それではどうぞ!
IS学園、そこはIS操縦者を育成するための世界でただ一つの学園にして国際的教育機関。
そんなところに、俺とミールとマドカは入学することになった。
のだけど……
ティア「こうして制服を着るのは士官学校の卒業以来ね」
ミール「言われてみればそうだな。思えば懐かしいな、あの時が」
クロエ「私なんか剣の修行していたら誤って教官を斬ろうとした時がありましたよ」
何故かマドカが来ずにクロエ姉さんとティアさんが来ている。しかもみんなIS学園指定の制服だ。ただ制服の改造は許されてるらしくみんなオリジナリティーある改造をしている。
ミールは胸元を開いて胸が見えるような感じでしかもスカートの後ろが長くなっている。
ティアさんは両袖の根本を切って分離し、制服はレオタードみたいにしたらしいけど、それだと流石に変態にしか見えないと言うワケで短めのスカートを履いてる。けど、ストッキングをガーターベルトで止めてしかもナイフを何本も隠してるそう……
クロエ姉さんに関しては、黒くて腰まであるマントを除けば一見ごく普通の制服にしか見えないのだが、制服の下は何故かタイツ。理由は、これが無いと落ち着かないからだとか……
ま、俺のは改造してないけど(男子生徒が俺だけってワケで)特注らしいし……
イチカ「そういえばマドカはどうしたんですか?まさかと思いますが、“叩きのめして本人が動けなくなった”っとかじゃありませんよね?」
ミール「そんなワケないだろ。そんな理由だったら、今頃エクセラまで来てたぞ」
ティア「マドカは別件で出られなくなったから、私達は代わりで来たのよ。
何でも日本政府の馬鹿連中が特殊部隊を樺太に送ったらしいからね」
クロエ「それで私達が出る事になったワケだ。もとよりマドカ本人は、“昔の因縁なんかに会いたくない”っと言って始めからヤル気が無かったそうだがな」
そうだったのか、ってかマドカお前…その別件を言い訳に出ないだなんて言わないよな?
それはさて置き、もうすぐHRの時間なんだけど、今俺らがいる場所は学園長室。なんでも学園長が俺らに用があるらしいが、一体何の用だろか?
十蔵「これは皆さん、長らくお待たせしましたことをお詫び申し上げます」
ミール「それは構わないが、一体何の用で?」
十蔵「先程、日本政府がイチカくんの素性を突き止めようと、特殊部隊を派遣させてたとの情報が入りましたもので」
やっぱそれなのか……
ティア「それならばこちらも聞いてるわ。それに、もう返り討ちにして追い返しただろうしね」
十蔵「この度は誠に申し訳ありません。たった今日本政府に強く抗議しておきましたので、これでもう今回のような件は起こらないと思われます」
話を聞くからに、日本政府の犯した所業についての謝罪だった。
まぁ、別に本人は悪くないから良いけどさ……
クロエ「それで、話はそれだけなのか?」
十蔵「いえ、もう一つだけごさいます」
もう一つ、何だろう?
十蔵「実はあなた方が一年間所属する1年1組なのですが、担任を務めますのが織斑千冬教諭なのです」
「「「「えっ?」」」」
それを聞いた俺らは唖然となった。出来れば会いたくもなければクラス担任であって欲しくなかったのに、何故か担任が姉さんだなんて……
ティア「それは一体、どういう風の吹き回しなのかしら……?」
十蔵「本当なら他のクラスにしたかったのですが、織斑教諭がどうしても『わたしのクラスで預からせてもらう!』ッと言って聞かなかったもので、止むを得ずそうしたのです」
ミール「それなら仕方ないが、これに乗じて益々付け上がって来られては困るな」
十蔵「確かにそれは考えました。そこで、本人にはある条件を出して意見を呑むことにしました」
条件?
十蔵「“まず第一に、イチカくんらに一切の危害を加えず、且つ干渉をしない。
第二に、学校行事に参加させるかしないかは、私とアストロリアス側の賛同で決めること。
第三に、もしこちらの承認もなく勝手な行動をとったその時は状況関係なくして厳罰に処する。”
っといった条件を突き付けましたから大丈夫でしょうが、もし何かあれば即座にご連絡してください。いつでも飛んで行きますから」
成る程なそれなら流石に文句は言えまいか……
十蔵「これで以上です。何か質問はありますか?」
イチカ「1組の担任は織斑教諭のみなのですか?ならば本人が付け上がる可能性は少なくも無いと思いますが?」
十蔵「心配には及びません。1組には他に、副担任の山田先生が居ますから問題はごさいません」
イチカ「ならば良いですけどね」
ただ不安が残るな……
十蔵「ではそろそろHRの時間です、それでは3年間宜しくお願いします」
イチカ「こちらこそ、宜しくお願いします」
不安はあるものの、時間が無いから取り敢えず先へと急ぐことにした。
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1年1組の教室……
イチカ「なんなの、この珍獣を見るかのような視線は?」
ミール「私にもさっぱり分からんな」
ティア「っというか、イチカが目立ち過ぎるんじゃない?」
クロエ「確かにな。もとより、こんな最前列の中央とは……」
どうも落ち着かん……何せ、ここ(IS学園)は男が一人しかいないのは仕方ないとはいえ、物凄く目立つところに席があるのは流石に辛い……
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「は~い、みなさん。席に着いて下さ~い」
そんな中で教室に入って来たのはここの担任らしき人だった。
この人が先生なのか?
っていうか高校生くらいにしか見えないのは、俺だけか……?
「皆さん入学おめでとうございます。
本日から皆さんの副担任をします、山田真耶といいます。
皆さん、これから1年間よろしくお願いしますね」
『……』
この人が副担任ね、チョット頼りなさそう……
ってかみんな静まり返ってるんだけど大丈夫か?
真耶「え〜と……ではまず自己紹介をしてもらいましょうか。
最初はヴァレンスくん、お願いします」
イチカ「はい」
まず俺からか。
イチカ「新国家アストロリアス王国の第一王子で王国軍の騎士を務める、イチカ・ヴァレンス・アストロリアスだ。
趣味は料理とマッサージでハイキングも好きだ。
それと、あまりしつこくてややこしい奴が嫌いだから、そのつもりで」
まあ我ながら良い出来だろう……
『きゃあぁああああああああ♪♪!!!』
刹那、耳を覆いたくなる程の強烈な黄色い声が響いた。
生徒1「カッコいい♪!しかもイケメンよイケメン♪!!」
生徒2「しかも王子様よ!一気にお近づきになるチャンスよ!!」
生徒3「アタシ地球に生まれて良かった♪!!」
おいおい、なんか1人どっかの芸人みたいな発言してないか?
ってそれより……
イチカ「ほらほら、そんな騒いでると次に進まないぞ。
ミール、次頼んだ」
ミール「任せておけ」
これ以上騒いでもらうと埒が明かなそうなので、ここはミールに譲るとする。
ミール「私はアストロリアス王国の第二王妃で王国軍騎士団団長のミルドレット・ヴァレンス・アストロリアス、私のことはミールと呼んでくれ。
みんなとは歳が五つ程違うが、ISが使えることに加え、ISの知識が無い事を理由に皆と同じ1年として入学することとなった。
それと、イチカは私の大事な夫だから、手を出そうと思ってた輩は諦めろよ?」
相変わらずだな…ミールは……
『えぇええええええ……!!?』
さっきまでの空気は何処へやらみたいな感じに早変わり、やっぱ言葉の力って怖いね……
生徒4「そんな…既婚だなんて……」
生徒5「この世はなんて理不尽なんだ……そして神様は何故こうも非情なのか……」
生徒6「よし…殺そう……」
おい何かヤバイこと言ってる奴が居るぞ!
ってか次!次行こう!!
クロエ「次は私だな。クロエ・ヴァレンス・アストロリアス、騎士の名門ヴァレンス家の娘の一人でミールお姉さんの妹だ。
これからよろしくな」
コッチもそうか……
ティア「最後は私ね、私はティア・グランツ。アストロリアス王国軍の騎士にして軍人で、階級は軍曹よ。
ミールとは小さい頃からの仲でよく考え方の違いで衝突したりもするけど、それでも立派な幼馴染みよ。
これからよろしくね」
まあ…皆こんな感じか……
ーーーー
その時……
≪ヒュンッ!≫
奇襲あり!
≪キンッ!≫
俺は咄嗟に腰に付けている剣で、振り下ろされてきたものに構えて防いだ。降り下ろされてたのはただの出席簿だが、剣で割れないとかだと鉄が入ってるのは確かだな……
それより……
イチカ「教え子に向かって暴力とは関心いきませんね」
千冬「お前が訳の分からんことを言ったからしたんだ」
イチカ「訳の分からない?仰っている意味が分かりませんね?」
千冬「お前の名前は織斑一夏だ、訂正してもう一度やれ馬鹿が」
本当に嫌だ、願いが叶うならここから立ち去って2度とここへは来たくはない……
イチカ「可笑しなことを言いますね。俺は…というより、自分の名はイチカ・ヴァレンス・アストロリアスです。あなたの知る織斑一夏とは全くの別人ですよ?」
千冬「教師に対していい度胸だな貴様」
ウザ…こいつゼスト以上にウゼ……
イチカ「それ以上言うなら、腕ずくで分からせる他ありませんね」
千冬「下らんな、お前ごときが勝てると思ってるのか?」
イチカ「あなたよりは強いですよ?自信過剰にならないことですね」
千冬「貴様…言わせておけば!」
ミール「待てイチカ、お前が手を出す必要は無い。こいつのような分からず屋の愚か者は、私自ら叩き伏せてくれる」
ティア「ミール、イチカを侮辱されたのに怒るのは分からなくもないけど、だからってあなたがやることはないわ。
私がこの女を倒すから」
クロエ「いいや!ここは私、ヴァレンス家の騎士の誇りにして剣術師範のクロエ・ヴァレンスにお任せ下さい!!」
挑発して決闘に持ち込もうと思ったら、ミール達が間に入って我こそはと相手を倒そうと名乗り出て来た。
真耶「皆さん!構内での決闘は禁止ですから争わないで下さい!全てこちらで処理しますから落ち着いて下さい!!」
結局山田先生が割って入って事はおさまりHRはなんとか終わった。
箒のとこまで書こうと思いましたが、この前5000文字くらい書いたので今回はこの辺で……
さて次回は箒との再会……