ワンピースの世界に転生‼‼   作:たかゆい

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更新が遅れまして申し訳ありません。


〜無闇に行動は駄目だよ〜

 

嵐が全てを破壊尽くした様な惨憺たる有様の酒場に顔に傷を負った男が倒れていた。男は誰かと戦ったのか全身に打撲傷を負っていた。男の周りには誰も居らず所々に散らばっているガラスの破片が夜空に燦然と輝く月の光を受けて微かに輝いた。

 

 

突如、空から物体が倒れている男の前に降り立った。その物体をよく見るとそれは人だった。星と見紛う程の派手なガウン系の衣装で着飾り、顔にはサングラスを掛け、笑顔が常に張り付いて居る軽薄そうな印象を受ける男だった。

 

男は倒れている男を見下ろしながら言い放った。

 

「無様だなぁ…?ベラミーちゃんよ。」

 

倒れている男はベラミーと言う海賊で1500万ベリーの賞金首だ、イーストブルーの海賊にしては高すぎる賞金額だ。その理由はベラミーを今見下ろしている男にある。この男はドンキホーテ・ドフラミンゴ、王下七武海の一角を担う大海賊だ。イトイトの実の能力を有し、その実力は七武海でも上位に入る。ベラミーはドフラミンゴの部下だったからイーストブルーの海賊にしては高い賞金首になっていたのだ。新世界の海賊に比ぶればまだ卑小に過ぎないが。

 

ベラミーは先程酒場に来た麦わらのルフィとタイマンを張り、激昂したルフィに散々に打ちのめされ、今、瓦礫に倒れていた。

 

ドフラミンゴは自らの部下の失態に怒っていた。ベラミーの小賢しさは期待出来たのだが、まさかあんなルーキーに挑んで敗北するとは考えていなかったのだ。ベラミーをこのままにしたら自分の名誉も悪くなる。ドフラミンゴの名に泥をベラミーはかけたのだ。そんな奴に海賊団一味の資格はない。

 

ドフラミンゴはベラミーの心臓を貫こうとした。

 

ガシッ!

 

ドフラミンゴは突然腕を止められた事に驚き、振り返った。

 

ドフラミンゴは自分を止めた者を見て、驚愕した。

 

「フッフッフ…?これはこれは赤犬さんじゃないか!」

 

「ドフラミンゴ、自分の配下を無闇に殺すのはやめんか。」

 

ドフラミンゴは高笑いをしながら言った。

 

「フッフッフ…?赤犬さんよ…俺たち王下七武海は海軍の利益にならない事をしない限り不干渉の協定を結んで居るはず。俺が配下を殺そうが海軍には何の関係も無いはずだぜ。」

 

「それでもじゃ、胸糞悪い殺しをされるだけマシじゃ。」

 

ビュン!ドフラミンゴが赤犬に急接近して赤犬の胸を切り裂いた。

 

「今の行動は海軍への敵対と取っていいな?」

 

赤犬はそう言うと体を灼熱のマグマに変化させた。灼熱のマグマが赤犬の周りを波打ちながら段々大きくなり、遂には建物大の大きさの火の犬になった。

 

「灼熱紅蓮犬!」

 

マグマで出来た犬が唸りを上げながらドフラミンゴに向かった。

 

ドドォォン…!!

 

ドフラミンゴはマグマのイヌに呑み込まれて姿が見えなくなった。

 

ドフラミンゴはマグマに消えた。しかし、赤犬はその場を動かない。

 

ボトン!

 

赤犬の頭が首から離れて地面に落ちたが直ぐにマグマに変わり、地面を溶かしながら消えた。新しい首が胴体から再び生えた。

 

「フッフッフ……!!流石は海軍大将!一筋縄ではイカねぇ…!!」

 

マグマに呑み込まれた筈のドフラミンゴは空中に張り巡らせた糸により空中に飛び上がってマグマを回避して赤犬の後ろに回って赤犬の首を覇気の込められた糸で両断したのだ。だが、赤犬は海軍最高戦力の一人、そう簡単にやられる道理はなかった。

 

赤犬は直ぐに拳にマグマのエネルギーを籠めて、圧縮して解放した。

 

「焔紅蓮。」

 

マグマで塗り固められた直径5mを超える拳がドフラミンゴに降りかかった。

 

「イトイトの実…10万本…アラクニルトラップ!」

 

赤犬の放った拳はドフラミンゴに当たる寸前で見えない壁に防がれ、勢いを失い、地面に音を立てて落ちた。

 

ドフラミンゴと赤犬は再び睨み合った。

 

その状態が3分程続いた頃だろうか、ドフラミンゴが突然笑い出した。

 

「フッフッフ…!分かったよ、ベラミーは殺さないで生かしておいてやるよ。」

 

赤犬はマグマの拳を普通の腕に戻し、

 

「最初からそうすればええんじゃ、要らん手間を掛けさせおって…」

 

「フッフッフ…!!さっきのはなかった事にしようか。」

「あァ、お互いの為にな?」

 

 

 

 

〜赤犬〜

 

ドフラミンゴと別れた後、僕は一人で島を歩いていた。

 

 

いやー、ドフラミンゴマジで笑顔が怖い…さっきなんか恐ろしい笑顔でフッフッフ…!とか言いながらベラミー担いで去って行ったし…まあベラミーは殺されなかったから良しとするか。

 

今頃ルフィ達はドンドン進んで居るんだろうなー、僕も見に行きたかったな…

 

まあ、今は海軍の方もちょっと忙しくなってきてるみたいだから海軍の方にも集中しないといけないな。なんかさっき、電電虫で新世界の方がきな臭くなって来たと言うし…

 

 

お、本部から迎えが来たようだな?

 

海の方を見ると一隻の軍艦が停泊していた。そこから二人の人物が降りて来る。二人は僕の目の前まで来ると敬礼をした。

 

「サカズキ大将殿!海軍本部から早急に戦闘体制を整え、マリンフォードに来るようにとの伝令です。」

「ああ、御苦労。」

 

この二人は海軍中将で僕こと赤犬の部下である。手が六本あるクモみたいな男がオニグモ中将、右目を失明していて、顔や身体中に生々しく残ってる傷がこの赤いロングコートを着た男が様々な死線をくぐり抜けて来た歴戦の戦士と言うことを証明していた。この男が中将の中でも二番目に強いと噂され、海軍過激派の頭でもあるドーベルマン中将だ。

 

いやー…分かってるけど、二人怖い…オニグモ中将はまだ分かる。でもドーベルマン中将マジ怖ええええ!!

 

頂上戦争でも海軍の戦意高揚にかなり貢献してたからな…

 

ん?ドーベルマン中将が何か言いたそうだが…

 

「ドーベルマン中将、何か言いたいことでもあるのか?」

 

「はっ、サカズキ大将はここ最近イーストブルーに出向いて居られましたがイーストブルーに何かあるのでしょうか?」

「イーストブルーは平和の象徴であろう?」

「はっ。」

「そのイーストブルーに海賊と言う悪が蔓延ると言う事が許せるんか?」

「流石サカズキ大将!、不躾な質問お許し下さい!」

「ああ、さて今からマリンフォードに行くか。」

 

「「はっ!!」」

 

 

◆〜マリンフォード〜

 

マリンフォードには今、赤犬とセンゴクしか居なかった。他の中将、大将達は独自に動いていたからだ。ガープは空いからわず自由気ままに動き回り、クザンは何処かでサボり、中将達は新世界の海賊に警戒をしに行くと言う具合であった。

 

「済まぬな、わざわざ呼び出して…」

「気に為さらんで下さい。それで用件とは?」

 

「うむ、サカズキが居たイーストブルーを少し西に行った所に空島…スカイピアと言う島があると言う事なのだが…本当かどうか分からぬのでサカズキに調べて欲しい。」

 

「もしあったら如何しますか?」

「基本は不干渉…か、友好を結ぶつもりだ。空島は空の上にあるからな。そこまで海軍は行くのは困難だ。能力を使わない限りだが。」

「了解ですのう。」

「それと、今回はクザンと一緒に行ってもらうから何処かでフケ込んでいるクザンを引っ張って二人で空島に行ってくれ。」

 

おっ、またクザンと一緒か…二回目なのはセンゴク元帥は知らないからな…黙っとこ!

 

「はっ。」

 

 

 

 

 

 

〜クザン〜

 

平和だね…何も考えないで寝るのは…

 

さっき会った麦わらのルフィ…面白い奴だったねぇ、ウッカリ能力を少しだけ使ってしまったよ。技術はまだまだ…身体能力に頼って戦う所があるが、最後に見せたあの気迫…あれで覇王色で無いんだからとんでもないよ。

 

でも、ボインちゃん二人見れた事は役得だね!いや〜!ロビンとナミちゃんの二人のあの形の良い胸は最高だね!思わず鼻血出そうになったよ!

 

クザンは今、アイマスクの下で妄想に浸って居た。

 

「起きんかあ、クザン。」

 

その言葉と共に溶岩がクザンに降りかかった。

 

「アチチチ!!??一体なにしてくれんのよ〜サカズキ?」

 

「仕事サボってる貴様がそれを言いちょるんか?」

「痛い所をつくねぇ〜」

「まあいい、任務だ、行くぞ。」

「任務ぅ?どこ行くの?」

「空にある島だ。空島…スカイピアの事だ。」

「まずは儂について来い。」

 

 

 

◆〜イーストブルーの西の端の海上〜

 

「空島どころか影も形もないけど…此処でなにするの…」

 

「今からお前の能力で行くんじゃ。空の上に有るんだろ?ならば空に行けばいいだけじゃ。」

 

「空いからわずサカズキは無茶言うね…周辺に誰も居ないから良いけど…」

 

「じゃあサカズキ、チョット離れててな。」

 

サカズキはクザンから離れた所に立った。クザンは目を閉じて集中し始めた。集中と共にクザンに氷のエネルギーが集まり始めて身体が青く輝き始めた。

 

クザンは大きく息を吐くとエネルギーを解放した。

 

「天氷河!!」

 

その言葉と共に放たれた青い氷の光線が天に向かって昇って行った。

 

パキキイイィィィンンン!!!!………

 

凄まじい衝撃音が辺りを覆い尽くして周囲は氷の霧に包まれて見えなくなった。やがて霧が晴れると、天を貫いて生えている超巨大な氷の柱が出来ていた。

 

「いっちょ上がりっと。」

「後はこれを登るだけか…よし、行くぞ。」

 

サカズキは体をマグマの塊に変化させ、マグマとなって氷の柱の中に入り、柱を溶かしながら進んで行った。

 

「サカズキも大概でしょうに…氷を溶かしながら登るって…ま、僕も行くとしますか。」

 

クザンは氷の柱に手を当てるとパキンと言う音を立てて消えた。




これからの更新は週一回にする予定になります。今後とも拙作を宜しくお願いします。
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