【のびのびTRPG リプレイ】ファントムバニーは2度笑う!   作:羽園頼也

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[第一章]同人誌をとりもどせ!!

 

 

GM「それじゃあ、早速場面カードを引いてみよう!基本的にはこの場面カードの内容に従って物語が進んで行くぞ」

バニー「誰から引く?あたし?」

レニー「………誰からでも………」

GM「そうだねぇ、そしたら最初はバニーに引いてもらって、そこからは時計回りで………ティム皇子、アンちゃん、レニーって順番でいいかな?」

ティム「うむ、それでいいぞ」

アン「バニーさん、よろしくお願いしますですぅ!」

バニー「了解了解!さーって、おっ宝ちゃーん、待っててねーー!えいっ!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜シーン・1〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜【多脚機械を破れ】〜〜〜〜〜

 

岩壁を突き破り、タコのような多脚を持つ巨大機械が現れた!

(中略)

仲間たちが苦戦する中で、君は反撃の糸口を見つけた。

多脚の接合部からわずかにのぞく、蒸気バルブを撃ち抜けば動きは止められるはず!

 

※【力:15】または【技:13】以上で成功。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

バニー「………だって!(読み上げたカードを皆に見せながら)」

GM「じゃあ、場面カードを引いたPC………場面PCだね、その人が中心になって今の場面の状況を対応し、さらにダイス判定をしてもらうからね。

  今回はバニーが場面PCになるから、バニーが中心になってカードに書かれている問題を解決してね。判定してもらう時は連絡するよ」

バニー「了解!よーし、いくわよ!」

アン「はいはいはーい!GMさんGMさん!」

GM「どうしたのアンちゃん?ルールでわかんない所とかあった?」

アン「"多脚機械"ってなんですかっ!?」

バニー「そっちかい!!」

ティム「多脚機械は………まぁ、タコとか虫みたいな、長い足を持った機械だな」

レニー「………足がいっぱいある機械………」

バニー「ってか、カードに"タコのような多脚を持つ巨大機械"って書いてあるじゃない!これよこれ!!」

アン「うーん、イメージがなかなかつかめないですぅ………」

ティム「ほら、災害救助ロボとか………」

バニー「あー、あった気がする!」

アン「うーん………」

バニー「わかんない?」

アン「わかんないですぅ………」

バニー「うーん、他に何て説明したらいいのかなこれ………」

レニー「………攻殻機動隊のタチコ〇………………」

アン「………………あっ、なるほど!完璧にわかりました!もう大丈夫ですぅ!」

バニー「えっ、わかったの!?」

アン「はい!脚がタイヤじゃないので、瓦礫とかでもカシャカシャカシャーと動ける奴ですよね!」

ティム「合ってるな(笑)」

レニー「………タチ〇マパワー………」

バニー「ちょっと、なんでそれでわかるのよっ!(笑)」

アン「えー!タ〇コマは多脚戦車として義務教育じゃないですかぁ!」

バニー「知らないしっ!」

ティム「まぁ、わかったんなら大丈夫だな(笑)」

GM「多脚機械のイメージはついた?(笑)そしたら………冒険のスタートだ!」

バニー「よーし!盗むわよ!」

ティム「どんな掛け声だ!(笑)」

 

 

 

GM「ではでは………………ここは、ある大陸の端にある、のどかな小国ルレーブ。

   そのルレーブ王国の王国博物館に、50年ぶりに特別展示されていた至宝、"高価な同人誌"。

   それを盗みに来たバニーと、バニーの予告状を見て警備に来たティム達一行の目の前で……………ボカーーン!!壁を突き破り多脚機械が現れた!」

バニー「お宝、おたか………ふぇっ!何!?」

ティム「くっ、何奴っ!?」

GM「ジリリリリリ!防犯ベルが鳴り響く土煙の中、フードをかぶった謎の男が多脚機械から出てきて、混乱の中"高価な同人誌"を盗んだぞ!」

バニー「あーっ、ちょっとーーー!」

ティム「げほっ、げほっ、で、出合え出合えー!曲者だーー!」

レニー「………ドロボウ………逃がさない………(銃を構え)」

GM「うーん、今はバニーの番なので、レニーは何かあって撃つことができなかったようだねー」

アン「じゃあ………………ティム様ティム様、助けてくださいー!何も見えないですぅー!!(レニーを突き飛ばしながらティムに抱きつく)」

レニー「………………!!(吹っ飛ばされ、顔から転んで突っ伏す)」

ティム「こ、こら!腕を掴むな!離れたまえ!!」

アン「ひーーん!!(涙)」

バニー「ちょっと!!何なのよあんたたち!邪魔なんだけど!」

ティム「な!?お前こそ何者だ!」

バニー「ふ………何者なのかと聞かれたら、答えてあげるが世の情け!

    狙った獲物は逃さない、そう!それがあたし、怪盗ファントムバニーよ!!」

ティム「何っ、ファントムバニーだと!?ならば、あの宝を盗んだ奴はお前の仲間ということか!?」

バニー「違うわよ!知らないヤツっ!あれはあたしのお宝なのにー!!………って、あんたこそ誰なのよ!」

ティム「私はこの国の皇子、ティミエル・ロックだ!だがそんなことよりもまず、宝を取り返すのが先だな!レニー!銃士レニー!!」

レニー「………………(顔から転んで突っ伏したまま)」

ティム「くっ、この重要な時に………!アン!メリーアン!そろそろ離れたまえ!」

アン「ティム様ぁーー、ずびーー」

ティム「おおい!私の服で鼻をかむな!鼻を!!」

バニー「うわぁ………大丈夫なのこの人たち………」

GM「おっ、じゃあ今のうちに………バム!ブシューー!ギギィ、カシャンカシャン!謎の男は多脚機械に乗り込んで逃げ出したぞ!」

バニー「あっ、ま、待ちなさーいっ!!こらーー、あたしのお宝返せぇー!」

GM「カシャカシャカシャ!多脚機械は足を器用に使って壁の穴から逃げ出し、家の屋根をつたって逃げていくぞ!」

レニー「………動きがキモイ………」

アン「やばいですぅ、逃げられちゃいますぅ!!」

バニー「ちょっと!警備隊とかいないの!?」

ティム「奴を逃すなーーっ!撃て撃て撃てーー!」

GM「警備隊が銃を撃つも………カンカンカンカン!全く効いていない!

   どうやら犯人を逃がさないようにするには、足の関節を狙って撃ち抜かないといけないようだ!」

バニー「なんというご都合主義!」

GM「まぁでも、こうでもしないとプレイヤーの出番ないから………」

バニー「皇子サマはメイドにまとわりつかれてるし、銃士はぶっ倒れてるし………!

    あーもう仕方ないわね!私が撃つわ!その銃貸しなさい!(銃士のライフル奪い取り)」

ティム「すまん!頼むぞ!」

アン「誰かわかりませんが、がんばえーー、ずびーー」

ティム「だからっ!私の服で!鼻を!!かむなと!!」

バニー「静かにっ!集中できないじゃない!(笑)」

レニー「………………(まだ突っ伏している)」

GM「さーて、バニーは逃げる多脚機械の足を撃ち抜けるかなー?

  判定は、6面ダイスを2つ振って、キャラの各ステータスと合計した値が判定値以上なら成功だ。

   今回は【力:15】と【技:13】のどちらでもいいんで、どっちか選んでダイスを振ってね」

バニー「そしたら【技】でやる!あたしは、えーと、【技】が4だから、ダイス目との合計で13以上出ればいいんだよね?」

GM「そうそう。それでは、判定をどうぞ!」

バニー「せーの………バキューン!(コロコロ)」

 

 

2d6+4 = 7+4 = 11 < 13

判定失敗!

 

 

GM「カキーン!残念ながら失敗したようだね」

バニー「あーっ、もう!」

ティム「くっ、ダメか!」

GM「判定失敗の場合は、この闇カードってのを一枚引いてね」

バニー「うう、くやしー!」

アン「闇のカードですか?ふっふっふ、ターンエンド!ずっと俺のターン!!」

レニー「………1行で矛盾してる………」

アン「次回、『城〇内死す』。デoエルスタンバイ!」

バニー「どーでもいーから、とりあえずそのカード引かせなさいっ!(笑)」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜闇カード〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜【都会っ子】〜〜〜〜〜〜〜

 

煙突が煤煙を噴き出していても、鉄骨が野山を塗り潰しても、

君は文明の中で生きるのが性に合っている。

大自然とか、大きい虫がいたりして、怖いよね。

 

※スキル(自身の判定):現在の場面が「都市」だった場合、(中略)+1Dして判定できる

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

バニー「えーと………都会っ子?」

GM「そう、都会っ子。このカードは………今後バニーの判定場面が都市の場合、判定にダイス1つを追加できるってカードだよ」

バニー「意外と使える………のかな?」

GM「闇カードだからと言って、デメリットをもらうわけじゃないからね。ちなみに成功したらこっちの光カードね」

アン「光カードも同じようなことが書いてあるんですか?」

GM「そうそう。こんな感じで判定ごとに闇か光のカードが追加されて、キャラの設定が増えていくからね」

バニー「なるほどねー………よく考えられてるわ」

ティム「なんだ怪盗!大口叩いた割には盛大に外しているじゃないか!」

バニー「あ、あたし都会っ子だから、あーいうクモみたいな足もったヤツは苦手なの!………って感じ?」

GM「そうそう、そんな感じ」

ティム「ふん、結果が全てだ。口だけ達者でも意味ないぞ」

バニー「う、うるさいわね!!」

GM「とかやってる間に………カシャカシャカシャカシャ………!多脚機械が遠くに逃げていくぞー」

アン「ティム様ティム様!やばいですぅ、このままじゃ逃げられちゃいますー!」

ティム「心配無用だ!レニー!早く起きたまえ!今こそ王国最高の腕前と名高い『魔弾のレニー』の力を見せてやるのだ!」

レニー「………ん…………わかった………(起き上がり、バニーから返されたライフルを構える)」

バニー「あれ?あたしの番だから、他の人は撃てないんじゃなかったっけ?」

GM「うーん、本当は場面カード1枚につき1判定のルールなんだけど………なんか面白そうなのでOKにしよう!」

バニー「いいんだ!(笑)」

GM「この辺はGM裁量だからね。マニュアルにもあるように、展開が面白くなるならルールを多少逸脱してもいいと思うよ。

  あと………正直言うと、このまま取り逃がすとなんか後味悪そうで(笑)」

バニー「あー、まぁ、確かに………(笑)」

アン「レニーさーん、やっちゃってくださいぃーー、ずびーー」

ティム「だから!! 鼻!!!」

レニー「………ん………わたしは【力】が5あるから、【力】にする………」

バニー「おっ、それなら行けるかも!」

アン「やはり暴力………!暴力は全てを解決する………!」

GM「一応、【力】は暴力じゃなくて、"勢いの良さ"らしいよ(付属のマニュアルを見ながら)」

バニー「勢いの良さなんだ。……………………勢いの良さ??(レニーを見ながら)」

ティム「ま、まぁ、銃士のキャラクターとしては、であって、レニーの性格としては、ではないからな」

GM「じゃあ次はレニー、判定をどうぞ!」

バニー「いっけぇー!」

レニー「………………………っ!(バンッ!)」

 

 

2d6+5 = 7+5 = 12 < 15

判定失敗!

 

 

GM「ガキーン!残念ながら、またまた失敗のようだね」

バニー「はぁぁぁぁ!?ちょっと!【力】5もあって失敗とか、嘘でしょ!?」

レニー「………うるさい…………」

GM「はーい、じゃあレニーは闇カードを引いてね」

レニー「……………………ん………(口を尖らせながら)」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜闇カード〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜【吸血鬼】〜〜〜〜〜〜〜

 

闇夜を渡り歩き、血によって永遠の命を得る吸血鬼………

実は、君はそんな吸血鬼の1人だ。

人間とは違う理由で、君もまたこの事件に関わっている。

 

※ボーナス:力+2、技+2

 スキル(常時):(前略)太陽に照らされている場合、しおしおになって判定にー4のペナルティを負う。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ティム「………レニー、君は吸血鬼だったのか。付き合いは長いが、全く気付かなかったぞ」

レニー「………実は、牙、ある………(口をぐいっと引っ張って牙を見せる)」

アン「ききき、きゅーけつきって、ち、血を吸うんじゃ………」

レニー「………ちーすーたろかー………」

アン「ひょえーー!ぶくぶくぶく(泡をふく)」

バニー「ほ、本気で血を吸うの?さささ、先に言っておくけど、あ、あたしの血は美味しくないからね!」

レニー「………血は吸わないけど、太陽は苦手………」

GM「吸血鬼だからか、昼間はあまり強くなかったみたいだね。あとは、さっき顔から転んだから目に砂が入ったとかなんとか………ってことで(笑)」

バニー「まぁ、どちらにせよ失敗、ってことね。それよりも、このままじゃあいつに逃げられちゃうわよ!」

ティム「ふむ、仕方がないな。私がやろう!レニー、その銃を貸したまえ!」

アン「ティム様ティム様!アンもご奉仕いたしますーっ!スキル発動で判定に+3なのです!」

ティム「助かる!」

アン「ひっさーーつ!萌え、萌え、キューン!!」

ティム「………それの何がご奉仕になってるか全くわからんが、とりあえず助かる!!」

レニー「………必殺って、誰も殺してない…………」

バニー「………気にしたら負けじゃない?」

アン「キューーーーン!!(≧∇≦)」

GM「さぁ、3度目の正直!アンちゃんのご奉仕を受けたティム皇子は当てられるのか?」

バニー「頼んだわよ!」

アン「アンのご奉仕もあるし、絶対行けますぅ!キューーン!!」

レニー「………がんばって………!」

GM「ティム皇子は【力】も【技】も一緒だから、【力】15以上より【技】13以上の方が成功しやすいかな?」

ティム「よし、ならば【技】でいこう!ステータスの+3にアン君の+3で、ダイスで7以上出せば成功だ!」

GM「了解、では判定をどうぞ!」

ティム「任せたまえ!………はっ!!(コロコロ)」

 

 

2d6+3+3 = 9+3+3 = 15 > 13

判定成功!

 

 

GM「バギュン!ガッガガガガ………!お!見事関節を撃ち抜いたようだ。動きが止まったぞ!」

バニー「やった!当たった!」

アン「ティム様すごいですぅ!!」

ティム「ふん、このくらい出来て当然だ!私はこの国の皇子だからな!」

レニー「………パチパチパチ(無言で拍手)」

GM「ドガガガーッ、ガシャーン!!登っていた崖から落ち、動かなくなる多脚機械!mission clearだ!」

バニー「おおー!」

ティム「うむ。………して、犯人は?」

GM「えーと、多脚機械は破壊できたけど、残念ながら犯人には逃げられてしまったようだね。お宝も持ち逃げされたようだ………」

アン「えー!せっかくティム様が倒したのにですぅ!」

GM「カードを引いたバニーの番としては判定失敗してるからね。というか………ここで犯人捕まえたら話が終わっちゃうでしょ?(笑)」

バニー「うーん、悔しい!」

ティム「私がいながら逃げおおせるとは………なかなかやるようだな」

バニー「なーに皇子サマ、自信満々に言ってた割には最後のツメが甘いんじゃないのー?」

ティム「あれだけ遠ければ仕方なかろう。むしろ、最初に外したのは誰だったかな?」

バニー「ぐぬぬ」

GM「さて、判定成功したティム皇子には光カードを1枚引いてもらおうかな。さっきも言ったけど、判定成功は光カード、失敗は闇カードをそれぞれ1枚引くよ」

ティム「では………これでどうだろう」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜光カード〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜【新聞記者(NPC)】〜〜〜〜〜

 

(前略)

取材と称して同行している新聞記者。

やる気はあるんだけど、役に立つのか邪魔なのかは、

ちょっとびみょうだよね。

 

※ボーナス:技+1

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

GM「おお、NPCの新聞記者が味方になったようだ」

ティム「ふむ、悪くはないな。名前は………そうだな………」

アン「ティム様ティム様、カミィ・ジョー、なんてのはどーですか?」

レニー「…………いいと思う………」

ティム「よし。ならば新聞記者はジョー記者だ。バニーの追っかけ、ということにしようか」

バニー「はぁ!?ちょっと!」

GM「では………バニーの追っかけの新聞記者のジョー記者が味方になったようだ。NPCとしてプレイヤーを陰からフォローしてくれるぞ」

ジョー「へへっ。これからよろしくお願いしますぜ」

ティム「うむ、頼むぞ。何か情報があれば教えてくれたまえ」

バニー「げっ、ジョーのヤローじゃん」

ティム「知っているのか?」

バニー「知ってるも何も、あいつストーカーまがいの記者でさー………あたしが予告状送るたびに現場に来るし、やりづらくてしょうがないの!」

ティム「それは………そもそも予告状を出して盗みをする君が悪いのではないか?」

アン「そーですよ!盗むのは悪いことですぅ!」

バニー「予告状出さないで盗むなんてただの泥棒だし!あたしは違うの!怪盗はね、予告状出して警備員がいーーっぱいいる中で、華麗に盗むのがいいの!か・れ・い・に!」

レニー「………自意識かじょー………」

バニー「なによ!」

ティム「まぁまぁ、喧嘩はやめたまえ。………さて、バニー君だったか。我々王宮側としては、先程盗まれた"高価な同人誌"を取り戻したい。君はどうだ?」

バニー「あたしもアレにはムカついたわね!怪盗の目の前でお宝を横取りされちゃったし、犯人は絶対捕まえてお宝取り返してやるんだから!」

ティム「ならば、"高価な同人誌"を取り戻すまで我々と協力する、というのはどうだ?悪い話ではないはずだ」

バニー「ふぅん?」

ティム「おっと、勘違いしないでくれたまえよ、本来なら君は怪盗であるから捕まえないといけないのだろうが、今は盗みを働いたという証拠がない。

    あとは………そうだな。君と協力した方が犯人を早く捕まえられそうだから、だ」

バニー「一時的な協力体制ってこと?いいわよ、むしろ足を引っ張らないでよね!」

ティム「……………おや?グレーどころか真っ黒な被疑者に対してかなり譲歩した待遇なのだが、それに関して感謝の言葉くらいはあってもいいんじゃないかね?」

バニー「……………はいはい、感謝してまーーすぅーー」

ティム「はっは、まぁそうすねるな!優秀な君だからこその特別待遇だ。期待しているぞ!」

バニー「…………ま、仕方ないわね!このファントムバニーに任せておきなさい!」

レニー「………………チョロい………」

バニー「ん?何か言った?」

レニー「………別に………(目逸らし)」

ティム「ああ、そう言えば彼女らの紹介がまだだったな。改めて………私はこのルレーブ王国の皇子、ティミエル・ロックだ。ティムで構わないぞ」

バニー「狙った獲物は逃がさない!あたしは、怪盗ファントムバニーよ。よろしくね、皇子サマ!」

ティム「そして、こちらの銃士がレニー」

レニー「………よろしく………」

ティム「こちらのメイドが」

アン「ひ〇肉です!!(あのポーズ)」

バニー「誰よひき〇って!(笑)」

ティム「あー、その、なんだ、彼女の名前はメリーアンだ。皆、アンと呼んでいる」

アン「こんにちは。雨〇と申します(裏声で)」

バニー「いやだから〇穴って誰よ!(笑)」

レニー「………リビング細いねー………(裏声)」

バニー「どういうこと!?」

ティム「アン君、とりあえず自己紹介をしよう。………な?(にこやかに威圧)」

アン「は、はいですぅ!アンの名前はアンちゃんです!よろしくお願いします!ピブーー!お前はすでに死んでいる(バニーの秘孔を突く)」

バニー「えっ何いきなり(笑)」

ティム「………あー、まぁ、オタク気味なのが玉に瑕でな。まぁ気にしないでくれ(苦笑)」

アン「あーっ、ティム様ひどいですぅ!オタクへの偏見ですぅ!!ね、カイトーさんもそう思いませんか!?」

レニー「………カイトー………?」

バニー「ん?誰のこと?」

アン「えっ、"カイトー・ファントム・バニー"さんなんですよね?」

バニー「いや違うわよ!"怪盗のファントムバニー"ってこと!」

アン「ああ、名前がカイトーノさんで、愛称がカイトーさんなんですね!了解ですぅ!」

バニー「あーもう違うって!もーー、どうしたらいいのこの子!?」

レニー「…………考えちゃダメ………感じて………」

バニー「いや無理だからッ!」

ティム「はっはっは!まぁまぁ、みんな仲良くやってこうではないか!」

アン「ですです!カイ…………えーと………カイバニーさん!」

レニー「………カイトー&バニー、略してカイバニ………(笑いを堪えている)」

バニー「だぁーーっ!もーーー!!」

GM「………というわけで、盗まれてしまった至宝を取り戻すため、ティム皇子たちと怪盗ファントムバニーは手を取り、犯人探しを始めた………という所で最初のシーンは終了かな」

ティム「これからよろしく頼むぞ、ファントムバニー!」

アン「カイ……………カイトムバニーさん!」

バニー「もーー!だから違うってーのー!!」

レニー「……………ぷるぷる(笑いを堪えている)」

バニー「あーーー!もーーー!!」

ティム「もーもー、と、君は牛か(笑)」

バニー「牛じゃなーーーい!!」

 

 








[次回予告!]


ティミエルだ。
「王家の至宝、"高価な同人誌"はあたしがいただくわ!」という、ファントムバニーの予告状。
それを見て警備に来た我々のちょうど目の前で、多脚機械に乗ったローブの男により王家の至宝は盗まれてしまった………!

皆が苦戦する中、私の活躍で何とか多脚機械は倒したものの、敵はすでに逃亡。
"高価な同人誌"の行方もわからずじまいだ。
それでも何らかの痕跡がないかと多脚機械を調査する我々だったが………

何だ?地響きが………!?
皆、気をつけろ!



次回!
ファントムバニーは2度笑う!

『進象(進撃の巨象)を捧げよ!』



アン「君は、この先生、きのこることができるか」
ティム「生き残る、ではないのか………?」



※6/11(火) 21時は巻末付録(TRPGとは?)を更新します。
 本編更新は6/15(土) 21時の予定!

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