エンドレス・ストラトス 終わらない歌とお人好し   作:青の雲

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やっと序章が終わりました。長かった
今回は短めです

それではどうぞ


束の依頼と新たなる出発

私は夢を見ていた・・・・・・

 

ババババババ!!!!

 

まるでクラッカーのような音が止むことはなく耳を刺すような音が鳴り続け。

 

ドカァン、バァーン!!!!!

 

爆発する音はもう何度も聞こえるが爆発音がする度に人の命が消えていく。

 

ガガガガガガ!!!!!

 

マシンガンの音は最早戦場の楽器の1つ。

 

ドォーン!!!!!

 

人の悲鳴が無くなることはない。

 

絶え間なく聞こえる音は、爆発やマシンガン、ライフルなどの発砲音・・・・・

それはまるでオーケストラの楽器のよう。

戦場という名の舞台で兵器という名の楽器の終わることの無い演奏。

舞台(戦場)では拍手の代わりに悲鳴が聞こえそれが鳴り止むことは無い。

その舞台でも圧倒的に目立つもの、異常な者がいる。

そいつは命乞いをするものや向かってくる全ての敵を何の感情も持たずにまるでただの虫を殺すようにただひたすら

 

 

 

切って

 

 

 

切って

 

 

 

撃って

 

 

 

撃って

 

 

その様子は無機質の機械のようで、ただ効率的に敵を殺す殺人マシーンのようだった…

その人間のような者は、こちらに来ると手に持った光る剣を振り上げた……

 

全身装甲(フルスキン)なので顔は見えない……

 

 

その人間のような者からは(感情)が聞こえない……

 

 

人間なら誰からも聞こえるような歌が……

 

 

聞こえなかった……

 

 

 

 

ガバッ

 

「ハッ、ハァ・・・ハァ・・・」

 

…………あっ、どうも皆様 ノエル・ピース です。今さっきまでどうやら夢を見ていたようなんですが、・・・どんな夢だったかどうしても思い出せません

ですが、このじっとりとする脂汗から見るにいい夢ではなかったようですね、それにとても暑いですね。

あぁ、暑いのはこれのせいですか・・・。

そう言って私は私の腕にくっついているものを見る

現在私の腕にはとても豊満な胸を持ち、頭に機械のウサ耳を付けた女性がくっついている

 

「うーん、むにゃむにゃ、エヘヘ〜 箒ちゃ〜ん」

「…」

 

彼女はISの生みの親であり、天才であり天災の篠ノ之 束。1人でISコアの基礎理論を考案、実証し、全てのISコアを1人で作り出した人物である。確かに彼女は天才であるがこうして見るとただの年相応の女性なのだが本来彼女は自分が興味のない人間に関しては恐ろしいまでに冷酷で無関心となりそれがたとえ人間であっても・・・

ISを開発したことにより政府の監視下に置かれていたが数年前に突如行方をくらませた。世界でただ唯一ISコアの作り方を知っているため現在世界中から追われている。

ちなみに私と束は千冬と同じで昔からの幼馴染である

そしてここは現在束のラボと言われる場所である、シャルロットと別れた私はまた色々な場所を行ったり来たりした後束から迎えが来たのだ。

暇ならば来ないか…と。

まぁ、実際は返事も聞かず私の前に現れた瞬間無理矢理連れて来られた訳ですが。

束は現在政府に追われているため場所を転々移動しているため政府はまだこの場所を発見できていない

束が私をこの場所を連れて来たのは信頼されているからだと思いたい…。

そうこうしているうちに束が目を覚ました。

 

「う、うーん ・・・ノっくんおはよー。今日もいい天気だねぇ」

「ええ、おはよう束、この部屋には窓が無いので外の様子がどうなっているのかは分からないのですが貴女がそう言うのならきっといい天気なのでしょう。…それで、いい加減離れてくれませんか?、暑いですよ」

「えー、やだぁ久しぶりのノっくんだもん〜。ノっくん直ぐにどっか行っちゃうから会えるうちにたっぷり堪能するんだ。そしてノっくんはそのまま束さんの虜になり2人でずっと幸せに暮らすんだー♪」

 

そう言って束はさらに自分の体を私に押し付ける・・・当たってますよ。

しかも束の脳内では既にノエル捕獲作戦が展開されており此方の言葉は聞こえない模様。

 

「…」

 

抜け出そうと身動ぎするが中々抜け出せない。

少し力を入れて動こうとしたが…。

 

「ひゃぁぁ//…ん、んむ…あん………ノ、ノっくん?」

 

現在、ノエルの体は余すとこなく束に包まれている、…そんな状態から大きな動きをすればどうなるかは分かりきっていた。

束はスタイルがいい。そこらの女優、俳優、芸能人よりも遥かにだ。更に顔に関してはこの地球上で最上位だろう。スタイルと合わせれば2倍も3倍もその魅力は跳ね上がる。

そんな女神にも勝る束のスタイル、ノエルはそんな彼女に抱き着かれているという事実を完全に失念していた。

 

結果ノエルはベットの上で束に甘い声を出させてしまう。

更にその声は束も流石に予想外だったのかいつもの冷静な顔、雰囲気を崩しその美しい顔を乙女の様に赤裸々に染め上げた。

それはとびきり甘い、甘美な音を2人しかいないこの部屋に大きく残響として残した後の事だった。

 

「……」

「……」

 

お互いに一言も話さずただずっと俯いたままだった。

その雰囲気はさながら、お互い初めての情事を始める前のうら若きカップルの様だった。

部屋はピンク色の雰囲気に包まれていた。

 

「…ノっくん…こういう事…シ、シたいの?」

 

最初に沈黙を破ったのは束だった。

 

「……事故ですよ。私が束の体の事を計算に入れて無かった事が原因の事故。つまり私のミスです」

「そう、なんだ…」

「はい、私の…ミスです…」

 

ノエルは機械の様に謝罪の言葉を述べていく。

其処には最初の様な人間性は感じられない。

 

「…」

 

ノエルの言葉を聞いた束は暫く俯いたままだったが、やがて小さな声で言った。

 

「……分かった。…罰を与えるから前屈みになって…」

 

ノエルはベットで横たわっていた体をむくりと起こし、上半身を束の方へ差し出した。

それにつられる様に束もむくりと起きた。依然束は俯いたままだ。

 

2人が動いた事でベットのスプリングが軋んだ。

そのベットが軋んだ音が更に部屋の空気を妖艶なものにする。

 

「じゃあ、いくよ…」

 

束がノエルに問い掛けノエルはコクリと頷いた。

それを合図に束はゆっくりと顔を上げーー。

 

 

 

 

ノエルの首筋に噛み付いた。

 

「ん、んぅ…あむ…ちゅぅ、ちゅ…レロ…んぐ、あぐ…んぐ……」

 

部屋には妖艶な水音が聴こえ、噛みつく様な音も聴こえた。

ノエルは至って無表情である。

束は今も必死にノエルの首筋に噛み付き、その姿はまるで人の生き血を吸うヴァンパイア。

この部屋にもし窓があり月の光が彼らを映していたらさぞ幻想的に見えた事だろう。

束がノエルに噛み付いて十分ほど経過した。其処でやっと束は噛み付くのをやめた。

ノエルの首筋から束の唇に繋がっている束の唾液を見て束はスッと指で払った。

 

「ふふ、これが罰だよ。驚いた? ノっくん普段こういう事させてくれないからね」

 

これでまた頑張れるぞー と意気込んでいる束を見て フッ っと可笑しそうにノエルは笑った。

 

「随分優しい罰ですね」

「束さんは優しいからね〜、それともノっくんはもっと激しいのを所望かな?」

 

束がまた妖艶に笑う。

 

「いや、やめておきましょう、千冬にバレたら殺される」

「むー、目の前に束さんが居るのにちーちゃんの話は駄目だよぉ。…今は束さんだけを見見ていてほしいなぁー」

「そうですね。謝りますから拗ねないで下さいよ」

「ふーんだ、ノっくんなんて知らない」

 

口ではこう言っているが束、ノエル共々笑顔を浮かべている。

今のノエルの顔に先程の機械的な雰囲気はない。

 

「それにしても、ノっくんは昔に比べて綺麗に笑う様になったよ。束さんは嬉しいよ。さっきちょっとだけ()()()()けど」

「そんなに変わってます?」

「変わってるよ〜、昔なんかは目が合った人を誰これ構わず射殺す様に睨んでいたからね、いやいや〜あの時のノっくんの目は今思い出しても震えちゃうよ〜。見た瞬間思ったんだよ、束さんにはこの人しかいないって、有象無象が言う愛だの恋だの聞いてるだけで反吐がでる台詞は昔は理解できなかったんだけどね今は理解できるよ。ノっくんの為なら私は身も心も全て差し出してもいいと思ってる」

 

束は バッ と両手を横に広げた。

 

「私にそんな価値はありませんよ。この…命にも」

「全く、ノっくんがもうちょっと単純なら直ぐに束さんの魅力にメロメロなのに、でも…其処がノっくんの良いところでもあるよね」

「ところで束、私をここに連れて来た要件は? 」

 

ノエルはこれでは話が進まないと思い急な話題転換を進めて来た。

 

「もうノっくんはせっかちなんだから。実はねぇ、いっくんがISを動かしちゃったみたいなんだよねぇ。だから〜ノっくんにはいっくんと同じIS学園に行っていっくんと一緒に居て欲しいんだ!」

 

束の口から出てきたのは何とも懐かしい名前だった。

でも何故一夏がISを? ISは女性しか動かせないはずなのに………束の仕業か。

私はこれから起こる事を考えると頭痛がして来た。

 

「どうせ束が関わっているんでしょう?」

「うん! でもそれだけじゃ無いんだよ」

「?」

「最近ZEROシステムの事を嗅ぎ回る奴らがいてねぇ。この際に潰しちゃおうと思ってね、束さんだけでも十分過ぎるんだけどあいにくまだZEROシステムの詳細が分からない訳だよ。それでノっくんにはZEROシステムの戦闘データを取って来てもらいまーす」

 

成る程。

 

「束でもZEROシステムの核は分かりませんか」

「ごめんね、パスワードやOS、メカニズム、ソフトウェア、ハードウェアは分かるんだけどその先のブラックボックス、つまりZEROシステムの核までは分かってないんだよ。ISを応用したセキュリティシステムや束さんが独自開発したハッキングソフトも全てダメ。本当に腹ただしいシステムだよ、でもここで戦闘データやシステム起動時のデータが少しでも取れればきっとこの束さんがこのシステムの核を解き明かして見せるよ!」

 

束が此処まで言うのだ信用しよう。

彼女ならきっと解き明かしてくれるだろう。

 

「分かりました、私はIS学園に行けばいいんですね?」

「そうそう、そうすればノっくんを狙う悪い奴らがドンドン寄って来てノっくんがそれを倒して戦闘データも取れて一石二鳥ってわけだよ。唯この作戦で唯一不安な事はノっくんを危険に晒すって事だよ、本当は束さんが行って全部潰してやりたいんだけどそれじゃあ解析に必要なデータが取れないから……因みに履歴書はもう作ってあるから。えーと…ノっくんはある企業から派遣された宇宙空間での活動及び両性使用可能を目指すISに変わる最新マルチフォーム・スーツ 通称MSの試作型第1世代機のシステムの実験及びMSの起動テストを行う為のテストパイロットであり、そのデータを取るためにIS学園に臨時教師として派遣されてるっていう設定だから」

「企業の名前は? それにそんな企業があれば凄い世界的ニュースになってると思うんですが…」

 

そう言うと束はキョトンとしてーー。

 

「もう、世界には発表してるよそれも5ヶ月前に」

「⁉︎」

 

この報せを聞いてノエルは信じられないといった顔をした。

5ヶ月も前だとするとまだノエルがシャルロットの家にいる時だ。

 

「……ノっくんがまだ他の女と一緒に住んでる時に発表したんだ、そう他の女と一緒に住んでる時にね」

 

束は露骨に不機嫌だと体全体で表した。

これにはノエルも苦笑い。

 

「別にいいもん、拗ねて無いし。企業名はRESET。今のこの退屈な世界をリセットする事を願って付けたんだ、いいでしょ?」

「リセットですか…ところで今までの会話の内容からこの企業の社長は」

 

ノエルが恐る恐る聞くと。

 

「もっちろん、この束さんだよ♪」

「…世界中から指名手配されているのに大丈夫なんですか?」

「大丈夫だよ、何たって束さんは百の声を持ち、千の顔を持つ天才だからね」

 

束はフンスと胸を張って言い切った。その際に豊満な胸が揺れた事は触れないでおこう。

 

「じゃあノっくん、頑張ってね。必要な履歴は束さんが全て送っておくから安心して♪ 足りない物は改ざんしておくから♪」

「全く安心できないんですけども」

「それと一応、教師って事になってるから〜、はいこれ」

 

そう言って束は電話帳2冊分は有ろうかという本を渡して来た。

 

「何ですか、これ?」

「それは日本の教師の資格を取るのに必要な知識が詰められている本だよ、しかも束さんお手製の。それを読めば直ぐに幼稚園の先生から大学の教授までやっていけるよ」

「………」

「大丈夫♪ 大丈夫♪ ノっくんなら余裕だよ、あとちーちゃんによろしくね♪」

 

束には大丈夫だと言われたが私は電話帳2冊分はある本を見て帰りたくなった。

 




主人公のISは一応ガンダムWシリーズのEW版から出そうかなぁと思っています
EW版は個人的にとても好きですねぇ
皆様はどのシリーズが一番お好きですか?
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