Another story of your name(10/31をもちまして完結) 作:宮水 三葉(cv:こう)
実はもう、終わるんですよ?泣
こんばんは。今回がこのシリーズた・ぶ・ん最後だと思います。
皆様の反響次第では続投も検討しますが、
では、どうぞ。
う、、。
苦しい。辛い。喉から、生臭い赤色の液体が出そうなくらいだ。
気づいたら、俺は病院にいた。
ハッとする。三葉は?どこだ?まさか…。
瀧:「よいしょっと・・・」
グギッ!
瀧:「いってぇ~~~」
動けない。動こうとすると、激痛が全身に走る。
瀧:「これってもしかして、僕はこの病院に金縛りにされてる!?」
つい、口走ってしまった。ここ、病院やぞ。下手したら看護婦が。
?:「お客様~あの~」
瀧:「うぎょぉぉ!はいぃぃ!!」
やべっ、と思ったが、看護婦の声ではない
自分の、腹の方から声がする。
え。腹の方かよ?よく見てみると、
四葉:「お客様~あの~お姉ちゃんが!!」
うぎょぉぉ
四葉ちゃんがまたいで腹の上にちょこんと座っていた。
つーか、お客様呼ばわりされたかねーよ!
四葉:「はよ起きない!じゃないと、お姉ちゃんが・・・。」
瀧:「つーか、お前が邪m・・・」
泣きながら、寝台から飛び降り、部屋を出ていった。
金縛りじゃなきゃ、俺も動ける、よな。
カラダを、そっと優しく。動かそうとしてみる。
瀧:「いったぁ!でも、動ける・・・ぞ、俺」
スリッパを履き、なるべく傷めないよう速足で向かう。
三葉の部屋はカンでわかる。何年一緒にいたと思ってるんだ。
あと、少しで、たぶんあいつのいる病室・・・。
シーンとした廊下に、サー、サー、とスリッパの音が響く。
瀧:「ついた、ぞ」
ドアを開ける。が、愕然とした。
瀧:「誰も、いないのかよ」
ビクンッ、脳のレーダーが三葉を捉えた。
アイのサインを逃すわけない。
俺は走った。
全身の痛みなんて知ったこっちゃねえ。
俺は知っている。
あの夜、カラダを強く打ち付けてもなお、みんなを救うべく
動いた三葉という女の子がいることを。
なら、夫としてダサいとこは見せたくない。
たぶん、緊急施術室にいるはず。
微かに響く自分の吐息が、寂しく、耳に届く。
それを拒むように、足は動く。
気づいたら、泣きわめいている四葉が抱き着いてきた。
ああ、もうすべてわかってる。お見通しだ。
このゲームは、終わりなんだろ、ヒロインを失う設定だな。
あの時、俺は忘却を選んだ。
でも、それでも、こうなっている。
その前に、あいつが我慢していることに気づいていれば
ここまで悪化していなかったろう。
****************
10月27日、魔の手によって三葉は息を引き取った。
ゲームマスター瀧の。はじめてのゲームオーバーだった。
人生という名の、一度きりのゲームを、瀧が終わらせた。
これからどう生きていけばいいんだ・・・
俺は、あいつがあいつが・・・
もう少しだけでいいから隣にいてほしかったんだ!!
RAD:まだこの世界は~僕を飼いならしてた~いみたいだ~
あの笑顔、あの瞳、あのふくらみ、もっと拝んでもっと堪能して
もっと一緒に遊んで子供産んで幸せになりたかった。
RAD:望み通りいいだろう 美しくもが~くよ
瀧:なら、俺は四葉とラブラブしてるばきだった、ってのかよ
瀧:ああ、本当に終わりだ。
瀧:さよなら
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今日もまた、朝が来た。
なぜか泣いている。
「瀧くん、瀧くん、覚えて・・・ない?」
たまに、名前も聞き覚えもない女の子の声がして、
俺の名前を呼ぶようになったのは、いつからだろうか。
三葉を失った世界に、二度と明るさは戻らなかった。
三葉ぁぁぁ!!
皆さま、ここまでお付き合いありがとうございました。
ネタ晴らししますと、これはバットエンドです。
ってことは・・・?
次回に続く(笑)