超次元ゲイムネプテューヌ EX-AID   作:レティス

19 / 21
3月からは自動車学校でひたすら勉強となると…ピヨる。


OP[EXCITE]



過剰なDragon Formation!

乗治side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーポーピーポー!

 

 

 

 

 

教会で教祖さんや朧月審議官から話を聞いた俺は、教会の外へ出た。街中からは救急車のサイレンが響いている。どうやらバグスターが街中にウイルスを撒き散らしたらしく、それで感染者が続出中のようだ。

俺の視界には、救急車に運ばれていく人達が映る。運ばれていく感染者を心配そうに見つめる人達の中で、また一人、また一人と感染者が増えていく…。

 

「…“インフェルノ・デイ”なんて二度とごめんだ…。」

 

この光景はあの時と同じだ。3年前に地球で起きた黒歴史…天馬が死んだ原因を作り出した忌まわしき事件…このゲイムギョウ界で、また繰り返されようとしてるのか…!?

 

 

 

 

 

 

 

 

真遊side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラゴナイトハンターZのあまりの力に制御出来ずに暴走した僕は、ネプテューヌと亜由美さんの肩を借りて教会に戻ってきた。リビングにはイストワールさんとコンパ、アイエフがいた。三人は傷だらけの僕を見て驚いていた。

 

「一体何があったんですか!?」

「っ…。」

「危険なガシャットを一人で使ったからこうなったらしいわ。コンパ、すぐに救急箱を。」

「は、はいです!」

 

亜由美さんはイストワールさんに僕がこうなった事情を説明すると、コンパに救急箱を持ってくるよう頼んだ。僕はソファに座らされた。

 

「真遊、“一人で無理しちゃ駄目”ってあれほど源史郎さんに言われたじゃん!」

「もうっ…レベル5のガシャットを一人で使うなんて…本当に馬鹿なんだから…!」

 

ネプテューヌと亜由美さんが僕の行動を非難した。でも…身体中が傷だらけでもグラファイトを倒さないと…!

 

「僕なら大丈夫ですから…!」

「大丈夫なら身体中傷だらけな訳が無いです!」

 

僕は二人に大丈夫だと言い聞かせようとしたが、救急箱を持ってきたコンパにそう言われた。僕がコンパと亜由美さんから応急手当を受けているその時

 

「っ!?ねぷ子、ユッキー、これを見て!」

 

Nギアで情報を調べていたアイエフが何かの記事を見つけて驚くと、その記事を俺達に見せた。

 

「えっと…『原因不明の高熱患者が急増』…!?」

「グラファイトがウイルスを撒き散らしたらしいわ。」

「…っ!」

 

僕達が記事を見ている中、イストワールさんはテレビをつけた。

 

『大勢の人が突然、高熱を訴えて倒れる事態が相次いで発生しています。原因は未だ分かっておらず…』

 

テレビでもニュースで高熱患者が急増している報道がされていた。街中で救急車のサイレンが鳴り響いてるのも納得がいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、ノワールから?」

 

突然、ネプテューヌのNギアから着信音が鳴った。相手はノワールからだった。ネプテューヌが通信に出ると、モニターにノワールの姿が映った。

 

『ネプテューヌ!』

「ノワール!?こっちは今“高熱患者急増”の影響でそれどころじゃなくて…。」

『“貴女のところ”もなの?』

「えっ…?まさか…!?」

『察しの通りよ。ラステイションでも同様の事態が起きているわ。高熱患者が急増中って…!』

「ええっ!?」

「何だって!?」

 

ノワールは僕達にラステイションでも同様の事態が起きている事を説明した。さらに、Nギアに展開されたモニター画面に2つ画面が追加され、ブランとベールさんの姿が映った。

 

『プラネテューヌやラステイションだけじゃない。ルウィーでも高熱患者が多数出てる。』

『こちらでも同様ですわ。病院は多くの高熱患者で一杯ですわ。』

「ブランやベールのところまで!?」

 

ブランやベールさんのところも…!?グラファイトめ…もうゲイムギョウ界各地にウイルスをばら撒いたのか!?

 

「ノワールさん達の国にもバグスターが……?まずいことになりましたね。このままだと…。」

「ゲイムギョウ界で“インフェルノ・デイ”が起こる…!」

 

ノワール達の話を聞いていたイストワールとアイエフがそれぞれ呟く。このままじゃプラネテューヌどころかゲイムギョウ界全体でインフェルノ・デイが起きる…!

 

「早くグラファイトを倒さないと…!」

「あっ!まだ動いちゃ駄目です!」

「そうよ、治療が先!」

 

僕はゲイムギョウ界全体でゲイム病が蔓延している事実を聞くと、ウイルスをばら撒いたグラファイトを倒しにいこうとするが、コンパと亜由美さんに止められた。

 

「離してくれ!」

「あっ!」

「真遊!」

 

僕は二人の手を振り払うと、グラファイトを倒しにいくために教会の外へ向かおうとする。

インフェルノ・デイなんて………起こさせてたまるか!

 

「真遊。」

 

僕が外へ向かおうとすると、後ろから僕を呼ぶ声が聞こえた。僕が後ろを振り向くと、そこには個室から出てきた源史郎先生の姿があった。ゲイム病が進行しているためか、壁に寄り添って立っていた。

 

「感染が拡大してるようだな…。」

 

どうやら源史郎先生はリビングでの騒ぎを聞いていたらしい。

 

「源史郎先生!個室で安静にしてて下さい。」

 

僕は源史郎先生にそう言い聞かせた。すると

 

「…真遊、どうしたんだその怪我は…?」

 

源史郎先生は僕の怪我を見て唖然とした。レベル5のガシャットを一人で使った反動で受けた傷……今の僕にはどうってことはなかった。

 

「いえ、何でもありません…。」

 

源史郎先生に怪我の心配をされるが、僕は大丈夫だと言い聞かせた。源史郎先生は、僕を追ってきた亜由美さん達の方を向いた。

 

「危険なガシャットを一人で使ったせいで…。」

 

亜由美さんは僕が怪我を負った理由を説明すると、源史郎先生は再び僕を心配そうな表情で見る。

 

「僕は…先生に救われたからこそ、今こうして生きているんです…。だから…先生を救うためなら、たとえ傷だらけになろうと、僕はどんな事でも…!」

「それが“ヒーロー”としての道を志す者の言葉か!!」

「…っ!?」

 

源史郎先生の怒号が僕の心を震い上がらせた。

「大切なのは、“チームワーク”だ。」

「“チームワーク”…?」

「オペは、ドクター一人で行うものではない。様々な分野に精通したドクターや看護師達が、互いに信頼し合い、支え合い、チームとなって患者を治療する。」

 

源史郎先生はチームワークの重要性を語る。互いに信頼し合って…支え合て…。僕も前に、ダニエルさんやロムちゃんを救うために乗治を信じた。だけど、信じた結果が“あれ”だ…。

 

「10年前、お前を救えたのは“私だけ”の力ではない。救急隊員、麻酔科医、それに助手や看護師まで、数多くの人達の助けがあったからこそ、お前を救うことができた。」

 

源史郎先生は10年前の手術のことをそう語った。源史郎先生も…周りに助けられてきたのか……僕もそうだ……源史郎先生だけじゃなく、ネプテューヌやコンパ、アイエフ、ネプギアちゃん、イストワールさんに助けてもらったからこそ、今のような楽しい日々を送ることができた。

 

「最も重要なのは、仲間達との信頼関係…“チームワーク”だ!」

 

源史郎先生は僕に信頼関係の重要性を指導した。

 

「…っ!ううっ…!」

「審議官!?」

「源史郎先生!?しっかりして下さい!」

 

叱咤激励をしたせいでストレスが発生したのか、源史郎先生が苦しみ出した。うずくまる源史郎先生の身体を僕と亜由美さんが支える。

 

「大勢の人々の命がかかっている……事態は一刻を争う……だが真遊…他のライダー達と信頼関係を築いて立ち向かうんだ…!決して…“一人だけの力を過信するな”…!」

 

源史郎先生はゲイム病の進行で苦しみながらも僕にアドバイスを送った。

 

「審議官、個室に戻りましょう…立てますか?」

「…ああ…。」

「ゆっくりで構いませんです。」

 

源史郎先生は亜由美さんとコンパに助けてもらいながら個室に戻っていった。廊下には僕とネプテューヌ、ネプギアちゃん、アイエフが残った。

 

「…。」

 

僕は急な脱力感に見舞われ、その場であぐらを描きながら座り込む。

 

「…何が“天才ゲーマーM”だよ…ゲームなら誰にも負けないって…ただうぬぼれていただけだ……現実じゃただの間抜けだ…だから…。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「先生を救うのは僕だ!」

 

 

 

「俺がやるっていってんだろうが!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

僕は先生を…感染者達を救おうと猪突猛進になっていた。勇介や銃斗を払い除けたのもそのためだ。先生は“一人だけの力を過信するな”と言っていた。僕も前に、“女神だから”とたった一人で無理していたノワールに対して似たような言葉を使った……にも関わらず、僕はノワールと同じく一人で無理をしてしまった。まさしく支離滅裂だ。

 

「…勇介達と…信頼し合おうとしなかった…。」

 

僕は後悔という重荷を下ろすように廊下で横になる。すると、ネプテューヌが僕のもとへ歩み寄ってきた。

 

「…真遊、勇介達のところへ行こう。」

「…え?」

「こんなところで後悔してても、源史郎さん達は助けられないよ。グラファイトを倒して、皆を助けるためにも…。」

「…だけど…。」

「源史郎さんを助けたいんでしょ!?」

「…っ!?」

 

ネプテューヌが僕に対して初めて叱咤した。今までゲームしてばかりでぐうたらなネプテューヌ、だが今日という緊急事態、ネプテューヌは女神としての顔を見せた。

 

「このまま放っておいたら源史郎さんどころか、街中の人達が大変なことになっちゃう!今からでも遅くない。グラファイトを倒すために、勇介達を説得しよう!」

「…ネプテューヌ…。」

「お姉ちゃんの言う通りですよ、真遊さん。」

「ここで挫けるなんてユッキーらしくないわ。」

「ネプギアちゃん…アイエフ…。」

「…大丈夫、私も説得を手伝うよ。」

「…ありがとう。」

 

勇介達との信頼関係を築けずに後悔していた僕はネプテューヌ達の激励で再び立ち上がる。そうだ…ゲイム病を患った源史郎先生達を救うんだ…!そのためにも、勇介達の協力が必要だ……グラファイト攻略の鍵となる、ドラゴナイトハンターZを使いこなすために!

 

「ネプギアとあいちゃんは源史郎さんを頼むよ。」

「分かったよ、お姉ちゃん。」

「ねぷ子、ユッキー、そっちも気をつけて。」

「うん!」

「分かった!」

 

僕とネプテューヌは、勇介達を説得しに行くために、先程いたビルへ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇介side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たあっ!」

『ふっ! でやっ!』

「おらぁぁぁ!」

 

漂流者とネプテューヌがステージから離脱した後も、俺と銃斗はグラファイトと戦いを繰り広げている。俺はガシャコンソードで白兵戦を行うも、グラファイトに防がれ、逆に攻撃を受けてしまう。一方銃斗は飛び回りながらガトリングを掃射した。当然、俺にも流れ弾が飛んでくる。これだから邪魔だ…!

 

 

ババババババッ!

 

 

「うっ!?」

「はあっ!」

『ぬっ…!?』

 

俺は銃斗が放った流れ弾で怯み、銃斗は俺の前に着地すると、右手のガトリングでグラファイトに向かって弾幕を浴びせた。

 

「目障りだ!レベル2のてめぇじゃ相手にすらならねぇよ。失せろ!」

「っ…!どけ!俺の敵だ!」

「ぐっ…!この野郎!」

 

油を浴びせるような発言をした銃斗に、俺は背中を斬りつけて怯ませると、グラファイトに突撃しようとする。しかし、背中を攻撃されて躍起になった銃斗に止められ、喧嘩になる。

 

『二人まとめて散れ!』

 

その隙を見て、グラファイトが俺達に突撃しようとした。その時だった。

 

「おいしょ!」

『ぐっ…!?』

 

突然、横から光矢がグラファイトに向けて放たれ、グラファイトの行動を妨害した。俺達が横を振り向くと、そこにはレベル3になった諜報部員がいた。

 

「仲良いねぇあんたら。よっと!」

『ス・パーン!』

 

冗談っぽく呟いた諜報部員はガシャコンスパローを二本の鎌に分離すると、回転しながら下に降りた。仲が良いだと…?余計なお世話だ…!

 

「はっ!」

「でやっ!」

「おらっ!」

 

俺達は一斉にグラファイトに向かって攻撃を仕掛ける。しかしグラファイトに軽く受け流され

 

『せやああっ!』

「うわっ!」

「がはっ…!」

「ぐああっ!」

 

俺達はグラファイトの薙ぎ払いで吹き飛ばされた。その際、銃斗のホルダーからゲキトツロボッツとドレミファビートが落ちた。

 

「返してもらうぞ。」

「はぁ…あんたが持ってるとろくな事にならねぇ。」

 

俺はドレミファビートを、諜報部員はゲキトツロボッツを拾った。

 

「何だとてめぇ?」

「あ?何だよ?」

「傭兵は黙ってろ…!あいつは俺の敵だ!」

 

諜報部員の言葉に銃斗がキレた。俺もその口論に加わる。俺達が喧嘩をしていると

 

『ええぃ、もういい! ドドド黒龍剣! ハアッ!!』

 

喧嘩している俺達を見かねたグラファイトが、剣圧を放ってきた。

 

「「「うわああああああああ!!」」」

『『『ガシューン』』』

 

俺達は避けることが出来ず、剣圧を喰らって変身を解除された。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

変身を強制解除された俺達は、ステージから強制離脱され、ビルの屋上に戻ってきた。俺達はダメージの影響で息が荒い。空はすっかり夕焼けに染まり、街中からは救急車のサイレンが鳴り響いている。

 

「はぁ…はぁ…お前ら…ウイルス除去の邪魔だ…!」

「てめぇこそ目障りだ。」

「どうでもいいんだけどよ、あんたらの悪ノリに俺を巻き込まないでくれるか…?」

 

こいつらがいなければ…ドラゴナイトハンターZがあれば…グラファイトを…美沙姫の敵を討てるのに…!

俺があいつらのせいでグラファイトを倒せなかったことに苛立っていると、屋上に二人がやってきた。それは、漂流者とネプテューヌだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真遊side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はネプテューヌと共に再びビルの屋上にやってきた。そこには勇介と銃斗、そして後から参戦した乗治の三人がいた。その怪我から察するに、三人共グラファイトに負けたようだ。だけど丁度良かった。

 

「…何しに来た?」

「…僕が間違ってました………すみません!」

 

僕は頭を下げて勇介達に謝罪した。

 

「…今は僕達が争っている場合じゃないと思うんです。」

「真遊の言う通りだよ。グラファイトはプラネテューヌだけじゃなく、ラステイションやルウィー、リーンボックスにもウイルスをばら撒いたらしいの。」

「…!?」

「何…?」

「…。」

 

勇介達はプラネテューヌ以外にもウイルスが撒かれた事実を知らなかったらしく、ネプテューヌの言葉を聞いて唖然としていた。僕はドラゴナイトハンターZを取り出す。

 

「このゲームは最大四人プレイです。ゲイム病になった人達を救うためにも、このガシャットの力が必要になる。こうしてる間にも、グラファイトが撒いたウイルスがこの世界全体を蝕んでいく。僕一人じゃ使いこなすのは難しい…だけど、僕達が力を合わせれば…!」

「漂流者や傭兵と組むなんてもっての他だ。」

「俺も乗る気になれないな。」

「俺だってごめんだ。“ヒーロー”ごっこに興味はねぇ。」

 

勇介達は僕が持ちかけた共闘を即答で拒否した。グラファイトに因縁を持っている勇介と銃斗、何か重い過去を背負っている乗治、先生達を治したい僕、“目的”はほぼ一緒なのに……どうして噛み合わないんだ…!?

僕とネプテューヌ、そして僕達を追ってやってきた亜由美さんがそれを聞いて呆然としている中、乗治はこんな事を尋ねてきた。

 

「大体さぁ…お前なんで“適合手術”を受けずにエグゼイドに変身できたんだ?」

「え?」

「俺も気になっていたところだ。」

 

乗治や勇介は僕が変身できる理由が気になっていた。“適合手術”…恐らく適合者になるための手術なのだろう…。でも僕にはよく分からない。そもそも過去に手術を受けたのは、事故に遭った時の一回だけだからだ。

 

「しかもお前、ゲイムギョウ界へ渡るための“超次元補完【ディメンション・セラピー】”すらも受けてないらしいじゃないか。」

「“超次元補完”…?言ってる意味が分からないですよ。」

 

ゲイムギョウ界へ渡るための“超次元補完”…でも僕がここに来れた理由としたら、テレビからワームホールが出現して、それに吸い込まれたからだ…。

 

「過去に手術したのは一度だけだ。10年前に事故った時の手術…その時に、二つの手術を施されたんじゃないのか?朧月源史郎の手によってな…。」

「一体何ですか?“適合手術”とか“超次元補完”とか…?」

「お前が何を企んでるか知らないが、良からぬ企みを抱いてる奴を救う気にはなれないな。」

 

乗治はそう言うと、サングラスをかけて去っていく。乗治に続いて、勇介や銃斗も立ち去ろうとする。

 

「源史郎先生はそんな人じゃない! 乗治!」

 

僕は乗治にそう言うものの、乗治はこちらを振り返らずに手を振って去っていった。

 

「勇介…。」

 

ネプテューヌが勇介を止めようとするが、勇介はネプテューヌの手を振り払っていった。そして銃斗は………もう言うまでもないだろう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィジオンside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はパラドと共に建物の中からライダー達の様子を見ていた。だが説得に失敗したのか、救道真遊以外のライダー達が去っていった。

 

「このままじゃ、肝心の実戦データが取れないねぇ…。」

「その時はその時。新しい適合者を見つけ、彼らには消えてもらうまでです。」

 

私はパラドの言葉にそう言い返すと、その場を去る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラファイトside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜、俺は感染者達が急増していく様子を見下ろしている。俺はプラネテューヌにウイルスを撒く前、既にライテイション、ルウィー、リーンボックスにもウイルスを撒いた。それにしても仮面ライダー…予想以上にチームワーク皆無だったな…。まぁ、こっちとしては丁度良いがな。

 

「後は発症を待つのみ…!」

 

後は感染者達が発症すれば、その瞬間大勢のバグスターの軍団が出来上がる…!

 

「集え仲間達よ!今こそ我ら…バグスターがゲイムギョウ界を支配する時だ!」

 

俺はバグスターの仲間達に向かってそう高らかに叫ぶと、横切る救急車と共に俺はその姿を消す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イストワールside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「源史郎さん、お体の具合はどうで…。」

 

私が源史郎さんの体の具合を尋ねに個室に入ると、そこには誰も寝ていないベッド、それに見て汗を流しながらガタガタ震えているネプギアさん、コンパさん、アイエフさんの三人がいた。

 

「えっ…!?ま、まさか…消滅してしまったのでは…!?」

 

私はこの光景を見て顔が蒼白になると、近づいてベットに触れようとする。だがベッドに触れる直前、柔らく温かい感覚が当たった。

 

「…イストワールさん…。」

「…ふぇ…?」

「……“めり込んで”います。」

 

源史郎さんの声が聞こえたと同時に、源史郎さんの姿が見えるようになった。しかし、ゲイム病の進行でその姿はすごく薄い。

 

「…ひゃ!?す、すみません!」

 

どうやら背景と同化していたらしい。だけど、源史郎さんの体は一刻も持ちそうにない。すると源史郎さんは

 

「イストワールさん…私の鞄にあるポータルガシャットがあります…それは持ち主が亡くなった後、生体認証がリセットされるよう出来てます……“万が一の時”は……頼みます…。」

「えっ………そんな…!?」

 

源史郎さんは死期を悟ったのか、ポータルガシャットの詳細を話した。“衛生省を頼む”……私にはそう聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネプテューヌside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辺りはすっかり暗くなった。だけど街中からは救急車のサイレンが鳴り止まない。私達は勇介達を説得しようとしたが、失敗した。

 

「先生………やっぱり僕には無理でした………ライダー達との信頼関係を築くなんて………僕には……。」

 

真遊はすっかりふて腐れていた。その目から涙をボロボロ溢し、鼻をすすっていた。

 

「でも、このままでいいの…?」

「…。」

「大丈夫、真遊ならきっとやれる。」

 

亜由美さんは意気消沈とした真遊にそう言うが、真遊は無言で首を横に振った。勇介達の協力が望めない以上、源史郎さん達を救う術がない…そう思ってるのだろう…………私もそうだった。まだ友好条約が成立する以前、私達女神はシェアを奪い合うために武力で争っていた。でも、ゲイムギョウ界全体が危機に陥った時、私達は協力して危機に立ち向かった。あの時、“一度だけ”…。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「真遊の“支え”になってあげて下さい。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

私は源史郎さんにそう頼まれた。バグスターによってゲイムギョウ界全体が危機に陥っている以上、真遊を激励しないと…!

私は落ち込んでいる真遊の側に座る。

 

「…私もね、条約が結ばれる以前はノワール達と争ってたんだ。シェアを武力で奪い合うために…。だけど昔、一度だけノワール達と協力してゲイムギョウ界の危機に立ち向かったことがあるの。」

 

私は昔に起きた出来事を真遊に語る。真遊は無言ながら話を聞いていた。

 

「確かに勇介達は癖が強い人達だと私も思ってる。だけど、勇介達もバグスターからこのゲイムギョウ界を守りたいって、本心は思ってるんじゃないかな?」

「…。」

 

 

 

 

 

ピピピピッ!

 

 

 

 

 

 

 

私が真遊に話していると、私のNギアに着信音が鳴った。私はNギアを取り出すと、通話を繋ぐ。表示されたモニターにはノワールの姿が映った。

 

『ネプテューヌ、真遊はいる?』

「私の隣にいるよ。説得に失敗してふて腐れてるけど…。」

『画面を真遊の方に向けてくれるかしら。』

「うん。」

 

私はノワールに言われてNギアの画面を真遊の方に向ける。

 

『真遊!あんた何こんなところでふて腐れてるのよ!説得に一回失敗したくらいで落ち込むんじゃないわよ!命の恩人を助けたいんでしょ!?』

 

ノワールの叱咤に反応したのか、真遊がゆっくりと画面に映るノワールの方を見る。

 

「…。」

『私やユニを助けてくれた真遊なら出来るわ。グラファイトを倒して、皆を救うのよ!』

 

ノワールの激励を聞いた真遊。ノワールとの通信が切れると、続いてモニターにブランが映る画面が表示された。

 

『…ネプテューヌから事情は聞いたわ。命の恩人がゲイム病になったって…。ロムとラムを救ってくれた貴方なら、きっと他のライダーと協力してグラファイトの奴を倒せる。自分自信を信じて。』

 

ブランも真遊に対して激励を送った。ブランとの通信が切れ、モニターにベールが映った画面が表示される。

 

『真遊君。こんなところで挫けては駄目ですわ。バグスターの蔓延は一刻も争う状況ですわ。真遊君なら、きっとできますわ。』

「…。」

 

ベールも真遊に激励を送った。そして通信が切断された。

 

「ノワール達も真遊のことを応援してるんだよ。真遊なら出来る。天才ゲーマーである真遊なら!」

「…。」

 

未だ無言の真遊に、私も激励を送る。これで心が再び動いたのか、真遊は自分のNギアを手に取ると、勇介と通話を繋ぐ。

 

『…お前か…。今俺は虫の居場所が悪い。手短に言え。』

「…明日の朝、プラネテューヌ広場へ来てください。」

『…どうする気だ?』

 

不機嫌な勇介に真遊は明日の朝に広場へ集合するよう言った。再び共闘を持ちかけるのだろう。

しかし次の瞬間、真遊は信じられない言葉を発言した。

 

「…そこで、ドラゴナイトハンターZを貴方に渡します。」

「「!?」」

 

私と亜由美さんは一瞬、頭の中が真っ白になった。私達の…そしてノワール達の思いを裏切るような発言を、真遊は言ってしまった。

 

「やっぱり僕にオペは無理です。でも、勇介ならきっと、グラファイトを倒せると思う。だから、ガシャットを譲るよ。」

『…分かった。』

 

真遊は勇介にそう言うと、通話を切った。そして真遊は立ち上がると、その場から去ろうとする。

 

「ねぇ真遊…!?どうしてなの!?」

「…。」

 

真遊は何も答えず、そのまま去ってしまった。私はしばらく、急な脱力感に見舞われた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

翌朝、私と亜由美さんは真遊が言っていたプラネテューヌ広場へやってきた。本来ここには大勢の人達がいるはずだが、グラファイトが起こした大規模感染のせいで、周りには誰もいない。いるとすれば、私と亜由美さん、そしてベンチで座っている真遊の三人だった。

 

「…ねぇ、本当に勇介にガシャットを譲っちゃうの?」

「…。」

 

亜由美さんの言葉に何も答えない真遊。瞬きもせず、首を傾けようともせず、ただ座って勇介を待っているだけだ。

 

「ネプテューヌ。」

「あれ、ノワール?それにブランやベールも…。」

 

私が振り向くと、そこにはノワールとブラン、ベールの三人がいた。

 

「どうしてここに?」

「なんていうかその…ちょっと心配だから様子見にきたのよ…真遊は?」

「ずっと座り込んでるよ…。」

 

私はノワール達に真遊が座り込んだまま黙っていることを伝える。ノワールは何か言いたげに真遊に近づこうとすると

 

「漂流者。」

 

このタイミングで勇介が到着した。

 

「ようやく己の未熟さに気づいたか。」

 

勇介は真遊に対してそう言うと、真遊に向かって手を差し出す。ドラゴナイトハンターZを受け取ろうとする手だ。

 

「ちょっと、いきなり何言い出すの!?」

「昨日の夜、あいつから通話があった。“ドラゴナイトハンターZ”を渡すって。」

「「「えっ!?」」」

 

ノワール達はこの事を知らなかったため、勇介の言葉を聞いて驚きの表情をした。

 

「…どういう事なのよ、真遊!」

「お前、気は確かなのか…!?」

「真遊君…。」

 

当然、ノワール達も憤りを感じたらしく、声を荒げた。だけど真遊の様子が可笑しい。勇介にガシャットを渡すと言っておきながら、勇介が到着してもガシャットを渡さず、黙って座り込んでいるからだ。

 

「…どうした?早くガシャットを…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何でブレイブまでこんなところにいるんだよ?」

 

勇介が真遊にガシャットを要求していた刹那、別の方向から何故か銃斗がやってきた。

 

「ガシャットは俺が受け取ることになってるはずだ。」

「「「「「「?」」」」」」

 

私達は銃斗の言葉を理解できなかった。銃斗は本来、ガシャットを“奪い”に来ることが基本だった。しかし今回は“貰い”に来たらしい。どういうこと…?

 

「おいおい、全員集合だなんて一言も聞いてねぇよ。ガシャットは俺にくれるって言ったじゃんかよ~。」

 

さらに別の方向から乗治もやってきた。どうやら乗治もガシャットを貰いに来たらしい。でもそれは勇介も、銃斗もだよ?

 

「ねぷぅ!?まさか真遊、三人に同じこと言ったんじゃ…!?」

「…お前、どういうつもりだ…?」

 

勇介が真遊に事情を尋ねたその時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…!」

「「「「「「「「!?」」」」」」」」

 

突然、真遊の目が赤く発光すると同時に、背中からあの時と同じ“黒鳥の翼のような背部プロセッサユニット”が生えた。私達はこの光景に驚いた。勇介達の反応も察するに、どうやら勇介達にも見えているようだ。またあの時の…漆黒の翼…!?

 

「ガシャットが欲しいなら、俺から力ずくで奪ってみせろよ。」

 

人格を変えたのか、真遊は態度を豹変させて勇介達に言った。真遊はベンチから立ち上がると、勇介と銃斗、乗治の真ん中に立つ。勇介達は…もちろん私達はこの出来事に未だ呆然としている。

 

「…おい、どうした?俺に負けるのが怖いのか?」

 

真遊は未だ呆然としている勇介達を挑発しながらゲーマドライバーを装着した。この挑発で焚き付けられたのか、勇介達もドライバーを装着した。

 

「いくぞ。」

 

真遊はそう言うとマイティアクションXを取り出して起動した。

 

『マイティアクションX!』

「面白い…!」

『バンバンシューティング!』

「お前が図に乗るな。」

『タドルクエスト!』

「その勝負、乗ってやるよ。」

『爆走バイク!』

 

他の三人もガシャットを取り出して起動した。

 

「「「「変身。」」」」

『『『『ガシャット! アイム ア カメンライダー!』』』』

『ドレミファビート!』

『ジェットコンバット!』

『ギリギリチャンバラ!』

『ドラゴナイトハンターZ!』

 

四人がそれぞれレベル1に変身すると、もう一個のガシャットを起動した。

 

『『『『ガシャット!』』』』

「術式レベル3。」

「第参戦術。」

「三速!」

「大大大大大変身!」

『『『『ガッチャーン!レベルアップ! アガッチャ!』』』』

『ド・ド・ドレミファソ・ラ・シ・ド!OK!ドレミファビート!』

『ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェットジェット!ジェットコンバット!』

『ギリ・ギリ・ギリ・ギリ!チャンバラ!』

『ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ・ドラ・ドラゴナイトハンターZ!』

 

三人はレベル3となり、真遊はレベル5となった。

 

「これより、除去を開始する。」

「ミッションスタート。」

「ノリに乗ってるぜぇ!」

 

それぞれガシャコンウェポンをコールした勇介達は一斉に真遊に向かって突撃した。

 

「はっ!」

「でやっ!」

「よいしょ!」

「があああっ!!」

 

暴走した真遊は、突撃してきた勇介達を迎撃する。私達は信じられない気持ちでこの乱闘を見ている……私達の激励を受け、真遊が導き出した答え……それは“暴走”だった…。

 

「はっ! せやっ!」

「ふっ!……でやあああああ!!」

「ぐあああっ!?」

 

勇介が得意の剣術で攻めるが、真遊はその剣術を喰らってもピンピンしており、ガシャコンソードを頭部の牙で受け止めると、そのまま勇介を吹き飛ばした。

 

「くたばれっ!」

「っ!…効くかよっ!!」

「ぐはっ…!?」

 

銃斗は真遊に向かってガシャコンマグナムとガトリングの弾幕を浴びせたが、レベル5の真遊の前には弾幕は目くらましでしかなく、銃斗も吹き飛ばされた。

 

「ちょっとネプテューヌ、真遊を止めなくていいの!?」

「……!」

 

ノワールにそう言われた私は、ただ真遊達の乱闘を見守っている。

 

「隙ありぃ!」

「ねぇよ!!うおおおおおっ!」

「ちょっ!うわっ!?目が回る目が回るってぇ!?」

「でやぁああああ!!」

「うわっ!?とあっ!?ぐへっ…!」

 

隙を突いて乗治が真遊の背後を取ろうとするが、真遊は素早く振り返り、乗治の体を掴んでそのまま翼で空中へ飛翔。円を描くように縦に数回ほど回ると、そのまま急降下して乗治を地面に叩きつけた。数回バウンドしながら転がる乗治。その際、乗治のホルダーからゲキトツロボッツが落ちた。真遊はゲキトツロボッツを拾った。

 

「こいつは返してもらうぞ…!」

「あれっ!?…やるじゃねぇの。」

「この野郎…!」

 

真遊に軽くあしらわれた勇介達。もう…黙って見てられない!

この光景を見た私は女神化すると、すぐに勇介達の前に立つ。

 

「真遊、これ以上はもう止めて!」

「どけよ…!」

 

威圧のこもった真遊の罵言…いつになく恐ろしい真遊の言語だが、それでも私は怯まない。

 

「こんなところで争っている場合じゃないわ!源史郎さんを…感染者達を救いたいんでしょ!?なのに…貴方が見つけた攻略法は“これ”だと言うの!?」

「ああ、そうだよ…!ネプテューヌはどいてろ…!」

 

真遊は私にそう言うと、勇介達に近づいていく。

 

「はああああっ!」

「っ…!?」

 

私は真遊に向かって太刀を振るった。当然の如く止められたが、それでも私は攻撃を止めない。

 

「何のつもりだよ…!?」

「真遊、貴方を止めるわ!」

「どけよ!」

「ふっ…!」

 

真遊は右腕の剣で振り払ってきた。私はすぐに飛翔して回避する。

 

「せやああああっ!」

「はあああっ!」

「ぐっ…!?」

 

すると、女神化したノワールとベールが真遊に向かって攻撃してきた。真遊はこれを喰らって多少は怯んだものの、すぐに回復した。

 

「激励を送っておいて、貴方何考えているのよ!?」

「ウイルス感染が拡大してる状況なのに、争っている場合じゃないですわ。」

「構ってる暇は無いんだよ…!」

 

ノワールとベールの攻撃を喰らってもなお、勇介達のもとへ向かう真遊。すると、女神化したブランが真遊に向かって接近してきた。

 

「これで頭冷やしやがれぇ!!」

「ぐああああっ!?」

 

ブランは力任せに戦斧を振るった。流石の真遊もこれを喰らって吹き飛ばされ、数回転がった。

 

「……。」

 

ブランの重い一撃を喰らった真遊は、多少ふらつきながらも立ち上がった。これで真遊は多少頭を冷やした……………という私の予想は、次の瞬間完全に崩れ去る。

 

「OK…そっちがその気なら…!」

 

真遊が呟いた瞬間、真遊の周りに複数の勾玉状のエネルギーが現れ、そのエネルギーはやがて武器の形状になった。

 

「「「「「「!?」」」」」」

「私達の武器…!?」

 

その武器の形状は私達が使っている武器や、勇介達のガシャコンウェポンと同じ形状だった。だけどあの力は一体…!?

 

「喰らえ!!」

「「「きゃああああっ!」」」

「うわああああっ!」

「ぐああああっ!」

「があっ…!?」

「うわっ!?」

 

私が考えているも束の間、真遊はエネルギーで形成した武器を操って攻撃してきた。私達はこれを喰らって吹き飛ばされてしまった。

 

「天才ゲーマーMに負けて悔しくねぇのか…?」

「真遊…貴方、いい加減にしなさい…!」

「どうやら一回叩きのめさないと済まないようね…!」

「調子乗んじゃねぇぞテメェ…!」

「いくら真遊君でも、こんな蛮行は許しませんわ…!」

「お前との力の差を思い知らせてやる。」

「なめんじゃねぇぞ…。」

「おいおい、悪ノリが過ぎるぞ?」

 

真遊に焚き付けられた私達は武器にエネルギーを溜める。勇介達もBボタンを二回連打した。

 

「来いよ…!」

 

真遊は挑発しながら構えた。

 

「「「「「「「はあああああっ!!」」」」」」」

「ぐっ!ああっ…!」

 

私達が放った衝撃波、勇介の剣圧、銃斗の弾幕、乗治の光矢を全て受けた真遊。ダメージを受け過ぎた真遊から、ハンターゲーマが分離した。

 

「奴を倒せば、レベル5の力が手に入る!」

『ズ・キューン!』

『『『ガシャット! キメワザ!』』』

 

勇介達はドライバーからガシャットを抜き取ると、ガシャコンウェポンに挿入した。私達もハンターゲーマに向かって接近する。

 

「クロスコンビネーション!」

「レイシーズダンス!」

「テンツェリントロンペ!」

「レイニーラトナビュラ!」

 

私はハンターゲーマに光速の踏み込みからの振り下ろしを叩き込む。ノワールは目にも止まらぬ速い斬撃、ブランは渾身の強打、ベールは素早い連続突きをハンターゲーマに叩き込んだ。

 

『『『DOREMIFA JET GIRIGIRI CRITICAL FINISH!』』』

「「「はあっ!!」」」

『『『会心の一発!』』』

 

そして勇介達の剣圧、銃弾、光矢がハンターゲーマに直撃した。その時だった。

 

『ギャオオオオン!!』

 

ハンターゲーマから黄金のオーラが真遊のドライバーに刺さっているドラゴナイトハンターZに放たれた。オーラを纏ったドラゴナイトハンターZが一人でにドライバーから外れて空中に上昇すると、ガシャットは4つに分裂した。

 

「あれは…?」

「四人プレイ用の“仮想ガシャット”だろうな。」

「四人プレイ…?」

「はっはあ~。さてはお前、俺達を乗せやがったな?」

「これはまだチュートリアルだぜ。」

 

真遊はそう言うと、高くジャンプして分裂したガシャットの内の一つを取った。残り3つも勇介達の手に渡った。

 

『『『『ギャオオオオン!』』』』

「「「「!?」」」」

 

さらに、真遊達が持っている仮想ガシャットを覆っている黄金のオーラから、それぞれ紫、黒、白、緑のハンターゲーマの幻影が現れると、私達のもとへそれぞれ色に合ったハンターゲーマの幻影が近づいてきた。そしてその幻影はシェアクリスタルに似た竜を模した結晶・“ドラゴナイトクリスタル”に変化すると、私達の体に取り込まれた。

 

「これのクリスタルは一体…?」

「ハンターゲーマがネプテューヌ達に“新しい力”を与えたようだな。」

「“新しい力”…?」

「これが…?」

「では、さっきの乱闘はこれが目的で…?」

「うーん…クリスタルに関しては完全に予想外だけどな…。」

 

どうやらドラゴナイトクリスタルに関しては真遊も予想外の事らしい。でも、真遊が蛮行を起こした理由は理解できた。勇介達にハンターゲーマを倒させて、四人プレイモードを解放する…これが目的だったのね。

 

「…まぁ考えるのは後にしよう。討伐ターゲットは、グラファイト!」

『ステージセレクト!』

 

真遊はそう言うと、ホルダーのボタンを押してステージセレクトを作動させた。私達は山のステージへ転移する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パラドside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は天才ゲーマーMの一部始終を見ていた。Mは見事四人プレイモードを解放させた。

 

「ふ~ん、そういうことか。」

 

俺はMの狙いを理解すると、その場から去る。“共闘”が望めないなら“競争”すればいい……何処かの漫画でよく聞く“逆転の発想”ってやつか。

 

 

 

 

 

 

 

 

真遊side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は再び山のステージに転移してきた。俺達ライダーはレベル2、乗治はレベル1になっている。上にはネプテューヌ達とハンターゲーマが浮遊している。勇介達に共闘を断られた昨日、俺はどうすればいいのかずっと悩んでいた。そこで俺は“逆に”考えた…争っちゃってもいいさと…。この逆転の発想が、打倒グラファイトへ繋げる一因となった。ネプテューヌ達には迷惑かけたけどな…。

俺がそう考えていると、ステージにグラファイトが転送された。何が起きたか分からないグラファイトだが、後ろを振り返って俺達を見て状況を理解した。

 

「この俺をゲームエリアに転送したか。しかも八人揃って……いいだろう、全員叩き潰してやる。」

 

依然として余裕の表情を浮かべているグラファイトは、プロトドラゴナイトハンターZを取り出した。

 

『ドラゴナイトハンターZ!』

「培養。」

 

グラファイトはプロトガシャットを胸に突き刺すと、バグスター態になった。

 

「あの真っ黒トカゲがグラファイトか?」

「ああ。誰が一番先にグラファイトを狩るか、勝負だ!」

 

ブランが呟く中、俺はそう言ってガシャットのボタンを押す。勇介達もガシャットを起動する。

 

『ファング!』

『ブレード!』

『ガン!』

『クロー!』

『『『ガッチャーン』』』

『『『『ガシャット!』』』』

 

俺達はスロット2にガシャットを挿入する。一方、ネプテューヌ達もドラゴナイトクリスタルを出現させ、それを目の前にあるウィンドウに触れされた。

 

「第伍戦術。」

「術式レベル5。」

「五速!」

「大大大大大変身!」

『『『『ガッチャーン!レベルアップ! アガッチャ!ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!』』』』

 

ハンターゲーマが俺のもとへ飛来し、俺の全身にハンターゲーマが装着された。

 

『エグゼイド!』

『ブレイブ!』

『スナイプ!』

『レーザー!』

 

俺に装着された装備の内、頭部と翼、尻尾で構成された装備・ドラゴンファング以外の装備が外され、両肩、両腕、両脚の装備が二人分に分裂。それらが勇介の右半身、銃斗の左半身に装着され、もう一セットは乗治の四肢として装着された。

一方、ネプテューヌ達もその姿を変化させた。ネプテューヌは俺と同じくドラゴンファングを装着しており、ドラゴンの頭部がそのまま頭部プロセッサユニットになっている。背中の翼もドラゴンの翼の形状になっており、装備している太刀も牙の如くギザギザ状になっている。

ブランは勇介と同じく右半身に装備を施しており、翼もドラゴンの翼に形状が変化している。装備している戦斧の先端にドラゴンブレードが装着され、ハルバードになっている。

ノワールは銃斗と同じく、左半身に装備を施しており、ドラゴンの翼に加え、大剣の峰にドラゴンガンが合体したガンブレードを装備している。

ベールは乗治と同じく頭と胸部以外に装備を施している。ドラゴンファングは“装備していない”………いや、装備したら“逆に苦しい”か…うん…。

ドラゴンの翼に加え、両足の装備・ドラゴンクローのような三又の刃がついたトライデントを装備している。

レベル5となった俺達、新たな姿・“ドラゴナイトフォーム”となったネプテューヌ達。この四人プレイならぬ、“八人プレイ”で…グラファイトを倒す!

 

『かかってこい…!』

「いくぞぉおおおお!!」

 

グラファイトが双刃刀を構えた。俺達は一斉にグラファイトに突撃する。

 

『ハアッ!』

「おりゃ! たあっ!」

 

まずは俺が先行してグラファイトに攻撃し、その後全員がグラファイトを攻撃する。

フル装備と比べて武装は減ったものの、これで火力が低下するかと言えばそうではなく、ドラゴナイトハンターZでは同時プレイの際、人数に応じて能力が向上されるシステムがある。8人いるため、俺達には8倍の能力上昇バフが付与されている。

そのため、グラファイトは能力が強化されている俺達を相手に苦戦を強いられていた。だが、こっちにも問題はある。

 

「どけっ!」

「ちょっ!?押さないでよ!?」

「そこどいてくれないか?」

 

8対1という都合上、誰かがグラファイトを攻撃しようとして渋滞が起きる。そのため、銃斗のように他人を強引に除けて通ったり、乗治のように攻撃しようとしても攻撃できないという状況になりやすい。

 

「たあっ!」

「オラァ!」

『ぐっ…!?』

 

ノワールと銃斗の膝蹴りでグラファイトが怯む。その隙を突いて乗治が踏み込んだ。

 

『でやぁ!』

「ふっ!」

 

グラファイトが双刃刀で薙ぎ払おうとするが、そこをベールがトライデントで受け止めた。

 

「よいしょ!」

「せやっ!」

『っ…!』

 

攻撃を受け止められたグラファイトの隙を突いて、乗治が体勢を低くしてからのローキックを繰り出した。ベールもトライデントによる突きを放った。

 

「どりゃあああああ!」

「はあっ!」

『ぐうっ…!』

 

勇介とブランがベールと乗治の上を飛び越え、グラファイトを斬りつけた。重い一撃と素早い突きが重なり、手も足も出ないグラファイト。

 

「喰らえ!」

「そこよっ!」

 

さらに、銃斗とノワールが二人の上を飛び越え、グラファイトに向けてレールガンを撃ち込んだ。双刃刀でガードされるも、大きくガードを崩した。

 

「私達もいくわよ!」

「OK!」

 

俺とネプテューヌはドラゴンファングの頭部にそれぞれ炎と電気のエネルギーを発生させる。これに気づいたノワール達が一斉に射線から離れるが、ベールと乗治はグラファイトの真っ正面にいたため、退避が間に合わなかった。

 

「「はあああああああっ!!」」

「おいおい危ねぇ!?」

「ひゃっ!?」

 

俺とネプテューヌは炎と電気を合わせたブレスをグラファイトに向けて放った。その際、乗治がベールの体勢を崩させ、二人はそのまま地面に倒れ込んで伏せた。

 

「あちゃちゃちゃちゃ!?熱い熱い熱っ!」

『ぐっ…!?うわあっ!?』

 

乗治が熱がっている中、俺とネプテューヌが放ったブレスにグラファイトは大ダメージを負った。

 

「ちょっとネプテューヌ、真遊君、何を…!?」

「名人、俺を丸焦げにする気か!?見てほら、足に煤がついたよ!?」

「ご、ごめんベール…合図送ってなかったわ…。」

「煤?気のせいだろ。」

「危ないだろう。」

「合図送ってから撃てよ。あとちょっとで喰らうところだったぞ!?」

「下がれとか言いなさいよ全く…。」

「てめぇら、目障りだ。」

 

俺達のブレス攻撃はベールや乗治からはもちろん、ノワール達からも大ブーイング。そういえばブレス放つ時、合図を一切送ってなかったな…。

 

『おのれ…ドドドド黒龍剣!』

 

ブレスを受けて激昂したグラファイトは、双刃刀にエネルギーを溜めると、剣圧を俺達に向けて放ってきた。

 

「「「「「「「「はあっ!」」」」」」」」

 

俺達が構えた瞬間、俺達の前にバリアが発生し、グラファイトが放った剣圧を消滅させた。

 

『何!?』

 

強化された剣圧を防がれたことにグラファイトは驚いていた。

 

「フィニッシュを決めるのは俺だ!」

「女神の力、見せてあげるわ!」

「グラファイトは俺が除去する…!」

「メッタメタにしてやるぜ!」

「兄貴の仇を取ってやる。」

「ウイルスをばら撒いたことを後悔しなさい!」

「ノリノリでいっちゃうぜぇ~。」

「さあ、これで決めますわよ!」

 

俺達はそれぞれそう言った。俺と勇介、銃斗。乗治はドライバーからドラゴナイトハンターZを抜き取ると、ホルダーに挿入してボタンを押す。

 

『『『『ガシャット! キメワザ!』』』』

『俺が…負けるはずがない!! ハアッ! はぁぁぁぁぁぁぁ…!』

 

躍起になったグラファイトは双刃刀を掲げると、それを地面に叩きつけて刀身にエネルギーを溜める。

俺達もエネルギーを溜める。エネルギーが最大になったところで、俺達はもう一度ホルダーのボタンを押した。

 

『『『『DRAGO KNIGHT CRITICAL STRIKE!』』』』

「「「「「「「「はああああああああああああ!!」」」」」」」」

『ドドドドド黒龍剣!!』

 

俺とネプテューヌは炎と電気のブレスを放ち、ブランと勇介、乗治、ベールは衝撃波を放ち、そして銃斗とノワールは光弾を放った。一方、グラファイトはより強力な剣圧を放ってきた。俺達が放つ弾幕が、グラファイトの剣圧を消滅させ、グラファイトに向かって飛んでいく。

 

『ふっ!はっ!せやっ!でやっ!』

 

剣圧を無効化されたグラファイトだが、双刃刀を振り回して俺達が放つ弾幕を弾いていく。しかし、それも長くは続かず

 

『ぐっ!?ああっ…!ぐわあああああああああああああ!!』

 

スタミナ切れになったグラファイトは高威力の弾幕を浴びて吹き飛ばされ、向こう側の傾斜へ叩きつけられ、そのまま転がった後、跡形もなく爆散した。

 

「真遊。」

「ああ…やったな。」

「いぇ~い♪最高~♪」

『ゲームクリア!』

 

俺達の周りにゲームタイトルが現れ、その中からドラゴナイトハンターZに『GAME CLEAR!』のマークが押された。グラファイトを倒したことで、源史郎先生含めた感染者を救うことができた。すると

 

「っ…?」

「あっ…それ…あれ?」

 

同時プレイが終了したため、勇介、銃斗、乗治のドライバーから仮想ガシャットが消滅した。俺達からのハンターゲーマの装備が外されると、それらが空中に上昇しながら一つに合体し、再びゲーマの状態になった。

 

『ギャオオオオオオン!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パラドside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラファイトがM達に倒され、地面にはグラファイトが盗んだプロトドラゴナイトハンターZが残った。

 

「お疲れ様、グラファイト。」

 

プロトガシャットを拾いながら、倒されたグラファイトにそう呟くと、ヴィジオンのところへ戻る。これでデータは取れたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真遊side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラファイトを倒し、広場に戻ってきた僕達。僕達のもとへポッピーがやってきた。グラファイトを倒したはいいが、何か締まらない雰囲気だった…。

 

「…で、これ“誰の勝ち”になる訳?」

「俺が一瞬早かった。」

「いや、急所を突いたのは俺だ。」

 

乗治の言葉に、グラファイトに因縁を持っていた勇介と銃斗が名乗り出た。

 

「もちろん、そのガシャットは俺のものだ。」

「まぁまぁ!そんな事どうでもいいじゃん!ねっ?」

 

僕からドラゴナイトハンターZを取ろうとした勇介を、ポッピーが止めた。なんとも言えない雰囲気、それは僕のみならず、ネプテューヌ達も感じていた。

 

「…っ、もう!じゃあ判定は引き分け!これからは皆で協力して………ってあれ?」

 

ポッピーが言い切る前に、勇介、銃斗、乗治の三人はそれぞれ別の方向へ去っていった。ポッピーが言おうとした“皆で協力して戦う”………勇介達は利害が一致しようが組む気は無いのだろう。

 

「…ピヨる。」

「はぁ…“ライダー達とのチームワーク”…これは本当に難易度高いなぁ…。」

 

僕とポッピーはライダー達とのギスギスした関係に再び頭を悩ます。

 

「も~う真遊、さっきのあの行動は本当にビックリしたからね?」

「ごめんごめん…でも、勇介達を見るかぎり、無理矢理共闘を持ちかけるのはやっぱり無理だと思ったんだ。」

「だから“共闘”じゃなくて、“勝負”として勇介達を説得したのね?」

「うん。」

 

ノワールが言うように、僕は逆転の発想を使った。

 

「…本当にどうなるか心配したわ。」

「でもまぁ、“終わり良ければ全て良し”ってことわざもありますわ。」

「そうですね。」

 

ベールさんが言うように、終わり良ければ全て良し。結果的に源史郎先生を救うことができたから、これでいいんだ。

 

「でも真遊、私達に迷惑かけた罰として、全員にプリン奢ってもらうからねっ!」

「ふぁっ!?」

 

プリンを奢る………ネプテューヌが要求するプリンって、大体は結構高価なやつなんだよなぁ…。でも、今回ばかりはネプテューヌ達にも迷惑かけたから、拒否できない…。

 

「…分かりました。」

 

僕は苦笑いで渋々と了承した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇介side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は漂流者達と“勝負”という形で共闘し、美沙姫の敵であるグラファイトを討つことができた………………だが、仇を取ることに意味はあったのか…?………美沙姫………もし叶うのなら……もう一度君に…。

 

 

 

 

 

 

 

真遊side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕達は再び教会に戻ってきた。ゲイム病が治った源史郎先生に、コンパが花束を、アイエフがプリンが入った紙袋を渡した。ちなみにそのプリンは僕が買ったものだ。

 

「ご心配をおかけしました。」

「いえ、源史郎さんがご無事で何よりです。」

 

イストワールさんが源史郎先生にそう言った。

 

「「はぁ~、一時はどうなるかと思った~。」」

 

ポッピーとネプテューヌがぐったりと机に突っ伏しながら呟いた。ネプギアちゃんはぐったりとした二人の背中をさすっている。

源史郎先生は僕のもとへ歩み寄ってきた。

 

「真遊、ありがとう。」

「いえ、先生のご指導のおかげです。」

 

僕は笑顔で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パラドside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はソファで寝そべりながらゲームをしている。

 

「これで実戦データは、全て揃ったんだよな?」

「ああ。これで第一段階は完了だ。次の段階へ移行しましょう。」

 

ヴィジオンはそう言うと、PCのキーボードのENTERキーを押した。モニターにはレベル5となったライダー達の姿が表示されていた。

 




ED[ネプテューヌ☆サガして]
挿入曲[Into Free -Dangan-]


NEXT GAME…


ある日、ネプテューヌがある本を見つけてきた。それは始まりの女神・“クリスタルハート”について書かれた童話だった。皆がこの童話を興味津々で読む中、真遊はクリスタルハートの童話を見て、“昔”のことを思い出す。


次回[懐かしきFairy tale]


真遊「この童話…もしかして…?」


オリジナル用語紹介

・ドラゴナイトクリスタル
ドラゴナイトハンターZから仮想ガシャットが生成される際、そのオーラから出現したハンターゲーマの幻影が結晶化したもの。これを使用することで、ドラゴナイトフォームへ変身する。真遊曰く、ハンターゲーマが与えた新たな力とのこと。

・ドラゴナイトフォーム(略称:DKF)
ドラゴナイトクリスタルを使用した四女神の新たな形態。ドラゴンの翼に変化した背部プロセッサユニットとハンターゲーマを装備した姿で、武器も狩人っぽく変化する。この姿は“単体”では特に能力に変化はないが、DKFにも“ドラゴフォースリンク”が適応されており、同じDKFの女神やレベル5のライダーがいる場合、その人数に応じて能力が向上される。

↓以下、四女神のDKF解説

ネプテューヌ:ドラゴンファングを装着。武器はギザギザの刃の太刀。
ブラン:右半身の装備を装着。武器は戦斧にドラゴンブレードがついたハルバード。
ノワール:左半身の装備を装着。武器は大剣の峰にドラゴンガンを合体させたガンブレード。
ベール:ドラゴンファング以外の装備を装着。武器はドラゴンクローを模した三つ又の刃を備えたトライデント。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。