SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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という訳で今回はアスラン回と呼ぶべきエピソードになりました。
ラストの方は微エロ注意でふざけてますが、全体的な内容は……割と今後の展開を予感させるものとなっているはずですよ?






第62話 アレックス・ディノになることはなく、アスラン・ザラのままに生きるということ 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、この世界線におけるアスラン・ザラの現状について、良い機会なので少し掘り下げてみたいと思う。

 基本的にアスランの現状は、”ターミナル”のフロント企業やダミーカンパニーを通じて”ボアズ”に持ち込まれるプラント製モビルスーツなどの動作チェック、簡単に言えばテストパイロットとテクニカルアドバイザーを兼ているようなものだ。

 アスランの所見や所感というのは存外に正確かつ的確であり、その評価は高い。

 まあ、これは『テストパイロットができるほどの腕前を持つ、実働部隊に配されていない人間』が、先の大戦で大幅な人員損失を出したザフトにはあまりいないせいもある。

 例えば、原作外伝で”アビスガンダム”のテストパイロットだった”マーレ・ストロード”は、ジェネシスα攻略戦でリジェネに討たれて戦死しているし、”ガイアガンダム”のテストパイロットになるはずだった”リーカ・シェダー”はディアッカ・エルスマンの副官兼恋人(?)となり、実戦部隊に配され日々ディアッカとイチャイチャしている。

 多分、原作と同じくテストパイロットをやっていそうなのは原作”カオスガンダム”のテスパイを担当していた”コートニー・ヒエロニムス”位だろうが? 彼もテストパイロットとしていられているかは不明だ。

 デュランダル議長によるザラ派の公職復帰がなされたとはいえ、慢性的な人材不足に陥ってる昨今のザフト事情を考えれば、教官職をやっていてもおかしくはないだろう。

 

 余談ながら、流石に地球各国から「国際テロ組織認定」された”ザラ派ザフト”を無条件で復帰させるのは国の内外を問わずあちこちを刺激し過ぎると思ったのか、ザラ派の「ザフトレッド(赤服)」は取り消し処分となり、「0からやり直す」という意味を込めて一般制服の”緑”としてのザフト復職となった。

 しかし……それすらも不服としてザフトに再入隊を拒否して以前にもあった表舞台から消えたコーディネイターがそこそこいたらしい。実に救いがない。

 

 そんな背景があり、政治的事情やら何やらでザフトに”再入隊していない”にも関わらず、アスランにもお鉢が回ってきて尚且つ珍重されているのだが。

 無論、現ザフト最高評議会も「常にアスラン・ザラの動向を把握しておきたい」という思惑もあるのだろう。

 そのような情勢で、まさに最高評議長であるギルバート・デュランダル議長から直々にメールが入れば、メイド×3と日々”楽しむ”のとは別の思考で『自分の立場の難しさ』アスランが身構えるのも無理はなかった。

 断じて今の苦虫を嚙み潰したような表情は、これから三人と事に及ぼうとしたタイミングで邪魔されたから……ではないと思いたい。

 少なくとも議長からの文字通りの”ダイレクトメール”を無視するのはまずいと思う位の理性は働いているようだし。

 

「一体、何が……はぁ!?」

 

「どうしたんです? ご主人様」

 

 驚愕の表情を浮かべるアスランを心配そうに覗き込むアンジェリカ達だったが、

 

「改めて()()の供与とFAITH(フェイス)の資格やるからザフトに復帰しろってさ。しかも高額の報酬と福利厚生の充実、休暇の優遇特例まで約束してきてる」

 

 これが強制招聘だったら、何が何でもアスランは断るつもりだった。なんだったら最悪、メイドたちを連れてオーブに亡命しても良いとさえ。

 しかし、逆にデュランダル議長が提示してきたのは、「ありえないほどの好条件」だった。

 

「いっそ潔いくらいの”懐柔工作”だな。目的は『ザラ派に対するアピール』か? まあ、ご主人様を優遇すれば、確かにザラ派には『現状は差別的な処遇ではない』と良いプロパガンダにはなると思うし、ザラ派もより取り込みやすくはなるな」

 

 とはブリジット。

 実はこの三名、アスラン限定で上の口も下の口の前も後も緩い(ガード的な意味。締りは良いとはアスラン談)が、頭の中身は緩くない。

 アスラン限定でドピンク思考するだけで、例えばアスランのスケジュール管理から、アスランの現在の収入からの資産運用まで一通りそつなく行えるくらい優秀なのだ。

 加えて家事全般から屋敷の維持管理、シモのお世話までなんでもござれの万能メイド隊なのである。

 このトリオに対抗しようと思ったら、ネーナと声がそっくりなお嬢様に仕えている、ラクスに声がよく似ているメイドでも連れてこいというレベルだ。

 ちなみにその家の借金執事はアニューに声が似ているらしい。

 

「ん。ご主人様、名目は何?」

 

 そう聞くのはチェルシーで、

 

「新型機、 ”ZGMF-X56S ()()()()()って機体のテストパイロットとしてらしいな……」

 

 そしてアスランは添付されていた簡易仕様書のファイルを開くと、

 

「コアスプレンダー? チェストフライヤー? レッグフライヤー?……なんだこの変にクセの強い機体は? なんで最初からモビルスーツ形態で出撃させず、戦闘機型のコックピットブロックと上半身と下半身を別々に射出して空中合体させる必要があるんだ? 無線受電機能があるとはいえ、不必要にエネルギーは食うし機体強度が落ちるだけだと思うが? むしろ上半身と下半身が戦場によって交換する追加パーツや増加兵装って扱いなのか? しかし、戦場で交換する位なら、損傷した時点で母艦なり基地なりに帰投するべきなんじゃ……ああ、それは全部建前か。おそらくユニウス条約(※モビルスーツの保有制限)の兼ね合いだな。カウント的にはコアブロックと上半身と下半身1セットで1機のモビルスーツ扱いになるわけだし。上半身や下半身だけの製造なら予備パーツ扱いにできる……のか? いや、そのあたりは政治的判断が関わってくるか……」

 

 エンジニアの才能を開花させた……開花させ過ぎてマッドの扉を蹴破った感のあるこの世界線のキラと違い、アスランは流石に開発までは手を伸ばしていないようだが、元々機械工学・ロボット工学が趣味で専攻していた為にモビルスーツ全般にかなり詳しい。

 

 

 

「あー、何となく理解しました。『目新しいギミックを備えた”()()()()()()()()フラッグシップ・モビルスーツ”』に”パトリック・ザラの息子”としてザラ派は決して無視できないご主人様を乗せることに意味がある、プロパガンダとして価値を見い出していると思いますよ?」

 

 実際、既にザフトやプラントから離脱した『テロリストまっしぐらのガチザラ派』の面々はともかくとして、国内に残った旧ザラ派の面々の扱いは、非常に慎重にすべき案件だった。

 対外的には前述の『ザフトへの復帰を許す代わりにザラ派の赤服を剝奪』を象徴することででケジメを示したが、実は国内外での評判は芳しくはない。

 内的には特に前に隊長職をやっていた者などの役職解除以外は特にこれといってペナルティがない緑服の一般要員(ザフトは階級が無いので降格処分などはできない)はともかく、元赤服の面々からの水面下の反発は未だに根強く残っている。

 デュランダルがいくら『一般要員でも役職を外され新兵からやり直すこと自体が十分ペナルティーになる』と処罰の公平性をアピールしたところで、ここはプラントでザフトだ。

 元赤服は『なぜ優秀さを示した自分達だけが名誉を奪わねばならん』ということらしい。

 

 外的には実は全く効果が無かった。地球上のどこの国からも、『結局、地球を丸ごとチンとしようとしたザラ派取り込んでんじゃん』という事実は変わらなかったからだ。

 

 まあ、ここでアスランを取り込むことは『例えザラ派の首魁であっても、デュランダル政権は差別していない』というアピールになるかもしれないが、だがそのプロパガンダ効果に疑問符がつくのは、『アスランはパトリックの息子であっても”()()()()()()()”』という事実と、『父であるパトリック・ザラを討った”()()()”』であるということだ。

 国内ザラ派の一部には、『自分の父を討った裏切り者』というニュアンスの仇敵認識が確かに存在していた。

 

「ん。それにご主人様ならそんな妙に凝ってる……技術先行で実戦の使い勝手が置いてきぼりになってる機体も使いこなせるって判断もある思う。ご主人様なら『お披露目で見栄えよく飛ばせる』って打算もありそう」

 

 アンジェリカの言葉を肯定しながら、割と辛辣な意見を言うチェルシーである。

 

「まあ、そういうの全部込みだろうな……」

 

 難しい顔をするアスランだったが、

 

「ご主人様、受けるの?」

 

「まるで”太陽と北風”の童話主人公になった気分だが……報酬は確かに美味しいんだよ」

 

 提示された契約金と年棒の合計は、現在の日本円で”メジャーリーガーの平均年棒(2025年)”に匹敵する。ザラ派対策用(プロパガンダ)の”見世物(パンダ)”役を兼ねてるとしてもテストパイロットへの支払いとしては今のプラントの財政を考えれば破格の金額で、しかも契約時点で全額先払いだ。

 ちなみに日本のプロ野球選手の平均年棒の実に約15倍……そりゃあみんながみんなメジャーを目指すよ。

 

「資産運用はお前たちに任せて順調に増えているのは知ってるが、将来のことを考えると今のうちにもう少し溜め込んでおきたいと思ってな」

 

 アスランにしては俗っぽいと笑ってはいけない。

 むしろ、アンジェリカ、ブリジット、チェルシーとの将来を真剣に考えてる故の地に足を付けた発言である。

 そもそも先立つ物がなければ何もできないのが世の中だ。

 

「ご主人様が状況を把握した上でそう決断なさるのでしたら、私たちから何も申し上げることはございませんが……」

 

 アンジェリカはニッコリ微笑み、

 

「私たちの事をしっかり考えてくれるのはとっても嬉しいですわ♡」

 

「当たり前だろ? お前たち三人はずっと俺の物だ」

 

 アスラン・ザラ、実に”漢”である。

 

「まあ、ご主人様がそう決めたとしたら、明らかな間違いでもない限り、黙ってしたがうのがメイドだよな♡」

 

 アスランの答えがひどく気に入ったらしくご満悦な表情のブリジット。

 

「ん……わかった」

 

 とイマイチ表情が読み取れないチェルシーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局、デュランダル議長へ”了承”の返答をした後、アスランはやはり思うところがあったのかいつも以上に”(性的)マルチロックオン”を後先考えずにしまくり、三人と相打ちになりベッドの上に果てた。

 三人まとめて限界まで相手して、腹上死にならなかったのは流石と言えよう。

 

 さて、それは翌日以降……そろそろ”インパルス”のテストが行われるL4宙域にある軍事開発拠点コロニー”アーモリーワン”へ向かう準備を始めようと思っていた頃だ。

 

「ご主人様」

 

 ふと屋敷の廊下を歩いていた時、末妹ポジのメイドに声をかけられる。

 

「ん? どうした、チェルシー」

 

「ご主人様、チェルシーたちとお別れするの寂しい?」

 

 ド直球だった。

 

「チェルシーは寂しい」

 

「……1年の我慢だ。そうすれば役目も義理も果たせる」

 

 アスランには契約延長の意思はない。メイドたちとそれ以上離れて暮らすなんて想像もしたくなかった。

 

「無理してる?」

 

「そりゃあ、な……」

 

「ん。ならチェルシーがご主人様を元気にしてあげる」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「これじゃあ足りない?」

 

「お前はホント可愛いな」

 

 

【挿絵表示】

「チェルシーはヤればできる子。だからご主人様が満足するまで頑張る」

 

 その健気な声と幼げな色香に、アスランはフラフラと吸い寄せられ……

 

「悪い娘だ」

 

「ご主人様、”元気”になった♡」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 その後の展開はお察しください。

 屋敷の特に何も使っていない部屋にアスランはチェルシーの手を引っ張り連れ込んで……滅茶苦茶シた。

 

「かひゅ♡ こひゅ♡ ちぇる、みゃんぞくぅ♡」

 

 引き裂かれてはいないが散乱したメイド服と下着が、その場で何があったのかを物語る。

 ろれつがすぐに回らず、過呼吸気味なチェルシーの姿……どうやらけっこう色々濃い目だったらしい。

 

「俺もだ」

 

 優しく白濁がこびりついたチェルシーの髪を撫でるアスラン。

 

「ご主人様、”向こう”でもチェルシーたちみたいの、見つけて?」

 

「……何を言ってる?」

 

 それはアスランにとり意外過ぎる一言だった。そもそも現時点でアスランは三人で十分に満足しているし、これ以上増やす気はなかったのだが……

 

「ご主人様は寵愛の対象を常に側に置くべき」

 

「なぜ?」

 

「それが必要だから。ご主人様がご主人様でいる為に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アスランがどう答えたのかを書くのは、少し野暮が過ぎるという物だろう。

 無論、この事後のその後にチェルシーが、『チェルシーちゃん抜け駆けが過ぎるよぉっ!』、『油断も隙もねぇ奴だな!』とアンジェリカとブリジットに詰め寄られたのは言うまでもない。

 

『チェルシーは、虚を突くのや奇襲は得意。えっへん』

 

 こうして、アスランは一時的にメイドたちと別れ、”アーモリーワン”へと向かうのだった。

 彼にはどんな運命が待ち受けているのか?

 それこそ”神のみぞ知る(God Only Knows)”であろう。

 

 ただ一つ言えるのは、2年後……最強であろうが何だろうが、もし精神崩壊を望まないのであるのなら、シュラは決してアスランと関わるべきではないということだろう。

 いや、例えキラやシンが相手でも、不思議とシュラが死なない程度に痛い目をみそうな気がするのは何故だろう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アスラン、お前今更メイドトリオ無しの生活、できるのか……?(挨拶

あれ? もしかしてアスラン(とメイド)だけで丸々一話書いたの、もしかして前作通じて始めてなんじゃ……
それはともかく、”インパルス”の専属パイロットはアスランに決定しました~♪
いや~、コレ「原作のオマージュ」であると同時に「シンとアスラン、反転代替えイベント」なんです。

シン→なんの問題もなくオーブ在住で、パイロットとして順調に成長中
アスラン→イプラントへ帰り、ザフトに赤服復帰&FAITH昇進で”インパルス”のパイロットに

実は厄介なのはどうも原作と中身が違うギルバート・デュランダル議長。
やり口が、「金銭スカウト=アスランに必要なものを的確に提示する」という妙に現実的な方法を取ってくるあたりがねぇ~。
理想や思想の押し付けではなく、ましてや強権発動でもない。
金で釣るというのは、ドラマティックさは何も無いけど「現実に生きてる人間」相手にはこの上なく強力なカードである事を分かってる上での手段です。
何というか……上手く言語化できませんが、直球と変化球をキッチリと使い分ける、原作とは違うベクトルの”いやらしさ”を持ってるような……?

そして、メイドトリオ。アスラン限定で股は緩い(ガード的な意味。締りは三人ともよい。チェルシーはむしろ体格的な問題でギッチギチ)ですが、頭は緩くないです。
というかエロいことしてる裏側でザラ家を実質的に切り盛りしてるのはこの三人です。
家事全般から下半身のお世話、資産運用に至るまでマジに万能みたいですよ?
ホント、この娘達って何者なんでしょ?
ある意味、前作通じてこのシリーズ最大の謎だったりしてw

そして、メイドトリオ一番の曲者が、実は末妹枠というかロリ担当というか……なチェルシーだったというオチw

さて次回はオーブに視点を戻そうかと。

次回もどうかよろしくお願いします。
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