Fate/GO サーヴァントたちのドタバタ日常劇 作:Des
今回は作者が呼んだ2人目の☆4サーヴァント回です。
結構気に入っているサーヴァントなので、ここで書けて嬉しかったです。
でも、あれ~?シリアスが抜け切れていない?やばい!早くギャグを書きたい!
口調に違和感があるかもしれませんが、そこは生暖かい目で見守ってくれればうれしいです(震え声
あと、早速の誤字報告ありがとうございました。作者はとても嬉しいです。
未熟者なのでどんどん報告どうぞ!
様々な時代に存在した人類滅却の原因となる特異点を解決してきた自分たちのマスターの知られざる一面を古参サーヴァント達から聞かされたアストルフォ、ベディヴィエール、デオンの3人は次の目的地である倉庫に向かっていた。初めより足取りは軽くなっている。
「いやー、良い話が聞けたよねー?」
「ええ、有意義な時間でした。」
「そうだね、まさかのマスターの一面だったね。」
もはや3人にはマスターの態度についてはどうでもよくなっていた。それ以上に自分たちが知らないマスターの一面をもっと知りたい気持ちが優っていたのだ。
「でも、見たかったなー。初々しい頃のマスターを。」
「不謹慎ですが、私もです。」
「当時のマスターからしたら、大変だったに違いないけど見たかったのは別だね。」
「そうそう!もしボクがマスターに最初に召喚されたらと思うと胸が高まるね!」
あったかもしれない可能性の話をしていた3人に近づく小さな人影があった。
「あら?面白い組み合わせね。見た目は麗しい騎士様たちがお揃いでどうしたのかしら?。」
「これは女神ステンノ、このような場所で会うとは奇遇ですね。」
「ええ、円卓の騎士様。逃げた
「そ、そうでしたか。」
ギリシャ神話でも有名な怪物となった女神メドゥーサ、その姉である女神ステンノが3人の前に現れた。今日もその瞳で多くの人(M質属性)を虜にしているだろう。彼女もマスターに呼ばれた古参組のサーヴァントに含まれる。ステンノがここにいる理由にベディヴィエールだけでなく、アストルフォとデオンまでもが顔を引きつっていた。
「ちょうど良かったわ。私、アナタたちに聞きたいことがありましたの。聞いてくださいますか?」
「「「!?」」」
英霊として召喚された彼らが背筋が凍るほどに綺麗な、それは綺麗な笑顔を向ける女神ステンノ。彼らが人を超えし現象であるサーヴァントであろうとも、彼女は女神。戦う力は低かろうと神格は別である。
「な、なんでしょうか、女神ステンノ。」
「あら、イヤだわ。そんなに怖がらないでいいの。聞きたいことはシンプルにマスターの事をどう思っているかよ。」
「え?マスターのこと?」
「ええ、そうよ。噂で、あくまで噂でアナタたちがマスターの事を嗅ぎまわろうとしているって聞いて、心から、ええ、心からマスターに忠誠を誓っているワタシはちょっと気になっていたの。」
「(絶対ウソだ!あの顔はいい暇つぶしが出来たって顔だよ!?)」
人間であれば、とくに男性であれば誰もが号泣し、嫉妬しているマスターへの忠誠心だが、サーヴァントである彼らには常人よりいくらかの耐性があるために本心が理解できてしまう。固まっている彼らの心情を分かっているステンノは笑みを続けている。正直いって性格悪すぎだろ、この女神。
「だから、教えてくださいな。アナタたちがマスターをどう思っているか。」
英雄たちを虜にしてきたステンノの魅了だが、今では危機感を持つほど彼らに向けられていない。それはある意味脅しのようなものだ。嘘を付けば本気でアナタたちに笑みを向けましょうという意思表示といってもいい。3人はこれに正直に答えることにした。修練所でマスターの話を聞いた彼らには何の躊躇もなかった。
「私はマスターを我が王と等しく尊いお方と思っています。我が剣をマスターに捧げましょう。」
「ボクも同じだよ。大好きなマスターの為にこの力を使うのを躊躇なんかしない。」
「私も2人と一緒だ。この剣を我がマスターに。」
「・・・・・・。」
マスターへの忠誠を誓う3人にステンノは唖然としていた。自分が思っていた展開にならなかったのが気に入らないような顔になっていく。
「なによ、私が出ていくまでもなかったってことかしら。面白くないわ。あとでメドゥーサはお仕置きね(ボソボソ)」
「あ、あの、女神ステンノ?」
「ああ、もういいわよ3人とも。アナタたちのマスターへの思いは痛いほどわかったから。それとそこの十二勇士の騎士。」
「え?ボク?」
ここで自分に話を振られることを不思議に思うアストルフォ。そんなアストルフォに指を突き立てステンノは言い放つ。
「
「はぁ!?なにそれ!?」
「言いたいことはこれだけ、じゃあ頑張りなさい。」
言いたい事を言うだけでステンノは3人の前から離れていった。
「なんなのさ、あれ!?」
「あれでマスターの事を気にしていたのでしょうか?」
「さあ、なにせ相手は女神様だ。私たちではその心を理解できるか分からないさ。」
「ムカつくー!」
女神ステンノの突如の登場と退場に何も分からず佇む3人。そこにステンノとは別の方向から人影が近づいてきた。
「すみません。本当にすみません。」
「!?メドゥーサ!」
人影の正体は先ほどまで彼らと話していた女神ステンノの妹、メドゥーサだった。とっさに臨戦態勢に入ってしまったベディヴィエール。だが、心の底から謝罪している彼女を見てすぐに体勢を解く。さすがに腰を90度キレイに曲げて謝罪している女性に対して失礼だ。いかにこれまでまともな交流がなくとも今は共にマスターに従う仲間なのだ。
「こちらこそ、申し訳ありません。」
「いえ、気にしていません。私に対する最初の態度は皆さん似たようなものですので。」
「助かります。」
こうして面と向かって話せば、この女性を警戒している自分がバカバカしくなるベディヴィエール。
「ちょっとメドゥーサ!何なのさ、君のお姉さん!」
「あ、いいえ、上姉さまも何も悪気があってではありません。ですので、あまり気を悪きしないでください。」
「・・・どういうこと?」
あんな姉のフォローする妹のメドゥーサの態度にアストルフォは少し冷静さを取り戻した。
「いえ、上姉さまは確かに人をからかって楽しむお人なのですが、マスターのことはとても気に入っています。」
「え~?うそ~、だって玩具とか言っていたよ?」
「はい。そうですが、でも今のは、私が食堂で見た皆様のことを上姉さまに話してしまったのが原因なのです。」
「恥ずかしいところを見られたようですね。」
「そうだね。」
まさか、自分たちの食道でのやり取りが原因だとは思わなかったようだ。3人とも気恥ずかしそうにしている。
「上姉さまはどうでもいい相手には、てこでも動こうとしません。しかし、今回は私の話を聞いて皆様を探しに行かれました。」
「え?ボクたちを?」
「ちなみに何と言われたのですか?」
「ただあなた達がマスターについて、他のサーヴァントに聞き込みをするかもしれない、と。」
「他にも聞かれていたかもしれないとなると、恥かしいね。」
「そして、私を馬代わりにしてここまで・・・。皆様を見つけると自分て歩いてまで行かれました。これはマスターのことを心配してのことだと思います。」
「マスターをですか?」
「ええ、マスターは私たちサーヴァントからの要求をなるべく聞いてくれる優しい方です。下姉さまにマスターの話を聞かされて、特異点ではあまり接点がなかったようですが興味が出たようで遊んでみようとしたことがあったのです。」
それはマスターとマシュを2度にわたって特異点で自分と出会った島で行われた神の遊びである。もちろん、ここにいるメドゥーサも巻き込まれての出来事だった。一番苦労したのは魔力を酷使したマスターだろうが、精神面で一番被害を受けたのはメドゥーサだったのかもしれない。
「上姉さまは魅了でマスターやロマンを虜にしようとしましたが、マスターは思いのほかに抵抗されてしまい楽しかったと言っていました。ですが、女神としてのプライドもあったのかしつこくマスターを魅了しようとしましたが、それでもマスターは最後まで自我を捨てずにいました。そこからでしょうか、上姉さまがマスターを気にし始めたのは。一緒にクエストに行くごとに楽しそうに話していた上姉さまの笑顔はたいへん可愛らしかったです。」
メドゥーサの話を聞くごとに3人のステンノへの印象が変わっていった。まさかあの女神にそんな隠れた一面があるとは普通は思わないだろう。
「そこから少なくとも、私が覚えているうちでマスターへ宝具や魅了を使ったことはありません。まるで自分のマスターへの想いを楽しんでいるようでした。その楽しみを妨げる可能性があるあなた達を偵察に行ったのが今回のことだと思います。」
「へえ~、意外だなあの女神様に乙女っぽい一面があったんだ。」
「はい、その気持ちは素晴らしいとモノだと思います。」
「そうだね。あの女神様を逆に虜にしたマスターの事を益々知りたくなったよ。」
3人のステンノへの態度が好印象に向かっていることに安堵するメドゥーサ。多くの姉妹がいる中で一番苦労しているのは大抵一番上と下だろう。2人の姉のフォローをするメドゥーサ。普段いじめられている彼女が姉たちをフォローをするのも彼女たちの愛情を感じているからだろう。だからこそ、彼女たちが向ける愛情の対象には敏感なのである。怪物となってしまった自分の風評で被害を受けている姉たちを心より受け入れてくれるマスターを彼女はとても嬉しく思っていた。ただそれは、マスターがサーヴァントたちの伝記や逸話を知らなすぎるだけかもしれないが。
「ですので、上姉さまのことを悪く思わないでほしいのですが・・・。」
「悪いも何も、そこまで聞かされたらボクは彼女を嫌いになれないよ。ていうか、ボクに嫌いなモノはあまりないしね!」
「彼女の人となりを少しでも理解できて良かったと思います。」
「私は彼女のことを妹思いの姉としか思っていないよ。」
「・・・ありがとうございます。」
メドゥーサは目の前のサーヴァントたちを仲間と認識した。だから、この後に予想される
「すいません、実は上姉さまについて話が「メ~ドゥ~サ~!」ひっ!?う、上姉さま!?」
メドゥーサによる忠告はステンノによって遮られた。後ろから突如、肩を掴まされて笑顔を向ける姉に対してメドゥーサは目に涙を溜めるほど恐怖を感じていた。メドゥーサだけでなく、3人も先ほど自分たちに向けられた以上のプレッシャーを感じていた。
「ど、どうしてここに?」
「あら?私がどうやって来たか忘れた訳じゃないわとね、愚妹?」
「・・・あ。」
案外とおっちょこちょいな面もあるメドゥーサである。
「さ~て、どうしてくれようかしら~?」
「ひぃぃっ!?」
見た目は年上に見えるい妹が年下に見える姉に泣かされる絵柄はそそるものがありますな!
これにはさすがの3人も助けに入ることが出来ないでいた。ステンノの邪魔をすれば、間違いなく彼女の宝具の餌食になることだろう。彼らに出来るのことは、彼女からメドゥーサへのお仕置きが軽いものであることを祈るだけである。
「さ、行くわよメドゥーサ。部屋に戻ってエウリュアレと一緒に楽しみましょう♪」
「はい・・・・。」
「じゃあね、皆さん。よければ今度ゆっくりお話しでもいかかでしょうか?」
「「「カンガエテオキマス。」」」
「ふふ、では御機嫌よう。」
メドゥーサの腕に乗り肩に捕まったステンノは3人に別れの挨拶をすませ、その場を後にした。気のせいかもしれないが、彼女の頬が少し赤くなっていたのは気のせいだったのだろうか。彼らから少し離れたところでステンノはメドゥーサに話しかけた。
「もう、駄メドゥーサのくせに変な気を回さなくていいの、分かったかしら?」
「は、はい!すみませんでした!」
「まったく、困った駄妹だこと。」
そう言いつつ、ステンノの顔は少し笑顔になっていた。やはり彼女は
『俺は、誰かに束縛されるのが大嫌いだ。それが例え神が相手だろうが・・・。ステンノからのお願いなら自分から進んでやりたい。こんな魅了を使ってこなくても、俺はマスターとして自分なりにサーヴァントに応えたいし、信頼しあっていきたい。そんな関係を俺は目指したい。だから、これからは出来ればでいいから、魅了はナシにして、貰えたら嬉しい、かな。あ、あと、姉妹・・・仲良く・・・ね?』
そう言って彼は気を失ったのだ。女神の時には経験できなかった誰かに仕えることに魅力を感じていた彼女は、それから彼のことを女神としてだけでなくサーヴァントとしても見るようになった。それから彼女にマスターへ対してどのような感情が生まれたか、彼女にもよく分かっていない。だが、少なくとも不快には感じてない。不思議と心地良いこの気持ちを彼女は大切にしている。
「(まったく、懐かしいこと、思い出しちゃった。)」
「(よくわかりませんが、その笑顔はとても素敵です、上姉さま!)」
先ほどまで彼らとのやり取りで見せていた笑顔ではなく、自然に浮かんできた姉の笑顔にメドゥーサはときめいていた。だが、
「メドゥーサ・・・。」
「はい、何ですか上姉さま?」
「お仕置きは手加減なしでいくわよ♪」
「・・・はい。」
それより彼女は、姉たちからのイタズラ兼オシオキをどうきり抜けるかを考えるべきである。
お疲れ様でした。
如何でしたでしょうか?ステンノ様の口調が再現できていたら良いのですが・・・。
ステンノ様は妹たちより早く来てくれていました。霊基再臨の最終段階は良いですよね!?一目ぼれでした!これなら虜になっていい!好きなキャラをこうして書けて幸せです。もっとゲームでステンノ様のエピソード見たかったです。
こんなゆっくり展開で話を進めていきます。これくらいの長さなら集中できますのでw
さて、次回はお姉さん2名ですね。口調大丈夫かな?似た人がいるからなー。そろそろマスター出したいなー。清姫どうしよう・・・・(切実)
頑張っていきますので、よろしくお願いします。
では、また次回会いましょう!