ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー~純白と漆黒の戦士~   作:メリア

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誤字脱字は見つけ次第随時修正します。



天宮 昴様とのコラボ回~異世界からの訪問者~

俺はシャドウワープ。今俺はビッグコンボイの命令であの金属バクテリアが徘徊している惑星へと来ていた。実はもう1つアンゴルモアカプセルの反応があったのだ。しかし今回は以前のこともあるため偵察に来ているのだ。そして俺の隣には数日前に俺達の仲間になったアレクセイがいる。アレクセイはかつての仲間達(俺からしてもかつての部下だが)を裏切り、俺達のほうについてくれた。本人曰く「皆のやっていることは間違っています。サイバトロンを殺したところで総司令官達は帰ってきませんから。それに1番辛かったのは司令官達を・・・両親を亡くした副司令だってことに気づきましたから。」だそうだ。・・・あいつらがああなったのは俺のせいなのにな。

 

「副司令?何を考えているんですか?」

 

と俺の方を向き聞いてくるアレクセイ。

 

「いや、なんでもない。ただ、ビッグコンボイは何故俺達を選んだのだろう、と思っただけだ。それより銃声が聞えないか?」

 

「本当ですね・・・行きましょう。」

 

俺達は銃声のするほうへと向かった。

 

するとそこでは4人のトランスフォーマーがヴァレンティナとヘレンガリアとパトリシアとイレーネとフェオドールとレイグラーフと戦っていた。

 

・・・一体何のイジメだろうな。4対6なんてな・・・。

 

「こいつら本当に私達と同じ女か・・・?」

 

と女性のトランスフォーマーの一人が呟いた。

 

「あら?失礼ね。私達は女よ?」

 

答えたのはヘレンガリア。

 

「・・・加勢するか」

 

「はい。」

 

 

俺達は銃を構えながら今まで隠れていた建物の裏から出た。

 

「副司令!?アレクセイ!?」

 

というヴァレンティナの言葉に4人は警戒を強めたが、俺達がヴァレンティナたちに武器を向けているのを知ったとたん俺達が彼らの味方だと察したらしい。

 

「手加減はしないぞ・・・?元部下だとしても。」

 

俺が殺気を飛ばしながら銃を向けながら言うと、アレクセイも

 

「ああ。俺も副司令と同じように容赦はしない。元仲間だとしてもな。今は敵。・・・それだけだ。」

 

彼は低い声で言葉を紡いだ。いつもは声高いのにな。・・・低いと迫力があるな。

 

「・・・退くわよ。」

 

パトリシアの声で6人は退いていった。

 

 

「すまない。助かった。」

 

先ほどの女性が言った。

 

「ところであんた達は誰?」

 

ともう1人の女性が聞いてきた。

 

「俺はシャドウワープ。コイツはアレクセイ。」

 

「よろしくお願いします。」

 

「お前達は?」

 

という俺の問いに彼らは

 

「アタシはミラージュガンナー。ミラって呼んで。ちなみにビーストモードはオオタカよ。」

 

「私はティグレシア。ビーストモードはベンガルトラだ。」

 

「俺はスノウファング。ビーストモードはユキヒョウだ。さっきは助かった。」

 

「俺はアクセルロア。ビーストモードはシンリンオオカミ。本当にさっきは助かった。」

 

4人は答えた。・・・俺達ビーストモードまで言っていないぞ・・・。

 

「ミラとティグレシアとスノウファングとアクセルロアだな。ああ、俺のビーストモードはハイタカとピューマだ。」

 

「2つ、か?」

 

少し不思議そうに聞くスノウファング。

 

「いや、俺は多分トリプルチェンジャーなんだ。後もう1つはHH-60Gというヘリコプターだ。・・・いくつまでスキャンできるのかは俺も知らない。」

 

「ちなみに俺のビーストモードはサーバルなんです。」

 

「ところでなんでこんなところに?」

 

と俺が聞くと

 

「俺達はアンゴルモアエネルギーの谷でデストロンと遭遇して戦っていたんだ。そして白い光につつまれて気がついたらここにいたんだ。」

 

「さっきの奴らとあって此処で交戦してたのよ。」

 

とスノウファングとミラ。

 

「私達も似たようなものだ。アンゴルモアカプセルを探していたら白い光に包まれた。」

 

「そして交戦してるスノウファング達がいたから加勢したんだ。」

 

ティグレシアとアクセルロアは答えた。

 

 

そして俺はふと思った疑問を口にした。

 

「・・・ということは4人はすでに面識があったのか?」

 

「「「「ああ/ええ」」」」

 

そろって言う彼ら。

 

「ところでシャドウワープ達はなんでここに?」

 

ミラが聞いてきた。

 

「俺達もこの惑星のアンゴルモアカプセルを探していたんだ。」

 

「そして交戦している貴方達を見つけたんです。あ、この惑星には金属バクテリアがいますから気をつけてくださいね。跡形もなく溶かされてしまいますから。」

 

微笑んで言うアレクセイ。・・・後半を笑顔で言うな・・・。

 

ふと4人のほうをみると若干顔が引きつっていた。

 

「4人はおそらく別の次元か何かから来たんだろうな。おそらくパラレルワールドあたりから。」

 

「しかも十中八九シャルロッテ司令官のせいですしね・・・。」

 

とアレクセイは言う。

 

「・・・シャルロッテ?」

 

「ああ、俺の母さんだ。っと危ないな・・・。」

 

俺は後ろを向き、背後から襲い掛かろうとしている金属バクテリアの核に銃弾を打ち込んだ。前、翼を溶かされたりしたからな・・・。2度はごめんだ。

 

「ああ・・・。ここは本当に物騒だからガンホーに来てくれないか?」

 

「「「「ああ。分かった。/ええ。分かったわ。」」」」

 

俺達は4人をつれてガンホーへ帰還した。

 

 

ガンホーについたときの皆の第一声はというと・・・揃いも揃って

 

「誰だ?」

 

だった。まあ、あたり前といえば当たり前だが。ビッグコンボイやグラファイスですら唖然としてたのは意外だが。

 

「右からミラージュガンナー。ミラって呼んであげてくれ。ティグレシア、スノウファングにアクセルロアだ。」

 

「「「「よろしくな。/よろしくね。」」」」

 

4人は言った。

 

「えっとこっちは右からビッグコンボイ、グラファイス、ロングラック、スタンピー、ブレイク、コラーダ、ハインラッド、マッハキックだ。」

 

俺は此方のメンバーも紹介をした。・・・ティグレシアがマッハキックの名前を出したら顔をしかめた。・・・何故だ?

 

「あとミルフィーユがいるんだが・・・。アイツのことだからトレーニングルーム・・・か?」

 

俺がそういうとビッグコンボイが

 

「ああ。もうすぐ来ると思うが・・・。」

 

と言った。

 

「熱心ですよね、彼女。」

 

スタンピーが言った。

 

「まあ、俺達にもいろいろあったからな。」

 

などと話していると、

 

「あ、ごめんなさい。なんか遅れちゃいました?」

 

という声が聞え

 

「えっと・・・ミラさんにティグレシアさんにスノウファングさんにアクセルロアさん・・・で合ってますか?」

 

その声の持ち主は此方に歩きながら彼らに聞いた。

 

「え、ええ。合ってるけど・・・?」

 

「私、地獄耳なんですよ。私が先ほどの話題にあったミルフィーユです。ミルフィと呼んでくださいね。」

 

ミルフィは微笑んでいった。

 

 

話が一段落したところでビッグコンボイが俺に聞いた。

 

「シャドウワープ、どうにかして彼らを元の世界に戻してやれないか?」

 

「・・・ダメ元でいいならやってみるが・・・。俺は母さんほど上手く時空なんて操れないんだ・・・。」

 

「ああ、構わない。大丈夫だ。」

 

と、彼らの了承ももらったため、とりあえずその力を発動させてみた。・・・誰にも言ってない能力なんてたくさんあるが、すべてを使いこなせる訳じゃないんだ・・・。

 

なんてことを考えながらも彼らの足元に白い魔方陣を作り上げる。・・・とはいえ彼らがいた世界がどこかは分からないしな・・・。

 

・・・暫く探しては見たものの、彼らのいた世界はみあたらなかった。・・・このまま展開し続けても俺の体力が持たないため、仕方なく諦め、魔方陣を消した。

 

 

「すまない、俺にはやはり無理だ・・・。下手に飛ばしてへんな世界に飛ばすわけにもいかないからな・・・。」

 

俺は彼らに謝罪をした。するとスノウファングが

 

「いや、構わない。試してくれただけでも有難いからな。」

 

と言ってくれた。

 

「変な世界っていうと・・・やっぱりあれか・・・?」

 

ブレイクが聞いた。

 

「・・・ああ。あれだ100万年後とかあるいは100万年前だったり・・・。」

 

と俺が言うと4人はなんともいえない表情をしていた。

 

すると

 

「元の世界に帰れるまでここにいればいい。」

 

グラファイスは言った。

 

「ああ。構わない。」

 

ビッグコンボイも言ったため4人はここにいることになった。

 

 

「ところで部屋はどうするんですか?もう空き部屋ないですが・・・。」

 

とミルフィが言った。

 

「「「「あ・・・。」」」」

 

4人は呟いた。

 

「・・・確かにそうだな。・・・となると相部屋か。」

 

と俺。

 

「私はお二人と相部屋でいいですよ。この中で女性は私とNAVIだけですからね。」

 

とミルフィ。

 

「2人とも異論はないか?」

 

「「ええ/ああ。」」

 

ミラとティグレシアは決まった。

 

「ビッグコンボイとグラファイスは既に相部屋だからこれ以上は増やさないほうがいいな。」

 

「とするとシャドウワープかアレクセイ、だな。」

 

とビッグコンボイ。・・・何故に俺達なんだ・・・?

 

「じゃあ俺はシャドウワープで。」

 

スノウファングが言った。

 

「なら俺はアレクセイで。」

 

とアクセルロアも言ったため部屋は決まった。

 

「もうこんな時間か・・・。何か作ってくる。」

 

と言いキッチンへ向かおうとした俺。しかしスノウファングが

 

「俺も手伝おうか?」

 

と言ったため

 

「いや、いい。客人はもてなさないとな。・・・何が食べたい?」

 

と俺が聞くと

 

「林檎の何か。」

 

ミラが言った。

 

「・・・何かってなんだよ・・・。」

 

と呟くと

 

「美味しければ何でもいいわ。」

 

「・・・そうか・・・。」

 

・・・アップルパイか?リンゴのタルトか?それともマフィン・・・とか?あえてりんごのコンポートとかか?白ワインあったかな・・・。

 

「私は甘いものなら何でも。」

 

「・・・それもまた困るな・・・。」

 

呟く俺。

 

「・・・そうだな。鍋とかはどうだ?それなりに楽だと思うが・・・。」

 

とスノウファング。

 

「ああ。確かに。じゃあとりあえず鍋だな。」

 

・・・鍋は決定。・・・鍋のつゆあったかな・・・。

 

「肉じゃが・・・。」

 

アクセルロアが言った。

 

「・・・昨日の残りでよければ全員分あるぞ。・・・昨日作りすぎた。」

 

俺は言った。

 

「ああ、構わない。」

 

と言うことで鍋と肉じゃがになった。・・・もうこの際バランスなんて知らない。

 

先に肉じゃがを暖めて食べててもらうことにした。

 

・・・一体何時間かかることやら。

 

ちなみにデザートはタルトタタン、鍋はふんぱつして蟹鍋にしてみた。

 

え?材料?買ってきた。

 

鍋が出来上がり、

 

「どうぞ。」

 

と渡すと皆が驚いていた。

 

「え?蟹鍋・・・?」

 

「ああ。」

 

と答えてまたキッチンへと戻っていた。

 

 

どうにかタルトタタンも作り上げ、皆がタルトタタンを食べている間に俺は1人で鍋の残りを食べていた。

 

「タルトタタンか・・・。時間がかかるのをチョイスしなくても良かったんじゃないのか?」

 

スノウファングが俺のほうを見て言った。ちなみに1人で全員分作っていることを知り、ティグレシアと一緒に朝食は作ってくれるらしい。・・・有難いな。実はこのタルタタタンはラチェットのオリジナルレシピだったりする。

 

「ハハハ・・・。」

 

「それにしても料理上手いな。」

 

とティグレシア。・・・そんなに俺は料理ができないように見えるのだろうか・・・。

 

「まあ、ラチェットにしごかれたからな。それに俺のいた部隊料理作れる奴が少なかったからな。」

 

俺は答えた。

 

「ミルフィは金属の味がするしな・・・。アレクセイは菓子類は上手いが・・・後は・・・。」

 

そういうとスノウファングが「ああ・・・。」という顔をした。

 

 

「さてそろそろお開きにするか。」

 

と俺。・・・まだ鍋の残りをつついているが。

 

「ん。分かった。」

 

皆それぞれキッチンへ皿を持っていく。

 

 

結局皿洗いやらなんやらをスノウファングとティグレシアに手伝ってもらってしまった。

 

そして皆で風呂に入り部屋に向かった。・・・途中でブレイクのリペアをすることになったが、その理由は言わないでおこう・・・。

 

「今日はいろいろと疲れたな・・・。」

 

「俺もだ・・・。」

 

「いや、まさか昨日の今日でまたリペアすることになるとは思わなかった・・・!!」

 

俺が少し感情的になって言うとスノウファングが

 

「昨日もリペアしたのか・・・。得意なのか?」

 

「まぁ、な。リペアの師匠がいたからな。それに一応肩書きは戦闘指揮官兼科学者兼医者だからな。あ、誰にも言うなよ?」

 

「以前はそれに副司令官の肩書きがあったんだろ?俺と同じように。ああ、誰にも言わない。」

 

「同じ、と言うことはスノウファングも副司だったのか。」

 

「副官だったけどな。」

 

とスノウファング。・・・以外に共通点があるな。

 

「そうか。総司令官の名前は?」

 

そう聞くと

 

「総司令官ではないが隊長はサイクロンフェザー隊長だ。」

 

と返ってきた。

 

「どんな人なんだ?」

 

「仲間思いの義侠心の強い人、だな。」

 

「会ってみたいな、そのサイクロンフェザーさんに。」

 

「いつか会えるかもな。ところで前言ってたシャルロッテって・・・?」

 

スノウファングが聞いてきたので答えようとすると

 

 

「その話私達にも聞かせてくれないか?」

 

ミラとティグレシアとアクセルロアがいた。

 

「ミルフィはアタシ達には教えてくれなかったし。」

 

「ああ。“副司令に聞いてください。彼の方が詳しく教えてくださいますよ?”って言って。」

 

「俺もだ。アレクセイも“副司令に聞いたほうがいい”って言って教えてはくれなかったからな。」

 

・・・あいつら・・・逃げたな・・・。

 

「分かった。話す。」

 

俺は3人も部屋に招き入れた。

 

「まず、スノウファングの質問のシャルロッテについてだが・・・。」

 

と一度区切り

 

「シャルロッテは俺の母さんだ。そして元俺達の部隊の総司令官でもある、古代のトランスフォーマーだ。」

 

「古代の・・・?」

 

「ああ。創造神プライマスが作り出した最初のトランスフォーマーの一人だ。」

 

「プライマス・・・?」

 

ミラが首をかしげて聞いた。

 

「ああ。異世界のトランスフォーマー達の神だ。この世界で言うベクターシグマのような存在さ。」

 

「なるほどな・・・。」

 

次は俺達の部隊について、か。

 

「俺達の部隊はかつてサイバトロンの主戦力だった。まあ俺達の部隊は当時異端者と呼ばれた者達の集まりだから当たり前といえば当たり前なんだがな。」

 

俺がそう言うとティグレシアが

 

「異端者・・・?」

 

不思議そうに聞いてきた。

 

「ああ。簡単に言うと特殊な能力を持った者のことだ。俺のようなその中でも特殊な多くの能力持ちもいれば、死者を操ることのできる者やテレポートやテレパスが使える者だったりと、な。」

 

といった。

 

「じゃあ、俺達があのバクテリアのいる惑星で戦ったあいつらは・・・?」

 

アクセルロアが言った。

 

「あいつらは元俺の部下だ。」

 

「元・・・?」

 

「ああ。もう俺達の所属していた部隊は解散したからな。・・・それに・・・。」

 

「それに・・・?」

 

・・・果たして此処から先のことを話していいものか・・・。

 

 

「昔、俺の母さんと父さんはデストロンに殺されたんだ。」

 

「え!?」

 

「だが、今までの話から察すると彼女は生きているのでは・・・?」

 

ティグレシアは言った。

 

「ああ。よくは分からないがこの世界で生きているみたいなんだ。・・・しかし・・・」

 

「?しかし、何?」

 

・・・俺いろいろと区切りすぎてないか・・・?

 

「あいつらは母さん達が死んだのはサイバトロンのせいだと思ってるんだ・・・。」

 

「え?」

 

「母さん達が殺されたとき、たまたまサイバトロンの1部隊が居合わせたんだ。だがその部隊の総司令官は俺達に待機命令を出したんだ。・・・確かにその判断は正しかった。だが・・・。」

 

と俺が言うとアクセルロアが

 

「命令を破れば彼ら助けることができたかもしれなかった・・・、か?」

 

と引き継いだ。

 

 

「ああ・・・。その通りだ・・・。俺があの時命令を破っていればあいつらがああなる事はなかったかも知れないのにな・・・。」

 

「その話はビッグコンボイ達には・・・?」

 

「もちろん話したさ。あと他に俺達についてか・・。」

 

と俺は少し考え込み・・・

 

「グラファイスやビッグコンボイのように気づいて聞いてきたやつもいれば、ハインラッドみたいに気づいていても聞いてこない奴もいる。」

 

「え?なにを?」

 

「・・・俺達の関係だ。」

 

と俺が言うと皆不思議そうな顔をした。

 

「・・・関係?」

 

「ああ。・・・いくらなんでも俺以外の部隊の全員が復讐に走るなんておかしいと思わないか?ここは戦場なんだ。・・・そんな覚悟もない奴が軍に入隊して戦士になんてなれるはずがないだろ?」

 

「まあ、そうだな。」

 

「俺の親は皆の親でもあったんだ。つまりあの部隊は正確には特殊な能力を持ち、なおかつ両親が殺された者の部隊なんだ。・・・俺以外は。」

 

「・・・2度も殺されたからか・・・。」

 

「ああ。一度は自分の本当の親、2度目は俺の・・・俺達の親を目の前で殺されたんだ・・・。いくら俺達が目の前で幾度となく仲間を殺されてきても・・・親が亡くなったときの悲しみには比べられないからな・・・。」

 

俺がそういうと皆しんみりしてしまった。

 

 

しばらくするとNAVIから通信が入った。・・・俺のせいなんだがあの空気に耐えれなくなりかけてたからありがたい・・・。

 

「皆、メインルームに集合だそうだ。」

 

 

俺達がメインルームに行ったときにはもう既に全員がいた。

 

「あ、そろったわね。それではレクリエーションをはじめるわよ。」

 

「イエーイ!!」

 

「「「「・・・ハァ・・・?」」」」

 

案の定4人はぽかん、としていた。

 

「ハハッ。悪いな。4人の歓迎会の代わりのようなものさ。」

 

とグラファイス。

 

「何やるんだ?」

 

とマッハキック。

 

「ジャンケンよ。」

 

「ただし負けた4人にはくじ引きでコスプレをしてもらうんだなぁー。」

 

「え!?」

 

ハインラッドの言葉に固まる皆。そう、何をするのかまでは知らなかったのだ。

・・・俺もだけど。

 

 

それから本気のじゃんけん大会が始まり、結局負けたのは俺とアレクセイとミラとティグレシアだった。

 

そして俺達はくじを引いた。・・・否、引かされた。

 

「あ、あたしはゴスパン。」

 

「・・・私は不思議の国のアリスだ・・・。」

 

ミラとティグレシアは言った。

 

くじを見て俺とアレクセイは固まっていた。

 

「シャドウワープは?」

 

「・・・ナース服だ・・・。」

 

「・・・ドンマイ。」

 

・・・運ないよな、俺・・。

 

「アレクセイは?」

 

「・・・メイド服・・・」

 

「・・・ドンマイ。」

 

ちなみにアレクセイに聞いたのはアクセルロアだった。

 

 

「「2人して同じことを言わないでくれ・・・!!」」

 

・・・なんだかんだで着替えてくることになった。・・・今回ばかりはポーカーフェイス万歳だな・・・。

 

「「・・・スースーするな・・・。」」

 

「あ、ティグレシア可愛いですね。ミラも似合ってますよ。」

 

「「・・・恥ずかしいから何も言わないで欲しかった・・・!!ミルフィ・・・。」」

 

・・・もう精神的にいろいろと嫌なんだが。

 

「シャドウワープとアレクセイは罰ゲームね。」

 

「「・・・マジか・・。」」

 

・・・まあそりゃ客人に罰ゲームはないよな。

 

ちなみに俺達はいまヒューマンモードだ。試験的に搭載していた2人以外は昨日搭載したばかりだ。

 

「それにしてももとからヒューマンモードもってたんだな、シャドウワープは。」

 

「ああ、まあ大昔のだけどな。」

 

「・・・シャドウワープってしゃべらないと女の人だよね。それに服にあってるし・・・。」

 

「それには触れないでくれ、スタンピー。俺もそれはコンプレックスなんだ。こんなんに設定した母さんが少し憎いと思ってるくらいだから・・・。まあ昔はしゃべっても女に見られたからましになったほうか・・・。」

 

「サイクロンフェザー隊長と同類がいたな・・・。」

 

「ええ・・・。」

 

・・・ホント、いろんな意味でその人にあってみたいな。

 

「罰ゲームってなんだ?NAVI?」

 

「ええ、そうね・・・。その服に合った台詞を言ってもらうんですが・・・。そうですね、アレクセイはお帰りなさいませ、ご主人様、かしら?」

 

「まあ、メイドだからな・・・。」

 

とティグレシア。

 

「シャドウワープは・・・軍医でもあるから何か1つ、女性の口調で、でどうです?」

 

「何か1つって・・・。」

 

一体何を言えばいいんだ・・・。

 

「大丈夫ですよ、必ず私が助けますから!!」

 

「・・・こんなのでいいのか・・?」

 

「はい。・・・本当に女性みたいな高い声ですね・・・。出せることにびっくりしました。」

 

「ある意味びっくりですね・・・。」

 

「ああ・・・。」

 

「さあ、あとはアレクセイよ。」

 

「・・・お帰りなさいませ、ご主人様っ!!」

 

顔を真っ赤にしたアレクセイはそう言って部屋の隅へ行ってしまった。

 

「あ、おい・・・!!」

 

アクセルロアがアレクセイを追いかけていったのでここは彼に任せようと思う。

 

「4人とも、今日はずっとそのままね。」

 

「「「「・・・・・・・・・・・」」」」

 

 

ああ、もう嫌だ・・・。と俺は皆でどうせ飲むだろうから、と思い酒とジュースを持ってきた。

そして俺は自棄酒をあおることにした。

 

「自棄酒か?」

 

「酒を一気飲みしすぎると急性アルコール中毒で死ぬぞ?」

 

「・・・ほかって置いてくれ・・・。何でこんないい年して女装なんて・・・。」

 

「ハハハ・・・。心中察するぞ。」

 

上から順にビッグコンボイ、スノウファング、俺、グラファイス。・・・本当に頼むから俺の気持ち察してくれ・・・。

 

 

「うう・・・。姉様ぁ・・・。」

 

「うう・・・。昔に戻りたい・・・。」

 

 

酒を飲み始めてすぐ泣き始めるミルフィとアレクセイ。・・・2人とも泣き上戸だったな。そういえば・・・。

 

「でもシャドウワープ似合ってるのにな。」

 

「「ああ。」」

 

ブレイクとコラーダとマッハキックが話しているのを聞いてしまって。

 

「・・・お前ら次言ったら今度負傷したとき神経回路遮断せずにリペアするからな・・・。それとも今此処でばらばらにしてやろうか・・・!?」

 

と俺のドスの利いた低い声を聞いて顔を引きつらせる皆。

 

「それは止めておいたほうが・・・。」

 

と止めるアクセルロア。

 

「俺も同感だ。」

 

「アタシも。」

 

「私も同感だ。」

 

とスノウファングたちも止める。

 

「・・・今回は4人に免じて勘弁しておいてやる・・・。」

 

 

・・・未遂で終わったばらばら事件。

 

「ミラ、酒は飲んでいないよな・・・?」

 

「んにゅぅ?」

 

・・・ちょっと待て・・・。そこにあったのは酒の入ったコップだった気がするんだが・・・。

 

「マジか・・・。」

 

「え・・・?」

 

 

それからミラは暴言を吐いていた。時折タイマンだの折檻だのといった言葉が混じっていることに突っ込みを入れるべきなのか・・・?あと、以外に皆の精神的ダメージが計り知れないんだが・・・。

 

「・・・どうする?」

 

「どうしようか・・・」

 

とアクセルロアとティグレシア。2人とも酒は苦手らしく飲んでいない。

 

「誰か止められるか・・・?ミラを・・・。」

 

スノウファングがミラを見ながら言った。

 

「誰かアタシとタイマンはらせろ!!」

 

・・・また言ってるな・・・。

 

ちなみにアレクセイとミルフィはミラのスノウファング曰く通称"デスキック"(かかと落とし)

でダウンした。あと主に新兵は精神的なダメージでアウト。

 

だから実際のところビッグコンボイとグラファイスと俺とスノウファング、アクセルロア、ティグレシアしか戦力にはならない。

 

「あー。悪い、俺には無理だ。」

 

俺は呟いた。

 

「俺も。」

 

「俺も。」

 

「私もだ・・・。」

 

「俺も・・・。」

 

「私もだ・・・。」

 

・・・誰もいない。ハア、仕方ないか、と俺は通信をいれ

 

「・・・ディオスクロイ、頼みがある・・・。」

 

“俺に・・・?珍しいな”

 

「俺の仲間を止めてくれないか?」

 

“ハァ?別にいいが・・。昔のかりがあるからな。とりあえず行く。”

 

ディオスクロイに手を貸してもらうことにした。

 

するとディオスクロイが現れ

 

「・・・あれか・・・。」

 

と呟いた。

 

「ああ。あれだ。」

 

まさかの敵に助けを求めている時点でビッグコンボイとグラファイスは唖然としていた。

 

「で?俺に何をしろと?」

 

ディオスクロイが聞いた。

 

「・・・ヘルバットのあれ。」

 

「・・・マジか・・・。」

 

「マジだ。」

 

ディオスクロイもミラの暴言に少し驚いているようだった。

 

「スパナ投げて気絶させればいいだろ。」

 

「女性にはできない。それに今ヒューマンモードの状態だから骨折するかもしれないだろ?」

 

「・・・本当にラチェットの弟子だな。・・・あとおまえはどんだけ怪力なんだよ・・・。」

 

「・・・ほっとけ。・・・それに、あくまで可能性の話だ。可能性の。」

 

「はいはい。」

 

スノウファングたちは首をかしげていた。・・・まあ当たり前だが。

 

「ほら早く。」

 

「はぁ・・・。」

 

ディオスクロイはため息をつき、

 

「睡眠催眠冬眠ヘルバッド!!」

 

と唱えながら睡眠光線をミラに放った。

 

「・・・このチート野郎が・・・。」

 

俺が呟くと

 

「それはお前だ。じゃあな。ああ、酒飲み過ぎてああなるなよ。」

 

と言い残しディオスクロイはワープして消えた。・・・余計なお世話だ・・・!!昔みたいに分からないわけじゃないからな。・・・お前は俺の母さんか・・・・?

 

ちなみに眠ったミラはスノウファングが抱えていた。

 

 

「さて、こいつらをどうするか・・・。」

 

と俺。こいつらというのは・・・のびている2人と気分が沈んで浮上してこない新兵達だ。

 

「どうする?」

 

「・・・ほかって置くか。」

 

という案が出たためほかって置くことにした。

 

「そういえばディオスクロイの言っていた最後の言葉は・・・?」

 

とグラファイスが聞いてきた。

 

「ん?ああ、あれか。俺も一定以上の量の酒を飲むとさっきのミラ化するんだ。・・・あそこまで暴言は吐かないが。・・・嫌なところが母さんと似て、な。」

 

「じゃあ何を言うんだ?」

 

とアクセルロア。

 

「あー。デストロンを血祭りにあげてやるとか・・・。引きずり降ろして細切れにしてやるとか・・・。発声回路切ってやろうか?・・・とか。昔の仲間の口癖を言い続けるな。」

 

「・・・今と変わらなくないか・・・?」

 

グラファイスは言った。

 

「ハハハ。キャラ作ってるからな。そういう。」

 

「・・・あれはキャラだったのか・・・。」

 

とビッグコンボイ。

 

「まあいろいろとあってな。このキャラにたどり着いた。」

 

「たどり着いたって・・・。」

 

「・・・多分細かいことを聞くだけ無駄だと思うぞ、ティグレシア。」

 

「ああ。大昔から生きているせいか、どこかずれているし変だからな、シャドウワープは。」

 

「そ、そうか・・・。」

 

・・・ビッグコンボイ、グラファイス、そこまで言うか・・・!?

 

 

「どこかずれているのは認めるが、変か?俺。」

 

「「変だ。」」

 

「・・・同じことを言うな。」

 

・・・意外にひどいこと言うな。しかもはっきり。

 

「どこかずれていることは自覚していたんだな。」

 

「自覚してるさ。かつては総司令官も勤めた身だからな。・・・自覚してなかったらある意味まずいだろ・・・。」

 

「ああ。・・・まあ、そうだろうな。」

 

・・・なんか含みがあった気がするんだが・・・。

 

「ところで・・・。」

 

「ん?なんだ、アクセルロア。」

 

「どこでこんな度数の高い酒を?」

 

「・・・もらったんだ・・・。」

 

「誰に・・・?」

 

「あー。元部下に。」

 

・・・頼む、固まらないでくれ・・・!!

 

「・・・分かった。これ以上は聞かない。」

 

 

 

「さて、とりあえずこいつらは雑魚寝させておくか。」

 

とグラファイスが言ったため、そうしようと思ったのだが・・・。

 

「・・・臆病で役立たず・・・。」

 

「・・・とぐろ巻いてるだけの必要ないやつ・・・。」

 

「・・・ギンギラギンって暑苦しいから炉で溶けてこい、か・・・。」

 

「・・・あー。どうするこいつら。」

 

・・・精神的なダメージで立ち直れない新兵達。

 

 

「ん?こうするのさ、アクセルロア。」

 

俺はそう言い、スパナを振り上げ・・・

 

「ストップ!!その前にどこから出した!?そのスパナ!!」

 

「ん?サイバトロンNo.1の走行速度を誇ってて、スポーツカーに変形する俺の親友と同じ突込みを有難う、スノウファング。」

 

「誰だよ!?それ!!明らかにそれ特定できるだろ!?あと、止めてあげたらどうだ・・・?」

 

と途中から冷静になったスノウファングは言う。

 

「いや、やめないが?豆腐メンタルのこいつらが悪いからな。さあ、眠れ。」

 

と一本のスパナをブーメランみたいに投げて、6人を気絶させた。ちなみに新兵達は酒を呑み始めたあたりからロボットモードでいた。今ヒューマンモードなのは俺達くらいだ。

 

「さてと・・・ああ、やっぱりへこんでるな。まあリペアするの俺だしいいか。」

 

「・・・グラファイス達の言った意味が分かる気がする・・・!!」

 

と呟くティグレシア。

 

「俺がどこかずれているし、変という話か?まあ否定はしないが・・・。」

 

「しないのか・・・。」

 

「多分突っ込み切れないと思うぞ。アクセルロア。」

 

・・・ひどいな、それは。まるで俺が天然みたいじゃないか・・・

 

とまあ、なんやかんやでお開きになり、今度こそ眠りについた。

 

 

彼らと出会って2日目の朝。・・・朝食作らないって楽でいいな・・・。スノウファングとティグレシアの料理を食べ、(ものすごく美味しかった。)とりあえず俺の母親探しになった。・・・なんで母親探しかというと4人がこの世界に来た原因を作ったのが母さんなわけで。それに帰せるのも母さんだけ、というわけだ。

 

・・・しかしミラが昨日のことを覚えていないとはな・・・。スタンピーあたりが一番怯えてるぞ。

 

当の本人は

 

「え?アタシ何かした?」

 

・・・だからな・・・。

 

 

まあ、そんな微妙な感じのまま、俺達はとある惑星へと降り立った。

 

・・・こんなところにくるなんて母さんも物好きだよな・・・。

 

そう。周りは一面森だ。時折巨大な鳥のような生物が飛んでいるのが木々の間から見える。・・・とはいえほとんど日の光は届かない。

 

そう。コレはまるで・・・

 

「樹海みたいだな・・・。」

 

「・・・自殺でもしに来たんじゃねーのか?」

 

「そんなこといわないで欲しいんだけど。」

 

「だがもし本当に自殺されたら俺達帰れないよな・・・。」

 

・・・心配するところはそこか?

 

 

ガサゴソ

 

「・・・誰だ?」

 

「ヴァレンティナじゃないのか?」

 

グラファイスの問いに俺は答えた。

 

 

すると木々の間からヴァレンティナが出てきた。

 

「・・・なんで分かったんですか?」

 

「元部下の気配くらい分かるさ。」

 

「そうですか・・・。それより、聞いてください!総司令官が人質に取られてしまって!!」

 

ヴァレンティナは言った。

 

 

「ん?お前はデストロンじゃないのか?なぜそれを俺達に?」

 

「私達は人質なんて絶対に取らない主義なんです!それで仲間割れしかけてて・・・。」

 

「ちょっと待って。何でそれをあたし達に言うの?」

 

「え?だって副司令がいるじゃないですか。ついでに元仲間もいますし。」

 

・・・俺を頼られても困るんだが・・・。それにアレクセイとミルフィはおまけか・・・?

 

「ついでか、俺達は・・・。」

 

「おまけですね、アレクセイ。」

 

「ミルフィ、笑って言うな。」

 

ほかにもワンマンズアーミーや孤独の鬼神もいるのにな。

 

「ヴァレンティナ、俺を頼ってくれるのは嬉しいが、俺にも不可能はあるぞ?」

 

「ええ。そうかもしれませんね。でも副司令ならさくっとデストロンを殺ってくれますよね?」

 

「・・・俺は極悪非道なトランスフォーマーじゃないぞ・・・?」

 

さすがにヴァレンティナの発言に皆はほぼフリーズ状態だった。フリーズしていないのもいるが。

 

「まあいいじゃないですか。・・・ついてきて下さい。此方です。」

 

ヴァレンティナはいい、歩き出した。

 

 

すると母さんを人質にとったデストロンとヘレンガリア達が敵対していた。

 

「信じられないわぁ!人質をとるなんてぇ。しかも総司令官だなんてぇ!?」

 

と叫ぶのはパトリシア。

 

もう既に戦闘が始まっていた。とはいえ俺達のような能力持ちに普通のトランスフォーマーが敵うはずがない。・・・ただ一方的にパトリシア達が攻撃をしかけ、デストロンはただひたすら防御していた。・・・デストロンもサイバトロンもパトリシア達の強さに唖然としていた。・・・本気は出していないというのに。

 

「そろそろ本気を出しませんか?」

 

そうフェオドールが言った。

 

「そうですね。」

 

ヴァレンティナの言葉を聞き、皆、能力を使う体制に入った。

 

「・・・あれで本気ではなかったの・・・!?」

 

「なんて奴らだ・・・。」

 

呟くミラとティグレシア。

 

 

・・・まあほかって置いてもいいんだが、周りへの被害がすごいからな・・・。止めるか、と考えているとデストロンのほうへミラが走っていき、

 

「アタシにもタイマンはらせろ!!」

 

などといってデストロンと交戦をし始めた。・・・隣でスノウファングとアクセルロアがため息をついている。ティグレシアもどうしようか考えてるようだ。さて、俺も止めに行くか。

 

 

「ヴァレンティナ。」

 

「副司令・・・。」

 

「あとは俺達に任せて帰れ。・・・破壊者になりたいのか?お前達は。」

 

「・・・いえ、そういう訳では・・・。」

 

「ならば、帰れ。・・・ただ闇雲に力を振るうのは、それはただの破壊者なんだ・・・。」

 

「はい・・・。みんな、退き上げるわよ・・。」

 

俺の言葉でヴァレンティナ達は引き上げた。

 

 

「やあっ!」

 

とミラが母さんの首にナイフを当てているスリングに"デスキック"とやらをお見舞いしていた。・・・痛そうだな、あれ・・・。

 

「イッタァ~!!」

 

と一瞬スリングが首からナイフを話した隙にティグレシアがみぞおちを殴った。

 

「すまんな。」

 

「・・・」

 

スリングは気絶していた。

 

「さて、デストロン覚悟はいいか?」

 

と俺が言うと

 

「何がだ?」

 

と返って来た。

 

「全員サイバトロンに変えてやるよ。」

 

と俺は不敵な笑みを浮かべその力を解放しようとするとデストロン達は母さんを置いて逃げていった。・・・後ろのミラとティグレシアも同類の笑みを浮かべていたらしく、仲間達の顔は引きつっていた。

 

 

「さてとっ。」

 

といい、母さんは立ち上がり俺達のほうに歩み寄ってきた。

 

「えっと貴方達4人は私が間違えて飛ばしちゃったのしら?」

 

とミラ達の方を見て言う母さん。・・・マジかよ。

 

「それでアタシ達は元の世界に帰れるの?」

 

「もちろんよ。ただしこの世界で過ぎた時間の約2倍貴方達の世界では時は進んでいるわ。つまり帰れるのは貴方達が消えた日から4日後ね。」

 

とサラッと告げる母さん。

 

「「「「はあ!?」」」」

 

・・・やっぱり怒った・・・。はあ、仕方ない。

 

「・・・というのが普通なんだが、心配するな。消えた1時間後に戻してやるさ。」

 

と俺は続けた。

 

「よかった・・・。」

 

と言うティグレシア。

 

「もう?シャドウちゃん?戻すのは私なのよ?」

 

「元はといえば間違えて飛ばした母さんが悪い。」

 

即答した俺に母さんは

 

「この子達の記憶はどうしましょうか?」

 

小声で聞いてきた。

 

「別に消さなくてもいいだろ。この世界は"俺達"というイレギュラーが存在する世界なんだ。ティグレシア達の世界は既に俺達の世界とは違うし、ミラ達もこちらの世界になる可能性は限りなく低い。・・・問題はないと思うが?」

 

「そうね。」

 

俺達の会話は皆に理解できるものではないため、頭に?が浮かんでいると思う。

 

 

俺はグラファイスに視線を向けた。時間だと。視線に気づいたグラファイスは頷き、俺達はミラ達のほうを向いた。・・・ミルフィとアレクセイは優しげな笑みを浮かべて俺達を見つめていた。

 

「ありがとう、ミラ、ティグレシア、スノウファング、アクセルロア。」

 

「お前達と出会えてよかった。」

 

俺とグラファイスは言った。

 

「アタシ達こそ。会えてよかった。」

 

「ああ。決して忘れない。」

 

ミラとティグレシアは微笑みながら言った。

 

「元気でな。」

 

「今まで有難う。」

 

スノウファングとアクセルロアも言う。

 

「・・・母さん。今が一番時空が安定している。」

 

俺は母さんを呼んだ。

 

「そうだけど・・・。いいのね?」

 

「ああ。」

 

 

ミラ達の足元に魔方陣が浮かび上がる。

 

「「「「さようなら」」」」

 

俺達が言うと

 

「「「「さようなら」」」」

 

彼らはそう言い返し、転送されて消えた。

 

「・・・またいつか会えるといいですね。」

 

ミルフィは言った。

 

「そうだな。」

 

俺はそう呟いた。

 

 

 

 

俺達のアンゴルモアカプセル探しの旅はまだ、終らない・・・。




天宮 昴様、遅くなり申し訳ありませんでした。
書いててすごく楽しかったです。長くなってしまいましたが申し訳ありません。
戦闘描写もこれといってないですが、すみません。こんな駄作でも喜んでいただければ幸いです。

天宮 昴様、快くコラボを引き受けてくださり、本当に有難うございました!

天宮 昴様のみお持ち帰り可能です。
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