逸般UPOプレイヤーがNWOをプレイする話 作:LR44(ゆっくり)
A:だって原作防振りの方が目に止まりやすいし。数人でもいいから、防振り読者を極振り側に引きずり込めればって期待込めての原作設定だし。
(評価から一部抜粋した疑問に回答。文句言いながな何だかんだ読み続けて頂いているありがたい読者さんです。0評価とはいえ、長文評価送ってくださった上、偶に加筆修正までされてて嬉しい限りです)
「まあ、単純に特殊装備は普段通り使えるし、俺が使うのはアーツとかASとかじゃ無くて特殊装備の機構だからな。ウィルナイフなりドライバーなりで削った上で、最後はヘル・アンド・ヘヴンとゴルディオンダブルハンマーでフィニッシュだ」
「あ、そんな凄い単純なやり方なんですね」
レグルスさんの【アンチ・スキルバースト】への対処法はあまりにもシンプルだった。
まあ、そうか。書き方的に装備効果には影響ないもんな、あのボス。
「だとすると……【アンチ・スキルバースト】への適性は、【神格招来】使える神話系魔法使いがtear0で、ASを使わないビルドと特殊装備メインがtear1って感じですかね」
「ん? あぁ、サニーのあのスコアは【神格招来】使ったからなのか。そりゃあ抜くのは厳しいな」
「極振りに匹敵する、レイドボス級ステータス、だもの。そうそう抜かれちゃ困る」
まあ、実際には技術面が全然追いついてないから極振り並みとはいかないし、あくまで極振りの
……いや、そうやって見ると本当に極振りって化け物だな。
「あぁそれと、下級アーツをPSなり装備効果なりで強化しまくるってビルドも結構いい線行くんじゃないか?」
「確かにあるかもですね。だいぶ珍しいビルドですし、【賢者の石】くらいやらないと火力は出なさそうですけど」
「冷却軽減を積むのも、いいかも。火力はその分落ちる、けど」
◇
「よっし。行くよ!」
ボスフィールドに入った私は、いつも通り気合を入れるために拳を打ち合わせる。
新大陸引きこもり期間にスキル構成を練り直した私のビルドは、こいつにとっての最適解と言っても過言ではない! いや、【神格招来】があるから過言だね。
「【自傷強化:Str】【自傷強化:Vit】【自傷強化:Agl】!」
発動したのは特殊装備の機構。今までは【起動中○○累積強化】を付けてた部分を、同じステータスの【自傷強化:○○】に変えて貰った。HPを最大値の30%支払って自分にバフをかける効果。これで速攻で全力で戦える!!
「【
足装備の加速機構で加速し、突き刺しを躱した上でボスに拳を打ち込む。
新大陸引きこもり期間にビルドを組みなおした時に積んだ、背水系スキル*1で底上げした火力が火を噴くよ!!
「【魔力転換:衝撃】90%!!」
続く拳に、武器の新機構【魔力転換:衝撃】──MPを好きな値消費して、消費したMP1%につきダメージを1%上昇させる機構を乗せる。
これで、HPじゃなくてMPが条件っていう珍しい背水系スキルも発動するから、更に倍率ドン!! HPとMP一定以下なら強化倍率がn%からn倍に変わるってスキルもあるから、それでさらに倍率ドン!! *2 強化倍率は驚異の7倍オーバー!!!
つまり──
「連打連打連打連打ァ!!」
──アーツを使わない連打でも十分な火力が出るのだ。
というかむしろアーツを使わない分MPが条件の背水スキル積んでるし、なんならアーツ使わない方が連打効率はいいから、アーツ使わない方が火力出るとかいうちょっとよく分からないことになってるんだよね。
「目指すはサニーちゃん越え……ラスト10秒、【覚醒】発動!!」
残りHPとMPの関係上、10秒しか発動できないペットスキル【覚醒】*3で更に火力を底上げする。
「連打連打連打連打……これで、ラストォ!!!」
突き刺しは予備動作の段階で射線から外れて。自爆は元々の火力のおかげで妨害に失敗することなく。碌に相手を動かすことなく60秒攻撃しきった、その結果は……
「うわっ……勝ったことには勝ったけど、凄い僅差だよ。もっと動きを効率化しないとだね」
僅差……僅か数百の差ではあるが、サニーちゃんの記録を抜き、暫定一位に躍り出たのだった。
| 【アンチ・スキルバースト】 ~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~ (ⅳ)対策: ①冷却時間の短いアーツ・魔法を使用する 欠点……下級のアーツ・魔法に固まっているため、ダメージが伸び悩みやすい ②冷却時間の無いアーツ・魔法を使用する 欠点……神話系魔法及びカスタムした紋章術に偏っているため、火力を出しずらい ③AS・アーツ・魔法を使用しない 欠点……スキル枠を腐らせないように、ASを全てPSに変えるのは手間がかかる 専用のビルドで無ければ火力が出にくい ④気合や根性や勇気でどうにかする 欠点……これでどうにかできるプレイヤーが極端に限られている ⑤ビルド別tear(暫定): Tear0……【神格招来】 Tear1……特殊装備型 Tear2……下級アーツ・魔法特化型 冷却時間軽減型 神話系狂気魔法型 |
<おまけ>
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前々回のおまけのあらすじ:UPOプレイヤーがどうやってPSを磨いてるか気になったクロムとカスミは、UPO攻略サイトを覗くことにした。
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「で、だ。初心者向けから中堅向け、上級者向けまでいろいろと書いてあるが、どこから見るか?」
「やはり初心者向けの最初からだろう。そもそも私たちはUPOについて詳しく知らないのだ。それこそとんでもない魔境だ、という事くらいしかな」
カスミの言葉に、飛燕とナギ、シルクとリンの4人を思い出しどこか遠くを見つめるような顔で頷くクロム。
あんなのが一般的な上位勢のゲームとはどれほど魔境なのだろうか、と想像し、少し身震いする。
「ま、まあ一応初心者ならそこまで魔境では無いだろ。え~っと、最初は【シャドウウルフ】を倒すのを目標にするといい、だとさ」
「【シャドウウルフ】? 名前からして狼のモンスターなのか?」
「みたいだな。第一の街の周辺に、夜限定で出現するモンスターらしいな。同じフィールドの昼間に出る【レッサーラビット】と違って、全体的なステータスが高いから、初心者にとっての最初の関門になるらしい」
因みに、この【シャドウウルフ】。初心者にとっての最初の関門と宣っているが、どこぞの幸運極振りはゲーム開始初日に暴発魔法ノックバックではめ殺しかけているのである。一応MP不足で失敗に終わってはいるが、その程度できてこその極振りということなのだろう。
「そして次が【ランペイジ・ボア】、第一エリアのエリアボスだそうだ」
「ランペイジ……暴れまわる猪、といったところか?」
「だな。UPOで初めて大きく異なる複数の行動パターンを持つモンスター、らしい。突進、岩投げ、スタンプの3種類の行動とボスであるが故の高い体力。ソロなら相当なPSが、パーティーならちゃんとした連係が要求される初めてのモンスターらしいぞ」
尚、こちらのボスはどこぞの幸運極振りの手によって一時間強かけて状態異常と暴発魔法のノックバックではめ殺しされている。
「で、次が【ヘイル・ロブスター】。名前の通りザリガニのボスで、最初に“天候”が登場するステージ、らしいぞ」
「天候? それは一体?」
「フィールドに効果を及ぼす効果、だとさ。スリップダメージだとか特定属性の強化だとかといった効果が発動するらしい。一部のトッププレイヤーは“天候”を固有のキルゾーン……必殺領域として発動したりするらしいぞ」
「あ、明らかにフィールドギミックな効果をプレイヤーが使えるのか? UPO,一体どれほどの魔境なのだ……」
因みにこのボスはどこぞの幸運極振りには、天候無効装備で天候を完全に対策した上で、上方向への攻撃手段が無いことを利用されて上に陣取られて延々と空爆されて爆殺されている。
尚、天候対策は重装備では出来ない関係でUPOでは重装備──重鎧は不人気であることもここに記しておく。
《次回へ続く……かもしれない》
オマケが1話空いてるのは、書いてる時は前の話と合わせて1話だったんですが、文字数が2話分に膨れ上がったので2話に分けたせいです。
<今回のオリジナル要素&ネタ解説>
・いつも通り気合を入れるために~
実は今まで描写忘れてただけで、ナギの癖として気合を入れるために拳を打ち合わせるってのは作者の脳内イメージではありました。
なので読み直す場合は、大きな戦闘前にはナギはこれをやってたイメージでお願いします。