【のびのびTRPG リプレイ】ファントムバニーは2度笑う! 作:羽園頼也
前回のあらすじっ!
今北産業!!
・殺ロボ鬼、再起動!?
・汚染区域にゴー!
・アンかわいい
そこんとこ、よろしく!
バニー「いや最後全然関係ないじゃん!(笑)」
GM「さてさて、目撃情報があった倉庫に来たぞ。この倉庫は工場内でも特に奥まった場所にあるね。
昼間でもかなり暗く、空気も埃っぽく、じめっとした匂いが充満している」
レニー「………ここなら、吸血鬼のペナルティは無さそう………」
ティム「大丈夫だと思うが、万一を考えて一応気をつけておいてくれ」
バニー「うぅ………お化け屋敷みたいね………」
アン「あれ、バニーさんはどんと来い超常現象!って感じだと思ってたんですが、違うんですかー?」
レニー「………なぜベストを尽くさないのか………」
バニー「ベストも何も、あたし、虫とか真っ暗闇とかオバケとか大っ嫌いなタイプだから………」
ティム「都会っ子だな(笑)」
バニー「うん、都会っ子だし(笑)」
アン「(キュピーン)…………むかしむかし、あるところにゾ ン ビ ー ー ! ! !」
バニー「ぎゃあっ!!(びっくりしてレニーに抱きつき)」
レニー「………!(照)」
ティム「!!?………どうした!奴が出たか!?」
レニー「………違う………」
バニー「………な、な、何よ、びっくりさせないでよ!(ソロソロと離れる)」
アン「ふふふ、アンはわかりましたよ!バニーさんはゾンビが苦手だったんですね!」
バニー「あんな大きな声でいきなり"ゾンビー!!!"とか言われたら誰だってびっくりするわ!」
アン「映画館でいきなりゾンビー!!!って来たら、女の子に抱きつかないように我慢しないといけないんですぅ!」
レニー「………それ、センチメンタル・ジoーニー………」
バニー「知らないわよ!!っていうか、さっきの話聞いてた!?皇子サマが驚いてランタン落としたら、ここ一帯火の海になるんだってば!!」
アン「いやー、驚くバニーさんが見たくって、ついー(てへぺろ)」
バニー「てへぺろ、じゃないっ!!」
ティム「しっ!静かに!………もし近くに奴がいたら逃げられてしまうぞ!(笑)」
GM「それじゃあ、そろそろ判定してもらおうかな。殺人鬼がいる痕跡が見つかるのか、それとも工場が大炎上するのか………」
アン「さぁ、どっちなんだい!?………(なんかピクピクしている)」
レニー「………ぱわーー………」
バニー「もうええわ!」
GM「あ、"都会っ子"分の1ダイス、使う?」
バニー「うーん、使わなくても成功するならいらないかな。そのダイスで1の目が出ても困るし」
GM「それではバニー、判定をどうぞ!」
バニー「うわーー!頼むよーー!!(祈るようにダイスを振り混ぜて)………ていっ!!」
2d6+3+3 = 8+3+3 = 14 > 10
判定成功!
GM「おお、割と余裕だったね。判定成功だ!」
バニー「あ、危なかったーー!ずっと失敗するんじゃないかって思ってて、ちょっと怖かったのよね………はぁ(安心のため息)」
ティム「なんとか火の海にはならずに済んだな(笑)」
アン「………ティム様ティム様、ランタンちょっと貸していただいていいですかー?(ウズウズ)」
レニー「………燃やす気………?」
バニー「やめい!(笑)」
GM「さてさて、無事判定成功したから、忘れないうちに光カード引いてもらおうかな」
バニー「じゃあ、これで!」
〜〜〜〜〜〜〜〜光カード〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜【天才】〜〜〜〜〜〜〜〜
君の天才的頭脳をもってすれば、科学も神秘も予測可能な現象にすぎない。 そして世間は、なんでもわかる天才的頭脳をいつも狙っている。
※ボーナス:技+1
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
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バニー「天才!だって!」
GM「天才、だね」
ティム「天才だな」
アン「天・才・的・な・怪盗・様!!」
バニー「いやー、それほどでもー(照れ照れ)」
レニー「………驕れる者久しからず………」
バニー「お、驕ってないし!驕ってないから!!」
ティム「いずれにせよ、よくやったぞ。天才的なバニー君のおかげで、今回はいい結果に終わりそうだ」
バニー「まぁ、天才のあたしにかかれば、こんなもんちょちょいのちょい、よ!」
レニー「………めちゃくちゃ驕ってる………」
GM「では、何かしらの天才的なひらめきによって、普通の人なら見落とすような痕跡を見つけたぞ、としようか」
バニー「よしっ!………みんな!ここに足跡があるみたい!」
ティム「(ランタンかざして)どうやらそのようだな………よし、この跡を追うぞ!」
GM「痕跡は階段の上の方に続いているね」
アン「なんだこの階段はぁ!」
レニー「………上から来るぞ、気をつけろぉ………!」
GM「階段を上がると、赤に塗られた扉と青に塗られた扉があるけど、足跡は赤の扉に続いているぞ」
ティム「なぜそんな毒々しい色の扉を作った………」
GM「工場長の趣味とか?(笑)」
アン「せっかくだから、俺はこの赤い扉を選ぶぜ!」
レニー「………こうして越前〇介は『クリムゾ〇』を手に入れた………」
バニー「いや流れ的にデスクリ〇ゾンネタ来ると思ったわよ!思ったけどさ!」
アン「えっ、『悔しいっ!でも感じちゃう!!』の方が良かったんですか?」
バニー「そっちのクリムゾ〇でもないっ!!(笑)」
レニー「………おーのー………」
GM「ではでは、ギ、ギギ………と赤い扉を開けると………………暗がりの中に赤く光る目を見つけたぞ」
ティム「奴か!」
バニー「猫とかじゃないよね?」
GM「殺人鬼だよ。黒いマントに、背中からブシューーッと蒸気を吹き出しているのは同じだね。
今回ハサミは持ってないけど、また"オマエ ヲ コロス………(デデン)"とか言ってるぞ」
バニー「効果音がついてるっ!」
アン「早く私を殺しにいらっしゃい!」
レニー「………I just feel "RHYTHM EMOTION"………」
ティム「窓や階段などから逃げられないように、包囲しながら壁際に追い詰めるぞ!火花がとぶとマズいから、銃はできるだけ使わないように!」
バニー「今度こそ逃がさないわよ!ぶちのめしてやるっ!」
アン「もしかしてオラオラですかぁーーッ!?」
レニー「………YES! YES! YES!………」
バニー「そんなに武闘派じゃないでしょあたしたち!(笑)」
GM「殺人鬼は逃げようとするが、思ったより鈍くて、どんどん壁側に追い詰められていくぞ」
バニー「今回は判定成功してるから楽勝ね!」
ティム「にしても、簡単すぎないか………?」
バニー「どーせ隠れてる間に錆びついたとかよ!ほら、しっかり包囲しないとまた逃げられちゃうわよ!」
アン「ですです!今はハサミ持ってないので全然怖くないのです!みっくみくにしてやんよ!」
バニー「それを言うならボッコボコでしょ!」
レニー「………?………そういえば、ハサミは………?」
GM「あっさり壁際に追い詰められた殺人鬼。ギギ、ギギとこちらの様子を伺っているが、この前アンを襲ったようなスピードで動く様子はないぞ」
ティム「そう言えば、あの時は我々の介入も間に合わないほどのスピードで動いていたはずだが………罠かもしれん。皆、気をつけろ!」
バニー「なぁに、大丈夫よ。あたしのオートメイルとアンちゃんのジェットブーツで行けば逃げられることはないでしょ!
皇子サマとレニーは後ろから援護お願い!(ジリジリ)」
アン「りょーかいですっ!このままふん縛ればお縄ですねっ!この前のリベンジですぅ!!(ジリジリ)」
レニー「………(銃を構え)」
GM「2人と殺人鬼との距離は少しずつ縮まっていくね。もうすぐ捕まえられるかな?」
バニー「さぁ、その頭をぶち開けてアラン医師やDSK社との繋がりを調べさせてもらうわよ!覚悟なさい!」
アン「ですです!」
???『……………くっくっく、酷いじゃあないか、ファントムバニー』
ティム「!?」
バニー「えっ!?誰!!」
GM「『くっくっくっ』、殺人鬼から男のくぐもった笑い声が聞こえるぞ。
『はじめまして、ティミエル皇子、そしてそのお付きの銃士とメイド君、そして、ファントムバニー』」
バニー「全員バレてるじゃん!」
アン「中の人ですかっ!?」
レニー「………中の人などいない………」
ティム「これは………録音?いや、通信か!?」
バニー「何者よ!アラン医師なの!?」
GM「ではないようだね。男の声だが、コンテストで聞いたアラン医師とは声質が違うようだ」
バニー「ってことは、コイツが真の黒幕!?」
???『くっくっく、潜伏させていたこいつを動かせば君たちが来ると思ったよ。これでようやく話ができるな』
バニー「アンタ、一体何者なのよ!」
???『話すと思うのか?意外と愚かだな、天・才・的・な・怪盗・様?』
バニー「っくーー!コイツ嫌い!」
レニー「………煽りスキルが高い………」
アン「よーし、わかりましたっ!………ドーモ、ナゾノヒト=サン。アンです」
???『………?どういうことだ?』
アン「あーーっ!アイサツされたら必ず名乗りをしてアイサツを返さないといけないんですよぉーー!ムラハチです!ムラハチ!!セプク!!」
???『………何を言っているんだこいつは?』
バニー「敵の方がまともとか、一体どうなってんのよ(笑)」
レニー「………スゴイシツレイ………」
ティム「………問おう。貴様が、我が国の至宝を奪った者か?」
???『くっくっく、いかにも、"高価な同人誌"は俺の手の内だ』
バニー「やっぱり!」
アン「返してくださいですぅ!」
???『返せと言われて素直に返す奴が、この世にいると思うかね?ん?』
ティム「貴様が誰かまではわからないが、ギガンジア帝国、そしてDSK社と繋がりがあることだけはわかっている。
我が国から帝国に圧をかけてお前を探し出すことも可能だぞ!」
???『………くっくっくっ、はーっはっは。アランの言う通りだな。ルレーブの皇子は世間を知らぬガキだ、恐るるに足らん』
ティム「何だと!」
???『はっはっは、うまくいくと思うならやってみるがいい。まぁ、まず無事に生きて帰れたらだがな』
バニー「どういうこと!?」
レニー「………嫌な予感………」
GM「『それでは、サヨナラだ。もう会うことはないだろう。では、アデュー』、そう言ってブツッと通信は切れた」
バニー「あっ!」
ティム「待て!………………くそ、遅かったか」
GM「そして殺人鬼はいつのまにか持っていたスイッチをポチリと押して、"コレデ、ナニモカモオワリダ………ニンム……カンリョウ………"と言ったぞ」
バニー「えっ何!?任務完了って?」
アン「わーー!!!やばいですぅ!!そのセリフだと、二話ラストのヒイ〇・ユイと同じ事になっちゃいますぅ!」
バニー「どういうこと!?一体何なのよ!」
アン「自爆ですぅーー!!」
バニー「嘘でしょ!!」
ティム「しまった、やはり罠か!」
レニー「………\(^o^)/………」
GM「殺人鬼は目を点滅させ………ピ、ピ、ピピピピピピピーーーーーーー! ボガーーーン!!君たちが逃げるまもなく大爆発した!!」
アン「グワーーーーッ!!」
レニー「………アバーーーーッ………!!」
ティム「くっ!!………皆、大丈夫か!?」
バニー「ゲホッ、ゲホッ、ど、ど、どうなったの………?」
アン「アンは死んじまっただー アンは死んじまっただーー 天国へ行っただーー」
バニー「えっ、そんな、えっ!!?」
アン「おきのどくですが ぼうけんのしょ は 消えてしまいました」
レニー「………デレデレデレデレ、デーレデン」
ティム「今その音楽は聞きたくないな(笑)」
アン「………あれは彗星かな?いや、違う、違うな。彗星はもっとバァーッて動くもんな」
レニー「………これが若さか………」
アン「若さ、若さってなんだ?」
レニー「………あきらめない事さ………」
アン「愛ってなんだ?」
バニー「くやまないこーとーさー………って、ええい、どうでもいいわっ!(笑)で、GM、どうなったの?」
GM「死んでない死んでない;幸いながら、バニーはオートメイルで飛来物を叩き落とし、
アンちゃんはジェットブーツですぐ後ろに飛び去ったので、大した被害はなかったよ」
ティム「2人とも、大丈夫か!?」
バニー「うーん………なんとかね………」
アン「た、助かりました………黒ひ〇危機一発で最後に残った二つの穴をどちらか選んでナイフを挿す時くらいドキドキでした!」
バニー「わかりにくいわ!(笑)」
GM「ただ飛来物にはハサミの破片が混入していて、オートメイル、ジェットブーツにはその破片が多数当たってしまったから
一度修理やメンテは必要だね」
レニー「………だから、ハサミがなかったんだ………」
ティム「我々を殺すつもりでここに誘き寄せたのか。なかなか危なかったな」
バニー「えっ、オートメイル壊れちゃったの?もう+3は使えない?」
GM「次のティム皇子の場面では2人とも修理中になるので一時的に使えなくなるけど、アンちゃんの判定前までには直る予定だから
できるだけ判定とかに影響は出ないようにするよ」
アン「ひーーん、アンのジェットブーツがぁーー!ゆ゛る゛さ゛ん゛!!!」
レニー「………テレレレー………」
ティム「工場ごと爆破されなかっただけマシだろう。………そう言えば、爆破に伴って火災は起きなかったのかね?」
GM「火は出なかったみたいだね。ティム皇子も後ろにいたからランタンも壊れてないし。ただ殺人鬼は原型を留めないレベルでバラバラだけど………」
ティム「殺すつもりで廃工場に誘き寄せ、自爆はしたものの火災も崩落もなしか?………何か腑に落ちないが………」
アン「アワレ!サッポロ=サンの体は無惨にも爆発四散!ショッギョ・ムッジョ!」
レニー「………ナムサン………」
ティム「……………ふむ、まぁ、被害は少なかったからな。気にしないでおこう」
アン「………あーっ!ティム様、私を無視しましたね!ここまでされる謂れはない!欺瞞!!サツバツ!!!」
レニー「………ヤンナルネ………」
バニー「しかし、自爆とはやってくれたわね………オートメイルが無かったら絶対死んでたわ………」
ティム「巨象のことがあったから少し心配していたが、自爆するとは………2人とも、よく守ってくれた。感謝する。
オートメイルとジェットブーツは、私が口添えして王国専属の機工士たちに直してもらおう。何、数日あれば元通りだ」
アン「わぁ!ありがとうございます!」
バニー「王国最高の技術で直してもらえるの?うーん、皇子サマってやっぱりすごいわね………」
レニー「………変なギミックがつかなければいいね………」
バニー「えっ!?」
GM「さてさて、からくも汚染区域の廃工場から出てきた君たち。皆、全身埃と汚れで真っ黒。靴の裏は油と変な液体でベタベタになっているぞ」
バニー「今回はひどかった………早くお風呂に入りたい………(赤い目をショボショボさせながら)」
アン「わぁー、お目目が真っ赤だぁーー!」
レニー「………ドラゴ〇ケースに入れてね………!」
バニー「うわっ懐かし!」
ティム「とりあえず、殺人鬼は破壊できてそこは良かった。だが…………」
バニー「あっ、そうよ!なんなのよあいつ!ムカつく!!」
ティム「奴が誰かまではわからなかったが、盗まれた"高価な同人誌"はギガンジア帝国、もしくはDSK社の関係者の手中にあるというのは間違いなさそうだ」
レニー「………確か、『アランの言う通り』、とか言ってた………」
ティム「そうだな。やはり今はアラン医師から探るしかなさそうだ。調べるのを急がせよう」
アン「あちょー!ほぁたー!部隊さんたちに頑張ってもらうしかないですね!」
バニー「諜報部隊、ね(笑)」
GM「ではでは、今回殺人鬼を通じてついに黒幕と邂逅した君たち。
謎の男の正体とは?帝国、DSK社との繋がりは?そして、"高価な同人誌"を盗んだ目的とは?
真相に近づきつつも新たな謎が生まれたところで、舞台は次のシーンへと移ります」
ティム「しかし、相手が帝国となると大事になってきたな………一歩間違えば戦争になりかねん」
バニー「まっ、大丈夫よ。場所さえわかれば、天才的なあたしがチョチョイと盗み返してくるから!」
ティム「うーむ、そう簡単にいけばいいが………」
バニー「心配ご無用!皇子サマは犯人を捕まえる。あたしはお宝を手に入れる。win-winじゃん!」
レニー「………さりげなく自分の物にしてる………」
ティム「至宝は返してくれたまえ(笑)」
バニー「ま、取り返してから考えましょ!」
アン「あっ、そうすると、"高価な同人誌"を手に入れて、バニーさんは新世界の神となるんですかっ!?」
バニー「なるかぁ!!」
アン「うふふふふふっ………バニーさんの次のセリフは『何がおかしいの!?』という!」
バニー「何がおかしいの!?………はッ!」
アン「 計 画 通 り (例の顔) 」
レニー「………駄目だこいつ………早くなんとかしないと……」
[次回予告!]
ほーぅほぅほぅ、こーれはこれは。
ワタクシ、アランになーんの御用事ですかなぁ?
………ほーぅほぅほぅ、ティム皇子たちが次に何をするか知りたい、ですと?
こーれはまた、物好きな人でぇすねぇ?
まぁいーいでしょう、お教えしましょう!
彼らはぁワタクシの隠れ家だと聞いて、郊外の廃屋にのこのことぉ行ったんですよぉ!
それが罠だとも知らずにねぇ!!
今頃は………そぉですねぇ、蜂の巣になってるかもしれませんねぇ!
楽しみですねぇ、ほーぅほぅほぅ!
次回!
ファントムバニーは2度笑う!
『BREAK IN2 THE FIGHT (前編) 』
アン「ハッキシ言ってね?おもしろカッコイイって!」
アラン「なぁにを言ってるんでぇすかねぇ、このお嬢さんはぁ」
※7/16(火) 21時は巻末付録(のびのびTRPGの遊び方3)を更新します。
本編更新は7/20(土) 21時の予定!