ミール「みんな着いたぞ。ここがアストロリアスの王都、“セントラント・ネクトブルク”だ」
「「「「……」」」」
クロエ「なんだそのギガント級の魔物と対面したような目は?」
「「「「魔物!?」」」」
ティア「そういえば、みんなが知ってるアストロリアスは地球の方だったわね。ならそんな顔しても別に不思議はないわ」
まさにティアの言う通り、今ミール達がいるのはセンチネルの中のアストロリアスであって、地球の方のアストロリアスではない。そのため見たことのない動物…というより種族の者たちに驚いているのだ。
そして、今みんなが居る場所はアストロリアスの王都、しかもその中で多くの人々が集まる市場の一角で、すぐ側を羽の生えていない龍やライオンの姿をした人達が通り過ぎる為、箒達はその光景に唖然となっていた。
箒「えっと…ここがアストロリアス…なのか?」
セシリア「あまりにも…思っていたのより違い過ぎますわ……」
簪「でも…アニメに見たような人や動物がいっぱい居る♪♪」
楯無「簪ちゃんってホントそれしか興味なくて、お姉さん圧倒されちゃうな……」
ただ一人を除いてこんな感じだった。
ミール「悪かった、まずは私達の…元よりここの事を詳しく話してあげようか」
セシリア「そうですわね、包み隠さず全て聞かせていただきますわ……」
箒「確かに、イマイチ状況が掴めていないから納得のいく説明をしてもらいたいな……」
ミール「心配するな、そう難しいことは言うつもりなどない。
では話そう、実は……」
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そうしてミールは自分達の…そしてセンチネルの事の全てを語り明かした。
セシリア「そのようなことが本当に?
っと言いますか、箒さんは“織斑先生の弟さんと顔見知りだ。”っと言っておられましたから、イチカさんの事は……」
箒「ああ、知っている。本来ならあいつが目の前にいるミールと結ばれているという話を聞いて正直気に入らなかったのだがな、私自身もれっきとした加害者だから……」
簪「“イチカに強くは言えない。”っというワケ?」
箒「その通りだ。だからこそ私は、過去の私自身と決別し、且つ今のイチカの全てを認める事こそが、私なりの本人への償い方だと信じている。だが、織斑先生はそうは思っていないみたいだがな」
楯無「確かに、織斑先生は“イチカ君との関係を戻したい”…元より、“イチカ君を取り戻したい”と思っているから、箒ちゃんとは大違いね」
セシリア「そうですわね。っというよりも、イチカさんが気の毒に思えますわ」
箒「本当なら私がなんとかすべきだったのに、“何故イチカにあんなことをしてしまったのだ?”と、今でも過去の私に問い掛けているのだが、答えは“一夏の側に居たかったから”しか返ってこない」
簪「可哀想、織斑先生は何も知らなかったの?」
箒「本来なら気付くべきだろう。だがあの人はずっとバイトばかりしていて、一夏の事を心配してる暇なんてなかったのだろうな」
簪「バイトばかり?それってどういうこと?」
楯無「確か織斑先生の両親は……」
箒「一夏の幼い頃に、2人の前から姿を消したそうです。理由は分からないのですが、とにかく織斑先生は一夏を養おうと思ってバイトばかりしていたので一夏の事情には構っている余裕なんてなかったのでしょうね。
ただ、10年近く気付いてやれなかったことには怒りが隠せなかったのですがね……」
セシリア「その気持ち、分からなくもありませんわ。
わたくしも小さい頃に親を電車事故で亡くしましたから、織斑先生の苦労は分からないものではありません。ですがそれ以上に、イチカさんが受けてきた仕打ちに対しての怒りと、イチカさんが気の毒に思える同情心が上回っていますが……」
話を聞いた箒らは驚いたが、同時にイチカに対して同情したりもした。
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ミール「さっ、ここにいても仕方ない。イチカのところに行くぞ、付いて来てくれ」
「「「「は、はい!!」」」」
クロエ「何故皆ハモったのだ?」
ティア「聞かない方がイイわ、後がややこしくなるだけだからね」
そういったワケで、一同はイチカの居る城へと歩いて行った。
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ケルベロス「マスター、そろそろマスターのご友人が御来しになる時間です」
イチカ「ああ、そうだな……」
今俺は緊張している。普段はそんな事は無いのだけど、今回だけは違う。何故なら、箒達が俺の見舞いに来るからだ。
それだけならいいが、ここ(センチネルのアストロリアス)へ招待すると聞いた時は驚きを隠せなかった。俺が最初にこの世界に来た時も驚きの連続だったから、箒達も絶対驚くことだろう……
そして俺は今もベッドに寝かされている。当然だけどね……
それで王妃様にその事を話しておくように言われて本人に事情を説明してOKが出たのはよかったけど、代わりに子作りを強要されて10回もヤってしまって正直身がもたない……
せめて子作りなんて王様として下さいよ。っというより、今まで王様に会ったことは一度もないんだけど、王様なんているのかな……?
≪ガラッ≫
ミール「イチカ、身体の具合はどうだ?」
イチカ「大分良くはなったよ、後はここから出られたら完璧なんだけどな」
箒「それは良かったが、出られんのは気の毒だな」
セシリア「そういう時は愛情のこもったお料理を出すと宜しいのですが、ミールさんはお料理って……」
ミール「残念だが出来ない……」
クロエ「私は出来なくもないが、あくまでサバイバルの為の料理しか出来ないからな……」
ティア「唯一出来るのはイチカじゃない?何せ、時々軍の食堂の厨房で切り盛りすることがあるし」
ミール「確か厨房係りよりもレパートリーが豊富だと聞いてはいたがな」
クロエ「オマケに掃除洗濯といった家事全般も得意な上にマッサージと夜の営みも出来てしまうとは、正にイチカは理想の男だな」
イチカ「はは…そりゃあどうも……」
これ喜んで良いのか?
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クロエ「それはさておきだな」
イチカ「えっ、何ですか?」
クロエ「お前から私ではない別の女の匂いが漂うのだが……」
ギクッ!
「「!!」」
「「「「!?」」」」
ミール「どういうことだイチカ、また私の見てない間に女と抱いたのか?!」
イチカ「いやそれは……!!」
ティア「ケルベロス、あなた何か知らない?」
ケルベロス「それなら王妃様が怪しいですね。マスターの病室に入ってから1時間程も出て来なかったですし、何より部屋から出て来た王妃様が満足気な表情でいましたから」
ギクギクッ!
ミール「何だとおぉおおおお!!」
クロエ「どういうことだ?!私達ならまだしもよりによって母上に手を出すとは!!」
イチカ「いやそれは……!」
ケルベロス「“ご友人を歓迎する見返りに”と言って陛下の方から襲ったのですよ」
「「何いぃいいいいいいい!!?」」
ティア「そんなことだろうと思ったわ」
ってチョット!1人で納得するな!!
ミール「箒達にこいつ(イチカ)は任せたぞ!」
箒「えっ、ミールはどこへ?!」
クロエ「母上に問い詰めて来るから、煮るなり焼くなり好きにしていいぞ!!」
ティア「私は部屋に戻るから、そのつもりで」
セシリア「チョットお待ち下さい!そんな急に!!」
≪バタンッ!≫
ミール達は動揺する俺達を差し置いて部屋から出て行った。
セシリア「行ってしまいましたね……」
箒「そうだな。っというより、イチカは任せたと言われてもどうしようか?」
セシリア「わたくしに聞かれても困りますわ……」
楯無「そうね。お姉さんとしては、イチカくんがそこまで女性から惹かれるのか気になるから、是非お姉さんも相手にして欲しいわね♪」
「「「!?」」」
はっ!?
簪「ちょっとお姉ちゃん!いきなり何言い出すのよ!!」
楯無「だってイチカくんって、いろんな女性から愛されているのよ。気になったりしないのかしら?」
箒「それは…気にはなりますが……」
セシリア「っというよりもイチカさん、あなたはどのくらいの女性と関係をお持ちに?」
イチカ「えっ、えっと……ミールとクロエ姉さんとティアさんを含めて9人……」
「「「「……」」」」
ちょっと…何で黙るの?!そこは何かツッコンだりコメントしたりするのが定石でしょ!?
箒「ならば抱かれても良いかな?」
はっ!?
セシリア「確かに、ミールさん達は好きにしていいと言っておられましたから別に構いませんでしょうね。元より、わたくし達だけがお友達留まりだなんてゴメンですし」
はあっ!?
簪「ちょっと抵抗があるけど、みんながやるなら私もいいかな……?」
はあぁああああっ!?
イチカ「おいおいおい!お前ら他に好きな男くらいいないのか?!っというか年頃の娘がそんな事を軽く口に出すな!!」
楯無「いいじゃない別に、お姉さん達はイチカくんの事が好きなんだし。それに、私達イチカくんに全てを捧げても後悔も何も無いし」
えっ!?
箒「確かに」
セシリア「わたくしはイチカさんに初めてを捧げても構いませんわ。わたくしの家は由緒正しき貴族の家柄なのですが、イチカさんはわたくしにとっては運命の王子様ですから後悔も何もありませんわ」
簪「私もセシリアと同じような理由だから奥さんじゃなくても愛人でも構わないし」
チョットチョットチョット!セシリアお前貴族の家ならそれマジでヤバイだろが!!
ってかそっから服脱ぎ出して全裸になるのヤメろ!!
イチカ「悪い俺急用思い出し__」
「「「「問答無用!!」」」」
イチカ「ってぎゃあぁああああああああああ!!!」
それから4人の美少女に襲われてヤってしまった。
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ミール「一体どう言うつもりですか?!私の夫を襲うなんて!!」
王妃「いいじゃない、私だってまだ若いのよ。娘にまだまだ負けてなんかいられないからね」
クロエ「若いとはいえ、もう50過ぎじゃないですか!それでイチカを襲うなんて恥ずかしいと思わないのですか?!」
一方のミールとクロエはというと、王妃を尋問していたが……
王妃「クロエ達こそイチカ君に奥さんがいることを知ってる上で襲って恥ずかしくないの?」
クロエ「う…それは……」
ミール「まさか、そこを突いて来るとは思わなかったな……」
痛い所を突かれて縮まる他無かった。
王妃「ところで、確か今回は向こう(地球)のお友達を連れて来たそうだけど、そのお友達は今どこに?」
ミール「ああ…それなら……」
その一方で……
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箒「妻を持ってる以上ある程度経験してると思っていたが……///」
セシリア「ここまで凄いとは流石に誤算でしたわ……///」
簪「イチカは女の人を虜にする理由が分かった気がする……///」
楯無「イチカくんって、意外と絶倫で激しいのね、これなら愛人でもいいわね……///」
イチカ「……」
そのお友達はというと、イチカとお楽しみをしていたのは言うまでもない。
イチカもとうとう原作ヒロインを……羨ましいですなぁ……(´Д` )
では次回は、イチカ達の専用機…のお話(仮名)