魔法少女リリカルなのはViVidー人喰らいし、古の血ー   作:ダラケー

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母の日…自分を生んでくれて、育ててくれた母親へ送る感謝の日。

みなさんはちゃんと贈り物しましか?

自分はプレゼントをしっかり贈りましたよ!

喜んでくれてるといいけどなぁ~♪


母の日

その日、リュイはヴィヴィオたちチームナカジマ(アインハルトは無茶が祟り、ぶっ倒れているために自宅謹慎中で、ノーヴェは付き添い)と会っていた。

 

「「「母の日のプレゼント?」」」

 

リュイ「うん…まえに…みうらが…いって…た。ぱぱのひがあるなら…ままのひも…あるよって…」

 

ヴィヴィオ「なるほど…確かにもうすぐ母の日だったね」

 

コロナ「それでどんなのをプレゼントしたらいいか分からないから私たちに相談しにきたってことだね」

 

リュイ「うん…」

 

リオ「それなら私たちに任せて!」

 

ヴィヴィオ「でもリュイくんのママって…」

 

「「あ…」」

 

意気込んだはいいがリュイの母親はフェイトを圧倒したあの烈火の将 シグナムである。

 

プレゼントとなるとカーネーションとかのベタなのはダメな気がするからだ。

 

リュイ「……しぐままに…ぷれじぇんと…できない…?」

 

少し泣きそうな声でリュイは言う。

 

ヴィヴィオ「うーん、と言ってもなぁ。なのはママやフェイトママとかは分かるけどシグナムさんって…何が好きなんだろう?」

 

リオ「シグナムさんが好きなのってバトル?」

 

コロナ「リオ、それはリュイくんには厳しすぎるよ?」

 

リオ「確かに………」

 

バトルマニアであるシグナムのプレゼント=バトルしかなかったがそれはリュイには厳しすぎる。

 

下手したらシグナムとっても厳しいものに成りかねない。

 

ヴィヴィオ「リオの案は却下するとして…。どうする?」

 

コロナ「あ、そうだ!シグナムさんも使えるのがあった!」

 

「「「え?」」」

 

何か思い付いたコロナに3人は首を傾げる。

 

 

 

5月12日、母の日当日。

 

シグナムははやてたちと共に局へ行くために玄関に来ていた。

 

リュイ「しぐまま…!」

 

パタパタと少し小走りでリュイが来た。

 

シグナム「リュイ。どうした?またシャマルが何かしたか?」

 

レヴァンティンをシャマルに向けながらリュイに聞くシグナム。

 

近くでシャマルが「濡れ衣ー!!」と叫んでいたがシグナムはスルーする。

 

リュイ「えっと…しぐまま…ははのひの…ぷれじぇんと!」

 

小さなリボンが着いた小さな小箱を差し出しながらリュイはシグナムに言う。

 

シグナム「わ、私に…か?」

 

レヴァンティンを手放してシグナムは聞く。

 

リュイ「うん…しぐまま…こわいひとたちから…たすけて…くれた…いつか…おれい…したいって…おもって…たの…びびおや…ころにゃ…りおにてつだってもらったの…だから…ありがとう…しぐまま!」

 

シグナム「リュイ…」

 

プレゼントを受け取りながらシグナムは感激で涙を浮かべ、リュイに抱きついた。

 

シグナム「私こそ…こんな…こんなプレゼントをくれて…ありがとう、リュイ」

 

リュイ「うん…!」

 

2人にとって嬉しい母の日になった。

 

こんな日々が続けばいいとシグナムは密かに思っていたのは誰もが気付くとこであった。




更衣室にてシグナムは着替え終わるとリュイから貰ったプレゼントを開けていた。

シグナム「こ、これは!?」

プレゼントを開けたシグナムが見たのはピンクのネクタイピンで、シグナムの似顔絵が描いてあった。

シグナム「あの子は…」

頑張って作ったと悟り、シグナムは笑みを溢し、自身のネクタイを止めると更衣室を出たのだった。

これを聞いてはやては「ウチはアマゾン製の包丁やったのに………」っと羨ましがられたとか。

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