【のびのびTRPG リプレイ】ファントムバニーは2度笑う!   作:羽園頼也

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前回のあらすじっ!
今北産業!!

・ミョルニア、発射準備完了!
・ワット社長を探すバニーさん!
・それは私のおいなりさんだ!

そこんとこ、よろしく!


バニー「ちゃんと飛び越えたし!ぶつかってないから!!(笑)」






[最終章 中編2]出目を信じて (中編2)

 

 

GM「さて、それではバニーは操舵室の扉の前に来たね。意外と静かで、ゴォン、ゴォン、と飛空艦の音だけが聞こえている………」

バニー「まぁ、普通に考えて、罠よね………」

ティム「十分に注意するんだぞ」

アン「ドアを開けたら………バババババ!GAME OVER!………くらいはあり得るですぅ!」

レニー「………ありそう………」

バニー「いやでも、ワット社長はここにいるんでしょ?開けなきゃどうしようも………」

ティム「うっ………………!!(何かに気づいた顔)」

バニー「えっ?どうしたの皇子サマ?」

ティム「しまった………まさか、そんな事は………」

アン「ティム様ティム様、どうしたんですか?」

レニー「………………??」

ティム「………………GM、今更だが、その………ワット社長は………操舵室にいない、とかないよな?」

バニー「えっ!?」

レニー「………………!!?」

アン「………あっ、そうですぅ!GMさんはワット社長が操舵室にいるなんて一言も言ってないですぅ!」

GM「………………………」

ティム「艦内にここまで兵がいないのは、操舵室ではなく、他の部屋を守っているからではないのか………!?」

GM「………………………」

ティム「どうなんだ、GM!」

GM「………………………」

バニー「どうなの!?」

アン「GMさん!」

レニー「………GM………?」

GM「………………………………にたぁ………(白面の者のような笑み)」

アン「わぁぁぁ!?」

バニー「ちょっと、嘘でしょ!!?」

ティム「くっ、事前に確認しておくべきだったか………!」

バニー「じゃあ、ワット社長はどこにいるっていうのよ!」

アン「もう探してる時間はないですぅ!」

レニー「………間に合わない………!」

ティム「GM!ワット社長は操舵室にいるのか!?どうなんだ!!?」

GM「………………………」

バニー「………………………」

ティム「………………………」

アン「………………ごくり………」

レニー「………………………」

GM「………………………」

バニー「………………………」

ティム「………………………」

アン「………………………」

レニー「………………………」

GM「………………………………………います」

バニー「………………いるんかーーーい!!(全力ツッコミ)」

GM「いや、だって、いるともいないとも言ってないのに、勝手に憶測で話を進めるから………(笑)」

アン「確かに、何も言ってないですぅ!」

ティム「くっ………!」

レニー「………ちゃんと確認しないから………」

バニー「でもワットのヤローはホントに操舵室にいるの?やっぱりいませんでした、はナシにしてよね!」

GM「あー、サトクリフ博士が説明するけど、『他の船に干渉できるほどの波導通信機は、いかなる艦においても操舵室に設置されている。間違いなくワットの奴は操舵室にいるだろう』………だそうだよ(笑)」

ティム「………今までのやりとりはなんだったんだ………orz」

アン「字数稼ぎですぅ!」

バニー「そんなんだから"ぐだぐだーず"とか呼ばれるのよ!!」

ティム「もはや"だらだらーず"とか呼ばれそうだな(笑)」

アン「"延び延びーず"はどうですか?」

レニー「………延び延び(のびのび)遊べる、のびのびTRPG………(くすくす)」

バニー「ダジャレかっ!(笑)」

 

 

 

GM「さてさて、改めて………バニーが操舵室のドアの前で逡巡していると………ギィィィ、ゴゴゥゥン!ついにヴィオラーダが回頭を始めた!」

バニー「げ、まずい」

アン「本気で時間ないですぅ!」

レニー「………確か、回頭してからは発射まであと数分………」

GM「うん。オメガ・ルファ発射まではあと5分ほど!あんまりグダグダやってると、判定の結果に関わらず"高価な同人誌"は入手できないまま終了だ!(笑)」

バニー「うっ、せっかく危険を冒してまでヴィオラーダに侵入したのに、時間切れで取り返せないのはイヤよ!」

ティム「バニー君、急いでくれ!もう時間がない!」

バニー「………うーーー………あっ、GM、ドアは外開き?」

GM「………うん、そうだね。外開きで、手前側に開ける形だよ」

バニー「よし!なら、ドアの後ろに隠れながらドア開けるわ!これなら開口一番に撃たれても大丈夫でしょ!えいっ!(バァンッ!)」

GM「では………バニーが操舵室の扉を手前側に引いて開けると………幸いながら斉射はされなかったよ」

バニー「あれっ?」

アン「拍子抜けですぅ!」

ティム「跳弾を心配したか?」

レニー「………それとも………?」

バニー「まぁ、一斉射撃されてたら中に入れないまま時間切れしてたかもしれないし、そういう意味では良かったわね(笑)………で、GM、部屋の中はどんな感じ?」

GM「操舵室はアルストロメリアと似た感じだね。で、艦長席にはバニーと似た黒いオートメイルを装備したスーツのイケオジが立って笑っている(笑)」

ティム「ワット社長か!」

GM「その通り。ドアの後ろから部屋をそっと覗き込むバニーを見て、髪をかきあげながらニヤリと笑うワット社長………」

ワット「………おお、ファントムバニーか。オンボロ船がすれ違いざまに何かネズミを投入したかと思ったが、やはりお前か。

   くっくっく、そこまでして俺と会いたかったのかね?ん?」

バニー「うるさいっ!アンタがワット社長でしょ?時間もないし、さっさと"高価な同人誌"を返してもらうわよ!!」

ワット「くっくっく、"高価な同人誌"とは………これの事かね」

GM「ワット社長が胸元から"高価な同人誌"を出すね。でも、すぐに胸元にしまっちゃう(笑)」

バニー「あーー!予告状投げて手から"高価な同人誌"を落とさせようとしたのにーー!(笑)」

GM「さすがにそれは想定済みだよ(笑)………ワット社長は続けるね」

ワット「これを取り戻したいのならば、俺とタイマンで勝負したまえ。寛大な俺だ、負けたら素直に"高価な同人誌"を返そう」

バニー「タイマン!?」

レニー「………いきなりタイマン………?」

アン「わざとらしいですぅ!絶対罠ですぅ!!」

ティム「何を企んでいる!?」

バニー「………………イヤだ、って言ったら?」

GM「ガチャガチャガチャ!………バニーに対して、複数の銃口が向けられるね」

バニー「うっ………!」

ワット「くっくっく………そもそも選択肢はないんだよ、ファントムバニー。このまま蜂の巣になるか、殴り合いをするか、好きな方を選びたまえ」

GM「………だそうだ(笑)」

バニー「えーー、じゃあもう殴り合いしかないじゃん!」

ティム「………GM、もしかして、判定があるためタイマン勝負にしたのか?(笑)」

GM「まぁ、そんな感じ(笑)一応建前としては、飛んでる飛空艦………しかも主砲充填中の操舵室内で銃撃戦なんかしたら何をどう壊すかわからないし、

  それで墜落とか自爆しても困るから、あちらもできるだけ発砲しない形で納めたいんだよ………と言う設定でお願い(笑)」

アン「なら、操舵室に来る前にバニーさんを撃って倒せば良かったじゃないですかぁ!」

GM「実を言うと、飛空艦内の核晄兵はほぼほぼ出払っちゃってて、今艦内にいるのは警備と砲撃手以外だと非戦闘員ばかりなんだ(笑)

  というか、大型飛空艦はいずれもバリアや多数の砲塔があるからね………飛行中に敵が単独で侵入してきて艦内で銃撃戦しないといけないなんて全く想定してない(笑)」

ティム「まぁ、そもそも鉄製装備だと磁力バリアで弾かれるだろうし、単騎突入はまずされないか(笑)」

アン「オートメイルが非鉄金属でできていて良かったですぅ!」

バニー「だからって、あたしをナナマル砲でぶっ放して突入させるのはムチャしすぎなのよ!(笑)」

レニー「………結果的には成功してる………」

GM「まぁ、いずれにせよヴィオラーダ内では激しい銃撃戦にはならない見込みだね」

アン「GMさんGMさん!ちなみに、墜落覚悟で操舵室内で発砲とかしたらどうなるんですか?」

バニー「そうよ、殴り合いの最中に後ろから狙撃されないとは限らないじゃない!」

ティム「確かに、一理あるな」

GM「あーーーー、なら、そこは対策しておこうか。バニーのオートメイルから、サトクリフ博士の声が聞こえるよ」

クリフ『ファントムバニー、聞こえるか?こちらサトクリフだ』

バニー「サトクリフ博士!?」

クリフ『こんなこともあろうかと、先程の通信機器に小規模高磁力鉄砲弾反射帯………すなわち小型のバリアを組み込んでおいた!

   右肩のコックを回せ!効果は5分間ほどだけだが、通常銃火器の弾は全て弾く!恐れずに進め!』

バニー「えっ、ちょっと、そんなのアリ!?(笑)」

GM「ありです(笑)」

ティム「どうしてもワット社長との殴り合いに持っていきたいんだな(笑)」

アン「それがあれば銃を撃たれてもは怖くないですぅ!」

レニー「………狙撃も回避できる………」

GM「もう眠いから、これで許して(笑)」

バニー「もーー、設定が雑なのよ!!ラストバトルですらグダグダじゃない!(笑)」

ティム「もう夜の4時近いしな………睡眠不足の弊害だ(笑)」

アン「あと、クライマックスカード1枚に夢詰め込み過ぎなんですぅ!」

バニー「そうよ!無駄に長いのよ!!(笑)」

GM「いやー、空中戦やりたかったけど、同時に"高価な同人誌"を取り返す話も入れないとなーと思ったら、意外と延びちゃってね………」

レニー「………延び延び(のびのび)TRPG………(くすくす)」

バニー「それ2回目っ!(笑)」

 

 

 

GM「さて、じゃあ、ワット社長とのラストバトルだ!レニーの時と同じく、ダイスを振ってほしい時にまた言うから準備だけはお願いね!」

バニー「了解!ダイスはちゃんと握りしめてるから大丈夫よ!」

ティム「バニー君、頼んだぞ!」

アン「今のうちにしっかり念を送っておいてくださいね!」

レニー「………いい目が出ますように………」

GM「それでは………艦長席から降りたワット社長は、バニーの方に向き直り、オートメイルの手と自分の手を大きく広げるね」

ワット「くっくっく、さぁ!存分に闘おうじゃあないか、ファントムバニー!!」

バニー「はんっ!あたしの目的は"高価な同人誌"よ!あんたの事情なんかどーでもいーんだから!

   そんなに殴り合いがしたいなら、1人で壁でも殴ってなさい!!(警戒しながら操舵室の中に踏み入る)」

ワット「くっくっく、威勢のいい言葉を言えるのも今のうちだぞ。見よ!"高価な同人誌"を読み解き得られた新たなる力"核晄"と、

   我がDSK社の技術を併せ開発したこの素晴らしい新型オートメイルを!!」

GM「と、ワット社長は黒光りするオートメイルを見せつけてくるね。白銀色ベースのバニーのオートメイルと形は非常に似てるけど、

  ワット社長の話を信じるなら、色の差だけじゃなく核晄のパワーにより性能差も段違いだよ」

ティム「オートメイル同士の闘いになるのか………」

アン「白銀色のバニーさんのオートメイルと、黒色のワット社長のオートメイルは対比になってるんですね!」

レニー「………光と闇………」

ワット「ファントムバニー、お前の装備している旧型のオートメイルはもとより俺の敵ではない、が………くっくっく、この新型オートメイルの力をぜひとも試してみたくてな」

バニー「はっ!つまり、弱いものイジメして俺ツエーしたくなったってわけね!お子ちゃまかっ!」

ワット「………………くっくっく………口の減らない女だ………(少し顔が引きつっている)」

アン「あっ、ダメージが入ってるですぅ!」

ティム「なるほど、皮肉屋だが、自分に対して皮肉を言われるとムカつくタイプなのか?(笑)」

レニー「………核心をついたんだと思う………」

バニー「なるほど、精神的には打たれ弱いのね!これは攻略法見えたかも(笑)」

ワット「………全員、手を出すなよ。ファントムバニーは、俺が直々に始末する。………覚悟しろ!!(構える)」

バニー「はんっ!こっちのセリフよ、このとっちゃん坊や!!とっとと"高価な同人誌"を返しなさい!!(睨みつけて構える)」

GM「さてさて、操舵室内で対峙する2人………一方ヴィオラーダはゴゥンゴゥンと旋回を進め、あと3分ほどでオメガ・ルファ発射となるね」

ティム「うっ、バニー君!あまりしゃべっていると時間がないぞ………!」

バニー「わ、ヤバッ!えーと、じゃあ………右肩だっけ?そこの磁力バリアのコックを回すわ!グイッ!」

GM「ブシュッ!………ヴゥゥン………ブォォォォン!………バニーの周りに小型の磁力バリアが発生したぞ!

  鉄製のアクセサリーや服のボタン、リベットの付いたバニーのマントが磁界によってぶわぁっ!と大きくはためく!」

バニー「えっ、何これ!?(笑)」

アン「わぁ、オーラ爆発!みたいな感じですぅ!」

レニー「………気力転身………!」

ティム「はたから見たら、スーパーサイヤ人のような感じだな(笑)」

アン「クリリ〇のことかーーー!!(覚醒)」

GM「金髪にはなりません(笑)」

バニー「まぁ、擬似オーラモードとかはどうでもいいけど、これで銃弾は回避できるようになったみたいね!

   よーし、それじゃあ、オートメイルでワット社長に殴りかかるわよ!!(ガッ!!)」

GM「あ、ちなみに足元だけはバリアあると床と反発して宙に浮いちゃうから、くるぶしあたりから下はバリアないよ。そこだけ気をつけてね」

バニー「無駄に細かい設定!!(笑)」

GM「それでは………ガギィィン!バニーがワット社長に殴りかかり、ワット社長はオートメイルで殴り返す!ぶつかる拳と拳!!」

バニー「とぉりゃあ!!(ガンッ!!ガンッ!!)」

ワット「くっくっく、こんなものか、こんなものなのか、ファントムバニー!!(拳を当てて相殺)」

バニー「なにをぉーー!うっさいわねぇ!(ガンガンガンッ!)」

ワット「くっくっく………焦りが見えるぞ、ファントムバニー!!」

バニー「えーーい、このぉ!(ガンッ!ガンッ!)」

GM「ワット社長はバニーのオートメイルパンチに、正確に拳を合わせて相殺してるね。オメガ・ルファ発射まで、あと2分ほど!」

バニー「くっ………やっぱ強い!」

レニー「………ラスボスだし………」

ティム「頼むぞバニー君!」

アン「頑張ってくださいぃー!!」

GM「ガン!ガン!ガン!ガン!………ガシィィ!打ち合った後、レスリングの手四つのように、オートメイルの手と手を組みわせて押し合うバニーとワット社長!!」

バニー「か・え・し・な・さ・い・よ………!(ギリギリギリギリ)」

ワット「こ・と・わ・る・ね………!(ギリギリギリギリ)」

GM「ガキィィン!手を離して距離をとる二人!そしてそこで、オートメイルからティム皇子の声が!

  『バニー君!ミョルニア発射まであと1分だ!』もう時間がない!」

バニー「うわぁ、ヤバいじゃない!判定はまだなの!?」

GM「よし、じゃあ、バニーはここで判定を頼むよ!4以上だと奪い返し成功、3以下だと奪い返し失敗だね」

ティム「最終判定もあるし、ここではなるべく高い目を出したい所だな………!」

レニー「………出目を信じて………」

アン「GMさんGMさん!ここで失敗するともう"高価な同人誌"は手に入らないんですか?」

GM「うん、もう一回判定できるから再チャレンジもできなくはないけど、警戒されちゃってより難しくなるね。

  失敗したら"高価な同人誌"の入手はかなり厳しい、と思ってもらったらいいよ」

バニー「了解!なら、ここで絶対成功させるわ!行っくわよぉぉぉ!!」

アン「よろしくお願いしますですぅ!!」

レニー「………まかせた………!」

ティム「頼むぞ!」

バニー「おーーーりゃあぁーーー!!(コロコロ)」

 

 

1d = 4

判定成功!

 

 

バニー「よっし!!なんとか成功!」

アン「やたっ!ですぅ!」

レニー「………………(パチパチパチパチ)」

ティム「やったな、バニー君!!おめでとう!!」

バニー「あったり前でしょ!あたしは"怪盗"ファントムバニーよ!盗むのは訳ないわ!!(笑)」

アン「6だったらもっとよかったのにですぅ!」

ティム「まぁ、奪取は成功したから良しとしよう(笑)」

バニー「これで"高価な同人誌"も手に入れられたし、あとは脱出するだけね!楽勝楽勝!」

レニー「………まだクライマックスの判定成功には足りない………」

バニー「えっ!?あれっ、そうだったっけ?」

アン「確か、ティム様が終わった時点で成功するにはあと7以上必要とかだった気がしますですぅ!」

GM「そうだね。これで、2+5+4+4の15だから、最終判定の18以上を成功させるには、あと3以上出せばOKだね」

ティム「うーむ、そうなるとまだ失敗の可能性は残っているのか………不安ではあるが………」

バニー「そこ心配してどうするのよ!1か2を出さなきゃいいんでしょ?余裕余裕!!」

アン「GMさんGMさん、ちなみに判定失敗するとどうなるんですか?」

GM「状況にもよるけど、まぁ、あまりよろしくない結果になるだろうね………」

レニー「………アルストロメリア墜落とか………」

ティム「それは大変だ、帰れなくなる(笑)」

バニー「どっちにしろ、今考えることじゃないわね!とりあえず最後の判定をしてから考えましょ!」

 

 

 

GM「では、話を進めるよ。………改めて……………… オメガ・ルファ発射まであと1分強!

  ワット社長と少し距離をとったバニーは、この短時間でどうやって"高価な同人誌"を盗み出そうか考えている………!(笑)」

バニー「くっ、判定は成功してんだけど、どうすれば盗めるかまではまだわかんないのよね………!

   うーん………あっ、これさ、操作盤や配管を攻撃して操縦を混乱させて、その間に盗むとかできない?(笑)」

GM「うーん、磁力バリアのせいで、操作盤とか壁、配管は反発しちゃって殴れなく………というか、そもそも近付けなくなってるね(笑)」

バニー「うげ、そうなんだ」

ティム「バリアの弊害だな(笑)」

アン「GMさんGMさん!ワット社長とは殴り合いできてましたよ!鉄は反発して近付けないんじゃないんですか?」

GM「あーーーー………ワット社長のオートメイルは、バニーと同じ非鉄金属(アビスリウム)ということにしよう(笑)」

バニー「何その後付け!(笑)」

GM「まぁ、サトクリフ博士がバリアとかドリルとか改造する前は、DSK社の普通のオートメイルだからねぇ………

  ワット社長のは、蒸気や油圧エネルギー稼働だったのを核晄エネルギーに差し替えしただけで」

ティム「そんな高級オートメイルをアイドルコンテストの景品にしてたのか(笑)」

GM「いらなくなった試作機だったとか?(笑)」

アン「試作機なら似てるのも納得ですぅ!」

バニー「まー、しっかし、操縦を邪魔するのはいい案だと思ったんだけどなぁ………あ、そしたら予告状投げて壊すのはどう?」

レニー「………それならいけるかも………?」

GM「いい案だけど、予告状はワット社長が邪魔して投げさせてくれません(笑)」

バニー「うーん………マジでどうしよう(笑)」

ティム「ワット社長になんとか隙を作らせるしかないな(笑)」

GM「そんな感じでバニーが悩んでる間にも、ヴィオラーダの操舵室内からは

  『オメガ・ルファ充填エネルギー120%!回頭し敵艦が射程距離に入り次第発射します!』とか

  『敵艦アルストロメリア、波導砲の充填を確認!波導減衰チャフ、散布開始!』とかの声が聞こえるね」

ティム「ん………?"波導減衰チャフ"、だと?なんだそれは!?」

GM「波導エネルギーを乱反射させて効果を弱めるための特別な金属紙(チャフ)………まぁ、銀紙みたいなものだと思ってくれれば。

  これで反射された波導は逆位相になり、打ち消し合ったり、拡散したり、うんならであんならしたりすることで、波導効果が弱まるんだ」

バニー「何そのエセ科学!!(笑)」

ティム「そもそも波導自体がエセ科学だがな(笑)」

レニー「………とりあえず、波導砲の力が弱まる物体みたい………」

アン「でも、敵の主砲も波導砲ですぅ!そっちの砲も、その銀紙に当たれば弱くなるはずですぅ!」

バニー「確かに!!(笑)」

GM「拡散波導砲は元々拡散するようにできてるからね、一点集中のミョルニアに比べればチャフの影響は軽微だよ」

ティム「くっ、と言うことは、こちらの砲だけが減衰の影響を受けるのか………!」

レニー「………ずるい………(むー、とした顔)」

GM「先の戦争の時代………十数年前、蒸汽複式飛空戦艦の主砲はミョルニアのような収束式の波導砲が主だったから、対策も結構あってね………

  波導砲の対策として波導減衰チャフが開発されて、その対策として拡散波導砲が開発されて………みたいな流れだよ(笑)」

アン「そんな歴史があったんですね!」

バニー「もー、ここで波導砲の歴史の設定とかいいから!今ラストバトル中!!(笑)」

ティム「にしても、そもそも生け捕り狙いでガス気嚢(タンク)なりプロペラなりを狙おうとしているのに、

   さらに波導砲が減衰してしまったら、ちゃんとヴィオラーダを撃墜できるのか?(笑)」

レニー「………あやしいかも………」

バニー「………あっ、そうか!なら………………よし!これで行こう!」

GM「ん?何か思いついたのかな?」

バニー「うん。………GM、オートメイルの通信機に、小声で通信するわ!………皇子サマ、聞こえる?」

ティム「ああ、聞こえるぞ!どうしたバニー君?」

バニー「まだ"高価な同人誌"は手に入れてないんだけど………ミョルニア、あたしに構わず撃っちゃって!」

ティム「なんだと!?」

バニー「撃墜して、ワット社長を生け捕りにするんでしょ?じゃあ、ダイスで1とか出さない限りは、この操舵室に砲撃は直撃しないはず………!」

ティム「それはそうだが………!」

バニー「ミョルニアがガスタンクやプロペラに当たれば、ヴィオラーダ内は絶対に大混乱になるわ!

   そこでならワット社長にもスキができて、"高価な同人誌"を盗み出すことができるはずよ!」

ティム「しかし………!」

バニー「あー、もー!時間ないし、もうこれしかないんだってば!いいからやって!!

   ………そのかわり、操舵室じゃなくてちゃんとガスタンクに当ててよね!1とか出したら許さないから!(笑)」

ティム「バニー君………………」

GM「なるほど、盗むより先にミョルニアを撃ってしまうということかな?確かにそれなら、比較的楽に盗み出す事は出来ると思う」

バニー「でしょ!」

ティム「しかし、それだとバニー君の脱出が………!」

GM「そうだね。出目や展開によっては、逃げ切れずにヴィオラーダと一緒に墜落なんてことも………」

バニー「あたしは大丈夫!なんとかするから!………ね!」

アン「バニーさん………!ティム様………!」

レニー「………………どうするの………?」

ティム「くっ………………」

バニー「皇子サマ!お願い!!」

ティム「………………………わかった。必ず無事に帰ってくるんだぞ!!」

バニー「了解了解!大丈夫だって!まかせといてよ!」

アン「その発言はフラグっぽいですぅ!」

GM「んー………………よし。それなら、最後の判定はバニーにしてもらおうかな」

バニー「えっ!?」

GM「基本撃つだけのティム皇子よりも、墜落する飛空艦から逃げるバニーの方が難易度高そうだし(笑)」

ティム「まぁ、確かにそうか(笑)」

GM「あとティム皇子が1出して、ミョルニアが操舵室に直撃したらそれはそれでややこしいから………(笑)」

バニー「まぁ、そう考えると最後の判定はあたしかぁ(笑)」

ティム「おい、私は1以外も出せるんだぞ(笑)」

アン「ティム様だと不安ですぅ………バニーさんがお亡くなりになっちゃうですぅ………!」

ティム「おい(笑)」

レニー「………信頼されてない………(くすくす)」

バニー「よーし!そしたら、ミョルニアは頼んだわよ!あたしは絶対に"高価な同人誌"を取り戻して、6出して無事脱出するから!!」

アン「頑張ってくださいですぅ!アンもなんとかして早く近くまで向かいますぅ!!ゴォーー!!(スーパー〇ン風に飛行)」

 

 

後編1に続く………

 

 








[次回予告!]


「よーし、出目的に"高価な同人誌"は取り返せそうだし、あとは最後にいい目を出して逃げきれれば万事オッケーかな!」
「やりましたねバニーさん!」
「………運がいい………」
「しかし、本当に大丈夫か?ミョルニア射撃後はちゃんと逃げきれるのか?」
「もー、皇子サマは心配症なのよ!操舵室に直撃さえしなければ大丈夫だってば!死なない死なない!」
「窓から飛び降りてもいいように、アンも向かってますよっ!」
「とは言ってもな………不安で、不安で(笑)」
「………出目が良くても、ロールプレイの結果で展開は変わるみたい………」
「あー、まぁ、確かにそこは心配だけどね………まぁ、もうここまで来たら腹をくくるしかないしね!行くわよ、ゴーゴー!!」
「………だな、心配しても無駄か(笑)バニー君、任せたぞ!」
「………お願い………!」
「了解よ!最後もいい目出すわ!まっかせなさい!」
「………………えいっ!(ぐいっ)」
「ぎゅえっ!!………な、何するのよアンちゃん!」
「えっ!………お腹をくくってほしいってバニーさんが言ったので、お腹にベルト巻いて、ギューーーッと………」
「おい、そういう意味ではないぞ(笑)」



次回!
ファントムバニーは2度笑う!

『出目を信じて (後編1) 』



アン「ルレーブの歴史も、あと1ページ………」
レニー「………最後まで気を抜かないで………」
バニー「さぁ、勝負よ!!」



※11/12(火) 21時は巻末付録(世界観設定2)を更新します。
 本編更新は11/16(土) 21時の予定!

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