SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
という訳で、本日も深夜投稿で、サブタイ通りに”あの三人”が再登場です。
Revvin' up your engine(エンジンをぶん回せ)
Listen to her howlin' roar(鼓動に耳を傾けろよ)
Metal under tension(”鋼鉄の相棒”がたぎり出しただろ?)
Beggin' you to touch and go(派手にタッチ&ゴーを決めようじゃねぇか)
Highway to the Danger Zone(さあ、”
Ride into the Danger Zone(”ヤベー場所”へぶっこもうぜ!)
Headin' into twilight(黄昏の空をかっ飛ぼうじゃねぇか)
She got you jumpin' off the deck(飛行甲板を蹴り上げて)
And shovin' into overdrive(限界速度でぶっ飛ぼうぜ!)
Highway to the Danger Zone(さあヤベー場所へ行こうぜ!)
I'll take you right into the Danger Zone(お前もヤベー場所へ連れてってやるさ!)
You'll never say hello to you(「ごきげんよう」なんて言ってる暇は無え)
Until you get it on the red line overload(限界突破するその時までは)
You'll never know what you can do(何ができるかなんてわからねぇのさ)
Until you get it up as high as you can go(その高みに到達するまではな)
Out along the edges(刃の上を渡るような感覚が)
Always where I burn to be(俺をいつも燃え上がらせるのさ)
The further on the edge(刃をすり抜けるような瞬間が)
The hotter the intensity(もっと俺を熱くする)
Highway to the Danger Zone
Gonna take it right into the Danger Zone
Highway to the Danger Zone
Ride into the Danger Zone
Highway to the Danger Zone
Gonna take it right into the Danger Zone
Highway to the Danger Zone
Ride into the Danger Zone
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
最初はド派手なギターソロから入った、実に疾走感溢れるロックナンバーだった。
「相変わらずかっけぇぇぇぇ~~~っ!!」
思わず感嘆するシンに頬をくっつけるように、否、実際に頬同士をくっつけて端末の同じ動画を見ていた妹は、
「マユ的には”ファントムペイン”が楽器弾けたことが驚きだよ。あと、実際には6人のミュージック・ユニットみたいだね? ちょこっとキーボードの銀髪の人、褐色のドラムの人、あと髪の短い女の子はギターとバックコーラスかな? あっ、ギターって二人いるんだ」
一応、メンバーのファーストネームだけは公開さるようになったようで、
「メインヴォーカル&リズムギターが”ステラ”、リードギターが”アウル”、ベースが”スティング”、キーボードが”スウェン”、ドラムが”シャムス”、サブヴォーカル&コーラスを担当してた娘が”ミューディー”ねぇ……って、これってミュージック・ユニットとかじゃなくてめっちゃ本格的な”
(ヴォーカルの娘とギターとベース、疑いようもなく前に会った三人じゃん)
「ほえ? お兄ちゃん、何を言ってるのかな?」
聞きなれない単語に首を傾げるマユに、
「俺もキラさんとかからの聞きかじりなんだけど、西暦時代のアナログ楽器って『ギターはギターの音』、『ベースはベースの音』みたいなモノカラーサウンドが基本だったらしいんだ」
「それはわかってるよ? オーケストラとかそうだよね?」
「そうなんだけど、ちょっと違うというか……どう説明したらいいかな? 例えば、ギターって大きく分けてアコースティックギターとエレキギターってのがあって、エレキギターの方は”電気楽器”と呼べるもので、音その物はギターの個体差とかエフェクターとかって外部デバイス繋げたり、
実は、シンが説明に苦労しているのは明確な理由がある。
原作より遥かに大きな惨禍を齎した”再構築戦争(第三次世界大戦)”により西暦とC.E.の間には1世紀を超える遥かに超える断絶があった。
その100年以上の『暦の概念すらなくなった空白期』……いわば”暗黒時代”とも呼ぶべきその時期に多くの文化が失われ、音楽もまた、その例外ではなかったのだ。
事実、ラクスがサルベージした西暦楽曲の積極的に歌わなければ、今でも”ヴェーダ”が文化遺産名目で記録していた膨大な楽曲は、誰にも思い出されることのないまま死蔵されていた事だろう。
☆☆☆
残った音楽というのもあるにはあった。
第52話で『リヴァイブがクラッシック音楽好きなのは、原作と変わらない』という表記があったが、これにはちょっとした理由がある。
ニコルのピアノもそうだが、上記の”暗黒時代”を『電気を使わない楽器』や『紙の楽譜』はある程度、世界の各地で生き残っていたのだ。
現実でも”ストラディバリウス”という有名なヴァイオリン群(厳密にはヴァイオリンだけでなくチェロなどの弦楽器全般)があるが、2025年現在で現存する最古の物は「1690年製の”メディチ・タスカン”」で実に335年も前の代物だ。
実際に弾ける物でも300年物は存在する。
つまり、アコースティックギターなども含まれるが、電気など外的要素を必要としない楽器は相応の数がC.E.にも製造法や楽譜と共に残り、故に基本的にそれらしか使わないクラッシック音楽も”暗黒時代”を生き延び継承された。
しかし、20世紀にレオ・フェンダーらが作成した電気楽器、エレキギターやエレキベース、その後に生まれたキーボードなどの電子楽器はそうもいかなかった。
まず電気の供給が止まれば、アンプもスピーカーも動かせずに鳴らすことはできない。
更に現物が残っていても、電気回路や電子回路が経年変化に耐えられずに機能しなくなる。
実は、精密機器である電気部品や電子部品の耐用年数は楽器本体よりずっと短いのだ。
では、ラクスは伴奏をどうやっていたのかと言えば……
初期においては、”西暦時代の原曲”をサンプリングデータにして、それを加工して如何にも演奏しているようにしていた。
また、バックバンドが出てきた当初も、「本物の当時と同じ楽器」は用意できず、当然、それを弾けるプレイヤーもいない。
なので、実際には「見た目だけを再現した楽器型デバイスと音楽好きイノベイド有志一同の協力」で、なんとか形だけはそうなるようにに仕上げたのだ。
何のことはない。やってることは現代のDTM(デスクトップミュージック)と大差なかった。
だがC.E.71年のラクス・オーブデビュー当初から『どうせ西暦音楽を
無論、リボンズを筆頭に西暦時代から存在していた古参イノベイドには「懐かしい音だ」という感覚もあっただろうが、だが一番熱心だったのはラクスのバックバンドを引き受けていた者を中心とした「当時を知らない世代のイノベイド」だ。
イノベイドが00原作と異なる存在意義を得た影響はこんなところにでも出たようだ。
そして、幸いデータとしては形状も製造法も構造も”ヴェーダ”に残っていたので前シリーズの最終回には、『実際に演奏できる電気楽器、電子楽器などバンド演奏に必要な一式』を完成させていた。とんでもない熱意である。
だが、
どうやら、この世界線のイノベイドは自己顕示欲や承認欲求が強めで出方が原作と異なる……いや、単純に俗っぽい者が多いらしく、リボンズがやたらと自分が関わったガンダムを見せびらかしたがるように、このイノベイドの「楽器製造スタッフとバンドメンバー」は画策して、ラクスの持ち枠”らくらく☆ちゃんねる”で盛大にお披露目したのだ。
そこに即座に食いついたのはなんと大西洋連邦だった。
考えてみれば大西洋連邦には、ロックの発祥の地であるイギリスと、数多ロッカーを生み出しミュージシャンも楽器も最大のマーケットでもあったロックの本場アメリカがくっついてできた国だ。
もしかしたらカールチューンを刺激されたのかもしれない。
代表となってアズラエル財閥の外郭団体でもある『欧米文化復興事業財団』なる半公共団体が交渉役となり、技術提携を申し入れたのだ。
各種パテントを新規に登録し保有していたソレスタルビーイング管財部は、太っ腹なことにバンド・ミュージックの楽器製造に関するパテントを大西洋連邦に限り無償開放(後にスカンジナビア王国などの中立友好国にも無償枠を拡大)したのだ。
また、その際にはいくつかのサンプルに送られている。
エレキギターならフェンダーのテレキャスター&ストラトキャスタータイプとギブソンのレスポールタイプ、エレキベースならプレジションベースタイプにジャズベースタイプ、アンプならマーシャルタイプなど、エフェクターならコンパクトエフェクターの基本的な物とマルチエフェクター(+キーボード)で見るからにBOSS系だろう。
ドラムは電子ドラム以外だったらある程度は残っていたので、大西洋連邦だけでも何とかなったらしい。
また、同時にオリジナル音源や各曲のバンドスコアも供給されたようだ。
そして、それが今になって”ファントムペイン”の「西暦時代にあった」バンドミュージックの再現に繋がっていた。
いや、ホントに回り回るもので、シンはキラに聞いたとか言っているが、そのキラもある意味、出発点であるラクスから聞いて、技術者として「西暦技術の復興と再現」に興味をそそられたらしい。
「とまあそんな感じでな。多分だけど”ファントムペイン”って『欧米文化復興事業財団』がバックについてるんだと思うぞ? 今は宣伝を兼ねたプロモーションで、そのうち公式発表とかあるんじゃないか?」
「意外……お兄ちゃんって音楽に詳しかったんだね~」
「別に詳しくはないぞ? たまたま関係者がキラさんとかだったってだけで」
「あっ、なんか”ファントムペイン”の新しい動画、アップされたみたいだよ?」
☆☆☆
『んっとね、ステラ達、音楽かつどーが評価されて今度プラントでやる”
訳詞部分は、正確な直訳ではなく意訳です(挨拶
まず”DENGER ZONE”は、かの有名な80年代の名作映画”トップガン”のメインテーマで、原曲はKenny Loggins(ケニー・ロギンス)氏の曲ですが、続編の”トップガン・マーベリック”公開時にウマ娘の”マヤちん”ことマヤノトップガンがゴルシと一緒にカバーして話題になったり、その動画に滅多にマスコミの前に出ないケニー・ロギンス氏がコメント動画出したりとなんかユニークな展開でも知られてますw
実は女性アーティストも多くカバーしており、今回イメージ参考にしたのは
ANAHATA – Danger Zone [KENNY LOGGINS Cover || TOP GUN]
という動画で、パワフルなのに不思議な透明感と疾走感のあるアレンジになってますよ~♪
そしてイラストはないですが”ファントムペイン・スタゲ組”もしっかり出てきたりw
さて、この世界線のC.E.音楽事情なども出てきましたが……どうやら”ファントムペイン”、『合法的に』プラントへ行けるみたいですね~。
次回は、その辺の裏事情でも入れてみようかと。
次回もどうかよろしくお願いします。
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☆☆☆
制作裏話Mk.Ⅲw
ここまで読んでくださった皆様へ、ちょっと今後の展開についてお知らせしようかと。
実はこの57話製作中にプロット切ってたんですが、この章は第60話で一旦終了します。
というか、『原作開始前にどうしても回収しておきたい前作からの伏線』があるので、それを入れて章のエピローグ的なエピソードで一旦〆るって感じですね。
いや、流石にC.E.73年10月の原作開始直前まで書くと1章が長くなり過ぎてしまい、『前日譚』と『本編』という構成に待ってしまいそうでw
第61話以降は、C.E.73年8月、9月が時節の中心となりますが……まあ、ぶっちゃけ戦争準備っぽい話が増えるかと。
先の長い話ですが、どうかこれからもよろしくお願いします。