ただの旅人と愉快な仲間達が異世界から来るそうですよ 作:神崎優
「え?まだ出さんよ?」
「ユウの本気見てみたい♪だから」
「「「「「「はいはいはい♪」」」」」」
↑
思いっきり遊んでる。
約束の一週間後のペストは、
「・・・」
「どうしたのマスター?何か考え事?」
「・・・えぇ、ユウの事よ」
「あのガキか・・・今回の最弱じゃねぇのか?」
「いいえ、まだよ。なんてったってギフトカードに記載していない力も使えるのだから」
そう。ユウには制限として種族使用の禁止と能力使用の禁止を付けたのだが、まだ自分達の知らないギフトが隠されているため今回のダークホースとなっているのだ。
「? そこまで心配することなくないか?」
「馬鹿ね。貴方は知らない能力の相手と戦って勝てる?」
「・・・確かにキツいが所詮は人間の力しか使えないなら警戒はいらないだろ」
「いえ、まだ引っ掛かるのよ。ユウはギフトカードに書かれていた文字を隠していたでしょう?」
「あぁそうだな」
「何故わざわざ
「う~ん・・・何故だ?」
「それが引っ掛かってるのよ。あのときは確認もしなかったし」
「・・・可能性の話をしますと
「当たり前でしょ?隠してるのだもの」
「・・・見つかっては不味いこととか?」
「まぁなんにせよいいわ・・・どうせ私達が勝つもの」
そのペストの言葉にヴェーザーとラッテンは、微笑んでいた。
自分達の勝利を目前にしているのと同じように。
「・・・ヴェーザー。貴方に“神格”を与えるわ」
「なっ!?マスターそれは」
「確実にユウを倒しなさい」
「・・・了解だマスター」
「時間・・・ですね」
「さぁ!始めようかゲームを!!」
「なんでユウさんが一番張り切ってるのですか!!?」
「え?ゲームは楽しむもんだろ?」
「そんな当たり前の事を・・・はぁ」
「じゃあ作戦通りに俺と十六夜は敵の本陣に突っ込む。
黒ウサギとサンドラ、そしてアンはペストを抑える。
他はラッテン、シュトロム、ゲーム攻略を頼む」
「だがユウ。レオンはどうする?」
「飛鳥も来てない」
「・・・南無三」
「「「「諦めたらそこで試合終了だぜ?」」」」
「まぁ行くか」
正直ゲーム攻略なんて頭で考えても分からん。
なら俺に出来ることは、攻略しやすいように邪魔者を倒すだけだ。
俺と十六夜はそのまま一気に移動し、敵の本陣の近くに近付いたとき、
「・・・わりぃが」
「ん?・・・」
「ここで死ねや!」
ドゴッ!、とヴェーザーがユウの頭目掛けて太いパイプのようなもので地面に叩きつけ、ユウの体が一瞬で埋まってしまった。
「いっつー!」
「はっ・・・人間の癖にかてぇな」
「ヴェーザー・・・お前“神格”を?」
「気付くか・・・お前の種族にも似たようなのがあるということか」
「・・・十六夜先に行け」
「馬鹿言え。お前の実力を見るいい機会だ。見物させてもらうぜ」
「・・・了解」
そう言ってユウはヴェーザーに向き直る。
その顔は純粋に楽しむ気満々の子供のような顔をしていた。
「戦うんだな」
「当たり前だ。逃げるかよ」
「そうかい・・・なら死ね」
「そうだ・・・お前に面白いもん見せてやるよ」
そう言ってユウは右手を出すと、手から金色の炎が燃え始めた。
まるでユウの
「それは?」
「・・・【
「波動?」
「命ある者達にしか使えない特殊な力さ。どの種族にもある
「それが王を?」
「お前だって使えるさ。ただ
「・・・で?それはどんな力だ」
「・・・生命の炎」
「あっ?」
「これは
それは言葉に受けとれば、燃やせば燃やすほど死に近付く能力ということである。
「・・・お前死ぬのが怖くないのか?」
「怖いよ?でも死なない」
「・・・どういう意味だ?」
「質問多いな・・・簡単さ、
「「なっ!?」」
これには十六夜も驚いている。
何せ自分が越えようとしていた者がまさかの不死者だというのだから。
そうなればユウはその波動の力を、
「100%
「ちっ!?それはギフトカードには!!」
「書かれてないさ。残念だったな」
「ありかよそんなの!」
「まだ話は終わってない・・・体を鍛えてるとはいえど、人間だけの力では対抗しづらい」
「そ、そうだ!まだ!」
「・・・【
ユウが何かを呟いたと同時に、ユウの右手の金色の炎が手だけじゃなく右腕全体に覆われていった。
その手の炎は形を変え、まるで今にも噛み付こうとしている龍の頭のような形に変化したのだ。
「言っただろ?100%発揮できるって」
「な、な・・・」
既にヴェーザーと十六夜が絶句していた。
自分達がどれ程高い位置にいる相手と戦おうとしているのか理解し始めたからだ。
「でも
「えっ・・・」
「・・・【
その言葉を呟いた瞬間、右腕全体の炎がユウの体に吸い込まれるように移動し、それと同時にユウの白い髪がどんどん黄金色に染まっていき、ユウの瞳も黄金色の変わっていたのだ。
ユウは被っていた帽子を取り、そのまま十六夜に投げ渡した。
そのときのユウの顔はただ笑っていたのだ。
「さてと・・・覚えておけヴェーザー」
ユウは笑いながらヴェーザーの方に腕を向け、
「これが最強種の力さ」
圧倒的な強者の余裕を見せつけたのだ。
「貴方達私の演奏聴いていかない?」
「「「「遠慮する」」」」
一方の人外パーティはラッテンとシュトロムを相手していた。
他のメンバーはゲーム攻略に行ったがやはりこちらもゲーム攻略なんて頭で考えても分からん組ばっかりだったのだ。
「じゃあラッテンはロウウィと零が」
「シュトロムはヤマトとミーレスが」
「「狩る!!」」
「貴方達仲良いわね」
といっても、シュトロムはいいとして、ラッテンの音楽を防ぐ方法などこの二人には全くない。
どうするか悩んだ結果、
「「ごり押しだな」」
「・・・貴方達脳筋ばっかなの?」
「「やるだけやる」」
そう言ってロウウィは紅い十字槍を取りだし、零は黒と白の似た形の二本の剣を取り出した。
「【怨呪槍 レガリア】」
「【
「「さぁ始めよう!!」」
「俺の【限界突破】はどんなのかと言われればスー○ーサ○ヤ人の瞳が金色verてとこだな」
「人間の定義が分からんな」
「そろそろ強敵登場?」
「いやそろそろ終わりだろ?」