【のびのびTRPG リプレイ】ファントムバニーは2度笑う!   作:羽園頼也

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[第六章 前編]BREAK IN2 THE FIGHT (前編)

 

 

GM「そしたら次はティム皇子だね。そろそろ眠くなってきたかな………」

バニー「深夜2時過ぎにプレイを始めるからこんなことになるのよ!(笑)」

ティム「仕方ない、サクサク進めようか。………よし。これだ」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜シーン・6〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜【帝国の追撃】〜〜〜〜〜〜

 

爆風が生じ、床が激しく振動する!

「5時方向、帝国の巨大戦艦だ!」見張りの呼び声も、砲撃の音にかき消されそうだ。

この脅威に策もなく立ち向かうのは自殺行為だ。ねえ、逃げたほうがいいんじゃない………?

 

※立ち向かうなら【カ:17】で、逃げるなら【技:12】以上で成功。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ティム「おっと、帝国が実力行使に出たようだ………!」

バニー「えっ、ちょっ、早くない!?」

アン「展開巻き巻きですね!」

GM「カードだから、狙ってストーリーを作ったってわけじゃないけどね」

レニー「………いきなり最終決戦………?」

ティム「シーンはあと2つ残っているからここで終わりはないだろうが、今回の結果と、カードの引き次第ではどうなるか………だな」

バニー「えっ、何、これで帝国に負けて、次のシーンで無人島に島流しされるとか?(笑)」

GM「それが無きにしも非ずな所がのびのびTRPGなんだよね………」

アン「のびのびTRPGって………面白!」

 

 

 

GM「それでは………毎度お馴染みジョー記者だ」

バニー「またぁーー!?」

ティム「このやり取りは前回やったから割愛するぞ」

バニー「うわ、ひっど!」

ティム「で、今回はどうなった?」

アン「帝国が攻めてきましたかーー?」

GM「早い早い(汗)まだキャラたちはその事知らないというていでロールプレイしてね」

アン「はいです!」

レニー「………逆に難しい………」

ティム「で、どうした?」

ジョー「へぇ、諜報部隊からアラン医師の情報が掴めやして」

バニー「おー!何かわかったの?」

ジョー「アラン医師はDSK社お抱えの医師というのはご存じかと思いやすが、ここ一年くらいは一般診察をやめ、ほぼDSK社の専属医師になってやした」

レニー「………専属医師………」

ジョー「へぇ、で、DSK社の社長、ワット・ナーヴェイという者の指示を受けて、いろいろと闇で暗躍してるようですぜ」

バニー「暗躍?例えば?」

ジョー「兵器開発とか、闇金融とか、あとは麻薬売買とかですかね。

    DSK社は大企業ですが、きな臭い噂もいろいろありやして………その辺にアラン医師が噛んでるようですぜ」

ティム「アラン医師の背後にワット社長という者がいて、指示を出している、ということか………」

アン「ティム様ティム様!ワット社長?という人が真の黒幕なんですか?」

バニー「なんか偉そうだし、名前ある敵だし、そいつがこの前廃工場で話した奴っぽいよね。ラスボスかな?」

GM「(ぎくり)」

ティム「まだわからないが、この社長が疑わしいのは間違いないようだな」

ジョー「ちなみに、DSK社はワット社長が電撃就任してから大きく成長したらしいですぜ。前社長は事故か何かで急死したとか」

バニー「あー、これ絶対、前社長を事故に見せかけて殺してるヤツだわ………」

レニー「………偏見よくない………」

ジョー「あと、"高価な同人誌"が盗まれた日でやんすが、アラン医師は休診していてどこへ行って何をしていたかは誰も知らないようですぜ」

バニー「アリバイなし?うわー、めっちゃ怪しいじゃん」

ティム「今までの情報を合わせると、やはり実行犯はアラン医師と見て良さそうだな」

ジョー「アラン医師は先日のアイドルコンテストで見られた以外はほとんど表舞台には出ず、最近はもっぱら郊外の廃屋に入り浸って何かやってるようですぜ」

レニー「………郊外の廃屋………?隠れ家………?」

アン「ティム様ティム様!そこ行ってみたいですぅ!"高価な同人誌"が隠されてるかもしれないですぅ!!」

バニー「そうね。お宝そのものがなくても、何か手がかりがあるかもしれないし!」

ティム「ふむ………一度行ってみてもいいかもしれんな。遠いのか?」

GM「ジョー記者の話だと、あの巨象が来た方角にその廃屋はあるようだね。蒸気自動車で半日強くらいの場所にあるみたい。

   一応帝国領ではあるけど辺鄙な場所だし、帝国城塞からは遠いからいきなり見つかったりとかはなさそうだよ」

ティム「よし、ならばアン君!技術部に連絡し蒸気自動車を手配だ!」

アン「ガッテン承知の助!」

ティム「そしてレニー!念の為、ナナマル砲の弾頭をその車に積めるだけ積んでくれ」

レニー「………らじゃ………」

ティム「バニー君は」

アン「変身、地をかーけーろー」

レニー「………コーンピューターにーー守られたー………」

バニー「それはバベ〇2世!(笑)」

ティム「(気にせず)バニー君は………そうだな。道中で食べるための、"月兎(ゲット)"のオススメパンでもたくさん準備してもらおうか」

バニー「げ。気付いてたの?」

ティム「まぁ………な」

アン「あたぼーよ、です!………菓子パン、ゲットだぜ!(サ〇シ風に)」

レニー「………ピoカッチュウ………!」

バニー「もー!それはいいとして、パン準備するのはいいけど、タダってのは、ちょっと………ねぇ?」

ティム「大丈夫だ、お金は私が払おう。心配しないでくれたまえ」

アン「安心してください。払いますよ!(ドヤ顔)」

レニー「………とにかく明るいアンちゃん………」

ティム「なんなら、定価の2倍出すぞ。大した金額でもないだろう」

バニー「わ!太っ腹!センキューセンキュー!」

アン「あーりーがーとぉーごーざいーーーますっ!」

レニー「………じゃおーえんさつこくりゅーは………」

バニー「こらそこ、隙あればネタを突っ込まない(笑)」

ティム「………よし、ならば準備し、明日の朝出発としよう!そうすると、廃屋に着くのは夕刻くらいか。

    私はアラン医師の動向確認と、各所との調整をしておこう」

バニー「2倍の価格かぁ………腕によりをかけて作っちゃうからね!」

アン「ピクニック、楽しみですね!」

バニー「違わいっ!(笑)」

 

 

 

GM「さてさて、大型の蒸気自動車を手配した君たちは、見張りを兼ねた運転手兼機械屋と共にアラン医師の隠れ家と思われる廃屋へ向かっているぞ」

アン「ぶらり途中下車の車窓から、ですね!」

バニー「混じってる混じってる;」

ティム「ちなみに、アラン医師は廃屋にいそうか?」

GM「アラン医師は今日は午後からワット社長と共にどこかへ行っているようだね。廃屋には間違いなくいないことがわかっているよ」

バニー「とりあえず鉢合わせすることは無さそうね」

ティム「だな。あとは、何か手がかりが得らればいいが………」

アン「ランララランラン、あひるさん〜♪」

レニー「………ガァガァ………」

アン「ララランララランラン、ヤギさんも〜♪」

レニー「………メーー………」

ティム「2人はお気楽だな(苦笑)」

アン「はいっ、ここで問題!ジャジャン!!さっき歌った曲のタイトルはなんでしょう!

   制限時間30秒!始めっ!チッチッチッチッ………」

バニー「えっ、えーー、あっ、えーーなんだっけ!なんだっけこの歌!?」

アン「チッチッチッチッチッ、ブブー!!せーーかいは"ピクニック"でしたーー!」

バニー「あーー、それだ!」

ティム「うむ、私もわからなかったぞ。意外と出てこないものだな………」

アン「さっき"ピクニック楽しみ"ってヒント言ったじゃないですかー!」

バニー「わかるかいっ!」

レニー「………ガァガァ………(気に入ったらしい)」

ティム「うーむ、こう見ると本当にピクニック気分だな(笑)」

バニー「まぁ、シリアスな感じで敵地に向かうのはあたしたちには似合わないからね!」

GM「さてさて、そんなこんなで廃屋に到着したよ。なんだかんだで結局到着は夕方になっちゃったね。

   廃屋の周りは後ろに森があるが、そこ以外は割と視界は開けていて、今のところ何も怪しいものは見えないぞ」

バニー「それじゃあ、さっそく突入しますか…………!」

アン「突入!突入!さっさと突入!」

ティム「周りに斥候とか帝国の兵がいないことを確認しながら、慎重に進もう」

レニー「………周りを警戒しながら行く………」

GM「では、車を後ろの森の木陰に隠してから廃屋に入ろうか。鍵はかかっていたが、時短のためバニーの天才的な開錠スキルで開けられた………ことにしよう(笑)」

バニー「うん、さすがあたし!天才!」

ティム「よし、中に人がいないか注意しながら入るぞ」

アン「たのもー!!!(バンッ!)」

バニー「うわー!待って待って!バレる!バレる!!」

レニー「………それじゃ道場破り………」

GM「おおぅ………幸いながら、中には誰もいなかったよ。夕日に照らされたやや埃っぽい家具があるだけだね」

アン「ほら、大丈夫だったじゃないですか。中の人などいない!」

バニー「いたらヤバかったじゃない!」

アン「いなかったから大丈夫なんですー!バニーさんは細かすぎるんですぅー!」

バニー「細かいとかじゃなくて、勢いだけで進めて敵に見つかったりする方が困るの!」

アン「敵さんがいるような感じじゃなかったから大丈夫ですぅ!いてもオバケくらいなんですぅー!」

レニー「………オバケにゃ学校も………試験も何にもない………」

バニー「あーもう!」

ティム「まぁまぁ、とりあえず誰もいなかったから良かったじゃないか」

バニー「でもさぁ………!」

アン「ですぅ………!」

レニー「………アンとバニー、仲良くケンカしな………」

ティム「アン君、ここは敵地というのを忘れないでくれ。もう少し危機感を持ってくれるとうれしいぞ」

アン「はいですぅ………(しゅん)」

ティム「バニー君も、そんなに大声で騒ぐとそれだけで見つかってしまうぞ。人よりも自分の行動の注意が必要だな」

バニー「そうだね………ごめん」

ティム「うむ。2人とも、わかってくれればいいんだ。さぁ、手早く部屋内を探そう。今は大丈夫だとしても人が来たら困る」

バニー「だね………!」

アン「了解ですぅ!」

GM「さすが安定のティム皇子」

ティム「私は皇子だからな。将来国を統べるにはこのくらい簡単にできないと困る」

バニー「はー、お偉いことで」

アン「そうですぅ!ティム様は偉いんですぅ!!」

ティム「いやいや、私なんかまだまだ未熟者だよ」

レニー「………誰かと違ってすごい謙虚………」

バニー「なんか言った!?」

 

 

 

GM「さてさて、奥に続く部屋の扉を開けたら、机の上に箱が置かれてるのを見つけたよ」

アン「見つけました!開けます!!!」

バニー「わーーー!待った待った待った!!」

アン「えーっ、なんでですかー?至宝が入ってるかもしれないじゃないですかー!」

バニー「開けたら即ドカーンとか嫌だからよ!」

アン「大丈夫ですよぉー………きっと」

バニー「その"きっと"が怖いから先に調べるんでしょうがっ!!」

ティム「そうだな。一応罠とかではないことを調べてから開けるとしようか。………GM、そろそろ判定かな?」

GM「いや、ここではまだだね。鍵も罠もなく、普通に開けられたよ。箱を開くと、スピーカーが1つ入っているね」

バニー「スピーカー?」

アン「なんかモーレツに嫌な予感がするのう………」

レニー「………フッフフ………」

GM「嫌な予感通り、スピーカーから声が聞こえるぞ。『アーアー、テステス。くっくっくっ、聞こえるかねティム皇子とゆかいな仲間たちの諸君』」

バニー「ゆかいな仲間たち、じゃないわっ!」

ティム「奴か!」

レニー「………どこかで聞いたことのある声………」

アン「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!(発狂)」

バニー「そりゃスピーカーだから喋るわよ!(笑)」

ティム「落ち着きたまえ(笑)」

アン「はぅっ!?………………つ、通じていないだと………………!?」

レニー「………………ネタはネタであると見抜ける人でないと(笑うのは)難しい………」

GM「とりあえず進めるよ(笑)スピーカーからは『くっくっく』と言う笑い声が聞こえるね」

ティム「貴様は………ワット社長だな!」

???『くっくっく、いかにも。我が名はワット・ナーヴェイだ』

バニー「あっさり認めるのね!………え?時短?」

GM「違います」

ティム「というか、アラン医師とワット社長とジョー記者しか出てきてなくて、かつアラン医師じゃないとなると、

    黒幕はジョー記者かワット社長しかいないからな………今から新キャラ増やしても取り留めがつかないし」

GM「そこ、メタ考察しない(笑)」

レニー「………"高価な同人誌"、返して………!」

バニー「そうよ!返しなさい!それはあたしのよ!」

ティム「いや、それは我が国の至宝なんだが………」

バニー「あーもー、堅いこと言わない!どうでもいいから返しなさいっ!」

ワット『このやり取りは前回もしただろう?無駄な回答はしたくないんだがね』

アン「返してもらえなくても、黒幕がワット社長とわかればこっちのもんです!!捕まえて取り調べるのですっ!!」

バニー「そ、そうよ!もう逃げられないわよ!」

ワット『なぁに、俺の正体を知ったところで今更何もできんさ。諸君らは今から死ぬんだから』

ティム「何っ!?」

バニー「また自爆とか!?」

アン「芸術は爆発だ!!」

レニー「………なんだこれは!」

ワット『くっくっくっ、また爆発では芸がないじゃあないか。もう少し考えたまえ』

バニー「何よ!前回、殺人鬼を自爆させてもあたしたちを殺せなかったくせに!」

アン「そーだそーだーー!!」

レニー「………そーだそーだ、クリームソーダ………」

ワット『少し考えたまえよ、廃工場でその国の皇子が爆死なんかしたら、国をあげて犯人を探すだろう?ん?

    それだとこちらとしても面倒なんでね。アレは単なる警告だよ、警告』

ティム「だから、自爆したのに工場崩壊とか火災とかまではなかったのか………」

GM「(ただ単に、そのシーンで死なれちゃ困るからだけどね………)」

ワット『くっくっくっ、殺されるのは問題だが、皇子様が国の外で"事故"にあって命を落とすのはこちらとしても問題ないのでね。ぜひそうしてもらえると助かるぞ』

バニー「何をするっていうの?」

アン「バーカバーカーー!お前のカーチャンでーべーそー!!」

レニー「………めちゃくちゃ煽ってる………」

ティム「あー、皆ちょっと落ち着きたまえ、黒幕と話しているのに情報が全くとれん(笑)」

バニー「はーい、皇子サマ、1人の口だけ塞げばいいと思いまーす(アンの口塞ぎ)」

アン「あっ、何をするだァーーッ!(もがもが)」

バニー「いーから、とりあえず黙っときなさいっ!(笑)」

レニー「………君がッ 黙るまで 口を塞ぐのをやめないッ………!」

アン「ぐぇーー!息ができなくて死ぬう!死んじゃいますぅーー!!」

バニー「そこまで強くはやってないでしょっ!(笑)」

ティム「だから、落ち着けと(笑)」

アン「んがぐっぐ」

レニー「………エネルギーとエレクトロニクスの東〇がお送りいたしました………」

アン「来週もまた見てくださいねぇ!じゃん・けん・ぽん!うふふふふ」

ティム「スピーカー越しとはいえ、ラスボス?と会話しながらそれだけおちゃらけることができるのは、ある意味才能だと思うぞ………」

アン「ふっふっふ、アンは"場をめちゃくちゃにする程度の能力"を持ってますからね!止められませんよ!」

バニー「あんたは人間台風(ヒoーマノイドタイフーン)かっ!(笑)」

レニー「………600億$$の男………」

アン「いきます!乱符「失茶化・滅茶化」!!あばばばばばば(めちゃくちゃに踊り出す)」

バニー「やめい!(笑)」

ワット『くっくっくっ、本当に、ぐだぐだぐだぐだと面白い奴らだな。ぐだぐだーずとでも呼んでやろう(笑)』

アン「ぐだぐだーず?」

バニー「あっ、なんか不名誉な名前をつけられた気がする(笑)」

レニー「………たしかにずっとぐだぐだはしてる………」

ティム「ぐだぐだーずだかわちゃわちゃーずだかはいい!ワット!お前はルレーブの国を挙げて捕まえる!覚悟しろ!」

ワット『くっくっく、できるものならばな。………ああ、そうそう、忘れていたよ』

ティム「何?」

ワット『情報によると、我が国の飛空部隊は今日の夕方から軍事演習を行う予定だと聞いていたな。

   確か郊外の空き家を目標に射撃訓練を行うだとか』

ティム「なんだと!?」

レニー「………まさか、その場所って………」

GM「ワット社長がそう言った瞬間………ズズーーーン!!外から爆音が生じ、床が激しく振動する!」

バニー「なっ!?」

アン「わーーー!?なんですかぁーーー!?」

ワット『くっくっ、そろそろ訓練が始まっている頃だな。

   なぁに、人っこ1人いない廃屋が目標だから安心だ。死ぬのはそこに住み着いているかわいそうな野犬くらいだろうね。

    ………おっと、まさか隣国の皇子様がそんな廃屋にいるわけがないか。今の話は忘れてくれたまえ』

ティム「くっ、白々しい………!」

GM「『お、お、お、皇子ーー!ご、5時方向、帝国の巨大戦艦ですーー!!』外から運転手の叫び声がなんとか聞こえるが………ドパパパパパパ、ボガーン!ドカーン!………砲撃の音がひどくて声がかき消されそうだ」

バニー「ヤバ………ッ!」

ティム「外へ出るぞ!急げ!!」

アン「ジェットブーツ起動ですっ!皆を抱いて逃げますぅーーー!!」

レニー「………あ、ジェットブーツは………」

GM「そう、今ジェットブーツとオートメイルはメンテ中で、装備してないから使えないよ(ニヤリ)」

アン「うわぁぁ!忘れてましたぁーーー!ティム様ティム様、ヤバいですっ、死んじゃいますぅー!マジヤバですぅーーー!」

レニー「………落ち着いて………邪魔………」

GM「ワット社長が『では、アデュー』と言うと、通信はブツッと切れたぞ」

バニー「あっ!あのヤロー!」

GM「ズズゥーーン、ガラガラガラッ。着弾の揺れで棚とかが倒れてきたりしてるから、今は早く廃屋から出た方がいいね」

ティム「皆、とりあえず外だ!!」

GM「あわてて外に出ると………ボーン!ドガーン!ボボーーン!!夕焼け空に帝国の巨大飛空戦艦が一隻浮かんでおり、こちらに向かって絶え間ない砲撃をしているぞ!」

アン「わわわわわ、袋のネコ状態ですぅーー!みんな一緒にやられちゃいますぅーーー!!」

バニー「それを言うなら袋のネズミでしょ!」

ティム「くっ、複数の戦艦で攻撃して来なかっただけまだマシか………」

レニー「………でも、でかい………」

GM「一応、巨大すぎるのが幸いして狙いはあまり正確じゃないみたいだね。ただ砲撃は激しくなっており、いつ廃屋やみんなに直撃してもおかしくないぞ」

アン「ううぅーー………ジェットブーツさえ、ジェットブーツさえあれば………!」

バニー「………GM、この展開を狙ってあたしのオートメイルとジェットブーツ壊したんじゃないでしょうね!」

GM「そ、そんなことはないよ。たまたまだよ、たまたま」

レニー「………怪しい………」

ティム「まぁ、場面カードの山にはGM含め誰も触ってなかったし、次にこのカードが出るよう仕込むのは難しいだろうな」

GM「さて………運転手は車を出したいようだが、見通しが良すぎて逆に狙われてしまうことを心配しているぞ」

バニー「まぁ………このまま策もなく出て行ったら蜂の巣っぽいよね」

レニー「………もうすぐ日没、それから逃げる………?」

ティム「いや、舗装された道路じゃないんだ、夜の方が逃げるのは難しいだろう………

    巨大戦艦ともなるとサーチライトくらいあるはずだ。一方、こちらの車のヘッドライトはそこまで大きくない………」

アン「うわーーー!こんなの無理ですぅ!!逃げきれず死んじゃいますぅーーー!!」

バニー「ちょっと!アンちゃんは落ち着いてっ!(笑)」

レニー「………でも、状況は割と不利………」

GM「それではティム皇子、判定をしてもらおうか。まずは立ち向かう?逃げる?」

ティム「さて………どうするかな」

バニー「流石に逃げた方が良くない!?太刀打ちできないでしょ、あんなの」

レニー「………逃げきれそう………?」

バニー「うっ、それは………」

ティム「うーむ、巨大戦艦のスピードがわからないが、今の状態だと逃げても背中から狙われるだけだろう………」

アン「背中の傷は剣士の恥だ!(ドンッ!)」

レニー「………見事………」

アン「………おれはもう、二度と敗けねェから!あいつに勝って大剣豪になる日まで絶対にもうおれは敗けねェ!!文句あるか、海〇王!!(ドンッ!!)」

バニー「あるわ!!!ありまくりだわ!!」

アン「えー、場を和ませようとしただけじゃないですかーー、バニーさんのケチーー(ぶーぶー)」

バニー「ケチじゃないし!!」

GM「と、とりあえず戦うか逃げるか決めてもらいたいんだけど………砲撃も激しくなってきてるし(汗)」

ティム「………ふむ、今は逃げても仕方がないか………ならば立ち向かうとしよう!GM、反撃状況ということで、私のスキルは使えるか?」

GM「反撃………にはなるかな?よし、使えることにしよう!」

ティム「ならば………スキル発動!ひるがえす反旗!!」

バニー「おっ、皇子サマのスキル発動!これってもしかして初めて?」

ティム「反撃状態限定という制限から、なかなか使い所がなくてな………(笑)」

アン「戦わなければ生き残れない!!ティム様は発光リベンジャーズですね!」

レニー「………どこの東リベ………」

ティム「リベンジャー"ズ"と言われても、私は1人しかいないぞ(笑)」

アン「じゃあ………発光リベンジャーですね!」

バニー「どうしても発光させたいのね(笑)」

アン「ティム様は発光してるから発光なんですぅ!!」

ティム「なんだその理論は(笑)」

バニー「あー、でもそっか、確かに光ってたね」

レニー「………でも光量は蓄光おもちゃレベル………」

ティム「うおぉぉぉ………………orz」

バニー「ちょっと、皇子サマのやる気を削がないでよ!(笑)」

アン「大丈夫ですっ!アンのスキルも発動させて全力でご奉仕いたします!ごほーしアタック、萌・萌・滅!!」

レニー「………押忍!!クソ男飯………!!」

バニー「どこの僕と〇ボコよ!」

アン「じゃあ………メイドロボということで、マ〇チとかセリ〇とかがいいんですか?それとも………アーマ〇イド・レディ?」

レニー「………左手にサイコガ〇を持つ男は、全宇宙にただ一人………」

バニー「ネタが古すぎるわ!」

GM「そしたら、ティム皇子とアンちゃんのスキル発動かな?これで+3+3の+6だね」

ティム「よ、よし、これだけブーストすればさすがに勝てるだろう。迎撃するぞ!」

GM「えーと、【力:17】以上で成功だから、元のステータス3とあわせて+9なんで………ダイスで8以上出れば成功だね」

バニー「お、17もあるからダメかなと思ってたけど、これなら割と行けそうじゃん!」

ティム「よしっ、レニー!!ナナマル砲展開!起動コード"プロヒビット"!」

レニー「………了解、砲身展開………(ブシューー!ガチャガチャガチャッ!)」

バニー「出た!ナナマル砲!」

ティム「弾頭はRRタイプの………いや、やはりLL-2X追尾型のSALHシステム搭載弾頭だな。急げ!」

アン「さすがティム様!アンたちにできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!!」

レニー「………(泥水で口をすすぐマネ)」

バニー「えーと、ナナ………なんだっけ、ななまる型なんとかキャノン、だっけ」

ティム「"七〇型超弩級対重戦車用弾頭可変式無反動グレネードランチャー"、型式RPG-70。通称ナナマル砲、だ!」

バニー「長いのよ!名前が!」

アン「長い名前は男のロマンですからね!」

レニー「………ん………(ティムにトリガーを手渡し)」

ティム「ご苦労。では、砲身5時方向、仰角62度!!船底の飛行エンジン炉を狙い、逃げるための時間を作るぞ!」

レニー「………らじゃ………(ガシャン!ウイーーンと角度調整)」

ティム「"袋のネズミ"ではない、我々は"窮鼠猫を噛む"の方のネズミだ!行くぞ!」

アン「俺たちの戦いはこれからだ!」

レニー「………勝った!第三部 完………」

バニー「それじゃ打ち切りじゃん!縁起でもない!(笑)」

 

 

後編へ続く………

 

 








[次回予告!]


ん?何か用かね?
………人に名前を問うのなら、まず自分から名乗りたまえよ。

………………くっくっく。ほう?面白い名だな。

で?何かね?………………次回予告?
なぜそれを君に言わないといけないのかね?
この俺に何かメリットがあるとでも?ん?

………まぁいいとしよう。
「帝国戦艦による蹂躙と、無駄な抵抗」。以上だ。


………おっと、これ以上は時間がないな。
残念だが、暇な君と違って俺は忙しい。

まぁ、優しい俺から一つアドバイスだ。
無駄な時間を使わぬよう、こんなくだらない話を読むのはここでやめた方が良いぞ。

では、アデュー。



次回!
ファントムバニーは2度笑う!

『BREAK IN2 THE FIGHT (後編) 』



アン「ハッキシ言ってね?おもしろカッコイイって!」
ワット「くっくっく、まぁ好きにしたまえ」



※7/23(火) 21時は巻末付録(のびのびTRPGの遊び方4)を更新します。
 本編更新は7/27(土) 21時の予定!

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