東方天邪録 転生したら天邪鬼   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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天邪鬼、赤い館に突入す。


第10怪 観光スポット:真っ赤な館

さてさて、荷造りOK

心の準備Ok

 

「うぅ.....あたしは寂しいよ.....」

 

留守番、OK!!

 

観光の準備はできた。

見てわかるとおり正邪ちゃんは留守番です。

正邪ちゃんにはやっぱり家を守ってもらわなきゃ。

変な妖怪が家を『もっと燃えるがいいや!!』とかして来た時の為のセコムとして。

小僧派手にやるじゃねぇか!!

 

そのさい正邪ちゃんにはドーピングをしておいた。

以前チルノちゃんにやったあれだ。

所謂EX化である。夢があるね。

元がどれ位かも分からないし、今も測れないけど、まぁ心配する程じゃないと思う。

 

「それじゃあ行ってくる」

 

「あぁ。気を付け.....なくても大丈夫か。ご先祖なら」

 

この子は俺を何だと思ってるんですかねぇ.....。

俺はただの天邪鬼だぜ。

 

「土産はあれば持って帰ろう」

 

「土産話だけでも良いけどね」

 

そう軽く交わして、俺は飛んだ。

前ほど馬鹿みたいな速度じゃない。

気付かれない様にこっそり(爆速)と行っている。

数秒もせずに到着。

さて、どうやって入るかだが。

 

「.......気まずいんだよなぁ」

 

あの、天井ぶち破っちゃったし、メイドさんは吊り上げちゃったし.....。

そこに天啓が。

 

「ピロピロ!!」「ピロピロン♪」「ピロロン!!」

 

元気に庭をお掃除する妖精達が外からも見える。

 

「.....zzzz」

 

オマケに眠る門番も。

俺が思いついた作戦はこれだ。

 

「私の姿はこの様な物じゃない。あの妖精と瓜二つだ」

 

そう!!メイド妖精として忍び込むのだ!!

 

「ピロピロ」

 

普通の言葉が喋れなくなった。

手や足も小さくなった。ほっぺは柔らかい。

上手く妖精になれたので、早速侵入しよう。

 

 

 

館の中に上手く入り込んだ。

前も来たが壁も床も真っ赤だな。

少し気分が悪くなりそう。

適当に漂っていると、前からメイドさんが歩いてきた。

 

「......貴女、どこの掃除担当かしら?」

 

「ピロピロ」

 

「何を言っているかわからないわ」

 

そりゃそうだ。妖精だもの。

 

「.......まぁ、貴方達に何を言ってもわからないわよね」

 

軽くため息を付くメイドさん。

確か名前は咲夜さんだっけ?

 

「早めに戻るのよ?」

 

そう言って行ってしまった。

とりあえずバレずに済んだ。

それでは安心して探索を続けよう。

 

大きな扉を見つけた。

開けてみると、莫大な量の本と本棚が並んでいた。

ここは.....『大図書館』か。

となるとここに居るのは十中八九.....。

 

「......。」

 

紫色の髪をしている女性が静かに本を読んでいる。

パチェリー・ノーレッジ。別名『七曜の魔女』

または、『動かない大図書館』『ムキュー」

声を掛けてみよう。

 

「ピロピロ」

 

「......。」

 

無視しているのか気付いて無いのか。

これ以上邪魔するのもあれなので出よう。

 

 

次に来たのは、階段を上がった上にある扉の前。

開けてみると。

 

「おねーさまー♪」

 

「ちょ、フラン!?今仕事中なのだけど.....」

 

「......おねーさまのお仕事って鏡の前でカッコつけることなの?」

 

「うぐっ!!そ、それは、あの、そう!!紅魔館の主としての威厳を!!ね!?」

 

「はいはい」

 

百合百合が展開されていた。

扉をそっと閉じた。

 

 

 

館の中をあらかた散策し終わり、門の前に来た。

未だグースカ寝ている門番が1人。

伝えたいことがあるので起こさせてもらおう。

 

「ピロピロ」ペシペシ

 

「ムゥ......。咲夜さん.....?」

 

目を擦りながら寝ぼける門番。

......少し驚かせてやろう。

 

「ん?妖精ですか?」

 

「ピロピロ」

 

心の中で念じる。

私の姿は妖精ではない。以前の物だ。

 

「え?」

 

「あのメイドに伝えて置いてくれ。今度は、客人として招かせてもらおうとな」

 

そうして飛び去った。

 

後ろから門番の絶叫が聞こえてくる。

さて、次はどこに行こうか!!




紅魔館になると調子が悪くなる作者である。
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