ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー~純白と漆黒の戦士~ 作:メリア
あぁ、G1のキャラの口調が迷子に・・・。
母さんから送られてきた座標に向かうと、そこには母さんがいた。
「・・・ちゃんと待ってたのか。」
思わず俺がそう呟くとコラーダに
「どんだけ信用してないんだよ・・・。」
と返された。が、とりあえずスルーしておいた。
母さんは俺のほうに歩みよってきて
「さて、次はだいたいこの子が生まれた時代よ。」
と言いながら俺の頭を撫でる。
「・・・母さん、撫でられても嬉しくないんだが・・・。」
相変わらずのポーカーフェイスで呟く俺。
「ふふふ、気にしない、気にしない~♪」
ニコニコしながら言う母さん。
「「Going my way な母親だな・・・。」」
教官2人が思わず、といった感じで呟いた。
それくらい知ってるさ・・・。
「さ、逝ってらっしゃい。」
・・・だから母さん、字が違うってば・・・。
そう思い、俺の意識は闇に包まれた。
次に意識を取り戻すと、目の前には幼い俺がいた。
「ラチェット先生、この人も目を覚ましたよ!」
と高い声で言う幼い俺。
「どこか不具合はあるかい?」
そう俺に歩み寄りながら聞くのはドクター。
「いえ、大丈夫だ。ありがとう。」
ここで敬語を使ったら怪しまれると思い、そう答えた。
「それはよかった。・・・君の回路はここにいるシャドウワープと酷似していた。・・・差し支えないならその訳を教えてもらいたいんだが。」
ドクターにそう聞かれ俺は答えるのを躊躇ったが、彼に隠していても無駄だと思い、
「・・・俺は彼と同一人物だからな。」
と幼い俺を見ながら言った。
「では私の名前も知っていると?」
「ええ・・・。貴方はラチェット。そこにいるのがホイルジャック、パーセプターと・・・アイアンハイド・・・か?」
俺がそう淡々と答えるのを聞いてさらにこう聞いてきた。
「総司令官の名前は?」
「・・・コンボイ司令官。」
俺がそう答えたのを聞いて
「・・・事実らしいな。」
そういったのはアイアンハイドだ。
会話がひと段落したため、皆の気配を探ってみると、皆気がついているようだった。
ふとアイアンハイドの方を見ると、彼はリペアされているようだった。
「リペア、手伝いましょうか?」
あ、思わず敬語が・・・。まあいいか。
「・・・できるのかい?」
俺がそう申し出たのを聞いて、ドクターは驚いた様子で聞き返してきた。
「ええ。貴方に教えてもらいましたから。」
俺はそういい、アイアンハイドに近づき、工具を取り出す。
「ん?その工具は・・・?」
そう言い、ドクターが俺の手元を見た。
「ええ・・・。俺のいた時代で貴方から譲り受けたものです。」
生前に、と続く言葉を飲み込む。
「・・・そうかい。」
ドクターは俺が目を伏せながら答えたことから察したらしく、それ以上は聞いてこなかった。
アイアンハイドのリペアをドクターと共にする。・・・すべてが懐かしい。あの頃に戻ったようだ。少し遠い目をしていたらしく、ビッグコンボイとグラファイスの少し心配そうな視線を感じた。
「こっちは終わりました。」
「こちらも終わったよ。」
ほぼ同時に終えた俺達は互いの顔を見合わせて笑った。・・・笑ったのなんて何時ぶりだろうか・・・。
この時がいつまでも続けばよかったのに・・・。
だが俺が未来を変える訳にはいかない。未来を変えることができるのはこの時代の俺だけだ。・・・どうか俺と同じ道を進むことがないように・・・。もうあんな思いはしたくないし、させたくもない。
・・・物思いに耽っていると、誰かに呼ばれた気がした。
「お兄さん?」
どうやら俺を呼んでいたのは幼い俺らしい。
「ん?どうした?」
「・・・思いつめたような顔してたから・・・。」
流石に自分には隠しとおせないようだ。
「いや、なんでもないさ。それより母さんはどこにいる?」
ビッグコンボイ達が尚も俺に視線を送ってくる。アレクセイに“何もないって二人に伝えてくれ”ってテレパシーで送ったら固まっていた。それを見て2人が訝しげにしていた。・・・ブレイク達は暫く幼い俺の遊びに付き合わされるそうだ。ドクターとパーセプターが微笑ましそうにそれを見ていた。・・・頑張ってくれ、皆。
「もうすぐ来るって!」
と手遊びをしながら返した幼い俺。暫くそれを眺めていると、コンボイ司令官、マイスター副司令とともに一人の女性・・・もとい、この時代の母さんが入ってきた。
「お待たせして申し訳ありません。」
ペコリ、と頭を下げるこの時代の母さん。Going my way なところしか知らない皆は驚いていた。
「・・・母さん。」
「シャドウワープなのね。大きくなって・・・。あの人にも合わせてあげたいわ・・・。」
と頭を撫でながら彼女は言った。
「父さんはやっぱり、デストロンに・・・?」
と俺が聞くと、母さんは目を伏せて頷いた。
「あの子には本当にも申し訳ないと思うわ・・・。闘いの中でしか父親と会えないなんて・・・。」
幼い俺を見ながら呟いた。
幼い俺は遊んでいた手を止め、俺のほうを見て、こう言った。
「でも僕達トランスフォーマーは戦うために生まれてきたんでしょ?仕方ないと諦めたくはないけど、それが運命なら、僕は受け入れるよ・・・。貴方もそうしたように。でも、いつか平和になった世界でパパとママと一緒に暮らしたいな・・・。」
と。
「そうだな・・・。いつか、叶うといいな。」
そう俺は目を伏せて答えた。・・・その夢を俺は叶えることができなかった。・・・手に入れたものは・・・仮初の平和。
・・・幼い頃の自分を見るのはなんか複雑だな、やはり。
「・・・彼、かなり大人びてるな。」
グラファイスがこちらに近づきながら呟いた。
「既にかなりの修羅場を潜り抜けているようだが・・・。」
ビッグコンボイは俺の隣に立ち、そう言った。
「あぁ・・・。いろいろあったのさ、この時代は。」
と俺はかなり曖昧に答えた。
「・・・俺にも思い出したくないことの1つや2つはあるからな・・・。」
小声でそう呟いた俺をまだ幼い俺が見つめていた・・・。
なんかよく分からないことになりました・・・笑