ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー~純白と漆黒の戦士~   作:メリア

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第12話 新しい仲間

今、俺達はガンホーにいる。そしてある1つの部屋に全員集まっていた。

 

・・・何故なら俺の母さんがアレクセイとまだ皆が会っていない元部下の1人ミルフィーユを連れてきたからだ。

 

「母さん!?」

 

「何故アレクセイが!?それにコイツは・・・?」

 

「大丈夫よ、2人に敵意はないもの。彼女はミルフィーユ。ミルフィって呼んであげてねぇ?」

 

とヒューマンモードでいる銀髪で青い瞳を持つ小柄な少女・・・ミルフィを見ていった。

 

ちなみにヒューマンモードは最近試験的に搭載をした。

 

「・・・何故ここへ?」

 

グラファイスがそう聞くと

 

「・・・皆がやっていることは間違っていると思ったからです。」

 

そうアレクセイは答えた。

 

「何故そう思った?」

 

今度はビッグコンボイが聞いた。

 

「・・・皆、力を求めていました。・・・サイバトロンに復讐するための力を・・・!!」

 

「復讐?」

 

「はい・・・。かつて総司令官たちが亡くなった時、サイバトロンの一部隊も立ち会っていました。」

 

「そしてその部隊の総司令官が俺達に待機命令を出したんです。」

 

アレクセイとミルフィが答えた。

 

「それが何故復讐に繋がるの?」

 

「・・・待機命令を出されたときはまだ2人は生きていたんです・・・。」

 

「彼が出した命令が正しいことは分かっていました。・・・デストロンが撃った光線や銃弾が飛び交っている中でしたから・・・。」

 

「ああ・・・。あの中に飛び込めば命はないと思ったし、母さんや父さんが命がけで守ってくれた命を無駄にするわけにはいかないと思って俺からも皆に待機命令を出したんだ。」

 

そう俺は言った。

 

「だから、あいつらが本当に憎むべきなのは俺だ。せめて俺だけでも命令を破っていれば2人は助かったのだから・・・。」

 

と俺は目を伏せて言った。

 

「でも、助けに行ったからって必ず助かるわけじゃないだろ・・・?」

 

「・・・俺の能力を忘れたのか?」

 

「・・・あ。どんな傷でも癒せる・・・。」

 

「そうだ。・・・いまさら後悔をしても遅いがな。」

 

と俺は自嘲の笑いを浮かべながら言った。

 

 

「お願いです、俺達を仲間にしてもらえませんか?」

 

「お願いします!!」

 

と2人は頭を下げて俺達に頼み込んだ。

 

「・・・分かった。」

 

そうビッグコンボイは言った。

 

「その子達は貴方達の役に立つわ、きっと。」

 

「・・・本当か?」

 

「ええ。創造神プライマスに誓うわ。」

 

「・・・プライマス?」

 

「ええ。私達トランスフォーマーの神よ。この世界で言うベクターシグマのような存在。そして私達古代のトランスフォーマーを御造りになった方・・・。」

 

「・・・古代のトランスフォーマー?」

 

「そう。私は古代のトランスフォーマーの一人。プライマス様によって作られた最初のトランスフォーマーの一人。・・・ついでに教えておくわね。私の夫は元デストロンなのよ。」

 

そう母さんは言った。

 

「それじゃあ私は帰るわね。シャドウちゃん、2人のことよろしくね?」

 

そう言い、母さんはワープして消えた。

 

 

「・・・アレクセイ。」

 

「?なんです?」

 

「・・・皆のやっていることは間違っている、の続きを言ってみろ。」

 

「え?」

 

俺の言ったことに驚く皆。

 

「サイバトロンを倒したところで総司令官たちは帰ってきませんから。それに一番辛かったのは司令官達を・・・両親を亡くした副司令だって気づきましたから。」

 

「やはり続きがあったか・・・。」

 

「よく気づきましたね。」

 

とミルフィ。

 

「一体何年お前達の上官やってると思ってるんだ?」

 

「それもそうですね・・・。」

 

「「本当に憎むべきなのはデストロンですから・・・。」」

 

と2人は言った。

 

 

そのまま解散のような雰囲気になり、アレクセイとミルフィを空いていた部屋に送った。

 

そして自分の部屋に入る前にビッグコンボイとグラファイスに捕まった。

 

「えっと?何の用だ?」

 

「・・・アレクセイ達とシャルロッテとお前の父親との関係を知りたい。」

 

「・・・分かった。・・・俺の母さんと父さんは皆の親でもあったんだ。・・・俺も立場でいえば親にあたる方だったが。」

 

「何故だ?」

 

「いや、普通に考えてくれ。」

 

「・・・年齢的にか。」

 

「ああ。」

 

まあ、こんなことはどうでもいいんだが。

 

「あの部隊は正確には特殊な能力を持ち、なおかつ両親が殺された者の部隊なんだ。」

 

「・・・だから皆、復讐に走ったのか・・・。」

 

「ああ・・・。どうにかして止めないといけないんだ・・・。俺のせいだから・・・。」

 

そう俺は言い、歩き出した。

 

 

しばらくして俺はアレクセイとミルフィに呼ばれメインルームへと向かった。

 

そこには全員いて、テーブルには料理らしきものが置いてあった。

 

「・・・どっちがどれを作ったのか分かるんだが・・・。」

 

「アハハ。たくさん作りましたからね。」

 

とミルフィ。

 

 

「・・・鉄・・・?いや・・・金属の味がする・・・!!」

 

と一口食べたブレイクが言った。

 

「・・・昔よりはましになったな、ミルフィ。」

 

「え!?これで!?」

 

「ああ・・・。」

 

そう呟く俺。そして・・・

 

「・・・アレクセイ、確かに菓子類は上達してるが・・・。こっちはだめな方に磨きがかかってるんじゃないか・・・?色が毒々しいんだが・・・。」

 

とシャドウワープ。

 

そう。アレクセイは菓子類はとても上手いが普通の料理が絶望的だった。・・・これ野菜炒めだよな・・・?・・・野菜の色がおかしい・・・。

 

・・・しかし食べない訳にもいかず一口食べた。

 

「っ・・・。」

 

・・・昔は軽い目眩ですんでいたんだが・・・。今回は意識が朦朧としてきた。まあ他の誰かが被害にあうよりましか・・・。

 

俺はそのまま意識を手放した。

 

 

 

暫くして俺は意識を取り戻した。・・・誰かは知らんが運んできてくれてありがとう・・・。

 

それにしても気絶なんてしたのは一体いつぶりだ?・・・ライトフットとホークに半強制的に(殴られて)気絶されられたとき以来か・・・。・・・何故殴られたのかは聞かないでくれ・・・。大方気づいているかも知れないが・・・。とりあえず入院してたときのジンライ以上のことをした。・・・ああ。とりあえず2人が半端なく怖かったと言っておこう・・・。

 

暫くしたあと周りを見渡した、するとビッグコンボイ達以外にも馬がいた。・・・馬?新しい仲間か・・・。

 

「・・・もしかしてお前はサラブレット部隊の生き残りか?」

 

俺がそう聞くとその馬は驚いた顔をして

 

「知ってるのか!?」

 

「少しな。うわさで聞いた。1人生き残りがいると。」

 

「そうか。俺はマッハキック。今日からこの部隊に所属することになった。」

 

「俺はシャドウワープ。俺も新兵ではないが、訳あってこの部隊にいる。よろしくな、マッハキック。」

 

「ああ。こちらこそよろしく。」

 

・・・マッハキックか。マッハタックルみたいな名前だな・・・。

 

 

「大丈夫でした?副司令?」

 

「アレクセイ・・・。それデストロンに食べさせれば相当な被害になるぞ?」

 

「残念ですが俺の能力はテレパスとテレパシーなので怪しがられて無理ですね。」

 

「まあ、そうだな・・・。」

 

「と、こんなこと話している場合ではありませんでした・・・。副司令、実は先ほど不思議な生命体に出会いまして・・・。というか襲ってきました。」

 

とアレクセイ。

 

「不思議な生命体・・・?」

 

「ああ。・・・あれはたしか・・・惑星ガイア人の姿をしていた。」

 

「!?それで・・・?」

 

「確か“スーツオン”とか何とか言って鎧?のようなものを着たんだ。」

 

「“スーツオン”!?」

 

「ああ。その次に確か“何とかテンダー”って言って巨大なロボットになったんだ。」

 

まさか・・・・!?

 

 

「“プリテンダー”か?」

 

「あ、それだ。」

 

「何故プリテンダーがここへ・・・!?」

 

そう俺が呟くとNAVIが

 

「発見!!発見!!アンゴルモアカプセルは惑星がガロ上にあり!!北緯31度、東経134度付近!!」

 

と言った。

 

 

「ロングラック!アンゴルモアカプセルの回収は任せる。」

 

「はい!デストロンはまだカプセルの存在に気づいていないようです。我々のダミーを別の場所へ着地させてデストロンをおびき寄せている間にカプセルを回収する、という作戦では?」

 

「駄目だ駄目だ、そんな作戦では!!」

 

とマッハキック。

 

「「同感です・・・。」」

 

と小声で言うアレクセイとミルフィ。

 

つい先ほどヒューマンモードなったらしいアレクセイは琥珀色の髪に黒い瞳を持っていた。あの髪の色を見るとなぜかライトフット達を思い出すな・・・。ああ、ゴッドマスターって茶髪多いからか・・・。、秀太もだしな・・・。あとキッカーとかも茶髪だったな。

 

「何ですって!?」

 

「そんな子供だましすぐに見破られる!!」

 

・・・それもそうだな。・・・ジンライじゃあるまいし。いや、ジンライでも引っかからないとは思うが。・・・いや、確か子供騙しなおだてに引っかかって病院送りにされてたな・・・。・・・ライトフットによって半ば強制的にベッドに縛り付けられてたな。・・・俺も人のことは言えないが。あと引っかかってくれそうなのはコンボイ司令官くらいか?気づいたらもう遅かったとか・・・。あの人は司令官だからないか・・・?

 

「駄目かどうかなんてやってみないと分からないでしょう!!」

 

・・・いや、十中八九失敗するんじゃないか?それ・・・。まあ口には出さないが。

 

 

「デストロンの中にも感覚の鋭い奴はいるんだぜ!」

 

「貴方は何故デストロンの肩を持つんです!?」

 

「やめるんだ!!2人共!!」

 

と2人を止めるのはビッグコンボイ。

 

「何故です!?この者達はデストロンの恐ろしさを分かっちゃいない!!」

 

とマッハキック。

 

「君の経験は私もよく知っている。だがこの部隊ではロングラックのほうが上官だと言ったはずだ!!」

 

・・・俺は気絶してたせいで何も知らないんだが・・・。

 

「・・・イエッサー。」

 

「思い通りにやってみろ、ロングラック。」

 

「はい!ビッグコンボイの期待にこたえるべく最大限努力します!!」

 

・・・ああ、俺も新兵のころはああやって張り切ってたな。懐かしい・・・。

 

「「フン!!」」

 

・・・ハア、この2人は・・・。

 

とはいえ、俺はマッハキックに賛成だ。

 

・・・プリテンダーが現れるかも知れないのだからな・・・。

 

 

ダミー人形は投下され、ロングラックたちは惑星ガロへと向かった。

 

「行かなくてよかったのか?シャドウワープ。」

 

「お前も立場的にはあいつらと同じ新兵扱いのままだが・・・?最近は俺達と同じく引率者と化してきているが・・・。」

 

引率者って・・・。教官的な立場か・・・?確かに俺は総司令官も経験したが・・・。

 

「ビッグコンボイ、グラファイス。調べたいことがあってな。後、後半についてはノーコメントで。」

 

「調べたいこと?」

 

「ああ。プリテンダーのことを、な。」

 

と俺が言うと2人はいぶかしげな顔をして

 

「先ほどからよく聞くんだが、プリテンダーとは一体なんなんだ?」

 

と聞いた。

 

「簡単に言うとトランスフォーマーの種族の中の1つだ。だがあいつらは過去の存在のはず・・・。少なくともここ数年でプリテンダーの目撃情報はないからな・・・。デストロンが目覚めたのはゴッドマスターのいる時代のはずだ・・・。しかしトランステクターのなくなった今なぜ・・・?」

 

とはいえ2人は次から次へと出てくる用語に固まっていた。

 

「ああ、悪い。全員帰ってきて時間があったら話す。そうだ、どちらかその出会ったプリテンダーのデータ送ってくれないか?」

 

「分かった。」

 

と、グラファイスからデータを送ってもらった。

 

 

「!?こいつはエヴァン!?」

 

「知り合いなのか?」

 

「ああ・・・。コイツは元サイバトロンのプリテンダーなんだ・・・。」

 

「元・・・?」

 

「ああ。エヴァンはデストロンに捕まり捕虜にされ・・・洗脳されたんだ。」

 

「クソッ!!人って聞いたときに気づいていればあいつらに情報を教えることができたんだが・・・。」

 

「何故分かるんだ?」

 

「プリテンダーで人になったのはサイバトロンだけなんだ。」

 

「この世界に来ているのはディオスクロイだけだと思ってたんだが・・・。となると他にも・・・?まさかデストロンのヘッドマスターJr.もいるのか・・・!?他の世界のデストロンも・・・!?」

 

・・・といろいろ言ったが俺以外話についてこれていないが。

 

 

そしてアレクセイとミルフィのことについて2人に聞かれたので話した。

 

ついでにディオスクロイの恐ろしい技の1つ“ヘルバッド”の催眠光線のことも教えた。なにが「催眠睡眠冬眠、ヘルバット」だ。それを聞くのは本人からだけで十分だ・・・。

 

 

暫くするとロングラックたちが帰ってきた。

 

「2回連続でアンゴルモアカプセルをゲットとはお手柄だ、ロングラック。」

 

・・・あれ本日2つ目だったのか・・・。

 

「違うんです、ビッグコンボイ。」

 

「ん?」

 

「マッハキックがいなければ私達全員無事に帰ることができませんでした。否、私などすでに惑星コムでスクラップになっていたはずです。」

 

・・・一体何があったんだよ・・・。

 

 

「すべてマッハキックのお手柄です。」

 

「私なんかまだまだ・・・。」

 

「ハハハッ。そんなに落ち込むなよ、ロングラック。モグモグ。」

 

「ああ~!また僕の固形エネルギー食べてる!!」

 

「まあ、伊達に経験は積んでないってことさ。これからは俺のこと兄貴だと思ってなんでも相談してくれ。」

 

・・・いや、タスマニアキッドもそうだったが馬は2足歩行しないからな・・・。

 

 

「マッハキックは要塞惑星の戦いで自分の部隊を失ってしまった。人は時として辛い経験をしなくてはならない。だがそれを糧として成長していくものだ。私はマッハキックの経験がきっとロングラックにも役立つだろうと思った。」

 

「え?じゃあビッグコンボイはすべてを知っていて?」

 

「うん。」

 

・・・うんって・・・。

 

「い、いい話なんだなぁー、とても。」

 

とハインラッド。・・・涙ためながら言うなよ・・・。

 

 

「う。またキザなことを言ってしまった・・・。」

 

「本当にそうです。私はまだまだ未熟です。」

 

「よう、未熟者、この兄さんにまずはお茶でも入れてくれないか?」

 

「お茶?」

 

「そん次には・・・そうだな、肩でも揉んでもらうとするか。」

 

「ええ!?」

 

・・・でもそういう上司(マッハキックはどうなんだろうな・・・?)に対する気配りは必要だがな。

 

「「おい、マッハキック、ちょっと調子に乗りすぎだぞ?」」

 

あ、教官2人ハモった。

 

「イエッサ、ビッグコンボイ、グラファイス!!」

 

とマッハキック。

 

 

・・・そういえばなんでマッハキックこの部隊に志願したんだ?理由聞いてない・・・。

 

まあいいか。

 

 

これから一体何が起こるのだろうか・・・。

 

 




シャドウワープがどの世界生きていたのか分かってしまいますね。そしてオリキャラが2人出てきました。ちなみにプリテンダーなどの説明は調べれば出てきます。

マッハキックとマッハタックル、ロードキングとロードシーザーって名前が似てません?間違えそうです(笑)

次回は本編ではなく天宮 昴様とのコラボ回です。
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