ヴィジオンside
私は速瀬乗治が寝ている病室にやってきた。乗治は私が黒いエグゼイドであることに気づいた。私の正体を知った者には痛い目を見てもらう…!
私はシミュレーション機器をセットすると、寝ている乗治にゴーグルをつける。そして機器に爆走バイクを挿入すると、タブレットを操作してシミュレーションを開始する。
「ゲーム…スタート。」
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乗治side
『ゲームスタート!』
黒いエグゼイドに痛めつけられて気絶した俺は気づくと、何故か住宅地にいた。そして俺の手元にはゲーマドライバーと爆走バイクがある。
「あれ、ここは何処だ…?」
俺はどうしてこんなところにいるのか疑問を抱きながらも、辺りを探索する。すると俺の目の前に現れたのは、俺を痛めつけた黒いエグゼイドだった。
「っ!?…体が動かねぇ…!?」
「ここは私が作ったゲームの中。自由に動くことは出来ない。」
「お前は…。」
体の自由が効かない中、黒いエグゼイドはここが何処なのかを説明した。どうやら体の自由は全部あいつにコントロールされているようだ……それにしても、この声はやっぱり“あいつ”か…。
「……ウソウソ、だってほら…喋れるよ?」
体の自由は効かなくても、言語の自由は効くことを笑いながら言った。
「嘘つきはお前だけだ。ガシャットのボタンを押せ。」
黒いエグゼイドはそう切り捨てると、腕を動かす。するとそれに連動して爆走バイクを持っている右腕が動いた。変身しろってことか…。
「そういうことか…仕方ねぇ、だったら乗ってやるよ。」
俺は爆走バイクのボタンを押す。
『爆走バイク!』
ゲームエリア展開と共にトロフィーがあちこちに配置された。
「ゲーマドライバーを装着。」
俺はドライバーを装着する。もちろん黒いエグゼイドの操作で。
「踊れ。」
黒いエグゼイドは右手首を回すと、それと同時に俺は一回ターンしてガシャットを構える。
「変身。」
「ガシャットをドライバーに挿入。」
俺はドライバーにガシャットを挿入する。
『ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?』
俺はレーザーに変身した。
「レーザーレベル1。レーシングゲームのライダー。」
「っ…!何が目的だ…!?」
黒いエグゼイドに体の自由を奪われている俺は目的を尋ねる。
「お前のデータを取っておく。私の正体を知った者は、ゲームのエンディングがどうなるのか何れ思い知ることになる!」
「くっ…!やっぱりお前…!ぐわあああっ!?」
黒いエグゼイドの“正体”を知っている俺は、黒いエグゼイドの操作で地に伏す。
「レバーを引いて、レベル2へ。」
「っ!…ああああああああっ! 二速!」
黒いエグゼイドに立たされ、回された俺はドライバーのカバーを開いた。
『ガッチャーン!レベルアップ!爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!』
俺はレベル1の体をパージして、バイク形態のレベル2になった。そこへ黒いエグゼイドが搭乗した。
「レベルアップ完了。」
『何をする気だ!?』
「ふっ…キメワザだ。ガシャットをキメワザスロットホルダーに装填。」
『ガシューン ガシャット!』
黒いエグゼイドは説明すると、俺のドライバーからガシャットを抜き取ると、ホルダーに挿入する。ああ、やばい予感がする…!
「ホルダースイッチオン。」
『キメワザ!』
黒いエグゼイドはホルダーのボタンを押す。ええい、こうなったら腹括るか!
「仕方ねぇな、しっかり掴まってろ!」
俺はそう言うが、それとは裏腹に黒いエグゼイドは俺から降りてしまう。
「え?降りちゃうの?…はっ!…まさかこれ…!?おい、やめろ!マジでそれはヤバい!待て、話せば分かr」
「じゃあな。」
俺は嫌な予感がしたために必死に論したが虚しく、黒いエグゼイドはもう一度ボタンを押した。
『BAKUSOU CRITICAL STRIKE!』
「ちょっ!?まっ!あっ!ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺はコントロールが出来ないまま、壁に向かって一直線に暴走してしまった。
『会心の一発!』
\デデーン☆/
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ヴィジオンside
VR空間で乗治を単独で壁に激突させて廃車(笑)にさせた後、私は乗治からゴーグルを外す。そしてうなされている乗治に
「もう私に…近づくな…!」
と静かに乗治の耳元で警告を囁いた。そして機器を片付けて、私は病室を去った。
SEE YOU NEXT GAME…
VRオペレーションズはゲンム編含めてあと二話作る予定です。最終話はオリライダーを登場させます。