ただの旅人と愉快な仲間達が異世界から来るそうですよ   作:神崎優

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前座という名の雑談茶番part2


















「具象化しりとりをしようと思う」

「いきなりどうした」

「何となくだ」

「なら仕方ないな」

「メンバーは?」

「俺とロウウィと零とヤマトとレオンとミーレスの六人だ」

「ペスト達入れんの?」

「死ぬ」

「「えっ?」」

「それでは盟約に誓って、」

「「「「「「アッシェンテ!!」」」」」」

「てかなんでできんだよ」

「キメラだから」

「便利だな」

「具象化しりとりのルールは個人で調べてくれ」

「順番は名前を上げてった順だな」

「じゃあユウからか」

「んじゃ~・・・あら『れ』」

「いてて!」

「室内であられ降らすなバカ!」

「ほら頑張れ」

「キタネェ!転移させてよけてる!」

「ロウウィ!ハヤクコレナントカシロ!」

「あぁ!?れ、れれれれ、レックウ『ザ』!」

「そうか!天候を操るって、「エアロック」天気の効果受けないだけイテテテッ!」

「メガシンカ!!」

「そうか!そうすれば乱気流になってあられがって!」

「室内で乱気流作るなバカ!」

「飛ばされる~!!」

「あられより被害甚大じゃねぇか!!」

「零!ハヤクコレナントカシロ!」

「またかよ!」

「ざ!?
さに変えられるから・・・サク『ラ』!」

「桜吹雪じゃねぇんだよ!!」

「逆に邪魔だわ!」

「ヤマトナントカシテ!」

「ラクラ『イ』」

「ん?落雷?」

ピシャー!!

「「「「「「あばばばばば!!!???」」」」」」




















そして遂に脱落者が、

「フッフッフ」

「れ、レオン?」

「次は「せ」だ」

「それが?」

「俺はこのモンスターを召喚する!出でよ!≪青眼の白竜≫!!」

「テメェ!ブルーアイズホワイトドラゴンと呼ばないで出しやがったな!」

「名前表記これでいいのか?」

「よそで違うからな」

「ヤマトにダイレクトアタック!≪滅びのバーストストリーム≫!!」

「テメェプジャケルナー!!」

「ヤマトが死んだ!」

「これルール違反だろ!!」

「いや?プレイヤーが攻撃してないから有りなんだろ?」

「なんてやつだ」

「アッハッハッハ!アッハッハッハッ!!!」

「ミーレス!」

「う『ら』」

「ん?」

「≪ラーの翼神竜≫!」

「名前合ってるか?」

「もう知らん」

「テキストも日本語だぜ」

「セケェ!」

「くらえ!≪ゴッドフェニックス≫!!」

「イワ━━━━━━━━クッ!!!!??」

「レオンが死んだ!」

「ネタだ」

「粉砕☆玉砕☆大喝采!!」

「う『お』」

「ワッツ?」

「≪オベリスクの巨神兵≫!」

「ダニィ!?」

「更にトレースで複製二体出して生け贄に!」

「人作んな!」

「くらえ!神の鉄鎚!!≪ゴッドハンドインパクト≫!!」

「ウボォォォォアァァァァァ!!!??」

「ユウも死んだ」

「ちょっとうるさ・・・ナニコレ?」

「えっ!?兄様が死んでる!?人工呼吸出来るチャンス!?」

「「「もうやめっか」」」

死者
ユウ
ヤマト
レオンハート



ちゃんちゃん♪





















「具象化しりとり面白そう!ジンちゃん私達もやってみない?」

「嫌だよ!しかもこっちと俺達の世界違うからこっちに来ちゃダメ!!」


第二十九話 翼の盾と舞う剣

「影精霊?」

 

ユウが戦闘を開始した時と同じくらいに士道と十香とヤマトとレオンがその様子を見守っていた。

 

「ユウ曰く、こちらの世界の精霊の『霊力』と聖杯の『魔力』が混ざった結果、聖杯の泥に汚染された別の精霊が生まれるみたいなんだ」

 

「どこのグランd「それ以上はいけない」(´・ω・`)」

 

「つまりあの黒い十香は?」

 

「簡単に言えば、欲望に染まった十香だな」

 

「・・・」

 

「十香?」

 

「・・・シドー。

あの私は、私より強いぞ」

 

「なんだって!?」

 

「ユウも分かってる筈だ」

 

「なら助けないと!」

 

「それは心配ないわ」

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ッ!』

 

「ッ!」

 

黒い十香━━黒十香の攻撃を剣舞盾翼(セフィエル)の剣で防ぎながら、ユウはある確認をとっていた。

 

(魔力・・・)

 

ユウは、左手で殴るが、黒十香の体は、何もなかったかのようにすり抜けてしまう。

 

(霊力・・・)

 

また左手で殴るが、黒十香の体をまたもやすり抜けてしまう。

 

 

(やはりそうか・・・なら)

 

ユウは、右腕を自分の胸まで持っていって、

 

「・・・≪剣乱盾翼(セフィエル)≫ ≪第一翼・斬奪(エルダー)≫」

 

右腕についていた四本の羽の内、一番上の羽が左右に展開し、一つの翼に変化した。

その翼から光が放たれ、長剣だった刀身が、大剣並みの両刃剣になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤッホー。

俺はヤマト。

サバゲー大好き人造人間だぜ!

・・・まぁ、半分嘘なんだがな。

とりあえず俺達はユウの戦いを見ながら、どうなってるのかワケワカメの士道に説明していた。

 

「ユウの攻撃をすり抜けてる!?」

 

「当然だ」

 

「ど、どうゆうことだ?」

 

「あれは聖杯が作ったただのオモチャだ。

当然ながら実体は無い。

つまりあれは『霊力』と『魔力』しか出来てないんだ。

それの意味は、片方で攻撃しても、ダメージを与えられないということなんだ」

 

「それじゃあ、十香達じゃ!?」

 

「手も足も出ないな」

 

「それじゃあ、ユウは!?」

 

「それなら平気だ、見てみろよ」

 

「え?」

 

士道が見てみた先には、

黒十香に斬撃を与えているユウの姿だった。

相変わらずチートな天使だよな~。

 

「ど、どうなってんだ!?」

 

「≪第一翼・斬奪(エルダー)≫」

 

「あれは『魔力』、『霊力』といった感じの力を無力化して、切り裂くユウの天使の能力だ」

 

「あれなら触れて斬るだけであの黒十香を消滅させられる」

 

「第一翼・・・まさか他の羽にも?」

 

「そう。

他にも能力があるんだ」

 

「キメラだから出来たことだな」

 

「あれなら勝てるか!?」

 

「いやそうでもない」

 

「え!?」

 

「あれは直接剣で触れないと効果が発揮しないんだよ」

 

「正に一触即発だな」

 

「意味は違うと思うがな」

 

「なら、あの黒十香が≪鏖殺公(サンダルフォン)≫で斬撃を飛ばしたら!」

 

「丁度その場面だな」

 

さてと!

そろそろこの戦いも終わってしまうかな!

・・・あぁ~、暇だわ~~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ!」

 

『・・・』

 

案の定、≪鏖殺公(サンダルフォン)≫で斬撃を飛ばし、それも街に落とさないように、全部打ち落としながら、距離を詰めようとするが、すぐに引き離されてしまい、またもや斬撃を飛ばしてくる。

俺が瞬間移動出来ることは知ってる筈だから、不意打ちは通用しない。

かといって、斬ろうにも近付けない。

なら、答えは簡単だ。

こちらも飛ばせば(・・・・)いい。

 

「≪剣乱盾翼(セフィエル)≫ ≪第二翼・軌跡(ロード)≫」

 

第一の翼が縦に重なり、元の四羽となったら、今度は二番目の羽が左右に展開し、光が放たれ、長剣だった刀身が、細い細剣になっていた。

そして、細剣ごと右腕を一振りすると、細剣に纏っていた光が剣の形のまま、黒十香に向かって飛んでいったのだ。

 

『!』

 

流石に予想してなかったが、素早く武器を盾代わりにしたが、全てを防ぎきれず、少し漏らしたが、そのときガツンッ、と黒十香の体からぶつかり合う音が聞こえてきた。

 

「みーつけた!」

 

『!』

 

黒十香は一目散にユウに切りかかりに行く。

先程の一撃で自分には有効なダメージを与えられてなかったことが分かり、斬撃を飛ばすなら、自ら近づけばいいと判断し、ユウとの距離を詰める。

こうなってしまえば、斬撃を飛ばす能力も役立たずである。

そして、常に打ち合っていれば、羽の切り替えも出来なくなる。

 

「その判断は正しい・・・だが、」

 

『?』

 

チェックメイト(・・・・・・・)だ」

 

突如、ユウの姿が一瞬で消えた。

これはユウの持つ瞬間移動能力であろう。

そして、この状況で出てくる場所は、

 

「そこッ!」

 

『!』

 

背後━━!

予め読んでいたのか、素早く防御することに成功した。

━━━だが、そのあとの行動は取れなかった。

何故なら黒十香の背後から、黒十香の体を構成する核が破壊されてしまったからだ。

いや、正確に言えば、貫かれてしまった(・・・・・・・・)のだ。

ユウの移動する前の位置の真下━━そこには、槍投げをし終わった後の格好をしていたロウウィがいた。

ロウウィの持つ槍は、神殺しの槍。

例え、聖杯から生まれし精霊といえども、あの槍を食らい、核を破壊され、耐えられる筈がない。

先程のユウの斬撃は、全てこのために核を特定するためだということを知ったときには、肉体を維持できず、四散してしまった。

 

「お疲れさん」

 

「お疲れ、にしても千里眼楽だな」

 

「手に入れてみるか?」

 

「遠慮しとく、これからゲーセン行くし」

 

「いや、この非常時にゲーセンやってるわけねぇだろ」

 

「行ってみなきゃわかんねぇだろ!」

 

「どんな理屈だよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「す、すごい」

 

「流石ユウだな、相手を誘い出すのウマイウマイ」

 

士道は確信した。

この六人なら、必ずやこの街の異変を解決できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その背後の建物の影から、金髪のサイドテールをした少女がこちらを見ていることすらも気付かないまま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・きひひ!な~るほど。

確かにかなりの実力をお持ちのようですわね。

なら、私はどのように動けばよろしいのですか?

殺人者様━━━━━いえ、人類悪(・・・)様?」

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