東方天邪録 転生したら天邪鬼 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
友達「FGOも書くんだあくしろよ」
作者「ふざけんな!!(声だけ迫真)」
くっそ長いFGO君書くのは最初楽しくても後々苦行になりそう。
紅魔館組と適当に話して、さっき帰ってもらった。
チルノちゃんとフランちゃんが「もっと広くして!!」なんて言うものだから気合い入れて地下ホールを三つ作ってやった。なぜだか、妖精達が喜んでいた。
「......あんたにはつくづく驚かされるよあたしは」
「子孫や友人のことを思っての、私からの贈り物でもあるんだがな」
「規模を考えろ規模を!!」
正邪ちゃんに怒られてしまった。悲しい。
なので気分転換に、幻想郷に来た際に一度足を踏み入れたあの神社に行くことにした。
名前は博麗神社。幻想郷を覆う結界の守護を任されているらしい。
重役じゃないか。
博麗神社の少し上空まで来た。
なにやら、座って八雲紫さんと話し込んでいるようだった。
......少し悪戯してみるか。
待っていると、話が終わったのか八雲紫さんはスキマ(と言うらしい物)を開いて帰っていった。
よし、悪戯開始だ。
「私の姿は今の物じゃない。八雲紫と同じ物だ」
すると、服も変わって八雲紫さんそっくりになれた様だ。
焦っている様な表情をしてと......よし!!
霊夢side
紫がスキマを開いて帰っていった。
なんでも、天邪鬼の天鬼......この前神社を襲ってきたあの天邪鬼とその周りに手を出すなと言われたらしい。
紫が言いくるめられるなんて、珍しいこともあったものだ。
「ま、あたしには関係無いけどね」
一人お茶を飲みながら呟く。
そこに.....。
「霊夢!!!」
上空から、先ほど帰ったはずの紫が、とても焦ったような表情で迫ってきていた。
天鬼side
「霊夢!!!」
「ゆ、紫!?」
おぉ、驚いてる驚いてる。
ん?なんでこんなことしたかって?
それは.....
「今、ここに私が来なかった!?」
「え、来たけど......どうしたの一体」
「そいつが天鬼よ!!」
カリ〇ストロの真似がしたかっただけだ!!
「えぇ!?お、女にはなれないんじゃないの!?」
え?そうなの?
「私の間違いだったのよ......。なにか言われた?」
「あいつの周りに手を出さないようにって.......」
「そうなの......良かったわぁ」
わざとらしく膝を崩す。
「私も今それを伝え来たのだけど......まさか自分で言いに来るなんて」
心底ホッとした表情をする。
その後少し話すと、霊夢が「あんたも大変ね。お茶出してあげるわ」と、哀れみの目を向けながら奥に向かった。
「......さて、正直ここにいる理由はもう無くなったのだが」
八雲紫さんの綺麗な声でそんなことを言う。
あ、そうだ。前に迷惑掛けちゃったから何かしてあげよう。
「博麗神社の賽銭箱は空じゃない。溢れんばかりの賽銭で埋まっている」
以前、博麗神社の巫女はお金に困っている様だったので賽銭箱を一杯にしてやった。
感謝するが良い、博麗の巫女よ!!
あとは手紙を書いて、その場を立ち去った。
霊夢side
あの後、紫の話を聞いた。
流石にかわいそうだと思って、お茶を出してあげることにした。
「紫〜、あれ?紫〜?」
呼んでも返事がない、どうしたのだろう。
「ん?手紙?」
紫が座っていた場所に、薄い紙が1枚石を重しに、置いてあった。
「なになに.....?
『博麗霊夢へ
先に言おう。騙して済まなかった。
先程いた八雲紫は、私、天鬼だ。
以前の件で謝罪しようとしたのだが、面と向かって話し辛かった。
ので、少し驚かせる様な形でお詫びをしようと思った。
賽銭箱を見てくれ。それが、私からの謝罪の気持ちだ。』
賽銭箱!?もしかしてお賽銭でも入れてくれたのかしら!!」
若干ウキウキしながら、賽銭箱を覗いて見た。
「.......え?」
私は、まぁ、お賽銭だし大したことないかも。
そんな風に考えていた。
「えぇぇぇぇぇぇ!?!?」
そこには、溢れんばかりのお賽銭が広がっていた。
私は、驚きのあまり卒倒してしまった。
これがやりたかっただけ!!