個性『ガタキリバ』   作:プリズ魔X

19 / 58
脳無をボコボコガタキリバ

「いいぞ脳無…… ん?押されている?」

 

「なんてパワーなんだ……私と同等ではないか!」

 

「そりゃそうだぜ!この改造人間の脳無はアンタを止めるためだけに作られたサンドバッグさ!……でもイレイザーヘッドが邪魔だな。やれ、脳無」

 

脳無と呼ばれている黒い大男はイレイザーヘッドの方に目玉をギョロリと動かして組み付いていたオールマイトを引き離し、イレイザーヘッドに一瞬で詰め寄り、イレイザーヘッドの腹を殴り、一撃で気絶させた。

 

「そんな……相澤先生!」

 

「一足遅かったですね……私は相澤先生を救助します。皆さんは隠れていてください」

 

ドレミーが飛んでひらりひらりとヴィラン達の攻撃を避けて相澤先生を助け出す。

 

「……煉黒でいいか?」

 

「それで構わないわ。……大方聞きたい事は脳無…あの黒い男のことよ。その事ね?」

 

「あぁ。聞きたいのはアレを誰が仕留めるかだ。俺はまだパワー不足。ウヴァに頼らざるを得ないが、ウヴァとははぐれてしまった。……あそこに居たということは異形型だろ?アレに勝てるパワーがあるなら頼みたい。俺はあの手男やるから」

 

宇覇と煉黒はどちらを狩るか隠れながら相談する。

 

「分かったわ。気をつけてね?あいつは5指で触れられるとアウトな個性持ってるから。あと、何か刃物があると助かるわ」

 

「分かった。……刃物ならこのカマキリソードを使ってくれ。切れ味は保証する」

 

「そうか。助かる。……変身」

 

煉黒が宇覇が渡したカマキリソードを握り、変身と言うと、煉黒の姿が変化を起こし、頭部の帽子はフードへと変貌し、滑走路を模した頑強な尾が生え、服装はパーカーにビキニとなり、表情はマスク越しでも分かるほどの狂戦士のように狂った笑みを浮かべる『戦艦レ級』となった。

 

そして宇覇はオースキャナーを握りしめ、メダルをスキャンし……

 

キンッ!

キンッ!

キンッ!

 

「……分身!」

 

クワガタ!カマキリ!バッタ!

 

 

ガ〜タッ!ガタガタキリッバ!ガタキリバ! 

 

「ブレンチシェイド!」

 

「はっ!「はっ!「はっ!」

 

「食らえ!」

 

「! 生徒の1人か!」

 

宇覇は分身して死柄木に襲いかかり、死柄木は間一髪で回避して分身に5指で触れようとするが、分身はすぐさまコアメダルに分解されて死柄木の手は空を切る。

 

「なっ!?コレが本体じゃねぇのか!」

 

「さ、本物がどこにいるか当ててみな。最も、見つけた所で勝てないけどな……!」

 

 

 

 

 

 

 

「DETROIT…がはっ!」

(しまった!)

 

脳無の攻撃を迎撃しようとオールマイトがDETROIT SMASHを放とうとするが、活動時間が間近になったせいで吐血。脳無の拳に吹っ飛ばされると思いきや、黒い小さな影に遮られ、脳無の拳はそこで止まった。

 

「む!貴様はさっきのヴィラン!?何故生徒と同行している!何故私を庇う!」

 

「オールマイト、話は後でね?まずはこのじゃじゃ馬をしっかり躾けないと……」

 

脳無が煉黒はこちらを裏切ったと見なし、煉黒に迫りくる。確かにスピードはオールマイトクラスだろう。だが、動きは至って単調で見えさえすれば簡単に見切れる。

 

「はぁ……パワーだけは1級品ね。だけどそれ以外が終わってるわ。失敗作と評するべきかしら。でも、サンドバッグとしては及第点ね!」

 

そう言うと煉黒は脳無のもう片方の腕を掴み、カマキリソードで脳無の身体を切り落とし、さらにハンマー投げの要領でぶん投げ、脳無をUSJのドームごと吹っ飛ばした。

 

「よし……200mは行ったわね!」

 

(なんてパワーなんだ……確かに私を助け、生徒に危害は加えなかった…だが、彼女はヴィラン!ここで仕留めなければ……)

 

「あぁー!待って待って!私は雄英で暮らしたいだけだから!」

 

「……へ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソっ!脳無がやられた!期待していたあの女には裏切られた!完全にゲームオーバーだよ……撤退だ黒霧!」

 

「チッ……すばしっこいな…もう追いつかない……」

 

宇覇はここで死柄木を捕まえようとするが、予想以上に死柄木が素早く、途中から隠れていた黒霧の所まで逃げられてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……君は何故雄英で暮らしたいんだい?」

 

オールマイトが疑問を発する。すると、あまりにも意外な答えが返ってくる。

 

「小笠原諸島をうろつくのは飽きた!あと、セルキーとかいう奴が追っかけてくるし!こちとら深海で目が覚めたんだぞ!?あそこがわたしの家なんだよ!ホーム!故郷!出身地!それなのにさ!聞いてよ!あいつがなんて言ったと思う!?「密航者め!」だよ!?冤罪にも程があるわ!」

 

「あー、つまり、君は捨て子なんだね?」

 

「……まぁ、それでいいわ。兎にも角にも!わたしの家、用意しといてね!」

 

「なんかグイグイ来る子だったなぁ…… ! 不味い…もう制限時間間際だ! …セメントス君!」

 

「オールマイト……無茶しすぎですよ……今日の通勤時にマッスルフォームを使うなって根津校長にはあれほど言われてたじゃないですか……」

 

「いーや!人を助けるお節介野郎こそヒーローなんでね!そこは忘れちゃ「オールマイト君?あれ程言ったのにまだ足りなかったんだね?」……根津校長!」

 

「まぁ、煉黒君は雄英で保護する事に決めたのさ。彼女の要望でもあるからね!……まぁ相澤君には仕事を増やすことになるけど……いっか!相澤君ならできるね!」

 

「?」




宇覇君の無駄スキャンはルーティン的な物と思えばOKです。

…おや?先程の根津校長の言葉はなんだか意味深な感じですね……

転生者は宇覇君を除き8人までの予定だけど、アリ?ナシ?

  • アリ
  • ナシ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。