ウルトラゼロファイトXD   作:火野ミライ

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OP.DREAM FIGHTER

悪質宇宙人 メフィラス星人(メスト)
三面怪人 ダダ星人
宇宙大怪獣 アストロモンス
雪女怪獣 スノーゴン
地底怪獣 テレスドン
登場


6回目:希望の光! ~銀色の鎧~

炎を纏った蹴り『ウルトラゼロキック』が、『ダダ星人』に当たり爆散する。

その爆発の中から、光の巨人・ウルトラマンゼロが、

左手を握り腰の所に、右手は横に伸ばし光のエネルギーを溜めている姿が!

 

《ワイドゼロショット!》

 

腕をL字に組み光線を横払いに放つ。

『アストロモンス』を始めとした怪獣やロボットを撃破していく。

 

《うぉ!》

 

後ろか『スノーゴン』が『凍結スノーフリーザー』をゼロに向けて放つ。

ゼロの体が少しずつ凍っていく。

 

《その程度の冷気!》

 

《「どうって事、無い。」》

 

エレキギターの音と共に、ストロングコロナゼロに変わる!

その時、凍っていた部分が解ける。

 

《ストロングコロナゼロ!! 行くぜ、響!!》

 

右腕のウルティメイトブレスレットから、

赤・青・銀の盾【ウルトラゼロディフェンダー】を取り出す。

スノーゴンはお構いなしに冷凍ガスを再び放つ。

ゼロは盾を前に構える。 すると盾が冷凍ガスを吸収し始める。

 

《「自分の技で、凍れ。」》

 

盾から吸収した冷凍ガスをスノーゴンに向けて放つ。

スノーゴンや近くにいた宇宙人が凍る。

ハープの音と共にルナミラクルゼロに変わる。

 

《ルナミラクルゼロ。》

 

手に持つ盾をヤリ状の武器『ウルトラゼロランス』変え、思いっきり投げ飛ばす。

投げ飛ばした槍に人差し指と中指から出た青色の光を当てると槍が増えた。

 

《「おまけ。」》

 

《ミラクルゼロスラッガー。》

 

無数の光の槍やスラッガーが円盤や宇宙人、怪獣・ロボットを貫いたり切り刻む。

本体の槍はスノーゴンを貫き、ゼロの手元に戻ってくる。

槍をブレスレットにしまった瞬間、ゼロの背中に衝撃(爆発)が起き月に倒れ来ぬように落ちる。

 

《っく、流石に数が多いかぁ!》

 

胸のカラータイマーが点滅を始める。

要塞とも言える宇宙船群がゼロに向けて、一斉に攻撃を始める。

 

《グワァァァァ!》

 

 

 

____________________________________________

 

その頃、地球では・・・・

 

「「響さん!!」」

 

空に浮かんでいる映像を見ていた切歌と調が苦戦するゼロを見て叫ぶ。

 

「お、おいどう言う事よ。」

 

「落ち着きなさいマリア。」

 

切歌と調の叫びに近い声を聞いて、周りにいた人達が驚く。

 

「切歌、調。あの巨人が、響さんなのですか?」

 

「うん。」

 

「そっか、響が・・・」

 

「今は、彼女が勝つのを信じましょう。」

 

「はいデス・・・」

 

ナスターシャ達はゼロの・・・響達の勝利を信じて、空に浮かぶ映像を見る。

そして、いろんな所でゼロの勝利を信じて応援している人たちがいる。

 

 

 

____________________________________________

 

《「ここまでか・・・ エーフにしては、長生きしたし。 もう良いか・・・」》

 

圧倒的な戦力差の前に、響の心が折れた。

 

《良い訳ねぇだろ。》

 

《「でも、もう。 ・・・立ち上がる力すら残って無い。 どうしようも無いよ。」》

 

ゼロの言葉に、今にも消えそうな声で呟き返す響。

 

《そうやって、諦めるな! 今、ここで俺達が折れたら、この地球(ほし)は!

 今まで守って来た場所は! 命は! 切歌は! 調は! どうなる!!

 守り抜くんだろ?あいつらの未来を! 進むんだろ?平和な未来に!

 だったら、こんな所で・・・諦めるなァ!!》

 

『一体何が!?』

 

ゼロの叫びに応えるかのように、地球から無数の光がゼロに集まってくる。

その光景にメストが驚く。

 

《それに俺は! 響、お前の命も! 諦めたりするもんかぁぁぁーーー!!》

 

ゼロの集まった無数の光。 それは、希望を捨てずゼロを応援する人々の心の光だった。

その光がウルティメイトブレスレットに吸収され、ブレスレットが輝き始める!

 

 

 

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♪:運命のしずく~Destiny's star~

 

「私を呼んでいる?」

 

響は何処か、遺跡のような場所を歩いていた。

遺跡の最深部に行くと石碑が置いてあり、それに触れる。

 

「此処は?」

 

石碑の中に吸い込まれた響は、不思議な空間の中にいた。

 

「ゼロと同じ、ウルトラマン?」

 

辺りを見わしていたたら目の前に、胸に「Y」を思わせる発光体と背中に大きな翼をもつ、

神秘の巨人が響を見つめていた。

 

「ノア? 貴方が、ゼロにブレスレットを渡した。」

 

何故か巨人の名が頭に浮かび呟く響。

ノアと呼ばれた巨人は、胸の所で握り拳を作り響へと伸ばす。

ノアが手をひらくと、銀色の光の玉が響の胸に向かって飛んでいく。

 

「っ! 痛みが引いた・・・」

 

響の中に光りの玉が入ると、響の傷が治る。

それを確認したノアは、ゆっくりと消えていく。

 

 

 

____________________________________________

 

ウルティメイトブレスレットが変化・・・

いや、本来の姿『ウルティメイトイージス』に戻り、ゼロが白銀の鎧として装着する。

その見た目は、何処か先ほど響が出会った『ウルトラマンノア』を彷彿させる。

鎧によって強化された今のゼロの名は・・・

 

《ウルティメイトゼロ!》

 

『テレスドン』を先頭とした怪獣軍団がゼロに近づく。

怪獣軍団がゼロに攻撃を仕掛けるが、右腕に装着された白銀の剣

『ウルティメイトゼロソード』の一撃よって切り倒された。

 

「デェア!」

 

右腕の剣にエネルギーを溜めて、円盤群に向けて一閃!

巨大ないな光の刃が大きさを問わず、『ソードレイ・ウルティメイトゼロ』の一撃で沈没した。

 

「っな!」

 

それを見た宇宙人と怪獣の動きが止まる。

感情を待たないロボットの大群がゼロに迫る。

 

「デェアァァーー!」

 

ゼロは回転切りの要領でソードレイ・ウルティメイトゼロを使い攻撃する。

今度は光の刃ではなく、真空刃が放たれた! その真空刃によりロボット軍団が全滅した。

 

「っひ!ひぇ~!」

 

それを見た怪獣や宇宙人は、我先にと宇宙船に戻ろうとする。

 

《「逃がさない。」》

 

響の呟きの後イージスが、

『ファイナルウルティメイトゼロモード』と呼ばれる超弓状に変形する。

それを手に取り、弓の弦を引くようにエネルギーをチャージし始める。

エネルギーが溜まるたびに一つ、また一つとクリスタル部分が輝く!

 

「お、おい!」

 

宇宙人達がその様子に気づいたのは・・・

 

「何だアレ!?」

 

「なんか、不味くねぇか?」

 

準備が整った後だった。

 

《受けて見ろ! どんな逆行でも決して諦めなかった、人々の反撃の光を!》

 

光の弦を離し、イージスが発射される!

怪獣や宇宙人を貫きながら一番デカい宇宙船、メストが乗る宇宙船に当たる。

 

「私達は、『インダスト』のメンバーにすぎません!いずれ仲間が、お前達を!」

 

爆発の中、メストが叫ぶ。

この余波で、地球の軌道上にいた宇宙船は全滅した。

 

《「インダスト・・・」》

 

「「「やっったあぁぁぁぁーーーー!!」」」

 

声が聞こえ、後ろに振り向く。

その眼には青く輝く星、地球が映し出されていた。

地球では、ゼロの勝利に誰もが喜んでいた。

 

《長く険しい歴史の終止符を、響! お前が打ったんだ。 やったな!》

 

《「・・・うん。」》

「デェア!」

 

勝利を喜び、左腕を上げる。

その手についてるウルティメイトブレスレットは、いつもよりも輝いていた。

 

 

 

____________________________________________

 

・・・翌日

響は戦いの後、フィーネで一泊過ごしていた。

 

「ねぇ、ゼロ。」

 

外に置かれた木箱の上に腰を下ろした響が、ブレスレットに向かって話しかける。

 

《なんだ、響?》

 

ブレスレットから響だけに聞こえるのは、ゼロの声だ。

 

「一緒に、宇宙を旅しよ。」

 

《一応聞くが、理由は?》

 

「あいつらを・・・インダストの連中を倒す。」

 

《っふ!二万年速い!・・・っと言いたいところだが。 オレの相棒なら上等だ!》

 

「・・・ありがとう。」

 

響の小さな呟きは、風の音によって誰にも聞かれなかった。

 

《それに、本来の調査もまだだし、どっち道まだこの宇宙に居なきゃだしな。》

 

「邪気の調査だっけ?」

 

《あぁ。 何となく正体は・・・ いや、今はインダストの方を優先しよう。

 調査はその過程の中で何とかなるだろ。》

 

「? 分かった。」

 

ゼロの言葉を理解しきれてない響だった。

響は足を地につけ立ち上がり、左腕を前に伸ばす。

ブレスからウルトラゼロアイが出てきて、それを右手で掴む。 ゼロアイを装着・・・

 

「待ってください!」

 

しようとして、後ろから声をかけられる。

振り向くとそこには、フィーネでよく関わった人達が。

 

「調に切歌。 それに皆さんまで・・・」

 

「行かないで欲しいデス!」

 

「響さんは私達にとって、掛け替えの無い人だから!」

 

切歌と調が目に涙を受けべながら、言葉をかける。

 

「・・・ごめん。 もう、決めたから。」

 

「でも!」

 

「調! それに切歌も。行かせてあげなさい。」

 

「マリアお姉ちゃん。」

 

調の言葉を遮るように、マリアが二人に声をかける。

 

「響、元気でやれよ!」

 

「クリスもね。」

 

「近くを通ったらぜひ、会いに来てね。歓迎するわ!」

 

「マリア、分かった。」

 

「この星にとってあなたは英雄(ヒーロー)です。響さん。」

 

「ウェル。それは、私のキャラじゃない。」

 

「この星は必ず、デフォマンもエーフも関係なく暮らせる。 私はそう信じています。

 だから、いつでも帰ってきてください。 この星は、あなたの故郷でもあるんですから。」

 

「ナスターシャ。・・・はい。」

 

「「っう、うわぁ~~~ん!!」」

 

「調。切歌。」

 

調と切歌は、泣きながら響に抱き着いて来た。 そんな二人を優しく受け入れる響。

 

世界に諦め、孤独な旅をしてきた響。

別宇宙からやって来た光の巨人と出会い、自信を慕う者達(キリシラコンビ)と旅をした。

いつしか彼女(ひびき)は、他人と進み、大切なモノを守り、守る事を諦めなくなった。

まだ自分の命は軽視するも、少しづつ彼女は成長している。

人間として、戦士として。 大きく、逞しく。

 

「調、切歌。 ・・・行ってきます。」

 

「「行ってらっしゃい!(デス!)」」

 

進め、響! 進め、ウルトラマンゼロ!

 

 

 

 

 

 

第一部・完!!




ウルティメイトゼロ


選ばれ者しか装着出来ないとされる、ウルトラマンノアから授けられた鎧。
ウルティメイトイージスは、バラージの盾とも呼ばれ、人々の心の光の結晶が結集した物。
また、ノアと同じく次元を超える力がある。ゼロが今作の舞台となった宇宙に来れた要因の一つ。
未使用時には、左腕にブレスとして装着されている。

今作ではゼロを応援する地球の人々の心の光と、
響がノアに認められた為使用できるようになった。
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