 

「この者に軍事訓練及び、ナイトメアフレームの扱いから、騎士としての心構えまで全て教え込む事を命じる」

 

 そこで父上は俺をもう一度睨みながら訊いてきた。

 

「自ら最強の騎士であるビスマルクに師事を申し出たのだ。覚悟はできているだろうな?」

 

「はい!」

 

 俺は父上に頭を下げた。父上は「うむ!」とうなずいた。威厳たっぷりだな~。

 

「では、これで謁見を終わる。――まったく……物好きな者だな」

 

 最後に褒め言葉か何か分からない事をつぶやかれたけど、まあ、関係ない!

 

 それよりも、帝国最強の騎士に師事を仰げることに成功した!

 

 それが謁見の目的だったからな! 全ての知識を貰い受けるぞ、帝国最強の騎士、ビスマルク・ヴァルトシュタイン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして留学が取り下げになって母上にお説教を受けた俺は、ペンドラゴンのビスマルクの屋敷に住むことになった。

 

 そしてまずは3ヶ月間、軍事規約や様々な規則、さらにナイトメアフレームの設計図なども見せられて、操縦法をまずは頭に叩き込まれ、体力と精神作りのための筋トレもすることになった。

 

 まっ、普通の(・・・)10歳の子供にするような訓練ではなかったけど、俺は『普通』じゃなかったからね。

 

 余裕でこなしている。

 

 それから何度も復習しながら1年ほどみっちり基礎訓練を積まされ、次の1年間で基礎訓練を行いつつ、実施訓練を行いスキルを高めていった。

 

 毎日みっちり訓練漬けにされた俺は12歳になった。

 

 体も成長して、体格は150cmと平均ぐらいで、かなり絞まった体つきになっている。筋肉はそこまでついてないから優男に見えるけど、かなり力が強くなった! 

 

 あと、顔の造りや髪型でシュナイゼル兄さまに似ているって言われるのが嫌で、髪を腰上まで伸ばしてひとつに束ねて尻尾のようにしていて個性を出すようにしている。

 

 で、肝心の訓練の成果だけど、ものすごく強くなれた!

 

 ビスマルクを生身での戦いで倒したし……。ナイトメアフレームの戦いでも互角ぐらいに戦えるようになったんだ。

 

 でも、結局互角なだけでナイトメアフレームでの戦いでは勝てないんだよなぁ。

 

 いつものようにナイトメアフレームでの模擬戦が終わる。

 

 相変わらず、最初は優勢なんだけど、後半に入ると撃破されないようにねばるぐらいしかできないんだよなぁ。

 

「それでも十分でございます」

 

「ん?」

 

 ナイトメアフレームからビスマルクが降りてきた。俺はメイドさんからタオルをもらい汗を拭き、ドリンクを受け取る。

 

「……まさかたった2年で追いつかれるとは思いませんでした」

 

「でも、ナイトメアフレームの戦いであなたに一度も勝てないんですよ?」

 

 そう言うとビスマルクは難しい顔を浮べた。俺はかまわず言葉を続ける。

 

「後半になるとまるで先読みされてるみたいに攻撃を避けられたり、攻撃されたり……、もしかして未来でも見えてるんですか?」

 

「…………。いえ、そんなことは」

 

 ……いまの間はなんだ? まさか本当に未来が見えてるのか? そういや、模擬戦を始めてから半年ぐらいで、ビスマルクの片目のリングが試合前には着いていたのに、試合後ではなくなってたりするんだよなぁ。

 

「まっ、いいや。――それより、今日の訓練、随分早く切り上げましたけど、何かあるんですか?」

 

 そう訊くとビスマルクは笑みを浮かべた。

 

「はい。アーノルド皇子殿下は本日付で私の教練を卒業でございます」

 

 …………。

 

「…………卒業?」

 

「はい。卒業でございます。もう私に教えられる事などはございません」

 

「あの? まだ2年ぐらいしか経ってないんですが……?」

 

 もう、卒業なの? 今回も倒せなかったのに?

 

「私もまさか1年で基礎訓練を収め、2年目で私と互角まで成長されるとは夢にも思いませんでした」

 

 遠い目になるビスマルク……。え? 本当に?

 

「皇子殿下は『閃光』と呼ばれたマリアンヌさまを凌駕するほどの才能を有しておられます。それに各方面に軒並み優れておいでで、もはや私の師事など必要ございません」

 

 断言するビスマルク……。俺ってそんなにすごいの?

 

「皇帝陛下も喜んでおいでです」

 

「……え? 父上が?」

 

「はい。それはもう。1部隊の編成権利と少将クラスの命令権などを授けるとのことです」

 

「私の部隊が持てるのか!?」

 

 ついつい大声を出してしまった。『俺』じゃなくて『私』って言えてよかった。言葉使いが悪すぎるとお仕置きだから……。それにしても、そこまで評価してもらってるのかぁ。

 

 ビスマルクも咎めることなどせずに言った。

 

「当然でございます。皇子殿下は帝国最強の騎士の私と変わらぬ実力者。皇子殿下でなかったなら、あなたは確実にナイトオブラウンズに新メンバーとして入れられていたでしょう」

 

 …………。ま、自分の部隊を持つ権利とかは嬉しいからいいか。

 

「でも自分の部隊かぁ。――人選はこちらで?」

 

「はい。ご自由にお選びください」

 

 うむ……、自由に選べって言われてもなぁ……。

 

「ちなみに軍事予算は?」

 

「他の部隊より1,5倍ほどです」

 

 1,5倍……、なかなかの数値だ。

 

「それは自分の部隊をもってから発生するのですか? それとも作成前でももらえるのですか?」

 

「いえ……そういうことまで訊かされていませんが……」

 

 ふむ、それもそうだろうな。

 

「なら、私1人の部隊でも最初に出そうとした金額を皇帝陛下に出してもらうことが可能なのかな?」

 

 ビスマルクは驚きの表情で訊いてきた。

 

「……あなたさまお1人の部隊ですか?」

 

 俺はうなずいて話し始める。

 

「俺はまだ12歳。個人の部隊を持つには早すぎるだろう。――いや、顔を隠せばそれは解決するな? まあ、私としては自分の部隊を持つのなら自分で選びたいと思うし、まだ早いと考えている」

 

「それだけのことを12歳の子供が分かっているだけで十分に自分の部隊を持つ資格があると私は考えますが?」

 

 …………それはまったく反論できない。

 

「――師匠」

 

「皇子殿下は卒業なされたのですから、師匠とはもう呼ばなくていいのです」

 

 呼ばなくていいっていうか、言い方的に呼ぶなって感じだけど?

 

「では、ヴァルトシュタイン殿。現状、私の1人の部隊で、その部隊内でナイトメア開発部を作成する事は可能か?」

 

「それは……おそらく問題ないかと」

 

「うむ……。ではこうしよう。私の部隊は現状私1人とそのナイトメア開発部……開発部のほうはこれから人員確保するとして、小数精鋭の部隊にしよう」

 

 ビスマルクは先ほどから驚きの連続で表情がパターン化してきた。

 

「1人の部隊とは……死ぬ気ですか?」

 

 まあ、普通そう思うよな。

 

「いや、まったく死ぬ気などないよ」

 

 不思議そうなビスマルクに言う。

 

「とりあえず、どこかの部隊に身分を隠して入れてもらうんだ」

 

「ご自分の部隊でなく、わざわざ別の部隊に?」

 

「ええ、そうです。私の部隊ではなく、他の部隊に応援部隊として戦線で経験を積むんです。そのほうが人員経費などが浮く分ナイトメアフレームの開発予算にまわせますし、皇子として『表』に出たときに高性能専用機なども開発可能でしょうから」

 

 まあ、ビスマルクが用意した教師に経済学を習って、屋敷のメイドさん数人の名前使わせてもらって株なんかで儲けたから予算などなくても1部隊ぐらい5年ほどはまわせるんだけどな。ちなみにそのメイドさんとは7対3で手を打って、お互い納得しているから大丈夫ですよ~。

 

「…………」

 

 ビスマルクは無言で考えているような表情になった。

 

「どうでしょう? 皇帝陛下へ私の考えを伝えてもらえませんか? 私が謁見を申し立ててお願いするより、あなたに伝えてもらうほうが早いと思うのですが?」

 

「…………分かりました。私が皇帝陛下に伝えましょう」

 

「ありがとうございます」

 

 そして後日。

 

 ビスマルクから皇帝陛下が俺の好きにやるようにと許可した事を伝えられた。

 

 なお、第12皇子殿下である俺が軍に所属し、一部隊を任せられていることは皇帝陛下以下数名しか知る者はいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてさて、自分の部隊を設立する許可をもらって早1ヵ月が経とうとしていた。

 

 現在、俺がやっている事は、俺のナイトメアフレームを開発するであろう優秀な人材探しなわけで、まだお手つきになっていない大学部や民間の研究所、ゼミなどを『見学』という名目で優秀な人材を探していた。

 

 軍で皇子殿下の名を出すわけにはいかない俺は、現在アークライト・キャロルドという名を名乗り、貴族の階級では伯爵。年齢は18歳となっている。まあ、身長はまだ150cmぐらいだけど、身長のが低いってことにしてる。顔のほうは特に隠してはいない。こんなところに皇子がいるなんて気づかないだろうし、体つきもかわってるし、別の戸籍まで用意してもらっているからね。

 

 色んな研究施設やらを見てまわったので候補を数人発見することができた。

 

 とりあえずの候補は、セシル・クルーミー、ロイド・アスプルンド、ラクシャータ・チャウラーの3名。

 

 3人とも優秀で誰か1人は絶対に取り込んでおきたい人物だ。

 

 まっ、本命はラクシャータ・チャウラー。医療サイバネティック技術の論文だしている中華連邦・インド軍区出身の女性技術者で本国に留学中。

 

 セシル・クルーミー、ロイド・アスプルンドは元々ブリタニア人だし、ロイド・アスプルンドはシュナイゼル兄さまの『お手つき』らしいからな。

 

 それよりもラクシャータ・チャウラーだ。

 

 彼女が留学を終えて中華連邦へ帰る前に、こちらでなんとしても確保したい。

 

 だからこそ、こちらから直接出向く。

 

 彼女の元へ。

 

 彼女が通っているゼミの会議室にラクシャータ・チャウラーを呼びだした。

 

 部屋がノックされる。

 

「どうぞ」

 

 入ってきたのは褐色の肌で額のチャクラの化粧が特徴の女性、ラクシャータ・チャウラーだ。

 

 彼女は入室してくると意外そうな表情を浮かべた。

 

「あら? この前の伯爵さま?」

 

 なんだ? 俺が呼んだって訊かされてなかったのか? まっ、今はいいか。

 

「立ったまま話すのもおかしいですから、座っていただけますか?」

 

「じゃあ、失礼するわ」

 

 俺の正面のソファーに腰を下ろすラクシャータ。まっ、言葉使いは軽いが、これはこれでいい。

 

「私はアークライト・キャロルド。貴族の位は伯爵で、ブリタニア軍所属の少将です」

 

「あたしはラクシャータ・チャウラー。このゼミに通うただの留学生さ」

 

 とりあえず、自己紹介を終わらせたけどなぁ……。やっぱり実際会ってみると、前もって考えてきた勧誘の言葉は全部意味を成さない気がするなぁ~……。

 

「どうかされたんですか?」

 

「いや……」

 

 うーん……。やっぱりストレートに言うほうがいいのか? だけど、ん~、それにしても美人だなぁ……。おっぱいは普通サイズだけど、腰が細くて、お尻も小さく丸いし、顔も雰囲気も、総合的にすごく好みだなあ。

 

 そういえば、俺ってよくよく考えると、コーネリア姉さまとユーフェミア姉さまにこの2年間まともに会ってもないし、当然コーネリア姉さまとエッチもしてないからなぁ……。

 

 できれば――。

 

「このお姉さんともエッチしたいなぁ……」

 

「――っ!?」

 

 あ!? く、口に出てしまった!

 

「え、あ……、い、いまのは……!」

 

 俺が混乱していると、ラクシャータは足を組みなおした。お、怒る……? 怒るよね……?

 

「――ふっ、あはははははははははっ!」

 

 大声で愉快そうに笑うラクシャータ。え? ええっ?

 

「まったく、こんな研究オタクの変人女を抱きたいって? あははははっ、しかも、面と向かって言うなんて……! あはははははっ!」

 

 何かが彼女のツボにはまったみたいだ……。

 

 彼女はおもう存分笑ったあと真顔に戻った。

 

「それで……。本当はあたしに何のようなんだい? まさかセックスしたいからわざわざきたわけじゃないんだろ?

 

「そ、それは……」

 

「なんだい? まさか本当にセックスしたいからきたのかい?」

 

「いや……そういうわけではなく……」

 

 や、ヤバい。最初にやらかしすぎて考えていたのが全部吹き飛んだ!? も、もう本題に移るか?

 

「ラクシャータ・チャウラー」

 

「なんだい?」

 

「本国に帰るのはやめて俺のモノにならないか?」

 

「……さっきとあまり変わらない気がするんだけど?」

 

「「…………」」

 

 部屋の空気が凍った! ま、またやってしまったようだ……! お、落ち着くんだ! テンションの下がるものを思い出そう!

 

 …………。うん! ビスマルクと一緒に湯浴みしたとき……。――うんっ。落ち着いた。ていうか、気持ち悪くなった……。

 

「すまない。こちらが先走りすぎたようだ」

 

 とりあえず冷静になった頭を下げて謝罪する。そして頭を上げて改めて勧誘する。

 

「最初から話します。――私はこのたび、新しく部隊を持つことになりまして、そこで部隊にナイトメアフレームの開発部を設立する予定なんですが――」

 

「――そのナイトメアフレームの開発部に入ってほしいのかい?」

 

「はい、その通りです。あなたには開発部の最高責任者になって欲しいんです」

 

「へぇ……。私の専門は医療サイバネティクスだよ? それでもいいかい?」

 

「はい、かまいません。あなたが各方面に優れた才能を持ち、メカニック分野においても優秀な才能があることは調査済みですから」

 

「そうなの……」

 

 ラクシャータは考えるような素振りを見せた。今度は俺が提案する。

 

「とりあえず、実際に部隊の拠点を見学てみますか?」

 

「…………そうだね。あんたの部隊に興味が出たところだ。見学だけでもしてやろうじゃないか」

 

 と俺はラクシャータを連れだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてやって来た俺の拠点! 俺の城!

 

 ブリタニア軍の本拠地の敷地内に置かれた皇族や上級将官が与えられているGー1ベース!

 

 ビスマルクから卒業祝いとして与えられた物だ! ……中古品だが。

 

「これが私の拠点です」

 

「へぇ~。やっぱり少将クラスの伯爵とのなると、こんなデカブツまでもらえるのね~」

 

 感心するように言うラクシャータ。ごめん。普通はもらえない。

 

 とりあえずナイトメアフレームを開発するために、俺に渡された部隊の年間の予算の4分の1を使って広く、最新機器を揃えた改造したG-1ベースを見せた。

 

「最新機器まで……」

 

 興味津々だね! とりあえず、ラクシャータが機材を観察してる間、暇だからG-1ベースのソファーに座って待たせてもらう。

 

「すごわ。機密レベル深度A近くまで探れるの? しかも、色んな研究資料のデータがここまで……。ゼミにおいてある機材がまるでおもちゃみたいだわ」

 

 すぐに終わるだろう。30分ぐらいだろうって思っていたら――。

 

 4時間ぐらい待たされた……。

 

 窓の外を見るともう真っ暗。……完全な夜になっていた。

 

 ……お、お腹減った……。

 

 とりあえず、ご飯だ。ビスマルクにもらってからこのG-1ベースで寝泊りしてるからね。材料はそろってるから何か作ろう。あと、嬉しそうに機材弄ってるラクシャータの邪魔するのはやめとこ。先に夕飯の準備だ。

 

 サンドイッチを2人分作って持っていく。これなら研究の邪魔にならないだろうし、機材があるなかで豪勢な食事は摂りにくいだろうからな。

 

 うん……。やっぱり、まだ夢中で研究しているみたい。

 

「ラクシャータ・チャウラー。とりあえず夕飯を取りませんか?」

 

「…………ん。あ、そうね」

 

 研究を切り上げられる人だったか。普通に研究に一度のめり込んだらひと段落するまで止まらない人かと思ってた。

 

「あらま、もうこんな時間……。ごめんなさいね~、かなり待たせちゃったみたいだね」

 

 時間を確認して謝罪する。まあ、謝罪しながらサンドイッチを食べてるんだけどね。

 

「それにしてもおいしいわ」

 

「ありがとう。そう言われたら作ったかいがあったよ」

 

「あなたが作ったの?」

 

「はい。このG-1ベースには私とあなたしかまだいませんから」

 

「…………そうなの」

 

 意味深な間のあと、研究していたらしきモニターに視線を向けなおした。

 

 サンドイッチを食べ終わって片付けまで終わらせた。

 

 でも、ラクシャータはモニターを見て研究してる……。

 

「あのー……、そろそろ返事を聞かせてもらえませんか? 私の部隊に入ってくれますか?」

 

 ソファーに寝転びながら訊く。ううー……まだお子さまだから、眠たくなってきた……。いや、戦闘とか気を張ってるときなら最高3日間は不眠不休で動く事ができるんだよ。でもいまは……。

 

「そうだね~……」

 

 ラクシャータが研究をやめて俺の横たわってるソファーに近寄ってきた。

 

 片膝をソファーに乗せた。

 

「あたしに思いっきり研究させてくれるかい?」

 

「それは当然……。将来的に俺専用のナイトメアフレームを作成して欲しいから、予算は大量に用意するし、最新機器も最新技術の論文とかもまわしてもらうよ」

 

「ふむ……その言葉は本当だろうね?」

 

 俺を睨むラクシャータ。しっかり視線を合わせてうなずく。

 

「ああ。本当だ」

 

「……そうかい。――じゃあ、あたしはあんたの下につくよ」

 

「ラクシャータ・チャウラー。――あなたを私の部隊に歓迎します」

 

 契約完了の握手をかわす。

 

 ――っ! え? あ……。な、なんで服に手を……!?

 

「なんだい? あたしとセックスしたかったんじゃなかったのかい?」

 

「そ、それは……はい……」

 

 ハッキリとうなずいてしまう俺。――なんだか、いたたまれない……。

 

「なら丁度いいじゃないか、あたしも一度ぐらい男女の営みってのを経験してみたかったからね。あんたは少し年下だけど、あたしに最高の研究場所をくれたし、あんた自身気に入ったから、問題はないさ」

 

 問題はないって――!?

 

 俺、12歳だよ!? ラクシャータは確か22歳? 10歳差だよ!?

 

 って! 俺って今は18歳ってなってるんだった!

 

「ほら、さっさとあんたも準備しな」

 

 いつの間にか服を全部脱いでるラクシャータ! え? ええ!?

 

「なんだい? 脱がして欲しいのか? まったく、仕方ない男だねえ」

 

 抵抗なんてする暇もなく、完全に裸にされる!

 

「ふむ……、まだ毛も生えそろっていないのか? 標本で見た男性器より少し小さいし、やっぱり直に見て触れたほうがおもしろいな」

 

 まだ子供なんだから、毛と大きさはしかたないでしょ! 大きさはまだ13cmほどだけど、それでも十分大きいほうなんだよ! それにきちんと成長中なの!

 

「ほら、とりあえず最初はキスからなんでしょう?」

 

 顔を近づけてくるラクシャータ!

 

「ラクシャータ……」

 

 唇が重なった……。ああ……、久々の女性の感触だ!

 

 唇が離れる……。ラクシャータの手がペニスに触れた。

 

 ――っ!

 

 俺のなかから何かが溢れだした! ヤバい! ヤバい! ヤバい! ヤバいっ!

 

 すごく興奮してる! 抑えられない! 何だ!?

 

 思考が塗りつぶされる!

 

「ラクシャータ!」

 

「きゃっ!」

 

 逆にベッドに押し倒す!

 

 ソファーに貼り付けるように両手を組んで覆いかぶさる! もう一度キスをする!

 

 ああ……すっごく興奮してる! 唾液が甘くておいしい!

 

「あらあら、盛っちゃって~」

 

 両手でおっぱいを揉む! おおっ! これはなかなか! コーネリア姉さまより弾力があって、ユーフェミア姉さまより大きくて柔らかい! しかも、乳首の色は薄いピンク色で褐色の肌と相まって独特の艶かしさだ!

 

 おっ、乳首が硬くなってきた! 口で咥える!

 

「あぅんっ! なかなか……」

 

 ラクシャータから色っぽい声が漏れ始めた! かわいい声というより、お姉さまっぽくて、楽しんでいるような声だった。

 

「次はこっちを……」

 

 今度は両手で膝を大きく広げる! さらに両手の指でオマンコの割れ目を四方に開く!

 

「すごい! 薄いピンク色でなんてキレいなんだ!」

 

 むわっと香る匂いも頭を焼くように興奮を誘い、オマンコも少しずつヌメリ気を帯びてきた!

 

 もう我慢できない! 顔を入れてオマンコに食らいつく!

 

「そんなとこも舐めるのかい? んんっ、……ふふっ」

 

 笑い声を漏らしてるラクシャータ。俺は関係なく舌を伸ばしてオマンコを舐めた!

 

「んっ……、あぅ……はぁ、はぁぁ、そんなにがっついちゃって、ふふっ、本当、いやらしい男ね」

 

 女性の酸い汗の匂いや、ほんのり甘さを感じてしまう愛液が懐かしくて、舌が勝手に動いてスジや、クリトリスなど、夢中で貪った。

 

「ちょっ、――あうっ……んっ、ゆ、指……っ」

 

 顔を少しだけ離して、今度はゆっくりと指を穴に入れる! コーネリア姉さまに習ったけど、初めての女性、処女の人には処女膜があるから指1本ぐらいしか入れたらダメだそうだ。

 

 だから丁寧に、慎重に、優しく、じっくりと指で弄る。

 

「あううぅぅん……」

 

 ラクシャータが本気で気持ちよさそうな、心から快楽を感じているような声をだした! 

 ん~っそれにしても……。

 

「膣が指にきゅっきゅって絡みついて……、どんどん濡れていくな~。ほんとすごい愛液の量だ。もうドロドロで厭らしいなあ~」

 

「まったく……、んっ、そんなことを本人の前で言うんじゃないよ」

 

「ゴ、ゴメンなさい。でも、俺、すごく興奮してっ! ――ああっ、もう入れたい!」

 

 ソファーに両手をついてラクシャータに覆いかぶさり、股の間に座ってペニスを向ける!

 

 ラクシャータは細くキレいな指で俺のあごを優しく撫でた。

 

「ふふふ、まるで発情した犬みたいね。ふふっ、ほら、いらっしゃい」

 

 犬って……。まあ、俺もそう思ったから別にいいけど……。

 

 ――それよりもエッチがしたい!

 

「いきますよ!」

 

 ラクシャータの小さな膣口に亀頭を合わせて、外れないように手で添える。

 

 腰を進めていくと、ゆっくりとラクシャータの小さかった穴が広がって、ペニスが膣口に飲みこまれていく!

 

 すごく締まる! けど、気持ちよくて腰を進めるのを止められない!

 

「――あぅっ」

 

 ブチって何かを突き破るような手ごたえがペニスから伝わってきた。これが処女膜だったのかな? 

 

 でも、それよりも――!

 

「すごく、温かい! それに気持ちがいい! ぎゅうぎゅうに絞まってきて、ヌメヌメで、擦れて、もう我慢できない!」

 

 ラクシャータのオマンコが気持ちよすぎて腰が勝手に動く!

 

「――痛っ! こ、こらぼうや。あたしはさっきまで処女だったんだよ。もう少し加減を……」

 

 眉を歪めるラクシャータ。……しょ、処女の人ってエッチが痛く感じるものだったのか?

 

「ご、ゴメンなさい……」

 

 何とか腰を止めて謝る。けど、もういつ射精してもおかしくないぐらい、爆発寸前だ!

 

 ラクシャータが頭を撫でてくれる。

 

「まったく……。――まあ、今回は許してやるよ。ほら、腰を動かしな」

 

「……いいの?」

 

「我慢できないんだろ? あたしの膣でビクビク震えてるぐらいだし。あ、でもまだ痛いから、あんまり激しくするんじゃないよ」

 

「うん、わかった!」

 

 許可をもらって腰をゆっくりと動かし始める。ゆっくりすると、ラクシャータの膣の締まり具合とか膣の感じが鮮明にペニスを感じて、すごく気持ちいい!

 

 それに胸に顔を埋めると、ラクシャータさんの汗とか、すごくいい匂いがして、興奮した! ん~、そろそろ射精しそう!

 

 射精したくなる気持ちをがんばって我慢して、具合を確かめるように腰を前後に動かして擦り合っていると、ラクシャータさんの膣の具合と連動するように、ラクシャータさんの表情と声が変わってきた。

 

「あぅっ、これは、いいものだね……ふふふっ、これがセックスっていうものなのかい。なかなか興味深いじゃないか」

 

 コーネリア姉さまとしてるときと同じような、気持ちよさそうな顔と声だった。

 

 少しずつ腰の動きを激しくして、一度無理やり腰を打ちつけて子宮口まで亀頭を擦りつける。

 

「んん~~~~~~!」

 

 気持ちよさそうな悲鳴! それに膣がキュッキュッと絞まってる!

 

 もうダメ! 我慢できない!

 

 スパートをかけて腰を激しく動かし、何度も子宮口をノックする!

 

「あんっ、こ、こらっ、激しくするなって……」

 

「ゴメンなさい! でも、もう無理! 気持ちよすぎて我慢できない!」

 

「……まったく、仕方ない子だねぇ」

 

 股を大きく開いて胸に顔を埋めてる俺を抱きしめてくれた!

 

「ありがとう! ラクシャータ!」

 

 お礼を言ってラクシャータのオマンコを激しく擦り合わせる。

 

「粒が細かくてヌメヌメしてて……最高に気持ちいいよラクシャータ!」

 

「あぅんっ! ま、まったく、しょうがないエロガキだね~」

 

「こんなに気持ちいいんだ! 仕方ないじゃないか!」

 

 ラクシャータを抱きしめて子宮口に亀頭を擦りつけて、たまりに溜まっていた欲望を解放する!

 

射精()すよ!」

 

「――え?」

 

 ポカンとしているラクシャータ。なんでそんな表情になったかは気にしない。それよりも我慢していたものが駆け上っていく快楽に思考が呑み込まれた!

 

 ビュルルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥゥっ!

 

 久しく忘れていた射精の気持ちよさ!

 

「あ、熱っ! あ、あああ、ああああああああああああぁぁぁぁああああああああ~~~!」

 

 ラクシャータも感じているようで叫び声を上げた! 膣が痛いぐらい絞まり、体もビクビクしてた!

 

 ビュルルッ、ビュルルルルゥゥッ……。

 

 ん~……久々だから射精が全然止まらない。

 

「ちょっ、もう、いっぱい……あううううう…………」

 

 もがくラクシャータに抱きついて最後までたっぷりと精液を注ぎ込む。

 

「……ハァ……ハァ……」

 

 絶頂を迎えたんだろう、ラクシャータが荒い息でベッドに倒れた。

 

「んんっ、すごく気持ちよかったぁ……」

 

 射精が完全に止まるまで子宮口にセットしていたペニスを引き抜いて、ラクシャータのオマンコのスジや金色の陰毛などに、精液と体液でヌルヌルになったペニスを擦りつけた。

 

 なんていうかこうすると自分専用みたいな感じがするから。

 

 体液や臭いを擦りつけ終わると、射精後の満足感と虚脱感、それに睡魔がやってきて俺はラクシャータに覆いかぶさるように倒れ込み、匂いや体温、鼓動など、ラクシャータを感じながら眠りについた。

 



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第3話 不安な部隊編成 ☆

 朝起きると、ラクシャータが裸で眠ってた……。

 

 …………。

 

 体には毛布がかけられていて、目の前にスヤスヤ眠るラクシャータ。

 

 ……なんで?

 

 …………うん。そういえば昨夜ラクシャータが、俺の部隊のナイトメアフレーム開発責任者になってくれるって約束してくれて、そのままエッチしたんだった。

 

 ブリタニアの皇子にしてはあまりにも軽率すぎる行動だったな。

 

 でも……気持ちよかったなぁ……。

 

 コーネリア姉さまとずっとしてなかったから、一気に性欲が爆発してしまった。

 

 う~ん……。まあ、やっちゃった事は仕方ない。

 

 事後に使う避妊薬をコーネリア姉さまから貰っていたから、飲ませれば妊娠の心配はないと思うけど、もしも赤ん坊ができたときは、皇子として政略結婚しないといけないから正妻にはできないけど、お妾さんにして守ろう。

 

 でも、今はそれよりも……。

 

「キレいなおっぱいだよなぁ~。触り心地もよかったし、オマンコも最高だったし……」

 

 ラクシャータが寝ているうちに毛布に顔を埋めて横向きで、こちらに向いているおっぱいを舐める。

 

「またエッチしたいなぁ~」

 

 乳首をペロペロ舐めて、口に含んで吸いついた。

 

 母乳はでないけど、いつまでの吸っていたい。

 

「――まったく、本当にエロガキ……。いや、赤ん坊のようだね~」

 

 ――っ! ラクシャータ!?

 

「お、起きてたの?」

 

 恐る恐る乳首から口を離して毛布から顔をだす。勝手におっぱい吸っちゃったし、怒られる?

 

 顔を見るとラクシャータは笑みを浮かべていた。

 

「――うぶっ……!?」

 

 ラクシャータが両腕を使って、俺の顔を自分の胸の谷間に抱き寄せた。ラクシャータの笑い声が頭上付近から聞えてくる。

 

「あははははっ、最初からね。それにしても随分とあたしの体が気に入ったようだね?」

 

「…………はい。気に入りました」

 

 おっぱいに挟まれて声を出しにくかったけど、しっかり肯定した。

 

「あははははっ、そうかいそうかい。そんなに褒められると、こっちも貞操差しだしたかいがあったってもんだよ。しかも、子宮に精液を射精するなんて、孕ませる気満々なのかい?」

 

 そう言ってくすくす笑うラクシャータ。怒ってないみたいだからよかったぁ……。

 

 そのあと、他に乗客もいないのでG-1ベースのシャワールームで一緒に汗や体液を落とした。

 

 ラクシャータの着替えはないし、昨夜の衣服を洗濯中。

 

 現在ラクシャータは備え付けられたバスタオルを体に巻いてた。

 

 でも、バスタオルを1枚だけ体に巻いてる状態なのに関わらずに、ラクシャータって平気で足を組んだり、組みなおしたり、寝転がって片足だけ立てたりするから、目のやり場に困る。

 

 せっかく俺の正式な部下になるための登用書類(大半を俺が書かされた)に最終的なサインもらったし、エッチもしちゃったし、これから長い付き合いになるだろうから、改めて話をしようとしているのに……。

 

「なんだいさっきから? またあたしとやりたいのかい?」

 

 って、挑発するようにバスタオル一枚状態で胡座を組んでオマンコをこっちに見せてくる。

 

 正直いますぐやりたい!

 

 でも、ここは真面目な話しをするんだから、我慢しないと!

 

 頑張って視線をラクシャータの目に合わせて、話を切り出した。

 

「ラクシャータ」

 

「なんだい真剣な顔で?」

 

「あなたには私の秘密を教えておこうと思います」

 

「秘密?」

 

「はい。――ブリタニア軍の少将にして伯爵であるアークライト・キャロルドという名と人物は偽りなのです」

 

「……嘘ですってかい?」

 

 ラクシャータから睨まれてる! は、早く言わないと!

 

「嘘なのはアークライト・キャロルドという点だけです」

 

 俺はラクシャータに改めて自己紹介をする。

 

「私の本当の名はアーノルド・ドレ・ブリタニア。――神聖ブリタニア王国第12皇子にして第18王位継承者です」

 

「――はぁ!?」

 

 ラクシャータは驚愕の表情を浮かべた。

 

「私は父上である皇帝陛下に頼んで普通の留学は取り止め、軍や騎士、ナイトメアフレームの扱いなどの訓練を行ったのです」

 

「ふ~ん……、どうしてまたその皇子さまが名を偽ってまで軍にいるんですか?」

 

 敬語? まあ、いいか。

 

「全力『生きたい』からですよ」

 

「『生きたい』ですって?」

 

「はい。皇帝陛下から何もかも与えられている私は『最初から生きてなどいない』。昔、俺ではない他の皇子に皇帝陛下がそう言ったのです」

 

 俺は一拍おいて言う。

 

「私は『生きたい』のです。全力で人生を謳歌し、神聖ブリタニア王国最強の皇子になりたいのです」

 

 ラクシャータが興味深そうな表情になった。

 

「あなたには私が最強になる手伝いをしてもらいたい」

 

「皇子さまが最強ねぇ~。まるでコーネリア皇女殿下みたいだね~」

 

 一気に軽くなったなぁ。俺も態度を崩すか。

 

「そうだね。俺はコーネリア姉さまのお屋敷で暮らしていたから、コーネリア姉さまの影響もあるんだろうね」

 

「へぇ、そうなの?」

 

「母上が生まれたときに亡くなってね。コーネリア姉さまの屋敷に引き取られて弟として育っていたんだよ」

 

「――それで、皇子さまは部隊を作ってどうするつもりなんだい?」

 

 ラクシャータから切り出してくれて助かった。さすがに話が脱線してきていたからな。

 

「戦争へ参加するんだよ」

 

 驚いたような納得したような表情のラクシャータに告げる。

 

「そのために帝国最強の騎士に弟子入りしたんだから、準備が整い次第戦場へ赴くつもりだよ」

 

「ナイトオブワンに弟子入り?」

 

「うん、しっかり卒業済み。ちなみにこのG-1ベースはビスマルクから卒業祝いで貰ったんだ。最新機器とかは部隊編成の軍費で購入したけど。――今のところこの部隊は俺とキミの2人だけの部隊だよ」

 

「……2人だけってねぇ……」

 

 頭を抱えるような素振りのラクシャータ。

 

「まあ、戦場ではG-1ベースは使わずに小型移動戦艦を使う予定だし、それまでにヘッドハンティングして操舵手とかをみつけるつもりだよ。ラクシャータも入れたい人材がいたらヘッドハンティングしてね。もちろん資金はこちらが出すから。」

 

「…………」

 

「ナイトメアフレームの製作中、俺は他の部隊に応援人員として入れてもらう予定で、数年後にコーネリア姉さまみたいに世間に顔を出すつもり。とりあえず、それまでに新型のナイトメアフレームを製作してほしいんだ」

 

 ラクシャータは心底おかしそうに笑い始めた。

 

「……ぷふっ、あはははははははははははははははっ! 最初から変わってる奴だとは思ってたけど、ここまでとはね! しかも、皇子さまだって!? あははははははははははっ!」

 

 大笑いするラクシャータ。……普通なら不敬罪で死んでますよ~?

 

「……くくくくっ、――まったく、こんなに笑ったのはいつ以来だろうね~?」

 

 がばっと股を開きながら言わないでください……。

 

 とラクシャータが真剣な表情で訊いてきた。

 

「で、私に正体を明かしたって事は信用してもらってるって事でいいのかい?」

 

「そうですね。きちんと話した時間は少ないですけど、あなたの人なりは好みですから。あ、態度もそのままでいいですよ。まあ、公的の場ではダメですけどね」

 

 今の方が好みだし。正直敬語はあんまり似合わないからね。

 

「ありがとね。ふふっ、それにしてもナイトオブワンの弟子の皇子さまかい。――まったく、当たりを引いたのか、はずれを引いたのか、いまいちわからないわね~」

 

 誘うように股を開いてるラクシャータ。いや、誘ってるのか? これが彼女の本来の姿とか?

 

 俺の視線に気づいたラクシャータはうふっと笑みを浮かべた。

 

「まあ、とりあえず、皇子さまがエロガキって事はわかったね」

 

「うっ……」

 

「あははは、まあ、年頃の男ならしょうがないさ。あたしとセックスしたいんだろ?」

 

「そ、それは、したいです……」

 

 俺って正直すぎる……! でも今回はその正直さがよかったようだ!

 

 ラクシャータさんがバスタオルをゆっくり手で開いた! 

 

「あんたはおもしろいし、皇子さまに抱かれるって滅多にないことだろうしね。これから暇なときはあたしが抱かせてやってもいいよ。ま、あたしなんか抱かなくても、皇子さまのあんたなら、誰でも抱き放題だとは思うけどね」

 

「いいの!?」

 

 くいついてしまった! あまりにも自分は欲望に忠実すぎだ……。

 

 ラクシャータなんて苦笑しているし! でも、手招きしてくれた。

 

「仕方ないボウヤだね~。ほら、そのままじゃ窮屈だろ? 抜いてやるからこっちに来な」

 

 気づいたらペニスが勃起しててズボンを押し上げてた。――っ。いたたた……。

 

 少し情けなかったけど、服を全部脱いでラクシャータに抱きついた。

 

 おっぱいを吸いながらペニスを擦りつける。

 

 ラクシャータはソファーにもたれかかって頭を撫でながらつぶやいた。

 

「本当に子供みたいだね~。――あんた本当はいくつなんだい?」

 

「ん~……。12歳」

 

「…………」

 

 ラクシャータのなかにペニスを突っ込む。ああ……気持ちいい。

 

「んっ、……そういえば、第12皇子って追放された第11皇子より年齢が低いはず……。12歳……」

 

 抱きつきながら腰を動かす。昨日よりも抵抗が少ないけど、しごくように絡みついてくるから最高だ!

 

「本当にガキだったのかい……。あたしは10も離れたガキと……」

 

 何やら呆然としてた。

 

「まあ、深く考えなくてもいいんじゃない?」

 

 俺はラクシャータの子宮に精液を注ぐため、気持ちよくなるために腰を動かしはじめた。

 

「はぁ……やっちまったもん仕方ないね。――その分、楽しませてもらうとするよ」

 

 ラクシャータもノッテきた。俺に合わせて腰を振ってくれた!

 

 これからよろしく、ラクシャータ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラクシャータがナイトメアフレームの開発主任兼最高責任者として部隊加入してから半年。

 

 メンバーが8人も増えた。

 

 全員まだブリタニアの学生や士官学校生で、美人ばっかりだった。

 

 全員ラクシャータがヘッドハンティングした女の子たちで、ナイトメアフレームの開発部専属が5名。残り3名はG-1ベースを動かす操舵手や管制や通信士など。

 

 男が俺1人しかいない……。

 

 戦場にもうすぐ行くから皇子としての行事に参加したりする以外、G-1ベースに住んでるんだけど……。

 

 部隊のメンバーも住んでる……。

 

 ラクシャータに優秀であればブリタニア人以外でも別に問題ないと言ったから、全員まだ上のお手つきでない学生や現役士官学校生とかだからね。もちろん、貴族はいないし、平民ばかりか、ほとんどがブリタニアの植民地出身であるナンバーズなんだ。

 

 だから皆あまりお金をもっていないからなのか、自宅からブリタニア帝国の軍の私有地内にあるG-1ベースに通うより、住みついたほうが居住費や食費、交通費などが浮いて家族に仕送りなどを多めにできるし、いろいろと楽になるらしい。

 

 いまはG-1ベースの艦長室で父上からの指令書を読んでいるんだけど、正直、皆の目のやり場に困る……。

 

 なんで皆バスタオル1枚なの? 

 

「そりゃあ、シャワー浴びたからですよ」

 

 タルホ・ユーキ、26歳。G-1ベースの操舵手。肩辺りで切りそろえたショートカットの黒髪の女性で、スタイル良しなんだけど……。この人に限っては肩にタオルでパンツ1枚で過ごしてる。

 

 部下とはいえ仲間だし、変に縛りつける軍は面倒くさいからアットホームな部隊を目指しているけど、これはあまりに酷い……。

 

 いちおう軍人として皆、外では礼儀や身の程はわきまえてくれてるんだけど、プライベートではだらしがない。

 

 ラクシャータにヘッドハンティングをするように頼んだ結果、優秀で美人だけど、皆、一癖も二癖もある科学者達と、ナンバーズいえの卑屈でブリタニアに過剰に媚びる艙舵手とか管制とかで出来た変人奇人ばかりの部隊構成になってしまった……。

 

 しかも、隠れてラクシャータとエッチしているとこを見られたあとから、あからさまに皆誘ってくるようになったし……。

 

 こういうのを色仕掛けっていうんだろうね。

 

 しっかり耐えて避妊薬服用のラクシャータだけとエッチしてもらってるけど、最近プライベートの時間に入ると、誘い方が過激になってきた。

 

 そのなかでもタルホ以下2名が一番過激だった。

 

 食事に媚薬なんて混ぜるぐらいだからね。

 

 まあ、すぐに気づいて吐き出して主犯のタルホと、媚薬提供者の開発副主任のラミア・ラヴレスと、薬物を混ぜた実行犯のテストパイロットのエクセレン・ブロウニングをG-1ベースの捕虜を監禁したり、軍紀違反した軍人に罰を与えるための懲罰房兼牢獄に入れて、拘束。俺に飲ませようとした媚薬と避妊薬を飲ませた上で、望み通りに3日間。道具も使いながら性処理するための奴隷のように犯してあげた。

 

 多少痛い目にあえば少しは変わるかなと思っていたんだけど……。

 

 僕は……、あ、いや、俺は女性というものを甘く見ていたようだ。

 

 もう本当に甘く見ていた。

 

 ラクシャータから陵辱まがいなことをすれば、おとなしくなるかもしれないと言われたから実行してみたら、逆にプレイとして受け入れてしまうんだから、どうしたものかと本気で悩んだ。

 

 ラクシャータにそもそもなぜ女性だけのメンバーにしたのか聞いたけど、真顔で「だって殿下ってむさくるしい男を囲うより若い女のほうが好みなんじゃないの?」と言われて「うん、そうだよ」とうなずいてしまったけどさ……限度があるよ。

 

 ラクシャータ曰く、最初は自分と同じ分野で、研究メンバーでもあった優秀な男性化学者達を引き抜くつもりだったけど、中華連邦が先に引き抜いたらしく、それならもういっそ人格出身問わずで優秀な女性化学者達をハンティングしたそうだ。

 

 まあ、媚薬を盛ってきた3人は美人で抱き心地も最高によかったし、欲望のまま動けない女性を犯すのも楽しかったけど、その数日後に他の女性隊員まで巻き込んで一緒になって襲わなくてもいいじゃないか!

 

 今も思い出す深夜のG-1ベース。

 

 俺専用の個室。

 

 才能に溢れる技術者たちがドアのロックを解除する事に心血を注ぎ、金髪でエッチなお姉さんタイプのエクセレンが裸で誘いをかけてきて、ペニスを巨乳で挟まれてしごかれたり、フェラチオされて興奮して誘いにノッてしまった瞬間に暗い部屋の奥から静かにラクシャータ以外の部隊員がゆっくりと出てきて……。

 

 ほとんど真っ暗な部屋で何人もの女性の体温を感じながら、そのまま全員に犯された……。

 

 獣の死体を取り合いながら貪るコンドルやハゲワシのごとく、体中を弄られ、舐められ、色々と弄られ、ペニスの皮が赤くなるまでおもちゃのように犯され続けた……。

 

 それから心が折れかけた俺は5日ほど幼児退行してしまい、ラクシャータのおっぱいを吸いながら2人で寝たり、久しぶりにコーネリア姉さまに会って、トイレで隠れてフェラチオしてもらって何とか立ち直った。ちなみにユーフェミア姉さまとも久しぶりに会って、お屋敷のユーフェミア姉さまの部屋のソファーで眠ってしまい、起きたときにユーフェミア姉さまの姿がなく、なぜがズボンのチャックが下りてて、そこからペニスが外に出てて、床に精液のシミみたいなのがあったけど、それだけは忘れる事にした。

 

 そして立ち直った俺は仕返しとばかりに8人を懲罰房に入れて尻叩きと、人間の尊厳を堕とすように彼女たちを玩具のように尻の穴やオマンコを開発したけど……。

 

 うひぃぃぃ……! とか、あはははははははっ! とか、もっと虐めてください! とか……。

 

 正直、こちらが引いてしまった。

 

 お、女って怖いとこもあるんだね……。

 

 すごく厭らしくて、よく貴族がナンバーズや手篭めにした女性を雌豚って罵るらしいって話を聞くけど、本当に雌豚って罵りたくなるほど、ウチの部隊は優秀な人材ばかりなのに、残念な女性ばかりになってる……。

 

 タルホのオマンコからローターのコードが延びれるのがいい証拠だよ。

 

 タルホがローターのリモコンを片手で弄りながら、資料に目を通してこちらに質問してきた。

 

「アーノルド殿下。本当にお1人で戦場に行かれるんですか?」

 

 質問しながら俺に2個目となるローターの遠隔操作リモコンをもらったけど、どうしよう……。うん。とりあえず無視だね。

 

 ちなみになぜ皇子殿下だということを知っているのかはラクシャータと同じ。部隊加入の契約書にサインさせたあとに俺が教えた。どうせ機密っていう機密でもないし、2,3年したらおおやけにするからね。

 

「そうだよ。ビスマルクに弟子入りする前から希望していた事だからね」

 

「でも皇帝陛下が応援に行くようにと送ってきた場所はどこも激戦区ばかりですよ?」

 

「そうだね。EUに中華連邦……そのなかでも指定されている場所は激戦区ばかり、しかも、どこも1,2ヶ月間の応援。ふふっ、まるで戦場探検ツアーだ」

 

「笑い事ではありません。こんなの死ねと言っているようなものですよ。いくらナイトオブワンに直接の指導を受けたとはいえ、あなたは新兵なのですよ?」

 

「うん。ピカピカの新兵だよ」

 

 人殺しもしたことないし、実戦なんて初めて。だけどね……。

 

「激戦区をまわって何倍もの経験を積むほうが俺の目的に大きく近づくんだよ」

 

「最強の皇子さま――でしたっけ?」

 

「そうだよ。それと俺の存在を世界中に知らしめるためにね」

 

 あとは、十分な名声を得たいし、祖国のために尽くしたいってもあるね。俺が戦争で活躍すれば祖国のために死ぬ兵士は少なくなるし……。

 

 まっ、それはいまはおいて置いて、もらったリモコンのダイヤルを回して最強の5に合わせる。

 

 ブブブブブブブブブブッ……。

 

「あふぅぅ……」

 

 振動音と共にタルホさんは気持ちよさそうな息を漏らす。

 

 ゆっくりと犬のように四つんばいになり、擦り寄ってくる。

 

「皇子殿下ぁぁ……」

 

 まるで雌犬のようだ。足元に擦りついてきて犬のようにおすわりした。

 

 これも演技っていうか、俺の精子で孕みたいからなんだよね~。

 

 皇子殿下の精子ってそれだけ価値があるそうだ。

 

 ズボンを脱いでペニスを目の前に向けてあげると、涎をたらしてきた。

 

 情欲に溺れた表情。股間から静かになる振動音。床にぽたぽたと落ちる愛液。

 

「いいよ」

 

 そう許可するとタルホは嬉しそうにペニスをしゃぶり始めた。子供のペニスをおいしそうに舐めるタルホ。

 

 ラクシャータが連れてきたときから、彼女は女の武器を使ってのし上がることを目指してたらい。

 

 素性が皇子殿下ってわかってから、タルホはコンドームに針で穴を開けてたり、妊娠しやすくする薬を必需品って記入して軍費で買ったりして服用していたりする。

 

 だからかタルホは多少手荒く扱っても怒らない。

 

「ほらタルホ、精液を飲ませてやろう。口を開けたまま動くなよ?」

 

「はひっ!」

 

 両手でタルホの頭を掴んで無理やりペニスで喉を突きまくっても、嫌がらない。イラマチオっていって苦しいプレイらしいけど、タルホは平気で受け入れる。

 

 腰を振りまくって好きなときに射精する。

 

「うふぅぅっ……! うふふふぅぅっ!」

 

 ゴクゴクと精子を飲むタルホ。大きく開いた鼻の穴から荒いと息が毛に吹きかけられる。

 

 しっかり舌で掃除してもらってから、最後に唇を窄めて根元から亀頭の先端まで唾液などの体液を舐めとり、全部飲んだと口を大きく開けてくれる。

 

 物欲しそうに口を開け続けるタルホ。

 

「はぁ……仕方ないなぁ」

 

「あひがほうごあいまひゅ」

 

 口を開けたまま手で器を作り、ニッコリ笑顔のタルホの口に向けておしっこをかける。

 

 ジョボボボボボボボボボ………。

 

 射精後で少し出しにくかったけど、射精後の独特の臭いがついたおしっこをタルホの口に注いだ。

 

 タルホは一滴も溢さないように飲み続ける。

 

 おしっこが終わると舌先で尿道口を舐めてキレいにしてくれた。

 

 四つんばいになって俺に尻を上げローターを膣圧だけでひねり出し、そのまま伏せをする。

 

 そして顔だけこちらに向けて勃起した俺のペニスを欲しそうな目つきで見ながら犬のように「く~ん」と鳴く。

 

 俺はその場に立ったまま「したいなら自分で挿入して」と命令する。

 

 するとタルホは嬉しそうに尻をこちらに近づけ、ペニスをオマンコで咥える。

 

「相変わらず、奥までしっかり濡れてるし、締まりもいいね」

 

「ありがとうございます!」

 

「ほら、腰を動かせ。精液を注いでやろう」

 

「はい! がんばります!」

 

 と喜んで腰を振るタルホ。

 

 精液を流し込んでやると嬉しそうな遠吠えを上げる。

 

 まあ、精液流し込んだあと、命令して避妊薬を飲ませるけどね。しっかり飲んだのも確認する。

 

 避妊薬を渋々飲んで再度犬のようになって精液を求め始めるタルホ。

 

 …………。

 

 正直、俺、どうしていいかわからない……。

 

 以前は……、以前はこんな女ではなかったのだ……。おしっこ飲むのが大好きな女性じゃなかったのだ。

 

 最初から狙っているのはわかってたけど、そこまで露骨じゃなく、エッチなお姉さん系の誘惑だったんだ。

 

 だけど、懲罰房兼牢獄で2度もお仕置きしてから、性癖が変わってしまった……。

 

 ラクシャータいわくSMとショタコン趣味をこじらせたとか言っていたけど、そっちの方面はよく分からない。

 

 ちなみにラミアとエクセレンはラクシャータと同じようにおっぱい吸わせてくれたり、やさしくエッチしてくれるんだけど。

 

 タルホは虐めて欲しい人らしく、お尻を叩いたり、縄で縛って放置しても喜ぶから、俺からしたらかなり怖いんだよなぁ。

 

 いい加減にしろって1度思いっきりお尻叩いたのに、白目剥きながら潮を噴出して気持ちいいとか言いながら派手に絶頂するし。

 

 他の隊員は軒並み性癖は普通だったのが救いだ。

 

 彼女たちはたまに下着姿で艦内を歩いていたとしても、四つんばいになったり、おしっこ飲みたがったりしないからね。

 

 でもタルホのおかげで女性に過度な幻想を抱くのはダメだと気づくことができた。

 

 男みたいに女も普通に性欲があって、時には打算や権力で体を開くとか、あ、これは俺にもいえるか。コーネリア姉さまとユーフェミア姉さまにペニスを弄られているの気づかないフリをしていたし。

 

 女性は汚いところもあるけど、男性も汚いからね。

 

 同じ汚いなら男として女のほうが好きだね。

 

 さてと……。

 

 それにしても父上はスパルタだね。提示された指令はどれもこれも激戦区と呼ばれるものばかりなんだから。

 

 普通なら本当に死んでいるだろうな~。一箇所で生き残っても次で殺されるかもしれないんだから。

 

 まっ、激戦区って事はそれだけ戦闘が激しくて、戦闘をする機会が多い場所なんだから、経験値は稼げるだろうね。

 

 実戦でのデータがあれば、それだけナイトメアフレームの開発が進むだろうし。悪い話ではない。

 

 とりあえずG-1ベースはブリタニアの軍の敷地内に残しておいて、俺1人で戦場へ行き、リアルタイムのデータ配信やディスクなどでラクシャータとやり取りすればいいな。

 

 連れて行くほうが開発面では色々と楽だろうけど、俺が行く場所は激戦区だし、下手に戦場へ連れて行って俺の知らないところで死なれるよりましだ。

 

 新型ナイトメアフレームの開発研究競争のなか、開発研究員はパイロットよりも貴重だからな。

 

 配属は8日後、うち移動は2日だから、全部で10日。激戦区への補給物資と共にまずは中華連邦に行き、そこで一兵士としてのデビュー戦だ。

 

 でも本当にビスマルクさまさまだ。

 

 G-1ベースだけでなく、第五世代KMF(ナイトメアフレームの略称)のグロースターを5機も譲ってくれたからね!

 

 コーネリア姉さまも同じ機体をEUの戦場で使用しているみたいで、紫色のカラーリングと頭部の両側に巨大な角を生やして、前垂れにはブリタニア帝国の紋章が付いているらしい。

 

 それに専用機らしく、腰部のスラッシュハーケンは大型化するなどカスタム機になっているそうだ。

 

 俺の場合は皇子とはまだバラさないから、ブリタニア帝国の紋章付きの前垂れは外すけど。

 

 でも、それでも専用機風にはしたいから、赤いカラーリングを施して、頭部の中心に巨大な一本角を生やした。それに俺の化け物じみた身体能力を活かせるように、反応速度や機動性を上げ、さらにビスマルク直伝の剣を生かせるように、グロースターの武装である対ナイトメア戦闘用大型ランスから、ラクシャータに作製させた高速回転する刃で敵を断ち切る対ナイトメア戦闘用大型ソードのデュランダルを装備させた。

 

 予定では戦場へ行き、応援期間が過ぎれば帰国。休息を挟んで次の戦場へ、の繰り返し。その間皇子さまとしての行事にも出なければいかないのだから、父上は本当にスパルタだ。

 

 さて――。

 

 これからが俺の人生の始まりだ。

 

 戦場で散るか、それとも名を馳せるか。

 

 俺という存在。

 

 それを世界へ知らしめる幕開けだ!

 



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第4話 存在を明かし、宣言す

 父である皇帝陛下から提示された応援要請がある激戦区の戦場へ向かって早2年……。

 

 現在俺は戦場にいた。

 

 敵はEU。場所は中東の砂漠。

 

 敵は戦車が20機、戦闘機が25機、ナイトメアもどきが16機、中型装甲艦が3機に大型装甲艦が1機だ。

 

 対してこちらの戦力は俺のナイトメアフレームのみ。

 

 味方はいるんだけど、いまは後方に待機してもらっていた。

 

 俺が今乗っている機体は、この2年で数多くの戦場をベテランの傭兵みたいにまわり、戦闘データを収集し、ラクシャータがこの間発表した『輻射波動機構』と呼ばれる高周波を短いサイクルで対象物に直接照射することで、膨大な熱量を発生させて爆発・膨張等を引き起こし破壊するというマイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステムを、初めてナイトメアフレームに積み込んだ、第6世代を飛び越え、第7世代型の原型になるだろう高性能機だ。

 

 紅い角に従来のナイトメアフレームとは違う厚い装甲。さらに運動性も持たせる為に間接部に特殊なレアメタルを使用し、操縦席も機体の背中、首の辺りに取り付け、左腕にはラクシャータの輻射波動機構を実戦で使えるようにした武器を取り付け、右腕には43mmグレネードランチャーを内臓。胸部の2箇所に大型化したスラッシュハーケンを装備し、さらに内蔵型対人機関銃砲も装備。腰の連結部には、中型化し片手で装備できるようにしたデュランダルを装備した。全長は従来のナイトメアの1,5倍。稼働時間を長くする為にバックパック内臓。

 

 最新の機材と研究資料と人材をそろえていたからこそ完成した専用機で、ラクシャータと別でレモンが製作しているサクラダイトを使用しない化石燃料や分子分裂などによってエネルギーを得るエンジンも作成中なので、まだまだ進化したり、俺に合わせて調整することもできる。大量に軍費をつぎ込んだ最高の専用機だ。

 

 グロースター・カスタムを使用していた俺自身にも敵からクリムゾンホーンとか、鮮血の魔獣とか通り名が付けられたが、これからはこの機体がその名を受け継ぐ!

 

 そして今回は俺の専用機の初の実戦! これから皇子として名乗りをあげるにも絶好の機会なのだ!

 

 さら戦闘を終えれば、そのままこの近くに在中しているコーネリア姉さまの部隊に堂々と合流できる!

 

 絶好のタイミングで専用機を送ってくれたものだ。感謝するよ皆!

 

 戦場である砂漠を敵からの放たれる弾幕を回避しながら、グレネードランチャーを戦車に放つ。

 

 右腕から放たれたグレネード弾は全て吸い込まれるように戦車に命中し爆発音を鳴り響かせる。

 

 そこでナイトメアもどきが5機、陣形を組み何発もグレネード弾を撃ちながら近づいてくるが、こちらの機動力は従来のものとはまったく違う。

 

 俺の人外クラスの反射神経がなくとも余裕で回避できる。

 

『なに!?』

 

『なんて機動力なんだ!?』

 

 オープンチャンネルで驚きの声が聞えてきた。まあ、簡単に避けられれば声を上げたくはなるよな。

 

 俺は冷静に右手にデュランダルを装備し、切りやすい頭部と腰の間接部を断ち切った。

 

 別にパイロットを殺す事に躊躇いなどはないが、間接部を素早く切って行動不能にするほうが早いからな。爆発しなければ無傷のパーツが手に入るし、パイロットは戦闘後に捕虜か、または始末すればいいんだし。

 

 数分足らずでナイトメアもどき5機を沈黙させ、中型装甲艦3機の後方に位置する敵の大将格であろう大型走行艦に向かう。

 

 と、ここで追加の戦車に戦闘機、ナイトメアフレームもどきが敵艦から出撃してきた。

 

 おそらく先ほどの戦闘でただの専用機でないことがわかったんだろう。モニターの反応でぱっと見、100機を軽く超える数になっていることがわかった。

 

 全てを倒して奥にいる中型装甲艦3機のさらに奥の大型装甲艦をし止めるだけの、エネルギーなどバックパックを使用してたとしても足りない。

 

『どうされますか? 後方部隊も動かしますか?』

 

 専用チャンネルからこの付近を預かるグラモン中将から通信が入った。声にかなり焦りが入っていたが、俺が皇子殿下と知っているからだろう。

 

 専用機が送られて来たあとに、最初は1人で戦うと言いに行った時に正体をバラしたからな。皇子殿下が敵に1人で囲まれているのに、他の部隊は後方に下っているのは体裁以前に普通は極刑に処されてもおかしくないからな。

 

 ここで俺が死んでしまえば、戦闘以前に必ず自分も死ぬことになると恐怖しているんだろう。

 

 俺はだいじょうぶだと軽い口調で返す。

 

「いや、まだ後方部隊は動かさないでいいよ。俺が敵の大将である大型艦を破壊してから動かしてくれ」

 

『大型艦をですか!?』

 

 驚きの声がグラモン中将から聞えてくる。

 

「とりあえず、クリムゾンホーンと呼ばれている俺の力でも見ていてくれ」

 

 時間がないし何百、何千という弾丸や爆弾が迫ってきているので、俺は動き出した。

 

 ほとんどない隙間をかいくぐり、空を飛んでいる戦闘機にスラッシュハーケンを打ち込み、ジャンプする。

 

 打ち込まれた戦闘機が墜落する前に高速でワイヤーを巻き取る。

 

 ワイヤーを巻き取る速度も強さも従来品の約1,7倍だ。戦闘機を地面に叩き落す反動で空中に飛び上がる。

 

 そして落ちる前に近くの戦闘機にスラッシュハーケンを打ち込んで巻き取り、まるでターザンごっこのように次々と戦闘機にスラッシュハーケンを打ち込み、巻き取り、戦車やナイトメアもどきたちの頭上を越えて、後方で三角形を作るように他の中型装甲艦より少し前へ出た中央の中型艦に飛び移る。

 

 敵味方に関わらず、いくつも驚きの声が聞えてきたがこちらに聞いている時間などはない。

 

 これは速攻で、初見でしか使えない奇策だからな。

 

 飛び移ってすぐに左手を敵艦の操縦席に打ち込み、輻射波動機構を発動させる!

 

 音と共に赤い波動が敵艦の操縦席に膨大な熱量を発生させて爆発・膨張等を引き起こさせ破壊した。

 

 そしてすぐに空中を飛んでいた戦闘機にスラッシュハーケンを放って、同じように大型艦に飛び移り、先ほどと同じように今度はこの戦場での敵本部を破壊した。

 

 あっけないが、これにはかなり技術と度胸が求められるし、一度でも失敗すれば機体は破損、敵陣孤立の死亡確定コースなんだよな。

 

 俺はそのまま大型艦の上に乗り宣言する。

 

「敵の大将はこの私、アークライト・キャロルド……。――いや、神聖ブリタニア帝国、第12皇子にして第17王位継承者のアーノルド・ドレ・ブリタニアが討ち取った!」

 

 威厳ある口調で言い放つ。ちなみに第18王位継承から第17王位継承者になったのはルルーシュが公式に死亡と断定されたからだ。まったく、まさか殺しても死になさそうな……いや、ひ弱だし、案外簡単に死にそうだな……。

 

 敵だけでなく味方まで混乱し、オープンチャンネルでいくつもの戸惑いの声や驚愕の声など様々な声がうるさく聞えてきたので、とりあえず通信を切って、グラモン中将に繋ぐ。

 

「グラモン中将、もういいぞ。これから敵の残存戦力を掃討作戦に移るから後方部隊も動かせ」

 

『Yes, Your Highness!』

 

 待っていましたと元気よく返事を返すグラモン中将。小物だが、演出家のように味方の士気を高めるのがうまいんだよな。

 

『うおおおおおお! 皇子殿下に続けぇえええええ!』

 

『ここで活躍すれば上級士官も夢ではないぞ!』

 

『敵を殲滅しろぉおおおおおおお!』

 

 とブリタニア軍の士気は高まり、敵軍の兵は一騎だけで本陣に切り込まれ、中型艦と敵本部である大型艦を破壊され、皇子まで出てきて完全に混乱していた。一部の兵士など逃亡を図っていた。

 

 さてと……。

 

 俺も機体性能を確かめるように敵戦力を削り取る。

 

 それにしても本当にグロースター・カスタムよりも機動性が優れ、輻射波動の利便性は最高だな!

 

 敵のグネレード弾やスラッシュハーケンや近接武器も受け止められるし、体の一部を掴むだけで敵を倒せるんだからな!

 

 しかも中型化したデュランダルも従来のものよりも優れていて、運動性も最高!

 

 操縦席はバイクのようなシートで機体との一体感があるし、広めに作ってあり、窮屈でもない。

 

 3時間足らずで爆音が止み戦闘が終わってしまった。

 

 機体性能を試すためにかなり激しく動いていたがエナジーはまだ3分の1ほど残っていた。バックアップも使用していない。

 

 専用機にしてはかなり燃費もいいようだな。

 

 後片付けは兵士たちに任せ俺は本陣となっているG-1ベースへ凱旋する。

 

 G-1ベースの格納庫に入り機体から降りる。そういや、この機体には名前がなかったな。まっ、それはあとで付けるとしよう。

 

 格納庫から出て廊下に続くドアを開けると、そこには満面の笑みのグラモン中将と数名の上級士官たちが片膝をついていた。

 

「アーノルド皇子殿下。おかえりなさいませ」

 

 と迎え入れられ、そのままG-1ベースの司令室に向かう。どうせなら女の子がよかったなぁ……。

 

 そして司令室で戦線での活躍を褒めちぎられるけど、少し複雑だな。

 

 アークライトで活躍していた時は戦場の兵士に褒められたり、感謝されたり、ねたまれたりもしたし、部隊を仕切る隊長に褒められたりもしたが、皇子殿下では対応がまるで違う。

 

 司令が座る席に座らせ、周りを囲うように次から次へと賛美の荒らし。

 

 はぁ……面倒だな。

 

「すみません。これから専用機の補給が済み次第、コーネリア皇女殿下の部隊と合流しなければならないので部屋で休ませてもらいます」

 

 俺は内心を見せずにそう言って立ち上がる。

 

 司令室から出て行く俺にグラモン中将を始め全員が頭を下げた。

 

 とりあえず、補給と皇子殿下使用のマントとブリタニアの紋章をつけるまでの時間が2時間ほどあるし、ラクシャータたちにお礼と実際に乗ってみての感想でも言うかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラクシャータたち開発部に礼と感想を言ったあと、俺は真ん中の大型トレーラに乗り、グラモン中将から付けられた護衛兼応援用のサザーランドを10機ほど引き連れてコーネリア姉さまの在中しているG-1ベースへ向かった。

 

 2時間ほどかけて走行するとコーネリア姉さまのG-1ベースが見えてくる。

 

 俺が来ること以前に、俺が戦争に参加している事すら知らない姉さま。

 

 通信では応援部隊をアークライト・キャロルドが護衛し、サザーランドなどが来るとだけ知らせている。

 

 かなり活躍していたからアークライト・キャロルドとしては知っているかもしれないけど、まさか俺だとは思わないよな~。

 

 顔写真も載っているけど、よく似ている人物にしか思わないだろうな。

 

 まあ、おもしろそうだからバイザーを付けて顔を隠している。

 

 G-1ベースに着くとコーネリア姉さまの親衛隊であるダールトンが迎えてくれた。

 

 俺が連れてきた部隊には俺の正体をまだバラすなときちんと言ったからな。

 

 コーネリア姉さまもいないようだし、とりあえずバイザーを外してダールトンに言う。

 

「久しぶりだな。ダールトン」

 

「こ、これは……!? お、皇子殿下!?」

 

 すぐにダールトンとそのうしろで待機していた兵士たち、それに格納庫中の兵士たちまで驚愕の表情になり、その場に跪いた。

 

「以前屋敷で姉さまの騎士ギルフォードを紹介される時に会ってから、1年ぶりぐらいか?」

 

 ニコニコ笑顔で言うとダールトンは顔を上げて訊ねてきた。

 

「ほ、本当に皇子殿下であらせられるのですか?」

 

「そうだよ。私は……いや、もう俺でいいか。俺はアーノルド・ルド・ブリタニアだよ。アークライト・キャドルドはいままでの偽りの名さ」

 

 ダールトンは瞳を大きく開けた。

 

「皇子殿下も戦場にでられておいでだったのですか!? しかも、本当にあのアークライト殿!?」

 

「まあね~。さっきも言ったとおり俺はアークライトと名乗って2年前ぐらいから戦場を渡っていたんだ。で、年齢も上がってきたし、専用機も出来たから先ほど起こった戦闘でブリタニア皇子として名乗りをあげたからね。俺の情報が入る前にコーネリア姉さまにあいさつ、っというか驚かしに来たんだよ」

 

「そ、そうなのですか……」

 

 立ち上がるダールトン。少し呆れているというか疲れた表情をしているな。

 

「詳しい事はあとで話すからさ。とりあえずコーネリア姉さまの元に連れて行ってくれない? あ、もちろん俺の正体をバラさない様に徹底させてね」

 

「……Yes, Your Highness」

 

 ダールトンたちは仰々しく頭を下げた。

 

 バイザーを被ってコーネリア姉さまの元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして司令室へとやって来た。

 

 コーネリア姉さまが椅子に座り、ギルフォードや兵士たちと戦闘の作戦を考えているようだ。

 

「戻ってきたかダールトン。ん? そのうしろの奴は……」

 

 コーネリア姉さまが俺の存在に気づいたようだ。

 

 俺はコーネリア姉さまの前で片膝をついてあいさつをする。

 

「ブリタニア本国から応援として送られてきました。アークライト・キャロルドです! 階級は少将です」

 

「ふむ……貴様が……」

 

 と、ここで我慢しきれなくなった!

 

「く、くくく……あははははっ!」

 

 俺の正体を知っているダールトン以外が突然笑い出した俺に驚き、身構えている。

 

「貴様いったいどうしたのだ!?」

 

「まさか暗殺者!?」

 

 とか俺に大声を上げてくる者や拳銃に手をかける者もでてきたので、バイザーを外してコーネリア姉さまに声をかけた。

 

「俺ですよ。コーネリア姉さま、ギルフォード」

 

「「――っ!?」」

 

 2人とも驚いたような表情になった。これが見たかったんだよなぁ!

 

 俺は立ち上がり自己紹介を始めた。

 

「改めて自己紹介をしよう。俺の名はアーノルド。アーノルド・ドレ・ブリタニア。神聖ブリタニア帝国12皇子にして第17皇位継承者だ」

 

「ま、まさか本当にアーノルド皇子殿下……!?」

 

「――アーノルドなのか?」

 

 ギルフォードとコーネリア姉さまが信じられないと俺を見た。他の者たちもはじかれるように片膝をついた。

 

「あははははっ、その様子じゃ作戦は成功したみたいだね」

 

 笑いながら言うと、コーネリア姉さまは驚きで荒くなった息を深呼吸で整えて訊いてきた。

 

「なぜおまえが戦場にいるんだ?」

 

「なぜって、まあ、一兵士としてだよ」

 

「おまえはユフィと同じように留学しているはずではなかったのか?」

 

「ああ、それね。留学する前に取り消してもらったよ」

 

「取り消し!?」

 

「うん。留学する前に皇帝陛下に謁見を申し立てて、留学を取りやめさせてもらって、留学の代わりにビスマルクに2年ほど鍛えてもらったんだ」

 

「ナイトオブワンであるビスマルク殿に!?」

 

 今度はギルフォードが驚きの声を上げた。

 

「そうだよ。うーん……それより話が長くなりそうだね。どこか別室で話す? 戦闘が近いのならまた後日でもいいけど?」

 

 立ちっぱなしはさすがに疲れるからね。

 

 コーネリア姉さまは一段と大きなため息を吐いた。

 

「分かった。別室で話そう。――敵が動きを見せたときは知らせろ」

 

 コーネリア姉さまは席から立ち上がり、俺も後に続く。そのうしろにダールトンとギルフォードも続いた。

 

 コーネリア姉さまの個室についてから向かい合ってソファーに座る。

 

 ギルフォードとダールトンはコーネリア姉さまの後方で立ったまま待機していた。

 

「アーノルドなぜおまえが戦場に……」

 

 呆れたように言うコーネリア姉さまだけど。

 

「コーネリア姉さまも同じじゃないか。俺のことは言えないはずじゃない?」

 

「そ、それは……! だ、だが、おまえはまだ14と2ヵ月と12日じゃないか! 子供が戦場に出るものではないだろう!?」

 

 怒鳴る姉さま……。俺の歳だけ言えばよかったんじゃないの?

 

「歳はあんまり関係ないんじゃない? 戦場には俺より幼い子供もいるんだし、俺も戦場にでて2年近くも経っているんだよ?」

 

「く……!」

 

 コーネリア姉さまは言葉に詰まったようだ。

 

「それにさ。5年前ぐらいのルルーシュの件もあったから、俺はきちんと生きているって証明したくなってね。父上に頼んでビスマルクに訓練を受けさせてもらったんだ」

 

「…………」

 

 何かを考えるように黙るコーネリア姉さま。

 

 飲み物を飲んで笑う。

 

「それにしても戦場にいる姉さまも凛々しくてキレいだね~」

 

「――なっ!?」

 

 頬を赤く染める姉さまは「あまり姉をからかうな」と恥じらい顔を見せる。

 

「ふふ、本当なんだけどねぇ」

 

 からかい気味に言い、それから俺は戦場へ行くようになった経緯とビスマルクに受けた訓練などを話した。

 

 10歳だった俺が受ける訓練ないように姉さまだけでなく、ギルフォードやダールトンも驚いていた。

 

 訓練に耐え切った事を証明するように片手ずつ、現役騎士のギルフォードとダールトンと腕相撲をして5秒足らずで圧勝して見せたり、久々に2人で食事を摂ったりと有意義な時間を過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして夜。夕食を食べ終わり、シャワーを浴びたあと、コーネリア姉さまの部屋で昔の事も含めて話をしていたんだけど、色々と我慢できなくなってしまった。

 

 コーネリア姉さまの隣に座り、抱きつく。

 

 うーん……久々のコーネリア姉さまの匂いと感触……。

 

「ふふふ、まったく……戦場に出るぐらい成長したかと思えば、甘える姿は子供だな。……いや、まだ子供だったか……」

 

 と嬉しそうに笑顔で抱きしめ返してくれるコーネリア姉さま。

 

 腰や腕などは筋肉質だけど、女性の柔らかさがあり、特におっぱいはハリもあって柔らかかった。

 

 うーん……興奮してきた。ラクシャータたちは本国だし、戦場に着てから2ヶ月近く女を抱いていないし……。

 

「姉さま……」

 

 コーネリア姉さまの服に手をかける。

 

「こ、コラ、ここは戦場だぞ!?」

 

「久々に姉さまと2人きりになれたんだよ? 我慢なんて出来ないよ」

 

 簡単に上着を脱がされるコーネリア姉さま。抵抗はしているようでしていない。

 

「久々のおっぱいだ……」

 

 下着を脱がせておっぱいに吸いつくとコーネリア姉さまは頭を撫でてきてくれた。

 

「まったくしかたのない奴だ」

 

 吸いついて十二分に舐めまわしたあと、一度おっぱいから口を離して、軍服を全部脱いで全裸になった。

 

 そしてコーネリア姉さまのズボンに手をかけて脱がす。

 

 コーネリア姉さまのお気に入りの紫色の色の下着だった。両手で脱がすとほんのり香水の匂いが香った。

 

「姉さまもその気だったんだね?」

 

 俺が服を脱いでいる間に避妊薬を服用していたし。

 

「こ、これは……その……。――あうっ……」

 

 赤面するコーネリア姉さま。オマンコに指を入れるとすでにじゅっくりと濡れていた。

 

 ぐちゅぐちゅのオマンコから愛液を絡めるように指を引き抜くと、ねっとりと糸をひくほどドロドロの愛液が指を濡らした。

 

 その指をコーネリア姉さまに見せつけるように口に含む。

 

「うん。おいしいね」

 

「――っ」

 

 コーネリア姉さまにペニスを擦りつけながら言う。

 

 昔はぴったりと閉じたオマンコだったけど、何度もするうちに内側の花びらが外に顔を出していたが、色も赤くキレいで厭らしい形をしていた。

 

「ほら姉さま。わかる? 俺ってここも成長しているんだよ?」

 

 俺のペニスは13cmでフルに勃起しても17cmほどだったけど、ここ最近で一気に成長し、通常で15cm、フルに勃起して20cmぐらいの巨大なペニスに成長して、絶倫ってよばれる何度も射精できるようになったんだ。

 

 それに一度性欲に目覚めると定期的にエッチしないと、爆発しそうなまでペニスが大きくなって、誰でもいいから女を抱きたくなったりするしね……。

 

 この2ヶ月間、姉さまに会えることを楽しみに出すのを我慢いたからね。

 

 くちゅりとペニスを割れ目に挿し込む。

 

 すごく熱い……、クリトリスもうれしそうに起ってる。姉さまも興奮してるんだ。膣口に亀頭をセットして腰を進める!

 

 ググッ、ズズズズ……。

 

「あ、うぅぅぅっ……! 本当にお、大きくて長くなった……な……」

 

 すごい、締まりだ! まるで処女みたいに狭いっ! いや、俺のが大きくなってそう感じるのか? 

 

 奥へ掘り進めて行くに連れて、コーネリア姉さまのあごが持ち上がり、気持ちよさそうな声が漏れた。

 

「あっ、くぅううっ、すご、すごいぞ……、成長したな。くぅっ……」

 

「姉さまっ!」

 

 コーネリア姉さまをソファーに押し倒し、覆いかぶさるように抱きついて唇を奪った。昔は身長差でおっぱいまでしか届かなかったからね。

 

「姉さま……姉さま……姉さま……」

 

「ああっ、くちゅ、はぁっ、んっ、アーノルド。私のかわいいアーノルドぉぉ……」

 

 キスを交わしながら囁くと、姉さまの膣がきゅっきゅと締まり、コーネリア姉さまの気持ちよそそうな声を唇から漏らしてくれる。

 

 コーネリア姉さまのオマンコをペニスで擦ると膣肉が絡みついてきて、きゅ、きゅぅぅぅっと締まった。

 

 ヒクヒクと痙攣しながら愛らしくペニスに擦りついてくる膣肉と、精子を欲しがってキスしてくる子宮口。

 

「あれ? もうイッタの?」

 

 唇を離すとコーネリア姉さまは恥ずかしそうに目線を反らした。

 

「し、仕方がないだろ。長い間していなかったんだ」

 

 ギルフォードとかダールトンとかカッコイイ軍人の親衛隊もってたのに、相変わらずコーネリア姉さまは初心なんだね。

 

「じゃあ今夜していなかった分、思う存分乱れてよ」

 

 恥ずかしそうに頬を赤らめていたコーネリア姉さまに抱きついて、子宮口に亀頭を擦りつける。

 

「あうっん! あ、アーノルド……?」

 

 快楽に溺れることを怖がってるコーネリア姉さまも可愛いな~。

 

「俺も姉さまの体を楽しませてもらうから」

 

「ま、待つんだ! 今は、イッタばかりで……。――っ!」

 

 覆いかぶさってピストンは開始し始めると、コーネリア姉さま両手で自分の口を塞いだ。

 

 テレビやモニターは切っているけど、防音はしていないと思っているからだろう。いやらしい喘ぎ声が漏れて、ドアの外で現在待機しているギルフォードにバレると思っているんだろう。

 

 本当は完全防音済みなのに。

 

 まっ、こっちのほうが興奮して膣がよく締まるしね。

 

「姉さま。すごく! すごく気持ちいいよ!」

 

「こ、コラ! 静かにしないか! ――っ!?」

 

 片手を突き出してきたけど、その手をとって指を舐める。うん、細くて白くておいしいな。

 

「――っ!」

 

「ダメだよ、姉さま。今夜は離さないよ」

 

「アーノルド?」

 

「これまで出来なかった分、愛し合おう」

 

「――っ。アーノルド……」

 

 両手でコーネリア姉さま抱いて、2度目の絶頂に合わせるように子宮向けて精液を吐き出す!

 

「んんぅぅぅぅ~~~~!」

 

 口を押さえていても漏れる声! ああ、厭らしいなぁ!

 

「精液が飲みこまれてる……。ふふ、そんなに俺の精子が欲しかったんだね」

 

「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」

 

 ペニスを抜いて荒い呼吸のまま股を閉じるのも忘れてカエルのように股を広げてソファーに倒れるコーネリア姉さまを横抱きにする。

 

「ほら、昔よりも背も伸びて170cmを越えたんだよ。姉さまも腕で抱けるようになったしね」

 

 腕の中の姉さまの顔に頬をすりつけてから、ベッドに向かう。

 

「まったく……」

 

 コーネリア姉さまは諦めたように息を吐いて微笑んだ。

 

 ベッドに寝させて尻を持上げて四つんばいにしてから今度は後から犯す。

 

「ふふふっ、いいだろう。今夜はおまえの成長ぶりを見せてもらおうじゃないか」

 

 パンパン腰を打ちつけ始めると、コーネリア姉さまもスイッチが入ったのか、俺の腰に合わせて腰を動かしてくれ始めた。顔も懐かしい昔俺のペニスを弄っていたときの顔になっていた。

 

「うん! でも姉さまも覚悟してね」

 

「ん?」

 

 意外そうな声を出す姉さまを組み伏せるように覆いかぶさって、ズンッ! と子宮口を突き上げた。

 

「かはっ!」

 

 コーネリア姉さまの口から涎と共に短い悲鳴が漏れた。

 

 コーネリア姉さまの耳元に口を寄せ、耳を嘗め回しながら、ピストンを開始する。

 

「んっ! ぁうっ……、あ、あーのる……っ! んふぃっ、な、ま、待て……!」

 

 もがくコーネリア姉さまを押さえつけて、最深部から入り口付近まで戻しながらゆっくり、擦りつけて成長したペニスを覚えさせるようにオマンコの感触を楽しむ。ワザとクリトリスとアナルは無視して、ペニスだけで味わう。

 

 どんどん締まりが強くなるオマンコ! ペニスに絡みつき、吸いついてくる!

 

 それにしてもよく締まるな~。

 

「気持ちいいよ姉さま」

 

「わ、わたひも……」

 

 呂律も回らなくなりはじめたコーネリア姉さまのオマンコに、精液をたっぷりと吐きだす。

 

「あ、ああっ、あひぃい、あいいぃぃいいいいいいいい!」

 

 アヘ顔を浮べて絶頂するコーネリア姉さま。ヤバいな。全然興奮が収まらない。

 

「はうぅんん……」

 

 満足気に子宮に注がれた精液を味わう姉さま。ゴメンね。まだまだ終わらないよ。

 

「――っ!? あ、アーノル……ドぉうっ……!」

 

 スパートをかけたときのように、パンパンと肉を叩く音が部屋に響くほど、コーネリア姉さまに腰を激しくぶつける! あははっ! 気持ちよすぎるみたいだな。体をビクビク痙攣させて感じてるよ!

 

 体を起こしてコーネリア姉さまの両膝を抱えて、子宮口を無理矢理こじ開けさせるように、突き荒らしてやると、うれしそうに涎や鼻水を撒き散らしながらオマンコを締めてくれる!

 

 まったく最高だよ! M気質もあるんだね!

 

「~~~~っ!」

 

 声にならないとアヘ顔のままオマンコを締め続ける。片腕を離してコーネリア姉さまのいやらしいアナルに指を挿入る!

 

「あひぃっ!? ひぃいいいいいいっ!」

 

 シーツを力いっぱい握り締めて悲鳴を漏らす姉さまのオマンコを犯し続けながら、アナルに挿入した指を動かし、感触を楽しむ!

 

「あはははっ、本当に姉さまは最高だ! 普段は凛々しく、戦場ではまるで戦乙女のように舞い! エッチの時はかわいらしくて愛らしい! まるで女神だよ!」

 

「わ、わはひは、めが、みゅなどで――んひぃっ!」

 

 姉さまの3度目の精液を流し込んだ!

 

 ビュルルルルルルルゥゥゥゥゥっ!

 

「あ、あああああああ……、あああああああっ! も、もうひら……もぅ……っ!」

 

 ベッドに顔を埋めてつぶやく姉さま。アナルから指を抜き、開いたその手で方膝を犬がおしっこしている時のように揚げさせて再び突きまくる!

 

「ま、まだ続へるのっ……!? ああぅっ!」

 

「当然だよ! 今夜はずっと愛し合うって言ったし、俺の成長を見てくれるんでしょ?」

 

「そ、それひぁ……」

 

「姉さまに二言はないよね?」

 

 ピストンを緩やかにして強請るような表情で訊くと、コーネリア姉さまは凛々しくもエッチな姉モードに入って許しをくれた。

 

「わ、わかった……。おまえをこういう風にしてしまったのは私にも責任がある……。――好きにしろ」

 

 さっきまでアヘってたのに、これが姉の力か。ふふっ、すぐにまたアヘらせてあげるね。

 

「うん! 姉さま。愛しているよ」

 

「――っ!」

 

 愛していると言った途端に痙攣していた膣が締まりを取り戻したね。ふふふっ、相変わらずなブラコン姉さまだ。まあ、俺もシスコンなんだけどさ。

 

 俺はそれから文字通り、朝までコーネリア姉さまを犯し続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あひゅー……あひゅー……」

 

射精()すよ、姉さま!」

 

「あひぃいいいぃぃ……」

 

 もう大声も上げられなくなったコーネリア姉さま。

 

 シーツのところどころに体液がしみこみ、そのシーツの上で胡座をかいている俺の股の間、オマンコでペニスを咥えたまま、抱きしめ合うようにコーネリア姉さまが座り、俺の胸の中でアヘ顔になりながらよがっていた。

 

 姉さまの体は汗はもちろん精液や愛液などの体液で汚れていて、体のいたるところにキスマークが付けられている。

 

 体の間、後ろへと倒れ堕ちそうになるコーネリア姉さまと俺の体の間から白濁液が結合部染み出しているようすが見てとれた。

 

 もう朝だな。

 

 幸せそうなアヘ顔を浮かべている姉さまからペニスを引き抜くと、いままで中に出した精液が次から次えとあふれ出た。

 

 ベッドのシーツの処理をしないといけないから、とりあえずソファーに寝かせる。嬉しそうな笑みを浮かべ、時おり体をビクビクと痙攣させ、オマンコから精液を溢れさせるコーネリア姉さまに、俺はさすがにやりすぎたと反省した。

 

 本当に何十回したか分からないもんな~。

 

 歯止めが利かなくなってコーネリア姉さまが泣き始めて、笑い始めて、狂ったようにおちんぽおちんぽ騒ぎだしても犯し続けて、いまも半分以上意識を失っている状態だからな。

 

 とりあえず部屋のシャワーでシーツを洗ったように見せて、裏技の魔法を使用して体液のあとをキレいにする。ベッドの臭いや部屋の臭いなんかは魔法で消したら不自然だから、消臭剤で消して、コーネリア姉さまのオマンコから溢れる精液をハンカチでキレいにながら、バスタブにお湯を溜め、意識が混濁している姉さまの体や髪を代わりに洗ってから、一緒にバスタブに入った。

 

 俺の又の間、体を預けてぐっすりと眠るコーネリア姉さま。

 

「――ぅん……」

 

 昔とは違い支える側だ。優しく頭を撫でると気持ちよさそうな声が紫色の口紅を塗った唇から漏れた。

 

 本当にかわいいなぁ~。それに昔よりすごく抱き心地がよかったし、膣の感じがよく締まるだけじゃなくて貪欲に絡みつきながら亀頭に吸いついてきたからね。

 

 おっぱいも柔らかくふかふかになったし、姉さまも少女から大人の女になったって事なんだろうな~。

 

 しばらく愛でたあと体の水気を取ってベッドに入った。布団に入りコーネリア姉さまに腕枕をすると、姉さまは俺の胸に幼い少女のように抱きついてきた。

 

 ん~……やっぱり、姉さまはかわいいなぁ。

 




 う~ん、今回の話はなんか悪いから、修正入れると思います。



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第5話 ピンクな姉さまとの再会

 コーネリア姉さまと久々に一夜を共にしてから数日後。

 

 敵軍に動きありで戦闘する事になったんだけど……。

 

「なんで俺はひとり離れたところで待機なんだよ~。しかも、ダールトンまでいるし……」

 

 戦線から離れた後方部隊。そこに俺は専用機に搭乗したまま愚痴を溢していた。ちなみに専用機の名は決定していて俺の戦場での通り名がそのままついた【クリムゾンホーン】だ。

 

『それは仕方がありません。コーネリア殿下は――』

 

 通信でダールトンがながながと姉さまが俺をどれだけ大切に思い心配しているかを説明してくるが……。

 

「俺は2年間激戦区の戦場を渡り歩いていたんだぞ? そんなのいまさらだろう?」

 

『そ、それは……』

 

 言葉に詰まるダールトン。まったく……、心配してくれるのは嬉しいけど、腹心のダールトンまで後方に下げる必要なんてないじゃないか。

 

「まっ、いいか。後方部隊といっても3kmも敵から離れていないんだ。ここからやれる事でもやらせてもらうことにするよ」

 

『は? そ、それは……?』

 

 惚けるダールトン。数km先ではすでに戦闘が起きていた。俺は戦闘が起こっているほうへ向けてナイトメア専用の狙撃用ライフル銃を構えて、撃つ。

 

 バンッ!

 

 ライフル銃から弾丸がものすごいスピードで撃ちだされる。操縦席のモニターには手の平サイズのナイトメアもどきの腰と操縦席を繋ぐ間接部が破壊された。

 

「ビンゴ」

 

『おお……』

 

 ダールトンが思わずと言った風に感嘆の声を漏らした。

 

「後方支援部隊だし、今回は狙撃させてもらうよ」

 

 俺は次々とナイトメアもどきをし止めていく。

 

 弾丸を撃ち込む場所はナイトメアもどきの間接部やファクトスフィアなどだ。手足を失わせれば戦力が落ちて友軍が敵を倒しやすくなるし、腰の間接部を破壊すれば脱出装置が動いて勝手に沈む。

 

「これで25機目~」

 

 勝数を数える。5機目まで褒めていたダールトンだったが、10機目辺りで無言になった。

 

 そのまま戦闘はブリタニアの勝利で終わり、G-1ベースに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺と姉さまは週に一度、姉弟水入らずでチェスをしたり語らいあうという理由で隠れてセックスをしている。

 

 今日はそのセックスする日だった。

 

 いつものように姉さまを犯して楽しむが、今夜は少し違う。

 

「アーノルドぉぉ……」

 

 情欲に溺れた表情で四つんばいで伏せをしたまま尻をこちらを掲げる姉さまのお尻の穴、アナルに保湿ローションを指で塗りこんでいた。

 

 姉さまのお尻の穴が俺の指を締めつけてくる。

 

「姉さま、気持ちいいですか?」

 

「あ、ああ……っ、いい、ぞ」

 

 嬉しそうに喘ぐ姉さまのお尻の穴は十分に解れてきたようで指を3本入れても肛門は切れたりせずに受け入れていた。

 

 そろそろころあいだな。

 

 俺はコンドームを被せたペニスを姉さまのアナルの入り口にセットする。

 

「――っ。ほ、本当に尻の穴などでするのか?」

 

「そんなに怖がらないでよ。姉さまならだいじょうぶだって。昔からお尻を俺に舐めさせて愉しんでいたし」

 

「そ、それは……」

 

 姉さまのアナルに亀頭を入れる。抵抗はすごいし、肛門も広がっているようだが切れずにきちんと受け入れてくれた。

 

 亀頭が入ると後はスムーズに竿が全部根元まで入った。

 

「う、ほぉぉぉおっ……!」

 

 普段なら絶対出さないようなだらしのない気持ちよさそうな声!

 

 肛門でギュゥゥッとペニスを絞めつけられる!

 

「気持ちいいよ姉さま」

 

「あぁぁぁ……」

 

 膣とは違い粒の摩擦や吸いつきなんかは劣るが、絞めつけはものすごい! ぎちぎちに絞めてくる!

 

 それにベッドでだらしなく吼えているコーネリア姉さまのアナルを犯すのは背徳感も合わさり、すごく興奮する!

 

「う、ああっ、そ……、奥っ! 私の……が、か、感じるぅぅっ!」

 

 アナルを突き荒らすとコーネリア姉さまは嬉しそうにあごを持上げて快楽を味わっていた。

 

 ズグッ、ズブッと両手でコーネリア姉さまのお尻を揉みながらピストンを続けると、体を悩ましく震わせ始めた。

 

「も、もうっ! もうっ……! 私はい、イク! イクゥゥゥウウウウウウウウウウ!」

 

 コーネリア姉さまはオマンコから潮を噴出させ、アナルを力いっぱい絞める!

 

 俺はまだまだ我慢できるんだけど……。これ以上アナルでやると肛門が切れそうだから射精する。

 

 ペニスを引き抜くと「んほっ!」と変な声をだしてベッドに崩れ堕ちる。

 

 コンドームを外して中に溜まった精液をコーネリア姉さまの背中に降りかける。

 

「あああああ……」

 

 コーネリア姉さまはうつ伏せで倒れたまま、精液をかけられて嬉しそうに笑みを浮かべた。

 

 ああ、すごく厭らしいなぁ~。

 

 そのあとはコーネリア姉さまとじゃれあいながらシャワーを一緒に浴び、ベッドで抱き合いながらそのまま眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 EUの応援期間も終わりをつげ、コーネリア姉さまたちと別れて俺はブリタニア帝国に帰国した。

 

 軍の航空に着くと、軍のお偉いさん方を始め、何百人もの兵士たちが出迎えたてきたのは記憶に新しい。

 

 本国にアークライト・キャロルドが、実は皇族のアーノルドである俺だということが伝わったからだろう。

 

 いつもは俺の部隊の者達だけが出迎えていたのに、いきなり仰々しく華やかなものになっていたからな。

 

 本国に在住している軍の司令とあいさつを交わし、次々に上層部の者達から頭を下げられ自己紹介を受ける。

 

 次から次へと握手を求められ、ものずごく面倒だったので、父上に謁見すると逃げたぐらいだからな……。

 

 本当は謁見を申し立てただけで、そのままG-1ベースに引篭もったけど。

 

 まずは家とも呼べるG-1ベースでラクシャータたちに専用機がかなり使える機体だったと礼を言い。

 

 旅の疲れを癒すように、今回はエクセレンを抱かせてもらった。

 

 ……うん。さすがエッチで優しいお姉さんタイプの金髪美女だった。巨乳と包み込むようなオマンコでいろいろと癒してくれました。

 

 そして後日……、というか今日。

 

 俺は父上に謁見をしていた。

 

「はー、はっはっはっ! まさか生き残って帰ってくるとはなぁ」

 

 巻き舌気味に、相変わらず大声で威厳たっぷりの皇帝陛下、もとい父上……。

 

「私も驚きました。まさかG-1ベースを使わずに単身で激戦区を全てわたりきるとはまったく予想していませんでした」

 

 父上の座る玉座の後方で待機しているビスマルクも褒めてきた。

 

「ありがとうございます」

 

 俺は片膝をついて頭を下げるけど……。

 

 2人とも俺が死んでも関係なさそうな口ぶりだ。

 

 なんていうか、「こいつ生き残ったよ、スゲー」って感じに軽い。威厳とかプレシャーのようなものは常に放たれてるけど、言葉はもちろん態度が軽い。

 

 父上は玉座に背を預けながら訊いてきた。

 

「それで、戦場を経験し、今度は何をするのだ?」

 

 いちいち威厳たっぷりじゃないと話せんのか?

 

 顔を上げて冗談混じりに言ってみる。

 

「はい! ナイトメアの調整や研究で2,3年ほど時間が空くので、その間にブリタニアの医療機関で医師としての勉学に励みたいです!」

 

「今度は医者だとぉ?」

 

 驚く父上。だけど語尾の『ぉ』のトーンを上げないで。息子としてすごく恥ずかしくなるから……。

 

「はい! 今度は戦場の兵士たちや怪我人を治す技術が欲しいのです!」

 

 専用機の改良は戦場に行かなくてもできるし、さっき父上に言った通り、いまラクシャータたちが新装備として研究しているのは飛行可能にさせるためのフロートシステムや、左腕に内蔵させた輻射波動兵器の小型化と、輻射波動兵器と同じ効果を弾丸に付ける研究だし。

 

 その完成予定が2,3年後と暇なんで、暇してる間に医師免許とかを取っておきたいんだ。

 

「ほう……。今度は命を奪うほうから命を救うほうになりたいとな」

 

 ビスマルクが感心するように言った。

 

 まあ、そうだけど。正直言うと寿命まで死なない俺には必要はない。

 

 ――だが、俺以外には必要なものだ。

 

 俺以外の……、コーネリア姉さまやユーフェミア姉さま、それにラクシャータ達なんかが怪我をしたときや死にかけたときに医者の技術を持っていれば、俺の魔法と医療が合わせれば、例え現代医学でも治せない怪我でも病気でも治せるから、死ぬ未来である者でも助ける事ができる。これほど覚えておいて損のない技術もないだろう。

 

 父上の返答を待っていると、父上はあの「はー、はっはっは!」笑いをしたあとに言ってきた。

 

「よいだろう。おまえが医療関係の学校に入れるように手配しようではないか」

 

「ありがとうございます!」

 

 謁見が終了し、俺が謁見の間から出て行くとき。父上が俺の背に向かってつぶやいた。

 

「――アーノルドよ、すべての皇子皇女を超えてみせよ」

 

「――はい」

 

 俺は振り返らずに返事だけして扉を潜った。

 

 やっぱり父上との謁見って疲れるわ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 G-1ベースに一旦帰り、それから実家へ向かう。

 

 現在実家には母上と使用人たちと母上の護衛の者たちだけで住んでいて、コーネリア姉さまはEUの戦場。ユーフェミア姉さまは留学中でいない。

 

 戦場に出ていた事は、留学を取りやめたときに母上に話してあるし、十二分な戦果をあげているので別に怒られず、逆に男らしいと褒め称えられたので実家に帰る事には抵抗などはなかったのだが……。

 

 問題は……いや、問題と呼べることは起きた。

 

 皇室御用達の車で実家に帰ると、完全歓迎ムードで、なぜか留学しているはずのユーフェミア姉さまが母上と並んで、にこやかに手を振っていたからだ。

 

 家の使用人が全て集まっているのではないかという歓迎ぶり……。

 

 車から降りるとそこにはレッドカーペットが敷かれ、家の玄関に向かうと母上が抱きついてきた。

 

 コーネリア姉さまとユーフェミア姉さまを足して2で割ったような母上なのだが、いつになく上機嫌だ。

 

「よくぞ無事に戻ってきました。また戦場で大きな戦果を上げたとも聞きましたし、あなたは私の誇りです」

 

 やっと表立って褒められると喜んでいるようで、俺も嬉しいけど……。

 

 コーネリア姉さまが戦場で戦果を上げたときは何もしないどころか、不機嫌そうに小言を言っていたのを記憶しているんだよな……。

 

 ん~、やっぱり俺が男だからだよなぁ。母上はコーネリア姉さまを戦場に出さずにお淑やかな姫として育てたかったってつぶやいてたし……。

 

 母上が離れるとすぐさまユーフェミア姉さまが俺に抱きついてきた。

 

 体を離して久しぶりの顔を見ると、瞳に涙が溜まっていた。

 

「留学をやめて戦場に出てるって聞いてすごく心配したんだから……」

 

 ――っ。心配させて悲しいと思う気持ちより、心配してくれて嬉しいと思った……。

 

 もう一度、今度はこちらから抱きしめて言う。

 

「心配してくれてありがとう、ユーフェミア姉さま」

 

「よかった……アーノルドが死ななくて、よかった……」

 

 姉さまは俺の胸で泣き出してしまう。俺はしばらく姉さまに胸をかした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家の者達に歓迎され、いつもよりご馳走を食べ、ワインを数本開けてもらい俺は上機嫌で自室のソファーで横になっていた。

 

 上半身裸で下着一枚。家の者、特に母上に見られたら怒られる格好だ。

 

 まあ、夜も遅いし俺の部屋に来る者もいないだろう。外ではちょびちょびと上品に飲む事のできないワインをたくさん飲んで、安心できる実家の自室でまったりくつろいでいて上機嫌な俺はだらけていた。

 

 だらけていると部屋の扉がコンコンとノックされる。

 

 面倒だな~。っと思っていると「入りますよ」と一声かけてユーフェミア姉さまが入室してきた。

 

「あれ? 姉さま……?」

 

「あら、あら。――うふふっ、すごくだらけていますね」

 

 ユーフェミア姉さまは口もとに手を当ててかわいらしく笑みを溢した。

 

 俺は起き上がる気力も湧かずにソファーに顔を埋めた状態で訊く。

 

「どうしたんですか~……? こんな夜更けに~」

 

「本当に酔っているようですね」

 

「ん~……」

 

「ダメですよ。こんなところで寝てしまっては風邪を引いてしまいます」

 

 ユーフェミア姉さまはよしよしと子供をあやすように頭を撫でてくれる……。手で頭を撫でられるのが気持ちよく。俺はそのまま眠りへ堕ちようとしていると、体を揺さぶってきた。

 

 無理やりうつ伏せから仰向けにされ、首元に手をさし込まれた。

 

「ん~……!」

 

 上半身を起こそうとしているようだけど、まったく持ち上がらない。優男に見えるけど、しっかり鍛えてるから姉さまの細腕じゃあ持ち上がらないよ!

 

「ハァハァ……ハァハァ……」

 

 息切れを起こす姉さま。この程度で息切れするなんて鍛えが足りないぞぉ~。

 

「きゃっ」

 

 ユーフェミア姉さまの首に手を回して抱きしめる。小さな悲鳴が漏れたけど、関係無しに匂いを嗅ぐ。

 

「ん~……、いい匂い……」

 

「こ、こら、アーノルド……」

 

 存分に匂いを堪能していると腕に力を入れるのを忘れてユーフェミア姉さまの首から手を退かして解放してしまう。

 

 ユーフェミア姉さまは体を離すと呆れたようにつぶやいた。

 

「まったく……。本当に酔っ払いになってしまうなんて……。ほら、寝るならベッドに行きなさい」

 

 今度は両手を引いて俺の上半身を立たせると、両足を動かしてソファーに座っている状態にして、左腕をとって脇の間に頭を入れてきた。

 

「ほら、アーノルド……! しっかり、歩いてベッドに行きなさいっ」

 

「ん~」

 

 おぼつかない足取りでベッドへ向かって歩く……。

 

 広い部屋だからベッドまで5メートル近くある。ベッドにつくころにはユーフェミア姉さまは息切れして死にそうになっていた。

 

 ベッドに俺を寝かそうとしたところで、俺の足が絡まってベッドにユーフェミア姉さまを抱えたまま倒れた。

 

右側にあるベッドに右腕から倒れたので左腕を抱いていたユーフェミア姉さまも巻き込まれるようにベッドに倒れた。

 

 俺の胸の上で荒く息を吐くユーフェミア姉さま。かなり疲れた様子だな~。

 

 俺は胸の上で動けないほど荒い息を吐いているユーフェミア姉さまの頭を撫でた。

 

「まったく……」

 

 しばらく撫でていたらユーフェミア姉さまが起き上がった。俺をベッドの中央に寝せて、毛布をかけてくれた。

 

 そのまま枕元に座って頭を撫でてくれるユーフェミア姉さまだったが、雰囲気が変わって落ち込んだような声音で訊いてきた。

 

「姉さまもあなたも本当にどんどん先に行くのね……」

 

「ん~? さきぃ……?」

 

 呂律の回らない……いや、単純に話す気力がないだけだけだ。

 

「私はお兄さまたちや姉さまたち……それにあなたと比べてダメなのよ。私の存在している意味ってあるのかしら……」

 

 落ち込んだ声音のユーフェミア姉さま……。

 

 俺はユーフェミア姉さまの足に顔を乗せて抱きしめた。

 

「俺はユーフェミア姉さまが大好きだよ」

 

「――え?」

 

「俺だけじゃなくてコーネリア姉さまも、母上もユーフェミア姉さまのことを大好きだと思うし……ルルーシュもナナリーも大好きだったと思うよ」

 

「でも私は皆より優れた部分なんて……」

 

「優れた部分なんてユーフェミア姉さまにもたくさんあるじゃない」

 

「え? 私に?」

 

 何で意外そうなんだ?

 

「ユーフェミア姉さまの優れた部分っていうか、いいところは優しいところだよ」

 

「優しいところ……?」

 

「うん。誰にでも優しくて、皆を和ませてくれるし、癒してくれる。コーネリア姉さまだって俺にもない、優しさがあるからね」

 

 俺はユーフェミア姉さまの体に顔を擦り付けて匂いを嗅ぐ……。ああ……本当に落ち着く~。

 

「俺はいまの姉さまも大好きだよ。優れたところなんてゆっくり見つければいいんだしね~」

 

「じゃあ、何でアーノルドは戦場になんて行ったの?」

 

「ん~。目標があるからかな~」

 

「目標?」

 

「うん。最強の皇子さまになるって目標」

 

「ふふふっ」

 

 真剣に言ったのに笑われた……。

 

「ふふっ、ゴメンなさい。でも、アーノルドが最強の皇子さまって……。ふふっ」

 

 まあ、見た目はシュナイゼル兄さまにそっくりで優男風だから説得力がないかもしれないけどさ……。

 

「笑わなくてもいいじゃん」

 

 転がるようにユーフェミア姉さまの膝から枕に移動する。

 

「ゴメンなさいね」

 

 ユーフェミア姉さまは口もとに手を当てながら額に手を置いて謝ってきた。

 

「でも、すごいわ。あなたはしっかりと目標を持っているんですもの」

 

「姉さまもこれから自分の目標を考えればいいじゃないか」

 

「私も目標を?」

 

「うん。簡単なものでもいいからさ。ゆっくり探していけばいいんだよ」

 

「……私に見つけられるかしら?」

 

「さあ?」

 

「むっ」

 

 ぎゅぅっ。

 

「あたたた……」

 

 頬をつねられた……。ユーフェミア姉さまは両手を膝の上において頬をふくらませてそっぽを向いてしまう。

 

 俺は謝りながら言う。

 

「ゴメンゴメン。――でも、目標なんてそうそう見つかるものでもないんだし、本当にゆっくり探してみればいいと思うからさぁ」

 

 こちらに目線だけ戻してくれるユーフェミア姉さまに続けて言う。

 

「姉さまもまだ学生なんだし、焦らないでいいと思うよ? 俺なんて焦りすぎて2,3年暇になったから、今度は医者の勉強を始めるんだし」

 

「今度はお医者さまのお勉強?」

 

「うん。専用のナイトメアは完成したんだけど、開発研究中の新しいシステムを積むために時間が空くからね。その間の暇つぶしと――」

 

「暇つぶしと?」

 

「もしも母上やコーネリア姉さま、ユーフェミア姉さまが怪我した時でも治せるようにね」

 

「……アーノルド」

 

 嬉しそうな感激しているような笑みを浮かべる姉さまをよそにもう限界だった……。

 

「……ん~……ゴメン姉さま。もう眠い……」

 

「――そう。ゆっくりおやすみなさい、アーノルド」

 

 おやすみ……ユーフェミア姉さま……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目を焼く日の光りとチュンチュンと鳴く小鳥の囀りで目覚めてすぐに、俺は温かさを感じた。

 

 日の暖かさとは別の、温かさ……。

 

 昨晩飲んだ酒の臭いを忘れさせるようないい匂いが香り、顔に温かさと一緒に心地の良いスベスベしたお椀形の……、柔らか……?

 

 …………ん?

 

 この匂いと柔らかさって――。

 

「……んっ、はぁ……」

 

 頭上から聞えるやさしさの溢れるこの声も……、目を開けて飛び込んでくる薄いピンク色の乳首とは別のピンク色の髪……、ああっ。

 

 ユーフェミア姉さま……。

 

 はぁ、なんで隣で寝てるんだ?

 

 昨夜部屋にユーフェミア姉さまが来たことは覚えてるけど、なんで同じベッドで、しかも全裸で抱きしめられてるんだよ……。

 

 あ~、俺は今も下着穿いてるし、ユーフェミア姉さまのオマンコから精液の臭いがしないから行為自体はやってないんだろうけど、代わりにユーフェミア姉さまの吐息からかすかに精液の臭いがする。

 

 また寝込みを襲ったのか、姉さま……。

 

 誘ってくれればいつでもやったのに……、今からでもするか?

 

 悩んでいるとユーフェミア姉さまが起きたようだ。

 

「ん、んん……、ここは……?」

 

 まだ寝ぼけているようだ。俺は前と同じように寝たふりをしてやり過ごす事に決める。

 

「ん、あれぇ? なんでアーノルドが? ん~、ここはアーノルドの部屋みたいですし……。ああ、そういえば昨晩そのまま寝ちゃったんだ。――っ、あ、ああっ! 私ったらまたアーノルドの……、は、早く部屋に戻らないと」

 

 状況を理解したらしいユーフェミア姉さまはがばっと起き上がると、ベッドから下りて、机の上に置いていた服を着はじめた。

 

 その様子を薄目で眺める。

 

 うん、丁度お尻がこっちに向いてるからショーツを穿くときにオマンコが丸見えだったね。それに抱かれてるときに見たけど、下の毛が生え始めたんだね。少し太いけど、サラサラでピンク色のエッチに成長してた。

 

 ――っと、ユーフェミア姉さまが近づいてきた。目を閉じないと。

 

「昨晩はいつもよりも気持ちよく寝られたわ。ありがとう、アーノルド」

 

 うふふと微笑み、前髪をすかすとユーフェミア姉さまは頬にキスを落とした。

 

 そしてもう一度微笑むとベッドから離れていき、部屋のドアノブに手をかけて「じゃあね、アーノルド」と言ってから出ていった。

 

 …………はぁ。

 

 ユーフェミア姉さまのスキンシップもドンドン過激になってるし、こっちから襲っちゃおうかなぁ。

 

 そろそろ俺も我慢できなくなってきたし。

 

 ていうか、寝込み襲うぐらいなんですから朝から勃起してしまったモノを処理してからいってくださいよ、ユーフェミア姉さま……。

 



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第6話 ピンクな姉さまと・・・

 だいぶ遅れました。


 戦地からブリタニア本国へ帰ってきてから早1年。医者の勉強をはじめたんだが、そろそろ限界が近い。

 

 勉強自体には問題ないのだけど、実家暮らしをしてるせいもあって、ユーフェミア姉さまと会うことが多くなり……あの過激なスキンシップがさらに過激になってきたんだ。

 

 他国に留学しているのにユーフェミア姉さまは、月4回以上屋敷に帰ってきて、長期休みになれば友人との遊びもそこそこに帰国して俺に会いに来る。まあ、ただ会いに来るだけなら弟想いの姉さまなんだけど、チャンスがあればコーネリア姉さまのような悪戯を仕掛けてくるから大変なんだよ……。

 

 思わず襲いそうになるからユーフェミア姉さまと距離を取ろうとしたら、逆にその不満が悪戯を過激にさせるし……もう欲望の限界なんです。

 

 軍の基地に置いてるG1ベース兼研究所に帰っては、ラクシャータやエクセレンをはじめとして性処理してもらったりしてるけど、各方面に高性能なこの肉体はすぐに回復してしまって全然興奮が収まらない。……というか、逆に性欲が溜まってしまう。

 

 はぁ……。

 

 一方のユーフェミア姉さまはというと、俺に性的な悪戯していることが最初からバレているとは夢にも思っていない様子で、今現在目の前でワインを美味しそうに楽しんでいる。ああ、今すぐ襲ってやりたい。

 

 ドレスを破り裂いて、胸を鷲掴んで、ショーツを強引に脱がせて、オマンコに指を突っ込んで、桜色の唇を奪って、ペニスを挿入してユーフェミア姉さまを虐めたい。泣かせたい。

 

「……ふぅ」

 

 ため息を吐いて頭を振る。このままじゃ妄想を実行してしまいそうだ。

 

 ワインを片手に持ったユーフェミア姉さまが微笑みながら訊いてくる。

 

「あら? アーノルド、もう酔ってしまったの?」

 

 素直にうなずいて机にワインを置く。長椅子に背もたれに体重を預ける。

 

「ええ、そのようです。今夜はいつもより速いペースで飲んでしまいましたから」

 

「ふふっ、今夜のワインはかなり強めでしたからね」

 

 ユーフェミア姉さまも机にワインを置いて向い側の長椅子から立ち上がり、俺が座っている長椅子の端に座った。

 

 そしてヒザを2回ポンポンと叩くと、微笑みを浮べた。

 

 ……膝枕するって事だよな?

 

 俺が確かめるようにユーフェミア姉さまの顔をうかがうと満面の笑みで返してきた。

 

「……失礼します」

 

「はい、どうぞ」

 

 ユーフェミア姉さまのヒザに頭を置く。ドレスのスカートから香水混じりにユーフェミア姉さまの匂いがして、ヒザの柔らかさを感じて……。

 

「ふふっ、よしよし」

 

「ユーフェミア姉さま……」

 

「はい、なんですか?」

 

「ん~……」

 

 気が抜けたことで一気に酔いがまわる。アルコールが全身を巡り、頭がぼーっとしてきた。身体機能の一部を落として酔ってるからか、酒の巡りが本当にいい。ちなみに性欲は落とすと、全てのやる気がなくなるので落とせない。男のやる気は欲望からという話は本当だったようだ。

 

 あー、体が熱い。それに、すごく気持ちがいい……。

 

 んあ? ユーフェミア姉さまの乳が……。

 

「――んっ、アーノルド」

 

「おー、程よい弾力だなぁ」

 

 天井を隠している乳の山をひとつ掴んで揉む。うむ。ドレス越しでも最高の感触。手で押したり離したりすると、たぷたぷなる。

 

「あははは~」

 

「こら、アーノルド」

 

 コツンと頭に拳骨を落として注意してくる姉さま。名残惜しいけど胸から手を離して腹の上に置く。それにしてもユーフェミア姉さまが怒っても全然怖くないなぁ。

 

「ユーフェミア姉さまぁ~」

 

「うふふっ、すっかり酔っ払ってるみたいね」

 

 微笑み、前髪をすかしてくるユーフェミア姉さま。

 

「あ~……」

 

「ふふっ、よしよし」

 

 う~、気分はいいけど体が熱い……。

 

 首に手をやってネクタイを外してシャツのボタンを外して……あ、あれ? 外れない……。

 

「ほら、私がやってあげるわ」

 

「ん」

 

 酔った俺の代わりにユーフェミア姉さまがボタンを外してくれる。上着を少し肌蹴させて、ベルトを外して、ズボンのボタンを外す。

 

「んあ?」

 

 ベルトとズボンまで……、あれ? もしかして、誘ってるのかな?

 

 ユーフェミア姉さまの表情を覗うと、視線が俺の下半身にロックオンされていた。もう見るというか、注視レベルで。

 

「あははは~、ん~、そうなんだ」

 

「? どうしたのアーノルド」

 

「ユーフェミア姉さま」

 

「なあに?」

 

「エッチしようか」

 

「…………。――っ! あ、アーノルド、あなた、何を言って……」

 

 ボンッと真っ赤な顔になったユーフェミア姉さま。おー、かわいい。

 

「姉さまはしたくないの?」

 

「そ、それは……。で、でも……私たちは姉弟なのよ……」

 

 唇に指を当てて、視線をさ迷わせる姉さま。姉さまが唇に指を当てるときは、困ったり悩んでいたりしてるときだ。

 

「ユーフェミア姉さま」

 

 寝返りをうちながらユーフェミア姉さまの腰に両腕を絡めて抱く。

 

「アーノルド……」

 

「俺はユーフェミア姉さまとしたいよ。――ねえ、お願いだよ、姉さま」

 

 普段はしないお願い。

 

 真剣にお願いすれば、大抵2人の姉は……、

 

「……い、1回だけ……ですからね?」

 

「ありがとっ!」

 

 ――叶えてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ユーフェミア姉さまを連れて、長椅子からベッドへと移動する。ベッドの端に腰を下ろし、靴を脱いだユーフェミア姉さまをさっそく押し倒す。

 

「きゃっ」

 

 短い悲鳴をあげたユーフェミア姉さまのドレスを手早く脱がし始める。

 

「……あ、アーノルド……! 少し、ま、待って……」

 

 ドレスの裾を手に握り、制止の声をあげて抵抗する姉さまを抑えつける。

 

「ダメだよ、待たない。もう止まれないよ、姉さま」

 

 俺は強引にドレスを剥ぎ取り、ベッドの端に放る。下着姿になったユーフェミア姉さまを見下ろしながら愉しむ。こっちを潤んだ瞳で見つめ、両手で胸や股を隠す姿もかわいいなぁ……。

 

「あんまり、見ないでください……」

 

「ああ、すごく綺麗だよ、姉さま」

 

 女性としての肉付きこそはコーネリア姉さまに劣るものの、ユーフェミア姉さまは美しかった。まだ完全に成熟してない子供と大人の中間。成長中の、今だけしか味わえないだろう肉体美。オドオドしてる様子も小動物のようでかわいらしい。

 

 覆いかぶさるように顔を近づける。ビクッと少しだけ体を反応させたユーフェミア姉さまを安心させるように、頬を手でやさしく撫でる。

 

「――っ」

 

「ねえ、ユーフェミア姉さま。キスしてもいい?」

 

「き、キス……」

 

「うん。もちろん頬じゃなくて唇にだよ」

 

「唇に、ですか……?」

 

 ユーフェミア姉さまは少しだけ俯いた。おそらく寝込みを襲ってるときに勝手に何度も唇にキスをしていたことが後ろめたいか、罪悪感でも感じてるんだろう。変なところで真面目だからなぁ。まあでも、俺はそんなユーフェミア姉さまが好きなんだけど。

 

 ユーフェミア姉さまの返答を待たずに顔を近づける。

 

「キスするよ」

 

「わ、私は……」

 

「今さらダメだよ。逃がさない」

 

 そう言い放ち、そのまま唇を重ねる。

 

「――っん」

 

 唇からユーフェミア姉さまを感じる。プルプルとした瑞々しい唇と口の間からかすかに感じる唾液の味。鼻息が頬に当たってくすぐったさを感じさせる。あー、最高だなぁ……。

 

「ユーフェミア姉さま」

 

 唇を離して、キスをした相手を確認するように名をつぶやき、そのまま抱きつく。

 

 仰向けで寝てるユーフェミア姉さまの肩の横側に両腕をついて覆いかぶさる。あんまり体重がのしかからないように気をつけながら、肩に顎を乗せるように体を重ねた。

 

 重ね合わせた体から、ユーフェミア姉さまの体の感触や体温が伝わってきた。顔の近くにある首筋からは甘い香水の香りに混じって姉さまの汗の匂いがする。触れ合わせてる胸からはユーフェミア姉さまの胸の感触と心臓の鼓動が伝わってきた。

 

 ああ、ユーフェミア姉さまって全身が程よく柔らかくて、温かくていい匂いがして気持ちいい。コーネリア姉さまの成熟した体とは違った魅力を感じる。

 

「やっ、こ、コラ……。アーノルド……、んっ! や、耳を舐めないで……」

 

「ふふっ、悶えるユーフェミア姉さまも、かわいいよ」

 

「――っ、か、からかわないでっ」

 

「俺はからかってるつもりはないよ」

 

 耳たぶをやさしく噛む。舌で転がして唇でやさしくはさむように噛む。

 

「ひゃんっ」

 

 かわいい声だなぁ。うさぎのようにプルプル震えちゃって、もっと虐めてあげたくなるよ。

 

「アーノルド……も、もうやめ……」

 

 恥ずかしそうに顔を隠すユーフェミア姉さま。

 

「ふふっ、かわいいなぁ」

 

 やっぱり、ここまできたら我慢なんかできない。もう止まることなどできない。

 

 俺はユーフェミア姉さまの耳元で囁くようにつぶやく。

 

「姉さま……もっとエッチなことしよう」

 

「――っ! んんっ……」

 

「?」

 

 ありゃ? ビクってなってる? もしかしてさっきの言葉だけで軽くイッちゃったのか? そんなわけないよな。

 

「ユーフェミア姉さま?」

 

「本当に……するの?」

 

「――っ」

 

 チラチラとこちらの様子をうかがいながら、恥ずかしそうにもじもじと膝を刷り合わせるユーフェミア姉さま。……おおう、なんだ、このかわいい生き物。ヤバい……本当にヤバい。

 

 これはもう抑えられないっ!

 

 手早く背中に片手を回してフックを外し、ブラジャーを剥ぎ取る。反対側のソファにそれを放り、上からユーフェミア姉さまを見下ろすと、見るからに触り心地のよさそうな白い肌に、それを彩るように添えられた、小さくまとまったピンク色の乳輪と乳首といった、サイズではコーネリア姉さまに負けるものの、総合的な魅力では決してひけを取らない胸が現れた。

 

「なっ!? やあああぁぁっ!」

 

 慌てて胸を隠そうとするユーフェミア姉さまを遮り、両手を胸の上に乗せる。2つの山の頂を隠すように、それぞれの手で覆い隠す。

 

「――ぁんっ」

 

 甘い声がユーフェミア姉さまの桜色の唇から漏れた。その声はいつもの優しげで安心するような声音とは少し異なり、男を興奮させるような女の色気が含まれていた。

 

 指を動かし、胸を揉む。

 

「やめ……あ、のるど……くっ、ぅんっ……」

 

 少し力を入れただけで指は沈み、甘い声と共にむっちりとした弾力が返ってくる。掌に当たるシコリのような小さな突起も、揉んだり擦ったりと触れていくにつれて、うれしそうに少しずつ硬くなっていく。

 

「はぁはぁ……っく! あ、アーノルドぉ……」

 

 切なげにこちらを見つめるユーフェミア姉さま。そのもっと強い快楽を求めるような表情に、顔がにやけてしまう。

 

 ――っと、そろそろこっちもヤバいな。

 

 さっきから下着に勃起したペニスの亀頭が当たって痛いし、苦しい。

 

 それに……、

 

 ユーフェミア姉さまの準備ももう充分済んでいるようだし。

 

 上半身を持上げて片手をユーフェミア姉さまのオマンコへともっていく。位置を探りながらショーツ越しに触れる。

 

「――っ」

 

 指からシルクのショーツを超えて伝わる湿り気。ムワッと湯気でも出ているかと思うほど蒸れて熱く火照り、奥までしっかり濡れているようだった。

 

 これなら充分だろう。

 

 一旦ユーフェミア姉さまからどいて、ズボンと下着を一緒に下ろす。拘束を解かれ、ペニスが待ってましたとそそり起ち、カウパーをダラダラと先端から漏した。

 

「――っ!」

 

 現れたペニスに、ユーフェミア姉さまの瞳が大きく開かれる。完全に勃起しているペニスの姿に、ユーフェミア姉さまは片手で口元を覆い、下腹辺りに置いた手を少し握った。まるで緊張しているようなモーションをとっているが……、

 

 その様子はどこかうれしそうに見えた。

 

 やっと、待っていたと不完全燃焼していた欲望を完全に燃やせると、悦んでいるように俺には見えた。

 

 俺はユーフェミア姉さまの足首から股の間へと手を差し込み、左右に開き始める。忌避感からか少し抵抗されたが、力を入れ続けていると抵抗はしだいに弱くなっていった。

 

 抵抗が弱くなるのにつれてゆっくりと股が開かれていき、間から上品なデザインの純白のショーツが現れ始めた。純白のショーツはすでに愛液によって色が変わっていた。かなり濡れているようで、奥にあるオマンコが透けて見えてしまっている。

 

「脱がすよ」

 

「……はぃ」

 

 両手をショーツの端にかけ、そのまま引き下ろす。片足ずつ外してブラジャーと同じように反対側のソファに放る。

 

 ショーツという最後の壁がなくなり、目の前にユーフェミア姉さまのオマンコが現れた。肉厚でぷっくりとしたオマンコ。ぴったりと口を閉じていて子供っぽいが、恥丘には生え始めたばかりの毛が添えられていた。

 

「……変じゃ、ない?」

 

 顔を両手で覆い隠しながらつぶやいたユーフェミア姉さま。俺は首を横に振った。

 

「全然変じゃないよ。すごくおいしそうだ」

 

「お、おいしそうって……。――あっ」

 

 指先で恥丘を撫でると、少し太い毛の感触が伝わってきた。この前までツルツルだったんだけどなぁ。これも姉さまが成長してる証拠か。

 

「ふふっ、本当においしそうだ」

 

「――っ!」

 

 ぴったりと口を閉ざしていた大陰唇を指で左右に開くと、サーモンピンクが現れた。おそらく誰も見たことがないだろうユーフェミア姉さまのオマンコ。大きく開いた膣口からは、処女膜が覗けていた。

 

「あーのるどぉ……」

 

 消え入りそうなぐらい小さくて情けない声。視線を向ければ、ユーフェミア姉さまが顔を真っ赤にして涙ぐんでいた。

 

 おそらく至近距離でオマンコを観察されて羞恥心を感じているんだろうけど、まだまだこれは序の口だ。

 

 俺はユーフェミア姉さまの太ももを両手で掴んで、股間に顔を埋める。

 

「きゃああっ!?」

 

 股間に顔を埋められ、ジタバタと抵抗するユーフェミア姉さま。どうにか離れようと両手を使って逃げようとするが、こちらは軍人として訓練を積んだ人間だ。ただでさえ非力なユーフェミア姉さまにどうこうできるわけでもなかった。

 

「ああっ! ――くっ、ん……あ、アーノルドっ!? ――あうっ!?」

 

 ジタバタともがく姉さまを押さえつけ、強引にオマンコに口をつける。唇から伝わる肌とは明らかに違うオマンコの感触や愛液の味、臭いなどを味わい、舌を這わせる。

 

「はぁ……はぁ……い、いけないわ、アーノルド、そんなところを舐めたら……」

 

 つぶやきながら俺の頭に両手を置いて押しのけようとするが、無視して舐め続ける。いやらしく舌を伸ばして大陰唇も小陰唇も、皮を被ったクリトリスもピンク色のアナルも、太ももの内側も陰毛にいたるまで、ユーフェミア姉さまのオマンコを味わいつくす。

 

「んっ……はぁはぁっ……く、ぁん!? そ、そこはダメだったら! アーノルド!」

 

 アナルを舌先で突かれてビクッと体を跳ねさせる姉さま。……反応もまたかわいらしいな。

 

「でも姉さま、ここを舐められるの好きだよね」

 

「――っ」

 

「ほら、ちょっと息を吹きかけただけで膣口がクパクパと動いてる。アナルのほうも閉じたり開いたり……かわいいなぁ」

 

「ううぅ……」

 

 おっと……ちょっとイジメすぎちゃったかな? 涙目というか、涙を数滴溢して泣いちゃってる。このままでは大泣きにしてしまうかもしれない。

 

 まあ、そろそろ俺も限界だし、そろそろするか。

 

 最後に指を使い、膣口の具合を調べる。

 

「あぅんっ……ゆ、指が入って……ん、んんっ……」

 

 ……ふむ、十分に濡れてるし、解れてるみたいだな。

 

 ゆっくりと股間から顔を離して起き上がる。腕で目元を隠したまま天井を見上げているユーフェミア姉さまの膝を立てさせ、そのまま脇の下で膝を抱くように抱えてユーフェミア姉さまの股の間へ腰を持っていく。

 

 フル勃起してるペニスの先端を肉厚なマンスジの間で走らせ、膣口の場所を探る。肉厚なマンスジの間に存在する2つの穴のうち、下の穴に先端をあてがう。

 

「……ほ、本当にするのね?」

 

「うん、する。ここまできたらもう止まれないよ」

 

 先端を膣口にあてがったまま、膝から両手を離してユーフェミア姉さまに覆いかぶさる。両脇の下に両手ついて逃げ場を塞ぐ。

 

「――挿入(いれ)るよ、姉さま」

 

「――っ」

 

 ユーフェミア姉さまの瞳が不安げに揺れる。体を強張らせ、胸に両手を置いた。

 

 ゆっくりと呼吸を繰り返すユーフェミア姉さま。呼吸を繰り返す内にユーフェミア姉さまの体から力が抜けていき、瞳から不安の色が薄れていった。

 

 ユーフェミア姉さまが俺の目を正面から見つめる。恐る恐る胸に置いていた両手を俺の首に回してつぶやく。

 

「……アーノルド。今は、姉さまとは呼ばないで……」

 

「ああ。わかったよ、ユフィ」

 

「――っ!」

 

 愛称を呼ばれ、ユーフェミア姉さまの顔が再び真っ赤になった。

 

「ふふっ……」

 

 小さく笑い声をもらし、ゆっくりと腰を前へ進め始めた。

 

 すでに膣口を捉えているから、あとは力を入れる方向を考えてそこを狙って腰を突き出すだけだ。

 

「――っく! う、あうっ……あ、アーノルドぉっ……!」

 

 首に回している腕に力が込められる。膣口をこじ開けられる痛み、限界まで処女膜を広げられ、引き千切られていく痛みに合わせて、体に異物を挿入されていく恐怖を感じているんだろう。ユーフェミア姉さまはすがりつくように俺の体を抱きしめた。

 

「入ってる……。俺のペニスがユフィのなかに、オマンコに挿入されていってるよ」

 

「はぁはぁ……はぁはぁ……そ、そんなにいやらしいこと言わないでぇぇ……」

 

 首から背中へと両腕を回して強く抱きしめてくるユーフェミア姉さま。

 

 頬を赤らめ、恥ずかしそうに顔を背けた姉さまの首筋に顔を埋め、腰を進めていくと――、

 

 ペニスの先端から硬いゴムの輪のようなものをブチブチと引き千切る感触が伝わってきた。

 

「ひっ、ぎ……!」

 

 ユーフェミア姉さまの体が大きく跳ねる。手足がビクビクと振るえ、痛みで顔が歪む。

 

 ミチッ……ブチッ……!

 

 体の内側からそんな音が伝わってきた。

 

「~~~~っ!」

 

 ユーフェミア姉さまの口から声にならない悲鳴が漏れる。それと共にペニスがオマンコの奥へと吸い込まれていき――コツンと最深部にある子宮口にペニスの先端が触れた。

 

「はぁはぁっ、はぁはぁっ、はぁはぁっ……」

 

 体の下で、ユーフェミア姉さまは激しく呼吸を繰り返す。

 

 ……あ、あれ? もう処女膜突破した?

 

 試しに少しだけ腰を引いてみたら、結合部から真っ赤な血が漏れ出てシーツにシミを作っていた。

 

 そのシーツに付着した破瓜の血と、ほとんどユーフェミア姉さまのなかへ飲み込まれたペニスを眺め、自覚していく。

 

 俺が、ユーフェミア姉さまの処女を奪い、セックスしているということを。

 

「ああ……ユフィ」

 

 挿入しているペニスからユーフェミア姉さまを強く感じる。

 

 触れ合っている肌よりも少し高い、体の内側の熱だ。

 

 竿とオマンコの間から感じるのは愛液や破瓜の血か。

 

 挿入したペニスがきゅうきゅうと絞めつけられてる。

 

 ぎこちない動きが初々しい、まだ男を知らないオマンコだ。

 

 時々触れてくる子宮口に亀頭を押しつけ、射精すれば簡単に妊娠させることができる。

 

「ハハッ……」

 

 唇の両端がつりあがる。おそらく今の俺は普段とは違う、野生的で怖い笑顔を浮べていることだろう。 

 

 ユーフェミア姉さまが怯えてしまうような怖い笑みを。

 

 だが、それを自覚していても笑うことをやめられない。

 

 ……やっと! やっとユーフェミア姉さまとセックスできたんだ! この俺が、ユーフェミア姉さまの初めての男になったんだ!

 

 心地のいい達成感が胸いっぱいに広がる。その達成感をもっと強く感じたいと、ユーフェミア姉さまに覆いかぶさった。

 

「ユフィ、奥まで入ってるよ」

 

「……はぁはぁっ……あ、アーノルドが、私のなかに……っん!」

 

 オマンコがキュッと強く絞まった。言われて意識を向けたことで感じたのかな?

 

「……はぁはぁ、そ、そういえば、アーノルド。……う、動かないんですか?」

 

 痛がりながらも訊ねてくるユーフェミア姉さま。……ユーフェミア姉さまは俺とコーネリア姉さまのエッチを覗いていたから、挿入したまま腰を振らい俺に疑問を感じたんだろう。

 

 俺はユーフェミア姉さまの首筋に顔を埋めたまま言う。

 

「しばらく痛いだろうから、もうしばらくこのままでいるよ」

 

「で、でも、それではアーノルドが辛いんじゃ……」

 

「まあ確かに。奥までしっとり濡れてて包み込むようにぎゅっぎゅっと絡んでくるユーフェミア姉さまのオマンコを楽しみたいけど、ユーフェミア姉さまが痛がる顔なんて見たくないからね。慣れるまで別の場所で楽しませてもらうよ」

 

「その……私の身を案じてくれるのはうれしいですけど……べ、別の場所を楽しむって?」

 

「それはもちろん、耳とか、首筋とか唇とか、おっぱいだったり、ヘソだったりいろんな場所だよ」

 

「――っ」

 

 おっ、ユーフェミア姉さまが驚いた瞬間、またオマンコが絞まった。期待してるのかなぁ? きゅぎゅっと何度も絞めつけてきてる。

 

 ――っと、まずは俺も姉さまもアルコールが抜けてきたみたいだから……。

 

 ユーフェミア姉さまに気づかれないよう、俺は机の上に置かれていたワイン壜を魔法を使って枕元に転移させる。まるで枕の下から取り出したように見せてから瓶の栓を抜き、豪快にワインを口に含む。

 

 度数が高く、甘めで飲みやすいワインを口に含んだままユーフェミア姉さまと唇を重ね合わせた。

 

 重ね合わせた唇から、ゆっくりとワインを流し込む。

 

「――っ!? ……んっ、んぐっ……。はぁ……はぁ……。ごくっ……。……はあぁ……」

 

 流し込まれたワインに驚きつつもすべて飲み干したユーフェミア姉さま。俺はもう一度ワインを口に含んで唇を交わし、口の端からこぼれるのも気にせずお互いの舌を絡め、2人の唾液をミックスさせたワインを啜りあう。

 

「はぁはぁ、最高に美味しいワインだね、ユフィ」

 

「はぁはぁっ……はぁはぁ……。アーノルド、私達はブリタニアの王族なんですから、あまりこういういやらしいことは……」

 

「今は誰にも見られていないんだよ? 今は王族だとかいうのは捨てて楽しもうよ」

 

 そう言って俺はユーフェミア姉さまの体にワインを垂らす。ワインの赤が白い肌を薄く色づける。

 

「キャッ!? ――んんっ、あ、アーノルドぉ……」

 

 ユーフェミア姉さまはワインの冷たさに驚いて体を跳ねさせる。逃げようとして腰を引こうとするが、膣内にペニスが挿入されたままになっているためにユーフェミア姉さまは動くことが出来なかった。

 

 ユーフェミア姉さまが抗議するような視線を送ってきたが、その表情もかわいらしく、逆に俺の欲望を駆り立てた。

 

 ワインで汚れた体にキスを落とし、舌を使ってユーフェミア姉さまの体を清め始める。

 

「やっ、アーノルドっ! だ、ダメよっ、ああっ、舐めたりしないでぇぇ……!」

 

 首筋から鎖骨、鎖骨から胸、乳首へと移って綺麗な脇を攻めるといい声でユーフェミア姉さまは鳴いてくれた。かわいらしいヘソの溜まったワインを舐めとると、くすぐったかったのか、おなかを揺らして笑い声を漏らした。

 

「――っ! アーノルドのがなかで大きく、なって……ビクビクしてる?」

 

 ペニスが挿入されてであろう恥丘から下腹辺りを撫でるユーフェミア姉さま。疑問を感じたようで閉じなくなった口から涎を溢しながらつぶやく姿はエッチで……。

 

「ユフィ……このまま、中に出していい? 出していいよね」

 

「だ、出すって……ま、まさか……」

 

「そうだよ。射精したいんだ。ユフィの子宮に射精()したい」

 

「――っ。だ、ダメよ! アーノルド! それだけはダメ! 妊娠してしまうわ!」

 

 首をふって腰を引こうとするユーフェミア姉さまだけど……逃がさない! これまでずっと中途半端に貞操を弄ばせてあげてたんだ!

 

 丁度動かすための潤滑油代わりにもなるし、思いっきり中出しさせてもらう!

 

「ここで抜くなんてできないよ! このままユフィの中に出す! 俺の精液でユフィのオマンコにしっかりマーキングするんだ!」

 

 ユーフェミア姉さまの背中に両手を回して覆いかぶさり、先端を子宮口にあてがい思い切り射精を始める!

 

 ビュルッ! ビュルゥウウッ! ビゥュウウウッ!

 

「ああっ!? 熱っ! ぅ、んあぁぁああっ! な、中に……! 子宮にアーノルドの精子が……、く、ううう……いやっ、ダメぇっ! わ、私……な、なかに出されてイクなんて……、んんっ!? や……まだ出て――っん、ああっ! くっ、ううぅ……」 

 

 ビクッ、ビクッっと体を跳ねさせ、背中を思いっきり逸らしながらユーフェミア姉さまは絶頂を迎えた。

 

「はぁはぁ……はぁはぁ……」

 

 ユーフェミア姉さまの艶っぽい吐息が耳元をくすぐる。まだ絶頂の途中らしく、時折ビクビクと体を震わせていた。

 

「はぁ……はぁ……。はぁ……はぁ……」

 

 大きな呼吸を繰り返し、やっと落ち着いてきたユーフェミア姉さま。俺はユーフェミア姉さまの耳元に顔を寄せて、頬にキスをしながらつぶやく。

 

「たっぷり中に出したよ、ユフィ。これから何度もセックスしようね」

 

「……ぁ、ぅん……」

 

 虚ろな瞳のまま小さくうなずくユーフェミア姉さま。絶頂の刺激があまりにも強すぎたのか放心してしまっていた。

 

 ユーフェミア姉さまは手で俺の体に触れると……

 

「すぅ……すぅ……」

 

 眠るように意識を手放した。

 

 顔に涙のスジを残したまま、子供のように眠るユーフェミア姉さま。……挿入からまだほとんど動かしてもないし、1発目のつもりだったんだが……これでは仕方がない。

 

 俺のほうはまだまだ満足はしていないが、一度セックスまでいったんだ。これからもユーフェミア姉さまとセックスするチャンスは何度もおとずれることだろうし、セックスに持ち込むまでの難易度は今までよりも格段に下がっているはずだ。この場でユーフェミア姉さまを無理やり起こしてまでする必要なんてない。

 

 ……必要なんてないんだが……惜しいな。

 

 いっそのこと睡姦でもしてみるか? いつも俺がやられてたんだし、たまには俺がやる側に回ったり……いや、コーネリア姉さまだったら問題ないだろうが、処女破ったばっかりのユーフェミア姉さまにはまだ早いな。今は破瓜の余韻に浸りたいだろうし、男の獣欲にあてられてセックスに対して臆病になられたら困る。

 

 ……今夜は我慢するしかないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨夜、途中で寝堕ちしたユーフェミア姉さまのオマンコからペニスを抜き、シャワーは使わずに魔法で身を清めて一緒のベッドで眠ったわけだが。目覚めるて見ると、隣で落ち込んでいるユーフェミア姉さまの姿があった。

 

「わ、私はなんてことを……。腹違いとはいえ姉弟で過ちを犯してしまうなんて……」

 

 という風に涙を流しながら、ユーフェミア姉さまが落ち込んでいる。

 

 未だ寝たふり続行中の俺は、落ち込んでいるユーフェミア姉さまを抱きついて、

 

「ユフィ、大好きだよ……」

 

 ――と、つぶやくと、ユーフェミア姉さまは数十秒の沈黙のあと、諦めたようにため息を漏らした。

 

「……そうね。そういえばコーネリア姉さまもアーノルドと何度も過ちを犯していたんだし……今さらよね」

 

 ん? 何が今さらなんだ? 俺を使ってオナニーしていたことか?

 

「私もコーネリア姉さまと同じで、何度もアーノルドで自分の欲望を満たしていたいやらしい皇女。アーノルドの好意を利用して自分の欲望を満たしていた分、これからはアーノルドの欲望をこの身で受け止めてあげないといけないんだから……」

 

 ……何か暴走してないか、ユーフェミア姉さま?

 

「ま、まずはコーネリア姉さまがやってたように朝起ち? したペニスを咥えて……、――っ! すごい臭い……。いつものアーノルドの臭いに混じって、わ、私のいやらしい臭いが……」

 

 体を覆い隠していたシーツと布団の間に入り込み、もぞもぞと股間辺りでユーフェミア姉さまが動いてる。

 

 ペニスの根元に両手を添えられ、亀頭にユーフェミア姉さまの唇の感触を感じて……。

 

「コーネリア姉さまが戦地に行っていない間は、私1人でアーノルドを慰める……。私だけで……、だ、大丈夫なのかしら? アーノルドってお尻に入れるのも好きだったから、指で拡げて練習しておいたほうがいいのかしら? それともアーノルドにやってもらったほうが……あら? さっきよりも大きくなった?」

 

「………………」

 

「気のせいかしら? ――っん、それにしてもすごくいやらしい臭いね。クラクラしてしまうわ……」

 

 …………うん、決めた。

 

 今夜からユーフェミア姉さまを開発し始めよう。

 

 甘えるように懇願すれば何でもやってくれそうだし、これからが本当に楽しみだなぁ。

 

 覚悟しておいてくださいね、ユーフェミア姉さま♪

 

 コーネリア姉さまよりも上手くなるよう調教……仕込んであげますから。




 久々に更新しようと、書いてる途中だったワードのデータを呼び出して確認すると、エロシーンが2種類混ざっていて、どちらを消そうか悩んで結局今まで更新できませんでした。

 最終的に没にしたエロシーンは、ソファの上での初セックスシーンでした。

 ちなみにシチュエーションは、泥酔状態のオリ主がユーフェミアに甘え、その過程で犯すというものでした。

 どちらも寝落ちで終わるところまで書いていたため、消すのがおしかったんですよね……。

 かといって2つに別けるのも、同じ『初めて』というシチュエーションで書いていたから無理で……。

 かなり無駄な苦労をしてしまいました……。


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