魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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特別回・医者で、ゲーマーで、ライダー!
Extra hunting cooking hamburger!Part1


リュイ「あ~む…ん~♪」

 

口を開けて両手でやっと持てる程の大きさはあるハンバーガーを食べるリュイは笑みを浮かべる。

 

シグナム「美味しいか?」

 

リュイ「うん…!」

 

ハンバーガーを食べてシグナムに聞かれたリュイは嬉しそうに頷いた。

 

19地区の奇跡の事件から数日後、リュイが最近なってハンバーグをねだるようなったのだ。

 

シグナム「………」

 

ハンバーグを挟んでいるハンバーガーを食べるリュイを見てシグナムは前に言っていたお願いを思い出していた。

 

もしも、自分が他のアマゾンたちのように人を…シグナムやはやて、ヴィヴィオなどの親しい人たちを襲い、人肉を求めたり、食おうとしたら、シグナムに殺してほしい。

 

それがリュイがシグナムに頼んだことだ。

 

正直、シグナムはどうしたら良いか迷っていた。

 

そんな日は永遠に来てほしくない、だがもし本当にリュイを殺さなければならなくなった時、自分はその手に剣を握れるのか…人々を守る局員としてシグナムは一人で葛藤していた。

 

シグナム(私はどうしたらいいんだ……)

 

リュイ「?」

 

考えているシグナムを見てリュイは食べていたハンバーガーを一旦置いてポテトを齧りながら首を傾げる。

 

リュイ「ん?」

 

ポテトを齧っていたリュイはハンバーガーをまた食べようとしたがさっきより大きい上に感触が違うことを感じた。

 

リュイ「ふえ!?」

 

感触が違うことを感じてリュイはその方向を見て驚いた。

 

…が、シグナムは気づいていない。

 

?「ガー?」

 

そこにあったのは動いてハンバーガーの乗った皿を持って振り向いてきた。

 

それは節分とかで被る鬼の面をしていた。

 

リュイ「お…に…?」

 

?「ガ?」

 

リュイ「?」

 

鬼と聞いて首を傾げて、リュイも傾げた。

 

リュイ「えい…」

 

鬼の面をパッと一瞬で取ると黒で、緑の目(?)とニヤけた口がある顔が出た。

 

リュイ「あまぞん…じゃない…はんばーがー…の…ようかい…?」

 

バガモン「違うガー。バガモンはバグスターだガー」

 

ハンバーガーの妖怪と言われて何かは【バガモンバグスター】は名乗る。

 

リュイ「ばがもん?」

 

バガモン「そうだガー。バガモンはハンバーガーが大好きだガー」

 

リュイ「はんばーがー…たべたい…の?」

 

バガモンがハンバーガーが大好きと聞いてリュイは聞く。

 

バガモン「食べていいのかガー?」

 

リュイ「いいよ…たべかけ…だけど…」

 

バガモン「ありがとうだガー!」

 

リュイに食べて良いと言われてバガモンは大口を開けて嬉しそうに食べた。

 

バガモン「ん~♪美味しかったガー!」

 

リュイ「よかった…」

 

美味しかったと言うバガモンにリュイは言う。

 

リュイ「ねぇ…ばがもん…」

 

バガモン「なんだガー?」

 

リュイ「ばがもんは…なんで…ここに…いるの?」

 

バガモン「それは…あ、あぁーーーーーーーーーー!!」

 

リュイに聞かれてバガモンは何かを思い出したかのように大声を上げる。

 

バガモン「ツクルの所に帰らないと!ツクル、心配してるー!!」

 

慌てるバガモンはどこかへ走っていってしまった。

 

リュイ「ばがもん……」

 

走っていってしまったバガモンを見てリュイは追い掛けた。

 

因みにシグナムはいまだに気付いていないのだった。


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