Another story of your name(10/31をもちまして完結)   作:宮水 三葉(cv:こう)

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ああ、来てしまった。

実はもう、終わるんですよ?泣


こんばんは。今回がこのシリーズた・ぶ・ん最後だと思います。

皆様の反響次第では続投も検討しますが、



では、どうぞ。


第十二話 終焉

う、、。

 

 

苦しい。辛い。喉から、生臭い赤色の液体が出そうなくらいだ。

 

 

気づいたら、俺は病院にいた。

 

ハッとする。三葉は?どこだ?まさか…。

 

瀧:「よいしょっと・・・」

 

グギッ!

 

瀧:「いってぇ~~~」

 

動けない。動こうとすると、激痛が全身に走る。

 

 

瀧:「これってもしかして、僕はこの病院に金縛りにされてる!?」

 

つい、口走ってしまった。ここ、病院やぞ。下手したら看護婦が。

 

?:「お客様~あの~」

 

瀧:「うぎょぉぉ!はいぃぃ!!」

 

やべっ、と思ったが、看護婦の声ではない

自分の、腹の方から声がする。

 

え。腹の方かよ?よく見てみると、

 

四葉:「お客様~あの~お姉ちゃんが!!」

 

うぎょぉぉ

四葉ちゃんがまたいで腹の上にちょこんと座っていた。

つーか、お客様呼ばわりされたかねーよ!

 

四葉:「はよ起きない!じゃないと、お姉ちゃんが・・・。」

 

瀧:「つーか、お前が邪m・・・」

 

泣きながら、寝台から飛び降り、部屋を出ていった。

 

金縛りじゃなきゃ、俺も動ける、よな。

カラダを、そっと優しく。動かそうとしてみる。

 

瀧:「いったぁ!でも、動ける・・・ぞ、俺」

 

スリッパを履き、なるべく傷めないよう速足で向かう。

 

三葉の部屋はカンでわかる。何年一緒にいたと思ってるんだ。

 

あと、少しで、たぶんあいつのいる病室・・・。

 

シーンとした廊下に、サー、サー、とスリッパの音が響く。

 

瀧:「ついた、ぞ」

 

ドアを開ける。が、愕然とした。

 

瀧:「誰も、いないのかよ」

 

ビクンッ、脳のレーダーが三葉を捉えた。

アイのサインを逃すわけない。

 

俺は走った。

全身の痛みなんて知ったこっちゃねえ。

 

俺は知っている。

あの夜、カラダを強く打ち付けてもなお、みんなを救うべく

動いた三葉という女の子がいることを。

 

なら、夫としてダサいとこは見せたくない。

 

たぶん、緊急施術室にいるはず。

 

 

微かに響く自分の吐息が、寂しく、耳に届く。

それを拒むように、足は動く。

 

気づいたら、泣きわめいている四葉が抱き着いてきた。

 

ああ、もうすべてわかってる。お見通しだ。

 

このゲームは、終わりなんだろ、ヒロインを失う設定だな。

あの時、俺は忘却を選んだ。

でも、それでも、こうなっている。

 

その前に、あいつが我慢していることに気づいていれば

ここまで悪化していなかったろう。

 

****************

 

10月27日、魔の手によって三葉は息を引き取った。

 

ゲームマスター瀧の。はじめてのゲームオーバーだった。

人生という名の、一度きりのゲームを、瀧が終わらせた。

 

これからどう生きていけばいいんだ・・・

 

俺は、あいつがあいつが・・・

 

 

もう少しだけでいいから隣にいてほしかったんだ!!

 

 

RAD:まだこの世界は~僕を飼いならしてた~いみたいだ~

 

あの笑顔、あの瞳、あのふくらみ、もっと拝んでもっと堪能して

もっと一緒に遊んで子供産んで幸せになりたかった。

 

RAD:望み通りいいだろう 美しくもが~くよ

 

 

瀧:なら、俺は四葉とラブラブしてるばきだった、ってのかよ

 

 

瀧:ああ、本当に終わりだ。

 

瀧:さよなら

 

 

*******************

 

今日もまた、朝が来た。

 

なぜか泣いている。

 

 

「瀧くん、瀧くん、覚えて・・・ない?」

 

 

たまに、名前も聞き覚えもない女の子の声がして、

 

俺の名前を呼ぶようになったのは、いつからだろうか。

 

 

三葉を失った世界に、二度と明るさは戻らなかった。

 




三葉ぁぁぁ!!




皆さま、ここまでお付き合いありがとうございました。

ネタ晴らししますと、これはバットエンドです。

ってことは・・・?
次回に続く(笑)
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