自動車学校に入校したら投稿ペースは亀よりも遅くなります。
僕の妄想、真遊達が四女神のプレイヤーになったらジョブはこうなるかもです。
真遊:バトルマスター
勇介:魔法剣士
銃斗:コルセア
乗治:狩人
亜由美(ポッピー):吟遊詩人
グラファイト:狂戦士
パラド:錬金術師or格闘家
ヴィジオン:錬装士(./hackのあれ)
ですね。
OP[dimension tripper]
真遊side
「はあっ!」
「はっ!」
クエストを受けてバーチャフォレストにやってきた俺と勇介は、そこで今回の討伐ターゲットと戦っている。ちなみに既に変身しており、レベル2になっている。
『グオオオオオオオンッ!』
ギルドから危険種として登録されているモンスター・ラダンだ。白い甲殻と灰色の毛皮に覆われた四足歩行の獣型モンスターで、先端が赤い尻尾、背中に生えた長く鋭い二本の突起物が特徴。背中の白い甲殻の内部にはエネルギー発生器官があり、エネルギーを発生させる際は甲殻が展開する。発生させたエネルギーでバリアを展開するのだが、バリア展開中は甲殻が紫色に、毛皮が青く発光し、その間は攻撃が通じない。
こいつの本来の生息地はルウィーにあるホッカィ渓谷という場所なのだが、恐らく数日前のグラファイトのウイルス騒動でプラネテューヌの地に逃げてきたはぐれ個体なのだろう。恐らくラダン以外にもはぐれ個体はいるだろうな。事実、あの騒動後はこのはぐれ個体の討伐が相次いでいるしな。
「おりゃあ!」
俺はガシャコンブレイカーをラダンに叩き込むが、バリアを展開されているため、全く攻撃が通じない。
『グアッ!!』
「うおっと!?」
ラダンの爪の振り下ろしを、俺は間一髪避けた。
「ふっ! はっ!」
勇介が隙の無い斬撃を繰り出すも、やはり効かない。せいぜいバリアを弱めただけだ。
『グオオオアアッ!!』
「ぐっ…うわあっ!」
「ぬっ…ぐああっ!」
ラダンが口から光弾を放ってきた。俺達は光弾を喰らって吹き飛ばされた。だが光弾を放ったことでエネルギーが切れたのか、バリアが解除された。
「バリアが切れた。」
「叩くなら今だ…。」
どうやらバリアを解除させる方法としては、攻撃してバリアを削る、もしくはラダン自らにエネルギーを放出させればいいらしい。俺達は立ち上がると、Bボタンを二連打して接近する。
「そりゃああ!」
「はあああっ!」
『グオオオッ!?』
強打と炎の斬撃を喰らったラダンが大きく怯んだ。だがかなりのタフなのか、すぐに回復した。そして背中の甲殻を展開すると、エネルギーチャージを開始した。
「タフ過ぎるだろ…。」
「何か得策がないとな…。」
長期戦を強いられている俺達。何らかのアイデアがないと、ラダンを倒すのは難しいな………ん?
「あれって…?」
俺はラダンの後ろの方を見てみると、奥に崖があった。
「一つだけいい案があるぜ。」
『ゲキトツロボッツ!』
「…あれか。」
『ドレミファビート!』
俺はラダンの背後にある崖を見て作戦を思いつくと、ゲキトツロボッツを起動する。勇介もその作戦を理解したのか、ドレミファビートを起動した。
『『ガッチャーン ガシャット!』』
「大大大変身!」
「術式レベル3。」
『『ガッチャーン!レベルアップ! アガッチャ!』』
『ゲキトツロボッツ!』
『OK!ドレミファビート!』
俺達はレベル3になると、チャージが完了したラダンに向かって突撃する。
『グオオオッ!』
「ふっ! はっ!」
「とりゃっ!!」
勇介がラダンの爪をパリングし、俺は強化アームでラダンのバリアを削る。
『グオォォォォ…!』
ラダンは口にエネルギーを溜め始める。どうやら光線を放つ構えらしい。
『ガァァァァァァッ!!』
「「はっ!」」
俺達はラダンの放つ光線を避けた。光線は俺達の後ろにあった木々に命中し、粉々に消し飛ばした。
エネルギーを放出…言い換えればエネルギー切れになったラダンのバリアが解除された。
「喰らえ喰らえ喰らえ!」
『ギャオッ!?』
エネルギー切れになったラダンに、俺はプラズマキャノンを浴びせる。効いているかどうかは分からないが、プラズマキャノンを喰らう度にラダンがノックバックしていくのが分かる。キャノンを連射し続け、ラダンは崖の近くまでノックバックした。今だ!
『ジャ・キーン!』
俺はガシャコンブレイカーをブレードモードにすると、それを強化アームで逆手持ちする。続いてドライバーからゲキトツロボッツを抜き取ると、ガシャコンブレイカーに挿入する。勇介もドレミファビートをガシャコンソードに挿入した。
『『ガシャット! キメワザ!』』
『『GEKITOTSU DOREMIFA CRITICAL FINISH!』』
「「はああああっ!!」」
俺はガシャコンブレイカーを持った強化アームを、勇介は音符状の剣圧をラダンに向けて放った。
『グオオオオオオオォォォォォッ……………!!』
アイアンカッターと剣圧を同時に受けたラダンは吹っ飛ばされ、そのまま落下していった。俺達が崖の下の方を見てみると、ラダンが地面に叩きつけられたのが地響きと同時に分かった。落下したラダンはそのままポリゴン状になって消滅した。討伐完了だな。
「お前にしてはエグい作戦だ…。」
「まあ、かなりタフだったからな…。」
ゲームによっては、地形を上手く活用しないと勝てない敵も多数存在する。ちょっとエグいがこの作戦でラダンを討伐することができた。
俺達が変身を解除しようとしたその時
「はあっ!」
「「!?」」
突然、俺達に向かって何者かが襲いかかってきた。俺達は咄嗟に気づいて避けた。
攻撃してきた者の正体…それはライダーだった。ゲーマドライバーには藤色のガシャット・“ストレンジホラー”が挿入されている。紫紺色がメインカラーで、黒いラインが走っている。ローブととんがり帽子と、その見た目は魔女だった。胸部のゲージ表示にあるA、Bボタンに相当する部分には、杖と獣のマークがある。
「あいつは…!?」
「ネプテューヌが言ってたやつだ。確か…ケイオスだな。何しやがるんだ!?」
「お前達の力を試してもらおうと思ってな……いくぞ!」
『ガシャコンスタッフ!』
ケイオスは簡素に目的を言うと、ガシャコンスタッフをコールして俺達に接近してきた。
「はあっ!」
「はっ! おりゃ!」
杖を振るって攻撃してくるケイオスを、俺はガードして強化アームで殴りつける。
「はっ! たあっ!」
「っ…!」
そして勇介が剣を振るい、ケイオスを吹き飛ばした。
「レベル差故に大した事な…。」
「どうした?もう終わりか?」
「ふっ…ここからはお前達が驚く番だ。」
俺の挑発にケイオスは依然として余裕そうな口調でそう言うと、杖のBボタンを3回連打する。すると杖の先端にそこそこ大きめの魔力の弾が生成された。
「はあっ!」
「へっ、そんなの効くかよ!」
ケイオスが放ってきた魔力弾を、俺はプラズマキャノンで相殺した。ケイオスは近くにある魔導書のページを杖でめくる。すると中から範囲攻撃強化のエナジーアイテムが出てきた。
『範囲強化!』
エナジーアイテムを獲得したケイオス。するとケイオスは、自身の周りにサークルを出現させた。そのサークルに沿って現れたハンマーのアイコンはガシャコンスタッフに取り込まれ、やがて別の武器に変化した。それは
『ガシャコンブレイカー!』
「えっ…?俺の武器!?」
「何故貴様が漂流者の武器をコールできる!?」
「私には“他人をコピーする能力”があってな。その能力を応用して武器を変化させる事だって出来るのさ。」
“コピー能力”だって…?俺は武器をガシャコンブレイカーに変化させたケイオス行動に驚いている。
ケイオスはジャンプすると、ガシャコンブレイカーのBボタンを5連打しながら俺達のもとへ落下してくる。
「はああっ!」
「「うわああああっ!?」」
ケイオスは着地と同時にハンマーを地面に叩きつけた。地面に衝撃波が流れ、それによって俺達は吹き飛ばされた。
「まだいくぞ?」
ケイオスはそう言いながら魔導書からアイテムを出現させた。そのメダルには壁と壁に押し潰されるシルエットが描かれていた。
『“地獄万力”!』
ケイオスがその“トラップアイテム”を獲得した瞬間、俺の左右に機械的なコンプレッサーが出現した。
「えっ!?ちょっ…!?」
グシャッ!
勇介side
漂流者はコンプレッサーに押し潰され、体がペランペランになった。
『コ・チーン!』
「はあっ!」
俺は属性を氷に切り替えて逆手持ちすると、ケイオスに斬りかかった。ケイオスはハンマーでガードした。
「でやっ!」
「ぐっ…!」
俺はケイオスに蹴りを入れられ、その場で怯む。ケイオスは再びサークルを出現させると、ガシャコンソードをまた別の武器へ変化させた。
『ガシャコンソード!』
今度は俺の剣をコピーしたのか…!俺はガシャコンソードのBボタンを3回連打する。
「はああっ!」
「っ!せやっ!たあっ!」
「ぐあっ…!?」
高周波による剣圧で、俺は襲いかかってくるケイオスを弾き飛ばした。転倒したケイオスはガシャコンソードを手放した。
『カ・チーン!』
『ガシャット! キメワザ!』
「はああああああっ!」
俺は再び炎属性に戻して順手持ちし、ドレミファビートをガシャコンソードに挿入すると、ケイオスに接近する。一方、ケイオスは背中を向けたままドライバーからストレンジホラーをホルダーに挿入してボタンを押した。
『ガシャット! キメワザ!』
ケイオスの右足にエネルギーが溜まる。回し蹴りを仕掛けようとしてるのだろう。
『DOREMIFA CRITICAL FINISH!』
「はああああっ!」
俺は音符状の高周波を纏ったガシャコンソードを振り下ろす。
『STRANGE CRITICAL STRIKE!』
「甘いっ!」
「何っ…? がはっ!?」
しかし、ケイオスは体勢を低くして俺の剣を避けると、ホルダーのボタンをもう一度押して回し蹴りを叩き込んできた。攻撃の隙を突かれた俺はそのまま近くの木に叩きつけられた。
『ガシューン』
「ぐっ…!?」
大ダメージを受けたためか、強制的に変身を解除された。俺としたことが…油断した…。
「ふんっ、口ほどにもないな…。」
「っ…。」
ケイオスはそう吐き捨てると、そのまま何処かへ去っていった。あいつの目的は一体何なんだ…?
「お~い、こっちを何とかしてくれ~。」
「…。」
俺は振り向くと、そこには押し潰されてペラペラになった漂流者の姿があった。
ネプテューヌside
「ねぷぅ~、ようやく終わったぁ~…。」
いーすんに書物室の整理を頼まれた私はようやく整理を終え、現在テーブルでぐったりしてます。ちなみに書物室でちょっと気になった本があったから、テーブルに置いてある。
「お疲れ様、お姉ちゃん。」
疲れている私にネプギアがお茶を置いてくれた。
「はぁ、グラファイトのウイルス騒動を解決したばかりだから、しばらくはぐうたらしてたいのに…。」
『そうもいかないよ。あの騒動で本来の生息地から逃げてきたモンスターの討伐だってしなきゃいけないからね。今日も真遊達はクエストをこなしに行ってるし、それに本の整理はクエストよりは大分マシだと思うよ。』
「ぐだぁ~、働いたら負けでござるぅ~。」
ドレミファビートの筐体からポッピーがそう言ってきた。私はニート発言をぐったりしながら溢す。
「それよりもお姉ちゃん、その本は一体?」
「これ?あぁ、ちょっと気になって書物室から持ってきたんだよね。」
書物室から持ってきた本を、どうやらネプギアは気になってるらしい。私は本の表紙を見る。そのタイトルはこう書かれていた。
『始まりの女神・クリスタルハート』
始まりの女神…?私達よりもずっと前の女神のお話かな?
「ネプテューヌさん、書物室の整理は終わりましたか?」
「うん、終わったよいーすん。」
「あれ?その本は…。」
「ああ、これ?書物室から気になって書物室から掘り起こしたんだけど…。」
リビングにやってきたいーすんに、私はそう答えた。
「その本は…始まりの女神に関しての童話ですか?」
「うん、そうだよ。この本の内容って、いーすん知ってる?」
「はい。一度は読んでみました。ただ…。」
「「ただ?」」
「“最後のメッセージ”のような文字だけは、私にも翻訳が出来ませんでした。」
いーすんは一度だけこの童話を読んだらしい。でも、最後のところだけいーすんにも翻訳できない…?そんなに古い文字なのかな?
「イストワール様、今帰りました。」
「ただいまです。」
「あ、お帰りなさい。アイエフさん、コンパさん。」
ここで、仕事からあいちゃんとこんぱちゃんが帰ってきた。
「あれ、ねぷねぷ達は何してるです?」
「さっき、書物室から一冊の本を掘り起こしたんだけど、今から読もうと思ってたんだ。」
「何でも、始まりの女神について書かれた童話らしいです。」
「童話…?」
私とネプギアは始まりの女神について書かれた童話について説明した。
「始まりの女神ね…気になるわね。」
「私もです。」
「私も気になる。」
あいちゃんとこんぱちゃん、そして筐体から出てきたポッピーも気になっているらしい。
「よし、じゃあ早速読んでみよう!」
皆が集まったところで私はそう言うと、本のページを開く。
ネプテューヌside out
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
それは、遥か遠い昔………まだゲイムギョウ界が複数の国に分かれる前のお話……。
その昔、始まりの女神・クリスタルハートがゲイムギョウ界を統治していました。その力を国民のために、そして世界の平和のために使っていた彼女は、国民から厚く信頼されていました。
しかし、平和は長く続きませんでした。何故なら、彼女と対を成す存在が現れたからです。その名は邪神・“クロノスソウル”。彼はゲイムギョウ界に凶暴なモンスター達を率いて、世界を混乱と恐怖の渦に沈めました。
国民が恐怖に震える中、クリスタルハートはたった一人で邪神の軍勢に立ち向かいました。立て続けの戦闘で体は傷付き、それでもなお邪神に挑みました。しかし、満身創痍な状態で勝てる訳もなく、クリスタルハートは敗北しました。
「貴方は何故…この世界を蝕もうとしているのですか…!?」
「この世には理由無き悪意など山ほどある…俺の望みはただ一つ…………“殲滅”だ。」
クリスタルハートの問いに、クロノスソウルは冷酷に答えた。理由無き悪意…ゲイムギョウ界を滅ぼそうとしている彼に理由など無かった。
邪神に負けたクリスタルハートに、もはや立ち向かえる力は残されていませんでした。その間にも、邪神の進行は続いた。このままではゲイムギョウ界が滅びを迎える。だが、邪神に立ち向かえる術が無い。
女神が苦悩したその時、満身創痍のクリスタルハートのもとへ一羽の白鳥がやってきました。その白鳥は女神の目の前で着地すると、一人の英霊へと姿を変えました。
「貴方は一体…?」
『私は貴女に、この剣を届けに来ました。』
英霊は女神にそう言いながら、両手で持った剣を謙譲しました。その剣には、白鳥の意匠が込められており、水晶のように透き通った刀身は、七色の輝きを放っていた。
女神がその剣を手に取ると、女神の体中にシェアエナジーが行き通り、たちまち傷付いた体を癒やした。国民が女神を信仰することによって生まれるエネルギー・シェアエナジー……女神にとって力の源であるシェアエナジーが、剣に込められていたのだ。
『人々のために力を使う…人々に愛されている貴女なら、この剣を使い、邪神を打ち倒すことができるでしょう。』
女神に“神剣”を譲渡した英霊は、その場を立ち去ろうとした。
「お待ちを…。貴方のお名前をお聞きしたいのです。」
『私の名はーーー』
英霊は女神に名を明かすと、再び白鳥の姿となり、飛び去っていきました。英霊が明かした名前……それは、女神にしか知らない…。
そうしている内に、再び邪神・クロノスソウルはモンスターの軍勢を率いて攻めてきました。クリスタルハートは英霊から授かった神剣を用い、再び立ち向かいました。
女神が振るった神剣は、まるで草を薙ぎ払うかの如くモンスター達を一掃しました。
モンスター軍勢を一掃した女神はその神剣を用い、再び邪神と対決しました。しかし、邪神はあの英霊がやって来た事を知っていたのか、対策として邪剣を用いてきました。
圧倒的な力を持つ邪神。女神は徐々に追い詰められていきました。神剣をもってしても、邪神を倒すことは出来ないのか…?女神がそう持ったその時
「頑張れ!」
「頑張って下さい女神様!」
「「「「「「「頑張れ!!」」」」」」」
戦いを見守っていた国民達が、一斉に女神に応援を送ったのです。その時、女神様を応援する国民達の想いがシェアエナジーとなって輝き、それが一つとなって女神へ行き渡りました。国民達からの応援によって、勢いを取り戻した女神は、邪神の持っていた邪剣を砕き、その神剣を邪神に突き立てたのです。
女神の諦めない心、そして女神を信仰する国民達の想いが、邪神に打ち勝った瞬間でした…………
しかし、邪神も諦めません。神剣を突き立てられた邪神は、満身創痍ながらも女神の体を掴みました。
「逃が…さん………貴様だけは………貴様は…俺と共に滅ぶ……………そし…て……いつ…の日か…………俺は………蘇り………この世……界……を…………………跡形モナク……消シ滅ボス…ノダ…!!!」
邪神が女神にそう言った次の瞬間、邪神の体が大爆発を起こし、女神を飲み込みました。
爆発が収まると、そこには邪神の姿、女神の姿もありませんでした。ゲイムギョウ界は救われました………クリスタルハートの犠牲によって……。
クリスタルハート亡き後、ゲイムギョウ界各地で女神が誕生し、その後複数の国に分かれました。
だが国民は、女神・クリスタルハートの事を忘れはしませんでした。ゲイムギョウ界が再び暗黒と恐怖に飲み込まれる時、再び国民達の前に降臨する日を信じて……。
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ネプテューヌside
私達はクリスタルハートの童話を読み終えた。大昔にこんなストーリーがあったんだね~…。
「始まりの女神に剣を渡した人って一体誰だろうね~?」
「うーん、“英霊”というのは書かれてたけど…。」
私とネプギアは始まりの女神に神剣を渡した英霊の存在が気になった。それはいーすん達もだろう。そんなことよりも、いーすんが翻訳できなかった最後のページを開…
「はあ、酷い目にあった…。」
「お前か油断した結果だ。」
開こうとしたところで、真遊と勇介が帰ってきた。
「あ、お帰りなさい。真遊さん、勇介さん。」
「ただいま…。」
「あれ、真遊なんか疲れてない?」
「そりゃ疲れてるよ…何せ、クエスト終わった直後にネプテューヌが言ってた“ケイオス”と対峙したからね…。」
「ねぷっ!?」
どうやら真遊達はケイオスと対峙したらしい。
「俺達はレベル3の状態で挑んだが…やつは強かった。それに、漂流者がやつの放ったトラップでペラペラになった。」
「「「「「「えっ!?」」」」」」
「うん、トラップアイテムの“地獄万力”を使われて、ペランペランに押し潰されたよ…。」
「よく無事だったね~…これも一種の主人公補正ってやつ?」
「俺が漂流者にお湯をかけた。」
「「「「「「カップ麺!?」」」」」」
まさかのカップ麺の領域!?ギャグ漫画ですかそうですか…。
私達はその話を聞いて驚いた。
「ところでネプテューヌ達は何を?」
「この本を読んでたんだ。書物室から掘り起こしたやつ。」
「へぇ…どんな本なのかな?」
私は始まりの女神の童話を真遊に渡す。すると、真遊が何かを思い出したかのような表情になった。
「この童話…もしかして…?」
「えっ?知ってるの…?」
「いや、知ってるも何も……昔、おばあちゃんが読んでくれた本と“内容が似てる”んだ。小さい時にロシアにあるおばあちゃんの家に泊まった時にね。」
真遊のおばあちゃんが読んだ本と内容が似てる…?そんな偶然あるのかな?
「真遊さんの祖母さんって、どんな方なんです?」
「地球の“ロシア”っていう国の出身で、僕にロシアの文化や歴史を教えてくれたんだ。」
こんぱちゃんの質問に真遊が答えた。“ロシア”かぁ…そういえば、ルウィーに行った時もそんな事呟いてたなぁ…。
「勇介、ロシアって何のこと?」
「地球の北側にある国のことだ。ルウィーに行った時、漂流者が語った。」
あいちゃんの質問に勇介が答えた。まぁ確かに、ロシアについて知ってるのは真遊と勇介ぐらいだもんね。あとは銃斗と乗治。
「優しい方なんでしょうね。」
「はい……ただ、ちょっと僕の中でも気掛かりな事があるんですよ…。」
「それはなんですか?」
「おばあちゃんから聞いたんですけど、僕の高祖母にあたる人…………“国籍不明”みたいなんだ。」
「「「「「「「?」」」」」」」
私達は真遊の言葉に疑問を抱いた。“国籍不明”…?どういうこと…?
「僕も詳しくは分からなかったけど…。」
「気になりますね…。」
「社長さんがポータルガシャットを修復したら、それで地球に行って調べたらどうかな?今考えても手掛かりなんて無いし。」
「そうですね。」
ポッピーの言葉に真遊はもちろん、私達も納得した。
真遊は一から童話を読んでいき、その度に「懐かしいな…。」と呟いた。そして真遊は、例のメッセージが書かれたページを開いた。そこには私達にも知らない文字がメッセージとして書かれていた。うわぁ……私じゃ絶対解読できない…。
「これは?」
「いーすんが言ってた、解読が出来ないメッセージだって………それにしてもこの文字なにこれ…?」
「この文字は一体…。」
「分からないですぅ。」
「うーん、私にも分からないなぁ…。」
「ゲイムギョウ界の文字ではありそうだが……かなり大昔のものか?」
「イストワール様、もう一度解読はできますか?」
「出来ません…やはりこの文字は私にも解読できない程古い文字のようです。」
いーすんや勇介が察するに、どうやらかーなーり、古い文字らしい。いーすんでも解読できないとなると、やっぱり無理じゃ…
「………。」
「真遊さん?」
「あれ、どうしたの?」
真遊が真剣にそのメッセージを見ていた。あれ………もしかして、このメッセージを解読できたりするの…!?
「これは…。」
「何か分かったの…!?」
「分かんない。」
ズコーッ!!
分からないのかーい!!私達期待してたのに、思いっきりずっこけたよ!?
「もうユッキー…ややこしい反応しないでよ…。」
「あはは…何か分かるかなと思ってたけど、やっぱり分からなかった。」
「俺までずっこけたぞ…。」
真遊の天然っぷりにあいちゃんと勇介が呆れた表情で呟いた。はぁ……結局迷宮入りかぁ…。
真遊side
僕はネプテューヌ達に童話の最後に書かれたメッセージが分からないと“表面上は”天然発言をした………………そう、“表面上”は…。
イストワールさんでも解読出来ないと言っていたメッセージを見た瞬間、何故か僕にだけはそのメッセージの内容が理解できた。ネプテューヌ達にはそれを黙っていたが、メッセージにはこう書かれていた。
『このメッセージを解読できた者へ伝えます。私を道連れに滅びた邪神は、力を蓄え、再び蘇ろうとしています。女神の力を失った私にはもう、立ち向かうことはできません。でも貴方ならきっと…邪神を打ち倒すことができるでしょう。
後は頼みます……
“私の血を受け継ぎし者”。』
クリスタルハートの“血を受け継ぎし者”…?この文字が読めることと関係があるのか…?…………………………まさか…!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「返しやがれぇぇぇええええええええええええええ!!!!!!!!!」
「OK…そっちがその気なら…!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕の意思と関係なく生えた翼と、ネプテューヌ達に向けて放った攻撃が……!?まさか……………………いや、まさかな…。
ヴィジオンside
端末に何のラベルも貼られていない白いガシャットを挿入した私は、パソコンを操作する。
「それが次の段階の要って訳だな。」
「ただし、完成させるためにはデータが必要だ。“死のデータ”がね。」
卓球台に寝転がっているパラドに私はそう言った。
「“ゲーム”なら死んだってコンティニューできる。だけど、“リアル”だと死んだら即ゲームオーバーだ。」
人生をゲームで例えるパラド。確かに現実で死んだらゲームオーバーになる。だが、私が今製作しているガシャットは、“死んでもいくらでもコンティニューが可能になる”ガシャットだ。
「そういえば、ケイオス用のガシャットも作ったんだよな?」
「ああ。連絡によると、“あと一つ”揃えば作戦を実行可能になるらしい。だからいざという時のための“戦力増強”としてまたガシャット製作を依頼された。」
「へぇ~…レベルは?」
「レベルは7だ。既に製作してある。」
パラドが私のもとへ近づいてくる中、私はデスクの棚を開く。そこには一本のガシャットが置いてある。
「相変わらず仕事が早いねお前は。確かそのゲーム、あまりの“グロさ”にR指定かけられたやつじゃないか?」
「その通りだ。」
「ふぅ~ん、決戦の場は文字通りの“血祭り”になりそうだな。」
パラドはそう呟いた。
ED[ネプテューヌ☆サガして]
NEXT GAME…
ヴィジオンは真遊達やネプテューヌ達を会社に招待し、そこでウイルスを撒いているのは黒いエグゼイドとケイオスだと説明する。乗治は源史郎の悪評を聞こうと再びイストワールのもとへ尋ねるが…。
一方、真遊達はヴィジオンの嘘に騙されて指示された場所に行くと、そこへ黒いエグゼイドことゲンムが現れる。真遊に嘘を吐くゲンム。嘘に惑わされる真遊に一喝する乗治。そして仲間達が集い、ついにゲンムの化けの皮が剥がされる。
次回[Unmask、剥がされる時]
ヴィジオン「ゲイムギョウ界を救えるかは、君達次第。」