【未完・更新終了】ポケットモンスター 新たなる旅路   作:よっしい

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こんにちは、よっしいです。
水曜日に書き終わったのですが、データが全部飛んでやり直しになったため数日遅れました。楽しみにしていただいていた方にはすみません。
ついにレッドさんのバトルが描かれます!
対戦相手はよっしいさんです!
ということで、前回言及していたチャンピオンマッチです。何話かに分けて書くので楽しみにしておいてくださいね!
それでは、本編へ参りましょう‼︎


第七話 チャンピオンマッチ開催!原点対頂点‼︎① 挑戦

AM 8時45分 一番道路

 

《ユウリ視点》

 

レッドさんとセレナと別れた次の日、あたしたちは一番道路に建てたテントで健やかな朝を迎えていた。

 

「ふぁ〜…。おはよう、ユウリ…。」

 

あたしがテーブルの上でスマホロトムを触っていると、ホムラが若干眠そうな声をあげながら彼の野宿用である迷彩柄のテントから出て来る。

 

「あ、ホムラ。おはよう!昨日の約束、覚えてる?」

 

夜に晩御飯を食べた後、じゃんけん3本勝負をして勝った方が一つお願いをするというもの。

結果的にあたしが勝って、カレーを作ろうと約束したのだ。

 

「…約束?ああ〜、あれね。大丈夫、覚えてるよ。え、まさか朝からカレー食べるの⁉︎」

 

「え?そうだけど…。ガラルでは普通だよ?基本的に朝から寒いから、暖を取るためにもホッカホカのカレーを作るんだよ!自分で作ったカレーは本当に美味しくて〜…。」

 

「ユ…ユウリ?一回ストップ    

 

「それでね、ホップは    …。あ、ごめん…。ちょっと興奮しすぎちゃった⭐︎」

 

ホムラにはもうすでに昨日話したが、あたしはカレーがポケモンバトルと同じぐらい大好きで、大好物だ。ガラル…いや、ガラル以外でもカレーは美味い。特に真心を込めて作られたカレーは特に…っとっとっと。ちょっとは自重しなきゃだね…。

 

「アハハ…よっぽどカレーが好きなんだね…。あ、そういえば今って…」

 

「レッドさんのリーグ戦でしょ?あと10分ぐらいでライブ配信開始だよ。」

 

「オッケー。じゃあ2人でカレーを作りながら見るか。」

 

「うん!」

 

…待って?2()()()って言った?え?え?えぇっ⁉︎

おいおいあたしの煩悩…一回黙ろうや…。2人でとか言う日常的なワードごときで脳が茹っちゃいけないよ?なんか謎にドキドキするのは分かるけど…あれ?なんであたしこんなにドキドキしてるんだろう?

 

「お〜い、ユウリ〜?さっきからボーッとしてるけど大丈夫か?」

 

「ほげほげ〜?」

「バウ〜?」

「バース?」

 

ホムラもみんなも心配している。しっかりしなきゃだね。

 

「うん、大丈夫!さぁて、久しぶりの複数人でのカレー作り!やっていこ〜!」

 

そうして無事カレーを完成させたあたし達は、順調に勝ち進んでいくレッドさんの試合を鑑賞しながら、過去の話を楽しんでいくのであった。

 


 

PM 1時28分頃 デルタ高原 デルタリーグ

 

《レッド視点》

 

朝から四天王を6体全員をフル活用して突破して行き、全ての四天王を倒したところで午前の部が終了。そのまま昼休憩に入り、午後1時半からおれ対よっしいのチャンピオンマッチがスタートと言ったスケジュールになっている。

 

「…。」

 

黙想をして集中力を高め、目の前の勝負に集中する。

そんなこんなで30分になり…

 

「レッドさん、入場してください。」

 

リーグのスタッフさんから指示が入った。行かなければいけない。

思えば心はともかく肩書きも挑戦者(チャレンジャー)なのは本当に久しぶりな気がする。

…よし、行こう。

 

「…はい!」

 


 

控え室から出た後のちょっとしたスペースで、バトルフィールド入場の指示を待つ。

 

『さぁさぁ皆さん!盛り上がっていますか〜⁉︎』

 

\\ワアアアアアアアア!//

 

『OK!素晴らしい熱気ですね!それでは全世界が注目のデルタポケモンリーグチャンピオンマッチ 午後の部を始めるぞ〜ッ‼︎』

 

\\ワアアアアアアアアアアアアアアッ‼︎//

 

『それでは早速選手の入場と行きましょう。今回の午後の部を彩るのは…この2人だッ!』

 

そうしてスタジアム内が暗くなり、ビッグスクリーンにライトが照らされる。

 

『彼の伝説がこの世を変えた!』

 

そのスクリーンに映っていたのは、10歳の頃のレッドの最初のジムであるニビジムでのバトルの姿だ。相性が不利ながらも起点を利かせて勝利をもぎ取ったバトルだった。懐かしいな…。

 

『カントー全てのジムを巡り、カントー最大の悪の組織であるロケット団を1人でねじ伏せて、四天王をも余裕で倒す!最後にはライバルであるグリーンさんを破り、カントー最強のチャンピオンとして君臨!そこから各地方でまるで呼応するかの様に頭角を表していく若者が続出!その様子から、『原点にして頂点』と言われた伝説の男ォ!』

 

『世界最強の挑戦者(チャレンジャー)、レッド選手ーーーーーーッ‼︎』

 

\\レッド!レッド!レッド!レッドー‼︎//

 

物凄い歓声の嵐に少し酔いそうになるも耐えて、手を振りながらバトルフィールドの中央に歩いていく。

 

『そして…』

 

再びスタジアム内が暗転し、スクリーンにスポットライトが当たる。

そこには、グレープアカデミー姿の大柄な少年…と言うより青年が映し出されていた。

 

『彗星のごとく出現した史上最速のスピードスター!』

 

『世界最速でリーグを制覇!さらにデルタ地方開拓責任者!加えて、デルタリーグ史上最初で最強、最高のチャンピオン!今こそ原点に勝ち最強は己だと証明せんとする、最速を極める男ォ!』

 

そう言い切った所で、スポットライトがおれの入場口と反対側の入場口に差し込まれる。

 

『我らがデルタの地が誇る最高の頂点に立つ者(チャンピオン)、よっしいいいいい!!』

 

\\よっしい!よっしい!よっしい!よっしい〜‼︎//

 

『それでは両者出揃ったところで、ルールの説明です。それでは審判のダンさん、よろしくお願いします!』

 

『はい!では実況のキョウスケさんに代わってワタクシ、審判のダンがルールについて説明します。』

 

ダンさんがそう言った瞬間にスクリーンの画面が切り替わり、ルール説明画面が表示される。

 

『ルールは6対6のシングルバトル!ポケモンの交代は自由で、一つのパーティーの中で同じ道具の使用は禁止。そして同じ種族のポケモンの採用は禁止となっています!ですがリージョンフォームやウーラオスのいちげきのかたとれんげきのかたなどの姿違いのポケモンの同時採用は可となっております。伝説、幻のポケモンの制限はなし!メガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタルはいずれも1回づつの使用、加えてポケモン1匹につき1つまでの使用が可能です!ルール説明は以上!それでは試合を開始します!』

 

そう言われて、初手に出すことを決めていたサファリボールを構えるおれ。そして…

 

『それでは両者、ポケモンを!』

 

「頼んだよ、フシギバナ!」

「出番だ!そるる‼︎」

 

「バナァ!」

「ラリオーナッ!」

 

おれの1体目は、殿堂入り後にオーキド博士から貰った卵から孵った個体であるフシギバナ。

対するよっしいの1体目は、なんとそるると言うニックネームのネクロズマ(たそがれのたてがみ)だった。いつもこの子は中から後半戦に出て来ていて、一度も初手から出されたことのないポケモンだったが…どうやら読まれてしまっていた様だ…。

 

『バトル、スタート‼︎』

 

「そるる、『フォトンゲイザー』を連射しながら距離を詰めるんだ!少しづつ確実に追い詰めていこう!」

 

「ラオオオオオッ!」

 

そうして『フォトンゲイザー』を色々な方向から飛ばして来るネクロズマ。

 

「フシギバナ、『にほんばれ』をしてから避けるんだ!ギリギリになるけど『ようりょくそ』が発動すれば確実に避けれるから頑張れ!」

 

「バナアアアアア!」

 

そうして、偽の太陽を生成するフシギバナ。ここで特性『ようりょくそ』が発動し、すばやさが2倍になり、フシギバナの動きが速くなる!

 

「フシギバナ、交代だ!」

 

そうしておれはフシギバナを控えに戻す。状態異常にしてから戻すつもりだったのだが、恐らくそんなことをしていたらフシギバナが大ダメージを喰らってしまい、下手をすれば戦闘不能になってしまいそうだったので却下だ。代わりにおれが出したのは…

 

「リザードン!」

 

「リッザアアア!」

 

頼れる準エースのリザードン!

 

「さぁ行くぞ、リザードン!」

 

「リッザアアアン‼︎」

 

ちなみにだが、このリザードンは特性『サンパワー』のデメリットを無効化でき、いまも実際に無効化している。…まぁ流石に『フレアドライブ』の反動は最小限くらいのダメージまでしか抑えられないんだけどね…。

 

「リザードン、『フレアドライブ』で縦横無尽に駆け回れ!」

 

「リザアアッ!」

 

全身に炎を纏い、ネクロズマ目掛けて突進していく。

 

「そるる、行こうか。応用ワザ『フルバースト・メテオドライブ』で正面から打ち砕け!」

 

「ラオッ!ラアアアアオオオオオ…ッ!」

 

ドシャアン!

 

少し大きめな衝撃波が発生して、リザードンがノックバックする。

 

「グオオ…ッ」

 

「大丈夫か?リザードン!」

 

どうやら先程の衝突で少なくないダメージを負った様だ。恐らくこれを起点にして攻めてくるだろう…。かなり厳しい戦いになると心の中で気合いをさらに入れていたところだったが…

 

「そのまま畳み掛けるよ…と言いたいところだけど戻っておいで。」

 

なんと、彼はダークボールにネクロズマを戻す。そして、出してきたのは…

 

「リボン、頼むよ〜!」

 

「フィア!」

 

リボンことニンフィア。…よし、この対面を待っていた!

 

「リザードン、セオリー通りに行こう!『アイアンヘッド』!」

 

「リッザァ!」

 

おれのプランとしては、『アイアンヘッド』によってジワジワ削っていく作戦。

地味ではあるが、このバトルでは少しでもダメージを与えて後続に繋げることが本当に大事。だからこそ、この作戦は後のニンフィア突破のカギとなる。

 

「…なるほどね。リボン、応用ワザ『ハイパーボイス・(あやかし)』で錯乱させよう。」

 

「フィイイイアアアア〜♪」

 

一見すると弱そうな薄いピンク色の音符。でも、コレにはワザを消し去る不思議な能力がある厄介な音符で、一部以外のワザを強制終了させることができるという効果を持っている。上記のような内容に加えてこのワザ自体の威力も高いが、このワザのヤバいところはもう一つ。それは、使用後にとくこうを2段階上げるのだ。しかも確定。一定時間音ワザが使えなくなるというデメリットはあるものの、正直そんなの大したことはなく、このとくこう2段階アップは普通にヤバい。

ちなみにこのとくこうの2段階上昇は、ダブルバトルなどだと味方も上昇するらしい。…『アシストパワー』の火力ヤバそう…。

 

そんなことを考えている間にもリザードンは数十発直撃してしまい、地面に墜落してしまう。

 

あいてのリボンのとくこうがあがった!

 

「くっ…。やはりセオリー通りになんて行く訳ないか…。しかたない。交代だ、リザードン!」

 

これは流石に交代しないとマズい。もしかしたらここを起点にされてしまうかもしれないし、何よりとくこうの上昇が確認できたニンフィアはヤバい。しかもよっしいのニンフィアは本当にヤバい。…さて、じゃあさっきから出番の無かった彼に任せるか…。

 

「お願い、フシギバナ!」

 

「バァナッ!」

 

さぁ、こちらのターン(攻守逆転)といこうか…!

 


 

《ホムラ視点》

 

PM 12時33分頃 一番道路

 

「頑張れ〜!あっ、それ大丈夫⁉︎うわわ、すごい爆発!」

 

ランチを済ませた僕達は、キャンプ用の椅子と机の上で試合を鑑賞していた。隣でユウリが熱中しながら試合を観ており、なんだか園児を見ているような気分だった。…まぁこんなこと言ったら怒られちゃうけどね。しっかし不思議なことに、それを隣から見るたびになんだか懐かしいような感覚に襲われる。…う〜ん。一体なんだろう?この妙な懐かしさ…。

 

そんなことを考えていると、レッドさんがリザードンを交代させて、フシギバナを出しているのを見る。

 

「…う〜ん。レッドさんの作戦的には毒狙いで間違いないんだろうけど…大丈夫かな?」

 

「ん?なにが?」

 

「ああ、リボンは『マジカルフレイム』を持っていてね。恐らくレッドのフシギバナ対策で入れていると思うから、大丈夫なのかな〜…って。まぁレッドさんのことだし大丈夫だと思うけど…。」

 

『マジカルフレイム』には一つフシギバナが動きづらくなる追加効果が存在する。それは、相手のとくこうを100%の確率で下げる、つまり()()()()()ということ。

あのフシギバナは恐らくとくしゅワザを多く揃えているはず。つまり、弱点を取られる上に対面もキツくなるのだ。これ以上の被害を避けるためにもフシギバナだけで突破せざるを得ないレッドさんにとっては本当に都合の悪い話。一度控えに戻せばその効果は消え去るが、そのためには一度交代を行う必要性が出てくる。

 

『リボン、弾丸『マジカルフレイム』で遠距離から攻撃!』

 

「出た…リボンの十八番の小分け連射『マジカルフレイム』によるとくこう6段階下降作戦!」

 

「なるほど。何発かに分けることで追加効果を当たった分だけ発動させられるって事か…。」

 

これはマズい状況になってきてしまった。6発当たろうものならレッドさんの勝ち目はさらに薄くなる。

 

…まぁ()()()()の話だが。

恐らく、どうぐ『あついいわ』などで晴れ状態の時間を延ばしているのだろう、フシギバナの『ようりょくそ』ですばやさが2倍になったとんでもないスピードにはついて行けない。

 

『フシギバナ、『どくどく』を付与しつつ『ソーラービーム』を()()()にして発射して、確実に当てるんだ。』

 

「あ、レッドさん、小分け手法をモノにしてるね。」

 

「そうだね。でも、だからといってレッドさんとよっしいがイーブンになったわけじゃない。」

 

だって、小分けと言う小技の理解がよりあるのはよっしいの方だから。

 

『リボン、『ハイパーボイス』で『どくどく』を打ち消して。『ソーラービーム』は普通に『マジカルフレイム』で相殺してくれ!』

 

やはり相殺…いや、貫通している。小分けは数で押すのだが、残念ながら威力は下がってしまう。いくら小分けにしたのが『ソーラービーム』とは言え、リボンに攻撃を届かせるのは不可能だろう。

 

『リボン、『ハイパーボイス』を広範囲にばら撒いて。()()()()()()()()『やどりぎのタネ』も全て壊すんだ!』

 

「さすがよっしい、よくフシギバナを見てるね。」

 

先程『ソーラービーム』の小分けの時に『やどりぎのタネ』をコッソリ混ぜていた。これに気づけるとは、どちらも本当に油断も隙も無い。流石はトップレベル同士のバトルだ…。

一方、ユウリは見ていなかったようで…

 

「え?やどりぎ?どこにそんなのがあるの?」

 

こう質問して来た。ならお答えしないとね。

 

「よ〜くフィールドを見ておいて。『ハイパーボイス』で浮き上がってくるはず。」

 

「ん〜…。」

 

少し僕の方に寄ってくるユウリ。…ん?近くないです?椅子が密着してますよ…⁉︎

…っとと。落ち着け。そんなこと考えてる場合じゃ…って頬を赤らめている…ダトッ⁉︎こやつ…もしや狙って…?…はい、一旦落ち着きましょうね〜。

 

なんて、そんなことを考えているうちに『ハイパーボイス』が透明だった『やどりぎのタネ』を次々と場所を明らかにさせながら爆破していく。…なんか、マインスイーパーみたいだな、これ。

 

「本当にあった⁉︎どこで植えてたの⁉︎」

 

「『ソーラービーム』にコッソリ混ぜてたみたいだよ。まぁ普通なら気づかないよ。」

 

「…じゃあなんでホムラは気づけたの?」

 

「ん?勘だよ、勘。なんか仕掛けてるな〜と思って。」

 

だって、明らかにパワーで負けてると分かった上での小分けの攻撃だよ?何か隠してないとこの先がヤバいからね。…まぁ要するに本当に勘。普通に見てたらまず気づかない。

 

『う〜ん。バレてたか。なるべくコソコソやったんだけど…。』

 

『…相手の行動はちゃんと見てないと。足元掬われちゃったら、元も子もないですからね。』

 

正論だが、多分ちゃんと見てても気づかないだろう。なにせ『やどりぎのタネ』を生成しながらその上に『ソーラービーム』を装填してたからね。本当に普通なら気がつけない。

 

『さぁ、()()()()はおしまいだ。リボン、終わらせようか。』

 

『フィア!』

 

「…時間稼ぎ?なんの話?」

 

「…『にほんばれ』の時間稼ぎだと思う。アレは時間経過で日差しが元に戻るから…。」

 

この長さだと確定で『あついいわ』を持たせているが、もうそろそろ時間切れ(タイムリミット)だ。…さぁ、レッドさんはどうする…?

 

『フシギバナ、アレを発射。』

 

『バナ。』

 

『え?…アレって…もしや、『ソーラービーム』⁉︎でもどこから…』

 

すると、画面上部が光り、光線がリボンに向かって降り注ぐ。

 

『フィアアアアアッ!』

 

『なにッ⁉︎もしや…『にほんばれ』の周り⁉︎』

 

そして上に向けられたカメラは、偽の太陽の周りをゆっくりと回っている4つの光の球体が。

流石に『にほんばれ』の方まで気にする余裕はなかった様子で、明らかに不意を突かれて困っている様に見えた。…そう、つまり()()()()()()のだ。

 

『フシギバナ、全弾発射プラスで応用ワザ『ソーラービーム・サンライズ』で攻撃ッ!絶対にリボンを削り切るんだ!』

 

『バァァァナァァァァッ‼︎』

 

そうして地に向かって放たれる4つの光の束と、フシギバナから放出される圧倒的な範囲を巻き込む光の大束。いくらリボンと言えど、コレをくらえば流石に陥落してしまうだろう。…まぁ、『あのワザ』さえなければの話だが。

 

『リボン、()()()『はかいこうせん・紅梅(こうばい)』で全部巻き込むんだ!』

 

「『真ワザ』⁉︎ナニソレ⁉︎」

 

「真ワザは、応用ワザの上位互換的な存在のワザで、デメリットが大きくなる代わりにより強力なワザが使えるんだ。…うわぁ〜。こりゃあ撃ち勝つのは多分ムリだな…。マズいぞ、これでレッドさんがかなり不利になった。」

 

「えっ?『ソーラービーム』4発に応用ワザの『ソーラービーム・サンライズ』だよ⁉︎あれに勝てるわけ…」

 

『フィアアアアアアアアアアアッ‼︎』

 

リボンから鮮やかな紅梅色の光線が放たれる。鮮やかだがぼんやりとしており、見惚れる様な色合いをしているピンクの光線は『ソーラービーム』を全て押し返し、そのままフシギバナに直撃。そうして、フシギバナがいた所に紅梅色が含まれた幻想的な爆発が発生した。

 

「え。えぇっ⁉︎嘘⁉︎撃ち勝っちゃったの⁉︎」

 

「…これが真ワザの持つ力だ。本当に恐ろしい…。」

 

僕がそう言い終えた頃、画面の向こう側では爆発の後が明らかになっていた。

 

『バァナ…。』

 

『フシギバナ、戦闘不能!リボンの勝ち!』

 

…やはりか、という様な結果だ。レッドさんには申し訳ないけど。

 

『\\ワァァァァァーッ!//』

 

配信で聴いていても感じるほどの物凄いスタジアムの熱気。流石は人気のあの2人だ。…まぁここからさらに熱くなるんだけどね。

 

『流石は我らがチャンピオン!真ワザでフシギバナを作戦諸共強行突破ァ!頂点の恐ろしさを原点に知らしめたァ‼︎』

 

「…あのフシギバナがやられちゃった⁉︎」

 

「あの勢いだと多分持ち物が『とつげきチョッキ』でも耐えられなかっただろうな。…流石はよっしいのNo.2エース…。格が違いすぎる…!」

 

『とつげきチョッキ』は、へんかのぶんるいのワザが使えなくなるが、とくぼうがあがるというもの。バトルではよく見かける程にトレーナー達から重宝されているどうぐだ。

 

『戻ってくれ、フシギバナ。…ビックリしたよ、本当に。『やどりぎのタネ』の発見に加えて全部を強行突破してくるなんて…。末恐ろしい後輩だよ、全く。』

 

『お褒めいただき光栄ですよ。…正直不安ではありましたよ。あの量とパワーの『ソーラービーム』を本当に突破できるか。でも、流石はリボンです。…さぁ、はやく次に行きましょう!』

 

『フフ、そうだね。じゃあゲンガー、頼んだよ。』

 

『ゲェッガァ!』

 

そう言ってレッドさんが出したのは、ゲンガー。この子も、過去の試合を見る限りかなりの強豪。

さぁ、バトルはまだ始まったばかりだ。

 

「…ところでだけどユウリ、ちょっと離れてくれないかな?」

 

ユウリは爆発のあたりからずっとくっついている。気にしない様にしていたが、ゼロ距離すぎてもう既に心臓はバックバックとうるさく、大きな音を奏でている。…まぁ多分ユウリには聞こえていないだろう。ウン、なんかユウリが頬をめっちゃ紅くしてる気がするけどキットソウダロウ!ウンッ⭐︎

 

「… …あ、ごめん。離れるね…。」

 

おい若干寂しそうにすんな!…なんかこっちまで寂しくなって来てる気がするけど、気のせい気のせい!全部よっしいのせいだ!(投げやり)

 

…と、もうすでにゲンガーとリボンがワザを出し合って互角にやり合っているのに、なんかめっちゃ甘い雰囲気を作り出す僕達だった…。




よっしいコール

自分で書いてて思いました。すっごい面白いです。なんか…ダサい⭐︎(自分の作品だからこそ堂々とここで言えること)

真ワザ

ついに登場、応用ワザの上位互換!…ついにといってもまだ7話目ですけどね。インフレはえぇ…。ですが、まだコレより上のものがあります。それはきっとこのバトルの最後の方に見られます。お楽しみに!

現状

レッドvsよっしい
フシギバナvsそるる【ネクロズマ(たそがれのたてがみ)】
      フォトンゲイザー
にほんばれ→リザードンに交代
リザードンvsそるる【ネクロズマ(たそがれのたてがみ)】
フレアドライブvs応用ワザ フルバースト・メテオドライブ→リボンに交代
リザードンvsリボン【ニンフィア】
アイアンヘッド
      応用ワザ ハイパーボイス・妖
→フシギバナに交代
フシギバナvsリボン【ニンフィア】
      マジカルフレイム
どくどく vsハイパーボイス
ソーラービーム(+やどりぎのタネ)vsマジカルフレイム
      ハイパーボイス(やどりぎのタネを打ち消す)
ソーラービーム
ソーラービーム4発+応用ワザ ソーラービーム・サンライズvs真ワザ はかいこうせん・紅梅
《フシギバナ戦闘不能》

あとがき

今回も最後まで見ていただいてありがとうございます!
次回は19日の夜8時更新予定で、引き続きレッドさん対よっしいさんのバトルです!今回以上に手持ちをフルで活用したバトルにしていきますので、お楽しみに!
それでは、また次回お会いしましょう!

ホムラの最初の1匹は誰だと思う?

  • 伝説のポケモン
  • 御三家(最初の3匹)
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  • 幻のポケモン
  • 色違い御三家
  • 色違い幻のポケモン
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